JP2003521974A - 引込み可能なニードルアセンブリを備えた注射器 - Google Patents

引込み可能なニードルアセンブリを備えた注射器

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Abstract

(57)【要約】 中空体42と、中空体内部に位置する引込み式ニードルアセンブリ70と、中空体内部のプランジャアセンブリ100と、を有する使い捨て式一回使用の注射器。プランジャアセンブリは、その端部間に少なくとも一つの案内トラック128を有する細長フレーム部分を含んでいる。引込み部材は、フレーム110の一端に解放可能な状態で固定されており、キャッチ要素109,200を有するキャッチ部材105,190が、プランジャフレーム案内トラック内で移動するように構成された案内部材によって位置決めされている。弾性部材164が引込み部材とキャッチ部材との間に延在する。保持アセンブリ120は、プランジャフレームの反対側の端部にあって、キャッチ要素を収容してこれを固定するように構成されており、以て弾性部材に応力を与えている。ニードルアセンブリおよび引込み部材は相補的なはめ合い部材80b,176を有しており、以て弾性部材に加わっている応力が解放され、ニードルアセンブリと引込み部材がはめ合った後に注射手段が中空体内部に引込まれる。製造方法も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、防護処置をしていないニードルから切り傷や突き傷を受け
るという事故を防止するための装置及び方法に関する。
【0002】 (背景技術) 最近になって、刃物や注射ニードルから切り傷や突き傷を受けるという事故か
ら人間を守ることの必要性が認識されてきている。さらに、ごく最近では、この
ような事故の結果として重大で生命に関わる感染が起こり得ることに対して関心
が持たれている。さらに、最近の動向としては、安全な注射ニードルの技術を使
用することを義務づける法案が多くの州で審議中であり、職業安全衛生管理局の
認可を待っている状態である。しかし、刃物や注射ニードルから切り傷や突き傷
を受けるという事故から防護することの必要性は認識されてきているものの、実
用的な防護器具は未だに入手できてない。
【0003】 米国特許第5,209,739号公報には、いずれも、引込み可能なカニュー
レを備えている皮下ニードルアセンブリと注射器とが開示されている。エラスト
マー管が、カニューレと流体チャンバーへの通路との間に接続されている。各実
施例でカニューレを第二コンパートメント内に引込むためには、使用者は、別置
きの機械器具を独立に操作しなければならない。流体はエラストマー管を通過し
て第二コンパートメントをバイパスしなければならないので、エラストマー管が
破損した場合には空気が直接に患者に注射されるという潜在的危険性が存在する
【0004】 欧州特許第0 862 A1号には、注射ニードルが注射器内に引込まれる器具
が開示されている。この器具の実施例では、引込むためには、使用者は或る機械
器具を独立に操作しなければならない。弾性部材を用いた一実施例では、弾性部
材が予備応力(プリロード)を有していないので、使用者はプランジャを押下げ
て弾性部材に応力を加える必要がある。その後もプランジャに圧力を加え続けて
、プランジャの戻りの開始が早すぎないようにする必要がある。このため、この
器具の操作には両手が必要である。
【0005】 予備応力を有していて片手で操作できる引込みアセンブリを提供する様々な方
法が、共同保有のPCT出願第PCT/US97/20646号および国際出願
第WO98/20923号に開示されている。これらの器具は充分に動作するの
だが、引込み部材が予備応力状態にあるので保管寿命がいくぶん短くなることが
ある。
【0006】 使用者が引込み部材に応力を加えられるようにする別の器具が導入されている
。しかしこれらの器具では一般に、これを行うためには複雑ないし特殊な手順が
必要である。操作が通常行われるなものでなくなるに従い、一般には、医療分野
では受入れられなくなる。さらに、これらの器具の幾つかでは器具の機械的調整
を行う必要がある。この調整は、行うのが困難であったり、器具の正常動作を不
可能にするような変形を生じる可能性がある。この点は、米国特許第5,928
,200号および第5,836,917号を参照のこと。
【0007】 さらに、多くの引込み可能なシステムでは、ニードルアセンブリの幾何学的構
成部材とはめ合う幾何学的構成を有する引込み部材を用いている。これらに共通
する問題は、幾何学的構成を有する引込み部材がプランジャ封止表面(密閉表面
)の前方にあるので、すべての流体が排出される前に、ニードルアセンブリを貫
通している通路と係合してこれを封止(密閉)してしまうことである。その結果
、注射器本体内部の圧力が上昇する。ニードルアセンブリが引込まれるに従って
流体通路が開放され、加圧流体がそこから放出される。
【0008】 先行技術に係る器具に関する別の問題は、製造工程が複雑かつ高価なことであ
る。医療分野で使用される注射器と他の注射ニードル器具の数量は膨大なので、
製品コストの大幅な上昇は望ましいことではなく、一般には受入れられない。
【0009】 (発明の開示) 以上のように、従来の方法で使用できると共に製造方法が複雑でない自動引込
み式の使用済ニードルアセンブリを備えた注射器(シリンジ)が求められている
【0010】 本発明は、注射器とその製造方法とに関する。この注射器は、中空体と、中空
体内部に位置するニードルアセンブリと、中空体内部に位置するプランジャアセ
ンブリとを有する。ニードルアセンブリは、弾性部材を有して引込み可能である
【0011】 本発明の第一の観点では、注射器は、プランジャが中空体中に挿入された際に
、弾性部材を応力状態とするように(弾性部材にテンションを作用させるように
)操作される。
【0012】 本発明の第二の観点では、引込み部材は、プランジャがほぼ中空体内部に挿入
された際に、ニードルアセンブリに結合する。
【0013】 本発明の第三の観点では、引込み部材がニードルアセンブリに結合した後には
、弾性部材に加わる応力(テンション)が解放されてニードルが中空体内部に引
込まれる。
【0014】 本発明の第四の観点では、プランジャがニードルアセンブリに向かって移動す
る際には、保持アセンブリが引込みの前に弾性部材を応力状態(テンションが作
用する状態)で保持する。
【0015】 本発明の第五の観点では、引込みの前に心棒シールが引込み部材と共に移動し
て引込み部材とプランジャフレームとを解放可能な状態で封止係合(密閉係合)
する。
【0016】 本発明の第六の観点では、ニードルシールがニードルアセンブリと中空体の一
端とを解放可能な状態で封止係合する。
【0017】 本発明の第七の観点では、保持指部がニードルアセンブリを中空体の一端に解
放可能な状態で固定する。
【0018】 本発明の第八の観点では、保持腕部がニードルシールを中空体の一端に解放可
能な状態で固定する。
【0019】 本発明の第九の観点は、上述の各観点を組合わせて単一の実施例とすることで
ある。
【0020】 (発明を実施するための最良の形態) 好適な実施例を図面を参照しながら説明する。なお、全体を通じて、同一の参
照符号は同一の要素を表わす。
【0021】 図1を参照すれば、注射器アセンブリ8は、全体として、キャップ部材10と
、注射器外筒40と、ニードルアセンブリ70と、プランジャアセンブリ100
と、を有する。
【0022】 キャップ部材10は、開放したはめ合い端部12と閉鎖した円錐部14とを有
する。はめ合い端部12は、注射器外筒40と滑動的に係合するように構成する
ことが好ましい。または、はめ合い端部12は、注射器外筒40上に対応するね
じ部(図示せず)と係合できるねじ部(図示せず)を備えても良い。他のキャッ
プや対応する外筒の形状が知られており、これらを採用しても良い。閉鎖した円
錐部14は、キャップ部材10の把持を補助する複数のリブ16を有することが
好ましい。
【0023】 図2および図3を参照すれば、一実施例に係る注射器外筒40は、閉鎖端部4
4と開放端部54とを有する中空体部分42から成る。外側の安定把持部材56
は、開放端部54近傍であるが、その前方の中空体42から延在する。把持部材
56は種々の形状を有しても良いが、好ましい楕円形状を示した。内側環状肩部
60が把持部材56とほぼ同じ位置で中空体部分42に画定されている。開放端
部54は、内側環状肩部60の後方に開口端部58を画定する。内側環状リップ
62が開放端部54の近傍に設けられていても良い。
