JP2003524165A - 運動時のタイヤの変形を監視するための方法とシステム - Google Patents

運動時のタイヤの変形を監視するための方法とシステム

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ラッティ,アレッサンドロ
カレッタ,レナト
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ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 自動車に結合されたリム(2)上に装着された、動作するタイヤ(1)の変形を監視するためのシステムは、前記リム(2)上の所定位置に配置されて、タイヤの内面(111)に向かって光ビームを送信し、前記表面から反射される光を受信し、長手方向、横断方向および垂直方向のタイヤの変形に比例した信号を出力できる移動ステーションと、少なくとも1つの高光反射領域と1つの低光反射領域とを有すると共に前記光ビームを反射できる領域(112)を備える、タイヤの内面に位置決めされた反射要素と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、運動時のタイヤの変形を監視するための方法とシステムに関する。
【0002】 特に、本発明は、例えば、タイヤにおいて実施される測定に従って自動車の挙
動を変更するために、自動車の操縦および/または制御システムに、ドライバが
操作するかまたは命令する自動的な干渉を提供すべく、タイヤの中からタイヤの
カーカス構造体の変形を決定する方法に関する。
【0003】 タイヤ内部の圧力と温度のような特性パラメータを測定するための公知の従来
技術の装置がある。
【0004】 欧州特許出願第887211号は、タイヤの内部に位置決めされたセンサであ
って、回転中にタイヤと路面との接触によって形成されるフットプリント領域を
前記センサが通過するときに電気パルスを発生するように作動されるセンサを具
備するタイヤ監視システムを開示している。またこの特許に記述されたシステム
は、タイヤの1回転の時間に対する前記電気パルスの比率を確認するための手段
と、前記比率を自動車内の処理ユニットに伝送するための手段とを具備する。
【0005】 特に、センサは、前記電気パルスが、フットプリント領域へセンサが進入する
時点で第1のピークを、またフットプリント領域から退出する時点で第2のピー
クを有するように、タイヤのトレッド内に配置される。
【0006】 この特許の理論によれば、2つのピークの間に経過する時間と完全な1回転の
時間との比率によって、自動車の走行中のタイヤの平坦化を知ることができる。
【0007】 これは、センサがフットプリント領域への進入の瞬間と、前記領域からの退出
の瞬間とを決定するからである。かくして、タイヤの角速度とその半径が既知で
あるならば、この領域の長さの測定が可能である。次に、フットプリント領域の
長さは、特に重量車両の輸送用のタイヤにおいて、その使用時の重要なパラメー
タであるタイヤの平坦化に関係する。
【0008】 欧州特許出願第689950号は、タイヤの圧力と温度のようなタイヤのパラ
メータを決定するための異なる方法を開示している。特に、タイヤの内面にある
いはそのマウントリム上に配置された、自ら動力源を備えるプログラム可能な電
子デバイスが使用される。このデバイスは、圧力、温度およびタイヤの回転数を
決定かつ記憶するために使用することができ、その出力信号がトレッド内面の曲
げを測定するエクステンサメータ(extensometer)、またはトレッドが受ける加
速度の値を測定する加速度計を具備し得る。さらに、デバイスは外部の無線周波
信号によって作動され、測定値が所定の限界を超えた場合、警報信号を伝送する
【0009】 運動中のタイヤのトレッドの変形を測定するための既知の方法、自動車に配置
された受信機に変形を伝送するための既知の方法もある。
【0010】 国際特許出願第9325400号は、所定の特性周波数で振動する共振回路を
具備するセンサを開示し、このセンサは、タイヤのトレッド内に配置され、また
前述の変形に直接関係する信号を伝送できる。この共振周波数は運動中のトレッ
ドの変形によって影響され、センサは共振周波数のこれらの変化に比例した電磁
波を伝送する。これらの電磁波は、自動車の内部に配置された受信機に接続され
た処理ユニットによって受信される。
【0011】 米国特許第5,247,831号は、自動車の運転を最適化するために、自動
車の走行中におけるタイヤのフットプリント領域の挙動を監視するための方法を
開示している。特に、圧電抵抗ゴム(piezoresistive rubber)の長手方向のス
トリップから成る圧電センサがトレッド内に挿入されている。ストリップはトレ
ッドの変形の関数としてその電気抵抗を変えるので、このセンサはトレッドの変
形を測定できる。
【0012】 また、自動車の操縦および/または制御システムに作用して、特に自動車のサ
スペンションを制御する装置に作用して、自動車の車軸からあるいはホイールハ
ブから獲得される情報に従って自動車の挙動を制御する公知の方法と装置がある
【0013】 1974年10月22日のカナダ、トロントの国際自動車タイヤ会議に提出さ
れた、Societa Pneumatic Pirelli S.p.A.に
よる文献「自動車とタイヤの横安定性を評価するための方法」は、種々の型式の
タイヤセットと種々の状態の道路面とによって発生される力の関数としての自動
車の動的挙動を決定するための方法を示した。
【0014】 この文献は、主に、タイヤの動的挙動を決定する3つの力、すなわち垂直力、
長手方向力、および横方向力を引用している。
【0015】 垂直力は、タイヤが受ける動的荷重による力である。長手方向力は、自動車の
加速または制動の結果としてタイヤの軸に加えられるモーメントによる力である
。横方向力は、直線運動の通常の走行状態においても存在しており、自動車のサ
スペンションの特性角度(キャンバおよびトーイン)による、及びタイヤのベル
ト構造体の傾斜コード層によって発生されるプライステア(ply-steer)による
力と、ドリフト時の遠心力によって発生される推力との合成である。4つのタイ
ヤによって発生される力の和は、自動車の重心に加えられる合成系(resultant
system)を生成し、この合成系は慣性力を釣り合わせ、各車軸のサスペンション
システムの特性の関数としての自動車の姿勢を決定する。この合成系は適切な加
速度計によって決定され、加速度計の1つは自動車の前車軸に配置され、1つは
後車軸に配置される。この論文は、対応する車軸のスリップ角の関数として、自
動車の重心に加えられる求心加速度または求心力を示す1組のグラフを提示して
いる。異なる地面の状態および異なる種類のタイヤについてプロットされたグラ
フから、所定のタイヤセットを具備する自動車の挙動を決定すること、およびコ
