JP2003524021A - 悪性中皮腫の診断および治療のための組成物および方法 - Google Patents

悪性中皮腫の診断および治療のための組成物および方法

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JP2003524021A JP2001562694A JP2001562694A JP2003524021A JP 2003524021 A JP2003524021 A JP 2003524021A JP 2001562694 A JP2001562694 A JP 2001562694A JP 2001562694 A JP2001562694 A JP 2001562694A JP 2003524021 A JP2003524021 A JP 2003524021A
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マーティン エイ. チーバー,
アレクサンダー ゲイジャー,
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ウィルムス腫瘍抗原に関連する癌(詳細には、中皮腫)の診断および治療のための、組成物および方法を開示する。本発明の特定の実施形態では、本発明は、ウィルムス腫瘍抗原ポリペプチド由来抗原性フラグメントに対する免疫応答およびT細胞応答を惹起するための、新規の、有効な、方法、組成物、およびキットを提供する。本発明はまた、ヒト悪性胸膜中皮腫の診断、検出、処置、モニタリング、および/または予防のためのこのような組成物の使用のための方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (1.発明の背景) 本出願は、2000年2月22日に出願された米国仮特許出願番号60/18
4(070)を優先権を主張する;これらの全明細書、請求項および図のいずれ
もが断り書きなしで本願明細書に引用される。この研究の部分は、補助金番号S
BIR R43 CA81752の下で、米国保健社会福祉省から資金提供によ
る一部において、実施された。
【0002】 (1.1 技術分野) 本発明は、一般にガン診断および療法の分野に関する。より詳しくは、それは
組成物および中皮腫の発見および免疫治療のための方法の驚くべき開示手続に関
係する。そして、特に、悪性の肋膜の中皮腫。本発明は、ウィルムス腫抗原ポリ
ペプチド由来抗原性フラグメントへの免疫性のおよびT細胞反応を誘発するため
の、新規な、効果的方法、組成物、およびキット、ならびにヒト悪性の肋膜の中
皮腫の、診断、発見、処理、モニタリングおよび/または防止のためのこの種の
組成物の使用のための方法を提供する。
【0003】 (1.2 関連技術の説明) (1.2.1.ウィルムス腫抗原) ウィルムス腫遺伝子がコード化する核の表されたポリペプチドは、WT1と称
した、あるコピー要因を結合しているDNAの構造上の特徴を所有する。WT1
は、4つの隣接する亜鉛指領域から成る429−アミノ酸ポリペプチドを含む代
わりに継がれた変化を有するそのカルボキシ終点、そして、一時的なトランスフ
ェクション分析評価の転写抑制または起動を調停するそのアミンの終点でグルタ
ミン/プロリンの豊富な領域。
【0004】 WT1ペプチドの探知のための様々な診断上の試薬が存在する。そして、具体
的には、野生のタイプWT1ポリペプチドの大きい内部アミノ酸断片を認識する
ウサギ多クローン性血清を含む。
【0005】 市販のWT1多クローン性抗体が存在する、しかし、多クローン性血清として
のそれらの性質を原因として生じるので、それらは密接に関連したタンパク質を
有する交差反応性および抗原特性および結合する類似性研究の矛盾している結果
を含む特定の不利な点を有する。この種の血清は、したがって、特に診断上の使
用にとって望ましくなくて、WT1ポリペプチドの活発な抑制において、治療的
な試薬を開発することに役立たない。
【0006】 市販のマウス・モノクロナール抗体はまた、報告された、しかし、ほとんどは
大部分の治療的で診断上のアプリケーションに不適当である。−その理由は、次
のことにある。それらも、(a)は特定のユニークな組み継ぎ異なる配列(それ
は、代わりに継がれたWT1 mRNAの部分母集団だけにおいて、表される)
だけを認識する;または、相応するが、機能的に無関係なペプチド(ポリペプチ
ド)によって、交差反応して広く(b)またはタンパク質。
【0007】 (1. 2.2 悪性中皮腫におけるWT1ポリペプチドの検出) 悪性肋膜の中皮腫はますます普通のガンである。そして、主にアスベストへの
露出によって、生じる。アスベスト規則および改良された制御計測の実行の前に
、アスベスト塵にさらされた労働者の大衆は、病気のために危険にさらされてい
る。加えて、労働者はアスベストの重大な量にさらされ続ける。そのとき、アス
ベスト材料は革新、修復または破壊の間、乱される。材料をアスベスト含有する
ことは米国中で産業で、商用で住居の設定において、分かり続ける。そして、悪
性の中皮腫のために危険にさらされたままであるかなり大きい人口に結果として
なる。
【0008】 悪性の中皮腫のための予想は、病気の段階までに影響される。手術、助手免疫
学の処理と同じ(例えば、インターフェロンまたはインターロイキン)、初期診
断のまれに見るイベントだけにおいて、以外、効果的処理にあることができる。
【0009】 (1.3 従来技術の不足) 現代のガン治療に対する主な障害は、選択性の課題である;すなわち、通常の
細胞の機能を影響を受けないままにすると共に、ガンの細胞の増殖を禁止する能
力。
【0010】 残念なことに、大部分の中皮腫患者は全然高度なステージだけにおいて、診断
される放射も、また、化学療法も、そして、多様式処理はかなり貧しい予想を変
えることができる。さらに、これらの患者のための標準の効果的療法の欠如は、
ありそうもない長期のサバイバルをする(Bultzingslowen(19
99)の;Gelinaro et aL、2000)。
【0011】 しかし、より正確で以前の発見(選択的に過剰増殖している中皮腫細胞を禁ず
る改良された療法と同様に)を提供する診断上の方法によって、悪性の中皮腫で
苦しめられる患者のための低い生存率は、非常に改善されてもよい。必要も、中
皮腫のための効果的処理摂生のために、そして、既存の療法の有毒な副作用を迂
回して、直接治療的な構造物のガンの細胞のより特定の遺伝子現れを提供する特
定の、人間の悪性の肋膜の中皮腫において、存在する。人間の悪性の肋膜の中皮
腫のための適切な処理摂生の開発は、oncologicな技術の技術のそれら
のための重大な前進を表して、この積極的なガンのための改良された診断上で治
療的な様相を容易にする。
【0012】 (2. 発明の要旨) 本発明は、診断、発見、予防、療法およびWT1提携のガンの、そして、特定
の、悪性の肋膜の中皮腫のimmunomodulationのための新規で効
果的戦略を識別することによって、従来技術において、前述の長いフェルト必要
および他の不足のアドレス指定を行う。
【0013】 一つには、本発明は非常に免疫性の驚くべきで予想外の開示手続およびウィル
ムス腫(WT)遺伝子製品の特定の抗原性のペプチド断片へのT細胞反応に基づ
く(例えば、(WT1)特に有利な組成物および診断、予防および/または動物
のための療法のための方法を提供できる有して、疑う、あるいは、増加するWT
1遺伝子発現によって、特徴づけられる一つ以上の悪性の病気になるための危険
でそして、特に、人間の悪性の肋膜の中皮腫を有することの。WT1遺伝子は、
元々識別されて、染色体1で細胞遺伝学な削除を基礎としてウィルムス腫(米国
特許番号5、350、840)をもつ患者のlpl3を分離した。遺伝子は、1
0人の近衛伍長から成って、マウスおよび人間のWT1ポリペプチドのコピー要
因および配列が図1において、提供される亜鉛指をコード化する(SEQ ID
NO:319およびSEQ ID N0:320、それぞれ)。
【0014】 第1実施例の、本発明が方法を提供することの生成する免疫性の、または、動
物の、そして、特に人間のような哺乳類のT細胞反応。少なくとも第1の単離さ
れたペプチドから成る動物に、一般の方法懸念は、長さの約60のアミノ酸に対
する9または少なくともペプチドがSEQ ID NOのいかなる一つにも従う
第1の隣接するアミノ酸配列から成るこの種のペプチドをコード化する第1の核
酸部分から少なくとも第1の組成物の管理を検出する:SEQ ID NOに対
する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(
SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する28:311(SEQ I
D):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID N0):SEQ
ID NOに対する316:318およびSEQ ID N0:SEQ ID
N0 326に対する321およびよりSEQ ID N0のいかなる一つに
も従う特に隣接するアミノ酸配列:SEQ ID N0による28:SEQ I
D NOにおいて、開示される主要なアミノ酸配列のうちの1つ以上から成るペ
プチドについては、318:2(SEQ ID N0):34、SEQ ID
N035、SEQ ID N0:49(SEQ ID N0):88(SEQ
ID N0):144(SEQ ID N0):147(SEQ ID NO)
:185(SEQ ID NO):198(SEQ ID NO):199(S
EQ ID NO):255(SEQ ID N0):282(SEQ ID
N0):283およびSEQ ID NO:特に好まれている293。
【0015】 本発明は、約55、約50、約45、約40、約35、約30、約25、約2
0または約15のアミノ酸についてさえの好適な範囲(例えば約55のそれらの
ペプチド)のまたはそのように長さのいかなる中間長さの中でもあることができ
るペプチドを含む、これらの範囲の中で全ての整数を含んでいる中間長さを有す
るそれらのペプチドと同じ(例えば、ペプチドは、約54、約53、約52、約
51、約49、約48、約47、約46、約44、約43、約42、約41、2
7または長さの約36ほどのアミノ酸さえ、その他についての38について、約
39であってもよい。)。特定の実施態様において、より小さいペプチドが好ま
れるときに、ペプチドの長さは9または約10であってもよい、または、約11
または、あるいは、13または約14についてまたは長さのペプチドくらい長く
15ほどのアミノ酸にさえついて、約12は少なくともSEQ ID NOのい
かなる一つにも従う第1の隣接するアミノ酸配列から成る:1(SEQ ID
NO):2(SEQ ID NO):3(SEQ ID NO):4(SEQ
ID NO):13(SEQ ID):14(SEQ ID NO):15(S
EQ ID NO):16(SEQ ID N0):17(SEQ ID NO
):18(SEQ ID NO):19およびSEQ ID NO:SEQ I
D NOのいかなる一つと同じくも、20:SEQ ID N0に対する28:
311(SEQ ID NO):313、SEQ ID N0314、SEQ
ID N0:SEQ ID NOに対する316:318(SEQ ID N0
):321(SEQ ID):322(SEQ ID NO):323(SEQ
ID NO):324(SEQ ID NO):325およびSEQ ID
NO:326. 同様に、僅かにより長いペプチドが好まれるときに、ペプチドの長さが16ま
たは約17についてまたは18または約19についてあってもよい、または、約
20または、あるいは、22または約23についてまたは長さのペプチドくらい
長く24または約25ほどのアミノ酸にさえついて、約21は少なくともSEQ
ID NOのいかなる一つにも従う第1の隣接するアミノ酸配列から成る:S
EQ ID NOに対する1:4(SEQ ID N0):SEQ ID N0
に対する13:20(SEQ ID N0):SEQ ID N0に対する28
:311(SEQ ID):313(SEQ ID N0):314(SEQ
ID N0):SEQ ID N0に対する316:318およびSEQ ID
NO:SEQ ID NOに対する321:326.中間の長さ抗原性のペプ
チドまたは抗原結合断片が要求されるときに、ペプチドは約26または約27の
または28または約29についての命令にあることができる、または、約30ま
たは、あるいは、32または約33についてまたは長さの各々それらくらい長く
34または約35ほどのアミノ酸にさえついて、約31は少なくともSEQ I
D NOのいかなる一つにも従う第1の隣接するアミノ酸配列から成る:SEQ
ID NOに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対
する13:20(SEQ ID NO):SEQ ID N0に対する28:3
11(SEQ ID N0):313(SEQ ID NO):314(SEQ
ID N0):SEQ ID NOに対する316:318およびSEQ I
D NO:SEQ ID NOに対する321:326。
【0016】 これらのペプチドは、少なくともSEQ ID NOのいかなる一つにも従う
第1の隣接するアミノ酸配列から成る:SEQ ID NOに対する1:4(S
EQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID
NO):SEQ ID NOに対する28:318およびSEQ ID NO:
SEQ ID NOに対する321:326、しかし、また任意に、少なくとも
1秒、少なくとも第3または少なくともSEQ ID NOのいかなる一つにも
従う第4であるかより大きい隣接するアミノ酸配列さえ成る:SEQ ID N
Oに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID N0に対する13:
20(SEQ ID NO):SEQ ID N0に対する28:311(SE
Q ID N0):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID N
O):SEQ ID N0に対する316:318およびSEQ ID NO:
SEQ ID NOに対する321:326.単一のペプチドは本願明細書にお
いて、開示される隣接するアミノ酸配列のうちの1つだけを含むことができる、
または、あるいは、単一のペプチドはSEQ ID NOのいかなる一つにも従
う複数の隣接するアミノ酸配列から成ることができる:SEQ ID NOに対
する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(
SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する28:311(SEQ I
D N0):313(SEQ ID):314(SEQ ID NO):SEQ
ID NOに対する316:318およびSEQ ID NO:SEQ ID
NOに対する321:326.実際、ペプチドは複数の同じ隣接するアミノ酸
配列から成ることができる、または、それらはSEQ ID NOにおいて、開
示される一つ以上の異なる隣接するアミノ酸配列から成ることができる:SEQ
ID NOに対するI:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対
する13:20(SEQ ID N0):SEQ IDに対する28:311(
SEQ ID N0):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID
NO):SEQ ID N0に対する316:318およびSEQ ID:S
EQ ID NOに対する321:326.例えば、単一のペプチドの、epi
topicなペプチドが本願明細書において、開示するかまたは成ってもよいシ
ングルは、9から長さの約50のアミノ酸まで成り立ってもよい2、3、4また
はSEQ ID NOのいずれにでもて開示したように、5はっきりしたepi
topicな配列さえ:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID N
O):SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ
ID NOに対する28:311(SEQ ID):313(SEQ ID
N0):314(SEQ ID N0):SEQ ID NOに対する316:
318およびSEQ ID N0:SEQ ID N0に対する321:326
.あるいは単一のペプチドの、2、3、4またはSEQ ID NOのいかなる
一つにもて開示したように、5つの同一のepitopicな配列さえ、9から
長さの約50のアミノ酸まで成り立ってもよい:SEQ ID N0に対する1
:4(SEQ ID NO):SEQ ID N0に対する13:20(SEQ
ID N0):SEQ IDに対する28:311(SEQ ID N0):
313(SEQ ID N0):314(SEQ ID N0):SEQ ID
N0に対する316:318およびSEQ ID N0:SEQ ID N0
に対する321:326。
【0017】 1つの典型的な実施態様、組成物が9から長さの約40のアミノ酸まで少なく
とも第1の単離されたペプチドから成るペプチドまたは少なくとも第1の核酸部
分において、それは、この種のペプチドをコード化する;そこにおいて、ペプチ
ドは少なくともSEQ ID N0からなる群から選択される第1の隣接するア
ミノ酸配列から成る:34(SEQ ID N0):35(SEQ ID N0
):49(SEQ ID N0):88(SEQ ID N0):144(SE
Q ID N0):147(SEQ ID NO):185(SEQ ID):
198(SEQ ID NO):199およびSEQ ID NO:282。
【0018】 14から長さの約60のアミノ酸に対する15からの長さおよびそれらの約6
0のアミノ酸へのそれらと同じく、本発明の好適なペプチドは、長さの60のア
ミノ酸について13から同様に10から長さの約60のアミノ酸へのそれら、1
1から長さの約60のアミノ酸へのそれら、12から長さの約60のアミノ酸へ
のそれら、それらを含む。同様に、本発明の好適なペプチドは本当に16から長
さおよびいずれでもの約60のアミノ酸まで、それらを含む。そして、オーバー
オールの範囲内の長さの長さおよび副範囲は9から約60のアミノ酸までペプチ
ドの範囲を好んだほど長さの。類似した傾向の、本発明も長さを有するそれらの
ペプチドを含むことの長さを有する長さおよびそれらの約55か60のアミノ酸
に対する10または11から12または13から長さの約45か50のアミノ酸
までの長さを有するそれらのペプチドと同じ14または15から長さの約35か
40のアミノ酸までの長さを有するそれらのペプチドの長さを有する長さおよび
それらのペプチドの約25か30のアミノ酸に対する16または17からの長さ
および、オーバーオールの範囲内の副範囲が9から長さの約60のアミノ酸まで
変動する全てを含むために、その他の約20ほどのアミノ酸に対する18または
19から。
【0019】 この開示(この種がSEQ IDにて開示したように、配列するフレーズ)の
全体にわたって:SEQ ID NOに対する1:4」は、特に、そして、これ
らの配列識別子のいずれにでもよって開示されるいずれでもおよび全ての隣接す
るアミノ酸配列を含むことを目的とすると、ペプチド・配列が本願明細書の表4
9による表2において、明らかにした。それは言うことになっている。「SEQ
ID NOのいずれにでもて開示したように、配列:SEQ ID N0によ
る1:4」は、SEQ ID NOにおいて、開示される配列を意味する:1(
SEQ ID NO):2(SEQ ID NO):3またはSEQ ID N
O:4。
【0020】 同様に、SEQはの身元を確認する:いずれでもおよびそのような人々がSE
Q ID NOにて開示したように、配列する37に対する25:25(SEQ
ID N0):26(SEQ ID N0):27(SEQ ID NO):
28(SEQ ID NO):29(SEQ ID N0):30(SEQ I
D N0):31(SEQ ID N0):32(SEQ ID N0):33
(SEQ ID N0):34(SEQ ID N0):35(SEQ ID
NO):36およびSEQ ID N0:37、その他。事実、本発明はそれら
をコード化しているペプチドおよびポリヌクレオチドを含む。そして、SEQ
ID NOと確認される配列のいかなる一つにもて開示したように、少なくとも
第1の隣接するアミノ酸配列から成る:SEQ ID N0に対する1:4(S
EQ ID NO):SEQ ID N0に対する13:20(SEQ ID
N0):SEQ ID N0に対する28:311(SEQ ID N0):3
13(SEQ ID NO):314(SEQ ID N0):SEQ ID
N0に対する316:318およびSEQ ID N0:SEQ ID N0に
対する321:326. 本発明も、少なくとも本願明細書において、開示されるように、ペプチドまた
はペプチド変化のうちの1つ以上をコード化する第1の配列領域から成るポリヌ
クレオチドを含む。この種のポリヌクレオチドは、長さの約5000のヌクレオ
チドまたは長さの約2000のヌクレオチドまたは長さの約1000のヌクレオ
チドまたは約900または約800に対するまたは700または約600につい
ての27の配列領域に対するまたは500または約400についての27の配列
領域に対するまたは300または約200についての27の配列領域にまたは長
さの100ほどのヌクレオチドにさえついて27の配列領域から成ることができ
る。
【0021】 それが少なくとも第1の配列領域から成ってそれらのポリヌクレオチドのよう
な、ペプチドの場合ペプチドをコード化する配列領域の長さがこれらの範囲のい
かなる中間長さの中でもあることができるように、約30から長さの約750の
ヌクレオチドまでの少なくとも第1の配列領域から成るものの少なくとも第1の
配列領域から成る長さおよびものの約650のヌクレオチドに対する約35から
の約550、約450、約350、約250、約150または長さの約50ほど
のヌクレオチドにさえ対する約40から。この種の配列領域は約27または約2
8の命令にあることができる、または、29または、あるいは、31または約3
2についてまたは33または約34について、約30についてまたは長さの35
ほどのヌクレオチドにさえついて、配列領域が少なくとも第1のペプチドをコー
ド化する限り、それは少なくともSEQ ID NOのいかなる一つにも従う第
1の隣接するアミノ酸配列から成る:SEQ ID NOに対する1:4(SE
Q ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID N
O):SEQ ID NOに対する28:311(SEQ ID N0):31
3(SEQ ID N0):314(SEQ ID N0):SEQ ID N
0に対する316:318およびSEQ ID:SEQ ID NOに対する3
21:326.中間の長さ抗原性のペプチドまたは抗原結合断片が要求されると
きに、それらをコード化する核酸は、45または約50についてまたは55また
は約60について、約40のまたは65または約70についての命令にあること
ができる、または、75または約80についてまたは長さの85か90のほどヌ
クレオチドにさえついて、それらが少なくとも各々第1のペプチドをコード化す
る限り、それは少なくともSEQ ID NOのいかなる一つにも従う第1の隣
接するアミノ酸配列から成る:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ I
D N0):SEQ ID N0に対する13:20(SEQ ID N0):
SEQ ID N0に対する28:311(SEQ ID N0):313(S
EQ ID NO):314(SEQ ID N0):SEQ ID NOに対
する316:318およびSEQ ID NO:SEQ ID NOに対する3
21:326.より大きい抗原性のペプチドをコード化しているかまたは断片を
抗原結合している配列領域から成るポリヌクレオチドが熟慮されるときに、それ
らをコード化している核酸配列領域は長さにおいて、必然的により長い。たとえ
ば、ペプチドをコード化している核酸配列領域または長さの50のアミノ酸に約
40の命令上の断片を結合している抗原が少なくとも約120から長さの約15
0ほどのヌクレオチドまで、必然的にある。そして、三つ子コドンが単一のアミ
ノ酸をコード化することを必要とするという事実を与えられる。
【0022】 同様に、特に配列領域が使用可能な状態で一つ以上のプロモータにまたは一つ
以上の信号の配列および/またはペプチド融合製品をコード化する一つ以上の配
列領域に結ばれるときに、この種の配列領域から成るポリヌクレオチドは符号化
領域より実質的に大きくありえる。それらの実施態様の、600、約700、約
800、約900、約1000、約1100、約1200、約1300、約14
00についてまたは1500、1600、1700、1800、1900または
上でさえ長さの2000ほどのヌクレオチドにさえさえついて、ポリヌクレオチ
ドが約500の命令にあることができることために、そして、約10、000ま
たはそのように長さのヌクレオチドの命令にあるそれらの配列を含むこと。この
種のポリヌクレオチドは、特に発現ベクトル、交付ビヒクル、ウィルスのベクト
ルの準備に役立って、ポリヌクレオチドおよび/または遺伝子の構造物または発
現要素の範囲内で成られる配列領域によって、コード化される特定のコード化さ
れたペプチドおよび/または抗原−結合断片を表す宿主細胞を変えた。
【0023】 典型的な他の実施態様において、第一がペプチドを長さの約11のアミノ酸に
対する9または少なくともペプチドをコード化する第1の核酸部分から分離した
最少で、ペプチドは成り立つ;そこにおいて、ペプチドは本質的にSEQ ID
NOのいかなる一つものアミノ酸配列から成る:SEQ ID N01:SE
Q ID N0 4:SEQ ID N0 13:SEQ ID NO 20:
SEQ ID N0 28:SEQ ID N0 311:SEQ ID N0
313:SEQ ID NO 314:SEQ ID 316:およびSEQ
ID N0 318:SEQ ID N0 321:326。
【0024】 同様に、関連した他の実施態様において、第一がペプチドを長さの約10か1
1のほどアミノ酸に対する9または少なくともペプチドをコード化する第1の核
酸部分から分離した最少で、ペプチドは成り立つ;そこにおいて、ペプチドはS
EQ ID NOのいかなる一つものアミノ酸配列から成る:SEQ ID N
Oに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する2
8:311(SEQ ID NO):313(SEQ ID N0):314お
よびSEQ ID N0:SEQ ID N0に対する316:318、そして
、特にそこにおいて、ペプチドSEQ ID NOのいかなる一つものアミノ酸
配列の成る:34(SEQ ID N0):35(SEQ ID NO):49
(SEQ ID NO):88(SEQ ID NO):144(SEQ ID
N0):147(SEQ ID NO):185(SEQ ID NO):1
98(SEQ ID NO):199およびSEQ ID NO:282。
【0025】 単一のペプチド種から成るペプチドおよび組成物に加えて、本発明も2、3、
4またはより多くのペプチド種から成る組成物に関することおよび/またはこの
種のペプチドをコード化するポリヌクレオチド。ペプチドおよび/またはポリヌ
クレオチド種のこの種の多数は、特にSEQ ID NOのアミノ酸配列にて開
示したように、2つ以上の異なる隣接するアミノ酸配列を有するペプチドの多数
から成る治療的なエージェントの処方物において、望ましい:SEQ ID N
Oに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:
20(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する28:311(SE
Q ID NO):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID N
O):SEQ ID NOに対する316:318およびSEQ ID NO:
SEQ ID N0に対する321:この種のペプチドをコード化する326お
よび/または複数のポリヌクレオチド。特定の抗原性のWT1から派生したペプ
チドおよびポリヌクレオチド合成物の産地にかかわりなく、本発明が特に1つか
、2つか、3つか4つのはっきりした上でペプチド(ポリヌクレオチドまたはそ
れの派生物)の使用を熟慮することために、そして、複数のこの種の合成物を含
むこと。これは、全アプリケーションの全体にわたって単数用語の使用を例証す
る。そこにおいて、用語aand「感覚において、使用するanareそのそれ
ら最も少なく一つのmeanat」(少なくとも第一)」、1またはmoreo
ra pluralityof参照された構成要素または、上限がその後で、具
体的には、述べられるかまたは従来技術において、当業者によって、よく理解さ
れている例において、以外、ステップ。いかなる一人の代理人もの量と同様に、
組合せの操作可能な限度およびパラメータは、現在の開示を考慮して技術の通常
の技術のそれらにとって公知である。
【0026】 この種の組成物の追加のペプチドはほぼ同じサイズおよび/またはほぼ同じ主
要なアミノ酸配列の中で全くあることができる、または、あるいは、ペプチドは
かなり長さおよび/または主要なアミノ酸配列において、異なることができる。
この種の組成物は、一つ以上の追加の構成要素(例えば薬学的に受け入れられる
賦形剤、バッファまたは詳細にて説明したように、以下に試薬)から更に成るこ
とができる。
【0027】 本願明細書において、記載されているように、この種の組成物はまた、少なく
とも任意に第1の免疫刺激物または少なくとも第1の助手から更に成ることがで
きる。この種の免疫刺激物および助手は、優先して人間のT細胞反応を強化して
、好ましくはMontanide ISA50、Seppic Montani
de ISA720、サイトカイン、ミクロスフェア、dimethyl di
octadecylアンモニウム臭化物助手、AS−1、AS−2、Ribi
Adjuvant、QS21、サポニン、microfluidizedされた
シンテックス助手、MV、ddMV、免疫性の刺激的な複合体および機能させな
くされた毒素からなる群から選択されることができる。以下により多くの詳細に
て説明したように、そして、特に第4節において、組成物は診断上であるか治療
的な使用のために処方物されることができる。そして、特に好まれている非経口
で、静脈で、腹膜内で、皮下で、鼻腔内で、transdermalで口のルー
トをもつ哺乳類(例えば人間)の管理に適しているそれらの処方物については、
臨床包装および/または商用の再販のための一つ以上の診断上であるか治療的な
キットに、それらの編入を含む。
【0028】 組成物は、更に任意に一つ以上の発見試薬、一つ以上の追加の診断上の試薬、
一つ以上の制御試薬および/または一つ以上の治療的な試薬から成ることができ
る。診断上の試薬の場合、組成物は更に任意にvitroのおよび/または活発
な診断上で治療的な方法論の両方ともにおいて、使うことができる一つ以上の検
出可能なラベルから成ることができる。治療的な組成物および処方物の場合、本
発明の組成物がまた、更に任意に一つ以上の追加の制癌性であるか、反対の中皮
腫か一方治療として有益な構成要素から成ることができること特定の状況、その
他において、必要でありえるように、ような。
【0029】 別の態様においては、本発明も忍耐強い、人間の患者に貢献することから成る
人間の悪性の中皮腫の発達を禁止する方法に成り立っている製薬組成物を提供す
る:(a) 自国のWT1またはそれの変化の免疫原性部分から成るWT1ペプ
チド、一つ以上の置換、削除、加算および/または挿入において、異なる抗原に
特有の抗体および/またはT細胞系とともに化学反応する変化またはクローンの
能力が実質的に減らされない;そして、(b)生理的に受け入れられるキャリア
または賦形剤。特定の実施態様の範囲内で、患者は悪性の中皮腫に悩む。他の実
施態様において、組成物は予防して悪性の中皮腫の発達のために危険にさらされ
たとみなされる患者に与えられる。WT1ペプチドはワクチンの範囲内であって
もよいが、あってはならない。そして、それは免疫刺激物(例えば助手)から更
に成る。
【0030】 更なる態様の範囲内で、方法が忍耐強い、人間の患者に貢献することから成る
人間の悪性の中皮腫の発達を禁止して提供されること、成り立って、製薬の組成
物:(a) WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチド。そこにおい
て、ペプチドは自国のWT1またはそれの変化の免疫原性部分から成る。そして
、一つ以上の置換、削除、加算および/または挿入において、異なる抗原に特有
の抗体および/またはT細胞系とともに化学反応する変化またはクローンの能力
が実質的に減らされない;そして、(b)薬学的に受け入れられるキャリアまた
は賦形剤。
【0031】 特定の実施態様の範囲内で、患者は悪性の中皮腫に悩む。他の実施態様におい
て、組成物は予防して悪性の中皮腫の発達のために危険にさらされたとみなされ
る患者に与えられる。WT1ポリヌクレオチドはワクチンの範囲内であってもよ
いが、あってはならない。そして、それは免疫刺激物(例えば助手)から更に成
る。
【0032】 方法は、更に、人間の患者に製薬組成物を与えることから成る、人間の患者の
悪性の中皮腫の発達を禁止することを提供される:抗体またはそれの抗原−結合
断片が非常に特にWT1に結合する(a);そして、(b)薬学的に受け入れら
れるキャリアまたは賦形剤。特定の実施態様の範囲内で、患者は悪性の中皮腫に
悩む。他の実施態様において、組成物は予防して悪性の中皮腫の発達のために危
険にさらされたとみなされる患者に与えられる。
【0033】 更なる態様の範囲内で、方法が忍耐強い、人間の患者に貢献することから成る
人間の悪性の中皮腫の発達を禁止して提供されること、成り立って、製薬の組成
物:T細胞が非常に特にWT1と作用する(a);そして、(b)薬学的に受け
入れられるキャリアまたは賦形剤。特定の実施態様の範囲内で、患者は悪性の中
皮腫に悩む。他の実施態様において、組成物は予防して悪性の中皮腫の発達のた
めに危険にさらされたとみなされる患者に与えられる。
【0034】 人間の患者の悪性の中皮腫の発達を禁止する更なる方法は人間の患者に製薬組
成物を与えることを含む。そして、成り立つ:(a)自国のWT1またはそれの
変化の免疫原性部分から成るWT1ペプチドを表す(i)抗原−示している細胞
、一つ以上の置換、削除、加算および/または挿入において、異なる抗原に特有
の抗体および/またはT細胞系とともに化学反応する変化またはクローンの能力
が実質的に減らされない;そして、(b)薬学的に受け入れられるキャリアまた
は賦形剤。特定の実施態様の範囲内で、患者は悪性の中皮腫に悩む。他の実施態
様において、組成物は予防して悪性の中皮腫の発達のために危険にさらされたと
みなされる患者に与えられる。細胞を示している抗原はワクチンの範囲内であっ
てもよいが、あってはならない。そして、それは免疫刺激物(例えば助手)から
更に成る。
【0035】 他の態様の範囲内で、本発明は忍耐強い、人間の患者に貢献することから成る
人間の悪性の中皮腫の発達を禁止する方法に刺激されるおよび/または発泡させ
たT細胞の準備を提供する。そこにおいて、T細胞は刺激されておよび/または
WT1ペプチドとの接触、WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチド
および/またはWT1ペプチドを表す抗原−示している細胞によって、広がった
。たとえば、T細胞は骨髄、周辺の血液または骨髄または周辺の血液の一部分の
範囲内であってもよい(例えば、(悪性の中皮腫で苦しめられる患者から得られ
る)。T細胞は、展開の前にクローンをつくられることが可能であるが、クロー
ンをつくられてはならない。
【0036】 方法は、患者(ステップを含むこと)の悪性の中皮腫の発達を禁止して、更に
提供される:以下の通りの一つ以上をもつ患者から分離されるCD4+および/
またはCD8’T細胞を培養している(a)(i) WT1ペプチド;(ii)
WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチド;または(iii) W
T1ペプチドを表す抗原−示している細胞;T細胞が増殖するように;そして、
患者に実働兵員を与えることは、増殖されたT細胞の中で達する。(b)患者(
ステップを含むこと)の悪性の中皮腫の発達を禁止する更なる方法:以下の通り
の一つ以上をもつ患者から分離されるCD4+および/またはCD8+ T細胞
を培養している(a)(i) WT1ペプチド;(ii) WT1ペプチドをコ
ード化しているポリヌクレオチド;または(iii) WT1ペプチドを表す抗
原−示している細胞;T細胞が増殖するように;WT1ペプチドがある場合には
、増殖した(b)クローニング一つ以上細胞;そして、患者にクローンをつくら
れたT細胞の効果的量を与えている(c)。
【0037】 他の態様の範囲内で、本発明は方法を患者(ステップを含むこと)の悪性の中
皮腫の有無を決定するために提供する:以下の通りの一つ以上をもつ患者から分
離されるCD4’and/or CD8’T細胞を培養している(a)(i)
WT1ペプチド;(ii) WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチ
ド;または(iii) WT1ペプチドを表す抗原−示している細胞;そして、
(b)検出T細胞の特定の起動の有無。たとえば、検出するステップは成り立つ
ことができる。そして、T細胞の増殖または細胞融解活動の生成の有無を検出す
る。
【0038】 本発明は、更に方法を患者(ステップを含むこと)の悪性の中皮腫の有無を決
定するために提供する:以下の通りの一つ以上をもつ患者から得られる生物学的
サンプルを培養している(a)(i) WT1ペプチド;(ii) WT1ペプ
チドをコード化しているポリヌクレオチド;または(iii) WT1ペプチド
を表す抗原−示している細胞;そこにおいて、インキュベーションは状況の下で
実行されて、しばらく、形成する免疫複合体を許すのに十分である;そして、W
T1ペプチドの間で形成される検出(b)免疫複合体および生物学的サンプルの
抗体は、WT1ペプチドに非常に特に縛る。たとえば、検出するステップは免疫
複合体に縛ることができる発見試薬を有する免疫複合体を培養している(a)を
含むことができる。そこにおいて、発見試薬はリポータ・グループ、移動してい
る解放された(b)発見試薬およびリポータ・グループの有無を検出している(
c)から成る。
【0039】 免疫の効果または患者(ステップを含むこと)の悪性の中皮腫の治療をモニタ
するために、他の態様の範囲内で、方法は更に提供される:以下の通りの一つ以
上を有する第1の生物学的サンプルを培養している(a)(i) WT1ペプチ
ド;(ii) WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチド;またはW
T1ペプチドを表す、第1の生物学的サンプルがある抗原−示している細胞が療
法または免疫の前に患者から得た、そして、インキュベーションが状況の下で実
行されて、しばらく、形成する免疫複合体を許すのに十分である(iii);W
T1ペプチドの間で形成される検出(b)免疫複合体および生物学的サンプルの
抗体は、WT1ペプチドに非常に特に縛る;ステップ(a)を繰り返していて、
忍耐強い以下の療法または免疫から得られる第2の生物学的サンプルを使用して
いる(b)(c);そして、免疫複合体の数を比較することは、第1および第2
の生物学的サンプルにおいて、検出した。(d)たとえば、検出するステップは
免疫複合体に縛ることができる発見試薬を有する免疫複合体を培養している(a
)を含むことができる。そこにおいて、発見試薬はリポータ・グループ、移動し
ている解放された(b)発見試薬およびリポータ・グループの有無を検出してい
る(c)から成る。
【0040】 更なる態様の範囲内で、方法は免疫の効果または患者(ステップを含むこと)
の悪性の中皮腫の治療をモニタして提供される:以下の通りの一つ以上を有する
第1の生物学的サンプルを培養している(a)(i) WT1ペプチド;(ii
) WT1ペプチドをコード化しているWT1ポリヌクレオチド;または(ii
i) WT1ペプチドを表す抗原−示している細胞;そこにおいて、生物学的サ
ンプルはCD4+および/またはCD8+ T細胞から成って、療法または免疫
の前に患者から得られる。そして、インキュベーションは状況の下で実行されて
、しばらく、特定の起動、増殖および/または生物学的サンプルのT細胞の渙散
を許すのに十分である;(b)検出起動、増殖および/またはT細胞の渙散の量
;ステップ(a)を繰り返していて、第2の生物学的サンプルが同じ忍耐強い以
下の療法または免疫から得られるCD4+および/またはCD8+ T細胞から
成っている第2の生物学的サンプルを使用している(b)(c);そして、(d
)比較起動、増殖および/または第1および第2の生物学的サンプルのT細胞の
渙散の量。
【0041】 本発明の方法の全体にわたってaneffective抑制するamount
is効果的な第1のWT1合成物の少なくとも量禁止して、そして、好ましくは
かなり禁止する、この種の不調で苦しめられる動物の中皮腫。効果的抑制する量
は、このようにまた、禁じて、好ましくはかなり禁ずる量実兵力である、天然の
WT1ポリペプチドの生物学的活動。好ましくは、効果的抑制する量は、効果的
なWT1合成物の量である禁止して、そして、好ましくはかなり禁止する、人間
の天然のWT1ポリペプチドの生物学的な活動有してまたは疑う悪性の肋膜の中
皮腫を有することの。抑制のいかなる程度も本発明を満たすのに十分である。但
し、通常の技術のそれらは従来技術において、指示するのに十分であるレベルが
vitroにおいて、そして、活発な抑制において、好んだ抑制を理解する。
【0042】 「areproducible(すなわち)が絶えず観察したInhibit
ionrequires、前述のパラメータのうちの1つ以上の抑制。少なくと
も55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%または制御と比
較して約85%についての前述のパラメータ(例えば約50%の再生可能な抑制
)の一つ以上の再生可能であるか絶えず観察された重大な抑制が平らにするAs
ignificant inhibitionis(すなわち)WT1治療的な
組成物の非存在下で。
【0043】 本発明を実践することを必要としないにもかかわらず、約96%、94%につ
いてのまたは98%またはそれ以上についてさえの約92%、約90%の抑制レ
ベルは少なくとも決して除外されない。
【0044】 本願明細書において、開示される治療的な方法のうちの1つ以上の遂行は、悪
性の中皮腫を防ぐかまたは治療するための効果的療法を引き起こす。これらの方
法、概して動物または患者に与えることから成る、あるいは、危険にさらされて
、悪性の中皮腫になるために少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、細胞を示
している抗原、T細胞、断片を結合している抗原または動物または患者の細胞の
範囲内で、悪性の中皮腫を禁ずるのに効果的なポリヌクレオチドの量を有する疑
いがあって、有するこのことにより防止であるか扱っている悪性の中皮腫。
【0045】 用語生物学的効果的量および有効に抑制する量のWT1ペプチド、抗体、細胞
を示している抗原、T細胞、断片を結合している抗原またはポリヌクレオチド組
成物の範囲内でこのように含まれる先の予防的および治療として効果的量。いく
つかを生産するのに効果的な開示されたWT1合成物および好ましくはいくつか
の全てのこうのゆな有効量量重大な、動物または患者の管理への利点。利点は、
伝送および他の獣医で臨床利点のチャンスを少なくすることと、同様に徴候(厳
しさおよび/または持続)を減らすことを含む。I、第1のWT1ペプチド、抗
体、細胞を示している抗原、T細胞、断片を結合している抗原またはポリヌクレ
オチド組成物の効果的量がこのことにより少なくとも提供されることができるく
らい、長く、本発明において、使うことができる管理のルートは、実質的に無制
限である。eを含む開示された組成物の治療的な配送のための典型的な手段。摂
取、吸入、transdermal、非経口の管理、鼻腔内の管理、皮下の注入
、静脈注射、連続する注入、などは、以下に更に詳細に議論される。
【0046】 全てのこの種の組成物および本発明の方法は、一つ以上の他の抗癌剤(例えば
少なくとも1秒、第3、第4または第5)の用途に、結合されることができるa
nti中皮腫エージェントまたは少なくとも第1であるか、第2であるか、第3
であるか第4の制癌性の治療的なエージェント。治療的なエージェントが動物ま
たは患者に与えられることが可能であるはっきりした制癌性であるか反中皮腫の
、そして、組合せの毒性を制限している服用を含む複数。
【0047】 本発明は、このように他の療法との相乗効果的な組合せおよび/またはおそら
く服用−制限する毒性および/または抵抗による周知のエージェント(以前に生
体内に最大限の効果を達成することに失敗した特にそれらの方法およびエージェ
ント)を形成するために用いることがありえる。
【0048】 この種の組合せ療法で少なくとも、第1のWT1ペプチド、抗体、細胞を示し
ている抗原、T細胞、断片を結合している抗原または、そして、第2の反中皮腫
または制癌性の治療的なエージェントが単一の製薬処方物または2つのはっきり
した製薬処方物から例えば実質的に同時に動物または患者に施されることができ
る最少で、ポリヌクレオチド。あるいは少なくとも、第1のWT1ペプチド、抗
体、細胞を示している抗原、T細胞、断片を結合している抗原または、そして、
第2の反中皮腫または制癌性の治療的なエージェントが交互の日に例えば順番に
動物または患者に施されることができる最少で、ポリヌクレオチド。
【0049】 更なる実施態様において、本発明は治療的なキットの範囲を提供する。キット
が少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、細胞を示している抗原、T細胞、断
片を結合している抗原またはポリヌクレオチド組成物の治療として効果的量を含
むことを確信している。そして、動物または主題に組成物を与えるための指示、
または、中皮腫になるための、そして、特定の、悪性の肋膜の中皮腫の危険にさ
らされた。この種のキットは、WT1ポリペプチドまたは抗体を検出する少なく
とも一つの診断上のエージェントまたは中皮腫細胞を検出する少なくとも一つの
診断上のエージェントの効果的量と組み合わせられることが可能である;または
、少なくとも一つの他の制癌性であるか、反対の中皮腫か反対のWTlポリペプ
チド治療的なエージェントの治療として効果的量を有する。
【0050】 本願明細書において、開示される組成物の特定の他の治療的なキットおよび使
用は少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、細胞を示している抗原、T細胞、
断片を結合している抗原またはポリヌクレオチドの効果的量から成ることができ
る。そして、検出する少なくとも一つの診断上のエージェントの効果的量は中皮
腫細胞を検出する;または少なくとも1、2、3、4またはいかなる数の他の制
癌性であるか、反対の中皮腫か反対のWT1ポリペプチド治療的なエージェント
の効果的量。指示は、また、これらのキットと組み合わせられることが可能であ
る。薬を製作し使用することに対するもののような、他の生物学的エージェント
または構成要素は含まれることができる。
【0051】 典型的な診断上のエージェントは、少なくとも第1のWT1−符号化核酸を検
出する分子の生物学的エージェントを含む;少なくとも、第1のWT1ペプチド
またはポリペプチド(少なくとも少なくとも第1のWT1タンパク質を検出する
第1の抗体またはペプチド);そして、少なくとも、第1のWT1タンパク質ま
たは少なくともWT1タンパク質またはペプチドに縛る第1の抗体を検出するペ
プチド。追加の治療的なエージェントの範囲は、公知である現在の開示を考慮し
た本願明細書において、記載されているそれらにより例証されるように技術の通
常の技術のそれら。
【0052】 この種のキットで、診断上のエージェントは、好ましくはキットのはっきりし
たコンテナ内に配置される。結合された治療的なエージェントは、しかし「カク
テル混合物において、WT1組成物と同じ組成物のキット(すなわち)の単一の
コンテナの範囲内で結合されることができる。はっきりしたコンテナにおいて、
それらはWT1合成物から別に代わりに維持されることができる。
【0053】 いかなる薬学的に受け入れられる形式にもおいて、本発明はこのように少なく
とも1秒の反WT1、anti中皮腫または制癌性の治療的なエージェントの治
療として効果的量と協力して、WT1合成物の治療として効果的量から成る組合
せ治療学を提供する。また、薬剤の製造またはいかなる薬学的に受け入れられる
形式にもおいて少なくとも第1のWT1組成物の治療として効果的量から成る医
薬のカクテルに用いられる組成物は、提供される。
【0054】 さらに、本発明は薬剤の製造に用いられる組成物または、いかなる薬学的に受
け入れられる形式も、第1のWTI組成物および複数のはっきりした反対のWT
lか、反対の中皮腫か制癌性の治療的なエージェントにおいて、成り立つ医薬の
カクテルを提供する。 WT1合成物が治療的な方法の1つの構成要素である結合された使用および薬剤
は、また、本発明の範囲内で含まれる。
【0055】 これらの、そしてまた他の、本発明の態様は以下の詳細なる説明を参照するこ
とで、明らかになって、図面を取り付けた。あたかも各々が個々に取り入れられ
るかのように、本願明細書において、開示される全ての参照はそれらの全部にお
いて、本願明細書に引用したものとする。
【0056】 本発明は、参照番号の類のいずれが要素のように同一化するか、添付の図面と
ともにとられる以下の説明を参照することで、そして、中でよく理解されていて
もよい。
【0057】 (4. 本願明細書において記載されている本発明をより充分に理解するために、以下
の種々の例示的実施形態の記載が示される。
【0058】 本発明は、一般に組成物およびWTI提携の病気(例えば悪性の中皮腫)の免
疫治療および診断のための方法を目的とする。
【0059】 WT1に対する特定のWT1発現および免疫反応の(例えば、(患者血清のW
T1特定の抗体の存在)、患者を悪性の中皮腫および他のWT1関連する悪性で
識別する目印として使用できる(白血病に例えば(例えば、鋭いmyeloid
白血病(AML)、常習的なmyeloid白血病(CML)、鋭いlymph
ocyticな白血病(ALL)、そして、幼年期ALL)(脊髄形成異常な症
候群)myeloproliferativeな症候群、前立腺ガン、肺ガン、
乳ガン、甲状腺のガン、胃腸内のガン、腎臓ガン、肝臓ガン、卵巣のガン、睾丸
のガン、そして、黒色腫)。この種の診断上の方法(e。高いスループット分析
評価フォーマットにおいて、g.)ガンの早い診断のための使用されることがで
きて、そして、健康な個人のスクリーニングを許可できる誰有してまたは有する
かもしれないアスベストにさらす。この種の悪性に悩むとわかられる患者は、ベ
ースのワクチンまたはT−細胞治療的な方法が本願明細書において、提供したW
T1−から利益を得ることができる。
【0060】 本願明細書において、一般に記載されている組成物は、WT1ペプチド、WT
1ポリヌクレオチド、抗原−示している細胞から成る(APC ;例えば、樹状
突起の細胞)、WT1ペプチド、具体的には、ポリペプチドをWT1に結合する
抗体のようなエージェントおよびWT1derivedペプチドを表す;および
/または免疫性のシステム細胞(例えば、(T細胞)WT1.のための具体的で
ある本発明のWT1ペプチドは、それについて少なくとも一般に一部のウィルム
ス腫遺伝子製品(WTl)または変化から成る。主題発明の核酸配列は一般にD
NA(PNA)から成る、または、全てをコード化するRNA配列またはこの種
のペプチドまたはそれの部分はこの種の配列に相補的である。抗体は、タンパク
質または抗原−結合がそれについて分解する、一部のWT1ペプチドに縛ること
ができる一般に免疫性のシステムである。この種の組成物の範囲内で使用される
ことができるT細胞は一般に細胞である(例えば、(CD4’and/or C
D8)』)、WT1ペプチドに特有である。本願明細書において、よりはるかに
記載されている特定の方法は、本願明細書において、提供されるように、少なく
とも第1のWT1ペプチドまたはポリペプチドを表す一つ以上の抗原−示してい
る細胞を使用する。
【0061】 (4.1 WT1ペプチド) 本発明のコンテキストの範囲内で、典型的な好適なWT1から派生した抗原性の
ペプチドがそれらのペプチドを含むことの少なくとも第1のエピトープ、抗原性
の断片、サイトを結合している抗体またはSEQ ID NOからなる群から選
択される免疫原性配列から成る長さの約100のアミノ酸に対する9から:SE
Q ID NOに対する1:4(SEQ ID N0):SEQ ID N0に
対する13:20(SEQ ID N0):SEQ ID N0に対する28:
311(SEQ ID):313(SEQ ID NO):314(SEQ I
D NO):SEQ ID N0に対する316:318およびSEQID N
O:SEQ ID N0に対する321:326。
【0062】 それが少なくとも第1の免疫原性部分から成る、または、天然のWT1ポリペ
プチドまたは変化の中でそれについて、縛ることは据え付ける。そして、特にそ
れらのペプチド・配列がSEQのいかなる一つにもおいて開示したエピトープま
たは抗体がNOの身元を確認すると仮定するならば、WTIから派生したペプチ
ドはいかなる中間長さの中でもあることができる:SEQ ID NOに対する
1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(SE
Q ID N0):SEQ ID N0に対する28:311(SEQ ID
N0):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID NO):SE
Q ID NOに対する316:318およびSEQ ID NO:SEQ I
D N0に対する321:326.換言すれば、WT1ペプチドは、oligo
ペプチド(すなわち、アミノ酸残留物(例えば約12か13のほどアミノ酸残留
物に対する9)の比較的少ない数からなるそれら)、より大きいoligoペプ
チドs(すなわち(アミノ酸残留物の例えば、約20ほどのアミノ酸残留物に対
する14について、比較的より大きい数からなるそれら)、さらにより大きいペ
プチドであってもよい(すなわち、例えば、約40ほどのアミノ酸残留物に対す
る21についてのアミノ酸残留物の比較的より大きい数からなるそれら)前へ、
したがって最高、そして、中間サイズの全てのペプチドと同様にアミノ酸残留物
(例えば約90か100のほどアミノ酸残留物に対する約5)のかなりより大き
い数から成るそれらのペプチドを含むこと。
【0063】 特定の実施態様の範囲内で、天然のWT1ペプチドの少数の連続的アミノ酸残
留物を含むWTIペプチドの使用は、好まれる。T細胞反応の生成が要求される
特定の使用のために、この種のペプチドは、好まれる。たとえば、この種のWT
1ペプチドは、好ましくは天然のWT1ポリペプチドの少なくとも9または少な
くとも約10か、11か、12か、13か、14か15の以上連続的アミノ酸残
留物を含む。
【0064】 非アメリックなペプチド(9−マーまたは天然のWT1ポリペプチドの少なく
とも9つの連続的アミノ酸残留物から成るそれら)は、特に本願明細書において
、開示される方法に役立つために熟慮される。ペプチドおよびこの種の配列がそ
うすることができるいかなるWT1の範囲内でも、自国のプロテインAおよび/
または異種な配列に由来する追加の配列は、あってもよい(必要以外の)更なる
免疫原性であるか抗原性の特性を所有する。ペプチド本願明細書において、提供
する他のペプチドまたは非ペプチド合成物を有する、更に関連させることができ
る(共有結合または非共有結合)。免疫学的部分、本願明細書において、使用す
る、認識される(すなわち(具体的には、束縛される)一部のペプチドは、B−
細胞および/またはT−細胞表層の抗原受容器によって、ある。好適な免疫原性
部分がMHCクラスに縛ることを確信しているIまたはクラスII分子。ここで
使用しているように、免疫原性部分は、前記tobind toan MHCク
ラスであるIまたはクラスII分子この種の結合が公知技術のいかなる分析評価
も使用して検出可能な。たとえば、Iが1151の編入を促進する能力をモニタ
して、間接的に評価されることができるMHCクラスに縛るペプチドの能力は、
MHCクラスI/p2m/ペプチドヘテロトリマーな複合体、パーカーほか、1
994に、2−ミクログロブリン(p2m)にラベルをつけた。あるいは、従来
技術において、周知である機能のペプチド競争分析評価を、使用できる。特定の
免疫原性部分は、一つ以上の表2−14の範囲内で詳述される配列のうちの1つ
以上を有する。
【0065】 本発明の典型的な免疫原性ペプチドは表49による表2において、例示される
実施例において、開示されるそれらを含むが、これに限定されるものではない、
そして、特に、少なくともSEQのいかなる一つにもおいて定義した第1のアミ
ノ酸配列から成るペプチドはNOの身元を確認する:SEQ ID NOに対す
る1:4(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する13:20(S
EQ ID NO):SEQ ID NOに対する28:311(SEQ ID
NO):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID NO):S
EQ ID NOに対する316:318およびSEQ ID NO:SEQ
ID NOに対する321:326。
【0066】 図示するWT1から派生したペプチド組成物は、少なくともSEQ IDから
なる群から選択される第1のアミノ酸配列から成るものを含むが、これに限定さ
れるものではない:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID NO)
:SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID NO): SEQ IDに対する28:311(SEQ ID NO):313(SEQ
ID NO):314およびSEQ ID NO:SEQ ID NOに対する
316:以下のいかなる一つにもて開示したように、318および特にこの種の
配列:RDLNALLPAVPSLGGGG(人間のWT1残留物6−22;S
EQ ID NO:1),PSQASSGQARMFPNAPYLPSCLE(
人間のおよびマウスWT1残留物117−139;SEQ ID NO:2およ
びSEQ ID NO:3、それぞれ)、GATLKGVAAGSSSSVKW
TE(人間のWT1残留物244−262;SEQ ID NO:4)、GAT
LKGVAA(人間のWT1残留物244−252;SEQ ID:88)、C
MTWNQMNL(人間のおよびマウスWT1残留物235−243;SEQ
ID NO:49およびSEQ ID NO:258、それぞれ)、SCLES
QPTI(マウスWT1残留物136−144;SEQ ID:296)、SC
LESQPAI(人間のWT1残留物136−144;SEQ ID NO:1
98),NLYQMTSQL(人間のおよびマウスWT1残留物225−233
;SEQ ID NO:147およびSEQ ID NO:284、それぞれ)
;ALLPAVSSL(マウスWT1残留物10−18;SEQ ID NO:
255) ;またはRMFPNAPYL(人間のおよびマウスWT1残留物12
6−134;SEQ ID NO:185およびSEQ ID NO:293、
それぞれ)。
【0067】 更なる免疫原性断片およびペプチドは本願明細書において、提供される。そし
て、他は周知の技術、ポール、1993を使用して、一般に識別されることがで
きる。たとえば、免疫原性ペプチドを識別することの代表的な技術、エピトープ
およびモティーフを結合している抗体は抗原に特有の抗血清および/またはTc
ell線とともに化学反応する能力またはクローンのためのペプチドをふるいに
かけることを含む。天然のWT1ポリペプチドの免疫原性部分は、実質的に全長
WT1の反応性未満でないレベルで、この種の抗血清および/またはT細胞とと
もに化学反応する部分である(e。ELISAおよび/またはT細胞反応性分析
評価において、g.)。換言すれば、それが同様であるレベルで、免疫原性部分
は、この種の分析評価の範囲内で反応できる以上、全身のポリペプチドの反応性
に。この種のスクリーンは、方法を従来技術において、通常の技術、ハーローお
よびLane、1988のそれらにとって周知に扱って、一般に実行されること
ができる。
【0068】 あるいは、免疫原性部分(例えばTsitesプログラム)が、コンピュータ
分析を使用して識別されてあってもよい(Rothbardおよびテイラー(1
988);Deavinその他、1996)、それはTh反応を誘発するために
可能性を有するペプチド・モティーフを捜す。ネズミに縛ることに適当なモティ
ーフおよびIまたはクラスII MHCがBIMAS、パーカーほか、1994
に識別されることができる人間のクラスおよび予言分析を結合している他のHL
Aペプチドを有するCTLペプチド。免疫性を確かめるために、ペプチドはトラ
ンスジェニックのマウス・モデルおよび/または試験管内の刺激が樹状突起の細
胞、線維芽細胞または周辺の血球を使用して分析するHLA A2を使用して試
験されることができる。
【0069】 上記したように、本願明細書において、開示されるように、本発明のペプチド
はアミノ酸配列の一つ以上の変化から成ることができる。本願明細書において、
使われるように、ペプチドvariantがペプチドの免疫性が実質的に保持さ
れるように、一つ以上の置換の特定の主要なアミノ酸配列、削除、加算および/
または挿入と異なるペプチドであって(すなわち、抗原に特有の抗血清および/
またはT−細胞系とともに化学反応する変化の能力またはクローン実質的に天然
のペプチドと関連して減らす)。換言すれば、抗原に特有の抗血清および/また
はT細胞線またはクローンとともに化学反応する変化の能力を、強化できるかま
たは、変化が引き出されたペプチドと関連して、不変である。
【0070】 好ましくは、異なるペプチドの生物学的活動は、1%以上減らされなくて、変
更されていないペプチドの生物学的活動と関連して、2%以上好ましくはまだ減
らされない。好ましくは、異なるペプチドの生物学的活動は、3%以上減らされ
なくて、変更されていないペプチドの生物学的活動と関連して、4%以上、5%
、6%、7%、8%または9%より好ましくは、まだ減らされない。より好まし
くは、まだ、異なるペプチドの生物学的活動は、10%以上減らされなくて、c
orresepondingしている変更されていないペプチドの生物学的活動
と関連して、11%以上、12%、13%、14%、15%、16%、17%、
18%、19%または20%より好ましくは、まだ減らされない。
【0071】 %配列異体同形に基礎をおいて、本発明で異なるペプチドがSEQ ID N
Oのいかなる一つにもおいてdislosedされるアミノ酸配列の最少の一つ
で、9から長さの約100のアミノ酸まである。そして、少なくとも少なくとも
75%同一である第1の配列領域から成るそれらのペプチドを含むのを好んだ:
SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID N
Oに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する2
8:311(SEQ ID NO):313(SEQ ID NO):314(
SEQ ID):SEQ ID NOに対する316:318およびSEQ I
D NO:SEQ ID NOに対する321:少なくとも少なくとも80%ア
ミノ酸配列のうちの少なくとも1つと同一である第1の配列領域から成る326
および好ましくは、ものは、SEQ ID NOのいかなる一つにもおいてdi
slosedした:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID NO)
:SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ I
D NOに対する28:311(SEQ ID NO):313(SEQ ID
):314(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する316:31
8およびSEQ ID NO:SEQ ID NOに対する321:326. 好ましくは%配列異体同形に基づいて、本発明の好適なペプチド変化は、少な
くとも少なくとも85% SEQ ID NOのいかなる一つにもおいてdis
losedされるアミノ酸配列のうちの少なくとも1つと同一である第1の配列
領域から成るそれらのペプチドである:SEQ ID NOに対する1:4(S
EQ ID NO):SEQ ID N0に対する13:20(SEQ ID
NO):SEQ ID N0に対する28:311(SEQ ID NO):3
13(SEQ ID NO):314(SEQ ID NO):SEQ ID
NOに対する316:318およびSEQ ID NO:SEQ ID N0に
対する321:少なくとも少なくとも90%アミノ酸配列のうちの少なくとも1
つと同一である第1の配列領域から成る326およびより好ましくは、ものは、
SEQ ID NOのいかなる一つにもおいてdislosedした:SEQ
ID NOに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ ID N0に対す
る13:20(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する28:31
1(SEQ ID N0):313(SEQ ID NO):314(SEQ
ID NO):SEQ ID NOに対する316:318およびSEQ ID
NO:SEQ ID NOに対する321:326.本発明の特に好適なペプ
チド変化は、少なくとも少なくとも91%である第1の配列領域、92%、93
%、94%または95%から成るそれらのペプチドであるSEQ ID NOの
いかなる一つにもおいてdislosedされるアミノ酸配列のうちの少なくと
も1つまで同一の:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID NO)
:SEQ ID NOに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ I
D NOに対する28:311(SEQ ID N0):313(SEQ ID
NO):314(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する316
:318およびSEQ ID NO:SEQ ID NOに対する321:少な
くとも98%、97%、少なくとも96%である第1の配列領域から成るそれら
のペプチドについては、326または99%SEQ ID NOのいかなる一つ
にもおいてdislosedされるアミノ酸配列のうちの少なくとも1つまで同
一の:SEQ ID NOに対する1:4(SEQ ID NO):SEQ I
D NOに対する13:20(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対
する28:311(SEQ ID N0):313(SEQ ID NO):3
14(SEQ ID NO):SEQ ID NOに対する316:318およ
びSEQ ID NO:SEQ ID NOに対する321:326. この種のペプチド変化は、概してnnf nf thf nfntirtf
IDを修正しているnrfnarfd bvであってもよい:311(SEQ
ID NO):313(SEQ ID NO):314(SEQ ID NO)
:SEQ ID NOに対する316:318およびSEQ ID NO:SE
Q ID NOに対する321:一つ以上の保守的なアミノ酸置換による326
【0072】 本発明のコンテキストの範囲内で、それがそれであるとわかった保守的である
か中立の置換の比較的小さい番号(例えば、1または2)、ペプチドの生物学的
活動を実質的に変えずに、本願明細書において、開示されるnonameric
なペプチド・エピトープの配列の範囲内でなされることができる。場合によって
は、特定のペプチドの一つ以上のアミノ酸の置換は、事実修正されたペプチドか
ら成る組成物またはペプチドをコード化するポリヌクレオチドを備えていた動物
の免疫性であるかT−細胞反応を誘発するために強化するかまたは一方ペプチド
の能力を向上させるのに役立つことができる。適切な置換は以下に記載されてい
るように、コンピュータプログラムを使用することによって、一般に識別される
ことができる。そして、本願明細書において、記載されているように、この種の
置換の効果は抗血清および/またはT細胞を有する修正されたペプチドの反応性
に基づくと確認されることができる。
【0073】 したがって、特定の好適な実施例の範囲内で、開示された診断上で治療的な方
法に用いられるWT1ペプチドは一つ以上のアミノ酸残留物が一つ以上の置き換
えアミノ酸により置換される主要なアミノ酸配列から成ることができる。そうす
ると、抗原に特有の抗血清および/またはTcell線とともに化学反応する修
正されたペプチドまたはクローンの能力はかなり変更されていないペプチドのた
めのそれ未満でない。典型的な、この種の置換は、ペプチド上のサイトを結合し
ている一つ以上のMHCの範囲内で、好ましくは位置できる。
【0074】 上記の通りに、好適なペプチド変化は、一つ以上の保守的な置換を含むもので
ある。アミノ酸がある保存的置換1は類似した特性を有する他のアミノ酸と交代
した。そうすると、ペプチド化学の当業者は第2の構造および水治療法性質を実
質的に不変のペプチドに求める。アミノ酸置換は、極性、負担、可溶性、疎水性
、親水性および/または残留物の両親媒性の性質の類似を基礎として、一般にな
されることができる。たとえば、否定的に充電されるアミノ酸は、アスパラギン
酸およびグルタミン酸を含む;明らかに充電されるアミノ酸は、リジンおよびア
ルギニンを含む;そして、類似した親水性値を有する充電してない極地の頭グル
ープを有するアミノ酸は、ロイシン、イソロイシンおよびバリンを含む;グリシ
ンおよびアラニン;アスパラギンおよびグルタミン;そして、セリン、トレオニ
ン、フェニルアラニンおよびチロシン。保守的な変化を表すアミノ酸置換の実施
例は、以下から成る:一つ以上のAlaの(1)置き換え、Glyに、プロGl
u、Asp、Gln、Asn、SerまたはThr;同じグループからの一つ以
上の残留物を有する残留物;一つ以上のCys、Ser、Tyrまたは同じグル
ープからの一つ以上の残留物を有するThr残留物の(2)置き換え;一つ以上
のVal、Ile、Leu、Met、Alaまたは同じグループからの一つ以上
の残留物を有するPhe残留物の(3)置き換え;一つ以上のLysの(4)置
き換え、Argまたは同じグループからの一つ以上の残留物を有する神の残留物
;そして、一つ以上のPheの(5)置き換え、Tyr、Trpまたは同じグル
ープからの一つ以上の残留物を有する神の残留物。
【0075】 変化はそうすることができるまた、または代わりに、たとえば、グループ(2
)からのアミノ酸残留物を有するグループ(1)からのアミノ酸残留物、グルー
プ(3)、グループ(4)またはグループ(5)のうちの1つを置換することに
よって、nonconservativeな変化を含む。たとえば、変化はまた
、削除または免疫性、第2の構造およびペプチドの水治療法性質に対する最小の
影響を有するアミノ酸の追加により修正されることができる(または代わりに)
【0076】 (4.2 生物学的機能の均等物) 変更態様および変化は、ポリヌクレオチドの構造および本発明のペプチドにお
いて、なされることができるか、まだ望ましい特徴を有するペプチドをコード化
する機能の分子を得ることができるかまたはまだ望ましい発現特性および/また
は特性を有する遺伝子の構造物を得ることができる。しばしば一つ以上の変化を
特定のポリヌクレオチド・配列にもたらすことは、望ましいように、変化を従来
技術において、技術のそれらにとって公知のポリヌクレオチドまたはペプチド・
配列にもたらすさまざまな手段は選択された細胞または動物の種に導入されるこ
とができる異種な配列の準備のために使用されることができる。特定の状況にお
いて、結果として生じるコード化されたペプチド・配列はこの変化によって、変
えられる、または、他の場合には、ペプチドの配列はポリヌクレオチドをコード
化する際の一つ以上の変化によって、不変である。他の状況において、一つ以上
の変化は、活動を変えるポリヌクレオチド構造物または発現要素の特性のプロモ
ータおよび/またはエンハンサ領域に導入されて、このように要素の制御の下に
使用可能な状態で配置される異種な治療的な核酸部分の現れを変える。
【0077】 均等物をつくるために発現構造物によって、コード化される異種なペプチドの
一つ以上のアミノ酸配列を変えることは、望ましいか平らな、表1により改良さ
れた、第二世代の分子(変化がDNA配列をコード化するコドンの一つ以上を変
えて成し遂げられることが可能であるアミノ酸)。
【0078】 たとえば、特定のアミノ酸は、構造(例えば抗体の抗原−結合領域または基板
分子上の結合するサイト)を有する双方向結合する容量のかなりのロスのないタ
ンパク質構造の他のアミノ酸と置換されることができる。それが双方向容量およ
びそのタンパク質の生物学的機能の活動を定義するタンパク質の性質であるので
、特定のアミノ酸配列置換がタンパク質配列において、なされることができて、
そして、コース(その下にあるDNA符号化配列)の、そして、それにもかかわ
らず、特性の類のタンパク質を得る。 さまざまな変化が開示された組成物のペプチド・配列またはそれらの生物学的有
用性または活動のかなりのロスのない前記ペプチドをコード化する対応するDN
A配列において、なされることができることは、このように発明者により熟慮さ
れる。
【0079】
【表1】 この種の変化をする際に、アミノ酸の水治療法インデックスを、考慮できる。
インタラクティブな生物学的機能をタンパク質に授ける際の水治療法アミノ酸イ
ンデックスの重要性は、従来技術において、一般に理解される(胃およびDoo
little(1982)は、ここにて結合する)。アミノ酸の相対的な水治療
法特徴が結果として生じるタンパク質の第2の構造に貢献することを認められる
。そして、それは順番に他の分子(たとえば酵素、基板、受容器、DNA、抗体
、抗原、など)を有するタンパク質の相互作用を定義する。各々のアミノ酸はそ
れらの疎水性および負担特徴、胃およびDoolittle、1982を基礎と
して、水治療法インデックスを割り当てられた、これらはそうである:イソロイ
シン(+4.5) ;バリン(+4.2) ;ロイシン(+3.8) ;フェニ
ルアラニン(+2.8) ;cysteine/cystine(+2.5)
; メチオニン(+1.9) ;アラニン(+1.8) ;グリシン(−0.4)
;tlireonine(−0.7) ;セリン(−0.8) ;トリプトファ
ン(−0.9) ;チロシン(−1.3) ;プロリン(−1.6) ;ヒスチ
ジン(−3.2) ;グルタミン酸塩(−3.5) ;グルタミン(−3.5)
;アスパラギン酸塩(−3.5) ;アスパラギン(−3.5) ;リジン(
−3.9) ;そして、アルギニン(−4.5)。
【0080】 特定のアミノ酸が類似した水治療法インデックスまたはスコアを有する他のア
ミノ酸および類似した生物学的活動を有するタンパク質の静かな結果により置換
されることができることは、公知技術であるすなわち、静寂は、生物学的機能的
に等価タンパク質を得る。この種の変化をする際の、水治療法インデックスが2
の範囲内であるアミノ酸の置換が好まれること、1の範囲内であるものは、特に
好まれる。そして、0の範囲内のそれら。5は、特に好まれさえする。同類アミ
ノ酸の置換が親水性を基礎として効果的になされることができることは、また、
従来技術において、理解される。米国特許4、554、101(本願明細書に引
用したものとする)は、その隣接したアミノ酸の親水性で定めるように、タンパ
ク質の最も大きいローカル平均親水性がタンパク質の生物学的特性と相関すると
述べる。
【0081】 米国特許4、554、101において、詳述されるように、以下の親水性値は
アミノ酸残留物に割り当てられた:アルギニン(+3.0) ;リジン(+3.
