JP2003521446A - マクロファージスカベンジャー受容体アンタゴニスト - Google Patents

マクロファージスカベンジャー受容体アンタゴニスト

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Abstract

(57)【要約】 マクロファージスカベンジャー受容体アンタゴニストを提供する。本発明の化合物を投与することを含む心臓血管系の疾病の治療方法も提供する。本発明の化合物はマクロファージ由来の泡沫細胞中の脂質蓄積を阻害する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 心臓血管系の疾病は米国の死亡原因の第1位であり、年間100万人以上が死
亡している。アテローム性動脈硬化は冠状動脈性心臓疾患の主要貢献因子であり
、西洋社会における事故以外の死亡原因の主要原因である。アテローム性動脈硬
化の予防に対してこれまでにない大きな医学的要求があるので、アテローム性動
脈硬化の病因および可能な治療ならびにその結果(心筋梗塞、アンギナ、臓器不
全および卒中を包含)を調べるためにかなりの努力がなされている。かかる努力
にもかかわらず、いかにして、そして何時アテローム性動脈硬化の傷害が生命を
脅かすことになるのか、処置の最適時期は何時か、そしていかにして傷害の進行
を検出しモニターするのかといった多くの未解決の問題がある。 多数の危険因子がアテローム性動脈硬化に貢献していることが広く認められて
おり、それらの因子は高血圧、総血清コレステロール上昇、高レベルの低密度リ
ポ蛋白(LDL)コレステロール、低レベルの高密度リポ蛋白(HDL)コレス
テロール、糖尿病、重度の肥満、および喫煙を包含する。現在に至るまで、アテ
ローム性動脈硬化の治療は上昇したコレステロールレベルの治療に限定されてお
り、脂質の修飾が治療および研究の主要焦点となっている。 しかしながら、最近の研究は、冠状動脈の疾病により死亡した人の40%が2
20mg/dl未満の総コレステロールレベルを有していたことを示している。
よって、脂質の低下に重きを置きすぎていることが明らかである。実際、アテロ
ーム性動脈硬化の患者のわずか30%が上昇した脂質レベルを有しており、他の
病因が関与していることが示される。それゆえ、将来の治療および予防の尺度に
関する論理的シナリオは、食事療法の変更、HMG−CoAレダクターゼの阻害
ならびにプラークの成長および安定性を直接狙う新規治療からなる多項目アプロ
ーチを包含するはずである。 アテローム性動脈硬化における初期の傷害は脂肪条痕であり、それはマクロフ
ァージ由来の泡沫細胞の内部で脂質液滴として維持されたコレステリルエステル
から生じる。マクロファージは泡沫細胞のLDL受容体をダウンレギュレーショ
ンし、そのかわりとしてmRNAを発現し、修飾LDLに対する新規受容体のた
めの新たな蛋白の合成を開始する。この受容体は低密度リポ蛋白のすべての修飾
形態を認識するものであり、マクロファージスカベンジャー受容体(MSR)と
して知られるようになった。マクロファージが連続的に修飾LDLを生成してい
る環境に存在する場合、マクロファージは毒性脂質負荷により死滅するまでコレ
ステリルエステルの油滴を蓄積し続けるであろう。その後、放出された脂質はア
テローム性動脈硬化傷害の非細胞性壊死コアを成形する。引き続いて起こる線維
芽細胞、血管平滑筋細胞および循環単球およびTリンパ球の動員により、炎症応
答および成熟アテローム性動脈硬化プラークの形成が完了する。マクロファージ
由来の泡沫細胞はプラークの肩の部分に濃縮され、そこでそれらの分泌プロテア
ーゼおよびコラゲナーゼがプラーク破裂に寄与する可能性があり、プラーク破裂
は致命的な血栓に発展する可能性がある。 プラークの逆行、すなわちプラーク構成成分の開始、進行、安定化および除去
の間の動的バランスの機能がヒトならびに多くの動物モデルにおいて明らかに示
されている。非ヒト霊長類における多くの逆行に関する研究は、アテロームを発
生させる食事の刺激が中断され、あるいは薬理学的管理が開始された場合には、
相当進行した傷害であっても経時的に逆行することを示している。 MSRアンタゴニストを用いることによる、マクロファージ由来の泡沫細胞中
の脂質蓄積の阻害は、プラーク開始を防止し、プラーク進行を遅延させ、アクセ
プターHDLへの「逆コレステロール輸送」のプロセスによりプラーク逆行を開
始させると期待される。よって、MSRアンタゴニストは、アテローム性動脈硬
化、冠状動脈疾患、腎臓病、血栓症、凝血による一時的虚血、卒中、心筋梗塞、
