JP2003522704A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 ロールコンベヤーと、上側移送プラテンとを有し、
前記ロールコンベヤーは、複数の水平に延びるコンベヤーロールを有し、かつ、前記高温ガラス板を前記コンベヤーロールによって搬送する方に下流端を有し、
前記コンベヤーロールは、高温ガラス板が該コンベヤーロールで搬送される搬送方向に沿って間隔を隔てられ、
前記上側移送プラテンは、前記ロールコンベヤーの前記下流端に固定して取り付けられ、かつ、下向きの平らな面を有し、
前記下向きの平らな面は、前記コンベヤーロールよりもほんの僅か高い高さに位置し、そして、前記ロールコンベヤーから受けた高温ガラス板を支持するように真空が引かれる第一組の孔を有し、かつ、前記高温ガラス板を下向きの平らな面から間隔を保つように加圧ガスが供給される第二組の孔を有し、
前記上側移送プラテンは、前記ロールコンベヤーの下流端に重なる上流端を有し、
前記ロールコンベヤーの前記下流端は、前記高温ガラス板を、前記下向きの平らな面によって前記ロールコンベヤーから最初に受けるときに支持するために、単一のコンベヤーロールを前記下向きの平らな面の下に完全に位置して、前記上側移送装置の前記上流端の下に重なる、
高温ガラス板を取り扱うための方法。
【請求項２】 前記ロールコンベヤーは、前記単一のコンベヤーロールの直ぐ隣りに位置し、かつ、前記上側移送プラテンの前記上流端の上流末端の直下に位置した中心を有するもう一つのコンベヤーロールを有する、請求項１に記載の高温ガラス板を取り扱うための方法。

上記目的を遂行するにあたって、本発明の高温ガラス板取扱い装置は、複数の水平に延びるコンベヤーロールを有するロールコンベヤーを含み、コンベヤーロールは、ガラスシートがコンベヤーロールで搬送される搬送方向に沿って間隔を隔てられている。ロールコンベヤーは、高温ガラス板がコンベヤーロールによって搬送される方に下流端を有する。高温ガラス板取り扱い装置はまた、ロールコンベヤーの下流端に固定して取り付けられた上側移送プラテンを含む。この上側移送プラテンは、コンベヤーロールよりもほんの僅か高い高さに位置された下向きの平らな面を有する。下向きの平らな面は、ロールコンベヤーから受けた高温ガラス板を支持するように真空が引かれる第一組の孔を有する。下向きの平らな面はまた、高温ガラス板を下向きの平らな面から間隔を保つように加圧ガスが供給される第二組の孔を有する。上側移送プラテンは、ロールコンベヤーの下流端に重なる上流端を有し、そして、ロールコンベヤーの下流端は、高温ガラス板を、ロールコンベヤーから下向きの平らな面によって最初に受けられるときに支持するために、単一のコンベヤーロールを下向きの平らな面の下に完全に位置させて、上側移送装置の上流端の下に重なる。

高温ガラス板取り扱い装置の好ましい構造では、ロールコンベヤーは、単一のコンベヤロールの直ぐ隣りに位置し、かつ、上側移送プラテンの上流端の上流末端の直下に位置した中心を有するもう一つのコンベヤーロールを有する。高温ガラス板取り扱い装置の好ましい構造はまた、焼結結合石英ガラスで作られたコンベヤーロールを備えたロールコンベヤーを有する。

図２を参照続けると、装置３２は、先に述べた上側移送プラテン１８をも含む。図示されているように、上側移送プラテンは、ステンレススチールのような耐熱性板金から作られ、かつ、コンベヤーロールの高さよりもほんの僅か高いところに配置された下向きの平らな面３８を有する。上側移送プラテンの下向きの平らな面３８は、ロールコンベヤー１４から受けた高温ガラス板を支持するように、真空を引く第一組の孔４０を有する。上側移送プラテン１８の下向きの平らな面３８はまた、ガラス板Ｇとのいかなる接触もなく支持を行うために、高温ガラス板を下向きの平らな面から間隔を隔てるように、加圧ガスを供給する第二組の孔４２を有する。上側移送プラテン１８は、ロールコンベヤー１４の下流端３６に重なる上流端４４を有し、そして、ロールコンベヤーの下流端は、下向きの平らな面によってロールコンベヤーから初めに受け取られているときに高温ガラス板を支持するために、単一のコンベヤーロール、即ち、右に最も遠いコンベヤーロール３８を、下向きの平らな面３８の下に完全に位置させて、上側移送装置の上流端に重なる。特に、図示するようにロールコンベヤー１４は、右の方に最も遠く位置したもう一つのコンベヤーロール３４’を有し、このコンベヤーロール３４’は、上側移送プラテン１８の上流端４４の上流末端４８の真下に位置した中心４６を有する。