JPH07278017A - 麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココルチコイド活性を有する化合物の使用及びそれらを含有する組成物 - Google Patents

麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココルチコイド活性を有する化合物の使用及びそれらを含有する組成物

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JPH07278017A
JPH07278017A JP7107071A JP10707195A JPH07278017A JP H07278017 A JPH07278017 A JP H07278017A JP 7107071 A JP7107071 A JP 7107071A JP 10707195 A JP10707195 A JP 10707195A JP H07278017 A JPH07278017 A JP H07278017A
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Petit Francis
フランシス・プティ
Daniel Philibert
ダニエル・フィリベール
Ulmann Andre
アンドレ・ユルマン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 麻薬の退薬症状を予防し又は治療するための
薬剤を提供する。 【構成】 抗グルココルチコイド活性を有する化合物、
特に種々のステロイド系化合物を有効成分とする。 【効果】 麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早めら
れた退薬症状と関連した徴候を有効に予防し又は治療す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、麻薬又は麻薬混合物
からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を
予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココル
チコイド活性を有する化合物の使用及びそれらを含有す
る組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】抗グルココルチコイド活性を有する物質
は、主としてグルココルチコイドの副作用を抑制するた
めの薬剤として使用できることが知られている。また、
それらは、グルココルチコイドの分泌過多に起因する障
害、特に、一般的には老化、さらに詳しくは高血圧、緑
内障、アテローム性動脈硬化、骨粗鬆症、糖尿病、肥満
を予防し又は治療し、さらには免疫及び不眠症を抑制さ
せるのに使用することができる。
【0003】本発明者は、前記したこれらの物質の新規
であってしかも予期できなかった用途を明らかにした。
これまでに、グルココルチコイド(デキサメタゾン型
の)はモルヒネの鎮痛活性に拮抗するが、17β−ヒド
ロキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−1
7α−(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−
3−オン型のグルココルチコイド拮抗物質又は副腎摘出
術はこの活性を増強させることが示されている(カパッ
ソ氏他、「Life Science」 51,139
(1992)、ラッカ氏他、「Neuroendocr
inology」 49,439(1988)、ピレッ
チ氏他、「Gen.Pharmcol.」 22,92
9(1991))。
【0004】しかし、本発明者の知るかぎりでは、誰
も、アヘン誘導体の望ましくない作用、特に、肉体的又
は心理学的依存性の誘発並びにこの状態と関連する退薬
症状に対する抗グルココルチコイドの活性を何ら立証し
ていなかった。これらの依存性及び退薬現象は、アヘン
誘導体の鎮痛活性において観察されるものとは異なった
複雑で多様性のある中枢機構を伴うものである。
【0005】他方、最近、麻薬の退薬症状並びにアヘン
誘導体又はコカインにより誘発される依存性現象におい
て内因性グルココルチコイドが果たし得る重要な役割に
ついてデータが報告された。しかして、人での臨床試験
において、ヘロイン又はモルヒネの取り込み後に、自然
の又はナロキソンを使用して早められた退薬中に副腎皮
質機能亢進が観察された(カミ氏他、「Br.J.Ad
dict.」 87,1145(1992)、ヒギンス
氏他、「Drug Alcohol Depend.」
30,13(1992))。また、動物について報告
されたその他の情報は、緊急又は反復処置として投与さ
れたコカインによる視床下部−副腎軸の活性化(ボロウ
スキー及びクーン両氏、「J.Pharmacol.E
xp.Ther.」 256,204(1991))並
びにモノアミン作働性原因物質(例えば、ドーパミン)
の介在による血漿中のコルチコステロン及びACTHの
量の増加(モルドウ及びフィッシュマン両氏、「Pep
tides」 ,819(1987)、ヤング氏他、
「Pharmacol.Biochem.Beha
u.」 41,643(1992)、サフィアー氏他、
「Neuroendocrinology」、57,5
4(1993))を示している。例えば、ドーパミン作
働性系の関与は、ハロペエリドール及びメトクロプラミ
ド(ドーパミン作働性拮抗物質)がコカインに誘発され
たコルチコステロンの量の上昇及びモルヒネの退薬現象
にそれぞれ対抗するという事実により確認されるものと
思われる(ラマスウェイ及びバプナ両氏、「Life
Science」 40、807(1987))。
【0006】このデータは、内因性グルココルチコイド
がドーパミン作働性機構と同じ態様であるがただしこれ
らの機構よりも早い段階で退薬及び依存性現象に介入し
得ることを示しているものと思われる。これらの種々の
断片的な情報が、特に、動物においてナロキソンを使用
して早められたモルヒネの退薬症状に対するグルココル
チコイド拮抗物質の研究を正当化させたのである。なぜ
ならば、現在、この面でのこの種の治療活性のついてデ
ータは入手できないからである。事実、アヘンの退薬現
象において内因性グルココルチコイドの量の上昇が報告
されたとしても、この上昇が生理病理学的反動を有し得
ること並びに特にこれらの内因性グルココルチコイドの
それらの受容体レベルでの抗グルココルチコイドによる
ブロッキングが退薬症状に対する有益な作用によって発
生させることができたことは証明されなかった。
【0007】しかして、本発明者は、抗グルココルチコ
イドの新規で且つ予期できなかった用途を明らかにした
のである。従って、本発明の主題は、麻薬又は麻薬混合
物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候
を予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココ
ルチコイド活性を有する化合物の使用並びにそのような
薬剤にある。
【0008】ここで、「麻薬」とは、肉体的又は心理学
的な依存性現象を伴い、その自然の又は早められた除去
が退薬症状をもたらすような任意の薬物を意味する。例
えば、下記のもの: (1)天然のモルヒネ様物質、(a)アヘンアルカロイ
ド、例えばモルヒネ、(b)モルヒネから誘導されるア
ルカロイド、例えば、ヘロイン又はコデイン、 (2)合成モルヒネ様物質、(a)ピペリジン誘導体、
例えば、ペチジン、(b)メタドン及びその誘導体、例
えば、デキストロモラミド、 (3)コカイン、 並びにこれらの麻薬の2種以上を含有する組合せの全部
が挙げられる。
【0009】しかして、本発明の特定の主題は、ヘロイ
ン、モルヒネ及びメタドンから選択されるモルヒネ様麻
薬からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候
を予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココ
ルチコイド活性を有する化合物の使用にある。
【0010】また、本発明の特定の主題は、コカインか
らの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予
防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物の使用にある。
【0011】さらに、本発明の特定の主題は、抗グルコ
コルチコイド活性を有する化合物が次の一般式(I)
【化20】 [ここで、Ra1は少なくとも1個の窒素、燐又は珪素原
子を含有する1〜18個の炭素原子を含有する有機基を
表わし、その際に11位の炭素原子に直接隣接する原子
は炭素原子であり、Ra2は1〜8個の炭素原子を含有す
る炭化水素基を表わし、Xa は置換されていてもよく、
また不飽和を有し得る五角又は六角形の環の残基を表わ
し、3位のC=Aa 基は遊離の若しくはケタールの形で
ブロックされたオキソ基、次式
【化21】 の基の一つ、C=NOH基、C=NO−alk3 基又は
CH2 基を表わし(ここで、alk1 、alk2 及びa
lk3 は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基又は
7〜15個の炭素原子を含有するアラルキル基を表わ
す)、Ba 及びCa は一緒になって二重結合又はエポキ