ーナリング時の前車軸または後車軸の任意の横方向スリップを決定することが可
能である。
【0016】 本出願人は、自動車の挙動を制御する前述の公知のシステムが、ホイールハブ
で測定される力の系に基づき、またタイヤの変形を測定するシステムが、タイヤ
のフットプリント領域のトレッドが受ける変形の決定に基づくことを観測した。
【0017】 本出願人は、これらのシステムで測定された値が、タイヤの走行条件と、より
正確には、各走行条件においてタイヤによって発生される力の系と、一対一の対
応関係で関係し得ないことを観測した。
【0018】 本発明は、特にタイヤのフットプリント領域におけるトレッドの変形を決定す
ることが、タイヤによって発生される力の系を識別すること、またはタイヤに関
連し、タイヤ挙動を表すタイヤカーカスの変形を識別することを可能するもので
はない、という本出願人の認識に基づいている。この挙動は、特に、自動車の制
動または加速、ドリフト、およびタイヤ上の荷重の変化のような、ある特定のイ
ベントが起きている間において、著しく重要である。
【0019】 上記によれば、本発明は、使用時のタイヤによって発生される力の系と一対一
の対応関係で関係するタイヤカーカスの変形の決定が、タイヤのすべての運動状
態におけるタイヤ挙動の決定を可能にするという本出願人の認識から考案された
【0020】 所定の膨張圧力におけるタイヤのカーカス構造体の、1組の3つのデカルト軸
に対する変形、換言すれば、垂直方向の変形、横断方向の変形および長手方向の
変形について測定することは、一対一の対応関係で、あるいはいずれにしろ再現
可能に、タイヤに作用する垂直、横方向および長手方向の力(あるいは、換言す
れば、タイヤが地面との間で取り交わす力)にそれぞれ対応することが確認され
ている。
【0021】 本出願人は、以前、この技術的な解決方法とそれに関連した決定について欧州
特許出願第99−114962.6号に記述し、さらなるまたより詳細な情報つ
いては前記出願を参照すべきであり、また前記出願は、本明細書に一体的に組み
込まれていることを理解すべきである。
【0022】 本出願人は、以前、前述の決定を行うための特定の方法および特定の型式の装
置について欧州特許出願第99−125692.6号に記述した。この特許出願
において、これらの変形は、センサそれ自体とタイヤライナ内面のある所定の点
との間の距離を測定するセンサによって決定される。タイヤのカーカス構造体の
変形サイズは、計算によりこれらの距離から推定することができる。
【0023】 本発明は、より詳しくは、前述の決定を実施するための別の方法および別の型
式の装置に関する。
【0024】 特に、本出願人は、タイヤライナの内面を照らす単一のセンサによってタイヤ
内のこれらの特性値を測定することから成る、運動時のタイヤの変形を決定する
ための方法を発見した。高光反射領域および低光反射領域は、ライナの内面に互
いに隣接して形成される。高光反射領域と低光反射領域との間に形成される不連
続の点から、このセンサは、横方向、長手方向および垂直方向のタイヤの変形を
決定する。照射領域と暗い領域のこの交互構造を有する内面の領域がタイヤのフ
ットプリント領域内にあるときに、前記決定が実施されることが好ましい。
【0025】 第1の態様では、本発明は、自動車に結合されたリム上に装着された、動作す
るタイヤの変形を監視するためのシステムであって、該システムが、 − 前記リム上の所定位置に配置されて、タイヤの内面に向かって光ビームを
送信し、前記表面から反射される光を受信し、長手方向、横断方向および垂直方
向のタイヤの変形に比例した信号を出力できる移動ステーションと、 − 少なくとも1つの高光反射領域と1つの低光反射領域とを有すると共に前
記光ビームを反射できる領域を備える、タイヤの前記内面に位置決めされた反射
要素と、を具備することを特徴とするシステムに関する。
【0026】 前記システムはまた、前記自動車に配置されると共に前記移動ステーションか
らの前記信号を受信できる固定ステーションを具備する。
【0027】 好ましくは、前記高光反射領域は、タイヤの内面を反射塗料で着色することに
よって形成される。
【0028】 特に、前記領域は、互いに隣接した複数の三角形を具備する。
【0029】 好ましくは、前記固定ステーションは、前記移動ステーション(20)によっ
て行われる前記測定を可能にする能力を有する。
【0030】 特に、前記移動ステーションは、少なくとも1つのセンサを具備し、かかるセ
ンサは、光ビーム放射デバイス、第1のレンズ、光ビーム受信デバイス及び第2
のレンズと結合された電子回路基板を具備する。
【0031】 特に、前記固定ステーションは、前記リムが装着されたハブに、その端部の一
方において固定された支持要素と、前記支持要素に固定された電子回路基板とを
具備する。
【0032】 特に、前記固定ステーションの電子回路基板は、第1のアンテナ用の駆動回路
に給電する発振回路と、前記第1のアンテナに接続された無線周波数受信機と、
該無線周波数受信機に接続された電気復調デバイスとを具備する。
【0033】 好ましくは、前記固定ステーションは、タイヤが装着された自動車のバッテリ
によって動力供給される。
【0034】 特に、前記センサの前記電子回路基板は、前記光ビームエミッタ用の駆動回路
と前記光ビーム受信機用の駆動回路とに給電する電源ユニットに接続された第2
のアンテナと、前記光ビーム受信機によって出力される電気信号を読み取るため
の回路とを具備する。
【0035】 好ましくは、前記光ビームエミッタは、LEDまたはレーザダイオードを具備
する。
【0036】 好ましくは、前記光ビーム受信機は、少なくとも1つのCCD素子またはCM
OS素子を具備する。
【0037】 第2の態様では、本発明は、自動車に結合されたリム上に装着された、動作す
るタイヤの変形を監視するための方法であって、該方法が、 − 前記リム上の所定位置からタイヤ内に信号を放射するステップと、 − 前記タイヤの内面から前記信号を反射するステップと、 − 前記反射信号を受信するステップと、 − 長手方向、横断方向および垂直方向のタイヤの変形に比例した信号を生成
するように、前記受信信号を処理するステップと、を含むことを特徴とする方法
に関する。
【0038】 特に、信号を放射する前記ステップは、 − 前記リム上に配置された移動ステーションがタイヤのフットプリント領域
を通過するとき、前記移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする
ステップを含む。
【0039】 さらに、前記方法はまた、前記移動ステーションによって処理された前記信号
を、前記自動車に配置された固定ステーションに転送するステップを含む。
【0040】 好ましくは、移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする前記ス
テップは、前記固定ステーションによって実施される。
