JP2003527146A - 生検針及び外科用器具 - Google Patents

生検針及び外科用器具

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JP2003527146A
JP2003527146A JP2000608946A JP2000608946A JP2003527146A JP 2003527146 A JP2003527146 A JP 2003527146A JP 2000608946 A JP2000608946 A JP 2000608946A JP 2000608946 A JP2000608946 A JP 2000608946A JP 2003527146 A JP2003527146 A JP 2003527146A
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ターウィリガー，リチャード
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メディカル ディバイス テクノロジーズ，インコーポレイティド
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    • A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00—Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02—Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/0233—Pointed or sharp biopsy instruments
    • A61B10/0266—Pointed or sharp biopsy instruments means for severing sample
    • A61B10/0275—Pointed or sharp biopsy instruments means for severing sample with sample notch, e.g. on the side of inner stylet
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    • A61B10/02—Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B2010/0208—Biopsy devices with actuators, e.g. with triggered spring mechanisms

Abstract

(57)【要約】 本発明は生検銃に用い又は多数の標本を採取できる外科用器具として用いる生検針と、生検針を保持する案内針保持器とを含んでいる。生検針はスタイレットとも称される内側針と、カニューレとも称される外側針と、案内針保持器とを含んでいる。スタイレットはその末端の近くに組織標本を受入れる凹所を有する。案内針保持器は一体のスペーサと第１及び第２の連結要素とを含んでいる。第１の連結要素はカニューレの基端を保持し一体のスペーサの長さ方向に沿って移動可能に取付けられている。第２の連結要素はスタイレットの基端を保持し一体のスペーサの末端に固定するよう取付けられている。これら連結要素はそれぞれ生検針を公知の生検銃の中に発射位置又は非発射位置で挿入するのを容易にする開口を有している。他の実施態様では、案内針保持器はスタイレットを固定するよう保持する一体のスペーサとカニューレを移動可能に保持する連結要素とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は生検銃に用いる又は外科用器具として用いるのに特に適した改良され
た生検針に関する。
【０００２】 発明の背景 生検針は生検装置の一部として、一般に医療分野で用いられ組織、細胞又は流
体を検査のため身体から取出すようにする。 公知の生検針は少なくとも１つの内側針（スタイレット−探り針）と外側針（
カニューレ−套管）とを有している。スタイレットは針を身体に挿入することの
