JP2003524658A - 錯化剤活性化剤を利用した毛髪緩和組成物 - Google Patents

錯化剤活性化剤を利用した毛髪緩和組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は少なくとも1つの多価金属水酸化物とケラチン繊維のランチオニン化を実行するのに十分な量の該少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも1つの錯化剤を含むケラチン繊維をランチオニン化するための組成物を提供する。1つの実施形態では、錯化剤と多価金属水酸化物の金属イオンとの間で形成される錯体は水に可溶である。本発明はまたケラチン性繊維の緩和を達成するためにケラチン繊維をランチオニン化する方法に向けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は少なくとも1つの多価金属水酸化物と、ケラチン繊維のランチオニン
化(lanthionizing)を実行するのに十分な量の該少なくとも1つ
の多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも1つの錯化剤との組み合わ
せを使用して、ケラチン繊維をランチオニン化するための組成物と方法に関する
。1つの実施形態では、ケラチン繊維をランチオニン化するプロセスによって、
毛髪は緩和し、直毛化する。
【0002】 (発明の背景) 昨今の市場では、天然にカールしたまたは曲った毛髪を緩和し直毛化する毛髪
緩和剤と言われるヘアケア製品の需要が増加している。毛髪緩和剤はヘアサロン
で専門家によって使用され、または家庭で個人消費者によって使用される製品で
ある。非常にカールした毛髪のカールを直毛化したり緩和することの利点の1つ
は毛髪の扱い易さとスタイリングが容易になることである。
【0003】 通常、毛髪の緩和プロセスは毛髪中の化学結合を変え、ランチオニンを形成す
る化学プロセスである。ケラチン様物質である毛髪の繊維は多くがジスルフィド
結合(−S−S−)によって相互に結合した蛋白質またはポリペプチドを含んで
いる。2つのシステイン残基のスルフヒドリル基(−SH)から形成されるジス
ルフィド結合は結果的にシスチン残基を形成する。塩の結合のような毛髪を形成
するポリペプチド間に生じる別の型の結合があるが、毛髪の永続性のカールや形
は本質的にシスチン残基のジスルフィド結合に依存している。
【0004】 その結果毛髪の緩和または直毛化はアルカリまたは還元剤で毛髪の繊維のジス
ルフィド結合を分裂することによって達成できる。アルカリ剤によるジスルフィ
ド結合の化学的分裂は通常コーミングのような毛髪の機械的直毛化と組み合わさ
れ、反対のポリペプチド鎖の相対的な位置を変えることによって直毛化が生じる
。この反応は次いでリンスおよび/または中和組成物を適用することによって停
止される。
【0005】 アルカリ反応は通常水酸化物イオンによって開始される。理論によって制限さ
れる訳ではないが、水酸化物イオンによる毛髪中のジスルフィド結合の分裂を説
明するのに主に使われる2つの反応の系列があり、いずれも結果的にランチオニ
ンが形成される。第一の系列は2分子の親核置換機構であり、水酸化物イオンが
直接ジスルフィド結合を攻撃し結果的にランチオニンとHOSが形成される。Z
viak,C., The Science of Hair Care, 1
85−186(1986)を参照のこと。第二の系列はジスルフィド結合に対し
てβ位にある炭素原子上に位置する水素原子上の水酸化物イオンの攻撃によって
開始されるβ除去反応である(同上)。その結果デヒドロアラニンが形成され、
それが次いでシステインのチオール又はアラニンのアミン基と反応し、ランチオ
ニンおよびリジノアラニンを形成する。その機構に拘わらず、毛髪に浸透できる
水酸化物イオンの放出はシスチンからランチオニンへの変換を通して毛髪の緩和
プロセスを駆動する。従って水酸化物イオンによるケラチン繊維の緩和および直
毛化について当業者はランチオニン化と言う用語を使用する。
【0006】 多くの場合、緩和組成物は水酸化ナトリウムのような水溶性の強塩基を多様な
割合で含むゲルまたはエマルジョンの形状であるか、又は例えば水酸化カルシウ
ム(Ca(OH)2)のような僅かに溶ける金属水酸化物を含む組成物であり、
それらはin situで水溶性の塩基、例えばグアニジン水酸化物に変換され
る。従来からケラチン繊維を緩和するための水酸化物を発生させるためにヘアケ
ア産業で使用される2つの主な技術は「アルカリ液(lye)」、即ち水酸化ナ
トリウム緩和剤または「非アルカリ液」緩和剤と呼ばれる。「アルカリ液」緩和
剤は使用される塩基または担体、毛髪の状態および所望される緩和速度によって
一般に1.5から2.5%(0.38〜0.63M)の範囲の濃度の水酸化ナト
リウムを使用する。水酸化ナトリウムは毛髪の直毛化に極めて有効であるが、結
果的に毛髪の強度を低下し、破損によって部分的または全体の脱毛にいたる場合
がある。ある製造業者は「非アルカリ液」として水酸化リチウムおよび水酸化カ
リウム緩和剤を販売しており、これは技術的に本当であるが、これらの緩和剤は
いまだに無機のカリウムまたはリチウムの可溶性水酸化物に依存している。
【0007】 他の「非アルカリ液」緩和剤のほとんどは僅かに溶けるCa(OH)2のよう
なソースから水酸化物を得て作用する。例えば僅かに溶けるCa(OH)2を炭
酸グアニジンと混合して、可溶性であるが不安定な水酸化物のソースである水酸
化グアニジン、および不溶性の炭酸カルシウム(CaCO3)を形成する。この
反応はCaCO3の析出によって終了に仕向けられ、実際1つの不溶性のカルシ
ウム塩を他の塩で置き換える。水酸化グアニジンは基本的に不安定であり、使用
時までに成分が分離する。
【0008】 しかし、炭酸グアニジンと水酸化カルシウムでは別の問題が生じる。不溶性の
副産物、CaCO3は、カルシウムのような2価の金属がケラチンと比較的親和
