JP2003517366A - フィルタ - Google Patents

フィルタ

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JP2003517366A
JP2003517366A JP2000573830A JP2000573830A JP2003517366A JP 2003517366 A JP2003517366 A JP 2003517366A JP 2000573830 A JP2000573830 A JP 2000573830A JP 2000573830 A JP2000573830 A JP 2000573830A JP 2003517366 A JP2003517366 A JP 2003517366A
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JP2000573830A
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ゴードン スティーヴンソン デヴィッド
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テムズ ウォーター ユーティリティーズ リミテッド
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D24/00Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
    • B01D24/02Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof with the filter bed stationary during the filtration
    • B01D24/20Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof with the filter bed stationary during the filtration the filtering material being provided in an open container
    • B01D24/24Downward filtration, the container having distribution or collection headers or pervious conduits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D24/00Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
    • B01D24/46Regenerating the filtering material in the filter
    • B01D24/4631Counter-current flushing, e.g. by air

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明はフィルタ(1)に関するものであり、フィルタ(1)は逆流洗浄システム(2)を有し、このシステムは、多数の、溝付のステンレス管、チューブまたは横穴(laterals)の形を取る部材(3)を具え、これら部材はフィルタ媒体、本例では砂の下に、フィルタの横方向に延在し、各チューブはほぼ平行をなし、本例ではマニホールドまたは空気供給管(5)と、それぞれ供給手段または下向き管(6)によって接続している。各管は、その外周を貫通する多数の長手方向に延在する溝を有し、本実施形態においては、これら溝は幅0.25mmであり、三つの異なる「レベル」の組で配置され、二つの上側の溝(7'),(7'')は図示のように120°の角度で離間し、下側の溝(7''')はフィルタの床部で利用される。これら溝は、均一な幅および長さを得るためにレーザ切断装置により切屑をほとんど、あるいは全く無しに形成することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はフィルタ、特に、例えば水処理作業において水から不純物を除去する
ための粒状媒体のフィルタに関するものである。
【0002】 通常、水処理に用いられる粒状媒体のフィルタは、砂、無煙炭または類似の材
料単独あるいは組み合わせからなるベッドを具え、このベッドはタンクまたは容
器内に収容され、出口と接続した多孔質のフロアシステムに支持されている。
【0003】 濾過する水は、通常、頂部から供給され、多孔質粒子ベッドを通して流れ、フ
ロアシステムまたは暗渠システムを通して排出される。後者は媒体の死荷重なら
びに、流れにより生じる圧力損失が支持可能でなければならず、また水は透過で
きるが粒状媒体が出口から出て行かずに所定の位置を保つように媒体を保持しな
ければならない。
【0004】 さらに、ほとんどの形式のフィルタにおいて、蓄積した汚物は、水を濾過する
際の流れよりも高い流量で、反対方向に媒体を通過する水によって除去される。
この逆流洗浄水の分配は、濾過する際の流れよりも、設計上の特徴がより厳密な
ものとなると言う事実がある。
【0005】 ベッドを透過する流れの所望の均一さを達成するため、ベッド内へと排出され
る点において圧力損失を最小としなければならない。これには二つの要因が考え
られ、第一にはフロアまたは暗渠のダクトまたは管を通過して空のフィルタへ入
る流れの均一性であり、第二にはベッド自体へ入る流れの制御であるが、この流
れは不安定な特性を有し、均一な流動性から噴出(spouting)または沸騰(boiling
)として知られる状態へと変化し得る。
【0006】 実際、水の精製のための高速砂濾過工程は20世紀初期に発明され、依然として
同様のものが広く利用されている。汚物を小さな粒子にして収集するように薬品
処理された水は砂のベッドを通過して下方へ流れ、汚物は砂によって捕集されて
、清浄な水が砂の下にある暗渠システムへ集められることができるようになる。
【0007】 砂中の粒子が暗渠システム中へと落下するのを防ぐために種々の方法が用いら
れ、層中の砂利の大きさを、穴の上方からノズルを取り付けた暗渠へと減少させ
る。もう一つの一般的な形式の暗渠システムは、水が孔を通して流れることので
きる多孔質材料で満たしたフロアを具える。
【0008】 気体を用いたフィルタ洗浄においては、通常、空気を水洗浄の前またはこれと
並行して補助に用いることが一般に行われている。それゆえ、同じ暗渠システム
は、水と同様の方法でこの空気を均一に分配することを可能とするべきである。
【0009】 砂フィルタのような粒状媒体フィルタは、通常、蓄積された汚物粒子を逆流洗
浄工程を用いてバッチ式に除去する。逆流洗浄工程は、本来、蓄積された汚物を
含む砂に、濾過時と反対方向に流れる水を通すことにより汚物を除去するもので
ある。多くのフィルタにおいて、この工程は、砂のベッドに空気の流れを通して
砂粒をさらに撹拌させ、確実に汚物を除去することにより改善される。
【0010】 フィルタのある設計において、空気および逆流洗浄水は、水および空気の流れ
をそれぞれ上方へ分配させるために、別々のノズルを通して同時に導入される。
現存するフィルタの大多数において、空気流は水流に先んじて行われ、空気の泡
は、固着した汚物を遊離させ、水流がこれを洗い流す。空気は撹拌作用をもたら
すことにより洗浄工程を補助する。
【0011】 空気および水の砂ベッドの基部への同時分配を用いている幾つかの近代的なシ
ステムには、空気及び水を複合させた逆流洗浄が設けられている。これは空気流
および水流を分離させる場合よりも効果的であるが、フィルタ床の単位面積当た
りの空気および水の均一な分配を維持するための特別な設備を必要とする。幾つ
かのシステムにおいては、空気および水は砂層下の特殊なノズルで混合される。
他のシステムにおいては、空気および水は個別に分配され、砂ベッドの底部近傍
で混合できるようになっている。そのため、事実上、砂ベッド全体が上昇する空
気および水の混合物に曝されることとなる。
【0012】 分離した空気分配システムを用いているところでは、鍵となる要因は、空気ま
たは水が導入されて通過する開口部の大きさの最小値が、分離型あるいは複合型
のいずれかにおいて、砂の侵入を防ぐために、砂粒子の大きさの選択された最小
値よりも小さい比率でなければならないことである。
【0013】 空気を導入する手段に対する第二の要請は、フィルタ底部に導入される空気の
量がフィルタ床の単位面積当たりで常に一定でなければならないことであり、そ
れによってフィルタ中の砂の各部分を通して、等しい量の空気が上昇することと
なる。そうでない場合、これらの部分が最小限の空気を受容するような適切な空
気流を保証するために、フィルターの幾つかの部分に過剰の空気を導入する必要
がある。もし十分な空気が供給されない場合、これらの部分で砂の目詰まりが生
じて受容される空気量が不十分なものとなり、目詰まりが砂ベッド中をさらに伝
搬し、洗浄工程の失敗に至る。
【0014】 多くの設計において、空気および水は同じダクトまたは管を通して供給されて
いるが、このときの流量は限定されたものとなる。そうでなければ不均一な分配
が生じるからである。普通の代替方法としては、プレナムチャンバーを下部に有
する拘束された床を用いるものがある。プレナムチャンバーの深さは低流速で安
定した均一な分配を保証するが、タンクをさらに深くし、また、しばしば追加の
穴を設けなければならなくなる。
【0015】 分配時の所望のヘッド損失および媒体の保持を提供するため、ノズルストレー
ナ装置が幅広く利用されている。これは、下のプレナムチャンバーまたは横管へ
の媒体の侵入を許容する幾つかの場合において、暗渠のコストを増加させ、また
暗渠に損傷を与えうる。
【0016】 別の従来のシステムは穴を開けた横管を含み、この横管は頂部から底部にかけ
て大きさを段階的に減少させた砂利中に埋設されている。これまでは、経済的な
方法においては、横管周りの作動媒体を砂利を使用することなく配置することは
不可能であった。なぜならば、長大な管においては、コストの制約および、微細
なオリフィスの形成が困難だからである。
【0017】 同じ横管より空気およびミスを連続して分配する操作は可能である。しかし、
公的な給水に利用される大型のフィルタに対して必要とされる長さに亘って空気
および水を同時に供給することは困難である。
【0018】 それゆえ、本発明の目的は、こうした不都合を緩和するものを見出すことにあ
る。
【0019】 本発明の第一の特徴によれば、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入
するための装置であって、流体の通過を許容するが、媒体の通過を許容しないよ
うに適合させた多数の細長の貫通オリフィスを有する部材を具える装置が提供さ
れる。
【0020】 それゆえ、本発明を用いることにより、フィルタ媒体の最も細かい粒子の大き
さよりも幅の狭い細長のオリフィス、溝または穴、ここでは一つの穴もしくは複
数の穴を提供することが可能となる。
【0021】 それぞれの穴の大きさは0.5mmよりも小さく、0.10〜0.3mmの間が適切であり、
約0.25mmであることが望ましい。このことは、使用に際し、媒体の最も細かい粒
子が部材に侵入しないことを確実にする点で有効である。
【0022】 部材は管を具え、前記穴が、この管の長手方向に方向付けられていることとし
ても良い。このことは、比較的単純であるが効果的な構造のものとなる。
【0023】 部材は波形材であり、前記穴が、この波形材の波形の壁に形成され、かつ長手
方向に方向付けられていることとしても良い。このことはまた、比較的単純では
あるが効果的な構造をもたらす。
【0024】 前記穴は多数の穴の組として配置されていることとしても良い。これは逆流洗
浄のための効果的な配置を提供する。
【0025】 前記穴を一列よりも多い列で配置しても良い。これは逆流洗浄のための空気の
均一な分配をもたらす。
【0026】 前記管のいかなる方向においても、前記穴を管の底部および頂部の双方に近接
するように前記穴を複数の列に配置しても良い。これもまた効果的な逆流洗浄を
もたらす。
【0027】 前記各穴の長さは、特定の穴の列に沿った長手方向のピッチよりも大きくない
こととしても良い。このこともまた、特に前記穴を前記部材の長さ方向に交互に
並べろことにより効果的な逆流洗浄をもたらす。
【0028】 前記穴はレーザ切断または他の加熱による切断装置によって形成しても良く、
また前記部材がステンレス鋼、真鍮、アルミニウムまたはプラスチックを具える
こととしても良い。
【0029】 本発明の第二の特徴によれば、前記で定義された部材を多数具える、濾過ベッ
ドの濾過用媒体を逆流洗浄するシステムであって、前記部材が相互にほぼ平行に
、あるいは半径方向に延在し、かつ前記各部材が流体供給手段と接続するシステ
ムが提供される。
【0030】 流体供給手段は、前記各部材へ流体を供給するための供給管および、前記各供
給管と接続した共通のマニホールドを具えることとしても良い。
【0031】 本発明の第三の特徴によれば、前記で定義されたシステムを具えるフィルタが
提供される。
【0032】 前記部材は当該フィルタの横方向に延在することが望ましく、また前記部材を
当該フィルタの基部に隣接して位置決めさせることが適切である。
【0033】 本発明の実施形態に係る装置、システムおよび粒状媒体式フィルタを、ここで
添付図面を参照して説明する。
【0034】 図1を参照すると、フィルタ1は逆流洗浄システム2を有し、このシステムは、
多数の、溝付のステンレス管、チューブまたは横穴(laterals)の形を取る部材3
を具え、これら部材はフィルタ媒体、本例では砂の下に、フィルタの横方向に延
在し、各チューブはほぼ平行をなし、本例ではマニホールドまたは空気供給管5
と、それぞれ供給手段または下向き管6によって接続している。
【0035】 各管は、その外周を貫通する多数の長手方向に延在する溝を有し、本実施形態
においては、これら溝は幅0.25mmであり、三つの異なる「レベル」の組で配置さ
れ、二つの上側の溝7',7''は図示のように120°の角度で離間し、下側の溝7'''
はフィルタの床部で利用される。これら溝は、均一な幅および長さを得るために
レーザ切断装置により切屑をほとんど、あるいは全く無しに形成することが望ま
しい。
【0036】 本フィルタは水ノズル8を含む。
【0037】 ここで図5〜図10を参照すると、図5に示すフィルタの第二の実施形態は、多く
の場合コンクリート製であるが、時には鋼製である構造体10を具え、この構造体
10は側壁11、側チャンネル12および、水を供給するとともに逆流洗浄水を収集す
るための手段として設けたダクト13を有する。粒状の濾過媒体14が床15上で支持
されており、また床15は、濾過水を収集および逆流洗浄水を分配するノズルまた
はオリフィス16を組み込みまたは支持している。図示のような種類の床において
、これらオリフィスまたはノズル16は一組の横管またはマニホールド17と接続し
、それによって主供給/収集ダクトまたは管13と接続することとなる。
【0038】 洗浄を補助するために、空気を連続的あるいは並行して供給することもできる
。図示のようなフィルタの床においては、水ノズル16の間、またはその上方に二
組目の横管18を設けることにより達成される。
【0039】 これら空気用の横管18においては、空気は空気用マニホールド19から供給され
、この空気用マニホールド19は、図5に示すように濾過媒体15の上方に配置する
か、あるいはフィルタ中に埋設される。図6は、水用の横管17をコンクリート製
の床15内に配置し、その上方かつ砂14中に空気用横管18を配置した状態を示す断
面図である。
【0040】 上述した空気用横管18は、図7および図8に示すように、その外周に間隔を有し
て配置した列をなす細溝20が形成されている。
【0041】 図9は供給マニホールド19を媒体14内に埋設した実施形態を示し、供給マニホ
ールド19にもまた空気を収容し、かつ媒体を保持するために溝が形成されている
。これによってマニホールド上の媒体もまた空気に曝されて洗浄される。
【0042】 図10は、別の水用横管17および空気用横管18を有する実施形態を示し、ここで
は水用横管17はコンクリート内には埋設されていないが、コンクリートの上方に
配置されている。この場合、水用横管はストレーナと接続していないが、空気用
横管と同様の設計がされ、同様に溝加工がされている。これらは通常、より大き
な直径を有することとなる。この場合、水用横管は図5に示すものと類似のフィ
ルタに用いる場合もダクト13へとフィルタの壁を貫通する。
【0043】 したがって、本発明の実施形態において、細い溝の付いた横チューブ、パイプ
またはダクトは、全ての必要な機能を発揮するために使用される。細長の穴また
は溝は粒状の媒体の最も細かい粒子の大きさよりも細い幅を有し、そのため、上
に重ね合わせる砂利の層はもはや必要ではない。これら横管は水の分配および収
集を行うためにフィルタの構造上の床部上に直接、適切に配置される。これら横
管を、空気および水の分配を連続的に行うために使用しても良い。空気および水
の分配を同時に分離して行うシステムに空気を適用する箇所では、横管を交互に
配置しても良く、それによって、洗浄の間、それぞれ別の管に水および空気を収
容することができる。
【0044】 別の形態において、分離した空気用横管システムは、従来の横管システムの上
方または間に、あるいは砂利を敷き詰めた層の上方に配置され、水の分配のみに
使用されるノズルと接続する。分離型の横管システムの一つの利点は、空気と水
の分離した連続システムから空気と水を並行して流すシステムへの改良の転換に
適していることである。
【0045】 細長の溝または穴を設けた管の特別な特徴は、追加のコストを要し、また損傷
を受け易い分離した部品が無いことである。溝または穴の長さおよび幅ならびに
間隔は所望のものに形成され、また圧力損失は意図した分配精度を達成するため
に選択される。管内には、多くの形式のノズルにおいても侵入物が入らないため
、管の長さ全体に亘って所望の精度を達成することができる。
【0046】 追加の部品および労力を必要としないことは、低減させたコストでの取り付け
にも影響を与える。
【0047】 濾過用暗渠に用いる管の一形態においては、刃の細かい溝切り用鋸で溝切りが
なされるが、0.4mmより細かい場合、破損し易くなる。相当な注意を払わない限
り、加工により生じる切り屑が溝を塞いでしまうことがあり得る。
【0048】 より細い溝または穴を達成するためにレーザ切断を使用することが望ましい。
この場合、切断により溶融した縁部および糸状の切り屑は発生しない。
【0049】 溝または穴は(一般の排水管では横方向に形成されているのとは対照的に)長
手方向に形成することもまた望ましい。その方向では、同方向に延在する溝によ
って管の曲げ強さが妥協されないとしてもである。
【0050】 空気用横管が、フィルタ使用時には水で満たされることは不可避である。水用
の横管にもまた同様に、時には(例えば始動時)幾らかの空気が入り込む。それ
ゆえ溝を、充填または空にすることができるように、管の外周を囲むように一本
以上の線状に配置する。また逆流洗浄時に溝を通過する際の圧力損失は、常に、
管の直径による水ヘッドと一致する圧力差を良好に上回る。
【0051】 レーザ切断に加え、現在使用しているフィルタ媒体の大きさにも留意して、細
い溝を形成するための他の方法を使用しても良い。
【0052】 このことは、エキスパンデッドメタルおよび研磨材ジェットによる切断のよう
な、管用材料と剪断加工の融合を含み得るものである。
【0053】 例示により、および本発明の範囲に限定されず、水分配に用いる管の直径は50
〜150mmを取ることができ、これは、数mの長さにおいて、管の長さおよび所望
の流量の具体的な値に依存する。
【0054】 空気については、管の典型的な直径は20〜40mm、例えば好適な実施形態におい
ては38mmまで、例を挙げれば32mmである。溝は幅0.15〜0.3mmで、長さは、溝の
長手方向のピッチを越えないものとするが、圧力損失の計算結果により要求され
る値とする。逆流洗浄水および空気の流量は共に、通常4〜20リットル/m/秒で
ある。横管と、この管に沿った溝のピッチとの間の間隔は、通常150〜250mmの間
であるが、これらの制限値外でも良い。
【0055】 こうした大きさの管は、通常、タンクまたは容器の外壁を貫通する、より大き
な直径を有するヘッダまたは供給管または管と接続する。こうしたヘッダはベッ
ドに影響を与え、また、その上にある媒体の洗浄効率を低下させる原因となり得
る。本発明の他の特徴は、こうしたヘッダを空気を分配し、こうした影響を排除
するために同じように切断しても良い。
【0056】 上述した例においては、溝は円形断面の管に形成されていると仮定している。
矩形または正方形断面の管であっても、空気または水を分配することができるよ
うに溝加工することとしても良い。このことは、ヘッダの場合、容器の壁または
底の角部に対して適合できるため、望ましいものである。
【0057】 最後に、水の分配および収集のために、上述した細い溝または穴を、平坦な、
あるいは波形のフロアパネルにマトリックスとして配置することができる。後者
の場合、溝の列を波形部の側面に異なる高さで設けても良く、空気は、下から波
形シートの反転したチャンネルへ、またそこから上側の溝を経て、上方にある粒
状の媒体へと分配される。波形部は、このとき一組の横管として作用する。しか
しながら、空気の圧力損失は波形部の高さによって制限される。また、溝または
穴はロール成型可能な材料に形成され、この材料は本発明の実施形態に係る装置
を提供するために管状にロール成型される。
【0058】 図面を参照して説明した本発明が変形可能であることが理解されよう。
【0059】 したがって、管3をマニホールド5へと、下向き管6を必要とすること無く、マ
ニホールド5の下のレベルで直接延在することとしても良い。また、穴7の三つま
たはそれ以上の数の列をそれぞれのあらゆる所望の方向に配置しても良い。ここ
では三列であり、ある列は頂部近傍に、またある列は底部近傍にある。
【0060】 ここで図面を参照して説明した本発明の実施形態が、管またはダクトに設けた
穴を、圧力損失の制御および、それによってフィルタ洗浄作業における空気およ
び/または水の分配の精度の制御ならびに、濾過用媒体のパイプまたはダクトへ
の侵入を防ぐ機能を、時間と共に細かい泥によって塞がれてしまう多孔質構造や
、高価なストレーナ、ノズルまたは、横管あるはダクトに取り付けるための固定
用具を必要とすること無しに果たすことがさらに理解される。さらに、本発明は
、設置箇所の基礎部による、設置箇所での圧力損失の調整も可能である。本発明
の全ての実施形態において、空気は、水の影響によるフィルタからの塵を輸送し
ないが、除去されるべき塵を遊離させるために、粒状媒体の撹拌を行うことによ
る洗浄工程を補助する。ここでは、空気は水と分離して、あるいは水と同時のい
ずれかにより導入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による砂フィルタの第一の実施形態を模式的に示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明による部材の一部を、図1よりも拡大して示す立面図である。
【図3】 図2のAの部分を拡大して示す図である。
【図4】 図3のBの部分を拡大して示す図である。
【図5】 本発明による粒状媒体式フィルタの第二の実施形態を、部分的に断面
で模式的に示す斜視図である。
【図6】 図5のフィルタ床部の断面を、図5よりも拡大して示す図である。
【図7】 図5に示すフィルタに用いる、空気用の横穴を拡大して示す斜視図で
ある。
【図8】 図6に示すフィルタに用いる、空気用の横穴を拡大して示す縦断面図
である。
【図9】 本発明による粒状媒体式フィルタの実施形態を示すものであり、ここ
ではフィルタ媒体中に供給マニホールドを埋設している。
【図10】 他の水用および空気用の横穴を用いた本発明による粒状媒体式フィ
ルタの実施形態を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月6日(2001.11.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 デヴィッド ゴードン スティーヴンソン イギリス国 バークシャー アールジー15 9ビーエヌ ニューベリー ニュータウ ン アドベリー ホルト ファーストーン ズ (番地なし) Fターム(参考) 4D041 BA02 BB03 BB04 BC22 BC24 BC32 BC33 CB03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置で
    あって、流体の通過を許容するが、媒体の通過を許容しないように適合させた多
    数の細長の貫通オリフィスを有する部材を具える装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記細長の貫通オリフィスが、そ
    れぞれ穴を具える、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、前記穴の幅が0.5mmよりも小さい
    、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置においって、前記穴の幅が0.1〜0.3の間であ
    る、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、前記各穴の幅が0.25mmである、濾
    過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項記載の装置において、前記部材が管
    を具え、前記穴が、この管の長手方向に方向付けられている、濾過ベッドの濾過
    用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれか1項記載の装置において、前記部材が波
    形材であり、前記穴が、この波形材の波形の壁に形成され、かつ長手方向に方向
    付けられている、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の装置において、前記穴が多数の穴の組と
    して配置されている、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の装置において、前記穴を一列よりも多い列で配置
    した、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、前記管のいかなる方向において
    も前記穴を管の底部および頂部の双方に近接するように前記穴を複数の列に配置
    した、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載の装置において、前記各穴の長さが、
    特定の穴の列に沿った長手方向のピッチよりも大きくない、濾過ベッドの濾過用
    媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、前記穴を前記部材の長さ方向
    に交互に並べた、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置
  13. 【請求項13】 請求項2〜12のいずれか1項記載の装置において、前記穴を
    レーザ切断または他の加熱による切断装置によって形成した、濾過ベッドの濾過
    用媒体へ逆流洗浄流体を導入するための装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の装置において、前記部材がステンレス鋼、真
    鍮、アルミニウムまたはプラスチックを具える、濾過ベッドの濾過用媒体へ逆流
    洗浄流体を導入するための装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項記載の部材を多数具える、濾過
    ベッドの濾過用媒体を逆流洗浄するシステムであって、前記部材が相互にほぼ平
    行に、あるいは半径方向に延在し、かつ前記各部材が流体供給手段と接続するシ
    ステム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のシステムにおいて、前記流体供給手段が、前
    記各部材へ流体を供給するための供給管および、前記各供給管と接続した共通の
    マニホールドを具える、濾過ベッドの濾過用媒体を逆流洗浄するシステム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のシステムを具えるフィルタ。
  18. 【請求項18】 前記部材が当該フィルタの横方向に延在する、請求項17記載
    のフィルタ。
  19. 【請求項19】 前記部材を当該フィルタの基部に隣接して位置決めさせた、請
    求項18記載のフィルタ。
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