【0024】 閉鎖端部44は、開口部48を有する切頭平面を有する円錐台46によって画
定されている。図3を参照すれば、注射器外筒40の一実施例では保持溝50が
閉鎖端部44近傍の位置に注射器外筒40の内部に位置する。保持溝50は、以
下に詳細に説明するように、使用の間ニードルアセンブリ70を所定位置に保持
する。一実施例では、円錐台46に近い閉鎖端部44は、一般的に、凸形テーパ
ー47、およびその機能は後で説明される少なくとも一つの内部傾斜部52を有
する。
【0025】 図3Aを参照すれば、注射器外筒40の別の実施例では、保持指部51が閉鎖
端部44近傍の所定位置に注射器外筒40の内部で取付けられている。保持指部
51は、後で詳細に説明するように、ニードルの引込みの前にニードルアセンブ
リ70を所定位置に保持する。
【0026】 図4は、ニードルアセンブリ70の一実施例を示す。この実施例では、ニード
ルアセンブリ70は円錐状突起部74に中心を置くニードル72を有する。円錐
状突起部74は、一般に、注射器外筒40の円錐台46の内側を補う。突起部7
4の直ぐ近傍に、封止リング(密閉リング)76がある。突起部74および封止
リング76は、単一成形品として形成することが好ましいが、分離した要素とし
て形成しても良い。ニードルアセンブリ70の内部通路78は、中空のニードル
72およびニードルアセンブリ70の裏面に延在する幾何学的構造(幾何学的構
成)の空洞80と連通する。空洞80は、プランジャ心棒170(図10に示す
)の幾何学的構造の先端部176を補う円筒部分80aおよび半球部分80bを
有することが好ましい。ニードルアセンブリ70は、ニードル部材72が開口部
48を通して延在し、および封止リング76が保持溝50によって所定位置に位
置して保持されるように、注射器外筒40の内部に位置する。封止リング76は
、注射器外筒40の円錐台46および円錐状突起部74と係合することが好まし
い。
【0027】 図4Aは、ニードルアセンブリ70の別の実施例を示す。この実施例では、ニ
ードルアセンブリ70は、ニードルシール77と係合しそれを保持するニードル
シールリップ75を有する。ニードルシールリップ75は、ニードルシール77
を保持する環状カラーまたは他の表面を有しても良い。ニードルアセンブリ70
が注射器外筒40の円錐台46内に挿入される際に、ニードルシール77は、ニ
ードルシールリップ75と注射器外筒40の閉鎖端部44間に位置してこれらを
封止係合(密閉係合)する。または、ニードルシール77は、円錐状突起部74
と注射器外筒40の閉鎖端部44を封止係合する。ニードルシール77の、注射
器外筒40の閉鎖端部44との封止係合を可能とするために、閉鎖端部44はニ
ードルシール77と係合する棚43(図3Aに示す)を有しても良い。ニードル
シール77は、環状であることが好ましく、Oリングから成っていても良い。
【0028】 注射器外筒40とニードルアセンブリの他の実施例を図4Bに示す。これらの
実施例では、ニードルシール53(断面で示す)は、注射器外筒40の閉鎖端部
44で開口部48を通して挿入されている。ニードルシール53は、円錐状突起
部74と円錐台46との間に位置してこれらを封止係合する。この実施例では、
円錐台46の小さい方の端部55は開口してニードルシール53を収容し、次い
で閉鎖してシール53を封止係合状態で保持する。この開口と閉鎖とを行うため
に、円錐台46の小さい方の端部55は、複数の保持腕部57を有する。各保持
腕部57の第一端部61は円錐台46の大きい方の端部59に取付けられている
。第一端部61は、大きい方の端部59の円周の周りに配置される。保持腕部5
7の各々は保持腕部57が曲げられる際に、開口位置および閉鎖位置の間で移動
できる第二端部63を有する。閉鎖位置にある際に保持腕部57の第二端部63
によって画定される部分は開口位置にある際の保持腕部57の第二端部63によ
って画定される部分より小さい。閉鎖位置における保持腕部57によって画定さ
れる部分は、ニードルシール53が開口部を通過しないようにニードルシール5
3の断面より小さい。ニードルシール保持器(ニードルシールリテーナ)が閉鎖
位置にある際には、ニードルシール53は、円錐台46と円錐状突起部74とを
封止係合すると共に、ニードルシール保持器が開口位置にある際にはニードルシ
ール53は、円錐台46および円錐状突起部74との封止係合から解放されるこ
とが好ましい。保持指部51は、閉鎖端部44近傍位置で注射器外筒40の内部
に取付けられる。保持指部51は、以下に詳細に説明するように、ニードルの引
込みの前にニードルアセンブリ70を補助して所定位置に保持する。
【0029】 ここに説明したすべての実施例では、ニードルアセンブリ70は、引込みの前
にニードルアセンブリ保持器によって注射器外筒40の閉鎖端部44近傍にある
所定位置に保持される。図3および図4に示した実施例では、ニードルアセンブ
リ保持器は、保持溝50中におかれて保持される封止リング76を有する。図3
Aおよび図4Bに示した実施例では、ニードルアセンブリ保持器は保持指部51
を有する。
【0030】 保持指部51は、円錐台46の大きい方の端部59の円周の周りに配置される
ことが好ましい。保持指部51の各々の第一端部65は、閉鎖端部44近傍の位
置で注射器外筒40と接続される。保持指部51は、第二端部69付近で保持リ
ップ67を備えたL字型部材を有することが好ましい。保持指部51は、閉鎖位
置と開口位置間で湾曲可能である。閉鎖位置にある場合には、保持指部51の第
二端部69は、これらが開口位置にある際に第二端部69によって画定される部
分より小さい部分を画定する。閉鎖位置で保持指部51により画定される小さな
部分は、保持指部51が閉鎖位置にある際には、ニードルアセンブリがニードル
アセンブリ保持器を通過しないように、ニードルアセンブリ70の断面より小さ
い。
【0031】 図1および図5〜図11を参照すれば、プランジャアセンブリ100は、プラ
ンジャフレーム110と、引込みアセンブリ160と、親指パッド104と、封
止部材150とを有する。プランジャフレーム110は、第一端部114と、封
止端部(密閉端部)130と、その間に延在する一対の対向接続ロッド126と
を有する。対向接続ロッド126は、対向引込みアセンブリの案内トラック12
8を画定する。
【0032】 図6に示したプランジャフレームの一実施例では、プランジャフレーム110
の第一端部114は、対向接続ロッド126に延在してこれらを橋絡する終端プ
レート116を有する。環状親指パッド保持リング117が終端プレート116
の周りに延在する。更に、案内部材118が終端プレート116付近で各接続ロ
ッド126から外側に延在しても良い。保持アセンブリ120は、対向接続ロッ
ド126の間で終端プレート116から内側に延在する。保持アセンブリ120
のこの実施例は、それぞれ、そこから延在するベベルキャッチ124を有する一
対の対向L字型部材122を有する。内部への通過を可能とし、次いで幾何学的
構造の先端部の保持を可能とする他の保持アセンブリも本発明の範囲内である。
【0033】 図6Aおよび図6Bに示したプランジャフレームの別の実施例では、プランジ
ャアセンブリの細長いフレーム部分の長手軸にほぼ平行な、プランジャアセンブ
リの接続ロッド126の表面に沿って配置された複数の保持歯合部103を有す
る保持アセンブリが設けてある。
【0034】 プランジャフレーム110の各構成要素は、ポリプロピレンまたはガラス充填
ポリプロピレンで製造することが好ましい。種々のプラスチックから成る他の材
料を使用して良い。以下に詳細に説明するように、プランジャフレーム110は
、引込みアセンブリ160の構成要素と同様に、マルチショット射出成形加工の
第一ショットとして形成することが好ましい。
【0035】 図7に示したプランジャアセンブリの一実施例では、封止端部130は、接続
ロッド126間に延在して開口部圧力円錐138に終端する開口部円筒を有する
封止プラットフォーム(密閉プラットフォーム)132を備えている。開口部は
、連続中空インテグラルシャフト140が封止プラットフォーム132から圧力
円錐138まで封止端部130を通過するように、同心であることが好ましい。
中空シャフト140は、封止プラットフォーム132内側の直径が圧力円錐13
8内側の直径より大きくなるようにテーパーを有することが好ましい。さらに、
内側環状リング142は、圧力円錐138付近の中空シャフト140内に延在す
る。外側環状保持リング136は、円筒134と圧力円錐138の結合部の周り