できる尖端と組織標本を受取るための末端の近くに位置する凹所又は切込みとを
有している。カニューレはスタイレット上を移動可能に案内されまた鋭利な切刃
を有する。スタイレットとカニューレとはその基端部に連結要素を有し針を生検
銃の摺動部に連結できるようにする。公知の生検針の連結要素は一般に摺動部の
係合接触面と共働するフランジ又は摺動部の上に位置するリブと係合する凹所を
含み、この摺動部とリブとは生検針の長さ方向に沿って延びている。
【０００３】 ある種の従来技術の生検針はこの針を生検銃の中に無菌状態のもとに挿入する
のが困難なことがあるという欠点を有している。ある従来技術の生検銃は生検針
を生検銃の中に挿入するためにはスタイレットとカニューレとの連結要素の間に
一定の間隔を必要とする。しかし、生検針を生検銃に挿入ししかも連結要素が固
定された位置に保持されるようにするこの作業はスタイレットが一般にカニュー
レの中で自由に移動できるため、困難である。したがって、生検針の連結要素を
生検銃の中に挿入する前に手で又は別のスペーサを用いて整列させることが一般
に必要である。スペーサクリップ（止め具）が用いられた場合生検針が生検銃に
挿入された後、スペーサを取出し蓋を閉じ生検銃を作動させることが一般に必要
である。
【０００４】 従来のスペーサクリップは別体のスペーサの成形を必要とする。この別体の成
形段階の必要性は製造及び包装工程に余分の段階を付加しそのため生検針の製造
コストを増大するものとなる。さらにまた、別のスペーサクリップの使用はこの
スペーサクリップを連結しまた分離するために針の不必要な取扱いを必要とする
ことになる。またさらに、ある従来の生検銃は任意に針を生検銃の中に発射しな
い位置で挿入することはできない。生検針を非発射とした生検銃に挿入できるよ
うにすることにより、針の正しい作動が内側針を外側針とを発射工程の間相互に
対して動かすことにより発射される前に検査される。ある従来の生検針の他の欠
点は、ある条件のもとでは個々の連結要素が生検銃に挿入された時にこれら連結
要素が担持されている摺動部に対し滑り又は回転することである。
【０００５】 発明の概要 本発明は生検銃に用いるのに特に適した生検針を含んでいる。さらに、本発明
は微小乳腺腫瘤摘出や微小石灰質沈着の除去のような処置を行う外科用器具とし
て用いることもできる。本発明により構成された生検針は針の使用前には取出さ
れない針自体の一体の部分である案内針保持器を含んでいる。この案内針保持器
は針を把持し処理する一体化された手段を提供するだけでなく、また付帯的な器
具を用いないで針の整列を容易にし針の回転と針の保持器自体と生検銃の摺動部
とに対す他の運動とを阻止する。さらに、針の一体化された構成は針を無菌の使
い捨て可能な状態に容易に予め包装できるようにする。
【０００６】 本発明の生検針はその斜めの末端の近くに凹所を有する内側針と、内側針の上
を移動可能に案内され斜めの末端を有する外側針と案内針保持器とを具備してい
る。内側針と外側針の口径と長さは針が使用される処置に伴って変化する。案内
針保持器は第１及び第２の連結要素と一体のスペーサとを含んでいる。第１の連
結要素は一体のスペーサの長さ方向に沿って移動可能に案内され、また第２の連
結要素は一体のスペーサの基端に固定するよう係合される。第１及び第２の連結
要素は共に、連結要素を貫通する穴の一部を区画形成し連結要素を一体のスペー
サに係合するよう保持するのを助ける立上り環状フランジを含んでいる。
【０００７】 連結要素のこれらの穴は針を生検銃の摺動部から延びている支柱上に取付ける
ことができるようにする。これらの穴は針を生検銃の摺動部に連結するための１
つの手段を例示するにすぎず他の構造を用いてもよいことが認められるべきであ
る。内側針は第２の連結要素に埋込まれ外側針は第１の連結要素に埋込まれる。
第１及び第２の連結要素が一体のスペーサの内部で相互に対し最大限に移動され
た時、第１の連結要素の立上り環状フランジと第２の連結要素の立上り環状フラ
ンジとの間の距離は生検針が正しい間隔で発射位置にある生検銃に挿入できるよ
うな距離となっている。これは針の正しい間隔を達成するいかなる外部の手段も
必要としないようにする。これに代え、針は生検銃の中に発射されない位置で取
付けることもできる。