臓器移植、臓器不全および高コレステロール血症のごとき心臓血管系の疾病の薬
剤療法のためのユニークなアプローチを提供する。
【0002】 発明の概要 本発明は、後で示す式(I)で示されるフェニレンジアミン化合物、ならびに
アテローム性動脈硬化、冠状動脈疾患、腎臓病、血栓症、凝血による一時的虚血
、卒中、心筋梗塞、臓器移植、臓器不全および高コレステロール血症(これらに
限らない)を包含する種々の心臓血管系の疾病の治療において有用なマクロファ
ージスカベンジャー受容体(MSR)アンタゴニストとしてのそれらの使用を包
含する。 さらに本発明は、ヒトを包含する動物におけるマクロファージスカベンジャー
受容体に拮抗する方法を提供し、該方法は、有効量の後で示す式(I)の化合物
を治療が必要な動物に投与することを含む。 さらに本発明は、マクロファージ由来の泡沫細胞中の脂質蓄積を阻害する方法
を提供する。
【0003】 発明の詳細な説明 本発明の化合物は下式(I):
【化2】 式 (I) [式中、Rは水素、アルキル、(R)N−アルキル、ヒドロキシアルキル、
カルボキシ、カルボキシアルキル、フルオロアルキル、ハロ、ハロアリール、ア
リール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびアルコ
キシからなる群より独立して選択されるか、あるいはRは、それが置換してい
る六員のアリール環と一緒になったナフタレン部分を形成する縮合環であり; mは1ないし4の整数であり; Rは水素、R−ベンズアミド、R−ベンジルエーテル、R−ベンジル
アミノ、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、フルオロアルキル
、シアノ、ニトロ、アリールオキシ、ニトロアルキル、アリール、および1,2
−ベンゾからなる群より独立して選択されるか、あるいはR部分は、それが置
換している六員のアリール環と一緒になったナフタレン環を形成する縮合環であ
り; nは1ないし3の整数である]から選択される。 好ましくは、Rは水素、5−トリフルオロメチル、5−クロロ、5−ブロモ
、3−ブロモ、4−ブロモ、5−ブロモ−3−フェニル、5−ヨード、5−ヨー
ド−3−フェニル、2−フェニル、3−フェニル、5−フェニルおよび3−メト
キシからなる群より選択される。より好ましくは、Rは5−トリフルオロメチ
ルまたは5−ブロモである。 好ましくは、いずれかのRアリール置換基は水素、ハロ、アリール、アルキ
ル、シアノ、ニトロ、R−ベンズアミジル、アルコキシおよびアリールオキシ
からなる群より選択される。より好ましくは、Rは2−クロロ、3,4−ジク
ロロ、4,5−ジクロロ、3−メトキシ、2−イソプロピル、3−シアノ、4−
ブチル、2−ニトロ、2−フェノキシ、2−ニトロ−4−メチル、2−フェニル
、4−フェニル、2−ベンズアミジル、1,2−ベンゾからなる群より選択され
る。最も好ましくは、Rは4,5−ジクロロ、2−ベンズアミジル、4−ブロ
モ、4−フェニルまたは4−ブチルである。 本発明において有用な特に好ましい化合物は下記のものを包含する: ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジクロ
ロ−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロ
キシベンゾイル)−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(5−トリ
フルオロメチル−2−ヒドロキシベンゾイル)−1,2−フェニレンジアミン、
ビス−N,N’−(5−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシベンゾイル)−4
,5−ジクロロ−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(3−フェニ
ル−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジクロロ−1,2−フェニレンジア
ミン、およびビス−N,N’−(3−フェニル−2−ヒドロキシベンゾイル)−
1,2−フェニレンジアミン。
【0004】 本発明の化合物は、医薬上許容される塩およびその複合体としても処方されう
る。医薬上許容される塩は、投与される量および濃度において無毒の塩である。 使用される医薬上許容される塩は、塩基性基が存在する場合には、硫酸、塩酸
、フマル酸、マレイン酸、リン酸、スルファミン酸、酢酸、クエン酸、乳酸、酒
石酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、シクロヘキシルスルファミン酸およびキナ酸を含有する酸付加塩
