JP2003521497A - 癌のための組み合せ治療 - Google Patents

癌のための組み合せ治療

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JP2003521497A
JP2003521497A JP2001555656A JP2001555656A JP2003521497A JP 2003521497 A JP2003521497 A JP 2003521497A JP 2001555656 A JP2001555656 A JP 2001555656A JP 2001555656 A JP2001555656 A JP 2001555656A JP 2003521497 A JP2003521497 A JP 2003521497A
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Abstract

(57)【要約】 癌に罹患したヒト患者を処置するための方法が提供され、この方法において、治療上の有効量のテモゾロミドおよびイリノテカンがこのような患者に投与される。(a)テモゾロミドの供給;(b)イリノテカンの供給;(c)癌患者に対するテモゾロミドおよびイリノテカンを投与するための印刷された指示書を備える医療用キットもまた提供される。別の局面において、テモゾロミドは、イリノテカンと組み合せて患者に投与される;すなわち、テモゾロミドおよびイリノテカンの投薬は、同じ処置サイクルの間、投与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 癌治療の多くの進歩、癌の危険性を非常に低減し得る周知のライフスタイルの
変化、およびいくつかの癌が提供する初期の警告的な徴候にかかわらず、多数の
患者はなお、治癒または顕著な苦痛緩和の妥当な希望を少しでも提供し得る従来
の治療が利用可能でないために、癌を発達させる。
【0002】 テモゾロミド(temozolomide)は、その抗腫瘍効果について公知
である。例えば、1つの研究において、臨床的な反応が、進行した黒色腫を有す
る患者の17%において達成された(Newlands ESら,Br.J C
ancer 65(2)287−291,1992)。別の研究において、臨床
的反応が、進行した黒色腫を有する患者の21%において達成された(Jour
nal of Clinical Oncology,第13巻,第4号 19
95年4月,910〜913頁)。しかし、テモゾロミドは、常に有効であるわ
けではなく、用量限定的副作用(例えば、血液学的毒性、骨髄抑制、貧血、白血
球減少症など)を有する。
【0003】 イリノテカン(CPT−11としてもまた公知)もまた、抗癌性効果を有する
ことが公知である。例えば、米国特許第5,955,466号および同第4,6
04,463号を参照のこと。しかし、この処置は、常に有効であるわけではな
く、投薬量および治療の継続期間に関連した過度の副作用(例えば、下痢)を時
折生じる。
【0004】 より高い反応率または低減された副作用、あるいはこれらの両方を伴う癌を処
置するための方法が必要である。 (発明の要旨) 本発明は、癌に罹患したヒト患者を処置するための方法を提供し、この方法は
、このような患者に、少なくとも一部の腫瘍反応をもたらすために十分な期間、
治療上有効な量のテモゾロミドおよびイリノテカンを投与する工程を包含する。
テモゾロミドは、イリノテカンと組み合せて患者に投与される;すなわち、テモ
ゾロミドおよびイリノテカンの投薬は、同じ処置サイクルの間、投与される。好
ましい投薬スケジュールは、以下に記載される。
【0005】 発明のさらに好ましい局面において、癌患者を処置するための医療用キットが
提供され、このキットは、以下: (a)テモゾロミドの供給; (b)イリノテカンの供給;および (c)癌患者にテモゾロミドおよびイリノテカンを投与するための印刷された指
示書、を備える。 (詳細な説明) 用語「テモゾロミド」とは、以下の式:
【0006】
【化1】 を有する化合物を意味することが意図される。
【0007】 テモゾロミドについての1つの化学名は、3,4−ジヒドロ−3−メチル−4
−オキソイミダゾ−[5,1−d]1,2,3,4−テトラジン−8−カルボキ
シイミドである。テモゾロミドの合成は、周知である(例えば、Stevens
ら,J.Med.Chem.,1984,27,196−201およびWang
ら,J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,1994,1687
−1688頁を参照のこと)。
【0008】 用語「イリノテカン」または「CPT−11」とは、以下の式:
【0009】
【化2】 を有する化合物またはその薬学的受容可能な塩を意味することが意図される。イ
リノテカンは、好ましくは、塩酸塩の形態である。イリノテカンおよびその塩の
合成は、周知であり、そして例えば、米国特許第4,604,463号に記載さ
れる。塩酸イリノテカンは、CAMPTOSAR Injectionの形態で
市販されている(Pharmacia & Upjohnによる販売)。
【0010】 本明細書において使用される場合、用語「mg/m」とは、患者の体表面の
平方メートルあたりのミリグラムで測定された用量をいう。
【0011】 本明細書において使用される場合、用語「mg/m/日」とは、患者の体表
面積の平方メートルあたりのミリグラムで測定された日用量をいう。
【0012】 本発明によって処置され得る癌の例としては、以下が挙げられるが、これらに
限定されない:黒色腫;高度神経膠腫、神経膠芽腫、および他の脳癌;肺癌;乳
癌;精巣癌;結腸癌、直腸癌、膵臓癌、および胃癌を含む胃腸癌、肝細胞癌;頭
部癌および頸部癌;前立腺癌、腎細胞癌、腺癌;肉腫;リンパ腫、白血病、なら
びに菌状息肉腫。本発明は、癌の発見から進行した段階までの任意の段階で、こ
れらの癌および他の癌を処置することを考慮する。本発明は、原発癌およびその
転移の処置を包含する。
【0013】 進行した癌に罹患した人は、1つ以上の以下の徴候または症状: (a)癌性の腫瘍の存在、 (b)倦怠感、 (c)痛み、 (d)全身腫瘍組織量由来の低下した動作状態、および (e)特定の癌毎に付随した周知の症状、 を示し得る。 本発明を実施するために、テモゾロミドおよびイリノテカンは、1つ以上の上記