【０００８】 この他に、本発明は、内側針を担持する連結要素を取外しこれを他の連結要素
と内側針とに取替えることによりコンピュータ断層写真撮影のような処置によっ
て、多数の標本を同一の部位から必要に応じ採取するのに用いることができる。
身体が突通されると、生検針は生検銃に挿入され標本が採取される。針は次に身
体と生検銃から取出され、標本が取出され、そして針が再使用できるようになる
。この全ての操作は外部のスペーサを用いないで達成される。
【０００９】 他の実施態様においては、案内針保持器が一体のスペーサと単一の連結要素と
を組込んでいる。内側針は一体のスペーサに埋設され外側針は連結要素に埋設さ
れている。この生検針は連結要素の移動を最大とすることにより生検銃を発射位
置又は非発射位置に挿入するよう位置決めすることができる。この実施態様では
、多数の標本と、一体のスペーサを移動させ内側針を取出しこれを他の内側針と
取替えることにより、採取することができる。一体のスペーサは再使用でき又は
取替えることができる。
【００１０】 したがって本発明の利点は、組織標本が組織のかたまりから得られ検査用の組
織標本を自動的に捕捉し取出すことができ、内側針と外側針とが一体のスペーサ
の中に位置しかつ作用する生検針を提供することにある。
【００１１】 本発明の他の利点は生検銃を作動する前にスペーサを取外す必要のない一体の
スペーサ又は案内針保持器を提供することである。
【００１２】 本発明のまた他の利点は生検銃の作動中生検銃の内部に留まっている一体のス
ペーサを提供することである。
【００１３】 本発明のさらに他の利点は、生検針を片手で生検銃に装填し生検銃から取外し
また生検針の内側針と外側針の相互に対するまた生検銃に対する位置づけと回転
位置とを保持することのできる生検針のための一体のスペーサを提供することで
ある。
【００１４】 本発明の他の利点は種々の生検処置の条件によって作り変えられる多数の針の
口径と長さとが得られる生検針を提供することである。
【００１５】 本発明のまた他の利点は、外部の又は取外し可能なスペーサを用いないで生検
針を身体に挿入することができ、生検装置には取付けられず、第１及び第２の要
素の配置と正しい間隔とを保持し、一定の生検処置で要求されるように生検針が
身体に挿入された後に単一の生検針の生検銃への挿入ができるようにする一体の
スペーサを含む、生検針を提供することである。
【００１６】 本発明のさらに他の利点は、一体のスペーサを有しこのスペーサが使用者の指
によって掴むことができ生検針を身体に手で挿入できるようにするとともに内側
針と外側針との間の間隔を保持することができるようにする生検針を提供するこ
とである。
【００１７】 本発明のまたさらに他の利点は、予め包装され、無菌で使い捨ての生検針を提
供することである。
【００１８】 本発明の他の利点は多数の生検標本を同一の部位から外部のスペーサを用いな
いで得るのに用いることのできる生検針を提供することである。
【００１９】 本発明の他の特徴と利点とは次の詳細な記載と添付の請求の範囲と添付図面と
から容易に明らかとなるであろう。上記の総括的な記載と以下の詳細な記載とは
典型的なものであり説明の目的で与えられ、特許が請求されるように、本発明を
限定するものではないことが理解されるべきである。
【００２０】 好ましい実施態様の詳細な記載 図１ａと１ｂは案内針保持器８と内側針１２と外側針１４とを具備する本発明
により構成された生検針１０の好ましい実施態様を示している。内側針１２と外
側針１４の構造は当該技術においては一般に周知であり共にその末端に斜めの切
刃を有している。内側針１２と外側針１４は様々な口径の大きさとすることがで
きる。案内針保持器８は内側針１２と外側針１４との相対位置を保持しまた生検
針１０を掴むことができる手段を得るのに用いられる。案内針保持器８は一体の
スペーサ２０と第１及び第２の連結要素１６及び１８とを含んでいる。
【００２１】 一体のスペーサ２０は長手方向に所定距離延びる細溝２８と生検針１０を当該
技術では公知の型の生検銃に挿入するのを容易にする孔２６とを含む細長い本体
を有している。図２ａに示されるように、一体のスペーサ２０は、長手方向に延
