JP2003516754A - 核酸の単離精製方法 - Google Patents

核酸の単離精製方法

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ユッタ シェーンリング
ガブリエール ミュッヒェル
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Abstract

(57)【要約】 本発明は核酸、特にゲノムDNAを有機材料から単離精製する方法に関する。本発明はさらに該方法において使用するためのキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は核酸、特に有機材料由来のゲノムDNAを単離精製する方法に関する
。本発明はまた該方法に使用するためのキットに関する。
【0002】 微生物及び植物、結果的には食品の性質にもまた影響を与える組換えDNA技
法が広まる間に、例えば大豆、とうもろこし、または小麦などの遺伝子組換え生
物体及び野菜補助食を検出することを目的として定性的及び定量的方法がこれま
で開発された。これらの検出方法のためには、核酸を対応する材料から単離しな
ければならない。同時にDNAは良質で高分子量でなければならない。さらに、
単離されたDNAは、PCR(ポリメラーゼ鎖反応)や制限酵素を用いる単離D
NAの切断などの分子遺伝子学研究のために十分である純度で存在していなけれ
ばならない。
【0003】 DNAを単離するための多くの方法が既に記載されており、最初に開発された
これらの方法は、極めて特定の基質、例えばグラム陽性またはグラム陰性細菌、
植物、血液、食品からDNAを単離するための方法であった。これらの方法はし
ばしばフェノール、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)又は塩
酸グアニジンのような健康に害のある物質を利用する。他の方法ではDNA結合
性担体物質を含む小型カラム又は遠心フィルターの形態で高価なプラスチック品
を利用し、その結果リサイクル不可なプラスチック廃棄物が蓄積される。
【0004】 従って、例えばAusubelらの標準的研究(Current Protocols in Molecular Bi
ology, Unit 2.3 and 2.4, John Wiley & Sons, Inc., 1994)は、細菌又は植物
組織からゲノムDNAを単離する技術を記載する。ゲノムDNAを細菌から単離
するとき、細胞をまず溶解を目的として緩衝液中に取り出す。細胞を粉砕した後
、セチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)を添加し、CTABがタ
ンパク質と多糖類を除去するように働かせる。CTAB−タンパク質/多糖類複
合体を次に続くクロロホルム/イソアミルアルコール抽出及び遠心分離に関連し
て分離除去する。フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコールでさらに抽
出をした後、DNAをイソプロパノールで沈澱させ、70%アルコールで洗浄し
、水性緩衝液中に取り出す。
【0005】 ゲノムDNAを植物組織から単離する場合、Ausubel らはCTAB処理を含む
方法か塩化セシウム(CsCl)勾配遠心による単離のいずれかを提唱する。後
者の方法では、臭化エチジウムがDNAを検出するのにさらに用いられる。
【0006】 Foodstuff Requirement Act35条に従った分析方法に関する公認の収集による
と、特に微生物における組換え変異を検出することを目的としてソーセージから
ゲノムDNAを単離する工程はフェノール抽出を含んでいる。
【0007】 他の単離方法ではDNA結合性物質を含む小型で単回使用のカラムの形態で高
価なプラスチック製品を利用する。従って、EP 0616 639は、例えば細胞を破壊
し、核酸をまず最初にカラム内のアニオン交換基に結合させ、そして洗浄工程に
よって精製するという核酸の単離精製方法を記載する。その後、下流の無機支持
材に結合されるように核酸をアニオン交換基から遊離させる。その際、さらに水
性アルコール溶液を用いる洗浄工程、そして最後に水性溶液への溶出工程が続く
【0008】 Roche社は、例えば制限酵素分析やPCRなどの種々の分子生物学的方法
に適したDNAを単離精製するためのHigh PureTMPCR鋳型調製キットを提供
している。他の製品の中で、そのキットは特別なガラス製ファイバーマットを含
む遠心フィルターチューブを提供する。DNAが精製される細菌を溶解し、試料
をチューブに添加し、遠心分離によってガラス製ファイバーマット内に分配する
。DNAをガラス製ファイバーマットに結合させ、種々の溶液を用いて精製する