0) ;アスパラギン酸塩(+3.0 1) ;グルタミン酸塩(+3.0 1
) ;セリン(+0.3) ;アスパラギン(+0.2) ;グルタミン(+0
.2) ;グリシン(0);トレオニン(−0.4) ;プロリン(−0.5
1) ;アラニン(−0.5) ;ヒスチジン(−0.5) ;システイン(−
1.0) ;メチオニン(−1.3) ;バリン(−1.5) ;ロイシン(−
1.8) ;イソロイシン(−1.8) ;チロシン(−2.3) ;フェニル
アラニン(−2.5) ;トリプトファン(−3.4)。
【0082】 アミノ酸が交代されることができると理解するもう、類似した親水性値および
静寂を有することは、得る生物学上、そして、事項(immunologica
llyな等価タンパク質)において、等価な。この種の変化の、親水性値が2の
範囲内であるアミノ酸の置換が好まれること、1の範囲内であるものは、特に好
まれる。そして、0の範囲内のそれら。5は、特に好まれさえする。
【0083】 その概略について述べましたように、上記の、アミンの酸性の置換は、一般に
したがって、アミノ酸サイドチェーン置換分(たとえばそれらの疎水性、親水性
、負担、サイズ、など)の相対的な類似に基づく。
【0084】 前述の特徴のいくつかを考慮に入れる典型的な置換は従来技術において、技術
のそれらにとって周知である。そして、含む:アルギニンおよびリジン;グルタ
ミン酸塩およびアスパラギン酸塩;セリンおよびトレオニン;グルタミンおよび
アスパラギン;そして、バリン、ロイシンおよびイソロイシン。
【0085】 本発明のペプチドおよびペプチド変化はペプチドのN−ターミナル端で、信号
の(またはリーダー)配列に活用されることができる。そして、それはco−t
ranslationallyにまたはpost−translational
lyにペプチドの転送を導く。ペプチドは、そうすることができるまた、または
代わりに、統合、浄化またはペプチドの識別の容易さのための一つ以上のリンカ
ー・配列に活用させる(例えば、(poly−His)、または、強力なサポー
トにペプチドの中で縛ることを強化すること。たとえば、ペプチドは免疫グロブ
リンFc領域に活用されることができる。
【0086】 本発明のペプチドおよびペプチド変化を、分離できるか、例えば、天然のWT
1ペプチドから主要なアミノ酸配列の全部または一部を分離することによる自国
のソースから浄化するかまたは代わりに様々な周知のペプチド統合技術のいずれ
でも使用して、全体的にあるいは部分的に化学的に総合されることができる。た
とえば、約100未満のアミノ酸、好ましくは約90か80の未満アミノ酸およ
び、約60または、30または約20のアミノ酸についての40について、約5
0未満より、好ましくは、約70未満を有するペプチドは市販の固いフェーズ技
術(例えばMerrifield固体のフェーズ統合方法)のいずれでも使用し
て合成されることができる。ここで、アミノ酸は順番に発達するアミノ酸チェー
ン、Merrifield、1963に加えられる。ペプチドのオートメーショ
ン化した統合のための設備は、供給元、例えばAppliedされたBioSy
stems社、フォスター市、CAから市販されていて、製造業者の指示により
作動されることができる。
【0087】 ペプチドおよびペプチド変化本願明細書において、記載するまた、再結合物W
T1ペプチドから直ちに準備されることができてまたはこの種のペプチドをコー
ド化するポリヌクレオチド・配列の翻訳により準備されることができる。一般に
、従来技術において、通常の技術のそれらにとって公知の様々な発現ベクトルの
いずれでも、明確な再結合物ペプチドに使用されることができる。
【0088】 発現は、変わったいかなる適当な宿主細胞にもおいて成し遂げられることが可
能であるかまたはペプチドをコード化する核酸分子を含んでいる発現ベクトルに
よって、トランスフェクションすることができる。適切な宿主細胞は、原核生物
、イーストおよびより高い真核生物細胞を含む。
【0089】 好ましくは、使用される宿主細胞は、大腸菌、イーストまたは哺乳類の細胞系
(例えばCOSまたはCHO)である。
【0090】 一般、ペプチドおよびポリヌクレオチドの本願明細書において、記載する分離
する。「isolatedペプチドまたはポリヌクレオチドは、その本来の環境
から除去されるものである。
【0091】 たとえば、それがいくつかまたは自然のシステムの共存している材料の全てか
ら切り離される場合、自然に起こっているペプチドまたはポリペプチドは分離さ
れる。好ましくは、純粋なこの種のペプチドは、80%または85%について少
なくともある、好ましくは少なくとも約90%より多くのまたは95%純粋な、
そして、好ましくは少なくとも96%、97%、98%または99%について最
も多くの純粋な。ポリヌクレオチドは、たとえば、自然の環境の一部でないベク
トルに、それがクローンをつくられる場合、分離されると考えられる。
【0092】 更なる態様の範囲内で、本発明はWT1ペプチドの擬似を提供する。
【0093】 この種のmimetiesは、一つ以上のアミノ酸擬似(すなわち、1または
WT1タンパク質の範囲内のより多くのアミノ酸は、模倣のアミノ酸と取り替え
られることが可能である)に連結されるアミノ酸から成ることができるかまたは
完全にnonペプチド mimetiesであってもよい。 模倣のアミノ酸は、能力を実質的に減らすことのないWT1ペプチドの範囲内の
アミノ酸が抗原specificな抗血清および/またはT細胞線またはクロー
ンとともに化学反応することを、置換できるように、conformation
allyにアミノ酸と同様である合成物である。模倣のnonペプチドはアミノ
酸を含まない、そして、WT1ペプチドと同様である全体的な形態を有する合成
物である能力の模倣の、WT 1−特定の抗血清および/またはT細胞線または
クローンとともに化学反応することはWT1ペプチドの能力と関連して、実質的
に減らされない。この種のmimetiesは標準の技術に基づいて設計される
ことができる(例えば、核磁気共鳴、そして、計算の技術)、ペプチド・配列の
3つの次元の構造を評価する。WT1ペプチドのサイドチェーン機能性のうちの
1つ以上が必ずしも同じサイズまたは体積を有するというわけではなくて、類似
した生物学的反応を起こす類似した化学のおよび/または物理的な特性を有する
というわけではないグループと取り替えられる所で、擬似を、設計できる。本願
明細書において、記載されている実施態様の範囲内で、擬似がWT1ペプチドと
置換されることができると理解されなければならない。
【0094】 他の例示の実施例の範囲内で、ポリペプチドがそれが多数のポリペプチドから
成るポリペプチドが本願明細書において、記載した、または、本願明細書におい
て、記載されているように、少なくとも一つのポリペプチドから成る融合であっ
てもよいこと、そして、無関係な配列(例えば周知の腫瘍タンパク質)。
【0095】 融合パートナーは、たとえば、Tヘルパーにエピトープ(免疫学の融合パート
ナー)(好ましくは、人間により認識されるTヘルパー・エピトープ)を提供す
るのを助けることができるかまたは天然の再結合物タンパク質より高い産出で、
タンパク質(発現エンハンサ)を表すのを助けることができる。特定の好適な融
合パートナーは、両方の免疫学の発現強化している融合パートナーである。他の
融合パートナーはポリペプチドの可溶性を増やすために選ばれることができる、
または、目標とされるポリペプチドを可能にすることは細胞内コンパートメント
を要求した。
【0096】 なお更なる融合パートナーは類似性タグを含む。そして、それはポリペプチド
の浄化を容易にする。
【0097】 融合ポリペプチドは標準の技術を使用して、一般に準備されることができる。
そして、化学活用を含む。好ましくは、融合ポリペプチドは再結合物ポリペプチ
ドとして表される。そして、発現システムにおいて、非溶解されたポリペプチド
と関連して、増加するレベルの製造を許す。簡潔に、ポリペプチド構成要素をコ
ード化しているDNA配列は、別に集められることができて、適切な発現ベクト
ルに結さつされることができる。
【0098】 第2のポリペプチド構成要素をコード化しているDNA配列の配列で読出フレ
ームが同調しているために5’−端に対するペプチド・リンカーの有無にかかわ
らず、1つのポリペプチド構成要素をコード化しているDNA配列の3’−端は
、結さつされる。両方の構成要素ポリペプチドの生物学的活動を保持する単一の
融合ポリペプチドに、これは翻訳を許可する。
【0099】 ペプチド・リンカー・配列は、各々のポリペプチドがその第2で第三の構造に
折り重なることを確実にするのに十分な距離によって、第1および第2のポリペ
プチド構成要素を切り離すために使用されることができる。この種のペプチド・
リンカー・配列は、公知技術の標準の技術を使用している融合ポリペプチドに組
み込まれる。適切なペプチド・リンカー・配列は、以下の要因に基づいて選ばれ
ることができる:曲げやすいものを採用するそれらの能力は、形態を延長した;
(1)それがそうしてもよい第2の構造を採用することがそれらのできないこと
は、第1および第2のポリペプチド上の機能のエピトープと相互に作用する(2
);そして、(3)ポリペプチド汎関数エピトープとともに化学反応するかもし
れない疎水性であるか充電される残留物の欠如。 リンカー・配列がGlyに含む好適なペプチド、AsnおよびSer残留物。
【0100】 他の近い中立のアミノ酸、例えばThrおよびAlaが、また、リンカー・配
列において、使うことができる。有効にリンカーとして使用されることができる
アミノ酸配列は、Marateaほか(1985)において、開示されるそれら
を含む;マーフィーほか1986;米国特許番号4、935、233および米国
特許番号4、751、180。リンカー・配列が、1から約10、約20、約3
0、約40までまたは長さの50ほどのアミノ酸について一般にあってもよい。
第1および第2のポリペプチドが機能の領域を切り離して、stericな干渉
を防ぐために用いることがありえる本質的でないN−ターミナル・アミノ酸領域
を有するときに、リンカー・配列は必要でない。
【0101】 結さつされたDNA配列は、使用可能な状態で適切な転写であるかtrans
lationalな規定する要素に連結される。DNAの発現に対して責任があ
る規定する要素は、5’toだけ位置する第1のポリペプチドをコード化してい
るDNA配列。同様に、翻訳およびコピー終了信号があることを終えることを必
要とする中止コドンは、3’toに第2のポリペプチドをコード化しているDN
A配列を贈るだけである。
【0102】 無関係な免疫原性タンパク質(例えばリコール反応を誘発できる免疫原性タン
パク質)と共に、本願明細書において、記載されているように、融合ポリペプチ
ドはポリペプチドから成ることができる。この種のタンパク質の実施例は、破傷
風、結核および肝炎タンパク質(実施例、Stouteその他のために、199
7を見る)を含む。
【0103】 1つの好適な実施例において、免疫学の融合パートナーは、Mycobact
erium sp.(例えばMycobacterium結核−引き出されたR
al2断片)に由来する。Ral2組成物、そして、発現を強化する際のそれら
の使用および/または異種なポリヌクレオチド/ポリペプチド・配列の免疫性の
ための方法米国特許出願60/158、585、いずれが完全に本願明細書に引
用したものとするか、開示の記載されている。簡潔に、Ral2はMycoba
cterium結核MTB32A核酸の結果であるポリヌクレオチド領域に関連
する。MTB32Aは、M.結核の有毒でavirulentな緊張の遺伝子に
よって、コード化される32kDa分子量のセリン・プロテアーゼである。MT
B32Aのヌクレオチド配列およびアミノ酸配列は、記載されていた(実施例、
米国特許出願60/158、585のために見る;そして、各々本願明細書に引
用したものとするSkeikyほか(1999)。高さでのMTB32A符号化
配列急行のC−ターミナル断片は、浄化方法の全体にわたって平らにして、可溶
なポリペプチドを残る。さらに、Ral2はそれが溶かされる異種な免疫原性ポ
リペプチドの免疫性を強化できる。1つの好適なRal2融合ポリペプチドは、
MTB32Aのうちの323までアミノ酸残留物192に対応する14kDa
C−ターミナル断片から成る。他の好適なRal2ポリヌクレオチドは、少なく
とも一般に200のヌクレオチドについて最少の、最少の約100のヌクレオチ
ドで少なくとも、約60のヌクレオチドでのまたは一部のRal2ポリペプチド
をコード化する最少の約300のヌクレオチドでの約15の連続的ヌクレオチド
(少なくとも約30のヌクレオチド)から成る。
【0104】 Ral2ポリヌクレオチドは、自国の配列、すなわち、Ral2ポリペプチド
またはそれの部分をコード化する内部から発生する配列から成ることができるか
またはこの種の配列の変化から成ることができる。天然のRal2ポリペプチド
から成る融合ポリペプチドと関連して、コード化された融合ポリペプチドの生物
学的活動が実質的に減らされないように、Ral2ポリヌクレオチド変化は一つ
以上の置換、加算、削除および/または挿入を含むことができる。変化は、少な
くとも好ましくは約70%の識別、好ましくは、少なくとも約80%の識別およ
び最も好ましくは少なくとも約90%の識別を天然のRal2ポリペプチドまた
はそれの部分をコード化するポリヌクレオチド・配列に示す。
【0105】 他の好適な実施例の範囲内で、免疫学の融合パートナーがプロテインDに由来
することグラム−否定のバクテリアHaetnophilusインフルエンザB
の表面だけのタンパク質(国際的である特許出願Publ.数WO 91/18
926)。
【0106】 好ましくは、派生的なプロテインDはほぼタンパク質の第1の第3から成る(
例えば、(第1のN−ターミナル100−110のアミノ酸)、そして、派生的
なプロテインDはlipidatedされることができる。特定の好適な実施例
の範囲内で、融合パートナーがN−終点に含まれるLipoプロテインDの最初
の109の残留物は、ポリペプチドに追加の外生のT細胞エピトープを供給して
、大腸菌(このように、発現エンハンサとして機能して)において、発現を増や
すために水平になる。脂質尾部は、抗原−提示細胞にすることで抗原の最適の提
出を確実にする。他の融合パートナーは、influenzaeウイルス、NS
1、hemaglutininから、nonstructuralなタンパク質
を含む。一般的に、N−ターミナル81のアミノ酸が使われる。但し、T−ヘル
パー・エピトープを含む異なる断片が使うことができる。
【0107】 もう一つの実施例では、免疫学の融合パートナーは、LYTAとして公知のタ
ンパク質またはそれの(好ましくはC−ターミナル部分)部分である。LYTA
はStreptococcus pneurrzoniaeに由来する。そして
、それはアミダーゼLYTA(LytA遺伝子によって、コード化されて)とし
て公知のN−アセチル−Lアラニン・アミダーゼを合成する。LYTAは、具体
的には、peptidoglycanバックボーンの特定の結合の等級を下げる
自己分解素である。LYTAタンパク質のC−ターミナル領域は、コリンにまた
は若干のコリン・アナログ(例えばDEAE)に類似性の原因となる。この特性
は、融合タンパク質の発現に役立つプラスミドを表している大腸菌C−LYTA
の開発のために開発された。アミンの終点でC LYTA断片を含んでいる複合
型タンパク質の浄化は、記載されていた。好適な実施例の範囲内で、LYTAの
繰り返し部分は、融合ポリペプチドに組み込まれることができる。繰り返し部は
、残留物178から始まっているC−ターミナル領域で見つけられる。特に好適
な繰り返し部は、残留物188−305を取り入れる。
【0108】 それでも、他の例示の実施例はそれらをコード化している融合ポリペプチドお
よびポリヌクレオチドを含む。そこにおいて、融合パートナーは、米国特許番号
5、633、234にて説明したように、ポリペプチドをendosomalな
/lysosomalなコンパートメントにあてることができる目標としている
信号から成る。この信号を目標とすると共に溶かされるときに、本発明の免疫原
性ポリペプチドはより能率的にMHCクラスII分子と結合して、ポリペプチド
に固有なCD4+ T細胞の活発な刺激において、強化して、それによって、備
える。
【0109】 (4.3 ポリヌクレオチド組成物) それが本願明細書において、記載されて、WT1ペプチドをコード化する、ま
たは、この種のポリヌクレオチドに相補的であるいかなるポリヌクレオチドも、
本発明に取り囲まれているWT1ポリヌクレオチドである。この種のポリヌクレ
オチドは、シングルの要素をもってもよい(符号化であるかアンチセンスの)か
二倍の要素をもってもよくて、DNA(ゲノムであるか、cDNAであるか合成
の)またはRNA分子であってもよい。配列が、追加の符号化または非符号化は
本発明およびポリヌクレオチドのポリヌクレオチドの範囲内である、しかし、他
の分子および/または支持資料にリンクされる。
【0110】 本願明細書において、記載されているように、WT1ポリヌクレオチドは天然
のWT1タンパク質をコード化することができるかまたはWT1の変化をコード
化することができる。天然のWT1タンパク質と関連して、コード化されたペプ
チドの免疫性が減らされないように、ポリヌクレオチド変化は一つ以上の置換、
加算、削除および/または挿入を含むことができる。本願明細書において、記載
されているように、コード化されたペプチドの免疫性に対する効果は一般に査定
されることができる。好適なペプチド変化は、好ましくは、約15%だけで、約
20%だけで、そして、より好ましくは、まだ対応する自国の変更されていない
WT1配列と関連するアミノ酸位置の約10%だけまたは5%の以下だけでアミ
ノ酸置換、削除、挿入および/または加算を含む。
【0111】 同様に、この種のペプチド変化をコード化しているポリヌクレオチドは、好ま
しくは、約15%だけで、約20%だけで、そして、より好ましくは、まだ自国
の変更されていないWT1ペプチド・配列をコード化する対応するポリヌクレオ
チド・配列と関連するヌクレオチド位置の約10%だけまたは5%の以下だけで
好ましくはヌクレオチド置換、削除、挿入および/または加算を含まなければな
らない。もちろん、ポリヌクレオチド変化が実質的に相応してもよいことを確信
しているために、または、実質的に同一の変更されていないペプチドをコード化
しているヌクレオチド配列の対応する領域に。この種のポリヌクレオチド変化は
、WT1ペプチド(または相補的な配列)をコード化している自然に起こってい
るDNA配列に雑種を産むことができるの下で適度に厳しい、非常に、非常に非
常に厳しい状況にとって、厳しい。
【0112】 適切な適度に厳しい状況は、約5X SSC(0)を含んでいるソリューショ
ンでプレウォッシュすることを含む。5%の特別割引販売(1)。0mMのED
TA(pH 8。0) ;一晩SSCの約50のCから5Xの約60のCへの温
度で雑種を産むこと;2X、0の各々を有する20分の間の65Cまで、約60
で二度を洗うことによって、あとに続いた。5Xおよび0。0を含んでいる2X
SSC。1%SDS)。適切な非常に厳しい状況は、約5X SSC(0)を
含んでいるソリューションでプレウォッシュすることを含む。5% SDS(1)。0mMのEDTA(pH 8。0) ;一晩SSCの約60のC
から5Xの約70のCへの温度で雑種を産むこと;2X、0の各々を有する20
分の間の70Cまで、約65で二度を洗うことによって、あとに続いた。5Xお
よび0。0を含んでいる2X SSC。1%の特別割引販売)。たとえば、非常
に非常に厳しい交雑状況の代表例は、約5X SSC(0)を含んでいるソリュ
ーションでプレウォッシュすることを含むことができる。5%の特別割引販売(
1)。0mMのEDTA(pH 8。0);一晩SSCの約70のCから5Xの
約75のCへの温度で雑種を産むこと;2X、0の各々を有する20分の間の約
75Cまで、約70Cで二度を洗うことによって、あとに続いた。5Xおよび0
。0を含んでいる2X SSC。1%の特別割引販売)。
【0113】 この種の雑種を産んでいるDNA配列は、また、本発明の範囲内である。
【0114】 それは、そこの遺伝暗号の変質の結果として、WT1ペプチドをコード化する
多くのヌクレオチド配列である技術の通常の技術のそれらによって、認められる
。これらのポリヌクレオチドは、いかなる天然の遺伝子ものヌクレオチド配列に
、最小の異体同形を運ぶ。
【0115】 それでもなお、コドン使用の違いのために変化するポリヌクレオチドは、具体
的には、本発明により熟慮される。
【0116】 一旦WT1の免疫原性部分が識別されると、上記の通りに、WT1ポリヌクレ
オチドは様々な技術のいずれでも使用して準備されることができる。 たとえば、WT1ポリヌクレオチドは、WT1を表す細胞から準備されるcDN
Aから拡大されることができる。この種のポリヌクレオチドは、ポリメラーゼ連
鎖反応(PCR)を経て拡大されることができる。この方法のために、配列に特
有の下塗りは、免疫原性部分の配列に基づいて設計されることができるか、購入
されることができるかまたは総合される。
【0117】 例えば、人間のWT1遺伝子のPCR拡大のための適切な下塗りは、以下から
成る:第1のステップ−P118:1434−1414 :5’−GAGAGT
CAGACTTGAAAGCAGT−3』(SEQ ID NO:5)、そして
、P135:5’−CTGAGCCTCAGCAAATGGGC−3』(SEQ
ID N0:6);第2のステップP136:5’−GAGCATGCATG
GGCTCCGACGTGCGGG−3』(SEQ ID NO:7)およびP
137:5’−GGGGTACCCACTGAACGGTCCCCGA−3』(
SEQ ID N0:8)。マウスWT1遺伝子のPCRTM拡大のための下塗
りは、以下から成る:第1のステップ−P138:5’−TCCGAGCCGC
ACCTCATG−3』(SEQ ID NO:9)およびP139:5’−G
CCTGGGATGCTGGACTG−3』(SEQ ID NO:10)(第
2のステップ−P140):5’−GAGCATGCGATGGGTTCCGA
CGTGCGG−3』(SEQ ID NO:11)およびP141:5’−G
GGGTACCTCAAAGCGCCACGTGGAGTTT−3』(SEQ
ID NO:12)。
【0118】 拡大された部分はそれから全身の遺伝子を人間のゲノムDNAライブラリから
または適切なcDNAライブラリから分離するために用いてもよい。そして、周
知の技術を使用する。
【0119】 あるいは、全身の遺伝子は、多数のPCRTM断片から造られることが可能で
ある。WT1ポリヌクレオチドは、また、オリゴヌクレオチド構成要素を総合し
て、一緒に構成要素を結さつすることによって、完全なポリヌクレオチドを生成
する準備ができていることができる。
【0120】 WT1ポリヌクレオチドは、また、化学の統合を含む公知技術のいかなる方法
にもよって合成されることができる(例えば、(強力なフェーズphospho
ramidite化学の統合)。
【0121】 ポリヌクレオチド・配列の変更態様は、また、標準の突然変異生成技術、例え
ばオリゴヌクレオチドに誘導された特定地域向けの突然変異生成、Adelma
nほか、1983を使用して導かれることができる。あるいは、分子がvitr
oにおいて、またはWT1ペプチドをコード化しているDNA配列の活発なコピ
ーにおいて、発生できるRNAは、DNAが適切なRNAポリメラーゼ・プロモ
ータ(例えばT7またはSP6)を有するベクトルに組み込まれると定めた。
【0122】 特定の部分は、本願明細書において、記載されているように、コード化された
ペプチドを準備するために用いてもよい。加えて、または代わりに、コード化さ
れたペプチドが生体内に発生するように、部分は患者に与えられることが可能で
ある(例えば、WT1ペプチドをコード化しているcDNA構造物を有する樹状
突起の細胞のような抗原−示している細胞をトランスフェクションさせて、患者
にトランスフェクションする細胞を与えることによって)。
【0123】 WT1ペプチドをコード化するポリヌクレオチドがvitroにペプチドの製
造のために一般に使うことができる、または、生体内の。符号化配列、すなわち
、アンチセンスのポリヌクレオチドに相補的であるWT1ポリヌクレオチドがま
た、調査として使うことができる、または、WT1発現を禁止する。アンチセン
スのRNAに写されることができるcDNA構造物はまた、アンチセンスのRN
Aの製造を容易にするために組織の細胞に導入されることができる。
【0124】 いかなるポリヌクレオチドも、生体内に安定性を増やすために更に修正される
ことができる。
【0125】 変更態様が配列の側面に位置することの追加を含むが、これに限定されるもの
ではないことをあり得る5』および/または3−端;バックボーンのホスホジエ
ステラーゼ結合よりむしろphosphorothioateな2’−o−メチ
ルの使用;および/またはアセチル・メチル、アデニンのthio−and他の
修正された形、シチジン、グアニン、チミンおよびウリジンと同様にnontr
aditionalなベース(例えばイノシン、queosineおよびwyb
utosine)の包含。
【0126】 ヌクレオチド配列本願明細書において、記載する確立した組み換えDNA技術
を使用している様々な他のヌクレオチド配列に接続できる。
【0127】 たとえば、ポリヌクレオチドは様々なクローニング・ベクトルのいずれにでも
クローンをつくられることが可能である。そして、プラスミド、phagemi
ds、ラムダ・バクテリオファージ派生物およびcosmidsを含む。特定の
関心のベクトルは、発現ベクトル、複写ベクトル、調査生成ベクトルおよび配列
することベクトルを含む。一般に、ベクトルは少なくとも一つの有機体、近くの
制限エンドヌクレアーゼ・サイトおよび一つ以上の選択可能な目印の複写汎関数
の起源を含む。他の要素は、所望の使用に依存して、従来技術において、通常の
技術のそれらにとって明らかである。
【0128】 特定の実施態様の範囲内で、ポリヌクレオチドは哺乳類および発現の細胞への
エントリをその中で許可するために処方物されることができる。下記のように、
この種の処方物は、特に治療的な目的に役立つ。通常の技術のそれらは目標細胞
のポリヌクレオチドの発現を達成する多くの方法があると従来技術において、認
める。そして、いかなる適切な方法も使用されることができる。たとえば、ポリ
ヌクレオチドは例えばウィルスのベクトルに組み込まれることができるが、制限
されることができないために(アデノウイルス)アデノ関連するウイルス、レト
ロウイルスまたは牛痘またはその他ポックスウイルス(例えば、(鳥ポックスウ
イルス)。DNAをこの種のベクトルに組み込むことの技術は、従来技術におい
て、通常の技術のそれらにとって周知である。ベクトルを具体的な目標とするた
めに、特定の目標細胞上の受容器のためのリガンドをコード化する遺伝子のよう
な、レトロウイルスのベクトルは、加えて、移すことができるかまたは選択可能
な目印(識別の援助または変換された細胞の選択に)および/または目標として
いる半分のための遺伝子を取り入れることができる。目標とするまた、抗体を使
用して達成できる従来技術において、通常の技術のそれらにとって公知の方法。
たとえば、この種のベクトルの中のcDNA構造物が、腫瘍または白血病−成長
抑制を示すために腫瘍保護および採用する免疫治療実験を実行するために用いて
もよいWT1陽腫瘍モデルまたはこの種の細胞の渙散を決めるために、人間であ
るか動物の細胞系をトランスフェクションさせるために使うことができる。
【0129】 ポリヌクレオチドのための他の治療的な処方物は、コロイド分散システム(例
えば高分子複合体、ナノカプセルs、ミクロスフェア、ビーズ)を含んで、oi
l−in−waterエマルジョン、ミセル、混合ミセルおよびリポソームを含
むシステムをlipidbasedした。vitroの交付ビヒクルとしての、
そして、中で使用の好適なコロイド・システムは、活発にリポソーム、すなわち
、人工膜小嚢である。準備、そして、この種のシステムの用途公知技術である。
【0130】 (4.4 特定の実施態様の核酸交付およびDNAトランスフェクションの方
) それは熟慮された非常に一つであるかより多くのRNAまたはDNAであるお
よび/または、本願明細書において、開示される置換されたポリヌクレオチド組
成物は適当な宿主細胞をトランスフェクションさせるために用いる。RNAおよ
びDNAのはじめにおよび適切な宿主細胞にそれらから成っているベクトルのた
めの技術は、従来技術において、技術のそれらにとって周知である。特に、この
種のポリヌクレオチドは遺伝的に一つ以上の宿主細胞を変えるために用いてもよ
い。そのとき、一つ以上の活性ペプチド、合成物またはワクチンの治療的な管理
は重要な一つ以上の治療的な合成物をコード化する一つ以上のポリヌクレオチド
構造物の現れで成し遂げられる。
【0131】 ポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチドを適切な目標細胞にもたらすた
めの様々な手段は、従来技術において、技術のそれらにとって公知である。たと
えば、ポリヌクレオチドがセルへの配達のために熟慮されるときに、洗練された
哺乳類の細胞への発現構造物の転送のための非ウィルスのいくつかの方法は彼の
使用のための熟練職人が利用できる。 たとえば、これらはリン酸カルシウム沈殿を含む(グレアムおよびバンDer
Eb(1973);チェンおよび岡山(1987);Rippeその他、199
0);DEAE−デキストラン沈殿、Gopal、1985;electrop
oration(WongおよびNeumann(1982);フロムほか(1
985);Tur−Kaspaほか(1986);陶芸家etal.(1984
);鈴木ほか(1998);Vanbeverその他、1998)、直接の顕微
鏡下注射(Capecchi(1980);ハーランド、そして、Weintr
aub、1985)、DNA−ロードしたリポソーム(NicolauおよびS
ene(1982);Fraleyほか(1979);タカクラ、1998)、
そして、lipofectamine−DNA複合体、細胞超音波処理、Fec
hheimerほか、1987、高い速度microprojectilesを
使用している遺伝子爆撃(ヤンほか(1990);クラインその他、1992)
、そして、受容器により媒介されるトランスフェクション(Curielほか(
1991);ワグナーetal.(1992);呉語および呉語(1987);
呉語、そして、呉語、1988)。これらの技術は、活発であるか前の活発な使
用において、うまく適応されることができる。
【0132】 バクテリアの細胞、イースト細胞または開示された発現ベクトルの一つ以上に
よって、変わる動物性細胞は、重要な本発明の態様を表す。この種の変わる宿主
細胞は、構造物が本願明細書において、開示したさまざまなDNA遺伝子の発現
ために、しばしば望ましい。
【0133】 若干の本発明の態様において、しばしば本願明細書において、開示される遺伝
子部分の現れを調整するか、管理するかまたは一方制御することは、望ましい。
この種の方法は、分子の遺伝子の技術の技術のそれらに対するルーチンである。
概して増加する、または、特定の遺伝子の過剰発現は、所望の、さまざまな操作
である特定の変わる宿主細胞のメッセンジャRNAの安定性を強化する配列を使
用することによって、と同様に、特に活性プロモータを使用することによって、
メッセンジャRNAの、そして、事項(本願明細書において、開示されるそれら
のような組織に特有のプロモータ)の発現を強化するための使用できる。
【0134】 概して、開始およびtranslationalな終了領域は中止コドン(タ
ーミネータ領域)を含む、そして、任意に、ポリアデニル化信号。コピーの方向
に、すなわち符号化または感覚配列の5’to 3’directionの、構
造物がいずれでもおよびプロモータである場合転写規定する領域を含むこと規定
する領域がいずれの5’or 3’ofでもあってもよい所で、プロモータ、r
ibosomalな結合するサイト、開始コドン、開始コドンを有するフェーズ
の開いた読出フレームを有する構造遺伝子、中止コドン、いずれでもおよびター
ミネータ領域である場合ポリアデニル化信号配列。倍の岸としてのこの配列が微
生物または真核生物ホストの変換のためのそれ自体によって、使うことができる
が、目印を含んでいるDNA配列によって、通常含まれる。ここで、第2のDN
A配列はホストにDNAのはじめにの間、発現構造物に結ばれることができる。
【0135】 機能の複写システムがない所で、70について約100ほどのbpに対する8
0または約90について、そして、通常、構造物がまた、少なくとも好ましくは
約30または約40のまたは50のbasepairs(bp)またはそのよう
に、好ましくは少なくとも約60についての配列を含んで、ホストの配列によっ
て、相応する配列の約1000ほどのbpに約500以上。
【0136】 このような方法で、合法の組換えの蓋然性は強化される。その結果、遺伝子は
ホストに組み込まれて、ホストによって、安定して維持される。望ましく、発現
構造物の規定する領域は、競争的効果を提供している遺伝子と同様に相補を提供
している選択された治療的な遺伝子への近い近接(更に、使用可能な状態で、同
じ系統を配置されて)において、ある。したがって、治療的な遺伝子が消失する
。その結果、結果として生じる有機体はまた、競争的効果を提供している遺伝子
を失いそうである。その結果、それは完全な構造物を保持している遺伝子を有す
る環境に参加することができない。
【0137】 開始領域の規定する制御中であるために、選択された治療的な遺伝子は、転写
で翻訳開始領域および転写で翻訳終了領域の間で導かれることができる。この構
造物はプラスミド(それは少なくとも一つの複写システムを含む)に含まれるこ
とができるが、1以上を含むことができる。ここで、1つの複写システムはプラ
スミドの開発の間、クローニングのために使用される。そして、第2の複写シス
テムは、このケース(哺乳類の宿主細胞)において、最後のホストにおいて、機
能するために必要である。加えて、一つ以上の目印はあってもよい。そして、そ
れは以前に記載されていた。統合が要求される所で、プラスミドは望ましくホス
ト・ゲノムによって、相応する配列を含む。
【0138】 本願明細書において、開示されるように、遺伝子または他の核酸部分は公知技
術である様々な技術を使用している宿主細胞に嵌入されることができる。細胞に
核の部分を届ける5つの一般的な方法は、記載されていた:化学の(1つの)方
法、グレアムおよびVanDerEb、1973;物理的な(2つの)方法(例
えば顕微鏡下注射、Capecchi、1980、electroporati
on)(米国特許5、472、869;WongおよびNeumann(198
2);フロムその他、1985)(microprojectile爆撃(特に
本願明細書に引用したものとする米国特許5、874(265)完全に)遺伝子
銃」、ヤンほか、1990;ウィルスの(3つの)ベクトル、Eglitisお
よびアンダーソン、1988;受容器により媒介される(4つの)メカニズム(
Curielほか(1991); ワグナーその他、1992);そして、(5)は変換をbacterial−m
ediatedした。
【0139】 (4. 5 WT1に特有の抗体、そして、それの抗原−結合断片) 本発明は更に抗体およびそれの抗原−結合断片に提供する、具体的には、縛るた
めに(または、immunospecificにある)少なくとも、第1のペプ
チドまたは異なるペプチド本願明細書において、開示する。ここで使用している
ように、抗体または抗原−結合断片は、前記tospecifically b
indtoであるペプチドそれがペプチドと検出可能な同一水準(ELISAの
範囲内で、たとえば)で反応して、類似した状況の下でdetectablyに
無関係なペプチドまたはタンパク質とともに化学反応しない。ここで使用してい
るように、acomplexisが生じたように、2間のnoncovalen
tな関連に対する結合refersは分子を分離する。たとえば、縛る能力は、
複合体の形成のための結合する定数を決定することにより評価されることができ
る。
【0140】 複合体の濃度が構成要素集中の製品によって、分けられるときに、結合する定
数は得られた値である。本発明のコンテキストにおいて、一般に、2つの合成物
は、複合の形成のための結合する定数が約103のL/モル上回る前記tobi
ndwhenである。結合する定数は、おそらく公知技術の方法を使用すること
を決定した。
【0141】 上記の必要条件を満たすいかなる代理人も、結合する代理人であってもよい。
例示の実施例において、結合するエージェントは、抗体またはそれの抗原−結合
断片である。この種の抗体は、従来技術において、通常の技術、ハーローおよび
Lane、1988のそれらにとって公知の様々な技術のいずれにでもよって準
備されることができる。一般に、抗体が細胞培養技術によって、生じることがで
きる。そして、あるいは、再結合物抗体の製造を考慮に入れるために、適切なバ
クテリアであるか哺乳類の細胞ホストへの抗体遺伝子のトランスフェクションを
経て、本願明細書において、記載されているように、モノクロナール抗体の生成
を含む。1つの技術で、ペプチドから成る免疫原がまず最初に多種多様な哺乳類
のいずれにでも注射されること(例えば、マウス、ネズミ、ウサギ、羊またはヤ
ギ)。このステップで、本発明のペプチドは、変更態様のない免疫原として役立
つことができる。
【0142】 あるいは、ペプチドがキャリア・タンパク質(例えばウシ血清アルブミンまた
は鍵穴カサガイ・ヘモシアニン)に結ばれる場合、特に比較的短いペプチドのた
めに、優れた免疫反応は引き出されることができる。好ましくは一つ以上のブー
スタ免疫を取り入れている予め定められた予定によれば、免疫原は動物のホスト
に注射される。そして、動物は周期的に血を取られる。たとえば、ペプチドに固
有な多クローン性抗体は、それから適切な強力なサポートに連結するペプチドを
使用している類似性クロマトグラフィによって、この種の抗血清から精製される
ことができる。
【0143】 たとえば、重要な抗原性のペプチドに固有なモノクロナール抗体を、準備でき
る。そして、それに対してケーラーおよびミルシテイン(1976)および改良
の技術を使用する。
【0144】 簡潔に、これらの方法は、所望の特性、すなわち、重要なペプチドを有する反
応性を有する抗体を生産できる不滅の細胞系の準備を含む。たとえば、この種の
細胞系は、上記の通りに免疫にされる動物から得られる脾臓細胞から作り出され
ることができる。たとえば、脾臓細胞は、それから骨髄腫細胞融合パートナー(
免疫にされた動物と同系である好ましくは1)を有する融合によって、不滅にさ
れる。様々な融合技術を、使用できる。たとえば、脾臓細胞および骨髄腫細胞は
、2、3分の間の非イオン洗剤と組み合わせられることができて、それから、骨
髄腫細胞以外でない、複合型細胞の成長を支える選択的な媒体上の低い密度でメ
ッキをされることができる。好適な選択技術は、HAT(ヒポキサンチン、アミ
ノプテリン、チミジン)選択を使用する。充分な時間(通常2週に対する約1)
以後、ハイブリッドのコロニーは、観察される。一つのコロニーは選ばれる。そ
して、それらの培養上澄みはペプチドに対して活動を結合するために試験した。
高い反応性および特性を有するハイブリドーマは、好まれる。
【0145】 モノクロナール抗体は、発展しているハイブリドーマ植民地の上澄みから分離
されることができる。加えて、さまざまな技術は、マウスのような産出(例えば
ハイブリドーマ細胞系の適切な脊椎動物ホストの腹膜の空洞への注入)を強化す
るために使用されることができる。
【0146】 モノクロナール抗体は、それから腹水流体または血液から収穫されることがで
きる。汚濁物は、従来の技術(例えばクロマトグラフィ、ゲル濾過、沈殿および
抽出)によって、抗体から除去されることができる。たとえば、本発明のペプチ
ドが、類似性クロマトグラフィ・ステップの浄化プロセスで使うことができる。
【0147】 特定の実施態様の範囲内で、抗体の抗原−結合断片の使用は、好まれることが
できる。この種の断片はFab断片を含む。そして、それは標準の技術を使用し
て準備されることができる。簡潔に、免疫グロブリンはプロテインAビーズ・コ
ラム、ハーローおよびLane、1988上の類似性クロマトグラフィによるウ
サギ血清から浄化されることができて、FabおよびFc断片を生むためにパパ
インにより消化されることができる。FabおよびFc断片は、プロテインAビ
ーズ・コラム上の類似性クロマトグラフィによって、切り離されることができる
【0148】 モノクロナール抗体およびそれの断片は、一つ以上の治療的なエージェントに
連結できる。適切なエージェントは、この事については放射性のトレーサおよび
chemotherapeuticなエージェントを含む。そして、たとえば、
それが試験管内の自己の骨髄を一掃するために使うことができる)。代表的な治
療的なエージェントは放射性核種を含む。そして、分化は誘導して、薬を混ぜる
(毒素)、そして、それの派生物。好適な放射性核種は、90Y、123I、1
25I、3iI、36Re、88Re、2llAtおよび2t2Biを含む。好
適な薬は、メトトレキサートおよびピリミジンおよびプリン・アナログを含む。
好適な分化は、誘導するホルボール・エステルおよび酪酸を含む。好適な毒素は
、リシン、アブリン、diptheria毒素、コレラ毒素、gelonin、
Pseudomonas外毒素、Shigella毒素およびアメリカヤマゴボ
ウ抗ウイルス物質タンパク質を含む。診断上のために、放射性のエージェントの
継手は、転移の追跡を容易にするかまたはWT1−肯定腫瘍の場所を決定するた
めに用いてもよい。
【0149】 治療的なエージェントを、連結できる(例えば、(共有結合して結合される)
適切なモノクロナール抗体直接間接的に(e。リンカー・グループを経て、g.
)。各々がその他とともに化学反応できる置換分を所有するときに、代理人およ
び抗体間の直接の反応は可能である。たとえば、1上のnucleophili
cなグループ(例えばアミンのメルカプト基グループ)は、カルボニルを含むグ
ループ(例えば無水物または酸性ハロゲン化物)とともに化学反応することでま
たは良い去っているグループを含んでいるアルキル基によって、能力があっても
よい(例えば、(ハロゲン化物)もう一方上の。
【0150】 あるいは、リンカー・グループを経た治療的なエージェントおよび抗体を連結
することは、望ましくてもよい。リンカー・グループは、能力を結合することに
対する干渉を避けるために代理人から抗体を遠くに隔てるために間隔保持装置と
して機能できる。リンカー・グループは、また、代理人または抗体上の置換分の
化学反応性を増やすのに役立つことができて、このようにカップリング効率を増
やすことができる。化学反応性の増加はまた、代理人の利用またはエージェント
上の官能基を容易にすることができる。そして、それは一方可能でない。
【0151】 それは、当業者に明らかである様々なそのbifunctionalなpol
yfunc−tionalな試薬、両方のhomo−andヘテロ汎関数(ピア
スChemicalのカタログに記載されているそれらのような社(Rockf
ord)IL)、リンカー・グループとして使用できる。継手は、たとえば、ア
ミンのグループ、カルボキシル基およびメルカプト基グループによって、影響を
受けることができるかまたは炭水化物残留物を酸化した。この種の方法論を記載
している多数の参照が、ある。eに、g.、米国特許番号4、671、958。
【0152】 本発明のimmunoconjugatesの抗体部分から自由なときに、治
療的なエージェントがより有力な所で、細胞に内面化の間、またはにcleav
ableであるリンカー・グループを使用することは、望ましくてもよい。多く
の異なるcleavableなリンカー・グループは、記載されていた。血清補
足−調停された加水分解(米国特許番号4、671、958)および酸性の触媒
作用を及ぼされた加水分解(米国特許番号4、569、789)によるderi
vatizedされたアミノ酸サイドチェーン(米国特許番号4、638、04
5)の加水分解によって、photolabile結合(米国特許番号4、62
5、014)の照射によって、これらのリンカー・グループからの代理人の細胞
内釈放のためのメカニズムは、二硫化物結合(米国特許番号4、489、710
)の減少によって、裂け目を含む。
【0153】 複数のエージェントを抗体に連結することは、望ましくてもよい。実施例にお
いて、代理人の多数の分子は、1つの抗体分子に連結する。もう一つの実施例で
は、複数種類のエージェントは、1つの抗体に連結できる。特定の実施態様に関
係なく、複数のエージェントを有するimmunoconjugatesは、様
々な方法で準備されることができる。たとえば、複数のエージェントは直接抗体
分子に連結できる、または、多数のサイトを付着のために用意するリンカーが使
うことができる。あるいは、キャリアが使うことができる。キャリアは、共有結
合結合を含む様々な方法ものエージェントを運ぶことができる直接、または、リ
ンカー・グループを経た。適切なキャリアは、タンパク質(例えばアルブミン(
米国特許番号4、507、234)、ペプチドおよび多糖類(例えばamino
dextran(米国特許番号4、699、784、を含む。キャリアは、また
、noncovalentな結合によって、または、小嚢(米国特許番号4、4
29、008および米国特許番号4、873(088)のような、リポソームの
範囲内のカプセル化によって、代理人を運ぶことができる。放射性核種エージェ
ントに固有なキャリアは、radiohalogenatedされた小さい分子
およびキレート化している合成物を含む。たとえば、米国特許番号4、735、
792は、代表的なradiohalogenatedされた小さい分子および
それらの統合を開示する。放射性核種キレートは、金属または金属酸化物(放射
性核種)を結合するための提供者原子として、窒素および硫黄原子を含んでいる
それらを含む合成物をキレート化することから形成されることができる。たとえ
ば、米国特許番号4、673、562は、代表的なキレート化している合成物お
よびそれらの統合を開示する。
【0154】 抗体およびimmunoconjugatesのための管理の様々なルートが
、使うことができる。概して、管理は静脈であるか、筋内であるか、皮下である
か流行っているresectedされた腫瘍の台。antibody/immu
noconjugateの正確な服用が使用する抗体、腫瘍上の抗原密度および
抗体のクリアランスの率によって、変化することは、明白である。
【0155】 また、WT1の免疫原性部分を模倣する反idiotypicな抗体は、本願
明細書において、提供される。この種の抗体は抗体に対して上がることができる
、または、それの抗原−結合断片は非常に具体的には、wellknown技術
を用いてWT1の免疫原性部分に縛る。
【0156】 WT1の免疫原性部分を模倣する反idiotypicな抗体は、抗体または
それの抗原−結合断片に縛る、本願明細書において、記載されているように、具
体的には、WT1の免疫原性部分に縛るそれらの抗体である。
【0157】 最初のWT1の出所にかかわりなく、ペプチドに特有の抗体、完全な抗体、抗
体multiマーまたは抗体の様々な機能の、抗原−結合領域のいかなる一つも
、本発明において、使うことができる。典型的な機能の領域は、scFv、Fv
、Fabを含む』、WT1ペプチド−特定の抗体のFabてF 2つの(ab』
)断片。この種の構造物を準備することの技術は、従来技術において、それらに
とって周知で、本願明細書において、更に例証される。
【0158】 抗体構造物の選択は、さまざまな要因により影響されることができる。たとえ
ば、長くなる半減期は、腎臓(免疫グロブリンのFc部分の特性)の範囲内で、
完全な抗体の作動中のreadsorptionから生じることがありえる。I
gGベースの抗体は、したがって、それらのFab’counterparts
より遅い血液クリアランスを呈すると思われる。しかし、Fab』断片−ベース
の組成物は、一般に能力を通しているより良い組織を呈する。
【0159】 抗体断片は、非特異性のチオール・プロテアーゼ(パパイン)によって、全部
の免疫グロブリンのタンパク質分解によって、得られることが可能である。パパ
イン消化は、2つの同一の抗原−結合断片(termedFab断片)に単一の
抗原−結合サイトおよびresidualFc断片を有する各々を与える。」P
apainが、システイン、2−メルカプトエタノールまたはdithioth
reitol.を有する活発なサイトのメルカプト基グループを減らすことによ
って、最初に活性化されなければならない株酵素の重金属は、最大の酵素活動を
確実にするためにEDTA(2mM)を有するキレート化により除去されなけれ
ばならない。酵素および基板は、一緒に通常1の比率に加えられる:重量による
100。インキュベーションの後、反応はiodoacetamideをもつま
たは単に透析によるチオール・グループの取り消せないアルキル化によって、止
められることが可能である。消化の完全性はSDS−PAGEによって、モニタ
されなければならない、そして、さまざまな分数はプロテインA−Sephar
oseまたはイオン交換クロマトグラフィによって、分かれた。
【0160】 準備のための通常の手順(ab%はウサギのIgGから分解する。そして、人
間の起源は酵素ペプシンによる限られたタンパク質分解である。状況(pH 4
での酢酸塩バッファの100x抗体過剰wt./wt.)。37C、5は抗体が
インター重いチェーン二硫化物結合のC−ターミナル側で裂かれることを示唆す
る。マウスIgGの消化の率はサブクラスによって、変化できる。そして、若干
の『消化不良であるか完全に等級を下げられたIgGのない活発なF 2つの(
ab』)断片の高い産出を得ることはむずかしくてもよい。特に、IgG2bは
完全な低下に非常に影響されやすい。他のサブクラスは異なるインキュベーショ
ン状況が最適の結果をもたらすことを必要とする。そして、その全ては従来技術
において、周知である。
【0161】 完全な抗体のペプシン処理は、2つの抗原結合しているサイトを有して、抗原
をクロスリンクすることがさらにできる2つの1F(ab』)断片を生む。ペプ
シンによるネズミIgGの消化は、透析を0に含んでいる状況を必要とする。1
Mの酢酸塩バッファ(pH 4)。1%のwt./wt.ペプシンを有する4時
間のための5およびそれからインキュベーション;IgG、そして、IgG2a
消化最初に、0に対して透析される場合、改善されてある。1Mのギ酸塩バッフ
ァ(pH 2)。16時間のための4Cで、8は酢酸塩バッファによって、あと
に続いた。IgG2bは、staphylococcalなV 8のインキュベ
ーションを有するより一貫した結果に0のプロテアーゼ(3%のwt./wt.
)を与える。1Mのリン酸ナトリウム・バッファ(pH 7)。37のC.での
4つの時間間、8Fab断片も、軽鎖の安定した領域および重いチェーンの第1
の安定した領域(CH1)を含む。Fab’fragmentsは、抗体ヒンジ
領域から一つ以上のシステインを含んでいる重いチェーンCH1領域のカルボキ
シル終点で、2、3の残留物の追加によって、Fab断片と異なる。2つの抗体
が分解するF(ab』)が、それら間のヒンジ・シスチンを有するFab’fr
agmentsの一組として、元々生じた。抗体断片の他の化学の継手は、また
、公知である。
【0162】 抗体に関して本願明細書において、使われるように、termvariabl
eは可変の領域の特定の部分が広く抗体の中の配列において、異なって、その特
定の抗原に対する各々の特定の抗体の結合および特性において、使われることを
意味する。しかし、可変性は抗体の可変の領域の全体にわたって均一に計量分配
されない。それは、3つの部分termedhypervariable領域(
軽鎖および重いチェーン変数領域の両方とも)に集中する。
【0163】 可変の領域のより非常に節約された部分は、フレームワーク領域(FR)と呼
ばれている。自国の重くて軽いチェーンの可変の領域は、各々4つのFRs(F
R1、FR2、FR3および、それぞれ、FR4)から成る主に採用する(3−
シート構成は、3つの超可変領域(形式はそれの中で一部を接続して、場合によ
っては形成することを環状にする)によって、接続した(3−シート構造。
【0164】 各々のチェーンの超可変領域は、FRsによる近い近接において、一緒に保た
れて、他のチェーンからの超可変領域については、抗体、特に本願明細書に引用
したものとするKabatほか、1991の抗原−結合サイトの形成に貢献する
。安定した領域は、直接抗体を抗原に結合することに関係していなくて、さまざ
まな効果器機能(例えば抗体依存な細胞毒性の抗体の参加)を呈する。
【0165】 本願明細書において、使われるように、termhypervariable
領域は抗原−結合の原因となる抗体のアミノ酸残留物に関連する。超可変領域は
、regionorCDRを決定しているacomplementarityか
らアミノ酸残留物から成る」(i. e。残留物24−34(L 1)、50−
56(L2)、そして、軽鎖変数領域および31−35(HI)(ahyper
variableからの可変の領域、特に本願明細書に引用したものとするKa
batほか、1991および/またはそれらの残留物が環状にする重いチェーン
の50−56、H2)および95−102、H3の89−97(L3)」(すな
わち、残留物26−32(LI)、50−52(L2)および軽鎖変数領域およ
び26−32(HI)(重いチェーン変数領域の53−55、H2)および96
−101、H3の91−96(L3)。「本願明細書において、定義されるよう
に、フレームワークF残基は超可変領域残留物以外のそれらの可変の領域残留物
である。
【0166】 Fvフラグメントは、完全な抗原認識および結合するサイトを含む最小限の抗
体断片である。この領域は、1つの重いチェーンの二量体およびきつい、反対の
共有結合関連の1つの軽鎖変数領域から成る。各々の可変の領域の3つの超可変
領域がtheVH−VL二量体の表層上の抗原−結合サイトを定義するために相
互に作用することは、この構成において、ある。集合的に、6つの超可変領域は
、抗体に抗原−結合特性を授ける。しかし、単一の可変の領域(または抗原に固
有な3つの超可変領域だけから成るFvの半分)にさえ、全ての結合するサイト
より低い類似性で認識して、抗原を結合する能力がある。
【0167】 「シングルのチェーンFvorsFvantibody断片は抗体のVHおよ
びVL領域から成る。そこにおいて、これらの領域は単一のポリペプチド・チェ
ーンに存在する。通常、Fvポリペプチドは、VH間のポリペプチド・リンカー
およびsFvに縛っている抗原のための所望の構造を形成するのを可能にするV
L領域から更に成る。
【0168】 「小さい抗体が2つの抗原−結合サイトによって、分解する、分解するDia
bodiesareは、同じポリペプチド・チェーン(VH−VL)の軽鎖変数
領域(VL)に接続している重いチェーン変数領域(VH)から成る。同じチェ
ーン上の2つの領域の間で対になるのを許すにはあまりに短いリンカーを使用す
ることによって、領域は他のチェーンの相補的な領域を有する一組に移動されて
、2つの抗原−結合サイトをつくる。Diabodiesは、欧州特許出願番号
EP 404に記載されている097、そして、国際。特許出願公開番号WO
93/11。161は、各々具体的には、ここにて結合した。線形の抗体」、そ
れはbispecificでありえるか単一特異的なでありえる以下から成る、
Zapata et aL(1995)にて説明したように、具体的には、領域
を結合している一対の抗原を形成する一対の縦に並んだFd部分(VH−CHl
−VH CH1)は、ここにて取り入れた。
【0169】 他の種類の変化は、それらが発生する親抗体と関連する改良された生物学的特
性を有する抗体である。この種の変化または第二世代の合成物は、親抗体の一つ
以上の置換された超可変領域残留物を含んでいる概して代用の変化である:この
種の代用の変化を生成するための近くの道は、バクテリオファージ・ディスプレ
イを使用している類似性成熟である。
【0170】 バクテリオファージを使用することは表示する、超可変いくつかの領域が据え
付ける類似性成熟の(例えば、(7つのサイトに対する6)各々のサイトで全て
の可能なアミンの置換を生成するために変化させる。このように発生する抗体変
化は、各々の分子の範囲内で包装されるM 13の遺伝子III製品に、融合と
して糸状のバクテリオファージ分子から一価のやり方で表示される。phage
−displayedされた変化は、それからそれらの生物学的活動のために隠
される(例えば、類似性を結合して、本願明細書において、)開示する。
【0171】 変更態様の候補超可変領域場所を識別するために、アラニン−スキャン突然変
異生成は、かなり縛っている抗原に貢献すると確認される超可変領域残留物に実
行されることができる。
【0172】 代わりにまたは加えて、抗原−抗体複合体の結晶構造は、詳細に描写されて、
抗体および目標間の接触位置を識別するために分析される。この種の接触残留物
および隣接した残留物は、置換の候補である。一旦この種の変化が発生すると、
変化のパネルはスクリーニングを受ける。そして、一つ以上の関連した分析評価
の異なるか優れていさえする特性以外のアナログを有する抗体は更なる開発のた
めに選ばれる。
【0173】 組織浸透に対する付き添いの利益については、抗体の断片を結合しているFa
b’または抗原を使用する際に、1はその半減期を増やすために断片を修正する
ことから追加の効果を引き出すことができる。不活性キャリアに対する抗体分子
、更には活用の操作または変更態様のような、様々な技術を、使用できる。配達
するために、目標に対する代理人がFab’and他の断片が組織を通すように
選ばれるというにおいて、慎重に接近されなければならないよりはむしろ、半減
期を増やす唯一のためのいかなる活用も。それでもなお、非タンパク性の重合体
(この種のPEGなど)に対する活用は、熟慮される。
【0174】 活用以外の変更態様は、したがって、それがより安定していなっておよび/ま
たはボディの異化の率を減らすために抗体断片の構造を修正することに基づく。
この種の変更態様のための1台のメカニズムは、L−アミノ酸の代わりのD−ア
ミノ酸の使用である。通常の技術のそれらは、この種の変更態様のはじめにがそ
れがまだ所望の生物学的特性を保持することを確実にするために結果として生じ
る分子の厳密なテストが続くことを必要とすると従来技術において、理解する。
更なる安定させている変更態様は両方ともかN−ターミナルかC−ターミナルに
半分を安定させることの追加の使用を含む。そして、それは一般に生物学的分子
の半減期を長くするために用いる。実施例だけとして、1はacylation
またはアミノ化によって、終点を修正することを望むことができる。
【0175】 本発明用としての適度な活用−タイプ変更態様は、抗体断片にエピトープを結
合しているサルベージ受容器を取り入れることを含む。これを達成することの技
術は抗体断片の適当な領域の変化を含む、または、抗体に取り付けられるペプチ
ド・タグとして、エピトープを取り入れることは分解する。国際である特許 出願Publ.数WO 96/32478は、具体的には、この種の技術を更
に例証するためのために本願明細書に引用したものとする。
【0176】 サルベージ受容器結合エピトープは、概して抗体断片に対する相似性の姿勢へ
動かされるFc領域の1、2の小枝からの3つ以上のアミノ酸の領域である。受
容器−結合エピトープが中で開示したサルベージ国際。特許出願Publ.数W
O 98/45331は、本発明の用途に、本願明細書に引用したものとする。
【0177】 (4.6 WT1ペプチドに特異的なT細胞組成物) 免疫治療組成物は、WT1特異的なT細胞を含むか、またはこれから成る。こ
の種の細胞は、一般に用意された試験管内であるか前の活発な、使用している標
準の手順であってもよい。たとえば、T細胞はあってもよいの範囲内で(または
、分離する)骨髄、周辺の血液またはNexell Therapeutics
社から入手可能な市販の細胞分離システム(例えばIsolezシステム)を用
いて哺乳類(例えば患者)の骨髄または周辺の血液の一部分(アーヴィン(CA
);また、米国特許番号5、240、856を参照のこと;米国特許番号5、2
15、926;国際特許出願公報番号WO 89/06280;国際特許出願公
報番号WO 91/16116、そして、国際特許出願公報番号WO 92/0
7243)。あるいは、T細胞は関連したか無関係な人間、人間外の哺乳類、細
胞系または培養に由来できる。
【0178】 T細胞は、WT1ペプチド、WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオ
チドおよび/またはWT1ペプチドを表す抗原−示している細胞、APCにより
刺激されることができる。この種の刺激は、状況の下で実行されて、しばらく、
WT1ペプチドに特有であるT細胞の生成を許可するのに十分である。好ましく
は、WT1ペプチドまたはポリヌクレオチドは、交付ビヒクル(例えば抗原sp
ecificなT細胞の生成を容易にするミクロスフェア)の範囲内である。簡
潔にT細胞、ルーチン技術(例えばFicoll/Hypaquetによって、
)によって、患者または関連したか無関係な提供者から分離されることができる
周辺の血液リンパ球の密度勾配遠心分離)、WT1ペプチドを有する抱く。たと
えば、T細胞はWT1ペプチドを有する37のCで2−9つの日(概して4日)
の間のインビトロにおいて、培養されることができる(例えば、(25のpg/
mlに対する5)またはWT1ペプチドの比較できる量を総合している細胞。制
御として役立つためにWT1ペプチドがない場合、T細胞サンプルの別々の約数
を培養することは、望ましくてもよい。
【0179】 T細胞は、T細胞がWT1ペプチドでおおわれている目標細胞を殺す場合、W
T1ペプチドに特有であるために考慮されるかまたはこの種のペプチドをコード
化している遺伝子を表している。T細胞特性は、様々な標準の技術のいずれでも
使用して評価されることができる。たとえば、クロミウム・リリース分析評価ま
たは増殖分析評価の範囲内で、渙散および/または、否定の制御と比較して、増
殖の2倍以上の増加の刺激インデックスは、T細胞特性を示す。たとえば、この
種の分析評価は、チェンその他(1994)にて説明したように、実行されるこ
とができる。
【0180】 あるいは、T細胞の増殖の探知は、様々な周知の技術によって、完成していて
もよい。T細胞増殖がDNA合成の増加する率を測定することにより検出される
ことができて、たとえば(e。tritiatedされたチミジンを有するT細
胞の培養をpulse−labelingして、DNAに組み込まれるtrit
iatedされたチミジンの量を計ることによって、g.)。T細胞増殖を検出
する方法が測ることを含むその他は、インターロイキン2(IL−2)製造、C
a2+流量または染料理解が増加する3−(4、5−dimethylthia
zol−2−イル)−2、5−diphenyltetrazolium. あるいは、リンフォカイン(例えばインターフェロン−γ)の統合は測られるこ
とが可能である、または、WT1ペプチドに応答できるT細胞の相対的な数は量
を定められることが可能である。3−7つの日の間のWT1ペプチド、200の
ng/ml−100のJ. g/ml、好ましくは100のng/ml−25の
pg/mlとの接触は、2−3のためのT細胞および/または上記の通りの接触
の増殖の少なくとも1つの二倍の増加に結果としてならなければならない時間ど
の1つの2−折り目がサイトカイン・リリースのレベルが増加するか、標準のサ
イトカイン分析評価を使用して測られて、T細胞の起動の結果としてならなけれ
ばならない(例えば、TNFまたはIFN−y)T細胞起動、Coliganほ
か、1998を表す。WT1特定のT細胞は、標準の技術を使用して拡張される
ことができる。好適な実施例の範囲内で、T細胞は患者または関連したか無関係
な提供者に由来して、忍耐強い以下の刺激および展開に与えられる。
【0181】 WT1ペプチド、ポリヌクレオチドまたはWTl−表しているAPCに応答し
て活性化されたT細胞は、CD4+および/またはCD8+であってもよい。C
D4+またはCD8+ T細胞の特定の起動は、様々な方法に認められることが
可能である。特定のT細胞起動を検出する方法は、T細胞の増殖を検出すること
を含む、サイトカインの製造(例えば、(リンフォカイン)、または、細胞融解
活動、すなわち、WT1に固有な細胞障害性T細胞の生成の世代。
【0182】 CD4+ T細胞のために、特定のT細胞起動を検出する好適な方法は、T細
胞の増殖の探知である。CD8+ T細胞のために、特定のT細胞起動を検出す
る好適な方法は、細胞融解活動の生成の探知である。
【0183】 治療的な目的のために、WT1ペプチド、ポリヌクレオチドまたはAPCに応
答して増殖するCD4+またはCD8+ T細胞は、試験管内の数において、拡
張されることができるかまたは生体内である。
【0184】 インビトロのこの種のT細胞の増殖は、様々な方法で完成していてもよい。例
えば、T細胞があることがありえる−、T細胞発育因子(例えばWT1ペプチド
を合成するインターロイキン2および/または刺激器細胞)の追加の有無にかか
わらず、WT1ペプチドにさらす。CD8+ T細胞反応を起こす所で、刺激器
細胞の追加は好まれる。T細胞は、WT1ペプチドを有する断続的な再刺激に応
答して特性の保持を有する大きい数iM vitroに育てられることが可能で
ある。簡潔に、第一のための試験管内の刺激(IVS)が大きくリンパ球の中で
計算すること(例えば、4つを超えるx10)人間の血清を含んでいるメディア
を有するフラスコの配置できる。WT1ペプチド(例えば、(10のpg/ml
でのペプチド)破傷風毒素を有する直接加えることができる(例えば、5つのp
g/ml)。フラスコは、それから培養されることができる(例えば、(7つの
日の間の37のC)。第2のIVSのために、T細胞はそれから収穫されて、2
−3つのx 10を有する新しいフラスコに置かれる』光に包まれた周辺の血液
単核細胞。WT1ペプチド(例えば、10、ug/ml)直接加える。
【0185】 フラスコは、7日の間の37Cで培養される。第2のIVSの後の日2および
日4に関して、インターロイキン2(IL−2)の2−5台の装置は、加えられ
ることが可能である。第3のIVSのために、T細胞はウェルに置かれることが
できて、変わるB細胞がペプチドでおおった個人の自身のEBVにより刺激され
ることができる。IL−2は、各サイクルの日2および4に加えられることが可
能である。細胞が特定の細胞障害性T細胞であることを示すとすぐに、それらは
日2、4および6上のより高いIL−2(20台の装置)を有する10日の刺激
サイクルを使用して拡張されることができる。
【0186】 あるいは、WT1ペプチドがある場合には、増殖する一つ以上のT細胞は、ク
ローニングによって、総計で拡張されることができる。クローニング細胞のため
の方法は、公知技術で、希薄を制限することを含む。応答者T細胞は、rose
ttingしている密度勾配遠心分離および羊赤血球による感度を高められた患
者の周辺の血液から浄化されることができて、照射を受けた自己の注入物細胞が
ある場合には、名目上の抗原によって、刺激となることによって、培養において
、決められることが可能である。CD4+ T細胞系を生成するために、WT1
ペプチドが抗原性の刺激および自家組織の周辺の血液リンパ球(PBL)として
使われる、または、Epsteinバー・ウイルスへの感染によって、不滅にさ
れるlymphoblastoid細胞系(LCL)が細胞を抗原presen
tingするとして使われる。CD8+ T細胞系を生成するために、WT1ペ
プチドを生産する発現ベクトルによって、トランスフェクションする自己の抗原
−示している細胞が、刺激器細胞として使うことができる。確立したT細胞系は
、焼き付けによる抗原刺激が0の周波数でT細胞を刺激したことになっているク
ローンをつくられた2−4つの日であってもよい。1つのx 106を有する9
6−かなり平坦な底プレートのウェルにつき5つの細胞は、PBLまたはLCL
細胞および再結合物インターロイキン2(rIL2)(50のU/ml)を照ら
した。
【0187】 確立したclonalな成長をもつウェルズはほぼ最初の焼き付けの後の2−
3週に識別されることができて、自己の抗原−示している細胞がある場合には、
適当な抗原によって、再刺激した。そして、抗原刺激に続いているrIL2 2
−3つの(10のU/ml)日の低い量の追加によって、続いて、拡張された。
T細胞クローンは、抗原およびほぼ毎rIL2を有する周期的な再刺激によって
、24wellプレートにおいて、維持されることができる。2週。
【0188】 チャンその他によって、実施例(1996)のために、記載されているように
、クローンをつくられるおよび/または発泡させた細胞は患者へ管理されること
ができる。
【0189】 特定の実施態様の範囲内で、異系なT細胞は、生体内に満たされることができ
、すなわち、WTlに感度を高められるておよび/または試験管内である。この
種の雷管取付けは、WT1ペプチドを有する接触T細胞、この種のペプチドをコ
ード化しているポリヌクレオチドまたは状況の下でこの種のペプチドを生産して
いる細胞によって、成し遂げられることができて、しばらく、T細胞の雷管取付
けを許可するのに十分である。一般に、T細胞は、たとえば、WT1ペプチドと
の接触がT細胞の増殖および/または起動に結果としてなる場合、満たされると
考えられる。そして、本願明細書において、記載されているのと、同程度標準の
増殖、クロミウム・リリースおよび/またはサイトカイン・リリース分析評価に
よって、測られる。増殖または渙散の2倍以上の増加およびサイトカインのレベ
ルの3倍以上の増加の刺激インデックスは、否定の制御と比較してT細胞特性を
示す。
【0190】 たとえば、vitroにおいて、満たされる細胞は、骨髄移植の範囲内でまた
は提供者リンパ球注入として使用されることができる。
【0191】 WT1に固有なT細胞は、WT1タンパク質を表す細胞を殺すことができる。
WT1のためのチェーンが量的に、そして、質的に手段として使われるT細胞受
容器(TCR)をコード化している遺伝子のはじめには、白血病に耐えているW
T1およびガン細胞への反応を改善する。WT1肯定細胞に反応できるT細胞の
数を増やすワクチンは、細胞を運んでいるWT1を目標とする1つの方法である
。WT1に固有なT細胞を有するT細胞療法は、他の方法である。
【0192】 代替方式は、T細胞へのWT1またはlyticな可能性を有する他の細胞に
固有なTCRチェーンを導くことである。適切な実施態様において、TCRアル
ファおよびベータ・チェーンがWT1特定のT細胞系から外へクローンをつくら
れて、採用するT細胞療法(例えばW096/30516に記載されている)の
ために使われる。そして、ここにて取り入れられる。
【0193】 (4.7 薬学的組成物およびワクチン処方物) 特定の局面では、ペプチド、ポリヌクレオチド、抗体および/またはT細胞の
範囲内の7つの製薬組成物およびワクチンの処方物は、製薬組成物または免疫原
性組成物、すなわち、ワクチンに組み込まれることができる。あるいは、製薬組
成物は、抗原−示している細胞から成ることができる(例えば、(樹状突起の細
胞)、抗原提示細胞がWT1ペプチドを表すように、WT1ポリヌクレオチドに
よって、トランスフェクションする。医薬組成物は、一つ以上のこの種の合成物
または細胞から成る。そして、生理的に受け入れられるキャリアまたは賦形剤。
【0194】 ワクチンは、一つ以上のこの種の合成物または細胞を含むことができる。そし
て、免疫刺激物(例えば助手またはリポソーム(合成物がいずれであるか、統合
された)。免疫刺激物は、外生の抗原に強化するかまたは免疫反応(細胞媒介の
antibodyand/or)を強化するいかなる物質でもあってもよい。免
疫刺激物の実施例は、助手を含む、生物分解可能なミクロスフェア(例えば、(
polylacticなgalactide)、そして、リポソーム(合成物が
いずれであるか、統合された)(米国特許番号4、235、877)。 たとえば、ワクチンの準備は、一般にパウエルおよびニューマン(1995)に
記載されている。本発明の範囲内の製薬組成物およびワクチンはまた、他の合成
物を含むことができる。そして、それは生物学上活発でもよいか不活発でもよい
。たとえば、他の腫瘍抗原の一つ以上の免疫原性部分は、あってもよい融合ペプ
チドにまたは、組成物またはワクチンの範囲内で、別々の合成物として取り入れ
る。
【0195】 特定の実施態様の範囲内で、製薬組成物およびワクチンは、患者のWT1ペプ
チドに固有なT細胞反応(例えば人間)を誘発するように設計されている。一般
に、T細胞反応は、比較的短いペプチドの使用で支持されることができる(e。
天然のWT1ペプチド、好ましくは4−16の連続的残留物、好ましくは、8−
16の連続的残留物およびなお多く好ましくは810の連続的残留物の23未満
の連続的アミノ酸残留物から成る、g.)。代わりにまたは加えて、ワクチンは
優先してT細胞反応を強化する免疫刺激物を含むことができる。換言すれば、比
例して抗体反応が強化される量より大きい量によって、免疫刺激物はWT1ペプ
チドへのT細胞反応のレベルを強化できる。
【0196】 たとえば、標準と比較して油が助手(例えばアフリカ金融共同体)の基礎を形
成するときに、優先してT細胞反応を強化する免疫刺激物はWT1−否定の制御
細胞系と比較して、少なくとも2倍少なくとも2倍、少なくとも10%によるl
yticな反応および/またはT細胞起動によって、増殖的なT細胞反応を強化
できる、その一方で、detectablyに抗体反応を強化しない。 WT1ペプチドへのT細胞または抗体反応が強化される量は、公知技術のいかな
る代表的な技術(例えば本願明細書において、提供される技術)も使用して、一
般に決定されることができる。
【0197】 製薬組成物またはワクチンは上記の通りにペプチドのうちの1つ以上をコード
化しているDNAを含むことができる。そうすると、ペプチドは原位置に発生す
る。上記したように、DNAは従来技術において、通常の技術のそれらにとって
公知の様々な交付システムのいずれの範囲内ででもあってもよい。そして、核酸
発現システム、バクテリアでウィルスの発現システムおよび哺乳類の発現システ
ムを含む。多数の遺伝子交付技術は、公知技術である(ロラン、1998および
その中の引例)。適切な核酸発現システムは、必要なDNA(患者(例えば適切
なプロモータおよび終わっている信号)の発現のためのcDNAまたはRNA配
列)を含む。バクテリアの交付システムは、その細胞表層上のペプチドの免疫原
性部分を表すかまたはこの種のエピトープを分泌するバクテリア(例えばBac
illus−Calmette Guerrin)の管理を含む。好適な実施例
の、DNAがウィルスの発現システムを使用して導かれることができること(例
えば、牛痘またはその他はウイルス、レトロウイルスまたはアデノウイルスを梅
毒に感染させる)、使用を含むことができるの非病原性の(不完全な)、複写有
能なウイルス(漁師−ホックほか(1989);フレクスナーほか(1989)
;フレクスナーほか(1990);米国特許番号4、603、112、米国特許
番号4、769、330、米国特許番号5、017、487;国際である特許出
願Publ.数WO 89/01973;米国特許番号4、777、127;グ
レートブリテン特許番号GB 2、200、651;ヨーロッパの特許番号EP
0、345、242;国際特許出願公開WO 91/02805;Berkn
er(1988);ローゼンフェルドほか(1991);Kollsほか(19
94);Kass−Eislerほか(1993);1993a、グスマンほか
;そして、グスマンその他、1993)。DNAをこの種の発現システムに組み
込むことの技術は、従来技術において、通常の技術のそれらにとって周知である
。DNAは、そうすることができるまた、たとえば、Ulmerその他(199
3)に記載されていて、コーエン(1993)によって、チェックされるように
benaked。裸のDNAの理解は生物分解可能なビーズの上へDNAをおお
うことによって、増加できる。そして、それは細胞に能率的に輸送される。ワク
チンがポリヌクレオチドおよびペプチド構成要素を含むことができることは、明
らかである。この種のワクチンは、強化された免疫反応を提供できる。
【0198】 上記したように、製薬組成物またはワクチンは、WT1ペプチドを表す抗原提
示細胞を含むことができる。治療的な目的のために、本願明細書において、記載
されているように、抗原−示している細胞は好ましくは自己の樹状突起の細胞で
ある。この種の細胞は、準備されることができて、標準の技術を使用することを
トランスフェクションさせた(リーヴズほか(1996);ほか(1998)を
Tutingすること;そして、Nairその他、1998)。本願明細書にお
いて、記載されているように、抗原−示している細胞の表面上のWT1ペプチド
の発現は、クロミウム・リリース分析評価と同様に試験管内の刺激および標準の
増殖によって、確かめられることが可能である。
【0199】 ワクチンがポリヌクレオチドの薬学的に受け入れられる塩および本願明細書に
おいて、提供されるペプチドを含むことができることは、現在の教示の利点を従
来技術において、有している通常の技術のそれらにとって明らかである。この種
の塩は、有機主成分を含む薬学的に受け入れられる非中毒性の主成分から準備さ
れることができる(例えば、第一の塩、第2で第三のアミン、そして、基本的な
アミノ酸)、そして、無機主成分(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、
アンモニウム、カルシウム、そして、マグネシウム塩)。適当な様に、動物また
は人間に与えられるときに、それがそうしない分子の実在および組成物に対する
句薬理学的に受容可能または薬学的に受容可能は逆であるか、アレルギであるか
他の重大な困った反応を起こす。本願明細書において、薬学的に受け入れられ扱
うキャリアいずれ、そして、全ての溶媒(分散メディア)コーティング、抗菌性
で抗真菌性のエージェント、等張の吸収遅延エージェントなど。製薬活性物質の
ためのこの種のメディアおよび代理人の利用は、公知技術である。 従前通りのいずれまででもメディアまたはエージェントが活性成分と非互換であ
るのを除いて、治療的な組成物のその使用は熟慮される。
【0200】 人間の管理のために、準備はBiologics標準の食品医薬品局局によっ
て、必要に応じて不毛、発熱性および一般的な安全および純度標準を満たさなけ
ればならない。補助活性成分は、また、incorporatedintoに組
成物でありえる。
【0201】 従来技術において、通常の技術のそれらにとって公知のいかなる適切なキャリ
アも本発明の製薬組成物において、使用されることができると共に、キャリアの
タイプは管理のモードに従い異なる。本発明の組成物は、実施例(局所の、口頭
の、鼻の、静脈の、頭蓋内、腹膜内の)のために、管理のいかなる適切な方法の
ためにも処方物されることができる皮下であるか筋内の管理。非経口の管理(例
えば皮下の注入)のために、キャリアは好ましくは水、塩水湖、アルコール、脂
肪、ワックスまたはバッファから成る。口頭の管理のために、上記のキャリアま
たは固体キャリア(例えばマンニトール、ラクトース、澱粉、マグネシウム・ス
テアリン酸塩、ナトリウム・サッカリン、滑石、セルロース、ブドウ糖、サッカ
ロースおよび炭酸マグネシウム)のいずれでも、使用されることができる。生物
分解可能なミクロスフェア(例えば、(polylactateなpolygl
ycolate)また、本発明の製薬組成物のためのキャリアとして使用できる
。たとえば、適切な生物分解可能なミクロスフェアは、米国Patent数字4
、897、268において、開示される;5, 075, 109 ;5, 9
28, 647 ;5, 811, 128 ;5, 820, 883 ;5
, 853, 763 ;5、814、344および5、942、252。特定
の局所のアプリケーションのために、クリームまたは、周知の構成要素を使用し
て、ローションとしての処方物は、好まれる。
【0202】 この種の組成物は、また、バッファから成ることができる(例えば、中立の緩
衝された塩水湖またはリン酸塩が、塩水湖を緩衝した)、炭水化物(例えば、ブ
ドウ糖、マンノース、サッカロースまたはデキストラン)(マンニトール)タン
パク質、ペプチドまたはアミノ酸(例えばグリシン、酸化防止剤、静菌剤、ED
TAまたはグルタチオンのようなキレート試薬、助手)(例えば、(水酸化アル
ミニウム)(処方物が等張になる溶質)低張性または弱く受取人、停止している
エージェント、厚くなっているエージェントおよび/または防腐剤の血液を有す
る高緊張の。あるいは、本発明の組成物を、処方物できるlyophiliza
teなまたは処方物する一つ以上のリポソーム、ミクロスフェア、nanopa
rticlesまたは周知の技術を使用しているmicronizedされた交
付システムを有する。
【0203】 様々な免疫刺激物(例えば助手)のいずれでも、本発明のワクチンの組成物の
準備において、使用されることができる。大部分の助手は抗原を速い異化(例え
ば水酸化アルミニウムまたは鉱油)から保護するように設計されている物質を含
む、そして、免疫反応、例えば脂質A、Bortadella百日咳またはMv
cobacterium結核の刺激器はタンパク質を誘導した。たとえば、適切
な助手は、ミョウバンに基づく助手として市販である(例えば、Alhydro
gel、Rehydragel、リン酸アルミニウム、Algammulin、
水酸化アルミニウム);油は、助手(フロイントのIncomplete Ad
juvantおよびComplete Adjuvant(Difco Lab
oratories、デトロイト、MI)、Specol、RIBI、Tite
rMax、Montanide ISA50またはSeppicなMONTAN
IDE ISA 720)の基礎を形成した;非イオン物質は、共重合体に基づ
く助手を抑止する、サイトカイン(例えば、GM−CSFまたはFlat3−リ
ガンド);メルクAdjuvant 65(メルク、そして、株式会社(Rah
way)NJ);AS−2(スミスクライン・ビーチャム、フィラデルフィア、
PA);カルシウム、鉄または亜鉛の塩;アシル化されたチロシンの不溶性の懸
濁;アシル化された糖;cationicallyであるか陰イオンでderi
vatizedされた多糖類;polyphosphazenes;生物分解可
能なミクロスフェア;monophosphoryl脂質AおよびQuil A
. Cytokines、例えばGM−CSFまたはインターロイキン2(−7
)、or12がまた、助手として使うことができる。
【0204】 ヘモシアニンおよびhemoerythrinsが、また、本発明で使うこと
ができる。鍵穴カサガイ(KLH)からのヘモシアニンの使用は特に好まれる。
但し、他の軟体動物および節足動物ヘモシアニンおよびhemoerythri
nsを、使用できる。さまざまな多糖類助手が、また、使うことができる。キチ
ン質およびキトサンのような、多糖類のポリアミン種類は特に好まれる。そして
、deacetylatedされたキチン質を含む。
【0205】 更なる好適なグループの助手は、muramylジペプチド、MDP、N−a
cetylmuramyl−L−alanyl−D−isoグルタミングループ
のバクテリアのpeptidoglycansである。muramylジペプチ
ド(例えばアミンの酸性の派生的なthreonyl−MDPおよび脂肪質の酸
性の派生的なMTPPE)の派生物は、また、熟慮される。
【0206】 米国特許番号4、950、645は、ホスファチジル基コリンおよびホスファ
チジル基グリセロールから形成される人工リポソームために、提案されるmur
amylジペプチドの脂肪親和性二糖類−triペプチド派生物を記載する。そ
れは、人間の単球を活性化して、腫瘍細胞を破壊することに効果的であると言わ
れているが、一般に高い服用において、非中毒性である。米国の合成物 特許番号4、950(645)、そして、国際。特許出願Publ.数WO
91/16347は、また、特定の本発明の態様を達成するために、提案される
。 ジミコール酸なトレハロースの有無にかかわらず、BCGおよびBCG−細胞壁
骨組み(CWS)がまた、本発明の助手として使うことができる。ジミコール酸
なトレハロース自体が、使うことができる。
【0207】 アヅマほか(1988)は、ジミコール酸な管理がマウスのインフルエンザ・
ウイルス伝染病に対する増大された抵抗と相関することをそのトレハロースに明
らかにする。
【0208】 ジミコール酸なトレハロースは、米国特許番号4、579、945にて説明し
たように、準備されることができる。
【0209】 両親媒性の界面活性剤。例えば、(QS21(ケンブリッジBiotech)
のようなサポニンおよび派生物)本発明の免疫原用としての形式、それでも、他
のグループの好適な助手。非イオン物質は、共重合体界面活性剤を抑止する(R
abinovichほか(1994);ハンターその他、1991)また、使用
できる。オリゴヌクレオチド山本etal.により記載されているように、役立
つ他のグループの助手は、いる(1988)。Quil Aおよびlentin
enは、また、好適な助手である。
【0210】 スーパー抗原は、また、本発明の助手としての用途のために熟慮される。
【0211】 「抗原処理、ムーニーet. al.、1994のために必要な条件のないペ
プチド抗原より大きいTリンパ球の割合を刺激するスーパー抗原are一般にバ
クテリアの製品。スーパー抗原は、Staphylococcus exoタン
パク質を含む、例えば、(S.アウレウスおよびS. epidermidis
からのyおよび8つのエンテロトキシン)、そして、(yおよび5つの大腸菌外
毒素)。
【0212】 記載されている、Rott et. al.、1992E(SEE)によるエ
ンテロトキシンについては、一般のStaphylococcusエンテロトキ
シンは、staphylococcalなエンテロトキシンA(SEA)および
staphylococcalなエンテロトキシンB(SEB)として公知であ
る。連鎖球菌pyogenes B(SEB)、Clostridium pe
rfii1sgensエンテロトキシン、Bowness et. al.、1
992、S. pyogenesから細胞質の膜提携のタンパク質(CAP)(
サトウet.al.、1994)、そして、S.アウレウス、シュワッブet.