に位置する。テーパーおよび内側および外側リング142と136の機能は、後
に、より詳細に説明する。
【0036】 図7Aに示したプランジャアセンブリの別の実施例では、中空シャフト140
は、第一端部141と第二端部143とを有しており、第一端部141は、第二
端部143によって画定される断面より小さい断面を有する。小さい方の断面と
大きい方の断面との間の遷移は急峻であるように図示してあるが、緩やかであっ
ても良い。
【0037】 図8を参照すれば、プランジャ封止部材(密閉部材)150は、円筒134と
、外側保持リング136の周りに位置して外側保持リング136とによって保持
される。封止部材150は、各端部に環状シール152および154を有し、そ
の間には、これより細い部分156を備えている。プランジャアセンブリ100
が注射器外筒40内に位置する際には、環状シール152は、細い部分156の
周りに開放空間部分を備えた中空体部分42の内面と封止係合する。環状シール
154は、中空体42とも封止係合して良いが、細い部分156の中に真空が生
じることを防止するための通路を有しても良い。封止部材150はエラストマー
で製造することが好ましい。使用可能な材料は、シェル・オイル社が製造するク
ラトンである。好適な材料は。シェル・オイル社が製造するクラトンG2706
である。以下に詳細に説明するように、封止部材150を所定場所に直接に過剰
モールドで形成することが好ましいが、別に製造して円筒134と保持リング1
36の周りに配置しても良い。
【0038】 プランジャフレーム110の第一端部114は、親指パッド104なしに終端
プレート116を備えるのみで使用しても良い。しかし図9に示したように、終
端プレート116の周りに保持リング117によって保持された親指パッド10
4を設けることが好ましい。親指パッド104も、エラストマー、好ましくはク
ラトン、で製造することが好ましい。封止部材150に関しては、親指パッド1
04は所定場所に直接に過剰モールドで形成されることが好ましいが、これを別
に製造して終端プレート116の周りに固定しても良い。
【0039】 好適な引込みアセンブリ160を、図5、図6C、図6D、図8、図10、図
10Aおよび図11を参照して説明する。引込みアセンブリ160は、心棒17
0と、キャッチ部材190と、弾性部材164とを有する。
【0040】 図10を参照すれば、心棒170の一実施例では、一端から延在するテーパー
部分174と、他端から延在するシャフト部分180とを備えた概略円筒体17
2が設けてある。テーパー部分174は、幾何学的構造の先端部176で終端す
る。心棒環状保持リング178は、テーパー部分174との結合部付近の円筒体
172の周りに延在する。心棒170は、保持リング178を有する保持手段に
よって解放可能な状態でプランジャフレームに固定される。心棒保持リング17
8は、心棒170の一部であり心棒170から分離していないことが好ましい。
シャフト部分180は、弾性部材164を保持するためにそこから延在している
複数の板状突起182等を有する。
【0041】 図10Aに示した心棒170の別の実施例では、円筒体172は、溝173を
有しており、心棒シール171(断面図で示す)は、心棒170と中空シャフト
140との間で溝173の周りに位置している。心棒シール171は、心棒17
0および中空シャフト140とを解放可能な状態で封止係合する。心棒シール1
71はOリングとして図示してあるが、中空シャフト140と心棒170とを解
放可能な状態で封止係合する如何なる形状であっても良い。
【0042】 心棒シール171は、当初、心棒170と中空シャフト140の第一端部14
1との封止係合状態にあり、ニードルの引込みの前にその間の流体の通過を抑制
する。封止係合状態により、中空シャフト140と心棒シール171間、および
心棒シール171と心棒170間の保持力が生じる。保持力により心棒170お
よび中空シャフト140に対する心棒シール171の移動が抑制され、その結果
、ニードルの引込みが抑制される。従って、プランジャ心棒170をプランジャ
フレームに固定する保持手段は、心棒シール171を有している。
【0043】 小直径部分では、心棒シール171と心棒170との間の保持力は、心棒シー
ル171と中空シャフト140間の保持力より大きく、したがって、心棒170
が中空シャフト140に対して移動する際には、心棒シール171は、心棒17
0に対しては移動せず、中空シャフト140に対して移動する。
【0044】 保持力の望ましい分布は、種々の手段によって得ることができる。心棒170
は、心棒170の円周の周りにあって心棒170上のシール位置に位置する環状
溝173を有することが好ましい。環状溝173は、心棒シール171が中空シ
ャフト140の小面積部分内に位置している限り、心棒シール171が溝173
に当接ないし適合(フィット)しシール位置で心棒170上の所定位置に保持さ
れるように、構成されている。心棒シール171が中空シャフト140の小面積
部分から大面積部分へ移動した後には、心棒シール171は溝173中に留まっ
ても良く、溝173から外側に膨張しても良い。この点は、以下に詳細に説明す
る。
【0045】 心棒に対して固定されている心棒シールを保持するために溝以外の構造を用い
ても良い。例えば心棒シールが、心棒上の二つの環状カラーの間に位置して良い
。さらに、他の何らかの非円滑または不整表面(不均一面)を、心棒に対するシ
ールの移動を機械的に抑制するために使用して良い。また、心棒シールを心棒に
取付けるために接着剤を使用しても良い。心棒シールは、心棒と一体のものとし
て形成することもできる。
【0046】 図8を参照すれば、引込みアセンブリ160では、環状停止部184が中空シ
ャフトの端部近傍の心棒170の円筒体172の周りに延在する。停止部184
は、エラストマーであることが好ましく、従って、弾性部材164に付随して形
成することが好ましい。
【0047】 図5および図11を参照すれば、キャッチ部材190の一実施例では、細長プ
レート192を設けてある。この細長プレート192は、その各端部がプランジ
ャフレーム110のそれぞれの引込みアセンブリ案内トラック128の内部に延
在してその内部で移動するように大きさが決められている。細長プレート192
の一側部からは、弾性部材164を保持するためにそこから延在している板状突
起196等を備えたシャフト194が延在する。図11に示した実施例では、第
二シャフト198が細長プレート192の反対側から延在して幾何学的構造のキ
ャッチ先端部200で終端する。先端部200は、プランジャフレーム110の
保持アセンブリ120とはめ合って(係合して)保持されるように構成されてい
る。
【0048】 図6Cおよび図6Dに示したキャッチ部材105の別の実施例では、プランジ
ャフレーム110の接続ロッド間の案内トラック128中で移動するように構成
されたガイド107が設けてある。キャッチ部材105は、キャッチ部材105
の両側に位置するキャッチ歯部109を有する。各キャッチ歯部109は、同時
に、保持歯合部103(保持歯合部103は、図6Aおよび図6Bに示した保持
アセンブリの一部である)の一つと係合する。保持歯合部103の一つがキャッ
チ歯部109の一つを収容した後には、キャッチ歯部109は、細長フレーム部
分の第一端部114から離れることができない。従って、キャッチ部材105は
、保持部材の保持歯合部103によって保持され、これにより、弾性部材164
は、一端では封止プラットフォーム(密閉プラットフォーム)により、他端では
キャッチ部材105により、応力状態(テンションが作用する状態)に保持され
る。
【0049】 心棒170およびキャッチ部材190,105は、プランジャフレーム110
と同じ材料で製造することが好ましい。したがって、これらの構成要素も、プラ
ンジャフレーム110を形成するためのマルチショット射出成形加工の第一ショ
ットの間に形成することができる。
【0050】 弾性部材164は、心棒170とキャッチ部材190,105との間に延在す
る。弾性部材164は、エラストマーであることが好ましいが、ステンレス鋼ス
プリング等の他の材料の弾性材料で製造される。弾性部材164は、クラトン(
登録商標)で製造することが好ましい。以下に説明する好適な製造方法では、弾
性部材164は、第二射出過剰モールドショットにより心棒170とキャッチ部
材190,105間に形成される。弾性部材164が板状突起付きシャフト18
0および194上に直接に過剰モールドで形成されていることと好ましい材料の
