JP2003519640A - 歯科で使用する重合可能な樹脂合成物 - Google Patents

歯科で使用する重合可能な樹脂合成物

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JP2003519640A JP2001551398A JP2001551398A JP2003519640A JP 2003519640 A JP2003519640 A JP 2003519640A JP 2001551398 A JP2001551398 A JP 2001551398A JP 2001551398 A JP2001551398 A JP 2001551398A JP 2003519640 A JP2003519640 A JP 2003519640A
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ジル・アン・ウィリアムズ
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レイ・トッドハンター
マンガラ・ペイテル
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Abstract

(57)【要約】 重合可能な歯科用の充填シール合成物が提供され、該合成物は、平均して少なくとも2つのアクリレートまたはメタクリレート基を含む少なくとも1つの樹脂と、該樹脂と比較して低粘度である共重合可能なメタクリレートまたはアクリレートモノマートとの混合物からなり、共重合可能なモノマーは、合成物を1mm以下の径を有する窩洞に導入することができるような量で存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、脱塩(demineralized)象牙質を部分的または完全に充填するの
に使用することができる樹脂合成物に関し、エナメルおよび象牙質の表面をコー
ティングしてバクテリア侵入を封止する。
【0002】 発明の背景 現在、歯科用バーやエクスカベータを使用して疾患組織を削り取った後の歯科
組織の置換物として樹脂が使用されている。典型的には、歯の修復、歯冠やイン
レーの接着、歯科矯正器具の適所への固定に使用されている。親水性樹脂混合物
は、新たに切削した象牙質の表面と機械的に連結して樹脂を歯に結合し、密封シ
ールを達成するのに使用される。
【0003】 これらの樹脂は、通常、充填材と、1または複数のメタクリレートまたはアク
リレートをベースにした重合可能な樹脂との合成物である。使用されるベースと
なる樹脂は高粘度であり、疎水性である。長鎖材料は、重合化時の収縮を減少す
るものと考えられている。樹脂単独の機械的性質は、従来の窩洞の修復には不適
当であり、機械的性質を向上し放射線不透過性を付与するのに充填材が加えられ
る。充填材は、一般に不活性ガラスまたはシリカであり、硬化反応(setting r
eaction)に加わらない。充填材は通常、ガラスと樹脂の間の結合を向上するた
めに、シラン結合剤で被覆されている。この結合材は通常、二官能性ビニルシラ
ンである。硬化はモノマー成分の自由ラジカル重合によって達成される。これは
、多くの方法で達成されてもよく、材料のプレセンテーションに依存する。最も
普通のプレゼンテーションはペーストであり、該ペーストはαジケトンとアミン
減少剤を含む。ジケトンは約45−480mの波長の高強度光によって励起され
る。代案として、材料は2成分の一般にはペーストとして存在していてもよい。
重合反応は2つのペーストを互いに混合することによって開始される。各ペース
トはベンゾイル過酸化物または第三アミンのいずれかを含む。これらの2つの化
学物質の組合せの結果、樹脂が重合する。
【0004】 これらの樹脂は良好な審美性を有し、充填材の追加はある用途では適切な機械
的性質を与える。しかしながら、硬化反応や重合収縮および発熱の性質は、修復
部の回りの周辺漏れと関連して問題が生じる。これは、修復部と歯構造の間にバ
クテリアが通過するので、さらなる問題を生じる。これにより感染再発やさらな
る齲食が生じる。樹脂技術を使用するいくつかの材料は、充填材と反応して多塩
基質を形成する多重酸を含む。これらは樹脂修飾ガラスイオノマーセメントとし
て知られている。これらは、多塩基質が修復部から周囲歯構造および口腔に放出
されて拡散するフッ化物イオンを含むという利点を有する。この多塩基質の存在
は、セット材料を弱める結果、修復する必要があるが、通常の樹脂合生物ほど強
くはない。これらの材料はロードベアリング修復には適さないし、硬化前に堅固
なペーストを形成する。さらに発展したものは、ジメタクリレートだけでなく二