。分離除去されるべき洗浄液及び不要な細胞残渣を遠心分離によって除去する。
その後、DNAを緩衝液中に溶出させることによってガラス製ファイバーから遊
離させる。
【0009】 先行技術の方法の不都合は、それらが有機溶剤であるフェノールやセチルトリ
メチルアンモニウムブロミド(CTAB)のような健康に害のある物質を用いる
ことであり、それらの溶剤は別個に処理しなければならないことである。他の方
法では、例えば高価で小型のDNA−結合性単回使用カラムを利用し、その結果
リサイクル不可のプラスチック廃棄物を蓄積することになる。さらに各々の方法
はDNA起源に関して非常に限られた範囲でしか利用できないという不都合もあ
る。
【0010】 従って、本技術的課題はフェノールやセチルトリメチルアンモニウムブロミド
のような環境に害のある成分を使用することなく、またリサイクル不可のプラス
チック廃棄物の蓄積がない核酸の単離精製方法を開発することにある。さらに、
そのプロセスはコスト的に有利で、原則として非常に広範囲の有機材料からDN
Aを単離するのに適しているべきである。
【0011】 本技術的課題は、核酸、特にゲノムDNAを有機材料から単離精製する方法で
あって、以下の工程: (a)少なくとも0.2MのNaCl又はKClを含む溶液A中に核酸を含有する
有機材料を取り出す工程; (b)SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)を添加する工程; (c)プロテアーゼを添加する工程; (d)5から120分間、50から75℃にてインキュベートする工程; (e)NaCl、KCl及び酢酸ナトリウムから成る群から選択される塩を含む
溶液Dを該塩が少なくとも2.3Mの最終濃度に達するように添加する工程; (f)不溶性物質を分離除去する工程;及び (g)核酸をアルカノールで沈澱させる工程; を含む上記方法によって解決される。
【0012】 驚くべきことに、この方法は非常に異なる有機材料及び/又は生物体から核酸
を単離するのに用いることができることがわかった。従って、この方法は酵母、
カビ、グラム陽性及びグラム陰性細菌、光合成紅色硫黄細菌(グラム陰性)、細
胞培養物、植物、動物及びヒト組織、血液、毛根、唾液から、あるいは肉、肉製
品、及び非常に広範囲な方法で処理され、かつ非常に広範囲な成分を有する他の
食品からもまた核酸を単離するのに適している。この方法の他の利点はフェノー
ルやCTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロミド)のような環境に害のあ
る成分の使用が避けられ、例えば小型DNA結合性カラムの形態のリサイクル不
可なプラスチック廃棄物の蓄積がないことである。さらに、本方法は、均質化工
程なしに短時間でゲノムDNAを単離することを可能とする。得られる核酸の質
は際立っている。DNAは高分子量であってPCR(ポリメラーゼ鎖反応)又は
制限酵素による切断のような分子遺伝学的操作に十分な純度で得られる。さらに
収率は小型のDNA結合性カラムを用いる他の方法と比較して非常に高い。さら
に本方法は他の方法に比べてずっとコスト効率的である。
【0013】 もうひとつの方法においては、工程(a)及び/又は(b)の後に50から7
5℃におけるインキュベーションをさらに行う。好ましい方法では、ドデシル硫
酸ナトリウム及び/又はプロテアーゼを溶液Aとともに添加する。これを行うこ
とによって本方法をさらにスピードアップすることが可能となる。
【0014】 もうひとつの好ましい方法では、プロテアーゼKをプロテアーゼとして用いる
。好ましくはその混合物に同様にRNaseをさらに添加する。特にDNAが植
物及び肉類から調製される場合、RNAを分解することが必要である。好ましく
は、不溶性物質を工程(d)の後に分離除去する。高い脂肪含有量を有する食品
を扱う場合、好ましい方法は工程(a)の前に最初の工程として脂肪を除去する
ためにヘキサンによる処理を含む。
【0015】 もうひとつの好ましい方法では、溶液Dを添加した後の混合物中の塩の最終濃
度が少なくとも2.5Mである。高い塩濃度は多糖類及びタンパク質の沈澱及び
分離除去を可能にする。本方法の他の好ましい態様では、溶液D添加後の塩の最
終濃度が少なくとも2.75M、好ましくは少なくとも3.0M、特に好ましく
は3.5Mである。
【0016】 高い塩濃度の使用は多糖類及びタンパク質を定量的に分離除去するのに特によ
く適している。これに関連して、要求に従い塩濃度は処理されるべきバイオマス
の性質に応じて特異的に調整することができる。少なくとも4M、好ましくは少
なくとも5Mの塩濃度でも個々の試料を処理するのに適当である。従って、5か
ら6Mの塩濃度が植物の部分の処理には特に適している。