固有の接着特性とにより、心棒170とキャッチ部材190,105に固定され
た弾性部材164を保持するための接着剤などの追加の固定手段の必要はない。
弾性部材164は、その材料とは無関係に、別個に製造して心棒170とキャッ
チ部材190,105に固定して良い。封止部材150、親指パッド104、お
よび停止部184はすべて、弾性部材164と同じ材料で製造することが好まし
いので、これらも第二射出過剰モールドショットの間に形成することが好ましい
【0051】 以上で、好適な注射器8の構成要素を説明したので、その組立てと使用とにつ
いて図12〜図19を参照して説明する。ニードルアセンブリ70は、開口部4
8を通って延在するニードル部材72を備えた注射器外筒40内に位置する。
【0052】 図3および図4の実施例において、ニードルアセンブリ70は、封止リング(
密閉リング)76が注射器本体保持溝50内に載置され保持されるまで、挿入さ
れる。
【0053】 図3Aおよび図4Aに示した実施例では、ニードルシール77を備えたニード
ルアセンブリ70が注射器外筒40の円錐台46内に挿入されて保持指部51に
よって保持される。ニードルアセンブリ70は、円錐台46内に挿入された際に
保持指部51と接触する。ニードルアセンブリ70を更に挿入することにより保
持指部51は、ニードルアセンブリ70が保持指部51によって画定される開口
を通過できるように、開口位置へ移動する。
【0054】 ニードルアセンブリ70が円錐台46内に充分に挿入された際には、保持指部
51は閉鎖位置に戻る。保持指部51は、これが閉鎖位置から変位していると共
に保持指部51に外力が作用してなければこれらが閉鎖位置に戻るように、弾性
材料で形成されている。保持指部51が閉鎖位置にある際に、ニードルアセンブ
リ70を円錐台46から外筒40の開放端部へ向けて押込む力が加わっている場
合には、ニードルアセンブリ70は少なくとも保持リップ67の一つと接触する
と共に、保持指部51の少なくとも一つはその力に抵抗する。このような力が加
えられる方向に対してほぼ垂直な関係にあるリップ67の表面の向きによって、
保持指部51を開放位置に押広げる力の成分が減少する。
【0055】 図4Bに示した実施例では、ニードルシール53は、注射器外筒40の開口端
部を通してではなく開口部48を通して円錐台46内に挿入される。開口部48
を通してニードルシール53を円錐台46内に挿入するために、保持腕部57は
開口位置に移動し開口位置に保持されて、ニードルシール53が腕部57によっ
て画定された開口を通過できるようになる。ニードルシール53が円錐台46内
に充分に挿入されると、腕部57は解放されて閉鎖位置に向かって移動する。腕
部57は、腕部57が閉鎖位置から変位しており腕部57に外力が作用しなけれ
ば、閉鎖位置に戻るように弾性材料で形成される。ニードルシール53が円錐台
46内に挿入されて腕部57が閉鎖位置へ戻ると、ニードルシール53は腕部5
7によって円錐台46内に保持される。
【0056】 ニードルアセンブリ70は、外筒40の開口部48または開口端部を通して挿
入して良い。ニードルアセンブリ70が外筒40の開口端部を通して挿入される
場合には、これは、図3Aおよび図4Aに示した実施例と関連して説明したもの
と同じ方法でなされる。このようにして、ニードルアセンブリ70は保持指部5
1と接触してこれらを開口位置に押込む。ニードルアセンブリ70が充分に挿入
されると、保持指部51は閉鎖位置へ移動してニードルアセンブリ70の円錐状
突起部74を保持する。ニードルアセンブリ70が開口部48を通して挿入され
る場合には、これがシール53と同じ方法により同時に挿入されて良い。開口部
48を通して挿入される場合には、保持指部51は開口位置へ移動してニードル
アセンブリ70を収容する必要はない。
【0057】 図3、図3A、図4および図4Aに示した実施例では、キャップ部材10は、
ニードルアセンブリ70の挿入前後のいずれで注射器外筒40の閉鎖端部44と
はめ合っても良い。図4Bに示した実施例では、キャップ部材10はニードルシ
ール53の挿入後に注射器外筒40の閉鎖端部44とはめ合っても良い。
【0058】 プランジャアセンブリ100は、親指パッド104と封止部材150とを有す
るプランジャフレーム110と、引込みアセンブリ160とを組立てることによ
って組立てられる。上述のように、弾性部材164は、心棒170とキャッチ部
材190,105に直接に成形して引込みアセンブリ160を形成することが好
ましい。一体構造として形成しない場合には、弾性部材164は、心棒とキャッ
チ部材の板状突起付きシャフト部分180および194に固定される。
【0059】 引込みアセンブリ160の完成後に、心棒170は、プランジャフレーム封止
端部(密閉端部)130を通過する中空シャフト140を通して挿入される。図
7および図10に示した実施例では、心棒170は、心棒保持リング178が封
止端部の内側環状リング142によって固定されるまで挿入される。心棒保持リ
ング178は、圧力円錐138付近のプランジャ封止端部130により耐流体シ
ールを形成して中空シャフト140を封止(密閉)する。弾性停止部184は、
封止プラットフォーム132の裏面に当接して中空シャフト140の端部の周り
に耐流体シールを形成する。プランジャアセンブリが中空体部分42から引出さ
れる際に真空が生じる。弾性停止部184が構成するシールが、内部の真空力に
よって空気または他の物質が心棒170を通過して中空体部分42内に引込まれ
ることを防止する。
【0060】 図7Aおよび図10Aに示した実施例では、心棒170が挿入されて、心棒シ
ール171が中空シャフト140の第一端部141内部に位置している。心棒シ
ール171は中空シャフト140の圧力円錐部138またはリップ(図示せず)
と当接することがあり、これによって心棒170の過剰な挿入が防止される。
【0061】 心棒170が所定場所に位置すれば、プランジャアセンブリ100が開放端部
54を通して注射器外筒40内に挿入される準備が完了する。環状シール152
および154は、プランジャアセンブリ100が挿入される際に、注射器外筒4
0の内側と封止係合する。図12に示したように、プランジャアセンブリ100
は、キャッチ部材190,105が肩部60と当接するまで、注射器外筒40内
にほぼ途中まで挿入される。注射器8の包装および発送の準備が完了する。この
時点では、弾性部材164には応力が与えられていないことに注意されたい。弾
性部材164は一定の応力状態にないので(テンションが作用していないので)
、注射器8の保管寿命を延ばす一助となる。保管寿命が問題でない場合には、包
装の前にキャッチ部材190,105を保持アセンブリ120に固定できて、こ
の場合には、注射器8の弾性部材は予備応力(プリロード)を有する。
【0062】 注射器アセンブリ8を包装から取出した後、使用者は、典型的な片手の方法、
つまり二本の指を把持部材56に当てると共に親指を親指パッド104に乗せる
こと、によって注射器を保持できる。使用者は親指パッド104を押してほぼ完
全に押下げ、こうしてプランジャアセンブリ100を注射器外筒40内に押下げ
て注射器中空体部分42から空気を排出させる。これは標準の注射器操作と同様
である。プランジャアセンブリ100が押される際に、キャッチ部材190,1
05はキャッチ部材190,105が前進できないように、肩部60によって保
持される。しかし、プランジャフレーム110は前進し続ける。キャッチ部材1
90,105は保持されるが、プランジャフレーム110および固定された心棒
170は前進し続けるので、弾性部材164は伸張して、応力状態となる(テン
ションが作用する)。
【0063】 さらに前進するに伴い、キャッチ部材190,105のキャッチエレメント(
キャッチ要素)200、109は保持アセンブリ120によって収容される。図
11に示した実施例では、キャッチ要素は幾何学的構造のキャッチ先端部200
である。図6Cおよび図6Dに示した実施例では、キャッチ要素はキャッチ歯部
109を有しており、保持アセンブリは、保持歯合部103を有する。キャッチ
要素(キャッチ先端部)200を備えた実施例について、図13に示したように
、キャッチ要素200、109は、プランジャフレーム110の保持アセンブリ
120によって固定される。これによって、弾性部材164は、固定された心棒
170と固定されたキャッチ部材190,105との間の応力状態に固定される
。キャッチ要素200、109と保持アセンブリ120とがはめ合う際には「ク
リック」音を発生して、使用者に適切なはめ合いの信号を与えても良い。
