JP2003519527A - 下あご等の顔面骨の骨折手術方法及び手術器具 - Google Patents

下あご等の顔面骨の骨折手術方法及び手術器具

Info

Publication number
JP2003519527A
JP2003519527A JP2001551397A JP2001551397A JP2003519527A JP 2003519527 A JP2003519527 A JP 2003519527A JP 2001551397 A JP2001551397 A JP 2001551397A JP 2001551397 A JP2001551397 A JP 2001551397A JP 2003519527 A JP2003519527 A JP 2003519527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surgical instrument
lower jaw
fracture
shaft
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001551397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3950989B2 (ja
Inventor
リー,ヒ−ヨン
Original Assignee
リー,ヒ−ヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1019990062165A external-priority patent/KR100332343B1/ko
Priority claimed from KR1020000003904A external-priority patent/KR100328735B1/ko
Priority claimed from KR1020000004946A external-priority patent/KR100332342B1/ko
Application filed by リー,ヒ−ヨン filed Critical リー,ヒ−ヨン
Publication of JP2003519527A publication Critical patent/JP2003519527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3950989B2 publication Critical patent/JP3950989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/88Osteosynthesis instruments; Methods or means for implanting or extracting internal or external fixation devices
    • A61B17/8875Screwdrivers, spanners or wrenches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/16Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
    • A61B17/1613Component parts
    • A61B17/1622Drill handpieces
    • A61B17/1624Drive mechanisms therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/08Wound clamps or clips, i.e. not or only partly penetrating the tissue ; Devices for bringing together the edges of a wound
    • A61B2017/081Tissue approximator
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/03Automatic limiting or abutting means, e.g. for safety
    • A61B2090/031Automatic limiting or abutting means, e.g. for safety torque limiting

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、下あご等の顔面骨の骨折手術のための手術器具に関する。手術器具の挿入は、顔面の外部切開によらず、口腔内の下あごの側面を切開して骨の表面から20mm前後の距離を有する空間を確保した上で、口腔を通じて行う。本発明に係る牽引器は、取っ手から45°前後の角度で折り曲げて成る端部にて、半円環部及びこれに向かって出没するチップの活動力により、牽引、固定及び切断を同時に遂行可能である。本発明に係るドリル・ドライバーは、ネジやドリルチップの交換によりドリルとドライバーとして使用可能である。本発明に係る金属板固定用のつかみ具は、弾性力を有する薄い金属板をつかみ具状に加工してなる胴体部と、この胴体部に対して90°前後の角度でねじって広い面が平面になるように設けた両脚部と、両脚部の先端につかみ歯部を形成したネジ頭挿入溝と、両脚部の先端面部にて両側に貫通する金属板嵌め込み溝とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 <発明の属する技術分野> 本発明は、下あご(下顎)などの顔面の骨の手術のための方法、及び関連した
手術器具に関するものであり、成形外科の分野で用いられる。
【0002】 <従来の技術> 従来、下あごの角部の骨折手術や整形手術の際、顔面に切開を施して、切開部
を通じて手術に必要な道具を挿入して手術を行うという方法が一般に用いられて
いた。
【0003】 しかし、このような手術方法では、視野が極めて制限された状態にて行われる
ため、手術に要する時間が長くなるのであり、狭い空間にて骨を削ったり、切断
や金属片の固定等を行わねば成らなかったために、手術者のみならずアシスタン
トにも、たいへん熟達した技能が要求された。また、顔面の切開部に切開の痕が
残り、回復に要する期間も長くなるという問題点があった。
【0004】 このような手術器具としては、本発明と関連して、下あご角部の牽引器、ドリ
ル、ドライバー、金属固定用のピンセットが知られている。
【0005】 公知の牽引器(図10参照)は、取っ手から概略45°に曲がった首部の終端
部に、半円環が形成された構造を有する。この構造は、下あご角部等を半円環で
もって引っ張ることで、手術時の視野の確保が可能となるようにしたものであっ
て、視野確保のための限られた目的でのみ用いられている。骨片の固定や金属板
などの固定及び骨の切断などの下あご角部の手術の際に必要な諸般の機能を備え
ることができず、手術に困難があった。
【0006】 特には、下あご角部の骨折(Mandibular angle fracture)の際、下あごの下縁
に金属板を固定するとき、位置的な特性上、手術部位の視野の確保が困難であり
、既存の牽引器では、骨折片を固定することなしに制限された空間内にて手術者
やアシスタントが手を入れてつかむ必要があるので、使用がたいへん煩雑である
【0007】 また、下あご角部の切除手術(Mandibular angle resection)の際にも、切断さ
れた骨片が、しばしば、下あごの後方に回り込み、これを探し出して除去するの
に、多くの時間を浪費することになる。
【0008】 従来の牽引器のまた一つの不便な点は、下あご角部の牽引器を用いた手術の際
に、照明のために別途の照明装置を連結して用いなけレバーならず、煩雑であっ
