JP2003524734A - ホースコネクタ及びホースコネクタのためのネジ付カラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コネクタは、管またはネジ付端部を有する他の製品と、ある程度の長さのホースとの間の間の接続を形成するのに用いられる。前記コネクタは、細長ホース係合部材（５）と、前記細長ホース係合部材上に配置され、前記ネジ付管との係合のためのネジ部分を有するカラー（３５）とを有る。前記コネクタは、前記カラーと、前記ホース係合部材との間の密封のための密封手段（４９）を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、ホースコネクタ、特に、雌ネジ付または雄ネジ付端部を有する製品
と、ある程度の長さの可撓性ホースとの間の接続を形成するためのコネクタに関
する。この製品としては、例えば、管、管継手、水道栓、弁、タンク出口または
、可撓性ホースを接続するタンク出口または他の装置であることもある。

【０００２】 以下、管と呼ぶ場合、ただ１つの必要条件は、ホースを接続する部材が、雄ネ
ジであれ雌ネジであれ、ネジ付端部を有しなければならないことにある。

【０００３】 従来、例えば雌ネジ付端部を有する管へのホース管の接続は、中間部材または
ニップルの１つのネジ部分と係合する捕捉ナットを有するバイオネット型ホース
係合部材から成る。この中間部材またはニップルは、ネジ付管端部と係合するた
めの第２のネジ部分を有する。２つのネジ部分の間に、六角形セクションが位置
し、六角形セクションは、ネジ接続が行われる間、手または適当な工具により係
合されることが可能である。

【０００４】 前述の中間部材またはニップルは、ホースコネクタにおける高価な製品である
。さらに、管とホース管とが異なるサイズを有する場合、２つの別個のコネクタ
が、２つの接続及びサイズ変換を達成するのに必要とされる。

【０００５】 本発明では、管またはネジ付端部を有する他の製品と、ある程度の長さのホー
スとの間の接続を形成するためのコネクタであって、前記コネクタは、細長ホー
ス係合部材と、前記細長ホース係合部材上に配置され、前記ネジ付管との係合の
ためのネジ部分を有するカラーとを有し、前記コネクタは、前記カラーと、前記
ホース係合部材との間の密封のための密封手段を備える、コネクタが提供される
。

【０００６】 好ましくは、前記コネクタが、さらに、前記カラーと前記管との間の密封のた
めの密封手段を備える。

【０００７】 好ましくは、前記ホース係合部材が、前記ホースと係合することが可能である
第１の領域と、該第１の領域から長手方向に間隔を置いて位置する、前記カラー
を収容するための第２の領域とを有する。より好ましくは、前記ホース係合部材
の前記第２の領域が、ホース係合部材の端部であって、前記第１の領域から遠く
に位置する端部から、前記カラーが分離することを阻止するための手段を備える
。

【０００８】 好ましくは、第１及び第２の密封手段が、Ｏリングである。前記カラーは、前
記カラーが前記ホース係合部材に当接するに当接するように、内側凹部内にＯリ
ングを収容することが可能である。前記コネクタが前記管端部に当接するように
、前記カラーの外面の周りにＯリングが設けられる。

【０００９】 従って、本発明のコネクタは、簡単な装置であり、このタイプの公知のコネク
タの一部を形成する、比較的高価な中間部材またはニップルを必要としない。本
発明のコネクタのカラーは、異なる厚さを有することが可能であり、これにより
、異なる直径のニップル端部が収容されることが可能である。このようにして、
コネクタは、サイズ変換器であり、かつ、ホース管への接続を提供する。

【００１０】 本発明は、本発明のコネクタとともに使用するカラーであって、前記カラーは
、ネジ付管と係合するためのネジ部分を有し、前記カラーと前記管との間の密封
のための第１の密封手段と、前記カラーと、ホース係合部材であって、前記ホー
スが前記ホース係合部材の周りを回転することが可能であるホース係合部材との
間の密封のための第２の密封手段とを備える、カラーにも関する。

【００１１】 本発明は、以下、例示的にのみ、添付図面を参照して、説明される。

【００１２】 添付図面の図１において、公知のコネクタ１が、ある程度の長さのホース３と
係合されて、示されている。コネクタ１は、細長ホース係合部材５を含み、ホー
ス係合部材５は、鋸歯部７を有する短い管の形を有し、鋸歯部７は、ホース３内
に挿入されている、ホース係合部材５の端部に隣接する。ホース内に挿入される
と、圧縮カラーまたはジュビリークリップ９は、鋸歯部の領域内で、ホースの周
りで締付けられ、これにより、鋸歯部７は、ホースの内面に食込み、ホース係合
部材５がホースから外れるのを阻止する。