【0064】 さらに、プランジャフレームの第一端部114の近傍の注射器外筒環状リップ
62は、キャッチ要素200、109が保持アセンブリ120によって収容され
た際に、プランジャアセンブリ100の完全な押下げを防止する。
【0065】 弾性部材164に応力が加わった状態で、図14に示す如く、キャップ10を
除去してニードル部材72を所望の薬瓶等に挿入し、プランジャアセンブリ10
0を引出して所望の投与量を取出すという従来の方法で注射器8を充填すること
ができる。弾性部材164は、プランジャフレーム110に固定された二つの構
成要素間で張力を受けているので、プランジャアセンブリ100の引出しが弾性
部材164の動作を惹き起こすことはない。こうして、プランジャアセンブリ1
00は、標準の注射器プランジャとして動作する。
【0066】 既知の方法により、空気を注射器外筒40から排出させると、器具8では、患
者へのニードル部材72の挿入の準備が完了する。上述のように、弾性部材16
4は二つの固定要素の間で張力を受けているので、プランジャアセンブリ100
を何れかの方向に移動するようには動作しない。したがって、使用者はプランジ
ャアセンブリに一定圧力を維持する必要がないので、注射器8を一方の手の親指
と人差し指との間で従来のダートのような方法で注射器8を自由に保持すると共
に、他方の手では皮下注射の挿入部位の患者の皮膚をつまんだり、筋肉注射のた
めに皮膚を拡げたり、IV注射のために皮膚を押さえることができる。これらの
注射方法は医療分野で一般的に好まれている方法である。
【0067】 ニードル部材72が挿入される際に、図15で矢印Aで示した後方への力が、
ニードルアセンブリ70に対して加わる。この力に対抗するために、図3および
図4に示した実施例では、ニードルアセンブリ封止リング76が保持溝50内部
に固定される。さらに、円錐台46の周りの注射器外筒テーパー表面47は凸状
であるので、後方への力は矢印Bで示したように注射器外筒表面を内側へ圧迫し
てニードルアセンブリ70の周りにより強い保持力を生じる。使用者が患者にニ
ードル部材72を挿入した後には、使用者は、親指パッド104を押下げること
により患者に薬剤を注射する。図3A、図4Aおよび図4Bに示した実施例では
、ニードルアセンブリに対して加わる力は保持指部51と対抗する。
【0068】 図16に示したように、プランジャアセンブリ100の実質的な押下げ時には
、心棒先端部176はニードルアセンブリの空洞80に進入し始める。ほぼ同時
に、第一環状シール152は、注射器外筒40の閉鎖端部44近傍の傾斜部52
と接し、傾斜部52によって湾曲させられて耐流体シールを破壊する。プランジ
ャ封止部材(密閉部材)150とニードルアセンブリ70との間に捕捉された流
体は全て、湾曲した環状シール152を通って細い部分156の周囲の開口空間
へ通過させられる。第二環状シール154は、注射器外筒40と封止係合した状
態に留まって、封止部材150を通過する望ましくない内側または外側への何ら
かの流れを防止しても良い。しかし環状シール154は、細い部分156の周り
に捕捉された空気を逃がす小さな通路を備えても良い。
【0069】 心棒先端部176は、図17に示したように、ニードルアセンブリ空洞円筒部
分80aを通り、幾何学的構造の空洞の密封部分80b内に通過する。
【0070】 心棒170とニードルアセンブリ70とが結合するとほぼ同時に、ニードルア
センブリ70が保持指部51によって画定される開口を通過できるように、保持
指部51はプランジャアセンブリ100によって開口位置へ移動される。ニード
ルアセンブリ70上の保持指部51によって作用する保持力は、保持指部51が
閉鎖位置にある際より保持指部51が開口位置にある際の方が小さい。弾性部材
中の応力は、保持指部51によってニードルアセンブリ70に加わる如何なる残
留保持力よりも充分大きい。
【0071】 図17に示したように、心棒170がニードルアセンブリ70に固定されると
、心棒先端部176はニードルアセンブリ70内で可能な限り遠くに移動するが
、プランジャフレーム110の全ストロークを移動したわけではない。したがっ
て、親指パッド104上に加わり続ける力によりプランジャフレーム110が前
方へ移動し続ける。心棒170の位置は固定されており、プランジャフレーム1
10は前方への力を受けているので、心棒は後方へ押される。
【0072】 図7および図10に示した実施例では、保持リング178は、プランジャ封止
端部保持リング(プランジャ密閉端部保持リング)136を過ぎて内向きの力を
受け、これによって、図18に示したように心棒170を解放する。つまり、心
棒保持リング178は、仮想線で示したように保持リング136の後方に移動す
る。
【0073】 図7Aおよび図10Aに示した実施例では、注射ニードルの使用者がプランジ
ャを押下げ続ける際には、プランジャフレームが心棒170に対して前進し続け
、心棒170が、中空シャフト140の小面積の第一端部141の第一位置から
中空シャフト140の大面積の第二端部143の第二位置へ移動する。
【0074】 心棒170が第一位置から第二位置へ向かって移動する際に、中空シャフト1
40と心棒シール171との間の保持力が負けて、心棒シール171が中空シャ
フト140に向かって滑動する。心棒シール171と心棒170との間の保持力
は心棒シール171と中空シャフト140との間の保持力より大きいので、心棒
シール171は心棒170と共に移動する。
【0075】 心棒シール171が中空シャフト140の第二端部143の大面積部分内へ移
動すると、心棒シール171は心棒170から外側に膨張するか、または心棒1
70と係合したまま留まる。注射器の組立ての間に中空シャフト140によって
心棒170の周囲で圧縮されている場合には、シール171は膨張する。心棒シ
ール171が膨張する場合には、心棒シール171の開口によって画定される部
分(内側のシール部分)は、心棒シール171が第一位置から第二位置へ移動す
る際に、心棒170が内側のシール部分を通してニードルを引込むことができる
ように充分に大きくなることが好ましい。
【0076】 如何なる場合にも、心棒シール171が中空シャフト140内部で第一位置か
ら第二位置へ移動した後には、心棒シール171は心棒170を中空シャフト1
40に固定しない。
【0077】 心棒170の弾性部材164は応力状態にあるが、中空シャフト140に固定
されないので、弾性部材164の応力状態によって心棒170が接続ロッド12
6間のプランジャフレーム110内へ自動的に引込まれる。図19に示したよう
に、心棒先端部176および幾何学的構造のニードルアセンブリ空洞80を通し
て、ニードルアセンブリ70がプランジャフレーム110内に引込まれる。
【0078】 一実施例では、プランジャフレーム110の封止端部のテーパー圧力円錐13
8は円錐台46上の凸面状テーパー部分47と接触し、これを若干膨張させる。
これは、ニードルアセンブリ70上の円錐台46の保持力を低下さてニードルア
センブリ70の引込みを補助する。更に、テーパー部分47は凸面状であるので
、図18に矢印Cで示した前進流体とプランジャとの力が、矢印Dで示したよう
にテーパー部分47を外側へ圧迫して保持力を更に緩め、これにより、必要な引
込み力を低下させる。この曲げは心棒176がニードルアセンブリ空洞80の密
封部分80aに入ると同時か若干おくれて生じることが好ましい。
【0079】 再び図19を参照すれば、プランジャアセンブリ100の全ストロークを移動
する際に、親指パッド104は注射器外筒40の端部で開放空洞58に進入する
。好適な実施例では、親指パッド104は注射器外筒40と封止係合する弾性材
料で製造してあるので、開放端部54を閉鎖して注射器外筒40外への流体の偶
発的流出を防止する。さらに、親指パッド104は開放空洞58に進入してその
中に収容されるので、偶発的または意図的にプランジャアセンブリ100を取外
すことにより使用済のニードル部材72が露出する可能性が低減する。親指パッ
ド104は、非アクセス性を向上させるために(取出しにくくするために)、半
ドーム形状を有することが好ましい。さらに、親指パッド104は、内側環状リ
ップを超えて挿入され保持されるようにし、更に取出しにくすることが好ましい
【0080】 注射器の一実施例の製造方法を、図20および図21を参照して説明する。第
一ショット射出成形加工を用いて、プランジャフレーム110の構成要素(第一
端部114、封止端部130、およびその間に延在する接続ロッド126)と、
心棒170と、キャッチ部材190,105とを、好適な実施例ではポリプロピ
