JP2003520216A - ポリエーテルを基本とする調合物およびその用途 - Google Patents

ポリエーテルを基本とする調合物およびその用途

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(A)環状ポリエーテルの含有量が5.0重量%未満であるところのアシリジノポリエーテルを30ないし56重量%(B)硬化歯科素材に対して軟化作用を有する化合物を30ないし45重量%(C)充填剤を10ないし15重量%(D)その他の作用物質を4ないし10重量%を含み、・成分(B)の化合物に対する成分(A)および(C)の重量割合が1.2ないし2.1である・成分(B)が、500g/モル未満のモル質量を有する化合物(B1)および500ないし2000g/モルのモル質量を有する、動物性でない、グリセリンのトリスアシルエステル(B2)および2000g/モルより大のモル質量を有する化合物(B3)から成る・(B1)と(B3)の重量比が1:0.8ないし1:2.3であるという条件を備えた調合物、及びその用途に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アジリジノポリエーテルを基本とする調合物およびそれを歯科材料、
特に型取り材料の製造に使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエーテル誘導体の製造およびそれを歯科材料に使用することは古くから知ら
れている。たとえばDE−C−1745810には、アジリジノポリエーテルを
基本とする成形物の製作が記載されている。 出版物DE−C−3246654、EP−A−0421371およびEP−A−
0110429には、ポリエーテル型取り素材中にアジリジノポリエーテルが使
用されることが記載されている。 適当な型取り素材を用いて、患者の口腔内で硬化させ、型取りすることは、ぴっ
たり合う義歯、歯冠および架工義歯(ブリッジ)、インレーおよびオンレーを製
作するための第一条件である。 公知の型取り素材の中で、アジリジノポリエーテルを基本とする素材は優れた親
水性を有し、それによって非常に正確な印象を取ることができる。 しかしながらこの素材には、非常に離型し難いという欠点がある。すなわち印象
採取時における印象の離型性、並びに印象注入後の石膏模型の離型性が不充分で
ある。 DE−A―19740234には、環状ポリエーテルオリゴマーの含有量が 5
.0%未満であることを特徴とする、ポリエーテル誘導体を基本とする歯科素材
が記載されている。ここには、ポリエーテル混合物中に含まれる環状ポリエーテ
ルオリゴマーが印象採取時の印象の離型し難さ、並びに印象注入後の石膏模型の
離型し難さの原因であると、記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、アジリジノポリエーテルを基本とする歯科素材において
、離型性の優れたものを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は特許請求項に記載されている調合物およびそれに基づいて製造され
る歯科素材によって解決される。 触媒成分と基本成分の混合物から成る型取り調合物において、その作用物質およ
び作用物質群の濃度比を選択することによって、硬化弾性素材の硬度を低く調整
した場合に、環状ポリエーテルの含有量の少ないアジリジノポリエーテルを基本
とする型取り材料においても、正確な印象を保持したまま、印象の離型性および
石膏模型の離型性をさらに改善し得ることが見出された。 その場合に、アジリジノポリエーテルを基本とする従来の型取り素材に比べて、
混合型取り調合物がほぼ同じ濃度である場合にも、明らかに低い硬度値を得るこ
とができること、および現時点の技術水準における型取り素材に対して本発明に
よる型取り調合物が流動性の点で明らかに優れていること、それによって非常に
鮮明に解像された印象を得ることができることは驚くべきことであり、また予見
