JP2003521042A - 情報(特に医療情報)空間内でアイテムファイルを管理し使用する方法および装置、並びに情報システムへの応用 - Google Patents

情報(特に医療情報)空間内でアイテムファイルを管理し使用する方法および装置、並びに情報システムへの応用

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JP2003521042A JP2001554213A JP2001554213A JP2003521042A JP 2003521042 A JP2003521042 A JP 2003521042A JP 2001554213 A JP2001554213 A JP 2001554213A JP 2001554213 A JP2001554213 A JP 2001554213A JP 2003521042 A JP2003521042 A JP 2003521042A
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ランベール、ブルノ
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アイエムエス ヘルス
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つのデータベース内に保存され複数の分類体系(CL1、CL2)に基づいて分類することの可能な情報空間内でアイテム(IBL)のファイル(FC)を管理し使用する方法。この方法は、各アイテム(IBL)毎に、夫々1つの分類体系(CL1、CL2)に属する複数の分類コード(C1、C2)を割り当てることからなる。この方法は、更に、割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する特性を各アイテム(IBL)に付与する段階と、各アイテム(IBL)にそれに固有の独自のコード(DFCC)を割り当てる段階と、アイテムファイルに由来するアイテム(IBL)のうち“n”分類体系の“n”コードにリンクするアイテム(IBL)を検出する段階とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報空間(特に医療情報空間)内でアイテムファイルを管理し使用
する方法に関する。本発明は、また、この方法を実施する装置、並びに、特に情
報システムへのその応用に関する。
【0002】
【従来の技術】
科学情報の分野、特に医療情報の分野においては、データベースは情報へアク
セスする基本的なツールかつベクトルになっている。これらの情報は必然的に求
める情報の特定と自動化アクセスを可能にする分類とコード化の対象である。
【0003】 ところで、これらのデータベースのユーザは、大抵の場合、分類体系やコード
化の専門家ではなく、これらの分類体系に付された樹形図構造に対する不慣れに
因り、情報へアクセスするのに困難に遭遇する。これにより時間と効率の損失を
招く。
【0004】 この問題は複数の分類体系が共存するような科学技術分野の場合には一層悪化
する。特にWHO分類(CIM9)から新WHO分類(CIM10)への変遷を現実に考慮しな
ければならないような医療用データベースの場合を挙げることができる。また、
少なくとも2つの分類体系(即ち、WIPO国際特許分類と米国分類)が共存する特
許の分野を挙げることができる。
【0005】 近接する主題(例えば医療)の分類には一般に夫々のコード間に単純な相互関
係がない。この状況は非常に頻繁に起こり、命名法の変遷時点に関連する観察の
分析の連続性に関する問題を提起するもので、従前のデータが失われるという一
層高い危険(或いは事実上の確実性)を伴い、データシリーズ内に深刻な人造物
を生成するという危険を伴う。しかし、この変遷の“繊細性”はしばしば必要と
され、或いは、多くの分野で不可欠でさえある。
【0006】 この重要かつ頻繁な要請はしばしば特に微妙で未解決であると記載されている
。例えば、文献XP002097913(Frutiger、“臨床研究、研究所管理、健康データ
管理のための多目的電子化記録”健康データのコード化および分類体系における
情報の役割、1984年9月26-28日、カナダ、オタワ)は、関係の問題(位置置換と
トランスコード化)は未解決であり、この分野における最も困難な挑戦を提起し
ている、と述べている。
【0007】 即ち、多様な分類のコード間の関係は、多くの場合“1”から“n”型のもの
であり、或る分類体系から他の分類体系へのデータの位置置換は従って非常に微
妙で不可能でさえある。この場合、これらのコードの意味の知識は適当なリンク
の選択を確定するには不充分である。
【0008】 この問題については今日に至るまで正しい回答は存在しない。せいぜい、分類
のバージョンの変遷の場合、対応表が場合によっては提案される。しかし、対応
表は“1”から“n”への関係の問題および或るコードから他の分類体系のコー
ドへの分裂の問題を解決するものではない。何故ならば、それはせいぜい多数の
可能性のリストを提供するにすぎないからである。この選択を正当化する客観的
な要素を有することなく、“n”の可能性の中から選択をしなければならない。
“1”から“1”への関係の場合でさえも、“正しい”コードを得ることは再び
コード化員の品質とその決定の一定性に依存している。