【0017】 もう1つの特に好ましい方法では、ドデシル硫酸ナトリウムの添加後の最終濃
度が0.5から2.5重量%である。他の好ましい方法では、ドデシル硫酸ナト
リウムの添加後の最終濃度が1.0から2.5重量%であり、好ましくは1.5
から2.5重量%であり、特に好ましくは2.0から2.5重量%である。2重
量%程度のドデシル硫酸ナトリウムがあらゆる種類の細胞を破壊するにも特に適
していることがわかった。
【0018】 特に、高いSDS濃度と高い塩濃度を組み合わせるという手段によって、本発
明の方法は高品質な核酸を非常に満足のいくようにかつ非常に迅速に広範囲な起
源から精製することが可能となる。
【0019】 もう1つの特に好ましい方法では、工程(d)におけるインキュベーションを
65℃で15から60分間行う。このパラメータの選択により本発明の方法でD
NAを高収率で得ることが可能になる。
【0020】 もう1つの特に好ましい方法では、EDTA(エチレンジアミン四酢酸、二ナ
トリウム塩)及び0.4から1MのNaClを含み、そのpHが7.5から8.
5に調節されている溶液を溶液Aとして用いる。
【0021】 もう1つの特に好ましい方法では、ドデシル硫酸ナトリウムを添加した後の最
終濃度が0.5から2.5重量%である。
【0022】 さらに、2.5から6MのNaCl溶液を溶液Dとして用いる。エタノール又
はイソプロパノールがアルカノールとして好ましく用いられる。
【0023】 特に好ましい方法では、核酸を沈澱させた後、70から85%濃度のエタノー
ル又はイソプロパノール溶液で処理する。この工程は核酸からその塩を除去する
【0024】 もう1つの好ましい方法では、冷却工程を工程(f)の前に行う。この工程で
は、温度が好ましくは−10℃未満、特に好ましくは−20℃未満になるように
する。この冷却は好ましくは少なくとも5分間行う。この工程はタンパク質の沈
澱を促進する。
【0025】 特に好ましい方法では、本発明の方法をフェノールの添加なしに行う。これは
十分に高い濃度のドデシル硫酸ナトリウムと高い塩濃度の組み合わせ使用が清浄
な核酸沈澱物を得るのに適していることがわかったからである。
【0026】 もう1つの特に好ましい方法では、有機材料が原核細胞、真核細胞、植物の種
子、植物の部分、植物油、食品、ヒト及び動物組織、ヒト排出物、精液、及び唾
液から成る群から選択される。従って、本発明の方法は有益なことに、広いスペ
クトラムの材料から核酸を単離するのに例外なく使用できることがわかった。そ
れゆえ、プロトコルにいかなる変更を加えることなく、種々の材料から自動化さ
れた手法で同時に核酸を単離することもまた可能である。
【0027】 更に、本技術的課題は核酸の単離精製のための本発明方法に使用するためのキ
ットであって、 −少なくとも0.2MのNaCl又はKClを含む溶液A −SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) −プロテアーゼ −少なくとも2.5MのNaCl、KCl及び酢酸ナトリウムから成る群から
選択される塩を含む溶液D −アルカノール溶液 を含む上記キットの提供によって解決される。
【0028】 該キットは使用者が核酸、特にゲノムDNAを非常に広範囲な有機材料から本
発明の方法を用いて単離精製することを可能にする。このキットの利点は別個に
処分しなければならないフェノール又はCTAB(セチルトリメチルアンモニウ
ムブロミド)のような環境に害のある成分のいずれをも含まないという事実に起
因する。さらに、該キットはいかなる高価で小型のDNA−結合性カラムをも含
まず、これは該キットを本発明の方法に用いる際にリサイクル不可のプラスチッ
ク廃棄物の蓄積がないということを意味している。
【0029】 好ましい態様では、該キット内の溶液AはEDTA及び0.4から1MのNa
Cl又はKClを含み、溶液のpHは7.5から8.5に調節されている。
【0030】 もう1つの特に好ましい態様では、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)が溶液
A中に1から2.5重量%の濃度で存在するか、別の固体物質として存在するか
、あるいは10から25重量%の濃度を有する別の溶液中に存在する。SDSが
別の固体物質として該キットに存在し、既に定量してある場合は、DNA単離を
開始する前に使用者が所定容量でキットに存在する溶液Aに1から2.5重量%
の濃度になるようにそのSDSを添加するか、SDSを水又はTE緩衝液に添加
することによって10から25重量%の濃度を有する溶液B(実施例:材料の項
参照)を調製すればよい。
【0031】 該キットに存在するプロテアーゼは好ましくはプロテアーゼKである。
【0032】 特に好ましい態様によれば、溶液D中の所定の塩濃度は5Mである。