レンである所望の材料の単一ショットによって形成する。得られる構成要素を図
20に示す。心棒170およびキャッチ部材190,105は、要素170、1
90から接続ロッド126に延在するランナー210によって、互いに対して、
また、プランジャフレーム110に対して、所定位置に保持される。形成された
プランジャフレーム110と、心棒170と、キャッチ部材190,105は、
次に第二成形空洞内に移される。図21に示したように、好適な実施例ではクラ
トンである所望の材料の第二射出成形過剰モールドショットを用いて、弾性部材
164と、停止部184と、封止部材150と、親指パッド104とが、プラン
ジャフレーム110と、心棒170と、キャッチ部材190,105との対応部
分の上に直接に形成される。プランジャアセンブリ100が第二成形から取出さ
れた後に、ランナー210は心棒170と接続ロッド126から取外され、心棒
170が自由になる。次いで、心棒170は、心棒保持リング178とプランジ
ャ封止端部の保持リング136との相互作用によって所定位置に保持されるまで
、プランジャ封止端部の中空シャフト140を通して押される。心棒170が固
定された後に、ランナー210はキャッチ部材190,105と接続ロッド12
6との間で取外すことができる。すべてのランナー210を同時に取外すことが
可能であるが、キャッチ部材190,105を支持するランナー210を保持し
て、心棒170の挿入の間に引込みアセンブリ160が移動しすぎることを避け
ることが好ましい。心棒170が挿入され、ランナー210が取外されると、プ
ランジャアセンブリ100は上述のように使用可能となる。
【0081】 弾性的エラストマー材料をフレームアセンブリの周りに過剰モールドで形成す
るこの方法は、種々の他の医療製品や非医療製品の成形に用いることができる。
医療製品に関しては、引込み式血液収集器具、自動ランセット、応力を有するか
有し得る内側または外側のエラストマーシースを有する注射器、バタフライ器具
などが考えられる。
【0082】 本発明を好適な実施例に即して説明したが、特許請求の範囲に限定された本発
明の範囲内に含まれるその他の種々の変更は、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る注射器アセンブリの拡大図である。
【図2】 注射器外筒の一実施例の断面図である。
【図3】 図2の注射器外筒の閉鎖端部の分解組立図である。
【図3A】 注射器外筒の閉鎖端部の別の実施例の分解組立図である。
【図4】 ニードルアセンブリの一実施例の側面図である。
【図4A】 ニードルアセンブリの別の実施例の側面図である。
【図4B】 注射器外筒の別の実施例およびニードルアセンブリの別の実施
例の閉鎖端部の分解組立図である。
【図5】 プランジャアセンブリの一実施例の斜視図である。
【図6】 図5のプランジャアセンブリのプランジャフレームの断面図であ
る。
【図6A】 プランジャアセンブリの別の実施例の断面図である。
【図6B】 図6Aのプランジャアセンブリの一部の拡大図である。
【図6C】 引込みアセンブリの一実施例の図である。
【図6D】 キャッチ部材の一実施例の図である。
【図7】 図6のプランジャフレームの封止端部(密閉端部、シーリング端
部)の分解組立図である。
【図7A】 プランジャフレームの封止端部(密閉端部)の別の実施例の断
面図である。
【図8】 図5のプランジャアセンブリの断面図である。
【図9】 図8のプランジャアセンブリの第一端部の分解組立図である。
【図10】 本発明の心棒の一実施例の側面図である。
【図10A】 本発明の心棒の別の実施例の側面図および心棒シールの断面
図である。
【図11】 本発明のキャッチ部材の一実施例の側面図である。
【図12】 組立て後の未使用状態での注射器の一実施例の図である。
【図13】 プランジャアセンブリの最初の実質的押下げ時の図12の注射
器の図である。
【図14】 注射器充填後の図12の注射器の図である。
【図15】 患者に注射する際の、図12の注射器の前方部分の図である。
【図16】 プランジャアセンブリの実質的注射押下げ時の図12の注射器
の前方部分の図である。
【図17】 心棒先端部がニードルアセンブリ空洞に入った後の図12の注
射器の前方部分の図である。
【図18】 プランジャアセンブリの完全押下げ時の図12の注射器の前方
部分の図である。
【図19】 ニードル引込み後の図12の注射器の図である。
【図20】 好適な製造方法に係る第一射出成形ショットにより形成された
プランジャアセンブリ部材を示す。
【図21】 好適な製造方法による第二射出成形過剰モールドショットによ
り形成されたプランジャアセンブリを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジョゼフ・ネボロン アメリカ合衆国92130カリフォルニア州サ ンディエゴ、カーメル・カントリー・ロー ド・ナンバー31、12608番 (72)発明者 ロバート・ディ・アダムズ アメリカ合衆国08088ニュージャージー州 シャモング、ミーティングハウス・コート 2番 (72)発明者 パトリック・チン シンガポール570105シンガポール、ナンバ ー02−230、ビシャン・ストリート12番、 ブロック105 (72)発明者 エイプリル・マラノ−フォード アメリカ合衆国90266カリフォルニア州マ ンハッタン・ビーチ、ローズクランズ・プ レイス221番 Fターム(参考) 4C066 AA07 BB01 CC01 DD08 EE06 EE14 FF05 GG12 GG16 HH12 HH14 HH17 HH18 JJ08 KK05 KK08 LL28

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に開放される開放端部と、実質的に閉鎖される閉鎖端
    部であって開口部を画定する閉鎖端部と、を有する中空体と、 ニードルを備えるニードルアセンブリであって、上記中空体の内部に位置決めさ
    れると共に上記開口部内を通過するニードルアセンブリと、 上記中空体の内部に備えられるプランジャアセンブリとを備える注射器であって
    、 プランジャアセンブリは、 第一端部と、第二端部に位置する封止プラットフォームと、を有すると共に、
    長手方向に延在する少なくとも一つの案内トラックを画定する細長フレーム部分
    であって、封止プラットフォームは上記中空体と封止状態で係合する細長フレー
    ム部分と、 封止プラットフォームに解放自在に固定される引込み部材であって、ニードル
    アセンブリに取付け自在である引込み部材と、 上記案内トラック内で移動するように構成された案内部材を有するキャッチ部
    材と、 引込み部材とキャッチ部材との間に延在する弾性部材と、を有し、 プランジャアセンブリを中空体の上記閉鎖端部に向けて上記を移動させること
    により、弾性部材にテンションが作用せしめられ、 引込み部材がニードルアセンブリに結合した後、弾性部材に作用するテンショ
    ンが解放されることによって、ニードルが中空体の内部に引込まれることを特徴
    とする注射器。
  2. 【請求項2】 上記キャッチ部材は、キャッチエレメントを備え、 上記プランジャアセンブリは、上記細長フレーム部分の上記第一端部の近傍に
    位置する保持アセンブリであって、上記弾性部材に上記テンションが作用した状
    態を維持するべく細長フレーム部分の第一端部から離れる方向の移動に対してキ
    ャッチ部材を拘束するためのキャッチエレメントを受け入れるように構成された
    保持アセンブリを有することを特徴とする請求項1記載の注射器。
  3. 【請求項3】 上記中空体は、上記開放端部の近傍に肩部を有しており、上
    記キャッチ部材が肩部に当接することによって、キャッチ部材が肩部を超えて中
    空体内部へ進入することを防止するようにしたことを特徴とする請求項2記載の
    注射器。
  4. 【請求項4】 上記細長フレーム部分を上記中空体内で移動させたときに上
    記キャッチ部材が上記保持アセンブリによって受け入れられるように、細長フレ
    ーム部分が、初期において、キャッチ部材に対して実質的に自由に移動するよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載の注射器。
  5. 【請求項5】 上記保持アセンブリが上記キャッチエレメントを受け入れた
