JP2003516398A - 大環状化合物およびそれらの使用 - Google Patents

大環状化合物およびそれらの使用

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JP2003516398A JP2001543528A JP2001543528A JP2003516398A JP 2003516398 A JP2003516398 A JP 2003516398A JP 2001543528 A JP2001543528 A JP 2001543528A JP 2001543528 A JP2001543528 A JP 2001543528A JP 2003516398 A JP2003516398 A JP 2003516398A
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ロウィック,デニス
ロビン ロウ,クリストファー
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プロメティック バイオサイエンシズ リミティド
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 特に溶液中の溶質の捕捉において使用するための、大環状化合物は式(I)を有し、式中Xは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有する環であり、Yは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有してもよいリンカーであり、mは少なくとも3であり、そしてX、Y、RおよびRの各々は同一または異なることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、大環状化合物およびそれらの使用に関する。発明の背景 レセプター分子のコンビナトリアル合成において骨組(scaffolds)として使
用できる大環状分子に対する関心が増加している。多数の大環状分子が合成され
てきている。しかしながら、多くの場合において、それらの合成は困難であり、
および/または官能基化に対して比較的フレキシビリティに劣る。非対称的に置
換された大環状化合物のいくつかの最近の例については、下記の文献:Rasmusse
nら、J. Tet. Lett.(1999)40:3511;Hoegerら、Chem. Eur.
J.(1999)5:1686;Shuら、J. Org. Chem.(1999)64:2
673;およびChoら、Bioorg. Med. Chem.(1999)7:1171を参照
。Choらは、環状および線状オリゴカーバメートを開示している。環状ペプチ
ドが段階的に合成される場合においてのみ、構築ブロックの円滑な官能基化、お
よび固相合成が報告された。
【0002】 いくつかの既知の高分子はトリアジンに基づく。この型のオリゴマーおよび環
状分子は下記の文献:Lipkowskiら、Chem. Commun.(1999)1311;Ichih
araら、Chem. Letters(1995)631;Mathiasら、J. Am. Chem. Soc.(B
1994)116:4326;およびAnelliら、J. Org. Chem.(1984)4
9:4197に開示されている。特に、Mathiasらは、超分子凝集をすることが
できる、線状のトリアジンに基づく高分子を開示している。Ichiharaらは、トリ
アジン結合ポルフィリンを開示している。Lipkowskiらは、[Z×Z]水素結合
格子を形成する化合物を開示している。
【0003】 既知の大環状は下記式を含む:
【0004】
【化2】
【0005】 (式中、Xは基Rを有することができる環であり、YはRを有していてもよ
いリンカーであり、そしてmは整数である)。こうして、Rasmussenらは、式中
Xがベンゼン環であり、RがHであり、Yがペプチドであり、Rが官能基で
あり、そしてmが3であるコンビナトリアル用途のための、化合物を開示してい
る。Anelliらは、式中Xがトリアジンであり、RがClであり、そしてmが2
である化合物を、分子を認識することができかつ相間移動触媒として使用するこ
とができる、トリピル架橋誘導体に対する中間体として開示している。発明の概要 本発明は、所望の/規定された立体化学を有し、かつまた分子の潜在的用途お
よびその合成(これは固相上で実施することができる)の両方のために効果的に
前もって定められた官能基を有する、高分子のコンビナトリアル合成に対する段
階的アプローチに基づく。
【0006】 本発明の第1面によれば、化合物は上記式を有し、式中Xは保護されていても
よい官能基Rを有する環であり、Yは保護されていてもよい官能基または固相
基Rを有してもよいリンカーであり、mは少なくとも3であり、そしてX、Y
、RおよびRの各々は同一または異なることができる。
【0007】 本発明の化合物は、典型的には官能基Rの選択により、有効な認識(recogn
ition)要素を提供する。基Rの選択に依存して、本発明の化合物は、例えば
、それらの結合性質に依存して、診断および治療について、種々の用途を有する
。それらはアフィニティー結合、相間移動剤およびイオノホアに使用することが
できる。また、本発明の化合物は、分子インプリンティングおよび他の目的、例
えば、水からの農薬の除去および高性能クロマトグラフィーのために使用するこ
とができる。特定の例において、本発明の化合物はタンパク質の一部分を認識し
、こうしてターゲッティングおよび分離の目的のために価値を有するように構築
することができる。また、それらの実用性はR以外の分子の特性、例えば、m
の値(これは外来分子が結合できる「ホール」を決定する)に依存するであろう
。本発明の化合物の特性は、多層フォーマットでそれらを使用することによって
拡張することができる。発明の説明 Xは好ましくはトリアジンである。また、それはX上の3つの所定の置換基、
すなわち、Rおよび2つのリンカーYを有するか、あるいは容易に反応してそ
れらの置換基を形成することができる、任意の環であることができる。Yは任意
の所望の長さを有する、任意の適当なリンカーであることができる;リンカーを