al.、1993からの有毒なショック症候群toxin−1(TSST−1
)更なる役立つスーパー抗原.ある 1つのグループの特に本発明ために、好まれる助手は、detoxified
された内毒素(例えば米国特許番号の精練したdetoxifiedされた内毒
素)である。
【0213】 4, 866, 034.これらの精練したdetoxifiedされた内毒
素は、哺乳類の助手反応を起こすことに効果的である。
【0214】 detoxifiedされた内毒素は、他の助手と組み合わせられることが可
能である。
【0215】 米国特許番号4、435、386にて説明したように、ジミコール酸なトレハ
ロースを有するdetoxifiedされた内毒素の組合せは、熟慮される。ジ
ミコール酸なトレハロースおよびendotoxicな糖脂質を有するdeto
xifiedされた内毒素の組合せ、米国Patent数字4、436、727
、4、436、728および4にて説明したように、細胞壁骨組み(CWS)ま
たはCWSを有するdetoxifiedされた内毒素の組合せおよびトレハロ
ースが505、900をジミコール酸されているように、また、熟慮する(米国
特許番号4、505、899)。ちょうどCWSの組合せおよびジミコール酸な
トレハロースは、detoxifiedされた内毒素なしでまた、米国特許番号
4、520、019にて説明したように、役立つために想像される。
【0216】 MPLは、本願明細書において、使用のための現在一つの好適なimmuno
potentiatingしているエージェントである。MPLの使用に関係す
る参照は、Tomaiその他(1987)を含む、チェンその他(1991)、
そして、Gargおよび各々加齢マウスの反応のMPLの特定の役割に関係する
Subbarao(1992);リポ多糖類およびMPLにD−ガラクトサミン
・ロードしたマウスおよびその強化された感度に関係するエリオットほか(19
91);バクテリアの伝染病に関するほか(1986)を追う;そして、Tox
oplasnZa gondii.にMPLの効果およびマウスの抵抗上の内毒
素を記載するMasihiほか(1988)フィッツジェラルド(1991)も
、MPLの使用について上で報告した−梅毒ワクチンのimmunogenic
tyを管理する。そして、ウサギのチャレンジ伝染病からの重大な保護を授ける
こと。
【0217】 このように、MPLは、上記のモデル・システムに示すように、使用にとって
安全なことは公知である。
【0218】 第−I臨床試験は、また、MPLが使用、Vosikaほか、1984にとっ
て安全であることを示した。実に、100llg/m2は、外来患者基礎、Vo
sikaほか、1984にさえ関して、人間の使用にとって安全なことは公知で
ある。
【0219】 MPLは、一般に多クローン性B細胞起動、ベーカーほか、1994を誘導し
て、たとえば、immunologicallyな未熟なマウス、ベーカーほか
、1988の多くのシステムの抗体製造を増やすことを示した;加齢マウス、T
omaiおよびジョンソン、1989の;そして、裸のおよびXidマウスの(
マドンナおよびVogel(1986);マイヤーズその他、1995)。抗体
製造は、赤血球、Hrabaほか、1993に対して示された;依存しているT
細胞および独立抗原;Pnu−免疫性のワクチン、GargおよびSubbar
ao、1992;単離された腫瘍提携の抗原(米国特許4、877、611);
同系な腫瘍細胞に対して(リヴィングストンほか(1985); 1994a、Ravindranathなほか;b);そして、腫瘍提携のガン
グリオシドに対して(1994a、Ravindranathなほか;b)。
【0220】 接頭母音IgMであるMPLの役立つ他の属性は、ある。ベーカーその他(1
988a)によって、誰が若いマウスの抗体反応を増加するためにMPLの能力
を解説するかについて示されるように反応。これは、本発明の特定の実施態様に
用いられる助手の特に役立つ特徴である。マイヤーズほか(1995)は、長所
T細胞−独立抗体製造によって、IgM抗体を誘導するために最近MPLの能力
について報告した。
【0221】 ほか(1995)が研究するマイヤーズにおいて、MPLはハプテン(TNP
)に活用した。MPLは、他のハプテン(例えばペプチド)のためのキャリアと
しての用途に推薦された。
【0222】 MPLも、マクロファージ、Vermaほか、1992を活性化して、入れる
。Tomaiおよびジョンソン(1989)は、MPL−刺激されたT細胞がマ
クロファージによって、IL−1つの分泌を強化することを示した。
【0223】 MPLは、また、過酸化物製造、リゾチーム活動、食菌作用およびネズミ腹膜
のマクロファージ、チェンほか、1991のカンディダの殺害を活性化すること
は公知である。
【0224】 T細胞上のMPLの効果は、MPL、ベネットほか、1988によって、BC
G−満たされたマウスの血清における細胞障害性要因(例えばTNF)の内部か
ら発生する製造を含む。Kovach etalな(1990)およびエリオッ
トetal.(1991)も、MPLがTNF活動を誘導することを示す。MP
Lは、NK細胞によって、IFN−yの発表を誘導するためにTNF−aにより
行うことは公知である。MPLに応答するT細胞によるIFN−y製造は、また
、Tomaiおよびジョンソン(1989)によって、文書化された、そして、
Odeanその他(1990)。
【0225】 MPLは、また、有力なT細胞助手であることは公知である。たとえば、MP
Lは黒色腫−抗原特定のCTLs(ミッチェルほか、1988、1993)の増
殖を刺激する。更に、ベーカーその他(1988b)は、非毒性MPLが抑制T
細胞活動を機能させないことを示した。
【0226】 自然に、生理的環境において、T抑制遺伝子細胞の不活化は、動物のための実
感されるように増加する利点を考慮に入れるによって。eに、g.、増加する抗
体製造。ジョンソンおよびTomai(1988)は、MPLの助手動作の考え
られる細胞で分子の仲裁者について報告した。
【0227】 MPLは、また、小板の集合を誘発して、セロトニン分泌、Grabarek
ほか、1990の誘導の前に、小板タンパク質を燐酸化することは公知である。
この研究は、MPLがプロテインキナーゼC起動および信号形質導入に関係して
いることを示す。
【0228】 構造およびMPLの機能が含む多くの物品懸念。これらは、Salmonel
la minnesota Re595リポ多糖類から得られるMPL相同物の
構造上の特徴描写を記載するジョンソンほか(1990)を含む。 ジョンソンの仕事その他 Grabarekその他(1990)と同じように、商用の種にさえおいて、
MPLの脂肪質の酸性の半分がそうすることができるショーは、変化する。(1
990)薄い層クロマトグラフィによって、MPLを8分数に分ける際に、ジョ
ンソンet aL(1990)は、査定された使用している人間の小板反応とし
て、3が特に活発であるとわかった。さまざまなMPL種の化学の構成要素は、
ジョンソンその他(1990)によって、特徴づけられた。
【0229】 もっと先のベーカーほか(1992)は、脂質Aおよびそのアナログの能力に
抑制T細胞活動の現れを廃止するように影響を与える構造上の特徴を分析した。
それらは、2から、主に3つの位置で残留物を除去することによって、脂肪質の
アシル内容を減少させることと同様に1(monophosphoryl脂質A
(MPL)をつくって、すなわち)への脂質Aのリン酸基の数を減少させること
は毒性の進歩的な減少に結果としてなると報告した;しかし、これらの構造上の
変更態様は、Ts機能、ベーカーほか、1992の現れを廃止するその能力に影
響しなかった。MPLのこれらのタイプは、本発明ために、理想的である。
【0230】 ベーカーその他(1992)また、B細胞の多クローン性起動を誘導しない5
から4(脂質A先駆者IVAまたはIa)への内容がTs機能に影響する能力を
除去した脂肪質のアシルを減らすことをその示した。 これらの研究は、Ts機能の現れを廃止することが可能であるために、脂質Aは
グルコサミン二糖類でなければならないことを示す;いずれの1つか2つのリン
酸基も有することができる;そして、少なくとも5つの脂肪質のアシル基を有し
なければならない。また、nonhydroxylatedされた脂肪質の酸(
acyloxyacylグループ(3’position対2』)の場所と同様
に)のチェーン長は、重要な役割、ベーカーほか、1992を演ずることができ
る。
【0231】 活動、ベーカーその他(1994)が見つけた抑制T細胞(Ts)の現れを廃
止するためにチェーン長との関係および脂質Aの能力上の脂肪質のアシル基の位
置を調べる際に、C14に対するCl2のその脂肪質のアシル・チェーン長は、
生物活性のために最適に見えた。したがって、それらの使用がさらに可能である
にもかかわらず、比較的短いチェーン長(Pseudomonas aerug
inosaおよびChromobacterum violaceumからのC
12に対するCIO)または主に長いチェーン長、C、Helicobacte
r幽門からの8の脂肪質のアシル基を有する脂質A準備は本発明ために、より好
適でない。
【0232】 ベーカーほか(1994)も、バクテリアの若干のリポ多糖類の脂質A最も近
い内核領域オリゴ糖類がTs活動の現れを増やすことを示した;主に無関係な微
生物の抗原への通常の抗体反応のコースの間、発生するCD8+ Tsの人口を
大きくするかまたは広がるためにバクテリアのグラム−否定の中の構造で、比較
的節約されるこの種のオリゴ糖類の容量に対する料金。観察される加算免疫抑制
の現れのために必要な最小の構造は、いずれが取付けられた2つのpyroph
osphorylethanolamineグループ、ベーカーほか、1994
であるかについて、1つの2−keto−3−deoxyoctonateな残
留物、2つのブドウ糖残留物および3つのヘプトース残留物を含んでいるhex
asaccharideであると報告された。この情報は、本発明ために、利用
しているか設計していさえする更なる助手において、考慮されることができる。
【0233】 仕事、Tanamotoその他の一般に関連した線の(i 994a;b;1
995)アセチル化またはsuccinylation.の後の化学的に総合さ
れたLipid A先駆者のendotoxicな活動の分離記載されているこ
のように、この種のasacetyl 406andsuccinyl 516
を合成させた」(1994a、Tanamotoほか;b;1995)また、本
発明ために、熟慮する。
【0234】 合成MPLsは、特に好適なグループの抗原を形成する。たとえば、Brad
eその他(1993)は、反Lipid A MAbsに縛る脂質Aのbisp
hosphorylatedされたグルコサミン二糖類バックボーンを含んで、
glycoconjugateな人造物を記載した。これは、特定の本発明の態
様に用いられる1人の候補である。
【0235】 米国特許番号4、987、237に記載されているMPL派生物は、特に本発
明ために、熟慮される。米国特許番号4、987、237は、エステル・グルー
プによるmonophosphoryl脂質A核の主要な水酸基に取り付けられ
るサイドチェーン上の一つ以上の自由なグループ(例えばアミン)を含むMPL
派生物を記載する。
【0236】 派生物は、さまざまな生物学上活性材料に継手のための便利な方法に結合エー
ジェントによる脂質Aを提供する。脂質Aの免疫刺激物な特性は、維持される。
米国特許番号4、987、237に従う全てのMPL派生物は、本発明のMPL
助手−統合された細胞ために、想像される。
【0237】 さまざまな助手(人間において、共通して使わないものさえ)は動物において
、まだ使用されることができる。ここで、たとえば、1は抗体を上げるかまたは
その後活性化されたT細胞を得るのを望む。毒性または助手か細胞から生じるこ
とができる他の副作用例えば、非照射を受けた腫瘍細胞を使用して起こることが
できるように、この種の状況において、無関係である。
【0238】 本願明細書において、提供されるワクチンの範囲内で、助手組成物は、好まし
くはThlタイプの中で主に免疫反応を誘発するように設計されている。Thl
−タイプ・サイトカインの高いレベル(例えば、IFN−y、TNFa、IL−
2、そして、IL−12)管理された抗原に細胞媒介の免疫反応の誘導を支持す
ることを傾向がある。対照的に、高さはTh2−タイプ・サイトカインの中で水
平になる(例えば、IL−4、IL−5、IL−6、そして、IL−10)体液
の免疫反応の誘導を支持することを傾向がある。
【0239】 本願明細書において、提供されるように、ワクチンのアプリケーションに従っ
て、患者はThl−およびTh2−タイプ反応を含む免疫反応を支持する。 好適な実施例(。そこにおいて、反応は主にThl−タイプである)の範囲内で
、Thl−タイプ・サイトカインのレベルは、Th2−タイプ・サイトカインの
レベルより大きい範囲まで増加する。これらのサイトカインのレベルは、標準の
分析評価を使用して、直ちに査定されることができる。eは、サイトカインの一
系統の再考のために見える。g.、Mosmann、そして、Coffman(
1989)。
【0240】 たとえば、主にThl−タイプ反応を誘発するのに用いられる好適な助手は、
アルミニウム塩とmonophosphoryl脂質A、好ましくは3de O
−アシル化されたmonophosphoryl脂質A、3D−MPLの組合せ
を含む。MPL助手は、Corixa社から入手可能である(シアトル(WA)
; eを示す。g.、米国Patent数字4、436、727;4, 877,
611 ;4、866、034、そして、4、912(094)、それぞれは具
体的には、完全に本願明細書に引用したものとする)。CpGを含有するオリゴ
ヌクレオチド(。そこにおいて、CpGジヌクレオチドは、unmethyla
tedされる)も、誘導する主に、Thl反応。この種のオリゴヌクレオチドは
、周知で、たとえば、中で記載されている国際。特許出願Publ.第WO 9
6/02555、そして、国際。特許出願Publ. 第WO 99/33488。たとえば、Immunostimulatory
DNA配列は、また、サトウその他(1996)により記載されている。好適
な他の助手はサポニン(好ましくはQS21(アクィラBiopharmace
uticals社、Framingham、MA)である。そして、それが他の
助手と協力してか単独で使うことができる。強化されたシステムがmonoph
osphoryl脂質Aおよび派生的なサポニンの組合せ、例えばQS21の組
合せおよび3D MPLを含んで、たとえば(eを示す。g.、国際。特許出願
Publ.第WO 94/00153)、または、QS21がコレステロールに
よって、いやされるよりreactogenicでない組成物(eを示す。g.
、国際。特許出願Publ.。
【0241】 WO 96/33739)。他の好適な処方物は、oil−in−waterエ
マルジョンおよびトコフェロールから成る。QS21、3D−MPLおよびトコ
フェロールをoil−in−waterエマルジョンに関係させている特に有力
な助手処方物は、また、記載されていた(例えば、国際特許出願公報WO 95
/17210)。
【0242】 他の好適な助手は、Montanide ISA 720(Seppicな)
、SAF(ケイロン)、ISCOMS(CSL)、MF−59(ケイロン)、助
手のSBAS連続を含む(例えば、スミスクライン・ビーチャム、Rixens
art、ベルギーから入手可能な(SBAS−2またはSBAS−4)、Det
ox、Corixa社RC529(Corixa社)およびaminoalky
l glucosaminide 4−リン酸塩(AGP)。
【0243】 本願明細書において、提供されるいかなるワクチンも、一つ以上の抗原の組合
せ、一つ以上の免疫刺激物または助手て一つ以上適切なキャリア(賦形剤)に結
果としてなる周知の方法を使用して調合されることができるかまたは薬学的に受
け入れられるバッファ。本願明細書において、記載されている組成物は、支えら
れたリリース処方物(すなわち、カプセルのような処方物、スポンジまたは複以
下の管理の遅い発表を遂行するゲル[たとえば、多糖類から成って])の一部と
して管理されることができる。この種の処方物は、周知の技術、峡谷ほか、19
96を使用して、一般に準備されることができて、たとえば、口であるか、直腸
であるか皮下の移植によって、または所望の目標サイトでの移植によって、管理
者の仕事を行った。持続性処方物はペプチドを含むことができる。そして、ポリ
ヌクレオチドまたは抗体がキャリア・マトリックスで分散しておよび/または率
−制御膜によって、囲まれる貯蔵器の範囲内で含まれる。
【0244】 この種の処方物の範囲内の使用のためのキャリアは、好ましくは生物学的適合
性で、また、生物分解可能でもよい;好ましくは、処方物は能動部分リリースの
比較的安定したレベルを提供する。この種のキャリアは、polyacryla
te、ラテックス、澱粉、セルロースおよびデキストランと同様にボリエステル
繊維(ラクチド−共同glycolide)のmicroparticlesを
含む。他の遅延リリース・キャリアは、supramolecular bio
vectorsを含む。そして、それは非流動親水性核から成る(例えば、クロ
スにリンクされた多糖類またはオリゴ糖類)、そして、任意に、外部は両親媒性
の合成物から成る階層化しているリン脂質に例えば(米国特許番号5、151、
254;国際特許出願公報WO 94/20078;国際特許出願公報WO/9
4/23701;そして、国際。特許出願公報第WO 96/06638)。支
えられたリリース処方物の範囲内で含まれる活性合成物の量は、移植(率および
リリースの期待される継続および扱われるかまたは防がれる状態の性質)のサイ
トに依存する。
【0245】 様々な交付ビヒクルのいずれでも、腫瘍細胞を目標とする抗原に特有の免疫反
応の製造を容易にするために製薬組成物およびワクチンの範囲内で使用されるこ
とができる。交付ビヒクルは、抗原−示している細胞(APC)(例えば樹状突
起の細胞、マクロファージ、B細胞、単球および効果的なAPCであるために設
計されることができる他の細胞)を含む。この種の細胞はが、起動および/また
はT細胞反応のメンテナンスを改善して、本質的に抗腫瘍の効果を有しておよび
/またはimmunologicallyにレシーバ、すなわち、マッチされた
HLA haplotypeと互換性を持つために、抗原を示すことの能力を増
加するために、遺伝子が組み替えられている。APCは、一般に様々な生物学的
流体および、腫瘍およびperitumoralな組織を含んで、器官のいずれ
からでも分離されることができて、自己であるか、異系であるか、同系であるか
xenogeneicな細胞であってもよい。
【0246】 本発明の特定の好適な実施例は、細胞を抗原−presentingするとし
て樹状突起の細胞またはそれの原種を使用する。樹状突起の細胞は、非常に有力
なAPC、BanchereauおよびSteinman、1998であって、
予防であるか治療的な抗腫瘍の免疫、Timmermanおよびレビー、199
9を誘発するための生理的助手として効果的なことを示した。一般に、樹状突起
の細胞は、素朴なT細胞反応を活性化するためにそれらの典型的形(原位置に、
vitroにおいて、見える著しい細胞質の方法(樹枝状結晶)については、星
形の)、巻き取るそれらの能力、方法および高効率およびそれらの能力を有する
現在の抗原を主成分として識別されることができる。生体内に樹状突起の細胞に
共通に分からない明確な特定の細胞−表層受容器またはリガンドに樹状突起の細
胞は、もちろん、設計されることができる、または、前の活発な、そして、この
種の修正された樹状突起の細胞は本発明により熟慮される。樹状突起の細胞に代
わるものとして、分泌された小嚢抗原−ロードした樹状突起の細胞(exoso
mesと呼ばれて)が、ワクチン、Zitvogelほか、1998の範囲内で
使うことができる。
【0247】 樹状突起の細胞および原種は、周辺の血液、骨髄、腫瘍−浸透している細胞、
周辺腫瘍状石灰化組織−浸透している細胞、リンパ節、脾臓、皮膚、臍帯血また
は他のいかなる適切な組織からも得られることが可能であるかまたは流動的であ
る。たとえば、樹状突起の細胞を、差別化できる前の活発なサイトカイン(例え
ばGM−CSF、IL−4、IL−13および/または周辺の血液から収穫され
る単球の培養に対するTNFa)の組合せを加えることによって。あるいは、陽
細胞が周辺の血液、臍帯血または骨髄から収穫したCD34は、GM−CSF、
IL−3、TNFa、CD40リガンド、LPS、flt3リガンドおよび/ま
たは分化、成熟および樹状突起の細胞の増殖を誘発する他の合成物の培養媒体組
合せを増すことによって、樹状突起の細胞に差別化されることができる。
【0248】 樹状突起の細胞は便利に分類された未成熟細胞および成熟細胞である。そして
、それによって、単純な方法が2つのかなり特徴づけられた発現型を区別できる
。しかし、この命名法は、分化の全ての可能な中間舞台を除外するために解釈さ
れてはならない。未熟な樹状突起の細胞は抗原理解および処理の高い能力を有す
るAPCとして描写される。そして、それはFcy受容器およびマンノース受容
器の高い現れと相関する。成熟した発現型は、これらの目印、しかし、クラスの
ようなT細胞起動に対して責任がある細胞表層分子の高い発現の下部の現れによ
って、概して特徴づけられるI、そして、クラスII MHC、粘着力分子(例
えば、CD54、そして、CD11)、そして、costimulatory分
子(例えば、CD40、CD80、CD86、そして、4−1BB)。
【0249】 APCはWT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチドによって、一般
にトランスフェクションすることができる。そうすると、ペプチドまたは免疫原
性部分はそれについて細胞表層に表される。
【0250】 この種のトランスフェクションは起こることができる前の活発な、そして、本
願明細書において、記載されているように、この種のトランスフェクションする
細胞から成る組成物またはワクチンがそれから治療的な目的のために使うことが
できる。あるいは、樹状突起であるか他の抗原−示している細胞を目標とする遺
伝子交付ビヒクルは患者に与えられることが可能である。そして、生体内に起こ
るトランスフェクションに結果としてなる。中で記載されているそれらが、樹状
突起の細胞の活発で前の活発なトランスフェクションにおいて、たとえば、従来
技術において、公知のいかなる方法も使用することを実行されて、一般にあって
もよいMahviその他(1997)により記載されている国際特許出願公報W
O 97/24447または遺伝子銃方法。樹状突起の細胞の抗原積載は、WT
1ペプチドを有する樹状突起の細胞または原種細胞を培養することによって、成
し遂げられることが可能であるDNA(裸の、または、プラスミド・ベクトルの
範囲内で)またはRNA;または、抗原−表している再結合物バクテリアまたは
ウイルスを有する(例えば、牛痘、fowlpox、アデノウイルスまたはle
ntivirusベクトル)。載せる前に、T細胞援助を提供する免疫学のパー
トナーにペプチドが共有結合して活用されることができること(例えば、(キャ
リア分子)。あるいは、それとは別にあるいは、ペプチドがある場合には、樹状
突起の細胞は、非活用された免疫学のパートナーと律動的に送られることが可能
である。
【0251】 結合された治療学はまた、熟慮される。そして、下にある製薬組成物の同じタ
イプは一つで結合された薬剤のために使用されることができる。
【0252】 ワクチンおよび製薬組成物は、装置−服用か複数の服用コンテナ(例えば密封
されたアンプルまたは小びん)において、示されることができる。この種のコン
テナは、使用まで処方物の不毛を保存するために好ましくは密封して封止される
。一般に、処方物はサスペンション、溶液または油性であるか水のビヒクルのエ
マルジョンとして格納されることができる。あるいは、ワクチンであるか製薬組
成物は、使用の前に直ちに不毛な流動運送業者に加算だけを要求している冷凍乾
燥させた状態に格納されることができる。
【0253】 (4.8 悪性疾患の治療のための方法) 本発明の更なる態様、組成物および本願明細書において、記載されているワク
チンの悪性の病気の療法のための8つの方法は、悪性の病気の発達を禁止するた
めに用いてもよい(例えば、進歩的であるか転移の病気または最小の残された病
気のような小さい腫瘍重荷によって、特徴づけられる病気)。一般に、この種の
方法は、WT1発現と関連する病気を防ぐか、遅延させるかまたは治療するため
に用いてもよい。換言すれば、本願明細書において、提供される治療的な方法は
、既存のWT1提携の病気を治療するために用いてもよいかまたは病気から自由
である、または、WT1発現とまだ関連しない病気に悩む患者のこの種の病気の
開始を防ぐかまたは遅延させるために用いてもよい。
【0254】 ここで使用しているように、WT1発現を有する病気は、細胞を病気にかから
せた(例えば、(腫瘍細胞)いくつかで病気のコースの間の時間が同じ組織の通
常の細胞より高いWT1ペプチドの検出可能なレベルを生成すること。悪性の病
気を有するWT1発現連合は、WT1が腫瘍に存在することを必要としない。た
とえば、WT1の過剰発現は腫瘍の開始と関係していることができる、しかし、
タンパク質発現はその後消失できる。あるいは、増加するWT1発現によって、
特徴づけられる病気に、WT1発現の増加によって、特徴づけられない悪性の病
気は、最近の時間に、進行できる。したがって、いかなる悪意を抱く人も、病気
にかかった細胞が前はいずれを表したかについて、病気にかからせる現在明白な
、または、その後WT1の増加するレベルを表す思われるWT1発現を有するb
eassociatedに考慮する。特定の実施態様の範囲内で、本願明細書に
おいて、提供される療法が危険を苦しめられるかまたは考慮される患者に与えら
れること、悪性の中皮腫。
【0255】 免疫治療は様々な技術のいずれでも使用して実行されることができる。そこに
おいて、本願明細書において、提供される合成物または細胞は患者からWT1−
表している細胞を除去するように機能する。
【0256】 この種の除去は、WT1のための忍耐強い特性またはWT1を表している細胞
の免疫反応を強化するかまたは誘発することの結果として、起こることができる
。 あるいは、WTl−表している細胞を、除去できる前の活発な(e。自己の骨髄
、周辺の血液または骨髄または周辺の血液の断片の処理によって、g.)。骨髄
または周辺の血液の分数は、従来技術において、いかなる標準の技術も使用して
得られることが可能である。
【0257】 この種の方法の範囲内で、製薬組成物およびワクチンは、患者に与えられるこ
とが可能である。ここで使用しているように、いかなる温血の動物(好ましくは
人間)にも対するapatientrefers。患者は、悪性の病気に悩むこ
とができるかまたは悩むことができない。したがって、上記の製薬組成物および
ワクチンは、病気(予防して、すなわち)の開始を防ぐかまたは病気で苦しめら
れる患者を扱うために用いてもよい(e。既存の病気の進行および/または転移
を防ぐかまたは遅延させるために、g.)。病気で苦しめられる患者は、最小の
残された病気にかかっていることができる(例えば、(手術放射線療法および/
または化学療法の後、腫瘍重荷の減少に続いている完全であるか部分的な鎮静ま
たはガン患者の白血病患者の低い腫瘍重荷)。この種の患者は、後戻り(すなわ
ちは、防ぐかまたは後戻りを遅延させるかまたは後戻りの厳しさを減少させる)
を禁止するために免疫にされることができる。
【0258】 特定の好適な実施例の範囲内で、患者は悪性の中皮腫に悩む。他のWT1提携
の状況は、白血病を含む(例えば、AML、CML、すべてのものまたは幼年期
ALL)脊髄形成異常な症候群(MDS)、そして、ガン(例えば、(胃腸内の
)肺、甲状腺の胸ガンまたは黒色腫)ガンまたは白血病がWT1肯定(すなわち
は、detectablyに反対のWTI抗体(本願明細書において、記載され
ているように、そのことは本願明細書において、備えるかまたはRT−PCRT
Mによって、検出可能なレベルでWT1 mRNAを表す)とともに化学反応す
る)(WTl−表している細胞に向けられるautoimmune病と同様に)
である所で。
【0259】 サトウその他(2000)にて説明したように、WT1過剰発現と関連する他
の病気は、腎臓ガン(例えば腎臓の細胞癌またはWilms腫瘍)を含む、そし
て、キャンベルその他(1998);そして、Aminその他にて説明したよう
に、中皮腫(1995)。ハラダほか(1999)は、WT1遺伝子発現を人間
の睾丸の性細胞腫瘍に記載する。Nonomuraその他Hinyokika(
1999)は、睾丸のガンに特有の遺伝子のポリメラーゼ連鎖反応を使用してい
る睾丸のガンの分子の上演を記載する。清水ほか(2000)は、上皮卵巣の腫
瘍のウィルムス腫遺伝子(WT1)の免疫組織化学の探知を記載する。
【0260】 WT1過剰発現は、また、Baroud、その他によって、癒着性な小さい丸
い細胞腫瘍(2000)に記載されていた。神経膠芽腫および他のガンのWT1
過剰発現はMenssenその他により記載されていた。そして、肺ガン、腸ガ
ンおよび神経膠芽腫細胞系の発現が最近匹敵したウィルムス腫遺伝子(WT1)
は腫瘍標本を分離した(2000)。バーキットリンパ腫およびnasopha
ryngealなガン、Spinsantiほか、2000(通常で悪性の人間
のBリンパ球によるウィルムス腫遺伝子発現)のような、過剰発現がEBVを含
むことをWT1に明らかにしている他の病気は病気と関連した。」、パンその他
(2000)は、白血病または脊髄形成異常な症候群をもつ患者からの周辺の血
液mononuclear細胞の試験管内のIL−12の処理を記載して、細胞
毒性およびWT1遺伝子発現の減少の増加を報告した。Patmasiriwa
tその他(1999)は、脊髄形成異常な症候群および急性の白血病のWT1お
よびGATA1発現を報告した。タマキその他(1999)は、Wilms腫瘍
遺伝子WT1が脊髄形成異常な症候群の病気進行の診断のための良い目印である
と報告した。Ojiその他において、堅実な腫瘍のWilms腫瘍遺伝子WT1
および腫瘍細胞成長とのその関係の現れは、胃ガン、腸ガン、肺ガン、乳ガン細
胞系、性細胞腫瘍細胞系、卵巣のガン、子宮ガン、甲状腺のガン細胞系、hep
atocellular癌に関して議論された。(1999)。
【0261】 本願明細書において、提供される組成物が、従来の治療的な摂生(例えば手術
、照射、化学療法および/または骨髄移植(自家組織であるか、同系であるか、
異系であるか無関係な)と協力して、か単独で使うことができる。更に詳細に下
で議論されるように、本願明細書において、提供されて、エージェントおよびT
細胞を結合することは自己の幹細胞を一掃するために使用されることができる。
たとえば、清まっているそのようなものは、血液またはそれの構成要素の骨髄移
植または輸血の前に有益でもよい。結合するエージェント、T細胞、抗原−示し
ている細胞(APC)および本願明細書において、提供される組成物が、更にv
itroの自家組織であるか、異系であるか、同系であるか無関係なWT1−特
定の(または雷管取付け)T細胞を拡張して、刺激するために使われることがで
きておよび/または生体内である。たとえば、この種のWT1に特有のT細胞が
、提供者リンパ球注入の範囲内で使うことができる。
【0262】 管理(投薬と同様に)のルートおよび周波数は、個人から個人まで変化して、
標準の技術を使用して、直ちに確立されることができる。一般に、製薬組成物お
よびワクチンは注入により投与されることができる(e。筋内であるか、静脈で
あるか皮下のg(taneousなintracu)、鼻腔内に(e。呼吸によ
って、g.)、または、口で。若干の腫瘍において、製薬組成物またはワクチン
は、局所的に投与されることができる(rectocoloscopy、胃鏡検
査、videoendoscopy、血管造影法または他の方法によって、たと
えば、公知技術の)。
【0263】 好ましくは、1および10との間に服用は、52週期間にわたって管理される
ことができる。好ましくは、1ヵ月の間隔で、6つの服用は管理される。そして
、ブースタ予防接種は周期的にその後で、与えられることが可能である。交互の
プロトコルは、個々の患者に適当でもよい。適切な服用は、上記の通りに管理さ
れるときに、少なくとも基礎の、すなわち、処理されていないレベルより上の1
0−50%である抗腫瘍の免疫反応を進めることができる合成物の量である。こ
の種の反応は、患者の抗腫瘍の抗体を測ることによって、またはvitroの患
者の腫瘍細胞を殺すことができる細胞融解効果器細胞のワクチンの依存している
生成によって、モニタされることができる。この種のワクチンは、また、改良さ
れた臨床結果に至る免疫反応が生じることができなければならない(例えば、よ
り頻繁な完全であるか部分的な鎮静またはより長い病気のないおよび/または全
体的な生存)非予防注射をされた患者と比較した予防注射をされた患者の。一般
に一つ以上のペプチドから成る製薬組成物およびワクチンのために、服用に存在
する各々のペプチドの量は、約100llgから5mgまで変動する。適切な服
用サイズは、患者の大きさによって、変化するが、約0から概して変動する。約
5mLに対する1mL。
【0264】 一般に、適当な投薬および処理摂生は、治療的なおよび/または予防の利点を
提供するのに十分な量の活性合成物を提供する。
【0265】 この種の反応は、改良された臨床結果を確立することによって、モニタされる
ことができる(例えば、より頻繁な完全であるか部分的な鎮静またはより長い病
気のないおよび/または全体的な生存)非扱われた患者と比較した扱われた患者
の。一般にWT1に免疫反応より先に存在することの増加は、利用された臨床結
果と相関する。この種の免疫反応は標準の増殖、細胞毒性またはサイトカイン分
析評価を使用して、一般に評価されることができる。そして、それは処理の前後
で患者から得られるサンプルを使用して実行されることができる。
【0266】 更なる態様の範囲内で、WT1発現と関連する悪性の病気の発達を禁止する方
法は、上記の通りに、WT1ペプチドまたはWT1−表しているAPCに応答し
て活性化された自家組織のT細胞の管理を含む。
【0267】 この種のT細胞は、CD4’および/またはCD8であってもよい』、そして
、上記の通りに増殖できる。T細胞は、悪性の病気の発達を禁止するのに効果的
な量の個人に与えられることが可能である。一般的に、約1は、細胞/M’ar
eが静脈内に、内腔に管理した1つのx 10Tにまたは切除された腫瘍の台に
おいて、109に×印を付ける。細胞の数および管理の周波数が患者の反応次第
であることは、当業者に明らかである。
【0268】 特定の実施態様の範囲内で、T細胞は自家組織の骨髄移植の前に刺激されるこ
とができる。この種の刺激は、活発にまたは試験管内で場所を取り入れることが
できる。試験管内の刺激、骨髄および/または周辺機器のために患者から得られ
る血液(または骨髄または周辺の血液の一部分)は、WT1ペプチド、WT1ペ
プチドをコード化しているポリヌクレオチドおよび/または状況の下でWT1ペ
プチドを表すAPCにより連絡されることができて、しばらく、上記の通りにT
細胞の刺激を許可するのに十分である。骨髄、周辺の血液幹細胞および/または
WT1に特有のT細胞は、それから標準の技術を使用している患者に与えられる
ことが可能である。
【0269】 関連した実施態様の範囲内で、関連したか無関係な提供者のT細胞は、同系で
あるか異系な(関するか無関係な)骨髄移植の前に刺激されることができる。
【0270】 この種の刺激は、活発にまたは試験管内で場所を取り入れることができる。試
験管内の刺激のために、骨髄および/または関連したか無関係な提供者から得ら
れた周辺の血液(または骨髄または周辺の血液の一部分)は、WT1ペプチド、
WT1ポリヌクレオチドおよび/または状況の下でWT1ペプチドを表すAPC
により連絡されることができて、しばらく、上記の通りにT細胞の刺激を許可す
るのに十分である。骨髄、周辺の血液幹細胞および/またはWT1に特有のT細
胞は、それから標準の技術を使用している患者に与えられることが可能である。
【0271】 他の実施態様の範囲内でWT1に特有のT細胞本願明細書において、記載する
自己の骨髄、周辺の血液または骨髄または周辺の血液の一部分からWT1を表し
ている細胞を除去するために用いあることができる(例えば、患者の管理より前
のCD34+豊かにされた周辺の血液、PB)。この種の方法は、状況の下でこ
の種のT細胞を有する骨髄またはPBに連絡することにより実行されることがで
きて、しばらく、骨髄または周辺の血液のmyeloidまたはリンパ管細胞の
総数の中で、10%未満、好ましくは5%未満および好ましくは、1%未満まで
WT1−表している細胞の減少を許可するのに十分である。この種の細胞が除去
された範囲は、標準の方法(例えば質的で量的PCRTM分析、形態学、免疫組
織化学およびFACS分析)によって、直ちに決定されることができる。骨髄ま
たはPB(またはそれの一部分)は、それから標準の技術を使用している患者に
与えられることが可能である。
【0272】 (4.9 WT1−特異的疾患の診断法および予後) 本発明が更にWT1発現と関連する悪性の病気を検出するための、そして、免
疫の効果またはこの種の病気の治療をモニタするための方法に提供する。WT1
タンパク質に固有な免疫反応が悪性の中皮腫を含むこの種の病気で苦しめられる
患者に認められることが可能である本発明の範囲内で、この種の方法は開示手続
に基づく、そして、この種の免疫反応を強化するその方法は防止的であるか治療
的な利点を提供できる。本願明細書において、提供される診断上の方法は、これ
らの病気の早期発見を提供することができて、危険にさらされたとみなされる患
者の高いスループット・スクリーニングを許可できる。たとえば、この種の患者
はアスベスト露出の中で疑われる個人を含む。そして、それは悪性の中皮腫の発
達のために危険にさらされていてもよい。
【0273】 WT1発現と関連する悪性の病気の有無を決定するために、患者はWT1に固
有なT細胞のレベルを見つけるため検査されることができる。特定の方法の範囲
内で、患者から分離されるCD4’and/or CD8’T細胞から成る生物
学的サンプルはWT1ペプチド(WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレ
オチドおよび/またはWT1ペプチドを表すAPC)により培養される。そして
、本願明細書において、記載されているように、T細胞の特定の起動の有無は検
出される。適切な生物学的サンプルは、単離されたT細胞を含むが、これに限定
されるものではない。たとえば、T細胞はルーチン技術(例えば周辺の血液リン
パ球のFicoll/Hypaque密度勾配遠心分離によって、)によって、
患者から分離されることができる。
【0274】 T細胞は、WT1ペプチドを有する37のCで2−9つの日(概して4日)の
間のvitroにおいて、培養されることができる(例えば、(5−25のll
g/ml)。制御として役立つためにWT1ペプチドがない場合、T細胞サンプ
ルの他の約数を培養することは、望ましくてもよい。CD4+ T細胞のために
、起動はT細胞の増殖を評価することによって、好ましくは検出される。CD8
+ T細胞のために、起動は細胞融解活動を評価することによって、好ましくは
検出される。少なくとも2倍より大きい増殖および/または1レベルの少なくと
も20%、病気のない患者の大きい細胞融解活動のレベルは、WT1発現と関連
する悪性の病気の存在を示す。
【0275】 更なる相互関係は作られることが可能である。そして、方法を、増殖および/
または細胞融解活動のレベルおよび療法への予測された反応との間に、公知技術
に扱う。事項(より高い抗体を表示する患者)において、増殖的なおよび/また
は溶解な反応は、療法へのより大きい反応を示すと思われることができる。
【0276】 他の方法の範囲内で、患者から得られる生物学的サンプルは、WT1に固有な
抗体のレベルを見つけるため検査される。生物学的サンプルは、WT1ペプチド
、WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチドおよび/または状況の下
でWT1ペプチドを表すAPCにより培養されて、しばらく、形成する免疫複合
体を許すのに十分である。WT1ペプチドの間で形成される免疫複合体および具
体的には、WTlペプチドに縛る生物学的サンプルの抗体は、それから検出され
る。この種の方法の範囲内の使用のための生物学的サンプルは、抗体を含むと思
われる患者から得られるいかなるサンプルでもあってもよい。
【0277】 適切な生物学的サンプルは、血液、血清、腹水、骨髄、肋膜の流出および脳脊
髄液を含む。
【0278】 生物学的サンプルは、条件の反応混合のWT1ペプチドにより培養されて、し
ばらく、ペプチド間の形式およびWT1に固有な抗体に免疫複合体を許可するの
に十分である。たとえば、生物学的サンプルおよびWT1ペプチドは、24−4
8の時間の間の4Cで培養されることができる。
【0279】 インキュベーションに続いて、反応混合は、免疫複合体の存在用に試験される
。WT1ペプチドの間で形成される免疫複合体の発見および生物学的サンプルに
存在する抗体は、様々な周知の技術(例えば標識免疫検定法、RIA)および酵
素連結された免疫吸着剤分析評価、ELISAによって、完成していてもよい。
適切な分析評価は、公知技術で、十二分に科学的で特許文学、ハーローおよびL
ane、1988に記載されている。使うことができる分析評価は、二重のモノ
クロナール抗体サンドイッチ免疫測定技術(米国特許番号4、376、110)
を含むが、これに限定されるものではない;monoclonal−polyc
lonalな抗体サンドイッチ分析評価、広いほか、1970;「西のblot
method(米国特許番号4、452、901);ラベルをつけられたリガン
ド、茶色のほか、1980の免疫沈降;酵素にリンクされた免疫吸着剤分析評価
、レインズおよびロス、1982;蛍光色素、ブルックスほか、1980の使用
を含むimmunocytochemicalな技術;そして、活動、ボーエン
−法王ほか、1984の中立化。他の免疫測定は、米国Patent数字3、8
17、827に記載されているそれらを含むが、これに限定されるものではない
;3, 850, 752 ;3, 901, 654 ;3, 935, 0
74 ;3, 984, 533 ;3, 996,345 ;4, 034,
074 ;そして、4、098、876。
【0280】 発見目的のための、ペプチドがそうすることができるWT1もラベルをつけら
れるかまたはラベルのない。
【0281】 ラベルのないWT1ペプチドが、接着分析評価において、または免疫複合体に
縛るラベルをつけられた発見試薬と協力して使うことができる(例えば、(抗免
疫グロブリン)タンパク質G、プロテインAまたはレクチン、そして、第2の抗
体または抗原−結合それの、具体的には、WT1ペプチドに縛る抗体に縛ること
ができる断片)。WT1ペプチドがラベルをつけられる場合、リポータ・グルー
プは公知技術のいかなる適切なリポータ・グループでもあってもよい。そして、
放射性同位元素、蛍光性のグループ、発光のグループ、酵素、ビオチンおよび染
料分子を含む。
【0282】 特定の分析評価の範囲内で、ラベルのないWT1ペプチドは、強力なサポート
に固定される。固体の支持体は、ペプチドが取り付けられることが可能である技
術の通常の技術のそれらにとって公知のいかなる材料でもあってもよい。たとえ
ば、固体の支持体は、よくマイクロータイタープレートまたはニトロセルロース
の試験または他の適切な膜であってもよい。あるいは、サポートはビーズまたは
ディスク(例えばガラス、ファイバーグラス、ラテックスまたはプラスチック材
料(例えばポリスチレンまたはpolyvinylchloride)であって
もよい。支持体は、また、磁気分子または、たとえば、米国特許番号5、359
、681において、開示されるそれらのような、ファイバー・オプティックスの
センサであってもよい。ペプチドは従来技術において、技術のそれらにとって公
知の様々な技術を使用している強力なサポートに固定されることができる。そし
て、それは十二分に特許および科学的な文学に記載されている。本発明、両方の
noncovalentな関連に対するtermimmobilization
refers、例えば吸着および共有結合付着のコンテキストの(抗原間の直接
の結合であってもよい、そして。汎関数が、サポートに集まるかまたはクロス連
結しているエージェントを経由してリンクであってもよい)。
【0283】 マイクロータイタープレートのまたは膜に対するウェルに対する吸着による固
定することは、好まれる。そのような場合、吸着は、時間の適切な量の強力なサ
ポートについては、適切なバッファにおいて、WT1ペプチドに連絡することに
より達成されることができる。接触時間は、温度によって、変化するが、概して
約1時間および約1日の間にある。一般に約10の水差しに、そして、好ましく
は約1つのuに対する100ngについて約10ngから変動しているペプチド
の量を有するプラスチックマイクロータイタープレート(例えばポリスチレンま
たはpolyvinylchloride)の源に連絡する。gは、ペプチドの
適切な量を固定するのに十分である。
【0284】 固定することに続いて、サポート上の残留するタンパク質結合サイトは、概し
て抑止される。技術(例えばウシ血清アルブミン、Tween 20TM(シグ
マChemical社、セントルイス、MO)の通常の技術のそれらにとって公
知のいかなる適切なブロッキング・エージェントも通常のヤギ血清(NGS)を
熱不活化した、または、BLOTTO(また、防腐剤、塩および消泡剤を含む脂
肪を含まない粉ミルクの溶液を緩衝した)が使うことができる。サポートは、そ
れから特定の抗体を含むことで疑われる生物学的サンプルにより培養される。
【0285】 きちんとしたサンプルを、適用できる、または、よりしばしば、抗体間の平衡
で達成されるそれの約95%である結合を成し遂げるのが薄められることが可能
である通常少ない量を含む緩衝された溶液の(0.1%−5.0重量部)タンパ
ク質(例えばBSA、NGSまたはBLOTTO.)の一般に、適当な接触時間
、すなわち、インキュベーション時間は、具体的には、この種の抗体を含んでい
るサンプルの範囲内で、WT1を結合する抗体の存在を検出するのに十分である
期間である。好ましくは、接触時間は、1レベルの少なくとも縛られて解放され
ることが、で十分ある。通常の技術のそれらは、平衡を成し遂げるのに必要な時
間が期間にわたって起こる結合のレベルを分析することによって、直ちに決定さ
れることができると従来技術において、認識する。室温で、約30分のインキュ
ベーション時間は、一般に充分である。
【0286】 解放されたサンプルは、それから適当なバッファ(例えば0を含んでいるPB
S)を有する強力なサポートを洗うことにより除去されることができる。1%の
Tween 20。免疫複合体に縛る。そして、リポータ・グループから成る発
見試薬は、それから加えられることが可能である。発見試薬は、縛られた抗体を
検出するのに十分な時間の量のためのimmunocomplexにより培養さ
れる。時間の適当な量は、期間にわたって起こる結合のレベルを分析することに
よって、一般に決定されることができる。解放された発見試薬はそれから除去さ
れる。そして、縛られた発見試薬はリポータ・グループを使用して検出される。
リポータ・グループを検出するために使用される方法は、リポータ・グループの
性質に依存する。放射性のグループのために、計数している火花またはauto
radiographicな方法は、一般に適当である。分光器の方法は、染料
、発光のグループおよび蛍光性のグループを検出するために用いてもよい。ビオ
チンはアビディンを使用して検出されることができる。そして、異なるリポータ
・グループ(共通に放射性であるか蛍光性のグループまたは酵素)に連結する。
酵素リポータ・グループ(例えば、セイヨウワサビ・ペルオキシダーゼ、ベータ
−ガラクトシダーゼ、アルカリホスファターゼ、そして、ブドウ糖オキシダーゼ
)基板(一般に特定の期間の間の)(反応製品の分光器であるか他の分析が続く
)の追加によって、一般に検出できる。使用される特定の方法に関係なく、1レ
ベルの背景(すなわち、レベルが病気のない個人から得られる生物学的サンプル
のために、観察した)が悪性の病気の存在を示すより、少なくとも2倍大きい縛
られた発見試薬は、WT1発現と関連した。
【0287】 一般に、免疫または療法の効果をモニタする方法は、監視変化を抗体のレベル
または患者のWT1に固有なT細胞に関係させる。抗体レベルがモニタされる方
法は、ステップを含むことができる:第1の生物学的サンプル(インキュベーシ
ョンが状況の下で実行されて、しばらく、形成する免疫複合体を許すのに十分で
あるWT1ペプチドについては、療法または免疫の前に患者から得られる)を培
養している(a);WT1ペプチドの間で形成される検出(b)免疫複合体およ
び生物学的サンプルの抗体は、WT1ペプチドに非常に特に縛る;ステップ(a
)を繰り返していて、忍耐強い以下の療法または免疫からとられる第2の生物学
的サンプルを使用している(b)(c);そして、免疫複合体の数を比較するこ
とは、第1および第2の生物学的サンプルにおいて、検出した。(d)あるいは
、WT1ペプチドをコード化しているポリヌクレオチドまたはWT1ペプチドを
表しているAPCは、WT1ペプチドの代わりに使用されることができる。 この種の方法の範囲内で、ポリヌクレオチドによって、コード化されるかまたは
生物学的サンプルのAPCおよび抗体により表されるWT1ペプチド間の免疫複
合体は、検出される。
【0288】 T細胞起動および/またはWT1特定の先駆者の数がモニタされる方法は、ス
テップを含むことができる:CD4+および/またはCD8+細胞から成る第1
の生物学的サンプルを培養している(a)(e。g、骨髄、周辺の血液またはそ
れの一部分、療法または免疫の前に患者から得られて)、WT1ペプチドについ
ては、そこにおいて、インキュベーションは状況の下で実行されて、しばらく、
特定の起動、増殖および/またはT細胞の渙散を許すのに十分である;(b)検
出起動、増殖および/またはT細胞の渙散の量;ステップ(a)を繰り返してい
て、生物学的な第二を使用している(b)(c)は、CD4’and/or C
D8’T細胞から成るサンプルをとる。そして、療法に従っている同じ患者また
は免疫からする;そして、(d)比較起動、増殖および/または第1および第2
の生物学的サンプルのT細胞の渙散の量。あるいは、WT1ペプチドをコード化
しているポリヌクレオチドまたはWT1ペプチドを表しているAPCは、WT1
ペプチドの代わりに使用されることができる。
【0289】 この種の方法の範囲内の使用のための生物学的サンプルは、抗体、CD4+
T細胞および/またはCD8 T細胞を含むと思われる患者から得られるいかな
るサンプルでもあってもよい。 適切な生物学的サンプルは、血液、血清、腹水、骨髄、肋膜の流出および脳脊髄
液を含む。第1の生物学的サンプルは、療法の開始または療法または予防接種制
度による免疫または一部方法の前に得られることが可能である。以下の追加の療
法または免疫以外の、第2の生物学的サンプルは、一度に類似した方法で得られ
なければならない。生物学的サンプルが完成で得られることが可能である第二ま
たは終わった一部方法(療法または免疫)は、少なくとも、一部の療法または免
疫が第1および第2の生物学的サンプルの隔離の間で起こると定めた。
【0290】 両方のサンプルのためのインキュベーションおよび発見ステップは、上記の通
りに一般に実行されることができる。第1のサンプルと関連する第2のサンプル
のimmu mocomplexesの数の統計学的に重大な増加は、成功した
療法または免疫を反映する。
【0291】 (4.10薬学的処方物および組成物の投与) 1つの特定の実施態様(細胞または動物の管理の薬学的に受け入れられる解答
において、本願明細書において、開示されるポリヌクレオチド組成物のうちの1
つ以上の本発明懸念処方物)のまたは制癌性の療法の一つ以上の他の様相と協力
した処方物。
【0292】 それは、また、理解される、必要に応じて、核酸部分、RNAまたはDNA組
成物が、本願明細書において、eとしてよく(例えば)他のエージェントと協力
して管理されることができることを明らかにした。g.、タンパク質またはペプ
チド、または、さまざまな薬学的に作動中のエージェント。組成物が本願明細書
において、開示される遺伝子の発現構造物のうちの少なくとも1つから成る限り
、また、含まれることができる他の構成要素、追加のエージェントによって、目
標細胞との接触に重大な副作用が生じない既知の事実またはホスト組織に対する
制限が実質的にない。
【0293】 RNA−またはDNA−誘導された組成物は、このように特定の例において、
必要に応じてさまざまな他のエージェントとともに届けられることが可能である
。本願明細書において、記載されているように、この種のRNAまたはDNA組
成物は宿主細胞または他の生物学的ソースから精製されることができるかまたは
代わりに化学的に合成されることができる。同様に、この種の組成物は、置換さ
れるかderivatizedされたRNAまたはDNA組成物から成ることが
できる。この種の組成物は、一つ以上の治療的な遺伝子構造物(一人の)を含む
ことができるかまたは一つ以上と協力してペプチドか核酸置換分として働く派生
物および/または他の制癌性の治療学を修正した。
【0294】 薬学的に受け入れられる賦形剤の処方およびキャリア溶液は、従来技術におい
て、技術のそれらに周知である。そして、そのことは本願明細書において、eを
含む様々な処理摂生に記載されている特定の組成物を使用するための適切な一回
分を盛っているおよび処理摂生の開発である。g.(口頭試問)静脈の、鼻腔内
の、経皮な、intraprostaticな、intratumoralなお
よび/または筋内の管理、そして、処方物。
【0295】 (4.10.1 注射可能送達) 例えば、本願明細書において、開示される製薬組成物は、米国特許5、543
、158、米国特許5、641、515および米国特許5、399、363(各
々特に本願明細書に引用したものとする完全に)にて説明したように、静脈内に
、筋肉内に、にまたは腹膜内にさえ非経口的に管理されることができる。 フリーベースまたは薬理学的に受け入れられる塩としての活性合成物の溶液は、
界面活性剤(例えばヒドロキシプロピルセルロース)を最適に混ぜ合わせられる
水において、準備されることができる。分散は、また、それについてグリセロー
ル、液体ポリエチレングリコールおよび混合において、そして、油において、準
備されることができる。倉庫および使用の通常の状態の下で、これらの準備は、
微生物の成長を防ぐために防腐剤を含む。
【0296】 注射可能な使用に適している製薬形式は、不毛な水溶液または分散を含む、そ
して、不毛な注射可能な溶液または分散(特に本願明細書に引用したものとする
米国特許5、466(468)完全に)の即座の準備のための不毛な粉。全ての
ケースにおいて、書式は不毛でなければならなくて、簡単なsyringabi
lityが存在するというほどに対する体液でなければならない。それは、製造
および倉庫の条件の下で安定していなければならなくて、微生物(例えばバクテ
リアおよび真菌)の動作を汚染することに対して保存されなければならない。
【0297】 キャリアは、たとえば、水、エタノール、多価アルコールを含んでいる溶媒ま
たは分散媒体でありえる(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、そし
て、液体のポリエチレングリコール、など)(それの適切な混合)および/また
は植物油。たとえば、適当な流動性は、分散の場合必須の分子サイズのメンテナ
ンスによるコーティング(例えばレシチン)の使用によって、そして、界面活性
剤の使用により維持されることができる。微生物の動作の防止は、さまざまな抗
菌性のad抗真菌薬エージェント(たとえばパラベン、クロロブタノール、フェ
ノール、ソルビン酸、チメロサール、など)によって、もたらされることができ
る。多くの場合、等張のエージェント(たとえば糖または塩化ナトリウム)を含
むことが、好ましい。注射可能な組成物の長くなる吸収は、吸収(たとえばモノ
ステアレート、アルミニウムおよびゼラチン)を遅延させているエージェントの
組成物の使用によって、もたらされることができる。
【0298】 水溶液の非経口の管理のために、たとえば、溶液は必要に応じて最適に緩衝さ
れなければならない、そして、流動希釈剤によって、最初に塩水湖またはブドウ
糖が十分によって、等張になった。これらの特定の水溶液は、特に静脈で、筋内
で、皮下で腹膜内の管理に適している。この点について、使用されることができ
る不毛な水のメディアは、現在の開示を考慮して技術の技術のそれらにとって公
知である。たとえば、1つの投薬は、1mlの等張のNaCI解答に溶かされる
ことができるか、1000mlの皮下注射療法流体に加えられることが可能であ
るか注入(実施例、フーバー、1975のために見える)の提案されたサイトで
吹き込まれることができる。投薬における若干の変化は、処理されている主題の
状態に従い、必然的に起こる。管理に対して責任がある人は、いずれにしても、
個々の主題のための適切な服用を決定する。
【0299】 さらに、人間の管理のために、準備はBiologics標準のFDAによっ
て、必要に応じて不毛、発熱性および一般的な安全および純度標準を満たさなけ
ればならない。
【0300】 不毛な注射可能な溶液は遺伝子治療構造物を、必要に応じて、上で列挙される
他の成分のいくつかを有する適当な溶媒の必須の量に取り入れることにより準備
されることができる。そして、フィルターを通した殺菌が続く。通常、分散はそ
れらからさまざまな殺菌された活性成分を基本的分散媒体を含む不毛なビヒクル
および必須の他の成分に組み込むことにより準備される。列挙する。不毛な注射
可能な溶液の準備のための不毛な粉の場合、準備の好適な方法は、それの以前に
不毛な濾過された溶液から、活性成分さらにいかなる追加の所望の成分もの粉を
生む技術をvacuum−dryingしていて、凍結乾燥にしている。
【0301】 本願明細書において、開示される組成物は、中立であるか塩気がある形式にお
いて、処方物されることができる。
【0302】 薬学的に受け入れられる塩は、加算が加塩する。そして、酢に、蓚酸に、酒石
酸に、mandelicな様に、たとえば、塩化水素であるかリン酸またはこの
種の有機酸のような無機酸が形成されている酸を含む、そして、ような。自由な
カルボキシル基が形成される塩は、また、有機質の無機主成分(例えばナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、カルシウムまたは水酸化鉄(III)、その他)
に由来できるイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ヒスチジン、プロカイン
などとしてベース。処方物に、治療として効果的であるように、溶液は投薬処方
物によって、そして、この種の量において、互換性を持つ方法で管理される。 処方物は、様々な投薬形式(例えば注射可能な溶液、薬リリース・カプセルなど
)において、容易に管理される。
【0303】 ここで使用しているように、任意の、キャリア、そして、全ての溶媒(分散メ
ディア)ビヒクル、コーティング、希釈剤、抗菌性で抗真菌性のエージェント、
等張の吸収遅延エージェント、バッファ、キャリア溶液、サスペンション、コロ
イド、など。製薬活性物質のためのこの種のメディアおよび代理人の利用は、公
知技術である。従前通りのいずれまででもメディアまたはエージェントが活性成
分と非互換であるのを除いて、治療的な組成物のその使用は熟慮される。 補助活性成分は、また、組成物に組み込まれることができる。 (4.10.2 鼻腔内送達) 鼻の溶液またはスプレー(開示されたペプチドおよびポリヌクレオチドのより
多くのうちの1つを有する中皮腫の治療のためのエアゾールまたは吸入器さえ)
を使用できる。鼻の溶液は、通常低下またはスプレーの鼻の通路の管理のために
設計される水溶液である。それらが多くの点で鼻の分泌と同様であるために、鼻
の溶液は準備される。その結果、通常のまつげの動作は維持される。このように
、水の鼻の溶液は、通常等張で、pHを維持するために僅かに緩衝されるの約5
から。約6に対する5。5.必要な場合、眼の準備および適当な薬において、使
用するそれらと同様の加算(抗菌性防腐剤)において、スタビライザは処方物に
含まれることができる。さまざまな商用の鼻の準備は、公知である。
【0304】 吸入および吸入器は、患者の呼吸の木に、薬または合成物を届けるために設計
される製薬準備である。蒸気または霧は、管理されて、しばしば気管支で鼻の混
雑の徴候から救われることを与えるために、影響を受ける領域に着く。
【0305】 しかし、このルートは、また、体循環にエージェントを分配するために使用さ
れることができる。
【0306】 吸入は、鼻であるか口の呼吸のルートにより管理されることができる。霧が細
気管支に着くために、液滴が大きさにおいて、十分に素晴らしくて均一な場合、
吸入溶液の管理は効果的なだけである。
【0307】 製品(また、吸入として公知で、時々吸入と呼ばれている)の他のグループは
、溶液または液化されたガス推進体の薬の中止を保つ速達郵便システム(例えば
製薬エアゾール)の使用によって、呼吸の通路に運び込まれる細かく粉にされる
か流動薬から成る。適切な弁および口のアダプタでリリースされる、メーターで
測る吸入のする患者の呼吸の地域に推進する。
【0308】 分子サイズは、この種の準備の管理において、重要である。肺の空洞への浸透
のための最適の分子サイズが約0の命令の中であると報告された。約7つのjj
. mに対する5。素晴らしい霧が、有利であるとみなされて、加圧されたエア
ゾールおよびそれゆえに、それらの使用によって、中で生じる。
【0309】 (4. 10.3 リポソーム、ナノカプセル、およびミクロ粒子媒介送達) 特定の実施態様では、適切な宿主細胞への本発明のポリヌクレオチド組成物の
はじめにのために、発明者はリポソーム、ナノカプセル、およびミクロ粒子媒介
送達、ミクロスフェア、脂質分子、小嚢、などの使用を熟慮する。特に、本発明
のポリヌクレオチド組成物は、交付のためにも処方物されることができる脂質分
子、リポソーム、小嚢、ナノスフェアまたはナノ粒子のカプセル化する等。
【0310】 この種の処方物は、本願明細書において、開示される核酸の薬学的に受け入れ
られる処方物のはじめにのために好まれることができる。形成、そして、リポソ
ームの用途技術の従来技術において、それらに一般に公知である(実施例、Co
uvreurその他のために見る、1977;Couvreur(1988);
Lasic(1998);それは、細胞内バクテリアの伝染病および病気の目標
とされた抗生治療のリポソームおよびナノカプセルsの使用を記載する)。最近
、リポソームは改良された血清安定性および循環半減期により開発された(Ga
bizonおよびPapahadjopoulos(1988);アレンおよび
Choun(1987);特に本願明細書に引用したものとする完全に米国特許
5、741(516)。リポソームおよび潜在的な薬キャリアとしての準備のよ
うなリポソームの更なる、さまざまな方法は、チェックされた(タカクラ(19
98);Chandranほか(1997);Margalit(1995);
米国特許5、567、434;米国特許5、552、157;米国特許5、56
5、213;米国特許5、738、868、そして、各々特に本願明細書に引用
したものとする完全に米国特許5、795(587)。
【0311】 12セルT細胞サスペンションを含んでいる他の手順、主要な肝細胞培養およ
びPCによって、トランスフェクションに通常抵抗する多くの細胞タイプによっ
て、リポソームがうまく使われた(Renneisenほか(1990);マラ
ーその他、1990)。加えて、リポソームはウィルスのベースの交付システム
を代表するDNA長さ制約から自由である。
【0312】 リポソームが、遺伝子を導くために効果的に使われた薬(ヒースおよびマーテ
ィン(1986);ヒースほか(1986);Balazsovitsほか(1
989);Fresta、そして、Puglisi、1996)、radiot
herapeuticなエージェント、Pikulほか、1987酵素(199
0a、イマイズミほか;イマイズミその他、1990b)、ウイルス、フォーラ
およびボルチモア、1984様々な洗練された細胞系および動物へのコピー要因
およびallostericな効果器、NicolauおよびGersonde
、1979。加えて、リポソームにより媒介される薬交付の効果を調べている成
功した臨床いくつかの痕跡は、完了された(1985a、ロペス−Berest
einほか;1985b;Coune(1988);Sculierその他、1
988)。さらに、いくつかの研究は、リポソームの使用が体系の交付、モリお
よびFukatsu、1992の後、autoimmune反応、毒性または生
殖腺の局地化にかかわらないことを示唆する。
【0313】 リポソームは、水の媒体で分散して、自発的にmultilamellar同
心の二分子層小嚢を形成するリン脂質から形成される(また、multilam
ellar小嚢(MLVs)と呼ばれる。MLVsに通常、25ナノメートルか
ら午前4時まで直径を有する。MLVsの超音波処理は500のAに200の範
囲の直径を有する小さいunilamellar小嚢(SUV)の形成に結果と
してなる。そして、核の水溶液を含む。
【0314】 リポソームは、細胞膜に似ていて、ペプチド組成物のためのキャリアとして本
発明との関係ために、熟慮される。両方のwater−and脂質−可溶な物質
が入り込まれることができるように、それらは広く適切である。i. eに、水
のスペースの、そして、それぞれ、二分子層の範囲内で。薬−関係リポソームが
liposomalな処方物を選択的に修正することによって、活発な代理人の
特定地域向けの出産のために使用されさえすることができることはあり得る。
【0315】 Couvreurその他の教示に加えて(1977;1988)、情報がli
posomalな処方物を生成して利用できる以下。水に対する脂質のモル比率
に従い、ウェーハにおいて、分散するときに、リン脂質はリポソーム以外の様々
な構造を形成できる。低い比率で、リポソームは好適な構造である。リポソーム
の物理的な特徴は、pH、イオン強度および二価陽イオンの存在に依存する。リ
ポソームはイオンで極地の物質に低い透過性を示すことができる、しかし、高架
鉄道で、温度は著しくそれらの透過性を変えるフェーズ移行を経る。フェーズ移
行は、密接に包まれた、命じられた構造(ゲル状態として公知の)から、変化を
含むゆるく包んで、より少ない−構造(流体状態として公知の)を命じる。これ
は、特性フェーズ−転移温度で起こって、イオン、糖および薬に透過性の増加に
結果としてなる。
【0316】 あるいは、本発明は本発明のポリヌクレオチド組成物の薬学的に受け入れられ
るナノカプセル処方物を提供する。ナノカプセルsは、一般に安定して再生可能
な方法の合成物に入り込むことができる(ヘンリー−Michelland e
tal.(1987);Quintanar−ゲレロほか(1998);ダグラ
スその他、1987)。細胞内重合体のオーバーローディングのために副作用を
避けるためにこの種のultrafine分子(約0の大きさを設定した。1j
um)重合体を生体内に等級を下げられることが可能に扱って設計しなければな
らない。これらの必要条件を満たす生物分解可能なpolyalkyl−シアノ
アクリレートnanoparticlesは、本発明およびこの種の分子ために
、熟慮される容易になされる、記載する(Couvreur etal.(19
80);1988 ;zur Muhlenほか(1998);Zambaux
ほか1998;ピント−Alphandryほか、1995、そして、特に本願
明細書に引用したものとする完全に米国特許5、145(684)。事項、いず
れのnanoparticlesも使用している目標セルへのポリヌクレオチド
・ポリヌクレオチド配達の方法またはnanospheresの(シュワッブほ
か(1994);Truong−Leその他、1998)また、特に動物に対す
る。そして、人間特に対する管理のための開示された組成物を処方物することに
役立つために熟慮する。
【0317】 (4.11 治療剤およびキット) 本発明も、WT1に特有の抗体のうちの1つ以上または一つ以上の薬学的に受
け入れられる賦形剤、キャリア、希釈剤、助手および/または投与のための他の
部品で処方物される断片またはWT1から派生したペプチドまたはペプチド変化
を結合している抗原にそれの必要の動物を提供する。開示されたエピトープ、抗
体て抗原結合する断片、断片−符号化ポリヌクレオチドまたは追加の抗癌剤を結
合している抗体または抗原、ポリヌクレオチド、ペプチド、抗原または治療的な
その他が混合する添加物の本願明細書において、開示される特定の組成物および
処方物の処方物において、そして、特に影響を受けた哺乳類の管理のための抗癌
剤または抗中皮腫療法の準備において、使用されることができる。
【0318】 このように、本願明細書において、開示される製薬組成物の管理のための好適
な動物は、哺乳類および特に人間を含む。
【0319】 ペット、家畜または商業上関連した動物の種と共通に考えられる他のいかなる
哺乳類の種と同じくも、他の好適な動物は、霊長類、羊、ヤギ、ウシ、ウマ、ブ
タ、オオカミ、犬およびネコを含む。組成物および処方物は、部分的にまたはか
なり精製されたポリペプチド、ポリヌクレオチドまたは抗体か抗原結合する断片
組成物(一人の)を含むことができる、または、一つ以上の追加の活性成分、抗
癌剤、ワクチン、助手または自然の再結合物ソースから得られることが可能であ
る、または、自然に獲得できてもよい他の治療学と協力して、または、どちらか
、化学的に合成してまたはalternativelyproducedされた
一つ以上のこの種の追加の活性成分をコード化する一つ以上の核酸部分を表して
いる再結合物宿主細胞、キャリア、助手、共同因子または他の治療的な合成物か
らのvizro。
【0320】 (4.12 診断試薬およびキット) 本発明は、更に様々な診断ために、一つ以上のこの種の試薬から成ることはた
とえば含有を示す診断上の試薬およびキットを提供する、ELISAおよびサン
ドウィッチ−タイプ免疫測定のような免疫測定。この種のキットは、それについ
て少なくとも好ましくは第1のペプチドまたは本発明、それの機能の断片または
カクテルの第1の抗体か抗原結合する断片を含むことができる。そして、信号生
成のための手段。キットが使われるときに、キットの構成要素は予め強力なサポ
ートに付属でもよいかまたは強力なサポートの表層に適用されることができる。
信号発生手段は、予め本発明の抗体と関連させるようになることができるかまた
は一つ以上の構成要素との組合せを必要とすることができる。eに、g.(バッ
ファ)antibodyenzyme同根語、酵素基板、使用の前に、等。 キットは、また、追加の試薬を含むことができる。eに、非特異性の結合を固体
のフェーズ表層、洗っている試薬、酵素基板に下げるための試薬を抑止して、g
.など。固体のフェーズ表層が、マイクロータイタープレート、ミクロスフェア
またはタンパク質、ペプチドまたはポリペプチドを固定することに適している他
の材料の形であってもよい。好ましくは、chemiluminescentで
あるかchromogenicな製品の形成またはchemiluminesc
entであるかchromogenicな基板の減少に触媒作用を及ぼす酵素は
、信号発生手段の構成要素である。この種の酵素は、公知技術である。
【0321】 この種のキットは、発見、モニタリングおよび過剰発現によって、特徴づけら
れる状況またはWT1の不適当な現れの診断法に役立つかまたはペプチドおよび
/またはポリペプチドをWT1−由来した。抗体、ペプチド、断片を結合してい
る抗原、ハイブリドーマ、ベクトル、ワクチン、ポリヌクレオチドまたは本願明
細書において、開示される細胞組成物のうちの少なくとも1つから成る本発明の
治療的で診断上のキットは、また、準備されることができる。そして、診断上の
試薬または治療的なエージェントとして組成物を使用するための指示。診断上の
および/または治療的な組成物のどの一つ以上が配置されることができて、好ま
しくは最適に等分されることができるか、この種のキットに用いられるコンテナ
は、概して少なくとも一つの小びん、試験管、フラスコ、ビン、注射器または他
の適切なコンテナから成ることができる。第2の治療的なエージェントがまた、
提供される所で、キットはまた、この第2の診断上のおよび/または治療的な組
成物が配置されることができる第2のはっきりしたコンテナを含むことができる
。あるいは、複数の合成物は、単一の製薬組成物において、準備されることがで
きて、単一のコンテナ手段(例えば小びん、フラスコ、注射器、ビンまたは他の
適切な一つのコンテナ)に詰められることが可能である。本発明のキットはまた
、概して、例えば、商用の販売のための近い制限の小びんを含むための手段を含
む例えば、注入またはブロー成形のプラスチックのコンテナ、所望の小びんはい
ずれに保持される。識別用放射性同位元素、chromogenic、fluo
rigenicまたは検出可能なラベルまたは検出手段の他のタイプがキットの
範囲内で含まれる所で、ラベルをつけている代理人は診断上であるか治療的な組
成物と同じコンテナのどちらでも提供されることができるかまたは代わりにこの
第2の組成物が配置されることができて、最適に等分されることができる第2の
はっきりしたコンテナ手段に置かれることができる。 あるいは、発見試薬およびラベルは単一のコンテナ手段で準備されることができ
る。そして、ほとんどの場合、キットはまた、概して商用の販売および/または
便利な包装および交付のための近い制限の小びんを含むための手段を含む。
【0322】 (4. 13 典型的な定義) 本発明によれば、核酸配列はDNAを含むが、これに限定されるものではない(
含む、そして、ゲノムであるかextragenomicなDNAに制限する)
(遺伝子)、RNA(rRNA、mRNAおよびtRNAを含むがこれに限らず
)、ヌクレオシドおよび適切な核酸部分も自国のソース(化学的に総合される)
から得たペプチド核酸(PNAs)は人を修正するかまたは全体的にあるいは部
分的に一方備えた。
【0323】 一方定義されない限り、本願明細書において、用いられる全ての専門的で科学
的な語は共通に本発明が帰属する技術の当業者によって、理解するのと、同じ意
味を有する。いかなる方法もおよび類似したか本願明細書において、記載されて
いるそれらに等しい組成物が本発明の実行またはテストにおいて、使うことがで
きるにもかかわらず、好適な方法および組成物は本願明細書において、記載され
ている。本発明のために、次の用語は、下で定義される: A,an:長年の特許法的慣習に従って、語「a」および「an」は、本明細
書中(特許請求の範囲を含む)で用いられる場合、「1つ以上を示す」。
【0324】 ペプチドを合成する構造遺伝子またはポリペプチド)によって、経られる翻訳
の組合せ。
【0325】 プロモータ:項は、一般にコピーを管理する核酸配列の領域または領域を記載
したものである。
【0326】 規定する要素:項は、一般にコピーを管理する核酸配列の領域または領域を記
載したものである。
【0327】 構造遺伝子:コード化されたペプチドまたはポリペプチドを生産するために表
される遺伝子または配列領域。
【0328】 変換:外生のポリヌクレオチド・配列を導く方法(例えば、ベクトル、組み換
えDNAまたはRNA分子)その外生の核酸部分が少なくとも第1の染色体に組
み込まれるかまたは変わる宿主細胞の範囲内で自主的な複写ができる宿主細胞ま
たは原形質体に。トランスフェクション、electroporationおよ
び裸の核酸理解は、全く使用する技術の実施例が一つ以上のポリヌクレオチドを
有する宿主細胞を変えると述べる。
【0329】 変わる細胞:核酸補足がその細胞に一つ以上の外生のポリヌクレオチドのはじ
めによって、変えられた宿主細胞。
【0330】 トランスジェニックの細胞:いかなる細胞も、由来するかまたは変わる細胞か
ら再生するかまたはトランスジェニックの細胞からまたは変わるこの種の宿主細
胞のいかなる生成もの後継者または子から生じた。
【0331】 トランスジェニックの動物:動物または後継者、または、それのいかなる世代
もの子、動物のDNAが元々土地の人、野生のタイプ、同じ種のnontran
sgenicな動物に存在しない導かれた外生の核酸分子を含む変わる動物性細
胞に由来する。時々用語transgenic animalandtrans
formed animalhave動物(いずれが一つ以上の外生の核酸部分
を含むために修正されたか、遺伝子の内容)を定義する同義の条件として、従来
技術において、使用する。
【0332】 ベクトル:核酸分子(概してDNA(宿主細胞の複写でおよび/または他の核
酸部分が取付けられた部分の複写をもたらすためにそのようにいずれとして有効
に連結されることができるか能力がある)から成る)。プラスミド、cosmi
dまたはウイルスは、典型的なベクトルである。
【0333】 用語実質的にが、一致する」実質的に相応する,」、本願明細書において、用
いられるまたは実質的に同一は核酸またはアミノ酸配列の特徴を示す。そこにお
いて、選択された核酸またはアミノ酸配列は選択された参照核酸またはアミノ酸
配列と比べて、少なくとも約70または約75パーセントの配列識別を有する。
より一般的に、そして、好ましくは、86、87、88、89、90、91、9
2、93、94または95パーセントの配列識別についての最少で、選択された
配列および参照配列は少なくとも約76、77、78、79、80、81、82
、83、84または85パーセントの配列識別さえ有する。
【0334】 好ましくは、まだ、少なくともより選択された配列間の識別およびそれがあっ
た参照配列が比較した96、97、98または99パーセントの配列について大
きい非常に相応する配列は、しばしば分担する。 配列識別のパーセンテージは、比較される配列の全ての長さ以上算出されること
ができるかまたは合計選ばれた参照配列の約25パーセントほど未満になる小さ
い削除または加算を除外することにより算出されることができる。参照配列は、
より大きい配列(例えば遺伝子または側面を接している配列の部分または染色体
の反復的な部分)のサブセットであってもよい。しかし、2つ以上のポリヌクレ
オチド・配列の配列異体同形の場合、参照配列は、18−25のヌクレオチド(
より概して少なくとも35のヌクレオチドに対する約26)について、そして、
より概して少なくとも40、50、60、70、80、90または100ほどの
ヌクレオチドにさえさえついて少なくとも概して成り立つ。望ましく、どの非常
に相応する断片が要求される、2つの配列間のパーセント識別の範囲は少なくと
も80%について、そして、好ましくは、好ましくは85%についての最少で、
直ちに、従来技術において、技術のそれらに周知の配列比較アルゴリズムの一つ
以上により決定されるように、約90%であるか95%であるかより高いeに例
えば。g.、Pearsonおよびリップマン(1988)により記載されてい
るFASTAプログラム分析。
【0335】 本願明細書において、用いられる用語天然に存在するオブジェクトに適用する
目的が性質において、見つかるという事実に関連する。たとえば、性質のソース
から分離されることができる。そして、研究所の人の手によって、故意に修正さ
れなかった有機体(ウイルスを含むこと)に存在するポリペプチドまたはポリヌ
クレオチド・配列は、自然に起こる。ここで使用しているように、古典的な遺伝
学によると選択的に飼育されることができた齧歯動物の研究所緊張は、自然に起
こっている動物と考えられる。
【0336】 ここで使用しているように、異種は予め定められた参照された遺伝子に関して
配列を定義した。たとえば、構造遺伝子配列に関して、異種なプロモータは、参
照された構造遺伝子に隣接して自然に起こらない、しかし、研究所操作により配
置されるプロモータとして定義される。同様に、異種な遺伝子または核酸部分は
、参照されたプロモータおよび/またはエンハンサ要素に隣接して、自然に起こ
らない遺伝子または部分として定義される。
【0337】 「一つ以上の他の核酸配列と協力してか単独でコピーを活性化するポリヌクレ
オチド・配列に対する転写規定する要素を言う。転写規定する要素は、たとえば
、一つ以上のプロモータ、一つ以上の反応要素、一つ以上の否定の規定する要素
および/または一つ以上のエンハンサを含むことができる。
【0338】 ここで使用しているように、転写部位は、ポリヌクレオチド・配列に結合して
いる認識部位および転写要因または一つ以上のコピー要因の配列に特有の相互作
用の場所であると確認される配列・モティーフを因数に分解する。そして、しば
しば直接のタンパク質−DNA結束という形をとる。一般的に、サイトを結合し
ているコピー要因は、footprintingしているDNA、ゲル可動性シ
フト分析評価、などにより識別されることができておよび/または周知の共通配
列モティーフを基礎としてまたは従来技術において、技術のそれらにとって公知
の他の方法により予測されることができる。
【0339】 ここで使用しているように、2つ以上のポリヌクレオチドの結合または機能の
関係の2つ以上の核酸配列に対するtermoperably linkedr
efers。それが機能の関係に配置される核酸isoperably lin
kedwhen他の核酸配列。たとえば、それが符号化配列のコピーに影響を及
ぼす場合、プロモータまたはエンハンサは使用可能な状態で符号化配列に連結さ
れる。連結されているDNA配列が概して隣接して、必要な場合、2つのタンパ
ク質符号化領域を接合するために、隣接して、読む際に進行する使用可能な状態
で連結された手段。数キロベースによるプロモータおよびintronicな配
列が可変の長さの中であることができて分離されるときに、エンハンサが一般に
機能した時から、しかし、若干のポリヌクレオチド要素は、使用可能な状態で連
結されることができる隣接する。
【0340】 「転写ユニットは、そして、構造遺伝子配列および少なくとも第1の末梢部の
規定する要素の効果的なコピーおよび翻訳のために必要であるいかなる追加のシ
ス・配列と同様にもプロモータおよび/またはエンハンサ要素の制御の下に、使
用可能な状態で配置される構造遺伝子配列の適当な組織に特有で発達上のコピー
のために必要でありえるように効果的な転写のために必要な一つ以上の他のシス
代理の核酸配列に、使用可能な状態で任意に少なくとも少なくとも第1のシス代
理のプロモータ・配列に、使用可能な状態で連結される第1の構造遺伝子から成
るポリヌクレオチド・配列とつながった(例えば、ポリアデニル化サイト、mR
NA配列を制御している安定性、その他)。
【0341】 (5. 実施例) 以下の実施例は、本発明の好適な実施例を示すために含まれる。しかし、技術の
それらは、従来技術において、現在の開示を考慮して、開示される特定の実施態
様において、多くの変化がなされることができると認めなければならなくて、ま
だ行われていなければならないような、または、添付の請求の範囲に記載されて
いる本発明の精神と範囲から逸脱することなく、類似した結果。
【0342】 (5.1 実施例1−悪性の中皮腫患者のWT1特定の抗体の検出) この実施例は、悪性の中皮腫のための目印としてWT1の使用を例示する。
【0343】 (5.1.1.1 組換えタンパク質の精製) タンパク質発現について、人間のWT1全長(アミノ酸1−449)を表して
いるcDNA構造物、N−終点(アミノ酸1−249)およびC−終点(アミノ
酸267449)領域は、修正されたpET28ベクトルにサブクローン化され
た。結果として生じるベクトルに5’Hisタグがあった。そして、符号化領域
(3’ヒスチジンタグが続く)がトロンビンおよびEKサイトによって、続いた
チオレドキシン(Trx)が続いた。TRX−WT1 プロテインのための発現
構造物を含んでいる再結合物BL21 pLysS大腸菌(Stratagen
e、ラ・ホーヤ、CA)、TRXを有するWT1の先端を切った種類の融合タン
パク質は、一晩発達して、イソプロピル−により誘導された(3−D−チオガラ
クトシダーゼ(IPTG)。全てのタンパク質は、同様にふるまって、本質的に
同じプロトコルに従って精製された。細胞は、収穫されて、10mMのTris
pH=8のインキュベーションによって、溶解した。37のCでの完全なプロ
テアーゼ抑制剤タブレット(BoehringerマンハイムBiochemi
cals、インディアナポリス、IN)を有する0は、超音波処理の繰り返され
たラウンドあとに続いた。得られた封入体は、10mMのTris pH=8に
よって、二回洗われた。0/0.5%のCHAPS、そして、pH=8.で10
mMのTrisを含んでいる8Mの尿素の可溶性にする0(バッファA)。タン
パク質は、それからニッケル・ニトリロ三酢酸樹脂(QIAGEN社、バレンシ
ア、CA)の上の金属キレート類似性クロマトグラフィにより精製された。タン
パク質はSDS−PAGEにより分析された、そして、重要なタンパク質を含ん
でいる分数はプールされて、過剰な10mMのTris pH=8に対して、一
晩透析した。0. 透析は、8Mの尿素に持ってこられて、バッファA. タンパク質において、
釣り合わせられる陰イオン交換樹脂(Amersham Pharmacia
Biotech、Uppsala、スウェーデン)が1M 0から勾配を有する
バッファAにおいて、抽出されたSource Qに積まれたNaCl.重要な
タンパク質を含んでいる分数はプールされた。そして、過剰な10mMのTri
s pH=8に対して、一晩透析された。更なる使用のための0および格納され
たat80 C。WT1ペプチドのアイデンティティは、N−ターミナル配列す
ることによって、確かめられた。
【0344】 (5.1.1.2抗体反応) WT1ポリペプチドへの2つの抗体反応は縦に再結合物および切り詰めたWT
1タンパク質を使用している西洋のしみ分析により決定された、そして、WT1
ポリペプチドはWT N180(サンタクルーズBiotechnology社
、サンタクルーズ、CA)を示した。主要な抗体、非免疫にされたのと同様に免
疫にされたB6マウスからの血清または人間のAML患者が、使われた1:Tr
is−bufferedされた塩水湖/1%のBSAおよび0を有する500の
希薄。1%のNP−40TM。多角形のantimouseまたは抗人のセイヨ
ウワサビperoxidase−conjugatedされた第2の抗体(Am
ersham Pharmacia Biotech、Piscataway、
NJ)が、使われた1:10、000希薄。しみは、それからそれらがHype
rfilm−ECLTM(Amersham)にさらされたchemilumi
nescentな反応、ECLT^4 Reagent、Amershamを使
用することにより開発された。フィルムは、現像されて、調べられた。全ての制
御しみは、商業上用意されたWT1−特定の抗体、WT C−19およびWT
180(サンタクルーズBiotechnology)を使用することにより開
発されて、TRX−WT1融合タンパク質の期待される寸法で、各々強いバンド
を示した(全身の(ほぼ85kDa)TRX−WT1;TRX−WT1 N−終
点(ほぼ60kDa);TRX WT1 C−終点(ほぼ50kDa)。
【0345】 (5.1.1.3 WT1 ELISA) 96−ウェルELISAプレート(Nunc)は、各々のWT1タンパク質の
50のul/wellでおおわれていた。WT1タンパク質は、ELISAコー
ティング・バッファの5ng/llに薄められた(1MのNa2HCO3(pH
9)。6).プレートは、4つのCでの夜または37のCでの4時間以上培養
されて、それから二度をPBS/0で洗った。1%のTween.プレートは、
200ul/ウェルBlocking Bufferにより抑止された(通常の
10%のヤギ血清/PBS/0。1%のTween)、培養された室温で、そし
て、それから洗われた2時間の二度。
【0346】 第1のステップ抗体として50u。いずれの忍耐強いサンプルも、明確な制御
またはBlocking Bufferにおいて、薄められる否定の制御サンプ
ルのlは、加えられた。明確な制御は、WTC19およびWT180抗体(サン
タクルーズ)を含んだ。否定の制御は、健康なボランティアから血清を含んだ。
【0347】 試験サンプルは、悪性の中皮腫患者に由来する血清を含んだ。 プレートは、室温で、4つのCまたは4時間で一晩培養されて、それからプレー
ト洗濯機を使用している4つの時間を洗った。第2のステップ抗体、反ウサギH
RP(1:5000)(明確な制御のための)または抗人のHRPに(1:80
00)、Blocking Bufferにおいて、薄められる100pl/ウ
ェルでのAbは、加えられた。プレートは、室温で、2時間およびそれから洗わ
れた6つの時間の間培養された。
【0348】 結果は図2において、示される。そして、それは中皮腫患者のWT1に特有の
抗体の探知を示す。最初の2本の柱は、明確な制御(WTC 19およびWT1
80)を示す。第3のコラム(D44を示した)は、通常の制御血清のための結
果を示す。残留するコラムは、悪性の中皮腫をもつ患者から得られる血清サンプ
ルのための結果を示す。血清サンプルはS337を示した、そして、S339は
通常の制御の中間がサンプルをとる二度より大きくて、このように悪性の中皮腫
のためにポジティブであるとみなされた値を有した。
【0349】 (5.2 実施例2−WT1を発現する細胞系によって、免疫にされるマウス
のWT1に対する抗体の誘導) この実施例は、生体内にWT1特定の抗体反応を誘発するためにWT1を表して
いる細胞の使用を例示する。
【0350】 白血病をもつ患者のWT1に対する現存する抗体の探知は、WT1に免疫を誘
発することはWT1タンパク質に免疫にするのが可能なことを強く意味した。W
T1に対する免疫が予防接種によって、発生できるかどうか検査するために、マ
ウスはTRAMP−C(B6起源のWT1陽腫瘍細胞系)を注射された。簡潔に
、雄B6マウスは、皮下に5つの×106のTRAMP−C細胞で免疫にされて
、3週間隔の5つのx 106のセルを有する二度を押し上げた。3週最終的な
免疫の後、血清は得られた、そして、脾臓の単細胞中止は25を有するRPMI
1640の媒体(GIBCO)で準備された。M(3−2−メルカプトエタノ
ール、mlにつきペニシリンの200台の装置、10mMのL−グルタミンおよ
び胎児のウシ10%の血清。
【0351】 TRAMP−Cに免疫に続いて、免疫にされた動物のWT1特定の抗体反応は
、検出可能であった。西洋のしみは、TRAMP−C(WT1陽腫瘍細胞系)に
よって、免疫にされるB6マウスのWT1−specif1c抗体反応の探知を
例示して実行された。レーン1、3および5は分子量目印を含んだ、そして、レ
ーン2、4および6はWT1に特有の明確な制御(N180、サンタクルーズB
iotechnology、ほぼ52kDaで西洋のしみに移って、WT1タン
パク質のN−ターミナル領域の180のアミノ酸にわたっているポリペプチド)
を含んだ。使用する主要な抗体は、レーン2のWT180、レーン4の非免疫に
されたB6マウスの血清およびレーン6の免疫にされたB6マウスの血清であっ
た。これらの結果は、WT1ポリペプチドに対する免疫がWT1ポリペプチドに
免疫反応を引き出すことを証明した。
【0352】 (5.3 実施例3−WT1ペプチドによって、免疫にされるマウスのTHお
よび抗体反応の誘導) この実施例は、WT1に固有な免疫反応を引き出すためにWT1ペプチドを有
する免疫の能力を例示する。
【0353】 Abを引き出すことに適しているペプチドおよび増殖的なT細胞反応は、Ts
itesプログラムによれば識別された(Rothbardおよびテイラー(1
988);Deavinその他、1996)、それはTh反応を誘発するために
可能性を有するペプチド・モティーフを捜す。表2に示されるペプチドは、合成
されて、配列された。
【0354】
【表2】 免疫、ペプチドは集められた続く: グループA:p6−22人の人間:10.p117−139人の1mlの(10
のp1 = 100ug)人間/マウスの9mg:7.1mlの6mg(14
100u p1 =。g)p244−262人間:4.lml(22のul =
100)g)グループBの6mg:p287−301人の人間/マウス:7.