できないことである。
【0005】 これによって、難しい臨床事例にも、たとえば血液および唾液の存在する、歯肉
炎を起こしている部分の型取りにも、良好に対処することができる。 本発明の意味においてポリエーテルを基本とする歯科素材は、45ないし55の
範囲のショアA−硬度を有することが望ましい。 本発明による調合物から成る歯科素材は主に二成分によって、すなわち触媒成分
と基本成分によって構成される。 その場合に触媒成分として開始剤(スターター)を少なくとも1個、基本成分と
してアジリジノポリエーテルを含有する。
【0006】 良好な加工性を得る目的で、あるいは硬化弾性物質に望ましい性質を付与する目
的で、単独作用物質あるいは作用物質群が用いられるが、これらは触媒成分およ
び基本成分中にそれぞれ分配して、あるいはいずれか一方の成分中に含有させる
ことができる。 これらの作用物質の各成分への分配は、目的とする混合割合、混合しやすさ、お
よび分離保存されている成分におけるこれらの混入物による保存性の良否に応じ
て、調整される。 この分配は、相応の一連の実験によって、最適条件を選ぶことができる。 印象採取時および硬化型取り材料において得られる特性は、主に型取り調合物の
全体の組成および混合品質によって左右される。
【0007】 手によって混合する場合、たとえば混合台上において、異なる色に着色されてい
る成分を合わせ、均一な色になるまで充分に捏ねることによって、良好に混合さ
れた混合物を得ることができる。 実際には、連続混合機(これは、ほとんどの場合、計量部と静的あるいは動的混
合部とから成っている)を用いて混合することが好ましい。 この装置を用いることによって簡単に均一な色に調整された良好な混合物を得る
ことができる。
【0008】 ポリエーテルを基本とする歯科素材の場合触媒成分と基本成分の容量混合比は、
通常1:1ないし1:10であるが、特に好ましいのは1:2ないし1:5であ
る。 本発明による、優れた離型性および良好な流動性を有する、ポリエーテルを基本
とする歯科素材は、次ぎの成分(A)ないし(D)を含有し、 (A)環状ポリエーテルの含有量が5.0重量%未満、好ましくは0.9重量%
未満であるところのアジリジノポリエーテルを30ないし56重量%、好ましく
は41ないし54重量% (B)硬化歯科素材に対して軟化作用を有する化合物を30ないし45重量%、
好ましくは30ないし42重量% (C)充填剤を10ないし15重量%、好ましくは12ないし14重量% (D)その他の作用物質、たとえば着色剤、香料、開始剤、抑制剤、促進剤およ
び界面活性剤を4ないし10重量%、好ましくは4ないし7重量% 次ぎの条件を満たす、 ・成分(B)の化合物に対する成分(A)および(C)間の重量割合が1.2な
いし2.1、好ましくは1.3ないし1.9である ・成分(B)が、500g/モル未満のモル質量を有する化合物(B1)および
500ないし2000g/モルのモル質量を有する動物性でないグリセリンのト
リスアシルエステル(B2)および2000g/モルより大のモル質量を有する
化合物(B3)から成る ・(B1)と(B3)の重量比が1:0.8ないし1:2.3である ようなの調合物から得られる。
【0009】 成分(A)において使用されるアジリジノポリエーテルは、ポリエーテルポリオ
ールから製造することができる。好ましくはテトラヒドロフランとエチレンオキ
サイドをモル比10:1ないし1:1、好ましくは5:1ないし3:1において
、強酸の存在下に、たとえばフッ化ホウ素−エーテレートの存在下に、共重合す
ることによって製造される。 テトラヒドロフラン単位の他に、エチレンオキサイド単位および/あるいはプロ
ピレン単位を含むポリエーテルポリオールも同様に使用することができる。 ポリエーテルポリオールは少なくとも2個の水酸基を有するが、1分子当たり2
0個まで水酸基を含有することができる。 機能化に対して採用されるポリエーテルポリオールのモル質量(Mn )は、通常
