JP2003521194A - Adslモデムにおいてエコーキャンセラーを更新するためにlms法を適用するシステムおよび方法 - Google Patents

Adslモデムにおいてエコーキャンセラーを更新するためにlms法を適用するシステムおよび方法

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    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 同期フレームの既知の特性をオフライン状態において監視し、更新し、エコーキャンセラー、例えば、ALDSLモデム等のモデム、の精度を決定すること、に基づき動作するエコーキャンセレーション装置である。具体的には、モデムの送信(Tx)パスおよび受信(Rx)パスからタイムドメインサンプルが読み出される。これらのサンプルは、メモリに記憶される。同期フレームが所定数の同じTXサンプルおよびRXサンプルを受信すると、かかるサンプルは記憶される。同期フレームにわたるTX及びRXサンプルの移動平均が維持される。これらの平均値は、エコーキャンセラータップのLMSによる更新を可能とし、関係のない信号の影響を受けないようにするため、サンプルの同期フレームから減じられる。更新、すなわち、エコーチャネルの変化を追跡(tracking)することは、エコーキャンセラーがオフラインの状態において行われる。インライン・バージョン用の係数は、オフライン・バージョンがいくつかの同期フレームにわたって更新される間に、更新される。オフライン・バージョンの性能は、周期的にインライン・バージョンと比較される。インライン・バージョンの係数は、エコーチャネルの変化を追跡しているオフライン・バージョンの性能の方がよい場合にだけオフライン・バージョンのそれに置き換えられる。インライン係数を置き換えた後、オフラインにおける追跡は、オフライン・バージョンにおいて続けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、電気通信環境に関するものであり、具体的に述べると、電気通信環
境におけるエコーの低減に関する。
【0002】
【発明の背景】
DSL技術において、電話局と加入者宅(subscriber premise)との間のローカ
ル加入者ループにわたる通信は、合体され、その後、前記加入者ループにわたっ
て送信される複数の分離周波数キャリア(discrete frequency carriers)内に送
信されるデータを変調することによって実行される。かかるキャリアは、それぞ
れ、制限された帯域幅の、不連続で、重複しない通信サブチャネルを形成する;
これらが集まって実質的にブロードバンド通信チャネルを形成する。受信機側に
おいて、かかるキャリアは、復調され、データが再生される。
【0003】 各サブチャネルにわたって送信されるデータシンボルは、当該サブチャネルの
SN比に応じ、サブチャネル毎に変動する多数のビットを搬送する。特定の通信
条件下において収容可能なビット数は、サブチャネルの”ビット・アロケーショ
ン”として知られ、既知の方法によって、測定されたSN比およびそれと関連す
るビットエラーレートの関数として各サブチャネル毎に決定される。
【0004】 各サブチャネルのSN比は、基準信号を様々なサブチャネルにわたって送信し
、受信信号のSN比を測定することにより決定される。ローデイング情報(load
ing information)は、通常、受信機側で決定されるが、電話局から加入者宅へ
の送信の場合は、例えば、加入者宅等の加入者線の”ローカル”端で、加入者宅
から電話局への通信の場合には、電話局側で決定され、各送信−受信機のペアが
同じ情報を用いて互いに通信できるよう、他の”送信(transmitting)”又は遠隔
側に送られる。ビット・アロケーション情報は、特定の受信機にデータを送信す
る場合に各サブチャネル上で用いられるビット数を定義するため、通信ペアリン
クの両端において記憶される。サブチャネルの定義を補助するため、サブチャネ
ル利得、時間、周波数ドメインイコライザーの係数および他の特性等のサブチャ
ネルの他のパラメーターを記憶するようにしてもよい。
【0005】 もちろん、加入者線のいずれの方向に向かって情報を送信しても良い。加入者
に対するビデオの放送、インターネットサービス等の様々な用途のために、電話
局から加入者への線で要求される帯域幅は、加入者から電話局への線で要求され
る帯域幅の数倍(many times)である。最近開発された、かかる帯域幅を提供する
サービスは、離散マルチトーン非同期デジタル加入者回線(DTM ADSL)
技術に基づいている。かかるサービスの一形態においては、電話局から加入者宅
への下流方向に対し、各々4312.5Hzの帯域幅を有する最大256のサブ
チャネルを割り当てるとともに、加入者宅から電話局への上流方向への通信に各
々4312.5Hzの帯域幅を有する最大32のサブチャネルを割り当てる。通
信は、データのフレームおよび制御情報を通じて行われる。現在用いられている
方式のADSL通信において、68のデータフレームおよび1の同期フレームが
、通信の間中繰り返されるスーパーフレームを形成する。データフレームは、被
