JP2003523697A - 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置 - Google Patents

透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置

Info

Publication number
JP2003523697A
JP2003523697A JP2001560828A JP2001560828A JP2003523697A JP 2003523697 A JP2003523697 A JP 2003523697A JP 2001560828 A JP2001560828 A JP 2001560828A JP 2001560828 A JP2001560828 A JP 2001560828A JP 2003523697 A JP2003523697 A JP 2003523697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
watermark
file
metadata
content
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001560828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4682276B2 (ja
JP2003523697A5 (ja
Inventor
ダニエル, オー. ラモス,
ケヴィン, シー. ジョーンズ,
ジョフリー, ビー. ローズ,
Original Assignee
ディジマーク コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディジマーク コーポレイション filed Critical ディジマーク コーポレイション
Publication of JP2003523697A publication Critical patent/JP2003523697A/ja
Publication of JP2003523697A5 publication Critical patent/JP2003523697A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682276B2 publication Critical patent/JP4682276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/955Retrieval from the web using information identifiers, e.g. uniform resource locators [URL]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • G06F21/16Program or content traceability, e.g. by watermarking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 透かしエンコーダ及びデコーダがオペレーティングシステム、インターネットブラウザ(300)、メディアプレーヤ、他のアプリケーションや装置に統合される。上記統合は透かしイネーブルアプリケーション(304)や装置が透かしを介して利用可能な付加的な機能と情報(302)を提供することを可能にする。透かしは例えば、メディアオブジェクトに関係するメタデータや動作にリンクする。上記透かしイネーブル機能を活用する為に、統合アプリケーションは、関係するメタデータや動作にアクセスする為に透かしデコーダを使用する。統合アプリケーションのユーザーインターフェースは、透かしを介してリンクされたメタデータや動作を呈示するよう拡張される。同様に、透かしエンコーダが、メディアオブジェクトを拡張子透かし入りオブジェクトに変換する為にアプリケーションに統合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願データ 本特許出願は、参照して本願に組み込まれる2000年5月24日提出の米国
仮出願60/191,778号の優先権を請求する。本願は更に、1998年1
0月1日提出の出願09/165,142号、2000年2月14日提出の出願
09/503,881号、2000年2月17日提出の出願09/507,09
6号、2000年5月15日提出の出願09/526,982号、2000年5
月20日提出の出願09/531,076号、2000年7月20日提出の出願
09/620,019号の一部継続出願であり、上記出願は参照して本願明細書
に組み込まれる。
【0002】 本特許出願は更に、2000年5月15日提出の09/525,865号にお
ける発明の名称「Integrating Digital Watermar
ks into Multimedia Content」、2000年5月2
日提出の09/563,664号における「Connected Audio
and Other Media Objects」、2000年5月15日提
出の09/571,422号における「Methods and System
s for Controlling Computers or Linki
ng to Internet Resources from Physic
al and Electronic Objects」、2000年5月18
日提出の09/574,726号における「Methods and Syst
ems Employing Digital Watermarking」の
米国特許出願に関連し、上記出願もまた、参照して本願明細書に組み込まれる。
【0003】技術分野 本発明は電子透かしに関し、特にソフトウェア及び装置の電子透かしエンコー
ダ及びデコーダのアプリケーションに関する。
【0004】背景及び概要 電子透かしは、機械読み取り可能コードをメディアに埋め込むよう物質的なメ
ディアや電子的なメディアを変えるプロセスである。メディアは自動検出プロセ
スを介して検出されるが、埋め込まれたコードがユーザーには知覚できない又は
実質上知覚できないようメディアが変えられる場合がある。最も一般には、電子
透かしは画像や音声信号や映像信号などのメディア信号に適用される。しかし、
電子透かしは他のタイプのメディアオブジェクトに適用される場合もあり、上記
メディアオブジェクトは、文書(例えば、行や単語や文字のシフトを通じて)、
ソフトウェア、多次元のグラフィックスモデル、オブジェクトの表面テクスチャ
を含む。
【0005】 電子透かしシステムは一般に2つの主要な構成要素を持ち、上記構成要素とは
、透かしをホストメディア信号に埋め込むエンコーダと、透かしを含むらしい信
号(容疑信号)から埋め込まれた透かしを検出し読み取るデコーダである。エン
コーダはホストメディア信号を変えることで透かしを埋め込む。読み取り構成要
素は透かしがあるかどうかを検出する為に容疑信号を分析する。透かしが情報を
エンコードするアプリケーションでは、読み取り装置は検出された透かしから上
記情報を抽出する。
【0006】 多数の特定の透かし技術が既知である。読み取り装置は上記分野の文献に通じ
ているものと推定される。知覚できない透かしをメディア信号に埋め込み検出す
る特定の技術は、本発明の譲受人の同時係属出願09/503,881号に詳述
されている。他の透かし技術は、NEC(発明者Cox他)、IBM(発明者M
orimoto and Braudaway他)、Dice(発明者Coop
erman他)、Philips(発明者Kalker, Linnartz,
Talstra他)等の発行された特許から既知である。音声透かし技術は、
Aris(発明者Winograd. Metois, Wolosewicz
他)、Solana(発明者Lee, Warren他)、Dice、Audi
oTrack、Philips等の発行された特許から既知である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、透かしエンコード及びデコード機能のソフトウェアアプリケーショ
ンや装置やシステムへの統合に関する。透かしエンコーダ及びデコーダはオペレ
ーティングシステム、インターネットブラウザ、メディアプレーヤ、他のアプリ
ケーションや装置に統合される。上記統合により、透かしイネーブルアプリケー
ションや装置は付加的機能と透かしを介して利用可能な情報とを備えることが可
能になる。透かしは、例えば、メディアオブジェクトに関連するメタデータや動
作にリンクする場合がある。上記透かしイネーブル機能を利用する為に、統合さ
れたアプリケーションは、関連するメタデータと動作にアクセスする為に透かし
デコーダを使用する。統合されたアプリケーションのユーザーインターフェース
は、透かしを介してリンクされるメタデータと動作を呈示する為に拡張される。
同様に、透かしエンコーダは、メディアオブジェクトを拡張子透かし入りオブジ
ェクトへと変換する為にアプリケーションに統合される場合がある。
【0008】 本発明の1つの態様は、拡張子ファイルブラウザシステムである。上記ファイ
ルブラウザにより、メディアオブジェクトファイルを含むファイルをユーザーが
ブラウズ可能になる。ファイルブラウザは、選択されたメディアオブジェクトフ
ァイルのオブジェクト識別子をデコードする拡張子を含む。上記拡張子は、メデ
ィアオブジェクトファイルに関連するメタデータや動作をオブジェクト識別子を
介して検索し表示する。
【0009】 本発明の他の態様は、オブジェクト識別子をエンコードする拡張子を持つファ
イルブラウザである。上記拡張子により、オブジェクト識別子を選択されたメデ
ィアオブジェクトファイルへとユーザーがエンコードする事が可能になる。ファ
イルブラウザのユーザーインターフェースの拡張子では、ファイルブラウザは、
オブジェクト識別子のエンコードを制御するオプションを表示する。オブジェク
ト識別子は、メディアオブジェクトに埋め込まれた透かしへとエンコードされる
場合がある。
【0010】 本発明の他の態様は、ホストアプリケーションに組み込まれた透かしデコーダ
システムである。ホストアプリケーションは、メディアオブジェクトファイルの
表現を表示するユーザーインターフェースを持つ。ホストアプリケーションは更
に、選択されたメディアオブジェクトファイルの透かしをデコードしメタデータ
を表示する拡張子を持ち、上記メタデータはメディアオブジェクトファイルに透
かしを介して関連付けられる。
【0011】 本発明の他の態様は、拡張子インターネットブラウザである。ブラウザは、リ
スナープログラムと共に拡張され、上記リスナープログラムは、HTML文書の
メディアオブジェクトを認識し、オブジェクト識別子でマークされたオブジェク
トをリスナープログラムが発見した場合にハンドラをHTML文書に挿入する。
ハンドラは、オブジェクト識別子を介してリンクされたメタデータをユーザーの
入力に応じて表示する。
【0012】 本発明の他の態様は、ブランド化情報を持つメディアオブジェクトをレンダリ
ングする方法である。上記方法は、メディアオブジェクトのオブジェクト識別子
をデコードし、オブジェクト識別子をメタデータサーバに送り、メタデータサー
バからブランド化識別子を受け取り、ブランド化識別子の表現を表示する。
【0013】 本発明の他の態様は、メディアプレーヤのユーザーインターフェースを拡張す
る方法である。メディアオブジェクトの再生を要求する入力に答えて、上記方法
はメディアオブジェクトからオブジェクト識別子を抽出する。上記方法は、メデ
ィアオブジェクトに関連するメタデータを捜す為にオブジェクト識別子を使用す
る。上記方法は次に、メディアオブジェクトに関連するメタデータの表現を含む
ようにメディアプレーヤのユーザーインターフェースを拡張する。
【0014】 本発明の更なる特徴は、以下の詳細な記述及び添付の図面を参照して明らかに
なる。
【0015】 [発明の詳細な説明] 序論 画像ファイル、映像ファイル、音声ファイル等のメディアオブジェクトを付加
的な情報や動作に関連させる為に透かしが使用される場合がある。透かしは、メ
ディアオブジェクト内部でエンコードされたりメディアオブジェクト外部に記憶
されたりしたメタデータ又は処理動作にメディアオブジェクトを関連させること
ができる。メタデータは透かしメッセージでエンコードされたり、メディアオブ
ジェクトファイル内部に記憶されたり、メディアオブジェクトファイル外部に記
憶されたりする。透かしはメタデータがメディアオブジェクト外部に記憶された
場合には、上記メタデータへの知覚できない永続的なリンク、例えばオブジェク
ト識別子(数、アドレス、ポインタ等)をメディアオブジェクト内部でエンコー
ドする場合がある。メディアオブジェクトがどこに移動しても、透かしデコーダ
イネーブルソフトウェアや装置が、透かしを媒体信号から抽出して、オブジェク
トに関連するメタデータや動作に透かしリンクを介してアクセスできる。
【0016】 メディアオブジェクトに関連するメタデータや動作をメディアオブジェクトの
透かしを介して検索する特定のインフラストラクチャは、変化する場合がある。
メタデータや処理動作は、同一の装置やシステムのメタデータデータベースにメ
ディアオブジェクトとして存在したり、有線又は無線のネットワークを介してア
クセス可能な遠隔の装置やシステムに存在したりする。インターネットのような
分散コンピューティング環境での1つの方法は、透かしメッセージから抽出され
たオブジェクト識別子を取り込み識別子に関連する1つ以上のタスクを実行する
データベースサーバを実装することであり、上記タスクは例えば、要求している
コンピュータや装置(「クライアント」)へのメタデータ又はURLリンクの復
帰、別のサーバへの識別子のルーティング、幾つかのプログラム又はプログラム
のセットの実行等である。透かしメッセージは透かしを介して、ホストメディア
オブジェクトの中にエンコードされた補助データを参照する。
【0017】 以下の節では、オペレーティングシステム、インターネットブラウザ、及び他
のアプリケーションで上記機能を利用する(ハードウェア装置、ソフトウェア、
ハードウェアとソフトウェアの組み合わせのいずれでも実装される)方法を要約
する。
【0018】 オペレーティングシステム及び他のアプリケーションとの透かしデコーダの統合
【0019】オペレーティングシステムの場合 透かしデコーダはオペレーティングシステムのファイルブラウザ構成要素に統
合される場合がある。デコーダによってファイルブラウザは透かしを抽出し透か
しイネーブルメディアオブジェクトについてのメタデータを検索できる。ユーザ
ーがファイルをブラウズする際に、透かしを検出する為に透かしデコーダがフォ
アグラウンドタスク又はバックグラウンドタスクとして自動的に又はユーザー起
動で作動する場合がある。ブラウザは透かしを発見する際に、透かしに関連する
アプリケーション(単数又は複数)により指示された通りにメディアオブジェク
トの表現に注釈を付ける。インプリメンテーションに依存して、ブラウザは次に
オブジェクトに関連する付加的な情報や動作を透かしを介して検索し、それに応
じてメディアオブジェクトの表現に注釈を付ける場合がある。例えば、ブラウザ
は、透かしを介してリンクされた情報の記述や動作による注釈(例えば、簡潔な
記述又はhttpリンクの少なくとも一方)をメディアオブジェクトに付けたり
、実際の情報や動作による注釈をオブジェクトに付けたりする。
【0020】 透かしを検出するプロセス及び透かしを介して情報や動作を参照するプロセス
は、ユーザーに見えないように実装される場合がある。例えば、ファイルブラウ
ザは、透かし検出プロセス又は情報検索プロセスへの介入をユーザーに要求する
ことなく、透かしリンクを介して得られる情報又はオプションを表示する。
【0021】 一方、ファイルブラウザは、透かしのペイロードによりトリガされる透かし検
出及び処理の様々な段階を制御する機会を、ユーザーに付与することもできる。
例えば、ユーザーはオプションを付与される場合があり、上記オプションは、メ
ディアオブジェクト上で透かしデコーダを操作可能にし、透かしのペイロードに
よりトリガされる動作がどのように進行するのかを決定する。透かしが検出され
次第、例えば、メディアオブジェクトに特徴的な音声やロゴ等の標識による注釈
を付けることができ、透かしに埋め込まれたリンクを介して情報と動作がアクセ
ス可能であることを上記標識がユーザーに知らせる。ユーザーには、例えば、オ
ブジェクトに関連する目に見えるロゴをユーザーインターフェースで選択するこ
とにより、メディアオブジェクトに関連する付加的な情報にアクセスするオプシ
ョンがある。音声の「ロゴ」は、ユーザーがオブジェクトを選択する(例えば、
ユーザーインターフェースで図による表示の上にカーソルを通過させる)場合に
再生される場合がある。
【0022】 アプリケーションのユーザーインターフェースには、透かしリンク並びに関連
情報と動作の存在をユーザーに知らせる様々な図の効果又は音声の効果の少なく
とも一方による注釈を付けられることがある。透かし検出プロセスやメタデータ
検索プロセスの別の段階を知らせる為に、ユーザーインターフェースでの変化が
利用されてもよい。例えば、まず透かしの存在を検出すると、デコーダ(又はホ
ストアプリケーション)は単純なロゴやオーディオクリップ等の一般的な標識を
再生する。その後、透かしを介してリンクされたメタデータ又は命令の少なくと
も一方を適切なメタデータサーバが戻すと、ユーザーインターフェースはオブジ
ェクトに関連する特定の情報を呈示する。
【0023】 サーバがプログラムコードを戻す場合があり、プログラムコードは例えばJa
vaアプレット、ビジュアルベーシックスクリプト、XML又は他の命令のセッ
トの幾つかであり、ユーザーに情報を呈示し付加的な情報と動作へのリンク(例
えば、ウェブサイト、他のコンテンツ、他のプログラムコードへの、URLやホ
ットリンク)を提供する。上記コードを受け取り次第、クライアントコンピュー
タや装置は上記コードを実行する。クライアントは一般に、透かしリンクをデコ
ードしサーバへのリンクに基づく要求を出したコンピュータや装置である。上記
コードは、透かしを持つメディアオブジェクト及び関連するメディアオブジェク
トのレンダリングの制御を含む様々な機能を実行し、うち幾つかの機能はリンク
されたメタデータにより戻される場合がある。サーバは、メディアオブジェクト
又は他の関連する媒体信号が透かしを持つメディアオブジェクトと同時に再生さ
れるようデコード即ち解読することを制御する為に、コードを戻す場合がある。
加えて、サーバは、局地的に実行されるライセンスプログラム又は遠隔のライセ
ンスコンピュータ(例えば、インターネット上のライセンスサーバ)の少なくと
も一方でユーザーが電子的にライセンスを確立し使用権利を得られるように、コ
ード又はリンクの少なくとも一方を戻す場合がある。
【0024】 サーバは、(URLや命令などを与えることにより)取り込まれる動作を定義
するXML等のデータを戻す場合がある。上記のような動作の定義を受け取るク
ライアントコンピュータや装置は、動作を実行したり、ユーザーの入力(例えば
、コンピュータのユーザーインターフェースでオプションの図による表示をクリ
ックする、音声認識エンジンを介してボイスコマンドに応答するなど)に応えて
実行されるオプションとして動作をユーザーに呈示したりする。
【0025】 ユーザーインターフェースでオブジェクトの図による表示を選択することで、
ユーザーはリンクされた情報や動作にアクセスできる。例えば、メタデータや動
作がオブジェクトにリンクされているかどうかを決定する為に、或いはリンクさ
れた動作やメタデータの検索を起動する為に、ユーザーはオブジェクトを表すア
イコンやレンダリングされたオブジェクトの一種(例えば画像)を「クリックす
る」ことができる。
【0026】 透かしデコーダの設計は、周期的な間隔でのイベントに応えて又はユーザーの
要求に応えて特定位置(例えば、ディレクトリ、ハードディスクドライブなど)
でのメディアオブジェクト中の透かしの存在を検索するようなされる場合がある
。例えば、透かしデコーダはファイル検索ユーティリティと同様に、メディアオ
ブジェクトファイルから又はファイルのグループから透かしリンクを抽出する為
にユーザーが呼び出すユーティリティサービスとして実装される。別の例として
、オペレーティングシステムの設計は、選択された位置(例えばハードディスク
ドライブ)で任意のタイプの全ファイルで立ち上げ時にデコーダを呼び出すよう
なされてもよい。更にオペレーティングシステムは、メディアオブジェクト中の
透かしリンクを周期的に検査するためにデコーダをバックグラウンドユーティリ
ティとして実行する場合がある。タイマ経過時又は所定の時間間隔で透かし検出
をトリガする為にタイマサービス又はクロックサービスが使用される場合がある
。更にオペレーティングシステムは、例えばファイルのダウンロードやファイル
の保管などの、所定のイベントが生じるとデコーダを実行する場合がある。上記
のようなイベントに応じてデコーダをトリガすることで、オペレーティングシス
テムが実行されているシステムや装置にメディアオブジェクトが入力される場合