500ないし20000g/モルの範囲であるが、好ましいのは2000ないし
10000g/モルの範囲である。アジリジノ基による機能化は、たとえばDE
−C−1745810に記載されている方法によって、行うことができる。 本発明による柔軟な歯科素材の製造においては、成分(A)として2000ない
し4000g/当量のアジリジノ当量を有するビス−アジリジノポリエーテルを
使用することが好ましい。その場合にポリエーテル部分は、4:1ないし3:1
の割合でオキシテトラメチレン単位およびオキシジメチレン単位によって構成さ
れていることが好ましく、またビス−アジリジノポリエーテル中の環状エーテル
オリゴマーの含有量は0.5重量%未満、好ましくは0.3重量%未満である。
【0010】 環状ポリエーテルオリゴマーの除去は、ポリエーテルポリオールの製造段階にお
いても、またアジリジノ基による機能化後においても実施することができ、その
場合に蒸留および抽出処理あるいは膜分離法を利用することができる。 環状エーテルオリゴマーが充分に除去されているアジリジノポリエーテルの典型
的製造方法は、DE−A−19740234の製造実施例2に記載されている。
所望の特性を得るために、型取り素材は、硬化歯科素材に対して軟化作用を有す
る化合物を、30ないし45重量%含有する。
【0011】 このような化合物として、他の重合物系に対しても提供されている、たとえば多
価カルボン酸のエステル、ポリ芳香族化合物およびスルホン酸エステルのような
典型的な軟化剤(可塑剤)と共に、軟化作用のほかに別の作用、たとえば界面活
性作用、安定性増進作用および流動性改善作用を有する化合物も、同様に使用す
ることができる。 ここに驚くべきことに、環状ポリエーテルの含有量を極度に減量したアジリジノ
ポリエーテルに由来するポリエーテルを基本とする柔軟な歯科素材において、特
に、上記の軟化作用を有する化合物の内特定の化合物群が使用される場合に、さ
らにこの化合物群がそれぞれ一定の割合で含有される場合に、目的とする特性を
得ることができるということが、見出された。
【0012】 すなわち本発明による調合物は、成分(B)として、硬化歯科素材に対して軟化
作用を有する化合物によって構成される三つの化合物群、すなわち次ぎの三つの
化合物群(B1)、(B2)および(B3)を含有する。 (B1)500g/モル未満のモル質量を有する典型的軟化剤 (B2)500ないし2000g/モルの範囲のモル質量を有する、室温におい
て固形のトリスアシルグリセリド (B3)2000g/モルより大のモル質量を有する、室温において液状のポリ
マー この場合に(B1)と(B3)間の重量比は1:0.8ないし1:2.3である
。 成分(B1)の化合物として、次ぎのような異なるタイプの軟化剤が使用される
。すなわち典型的なエステルタイプの軟化剤を次に掲げる。 ・C12ないしC15の乳酸アルキル ・クエン酸あるいはアセチルクエン酸のエチルエステルあるいはブチルエステル
・長い分枝鎖を有するアルコールのフタール酸エステル、たとえばビス(2−エ
チルヘキシル)−フタレートあるいはフタール酸ポリエステル ・C2 ないしC6 のジカルボン酸のC2 ないしC18のジアルキルエステル、たと
えばビス(2−エチルヘキシル)−アジペート、ジオクチルマレート、ジイソプ
ロピルアジペート ・芳香族および脂肪族スルホン酸エステル、たとえばフェノールあるいはC1
いしC18のアルカノールのC2 ないしC20のアルキルスルホン酸エステル および次ぎのような典型的な芳香タイプの軟化剤、 ・ワックス状のポリフェニル(モンサント社)を含む、広範な粘度範囲を有する
ポリフェニル、 ・ジベンジルトルエン ・C20ないしC30の芳香族物質の異性体混合物 この場合にエステルタイプの軟化剤と芳香タイプの軟化剤の混合物を使用するこ
とが好ましい。 混合物としては、たとえばアセチルトリブチルシトレートとジベンジルトルエン
の混合物が好ましい。
【0013】 成分(B2)としては、植物に由来する変性脂肪、たとえば還元シュロ油あるい