官能性モノマーを利用しているが、カルボキシル基は存在していないし、修復な
された後に水と反応する。この主な目的は、フッ化物を放出する一方、樹脂合生
物の機械的性質を維持することである。これらは依然として、重合収縮と発熱の
問題を有する。
【0005】 樹脂合生物(resin composite)とその混生物(hybrid)は、維持(retentio
n)のために、エナメルの機械的プレパレーションに依存する。また、象牙質に
対する維持のために、合生物の塗布前に象牙質接着剤として塗布される第2の材
料がある。この材料は、広い窩洞内で材料の維持を促進するために、ペーストの
形態である。歯の修復のための他の材料はガラスイオノマーセメントであり、こ
れはフッ素アルミノ珪酸塩ガラスとポリアクリル酸のような多重酸との間の酸基
反応によって固まる。これらの材料は、従来の窩洞内での挿入と維持を補助する
ために、堅固なペーストであることが要求される。これらの主な利点は、エナメ
ルと象牙質の両方への接着であり、4年を越える期間の間のフッ化物の維持され
た放出である。
【0006】 発明の概要 本発明は、脱塩した感染象牙質をインフュージング(infusing)する手段とし
て使用することができ、また象牙質表面を被覆してシールするのに使用すること
ができる低粘度の樹脂合生物を提供することを課題としている。象牙質をインフ
ュージングする前に、同時継続の出願人のPCT特許出願WO00/74587
およびWO00/62701に記載された方法と、樹脂溶液で満たされた部分的
にまたは完全に変性したコラーゲンを含む部分的に脱塩した象牙質である残余材
料とを使用してバクテリアを死滅させる。その公報の開示は、参照することでこ
こに組み入れる。
【0007】 従来の歯科では、歯の表面における小窩や裂溝を含む窩洞をシールするとき、
修復やシーラントの材料が完全に窩洞を充填しシールするのを保証することにお
いて、困難が生じる。部分的には、これは従来の材料がそこに含まれる充填材の
性質と量により糊状の特性を有するからである。特に治療された歯の表面が咬合
面を含む場合、満足な結果を得るには、充填材の増量(high filler loading
)が必要であると考えられてきた。
【0008】 本発明の1つの特徴によると、重合可能な歯科用の充填シール合成物であって
、平均して少なくとも2つのアクリレートまたはメタクリレート基を含む少なく
とも1つの樹脂と、該樹脂と比較して低粘度である共重合可能なメタクリレート
またはアクリレートモノマートとの混合物からなり、前記共重合可能なモノマー
は、前記合成物を1mm以下の径を有する窩洞に導入することができるような量
で存在する合成物が提供されている。
【0009】 本発明の発展の過程において、使用することができる多数のモノマー混合物に
ついて実験を行い、メタクリレートおよびジメタクリレートモノマーと樹脂とを
含むある範囲の樹脂混合物を使用することで良好な結果を得ることができること
が分かった。これらには、樹脂の例として、ウレタンジメタクリレート(UDM
A)、ビスフェノール−A−グリシジルジメタクリレート(BisGMA)があ
あり、モノマーの例として、テトラヒドロ−フルフリルメタクリレート(THF
MA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)がある。他の適当な材料
には、メタクリレート、ジメタクリレート、オルモサー(ormocer)およびスピ
ロオルソカーボネートがある。好ましくは、モノマーは、テトラヒドロピラニル
メタクリレート、テトラヒドロピラン−2−イルメチルメタクリレートおよびイ
ソボルニルメタクリレートのような複素環状モノマーからなる。これらの全ての
モノマーは、広範な材料において、また広範な歯科用途で使用される。BisG
MAとUDMAは合成樹脂修復材料における主成分であり、多くの特許で引用さ
れている。THFMAは、組織修復の手段として、また臨時歯冠およびブリッジ
樹脂として使用し、また義歯や歯科ブリッジ、歯冠を構築するのに引用されてい
る。例えば、WO93/09819、米国特許第4264489号参照。親水性
モノマーを添加してHEMAのように湿潤性を向上することも可能である。
【0010】 合成物は、任意にいくつかの不活性材料を含めて、粘土を提案された用途に適
切なレベルに変更して、強度を向上してもよい。これは、粒子サイズの範囲が好
ましくは400−10nmのアモルファス蒸発(amorphous fumed)シリカやコ
ロイドシリカの形態であってもよいし、樹脂混合物の予め重合された粒子を使用
し、またはフレークガラス(例えばAsatulin)を使用してもよい。
【0011】 フレークガラスは、特に好ましい充填材である。これは、十分なフレークガラ