シド橋を形成する]の化合物並びにそれらの製薬上許容
できる酸との付加塩に相当することを特徴とする麻薬又
は麻薬混合物からの自然の又は早められた退薬症状と関
連した徴候を予防し又は治療するための薬剤にある。
【0012】一般式(I)の化合物は、ヨーロッパ特許
第57115号及びフランス追加特許証第262550
5号に記載され、製造されている。上記の一般式の各種
の置換基の定義及びこれらの置換基の特定の意味並びに
本発明の範囲内の好ましい化合物とみなされる合成され
た化合物の全部が前記のヨーロッパ特許及びフランス追
加特許証に記載されている。
【0013】さらに詳しくは、本発明の主題は、一般式
(I)に相当する化合物が下記の群: ・17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノ
フェニル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9−ジエン−3−オン(ミフェプリストン)、 ・21−クロル−17β−ヒドロキシ−11β−(4−
ジメチルアミノフェニル)−17α−19−ノルプレグ
ナ−4,9−ジエン−20−イン−3−オンのN−オキ
シド、 ・(Z)11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]
−17β−ヒドロキシ−17α−[(Z)−1−プロペ
ニル]エストラ−4,9−ジエン−3−オン、並びに ・それらの製薬上許容できる酸との付加塩 から選択されることを特徴とする前記の薬剤にある。特
に、本発明の主題は、一般式(I)に相当する化合物が
17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−4,
9−ジエン−3−オン(ミフェプリストン)であること
を特徴とする薬剤にある。
【0014】また、本発明の主題は、抗グルココルチコ
イド活性を有する化合物が次の一般式(II)
【化22】 [ここで、Rb1は置換されていてもよいチエニル基、フ
リル基、3〜6個の炭素原子を含有するシクロアルキル
基又はフェニル基(次の基:ヒドロキシ、ハロゲン、ト
リフルオルメチル基、多くとも6個の炭素原子を含有す
るアルキル、アルコキシ、アルキルチオ(スルホキシド
又はスルホンの形で酸化されていてもよい)又はアルケ
ニルオキシ基及びフェニルオキシ基のうちから選択され
る1個以上の基により置換されていてもよい)を表わす
か、或いはRb1はナフチル若しくはフェニルフェニル基
又は数個の不飽和を有し得る多くとも6個の炭素原子を
含有するアルキル若しくはアルケニル基を表わし、Rb2
はメチル又はエチル基を表わし、Rb3は水素原子、置換
されていてもよいアルキル、アルケニル若しくはアルキ
ニル基、次の基:ヒドロキシ、アセチル、エステル化さ
れていてもよいヒドロキシアセチル、2〜4個の炭素原
子を含有する塩形成されていてもよいカルボキシアルコ
キシ及びエステル化されていてもよいヒドロキシアルキ
ル基の一つを表わし、Rb4は水素原子、ヒドロキシル基
又は多くとも12個の炭素原子を含有するアルキル、ア
ルケニル若しくはアルキニル基(アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、ハロゲン、アルキルチオ、アル
コキシ、トリアルキルシリル若しくはシアノ基により置
換されていてもよい)を表わし、Rb5はα又はβ位にあ
る水素原子又はメチル基を表わし、Xb は酸素原子又は
syn若しくはanti位置にあるヒドロキシイミノ若
しくは1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシイミノ
基を表わし、Ab 及びBb は9及び10位の炭素の間の
α−エポキシ官能基又は第二の結合を表わす]の化合物
並びにそれらの製薬上許容できる酸との付加塩(Rb4
アミノ官能基を含有する基を表わすとき)であることを
特徴とする、前記のような薬剤にある。
【0015】一般式(II)の化合物は、国際出願第WO
83/03099号、ヨーロッパ特許第0366881
号又はフランス特許第2377418号に記載され、製
造されている。上記の一般式の各種の置換基の定義及び
これらの置換基の特定の意味並びに本発明の範囲内の好
ましい化合物とみなされる合成された化合物の全部が前
記の特許出願又は特許に記載されている。
【0016】特に、本発明の主題は、一般式(II)に相
当する化合物が次の群: ・11β−[(4−メチルチオ)フェニル]−17β−
ヒドロキシ−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9−ジエン−3−オン、 ・9α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−11
β−[(4−メチルスルホニル)フェニル]−17α−
(1−プロピニル)エストラ−4−エン−3−オン から選択されることを特徴とする薬剤にある。
【0017】さらに、本発明の主題は、抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物が次の一般式(III)
【化23】 (ここで、Rc1は1〜8個の炭素原子を含有する脂肪族
炭化水素基を表わし、Rca及びRcbは同一であっても異
なっていてもよく、水素原子又は1〜4個の炭素原子を
含有するアルキル基を表わし、Rc2は水素原子又は置換
されていてもよい1〜12個の炭素原子を含有するアル
キル基を表わし、ncは1〜6の整数を表わし、Zc
遊離の又はアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属塩、
アンモニウム塩若しくはアミン塩の形で塩形成されたカ
ルボキシ基を表わし、Xc は置換されていてもよく、ま
た不飽和を有し得る五角又は六角形の環の残基を表わ
し、13位の波線はRc1がα又はβ位にあり得ることを
意味する)の化合物に相当することを特徴とする前記の
ような薬剤にある。
【0018】一般式(III) の化合物は、ヨーロッパ特許
第414606号に記載され、製造されている。上記の
一般式の各種の置換基の定義及びこれらの置換基の特定
の意味並びに本発明の範囲内の好ましい化合物とみなさ
れる合成された化合物の全部が前記のヨーロッパ特許に
記載されている。
【0019】特に、本発明の主題は、一般式(III) に相
当する化合物が次の群: ・[[4−[21−クロル−17β−ヒドロキシ−3−
オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエ
ン−20−イン−11β−イル]フェニル]メチルアミ
ノ]酢酸のナトリウム塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(2−プロペニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸エチル、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
塩 から選択されることを特徴とする薬剤にある。
【0020】また、本発明の主題は、抗グルココルチコ
イド活性を有する化合物が次の一般式(IV)
【化24】 [ここで、Rd1はフェニル、ビフェニル、ベンジル基又
は次の基:チエニル、フリル、イソチエニル、イソフリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル若しくはピ
ペリジニル基のうちから選択される複素環式アリール基
を表わし、それらの基のそれぞれは次の基: ・多くとも8個の炭素原子を含有するアルキル、アルケ
ニル又はアルキニル基(これらはヒドロキシル、ハロゲ
ン、オキソ、トリアルキルシリル、アルコキシ若しくは
アルキルチオ基、1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル、アルコキシ及びアルキルチオ基のうちから選択され
る1個以上の基により置換されていてもよい)、 ・多くとも4個の炭素原子を含有するアルコキシ、アル
ケニルオキシ又はアルキルチオ基(スルホン若しくはス
ルホキシドの形で酸化されていてもよい)、 ・ハロゲン原子、 ・トリアルキルシリル基(各アルキル基は1〜4個の炭
素原子を含有する)、 ・次の基:ヒドロキシル、トリフルオルメチル、1〜6
個の炭素原子を含有するアシル、遊離の、エステル化さ
れた又は塩形成されたカルボキシ基、 ・次式
【化25】 (ここで、Xd は単結合、酸素若しくは硫黄原子又は次
【化26】 の基を表わし、Yd は単結合又は多くとも8個の炭素原
子を含有する直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン、ア
ルケニレン若しくはアルキニレン基を表わし、nd1は0
又は1を表わし、Rda及びRdbは同一であっても異なっ
ていてもよく、水素原子、1〜4個の炭素原子を含有す
るアルキル基(遊離の、エステル化された若しくは塩形
成されたカルボキシ基、各アルキル基が1〜4個の炭素
原子を含有するトリアルキルシリル基により置換されて
いてもよい)又は1〜8個がアシル基を表わすか、或い
はRda及びRdbはそれらが結合している炭素原子と共に
複素環(これは酸素、硫黄又は窒素原子のうちから選択
される別の複素原子を含有でき、また1〜4個の炭素原
子を含有するアルキル基により置換されていてもよい)
を形成し、ただし、Xd が硫黄原子、酸素原子又は次式
【化27】 の基を表わすときは、Yd は単結合又はメチレン基では
あり得ないものとし、Rdcは水素原子又は1〜4個の炭