は大豆油、あるいは合成脂肪を挙げることができる。 有用な脂肪がDE−A−19711514に記載されており、ここに完全に引用
することができる。特に有用なのは、アボカド油、綿実油、落花生油、カカオ脂
、かぼちゃ種油、亜麻仁油、トウモロコシ油、オリーブ油、パーム油、米油、菜
種油、紅花油、ゴマ油、大豆油、ヒマワリ油、ブドウ種油、小麦油、ボルネオ脂
、Fulwtalg、麻実油、イリッペ脂、ハウチワ豆油、カンデリラ油、カポック油、
Katiaufett、ケナフ種油、Kekunaol、ケシ種油、マウラ脂、オクラ油、エゴマ油
、サラ脂、シア脂および桐油である。ただしこれらの脂肪は使用前に固化してい
ることが条件である。ヨウ素価(規格DGF C−V 11bに基づいて測定)
が20未満であるような固化脂肪が有用である。特に有用な脂肪はヨウ素価が5
未満の脂肪である。脂肪の固化は、たとえば“ウルマンの工業化学百科辞典”第
4版、第11巻、469ページに記載されている。これらの天然に産出する脂肪
の混合物、並びに人工的に製造される脂肪、たとえばSoftisan154 あるいはDyna
san118(ヒュルス社)も同様に使用することができる。合成トリアシルグリセリ
ドの製造は専門家には比較的簡単であり、たとえばグリセリンと相応の脂肪酸メ
チルエステルから得ることができる。このエステル化反応は“ホウベン・ヴェイ
ル、有機化学論”5E巻/第1部、659ページ未満に記載されている。好まし
いトリアシルグリセリドは次ぎの一般式で表される。 R2 −O−CH2 −CH(OR1 )−CH2 −O−R3 ここでR1 、R2 およびR3 は互いに無関係にC1123CO、C1327CO、C 1531COあるいはC1735COを意味する。またこれらのトリアシルグリセリ
ドの混合物も考慮に入れられる。
【0014】 本発明の成分(B2)においては、ステアオリル(steaoryl) 含有量がトリグリ
セリドの65重量%より大である合成脂肪を使用することが好ましい。 本発明による調合物においては、液状のポリマー化合物に基づいて特殊な作用が
得られる。2000g/モルより大のモル質量を有するこれらの化合物は、ポリ
エーテルタイプ、ポリエステルタイプ、ポリウレタンタイプ、ポリカーボネート
タイプ、ポリオレフィンタイプのように、さまざまな類に属しているが、末端基
としては水酸基、エーテル基、アルキル基およびアシル基が望ましい。 末端基および必要に応じてその他の官能基は、両成分の貯蔵中および混合後に望
ましくない反応が生じないように、選択することが好ましい。 末端基として、特に、第一および第二水酸基並びにアセチル基が好ましい。
【0015】 液状ポリマーの特別な化合物群はポリエーテルタイプの液状ポリマーである。こ
の場合、特に、成分(A)において使用されるアジリジノポリエーテルと同一の
、あるいは類似のモル質量を有するポリエーテルタイプの液状ポリマーが優れて
いる。 特に、4:1ないし3:1の割合でオキシテトラメチレン単位およびオキシジメ
チレン単位によって構成される、モル質量が3000ないし8000g/モルの
範囲にある、そして環状エーテルオリゴマーの分量が0.5重量%未満であるよ
うな、ビス−ヒドロキシル−ポリエーテルあるいはビス−アセチル−ポリエーテ
ルが好ましい。 末端に水酸基あるいはアセチル基を有するエチレンオキシドおよびプロピレンオ
キシドのポリプロピレンオキシドポリオールおよび/あるいは共重物および/あ
るいはブロック共重合物も、成分(B3)における単独化合物として、あるいは
上記の特殊なポリエーテルと混合して、使用することができる。 2000g/モルより大のモル質量を有するブロック共重合物の場合、付加的に
この界面活性剤様化合物の溶媒作用を利用することができる。 さらに前述のポリエーテル誘導体の選択および混合は、混合調合物の流動性およ
び親水性あるいは疎水性の調整に重要な影響を及ぼす。
【0016】 本発明による調合物は成分(C)として強化作用を有する充填材を10ないし1
