JP2003517315A - 乳首カップアセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するための乳首カップアセンブリ（１）。この乳首カップアセンブリは、中空の管状シェル（２）を、同シェル内に配置された中空の管状バレルを含んでいる膨張装置と共に含んでいる。膨張装置は、牛の乳首の周りで、弛緩輪郭形状とつぼまったマッサージ輪郭形状との間で変形可能である。この乳首カップアセンブリは、前記膨張装置のバレルから突出している複数の周方向に隔置されたリブと、前記シェルの内側面に形成された対応する複数のリブ受け入れ溝と、を含んでいる。その結果、膨張装置は、常に、形状が三角形形状であるのが好ましい公知で所定のマッサージ輪郭形状でつぼまり、製造過程又は構成材料の本来的な不一致を克服する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 発明の背景 本発明は、真空によって作動する搾乳機のための乳首カップに関し、より特定
すると、所定のつぼまったマッサージ輪郭を有する乳首カップアセンブリに使用
するための膨張装置に関する。

【０００２】 従来の自動搾乳機は、牛の乳を搾るための乳首カップアセンブリを利用してい
る。典型的な乳首カップアセンブリは、脈動真空ラインに取り付けられるように
なされた中空の堅牢な外側シェル又はカップと、同外側シェルの内側に嵌合し且
つ一定の真空源に結合されている、細長く、可撓性で、弾性の管状膨張装置と、
を含んでいる。典型的には、膨張装置は、上方口部と、乳首受け入れ領域を画成
しているバレルと、シェル又はカップから下方へと延びており且つ乳を集めるた
めの乳用爪に取り付けられている搾乳管部分と、を含んでいる。上方口部ばかり
でなく搾乳管部分は、共に、各々、シェルの上端及び下端に密封係合されて、シ
ェルと膨張装置との間でバレルを包囲している環状の真空チャンバを形成してい
る。既に記載したように、シェルは脈動真空ラインに取り付けられているので、
この環状チャンバ内の圧力は、減圧と大気圧との間で変動する。膨張装置の下方
の搾乳管部分に適用される一定の真空は、牛の乳首から乳を搾り取り、一方、こ
れと同時に、環状チャンバ内の変動する圧力は、膨張装置又はライナーのバレル
の壁を周期的に内方へつぼませて、乳首にマッサージ輪郭形状をもたらす。更に
、バレルの周期的なつぼまりは、乳首を、断続的に、外気圧から膨張装置の内側
に適用された一定の真空へと減圧し、このようにして、乳首の炎症のような余病
を予防するだけでなく、乳腺炎を引き起こす傾向を有利に防止する。

【０００３】 膨張装置は、典型的には、材料の弾力性、即ち、繰り返された変形の後に、そ
れらの本来の大きさ及び形状に復帰する機能のために、弾性材料によって作られ
る。膨張装置は、天然ゴム又は合成ゴムの合成品によって作られることが多く、
例えば、シリコーンゴムが提案され且つある種の環境において使用されて来た。
これらの材料の各々は、それ自体の独特の利点及び不利な点を有している。例え
ば、天然ゴム又は合成ゴムの合成品は、裂け又はほころびに対する耐久性がより
高いけれども、搾乳過程において使用される油、バター脂肪、乳首処理剤及びそ
の他の化学物質による侵蝕を受ける。他方、シリコーンゴムは、実質的に、この
ような化学物質による侵蝕によって傷つくことが少なく、従って、比較的長い寿
命を有する。しかしながら、シリコーンゴムは、天然ゴムよりもより容易に裂け
且つ穴が開く傾向がある。

【０００４】 製造上の公差により及び種々の製造技術の結果として、同一材料によって作ら
れた膨張装置は、常に、同一のつぼんだマッサージ輪郭形状を有する訳ではない
ことも知られている。言い換えると、一つの乳首カップアセンブリにおいて使用
される動力学は、もう一つ別の乳首カップアセンブリにおいて使用される同一の
膨張装置であることが明らかなものと著しく異なるかもしれない。従って、所定
で且つ望ましいマッサージ輪郭形状を有する膨張装置を利用する乳首カップアセ
ンブリを提供することは当該技術において有利であろう。このようなアセンブリ
は、本来の製造公差を克服し及び／又は一つの膨張装置から次の膨張装置までの
間で変わる。