びる角度のついた壁３０と長手方向に延びるわん曲した壁３９と溝３１とを含み
生検針１０の組立てと作動とを容易にする内側部分２１を有している。溝３１と
角度のついた壁３０とわん曲した壁３９とは一体のスペーサ２０の末端１７から
スペーサ２０の全長にわたって長手方向に延びている。これに代え、スペーサ２
０の基端部に端壁を設けてもよい。内側部分２１はその断面形状が図１ｂに示さ
れる針１０の第１及び第２の連結要素１６と１８の断面形状と同じとなるように
形成される。
【００２２】 図２ｂに示される第１の連結要素１６は、突出部分３３と、わん曲部分３５と
平坦部分３６とを含む側壁部分と、第１の連結要素１６の全長にわたって走行す
る長手方向に延びる穴３２Ａと、一部が立上り環状フランジ２２により区画形成
された垂直に延びる穴２３とを含んでいる。穴３２Ａの一部が図１ｂに示される
第１の連結要素１６の一方の端部に位置する円筒状スリーブ３４によって、区画
形成されている。
【００２３】 明瞭のため、第２の連結要素１８を貫通する長手方向に延びる穴について述べ
る時、この長手方向に延びる穴は参照番号３２Ｂについて云うものである。図１
ｂに示される第２の連結要素１８は、長手方向に延びる穴３２Ｂが第２の連結要
素１８の全長にわたって延びることが必要とされない点を除き、第１の連結要素
１６と同じである。
【００２４】 しかし、製造を容易にするため、連結要素１６と１８は同じとすることもでき
る。第１の連結要素１６の長手方向に延びる穴３２Ａは外側針１４の基端を保持
しまた第２の連結要素１８の長手方向に延びる穴３２Ｂは内側針１２の基端を保
持する。連結要素１６と１８は好ましくは当該技術では一般に公知のインサート
成形技術によって形成される。連結要素１６と１８は外側針１４と内側針１２の
周りにそれぞれインサート成形される。この好ましい実施態様は生検銃の摺動部
に対し係合するための連結要素１６と１８の垂直に延びる穴２３を示しているが
、他の構造、例えばフランジを用いることもできる。
【００２５】 生検針１０を組立てるため、外側針１４の基端部分が第１の連結要素１６の長
手方向に延びる穴３２Ａに固定するよう担持される。内側針１２の基端は取外し
可能でありまた第２の連結要素１８の長手方向に延びる穴３２Ｂに固定するよう
挿入される。内側針１２が次に第１及び第２の連結要素１６と１８がぶつかるま
で外側針１４に挿入される。第１及び第２の連結要素１６と１８を一体のスペー
サ２０に挿入するため、連結要素１６と１８とが共に最初に一体のスペーサ２０
に係合され、図３ａに示されるようにわん曲部分３５がわん曲壁３９に係合し平
坦部分３６が角度つき壁３０に係合するようにする。第２の連結要素１８は突出
部分３３が溝３１にぴったり嵌まり第２の立上り環状フランジ２４が一体のスペ
ーサ２０の穴２６に嵌合するまで、一体のスペーサ２０の中へと回転される。第
１の連結要素１６は図３ｂに示されるように突出部分３３が溝３１にぴったり嵌
まり第１の連結要素１６の第１の立上り環状フランジ２２が一体のスペーサ２０
の細溝２８に嵌合するまで、一体のスペーサ２０の中へと回転される。通常の使
用時、生検針１０はその生検銃への挿入とその後の使用との全体を通じてこの取
付けられた構造に保持される。長手方向の細溝２８の長さは、外側針１４が十分
に延ばされた時、第１の連結要素１６の第１の立上り環状フランジ２２と第２の
連結要素１８の第２の立上り環状フランジ２４との間の距離が、生検銃の摺動部
が発射位置又は非発射位置にある時にこれらフランジを生検銃の摺動部の支柱と
整列させるのに十分となるような長さとなっている。案内針保持器８と長手方向
の細溝２８の寸法は本発明の生検針１０が種々の生検銃に用いることができるよ
うに形成することもできる。
【００２６】 本発明により構成された生検針１０は従来の生検針特に別体のスペーサクリッ
プを用いる従来の生検針に優るいくつかの利点をもたらす。例えば本発明の生検
針１０が図１ａに示されるような組立てられた形式となっている時第１の連結要
素１６は一体のスペーサ２０の内部で最大限に移動した位置にある。一体のスペ
ーサ２０の本体は使用者が連結要素１６と１８の位置を相互に対して動かすこと
なく生検針１０を容易に掴むことができるようにする。この位置で、第１の連結
