JP2003522534A - インターフェロン−アルファに誘導された遺伝子 - Google Patents

インターフェロン−アルファに誘導された遺伝子

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、インターフェロン−α投与によりアップレギュレートされる遺伝子としてすでに知られている遺伝子の同定に関し、特にg4758303、g5453897、g4505186、g2366751、g33917、g4504962、g3978516、g5924396、g4505656、g1504007、g3702446、g4001802、g292289、g4557226、g4507646、およびg4507170と指定されたジーンバンク(GenBank)のcDNA配列に対応するヒト遺伝子に関する。これらの遺伝子の発現生成物の測定は、インターフェロン−αや1型インターフェロン受容体で作用する他のインターフェロンによる治療に対する応答性を予測するのに有用であるとされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、インターフェロン−α(IFN−α)投与によりアップレギュレー
トされる遺伝子としてすでに知られている遺伝子の同定に関する。すなわちこれ
らの遺伝子の発現生成物の検出は、IFN−αや1型インターフェロン受容体で
作用する他のインターフェロンに対する応答性を予測するための手段として提唱
される。
【0002】 (発明の背景) IFN−αは、多くの疾患の治療に広く使用されている。IFN−αを使用し
て治療される疾患には、新生物疾患、例えば白血病、リンパ腫、および固形腫瘍
、AIDS関連カポジ肉腫、およびウイルス感染症(例えば、慢性肝炎)がある
。IFN−αはまた、自己免疫疾患、マイコバクテリウム(Mycobacterium)疾
患、神経変性疾患、寄生体疾患およびウイルス疾患の治療のために、口腔粘着経
路による投与が提唱されている。特にIFN−αは、例えば多発性硬化症、らい
病、結核、脳炎、マラリア、子宮頚癌、陰部ヘルペス、肝炎BとC、HIV、H
PV、およびHSV−1と2の治療について提唱されている。またこれは、関節
炎、ループスおよび糖尿病の治療について示唆されている。新生物疾患、例えば
、多発性骨髄腫、ヘアリーセル白血病、慢性骨髄性白血病、低グレードリンパ腫
、皮膚T細胞リンパ腫、カルチノイド腫瘍、子宮頚癌、肉腫(例えばカポジ肉腫
)、腎腫瘍、癌(腎細胞癌、肝細胞癌、上咽頭癌、血液癌、結腸直腸癌、神経膠
芽細胞腫、喉頭パピローマ、肺癌、結腸癌、悪性黒色腫、および脳腫瘍を含む)
もまた、口腔粘着経路(すなわち、経口および鼻内経路)によるIFN−αの投
与により治療可能であることが示唆されている。
【0003】 IFN−αは、1型インターフェロンファミリーのメンバーであり、1型イン
ターフェロン受容体との相互作用を介して、その特徴的な生物活性を示す。他の
1型インターフェロンには、IFN−β、IFN−ω、およびIFN−τがある
【0004】 残念ながら、インターフェロン−αのような1型インターフェロンによる治療
の必ずしもすべての患者(例えば、慢性ウイルス肝炎、新生物疾患、および再発
性弛緩性多発性硬化症の患者)が、1型インターフェロン療法に良好に応答せず
、応答する者のうちほんの一部のみが長期的効果を示す。医師が1型インターフ
ェロンの治療の結果を自信を持って予測できないことは、そのような治療のコス
ト−利益比に関して、治療の膨大な生物薬学的時間と失われた時間の無駄と、患
者が受ける重大な副作用の点から、重大な問題を提起している。さらに、IFN
−αの異常産生は、多くの自己免疫疾患を引き起こすことが証明されている。こ
れらの理由のために、1型インターフェロンは、多くの遺伝子の発現を調節して
治療作用を示すため、1型インターフェロン応答性遺伝子の同定に大きな関心が
寄せられている。実際、患者が治療にうまく応答するかいなかを決定するのは、
1型インターフェロン治療により誘導される遺伝子発現の特異的パターンである
【0005】 (発明の要約) ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4758303、
g5453897、g4505186、g2366751、g33917、g4
504962、g3978516、g5924396、g4505656、g1
504007、g3702446、g4001802、g292289、g45
57226、g4507646、およびg4507170中のcDNA配列に対
応するヒト遺伝子は、口腔粘着経路または静脈内投与によるIFN−αの投与に
よりアップレギュレートされるマウス遺伝子に対応することがわかった。
【0006】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4758303中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ
関連タンパク質(ERP−70)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)
で以前認識されていたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目さ
れていなかった。これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも
呼ばれる。
【0007】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g5453897中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、ペプチジル−プロリルシス/トランス
イソメラーゼNIMA相互作用性1(PIN−1)と呼ぶタンパク質をコードす
るとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフェ
ロン投与に関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αでア
ップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0008】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4505186中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、ガンマインターフェロンにより誘導さ
れるモノカイン(MIG)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前
認識されていたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されてい
なかった。これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれ
る。
【0009】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g2366751中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、リジルtRNAシンセターゼ(LTS
)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型
インターフェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。これは今、I
FN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0010】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g33917中のc
DNA配列に対応するヒト遺伝子は、血小板タンパク質と相同性を有する、ガン
マインターフェロン誘導性早期応答遺伝子(IP−10)をコードするとしてジ
ーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフェロン投与に
関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αでアップレギュ
レートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0011】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4504962中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、リポラカン(Lipocalin)1をコード
するとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフ
ェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αで
アップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0012】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g3978516中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、SEC63をコードするとしてジーン
バンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフェロン投与に関連
するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αでアップレギュレー
トされる遺伝子とも呼ばれる。