性が良好であるため、毛髪中に残る白い残渣または魅力的でない「白亜(whi
ting)」または「灰分(ashing)」を残す。その後灰分を除くために
脱カルシウムシャンプーが必要になる。
【0009】 従ってCa(OH)2のような不溶性の金属水酸化物を使用する利点があり、
不溶性の副産物、CaCO3によって生じる灰化(ashing)の問題を低減
し取り除くケラチン繊維の緩和プロセスに対する要求がいまだに存在する。 (発明の概要)
【0010】 これらおよび他の利点を達成し、ここに具体的に表現され、広範に説明された
本発明の目的に従って、本発明は1つの態様において少なくとも1つの多価金属
水酸化物とケラチン繊維のランチオニン化を実行するのに十分な量の該少なくと
も1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも1つの錯化剤とを含
むケラチン繊維をランチオニン化するための組成物を提供する。その少なくとも
1つの錯化剤は有機酸およびその塩から選ぶことができるが、これらに限定され
ない。好ましい実施形態では、それはアミノカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸
、アミノスルホン酸、ヒドロキシスルホン酸、アミノリン酸およびヒドロキシリ
ン酸から選ばれる。しかし、その少なくとも1つの錯化剤は、酒石酸グアニジン
単独、またはリン酸グアニジン単独、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジ
ンの混合物単独であってはならない。その少なくとも1つの多価金属水酸化物は
、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化第二銅、水酸化ストロンチウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン
、水酸化亜鉛および水酸化コバルトから選ぶことができるが、これらに限定され
ない。
【0011】 本発明はまた、イオン化溶剤中で、少なくとも1つの多価金属水酸化物に、活
性化組成物であって、その活性化組成物が、ケラチン繊維のランチオニン化を実
行するのに十分な量の該少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効
な錯化剤または錯化剤の混合物を含む活性化組成物を加えることによって、水酸
化物イオンを発生させ、発生した水酸化物イオンを含む組成物を形成し、その組
成物を、ケラチン繊維をランチオニン化するのに要する時間ケラチン繊維に適用
することによって、ケラチン繊維の緩和を達成するためにケラチン繊維をランチ
オニン化するための方法に向けられる。ランチオニン化はケラチン繊維が所望の
緩和レベルに達っした時に停止される。逆のプロセスも使用できる。即ちケラチ
ン繊維のランチオニン化を実行するのに十分な量の少なくとも1つの多価金属水
酸化物を解離するのに有効な錯化剤を含む組成物に多価金属水酸化物を加えるこ
とである。
【0012】 本発明の方法に使用される錯化剤は有機酸およびその塩から選ぶことができる
が、それに制限されることはない。好ましい実施形態では、アミノカルボン酸、
ヒドロキシカルボン酸、アミノスルホン酸、ヒドロキシスルホン酸、アミノリン
酸およびヒドロキシリン酸から選ばれる。しかし、錯化剤は、酒石酸グアニジン
単独、またはリン酸グアニジン単独、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジ
ンの混合物単独であってはならない。
【0013】 本発明の方法に使用される多価金属水酸化物は、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化第二銅、水酸化スト
ロンチウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン、水酸化亜鉛および水酸化コバ
ルトから選ぶことができるが、これに制限されることはない。
【0014】 本発明はまたケラチン繊維をランチオニン化するための多成分キットを提供す
る。ここで、そのキットは少なくとも2つの分離した成分を含む。キットの1つ
の成分は、少なくとも1つの多価金属水酸化物を含む水酸化物イオンを発生する
ための組成物を含み、キットの他の成分はケラチン繊維のランチオニン化を実行
するのに十分な量の少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な錯
化剤または錯化剤の混合物を含む活性化組成物を含む。
【0015】 本発明の他の目的と利点は次の記載で一部説明され、一部はその記載から明ら
かであるか、または本発明の実施によって教示される。本発明の目的と利点は添
付した請求の範囲中で特に指摘した要素と組み合わせによって実現され達成され
る。
【0016】 先述した一般的記載と以下の詳細な記載は単に例示および説明のためであり、
請求の範囲の発明を制約するものではないことを理解すべきである。 (発明の詳細な説明)
【0017】 本発明の現在の好ましい実施形態に対して詳細に説明する。本発明は1つの態
様において、少なくとも1つの多価金属水酸化物と、ケラチン繊維のランチオニ
ン化を実行するのに十分な量の該少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離する
のに有効な少なくとも1つの錯化剤とを含むケラチン繊維をランチオニン化する
ための組成物を提供するが、その少なくとも1つの錯化剤は酒石酸グアニジン単
独、またはリン酸グアニジン単独、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジン
の混合物単独であってはならない。
【0018】 理論に関して制限されないために、ケラチン繊維のランチオニン化はシスチン
のジスルフィド結合を分裂する水酸化物イオンの放出によって駆動される。本発
明の組成物は、現在も毛髪の緩和と直毛化に有効である金属水酸化物から可溶性