形成する分子は、環X中の炭素原子と容易に反応することができる官能基、例え
ば、NHにおいて終わることがしばしば好ましいであろう。この合成により、任
意のRまたはRはX/Y上に既に存在することができる。これにより、所望
の最終目的に従い、適当な官能基の広い選択が可能である。適当な保護基、それ
らの導入および除去はこの分野においてよく知られており、そして合成の間に保
護が必要であるとき使用されるであろう。官能基Rの主要な目的は、本発明の
大環状により結合すべき外来分子に関するであろう;この目的で、基Rは同一
または異なることができる。また、Rは固相に対する取付け点として使用する
ことができる。Rは非存在であることができ、存在する場合、それは一般に大
環状の合成および/または使用を促進するために、リンカーの固定化を容易にす
る観点から選択されるであろう。下に示すように、本発明は有効な固相化学の使
用を可能とする。
【0008】 mは典型的には3であろう。しかしながら、それは、大環状の所望の大きさに
依存して、より大きい整数、例えば、4、5または6であることができる。
【0009】 固相は、好都合には接触溶液中の溶質から本発明の大環状化合物を分離するた
めに使用できる、任意の物質であることができる。適当な固相支持体の例は下記
のものを包含するが、これらに限定されない:多糖類、例えば、アガロース、セ
ルロース、デキストラン、澱粉、アルギネートおよびカラゲナン;合成ポリマー
、例えば、ポリスチレン、スチレン−ジビニルベンゼンコポリマー、ポリメタア
クリレート(例えば、ポリ(ヒドロキシエチルメタアクリレート)、ポリビニル
アルコール、ポリアミド、ポリアクリルアミドおよびパーフルオロカーボン;無
機物質、例えば、ガラス、シリカおよび金属酸化物;および複合物質。
【0010】 固相にアフィニティー配位子を取付けるために、種々の化学が開発されてきて
いる。当業者は認識するように、固相に本発明の大環状化合物を取付ける手段と
して、任意の好都合なリンカー化学を使用することができる。このようなリンカ
ー化学は両方切断可能な基および切断不可能な基を包含することができる。また
、当業者は認識するように、本発明の大環状配位子は、合成完結時に固相に取付
けるか、あるいは固相合成により段階的方法で固相表面上に構築することができ
る。また、当業者にとって明らかなように、異なるX、Y、RおよびR基を
有する本発明の大環状化合物のライブラリーを構築し、引き続いてターゲット化
合物に対する結合活性についてスクリーニングすることができる。
【0011】 本発明の大環状化合物は、相補的分子の捕捉について一般的実用性を有する。
理解されるように、このような化合物は多数の潜在的用途を有する。本発明の化
合物の用途は、化学的、生物学的または治療的化合物の分析、分離、単離、精製
、定量、特性決定または同定、疾患の診断、および疾患の治療を包含するが、こ
れらに限定されない。例えば、他の化合物との混合物から分離できる化合物は、
有機複素環式化合物、例えば、シアヌル酸およびサッカリドを含有する化合物、
例えば、オクチルグルコシドを包含する。治療的用途の例は、炭水化物および糖
タンパク質の捕捉およびクリアランス、および血液からの毒性物質の除去による
、免疫障害および代謝障害の治療である。
【0012】 例示のみの目的で、かつスキーム1を参照すると、構築ブロックとしてトリア
ジン単位に基づく大環状の合成を参照して本発明を記載する。各単位はトリアジ
ン環およびリンカー部分(ピペラジンまたはジアミン)を含んでなる。合成の各
段階において、連鎖を伸長または環化して問題の大環状にすることができる。オ
リゴマーの両側の2つの直交保護基(P、P)の使用は、トリアジン−ピペ
ラジン連鎖の長さのコントロールを可能とする。さらに、特定のアミンとの反応
により、連鎖中の各トリアジン単位を異なるように官能基化することができる。
例1および2において、ピペラジンをリンカーとして使用して、比較的剛性の大
環状をつくった。当業者にとって明らかになるように、より長い環を製造し、そ
して他のリンカーを使用し、これにより多様性をさらに増加することができる。
【0013】 下記の例により、本発明を例示する。また、付随するスキーム2〜4を参照す
ることができる。
【0014】 例1 溶液中の大環状トリアジン化合物の製造 下記の文献に記載されている手順の変法に従い、ピペラジン1のモノ−Boc
保護を使用して、基本的大環状構造の合成を開始した:Carpinoら、J. Org. Che
m.(1983)48:661。下記の文献に記載されている手順に従い、モノ保
護ピペラジン2を塩化シアヌルと反応させると、1置換生成物3が93%の収率
で得られた:Koopmanら、J. Res. Trav. Chim. Pays-Bas(1958)77:2
35およびBeech、Chem. Soc. C.(1967)466。トリアジン−ピペラジン
オリゴマーの伸長のために好都合な構築ブロックとして、合成を通じて化合物3
を使用することができる。モノZ保護されたピペラジンは直交的に保護された第
2ピペラジン部分を提供するので、それをトリアジン3上の第2置換基として選
択した。引き続いて2をZ塩化物およびTFAと反応させると、モノZ保護ピペ
ラジンが得られ、ピペラジン5の定量的収率を与えた。この経路は好都合であり
、高い収率を与える。さらに、ピペラジンとZ塩化物との反応は2置換生成物の
みを与えた。
【0015】 Z保護化合物5を3と反応させると、2置換トリアジン6が85%の収率で得
られた。最後に、6を過剰量のアミルアミンと還流させることによって第3置換
基(アミルアミン)を導入すると、3置換トリアジン7aが99%の収率で得ら
れた;Liら、J. Org. Chem.(1996)61:1779参照。この工程にお
いてアミンを変化させることによって、多様性を達成することができる;使用し
た他のアミンのモデルは、ベンジルアミン、シクロヘキシルアミン、ドデシルア
ミン、2−フェニルエチルアミンおよびアニリンを包含し、それらのすべては3
置換生成物を与えた。
【0016】 7b〜dは、それぞれ、98%、91%および85%の収率で得られた。これ
らの反応が示すように、この反応において種々のアミンを使用して、所望の多様
性を提供することができる。また、トリアジン7は、1系列の究極的に環化する