て、視野が制限されることである。また、骨の表面における位置の把握が不可能
であるという問題点がある。
【0009】 ドリルやドライバーの関連では、下あご角部の骨折部位に、金属板をあてがっ
て固定するために、それぞれ独立した形態のドリルとドライバーが用いられてい
る。これらドリル及びドライバーでは、大部分が、取っ手と同じ方向に形成され
た作用軸上に結合されたドリルやドライバーを用いるようになっている。作用軸
が取っ手と一定の角度を有するように形成されたものも一部に見られるが、これ
は、作用軸に動力を伝達するための連結装置を形成すべく、作用軸が形成された
ヘッド部分が15mm程度の厚みを有するように構成されたものである。
【0010】 したがって、これらの公知のドリルやドライバーであると、ドリルチップまた
はネジの長さを考慮した場合に、25mm前後の厚みとなるため、下あごの側面
の切開部から得られる空間(概略20mm)を用いて施行する本発明の手術方法
を実現するのには困難を伴う。
【0011】 この場合、下あご角部の側面で切開を行うとともに、外部に別途の切開(1-a)
を加えて、ドリルまたはドライバー(1-b)を挿入しなけレバーならず、手術の労
力及び時間が増加し、回復に伴う療養期間が長期化するという問題点があり、分
離された2つの空間、すなわち下あご側面切開部と外部切開部にて作業を行う必
要があるため、手術の効率が低下するのみならず、一つの外皮切開部を通じての
固定の方向がそれぞれ異なるネジを挿入する必要がある(図20参照)。
【0012】 したがって、ドリリングの方向またはネジの挿入方向が、骨の表面と直角をな
さず、斜めに形成または挿入されるため、ネジの固定が堅固とならず、また正確
でもないという問題点があった。
【0013】 また、骨折部に金属片を固定する手術のプロセスに必須のものとして要求され
るドリル及びドライバーは、その動作の特性上、低速回転が求められるドライバ
ーと、高速回転するドリルとして、別個の構成体をなし、それぞれ別途に製作さ
れる。そのため、ドライバーやドリルをそれぞれ別途に備えなけレバーならない
と言う不便と、経済的な負担があった。
【0014】 金属板の固定のための鉗子は、下あご角部の骨折の際、骨折部位を固定するた
めに、骨の表面に金属板をあてがい、ネジを植え込んで固定するときに、金属板
を固定するための器具である。金属板をあてがってネジを締めるために、金属板
を正確な位置に配置するようにする作用と、ネジを締める前までに金属板がずり
落ちないように固定する作用とを行うのである。
【0015】 しかし、公知の、現在用いられているつかみ具は、単純なピンセットの構造を
有するものであり、視野の確保が困難な狭い空間における金属板の初期のセッテ
ィング及び固定がたいへん困難なものであって、熟練した技術を要する。
【0016】 例えば、ピンセットの場合、金属板の固定は可能であるが、ネジ及び金属板を
共に固定するのが困難でありネジがドライバーチップに付着されない場合には、
多くの困難を伴うこととなる。また、金属板等を固定する際に、視野が妨げられ
、狭い空間内でのドライバーの使用に制約を受けるという問題点もある。
【0017】 また、手で力を加えて金属板をつかんでおく必要があるため、手術に手間がか
かり時間を多く要するという問題点も引き起こされる。
【0018】 したがって、本発明は、従来の下あごなどの顔面骨の手術方法が有するこのよ
うな問題点を解消すべく、顔面に切開を施さないで行う手術方法を新たに提案す
るとともに、この手術方法を実施するのに用いる手術器具を提案するものである
。すなわち、下あごなどの顔面骨の骨折手術に用いられる一連の手術器具のうち
、互いに関連した、下あご角部の牽引器と、ドリル及びドライバーと、骨片の固
定に用いられる金属板の固定用のつかみ具とからなる、下あご角部の骨折手術用
の手術器具に関するものである。
【0019】 <発明の詳細な内容> 本発明による下あごなどの顔面骨の骨折手術法は、顔面に施す外部切開によら
ずに、口腔内の下あご角部の側面を切開して、下あご角部の骨折手術を行うもの
である。
【0020】 このような下あご角部の切開を通じて、口腔内部に下あご角部を露出させる場
合には、最大に確保可能な空間が、骨の表面から20mm前後の距離であって狭
小ではある。しかし、口腔を通じて視野を確保することができ、口腔を通じた手
術器具の挿入及び操作がなされるために手術器具の操作範囲が広くなる。また、
手術後の迅速な回復を期待できるという効果が得られる。
【0021】 本発明は、手術法に適用するための手術器具を併せて提案することを目的とす
る。
【0022】 このような目的を達成するために提案される下あご角部の牽引器は、取っ手(1
)と、取っ手(1)から45°前後の角度でもって折り曲げられて端部に半円環部が
形成されたフレーム(2)と、フレーム(2)の折り曲げ部の内側に設けられた溝(2b)
に挿入され、その終端に設けられたチップ(3a)が外力にしたがって半円環部(2b)
を出没させつつ、互いに噛み合うように挿入された活動部材(3)と、フレーム(2)
に軸(4a)として結合され上記活動部材(3)に可動力を提供するてこ棒(4)とを、基
本構成として備える。
【0023】 図1は、本発明による牽引器の基本構造を図示するための実施例であり、図2
は、外径を図示した実施例であって、取っ手とフレームを単一の部材として、本
体を設け、てこ棒が上記本体をなすフレームに軸結合された構造を示す。
【0024】 細部において、フレーム(2)は、長方形の断面形状を有し、取っ手(1)との接続
部は、水平部(2c)からなり、中間に45°前後の折り曲げ部(2d)を有する。末端
部(2e)は、水平をなすようにして、その端部に半円環部(2b)が設けられた構造を
有する。
【0025】 フレーム(2)を構成する内部の溝(2b)は、カバー(5)によって開放される構造で
あり、内部の活動部材(3)を、必要に応じて交換できるようにしている。また、
フレーム(2)の水平部(2c)には上下に貫通した溝(2f)を設けており、てこ棒の胴
体部分が、この溝に挿入された状態で、軸(4a)によってフレームと結合している
【0026】 てこ棒(4)は、活動部材(3)の端部をなすチップ(3a)に圧持力を加えることで、
半円環とチップとの作用によって固定及び切断作業が行われるようにするもので
あり、上部をなす頭部(4b)と、下部をなす取っ手部(4c)で構成され、てこ棒の頭
部に活動部が連結される。
【0027】 頭部と活動部材は、直接に連結することができるが、てこ棒から加えられる力
を安定に活動部材に伝達し、活動部材を容易に交換できるようにするために別途
の押し棒(6)によって結合される。
【0028】 押し棒(6)の端部には、段差部(6a)を設け、段差部上に活動部材の末端部分を
嵌め込んで固定することのできる溝(6b)を設ける。
【0029】 押し棒に連結される活動部材(3)は、チップを出没させるとき、フレームの末
端部分(2e)をなす水平部における良好な曲げを可能とするために、チップと活動
部材の胴体部との接合部に曲げ部(3b)が形成されるようにする。この曲げ部(3b)
は、フレームの内部の溝における折り曲げられた溝を伝って、円滑な活動がなさ
れるようにしたものであり、活動部材を曲げ性の良好な板スプリングで構成した
り、また、チェーンその他の素材でもって構成することができる。また、図4a
及び図4bに図示するように、チップとの連結部に形成された曲げ部を、一連の
棒(3c)の中央部にワイヤ(3d)を差し込んで、一つにまとめている。
【0030】 このように構成されたてこ棒を押してチップを突き出させるときには、棒が接
触してチップを押すので突き出すことになり、てこ棒を引っ張るときには、ワイ
ヤが作用してチップを引っ張るので、てこ棒の動作にしたがってチップが反応し
て、半円環部からの出没がなされる。フレームの終端部の水平部にて自然な具合