5重量%含有する。 この目的に対して、有機および無機充填材を使用することができるが、この物質
の混入によって不可欠な保存期間中に望ましくない反応を誘発することがないよ
うな、また分離保存した成分の混合後において硬化を促進しないような物質を選
択する必要がある。 特に、微粉末状珪酸および石英のような、SiO2 を90重量%より多く含有す
る天然産出あるいは合成の充填材が有効である。 好ましいのは、発熱性珪酸および沈殿珪酸(これらはほとんどの場合表面変性形
態において使用される)並びに珪藻土である。 成分(C)の充填材として特に好ましいのは、5%の水性懸濁液のpH−値が8
ないし10である調製珪藻土と100ないし300m2 /gのBET表面を有す
る、発熱性、表面変性珪酸の混合物である。
【0017】 本発明による調合物は、さらに、成分(D)としてその他の作用物質、たとえば
染料および顔料、香料および風味剤、スルホニウム塩あるいは酸のような開始剤
、アミン性あるいはアルカリ性の抑制剤、促進作用を有する化合物、およびその
他の高分子でない界面活性剤を、4ないし10重量%含有する。 本発明による調合物は、歯科医療分野および義歯技巧分野において使用される歯
科素材に、非常に多岐にわたって、利用することができる。このような歯科素材
は、歯科治療における単相および二相の型取りおよび咬合調整の分野に使用する
ことが好ましい。 本発明は、本発明による調合物から製造される素材、特に歯科素材を含有する容
器および混合装置、たとえばカートリッジ、バック、印象トレー、静的および動
的混合機ないしは混合器も、対象とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
次ぎに実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこれ
らに限定されない。 (実施例)基本ペーストおよび触媒ペーストの製造例 DE−C−1745810に記載のビス−アジリジノポリエーテルから得られる
、環状ポリエーテルオリゴマーの含有量の少ない、ビス−アジリジノポリエーテ
ルを、DE−A−19740234に記載の製造実施例に基づいて製造する。こ
のアジリジノポリエーテル中に残存する環状ポリエーテルオリゴマーの含有量の
測定を、DE−A−19740234に記載の方法に従ってガスクロマトグラフ
ィー分析によって行う。 この、数平均モル質量が6100g/モル、エチレンオキシド単位のテトラヒド
ロフラン単位に対する割合が1:3.6、並びに環状ポリエーテルオリゴマーの
残留含有量が0.25重量%であるところのビス−アジリジノポリエーテルから
、表1に特性の示されている基本ペーストを、実験室捏和機を用いて500gの
規模で製造する。 表2に特性の示されている触媒ペーストを、実験室捏和機を用いて100gの規
模で製造する。 表4ないし5に示されている特性を確認するために、表3に記載の実施例に基づ
いて両成分を調合台上において混合する。
【0019】印象の製作 触媒成分および基本成分を指示通りの割合で調合台上において混合し、混合物を
金属トレーに移し、満たされた印象トレーを被験者の口腔内に導入した。 本発明による実施例1、2、3、5、6および7、並びに比較例1および2にお
いて、印象トレーを混合素材単独で満たした(単相技法)。 本発明による実施例4において、印象トレーを本発明による実施例3の素材で満
たし、他方で被験者の歯牙を本発明による実施例4の素材で塗装した(二相混合
技法)。 比較例3において、印象トレーを比較実施例1の素材で満たし、他方で被験者の
歯牙を比較例4の素材で塗装した(二相混合技法)。 混合開始を計算に入れて、6分間の硬化時間を置いた後、印象を取り出した。被
験者の口腔からの印象の取り出しやすさについて、DE−A−19740234
に記載されている方法に基づいて、それぞれ歯並び状態の異なる8人の被験者に