【0033】 該キットのもう1つの特に好ましい態様では、RNaseもまた別の固体物質
として存在する。原則的には、RNaseは凍結乾燥粉末として該キットに含め
られる。DNA単離を開始する前に、使用者は既に定量してあるRNaseを所
定容量でキットに存在する溶液Aに特定の濃度になるよう添加するか、別のRN
ase溶液を調製すればよい。
【0034】 もう1つの特に好ましい態様では、該キットはさらに70から85%濃度のエ
タノール又はイソプロパノール溶液を含む。この溶液は塩からそれを精製するた
めに沈澱したDNAを処理するのに用いられる。
【0035】 もう1つの好ましい態様では、該キットはフェノールもフェノール性溶液のい
ずれをも含まない。
【0036】 本技術的課題はさらに核酸、特にゲノムDNAを有機材料から単離精製するた
めに本発明のキットを用いることによって解決される。該キットに提供される溶
液及び化学物質は、非常に広範囲の有機材料から短い時間でゲノムDNAを単離
することを可能にするような本発明方法に適合している。
【0037】 本発明の方法を以下の実施例においてさらに詳細に説明する。
【実施例】
以下に述べる本実施例では次の溶液及び材料を用いる。材料 −溶液A: 0.4M NaCl 10mM tris/HCl pH8 2mM EDTA pH8 −溶液B: 20%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) −溶液C: 20mgプロテナーゼK/ml(冷所にて保存)
【0038】 溶液A:溶液B:溶液Cを1:0.1:0.02の割合で混合し、調製を行う
直前にその混合物が使用準備できているようにする。 −溶液D: 5M NaCl溶液 −沈澱のためのイソプロパノール又は分析グレードの100%エタノール −沈澱したDNAを精製するための分析グレードの70%エタノール −滅菌した2倍希釈のH2O又は1×TE緩衝液、pH8.0 (10mM tris、1mM EDTA) −65℃及び37℃を提供する水浴 −14,000gまで提供する卓上遠心機 −滅菌した、単回使用のプラスチック製品(2mlのエッペンドルフ製キャップ
付きチューブ又は50mlのファルコチューブ)
【0039】 1.方法の一般的原理 核酸を含む有機材料を0.4MNaCl、10mMTris/HCl(pH8
)、2mMEDTA(pH8)を含む過剰量の溶液A中に取り出す。これに関し
、その溶液の量は材料の約2倍容量に相当するべきである。1容量の溶液Aに対
してまず1/10容量の溶液B(20%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)及び
2/100容量の溶液C(プロテアーゼK、20mg/ml)を材料に添加し、
混合物を65℃にて15から60分間インキュベートする。続く単離処理は室温
で行う。材料の量が少ないとき、例えば0.5g未満のとき、完全な可溶化物上
清をさらなる処理に供する。基質量がより多いときは、液状の可溶化物の1ml
だけをさらなる処理に供する。もし可溶化物が材料とは別にピペットオフできな
い場合は、その溶液を卓上遠心分離機で2000gにて5分間遠心分離する。混
合物の容量を測定し、0.75容量の溶液D(5M NaCl)を混合物に添加
し、全体を激しく混合する。続いて14,000gで10分間遠心分離を行い、
細胞残渣、タンパク質及び多糖類を分離除去する。液状の上清を取り除き、その
中に存在するDNAを除去された上清の容量に基づき1容量のイソプロパノール
にて室温で5分間沈殿させる。沈澱したDNAを14,000gにて10分間遠
心にかけた後、上清をピペットオフし、沈澱したDNAを70%強度のエタノー
ルを用いて塩から精製する。エタノールをペピットオフし、ペレットを37℃に
て15分間乾燥し、水又はTE緩衝液に取り出す(tris/EDTA溶液)。
可溶化に要する時間によるが、全プロセスに約60分から90分要する。
【0040】 2.特別調製 a)植物からの調製 植物の部分、例えば0.1gの花粉を200μlの溶液Aに取り出し、一方、
2個の大豆を1mlの該溶液及び2個の大麦種子を10mlの該溶液に取り出す
。その後、適当量の溶液B及び溶液Cを加え、その混合物を65℃にて60分間
溶解させる。高含量の油を含んでいる植物をヘキサンで前処理することは不要で
ある。溶解後、不溶性物質を分離除去する。非常にタンパク質豊富な植物の場合
は、塩処理工程の後、例えば5M NaCl溶液(溶液D)を添加後にクロロホ
ルム抽出を行い、あるいはRNaseをRNAを除去するために添加してもよい
。不溶性物質を分離除去した後、核酸を沈澱させる。沈澱したDNAを、もはや
塩がDNAペレットから溶液中に出なくなるまで70%エタノールにて1回又は