に曲げられて抵抗なくチップを動作させることができる。
【0031】 また、上記の構成は、てこ棒の活動力をチップに伝達するための曲げ部の進行
方向だけでなく、側面上へと自由に曲げられるので、フレームを図3のようにツ
イスト状に構成することができる。
【0032】 フレームをツイスト状に構成する場合、下あご角部におけるアプローチが困難
な部位にも容易にアプローチすることができる利点がある。
【0033】 チップ(3a)は、半円環部へと出没しつつ、半円環部と共に骨片や金属片などに
噛みつくことで、固定したり、骨の切断を行う部分である。使用目的により、チ
ップの先端部の形状を異にすることができ、多様な形状をとることができる。
【0034】 図6a及び図6bは、骨片の固定のために用いられるチップの形状をであり、
チップの一方端を錐(きり)のように尖らしたり、ノコ歯を形成した実施例を示
すものである。図6cは、切断のときに用いるためにチップの先端部分に刃を形
成した構造を示すものである。
【0035】 チップと活動部材の本体とは一体に付着されており、共に交換することができ
るように形成されている。また、チップを活動部材の本体から分離・結合する構
成とすることで、交換時にはチップだけを交換することができる構造でもって実
施することができる。
【0036】 上記の構成により、てこ棒を押せば、てこ棒の力が押し棒に伝わり、押し棒は
、活動部材を押してチップに圧持力を加える。また、チップに加えられた圧持力
により半円環部とチップとの間に挟まった骨片や金属片などを固定することや、
骨片などを切断することができる。
【0037】 本発明は、固定状態を維持するために、本体の取っ手(1)と、てこ棒の取っ手
部(4c)とにクランプ(7)を設けた構成を含んでいる。
【0038】 クランプは、多様な形態に構成することができるのであり、本発明の実施例に
おいては、本体の取ってに取り付けられた円弧状のノコ歯ギア(7a)と、てこ棒の
取っ手部(4c)に設けたラチェット(7b)とから構成される。てこ棒に力を加えて骨
片などを固定した状態にて、てこ棒から手を離してもラチェットの歯がギアに噛
みついているので、固定が解除されない。固定を解除しようとするときには、ラ
チェット取っ手(7c)を倒すだけで簡単に解除できる。
【0039】 本発明は、それぞれ独立に動作するてこ棒及び活動部材を二重に設ける場合を
包含する。このように構成することにより、骨折線を中心とした両側における下
あごの厚さ寸法の差に適応することができるのであり、順次に固定を行うことに
よりアシスタントの助けなしに骨折面に合わせることができる。また、一方のチ
ップを用いて切断された骨片をつかんだ状態で、他方のチップでもって切断する
ことができるので、切断された骨片が下あごの後方に離脱するなどの問題点を除
去することができる。
【0040】 また、2つのてこ棒の胴体部にピン孔(4d)を設け、ピンでもって互いに固定す
ることにより、チップが同時に動くように構成することができる。これによって
、骨の切断を効果的に行うことができる。
【0041】 一方、本発明は、口腔内の手術の際に視野の確保が困難であることを解決する
ために、本体上に照明装置(9)を設けることを、併せて、提案する。
【0042】 本発明の実施例においては、上記構成の取っ手部にバッテリーケース(9a)を形
成し、これから電源を供給する。フレーム状の折り曲げ部(2d)に照明用電球(9b)
を設けており、フレームの折り曲げ部及び終端部の表面を精密に研磨して鏡面(1
0)を形成している。
【0043】 上記の照明装置は、手術の際、部位に直接照明がなされ扱い易く視野の確保が
良好であり、外部照明装置使用の際の煩わしさを解消することができるものであ
る。鏡面は、奥まった部分までを反射してくれるので、施術部位の距離の測定や
位置の測定にとってたいへん有用な効果を発揮する。
【0044】 以上のような牽引器は、牽引器としての機能をそのまま維持しつつ、一つの器
具でもって骨折片の固定及び切断作業と、金属板などの固定とが同時になされる
ので、制限された空間内での手術を円滑にする。また、切断された骨片を容易に
除去することができるのであり、それ自体に設けた照明装置によって正確な測定
及び視野の確保が可能であることから、下あごなどの顔面骨の手術の際に非常に
結うようである。
【0045】 本発明によるドリル・ドライバーの一構成は、内部に動力装置(110)が設けら
れた取っ手(120)と、上記の取っ手に接して突き出す首部(130)と、この首部に対
して一定の角度に折り曲げられたヘッド(140)と、ネジまたはドリルチップが差
し込まれるチップ挿入口(151)を備えてヘッドの内部に設けられる作用軸(150)と
、取っ手の内部の動力装置(110)を該作用軸(150)に伝えるための動力連結装置(1
60)とを備える。さらには、該作用軸を手動にて回転させるための手動回転装置(
180)とを備え、取っ手の内部の動力装置を、脱着式に設けた高速回転動力(a)、
及び低速電動力(b)の間で自由に切り替え可能とした。
【0046】 動力装置は、電動によりドリルチップ(2-a)やネジ(2-b)を回転させるための装
置であって、モータ及び減速ギアでもって構成するか、減速機とモータとが一体
に結合した減速モータ(111)で構成し、減速比によって高速回転動力と低速回転
動力に区分され、正逆回転切り替えスイッチ(112)により回転方向を切り替える
ことができるように構成する。
【0047】 一方、本発明には、取っ手(120)を前方取っ手(121)と後方取っ手(122)とに分
割した上で互いに結合されるようにし、後方取っ手(122)部での高速回転動力と
低速回転動力とを切り替えることができるようにした構成が含まれる。
【0048】 すなわち、図13には、取っ手(120)を前後方部に分割した上でネジ(123)などの
手段によって相互に結合できるように構成し、後方取っ手の内部に動力裝置を設
けたものを図示する。後方部に設けられる動力裝置は、高速回転動力(a)と低速
回転動力(b)とでもって構成し、必要に応じて交換可能にしたものである。
【0049】 高速回転動力(a)は、図14に示すように、ドリルを使用する際、ドリリングに
必要な速度を得るためのものであって、減速モータ軸(111a)を後方取っ手(122)
から少し突き出させており、後方取っ手を前方取っ手に結合したときに動力連結
裝置軸(161)に連結される。
【0050】 動力連結裝置軸と減速モータ軸の連結部は、凹凸による角形の嵌め合わせ部で
もって構成され、後方取っ手と前方取っ手を結合させたときに凹凸の部分が結合
されることで動力の連結がなされる。
【0051】 低速回転動力(b)は、ドライバーとして用いるときに結合して使用するもので
あって、締め付け圧力を一定に維持することができるように、トルク制限裝置(1
70)を併せて結合するように構成される。
【0052】 トルク制限裝置は、ヘッド(140)部の作用軸(150)から伝達されるネジ締め圧力
がある程度以上になると自動的に動力連結が切れるようにする裝置であって、多
樣な形態により実施可能である。トルク制限裝置は、ネジを締める圧力が過大に
なることで引き起こされる骨組織の損傷を防止する作用を行う。
【0053】 図15a,図15bは、トルク制限裝置の実施例を図示したものである。後方取っ手
から突き出され動力連結裝置軸(161)に結合されるトルク制限裝置軸(171)と、減
速モータに連結される減速モータ軸との間に、別のスライディング軸(172)を設
けており、該スライディング軸(172)が、スプリング(173)の弾性反発力を受ける
ように減速モータ軸(111a)の内部に挿入される。トルク制限裝置軸(171)とスラ
イディング軸との接続部は、円盤形のディスク(171a)(172a)を形成しており、ネ
ジを締める圧力がスプリングの圧力以上に大きくなると、ディスク部にて空回り
