JP2003527180A - シート家具、特に、事務用椅子におけるシートと背もたれの配置構造 - Google Patents
シート家具、特に、事務用椅子におけるシートと背もたれの配置構造Info
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Abstract
Description
ト、シートプレート支持体、および背もたれ支持体を含む事務用椅子におけるシ
ートと背もたれの配置構造に関する。このシートプレートは、その前側領域にお
いて、膝側端部がシート支持体に移動可能に連結され、後側領域において、背も
たれ支持体に移動可能に連結され、さらに、背もたれ支持体がシートプレート支
持体に対して変位可能に連結されている。
シート高さ及びシート深さの調整、さらに特定要求に対する背もたれのスプリン
グ装置の調整を可能にする事務用椅子において良く知られている。これら全ての
要求を満足する事務用椅子は、たとえ、シート家具製品の作動および設計が便利
なものであり、かつ最高水準の品質を満足するものであったとしても、市場にお
いて、とても高価であると考えられている。
のシート支持体に関係する傾きを調整できるシートプレートと、シートプレート
に対する傾きが自動的に調整される背もたれ支持体とを有する。このシートプレ
ートの傾きについてはスイス特許第659179号に記載されている。このシン
クロ作動の仕事用椅子において、シートの傾きと背もたれの傾きは、互いに機能
に従って調整され、またその調整は、複雑でかつ多数部品によるスプリングアセ
ンブリによって和らげられる。
ず、高い機能と品質を維持できる、シート家具、特に、事務用椅子におけるシー
トと背もたれの配置構造を提供することである。
及び本発明に従うシート及び背もたれの配置構造の改良、及び対応するシート家
具及び事務用椅子の構成が従属請求項に記載されている。
を制限するものではなく、概略図に関連して説明される。
示す。この装置前側の膝端部2における領域において、シートプレート1は、ス
プリング手段4(ここでは、U形状のリーフばねの形で)を介してシートプレー
ト支持体3に連結されている。このような機構を有する椅子に座る人は、シート
プレート1がスプリング手段4のばね作用のためにわずかに下降することを確認
するであろう。
が望むシートの心地よさを与えることになる。別の実施形態では、スプリング手
段4は、1つまたはそれ以上のトーションばね(図示略)または他のスプリング手
段の形で実現でき、このスプリング手段は、その前側の膝端部2の領域において
、シートプレートがシートプレート支持体3に関して移動可能にかつ弾性的に固
定することが可能である。
持体6に移動可能に連結されている。この移動可能な連結は、第1ジョイント7
を介して生じる。さらに、背もたれ支持体6は、第2ジョイント8を介してシー
トプレート支持体3に連結される。この第2ジョイント8は、シートプレート支
持体3の各側面にそれぞれローラ9を含み、ローラは、ここでは、シートプレー
ト支持体3に固定される。背もたれ支持体6は、2つのローラ9に対応したガイ
ド10を有し、このガイド内でローラ9は、変位可能に配置される。別の例では
、ガイド10として作用する凹部が示されており、ローラ9は、シートプレート
1に固定することができ、また、ローラ9を案内する凹部又は他の手段(レール
および同等物等)をシートプレート支持体3上に配置することができる。
は、記述するように降下する。このシートプレート1は、第1ジョイント7を介
して背もたれ支持体6に移動可能に連結されているので、背もたれ支持体6は、
またいくらか下方に移動する。背もたれ支持体6は、記述した方法でシートプレ
ート支持体3に変位可能に連結されているので、この動きを実行することができ
る。この背もたれ支持体6の下方への変位によって、スプリング手段4と2つの
ジョイント7,8の配置構造は、背もたれ11を後方に僅かに移動する動作を生
じさせる。それゆえ、この機構は、シンクロ機構と呼ばれ、シートプレート1、
背もたれ支持体6、および背もたれ11が、スプリング手段4と2つのジョイン
ト7,8によってクッション機能をもたらす。重量のある人になればなるほど、
シートプレート1および背もたれ11は、記述した方法で互いにシンクロ的によ
り大きく移動する。
純な実施形態において、背もたれ11とシートプレート1の両方が後方に移動し
、スプリング手段4により再び正規位置に戻る。
,8を介してシートプレート1に連結されている背もたれ11に対して付加的な
圧力が働き、最初、背もたれ11が幾分後方に傾き、次に(弾性レバー作用によ
り)シートプレート1がいくらか降下する。スプリング手段4は、これらの2つ
の動きに対抗するので、このことから、シンクロ機構とも称される。実際に、シ
ート家具、特に事務用椅子において、本発明に従うシートと背もたれの配置構造