素原子を含有するアルキル基を表わす)の基のうちから
選択される1個以上の基により置換されていてもよく、
或いはRd1はインデニル又はキノリニル基(これらは1
〜4個の炭素原子を含有するアルキル基により置換され
ていておよく、また水素化されていてもよい)を表わ
し、Rd2はα又はβにあり、1〜4個の炭素原子を含有
するアルキル基を表わし、17位の波線はラクトン環が
可能な位置の一方又は他方の位置にあり得ることを示
し、環Ad 及びBd は次の二つの構造: (a)Ad 及び及びBd が次式
【化28】 の基を表わすか、又は(b)Ad 及び及びBd が次式
【化29】 (ここで、Rddは水素原子又は1〜4個の炭素原子を含
有するアルキル基(これはヒドロキシル基及びハロゲン
原子により置換されていてもよい)を表わすか或いはR
ddは多くとも12個の炭素原子を含有するアリールアル
キル基又は1〜6個の炭素原子を含有するアシル基を表
わす)の基を表わすかのいずれかである]の化合物並び
に式(IV)の化合物の製薬上許容できる酸又は塩基との
付加塩であることを特徴とする前記のような薬剤にあ
る。
【0021】一般式(IV)の化合物は、ヨーロッパ特許第
0558416号に記載され、製造されている。上記の
一般式の各種の置換基の定義及びこれらの置換基の特定
の意味並びに本発明の範囲内の好ましい化合物とみなさ
れる合成された化合物の全部が前記のヨーロッパ特許に
記載されている。
【0022】特に、本発明の主題は、一般式(IV)に相
当する化合物が17β−ヒドロキシ−11β−[4−
(ジメチルアミノ)フェニル]−21−メチレン−3−
オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエ
ン−21−カルボン酸のγ−ラクトンであることを特徴
とする薬剤にある。
【0023】さらに、本発明の主題は、抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物が次の一般式(V)
【化30】 [ここで、Xe 及びRe は、(i)Xe がメチレン基を
表わし且つRe が置換されていてもよい炭素環式若しく
は複素環式アリール基又は置換されていてもよいビニル
若しくはエチニル基を表わすか、或いは(ii)Xe が硫
黄原子又は単結合を表わし且つRe が置換されていても
よい炭素環式又は複素環式アリール基を表わすようなも
のであり、Re2はメチル又はエチル基であり、Re3は置
換されていてもよい多くとも8個の炭素原子を含有する
アルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わし、Re4
は水素原子又はアシル基を表わし、式
【化31】 の部分は次式
【化32】 (ここで、Re6はα及び(又は)β−位置にある水素原
子又はメチル基を表わす)の基を表わすか、又は次式
【化33】 (ここで、Re6は水素原子又はメチル基を表わす)の基
を表わすか、又は次式
【化34】 の基を表わし、1(2)位の点線は第二の炭素−炭素結
合が存在し得ることを示す]の化合物に相当することを
特徴とする前記のような薬剤にある。
【0024】一般式(V)の化合物は、ヨーロッパ特許
第0188396号に記載され、製造されている。上記
の一般式の各種の置換基の定義及びこれらの置換基の特
定の意味並びに本発明の範囲内の好ましい化合物とみな
される合成された化合物の全部が前記のヨーロッパ特許
に記載されている。
【0025】特に、本発明の主題は、一般式(V)に相
当する化合物が下記の群: ・17β−ヒドロキシ−10β−[(4−メチルフェニ
ル)メチル]−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9(11)−ジエン−3−オン、 ・10β−ベンジル−17β−ヒドロキシ−17α−
(1−プロピニル)エストラ−4,9(11)−ジエン
−3−オン から選択されることを特徴とする薬剤にある。
【0026】さらに、本発明の主題は、抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物が次の一般式(VI)
【化35】 [ここで、Rf1は水素原子又はメチル基を表わし、Rf2
は4又は5位にあり、水素原子、シアノ基、複素アリー
ル基、1個以上のオキソ基により置換されていてもよい
20個までの炭素原子を含有するアルキル、アルケニル
若しくはアルキニル基、ORf3若しくはSRf3基(ここ
で、Rf3は水素原子若しくは1〜8個の炭素原子を含有
するアルキル基を表わす)、OSO2f11 基(ここ
で、Rf11 は1〜4個の炭素原子を含有するペルフルオ
ルアルキル基を表わす)又はNRf3f4基(ここで、R
f3は上で定義した通りであり且つRf4はRf3と同一であ
っても異なっていてもよく、水素原子、1〜10個の炭
素原子を含有するアルキル基、シアノ基若しくは2〜1
0個の炭素原子を含有するアシル基を表わすか、又はR
f3及びRf4はそれらが結合している窒素原子と共に5員
若しくは6員の複素環(これは窒素、酸素及び硫黄原子
のうちから選択される第二の複素原子を含有できる)を
形成する)を表わし、Xf はケト又はオキシム基を表わ
し、Zf は置換されていてもよく、また不飽和を有し得
る五角又は六角形の環の残基を表わし、Yf は−CH2
−基又は硫黄原子を表わし、Af は水素原子を表わし又
はYf が硫黄原子でない場合にはOH基を表わす]に相
当する化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩
基との付加塩であることを特徴とする前記のような薬剤
にある。
【0027】一般式(VI)の化合物は、ヨーロッパ特許
第283428号、同399632号及び347370
号に記載され、製造されている。上記の一般式の各種の
置換基の定義及びこれらの置換基の特定の意味並びに本
発明の範囲内の好ましい化合物とみなされる合成された
化合物の全部が前記のヨーロッパ特許に記載されてい
る。
【0028】特に、本発明の主題は、一般式(VI)に相
当する化合物が下記の群: ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−メチルチオ
−o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
1β,19−(4−ジメチルアミノ−o−フェニレン)
−4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−ジメチルア
ミノ−o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オ
ン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
1β,19−(4−アセチル−o−フェニレン)−4−
アンドロステン−3−オン、 ・9α,17β−ジヒドロキシ−11β,19−[4−
(3−ピリジル)−o−フェニレン]−17−(1−ピ
ロピニル)−4−アンドロステン−3−オン、 ・10β,11β−(5−ジメチルアミノ−o−フェニ
レン)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキ
シ−1(Z)−プロペニル)−4−エストレン−3−オ
ン から選択されることを特徴とする薬剤にある。
【0029】また、本発明の主題は、抗グルココルチコ
イド活性を有する化合物が次の一般式(VII)
【化36】 [ここで、Rg1はNRgIgII 基(この基はN−オキシ
ドの形で酸化されていてもよく、RgI及びRgII は同一
であっても異なっていてもよく、水素原子若しくは1〜
4個の炭素原子を含有するアルキル基を表わすか、又は
gI及びRgII はそれらが結合している窒素原子と共に
5員若しくは6員の複素環(これは窒素、酸素及び硫黄
原子のうちから選択される第二の複素原子を含有でき
る)を形成する)を表わすか、或いはORgIII基(ここ
で、RgIIIはメチル、エチル、プロピル、メトキシフェ
ニル、アルキル又はβ−ジメチルアミノエチル基を表わ
す)を表わし、Rg2は水素原子、メチル又はエチル基を
表わし、(i)Rg3は−(CH2ng−CH3 基(ここ
で、ngは0〜4に等しい)、−(CH2ng−CH2
−o−RgIV 若しくは−(CH2ng−CH2 −S−R
gIV (ここで、ngは0〜4に等しく、RgIV は水素原
子若しくは1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を
表わす)、−CH=CH−(CH2ng−ORgV基(こ
こで、ngは0〜4に等しく、RgVは水素原子又は1〜4
個の炭素原子を含有するアルキル若しくはアルカノイル
基を表わす)、C=C−Xg 基(ここで、Xg は水素原
子、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基又はハロ
ゲンを表わす)、−(CH2ng−CH2 CN基(ここ
で、ngは0〜3に等しい)又は−CO−CH2 −Yg
基(ここで、Yg は水素原子又はORgV(RgVは前記の
通りである)を表わす)を表わし且つRg4はヒドロキシ
又は1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシ若しくは
アルケニルオキシ基を表わすか、或いは(ii)Rg3及び
g4は一緒になって次式
【化37】 の環を形成し、Rg3はα位に及びRg4はβ位にあり又は
g3はβ位に及びRg4はα位にあり、Rg5はα又はβ位