及びメディアオブジェクトが編集される場合は常に、確実にメディアオブジェク
トが検査されるオペレーティングシステムをイネーブルにする。
【0027】 透かしデコーダの効率を改善する為に、ファイルシステムは、何時どのメディ
アオブジェクトが透かしについて検査されたのかを追跡する方式を実装する場合
がある。1つの上記方式は、各メディアオブジェクトが検査されたか、各メディ
アオブジェクトが透かしを持つかどうか、持つ場合は透かしがいつ検出されたか
を表示する為に、属性を各メディアオブジェクトに割り当てる。その後、デコー
ダは、検査されていなかったメディアオブジェクト又は変更されたメディアオブ
ジェクトのみを検査する為に、又は最新の検査から任意の期間が経過したメディ
アオブジェクトについてのみ検査する為に、上記情報を利用する。メディアオブ
ジェクトが変更されるたびに、新しいオブジェクト及び変更されたオブジェクト
のみが再検査されることが確実になるよう、マークが検査されたことを表示する
属性はリセットされる場合がある。
【0028】 概念を説明する為に、ウィンドウズ(登録商標)オペレーティングシステムの
インプリメンテーションを考察する。図1は、透かしの埋め込みやメディアオブ
ジェクトの読み取りをサポートするウィンドウズエクスプローラユーザーインタ
ーフェースの拡張子の例を示す。メディアオブジェクトファイルは一般に、ウィ
ンドウズエクスプローラファイルブラウザのユーザーインターフェース102の
アイコン100で表現される。カーソルをファイルアイコン100の上に位置付
けながらマウスを右クリックすることで、ユーザーは選択されたメディアオブジ
ェクトに関連するオプションのコンテキストメニュー104にアクセスできる。
【0029】 上記の「透かしを意識した」ファイルブラウザは、「透かしを読み取る」又は
「透かし」等のオプションのリスティングによりコンテキストメニューのオプシ
ョンを増やす。ユーザーがカーソルを「透かしを読み取る」オプションの上に位
置付けると、オペレーティングシステムは透かしデコーダをメディアオブジェク
ト上に呼び出す。透かしデコーダは、メタデータデータベースにアクセスし透か
しリンクに関連するデータベースから項目を検索する為に、透かしリンクを抽出
しネットワーク通信ソフトウェアと協調して作動する。ファイルブラウザは上記
項目をウィンドウ106に表示する。
【0030】 メタデータデータベースにアクセスするには様々な方法がある。メタデータは
局地的に(同一の装置にメディアオブジェクトとして)ローカルエリアネットワ
ークに又は広域ネットワークに記憶される場合がある。インターネット等のコン
ピュータネットワークの遠隔コンピュータにデータベースが配置されている場合
は、データベースと接続する為にネットワーク通信ソフトウェアが使用される場
合がある。
【0031】 選択されると、「透かし」オプションは、情報の読み取り及び埋め込みの為の
更なるオプション(「情報を読み取る...」及び「情報を埋め込む...」)
を表示する。画像情報106とラベル表示されたウィンドウは、画像に埋め込ま
れた透かしリンクを介して画像に関連するメタデータと動作を表示する。上記の
例では、ウィンドウ106は画像のサムネイル、画像属性(例えば、幅、高さ、
解像度、ピクセルあたりのビット数)、付加的な情報と動作(リンク114、1
16の関係する画像の検索など)への一連のHTMLリンク108〜116を表
示する。
【0032】 透かしを介してリンクされる項目を表示する別の方法は、図2に示す付加的な
プロパティページに項目を挿入することである。ファイルブラウザを実行してい
る間は、カーソルをメディアオブジェクトのアイコンの上に位置付けながらマウ
スを右クリックすることで、ユーザーはプロパティ(図1のオプション118)
にアクセスできる。プロパティの選択に応じて、オペレーティングシステムは図
2に示すようなプロパティのウィンドウを表示する。メディアオブジェクトに関
連するプロパティページの各々にはタブ(例えば、全般、画像、透かし、セキュ
リティ)がある。図2では透かしページが選択されている。図1のウィンドウ1
06に表示されるオプションと同様に、透かしページは付加的な情報や動作への
一連のHTMLリンク202〜210をリスティングする。選択されると、潜在
的なURLの情報を検索する為にリンクはインターネットブラウザを呼び出す。
検索208〜210のような動作については、リンクはメディアオブジェクトの
属性等の付加的なパラメータをURLでサーバに渡し、次にサーバは上記パラメ
ータを用いて検索を実行し結果をインターネットブラウザに戻す。
【0033】 ファイルが透かしを持つデータを含むことを反映させるその他の方法は、ファ
イルの透かしの存在を示す為に図による「透かし標識」アイコンをファイルのア
イコンに重ね合わせることである。
【0034】 態様は変化する場合があるが、図1及び図2に示した例はウィンドウズエクス
プローラファイルブラウザのシェル拡張子である。デコーダはウィンドウズエク
スプローラのCOMオブジェクトクライアントとして実装される。COMオブジ
ェクトクライアントはオペレーティングシステムにシェル拡張子ハンドラとして
登録されている。図1はコンテキストメニューを示し、図2はプロパティページ
ハンドラを示す。
【0035】 別の可能な態様は、メタデータオプションを受け取り表示するメタデータ検索
アプリケーションを起動する為にシェル実行コマンドを利用するシェル拡張子の
実装である。上記インプリメンテーションは、ファイルブラウザユーザインタフ
ェースにコンテキストメニュー拡張子などの拡張子を増設する。ユーザーがファ
イルブラウザユーザインタフェース内でメディアファイルオブジェクトを選択す
ると、任意のタイプのメディアオブジェクトに関連するメタデータ検索プログラ
ムを起動する為に、ファイルブラウザユーザインタフェースはコンテキストメニ
ューをオプションと共に表示する。多数の動作が上記オプションに結び付けられ
得る。1つの動作はメタデータ検索アプリケーションプログラムの起動である。
もう1つの動作は選択されたオプションを実行するメディアプレーヤの起動であ
る。もちろん、両方の動作をマルチタスクオペレーティングシステムで同時に起
動可能である。
【0036】 メタデータ検索アプリケーションの1つの例は、透かしメッセージを抽出しオ
ブジェクト識別子をメッセージからメタデータサーバへ転送する透かしデコーダ
であり、メタデータサーバはその後メタデータを戻す。前述のように、検索アプ
リケーションは、透かしが既に抽出されてメタデータの検索に最近使用されてい
る場合は、オブジェクト識別子を透かしから抽出する必要はない。代わりに、検
索アプリケーションはメタデータと動作のユーザーへの表示へと移行できる。
【0037】 検索アプリケーションを起動する為に、シェル実行コマンドはメディアオブジ
ェクトの名前及び位置を検索アプリケーションに渡す。検索アプリケーションは
、リンクされたメタデータと動作を表示する為に、検索アプリケーションのユー
ザーインターフェースを呈示したり、リンクされたメタデータと動作をファイル
ブラウザに渡したりし、ファイルブラウザはその後プロパティページやコンテキ
ストメニュー等の拡張子の内部でメタデータと動作を表示する。検索アプリケー
ションは、透かしをデコードする又はメタデータサーバからのメタデータの更新
を要求する前に許可を願い出るようユーザーに促す場合がある。更に、検索アプ
リケーションは、ウェブサーバのメタデータの要求を出しまたサーバから戻され
たメタデータと動作をHTML文書で表示する為に、インターネットブラウザ等
の1つ以上の他のアプリケーションを起動する場合がある。
【0038】 上述のアプローチは画像や映像や音声のファイルを含む様々なメディアオブジ
ェクトファイルに対し実装できる。更に、オブジェクト識別子は透かしに挿入さ
れる必要はないが、その代わりにメディアオブジェクトファイルのどこかほかの
場所、例えばファイルヘッダ等に置かれる場合がある。
【0039】ブラウザの場合 透かしデコーダはインターネットブラウザアプリケーションに統合される場合
もある。ファイルブラウザのように、インターネットブラウザはローカルコンピ
ュータで又はネットワーク全体にわたってファイルのディレクトリをブラウズで
きる。マイクロソフト社のインターネットエクスプローラやネットスケープナビ
ゲータのような市販されているブラウザは一般に、HTTPやFTPのような転
送プロトコルをサポートし、HTML、Java、ビジュアルベーシック、スク
リプト(例えば、Javaスクリプト、ビジュアルベーシックスクリプト等)を
含むコードを解釈又はコンパイルする為に付加的な構成要素を持つ。更に、イン
ターネットブラウザはコンピュータ又は他の装置のユーザーインターフェースで
の表示の為にHTMLを構文解析してレンダリングできる。
【0040】 透かしデコーダのインターネットブラウザへの統合を説明する為に、以下の例
を考察する。インターネットブラウザがウェブページをインターネット上のメデ
ィアオブジェクトと共にダウンロードし構文解析する際、インターネットブラウ
ザは上記オブジェクトのリスティングを保存しオブジェクトを透かしの存在につ
いて検査する。リスティングにおいて、インターネットブラウザは、オブジェク
トの表現及び場合によってはメディアオブジェクトが発生されたURL等の他の
データに、透かしの存在を反映させる為に透かしによる注釈を付ける。メディア
オブジェクトの目に見える表現を呈示するアプリケーションウィンドウ(例えば
アプリケーションバー)を見ることで、ユーザーはリスティングにアクセスする
場合がある。画像については、メディアオブジェクトを表現する1つの方法は、
画像のサムネイルの使用による。画像及び他のオブジェクトは、図によるアイコ
ン、テキストの記述、又はその両方で表現される場合がある。
【0041】 透かしオブジェクトは、特徴的な音声やロゴのような、目に見える標識や音声
の標識により区別される場合がある。ユーザーは、幾つかのやり方で透かしイネ
ーブルオブジェクトの表現を選択することで、メディアオブジェクトに関連する
メタデータや動作を見る。例えば、ユーザーは、透かしを介してオブジェクトに
リンクされたメタデータや動作のメニューにアクセスする為に、サムネイル、ア
イコン、ロゴ、又はテキストの記述をクリックできる。
【0042】 透かし入りオブジェクトを示す他の方法は、ユーザーがグラフィカルユーザイ
ンタフェースに表示された透かし入りオブジェクト又はオブジェクトの表現の上
にカーソルを通過させる際に、ソフトウェアアプリケーションのグラフィカルユ
ーザインタフェースにおけるカーソルの体裁を変えることである。カーソルを変
える1つの方法は、カーソルを通常のポインタから、検出された透かしオブジェ
クトのタイプに関連する特徴的な図によるアイコンへと変えることである。他の
方法は、一連のフレームにわたりカーソルが何らかの他の形状又は図によるデザ
インにモーフィングするように、カーソルを動画化することである。同様に、ユ
ーザーインターフェースは、ユーザーが透かし入りオブジェクトの上にカーソル
を通過させる際に、透かし入りオブジェクトの外観を変えられる。更に、ユーザ
ーインターフェースは、ユーザーがオブジェクトの上にカーソルを通過させる際
に、透かしを含むことを知らせる為に特徴的な音声を生成できる。
【0043】 米国特許出願09/165,142号が、HTMLページの画像からの透かし
をデコードし、透かしの存在を示すロゴによる注釈を画像に付ける方法の例を提
供する。上記出願は、メディアオブジェクトの表現(画像のサムネイル)をブラ
ウザのアプリケーションウィンドウに呈示する方法を記載する。上記のアプリケ
ーションウィンドウの1つは、インターネットのウェブページ又はその他の所を
ブラウズ中に発生した画像のヒストリを呈示する画像のサムネイルを表示する為
に利用される場合がある。ユーザーは、画像を個別の「ブックマーク(book
mark)」又は「お気に入り(favorites)」リストに追加する為に
、画像をクリックする場合がある。別のアプリケーションウィンドウは、ブック
マークリストの画像のサムネイルを表示する為に利用される場合がある。画像又
は画像の表現を選択することで、ブラウザは選択された画像に関連するネットワ
ーク資源にリンクする(例えば関連URLを介して)。上記ネットワーク資源は
画像が生成されたウェブページである場合がある。一方、資源は画像に埋め込ま
れた透かしリンクを介して参照されたウェブページである場合もある。透かしメ
ッセージは、URL又はウェブページ等のネットワーク資源のURLを捜す為に
利用されるオブジェクト識別子をエンコードする場合もある。例えば、URLは
所有者のウェブページ又はライセンスサーバにリンクしてもよい。
【0044】 米国特許出願09/165,142号に記載の方法は、映像信号や音声信号の
ような他のメディアオブジェクトに応用してもよい。
【0045】 メディアオブジェクトに透かしを介してリンクされたメタデータと動作にユー
ザーをアクセスさせる1つの方法は、メタデータと動作をインターネットブラウ
ザのユーザーインターフェースのメニューに表示することである。図3は、メデ
ィアオブジェクトに関連するメタデータと動作をインターネットブラウザのユー
ザーインターフェース300に表示する方法の例を示す。ブラウザリスナープロ
グラムは、いつウェブページがダウンロードされたかを示すイベントをインター
ネットブラウザから受け取る。リスナーはブラウザからウェブページのメディア
オブジェクトの単数又は複数のアドレスを要求する。アドレスはメディアオブジ
ェクトがメモリ(メインメモリ、仮想メモリ、キャッシュ等)のどこに存在する
かを示す。リスナーは透かしデコーダをメディアオブジェクト又はオブジェクト
上に呼び出し、透かしデコーダにメモリのオブジェクトのアドレスを渡す。
【0046】 透かしを発見すると、リスナーはハンドラプログラムをメモリのウェブページ
に挿入する。上記ハンドラプログラムは、透かしの存在を示し情報と動作へのホ
ットリンクを提供するロゴ又は他の標識をユーザーに呈示する役割を担う。例え
ば、図3の標識は、ブラウザのユーザーインターフェースで透かし入り画像オブ
ジェクトのレンダリングの一種304に重ね合わされたロゴ302である。
【0047】 ユーザーがロゴの上にカーソルを通過させて選択する際に、図4に示すように
、ロゴに関連するハンドラプログラムはオプションのメニュー400を表示する
。リスナープログラムは、メタデータサーバ(例えば、局所的なサーバ又は遠隔
のサーバ)と接続し、透かしから抽出されたオブジェクト識別子をサーバに渡し
、関連する項目をサーバから受け取ることにより、上記オプションを検索する。
上記項目は、メディアオブジェクトに関係するウェブページへのURLリンク、
メディアオブジェクトに関する情報、ライセンスサーバ等の動作へのリンクを含
む。
【0048】 特定のインプリメンテーションは変化する場合があるが、図3及び図4に示し
た例は文書ビュー拡張子を利用してマイクロソフト社のインターネットエクスプ
ローラブラウザへと実装される。マイクロソフトのダイナミック HTMLは、
HTML文書を変更する為にインターネットエクスプローラリスナープログラム
がコードを挿入可能なインターフェースを提供する。上記インターフェースを利
用して、リスナープログラムは、表示を制御し入力に応答するJavaスクリプ
トを、図3に示す画像に重ね合わされたロゴへ挿入する。
【0049】 幾つかのアプリケーションでは、メディアコンテンツ及びウェブサイト開発者
が透かしリンクに関連する機能を選択的にイネーブル又はディセーブルにする事
を望む場合がある。上記特徴を実装する1つの方法は、メディアオブジェクトの
コンテナ(例えばHTML)として動作するメディアオブジェクトファイル又は
何らかの他のファイルを制御パラメータ(ヘッダファイルのフラグなど)を含む
ように変更することである。上記制御パラメータは、透かしイネーブルメディア
オブジェクトの存在を示し、透かしリンクがイネーブルかディセーブルかを示す
。制御パラメータは、特に消されない限り或いは逆の場合でない限り、デフォル
トがアクティブであるように設計される場合がある。コンテンツ開発者がウェブ
サイト等の幾つかのマルチメディア作業にオブジェクトを組み込む場合、コンテ
ンツ開発者は制御パラメータを介して透かしリンクをディセーブルにする事を選
べる。編集ツール並びに他のアプリケーションプログラム及び装置は、透かしリ
ンクをディセーブルにするよう特に指示されない限り、フラグを表示するよう設
計され得る。
【0050】 他のアプリケーションでは、関連するメタデータへの永続的なリンクとして透
かしが作用することが重要である。メディアオブジェクトは、別のシステムの中
を移動する、コード化又はデコードの少なくとも一方をなされる、変更される、
などの際に、メディアオブジェクトファイルに記憶された従来のメタデータを失
う。上記の場合は、透かしは変換の様々な形式(例えば、デジタルからアナログ
への変換、アナログからデジタルへの変換、圧縮など)に強いので、透かしリン
クはメタデータを復元する為に利用されることがある。
【0051】 透かしを介して利用可能になる機能を選択的に制御する他の方法は、ユーザー
がメディアオブジェクトでの透かしのデコードをイネーブル又はディセーブルに
することを可能にすることである。
【0052】 更に透かしはブラウザのファイルキャッシュシステムの属性として利用可能で
ある。上記によりキャッシュブラウザアプリケーションは、本願全体を通して記
載されているように、キャッシュに保存されたファイルのうちどれが透かしを持
つのかを識別でき、透かしに埋め込まれた情報に関連する機能を実行できる。
【0053】他のアプリケーションの場合 以上に略述した特徴は、メディアオブジェクトを処理する任意のソフトウェア
アプリケーションや装置に実装できる。例えば、メディアオブジェクトデータベ
ースマネージメントシステムが同様の機能を実装する場合がある。デジタル資産
マネージメントシステム及びデジタル権利マネージメントシステムが、メディア
オブジェクトの利用を追跡し制御する為に透かしイネーブルリンクを使用する場
合がある。
【0054】 ワードプロセシング、スプレッドシート、プレゼンテーションプログラム、メ
ディアオブジェクト編集ツール等の、メディアオブジェクトに直面する他のアプ
リケーションは全て、付加的な情報と動作のあるメディアオブジェクトにリンク
する為に、以上に略述した特徴の一種を幾つか利用できる。
【0055】 多くのアプリケーションプログラムは、本願に記載の技術を用いて拡張された
ファイルブラウザ機能を持つ。例えば、ファイルオブジェクトをブラウズする為
にファイルを開く(File Open)コマンドがよく使用される。上述のコ
ンテキストメニュー拡張子及びプロパティページ拡張子が、ファイルをブラウズ
するサービスを提供するアプリケーションの為に実装され得る。
【0056】 更に透かしエンコード機能及び透かしデコード機能が、Napster、Gn
utella、Freenet、Scour等のようなピアツーピアファイル共
有システム等のファイル共有システムに統合され得る。共有システムでは、コン
ピュータネットワークで相互に接続された多くのクライアントコンピュータで共
有ソフトウェアが実行される。上記ソフトウェアは、ネットワークを介して相互
に接続された他のコンピュータ並びにファイルが実行されるコンピュータでの共
有に提供されているファイルを追跡する。ファイル共有ソフトウェアは、ファイ
ル転送(ファイルのコンピュータへのアップロード及びダウンロード)を制御し
、ファイルが完全でウイルスがないことを確認し、ファイル共有システムでファ
イルの検索に利用されるメタデータを移送し、使用権利を得たりファイル又は関
係する製品やサービスの知的所有権を購入する為の付加的な情報及び機会へのリ
ンクを移送する為に、透かし又は他の形式でファイルに埋め込まれたデータを利
用する場合がある。上記機能にアクセスする為に、ファイル共有ソフトウェアは
、ソフトウェアをデコードする透かし又は埋め込まれた他のデータを含む。上記
機能を挿入し変更する為に、ファイル共有ソフトウェアは、ソフトウェアをエン
コードする透かし又は埋め込まれた他のデータを含む。上記アプリケーションの
より多くの情報については、参照して以上に組み込まれる2000年7月20日
提出の米国特許出願09/620,019号における「Using Embed
ded Data with File Sharing」を参照されたい。
【0057】コンテキストセンシティブ透かしリンク 透かしを介してメディアオブジェクトにリンクされた動作及び情報はコンテキ
ストセンシティブである場合がある。「コンテキスト」の幾つかの例は、アプリ
ケーションコンテキスト(例えば、オブジェクト上で作動しているアプリケーシ
ョンプログラムのこと)、オブジェクト位置コンテキスト(ユーザーに相対的に
オブジェクトが存在する場所)を含む。例えば、ユーザーがオブジェクトを編集
ツールで操作する時は、ワードプロセシング文書、スプレッドシート、プレゼン
テーション等の文書へのオブジェクトの挿入とは対照的に、リンクの動きは異な
る場合がある。更に、透かしリンクの動きは、イントラネットで又はインターネ
ットでオブジェクトがユーザーに相対的に局地的かどうかに基づいて変化する場