は、このシンクロ機構を和らげるためのスプリング手段4をただ1つ必要とする
。
2においても示されている。座っている時、不快となるような事務用椅子のロッ
キングを取り除くことができるように、この実施形態では、シートプレートと背
もたれ支持体のスプリング装置をブロックする機構を含んでいる。
施形態では、タング12は、グリッド要素13の歯15間にかみ合うグリッドボ
ルト14を含む。このグリッドボルト14は、ガイドシリンダ17内で変位可能
に配置されるピストン16に固定される。ガイドシリンダ17は、シートプレー
ト1の下方側面18に固定され、またガイド要素13は、シートプレート支持体
3に固定される。シートプレート1の前側、即ち膝側端部2の領域におけるスプ
リング手段4は、シートプレート1とシートプレート支持体3との間のジョイン
トとして作用する。
リッドボルト14の係合によって阻止され、その結果、シートプレート1とシー
トプレート支持体3の間の安定した連結が与えられる。タング12は、ピストン
16をスプリング要素20に連結するアクチベータロッド19を含む。作動ロッ
ド21は、好ましくはその端部に操作ノブ22を有し、トーションばねとして設
計されているスプリング要素20に係合する。この操作ノブは、スプリング装置
24によって作動する突起23を含む。
20にトルクが作用する。トーションばねがアクチベータロッド19を引張り、
その結果、ピストン16とグリッドボルト14を引き寄せる。タング12は、(
図2に示すように)調整位置にある。それゆえ、ブロッキング機構は、タング1
2をグリッド要素13内に係合し続けるロッキング手段25を含む。
プリング要素20に作用する。このトーションばねがアクチベータロッド19を
押圧し、その結果、ピストン16を押圧し、さらにグリッドボルト14を押圧す
る。タング12は、ロッキング即ちブロッキング位置にある。
24の抵抗に打勝たねばならない。この抵抗は、たとえ操作ノブ22とスプリン
グ要素20の間に常時トルクがあったとしても、操作ノブ22が他の各位置に意
図せずに回転することが可能ではないようにすれば十分である。それゆえ、トー
ションばねは、常にグリッドボルト14上に力が作用し、その結果、グリッドボ
ルトが対応する端部位置をとるように試みる。シートプレートと背もたれ支持体
のスプリング装置を阻止しようとする試行中に、グリッドボルト14がグリッド
要素13の歯15に正確にはめ込められる。シートプレート1への負荷が和らげ
られ、または付加的な重量を受けるとき、グリッドボルト14は、最も接近した
ギャップ内に自動的にはまり込むことになる。
で実現することもできる。例えば、タング12は、シートプレート支持体3上を
変位可能に配置され、グリッド要素をシートプレート1上に配置することができ
る。スプリング要素20は、例えば、リーフばねとして設計することも可能であ
る。同様に、作動ロッド21と操作ノブ22の形状及び配置、また、スプリング
装置24の形状及び配置は、少なくともこれまで記述してきた機能が保証される
ならば、当業者による裁量の余地がある。
バーを選択することは、同様に有効であることがわかる。このチルトレバーは、
位置cに回転できるプリセレクタアームとして言及されるものと同様に役立つ。
ここで2つの歯として設計されるグリッドボルト14の位置決めがなされる。ト
ーションばねとして設計されるスプリング手段4は、プレストレスを形成し(図
2cの矢印を参照)、グリッドボルト14をグリッド要素13に対して押圧する
。グリッドボルト14とグリッド要素13が正確に一致しない場合、グリッドボ
ルト14は、グリッド要素13(図2c参照)に係合できない。プリセレクタア
ームは、プリセレクタアームを押圧するスプリング装置24のために、元の位置
に旋回することができない。
荷を受けるまたは解放することによって)は、トーションばねの一定のプレスト
レスのために(図2d参照)、グリッドボルト14自体を適当な位置にラッチす
ることができる。
ることができ、その位置決めはキャンセルされる。トーションばねは、反対方向
にストレスを与え(図2eの矢印を参照)、そしてグリッドボルト14を引っ張
る。しかし、スプリング要素20および座った人の重量によって生じたストレス
は、グリッド要素13の歯とグリッドボルト14との間の摩擦力が非常に大きく
なる(図2e)ことを意味するので、グリッドボルトは、グリッド要素13から
離れることができない。スプリング装置24がプレセレクタアームを押圧するの
で、プレセレクタアームは、以前の位置内に旋回して戻ることができない。
ってのみ(シートが小さな負荷を受けるかまたは取り除かれることにより)、摩
擦力をなくすことができ、そして、グリッドボルト14は、トーションばねの一
定のプリストレスのために、元に引っ張られる。この実施形態では、グリッドボ