【０００５】 発明の概要 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するための乳首カップアセンブリであ
る。この乳首カップアセンブリは、外壁を有する中空の管状本体を含んでいるシ
ェル、並びに、同シェルの管状本体内に配置された中空の管状バレルを含んでい
る膨張装置を有している。バレルは外壁を有しており、同外壁は、乳首受け入れ
領域を画成しており且つシェルの外壁から内方側に隔置されて真空チャンバを形
成している。膨張装置は、牛の乳首の周囲で、弛緩輪郭形状とつぼんだマッサー
ジ輪郭形状との間で変形可能である。乳首カップアセンブリは、膨張装置のバレ
ルのための所望のつぼまったマッサージ輪郭形状を予め決定するための補強手段
を含んでいる。この補強手段は、バレルとシェルとの間に、少なくとも一つの細
長い軸線方向に延びている連結部を含んでいる。この連結部は、バレルとシェル
との間の機械的結合又は化学的結合とすることができる。この補強手段は、シェ
ルの外壁から内方に突出するか又はバレルの外壁から外方へ突出している少なく
とも一つのリブ、並びに、シェルの外壁か又はバレルの外壁のうちのリブが形成
されていない方に形成された少なくとも一つの対応する細長い軸線方向に延びて
いる噛み合うリブ受け入れ溝を含んでいる機械的連結部であるのが好ましい。膨
張装置のバレルから突出している複数の周方向に隔置されたリブが存在し、シェ
ルの外壁の内面に形成された対応する複数のリブ受け入れ溝が存在するのが好ま
しい。三つの等角度で隔置されたリブと三つの対応する溝とが存在するけれども
、搾乳されている牛の頭数によって、リブ及び溝の数は一つであっても四つであ
っても良い。

【０００６】 この乳首カップアセンブリの好ましい形態においては、シェルは、環状の凹部
を画成している軸線方向に延びている縁を有する上方端部と、直径が小さい孔を
画成している径方向に延びている縁を有する下方端部と、を含んでいる。膨張装
置は、環状の凹部内に嵌合する大きさになされているヘッド部分と、シェルの下
方端部の孔の中を通って延びている搾乳管部分と、を含んでいる。膨張装置のヘ
ッド部分とシェルの管状本体の上端との間の上方シールは、ヘッド部分をシェル
の軸線方向に延びている縁に対して外方へ径方向に付勢する膨張装置のヘッド部
分内に配設されている拡張可能なリングによって形成されるのが好ましい。膨張
装置の搾乳管部分とシェルの管状本体の下方端部との間の下方のシールは、シェ
ルの径方向に延びている縁に対して当接している搾乳管部分から突出している径
方向に延びている一体の環状の外側フランジによって形成されるのが好ましい。

【０００７】 このようにして、本発明は、膨張装置とシェルとが、つぼんだときに膨張装置
のバレルのための所望のマッサージ輪郭形状を予め決定するための補強手段を提
供するように変形されている乳首カップアセンブリを提供する。このマッサージ
輪郭形状は、形状が三角形であるのが好ましく且つ製造方法及び／又は構成材料
におけるあらゆる本来的な不一致を克服する。従って、この膨張装置は、常に、
公知の又は所定のマッサージ輪郭形状につぼまるであろう。

【０００８】 好ましい実施形態の詳細な説明 図面を参照すると、全体が符号１によって示されている乳首カップアセンブリ
が図示されている。乳首カップアセンブリ１は、堅固な外側シェル又はカップ２
と、シェル２内に配置された細長い可撓性で弾性の管状膨張装置３とを含んでい
る。図１に示されているように、シェル２は、膨張装置３を包囲し且つ支持して
おり、膨張装置３は、爪４（断片的に図示されている）に結合されており、爪４
は、次いで、自動搾乳機（図示せず）に結合されている。一般的に行われるよう
に、爪４は、適当な一定の真空装置（図示せず）に接続されており且つ複数のニ
ップル５（そのうちの一つだけが図１に示されている）を含んでおり、これらの
ニップル５に膨張装置３が接続されている。従って、膨張装置３は、一般的に行
われるように、搾乳爪４を介して一定の真空源に接続されている。