【0009】 また、ローカルコンテキストをカテゴリーコンテキストから区別することが重
要であると共に、既存の見かけ上の解決は観察したデータのローカルコンテキス
トに全く適合しないものであることに留意するのが重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は叙上の難点を解消することにあり、分類およびコードを知りか
つ使用することをユーザに課すことなく、ファイルのユーザが意味論的環境およ
び馴染みのある言語(特に自然言語)で操作することが可能な、アイテムファイ
ルを管理し使用する方法を提供しようというものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、少なくとも1つのデータベース内に保存され複数の分類体系に基
づいて分類することの可能な情報(特に医療情報)空間内でアイテムのファイル
を管理し使用する方法によって達成されるもので、このアイテムファイルは自然
言語を含む言語で記述されたアイテムを蓄積することにより構成される。この方
法は、アイテムファイルの中の各アイテム毎に、その固有の特性に加えて、1つ
の分類体系に夫々属する分類コードを割り当てることにより、斯く割り当てた分
類コードが他の機能又はデータベースとのリンクを提供するようになすことを包
含する。
【0012】 本発明によれば、この方法は、更に、 −割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する特性を各アイテムに付
与する段階と、 −前記アイテムに割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する各アイ
テムに、それに固有の独自のコードを割り当てる段階と、 −アイテムファイルに由来するアイテムのうち、“n”分類体系の“n”コード
にリンクし、かつ、アイテムが交差するこれら“n”分類体系のコード間の一対
一の関係にあるアイテムを検出する段階、 とを備えている。
【0013】 本発明の方法が提供する新規な解決手段は、従って、アイテムファイルとそれ
らの個々の対応する分類コードへのリンクとの組合せに立脚していると共に、分
類のコードにリンクされたアイテムファイルのアイテムの知識に立脚し、および
、コードの下位にありかつ2つの分類(又は分類のバージョン)のコード間の“
1”−“1”関係(最早“1”から“n”への関係でない)の位置にあるアイテ
ムファイルに由来するアイテムを認識する能力に立脚している。
【0014】 アイテムファイルの要素は、夫々、最細の中間レベル(以下、頭字語“IBL”
(In Between Level)と言う)からなり、これは第1分類体系のコードとi番目
の分類のコードとの中間の最小共通部を表す。
【0015】 これらの情報とそれらの特性との組合せを使用することにより、分類コード間
のブリッジを検出し量子化することが可能となる。これは、分類が“1”から“
1”型の(CL1)コードから(Cli)コードへの関係を有する場合だけでなく、“
1”から“n”型のものである場合に、特に有用である。
【0016】 本発明の方法の特に好ましい実施態様においては、この方法は、この方法によ
って生成されたアイテムファイルを介して複数の分類体系の中の第1の分類体系
と第2の分類体系との間のトランスコード化を更に行うように構成されている。
【0017】 このトランスコード化は独自のコードを介して又はアイテムを介してアクセス
可能なアイテムの特徴(特に頻度)を特に考慮することができる。
【0018】 アイテムファイルのアイテムは用語集型の術語又は言い回しの性質を備えるこ
とができ、夫々のアイテムは2つの異なる分類の2つのコードの意味の1つの共
通の交差要素を構成する。
【0019】 本発明の方法は、更に、複数の分類体系間の最小共通部を構成するアイテムの
真の観察を衡るべく、アイテムファイルのアイテムの特徴、特に頻度、の処理を
包含する。
【0020】 好ましくは、但し非限定的に、アイテムファイル中の各アイテムに付された独
自のコードは、順次に割り当てられる。好ましくは、この独自のコードはアイテ
ムの他の特徴、特に従前の観察の特徴、との簡単なリンクを提供するべく構成さ
れている。
【0021】 本発明の方法は、また、アイテムファイルから抽出され外部のデータベースお
よび機能にリンクする同じ特徴を備えた結果ファイルを構成するべく、アイテム
ファイルの中でユーザの期待に応えるアイテムを選択することを包含する。本発
明の方法は、また、アイテムのファイルの各行毎に、自然言語で記述可能でアイ
テムを構成するテキストと、前記テキストに付された独自のコードと、複数の分
類に由来する複数のコードとを生成するべく構成されている。
【0022】 本発明の他の観点においては、本発明は、前記請求項のいづれかに基づく方法
を実施するべく、少なくとも1つのデータベース内に保存され複数の分類体系に
基づいて分類することの可能な情報(特に医療情報)空間内でアイテムのファイ
ルを管理し使用する装置を提供するもので、 この装置は、 −このデータベースのユーザが自然言語のような言語で記述したアイテムをこの
アイテムファイルの中に蓄積する手段と、前記アイテムファイルの中の各アイテ
ムに複数の分類体系中の1つの分類体系に夫々属する複数の分類コードを割り当
てることにより、斯く割り当てた分類コードが他の機能又はデータベースとのリ
ンクを提供するようになす手段、 とを備えている。