【0013】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g5924396中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、スルフェイト(surfeit)6をコード
するとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフ
ェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αで
アップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0014】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4505656中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、cGMP刺激ホスホジエステラーゼ2
A(DE2A)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されて
いたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。
これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0015】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号1504007中の
cDNA配列に対応するヒト遺伝子は、KIAA0212をコードするとしてジ
ーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフェロン投与に
関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αでアップレギュ
レートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0016】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g3702446中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、ホスファチジルイノシトール4−キナ
ーゼ(NPIK−B)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識
されていたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されていなか
った。これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0017】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4001802中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、BAF53aをコードするとしてジー
ンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インターフェロン投与に関
連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−αでアップレギュレ
ートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0018】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g292289中の
cDNA配列に対応するヒト遺伝子は、MADS/MEF2ファミリー転写因子
(MEF2C)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されて
いたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。
これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0019】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4557226中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、アリールアセトアミドデアセチラーゼ
(AADAC)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されて
いたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。
これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0020】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4507646中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、αトロポミオシン1(TPM1)をコ
ードするとしてジーンバンク(GenBank)で以前認識されていたが、1型インタ
ーフェロン投与に関連するとしては注目されていなかった。これは今、IFN−
αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ばれる。
【0021】 ジーンバンク(GenBank)で割り当てられた受け入れ番号g4507170中
のcDNA配列に対応するヒト遺伝子は、酸性でありシステインの多い分泌され
るタンパク質(SPARC)をコードするとしてジーンバンク(GenBank)で以
前認識されていたが、1型インターフェロン投与に関連するとしては注目されて
いなかった。これは今、IFN−αでアップレギュレートされる遺伝子とも呼ば
れる。
【0022】 従って、例えば口腔粘着経路または静脈内経路で、1型インターフェロンで治
療される患者(例えば、IFN−αで治療される患者)の細胞試料中の、ERP
−70、PIN−1、MIG、LTS、IP−10、リポカリン1、SEC63
、スルフェイト6、PDE2A、KIAA0212、NPIK−B、BAF53
a、MEF2C、AADAC、TPM1もしくはSPARCタンパク質、または
その天然に存在する変種、または対応するmRNAのレベルの測定は、そのよう
な治療に対する応答性を予測するのに使用できる。さらに、このような応答性は
、代替的におよびより好ましくは、例えばヒト末梢血単核細胞の試料をインビト
ロで1型インターフェロンで処理し、同じ遺伝子に対応する発現生成物(好まし
くはmRNA)のアップレギュレーションまたはダウンレギュレーションを探す
ことにより、判定されることがわかった。
【0023】 (配列の簡単な説明) 配列番号1は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g475
8303のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0024】 配列番号2は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4758304に対
応するERP−70のアミノ酸配列のみである。
【0025】 配列番号3は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g545
3897のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0026】 配列番号4は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g5453898に対
応するPIN−1のアミノ酸配列のみである。
【0027】 配列番号5は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g450
5186のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0028】 配列番号6は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4505187に対
応するMIGのアミノ酸配列のみである。
【0029】 配列番号7は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g236
6751のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0030】 配列番号8は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g2366752に対
応するLTSのアミノ酸配列のみである。
【0031】 配列番号9は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g339
17のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0032】 配列番号10は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g33918に対応
するIP−10のアミノ酸配列のみである。
【0033】 配列番号11は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g45
04962のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0034】 配列番号12は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4504963に
対応するリポカリン1のアミノ酸配列のみである。