【０００９】 シェル２は、ステンレス鋼のような金属又は熱可塑性又は熱硬化性の合成樹脂
のようなその他の適当な堅固な材料によって作ることができる。図２に最も良く
示されているように、シェル２は、内側面７を備えた外側円筒形壁６を有してい
る中空の管状本体の形状を有している。シェル２の管状本体は、膨張装置３を受
け入れるための細長い円筒形の通路を画成しており、従って、長手方向軸線８を
規定している。シェル２は、肩部１０と共に環状凹部１１を形成している軸線方
向に延びている縁９を含んでいる上方端部を有している。シェル２はまた、直径
が小さい孔１３を画成している径方向に延びている縁１２を有している下方端部
を含んでいる。ニップル１４がシェル２の外壁６と一体に形成されており、軸線
８に対して鋭角に延びている。ニップル１４は、適当な管１５（図１において想
像線で示されている）を介して、脈動器に接続されて連通しており、脈動器は、
減圧と大気圧との間を変動して、一般的に行われているように膨張装置３を搾乳
のために収縮させたり拡張させたりさせる。

【００１０】 膨張装置３は、可撓性で弾性のエラストマ材料、好ましくは、合成又は天然の
ゴム合成品又はシリコーン合成品によって作られた管状部材である。図示された
構成においては、膨張装置３は、一体成形ユニットであるが、本発明の目的のた
めには、二部品、三部品又はその他の多部品ユニットとして構成されても良い。
図示されているように、膨張装置３は、シェル２の管状本体内に配設された、細
長く、概して円筒形で、中空の管状バレル１６と、環状凹部１１内に嵌合する大
きさとされているヘッド部分１７と、シェル２の下方端部の孔１３から延びてい
る搾乳管部分１８と、を含んでいる。“膨張装置”及び“ライナー”という用語
は、同業者間でときどき互換的に使用されることは注意されるべきである。しか
しながら、ここで使用されている“ライナー”という用語は、シェル２の内側に
嵌合し且つ牛の乳首を受け入れるバレル１６を意味することを意図している。“
膨張装置”という用語は、図示された完全に一体のユニット、即ち、バレル１６
、ヘッド部分１７及び搾乳管部分１８を包含することを意味している。

【００１１】 ヘッド部分１７は、形状が環状であり且つバレル１６から径方向外方に突出し
ているカラーを形成している。図３に最も良く示されているように、ヘッド部分
１７は、牛の乳首を受け入れるための口部１９を含んでいる。口部１９の直径は
、図３に最も良く示されているように、牛の乳首２０（図３において想像線で示
されている）上に乳首カップアセンブリ１を保持する助けとなるように、バレル
１６の直径よりも若干小さい寸法になされている。ヘッド部分１７は、シェル２
の肩部１０と係合する肩部２１を形成して、膨張装置３が適正に装着され且つシ
ェル２内に着座することができるようになされている。膨張装置３のヘッド部分
１７とシェル２の上端との間の上方シールは、気密シールを提供する。上方シー
ルは、図３に最も良く示されているように、ヘッド部分１７内に配置され且つヘ
ッド部分１７をシェル２の軸線方向に延びている縁９に対して径方向外方に付勢
している拡張可能なリング２２によって形成されている。

【００１２】 膨張装置３のバレル１６は、シェル２の管状本体内に配置されている。バレル
１６は、形状が管状であり、乳首受け入れ領域を内部に画成しており、弛緩状態
において、乳首２０の外径に近い直径を有するような大きさになされている内径
を有している。バレル１６は、環状の真空チャンバ２４を画成するために、シェ
ル２の内側面７から内方に隔置されている外側面２３を有する円筒形の外壁を含
んでいる。膨張装置３のバレル１６は、弾性のエラストマ材料によって作られて
おり且つ図４に示されている弛緩輪郭形状と図４（ａ）及び４（ｂ）に示されて
いるつぼまったマッサージ輪郭形状との間を移動可能である。既に述べたように
、これらの輪郭形状は、真空チャンバ２４がバレルの壁の周期的な収縮及び膨張
をもたらし、次いで乳首２０に対してマッサージ作用をもたらす交互の圧力状態
を受けている間に、膨張装置３の内側が一定の減圧を受けるために、起こる。