要素１６の第１の立上り環境フランジ２２と第２の連結要素１８の第２の立上り
環状フランジ２４との間の距離は、これらの穴を発射位置の生検銃の摺動部に位
置する支柱と整列させそれにより生検針１０を連結要素１６と１８を操作するこ
となく生検銃の中に装填するのに十分な距離である。内側針１２の尖端は露出さ
れ生検針１０を採取されている組織の中に挿入するのを容易にする。
【００２７】 一体のスペーサ２０を含む生検針１０は生検銃の中に発射位置で又は非発射位
置で挿入され使用者の好みに適合することができる。一体のスペーサ２０はまた
生検針１０を従来の生検針で要求されるようにスペーサクリップを再度取付ける
必要なしに、生検銃から取外すのを容易にする。生検針１０が生検銃の非発射の
間に挿入された場合には、生検銃は使用前に発射可能にしなければならない。生
検針１０の生検銃６０への挿入は図５に示されるようにほぼ真直ぐに前進するよ
うになされる。針保持器８の本体は使用者によって掴まれ図５に示されるように
生検銃６０の内室の上に置かれる。第１及び第２の連結要素１６と１８の垂直に
延びる穴２３は生検銃６０の摺動部６２の上に整列され支柱６４を受入れる。一
体のスペーサ２０を取外す必要なく生検銃６０への蓋は閉じられ使用に備える。
【００２８】 生検針１０の尖端は標本採取される組織の中に挿入される。生検銃が次に引金
が引かれ第２の連結要素１８が一体のスペーサ２０と共に前方に動かされ、一方
第１の連結要素１６は静止したままである。この作用は、第２の連結要素１８の
フランジ２４が孔２６に係合し一方第１の連結要素１６のフランジ２２が細溝２
８の中で一体のスペーサ２０に対して動くという案内針保持器８の新規な配置構
造を介して達成される。この運動は内側針１２を標本採取されている組織の中へ
と前方に動かし標本採取される組織を受入れる内側針１２の凹所１３を露出させ
る。生検銃の第２の摺動部が引金を引かれ第１の連結要素１６と係合された摺動
部を前方に動かす。この作用により外側針１４は凹所１３の上を前方に向って動
かされ外側針１４は凹所１３に脱出された組織から引き離されこの組織を凹所１
３の中に固定する。生検針１０はこの時点で図１ａに示される位置に戻される。
生検針１０は次に取外され組織が検査できるようにする。生検銃６０の作動中第
１及び第２の連結要素１６と１８に係合している一体のスペーサ２０は第１及び
第２の連結要素１６と１８を安定させ生検銃６０の中で回転したり曲がったりし
ないようにする。
【００２９】 多くの標本を生検針１０を再使用することにより又は内側針１２を取替えるこ
とにより同じ生検部位で採取することができる。内側針１２は、第２の連結要素
１８を一体のスペーサ２０から取外し、内側針１２を外側針１４の外に摺動させ
、他の内側針を外側針１４に挿入し第２の連結要素１８を前に記載されたように
再度取付けることにより、取替えられる。第２の連結要素１８は再使用されるか
又は取替えることができる。
【００３０】 本発明の他の実施態様が図４ａと４ｂに示されている。この実施態様では生検
針１０Ａが内側針４２と外側針４４と案内針保持器４０とを含んでいる。案内針
保持器４０は一体のスペーサ４８と連結要素５０とを具備している。連結要素５
０は前に記載された連結要素１６と同じである。一体のスペーサは、長手方向に
延びる溝３１と長手方向に延びる壁３０と長手方向に延びる壁３９とがスペーサ
２０の本体から離れるよう延びていない点を除き、一体の保持器２０と実質的に
同じである。スペーサ４８の基端は製造を容易にするため中実であり垂直に延び
る穴４１を含んでいる。内側針４２が基端の近くで一体のスペーサ４８に固定す
るよう取付けられ、また外側針４４が連結要素５０に固定するよう取付けられる
。連結要素５０は、さきの実施態様における第１の連結要素１６を取付けるため
前に記載されたようにして一体のスペーサ４８に取付けることができる。
【００３１】 本発明の他の実施態様は当業者にとってここに開示された本発明の詳細な記載
と実施とを考察することにより明らかとなるであろう。この詳細な記載と実例は
典型例としてのみ示されたものと考えられ本発明の真の精神と範囲とは次の請求
