JP2004141479A - デンタルインプラントの取り付けシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】人工歯根を顎骨に埋植するためにインプラントフィクスチャーを回転させるインプラントの取り付けシステムを提供する。
【解決手段】顎骨に埋植されるインプラントフィクスチャー1と、該フィクスチャーに回転トルクを伝達するフィクスチャードライバ5を備える。インプラントフィクスチャー1は外周面にネジ部1dが形成され、上端には六角の頭1aが形成されフィクスチャードライバ5のソケット溝5bと結合され、上端面にネジ孔1bが形成され上部クラウンが締結ネジで締め付けられるようになっており、ネジ孔1bの上部にはガイド孔1cを備えてフィクスチャードライバ5の支持部5cが挿入されるようになっている。フィクスチャードライバ5は六角のソケット溝5bと、ガイド孔1cに嵌合される支持部5cと、バネフィンガー部5dを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】顎骨に埋植されるインプラントフィクスチャー1と、該フィクスチャーに回転トルクを伝達するフィクスチャードライバ5を備える。インプラントフィクスチャー1は外周面にネジ部1dが形成され、上端には六角の頭1aが形成されフィクスチャードライバ5のソケット溝5bと結合され、上端面にネジ孔1bが形成され上部クラウンが締結ネジで締め付けられるようになっており、ネジ孔1bの上部にはガイド孔1cを備えてフィクスチャードライバ5の支持部5cが挿入されるようになっている。フィクスチャードライバ5は六角のソケット溝5bと、ガイド孔1cに嵌合される支持部5cと、バネフィンガー部5dを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデンタルインプラント(Dental implant;人工歯根)の取り付けシステムに係り、特に患者の顎骨に固定されるフィクスチャー(fixture;取付け具)と患者の顎骨に予め穴明けされた孔内にフィクスチャーを挿入するためにフィクスチャーを回転させるのに使われるフィクスチャードライバ(fixture driver)を用いるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
患者の損傷されたり破損された生まれつき歯の代りにその部分に人工歯根を施術する技術が幅広く適用されている。このようなインプラント術では人工歯根を顎骨に植立するため、まず人工歯根を植立しようとする顎骨の位置に適当な直径のドリル孔を開ける。それからそのドリル孔にフィクスチャーを嵌合した状態でドライバで回せば、フィクスチャーのネジ部はドリル孔にネジを形成しつつ締結される。このように顎骨に締結固定されたフィクスチャーの上端にデンタルインプラントを固定ネジで締結して人工歯牙が仕上る。
【0003】
トーマス エイチ デイ(Thomas H. Day)の特許文献1はデンタルインプラントドライビングシステムを開示している。このトーマス特許は、図1に示した通り、インプラントを患者の顎骨に埋立するためにインプラントフィクスチャー100の上端にマウントされる複雑なヒーリングアバットメント101を含んでいる。すなわち、前記トーマスの特許はフィクスチャー100を回転させるためにドライバ104以外にヒーリングアバットメント(healing abutment)101のような補助道具が必ず必要である。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6、206、696号公報
【0005】
前記トーマスの特許は、顎骨に開けたドリル孔にフィクスチャー100を嵌合する前、前記フィクスチャー100の中央ネジ孔にヒーリングアバットメント101のネジ部を組立てて、フィクスチャー100とヒーリングアバットメント101を一体に固定する。このようにヒーリングアバットメント101が組立てられたフィクスチャー100を患者の顎骨に予め穴明けされたドリル孔に嵌合し、前記ヒーリングアバットメント101の溝102にフィクスチャードライバ104の突起103を差し込み、フィクスチャードライバ104を回してフィクスチャー100をヒーリングアバットメント101と共に顎骨に挿入する。その後、フィクスチャー100と顎骨との間に骨融合が進んでフィクスチャー100が顎骨に堅固に固着されたらフィクスチャー100からヒーリングアバットメント101は除去されるべきである。