【００１３】 搾乳管部分１８は、バレル１６と一体に形成されており且つシェル２の下方端
部に形成された孔１３の中を通って延びている。搾乳管部分１８は、一般的なも
のであり且つ爪ニップル５上に滑り込むか又は同爪ニップル５を覆うように押し
込まれる下方端部を含んでいる。搾乳管部分１８とシェル２の下方端部との間の
下方の気密シールが、搾乳管部分１８から突出し且つ径方向に延びている、縁１
２に当接している径方向に延びている一体の環状の外側フランジ２５によって形
成されている。シェル２の下方端部のみならず爪４における真空の気密構造をも
たらすために、搾乳管部分１８の部品として、種々のタイプの結合構造を提供す
ることができることもまた、当業者に理解されるであろう。

【００１４】 搾乳動作中に、個々の搾乳膨張装置３の動力学は、製造過程の公差のみならず
素材の本質的な違いにより変化するかもしれない。本発明に従って、この乳首カ
ップアセンブリ１は、弛緩輪郭形状又はつぼまったマッサージ輪郭形状において
、膨張装置３のためのより一貫した輪郭形状が提供されるように、このような問
題点を克服する方法を提供する。このことを達成するために、バレル１６のため
の所望の弛緩及び／又はマッサージ輪郭形状を予め決定するための補強手段が提
供されている。この補強手段は、バレル１６とシェル２との間に、少なくとも一
つの細長い軸線方向に延びている機械的な連結部又は化学的な連結部を含んでい
る。図示されているように、補強手段は、機械的な連結部であり、且つ、シェル
２の内側面７内に形成された複数の対応する細長い周方向に隔置された軸線方向
に延びている噛み合う一体の溝２７と共に、バレル１６の外側面２３から突出し
ている複数の細長い周方向に隔置された軸線方向に延びている一体の外側リブ２
６を含んでいる。図２に最も良く示されているように、リブ２６は、バレル１６
のほぼ全長に亘って軸線方向に延びており、一方、溝２７は凹部１１と孔１３と
の間のシェル２の全長に亘って軸線方向に延びている。図４に最も良く示されて
いるように、リブ２６は円形断面を有しており、リブ受け入れ溝２７は、リブ２
６とほぼ同じであるような大きさになされている対応する円形断面を有している
。リブ２６と溝２７とは断面が円形であるように図示されているけれども、構造
が、バレル１６がシェル２内の定位置に保持されるようにリブと溝との間に若干
のアンダーカットを提供する限り、対応する三角形形状のような他の形状もまた
採用することができることは注目されるべきである。記載したように、補強手段
はまた、リブ２６及び溝２７に似た軸線方向の形状で、面２３をシェル２に超音
波溶接するか又は面２３をシェル２に接着することによって形成されたような分
子結合又は化学結合であっても良い。

【００１５】 シェル２内に膨張装置３を組み込むためには、リブ２６の下方端縁２８が、各
溝２７の上方孔２９と整合せしめられる。これと同時に、搾乳管部分１８が、シ
ェル２の内側内に、同搾乳管部分１８が孔１３の中を通って延びるまで挿入され
る。膨張装置３は、次いで、図３に最も良く示されているように、ヘッド部分１
７が凹部１１内に着座せしめられ且つフランジ２５が孔１３内を貫通するまで、
リブ２６が溝２７内へと摺動するように、下方へと押し込まれる。膨張装置３及
び特にバレル１６は、次いで、シェル２内に保持される。リブ２６と溝２７との
組み合わせは、バレル１６を補強して、チャンバ２４内の圧力が大気圧と減圧と
の間で周期的に変化すると、バレル１６の外壁が、図４に示された弛緩輪郭形状
から矢印３０によって示された図４（ａ）のつぼまったマッサージ輪郭形状まで
内方に変形し、収縮し又はつぼまるであろう。リブ２６と溝２７とにより、バレ
ル１６は、その弛緩輪郭形状とそのつぼまったマッサージ輪郭形状との間で等し
く且つたとえどのような周波数が採用されたとしてもチャンバ２４内の圧力が変
化する毎に同程度に変化するであろう。