1mlの2mg(14 100u Ill =。g)マウスp299−313:
6.p421−435人の1mlの(15のIll = 100のAg)人間/
マウスの6mg:3.中で3mgIml(= 100 30al u。g)Co
ntrol:+(FBLペプチド100ug)CFA/IFA Control
:+(CD45ペプチド100ag)CFA/IFAグループAは、あるペプチ
ドを含まれるWT1(エクソン1)およびグループBのアミンの終点部分の範囲
内で、あるペプチドを含んだカルボキシ他のDNA−結合タンパク質に、配列異
体同形を有する4つの亜鉛指領域を含む終点。グループBの範囲内で、p287
−301およびp299−313はエクソン7(亜鉛指1)に由来した、そして
、p421−435はエクソン10(亜鉛指IV)に由来した。
【0355】 B6マウスは、一群のWT1ペプチドによって、または制御ペプチドによって
、免疫にされた。ペプチドは注入のためのlml不毛な水に溶かされた、そして
、B6マウスは3週の時間間隔での免疫にされた3つの時間であった。使用する
助手はアフリカ金融共同体/IFA(GM−CSF)であった、そして、1およ
び2および増殖的なT細胞反応が標準のチミジン編入分析評価を使用して評価さ
れた実施例において、WT1に固有な抗体の存在がそれから決定されたMont
inide.はどの細胞が抗原がある場合には、培養されるかについて記述した
、そして、増殖は測定統合された放射能、チェンほか、1994により評価され
た。特に、リンパ球は4つの×105の照射を受けた同系な(3000ラド)脾
臓細胞および指定されたペプチドを有するウェルにつき、2つのx 105の細
胞で96−ウェルプレートで培養された。
【0356】 グループAに指定されるペプチドのグループをもつマウスの免疫は、WT1へ
の抗体反応を誘発した。代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウス
のWT1−speciE1c抗体の探知を例示した代表的な西洋のしみは、実行
された。WT1特定の明確な制御(N180、サンタクルーズBiotechn
ology、52kDaで西洋のしみに移って、WT1タンパク質のN−ターミ
ナル領域の180のアミノ酸にわたっているポリペプチド)を示しているレーン
2、4および6については、レーン1、3および5は分子量目印を含んだ。
【0357】 使用する主要な抗体は、レーン2のWT180、レーン4の非免疫にされたB
6マウスの血清およびレーン6の免疫にされたB6マウスの血清であった。抗体
は、なかった。Vaccine B. P117−139の誘発された増殖的な
T細胞反応(図3A、図3Bおよび図3C)を有する免疫から、ヘルパーT細胞
反応の不足と整合しているVaccine Bに検出以下の免疫。刺激インデッ
クス(SI)は、8および72の間を変化した。他のペプチド(P6−22およ
びP299−313)も、増殖的なT細胞反応を誘発することを示した。
【0358】 P6−22を有する免疫は、2の刺激インデックス(SI)に結果としてなっ
た。P299−313を有する3および免疫は、3のSIに結果としてなった。
3.細胞が周知の抗原(例えばCD45およびFBL)によって、刺激した、そ
して、異系なT細胞が線をひく、DeBruijnほか、1991Tと同じく、
明確な制御は、ConA刺激されたT細胞を含んだ。
【0359】 図4Aおよび図4Bは、ワクチンのA(図4A)およびワクチンのB(図4B
)の範囲内で各々の3つのペプチドのために観察される増殖的な反応を示す。 ワクチンのAは、3および8の間を(大きさ線)変化している刺激インデックス
(SI)については、ペプチドp6−22およびp117−139を免疫にする
ことへの増殖的なT細胞反応を誘発した。p244−262への増殖的な反応は
、検出されなかった(図4A)。
【0360】 中で次に、vitro刺激は、p6−22およびpl 17−139だけを使
用している一つのペプチド刺激として、実行された。pl 17−139を有す
るVaccine A特定のT細胞系の刺激は、p6−22(図5A)への反応
なしで、pl 17−139に増殖に結果としてなった。線に由来するクローン
は、pl 17−139(図5B)に特有であった。対照的に、p6−22を有
するVaccine A特定のT細胞系の刺激は、pll7−139(図5C)
への反応なしで、p6−22に増殖に結果としてなった。線に由来するクローン
は、p6−22(図5D)に特有だった。
【0361】 これらの結果は、WT1ペプチドを有する予防接種がWT1ポリペプチドへの
抗体反応およびペプチドを免疫にすることへの増殖的なT細胞反応を誘発できる
ことを証明した。
【0362】 (5.4 実施例4−WT1ペプチドによって、免疫にされるマウスのCTL
反応の誘導) この実施例は、CTL免疫を誘発するためにWT1ペプチドの能力を例示する
。 クラスに縛ることに適当なモティーフを有するNonamericなペプチド(
9−マー)I、MHCは、予言分析、パーカーその他、1994を結合している
BIMAS HLAペプチドを含んで、様々な解析法を使用して識別された。こ
の種の分析の範囲内で識別されるペプチドは、表3−表45に示される。各々の
これらのテーブルにおいて、スコアは示されるMHC分子にペプチドの理論上の
結合する類似性(分離のハーフタイム)を反映する。
【0363】 ペプチドは、TSITESプログラムを使用することを識別した(Rothb
ardおよびテイラー(1988);Deavinその他、1996)、それは
引き出すTh反応がよりはるかに表46に示す効果があるペプチド・モティーフ
を捜す。
【0364】
【表3】
【0365】
【表4】
【0366】
【表5】
【0367】
【表6】
【0368】
【表7】
【0369】
【表8】
【0370】
【表9】
【0371】
【表10】
【0372】
【表11】
【0373】
【表12】
【0374】
【表13】
【0375】
【表14】
【0376】
【表15】
【0377】
【表16】
【0378】
【表17】
【0379】
【表18】
【0380】
【表19】
【0381】
【表20】
【0382】
【表21】
【0383】
【表22】
【0384】
【表23】
【0385】
【表24】
【0386】
【表25】
【0387】
【表26】
【0388】
【表27】
【0389】
【表28】
【0390】
【表29】
【0391】
【表30】
【0392】
【表31】
【0393】
【表32】
【0394】
【表33】
【0395】
【表34】
【0396】
【表35】
【0397】
【表36】
【0398】
【表37】
【0399】
【表38】
【0400】
【表39】
【0401】
【表40】
【0402】
【表41】
【0403】
【表42】
【0404】
【表43】
【0405】
【表44】
【0406】
【表45】
【0407】
【表46】 特定のCTLペプチド(表47に示す)がさらなる研究のために選ばれた。表
47の各々のペプチドのために、予言分析を結合しているBIMAS HLAペ
プチドを使用して得られたスコアは、提供される。
【0408】
【表47】 C57B1/6つのネズミMHCに縛っているペプチドは、白血病細胞系を使
用して確かめられたRMA−S、Ljunggrenほか、1990。手短に言
えば、RMA−S細胞は、1%のFCSで補充される完全な媒体の26Cで、7
つの時間間培養された。細胞が24−ウェルプレートの中で、各々よく加えられ
て、培養した合計106 RMA−Sも一人の、または、26のCでの16時間
のための指定されたペプチド(25のllg/ml)を有する。そして、完全な
媒体の37のCでの3時間追加の。細胞は、それから3回洗われて、フルオレセ
イン・イソチオシアン酸塩−活用された反Dbまたは反Kb抗体(PharMi
ngen、サンディエゴ、CA)で染色された。ラベルをつけられた細胞は、二
回洗われて、再懸濁されて、1%のパラホルムアルデヒドをもつPBSの500
のp1に取り付けられて、流れcytometerのfluores cenc
e強度のために分析された(Becton−ディキンソンFACSCalibu
r(D)。Dbの増加またはRMA−S細胞の表面上のKb分子のパーセンテー
ジは、単独で媒体で培養される細胞のそれと比較して、ペプチドにより培養され
る細胞の増加する中間の蛍光性の強度で測定された。
【0409】 マウスは、ネズミ・クラスに縛ることができるペプチドによって、免疫にされ
たMHC I免疫に続いて、脾臓細胞は、vitroにおいて、刺激されて、W
T1ペプチドにより培養される目標を溶解させる能力を見つけるため検査された
。CTLは、標準のクロミウム・リリース分析評価、チェンほか、1994によ
り評価された。106の目標細胞は、150を有する37のCで培養された}1
Ciの、特定のペプチドの有無において、90分間ナトリウム5’Cr。細胞は
、3回洗われて、胎児のウシ5%の血清を有するRPMIの中に再懸濁された。
分析評価のための、104の5’Cr−ラベルをつけられた目標細胞が200の
uの最終的な体積の効果器細胞の異なる濃度により培養されたこと。U−底を付
けられた96−ウェルプレートのl。上澄みは37Cで4−7つの時間以後除去
された、そして、パーセンテージ特定の渙散は式により決定された: %具体的な渙散= 100 x(実験的なリリース−自然発生的なリリース)/
(最大のリリース−自然発生的なリリース)。
【0410】 結果(表48において、示される)は、若干のWT1ペプチドがクラスに縛る
ことができることを示すIMHC CTL.を生成することにとって重要である
分子さらに、ペプチドのいくつかは、決定された使用しているクロミウム・リリ
ースとしての特定のCTL(図6Aおよび図6B)が分析するペプチドを引き出
すことが可能であった。CTLペプチドplO−18人の人間、pl36−14
4人の人間、pl36−144匹のマウスおよびp235−243に免疫に続い
て、ペプチド特定のCTL線は発生した、そして、クローンは決められた。これ
らの結果は、ペプチド特定のCTLがWT1を表している悪性の細胞を殺すこと
ができることを示す。
【0411】
【表48】 (5.5 実施例5−マウスにおけるWT1特異的CTLを誘発するためのW
T1ペプチドの使用) この実施例は、WT1陽腫瘍細胞系を殺すことができるCTL免疫を誘発する
ために代表的なWT1ペプチドの能力を例示する。
【0412】 P117−139、縛ることに適当なモティーフを有するペプチド、クラス、
予言を結合しているペプチドが分析するTSITESおよびBIMAS HLA
を使用して、IおよびクラスII MHCは上記の通りに識別された。マウスは
、実施例3にて説明したように、免疫にされた。免疫に続いて、脾臓細胞は、v
itroにおいて、刺激されて、WT1ペプチド(WT1正や負腫瘍細胞と同様
に)により培養される目標を溶解させる能力を見つけるため検査された。CTL
は、標準のクロミウム・リリース分析評価により評価された。結果(図7A、図
7B、図7Cおよび図7Dにおいて、示される)はPI 17がWT1陽腫瘍細
胞を殺すことができるWT1特定のCTLを引き出すことができることを示すの
に、WT1否定の細胞の殺害は観察されなかった。これらの結果はペプチド特定
のCTLが事実WT1を表している悪性の細胞を殺すことを証明する。そして、
そのワクチンおよびT細胞療法はWT1を表す悪性に対して効果的である。
【0413】 類似した免疫は、ペプチドpl36−144を結合している9mer cla
ss−I MHC、p225−233、23merペプチドと同じp235−2
43、pl 17−139を使用して実行された。免疫に続いて、脾臓細胞は、
各々の4つのペプチドを有するvitroにおいて、刺激されて、WT1ペプチ
ドにより培養される目標を溶解させる能力を見つけるため検査された。CTLは
、π36−144、p235−243および、p225−233以外のために以
外、p117−139のための生成された特性であった。p235−243およ
びπ17−139のためのCTLデータはペプチドp136−144のための図
8Aて図8B. データにおいて、示される。そして、p225−233は表さ
れない。
【0414】 CTL渙散は、目標WT1ペプチドがendogenouslyに処理されて
、腫瘍細胞クラスに関連して示されると迫るIMHC分子。上記のWT1ペプチ
ド特定のCTLは、否定の腫瘍細胞系対WT1肯定を溶解させる能力を見つける
ため検査された。
【0415】 p235−243の溶解する目標に固有なCTLは、p235−243のペプ
チドによって、卵を抱くが、WT1タンパク質(図8A)を表した細胞系を溶解
させることに失敗した。著しい対照によって、pu 17−139の溶解する目
標に固有なCTLは、π17−13の9つのペプチドによって、卵を抱いて、更
にWT1(図8B)を表している悪性の細胞を溶解させた。否定の制御として、
p117−139に固有なCTLは、WT1否定のEL−4(また、本願明細書
において、E10と称されて)を溶解させなかった。
【0416】 WT1特定の渙散の特性は、冷たい目標抑制(図9Aおよび図9B)によって
、確かめられた。効果器細胞は、さまざまな効果器のためにメッキをされた: 96−ウェルU−の目標比率は、プレートに底を付ける。10−折り目は、5’
Crのない示されたペプチド−coatedされた目標の中で、ラベルをつける
ことを休職させる(熱い目標と比較して)加えた。最後に、ウェルにつき104
5’Crのラベルが付いた目標細胞は加えられた、そして、プレートは4時間の
ための37Cで卵が孵化された。ウェルにつき総体積は、17−139の特定の
CTLが、無関係なペプチド(図9A)により培養されるEL−4以外について
は以外、関連したペプチドpll7−139により培養されるEL4によって、
36%まで58%遮断されたp1によるTRAMP−Cの200ffi Lys
isであった。同様に、BLK−SV40の渙散は、関連したペプチドpll7
−139(図9B)により培養されるEL−4によって、18%から0%まで遮
断された。結果は、特定のCTLが具体的には、認識によって、悪性の細胞を殺
すWT1ペプチドがWT1を処理したことを確認する。
【0417】 推定のCTLモティーフを有するいくつかの部分は、pll7−139の範囲
内で含まれる。 CTLエピトープの正確な配列を決定するために、π17−139の範囲内の全
ての潜在的な9merペプチドは、合成された(表49)。これらのペプチド(
pl26−134およびp130−138)のうちの2つは、H−2つのクラス
に縛ることを示したI分子(表49)。plu7−139(図10A)の範囲内
の他の9merペプチド以外でない、pll7−139の溶解する目標を有する
免疫によって、発生するCTLは、pl26−134およびp130−138に
よって、卵を抱いた。
【0418】 pl 17−139本の特定のCTL線は、いずれのpl26−134もまた
はp130−138によって、再刺激された。
【0419】 再刺激にpl26−134またはp130−138を付け加えて、両方のT細
胞系はペプチド特定の渙散を示した、しかし、pl30−138の特定のCTL
だけはWT1陽腫瘍細胞系(図1 OBおよび図1 OC)の渙散を示した。こ
のように、pal30−138は自然に被処理エピトープであるように見える。
【0420】
【表49】 この実施例は、細胞および細胞系にWT1特定のmRNAを認めるためにRT
−PCRTMの使用を例示する。
【0421】 WT1特定のmRNAの存在のためのRT−PCRにより分析されるまで、M
ononuclear細胞は密度勾配遠心分離により分離されて、直ちに凍って
、at−80 Cを格納した。Fraizerその他(1995)により記載さ
れているように、RT−PCRは一般に実行された。全体のRNAは、標準の手
順に従う10’細胞から抽出された。RNAペレットが、ジエチルプロピルカル
ボネート25Lの水の中に再懸濁されて、逆のコピーのために直接使われた。亜
鉛−指領域(10に対するエクソン7)は、330bpマウスcDNAとして、
PCRにより拡大された。
【0422】 拡大は、1の間のthermocyclerまたは必要なときにPCRTMの
2連続したラウンドにおいて、実行された。AmpliTaq DNA Pol
ymerase(Perkinエルマー鯨座、ノーウォーク、CT)(2)。5
mMのMgCl2、そして、50のuの総反応体積の各々の下塗りの20 pm
ol。lが、使われた。PCRTM製品の20pL約数は、エチジウム臭化物で
染色される2%のアガロース・ゲルに電気泳動にかけられた。ゲルは、ポラロイ
ド・フィルム(ポラロイド667、ポラロイド社、ハートフォードシア、イング
ランド)によって、写真を撮られた。クロス汚染に対する予防措置は、クウォッ
クおよびヒグチ(1989)の推薦に従ってとられた。否定の制御は、各々の実
験のcDNAの代わりに水を有するcDNA−and PCRTM−試薬混合を
含んだ。うその否定を避けるために、完全なRNAおよび適切なcDNA世代の
存在は、P−アクチン下塗りを使用している制御PCRTMによって、各々のサ
ンプルのために評価された。
【0423】 これらの下塗りで詳細に述べなかったサンプルは、分析から締め出された。
【0424】 マウス細胞系のWT1の拡大のための下塗りは、以下の通りであったP115
:1458−1478 :5’−CCCAGGCTGCAATAAGAGATA
−3』(前の下塗り;SEQ ID NO:21)そして、P 116:176
71787 :5’−ATGTTGTGATGGCGGACCAAT−3』(下
塗りを逆転させる;SEQ ID NO:22)(イノウエほか(1996);
Fraizer et aL、1995)。
【0425】 制御反応において、使用されるベータActin下塗りは、以下の通りであっ
た5’−GTGGGGCGCCCCAGGCACCA−3』(下塗りを検出する
;SEQ ID NO:23) ;そして、5’−GTCCTTAATGTCA
CGCACGATTTC−3(アンチセンスの下塗り;SEQ ID NO:2
4)人間のWT1を拡大するのに用いられる下塗りは、以下から成る:PI 1
7:954−974 :5’−GGCATCTGAGACCAGTGAGAA−
3』(SEQ ID NO:25);そして、P118:1434−1414
:5’−GAGAGTCAGACTTGAAAGCAGT−3』(SEQ ID
NO:5)。入れ子にされたRT−PCRのために、下塗りがあってもよい:
PI 19:1023−1043 :5’−GCTGTCCCACTTACAG
ATGCA−3』(SEQ ID NO:26);そして、P120:1345
−1365 :5’−TCAAAGCGCCAGCTGGAGTTT−3(SE
Q ID NO:27)。 表50は、マウス腫瘍細胞系のWT1 PCRTM分析の結果を示す。表の範囲
内で5が第1のステップRT−PCRTMの強いWT1 PCRTM拡大製品が
第1のステップWT1 RT−PCRによって、検出可能であるWT1拡大製品
がWT1 RT−PCRTMの第2のステップだけで、検出可能である製品を示
す(+)ことを示す(++)ことを示す(+++)こと、そして、(−)、否定
のWT1 PCRTMは、示す。
【0426】
【表50】 (5.7 実施例7−マウスにおけるWT1免疫化の全身性の組織学的評価お
よび毒物学的効果の評価) この目的があるマウスのWT1免疫の毒物的な効果は免疫性を分析する。そし
て、倍数のWT1タンパク質免疫の潜在的な体系のhistopatholog
icalで毒物的な効果はマウスの滴定の一回分を盛る。
【0427】 WT1タンパク質をもつマウスの免疫のための実験的な計画は、表51におい
て、概説される。
【0428】
【表51】 雌のC57/B6マウスの多数の服用滴定研究(25pg(lOOOu. g
WT1タンパク質にlOOpgな)から変動している服用)の2人のRal2
−WTl + MPL−SE(助手としてMPL−SEを使用しているWT1タ
ンパク質に対する3x 1000のig 4つのVaccination)は、
強いWT1に特有の抗体反応(図19)および細胞T細胞反応(図20)を引き
出した。
【0429】 WT1タンパク質を有する免疫の体系のhistopathological
であるか毒物的な効果は、観察されなかった。毒性の組織学の証拠は、以下の組
織に示さなかった:副腎、脳、盲腸、コロン、十二指腸、目、大腿骨および髄は
、膀胱、心臓、回腸、空腸、腎臓、喉頭、涙腺、肝臓、肺、リンパ節、筋肉、食
道、卵巣、すい臓、副甲状腺、唾液の腺、胸骨および髄(脾臓)をすりむく胃、
胸腺、気管、甲状腺、膀胱および子宮。
【0430】 特別な強調は、潜在的な血液生成毒性の評価の上に置かれた。胸骨および大腿
骨髄の骨髄/赤血球比率は、通常であった。全ての評価可能な血球は計数する。
そして、血液化学(BUN、クレアチニン、ビリルビン、アルブミン、グロブリ
ン)は通常の範囲の中であった。
【0431】 WT1に対するその現存する免疫が白血病をもつ一部の患者に存在する。そし
て、WT1タンパク質に対するその予防接種が通常の組織に毒性のないマウスの
WTIに特有のAbおよび細胞T細胞反応を誘発できると仮定すると、これらの
実験は腫瘍/白血病ワクチンとしてWT1を確認する。
【0432】 (5.8 実施例8−全遺伝子のインビトロプライミングによるヒトWT1特
異的T細胞応答の誘導) この実施例は、WT1特定のT細胞反応が通常の個人の血液から発生できるこ
とを証明する。
【0433】 樹状突起の細胞(DC)は、人間の10%の血清、50のng/mlのGMC
SFおよび30のng/mlのIL−4を含んでいるRPMI媒体の4−10の
日の間の成長によって、通常の提供者のPBMCに由来する単球培養と差別化さ
れた。あとに続くことは、培養する、DCは1M.、16時間、牛痘ウイルスを
WT1−expressingしている再結合物に感染したO. I. 5のま
たはM. O.でアデノウイルスをWTl−expressingしている再結
合物を有する3つの日のためのI. 10の。Vaccinaウイルスは、U.
V.照射によって、機能させなくされた。CD8+ T細胞は磁気ビーズを使
用している明確な選択により分離された、そして、雷管取付け培養は96−ウェ
ルプレートにおいて、始められた。培養は、自己の樹状突起の細胞を使用してい
る再刺激された7−10の日ごとであったアデノ、または、WT1.を表すため
に感染する牛痘3−6つの刺激サイクルに続いて、樹状突起の細胞または線維芽
細胞をautologous−WTl−expressingすると共に刺激さ
れるときに、CD8+線は識別された非常に特に生成されたinterfero
ngammaでありえた。これらの線のWT1に特有の活動は、維持された以下
の追加の刺激サイクルでありえた。これらの線は、具体的には、誓約書を出すた
めに示されたアデノ、または、自己の樹状突起の細胞を感染する牛痘WT1アデ
ノ、または、Elispot分析評価による牛痘EGFP−感染する自己の樹状
突起の細胞。
【0434】 (5.9 実施例9−−注入のためのRA12−WT1の処方:凍結乾燥産物
を安定化するために賦形剤の使用) この実施例は、凍結乾燥されたRal2−WT1の完全な可溶化を許す処方物
を記載する。
【0435】 以下の処方物は、再結合物タンパク質Ral2−WTlがそっけなさにlyo
phylizedされた後に水の媒体に分解されるのを許した: 再結合物Ral2−WTl集中:0.5−1.0のmg/ml;バッファ:10
−20のmM Ethanolamine(pH 10)。0 ;1.0−5.
0mMのCysteine;0.05 % Tween−80(Polysor
bate−80);糖:10% 10%のTrehalose(T5251、S
igma、MO)Maltose 10%(M9171、Sigma、MO)1
0%のSucrose(S7903、Sigma、MO)Fructose(F
2543、Sigma、MO)10%のGlucose(G7528、Sigm
a、MO)。
【0436】 糖賦形剤を有する凍結乾燥されたタンパク質が、糖賦形剤なしでよりかなり溶
解するとわかった。SDS−PAGEように染色されるCoomassieによ
る分析は、溶かされた材料の残留する固体のサインを示さなかった。
【0437】 (5.10 実施例10−血液学的な悪性を有する患者におけるWT1に対す
る免疫応答の同定) この実施例は、血液学的な悪性をもつ患者の現存する免疫反応の識別を例示す
る。
【0438】 WT1より先に存在することの存在を評価するために、患者、急性の骨髄性白
血病(AML)をもつ患者の血清、急性のlymphocyticな白血病(A
LL)、慢性骨髄性白血病(CML)および厳しい無形成性貧血の特定の抗体反
応は、西洋のしみ分析を使用して分析された。世羅は、WTlを人間の白血病の
細胞系K562(アメリカのType Culture Collection
、Manassas、VA)から免疫沈降させる能力を見つけるため検査された
。各々のケースにおいて、免疫沈降はゲル電気泳動によって、切り離されて、膜
へ移されて、反WT−1つの抗体WT180(サンタクルーズBiotechn
ology社、サンタクルーズ、CA)によって、徹底調査された。この西洋の
しみ分析は、血液学的な悪性をもつ患者の潜在的なWT1特定の抗体を識別した
。忍耐強い血清を使用して発生する免疫沈降の52kDaタンパク質は、WTl
特定の抗体により認識された。52kDaタンパク質は、明確な制御と同じサイ
ズで移った。
【0439】 追加の研究は、AMLをもつ患者および全身で切り詰めたWT1タンパク質に
対する抗体の存在のためのCMLの血清を分析した。CDNA構造物が人間のW
Tl/full−長(aa 1−449)を表して、(WTl/C−終点)領域
がサブクローン化されたN−終点(aa 1−249)(WTl/N−終点)お
よびCterminuis(aa 267−449)は、pET28ベクトルを
修正した。WTl/full−長てWTl/N−終点タンパク質は、Ral2融
合タンパク質として表された。Ral2は分泌されたMycobacteriu
m結核タンパク質のC−ターミナル断片である。そして、MTB32Bとして示
される。(Skeikyほか、Infect Immun.、67:3998,
1999).Ral2−WTl/full−長さ融合領域は、ヒスチジン−タ
グ修正されたpET28のヒスチジン−tagが一定方向に向けるクローンをつ
くられた3’toであった。チオレドキシン(TRX)によって、従われる5’
ヒスチジン−タグを有する修正されたpET28ベクトルに、WTl/N−終点
領域はサブクローン化された−、WTl/N−終点融合領域は3’−ヒスチジン
−タグによって、あとに続いた。WTl/C−終点符号化領域は5’and 3
’ヒスチジン−タグだけを含んでいる融合パートナーのない修正されたpET2
8ベクトルにサブクローン化された。そして、トロンビンおよびEKサイトが続
いた。
【0440】 BL21 pLysS大腸菌(Stratagene、ラ・ホーヤ、CA)は
、3つのWT1発現構造物によって、変わって、一晩育てられて、イソプロピル
−−D チオガラクトシダーゼ(IPTG)により誘導された。WT1タンパク
質は、次のように精製された:細胞は、収穫されて、lOmM Tris(pH
8)のインキュベーションによって、溶解した。
【0441】 完全なプロテアーゼ抑制剤タブレットを有する0(Boehringer マンハイムBiochemicals、インディアナポリス、IN)37分にC
が超音波処理の繰り返されたラウンドあとに続いたこと。封入体は、10mMの
Tris(pH 8)によって、二回洗われた。0.タンパク質は、それからS
ource Q陰イオン交換樹脂(Amersham Pharmacia B
iotech、Upsala、スウェーデン)上のクロマトグラフィが続くニッ
ケル−ニトリロ三酢酸樹脂(QIAGEN社、バレンシア、CA)の上の金属キ
レート類似性クロマトグラフィにより精製された。WT1タンパク質のアイデン
ティティは、N−ターミナル配列することによって、確かめられた。
【0442】 デノボAMLまたはCMLをもつ成人の患者からの世羅は、WT1特定のAb
の存在のために研究された。再結合物タンパク質は、TC microwell
プレート(Nunc、Roskilde、デンマーク)に吸着された。プレート
は、PBS/0によって、洗われた。5%のTween−20、そして、1%の
BSA/PBS/0により抑止される。1%のTween−20。洗った後に、
血清希薄は加えられた、そして、4つのC. Platesでの培養された前夜
は洗われた、そして、Donkey抗人のIgG−HRP第2の抗体は加えられ
(ジャクソン−Immunochem、西グローヴ、PA)て、室温で、2つの
時間間卵が孵化された。プレートは、洗われて、TMB Peroxidase
基板溶液、KirkegaardおよびペリーLaboratories、MA
によって、卵が孵化されて、1つのN H2SO4によって、静まって、直ちに
読んだ(サイト・フルーア2350;ミリポア、ベッドフォード、MA)。
【0443】 血清学的な調査のために、人間の血清は、1から連続的希薄の範囲以上のEL
ISAにより試験された:1に対する50:20, 000.陽反応は、OD値
として定義された1:500は、3つの、WT 1/full−長、WTlC−
終点標準偏差によって、通常の提供者(n=96)から、血清の平均のOD値を
上回った血清を薄めた。WTl/N−終点プロテインAに対する通常の提供者の
より高い背景のために、WTl/N−終点に対する陽反応は、1のOD値として
定義された:500は、4つの標準偏差によって、通常の提供者から血清の平均
のOD値を上回った血清を薄めた。忍耐強いAb反応をWT1にあてたことを確
かめて、Ral2またはTRX融合に、タンパク質または可能な大腸菌汚濁物タ
ンパク質の中で分かれないために、制御はRal2を含んだ、そして、TRX
プロテイン単独は類似した方法で浄化した。Ral2および/またはTRXタン
パク質に対して、反応性を示したサンプルは、分析から締め出された。
【0444】 WT1に免疫の存在のために評価するために、全身の再結合物に対するAbお
よび通常の個人の血清および白血病をもつ患者の切り詰めたWT1タンパク質は
、決定された。抗体反応性は、WT1/full−長タンパク質(WTl/N−
終点プロテインAnd WTl/C−終点タンパク質)に、ELISA反応性に
より分析された。
【0445】 96人の通常の提供者のうちの2人だけは、WTl/full−長タンパク質
によって、反動的な血清抗体を有した。それらの個人のうちの1人は、WTl/
N−終点に対するプロテインAnd 1がWTl/C−終点タンパク質に対する
抗体を有する効果があった。対照的に、AMLをもつ63人の患者(25%)の
うちの16人は、WTl/full−長タンパク質によって、反動的な血清抗体
を有した。著しい対照によって、63人の患者(3%)のうちの2人だけは、W
Tl/C−終点タンパク質に反応性を有した。CMLをもつ81人の患者(19
%)のうちの15人は、WTl/full−長によって、反動的な血清81人の
患者(15%)のプロテインAnd 12がWTl/N−終点によって、反動的
な血清抗体を有する効果があった。81人の患者(3%)のうちの3人だけは、
WTl/C−終点タンパク質に反応性を有した。
【0446】 これらのデータは、WT1へのAb反応がAMLおよびCMLをもつ一部の患
者において、検出可能なことを証明した。白血病患者の抗体のより大きい発生率
は、WT1タンパク質に対する免疫がWT1を表すかまたは若干の時間に表した
悪性を運んでいる患者の結果として、起こったという強い証拠を提供する。特定
の理論に限られていずに、WT1への観察された抗体反応がきっと彼ら自身の白
血病細胞上のWT1に免疫性になっている患者から生じて、WT1がaself
’タンパク質であることにもかかわらず免疫原性でありえる直接証拠を提供する
と考えられる。
【0447】 WT1に対する抗体の存在は、並列のヘルパーT細胞反応がまた、同じ患者に
存在することを強く意味する。WT1は、内部タンパク質である。このように、
CTL反応は、白血病療法に関して最も効果的であるものおよび免疫の最も有毒
な腕でありそうである。このように、これらのデータは、WT1に向けられる治
療的なワクチンがWT1に免疫反応を引き出すことが可能であるという証拠を提
供する。
【0448】 患者の小さいサブグループだけがC終点への弱い抗体反応を示すと共に、検出
される大多数の抗体はN終点の中でエピトープによって、反動的であった。これ
は動物のモデルの観察と整合している。ここで、N−終点に由来するペプチドを
有する免疫は抗体、ヘルパーT細胞およびCTL反応を誘発したのに、C−終点
から試験されるペプチドのどれも抗体またはT細胞反応、Gaigerほか、2
000を誘発しなかった。
【0449】 (6. 参考文献) 以下の参考文献は、これらの参考文献が、本明細書中に示される参考文献のセ
ットを補完する例示的な手順または他の説明を提供する範囲まで、本明細書中で
参考として特に援用される。
【0450】
【表52】 組成物の全ておよび開示されて、本願明細書において、請求される方法は、作
られることができて、現在の開示を考慮して過度の実験なしで実行されることが
できる。組成物および本発明の方法が好適な実施例に関して記載されると共に、
バリエーションが組成物に適用されることができることは従来技術において、技
術のそれらにとって明らかで、方法、そして、工程のまたは概念(本発明の精神
と範囲)から逸脱することなく、本願明細書において、記載されている方法のス
テップの配列の。より具体的には、同じであるか類似した結果が成し遂げられる
と共に、化学的に、そして、生理的に関する特定のエージェントが本願明細書に
おいて、記載されているエージェントと置換されることができることは、明らか
である。類似したそのような人々は代理をする。そして、当業者にとって明らか
な変更態様は趣旨の範囲内であるために添付の請求項に記載の本発明の範囲およ
び概念とみなされる。したがって、特許権を得ようとする独占権は、添付の特許
請求の範囲にて説明したようである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、マウス(MO)(SEQ ID NO:320)および人間の(HU
)(SEQ ID NO:319)WT1ペプチド・配列の比較を表す。
【図2】 図2は、悪性の中皮腫患者にWT1−特定の抗体を認めるためにELISA分
析評価の結果を示している棒グラフを表す。示されるように、WT180および
WTC19は明確な制御を表す。D44は通常の制御血清を表す、そして、残留
するサンプルは悪性の中皮腫で苦しめられる人間の患者から得られる血清サンプ
ルであった。
【図3A】 図3Aは、代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウスの増殖的な
T細胞反応の刺激を例示しているグラフを表す。チミジン編入分析評価は示され
るように、1Tの細胞系および2台の異なるクローンを使用して実行された、そ
して、結果はcpmとして表された。X軸に示される制御は、抗原(Agでない
)でないおよびB6/mediaであった;使用する抗原は、p6−22人の人
間(pl)、pll7−139(p2)またはp244−262人の人間(p3
)であった。
【図3B】 図3Bは、代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウスの増殖的な
T細胞反応の刺激を例示しているグラフを表す。チミジン編入分析評価は示され
るように、1Tの細胞系および2台の異なるクローンを使用して実行された、そ
して、結果はcpmとして表された。X軸に示される制御は、抗原(Agでない
)でないおよびB6/mediaであった;使用する抗原は、p6−22人の人
間(pl)、pll7−139(p2)またはp244−262人の人間(p3
)であった。
【図3C】 図3Cは、代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウスの増殖的な
T細胞反応の刺激を例示しているグラフを表す。チミジン編入分析評価は示され
るように、1Tの細胞系および2台の異なるクローンを使用して実行された、そ
して、結果はcpmとして表された。X軸に示される制御は、抗原(Agでない
)でないおよびB6/mediaであった;使用する抗原は、p6−22人の人
間(pl)、pll7−139(p2)またはp244−262人の人間(p3
)であった。
【図4A】 図4Aは、代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウスの増殖的な
T細胞反応の刺激を例示している棒グラフを示す。第3の免疫、Vaccine
Aを接種されたマウスの脾臓細胞またはVaccine Bが一人の(媒体)
媒体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)、B6脾臓
細胞がペプチドp6−22(p6)、p 117−139(p 117)、p2
44−262(p244)によって、パルスして、3週、(ワクチンのA;図4
A)またはp287−301(p287)、p299−313(p299)、p
421−435(p421)(ワクチンのB;図4B)、そして、細胞が25の
J.ゲルでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって、律動的に送
って、チミジン編入によって、増殖のための96時間分析された(3H)脾臓。
棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原のないB6脾
臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算出される。
【図4B】 図4Bは、代表的なWT1ペプチドによって、免疫にされるマウスの増殖的な
T細胞反応の刺激を例示している棒グラフを示す。第3の免疫、Vaccine
Aを接種されたマウスの脾臓細胞またはVaccine Bが一人の(媒体)
媒体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)、B6脾臓
細胞がペプチドp6−22(p6)、p 117−139(p 117)、p2
44−262(p244)によって、パルスして、3週、(ワクチンのA;図4
A)またはp287−301(p287)、p299−313(p299)、p
421−435(p421)(ワクチンのB;図4B)、そして、細胞が25の
J.ゲルでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって、律動的に送
って、チミジン編入によって、増殖のための96時間分析された(3H)脾臓。
棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原のないB6脾
臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算出される。
【図5A】 図5Aは、増殖的なT−細胞系の生成およびpl 17−139およびp6−
22に固有なクローンを例示している棒グラフである。活発な免疫法であとに続
いて、最初の3つの試験管内の刺激(IVS)は、それぞれ、Vaccine
AまたはBの全ての3つのペプチドを使用して、実行された。次のIVSは、2
つの関連したペプチドπ17−139およびp6−22だけを使用している一つ
のペプチド刺激として、実行された。示されるように、クローンはp6−22お
よびpli7−139の特定のT細胞系に由来した。T細胞は一人の(媒体)媒
体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)。そして、B
6脾臓細胞はペプチドp6−22(p6)、p117−139(p117)また
は25のssglmlでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって
、パルスして、チミジン編入によって、増殖のための96時間の後、分析された
(3H)。棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原の
ないB6脾臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算
出される。
【図5B】 図5Bは、増殖的なT−細胞系の生成およびpl 17−139およびp6−
22に固有なクローンを例示している棒グラフである。活発な免疫法であとに続
いて、最初の3つの試験管内の刺激(IVS)は、それぞれ、Vaccine
AまたはBの全ての3つのペプチドを使用して、実行された。次のIVSは、2
つの関連したペプチドπ17−139およびp6−22だけを使用している一つ
のペプチド刺激として、実行された。示されるように、クローンはp6−22お
よびpli7−139の特定のT細胞系に由来した。T細胞は一人の(媒体)媒
体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)。そして、B
6脾臓細胞はペプチドp6−22(p6)、p117−139(p117)また
は25のssglmlでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって
、パルスして、チミジン編入によって、増殖のための96時間の後、分析された
(3H)。棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原の
ないB6脾臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算
出される。
【図5C】 図5Cは、増殖的なT−細胞系の生成およびpl 17−139およびp6−
22に固有なクローンを例示している棒グラフである。活発な免疫法であとに続
いて、最初の3つの試験管内の刺激(IVS)は、それぞれ、Vaccine
AまたはBの全ての3つのペプチドを使用して、実行された。次のIVSは、2
つの関連したペプチドπ17−139およびp6−22だけを使用している一つ
のペプチド刺激として、実行された。示されるように、クローンはp6−22お
よびpli7−139の特定のT細胞系に由来した。T細胞は一人の(媒体)媒
体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)。そして、B
6脾臓細胞はペプチドp6−22(p6)、p117−139(p117)また
は25のssglmlでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって
、パルスして、チミジン編入によって、増殖のための96時間の後、分析された
(3H)。棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原の
ないB6脾臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算
出される。
【図5D】 図5Dは、増殖的なT−細胞系の生成およびpl 17−139およびp6−
22に固有なクローンを例示している棒グラフである。活発な免疫法であとに続
いて、最初の3つの試験管内の刺激(IVS)は、それぞれ、Vaccine
AまたはBの全ての3つのペプチドを使用して、実行された。次のIVSは、2
つの関連したペプチドπ17−139およびp6−22だけを使用している一つ
のペプチド刺激として、実行された。示されるように、クローンはp6−22お
よびpli7−139の特定のT細胞系に由来した。T細胞は一人の(媒体)媒
体または脾臓細胞で培養されて、中間である(B6/抗原でない)。そして、B
6脾臓細胞はペプチドp6−22(p6)、p117−139(p117)また
は25のssglmlでの無関係な制御ペプチド(無関係なペプチド)によって
、パルスして、チミジン編入によって、増殖のための96時間の後、分析された
(3H)。棒は刺激インデックス(SI)を表す。そして、それは制御(抗原の
ないB6脾臓細胞)の中間によって、分けられる実験的なウェルの中間として算
出される。
【図6A】 図6Aは、マウスのペプチドに特有のCTLがWT1ペプチドによって、免疫
にしたWT1の引き出すことを例示しているグラフである。図6Aが、異系な細
胞系による目標細胞および図6Bの渙散を例示するは、ペプチドおおわれている
細胞系の渙散である。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリ
ース分析評価によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を
目標とする。結果は、提供されたリンパ腫細胞(LSTRAおよびE10)(E
10 + p235−243(E10+P235)と同様に)である。E10細
胞は、また、本願明細書において、EL−4細胞と称される。
【図6B】 図6Bは、マウスのペプチドに特有のCTLがWT1ペプチドによって、免疫
にしたWT1の引き出すことを例示しているグラフである。図6Aが、異系な細
胞系による目標細胞および図6Bの渙散を例示するは、ペプチドおおわれている
細胞系の渙散である。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリ
ース分析評価によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を
目標とする。結果は、提供されたリンパ腫細胞(LSTRAおよびE10)(E
10 + p235−243(E10+P235)と同様に)である。E10細
胞は、また、本願明細書において、EL−4細胞と称される。
【図7A】 図7AはWT1特定のCTL(それはWT1陽腫瘍細胞系を殺すが、WT1否
定の細胞系を殺さない)の引き出すことを例示しているグラフである。そして、
WT1ペプチドP117をもつB6マウスの予防接種に続く。図7Aは、非免疫
にされたB6マウスのT細胞がWT1陽腫瘍細胞系を殺さないことをである。図
7Bは、異系な細胞系による目標細胞の渙散である。2つの異なる研究のWT1
否定の細胞系と比較すると、図7Cおよび図7DはWT1陽腫瘍細胞系の渙散を
示す。加えて、図7Cおよび図7Dは、ペプチドcoatedされた細胞系(否
定の細胞系E10が関連したWT1ペプチドPu17でおおったWT1)の渙散
を示す。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリース分析評価
によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を目標とする。
結果は、リンパ腫細胞(E10)、前立腺ガン細胞(TRAMP−C)、変わる
線維芽細胞細胞系(BLK−SV40)(E10+pl 17と同様に)のため
に提供される。
【図7B】 図7BはWT1特定のCTL(それはWT1陽腫瘍細胞系を殺すが、WT1否
定の細胞系を殺さない)の引き出すことを例示しているグラフである。そして、
WT1ペプチドP117をもつB6マウスの予防接種に続く。図7Aは、非免疫
にされたB6マウスのT細胞がWT1陽腫瘍細胞系を殺さないことをである。図
7Bは、異系な細胞系による目標細胞の渙散である。2つの異なる研究のWT1
否定の細胞系と比較すると、図7Cおよび図7DはWT1陽腫瘍細胞系の渙散を
示す。加えて、図7Cおよび図7Dは、ペプチドcoatedされた細胞系(否
定の細胞系E10が関連したWT1ペプチドPu17でおおったWT1)の渙散
を示す。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリース分析評価
によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を目標とする。
結果は、リンパ腫細胞(E10)、前立腺ガン細胞(TRAMP−C)、変わる
線維芽細胞細胞系(BLK−SV40)(E10+pl 17と同様に)のため
に提供される。
【図7C】 図7CはWT1特定のCTL(それはWT1陽腫瘍細胞系を殺すが、WT1否
定の細胞系を殺さない)の引き出すことを例示しているグラフである。そして、
WT1ペプチドP117をもつB6マウスの予防接種に続く。図7Aは、非免疫
にされたB6マウスのT細胞がWT1陽腫瘍細胞系を殺さないことをである。図
7Bは、異系な細胞系による目標細胞の渙散である。2つの異なる研究のWT1
否定の細胞系と比較すると、図7Cおよび図7DはWT1陽腫瘍細胞系の渙散を
示す。加えて、図7Cおよび図7Dは、ペプチドcoatedされた細胞系(否
定の細胞系E10が関連したWT1ペプチドPu17でおおったWT1)の渙散
を示す。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリース分析評価
によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を目標とする。
結果は、リンパ腫細胞(E10)、前立腺ガン細胞(TRAMP−C)、変わる
線維芽細胞細胞系(BLK−SV40)(E10+pl 17と同様に)のため
に提供される。
【図7D】 図7DはWT1特定のCTL(それはWT1陽腫瘍細胞系を殺すが、WT1否
定の細胞系を殺さない)の引き出すことを例示しているグラフである。そして、
WT1ペプチドP117をもつB6マウスの予防接種に続く。図7Aは、非免疫
にされたB6マウスのT細胞がWT1陽腫瘍細胞系を殺さないことをである。図
7Bは、異系な細胞系による目標細胞の渙散である。2つの異なる研究のWT1
否定の細胞系と比較すると、図7Cおよび図7DはWT1陽腫瘍細胞系の渙散を
示す。加えて、図7Cおよび図7Dは、ペプチドcoatedされた細胞系(否
定の細胞系E10が関連したWT1ペプチドPu17でおおったWT1)の渙散
を示す。各々のケースにおいて、%渙散(標準のクロミウム・リリース分析評価
によって、定まる)は、3人の指された実行者で示される:比率を目標とする。
結果は、リンパ腫細胞(E10)、前立腺ガン細胞(TRAMP−C)、変わる
線維芽細胞細胞系(BLK−SV40)(E10+pl 17と同様に)のため
に提供される。
【図8A】 図8Aは、WT1陽腫瘍細胞を溶解させるために代表的なペプチドPI 17
−139の特定のCTLの能力を例示している棒グラフである。第3の免疫、ペ
プチドp235−243を接種されたマウスの脾臓細胞またはπ17−13 9
の数週間後に3は、関連したペプチドを有するvitroにおいて、刺激されて
、WT1正や負腫瘍細胞と同様にWT1ペプチドにより培養される目標を溶解さ
せる能力を見つけるため検査された。棒は、クロミウム・リリースの特定の渙散
が分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにおいて、実行したことを表す:
25のT比率:1.図8Aは、WT1否定の細胞系EL−4、EL−4、否定の
WT1に対するp235−243の特定のT細胞系の細胞障害性活動である。E
L−4は、関連した(再刺激のためにと同様に免疫のために使われる)ペプチド
p235−243(EL−4+p235)によって、パルスした;EL−4は、
無関係なペプチドpll7−139(EL−4+pll7)、pl26−134
(EL−4+pl26)またはpl30−138(EL−4+pl30)によっ
て、パルスした示されるように、WT1陽腫瘍細胞BLK−SV40、BLK−
SV40、ポジティブなWT1およびTRAMP−C、TRAMP−C、ポジテ
ィブなWT1を、そして。図8Bは、EL−4に対してp117−139の特定
のT細胞系の細胞障害性活動を示す;EL−4は関連したペプチドPI 17−
13 9(EL−4+pll7)によって、パルスした、そして、EL−4は無
関係なペプチドpl23−131(EL−4+pl23)またはpl28−13
6(EL−4+pl28)によって、パルスした;BLK−SV40およびTR
AMP−C示されるように。
【図8B】 図8Bは、WT1陽腫瘍細胞を溶解させるために代表的なペプチドPI 17
−139の特定のCTLの能力を例示している棒グラフである。第3の免疫、ペ
プチドp235−243を接種されたマウスの脾臓細胞またはπ17−13 9
の数週間後に3は、関連したペプチドを有するvitroにおいて、刺激されて
、WT1正や負腫瘍細胞と同様にWT1ペプチドにより培養される目標を溶解さ
せる能力を見つけるため検査された。棒は、クロミウム・リリースの特定の渙散
が分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにおいて、実行したことを表す:
25のT比率:1.図8Aは、WT1否定の細胞系EL−4、EL−4、否定の
WT1に対するp235−243の特定のT細胞系の細胞障害性活動である。E
L−4は、関連した(再刺激のためにと同様に免疫のために使われる)ペプチド
p235−243(EL−4+p235)によって、パルスした;EL−4は、
無関係なペプチドpll7−139(EL−4+pll7)、pl26−134
(EL−4+pl26)またはpl30−138(EL−4+pl30)によっ
て、パルスした示されるように、WT1陽腫瘍細胞BLK−SV40、BLK−
SV40、ポジティブなWT1およびTRAMP−C、TRAMP−C、ポジテ
ィブなWT1を、そして。図8Bは、EL−4に対してp117−139の特定
のT細胞系の細胞障害性活動を示す;EL−4は関連したペプチドPI 17−
13 9(EL−4+pll7)によって、パルスした、そして、EL−4は無
関係なペプチドpl23−131(EL−4+pl23)またはpl28−13
6(EL−4+pl28)によって、パルスした;BLK−SV40およびTR
AMP−C示されるように。
【図9A】 図9Aは、示しとして冷たい目標抑制によって、WT1陽腫瘍細胞の渙散の特
性を例示している棒グラフである。棒は、クロミウム・リリースの特定の渙散が
分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにおいて、実行したことを表す:2
5のT比率:1。図9Aは、WT1否定の細胞系EL−4、EL−4、否定のW
T1に対するpl 17−139の特定のT細胞系の細胞障害性活動である。W
T1プラスの腫瘍細胞系TRAMP−C、TRAMP−C、ポジティブなWT1
;p117−139の(TRAMP−C 17の冷えた+pl目標)witho
utCrラベルをつけているおよびTRAMP−C細胞が5’Crのない無関係
なペプチドによって、律動的に送られるEL−4によって、ラベルをつける(T
RAMP−C +無関係な冷えた目標)ことを培養した関連したペプチドによっ
て、EL−4細胞の10倍の過剰(熱い目標と比較して)により培養されるTR
AMP−C細胞はパルスした。そして、そのことは指示した。図9Bは、WT1
否定の細胞系EL−4、EL−4、否定のWT1に対するpli7−139の特
定のT細胞系の細胞障害性活動である。WT1陽腫瘍細胞系BLK−SV40、
BLK−SV40、ポジティブなWT1;BLK−SV40細胞は関連した冷え
た目標(BLK−SV40 + pll7冷えた目標)によって、卵が孵化され
た、そして、BLK−SV40細胞は無関係な冷えた目標(BLK−SV40
+無関係な冷えた目標)によって、卵が孵化された。そして、そのことは指示し
た。
【図9B】 図9Bは、示しとして冷たい目標抑制によって、WT1陽腫瘍細胞の渙散の特
性を例示している棒グラフである。棒は、クロミウム・リリースの特定の渙散が
分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにおいて、実行したことを表す:2
5のT比率:1。図9Aは、WT1否定の細胞系EL−4、EL−4、否定のW
T1に対するpl 17−139の特定のT細胞系の細胞障害性活動である。W
T1プラスの腫瘍細胞系TRAMP−C、TRAMP−C、ポジティブなWT1
;p117−139の(TRAMP−C 17の冷えた+pl目標)witho
utCrラベルをつけているおよびTRAMP−C細胞が5’Crのない無関係
なペプチドによって、律動的に送られるEL−4によって、ラベルをつける(T
RAMP−C +無関係な冷えた目標)ことを培養した関連したペプチドによっ
て、EL−4細胞の10倍の過剰(熱い目標と比較して)により培養されるTR
AMP−C細胞はパルスした。そして、そのことは指示した。図9Bは、WT1
否定の細胞系EL−4、EL−4、否定のWT1に対するpli7−139の特
定のT細胞系の細胞障害性活動である。WT1陽腫瘍細胞系BLK−SV40、
BLK−SV40、ポジティブなWT1;BLK−SV40細胞は関連した冷え
た目標(BLK−SV40 + pll7冷えた目標)によって、卵が孵化され
た、そして、BLK−SV40細胞は無関係な冷えた目標(BLK−SV40
+無関係な冷えた目標)によって、卵が孵化された。そして、そのことは指示し
た。
【図10A】 図10Aは、π17−139の範囲内でnonaペプチド CTLエピトープ
の評価を表す棒グラフである。特定のCTLが線をひくpl 17−139の腫
瘍は、適切なH−2bクラスを含んでいるかまたは欠いているaa117−13
9の範囲内で、ペプチドに対して試験されたIモティーフを結合して、そして、
pl26−134またはp130−138を有する再刺激を続く。棒は、クロミ
ウム・リリースの特定の渙散が分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにお
いて、実行したことを表す:25のT比率:1.図10Aは、pl 17−13
9の特定のT細胞が、WT1否定の細胞系EL−4(EL−4、否定のWT1)
に対して、線をひく、そして、EL−4細胞が、ペプチドp117−139(E
L−4つの+ p 117)、p 119−127(EL−4つの+ pll9
)、pl20−128(EL−4つの+ p120)、pl23−131(EL
−4つの+ pl23)、pl26−134(EL−4つの+ pl26)、p
l28−136(EL−4つの+ pl28)およびpl30−138(EL−
4つの+ pl30)によって、律動的に送ったの細胞障害性活動である。図1
0Bは、WT1否定の細胞系EL−4、π17−139(EL−4つの+ pl
l7)によって、律動的に送られるEL−4細胞、pl26−134(EL−4
つの+ pl26)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP−Cに対するp
l26−134を有する再刺激の後のCTL線の細胞障害性活動である。そして
、EL−4細胞は、p117−139(EL−4つの+π17)、p130−1
38(EL−4つの+ p130)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP
−Cによって、パルスした。と、図10CがEL−4に対してpl30−138
を有する再刺激の後、CTL線の細胞障害性活動に明らかにする。
【図10B】 図10Bは、π17−139の範囲内でnonaペプチド CTLエピトープ
の評価を表す棒グラフである。特定のCTLが線をひくpl 17−139の腫
瘍は、適切なH−2bクラスを含んでいるかまたは欠いているaa117−13
9の範囲内で、ペプチドに対して試験されたIモティーフを結合して、そして、
pl26−134またはp130−138を有する再刺激を続く。棒は、クロミ
ウム・リリースの特定の渙散が分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにお
いて、実行したことを表す:25のT比率:1.図10Aは、pl 17−13
9の特定のT細胞が、WT1否定の細胞系EL−4(EL−4、否定のWT1)
に対して、線をひく、そして、EL−4細胞が、ペプチドp117−139(E
L−4つの+ p 117)、p 119−127(EL−4つの+ pll9
)、pl20−128(EL−4つの+ p120)、pl23−131(EL
−4つの+ pl23)、pl26−134(EL−4つの+ pl26)、p
l28−136(EL−4つの+ pl28)およびpl30−138(EL−
4つの+ pl30)によって、律動的に送ったの細胞障害性活動である。図1
0Bは、WT1否定の細胞系EL−4、π17−139(EL−4つの+ pl
l7)によって、律動的に送られるEL−4細胞、pl26−134(EL−4
つの+ pl26)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP−Cに対するp
l26−134を有する再刺激の後のCTL線の細胞障害性活動である。そして
、EL−4細胞は、p117−139(EL−4つの+π17)、p130−1
38(EL−4つの+ p130)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP
−Cによって、パルスした。と、図10CがEL−4に対してpl30−138
を有する再刺激の後、CTL線の細胞障害性活動に明らかにする。
【図10C】 図10Cは、π17−139の範囲内でnonaペプチド CTLエピトープ
の評価を表す棒グラフである。特定のCTLが線をひくpl 17−139の腫
瘍は、適切なH−2bクラスを含んでいるかまたは欠いているaa117−13
9の範囲内で、ペプチドに対して試験されたIモティーフを結合して、そして、
pl26−134またはp130−138を有する再刺激を続く。棒は、クロミ
ウム・リリースの特定の渙散が分析する卑しい%がEを有する三つ組の一つにお
いて、実行したことを表す:25のT比率:1.図10Aは、pl 17−13
9の特定のT細胞が、WT1否定の細胞系EL−4(EL−4、否定のWT1)
に対して、線をひく、そして、EL−4細胞が、ペプチドp117−139(E
L−4つの+ p 117)、p 119−127(EL−4つの+ pll9
)、pl20−128(EL−4つの+ p120)、pl23−131(EL
−4つの+ pl23)、pl26−134(EL−4つの+ pl26)、p
l28−136(EL−4つの+ pl28)およびpl30−138(EL−
4つの+ pl30)によって、律動的に送ったの細胞障害性活動である。図1
0Bは、WT1否定の細胞系EL−4、π17−139(EL−4つの+ pl
l7)によって、律動的に送られるEL−4細胞、pl26−134(EL−4
つの+ pl26)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP−Cに対するp
l26−134を有する再刺激の後のCTL線の細胞障害性活動である。そして
、EL−4細胞は、p117−139(EL−4つの+π17)、p130−1
38(EL−4つの+ p130)およびWT1プラスの腫瘍細胞系TRAMP
−Cによって、パルスした。と、図10CがEL−4に対してpl30−138
を有する再刺激の後、CTL線の細胞障害性活動に明らかにする。
【配列表】
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月9日(2002.9.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 (1.発明の背景) 本出願は、2000年2月22日に出願した、米国仮特許出願第60/184
,070号に対する優先権を主張する;この仮特許出願の、明細書の全体、特許
請求の範囲、および図面は、棄権することなく本明細書中で参考として援用され
る。本研究の一部を、米国保健社会福祉省からの基金(助成金番号SBIR R
43 CA81752)を一部介して行った。
【0002】 (1.1 発明の分野) 本発明は、一般的に、癌の診断および治療の分野に関する。より詳細には、本
発明は、中皮腫(特に、悪性の胸膜中皮腫)の検出および免疫治療のための組成
物および方法の驚くべき発見に関する。本発明は、ウィルムス腫瘍抗原ポリペプ
チド由来抗原性フラグメントに対する免疫応答およびT細胞応答を惹起する新規
の有効な方法、組成物、およびキット、ならびにヒト悪性胸膜中皮腫の診断、検
出、処置、モニタリング、および/または予防のためのこのような組成物の使用
のための方法を提供する。
【0003】 (1.2 関連技術の記載) (1.2.1 ウィルムス腫瘍抗原) ウィルムス腫瘍遺伝子は、核発現ポリペプチド(WT1と命名した)をコード
する。WT1は、DNA結合転写因子の構造特性を有する。WT1は、選択的ス
プライシング改変体を有する。この改変体は、そのカルボキシ末端に、4つの連
続するジンクフィンガードメインを含む429アミノ酸ポリペプチド、およびそ
のアミノ末端にグルタミン/プロリンリッチ領域(これは、一過性トランスフェ
クションアッセイにおける転写抑制または活性化を媒介する)を含む。
【0004】 WT1ペプチドの検出のための種々の診断試薬が存在する。これらの試薬とし
ては、ウサギポリクローナル血清(これは、野生型WT1ポリペプチドの大きな
内部アミノ酸フラグメントを特異的に認識する)を含む。市販のWT1ポリクロ
ーナル抗体が存在するが、これらは、ポリクローナル血清としてのこれらの性質
に起因して、近縁のタンパク質との交叉反応を伴う特有の不利益、ならびに抗原
特異性研究および結合親和性研究における矛盾した結果を有する。従って、この
ような血清は、診断用途に特に望ましくなく、そしてWT1ポリペプチドのイン
ビボ阻害のための治療薬の開発のために有用ではない。
【0005】 市販のマウスモノクローナル抗体もまた報告されているが、これらの殆どは、
治療適用および診断適用に適切ではない。なぜならば、これらは、(a)特定の
固有のスプライシング改変体配列(これらは、選択的スプライシングWT1 m
RNAの亜集団のみで発現される)のみを認識するか;または(b)相同である
が機能的に関連しないペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質と、広範に交
叉反応するかのいずれかを行うからである。