のごとき酸付加塩を包含する。医薬上許容される塩は、塩酸、マレイン酸、硫酸
、リン酸、スルファミン酸、酢酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、マロン酸、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
、シクロヘキシツスルファミン酸、フマル酸、およびキナ酸のごとき酸から得る
ことができる。 また医薬上許容される塩は、カルボン酸またはフェノールのごとき酸性官能基
が存在する場合には、ベンザチン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールア
ミン、エチレンジアミン、メグルミン、プロカイン、アルミニウム、カルシウム
、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム、アルキルア
ミン、および亜鉛を含有する塩基付加塩のごとき塩基付加塩を包含する。
【0005】 本発明は、標準的方法を用いて調製できる式(I)の化合物を提供する。本発
明の好ましい化合物を調製する方法全体をこのセクションに記載のようにして行
うことができる。後で示す実施例は個々の化合物の合成を説明する。類似の1,
2−フェニレンジアミド化合物がY. A. Ibrahim and A. H. M. Elwahy; Synthes
is, 503 (1993); F. C. Anson et al., J. Am. Chem. Soc., Vol. 108, 6593 (1
986)により報告されている。類似の1,3−フェニレンジアミンジアミド化合物
がVanAllan, J. Am. Chem. Soc. Vol 69, 2913 (1947) and Fargher et al., J.
Textile Inst. Vol 21, 245 (1930)により報告されている。さらに1,4−フ
ェニレンジアミドが米国特許第2754209号に記載されている。上記プロト
コルをモデルとして用いて、当業者は本発明の他の化合物を容易に製造すること
ができる。 以下の合成例において、温度はセ氏(℃)である。特記しない限り、すべての
出発物質は市販品である。さらなる努力をせずに、当業者は、本明細書に示され
た説明を用いて本発明を最大限に利用することができるものと確信する。これら
の実施例は本発明を説明するものであり、本発明の範囲を限定するものではない
。発明者の保有されている権利に関して請求の範囲が参照される。
【化3】 三塩化リンの存在下でサリチル酸を2−ニトロアニリンとともに加熱して2’
−ニトロサリチルアニリドを得る。便利な方法は、Lemaire, Schramm, and Cahn
, Journal of Pharmaceutical Sciences, Vol. 50, pp 831-837(参照により本
明細書に一体化させる)により記載されているようにクロロベンゼン中で反応物
を還流させることである。還元によりこの生成物を2’−アミノサリチルアニリ
ドに変換することができる。この目的に都合の良い試薬はナトリウムハイドロサ
ルファイトであり、この試薬は芳香族ハロゲン原子を除去しなくても還元反応を
行う。該アミンを塩化2−メトキシベンゾイルと反応させてビス−アミドを得て
、種々の知られた開裂試薬によりメトキシエーテルを開裂してフェノールにする
。三臭化ホウ素が特に有効である。この手順を用いて、反応の第1段階および第
2段階に異なるサリチル酸を用いることにより非対称ビス−アミドを都合よく得
ることができる。また、この手順を用いて、上記2−ニトロアニリンのかわりに
3−または4−ニトロアニリンから出発することにより1,3−および1,4−
ビス−アミドを得ることもできる。
【化4】 対称ビス−アミドを得るための別法をスキーム2に示す。2モルのサリチル酸
および1モルの1,2−フェニレンジアミンの混合物を三塩化リンのごとき縮合
剤とともに加熱して、生成物を一工程で得る。
【0006】 実施例1 ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジクロ
ロ−1,2−フェニレンジアミン a.5−ブロモ−3’,4’−ジクロロ−6−ニトロサリチルアニリド(3) 30mlのクロロベンゼン中の2.17g(10mmol)の5−ブロモサリ
チル酸、2.07g(10mmol)の3,4−ジクロロ−6−ニトロアニリン
、および0.44ml(0.637g,5mmol)の三塩化リンからなる混合