送信データ、および、既知のビット列を供給し、送信および受信モデムを同期す
るのに用いられるとともに、SN比等の通信サブチャネル特性の決定をも促進す
るシンクロナイザーションフレーム(syncronization frame)、すなわち、同期フ
レーム(sync frame)を搬送する。
【0006】 上流および下流チャネルを提供する場合、ADSLモデムは、加入者ループの
利用可能な帯域幅を、周波数分割多重化(FDM)およびエコーキャンセレーシ
ョンのいずれかの方法によって分割する。周波数分割多重化は、上流へのデータ
用に1セットのサブキャリアを割り当て、別のサブキャリアのセットを下流への
データ用に割り当てる。次に、下流パスが、時分割多重化により一以上の高速チ
ャネルと一以上の低速チャネルに分割される。また、上流パスは、対応する低速
チャネルに多重化される。
【0007】 エコーキャンセレーションにより、上流バンドが下流に重複するよう配され、
V.32およびV.34規格のモデムにおいて既知の技術であるローカル・エコ
ーキャンセレーションによってこの二つを分離する。いずれの技術を用いても、
ADSLは、バンドのDC側において基本的な電話サービス用に4kHz域を分
離する。
【0008】
【発明の概要】
本発明のシステム及び方法は、同期フレームの既知の特性をオフライン状態に
おいて監視し、更新し、エコーキャンセラー、例えば、ALDSLモデム等のモ
デム、の精度を決定すること、に基づく。具体的には、モデムの送信(Tx)パ
スおよび受信(Rx)パスからタイムドメインサンプルが読み出される。これら
のサンプルは、レジスタ等のメモリに記憶される。同期フレームが所定数の同じ
TXサンプルおよびRXサンプルを受信すると、かかるサンプルはアレイ内に記
憶される。同期フレームにわたるTX及びRXサンプルの移動平均が維持される
。これらの平均値は、エコーキャンセラータップのLMSによる更新を可能とし
、関係のない信号(extraneous signal)の影響を受けないようにするため、サン
プルの同期フレームから減じられる。
【0009】 更新、すなわち、エコーチャネルの変化を追跡(tracking)することは、エコー
キャンセラーがオフラインの状態において行われる。インライン・バージョン用
の係数は、オフライン・バージョンがいくつかの同期フレームにわたって更新さ
れる間に、更新される。オフライン・バージョンの性能は、周期的にインライン
・バージョンと比較される。インライン・バージョンの係数は、エコーチャネル
の変化を追跡しているオフライン・バージョンの性能がよい場合にだけオフライ
ン・バージョンのそれに置き換えられる。インライン係数を置き換えた後、オフ
ライン追跡は、オフライン・バージョンにおいて続けられる。
【0010】 本発明の上記およびその他の特徴および効果は、以下で述べる実施形態の詳細
な説明において説明され、または、それによって明らかである。
【0011】
【発明の説明】
本発明の実施形態を、以下の図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】 本発明の例示的な実施形態を、本発明がADSLトランシーバー環境に適用さ
れた場合に基づいて説明する。しかし、通常、本発明のシステムおよび方法は、
既知の関係のない信号(extraneous signal)を有するどのような電気通信環境に
おいても、同様に機能することを理解すべきである。
【0013】 例示的なデジタルエコーキャンセラーは、192のタップ長を有するFIR(
有限インパルス応答)フィルターとして実現される。しかし、本発明のシステム
および方法は、どのようなエコーキャンレション型フィルター又は装置において
も、同様に動作することが理解されよう。
【0014】 エコーキャンセラーは、受信信号(Rx)から送信信号(Tx)の予測値(est
imare)を減じることにより受信列(received sequence)からエコーを除去するよ
う動作する。これにより、以下の式に基づいて、エコー(Rx’)のない受信信
号が得られる:
【数1】 ここで、Rxは、n番目の受信サンプルであり、Txは、n番目の送信サ
ンプルであり、および、Tapsは、k番目のデジタルエコーキャンセラー(DE
C)タップである。エコーなしの列(echo free sequence)RX’は、次に、別
の非DEC関連処理(non-DEC related processing)に引き渡される。
【0015】 タップの初期設定は、モデムの初期化の段階中にインパルスを用いることによ
って得られる。例えば、一の一体化したサンプルを送信することができ、それか
らエコーを直接測定することが出来る。
【0016】 ショータイム中(during showtime)、タップは、最小2乗近似(LMS)アルゴ
リズムに基づいて、整列(train)および/又は更新される。通常、最小2乗近似に
関して、ωが、N個のタップが適応可能なFIRフィルターであった場合、x i は、i番目の入力信号サンプルであり、yi は、i番目のフィルター出力サンプ
ルであり、これらの関係は以下の式で表される:
【数2】 前記適用可能フィルターの係数を更新(適応)するための最小2乗近似(LM
S)アルゴリズムは、以下の式で表すことが出来る:
【数3】 ここで、an は、サンプルnに対する所望のフィルター出力であり、w(n
)は、フィルター出力サンプルnを生成するために用いられるフィルターの係数
であり、w(n+1)は、(n+1)番目の出力サンプルを生成するために用
いられる更新済みの係数である。上記の式は、ベクトル形式で、以下のように書
き直すことができる:
【数4】 ここで、この式を、デジタル対応のエコーキャンセラーに適用すると、入力信
号xが、送信信号Txとなり、ωは、フィルターのタップとなり、さらに、yが
、エコーの予測値となる。
【0017】
【数5】 エラーε、を決定するため、以下の式に示すように、測定されたエコーから予
測されるエコー値が減じられる:
【数6】 ここで、Echomeasured は、上記aから所望の応答値であるように見られる。し
かし、受信サンプルRx は、エコーのみならず、遠端への強い信号成分(stro
ng far end signal component) をも含んでおり、更新がなされていないので、E
chomeasured として用いるには適切ではない。LMSの効率を最も高めるため、
遠端信号成分は、それをEchomeasured として用いる前にRxから除去される
べきである。かかる信号は、ADSL用としては、遠端信号が各同期フレームと
して認識されるという事実を利用することによって除去される。Rxにおけるそ
の分担(its contribution)の予測値は、複数の同期フレームにわたる平均、受信
サンプル<Rx>を介して得られる。したがって、所望のDEC出力は、以下
の式に基づいて構成される:
【数7】 こうして得られたエコーキャンセラーの係数を更新させるための式は、以下の
通りである:
【数8】 ここで、μは、LMSの増加分量(step size)であって、収束速度、過剰な係
数エラー(excess coefficient error)を管理するものである。
【0018】 LMSの係数μは、Txエラーの右シフトとして実行される。したがって、
デジタルエコーキャンセラーのタップを更新するためのアルゴリズムは、以下の
通りである:
【数9】 Tx信号がランダムの場合、複数の同期フレームにわたる受信サンプル<Rx
>を平均すると、当初の予定通り、遠端(周期的)同期フレーム信号の分担(con
tribution)だけが残る。したがって、<Rx>がRxから減じられると、エコー
のパイロット成分(pilot component)が除去される。修正がなされない場合には
、上記の更新アルゴリズムは、Txパイロットが存在する、以下の形となる:
【数10】 Txがパイロットトーン成分を含む場合、上記の更新アルゴリズムを適用する
前にTxからそれを減じるのが最良の方法である。これにより、アルゴリズムは
、以下のようになる:
【数11】 918チップセットに基づく例示的な実施形態においては、”影のレジスタ”
を用いることにより、かかる918チップセットにより、TxおよびRxパスか
ら現在の(current)タイムドメインサンプルを読み取る能力が与えられる。この
例示実施形態におけるレジスタF4およびF5は、Txサンプルの到着とともに
、レジスタF6およびF7は、Rxサンプルの到着とともに、更新される。同期
フレームが受信されている場合、例えば、ADIコードにおけるフレーム67で
は、200個の連続するTxサンプルの次に8個の連続するRxサンプルがアレ
イ[Tx、・・・、Tx200、Rx、・・・、Rx]内に集められる。
これにより、集められたRxサンプルは、受信基準DTMフレームと同じ、サン
プルのnからn+7である。
【0019】 特に、最後の8つのTxサンプルは、送信信号からパイロットトーンを抽出す
るために用いることが出来る。かかるサンプルは、多くのフレームにわたって平
均化される。1パイロット期間の平均化されたサンプル<Tx192、・・・、
Tx200>は、Txアレイ全体から減じられる。前記8つのTxサンプルのそ
れぞれのため、エコーが決定され、信号から減じられる。これらの”エコーなし
の”サンプルは、次に、Rx信号−<Rx−Rx>の平均値を更新するため
に用いられる。
【0020】 TxおよびRxが集められ、平均値が決定されると、必要とされるデジタルエ
コーキャンセラータップ更新情報の全て揃うことになる。エコーとエコーの予測
値間における伝播速度の遅延が相違することにより、例示したエコーキャンセラ
ーの最初の8個のタップは用いられない(0である)。これにより、1の同期フ
レームから1セットのデータを用いることで、複数のエコーキャンセラータップ
を更新することができる。TxおよびRxサンプルの収集が平行して行われるの
であれば、より多くの更新を実行することができる。
【0021】 エラー信号は以下の式に基づいて決定される:
【数12】 かかる信号は、現在のデジタルエコーキャンセラーの性能を監視するのに有益
である。かかるエラー信号は、チャネルノイズしか含んでいないのが理想的であ
る。本発明の例示実施形態は、エラーの平均値、エラーの絶対値の平均値および
エラーの最小および最大値を監視する。
【0022】 例示のデジタル対応エコーキャンセラーは、次に、ショータイム中、バックグ
ラウンドタスクとしてコード化を行う。この例示したタスクは、例えば、周波数