【0023】 アイテムファイルを管理し使用するこの装置の特徴は、それは、更に、 −前記アイテムに割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する各アイ
テムに、それに固有の独自のコードを割り当てる手段と、 −1つの分類体系に属する各分類コードに、当該分類コードが割り当てられたア
イテムを関連づける手段と、 −アイテムファイルに由来するアイテムのうち、“n”分類体系の“n”コード
にリンクし、かつ、当該アイテムが交差するこれら“n”分類体系のコード間の
一対一の関係にあるアイテムを特定する手段、 を備えていることからなる。
【0024】 本発明の装置は、更に、この方法によって生成されたアイテムファイルを介し
て複数の分類体系の中の第1の分類体系と第2の分類体系との間のトランスコー
ド化を実行するための手段を備えている。
【0025】 アイテムファイルを管理し使用する本発明の方法および装置は医療情報システ
ムで使用することができ、この場合には各アイテムは疾病、診断又は医学的相談
理由のテキストからなる。
【0026】 より一般的には、アイテムファイルを管理し使用する本発明の方法および装置
は情報システム、特に医療情報システムへ応用することができ、アイテムファイ
ルは特に前記コード化ファイル内で使用される(若しくは前記アイテムファイル
の中で行う選択から得られるファイル内で使用される)分類の少なくとも1つを
使用し又は含むデータベースおよび機能へのアクセスを提供する。
【0027】 本発明の方法を応用すれば以下のことが可能になる: −リンクされた分類(および/又は体系)間(例えば、CIM分類およびDSM分類の
ような医療分類間)の変遷(トランスコード化); −変遷がより精密な知識なくして行われた場合の、コードの分裂又は再グループ
化によって惹起された分類変遷の人造物の制限又は消失; −分類のバージョンの変化の文脈における観察の時系列的な連続性(これは、以
前に収集され新たな分類に基づいて転換されたデータの歴史を生成するのを可能
にする)。例えば、世界保健機構(WHO)によって発行された疾病の分類の異な
る前後のバージョン(CIM9−CIM10)を挙げることができる; −変遷の実施。その精密性は国(又はこの変遷のローカルコンテキスト)に固有
の観察に固有であり、これは一般的なブリッジを形成することになるが、その適
用はローカル(地域的又は国家的)観察および/又はカテゴリー的観察(一般医
および又は専門医)によって修正することができる。
【0028】 このように本発明の方法によれば、地域的な特性を考慮することのない、一般
的変遷のブリッジの生成を回避することができる。この特性は真の観察(および
これら“n”分類体系間の“最小共通部”を構成するアイテム)の頻度による評
価にかかっている。
【0029】 本発明の方法は更に、データが従前の分類コードの形でしか知られていない場
合に、分類体系の一方から他方へとコード対コードで評価しながら対応表の結果
を使用することにより、それらのデータをより最近の又は異なる分類に基づいて
再付与することを可能にする。
【0030】 非限定的な例示として、WHOのCIM9コードの情報だけで最終的に収集したデー
タの場合を挙げることができ、その保存は有用であるが、CIM10構造におけるそ
の保存は不可欠である。これはコンテキストが微妙な場合に人造物の生成を最小
に制限しながら歴史的データを再生するのを可能にする。
【0031】 留意すべきことに、各テキストはユーザの選択に提供されたファイル内でそれ
自体ユニークである。独自のコードはこのユニークなテキストの複数の資格の1
つにすぎない。この独自のコードは他の特徴(例えば、頻度と起源(オリジン)
の表記によってアイテムを特徴づける従前の観察の特徴)との簡単なリンクを可
能にする。
【0032】 重要なことに、こうして得られたコード化ファイルは上流側の収集および処理
操作から由来し、次いでユーザの選択に供される。ユーザはこのコード化ファイ
ルの中でその期待に応える一以上のアイテムを選び、これはユーザの選択から得
られたファイルの中に保存される。
【0033】 更に、本発明の方法は、好ましくは、この方法によって生成されたアイテムフ
ァイルを介して複数の分類体系の中の第1の分類体系と第2の分類体系との間の
トランスコード化を行うために使用することができる。
【0034】 本発明の方法の具体的実施態様においては、この方法は、コード化ファイルの
各行毎に、自然言語で記述されアイテムを構成するテキストと、前記テキストに
付された独自のコードと、一以上の分類の一以上のコードを生成するべく構成さ
れている。
【0035】 本発明の他の特徴や利点は以下の記載に従い更に明らかとなろう。添付図面は
非限定的な例示を示す。
【0036】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の方法および装置の文脈においてアイテムファイルとは何かに
ついて説明しておくのが肝要である。それは、主に自然言語と標準的な省略語に
よる術語で構成された、アイテムが蓄積されたファイルである。“最小共通部”
の性質を有する各アイテムに、幾つかの分類体系に属し直接又は間接にデータソ
ースおよび機能にリンクされた一以上のコードが割り当てられる。
【0037】 反対に、ターゲット分類のコードは、1つのアイテムファイルの複数のアイテ