【0035】 配列番号13は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g39
78516のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0036】 配列番号14は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g3978517に
対応するSEC63のアミノ酸配列のみである。
【0037】 配列番号15は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g59
24396のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0038】 配列番号16は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g5924396に
対応するスルフェイト6のアミノ酸配列のみである。
【0039】 配列番号17は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g45
05656のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0040】 配列番号18は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4505656に
対応するPDE2Aのアミノ酸配列のみである。
【0041】 配列番号19は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g15
04007のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0042】 配列番号20は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g1504008に
対応するKIAA0212のアミノ酸配列のみである。
【0043】 配列番号21は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g37
02446のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0044】 配列番号22は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g3702447に
対応するNPIK−Bのアミノ酸配列のみである。
【0045】 配列番号23は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g40
01802のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0046】 配列番号24は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4001803に
対応するBAF53aのアミノ酸配列のみである。
【0047】 配列番号25は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g29
2289のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である。
【0048】 配列番号26は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g292290に対
応するMEF2Cのアミノ酸配列のみである。
【0049】 配列番号27は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g45
57226のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0050】 配列番号28は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4557226に
対応するAADACのアミノ酸配列のみである。
【0051】 配列番号29は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g45
07646のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0052】 配列番号30は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4507647に
対応するTPM1のアミノ酸配列のみである。
【0053】 配列番号31は、以下に示す、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g45
07170のcDNAの配列と、対応するコードされたポリペプチド配列である
【0054】 配列番号32は、ジーンバンク(GenBank)受け入れ番号g4507171に
対応するSPARCのアミノ酸配列のみである。
【0055】 (詳細な説明) 本発明は、1型インターフェロン、例えばIFN−αによる治療(例えば、口
腔粘膜経路または非経口的経路(例えば、静脈内、皮下、または筋肉内経路)に
よるIFN−α治療)に対する患者の応答性を予測する方法であって、該患者の
細胞試料中の、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号1
0、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20
、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、
または配列番号32に記載の配列により定義されるタンパク質から選択される、
1つ以上のタンパク質、またはその天然に存在する変種(例えば、アレレ変種)
、または1つ以上の対応するmRNA、のレベルを測定することを含んでなり、
該試料は、1型インターフェロンが投与された後に該患者から得られるか、また
は該測定前に1型インターフェロン(例えば、IFN−α)でインビトロで処理
される、上記方法を提供する。このような測定は、その発現が、1型インターフ
ェロン投与(例えば、IFN−α投与)によりヒト細胞中で影響を受けることが
知られている、任意の他のタンパク質またはmRNAの測定と組合せてもよい。
【0056】 好ましくは、応答性を試験するための1型インターフェロンは、治療用に選択
された1型インターフェロンであろう。これは、提唱された治療経路および提唱
された治療用量で投与される。好ましくは、以後の分析される試料は、例えば血
液試料または血液試料から単離された末梢血単核細胞(PBMCs)の試料であ
る。
【0057】 より便利で好ましくは、血液から単離したPBMCsを含む患者から得られた
試料を、インビトロで1型インターフェロン(例えば、約1〜10,000IU/m
lの用量範囲)で処理する。そのような処理は、数時間(例えば、約7〜8時間
)の長さである。そのようなインビトロ試験の好適な処理条件は、正常ドナーか
ら取ったPBMCsを同じインターフェロンで試験し、適切な発現生成物のアッ
プレギュレーションを調べることにより決定される。再度、使用される1型イン
ターフェロンは、好ましくは患者の治療に提唱された1型インターフェロン(例
えば、組換えIFN−α)である。そのような試験のPBMCsは、従来法で血
液試料からフィコール−ヒペーク(Ficoll-Hypaque)密度勾配を使用して単離さ
れる。1型インターフェロン応答性のそのようなインビトロ試験の適切なプロト
コールの例を、以下の例18に示す。
【0058】 試料は、適宜、1型インターフェロンによるインビトロ処理の後に、ERP−
70、PIN−1、MIG、LTS、IP−10、リポカリン1、SEC63、
スルフェイト6、PDE2A、KIAA0212、NPIK−B、BAF53a
、MEF2C、AADAC、TPM1もしくはSPARCタンパク質の1つ以上
、またはその天然に存在する変種のレベルについて分析される。これは、ERP
−70、PIN−1、MIG、LTS、IP−10、リポカリン1、SEC63
、スルフェイト6、PDE2A、KIAA0212、NPIK−B、BAF53
a、MEF2C、AADAC、TPM1もしくはSPARCタンパク質の1つ以
上、およびはその天然に存在する変種(例えば、そのアレレ変種)に特異的に結
合することができる1つまたは複数の抗体を使用して行われる。しかし好ましく
は試料は、ERP−70、PIN−1、MIG、LTS、IP−10、リポカリ
ン1、SEC63、スルフェイト6、PDE2A、KIAA0212、NPIK
−B、BAF53a、MEF2C、AADAC、TPM1もしくはSPARCタ
ンパク質、またはその天然に存在する変種をコードするmRNAについて分析さ
れる。そのようなmRNA分析は、mRNAの検出について公知の任意の方法(
例えば、ノーザンブロット検出またはmRNA差別ディスプレイ(differentioa
l display))を使用してもよい。検出前に、試料中に存在する目的のmRNA
またはその一部を増幅するのに、種々の公知の核酸増幅プロトコールが使用でき
る。目的のmRNAまたは対応する増幅核酸は、固体支持体に結合した核酸プロ
ーブを使用して、プローブ結合してもよい。そのような固体支持体は、1型イン
ターフェロンでアップレギュレートされた遺伝子(例えばIFN−αの口腔粘膜
または静脈内投与に応答してアップレギュレートされたとして同定された遺伝子
)に対応する、さらなるmRNAまたはその増幅生成物のレベルを測定するため
のプローブを有する前記のミクロアレイでもよい。そのようなミクロアレイ(一
般に、核酸、プローブまたはDNAチップとも呼ぶ)を構築する方法は、公知で
ある(例えば、アフィマックス・テクノロジーズ・エヌ・ブイ(Affymax Techno