物を、アルゴン雰囲気下で3.5時間還流させた。熱い反応混合物を濾過し、2
5℃で18時間放置して、1.82gの黄橙色結晶を得た。塩化メチレン−ヘキ
サンからの再結晶化により1.22gの明黄色結晶を得た。融点197〜198
.5℃。 b.2’−アミノ−5−ブロモ−4’,5’−ジクロロサリチルアニリド(4) 3(1.22g,3mmol)、5% NaHCO水溶液(100ml)お
よびTHF(100ml)からなる混合物を、27gのNa(数時間
かけて1.5gずつ添加)で処理した。反応混合物を濾過し、次いで、THF層
を減圧濃縮して固体を得て、これを75mLの熱メタノールに溶解し、濾過し、
10mlまで濃縮し、次いで、−78℃まで冷却して麦藁状黄色結晶を得た。融
点293〜295℃。 c.N−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−N’−(5−ブロモ−2
−メトキシベンゾイル)−4,5−ジクロロ−1,2−フェニレンジアミン(6
) 4(376mg,1.0mmol)、NaCO(318mg,3mmol
)および10mlのアセトンからなる混合物を、10mlのアセトン中の375
mg(1.5mmol)の塩化3−ブロモ−6−メトキシベンゾイルで処理し、
18時間撹拌した。反応混合物を100mlの水に注ぎ、濾過してクリーム色粉
末を得て、これをトルエンから再結晶させて麦藁状黄色結晶を得た。融点241
〜244℃。 d.ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジ
クロロ−1,2−フェニレンジアミン アルゴン雰囲気下の25mlのCHCl中の6(150mg,0.25m
mol)の撹拌懸濁液を、BBr(0.75ml,0.75mmol)の1M
溶液で処理した。4時間後、反応混合物を15mlのMeOHで希釈し、15分
撹拌し、次いで、減圧濃縮して固体残渣を得た。トルエンからの再結晶により明
灰色粉末を得た。融点281〜281.5℃。
【0007】 実施例2 ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−1,2−フェニ
レンジアミン アルゴン雰囲気下の15mlのクロロベンゼン中の1,2−フェニレンジアミ
ン(1.00g,9.24mmol)および5−ブロモサリチル酸(3.81g
,17.56mmol)からなる混合物を、PCl(1.27g,9.24m
mol)で処理し、4.5時間還流させた。熱い反応混合物を濾過し、濾液を冷
却して無色粉末を得て、これをエタノール−水混合物から再結晶させて無色結晶
を得た。融点253.5〜256℃。 化学官能基の適切な取り扱いおよび保護を行って、上記方法と類似の方法およ
び実施例セクションに記載の方法と類似の方法により式(I)で示される他の化
合物の合成を行う。
【0008】 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩をヒトおよび他の哺乳動物の
治療に使用するために、通常には、それを標準的な製薬慣習に従って医薬組成物
として処方する。 静脈内、腹腔内、皮下、筋肉内、経口、局所(経皮)、または経皮投与を包含
する異なった経路で本発明の化合物を投与することができる。全身投与には経口
投与が好ましい。経口投与には、例えば、カプセル、錠剤、ならびにシロップ、
エリキシルおよび濃縮ドロップのごとき液体調合物のごとき慣用的な経口形態と
して化合物を処方することができる。 別法として、注射(非経口投与)、例えば、筋肉内、静脈内、腹腔内および皮
下注射を用いてもよい。注射には、本発明の化合物を液体溶液中に、好ましくは
セイライン溶液、Hank溶液またはRinger溶液のごとき生理学的に許容されるバッ
ファーまたは溶液中に処方する。さらに、化合物を固体形態として、および使用
直前に再溶解もしくは懸濁される形態として処方してもよい。 経粘膜または経皮的手段により全身投与を行うこともできる。経粘膜または経
皮投与には、透過すべき障壁に適した透過剤を処方中に使用する。かかる透過剤
は当該分野において広く知られており、例えば、経粘膜投与には胆汁酸塩および
フシジン酸誘導体がある。さらに、界面活性剤を用いて浸透を容易ならしめても
よい。例えば、鼻用スプレイ、直腸用坐薬または膣用坐薬により経粘膜投与を行
ってもよい。 局所投与には、当該分野において広く知られているように、本発明の化合物を
軟膏、膏薬、またはクリーム中に処方することができる。
【0009】 化合物のIC50、EC50、生物学的半減期、患者の年齢、サイズおよび体
重、ならびに患者に関連した疾病または疾患のごとき因子を考慮して、標準的な