ム(これらはアイテムファイルに割り当てられている)に対応させ又はリンクさ
せることができる。アイテムファイルの各アイテムは、それに固有の識別子(ア
イデンティファイアー)を備えることができる。この固有の識別子は、固定的で
連続的であることができ、例えば順次に生成することができる。
【0038】 各アイテムは例えば観察結果(頻度など)によって特色づけることができ、次
いでそれに固有の識別用の独自のコードDFCCによって特色づけることができる。
【0039】 本発明の方法を実施すれば、情報システムが簡素化され、情報アクセスおよび
トランスコード化の透明さが改善され、それらに由来する多数の利点が得られる
【0040】 第1に、アイテムは自然言語で自由に書くことができ、これはユーザ(例えば
医師)の大幅な使い易さを保証する。更に、本発明の方法は、自発的な直接的な
動作を要することなく、進歩した機能にアクセスするのを可能にする。例えば、
医学的診断(又は徴候又は症候群)を自然言語で入力することで、医師は分類コ
ードの下位の世代(それは例えば事務的な理由から必要とされる)を容易に得る
ことができる。
【0041】 そうすれば、この方法のユーザである医師は、わけても診断又は徴候又は症候
群に関する術語の簡単な選択を行いながら、患者との問診の際にその時間の大半
を薬に費やすことができる。従って、医師は、コード化員又はコード化の専門家
になる必要はなく、時間を失うことなくその追加的な法的義務を履行することが
できる。
【0042】 本発明の方法を実施して生成されたアイテムファイルを使用する医師は、更に
、診断コード(これは、一方において、アイテムファイルFCのアイテムIBLの選
択から生じると共に、他方において、徴候によって又はその逆に禁忌徴候によっ
て肯定的又は否定的に特徴づけられる薬剤データベース内にも存在する病理学コ
ードである)のような共通の要素を使用することにより得られるサービスを享受
することができる。
【0043】 この管理方法の実施およびアイテムファイルの使用は、また、コード化の結果
の再現性と一定性の点で大きな利点を提供する。即ち、同一のコンテキストに対
して、この管理・使用方法は、ユーザが異なるレベルの能力を備えていたとして
も、分類コードがユーザの能力とは無関係に生成されるという点で同一の結果を
もたらすであろう。
【0044】 本発明の方法によって得られるコード化結果のこの一定性は、医師のようなユ
ーザにとって、彼の判断の一定性を確保しながら彼の医学的実務において自ら使
用するために、および、病理のコード化と第三者へのコードの伝送に関する彼の
法的義務を有効かつ透明に充足させるために、特に有利である。
【0045】 更に、本発明の方法の実施によって得られるコード化の結果は、コード化(又
は処置の還付又は支払いについて選ばれたコードの経済的効果)については、ア
イテムファイルの複数のユーザの能力に依存するものではなくて、入力時に選ば
れたアイテムの性質にしか依存しないということは、“より利益性”があるが誤
ったコードを意図的に若しくは偶発的に選択する危険を制限することに寄与する
ことができる。
【0046】 更に、本発明の方法は、分類コードの選択をアップデートし訂正する可能性を
ユーザに提供する。即ち、 DFCCコードと頻度とを備えたアイテムファイルの特
定の部分の下に、観察ファイル(これは分類コードとのリンクを問題にすること
ができるような要素を有することができる)を構成することを想定することがで
きる。
【0047】 これらのリンクの幾つかを場合により訂正すること(例えば、“CL(i)のコー
ド(1)にリンクされたIBL(a) ”を“Cliのコード(n)にリンクされたIBL(a)
”で置換すること)はIBLアイテムとその固有の特性によって構成されたサブア
ッセンブリを問題にしない。
【0048】 同じ分類(CLi)による対応する表示は、IBLアイテムと分類コードとの間のリ
ンクを訂正した後は、サブアッセンブリのデータの全てを保存するのを可能にす
ると共に、関係の補正された新たなバージョンでそれらを観察するのを可能にす
る。
【0049】 これはリンクされた分類との関係について基礎的素材(自然言語又は他の言語
によるアイテムIBLのファイルFC)の訂正を行う可能性を開く。即ち、最初に選
ばれていたアイテム(自然言語又は他の言語によるアイテムファイル)の性質を
問題にすることなく、個々の各要素にリンクされたコードの訂正を行う可能性が
ある。これは“n”分類(そのバージョンは変わり得る)との関係の可能性の当
然の帰結である。
【0050】 本発明の方法を使用することは、一方においてアイテムIBLの読み又は選択の
符号を分解することが可能であり、他方においてこれらのアイテムを特徴づける
リンクをオフラインでアップデートすることを可能にするという点で、重要であ
る。こうして、分類構造の知識(これに基づいて後に分析が行われる)を予想し
ながら収集(アイテムIBLの特定の選択)が行われる。アイテムIBLの固有のコー
ドDFCC(又は、アイテムIBLそれ自体)は保存するに充分なアイテムの1つであ
り、それ自身は経時的に不変である。
【0051】 アイテムファイルのリンクの更新はローカルに行うこともできるし、アイテム
ファイルの多数のユーザが共有する更新の対象であってもよい。ここでは、ファ
イルを構成するアイテムについて例えば場合によりユーザ自身による更新を追加