【0006】
ところが、フィクスチャードライバ100のトルクがヒーリングアバットメント101を通して前記フィクスチャー100に伝達されるため、ヒーリングアバットメント101に過渡なトルクが伝達されヒーリングアバットメント101がフィクスチャー100に必要以上の力で結合させる。従って、もしインプラントフィクスチャーが誤埋植され既に埋植されているフィクスチャーを歯茎から除去すべき場合、トレパニング(trepanning)工具のような他の道具を用いて誤埋植されたフィクスチャーを除去すべきである。この際、ヒーリングアバットメント101を取り外す時、その取り外しトルクによってフィクスチャーが顎骨から緩く解ける短所があった。
【0007】
このように従来はフィクスチャーを患者の顎骨に植立するために多数の道具を使用するため、狭い口腔内で前記フィクスチャーマウント、マウントドライバなど色々の補助道具を順次に連結する作業が極めて複雑で長時間かかる問題点があった。特に口腔内で前記マウントを締め付けたり解く作業は極めて難しく、特にヒーリングアバットメント101を解体する際フィクスチャー100も共に回転して顎骨からやや解けることによってフィクスチャーが顎骨に堅固に植立されなくて、人工歯根を堅固に埋植できない致命的な問題を引き起こしていた。
【0008】
そして、顎骨にやや挿入されたフィクスチャー及びフィクスチャーマウントにドライバを結合させるためにドライバ104の突起103をヒーリングアバットメント101の溝102に差し込み難く、特にヒーリングアバットメントが組み立てられたフィクスチャーはフィクスチャードライバ104に単に差し込まれているだけなので、手で掴み取って狭い口腔内の埋植位置に移動させるべき困難さがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的はドライバ一つだけの道具で小サイズのインプラントフィクスチャーを固定したまま移動させ、その状態でフィクスチャーを回転させて患者の顎骨に埋植できるデンタルインプラントの取り付けシステムを提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明は、外周面に形成されたネジ部と、上端に備えられた多角の頭と、クラウンを締結ネジで締め付けるために上端面で中心軸方向に形成されたネジ孔と、ネジ孔の上部に前記ネジ孔の最小直径よりやや大きい直径を有し、前記ネジ孔と同軸で形成されたガイド孔を備えるインプラントフィクスチャーと、下端に前記フィクスチャーの多角の頭を挟み込んで収める多角ソケット溝を備えたシャンクと、前記ソケット溝で同軸で延長されフィクスチャーのガイド孔に嵌合される支持部と、フィクスチャーのネジ孔に嵌合されてフィクスチャーを弾力的に掴み取るために支持部の先端で同軸で延長された複数個のバネフィンガー部を具備したフィクスチャードライバを含む。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明に係るデンタルインプラントの取り付けシステムの実施の形態を詳述する。
図2に示した通り、本発明に係るデンタルインプラントフィクスチャードライビングシステムは、患者の顎骨に予め穴明けされた孔に挿着されるインプラントフィクスチャー1と、該インプラントフィクスチャー1を掴んで回すフィクスチャードライバ5を含む。
【0012】
前記インプラントフィクスチャー1は外周面にネジ部1dが形成され、上端には後述するフィクスチャードライバ5のソケット部5bに嵌着される六角の頭1aが備えられ、上部には図3に示した通り中心軸方向に沿ってネジ孔1bが形成され上部クラウン(図示せず)が締結ネジで締め付けられるようになっており、前記ネジ孔1bの上部には前記ネジ孔1bの最小直径よりやや大きい直径を有するガイド孔1cが前記ネジ孔1bと同軸で形成される。
【0013】
本発明のフィクスチャードライバ5は、前記図2及び図3に示した通り、先端にフィクスチャー1の六角の頭1aを挟み込んで収めるソケット溝5bと、該ソケット溝5bで軸方向に沿って外側に延長されフィクスチャー1のネジ孔1bの上端部に形成されたガイド孔1cに嵌合されるよう同軸で形成された支持部5cと、該支持部5cの先端に長手方向に延長されフィクスチャー1のネジ孔1bをバネ弾力で固定するバネフィンガー部5dを備える。
【0014】
前記バネフィンガー部5dは、図2に示した通り、円周方向に配置された複数個のバネ片で構成され、これら各バネ片は下端に行くほど間隔がやや拡張された構造よりなっている。