【0006】 (1.2.2 悪性中皮腫におけるWT1ポリペプチドの検出) 悪性の胸膜中皮腫は、アスベストへの曝露により主に引き起こされる、増加し
ている一般的な癌である。アスベスト規制および改善した制御手段の実行の前に
、アスベスト塵に曝露された無数の労働者は、この疾患の危険性がある。さらに
、アスベスト材料が、修復、修理、または取り壊しの間に撹乱される場合、労働
者は、有意な量のアスベストに曝露され続ける。アスベスト含有材料は、米国中
の工業環境、商業環境、および住宅環境において見出され続けており、このこと
は、結果として、悪性の中皮腫の危険性が存在する相当数の集団を生じる。
【0007】 悪性の中皮腫の予後は、疾患の段階に影響される。手術およびアジュバントの
免疫学的処置(例えば、インターフェロンまたはインターロイキン)は、有効な
処置であり得るが、初期の段階の診断の稀な事象においてのみ有効である。
【0008】 (1.3 先行技術の欠陥) 最新の癌治療に対する主な障害は、選択性(すなわち、正常細胞の機能に影響
せずに、癌細胞の増殖を阻害する能力)の問題である。残念なことに、殆どの中
皮腫患者は、進行した段階(この段階では、放射線も、化学療法も、多様式の処
置も、悪い予後を有意に変化させない)でのみ診断される。さらに、これらの患
者に対する標準となる有効な治療の欠如は、長期の生存の見込みをなくさせる(
Von Bultzingslowen,1999;Gennaroら、200
0)。
【0009】 しかし、悪性中皮腫に冒された患者についての悪い生存率は、より正確かつよ
り早い検出、ならびに過剰増殖する中皮腫細胞を選択的に阻害する改善された治
療を提供する診断方法により、大きく改善され得る。この必要性はまた、中皮腫
(詳細には、ヒト悪性胸膜中皮腫)の有効な処置レジメンに存在する。これは、
既存の治療の毒性の副作用を回避し、そして癌細胞における治療構築物のより特
異的な遺伝子発現を直接的に提供する。ヒト悪性胸膜中皮腫のための適切な処置
レジメンの開発は、腫瘍学の分野の当業者に有意な前進を提示し、そしてこの攻
撃的な癌についての改善された診断および治療様式を容易にする。
【0010】 (2.発明の要旨) 本発明は、当該分野における、上記の長年にわたる切実な必要性および他の欠
陥を、WT1関連癌(詳細には、胸膜中皮腫)の診断、検出、予防、治療、およ
び免疫調節のための、新規かつ有効なストラテジーを確認することにより、取り
組む。本発明は、部分的に、驚くべきかつ予想外の発見に基づく。この発見は、
ウィルムス腫瘍(WT)遺伝子産物(例えば、WT1)の特定の抗原性ペプチド
フラグメントに対する免疫応答およびT細胞応答は、増加したWT1遺伝子発現
により特徴付けられる1つ以上の悪性疾患(詳細には、ヒトの悪性胸膜中皮腫)
を有するか、この疾患を有する疑いがあるか、またはこの疾患を発症する危険性
のある動物に対する診断、予防、および/または治療のための有利な組成物およ
び方法を、特に提供し得る。WT1遺伝子は、当初は、ウィルムス腫瘍を有する
患者の染色体11p13での細胞遺伝学的欠損の基準に基づいて、同定および単
離された(米国特許第5,350,840号)。この遺伝子は、10のエキソン
からなり、そしてジンクフィンガー転写因子をコードする。マウスおよびヒトの
WT1ポリペプチドの配列(それぞれ、配列番号319および配列番号320)
を図1に提供する。
【0011】 第1の実施形態では、本発明は、動物(詳細には、ヒトのような哺乳動物)に
おける免疫応答またはT細胞応答を生じる方法を提供する。この方法は、一般的
な意味では、動物に対する少なくとも第1の組成物(これは、少なくとも第1の
、9〜約60アミノ酸長の単離されたペプチドを含む)、または少なくとも第1
の核酸セグメント(これはこのようなペプチドをコードする)の投与に関する。
ここで、このペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号2
0、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番
号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか
1つに従う、第1の連続するアミノ酸配列、ならびに、より詳細には、配列番号
2、配列番号34、配列番号35、配列番号49、配列番号88、配列番号14
4、配列番号147、配列番号185、配列番号198、配列番号199、配列
番号255、配列番号282、配列番号283、および配列番号293(これら
は特に好ましい)に開示される1つ以上の一次アミノ酸配列を含むペプチドを有
する、配列番号28〜配列番号318のいずれか1つに従う、連続するアミノ酸
配列を含む。
【0012】 本発明は、例えば、約55、約50、約45、約40、約35、約30、約2
5、約20、または、さらに、約15程度のアミノ酸の長さのペプチド、ならび
にこれらの範囲内の全ての整数を含む中間の長さを有するペプチド(例えば、こ
れらのペプチドは、約54、約53、約52、約51、約50、約49、約48
、約47、約46、約44、約43、約42、約41、約39、約38、約27
、または、さらに、約36程度のアミノ酸の長さなどであり得る)のような、好
ましい範囲の任意の中間の長さであるペプチドを含む。特定の実施形態では、よ
り小さなペプチドが好ましい場合、このペプチドの長さは、このペプチドが、配
列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号13、配列番号14
、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、
および配列番号20のいずれか1つ、ならびに配列番号28〜配列番号311、
配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、配列番号
321、配列番号322、配列番号323、配列番号324、配列番号325、
および配列番号326のいずれか1つに従う、少なくとも1つの第1の連続する
アミノ酸配列を含む限り、9、または約10、または約11、または約12、ま
たは約13、または約14、または、さらに、約15程度のアミノ酸の長さであ
り得る。同様に、わずかにより長いペプチドが好ましい場合、このペプチドの長
さは、このペプチドが、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20
、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号
316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1
つに従う、少なくとも第1の連続するアミノ酸配列を含む限り、約16、または
約17、または約18、または約19、または約20、または約21、または約
22、または約23、または約24、または、さらに、約25程度のアミノ酸の
長さであり得る。中間の長さの抗原性ペプチド、または抗原結合フラグメントが
望ましい場合、このペプチドは、これらの各々が、配列番号1〜配列番号4、配
列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、
配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配
列番号326のいずれか1つに従う、少なくとも第1の連続するアミノ酸配列を
含む限り、長さが、約26、または約27、または約28、または約29、また
は約30、または約31、または約32、または約33、または約34、または
、さらに、約35程度のアミノ酸の長さのオーダーであり得る。
【0013】 これらのペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20
、配列番号28〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のい
ずれか1つに従う、少なくとも1つの連続するアミノ酸配列を含むが、これらは
また、必要に応じて、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、
配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号3
16〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つ
に従う、少なくとも第2、少なくとも第3、または、さらに、少なくとも第4以
上の連続するアミノ酸配列を含み得る。単一のペプチドは、本明細書中に開示さ
れる連続するアミノ酸配列の1つのみを含み得るか、あるいは、単一のペプチド
は、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配
列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号3
18、および配列番号321〜配列番号326のいずれかに従う複数の連続する
アミノ酸配列を含み得る。実際、このペプチドは、複数の同一の連続するアミノ
酸配列を含み得るか、またはこれらは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13
〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号3
14、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号32
6に開示される1つ以上の異なる連続するアミノ酸配列を含み得る。例えば、9
〜約50のアミノ酸の長さの単一のペプチドは、本明細書中に開示される単一の
エピトープのペプチドを含み得るか、または配列番号1〜配列番号4、配列番号
13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番
号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号
326のいずれかに開示されるような、2、3、4、または、さらに、5の別の
エピトープ配列を含み得る。あるいは、9〜約50のアミノ酸の長さの単一のペ
プチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号2
8〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列
番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれかに開示されるよ
うな、2、3、4、または、さらに、5の同一のエピトープ配列を含み得る。
【0014】 1つの例示的実施形態では、このペプチド組成物は、約9〜40のアミノ酸の
長さの、少なくとも第1の単離されたペプチド、またはこのようなペプチドをコ
ードする少なくとも第1の核酸セグメントを含み;ここで、このペプチドは、配
列番号34、配列番号35、配列番号49、配列番号88、配列番号144、配
列番号147、配列番号185、配列番号198、配列番号199、および配列
番号282からなる群より選択される、少なくとも第1の連続するアミノ酸配列
を含む。
【0015】 本発明の好ましいペプチドは、同様に、10〜約60のアミノ酸の長さのペプ
チド、11〜約60のアミノ酸の長さのペプチド、12〜約60のアミノ酸の長
さのペプチド、13〜約60のアミノ酸の長さのペプチド、および14〜60の
アミノ酸の長さのペプチド、および15〜約60のアミノ酸の長さのペプチドを
含む。同様に、本発明の好ましいペプチドは、16〜約60のアミノ酸の長さ、
ならびに全ての長さ、ならびに9〜約60程度のアミノ酸の長さのペプチドの全
ての好ましい範囲内の部分的な範囲の長さのペプチドを含む。類似の様式では、
本発明はまた、9〜約60のアミノ酸の長さの全ての範囲内の全ての部分的範囲
を含むために、10もしくは11〜約55もしくは60のアミノ酸の長さの長さ
を有するペプチド、12もしくは13〜約45もしくは50のアミノ酸の長さの
長さを有するペプチド、14もしくは15〜約35もしくは40のアミノ酸の長
さの長さを有するペプチド、16もしくは17〜約25もしくは30のアミノ酸
の長さの長さを有するペプチド、および18もしくは19〜約20程度のアミノ
酸の長さの長さを有するペプチドなどを含む。
【0016】 この開示を通じて、「配列番号1〜配列番号4に開示されるような配列」のよ
うな句は、これらの配列の識別名(特に、本明細書中の表2〜表49に開示され
るペプチド配列)のいずれかにより開示される、連続するアミノ酸配列の総てを
含むことを意図する。すなわち、「配列番号1〜配列番号4のいずれかに開示さ
れるような配列」とは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、または配列番号
4に開示される配列を意味する。同様に、「配列番号25〜37」とは、配列番
号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号
30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号3
5、配列番号36、および配列番号37などに開示されるような配列番号の総て
を意味する。実際、本発明は、ペプチドおよびこれらのペプチドをコードするポ
リヌクレオチドを含む。これらのペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番
号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列
番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番
号326として同定される配列のいずれか1つに開示されるような、少なくとも
第1の連続するアミノ酸配列を含む。
【0017】 本発明はまた、本明細書中に開示されるようなペプチドまたはペプチド改変体
の1つ以上をコードする、少なくとも1つの第1の配列領域を含むポリヌクレオ
チドを含む。このようなポリヌクレオチドは、27〜約5000のヌクレオチド
の長さの配列領域、または27〜約2000のヌクレオチドの長さの配列領域、
27〜約1000のヌクレオチドの長さの配列領域、27〜約900の配列領域
、または約800、または約700、または約600、または約500、または
約400、または約300、または約200、または、さらに、約100程度の
ヌクレオチドの長さの配列領域を含み得る。
【0018】 これらのペプチドの場合、これらのペプチドをコードする配列領域の長さは、
約30〜約750のヌクレオチドの長さの、少なくとも第1の配列領域を含むポ
リヌクレオチド、約35〜約650のヌクレオチドの長さの、少なくとも第1の
配列領域を含むポリヌクレオチド、および約40〜約550、約450、約35
0、約250、約150、または、さらに、約50程度のヌクレオチドの長さの
、少なくとも第1の配列領域を含むポリヌクレオチドのような、これらの範囲の
任意の中間の長さであり得る。このような配列領域は、これらの配列領域が、配
列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号
311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、
および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに従う、少なくとも第1
の連続するアミノ酸配列を含む、少なくとも第1のペプチドをコードする限り、
約27、または約28、または約29、または約30、または約31、または約
32、または約33、または約34、または、さらに、約35程度のヌクレオチ
ドの長さのオーダーであり得る。中間の長さの抗原性ペプチドまたは抗原結合フ
ラグメントが、所望される場合、これらをコードする核酸は、これらが、各々、
配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番
号311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318
、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに従う、少なくとも第
1の連続するアミノ酸配列を含む少なくとも第1のペプチドをコードする限り、
約40、約45、または約50、または約55、または約60、または約65、
または約70、または約75、または約80、または約85、または約90程度
のヌクレオチドの長さのオーダーであり得る。ポリヌクレオチドが、より大きな
抗原性ペプチドまたは抗原結合フラグメントをコードする配列領域を含むことを
意図される場合、これらをコードする核酸配列領域は、必然的に、長さがより長
い。例えば、約40〜50のアミノ酸の長さのオーダーのペプチドまたは抗原結
合フラグメントをコードする核酸配列領域は、3つのコドンが1つのアミノ酸を
コードするために必要とされるという事実から、必然的に、少なくとも約120
〜約150程度のヌクレオチドの長さである。
【0019】 同様に、このような配列領域を含むポリヌクレオチドは、特に、この配列領域
が1つ以上のプロモーターか、または1つ以上のシグナル配列および/またはペ
プチド融合産物をコードする1つ以上の配列領域に作動可能に連結される場合、
それ自体のコード領域よりも実質的により大きくてもよい。これらの実施形態で
は、これらのポリヌクレオチドは、約10,000程度のヌクレオチドの長さの
オーダーである配列を含むまで、約500、約600、約700、約800、約
900、約1000、約1100、約1200、約1300、約1400、また
は、さらに、約1500、1600、1700、1800、1900、または、
さらに、2000程度のヌクレオチドの長さのオーダーであり得る。このような
ポリヌクレオチドは、発現ベクター、送達ビヒクル、ウイルスベクター、ならび
にこれらのポリヌクレオチドおよび/または遺伝子構築物または発現要素内に含
まれる配列領域によりコードされる、特定のコードされたペプチドおよび/また
は抗原結合フラグメントを発現する、形質転換した宿主細胞の調製において特に
有用である。
【0020】 別の例示的実施形態では、このペプチドは、9〜約11のアミノ酸の長さの少
なくとも第1の単離されたペプチド、またはこれらのペプチドをコードする少な
くとも第1の核酸セグメントを含み;ここで、このペプチドは、配列番号1〜配
列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列
番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番
号321〜配列番号326のいずれか1つのアミノ酸配列から本質的になる。
【0021】 同様に、別の関連した実施形態では、このペプチドは、9〜約10もしくは1
1程度のアミノ酸の長さの、少なくとも第1の単離されたペプチド、またはこれ
らのペプチドをコードする少なくとも第1の核酸セグメントを含み;ここで、こ
のペプチドは、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、
配列番号313、配列番号314、および配列番号316〜配列番号318のい
ずれか1つのアミノ酸配列からなり、そして、特に、このペプチドは、配列番号
34、配列番号35、配列番号49、配列番号88、配列番号144、配列番号
147、配列番号185、配列番号198、配列番号199、および配列番号2
82のいずれか1つのアミノ酸配列からなる。
【0022】 単一のペプチド種を含むペプチドおよび組成物に加えて、本発明はまた、2、
3、4以上のペプチド種および/またはこのようなペプチドをコードするポリヌ
クレオチドを含む組成物に関する。このような複数のペプチド種および/または
ポリヌクレオチド種は、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20
、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号
316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のアミノ酸配
列に開示される、2つ以上の異なる連続するアミノ酸配列を有する複数のペプチ
ド、および/またはこのようなペプチドをコードする複数のポリヌクレオチドを
含む治療剤の処方に特に望ましい。特定の抗原性WT1由来ペプチドおよびポリ
ヌクレオチド化合物の供給源に関係なく、本発明は、複数のこのような化合物を
含むまで、1つ、2つ、3つ、または4つの別個のペプチド、ポリヌクレオチド
、またはこれらの誘導体の使用を特に意図する。これは、適用全体を通じて単数
の用語の使用を例示し、ここで、用語「a」および「an」は、これらが、上限
が、その後に具体的に述べられるか、または当業者により理解されるという例を
除いて、「少なくとも1つ」、「少なくとも第1の」、「1つ以上」、または「
複数」の参照される成分または工程を意味するという意味で用いられる。組み合
わせの実施可能な制限およびパラメーターは、任意の単一の薬剤の量と同様に、
本発明の開示の範囲内で当業者に公知である。
【0023】 このような組成物中のさらなるペプチドは、およそ同じサイズ、および/また
はおよそ同じ一次アミノ酸配列のペプチドの全てであり得るか、またはこのペプ
チドは、長さおよび/または一次アミノ酸配列においてかなり異なり得る。この
ような組成物は、1つ以上のさらなる成分(例えば、本明細書中の以下に詳細に
記載される、薬学的に受容可能な賦形剤、緩衝液、試薬)をさらに含み得る。こ
のような組成物はまた、本明細書中に記載されるような、少なくとも第1の免疫
賦活剤、または少なくとも第1のアジュバントを、必要に応じて、さらに含む。
このような免疫賦活剤およびアジュバントは、好ましくは、ヒトにおけるT細胞
応答を増大し、そして好ましくは、Montanide ISA50、Sepp
ic Montanide ISA720、サイトカイン、ミクロスフィア、ジ
メチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドアジュバント、AS−1、AS−
2、Ribiアジュバント、QS21、サポニン、ミクロ流体化Syntexア
ジュバント、MV、ddMV、免疫刺激複合体、および不活化毒素からなる群よ
り選択され得る。本明細書中の以下、詳細には、第4節でより詳細に記載される
ように、組成物は、哺乳動物(例えば、ヒト)への非経口経路、静脈内経路、腹
腔内経路、皮下経路、経鼻経路、経皮経路、および経口経路(これらが特に好ま
しい)による投与に適切なこれらの処方物を用いる、診断用途または治療用途(
臨床用のパッケージングおよび/または商業的再販(commercial r
esale)のための、1つ以上の診断キットまたは治療キットへのこれらの組
成物の組み込みを含む)のために処方され得る。
【0024】 組成物は、さらに、必要に応じて、1つ以上の検出試薬、1つ以上のさらなる
診断試薬、1つ以上の制御試薬、および/または1つ以上の治療試薬を含み得る
。診断試薬の場合、これらの組成物は、さらに、必要に応じて、インビトロおよ
び/またはインビボでの診断法および治療法の両方に用いられ得る、1つ以上の
検出可能な標識を含み得る。治療用組成物および処方物の場合、本発明の組成物
はまた、特定の状況などで必要とされ得る場合、さらに、必要に応じて、1つ以
上のさらなる、抗癌成分、抗中皮腫成分、または他の治療的に有益な成分を含み
得る。
【0025】 別の局面では、本発明はまた、ヒト患者における悪性の中皮腫の発症を阻害す
るための方法を提供する。この方法は、以下をを含む薬学的組成物をヒト患者に
投与する工程を包含する:(a)ネイティブのWT1、または抗原特異的抗体お
よび/またはT細胞株またはクローンと反応するための改変体の能力が、実質的
に低下しないような、1つ以上の、置換、欠失、付加、および/または挿入の点
で異なるこれらの改変体の、免疫原性部分を含むWT1ペプチド;ならびに(b
)生理学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤。特定の実施形態では、患者は、
悪性の中皮腫に罹患している。他の実施形態では、この組成物は、悪性の中皮腫
の発症の危険性があると考えられる患者に対して、予防的に投与される。WT1
ペプチドは、必要ではないが、ワクチン(これは、アジュバントのような免疫賦
活剤をさらに含む)内に存在し得る。
【0026】 さらなる局面では、ヒト患者における悪性の中皮腫の発症を阻害するための方
法が、提供される。この方法は、以下を含む薬学的組成物をヒト患者に投与する
工程を包含する:(a)WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチド、ここで
、このペプチドは、ネイティブのWT1、または抗原特異的抗体および/または
T細胞株またはクローンと反応するための改変体の能力が、実質的に低下しない
ような、1つ以上の、置換、欠失、付加、および/または挿入の点で異なるこれ
らの改変体の、免疫原性部分を含む;ならびに(b)薬学的に受容可能なキャリ
アまたは賦形剤。特定の実施形態では、患者は、悪性の中皮腫に罹患している。
他の実施形態では、この組成物は、悪性の中皮腫の発症の危険性があると考えら
れる患者に対して、予防的に投与される。WT1ポリヌクレオチドは、必要では
ないが、ワクチン(これは、アジュバントのような免疫賦活剤をさらに含む)内
に存在し得る。
【0027】 ヒト患者における悪性の中皮腫の発症を阻害するための方法が提供される。こ
の方法は、以下を含む薬学的組成物をヒト患者に投与する工程を包含する:(a
)WT1に特異的に結合する、抗体または抗体の抗原結合フラグメント;および
(b)薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤。特定の実施形態では、患者は
、悪性の中皮腫に罹患している。他の実施形態では、この組成物は、悪性の中皮
腫の発症の危険性があると考えられる患者に対して、予防的に投与される。
【0028】 さらなる局面において、ヒト患者における悪性中皮腫の発症を阻害するための
方法を提供し、この方法は、以下を含む薬学的組成物をヒト患者に投与する工程
を包含する:(a)WT1と特異的に反応するT細胞;および(b)薬学的に受
容可能なキャリアまたは賦形剤。特定の実施形態において、この患者は、悪性中
皮腫に罹患している。他の実施形態において、この組成物は、中皮腫の発症の危
険性があるとみなされた患者に対して予防的に投与される。
【0029】 ヒト患者における悪性中皮腫の発症を阻害するためのさらなる方法は、以下を
含む薬学的組成物をヒト患者に投与する工程を包含する:(a)抗原提示細胞で
あって、該細胞が、(i)ネイティブWT1またはその改変体の免疫学的部分を
含むWT1ペプチドを発現し、この改変体は、1以上の置換、欠失、付加および
/または挿入において異なり、その結果、この改変体が抗原特異的抗体および/
またはT細胞株もしくはクローンと反応する能力が、実質的に減少されていない
、抗原提示細胞;および(b)薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤。特定
の実施形態において、この患者は、悪性中皮腫に罹患している。他の実施形態に
おいて、この組成物は、中皮腫の発症の危険性があるとみなされた患者に対して
予防的に投与される。抗原提示細胞は、必要ではないが、ワクチン中に存在し得
、ワクチンは、免疫賦活剤(例えば、アジュバント)をさらに含む。
【0030】 他の局面において、本発明は、ヒト患者における悪性中皮腫の発症を阻害する
ための方法を提供し、この方法は、刺激および/または拡大されたT細胞の調製
物をヒト患者に投与する工程を包含し、ここで、このT細胞は、WT1ペプチド
、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチドおよび/またはWT1ペプチド
を発現する抗原提示細胞との接触によって、刺激および/または拡大される。T
細胞は、例えば、骨髄、末梢血あるいは骨髄または末梢血の画分(例えば、中皮
腫に罹患している患者から得られた)中に存在し得る。T細胞は、必要ではない
が、拡大前にクローン化され得る。
【0031】 患者における悪性中皮腫の発症を阻害するための方法をさらに提供し、この方
法は、以下の工程(a)患者から単離したCD4および/またはCD8T細
胞を、(i)WT1ペプチド、(ii)WT1ペプチドをコードするポリヌクレ
オチドまたは(iii)WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞のうちの1以上
と共にインキュベートする工程であって、その結果、これらのT細胞が増殖する
、工程;および(b)この患者にこの増殖されたT細胞の有効量を投与する工程
、を包含する。
【0032】 患者における悪性中皮腫の発症を阻害するためのさらなる方法は、以下の工程
(a)患者から単離したCD4および/またはCD8T細胞を、(i)WT
1ペプチド、(ii)WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチドまたは(i
ii)WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞のうちの1以上と共にインキュベ
ートする工程であって、その結果、これらのT細胞が増殖する、工程;(b)W
T1ペプチドの存在下で増殖された1以上の細胞をクローン化する工程;および
(c)この患者にこのクローン化したT細胞の有効量を投与する工程、を包含す
る。
【0033】 他の局面において、本発明は、患者における悪性中皮腫の存在または非存在を
決定するための方法を提供し、この方法は、以下の工程(a)患者から単離した
CD4および/またはCD8T細胞を、(i)WT1ペプチド、(ii)W
T1ペプチドをコードするポリヌクレオチドまたは(iii)WT1ペプチドを
発現する抗原提示細胞のうちの1以上と共にインキュベートする工程;および(
b)これらのT細胞の特異的な活性化の存在または非存在を検出する工程、を包
含する。この検出工程は、例えば、T細胞の増殖の存在または非存在あるいは細
胞溶解活性の発生を検出する工程を包含し得る。
【0034】 本発明はさらに、患者における悪性中皮腫の存在または非存在を決定するため
の方法を提供し、この方法は、以下の工程(a)患者から得た生物学的サンプル
を、(i)WT1ペプチド、(ii)WT1ペプチドをコードするポリヌクレオ
チドまたは(iii)WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞のうちの1以上と
共にインキュベートする工程であって、このインキュベーションは、免疫複合体
が形成するのを可能にするに十分な条件および時間で行う、工程;および(b)
このWT1ペプチドと、このWT1ペプチドに特異的に結合するこの生物学的サ
ンプル中の抗体との間で形成された、免疫複合体を検出する工程、を包含する。
この検出工程は、例えば、(a)この免疫複合体を、この免疫複合体に結合し得
る検出試薬と共にインキュベートする工程であって、この検出試薬は、レポータ
ー基を含む、工程、(b)結合していない検出試薬を除去する工程、および(c
)このレポーター基の存在または非存在を検出する工程を包含し得る。
【0035】 他の局面において、患者における悪性中皮腫の免疫または治療の効果をモニタ
ーするための方法をさらに提供し、この方法は、以下の工程(a)第1の生物学
的サンプルを、(i)WT1ペプチド、(ii)WT1ペプチドをコードするポ
リヌクレオチドまたは(iii)WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞のうち
の1以上と共にインキュベートする工程であって、この第1の生物学的サンプル
は、治療前または免疫前の患者から得られ、そして、このインキュベーションは
、免疫複合体が形成するのを可能にするに十分な条件および時間で行う、工程;
(b)このWT1ペプチドと、このWT1ペプチドに特異的に結合するこの生物
学的サンプル中の抗体との間で形成された、免疫複合体を検出する工程;(c)
第2の生物学的サンプルを使用して工程(a)および(b)を繰り返す工程であ
って、この第2の生物学的サンプルは、治療後または免疫後のこの患者から得ら
れる、工程;および(d)この第1および第2の生物学的サンプル中で検出され
た免疫複合体の数を比較する工程、を包含する。この検出工程は、例えば、(a
)この免疫複合体を、この免疫複合体に結合し得る検出試薬と共にインキュベー
トする工程であって、この検出試薬は、レポーター基を含む、工程、(b)結合
していない検出試薬を除去する工程、および(c)このレポーター基の存在また
は非存在を検出する工程を包含し得る。
【0036】 さらなる局面において、患者における悪性中皮腫の免疫または治療の効果をモ
ニターするための方法をさらに提供し、この方法は、以下の工程(a)第1の生
物学的サンプルを、(i)WT1ペプチド、(ii)WT1ペプチドをコードす
るポリヌクレオチドまたは(iii)WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞の
うちの1以上と共にインキュベートする工程であって、この生物学的サンプルは
、CD4および/またはCD8T細胞を含み、かつ治療前または免疫前の患
者から得られ、そして、このインキュベーションは、この生物学的サンプル中の
T細胞の特異的な活性化、増殖および/または溶解を可能にするに十分な条件お
よび時間で行う、工程;(b)このT細胞の活性化、増殖および/または溶解の
量を検出する工程;(c)第2の生物学的サンプルを使用して工程(a)および
(b)を繰り返す工程であって、この第2の生物学的サンプルは、CD4およ
び/またはCD8T細胞を含み、かつこの第2の生物学的サンプルは、治療後
または免疫後のこの患者から得られる、工程;ならびに(d)この第1および第
2の生物学的サンプル中のT細胞の活性化、増殖および/または溶解の量を比較
する工程、を包含する。
【0037】 本発明の方法を通して、「有効阻害量」は、中皮腫に罹患している動物におい
てこのような障害を阻害、そして好ましくは、有意に阻害するのに有効な少なく
とも第1のWT1化合物の量である。従って、有効阻害量はまた、ネイティブW
T1ポリペプチドの生物学的活性を阻害、そして好ましくは、有意に阻害するの
に有効な量である。より好ましくは、有効阻害量は、悪性胸膜中皮腫を有するか
または有することが疑われるヒトにおける、ネイティブWT1ポリペプチドの生
物学的活性を阻害、そして好ましくは、有意に阻害するのに有効なWT1化合物
の量である。任意の程度の阻害が、本発明を満足するに十分であるが、当業者は
、好ましいインビトロおよびインビボ阻害を示すに十分な阻害レベルを理解する
【0038】 「阻害」は、前述のパラメーターの1以上における、「再現性のある」(すな
わち、一貫して観察される)阻害を必要とする。「有意な阻害」は、前述のパラ
メーターの1以上における、再現性のある、すなわち、一貫して観察される有意
な阻害(例えば、コントロールレベル(すなわち、WT1治療組成物の非存在下
での)と比較した、少なくとも約50%、55%、約60%、約65%、約70
%、約75%、約80%または約85%の再現性のある阻害)である。本発明の
実施に必要ではないが、少なくとも約90%、約92%、約94%、約96%、
またはさらには約98%以上の阻害レベルは、決して除外されない。
【0039】 本明細書中に開示される治療方法の1以上の実施は、悪性中皮腫の予防または
処置のために有効な治療を生じる。これらの方法は、代表的に、悪性中皮腫を有
するか、有することが疑われるかまたは発症する危険性がある動物または患者に
、その動物または患者の細胞内の悪性中皮腫を阻害するのに有効な量の、少なく
とも第1のWT1ペプチド、抗体、抗原提示細胞、T細胞、抗原結合フラグメン
トまたはポリヌクレオチドを提供する工程を包含し、それによって、悪性中皮腫
を予防または処置する。
【0040】 従って、前述の「予防的および治療的有効量」は、WT1ペプチド、抗体、抗
原提示細胞、T細胞、抗原結合フラグメントまたはポリヌクレオチド組成物の用
語「生物学的に有効な量」および「有効阻害量」に包含される。全てのこのよう
な「有効量」は、動物または患者への投与に際して、いくらか、そして好ましく
は、いくらか有意な利益を提供するのに効果的な、開示されたWT1化合物の量
である。これらの利益としては、症状、重篤度および/または持続期間の減少、
ならびに転移の可能性の減少、ならびに他の獣医学的および臨床的利益が挙げら
れる。
【0041】 本発明に使用され得る投与経路は、少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、
抗原提示細胞、T細胞、抗原結合フラグメントまたはポリヌクレオチド組成物の
有効量が、それによって提供される限り、実質的に限定されない。開示された組
成物の治療的送達のための例示的手段(例えば、摂取、吸入、経皮投与、非経口
投与、鼻内投与、皮下注射、静脈内注射、連続注入などを含む)を、本明細書以
下により詳細に議論する。
【0042】 本発明の全てのこのような組成物および方法は、1以上の他の抗癌剤(例えば
、少なくとも第2、第3、第4または第5の抗中皮腫剤、あるいは少なくとも第
1、第2、第3、第4または第5の抗癌治療剤)と共に使用するために合わせら
れ得る。複数の別々の抗癌または抗中皮腫治療剤が、その組み合わせの毒性が制
限される用量以下で、動物または患者に投与され得る。従って、本発明は、他の
治療剤および/または公知の薬剤、特に、以前は、用量を制限する毒性および/
または抵抗性におそらく起因して、インビボでの最大効果を達成できなかった方
法および薬剤との相乗的な組み合わせを形成するために使用され得る。
【0043】 このような組み合わせ治療において、この少なくとも第1のWT1ペプチド、
抗体、抗原提示細胞、T細胞、抗原結合フラグメントまたはポリヌクレオチド、
および少なくとも第2の抗中皮腫または抗癌治療剤は、例えば、単一の薬学的処
方物または別の2つの薬学的処方物から、実質的に同時に動物または患者に投与
され得る。あるいは、この少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、抗原提示細
胞、T細胞、抗原結合フラグメントまたはポリヌクレオチド、および少なくとも
第2の抗中皮腫または抗癌治療剤は、連続的(例えば、隔日で)に動物または患
者に投与され得る。
【0044】 さらなる実施形態において、本発明は、ある範囲の治療用キットを提供する。
特定のキットは、治療有効量の少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、抗原提
示細胞、T細胞、抗原結合フラグメントまたはポリヌクレオチド組成物、および
中皮腫(特に、悪性胸膜中皮腫)を有するかまたは発症する危険性がある動物ま
たは被験体へその組成物を投与するための指示書を備える。このようなキットは
、WT1ポリペプチドまたは抗体を検出する少なくとも1つの診断剤または中皮
腫細胞を検出するための少なくとも1つの診断剤の有効量;あるいは少なくとも
1つの他の抗癌治療剤、抗中皮腫治療剤または抗WT1ポリペプチド治療剤の治
療有効量と組み合わせられ得る。
【0045】 本明細書中に開示されるこれらの組成物の特定の他の治療用キットおよび用途
は、少なくとも第1のWT1ペプチド、抗体、抗原提示細胞、T細胞、抗原結合
フラグメントまたはポリヌクレオチドの有効量、および中皮腫細胞を検出するた
めの少なくとも1つの診断剤の有効量;あるいは少なくとも1つ、2つ、3つ、
4つまたは任意の数の他の抗癌治療剤、抗中皮腫治療剤または抗WT1ポリペプ
チド治療剤の有効量を含み得る。指示書もまた、これらのキットに組み合わせら
れ得る。他の生物学的薬剤または成分(例えば、薬物を作製および使用するため
の生物学的薬剤または成分)が、含まれ得る。
【0046】 例示的な診断剤としては、少なくとも第1のWT1コード核酸を検出する分子
生物学的薬剤;少なくとも第1のWT1ペプチドまたはポリペプチド、少なくと
も第1のWT1タンパク質またはポリペプチドを検出する少なくとも第1の抗体
;およびWT1タンパク質またはペプチドに結合する少なくとも第1の抗体を検
出する少なくとも第1のWT1タンパク質またはポリペプチドが挙げられる。さ
らなる治療剤の範囲は、本明細書中に記載されるそれらによって例示されるよう
に、本開示から当業者に理解される。
【0047】 このようなキットにおいて、診断剤は、好ましくは、そのキットの別の容器に
含まれる。しかし、この組み合わせの治療剤は、そのキットの単一の容器内で、
すなわち、WT1組成物と同じ組成物(例えば、「カクテル」または混合物)中
に合わせられ得る。あるいは、これらは、別の容器中に、WT1化合物と別々に
維持され得る。
【0048】 従って、本発明は、組み合わせ治療剤を提供し、これは、任意の薬学的に受容
可能な形態で、治療有効量の少なくとも第2の抗WT1治療剤、抗中皮腫治療剤
または抗癌治療剤と組み合わせた治療有効量のWT1化合物を含む。医薬または
医薬カクテルの製造における使用のための組成物もまた提供し、これは、任意の
薬学的に受容可能な形態で、治療有効量の少なくとも第1のWT1化合物を含む
。さらに、本発明は、医薬または医薬カクテルの製造における使用のための組成
物を提供し、これは、任意の薬学的に受容可能な形態で、第1のWT1化合物お
よび複数の別の抗WT1治療剤、抗中皮腫治療剤または抗癌治療剤を含む。WT
1化合物が治療アプローチの1つの成分である組み合わせの使用および医薬もま
た、本発明に包含される。
【0049】 本発明のこれらおよび他の局面は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照
して明らかになる。本明細書中に開示される全ての参考文献は、各々が個々に援
用されるように、それらの全体が参考として本明細書によって援用される。
【0050】 (4.例示的な実施形態の説明) 本明細書中に記載の発明がより十分に理解され得るために、以下の種々の例示
的な実施形態の説明を示す。
【0051】 本発明は、一般に、WT1関連疾患(例えば、悪性中皮腫)の免疫療法および
診断のための組成物および方法に関する。特に、WT1発現およびWT1に対す
る免疫応答(例えば、患者血清中のWT1特異的抗体の存在)が、悪性中皮腫お
よび他のWT1関連悪性疾患(例えば、白血病(例えば、急性骨髄性白血病(A
ML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)および小
児期ALL)、脊髄形成異常症候群、骨髄増殖性症候群、前立腺癌、肺癌、乳癌
、甲状腺癌、胃腸癌、腎臓癌、肝臓癌、卵巣癌、精巣癌および黒色腫)を有する
患者を同定するためのマーカーとして使用され得る。このような診断方法(例え
ば、高スループットアッセイ形式における)は、癌の早期の診断に使用され得、
そしてアスベストに曝されたかまたは曝されたかもしれない健常な個体のクリー
ニングを可能にし得る。このような悪性疾患に罹患していると見出された患者は
、本明細書中に提供される、WT1ベースのワクチンまたはT細胞治療方法から
利益を受け得る。
【0052】 本明細書中に記載の組成物は、一般に、WT1ペプチド、WT1ポリヌクレオ
チド、WT1ペプチドを発現する抗原提示細胞(APC;例えば、樹状細胞)、
WT1ポリペプチドおよびWT1由来のペプチドに特異的に結合する抗体のよう
な薬剤;および/またはWT1に特異的な免疫系細胞(例えば、T細胞)を含む
。本発明のWT1ペプチドは、一般に、ウィルムス腫瘍遺伝子産物(WT1)ま
たはその改変体の少なくとも一部を含む。本発明の核酸配列は、一般に、このよ
うなペプチドの全てまたは一部をコードするDNA、PNAまたはRNA配列、
あるいはこのような配列に相補的であるDNA、PNAまたはRNA配列を含む
。抗体は、一般に、WT1ペプチドの一部に結合し得る、免疫系のタンパク質ま
たはその抗原結合フラグメントである。このような組成物において使用され得る
T細胞は、一般に、WT1ペプチドに特異的な細胞(例えば、CD4および/
またはCD8)である。本明細書中に記載の特定の方法はさらに、本明細書中
に提供される少なくとも第1のWT1ペプチドまたはポリペプチドを発現する1
以上の抗原提示細胞を使用する。
【0053】 (4.1 WT1ペプチド) 本発明の状況下で、例示的な好ましいWT1由来の抗原性ペプチドとしては、
少なくとも第1のエピトープ、抗原性フラグメント、抗体結合部位、または以下
からなる群より選択される免疫原性配列を含む、9〜約100アミノ酸長のそれ
らのペプチドを含む:配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、
配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号3
16〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326。
【0054】 WT由来ペプチドは、そのペプチドが、ネイティブなWT1ポリペプチドまた
はその改変体の少なくとも第1の免疫原性部分もしくはエピトープ、または抗体
結合部位を含むという条件下で、任意の中間の長さのペプチドであり得、そして
特に、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜
配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号
318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに開示されたそ
れらのペプチド配列であり得る。換言すると、WT1ペプチドは、オリゴペプチ
ド(すなわち、9個〜約12個または13個程度のアミノ酸残基のように、比較
的少数のアミノ酸残基からなるペプチド)であり得るか、より長いオリゴペプチ
ド(すなわち、例えば、約14個〜約20個程度のアミノ酸残基のように、比較
的多数のアミノ酸残基からなるペプチド)であり得るか、さらに長いペプチド(
すなわち、例えば、約21個〜約40個程度のアミノ酸残基のように、比較的多
数のアミノ酸残基からなるペプチド)などから、例えば、約5個〜約90個また
は100個程度のアミノ酸残基のように、かなり多数のアミノ酸残基からなるペ
プチドまで(かなり多数のアミノ酸残基からなるペプチド、を含む)であり得、
ならびに中間のサイズのすべてのペプチドであり得る。
【0055】 特定の実施形態では、ネイティブなWT1ペプチドの少数連続したアミノ酸残
基を含むWT1ペプチドの使用が好ましい。このようなペプチドは、T細胞応答
の生成が所望される特定の用途のために好ましい。例えば、このようなWT1ペ
プチドは、好ましくは、ネイティブなWT1ポリペプチドの少なくとも9個、ま
たは少なくとも約10個、11個、12個、13個、14個または15個以上連
続したアミノ酸残基を含む。九量体ペプチド(9マー、またはネイティブなWT
1ポリペプチドの少なくとも9個連続したアミノ酸残基を含むペプチド)が、本
明細書中に開示された方法において有用であることが特に意図される。ネイティ
ブなプロテインAおよび/または異種配列に由来するさらなる配列が、任意のW
T1ペプチドにおいて存在し得、そしてこのような配列は、(必要ではないが)
さらなる免疫原性特性または抗原性特性を有し得る。本明細書中に提供されたペ
プチドはさらに、他のペプチドまたは非ペプチド化合物と(共有結合的または非
共有結合的に)結合され得る。
【0056】 「免疫原性部分」は、本明細書中で使用される場合、B細胞表面抗原レセプタ
ーおよび/またはT細胞表面抗原レセプターによって認識される(すなわち、特
異的に結合される)、ペプチドの部分である。特定の好ましい免疫原性部分は、
MHCクラスI分子またはMHCクラスII分子に結合する。本明細書中で使用
される場合、免疫原性部分は、このような結合が当該分野で公知の任意のアッセ
イを使用して検出可能である場合に、MHCクラスI分子またはMHCクラスI
I分子「に結合する」といわれる。例えば、ペプチドがMHCクラスIに結合す
る能力は、MHCクラスI/β2m/ペプチドヘテロ三量体の複合体中への12 I標識化β2−ミクログロブリン(β2m)の取り込みを促進する能力をモニ
タリングすることによって、間接的に評価され得る(Parkerら、1994
)。あるいは、当該分野において公知である機能的ペプチドの競合アッセイを使
用し得る。特定の免疫原性部分は、表2〜14のうちの1つ以上において列挙さ
れた配列の1つ以上を有する。
【0057】 本発明の例示的な免疫原性ペプチドとしては、以下が挙げられるが、これらに
限定されない:表2〜表49において例示されている実施例に開示されたペプチ
ド、そして特に、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列
番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号316
〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに規
定されるような、少なくとも第1のアミノ酸配列を含むペプチド。
【0058】 例示的なWT1由来ペプチド組成物としては、以下が挙げられるが、これらに
限定されない:配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番
号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、および配列番号3
16〜配列番号318からなる群より選択される、少なくとも第1のアミノ酸配
列を含むペプチド組成物、そして特に、以下のいずれか1つに開示されるような
配列を含むペプチド組成物:RDLNALLPAVPSLGGGG(ヒトWT1
残基6〜22;配列番号1)、PSQASSGQARMFPNAPYLPSCL
E(ヒトおよびマウスのWT1残基117〜139;それぞれ、配列番号2およ
び配列番号3)、GATLKGVAAGSSSSVKWTE(ヒトWT1残基2
44〜262;配列番号4)、GATLKGVAA(ヒトWT1残基244〜2
52;配列番号88)、CMTWNQMNL(ヒトおよびマウスのWT1残基2
35〜243;それぞれ、配列番号49および配列番号258)、SCLESQ
PTI(マウスWT1残基136〜144;配列番号296)、SCLESQP
AI(ヒトWT1残基136〜144;配列番号198)、NLYQMTSQL
(ヒトおよびマウスのWT1残基225〜233;それぞれ、配列番号147お
よび配列番号284);ALLPAVSSL(マウスWT1残基10〜18;配
列番号255);またはRMFPNAPYL(ヒトおよびマウスのWT1残基1
26〜134;それぞれ、配列番号185および配列番号293)。
【0059】 さらなる免疫原性フラグメントおよびペプチドが本明細書中において提供され
、そして他は一般的に、周知技術を使用して同定され得る(Paul、1993
)。免疫原性ペプチド、エピトープ、および抗体結合モチーフを同定するための
代表的な技術としては、例えば、抗原特異的抗血清および/またはT細胞株もし
くはクローンと反応する能力についてペプチドをスクリーニングすることが挙げ
られる。ネイティブなWT1ポリペプチドの免疫原性部分は、全長WT1の反応
性に対して実質的に勝るとも劣らないレベルで、このような抗血清および/また
はT細胞と反応する部分である(例えば、ELISAおよび/またはT細胞反応
性アッセイにおいて)。換言すると、免疫原性部分は、全長ポリペプチドの反応
性と類似のレベルまたは全長ポリペプチドの反応性よりも高いレベルで、このよ
うなアッセイにおいて反応し得る。このようなスクリーニングは、一般的に、当
業者に周知の方法を使用して、実施され得る(HarlowおよびLane,1
988)。
【0060】 あるいは、免疫原性部分は、Th応答を誘発する能力を有するペプチドモチー
フについて検索する、Tsitesプログラム(RothbardおよびTay
lor,1988;Deavinら,1996)のようなコンピューター分析を
使用して、同定され得る。マウスおよびヒトのクラスIまたはクラスII MH
Cに対して結合するために適切なモチーフを有するCTLペプチドは、BIMA
S(Parkerら,1994)および他のHLAペプチド結合予測分析に従っ
て同定され得る。免疫原性を確認するために、HLA A2トランスジェニック
マウスモデル、および/または、樹状細胞、線維芽細胞もしくは末梢血細胞を用
いるインビトロでの刺激アッセイを用いてペプチドを試験し得る。
【0061】 上述のように、本発明のペプチドは、本明細書中に開示されたようなアミノ酸
配列の1つ以上の改変体を含み得る。ペプチド「改変体」は、本明細書中で使用
される場合、1つ以上の置換、欠失、付加および/または挿入において、特定の
一次アミノ酸配列とは異なり、その結果、そのペプチドの免疫原性は実質的に保
持される(すなわち、その改変体が、抗原特異的抗血清および/またはT細胞株
もしくはクローンと反応する能力は、ネイティブなペプチドと比較して、実質的
に減少されない)ペプチドである。換言すると、改変体が、抗原特異的抗血清お
よび/またはT細胞株もしくはクローンと反応する能力は、その改変体が由来し
たペプチドと比較して、増強され得るかまたは不変であり得る。
【0062】 好ましくは、ペプチド改変体の生物学的活性は、改変されていないペプチドの
生物学的活性と比較して、1%より大きく減少することはなく、そして好ましく
はなお、2%より大きく減少することはない。より好ましくは、ペプチド改変体
の生物学的活性は、改変されていないペプチドの生物学的活性と比較して、3%
より大きく減少することはなく、そしてより好ましくはなお、4%、5%、6%
、7%、8%、または9%より大きく減少することはない。より好ましくはなお
、ペプチド改変体の生物学的活性は、対応する改変されていないペプチドの生物
学的活性と比較して、10%より大きく減少することはなく、そしてより好まし
くはなお、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%
、19%、または20%より大きく減少することはない。
【0063】 %配列相同性に基づいて、本発明の好ましいペプチド改変体としては、9個〜
約100個のアミノ酸の長さのペプチド、ならびに配列番号1〜配列番号4、配
列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、
配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配
列番号326のいずれか1つに開示されたアミノ酸配列のうちの少なくとも1つ
に対して、少なくとも75%同一である少なくとも第1の配列領域を含むペプチ
ド、そしてより好ましくは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号
20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列
番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれ
か1つに開示されたアミノ酸配列のうちの少なくとも1つに対して、少なくとも
80%同一である少なくとも第1の配列領域を含むペプチドが挙げられる。より
好ましくは、%配列相同性に基づいて、本発明の好ましいペプチド改変体は、配
列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号
311、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、
および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに開示されたアミノ酸配
列のうちの少なくとも1つに対して、少なくとも85%同一である少なくとも第
1の配列領域を含むペプチドであり、そしてより好ましくは、配列番号1〜配列
番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番
号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号
321〜配列番号326のいずれか1つに開示されたアミノ酸配列のうちの少な
くとも1つに対して、少なくとも90%同一である少なくとも第1の配列領域を
含むペプチドである。本発明の特に好ましいペプチド改変体は、配列番号1〜配
列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列
番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番
号321〜配列番号326のいずれか1つに開示されたアミノ酸配列のうちの少
なくとも1つに対して、少なくとも91%、92%、93%、94%、または9
5%同一である少なくとも第1の配列領域を含むペプチドと共に、配列番号1〜
配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配
列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、および配列
番号321〜配列番号326のいずれか1つに開示されたアミノ酸配列のうちの
少なくとも1つに対して、少なくとも96%、97%、98%、または99%同
一である少なくとも第1の配列領域を含むペプチドである。
【0064】 このようなペプチド改変体は代表的には、本明細書中に開示されるペプチドの
1つを改変することによって、および詳細には、以下のいずれか1つに開示され
る1つ以上の9量体ペプチドエピトープの1次アミノ酸配列を改変することによ
って、調製され得る:配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、
配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号3
16〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326。これらの生物
学的機能の等価なペプチドは、1つ以上の保存的アミノ酸置換によって、配列番
号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号31
1、配列番号313、配列番号314、配列番号316〜配列番号318、およ
び配列番号321〜配列番号326のいずれか1つに開示される本来のペプチド
配列と異なる1次アミノ酸配列を含み得る。
【0065】 本発明の状況下では、比較的少数の保存的置換または中性置換(例えば、1個
または2個)が、このペプチドの生物学的活性を実質的に改変することなく、本
明細書中に開示された九量体のペプチドエピトープの配列においてなされ得るこ
とが見出された。いくつかの場合では、特定のペプチドにおける1つ以上のアミ
ノ酸の置換は、実際に、その改変されたペプチドもしくはそのペプチドをコード
するポリヌクレオチドを含む組成物を提供された動物において、そのペプチドが
免疫応答またはT細胞応答を誘発する能力を増強するのに役立ち得るか、さもな
くば改善するのに役立ち得る。適切な置換は、一般的に、本明細書中の以下にお
いて記載されるようなコンピュータープログラムを使用することによって同定さ
れ得、そしてそのような置換の効果は、本明細書中に記載されるように、改変さ
れたペプチドと、抗血清および/またはT細胞との反応性に基づいて確認され得
る。従って、特定の好ましい実施形態では、開示された診断方法および治療方法
において使用するためのWT1ペプチドは、1つ以上のアミノ酸残基が1つ以上
の置換アミノ酸によって置換され、その結果、その改変されたペプチドが抗原特
異的抗血清および/またはT細胞株もしくはクローンと反応する能力が、改変さ
れていないペプチドの能力に対して有意に勝るとも劣らない、一次アミノ酸配列
を含み得る。例示的なこのような置換は、好ましくは、ペプチドにおける1以上
のMHC結合部位内に位置付けられ得る。
【0066】 上記のように、好ましいペプチド改変体は、1つ以上の保存的置換を含む改変
体である。「保存的置換」は、アミノ酸が、類似の特性を有する別のアミノ酸に
ついて置換され、その結果、ペプチド化学の分野における当業者が、そのペプチ
ドの二次構造およびヒドロパシー性質が実質的に不変であることを予測する置換
である。アミノ酸置換は、一般的に、残基の極性、電荷、可溶性、疎水性、親水
性および/または両親媒性の性質における類似性に基づいてなされ得る。例えば
、負に荷電したアミノ酸としては、アスパラギン酸およびグルタミン酸が挙げら
れ;正に荷電したアミノ酸としては、リジンおよびアルギニンが挙げられ;そし
て、類似の親水性値を有する非荷電極性頭基を有するアミノ酸としては、ロイシ
ン、イソロイシン、およびバリン;グリシンおよびアラニン;アスパラギンおよ
びグルタミン;ならびに、セリン、スレオニン、フェニルアラニンおよびチロシ
ンが挙げられる。保存的変化を表すアミノ酸置換の例としては、以下が挙げられ
る:(1)1つ以上のAla、Pro、Gly、Glu、Asp、Gln、As
n、Ser、またはThr残基を、同一群に由来する1つ以上の残基で置換する
こと;(2)1つ以上のCys、Ser、Tyr、またはThr残基を、同一群
に由来する1つ以上の残基で置換すること;(3)1つ以上のVal、Ile、
Leu、Met、Ala、またはPhe残基を、同一群に由来する1つ以上の残
基で置換すること;(4)1つ以上のLys、Arg、またはHis残基を、同
一群に由来する1つ以上の残基で置換すること;および(5)1つ以上のPhe
、Tyr、Trp、またはHis残基を、同一群に由来する1つ以上の残基で置
換すること。
【0067】 改変体はまた(または、あるいは)、例えば(1)群由来のアミノ酸残基の1
つを、(2)群、(3)群、(4)群、または(5)群由来のアミノ酸残基で置
換することによる非保存的変化を含み得る。改変体はまた(または、あるいは)
、例えば、ペプチドの免疫原性、二次構造およびヒドロパシー性質に対して最小
限の影響を有する、アミノ酸の欠失または付加によって改変され得る。
【0068】 (4.2 生物学的機能等価物) 改変および変更が、本発明のポリヌクレオチドおよびペプチドの構造において
なされ得、なお所望の特徴を有するペプチドをコードする機能的分子を獲得し得
るか、またはなお所望の発現特異性および/または特性を有する遺伝子構築物を
獲得し得る。特定のポリヌクレオチド配列中に1以上の変異を導入することがし
ばしば所望されるので、当業者に公知のポリヌクレオチド配列またはペプチド配
列中に変異を導入する種々の手段が、選択された細胞または動物種に導入され得
る異種配列の調製のために使用され得る。特定の状況下では、結果として生じる
コードペプチド配列は、この変異によって改変されるか、または他の場合では、
このペプチド配列は、コードするポリヌクレオチドにおける1つ以上の変異によ
って不変である。他の状況下では、1つ以上の変化を、ポリヌクレオチド構築物
のプロモーターおよび/またはエンハンサー領域内に導入して、その発現エレメ
ントの活性または特異性を改変し、それによって、そのエレメントの制御下に作
動可能に位置付けられた治療的異種核酸セグメントの発現を改変する。
【0069】 等価物を作製するため、またはさらに、改善された第二世代分子を作製するた
めに、発現構築物によってコードされる1つ以上の異種ペプチドのアミノ酸配列
を改変することが所望される場合、アミノ酸変化は、表1に従って、コードして
いるDNA配列の1つ以上のコドンを変化させることによって達成され得る。
【0070】 例えば、特定のアミノ酸は、例えば、抗体の抗原結合部位または基質分子の結
合部位のような構造と相互作用する結合能力を、検知され得るほどには損失させ
ることなく、タンパク質構造中の他のアミノ酸について置換され得る。タンパク
質の生物学的機能活性を規定するのは、タンパク質の相互作用の能力および性質
であるので、特定のアミノ酸配列置換が、タンパク質配列(そして当然のことな
がら、その基になるDNAコード配列)においてなされ得、それにもかかわらず
、同様の特性を有するタンパク質を獲得し得る。従って、種々の変化が、その生
物学的な有用性も活性も検知され得るほどに損失させることなく、開示された組
成物のペプチド配列またはそのペプチドをコードする対応のDNA配列において
なされ得ることが本発明者らにより意図される。
【0071】
【表1】 このような変化を作製する際、アミノ酸のヒドロパシー指数が考慮され得る。
タンパク質に対して相互作用的な生物学的機能を付与する際のヒドロパシーアミ
ノ酸指数の重要性が、一般的に当該分野において理解されている(Kyteおよ
びDoolittle、1982(本明細書中で参考として援用される))。ア
ミノ酸の相対的なヒドロパシー特徴が、生じるタンパク質の二次構造に寄与し、
これが次いで、このタンパク質と他の分子(例えば、酵素、基質、レセプター、
DNA、抗体、抗原など)との相互作用を規定するということが認められている
。各アミノ酸には、その疎水性および荷電性の特徴に基づいて、ヒドロパシー指
数が割り当てられている(KyteおよびDoolittle、1982)。こ
れらは、以下の通りである:イソロイシン(+4.5);バリン(+4.2);
ロイシン(+3.8);フェニルアラニン(+2.8);システイン/シスチン
(+2.5);メチオニン(+1.9);アラニン(+1.8);グリシン(−
0.4);スレオニン(−0.7);セリン(−0.8);トリプトファン(−
0.9);チロシン(−1.3);プロリン(−1.6);ヒスチジン(−3.