logies N.V.)のEP−B0476014号および0619321号と、Nature
Genetics 増刊、1999年1月、標題「チッピング予測(Chipping Forecast)
」を参照されたい)。
【0059】 以下の例は本発明を例示する。 例
【0060】 例1 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0061】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0062】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0063】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0064】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0065】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g47
58303に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4758304であり、これは、ERP−70に対応す
るとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0066】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4758303により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0067】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号1に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結果
が予測される。
【0068】 例2 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0069】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0070】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0071】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0072】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0073】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g54
53897に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g5453898であり、これは、PIN−1に対応する
としてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0074】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g5453897により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0075】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号3に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結果
が予測される。
【0076】 例3 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0077】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0078】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0079】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0080】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0081】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
05186に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4505187であり、これは、MIGに対応するとし
てジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0082】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4505186により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0083】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号5に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結果
が予測される。
【0084】 例4 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0085】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0086】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0087】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0088】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0089】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g23
66751に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g2366752であり、これは、LTSに対応するとし
てジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0090】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g2366751により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0091】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号7に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結果
が予測される。
【0092】 例5 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0093】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0094】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0095】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0096】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0097】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g33
917に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバンク
(GenBank)配列g33918であり、これは、IP−10に対応するとしてジ
ーンバンク(GenBank)で認められている。
【0098】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g33917により同定されるヒト遺伝子に対応するマウス
遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0099】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号9に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結果
が予測される。
【0100】 例6 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0101】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0102】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0103】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0104】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0105】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
04962に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4504963であり、これは、リポカリン1に対応す
るとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0106】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4504962により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0107】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号11に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0108】 例7 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0109】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0110】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0111】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0112】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0113】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g39
78516に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g3978517であり、これは、SEC63に対応する
としてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0114】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g3978516により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0115】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号13に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0116】 例8 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0117】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0118】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0119】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0120】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0121】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g59
24396に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g5924397であり、これは、スルフェイト6に対応
するとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0122】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g5924396により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0123】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号15に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0124】 例9 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0125】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0126】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0127】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0128】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0129】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
05656に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4505657であり、これは、PDE2Aに対応する
としてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0130】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4505656により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0131】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号17に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0132】 例10 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0133】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0134】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0135】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0136】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0137】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g15
04007に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g1504008であり、これは、KIAA0212に対
応するとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0138】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g1504007により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0139】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号119に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ
結果が予測される。
【0140】 例11 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0141】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0142】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0143】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0144】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0145】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g37
02446に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g3702448であり、これは、NPIK−Bに対応す
るとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0146】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g3702446により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0147】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号21に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0148】 例12 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0149】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0150】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0151】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0152】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0153】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g40
01802に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4001803であり、これは、BAF53aに対応す
るとしてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0154】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4001802により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0155】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号23に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0156】 例13 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0157】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0158】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0159】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0160】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0161】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g29
2289に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバン
ク(GenBank)配列g292290であり、これは、MEF2Cに対応するとし
てジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0162】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g292289により同定されるヒト遺伝子に対応するマウ
ス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0163】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号25に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0164】 例14 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0165】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0166】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0167】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0168】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0169】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
57226に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4557227であり、これは、AADACに対応する
としてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0170】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4557226により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0171】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号27に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0172】 例15 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0173】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0174】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0175】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0176】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0177】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
07646に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4507647であり、これは、TPM1に対応すると
してジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0178】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4507646により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0179】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号29に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0180】 例16 正常な成体マウスの各鼻孔に、P20エッペンドルフマイクロピペットを使用
して、5μlのクリスタルバイオレットを適用すると、ほとんど直後に口咽頭腔
の全表面にわたって色素が分布することが、以前の実験で証明されている。口咽
頭腔の染色は、色素の適用後約30分後もまだ明らかであった。これらの結果は
、同じ方法で適用された125I−標識組換えヒトIFN−α1−8を使用して確
認された。同じ投与法を使用して、以下に示す試験で口腔粘膜投与を行った。
【0181】 6週齢の雄のDBA/2マウスを、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中のラ
イフテクノロジーズ社(Life Technologies Inc.)から購入した100,000
IUの組換えマウスインターフェロンα(IFNα)、プロテインインスチチュー
ト社(Protein Institute Inc.)から購入した10μgの組換えヒトインターロ
イキン15(IL−15)、100μg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含
有するPBSで処理したか、または未処理のままとした。8時間後、マウスを頚
部脱臼により屠殺し、口咽頭腔から外科的にリンパ組織を取り出し、液体窒素中
で急速凍結し、−80℃で保存した。チョムクジンスキー(Chomczynski)とサ
ッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 156-159)によりリンパ組
織からRNAを抽出し、mRNA差別ディスプレイ分析を行った(ラング・ピー
(Lang. P.)とパルディー・エー・ビー(Pardee, A.B.), Science 257, 967-9
71)。
【0182】 差別ディスプレイ分析 差別ディスプレイ分析は、ゲンフンター・コーポレーション(GenHunter Corp
oration)の「メッセージクリーン(Message Clean)」と「RNAイメージ(RN
A image)」キットを、基本的に製造業者が記載するように使用して行った。簡
単に説明すると、RNAを、RNaseを含まないDNaseで処理し、1μg
を、3つの1塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーA、C、またはGのい
ずれかを使用して、100μlの反応緩衝液中で逆転写した。RNAはまた、9
個の2塩基アンカードオリゴ−(dT)プライマーAA、CC、GG、AC、C
A、GA、AG、CG、GCのいずれかを使用して逆転写した。比較すべきすべ
て試料を、同じ実験で逆転写し、アリコートに分けて凍結した。TaqDNAポ
リメラーゼとα−33P dATP(3,000Ci/mmol)を含有する10μlの増
幅混合物中のわずかに1μlのみの逆転写試料を用いて、増幅を行った。80の
5'末端(HAP)ランダム配列プライマーを、(HT11)A、C、G、AA
、CC、GG、AC、CA、GA、AG、CG、またはGCプライマーのそれぞ
れと組合せて使用した。次に試料を、7%変性ポリアクリルアミドゲルで流し、
オートラジオグラフィーに暴露した。推定の差別的に発現されたバンドを切り取
り、供給業者の説明書に従って再増幅し、IFN処理、IL−15処理、および
賦形剤処理動物の口咽頭腔から抽出したRNAのノーザンブロットとハイブリダ
イズするプローブとしてさらに使用した。
【0183】 クローニングと配列決定 差別ディスプレイスクリーニングからの再増幅バンドを、pPCR−Scri
ptSK(+)プラスミド(ストラタジーン(Stratagene))のSfr1部位に
クローン化し、cDNA末端の迅速増幅から増幅されたcDNAを、pCR3プ
ラスミド(インビトロゲン(Invitrogen))中のTAクローニングにより単離し
た。自動ジデオキシシーケンサー(パーキン・エルマー(Perkin-Elmer)ABI
PRISM377)を使用して、DNAを配列決定した。
【0184】 ヒトcDNAの同定 差別ディスプレイスクリーニングから同定した差別的に発現されたマウス3'
配列を、米国ナショナル・センター・フォー・バイオテクノロジー・インフォメ
ーション(NCBI、National Center for Biotechnology Information)のジ