の徴候または症状を示す患者に、1つ以上の徴候または症状を解消するかまたは
少なくとも軽減するのに十分な量で投与される。
【0014】 好ましくは、テモゾロミドおよびイリノテカンは、反復される21日サイクル
かまたは28日サイクルにわたって投与される。好ましくは、21日間かまたは
28日間にわたって投与されるイリノテカンの総量は、患者の体表面の1m
たり3〜400mgの範囲にある。好ましくは、テモゾロミドは、5〜21日間
にわたって50〜200mg/m/日の用量で投与される。
【0015】 1つの好ましい21日サイクルにおいて、イリノテカンは、第1週の間の連続
5日間、10〜40mg/mの日用量で、そして第2週の間の連続5日間、1
0〜40mg/mの日用量で、投与され、次いで、第3週において、イリノテ
カンが投与されない。この21日サイクルの間、テモゾロミドは、第1週の間の
連続5日間、100〜200mg/mの日用量で投与され得、次いで、第2週
および第3週において、テモゾロミドが投与されない。あるいは、テモゾロミド
は、第1週および第3週、または第1週および第2週の間の連続5〜7日間、1
00〜200mg/mの日用量で投与され得る。
【0016】 上記の21日サイクルのバリエーションにおいて、イリノテカンは、21日サ
イクルのうちの1日、250〜650mg/mの量で投与される。上記の21
日サイクルの別のバリエーションにおいて、イリノテカンは、21日サイクルの
間の1週間に1回、100〜125mg/mの用量で投与される。これらのサ
イクルは、必要である限り、反復され得る。
【0017】 好ましくは、テモゾロミドおよびイリノテカンは、21日処置サイクルの第1
日目に両方とも投与される。イリノテカンを投与する前にテモゾロミドが投与さ
れることもまた、好ましい。
【0018】 好ましくは、テモゾロミドは、21日サイクルの最初の5日間、50〜200
mg/m/日の範囲にある用量で経口的に投与された。この21日サイクルの
間、イリノテカンは、同じ5日間、および第2週の間のさらなる5日間、10〜
40mg/m/日の範囲にある用量で毎日静脈内に投与され、次いで、第3週
において、薬物は何も投与されなかった。3回の21日サイクルが与えられた。
【0019】 本発明の別の実施形態において、テモゾロミドおよびイリノテカンは、反復さ
れる28日サイクルにわたって投与される。1つの好ましい28日サイクルにお
いて、イリノテカンは、100〜350mg/m/日の用量で1回投与される
。さらになお好ましい28日サイクルにおいて、イリノテカンは、上記の28日
サイクルの1日目〜8日目の間の1日に、100〜350mg/m/日の用量
で投与される。この28日サイクルの間、テモゾロミドは、上記のサイクルの1
〜14日目に、75〜150mg/m/日の日用量で投与される。
【0020】 テモゾロミドは、カプセル形態(ここで、これは、従来の薬学的キャリアとと
もに混合される)で経口的に投与され得る。好ましいテモゾロミドカプセル処方
は、表1において以下に記載されるようである: (表1)
【0021】
【表1】 白色不透明で保存剤を含まない、二片の硬質ゼラチンカプセル。
【0022】 テモゾロミド投与前の1時間および投与後の2時間の間、患者が、全ての食物
または飲料(水を除く)から絶食することが、好ましい。
【0023】 イリノテカンは、好ましくは、通常の生理食塩水かまたは5%のデキストロー
ス(USP)のいずれか中で、60〜90分間にわたる静脈注入によって投与さ
れる。
【0024】 処置は、臨床的反応が達成されるまでかまたは過度の副作用があらわれる(e
ncountered)まで続けられ得る。テモゾロミドおよび/またはイリノ
テカンの投薬量は、過度の副作用があらわれないという条件で新たな処置サイク
ル毎に増加され得る。これらの投薬量はまた、過度の副作用があらわれる場合、
減少され得る。
【0025】 テモゾロミドの通常の(しかし、耐えられる)副作用は、悪心および嘔吐であ
る。この副作用は、抗催吐薬をテモゾロミドと組み合せて投与することによって
、軽減され得る。抗催吐薬が、テモゾロミド投与前の約30分に経口によって投
与されることが好ましい。投与され得る抗催吐薬の例としては、ハルドールベネ
ドリル、アチバン(Ativan)、コンパジン、およびオンダンセロトンが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0026】 当然のことながら、両方の活性成分の投与の他の形態(これらが利用可能にな
るような)は、例えば、経皮的な鼻内噴霧によって、座薬によって、徐放性投薬
形態によって、IV注射によって、などで考慮される。投与の任意の形態は、適
切な用量が活性成分を破壊することなく送達される限り、機能する。
【0027】 処置の有効性は、従来の手段によって(例えば、腫瘍の数および/または大き
さが減少しているか否かを決定することによって)評価され得る。特に、先に列
挙された、癌の他の公知の徴候または症状の解消または低減を用いてもまた、本
発明の有効性を評価し得る。
【0028】 本発明に従う医療用のキットは、2つの薬物を投与するための指示書とともに
テモゾロミドおよびイリノテカンの供給を提供するのに適切な任意の形態であり
得る。例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:投薬指示を記
載するパッケージ挿入物を伴う種々の容器(例えば、瓶、カートン、ブリスター
パック、およびアンプル)か、または、これらの容器に、投薬指示書が印刷され
ているかもしくはこの容器に添付されているかのいずれか。
【0029】 (実施例) テモゾロミド単独、イリノテカン単独、およびテモゾロミドおよびイリノテカ
ンの組み合せの抗腫瘍活性は、免疫欠乏マウスにおける一連のヒト異種移植片癌
モデルに対して評価された。これらのモデルとしては、神経芽腫、神経膠芽腫、
および横紋筋肉腫が挙げられる。進行した皮下の腫瘍を有するマウスが以下のス
ケジュールに従って処置された: (A.テモゾロミド単独):テモゾロミドは、3回の21日サイクル間の21
日毎に連続5日間、63〜200mg/m/日の範囲にある用量で経口的に投
与された。