にある水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアル
キル基を表わす]に相当する化合物並びにそれらの製薬
上許容できる酸又は塩基との付加塩であることを特徴と
する前記のような薬剤にある。
【0030】一般式(VII)の化合物は、ヨーロッパ特許
第0129499号に記載され、製造されている。上記
の一般式の各種の置換基の定義及びこれらの置換基の特
定の意味並びに本発明の範囲内の好ましい化合物とみな
される合成された化合物の全部が前記のヨーロッパ特許
に記載されている。
【0031】特に、本発明の主題は、一般式(VII) に相
当する化合物が11β−[4−(ジメチルアミノ)フェ
ニル]−17α−ヒドロキシ−17β−(3−ヒドロキ
シプロピル)−13α−メチルゴナ−4,9−ジエン−
3−オン(オナプリストン)であることを特徴とする薬
剤にある。
【0032】さらに、本発明の主題は、抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物が次の一般式(VIII)
【化38】 (ここで、(i)Rh1は水素原子、多くとも4個の炭素
原子を含有するアルキル、アルケニル若しくはアルキニ
ル基、−OH基、OC(O)CH3 基、OC(O)Rh5
基(ここで、Rh5は多くとも8個の炭素原子を含有する
アルキル、アルケニル若しくはアルキニル基を表わす)
又はアリール基を表わし、Rh2は水素原子を表わし、R
h3は水素原子又は多くとも4個の炭素原子を含有するア
ルキル、アルケニル若しくはアルキニル基を表わす、R
h4は水素原子、メチル、弗素又は塩素原子を表わし、R
h6は水素原子又は次の基:(CH32 N、CH3 O、
CH3 CO、CH3 S、CH3 SO、及びCH3 SO2
の一つを表わし、Xh はO又はNOCH3 を表わすか、
或いは(ii)Rh1及びRh2は一緒になって炭素−炭素結
合を形成し、Rh3、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りで
あるか、或いは(iii)Rh1及びRh3は一緒になって−C
2 −又は−N=N−CH2 −基を形成し、Rh2は水素
原子を表わし、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りである
か、或いは(iv) Rh2及びRh3は一緒になって=CH2
基を形成し、Rh1、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りで
ある)に相当する化合物並びにそれらの製薬上許容でき
る酸との付加塩であることを特徴とする前記のような薬
剤にある。
【0033】一般式(VIII) の化合物は、国際出願第W
O89/12448号に記載され、製造されている。上
記の一般式の各種の置換基の定義及びこれらの置換基の
特定の意味並びに本発明の範囲内の好ましい化合物とみ
なされる合成された化合物の全部が前記の国際出願に記
載されている。
【0034】特に、本発明の主題は、一般式(VIII)に相
当する化合物が17α−アセチルオキシ−11β−[4
−(ジメチルアミノ)フェニル]−19−ノルプレグナ
−4,9−ジエン−3,20−ジオンであることを特徴
とする薬剤にある。
【0035】さらに、本発明の主題は、抗グルココルチ
コイド活性を有する化合物がリロプリストン、即ち11
β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17β−ヒ
ドロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロペニ
ル)エストラ−4,9−ジエン−3−オンであることを
特徴とする前記のような薬剤にある。この化合物は、リ
サーチデスクロージャーRD286036及びRD27
6106に記載されている。
【0036】また、本発明は、前記の薬剤の少なくとも
1種を活性成分として含有する製薬組成物まで及ぶ。本
発明の化合物は、消化器経路で、非経口的に局部経路
で、例えば皮膚経路で投与される。これらの製薬組成物
は、固体又は液体状であってよく、人の医薬として慣用
されているあらゆる製薬形態で、例えば無味錠剤又は糖
衣錠、カプセル、顆粒、座薬、ペッサリー、注射用製
剤、軟膏、クリーム、ジェル、微小球、インプラント、
パッチの形で提供できる。これらは、通常の方法により
製造される。活性成分は、これらの製薬組成物に通常使
用される補助剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクト
ース、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバ
ター、水性又は非水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂
肪物質、パラフィン誘導体、グリコール、各種の湿潤
剤、分散剤又は乳化剤、保存剤と配合することができ
る。
【0037】特に、本発明は、化合物が前記の一般式
(I)、(II)、(III) 、(IV)、(V)、(VI)、(V
II) 又は(VIII)のいずれかに相当することを特徴とす
る、前記のような薬剤の少なくとも1種を活性成分とし
て含有する製薬組成物まで及ぶ。
【0038】特に、本発明の主題は、前記の一般式
(I)、(II)、(III) 、(IV)、(V)、(VI)、(V
II) 又は(VIII)のいずれかに相当する化合物が下記の
群: ・17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノ
フェニル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9−ジエン−3−オン(ミフェプリストン)、 ・21−クロル−17β−ヒドロキシ−11β−(4−
ジメチルアミノフェニル)−17α−19−ノルプレグ
ナ−4,9−ジエン−20−イン−3−オンのN−オキ
シド、 ・(Z)11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]
−17β−ヒドロキシ−17α−[(Z)−1−プロペ
ニル]エストラ−4,9−ジエン−3−オン、 ・11β−[(4−メチルチオ)フェニル]−17β−
ヒドロキシ−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9−ジエン−3−オン、 ・9α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−11
β−[(4−メチルスルホニル)フェニル]−17α−
(1−プロピニル)エストラ−4−エン−3−オン、 ・[[4−[21−クロル−17β−ヒドロキシ−3−
オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエ
ン−20−イン−11β−イル]フェニル]メチルアミ
ノ]酢酸のナトリウム塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(2−プロペニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸エチル、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
−(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
塩、17β−ヒドロキシ−11β−[4−(ジメチルア
ミノ)フェニル]−21−メチレン−3−オキソ−19
−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−21−カ
ルボン酸のγ−ラクトン、 ・17β−ヒドロキシ−10β−[(4−メチルフェニ
ル)メチル]−17α−(1−プロピニル)エストラ−
4,9(11)−ジエン−3−オン、 ・10β−ベンジル−17β−ヒドロキシ−17α−
(1−プロピニル)エストラ−4,9(11)−ジエン
−3−オン、 ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−メチルチオ
−o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
1β,19−(4−ジメチルアミノ−o−フェニレン)
−4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−ジメチルア
ミノ−o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オ
ン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
1β,19−(4−アセチル−o−フェニレン)−4−
アンドロステン−3−オン、 ・9α,17β−ジヒドロキシ−11β,19−[4−
(3−ピリジル)−o−フェニレン]−17−(1−ピ
ロピニル)−4−アンドロステン−3−オン、 ・10β,11β−(5−ジメチルアミノ−o−フェニ
レン)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキ
シ−1(Z)−プロペニル)−4−エストレン−3−オ
ン、 ・11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17
α−ヒドロキシ−17β−(3−ヒドロキシプロピル)
−13α−メチルゴナ−4,9−ジエン−3−オン(オ
ナプリストン)、 ・17α−アセチルオキシ−11β−[4−(ジメチル