の水酸化物イオンを発生させる新しい方法を提供することによって、従来の「ア
ルカリ液」または「非アルカリ液」毛髪緩和剤をしのぐ利点を提供する。
【0019】 上述したように、従来の技術の毛髪緩和組成物は可溶性金属水酸化物または僅
かに可溶性の金属水酸化物を利用していた。僅かに可溶性の金属水酸化物の水へ
の溶解は、殆どの2価の金属水酸化物を含め、ケラチン繊維のランチオニン化を
実行するのに十分な可溶性水酸化物イオンを発生させるのに十分でない。これは
次の式で表され、平衡は反応の左側に傾く。 従って僅かに可溶性の金属水酸化物を含む従来の緩和剤では、平衡は右側に押さ
れ、この反応はCaCO3のような不溶性の化合物としてのM++の析出によって
終了に仕向けられる。
【0020】 本発明の組成物は、しかし、多価金属水酸化物を解離し、M++をキレートまた
は封鎖する錯化剤を利用する。錯化剤および多価金属は錯体を形成し、これは多
くの場合、錯化剤と金属の間のより強い相互作用を示す。その結果、錯化剤は上
の反応媒体から金属を除去し平衡を右側に移行させる。
【0021】 錯化剤はキレート剤または金属イオン封鎖剤であってもよく、それは多価金属
水酸化物を部分的にまたは完全に解離する。それにもかかわらず、錯化剤は水酸
化物の反対イオンをキレートし、封鎖し、または結合し、溶液中により多くの水
酸化物イオンを遊離させる。言い換えれば、錯体化の正味の効果は、M++のCa
CO3としての析出に依存せずに、ケラチン繊維のランチオニン化を実行するの
に十分な可溶性の水酸化物イオンを発生させることである。
【0022】 本発明の錯化剤はキレート剤または金属イオン封鎖剤を包含するが、これに限
定されない。キレート剤は通常2つ以上のリガンド原子を介して金属イオンと結
合してキレートを形成できる化合物またはリガンドである。Lewis,R.J
., Hawley‘s Condensed Chemical Dicti
onary p. 240(1997)を参照のこと。キレートは通常、Co2+ 、Ni2+,Cu2+,Ca2+またはZn2+のような中心金属イオンが同一分子中で
配位結合によって2つ以上の非金属原子、即ちリガンドに結合されている一種の
配位化合物である。一般的なキレート剤には、エチレンジアミン四酢酸(EDT
A)、ニトリロ三酢酸、およびエチレングリコール−ビス(β―アミノ−エチル
エーテル)−N,N−四酢酸が含まれる。
【0023】 金属イオン封鎖剤はその物質と緊密な結合のために、イオンがその通常の性質
を示すのを妨げる物質であればいずれのものでもよい(同上、991)。例えば
あるリン酸塩は溶液中で金属イオンと配位錯体を形成し、通常の析出反応が妨げ
られ、あるリン酸塩およびメタリン酸塩で処理された硬水からはカルシウム石鹸
析出物は生成しない(同上)。金属イオン封鎖剤の他の例には、グルコン酸、ク
エン酸および酒石酸のようなヒドロキシカルボン酸が含まれる(同上)。
【0024】 本発明の実施に有用な錯化剤の例には有機酸とその塩が含まれるが、これに限
られない。本発明の有機酸の塩は有機または無機のカチオンを含むことができる
。好ましい実施形態では、錯化剤は、モノ,ジ、またはポリアミノカルボン酸お
よびヒドロキシカルボン酸、モノ,ジ、またはポリアミノスルホン酸およびヒド
ロキシスルホン酸、モノ,ジ、またはポリアミノリン酸およびヒドロキシリン酸
から選ばれる。
【0025】 さらに好ましい実施形態では、錯化剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA
)およびその塩;N−(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸およびその
塩;アミノトリメチレンリン酸およびその塩;ジエチレントリアミン五酢酸およ
びその塩;ラウロイルエチレンジアミン三酢酸およびその塩;ニトリロ三酢酸お
よびその塩;イミノ二コハク酸およびその塩;酒石酸およびその塩;クエン酸お
よびその塩;ならびにN−2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸およびその塩から
選ばれる。塩は有機または無機カチオンとの塩から選ばれる。1つの実施形態で
は、無機カチオンはカリウム、ナトリウムまたはリチウムから選ばれる。
【0026】 錯化剤は、リン酸三カリウムもしくは三ナトリウム、またはケイ酸二ナトリウ
ムもしくは二カリウム;アミノ酸またはクラウンエーテルのようなキレートまた
は金属イオン封鎖特性を示すリン酸塩またはケイ酸塩から選ぶこともできる。1
つの実施形態では、カルシウムキレート剤として知られているグルタミン酸一ナ
トリウムのようなアミノ酸が錯化剤として使用されている。
【0027】 錯化剤の性質によって、錯化剤と金属イオンの間に形成された錯体の反応媒体
中の溶解度は変化する可能性がある。好ましい実施形態では、錯化剤―金属イオ
ン錯体は当業者によって反応媒体中で可溶性と考えられている。他の実施形態で
は本発明の組成物は25℃およびpH7.0での水への溶解度が0.03%、好
ましくは25℃およびpH7.0での水への溶解度が1%を超える錯化剤−金属
イオン錯体を提供する。
【0028】 さらに好ましい実施形態では、EDTAナトリウム、リチウム、カリウムまた
はグアニジン塩のようなEDTAの塩は錯化剤である。EDTAは広範囲のpH
に亘って強いカルシウム結合定数を有する。例えばEDTA四ナトリウムは水性
媒体中で水酸化カルシウムを可溶化して澄明な溶液を与える。EDTA四ナトリ
ウムのような多価金属水酸化物の金属イオンを可溶化する錯化剤を使用すると「
灰化」が起こらないという利点がある。しかし金属イオンを完全に可溶化せず、
僅かに可溶なまたは殆ど溶けない錯化剤−金属イオン錯体を形成するだけの錯化
剤の使用もまた本発明の実施の範囲内にある。
【0029】 他の実施形態では、錯化剤は例えば、グアニジン、モノ、ジ、トリエタノール
アミンおよび他のアミンのような有機カチオン、およびキレートアニオンあるい