ついて2回評価を行い、主観的感想を平均化した。 口腔からの取り出しやすさに対する評価基準は次ぎの通りである。 . 1(非常に良い)、2(良い)、3(可)、4(不可)、5(悪い) 取り出しやすさの評価に続いて、印象における混合型取り調合物の流動性を、境
界域を含む溝の再現状況の観察および表面構造の詳細な判定に基づいて、評価し
た。 評価 判定基準 1 溝および境界域が細部にわたって完全無欠に再現されている。歯牙硬
. 質物質の表面細部の完全な再現(製作溝、充填時の辺縁細隙、はみ出
. し)。粘膜面が正確に表現されている。 2 溝および境界域が良好に再現されている。歯牙硬質物質の表面細部の
. 良好な再現(作製溝が完全には解消されていない、辺縁細隙が充分確
. 認できる)。 3 溝および境界域が完全には再現されていない。
【0020】印象の石膏模型からの離型性の測定 特別に準備した下顎−プラスチック−模型を用いて離型性の測定を行った。 この下顎−プラスチック−模型においては、6本の前歯(歯科表示=43、42
、41、31、32、33)を準備した。そして準備した歯牙の内41および3
1においては著しい組織の欠損を設けた。 その他に、添窩の著しい小臼歯45を準備し、歯周組織の損傷による組織劣化の
著しい、孤立している歯牙の例として評価の対象に加えた。 プラスチック−模型は、上述の型取り調合物を用いて型を取り、1時間置いた後
得られた印象に石膏を注入した。 24時間の石膏−硬化時間を置いた後、印象を模型から取り外し、評価を行った
。 評価 判定基準 1 石膏模型を、大きな力を要することなく、速やかに取り外すことがで
. きると共に、石膏模型に損傷(破損)がない。 2 石膏模型に損傷がない。 3 組織劣化の著しい、従って損傷の危険に曝されている2本の歯牙(4
. 1および31)のみが、取り外し時に損傷(破損)。 4 標本作製した歯牙(43、42、41、31、32、33)の内3本
. 以上が、取り外し時に損傷。 5 標本作製した歯牙(43、42、41、31、32、33)が、取り
. 外し時に損傷(破損)し、さらに孤立している小臼歯(45)が石膏
. 模型によって引き抜かれる。 離型性の測定は、それぞれ3人によって行い、個々の3つの値を平均した。 本発明の実施例に基づく調合物は、硬化型取り調合物に関して、全ての点で、本
発明による判定基準および条件に適合するのに対して、比較実施例はこの基準お
よび条件を、少なくとも1点で、満足し得ない。
【0021】 本発明の実施例のショアA硬度の値は、柔軟な型取り素材に対して求められる範
囲内にある(ショアA:45ないし55、DIN535052基づく)。 本発明による実施例1ないし7における調合物を用いることによって、口腔から
の取り出しやすさおよび石膏模型の離型性が良好に改善され得ることは、表4か
ら明らかである。 混合型取り調合物の流動性(デザインの精度)が優れていることは、表5から明
らかである。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ロアス,ペーター ドイツ連邦共和国、82396 ペール/フィ ッシェン、ガルテンシュトラーセ 7 Fターム(参考) 4C089 AA02 AA06 AA14 AA20 BA13 BC03 BC08 BE08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)ないし(D)を含有し、 (A)環状ポリエーテルの含有量が5.0重量%未満であるところのアシリジノ
    ポリエーテルを30ないし56重量% (B)硬化歯科素材に対して軟化作用を有する化合物を30ないし45重量% (C)充填剤を10ないし15重量% (D)その他の作用物質を4ないし10重量% 下記の条件を満たす、 ・成分(B)の化合物に対する成分(A)および(C)の重量割合が1.2ない
    し2.1である ・成分(B)が、500g/モル未満のモル質量を有する化合物(B1)および
    500ないし2000g/モルのモル質量を有する、動物性でない、グリセリン
    のトリスアシルエステル(B2)および2000g/モルより大のモル質量を有