【0015】
本発明は先端に備えられたバネフィンガー部5dを患者の顎骨に施術しようとするフィクスチャー1のネジ孔1bの中に嵌合すると同時に、支持部5cをフィクスチャー1のガイド孔1c内に差し込めば、本発明のフィクスチャードライバ5は前記支持部5cによってフィクスチャー1について位置決めし、かつバネフィンガー部5dは横方向に広くなろうとするバネ弾性力によってフィクスチャー1を固定する。このように本発明のドライバ5はフィクスチャー1を掴んで固定するため、フィクスチャー1はドライバ5から離れず固定される。
【0016】
このように先端に取り付けられたフィクスチャー1を顎骨に予め穴明けされたドリル孔中に安定して装着し、その状態で本発明のドライバ5を回転道具(図示せず)で回転させればフィクスチャー1は回転しつつ顎骨に締結されて埋植される。
【0017】
図4には本発明の他の実施例が示されている。本発明の他の実施例はフィクスチャー1の上端に多角(例えば六角)の頭の代りに多角(例えば六角)のソケット溝1eが形成され、該多角(例えば六角)ソケット溝1eはフィクスチャードライバ5の下端に備えられた多角(例えば六角)のレンチ部1fと結合させるところに特徴がある。
【0018】
【発明の効果】
前述した本発明によれば、一つのフィクスチャードライバだけでデンタルフィクスチャーが埋植できて、従来フィクスチャーを回すために必要としたヒーリングアバットメントやフィクスチャーマウントのような補助道具が要らなくなって全体組立体がコンパクトになるため狭い空間でも取扱が簡便になって施術しやすくなり、特に先端にフィクスチャーを掴み取って固定したまま移動させうるのでフィクスチャーの取扱が容易であり、施術が的確で簡便になる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインプラントの取り付けシステムの結合縦断面図である。
【図2】本発明に係る一実施例の分離斜視図である。
【図3】図2の実施例に対する結合縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に対する結合縦断面図である。
【符号の説明】
1:インプラントフィクスチャー 1a:多角の頭
1b:ネジ孔 1c:ガイド孔
1d:ネジ部 1e:多角ソケット溝
1f:多角レンチ部
5:フィクスチャードライバ 5b:ソケット部
5c:支持部 5d:バネフィンガー部
【発明の属する技術分野】
本発明はデンタルインプラント(Dental implant;人工歯根)の取り付けシステムに係り、特に患者の顎骨に固定されるフィクスチャー(fixture;取付け具)と患者の顎骨に予め穴明けされた孔内にフィクスチャーを挿入するためにフィクスチャーを回転させるのに使われるフィクスチャードライバ(fixture driver)を用いるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
患者の損傷されたり破損された生まれつき歯の代りにその部分に人工歯根を施術する技術が幅広く適用されている。このようなインプラント術では人工歯根を顎骨に植立するため、まず人工歯根を植立しようとする顎骨の位置に適当な直径のドリル孔を開ける。それからそのドリル孔にフィクスチャーを嵌合した状態でドライバで回せば、フィクスチャーのネジ部はドリル孔にネジを形成しつつ締結される。このように顎骨に締結固定されたフィクスチャーの上端にデンタルインプラントを固定ネジで締結して人工歯牙が仕上る。
【0003】
トーマス エイチ デイ(Thomas H. Day)の特許文献1はデンタルインプラントドライビングシステムを開示している。このトーマス特許は、図1に示した通り、インプラントを患者の顎骨に埋立するためにインプラントフィクスチャー100の上端にマウントされる複雑なヒーリングアバットメント101を含んでいる。すなわち、前記トーマスの特許はフィクスチャー100を回転させるためにドライバ104以外にヒーリングアバットメント(healing abutment)101のような補助道具が必ず必要である。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第6、206、696号公報
【0005】