は金属イオン封鎖アニオンのような「ソフト」な塩基またはカチオンであっても
よい。「ソフト」な塩基またはカチオンとキレートアニオンあるいは金属イオン
封鎖アニオンの組み合わせは、直毛化を達成するのに十分高いpHで「ソフト」
なカチオンが存在すれば有効である。例えば、アルギニンのようなアミノ酸を使
用して、EDTAを中和し「ソフトな塩基」/強いキレート剤の対を作ることが
できる。しかし、例えばEDTAグアニジンのような多くのグアニジン「ソフト
」カチオン錯化剤は本発明の実施の範囲内であるが、析出を通してOHの産生を
駆動する(例えばCowsarとAdairの米国特許第5,565,216参
照)ために炭酸グアニジンの代わりに使用できる塩として少なくとも1つの参考
に掲載されている酒石酸グアニジン単独またはリン酸グアニジン単独または酒石
酸グアニジンとリン酸グアニジンの混合物単独の使用は、本発明の実施の範囲内
ではない。酒石酸グアニジンまたはリン酸グアニジンはここに定義された1つ以
上の錯化剤を含む混合物の一部として本発明の実施の範囲内で使用できる。
【0030】 本発明はまた、本発明のランチオニン化組成物に使用する錯化剤の利用可能性
を測定する簡便なスクリーニングテストを提供する。問題の錯化剤でCa(OH
2のような多価金属水酸化物の懸濁物を滴定してキレート特性あるいは金属イ
オン封鎖特性が観察できる。もしもその溶液がケラチン繊維のランチオニン化に
十分なpHに達すれば、その錯化剤は本発明の組成物に使用する優れた候補であ
る。
【0031】 さらに好ましい実施形態では、本発明の錯化剤は次の利点の1つ以上を提供す
る:ケラチンコンディショニング成分(ポリクアット、ポリマー、たんぱく質、
アルキル第4級アンモニア化合物、シリコーン等)との適合性;後の使用のため
に保存できる錯化剤と多価金属水酸化物の安定な混合物(不安定な水酸化グアニ
ジンを生じる組成物では不可能な利点);ならびに析出副産物がないこと、およ
び/または緩和後脱カルシウムシャンプーを使用する必要がないこと。
【0032】 少なくとも1つのキレート剤と少なくとも1つの金属イオン封鎖剤の混合物を
含む錯化剤の混合物はまた本発明の実施の範囲内である。1つの実施形態では、
アミノトリメチレンリン酸五ナトリウムのような活性が小さいキレート剤を、例
えばEDTAのようなより活性の大きいキレート剤と混合してより遅い速度でケ
ラチン繊維の所望のランチオニン化を達成できる。
【0033】 本発明に有用な多価金属水酸化物は、錯化剤と混合した時にケラチン繊維をラ
ンチオニン化するための水酸化物イオンの提供に有効ないかなる多価金属水酸化
物であってもよい。好ましい実施形態では、多価金属水酸化物は、水酸化カルシ
ウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化第二
銅、水酸化ストロンチウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン、水酸化亜鉛お
よび水酸化コバルトを含むいかなるアルカリ不溶性または僅かに溶ける水酸化物
からも選ばれるが、これらに限られるものではない。
【0034】 本発明の組成物は多価金属水酸化物と錯化剤を含む一部の組成物として、また
は多成分キットの形状で提供できる。ケラチン繊維をランチオニン化するための
多成分キットは少なくとも2つの別個の成分を含む。キットの第一の成分は、少
なくとも1つの多価金属水酸化物を含む水酸化物イオンを発生させる組成物を含
む。この第一の成分はエマルジョン、溶液、懸濁液、ゲルまたはペーストの形態
であってもよい。キットの第二の成分は、ケラチン繊維のランチオニン化を実行
するのに十分な量の少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な錯
化剤または錯化剤の混合物を含む活性化組成物を含む。この第二の成分もまたエ
マルジョン、懸濁液、溶液、ゲルまたはペーストの形態であってもよい。組成物
の安定性と意図する用途に基づいて、当業者はその組成物および/または多成分
組成物をどのように貯蔵し混合すべきかを決めることができる。
【0035】 好ましい実施形態では、多成分キットの成分の一つは、混合時に、発生した水
酸化物イオンがケラチン繊維のランチオニン化に作用するように溶液中に十分に
残っていることを確実にするために十分な水と他のイオン化溶剤を含む。
【0036】 本発明の組成物はケイ酸塩のようなイオン交換樹脂を含むこともできる。1つ
の実施形態では、ケイ酸塩はゼオライトであり、より好ましくはゼオライトクレ
ーである。イオン交換樹脂は緩和効率を増加し、または当業者が可溶性水酸化物
の発生速度を制御することを可能にする。多成分キット中に、イオン交換樹脂は
不溶性金属水酸化物成分または錯化剤成分と処方してもよく、あるいは金属水酸
化物成分および錯化剤成分の1つまたは両方に加えられる第3の成分であっても
よい。
【0037】 理論に関して制約される訳ではないが、イオン交換樹脂はイオン交換機構によ
ってランチオニン化プロセスに関与すると考えられる。多価金属水酸化物からイ
オン交換樹脂への多価金属イオンの交換であるイオン交換可逆反応は、錯化剤よ
りもはるかに遅い速度で水酸化物を放出する。従って、イオン交換樹脂は錯化剤
と組み合わせて、より緩和なまたは部分的緩和のための混合組成物を生成して、
可溶性水酸化物の放出速度を調整または制御するために使用できる。
【0038】 ランチオニン化プロセスに関与して有効なすべてのイオン交換樹脂は本発明の
範囲内であり、アナルサイム、キャバザイト、グメリナイト、ハルモトム、レビ
ナイト、モルデナイト、エピスティルバイト、ヒューランダイト、ナトロナイト
、スティルバイト、エディングトナイト、メソライト、スコレサイト、ソモソナ
イト、ブリューステライト、ホージャサイト、ギスモンディン、ラウモンタイト
、フィリプサイトおよびアルミノシリケートを含む、アルミニウムとナトリウム
、リチウム、カリウムまたはそれらの組み合わせのようなアルカリ金属とのケイ