スを本発明の樹脂合成物に加えて、注入(syringing)を排除するレベル以上に
粘度を増加することなく咬合面を提供することができるからである。1つの適切
な商業的に入手可能なフレークガラス充填材は、イギリスLS101PW、リー
ズ、フォースターストリートのコロコート・リミッテッドにより製造されている
。この充填材材料は、好ましくは約0.5から10μm(ミクロン)の粒子サイ
ズと約5:1から10:1のアスペクト比を有する薄くて高アスペクト比のフレ
ークとして、「C」ガラスと修飾ガラス配合(formulation)から製造される。
フレークガラスは、硬化樹脂の2軸強度を1/3から1/2だけ向上するような
量が加えられる。充填材は、樹脂成分および添加成分と反応性があってはならな
いし、そのガラスの浸出成分(leach component)は回避しなければならない。
不活性充填材好ましくはフレークガラスは、好ましくは合成物の20%以下、さ
らに好ましくは15%以下、例えば約5から15%、特に10から15%の量で
使用する。
【0012】 このシステムは、紫外線または可視光線のいずれか、あるいは冷間硬化(curi
ng)開始剤によって重合してもよい。好ましい可視光誘発開始剤は、カンフロキ
ノン(camphoroquinone)や、アミン、ダイアリーリオドニウム、単塩または金
属複合塩、発色団置換ハロメチル−s−トリアジンおよびハロメチルオキサディ
オアゾ―ルである。
【0013】 好ましいUV光誘発重合開始剤は、ベンゾイルや、ベンゾイン、アクリルイオ
ン、アクリルイオンエーテルのようなジケトンである。
【0014】 光や熱にさらすことに依存しない自動または冷間硬化開始剤も使用することが
でき、これには、ベンゾイルペルオキシドや、N,N−ジメチル−p−トルイジ
ンのような第三アミン活性剤を含む。
【0015】 これらの開始剤成分は、モノマーを重合形態に変換する所望の割合と程度を与
えるのに適した比率で存在していなければならない。典型的には、それらは、モ
ノマー混合物の0.1%から10%の範囲の濃度でみられてもよい。さらに好ま
しい濃度は0.5%から4%である。
【0016】 前記合成物は、さらに、米国特許第5718924号に記載されているように
、塩を含有するフッ化物、またはアミンフッ化物を含む。
【0017】 前記合成物には、酸化防止剤、UV抑制剤のような安定剤、重合抑制剤顔料等
の種々の他の添加剤を含めることができる。抗生物質、コルチコイドのような他
の治療剤や他の医療剤も混合してもよい。
【0018】 前記樹脂混合物は、創面切除(debridement)や象牙質のバクテリアの死滅に
続いて、脱塩象牙質の補強や歯根管の壁のシールに使用してもよい。
【0019】 前記材料は、37℃の温度で0.33から1340センチポアズの範囲の粘度
を有する流体モノマー混合物の形態である。これらの混合物を、硬化(set)の
開始前に、障害部に注入する。これは、材料を適切な波長で作動する光源に露光
することによって達成してもよく、これにより材料は設置後3分までの臨床的に
許容できる時間内に硬化する。代案として、前記材料は2つの液体システムとし
て存在し、それらを混合して障害部に注入するようにしてもよい。硬化反応の活
性化は、2つのモノマー相の混合によって達成される。硬化は自動重合によって
達成される。硬化は、最大10分のオーダーの許容できる臨床時間内である。
【0020】 モノマー含有混合物の使用は、ある利点がある。混合物は、THFMAの存在
により収縮が少なく、良好な生物学的適合性を有するとともに、材料を半固形構
造に注入することができる粘性を有している。
【0021】 本発明の低粘度樹脂合成物は、特に、WO00/74587に記載されている
ように、歯根管を洗浄し殺菌した後の歯根管のシールに有益である。本発明のこ
の実施形態では、樹脂シーラント合成物を歯根管に導入するが、歯根管を完全に
は満たさないことが好ましい。合成物の硬化は、患者の口内にある光源から歯根
管に照射された光によって開始される。しかしながら、WO00/74587に
記載され図示されているように、歯根管内で等方性チップを有する光ファイバを
利用することが好ましい。樹脂合成物が嫌気性(anaerobic)の硬化システムで
あるので、歯根管内の硬化樹脂の上表面は「チーズ」質で、部分的に硬化状態に
ある。歯根管の残部は、十分な不活性充填剤を含有する樹脂合成物で満たし、咬
合面となる上部表面を提供することができる。充填した樹脂は、例えば光のイニ
シエーションにより硬化し、未充填の硬化樹脂合成物(または低レベルの充填剤
を含有する合成物)のチーズ質表面に接合する
【0022】 充填材を備えた樹脂の補強は、前処理された高アスペクト比のガラスを使用す
ることにより好ましく達成される。樹脂への混合前に、ガラス表面の湿潤性を高