ーンバンク(GenBank)(登録商標)のdbESTデータベース中に存在するラ
ンダムなヒトの発現配列標識物(EST)と比較した。差別ディスプレイスクリ
ーニングから単離されたマウスESTと関連するかも知れない配列をコンチグ(
contig)で組合せて、推定cDNAに対応するヒトコンセンサス配列を構築する
のに使用した。
【0185】 そのようなcDNAの1つは、ジーンバンク(GenBank)cDNA配列g45
07170に対応することがわかった。対応するポリペプチド配列は、ジーンバ
ンク(GenBank)配列g4507171であり、これは、SPARCに対応する
としてジーンバンク(GenBank)で認められている。
【0186】 上記したようにIFN−αの口腔粘着投与に応答してリンパ組織中でアップレ
ギュレートされた他のマウス遺伝子もまた、IFN−αの静脈内投与に応答して
マウスの脾臓中でアップレギュレートされることがわかっている。IFN−αの
静脈内投与を以下の例17に記載のように行うと、ジーンバンク(GenBank)c
DNA受け入れ番号g4507170により同定されるヒト遺伝子に対応するマ
ウス遺伝子について、同様の結果が予測される。
【0187】 さらに、IFN−αの口腔粘着および静脈内投与に応答してアップレギュレー
トされることがわかったマウス遺伝子のヒト遺伝子類似体に対応するmRNAは
、IFN−αのインビトロの処理後にヒトの末梢血単核細胞中で増加することが
わかっている。ヒト末梢血単核細胞を以下の例18に記載のようにIFN−αで
処理すると、配列番号31に示すcDNAに対応するmRNAについて、同じ結
果が予測される。
【0188】 例17 IFN−αの静脈内投与 オスのDBA/2マウスに、200μlのPBS中のライフテクノロジーズ社
(Life Technologies Inc.)から購入した100,000IUの組換えマウスIF
N−αを静脈内注射したか、または等量のPBSのみで処理した。8時間後、頚
部脱臼により動物を屠殺し、通常の方法で脾臓を取り出した。チョムクジンスキ
ー(Chomczynski)とサッチ(Sacchi)の方法(Anal. Biochem. (1987) 162, 15
6-159)により総RNAを抽出し、試料当たり10.0μgの総RNAを、グリオ
キサールの存在下でノーザンブロッティングを行い、ダンドイ−ドロン(Dandoy
-Dron)ら(J. Biol. Chem. (1998) 273, 7691-7697)が記載したように、目的
のmRNAについてcDNAプローブとハイブリダイズさせた。ブロットをまず
、オートラジオグラフィーに暴露し、次にホスホルマージャー(Phospholmager
)を使用して製造業者の説明書に従って定量した。
【0189】 例18 1型インターフェロン応答性のインビトロの試験 正常ドナーからヒト末梢血単核細胞(PBMC)を、フィコール−ヒペーク(
Ficoll-Hypaque)密度勾配を使用して単離し、PBS中10,000IUの組換え
ヒトIFN−α2(シェリング−プラウ(Shering-Plough)からのイントロンA
)または等量のPBSのみでインビトロ処理した。8時間後、細胞を遠心分離(
800×gで10分)し、細胞ペレットを回収した。上記例17に記載のように
、チョムクジンスキー(Chomczynski)とサッチ(Sacchi)の方法により細胞ペ
レットから総RNAを抽出し、試料当たり10.0μgの総RNAを、ノーザン
ブロッティングを行った。
【0190】 同じ操作を使用して、1型インターフェロンで治療する予定の患者から取った
PBMCを使用して、1型インターフェロン応答性を予測することができる。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 0003205.2 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003206.0 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003207.8 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003208.6 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003210.2 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003212.8 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003213.6 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003215.1 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003216.9 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003219.3 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003220.1 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003221.9 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003222.7 (32)優先日 平成12年2月11日(2000.2.11) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0003768.9 (32)優先日 平成12年2月17日(2000.2.17) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 トヴェイ、マイケル、ジェラード フランス国 パリ、リュ ラグランジュ、 7 Fターム(参考) 4B024 AA11 CA04 CA09 CA12 HA12 4B063 QA01 QA20 QQ08 QQ53 QQ79 QR32 QR55 QR82

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1型インターフェロンによる治療に対する患者の応答性を予
    測する方法であって、該患者の細胞試料中の、配列番号2、配列番号4、配列番
    号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16
    、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、
    配列番号28、配列番号30、または配列番号32に記載の配列により定義され
    るタンパク質から選択される1つ以上のタンパク質、またはその天然に存在する
    変種、または1つ以上の対応するmRNA、のレベルを測定することを含んでな
    り、該試料は、1型インターフェロンが投与された後に該患者から得られるか、
    または該測定前に1型インターフェロンでインビトロで処理される、上記方法。
  2. 【請求項2】 試料を得る前に投与されるかまたはインビトロで該試料を処
    理するのに使用されるインターフェロンは、患者の治療に使用される予定のイン
    ターフェロンである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 患者の血液試料から単離される末梢血単核細胞を含む試料は
    、インビトロで1型インターフェロンで処理される、請求項1または2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 測定は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8
    、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、
    配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
    列番号30、または配列番号32に記載の配列により定義されるタンパク質から
    選択されるタンパク質、または該タンパク質の天然に存在する変種から選択され
    るタンパク質を、コードする1つ以上のmRNAのレベルを測定することを含ん
    でなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 mRNAまたはその一部は、検出前に増幅される、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 mRNAまたはその増幅産物は、固体支持体に結合した核酸
    プローブを使用して検出される、請求項4または請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 測定は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8
    、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、
    配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配
    列番号30、または配列番号32に記載の配列により定義されるタンパク質から
    選択される1つ以上のタンパク質、またはその天然に存在する変種の、レベルを
    測定することを含んでなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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