手順により投与すべき種々の化合物の量を決定することができる。考慮されるべ
きこれらの因子および他の因子の重要性は当業者に知られている。 投与量は投与経路および経口生体利用可能性にも依存する。例えば、低い経口
生体利用可能性を有する化合物の場合には、比較的高用量を投与しなければなら
ないであろう。 好ましくは、組成物は単位用量形態である。経口適用には、例えば、錠剤また
はカプセルを投与してもよく、鼻への適用には計量エアロゾルで投与してもよく
、経皮適用には局所処方またはパッチを投与してもよく、経粘膜デリバリーには
頬側パッチを投与してもよい。それぞれの場合において、患者に1回で投与でき
る用量とする。 経口投与用の各投与単位は、適当には0.01ないし500mg/Kg、好ま
しくは0.1ないし50mg/Kgの化合物(I)またはその医薬上許容される
塩(遊離塩基換算)を含有する。非経口、鼻、経口吸入、経粘膜または経皮経路
の1日の用量は、適当には0.01mgないし100mg/Kgの式(I)の化
合物である。局所処方は、適当には0.01ないし5.0%の式(I)の化合物
を含有する。当業者に明らかなように、所望活性を示すに十分な有効成分を1日
1ないし6回、好ましくは1回投与してもよい。 本明細書における疾病の「治療」は、疾病の予防、遅延および防止を包含する
が、これらに限らない。
【0010】 本明細書に記載のMSR受容体は、SR−A群と命名された最近分類された群
に属し、2種の形態、A−I型およびA−II型として存在し、それらは単一遺
伝子の異なるエキソンスプライシングにより生じる。用語「MSR」および「S
R−A」を本明細書において混用する。 罹病細胞に基づいて、治療または予防されうる疾病および疾患はアテローム性
動脈硬化、冠状動脈疾患、腎臓病、血栓症、凝血による一時的虚血、卒中、心筋
梗塞、臓器移植、臓器不全および高コレステロール血症を包含する。
【0011】 経口的に与えられた場合に有効な式(I)の化合物およびその医薬上許容され
る塩の組成物を、シロップ、錠剤、カプセルおよび甘味入り錠剤として処方する
。一般的には、シロップ処方は液体担体、例えば香料または着色料を含有するエ
タノール、ピーナッツ油、オリーブ油、グリセリンまたは水中の化合物または塩
の懸濁液または溶液からなる。組成物が錠剤の形態である場合、固体処方の調製
に通常使用される医薬担体を用いてもよい。かかる担体の例はステアリン酸マグ
ネシウム、白陶土、タルク、ゼラチン、アラビアゴム、ステアリン酸、デンプン
、ラクトースおよびスクロースを包含する。組成物がカプセル形態の場合、通常
のカプセル封入法が適しており、例えば、硬ゼラチンカプセル殻中に上記担体を
使用してもよい。組成物が軟ゼラチン殻カプセルの形態である場合、分散物また
は懸濁液の調製に通常使用されるいすれの医薬担体を用いてもよく、例えば、水
性ゴム、セルロース、シリケートまたは油脂であり、それらが軟ゼラチンカプセ
ル殻中に入れられる。 典型的な非経口組成物は、所望により非経口的に許容される油脂、例えばポリ
エチレングリコール、ピリビニルピロリドン、レシチン、落花生油またはゴマ油
を含有していてもよい滅菌された水性または非水性担体中の化合物または塩の溶
液または懸濁液からなる。 典型的な吸入用組成物は、乾燥粉末として投与されうる溶液、懸濁液またはエ
マルジョンの形態、あるいはジクロロジフルオロメタンまたはトリクロロフルオ
ロメタンのごとき慣用的な噴射剤を用いるエアロゾルの形態である。 典型的な坐薬処方は、この方法で投与された場合に有効である式(I)の化合
物または塩ならびに結合剤および/または潤滑剤、例えば高分子グリコール、ゼ
ラチン、カカオ脂または他の低融点植物性ロウもしくは油脂またはそれらの合成
アナログを含む。 典型的な皮膚および経皮処方は慣用的な水性または非水性担体、例えばクリー
ム、軟膏、ローションまたはパスタを含み、あるいは薬用プラスター、パッチま
たは膜の形態である。 好ましくは、患者が1回で投与できるように、組成物は単位用量形態であり、
例えば錠剤、カプセルまたは計量エアロゾルである。 本発明の組成物が本発明に従って投与された場合、許容されない毒物学的効果
は考えられない。
【0012】 分解ならびに結合/インターナリゼーションに関するMSR活性のアッセイは
Goldstein et al., "Receptor-mediated Endocytosis of Low-density Lipoprot
ein in cultured Cells," Methods Enzymol., 98:241-260 (1983)(参照により