することでにより、或いはまた新たな分類コードへのリンクを追加し又は既存の
分類とのリンクを修正(リンクの訂正)することにより、規則的な更新によって
生かされているファイルFCを構成することを想定する。
【0052】 選択の基準の一貫性により、本発明の方法のユーザによってなされた決定を標
準化する可能性が生じる。この標準化は、病理を記述するために求めた共通のア
イテムの蓄積から得られるアイテムファイルのデータベースを提供しながら、医
療分野で実施することができ、分類とのそのリンクはコンセンサスの客体であり
、このコンセンサス自体は有資格の権威(例えば、代表的で有資格の医科大学)
によって定期的に更新される。この標準化の有利な効果は電子化が始まった分野
およびコード化が法律的かつ個人的な要求になりつつあるような分野で重要であ
る。
【0053】 本発明の方法は不統一や危険を知らせる機能を含む下位の機能をアクティブに
するのを可能にする。
【0054】 非限定的な例として、ファイルFCの中でアイテムIBLを選択することにより患
者の病理のコンテキストを簡単に記述することができた医師は、対応するコード
(例えば、WHOの分類コードCIM10)を透明に生成する。医師は更に処置の薬剤を
処方する。
【0055】 これらの薬剤は、病理学的徴候に関する情報およびある種の病理に関する禁忌
徴候と共に、ファイルFCから直接にアクセス可能なデータベースに記載される。
【0056】 これは、一方において医師の助言(処方した薬剤と病理学的コンテキスト)と
、他方においてこれら薬剤(又は選ばれた病理を処方するに当たり採用した分子
)の何等かの禁忌徴候の特徴、との間の関係を限定する可能性を開く。これはユ
ーザである医師に専門的実務の際にその患者に対する基本的な安全性を提供する
のを可能にする。
【0057】 更に、“最小要素”におけるコード(Cli)の下位区分の知識に基づいて、一
貫したサブアッセンブリの分析を行うことが可能である。これらのサブアッセン
ブリは分類の従来の使用の際には不可視的である。それらは一般に失われさえす
る。何故ならば、それらは決定の一段階を構成するものではあるが、それらは一
般に最終コードとして採用されないからである。ここに提示した過程は単一の初
期選択に立脚しており、この選択は逆にアイテムIBL(従ってそれに関連するコ
ードCli )を採用している。
【0058】 これらのサブアッセンブリは、しかし、このコード又はその特徴(存在、頻度
)を知っているだけではアクセスすることができないような該当セグメント化に
対応することができる。
【0059】 本発明の方法は、また、公的な改正によって施行される前に、予見可能な分類
の変化に基づいてデータの処理を考慮することができる。従って、例えば、非限
定的に、現在の基準に基づいて通信する能力を保持しながらも、分類の進化の改
良を予測することができるのであり、これは分類の中間的な進展という観念を導
入する。
【0060】 本発明の方法は、最も基本要素的なレベルのアイテムが比較的広く認められた
意味を有する場合には、再グループ化および分類の論理の大きな変化の文脈にお
いて実施することができる。例として、分類が非常に進化しており、かつ、ユー
ザが修正なしでは非常に稀にしかそれらを認識し得ない、精神医学のコンテキス
トを挙げることができる。このようなコンテキストにおいては、事実に関する初
期の記載は、固有の分類に基づいて理由付けする可能性を確保しながら、事実上
の基準(又は、同じ意味のコードの通信上の要請によってそう認識されている基
準)に基づいて通信されなければならない。
【0061】 本発明の方法は、また、術語や意味を標準化するという点において大きな利点
を提供する。術語の標準化は、それらの意味を定義するという点において、特に
医療の分野においては通信上の重要な要請である。ファイルFCのアイテムIBLの
中での術語および意味の編集は以下の限定子(クォリファイアー)のような補足
的な限定子の存在を許容する:
【0062】 1)“潰瘍”の例のような、第1級の意味を特定する限定子: −潰瘍、胃の”、潰瘍、皮膚の”、潰瘍、角膜の”、・・・ 2)“気管支炎”の例のような、ある種の不可欠の要素の下位の存在を暗示す
る、暗示の限定子: “気管支炎、慢性の”は必然的に以下の存在を意味する: 咳、 外因性又は非外因性の痰、 2年来の少なくとも年3月の咳、 そして、 “気管支炎、慢性の”は、また、但し任意的に、以下を包含する: 笛声、 熱、 ピーク吸気量の減少、・・・ 3)以下のような明示の限定子: 咳、 外因性又は非外因性の痰、 2年来の少なくとも年3月の咳、 場合によっては、更に、 熱、 ピーク吸気量の減少、・・・
【0063】 ファイルFCのアイテムファイルIBLは異なるレベルの術語(但し、同じアクセ
スレベルで、かつ、格別のハイアラーキーなしで提供される)の選択を許容する
: ・・・ 喘息 急性気管支炎 慢性気管支炎 BPCO 慢性障害性気管支肺炎 熱状態 外因性又は非外因性の痰 熱 ・・・ 呼吸不全 ・・・ ピーク吸気量の減少 笛声 咳 2年来の少なくとも年3月の咳 胃潰瘍 皮膚潰瘍 角膜潰瘍 ・・・
【0064】 この管理方法は、また、陳腐化した処理システムで保存された情報の再処理に
適用することができる。このような状況は、例えば、ユーザとしての電子化され
た医師に提供するサービスのプロバイダーが変わる時に起こる。これは、例えば