【0041】 特に、前記移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする前記ステ
ップは、ある時間間隔の間、前記移動ステーションに電力を供給するステップを
含み、前記時間間隔の間、移動ステーションから前記固定ステーションに前記処
理信号を転送するステップが同様に実施される。
【0042】 特に、移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする前記ステップ
は、前記移動ステーションの方向に前記固定ステーションにおいて磁場を生成す
るステップと、前記磁場によって光ビームエミッタ用の駆動回路に電力を供給す
るステップとを含む。
【0043】 特に、前記移動ステーションから前記固定ステーションに前記処理信号を転送
する前記ステップは、 − 前記処理信号に対応する磁場を前記固定ステーションの方向に前記移動ス
テーションにおいて生成するステップと、 − 前記磁場を電気信号に変換するステップと、 − 前記対応する処理信号が獲得されるように前記電気信号を復号化するステ
ップと、を含む。
【0044】 さらなる態様では、本発明は、支持リム上に装着されたタイヤを具備する自動
車用のホイールであって、該自動車用ホイールが、 − 前記リム上の所定位置に配置されて、タイヤの内面に向かって光ビームを
送信し、前記表面から反射される光を受信し、長手方向、横断方向および垂直方
向のタイヤの変形に比例した信号を、前記ホイールが装着された自動車に出力で
きる移動ステーションと、 − 少なくとも1つの高光反射領域と1つの低光反射領域とを有すると共に前
記光ビームを反射できる領域を備える、前記タイヤ内面に位置決めされた反射要
素と、 を具備する自動車用ホイールに関する。
【0045】 本発明のさらなる特徴と利点について、単に説明目的のために、また制限的な
意図なしに提供される添付図面を参考にして、次の記述においてより詳細に説明
する。
【0046】 図1は、従来「チューブレス」と呼ばれる、換言すれば内管なしの型式のタイ
ヤ1と、支持リム2とを具備するホイールを実施例として示している。このタイ
ヤ1は、例えば、公知の方法で前記リムの溝上に配置された膨張バルブ3によっ
て膨張される。
【0047】 タイヤ1は、複数の構成要素によって(主として織物または金属製カーカスに
よって)形成された、内部が中空のトロイダル構造から成り、かかるカーカスは
、対応する支持リム2にタイヤを固定するためのカーカスの内側周縁に沿って各
々が形成された2つのビード5と5’を有する。前記カーカスは、ビードワイヤ
6と6’と呼ばれる少なくとも1対の環状の補強コアを具備し、これらは円周方
向に延伸不可能であり、前記ビード内に挿入される(通常、1つのビード当たり
少なくとも1つのビードワイヤによって)。
【0048】 カーカスは、補強プライ4によって形成された支持構造を具備し、前記補強プ
ライは、トロイダルプロフィルに従って一方のビードから他方のビードに軸方向
に延在する織物または金属製のコードを含み、またその端部の各々は対応するビ
ードワイヤに結合されている。
【0049】 「ラジアル」として公知の型式のタイヤでは、前述のコードは、タイヤの回転
軸を含む面に本質的に位置する。
【0050】 このカーカスのクラウン上には、ベルト構造体として知られる環状構造体8が
配置される。かかる環状構造体は、通常、ゴム引布の1つ以上のストリップを含
み、かかるストリップは、互いの頂部に巻回されて「ベルトパッケージ」と呼ば
れるものを形成する。また、エラストマ材料製のトレッド9がベルトパッケージ
の周囲に巻回されて配置され、タイヤと道路との回転接触のためのレリーフパタ
ーンがスタンプされる。同様にカーカスの上に、エラストマ材料製の2つの側壁
10と10’が、対応するビードの外縁から半径方向外側に各々が延在しながら
、軸方向の両側側方に配置される。
【0051】 「チューブレス」として公知の型式のタイヤでは、カーカスの内面は、「ライ
ナ」111と呼ばれるもので、換言すれば1つ以上の気密エラストマ材料の層で
通常覆われている。最後に、カーカスは、タイヤの特定の設計に従って、エッジ
、ストリップおよびフィラのような他の既知の要素を具備し得る。
【0052】 これらの要素のすべての組合せは、タイヤの変形に対する弾性、剛性および抵
抗性の物理的特性を決定する。かかる物理的特性は、タイヤに加えられる力の系
とタイヤが受ける各変形の程度との間の関係を構成する。
【0053】 図2は、本発明の好適な実施形態において、支持リム2の上に装着され、かつ
自動車に結合された、図1のタイヤの形状を監視するためのシステムを示してお
り、このシステムは、支持リム2の壁部内に装着された移動ステーション30を
具備し、このステーションは、好ましくは前記リムの正中線面に沿ってタイヤと
リムとの間に形成されたキャビティ内に配置されたセンサ/エミッタ11(簡明
さのために以下「センサ」と呼ぶ)を含む。
【0054】 この移動ステーション30は送信機を具備し、この送信機は、前記自動車に配
置されると共に適切な受信機が設けられた固定ステーション20に、行われた決
定を送信する。
【0055】 固定ステーションは、以下に説明する適切な支持体によって、自動車の対応す
るハブに結合されることが好ましい。
【0056】 移動ステーションと固定ステーションは、任意の好便な方法で、例えば、2つ
のステーションの間の電磁結合によって、あるいは好ましくは高周波の電波によ
って、互いに通信する。
【0057】 好適な実施形態では、固定ステーション20は、その端部の1つにおいてホイ
ールハブに固定された支持要素21と、前記支持要素の反対の端部に好ましくは
配置された電子回路基板22とを具備し、この回路基板のブロック図は図3に示
されている。
【0058】 特に、前記電子回路基板は、以下固定アンテナと呼ぶ第1のアンテナ25のた
めの駆動回路24に供給する発振器回路23を具備する。前記回路基板はまた、
前記アンテナに接続された無線周波数受信機26と、電気復調デバイス27とを
具備する。前記ステーションへ供給するために必要な電力は、適切な駆動回路(
図示せず)を介して、自動車バッテリによって直接供給することができる。
【0059】 好適な実施形態では、図4に示した移動ステーション30は、本質的にセンサ
11から成り、かかるセンサ11は、好ましくは可塑性材料製の中空支持体12
を具備し、その中に雄ねじ付きの管(externally threaded tube)13が、好ま
しくはねじ留めによって挿入される。管13の雄ねじ14は、支持体の中に管を
挿入するためにも、ホイールの支持リム2の壁部の中にステーション全体を固定
するためにも使用される。あるいは、支持体の壁部は、ステーションをリムの壁
部の中に固定するために、雄ねじにすることもでき、管13の取付けを可能にす
るために雌ねじにすることもできる。支持体12の主な機能は、リム2の本体に
形成される穴をシールするための気密プラグを形成することである。