【0030】 (B.イリノテカン単独):イリノテカンは、第1週の間の連続5日間、第2
週の間の連続5日間、静脈内に投与され、次の1週間、イリノテカンは投与され
なかった。用量は、0.46〜8.3mg/m/日の範囲にあった。3回の2
1日サイクルの処置を施した。
【0031】 (C.テモゾロミドおよびイリノテカンの組み合せ):テモゾロミドは、21
日サイクルの最初の5日間、63〜200mg/m/日の範囲にある用量で経
口的に投与された。イリノテカンは、同じ5日間、および第2週の間のさらなる
5日間、毎日0.46〜8.3mg/m/日の範囲にある用量で静脈内に投与
された。第3週の間は、薬物が投与されなかった。3回の21日サイクルが与え
られた。
【0032】 腫瘍の寸法は、7日毎に測定され、そして腫瘍の体積は、処置開始後12週目
まで算出された。テモゾロミドとイリノテカンとの組み合せは、5個の腫瘍モデ
ル(3個の神経芽腫モデル、1個の横紋筋肉腫モデル、および1個の神経膠芽腫
モデル)において、相加的な活性よりも大きな活性を示し(すなわち、相乗効果
)、そして、さらなる2個の腫瘍モデル(1個の横紋筋肉腫モデルおよび1個の
神経芽腫モデル)に対する活性において少なくとも相加的であった。
【0033】 (D.インビボにおけるテモゾロミドおよびイリノテカンの組み合せ) 本明細書の場合の略語を、本節、実施例Dについて定義した:CR(完全反応
);PR(部分反応);MCR(12週目で持続されたCR);MMR(不適合
修復);MGMT(O−メチルグアニン−DNA メチルトランスフェラーゼ
);CPT−11(イリノテカン[7−エチル−10−(4−[1−ピペリジノ
)−1−ピペリジノ]−カルボニルオキシ−カンプトセシン]。
【0034】 以下の実施例において使用される投薬量について、200mg/mは、66
mg/kgに相当することを留意すること。
【0035】 カンプトセシンの抗腫瘍活性が、スケジュールに非常に依存することが示され
ている。例えば、10日にわたって投与されたCPT−11の同じ総用量は、5
日にわたって投与されるかまたは単回投与である場合に比べて、顕著により活性
であった。テモゾロミドについて類似したスケジュール依存性が存在するか否か
を決定するために、この試薬の抗腫瘍活性は、5日間、21日サイクルあたり2
×5日間、または28日サイクルあたり3×5日間の毎日投与される場合に、試
験された。参考として援用されるように、Houghton,P.J.ら,Cl
inical Cancer Res.第6巻,4110−4118,2000
年10月を参照のこと。サイクルあたりの総用量は、一定であった。NB−13
82異種移植片についての結果は、テモゾロミドの最も明確なスケジュール依存
的活性を実証した。この実験において、マウスはサイクルあたり210mg/k
gの累積した用量を受けた。マウスは、3サイクルの処置を受けた(総累積用量
は、630mg/kgであった)。テモゾロミドが5日にわたって投与された(
42mg/kg/用量)場合、CRは、全てのマウスにおいて達成され、そして
12週目で持続された。より長期にわたって投与されるより低い用量は、徐々に
効果を低下した。さらに低いスケジュール依存的抗腫瘍活性は、5個の他の異種
移植片系統において観察された(データは示さない)が、全ての実験において、
最も集約的なスケジュール(サイクルあたり連続5日間毎日)におけるテモゾロ
ミドの投与は、他のスケジュールと比較してより活性であるかまたは等しい活性
のいずれかであった。従って、組み合せ研究について、出願人らは、CP−11
との組み合せのために毎日×5日間のスケジュールを選択した。
【0036】 CPT−11およびテモゾロミドの用量レベルは、薬物単独ではどちらも、C
Rを引き起こさないように選択された。2.5mg/kgと0.18mg/kg
との間で毎日投与されるCPT−11の用量レベルについて、任意の特定の異種
移植片系統の内因性の感受性によって決定した。これらの用量レベルは、同じ投
与スケジュールを用いてCPT−11を受ける患者において達成されたレベルと
一致するSN−38全身性曝露を与えた。テモゾロミドは、66mg/kg〜1
9mg/kgの範囲にある用量レベルで投与された(親薬物およびMTIC活性
代謝産物の達成可能なレベルを与える患者における用量と一致する)。この組合
せの活性は、ほとんど例外なく、同じ用量レベルで、使用された単一試薬のいず
れかの活性よりも顕著に良好であった。例えば、CTP−11またはテモゾロミ
ドのいずれかを用いた単独療法が、用いられた用量で継続されたCRを引き起こ
した場合の研究において、組み合せが単独療法(例えば、Rh30およびNB−
1643)よりも優れているか否かを決定することが不可能であった。しかし、
いくつかの腫瘍系統に対するテモゾロミドとCTP−11との組み合せは、単独
療法として投与された場合にほとんど活性を有していなかった用量レベルで、腫
瘍に対する顕著な活性を示した。例えば、NB−SD神経芽細胞腫の異種移植片
に対してテモゾロミドは、許容的な用量レベルでほとんど活性を有さず、そして
同様に、0.4mg/kgでのCPT−11を用いて処置したマウスにおいて、
腫瘍は進行した。組み合せにおいて、これらの試薬は、12週目に維持されたC
Rを誘導した。グリア芽腫系統(SJ−GBM2)は、この腫瘍においてMGM
Tが検出されないことを除いて、NB−SDに対して類似の表現型を有する。テ
モゾロミドは、66mg/kgまたは42mg/kgでの処置の8週間の間のい
くつかのPRおよび時折のCRを誘導したが、これらのより高い用量レベルが招
いた結果は、処置のサイクル3の間の致死であった。42mg/kgでの処置の
総合効果は、停滞状態にあり、同様に、処置の最後での腫瘍体積がテモゾロミド
の開始での腫瘍体積と同様であった。CPT−11とテモゾロミドとの組み合せ
(66mg/kgまたは42mg/kg)は、観察期間(12週)の間、腫瘍の
再増殖なく全ての腫瘍のCRを生じた。さらに、CTP−11との組み合せは、
テモゾロミドの毒性を減少した(以後を参照のこと)。NB−1771腫瘍は、
検出可能なMGMTを有し、そしてMMRにうまくあらわれる。これらの腫瘍は
、単一試薬としてのテモゾロミドに対して比較的に感受性であり、従って、本研
究についてのこの用量は、19mg/kgに減少させた。CPT−11は、1.