ことができる官能基化トリアジン−ピペラジンオリゴマーの製造前の出発点であ
る。この時点において、化合物7aを選択して研究を続けた;BocまたはZ基
を除去して、この化合物をさらに官能基化することができる。こうして、ビス−
トリアジン大環状合成のための前駆体を得るために、化合物7を引き続いて加水
素分解し、塩化シアヌルと反応させて二塩化物8を43%の収率で得た。結晶化
前の最後の保護基がZ基よりむしろBoc基である場合、大環状のより高い収率
が得られることが予備的結果により明らかにされた。選択的に、化合物7をTF
Aで処理し、次いで塩基としてトリエチルアミンを使用して、二塩化物3と反応
させてビストリアジン9の定量的収率を得た。次いで過剰量のイソブチルアミン
を使用して、残留する塩化物を置換して、化合物10を93%の収率で得た。Z
基を除去し、塩化シアヌルと反応性させると、トリス−トリアジン大環状の合成
のための前駆体として、二塩化物11が61%の収率で得られた。引き続いてT
FAを構築ブロック3と反応させてトリス−トリアジン12を93%の収率で生
成することによって、ビス−トリアジン10を伸長させた。残留する塩素をシク
ロヘキシルアミンで置換して、トリス−トリアジン13が82%の収率で得られ
た。また、これらの工程を反復して、化合物13から、それぞれ、62%、46
%および43%の収率で、テトラ−、ペンタ−およびヘキサ−トリアジン−ピペ
ラジン大環状14、17および20が得られた。
【0017】 トリアジン−ピペラジンオリゴマー8、11、14、17および20を使用し
て、引き続いて酸および塩基で処理することによって、それぞれの大環状を製造
した(スキーム4)。8を除外した、すべての化合物をそれらの対応する大環状
にかなりすぐれた収率(59〜83%)で変換することができた。化合物8は二
量体(テトラ−トリアジン21)のみを生成したが、他のものについて、用いた
反応条件下に二量体は得られなかった。最後に、22、23、24および25の
中に残留する塩素を過剰量のベンジルアミンで置換すると、26、27、28お
よび29が得られた。
【0018】 例2 固相合成による固定化大環状トリアジン化合物の製造 溶液中でトリアジン−ピペラジン構築ブロックをベースとする大環状を合成で
きることが示されたので、次の工程は固相でこの化学または同様な化学を反復す
ることであった。固相上の大環状の合成により、多数の変種を発生させることが
でき、これらは結合特性について容易にスクリーニングすることができる。しか
しながら、化合物を樹脂に取付けるために、適当なカップリング化学または「取
扱い」を必要とする。トリアジン環の1つを使用しないで、これを達成する柔軟
な方法は、ピペラジン30の中に見出されるような、ピペラジン環の1つの上で
追加の官能価を使用することであった。また、固相からの切り離しおよび構造の
分析を可能とするために、樹脂とトリアジン−ピペラジンをベースとする分子と
の間でリンカーを使用することは有益であると考えられた。大環状を合成する条
件(酸、塩基および求核物質)に対して安定である結合を形成するために、ピペ
ラジン30と樹脂との間にメチオニン残基を挿入することによって、これを達成
することができる。引き続いて、メチオニン結合を臭化シアンで切断することが
できる。別の結合は、光切断可能な結合またはビシナルジオールを含みかつ過ヨ
ウ素酸塩酸化により切断可能な結合を包含する。さらに、構築ブロック3の代わ
りに、N−保護トリアジン−ピペラジン32を使用し、ここでトリチル保護基を
使用して、Boc基を切断しないでトリチル保護基できるようにする。化合物3
2はスキーム5に示す2工程において58%の全体の収率で容易に合成される。
【0019】 Fmoc化学に従いカップリング剤としてBOPを使用してメチオニンおよび
ピペラジン30を取付けることによって、固相合成を開始した(スキーム6)。
FmocおよびBoc基を除去した後、臭化シアンを使用して切断を実施し、次
いでAcOでキャッピングすると、化合物35が得られた。選択的に、Fmo
c基を除去し、構築ブロック32と反応させると、2置換トリアジン36が得ら
れた;次いで残留する塩素を過剰量のイソブチルアミンで置換した。Fmocお
よびBoc基を除去し、次いでAcOまたは塩化メシルでキャッピングすると
、それぞれ、化合物38および39が得られた。
【0020】 トリチル基を選択的に除去し、次いで32と反応させることによって、固相合
成を進行させて、トリアジン−ピペラジン連鎖を伸長した。追加のトリアジンを
アミルアミンと反応させて官能基化した。ジトリアジンを塩化シアヌルと反応さ
せて合成を実施し、次いで閉環し、最後に第3アミンと反応させ、Boc基を除
去すると、化合物44が得られた。さらに、48大環状化合物のコンビナトリア
ルライブラリーを合成した。種々の入手可能なアミンを使用して、トリアジンを
官能基化することによって、多様性が得られた。
【0021】 種々の相補的配位子に対するレセプター分子として作用することができる大環
状のライブラリーを得る効率よい方法は、固相合成である。
【0022】 例3 キシレンジアミンスペーサー基を組込んだ大環状化合物の製造 本発明をさらに例示するために、他のジアミン、例えば、キシレンジアミンを
使用して新規な大環状構造をつくった。このようなキシレンジアミン−トリアジ
ン大環状を製造のために、スキーム7に例示するように、新しい構築ブロック4
6を必要とし、この構築ブロックはモノ保護キシレンジアミン45および塩化シ
アヌルから85%の収率で容易に得られた。直交的に保護されたリンカー47の
導入(96%の収率)後、過剰量のアミルアミンを使用してトリアジン48の中
に残留する塩素を置換して、トリアジン49を98%の収率で得た。化合物49
はキシレン−トリアジンオリゴマーの製造の出発点と見なすことができる。
【0023】 モノトリアジン49を引き続いてTFAおよび構築ブロック46と反応させて
、ビストリアジン50を83%の収率で得た。この化合物を過剰量のアミルアミ
ンまたはイソブチルアミンと還流させて、オリゴマー51aおよび51bの両方
を97%の収率で得た。3つのトリアジン部分を含有する大環状に対する前駆体
を製造するために、化合物51からZ基を除去し、引き続いて生ずる遊離アミン
を塩化シアヌルと反応させた。得られた粗製ジクロロトリアジンを環化に直接使