【0060】 電子回路基板15は、光ビーム放射デバイス16、第1のレンズ17、光ビー
ム受信デバイス18および第2のレンズ19が結合されており、管13の中に挿
入される。
【0061】 そのブロック図が図5に示されている電子回路基板15はまた、電源ユニット
32に接続された以下「移動アンテナ」と呼ぶ第2のアンテナ31を具備し、前
記電源ユニットは、光ビーム放射デバイス16と光ビーム受信デバイス18とに
電力を供給する。このために、移動ステーションは、前記エミッタ16の駆動回
路33と、前記受信機18の駆動回路35とを具備する。この電子回路基板はま
た、前記受信機18によって受信される信号を読み取るための回路37を具備し
、この回路の出力は前記移動アンテナ31に接続される。
【0062】 好ましくは、光ビーム放射デバイス16は赤外線の光ビームを放射するLED
34である。
【0063】 好ましくは、光ビーム受信デバイス18は、互いに隣接した複数のフォトダイ
オードを具備するリニアCCD(電荷結合デバイス)素子によって形成される。
代わりに、この受信機はCMOS(相補型金属酸化膜半導体)素子または他のリ
ニア半導体センサであり得る。
【0064】 上述の実施形態の好ましい実施例では、前記移動ステーションと前記固定ステ
ーションとの間の通信は、電磁結合によって行われる。換言すれば、固定アンテ
ナ25および移動アンテナ31の各々は、好ましくは誘導性回路を具備し、また
2つのアンテナの間で交換される信号は磁気信号である。特に、図6を参考にす
ると、固定アンテナ25は、駆動回路24によって生成される交流無線周波数電
流(alternating radio-frequency current)が供給される固定コイル251を
具備し、また移動アンテナ31は、ホイールリム2と一体化された移動コイル3
11を具備する。
【0065】 空気ホイールの回転毎に、移動コイル311は、固定コイル251に向かい合
う位置に運ばれ、かくして前述のコイルによる発生される磁場を横切る。対応す
る電圧が移動コイル311内に誘導されて、移動ステーション全体の動作に必要
なエネルギを供給する。
【0066】 本発明による本来の方法では、移動ステーションは、移動コイルと固定コイル
が互いに向かい合っている時間間隔内に、タイヤにおける指定された決定の内の
少なくとも1つを実施し、行われた測定に対応する信号を移動コイルによって送
信する。行われた測定に対応する電圧は、以下により詳細に説明するように、固
定コイル内に誘導される。
【0067】 より正確には、1対のアンテナは、固定ステーションと移動ステーションとの
間で、移動ステーションに給電するために必要な電力の転送を行い、そして、固
定ステーションと移動ステーションとの間で、タイヤで行われた測定に関するデ
ータの転送も行う。特に、情報は、固定コイルの交流電源電圧を変調する信号の
形態で伝送される。
【0068】 ライナ111の内面は、図7aに詳細に示した反射要素を有する。かかる反射
要素は、タイヤの前進の長手方向に、タイヤのフットプリント領域の長さに本質
的に等しい長さを有する、好ましくは長方形の領域112を具備する。
【0069】 領域112は、低い反射率114の領域と互い違いの高い反射率113の領域
を具備する。本発明のために、高い反射率の領域は、低い反射率の領域よりも、
LEDから送信される光の少なくとも100%以上を反射することが好ましい。
これらの領域は、説明した実施形態では三角形であり、あるいは、これらの領域
は台形であり得る。より一般的には、これらの領域は、ライナ表面の前記領域が
、タイヤの前進の長手方向と、それに直交した方向の両方で、高い反射率の領域
と低い反射率の領域との交互構造を形成するならば、任意の形状を有することが
できる。
【0070】 前述の領域は、ライナの表面内に、好ましくは中心位置に配置され、またフッ
トプリント領域の表面とタイヤの赤道面との交差部を表す軸Dに対して特に中心
に置かれる。
【0071】 高い反射率の領域と低い反射率の領域との交互構造は、例えば反射塗料で高い
反射率の領域を彩色し、低い反射率の領域を変えないまま残し、かくして、低い
反射率の領域に、ライナ層を作る混合物の元の暗色を維持することによって獲得
することができる。
【0072】 ゴム物品、特にタイヤの上に、シンボルをモールド成形するための方法は(タ
イヤには、前記高い反射率の領域を形成するための適切な色でシンボルが加えら
れる)、本出願人の名前による特許出願97WO−EP05196に記述されて
いる。
【0073】 情報の転送のために、他の多くの等価のシステムも使用することができること
が明らかである。
【0074】 上述の実施形態では、説明したように、センサは信号放射要素と反射信号受信
要素の両方を具備する。2つの機能は、互いに別々の2つの独立した要素によっ
て、あるいは特定の利用技術に従ってそれらの両方を組み合わせた単一の要素に
よって、実施できることを理解すべきである。
【0075】 実施例によって上述した監視システムは、次のように動作する。
【0076】 固定ステーション20内では、発振器23によって発生されて、駆動回路24
によって正弦波にされる電流が、磁場を発生するようにコイル251に連続的に
供給される。
【0077】 移動ステーション30に配置された移動コイル311は、ホイールの回転中に
固定コイルの位置を通過するとき、常に前記磁場を横切る。磁場を横切ることは
移動コイル内に電流を誘導する。この電流は、固定コイルの電源電流と同一の正
弦曲線の形態を有し、電源装置32に送られる。この装置は、公知の方法で、正
弦波電流を直流に変換できるダイオードまたは同等のデバイスのブリッジを具備
することが好ましい。このようにして生成された電流は、光ビーム放射デバイス
と光ビーム受信デバイスに供給される。特に、この電流は、LEDの駆動装置3
3とCCD素子の駆動装置35とに供給される。
【0078】 図7a、図7b、図7cの図面を参考にすると、光ビーム放射デバイス(LE
D)は、第1のレンズ17によって平行にされる光ビームを放射する。かかる光
ビームは、好ましくはタイヤのフットプリント領域内の、ライナの表面の所定の
点に方向付けられる。タイヤライナの領域112から反射される光線は、第2の
コリメートレンズ19を通過することによって、光ビーム受信機18に到達し、
CCDが領域112から反射される光線を受信するのを可能にする。図7aは、
CCDがレンズ19を介して監視する領域に対応する長方形115を示している
【0079】 CCD素子によって生成される電気信号を読み取るための装置37は、対応す
る電気信号をアンテナ31を介して固定ステーションに送信する。この信号伝送
が行われるのは、実際の前述の差に対応する信号が、移動コイルで誘導された正
弦波電流を振幅変調するからである。この振幅変調は磁場の変化を生み、これは
無線周波数受信機26を用いて固定コイルによって検出される。前述の振幅変調
に対応する信号は、復調器27によってこのコイルから抽出され、特定の用途の
ために自動車に送信される。
【0080】 監視システムは、そのより一般的な態様の好適な実施形態において既知である
ので、使用時のタイヤの挙動を認識するための本発明による方法は、さらに明瞭
に理解されるであろう。
【0081】 図8は、自動車のハブMと地表Gとの間に直列に装着された2つのばねm1と
m2を有する空気ホイールの構造の概略図である。
【0082】 ばねm1はタイヤのカーカス構造体を示し、一方、ばねm2はトレッドの構造
を示している。かかるトレッドの構造は、混合物の粘弾性特性およびトレッドデ
ザインの幾何学的特性に関係する固有の弾性を有する。
【0083】 タイヤのフットプリント領域に加えられる力Fは、ホイールハブに加えられる
等しくかつ反対の力Fによってバランスされる。m1(m2)の挙動が知られな
ければ、m1(m2)に作用する力によって引き起こされる変形の値を知ること
は不可能であり、逆もまた同様である。
【0084】 特定の状態、静的または動的状態において、タイヤによって地面に伝達される
力は、タイヤの変形に、換言すれば、カーカスの単純な膨張形状からの使用時の
カーカス形状の偏差に関係する。
【0085】 使用時のカーカスの形状もまた、ここにおいて用語「カーカスの変形状態」に
よって規定される。一方、カーカスの単純な膨張形状は、換言すれば、荷重がな
い場合に、タイヤが使用されるリム上にタイヤが装着され、またタイヤの定格使
用圧力に膨張されるタイヤのカーカスの形状は、厳密に正確ではないが、平衡形
状としてここに規定される。
【0086】 本発明のために、カーカス形状は、タイヤ断面のカーカスプライの中立軸によ
る形状と規定される。特に、カーカス形状によって、タイヤに作用する力の系の
効果を受ける前記タイヤの変形状態が説明される。
【0087】 フットプリント領域で実施された決定から、カーカスの変形状態をユニークな
方法で推定することは不可能である。同様に、変形はしばしば未知のパラメータ
、特にタイヤと地面との間の摩擦係数の値に関係するので、カーカスの変形状態
から、フットプリント領域の変形をユニークな方法で確認することは不可能であ
る。
【0088】 本出願人は、変形されたカーカス形状それ自体によって、所定の膨張圧力にお
いて、運動時のタイヤの実際の挙動の説明が得られることを認識した。タイヤ変
形の測定の解釈に関する他の重要なパラメータは、タイヤの膨張圧力値、タイヤ
内の流体温度、およびタイヤの速度または加速度である。
【0089】 本発明のために考慮されるカーカス形状の変形は、次のように規定される。 ・平坦化(X1):垂直軸に沿って、またはとにかく道路面に対して垂直の軸に
沿って導かれる変形、 ・横方向変位、またはスキッド、またはドリフト(X2):タイヤの回転軸に沿
って導かれる変形、 ・長手方向のクリープまたはねじれ(X3):円周方向、換言すればタイヤの転
動方向に沿って導かれる変形。
【0090】 前記値とタイヤ挙動との間に存在する関係のより詳細な説明は、本出願人の名
前の前述の特許出願99EP−114962.6に記載されている。
【0091】 これらの変形の測定は、特定の膨張圧力におけるタイヤの平衡形状(equilibr
ium profile)について決定された対応する値に関係して、X1、X2、X3の
変化として表される。
【0092】 タイヤの内面、特に「ライナ」と呼ばれる構成要素は、図9、図10、図11
に示されるX1、X2、X3の決定の際に、センサ11と相互作用する。
【0093】 図9では、距離X1は、タイヤの転動半径の方向におけるライナ111の表面
とセンサ11との間の距離に対応する。
【0094】 図10では、距離X2は、赤道面Eとライナ表面との交差点に関して、ライナ
111の表面におけるセンサ11の投影点の横断方向の変位に対応する。
【0095】 図11では、距離X3は、フットプリント領域の中心にあるライナ表面の点に
関して、赤道面に沿った、ライナ111の表面におけるセンサ11の投影点の円
周方向の変位に対応する。
【0096】 好適に、反射信号は、センサそれ自体で符号化することができる。例えば、セ
ンサは2つの光ビームを放射することができ、各々はライナの表面の所定の点に
向かって方向付けられる。
【0097】 測定の実施例 次に、純粋に実施例として、また図7a、図7b、図7c、図7dを参考にし
て、本出願人によって製造されるタイヤにおいて前述の値を決定する方法を説明
する。このタイヤは、グレード195/65R15および速度クラスV、換言す
れば最高240km/時間であり、また2.2バールの圧力に膨張される。
【0098】 固定ステーションへの電源は、特に12ボルトの電圧で、自動車バッテリによ
って供給され、また固定コイルへの電源信号の周波数は約1MHzであるように
選択される。
【0099】 タイヤの最大回転速度は2500rpmとすることができ、測定はこの速度で
行われる。約10cmの主軸を有する楕円状の固定コイル、および約2cmの主
軸を有する楕円状の移動コイルが選択される。2つのコイルが互いに完全に向き
合う円弧の部分は約10cmであり、また2つのコイルの間のエアギャップは約
3cmである。2500rpmの速度では、有用な測定範囲、換言すれば、固定
コイルによって発生される磁場によって移動コイルが完全に作動されるレンジは
、約720msである。
【0100】 移動ステーション30の電源回路32は、100ms未満の充電時間を有する
ように設計される。次の300msでは、LEDに正確に給電されて、光ビーム
を放射し、同時に、LEDによって放射された光ビームが受信され、読み取り回
路37は測定値を読み取る。
【0101】 タイヤからの反射光の量はLEDによって放射される光量の約10%である。
さらに、CCD素子によって受信される全体の光量は、タイヤからの反射光量の
約10%である。LEDの発光電力は約1.5mWであり、したがってCCD素
子によって受信される合計の光パワーは約1.5mWである。したがって、CC
D素子のフォトダイオードの各々は(1.5/n)mWを受信し、ここでnはフ
ォトダイオードの総数である。
【0102】 使用されたフォトダイオードの感度は約0.5A/Wであり、したがって前記
フォトダイオードによって発生される電流は約(0.75/n)mAであり、こ
こで、nはCCDに含まれるフォトダイオードの数である。
【0103】 測定用に使用できる最後の300msでは、読み取り回路によって放射された
信号はアンテナによって固定ステーションに再伝送され、復調器27によってキ
ャリアから分離される。
【0104】 図7cは、ライナ表面の面L、レンズ19の中心を通過する水平面C、および
CCDの受信面を通過する水平面Rを示している。
【0105】 デカルト軸x、y、zの原点は点P(0,0,0)であり、x軸は横断方向
を表し、y軸は長手方向を表し、またz軸は垂直方向を表す。領域112の反射
点PLは座標(x、y、z0)を有し、ここでzは垂直方向のレンズ19から