酸塩を含むが、それらに限定されない。
【0039】 本発明はまた、ケラチン繊維の緩和を達成するためにケラチン繊維をランチオ
ニン化する方法に向けられている。本発明の方法は、少なくとも1つの多価金属
水酸化物に活性化組成物を加えることによって、イオン化溶剤中に水酸化物イオ
ンを発生させることを含む。活性化組成物はケラチン繊維のランチオニン化を実
行するのに十分な量の多価金属水酸化物を解離するのに有効な錯化剤または錯化
剤の混合物を含む。発生した水酸化物イオンを含む組成物が形成され、その組成
物がケラチン繊維をランチオニン化するに要する時間ケラチン繊維に適用される
。ケラチン繊維の緩和の所望のレベルが達成された時にランチオニン化が停止さ
れる。
【0040】 イオン化溶剤は溶質分子の構成原子の分離を起こすために溶質分子内のイオン
結合力を十分に低下させる溶剤であることが好ましい。さらに好ましい実施形態
では、イオン化溶剤は水およびジメチルスルホキシド(DMSO)から選ばれる
【0041】 本方法はケラチン繊維の存在下で、in situで、即ちケラチン繊維上で
、少なくとも1つの多価金属水酸化物と少なくとも1つの活性化組成物を混合し
て水酸化物イオンを形成することを包含する。
【0042】 本発明を以下の実施例によって説明するが、これに限定することを意図しない
【0043】 実施例1.固体Ca(OH)2のNa4EDTAとの錯体化 本発明のランチオニン化組成物に使用するための錯化剤の利用可能性を測定す
るスクリーニングテストを実施した。錯化剤の溶液、即ち97gの水中Vers
ene220(EDTA四ナトリウム(Na4EDTA)、0.0066モル)
3gを多価金属水酸化物固体Ca(OH)2で滴定した。反応の終わりに0.6
0gのCa(OH)2を溶液に溶解した。Ca(OH)2の既知の溶解度は0.1
5g/水100mlであるので、Na4EDTAによるキレート化によって溶液
中に更に溶解したCa(OH)2の量は0.45g、即ち0.0061gであっ
た。結果を表1に示す。
【0044】 EDTA四ナトリウムは高アルカリ性領域で強いカルシウム結合定数を有する
。結果は、錯化プロセスが錯化剤:金属水酸化物のモル比が1:1まで起きること
を示した。結果は1:1のモル比でNa4EDTAによるCa(OH)2の完全な
キレート化と水酸化物イオンの溶液中への放出であった。溶液がケラチン繊維の
ランチオニン化のための十分なpHに達したのでEDTA四ナトリウムは本発明
の錯化剤として使用するための良い候補である。更にEDTA−Caのキレート
錯体は反応媒体中に可溶のままなので、EDTAは好ましい錯化剤である可能性
がある。
【0045】
【0046】 実施例2:緩和剤の緩和効率 緩和効率測定の手順 EDTA四ナトリウムの溶液を水酸化カルシウムのクリームに加えた。3分間
混合後、混合物を真っ直ぐな形状に伸張されテープされた天然の曲った毛髪の小
片に適用した。緩和剤混合物を毛髪の小片に5分間作用させ、処理した毛髪の小
片を室温で15分間静置した。毛髪の小片をリンスし、シャンプーし、次いで9
0%の相対湿度の部屋に24時間置いた。緩和効率%(%RE)は次のように定
義される。 %RE=(Lf/Lt)x100 式中、 Lf=90%RHで24時間後の緩和毛髪の長さ Lt=真っ直ぐな形状での毛髪の長さ
【0047】 EDTA錯化剤を用いた毛髪緩和剤の緩和効率 Na4EDTA/Ca(OH)2混合物の毛髪緩和の効果を試験した。次の処方
のCa(OH)2クリームを調製した。 物質 %w/w セチルアルコール 1.0 ステアレス−2 0.5 ステアレス−10 2.5 鉱油 15.0 ペトロラタム 5.5 セテアリールアルコールとリン酸セテアリール 7.5 水酸化カルシウム 5.0 水 60.0
【0048】 6.3gのCa(OH)2クリーム(0.315g、即ち0.00425モル
の水酸化カルシウム)と表2に示した濃度のNa4EDTAの溶液の1つとの混
合物を2分間攪拌した。得られた組成物を5分間梳りながら熱処理した曲がった
毛髪に適用し、室温で更に15分間放置した。処理した毛髪を水でリンスし、ロ
ーレス硫酸ナトリウム(SLES)でシャンプーした。表2に各活性化組成物の
緩和効率を示す。
【0049】 EDTA四ナトリウム単独または活性化剤なしのクリームは20分で毛髪を緩
和しなかったが、25%グアニジン炭酸塩1.8gの従来の活性化剤の添加で9
3%緩和が生じた(A,B,C)。グアニジン塩をEDTA四ナトリウムに代え
ると、緩和は添加したEDTA(D,E,F)に比例して増加した。理論に関し
て制約される訳ではないが、これはCa++当たり1つのEDTAのキレート化が
2つの可溶性の水酸化物を放出するためであると考えられる。従って「直毛性」
で測定した場合は同量のEDTAは必要でない。EDTA/Ca(OH)2のモ
ル比を0.5/1.0に維持したまま、Ca(OH)2およびNa4EDTAのモ
ル数を半分に減らしても(J)、効率的な毛髪の緩和が得られた。EDTAの高
用量は異なった緩和効率を与えた(G,H,I)。
【0050】 実施例3 各種のキレート剤の錯化反応 下表3に示したキレート剤合計2gを5%のCa(OH)2のスラリーに攪拌
しながらゆっくり加えた。キレート剤を加えた時、溶液のpHの安定した上昇が
見られた。表3に水酸化カルシウムのスラリーの最初のpHとキレート剤を加え
た後の溶液の最終のpHを示す。溶液のpHの上昇はキレート剤がカルシウムイ
オンをキレートし、それによって不溶性の水酸化カルシウムを解離させ、溶液中
に水酸化物イオンを放出させることを示した。
【0051】 実施例4: 毛髪緩和剤としての水酸化カルシウムと錯化剤の有効性 天然の曲がった毛髪を上述の5%水酸化カルシウムクリームと表4に示した各
種の錯化剤を用いて緩和した。混合物はすべてCa(OH)2:錯化剤のモル比
が1:1であった。結果はカルボン酸塩、リン酸塩およびホスホン酸塩のような
一般のキレート剤が効率のよい錯化剤であることを示した。