めるためにこれらガラス粒子にシラン結合剤を被覆してもよい。シラン結合方法
は、多くの文献に記載されている。基本的な方法は、例えば、y’−メタクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン[A174ユニオン・カーバイド]のような
シラン処理剤(silanizing agent)のスラリーを調製する。このスラリーは、例
えば99.9%エタノール溶剤などの溶剤に入れる。ガラス/シラン/エタノー
ル/スラリーは1時間撹拌し、そして溶剤を蒸発させる。次に、ガラスを乾燥さ
せてシラン凝縮を最大にし、そして固形物を取り出す。ガラスは、欧州特許第0
289240B1号に記載された方法を利用して製造してもよい。0.5〜10
μmのオーダーの厚さと、5:1と10:1のアスペクト比の粒子は以下示すよ
うにガラス組成にて評価した。
【0023】
【表1】
【0024】 フレークガラスを加えることにより、樹脂の2軸強度(biaxial strength)が
、樹脂に含まれるガラスの量にもよるが、1/3から1/2増える。好ましくは
、フレークガラスまたは他の不活性充填材を5〜15重量%用いるのがよい。
【0025】 樹脂合成物は象牙質代替材(dentine substitute materials)と認められ、3
つの別個の作用をなすように構成されている。 1)WO00/74587に記載された技術を利用して、バクテリアを死滅さ
せた後、残留する軟化変性した象牙質に浸透する。 2)弱った象牙質を補強し、象牙代替材を形成する。 3)充填材を加えることによりアクセス窩洞を封止し、咬合負荷に耐える。
【0026】 これを達成するために提案された方法は4つの段階に分けることができる。そ
れぞれの段階には特別な材料や材料の組み合わせが利用できる。材料の組み合わ
せは段階の数を減らすことができるかもしれないが、4つの異なる段階をそれぞ
れに適する1つの材料とともに説明する。
【0027】 1)PDT使用後の象牙質の処理 (光化学療法)−WO00/74587およびWO00/62701を参照。 初めに、バクテリアが死滅した後の象牙質には大量の水分と部分的に変性した
コラーゲンが存在する。この構造に浸透させるためには調節剤(conditioner)
が必要となる。この調節剤とは、例えば、クエン酸、ポリアクリル酸、ポリマレ
イン酸、塩化第2鉄、しゅう酸塩鉄である。[ハイブリディゼーション オブ
デンタル ハード ティッシュー(Hybridization of dental hard tissue),
第3章および第4章,ナカバヤシ アンド パシュリー クゥインテェッセンス
出版(Nakabayashi and Pashly Quintessence Publications),1998年,東
京]により、これらが象牙質を脱水状態に維持する性質を有することが立証され
ており、また公知となっている。この目的のために発明者らは、ポリアクリル酸
と塩化第2鉄の組み合わせがプライマー(primer)が注入される一番好ましい象
牙質構造をなすことを見出した。これには10〜60秒間、好ましくは30秒間
が費やされる。この液体を、歯根管または他の窩洞に必要とされる時間注入し、
その後、シリンジにて吸引することにより材料のバルク(bulk)を取り除く。
【0028】 2)象牙質のプライミング 象牙質を調節(condition)すると、樹脂溶液を窩洞に注入し、象牙質に浸透
させ、その場で(in situ)重合させる。プライマー・システムは、例えば、U
DMA、BisGMA、HEMA、THFMAの混合物か、または、アセトンま
たは他の揮発性材料中の他のメタクリル酸メチルまたはTHFMAと、UDMA
の混合物である。
【0029】 両システムにおける我々の好ましい材料を以下に記載する。 2つの調製剤を試験した。これらは: [X]1モル[25%]のポリアクリル酸 [Y]1モル[25%]のポリアクリル酸と1%の塩化第2鉄 を含む溶液である。
【0030】 まず、これらを適用、続いて低粘性プライマーを適用した。プライマーには以
下のものが含まれている。
【表2】 THFMA:テトラヒドロフルフリルメタクリレート UDMA:ウレタンジメタクリレート HEMA:ヒドロキシエチルメタクリレート BisGMA:ビスフェノールAグリシジルジメタクリレート Camp:カンフロキノン DMPT:ジメチルPトルイジン [A]と[B]は50/50の混合として共に使用した。
【0031】 使用した組み合わせのうち、齲蝕象牙質の湿潤に関して最も好ましい結果が以
下の組み合わせで得られた。[共焦点顕微鏡走査および電子顕微鏡使用による評
価である。]
【0032】
【表3】