合がある。
【0058】 デコーダアプリケーションは、メディアオブジェクトのコンテキストに依存す
る異なるメタデータ又は処理動作にリンクする場合がある。上記機能を実装する
為に、透かしデコーダはコンテキスト情報をメタデータデータベースに提供し、
メタデータデータベースは次にコンテキスト特定メタデータを提供又はコンテキ
スト特定動作を起動する。例えば、オブジェクトが編集ツールによって編集され
た場合は、デコーダは、透かしから抽出されたリンクに加えて編集ツールについ
ての情報をデータベースに提供する。同様に、デコーダは、ユーザーのコンピュ
ータに相対的にオブジェクトが存在する場所を示すコンテキスト情報を提供する
場合もある。コンテキスト情報をキーとして利用して、メタデータデータベース
はコンテキストに関連するメタデータを戻す、又はコンテキストに関連する処理
動作を起動する。
【0059】 コンテキストセンシティブな挙動をする別の方法は、透かしにリンクされた動
作や情報の呈示をメディアオブジェクトのコンテキストに基づいてデコーダに制
御させることである。コンテキストがアプリケーションによって定義されている
場合は、上述のアプローチは、リンクされたメタデータと動作の全てにアプリケ
ーションをアクセスさせ、リンクされた動作や情報のユーザーへの呈示をアプリ
ケーションに制御させることと似たようなものである。上記のシナリオでは、メ
タデータデータベースは少なくともリンクされた情報や動作の記述子を戻し、ア
プリケーションはコンテキストに基づいて応用する情報や動作のサブセットのど
れかを選択する。コンテキストがオブジェクトの位置によって定義されている場
合は、デコーダは同様な方法で動作する。例えば、デコーダはリンクされた動作
や情報のサブセットをコンテキストに基づいて選択する場合がある。
【0060】 コンテキスト情報の特定の例は、インターネットで“クッキー(cookie
)”技術を利用してユーザーのコンピュータによりウェブサーバに供給されたユ
ーザー情報である。まず、ユーザーのコンピュータは、画像や音声や映像の信号
などのメディアオブジェクトからの透かしをデコードする。その後ユーザーのコ
ンピュータは、ユーザー情報を含むクッキーと共に、透かしから抽出された情報
をメタデータサーバ又はルータ(一般にサーバと呼ぶ)に送信する。サーバは、
ユーザー個人専用の情報や動作を捜す為に、クッキーからのユーザー情報をメデ
ィアオブジェクトの透かしから抽出された情報と共に操作する。メタデータサー
バは、例えば、クッキーを構文解析し、情報を参照したりネットワーク資源(ウ
ェブページのURL)へとアドレス指定したりする為に、クッキーの情報に関係
するデータベースでクッキーを利用する。サーバは更に、透かし入りオブジェク
トに関係する情報やリンクのサブセットを捜す為に、透かし情報を利用すること
により関係する情報やリンクを制限する。その後、サーバやデータベース操作で
参照された他のネットワーク資源は、ディスプレイや音声出力装置でのレンダリ
ングの為に関連する情報をユーザーのコンピュータに戻す。上記アプローチは、
戻される情報を、ユーザーの関心を引きそうな特定のニュース、広告、コンテン
ツなどに限定する為に利用可能である。同様の効果は、クッキー情報として同様
な方法で利用されるユーザーのプレファレンスを供給するようユーザーのコンピ
ュータをプログラムすることで実現する。
【0061】多様なタイプの透かしのサポート 透かし技術が普及するに伴い、メディアオブジェクトが、各々が透かしエンコ
ーダ及び透かしデコーダのセットに関連する、異なるタイプの透かしを持つ場合
がある。各々に異なるタイプの透かしに対応する為に、デコーダは各々に異なる
透かしプロトコルをサポートするように設計可能である。透かしプロトコルは、
任意のタイプの透かしをデコードする方法を指定するキー及び他のパラメータを
提供する。一方、一般的なアプリケーションプログラムインターフェース(AP
I)が、各々に異なるコア透かしエンコーダ及びコア透かしデコーダソフトウェ
アモジュールや装置用に指定され得る。上述の方式により、透かしエンコーダ機
能及び透かしデコーダ機能を呼び出し依然として透かしプロトコル又はコア透か
し方法の少なくとも一方から独立している多くの各々に異なるタイプのアプリケ
ーションや装置の開発が容易になる。
【0062】 各々に異なるコア透かし方法をサポートする為に、ユーザーは各々に異なるコ
ア透かしエンコーダモジュール又はデコーダモジュールの少なくとも一方の2つ
以上をインストールする場合がある。例えば、コアモジュールがプラグイン又は
ダイナミックリンクライブラリとして実装される場合がある。モジュールをイン
ストールすると、インストレーション処理は、透かしのタイプがサポートされて
いることを反映させる為に、ウィンドウズオペレーティングシステムのレジスト
リ等のレジストリを更新する。上記のように、各々に異なるタイプのメディア用
の透かしデコーダや単一タイプのメディア用の各々に異なるタイプの透かしデコ
ーダがサポートされる場合がある。
【0063】 メディアオブジェクトが未知のタイプの透かしを含む場合は、メディアオブジ
ェクトファイルは、例えばファイルヘッダのパラメータを通じて、透かしのタイ
プを指定することがある。ファイルブラウザ、又はコア透かしモジュールの他の
クライアントは、タイプパラメータをメディアオブジェクトから抽出しAPIを
介して上記パラメータ及びメディアオブジェクトへの参照をコアモジュールに渡
すことで、適切なデコーダを呼び出す場合がある。APIは要求を適切なコアモ
ジュールへとルーティングし、次に上記コアモジュールは透かしメッセージを抽
出しAPIに戻す。APIは要求しているアプリケーションにメッセージを渡す
【0064】 タイプパラメータが利用できないイベントでは、オブジェクトを処理するアプ
リケーションや装置は、何らかのプロトコルが存在するかを検査する為に、サポ
ートされている透かしプロトコルの全てを徹底的に列挙する場合がある。メディ
アやファイルの任意のタイプ用透かしプロトコルは、装置やアプリケーション(
例えば、オペレーティングシステムのレジストリ)に登録される場合がある。各
プロトコルを検査する為に、アプリケーションは、プロトコルに関連する透かし
が存在するかどうかを上記のプロトコルについて決定する透かしスクリーニング
プロセスを呼び出す。
【0065】メディアオブジェクトのブランド化 透かしは、他のサービスへの電子的なアクセスを容易にすることに加え、「ブ
ランド化(branding)」を確立する為に利用できる。上記のブランド化
アプリケーションでは、クライアントの透かしデコーダイネーブルアプリケーシ
ョン又は装置は、オブジェクトからの埋め込まれた透かしメッセージを読み取り
、サムネイル画像(例えばブランドの「ブランド画像」)等のデジタルのロゴに
アクセスする為に透かしメッセージを利用する。デコーダイネーブルアプリケー
ションは、透かしメッセージから得たオブジェクト識別子をサーバ(インターネ
ット上のメタデータサーバ等)に送信し、サーバは応じてロゴを返す。アプリケ
ーションは次にロゴをレンダリングし、ロゴは望ましくは、クライアントコンピ
ュータや装置のユーザーインターフェース上でメディアオブジェクトのレンダリ
ングの一種又はメディアオブジェクトの図による表現に重ね合わせられる。
【0066】 幾つかのシナリオでは、サーバは更に、汎用の「使用権利」サーバ又はメディ
ア所有者に保持された特定用途向けの「使用権利」をポイントするアドレス(例
えばURL)を戻す。インターネットコンテキストでは、サーバは関係するウェ
ブサイトへの1つ以上のリンクを戻す場合がある。接続権利及び共同のブランド
化サービスはインターネット上の中央サーバを介して提供される場合がある。
【0067】 動作及びメタデータにリンクする為にオブジェクト識別子を利用すると、透か
しイネーブルアプリケーションは、ブランド化サービス及び使用権利サービスを
拡張する多数のオプションを持つ。アプリケーションは、オブジェクト識別子に
関連する「更新可能な」使用権利を表示可能である。目に見えるメディアオブジ
ェクトでは、アプリケーションは、レンダリングされたオブジェクトの一部の上
に(例えば、映像のフレームの角に、所定の時間ごとに周期的に)目に見えるよ
うに重ね合わせられたロゴ、又はメディアオブジェクトの再生が開始する前のス
プラッシュスクリーン起動の際に表示されたブランド化されたロゴを表示する場
合がある。ブランド化情報を目立たないようにする為に、メニューを通じた要求
と同時に(例えば、オブジェクトの表現又は「ヘルプ」メニューをユーザーがク
リックした時に)ブランド化情報がアクセス可能になる場合がある。
【0068】 ブランド化サービスは、コンテンツ所有者のホームページ又はライセンスサー
バへのホットリンク等の付加的な機能により、著作権通知の概念を実質的な常に
存在するブランド化の機会へと変換する。ブランド化サービスは、透かしペイロ
ードのコピーマネージメント命令等の他の透かしイネーブル機能と組み合わされ
る場合があり、上記透かしペイロードは、例えばオブジェクトが再生されるか、
コピーされるか(可能なコピーの数)、書き込まれるか、他の装置又はシステム
に転送されるか、などを示す制御パラメータである。使用を制御する上記命令の
提供に加えて、透かしペイロードは消費者に付加価値を提供し(例えば、メディ
アオブジェクトに関連する付加的な情報やサービスにリンクする)、確実にメデ
ィアオブジェクトを良好にラベル表示し再生中にブランド化する。
【0069】 複雑なブランド化ホットリンク、使用権利サービス、コンテキストセンシティ
ブリンクの追加は、上記特徴をサポートするソフトウェアプログラム、メタデー
タ、プログラム及びメタデータへのポインタと、透かしリンクを関連させること
でなされる場合がある。上記特徴の追加は、メディアオブジェクト識別子の受け
取りに応じて実行される又は戻される動作又はメタデータの少なくとも一方のリ
ストに上記特徴が加えられることで、メタデータサーバでなされる場合がある。
更に、デコーダイネーブルアプリケーションは、各々に異なるサービス又はメタ
データのセットをオブジェクト識別子に提供する2つ以上のサーバにメディアオ
ブジェクト識別子を送るようプログラムされる場合がある。
【0070】メタデータの集合 幾つかのアプリケーションでは、メディアオブジェクトは2つ以上の各々に異
なる資源からのメタデータに関連付けられる場合がある。メタデータは、メディ
アオブジェクトを記憶するファイルに記憶される場合がある。例えば、JPEG
2000、TIFF、JPEG、PSDのようなファイルフォーマットは、メデ
ィア信号(例えば画像)に加えてメタデータを記憶可能にする場合がある。メデ
ィアオブジェクトに関連するメタデータ及び命令は、メディアオブジェクトと同
一の装置又は遠隔装置(例えば遠隔データベース)に記憶される場合がある。上
記タイプのアプリケーションでは、デコーダは異なる資源の各々からのメタデー
タを抽出するようにプログラムされる場合がある。ファイルタイプのメディアタ
イプは、上記の各々異なる資源からのメタデータを抽出するようデコーダに信号
を送る。一方、透かしメッセージ又はファイルメタデータは、メタデータの各々
異なる資源を列挙する場合がある。
【0071】 上記アプリケーションでは、デコーダの設計は、1つ以上の各々に異なる資源
からのメタデータを得て次に全ての情報の集合を呈示するようなされる場合があ
る。デコーダは、集合機能を自動的に実行したり、表示の為にメタデータの所望
の資源を選択するようユーザーに促したりする。
【0072】付加的な機能 透かしメッセージペイロードを利用しまた他のデータ及び動作への透かしリン
クを利用する多くの特徴が実装される。幾つかの例を以下に強調して示す。
【0073】 メタデータ メタデータは多くの形式で表され付加的な機能を提供できる。一般に、メタデ
ータはメディアオブジェクトについての情報である。メタデータは更に、実行す
べき装置命令や、情報や命令の参照(オブジェクト、ユーザー、プログラム、又
は、データベースに対する、装置識別子、URL、ポインタ、インデックス、キ
ー等)も含む。装置命令は、例えば、オブジェクトのレンダリング、デコード、
解読または他の処理を制御する場合がある。一方、命令は幾つかの補助的機能を
提供する場合もある。
【0074】 メタデータの重要なアプリケーションの1つは、所有権情報の提供である。も
う一方はライセンス条件及び使用権利の提供である。
【0075】 メタデータは、ユーザーや他のアプリケーションが使用するメディアオブジェ
クトの属性を記述する為に利用可能である。例えば、1つの属性はコンテンツを
制限された通りに指定し、無認可のユーザーに対しアプリケーションがコンテン
ツをレンダリングするのを防ぐ。もう一方の属性はオブジェクトを商用に指定し
、オブジェクトがレンダリングされる前に支払い及びライセンスを捜すようアプ
リケーションに要求する。
【0076】 複数の透かし メディアオブジェクトは、2つ以上の透かし又は透かしメッセージを含む場合
があり、透かし又は透かしメッセージの各々は情報や動作の別個のセットに関連
付けられている。例えば、メディアオブジェクトは、クリエータID、ディスト
リビュータID等を含む場合があり、上記IDはそれぞれ、クリエータやディス
トリビュータについての情報にリンクする。
【0077】 オブジェクト生成時、又はオブジェクトが転送された後、コピーされた後、編
集された後に、透かしをメディアオブジェクトに追加する方法は多数ある。1つ
の方法は、個別の透かしをメディアオブジェクトの異なる部分にインターリーブ
することである。上記方法はメディアオブジェクトの独立した属性を変更するこ
とで達成される。上記文脈では、独立した、という単語は各透かしが他の透かし
の検出の妨害にならないことを意味する。2つの独立した透かしがメディアオブ
ジェクトの同一の分離しているサンプルを変える場合があるが、不正な読み取り
が全く生じないように変える。
【0078】 独立した透かしは、ホストメディア信号の各々に異なる空間的な位置又は時間
的位置(例えば、画像、映像、音声、図によるモデル等)に設置される場合があ
る。独立した透かしは各々に異なる周波数帯や周波数係数に設置される場合もあ
る。更に透かしは、信号の各々に異なる部分の信号の独立した特徴、例えば位相
、エネルギー、電力等を変調することで独立させられる場合もある。
【0079】 概念を説明する為に静止画像オブジェクトの例を考察する。独立した透かしの
各々は異なるプロトコルを通じて定義される場合があり、上記プロトコルは各々
に異なる透かしメッセージ(例えば、メディアオブジェクトのクリエータ、ディ
ストリビュータ、ユーザー等についての各々に異なる透かしリンク)のエンコー
ドに利用される。独立した空間的透かしは、透かしの各々を画像の空間的な位置
のユニークなセットにマッピングすることでインターリーブされる場合がある。
【0080】 同様にして、独立した透かしは、各透かしをユニークな時間的位置にマッピン
グすることで音声や映像のような時間的データのシーケンスにエンコードされる
場合がある。
【0081】 デジタル権利マネージメント 透かしは、メディアオブジェクトの利用を制御する情報と処理動作にリンクさ
れる場合がある。例えば、メタデータは、オブジェクトの知的所有権の所有者を
ライセンス条件及び条項と共に示す場合がある。更に、透かしリンク又はメタデ
ータは、オブジェクトの利用を制御する処理動作、例えばユーザーへの支払い提
出要求やデコードキーの交換(例えば、解読や復元など)をトリガする。オブジ
ェクトのデコードの幾らかは透かしを抽出するよう要求される場合があるが、ユ
ーザーが適正な使用権利を得るまでコンテンツの残りはエンコード又は暗号化の
少なくとも一方をされたままの場合がある。
【0082】 デジタル権利マネージメント機能は、メタデータサーバ等のライセンスサーバ
又は使用権利サーバに実装可能である。上記サーバは、透かしメッセージに基づ
き所有者及びライセンス条件を決定し、オブジェクト使用の認可の為に要求され
た動作を実行し、上記動作は例えば、ユーザーからの支払い情報の電子的な受け
取り、ライセンスに対するユーザーの同意の確立及び記録、トランザクションの
詳細の所有者への転送、使用キーのユーザーへの復帰である。ユーザーがメディ
アオブジェクトを再生したりレンダリングしたりする際に、透かしデコーダは、
例えば使用例、プレーヤの装置ID、使用時間等の、使用に関する情報にログす
る為にメッセージをサーバに送信可能である。
【0083】 使用制御用の透かし及びコンテキスト情報 透かしデコーダは、上記オブジェクトの使用を制御する為に、メディアオブジ
ェクトに埋め込まれた透かしから抽出した情報に加えてコンテキスト情報も使用
できる。例えば、透かしデコーダのプログラムは、透かしの制御データ及びオブ
ジェクトの存在する装置やシステムから引き出されたコンテキスト情報の制御デ
ータに依存して、メディアオブジェクトの表現、編集、コピー、転送を制御する
ようになされる場合がある。例えば、メディアオブジェクトが任意ファイルの外
部(例えば、特定のウェブページ、コンピュータシステム、コンピュータネット
ワーク等)にある場合は、透かしはデコーダにメディアオブジェクトのレンダリ
ングを禁止するよう命令する場合がある。上記の制御データを含む透かしがデコ
ードされた後、デコーダは、特定の操作をイネーブルにする為になくてはならな
い関連コンテンツ情報を決定する。上記は、操作をイネーブルにする前に、ユー
ザー識別子、コンピュータ識別子、ファイル識別子、記憶メディア識別子、コン
ピュータ識別子、ネットワーク識別子などの存在を確認するような動作を包含す
る場合がある。上記識別子は、上記識別子が識別するエントリに関連して記憶さ
れるか、上記エントリからダイナミックに引き出される。例えば、ファイル識別
子は、ファイルヘッダ又はフッタに記憶されたりファイルのコンテンツから引き
出され得る。記憶装置識別子は、記憶装置に記憶されたり記憶装置のコンテンツ
又は記憶装置の幾つかの属性から引き出され得る。
【0084】 メディアオブジェクトの上記コンテキストセンシティブ制御は、音楽や映画の
ようなメディアファイルの使用の制御には特に有用であるが、透かしがエンコー
ドされ得る他のタイプのメディア信号にも適用される。例えば、上記コンテキス
トセンシティブ制御は、ウェブページ、コンピュータ、記憶装置(例えばCDや
DVD)、ファイル共有ネットワーク、加入サービスの支払済み加入者のコンピ
ュータ、関係するメディアオブジェクトの収集物、などのコンテキストからメデ
ィアオブジェクトが削除される際に、メディアオブジェクトのレンダリング、コ
ピー、転送を禁止する為に利用され得る。
【0085】 資産マネージメント メディアオブジェクトに埋め込まれた透かしは資産マネージメントにおいて役
割を果たす場合がある。オブジェクトが処理される(開かれる、編集される、コ
ピーされる、など)度に、デコーダを装備するアプリケーションが処理イベント
についての情報にログする。一方、上記アプリケーションはインターネットを介
してモニタサーバにトランザクションイベントを送ってもよい。トランザクショ
ンイベントは、オブジェクトについての情報、例えば上記オブジェクトのID、
ユーザーのID、使用の時間及び位置、使用の性質(再生の数)などを指定する
場合がある。モニタサーバ又はアプリケーションは、上記トランザクションイベ
ントをデータベースに記録し、要求に応じて、任意のオブジェクトの使用又は任
意のエントリによる使用についてのレポートを生成する。トランザクション記録
の任意のフィールドは、データベースに照会し特定のレポートを生成する為に使
用可能である。
【0086】 ディレクトリサービスとの情報の統合 ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(Lightweight
Directory Access Protocol)(LDAP)のような
ディレクトリサービスは、付加的な機能を提供する為に透かしを使用可能又は透
かしデコーダと共に動作可能である。LDAPは、読み取り、検索、追加、削除
などのディレクトリ操作の実行の為に使用されるネット上のプロトコルである。
【0087】 例えば、LDAPサービスは、いつ透かしリンクを抽出しメディアオブジェク
トの属性を更新するかを決定する為に使用可能である。例えば、LDAPサービ
スは、メタデータサーバから所定時間に透かしデコーダを呼び出しメディアオブ
ジェクトの属性の更新を検索することで、メディアオブジェクトの属性の周期的
な更新を制御する場合がある。透かしデコーダを含む又は透かしデコーダにアク
セスするLDAP検索フィルタは更に、コンピュータ中のファイルディレクトリ
に記憶されたファイル中の透かし入りメディア信号の発見の為に、提供され得る
【0088】 メディアオブジェクトのプレーヤ及びデリバリの統合 透かしデコーダは、メディアオブジェクトの再生又は編集の為にソフトウェア
及び装置と共に統合される場合がある。様々なプレーヤがあり、ほんの少数を挙
げてみただけでもLiquid Audio、マイクロソフト、RealNet
works等から市販されている。上記統合により、メディアオブジェクトにリ