前記トーマスの特許は、顎骨に開けたドリル孔にフィクスチャー100を嵌合する前、前記フィクスチャー100の中央ネジ孔にヒーリングアバットメント101のネジ部を組立てて、フィクスチャー100とヒーリングアバットメント101を一体に固定する。このようにヒーリングアバットメント101が組立てられたフィクスチャー100を患者の顎骨に予め穴明けされたドリル孔に嵌合し、前記ヒーリングアバットメント101の溝102にフィクスチャードライバ104の突起103を差し込み、フィクスチャードライバ104を回してフィクスチャー100をヒーリングアバットメント101と共に顎骨に挿入する。その後、フィクスチャー100と顎骨との間に骨融合が進んでフィクスチャー100が顎骨に堅固に固着されたらフィクスチャー100からヒーリングアバットメント101は除去されるべきである。
【0006】
ところが、フィクスチャードライバ100のトルクがヒーリングアバットメント101を通して前記フィクスチャー100に伝達されるため、ヒーリングアバットメント101に過渡なトルクが伝達されヒーリングアバットメント101がフィクスチャー100に必要以上の力で結合させる。従って、もしインプラントフィクスチャーが誤埋植され既に埋植されているフィクスチャーを歯茎から除去すべき場合、トレパニング(trepanning)工具のような他の道具を用いて誤埋植されたフィクスチャーを除去すべきである。この際、ヒーリングアバットメント101を取り外す時、その取り外しトルクによってフィクスチャーが顎骨から緩く解ける短所があった。
【0007】
このように従来はフィクスチャーを患者の顎骨に植立するために多数の道具を使用するため、狭い口腔内で前記フィクスチャーマウント、マウントドライバなど色々の補助道具を順次に連結する作業が極めて複雑で長時間かかる問題点があった。特に口腔内で前記マウントを締め付けたり解く作業は極めて難しく、特にヒーリングアバットメント101を解体する際フィクスチャー100も共に回転して顎骨からやや解けることによってフィクスチャーが顎骨に堅固に植立されなくて、人工歯根を堅固に埋植できない致命的な問題を引き起こしていた。
【0008】
そして、顎骨にやや挿入されたフィクスチャー及びフィクスチャーマウントにドライバを結合させるためにドライバ104の突起103をヒーリングアバットメント101の溝102に差し込み難く、特にヒーリングアバットメントが組み立てられたフィクスチャーはフィクスチャードライバ104に単に差し込まれているだけなので、手で掴み取って狭い口腔内の埋植位置に移動させるべき困難さがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的はドライバ一つだけの道具で小サイズのインプラントフィクスチャーを固定したまま移動させ、その状態でフィクスチャーを回転させて患者の顎骨に埋植できるデンタルインプラントの取り付けシステムを提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明は、外周面に形成されたネジ部と、上端に備えられた多角の頭と、クラウンを締結ネジで締め付けるために上端面で中心軸方向に形成されたネジ孔と、ネジ孔の上部に前記ネジ孔の最小直径よりやや大きい直径を有し、前記ネジ孔と同軸で形成されたガイド孔を備えるインプラントフィクスチャーと、下端に前記フィクスチャーの多角の頭を挟み込んで収める多角ソケット溝を備えたシャンクと、前記ソケット溝で同軸で延長されフィクスチャーのガイド孔に嵌合される支持部と、フィクスチャーのネジ孔に嵌合されてフィクスチャーを弾力的に掴み取るために支持部の先端で同軸で延長された複数個のバネフィンガー部を具備したフィクスチャードライバを含む。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明に係るデンタルインプラントの取り付けシステムの実施の形態を詳述する。
図2に示した通り、本発明に係るデンタルインプラントフィクスチャードライビングシステムは、患者の顎骨に予め穴明けされた孔に挿着されるインプラントフィクスチャー1と、該インプラントフィクスチャー1を掴んで回すフィクスチャードライバ5を含む。
【0012】
前記インプラントフィクスチャー1は外周面にネジ部1dが形成され、上端には後述するフィクスチャードライバ5のソケット部5bに嵌着される六角の頭1aが備えられ、上部には図3に示した通り中心軸方向に沿ってネジ孔1bが形成され上部クラウン(図示せず)が締結ネジで締め付けられるようになっており、前記ネジ孔1bの上部には前記ネジ孔1bの最小直径よりやや大きい直径を有するガイド孔1cが前記ネジ孔1bと同軸で形成される。
【0013】
本発明のフィクスチャードライバ5は、前記図2及び図3に示した通り、先端にフィクスチャー1の六角の頭1aを挟み込んで収めるソケット溝5bと、該ソケット溝5bで軸方向に沿って外側に延長されフィクスチャー1のネジ孔1bの上端部に形成されたガイド孔1cに嵌合されるよう同軸で形成された支持部5cと、該支持部5cの先端に長手方向に延長されフィクスチャー1のネジ孔1bをバネ弾力で固定するバネフィンガー部5dを備える。
【0014】
前記バネフィンガー部5dは、図2に示した通り、円周方向に配置された複数個のバネ片で構成され、これら各バネ片は下端に行くほど間隔がやや拡張された構造よりなっている。
【0015】
本発明は先端に備えられたバネフィンガー部5dを患者の顎骨に施術しようとするフィクスチャー1のネジ孔1bの中に嵌合すると同時に、支持部5cをフィクスチャー1のガイド孔1c内に差し込めば、本発明のフィクスチャードライバ5は前記支持部5cによってフィクスチャー1について位置決めし、かつバネフィンガー部5dは横方向に広くなろうとするバネ弾性力によってフィクスチャー1を固定する。このように本発明のドライバ5はフィクスチャー1を掴んで固定するため、フィクスチャー1はドライバ5から離れず固定される。
【0016】
このように先端に取り付けられたフィクスチャー1を顎骨に予め穴明けされたドリル孔中に安定して装着し、その状態で本発明のドライバ5を回転道具(図示せず)で回転させればフィクスチャー1は回転しつつ顎骨に締結されて埋植される。
【0017】
図4には本発明の他の実施例が示されている。本発明の他の実施例はフィクスチャー1の上端に多角(例えば六角)の頭の代りに多角(例えば六角)のソケット溝1eが形成され、該多角(例えば六角)ソケット溝1eはフィクスチャードライバ5の下端に備えられた多角(例えば六角)のレンチ部1fと結合させるところに特徴がある。
【0018】
【発明の効果】
前述した本発明によれば、一つのフィクスチャードライバだけでデンタルフィクスチャーが埋植できて、従来フィクスチャーを回すために必要としたヒーリングアバットメントやフィクスチャーマウントのような補助道具が要らなくなって全体組立体がコンパクトになるため狭い空間でも取扱が簡便になって施術しやすくなり、特に先端にフィクスチャーを掴み取って固定したまま移動させうるのでフィクスチャーの取扱が容易であり、施術が的確で簡便になる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインプラントの取り付けシステムの結合縦断面図である。
【図2】本発明に係る一実施例の分離斜視図である。
【図3】図2の実施例に対する結合縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に対する結合縦断面図である。
【符号の説明】
1:インプラントフィクスチャー 1a:多角の頭
1b:ネジ孔 1c:ガイド孔
1d:ネジ部 1e:多角ソケット溝
1f:多角レンチ部
5:フィクスチャードライバ 5b:ソケット部
5c:支持部 5d:バネフィンガー部
Claims (2)
- 外周面に形成されたネジ部(1d)と、上端に備えられた多角の頭(1a)と、クラウンを締結ネジで締め付けるために上端面で中心軸方向に形成されたネジ孔(1b)と、ネジ孔(1b)の上部に前記ネジ孔(1b)の最小直径よりやや大きい直径を有し、前記ネジ孔(1b)と同軸で形成されたガイド孔(1c)を備えたインプラントフィクスチャー(1)と、
下端に前記フィクスチャー(1)の六角の頭(1a)を挟み込んで収める多角のソケット溝(5b)と、該ソケット溝(5b)で同軸で延長されフィクスチャー(1)の前記ガイド孔(1c)に挿着される支持部(5c)と、前記フィクスチャー(1)の前記ネジ孔(1b)に嵌合されて前記フィクスチャーを弾力的に掴み取るために前記支持部(5c)の先端で同軸で延長された複数個のバネフィンガー部(5d)とを備えたフィクスチャードライバ(5)を備えたデンタルインプラントの取り付けシステム。 - 外周面に形成されたネジ部(1d)と、上端に備えられた多角溝(1e)と、クラウンを締結ネジで締め付けるために上端面で中心軸方向に形成されたネジ孔(1b)と、ネジ孔(1b)の上部に前記ネジ孔(1b)の最小直径よりやや大きい直径を持ち、前記ネジ孔(1b)と同軸で形成されたガイド孔(1c)を備えたインプラントフィクスチャー(1)と、
下端に前記フィクスチャー(1)の多角溝(1a)に差し込まれて装着される多角レンチ部(5f)と、該多角レンチ部(5b)の底面で同軸で延長されフィクスチャー(1)のガイド孔(1c)に挿着される支持部(5c)と、該支持部(5c)の先端から同軸で延長され前記フィクスチャー(1)のネジ孔(1b)に嵌合され前記フィクスチャー(1)を弾力的に掴み取るために設けられる複数個のバネフィンガー部(5d)を備えたフィクスチャードライバ(5)を含んだデンタルインプラントの取り付けシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002311342A JP2004141479A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | デンタルインプラントの取り付けシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002311342A JP2004141479A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | デンタルインプラントの取り付けシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004141479A true JP2004141479A (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=32456606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002311342A Pending JP2004141479A (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | デンタルインプラントの取り付けシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004141479A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014520599A (ja) * | 2011-06-28 | 2014-08-25 | バイオメット・3アイ・エルエルシー | 修復のための歯科インプラントおよびアバットメントの結合部のシステムおよび方法 |
CN112043428A (zh) * | 2020-09-25 | 2020-12-08 | 珠海市人民医院 | 一种双向卡针固定的种植牙结构 |
CN114099020A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-03-01 | 美加健康科技(深圳)有限公司 | 短粗种植体用植牙辅助装置 |
-
2002
- 2002-10-25 JP JP2002311342A patent/JP2004141479A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014520599A (ja) * | 2011-06-28 | 2014-08-25 | バイオメット・3アイ・エルエルシー | 修復のための歯科インプラントおよびアバットメントの結合部のシステムおよび方法 |
US9925024B2 (en) | 2011-06-28 | 2018-03-27 | Biomet 3I, Llc | Dental implant and abutment tools |
US10952826B2 (en) | 2011-06-28 | 2021-03-23 | Biomet 3I, Llc | System and method of dental implant and interface to abutment for restoration |
CN112043428A (zh) * | 2020-09-25 | 2020-12-08 | 珠海市人民医院 | 一种双向卡针固定的种植牙结构 |
CN114099020A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-03-01 | 美加健康科技(深圳)有限公司 | 短粗种植体用植牙辅助装置 |
CN114099020B (zh) * | 2021-10-25 | 2022-09-02 | 美加健康科技(深圳)有限公司 | 短粗种植体用植牙辅助装置 |
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