のライナ表面の距離である。反射点PLに対応するCCDの面の読み取り点PR
は次の座標を有する。
【数1】
【0106】 「イメージ面」とも呼ばれるライナ表面で、領域112が、未知の距離x1に
あり、x2の横方向変位とx3の長手方向クリープを受けたと仮定する。x1、
x2およびx3の値は、CCD素子から読み取ることによって確認しなければな
らない。
【0107】 CCD素子は長手方向yに位置決めされ、したがって反射される光ビームの読
み取りは、前記y軸に沿って配置された少なくとも3つの点の読み取りにまとめ
られる。図7aは、CCD素子の本質的に長方形の読み取り領域115を示して
いる。ライナ表面に形成されたパターンに関してCCDの寸法が小さいため、こ
の長方形形状は切片に近似できる。
【0108】 図7dを参照すると、図7aに示した三角形114の各辺は、文字B、C、D
によって識別され、またライナ表面の面、z=z0に位置する3つの直線の式に
よって説明される。
【0109】 これらの直線の式は、それぞれ次の通りである。 B:y=x+a; C:y=−x; D:y=x−a。
【0110】 三角形の形状、換言すれば、デカルト軸の系の原点に関して三角形を形成する
直線の傾きと位置は、予め(a priori)設定されているので、パラメータaは既
知である。特に、デカルト軸の系は、三角形を有する領域からCCDに向かって
反射される光線を平行にするためのレンズ19の中心に、原点P0(0,0,0
)の点を有する。実施例によれば、計算を簡単にするために、傾き係数が1であ
る直線が選択されている。本発明の範囲内で、異なる形状を有する三角形、ある
いは1と異なる傾き係数を有する直線によって形成された三角形を設けることが
可能である。
【0111】 図7dでは、CCD素子が検出する画像は、y軸に沿って位置決めされる。特
に、3つの点P1、P2およびP3の座標はそれぞれ次の通りである。 P1(0,a,z0); P2(0,0,z0); P3(0,−a,z0)。
【0112】 タイヤが横方向変位X2と、長手方向クリープX3と、荷重または平坦化X1
(X1は以前にz0によっても示された)を受けると仮定する。三角形は、これ
らの量によって変位させられ、したがって三角形の各辺を表す3つの直線の式は
、図でB’、C’およびD’として識別され、次のようになる。 B’:(y+X3)=(X+X2)+a; C’:(y+X3)=−(X+X2); D’:(y+X3)=(X+X2)−a。
【0113】 前記直線をy軸(式X=0)で交差することによって、タイヤのクリープと変
位から生じる点P1、P2およびP3の変位を表す点P1’、P2’およびP3
’の座標を確認できる。 特に、 P1’(0,−X3+X2+a,X1); P2’(0,−X3−X2,X1); P3’(0,−X3+X2−a,X1)。
【0114】 式(1)から、これらの点をCCDの面に確認することができる。特に、これ
らの点は次の座標を有する。 (0,(X3−X2−a)Z1/X1,Z1); (0,(X3+X2)Z1/X1,Z1); (0,(X3−X2+a)Z1/X1,Z1)。
【0115】 CCD上の読み取りから、3つの値C1、C2およびC3が確認され、これら
は、イメージ面の点P1’、P2’およびP3’で生じる反射の不連続を表す。
【0116】 これらの3つの値は、y軸に沿ったCCDの面で以前に計算された点に対応す
る。読み取り値C1、C2およびC3を、y軸に沿ったCCDの面の点P1’、
P2’およびP3’の座標に関連づけることによって、次の式が得られる。 C1=(X3−X2−a)Z1/X1; (2) C2=(X3+X2)Z1/X1; (3) C3=(X3−X2+a)Z1/X1 (4)
【0117】 上記の3つの関係は、3つの式および3つの未知数(X1、X2およびX3)
の系を形成し、これから、平坦化の値X1、横方向変位X2および長手方向クリ
ープX3を見つけることができる。
【0118】 さらに、X2に関してC2の微分を実施することによって、横方向の変位に対
する感受性が式(3)から決定され、Z1/X1に等しい。
【0119】 さらに、X3に関してC2の微分を実施することによって、長手方向の変位に
対する感受性が式(3)から決定され、Z1/X1に等しい。
【0120】 X1に関してC2を導くことによって、垂直クリープに対する感度が、式(2
)と式(4)から決定され、a*Z1/X1に等しい。
【0121】 ライナ表面の三角形の形状と寸法は、パラメータaと、3つの直線B、Cおよ
びDの傾き係数(以前に1に等しいと仮定した)とを選択することによって、決
定される。a=1と仮定した場合、横断方向および長手方向のZ1/X1の感受
性が確認される。
【0122】 実施例によって以前に説明した型式のタイヤは、2.2バールの圧力に膨張し
て、自動車に装着した場合、約60mmの垂直測定距離(換言すれば自動車が静
止しているときの距離)を有する。実施例によって説明したセンサは、第2のレ
ンズ19とCCD18との間に約6mmの距離を有する。これらの前提に立ち、
本出願人は、横方向および長手方向のタイヤ表面の1mmのオーダの変位につい
て、CCDの表面に生じる光点の変位は約0.1mmであることを観測した。し
たがって、記述した実施例に適切なCCDは、0.1mmのオーダの感受性を有
しなければならない。より低い感受性のCCDを使用するために、ライナ111
の表面に形成される三角形の寸法を増加することが可能である。
【0123】 さらに、記述した測定の実施例は、3つの不連続点の、換言すれば高反射率の
表面から低反射率の表面へ、あるいは低反射率の表面から高反射率の表面へ推移
する3つの点の測定に基づいており、かかる3つの点は、X1、X2およびX3
の測定を行うために検出される最小点数を表す。測定品質を改良すべく、X1、
X2およびX3の読み取り値について1よりも多い数を獲得するために、より多
くの不連続点を検出することが可能である。次に、好適にセンサ内で、あるいは
代わりにホイール外のプロセッサで、複数グループの3つの読み取り値について
後続処理を実施して、それらの平均を求め、すべての不正確な読み取り、例えば
、CCDとライナ表面に形成された三角形との間の不整合によって影響を受ける
不正確な読み取りを拒絶するために、平方偏差を計算することができる。
【0124】 さらに、行われる測定は、特に静止状態における前述の三角形を含む領域の基
礎図形について行われる測定に対する、長手方向クリープの変化、横方向変位の
変化および荷重の変化として表されることが好ましい。X1、X2およびX3に
ついて動的に行われる読み取りは、タイヤに作用する力の変化を決定するように
、前記の基礎読み取りと比較される。
【0125】 上述のセンサと反射要素は、本発明の範囲内で、タイヤ内の信号の反射によっ
て前述のパラメータを決定できる他の型式のセンサと反射要素とに、等価の効果
をもって交換できることを理解すべきである。
【0126】 あるいは、複数のセンサをリム上に装着することが可能であり、これらのセン