することで動力装置の動力が切れるように構成されている。
【0054】 首部(130)は、動力連結裝置の外部ケースであって、動力連結裝置を保護し、
ヘッド部の作用軸を取っ手から長く延長できるようにするものである。首部(130
)は、円筒形や四角形の断面形をなすように構成され、内部に形成される空間に
動力連結裝置が設置される。
【0055】 ヘッド(140)は、首部(130)の端部をなし、内部に動力連結裝置と結合される作
用軸(150)が設けられ、首部に対して15〜25°の角度をなすように折り曲げられ
ている。
【0056】 ヘッドに付与される折り曲げの角度は、取っ手の進行方向に対してドリルチッ
プまたはドライバーが、約90°前後の角度をなすようにするためのものである。
このように構成することで骨表面の曲面形状に拘わらず、取っ手の接近方向と、
ヘッド部の作用方向とを適切に調節して、骨の表面に対して直角に、穿孔したり
ネジ締めすることができる。
【0057】 ヘッド部は、口腔内の切開部に直接挿入されて活動を行う部分であり、下あご
角の側面部位にある切開空間にて自由に活動できるように6〜7mm前後の厚さを有
するように制限される。
【0058】 すなわち、下あご角部側面を口腔内の切開により露出させる場合、通常、最大
で確保可能な空間は、骨表面から20mm前後の距離であり、穿孔する骨の厚さが8
〜9mm程度になることから、通常使用されるドリルチップの長さが10mm前後とな
っている。また、ヘッド部の厚さが約6〜7mmあってこそ下あご角部側面の切開部
にて自由に活動を行うことができるので、ヘッド部の厚さを6〜7mm前後に制限す
る必要がある。このような要件は、後述するような動力裝置の実施例により充足
させることができる。
【0059】 作用軸(150)は、動力裝置からの動力が連結裝置によって伝達されて、ドリル
チップやネジを結合した状態で回転することにより、穿孔やネジ締めを行う作用
部である。作用軸(150)は、下部に、ドリルチップやネジを挿入することのでき
るチップ挿入口(151)が形成され、ヘッドの内部にて動力連結裝置に結合される
【0060】 動力連結裝置(160)は、動力裝置の動力を最終作用部の作用軸(150)に伝達する
要素であって、ヘッド及び首部の厚さ寸法を最小化して狹い空間での活動を自由
にするためのベルトまたは軸要素を結合したものである。
【0061】 図16aは、ベルト(163)による動力連結裝置の構成例を示すものである。動力連
結裝置軸(161)に結合されるギヤ要素(162)の最終回転軸上(162a)にベルトプーリ
(162b)を設け、ヘッド部に形成された作用軸(150)にベルトプーリ(162a)設けて
、両ベルトプーリをベルトで連結したものである。
【0062】 ギヤ要素(162)は、動力連結裝置軸(161)と、最終回転軸(162a)上に設けられた
べベルギヤとからなる。これらが互いに噛み合わされて結合されることにより、
動力裝置からの回転力が動力連結裝置軸(161)を回転させ、これに噛み合わされ
た最終回転軸(162a)を回転させることで、ベルトに連結された作用部の作用軸を
回転させることができる。
【0063】 この動力連結裝置は、ヘッドの折り曲げ部に別のベアリング(164)を設けてベ
ルトが該ベアリングに接するようにし、これにより、折り曲げ部でのベルトの折
れによる接持力の低下を防止するという構成を含む。
【0064】 図16bは、連結軸(165)による動力連結裝置の構成例を図示したものである。動
力連結裝置軸(161)に結合されるギヤ要素(162)の最終回転軸(162a)上にギヤを設
け、連結軸(165)の端部に設けたギヤと噛み合うようにし、ヘッド部に形成され
た作用軸に平ギヤ(162d)を設けて、連結軸の端部に結合されたギヤ要素に噛み合
うようにしている。
【0065】 動力連結裝置軸に結合されるギヤ要素は、動力連結裝置軸(161)の端部と、最
終回転軸(162a)とがべベルギヤによって噛み合うものである。また、最終回転軸
上に形成されるべベルギヤは、連結軸(165)に設けたべベルギヤと噛み合う。こ
のようにして、動力裝置の回転力が連結軸に伝達される。
【0066】 ヘッド部に形成するギヤ要素(162e)は、連結軸(165)の回転力を最終作用部の
作用軸に伝達するためのギヤ要素であり、図17に図示するように、連結軸(165)
の端部に設けたべベルギヤに噛み合わされて結合するべベルギヤと、一連の平ギ
ヤとからなる。
【0067】 上記連結裝置の構成例は、最終作用部であるヘッドにおける体積を最小化し、
取っ手と首部、及び首部とヘッド部の間の傾斜角を補正するためのものである。
他の形の動力連結裝置、例えば減速モータ軸に連結軸を直結し、作用部にてべベ
ルギヤと平ギヤ要素とを結合して首部とヘッド部との間の傾斜角を補正する構成
でもって実施することもできる。また、チェーン形の連結軸を使用して傾斜角を
補正する構成など多樣な形で実施が可能である。
【0068】 手動回転裝置(180)は、ドライバーとして使用する際、ある程度以上の締め圧
を動力連結裝置の電動により提供されて、最終仕上げの締め付けや、手動による
締め付けの際に用いる装置である。手動回転裝置(180)は、動力連結裝置と接続
されるホイール(wheel)形のレバー(181)で構成され、該レバーが必要なときにだ
け動力連結裝置と接続されるという構成を有する。
【0069】 図18aは、本発明に適用可能な手動回転裝置の実施例を図示したものである。
動力連結裝置を構成する最終回転軸上(162a)に角形の溝(182)を設け、この溝に
ちょうど合うようにレバーの中心部に角形軸(183)を設けた。レバーを回すと最
終回転軸(162a)と共に回転して、作動部の作用軸を回転させる。これにより、作
用軸のチップ挿入口に挿入されたネジを手動回転させる。
【0070】 このホイール形レバーは、最終回転軸から容易に分離・結合されるものであり
、電動によって回転させようとするときには最終回転軸から分離し、手動操作時
にだけ結合状態とする。
【0071】 一方、ホイール形レバーについて、常時取っ手に結合された状態とし、手動操
作のときだけ動力連結裝置に接続されるように構成することができる。そのため
には、図18bに図示するように、ホイール形レバーを、取っ手の部分でスプリン
グの弾性反発力を受けるようにして固定する。そして、最終回転軸上の角形の溝
(182)に結合されるようにレバー軸(183a)端部に合わせ部(183a)を設け、レバー
を押した状態でだけ、合わせ部と、最終回転軸上の角形溝とが噛みあわさるよう
に構成する。
【0072】 このような構成であると、普段は、スプリングの弾力が作用して、レバーと動
力連結裝置との接続が切れ、動力裝置によって最終回転軸が回転してもホイール
形レバーが回転しない。動力を停止してホイール形レバーを押した状態にて回す
と、作動部の作用軸が回転するので、手動でネジを締めたり緩めて外したりする
ことができる。
【0073】 この手動回転裝置は、トルク制限裝置とともに、ネジが強く締め付けられるこ
とによって引き起こされるネジの毀損や骨組織の損傷を防止する作用を行う。
【0074】 図19は、上記の構造によるネジの固定状態を図示するものである。下あご角部
(2-c)の側面(2-d)を切開し切開部(2-e)を形成して得られる空間(2-f)にヘッドが
位置するように、口腔を通じて挿入する。骨折部の(2-g)の周辺に、ドリルチッ
プを用いて穿孔し金属板(2b)をあてがってネジを固定した状態を示している。
【0075】 上記において、下あご角部の側面切開により得られる空間は、概略20mm前後で
あり、本発明におけるヘッド部の厚さが7mm以内に制限される。そのため、ネジ
またはドリルチップの長さを考慮しても17mm前後であって、空間上での自由な活
動が保証される。
【0076】 一方、ヘッド部は、首部または取っ手に対して15〜25°の範囲で折り曲げられ