2回精製する。小さなDNAペレットを50μlの水又はTE緩衝液に取り出し
、一方、大きなDNAペレットを400μlの水又はTE緩衝液に取り出す。
【0041】 b)組織及び肉からの調製 組織(新鮮な、冷凍された、又は調理された)を約1cm2の大きさで、約0
.2gに相当する切片にカットし、400μlの溶液A、40μlの溶液B及び
8μlの溶液C(プロテナーゼK20mg/ml)に取り出し、65℃にて60
分間溶解させる。不溶性物質を分離除去し、適当量の溶液Dを加える。その後、
不溶性物質をもう一度分離除去する。核酸を先の混合物の全容量に対して2容量
の100%エタノールにて沈殿させる。沈殿前に必要に応じてRNAをRNas
e(1/100容量、RNase100μg/ml)を用いて37℃にて15分
間消化する。DNAペレットを最終的に100μlの水かTE緩衝液に取り出す
【0042】 c)食品からの調製 食品が高脂肪含量を有する場合は、溶解工程の前にヘキサンでそれらを処理す
ることが適当である、たとえば食品をヘキサンの層で覆い、混合物を室温にて約
15分間振とうする。ヘキサンをピペットオフし、実施例1に記載されたように
溶解を行う。固形の食品、例えば、100mgのコーンフレークを400μ1の
溶液Aに取り出し、一方、2gのミューズリーを10mlの溶液Aに取り出す。
これらの固形の食品をモーター内で挽くことによって細かく砕くことは必要では
ないが、この工程はDNAの収率を増加させる。液状の食品は1.5から2容量
の溶液A中に1容量の材料の割合で取り出す。適当量の溶液B及び溶液Cを加え
る。有機材料を溶解させるために、その混合物を65℃にて60分間インキュベ
ートし、場合により振とうする。液体の上清をピペットオフすることができない
場合は、固体成分を2000gで5分間遠心する。食品があまりに大きな程度に
膨張する場合は、続いて溶液Aをさらに添加することもまた可能である。溶液D
による塩処理及び遠心分離後、追加の固層が液層の上に形成される可能性もある
。液層をこの固層から注意深く取り去ることもできる。その後エタノールによる
沈殿を行う。原則としてDNAペレットを100μlの水又はTE緩衝液に取り
出す。
【0043】 d)グラム陽性及びグラム陰性細菌、酵母及びカビからのDNA調製 微生物はその液体から採取し、そして最初の容量に応じて3000gでの遠心
分離又は真空ろ過装置と少なくとも45μmの孔径のフィルターを用いるろ過に
よって採取する。微生物をろ過物から洗浄し、さらなる遠心分離によって濃縮す
る。平均的なサイズのコロニーに相当する多数の微生物の場合、その微生物を2
00μlの溶液Aに取り出す。最初の量がより多い場合、500μlの溶液Aを
用いる。相当する量の溶液B及びCを添加する。65℃で15分間のインキュベ
ーションは細菌を溶菌するのに十分であり、一方、酵母やカビの場合は65℃で
60分のインキュベーションで十分である。その後相当する量の溶液Dを添加し
、不溶性物質を分離除去する。微生物由来のDNAを上清の容量に基づいて2容
量のエタノールを用い、−25℃で少なくとも15分間沈殿させる。ペレットを
70%エタノールにて精製し、乾燥し、10から100μlの水に取り出す。
【0044】 e)細胞培養物からの調製 細胞培養物の細胞はトリプシン化せず、調製前にフラスコ外に遊離させてもよ
いが、代わりにフラスコ内で直接に溶解させてもよい。細胞をまず1×PBSで
洗浄する。予め混合しておいた溶液A,B,及びCをその培養フラスコに注ぐ。
フラスコ全体をときどきかき混ぜながら65℃にて60分間インキュベートする
。溶解物を50mlの遠心チューブ内にあけ、不溶性物質を分離除去する。塩処
理をその後行う。その後、遠心分離をたいていの遠心分離機において5000g
で、好ましくは8000gで10分間行う。イソプロパノールを用いて沈殿させ
た後、DNAを200から400μlのTE緩衝液に溶解させ、より小さいチュ
ーブに移す。
【0045】 本発明の方法は非常に広範囲の有機材料からゲノムDNAを単離するために行
われた。DNAは次のリストに挙げた材料からうまく単離され、それによって本
発明の方法の普遍的な応用性が実証された。
【0046】 培養プレート及びビールから得られる細菌: シュードモナス属(Pseudomonas sp.)、大腸菌(Escherichia coli)、ラクトバ
チルス属(Lactobacillus sp.)、メガスファエラ(Megasphaera)、ペクチナツス
(Pectinatus)及びアロクロマチウム ヴィノサム(Allochromatinum vinosum)
【0047】 培養プレート、液体培養物及び乾燥材料及びビールから得られる酵母: サッカロミセス属(Saccharomyces sp.)、及び壁紙、培養プレート及び果物か
らのカビ