サは、ホイール内の均一な質量分布を維持するように、互いに等距離の位置に配
置することが好ましい。さらに、センサの数は、ホイールの完全な1回転中に各
特性値の決定を1回以上許容するような数であってもよい。
【0127】 さらに、センサはX1、X2およびX3を同時に測定し、例えば、第1の時間
間隔におけるX1に関する第1の振幅変調、第2の時間間隔におけるX2に関す
る第2の振幅変調、第3の時間間隔におけるX3に関する第3の振幅変調から成
る信号を送信する。3つの時間間隔の組は、測定用に使用される時間間隔内にあ
る。
【0128】 タイヤの変形した形状を監視するシステムはまた、圧力測定装置、および/ま
たは速度および/または加速度測定装置を具備することが好ましい。
【0129】 あるいは、移動ステーションは、内部に配置されたバッテリを使用して自ら動
作するものとすることができ、適切なタイマによって、好ましくはセンサがタイ
ヤのフットプリント領域下を通過する時に、特性距離(the characteristic dis
tances)の測定を行うことが可能である。
【0130】 異なる実施形態では、移動ステーションと固定ステーションとの間の通信は、
電波を用いて、適切な送信機を移動ステーションに、また適切な受信機を固定ス
テーションに装着することによって行われる。
【0131】 移動ステーションは、好適に、タイヤの変形を決定するための本質的な構成要
素を形成するタイヤのリムに結合される。
【0132】 最後に、当業者の注意は、記述した実施形態の移動ステーションが、数cmの
高さの円筒の形態をとることに向けられる。この円筒はホイールキャビティの内
部に向かってリムの表面から半径方向に突出するので、前記タイヤをリム上に取
り付ける段階の間にタイヤのビードに干渉する要素を形成する。換言すれば、移
動ステーションは、対応するビードシートに到達して、リムのフランジ上に位置
するまで、リムの表面に沿ったビードの軸方向摺動を可能にしない。
【0133】 したがって、移動ステーションは、タイヤをリム上に取り付ける作業時に取り
外さなければならず、実際に、本発明による少なくとも1つの移動ステーション
を収容するように設計されたリム上にタイヤを取り付ける段階は、次の段階で実
施される。 − 気密のシール要素を、移動ステーションを収容するためのリム上に存在す
る各穴に挿入する。かかる要素は、一般的に、前記ステーションと交換可能なね
じプラグである。 − タイヤのビードをリムの同一のフランジ上方に連続して通過させ、ビード
シートの内縁を軸方向に画定する円錐面の始めの方へ、前記ビードを運ぶことに
よって、タイヤをリム上に取り付ける。 − 各ビードが対応するビードシートの上に運ばれて、リムの軸方向反対側縁
部に配置された前記フランジに位置するように、空気をタイヤに入れる。 − タイヤの空気を抜き、シール要素を移動ステーションと交換する。 − タイヤを所定の圧力に膨張する。
【0134】 シール要素は、対応するシート内へのビードの押入を可能にすべく、気密性を
保証するためにのみ必要であり、したがって、シール要素はタイヤのキャビティ
内に半径方向に突出する必要はなく、かくして、指定された取付け位置に到達す
るまで、シール要素は、タイヤのビードがリム表面にわたって容易に摺動するの
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 静荷重下でタイヤ支持リム上に装着されたタイヤの断面図である
【図2】 移動ステーションと固定ステーションとを具備する、本発明によ
るタイヤの変形を決定するためのシステムを示したタイヤの詳細図である。
【図3】 図2に示した固定ステーション内に存在する電子回路のブロック
図である。
【図4】 電気的および光学的構成要素部分を示した移動ステーションの詳
細図である。
【図5】 図4に示した移動ステーション内に存在する電子回路のブロック
図である。
【図6】 本発明によるホイールの詳細図であり、固定ステーションに配置
されたアンテナと移動ステーションに配置されたアンテナとの間のカップリング
領域を特に示している。
【図7a】 反射要素を示した、タイヤのフットプリント領域で観測したタ
イヤライナの内面である。
【図7b】 光ビームエミッタによってタイヤライナの内面に送信され、ま
た前記内面によって光ビーム受信機に向かって反射される光ビームの概略図であ
る。
【図7c】 デカルト軸の系に関して、タイヤライナの内面から光ビーム受
信機に向かって反射される光ビームの概略図である。
【図7d】 反射要素の動きを示した、タイヤのフットプリント領域で観測
したタイヤライナの内面の部分である。
【図8】 空気ホイールの概略図である。
【図9】 タイヤ支持リム上に装着されたタイヤの断面図であり、垂直方向
の(換言すれば、平坦化の方向)変形を監視するための本発明によるシステムを
示している。
【図10】 横方向ドリフトの状態の、支持リム上に装着されたタイヤの縦
断面図であり、横方向の(換言すれば、横方向変位の方向の)変形を監視するた
めの本発明によるシステムを示している。
【図11】 制動の状態の、タイヤの支持リム上に装着されたタイヤの縦断
面図であり、長手方向の(換言すれば、長手方向変位の方向の)変形を監視する
ための本発明によるシステムを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2F065 AA65 BB16 BB28 BB29 CC13 FF44 GG07 HH13 JJ02 JJ09 JJ25 LL04 2F073 AA36 AB02 AB03 AB11 AB14 BB02 BC02 CC02 CD01 DD01 EE12 FF02 FF03 GG01 GG04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に結合されたリム(2)上に装着された、動作するタ
    イヤ(1)の変形を監視するためのシステムであって、該システムが、 − 前記リム(2)上の所定位置に配置されて、タイヤの内面(111)に向
    かって光ビームを送信し、前記表面から反射される光を受信し、長手方向、横断
    方向および垂直方向のタイヤの変形に比例した信号を出力できる移動ステーショ
    ン(20)と、 − 少なくとも1つの高光反射領域と1つの低光反射領域とを有すると共に前
    記光ビームを反射できる領域(112)を備える、タイヤの前記内面に位置決め
    された反射要素と、 を具備することを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記システムが、前記自動車に配置されると共に前記移動ス
    テーションからの前記信号を受信できる固定ステーション(30)を具備するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記高光反射領域が、タイヤの内面を反射塗料で着色するこ