た形態であり、穿孔またはネジ締めの際、取っ手の接近方向を少しずつ変えるこ
とにより、制限された空間上にて、骨表面とドリルチップやネジの接近方向とを
ほぼ直角に保つことができる。
【0077】 以上の構成によるドリル及びドライバーは、下あご角部の側面切開を通じて骨
折部のネジによる固定を実施するという新しい方式の手術を可能にする手術器具
であり、手術の労力と時間を節減することができ、手術後の回復時間を短縮する
ことができるものである。また、動力部だけを交換することにより、ドリルやド
ライバーとして、混合使用できるるという利点を有する。
【0078】 本発明による金属板固定用のつかみ具については、図21、図22によって説明す
ることができる。弾力を有する薄い金属板をつかみ具の形に加工してなる胴体部
(201)と、該胴体部に対して90°前後の角度にねじって広い面が平面になるよう
にした両方の脚部(202)と、両方の脚部の先端の、つかみ歯(203)部に設けたネジ
頭挿入溝(202)と、両方の脚部の端面部に、両側へと貫通するように設けた金属
板嵌め込み溝(205)とからなる。
【0079】 胴体部(201)は、つかみ具の先端に弾力を付与するためのものであり、金属板
自体の弾力により、胴体部を押したときに両脚部の先端がすぼめられてネジなど
を挾んで固定させることができるようにする部分である。脚部と連続した高弾力
性の単一の金属板から構成され、脚部に対して90°前後の角度でねじられて広い
面が立てられたような形状を有する。
【0080】 脚部(202)は、各胴体部に連続する部分であり、広い面が立てられた状態の胴
体部に対して90°の範囲でねじられて設けられ、広い部分が水平に置かれるよう
になっている。胴体部に作用する力に伴い、脚部の先端部に設けられたつかみ歯
(203)がすぼめられたり、または拡げられたりする。
【0081】 両脚部の先端のつかみ歯(203)に設けられたネジ頭挿入溝(204)は、図23a及び
図23bに図示するように、両脚部をすぼめた際にネジを挾んで固定する部分であ
り、通常用いられるネジの頭の半径にほぼ一致する半径を有する。
【0082】 脚部の先端部にあるつかみ歯(203)の端面部に設けられる金属板嵌め込み溝(20
5)は、骨折の固定のための金属板が挿入される部分であり、ネジが嵌め込まれた
金属板である場合、ネジ頭挿入孔にネジの頭部が掛けられ、金属板が内側を貫通
する金属板嵌め込み溝に嵌められた状態で、つかみ歯に挟み込まれる。
【0083】 上記したネジ頭挿入溝、及び金属板嵌め込み溝は、つかみ具の歯を構成する部
分であって、口腔内部の下あご角部の側面切開により形成される狹い空間におい
て金属板などの固定が容易となり円滑な視野の確保がなされるように構成したも
のである。そのため、図24に図示するように、各脚部の幅を3mm前後に、厚さを2
mm前後とし、金属板が挿入される溝の高さを1mm前後とする。
【0084】 上記構成のつかみ歯の構造であると、ドライバーチップにネジが挿入されない
状態のネジ締め付け時に、金属板にネジを嵌め込んだ状態でネジと金属板とを共
に固定するのにはたいへん有用である。しかし、ドライバーチップに挿入される
形のネジの場合には、金属板を固定するだけで良いので使用が困難である。
【0085】 本発明は、このような問題点を解消するため金属板嵌め込み溝(205)の外側に
ストッパ(206)を設け、ネジを結合していない状態の金属板も固定できるように
した構成についても提案するものである。すなわち、図25に図示するように金属
板の挿入のために、脚部先端のつかみ歯(203)の端面部に設ける金属板嵌め込み
溝(205)には、両方の外側の一部を塞ぐ構造のストッパ(206)を設ける。金属板(3
-a)だけを固定する際には、金属板の両端がストッパに引っ掛かるように深く挿
入されて固定され、金属板にネジ(3-b)を嵌め込んだ場合には、金属板(3-a)がス
トッパより外側にて嵌め込まれるような具合に金属板の溝に挿入されてネジと共
に固定される。
【0086】 一方、本発明は、指先で加える力によらなくても金属板などを一定の力でつま
んで固定させるように両方の胴体部に外部締め付け裝置(207)を付加した構成、
及び、口腔内への挿入の際、胴体部の操作を容易にするように、脚部の先端の部
分を一定の角度で曲折させる構成についても併せて提案するものである。
【0087】 外部締め付け裝置(207)は、つまみ具を押し付ける力を代替するためのもので
あり、固定したネジ棒(207a)が他方の胴体部を貫通して突き出すようにし、突き
出したネジ棒に締め付けナット(207b)を嵌め付けた構成をなす。締め付けナット
を締め付けることによってつかみ歯の固定状態を保つのであり、締め付けナット
を解除することによって胴体部の復元力が作用してつかみ具の固定が解除する作
用を行う。
【0088】 上記の外部締め付け裝置は、施術者が指先で胴体部を押さえ付けて金属板など
を固定するときに起こる疲労感を緩和することができ、金属板やネジのセッティ
ング及びネジの固定に専念できるようにすることで、手術時間と労力を短縮させ
る効果を有するものであって、多樣な形態により実施が可能である。
【0089】 脚部の両方の先端にあるつかみ歯(203)を一定の角度で折り曲げた構成である
と、骨折部の金属板に接する骨表面と、つまむ具の取っ手をなす胴体部とが、互
いに少し傾斜を有することにより、骨折表面の形態により胴体部を操作し金属板
などの位置選定とセッティングを、より容易に達成できるようにする。
【0090】 図26に図示するように、口腔(3-c)を通して挿入されるつまみ具の胴体部と脚
部とを一直線の形でする場合(b)、骨表面(3-d)の角度に合うように、つかみ歯部
分を骨表面に接触させるとき、つまむ具の胴体部が下唇に接して(図面上p点)、
活動に制約を加える部分が発生するが、脚部の先端部を少し折り曲げた形態でも
ってつかみ具を構成する場合(a)、同一の条件下において、胴体部が口腔に接し
ないので、より自由に活動することができる。
【0091】 下あご(3-e)の骨表面の形態を考慮するならば、脚部の先端部分の折り曲げ角
は約20°前後が最も望ましく、そのような角度のときに最も良好な結果が得ら
れる。
【0092】 図27は、本発明の使用状態を図示したものである。金属板(3-a)とネジ(3-b)を
共に挟み込んだ状態で、骨折部(3-f)にドリルで予め開けておいたネジ孔に位置
するようにネジと金属板とをセッティングする。この後、この状態を保ちつつ、
ドライバー(3g)を用いて一つのネジを少しだけ締め付ければ金属板が骨表面から
離脱しないようになる。この状態でつかみ具を解除して、つかみ具の先端部を用
いて金属板の一を矯正し、ネジを締め付けることで、金属板のネジ固定が完了す
る。
【0093】 上記の構成は、金属板などを固定した状態でつまみ具の胴体部と脚部とが90°
でねじれていて、脚部は骨表面と平行に接触するので、口腔内部を通しての字や
の確保が容易になされる。また、脚部の先端部が、平らな安定した状態で骨表面
に接触するので、つかみ具の先端具が占める空間が少なく、ドライバーなどの活
動の空間が充分である。そのため、手術に要する時間と労力を顕著に短縮するこ
とができる。
【0094】 また、胴体部を締め付ける外部締め付け装置により、金属板等が固定された状
態を保つので、手術者の疲労を節減することができ、金属板の正確な固定のため
に労力を集中することができる。また。下あご角部の骨折の際に、従来施されて
いた外部切開部を通じての金属板の固定方式から脱皮して、下あご角部の外側へ
の切開により得られる空間を活用して、ドリルやドライバーの口腔挿入による金
属板の固定施術に極めて有効に用いることができる。さらには、ネジと金属板と
を共に固定することができるだけでなく、金属板だけを固定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による下あご角部牽引器の基本実施例の図。