【0052】 実施例5: 水酸化物イオンを発生させるための2価金属水酸化物の錯化 錯化剤の溶液に等モル量の不溶性2価金属水酸化物を加えた。pHの変化と混
合物の外観を観察した。表5の結果は2価金属水酸化物の添加によって溶液のp
Hが上昇したことを示す。1例を除いてすべて、長時間後、溶液は澄明のままか
、澄明に戻ったことを示す。pHの上昇と溶液の澄明性によって、2価金属イオ
ンの錯化と水酸化物イオンの溶液中への遊離が確認される。
【0053】 実施例6: 毛髪緩和剤としての水酸化ストロンチウム/キレート剤 次の配合で水酸化ストロンチウム緩和剤ゲルを調製した。 物質 %w/w 鉱油 15.0 ペトロラタム 5.5 水酸化ストロンチウム8水和物 18.6 プロピレングリコール 3.0 アクリレート/Ceteth−20 7.0 イタコネート共重合体 水 50.9
【0054】 6gの緩和剤ゲルを2gの水中EDTA四ナトリウム1.83gの溶液と混合
し、混合物を曲がった毛髪に適用した。水酸化ストロンチウム/EDTA毛髪緩
和剤の緩和効率は95%を超すことが判った。
【0055】 実施例7: 水酸化カルシウム濃度の影響 水酸化カルシウム濃度の範囲が2%から10%である一連の緩和剤クリームを
調製した。例えば典型的な5%Ca(OH)2クリームは次のように配合された
物質 %w/w セチルアルコール 1.0 ステアレス−2 0.5 ステアレス−10 2.5 鉱油 15.0 ペトロラタム 5.5 セテアリルアルコール 7.5 およびリン酸セテアリル プロピレングリコール 3.0 水酸化カルシウム 5.0 水 60.0
【0056】 EDTA四ナトリウム1.83gの溶液を6gの各緩和剤クリームに加え、得
られた組成物を上述の天然に曲がった毛髪の房に適用した。比較試験として、毛
髪をまた市販の「非アルカリ液」緩和剤(Soft SheenRからのOpt
imum CareR)および市販の「アルカリ液」緩和剤(Soft She
enRからのHair Werk)を用いて緩和した。各組成物の緩和効率を表
6に示す。
【0057】 結果は、天然の曲がった毛髪がEDTA四ナトリウムと各種濃度の水酸化カル
シウムを含むクリームの混合物によって緩和したことを示す。低緩和効率がかな
らずしも否定的な結果を示しているわけではないことに注意すべきである。当業
者は所望の直毛化の程度と意図している用途に応じて低緩和効率を意図すること
がある。
【0058】 実施例8: 錯化剤濃度の影響 表7に示したパーセンテージのEDTA四ナトリウムを含む溶液を実施例7の
7%Ca(OH)2クリーム6gに加え、上述の天然の曲がった毛髪に適用した
。結果は、天然の曲がった毛髪が、Ca(OH)2クリームとEDTA四ナトリ
ウムを含む溶液の混合物によって緩和され、EDTA四ナトリウム:Ca(OH
2の一定の値を超えた比で低緩和効率が得られることを示す。
【0059】 実施例9: クリーム組成物中の錯化剤の使用 2成分の毛髪緩和組成物を調製した。第一の成分である錯化剤EDTA四ナト
リウムを含むクリーム組成物を次のように調製した。 物質 %w/w セチルアルコール 1.0 ステアレス−2 0.5 ステアレス−10 2.5 鉱油 15.0 ペトロラタム 5.5 セテアリルアルコール 7.5 およびリン酸セテアリル プロピレングリコール 3.0 EDTA四ナトリウム 30.5 水 34.5
【0060】 第二の成分はCa(OH)2を含む溶液であった。表8に試験をした各第二の
成分中のCa(OH)2の量を示す。第一の成分6gを第二の成分に加え、得ら
れた組成物を混合し、天然の曲がった毛髪に使用した。各組成物の緩和効率を表
8に示す。
【0061】 結果は、天然の曲がった毛髪が、様々な量の水酸化カルシウムを含む溶液に錯
化剤を含むクリームが加えられた混合物によって緩和したことを示す。
【0062】 錯化剤クリーム成分にCa(OH)2溶液成分を加えて同様な試験を行った。
表9に示したように、水酸化カルシウムの量を変えた溶液を上述の錯化剤のクリ
ーム6gに加えた。天然の曲がった毛髪に適用した時の得られた組成物の緩和効
率を次に示す。
【0063】 結果は、天然の曲がった毛髪が錯化剤を含むクリームにCa(OH)2溶液を
加えた多成分システムによって緩和されたことを示す。これらの結果は、「逆」
の添加順序(金属水酸化物を錯化剤に)の有用性と適切なモル比を確立する。
【0064】 表10は上記の錯化クリーム中の錯化剤の量を変えた結果を示す。成分1であ
る、2gの水の中に水0.3gのCa(OH)2を含む溶液を表10に示した異
なった第二の成分のそれぞれに加えた。2つの成分組成物それぞれの毛髪緩和効
率を下表に示す。
【0065】 実施例10: 毛髪緩和組成物へのゼオライトクレーの添加 2gの水の中に各種の量のゼオライトクレー(The PQ Corpora
tion P.O.Box 840, Valley Forge, PA 1
9482製アルミノケイ酸ナトリウム)を含む0.3gのCa(OH)2の溶液
を実施例9の1.8gの錯化剤クリームに添加した。緩和効率を表11に示す。
【0066】 結果は毛髪緩和組成物へのゼオライトクレーの添加が組成物の緩和効率を改善
したことを示す。
【0067】 実施例11: 錯化剤としてのニトリロ三酢酸三ナトリウム 上述の手順を用いて、6%Ca(OH)2クリーム6gとニトリロ三酢酸三ナ
トリウム(BASF Corporation, Mt. Olive、NJ製
TrilonRA92)を含む各種活性化組成物を錯化剤として使用して、天然
の曲がった毛髪小片を緩和した。結果を表12に示す。
【0068】 錯化剤:金属水酸化物モル比の広範な範囲に亘って高い緩和効率が得られた。
データはニトリロ三酢酸三ナトリウムが毛髪緩和プロセスに効率的な錯化剤であ
ることを示す。
【0069】 実施例12: 水酸化カルシウムの各種濃度におけるニトリロ三酢酸三ナトリ
ウムの効果 0.5gのニトリロ三酢酸三ナトリウムと3−6%のCa(OH)2を含む各
種クリームを使用して天然の曲がった毛髪小片を緩和した。表13に緩和効率を