用して、大環状52aおよび52bを生成した。環化により環52aおよび52
bがそれぞれ36%および34%の収率で得られた。これらのより低い収率は多
分回転異性体が存在する結果であり、回転異性体のすべてを環化することができ
ない。得られた大環状をアミルアミンまたはベンジルアミンの存在下に還流して
さらに官能基化することによって、53aおよび53bをそれぞれ71%および
72%の収率で得た。53bの対称的特質はそのNMRスペクトルに反映し、3
つの存在するアミル基についてただ1組の信号を示した。さらに、大環状はかな
りの配座自由度を有する。すべての水素について25℃から50℃に加熱したと
き鋭くなる幅広い信号により証明されるように、これは相互変換(NMR時間目
盛り上で)回転異性体に導く。
【0024】 例4 トリス−(キシレンジアミン−トリアジン)大環状に対するシアヌル酸
の結合 分子モデリング研究に基づいて、化合物53aおよび53bは1分子のシアヌ
ル酸を完全に取り囲むことができるとことが予測された。この予測を確認するた
めに、化合物53bを0.1〜2当量のシアヌル酸で処理した。適当量のシアヌ
ル酸を添加した後、各試料を3時間超音波処理した。化合物53bはCDCl 中で少なくとも1当量のシアヌル酸を溶解することができる。シアヌル酸はそう
でなければCDCl中で低い溶解度を有する。化合物53bにシアヌル酸を添
加すると、NMRスペクトルの中に新しい信号が発生し、この信号は新しく形成
した錯体に帰属された。遊離状態および結合状態の両方は可視であったので、遊
離状態と結合状態との間に確立される平衡はNMR時間目盛り上で遅い。結合等
温式の非線形回帰により、2.5×10/Mの結合定数が計算された。得られ
た曲線は仮定した1:1の化学量論値と一致した。 顕著には、53aにシアヌ
ル酸を添加すると、TLC(Rf=0.85;ジクロロメタン中の10%のメタ
ノール)の第2スポットが生じ、これは純粋な53a(Rf=0.25)よりも
速く動いた。過剰量のシアヌル酸でレセプターを処理した後、非錯体形成53a
についてのスポットは消失し、錯体の安定性および平衡の遅い反応速度について
のそれ以上の証拠を提供した。シアヌル酸に対する53bの選択性を試験するた
めに、アナローグ、例えば、チミン、ウラシルおよび5−ブロモウラシルを結合
させる試みを行った。しかしながら、これらの化合物のいずれも化合物53bの
存在下にCDCl中に溶解せず、大環状に対する親和性の欠如を示した。
【0025】 例5 トリス(キシレンジアミン−トリアジン)大環状に対するオクチルグリ
コシドの結合 大環状の中に水素結合のドナーおよびレセプターの円形提示が存在する。オク
チルグリコシドとの相互作用により、これをさらに検査した。環の大きさはピラ
ノシドのそれらに対して相補的な水素結合のドナーおよびレセプターを提供でき
るようにな大きさであることが、予備的分子モデリング研究により示唆された。
両方の化合物53aおよび53bを1−O−n−オクチル−α−D−グルコピラ
ノシド、1−O−n−オクチル−β−D−グルコピラノシドおよび1−O−n−
オクチル−β−D−ガラクトピラノシドで処理した。これらの実験において、レ
セプター分子の当量数が0.1から8に増加すると、アノマープロトンの錯体形
成誘導シフトが観測された。すべての場合において、アップフィールド錯体形成
誘導シフトがグリコシドのアノマープロトンについて観測され、そしてすべての
結合等温式は1:1錯体形成とよく合致した。これはジョブプロットによりすべ
ての組合わせについて確証された。ジョブプロットは、オクチル−β−グルコピ
ラノシドおよび大環状53bについて0.5のモル分率において最大を有した。
これらの錯体について1:1の化学量論値を仮定すると、非線形回帰を使用して
2.5〜7.6×10/Mの結合定数が計算された。大環状53aおよび53
bは同様な選択性を示し、両方はオクチル−β−グルコピラノシドについて好適
であった。
【0026】 下記の実験の節において、特定の反応を記載する。
【0027】 特記しない限り、反応は周囲温度において実施した。TLC分析をポリエステ
ルで前もって被覆したシリカゲル(250mm、5〜17mm)プレート上で実
施した。スポットを紫外線、ニンヒドリン(100mlのHOAc/n−BuO
H 3:97v/v中の0.3g)またはCl−TDMで可視化した。カラム
クロマトグラフィーをメルク・キーゼルゲル(Merck Kieselgel)60(40〜
63μm)上で実行し、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィーをメルク・
キーゼルゲル60H(5〜40μm、1バールの圧力を加える)上で実行した。 Hおよび13C NMRスペクトルをジェオール・ラムダ(Jeol Lam
bda)400分光測定器で記録した(Hについて399.65MHZ、化学
シフト値をTMSに関してppmで記載する;13Cについて100.4MHZ
、化学シフト値をCDCl(δ=77.0ppm)または[D]DMSO(
δ=39.5ppm)に関してppmで記載する)。特記しない限り、温度はす
べての実験について298K(±0.5K)であった。エレクトロンスプレー質
量分析(ESI)、高速電子衝撃法(FAB)および液体二次イオン質量分析(
LSIMS)をブルーカー・バイオ−アペックス(Bruker Bio−Ap
ex)II FT−ICR、マイクロマス(Micromass)Q−TOFまたはMS
Iコンセプト(Concept)により実施した。
【0028】 化合物2 100mlのDCM中の3.44gのピペラジン(39.9mmol)の溶液
に、50mlのDCM中の4.37gのBocO(20.0mmol)の溶液
を3時間かけて添加した。この混合物を22時間撹拌した後、溶媒を蒸発させた
。残留物に、100mlの水を添加し、不溶性生成物を濾過により除去した。水
溶液を3つの部分の100mlのDCMで抽出し、一緒にした有機層を蒸発させ
ると、3.08gのBoc−ピペラジン(83%)が得られた。
【0029】 化合物3 24mlのアセトン中の1.11gの塩化シアヌル(6.0mmol)の溶液
を36mlの十分に撹拌した氷水の中に添加することによって、塩化シアヌルの
微細スラリーを調製した。10mlのアセトン中の1.12gの化合物2(6.