専門的なソフトウェアが陳腐化した時に、以前に保存したデータを変えなければ
ならないような医師の場合で、その内容(特に患者の記録)は消失させることは
できず、それを受け入れる新しいシステムに統合しなければならない。これらの
データは、リンクと機能の同じ特徴をそこに追加する可能性を保持しながら、対
応する観察履歴を保存しながら追加しなければならない。
【0065】 以下には、本発明の方法によって管理されるファイル構造の非限定的な例を表
の形で掲げる。このファイル構造は1組のアイテムを備えており、各アイテムに
は、コードDFCCと、頻度情報と、2つのコード(夫々、WHOの分類CIMの第9改訂
版と第10改訂版に属する)が関連づけられている。
【0066】
【表1】
【0067】 次に、図1を参照しながら、医療情報の分野においてアイテムファイル(以下
では、コード化ファイルFCという)を管理し使用する方法の各段階を説明する。
【0068】 本発明のコード化ファイルFCは、医師がその固有の術語を使用しながら自然言
語で自由に記述した診断テキストの蓄積から構成される。これらのテキストは、
医師の日常実務における医師の助言、問診、収集的又は直接的活動の終わりに入
力することができる。これらの記述的テキストはコード化ファイルFCのアイテム
を構成する。非限定的な例として、以下のようなアイテムに遭遇することができ
る。 −癌腫瘍、棘細胞状、唇 −腫瘍、悪性、唇 −腫瘍、悪性、舌基部 −腫瘍、悪性、亀頭耳下腺 等・・・
【0069】 留意すべきことに、異なるアイテム又はテキストは、予め濾過したり訂正した
りランキングしたりすることなく、順次に蓄積することができる。
【0070】 入力SLの対象である各テキストLI毎に、第1分類体系CL1(例えば、世界保健
機構WHOの第9改訂版)に基づいてコード化の最初の操作CO1が行われ、第2分類
体系CL1(例えば、WHOの第10改訂版)に基づいて分類の第2の操作CO2が行わ
れる。これら2つのコード化操作は、当該アイテムに対して2つの分類コードC1
、C2を割り当てる結果となる。更に、当該アイテムに独自コードDFCCを割り当て
る操作ACが行われる。この独自のコードは、非限定的な例として“診断固定連続
性コードDiagnosis Fixed Continuity Code(DFCC)”の術語で示してあるが、
好ましくは順次に割り当てられる。しかし、勿論、本発明の範囲内において、独
自コードの他の割り当て形態を採用することもできる。
【0071】 これらのコード化操作および割り当て操作が終わると、分類コードとコードDF
CCとを備えた一連のアイテムが得られ、これがコード化ファイルFCを構成する。
【0072】 このコード化ファイルは、勿論、関連する分野の分類体系の進展に応じて新た
なアイテム又は新たなコード化を入力することによりアップデートすることがで
きる。
【0073】 留意すべきことに、初期には選択に供されたこのコード化ファイルFCは、その
構成の様式に由来する特徴を有する。それにはアイテム自体を介して又はコード
DFCCを用いてアクセスすることができる。これらの特徴は、わけても、頻度と起
源の特徴であり、例えば以下のことを可能にする: −これらのアイテムの頻度と起源の表を使用し構成すること、 −頻度と起源のデータに応じてファイルの使い方を修正すること、 −分類コードCL1とCL2との間の“1:n”型の関係の場合に、頻度の観念による
トランスコード化に当たり表の使い方を修正すること。
【0074】 非限定的な例として、以下にコード化ファイルからの抜粋を掲げる: ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 596 140-9 C00.9 癌腫瘍、棘細胞状、唇 597 140-9 C00.9 腫瘍、悪性、唇 598 141-0 C00.9 腫瘍、悪性、舌基部 599 141-9 C00.9 腫瘍、悪性、舌 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
【0075】 次に、図2を参照しながら、職務執行中の医師によるコード化ファイルFCの使
用の態様を説明する。この医師は、その診療所の管理用ソフトウェア、社会保障
機関および互助機関との通信用ソフトウェア、診断支援用ソフトウェア、又は更
に医薬処方支援用ソフトウェアのような一連のソフトウェアおよびユーティリテ
ィーがインストールされたパーソナルコンピュータを有するものと想定する。こ
れらのソフトウェアおよびユーティリティーの幾つかは診断用分類コードに言及
しており、しばしばこの種のコードの入力を必要としている。本発明の方法によ
って得られたコード化ファイルのお陰で、これらのソフトウェアのユーザである
医師は異なる分類体系を知る必要はない。何故ならば、コード化ファイルのユー
ザは分類コードを必要とする機能へのダイナミックリンクを生成することができ
るからである。
【0076】 即ち、医師はコード化ファイルへアクセスし、自然言語で表現されたリクエス
ト(例えば、“唇上の悪性腫瘍”)を入力する。自動化された検索手順は医師が
そのリクエストに最も近いアイテムに直接にアクセスするのを可能にする。しか
し、この検索が検索エンジンで使用されている従来技術に従ってキーワードに基
づいて行われるようにすることもできる。
【0077】 テキストLIBの形の適当なアイテムがコード化ファイルの中に特定されたなら