25mg/kgでいくつかのCR、および0.61mg/kgで時折のCRを誘
導したが、12週目で全ての腫瘍が進行した。テモゾロミドとCPT−11との
組み合せは、全ての腫瘍のCRを生じた。CPT−11のより高い用量を与えら
れたマウスの群において、再増殖する単一腫瘍が存在するのに対して、より低い
用量で4個の腫瘍が観察期間に再増殖した。Rh18横紋筋肉腫が高いMGMT
レベルを発現し、そしてMLH1発現において不足している。従って、この異種
移植片は、単一試薬としてのテモゾロミドに対する感受性に乏しい。テモゾロミ
ドの効果のない用量とCPT−11の用量(これは単独でほとんどCRを誘導し
ない)との組み合せは、高い頻度のCRを生じた。
【0037】 この薬物の組み合せを用いて観察された抗腫瘍活性が、他方への全身性曝露を
変更する1つの試薬の結果であり得るか否かを決定するために詳細な薬物動態学
的研究が実施された。テモゾロミドおよびMTIC濃度は、本研究の期間にアッ
セイの感受性の限界を超えた。投与に続いて、明白なtmaxは、テモゾロミド
について30分、そしてMTICについて1時間であった。テモゾロミドおよび
MTICについてのCmaxは、それぞれ36μg/mLおよび0.8μg/m
Lであった。テモゾロミドおよびMTICについての血漿AUC0→∞は、それ
ぞれ47mg/L−hrおよび1.3mg/L−hrであった。イリノテカン、
SN−38、およびAPC濃度は、研究期間に、アッセイの感受性の限界を超え
た。投与に続いて、明白なtmaxは、イリノテカン、SN−38、およびAP
Cについて、それぞれ30分、15分、および1時間であった。イリノテカン、
SN−38、およびAPCについてのCmaxは、それぞれ1243μg/mL
、84μg/mL、および41μg/mLであった。イリノテカン、SN−38
、およびAPCについての血漿AUC0→∞は、それぞれ1821mg/L−h
r、283mg/L−hr、および66mg/L−hrであった。
【0038】 要約すると、最適なスケジュールにおいて投与されたテモゾロミドおよびCP
T−11の組み合せは、子供の固形悪性疾患由来の一連の異種移植片においてC
Rを誘導する効果を有する。Patel V.J.ら,Clin.Canc.R
es.,第6巻,4154−4157,2000年10月もまた参照のこと。
【0039】 (E.臨床研究の設計) 以下の臨床研究の設計を用いて、本発明の方法に従って癌患者を処置し得る。
本臨床研究の設計プロトコールの多数の改変は、当業者に明白であり、そして以
下の研究設計は、本明細書中の上記に列挙される請求項によって定義される本発
明の方法の範囲を制限するように解釈されるべきではない。
【0040】 (研究の型) 複数の投薬研究を立ち上げるこの非盲検を設計して、固形腫瘍の再発、存続、
または進行を有する成人患者へのイリノテカンとの組み合せ投与する場合の、安
全性プロフィールを特徴付け、そして、経口的テモゾロミドの最大許容用量(M
TD)および毒性限界用量(dose limiting toxicity)
(DLT)を決定する。
【0041】 (処置) 被験体は、14日間、1日1回テモゾロミドを投与され(1〜14日目)、続
いて14日の休息。経口的投薬は、15日目から21日目にわたって再開され、
続いて7日間の休息(22〜28日目)。イリノテカンは、単回IV大量注入と
して8日目に投与される。このサイクルは、28/29日毎に反復される。各用
量レベルで、患者の全ての評価は、実施される。評価は、1日目、8日目、15
日目、および28/29日目に実施される。
【0042】 全てのベースライン評価は、テモゾロミドの投与前の14日(含む)以内に実
施される。臨床試験対象基準および臨床試験除外基準の全てを再考し、そして記
入済みのインフォームドコンセントを得た後、患者は研究責任者によって適切な
用量レベルが与えられる。各3人の患者の集団は、以下の表2に記載される用量
レベルに従って処置される。一旦、DLTが確立されると、3人のさらなる患者
が次のより低い用量レベルで処置される(但し、6人の患者がその前の用量で既
に処置されている場合は除く)。この用量レベルは、MTD(最大許容用量)を
規定する。
【0043】 患者内用量の増大はない。28/29日目の評価の結果が再考された後、患者
は、患者が重篤なグレード3もしくはグレート4の非血液学的毒性、またはグレ
ード4の血液学的毒性、あるいは疾患進行に進展するまで、患者の与えられた日
毎スケジュールでテモゾロミドを再開し得る。
【0044】 全てのグレード1以上の血液学的または非血液学的毒性は、治療の継続の前に
消散しておかなければならない。2週間までの遅延は、回復のために可能である
が、回復が生じない場合、患者は本研究から離脱する(以下を参照のこと:研究
の継続期間)。
【0045】 各用量レベルにおいて、全ての患者は、次の集団における被験体の参加を開始
する前に、化学療法の1サイクルを完了していなければならない。
【0046】 (研究の継続期間) 各用量レベルにおいて、患者は、1〜14日目に1日1回テモゾロミドの経口
的投薬、および8日目にイリノテカンの単回IV注入を受ける。1サイクルは2
8日間続く。このサイクルは、疾患進行および/またはDLTが記録されるまで
反復される。スクリーニング評価は、テモゾロミドの投与前の14日(含む)以
内に実施される。最初の用量の投与の30日以内に放射線学的試験が用いられる
。全ての臨床試験対象基準および臨床試験除外基準を再考した後、そして記入さ
れたインフォームドコンセントを得た後、患者は研究責任者によって適切な用量
レベルが与えられる。各3人の患者の集団は、以下の表2に記載される用量レベ
ルに従って処置される。投薬は、レベル1で開始される。
【0047】 (表2:用量の増大/非増大のスケジュール)
【0048】
【表2】 投与:30分にわたるIV注入 患者の用量の増大はない。27〜29日目の評価の結果が再考された後、患者
は、患者が重篤な(グレード3もしくはグレード4)または重大な毒性、あるい
は疾患進行を発現するまで与えられたスケジュールにおいて再開され得る。
【0049】 毒性限界用量(DLT)は、各用量レベルでの最初の28日サイクルの間の安
全性プロフィールから規定される。毒性限界用量が所定の用量レベルで患者の集
団において見られない場合、新規の患者は次のレベルで処置され得る。薬物誘導
DLTが1人の患者において最初の治療サイクルの間に遭遇する場合、最大6人
の患者がそのレベルで処置され得る。DLTがさらなる患者において観察されな
い場合、新規の患者は次のより高い用量レベルで処置され得る。最少2人の患者
が所定のレベルでDLTを経験する場合、この用量レベルがDLT用量レベルで