ンクされたメタデータと動作は、プレーヤのユーザーインターフェースを通じて
シームレスにユーザーへとアクセス可能になる。例えば、ユーザーが映像ファイ
ル及び音声ファイルを再生する際に、透かしイネーブルプレーヤは、リンクされ
たメタデータや動作に自動的又はユーザーの選択に際してアクセスし表示する場
合がある。どちらの場合も、メタデータや動作がオブジェクト識別子を介して遠
隔サーバから得られることをユーザーが意識する必要はない。更に、上記統合は
、いつどこでオブジェクトが再生されても、再生時にコンテンツ所有者がオブジ
ェクトをライセンスや資産使用制御の情報や動作へリンクさせることを可能にす
る。本願全体を通して詳述されているように、上記情報と動作の実装は、データ
や命令をオブジェクト内部の透かしに配置する、又はオブジェクト外部のメタデ
ータや動作にリンクする透かしにオブジェクト識別子を入れることで可能である
【0089】 多くの場合、透かしを介して提供された機能へのアクセスはユーザーに見えな
いよう行うことが望ましい。従ってメディアプレーヤは、透かしを介してリンク
された項目がユーザーインターフェースに自然な拡張子として出現するよう上記
項目を表示する為に拡張可能である。オブジェクトを再生する為にユーザー又は
他のプログラムがメディアプレーヤを呼び出したら、メディアプレーヤは、透か
し内部の又は透かしを介してリンクされたメタデータや動作をメディアプレーヤ
のユーザーインターフェースの拡張子に表示する。
【0090】 メディアプレーヤの起動時や何らかの他の時間(例えば、バックグラウンドタ
スクとして、ユーザーの要求に応えて、メディアプレーヤの存在するコンピュー
タや装置にオブジェクトがロードされた時など)に、上記メタデータや動作は検
索される場合がある。1つのシナリオでは、メディアプレーヤはユーザーのオブ
ジェクト再生要求に応えて透かしデコーダをオブジェクト上に呼び出す。上記シ
ナリオでは、メディアプレーヤはオブジェクトのアドレスを透かしデコーダに渡
し、次に透かしデコーダはオブジェクトに埋め込まれた透かしのデコーダを試み
る。透かしを設置すると、デコーダは透かしから抽出されたオブジェクト識別子
をメタデータサーバに転送し、次にメタデータサーバはオブジェクト識別子に関
連するメタデータや動作を戻す。メタデータ検索中、メディアプレーヤはメディ
アオブジェクトの再生へと移行する。リンクされたメタデータが届くと、メディ
アプレーヤへの拡張子は戻されたメタデータや動作を表示する。
【0091】 図5は、メタデータと動作を示すマイクロソフトのウィンドウズメディアプレ
ーヤの拡張された一種の例を示す。上記の例では、メディアオブジェクトに関連
するメタデータ及びリンクを示す為にプレーヤのユーザインタフェースィンドウ
が底部分502に展開されている。ユーザーがカーソルを項目「クリップ」、「
著者」、「著作権」の上に位置付けると、底部タブ504は上記項目に関連する
URLを表示する。項目の1つをクリックすることで、プレーヤはインターネッ
トブラウザを呼び出し、上記インターネットブラウザは選択されたURLの資源
へと照会を送る(例えば、HTML文書をダウンロードする為のHTTP要求を
要求する)。
【0092】 透かしデコーダは、メディアプレーヤを起動する別のアプリケーションに呼び
出される場合がある。ファイルブラウザ又はインターネットブラウザのどちらか
によりユーザーが音声ファイル又は映像ファイルをブラウズする場合を考察する
。所望の再生するメディアオブジェクトを発見した後に、ユーザーは再生するオ
ブジェクトを選択する。例えば、ウィンドウズエクスプローラのコンテキストメ
ニューを介して、又は上述のようにHTML文書への挿入を介して、ユーザーは
「再生」オプションを選択できる。第1の場合は、シェル拡張子は、関連するメ
タデータを得る為に透かしデコーダを呼び出しプログラム(例えば、COMオブ
ジェクト、スクリプト等)を実行し、上記プログラムはメディアプレーヤを実行
し透かしを介してリンクされた付加的なメタデータを表示する。第2の場合は、
HTML文書のJavaスクリプト又は他の挿入物は、デコーダを呼び出し、メ
ディアプレーヤを同様に実行するプログラムを開始する。
【0093】 ウィンドウズメディアプレーヤを制御するプログラムを実装する1つの方法は
、Advanced Streaming Redirector (ASX)
ファイルの使用による。上記ファイルは、プレーヤを起動し透かしを介してリン
クされたメタデータ(例えば、URLリンク及びオブジェクトについての情報)
を表示するスクリプトを含む。ウィンドウズメディアプレーヤを制御する為のA
SXファイル及び上記ファイルの使用についての情報に関しては、マイクロソフ
トのディベラッパーのネットワークを参照されたい。
【0094】 コンテンツ許可ツール ウェブページ設計ツールを含むメディアコンテンツ許可ツールは、ウェブペー
ジコンテンツなどのコンテンツに透かしを埋め込む透かし埋め込み機能を含む場
合がある。上記の埋め込まれたデータはその後、埋め込まれた透かしデータに関
連する機能を実行するよう透かしデコーダイネーブルソフトウェア又は装置及び
ソフトウェアに信号を送る。
【0095】 上記ツールは更に、メディアオブジェクトを透かしについてスクリーニングす
るよう、コンテンツ開発者が透かしデコーダ特徴をコンテンツ許可環境内で使用
することを可能にする為に、透かしデコーダ機能を含む場合がある。編集されて
いるメディアオブジェクト内部の透かしが情報(例えば、著作権所有者情報、ラ
イセンス条件など)を運ぶ場合は、許可ツールは上記情報をユーザーへと運ぶこ
とができる。透かしが使用制御情報を含む場合、許可ツールは上記情報に基づい
てメディアオブジェクトの使用を制御できる。例えば、メディアオブジェクト内
の透かしは、ユーザーがライセンスサーバから許可を得ない限り許可ツールがメ
ディアオブジェクトを編集することを禁止する命令を運ぶ場合がある。
【0096】 ウェブサーバ統合及び関連アプリケーション 透かしエンコーダ機能及び透かしデコーダ機能は更に、付加的な機能にくわえ
て本願に記載された機能をサポートする為に、ネットワークサーバアプリケーシ
ョンソフトウェアに統合される場合がある。特に、透かしエンコーダ及び透かし
デコーダはウェブサーバに統合できる。
【0097】 サーバへ、又はサーバから、或いはサーバを通過して転送されるメディアコン
テンツに透かしを埋め込む為に、透かしエンコーダはウェブサーバに統合できる
。透かしをサーバに埋め込む1つの理由は、サーバへの、又はサーバからの、或
いはサーバを通過する上記情報の転送時に、トランザクション特定情報のメディ
アオブジェクトへのエンコードを行う為である。トランザクション特定情報は、
サーバと何らかのほかのコンピュータとの間の電子トランザクションに関係する
。例えば、メディアオブジェクトファイルのダウンロード又はアップロードの前
に、サーバはファイルの受信者又は発信者の少なくとも一方についての情報をフ
ァイルのメディア信号(例えば、画像ファイル、映像ファイル、音声ファイル)
に埋め込む場合がある。透かしは信号中にとどまるので、透かし内の受信者又は
発信者の少なくとも一方についての情報も、デジタルからアナログ、アナログか
らデジタルへの変換、ファイルフォーマットの変更などにより、メディア信号と
共にファイルにとどまる。
【0098】 サーバは、情報や動作へのリンク(関係するウェブサイトへのリンク)を、受
信者又は発信者の少なくとも一方のプレファレンスにユニークに合わせられたフ
ァイルに埋め込む場合がある。プレファレンスは、インターネットブラウザで一
般に使用され普及している“クッキー”技術などを通じて、ユーザーのコンピュ
ータから得られたり、ユーザー(ユーザー識別子やユーザーのコンピュータの識
別子)をユーザーのプレファレンス(例えば、ニュース、財政情報、スポーツ、
イーコマース機会のような、コンテンツプレファレンスのタイプ)に関連付ける
何らかの他のデータベースに存在する。上記の場合、サーバはユーザー識別子を
得て、その後に関連するプレファレンスをデータベースに照会する。
【0099】 サーバは更に、上記のようにして得られたプレファレンスを、どの形式の広告
をファイルに戻す又はリンクさせるかを制御する為に使用する場合がある。例え
ば、ユーザーは所望の音声や映像や画像のファイルをダウンロードするようサー
バに要求する場合がある。応じて、サーバは、ユーザーのプレファレンスを得て
、ユーザーのプレファレンスに対応する広告情報及びウェブサイトリンクと共に
、要求されたファイルをダウンロードする。広告情報及びリンクは透かしを埋め
込むことで参照可能であり、上記透かしは、情報のアドレスを含むか、情報又は
他の情報やウェブサイト等へのリンクの少なくとも一方を記憶するデータベース
エントリのインデックスを含む。サーバからダウンロードされたファイルを受け
取るユーザーのコンピュータはその後、ファイルの透かしを介してファイルにリ
ンクされたサーバ又は何らかの他のサーバからのファイル及び他の関係する広告
情報(例えば、HTML、MXL、何らかの他の従来のデータフォーマットで提
供される)をレンダリングする。
【0100】 サーバは更に、サーバとユーザーのコンピュータとの間の電子トランザクショ
ンでユーザーに要求されユーザーに支払われる使用制御権利に基づいて、使用制
御情報をメディアファイルの透かしに埋め込む場合がある。使用制御権利は更に
、他のアプリケーションによりデコード可能で、ファイルのレンダリング、コピ
ー、記録、転送などを制御する為に使用可能である。
【0101】 ネットワークサーバは透かしデコード機能を含む場合があり、上記透かしデコ
ード機能は、例えばサーバへと、又はサーバから、或いはサーバを通過して転送
されるファイルのメディア信号からの透かしをデコードするソフトウェアなどで
ある。上記透かしデコード機能により、拡張された機能の提供に加えて、本願に
記載の又は組み込まれる多数の透かしイネーブル機能をサーバが実行することが
可能になる。例えば、透かしは、サーバが抽出し作用する使用制御データを含む
場合がある。使用制御データの例には、コンテンツ評価情報(成人コンテンツ識
別子)、コピー又は転送制御情報、レンダリング制御情報、圧縮又は復元の少な
くとも一方の制御情報、暗号化又は解読の少なくとも一方の制御情報、外部の情
報や動作へのリンクなどが含まれる。
【0102】 上記データを透かしから抽出した後、サーバは抽出されたデータに基づいてフ
ァイルを変更できる。例えば、サーバは、ファイルの転送前に透かしに特定に記
載の方法。でファイルを圧縮又は暗号化する場合がある。コンピュータがファイ
ルを受け取った際に、ユーザーは、ファイルのメディアオブジェクトをレンダリ
ングする為に、互換性がある復元や解読のプログラムや装置をもつ必要がある。
【0103】 加えて、又は抽出された透かしデータに基づくファイル変更の代案として、サ
ーバは、関係する情報又は命令を受信コンピュータへ送ることもでき、上記受信
コンピュータの制御はファイルの使用を容易にする。例えば、コンテンツが「成
人コンテンツ」としてマークされている透かしからサーバが決定された場合は、
サーバは、どのように透かし入りコンテンツをレンダリングするかをブラウザ等
のレンダリングソフトウェアに命令する為に、ファイルと共に付加的な情報を(
例えば、透かし入りコンテンツを含むウェブページに加えてHTTPヘッダ情報
を)送る。受信コンピュータのレンダリングソフトウェアはその後、どのように
コンテンツをレンダリングするかを決定できる。例えば、ファイルを受け取るコ
ンピュータに子供がログオンした場合、レンダリングソフトウェアは、「成人コ
ンテンツ」としてマークされているファイルのコンテンツをレンダリングしない
ことを選択できる。別の例として、サーバは、受信コンピュータによるコンテン
ツの解読や復元を可能にする為に、解読キーや復元キーをレンダリングソフトウ
ェアに送るようサーバに命令する透かしをデコードする場合がある。公開鍵暗号
化方式(public key encryption scheme)は、送
信コンピュータと受信コンピュータとの間でキーの交換を実行する為に使用でき
る。他の例として、サーバは、ウェブサイトへのリンクを含む付加的な情報を透
かし入りファイルと共に送るようサーバに命令する透かしを、サーバが透かしか
らデコードした情報に基づいてデコードする場合がある。
【0104】 コンテンツのフィルタリング及びカウント 透かしデコーダは、透かし入りメディアオブジェクトをフィルタリングし透か
し入りメディアオブジェクトの事例をカウントする為に、コンピュータ及びコン
ピュータネットワークで使用できる。フィルタリングとは、オブジェクトの透か
しをデコードする為に透かしデコーダを使用することを意味し、上記透かしは特
定の位置にあり、透かしの制御データに応じて、また任意に透かしの外部の付加
的なコンテキストデータに応じて、透かしの使用や転送やレンダリングを制御す
る。上記メディアオブジェクトは、メディアオブジェクトの転送を担う装置又は
コンピュータの場合と同様に、フィルタの位置に一時的に記憶される場合がある
。上記システムの例は、コンピュータネットワークのEメールサービス、ファイ
アウォール、ルータ、ゲートウェイなどであり、上記コンピュータネットワーク
は、オブジェクトで発見された透かしに少なくとも部分的に基づいて、他の装置
又はコンピュータへの特定のメディアオブジェクトの転送を制御する為に透かし
のデコードを用いる。メディアオブジェクトは更に、フィルタの位置に永久的に
記憶される場合がある。例えば、フィルタはメディアオブジェクトをスクリーニ
ングする為に使用される場合があり、上記メディアオブジェクトは、ハードディ
スクドライブなどの大容量記憶装置、又は大容量記憶装置上の、インターネット
を介してアクセス可能な、音楽ファイルや、画像ファイルや、映像ファイルの遠
隔の個人ライブラリに対してユーザーがダウンロード又アップロードする。フィ
ルタは、転送されたファイルの透かしに応じて、大容量記憶装置に対してのダウ
ンロード又はアップロードを禁止する為に使用されたり、一方でファイルのレン
ダリングを制御する為に使用されたりする。
【0105】 オブジェクトカウントは、ファイアウォールやEメールゲートウェイのような
特定の装置又はシステムを通過するメディアオブジェクトのフィルタリング、又
はインターネットのようなシステムのネットワークを積極的に検索し検索の結果
発見されダウンロードされた透かし入りメディアオブジェクトのスクリーニング
により、透かしメディアオブジェクトが発生した回数をログする方法を意味する
。透かしデコードシステムにより維持されるログはオブジェクトについての付加
的な情報を含むように適応でき、上記付加的な情報に含まれるのは、所有者、ユ
ーザー識別子又はトランザクション識別子、トレーサデータなどの透かしからの
情報、及び、どこで発見されたか、どのように使用されたか、誰が使用していた
か、などのオブジェクトについての情報である。トレーサデータは、無認可の使
用の検出やファイルのコピー又は転送などの幾つかのイベントに応じてファイル
に埋め込まれたデータを含む。
【0106】 透かしデコーダは、特定の要求に応じて又はイベントに応じてログを電子的に
他の装置又はコンピュータに送る為に、更に増大される。例えば、カウントされ
た透かし入りオブジェクトの数が閾値を超えた時、又は、特定の情報が透かしに
発見された時の少なくとも一方の場合に、デコーダは、レポートを別のコンピュ
ータの中央データベースに送るようにプログラム可能であり、上記特定の情報は
、メディアオブジェクトの無認可の使用やコピーの検出に応じてメディアオブジ
ェクトに埋め込まれた特定の識別子又はトレーサデータなどである。プログラム
の規則は、透かし入りメディアオブジェクトがフィルタリングされカウントされ
る条件を指定し、どの情報がログされるかを指定し、ログされた情報がいつ別の
コンピュータに送られるかを指定するよう、デコーダ内部に確立可能である。
【0107】 フィルタリング機能及びカウント機能に基づく透かしは、様々なソフトウェア
アプリケーション及び装置で実施可能である。幾つかの例には、ネットワークフ
ァイアウォールや、メディアオブジェクトに直面する他のクライアント、サーバ
、ピアツーピアソフトウェアアプリケーション(例えば、オペレーティングシス
テム、メディアプレーヤ、Eメール読み取り装置及びサーバ、インターネットブ
ラウザ、ファイル共有ソフトウェア、マネージャソフトウェア等)が含まれる。
フィルタリング、スクリーニング及びカウントに基づく透かしの特定用途の1つ
は、コンピュータ間で送られるEメールにして送られる又はEメールの添付ファ
イルとして送られる透かしコンテンツをモニタすることである。
【0108】 スパイダに基づく透かし 譲受人による本特許出願の先行特許文献は、インターネットのようなコンピュ
ータネットワークでのメディアオブジェクトファイルの自動検索及び透かしスク
リーニングのシステム及び方法を記載している。参照して本願に組み込まれる米
国特許5,862,260号を参照されたい。インターネットコンテンツ又はリ
ンクの自動検索及びコンパイルの実行に使用されるソフトウェアは往々にしてク
ローラ又はスパイダと呼ばれる。
【0109】 米国特許5,862,260号に記載されDigimarc Corpora
tionから販売されている情報検索に基づいた透かしの拡張子のように、透か
しデコーダは、インターネットを含むネットワーク上での透かしスクリーニング
及び透かし入りメディアオブジェクトのカウントを分散して実行する為に使用で
きる。特に、透かしデコーダは、インターネット等のコンピュータネットワーク
上の様々な位置に展開でき、上記位置は、メディアオブジェクトをスクリーニン
グするインターネットサーチエンジンと、上記メディアオブジェクトは各サーチ
エンジンに収集され、メディアオブジェクトをスクリーニングするネットワーク
ファイアウォールと、上記メディアオブジェクトはファイアウォールで発生し、
スパイダが一般に到達しないローカルエリアネットワーク及びデータベースと、
コンテンツフィルタ等とを含む。分散されたデコーダの各々は、本願に記載され
参照して本願に組み込まれているように、透かし情報にログするスパイダスレッ
ドとして作動する。情報のタイプの例は、透かし入りメディアオブジェクトの透
かしからデコードされた識別子、メディアオブジェクトのカウント、メディアオ
ブジェクトの位置のアドレス(どこで発見されたか)他のコンテキスト情報(例
えば、どのように使用されたか、誰が使用していたかなど)を含む。スパイダス
レッドは次に、スパイダスレッドのログやレポートを中央スパイダプログラムに
送り、上記中央スパイダプログラムは上記ログやレポートをコンパイルし検索可
能データベースのフィールドに情報を統合する。
【0110】 埋め込まれたデータに基づくイベントスケジューリング 透かしのデコードは、任意の透かしメッセージのデコードに応じて発生するプ
ログラムのイベントをスケジューリングする為に、イベントスケジューラと一緒
に使用される場合がある。本願全体を通して、デコードの情報、命令、透かしメ
ッセージからのリンクに応じて、動作をトリガする事例は多数ある。幾つかの場
合に、上記動作は、透かしに応じてソフトウェアにより行われるプログラムの動
作であり、一方他の場合には、上記動作は、ハードウェア回路により行われる装
置の動作であり、例えば、音声や映像のプレーヤやレコーダ等のハードウェアイ
ンプリメンテーションにおけるメディア信号の使用制御の場合などである。
【0111】 透かしメッセージのデコード時に直ちに動作を行うのではなく、クロックやタ
イマに従う指定時間や、次の入力や動作等に応じて、後のイベントで発生するよ
う、イベントスケジューラはプログラムの動作や装置の動作をスケジューリング
する為に使用できる。
【0112】 上記の1つの例は、ウェブサイトへのリンクを、後で或いは周期的なイベント
で達成されるようにスケジューリングすることである。例えば、ブラウザ、オペ
レーティングシステム、メディアプレーヤ、他のソフトウェアアプリケーション
に実装された透かしデコーダは、メディアオブジェクトからの透かしをデコード
し、上記透かしはオブジェクトを1つ以上のウェブサイトへリンクさせる。透か
しのデコードに応じて、デコーダはプログラムの動作が後で発生するようにスケ
ジューリングする。上記動作の幾つかの例は、特定ウェブサイトへのリンクのあ
るウィンドウの表示を、周期的間隔又は、ブラウザ、メディアプレーヤ、他のア
プリケーションの起動のようなプログラムの動作に応じて行うことである。上記
アプローチは、商品を購入するようユーザーに促す為に使用でき、上記商品は、
メディアオブジェクト(音楽や映像のトラック)やメディアオブジェクトに表現
された商品の何かなどである。上記アプローチを用いると、透かしの単一のデコ
ードに応じて発生するよう多くの動作がスケジューリングできる。 オペレーティングシステム及び他のアプリケーションへの透かしエンコーダの統
合 幾つかのアプリケーションで有用なのは、任意の上述の機能(例えば、使用の
追跡、使用権利のリフレッシュ、付加的な情報と動作へのリンク等)を実行する
為の、透かしのエンコード又は1つ以上の付加的な透かしの重ね合わせである。
透かしエンコード機能は、オペレーティングシステム、インターネットブラウザ