ルトを移動するためにチルトレバーの位置が変化するとき、シートに意図しない
バネ力が作用するのを避ける。
の実施形態は、第1実施形態とは、第3ジョイント26がシートプレート前側の
膝側端部の領域に配置され、このシートプレート1をシートプレート支持体3に
連結するという点で相違する。既に述べたシンクロ機構、およびこの機構によっ
て、シートプレート1、背もたれ支持体6および背もたれ11は、単一のスプリ
ング手段4または他の、複数のスプリング手段4と2つのジョイント7,8によ
ってクッションを受け、第3ジョイント26によって損なわれることはない。こ
れに反して、第3ジョイント26は、スプリング手段4のばね力を変更すること
によって、調整手段27を負荷的に用いることが可能である。これは、図4にお
いてより詳細に説明される。
は、付加的なシート深さ調整装置を含む。すでに述べたように、背もたれ支持体
6は、第2ジョイント8を介してシートプレート支持体3に対して変位可能に連
結されている。シートプレート1と背もたれ支持体6の間の第1ジョイント7は
、同様に変位可能な設計であるので、背もたれ支持体6は、シート面28に対し
て変位することができる。これは、背もたれ支持体6内または背もたれ支持体上
で変位可能に配置される構造体29を含むジョイント7によって可能になる。こ
の目的のために、背もたれ支持体6は、ガイド要素30を有し、ここで用いられ
るガイド要素は、凹部として設計され、この凹部内に構造体29が摺動できるよ
うに配置されている。背もたれ11をシート面28に対して所定位置に設定しか
つ固定できるようにするために、この構造体29は、制御レバー32が係合する
グリッドスロット31を有する。制御レバー32は、1つのジョイントを介して
背もたれ支持体6に配置され、かつ構造体29に対して常時ばね力で押圧されて
いることが望ましい。それゆえ、制御レバーはグリッドスロット31内に押圧さ
れる。この手段により、シート深さ調整装置は、ロック可能に設計されている。
することができる。これにより、制御レバー32のグリッド部分34を構造体2
9内の対応するスロット31から持ち上げ、背もたれ支持体6が前方または後方
に移動できるようにする。この工程において、背もたれ支持体6は、シートプレ
ート1の後部領域において固定される第2ジョイントに対して摺動しながら移動
する。所望のシート深さに達すると、制御レバー32を移動させて、レバーのグ
リッド部分34を構造体29内のグリッドスロット31に係合することができる
。
加的なシート深さ調整装置(図示略)を備えることもできる。 図4は、本発明に従うシートと背もたれの配置構造を示しており、この第2実
施形態では、付加的な調整装置27を有し、この装置を用いて、スプリング手段
4のばね力を変更できる。この例示的な実施形態は、シートプレート支持体3上
に配置される軸受プレート35を含み、このプレート内に調整ボルト36がねじ
孔を介して案内されている。ローレットホイール37が調整ボルト36にはめ込
められ、このホイールは、軸受プレート35に対して調整ボルトの位置を手で変
えるのに用いることができる。スプリング手段4のこの部分(ここで、スプリン
グ手段4の下方リム38)は、シートプレート支持体3上で作用し、調整ボルト
36に対して常時作用する。その結果、この調整ボルトの位置の調整によって、
スプリング手段4のばね力における変化を生じさせる。
た、付加的な調整装置27を設けることもでき、この調整装置を用いて、スプリ
ング手段4のばね力を変更することができる(図示略)。
な設計に対する別の実施形態として、図8において、本願と同一の出願人による
国際特許出願PCT/CH97/00378に記載されているような装置を選択することができ
る。ここで、軸受プレートは、シートプレート支持体に対して傾斜して配置され
、かつ軸受プレートに対してほぼ直交して伸びるガイドプレートを有する。この
ガイドプレートにほぼ平行に伸びる制御スピンドルは、軸受プレートに回転可能
に取付けられ、軸受プレートを突き抜け、その先端部に制御スピンドルを回転す
るための回転ノブを有する。制御スピンドルの後端部は対向するガイドプレート
に取付けられている。制御構造体は、内ねじを有しており、この内ねじに対応す
る制御スピンドルの外ねじが螺合し、制御構造体を貫通している。この結果、制
御スピンドルが回転すると、軸受プレートからの制御構造体の距離が変化する。
制御構造体の側部に少なくとも1つのローラが接触し、ガイドプレートに沿って
転動し、制御構造体と共に常に移動する。
スプリング手段4のある部分、ここでは、スプリング手段4の下方リム38によ
って動作する。その結果、この下方リム38とガイドプレートとの角度が互いに
鋭角となる。制御構造体の位置と、これに連結されたローラの位置が変わると、
このローラは、ガイドプレートに沿って転動し、下方リム38に対して傾斜した