【図2】本発明による下あご角部牽引器の結合構成図。
【図3】牽引器のフレームをツイスト構造とした本発明の実施形態の図。
【図4】本発明による下あご角部牽引器の内部構造図。
【図5】図5a及び図5bは、活動部材の構成図。
【図6】図6a〜図6cは、チップの実施例の図。
【図7】本発明の動作状態図。
【図8】本発明の動作状態図。
【図9】本発明の動作状態図。
【図10】従来の牽引器の構造図。
【図11】本発明によるドリル及びドライバーの基本構成斜視図。
【図12】本発明によるドリル及びドライバーの側面状態図。
【図13】動力装置部の構成図。
【図14】ドリルとしての使用時の動力装置部の結合状態図。
【図15】図15a及び図15bは、ドライバーとしての使用時の動力装置部
の結合状態図。
【図16】図16a及び図16bは、動力連結装置の実施例の図。
【図17】図16bのヘッド部の詳細構造図。
【図18】図18a及び図18bは、手動操作装置の実施例の図。
【図19】本発明の使用状態図。
【図20】従来のドリルまたはドライバーの使用状態図。
【図21】本発明によるつかみ具の構成図。
【図22】本発明によるつかみ具の動作状態を示す平面図。
【図23】図23a及び図23bは、つかみ部のネジ固定状態図。
【図24】つかみ歯部の実施例の図。
【図25】金属板嵌め込み溝にストッパーを設けた構成の使用状態図。
【図26】つかみ歯部分を折り曲げた構造の実施例図。
【図27】本発明のつかみ具の使用状態図。
【図28】本発明による牽引器、ドリル及びドライバー、及び、つかみ具の外
形図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 2000/04946 (32)優先日 平成12年2月1日(2000.2.1) (33)優先権主張国 韓国(KR) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,CN,J P,US 【要約の続き】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔面に行なう外部切開によらず、口腔内の下あご角部の側面を切
    開して骨表面から20mm前後の距離を有する空間を確保することにより、口腔を通
    じて手術器具を挿入し、下あご角部の側面切開で得られる空間を用いて行なう、
    下あご等の顔面骨の骨折手術方法。
  2. 【請求項2】取っ手(1)と、 取っ手(1)から45°前後の角度で折り曲げられた端部に半円環部(2a)が形成さ
    れたフレーム(2)と、 フレーム折り曲げ部の内部に設けられた溝(2b)に挿入され、その先端に設けら
    れたチップ(3a)が外力によって半円環部(2a)へと出没しつつ互いに噛み合うよう
    に挿入された活動部材(3)と、 フレーム(2)に、軸(4a)でもって結合され、前記活動部材(3)に稼動力を提供す
    るてこ棒(4)とを含み、 下あご角部の牽引、固定及び切断を同時に遂行できるようにしたことを特徴と
    する、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  3. 【請求項3】請求項2記載の手術器具において、本体を構成する取っ手と、て
    こ棒を構成する取っ手部とに、クランプを設置してチップの固定力を維持できる
    ようにしたことを特徴とする下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  4. 【請求項4】請求項2記載の手術器具において、取っ手及びてこ棒で構成され
    る本体と一体に、照明裝置(9)を付着したことを特徴とする、下あご等の顔面骨
    の骨折手術器具。
  5. 【請求項5】請求項2記載の手術器具において、折り曲げ部を含むフレームの
    表面に、鏡面を形成したことを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  6. 【請求項6】請求項2〜5のいずれかに記載の手術器具において、チップを結
    合した活動部材(3)と、活動部材に稼動力を付与するためのてこ棒(4)とを二重に
    設け、各チップがそれぞれのてこ棒によって動作できるようにしたことを特徴と
    する、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  7. 【請求項7】内部に動力裝置(110)が設けられた取っ手(120)と、 前記取っ手に接して突き出す首部(130)と、 前記首部(130)に対して一定の角度に折り曲げられたヘッド(140)と、 ネジまたはドリルチップが挿入されるチップ挿入口(151)を有し、ヘッドの内
    部に設けられる作用軸(150)と、 取っ手の内部の動力裝置(110)を前記作用軸(150)に伝達するための動力連結裝
    置(160)とを含み、 下あごの側面に接近して、ドリル及びドライバーとして用いられることを特徴
    とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  8. 【請求項8】請求項7記載の骨折手術器具において、ヘッドは、首部に対して
    15〜25°折り曲げられ、7mm前後の厚みを有するように設けられたことを
    特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  9. 【請求項9】請求項7記載の骨折手術器具において、取っ手(120)を前方部(12
    1)及び後方部(122)に分割して互いに結合可能に構成し、高速回転動力(a)と、低
    速回転動力(b)とをそれぞれ別途に、後方取っ手の内部に設けて、後方取っ手を
    交換することにより、高速回転動力(a)と、低速回転動力(b)とを用いることがで
    きるようにしたことを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  10. 【請求項10】請求項9記載の骨折手術器具において、低速回転動力(b)には
    、ヘッド部(140)の作用軸(150)から伝達されるネジ締め付け圧が一定以上になる
    と自動的に動力連結が切れるように構成したトルク制限裝置(170)が含まれるこ
    とを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  11. 【請求項11】請求項7〜9のいずれかに記載の骨折手術器具において、動力
    連結裝置は、動力連結裝置軸(161)に結合されるギヤ要素(162)の最終回転軸上(1
    62a)にベルトプーリ(162b)を設け、ヘッド部に形成される作用軸(150)にベルト
    プーリ(162b)を設けて、両ベルトプーリをベルトで連結することで構成されてい
    ることを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  12. 【請求項12】請求項7〜9のいずれかに記載の骨折手術器具において、動力
    連結裝置は、動力連結裝置軸(161)に結合されるギヤ要素(162)の最終回転軸上(1
    62a)にギヤを設け、連結軸(165)の端部に形成するギヤに噛み合うようにし、ヘ
    ッド部に形成される作用軸に平ギヤ(162d)を設けて、連結軸の端部に結合される
    ギヤ要素(162e)と噛み合うようにしたことを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨
    折手術器具。
  13. 【請求項13】請求項7〜9のいずれかに記載の骨折手術器具において、動力
    連結裝置を構成する最終回転軸上(162a)に、角形の溝(182)を設け、この溝にち