、他のアプリケーションに追加できる。例えば、ドラッグアンドドロッププロシ
ージャにより、以上に略述した様々な機能をイネーブルにする手段として、ユー
ザーはメディアオブジェクトに透かしを埋め込むことができる。
【0113】 別の例として、透かしエンコーダは、デコーダについて以上に略述したものと
同一の統合技術を用いるファイルブラウザ、インターネットブラウザ、メディア
プレーヤ、他のアプリケーションに統合される場合がある。図1は、例えば、シ
ェル拡張子を介してウィンドウズエクスプローラファイルブラウザに統合された
透かしエンコーダ機能を示す。特に、透かしエンコーダはシェル拡張子ハンドラ
として実装される。上記ハンドラはウィンドウズオペレーティングシステムのレ
ジストリにコンテキストメニュー拡張子として登録される。代案として、上記透
かしエンコーダはプロパティページ拡張子ハンドラとして実装される。
【0114】 図1の例では透かしエンコーダにアクセスする為に、ユーザーがメディアオブ
ジェクトを右クリックし、「情報を埋め込む」というコンテキストメニューオプ
ションを選択する。応えて、ハンドラは図6に示すウィンドウ600を表示する
。上記ウィンドウは、ユーザーが様々なID(例えば、クリエータID、画像I
D)を入力することを可能にし、上記IDは透かしを介して画像にエンコードさ
れる。ユーザーは更に画像オブジェクトの属性を設定したり選択したりする。最
後に、ユーザーは、スクロールバー制御を介して透かしの耐久性を調節すること
で、埋め込みプロセスを制御できる。ユーザーは、「オリジナル」タブと「透か
し入り」タブを選択することで、オリジナルと透かし入りバージョンのオブジェ
クトを比較できる。満足であれば、ユーザーは、透かし入り画像をセーブしウィ
ンドウを終了できる(例えばクローズを選択することによる)。メタデータと動
作は、上記メタデータと動作をメタデータサーバに送ることで、画像オブジェク
トに関連付けられる場合があり、上記メタデータサーバは上記メタデータと動作
をオブジェクトIDに関連付ける。
【0115】 図6の例は静止画像オブジェクトを示すが、映像や音声のオブジェクトなどの
他のメディアオブジェクトに透かしを埋め込む為に同様なアプローチが使用され
る場合がある。マーク付きとマークなしの映像や音声のオブジェクトを比較する
為に、シェル拡張子は、マーク付き及びマークなしの映像や音声のオブジェクト
を望み通りに再生する為にメディアプレーヤを起動するよう設計される場合があ
る。 ゲートウェイ及び処理メカニズムとしての電子透かし インターネットは、企業や、他の機密情報を持ちインターネットや他のタイプ
のコンピュータネットワークに接続している人にセキュリティ問題を呈示する。
従来より、機密情報を含む文書は、「機密」、「所有物」などの単語と共に記号
又は他の目に見える印でマークされる。上記マークの存在は、特別な予防策が取
られている会社の制御外にのみ転送されるべき文書を扱う人すべてに警告する。
誰かが不注意で上記文書を無認可のユーザーに手動で送ることは比較的難しくま
れである。しかし、インターネット上のEメール及びファイル転送などの電子通
信サービスの利用により、悪意のある転送及び不注意の転送はごくありふれたこ
とになる。
【0116】 インターネット、電子メール、他のネットワークファイル転送プロトコル(F
TPやHTTPなど)は、通信プロセスを簡単にし迅速化する。上記プロトコル
は更に、誰かが不注意で又は偶然に機密文書を無認可のユーザーに送ることをも
っと容易にする。
【0117】 この節では、インターネットなどのコンピュータネットワーク上で送信された
文書の送信又は受信の少なくとも一方を制御する為に電子透かしを使用するシス
テム及び関係する方法を説明する。上記システム及び方法は、無認可の受け手へ
の偶然の情報の広まりを防ぐ為に使用できる。更に、絶対に間違いのないセキュ
リティシステムはないが、上記システム及び方法は、無認可の受け手への意図的
だが無認可の情報の広まりに対する保護を助ける。
【0118】 電子的に送信されたメッセージのほとんどがテキストを含む。しかし、電子メ
ールシステムにより一般に、画像(即ち絵)又は音響ビットはメッセージに埋め
込まれメッセージの一部をなすことが可能になる。例えば、メッセージは「スタ
ンプ」を単語「機密」と共に含んでもよいし、又はメッセージは単語「機密」と
共にサウンドクリップを含んでもよい。電子メッセージの一部をなす画像やサウ
ンドクリップは電子透かしを持つことができ、上記電子透かしは電子透かし読み
取りプログラムに検出され読み取られる。更に、テキストも、テキストの趣旨を
変化させない隠しパターンに従う文字や行の追加や削除などでステガノグラフィ
の情報を持つ場合があり、上記隠しパターンは、PNシーケンスを持つバイナリ
メッセージをスペクトラム拡散変調することで生成された擬似ランダムパターン
などである。上記パターンは、スペースを所望のパターンで行や段落の終わりに
追加又は削除する為に使用される場合がある。一方、テキスト文書の画像は、透
かしパターンに従いハーフトーンドットを切り換えることで、透かしを持つこと
ができる。
【0119】 電子透かし又はステガノグラフィのメッセージ中の「ペイロード」又はデジタ
ルデータは一般に、各々に異なるフィールドを数多く持つ。1つ以上の上記フィ
ールドはフラッグ専用の可能性があり、上記フラッグは、メッセージを含む文書
や画像が機密である又はその他の場合は機密扱いにされていることや、上記文書
や画像は特定に記載の方法。でのみ広められるべきことを示す。
【0120】 一般に、EメールはEメールサーバを介して送信ネットワークに入力される。
透かしの検出及び読み取りが可能なプログラムは周知であり市販されている。我
々のシステムのインプリメンテーションの1つでは、Eメールサーバは、メッセ
ージをネットワーク上に送出するより先に、各Eメールメッセージを透かし検出
及び読み取りプログラムに通過させる。透かしプログラムが透かしを検出すると
、上記透かしプログラムは、メッセージをどう扱うべきかを決定する為に特定の
フラッグビットを応答する。特定のフラッグが設定されていることを透かし読み
取りプログラムが発見すると、上記透かし読み取りプログラムは、送信者とネッ
トワークアドミニストレータの両者への警告などの動作を行う。透かしがないこ
と又は特定のフラッグが設定されていないことを透かしプログラムが発見すると
、メッセージはネットワーク上に従来に記載の方法。で送られる。
【0121】 上記システムは、電子メッセージの広まり及び受信を制御する制御メカニズム
の役割を果たし得る。
【0122】 メッセージと文書は更に、インターネットや、ウェブサーバやFTPサーバな
どのサーバから受け取った他の電子ネットワークに入力される。同様にして、透
かし検出プログラムはウェブサーバやFTPサーバなどのサーバに文書を応答し
、特定の状態にある特定のフラッグを持つ透かしが検出された場合に警報を鳴ら
すなどの動作を行うことができる。上記システムは、意図せずに不注意でウェブ
サイトに追加されたウェブサーバのファイルをスクリーニングする為に使用でき
る。ファイルディレクトリのプログラムのスクリーニングで検出された無認可の
ファイルは、FTP又はHTTP要求を介して、削除されたり、ファイルの要求
に応えて転送されることを防止されたりする。
【0123】 システムの第1の実施の形態は、インターネット上に送信されたEメールメッ
セージをモニタするように設計される。上記第1の実施の形態は、機密のEメー
ルメッセージが無認可のユーザーに偶然広まるのを防止するために使用される。
上記第1の実施の形態は、機密文書が誰かに送信されることを防止する。代替の
実施の形態は、機密文書が無認可のユーザーに又は無認可の目的の為に送信され
ることを制御する。例えば、Eメールメッセージにアドレスを追加することは容
易である。機密情報を受け取るアドレスの1つが認可されていないことを認識せ
ずに、機密情報を含むEメールメッセージを人々の大きなグループへと誰かがア
ドレス指定する場合がある。上記システムは、送信者が無認可の人物のアドレス
をアドレスのリストに含めていても、上記Eメールが上記人物に送信されること
を防ぐ。
【0124】 一般的な機密文書10が図8に表されている。文書10はEメールメッセージ
である可能性があり、また一方でEメールメッセージに添付された文書である可
能性もある。文書10は機密スタンプ11及びテキストの行を含む。機密スタン
プ11は、様々な行を持つバックグラウンドに重ね合わせられた単語「機密」を
持つ画像である。即ち、画像11のバックグラウンドは、透かしを持つよう変化
する幅を持ち、1998年5月6日に提出された米国出願09/074,034
号(PCT出願PCT/US99/08252に対応する)、及び1998年7
月31日に提出された米国出願09/127,503号(PCT出願PCT/U
S99/14532に対応する)の技術に従う。以上の特許出願の開示は、参照
して本願に組み込まれる。一方、画像11のバックグラウンド又は文書10の他
のバックグラウンド部分は、電子透かし信号を持つ織り方パターン又は色調パタ
ーン、例えば擬似ランダム画像パターンなどを含む場合もあり、上記擬似ランダ
ム画像パターンは、PNシーケンスを持つバイナリメッセージをスペクトラム拡
散変調し変調されたシーケンスをピクセル値あたり多値の画像に変換することで
形成される。更なる別の代替の実施の形態では、メッセージに埋め込まれた画像
11を持つ代わりに、メッセージは単語である機密と共にオーディオクリップを
含む場合がある。オーディオクリップは音声透かし技術を用いて透かしを入れら
れる。しかし、本願に記載された第1の実施の形態では、画像11は人間が読み
取り可能な単語「機密」と、透かし検出及び読み取りプログラムで読み取りがで
きる電子透かしの両方を持つ。
【0125】 一般的な透かしペイロードのデータフィールド及びフラッグが図9に示される
。理解されるべき点は、図示されたフィールド及びフラッグは単に見本であり、
フィールド及びフラッグは多くの代替の形式を取り得ることである。システムは
、特定の文書が機密であることを示すフラッグフィールドの1つを利用する。他
のフィールドも従来のように使用できる。
【0126】 図10は、コンテンツをモニタしフィルタリングする為に透かしデコードルー
チン及び読み取りルーチンを持つEメールシステムを示す。比較的多数の個人ユ
ーザー端末1301aから1301eがEメールサーバ1302に接続されてい
る。上記接続はイーサネット(登録商標)LANによるものやダイヤルアップモ
デムによるものでもよいし、他の従来の有線や無線のコンピュータネットワーク
接続でもよい。Eメールサーバ1302はインターネット1304へのインター
フェース1303を持ち、インターフェース1303は個人ユーザーの端末から
インターネットへのメッセージの受信及び送信をする。Eメールサーバ1302
そのものは従来のものだが、サーバにより処理される透かしデコード及びメッセ
ージの読み取りをイネーブルにするプログラムのインターフェースを持つ。本発
明を用いると、個人ユーザー端末1301aから1301eの1つからのメッセ
ージをEメールサーバ1302がインターネットに送信する前に、Eメールサー
バはメッセージを透かし検出及び読み取りプログラム1305に通過させる。E
メールメッセージそのものと任意の添付文書は両方とも上記プログラムを通過す
る。透かし検出及び読み取りプログラム1305は、メッセージが電子透かしを
含むかどうかを決定する。透かしが検出された場合、機密フラッグビットが応答
される。フラッグビットが「機密」に設定されている場合、上記実施の形態はメ
ッセージをサーバに戻す。従って、第1の実施の形態は、任意の機密情報がEメ
ールメッセージの一部として送信されることを禁止する。
【0127】 第2の実施の形態は、より幅の広い配列の代案を提供する。図11に示すよう
に、第2の実施の形態はデータベース1401を含む。データベース1401は
、潜在的なメッセージ送信者の各々に異なるグループのリスト、潜在的なメッセ
ージ受信者の各々に異なるグループを示すリスト、メッセージの様々なフラッグ
の設定で指示される潜在的なカテゴリーのセットを含む。例えば、送信者は3つ
の指定された送信者グループS1、S2、S3に分かれる場合がある。潜在的な
受信者は、3つの指定されたグループR1、R2、R3に分かれる可能性がある
。データベース1401及び関連する論理1402は、以下の表1に示されるよ
うに論理規則を実装できる。
【0128】
【表1】
【0129】 システムは、サーバを通過するメッセージを先入れ先出し法でバッファに入れ
るバッファ1403を含む。上記バッファはメッセージ自身を記憶したり、サー
バのファイルディレクトリ構造内のメッセージ位置へのポインタを記憶したりす
る。透かし読み取りプログラム1404は、メッセージ又は添付ファイルの少な
くとも一方を読み取り、電子透かし又は埋め込まれたステガノグラフィのメッセ
ージの検出を試み、検出された場合は、関係するメッセージペイロード情報をデ
ータベース応答プログラム1405に提供する。送信者又は受信者の少なくとも
一方のフィルタプログラム1402は、送信者及び受信者のアドレスをフィルタ
リングする制御論理を実装し、前もって割り当てられたグループ分けに上記アド
レスをマッピングする。上記プログラムは、特定のメッセージに対する情報を応
答プログラム1405に提供し、応えて応答プログラム1405は、メッセージ
に関連する関連制御動作を捜す為に、メッセージペイロードフラッグと、送信者
又は受信者の少なくとも一方のコードとを使用する。システムは、制御動作をメ
ッセージ配布制御メカニズム1406に送り、メッセージ配布制御メカニズム1
406は、特定の動作を行うようバッファ1403のメッセージによりプログラ
ム的にサーバに命令する。
【0130】 要約すると、上記システムは、どの動作を行うべきかを決定する為にメッセー
ジ送信者とメッセージ受信者とフラッグの状態とを検討する。システムは以上に
示したものに加えて多数の選択肢を含む可能性もあるし、システムは少数の選択
肢のみを含む場合もある。例えば、システムはアドレスのリストのみを含むこと
があり、上記アドレスは、「機密」に設定された機密フラッグを持つメッセージ
の受け取りを認可される。上記システムは、選択されたアドレスにのみ機密文書
が送られるのを可能にする。もう一つの選択肢として、又は加えて、システムは
、機密文書を送ることを認可された個人のリストを含む。システムは上記リスト
に対し送信者を単に検査できるが、一方でシステムは、上記メッセージが発生し
た場合にパスワードの入力を要求できる。
【0131】 注意すべきは、上記の表は見本の規則を示すに過ぎないことである。実際のシ
ステムでは、はるかに多数のグループが存在し得るし、幾つかのグループが単一
の個人を含む場合もある。更に表ははるかに多数の行を持ち得る。上記の表は3
つのフラッグビットのみを示す。システムは、特定のシステム要求の必要性に応
じて更に多数又は小数のフラッグビットを持ち得る。
【0132】 代替の実施の形態では、機密スタンプは、上述した行の幅やハーフトーンドッ
ト変調の使用とは別に記載の方法。で、透かしを画像に含み得る。スタンプのバ
ックグラウンドは電子透かしをもつ画像を含み得る。
【0133】 代替の実施の形態では、電子透かしを検査するのではなく、システムは「機密
」などのテキスト列に対して検査し、上記テキスト列の設置に応えて動作を行う
ことができる。更に、システムは、行や段落の終わりのスペースの隠しステガノ
グラフィパターンに対して検査できる。
【0134】 これまでに述べた実施の形態はEメールシステムに適用したが、FTPサーバ
やウェブサーバに対しても同様の予防策を取ることができる。 電子透かしを使用したコンテンツフィルタリング及び索引付けシステム 図12はコンテンツフィルタリング及び索引付けシステムを示す図である。上
記システムでは、エンドユーザに対しレンダリングされる(例えば、印刷、表示
、再現等)時に電子透かしがコンテンツでは知覚できない又は実質上知覚できな
いように、電子透かし埋め込み装置が電子透かしを画像や映像や音声などのコン
テンツに埋め込む。上記の埋め込みの方式は、埋め込まれた透かし信号を人間の
知覚モデルに基づいてホストメディア信号に知覚的に適応させることを伴う。透
かしコンテンツマーカ1502、1504と呼ばれる埋め込み装置は、例えばウ
ェブサーバ、ストリーミングメディアサーバ、FTPサーバ等のコンテンツサー
バ(1506、1508)に組み込まれ、コンテンツを上記サーバにマークする
。各々に異なる時間的又は空間的部分が、透かしペイロードが埋め込まれるコン
テンツに関係する同一の又は各々に異なるペイロードを持つように、埋め込み装
置はコンテンツ全体に渡って繰り返し透かしペイロードを埋め込むことが望まし
い。例えば、広告からプログラミングへと、また1つの評価から他の評価へとコ
ンテンツタイプが変化する(コンテンツタイプに従うG、PG、R、X)のに伴
い、コンテンツタイプフラッグは変化する場合がある。
【0135】 上記コンテンツはその後、通信ネットワーク1510を介して、ウェブブラウ
ザ1512、Eメール読み取り装置1514、メディアプレーヤ等の他のシステ
ムへと送られる。通信パスに沿って、コンテンツはファイアウォール1516及
びLAN1518を通過する場合がある。透かしコンテンツフィルタ1520、
1522、1524として示される電子透かし読み取りプログラムは、コンテン
ツを電子透かしについてスキャンし、発見された場合、上記透かしのメッセージ
ペイロードをデコードする。メッセージペイロードは、コンテンツ所有者(所有
者ID)、ディストリビュータ(ディストリビュータID)又はトランザクショ
ン(トランザクションID、受信装置ID、IPアドレス、送信者又は受信者の
少なくとも一方のアドレス、ユーザーID)の少なくとも一つについての情報を
含む。更に、ペイロードは、コンテンツタイプを含むコンテンツフラッグを含み
、上記コンテンツフラッグは、例えば成人コンテンツレーティング、制限アクセ
スレーティングなどである。
【0136】 透かしコンテンツフィルタは、コンテンツフラッグに応じてコンテンツの転送
やレンダリングを制御することで、コンテンツをフィルタリングする。更に、透
かしコンテンツフィルタは、埋め込まれたID及びコンテンツタイプ情報を、デ
ータベースの各フィルタリングイベントについての情報をログする検索可能デー
タベース1530へと送る。システムは、ファイルヘッダのような帯域外のデー
タから又はコンテンツが検出される機械から引き出される付加的なイベント情報
をログし、上記イベント情報は検出イベントのネットワークアドレス、送信者及
び受信者アドレス、ユーザーの名前などである。コンテンツフィルタは、コンテ
ンツの転送及びレンダリングを制御する規則のセットを実装する。例えば、ファ
イアウォールのコンテンツフィルタは、透かしペイロードが特定フラッグ又はフ
ラッグセットの特定の組み合わせを持つコンテンツファイルの転送を防止する。
ファイアウォールは、例えば企業ネットワークへの成人コンテンツの転送を防止
する為に使用されたりする。
【0137】 ウェブブラウザ、Eメール読み取り装置、メディアプレーヤのコンテンツフィ
ルタは、コンテンツフラッグ及び規則に基づいてコンテンツのレンダリングを防
止し、上記規則はフィルタが統合されるソフトウェアアプリケーションで確立さ
れる。例えば、ユーザー定義規則は、子供に使用されているコンピュータでの成
人コンテンツのレンダリングを阻止する為に使用される場合がある。ユーザーが
アプリケーションにログオンする場合に上記規則は有効になり、上記アプリケー
ションは、特定のユーザーがアプリケーションを使用していることをフィルタに
示しユーザーIDが有効であることを適用可能な特定規則に示すユーザーIDを
供給する。
【0138】 同様のアプローチが、ユーザーに向けたコンテンツの広告をフィルタリングす
る為に使用でき、上記広告はコンテンツに高い契約料を払っている。上記の場合
、広告フラッグを含むコンテンツは透かしを介して検出され、レンダリング前に
削除される。同様に、特定のタイプのコンテンツは、コンテンツに埋め込まれた
特定のタイプのコンテンツフラッグを持つコンテンツの再生をユーザーの契約が
認めない場合に、ユーザーの機械にレンダリングされるのを阻止され得る。コン
テンツフィルタは、ユーザーの契約権利及びコンテンツのフラッグに基づいてコ
ンテンツのレンダリングを可能にするか阻止する為に使用できる。上記アプロー
チが特に適しているのは、ユーザーが多数の異なる同等のコンピュータからコン
テンツを受け取る分散型のピアツーピアモデルである。
【0139】 コンテンツフィルタリングシステムは更に、コンテンツのコピーが発見される
場合に、コンピュータアドレス(URL又はIPアドレス)を示すコンテンツの
検索可能なインデックスを検索可能データベースが保存することを可能にする。
従って、コンテンツタイプ、コンテンツID、ディストリビュータ、コンテンツ
IDにリンクされた他の属性によりデータベースをユーザーが検索し、コンテン
ツ項目及び上記項目の対応アドレスを発見できるように、インターネットを介し
てアクセス可能なサーチエンジンを生成する為にシステムは使用され得る。