アミノ)フェニル]−19−ノルプレグナ−4,9−ジ
エン−3,20−ジオン、 ・11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17
β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロ
ペニル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン から選択されることを特徴とする、前記のような薬剤の
少なくとも1種を活性成分として含有する製薬組成物に
ある。
【0039】さらに、本発明の主題は、ミフェプリスト
ン、即ち17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチル
アミノフェニル)−17α−(1−プロピニル)エスト
ラ−4,9−ジエン−3−オンであることを特徴とする
薬剤にある。
【0040】有効薬量は、予防又は治療すべき退薬症状
のタイプ及び投薬経路によって変わる。それは、成人に
ついて経口投与により1日当たり1〜1000mgであ
ろう。
【0041】薬理学的研究 マウスにおけるナロキソンを使用して早められた退薬症
状の評価 1.装置及び方法 1.1 動物 実験は、20〜25gの体重を有する健康な又は副腎摘
出術をしたスイスマウスの雄(チャールズリバー種、フ
ランス)について行った。試験中は動物は食料及び飲料
水を自由に取れる状態であった。1グループ当たりの動
物の数は10〜13匹のマウスである。
【0042】1.2 物質 下記の抗グルココルチコイド: ・AG1(17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)−17α−(1−プロピニル)エス
トラ−4,9−ジエン−3−オン)、 ・AG2(17β−ヒドロキシ−10β−[(4−メチ
ルフェニル)メチル]−17α−(1−プロピニル)エ
ストラ−4,9−ジエン−3−オン)、 ・AG3(17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)−21−メチレン−3−オキソ−1
9−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエン−21−
カルボン酸のγ−ラクトン)、 ・AG4(10β−ベンジル−17β−ヒドロキシ−1
7α−(1−プロピニル)エストラ−4,9(11)−
ジエン−3−オン)、 ・AG5(11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニ
ル]−17α−ヒドロキシ−17β−(3−ヒドロキシ
プロピル)−13α−メチルゴナ−4,9−ジエン−3
−オン(オナプリストン))、 ・AG6(11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニ
ル]−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキシ
−1−プロペニル)エストラ−4,9−ジエン−3−オ
ン(リロプリストン))、 ・AG7(17α−アセトキシ−11β−[4−(ジメ
チルアミノ)フェニル]−19−ノルプレグナ−4,9
−ジエン−3,20−ジオン)、及び ・抗プロゲステロンAP1(17R、11β−[4−
(メチルチオ)フェニル]スピロ(エストラ−4,9−
ジエン−17,2' (5' H)−フラン)−3−オン、
国際出願第WO87/05908号、実施例3に記載) を0.5%メチルセルロースに懸濁させ、経口(p.
o)で投与した。また、モルヒネを生理学的血清に溶解
させ、皮下経路(s.c)で投与した。最後に、ナロキ
ソン塩酸塩を蒸留水に可溶化させ、腹腔内経路(i.
p)で注射した。これらの物質の全ては動物に25ml
/kgの容量で投与した。
【0043】1.3 処置方法及び投薬量 1.3.1 モルヒネによる処置:モルヒネ依存性状態の誘発 第一日目(D1)に、動物に午前から午後の初めにかけ
てモルヒネの薬量を増加させて時間間隔で5回皮下注射
した。次の3日間(D2、D3、D4)については、同
じ動物に第一日目に使用した最大薬量を2回午前中に投
与することにより処置を行った。その投薬量を下記の表
1に示す。
【表1】
【0044】1.3.2 4日間の反復処置 抗グルココルチコイドAG1、AG2、AG3、AG4
及びAG5をモルヒネの投与の2時間前に行う毎日の処
置として4日間にわたり100mg/kgの薬量で経口
投与した。その状況を下記の表2に示す。
【表2】
【0045】1.3.3 緊急処置 化合物AG1(20及び100mg/kg)、化合物A
G3(100mg/kg)、化合物AG2(100mg
/kg)、化合物AG4(100mg/kg)、化合物
AG5(100mg/kg)、化合物AG6(100m
g/kg)、化合物AG7(100mg/kg)及び抗
プロゲステロンAP1(100mg/kg)を、ナロキ
ソン塩酸塩を使用する退薬(D4)の24時間前(D
4)に行う緊急処置として投与した。その状況を下記の
表3に示す。
【表3】
【0046】1.4 実施方法 使用した方法は、ウェイ氏他、「J.Pharmaco
l.Exp.Ther.」 167,1−8(196
9)及びユイドブロ及びマッジオロ両氏、「Acta
Physiol.Pharmacol.Latinoa
m.」 11,201−9(1961)に記載された方
法により示唆されたものである。しかして、モルヒネ物
質の反復投与は、ナロキソンのようなアヘン拮抗物質を
使用して退薬症状の早めることにより容易に明らかにす
ることができる肉体的依存性現象を誘発させる。この徴
候は、マウスの場合には、反復するジャンプの発現を特
徴とする常同性の挙動として現れるが、その回数はモル
ヒネ物質による処置の持続期間及び強さと比例するもの
である。動物の退薬は、4日目に最後の処置の3時間前
に、100mg/kgの薬量で腹腔内経路で注射される
ナロキソン塩酸塩を使用して行う。この注射の直後に、
動物を個々にプレキシグラス製シリンダー(高さ=40
cm、直径=20cm)に入れた。各動物について行っ
た退薬したときの連続ジャンプの回数を10分間にわた
り数えた。後記の表に示す結果は、個々の値の平均を、
その平均からの標準誤差と共に表わす(m±sem)。
【0047】2.結果 2.1 モルヒネで処置された健康なマウスにおけるナロキ
ソンにより早められた退薬症状 2.1.1 4日間にわたる反復処置
【表4】
【表5】
【表6】
【0048】2.1.2 緊急処置
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】 *p.<0.05、**<0.01、ダンネットの試験
による。モルヒネグループと比較、n= マウス10匹
/グループ。
【0049】2.2 a) モルヒネ(4日間の累積薬量79
9mg/kg s.c)により処置された健康な又は副
腎摘出術をしたマウスにおいてナロキソンを使用して早
められた退薬症状の比較
【表11】 2.2 b) モルヒネ(4日間の累積薬量399mg/kg
s.c)により処置された健康な又は副腎摘出術をし
たマウスにおいてナロキソンを使用して早められた退薬
症状の比較
【表12】 * p.<0.05、ダンネットの試験による。n=マ
ウス17〜20匹/グループ(二つの実験のグループを
一緒にした)。 **<0.01、ダンネットの試験による。n= マウ
ス10匹/グループ。
【0050】検討−結論 4日間モルヒネと併用投与すると、化合物AG1(10
0mg/kg、p.o)は、モルヒネ依存性マウスにお
いてナロキソンを使用して早められた退薬症状を有意義
に阻害する(−41%)。この効果は、化合物AG1と
同じ実験条件下で100mg/kg(p.o)の薬量で
投与したときに、化合物AG3についても同程度に(−
44%)、また化合物AG2についてはこれよりも低い
程度(−32%)で観察される。ナロキソンを使用して
早められる退薬の24時間前の行われる1回の処置とし
て投与すると、化AG1(100mg/kg)は反復処
置の場合と匹敵できる割合でモルヒネの退薬に有意義に
対抗する(−42%)。この物質は、20mg/kg
(p.o)の最小薬量でも依然有意義な活性を表わす
(−29%)。化合物AG3の1回の投与(100mg
/kg、p.o)はかなりの退薬症状の抑制をもたらす
(−32%)が、化合物AG2の投与(100mg/k
g、p.o)はこれらの処置条件下では不活性であるこ
とがあかる。化合物AG1は、化合物AG3と同様に、
抗プロゲステロン活性を持っているので、ナロキソンを
使用して早められたモルヒネの退薬症状の紡糸にこの活
性が関係し得るかを研究した。これを実施するために、
独立した抗プロゲステロンAP1[フィリベール氏他、
「J.Steroid Biochem.」 34,4
13(1989)”さらに独立した抗プロゲステロン活
性を有するミフェリステロンの新規なアナログ”]を研
究し、ナロキソンを使用する退薬の24時間前に100
mg/kg(p.o)の薬量で緊急処置として投与し
た。この化合物は、モルヒネの退薬症状を有意義に変更
しなかった。最後に、アヘンの退薬現象における内因性
グルココルチコイドの可能性ある関与についての別の要
因を、799mg(s.c)又は399mg(s.c)
の累積薬量でモルヒネにより処置した副腎摘出術をした
マウスで得たが、ナロキソンを使用して早められた退薬
症状は健康なマウスと比べてそれぞれ−30%及び−4
3%減少した。
【0051】結論として、これらの結果は、常同性のジ
ャンプ挙動によりマウスで示されるように、モルヒネの