ある。しかし、その用量レベルを受ける患者の参加タイミングに起因して、さら
なる患者がDLTを経験し得る。最大6人の患者がDLT用量レベルで処置され
得る。
【0050】 一旦、DLTが確立されると、続いて、患者は次のより低い投与レベルで処置
されるべきである。6人の患者はMTDで処置されなければならない。MTDは
、0/6または1/6の患者がDLTを経験する用量レベルであり、次のより高
い用量レベルで少なくとも2人の患者がDLT経験する。
【0051】 患者が1サイクルの処置の間処置される場合、患者は、最低安全性試験の必要
条件を満たすかまたはDLTを経験する。これらの試験の必要条件を満たす前に
本研究を中断した患者は、安全性評価について評価不可能であるとみなされ、そ
して交替させられる。
【0052】 サイクル1の28〜29日の実験の再考完了に続いて、患者は次いで受容不可
能な毒性および/または疾患の進行が無いことに基づいて、テモゾロミドおよび
イリノテカンを用いた処置を受け得る。患者は、任意の有害な作用の十分な消散
の際、同じ用量レベルで処置され続け得る(用量を制限するように定義されない
)。毒性限界用量として定義される受容不可能な毒性が生じる場合、薬物は撤回
される。毒性の消散の際、患者は、投与された投与レベルより低い1つの投与レ
ベルで処置し続けられ得る。2よりも多い用量レベルの低減が、任意の患者の引
き続く処置のために必要である場合、患者は本研究から離脱しなければならない
。用量レベル−1における毒性限界用量を経験する被験体は、さらなる投薬を受
けることが望ましくない。2人以上の患者が、用量レベルでグレード3〜4の有
害事象を経験する場合、段階的縮小スケジュール(上記の表2を参照のこと)は
、用量レベル−1で参加いている3人の患者の次の集団に用いられる。NCl−
Common Toxity Criteria(CTC)バージョン2.0を
用いて、有毒事象を評価する。
【0053】 (患者の臨床試験対象基準): ・従来の治療では手におえない血液学的に証明された進行固形癌を有する成人患
者(≧18歳)または進行した癌を有する化学療法未処置(chemo−nai
ve)患者 ・処置前の場合、少なくとも以下である: −大手術から4週間 −小手術から1週間 −前のRTもしくは化学治療、または以前の化学療法に関連した毒性が低減する
までから4週間(ニトロソウレア、L−PAM、マイトマイシンC、ストロンチ
ウム89もしくはサマリウムについては6週間以上であることを除く)、 −生物学的試薬(例えば、二重特異的(bi−specific)抗体、IL−
2、インターフェロン)を用いた前の治療から3週間 患者はテモゾロミドまたはイリノテカンに対して過敏性でないことが知られてい
なければならない。 ・成績スコア≦(ECOGスケール)。 ・患者は記入したインフォームドコンセントを与え得なければならない。 ・5年以内の他の部位での他の悪性腫瘍/処置の形跡が無い(頸部の上皮内癌お
よび十分に処置された皮膚の基底細胞悪性腫瘍または扁平上皮細胞悪性腫瘍を除
く)。
【0054】 (患者の臨床試験除外基準): ・血清クレアチニン≧2×(正常な上限値)に基づく腎性欠陥の証拠。 ・高用量の化学療法および幹細胞の移植を受けた患者。 ・重く前処置(4以上の化学療法措置)を受けた患者 ・命にかかわる状態または重篤な現症(例えば、重篤なCAD、CHF、重篤な
COPDなど)を有する患者。 ・ベースラインANC≦1,500/μlおよび/または100,000/μl
以下の血小板数を有する顕著な骨髄抑制の証拠。 ・正常な上限の3倍以上の(上昇が肝臓転移に起因する場合、5倍の)SGOT
またはSGPT。 ・研究責任者によって評価されるような腫瘍を併発する既知の骨髄の困難な状況
(involvement)を有する患者。 ・非悪性全身性疾患に起因する医学的危険性に乏しい患者および活性制御されて
いない感染を有する患者。 ・頻繁な嘔吐または医学的状態(例えば、部分的腸閉塞症、部分的腸バイパス、
および外胆汁迂回路(external biliary diversion
)、これらは、経口的薬剤摂取を妨害し得る)。 ・テモゾロミド/イリノテカンの投与前4週間以内の広領域の放射線治療(骨髄
の≧25%)(骨盤放射は、25%の骨髄貯蔵(reserve)を考慮される
)。 ・テモゾロミド/イリノテカンの投与前4週間以内に任意の型の研究治療を受け
た患者。 ・グレード1の、生物学的治療または放射線治療の前の化学療法の全毒性の発現
の消散の欠如(脱毛は除外される)。 ・前の同種間のか、同系のか、または自己の骨髄移植または幹細胞移植 ・既知のHIV陽性またはAIDS関連疾患。 ・妊婦または授乳中の婦人。 ・避妊の効果的な方法を用いていない男性または妊娠可能である女性。妊娠可能
な女性は、テモゾロミド/イリノテカンの最初の投与前の24時間、尿妊娠試験
が陰性でなくてはならない。
【0055】 (被験体の交替) 重篤な有害事象または毒性限界用量について以外で治療の第1サイクルの27
〜29日目より前の研究から離脱した被験体は、脱退として定義され、そして交
替される。交替被験体は、次の被験体番号を割り当てられる。
【0056】 (処置) 患者は、上記の表2に記載されるように以下の用量の集団に順次参加する。
【0057】 3人の被験体全てが治療の1サイクルを完了するまで、次の用量レベルへの参
加は、生じない。患者の用量の増大はない。処置期間、テモゾロミドの適切な投
薬は、就寝前に投与される。テモゾロミドのカプセルは、20mg、100mg
、および250mg力価において利用可能である。全ての用量は、カプセル力価
を供給するために最も近い20mgまで切り捨てられる。投与されたこの正確な
用量が記録される。テモゾロミドの各投薬は、量の少ない数のカプセルで与えら
れるべきである。テモゾロミドは、短時間で約8オンスの水とともに与えられる
べきである。患者は、間断無く、カプセルをまるごと嚥下し、そしてこのカプセ
ルを噛んではならないと指示されるべきである。この処置治療単位の間に嘔吐を
生じた場合、この患者への再投与は、次のスケジュール投薬の前には容認されな
い。毒性限界用量は、第1処置サイクルの間に規定される。DLTが第1サイク
ルにおいて生じる場合、この被験体は本研究から離脱されるべきである。DLT
がサイクル1を過ぎて生じる場合、被験体は、次のより低いレベルに調整された
用量を有し得る。毒性限界用量が、治療の第1サイクルの間に一人の患者におけ
る用量レベルで直面する場合、少なくとも3人のさらなる患者がそのレベルで処
置され得る(合計6人の患者に対して)。
【0058】 DLTがさらなる患者において観察されない場合、新規の患者は次のレベルで
処置され得る。最少2人の患者が所定のレベルでDLTを経験する場合、その投