【0140】 図13は、分散透かし検出器システムを示す図である。上記システムでは、電
子透かし検出器(1602、1604、1606、1608)がスパイダスレッ
ドプログラムとして実装され、上記プログラムはコンテンツを透かしについてス
クリーニングし、発見すると、透かしペイロードからの情報及びイベントについ
ての情報(コンテンツのネットワークアドレス、ユーザー情報、時間及び日付等
)を、インターネット1612に付属のサーバで実行される中央スパイダプログ
ラム1610に報告する。スレッドプログラムは、会社のLANのコンテンツデ
ータベースなどの内部システム1602、LANのファイアウォール1604、
LAN内部又はブラウザやオペレーティングシステムなどのソフトウェアアプリ
ケーション内部のコンテンツフィルタ1606、リンクされた膨大なウェブペー
ジを取り出しページのコンテンツに基づきページに索引付けするウェブクローラ
などのサーチエンジン1608に実装される。
【0141】 スパイダプログラム1610は透かしペイロード及びイベントの情報をデータ
ベース1612に記憶する。スパイダプログラムは更に、透かし検出イベントに
よってコンパイルされたデータベース情報に付加的なデータベースとの相互参照
をつけ、上記付加的なデータベースは、透かしペイロードのコンテンツIDをコ
ンテンツ属性情報に関連付け、上記コンテンツ属性情報は、例えばコンテンツタ
イトル名、所有者名、芸術家、歌詞、関連ウェブサイトのURL等である。上記
のことにより、ユーザーがスパイダプログラムにアクセスし、タイトルや何らか
の他の属性に基づいてコンテンツを検索し、更に、コンテンツが発見されたネッ
トワークアドレスに相互参照をつけることが可能になる。
【0142】 上記システムは、膨大で複雑なネットワーク全体に渡って装置のコンテンツが
深くリンクすることを可能にする。上記システムは、インターネットに接続され
たコンピュータ、音楽ファイル共有ネットワークにリンクされた音楽機器、ビデ
オファイル共有ネットワークにリンクされたセットトップボックス及びパーソナ
ルビデオレコーダのような装置に適合する場合がある。幾つかのシステムでは、
分散スパイダが配置されるネットワークのノードは更に、コンテンツサーバとし
て動作する。検索可能データベース1612の自動検索を介してユーザーがコン
テンツの一部を発見したら、ユーザーは、コンテンツが配置されるコンテンツサ
ーバに要求を送り、コンテンツサーバからユーザーのコンピュータや装置、例え
ば音楽機器、セットトップボックス、無線電話等へのコンテンツファイルの転送
を要求できる。
【0143】 上記の分散コンテンツフィルタリング及びスパイダシステムへの可能な付加拡
張機能や変更は多数ある。透かしに基づいてコンテンツをフィルタリングする際
に、透かしペイロードは、コンテンツタイプフラッグや、データベースに記憶さ
れたコンテンツタイプディストリビュータへのインデックスを含むことができる
。後の場合は、システムは、コンテンツの性質を定義する記述子を決定する為に
記述子データベースを要求する。コンテンツフラッグと記述子はどちらも、ネッ
トワークに分散されたコンテンツのコンテンツタイプによる索引付けの為に、サ
ーチエンジンにより使用できる。
【0144】 スパイダのデータベースを図13のシステムで展開する為に、システムは更に
プログラムを含む場合があり、上記プログラムは、リンクされたウェブサイトの
自動巡回を実行し、サイトを透かし入りコンテンツについてスクリーニングし、
更に、コンテンツタイプによりコンテンツの検索可能なインデックスを生成する
為にペイロードのコンテンツフラッグ又はペイロードにより索引付けされたコン
テンツ記述子を使用する。ユーザーは、コンテンツタイプ基準に対応するコンテ
ンツを発見し、上記基準に対応するコンテンツのリストをコンテンツのアドレス
と共に得る為に、上記インデックスを検索できる。
【0145】 フィルタがレンダリングを制御する方法は様々であってよい。例えば、透かし
フィルタは、完全に再生することを防止したり、再生にスクランブルをかけたり
、コンテンツタイプフラッグ又は記述子に基づいて好ましくない部分にのみスク
ランブルをかけたりする。透かしはコンテンツのフレーム全体にわたって繰り返
されるので、フィルタは、スクランブルをかけられるか阻止される音声や映像の
フレームに、又は阻止される静止画像の一部に、きめ細かい制御を提供できる。
更に、フィルタは、レンダリングされるコンテンツのタイプの選択的な制御を、
例えば、ユーザーにより供給されるユーザーのプレファレンスに基づいて、年齢
や位置等などのユーザーの人口統計に基づくコンテンツのフレームのスワップに
より、行うことができる。コンテンツをスワップする為に、コンテンツデリバリ
メカニズムが、フィルタの制御信号に応じて代替のフレームをストリーミングで
きる。
【0146】 透かしフィルタは、関係する情報にリンクする為に透かしペイロードを使用す
る場合がある。初めに、透かし読み取り装置はコンテンツをデフォルトウェブペ
ージなどのデフォルトネットワーク資源にリンクさせる。特に、透かしペイロー
ドは、データベースエントリに索引付けする識別子を含む。上記エントリはデフ
ォルトウェブページのURLを含む。しかし、コンテンツの所有者又はディスト
リビュータの少なくとも一方は、所有者のウェブサイト専用の新しいURLなど
の識別子に対し新しい機械動作を指定する為に、データベースエントリをダイナ
ミックに更新できる。 コンピュータインプリメンテーションの操作環境 図7は、上述した透かしシステムのソフトウェアインプリメンテーションの操
作環境としての役割を果たすコンピュータシステムの例を示す。埋め込み装置及
び検出器インプリメンテーションはC又はC++の少なくとも一方で実装され、
多数の異なるコンピュータシステムに対して移植性がある。図7は上記システム
の1つを一般に示す。
【0147】 図7に示されるコンピュータシステムは、コンピュータ1220を含み、コン
ピュータ1220は、処理ユニット1221、システムメモリ1222、システ
ムバス1223を含み、システムバス1223は、システムメモリを含む様々な
システム構成要素を処理ユニット1221に相互に接続する。
【0148】 システムバスは、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、ローカルバ
スアーキテクチャを含む任意の幾つかのタイプのバス構造から成る場合があり、
上記ローカルバスアーキテクチャは、ほんの少数を挙げれば、PCI、VESA
、マイクロチャンネル(MCA)、ISA、EISAなどのバスアーキテクチャ
を用いる。
【0149】 システムメモリは、読み出し専用メモリ(ROM)1224及びランダムアク
セスメモリ(RAM)1225を含む。起動時などにコンピュータ1220内の
素子間の情報の転送を助ける基本的なルーチンを含むベーシックインプット/ア
ウトプットシステム1226(BIOS)は、ROM1224に記憶される。
【0150】 コンピュータ1220は、ハードディスクドライブ1227と、磁気ディスク
ドライブ1228と、光ディスクドライブ1230とを更に含み、上記磁気ディ
スクドライブ1228は例えば取り外し可能ディスク1229の読み取りや書き
込みの為のものであり、上記光ディスクドライブ1230は例えばCD−ROM
やDVDディスク1231読み取り用又は他の光メディアの読み取りや書き込み
の為のものである。ハードディスクドライブ1227、磁気ディスクドライブ1
228、光ディスクドライブ1230は、それぞれ、ハードディスクドライブイ
ンタフェース1232、磁気ディスクドライブインタフェース1233、光ディ
スクインタフェース1234により、システムバス1223に接続されている。
ドライブ及びドライブの関連コンピュータ読み取り可能メディアは、データの不
揮発性の記憶、データ構造、コンピュータ実行可能命令(ダイナミックリンクラ
イブラリなどのプログラムコード、実行可能ファイル)等を、コンピュータ12
20に提供する。
【0151】 以上のコンピュータ読み取り可能メディアの説明はハードディスクと取り外し
可能磁気ディスクと光ディスクとを参照したが、コンピュータ読み取り可能メデ
ィアは、コンピュータにより読み取り可能な他のタイプのメディア、例えば磁気
カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスクなどを含むことも
できる。
【0152】 多数のプログラムモジュールがドライブ及びRAM1225に記憶される場合
があり、ドライブ及びRAM1225は、オペレーティングシステム1235、
1つ以上のアプリケーションプログラム1236、他のプログラムモジュール1
237、プログラムデータ1238を含む。
【0153】 ユーザーは、キーボード1240及びマウス1242などのポインティングデ
バイスを介してパーソナルコンピュータ1220にコマンドや情報を入力する場
合がある。他の入力装置が、マイクロフォン、サウンドカード、ラジオやテレビ
のチューナ、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星アンテナ、デジタルカメラ
、スキャナ等を含む場合がある。デジタルカメラやスキャナ43は、上述した検
出処理の目標画像を取り込む為に使用される場合がある。デジタルカメラやスキ
ャナは、標準インターフェース44を介してコンピュータに各々接続される。現
在、ユニバーサルシリアルバス(USB)、周辺コンポーネントインターフェー
ス(PCI)、パラレルポートインターフェースと接続する為に指定されたデジ
タルカメラがある。台頭しつつある2つのカメラ用標準周辺インターフェースは
、USB2及び1394(firewireやiLinkとして知られる)を含
む。
【0154】 カメラやスキャナに加えて、透かし入り画像や映像は、パッケージされたメデ
ィア装置(例えば、CD、DVD、フラッシュメモリ等)、ネットワーク接続か
らのストリーミングメディア、テレビチューナなどの他の資源から提供される場
合がある。同様に、透かし入り音声はパッケージされたメディア装置、ストリー
ミングメディア、ラジオチューナ、サウンドカードなどの他の資源から提供され
る場合がある。
【0155】 上記及び他の入力装置は、システムバスと直接的に又は間接的に連結されてい
るポートインターフェース1246を介して処理ユニット1221に接続されて
いることが多い。上記インターフェースの例は、シリアルポート、パラレルポー
ト、ゲームポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)を含む。
【0156】 モニタ1247や他のタイプのディスプレイ装置は更に、ビデオアダプタ12
48などのインターフェースを介してシステムバス1223に接続されている。
モニタに加えて、パーソナルコンピュータは一般に、スピーカやプリンタなどの
他の周辺出力装置(図示せず)を含む。
【0157】 コンピュータ1220は、遠隔コンピュータ1249などの1つ以上のコンピ
ュータへの論理接続によりネットワーク化された環境で動作する。遠隔コンピュ
ータ1249は、サーバ、ルータ、対等の装置、他の一般的なネットワークノー
ドである場合があり、メモリ記憶装置1250のみが図7に示されているが、コ
ンピュータ1220に対して記載された多数又は全ての素子を一般に含む場合が
ある。図7に示されている論理接続はローカルエリアネットワーク(LAN)1
251及び広域ネットワーク(WAN)1252を含む。上記ネットワーク化環
境は、オフィス、企業全体のコンピュータネットワーク、イントラネット、イン
ターネットでは珍しくない。
【0158】 LANネットワーク化環境で使用される場合、コンピュータ1220は、ロー
カルネットワーク1251にネットワークインタフェース即ちアダプタ1253
を介して接続される。WANネットワーク化環境で使用される場合、コンピュー
タ1220は、インターネットなどの広域ネットワーク1252で通信を確立す
るモデム1254や他の手段を一般に含む。内蔵されたり外付けされたりするモ
デム1254は、シリアルポートインタフェース1246を介してシステムバス
1223に接続されている。
【0159】 ネットワーク化された環境では、パーソナルコンピュータ1220に対して記
載されたプログラムモジュール、又はプログラムモジュールの一部は、遠隔メモ
リ記憶装置に記憶される場合がある。以上に詳述したプロセスは、分散するよう
並行処理として実装できる。正当に評価されるのは、示されたネットワーク接続
は典型的であり、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段が使用されて
もよいことである。 メディアオブジェクトリンクの他の形式への拡張 上述のアプローチは、画像、図、映像や音声のファイル、もう2つ異なるメデ
ィアタイプを含むファイルを含む様々なメディアオブジェクトファイルに実装で
きる。更にメディアオブジェクトは、オブジェクトに埋め込まれた透かし以外の
データ構造を介してメディアオブジェクトのメタデータにリンクされる場合があ
る。例えば、オブジェクト識別子は透かしに挿入される必要はないが、その代わ
りにメディアオブジェクトファイルのどこかほかの場所、例えばファイルヘッダ
などに配置される場合がある。上記識別子は、コード化又は圧縮されたファイル
のヘッダに挿入される場合がある。識別子を抽出する為に、デコーダはヘッダを
構文解析しオブジェクト識別子を抽出する。次にデコーダは、メタデータ要求を
出しメタデータサーバから戻されたデータ又は解釈コードの少なくとも一方を出
力する為に、直接的に又はウェブブラウザなどの他のアプリケーションを起動す
ることで、識別子をメタデータサーバに送る。 最終的な見解 特定の実施の形態を参照して技術の原理が説明され図示されて、技術は多数の
他の異なる形式で実装できることが認識される。本明細書を過度に長くすること
なく広範な開示を提供する為に、出願人は以上に参照した特許及び特許出願を参
照して組み込む。
【0160】 以上に詳述した実施の形態の構成と特徴の特定の組み合わせは典型例に過ぎず
、本願及び参照して組み込まれた特許又は出願の少なくとも一方の他の教示との
上記技術の交換や代用も予期される。
【0161】 本発明の原理が適用され得る幅広い様々な実施の形態を考慮して、認識される
べき点は、詳細な実施の形態は典型例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものと
してはならないことである。むしろ、我々は、以下の請求項の範囲と精神に入る
実施の形態の全て及びそれに対し同等な物を、我々の発明として請求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 透かしデコーダをオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラ
ムに統合することにより可能なユーザーインターフェースの外観の例である。
【図2】 メタデータを表示する図1のファイルブラウザへのユーザーインターフェース
の他の実施の形態である。
【図3】 透かしデコーダをインターネットブラウザに統合することにより可能なユーザ
ーインターフェースの外観の例である。
【図4】 透かしを介してメディアオブジェクトにリンクされたオプションの展開された
メニューを持つ図3の例を示す。
【図5】 透かしデコーダをメディアプレーヤに統合することにより可能なユーザーイン
ターフェースの外観の例である。
【図6】 透かしエンコーダをオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログ
ラムに統合することにより可能なユーザーインターフェースの外観の例である。
【図7】 透かしエンコーダ又はデコーダの少なくとも一方のアプリケーションにおける
ソフトウェアインプリメンテーションの操作環境としての役割を果たすコンピュ
ータシステムの図である。
【図8】 単語「機密」を含む画像を有する図である。
【図9】 一般的な電子透かしのフィールドの図である。
【図10】 一般的なEメールシステムの図である。
【図11】 図10に示す透かし読み取り検出プログラムの更に詳細な図である。
【図12】 透かしコンテンツフィルタを持つコンテンツフィルタリング及び索引付けシス
テムを示す図である。
【図13】 分散透かし検出器システムを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/636,102 (32)優先日 平成12年8月10日(2000.8.10) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ローズ, ジョフリー, ビー. アメリカ合衆国, オレゴン州, ウエス ト リン, エス ダブリュー ターナー ロード 2961 Fターム(参考) 5B057 CB19 CE08 CH01 CH11 CH20 5C063 AA01 AB03 AB05 AC01 AC10 CA23 CA31 CA36 DA03 DA07 DA13 DB09 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルブラウザシステムであって、 メモリに記憶されたメディアオブジェクトファイルの表現をユーザーインター
    フェースに表示するファイルブラウザと、 選択されたメディアオブジェクトファイルからオブジェクト識別子をデコード
    し、上記オブジェクト識別子を介して上記メディアオブジェクトファイルに関連
    するメタデータ又は動作を上記ユーザーインターフェースの拡張子に表現するフ
    ァイルブラウザ拡張子と、 を含むファイルブラウザシステム。
  2. 【請求項2】 上記選択されたメディアオブジェクトファイルに埋め込まれ
    た透かしによって上記オブジェクト識別子がデコードされる請求項1に記載のフ
    ァイルブラウザシステム。
  3. 【請求項3】 上記ファイルブラウザ拡張子が上記メタデータ又は動作を上
    記ファイルブラウザの上記ユーザーインターフェースのコンテキストメニュー拡
    張子に表示する請求項1に記載のファイルブラウザシステム。
  4. 【請求項4】 上記ファイルブラウザが上記メタデータ又は動作を上記ファ
    イルブラウザの上記ユーザーインターフェースのプロパティページ拡張子に表示
    する請求項1に記載のファイルブラウザシステム。
  5. 【請求項5】 上記ファイルブラウザ拡張子が上記オブジェクト識別子をメ
    タデータサーバに送り、上記サーバから戻されたメタデータ又は動作を表示する
    請求項1に記載のファイルブラウザシステム。
  6. 【請求項6】 上記ファイルブラウザ拡張子が上記メディアオブジェクトフ
    ァイルからのメタデータを上記メタデータサーバから戻されたメタデータと共に
    抽出し表示する請求項5に記載のファイルブラウザシステム。
  7. 【請求項7】 上記選択されたメディアオブジェクトファイルに関連する情
    報又はプログラムへのURLリンクとして上記メタデータ又は動作が表示される
    請求項1に記載のファイルブラウザシステム。
  8. 【請求項8】 ファイルブラウザシステムであって、 メモリに記憶されたメディアオブジェクトファイルをユーザーインターフェー
    スに表示するファイルブラウザと、 オブジェクト識別子を選択されたメディアオブジェクトファイルへとエンコー
    ドし、上記オブジェクト識別子のエンコードを制御する為にユーザーが入力を行
    うことを可能にする1つ以上のオプションを上記ユーザーインターフェースの拡
    張子に表現するファイルブラウザ拡張子と、 を含むファイルブラウザシステム。
  9. 【請求項9】 上記ファイルブラウザ拡張子が上記オブジェクト識別子を上
    記選択されたメディアオブジェクトファイルへとエンコードする透かしエンコー
    ダを含む請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 透かしデコーダシステムであって、 メディアオブジェクトファイルの表現を表示するユーザーインターフェースを
    持つホストアプリケーションと、 選択されたメディアオブジェクトファイルから透かしをデコードし、上記透か
    しを介して上記メディアオブジェクトファイルに関連するメタデータ又は動作を
    上記ユーザーインターフェースの拡張子に表現する、上記ホストアプリケーショ
    ンに対する拡張子と、 を含む透かしデコーダシステム。
  11. 【請求項11】 コンピュータ読み取り可能メディアのインターネットブラ
    ウザであって、上記ブラウザは、 HTML文書のメディアオブジェクトを識別し、上記メディアオブジェクトか
    らオブジェクト識別子が抽出される際に上記HTML文書にハンドラを挿入する
    リスナープログラムを含み、 上記オブジェクト識別子を介してリンクされたメタデータをユーザーの入力に
    応じて表示する為に上記ハンドラは操作可能である、インターネットブラウザ。
  12. 【請求項12】 上記メディアオブジェクトに埋め込まれた透かしによって