退薬症状に内因性グルココルチコイドが関係しているこ
とを確認している。なぜならば、この退薬症状は抗グル
ココルチコイド又は副腎摘出術により抑制されるからで
ある。化合物AG1は試験した3種の抗グルココルチコ
イド分子のうちで最も活性な物質であることがわかる。
化合物AGの活性において反復処置と緊急処置との間で
差がないことは、この化合物が退薬の過程でむしろ作用
し得ることを示唆している。化合物AG1、AG3及び
AG2について得た結果から抗グルココルチコイドの活
性は、グルココルチコイドの拮抗物質が麻薬の退薬症状
の予防及び治療にあたって人の臨床医薬品において有益
な硬化を有し得ることを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレ・ユルマン フランス国パリ、リュ・ド・ラ・コロニ、 63 (54)【発明の名称】 麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療する ための薬剤の製造への抗グルココルチコイド活性を有する化合物の使用及びそれらを含有する組 成物

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗グルココルチコイド活性を有する化合
    物からなる麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早めら
    れた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療するため
    の薬剤。
  2. 【請求項2】 麻薬がヘロイン、モルヒネ及びメタドン
    から選択されるモルヒネ様物質であることを特徴とする
    請求項1記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 麻薬がコカインであることを特徴とする
    請求項1記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 抗グルココルチコイド活性を有する化合
    物が次の一般式(I) 【化1】 [ここで、 Ra1は少なくとも1個の窒素、燐又は珪素原子を含有す
    る1〜18個の炭素原子を含有する有機基を表わし、そ
    の際に11位の炭素原子に直接隣接する原子は炭素原子
    であり、 Ra2は1〜8個の炭素原子を含有する炭化水素基を表わ
    し、 Xa は置換されていてもよく、また不飽和を有し得る五
    角又は六角形の環の残基を表わし、 3位のC=Aa 基は遊離の若しくはケタールの形でブロ
    ックされたオキソ基、次式 【化2】 の基の一つ、C=NOH基、C=NO−alk3 基又は
    CH2 基を表わし(ここで、alk1 、alk2 及びa
    lk3 は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基又は
    7〜15個の炭素原子を含有するアラルキル基を表わ
    す)、 Ba 及びCa は一緒になって二重結合又はエポキシド橋
    を形成する]の化合物並びにそれらの製薬上許容できる
    酸との付加塩に相当することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 一般式(I)に相当する化合物が下記の
    群: ・17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノ
    フェニル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−
    4,9−ジエン−3−オン(ミフェプリストン)、 ・21−クロル−17β−ヒドロキシ−11β−(4−
    ジメチルアミノフェニル)−17α−19−ノルプレグ
    ナ−4,9−ジエン−20−イン−3−オンのN−オキ
    シド、 ・(Z)11β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]
    −17β−ヒドロキシ−17α−[(Z)−1−プロペ
    ニル]エストラ−4,9−ジエン−3−オン、並びに ・それらの製薬上許容できる酸との付加塩 から選択されることを特徴とする請求項4記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 一般式(I)に相当する化合物が17β
    −ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェニ
    ル)−17α−(1−プロピニル)エストラ−4,9−
    ジエン−3−オン(ミフェプリストン)であることを特
    徴とする請求項4記載の薬剤。
  7. 【請求項7】 抗グルココルチコイド活性を有する化合
    物が次の一般式(II) 【化3】 [ここで、 Rb1は置換されていてもよいチエニル基、フリル基、3
    〜6個の炭素原子を含有するシクロアルキル基又はフェ
    ニル基(次の基:ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオル
    メチル基、多くとも6個の炭素原子を含有するアルキ
    ル、アルコキシ、アルキルチオ(スルホキシド又はスル
    ホンの形で酸化されていてもよい)又はアルケニルオキ
    シ基及びフェニルオキシ基のうちから選択される1個以
    上の基により置換されていてもよい)を表わすか、或い
    はRb1はナフチル若しくはフェニルフェニル基又は数個
    の不飽和を有し得る多くとも6個の炭素原子を含有する
    アルキル若しくはアルケニル基を表わし、 Rb2はメチル又はエチル基を表わし、 Rb3は水素原子、置換されていてもよいアルキル、アル
    ケニル若しくはアルキニル基、次の基:ヒドロキシ、ア
    セチル、エステル化されていてもよいヒドロキシアセチ
    ル、2〜4個の炭素原子を含有する塩形成されていても
    よいカルボキシアルコキシ及びエステル化されていても
    よいヒドロキシアルキル基の一つを表わし、 Rb4は水素原子、ヒドロキシル基又は多くとも12個の
    炭素原子を含有するアルキル、アルケニル若しくはアル
    キニル基(アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ
    ノ、ハロゲン、アルキルチオ、アルコキシ、トリアルキ
    ルシリル若しくはシアノ基により置換されていてもよ
    い)を表わし、 Rb5はα又はβ位にある水素原子又はメチル基を表わ
    し、 Xb は酸素原子又はsyn若しくはanti位置にある
    ヒドロキシイミノ若しくは1〜4個の炭素原子を含有す
    るアルコキシイミノ基を表わし、 Ab 及びBb は9及び10位の炭素の間のα−エポキシ
    官能基又は第二の結合を表わす]の化合物並びにそれら
    の製薬上許容できる酸との付加塩(Rb4がアミノ官能基
    を含有する基を表わすとき)であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の薬剤。
  8. 【請求項8】 一般式(II)に相当する化合物が次の
    群: ・11β−[(4−メチルチオ)フェニル]−17β−
    ヒドロキシ−17α−(1−プロピニル)エストラ−
    4,9−ジエン−3−オン、 ・9α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−11
    β−[(4−メチルスルホニル)フェニル]−17α−
    (1−プロピニル)エストラ−4−エン−3−オン から選択されることを特徴とする請求項7記載の薬剤。
  9. 【請求項9】 抗グルココルチコイド活性を有する化合
    物が次の一般式(III) 【化4】 (ここで、 Rc1は1〜8個の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素基
    を表わし、 Rca及びRcbは同一であっても異なっていてもよく、水
    素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を
    表わし、 Rc2は水素原子又は置換されていてもよい1〜12個の
    炭素原子を含有するアルキル基を表わし、 ncは1〜6の整数を表わし、 Zc は遊離の又はアルカリ金属若しくはアルカリ土類金
    属塩、アンモニウム塩若しくはアミン塩の形で塩形成さ
    れたカルボキシ基を表わし、 Xc は置換されていてもよく、また不飽和を有し得る五
    角又は六角形の環の残基を表わし、 13位の波線はRc1がα又はβ位にあり得ることを意味
    する)の化合物に相当することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の薬剤。
  10. 【請求項10】 一般式(III) に相当する化合物が次の
    群: ・[[4−[21−クロル−17β−ヒドロキシ−3−
    オキソ−19−ノル−17α−プレグナ−4,9−ジエ
    ン−20−イン−11β−イル]フェニル]メチルアミ
    ノ]酢酸のナトリウム塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
    −(2−プロペニル)エストラ−4,9−ジエン−11