    ょうど合うようにレバーの中心部に角形軸(183)を設け、レバー(181)を回すこと
    により、最終回転軸(162a)が共に回転して作動部の作用軸を回転させるようにし
    た手動回転裝置を含むことを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  14. 【請求項14】弾力を持つ薄い金属板をつかみ具状に加工した胴体部(201)と
    、 この胴体部に対して90°前後の角度でねじれて広い面が平面になるように設
    けた両脚部(202)と、 両脚部の先端のつかみ歯(203)部に設けたネジ頭挿入溝(204)と、 両脚部の先端の端面部に両側へと貫通するように設けられた金属板嵌め込み溝
    (205)とからなり、 下あご角部の骨折部の金属板を固定できるようにしたことを特徴とする、下あ
    ご等の顔面骨の骨折手術器具。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の手術器具において、各脚部は幅が3mm前後で
    厚さが2mm前後であり、金属板が挿入される溝の高さが1mm前後であることを特徴
    とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  16. 【請求項16】請求項14に記載の手術器具において、つかみ歯(203)の端面部
    に設けられる金属板嵌め込み溝の両方の外側の一部を塞いだ構造のストッパ(206
    )が設けられたことを特徴とする、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
  17. 【請求項17】請求項14に記載の手術器具において、両脚部の先端のつかみ歯
    (203)を、脚部に対して20°前後の角度で折り曲げたことを特徴とする、下あご
    等の顔面骨の骨折手術器具。
  18. 【請求項18】請求項14〜17のいずれかに記載の手術器具において、一方の
    胴体部に固定したネジ棒(207a)が、他方の胴体部を貫通して突き出し、突き出し
    たネジ棒にナットを嵌めた構成の外部締め付け装置(207)を含むことを特徴とす
    る、下あご等の顔面骨の骨折手術器具。
JP2001551397A 1999-12-24 2000-10-23 下あご等の顔面骨の手術器具 Expired - Fee Related JP3950989B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1999/62165 1999-12-24
KR1019990062165A KR100332343B1 (ko) 1999-12-24 1999-12-24 고정 및 절단이 가능한 하악각 견인기
KR2000/03904 2000-01-27
KR1020000003904A KR100328735B1 (ko) 2000-01-27 2000-01-27 하악 측면접근이 가능한 구강내 수술용 드릴 및 드라이버
KR2000/04946 2000-02-01
KR1020000004946A KR100332342B1 (ko) 2000-02-01 2000-02-01 하악각 골절부의 금속판고정용 집게
PCT/KR2000/001194 WO2001050973A1 (en) 1999-12-24 2000-10-23 Mandibular angle fracture operating method and its devices

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003519527A true JP2003519527A (ja) 2003-06-24
JP3950989B2 JP3950989B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=27350119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001551397A Expired - Fee Related JP3950989B2 (ja) 1999-12-24 2000-10-23 下あご等の顔面骨の手術器具

Country Status (3)

Country Link
US (2) US20050107825A1 (ja)
JP (1) JP3950989B2 (ja)
WO (1) WO2001050973A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508498A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 アーオー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト 多孔質体の局所的機械抵抗を測定する方法および装置
JP2013220178A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Masao Nakamura 手術用器具
WO2018190518A1 (ko) * 2017-04-10 2018-10-18 재단법인 아산사회복지재단 골절 도수 정복술 기구

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005311966A1 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Gildenberg, Phillip L. System and method for tensioning a suture
CA2653976A1 (en) * 2006-06-01 2007-12-13 Osteo Innovations, Llc Vertebral treatment device, system and method of use
US20090030417A1 (en) * 2007-07-17 2009-01-29 Toshiaki Takahashi Drill guide for anterior cruciate ligament reconstruction operation
DE102008021735A1 (de) * 2008-04-30 2009-11-05 Günter Bissinger Medizintechnik GmbH Pinzette mit Druckregulierung
WO2011005205A1 (en) * 2009-07-10 2011-01-13 Milux Holding S.A. Hip joint instrument and method
AU2010269169B2 (en) * 2009-07-10 2016-03-31 Implantica Patent Ltd. Hip joint instrument and method
CN108445785B (zh) * 2018-02-27 2019-12-20 深圳市海浦蒙特科技有限公司 开料机控制方法及系统
CN109770976A (zh) * 2019-03-28 2019-05-21 陈进 一种眼科手术专用限位镊
CN112826546B (zh) * 2020-12-31 2022-04-26 西安交通大学医学院第二附属医院 普外科手术术野显露装置
CN114403956B (zh) * 2022-03-07 2023-08-29 山东省千佛山医院 一种心脏组织牵开器

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US721480A (en) * 1902-10-01 1903-02-24 Oscar Dressler Clip-applier.