    上記オブジェクト識別子がデコードされる請求項11に記載のインターネットブ
    ラウザ。
  13. 【請求項13】 上記オブジェクト識別子をメタデータサーバに送ることで
    上記メタデータが上記メタデータサーバから検索される請求項11に記載のイン
    ターネットブラウザ。
  14. 【請求項14】 メディアオブジェクトをレンダリングする方法であって、 オブジェクト識別子を上記メディアオブジェクトからデコードするステップと
    、 上記オブジェクト識別子をメタデータサーバに送るステップと、 ブランド識別子を上記メタデータサーバから受け取るステップと、 上記ブランド識別子の表現を表示するステップと、 を含む方法。
  15. 【請求項15】 上記メディアオブジェクトに埋め込まれた透かしによって
    上記オブジェクト識別子がデコードされる請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記メディアオブジェクトは映像又は画像であり、上記ブ
    ランド識別子の上記表現は上記映像又は画像のレンダリングの上に重ね合わせら
    れたグラフィックである請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記グラフィックは、上記メディアオブジェクトに関連す
    る情報又は動作へのホットリンクである請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記ホットリンクを選択することが遠隔サーバからの上記
    情報又は動作の検索を引き起こす請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 メディアプレーヤのユーザーインターフェースを拡張する
    方法であって、 メディアオブジェクトの再生を要求する入力に答えて、オブジェクト識別子を
    上記メディアオブジェクトから抽出するステップと、 上記メディアオブジェクトに関連するメタデータを捜す為に上記オブジェクト
    識別子を使用するステップと、 上記メディアオブジェクトに関連する上記メタデータの表現を含むようにメデ
    ィアプレーヤのユーザーインターフェースを拡張するステップと、 を含む方法。
  20. 【請求項20】 上記オブジェクト識別子を抽出するステップは、上記メデ
    ィアオブジェクトに埋め込まれた透かしによって上記オブジェクト識別子をデコ
    ードすることを含む請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 メッセージを送信し受信するメールサーバを含む電子メッ
    セージングシステムであって、前記メールサーバは読み取りプログラムを含み、
    上記読み取りプログラムは前記メッセージに隠されたステガノグラフィのデータ
    を読み取り前記データでの前記メッセージの分散をデータに応じて制御するシス
    テム。
  22. 【請求項22】 インターネットに接続されたEメールサーバを含むシステ
    ムであって、 メッセージを個人のユーザーから前記Eメールサーバへ送信する手段と、 Eメールメッセージが前記Eメールサーバからインターネットへと送信される
    前に上記Eメールメッセージの透かしを検出し読み取る透かし検出手段と、 前記透かしを含むメッセージが機密であることを指示するものがある透かしを
    前記透かし検出手段が検出した場合に、前記Eメールサーバからインターネット
    への上記メッセージの送信を防止する手段と、 を含むシステム。
  23. 【請求項23】 機密情報を含む電子メッセージの分散を制御するシステム
    であって、各電子メッセージは上記メッセージが機密であることを示すデータを
    持つ電子透かしを含む機密情報を持ち、メッセージを送信し受信するサーバを制
    御し、前記サーバは、メッセージの透かしを読み取り前記メッセージの分散を上
    記メッセージの任意の透かしが持つデータに従い制御する透かし読み取りプログ
    ラムを含む、システム。
  24. 【請求項24】 機密情報を含む電子メッセージの分散を制御する方法であ
    って、前記電子メッセージは上記メッセージが機密情報を含むことを示すデータ
    を持つ電子透かしを含み、前記方法は、 メッセージの透かしを前記メッセージの送信に先立ち読み取るステップと、 透かしを含む各電子メッセージの分散を上記メッセージの任意の透かしを持つ
    データに応じて制御するステップと、 を含む方法。
  25. 【請求項25】 送信者から受信者へ電子メッセージを送信する方法であっ
    て、 前記メッセージに埋め込まれた電子透かしを、どのようにフラッグが前記透か
    しに設定されているかを決定する為に、検出し読み取るステップと、 送信者の同一性と、受信者の同一性と、上記メッセージの上記透かしのフラッ
    グ設定とに基づいてどの動作を行うべきかを決定する為にデータベースに応答さ
    せるステップと、 を含む方法。
  26. 【請求項26】 コンテンツフィルタリングシステムであって、通信ネット
    ワークを介して接続されたコンピュータで実行されるプログラムに透かしコンテ
    ンツフィルタは分散され、上記透かしコンテンツフィルタは、ネットワークの領
    域に入るコンテンツの電子透かしを検出し、透かしペイロード情報を読み取り、
    上記コンテンツのレンダリング又は転送を上記透かしペイロード情報のコンテン
    ツタイプフラッグに基づいて制御するよう動作を行う為に操作可能である、シス
    テム。
  27. 【請求項27】 ユーザーがコンテンツを検索すること及びどこでコンテン
    ツが上記コンテンツフィルタにより検出されたかを示すネットワークアドレスを
    発見することを可能にする検索可能データベースに、上記コンテンツフィルタが
    検出イベントを報告する請求項26に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 コンテンツのレンダリング又は転送をユーザーID及び上
    記電子透かしのコンテンツタイプフラッグに基づいて制御する規則を上記コンテ
    ンツフィルタが実行する請求項26に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 広告のレンダリングをコンテンツのレンダリングと共にイ
    ネーブル又はディセーブルにする為にコンテンツタイプフラッグがユーザーのア
    クセス権利に関係する規則と組み合わせられて使用される請求項26に記載のシ
    ステム。
  30. 【請求項30】 分散された透かしスパイダシステムであって、 通信ネットワーク上に分散された装置で実行されるスパイダスレッドプログラ
    ムに実装される電子透かしデコーダを含み、上記スパイダスレッドプログラムは
    、対応する装置でコンテンツを透かしについてスクリーニングし、発見された場
    合に、透かしペイロードからの透かしにエンコードされた情報及びイベントにつ
    いての情報をネットワークに接続された装置で実行されるスパイダプログラムに
    報告する為に操作可能である、システム。
  31. 【請求項31】 上記イベントについての上記情報は、遠隔装置が検出され
    たコンテンツにアクセスすることを可能にする上記検出されたコンテンツのネッ
    トワークアドレスを含む請求項30に記載のシステム。
  32. 【請求項32】 上記透かしペイロード情報、上記イベントについての情報
    、上記コンテンツと相互参照をつけられた上記コンテンツについての情報を記憶
    する1つ以上の検索可能データベースと上記スパイダプログラムが連絡し、上記
    検索可能データベースは、ユーザーがコンテンツを名前で検索すること及び上記
    コンテンツについての関係情報を発見することを可能にし上記情報を上記システ
    ムを介して取り出し可能なアドレスを含む請求項31に記載のシステム。
JP2001560828A 2000-02-19 2001-02-14 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置 Expired - Lifetime JP4682276B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US18368100P 2000-02-19 2000-02-19
US60/183,681 2000-02-19
US19177800P 2000-03-24 2000-03-24
US60/191,778 2000-03-24
US63610200A 2000-08-10 2000-08-10
US09/636,102 2000-08-10
PCT/US2001/004812 WO2001061508A1 (en) 2000-02-17 2001-02-14 Watermark encoder and decoder enabled software and devices

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010049197A Division JP5144699B2 (ja) 2000-02-19 2010-03-05 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003523697A true JP2003523697A (ja) 2003-08-05
JP2003523697A5 JP2003523697A5 (ja) 2010-04-30
JP4682276B2 JP4682276B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=27391724

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001560828A Expired - Lifetime JP4682276B2 (ja) 2000-02-19 2001-02-14 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置
JP2010049197A Expired - Lifetime JP5144699B2 (ja) 2000-02-19 2010-03-05 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010049197A Expired - Lifetime JP5144699B2 (ja) 2000-02-19 2010-03-05 透かしエンコーダ及びデコーダイネーブルソフトウェア及び装置

Country Status (6)

Country Link
EP (2) EP2278497A3 (ja)
JP (2) JP4682276B2 (ja)
KR (3) KR100878338B1 (ja)
AU (1) AU2001237017A1 (ja)
HK (1) HK1049530A1 (ja)
WO (1) WO2001061508A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503621A (ja) * 2001-09-20 2005-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コンテンツ素材をプロテクトするための複数の透かしの使用
JP2010020755A (ja) * 2008-04-08 2010-01-28 Avid Technology Inc 複数のハードウェア・ドメイン、データ・タイプ、およびフォーマットの処理を統合し抽象化するフレームワーク
JP2010072900A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Hitachi Ltd ストレージ装置、コンテンツ公開システム及びプログラム
WO2012070742A1 (ko) * 2010-11-22 2012-05-31 엘지전자 주식회사 애플리케이션 설치 방법 및 그를 이용한 영상 표시 기기
WO2013129587A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤマハ株式会社 コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、コンテンツ編集装置、コンテンツ解析システム、および、放送局id放音装置
JP2013183327A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Yamaha Corp コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、および、コンテンツ編集装置
US9454619B2 (en) 2004-02-19 2016-09-27 Qualcomm Incorporated Layered user interface
JP2018014083A (ja) * 2016-07-11 2018-01-25 株式会社リコー 画像処理システム、情報処理方法およびプログラム

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7095871B2 (en) 1995-07-27 2006-08-22 Digimarc Corporation Digital asset management and linking media signals with related data using watermarks
US7450734B2 (en) 2000-01-13 2008-11-11 Digimarc Corporation Digital asset management, targeted searching and desktop searching using digital watermarks
US7127744B2 (en) 2000-03-10 2006-10-24 Digimarc Corporation Method and apparatus to protect media existing in an insecure format
US6704432B2 (en) 2001-10-18 2004-03-09 Microsoft Corporation Extensible file format
WO2003062960A2 (en) 2002-01-22 2003-07-31 Digimarc Corporation Digital watermarking and fingerprinting including symchronization, layering, version control, and compressed embedding
US7213269B2 (en) 2002-02-21 2007-05-01 Adobe Systems Incorporated Application rights enabling
KR100833229B1 (ko) * 2002-03-16 2008-05-28 삼성전자주식회사 다층구조 포커싱 방법 및 그 장치
US7614081B2 (en) * 2002-04-08 2009-11-03 Sony Corporation Managing and sharing identities on a network
US10721066B2 (en) 2002-09-30 2020-07-21 Myport Ip, Inc. Method for voice assistant, location tagging, multi-media capture, transmission, speech to text conversion, photo/video image/object recognition, creation of searchable metatags/contextual tags, storage and search retrieval
US6996251B2 (en) 2002-09-30 2006-02-07 Myport Technologies, Inc. Forensic communication apparatus and method
US7778438B2 (en) 2002-09-30 2010-08-17 Myport Technologies, Inc. Method for multi-media recognition, data conversion, creation of metatags, storage and search retrieval
US8660960B2 (en) 2002-11-27 2014-02-25 Adobe Systems Incorporated Document digest allowing selective changes to a document
US7278168B1 (en) 2002-11-27 2007-10-02 Adobe Systems Incorporated Dynamic enabling of functionality in electronic document readers
US8244639B2 (en) 2003-03-05 2012-08-14 Digimarc Corporation Content identification, personal domain, copyright notification, metadata and e-Commerce
US7846023B2 (en) 2003-03-27 2010-12-07 Microsoft Corporation Application-centric user interface techniques
US7735144B2 (en) 2003-05-16 2010-06-08 Adobe Systems Incorporated Document modification detection and prevention
WO2005006758A1 (en) 2003-07-11 2005-01-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for generating and detecting a fingerprint functioning as a trigger marker in a multimedia signal
US7370190B2 (en) 2005-03-03 2008-05-06 Digimarc Corporation Data processing systems and methods with enhanced bios functionality
US8570586B2 (en) 2005-05-02 2013-10-29 Digimarc Corporation Active images through digital watermarking
EP1840777A1 (de) * 2006-03-27 2007-10-03 Mediasec Technologies GmbH Verfahren zur Einbringung einer digitalen Markierung in ein digitales Dokument
US8826442B2 (en) 2006-07-28 2014-09-02 Nxp B.V. Media playback decoder tracing
US20080162257A1 (en) * 2006-12-29 2008-07-03 Google Inc. Tracking responses to advertisements in static web pages
US9130974B2 (en) 2007-04-18 2015-09-08 Mcafee, Inc. System and method for limiting spyware activity
KR20090022346A (ko) * 2007-08-30 2009-03-04 주식회사 모빌리언스 광고주의 고유 정보가 삽입된 사용자 제작 콘텐츠를이용하는 광고주 사이트 자동 접속 시스템 및 자동 접속방법
CA2776532C (en) 2007-12-07 2014-05-27 Vidiense Technology Pty Ltd Method and system to display a video in an email
US8745651B2 (en) * 2009-06-17 2014-06-03 Echostar Technologies L.L.C. Systems and methods for auditing authorization of a service using displayed watermarks
CN102656882A (zh) * 2009-12-16 2012-09-05 汤姆森特许公司 保护广告提示消息的系统和方法