2);グルタミン酸(−3.5);グルタミン(−3.5);アスパラギン酸(
−3.5);アスパラギン(−3.5);リジン(−3.9);およびアルギニ
ン(−4.5)。
【0072】 特定のアミノ酸が、類似のヒドロパシー指数またはスコアを有する他のアミノ
酸によって置換され得、そしてなお、類似の活性を有するタンパク質を生じ得る
(すなわち、生物学的機能の等価なタンパク質をなお獲得し得る)ということが
当該分野において公知である。このような変化を作製する際、ヒドロパシー指数
が、±2以内であるアミノ酸の置換が好ましく、±1以内であるアミノ酸の置換
が特に好ましく、そして±0.5以内のアミノ酸の置換が、さらにより特に好ま
しい。類似のアミノ酸の置換が、親水性に基づいて効率的に作製され得ることも
また、当該分野において理解されている。米国特許第4,554,101号(本
明細書中で参考として援用される)は、隣接アミノ酸の親水性によって支配され
るような、タンパク質の最高局所平均親水性(greatest local
average hydrophilicity)が、タンパク質の生物学的特
性と相関することを記載する。
【0073】 米国特許第4,554,101号において詳述されたように、以下の親水性値
が、アミノ酸残基に割り当てられている:アルギニン(+3.0);リジン(+
3.0);アスパラギン酸(+3.0±1);グルタミン酸(+3.0±1);
セリン(+0.3);アスパラギン(+0.2);グルタミン(+0.2);グ
リシン(0);スレオニン(−0.4);プロリン(−0.5±1);アラニン
(−0.5);ヒスチジン(−0.5);システイン(−1.0);メチオニン
(−1.3);バリン(−1.5);ロイシン(−1.8);イソロイシン(−
1.8);チロシン(−2.3);フェニルアラニン(−2.5);トリプトフ
ァン(−3.4)。アミノ酸が、類似の親水性値を有する別のアミノ酸について
置換され得、そしてなお、生物学的に等価なタンパク質、そして特に、免疫学的
に等価なタンパク質を獲得し得ることが理解される。このような変化において、
親水性値が、±2以内であるアミノ酸の置換が好ましく、±1以内であるアミノ
酸の置換が特に好ましく、そして±0.5以内のアミノ酸の置換が、さらにより
特に好ましい。
【0074】 従って、上記に概説したように、アミノ酸置換は一般的に、アミノ酸側鎖の置
換基の相対的類似性(例えば、その疎水性、親水性、電荷、サイズなど)に基づ
く。いくつかの前述の特徴を考慮に入れた例示的な置換が、当業者に周知であり
、そしてこれには、以下が挙げられる:アルギニンおよびリジン;グルタミン酸
およびアスパラギン酸;セリンおよびスレオニン;グルタミンおよびアスパラギ
ン;ならびに、バリン、ロイシン、およびイソロイシン。
【0075】 本発明のペプチドおよびペプチド改変体は、そのペプチドのN末端において、
シグナル(または、リーダー)配列(これは、翻訳と同時または翻訳後に、ペプ
チドの移行を指示する)に対して結合体化され得る。ペプチドはまた(または、
あるいは)、ペプチド(例えば、ポリ−His)の合成、精製もしくは同定を容
易にするためか、または固体支持体へのペプチドの結合を増強するために、1つ
以上のリンカー配列に結合体化され得る。例えば、ペプチドは、免疫グロブリン
Fc領域に結合体化され得る。
【0076】 本発明のペプチドおよびペプチド改変体は、ネイティブな供給源から単離およ
び精製され得る(例えば、ネイティブなWT1ペプチドから一次アミノ酸配列の
すべてまたは一部を単離することによってなど)か、あるいは、種々の任意の周
知であるペプチド合成技術を使用して、全体または一部を化学的に合成され得る
。例えば、約100未満のアミノ酸、好ましくは、約90もしくは80未満のア
ミノ酸、そしてより好ましくは、約70未満、約60未満、または約50未満、
約40未満、約30未満、もしくは約20未満のアミノ酸を有するペプチドが、
任意の市販されている固相技術(例えば、Merrifield固相合成法(こ
こでは、伸長するアミノ酸鎖に対して連続的にアミノ酸が付加される(Merr
ifield、1963)))を使用して、合成され得る。自動化されたペプチ
ド合成のための装置が、Applied BioSystems,Inc.(F
oster City、CA)のような供給業者から市販されており、そして製
造業者の指示書に従って操作され得る。
【0077】 本明細書中に記載されるペプチドおよびペプチド改変体はまた、組換えWT1
ペプチドから容易に調製され得るか、またはこのようなペプチドをコードするポ
リヌクレオチド配列の翻訳によって調製され得る。一般的に、当業者に公知であ
る種々の任意の発現ベクターが使用されて、組換えペプチドを発現し得る。発現
は、このペプチドをコードする核酸分子を含む発現ベクターで形質転換またはト
ランスフェクトされた、任意の適切な宿主細胞において達成され得る。適切な宿
主細胞としては、原核生物細胞、酵母細胞および高等真核生物細胞が挙げられる
。好ましくは、使用される宿主細胞は、E.coli細胞株、酵母細胞株、また
は哺乳動物細胞株(例えば、COSまたはCHO)である。
【0078】 一般的に、本明細書中に記載されたペプチドおよびポリヌクレオチドは、単離
される。「単離された」ペプチドまたはポリヌクレオチドとは、その本来の環境
から取り出されたペプチドまたはポリヌクレオチドである。例えば、天然に存在
するペプチドまたはポリヌクレオチドは、それらが、その天然の系において共存
するいくらかの物質またはすべての物質から分離されている場合に、単離されて
いる。好ましくは、このようなペプチドは、少なくとも約80%または85%純
粋、より好ましくは、少なくとも約90%または95%純粋、そして最も好まし
くは、少なくとも約96%、97%、98%、または99%純粋である。ポリヌ
クレオチドは、例えば、それらが、その天然の環境の一部ではないベクター中に
クローン化されている場合に、単離されているとみなされる。
【0079】 さらなる局面では、本発明は、WT1ペプチドの模倣物を提供する。このよう
な模倣物は、1つ以上のアミノ酸模倣物に連結されたアミノ酸を含み得る(すな
わち、WT1タンパク質の1つ以上のアミノ酸が、アミノ酸模倣物によって置換
され得る)か、または全体的に非ペプチド性の模倣物であり得る。アミノ酸模倣
物は、立体配置的にアミノ酸に類似し、その結果、抗原特異的抗血清および/ま
たはT細胞株もしくはクローンと反応する能力を実質的に減少させることなく、
WT1ペプチドのアミノ酸について置換され得る、化合物である。非ペプチド性
の模倣物は、アミノ酸を含まず、かつWT1ペプチドに類似した全体的な立体配
置を有し、その結果、WT1特異的抗血清および/またはT細胞株もしくはクロ
ーンと反応する模倣物の能力が、WT1ペプチドの能力と比較して実質的に減少
されない、化合物である。このような模倣物は、ペプチド配列の三次元構造を評
価する標準的な技術(例えば、核磁気共鳴およびコンピューター技術)に基づい
て、設計され得る。模倣物は、WT1ペプチドの側鎖の1つ以上の官能基が、必
ずしも同一のサイズまたは体積を有する必要はないが類似の化学的特性および/
または物理的特性(これらが、類似の生物学的応答を生じる)を有する基によっ
て置換されるように、設計され得る。本明細書中に記載の実施形態では、模倣物
が、WT1ペプチドについて置換され得ることが理解されるべきである。
【0080】 他の例示的な実施形態では、ペプチドは、本明細書中に記載のような複数のポ
リペプチドを含む融合ポリペプチドであり得るか、または本明細書中に記載の少
なくとも1つのポリペプチドと、公知の腫瘍タンパク質のような無関連の配列と
を含む融合ポリペプチドであり得る。融合パートナーは、例えば、Tヘルパーエ
ピトープ(好ましくは、ヒトによって認識されるTヘルパーエピトープ)を提供
するのを補助し得る(免疫学的融合パートナー)か、またはそのネイティブな組
換えタンパク質よりも高収量でタンパク質を発現させるのを補助し得る(発現エ
ンハンサー)。特定の好ましい融合パートナーは、免疫学的融合パートナーおよ
び発現エンハンサーの両方である融合パートナーである。他の融合パートナーは
、ポリペプチドの可溶性を増加させるように選択され得るか、またはポリペプチ
ドが所望の細胞内区画に標的化されるのを可能にするように選択され得る。なお
さらなる融合パートナーとしては、ポリペプチドの精製を容易にする、アフィニ
ティータグが挙げられる。
【0081】 融合ポリペプチドは、一般に、標準的な技術(例えば、化学的結合)を使用し
て調製され得る。好ましくは、融合ポリペプチドは、発現系において、組換えポ
リペプチドとして発現され、非融合ポリペプチドと比較して、増加したレベルの
産生を可能にする。手短に言うと、このポリペプチド成分をコードするDNA配
列を、別々にアセンブルし得、そして適切な発現ベクターに連結し得る。1つの
ポリペプチド成分をコードするDNA配列の3’末端は、ペプチドリンカーを用
いてかまたは用いずに、第2のポリペプチド成分をコードするDNA配列の5’
末端に、これらの配列のリーディングフレームが同じ相にあるように連結される
。このことが、両方の成分ポリペプチドの生物学的活性を保持する単一の融合ポ
リペプチドへの翻訳を可能にする。
【0082】 ペプチドリンカー配列は、各ポリペプチドがその二次構造および三次構造へと
折り畳まれるのを保証するために十分な距離で第1および第2のポリペプチド成
分を隔てるために用いられ得る。このようなペプチドリンカー配列は、当該分野
で周知の標準的な技術を用いて融合ポリペプチド中に組み込まれる。適切なペプ
チドリンカー配列は、以下の要因に基づいて選択され得る:(1)可撓性の伸長
したコンフォメーションを採る能力;(2)第1および第2のポリペプチド上の
機能的なエピトープと相互作用し得る二次構造を採ることができないこと;およ
び(3)そのポリペプチドの機能的なエピトープと反応し得る疎水性残基または
荷電した残基が無いこと。好ましいペプチドリンカー配列は、Gly残基、As
n残基およびSer残基を含む。ThrおよびAlaのようなほぼ中性の他のア
ミノ酸もまた、このリンカー配列において用いられ得る。リンカーとして有用に
用いられ得るアミノ酸配列としては、Marateaら、1985;Murph
yら、1986;米国特許第4,935,233号および米国特許第4,751
,180号に開示されるアミノ酸配列が挙げられる。このリンカー配列は、一般
的に1アミノ酸から約10アミノ酸、約20アミノ酸、約30アミノ酸、約40
アミノ酸、または約50アミノ酸程度の長さであり得る。その第1および第2の
ポリペプチドが、機能的ドメインを分離するためおよび立体障害を防ぐために用
いられ得る非必須N末端アミノ酸領域を有する場合、リンカー配列は必要とされ
ない。
【0083】 その連結されたDNA配列は、適切な転写調節エレメントまたは翻訳調節エレ
メントに作動可能に連結される。DNAの発現を担う調節エレメントは、第1の
ポリペプチドをコードするDNA配列の5’側にのみ位置する。同様に、翻訳終
結シグナルおよび転写終結シグナルを終了するために必要とされる停止コドンは
、第2のポリペプチドをコードするDNA配列の3’側にのみ存在する。
【0084】 この融合ポリペプチドは、本明細書中に記載されるポリペプチドを、関係のな
い免疫原性タンパク質(例えば、リコール(recall)応答を惹起し得る免
疫原性タンパク質)とともに含み得る。このようなタンパク質の例としては、破
傷風タンパク質、結核タンパク質および肝炎タンパク質が挙げられる(例えば、
Stouteら、1997を参照のこと)。
【0085】 1つの好ましい実施形態において、その免疫学的融合パートナーは、Myco
bacterium sp.に由来する(例えば、Mycobacterium
tuberculosis由来のRa12フラグメント)。Ra12組成物と
、異種ポリヌクレオチド/ポリペプチド配列の発現および/または免疫原性を増
強する際にそれらを使用するための方法とが、米国特許出願60/158,58
5号に記載され、その開示は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
簡潔にいうと、Ra12は、Mycobacterium tuberculo
sis MTB32A核酸の部分配列であるポリヌクレオチド領域をいう。MT
B32Aは、M.tuberculosisの毒性株および無毒性株中の遺伝子
によりコードされる、32kDa分子量のセリンプロテアーゼである。MTB3
2Aのヌクレオチド配列およびアミノ酸配列は、記載されている(例えば、米国
特許出願60/158,585号;およびSkeikyら、1999を参照のこ
と。これら各々が、本明細書中で参考として援用される)。このMTB32Aコ
ード配列のC末端フラグメントは、高レベルで発現し、そして精製プロセス全体
を通して可溶性ポリペプチドのままである。さらに、Ra12は、それが融合さ
れる異種面疫原性ポリペプチドの免疫原性を増強し得る。1つの好ましいRa1
2融合ポリペプチドは、MTB32Aのアミノ酸残基192〜323に対応する
14kDaのC末端フラグメントを含む。他の好ましいRa12ポリヌクレオチ
ドは、一般に、Ra12ポリペプチドの一部をコードする、少なくとも約15個
連続するヌクレオチドか、少なくとも約30ヌクレオチドか、少なくとも約60
ヌクレオチドか、少なくとも約100ヌクレオチドか、少なくとも約200ヌク
レオチドか、または少なくとも約300ヌクレオチドを含む。Ra12ポリヌク
レオチドは、ネイティブ配列(すなわち、Ra12ポリペプチドまたはその一部
をコードする内因性配列)を含み得るか、またはそのような配列の改変体を含み
得る。Ra12ポリヌクレオチド改変体は、ネイティブRa12ポリペプチドを
含む融合ポリペプチドと比較して、コードされる融合ポリペプチドの生物学的活
性が実質的に減少されないように、1つ以上の置換、付加、欠失および/または
挿入を含み得る。改変体は、好ましくは、ネイティブRa12ポリペプチドまた
はその一部をコードするポリヌクレオチド配列に対して、少なくとも約70%同
一性を示し、より好ましくは少なくとも約80%同一性を示し、そして最も好ま
しくは少なくとも約90%同一性を示す。
【0086】 他の好ましい実施形態において、免疫学的融合パートナーは、グラム陰性細菌
Haemophilus influenza Bの表面タンパク質であるプロ
テインDに由来する(国際特許出願公開番号WO 91/18926)。好まし
くは、プロテインD誘導体は、このタンパク質の最初のほぼ1/3(例えば、最
初のN末端の100〜110アミノ酸)を含み、そしてプロテインD誘導体は、
脂質化(lipidated)され得る。特定の好ましい実施形態において、リ
ポプロテインD融合パートナーの最初の109残基が、N末端上に含まれて、さ
らなる外因性T細胞エピトープを伴うポリペプチドを提供し、そしてE.col
iにおける発現レベルを増加する(そのようにして発現エンハンサーとして機能
する)。この脂質テールは、抗原提示細胞に対する抗原の最適提示を確実にする
。他の融合パートナーとしては、インフルエンザウイルス由来の非構造タンパク
質(NS1(赤血球凝集素))が挙げられる。代表的には、N末端の81アミノ
酸が使用されるが、Tヘルパーエピトープを含む種々のフラグメントが使用され
得る。
【0087】 別の実施形態において、免疫学的融合パートナーは、LYTAとして公知のタ
ンパク質またはその一部(好ましくはC末端部分)である。LYTAは、アミダ
ーゼLYTA(LytA遺伝子によりコードされる)として公知のN−アセチル
−L−アラニンアミダーゼを合成する、Streptococcus pneu
moniae由来である。LYTAは、ペプチドグリカン骨格中の特定の結合を
特異的に分解する、自己溶解素である。LYTAタンパク質のC末端ドメインは
、コリンまたはいくつかのコリンアナログ(例えば、DEAE)への親和性を担
う。この特性は、融合タンパク質の発現のために有用なE.coli C−LY
TA発現プラスミドの開発のために開発された。アミノ末端にC−LYTAフラ
グメントを含むハイブリッドタンパク質の精製が、記載されている。好ましい実
施形態において、LYTAの反復部分が、融合ポリペプチドに組み込まれ得る。
反復部分は、残基178で開始するC末端領域中に見出される。特に好ましい反
復部分は、残基188〜305を組み込む。
【0088】 なお別の例示的実施形態は、融合ポリペプチドおよびそれをコードするポリヌ
クレオチドを包含し、ここでその融合パートナーは、米国特許第5,633,2
34号に記載されるような、エンドソーム/リソソーム区間へとポリペプチドを
指向し得る、標的化シグナルを含む。本発明の免疫原性ポリペプチドは、この標
的化シグナルと融合された場合、MHCクラスII分子とより効率的に結合し、
それにより、そのポリペプチドに特異的なCD4T細胞の増強されたインビボ
刺激を提供する。
【0089】 (4.3 ポリヌクレオチド組成物) 本明細書中に記載されるWT1ペプチドをコードする任意のポリヌクレオチド
、またはそのようなポリヌクレオチドと相補的な任意のポリヌクレオチドが、本
発明に含まれるWT1ポリヌクレオチドである。そのようなポリヌクレオチドは
、一本鎖(コード一本鎖またはアンチセンス一本鎖)であってもまたは二本鎖で
あってもよく、そしてDNA(ゲノムDNA、cDNA、または合成DNA)分
子であってもまたはRNA分子であってもよい。さらなるコード配列または非コ
ード配列が、本発明のポリヌクレオチド中に存在し得るが、その必要はなく、そ
して、ポリヌクレオチドは、他の分子および/または支持体物質に結合され得る
が、その必要はない。WT1ポリヌクレオチドは、ネイティブWT1タンパク質
をコードし得るか、または本明細書中に記載されるWT1の改変体をコードし得
る。ポリヌクレオチド改変体は、ネイティブWT1タンパク質と比較して、コー
ドされるペプチドの免疫原性が減少しないように、1つ以上の置換、付加、欠失
および/または挿入を含み得る。コードされるペプチドの免疫原性に対する効果
は、一般に、本明細書中に記載されるように評価され得る。好ましいペプチド改
変体は、対応するネイティブの非改変型WT1配列と比較して、そのアミノ酸位
置の約20%以下、より好ましくは約15%以下、そしてなおより好ましくは約
10%以下または5%以下に、アミノ酸の置換、欠失、挿入および/または付加
を含む。
【0090】 同様に、このようなペプチド改変体をコードするポリヌクレオチドは、好まし
くは、ネイティブの非改変型WT1ペプチド配列をコードする対応するポリヌク
レオチド配列と比較して、そのヌクレオチド位置の約20%以下、より好ましく
は約15%以下、そしてなおより好ましくは約10%以下または5%以下に、ヌ
クレオチドの置換、欠失、挿入および/または付加を含むべきである。当然、特
定のポリヌクレオチド改変体は、非改変体ペプチドをコードするヌクレオチド配
列の対応する領域と、実質的に相同または実質的に同一であり得る。そのような
ポリヌクレオチド改変体は、中程度にストリンジェントな条件か、高度にストリ
ンジェントな条件か、または非常に高度にストリンジェントな条件下で、WT1
ペプチドをコードする天然に存在するDNA配列(または相補配列)にハイブリ
ダイズし得る。
【0091】 適切な中程度にストリンジェントな条件は、以下を含む:ほぼ5×SSC、0
.5% SDS、1.0mM EDTA(pH8.0)を含む溶液中での予備洗
浄;約50℃〜約60℃の温度で5×SSC中での一晩のハイブリダイゼーショ
ン;続いて0.1%SDSを含む、2×SSC、0.5×SSCおよび0.2×
SSCのそれぞれを用いる、約60〜65℃で20分間の2回の洗浄。適切な高
度にストリンジェントな条件は、以下を含む:ほぼ5×SSC、0.5% SD
S、1.0mM EDTA(pH8.0)を含む溶液中での予備洗浄;約60℃
〜約70℃の温度で5×SSC中での一晩のハイブリダイゼーション;続いて0
.1%SDSを含む、2×SSC、0.5×SSCおよび0.2×SSCのそれ
ぞれを用いる、約65〜70℃で20分間の2回の洗浄。非常に高度にストリン
ジェントなハイブリダイゼーション条件の代表的例は、例えば、以下を含み得る
:ほぼ5×SSC、0.5% SDS、1.0mM EDTA(pH8.0)を
含む溶液中での予備洗浄;約70℃〜約75℃の温度で5×SSC中での一晩の
ハイブリダイゼーション;続いて0.1%SDSを含む、2×SSC、0.5×
SSCおよび0.2×SSCのそれぞれを用いる、約70℃〜75℃で20分間
の2回の洗浄。このようなハイブリダイズするDNA配列もまた、本発明の範囲
内にある。
【0092】 遺伝子コードの縮重の結果として、WT1ペプチドをコードする多くのヌクレ
オチド配列が存在することが、当業者によって理解される。これらのポリヌクレ
オチドのいくつかは、どのネイティブ遺伝子のヌクレオチド配列に対しても最小
の相同性を有する。それでもなお、コドン使用法における差異により変化するポ
リヌクレオチドは、本発明により特に意図される。
【0093】 上記のように、一旦WT1の免疫原性部分が同定されると、WT1ポリヌクレ
オチドは、種々の技術のいずれかを使用して調製され得る。例えば、WT1ポリ
ヌクレオチドは、WT1を発現する細胞から調製されたcDNAから増幅され得
る。このようなポリヌクレオチドは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCRTM)を介
して増幅され得る。このアプローチのために、配列特異的プライマーが、その免
疫原性部分の配列に基づいて設計され得、そして購入または合成され得る。
【0094】 例えば、ヒトWT1遺伝子のPCRTM増幅に適切なプライマーとしては、以
下が挙げられる:第1工程−P118:1434〜1414:5’−GAGAG
TCAGACTTGAAAGCAGT−3’(配列番号5)およびP135:5
’−CTGAGCCTCAGCAAATGGGC−3’(配列番号6);第2工
程−P136:5’−GAGCATGCATGGGCTCCGACGTGCGG
G−3’(配列番号7)およびP137:5’−GGGGTACCCACTGA
ACGGTCCCCGA−3’(配列番号8)。マウスWT1遺伝子のPCR 増幅に適切なプライマーとしては、以下が挙げられる:第1工程−P138:
5’−TCCGAGCCGCACCTCATG−3’(配列番号9)およびP1
39:5’−GCCTGGGATGCTGGACTG−3’(配列番号10)、
第2工程−P140:5’−GAGCATGCGATGGGTTCCGACGT
GCGG−3’(配列番号11)およびP141:5’−GGGGTACCTC
AAAGCGCCACGTGGAGTTT−3’(配列番号12)。
【0095】 その後、増幅された部分は、周知技術を使用して、ヒトゲノムDNAライブラ
リーまたは適切なcDNAライブラリーから全長遺伝子を単離するために使用さ
れ得る。あるいは、全長遺伝子は、複数のPCRTMフラグメントから構築され
得る。WT1ポリヌクレオチドはまた、オリゴヌクレオチド成分を合成すること
、そして完全ポリヌクレオチドを生成するように成分をともに連結することによ
っても、調製され得る。
【0096】 WT1ポリヌクレオチドはまた、当該分野で公知の任意の方法(化学合成(例
えば、固相ホスホロアミダイト化学合成)を含む)によって、合成され得る。ポ
リヌクレオチド配列における改変はまた、標準的な変異誘発技術(例えば、オリ
ゴヌクレオチド指向性部位特異的変異誘発(Adelmanら、1983)を使
用して導入され得る。あるいは、RNA分子が、WT1ペプチドをコードするD
NA配列のインビトロまたはインビボでの転写によって生成され得るが、但し、
そのDNAは、適切なRNAポリメラーゼプロモーター(例えば、T7またはS
P6)とともに、ベクターに組み込まれる。特定の部分を使用して、本明細書中
に記載されるように、コードされたペプチドを調製し得る。さらに、またはある
いは、部分を、(例えば、抗原提示細胞(例えば、樹状細胞)を、WT1ペプチ
ドをコードするcDNA構築物でトランスフェクトし、そしてトランスフェクト
された細胞を患者に投与することによって)コードされたポリペプチドがインビ
ボで生成されるように、患者に投与し得る。
【0097】 WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチドは、一般に、インビトロまたは
インビボで、そのペプチドの生成のために使用され得る。コード配列と相補的な
WT1ポリヌクレオチド(すなわち、アンチセンスポリヌクレオチド)はまた、
プローブとしてかまたはWT1発現を阻害するために、使用され得る。アンチセ
ンスRNAへと転写され得るcDNA構築物もまた、アンチセンスRNAの生成
を容易にするように、組織の細胞中に導入され得る。
【0098】 任意のポリヌクレオチドをさらに改変して、インビボでの安定性を増加し得る
。可能な改変としては、5’末端および/または3’末端での隣接配列の付加;
骨格中のホスホジエステラーゼ結合に代わる、ホスホロチオエート結合または2
’O−メチル結合の使用;ならびに/または、非伝統的塩基(例えば、イノシン
、キューオシンおよびワイブトシン、ならびにアセチル形態、メチル形態、チオ
形態、および他の改変形態の、アデニン、シチジン、グアニン、チミンおよびウ
リジン)の含有が挙げられるが、これらに限定されない。
【0099】 本明細書中に記載されるヌクレオチド配列は、確立された組換えDNA技術を
使用して、種々の他のヌクレオチド配列に結合され得る。例えば、ポリヌクレオ
チドは、種々のクローニングベクター(プラスミド、ファージミド、λファージ
誘導体およびコスミドを含む)のいずれかにクローニングされ得る。特に興味深
いベクターとしては、発現ベクター、複製ベクター、プローブ生成ベクターおよ
び配列決定ベクターが挙げられる。一般的に、ベクターは、少なくとも1つの生
物において機能的な複製起点、簡便な制限エンドヌクレアーゼ部位および1以上
の選択可能なマーカーを含む。他のエレメントは、所望される用途に依存し、そ
して当業者に明らかである。
【0100】 特定の実施形態において、ポリヌクレオチドは、哺乳動物の細胞内への侵入、
およびその細胞内での発現を可能にするように処方され得る。このような処方物
は、以下に記載のような、治療目的に特に有用である。標的細胞におけるポリヌ
クレオチドの発現を達成するための多くの方法が存在し、そして任意の適切な方
法が使用され得ることを、当業者は認識する。例えば、ポリヌクレオチドは、ウ
イルスベクター(例えば、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、レトロウイル
ス、またはワクシニアウイルスあるいは他のポックスウイルス(例えば、トリポ
ックスウイルス)が挙げられるが、限定されない)に組み込まれ得る。DNAを
このようなベクターに組み込むための技術は、当業者に周知である。レトロウイ
ルスベクターは、さらに、選択マーカーの遺伝子(形質導入された細胞の同定ま
たは選択を補助するため)および/または標的部分の遺伝子(例えば、特定の標
的細胞上のレセプターについてのリガンドをコードする遺伝子)を、移入するか
または組み込んで、そのベクターを標的特異的にし得る。標的化はまた、当業者
に公知の方法によって、抗体を使用して達成され得る。このようなベクター中の
cDNA構築物は、例えば、WT1陽性腫瘍モデルを確立することにおける使用
のためにヒト細胞株または動物細胞株をトランスフェクトするために使用され得
、このWT1陽性腫瘍モデルは、腫瘍増殖阻害または白血病増殖阻害またはその
ような細胞の溶解を示すための腫瘍保護実験および養子免疫実験を実施するため
に使用され得る。
【0101】 ポリヌクレオチドについての他の治療処方物としては、コロイド分散系(例え
ば、高分子複合体、ナノカプセル、ミクロスフェア、ビーズおよび脂質ベース系
(水中油滴型エマルジョン、ミセル、混合ミセル、およびリポソームを含む))
が挙げられる。インビトロおよびインビボでの送達ビヒクルとしての使用のため
に好ましいコロイド系は、リポソーム(すなわち、人工膜小胞)である。このよ
うな系の調製および使用は、当該分野で周知である。
【0102】 (4.4 核酸送達およびDNAトランスフェクションの方法) 特定の実施形態において、本明細書中に開示される1つ以上のRNAもしくは
DNAおよび/または置換ポリヌクレオチド組成物が、適切な宿主細胞をトラン
スフェクトするために使用されることが、意図される。RNAおよびDNAなら
びにそれらを含むベクターを適切な宿主細胞中に導入するための技術は、当業者
に周知である。特に、1つ以上の活性ペプチド、化合物またはワクチンの治療投
与が、1つ以上の目的の治療化合物をコードする1つ以上のポリヌクレオチド構
築物の発現を介して達成される場合、そのようなポリヌクレオチドは、1つ以上
の細胞を遺伝的に形質転換するために使用され得る。
【0103】 適切な標的細胞中にポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチドを導入する
ための種々の手段は、当業者に公知である。例えば、ポリヌクレオチドが細胞へ
の送達について意図される場合、培養された哺乳動物細胞中に発現構築物を移入
するためのいくつかの非ウイルス性方法が、当業者にとってその使用のために利
用可能である。これらとしては、例えば、以下が挙げられる:リン酸カルシウム
沈殿(GrahamおよびVan Der Eb、1973;ChenおよびO
kayama、1987;Rippeら、1990);DEAE−デキストラン
沈殿(Gobal、1985);エレクトロポレーション(WongおよびNe
umann、1982;Frommら、1985;Tur−Kaspaら、19
86;Potterら、1984;Suzukiら、1998;Vanbeve
rら、1998);直接のマイクロインジェクション(Capecchi、19
80;HarlandおよびWeintraub、1985)、DNAをロード
したリポソーム(NicolauおよびSene、1982;Fraleyら、
1979;Takakura、1998)ならびにリポフェクタミン−DNA複
合体、細胞超音波処理(Fechheimerら、1987)、高速微粒子銃を
使用する遺伝子ボンバードメント(Yangら、1990;Kleinら、19
92)、ならびにレセプター媒介性トランスフェクション(Curielら、1
991;Wagner、1992;WuおよびWu、1987;WuおよびWu
、1988)。これらの技術のうちのいくつかは、インビボまたはエキソビボで
の使用に首尾良く適合され得る。
【0104】 開示される発現ベクターのうちの1つ以上で形質転換された細菌細胞、酵母細
胞、または動物細胞は、本発明の重要な局面を示す。このような形質転換宿主細
胞は、しばしば、本明細書中に開示される種々のDNA遺伝子構築物の発現にお
ける使用に望ましい。本発明のいくつかの局面において、本明細書中に開示され
る遺伝子セグメントの発現を、調整、調節、または制御することが、しばしば望
ましい。そのような方法は、分子遺伝学の分野の当業者にとって慣用的である。
代表的には、特定の遺伝子の発現の増加または過剰発現が望まれる場合、種々の
操作が、特に活性プロモーター(特に、本明細書中に開示されるもののような、
組織特異的プロモーター)を使用することによって、そして特定の形質転換宿主
細胞におけるメッセンジャーRNAの安定性を増加する配列を使用することによ
って、メッセンジャーRNAの発現を増強するために、使用され得る。
【0105】 代表的には、開始および翻訳終結領域は、終止コドン、ターミネーター領域、
そして必要に応じて、ポリアデニル化シグナルを含む。転写の方向(すなわち、
コード配列もしくはセンス配列の5’から3’への方向)で、その構築物は、転
写調節領域(もしあれば)、およびプロモーター(調節領域はそのプロモーター
の5’側または3’側のいずれかであり得る)、リボソーム結合部位、開始コド
ン、その開始コドンと相があったオープンリーディングフレームを有する構造遺
伝子、終止コドン、ポリアデニル化シグナル配列(もしあれば)、およびターミ
ネーター領域を含む。この配列は、二本鎖として、微生物宿主または真核生物宿
主の形質転換のために単独で使用され得るが、通常は、マーカーを含むDNA配
列とともに含まれ、その第2のDNA配列は、その宿主中へのそのDNAの導入
の間に発現構築物に結合され得る。
【0106】 機能的複製系が存在しない場合、その構築物はまた、好ましくは、その宿主に
中の配列と少なくとも約30塩基対(bp)、または少なくとも約40塩基対ま
たは少なくとも約50塩基対程度相同な配列の配列を含み、好ましくは少なくと
も約60bp、約70bp、約80bp、または約90bp〜約100bp程度
相同な配列の配列を含み、そして通常は約500bp〜約1000bp以下相同
な配列の配列を含む。この様式で、正当な組換えの確立が増大し、その結果、そ
の遺伝子は、その宿主中に組込まれ、そしてその宿主によって安定に維持される
。望ましいことには、その発現構築物の調節領域は、相補性を提供する選択した
治療遺伝子および競合的利点を提供する遺伝子に近接(しそしてまたこれらの遺
伝子に対して作動可能に位置)する。従って、その治療遺伝子が失われる事象に
おいて、生じた生物は、その競合利点を提供する遺伝子も失う可能性があり、そ
の結果、その生物は、インタクトな構築物を保持する遺伝子と、その環境におい
て競合できない。
【0107】 その選択した治療遺伝子は、転写開始領域および翻訳開始領域と転写終結領域
および翻訳終結領域との間に、その開始領域の調節制御下にあるように、導入さ
れ得る。この構築物は、プラスミドに含まれ得、このプラスミドは、少なくとも
1つの複製系を含むが、1つより多くを含み得、1つの複製系がそのプラスミド
の開発の間のクローニングに使用される場合、その第2の複製系が、最終宿主細
胞(この場合は、哺乳動物宿主細胞)において機能するために必要である。さら
に、以前に記載された1つ以上のマーカーが、存在し得る。組み込みが望まれる
場合、そのプラスミドは、望ましくは、その宿主ゲノムと相同な配列を含む。
【0108】 本明細書中に開示される遺伝子または他の核酸セグメントは、当該分野で周知
の種々の技術を使用して宿主細胞に挿入され得る。細胞中に核酸セグメントを送
達するための以下の5つの一般的方法が、記載されている:(1)化学的方法(
GrahamおよびVanDerEb、1973);(2)物理学的方法(例え
ば、マイクロインジェクション(Capecchi、1980)、エレクトロポ
レーション(米国特許第5,472,869号;WongおよびNeumann
、1982;Frommら、1985)、微粒子銃(本明細書中にその全体が参
考として特に援用される米国特許第5,874,265号)、「遺伝子銃」(Y
angら、1990));(3)ウイルスベクター(EglitisおよびAn
derson、1988);(4)レセプター媒介機構(Curielら、19
91;Wagnerら、1992);および(5)細菌媒介形質転換。
【0109】 (4.5 WT1特異的抗体およびその抗原結合フラグメント) 本発明は、さらに、本明細書中に開示される少なくとも第1のペプチドまたは
ペプチド改変体に特異的に結合する(かまたは免疫特異的である)抗体およびそ
の抗原結合フラグメントを提供する。本明細書において用いられる場合、抗体ま
たは抗原結合フラグメントは、ペプチドと検出可能なレベルで反応し(例えば、
ELISAにおいて)、そして同様の条件下で無関係のペプチドもしくはタンパ
ク質とは検出可能には反応しない場合、そのペプチドに「特異的に結合する」と
いわれる。本明細書において用いられる場合、「結合」は、「複合体」が形成さ
れるような2つの別々の分子間の非共有結合をいう。結合する能力は、例えば、
その複合体の形成についての結合定数を決定することにより評価され得る。その
結合定数は、その複合体の濃度を成分濃度の積で割って得られる値である。一般
に、複合体形成の結合定数が約10L/molを超える場合、本発明の文脈中
で2つの化合物は「結合する」といわれる。結合定数は、当該分野で周知の方法
を用いて決定され得る。
【0110】 上記の要件を満たす任意の薬剤が、結合剤であり得る。例示的実施形態におい
て、結合剤は、抗体またはその抗原結合フラグメントである。そのような抗体は
、当業者に公知の種々の技術(HarlowおよびLane,1988)のいず
れかによって調製され得る。一般に、組換え抗体の産生を可能にするために、細
胞培養技術(本明細書中に記載のモノクローナル抗体の産生を含む)によってか
、または適切な細菌細胞宿主または哺乳動物細胞宿主への抗体遺伝子のトランス
フェクションを介して、抗体は産生され得る。1つの技術では、そのペプチドを
含む免疫原は、広範な種々の哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、ヒツ
ジ、またはヤギ)のいずれかにまず注射される。この段階で、本発明のペプチド
は、改変なしの免疫原として作用し得る。あるいは、特に、比較的短いペプチド
について、そのペプチドがキャリアタンパク質(例えば、ウシ血清アルブミンま
たはキーホールリンペットヘモシアニン)に結合している場合、優れた免疫応答
が惹起され得る。この免疫原は、好ましくは所定のスケジュール(1回以上のブ
ースター免疫を組み込む)に従って、動物宿主に注射され、そしてその動物は、
定期的に採血される。次いで、そのペプチドに特異的なポリクローナル抗体は、
例えば、適切な固体支持体に結合しているそのペプチドを用いるアフィニティー
クロマトグラフィーにより、このような抗血清から精製され得る。
【0111】 目的の抗原性ペプチドに特異的なモノクローナル抗体は、例えば、Kohle
rおよびMilstein(1976)の技術およびその改良法を用いて、調製
され得る。手短に言えば、これらの方法は、所望する特異性(すなわち、目的の
ポリペプチドとの反応性)を有する抗体を産生し得る不死化細胞株の調製を含む
。このような細胞株は、例えば、上記のように免疫化された動物から得られた脾
臓細胞から調製され得る。次いで、この脾臓細胞は、例えば、(好ましくは、免
疫化された動物と同質遺伝子的である)ミエローマ細胞融合パートナーとの融合
によって不死化され得る。種々の融合技術が利用され得る。例えば、脾臓細胞お
よびミエローマ細胞は、数分間、非イオン性の界面活性剤と組み合わされ得、次
にハイブリット細胞の増殖を支持するがミエローマ細胞の増殖を支持しない選択
培地上に低密度でプレートされ得る。好ましい選択技法は、HAT(ヒポキサン
チン、アミノプテリン、チミジン)選択を用いる。十分な時間(通常約1〜2週
間)の後、ハイブリッドのコロニーが観察される。単一コロニーが選択され、そ
してこれらの培養上清がペプチドに対する結合活性について試験される。高い反
応性および特異性を有するハイブリドーマが、好ましい。
【0112】 モノクローナル抗体は、増殖するハイブリドーマコロニーの上清から単離され
得る。さらに、適切な脊椎動物宿主(例えば、マウス)の腹腔内へのハイブリド
ーマ細胞株の注射のような種々の技法が、収量の増加のために利用され得る。次
いで、モノクローナル抗体は、腹水または血液から収集され得る。夾雑物は、ク
ロマトグラフィー、ゲルろ過、沈降、および抽出のような従来の技法によってこ
の抗体から除去され得る。本発明のペプチドは、例えば、アフィニティクロマト
グラフィー工程における精製プロセスにおいて用いられ得る。
【0113】 特定の実施形態において、抗体の抗原結合フラグメントの使用は好ましくあり
得る。このようなフラグメントは、Fabフラグメントを含み、これは、標準的
な技術を用いて調製され得る。要するに、免疫グロブリンは、プロテインAビー
ズカラム上のアフィニティークロマトグラフィーによってウサギ血清から精製さ
れ得(HarlowおよびLane、1988)、そしてパパインによって消化
されてFabおよびFcフラグメントを生成し得る。Fabフラグメントおよび
Fcフラグメントは、プロテインAビーズカラムでのアフィニティークロマトグ
ラフィーによって、分離され得る。
【0114】 モノクローナル抗体およびそのフラグメントは、1つ以上の治療剤に結合され
得る。この点において、適切な物質としては、放射性トレーサー、および化学療
法剤(これは、例えば、インビトロにおいて自系の骨髄をパージするために用い
られ得る)が挙げられる。代表的な治療剤としては、放射性核種、分化誘導物質
、薬物、毒素、およびそれらの誘導体が挙げられる。好ましい放射性核種として
90Y、123I、125I、131I、186Re、188Re、211
t、および212Biが挙げられる。好ましい薬物として、メトトレキセート、
ならびにピリミジンアナログおよびプリンアナログが挙げられる。好ましい分化
誘導物質として、フォルボールエステルおよび酪酸が挙げられる。好ましい毒素
として、リシン、アブリン、ジフテリア毒素、コレラ毒素、ゲロニン(gelo
nin)、シュードモナス外毒素、赤痢菌毒素、およびアメリカヤマゴボウ抗ウ
ィルス性タンパク質が挙げられる。診断目的では、放射性因子の結合が、転移の
追跡を容易にするために、またはWT1陽性腫瘍の位置を確認するために用いら
れ得る。
【0115】 治療薬は、適切なモノクローナル抗体と、直接的にかまたは(例えば、リンカ
ー基を介して)間接的にかのいずれかで結合(例えば、共有結合)され得る。各
々が、他と反応し得る置換基を有する場合、薬剤と抗体との間の直接的な反応が
可能である。例えば、アミノ基またはスルフヒドリル基のような求核基は、無水
物または酸ハロゲン化物のようなカルボニル含有基と、あるいは他方では良好な
脱離基(例えば、ハロゲン化物)を有するアルキル基と反応し得る。
【0116】 あるいは、リンカー基を介して治療薬と抗体と結合することが望ましいであろ
う。リンカー基は、結合能力の妨害を避けるために、薬剤から抗体を離すスペー
サーのように機能し得る。リンカー基はまた、薬剤または抗体上の置換基の化学
反応性を増大するために供し得、従って結合効率を増大する。化学反応性の増大
はまた、(そうでなければ不可能である)薬剤または薬剤上の官能基の使用を容
易にし得る。
【0117】 ホモ官能性およびヘテロ官能性の両方の種々の二官能性試薬または多官能性試
薬(例えば、Pierce Chemical Co.,Rockford,I
Lのカタログに記載されているもの)が、リンカー基として利用され得ることが
当業者に明らかである。カップリングは、例えば、アミノ基、カルボキシル基、
スルフヒドリル基、または酸化された炭水化物残基を通じてなされ得る。このよ
うな方法論(米国特許第4,671,958号)を記載する多数の参考文献が存
在する。
【0118】 本発明の免疫複合体の抗体部分がないときに治療薬がより効き目のある場合は
、細胞中への内在化の間か、あるいは内在化の際に切断され得るリンカー基を用
いることが望ましいだろう。多数の異なる切断可能なリンカー基が、記載されて
いる。これらリンカー基からの薬剤の細胞内放出に関するメカニズムとして、ジ
スルフィド結合の還元(米国特許第4,489,710号)、感光性結合の照射
(米国特許第4,625,014号)、誘導体化されたアミノ酸側鎖の加水分解
(米国特許第4,638,045号)、血清補体を媒介した加水分解(米国特許
第4,671,958号)、および酸触媒加水分解(米国特許第4,569,7
89号)による切断が挙げられる。
【0119】 抗体に対する1つ以上の薬剤の結合が所望され得る。1つの実施形態において
、薬剤の複数の分子が、1つの抗体分子に対して結合される。別の実施形態にお
いて、1つ以上のタイプの薬剤が、1つの抗体分子に対して結合され得る。特定
の実施形態に関係なく、1つより多くの薬剤を有する免疫複合体が、多様な方法
で調製され得る。例えば、1つより多くの薬剤が、抗体分子に直接的に結合され
得るか、または付着のための複数の部位を提供するリンカーが用いられ得る。あ
るいは、キャリアが用いられ得る。キャリアは、直接的にかまたはリンカー基を
介してかのいずれかでの共有結合を含む、多様な方法でこの薬剤を保持し得る。
適切なキャリアとして、アルブミンようなタンパク質(米国特許第4,507,
234号)、アミノデキストランのようなペプチドおよびポリサッカライド(米
国特許第4,699,784号)が挙げられる。キャリアはまた、非共有結合に
よるか、またはカプセル化(例えば、リポソーム小胞中(米国特許第4,429
,008号および米国特許第4,873,088号))により薬剤を運び得る。
放射性核種薬剤に特異的なキャリアとして、放射ハロゲン化(radiohal
ogenated)低分子およびキレート化合物が挙げられる。例えば、米国特
許第4,735,792号は、代表的な放射ハロゲン化低分子およびそれらの合
成を開示する。放射性核種キレートは、金属放射性核種、または金属酸化物放射
性核種を結合するための供与体原子として、窒素原子および硫黄原子を含むよう
なキレート化合物から形成され得る。例えば、米国特許第4,673,562号
は、代表的なキレート化合物およびそれらの合成を開示する。
【0120】 この抗体および免疫複合体に関して種々の投与経路が用いられ得る。代表的に
は、投与は、静脈内、筋肉内、皮下、または切除した腫瘍の床(bed)内であ
る。抗体/免疫複合体の正確な用量は、用いる抗体、腫瘍に対する抗原密度、お
よび抗体のクリアランス速度に依存して変化することが明らかである。
【0121】 本明細書において、またWT1の免疫原性部分を模倣する抗イディオタイプ抗
体が提供される。このような抗体は、周知の技術を用いて、WT1の免疫原性部
分に特異的に結合する抗体、またはその抗原結合フラグメントに対して惹起され
得る。WT1の免疫原性部分を模倣する抗イディオタイプ抗体は、本明細書に記
載のように、WT1の免疫原性部分に特異的に結合する、抗体、またはその抗原
結合フラグメントに結合する抗体である。
【0122】 元々のWT1ペプチド特異的抗体の供給源にかかわりなく、インタクトな抗体
、抗体マルチマー、またはこの抗体の種々の抗原結合領域のいずれか1つが、本
発明において用いられ得る。代表的な機能的領域としては、WT1ペプチド特異
的抗体のscFv、Fv、Fab’、FabおよびF(ab’)フラグメント
が挙げられる。このような構築物を調製するための技術は、当業者に周知であり
、そして本明細書においてさらに例示されている。
【0123】 抗体構築物の選択は、種々の因子によって影響され得る。例えば、長い半減期
は、免疫グロブリンのFc部分の特徴である、腎臓内のインタクトな抗体の能動
的再吸収によって生じ得る。従って、IgGベースの抗体は、Fab’対応物よ
りも遅い血中クリアランスを示すことが予期される。しかし、Fab’フラグメ
ントベースの組成物は、一般に、より良好な組織浸潤能力を示す。
【0124】 抗体フラグメントは、非特異的なプロテアーゼであるパパインによる免疫グロ
ブリン全体のタンパク質分解によって得られ得る。パパイン消化は、「Fabフ
ラグメント」と呼ばれる2つの同一な抗原結合フラグメント(そのそれぞれは、
単一の抗原結合部位を有する)および残りの「Fcフラグメント」を生成する。
【0125】 パパインは、システイン、2−メルカプトエタノールまたはジチオスレイトー
ルで、活性部位のスルフヒドリル基を還元することによってまず活性化されるべ
きである。貯蔵酵素中の重金属は、最大の酵素活性を確実にするために、EDT
A(2mM)でのキレート化によって取り除かれるべきである。酵素および基質
は、通常、1:100の重量比で一緒に混合される。インキュベーション後、反
応は、ヨードアセトアミドでのチオール基の不可逆的なアルキル化によってか、
または単に透析によって停止され得る。消化の完全性は、SDS−PAGEによ
ってモニターされ、そして種々の画分は、プロテインAセファロースまたはイオ
ン交換クロマトグラフィーによって分離されるべきである。
【0126】 ウサギまたはヒト起源のIgG由来のF(ab’)フラグメントの調製のた
めの通常の手順は、酵素であるペプシンによる限定タンパク質分解(limit
ed proteolysis)である。この条件は、酢酸緩衝液、pH4.5
、37℃で100×抗体過剰(wt/wt)であり、このことは、抗体が内部重
鎖ジスルフィド結合のC末端側で切断されることを示唆する。マウスIgGの消
化の速度は、サブクラスで変化し得、そしてある程度の未消化のIgGも完全に
分解されたIgGもなしに、高い収率の活性なF(ab’)フラグメントを得
ることは困難かもしれない。詳細には、IgG2bは、完全な分解に非常に感受
性である。他のサブクラスは、至適の結果を生成するために異なるインキュベー
ション条件を必要とするが、その全てが当該分野で公知である。
【0127】 インタクトな抗体のペプシン処理は、F(ab’)フラグメントを生成する
。このフラグメントは、2つの抗原結合部位を有し、そして依然として抗原と架
橋し得る。ペプシンでのラットIgGの消化は、0.1M酢酸緩衝液(pH4.
5)中での透析、次いで1%(wt/wt)ペプシンとの4時間のインキュベー
ションを含む条件を必要とする;IgGおよびIgG2a消化は、最初に、0
.1Mギ酸緩衝液(pH2.8)で4℃16時間、続いて酢酸緩衝液に対して透
析した場合に、改善される。IgG2bでは、staphylococcal
V8プロテアーゼ(3%wt/wt)を含有する0.1Mリン酸ナトリウム緩衝
液(pH7.8)37℃4時間でのインキュベーションによって、より堅実な結
果が得られる。
【0128】 Fabフラグメントはまた、軽鎖の定常ドメインおよび重鎖の第一の定常ドメ
イン(CH1)を含む。Fab’フラグメントは、抗体のヒンジ領域由来の1つ
以上のシステインを含む、重鎖CH1ドメインのカルボキシル末端の2〜3の残
基の付加によってFabフラグメントとは異なる。F(ab’)抗体フラグメ
ントは、元々、Fab’フラグメントの対(その間にヒンジシステインを有する
)として産生された。抗体フラグメントの他の化学結合もまた公知である。
【0129】 用語「可変性(variable)」とは、本明細書において抗体に関して用
いる場合、可変ドメインの特定の部分が抗体間で配列が非常に異なっていること
を意味し、そしてその特定の抗原に対する各特定の抗体の結合および特異性にお
いて用いられる。しかし、この可変性は、抗体の可変ドメインにわたって均等に
は分布していない。これは、軽鎖および重鎖の可変ドメインの両方にある、「超
可変領域(hypervariable region)」と名づけられた3つ
の部分に集中している。
【0130】 可変性ドメインの、さらに高度に保存された部分は、フレームワーク領域(F
R)と呼ばれる。ネイティブな重鎖および軽鎖の可変ドメインは各々、4つのF
R(それぞれ、FR1、FR2、FR3およびFR4)を含み、これは3つの超
可変領域に接続されたβシート構成(ループ接続を形成する)にかなり適合して
おり、そしてある場合には、βシート構造の一部を形成する。
【0131】 各鎖における超可変領域は、FRに近接して一緒に保持され、そして他の鎖由
来の超可変領域とともに、抗体の抗原結合部位の形成に寄与する(Kabatら
、1991、参考として本明細書に詳細に援用される)。定常ドメインは、抗原
に対する抗体の結合に直接関与しないが、種々のエフェクター機能(例えば、抗
体依存性細胞毒性における抗体の関与)を示す。
【0132】 用語、「超可変領域」とは、本明細書において用いる場合、抗原結合を担う抗
体のアミノ酸残基をいう。超可変領域は、「相補性決定領域」または「CDR」
由来のアミノ酸残基(すなわち、軽鎖可変ドメインにおける残基24〜34(L
1)、50〜56(L2)および89〜97(L3)、ならびに重鎖可変ドメイ
ンにおける31〜35(H1)、50〜56(H2)および95〜102(H3
)(Kabatら、1991、参考として本明細書に詳細に引用されている))
、および/または「超可変ループ」由来のアミノ酸残基(すなわち、軽鎖可変ド
メインにおける残基26〜32(L1)、50〜52(L2)および91〜96
(L3)、ならびに重鎖可変ドメインにおける26〜32(H1)、53〜55
(H2)および96〜101(H3))を含む。「フレームワーク」すなわち「
FR」残基は、本明細書において規定された超可変領域残基以外の可変ドメイン
残基である。
【0133】 「Fv」フラグメントは、完全な抗原認識および結合部位を含む最小の抗体フ
ラグメントである。この領域は、1つの重鎖および1つの軽鎖の可変ドメインの
、緊密な共有結合による、二量体(ダイマー)からなる。この構成においては、
各可変ドメインの3つの超可変領域が、相互作用して、V−Vダイマーの表
面上の抗原結合部位を規定する。まとめると、6つの超可変領域が抗体に対して
抗原結合特異性を付与する。しかし、1つの可変ドメイン(または抗原に特異的
な3つの超可変領域しか含まないFvの半分)でさえ、抗原を認識してかつこれ
に結合する能力を有する(ただし、結合部位全体よりも低い親和性である)。
【0134】 「単鎖Fv」すなわち「sFv」抗体フラグメントは、抗体のVおよびV ドメインを含む。ここでこれらのドメインは、単一のポリペプチド鎖に存在する
。一般に、Fvポリペプチドは、さらに、抗原結合のために、sFvに所望の構
造を形成させることができるVドメインとVドメインとの間のポリペプチド
リンカーを、含む。
【0135】 「二価抗体(ダイボディ)(diabody)」とは、2つの抗原結合部位を
有する小さい抗体フラグメントである。このフラグメントは、同じポリペプチド
鎖(V−V)において軽鎖可変ドメイン(V)に接続された重鎖可変ドメ
イン(V)を含む。同じ鎖の上の2つのドメインの間の対合を可能にするには
短すぎるリンカーを用いることにより、このドメインは、別の鎖の相補性ドメイ
ンと対合するように強制され、そして2つの抗原結合部位を作成する。二価抗体
は、欧州特許出願番号EP404,097および国際特許出願公開番号WO93
/11161(各々は本明細書において参考として詳細に援用されている)に記
載されている。二価特異的または単特異的であり得る「リンカー抗体」は、Za
pataら(1995)(本明細書において参考として詳細に援用されている)
に記載のように、1対の抗原結合領域を形成する並列の1対のFdセグメント(
−C1−V−C1)を含む。
【0136】 他の型の改変体は、その改変体が生成された親の抗体に対して改善された生物
学的特性を有する抗体である。このような改変体または第2世代化合物は、代表
的には、親の抗体の1つ以上の置換された可変領域残基を含む置換改変体である
。このような置換改変体を生成する都合のよい方法は、ファージディスプレイを
用いるアフィニティー(親和性)成熟である。
【0137】 ファージディスプレイを用いるアフィニティー成熟(親和性成熟)では、いく
つかの超可変領域部位(例えば、6〜7部位)が、変異されて、各部位において
、全ての可能性のあるアミノ置換を生成する。このように生成された抗体改変体
は、糸状ファージ粒子から、各粒子内にパッケージされたM13の遺伝子III
産物に対する融合物として、一価の様式で提示される。ファージディスプレイ(
提示)された改変体は、次に、本明細書に開示されるように、その改変体の生物
学的活性(例えば、結合親和性)についてスクリーニングされる。改変のための
候補の超可変領域部位を同定するため、抗原結合に有意に寄与することが同定さ
れている超可変領域残基において、アラニンスキャンニング変異誘発を実施し得
る。
【0138】 あるいは、またはさらに、抗原抗体複合体の結晶構造を描写し、分析して抗体
と標的との間の接触点を同定し得る。このような接触残基および隣接残基は、置
換の候補である。一旦このような改変体が生成されれば、改変体のパネルは、ス
クリーニングに供され、そして類似であるが、1つ以上の関連のアッセイにおい
て異なるかまたはなお優れた特性を有する抗体が、さらなる開発のために選択さ
れる。
【0139】 抗体のFab’または抗原結合フラグメント(組織浸透に付随する利点を有す
る)を使用するにおいて、このフラグメントを改変することから、その半減期を
延長するというさらなる利点を誘導し得る。種々の技術(例えば、抗体分子自体
の操作または改変)、およびまたは不活性キャリアに対する結合体化が使用され
得る。標的に対して薬剤を送達するのではなく、半減期を延長するためだけの任
意の結合体化は、組織に浸透するために、Fab’および他のフラグメントが選
択されるという点で、注意深くアプローチされるべきである。それにもかかわら
ず、非タンパク質ポリマー(PEGなど)に対する結合体化が意図される。
【0140】 従って、結合体化以外の改変は、抗体フラグメントをさらに安定にするか、お
よび/または身体中の異化作用の速度を低下するように、抗体フラグメントの構
造を改変することに基づく。このような改変のための1つの機構は、L−アミノ
酸の代わりのD−アミノ酸の使用である。当業者は、このような改変の導入には
、その後に、得られた分子の厳密な試験を行って、所望の生物学的特性がなお保
持されていることを確認することが必要であることを理解する。さらなる安定化
のための改変は、生物学的分子の半減期を延長するために一般に用いられる、N
末端もしくはC末端のいずれか、またはその両方に対する安定化部分の付加の使
用を含む。例示のみの目的であるが、アシル化またはアミノ化による末端の改変
を所望し得る。
【0141】 本発明での使用のための中度の結合体化改変は、抗体フラグメントに対するサ
ルベージレセプター結合エピトープの組み込みを含む。これを達成するための技
術としては、抗体フラグメントの適切な領域の変異、または抗体フラグメントに
結合されたペプチドタグとしてのエピトープの組み込みが挙げられる。国際特許
出願公開番号WO96/32478は、このような技術をさらに例示する目的で
参考として本明細書に詳細に援用されている。サルベージレセプター結合エピト
ープは、代表的に、抗体フラグメント上の類似の位置に移されている、Fcドメ
インの1または2のループ由来の3以上のアミノ酸の領域である。国際特許出願
公開番号WO98/45331に開示のサルベージレセプター結合エピトープは
、本発明での使用のための参考として本明細書に援用されている。
【0142】 (4.6 WT1ペプチドに特異的なT細胞組成) 免疫療法組成物は、同様に、または代替的に、WT1に特異的なT細胞を含み
得る。このような細胞は、一般的に、標準的技術を用いてインビトロまたはイン
ビボで調製され得る。例えば、T細胞は、市販の細胞分離システム(例えば、N
exell Therapeutics,Inc.から入手可能なIsolex TM System(Irvine,CA;また、米国特許第5,240,856
号;米国特許第5,215,926号;国際特許出願公開番号WO89/062
80;国際特許出願公開番号WO91/16116および国際特許出願公開番号
WO92/07243を参照のこと))を用いて、骨髄、末梢血または哺乳動物
(例えば、患者)の骨髄もしくは末梢血の画分内に(またはそれらから単離され
て)存在し得る。あるいは、T細胞は、関連または非関連のヒト、非ヒト哺乳動
物の細胞株または培養物から得られ得る。
【0143】 T細胞は、WT1ペプチド、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチド、
および/またはWT1ペプチドを発現する抗原提示細胞(APC)で刺激され得
る。このような刺激は、WT1ペプチドに特異的なT細胞の生成を可能にするの
に十分な条件および時間で実施される。好ましくは、WT1ペプチドまたはポリ
ヌクレオチドは、抗原特異的T細胞の生成を容易にする、送達ビヒクル(例えば
マイクロスフェア)内に存在する。要するに、慣用的な技術(例えば、末梢血リ
ンパ球のFicoll/Hypaque(登録商標)密度勾配遠心分離)によっ
て、患者からまたは関連もしくは非関連ドナーから単離され得るT細胞が、WT
1ペプチドとインキュベートされる。例えば、T細胞は、WT1ペプチド(例え
ば、5〜25μg/ml)と、またはかなりの量のWT1ペプチドを合成する細
胞とともに、37℃で2〜9日間(代表的には4日間)インビトロでインキュベ
ートされ得る。コントロールとして用いるために、WT1ペプチドの非存在下で
、T細胞サンプルの別のアリコートをインキュベートすることが所望され得る。
【0144】 T細胞がWT1ペプチドでコートされた標的細胞、またはこのようなペプチド
をコードする遺伝子を発現する標的細胞を殺傷する場合、このT細胞はWT1ペ
プチドに特異的であるとみなされる。T細胞特異性は、任意の種々の標準的技術
を用いて評価され得る。例えば、クロム放出アッセイまたは増殖アッセイにおい
て、陰性コントロールと比べた場合、溶解および/または増殖における、2倍よ
り大きな刺激係数は、T細胞特異性を示す。このようなアッセイは、例えば、C
henら(1994)に記載のように実施され得る。あるいは、T細胞増殖の検
出は、種々の公知の技術によって達成され得る。例えば、T細胞増殖は、DNA
合成の増大した速度を測定することによって(例えば、トリチウム化チミジンを
用いるT細胞のパルス表示培養およびDNAに取り込まれるトリチウムチミジン
の量を測定することによって)検出され得る。T細胞増殖を検出するための他の
方法としては、インターロイキン−2(IL−2)生成、Ca2+流、または色
素取り込み(例えば、3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5
−ジフェニル−テトラゾリウム)の増大を測定する工程が挙げられる。あるいは
、リンホカイン(例えば、インターフェロンγ)の合成が測定され得るか、また
はWT1ペプチドに反応し得るT細胞の相対数が定量され得る。3〜7日間のW
T1ペプチドとの接触(200ng/ml〜100μg/ml、好ましくは10
0ng/ml〜25μg/ml)は、T細胞の増殖における少なくとも2倍の増
大を生じるはずであり、そして/または2〜3時間の上記のような接触では、T
細胞の活性化を生じるはずである(標準的サイトカインアッセイ(ここで、サイ
トカイン放出(例えば、TNFまたはIFN−γ)のレベルにおける2倍の増大
は、T細胞活性化の指標である)を用いて測定した場合)(Coliganら、
1998)。WT1特異的T細胞は、標準的技術を用いて増殖され得る。好まし
い実施形態において、T細胞は患者から、または関連もしくは非関連のドナーか
ら誘導され、そして刺激および増殖後に患者に投与される。
【0145】 WT1ペプチド、ポリヌクレオチドまたはWT1発現APCに応答して活性化
されたT細胞は、CD4および/またはCD8であり得る。CD4または
CD8T細胞の特異的活性化は、種々の方法で検出され得る。特異的T細胞活
性化を検出するための方法は、T細胞の増殖、サイトカイン(例えば、リンホカ
イン)の生成、または細胞溶解性活性の生成(すなわち、WT1に特異的な細胞
傷害性T細胞の生成)を検出する工程を含む。CD4T細胞について、特異的
T細胞活性化を検出するための好ましい方法は、T細胞の増殖の検出である。C
D8T細胞について、特定のT細胞活性化を検出するための好ましい方法は、
細胞溶解性活性の生成の検出である。
【0146】 治療目的のために、WT1ペプチド、ポリヌクレオチドまたはAPCに応答し
て増殖するCD4またはCD8T細胞は、インビトロまたはインビボのいず
れかで数が増加され得る。インビトロにおけるこのようなT細胞の増殖は、種々
の方法で達成され得る。例えば、T細胞は、T細胞増殖因子(例えば、インター
ロイキン2)および/またはWT1ペプチドを合成する刺激細胞の追加ありでま
たはなしで、WT1ペプチドに再曝露され得る。CD8T細胞応答を生成する
刺激細胞の追加が好ましい。T細胞は、WT1ペプチドでの間欠的再刺激に応答
して、特異性を保持しながらインビトロで多数に増殖され得る。要するに、初回
のインビトロ刺激(IVS)のために、多数のリンパ球(例えば、4×10
り多数)が、ヒト血清を含有する培地を含むフラスコに入れられ得る。WT1ペ
プチド(例えば、10μg/mlのペプチド)は、破傷風毒素(例えば、5μg
/ml)と一緒に直接添加され得る。次いでこのフラスコは、インキュベートさ
れ得る(例えば、7日間で37℃)。第二回目のIVSでは、次にT細胞が回収
され、そして2〜3×10個の照射末梢血単核球とともに新しいフラスコに入
れられる。WT1ペプチド(例えば、10μg/ml)を直接添加する。このフ
ラスコを37℃で7日間インキュベートする。第二回目のIVS後、2日目およ
び4日目に、2〜5単位のインターロイキン2(IL−2)を添加し得る。3回
目のIVSでは、T細胞がウェルに入れられ、そしてペプチドでコートされた、
個体の自己のEBV形質転換B細胞を用いて刺激され得る。IL−2は、各サイ
クルの2日目および4日目に添加され得る。細胞が細胞傷害性T細胞に特異的で
あることが示されればすぐに、それらの細胞を2日目、4日目および6日目に、
さらに高いIL−2(20単位)を用いる10日間刺激サイクルを用いて増殖し
得る。
【0147】 あるいは、WT1ペプチドの存在下で増殖する1つ以上のT細胞は、クローニ
ングによって、数を増加され得る。細胞をクローニングするための方法は、当該
分野で周知であり、そしてこれらとしては、限界希釈が挙げられる。応答T細胞
は、感作された患者の抹消血液からの密度勾配遠心分離、およびヒツジ赤血球の
ロゼット形成によって精製され得、そして照射された自己由来フィラー細胞の存
在下で正常な抗原で刺激することによって、培養中に樹立され得る。CD4
細胞株を生じさせるために、WT1ペプチドが、抗原性刺激として使用され、そ
してエプスタイン−バーウイルスでの感染によって不死化した自己由来の末梢血
液リンパ球(PBL)またはリンパ芽球細胞株(LCL)が、抗原提示細胞とし
て使用される。CD8T細胞株を生じさせるために、WT1ペプチドを産生す
る発現ベクターでトランスフェクトされた自己由来の抗原提示細胞が、刺激細胞
として使用され得る。樹立されたT細胞株は、刺激されたT細胞を96ウェル平
底プレート中1ウェルあたり0.5細胞の頻度で、1×10の照射したPBL
細胞またはLCL細胞および組換えインターロイキン−2(rIL2)(50U
/ml)とともにプレートすることによる抗原刺激の後2〜4日間クローニング
され得る。樹立したクローン増殖を有するウェルは、最初のプレーティング後約
2〜3週間後に同定され得、そして自己由来の抗原提示細胞の存在下で適切な抗
原で再刺激され得、引き続いて、抗原提示の2〜3日後に、低用量のrIL2(
10U/ml)の添加によって増殖され得る。T細胞クローンは、抗原およびr
IL2での約2週間ごとの周期的な再刺激によって、24ウェルプレート内に維
持され得る。クローニングおよび/または増殖された細胞は、例えば、Chan
gら、(1996)に記載のように、患者に投与し戻され得る。
【0148】 特定の実施形態において、同種異型のT細胞が、インビボおよび/またはイン
ビトロでプライムされ得る(すなわち、WT1に対して感作され得る)。このよ
うなプライミングは、T細胞を、WT1ペプチド、このようなペプチドをコード
するポリヌクレオチド、またはこのようなペプチドを産生する細胞と、T細胞の
プライミングを可能にするに十分な条件下で、そしてそのような時間にわたって
接触させることによって、達成され得る。一般に、T細胞は、例えば、WT1ペ
プチドと接触される場合にプライムされて、本明細書中に記載されるような標準
的な増殖アッセイ、クロム放出アッセイおよび/またはサイトカイン放出アッセ
イによって測定されるように、T細胞の増殖および/または活性化を生じると考
えられる。ネガティブコントロールと比較した、増殖または溶解における2倍よ
り大きな増加、およびサイトカインのレベルの3倍より大きな増加の、刺激係数
は、T細胞の特異性を示す。インビトロでプライムされた細胞は、例えば、骨髄
移植において、またはドナーのリンパ球注入物として、使用され得る。
【0149】 WT1に対して特異的なT細胞は、WT1タンパク質を発現する細胞を殺傷し
得る。T細胞レセプター(TCR)鎖をコードする遺伝子のWT1への導入が、
WT1保有白血病および癌細胞に対する応答を定量的および定性的に改善させる
ための手段として、使用される。WT1陽性細胞と反応し得るT細胞の数を増加
させるためのワクチンは、WT1保有細胞を標的化する1つの方法である。WT
1に対して特異的なT細胞を用いるT細胞治療は、別の方法である。代替の方法
は、WT1に対して特異的なTCR鎖をT細胞または細胞溶解減少の可能性のあ
る他の細胞に導入することである。適切な実施形態において、TCRα鎖および
β鎖が、WT1特異的T細胞株からクローニングされ、そして例えば、WO96
/30516(本明細書中に参考として援用される)に記載されるように、養子
T細胞治療のために使用される。
【0150】 (4.7 薬学的組成物およびワクチン処方物) 特定の局面では、ペプチド、ポリヌクレオチド、抗体および/またはT細胞を
、薬学的組成物または免疫原性組成物(すなわち、ワクチン)中に組み込み得る
。あるいは、薬学的組成物は、抗原提示細胞がWT1ペプチドを発現するように
、WT1ポリヌクレオチドでトランスフェクトされた抗原提示細胞(例えば、樹
状細胞)を含み得る。薬学的組成物は、1つ以上のこのような化合物または細胞
および生理的に受容可能なキャリアまたは賦形剤を含む。ワクチンは、1つ以上
のこのような化合物または細胞および免疫刺激薬(例えば、アジュバントまたは
リポソーム(この中に、化合物が取り込まれる))を含み得る。免疫刺激薬は、
外因性の抗原に対する免疫応答(抗体および/または細胞により媒介される)を
増強または強化する任意の物質であり得る。免疫刺激薬の例としては、アジュバ
ント、生分解性ミクロスフェア(例えば、ポリ乳酸ガラクチド(polylac
tic galactide)およびリポソーム(この中に、化合物が取り込ま
れる)(米国特許第4,235,877号)が挙げられる。ワクチン調製物は、
一般的に、例えば、PowellおよびNewman(1995)に記載される
。本発明の範囲内にある薬学的組成物およびワクチンはまた、生物学的に活性ま
たは不活性であり得る他の化合物を含み得る。例えば、他の腫瘍抗原の1つ以上
の免疫原性部分は、組成物またはワクチンにおいて、融合ペプチドに組み込まれ
てかまたは別個の化合物としてのいずれかで存在し得る。
【0151】 特定の実施形態において、薬学的組成物およびワクチンは、患者(例えば、ヒ
ト)においてWT1ペプチドに対して特異的なT細胞応答を惹起するように、設
計される。一般に、T細胞応答は、比較的短いポリペプチド(例えば、ネイティ
ブWT1ペプチドの23未満の連続したアミノ酸残基、好ましくは、4〜16の
連続した残基、より好ましくは、8〜16の連続した残基、そしてなおより好ま
しくは、8〜10の連続した残基を含む)の使用によって、支持され得る。代替
的に、またはさらに、ワクチンは、T細胞応答を優先的に増強する免疫刺激剤を
含み得る。換言すれば、この免疫刺激剤は、WT1ペプチドに対するT細胞応答
のレベルを、抗体応答が増強される量より比例的に大きな量だけ、増強し得る。
例えば、標準的な油に基づくアジュバント(例えば、CFA)と比較する場合に
、T細胞応答を優先的に増強する免疫刺激剤は、WT1ネガティブコントロール
細胞株と比較して、増殖性T細胞応答を少なくとも2倍、溶解応答を少なくとも
10%、そして/またはT細胞活性化を少なくとも2倍増強し得るが、抗体応答
を検出可能には増強しない。WT1ペプチドに対するT細胞応答または抗体応答
が増強される量は、一般に、当該分野において公知の任意の代表的な技術(本明
細書中に教示されるような)を使用して、決定され得る。
【0152】 薬学的組成物またはワクチンは、上記のような1つ以上のペプチドをコードす
るDNAを含み得、その結果、このペプチドはインサイチュで生成される。上記
のように、DNAは、当業者に公知の種々の任意の送達系(核酸発現系、細菌性
発現系、およびウイルス性発現系、ならびに哺乳動物発現系を含む)において存
在し得る。多数の遺伝子送達技術が当該分野において周知である(Rollan
d,1998、およびそこに引用される参考文献によって記載される技術)。適
切な核酸発現系は、患者における発現のために必要なDNA配列、cDNA配列
、またはRNA配列を含む(例えば、適切なプロモーターおよび終結シグナル)
。細菌性送達系は、細胞表面上でペプチドの免疫原性部分を発現するかまたはこ
のようなエピトープを分泌する細菌(例えば、Bacillus−Calmet
te−Guerrin)の投与を含む。好ましい実施形態では、ウイルス性発現
系(例えば、ワクシニアもしくは他のポックスウイルス、レトロウイルス、また
はアデノウイルス)を使用してDNAを導入し得る。このウイルス発現系は、非
病原性(欠損性)で複製能力のあるウイルスの使用を含み得る(Fisher−
Hochら、1989;Flexnerら、1989;Flexnerら、19
90;米国特許第4,603,112号、米国特許第4,769,330号、米
国特許第5,017,487号;国際特許出願公開番号WO89/01973;
米国特許第4,777,127号;英国特許第2,200,651号;欧州特許
第0,345,242号;国際特許出願公開番号WO91/02805;Ber
kner、1988;Rosenfeldら、1991;Kollsら、199
4;Kass−Eislerら、1993;Guzmanら、1993a;およ
びGuzmanら、1993)。このような発現系にDNAを組み込む技術は、
当業者に周知である。DNAはまた、例えば、Ulmerら(1993)におい
て記載され、そしてCohen(1993)によって概説されるように、「裸」
であり得る。裸のDNAの取り込みは、生分解性ビーズ(これは、細胞に効率的
に輸送される)上にDNAをコーティングすることによって増加され得る。ワク
チンがポリヌクレオチドとペプチド成分との両方を含み得ることが、明らかであ
る。このようなワクチンは、増強された免疫応答を提供し得る。
【0153】 上記のように、薬学的組成物またはワクチンは、WT1ペプチドを発現する抗
原提示細胞を含み得る。本明細書中に記載されるように、治療の目的で、抗原提
示細胞は、好ましくは、自己由来の樹状細胞である。このような細胞は、標準的
な技術(Reevesら、1996;Tutingら、1998;およびNai
rら、1998)を使用して、調製およびトランスフェクトされ得る。抗原提示
細胞の表面でのWT1ペプチドの発現は、本明細書中に記載されるように、イン
ビトロ刺激アッセイおよび標準的な増殖アッセイ、ならびにクロム放出アッセイ
によって、確認され得る。
【0154】 本教示を利用して、ワクチンは、本明細書中に提供されるポリヌクレオチドお
よびペプチドの薬学的に受容可能な塩を含有し得ることが、当業者に明らかであ
る。このような塩は、薬学的に受容可能な非毒性の塩基(有機塩基(例えば、一
級、二級、および三級アミンならびに塩基性アミノ酸の塩)および無機塩基(例
えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウムおよびマグ
ネシウムの塩)を含む)から調製され得る。句「薬学的にかまたは薬理学的に受
容可能な」とは、動物またはヒトに適切に投与される場合に、有害反応、アレル
ギー性反応、または他の有意な都合の悪い反応を生じない、分子の実体または組
成物をいう。本明細書中において使用される場合に、「薬学的に受容可能なキャ
リア」は、任意のおよび全ての溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌剤および抗
真菌剤、等張剤および吸収遅延剤などを含む。このような媒体および薬剤の、薬
学的な活性物質のための使用は、当該分野において周知である。任意の従来の媒
体または薬剤が活性成分と非適合性である場合において、治療組成物におけるそ
の使用が考慮されることが予測される。ヒトへの投与に関して、調製物は、生物
製剤の標準の、食品医薬品局によって要求されるような、滅菌、発熱性、ならび
に一般的な安全性および純度の標準を満たすべきである。補充的な活性成分もま
た、この組成物に組み込まれ得る。
【0155】 当業者に公知の任意の適切なキャリアが、本発明の薬学的組成物において使用
され得るが、キャリアの型は、投与の様式に依存して変化する。本発明の組成物
は、任意の適切な投与の様式(例えば、局所的投与、経口投与、経鼻投与、静脈
内投与、頭蓋内投与、腹腔内投与、皮下投与、または筋内投与を含む)について
処方され得る。非経口投与(例えば、皮下注射)については、キャリアは、好ま
しくは、水、生理食塩水、アルコール、脂肪、ろう、または緩衝液を含む。経口
投与については、任意の上記のキャリアまたは固体キャリア(例えば、マンニト
ール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサッカリ
ン、タルク、セルロース、グルコース、スクロース、および炭酸マグネシウム)
を使用し得る。生分解性ミクロスフェア(例えば、ポリラクテートポリグリコレ
ート)もまた、本発明の薬学的組成物のためのキャリアとして使用され得る。適
切な生分解性ミクロスフェアは、例えば、米国特許第4,897,268号;同
第5,075,109号;同第5,928,647号;同第5,811,128
号;同第5,820,883号;同第5,853,763号;同第5,814,
344号、および同第5,942,252号に開示される。特定の局所用途につ
いては、周知の成分を使用する、クリームまたはローションのような処方物が好
ましい。
【0156】 このような組成物はまた、以下を含み得る:緩衝液(例えば、中性の緩衝化生
理食塩水またはリン酸緩衝化生理食塩水)、炭水化物(例えば、グルコース、マ
ンノース、スクロース、またはデキストラン)、マンニトール、タンパク質、ペ
プチド、またはアミノ酸(例えば、グリシン)、抗酸化剤、静菌剤、キレート剤
(例えば、EDTAまたはグルタチオン)、アジュバント(例えば、水酸化アル
ミニウム)、処方物をレシピエントの血液と等張性にか、低張性にか、もしくは
わずかに高張性にする溶質、懸濁剤、増粘剤および/または保存剤。あるいは、
本発明の組成物は、凍結乾燥物(lyophilizate)として処方され得
るか、または周知技術を使用して、1つ以上のリポソーム、ミクロスフェア、ナ
ノ粒子、もしくは微小化送達系を用いて、処方され得る。
【0157】 任意の種々の免疫刺激剤(例えば、アジュバント)が、本発明のワクチン組成
物の調製において使用され得る。大半のアジュバントは、迅速な異化作用から抗
原を保護するために設計された物質(例えば、水酸化アルミニウムまたは鉱油)
、および免疫応答の刺激物質(例えば、脂質A、Bortadella per
tussisまたはMycobacterium tuberculosis由
来のタンパク質)を含む。適切なアジュバントは、例えば、ミョウバンに基づく
アジュバント(例えば、Alhydrogel、Rehydragel、リン酸
アルミニウム、Algammulin、水酸化アルミニウム);油に基づくアジ
ュバント(フロイント不完全アジュバントおよび完全アジュバント(Difco
Laboratories,Detroit,MI)、Specol,RIB
I,TiterMax,Montanide ISA50またはSeppic
MONTANIDE ISA 720);非イオン性ブロックコポリマーに基づ
くアジュバント、サイトカイン(例えば、GM−CSFまたはFlat3−リガ
ンド);Merck Adjuvant 65(Merck and Comp
any,Inc.,Rahway,NJ);AS−2(SmithKline
Beecham,Philadelphia,PA);カルシウム、鉄または亜
鉛の塩;アシル化チロシンの不溶性懸濁物;アシル化糖;カチオン性またはアニ
オン性に誘導体化された多糖類;ポリホスファゼン;生分解性ミクロスフェア;
モノホスホリル脂質AおよびQuil Aのように市販されている。GM−CS
Fまたはインターロイキン−2、インターロイキン−7、もしくはインターロイ
キン−12のようなサイトカインもまた、アジュバントとして使用され得る。
【0158】 ヘモシアニンおよびヘモエリトリンもまた、本発明において使用され得る。キ
ーホールリンペット由来のヘモシアニン(KLH)の使用が特に好ましいが、他
の軟体動物および節足動物のヘモシアニンおよびヘモエリトリンが、使用され得
る。種々の多糖類アジュバントもまた、使用され得る。多糖類のポリアミン改変
体(例えば、脱アセチルキチンを含むキチンおよびキトサン)が特に好ましい。
【0159】 アジュバントのさらに好ましい群は、細菌ペプチドグリカンのムラミルジペプ
チド(MDP、N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン)の
群である。ムラミルジペプチドの誘導体(例えば、アミノ酸誘導体であるスレオ
ニル−MDP、および脂肪酸誘導体であるMTPPE)もまた、考慮される。
【0160】 米国特許第4,950,645号は、ムラミルジペプチドの親油性ジサッカリ
ド−トリペプチド誘導体を記載し、これは、ホスファチジルコリンおよびホスフ
ァチジルグリセロールから形成された人工リポソームにおいて使用することが提
唱される。これは、ヒト単球を活性化する際および腫瘍細胞を破壊する際に有効
であるが、一般的な高用量において非毒性であるといえる。米国特許第4,95
0,645号および国際特許出願番号WO91/16347の化合物もまた、本
発明の特定の局面を達成する際に使用されることが、提唱される。
【0161】 BCGおよびBCGの細胞壁骨格(CWS)もまた、トレハロースジミコレー
トありまたはなしで、本発明においてアジュバントとして使用され得る。トレハ
ロースジミコレートは、それ自体で使用され得る。Azumaら(1998)は
、トレハロースジミコレートの投与が、マウスにおいて、インフルエンザウイル
ス感染に対する増大された耐性と相関することを示す。トレハロースジミコレー
トは、米国特許第4,579,945号に記載されるように、調製され得る。
【0162】 両親媒性の薬剤および表面活性薬剤(例えば、サポニンおよび誘導体(例えば
、QS21)(Cambridge Biotech))は、本発明の免疫原と
ともに使用するための好ましいアジュバントのなお別の群を形成する。非イオン
性ブロックコポリマー界面活性剤(Rabinovichら、1994;Hun
terら、1991)もまた、使用され得る。Yamamotoら(1988)
によって記載されるように、オリゴヌクレオチドは、アジュバントの別の有用な
群である。Quil Aおよびレンチネン(lentinen)もまた、好まし
いアジュバントである。
【0163】 スーパー抗原もまた、本発明においてアジュバントとしての使用について考慮
される。「スーパー抗原」とは、一般に、抗原プロセシングに対する要求なしに
、ペプチド抗原より大きなTリンパ球の集団を刺激する、細菌産物である(Mo
oneyら、1994)。スーパー抗原としては、Staphylococcu
s表面タンパク質(例えば、S.aureusおよびS.epidermidi
s由来のα、β、γおよびδエンテロトキシン、ならびにα、β、γおよびδ
E.coli細胞体外毒素)が挙げられる。