【0033】 プライマーの適用のモードは、約0.2mlの少量の単位用量の樹脂を窩洞に
注入することである。万一、アセトン・ベースの材を使用するならば、それを蒸
発させるのに約30秒必要となる。
【0034】 プライマーはその後、従来の硬化ユニットを利用し、もしくは、窩洞内に該置
した等方性エミッター(isotropic emitter)を使用することにより重合され、
その場(in situ)で硬化する。代わりに、バルク象牙質代替材を適用して象牙
質窩洞に充填し、プライマーとバルク代替材を共に硬化させることもできる。
【0035】 3)バルク象牙質代替材 バルク象牙質代替材は、UDMA.BisGMAとTHFMAの組み合わせで
ある。HEMAや種々のフッ素添加物などの添加物が加えられてもよい。この添
加物は窩洞のバルクを充填し、トンネル・ウォール(tunnel wall)を密閉する
。非常に小さいアクセス窩洞に対して、これは窩洞全体を完全に密封する。
【0036】 4)補強したバルク象牙質代替材 これはアクセス窩洞が咬合負荷を受けやすい箇所に使用される。バルク樹脂は
、X線不透過性ガラス充填材または他の不活性充填材を様々なレベル加えること
により補強される。フレークガラスは高アスペクト比のガラス破片の形態であり
、クラック・ストッパーとして働く。
【0037】 これらのシステムの利点は、すべて同じ樹脂合成物からなるということである
。これら全ての合成物は、フリー・ラジカル重合により硬化される。重合反応は
、本質的には嫌気性で、それぞれの重合段階中は、表面は空気除外する。これに
は、それぞれを添加する際に、インクリメント(increments)が共に結合し、連
続体を形成するという利点がある。
【0038】 バルク・樹脂の詳細 多様な混合物を評価し、それらは以下に示す。すべての要素はパーセントで示
され、2軸強度はMpaである(第7、8段)。
【表4】 af=アミンフッ化物 BisGMA17.6%;UDMA33%;THFMA50%で最も好ましい
評価が得られた。 この混合物のモジュラス(modulus)は2.28Gpaで、添加するとモジュ
ラスは落ちた。
【0039】
【表5】
【0040】 容積収縮%[湿性(wet)]
【表6】
【0041】 硬度(ウォーレス(Wallace))μmインデンテーション(ミクロン)
【表7】
【0042】 好ましいベース樹脂混合物は、BisGMA17.6;UDMA32.4;T
HFMA50の混合物で、活性剤としてカンフロキノンとDMPTを有する。H
EMAと他の添加物は好ましい湿潤性をもたらし、フッ化物剥離についてはアミ
ンフッ化物を添加する。
【0043】 205日間の累積フッ化物剥離は累積6.7ppmに等しい。樹脂のX線不透
過性は、デービー ケイ(Davey K)とブラーデン エム(Braden M)がX線不
透過性義歯床材料について欧州特許に記載しているように、ヨウ化メタクレート
・モノマーを加えることにより達成できる。
【0044】 記載されている適用分野では、使用される全ての樹脂システムの粘度は0.3
3〜1340センチポアズの範囲内であるべきで、より好ましくは0.33から
250センチポアズの範囲がよい。
【0045】 以下の例ではこれら樹脂混合物の特性を示す。
【0046】 好ましい成分には、THFMA、UDMA、BisGMAが含まれ、その割合
はTHFMAが約40〜60重量パーセント(例えば、約50重量パーセント)
、UDMAが約25〜35重量パーセント(例えば、約33重量パーセント)、
そしてBisGMAが12〜18重量パーセント(例えば、約16重量パーセン
ト)である。通常、開始剤は約1〜2重量パーセントの量で、合成物には約1〜
5%、例えば、約2%の量のフッ化物塩、例えば、バリウムやフッ化ストロンチ
ウムを含む。
【0047】 例1 樹脂混合物 BisGMA:UDMA:THFMA 16:33:50 2%の開始剤を加えた。 2軸曲げ強度Mpa
【表8】 飽和率3.5%での水吸着 均衡での溶解度0.36%
【0048】 例2 添加物を加えた基本樹脂
【表9】
【0049】 全ての標本は、従来型光硬化ユニットを使用して波長450〜470nmの光