与レベルでの患者の参加が止められ、MTDは上回っていた場合、用量の増大が
中止される。しかし、患者の参加タイミングに起因して、さらなる患者は、DL
Tを経験し得る。最大6人の患者は、DLTレベルで処置され得る。
【0059】 一旦、DLTが確立されると、3人のさらなる患者が次のより低い投与レベル
で処置される(但し、6人の患者がすでにその前の用量で処置されている場合は
除く)。2人以上の患者がより低い用量レベルでDLTを経験する場合、MTD
は再び上回り、そして用量の増大が中止され、そして3人のさらなる患者が次の
より低い用量で処置される(但し、6人の患者がすでにその用量レベルで処置さ
れている場合を除く)。MTDは、最初の2処置サイクルの間に0/6または1
/6の患者がDLTを経験する用量レベルであり、次のより高い用量レベルで少
なくとも2人の患者がDLTに直面する。
【0060】 (第1治療単位を超えて引き続く処置のための処置基準) 以下の基準が満たされない場合、処置は1週間保持されるべきであり、患者は
以下の実験値になるまで毎週再評価されるべきである: 1.血小板≧100,000/μL 2.ANC≧1500/μL 3.ヘモグロビン≧8.5mg/dL (第2治療単位を超えて引き続くサイクルのための処置基準) 疾患の進行または受容不可能な毒性が無い場合、疾患の進行または受容不可能
な毒性を生じるまで、以下に規定されたガイドラインに従って、患者はテモゾロ
ミドおよびイリノテカンを用いた処置を受け続け得る。
【0061】 (引き続く処置のための基準) イリノテカンおよびテモゾロミドを用いた処置サイクルの開始(テモゾロミド
の最初の日毎投薬後28日)は、次の処置(1日目)を開始する前の72時間以
内に得られた全血球数(CBC)に基づく。成長因子を用いて、計画された投薬
間隔において、イリノテカンおよびテモゾロミドの投与の目的のために、好中球
数または血小板数の増大を誘導し得ない。
【0062】 テモゾロミドが、計画された日の投薬において投与され得ない場合、毒性から
の遅延した回復に起因して、ANCが≧1,500/mmであり、血小板数が
≧100,000/mmとなるまで、CBCは、2週間まで(2週間を含む)
の間、毎週反復される。2週間で、ANCが<1,500/mmに維持される
か、または血小板数が100,000/mmに維持される場合か、あるいは、
患者が2よりも多い用量レベルの減少が必要とされる場合、研究責任者が本研究
からこの被験者を離脱させることを考慮する。グレード2、グレード3、および
グレード4の全ての非血液学的毒性は、投薬を反復する前に、臨床試験対象基準
によって定義される少なくともグレード1またはベースラインレベルまで消散さ
れていなければならない。
【0063】 グレード3の非血液学的毒性またはグレード4の血液学的毒性を経験する患者
(2週間以内に回復する患者を除く)は、次のより低い用量レベルで(例えば、
用量レベル2〜レベル1まで)、引き続くサイクルの間処置される。
【0064】 用量レベル1で重篤および/または長引く下痢(グレード3)を経験する患者
は、引き続くサイクルにおいて200mg/mから175mg/mに低減さ
れるイリノテカンの用量を有する。早期発症の下痢および/または遅延した下痢
はイリノテカン(Camptosar(登録商標))製品挿入物により処置され
る。
【0065】 (非研究的(non−study)処置) (併用薬剤) テモゾロミドの投与前の4週間以内に投与された全ての薬剤および治療用途の
ための根拠を有する研究の間の全ての併用治療投与は記録される。本研究への登
録の前に施される任意の化学療法、生物学的治療および放射線治療は、記録され
る。前の手術はまた、記録される。患者は、テモゾロミドおよびイリノテカンの
全ての用量について、処置する医師の自由裁量で予防的な抗嘔吐薬を受け得る。
【0066】 他の化学療法、放射線治療、または生物学的治療は、患者が研究中である間、
使用され得ない。エリスロポエチンを含むコロニー刺激因子は、骨髄毒性の発生
を妨げるために使用されなくてもよい(但し、重篤(severe)かまたは重
症の(serious)骨髄抑制の治療のために使用され得る)。
【0067】 全ての患者は、本研究期間中、医学的に適しているように、同じ投薬が維持さ
れるべきである。
【0068】 (安全性および許容度) 主目的は、イリノテカン(Camptosar(登録商標))との組合せにお
いて、テモゾロミドの安全性および許容度を評価すること、および、毒性限界用
量(ある場合)および最大許容用量(これが観察される場合)を規定することで
ある。安全性は、理学的診断、バイタルサインおよび臨床検査値に基づいて評価
される。許容度は、有害な事象の徴候および自覚症状に基づいて評価される。
【0069】 (毒性限界用量の定義) 1.5日間よりも長い間のANC<500/μL。 2.発熱を伴うANC<500/μL。 3.血小板<10,000/μL(グレード4)。 4.予防および管理のために最適な抗嘔吐薬の措置(すなわち、最適な投薬スケ
ジュールの際、5HTアンタゴニストからなる)を受けている間の任意のグレ
ード3の非血液学的毒性またはグレード3〜4の悪心/嘔吐。 5.最適な下痢止めの投薬を受けている間の任意のグレード4の下痢。 6.毒性のために2週間より多い処置の遅延。
【0070】 (統計的考察) 本研究の主目的は、進行癌を有する患者における、イリノテカンとの組み合せ
たテモゾロミドの毒性限界用量(DLT)および最大許容用量(MTD)を決定
することである。MTDは、真の毒性率が30%異化である用量レベルとして規
定され、第1サイクルにわたる毒性プロフィールに基づく。本研究は、ほとんど
の用量レベルで3人の患者(DLTレベルで最大6人の患者およびMTDレベル
で合計6人の患者)が参加するよう設計される。MTDは、DLTを経験する用
量レベルとして評価され、6人の患者のうち0人かまたは1人が、次のより高い
レベル(これが、DLT用量レベルである)で少なくとも2人の患者がDLTを
経験する。用量レベルでの真の毒性率が、「P」である場合、毒性(DLTレベ
ル)としてこの用量レベルを言明する確率は、表3の下記の通りである: (表3)
【0071】
【表3】 本研究のために使用された設計およびサンプルサイズの場合には、高い毒性率
(≧40%)を有する用量が、DLTとして言明される高い確率(>0.70)
を有する。
【0072】 (腫瘍反応) 患者は、各28日治療単位の処置の後、腫瘍反応について臨床的に評価される
。放射線撮影研究(CT、MRI、超音波、X線)を必要とする腫瘍病変を有す
る患者は、スクリーニングでこれらの研究を受け、そして2ヶ月毎にこれらの継
続している処置について反復される。この同じ方法(類似の放射線撮影研究かま