    とによって形成されることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記領域(112)が、互いに隣接した複数の三角形を具備
    することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記固定ステーション(30)が、前記移動ステーション(
    20)によって行われる前記測定を可能にする能力を有することを特徴とする、
    請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記移動ステーション(20)が、少なくとも1つのセンサ
    (11)を具備し、かかるセンサが、光ビーム放射デバイス(16)、第1のレ
    ンズ(17)、光ビーム受信デバイス(18)及び第2のレンズ(19)と結合
    された電子回路基板(15)を具備することを特徴とする、請求項1に記載のシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記固定ステーション(20)が、前記リムが装着されるハ
    ブに、その端部の一方において固定された支持要素(21)と、前記支持要素に
    固定された電子回路基板(22)とを具備することを特徴とする、請求項2に記
    載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記固定ステーション(20)の電子回路基板(22)が、
    第1のアンテナ(25)用の駆動回路(24)に給電する発振回路(23)と、
    前記第1のアンテナに接続された無線周波数受信機(26)と、該無線周波数受
    信機に接続された電気復調デバイス(27)とを具備することを特徴とする、請
    求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記固定ステーションが、タイヤが装着された自動車のバッ
    テリによって動力供給されることを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記センサ(11)の前記電子回路基板(15)が、前記
    光ビームエミッタ(16)用の駆動回路(33)と前記光ビーム受信機(35)
    用の駆動回路とに給電する電源ユニット(32)に接続された第2のアンテナ(
    31)と、前記光ビーム受信機によって出力される電気信号を読み取るための回
    路(37)とを具備することを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記光ビームエミッタ(16)が、LEDまたはレーザダ
    イオードを具備することを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記光ビーム受信機(35)が、少なくとも1つのCCD
    素子またはCMOS素子を具備することを特徴とする、請求項6に記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 自動車に結合されたリム上に装着された、動作するタイヤ
    の変形を監視するための方法であって、該方法が、 − 前記リム上の所定位置からタイヤ内に信号を放射するステップと、 − 前記タイヤの内面から前記信号を反射するステップと、 − 前記反射信号を受信するステップと、 − 長手方向、横断方向および垂直方向のタイヤの変形に比例した信号を生成
    するように、前記受信信号を処理するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 信号を放射する前記ステップが、 − 前記リム上に配置された移動ステーション(30)がタイヤのフットプリ
    ント領域を通過するとき、前記移動ステーションが前記信号を放射することを可
    能にするステップを含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記方法が、前記移動ステーションによって処理された前
    記信号を、前記自動車に配置された固定ステーション(20)に転送するステッ
    プをさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする
    前記ステップが、前記固定ステーション(20)によって実施されることを特徴
    とする、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記移動ステーションが前記信号を放射することを可能に
    する前記ステップが、ある時間間隔の間、前記移動ステーションに電力を供給す
    るステップを含み、前記時間間隔の間、移動ステーションから前記固定ステーシ
    ョンに前記処理信号を転送するステップが同様に実施されることを特徴とする、
    請求項13乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 移動ステーションが前記信号を放射することを可能にする
    前記ステップが、前記移動ステーションの方向に前記固定ステーション(20)
    において磁場を生成するステップと、前記磁場によって光ビームエミッタ(16
    )用の駆動回路(33)に電力を供給するステップとを含むことを特徴とする、
    請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記移動ステーションから前記固定ステーションに前記処
    理信号を転送する前記ステップが、 − 前記処理信号に対応する磁場を前記固定ステーション(20)の方向に前
    記移動ステーション(30)において生成するステップと、 − 前記磁場を電気信号に変換するステップと、 − 前記対応する処理信号が獲得されるように前記電気信号を復号化するステ
    ップと、 を含むことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 支持リム(2)上に装着されたタイヤ(1)を具備する自
    動車用のホイールであって、該ホイールが、 − 前記リム(2)上の所定位置に配置されて、タイヤの内面(111)に向
    かって光ビームを送信し、前記表面から反射される光を受信し、長手方向、横断
    方向および垂直方向のタイヤの変形に比例した信号を、前記ホイールが装着され
    た自動車に伝送できる移動ステーション(20)と、 − 少なくとも1つの高光反射領域と1つの低光反射領域とを有すると共に前
    記光ビームを反射できる領域(112)を備える、前記タイヤ内面に位置決めさ
    れた反射要素と、 を具備することを特徴とするホイール。
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