本明細書に一体化させる)を改良したものであった。簡単に説明すると、MSR
IまたはIIでトランスフェクションした293細胞を、24ウェルのディッシ
ュ中の2mMグルタミン、10% FCSおよび0.4mg/mlゼラチンを含
有するイーグル最少必須培地に10個/ml/ウェルの密度で撒く。2日後、
2mg/ml BSAおよび125[I]−AcLDL(ヨウ素化されアセチル
化された低密度リポ蛋白)を含有する500μlの新鮮無血清培地に置換し、細
胞を37℃で5時間インキュベーションする。リガンド分解のための適当な時間
後、細胞を取って4℃の低温室に移す。上清をトリクロロ酢酸中に取り、混合物
を遠心分離する。上清をクロロホルム抽出して、125[I]−AcLDLの分
解産物である125[I]−モノヨードチロシンを単離し、一部をカウントして
分解活性を調べる。細胞結合リガンドを調べるために、細胞単層を洗浄し、氷冷
バッファーA(150mM NaCl、50mM Tris−HCl、および2m
g/ml BSA,pH7.4)とともに4℃でインキュベーションして、非特
異的結合カウントを除く。1mlのバッファーAで細胞を3回素早く洗浄し、1
mlのバッファーA中にて10分ずつ2回ロータリーシェーカー上でンキュベー
ションし、次いで、BSA不含の1mlのバッファーAで2回素早く洗浄する。
すべての洗浄バッファーを吸引した後、0.1N NaOH中で細胞を溶解させ
、結合/取り込みの測定およびその後の蛋白測定(Pierce BCA蛋白アッセイ)の
ためにカウンティングバイアルに取っておく。本発明の有効成分は、分解アッセ
イにおいて50μM未満のIC50値を示し、結合/取り込みのアッセイにおい
て100μM未満のIC50値を示す。 蛍光化合物DiI−AcLDL(1,1’−ジオクタデシル−3,3,3’,
3’−テトラメチルインドカルボシアニンパークロレート−標識LDL)もまた
、マクロファージスカベンジャー受容体の活性を評価する有用な道具であること
が示されている(Freeman et al., Proc. Natl. Acad. Sci., USA, 88:4931-493
5 (1991); Penman et al., J. Biol. Chem., 266:23985-23993 (1991))。我々
は、トランスフェクションされたHEK 293細胞によるDiI−AcLDL
の取り込みに基づくMSRアンタゴニストに関するアッセイも使用した。大部分
のアッセイにはSR−AIでトランスフェクションしたHEK 293細胞を用
いたが、行ったすべての研究においてSR−AIおよびSR−AIIは両方とも
同等の活性を有すると思われる。簡単に説明すると、HEK 293細胞を、9
6ウェルプレート中の2mMグルタミン、10% FBSおよび0.4mg/m
lゼラチンを含有するEMEMに2x10個の密度で撒いた。アッセイを標準
化し最適化して、2mg/mlのウシ血清アルブミンを含有する無血清EMEM
中で試験を行った。37℃で4時間、阻害剤の不存在下および存在下で集密細胞
をDiI−AcLDL(最終濃度2μg/ml)とともにインキュベーションし
た(同一の4系のウェルにて)。溶液を吸引し、Lockeバッファーで洗浄した後
、蛍光プレートリーダー(励起530nm、発光590nm)で結果を定量した
。 本明細書で引用した特許および特許出願(これらに限らない)を包含するすべ
ての刊行物を、参照により本明細書に一体化させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/10 101 A61P 9/10 101 13/12 13/12 37/06 37/06 43/00 43/00 (72)発明者 ロバート・ジー・フランツ アメリカ合衆国19462ペンシルベニア州プ リマス・ミーティング、ワイルドフラワ ー・ドライブ169番 Fターム(参考) 4C206 AA01 GA07 GA31 MA01 MA04 ZA39 ZA40 ZA45 ZA54 ZA81 ZB07 ZC33 ZC42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量の式(I): 【化1】 式 (I) [式中、Rは水素、アルキル、(R)N−アルキル、ヒドロキシアルキル、
    カルボキシ、カルボキシアルキル、フルオロアルキル、ハロ、ハロアリール、ア
    リール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびアルコ
    キシからなる群より独立して選択されるか、あるいはRは、それが置換してい