【００１３】 ホース係合部材５の他端で、ホース３に対して外側で、ホース係合部材５は、
雌ネジ部分１３を有する捕捉ナット１１を備える。図１に示されているように、
ホース係合部材５の端部は、ホース３から遠くに位置し、拡大されており、これ
により、ナット１１の端部から外れるのを阻止し、この端部は、丸みを帯び、こ
れにより、中間部材またはニップル１５上の対応する凸状表に適合して係合する
凹状表面を成すように丸く形成されている。

【００１４】 ニップル１５は、長手中央孔１７を備え、凸状端部を有する、短い管部材とし
てみなすことが可能であり、凸状端部のうちの１つは、前述のように、ホース係
合部材５の凹状端部を収容する。

【００１５】 ホース係合部材１５の凹状端部と凹状端部との間の中心位置に、手または適当
な工具により容易に把持することを可能にする外側六角形横断面を有する把持セ
クション１９が位置する。セクション１９と、ホース係合部材１５の各端部との
間に、ネジセクション２１、２３が位置し、ネジセクション２１は、図１に示さ
れているように、捕捉ナット１１と係合することが可能である。他方のネジセク
ション２３は、水道栓、管端部または他の継手（図示せず）に設けられている雌
ネジセクションと係合することが可能である。

【００１６】 ニップル１５は、前述のコネクタにおいて、比較的高価な製品である。さらに
、別個のサイズ変換器が必要とされ、この場合、接続は、大幅に異なる直径のホ
ースと管端部との間で行われる。

【００１７】 添付図面の図２において、本発明のコネクタは、図１に示されている公知のコ
ネクタと共通の特徴を有する。このような特徴は、図１のコネクタの対応する特
徴と同一の参照番号を与えられ、さらなる説明は行われない。

【００１８】 ホース係合部材５の、ホース３から遠くに位置する端部は、平らな端面を有す
る。この端部には、外方へ延びる一体的フランジ３３が設けられ、フランジ３３
は、カラー３５が、ホース係合部材５のその端部から外れるのを阻止するのに用
いられる。

【００１９】 カラー３５は、ホース係合部材５の円筒形セクション３７を包囲し、セクショ
ン３７は、フランジ３３と、ホース３の端部との間に位置する。

【００２０】 カラー３５は、雄ネジセクション３９を含み、セクション３９は、カラーの１
つの長手端部から、カラーに沿って、カラーのほぼ中間に位置する位置まで延び
る。ネジセクション３９から長手方向に、Ｏリングを収容するセクション４１が
延びる。セクション４１は、２つの半径方向に延びる部分４３及び４５を含み、
部分４３と４５とは、ネジセクション３９より大きい直径を有する円筒形部分４
７により分離されている。このようにして、セクション４１は、内側凹部を有し
、内側凹部内にＯリング４９が位置し、Ｏリング４９の自由表面は、ホース係合
部材５のセクション３７の外面に当接する。

【００２１】 Ｏリングを収容するセクション４１と、ネジセクション３９との間に、第２の
Ｏリング５１が位置し、Ｏリング５１は、カラー３５が管端部とネジ係合される
と、この管端部（図示せず）と係合する自由表面を提供する。

【００２２】 図２のコネクタにおいて、ホース係合部材５の端部に保持されている、簡単な
カラーが、図１の公知のニップル及び捕捉ナット部材とを置換することが分かる
。さらに、適当な厚さのカラーを使用することにより、サイズ変換器が、１つの
サイズの管コネクタと、別のサイズのホースとの間に収容されることが可能であ
る。

【００２３】 添付図面の図３において、本発明のコネクタの別の１つの実施例は、図１及び
２のコネクタと共通の特徴を有する。このような特徴は、図１及び２のコネクタ
の対応する特徴と同一の参照番号が与えられ、さらなる説明が行われない。