    時に、可聴信号を発生させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の注射器
  6. 【請求項6】 上記キャッチエレメントは、キャッチ先端部を有しているこ
    とを特徴とする請求項2記載の注射器。
  7. 【請求項7】 上記保持アセンブリは、複数の保持歯合部を有し、 上記キャッチエレメントは、保持歯合部の一つと係合するキャッチ歯部を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の注射器。
  8. 【請求項8】 上記保持歯合部は、上記細長フレーム部分の長手軸に実質的
    に平行な細長フレーム部分の面に沿って配置されていることを特徴とする請求項
    7記載の注射器。
  9. 【請求項9】 上記保持歯合部の一つは、上記キャッチ歯部の受け入れ後に
    、キャッチ歯部が上記細長フレーム部分の上記第一端部から離れ保持歯合部の上
    記一つを超えて移動することを防止するようにしたことを特徴とする請求項7記
    載の注射器。
  10. 【請求項10】 上記弾性部材がプリロード状態となるように、上記キャッ
    チエレメントは、初期において、上記保持アセンブリに固定されていることを特
    徴とする請求項2記載の注射器。
  11. 【請求項11】 上記引込み部材は、上記ニードルの引込みの前に引込み部
    材を上記封止プラットフォームに解放自在に固定する保持部材を有することを特
    徴とする請求項2記載の注射器。
  12. 【請求項12】 上記封止プラットフォームは、中空一体シャフトを有し、 上記引込み部材は、上記ニードルの引込みの前に上記中空シャフトと封止係合
    状態にあることを特徴とする請求項11記載の注射器。
  13. 【請求項13】 上記保持部材は、上記引込み部材の円周の周囲に環状カラ
    ーを有することを特徴とする請求項12記載の注射器。
  14. 【請求項14】 上記環状カラーは、上記中空シャフト内に位置決めされた
    環状リングに当接することを特徴とする請求項13記載の注射器。
  15. 【請求項15】 上記引込み部材は、心棒を有しており、 上記保持部材は、封止位置にある上記心棒と上記中空シャフトの第一端部との
    間に位置する心棒シールであって、上記ニードルの引込み前に上記心棒と上記中
    空シャフトの上記第一端部とに対して封止係合状態にある心棒シール、を有する
    ことを特徴とする請求項12記載の注射器。
  16. 【請求項16】 上記心棒は、上記シール位置に位置する不均一面を有して
    おり、 上記不均一面は、上記心棒シールと当接して、ニードルの引込みの前に心棒シ
    ールと封止係合することを特徴とする請求項15記載の注射器。
  17. 【請求項17】 上記不均一面は、上記心棒の周囲に溝を有していることを
    特徴とする請求項16記載の注射器。
  18. 【請求項18】 上記保持部材は、Oリングを有していることを特徴とする
    請求項11記載の注射器。
  19. 【請求項19】 上記中空シャフトは、第二端部を有しており、 上記第一端部は、上記第二端部の断面積よりも小さい断面積を有していること
    を特徴とする請求項15記載の注射器。
  20. 【請求項20】 上記心棒シールは、上記中空シャフトの上記第一端部の内
    にある第一位置から中空シャフトの上記第二端部の内にある第二位置へと、上記
    心棒と共に移動することを特徴とする請求項19記載の注射器。
  21. 【請求項21】 上記心棒シールは、心棒シールの上記第一位置から上記第
    二位置への移動後、もはや、上記中空シャフトと封止的係合状態にないことを特
    徴とする請求項20記載の注射器。
  22. 【請求項22】 上記心棒シールは、心棒シールの上記第一位置から上記第
    二位置への移動後、上記心棒と封止的係合状態にないことを特徴とする請求項2
    0記載の注射器。
  23. 【請求項23】 上記引込み部材が上記ニードルアセンブリに結合した後、
    上記プランジャフレームの前進移動によって、上記心棒が上記第一位置から上記
    第二位置へ移動し、これにより、上記心棒シールが上記第一位置から上記第二位
    置へ移動することを特徴とする請求項20記載の注射器。
  24. 【請求項24】 上記心棒シールの上記第一位置から上記第二位置への上記
    移動によって、上記中空シャフトと上記心棒との間の保持力が減じられるように
    したことを特徴とする請求項20記載の注射器。
  25. 【請求項25】 上記心棒シールは上記第一位置にある間には圧縮され、心
    棒シールが上記第一位置から上記第二位置へ移動するにつれて心棒シールの内側
    封止領域はより大きくなり、該内側封止領域は、上記引込み部材が該内側封止領
    域を通して退避することができる上記第2位置にある間は十分に大きいことを特
    徴とする請求項20記載の注射器。
  26. 【請求項26】 上記プランジャアセンブリは、上記中空シャフトの第二端
    部と封止係合する停止部を有していることを特徴とする請求項12記載の注射器
  27. 【請求項27】 上記停止部は、上記弾性部材と一体に形成されていること
    を特徴とする請求項26記載の注射器。
  28. 【請求項28】 上記封止プラットフォームは、上記中空体と封止係合する
    エラストマー封止部材を有していることを特徴とする請求項2記載の注射器。
  29. 【請求項29】 上記封止部材は、凹部領域によって隔てられた第一環状シ
    ールと第二環状シールとを有し、該各環状シールは、上記中空体と封止係合する
    ことを特徴とする請求項28記載の注射器。
  30. 【請求項30】 上記中空体は、上記閉鎖端部の近傍に少なくとも一つの傾
    斜部材を有しており、該傾斜部材は、上記プランジャアセンブリの実質的な圧縮
    時には上記第一環状シールと係合して上記中空体との第一環状シールの封止係合
    を破り、これにより、捕捉された流体が上記凹部領域内に通過できるようにした
    ことを特徴とする請求項29記載の注射器。
  31. 【請求項31】 上記細長フレーム部分の上記第一端部は、親指パッドを有
    していることを特徴とする請求項2記載の注射器。
  32. 【請求項32】 上記プランジャアセンブリの実質的な圧縮時には、上記親
    指パッドは、上記中空体の上記開放端部に入ると共に上記中空体と封止係合する
    ことを特徴とする請求項31記載の注射器。
  33. 【請求項33】 上記中空体は、上記親指パッドに係合すると共に該親指パ
    ッドを保持する上記開放端部の近傍に位置する内部環状リップを有することを特
    徴とする請求項32記載の注射器。
  34. 【請求項34】 上記中空体の上記閉鎖端部は、上記ニードルアセンブリが
    位置する円錐台と、該円錐台の周囲の凸状面と、を有していることを特徴とする
    請求項2記載の注射器。
  35. 【請求項35】 上記プランジャアセンブリの押込みによって、上記円錐台
    から離れる方向の上記凸状面の曲げを生じさせる前進力が生じることを特徴とす
    る請求項34記載の注射器。
  36. 【請求項36】 上記曲げは、上記引込み部材の上記ニードルアセンブリへ
    の結合と同時、又は直後に、生じるようにしたことを特徴とする請求項35記載
    の注射器。
  37. 【請求項37】 上記プランジャアセンブリ上のテーパー部分は、上記閉鎖
    端部の近傍の上記中空体に接して中空体を外方向に付勢し、上記ニードルの引込
    みを補助することを特徴とする請求項2記載の注射器。
  38. 【請求項38】 上記中空体の上記閉鎖端部は、 上記ニードルアセンブリが位置する円錐台と、 上記中空体の上記閉鎖端部の近傍のニードルアセンブリリテーナであって、ニ
    ードルアセンブリを部分的に円錐台内に取り外し自在に固定するニードルアセン
    ブリリテーナと、を有することを特徴とする請求項2記載の注射器。
  39. 【請求項39】 上記ニードルアセンブリリテーナは、保持指部を有してい
    ることを特徴とする請求項38記載の注射器。
  40. 【請求項40】 上記ニードルアセンブリリテーナは、上記円錐台のより大
    きい方の端部の円周の周囲に配置された複数の保持指部を有しており、 保持指部の各々の第一端部は、上記中空体に接続されていることを特徴とする
    請求項38記載の注射器。
  41. 【請求項41】 上記保持指部の各々は、上記指部の第二端部に保持リップ