【0048】 下記の種の動物、新鮮肉(冷凍、調理、又は焼かれた;例えば筋肉、皮膚、脂肪
、肝臓、腎臓、尾、及び耳を含む): ブタ、ウシ、ノロジカ、マウス、トリ、七面鳥、キジ、ならびにヘビ、カブト
ムシ、ハエ、及びハチからの材料
【0049】 細胞培養物: 培養された線維芽細胞
【0050】 下記の種の植物(生の、調理及び冷凍された;葉、茎、根、花弁、花粉、及び果
実): とうもろこし、大豆、ルピナス、セイヨウアブラナ、さとうきび、ポテト、ト
マト、小麦、大麦、ライ麦、ホップ、モミ、スパイダープラント(Chlorophytum
comosum)、ゴムプラント(Ficus benjamini)及び室内用シュロ
【0051】 食品: 大豆タンパク単離物、レシチン、冷抽出大豆油、マーガリン、醤油、ケーキ及
び練り粉菓子、大豆製エスカローペ、大豆製ソーセージ、ベビーフード、スポー
ツ選手用食品、食餌飲料、ベーキングミクスチャー、ベジタリアンスプレッド(v
egetarian spread)、コーンスターチ、マルトデキストリン、小麦粉、コーンフ
レーク、ミューズリー、ミューズリーバー、ポップコーン、トルティーラチップ
、セモリーナ、ワッフル、ポレンタ、ポップライス、牛乳、クリーム、ヨーグル
ト、ココア、チョコレート、詰め物をしたチョコレート、Tween 80、はちみつ
、サラミ、コンビーフ及びほか多数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミュッヒェル ガブリエール ドイツ連邦共和国 53859 ニーデルカッ セル エーレンシュトラーセ 1 Fターム(参考) 4B024 AA20 CA03 HA03

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核酸、特にゲノムDNAを有機材料から単離精製する方法で
    あって、以下の工程: (a)少なくとも0.2MのNaCl又はKClを含む溶液A中に核酸を含有する
    有機材料を取り出す工程; (b)SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)を添加する工程; (c)プロテアーゼを添加する工程; (d)5から120分間、50から75℃にてインキュベートする工程; (e)NaCl、KCl及び酢酸ナトリウムから成る群から選択される塩を含む
    溶液Dを該塩が少なくとも2.3Mの最終濃度に達するように添加する工程; (f)不溶性物質を分離除去する工程;及び (g)核酸をアルカノールで沈澱させる工程; を含む上記方法。
  2. 【請求項2】 工程(a)及び/又は(b)の後に50から75℃における
    インキュベーションをさらに行う請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ドデシル硫酸ナトリウム及び/又はプロテアーゼを溶液Aと
    ともに添加する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 プロテアーゼKをプロテアーゼとして用いる請求項1から3
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 RNaseをさらに添加する請求項1から4のいずれかに記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 不溶性物質を工程(d)の後に分離除去する請求項1から5
    のいずれか記載の方法。
  7. 【請求項7】 ヘキサンによる処理を工程(a)の前に最初の工程として行
    う請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 溶液D添加後の塩の最終濃度が少なくとも2.5Mである請
    求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 溶液D添加後の塩の最終濃度が少なくとも2.75Mである
    請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶液D添加後の塩の最終濃度が少なくとも3.0Mである
    請求項1から9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 溶液D添加後の塩の最終濃度が少なくとも3.5Mである
    請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 ドデシル硫酸ナトリウムの添加後の最終濃度が0.5から
    2.5重量%である請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 ドデシル硫酸ナトリウムの添加後の最終濃度が1.0から