0mmol)の溶液および10mlの水中の504mgのNaHCO(6.0
0mmol)を添加した。この混合物を0℃において2時間撹拌した後、固体を
濾過し、水で洗浄し、P上で真空乾燥すると、1.93g(95%)の生
成物が得られた。Rf=0.63(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRMS
(ESI):C1217l2NaOについての計算値(M+Na) :356.0557、実測値m/z:356.0685。
【0030】 化合物4 20mlのDCM中の559mgの化合物2(3.0mmol)および460
mlのEtN(3.3mmol)の溶液に、10mlのDCM中の433μl
のベンジルクロロホルメート(3.03mmol)の溶液を0℃において添加し
た。この混合物を室温において30時間撹拌した後、溶液を真空濃縮した。残留
物をEtOAc中に溶解し、生ずる溶液を1MのKHSO(2回)、5%のN
aHCO、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させると、9
57mgの標題化合物(100%)が得られた。Rf=0.55(EtOAc/
ヘキサン 1:1)。
【0031】 化合物5 0℃において、10mlのTFAを30mlのDCM中の4.14gの化合物
4(12.9mmol)の溶液に添加した。この混合物を室温において30分間
撹拌した後、真空濃縮した。残留物に、150mlの1MのNaOHを添加し、
水性層をDCM(150ml、次いで100ml)で抽出し、一緒にした有機層
をMgSO上で乾燥し、蒸発させると、2.85gの1−Z−ピペラジン(1
00%)が得られた。
【0032】 化合物6 30mlの水中の1.21gの化合物5(5.50mmol)の溶液に、58
3mgのNaCO(5.50mmol)および10mlのアセトン中の1.
67gの化合物3(5.50mmol)の懸濁液を添加した。65℃において5
時間撹拌した後、白色固体を濾過し、水で洗浄した。P上で一夜真空乾燥
すると、2.51gの生成物(97%)が得られた。Rf=0.25(DCM中
の1%のMeOH)。HRMS(ESI):C2433ClNについて
の計算値(M+H):518.2283、実測値m/z:518.2291。
【0033】 化合物7a 20mlのTHF中の1.04gの化合物6(2.0mmol)および115
9μlのアミルアミン(10.0mmol)の溶液を6時間還流させた後、溶媒
を蒸発させた。残留物をEtOAc中に溶解し、生ずる溶液を1MのKHSO (2回)、水、5%のNaHCO、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。溶
媒を蒸発させると、1.13g3置換トリアジン(99%)のが得られた。Rf
=0.08(DCM中の1%のMeOH)。HRMS(ESI):C2945についての計算値(M+H):569.35582;実測値m/z:
569.3562。
【0034】 化合物7b 化合物7aについて記載した手順に従うが、還流を24時間実施して、化合物
6(1.55g、3.0mmol)および2−フェニルエチルアミン(1.88
ml、15.0mmol)から化合物7bを調製した。Rf=0.44(EtO
Ac/ヘキサン 1:1)。HRMS(ESI):C3242につい
ての計算値(M+H):603.3407;実測値m/z:603.3409
【0035】 化合物9 6mlのDCM中の989mgの化合物7a(1.74mmol)の溶液に、
2mlのTFAを添加し、この混合物を30分間撹拌した後、それを蒸発させた
。残留物をTHFとともに3回共蒸発させた。残留物を30mlのTHF中に再
溶解させ、485μlのEtN(3.48mmol)および581mgの化合
物3(1.74mmol)を添加した。この混合物を40℃において2時間撹拌
し、EtNの添加により塩基性に保持した後、揮発性物質を真空除去した。残
留物をEtOAc中に取り、生ずる溶液を1MのKHSO(2回)、水、5%
のNaHCO、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。溶媒を蒸発させ、カラ
ムクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン 1:2)にかけると、
1.33gの生成物(100%)が得られた。Rf=0.51(EtOAc/ヘ
キサン 1 1)。HRMS(ESI):C3553ClN13について
の計算値(M+H):766.4032;実測値m/z:766.4028。
【0036】 化合物10 10mlのTHF中の化合物9(1.15g、1.51mmol)およびイソ
ブチルアミン(665μl、6.69mmol)から化合物10を製造し、一夜
還流させた。溶媒を真空除去し、残留物をEtOAc中に再溶解した。生ずる溶
液を1MのKHSO(2回)、水(2回)、5%のNaHCOおよび塩水で
洗浄した。MgSOで乾燥し、溶媒を蒸発させると、1.13gの生成物(9
3%)が得られた。Rf=0.52(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRM
S(ESI):C406312についての計算値(M+H):803
.5151;実測値m/z:803.5149。
【0037】 化合物11 25mlのTHF/EtOH(4:3)中の化合物10(1.10g、1.3
7mmol)に、生ずる溶液を水素雰囲気下に一夜撹拌した。触媒を濾過し、濾
液を蒸発させた。残留物を3mlのアセトン中に溶解し、生ずる溶液を5mlの
水中の、5mlのアセトンから沈澱させた、111mgの塩化シアヌル(0.6
0mmol)の新しく調製した懸濁液に添加し、次いで50mgのNaHCO (0.50mmol)を添加した。0℃において2時間撹拌した後、水性懸濁液
をDCM(2回)で抽出し、一緒にした有機層をMgSO上で乾燥し、蒸発さ