    する化合物(B3)から成る ・(B1)と(B3)の重量比が1:0.8ないし1:2.3である ことを特徴とする調合物。
  2. 【請求項2】 成分(A)として、ポリエーテル部分が4:1ないし3:1の割
    合でオキシテトラメチレン単位およびオキシジメチレン単位から成り、ビス−ア
    シリジノポリエーテル中の環状エーテルオリゴマーに対する部分が0.5重量%
    未満であるような、2000ないし4000g/当量のアシリジノ当量を有する
    ビス−アシリジノポリエーテルが使用される、請求項1に記載の調合物。
  3. 【請求項3】 成分(B1)の化合物が、典型的なエステルタイプの軟化剤、た
    とえばクエン酸あるいはアセチルクエン酸のエチルエステルあるいはブチルエス
    テル、長い分枝鎖を有するアルコールのフタール酸エステル、ビス(2−エチル
    ヘキシル)−アジペートのようなジカルボン酸のジアルキルエステル、フェノー
    ルあるいはアルカノールのアルキルスルホン酸エステルのような芳香族および脂
    肪族スルホン酸エステル、および典型的な芳香タイプの軟化剤、たとえばポリフ
    ェニル、ジベンジルトルエン、C20−ないしC30−の芳香族化合物の異性体混合
    物から成り、その場合にエステルタイプの軟化剤と芳香タイプの軟化剤の混合物
    の使用が好ましい、請求項1に記載の調合物。
  4. 【請求項4】 成分(B2)としてグリセリンのトリスアシルエステルが使用さ
    れ、その場合にステアオリル含有量がトリグリセリドの65重量%より大である
    ような合成脂肪が好ましい、請求項1に記載の調合物。
  5. 【請求項5】 成分(B3)の液状ポリマーとして、ポリエーテルタイプ、ポリ
    エステルタイプ、ポリウレタンタイプ、ポリカーボネートタイプ、ポリオレフィ
    ンタイプの液状ポリマーが使用され、その場合に末端基として水酸基、エーテル
    基、アルキル基およびアシル基が好ましい、請求項1に記載の調合物。
  6. 【請求項6】 ポリエーテルタイプの液状ポリマーが、成分(A)として使用さ
    れるアジリジノポリエーテルと同一の、あるいは類似の組成およびモル質量を有
    し、ただし末端には水酸基あるいはアセチル基を備えている、請求項5に記載の
    調合物。
  7. 【請求項7】 ポリエーテルタイプの液状ポリマーがポリプロピレンオキシドポ
    リオールである、請求項5に記載の調合物。
  8. 【請求項8】 ポリエーテルタイプの液状ポリマーが、末端基として水酸基ある
    いはアセチル基を有するエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのスタティ
    スチック共重合物および/あるいはブロック共重合物である、請求項5に記載の
    調合物。
  9. 【請求項9】 成分(C)として天然および合成の微細な珪酸混合物が使用され
    、その場合に100ないし300m2 /gのBET表面を有する、発熱性、表面
    変性珪酸および珪藻土が好ましい、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の調
    合物。
  10. 【請求項10】歯科素材の製造に請求項1ないし9に記載の調合物を使用するこ
    と。
  11. 【請求項11】歯科医療および義歯技巧分野における型取りに、請求項10に記
    載の歯科素材を使用すること。
  12. 【請求項12】請求項1ないし9のいずれか1項に記載の調合物から製造される
    歯科素材を少なくとも一つ含んでいる容器。
  13. 【請求項13】請求項1ないし9のいずれか1項に記載の調合物から製造される
    歯科素材を少なくとも一つ含んでいる混合装置。
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