示す。データは、Ca(OH)2の濃度が低くてもニトリロ三酢酸三ナトリウム
が毛髪緩和組成物の効率的な錯化剤であることを示す。
【0070】 当業者にとっては本発明の精神または範囲から離れることなく、本発明の組成
物および方法の多様な修正および変更ができることは自明であろう。従って、添
付した請求の範囲およびそれと等価な範囲である限り、本記載は本発明の修正お
よび変更を包括することを意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C083 AB031 AB032 AB281 AB431 AB441 AC012 AC072 AC122 AC182 AC231 AC301 AC531 AC532 AC581 AC621 AC641 AC642 AC741 AC742 AC791 AC841 AC901 AC902 AD092 BB45 CC34 DD06 DD31 EE25

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン繊維をランチオニン化して該ケラチン繊維を緩和す
    る方法であって、該方法が: イオン化溶剤中で、少なくとも1つの多価金属水酸化物に、活性化組成物であ
    って、その活性化組成物が、該ケラチン繊維のランチオニン化を実行するのに十
    分な量の該少なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも
    1つの錯化剤を含む活性化組成物を加えることによって、水酸化物イオンを発生
    させ、 該発生した水酸化物イオンを含む組成物を形成し、 該組成物を、該ケラチン繊維をランチオニン化するのに要する時間ケラチン繊
    維に適用し、 該ケラチン繊維の緩和の所望のレベルが達成された時に該ランチオニン化を停
    止することを含み、且つ、 該少なくとも1つの錯化剤が酒石酸グアニジン単独でなく、またはリン酸グア
    ニジン単独でなく、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジンの混合物単独で
    ない、上記方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該錯化剤が有機酸およびその塩から選ばれる上記方法。
  3. 【請求項3】 請求項2のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該有機酸およびその塩が、アミノカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、アミノ
    スルホン酸、ヒドロキシスルホン酸、アミノリン酸およびヒドロキシリン酸なら
    びにそれらの塩から選ばれる上記方法。
  4. 【請求項4】 請求項3のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該塩が有機または無機のカチオンとの塩から選ばれる上記方法。
  5. 【請求項5】 請求項4のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該無機カチオンがカリウム、ナトリウムまたはリチウムから選ばれる上記方法
  6. 【請求項6】 請求項2のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該有機酸およびその塩が、エチレンジアミン四酢酸、N−(ヒドロキシエチル
    )エチレンジアミン三酢酸、アミノトリメチレンリン酸、ジエチレントリアミン
    五酢酸、ラウロイルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノジコハク
    酸、酒石酸、クエン酸、N−2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸およびそれらの
    塩から選ばれる上記方法。
  7. 【請求項7】 請求項6のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該塩が有機または無機カチオンとの塩から選ばれる上記方法。
  8. 【請求項8】 請求項7のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該無機カチオンがカリウム、ナトリウムまたはリチウムから選ばれる上記方法
  9. 【請求項9】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であって
    、該錯化剤が、アミノ酸、クラウンエーテル、リン酸三カリウム、リン酸三ナト
    リウム、ケイ酸二カリウムおよびケイ酸二ナトリウムから選ばれる上記方法。
  10. 【請求項10】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であっ
    て、該少なくとも1つの多価金属水酸化物が、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
    ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化第二銅、水酸化ストロン
    チウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン、水酸化亜鉛および水酸化コバルト
    から選ばれる上記方法。
  11. 【請求項11】 請求項10のケラチン繊維をランチオニン化する方法であ
    って、該少なくとも1つの多価金属水酸化物が水酸化カルシウムである上記方法
  12. 【請求項12】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であっ
    て、該少なくとも1つの錯化剤と該少なくとも1つの多価金属水酸化物の少なく
    とも1つの金属イオンとの間で錯体が形成され、該錯体の25℃およびpH7.