US9554175B2 (en) 2011-07-20 2017-01-24 Sony Corporation Method, computer program, reception apparatus, and information providing apparatus for trigger compaction
JP5859245B2 (ja) * 2011-08-11 2016-02-10 株式会社ビデオリサーチ 情報表示システム及び方法、調査システム及び方法
CN103748895B (zh) * 2011-08-24 2018-11-13 索尼公司 接收装置、接收方法和信息处理系统
TWI528749B (zh) 2011-09-06 2016-04-01 Sony Corp A signal receiving device, a signal receiving method, an information processing program and an information processing system
JP5948773B2 (ja) 2011-09-22 2016-07-06 ソニー株式会社 受信装置、受信方法、プログラム、及び情報処理システム
US8984414B2 (en) 2011-11-07 2015-03-17 Google Inc. Function extension for browsers or documents
KR102033809B1 (ko) * 2012-02-07 2019-10-17 소니 주식회사 수신 장치, 수신 방법 및 프로그램
WO2013191976A1 (en) 2012-06-19 2013-12-27 Sony Corporation Extensions to trigger parameters table for interactive television
US8990844B2 (en) 2012-07-05 2015-03-24 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for processing digital service signals
CN105190603B (zh) * 2013-03-15 2018-08-31 坎瓦有限公司 用于单次使用的库存图片设计的系统
US9449027B2 (en) * 2013-06-04 2016-09-20 Nokia Technologies Oy Apparatus and method for representing and manipulating metadata
CN104243411B (zh) * 2013-06-14 2019-06-25 腾讯科技(深圳)有限公司 多媒体处理方法、客户端及终端设备
KR102106539B1 (ko) * 2013-07-01 2020-05-28 삼성전자주식회사 화상 통화동안 비디오 컨텐츠를 인증하는 방법 및 디바이스
WO2015132793A1 (en) 2014-03-04 2015-09-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Assignment of a machine-readable link to content as a payoff
WO2015152982A1 (en) 2014-03-31 2015-10-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Acquisition of linked versions of print content having machine-readable links
WO2016204421A1 (ko) * 2015-06-15 2016-12-22 엘지전자 주식회사 방송 신호 송신 장치, 방송 신호 수신 장치, 방송 신호 송신 방법, 및 방송 신호 수신 방법
CN108604234A (zh) 2015-07-15 2018-09-28 查比公司 用于屏幕截图链接的系统及方法
US9749685B2 (en) 2015-07-23 2017-08-29 Echostar Technologies L.L.C. Apparatus, systems and methods for accessing information based on an image presented on a display
CN110096278B (zh) * 2019-04-24 2022-12-20 南京东源磐能能源科技股份有限公司 一种可扩展的嵌入式人机接口工具实现方法
US12033232B2 (en) 2019-06-19 2024-07-09 Google Llc Image watermarked with a string associated with image metadata associated with the image
WO2020256718A1 (en) * 2019-06-19 2020-12-24 Google Llc Improved image watermarking
US20220278990A1 (en) * 2021-03-01 2022-09-01 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Graphical user interfaces for authentication to use digital content

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158643A (ja) * 1990-08-31 1993-06-25 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 選択されたオブジェクトにユーザ定義特性を割当てる図形方法
US5841978A (en) * 1993-11-18 1998-11-24 Digimarc Corporation Network linking method using steganographically embedded data objects
JPH11219361A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Fujitsu Ltd 文書閲覧装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体
US5956716A (en) * 1995-06-07 1999-09-21 Intervu, Inc. System and method for delivery of video data over a computer network
WO1999053428A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-21 Digimarc Corporation Digital watermarking and banknotes
JP2000003245A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Ffc:Kk 入力制御装置および記録媒体

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4930160A (en) * 1987-09-02 1990-05-29 Vogel Peter S Automatic censorship of video programs
US5838458A (en) * 1992-02-25 1998-11-17 Tsai; Irving Method and apparatus for linking designated portions of a received document image with an electronic address
US5502817A (en) * 1993-04-02 1996-03-26 University Research Foundation, Inc. Ultra high speed data collection, processing and distribution ring with parallel data paths between nodes
US5862260A (en) * 1993-11-18 1999-01-19 Digimarc Corporation Methods for surveying dissemination of proprietary empirical data
US6122403A (en) * 1995-07-27 2000-09-19 Digimarc Corporation Computer system linked by using information in data objects
US5796858A (en) * 1996-05-10 1998-08-18 Digital Persona, Inc. Fingerprint sensing system using a sheet prism
DE69807807T2 (de) * 1997-01-27 2003-05-28 Koninkl Philips Electronics Nv Verfahren und vorrichtung zur übertragung von inhaltsinformation und darauf bezogener zusatzinformation
US5920861A (en) * 1997-02-25 1999-07-06 Intertrust Technologies Corp. Techniques for defining using and manipulating rights management data structures
JPH10290443A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビデオ・オン・デマンド・システム制御方法及びビデオ・オン・デマンド・システム
JP3660815B2 (ja) * 1997-12-10 2005-06-15 株式会社日立製作所 ディジタル放送信号の受信装置及び記録再生装置
US6151624A (en) * 1998-02-03 2000-11-21 Realnames Corporation Navigating network resources based on metadata
DE69925466T2 (de) * 1998-03-16 2006-02-02 Intertrust Technologies Corp., Santa Clara Streaming-media-abspielgerät mit fortdauernde kontrolle und schutz von medieninhalt
US6754822B1 (en) * 1998-04-30 2004-06-22 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forshung E.V. Active watermarks and watermark agents
US6243480B1 (en) * 1998-04-30 2001-06-05 Jian Zhao Digital authentication with analog documents
JP2000020600A (ja) * 1998-07-06 2000-01-21 Hitachi Ltd デジタルコンテンツ提供方法、デジタルコンテンツ不正利用監視方法、デジタルコンテンツ提供装置およびデジタルコンテンツ不正利用監視装置
US6530021B1 (en) * 1998-07-20 2003-03-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and system for preventing unauthorized playback of broadcasted digital data streams
AU4851300A (en) * 1999-05-19 2000-12-05 Digimarc Corporation Methods and systems for controlling computers or linking to internet resources from physical and electronic objects
JP4777603B2 (ja) * 2001-02-02 2011-09-21 富士通株式会社 補正方法、補正回路、光情報記憶装置
US7403498B2 (en) 2001-05-31 2008-07-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for selective examination of PPP packets for renegotiation of a PPP link on a Um interface
EP3069994B1 (en) 2015-03-19 2017-11-08 Safran Landing Systems UK Limited A shock absorber
US9908252B2 (en) 2016-04-15 2018-03-06 Al Lopez Food cutting assembly

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158643A (ja) * 1990-08-31 1993-06-25 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 選択されたオブジェクトにユーザ定義特性を割当てる図形方法
US5841978A (en) * 1993-11-18 1998-11-24 Digimarc Corporation Network linking method using steganographically embedded data objects
US5956716A (en) * 1995-06-07 1999-09-21 Intervu, Inc. System and method for delivery of video data over a computer network
JPH11219361A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Fujitsu Ltd 文書閲覧装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体
WO1999053428A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-21 Digimarc Corporation Digital watermarking and banknotes
JP2000003245A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Ffc:Kk 入力制御装置および記録媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503621A (ja) * 2001-09-20 2005-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コンテンツ素材をプロテクトするための複数の透かしの使用
US9454619B2 (en) 2004-02-19 2016-09-27 Qualcomm Incorporated Layered user interface
JP2010020755A (ja) * 2008-04-08 2010-01-28 Avid Technology Inc 複数のハードウェア・ドメイン、データ・タイプ、およびフォーマットの処理を統合し抽象化するフレームワーク
JP2010072900A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Hitachi Ltd ストレージ装置、コンテンツ公開システム及びプログラム
WO2012070742A1 (ko) * 2010-11-22 2012-05-31 엘지전자 주식회사 애플리케이션 설치 방법 및 그를 이용한 영상 표시 기기
WO2013129587A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤマハ株式会社 コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、コンテンツ編集装置、コンテンツ解析システム、および、放送局id放音装置
JP2013183327A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Yamaha Corp コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法、および、コンテンツ編集装置
JP2018014083A (ja) * 2016-07-11 2018-01-25 株式会社リコー 画像処理システム、情報処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR100920320B1 (ko) 2009-10-07
KR20030007432A (ko) 2003-01-23
WO2001061508A1 (en) 2001-08-23
HK1049530A1 (zh) 2003-05-16
EP2278497A2 (en) 2011-01-26
KR100799090B1 (ko) 2008-01-29
KR20070086674A (ko) 2007-08-27
JP4682276B2 (ja) 2011-05-11
EP1257921A1 (en) 2002-11-20
KR20080089665A (ko) 2008-10-07
JP5144699B2 (ja) 2013-02-13
AU2001237017A1 (en) 2001-08-27
KR100878338B1 (ko) 2009-01-14
JP2010182323A (ja) 2010-08-19
WO2001061508A9 (en) 2002-10-31
EP1257921A4 (en) 2006-09-20
EP2278497A3 (en) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100799090B1 (ko) 워터마크 인코더 및 디코더를 작동시키는 소프트웨어 및 장치들
US10304152B2 (en) Decoding a watermark and processing in response thereto
US8645838B2 (en) Method for enhancing content using persistent content identification
US8332478B2 (en) Context sensitive connected content
US7372976B2 (en) Content indexing and searching using content identifiers and associated metadata
US7095871B2 (en) Digital asset management and linking media signals with related data using watermarks
US7155744B2 (en) Copyright protection of digital images transmitted over networks
US7689532B1 (en) Using embedded data with file sharing
EP1785890B1 (en) Using embedded data with file sharing
AU2001277047A1 (en) Using embedded data with file sharing
WO2002027431A2 (en) Portable devices and methods employing digital watermarking

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100216

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20100305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20101014

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4682276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term