ドメイン式の行進、によって中断されない限り、200個のスーパーフレームの
間、実行される。特に、デジタル対応エコーキャンセラーアルゴリズム用のコー
ドは、SwapBに配される。ハードウエア読み取り機能は、Swap A内に設けられた
コードから呼び出されたにもかかわらず、SwapBにもこれが存する。したがって
、メモリを節約することができる。したがって、本実施形態において、Swap Aか
らは約50ワード分のメモリだけが用いられる。
【0023】 図1は、本発明の一実施形態にかかるエコーキャンセレーション装置100を
示している。特に、エコーキャンセレーション装置100は、入/出力インター
フェース110、コントローラー120、メモリ130、同期フレーム検出装置
140、精度決定装置150、比較装置160、エコーキャンセラー170およ
びトラッキングエコーキャンセラー170を備えており、その全てがリンク5に
接続されている。また、当該エコーキャンセレーション装置100は、COモデ
ム、CPEモデム、DSLモデム、ADSLモデム等のモデム200、あるいは
、リンク5を介して一以上の追加のモデム、に接続されている。
【0024】 メモリ130は、レジスタ、シャドーレジスタ等のどのようなメモリ装置であ
ってもよい。さらに、リンク5は、有線又は無線リンク又は既知の、あるいは、
接続された素子に対し、およびその素子から電子データを供給可能な、将来開発
される素子であってもよい。
【0025】 図1に示した例示実施形態では、エコーキャンセレーション装置の部品配列を
示したが、エコーキャンセレーション装置100の様々な部品を、ローカルエリ
アネットワークおよび/またはインターネット等の配信ネットワークの遠隔部分
、または、専用のエコーキャンセレーション装置内に位置させてもよいことが理
解されよう。したがって、エコーキャンセレーション装置100の部品は、モデ
ム等の1つの装置内に組み込まれても良いし、また、配信ネットワークの特定の
ノードに配置してもよいことを理解すべきである。以下の説明、および、演算の
効率化の観点、から理解されるように、エコーキャンセレーション装置100の
部品は、システムの動作に影響を及ぼさないのであれば、どの場所に配置させて
も、すなわち、汎用コンピュータ内に配しても、配信ネットワーク内に位置させ
ても、モデム内に組み込んでも、又はモデムに接続しても、よい。
【0026】 動作中、モデム200は、同期フレームを含むフレームの形式でデータを受信
し、および/または、送信する。前述のように、同期フレームの特性は既知であ
る。このかかる同期フレームの受信は、入/出力インターフェースおよびコント
ローラー120の協働、または、同期フレーム検出装置140によって検出され
る。エコーキャンセレーション装置100は、同期フレームの受信を検出すると
、同期フレ−ム内のデータパスのサンプリングを開始する。サンプリングされた
サンプルは、コントローラー120および入/出力インターフェースの協働によ
ってメモリ130内に記憶される。次に、メモリ130内に記憶されたサンプル
は、 コントローラー120を用いて読み出され、測定モードに入ったか否かの判断が
なされる。
【0027】 エコーキャンセレーション装置100が測定モードに入っていない場合、トラ
ッキングエコーキャンセラー180は、エコーキャンセリングフィルターに信号
内のエコーを低減させることができる修正された計数のセットにより更新される
【0028】 エコーキャンセレーション装置100が測定モードに入っている場合には、そ
れに代えて、トラッキングエコーキャンセラー180およびエコーキャンセラー
170に両方におけるエコーキャンセリングフィルターの精度が決定される。具
体的には、受信したサンプル信号から、関係のない信号(extraneous signal)が
減じられる。さらに、エコーの予測値が、この無関係な信号から減じられる。こ
れにより、エラーの予測値が算出される。次に、エコーキャンセラー170のエ
ラー値とトラッキングエコーキャンセラー180のエラー値が比較される。トラ
ッキングエコーキャンセラー180の精度が、エコーキャンセラー170の精度
よりも高い場合、エコーキャンセラー170は、例えば、メモリー130から、
エコーキャンセレションフィルター用の新しい係数をダウンロードすることによ
り更新される。
【0029】 しかし、エコーキャンセラー170の精度が、トラッキングエコーキャンセラ
ー180の精度よりも高い場合、エコーキャンセレションフィルターの係数は変
更されず、エコーおよび受信信号の監視が続けられる。
【0030】 図2は、本発明の一実施形態に基づいて、精度を決定するとともに、エコーキ
ャンセラーを更新する例示的な方法を示している。具体的に述べると、動作は、
ステップS100で始まり、ステップS110へと続く。ステップS110にお
いて、送信および/又は受信・同期フレームが検出される。次に、ステップS1
20において、パスのサンプリングが開始される。さらに、ステップS130に
おいて、サンプルがメモリ内に記憶される。その後、ステップS140に進む。
【0031】 ステップS140において、サンプルは、メモリ内に読み込まれる。次に、ス
テップS150において、測定モードに入ったか否かについて判断がなされる。