    る六員のアリール環と一緒になったナフタレン部分を形成する縮合環であり; mは1ないし4の整数であり; Rは水素、R−ベンズアミド、R−ベンジルエーテル、R−ベンジル
    アミノ、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、フルオロアルキル
    、シアノ、ニトロ、アリールオキシ、ニトロアルキル、アリール、および1,2
    −ベンゾからなる群より独立して選択されるか、あるいはR部分は、それが置
    換している六員のアリール環と一緒になったナフタレン環を形成する縮合環であ
    り; nは1ないし3の整数である]で示される構造を有する化合物を、治療を要す
    る対象に投与することを含む、心臓血管系の疾病または症状の治療方法。
  2. 【請求項2】 Rが水素、5−トリフルオロメチル、5−クロロ、5−ブ
    ロモ、3−ブロモ、4−ブロモ、5−ブロモ−3−フェニル、5−ヨード、5−
    ヨード−3−フェニル、2−フェニル、3−フェニル、5−フェニルおよび3−
    メトキシからなる群より選択されるものであり、 Rが4−クロロ、3,4−ジクロロ、4,5−ジクロロ、4−ブロモ、4−
    メトキシ、4−イソプロピル、4−シアノ、4−ブチル、4−ニトロ、4−フェ
    ノキシ、5−ニトロ−4−メチル、3−フェニル、4−フェニル、4−ベンズア
    ミジル、4,5−ベンゾからなる群より選択されるものである 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 いずれかのRアリール置換基がヒドロキシ、ハロ、アリー
    ル、アルキル、シアノ、ニトロ、R−ベンズアミジル、アルコキシおよびアリ
    ールオキシからなる群より選択されるものである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 Rが4,5−ジクロロ、4,5−ベンゾ、4−フェニル、
    4−ブロモおよび4−ブチルからなる群より選択されるものである請求項3記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 Rが5−トリフルオロメチルまたは5−ブロモである請求
    項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 化合物が ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジクロ
    ロ−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(5−ブロモ−2−ヒドロ
    キシベンゾイル)−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(5−トリ
    フルオロメチル−2−ヒドロキシベンゾイル)−1,2−フェニレンジアミン、
    ビス−N,N’−(5−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシベンゾイル)−4
    ,5−ジクロロ−1,2−フェニレンジアミン、ビス−N,N’−(3−フェニ
    ル−2−ヒドロキシベンゾイル)−4,5−ジクロロ−1,2−フェニレンジア
    ミン、およびビス−N,N’−(3−フェニル−2−ヒドロキシベンゾイル)−
    1,2−フェニレンジアミン からなる群より選択されるものである請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 疾病または疾患がアテローム性動脈硬化、冠状動脈疾患、腎
    臓病、血栓症、凝血による一時的虚血、臓器移植、臓器不全、卒中、心筋梗塞お
    よび高コレステロール血症からなる群より選択されるものである請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 疾病または疾患がアテローム性動脈硬化である請求項7記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 治療を要する対象に有効量の請求項1記載の化合物を投与す
    ることを含む、マクロファージスカベンジャー受容体に拮抗する方法。
  10. 【請求項10】 治療を要する対象に有効量の請求項1記載の化合物を投与
    することによる、マクロファージ由来の泡沫細胞中の脂質蓄積を阻害する方法。
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