    β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
    塩、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
    −(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
    β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸エチル、 ・[[4−[17β−ヒドロキシ−3−オキソ−17α
    −(1−プロピニル)エストラ−4,9−ジエン−11
    β−イル]フェニル]メチルアミノ]酢酸のナトリウム
    塩 から選択されることを特徴とする請求項9記載の薬剤。
  11. 【請求項11】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物が次の一般式(IV) 【化5】 [ここで、 Rd1はフェニル、ビフェニル、ベンジル基又は次の基:
    チエニル、フリル、イソチエニル、イソフリル、チアゾ
    リル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
    ル、チアジアゾリル、ピリジニル若しくはピペリジニル
    基のうちから選択される複素環式アリール基を表わし、 それらの基のそれぞれは次の基: ・多くとも8個の炭素原子を含有するアルキル、アルケ
    ニル又はアルキニル基(これらはヒドロキシル、ハロゲ
    ン、オキソ、トリアルキルシリル、アルコキシ若しくは
    アルキルチオ基、1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
    ル、アルコキシ及びアルキルチオ基のうちから選択され
    る1個以上の基により置換されていてもよい)、 ・多くとも4個の炭素原子を含有するアルコキシ、アル
    ケニルオキシ又はアルキルチオ基(スルホン若しくはス
    ルホキシドの形で酸化されていてもよい)、 ・ハロゲン原子、 ・トリアルキルシリル基(各アルキル基は1〜4個の炭
    素原子を含有する)、 ・次の基:ヒドロキシル、トリフルオルメチル、1〜6
    個の炭素原子を含有するアシル、遊離の、エステル化さ
    れた又は塩形成されたカルボキシ基、 ・次式 【化6】 (ここで、 Xd は単結合、酸素若しくは硫黄原子又は次式 【化7】 の基を表わし、 Yd は単結合又は多くとも8個の炭素原子を含有する直
    鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン、アルケニレン若し
    くはアルキニレン基を表わし、 nd1は0又は1を表わし、 Rda及びRdbは同一であっても異なっていてもよく、水
    素原子、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基(遊
    離の、エステル化された若しくは塩形成されたカルボキ
    シ基、各アルキル基が1〜4個の炭素原子を含有するト
    リアルキルシリル基により置換されていてもよい)又は
    1〜8個がアシル基を表わすか、或いはRda及びRdb
    それらが結合している炭素原子と共に複素環(これは酸
    素、硫黄又は窒素原子のうちから選択される別の複素原
    子を含有でき、また1〜4個の炭素原子を含有するアル
    キル基により置換されていてもよい)を形成し、 ただし、Xd が硫黄原子、酸素原子又は次式 【化8】 の基を表わすときは、Yd は単結合又はメチレン基では
    あり得ないものとし、 Rdcは水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアル
    キル基を表わす)の基のうちから選択される1個以上の
    基により置換されていてもよく、或いはRd1はインデニ
    ル又はキノリニル基(これらは1〜4個の炭素原子を含
    有するアルキル基により置換されていておよく、また水
    素化されていてもよい)を表わし、 Rd2はα又はβにあり、1〜4個の炭素原子を含有する
    アルキル基を表わし、 17位の波線はラクトン環が可能な位置の一方又は他方
    の位置にあり得ることを示し、 環Ad 及びBd は次の二つの構造: (a)Ad 及び及びBd が次式 【化9】 の基を表わすか、又は (b)Ad 及び及びBd が次式 【化10】 (ここで、Rddは水素原子又は1〜4個の炭素原子を含
    有するアルキル基(これはヒドロキシル基及びハロゲン
    原子により置換されていてもよい)を表わすか或いはR
    ddは多くとも12個の炭素原子を含有するアリールアル
    キル基又は1〜6個の炭素原子を含有するアシル基を表
    わす)の基を表わすかのいずれかである]の化合物並び
    に式(IV)の化合物の製薬上許容できる酸又は塩基との
    付加塩であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の薬剤。
  12. 【請求項12】 一般式(IV)に相当する化合物が17
    β−ヒドロキシ−11β−[4−(ジメチルアミノ)フ
    ェニル]−21−メチレン−3−オキソ−19−ノル−
    17α−プレグナ−4,9−ジエン−21−カルボン酸
    のγ−ラクトンであることを特徴とする請求項11記載
    の薬剤。
  13. 【請求項13】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物が次の一般式(V) 【化11】 [ここで、 Xe 及びRe は、 (i)Xe がメチレン基を表わし且つRe が置換されて
    いてもよい炭素環式若しくは複素環式アリール基又は置
    換されていてもよいビニル若しくはエチニル基を表わす
    か、或いは(ii)Xe が硫黄原子又は単結合を表わし且
    つRe が置換されていてもよい炭素環式又は複素環式ア
    リール基を表わすようなものであり、 Re2はメチル又はエチル基であり、 Re3は置換されていてもよい多くとも8個の炭素原子を
    含有するアルキル、アルケニル又はアルキニル基を表わ
    し、 Re4は水素原子又はアシル基を表わし、 式 【化12】 の部分は次式 【化13】 (ここで、Re6はα及び(又は)β−位置にある水素原
    子又はメチル基を表わす)の基を表わすか、又は次式 【化14】 (ここで、Re6は水素原子又はメチル基を表わす)の基
    を表わすか、又は次式 【化15】 の基を表わし、 1(2)位の点線は第二の炭素−炭素結合が存在し得る
    ことを示す]の化合物に相当することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の薬剤。
  14. 【請求項14】 一般式(V)に相当する化合物が下記
    の群: ・17β−ヒドロキシ−10β−[(4−メチルフェニ
    ル)メチル]−17α−(1−プロピニル)エストラ−
    4,9(11)−ジエン−3−オン、 ・10β−ベンジル−17β−ヒドロキシ−17α−
    (1−プロピニル)エストラ−4,9(11)−ジエン
    −3−オン から選択されることを特徴とする請求項13記載の薬
    剤。
  15. 【請求項15】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物が次の一般式(VI) 【化16】 [ここで、 Rf1は水素原子又はメチル基を表わし、 Rf2は4又は5位にあり、水素原子、シアノ基、複素ア
    リール基、1個以上のオキソ基により置換されていても
    よい20個までの炭素原子を含有するアルキル、アルケ
    ニル若しくはアルキニル基、ORf3若しくはSRf3
    (ここで、Rf3は水素原子若しくは1〜8個の炭素原子
    を含有するアルキル基を表わす)、OSO2f11
    (ここで、Rf11 は1〜4個の炭素原子を含有するペル
    フルオルアルキル基を表わす)又はNRf3f4基(ここ
    で、Rf3は上で定義した通りであり且つRf4はRf3と同
    一であっても異なっていてもよく、水素原子、1〜10
    個の炭素原子を含有するアルキル基、シアノ基若しくは
    2〜10個の炭素原子を含有するアシル基を表わすか、
    又はRf3及びRf4はそれらが結合している窒素原子と共
    に5員若しくは6員の複素環(これは窒素、酸素及び硫
    黄原子のうちから選択される第二の複素原子を含有でき
    る)を形成する)を表わし、 Xf はケト又はオキシム基を表わし、 Zf は置換されていてもよく、また不飽和を有し得る五
    角又は六角形の環の残基を表わし、 Yf は−CH2 −基又は硫黄原子を表わしAf は水素原
    子を表わし又はYf が硫黄原子でない場合にはOH基を
    表わす]に相当する化合物並びにそれらの製薬上許容で
    きる酸又は塩基との付加塩であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の薬剤。
  16. 【請求項16】 一般式(VI)に相当する化合物が下記
    の群: ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
    17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−メチルチオ