【００１６】 図４、４（ａ）及び４（ｂ）に示されているように、リブ２６と溝２７との好
ましい数は三個であり、各々が相互に１２０°離して配置されている。これは、
乳首２０の表面全体の殆どをマッサージするときにほとんどの所望の輪郭形状の
うちの一つである三角形形状のマッサージ輪郭形状を提供する。特に、図４（ｂ
）は、バレル１６の内側に適用される一定の真空へ晒されることから、乳首２０
の先端を断続的に解放するために、乳首２０の先端の下方の三角形状を示してい
る。それにもかかわらず、他の形状もまた採用しても良い。例えば、図５は、本
発明の第二の実施形態を示しており、この第二の実施形態においては、第一の実
施形態に対する同様の部品は、文字“ａ”を付加した同様の番号で示されている
。図５は、単一のリブ２６ａ及び溝２７ａの使用を例示している。図６は、本発
明の第三の実施形態を示しており、この第三の実施形態においては、同様の部品
が文字“ｂ”を付加した同様の番号で示されている。図６は、互いに１８０°離
れて配置された２つのリブ２６ｂと２つのリブ受け入れ溝２７ｂとを使用してい
るアセンブリを例示している。更に、図７は、同様の部品が文字“ｃ”を付加し
た同様の番号で示されている本発明の第四の実施形態を示している。図７は、互
いに９０°離して配置された４つのリブ２６ｃと、４つのリブ受け入れ溝２７ｃ
とを含んでいる実施形態を例示している。図７に示された構造は、図４（ａ）の
三角形形状のマッサージ輪郭形状に対して矩形又は正方形のマッサージ輪郭形状
を提供している。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は、上端が牛の乳首に結合され、下端が搾乳機の爪に結合されている、本
発明の乳首カップアセンブリを部分断面側面図である。

【図２】 図２は、膨張装置の一部分と断面したシェルとを示している、本発明の乳首カ
ップアセンブリの分解組立図である。

【図３】 図３は、図１に示された乳首カップアセンブリの拡大断面図である。

【図４】 図４は、図３の線４−４に沿った断面図であり、弛緩輪郭形状の膨張装置のバ
レルを示している。 図４（ａ）は、牛の乳首の本体の下方のつぼまったマッサージ輪郭形状での膨
張装置のバレルを示している図４に類似した断面図である。 図４（ｂ）は、牛の乳首の先端の下方のつぼまったマッサージ輪郭形状での膨
張装置のバレルを示している図４（ａ）に類似した断面図である。

【図５】 図５は、単一のリブのみを備えた膨張装置を示している第二の実施形態の図４
に類似した断面図である。

【図６】 図６は、二つリブを備えた膨張装置を示している第三の実施形態の図４に類似
した断面図である。

【図７】 図７は、四つのリブを備えた膨張装置を示している第四の実施形態の図４に類
似した断面図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１４年１月３１日（２００２．１．３１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 リード・エイ・ラーソン アメリカ合衆国ウィスコンシン州53094， ウォータータウン，ステート・ロード・26 ノース 7766