により重合した。パッチ硬化は適切な重合を確保するために実施した。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年2月25日(2002.2.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 0000882.1 (32)優先日 平成12年1月14日(2000.1.14) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジル・アン・ウィリアムズ イギリス、ティダブリュー20・8ユーデ ィ、ソープ、ザ・ガワー32番 (72)発明者 デイビッド・ジョン・クレメンツ イギリス、アールエイチ10・4エルピー、 ウエスト・サセックス、クローリー・ダウ ン、ホップハースト・ヒル、ワインダム (72)発明者 マイケル・ブレイデン イギリス、エイエル5・1ビーディ、ハー トフォードシャー、ハーペンデン、クラベ ルズ・ロード68番 (72)発明者 レイ・トッドハンター イギリス、エヌエヌ16・9エルエイチ、ノ ーザンプトンシャー、ケッタリング、バル フォア・ストリート7番 (72)発明者 マンガラ・ペイテル イギリス、エヌダブリュー7・3キューテ ィ、ロンドン、ミル・ヒル、ミル・ウェイ 89番 Fターム(参考) 4C052 AA01 HH10 4C089 AA06 BA14 BD01 BE03 CA03 4J027 AE01 AF07 AG01 AG36 BA03 BA07 BA08 BA13 CB01 CB03 CB10 CC05 CD07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合可能な歯科用の充填シール合成物であって、平均して少
    なくとも2つのアクリレートまたはメタクリレート基を含む少なくとも1つの樹
    脂と、該樹脂と比較して低粘度である共重合可能なメタクリレートまたはアクリ
    レートモノマートとの混合物からなり、前記共重合可能なモノマーは、前記合成
    物を1mm以下の径を有する窩洞に導入することができるような量で存在する合
    成物。
  2. 【請求項2】 0.33と1350センチポアズの間の粘度を有する請求項
    1に記載の合成物。
  3. 【請求項3】 0.6と250センチポアズの粘度を有する請求項2に記載
    の合成物。
  4. 【請求項4】 前記共重合可能なモノマーは複素環状ジメタクリレートであ
    る請求項1から3のいずれかに記載の合成物。
  5. 【請求項5】 前記共重合可能なモノマーはTHFMAである請求項4に記
    載の合成物。
  6. 【請求項6】 前記樹脂はウレタンジメタクリレートまたはエポキシジメタ
    クリレートである請求項1から5のいずれかに記載の合成物。
  7. 【請求項7】 フッ化物含有合成物を含む請求項1から6のいずれかに記載
    の合成物。
  8. 【請求項8】 重合可能な歯科用の充填シール合成物であって、ウレタンジ
    メタクリレートおよび/またはグリシジルメタクリレートと、1350センチポ
    アズ以下の粘度を有する合成物を提供するのに十分な量の複素環状メタクリレー
    トとの混合物からなる合成物。
  9. 【請求項9】 THFMA、UDMAおよびBisGMAからなり、0.3
    3と1350センチポアズの間の粘度を有する請求項8に記載の合成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも約40重量パーセントのTHFMAまたは他の
    複素環状メタクリレートを含む請求項8に記載の合成物。
  11. 【請求項11】 不活性充填材としてフレークガラスを含む請求項1から9
    のいずれかに記載の合成物。
  12. 【請求項12】 前記フレークガラスは0.5から10μmの間の平均粒子
    サイズを有する請求項12に記載の合成物。
  13. 【請求項13】 前記フレークガラスは約5:1から約10:1のアスペク
    ト比を有する請求項11または12に記載の合成物。
  14. 【請求項14】 歯窩洞をシールする部材のキットであって、 (a)平均して少なくとも2つのアクリレートまたはメタクリレート基を含む
    少なくとも1つの樹脂と、共重合可能なメタクリレートまたはアクリレートモノ
    マーとからなり、約250センチポアズ以下の粘度を有する、窩洞内の象牙質を
    浸透して該窩洞を部分的に充填する低粘度シーラント合成物と、 (b)THFMA、UDMAおよびBisGMAと、前記合成物の樹脂成分と
    非反応性であるフレークガラスとからなり、1350センチポアズ以下の粘度を
    有する補強バルク象牙質代替材と、 からなるキット。
  15. 【請求項15】 前記樹脂はウレタンジメタクリレートまたはエポキシジメ
    タクリレートからなる請求項14に記載の部材のキット。
  16. 【請求項16】 前記シーラント合成物は実質的に充填材がない請求項14
    または15に記載の部材のキット。
  17. 【請求項17】 前記充填材はフレークガラスである請求項14から16の
    いずれかに記載の部材のキット。
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