平面として作用し、この下方リム38に従って上方または下方に移動する。この
配置構造の利点は、非常に強いスプリング手段4のばね力を和らげることができ
ることにある。人が調整しなければならない力は、一方で、リーフばね手段4の
下方リム38と本装置のガイドプレートとの間に形成される角度によって規定さ
れる。また、他方で、スピンドルを調整する傾きは、この調整力に影響を与える
。
、望ましい実施形態の組み合わせが、本発明の範囲に関連して示されかつ記載し
てきた。
較されるようなシート家具及び事務用椅子の利点は、以下のことを含んでいる。 スプリング手段4は、特にU形状のリーフばねまたは同等物として設計されて
いる場合、非常にフラットな機構の構造体を作ることが可能になり、またシート
と背もたれに関するシンクロ機構を補助する。
けを可能にしかつ最適な品質を保証する。
う第1実施形態のシートと背もたれの配置構造を示す断面図である。
を有する図1に相当する断面図である。
もたれの配置構造を示す断面図である。
する断面図を示す。
Claims (12)
- 【請求項1】 シート家具、特に、シートプレート、シートプレート支持体、及び背もたれ支
持体を有する事務用椅子におけるシートと背もたれの配置構造であって、 前記シートプレート(1)は、前側の膝側端部(2)の領域において、シートプ
レート支持体(3)に対して移動可能に連結され、シートプレート後端部(5)の
領域において、前記背もたれ支持体(6)に移動可能に連結され、 前記背もたれ支持体(6)は、シートプレート支持体(3)対して変位可能に連
結されており、 前記シートプレート(1)と背もたれ支持体(6)にクッションを与えるスプリ
ング手段が、前記シートプレート(1)前側の膝側端部(2)の領域で、前記シー
トプレート(1)と前記シートプレート支持体(3)の間に配置されていることを
特徴とするシートと背もたれの配置構造。 - 【請求項2】 シートプレート(1)は、第1ジョイント(7)を介して背もたれ支持体(6)
に連結されていることを特徴とする請求項1記載のシートと背もたれの配置構造
。 - 【請求項3】 シートプレート(1)は、第3ジョイント(26)を介してシートプレート支持
体(3)に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシ
ートと背もたれの配置構造。 - 【請求項4】 スプリング手段(4)は、U形状のリーフばねとして設計されていることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシートと背もたれの配置構造。 - 【請求項5】 さらに、シートプレートおよび背もたれ支持体のスプリング装置を抑止するブ
ロッキング機構を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシー
トと背もたれの配置構造。 - 【請求項6】 前記ブロッキング機構は、グリッド要素(13)にかみ合うことが可能なタング
(12)を含んでいることを特徴とする請求項5記載のシートと背もたれの配置構
造。 - 【請求項7】 タング(12)は、シートプレート(1)またはシートプレート支持体(3)上に
変位可能に配置され、かつグリッド要素(13)は、前記シートプレート支持体(
3)または前記シートプレート(1)に配置されていることを特徴とする請求項6
記載のシートと背もたれの配置構造。 - 【請求項8】 前記ブロッキング機構は、タング(12)がグリッド要素(13)とのかみ合い状
態を保持できるスプリング要素(20)を含んでいることを特徴とする請求項5〜
7のいずれかに記載のシートと背もたれの配置構造。 - 【請求項9】 ブロッキング機構は、タング(12)がグリッド要素(13)とのかみ合いを抑止
できるロッキング手段(25)を含んでいることを特徴とする請求項5〜8のいず
れかに記載のシートと背もたれの配置構造。 - 【請求項10】 シートプレート支持体(3)とシートプレート(1)の両方またはいずれか一方
に調整手段(27)が配置され、スプリング手段(4)のバネ力を変えるために用
いられることを特徴とする請求項3〜9のいずれかに記載のシートと背もたれの
配置構造。 - 【請求項11】 シートプレート(1)と背もたれ支持体(6)の間の第1ジョイント(7)は、
背もたれ支持体(6)上またはその内部において、移動および固定可能に配置さ
れていることを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載のシートと背もたれ
の配置構造。 - 【請求項12】 請求項1〜11の1つまたは複数の請求項に従うシートと背もたれの配置構造
を含んでいることを特徴とするシート家具、特に事務用椅子。
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