【００２４】 この場合、ホース係合部材５は、溝６１を備え、溝６１は、スプリットロッキ
ングリングまたはスナップリング６３により占められる。この配置は、図２のコ
ネクタの端部フランジ３３を置換する。コネクタが、例えば管端部に適用される
と、組立全体が、しっかりとロックにより一体的になり、これにより、コネクタ
が、管端部から外れるこが完全に阻止される。

【００２５】 図２の実施例のＯリング５１は、この実施例では、Ｄｏｗｔｙシールにより置
換される。

【００２６】 コネクタは、２つの一体的な環状フランジ６７、６９を備え、環状フランジ６
７、６９はカラー３５に隣接して位置し、環状フランジ６７と６９との間には、
凹部が形成され、この凹部内に、圧縮カラー７３の内曲り端部７１がはまる。こ
の配置により、圧縮カラーは、コネクタから外れるのを阻止される。

【００２７】 この実施例では、雄ネジ接続部分は、標準スパナにより、容易に、ホースから
外することが可能である。図１に関連して説明されたものなどの既存のホースコ
ネクタにおいて、このような可能性は、図１の配置の把持セクションなどの「バ
レルニップル」またはアダプタを組込むことによってのみ達成される。従って、
本発明により、容易に取外し可能なコネクタを、比較的過多で、製造コストが小
さいデザインにより形成することが可能である。

【００２８】 本発明により、調達系統におけるすべてのビジネスが、在庫量を減少すること
が可能となる。ホース係合部材は、標準サイズ製品である。雄ネジ接続カラーは
、所要のすべての異なる雄ネジサイズのホース係合部材と別個に貯蔵されること
が可能である。雄ネジ接続カラーは、ユーザがはめ込むことが可能であるスナッ
プリングと一緒に調達することが可能である。これは、これは、各雄ネジバージ
ョンに適切なホース組立絶対を貯蔵する現在のやり方と比較される。

【００２９】 添付図面の図４において、本発明のコネクタの別の１つの実施例が、図２及び
図３と異なる点は、本発明のコネクタは、雄ネジを有する管または他の部材に接
続するためのものであることにある。コネクタ８１が含むホース係合部材８３は
、ホース係合部材を貫通する中空孔を有し、ホース係合部材が挿入されるホース
の内面と係合するための鋸歯状セクション８７を有する。

【００３０】 ホース係合部材８３の、鋸歯状セクション８７から遠くに位置する端部は、平
らな端面８９を有する。この端部に隣接して、環状凹部９１が形成され、環状凹
部９１は、Ｏリングを収容する。凹部９１から軸線方向に間隔を置いて、鋸歯状
セクション８７へ向かって、外方へ延びる一体的な環状フランジ９５が配置され
ている。

【００３１】 コネクタ８１は、カラー９７を備え、カラー９７は、滑らかな外面９０と、平
らな端部１０１及び１０３を有するリングの形を有する。内部的に、カラー９７
は、カラー９７の軸線方向長の約３／４にわたり、平らな端部１０１から延びる
ネジセクションを備える。端面１０３に近く位置するネジセクションの端部のと
ころには、カラー９９は、ホース係合部材８３のフランジ９５を収容するのに充
分な形状及びサイズを有する凹状部分を備える。凹状部分１０５と端面１０３と
の間においては、カラー９９は、ホース係合部材８３の内径よち僅かに大きい内
径を有する。従って、ホース係合部材８３のフランジ９５が、ホース係合部材８
３に対して、図４に示されている位置の左側へ向かってカラー９７が運動するこ
とを阻止することが分かる。

【００３２】 同様に図４に、雄ネジセクション１０９を有する管の端部１０７が示されてい
る。図４に示されているように、コネクタ８１のカラー９７は、管端部１０７と
ネジ係合され、コネクタ９７のＯリング９３は、ホース係合部材８３と管端部１
０７との間の密封を提供する。実際では、ワッシャまたは他の密封部材が、位置
１１１でカラー９７内に設けられて、カラーと管端部との間の密封係合を提供す
る。

【００３３】 カラー９７は、望ましくは、（例えば六角形ナットなどの）ナットの形を有し
、ナットを、手の圧力またはスパナまたは他の適当な工具により、管端部にネジ
締結することが可能である。図４に示されているように、この配置により、ホー
ス係合部材は、カラーを管端部に締付けて押しつける前に、少なくともある制限
された程度まで、管端部に対して回転することが可能となる。すなわち、カラー
９７に凹部が形成されることにより、カラー９７を、管のネジ部分にしっかりと
ロックすることが可能となり、一方、ホース係合部材は、管内で回転することが
可能となる。