せた。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の2%のMeOH)にかけ
ると、595mgの生成物(61%)が得られた。Rf=0.46(EtOAc
/ヘキサン 1:1)。HRMS(ESI):C3556l217
ついての計算値(M+H):816.4180;実測値m/z:816.41
84。
【0038】 化合物12 化合物9について記載した手順に従い、化合物10(0.40g、0.50m
mol)から化合物12を製造した。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:Et
OAc/ヘキサン 2:3)にかけると、465mgの生成物(93%)が得ら
れた。Rf=0.45(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRMS(ESI)
:C4771ClN19についての計算値(M+H):1000.56
25;実測値m/z:1000.5649。
【0039】 化合物13 5mlのTHF中の0.42g化合物12(0.42mmol)および239
μlのシクロヘキシルアミン(2.09mmol)の溶液を20時間還流させた
。溶媒を真空除去し、残留物をEtOAc中に溶解した。生ずる溶液を水(1M
のHClでpH2に酸性化した)、水(2回)、5%のNaHCO、塩水で洗
浄し、MgSO上で乾燥し、蒸発させ、これにより413mgの生成物(92
%)が得られた。Rf=0.40(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRMS
(ESI):C59820NaOについての計算値(M+Na):1
085.6726;実測値m/z:1085.6744。
【0040】 化合物14 20mlのTHF/EtOH(1:1)中の化合物13(0.33mmol)
の溶液に、200mgのPd/C(10%)を添加し、生ずる溶液を水素雰囲気
下に一夜撹拌した。触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を2mlのアセト
ン中に溶解し、生ずる溶液を6mlの水中の、4mlのアセトンから沈澱させた
、61mgの塩化シアヌル(0.33mmol)の新しく調製した懸濁液に添加
し、次いで28mgのNaHCO(0.33mmol)を添加した。0℃にお
いて2時間撹拌した後、水性懸濁液をDCM(3回)で抽出し、一緒にした有機
層をMgSO上で乾燥し、蒸発させた。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:
EtOAc/ヘキサン 1:2)にかけると、227mgの標題化合物(68%
)が得られた。Rf=0.52(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRMS(
ESI):C4676l223についての計算値(M+H)+:10
76.5924;実測値m/z:1076.5945。
【0041】 化合物15 6mlのDCM中の0.36gの化合物13(0.34mmol)の溶液に、
2mlのTFAを添加し、この混合物を30分間撹拌した後、それを蒸発させた
。残留物をTHFで3回共蒸発させた。残留物を10mlのTHF中に再溶解さ
せ、95μlのEtN(0.68mmol)および0.11gの化合物3(0
.34mmol)を添加した。この混合物を40℃において2時間撹拌し、Et Nの添加により塩基性に保持した後、真空除去した。残留物をEtOAc中に
取り、生ずる溶液を水(1MのHClでpH2に酸性化した)、水(2回)、5
%のNaHCO、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。溶媒を蒸発させ、カ
ラムクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン 2:3)にかけると
、378mgの生成物(88%)が得られた。Rf=0.45(EtOAc/ヘ
キサン 1:1)。Rf=0.42(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRM
S(ESI):C6090ClN25NaOについての計算値(M+Na) :1282.7194;実測値m/z:1282.7046。
【0042】 化合物16 シクロヘキシルアミンの代わりにアニリンを使用し、反応を36時間に延長し
た以外、化合物12について記載した手順に従い、化合物15(0.42g、0
.33mmol)を官能基化して、410mgの標題化合物(93%)が得られ
た。Rf=0.38(EtOAc/ヘキサン 1:1)。HRMS(ESI):
669726についての計算値(M+H):1317.8157;
実測値m/z:1317.8145。
【0043】 化合物17 反応時間が9時間であった以外、化合物14について記載した手順に従い、化
合物16(0.13g、0.33mmol)から化合物17を製造して、74m
gの化合物17(56%)が得られた。Rf=0.47(EtOAc/ヘキサン
1:1)。HRMS(ESI):C6190l229についての計
算値(M+H):1330.7204;実測値m/z:1330.7208。
【0044】 化合物18 化合物15について記載した手順に従い、化合物16(0.11g、84mm
ol)から化合物18製を製造した。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DC
M中の2.5%のMeOH)にかけると、89mgの標題化合物(70%)が得
られた。Rf=0.20(DCM中の2.5%のMeOH)。
【0045】 化合物19 反応時間が5時間であった以外、化合物12について記載した手順に従い、化
合物18(0.24g、0.16mmol)および2−フェニルエチルアミン(
303μl、2.42mmol)から化合物19を製造して、241mgの生成
物(94%)が得られた。Rf=0.17(DCM中の3%のMeOH)、0.