    0での水への溶解度が0.03%を超える、上記方法。
  13. 【請求項13】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であっ
    て、該少なくとも1つの錯化剤と該少なくとも1つの多価金属水酸化物の少なく
    とも1つの金属イオンとの間で錯体が形成され、該錯体の25℃およびpH7.
    0での水への溶解度が1%を超える上記方法。
  14. 【請求項14】 請求項1のケラチン繊維をランチオニン化する方法であっ
    て、該多価金属水酸化物の該解離が部分解離である上記方法。
  15. 【請求項15】 ケラチン繊維をランチオニン化するための組成物であって
    、 少なくとも1つの多価金属水酸化物と 該ケラチン繊維のランチオニン化を実行するのに十分な量の該少なくとも1つ
    の多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも1つの錯化剤を含み、且つ
    、該少なくとも1つの錯化剤が酒石酸グアニジン単独でなく、またはリン酸グア
    ニジン単独でなく、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジンの混合物単独で
    ない、上記組成物。
  16. 【請求項16】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該錯化剤が有機酸およびその塩から選ばれる上記組成物。
  17. 【請求項17】 請求項16のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該有機酸およびその塩が、アミノカルボン酸、ヒドロキシカルボ
    ン酸、アミノスルホン酸、ヒドロキシスルホン酸、アミノリン酸およびヒドロキ
    シリン酸ならびにそれらの塩から選ばれる上記組成物。
  18. 【請求項18】 請求項17のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該塩が有機または無機のカチオンとの塩から選ばれる上記組成物
  19. 【請求項19】 請求項18のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該カチオンがカリウム、ナトリウムまたはリチウムから選ばれる
    上記組成物。
  20. 【請求項20】 請求項16のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該有機酸およびその塩が、エチレンジアミン四酢酸、N−(ヒド
    ロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸、アミノトリメチレンリン酸、ジエチレ
    ントリアミン五酢酸、ラウロイルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、イ
    ミノジコハク酸、酒石酸、クエン酸、N−2−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸お
    よびそれらの塩から選ばれる上記組成物。
  21. 【請求項21】 請求項20のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該塩が有機または無機のカチオンとの塩から選ばれる上記組成物
  22. 【請求項22】 請求項21のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該無機カチオンがカリウム、ナトリウムまたはリチウムから選ば
    れる上記組成物。
  23. 【請求項23】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該錯化剤が、アミノ酸、クラウンエーテル、リン酸三カリウム、
    リン酸三ナトリウム、ケイ酸二カリウムおよびケイ酸二ナトリウムから選ばれる
    上記組成物。
  24. 【請求項24】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該少なくとも1つの多価金属水酸化物が、水酸化カルシウム、水
    酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化第二銅、水酸
    化ストロンチウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン、水酸化亜鉛および水酸
    化コバルトから選ばれる上記組成物。
  25. 【請求項25】 請求項24のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該少なくとも1つの多価金属水酸化物が水酸化カルシウムである
    上記組成物。
  26. 【請求項26】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該少なくとも1つの錯化剤と該少なくとも1つの多価金属水酸化
    物の少なくとも1つの金属イオンとの間で錯体が形成され、該錯体の25℃およ
    びpH7.0での水への溶解度が0.03%を超える、上記組成物。
  27. 【請求項27】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該少なくとも1つの錯化剤と該少なくとも1つの多価金属水酸化
    物の少なくとも1つの金属イオンとの間で錯体が形成され、該錯体の25℃およ
    びpH7.0での水への溶解度が1%を超える、上記組成物。
  28. 【請求項28】 請求項15のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該組成物がさらにイオン交換樹脂を含む上記組成物。
  29. 【請求項29】 請求項28のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該イオン交換樹脂がシリケートから選ばれる上記組成物。
  30. 【請求項30】 請求項29のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該シリケートがゼオライトから選ばれる上記組成物。
  31. 【請求項31】 請求項30のケラチン繊維をランチオニン化するための組
    成物であって、該ゼオライトが、アナルサイム、キャバザイト、グメリナイト、
    ハルモトム、レビナイト、モルデナイト、エピスティルバイト、ヒューランダイ
    ト、ナトロナイト、スティルバイト、エディングトナイト、メソライト、スコレ
    サイト、ソモソナイト、ブリューステライト、ホージャサイト、ギスモンディン
    、ラウモンタイト、フィリプサイトおよびアルミノシリケートから選ばれる上記
    組成物。
  32. 【請求項32】 ケラチン繊維をランチオニン化するための多成分キットで
    あって、相互に分離している少なくとも2つの成分を含み、 第一の成分が少なくとも1つの多価金属水酸化物を含む水酸化物イオンを発生
    させるための組成物を含み、 第二の成分が該ケラチン繊維のランチオニン化を実行するのに十分な量の該少
    なくとも1つの多価金属水酸化物を解離するのに有効な少なくとも1つの錯化剤
    を含む活性化組成物を含み、且つ、 該少なくとも1つの錯化剤が酒石酸グアニジン単独でなく、またはリン酸グア
    ニジン単独でなく、または酒石酸グアニジンとリン酸グアニジンの混合物単独で
    ない、上記多成分キット。
  33. 【請求項33】 請求項32のケラチン繊維をランチオニン化するための多
    成分キットであって、該第一の成分と該第二の成分の少なくとも1つがクリーム
    の形状である上記多成分キット。
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