【0164】 通常のStaphylococcusエンテロトキシンは、ブドウ球菌エンテ
ロトキシンA(SEA)およびブドウ球菌エンテロトキシンB(SEB)として
公知であり、E(SEE)までのエンテロトキシンが、記載されている(Rot
tら、1992)。Streptococcus pyogenes B(SE
B)、Clostridium perfringensエンテロトキシン(B
ownessら、1992)、S.pyogenes由来の細胞質膜関連タンパ
ク質(CAP)(Satoら、1994)およびS.aureus由来のトキシ
ックショック症候群毒素−1(TSST−1)(Schwabら、1993)が
、さらに有用なスーパー抗原である。
【0165】 本発明において使用するために特に適したアジュバントの1つの群は、米国特
許第4,866,034号の精製された無毒化内毒素のような、無毒化内毒素で
ある。これらの精製された無毒化内毒素は、哺乳動物におけるアジュバント応答
を生じる際に効果的である。
【0166】 無毒化内毒素は、他のアジュバントと組み合わせられ得る。無毒化内毒素とト
レハロースジミコレートとの組み合わせが、米国特許第4,435,386号に
記載されるように、考慮される。無毒化内毒素とトレハロースジミコレートおよ
び内毒素の糖脂質との組み合わせ(米国特許第4,505,899号)もまた、
米国特許第4,436,727号、同第4,436,728号、および同第4,
505,900号に記載されるように、無毒化内毒素と細胞壁骨格(CWS)ま
たはCWSおよびトレハロースジミコレートとの組み合わせと同様に、考慮され
る。無毒化内毒素を含まない、CWSとトレハロースジミコレートのみの組み合
わせもまた、米国特許第4,520,019号に記載されるように、有用である
と予測される。
【0167】 MPLは、本明細書中における使用のための、現在好ましい1つの免疫増強剤
である。MPLの使用を考慮する参考文献としては、以下が挙げられる:Tom
aiら(1987)、Chenら(1991)ならびにGargおよびSubb
arao(1992)(これらは各々、加齢マウスの反応におけるMPLの特定
の役割を考慮する);Elliottら(1991)(これは、D−ガラクトサ
ミドを負荷したマウスならびにリポ多糖類およびMPLに対するその増強された
感受性を考慮する);Chaseら(1986)(これは、細菌感染に関する)
;ならびにMasihiら(1988)(これは、Toxoplasma go
ndiiに対するマウスの耐性に対する、MPLおよび内毒素の効果を記載する
)。Fitzgerald(1991)もまた、梅毒ワクチンの免疫原性をアッ
プレギュレートするため、およびウサギにおけるチャレンジ感染に対する有意な
保護を与えるための、MPLの使用に関して報告した。
【0168】 従って、MPLは、上記モデル系において示されるように、使用のために安全
であることが公知である。第I相臨床試験もまた、MPLが使用のために安全で
あることを示した(Vosikaら、1984)。実際に、100μg/m
、外来患者に基づいてさえも、ヒトへの使用のために安全であることが公知であ
る(Vosikaら、1984)。
【0169】 MPLは、一般に、ポリクローナルB細胞の活性化を誘導し(Bakerら、
1994)、そして多くの系(例えば、免疫学的に未熟なマウス(Bakerら
、1988);加齢マウス(TomaiおよびJohnson、1989);な
らびにヌードマウスおよびXidマウス(MadonnaおよびVogel、1
986;Myersら、1995)において、抗体産生を増大させることが示さ
れた。抗体産生は、赤血球(Hrabaら、1993);T細胞依存性抗原およ
びT細胞非依存性抗原;Pnu−免疫ワクチン(GargおよびSubbara
o、1992);単離された腫瘍関連抗原(米国特許第4,877,611号)
;同系の腫瘍細胞(Livingstonら、1985;Ravindrana
thら、1994a;b);ならびに腫瘍関連ガングリオシド(Ravindr
anathら、1994a;b)に対して、示された。
【0170】 MPLの別の有用な寄与は、Bakerら(1988a)(これは、MPLが
若年マウスにおいて抗体応答を増加させる能力を記載する)によって示されたよ
うに、これがIgM応答を増加させることである。このことは、本発明の特定の
実施形態において使用するためのアジュバントの、特に有用な特徴である。My
ersら(1995)は、最近、ウイルスのT細胞非依存性抗体産生によって、
MPLがIgM抗体を誘導する能力に関して報告した。
【0171】 Myersら(1995)の研究において、MPLは、ハプテンであるTNP
と結合体化された。MPLは、他のハプテン(例えば、ペプチド)のためのキャ
リアとしての使用について提唱された。
【0172】 MPLはまた、マクロファージを活性化および漸増させる(Vermaら、1
992)。TomaiおよびJohnson(1989)は、MPLによって刺
激されたT細胞が、マクロファージによるIL−1分泌を増強することを示した
。MPLはまた、スーパーオキシド生成、リゾチーム活性、食菌作用、およびカ
ンジダ属の殺傷を、マウス腹膜マクロファージにおいて活性化することが公知で
ある(Chenら、1991)。
【0173】 T細胞に対するMPLの効果は、MPLによる細胞傷害性因子(例えば、TN
F)の内因性産生をBCGでプライムされたマウスの血清において、誘導する(
Bennettら、1988)。Kovachら(1990)およびEllio
tら(1991)もまた、MPLがTNF活性を誘導することを示す。MPLは
、TNF−αとともに作用して、NK細胞によるIFN−γの放出を誘導するこ
とが公知である。T細胞によるMPLに応答したIFN−γ産生もまた、Tom
aiおよびJohnson(1989)、ならびにOdeanら(1990)に
よって記載された。
【0174】 MPLはまた、強力なT細胞アジュバントであることが公知である。例えば、
MPLは、黒色腫抗原特異的CTLの増殖を刺激する(Mitchellら、1
988、1993)。さらに、Bakerら(1988b)は、非毒性MPLが
、サプレッサT細胞活性を不活化することを示した。当然、生理学的環境におい
ては、Tサプレッサ細胞の不活化は、例えば、増大した抗体産生によって実現さ
れるように、動物に対する利点を増加させ得る。JohnsonおよびToma
i(1988)は、MPLのアジュバント作用の可能な細胞媒介物および分子媒
介物に関して、報告した。
【0175】 MPLはまた、血小板の凝集を誘導すること、およびセロトニン分泌の誘導の
前に血小板タンパク質をリン酸化することが、公知である(Grabarekら
、1990)。この研究は、MPLが、プロテインキナーゼCの活性化およびシ
グナル伝達に関与することを示す。
【0176】 MPLの構造および機能を考慮する多くの文献が挙げられる。これらとしては
、Johnsonら(1990)が挙げられ、これは、Salmonella
minnesota Re595リポ多糖類から得られたMPLホモログの構造
的特徴づけを記載する。Johnsonら(1990)の研究は、Grabar
ekら(1990)と共通して、MPLの脂肪酸部分が、市販の種においてさえ
も変化し得ることを示す。薄層クロマトグラフィーによってMPLを8つの画分
に分離する際に、Johnsonら(1990)は、ヒト血小板応答を使用して
評価した場合に、3つが特に活性であることを見出した。種々のMPL種の化学
的組成が、Johnsonら(1990)によって特徴付けられた。
【0177】 Bakerら(1992)はさらに、脂質Aおよびそのアナログがサプレッサ
T細胞活性の発現を廃止する能力に影響を与える構造的特徴を分析した。この著
者らは、脂質Aにおけるリン酸基の数が2から1に減少したこと(すなわち、モ
ノホスホリル脂質A、すなわちMPLを生成すること)、ならびに主として3位
において残基を除去することによって、脂肪アシル含有量が低下して、その結果
、毒性が次第に減少すること;しかし、これらの構造的改変は、Tsの機能の発
現を廃止する能力には影響を与えなかったことを報告した(Bakerら、19
92)。これらの型のMPLは、本発明における使用のために理想的である。
【0178】 Bakerら(1992)はまた、脂肪アシル含有量を5から4に低下させる
と(脂質Aの前駆体IVまたはI)、Tsの機能に影響を与える能力を排除
したが、B細胞のポリクローナル活性を誘導しなかったことを示した。これらの
研究は、Tsの機能の発現を廃止し得るためには、脂質Aがグルコサミンジサッ
カリドでなければならないこと;1つまたは2つのいずれかのリン酸基を有し得
ること;および少なくとも5つの脂肪アシル基を有さなければならないことを示
す。また、ヒドロキシル化されていない脂肪酸の鎖長、およびアシルオキシアシ
ル基の位置(2’位対3’位)が、重要な役割を果たし得る(Bakerら、1
992)。
【0179】 脂質AがサプレッサT細胞(Ts)の活性の発現を廃止する能力に対する、鎖
長と脂肪アシル基の位置との間の関係を試験する際に、Bakerら(1994
)は、C12〜C14の脂肪アシル鎖の長さが、生物活性のために最適であるよ
うであることを見出した。従って、これらの使用は依然として可能であるが、比
較的短い鎖長(Pseudomonas aeruginosaおよびChro
mobacterium violaceum由来のC10〜C12)、または
優勢に長い鎖長(Helicobacter pylori由来のC18)の脂
肪アシル基を有する脂質A調製物は、本発明における使用のためにさほど好まし
くない。
【0180】 Bakerら(1994)はまた、いくつかの細菌リポ多糖類の脂質Aの近位
内側コア領域オリゴサッカリドが、Ts活性の発現を増加させることを示した;
これは主として、グラム陰性細菌の間で比較的構造が保存されているようなオリ
ゴサッカリドが、関連しない微生物抗原に対する正常な抗体応答の経過中にCD
Tsの集団が生じる際に、拡大または拡張する能力に起因する。観察された
さらなる免疫抑制の発現のために必要とされる最低限の構造は、1つの2−ケト
−3−デオキシオクトン酸(deoxyoctonate)残基、2つのグルコ
ース残基、および3つのヘプトース残基(これらに、2つのピロホスホリルエタ
ノールアミン基が結合している)を含む六糖類であることが報告された(Bak
erら、1994)。この情報は、本発明において使用するためのさらなるアジ
ュバントを利用する際、または設計する際にさえ、考慮され得る。
【0181】 研究の一般的に関連するラインにおいて、Tanamotoら(1994a;
b;1995)は、アセチル化またはスクシニル化の後の化学的に合成された脂
質A前駆体における、内毒素活性の解離を記載した。従って、「アセチル406
」および「スクシニル516」(Tanamotoら、1994a;b;199
5)のような化合物もまた、本発明における使用のために考慮される。
【0182】 合成MPLは、抗原の特に好ましい群を形成する。例えば、Bradeら(1
993)は、抗脂質A MAbに結合する、脂質Aのビスホスホリル化グルコサ
ミンジサッカリド骨格を含む人工糖結合体を記載した。これは、本発明の特定の
局面において使用するための1つの候補である。
【0183】 米国特許第4,987,237号に記載されるMPL誘導体は、本発明におい
て使用するために特に考慮される。米国特許第4,987,237号は、1つ以
上の遊離基(例えば、アミン)を、エステル基を介してモノホスホリル脂質A核
の一級ヒドロキシル基に結合した側鎖上に含む、MPL誘導体を記載する。これ
らの誘導体は、脂質Aをカップリング剤を介して種々の生物学的に活性な物質に
結合するための、好都合な方法を提供する。脂質Aの免疫刺激剤特性は、維持さ
れる。米国特許第4,987,237号による全てのMPL誘導体は、本発明の
MPLアジュバントに取り込まれた細胞において使用するために、考慮される。
【0184】 ヒトにおいては通常使用されないものでさえも、例えば、抗体を惹起すること
、または活性化したT細胞を引き続いて得ることが望ましい場合には、種々のア
ジュバントが、動物において依然として使用され得る。アジュバントまたは細胞
のいずれかから生じ得る、毒性または他の有害な影響(例えば、照射されていな
い腫瘍細胞を使用して生じ得るような)は、このような状況においては関連しな
い。
【0185】 本明細書中において提供されるワクチンにおいて、アジュバント組成物は、好
ましくは、Th1型に優勢な免疫応答を誘導するよう設計される。高レベルのT
h1型サイトカイン(例えば、IFN−γ、TNFα、IL−2およびIL−1
2)は、投与された抗原に対して、細胞により媒介される免疫応答の誘導を支持
する傾向がある。対照的に、高レベルのTh2型サイトカイン(例えば、IL−
4、IL−5、IL−6およびIL−10)は、体液性免疫応答の誘導を支持す
る傾向がある。本明細書中に提供されるようなワクチンの適用に続いて、患者は
、Th1型およびTh2型の応答を誘導する免疫応答を支持する。応答が優勢的
にTh1型である、好ましい実施形態においては、Th1型サイトカインのレベ
ルは、Th2型サイトカインのレベルより大きな程度まで増加する。これらのサ
イトカインのレベルは、標準的なアッセイを使用して、容易に評価され得る。サ
イトカインのファミリーの総説については、例えば、MosmannおよびCo
ffman(1989)を参照のこと。
【0186】 Th1型優勢の応答を誘発する使用のための好ましいアジュバンドは、例えば
、モノホスホリルリピドA、好ましくは3−de−O−アシル化モノホスホリル
リピドA(3D−MPL)とアルミニウム塩との組み合わせを含む。MPLアジ
ュバンドは、Corixa Corporation(Seattle,WA;
米国特許第4,436,727号;同第4,877,611号;同第4,866
,034号および同第4,912,094号を参照のこと(これらの各々は、本
明細書においてその全体が参考として具体的に援用されている))から入手可能
である。CpG含有オリゴヌクレオチド(ここで、CpGジヌクレオチドはメチ
ル化されていない)はまた、Th1優勢の応答を誘導する。このようなオリゴヌ
クレオチドは周知であり、そして例えば国際特許出願WO96/02555およ
び国際特許出願WO99/33488に記載される。免役刺激DNA配列はまた
、例えば、Satoら(1996)に記載されている。別の好ましいアジュバン
ドは、サポニン、好ましくはQS21(Aquila Biopharmace
uticals Inc.,Framingham,MA)であり、これは単独
でか、または他のアジュバンドと組み合わせて使用され得る。例えば、増強され
た系は、モノホスホリルリピドAとサポニン誘導体との組み合わせ(例えば、Q
S21と3D−MPLとの組み合わせ(例えば、国際特許出願WO94/001
53を参照のこと))、またはQ21がコレステロールで抑制(quench)
される、あまり反応発生的(reactogenic)でない組成物(例えば、
国際特許出願WO96/33739を参照のこと)を含む。他の好ましい処方物
は、水中油乳濁液およびトコフェロールを含む。水中油乳濁液中にQS21、3
D−MPLおよびトコフェロールを含む特に強力なアジュバンド処方物がまた記
載されている(国際特許出願WO95/17210を参照のこと)。
【0187】 他の好ましいアジュバンドとしては、Montanide ISA 720(
Seppic)、SAF(Chiron)、ISCOMS(CSL)、MF−5
9(Chiron)、SBASシリーズのアジュバンド(例えば、SBA−2も
しくはSBAS−4(SmithKline Beecham,Rixensa
rt,Belgiumから入手可能))、Detox(Corixa Corp
oration)、RC−529(Corixa Corporation)お
よびアミノアルキルグルコサミド4−ホスフェート(AGP)が挙げられる。
【0188】 本明細書中で提供されるいずれのワクチンも、1以上の抗原、1以上の免役刺
激剤またはアジュバンド、および1以上の適切なキャリア、賦形剤、または薬学
的に受容可能な緩衝剤の組み合わせから得られる周知の方法を使用して調製され
得る。本明細書において記載される組成物は、徐放性処方物(すなわち、投与後
、化合物の緩徐な放出をもたらすカプセル、スポンジ、またはゲル(例えば、多
糖類から構成される)のような処方物)の一部として投与され得る。このような
処方物は一般に、周知の技術(Coombesら、1996)を用いて調製され
得、そして例えば、口腔移植、直腸移植または皮下移植によってか、あるいは所
望の標的部位への移植によって投与され得る。徐放性処方物は、キャリアマトリ
ックスに分散され、そして/または速度制御膜に囲まれた貯蔵所内に含まれる、
ペプチド、ポリヌクレオチドまたは抗体を含み得る。
【0189】 このような処方物内での使用のためのキャリアは、好ましくは、生体適合性で
あり、そしてまた生分解性でもあり得;好ましくは、この処方物は比較的一定レ
ベルの活性成分の放出を提供する。このようなキャリアとしては、ポリ(ラクチ
ド−co−グリコリド)、およびポリアクリレート、ラテックス、デンプン、セ
ルロースおよびデキストランの微粒子が挙げられる。他の徐放キャリアとしては
、超分子バイオベクター(biovector)が挙げられ、このバイオベクタ
ーとしては、非液体親水性コア(例えば、架橋ポリサッカリドまたは架橋オリゴ
サッカリド)および、必要に応じて、両親媒性化合物(例えば、リン脂質)を含
む外部層を含む(米国特許第5,151,254号;国際特許出願WO94/2
0078;国際特許出願WO94/23701;および国際特許出願WO96/
06638)。徐放性処方物内に含まれる活性化合物の量は、移植の部位、放出
の速度および予期される期間、ならびに処置または予防されるべき状態の性質に
依存する。
【0190】 任意の種々の送達ビヒクルが、薬学的組成物およびワクチン内で使用され、腫
瘍細胞を標的とする抗原特異的免疫応答の生成を容易にし得る。送達ビヒクルと
しては、抗原提示細胞(APC)(例えば、樹状細胞、マクロファージ、B細胞
、単球、および効率的なAPCであるように操作され得る他の細胞)が挙げられ
る。このような細胞は、抗原を提示する能力を増大するように、T細胞応答の活
性化および/または維持を改良するように、それ自体で抗腫瘍効果を有するよう
に、そして/あるいは受け手と免疫学的に適合性(すなわち、一致するHLAハ
プロタイプ)であるように遺伝学的に改変され得るが、改変される必要はない。
APCは、一般に、種々の生物学的な流体および器官(腫瘍および腫瘍周辺組織
を含む)のいずれかから単離され得、そして自己細胞、同種異系細胞、同系細胞
、または異種細胞であり得る。
【0191】 本発明の特定の好ましい実施形態は、抗原提示細胞として、樹状細胞またはそ
の前駆細胞を使用する。樹状細胞は、高度に強力なAPCであり(Banche
reauおよびSteinman、1998)、そして予防的または治療的な抗
腫瘍免疫性を誘発するための生理学的アジュバンドとして有効であることが示さ
れている(TimmermanおよびLevy、1999)。一般に、樹状細胞
は、それらの代表的な形状(インサイチュでは星状、インビトロでは顕著な細胞
質突起(樹状突起)が目に見える)、高い効率で抗原を取り込み、処理し、そし
て提示するそれらの能力、およびナイーブT細胞応答を活性化するそれらの能力
に基づいて同定され得る。もちろん樹状細胞は、インビボまたはエキソビボで樹
状細胞上に通常は見出されない特定の細胞表面レセプターまたはリガンドを発現
するように操作され得、このような改変樹状細胞は本発明によって意図される。
樹状細胞の代替として、分泌小胞抗原をロードした樹状細胞(エキソソーム(e
xosome)と呼ばれる)がワクチン内で使用され得る(Zitvogelら
、1998)。
【0192】 樹状細胞および前駆細胞は、末梢血、骨髄、腫瘍浸潤細胞、腫瘍周辺組織浸潤
細胞、リンパ節、脾臓、皮膚、臍帯血、または他の適切な任意の組織もしくは流
体から得られ得る。例えば、樹状細胞は、末梢血から収集された単球の培養物に
、GM−CSF、IL−4、IL−13および/またはTNFαのようなサイト
カインの組み合わせを添加することによってエキソビボで分化し得る。あるいは
、末梢血、臍帯血または骨髄から収集されたCD34陽性細胞は、培養培地にG
M−CSF、IL−3、TNFα、CD40リガンド、LPS、flt3リガン
ドおよび/または樹状細胞の分化、成熟、および増殖を誘導する他の化合物の組
み合わせを添加することによって、樹状細胞に分化し得る。
【0193】 樹状細胞は、「未熟」細胞および「成熟」細胞として都合良く分類され、この
ことは、2つの充分に特徴付けられた表現型の間を区別する単純な方法を与える
。しかしこの命名は、分化のあらゆる可能な中間段階を排除するように解釈され
るべきではない。未熟な樹状細胞は、抗原の取り込みおよび処理の高い能力を有
するAPCとして特徴付けられ、この能力は、Fcγレセプター、およびマンノ
ースレセプターの高度な発現と相関する。成熟表現型は、代表的に、これらのマ
ーカーのより低い発現だが、クラスI MHCおよびクラスII MHC、接着
分子(例えば、CD54およびCD11)ならびに副刺激性分子(例えば、CD
40、CD80、CD86および4−1BB)のようなT細胞活性化の原因であ
る細胞表面分子の高度な発現によって特徴付けられる。
【0194】 APCは、一般に、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチドを用いてト
ランスフェクトされ得、その結果、そのペプチドまたはその免疫原性部分が細胞
表面上に発現される。このようなトランスフェクションはエキソビボで生じ得、
次いでこのようなトランスフェクトされた細胞を含む組成物またはワクチンは、
本明細書中に記載されるように、治療目的のために使用され得る。あるいは、樹
状細胞または他の抗原提示細胞を標的とする遺伝子送達ビヒクルが、患者に投与
され得、インビボで起こるトランスフェクションを生じる。樹状細胞のインビボ
およびエキソビボでのトランスフェクションは、例えば、国際特許出願WO97
/274447に記載される方法、またはMahviら(1997)によって記
載される遺伝子銃アプローチのような当該分野で公知の任意の方法を使用して一
般に実施され得る。樹状細胞の抗原ローディングは、樹状細胞または前駆細胞を
、ペプチド、DNA(裸のDNAもしくはプラスミドベクター中のDNA)また
はRNA;あるいは抗原発現性組換え細菌またはウイルス(例えば、ワクシニア
ウイルス、鶏痘ウイルス、アデノウイルスまたはレンチウイルスのベクター)と
インキュベートすることによって達成され得る。ローディングの前に、そのペプ
チドは、T細胞補助を提供する免疫学的パートナー(例えば、キャリア分子)に
共有結合され得る。あるいは、樹状細胞は、別々にかまたはポリペプチドの存在
下で、結合していない免疫学的パートナーでパルスされ得る。
【0195】 併用治療もまた考慮され、そして同一の型の基本的な薬学的組成物は、単一の
医薬および併用医薬の両方のために使用され得る。ワクチンおよび薬学的組成物
は、単一用量の容器または複数用量の容器(例えば、密閉されたアンプルまたは
バイアル)中に存在し得る。このような容器は、好ましくは、密閉されており、
使用までの処方物の無菌性を維持する。一般に、処方物は、油性ビヒクルまたは
水性ビヒクル中で、懸濁液、溶液または乳濁液として保存され得る。あるいは、
ワクチンまたは薬学的組成物は、使用の直前に無菌液キャリアの添加のみを必要
とする凍結乾燥状態で保存され得る。
【0196】 (4.8 悪性疾患の治療のための方法) 本発明のさらなる局面において、悪性疾患(例えば、進行性の疾患もしくは転
位性の疾患、または最小の残留疾患のような小さな腫瘍負荷によって特徴付けら
れる疾患)の成長を阻害するために本明細書中に記載される組成物およびワクチ
ンを使用し得る。一般にこのような方法は、WT1発現に関連する疾患を予防、
遅延または処置するために使用され得る。言い換えれば、本明細書で提供される
治療方法は、存在するWT1関連疾患を処置するために使用され得るか、または
疾患を有さないか、もしくはWT1発現に関連しない疾患に苦しんでいる患者に
おいて、このような疾患の発症を予防または遅延させるために使用され得る。
【0197】 本明細書中で使用される場合、疾患細胞(例えば、腫瘍細胞)が、この疾患の
過程の間のある時に、同一組織の正常細胞よりも検出可能に高いレベルのWT1
ペプチドを産生する場合に、この疾患は、「WT1発現に関連」している。悪性
疾患とWT1発現の関連は、WT1が腫瘍上に存在することを必要としない。例
えば、WT1の過剰発現は、腫瘍の開始と関連し得るが、そのタンパク質の発現
は、その後に失われ得る。あるいは、WT1発現の増加によって特徴付けられな
い悪性疾患は、増加したWT1発現によって特徴付けられる疾患へと、後で進行
し得る。従って、疾患細胞が、増加したレベルのWT1を、以前に発現したか、
現在発現しているか、または後で発現すると予測される、任意の悪性疾患が、「
WT1発現に関連」していると考えられる。特定の実施形態内で、本明細書中で
提供される治療は、悪性中皮腫を患った患者、または悪性中皮腫の危険があると
考えられる患者に施される。
【0198】 免役治療が、任意の種々の治療を使用して実施され得、この治療において、本
明細書中で提供される化合物または細胞が、患者からWT1発現細胞を除去する
ように機能する。このような除去は、WT1に特異的な患者またはWTを発現す
る細胞における、免役応答の増強または誘導の結果として生じ得る。あるいは、
WT1発現細胞は、エキソビボで(例えば、自己の骨髄、末梢血、または骨髄も
しくは末梢血の画分の処置によって)除去され得る。骨髄または末梢血の画分は
、当該分野で任意の標準的な技術を使用して得られ得る。
【0199】 このような方法において、薬学的組成物およびワクチンを、患者に投与し得る
。本明細書中で使用される場合、「患者」とは、任意の温血動物(好ましくは、
ヒト)をいう。患者は、悪性疾患に罹患していても、していなくてもよい。従っ
て、上記の薬学的組成物およびワクチンは、疾患の発症を予防するために(すな
わち、予防的に)かまたは疾患に罹患している患者を処置するために(すなわち
、既存の疾患の進行および/または転移を予防または遅延するために)使用され
得る。疾患に罹患している患者は、最小の残留疾患(例えば、完全なまたは部分
的な寛解期にある白血病患者あるいは外科的放射線療法および/または化学療法
後の腫瘍負荷の減少後の癌患者における、低い腫瘍負荷)を有し得る。このよう
な患者を、再発を阻止する(すなわち、再発を予防または遅延するか、あるいは
再発の重篤度を減少する)ために免疫し得る。特定の好ましい実施形態において
、患者は、悪性中皮腫に罹患している。他のWT1関連状態としては、白血病(
例えば、AML、CML、ALLまたは小児期ALL)、脊髄形成異常症候群(
MDS)および癌(例えば、胃腸癌、肺癌、甲状腺癌または乳癌、あるいは黒色
腫)(この癌または白血病は、WT1陽性(すなわち、本明細書中に提供される
ような抗WT1抗体と検出可能に反応するか、または本明細書中に記載のような
RT−PCRTMによって検出可能なレベルでWT1 mRNAを発現する)で
ある)、ならびにWT1発現細胞に対する自己免疫疾患が挙げられる。
【0200】 WT1過剰発現に関連する他の疾患としては、腎臓癌(例えば、腎細胞癌また
はウィルムス腫瘍)(Satohら(2000)およびCmpbellら(19
98)に記載のような);ならびに中皮腫(Aminら(1995)に記載のよ
うな)が挙げられる。Haradaら(1999)は、ヒト精巣生殖細胞腫瘍に
おけるWT1遺伝子発現を記載する。Nonomuraら、Hinyokika
(1999)は、精巣癌特異的遺伝子のポリメラーゼ連鎖反応を使用する、精巣
癌の分子病期分類を記載する。Shimizuら(2000)は、上皮卵巣腫瘍
におけるウィルムス腫瘍遺伝子(WT1)の免疫組織化学的検出を記載する。
【0201】 WT1過剰発現はまた、Barnoudら(2000)によって、線維形成性
小円形細胞腫瘍(desmplastic small round cell
tumor)においても記載されている。神経膠芽細胞腫および他の癌におけ
るWT1過剰発現は、Menssenら(2000)、「Wilms’ tum
or gene(WT1)expression in lung cance
r,colon cancer and glioblastoma cell
lines compared to freshly isolated
tumor specimens」に記載されている。WT1過剰発現を示す他
の疾患としては、EBV関連疾患(例えば、バーキットリンパ腫および鼻咽頭癌
(Spinsantiら、2000、「Wilms’ tumor gene
expression by normal and malignant h
uman B lymphocytes」)が挙げられる。
【0202】 Panら(2000)は、白血病または脊髄形成異常症候群を有する患者由来
の末梢血単核細胞のインビトロIL−12処理を記載し、そして細胞傷害性の増
加およびWT1遺伝子発現における減少を報告した。Patmasiriwat
ら(1999)は、脊髄形成異常症候群および急性白血病におけるWT1および
GATA1の発現を報告した。Tamakiら(1999)は、ウィルムス腫瘍
遺伝子WT1が、脊髄形成異常症候群の疾患進行の診断についての良好なマーカ
ーであることを報告した。Ojiら(1999)において、固形腫瘍におけるウ
ィルムス腫瘍遺伝子WT1の発現、および腫瘍細胞増殖におけるその関与が、胃
癌、結腸癌、肺癌、乳癌細胞株、生殖細胞腫瘍細胞株、卵巣癌、子宮癌、甲状腺
癌細胞株、肝細胞癌と関連して議論されている。
【0203】 本明細書中に提供される組成物は、単独でかまたは従来の治療レジメン(例え
ば、手術、照射、化学療法および/または骨髄移植(自己、同系、同種異型また
は無関連))と組み合わせて使用され得る。以下に詳細に議論するように、本明
細書中に提供されるような結合因子およびT細胞は、自己幹細胞のパージング(
purging)に使用され得る。このようなパージングは、例えば、骨髄移植
あるいは血液またはその成分の輸血の前に有利であり得る。本明細書中で提供さ
れる結合因子、T細胞、抗原提示細胞(APC)および組成物はさらに、自己、
同種異型、同系または無関連のWT1特異的T細胞をインビトロおよび/または
インビボで拡大および刺激(またはプライミング)するために使用され得る。こ
のようなWT1特異的T細胞は、例えば、ドナーリンパ球注入液において使用さ
れ得る。
【0204】 投与の経路および頻度、ならびに投薬量は、個体間で変化し、そして標準的な
技術を使用して容易に確立され得る。一般に、薬学的組成物およびワクチンは、
注射(例えば、皮内、筋内、静脈内または皮下)によってか、鼻内(例えば、吸
入によって)または経口的に投与され得る。いくつかの腫瘍において、薬学的組
成物またはワクチンは、局所的(例えば、直腸結腸鏡検査法、胃鏡検査法、ビデ
オ内視鏡検査法、血管造影法または当該分野で公知の他の方法によって)投与さ
れ得る。好ましくは、1〜10用量が、52週の期間にわたって投与され得る。
好ましくは、6用量が、1ヶ月間隔で投与され、そしてその後、ブースターワク
チン接種が、定期的に与えられ得る。交互のプロトコルが、個々の患者に適切で
あり得る。適切な用量は、上記のように投与された場合に、基礎(すなわち、未
処置)レベルを少なくとも10〜50%超える抗腫瘍免疫応答を促進し得る、化
合物の量である。このような応答は、患者における抗腫瘍抗体を測定することに
よってか、またはインビトロで患者の腫瘍細胞を殺し得る細胞溶解性エフェクタ
ーのワクチン依存性の生成によって、モニターされ得る。このようなワクチンは
また、ワクチン接種していない患者と比較した場合に、ワクチン接種した患者に
おいて改善された臨床結果(例えば、より頻繁な完全な寛解または部分的な寛解
、またはより長期の無疾患生存および/または全体的な生存)を導く免疫応答を
生じ得る。一般に、1以上のペプチドを含む薬学的組成物およびワクチンについ
て、1用量中に存在する各ペプチドの量は、約100μg〜5mgの範囲にある
。適切な用量サイズは、患者のサイズに伴って変化するが、代表的には、0.1
mL〜5mLの範囲にある。
【0205】 一般に、適切な投薬量および処置レジメンは、治療的利点および/または予防
的利点を提供するのに十分な量の活性化合物を提供する。このような応答は、処
置していない患者と比較した場合に、処置した患者にいて改善された臨床結果(
例えば、より頻繁な完全な寛解または部分的な寛解、またはより長期の無疾患生
存および/または全体的な生存)を確立することによってモニターされ得る。W
T1に対する既存の免疫応答における増加は、一般的に改善された臨床結果と相
関する。このような免疫応答は、一般に、標準的な増殖アッセイ、細胞傷害性ア
ッセイまたはサイトカインアッセイを使用して評価され得、これらは、処置の前
後に患者から得られたサンプルを使用して行われ得る。
【0206】 さらなる局面において、WT1発現に関連する悪性疾患の発症を阻害するため
の方法は、上記のような、WT1ペプチドまたはWT1発現APCに応答して活
性化された自己T細胞の投与を包含する。このようなT細胞は、CD4および
/またはCD8であり得、そして上記のように増殖され得る。T細胞は、悪性
疾患の発症を阻害するのに有効な量で個体に投与され得る。代表的には、約1×
10〜1×1011T細胞/Mで、静脈内にか、腔内にか、または切除した
腫瘍床中に投与される。細胞数および投与の頻度は、患者の応答に依存すること
が、当業者に明らかである。
【0207】 特定の実施形態において、T細胞は、自己骨髄移植の前に刺激され得る。この
ような刺激は、インビボまたはインビトロで生じ得る。インビトロ刺激について
、患者から得た骨髄および/または末梢血(あるいは骨髄または末梢血の画分)
を、WT1ペプチド、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチドおよび/ま
たはWT1ペプチドを発現するAPCと、上記のようなT細胞の刺激を可能にす
るのに十分な条件および時間で接触させ得る。次いで、骨髄、末梢血幹細胞およ
び/またはWT1特異的T細胞を、標準的な技術を使用して患者に投与し得る。
【0208】 関連する実施形態において、関連するドナーかまたは関連しないドナーのT細
胞が、同系または同種異系の(関連するかまたは関連しない)骨髄の移植前に刺
激され得る。このような刺激は、インビボまたはインビトロで行われ得る。イン
ビトロでの刺激のために、関連するドナーかまたは関連しないドナーから得られ
た骨髄および/または末梢血(または骨髄もしくは末梢血の画分)が、上記のよ
うなT細胞の刺激を許容するのに十分な条件下および時間で、WT1ペプチド、
WT1ポリヌクレオチドおよび/またはWT1ペプチドを発現するAPCと接触
され得る。骨髄、末梢血幹細胞および/またはWT1特異的T細胞は、次いで、
標準的な技術を使用して患者に投与され得る。
【0209】 他の実施形態において、本明細書において記載されるWT1特異的T細胞は、
WT1を発現する細胞を、自己骨髄、末梢血、または骨髄もしくは末梢血の画分
(例えば、患者に投与する前のCD34富化末梢血(PB))から除去するた
めに使用され得る。このような方法は、骨髄またはPBをこのようなT細胞と、
WT1発現細胞を、骨髄もしくは末梢血中の骨髄細胞もしくはリンパ細胞の全数
の10%未満、好ましくは、5%未満、そしてより好ましくは、1%未満に減少
させることを可能にするに十分な条件下でまたはそのような時間接触させること
によって行われ得る。このような細胞が除去された程度は、標準的な方法(例え
ば、定性的および定量的なPCRTM分析、形態学、免疫組織化学、およびFA
CS分析)によって容易に決定され得る。骨髄またはPB(またはその画分)は
、次いで、標準的な技術を使用して患者に投与され得る。
【0210】 (4.9 WT1特異的疾患についての診断および予後の方法) 本発明は、さらに、WT1発現に関連する悪性疾患を検出するための方法、お
よびこのような疾患のための免疫または治療の有効性をモニターするための方法
を提供する。このような方法法は、本発明の範囲内における、WT1タンパク質
に特異的な免疫反応が、このような疾患(悪性中皮腫を含む)に罹っている患者
において検出され得るという発見、およびこのような免疫応答を増強する方法が
、予防的または治療的な利益を提供し得るという発見に基づいている。本明細書
において提供される診断方法は、これらの疾患の早期検出を提供し得、そして危
険な状態にあると考えられる患者のハイスループットスクリーニングを可能にし
得る。このような患者には、例えば、アスベストに曝されたと疑われる個体(悪
性中皮腫の発症の危険性があり得る個体)が含まれる。
【0211】 WT1発現に関連する悪性疾患の存在または非存在を決定するために、患者は
、WT1に特異的なT細胞のレベルについて試験され得る。特定の方法において
、患者から単離されたCD4T細胞および/またはCD8T細胞を含有する
生物学的サンプルが、WT1ペプチド、WT1ペプチドをコードするポリヌクレ
オチドおよび/またはWT1ペプチドを発現するAPCとともにインキュベート
され、そしてそのT細胞の特異的活性化が存在するかしないかが、本明細書に記
載されるように検出される。適切な生物学的サンプルには、単離されたT細胞が
含まれるが、これらに限定されない。例えば、T細胞は、慣用的な技術(例えば
、末梢血リンパ球のFicoll/Hypaque密度勾配遠心分離によって)
によって患者から単離され得る。T細胞は、インビトロで、2〜9日間(代表的
には、4日間)、37℃で、WT1ペプチド(例えば、5〜25μg/ml)と
ともにインキュベートされ得る。T細胞サンプルの更なるアリコートを、コント
ロールとして役立つようにWT1ペプチドの非存在下で、インキュベートするこ
とが望ましくあり得る。CD4T細胞については、活性化は、好ましくは、T
細胞の増殖を評価することによって検出され得る。CD8細胞については、活
性化は、好ましくは、細胞溶解活性を評価することによって検出され得る。疾患
のない患者において観察されるよりも、少なくとも2倍大きい増殖のレベルおよ
び/または少なくとも20%大きい細胞溶解活性のレベルは、WT1発現に関連
する悪性疾患の存在を示す。さらなる関連付けが、当該分野で周知の方法を使用
して、増殖および/または細胞溶解活性のレベルと治療に対する予想される応答
のレベルの間でなされ得る。特に、より高い抗体、増殖、および/または溶解応
答を示す患者は、治療に対してより高い応答を示すことが予想され得る。
【0212】 他の方法では、患者から得られた生物学的サンプルが、WT1に対して特異的
な抗体のレベルについて試験される。その生物学的サンプルは、WT1ペプチド
、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチド、および/またはWT1ペプチ
ドを発現するAPCとともに、免疫複合体が形成されるのに十分な条件下でかつ
そのような時間インキュベートされる。次いで、WT1ペプチドとWT1ペプチ
ドに特異的に結合する生物学的サンプル中の抗体との間で形成された免疫複合体
が検出される。このような方法で使用するための生物学的サンプルは、抗体を含
有すると予想される患者から得られる任意のサンプルであり得る。適切な生物学
的サンプルには、血液、血清、腹水、骨髄、胸水、および脳脊髄液が含まれる。
【0213】 その生物学的サンプルは、WT1ペプチドとともに反応混合物中で、そのペプ
チドとWT1に特異的な抗体との間で免疫複合体が形成される条件下でかつその
ような時間インキュベートされる。例えば、生物学的サンプルおよびWT1ペプ
チドは、4℃で、24〜48時間インキュベートされ得る。
【0214】 インキュベート後、その反応混合物は、免疫複合体の存在について試験される
。WT1ペプチドと生物学的サンプル中に存在する抗体との間に形成される免疫
複合体の検出は、種々の公知の技術(例えば、ラジオイムノアッセイ(RIA)
および酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA))によって達成され得る。適切
なアッセイは、当該分野で周知であり、そして科学的文献および特許文献(Ha
rlowおよびLane,1988)に豊富に記載されている。使用され得るア
ッセイには、二重モノクローナル抗体サンドイッチイムノアッセイ技術(米国特
許第4,376,110号);モノクローナル抗体−ポリクローナル抗体サンド
イッチアッセイ(Wideら、1970);「ウエスタンブロット」法(米国特
許第4,452,901号);標識化リガンドの免疫沈降(Brownら、19
80);酵素結合免疫吸着アッセイ(RainsおよびRoss、1982);
免疫細胞化学技術(蛍光色素の使用を含む)(Brooksら、1980);お
よび活性の中和(Browen−Popeら、1984)が含まれるが、これら
に限定されない。他のイムノアッセイには、米国特許第3,817,827号;
同第3,850,752号;同第3,901,654号;同第3,935,07
4号;同第3,984,533号;同第3,996,345号;同第4,034
,074号;および同第4,098,876号に記載されるものが含まれるが、
これらに限定されない。
【0215】 検出目的のために、WT1ペプチドは、標識されるかまたは非標識であるかの
いずれかであり得る。非標識WT1ペプチドは、凝集反応アッセイにおいてかま
たは免疫複合体に結合する標識検出試薬(例えば、抗イムノグロブリン、プロテ
インG、プロテインA、またはレクチン、および二次抗体、またはWT1ペプチ
ドに特異的に結合し得る抗体に結合し得るその抗原結合フラグメント)と組み合
わせて使用され得る。WT1ペプチドが標識される場合、そのレポーター基は、
当該分野で公知の任意の適切なレポーター基(放射性同位体、蛍光色素基、発光
基、酵素、ビオチン、および色素粒子を含む)であり得る。
【0216】 特定のアッセイにおいて、標識していないWT1ペプチドは、固体支持体に固
定される。この固体支持体は、ペプチドが結合し得る、当業者に公知の任意の材
料であり得る。例えば、この固体支持体は、マイクロタイタープレートの試験ウ
ェルまたはニトロセルロース、あるいは他の適切な膜であり得る。あるいは、こ
の支持体は、ビーズまたはディスク(例えば、ガラス)、ファイバーグラス、ラ
テックス、またはプラスチック物質(例えば、ポリスチレン、またはポリ塩化ビ
ニル)であり得る。その支持体はまた、磁気粒子または光ファイバーセンサー(
例えば、米国特許第5,359,681号に開示のような)であり得る。このペ
プチドは、当業者に公知の様々な技術を使用して、固体支持体に固定され得、こ
れらの技術は特許および科学文献に十分に記載される。本発明の状況において、
用語「固定」とは、非共有結合(例えば、吸着)および共有結合(これは、抗原
と支持体上の官能基との間の直接結合であり得るか、または架橋剤による結合で
あり得る)の両方をいう。マイクロタイタープレートのウェルまたは膜への吸着
による固定が好ましい。このような場合において、吸着は、WT1ペプチドを、
適切な緩衝液中で適切な時間、固体支持体と接触させることによって達成され得
る。この接触時間は温度と共に変化するが、代表的には、約1時間と約1日との
間である。一般的に、プラスチックマイクロタイタープレートのウェル(例えば
、ポリスチレンまたはポリ塩化ビニル)と、約10ng〜約10μg、好ましく
は約100ng〜約1μgの範囲の量のペプチドとの接触は、適切な量のペプチ
ドを固定するのに十分である。
【0217】 固定の後、この支持体上の残りのタンパク質結合部位は、代表的には、ブロッ
クされる。当業者に公知の任意の適切なブロック剤(例えば、ウシ血清アルブミ
ン、TweenTM20TM(Sigma Chemical Co.,St.
Louis,MO)、熱不活性化正常ヤギ血清(NGS)、またはBLOTTO
(脱脂粉乳の緩衝溶液、これはまた保存剤、塩、および消泡剤を含む))を、使
用し得る。次いで、この支持体を、特定の抗体を含む疑いのある生物学的サンプ
ルと共にインキュベートする。このサンプルは、ニートに適用され得、すなわち
、より頻繁には、このサンプルは、通常、少量(0.1重量%〜5.0重量%)
のタンパク質を含む緩衝溶液(例えば、BSA、NGSまたはBLOTTO)中
で希釈され得る。一般的に、適切な接触時間(すなわち、インキュベーション時
間)は、このような抗体を含むサンプル中のWT1に特異的に結合する抗体の存
在を検出するのに十分な時間である。好ましくは、この接触時間は、結合抗体と
未結合抗体との間の平衡状態時に達成される結合レベルの少なくとも約95%で
ある結合レベルを達成するのに十分である。当業者は、平衡状態を達成するのに
必要な時間は、ある時間に生じる結合のレベルをアッセイすることによって、容
易に決定され得ることを理解する。室温において、約30分のインキュベーショ
ン時間は、一般に十分である。
【0218】 次いで、この固体支持体を適切な緩衝液(例えば、0.1% TweenTM 20を含むPBS)で洗浄することによって、未結合のサンプルを除去し得る。
次いで、免疫複合体に結合し、かつレポーター基を含む検出試薬を添加し得る。
この検出試薬を、結合抗体を検出するのに十分な時間、この免疫複合体と共にイ
ンキュベートする。適切な時間は、一般に、ある時間に生じる結合のレベルをア
ッセイすることによって決定し得る。次いで、未結合の検出試薬を除去し、そし
て結合した検出試薬を、レポーター基を使用して検出する。このレポーター基を
検出するために用いられる方法は、このレポーター基の特徴に依存する。放射性
基について、シンチレーション計数法またはオートラジオグラフィー法が、一般
に、適切である。分光学的方法を使用して、色素、発光性基および蛍光性基を検
出し得る。ビオチンは、異なるレポーター基(一般的に、放射性基または蛍光性
基、あるいは酵素)に結合したアビジンを使用して検出され得る。酵素レポータ
ー基(例えば、ホースラディッシュペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、
アルカリホスファターゼおよびグルコースオキシダーゼ)を、一般に、基質を添
加し(一般的に、特定の時間)、続いてこの反応生成物の分光学的分析または他
の分析を行うことによって検出し得る。用いられる特定の方法に関わらず、バッ
クグラウンド(すなわち、疾患を有さない個体から得られる生物学的サンプルに
ついて観察されるレベル)より少なくとも2倍大きい結合検出試薬のレベルは、
WT1発現に関連する悪性疾患の存在を示す。
【0219】 一般に、免疫または治療の有効性をモニタリングするための方法は、患者にお
けるWT1に特異的な抗体またはT細胞のレベルの変化をモニタリングする工程
を包含する。抗体のレベルをモニタリングする方法は、以下の工程を包含し得る
:(a)治療前または免疫前の患者から得られる第1の生物学的サンプルを、W
T1ペプチドと共にインキュベートする工程であって、ここで、このインキュベ
ーションは、免疫複合体が形成し得るのに十分な条件下、これに十分な時間、行
われる、工程;(b)このWT1ペプチドと、この生物学的サンプル中の、WT
1ペプチドに特異的に結合する抗体との間で形成された免疫複合体を検出する工
程;(c)治療後または免疫後の患者から採取した第2の生物学的サンプルを用
いて、工程(a)および(b)を繰り返す工程;ならびに(d)第1の生物学的
サンプルおよび第2の生物学的サンプルで検出された免疫複合体の数を比較する
工程。あるいは、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチド、またはWT1
ペプチドを発現するAPCを、WT1ペプチドの代わりに使用し得る。このよう
な方法において、このポリヌクレオチドによりコードされるTW1ペプチドまた
はAPCによって発現されるWT1ペプチドと、生物学的サンプル中の抗体との
間の免疫複合体が、検出される。
【0220】 T細胞活性化および/またはWT1特異的前駆体の数をモニタリングする方法
は、以下の工程を包含し得る:(a)治療前または免疫前の患者から得た、CD
細胞および/またはCD8細胞(例えば、骨髄、末梢血またはそれらの画
分)を含む第1の生物学的サンプルを、WT1ペプチドと共にインキュベートす
る工程であって、ここでこのインキュベーションは、T細胞の特異的な活性化、
増殖および/または溶解が起こるのに十分な条件下で、これに十分な時間、行わ
れる、工程;(b)このT細胞の活性化、増殖および/または溶解の量を検出す
る工程;(c)治療後または免疫後の同じ患者から採取した、CD4細胞およ
び/またはCD8細胞を含む第2の生物学的サンプルを使用して、工程(a)
および(b)を繰り返す工程;ならびに(d)第1の生物学的サンプルおよび第
2の生物学サンプルにおけるT細胞の活性化、増殖および/または溶解の量を比
較する工程。あるいは、WT1ペプチドをコードするポリヌクレオチド、または
WT1ペプチドを発現するAPCを、WT1ペプチドの代わりに使用し得る。
【0221】 このような方法で使用するための生物学的サンプルは、抗体、CD4T細胞
および/またはCD8T細胞を含むことが予想される患者から得られる任意の
サンプルであり得る。適切な生物学的サンプルとしては、血液、血清、腹水、骨
髄、胸水および脳脊髄液が挙げられる。第1の生物学的サンプルは、治療または
免疫の開始前、あるいは治療またはワクチンレジメンの間に得られ得る。第2の
生物学的サンプルは、さらなる治療または免疫後の時点である以外は、類似の様
式で得られるべきである。この第2の生物学的サンプルは、治療または免疫の完
了時、またはその間に得られ得るが、ただし、治療または免疫の少なくとも一部
は、第1の生物学的サンプルの単離と第2の生物学的サンプルの単離との間に行
われる。
【0222】 両方のサンプルのインキュベーション工程および検出工程は、一般に、上記の
ように行われ得る。第1のサンプルと比較した第2のサンプル中の免疫複合体の
数の統計学的に有意な増加は、首尾良い治療または免疫を示す。
【0223】 (4.10 薬学的組成物および処方物の投与) 特定の実施形態において、本発明は、単独でかまたは1つ以上の他の抗癌治療
の様式と組み合わせてのいずれかで、細胞または動物に投与するための薬学的に
受容可能な溶液の形態の、本明細書中で開示される1つ以上のポリヌクレオチド
組成物の処方に関する。
【0224】 所望の場合、本明細書中で開示される核酸セグメント、RNAまたはDNA組
成物は、同様に、他の薬剤(例えば、タンパク質もしくはペプチド、または様々
な薬学的に活性な薬剤)と組み合わせて投与され得ることもまた理解される。こ
の組成物が、少なくとも1つの本明細書中で開示される遺伝子発現構築物を含む
限り、さらなる薬剤が標的細胞または宿主組織と接触する際に、有意な悪影響を
引き起こさない場合には、さらに含まれ得る他の成分に対する制限は実質的にな
い。従って、RNAまたはDNA由来の組成物は、特定の場合に必要に応じて、
様々な他の薬剤と共に送達され得る。このようなRNAまたはDNA組成物は、
宿主細胞または他の生物学的供給源から精製され得るか、あるいは本明細書中に
記載されるようにして化学的に合成され得る。同様に、このような組成物は、置
換または誘導体化されたRNAまたはDNA組成物を含み得る。このような組成
物は、1つ以上の治療遺伝子構築物を、単独でかまたは1つ以上の改変ペプチド
または核酸の置換基誘導体および/または他の抗癌治療剤と組み合わせてのいず
れかで含み得る。
【0225】 様々な処置レジメン(例えば、経口、静脈内、鼻腔内、経皮、前立腺内、腫瘍
内、および/または筋肉内の投与および処方を含む)において、本明細書中で記
載される特定の組成物を使用するために適切な投薬レジメンおよび処置レジメン
の開発と同様に、薬学的に受容可能な賦形剤およびキャリア溶液の処方物は、当
業者に周知である。
【0226】 (4.10.1 注射可能な送達) 例えば、本明細書中に開示される薬学的組成物は、米国特許第5,543,1
58号、米国特許第5,641,515号および米国特許第5,399,363
号(これらの各々は詳細に、それらの全体において本明細書中で参考として援用
される)に記載されるように、非経口投与、静脈内投与、筋肉内投与、またはさ
らに腹腔内投与され得る。遊離塩基または薬理学的に受容可能な塩のような活性
化合物の溶液は、界面活性剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース)と適切
に混合された水中で調製され得る。分散剤もまた、グリセロール、液体ポリエチ
レングリコールおよびそれらの混合物中、あるいは油中で調製され得る。貯蔵お
よび使用の通常の条件下で、これらの調製物は、微生物の増殖を防止する保存剤
を含む。
【0227】 注射用用途に適切な薬学的形態としては、滅菌水溶液または分散液、ならびに
滅菌注射用溶液または分散液の即時調製のための滅菌粉末が挙げられる(米国特
許第5,466,468号、これはその全体が本明細書中で参考として詳細に援
用される)。全ての場合において、この形態は、滅菌状態でなければならず、か
つ容易に注射することが可能な状態で存在する程度まで流動性でなければならな
い。これは、製造および貯蔵の条件下で安定であるべきであり、かつ細菌および
真菌の様な微生物の混入作用に対して保護されなければならない。キャリアは、
例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリ
コールおよび液体ポリエチレングリコールなど)、それらの適切な混合物、およ
び/または植物油を含有する溶媒または分散媒体であり得る。適切な流動性は、
例えば、コーティング(例えば、レシチン)の使用によって、分散液の場合には
、必要な粒径の維持によって、および界面活性剤の使用によって、維持され得る
。微生物の作用の防止は、様々な抗菌剤および抗真菌剤(例えば、パラベン、ク
ロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサールなど)によって達成さ
れ得る。多くの場合、等張剤(例えば、糖または塩化ナトリウム)を含むことが
好ましい。注射可能組成物の長期の吸収は、吸収を遅らせる薬剤(例えば、モノ
ステアリン酸アルミニウムおよびゼラチン)の組成物の使用によって達成され得
る。
【0228】 例えば、水溶液の非経口投与について、この溶液は、必要な場合、適切に緩衝
化されるべきであり、そして液体希釈剤は、初めに、十分な生理食塩水またはグ
ルコースで等張性にされる。これらの特定の水溶液は、静脈内投与、筋肉内投与
、皮下投与および腹腔内投与に特に適切である。これに関連して、用いられ得る
滅菌水性媒体は、本開示に照らして、当業者に公知である。例えば、ある投薬量
は、1mlの等張性NaCl溶液に溶解され得、そして1000mlの皮下注入
液に添加されるか、または注入の計画された部位に注射される(例えば、Hoo
ver、1975を参照のこと)。処置されている被験体の状態に依存して、あ
る程度の投薬の変化が必然的に生じる。投与に責任を負う人は、いずれにしても
、個々の被験体に適切な容量を決定する。さらに、ヒトの投与について、調製物
は、無菌性、発熱性および一般の安全性、ならびに食品医薬品庁の生物製剤基準
により必要とされるような純度基準を満たさなければならない。
【0229】 滅菌注射可能溶液は、必要な量の遺伝子治療構築物を、いくつかの上記の他の
成分と共に適切な溶媒に組込み、続いて、必要に応じて滅菌濾過することによっ
て調製され得る。一般的に、分散液は、様々な滅菌活性成分を、基本の分散媒体
および上記の必要な他の成分を含む滅菌ビヒクルに組み込むことによって調製さ
れる。滅菌注射可能溶液を調製するための滅菌粉末の場合、好ましい調製方法は
、真空乾燥技術および凍結乾燥技術であり、これらの技術は、活性成分+予め滅
菌濾過したそれらの溶液由来の任意のさらなる所望の成分の粉末を生じる。
【0230】 本明細書中で開示される組成物は、中性形態または塩形態で処方され得る。薬
学的に受容可能な塩としては、酸付加塩が挙げられ、そしてこれは、無機酸(例
えば、塩酸またはリン酸)または有機酸(例えば、酢酸、シュウ酸、酒石酸、マ
ンデル酸など)と形成される。遊離カルボキシル基と形成される塩はまた、無機
塩基(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、または水酸
化鉄(II))、および有機塩基(例えば、イソプロピルアミン、トリメチルア
ミン、ヒスチジン、プロカインなど)から誘導され得る。処方の際、溶液は、こ
の投薬処方物に適合した様式で、かつ治療的に有効な量で投与される。この処方
物は、様々な投薬形態(例えば、注射可能溶液、薬物放出カプセルなど)で容易
に投与される。
【0231】 本明細書中で使用する場合、「キャリア」は、任意のおよび全ての溶媒、分散
媒体、ビヒクル、コーティング、希釈剤、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤および
吸収遅延剤、緩衝液、キャリア溶液、懸濁液、コロイドなどを含む。薬学的に活
性な物質のためのこのような媒体および薬剤の使用は、当該分野で周知である。
任意の従来の媒体または薬剤が活性成分と不適合性である場合を除いて、治療組
成物におけるその使用は意図される。補助的に活性な成分もまた、この組成物に
組み込まれ得る。
【0232】 (4.10.2 鼻腔内送達) 1つ以上の開示されるペプチドおよびポリペプチドを用いて中皮腫を処置する
ために、鼻腔溶液またはスプレー、エアロゾル、あるいは吸入剤を使用し得る。
鼻腔溶液は、通常、ドロップまたはスプレーで鼻孔に投与するために設計された
水溶液である。鼻腔溶液は、それらが多くの点において、鼻腔分泌に類似してお
り、その結果、正常な線毛作用が維持されるように調製され得る。従って、水性
鼻腔溶液は、通常、等張性であり、そして約5.5〜約6.5のpHを維持する
ようわずかに緩衝化される。さらに、眼用調製物において使用される抗菌保存剤
と類似の抗菌保存剤および適切な薬物安定剤が、必要に応じて、この処方物に含
有され得る。様々な市販の鼻腔調製物が公知である。
【0233】 吸入薬および吸入剤は、薬物または化合物を患者の気道に送達するために設計
された薬学的調製物である。蒸気またはミストが投与され、そして罹患領域に到
達し、しばしば気管支および鼻腔のうっ血の症状からの解放を与える。しかし、
この経路はまた、薬剤を体循環に送達するために用いられ得る。吸入薬は、鼻呼
吸経路または口呼吸経路によって投与され得る。吸入溶液の投与は、液滴が、こ
のミストが気管支に到達するのに十分に微細であり、そしてサイズが均一である
場合にのみ、有効である。
【0234】 吸入薬としてもまた公知であり、時折、吸入剤(insufflation)
と呼ばれる製品の別の群は、特定の送達システム(例えば、薬学的エアロゾル)
によって気道に送達され、そして液化ガス噴霧剤中の薬物の溶液または懸濁液を
保持する、微粉化薬物または液体薬物からなる。適切な弁および経口アダプタを
介して放出される場合、計量した用量の吸入薬は、患者の気道に推進される。
【0235】 粒子サイズは、このタイプの調製物の投与において重要である。肺腔内への浸
透に最適な粒子サイズは、約0.5〜約7μmのオーダーであることが報告され
ている。微細なミストは、加圧エアロゾル、故に熟慮した有利なそれらの使用に
よって、生成され得る。
【0236】 (4.10.3 リポソーム媒介送達、ナノカプセル媒介送達および微粒子媒
介送達) 特定の実施形態において、本発明者らは、本発明のポリヌクレオチド組成物を
適切な宿主細胞に導入するために、リポソーム、ナノカプセル、微粒子、ミクロ
スフェア、脂質粒子、ビヒクルなどの使用を意図する。特に、本発明のポリヌク
レオチド組成物は、脂質粒子、リポソーム、ビヒクル、ナノスフェアまたはナノ
粒子などのいずれかにカプセル化されて、送達のために処方され得る。
【0237】 このような処方物は、本明細書中で開示される核酸の薬学的に受容可能な処方
物の導入のために好ましくあり得る。リポロームの形成および使用は、一般に、
当業者に公知である(例えば、Couvreurら、1977;Couvreu
r,1988;Lasic,1998(これは細胞内細菌感染および疾患の標的
抗生物質治療におけるリポソームおよびナノカプセルの使用を記載する)を参照
のこと)。最近、改良された血清安定性および循環半減期を有するリポソームが
開発された(GabizonおよびPapahadjopoulos、1988
;AllenおよびChoun、1987;米国特許第5,741,516号(
これらは本明細書中で参考としてその全体が詳細に援用される))。さらに、お
よび強力な薬物キャリアとしてのリポソームリポソーム様調製物の様々な方法が
再検討されている(Takakura、1998;Chandranら、199
7;Margalit、1995;米国特許第5,567,434号;米国特許
第5,552,157号;米国特許第5,565,213号;米国特許第5,7
38,868号および米国特許第5,795,587号(これらの各々は、本明
細書中で参考としてその全体が詳細に援用される))。
【0238】 リポソームは、他の手順(T細胞懸濁、一次肝細胞培養物およびPC12細胞
を含む)によるトランスフェクションに対して通常は抵抗性である多数の細胞型
と共に首尾良く使用されている(Renneisenら、1990;Mulle
rら、1990)。さらに、リポソームは、ウイルスベースの送達系に典型的な
DNA長制限を含まない。リポソームは、遺伝子、薬物(HeathおよびMa
rtin、1986;Heathら、1986;Balazsovitsら、1
989;FrestaおよびPuglisi、1996)、放射線治療剤(Pi
kulら、1987)、酵素(Imaizumiら、1990a;Imaizu
miら、1990b)、ウイルス(FallerおよびBaltimore、1
984)、転写因子およびアロステリックエフェクター(Nicolauおよび
Gersonde、1979)を、様々な培養細胞株および動物に効率的に導入
するために使用される。さらに、リポソーム媒介薬物送達の有効性を試験するい
くつかの首尾良い臨床試験が完了した(Lopez−Beresteinら、1
985a;1985b;Coune、1988;Sculierら、1988)
。さらに、いくつかの研究は、リポソームの使用は、自己免疫応答、毒性または
全身送達後の生殖腺局在に関連しないことを示唆する(MoriおよびFuka
tsu、1992)。
【0239】 リポソームは、水性媒体に分散したリン脂質から形成され、そして多層同心状
二層小胞(多層小胞(MLV)とも称される)を自発的に形成する。MLVは、
一般に、25nm〜4μmの直径を有する。MLVの超音波処理により、200
〜500Åの範囲の直径を有し、コア中に水溶液を含む小さな単層小胞(SUV
)が形成する。
【0240】 リポソームは、細胞膜に対して類似点を有し、そしてペプチド組成物のための
キャリアとして本発明と共に使用することが意図される。これらは、水溶性物質
および脂溶性物質の両方が捕捉され得る(すなわち、それぞれ、水性空間中およ
び二層自体の中)ため、広範に適切である。リポソーム処方物を選択的に改変す
ることによって、薬物保有リポソームを活性薬剤の部位特異的送達のためにさら
に用いることが可能である。
【0241】 Couvreurら(1977;1988)の教示に加えて、以下の情報は、
リポソーム処方物を作製する際に使用され得る。リン脂質は、水に分散された場
合、脂質対水のモル比に依存して、リポソーム以外の様々な構造を形成し得る。
小さい比において、このリポソームは好ましい構造である。リポソームの物理特
性は、pH、イオン強度および二価の陽イオンの存在に依存する。リポソームは
、イオン性物質および極性物質に対して低い透過性を示し得るが、高温において
、それらの透過性を著しく変える相転移を受ける。この相転移は、密に充填した
規則的な構造(ゲル状態として公知)からゆるく充填したそれほど規則的ではな
い構造(液体状態として公知)への変化を含む。これは、特有の相転移温度で生
じ、そしてイオン、糖および薬剤に対する透過性の増加をもたらす。
【0242】 あるいは、本発明は、本発明のポリオヌクレオチド組成物の薬学的に受容可能
なナノカプセル処方物を提供する。ナノカプセルは、一般に、安定な再現性のあ
る様式で、化合物を捕捉し得る(Henry−Michellandら、198
7;Quintanar−Guerreroら、1998;Douglasら、
1987)。細胞内ポリマー過負荷に起因する副作用を回避するために、このよ
うな超微細粒子(約0.1μmのサイズ)は、インビボで分解され得るポリマー
を使用して設計されなければならない。これらの要件を満たす生分解性ポリアル
キル−シアノアクリレートナノ粒子は、本発明における使用を企図され、そして
このような粒子は、記載されるように、容易に作製され得る(Couvreur
ら、1980;1988;zur Muhlenら、1998;Zambaux
ら、1998;Pinto−Alphandryら、1995および米国特許第
5,145,684号(これらは本明細書中でその全体が参考として詳細に援用
される))。特に、ナノ粒子またはナノスフェアのいずれかを使用して標的細胞
にポリヌクレオチドを送達する方法(Schwabら、1994;Truong
−Leら、1998)はまた、動物、特にヒトに投与するための開示される組成
物を処方する際に、有用であることが特に意図される。
【0243】 (4.11 治療剤およびキット) 本発明はまた、1つ以上のWT1特異的抗体もしくは抗原結合フラグメント、
またはこれを必要とする動物に投与するために、1つ以上の薬学的に受容可能な
賦形剤、キャリア、希釈剤、アジュバントおよび/もしくは他の成分と共に処方
されたWT1由来ペプチドもしくはペプチド改変体を提供する。開示されるエピ
トープ、抗体および抗原結合フラグメントに加えて、抗体もしくは抗原結合フラ
グメントコードポリヌクレオチド、またはさらなる抗癌剤、ポリヌクレオチド、
ペプチド、抗原、あるいは他の治療化合物は、本明細書中で開示される特定の組
成物および処方物の処方において、特に、罹患した哺乳動物に投与するための抗
癌剤または抗中皮腫治療剤の調製において、用いられ得る。
【0244】 このように、本明細書中で開示される薬学的組成物の投与のために好ましい動
物としては、哺乳動物、特に、ヒトが挙げられる。他の好ましい動物としては、
霊長類、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、ブタ、オオカミ、イヌおよびネコ、ならび
に一般にペットと考えられる他の哺乳動物種、家畜、または商業的に関係した動
物種が挙げられる。この組成物および処方物は、部分的または有意に精製された
ポリペプチド、ポリヌクレオチド、または抗体または抗原結合フラグメント組成
物を、単独でかまたは1つ以上のさらなる活性成分、抗癌剤、ワクチン、アジュ
バントまたは他の治療剤(これは、天然の供給源または組換え供給源から得られ
得るか、または天然で得られ得るかまたは化学的に合成されるか、あるいは1つ
以上のこのようなさらなる活性成分、キャリア、アジュバント、補因子、または
他の治療化合物をコードする1つ以上の核酸セグメントを発現する組換え宿主細
胞からインビトロで産生され得る)と組み合わせてのいずれかで含み得る。
【0245】 (4.12 診断試薬およびキット) 本発明は、診断試薬、ならびに例えば、イムノアッセイ(例えば、ELISA
および「サンドイッチ」型イムノアッセイ)を含む様々な診断アッセイにおいて
使用するための、1つ以上このような試薬を含むキットをさらに提供する。この
ようなキットは、好ましくは、本発明の少なくとも1つの第1のペプチド、また
は第1の抗体もしくは抗原結合フラグメント、それらの機能的フラグメント、ま
たはそれらのカクテル、ならびにシグナル生成のための手段を含む。このキット
の成分は、固体支持体に予め結合され得るか、またはキットが使用される場合に
、固体支持体の表面に適用され得る。シグナル生成手段は、本発明の抗体と予め
結合され得るか、または1つ以上の成分(例えば、緩衝液、抗体−酵素結合体、
酵素基質など)と使用前に組み合わせることを必要とし得る。キットはまた、さ
らなる試薬(例えば、固相表面に対する非特異的結合を減少するためのブロッキ
ング剤、洗浄剤、酵素基質など)を含み得る。固相表面は、マイクロタイタープ
レート、ミクロスフェア、またはタンパク質、ペプチドもしくはポリペプチドを
固定するために適切な他の材料の形態であり得る。好ましくは、化学発光性生成
物もしくは色素生産性生成物の形成、または化学発光性物質もしくは色素生産性
物質の還元を触媒する酵素は、シグナル生成手段の成分である。このような酵素
は、当該分野で周知である。
【0246】 このようなキットは、WT1、またはWT1−由来ペプチドおよび/またはポ
リペプチドの過剰発現またたは不適切な発現によって特徴付けられる状態の検出
、モニタリング、および診断において有用である。
【0247】 本発明の治療的および診断的キットもまた、調製され得、このキットは、本明
細書中に開示される抗体、ペプチド、抗原結合フラグメント、ハイブリドーマ、
ベクター、ワクチン、ポリヌクレオチド、または細胞組成物のうちの少なくとも
1つ、ならびに診断試薬または治療剤としてその組成物を使用するための説明書
を備える。このようなキットにおける使用のための容器は、代表的に、少なくと
も1つのバイアル、試験管、フラスコ、ボトル、シリンジまたは他の適切な容器
を含み得、この中に、1以上の診断および/または治療組成物が、配置され得、
そして好ましくは適切に分配され得る。第二の治療剤がまた提供される場合、こ
のキットはまた、第二の別個の容器を含み得、この中に、この第二の診断/およ
び/または治療組成物が配置され得る。あるいは、複数の化合物が、単一の薬学
的組成物に調製され得、そし単一の容器手段(例えば、バイアル、フラスコ、シ
リンジ、ボトル、または他の適切な単一容器)に充填され得る。本発明のキット
はまた、代表的に、市販のために、バイアルを密接にきっちり収容するための手
段(射出成形またはブロー成形されたプラスティック容器(この中に、所望のバ
イアルが保持される))を含み得る。放射標識、発色性、蛍光性(fluori
genic)、または他の型の検出可能な標識または検出手段が、このキットに
含まれる場合、この標識剤は、診断また治療組成物自体と同じ容器において提供
され得るか、またはあるいはこの第二の組成物が配置され得、そして適切に分配
され得る第二の別個の容器手段に配置され得るかのいずれかである。あるいは、
検出試薬および標識は、単一の容器手段に調製され得、そしてほとんどの場合に
おいて、このキットはまた、典型的に、市販および/または好都合な包装ならび
に送達のために、バイアルを密接にきっちり収容するための手段を含み得る。
【0248】 (4.13 例示的な定義) 本発明に従って、核酸配列は、DNA(ゲノムDNAまたはゲノム外DNAを
含むがこれらに限定されない)、遺伝子、ペプチド核酸(PNA)、RNA(r
RNA、mRNA、およびtRNAを含むがこれらに限定されない)、ヌクレオ
シド、および適切な核酸セグメント(ネイティブな供給源から得られるか、化学
的に合成されるか、改変されるか、またはそうでなければ人の手によって全体的
にまたは部分的に調製されたかのいずれかである)を含むがこれらに限定されな
い。
【0249】 他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての技術的用語および科学
的用語は、本発明が属する当業者によって通常理解されるのと同じ意味を有する
。本明細書中に記載される方法および組成物のと類似するかまたは等価な任意の
方法および組成物が、本発明の実施または試験において使用され得るが、好まし
い方法および組成物が、本明細書中に記載される。本発明の目的のために、以下
の用語が、下に定義される: A、an:長年の特許法の習慣に従って、語「a」および「an」は、本明細
書(特許請求の範囲を含む)中で使用される場合、「1またはそれ以上」を表す
【0250】 発現:コードされるペプチドまたはポリペプチドを合成するための、ポリヌク
レオチド(例えば、構造遺伝子)が受ける細胞内プロセス(転写および翻訳を含
む)の組合せ。
【0251】 プロモーター:転写を調節する核酸配列の領域を一般的に記述するために使用
される用語。
【0252】 調節エレメント:転写を調節する核酸配列の領域を一般的に記述するために使
用される用語。
【0253】 構造遺伝子:発現されて、コードされるペプチドまたはポリペプチドを生成す
る遺伝子または配列領域。
【0254】 形質転換:外来性ポリヌクレオチド配列(例えば、ベクター、組換えDNAま
たはRNA分子)の宿主細胞またはプロトプラストへの導入のプロセス。ここで
、外来性核酸セグメントは、少なくとも第一の染色体に組込まれるか、または形
質転換された宿主細胞内で自立複製し得る。トランスフェクション、エレクトロ
ポレーション、および裸の核酸の取り込みは、全て、1つ以上のポリヌクレオチ
ドで宿主細胞を形質転換するために使用される技術の例を表す。
【0255】 形質転換された細胞:その核酸相補体が1つ以上の外来性ポリヌクレオチドの
その細胞への導入によって変更されている、宿主細胞。
【0256】 トランスジェニック細胞:形質転換された細胞から誘導されたかまたは生成さ
れた、あるいはトランスジェニック細胞から誘導された、あるいはこのような形
質転換された宿主細胞の任意の世代の子孫(progeny)または子孫(of
fspring)由来の、任意の細胞。
【0257】 トランスジェニック動物:形質転換された動物細胞由来の動物あるいはその任
意の世代の子孫または子孫。ここで、動物のDNAは、導入された外来性核酸分
子(同じ種のネイティブの野生型非トランスジェニック動物には元々存在しない
)を含む。用語「トランスジェニック動物」および「形質転換された動物」は、
しばしば、動物を規定するための同義語として当該分野で使用され、この遺伝子
的内容は、1つ以上の外来性核酸セグメントを含むように改変されている。
【0258】 ベクター:代表的にDNAから構成され、宿主細胞において複製し得、そして
/またはその結合された別の核酸セグメントが作動可能に連結され、セグメント
の複製をもたらし得る、核酸分子。プラスミド、コスミド、またはウイルスが、
例示的なベクターである。
【0259】 用語「実質的に対応する」、「実質的に相同性の」、または「実質的に同一性
」とは、本明細書中で使用される場合、核酸またはアミノ酸配列の特徴を表し、
ここで、選択された核酸またはアミノ酸配列は、選択された参照核酸またはアミ
ノ酸配列と比較して、少なくとも約70%または約75%の配列同一性を有する
。より代表的に、選択された配列および参照配列は、少なくとも、約76、77
、78、79、80、81、82、83、84、または85%の配列同一性を有
し、より好ましくは、少なくとも約86、87、88、89、90、91、92
、93、94、または95%の配列同一性を有する。より好ましくは、なお、高
度に相同性の配列は、しばしば、選択された配列とそれが比較される参照配列と
の間で、少なくとも約96、97、98、または99%より大きな配列同一性を
共有する。配列同一性の割合は、比較される配列の全長にわたって計算され得る
か、または合計が選択された参照配列の約25%未満である小さい欠失または付
加を排除することによって計算され得る。この参照配列は、より大きな配列(例
えば、遺伝子または隣接配列の一部分、または染色体の繰返し部分)のサブセッ
トであり得る。しかし、2つ以上のポリヌクレオチド配列の配列相同性の場合に
おいて、参照配列は、代表的に、少なくとも約18〜25ヌクレオチド、より代
表的に、少なくとも約26〜35ヌクレオチド、およびなおより代表的に、少な
くとも約40、50、60、70、80、90、またはなお100以上のヌクレ
オチドを含む。望ましくは、高度に相同性のフラグメントが所望される場合、2
つの配列の間の%同一性の程度は、当業者に周知である配列比較アルゴリズム(
例えば、PearsonおよびLipman(1988)に記載されるFAST
Aプログラム分析)の1つ以上によって容易に決定されるように、少なくとも約
80%、好ましくは少なくとも約85%、およびより好ましくは約90%または
95%より大きい。
【0260】 用語「天然に存在する」とは、対象に適用されるように本明細書中で使用され
る場合、対象が、天然に見出され得るという事実をいう。例えば、天然の供給源
から単離され得る生物(ウイルスを含む)に存在し、そして研究室において、人
の手によって意図的に改変されていない、ポリペプチドまたはポリヌクレオチド
配列は、天然に存在する。本明細書中で使用される場合、古典的な遺伝学に従っ
て、選択的に交配されたげっ歯類の研究室株は、天然に存在する動物であると考
えられる。
【0261】 本明細書中で使用される場合、「異種」は、所定の参照された遺伝子配列に関
連して定義される。例えば、構造遺伝子配列に関して、異種プロモーターは、そ
の参照された構造遺伝子に隣接して天然には存在しないが、研究室での操作によ
って配置されるプロモーターとして定義される。同様に、異種遺伝子または核酸
セグメントは、参照プロモーターおよび/またはエンハンサーエレメントに隣接
する天然には存在しない遺伝子またはセグメントとして定義される。
【0262】 「転写調節エレメント」は、それのみで、または1つ以上の他の核酸と組合せ
て、転写を活性化するポリヌクレオチド配列をいう。転写調節エレメントは、例
えば、1つ以上のプロモーター、1つ以上の応答エレメント、1つ以上のネガテ
ィブ調節エレメント、および/または1つ以上のエンハンサーを含み得る。
【0263】 本明細書中で使用される場合、「転写因子認識部位」および「転写因子結合部
位」は、1つ以上の転写因子の配列特異的相互作用(しばしば、直接的なタンパ
ク質−DNA結合の形態をとる)のための部位であると同定されるポリヌクレオ
チド配列または配列モチーフをいう。代表的に、転写因子結合部位は、DNAフ
ットプリンティング、ゲル移動度シフトアッセイなどによって同定され得、そし
て/または既知のコンセンサス配列モチーフを基にしてか、または当業者に公知
の他の方法によって予測され得る。
【0264】 本明細書中で使用される場合、用語「作動可能に連結される」は、機能的関係
にある、2つ以上のポリヌクレオチドあるいは2つ以上の核酸の連結をいう。核
酸は、それが別の核酸配列と機能的な関係に配置される場合に、「作動可能に連
結される」。例えば、プロモーターまたはエンハンサーは、それがコード配列の
転写に影響を与える場合、コード配列に作動可能に連結される。作動可能に連結
されるとは、連結されるDNA配列が、代表的に、連続的であり、そして2つの
タンパク質コード領域を結合する必要性がある場合には、連続的でありかつイン
フレームである。しかし、エンハンサーは、プロモーターから数キロベース離れ
る場合に一般的に機能し、そしてイントロン配列は、種々の長さが可能であるの
で、いくつかのポリヌクレオチドエレメントは、作動可能に連結され得るが、連
続的はない。
【0265】 「転写単位」は、少なくとも第一のシス作用性プロモーター配列に作動可能に
連結され、そして構造遺伝子配列の効率的な転写のために必要な1つ以上の別の
cis作用性核酸配列、およびプロモーターおよび/またはエンハンサーエレメ
ントの制御下に作動可能に配置された構造遺伝子配列の適切な組織特異的および
発生的転写のために必要とされる少なくとも第一の遠位の調節エレメント、なら
びに効率的な転写および翻訳のために必要とされる任意のさらなるシス配列(例
えば、ポリアデニル化部位、mRNA安定性制御配列など)に必要に応じて連結
された、少なくとも第一の構造遺伝子を含むポリヌクレオチド配列をいう。
【0266】 (5 実施例) 以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を例証するように含まれる。しか
し、当業者は、本発明の開示を考慮して、多くの変化が開示される特定の実施形
態においてなされ得、そして添付の特許請求の範囲に記載される本発明の精神お
よび範囲から逸脱することなく、同様または類似の結果が得られ得ることを、理
解する。
【0267】 (5.1 実施例1−悪性中皮腫患者におけるWT1特異的抗体の検出) この実施例は、悪性中皮腫に対するマーカーとしてのWT1の使用を例示する
【0268】 (5.1.1 材料および方法) (5.1.1.1 組換えタンパク質精製) タンパク質発現について、ヒトWT1全長(アミノ酸1〜449)、N末端領
域(アミノ酸1〜249)およびC末端領域(アミノ酸267〜449)を表す
cDNA構築物を、改変pET28ベクターにサブクローニングした。得られた
ベクターは、5’Hisタグ、続いて、チオレドキシン(Trx)コード領域、
続いて、3’ヒスチジンタグ、続いて、トロンビンおよびEK部位を有した。T
RX−WT1タンパク質およびTRXを有するWT1の短縮型形態の融合タンパ
ク質についての発現構築物を含む組換えBL21 pLysS E.coli(
Stratagene,La Jolla,CA)を一晩増殖させ、そしてイソ
プロピル−β−D−チオガラクトシド(IPTG)で誘導した。全てのタンパク
質は、同様に挙動し、そして本質的に同じプロトコルに従って、精製した。細胞
を回収し、そして37℃で、完全なプロテアーゼインヒビター錠剤(Boehr
inger Mannheim Biochemicals,Indianap
olis,IN)を含む10mM Tris(pH=8)中でのインキュベーシ
ョンによって溶解し、続いて、超音波処理のラウンドを繰り返した。得られた封
入体を、10mM Tris(pH=8)/0.5% CHAPSで2回洗浄し
、そして、10mM Tris(pH=8)を含む8M尿素中(緩衝液A)で可
溶化した。次いで、タンパク質を、金属キレートアフィニティクロマトグラフィ
ー(ニッケルニトリロ三酢酸樹脂((QIAGEN Inc.,Valenci
a,CA)上での)によって精製した。タンパク質を、SDS−PAGEによっ
て分析し、そして目的のタンパク質を含む画分をプールし、そして過剰の10m
M Tris(pH=8)に対して一晩透析した。透析物を、8M尿素にし、そ
してSource QTMアニオン交換樹脂(Amersham Pharma
cia Biotech,Uppsala,Sweden)(緩衝液Aで平衡化
した)にロードした。タンパク質を、0〜1M NaClの勾配を用いて、緩衝
液Aで溶出した。目的のタンパク質を含む画分をプールし、過剰の10mM T
ris(pH=8)に対して一晩透析し、そしてさらなる使用のために、−80
℃で保存した。WT1ペプチドの同一性を、N末端配列決定によって確認した。