測定モードに入ったとの判断がなされた場合、ステップS170に進み、かかる
判断がなされなかった場合には、ステップS160にジャンプする。
【0032】 トラッキングエコーキャンセラーは、ステップS160において更新され、ス
テップS110に戻る。
【0033】 ステップS170において、トラッキングエコーキャンセラーの精度が決定さ
れる。次に、カレントエコーキャンセラーの精度が、ステップS180において
決定される。さらに、ステップS190において、カレントエコーキャンセラー
の精度とトラッキングエコーキャンセラーの精度が比較され、ステップS200
に進む。
【0034】 ステップS200において、トラッキングエコーキャンセラーの精度がカレン
トエコーキャンセラーよりも高いかどうかの判断がなされる。トラッキングエコ
ーキャンセラーの精度が高い場合、ステップS210に進み、かかる判断がなさ
れなかった場合には、ステップS220にジャンプする。
【0035】 ステップS210において、カレントエコーキャンセラーは、トラッキングエ
コーキャンセラーのエコーキャンセラーフィルターの係数により更新される。次
に、ステップS220に進む。
【0036】 ステップS220において、エコーキャンセラーの動作を監視し続けるか否か
の判断がなされる。監視の続行が望まれる場合、ステップS110に戻り、そう
でない場合には、そこで動作が終了するステップS230に進む。
【0037】 図3は、本発明の一実施形態に基づき、エコーキャンセラーの精度を決定する
例示的な方法を示している。具体的に述べると、動作は、ステップS300で始
まり、ステップS310へと続く。ステップS310においては、受信されたサ
ンプル信号から無関係な信号が抽出される。次に、ステップS320において、
前記無関係な信号からエコーの予測値が減じられることにより、エラーの予測値
が算出される。さらに、ステップS330においては、ステップサイズ、エラー
、およびエコーの予測値が決定されたエコーキャンセラー全体の(across)サンプ
ルのベクトル、の積に基づいてエコーキャンセラーの更新が決定される。
【0038】 図1に示すように、エコーキャンセレーションシステムは、単一プログラムに
よる汎用コンピュータ、DSLモデム等のモデム、又は、通信装置を備えた分離
プログラム(separate program)による汎用コンピュータのいずれかにより実現可
能である。しかし、エコーキャンセレーションシステムは、専用コンピュータ、
プログラムされたマイクロプロセッサー又はマイクロコントローラーおよび周辺
集積回路素子、ASIC又は他の集積回路、デジタル信号プロセッサー、個別素
子回路(discrete element circuit)等の配線電気回路又は配線論理回路、PLD
、PLA、FPGA、PAL等のプログラムされた論理回路、および関連する通
信装置、によっても実現することが可能である。通常、図2から図3に示すフロ
ーチャートを実行可能な有限状態機械(finite state machine)を実現できるもの
であれば、どのような装置であっても本発明にかかるエコーキャンセレーション
システムを実現するために用いることが可能である。
【0039】 さらに、開示された方法は、オブジェクト、又は、様々なコンピュータ、ワー
クステーション又はモデムハードウエアプラットホームに使用可能なポータブル
・ソースコードを提供するオブジェクト指向のソフトウエア開発環境、を用いた
ソフトウエアによって直ちに実現することが出来る。これに代えて、開示された
エコーキャンセレーションシステムは、標準的な論路回路又はVLSI設計を用
いることにより、その一部又は全部をハードウエアによって実現することができ
る。システムの速度および/または効率要件、特定の機能、および、用いられて
いる特定のソフトウエア又はハードウエアシステム又はマイクロプロセッサー、
あるいはマイクロプロセッサーシステムにもよるが、本発明にかかるシステムを
実現するため、他のソフトウエア又はハードウエアを用いることが可能である。
しかし、ここで示すエコーキャンセレーションシステムおよび方法は、ここでな
された機能に関する説明およびコンピュータ及び通信技術に関する基本的な知識
から、それらが適用可能な技術の当業者により、既知の又は将来開発されるどの
ようなシステム又は構造、装置および/又はソフトウエアを用いることによって
も、ハードウエアおよび/又はソフトウエアにより直ちに実現することが可能で
ある。
【0040】 さらに、開示された方法は、プログラムがなされた汎用コンピュータ、専用コ
ンピュータ、マイクロプロセッサー等上でプログラムとして直ちに実行すること
ができる。これらの場合、本発明の方法およびシステムは、DSLモデム等のモ
デム内に内蔵されたプログラム、パーソナルコンピュータ内に存するリソース、
専用のエコーキャンセレーションシステム、電話局、CPE等の内に内蔵されて
いるルーチンとして実現することができる。エコーキャンセレーションシステム
は、モデムのハードウエアおよびソフトウエアシステム、汎用コンピューター、
ADSL線テスト装置等のように、前記システムと前記方法をソフトウエアおよ
び/又ハードウエアシステム中に物理的に組み込むことによっても実現可能であ