項の範囲によって表されることが意図されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１ａ】 本発明により構成された生検針の一実施態様の等角投影図である。
【図１ｂ】 本発明により構成された生検針の、内側針の凹所が露出されるように位置した
分解図である。
【図２ａ】 一体のスペーサの端面図である。
【図２ｂ】 連結要素の端面図である。
【図３ａ】 連結要素が一体のスペーサに挿入され案内針保持器を形成する方法を示す端面
図である。
【図３ｂ】 組立てられた案内針保持器の端面図である。
【図４ａ】 生検針の他の実施態様の等角投影図である。
【図４ｂ】 生検針の他の実施態様の底面図である。
【図５】 当該技術で周知の型の生検銃と関連して用いられる本発明の生検針の一実施態
様の等角投影図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 案内針保持器と、 組織標本を受取るための末端の近くの凹所と前記案内針保持器に固定するよう
    連結された基端とを有し、前記案内針保持器に対し動かないようになっている、
    内側針と、 前記内側針と実質的に同軸で前記内側針の一部の周りに配置され前記案内針保
    持器に移動可能に連結された基端を有し、前記案内針保持器に対し長手方向に動
    くようになっている、外側針、 とを具備している生検針。
  2. 【請求項２】 前記案内針保持器が、一体のスペーサと、 前記一体のスペーサに移動可能に取付けられスペーサの中で移動可能であり、
    前記外側針が連結されている、第１の連結要素と、 前記一体のスペーサに固定するよう連結され前記一体のスペーサに対して動か
    ないようになっており、前内側針が固定するよう取付けられている、第２の連結
    要素、 とを具備している請求項１に記載の生検針。
  3. 【請求項３】 前記一体のスペーサが孔と細溝とを含み、 前記第１の連結要素が一体のスペーサの細溝に移動可能に係合されている第１
    の環状フランジを含み、 前記第２の連結要素が前記一体のスペーサの孔に固定するよう係合される第２
    の環状フランジを含んでいる、 請求項２に記載の生検針。
  4. 【請求項４】 前記第１の連結要素が前記一体のスペーサの長さ方向に沿っ
    て前記生検針を生検銃の中で作動させるのに十分な距離にわたって移動できるよ
    う案内される請求項３に記載の生検針。
  5. 【請求項５】 前記第１の連結要素が前記一体のスペーサの細溝の長さ方向
    に沿って、前記生検針を生検銃に挿入するため所定距離で配置されている請求項
    ４に記載の生検針。
  6. 【請求項６】 前記一体のスペーサが長手方向に延びる溝と、わん曲壁と、
    角度つき壁とを含む内側部分を有し、 前記第１の連結要素が前記一体のスペーサの溝に係合する第１の突出部分と、
    前記一体のスペーサのわん曲壁に嵌まる第１のわん曲部分とを含み、 前記第２の連結要素が前記一体のスペーサの溝に係合する第１の突出部分と、
    前記一体のスペーサのわん曲壁に係合する第２のわん曲部分とを含んでいる、 請求項５に記載の生検針。
  7. 【請求項７】 前記案内針保持器が、 前記内側針が一体のスペーサに固定するよう連結され前記内側針が前記一体の
    スペーサに対して動かないようになっている、一体のスペーサと、 前記一体のスペーサに該スペーサの内部で動くことができるよう移動可能に連
    結され、前記外側針が固定するよう連結されている、連結要素、 とを具備している請求項１に記載の生検針。
  8. 【請求項８】 前記一体のスペーサが第１の孔と細溝とを含み、 前記連結要素が前記一体のスペーサの細溝に移動可能に連結される環状フラン
    ジを含んでいる 請求項７に記載の生検針。
  9. 【請求項９】 連結要素が前記一体のスペーサの細溝の長さ方向に沿って前
    記生検針を生検銃に挿入するのに十分な距離にわたって移動可能に案内される請
    求項８に記載の生検針。
  10. 【請求項１０】 前記一体のスペーサが長手方向に延びる溝と、わん曲壁と
    、角度つき壁とを含み、 前記連結要素が前記一体のスペーサの溝に係合する突出部分と、前記一体のス
    ペーサのわん曲壁に嵌まるわん曲部分と、平坦部分とを含んでいる 請求項９に記載の生検針。