72(EtOAc/ヘキサン 2:1)。HRMS(ESI):C8111432NaOについての計算値(M+Na):1621.9598;実測値
m/z:1621.9646。
【0046】 化合物20 反応時間が17時間であった以外、化合物11について記載した手順に従い、
化合物19(0.14g、86mmol)から化合物20を製造した。カラムク
ロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の2.3%のMeOH)にかけると、10
4mgの生成物(79%)が得られた。Rf=0.33(DCM中の3%のMe
OH)。HRMS(ESI):C76108l235についての計算
値(M+H):1612.8796;実測値m/z:1612.8746。
【0047】 化合物22 25mlのジオキサン中の4MのHCl中の0.17gの化合物11(0.2
1mmol)の溶液を2時間撹拌した。揮発性物質を真空除去し、残留物をTH
Fとともに2回共蒸発させた。中間体をデシケーター中でKOHで1時間真空乾
燥した。引き続いて、中間体を75mlのDMF中に溶解し、生ずる溶液に、5
0mlのDMF中の0.47mlのEtN(3.4mmol)の溶液を45℃
において滴下した。この温度において30分間撹拌した後、溶媒を真空除去した
。残留物をDCM中に溶解し、生ずる溶液を1MのHCl、水で洗浄し、MgS
で乾燥した。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3%のMeO
H)にかけると、115mgの化合物22(69%)が得られた。Rf=0.5
2(DCM中の3%のMeOH)。HRMS(ESI):C3047ClN についての計算値(M+H):680.3883;実測値m/z:680.
3851。
【0048】 化合物23 10mlのジオキサン中の4MのHCl中の0.10gの化合物12(24m
mol)の溶液を4時間撹拌した。揮発性物質を真空除去し、残留物をTHFと
ともに2回共蒸発させた。中間体をデシケーター中でKOHで一夜真空乾燥した
。引き続いて、中間体を45mlのDMF中に溶解し、生ずる溶液に、5mlの
DMF中の0.13mlのEtN(0.94mmol)の溶液を45℃におい
て滴下した。この温度において30分間撹拌した後、溶媒を真空除去した。残留
物をDCM中に溶解し、生ずる溶液を水(2回)、塩水で洗浄し、MgSO
乾燥した。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3%のMeOH)に
かけると、化合物23(69%)とその対応する二量体との混合物が得られた。
これらを透過クロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH 2:1)にかけ
ると、20mgの化合物23(23%)が得られた。Rf=0.20(DCM中
の3%のMeOH)。HRMS(ESI):C43H67ClN23についての
計算値(M+H):940.5633;実測値m/z:940.5723。
【0049】 さらに、27mgの二量体を単離した(31%)。Rf=0.17(DCM中
の3%のMeOH)。HRMS(ESI):C86133l246につい
ての計算値(M+H):1880.1193;実測値m/z:1880.10
48。
【0050】 化合物24 6mlのTFA/DCM 1:1中の72mgの化合物17(54mmol)
の溶液を1時間撹拌した。揮発性物質を真空除去し、残留物をTHFとともに2
回共蒸発させた。中間体をデシケーター中でKOHで一夜真空乾燥した。引き続
いて、中間体を10mlのDMF中に溶解し、生ずる溶液に、75μlのEt N(0.54mmol)の溶液を45℃において滴下した。この温度において3
0分間撹拌した後、溶媒を真空除去した。残留物をDCM中に溶解し、生ずる溶
液を水(2回)、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。カラムクロマトグラフ
ィー(溶離剤:DCM中の2.5%のMeOH)にかけると、38mgの大環状
化合物24(59%)が得られた。粗生成物をそれ以上精製しないで化合物28
の製造に使用した。Rf=0.32(DCM中の3%のMeOH)。HRMS(
ESI):C5661ClN29についての計算値(M+H):1194.