    −o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
    1β,19−(4−ジメチルアミノ−o−フェニレン)
    −4−アンドロステン−3−オン、 ・17−(3−ヒドロキシ−1(Z)−プロペニル)−
    17β−ヒドロキシ−11β,19−(4−ジメチルア
    ミノ−o−フェニレン)−4−アンドロステン−3−オ
    ン、 ・17−(1−プロピニル)−17β−ヒドロキシ−1
    1β,19−(4−アセチル−o−フェニレン)−4−
    アンドロステン−3−オン、 ・9α,17β−ジヒドロキシ−11β,19−[4−
    (3−ピリジル)−o−フェニレン]−17−(1−ピ
    ロピニル)−4−アンドロステン−3−オン、 ・10β,11β−(5−ジメチルアミノ−o−フェニ
    レン)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキ
    シ−1(Z)−プロペニル)−4−エストレン−3−オ
    ン から選択されることを特徴とする請求項15記載の薬
    剤。
  17. 【請求項17】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物が次の一般式(VII) 【化17】 [ここで、 Rg1はNRgIgII 基(この基はN−オキシドの形で酸
    化されていてもよく、RgI及びRgII は同一であっても
    異なっていてもよく、水素原子若しくは1〜4個の炭素
    原子を含有するアルキル基を表わすか、又はRgI及びR
    gII はそれらが結合している窒素原子と共に5員若しく
    は6員の複素環(これは窒素、酸素及び硫黄原子のうち
    から選択される第二の複素原子を含有できる)を形成す
    る)を表わすか、或いはORgIII基(ここで、RgIII
    メチル、エチル、プロピル、メトキシフェニル、アルキ
    ル又はβ−ジメチルアミノエチル基を表わす)を表わ
    し、 Rg2は水素原子、メチル又はエチル基を表わし、 (i)Rg3は−(CH2ng−CH3 基(ここで、ng
    は0〜4に等しい)、−(CH2ng−CH2 −o−R
    gIV 若しくは−(CH2ng−CH2 −S−RgIV (こ
    こで、ngは0〜4に等しく、RgIV は水素原子若しく
    は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を表わ
    す)、−CH=CH−(CH2ng−ORgV基(ここ
    で、ngは0〜4に等しく、RgVは水素原子又は1〜4個
    の炭素原子を含有するアルキル若しくはアルカノイル基
    を表わす)、C=C−Xg 基(ここで、Xg は水素原
    子、1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基又はハロ
    ゲンを表わす)、−(CH2ng−CH2 CN基(ここ
    で、ngは0〜3に等しい)又は−CO−CH2 −Yg
    基(ここで、Yg は水素原子又はORgV(RgVは前記の
    通りである)を表わす)を表わし且つRg4はヒドロキシ
    又は1〜4個の炭素原子を含有するアルコキシ若しくは
    アルケニルオキシ基を表わすか、或いは(ii)Rg3及び
    g4は一緒になって次式 【化18】 の環を形成し、 Rg3はα位に及びRg4はβ位にあり又はRg3はβ位に及
    びRg4はα位にあり、 Rg5はα又はβ位にある水素原子又は1〜4個の炭素原
    子を含有するアルキル基を表わす]に相当する化合物並
    びにそれらの製薬上許容できる酸又は塩基との付加塩で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    薬剤。
  18. 【請求項18】 一般式(VII) に相当する化合物が11
    β−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17α−ヒ
    ドロキシ−17β−(3−ヒドロキシプロピル)−13
    α−メチルゴナ−4,9−ジエン−3−オン(オナプリ
    ストン)であることを特徴とする請求項17記載の薬
    剤。
  19. 【請求項19】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物が次の一般式(VIII) 【化19】 (ここで、 (i)Rh1は水素原子、多くとも4個の炭素原子を含有
    するアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基、−O
    H基、OC(O)CH3 基、OC(O)Rh5基(ここ
    で、Rh5は多くとも8個の炭素原子を含有するアルキ
    ル、アルケニル若しくはアルキニル基を表わす)又はア
    リール基を表わし、Rh2は水素原子を表わし、Rh3は水
    素原子又は多くとも4個の炭素原子を含有するアルキ
    ル、アルケニル若しくはアルキニル基を表わす、Rh4
    水素原子、メチル、弗素又は塩素原子を表わし、Rh6
    水素原子又は次の基:(CH32 N、CH3 O、CH
    3 CO、CH3 S、CH3 SO、及びCH3 SO2 の一
    つを表わし、Xh はO又はNOCH3 を表わすか、或い
    は(ii)Rh1及びRh2は一緒になって炭素−炭素結合を
    形成し、Rh3、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りである
    か、或いは(iii)Rh1及びRh3は一緒になって−CH2
    −又は−N=N−CH2 −基を形成し、Rh2は水素原子
    を表わし、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りであるか、
    或いは(iv) Rh2及びRh3は一緒になって=CH2 基を
    形成し、Rh1、Rh4、Rh6及びXh は前記の通りであ
    る)に相当する化合物並びにそれらの製薬上許容できる
    酸との付加塩であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の薬剤。
  20. 【請求項20】 一般式(VIII)に相当する化合物が17
    α−アセチルオキシ−11β−[4−(ジメチルアミ
    ノ)フェニル]−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン
    −3,20−ジオンであることを特徴とする請求項19
    記載の薬剤。
  21. 【請求項21】 抗グルココルチコイド活性を有する化
    合物がリロプリストン又は11β−[4−(ジメチルア
    ミノ)フェニル]−17β−ヒドロキシ−17α−(3
    −ヒドロキシ−1−プロペニル)エストラ−4,9−ジ
    エン−3−オンであることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の薬剤。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の薬剤の少なくとも1種
    を活性成分として含有する、麻薬又は麻薬混合物からの
    自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予防し
    又は治療するための製薬組成物。
  23. 【請求項23】 請求項2又は3記載の薬剤の少なくと
    も1種を活性成分として含有する、麻薬又は麻薬混合物
    からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を
    予防し又は治療するための製薬組成物。
  24. 【請求項24】 請求項4、7、9、11、13、1
    5、17又は19のいずれかに記載の薬剤の少なくとも
    1種を活性成分として含有する、麻薬又は麻薬混合物か
    らの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予
    防し又は治療するための製薬組成物。
  25. 【請求項25】 請求項5、8、10、12、14、1
    6、18、20又は21のいずれかに記載の薬剤の少な
    くとも1種を活性成分として含有する、麻薬又は麻薬混
    合物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴
    候を予防し又は治療するための製薬組成物。
  26. 【請求項26】 請求項6記載の薬剤を活性成分として
    含有する、麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早めら
    れた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療するため
    の製薬組成物。
JP7107071A 1994-04-08 1995-04-07 麻薬又は麻薬混合物からの自然の又は早められた退薬症状と関連した徴候を予防し又は治療するための薬剤の製造への抗グルココルチコイド活性を有する化合物の使用及びそれらを含有する組成物 Withdrawn JPH07278017A (ja)

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