たは理学的診断のいずれか)は、比較が一貫するように、本研究の間中全ての病
変を測定しなければならない。部分的かまたは完全な反応を決定するために必要
な基準は、少なくとも4週間存在するべきである。前の21日以内に実施されな
い場合、本研究から離脱する時に、腫瘍反応が、放射線撮影的に決定される。
【0073】 (疾患の可測性の定義(反応のWHO報告からの改変)) (測定不可能を除く判定可能な疾患) a)CNS病変を除く、先の照射領域における病変; b)腹水症および胸水 c)リンパ管性肺転移(metasases) d)測定され得ないが、触診され得る腹部腫瘤 (二次元的に(bidimensionally)測定可能な疾患(「測定可
能な病変」)) (このような病変の例としては、以下が挙げられる): a)酸素を供給された肺にかこまれている肺腫瘍 b)皮膚小節 c)表面リンパ節 (測定不可能な疾患(本当に測定不可能であるとみなされるべき病変)として
は、以下が挙げられる): a)骨の病変 b)軟膜疾患 c)腹水 d)胸水/心内膜液浸出 e)炎症性胸部疾患 f)リンパ管性皮膚/リンパ管性肺 g)映像技術によって確認されず、わからない腹部腫瘤 h)嚢胞性病変 (CT、MRIスキャン、超音波検査法、胸部X線) CTスキャン、MRIスキャン、超音波検査法を用いて、少なくとも1つの病
変が2cm以上の直径を有するという条件で悪性病変を測定し得る。
【0074】 (腫瘍反応のための基準(反応のWHO報告からの改変)) 理想的に、全ての測定可能な病変は、各試験で測定されるべきである。複数の
病変が任意の器官中に存在する場合、これは可能でなくてもよく、このような環
境下で、6個までの代表的な病変が選択されるべきである(可能である場合)。
【0075】 (測定可能な疾患): (完全反応(CR))4週間以上間隔をあけた2回の観察によって決定された
全ての臨床的に検出可能な悪性疾患の完全な消失。
【0076】 (部分反応(PR))二次元的に測定可能な疾患の場合、4週間以上間隔をあ
けた2回の観察によって決定される場合の、全ての測定可能な病変の最も大きい
垂直直径の積の合計の、少なくとも50%までの減少。一次元的(unidim
ensionally)に測定可能な疾患について、4週間以上間隔をあけた2回
の観察によって決定される場合の、全ての病変の最も大きい直径の積の合計にお
ける少なくとも50%までの減少。必ずしも、後退した全ての病変を部分反応と
みなす必要はないが、病変が進行するべきではなく、新規の病変が現れないべき
である。X線撮影研究のコピーによって記録される明らかな変化の連続的な証拠
は、得られなければならず、かつ引き続く再考のために利用可能でなければなら
ない。この評価は、客観的でなければならない。
【0077】 (安定疾患(SD))二次元的に測定可能な疾患について、全ての測定可能な
病変の最も大きな垂直直径の積の合計が、<50%の減少または<25%の増加
。一次元的に測定可能な疾患について、全ての病変の最も大きい直径の結果の合
計が、<50%減少するかまたは<25%増加する。新規の病変が現れるべきで
なはい。
【0078】 (進行疾患(PD))少なくとも1つの二次元的に(最も大きな垂直直径の積
)かまたは一次元的に測定可能な病変のサイズの25%増加または新規病変の出
現。これが明白な(positive)細胞学によって実証される場合、胸水ま
たは腹水の発生はまた、進行疾患として考慮される。病理学的骨折または骨の崩
壊は、疾患進行の証拠ではない。
【0079】 (全体的な患者の腫瘍反応)一次元的および二次元的に測定可能な疾患につい
ての全体的な患者腫瘍反応の測定は、以下の表4に従って行われた: (表4)
【0080】
【表4】 PD:進行疾患 CR:完全反応 PR:部分反応 SD:安定疾患 (測定不可能な疾患の存在下での反応の評価) 測定不可能な疾患は、以下の状況を除く全体的な患者の腫瘍反応の評価におい
て用いられない: a)全体的な完全反応:測定不可能な疾患が存在する場合、これが完全に消失す
るべきである。そうでなければ、この患者を、「全体的な完全反応者」としてみ
なすことはできない。 b)全体的な進行:測定不可能な疾患のサイズの顕著な増加、および新規病変の
出現の場合、全般的な反応は、進行である。
【0081】 本発明は、癌処置に有用である。正確な投薬および投薬計画は、患者の必要条
件(例えば、患者の年齢、性別、および処置されている癌の重症度)に応じて本
明細書における教示を考慮して主治医によって変更され得る。特定の患者につい
ての適切な投薬および投薬スケジュールの決定は、主治医の技術の範囲内である
【0082】 本発明が、上記の特定の実施形態と併せて記載されている場合、その多数の代
替、改変、およびバリエーションは、当業者に明らかである。全てのこのような
大体、改変およびバリエーションは、本発明の精神および範囲内にあることが意
図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KG,KR,K Z,LC,LK,LR,LT,LU,LV,MA,MD ,MG,MK,MN,MX,MZ,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,TZ,UA,UZ,VN,YU ,ZA (72)発明者 ホウトン, ピーター ジェイ. アメリカ合衆国 テネシー 38103, メ ンフィス, ハーバータウン ブールバー ド 158 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 CB05 CB22 MA02 MA04 MA52 MA66 NA10 NA14 ZB26

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 癌に罹患したヒト患者を処置する方法であって、該方法は、
    治療上有効な量のテモゾロミドおよびイリノテカンをこのような患者に、少なく
    とも部分的な腫瘍反応をもたらすために十分な期間、投与する工程を包含する、
    方法。
  2. 【請求項2】 前記イリノテカンが、塩酸塩の形態である、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記テモゾロミドおよびイリノテカンが、反復される21日
    サイクルにわたって投与され、ここで、該21日サイクルが、3回の1週間に分
    配される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 21日間にわたって投与されるイリノテカンの総量が、患者
    の体表面の1mあたり3〜400mgの範囲にある、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 21日間にわたって投与されるテモゾロミドの量が、患者の