  11. 【請求項１１】 一体のスペーサと、 前記一体のスペーサに固定するよう連結された第１の連結要素と、 前記一体のスペーサに移動可能に連結され前記一体のスペーサに沿って長手方
    向に移動可能となっている第２の連結要素 とを具備している生検針を案内する針保持器。
  12. 【請求項１２】 前記一体のスペーサが孔と細溝とを含み、 前記第１の連結要素が一体のスペーサの細溝に連結される第１の環状フランジ
    を含み、前記一体のスペーサに対し移動可能となっており、 前記第２の連結要素が前記一体のスペーサの第１の孔に固定するよう連結され
    る第２の環状フランジを含んでいる、 請求項１１に記載の案内針保持器。
  13. 【請求項１３】 前記第２の連結要素が前記一体のスペーサの細溝の長さ方
    向に沿って生検針を生検銃に挿入するのに十分な距離にわたって移動可能に案内
    される請求項１２に記載の案内針保持器。
  14. 【請求項１４】 前記一体のスペーサが長手方向に延びる溝と、わん曲壁と
    、角度つき壁とを含み、 前記第１の連結要素が前記一体のスペーサの溝に嵌まる第１の突出部分と、前
    記一体のスペーサのわん曲壁に嵌まる第１のわん曲部分と、第１の平坦部分と、
    第１の長手方向の穴とを含み、 前記第２の連結要素が前記一体のスペーサの溝に嵌まる第２の突出部分と、前
    記一体のスペーサのわん曲壁に嵌まる第２のわん曲部分と、第２の平坦部分と、
    第２の長手方向の穴とを含んでいる 請求項１３に記載の案内針保持器。
  15. 【請求項１５】 一体のスペーサと、 前記一体のスペーサに移動可能に取付けられた連結要素 とを具備している生検針を案内する針保持器。
  16. 【請求項１６】 一体のスペーサが第１の孔と細溝とを含み、 前記連結要素が前記一体のスペーサの細溝に移動可能に連結される立上がり孔
    を含んでいる 請求項１５に記載の案内針保持器。
  17. 【請求項１７】 前記連結要素が前記一体のスペーサの細溝の長さ方向に沿
    って生検針を生検銃に挿入するのに十分な距離にわたって移動可能に案内される
    請求項１６に記載の案内針保持器。
  18. 【請求項１８】 前記一体のスペーサが長手方向に延びる溝と、わん曲壁と
    、角度つき壁と、第１の長手方向の穴とを含み、 前記連結要素が前記一体のスペーサの溝に嵌まる突出部分と、前記一体のスペ
    ーサのわん曲壁に嵌まるわん曲部分と、平坦部分と、第２の長手方向の穴とを含
    んでいる 請求項１７に記載の案内針保持器。
  19. 【請求項１９】 中空の外側針と、 前記中空の外側針を貫通して延び、末端の近くに凹所を含み、前記外側針に対
    し動くことができ前記外側針によって前記凹所を選択して被覆するようにしてい
    る、内側針と、 前記外側針の基端に取付けられた第１の連結要素と、 前記内側針の基端に取付けられ前記第１の連結要素と同一の平面上に位置する
    第２の連結要素と、 内側部分を有し、前記第１及び第２の連結要素が、前記内側部分に係合し内側
    部分の中で相互に対し一定の間隔の位置と近接した位置との間で移動可能であり
    、生検銃の内部に位置した時に、前記内側針が前記内側針の凹所を露出する位置
    と前記内側針の凹所を被覆する位置との間を選択して動かされるようにしている
    、一体のスペーサ、 とを具備している生検銃に用いる生検用器具。
  20. 【請求項２０】 中空の外側針と、 前記中空の外側針を貫通して延び、末端の近くに凹所を含み、前記外側針に対
    し相対移動が可能で前記外側針によって前記凹所を選択して被覆できるようにし
    ている内側針と、 前記外側針の基端に取付けられ、前記連結要素が係合されて内部で相対運動が
    できそれにより生検銃の内部に収容された時に前記内側針が前記内側針の凹所を
    露出する位置と前記内側針の凹所を被覆する位置との間を選択して動かされるよ
    うにしている、一体のスペーサ、 とを具備している生検銃に用いる生検針。
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