ば、2つの分類体系CL1、CL2に夫々対応する分類コードC1およびC2は、医師のパ
ーソナルコンピュータで利用可能な機能へのダイナミックリンクLD1、LD2をアク
ティブにするのを可能にする。例えば、分類コードC2は、リクエストの主題であ
る診断に対応する科学的および医学的情報ISを供給するための科学的データベー
スFSへのダイナミックリンク、並びに、医薬専門家に関する情報IMを供給するた
めの医薬データベースFMへのダイナミックリンク、を自動的にアクティブにする
ことができ、他方、他の分類コードC1は、第1分類体系に対応する分類コードを
特に必要とする管理機能FGに自動的に情報IGを供給するべく管理機能FGへのダイ
ナミックリンクを提供する。更に、コードDFCCを介して又はアイテム自体を介し
て算出表機能FD又はアップデート機能FJとの外部関係を設けることができる。
【0078】 更に、最初に選択に供されたコード化ファイルFCから、ユーザは簡単にその期
待に応えるアイテム(例えば、特定の患者に関するもの)を選択することができ
、こうしてその選択から結果するファイルFRを構成することができる。ユーザは
次いでアイテム選択操作CIから得られたこの結果ファイルFRを使用することがで
き、従ってこの結果ファイルは選択に供された初期ファイルFCの、後者と同一条
件における、抜粋である。
【0079】 留意すべきことに、本発明の方法によって生成されたコード化ファイルは関係
のコンテキスト(例えば、リレーショナルデータベース型の)として登録され、
このコンテキストにおいて従来使用されている情報ツールを使用する。
【0080】 本発明の方法は、また、図3に示したように、2つの共存する分類体系間のト
ランスコード化にも有利に利用することができる。即ち、第1分類体系CL1に属
するコード“abc”から、この第1コード“abc”が割り当てられたコード化ファ
イルFCのすべてのアイテムを特定することができる。これらの特定されたファイ
ルは、夫々、独自のDFCCコードxyz、・・、x’y’z’、・・、x’’y’’z’’
を有し、また、第2分類体系CL2に基づく分類コードが夫々付される。これらの
分類コードαβγ、・・、α’β’γ’、・・、α’’β’’γ’’は初期のコ
ードAbcに実施されるトランスコード化操作の結果を構成する。この基本要素的
操作は2つの分類体系間の完全なトランスコードを供給するべく自動化すること
ができる。このトランスコード化はコード化ファイルの特殊な構造のお陰で可能
になる。更に、好ましくは、トランスコード化用ファイルの用途は、特に“1:
n”型の関係における比例的な割り当てを可能にするため、コードDFCCを介して
アクセス可能なアイテムの頻度と起源の特徴に応じて修正することができる。
【0081】 本発明のコード化ファイルの生成システムを実現するため、従来型の入力手段
、処理手段、記憶手段、および情報検索手段を使用することができる。リレーシ
ョナルデータベースの維持および管理に使用されている技術も当然使用すること
ができる。
【0082】 勿論、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸
脱することなくこれらの実施例に種々の変更を施すことができる。例えば、用い
る分類の数は2に限定されるものではなく、独自のコードDFCCを割り当てる他の
方法を採用することができる。更に、本発明は情報に関する他の科学技術分野(
特に電子化文書の管理)で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のアイテムファイル管理方法の主要段階を示す。
【図2】 図2は、ダイナミックリンクにより外部機能にアクセスしながら、本発明の方
法で生成したアイテムファイルを使用する方法を示す。
【図3】 図3は本発明の方法を用いて実施する2つの分類間のトランスコード化操作を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのデータベース内に保存され複数の分類体系
    (CL1、CL2)に基づいて分類することの可能な情報(特に医療情報)空間内でア
    イテム(IBL)のファイル(FC)を管理し使用する方法であって、このアイテム
    ファイル(FC)は自然言語を含む言語で記述されたアイテムを蓄積することによ
    り構成され、 この方法は、各アイテム(IBL)に、その固有の特性に加えて、複数の分類体系
    中の1つの分類体系(CL1、CL2)に夫々属する分類コード(C1、C2)を割り当て
    ることにより、斯く割り当てた分類コードが他の機能又はデータベースとのリン
    ク(LD1、LD2)を提供するようになすことを包含し、 その特徴は、この方法は、更に、 −割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する特性を各アイテム(IB
    L)に付与する段階と、 −前記アイテムに割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する各アイ
    テム(IBL)に、それに固有の独自のコード(DFCC)を割り当てる段階と、 −アイテムファイルに由来するアイテム(IBL)のうち、“n”分類体系の“n
    ”コードにリンクし、かつ、アイテムが交差するこれら“n”分類体系のコード