    体表面の1mあたり50〜200mg/日の範囲にあり、該テモゾロミドが、
    21日間のうち5〜14日投与される、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 21日間にわたって投与されるテモゾロミドの量が、患者の
    体表面の1mあたり50〜200mg/日の範囲にあり、該テモゾロミドが、
    21日間のうち5〜14日投与され、そして前記イリノテカンが塩酸塩の形態で
    ある、請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記イリノテカンが、第1週の間の連続5日間、10〜40
    mg/m/日の日用量で、および第2週の間の連続5日間、10〜40mg/
    /日の日用量で、投与され、次いで、第3週において、該イリノテカンが投
    与されない、請求項3に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記テモゾロミドが、第1週の間の連続5日間、100〜2
    00mg/m/日の日用量で投与され、次いで、第2週および第3週において
    、該テモゾロミドが投与されない、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記テモゾロミドが、21日サイクルの第1週および第3週
    の間の連続5〜7日間、100〜200mg/m/日の日用量で投与される、
    請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記テモゾロミドが、21日サイクルの第1週および第2
    週の間の連続5〜7日間、100〜200mg/m/日の日用量で投与される
    、請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記イリノテカンが、塩酸塩の形態である、請求項9に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記イリノテカンが、塩酸塩形態である、請求項10に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 前記イリノテカンが、21日サイクルのうちの1日、25
    0〜650mg/mの量で投与される、請求項3に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記イリノテカンが、21日サイクルの間に、1週間に1
    回100〜125mg/mの用量で投与される、請求項3に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記テモゾロミドおよびイリノテカンが、21日処置サイ
    クルの第1日目に両方とも投与される、請求項3に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記イリノテカンが、塩酸塩形態である、請求項15に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 前記テモゾロミドが、前記イリノテカンの投与前に投与さ
    れる、請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記テモゾロミドおよびイリノテカンが、3回の21日サ
    イクルにおいて投与され、各サイクルが投与期間を有し、ここで、該テモゾロミ
    ドが、該21日サイクルの最初の5日間、50〜200mg/m/日の日用量
    で投与され、該イリノテカンが、該21日サイクルの最初の5日間および該21
    日サイクルの第2週の間のさらなる5日間、10〜40mg/m/日の日用量
    で該テモゾロミドとともに投与され、次いで、第3週において、テモゾロミドお
    よびイリノテカンが投与されない、請求項3に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記テモゾロミドが、経口的に投与され、そして前記イリ
    ノテカンが、静脈内に投与される、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記テモゾロミドおよびイリノテカンが、反復される28
    日サイクルにわたって投与される、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記28日間にわたって投与されるイリノテカンの総量が
    、患者の体表面の1mあたり3〜400mgの範囲にある、請求項20に記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記28日間にわたって投与されるテモゾロミドの量が、
    患者の体表面の1mあたり50〜200mg/日の範囲にあり、該テモゾロミ
    ドが、該28日間のうち5〜14日投与される、請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記28日間にわたって投与されるテモゾロミドの量が、
    患者の体表面の1mあたり50〜200mg/日の範囲にあり、ここで、該テ
    モゾロミドが、28日間のうち5〜14日投与され、そして前記イリノテカンが
    塩酸塩の形態である、請求項20に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記テモゾロミドおよびイリノテカンが28日サイクルに
    わたって投与され、該テモゾロミドが、該サイクルの1〜14日目に75〜15
    0mg/m/日の日用量で投与され、そして、該イリノテカンが、該サイクル
    の8日目に100〜350mg/m/日の日用量で投与される、請求項20に
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記テモゾロミドが、経口的に投与され、そして前記イリ
    ノテカンが、静脈内に投与される、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 癌患者を処置するための医療用キットであって、該キット
    は、以下: (a)テモゾロミドの供給; (b)イリノテカンの供給;および (c)癌患者へテモゾロミドおよびイリノテカンを投与するための印刷された指
    示書、 を備える、キット。
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