【００３４】 いったん組立てられると、ホースコネクタは、実質的に全く振動せず、これに
より、カラーが部分的または全面的にネジが外れることに起因する接合部の漏洩
は、発生する確率が低減する。

【００３５】 図４のこの実施例でも、必要在庫量を低減することが可能である。ホース係合
部材は、外側カラーとは独立に貯蔵することが可能である。前述の場合と同様、
異なるサイズで貯蔵しなければならないのはカラーのみであり、ホースコネクタ
の残りの部分は、その必要はない。これは大きい長所である、何故ならばただ１
つのサイズで貯蔵すればよい製品は、最も高価であり、最も大きいスペースをと
るからである。

【００３６】 前述の実施例は、鋸歯状ホース把持部材を有するホース係合部材を有するが、
コネクタのこのセクションは、任意のホース係合部材でよい。例えば、簡単な直
線状または先細りの端部を、ホースをコネクタ端部に固定するために、ジュビリ
ークリップなどの締付け部材と一緒に、コネクタ上に設けることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ある程度の長さのホースと係合されている公知のコネクタの縦断面図である。

【図２】 ある程度の長さのホースと係合されている、本発明のコネクタの第１の実施例
を示す縦断面図である。

【図３】 ある程度の長さのホースと係合されている、本発明のコネクタの第２の実施例
を示す縦断面図である。

【図４】 ネジ付管端部と係合されている、本発明のコネクタの第３の実施例を示す縦断
面図である。

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Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 管またはネジ付端部を有する他の製品と、ある程度の長さの
   ホースとの間の接続を成すためのコネクタであって、前記コネクタは、細長ホー
   ス係合部材と、前記細長ホース係合部材上に配置され、前記ネジ付管と係合する
   ためのネジ部分を有するカラーとを有し、前記コネクタは、前記カラーと、前記
   ホース係合部材との間の密封のための密封手段を備える、コネクタ。
2. 【請求項２】 前記コネクタが、さらに、前記カラーと前記管との間を密封
   うるための密封手段を備える、請求項１に記載のコネクタ。
3. 【請求項３】 前記ホース係合部材が、前記ホースと係合することが可能で
   ある第１の領域と、該第１の領域から長手方向に間隔を置いて位置する、前記カ
   ラーを収容するための第２の領域とを有する、請求項１または２に記載のコネク
   タ。
4. 【請求項４】 前記ホース係合部材の前記第２の領域は、前記第１の領域か
   ら遠くに位置するホース係合部材の端部から前記カラーが分離することを阻止す
   るための手段を備える、請求項３に記載のコネクタ。
5. 【請求項５】 前記カラーは、内側凹部内にＯリングを収容する形状であり
   、該Ｏリングによって前記ホース係合部材を支える、請求項１から請求項４のう
   ちのいずれか１つの請求項に記載のコネクタ。
6. 【請求項６】 さらに、前記コネクタが前記管端部を支えるように、前記カ
   ラーの外面の周りにＯリングの形の密封手段を備える、請求項１から請求項５の
   うちのいずれか１つの請求項に記載のコネクタ。
7. 【請求項７】 前記カラーの前記ネジ部分が、雄ネジ部分である、請求項１
   から請求項６のうちのいずれか１つの請求項に記載のコネクタ。
8. 【請求項８】 前記カラーの前記ネジ部分が、雌ネジ部分である、請求項１
   から請求項６のうちのいずれか１つの請求項に記載のコネクタ。
9. 【請求項９】 前記カラーは、スパナまたは他の適当な工具により管端部に
   対して回転可能な多角形端面縁を有する少なくとも１つのセクションを有する、
   請求項１から請求項８のうちのいずれか１つの請求項に記載のコネクタ。
10. 【請求項１０】 請求項１から請求項９のうちのいずれか１つの請求項に記
    載のコネクタと組み合せて使用するカラーであって、前記カラーは、ネジ付管と
    係合するためのネジ部分を有し、前記カラーと前記管との間の密封のための第１
    の密封手段と、前記カラーと、ホース係合部材であって、前記ホースが前記ホー
    ス係合部材の周りを回転することが可能であるホース係合部材との間の密封のた
    めの第２の密封手段とを備える、カラー。