    間の一対一の関係にあるアイテム(IBL)を検出する段階、 を包含することからなる方法。
  2. 【請求項2】 この方法によって生成されたアイテムファイル(FC)を介し
    て複数の分類体系の中の第1の分類体系(CL1)と第2の分類体系(CL2)との間
    のトランスコード化を更に行うように構成されていることを特徴とする請求項1
    に基づく方法。
  3. 【請求項3】 このトランスコード化は独自のコード(DFCC)又はアイテム
    (IBL)を介してアクセス可能なアイテムの特徴、特に頻度の特徴、を考慮する
    ことを特徴とする請求項2に基づく方法。
  4. 【請求項4】 アイテムファイルのアイテムは用語集型の術語又は言い回し
    の性質を備え、夫々のアイテムは2つの異なる分類の2つのコードの意味の1つ
    の共通の交差要素を構成することを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の分類体系間の最小共通部を構成するアイテムの真の観
    察を衡るべく、更にアイテムファイル(FC)のアイテム(IBL)の特徴、特に頻
    度、の処理を包含することを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  6. 【請求項6】 アイテムファイル中の各アイテムに付された独自のコード(
    DFCC)は順次に割り当てられることを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく
    方法。
  7. 【請求項7】 独自のコード(DFCC)はアイテム(IBL)の他の特徴、特に
    従前の観察の特徴、との簡単なリンクを提供するべく構成されていることを特徴
    とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  8. 【請求項8】 更に、アイテムファイル(FC)から抽出され外部のデータベ
    ースおよび機能にリンクする同じ特徴を備えた結果ファイル(FR)を構成するべ
    く、アイテムファイル(FC)の中でユーザの期待に応えるアイテムを選択するこ
    とを包含することを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく方法。
  9. 【請求項9】 アイテム(IBL)のファイルの各行毎に、自然言語で記述可
    能でアイテムを構成するテキスト(LIB)と、前記テキストに付された独自のコ
    ード(DFCC)と、複数の分類(CL1、CL2)に由来する複数のコード(C1、C2)と
    を生成するべく構成されていることを特徴とする前記請求項のいづれかに基づく
    方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項のいづれかに基づく方法を実施するべく、少な
    くとも1つのデータベース内に保存され複数の分類体系(CL1、CL2)に基づいて
    分類することの可能な情報(特に医療情報)空間内でアイテム(IBL)のファイ
    ル(FC)を管理し使用する装置であって、 この装置は、 −このデータベースのユーザが自然言語のような言語で記述したアイテムをこの
    アイテムファイル(FC)の中に蓄積する手段と、前記アイテムファイル(FC)の
    中の各アイテム(IBL)に複数の分類体系中の1つの分類体系(CL1、CL2)に夫
    々属する複数の分類コード(C1、C2)を割り当てることにより、斯く割り当てた
    分類コード(C1、C2)が他の機能又はデータベースとのリンクを提供するように
    なす手段、 とを備え、 その特徴は、この装置は、更に、 −前記アイテムに割り当てた異なる分類コード間の最小共通部を構成する各アイ
    テムに、それに固有の独自のコード(DFCC)を割り当てる手段と、 −1つの分類体系に属する各分類コードに、当該分類コードが割り当てられたア
    イテムを関連づける手段と、 −アイテムファイルに由来するアイテムのうち、“n”分類体系の“n”コード
    にリンクし、かつ、2つの分類体系のコード間の一対一の関係にあるアイテム(
    IBL)を特定する手段、 を備えていることからなる装置。
  11. 【請求項11】 この方法によって生成されたアイテムファイル(FC)を介
    して複数の分類体系の中の第1の分類体系(CL1)と第2の分類体系(CL2)との
    間のトランスコード化を実行するための手段を更に備えていることを特徴とする
    請求項10に基づく装置。
  12. 【請求項12】 各アイテム(IBL)は疾病、診断又は医学的相談理由のテ
    キストからなる、請求項1から9のいづれかに基づく方法の医療情報システムへ
    の応用。
  13. 【請求項13】 請求項1から9のいづれかに基づく方法の情報システム、
    特に医療情報システムへの応用であって、コード化ファイルは特に前記コード化
    ファイル内で使用される(若しくは前記コード化ファイルの中で行う選択から得
    られるファイル内で使用される)分類の少なくとも1つを使用し又は含むデータ
    ベースおよび機能へのアクセスを提供することを特徴とする応用。
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