US3120845A (en) * 1961-02-20 1964-02-11 David B Horner Self-powered surgical drill
US3174606A (en) * 1962-12-20 1965-03-23 Ingersoll Rand Co Torque control for driving means
US3407503A (en) * 1965-01-05 1968-10-29 Ney Co J M Apparatus for restorative dentistry
BE757394A (fr) * 1969-11-28 1971-03-16 Gardner Denver Co Mecanisme limiteur de couple pour machine-outil
US4527331A (en) * 1982-01-26 1985-07-09 Lasner Jeffrey I Suture remover and continuous band scissors
US4646738A (en) * 1985-12-05 1987-03-03 Concept, Inc. Rotary surgical tool
US4736742A (en) * 1986-04-03 1988-04-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Device for driving tools used in orthopedic surgery
EP0261260A1 (de) * 1986-09-23 1988-03-30 Heinz-Jürgen List Chirurgische Knochenbohrmaschine
US5217478A (en) * 1987-02-18 1993-06-08 Linvatec Corporation Arthroscopic surgical instrument drive system
US5002546A (en) * 1987-04-13 1991-03-26 Romano Jack W Curved bore drilling apparatus
US4873969A (en) * 1987-12-11 1989-10-17 Huebsch Donald L Method and apparatus for removal of bone cement
CH678804A5 (ja) * 1989-06-14 1991-11-15 Synthes Ag
US5207697A (en) * 1991-06-27 1993-05-04 Stryker Corporation Battery powered surgical handpiece
US5476479A (en) * 1991-09-26 1995-12-19 United States Surgical Corporation Handle for endoscopic surgical instruments and jaw structure
FR2684866B1 (fr) * 1991-12-12 1994-05-13 Jbs Perfectionnements aux procedes et aux dispositifs de redressement, fixation, compression, elongation du rachis.
WO1993025151A1 (en) * 1992-06-12 1993-12-23 Larry Steven Nichter Wire driver and method
US5620447A (en) * 1993-01-29 1997-04-15 Smith & Nephew Dyonics Inc. Surgical instrument
US5509918A (en) * 1993-05-11 1996-04-23 David Romano Method and apparatus for drilling a curved bore in an object
EP0661025B2 (de) * 1993-12-23 2003-11-19 Braun GmbH Reinigungswerkzeug für die Zähne
CA2159685C (en) * 1994-10-07 2007-07-31 Scott W. Larsen Endoscopic surgical instruments useful for spinal procedures
US5681337A (en) * 1995-06-07 1997-10-28 Bray Jr.; Robert S. Bone shaver
US5927976A (en) * 1996-05-10 1999-07-27 Cyberdent, Inc. Medication injection device and method
US5913859A (en) * 1997-07-01 1999-06-22 Shapira; Ira L. Apparatus for extracting bone marrow
EP0906749A1 (fr) * 1997-10-03 1999-04-07 Wenger S.A. Trousse de maintenance pour appareil médical orthodontique
US6440138B1 (en) * 1998-04-06 2002-08-27 Kyphon Inc. Structures and methods for creating cavities in interior body regions
US6152941A (en) * 1998-04-10 2000-11-28 Stryker Corporation Endoscopic cannulated handpiece motor with integrated suction control
FR2777443B1 (fr) * 1998-04-21 2000-06-30 Tornier Sa Ancillaire pour la mise en place et le retrait d'un implant et plus particulierement d'une ancre de suture
CA2321004C (en) * 1998-05-12 2004-05-04 Scimed Life Systems, Inc. Manual bone anchor placement devices
US6048345A (en) * 1999-04-08 2000-04-11 Joseph J. Berke Motorized reciprocating surgical file apparatus and method
US6471515B2 (en) * 2001-01-12 2002-10-29 Marshall B. Feuer Device for holding an abutment
US20040147932A1 (en) * 2002-10-15 2004-07-29 Brian Burkinshaw Device for performing automated microfracture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508498A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 アーオー テクノロジー アクチエンゲゼルシャフト 多孔質体の局所的機械抵抗を測定する方法および装置
JP2013220178A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Masao Nakamura 手術用器具
WO2018190518A1 (ko) * 2017-04-10 2018-10-18 재단법인 아산사회복지재단 골절 도수 정복술 기구
US11583264B2 (en) 2017-04-10 2023-02-21 The Asan Foundation Apparatus for closed reduction of bone fracture

Also Published As

Publication number Publication date
JP3950989B2 (ja) 2007-08-01
US20050155613A1 (en) 2005-07-21
US20050107825A1 (en) 2005-05-19
WO2001050973A1 (en) 2001-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7100476B1 (en) Torque wrench for dental implants
CA2680678C (en) Maxillary bone cutting system, kit, and method of using the same
JP3950989B2 (ja) 下あご等の顔面骨の手術器具
US20030055319A1 (en) Surgical retractor
US7131982B1 (en) Dental scalpel
CA2124854A1 (en) Surgical instrument
KR200255069Y1 (ko) 치과용 스크류 드라이빙 툴
EP3954322A1 (en) Torque wrench for implant procedure
CA2441341A1 (en) Device, kit and method for tooth extractions
US9351814B2 (en) Device for attaching or removing dental or surgical components
CA2683480C (en) Ultrasonic crown and bridge remover
US6626670B1 (en) Powered periotome
JP4372005B2 (ja) 歯根ポストを有する補綴物またはインプラントの引抜き用器具類
EP1601295B1 (en) An assembly for use in orthopaedic surgery
CN110327123B (zh) 一种口腔种植用黏骨膜瓣撑开器
RU66945U1 (ru) Хирургические щипцы
KR20200119701A (ko) 임플란트 시술용 토크렌치
CN214484570U (zh) 一种骨科用可调式椎板咬骨钳
KR100332343B1 (ko) 고정 및 절단이 가능한 하악각 견인기
CN218960895U (zh) 一种持骨钳
KR102234777B1 (ko) 임플란트 체결 장치 및 이를 사용한 임플란트 체결 방법
EP1231865A2 (en) Periotome
JP2004141479A (ja) デンタルインプラントの取り付けシステム
KR20220050856A (ko) 임플란트 시술용 토크렌치
CN116602750A (zh) 一种用于颧骨复位手术的器械

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060222

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061120

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees