JP2003517316A - モジュール型の乳首カップアセンブリ - Google Patents

モジュール型の乳首カップアセンブリ

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JP2003517316A
JP2003517316A JP2001546245A JP2001546245A JP2003517316A JP 2003517316 A JP2003517316 A JP 2003517316A JP 2001546245 A JP2001546245 A JP 2001546245A JP 2001546245 A JP2001546245 A JP 2001546245A JP 2003517316 A JP2003517316 A JP 2003517316A
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コンスタンス・ジェイ・ミルブラス
リード・エイ・ラーソン
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コンスタンス・ジェイ・ミルブラス
リード・エイ・ラーソン
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/04Milking machines or devices with pneumatic manipulation of teats
    • A01J5/08Teat-cups with two chambers

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Abstract

(57)【要約】 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するためのモジュール型乳首カップアセンブリ(1)。モジュール型乳首カップアセンブリ(1)は、シェル内に摺動可能に受け入れられるカートリッジアセンブリ、並びに、中空の管状シェル(2)を含んでいる。カートリッジアセンブリ(3)は、スプール形状のライナー(18)と、同ライナーを支持するための一対の対向するスリーブ部材を含んでいるフレーム構造と、を含んでいる。スリーブ部材は、ライナーの取り外し及び交換を許容する開放位置と、それらの間にライナーを支持するための閉塞位置との間を移動可能である。シェルの底部に取り外し可能に取り付けられたキャップが、カートリッジアセンブリをシェル内に保持し且つ搾乳管を一般的な方法で取り付けるために使用される。ヘッド部品は、牛の乳首を受け入れるための口部を含んでおり且つシェルの上方端部にスナップ嵌合されてモジュール型アセンブリを完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、真空によって作動する搾乳機のための乳首カップに関し、より特定
すると、所定のつぼまったマッサージ輪郭形状を有する乳首カップアセンブリに
使用するための膨張装置に関する。
【0002】 従来の自動搾乳機は、牛の乳を搾るための乳首カップアセンブリを利用してい
る。典型的な乳首カップアセンブリは、脈動真空ラインに取り付けられるように
なされた中空の堅牢な外側シェル又はカップと、同外側シェルの内側に嵌合し且
つ一定の真空源に結合されている、細長く、可撓性で、弾性の管状膨張装置又は
ライナーと、を含んでいる。典型的には、膨張装置又はライナーは、上方口部と
、乳首受け入れ領域を画成しているバレルと、シェル又はカップから下方へと延
びており且つ乳を集めるための乳用爪に取り付けられている搾乳管部分と、を含
んでいる。上方口部ばかりでなく搾乳管部分は、共に、各々、シェルの上端及び
下端に密封係合されて、シェルと膨張装置との間でバレルを包囲している環状の
真空チャンバを形成している。既に記載したように、シェルは脈動真空ラインに
取り付けられているので、この環状チャンバ内の圧力は、減圧と大気圧との間で
変動する。膨張装置の下方の搾乳管部分に適用される一定の真空は、牛の乳首か
ら乳を搾り取り、一方、これと同時に、環状チャンバ内の変動する圧力は、膨張
装置又はライナーのバレルの壁を周期的に内方へつぼませて、乳首にマッサージ
輪郭形状をもたらす。更に、バレルの周期的なつぼまりは、乳首を、断続的に、
大気圧から膨張装置の内側に適用された一定の真空へと減圧し、このようにして
、乳首の炎症のような余病を予防するだけでなく、乳腺炎を引き起こす傾向を有
利に防止する。
【0003】 膨張装置又はライナーは、典型的には、材料の弾力性、即ち、繰り返された変
形の後に、それらの本来の大きさ及び形状に復帰する機能のため、弾性材料によ
って作られる。膨張装置又はライナーは、天然ゴム又は合成ゴム合成品によって
作られることが多く、例えば、シリコーンゴムが提案され且つある種の環境にお
いて使用されて来た。これらの材料の各々は、それ自体の独特の利点及び不利な
点を有している。例えば、天然ゴム又は合成ゴムの合成品は、裂け又はほころび
に対する耐久性がより高いけれども、搾乳過程において使用される油、バター脂
肪、乳首処理剤及びその他の化学物質による侵蝕を受ける。他方、シリコーンゴ
ムは、実質的に、このような化学物質による侵蝕によって傷つくことが少なく、
従って、比較的長い寿命を有する。しかしながら、シリコーンゴムは、天然ゴム
よりもより容易に裂け且つ穴が開く傾向がある。
【0004】 膨張装置が引き裂かれると交換しなければならない。更に、たとえ引き裂かれ
ない場合であっても、膨張装置は、連続する使用によって時が経つにつれて、い
つかは交換する必要があるであろう。更に、いくつかの状況においては、ゴム合
成品によって作られた膨張装置をシリコーンによって作られたものに交換するか
又はその逆の交換の機能を有するのが有利であろう。従って、膨張装置の迅速且
つ容易な交換を可能にする乳首カップアセンブリを提供することは当技術におい
て有利であろう。
【0005】 発明の概要 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するためのモジュール型乳首カップア
センブリである。このモジュール型乳首カップアセンブリは、外壁と、入口を形
成している径方向内方へ延びている上方縁を備えた上方端部と、出口を形成して
いる軸線方向に延びている下方縁を有する下方端部と、を有する中空の管状本体
を含んでいるシェルを含んでいる。カートリッジアセンブリがシェルの管状本体
内に摺動可能に受け入れられ且つ上方縁に対して着座せしめられる。カートリッ
ジアセンブリは、スプール形状のライナーと、ライナーを支持するためのフレー
ム構造とを含んでいる。ライナーは、その上方端部に設けられた上方フランジと
、その下方端部に設けられた下方フランジとを備えた中空の管状バレルを有して
いる。バレルは、入口と軸線方向に整合され且つ真空チャンバを形成するために
シェルの外壁から内方へ隔置された外壁を有する乳首受け入れ領域を形成してい
る。ライナーのバレルは、牛の乳首の周囲において、弛緩輪郭形状とつぼまった
マッサージ輪郭形状との間で変形可能である。シェルの下方縁上に取り外し可能
に取り付けられたキャップが、カートリッジアセンブリをシェル内に保持する。
上記のモジュール型の乳首カップアセンブリは、カートリッジアセンブリがシェ
ルから容易に取り外されるのを許容して、ライナーを支持しているフレーム構造
もまた取り外すことができ且つライナーが新しい及び/又は異なるライナーと交
換できるようにするのを可能にしている。
【0006】 好ましい形態においては、フレーム構造は、ライナーの取り外しを許容する開
放位置と、それらの間にライナーを支持するための閉塞位置との間を移動可能な
一対の対向するスリーブを含んでいる。各スリーブ部材は、ライナーの上方フラ
ンジを支持するための上方カラー部分と、ライナーの下方フランジを支持するた
めの下方カラー部分と、上方カラー部分と下方カラー部分とを連結する軸線方向
に延びている堅牢なビーム部材と、を含んでいる。
【0007】 もう一つの特徴においては、本発明は、牛から搾乳するための乳首カップアセ
ンブリにおいて使用するためのライナーを提供する。このライナーは、上方端部
及び下方端部、バレルの上方端部から径方向外方へ延びている上方端縁並びにバ
レルの下方端部から径方向外方へ延びている下方フランジを含んでいる。バレル
、上方フランジ及び下方フランジは、エラストマ材料によって一部品として一体
的に形成されるのが好ましい。更に、上方フランジとシェルの管状本体の上方縁
との間の上方シールは、ライナーの上方フランジから軸線方向上方へと突出して
いる環状ビードと、上方縁の環状面内に形成された対応するビード受け入れ溝と
によって形成されるのが好ましい。ライナーの下方フランジとキャップとの間の
下方シールは、ライナーの下方フランジから軸線方向下方へと突出している環状
のビードと、キャップの環状面内に形成された対応するビード受け入れ溝とによ
って形成されるのが好ましい。上方及び下方の環状ビード並びにそれらの対応す
る溝もまた、シェル内のライナーを適正に整合させるようにも機能し且つ特に収
縮中にライナーを安定させるための手段を提供する。
【0008】 更に別の特徴においては、本発明は、牛から搾乳するための乳首カップアセン
ブリと共に使用するためのカートリッジアセンブリを提供する。このカートリッ
ジアセンブリは、その上方端部に上方フランジを備えた中空の管状バレルを有し
ているスプール形状のライナーと、同ライナーを支持するためのフレーム構造と
、を含んでいる。フレーム構造は、ライナーの上方フランジを支持するための半
円形状の上方カラーを有する一対の対向するスリーブ部材と、ライナーの下方フ
ランジを支持するための半円形状の下方カラー部分と、前記上方のカラー部分と
下方カラー部分とを連結している軸線方向に延びている堅牢な手段と、を含んで
いる。スリーブ部材は、ライナーの取り外しを防止する開放位置と、モジュール
型の乳首カップアセンブリのシェル内においてそれらの間にライナーを支持する
ための閉塞位置との間を移動可能である。カートリッジは、シェルの下方端部又
は底部からシェル内に装荷されるのが好ましい。
【0009】 このようにして、本発明は、ライナーが、新しいライナーと交換するためにシ
ェルから容易に且つ迅速に取り外すことができる、モジュール型の乳首カップア
センブリを提供する。
【0010】 発明の詳細な説明 図面を参照すると、全体が符号1によって示されたモジュール型の乳首カップ
アセンブリが示されている。乳首カップアセンブリ1は、堅牢な外側シェル又は
カップ2と、全体が符号3によって示されたカートリッジアセンブリと、キャッ
プ4と、を含んでいる。図1に示されているように、乳首カップアセンブリ1は
、搾乳管6を介して爪5(断片的に示されている)に結合されており、搾乳管6
は、次いで、自動的な搾乳機(図示せず)に接続されている。一般的に行われる
ように、爪5は、適当な一定の真空装置(図示せず)に結合され且つ複数のニッ
プル7(そのうちの一つのみが図1に示されている)を含んでおり、この複数の
ニップル7には搾乳管6が接続されている。このように、搾乳管6は、一般的に
行われるように、搾乳爪5を介して一定の真空源に接続されている。
【0011】 シェル2は、ステンレス鋼のような金属又は熱可塑性若しくは熱硬化性の合成
樹脂のような別の適当な材料によって形成されてもよい。図2に最も良く示され
ているように、シェル2は、内側面9を備えた外側円筒形壁8を有している中空
の管状本体の形体である。シェル2の管状本体は、カートリッジアセンブリ3を
受け入れるための長手円筒形通路を形成しており、従って、長手軸線10を形成
している。シェル2は、入口12を形成している径方向内方に延びている環状の
上方縁11を有する上方端部を有している。上方縁11は、長手軸線10に直角
に延びている環状面13を含んでおり、入口12は、環状面13に向かってシェ
ル2の外壁8から軸線方向内側に傾斜が付けられている。シェル2はまた、入口
12と軸線方向に整合されている出口15を形成している軸線方向に延びている
下方縁14を有している下方端部をも含んでいる。ニップル16が、シェル2の
外壁8と一体に形成されており且つ軸線10に対して鋭角で延びている。ニップ
ル16は、適当な管17(図1において想像線で示されている)を介して、減圧
と雰囲気圧との間で変化する脈動器に接続され且つ流通していて、一般的に行わ
れるように、搾乳のためにカートリッジアセンブリ3内に含まれるライナー18
を交互に収縮させたり拡張させたりする。
【0012】 カートリッジアセンブリ3は、出口15を介して、シェル2の下方端部又は底
部からシェル2内に装填され、すなわち、シェル2の管状本体の内側によって形
成された通路内へ軸線10に沿って上方へ摺動可能に受け入れられ且つシェル2
の上方縁11に対してシールされている。カートリッジアセンブリ3は、スプー
ル形状のライナー18と、ライナー18を支持するためのフレーム構造とを含ん
でいる。ライナー18は、可撓性で弾性のエラストマ材料、好ましくは、合成又
は天然のゴム合成品又はシリコーン合成品によって一体成形された一部品として
形成される。図示したように、ライナー18は、入口12と軸線方向に整合され
た乳首受け入れ領域を形成している、細長いほぼ円筒形の中空の管状バレル19
を含んでいる。バレル19は、乳首20の外径よりも若干大きい寸法になされた
内径をその弛緩状態において有する。バレル19は、環状の真空チャンバ23を
形成するために、シェル2の内側面9から径方向内方に隔置された外側面22を
有する円筒形の外壁21を含んでいる。ライナー18のためのバレル19は、弾
性のエラストマ材料によって作られており且つ図3に示された弛緩輪郭形状と乳
首20の周囲でつぼまったマッサージ輪郭形状(図示せず)との間で変形可能で
ある。既に述べたように、バレルの壁21の周期的な収縮及び拡張を生じ、次い
で、乳首20にマッサージ作用をもたらす交互の圧力状態を受ける間に、ライナ
ー18の内側が一定の減圧を受けるので、これらの輪郭形状が生じる。
【0013】 図示されているように、ライナー18のバレル19は、バレル19から径方向
外方に延びており且つ長手軸線10に直角の一体の上方フランジ24を有してい
る。バレル19はまた、バレル19の下方端部から径方向外方に延びており且つ
長手軸線10に直角の一体の下方フランジ25をも有している。ライナー18の
上方フランジ24とシェル2の上方縁11との間に設けられた上方シールが、気
密シールを提供する。上方シールは、上方フランジ24の上方の環状面27から
軸線方向上方へ突出している環状ビード26によって形成されており、対応する
ビード受け入れ溝28が上方縁11の環状面13に形成されている。既に述べた
ように、ビード26及び溝28もまた、シェル2内でライナー18を安定させ且
つ整合させる。
【0014】 ライナー18を支持するためのフレーム構造は、図4及び5に最も良く示され
ている。より特別には、フレーム構造は、ライナー18の取り外しを許容する開
放位置(図5に示されている)とそれらの間にライナー18を支持するための閉
塞位置(図4に示されている)との間で可動の、一対の対向した同一のスリーブ
部材29及び30を含んでいる。スリーブ部材29と30とは同一なので、スリ
ーブ部材29のみを以下に説明する。しかしながら、スリーブ部材30に関して
同じ部品は、図面では、文字“a”を付加した同一の符号によって示されている
。スリーブ部材29は、ライナー18の下方フランジ25を支持するための半円
形状の下方カラー部分32と共に、ライナー18の上方フランジ24を支持する
ための半円形状の上方カラー部分31を含んでいる。カラー部分31及び32は
、堅牢なビーム部材33及び34によって連結されている。既に説明したように
、開口部又は孔35が、カラー部分31及び32と、ビーム部材33及び34と
の間に形成されて、真空チャンバ23内の脈動する真空がバレル19の外側面2
2と連通して、その変形を許容するようになされている。スリーブ部材29は、
(図2に最も良く示されているように)バレル19の長さにほぼ等しい長さを有
する大きさになされていて、カラー部分31及び32が、ライナー18の上方フ
ランジ24と下方フランジ25とを支持するようになされている。更に、スリー
ブ部材29及び30の各々は、形状が半円形であるように示されている。しかし
ながら、ライナー18のための支持フレーム構造はまた、スリーブ部材及びそれ
らのカラー部分の両方に対応する形状の変化をもたらす3つの部品、4つの部品
又はその他の多部品で構成することもできる。
【0015】 キャップ4は、シェル2内にカートリッジアセンブリ3を保持するために、シ
ェル2の下方縁14上に取り外し可能に取り付けられている。この目的のために
、キャップ4は、入口12、出口15及び長手軸線10に対して軸線方向に整合
された中心通路37を形成している環状本体36を含んでいる。一体の環状ステ
ム38が、本体36から垂下しており且つその上に搾乳管6を取り付けるために
通路37の開口した下方端部に環状のボス39を含んでいる。環状の軸線方向に
延びている縁40は、シェル2の外径にほぼ等しい内径を有するような大きさと
されている。キャップ4は、ポリマー材料によって作られ且つ径方向内方へ突出
しているリップ49を含んでおり、リップ49は、ライナー18とスリーブ部材
29及び30とをシェル2内に保持又は係止するために、シェル2の外側面内に
形成された環状溝50と係合している。キャップ4はまた、長手軸線10に対し
て直角に延びている環状面41をも含んでおり、環状面41は、縁40と共に、
シェル2の下方縁14だけでなくライナー18の下方フランジ25をも受け入れ
るための凹部形成している。図2に最も良く示されているように、ライナー18
の下方フランジ25とキャップ4との間の下方シールが気密シールを提供してい
る。下方シールは、ライナー18の下方フランジ25の環状面43から軸線方向
下方に突出している環状ビード42と、キャップの環状面41に形成された対応
する環状ビード受け入れ溝44とによって形成されている。既に述べたように、
ビート42と溝44とはまた、シェル2内でライナー18を安定化させ且つ整合
させる。従って、シェル2の下方端部がキャップ4内で面41に対して着座せし
められると、上記した上方シールと下方シールとによって気密シールが提供され
て、真空チャンバ23内に生じる脈動圧をライナー18のバレル19の内側に適
用された一定の真空から隔離する。
【0016】 図2に最も良く示されているように、ヘッド部分45は、形状が環状であり且
つ牛の乳首20を受け入れるための口部46を含んでいる。口部46の直径は、
(図2において想像線で示されているように)牛の乳首20上に乳首カップアセ
ンブリ1を保持する助けとするために、バレル19の直径よりも若干小さい寸法
とされている。ヘッド部分45は、典型的には、エラストマ材料によって作られ
且つシェル2の上方縁11の外側面に形成された環状溝48と係合して定位置に
保持される径方向内方に突出している縁47を含んでおり、このようにして、モ
ジュール型乳首カップアセンブリ1が乳首20に対して適正に保持されるように
する。
【0017】 “膨張装置”及び“ライナー”という用語は、時々、同業者間で互換的に使用
されることは注目されるべきである。ここで使用されている“ライナー”及び/
又は“膨張装置”という用語は、一体のフランジ24及び25と共にバレル19
を意味することを意図されている。
【0018】 モジュール型の乳首カップアセンブリ1を組み立てるためには、ライナー18
がスリーブ部材29及び30内に配置されるか又は挿入され、スリーブ部材29
及び30は、次いで、閉じられて、カートリッジアセンブリ3を形成する。その
後に、カートリッジアセンブリ3は、上方フランジ24の環状ビード26が上方
縁11の溝28内に受け入れられて、カートリッジアセンブリ3がシェル内に着
座せしめられるまで、その下方又は底部出口15からシェル2内に装填される。
その後、キャップ4が、リップ49が溝50内に係止され、ビード42が溝44
内に受け入れるまで、下方の縁14の周囲に押し込まれる。次いで、ヘッド部4
5が、シェル2の上方端部上の定位置にスナップ式に嵌合される。最後に、搾乳
管6が、キャップ4のステム38のボス39の周囲に押し込まれ、搾乳管6の下
方端部が、爪5のニップル7の周囲に押し込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、上方端部が牛の乳首に結合され、下方端部が搾乳機の爪に結合されて
いる、部分的に断面された本発明のモジュール型乳首カップアセンブリの側面図
である。
【図2】 図2は、図1に示された乳首カップアセンブリの拡大断面図である。
【図3】 図3は、図2の線3−3に沿った断面図であり、弛緩輪郭形状におけるライナ
ーのバレルを示している。
【図4】 モジュール型乳首カップアセンブリの構成部品を断面で示している分解組立図
である。
【図5】 モジュール型乳首カップアセンブリのシェル内に受け入れられているカートリ
ッジアセンブリの分解組立図であり、ライナーと支持スリーブ部材とを示してい
る。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年3月18日(2002.3.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 リード・エイ・ラーソン アメリカ合衆国ウィスコンシン州53094, ウォータータウン,ステート・ロード・26 ノース 7766

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するためのモジュー
    ル型の乳首カップアセンブリであって、 外壁を有し且つ長手軸線を規定している中空の管状本体を含んでいるシェルで
    あって、前記管状本体は、入口を形成している径方向内方へ延びている縁を有す
    る上方端部と、出口を形成している軸線方向に延びている下方縁を有している下
    方端部とを更に含んでいる、シェルと、 前記シェルの前記環状本体内に摺動可能に受け入れられ且つ前記上方縁に対し
    て着座せしめられたカートリッジアセンブリであって、スプール形状のライナー
    と、同ライナーを支持するためのフレーム構造とを含んでおり、前記ライナーが
    、上方端部及び下方端部と、前記上方端部に設けられた上方フランジと、前記下
    方端部に設けられた下方フランジとを備えた中空の管状バレルを有し、同バレル
    は、真空チャンバを形成するために、前記入口に対して軸線方向に整合された乳
    首受け入れ領域を形成しており且つ前記シェルの外壁から内方に隔置された外壁
    を有し、前記バレルは、弛緩輪郭形状とつぼまったマッサージ輪郭形状との間を
    変形可能である、カートリッジアセンブリと、 前記カートリッジアセンブリを前記シェル内に保持するために、前記シェルの
    下方縁上に取り外し可能に取り付けられたキャップと、を含む乳首カップアセン
    ブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記上方縁が、前記長手軸線に対して直角に延びている環状面を含んでいる、
    モジュール型の乳首カップアセンブリ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記入口が、前記環状面に向かって前記シェルの外壁から軸線方向において内
    方へテーパーが付けられている、乳首カップアセンブリ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記ライナーの上方フランジと前記シェルの上方縁との間に上方シールを更に
    含んでいる、モジュール型の乳首カップアセンブリ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記上方縁が環状面を含んでおり、前記上方シールが、前記ライナーの前記上
    方フランジから軸線方向上方へ突出している環状のビームと、前記上方縁の環状
    面内に形成された対応するビード受け入れ溝とを含んでいる、乳首カップアセン
    ブリ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記ライナーの下方フランジと前記キャップとの間に下方シールを更に含む、
    乳首カップアセンブリ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 前記キャップが環状面を含んでおり、前記下方シールが、前記ライナーの下方
    フランジから軸線方向下方へ突出している環状ビームと、前記キャップの環状面
    内に形成された対応するビード受け入れ溝とを含んでいる、乳首カップアセンブ
    リ。
  8. 【請求項8】 請求項1のモジュール型の乳首カップアセンブリであって、 前記フレーム構造が、前記ライナーの取り外しを許容する開放位置と、それら
    の間に前記ライナーを支持するための閉塞位置との間で移動可能な一対の対向す
    るスリーブ部材を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のモジュール型の乳首カップアセンブリであ
    って、 スリーブ部材の各々が、前記ライナーの上方フランジを支持するための上方カ
    ラー部分と、前記ライナーの前記下方フランジを支持するための下方カラー部分
    と、前記上方カラー部分と下方カラー部分とを連結している軸線方向に延びてい
    る堅牢な手段と、を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の乳首カップアセンブリであって、 各カラー部分の形状が半円形である、乳首カップアセンブリ。
  11. 【請求項11】 牛から搾乳するための乳首カップアセンブリにおいて使用
    するためのライナーであって、 上方端部と下方端部とを有し且つ長手軸線を規定している中空の管状バレルと
    、 前記バレルの前記上方端部から径方向外方へ延びている上方フランジと、 前記バレルの前記下方端部から径方向外方へ延びている下方フランジと、を含
    んでいるライナー。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のライナーであって、 前記上方フランジが前記長手軸線に対して直角に延びている、ライナー。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のライナーであって、 前記下方フランジが、前記長手軸線に対して直角に延びている、ライナー。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のライナーであって、 前記バレル、上方フランジ及び下方フランジが、エラストマ材料によって一部
    品として一体に形成されている、ライナー。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のライナーであって、 前記上方フランジが環状面を含んでおり、環状ビードが、前記上方面から軸線
    方向に上方へ突出している、ライナー。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のライナーであって、 前記下方フランジが下方の環状面を含んでおり、環状ビードが、前記下方面か
    ら軸線方向に下方へ突出している、ライナー。
  17. 【請求項17】 牛から搾乳するための乳首カップアセンブリと共に使用す
    るためのカートリッジアセンブリであって、 上方端部に設けられた上方フランジと、下方端部に設けられた下方フランジと
    を備えた中空の管状バレルを有するスプール形状のライナーであって、前記バレ
    ルは、乳首受け入れ領域を形成しており且つ弛緩輪郭形状とつぼまったマッサー
    ジ輪郭形状との間で変形可能であるライナー、を含んでいるカートリッジアセン
    ブリ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のカートリッジアセンブリであって、 前記フレーム構造が、前記ライナーの取り外しを許容する開放位置と、それら
    の間に前記ライナーを支持するための閉塞位置との間で移動可能な一対の対向す
    るスリーブ部材を含んでいる、カートリッジアセンブリ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のカートリッジアセンブリであって、 各スリーブ部材が、前記ライナーの上方フランジを支持するための上方カラー
    部分と、前記ライナーの前記下方フランジを支持するための下方カラー部分と、
    前記上方カラー部分と下方カラー部分とを連結している軸線方向に延びている堅
    牢な手段と、を含むカートリッジアセンブリ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のカートリッジアセンブリであって、 各カラー部分の形状が半円形である、カートリッジアセンブリ。
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