る。
【0041】 したがって、本発明によると、エコーキャンセレーションシステムおよび方法
が提供されることが明らかである。本発明は、いくつかの実施形態に関して説明
されているが、適用可能な技術の当業者にとっては、多くの代替手段、変更例が
あることは、明らかに理解できる。したがって、出願人は、本発明の精神および
の範囲中にある、かかる代替手段、変更例、均等物を包むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明にかかる例示的なエコーキャンセラーを示す機能ブロック図で
ある。
【図2】 図2は、本発明にかかるエコーキャンセラーを監視し、更新する例示的な方法
を概説するフローチャートである。
【図3】 図3は、本発明にかかるエコーキャンセラーの精度を決定する例示的な方法を
概説するフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5K046 AA01 BB01 HH11 HH79 【要約の続き】 ンと比較される。インライン・バージョンの係数は、エ コーチャネルの変化を追跡しているオフライン・バージ ョンの性能の方がよい場合にだけオフライン・バージョ ンのそれに置き換えられる。インライン係数を置き換え た後、オフラインにおける追跡は、オフライン・バージ ョンにおいて続けられる。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エコーキャンセリングシステムであって、 トラッキングエコーキャンセラー、 カレントエコーキャンセラー、および 前記トラッキングエコーキャンセラーと前記カレントエコーキャンセラーの精
    度を比較するエコーキャンセレーション精度判定装置を備えたこと、 を特徴とするもの。
  2. 【請求項2】 請求項1のシステムにおいて、さらに、前記比較に基づいて前記カレントエコ
    ーキャンセラーを更新するエコーキャンセラー更新装置、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1のシステムにおいて、前記精度は、同期フレームに基づいて決定され
    ること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1のシステムにおいて、前記トラッキングエコーキャンセラーは、信号
    内のエコーを監視すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項4のシステムにおいて、前記信号は、デジタル通信環境内の情報である
    こと を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項1のシステムにおいて、前記精度は、受信サンプル信号から無関係な信
    号(extraneous signal)およびエコーの予測値を減じたものに基づいて得られた
    こと、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項1のシステムにおいて、前記トラッキングエコーキャンセラーは、既知
    の、受信同期フレームに基づいて、一以上のオフラインのエコーキャンセラータ
    ップを調整すること、 を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項1のシステムにおいて、複数の送信および受信信号の移動平均は、維持
    され、サンプルの同期フレームから減じられること、 を特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項1のシステムにおいて、前記カレントエコーキャンセラー用の一以上の
    係数は、前記トラッキングエコーキャンセラーが一回以上更新される間に、更新
    されること、 を特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 エコーキャンセラーを更新する方法であって、 トラッキングエコーキャンセラーの精度を決定するステップ、 カレントエコーキャンセラーの精度を決定するステップ、 前記エコーキャンセラーの精度を比較するステップ、および 前記トラッキングエコーキャンセラーの精度がより高い場合には、前記トラッ
    キングエコーキャンセラーによって前記カレントエコーキャンセラーを更新する
    ステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  11. 【請求項11】 請求項10の方法において、さらに、入力信号をサンプリングするステップ、
    を備えたこと、 を特徴とするもの。
  12. 【請求項12】 請求項10の方法において、さらに、メモリ装置内に入力サンプルを読み込む
    ステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  13. 【請求項13】 請求項10の方法において、さらに、前記トラッキングエコーキャンセラーを
    更新するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  14. 【請求項14】 請求項10の方法において、さらに、同期フレームの一部をサンプリングする
    ステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  15. 【請求項15】 請求項14の方法において、前記同期フレームは、デジタル通信環境における
    通信の一部であること、 を特徴とするもの。
  16. 【請求項16】 請求項10の方法において、さらに、受信サンプル信号から無関係な信号(ex
    traneous signal)を減じるステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  17. 【請求項17】 請求項10の方法において、さらに、受信サンプル信号からエコーの予測値を
    減じるステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  18. 【請求項18】 請求項10の方法において、さらに、既知の、受信同期フレームに基づいて、
    一以上のオフラインのエコーキャンセラータップを調整するステップ、を備えた
    こと、 を特徴とするもの。
  19. 【請求項19】 請求項10の方法において、複数の送信および受信信号の移動平均は、維持さ
    れ、サンプルの同期フレームから減じられること、 を特徴とするもの。
  20. 【請求項20】 請求項10の方法において、前記カレントエコーキャンセラー用の一以上の係
    数は、前記トラッキングエコーキャンセラーが一回以上更新される間に、更新さ
    れること、 を特徴とするもの。
  21. 【請求項21】 エコーキャンセラーを更新するための情報を備えた情報記憶媒体であって、 トラッキングエコーキャンセラーの精度を決定する情報、 カレントエコーキャンセラーの精度を決定する情報、 前記エコーキャンセラーの精度を比較する情報、および 前記トラッキングエコーキャンセラーの精度がより高い場合には、前記トラッ
    キングエコーキャンセラーによって前記カレントエコーキャンセラーを更新する
    情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  22. 【請求項22】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、入力信号をサンプリングする情
    報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  23. 【請求項23】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、入力サンプルをメモリ装置内に
    読み込む情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  24. 【請求項24】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、前記トラッキングエコーキャン
    セラーを更新する情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  25. 【請求項25】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、同期フレームの一部をサンプリ
    ングする情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  26. 【請求項26】 請求項25の情報記憶媒体において、前記同期フレームは、デジタル通信環境
    における通信の一部であること、 を特徴とするもの。
  27. 【請求項27】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、受信サンプル信号から無関係な
    信号を減じる情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  28. 【請求項28】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、受信サンプル信号からエコーの
    予測値を減じる情報、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  29. 【請求項29】 請求項21の情報記憶媒体において、さらに、既知の、受信同期フレームに基
    づいて、一以上のオフラインのエコーキャンセラータップを調整する情報、を備
    えたこと、 を特徴とするもの。
  30. 【請求項30】 請求項21の情報記憶媒体において、複数の送信および受信信号の移動平均は
    、維持され、サンプルの同期フレームから減じられること、 を特徴とするもの。
  31. 【請求項31】 請求項21の情報記憶媒体において、前記カレントエコーキャンセラー用の一
    条の係数は、前記トラッキングエコーキャンセラーが一回以上更新される間に、
    更新されること、 を特徴とするもの。
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