    2.5重量%である請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 ドデシル硫酸ナトリウムの添加後の最終濃度が1.5から
    2.5重量%である請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 ドデシル硫酸ナトリウムの添加後の最終濃度が2.0から
    2.5重量%である請求項1から14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 工程(d)におけるインキュベーションを65℃にて15
    から60分間行う請求項1から15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 EDTA(エチレンジアミン四酢酸、二ナトリウム塩)及
    び0.4から1.0MのNaCl又はKClを含み、そのpHが7.5から8.
    5に調節されている溶液を溶液Aとして用いる請求項1から16のいずれかに記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 2.5から6MのNaCl溶液を溶液Dとして用いる請求
    項1から17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 エタノール又はイソプロパノールをアルカノールとして用
    いる請求項1から18のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 沈澱させた後、濃度が70から85%であるエタノール又
    はイソプロパノール溶液で核酸を処理する請求項1から19のいずれかに記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 冷却工程を工程(f)の前に行って温度を−10℃未満、
    好ましくは−20℃未満にする、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
  22. 【請求項22】 フェノールを用いない請求項1から21のいずれかに記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 有機材料が原核細胞、真核細胞、植物の種子、植物の部分
    、植物油、食品、ヒト及び動物組織、ヒト排出物、精液、及び唾液から成る群か
    ら選択される請求項1から22のいずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項1から14のいずれかに記載の核酸の単離精製方法
    に用いるためのキットであって、 −少なくとも0.2MのNaCl又はKClを含む溶液A −SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) −プロテアーゼ −少なくとも2.5MのNaCl、KCl及び酢酸ナトリウムから成る群から
    選択される塩を含む溶液D −アルカノール溶液 を含む上記キット。
  25. 【請求項25】 溶液AがEDTA(エチレンジアミン四酢酸、二ナトリウ
    ム塩)及び0.4から1.0MのNaCl又はKClを含み、そのpHが7.5
    から8.5に調節されている請求項24に記載のキット。
  26. 【請求項26】 ドデシル硫酸ナトリウムが溶液A中に1から2.5重量%
    の濃度で存在するか、10から25重量%の濃度を有する別の溶液中に存在する
    か、あるいは別の固体物質として存在する、請求項24又は25に記載のキット
  27. 【請求項27】 プロテアーゼがプロテアーゼKである請求項24から26
    のいずれかに記載のキット。
  28. 【請求項28】 溶液D中の所定の塩濃度が5Mである請求項24から27
    のいずれかに記載のキット。
  29. 【請求項29】 濃度が70から85%のエタノール又はイソプロパノール
    溶液がさらに存在する請求項24から28のいずれかに記載のキット。
  30. 【請求項30】 フェノール又はフェノール性溶液が存在しない請求項24
    から29のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 RNaseがさらに存在する請求項24から30のいずれ
    かに記載の方法。
  32. 【請求項32】 請求項1から23のいずれかに記載される、核酸、特にゲ
    ノムDNAを有機材料から単離精製するための請求項24から31のいずれかに
    記載のキットの使用。
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