    を有しており、 上記指部の少なくとも一つは、閉鎖位置と開放位置との間で曲げることができ
    、 上記閉鎖位置における上記指部の上記第2端部によって画定される領域は、上
    記開放位置における上記指部の上記第2端部によって画定される領域よりも小さ
    く、 上記ニードルアセンブリリテーナによって上記ニードルアセンブリに作用する
    保持力は、ニードルアセンブリリテーナが閉鎖位置にあるときよりも、ニードル
    アセンブリリテーナが開放位置にあるときの方が、小さいことを特徴とする請求
    項40記載の注射器。
  42. 【請求項42】 上記ニードルアセンブリリテーナが上記閉鎖位置にあると
    きに、上記ニードルアセンブリを上記中空体の上記開放端部に向けて付勢する力
    を作用させた場合、上記ニードルアセンブリが上記保持リップの少なくとも一つ
    と接するように、上記保持リップの各々が上記ニードルアセンブリの近傍に位置
    していることを特徴とする請求項41記載の注射器。
  43. 【請求項43】 上記保持リップは、上記ニードルアセンブリの外側寸法よ
    りも小さい内側寸法をなすことを特徴とする請求項41記載の注射器。
  44. 【請求項44】 上記ニードルアセンブリリテーナは、上記プランジャアセ
    ンブリの押し込みにより、上記閉鎖位置から上記開放位置へ移動せしめられるよ
    うにしたことを特徴とする請求項41記載の注射器。
  45. 【請求項45】 上記プランジャアセンブリは、プランジャアセンブリが上
    記中空体内部へ移動するときに、上記保持指部の少なくとも一つに接してこれを
    付勢し、これにより、上記ニードルアセンブリが上記保持指部によって画定され
    る開口内を通過できるように上記ニードルアセンブリリテーナを上記開放位置に
    移動させるようにしたことを特徴とする請求項41記載の注射器。
  46. 【請求項46】 上記ニードルアセンブリリテーナは、上記引込み部材が上
    記ニードルアセンブリに接続されると略同時に、上記開放位置に移動せしめられ
    るようにしたことを特徴とする請求項41記載の注射器。
  47. 【請求項47】 上記ニードルアセンブリリテーナは、ニードルアセンブリ
    リテーナに外力が作用しない時には、上記閉鎖位置に留まることを特徴とする請
    求項41記載の注射器。
  48. 【請求項48】 上記引込み部材は第一の幾何学的構成を有し、且つ、上記
    ニードルアセンブリは第二の幾何学的構成を有し、 第一の幾何学的構成は、第二の幾何学的構成に接続可能であることを特徴とす
    る請求項2記載の注射器。
  49. 【請求項49】 上記ニードルアセンブリは、円錐状突起部と、上記ニード
    ルの引込み前に上記円錐状突起部と上記中空体とに封止係合するニードルシール
    と、を有することを特徴とする請求項2記載の注射器。
  50. 【請求項50】 上記ニードルアセンブリは、上記ニードルの引込み前に上
    記ニードルシールに係合すると共にニードルシールを上記円錐状突起部と上記中
    空体との間で保持するニードルシールリップを有していることを特徴とする請求
    項49記載の注射器。
  51. 【請求項51】 上記中空体の上記閉鎖端部は、上記ニードルアセンブリが
    配置される円錐台を有しており、 上記ニードルシールは、上記円錐状突起部と上記円錐台とに封止係合している
    ことを特徴とする請求項49記載の注射器。
  52. 【請求項52】 上記円錐台は、より小さい端部と、該より小さい端部と上
    記中空体の上記開放端部との間に位置するより大きい端部とを有しており、 より小さい端部は、上記円錐台と上記円錐状突起部との間に上記ニードルシー
    ルを保持するニードルシールリテーナを有していることを特徴とする請求項51
    記載の注射器。
  53. 【請求項53】 上記ニードルシールリテーナは、上記円錐台の上記より大
    きい端部の上記円周の周囲に配置された複数のニードルシール腕部を有しており
    、 ニードルシール腕部の各々の第一端部は、円錐台の上記より大きい端部に取付
    けられており、 上記ニードルシール腕部の少なくとも一つの第二端部は移動可能であることを
    特徴とする請求項52記載の注射器。
  54. 【請求項54】 上記ニードルシール腕部の少なくとも一つは、閉鎖位置と
    開放位置との間で湾曲可能であり、 閉鎖位置において上記ニードルシール腕部の上記第二端部によって画定される
    領域は、開放位置において上記ニードルシール腕部の上記第二端部によって画定
    される領域よりも小さいことを特徴とする請求項53記載の注射器。
  55. 【請求項55】 上記ニードルシールリテーナが上記閉鎖位置にある時には
    、上記ニードルシールは、上記円錐台と上記円錐状突起部とに封止係合し、 上記ニードルシールリテーナが上記開放位置にある時には、上記封止係合が解
    放されるようにしたことを特徴とする請求項54記載の注射器。
  56. 【請求項56】 上記ニードルシール腕部の少なくとも1つは、ニードルシ
    ール腕部に外力が作用しない時には、上記閉鎖位置に留まることを特徴とする請
    求項54記載の注射器。
  57. 【請求項57】 硬化時には剛体となるなる第一材料からなる少なくとも二
    つのコンポーネントと、取付け領域を含む少なくとも二つの剛体コンポーネント
    と、硬化時にはエラストマーとなる第二材料からなる少なくとも一つのコンポー
    ネントと、を有する装置を製造する方法であって、 a)剛体コンポーネントを形成する第一成形キャビティを準備するステップと
    、 b)上記第一成形キャビティを上記第一材料で充填するステップと、 c)上記第一材料を実質的に硬化させて実質的な剛体アセンブリにするステッ
    プと、 d)少なくとも二つの取付けコンポーネントが第二成形キャビティ内に位置決
    めされるように、上記実質的な剛体アセンブリを、エラストマーコンポーネント
    を形成する第二成形キャビティに対して位置決めするステップと、 e)上記第二成形キャビティを上記第二材料で充填するステップであって、そ
    れが各取付け部分の少なくとも一部をカバーするようにしたステップと、 f)上記第二材料を少なくとも実質的に硬化させるステップと、 g)上記エラストマーコンポーネントにテンションを作用させるべく上記第二
    材料によって少なくとも部分的にカバーされる取付け部分を有する少なくとも1
    つの他の剛体コンポーネントに対してそれが移動せしめられるように、上記第二
    材料によって少なくとも部分的にカバーされる取付け部分を有する上記剛体コン
    ポーネントの少なくとも1つを上記実質的な剛体アセンブリから取外すステップ
    と、を含むことを特徴とする方法。
  58. 【請求項58】 引込み式ニードルアセンブリを含む注射器と共に使用する
    プランジャであって、フレームコンポーネントと、弾性部材と、第一エラストマ
    ー取付け部材と、ニードルアセンブリに適合するように構成されると共に第二取
    付け部材を有する引込み部材とを備えるプランジャ、を製造する方法であって、 a)フレームコンポーネントと、第一エラストマー取付け部材と、第二取付け
    部材を有する引込み式部材と、を形成する第一成形キャビティを準備するステッ
    プと、 b)上記第一成形キャビティを、硬化時には実質的に剛体となる材料で充填す
    るステップと、 c)上記ステップb)の材料を実質的に硬化させて実質的な剛体アセンブリに
    するステップと、 d)第一および第二取付け部材が上記第二成形キャビティ内に位置決めされる
    ように、上記実質的な剛体アセンブリを、弾性部材を形成する第二成形キャビテ
    ィに対して位置決めするステップと、 e)上記第二成形キャビティを硬化時にはエラストマーになる材料で充填する
    ステップであって、それが各取付け部材の少なくとも一部をカバーするようにし
    たステップと、 f)第二材料を少なくとも実質的に硬化させるステップと、 g)上記弾性部材にテンションを作用させるために第一取付け部材に対してそ
    れを移動させることができるように、上記引込み部材を上記実質的な剛体アセン
    ブリから取外すステップと、を有することを特徴とする方法。
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