【0269】 (5.1.1.2 抗体応答) WT1ポリペプチドに対する抗体応答を、組換え全長および短縮型のWT1タ
ンパク質の両方とWT N180と称されるWT1ポリペプチド(Santa
Cruz Biotechnology,Inc.,Santa Cruz,C
A)とを使用する、ウエスタンブロット分析によって決定した。一次抗体として
、免疫化および非免疫化B6マウスまたはヒトAML患者由来の血清を、Tri
s緩衝化生理食塩水/1% BSAおよび0.1% NP−40TMを用いて、
1:500に希釈して使用した。多角形抗マウスまたは抗ヒト−西洋ワサビぺル
オキシダーゼ−結合体化第二抗体(Amersham Pharmacia B
iotech,Piscataway,NJ)を、1:10,000の希釈度で
使用した。次いで、ブロットを、化学発光反応(ECLTM Reagent,
Amersham)を使用して発色させ、その後、それらを、Hyperfil
m−ECLTM(Amersham)に露光した。このフィルムを、現像そして
試験した。全てのコントロールブロットを、市販の調製されたWT1特異的抗体
、WT C−19およびWT 180(Santa Cruz Biotech
nology)を使用して発色させ、そして各々は、TRX−WT1融合タンパ
ク質(TRX−WT1全長(約85kDa);TRX−WT1 N末端(約60
kDa);TRX−WT1 C末端(約50kDa))の予期されるサイズに、
強いバンドを示した。
【0270】 (5.1.1.3 WT1 ELISA) 96−ウェルELISA プレート(Nunc)を、各々50μl/ウェルの
WT1タンパク質でコーティングした。WT1タンパク質を、ELISAコーテ
ィング緩衝液(1M NaHCO,pH 9.6)中で5ng/μlに希釈
した。プレートを、4℃で一晩、または37℃で4時間インキュベートし、次い
でPBS/0.1% TweenTMで2回洗浄した。プレートを、200μl
/ウェルのブロック緩衝液(10%正常ヤギ血清/PBS/0.1% Twee
TM)でブロックし、室温で2時間インキュベートし、次いで2回洗浄した。
第一工程の抗体として、Blocking Buffer中で希釈した50μl
の患者サンプル、ポジティブコントロールまたはネガティブコントロールを、添
加した。ポジティブコントロールは、WTC19抗体およびWT180抗体(S
anta Cruz)を含んだ。ネガティブコントロールは、健康なボランティ
アからの血清を含んだ。試験サンプルは、悪性中皮腫患者由来の血清を含んだ。
プレートを、4℃で一晩または室温で4時間インキュベートし、そしてプレート
ウォッシャーを使用して、4回洗浄した。第二工程の抗体として、ブロック緩衝
液で100μl/ウェルに希釈した抗ウサギHRP(1:5000)(ポジティ
ブコントロールについて)または抗ヒトHRP(1:8000)Abを、添加し
た。プレートを、室温で2時間インキュベートし、次いで6回洗浄した。
【0271】 これらの結果を、図2に示し、これは、悪性中皮腫患者におけるWT1特異的
抗体の検出を示す。最初の2つの列は、ポジティブコントロール(WTC19お
よびWT180)を示す。第3の列(D44と表記される)は、正常なコントロ
ール血清についての結果を示す。残りの列は、悪性中皮腫を患う患者から得られ
た血清サンプルについての結果を示す。S337およびS339と表記される血
清サンプルは、正常なコントロールサンプルの平均の2倍より大きい値を有し、
従って、悪性中皮腫についてポジティブであると考えられる。
【0272】 (5.2 実施例2−WT1を発現する細胞株を用いて免疫したマウスにおけ
るWT1に対する抗体の誘導) この実施例は、インビボでのWT1特異的抗体応答を誘導するための、WT1
を発現する細胞の使用を例証する。
【0273】 白血病を患う患者におけるWT1に対する既存の抗体の検出は、WT1タンパ
ク質に対して免疫してWT1に対する免疫を惹起することが可能であることを、
強く意味する。WT1に対する免疫が、ワクチン接種によって生じ得るか否かを
試験するために、マウスにTRAMP−C(B6起源のWT1ポジティブ腫瘍細
胞株)を注射した。簡単には、雄性B6マウスを、5×10 TRAMP−C
細胞によって皮下的に免疫し、そして3週間の間隔で5×10の細胞で2回ブ
ーストされた。最終免疫の3週間後、血清を得、そして脾臓の単一の細胞の懸濁
液を、25μM β−2−メルカプトエタノール、200ユニット/mlのペニ
シリン、10mMのL−グルタミン、および10%のウシ胎児血清を有するRP
MI 1640培地(GIBCO)中で調製した。
【0274】 TRAMP−Cに対する免疫後、その免疫した動物におけるWT1特異的抗体
応答が、検出可能であった。ウエスタンブロットを実施し、TRAMP−C(W
T1ポジティブ腫瘍細胞株)で免疫したB6マウスにおけるWT1特異的抗体応
答の検出を示した。レーン1、3および5は、分子量マーカーを含み、そしてレ
ーン2、4および6は、WT1特異的コントロール(N180、Santa C
ruz Biotechnology、WT1タンパク質のN末端領域の180
個のアミノ酸にわたるポリペプチド、約52kDaでウエスタンブロットを移動
する)を含んだ。使用した一次抗体は、レーン2においてWT180、レーン4
において非免疫B6マウスの血清、およびレーン6において免疫B6マウスの血
清であった。これらの結果は、WT1ポリペプチドに対する免疫が、WT1ポリ
ペプチドに対する免疫応答を惹起することを示した。
【0275】 (5.3 実施例3−WT1ペプチドで免疫したマウスにおけるT応答およ
び抗体応答の誘導) この実施例は、WT1に特異的な免疫応答を惹起する、WT1ペプチドでの免
疫の能力を示す。
【0276】 Abおよび増殖性T細胞応答を誘発するに適切なペプチドを、Tsitesプ
ログラム(これは、Th応答を惹起する能力を有するペプチドモチーフを検索す
る)に従って同定した(RothbardおよびTaylor,1988;De
avinら,1996)。表2に示されるペプチドを、合成し、そして配列決定
した。
【0277】
【表2】 免疫化について、ペプチドを以下のように分類した: 群A:p6−22ヒト:1ml中に10.9mg(10μ1=100μg) p117−139ヒト/マウス:1ml中に7.6mg(14μ1=100μ
g) p244−262ヒト:1ml中に4.6mg(22μl=100μg) 群B:p287−301ヒト/マウス:1ml中に7.2mg(14μl=10
0μg) マウスp299−313:1ml中に6.6mg(15μl=100μg) p421−435ヒト/マウス:1ml中に3.3mg(30μl=100μ
g) コントロール:(FBLペプチド 100μg)+CFA/IFA コントロール:(CD45ペプチド 100μg)+CFA/IFA 群Aは、WT1のアミノ末端部分(エキソン1)内に存在するペプチドを含み
、そして群Bは、カルボキシ末端内に存在するペプチドを含み、このカルボキシ
末端は、他のDNA結合タンパク質に対する配列相同性を有する4つのジンクフ
ィンガー領域を含む。群Bにおいて、p287−301およびp299−313
を、エキソン7、ジンクフィンガー1から誘導し、そしてp421−435を、
エキソン10、ジンクフィンガーIVから誘導した。
【0278】 B6マウスを、WT1ペプチドの群またはコントロールペプチドを用いて免疫
した。ペプチドを、注射用の1mlの滅菌水に溶解し、そして、B6マウスを、
3週間の時間間隔で3回免疫した。使用したアジュバントは、CFA/IFA、
GM−CSF、およびモンチナイド(Montinide)であった。次いで、
WT1に特異的な抗体の存在を、実施例1および2に記載されるように決定し、
そして増殖性T細胞応答を、標準的なチミジン取り込みアッセイ(ここでは、細
胞を、抗原の存在下で培養し、そして増殖を、取り込まれた放射活性を測定する
ことによって評価した(Chenら,1994))を使用して評価した。詳細に
は、リンパ球を、96ウェルプレートにおいて、4×10の照射(3000r
ad)された同系脾細胞および表記されたペプチドとともに、ウェルあたり2×
10の細胞で培養した。
【0279】 群Aと表記されるペプチドの群でのマウスの免疫は、WT1に対する抗体応答
を惹起した。代表的なウエスタンブロットを実施し、これは、代表的なWT1ペ
プチドで免疫したマウスにおけるWT−特異的抗体の検出を示す。レーン1、3
および5は、分子量マーカーを含み、レーン2、4および6は、WT1特異的ポ
ジティブコントール(N180、Santa Cruz Biotechnol
ogy、WT1タンパク質のN末端の180個のアミノ酸にわたるポリペプチド
、約52kDaでウエスタンブロットを移動する)を示す。使用した一次抗体は
、レーン2においてWT180、レーン4において非免疫B6マウスの血清、お
よびレーン6において免疫B6マウスの血清であった。ワクチンBに対する免疫
後では、抗体は検出されず、このことは、ワクチンBでの免疫からのヘルパーT
細胞応答の欠損と一致する。P117−139は、増殖性T細胞応答を惹起した
(図3A、図3B、および図3C)。この刺激指数(SI)は、8と72との間
で変化した。他のペプチド(p6−22およびP299−313)もまた、増殖
性T細胞応答を惹起することが示された。P6−22での免疫は、2.3の刺激
指数(SI)を生じ、そしてP299−313での免疫は、3.3のSIを生じ
た。ポジティブコントロールは、ConA刺激T細胞、ならびに既知の抗原(例
えば、CD45およびFBL)で刺激したT細胞、および同種異系T細胞株(D
eBruijnら,1991)を含んだ。
【0280】 図4Aおよび図4Bは、ワクチンA(図4A)およびワクチンB(図4B)内
の3つのペプチドの各々について観察された増殖性応答を示す。ワクチンAは、
免疫化ペプチドp6−22およびp117−139に対する増殖性T細胞応答を
惹起した(刺激指数(SI)は、3と8との間で変化する(大部分の株))のp
244−262に対する増殖性応答は、検出されなかった(図4A)。
【0281】 引き続くインビトロ刺激を、p6−22およびp177−139のみを使用す
る単一ペプチド刺激として実施した。ワクチンA特異的T細胞株のp117−1
39での刺激は、p117−139に対する増殖を示したが、p6−22に対す
る応答は生じなかった(図5A)。この株から誘導されたクローンは、p117
−139に特異的であった(図5B)。対照的に、ワクチンA特異的T細胞株の
p6−22での刺激は、p6−22に対する増殖を生じたが、p117−139
に対する応答は生じなかった(図5C)。この株から誘導されたクローンは、p
6−22に対して特異的であった(図5D)。これらの結果は、WT1ペプチド
でのワクチン接種が、WT1ポリペプチドに対する抗体応答、およびこの免疫化
ペプチドに対する増殖性T細胞応答を惹起し得ることを示した。
【0282】 (5.4 実施例4−WT1ペプチドで免疫したマウスにおけるCTL応答の
誘導) この実施例は、CTL免疫を惹起する、WT1ポリペプチドの能力を示す。
【0283】 クラスI MHCへの結合に適切なモチーフを有する9量体ペプチド(9マー
)を、種々の分析方法(BIMAS HLAペプチド結合予測アッセイ(Par
kerら、1994)を含む)を使用して、同定した。このような分析で同定さ
れたペプチドを、表3〜表45に示す。これらの表の各々において、スコアは、
その示されたMHC分子に対するペプチドの理論的な結合親和性(解離の半分の
時間)を反映する。TSITESプログラム(RothbardおよびTayl
or,1988;Deavinら,1996)(これは、Th応答を惹起する能
力を有するペプチドモチーフを検索する)を使用して同定されたペプチドが、表
46にさらに示される。
【0284】
【表3】
【0285】
【表4】
【0286】
【表5】
【0287】
【表6】
【0288】
【表7】
【0289】
【表8】
【0290】
【表9】
【0291】
【表10】
【0292】
【表11】
【0293】
【表12】
【0294】
【表13】
【0295】
【表14】
【0296】
【表15】
【0297】
【表16】
【0298】
【表17】
【0299】
【表18】
【0300】
【表19】
【0301】
【表20】
【0302】
【表21】
【0303】
【表22】
【0304】
【表23】
【0305】
【表24】
【0306】
【表25】
【0307】
【表26】
【0308】
【表27】
【0309】
【表28】
【0310】
【表29】
【0311】
【表30】
【0312】
【表31】
【0313】
【表32】
【0314】
【表33】
【0315】
【表34】
【0316】
【表35】
【0317】
【表36】
【0318】
【表37】
【0319】
【表38】
【0320】
【表39】
【0321】
【表40】
【0322】
【表41】
【0323】
【表42】
【0324】
【表43】
【0325】
【表44】
【0326】
【表45】
【0327】
【表46】 特定のCTLペプチド(表47に示す)を、さらなる研究のために選択した。
表47の各ペプチドに関して、BIMAS HLAペプチド結合予測分析を用い
て得たスコアを提供する。
【0328】
【表47】 C57B1/6マウスMHCに結合するペプチドを、白血病細胞株RMA−S
(Ljunggrenら、1990)を使用して確認した。手短に言うと、RM
A−S細胞を1%FCSを補充した完全培地中で、26℃で7時間培養した。総
量10個のRMA−S細胞を24ウェルプレートの各ウェルに添加し、26℃
で16時間、単独でかまたは指定されたペプチド(25μg/ml)と共にのい
ずれかでインキュベートし、そして、完全培地中で、さらに37℃でさらに3時
間インキュベートした。次いで、細胞を3回洗浄し、そして、フルオレセインイ
ソチオシアネート結合体化抗Dまたは抗K抗体(PharMingen,S
an Diego,CA)で染色した。標識した細胞を2回洗浄し、再懸濁し、
そして、1%パラホルムアルデヒドを用いて500μlのPBS中で固定し、そ
してフローサイトメーター(Becton−Dickinson FACSCa
libur(登録商標))中で蛍光強度について分析した。RMA−S細胞の表
面上のDまたはK分子の増加の割合を、培地単独中でインキュベートした細
胞の平均蛍光強度と比較した、ペプチドと共にインキュベートした細胞の平均蛍
光強度の増加によって測定した。
【0329】 マウスを、マウスクラスI MHCに結合し得るペプチドを用いて免疫した。
免疫後、脾臓細胞をインビトロで刺激して、WT1ペプチドと共にインキュベー
トした標的を溶解する能力について試験した。CTLを、標準クロム放出アッセ
イ(Chenら、1994)を用いて評価した。10個の標的細胞を、特定の
ペプチドの存在下または非存在下で、90分間、150μCiの51Crナトリ
ウムと共に37℃でインキュベートした。細胞を3回洗浄し、5%胎児ウシ血清
を含むRPMI中で再懸濁した。アッセイについて、10個の51Cr標識し
た標的細胞をU底の96ウェルプレート中で、200μlの最終容量の、異なる
濃度のエフェクター細胞とインキュベートした。上清を37℃で4〜7時間後に
除去し、そして特異的な溶解の割合を、以下の式によって決定した: 特異的な溶解%=100×(実験的放出−自発的放出)/(最大の放出−自発
的放出) 表48に示されるように、結果は、いくつかのWT1ペプチドが、クラスI
MHC分子に結合し得、これが、CTLを生成するために必須であることを示す
。さらに、ペプチドのいくつかは、クロム放出アッセイを使用して決定されるよ
うに、ペプチド特異的CTL(図6Aおよび図6B)を誘発し得る。CTLペプ
チドp10−18ヒト、p136−144ヒト、p136−144マウスおよび
p235−242に対する免疫の後、ペプチド特異的CTL株を産生し、そして
、クローンを樹立した。これらの結果は、ペプチド特異的CTLは、WT1を発
現する悪性細胞を殺し得ることを示す。
【0330】
【表48】 (5.5 実施例5−マウスにおけるWT1特異的CTLを誘発するWT1ペ
プチドの使用) この実施例は、WT1ポジティブ腫瘍細胞株を殺し得るCTL免疫を誘発する
代表的なWT1ペプチドの能力を示す。
【0331】 P117−139(クラスIおよびクラスII MHCに対する結合に適切な
モチーフを有するペプチド)を、TSITESおよびBIMAS HLAペプチ
ド結合予測分析を使用して、上記のように同定した。マウスを、実施例3におい
て記載されるように、免疫した。免疫後、脾臓細胞をインビトロで刺激し、そし
て、WT1ペプチドならびにWT1ポジティブ腫瘍細胞およびWT1ネガティブ
腫瘍細胞と共にインキュベートした標的を溶解する能力について試験した。CT
Lを、標準的なクロム放出アッセイを用いて、評価した。結果(図7A、図7B
、図7C、および図7Dに示される)は、P117が、WT1ポジティブ腫瘍細
胞を殺し得るWT1特異的CTLを誘発し得るが、WT1ネガティブ細胞の死滅
は観察されなかったことを示す。これらの結果は、ペプチド特異的CTLが、実
際に、WT1を発現する悪性細胞を殺し、そして、ワクチンおよびT細胞治療が
、WT1を発現する悪性度に対して、効果的であることを実証する。
【0332】 同様の免疫を、9マーのクラスI MHC結合ペプチドであるp136−14
4、p225−233、p235−243ならびに23マーのペプチドであるp
117−139を使用して行った。免疫化後、脾臓細胞を、4つのペプチドの各
々を用いてインビトロで刺激し、そして、WT1ペプチドと共にインキュベート
した標的を溶解するための能力について試験した。p225−233ではなく、
p136−144、p235−243およびp117−139に特異的なCTL
が生じた。p235−243およびp117−139についてのCTLデータを
、図8Aおよび図8Bにおいて示す。ペプチドp136−144およびp225
−233についてのデータは、示されていない。
【0333】 CTL溶解は、標的WT1ペプチドが、内因的にプロセシングされ、そして、
腫瘍細胞クラスI MCH分子に関して提示されることを要求する。上記のWT
1ペプチド特異的CTLを、ネガティブな腫瘍細胞株に対するWT1ポジティブ
を溶解するための能力について試験した。p235−243について特異的なC
TLは、p235−243ポリペプチドと共にインキュベートした標的を溶解し
たが、WT1タンパク質を発現する細胞株を溶解できなかった(図8A)。顕著
に対照的に、p117−139について特異的なCTLは、p117−139ペ
プチドと共にインキュベートされた標的を溶解し、そしてまた、WT1を発現す
る悪性細胞を溶解した(図8B)。ネガティブコントロールとして、p117−
139について特異的なCTLは、WT1ネガティブEL−4(本明細書中で、
E10ともいわれる)を溶解しなかった。
【0334】 WT1特異的溶解の特異性を、非放射性の標的阻害によって確かめた(図9A
および図9B)。エフェクター細胞を、96ウェルU底プレート中で、種々のエ
フェクター:標的の比率でプレートした。(放射能性の標的と比較して)10倍
過剰の示されたペプチドコーティング標的(51Cr標識を含まない)を添加し
た。最後に、1ウェル当り10個の51Cr標識細胞を添加し、プレートを3
7℃で4時間インキュベートした。1ウェル当りの総容量は、200μlであっ
た。
【0335】 p117−139特異的CTLによるTRAMP−Cの溶解は、関連ペプチド
p117−139と共にインキュベートしたEL−4によって、58%から36
%ブロックされたが、無関係のペプチドと共にインキュベートしたEL−4では
、ブロックされなかった(図9A)。同様に、BLK−SV40の溶解は、関連
したペプチドp117−139と共にインキュベートしたEL−4によって、1
8%から0%ブロックされた(図9B)。結果は、WT1ペプチド特異的CTL
が、プロセシングされたWT1の認識によって、悪性細胞を特異的に殺すことを
確証する。
【0336】 推定CTLモチーフを有するいくつかのセグメントは、p117−139内に
含まれる。CTLエピトープの正確な配列を決定するために、p117−139
内の全ての潜在的な9マーのペプチドを合成した(表49)。これらのペプチド
の2つ(p126−134およびp130−138)は、H−2クラスI分子
に結合することが示された(表49)。p117−139を用いる免疫によって
生じたCTLは、p117−139内の他の9マーペプチドではなく、p126
−134およびp130−138と共にインキュベートした標的を溶解した(図
10A)。
【0337】 p117−139特異的CTL株を、p126−134またはp130−13
8のいずれかを用いて、再刺激した。p126−134またはp130−138
を用いる再刺激の後、両方のT細胞株が、ペプチド特異的溶解を実証したが、p
130−138特異的CTLのみが、WT1ポジティブ腫瘍細胞株の溶解を示し
た(図10Bおよび図10C)。従って、p130−138は、天然でプロセス
されたエピトープであるようである。
【0338】
【表49】 (5.6 実施例6−マウス腫瘍細胞株におけるWT1特異的mRNAの同定
) この実施例は、細胞および細胞株におけるWT1特異的mRNAを検出するた
めに、RT−PCRTMの使用を例示する。
【0339】 単核細胞を、密度勾配遠心分離によって単離し、そして、すぐに凍結し、WT
1特異的mRNAの存在についてRT−PCRTMによって分析するまで、−8
0℃で保存した。RT−PCRTMを、一般に、Fraizerら(1995)
によって記載されるように行なった。総RNAを、標準的な手順に従って、10 個の細胞から抽出した。RNAペレットを、25μLのジエチルピロカルボネ
ート処理水に再懸濁し、そして、逆転写に直接使用した。ジンクフィンガー領域
(エキソン7−10)を330bpのマウスcDNAとして、PCRTMによっ
て増幅した。増幅を、サーモサイクラー中で、1回または、必要な場合、2回の
連続した回のPCRTMの間行なった。50μlの総反応容量中で、Ampli
Taq DNAポリメラーゼ(Perkin Elmer Cetus,Nor
walk,CT)、2.5mM MgClおよび20pmolの各プライマー
を使用した。PCRTM産物の20μLのアリコートを、臭化エチジウムで染色
した2%アガロースゲル上で電気泳動した。このゲルを、Polaroidフィ
ルム(Polaroid 667、Polaroid Ltd.,Hertfo
rdshire,England)を用いて写真撮影した。相互汚染に対する予
防策は、KwokおよびHiguchi(1989)の推奨にしたがって行なっ
た。ネガティブコントロールは、cDNA試薬およびPCRTM試薬が、各実験
において、cDNAの代わりに水と混合することを含んだ。偽のネガティブを避
けるために、インタクトなRNAの存在および適切なcDNA生成を、β−アク
チンプライマーを使用するコントロールPCRTMによって、各サンプルについ
て評価した。これらのプライマーを用いて増加しなかったサンプルは、分析から
除外した。
【0340】 マウス細胞株におけるWT1の増幅のためのプライマーは、以下であった:P
115:1458−1478:5’−CCCAGGCTGCAATAAGAGA
TA−3’(正方向プライマー;配列番号21);およびP116:1767−
1787:5’−ATGTTGTGATGGCGGACCAAT−3’(逆方向
プライマー;配列番号22)(Inoueら、1996;Fraizerら、1
995)。
【0341】 コントロール反応において使用されるβアクチンプライマーは、以下であった
:5’−GTGGGGCGCCCCAGGCACCA−3’(センスプライマー
;配列番号23);および5’−GTCCTTAATGTCACGCACGAT
TTC−3’(アンチセンスプライマー;配列番号24)。
【0342】 ヒトWT1を増幅する際の使用のためのプライマーは、以下を含む:P117
:954−974:5’−GGCATCTGAGACCAGTGAGAA−3’
(配列番号25);およびP118:1434−1414:5’−GAGAGT
CAGACTTGAAAGCAGT−3’(配列番号5)。ネストRT−PCT TM については、プライマーは、以下のようであり得る:P119:1023−
1043:5’−GCTGTCCCACTTACAGATGCA−3’(配列番
号26);およびP120:1345−1365:5’−TCAAAGCGCC
AGCTGGAGTTT−3’(配列番号27)。
【0343】 表50は、マウス腫瘍細胞株のWT1 PCRTM分析の結果を示す。表5中
で、(+++)は、第1工程のRT−PCRTMにおける強力なWT1 PCR TM 増幅産物を示し、(++)は、第1工程のWT1 RT−PCRTMによっ
て検出可能であるWT1増幅産物を示し、(+)は、第2工程のWT1 RT−
PCRTMにおいてのみ検出可能である産物を示し、そして(−)は、WT1
PCRTMネガティブを示す。
【0344】
【表50】 (5.7 実施例7−マウスにおけるWT1免疫の全身性の組織病理学的影響
および全身性の毒物学的影響の評価) この実施例の目的は、マウスにおける複数回用量の力価測定(titrati
on)における、WT1タンパク質免疫の免疫原性ならびに潜在的な全身性の組
織病理学的影響および全身性の毒素学的影響を分析することである。
【0345】 WT1タンパク質を用いてマウスを免疫するための実験設計を表51に概略す
る。
【0346】
【表51】 雌性C57/B6マウスにおける複数回用量の力価測定研究(用量は、WT1
タンパク質の25μg、100μg〜1000μgまでの範囲にわたる)におけ
る、MPL−SEをアジュバントとして使用するWT1タンパク質に対するワク
チン接種は、強力なWT1−特異的抗体反応(図19)および細胞性T細胞応答
(図20)を誘発した。
【0347】 WT1タンパク質を用いる免疫性の全身性の組織病理学的影響または全身性の
毒素学的影響は、観察されなかった。毒性についての組織学的証拠は、以下の組
織において見られなかった:副腎腺、脳、盲腸、結腸、十二指腸、眼、大腿およ
び骨髄、胆嚢、心臓、回腸、空腸、腎臓、喉、涙腺、肝臓、肺、リンパ節、筋肉
、食道、卵巣、膵臓、上皮小体、唾液腺、胸骨および骨髄、脾臓、胃、胸腺、気
管、甲状腺、膀胱および子宮。
【0348】 潜在的な造血毒性の評価が、特に注目された。胸骨髄および大腿骨髄における
骨髄球/赤血球の比率は、正常であった。全ての評価可能な血球計数および血液
化学(BUN、クレアチニン、ビリルビン、アルブミン、グロブリン)は、正常
な範囲内であった。
【0349】 WT1に対する既存の免疫が、白血病を有する何匹かの患者において存在し、
そして、WT1タンパク質に対するワクチン接種が、正常な組織に対する毒性な
しにマウスにおける、WT1特異的Ab応答および細胞性T細胞応答を誘発し得
る場合、これらの実験は、WT1を腫瘍/白血病ワクチンであると確認する。
【0350】 (5.8 実施例8−全遺伝子インビトロプライミングによるヒトWT1特異
的T細胞応答の誘発) この実施例は、WT1特異的T細胞応答が、正常な個体の血液から生じ得るこ
とを実証する。
【0351】 樹状細胞(DC)を、10%ヒト血清、50ng/ml GMCSFおよび3
0ng/ml IL−4を含むRPMI培地で、4〜10日間、増殖によって、
正常なドナーのPBMC由来の単球培養物から分化させた。培養後、DCを、5
のM.O.I.で、組換えWT1発現ワクシニアウイルスを用いて16時間、ま
たは、10のM.O.Iで、組換えWT1発現アデノウイルスを用いて3日間感
染させた。ワクシニアウイルスをU.V.照射によって不活化した。CD8+T
細胞を磁気ビーズを使用して、ポジティブ選択によって単離し、そして、培地の
プライミングを、96ウェルプレート中で開始させた。培養液を、WT1を発現
するようにアデノまたはワクシニア感染させた自己樹状細胞を使用して、7〜1
0日毎で再刺激した。3〜6回の刺激周期の後、CD8+株が、自己WT1発現
樹状細胞または繊維芽細胞を用いて刺激した場合、インターフェロンγを特異的
に産生したことを確認し得る。これらの株のWT1比活性は、さらなる刺激周期
の後、維持し得る。これらの株は、アデノまたはワクシニアWT1感染させた自
己樹状細胞を特異的に認識するが、Elispotアッセイによってアデノまた
はワクシニアEGFP感染自己樹状細胞は認識しないことが実証された。
【0352】 (5.9 実施例9−注射のためのRA12−WT1の処方:凍結乾燥された
産物を安定化するための賦形剤の使用) この実施例は、凍結乾燥されたRa12−WT1の完全な可溶化を可能にする
処方物を記載する。
【0353】 以下の処方物は、乾燥まで凍結乾燥された後、組換えタンパク質Ra12−W
T1が、水性培地に溶解されるのを可能にする: 組換えRa12−WT1濃度:0.5〜1.0mg/ml;緩衝液:10−2
0mM エタノールアミン、pH10.0;1.0〜5.0mM システイン;
0.05% Tween−80(ポリソルベート−80);糖:10% トレハ
ロース(T5251、Sigma,MO)10% マルトース(M9171,S
igma,MO)10% スクロース(S7903,Sigma,MO)10%
フルクトース(F2543,Sigma,MO)10% グルコース(G752
8,Sigma,MO)。
【0354】 糖賦形剤を有する凍結乾燥されたタンパク質は、糖賦形剤を有さないタンパク
質よりも、有意により多く溶解することを見出した。クマシー染色SDS−PA
GEによる分析は、溶解された物質における残りの固体の形跡がないことを示し
た。
【0355】 (5.10 実施例10−血液学的悪性度を有する患者におけるWT1に対す
る免疫応答の同定) この実施例は、血液学的悪性度を有する患者における存在する免疫応答の同定
を示す。
【0356】 患者において前から存在するWT1特異的抗体反応の存在を評価するために、
急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血
病(CML)および重篤な再生不良性貧血を有する患者の血清を、ウエスタンブ
ロット分析を使用して分析した。血清を、ヒト白血病細胞株K562(Amer
ican Type Culture Collection,Manassa
s,VA)からWT1を免疫沈降する能力について試験した。各々の場合におい
て、免疫沈降物を、ゲル電気泳動によって分離し、膜に転写し、そして、抗WT
−1抗体WT180(Santa Cruz Biotechnology,I
nc.,Santa Cruz,CA)を用いて調査した。このウエスタンブロ
ット分析は、血液学的悪性度を有する患者において、潜在的なWT1特異的抗体
を同定した。患者血清を用いて産生された免疫沈降物中の52kDaタンパク質
を、WT1特異的抗体によって認識した。52kDaタンパク質は、ポジティブ
コントロールと同じ大きさに移動した。
【0357】 さらなる研究は、全長および短縮型WT1タンパク質に対する抗体の存在につ
いて、AMLおよびCMLを有する患者の血清を分析した。ヒトWT1/全長(
aa1−449)、N末端(aa1−249)(WT1/N末端)およびC末端
(aa267−449)(WT1/C末端)領域を示すcDNA構築物を、改変
されたpET28ベクター中にサブクローニングした。WT1/全長およびWT
1/N末端タンパク質をRal2融合タンパク質として発現させた。Ra12は
、MTB32Bとして示される、分泌されたMycobacterium tu
berculosisタンパク質のC末端フラグメントである(Skeilyら
、Infect Immun.,67:3998,1999)。Ra12−WT
1/全長融合領域を、ヒスチジンタグ改変pET28ベクター中のヒスチジンタ
グの3’側にクローニングした。WT1/N末端領域を、5’ヒスチジンタグ、
次いで、チオレドキシン(TRX)WT1/N末端融合領域、次いで、3’ヒス
チジンタグを有する改変されたpET28ベクターにサブクローニングした。W
T1/C末端コード領域を、5’および3’ヒスチジンタグ、次いで、トロンビ
ンおよびEK部位のみを含む融合パートナーを有さない、改変したpET28ベ
クターにサブクローニングした。
【0358】 BL21 pLysS E.coli(Stratagene,La Jol
la,CA)を、3つのWT1発現構築物を用いて形質転換し、一晩増殖し、そ
して、イソプロピル−β−D−チオガラクトシド(IPTG)を用いて誘導した
。WT1タンパク質を以下のように精製した:細胞を収穫し、37℃で、コンプ
リートプロテアーゼインヒビタータブレット(Complete Protea
se Inhibitor Tablets)(Boehringer Man
nheim Biochemicals,Indianapolis,IN)を
含む10mM Tris,pH8.0中でのインキュベーションによって溶解し
、その後、複数回の超音波処理を行なった。封入体を、10mM Tris,p
H8.0を用いて、2回洗浄した。次いで、タンパク質を、ニッケル−ニトリロ
三酢酸樹脂(QIAGEN Inc.,Valencia,CA)の金属キレー
ト親和性クロマトグラフィーによって精製し、次いで、Source Qアニオ
ン交換樹脂(Amersham Pharmacia Biotech,Ups
ala,Sweden)のクロマトグラフィーを行なった。WT1タンパク質の
同定を、N末端配列決定によって確かめた。
【0359】 新規のAMLまたはCMLを有する成人患者由来の血清を、WT1特異的Ab
の存在について研究した。組換えタンパク質を、TCマイクロウェルプレート(
Nunc,Roskilde,Denmark)に吸着させた。プレートをPB
S/0.5% Tween−20で洗浄し、そして、1% BSA/PBS/0
.1% Tween−20でブロックした。洗浄後、血清希釈液を添加し、そし
て、4℃で一晩インキュベートした。プレートを洗浄し、そして、ロバ抗ヒトI
gG−HRP二次抗体(Jackson−Immunochem,West G
rove,PA)を添加し、そして、室温で2時間インキュベートした。プレー
トを洗浄し、TMBペルオキシダーゼ基質溶液(Kirkegaard and
Perry Laboratories,MA)と共にインキュベートし、1
N HSOでクエンチし、そして、直ぐに読み取った(Cyto−Fluo
r 2350;Millipore,Bedford,MA)。
【0360】 血清学的調査について、ヒト血清を、1:50〜1:20,000の連続希釈
の範囲にわたって、ELISAによって試験した。ポジティブ反応を、3つの(
WT1/全長、WT1C末端)標準偏差によって、正常なドナー(n=96)由
来の血清の平均OD値を超える1:500希釈した血清のOD値として定義した
。WT1/N末端に対する正常ドナーにおけるより高いバックグラウンドに起因
して、WT1/N末端に対するプロテインAポジティブ反応を、4つの標準偏差
による正常なドナー由来の血清の平均OD値を超えた1:500希釈の血清のO
D値として定義した。患者のAb反応が、タンパク質のRa12またはTRX融
合部分または可能なE.coli混入タンパク質に対してではなく、WT1に対
して指向されたことを検証するために、コントロールは、同様の様式で精製され
たRa12タンパク質単独およびRTXタンパク質単独を含んだ。Ra12およ
び/またはTRXタンパク質に対して反応性を示したサンプルは、分析から除外
された。
【0361】 WT1に対する免疫の存在を評価するために、正常な個体および白血病を有す
る患者の血清中の組換え全長WT1タンパク質および短縮型WT1タンパク質に
対するAbを決定した。抗体反応性を、WT1/全長タンパク質、WT1/N末
端タンパク質およびWT1/C末端タンパク質に対するELISA反応性によっ
て分析した。
【0362】 96人の正常なドナーのうちたった2人が、WT1/全長タンパク質と反応性
である血清抗体を有した。これらの個体のうちの1人は、WT1/N末端タンパ
ク質に対する抗体を有し、そして、1人がWT1/C末端タンパク質に対する抗
体を有した。対照的に、AMLを有する63人の患者のうち16人(25%)が
、WT1/全長タンパク質と反応性である血清抗体を有した。顕著に対照的には
、63人の患者のうちたった2人(3%)が、WT1/C末端タンパク質に対す
る反応性を有した。CMLを有する81人の患者のうち15人(19%)が、W
T1/全長タンパク質と反応性である血清抗体を有し、そして81人の患者のう
ち12人(15%)が、WT1/N末端と反応性である血清抗体を有した。81
人の患者のうちたった3人(3%)が、WT1/C末端タンパク質に対する反応
性を有した。
【0363】 これらのデータは、WT1に対するAb応答が、AMLおよびCMLを有する
何人かの患者において検出可能であることを実証した。白血病患者における抗体
のより大きい発生率は、WT1タンパク質に対する免疫が、患者が、WT1を発
現するか、WT1をある時点で発現したという悪性度を保有する結果として生じ
るという強力な証拠を提供する。特定の理論に制限されることなく、WT1に対
する観察された抗体反応は、おそらく、自身の白血病細胞上のWT1に対する免
疫を生じる患者から最も生じ、そして、WT1は、「自己」タンパク質であるに
も関わらず、免疫原性であり得るという直接的な証拠を提供する。
【0364】 WT1に対する抗体の存在は、同時のヘルパーT細胞応答がまた、同一の患者
に存在することを強力に意味する。WT1は、内部タンパク質である。従って、
CTL反応は、白血病治療の点で、最も効果的であり、そして、最も毒性の強い
免疫の武器であるようである。従って、これらのデータは、WT1に対する治療
ワクチンが、WT1に対する免疫反応を誘発し得る証拠を提供する。
【0365】 検出された抗体の大多数は、N末端内のエピトープと反応性であるが、患者の
ごく少数のサブグループのみが、C末端に対する弱い抗体反応を示した。これは
、動物モデルにおける観察と一貫しており、ここで、N末端に由来するペプチド
を用いる免疫は、抗体、ヘルパーT細胞およびCTL反応を誘発し、ここで、C
末端由来の試験されたペプチドのいずれも、抗体またはT細胞反応を誘発しなか
った(Gaigerら、2000)。
【0366】 (6.参考文献) 以下の参考文献を、本明細書中に示される例示的な詳細または他の詳細に対し
て補足的な例示的な詳細または他の詳細をそれらが提供する程度まで、参考とし
て本明細書中に特に援用する。
【0367】
【表52】 本明細書中に開示されそして特許請求される全ての組成物および方法は、本開
示を考慮して過度の実験なく作製および実行され得る。本発明の組成物および方
法は好ましい実施形態に関して記載されるが、本発明の概念、精神、および範囲
から逸脱することなく本明細書中に記載される組成物、方法ならびにこの方法の
工程およびこの方法の工程の連続に変化が適用され得ることは、当業者に明らか
である。より詳細には、化学的および生理学的の両方で関連する特定の因子が、
同じかまたは類似の結果を達成しながら本明細書中に記載される因子と置換され
得ることは、明らかである。当業者に明らかなこのような類似の置換および改変
の全ては、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本発明の精神、範囲
および概念の範囲内であると考えられる。従って、特許されることを要求する排
他的な権利は、上記の特許請求の範囲に記載されるような権利である。
【0368】 本発明は、添付の図面と共に以下の説明を参照して理解され得る。ここで、同
様の参照数字は、同様のエレメントを示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、マウス(MO)WT1ペプチド配列(配列番号320)およびヒト(
HU)WT1ペプチド配列(配列番号319)の比較を表す。
【図2】 図2は、悪性中皮腫患者におけるWT1特異的抗体を検出するためのELIS
Aアッセイの結果を表すヒストグラムを示す。示されるように、WT180およ
びWTC19は、ポジティブコントロールを表す。D44は、正常なコントロー
ル血清を表し、残りのサンプルは、悪性中皮腫に罹患しているヒト患者から得た
血清サンプルであった。
【図3A】 図3Aは、代表的なWT1ペプチドで免疫したマウスにおける増殖性のT細胞
応答の刺激を説明するグラフを示す。チミジン取り込みアッセイを、示されるよ
うに、1つのT細胞株および2つの異なるクローンを使用して行い、そして結果
をcpmで表した。X軸に示されるコントロールは、抗原を含まない(Agなし
)、B6/培地であり;使用した抗原は、p6−22ヒト(pl)、pll7−
139(p2)またはp244−262ヒト(p3)であった。
【図3B】 図3Bは、代表的なWT1ペプチドで免疫したマウスにおける増殖性のT細胞
応答の刺激を説明するグラフを示す。チミジン取り込みアッセイを、示されるよ
うに、1つのT細胞株および2つの異なるクローンを使用して行い、そして結果
をcpmで表した。X軸に示されるコントロールは、抗原を含まない(Agなし
)、B6/培地であり;使用した抗原は、p6−22ヒト(pl)、pll7−
139(p2)またはp244−262ヒト(p3)であった。
【図3C】 図3Cは、代表的なWT1ペプチドで免疫したマウスにおける増殖性のT細胞
応答の刺激を説明するグラフを示す。チミジン取り込みアッセイを、示されるよ
うに、1つのT細胞株および2つの異なるクローンを使用して行い、そして結果
をcpmで表した。X軸に示されるコントロールは、抗原を含まない(Agなし
)、B6/培地であり;使用した抗原は、p6−22ヒト(pl)、pll7−
139(p2)またはp244−262ヒト(p3)であった。
【図4A】 図4Aは、代表的なWT1ペプチドで免疫したマウスにおける増殖性のT細胞
応答の刺激を説明するヒストグラムを示す。3回目の免疫の3週間後、ワクチン
AまたはワクチンBを接種したマウスの脾臓細胞を、培地のみ(培地)または脾
臓細胞および培地(B6/抗原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(
p6)、p117−139(p117)、p244−262(p244)(ワク
チンA;図4A)またはp287−301(p287)、p299−313(p
299)、p421−435(p421)(ワクチンB;図4B)でパルスした
B6脾臓細胞ならびに無関連のコントロールペプチドでパルスした脾臓細胞(無
関連ペプチド)と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(SI)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図4B】 図4Bは、代表的なWT1ペプチドで免疫したマウスにおける増殖性のT細胞
応答の刺激を説明するヒストグラムを示す。3回目の免疫の3週間後、ワクチン
AまたはワクチンBを接種したマウスの脾臓細胞を、培地のみ(培地)または脾
臓細胞および培地(B6/抗原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(
p6)、p117−139(p117)、p244−262(p244)(ワク
チンA;図4A)またはp287−301(p287)、p299−313(p
299)、p421−435(p421)(ワクチンB;図4B)でパルスした
B6脾臓細胞ならびに無関連のコントロールペプチドでパルスした脾臓細胞(無
関連ペプチド)と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(SI)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図5A】 図5Aは、p117−139およびp6−22に特異的な増殖性のT細胞株お
よびクローンの生成を示すヒストグラムである。インビボ免疫後、最初の3回の
インビトロ刺激(IVS)を、それぞれ、ワクチンAまたはBの全3つのペプチ
ドを使用して行った。引き続くIVSを、2つの関連ペプチドp117−139
およびp6−22のみを使用する、単一ペプチド刺激として行った。示されるよ
うに、クローンを、p6−22およびp117−139特異的T細胞株の両方か
ら誘導した。T細胞を、培地のみ(培地)または脾臓細胞および培地(B6/抗
原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(p6)、p117−139(
p117)または無関連のコントロールペプチド(無関連ペプチド)でパルスし
たB6脾臓細胞と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(SI)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図5B】 図5Bは、p117−139およびp6−22に特異的な増殖性のT細胞株お
よびクローンの生成を示すヒストグラムである。インビボ免疫後、最初の3回の
インビトロ刺激(IVS)を、それぞれ、ワクチンAまたはBの全3つのペプチ
ドを使用して行った。引き続くIVSを、2つの関連ペプチドp117−139
およびp6−22のみを使用する、単一ペプチド刺激として行った。示されるよ
うに、クローンを、p6−22およびp117−139特異的T細胞株の両方か
ら誘導した。T細胞を、培地のみ(培地)または脾臓細胞および培地(B6/抗
原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(p6)、p117−139(
p117)または無関連のコントロールペプチド(無関連ペプチド)でパルスし
たB6脾臓細胞と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(SI)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図5C】 図5Cは、p117−139およびp6−22に特異的な増殖性のT細胞株お
よびクローンの生成を示すヒストグラムである。インビボ免疫後、最初の3回の
インビトロ刺激(IVS)を、それぞれ、ワクチンAまたはBの全3つのペプチ
ドを使用して行った。引き続くIVSを、2つの関連ペプチドp117−139
およびp6−22のみを使用する、単一ペプチド刺激として行った。示されるよ
うに、クローンを、p6−22およびp117−139特異的T細胞株の両方か
ら誘導した。T細胞を、培地のみ(培地)または脾臓細胞および培地(B6/抗
原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(p6)、p117−139(
p117)または無関連のコントロールペプチド(無関連ペプチド)でパルスし
たB6脾臓細胞と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(SI)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図5D】 図5Dは、p117−139およびp6−22に特異的な増殖性のT細胞株お
よびクローンの生成を示すヒストグラムである。インビボ免疫後、最初の3回の
インビトロ刺激(IVS)を、それぞれ、ワクチンAまたはBの全3つのペプチ
ドを使用して行った。引き続くIVSを、2つの関連ペプチドp117−139
およびp6−22のみを使用する、単一ペプチド刺激として行った。示されるよ
うに、クローンを、p6−22およびp117−139特異的T細胞株の両方か
ら誘導した。T細胞を、培地のみ(培地)または脾臓細胞および培地(B6/抗
原なし)、25μg/mlのペプチドp6−22(p6)、p117−139(
p117)または無関連のコントロールペプチド(無関連ペプチド)でパルスし
たB6脾臓細胞と共に培養し、96時間後、(H)チミジンの取り込みによっ
て増殖についてアッセイした。バーは、刺激指数(Si)を表し、これは、実験
ウェルの平均をコントロール(抗原なしのB6脾臓細胞)の平均で除算して計算
する。
【図6A】 図6Aは、WT1ペプチドで免疫したマウスにおけるWT1ペプチド特異的C
TLの誘発を示すグラフである。図6Aは、同種異系細胞株による標的細胞の溶
解を示し、そして図6Bは、ペプチドコートした細胞株の溶解を示す。各場合に
おいて、溶解%(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つ
の示されたエフェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(LSTRAお
よびE10)およびE10+p235−243(E10+P235)について提
供する。E10細胞はまた、EL−4細胞として本明細書中で称される。
【図6B】 図6Bは、WT1ペプチドで免疫したマウスにおけるWT1ペプチド特異的C
TLの誘発を示すグラフである。図6Aは、同種異系細胞株による標的細胞の溶
解を示し、そして図6Bは、ペプチドコートした細胞株の溶解を示す。各場合に
おいて、溶解%(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つ
の示されたエフェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(LSTRAお
よびE10)およびE10+p235−243(E10+P235)について提
供する。E10細胞はまた、EL−4細胞として本明細書中で称される。
【図7A】 図7Aは、WT1ペプチドP117でのB6マウスのワクチン接種後の、WT
1陽性腫瘍細胞株を殺すがWT1陰性細胞株を殺さない、WT1特異的CTLの
誘発を例示するグラフである。図7Aは、非免疫B6マウスのT細胞が、WT1
陽性腫瘍細胞株を殺さないことを示す。図7Bは、同種異系細胞株による標的細
胞の溶解を示す。図7Cおよび図7Dは、2つの異なる研究においてWT1陰性
細胞株と比較した場合の、WT1陽性腫瘍細胞株の溶解を実証する。さらに、図
7Cおよび図7Dは、ペプチドコートした細胞株(関連WT1ペプチドp117
をコートしたWT1陰性細胞株E10)の溶解を示す。各場合において、溶解%
(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つの示されたエフ
ェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(E10)、前立腺癌細胞(T
RAMP−C)、形質転換した線維芽細胞株(BLK−SV40)、およびE1
0+p117について提供する。
【図7B】 図7Bは、WT1ペプチドP117でのB6マウスのワクチン接種後の、WT
1陽性腫瘍細胞株を殺すがWT1陰性細胞株を殺さない、WT1特異的CTLの
誘発を例示するグラフである。図7Aは、非免疫B6マウスのT細胞が、WT1
陽性腫瘍細胞株を殺さないことを示す。図7Bは、同種異系細胞株による標的細
胞の溶解を示す。図7Cおよび図7Dは、2つの異なる研究においてWT1陰性
細胞株と比較した場合の、WT1陽性腫瘍細胞株の溶解を実証する。さらに、図
7Cおよび図7Dは、ペプチドコートした細胞株(関連WT1ペプチドp117
をコートしたWT1陰性細胞株E10)の溶解を示す。各場合において、溶解%
(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つの示されたエフ
ェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(E10)、前立腺癌細胞(T
RAMP−C)、形質転換した線維芽細胞株(BLK−SV40)、およびE1
0+p117について提供する。
【図7C】 図7Cは、WT1ペプチドP117でのB6マウスのワクチン接種後の、WT
1陽性腫瘍細胞株を殺すがWT1陰性細胞株を殺さない、WT1特異的CTLの
誘発を例示するグラフである。図7Aは、非免疫B6マウスのT細胞が、WT1
陽性腫瘍細胞株を殺さないことを示す。図7Bは、同種異系細胞株による標的細
胞の溶解を示す。図7Cおよび図7Dは、2つの異なる研究においてWT1陰性
細胞株と比較した場合の、WT1陽性腫瘍細胞株の溶解を実証する。さらに、図
7Cおよび図7Dは、ペプチドコートした細胞株(関連WT1ペプチドp117
をコートしたWT1陰性細胞株E10)の溶解を示す。各場合において、溶解%
(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つの示されたエフ
ェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(E10)、前立腺癌細胞(T
RAMP−C)、形質転換した線維芽細胞株(BLK−SV40)、およびE1
0+p117について提供する。
【図7D】 図7Dは、WT1ペプチドP117でのB6マウスのワクチン接種後の、WT
1陽性腫瘍細胞株を殺すがWT1陰性細胞株を殺さない、WT1特異的CTLの
誘発を例示するグラフである。図7Aは、非免疫B6マウスのT細胞が、WT1
陽性腫瘍細胞株を殺さないことを示す。図7Bは、同種異系細胞株による標的細
胞の溶解を示す。図7Cおよび図7Dは、2つの異なる研究においてWT1陰性
細胞株と比較した場合の、WT1陽性腫瘍細胞株の溶解を実証する。さらに、図
7Cおよび図7Dは、ペプチドコートした細胞株(関連WT1ペプチドp117
をコートしたWT1陰性細胞株E10)の溶解を示す。各場合において、溶解%
(標準的なクロム放出アッセイによって測定した場合)を、3つの示されたエフ
ェクター:標的比で示す。結果を、リンパ腫細胞(E10)、前立腺癌細胞(T
RAMP−C)、形質転換した線維芽細胞株(BLK−SV40)、およびE1
0+p117について提供する。
【図8A】 図8Aは、代表的なペプチドP117−139特異的CTLが、WT1陽性腫
瘍細胞を溶解する能力を示す、ヒストグラムである。3回の免疫後3週間で、ペ
プチドp235−243またはp117−139を接種したマウスの脾臓細胞を
、関連ペプチドでインビトロ刺激し、そして、WT1ペプチドと共にインキュベ
ートした標的ならびにWT1陽性および陰性腫瘍細胞を溶解する能力について試
験した。バーは、25:1のE:T比で3連にて行ったクロム放出アッセイにお
ける、平均特異的溶解%を表す。図8Aは、示されるような、WT1陰性細胞株
EL−4(EL−4、WT1陰性);関連(免疫および再刺激に使用した)ペプ
チドp235−243でパルスしたEL−4(EL−4+p235);無関連ペ
プチドp117−139(EL−4+p117)、p126−134(EL−4
+p126)またはp130−138(El−4+p130)でパルスしたEL
−4、およびWT1陽性腫瘍細胞BLK−SV40(BLK−SV40、WT1
陽性)およびTRAMP−C(TRAMP−C、WT1陽性)に対する、p23
5−243特異的T細胞株の細胞傷害活性を示す。図8Bは、示されるような、
EL−4;関連ペプチドP117−139でパルスしたEL−4(El−4+p
117)および無関連ペプチドp123−131(EL−4+p123)または
p128−136(EL−4+p128)でパルスしたEL−4;BLK−SV
40およびTRAMP−Cに対する、p117−139特異的T細胞株の細胞傷
害活性を示す。
【図8B】 図8Bは、代表的なペプチドP117−139特異的CTLが、WT1陽性腫
瘍細胞を溶解する能力を示す、ヒストグラムである。3回の免疫後3週間で、ペ
プチドp235−243またはp117−139を接種したマウスの脾臓細胞を
、関連ペプチドでインビトロ刺激し、そして、WT1ペプチドと共にインキュベ
ートした標的ならびにWT1陽性および陰性腫瘍細胞を溶解する能力について試
験した。バーは、25:1のE:T比で3連にて行ったクロム放出アッセイにお
ける、平均特異的溶解%を表す。図8Aは、示されるような、WT1陰性細胞株
EL−4(EL−4、WT1陰性);関連(免疫および再刺激に使用した)ペプ
チドp235−243でパルスしたEL−4(EL−4+p235);無関連ペ
プチドp117−139(EL−4+p117)、p126−134(EL−4
+p126)またはp130−138(El−4+p130)でパルスしたEL
−4、およびWT1陽性腫瘍細胞BLK−SV40(BLK−SV40、WT1
陽性)およびTRAMP−C(TRAMP−C、WT1陽性)に対する、p23
5−243特異的T細胞株の細胞傷害活性を示す。図8Bは、示されるような、
EL−4;関連ペプチドP117−139でパルスしたEL−4(El−4+p
117)および無関連ペプチドp123−131(EL−4+p123)または
p128−136(EL−4+p128)でパルスしたEL−4;BLK−SV
40およびTRAMP−Cに対する、p117−139特異的T細胞株の細胞傷
害活性を示す。
【図9A】 図9Aは、コールド標的阻害によって実証した場合の、WT1陽性腫瘍細胞の
溶解の特異性を示すヒストグラムである。バーは、25:1のE:T比で3連に
て行ったクロム放出アッセイにおける、平均特異的溶解%を表す。図9Aは、示
されるような、WT1陰性細胞株EL−4(EL−4、WT1陰性);WT1陽
性腫瘍細胞株TRAMP−C(TRAMP−C、WT1陽性);51Cr標識し
ていない関連ペプチドp117−139でパルスした10倍過剰(ホット標的と
比較して)のEL−4細胞と共にインキュベートしたTRAMP−C細胞(TR
AMP−C+p117コールド標識)、および51Cr標識していない無関連ペ
プチドでパルスしたEL−4細胞と共にインキュベートしたTRAMP−C細胞
(TRAMP−C+無関連コールド標識)に対する、p117−139特異的T
細胞株の細胞傷害活性を示す。図9Bは、示されるような、WT1陰性細胞株E
L−4(EL−4、WT1陰性);WT1陽性腫瘍細胞株BLK−SV40(B
LK−SV40、WT1陽性);関連コールド標識と共にインキュベートしたB
LK−SV40細胞(BLK−SV40+p117コールド標識)、および無関
連コールド標識と共にインキュベートしたBLK−SV40細胞(BLK−SV
40+無関連コールド標識)に対する、p117−139特異的T細胞株の細胞
傷害活性を示す。
【図9B】 図9Bは、コールド標的阻害によって実証した場合の、WT1陽性腫瘍細胞の
溶解の特異性を示すヒストグラムである。バーは、25:1のE:T比で3連に
て行ったクロム放出アッセイにおける、平均特異的溶解%を表す。図9Aは、示
されるような、WT1陰性細胞株EL−4(EL−4、WT1陰性);WT1陽
性腫瘍細胞株TRAMP−C(TRAMP−C、WT1陽性);51Cr標識し
ていない関連ペプチドp117−139でパルスした10倍過剰(ホット標的と
比較して)のEL−4細胞と共にインキュベートしたTRAMP−C細胞(TR
AMP−C+p117コールド標識)、および51Cr標識していない無関連ペ
プチドでパルスしたEL−4細胞と共にインキュベートしたTRAMP−C細胞
(TRAMP−C+無関連コールド標識)に対する、p117−139特異的T
細胞株の細胞傷害活性を示す。図9Bは、示されるような、WT1陰性細胞株E
L−4(EL−4、WT1陰性);WT1陽性腫瘍細胞株BLK−SV40(B
LK−SV40、WT1陽性);関連コールド標識と共にインキュベートしたB
LK−SV40細胞(BLK−SV40+p117コールド標識)、および無関
連コールド標識と共にインキュベートしたBLK−SV40細胞(BLK−SV
40+無関連コールド標識)に対する、p117−139特異的T細胞株の細胞
傷害活性を示す。
【図10A】 図10Aは、p117−139中のノナペプチドCTLエピトープの評価を示
すヒストグラムである。p117−139腫瘍特異的CTL株(およびp126
−134またはp130−138での再刺激後のp117−139腫瘍特異的C
TL株)を、適切なH−2クラスI結合モチーフを含むかまたは含まないアミ
ノ酸117−139中のペプチドに対して試験した。バーは、25:1のE:T
比で3連にて行ったクロム放出アッセイにおける、平均特異的溶解%を表す。図
10Aは、WT1陰性細胞株EL−4(EL−4、WT1陰性)、ならびにペプ
チドp117−139(EL−4+p117)、p119−127(EL−4+
p119)、p120−128(EL−4+p120)、p123−131(E
L−4+p123)、p126−134(EL−4+p126)、p128−1
36(EL−4+p128)およびp130−138(EL−4+p130)で
パルスしたEL−4細胞に対する、p117−139特異的T細胞株の細胞傷害
活性を示す。図10Bは、WT1陰性細胞株EL−4、p117−139(EL
−4+p117)、p126−134(EL−4+p126)でパルスしたEL
−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−Cに対する、p126−
134での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示し、図10Cは、EL−4、
p117−139(EL−4+p117)、p130−138(EL−4+p1
30)でパルスしたEL−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−
Cに対する、p130−138での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示す。
【図10B】 図10Bは、p117−139中のノナペプチドCTLエピトープの評価を示
すヒストグラムである。p117−139腫瘍特異的CTL株(およびp126
−134またはp130−138での再刺激後のp117−139腫瘍特異的C
TL株)を、適切なH−2クラスI結合モチーフを含むかまたは含まないアミ
ノ酸117−139中のペプチドに対して試験した。バーは、25:1のE:T
比で3連にて行ったクロム放出アッセイにおける、平均特異的溶解%を表す。図
10Aは、WT1陰性細胞株EL−4(EL−4、WT1陰性)、ならびにペプ
チドp117−139(EL−4+p117)、p119−127(EL−4+
p119)、p120−128(EL−4+p120)、p123−131(E
L−4+p123)、p126−134(EL−4+p126)、p128−1
36(EL−4+p128)およびp130−138(EL−4+p130)で
パルスしたEL−4細胞に対する、p117−139特異的T細胞株の細胞傷害
活性を示す。図10Bは、WT1陰性細胞株EL−4、p117−139(EL
−4+p117)、p126−134(EL−4+p126)でパルスしたEL
−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−Cに対する、p126−
134での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示し、図10Cは、EL−4、
p117−139(EL−4+p117)、p130−138(EL−4+p1
30)でパルスしたEL−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−
Cに対する、p130−138での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示す。
【図10C】 図10Cは、p117−139中のノナペプチドCTLエピトープの評価を示
すヒストグラムである。p117−139腫瘍特異的CTL株(およびp126
−134またはp130−138での再刺激後のp117−139腫瘍特異的C
TL株)を、適切なH−2クラスI結合モチーフを含むかまたは含まないアミ
ノ酸117−139中のペプチドに対して試験した。バーは、25:1のE:T
比で3連にて行ったクロム放出アッセイにおける、平均特異的溶解%を表す。図
10Aは、WT1陰性細胞株EL−4(EL−4、WT1陰性)、ならびにペプ
チドp117−139(EL−4+p117)、p119−127(EL−4+
p119)、p120−128(EL−4+p120)、p123−131(E
L−4+p123)、p126−134(EL−4+p126)、p128−1
36(EL−4+p128)およびp130−138(EL−4+p130)で
パルスしたEL−4細胞に対する、p117−139特異的T細胞株の細胞傷害
活性を示す。図10Bは、WT1陰性細胞株EL−4、p117−139(EL
−4+p117)、p126−134(EL−4+p126)でパルスしたEL
−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−Cに対する、p126−
134での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示し、図10Cは、EL−4、
p117−139(EL−4+p117)、p130−138(EL−4+p1
30)でパルスしたEL−4細胞、ならびにWT1陽性腫瘍細胞株TRAMP−
Cに対する、p130−138での再刺激後のCTL株の細胞傷害活性を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5B
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図5B】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5D
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図5D】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9B
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図9B】
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月26日(2002.9.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/09 A61K 37/02 // C07K 14/82 C12N 15/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4B024 AA01 AA12 BA36 CA04 DA02 EA04 GA11 4C084 AA02 AA03 AA13 AA19 BA17 BA18 BA19 BA20 MA02 NA14 ZA891 ZB092 ZB261 4C087 AA01 AA02 BC83 CA12 MA02 NA14 ZB26 4H045 AA11 AA30 BA10 CA40 CA41 DA86 EA28 EA51 FA74

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中皮腫を処置または予防するための医薬の製造における、9
    〜約40アミノ酸長の少なくとも第一の単離されたペプチド、または該ペプチド
    をコードする少なくとも第一の核酸セグメントを含む組成物の使用であって、こ
    こで、該ペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番号20、
    配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配列番号3
    16〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいずれか1つ
    に記載の第一の連続するアミノ酸配列を含む、使用。
  2. 【請求項2】 前記組成物が、9〜約35アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 前記組成物が、9〜約30アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1または2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記組成物が、9〜約25アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記組成物が、9〜約20アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記組成物が、9〜約15アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記組成物が、9〜約13アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 前記組成物が、9〜約11アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第一の単
    離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメ
    ントを含み、該ペプチドは、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配列
    番号311、配列番号313、配列番号314および配列番号316〜配列番号
    318のいずれか1つに記載の第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の使用。
  10. 【請求項10】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第一の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントを含み、該ペプチドは、配列番号28〜配列番号311、配列番号313
    、配列番号314および配列番号316〜配列番号318のいずれか1つに記載
    の第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の使
    用。
  11. 【請求項11】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第一の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントを含み、該ペプチドは、ALLPAVPSL(配列番号34)、ALLP
    AVSSL(配列番号35)、CMTWNQMNL(配列番号49)、GATL
    KGVAA(配列番号88)、NLYQMTSQL(配列番号147)、RMF
    PNAPYL(配列番号185)、SCLESQPAI(配列番号198)およ
    びSCLESQPTI(配列番号199)からなる群より選択される少なくとも
    第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の使
    用。
  12. 【請求項12】 前記組成物が、9〜約11アミノ酸長の少なくとも第一の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントを含み、該ペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜配列番
    号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314、配
    列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326のいず
    れか1つのアミノ酸配列から実質的になる、請求項1〜11のいずれか1項に記
    載の使用。
  13. 【請求項13】 前記組成物が、9〜約11アミノ酸長の少なくとも第一の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントを含み、該ペプチドは、配列番号13〜配列番号20、配列番号28〜配
    列番号311、配列番号313、配列番号314および配列番号316〜配列番
    号318のいずれか1つのアミノ酸配列から実質的になる、請求項1〜12のい
    ずれか1項に記載の使用。
  14. 【請求項14】 前記組成物が、9〜約11アミノ酸長の少なくとも第一の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントを含み、該ペプチドは、アミノ酸配列ALLPAVPSL(配列番号34
    )、ALLPAVSSL(配列番号35)、CMTWNQMNL(配列番号49
    )、GATLKGVAA(配列番号88)、NLYQMTSQL(配列番号14
    7)、RMFPNAPYL(配列番号185)、SCLESQPAI(配列番号
    198)またはSCLESQPTI(配列番号199)から実質的になる、請求
    項1〜13のいずれか1項に記載の使用。
  15. 【請求項15】 前記組成物が、配列番号1〜配列番号4、配列番号13〜
    配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号31
    4、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号326
    のいずれか1つに記載のアミノ酸配列からなる少なくとも第一の単離されたペプ
    チド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメントを含む、
    請求項1〜14に記載の使用。
  16. 【請求項16】 前記組成物が、配列番号28〜配列番号311のいずれか
    1つに記載のアミノ酸配列からなる少なくとも第一の単離されたペプチド、また
    は該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜
    15に記載の使用。
  17. 【請求項17】 前記組成物が、アミノ酸配列ALLPAVPSL(配列番
    号34)、ALLPAVSSL(配列番号35)、CMTWNQMNL(配列番
    号49)、GATLKGVAA(配列番号88)、NLYQMTSQL(配列番
    号147)、RMFPNAPYL(配列番号185)、SCLESQPAI(配
    列番号198)またはSCLESQPTI(配列番号199)からなる少なくと
    も第一の単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の
    核酸セグメントを含む、請求項1〜16に記載の使用。
  18. 【請求項18】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第二の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第二のペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号
    13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番
    号314、配列番号316〜配列番号318、および配列番号321〜配列番号
    326のいずれか1つに記載の少なくとも第一の連続するアミノ酸配列を含む、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の使用。
  19. 【請求項19】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第二の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第二のペプチドは、配列番号13〜配列番号20、配列
    番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番号314および配列番号3
    16〜配列番号318のいずれか1つに記載の少なくとも第一の連続するアミノ
    酸配列を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の使用。
  20. 【請求項20】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第二の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第二のペプチドは、ALLPAVPSL(配列番号34
    )、ALLPAVSSL(配列番号35)、CMTWNQMNL(配列番号49
    )、GATLKGVAA(配列番号88)、NLYQMTSQL(配列番号14
    7)、RMFPNAPYL(配列番号185)、SCLESQPAI(配列番号
    198)およびSCLESQPTI(配列番号199)からなる群より選択され
    る少なくとも第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項1〜19のいずれか1
    項に記載の使用。
  21. 【請求項21】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第三の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第三のペプチドは、配列番号1〜配列番号4、配列番号
    13〜配列番号20、配列番号28〜配列番号311、配列番号313、配列番
    号314、配列番号316〜配列番号318および配列番号321〜配列番号3
    26のいずれか1つに記載の少なくとも第一の連続するアミノ酸配列を含む、請
    求項18〜20のいずれか1項に記載の使用。
  22. 【請求項22】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第三の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第三のペプチドは、配列番号28〜配列番号311のい
    ずれか1つに記載の少なくとも第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項18
    〜21のいずれか1項に記載の使用。
  23. 【請求項23】 前記組成物が、9〜約40アミノ酸長の少なくとも第三の
    単離されたペプチド、または該ペプチドをコードする少なくとも第一の核酸セグ
    メントをさらに含み、該第三のペプチドは、ALLPAVPSL(配列番号34
    )、ALLPAVSSL(配列番号35)、CMTWNQMNL(配列番号49
    )、GATLKGVAA(配列番号88)、NLYQMTSQL(配列番号14
    7)、RMFPNAPYL(配列番号185)、SCLESQPAI(配列番号
    198)およびSCLESQPTI(配列番号199)からなる群より選択され
    る少なくとも第一の連続するアミノ酸配列を含む、請求項18〜22のいずれか
    1項に記載の使用。
  24. 【請求項24】 前記組成物が、27〜約5000ヌクレオチド長の少なく
    とも第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜23のいずれか1項に記載の使用
  25. 【請求項25】 前記組成物が、27〜約3000ヌクレオチド長の少なく
    とも第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の使用
  26. 【請求項26】 前記組成物が、27〜約1000ヌクレオチド長の少なく
    とも第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の使用
  27. 【請求項27】 前記組成物が、27〜約500ヌクレオチド長の少なくと
    も第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜26のいずれか1項に記載の使用。
  28. 【請求項28】 前記組成物が、少なくとも第一の異種のプロモーターの制
    御下で作動可能に位置づけられた少なくとも第一の核酸セグメントを含む、請求
    項1〜27のいずれか1項に記載の使用。
  29. 【請求項29】 前記組成物が、ベクター内に含まれる少なくとも第一の核
    酸セグメントを含む、請求項1〜28のいずれか1項に記載の使用。
  30. 【請求項30】 前記組成物が、プラスミドまたはウイルスベクター内に含
    まれる少なくとも第一の核酸セグメントを含む、請求項1〜29のいずれか1項
    に記載の使用。
  31. 【請求項31】 前記組成物が、少なくとも第一の薬学的に受容可能な賦形
    剤をさらに含む、請求項1〜30のいずれか1項に記載の使用。
  32. 【請求項32】 前記組成物が、少なくとも第一の免疫刺激剤、または少な
    くとも第一のアジュバントをさらに含む、請求項1〜31のいずれか1項に記載
    の使用。
  33. 【請求項33】 前記組成物が、少なくとも第一の免疫刺激剤、または好ま
    しくはヒトにおいてT細胞応答を増強する少なくとも第一のアジュバントをさら
    に含む、請求項1〜32のいずれか1項に記載の使用。
  34. 【請求項34】 前記組成物が、少なくとも第一の免疫刺激剤、またはMo
    ntanide ISA50、Seppic Motanide ISA720
    、サイトカイン、ミクロスフェア、ジメチルジオクタデシル臭化アンモニウムア
    ジュバント、AS−1、AS−2、Ribiアジュバント、QS21、サポニン
    、ミクロ流動化Syntexアジュバント、MV、ddMV、免疫刺激複合体お
    よび不活化毒素からなる群より選択される少なくとも第一のアジュバントをさら
    に含む、請求項1〜33のいずれか1項に記載の使用。
  35. 【請求項35】 前記医薬が、中皮腫を有する患者においてT細胞応答を作
    製することを意図される、請求項1〜34のいずれか1項に記載の使用。
  36. 【請求項36】 前記医薬が、悪性胸膜中皮腫を有する患者への投与を意図
    される、請求項1〜35のいずれか1項に記載の使用。
  37. 【請求項37】 前記医薬が、非経口投与、静脈内投与、腹腔内投与、皮下
    投与、鼻腔内投与、経皮投与、または経口投与について処方される、請求項1〜
    36のいずれか1項に記載の使用。
  38. 【請求項38】 前記組成物が、少なくとも第一の検出試薬をさらに含む、
    請求項1〜37のいずれか1項に記載の使用。
  39. 【請求項39】 前記組成物が、WT1ペプチドまたはポリペプチドに特異
    的に結合する、少なくとも第一の検出試薬をさらに含む、請求項1〜38のいず
    れか1項に記載の使用。
  40. 【請求項40】 前記組成物が、中皮腫を処置または予防するための少なく
    とも第二の治療剤をさらに含む、請求項1〜39のいずれか1項に記載の使用。
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