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するための乳首カッ
   プアセンブリであって、 外壁を有し且つ長手軸線を規定している中空の管状本体を含んでいるシェルと
   、 前記シェルの前記管状本体内に配置された中空の管状バレルであって、乳首受
   け入れ領域を画成しており且つ真空チャンバを画成するために前記シェルの外壁
   から内方へ隔置された外壁を有しているバレルを含んでいる膨張装置であって、
   弛緩輪郭形状とつぼまったマッサージ輪郭形状との間で変形可能である膨張装置
   と、 前記膨張装置の前記バレルのための所望のマッサージ輪郭形状を予め決定する
   ための補強手段であって、前記バレルと前記シェルとの間の少なくとも一つの細
   長い軸線方向に延びている連結部を含んでいる補強手段と、を含む乳首カップア
   センブリ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記連結部が、前記シェルの前記外壁か前記バレルの前記外壁のうちの一方か
   ら突出しているリブと、前記シェルの前記外壁か前記バレルの前記外壁のうちの
   他方に形成された少なくとも一つの細長い軸線方向に延びている噛み合いリブ受
   け入れ溝と、を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記補強手段が、複数の周方向に隔置されたリブ及びリブ受け入れ溝を含んで
   いる、乳首カップアセンブリ。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記補強手段が、互いに１８０°離されて配置された２つのリブと、２つのリ
   ブ受け入れ溝と、を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記補強手段が、互いに１２０°離されて配置された３つのリブと、３つのリ
   ブ受け入れ溝と、を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
6. 【請求項６】 請求項３に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記補強手段が、互いに９０°離されて配置された４つのリブと、４つのリブ
   受け入れ溝と、を含んでいる、乳首カップアセンブリ。
7. 【請求項７】 請求項２に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記リブとリブ受け入れ溝とが、各々、円形断面を有している、乳首カップア
   センブリ。
8. 【請求項８】 請求項２に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記少なくとも一つのリブが前記バレルと一体化されており、前記少なくとも
   一つの溝が前記シェルの外壁に形成されている、乳首カップアセンブリ。
9. 【請求項９】 牛から搾乳するための搾乳機と共に使用するための乳首カッ
   プアセンブリであって、 外壁を有し且つ長手軸線を規定している中空の管状本体を含んでいるシェルで
   あって、同管状本体は、更に、環状凹部を画成している軸線方向に延びている縁
   を有している上方端部と、直径が小さい孔を画成している径方向に延びている縁
   を有する下方端部と、を含んでいるシェルと、 前記シェルの前記管状本体内に配置された中空の管状バレルであって、乳首受
   け入れ領域を画成しており且つ真空チャンバを画成するために前記シェルの外壁
   から内方へ隔置された外壁を有しているバレルと、前記環状の凹部内に嵌合する
   大きさになされており且つ牛の乳首を受け入れるための口部を画成しているヘッ
   ド部分と、前記シェルの前記下方端部の孔を通って延びている搾乳管部分と、を
   有し、弛緩輪郭形状とつぼまったマッサージ輪郭形状との間で変形可能である膨
   張装置と、 前記バレルの前記外壁から突出している複数の細長い周方向に隔置された軸線
   方向に延びている一体の外側リブと、 前記シェルの前記外壁に形成された複数の細長い周方向に隔置された軸線方向
   に延びている噛み合う内側溝と、を含む乳首カップアセンブリ。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 互いに１８０°離されて配置された２つのリブと、２つのリブ受け入れ溝と、
    が設けられた乳首カップアセンブリ。
11. 【請求項１１】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 互いに１２０°離されて配置された３つのリブと、３つのリブ受け入れ溝と、
    が設けられた、乳首カップアセンブリ。
12. 【請求項１２】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 互いに９０°離されて配置された４つのリブと、４つのリブ受け入れ溝と、が
    設けられた乳首カップアセンブリ。
13. 【請求項１３】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記リブとリブ受け入れ溝とが、各々、円形断面を有している、乳首カップア
    センブリ。
14. 【請求項１４】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記膨張装置の前記ヘッド部分と前記管状本体の前記上方端部との間に上方シ
    ールを更に含んでいる、乳首カップアセンブリ。
15. 【請求項１５】 請求項１４に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記膨張装置がエラストマ材料によって作られており、前記ヘッド部分内に配
    置され且つ同ヘッド部分を前記軸線方向に延びている縁に向けて径方向外方へ付
    勢して前記上方シールを形成する拡張可能なリングを更に含んでいる、乳首カッ
    プアセンブリ。
16. 【請求項１６】 請求項９に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記膨張装置の前記搾乳管部分と、前記シェルの下方端部との間に下方シール
    を更に含む、乳首カップアセンブリ。
17. 【請求項１７】 請求項１６に記載の乳首カップアセンブリであって、 前記膨張装置がエラストマ材料によって作られており、前記径方向に延びてい
    る縁に当接して前記下方シールを形成する、前記搾乳管部分から突出している径
    方向に延びている一体の環状の外側フランジを更に含んでいる、乳首カップアセ
    ンブリ。