6918;実測値m/z:1194.6938。
【0051】 化合物25 6mlのTFA/DCM 1:1中の0.10gの化合物20(64mmol
)の溶液を3時間撹拌した。揮発性物質を真空除去し、残留物をTHFとともに
2回共蒸発させた。中間体をデシケーター中でKOHで一夜真空乾燥した。引き
続いて、中間体を15mlのDMF中に溶解し、生ずる溶液を45℃において1
5mlのDMF中の89μlのEtN(0.64mmol)の溶液に滴下した
。この温度において45分間撹拌した後、溶媒を真空除去した。残留物をDCM
中に溶解し、生ずる溶液を水(2回)、塩水で洗浄した。水性層中で形成した沈
澱を、それが消失するまで、DCMで抽出した。一緒にした有機層をMgSO で乾燥した。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3%のMeOH)
にかけると、78mgの大環状17(83%)が得られた。Rf=0.57(D
CM中の4%のMeOH)。
【0052】 化合物26 4mlのTHF中の0.13gの化合物22(0.19mmol)および20
4mlのベンジルアミン(1.87mmol)の溶液を36時間撹拌した。溶媒
を蒸発させ、残留物をDCM中に取った。生ずる溶液を1MのHCl、水(3回
)、5%のNaHCOで洗浄し、MgSO上で乾燥し、蒸発させた。カラム
クロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の4%のMeOH)にかけると、110
mgの化合物22(78%)が得られた。Rf=0.30(DCM中の4%のM
eOH)。HRMS(ESI):C375518についての計算値(M+H
:751.4852;実測値m/z:751.4873。 化合物27
1.5mlのTHF中の5.0mgの化合物23(5.3μmol)および2
0μlのベンジルアミン(0.15mmol)の溶液を24時間撹拌した。溶媒
を蒸発させ、残留物をDCM中に取った。生ずる溶液を1MのHCl、水(2回
)、5%のNaHCOで洗浄し、MgSO上で乾燥し、蒸発させた。カラム
クロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3%のMeOH)にかけると、4.0
mgの化合物27(74%)が得られた。Rf=0.46(DCM中の5%のM
eOH)。HRMS(ESI):C517624についての計算値(M+H
:1025.6763;実測値m/z:1025.5696。
【0053】 化合物28 2mlのTHF中の35mgの化合物24(29μmol)および55μlの
ベンジルアミン(0.44mmol)の溶液を6時間撹拌した。溶媒を真空除去
し、残留物をEtOAc中に再溶解した。生ずる溶液を水(1MのHClでpH
4に酸性化した)、水、5%のNaHCO、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥
し、蒸発させた。ゲル透過クロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH 2
:1)にかけると、30mgの生成物(80%)が得られた。Rf=0.52(
DCM中の4%のMeOH)。HRMS(ESI):C549130につい
ての計算値(M+H):1279.8043;実測値m/z:1279.80
91。
【0054】 化合物29 3mlのTHF中の74mgの化合物25(50μmol)および82μlの
ベンジルアミン(0.75mmol)の溶液を36時間還流させ、室温において
一夜撹拌した。溶媒を真空除去し、残留物をDCM中に再溶解した。生ずる溶液
を水(0.6mlの1MのHClで酸性化した)、水(3回)で洗浄し、MgS
で乾燥し、蒸発させた。カラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3
.5%のMeOH)にかけ、次いでゲル透過クロマトグラフィー(溶離剤:DC
M/MeOH 2:1)にかけると、57mgの化合物29(74%)が得られ
た。Rf=0.46(DCM中の4%のMeOH)。HRMS(ESI):C7
8H10736についての計算値(M+H):1547.9474;実測値
m/z:1547.9496。
【0055】 化合物45 公表された方法に従い、化合物45を合成した。生成物をカラムクロマトグラ
フィー(溶離剤:DCM中の30%のMeOH)によりさらに精製した。11m
lのキシレンジアミンおよび2.18gのBocO(10.0mmol)から
、1.69g(72%)の標題化合物が得られた。
【0056】 化合物46 反応時間が3時間であった以外、化合物3について記載した手順に従い、化合
物45(1.59g、6.73mmol)から化合物46を製造して、2.20
gの生成物(85%)が得られた。Rf=0.57(EtOAc/ヘキサン 1
:1)。
【0057】 化合物47 化合物4および化合物5について記載した手順に従い、化合物45(1.57
g、6.64mmol)から化合物47を製造して、1.36gの生成物(94
%)が得られた。Rf=0.18(DCM中の10%のMeOHおよび1%のE
N)。
【0058】 化合物48 20mlの水/アセトン中の807mgの化合物47(2.99mmol)の
溶液に、316mgのNaCO(2.99mmol)および7mlのアセト
ン中の1.04gの1置換トリアジン20(2.71mmol)の溶液を添加し
た。65℃において5時間後、懸濁液を室温に冷却し、白色固体を濾過し、水で
洗浄した。Pで真空乾燥すると、1.60gの生成物(96%)が得られ
た。Rf=0.64(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI):C 3236ClNNaOについての計算値(M+Na):640.241
5;実測値m/z:640.2448。
【0059】 化合物49 化合物7aについて記載した手順に従い、化合物48(1.00g、1.62
mmol)から化合物49を製造して、1.06gの標題化合物(98%)が得
られた。Rf=0.66(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI)
:C3748についての計算値(M+H):559.3877;実
測値m/z:669.3855。
【0060】 化合物50 反応時間を4時間に延長した以外、化合物9について記載した手順に従い、化
合物49(1.03g、1.54mmol)および化合物26(563mg、1
.54mmol)から化合物50を製造した。カラムクロマトグラフィー(溶離
剤:DCM中の4%のMeOH)にかけると、1.17gの生成物(83%)が
得られた。Rf=0.50(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI
):C4859ClN13についての計算値(M+H):916.45
01;実測値m/z:916.4511。
【0061】 化合物51a 化合物10について記載した手順に従い、化合物50(0.50g、0.52
mmol)およびイソブチルアミン(414ml、4.17mmol)から化合
物51aを製造して、500mgの標題化合物(97%)が得られた。Rf=0
.47(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI):C5269 14についての計算値(M+H):953.5626;実測値m/z:9
53.5637。
【0062】 化合物51b 化合物10について記載した手順に従い、化合物50(0.54g、0.59
mmol)およびアミルアミン(543μl、4.69mmol)から化合物5
1bを製造して、550mgの標題化合物(97%)が得られた。Rf=0.5
3(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI):C537114についての計算値(M+H):967.5783;実測値m/z:967
.5748。
【0063】 化合物52a 14mlのTHF/EtOH(1:1)中の0.24gの化合物51a(0.
25mmol)の溶液に、250mgのPd/C(10%)を添加し、生ずる溶
液を水素雰囲気下に一夜撹拌した。さらに250mgのPd/Cを添加し、8時
間撹拌した後、濾液を蒸発させた。残留物を2mlのアセトン中に溶解し、生ず
る溶液を4mlの水中の、2mlのアセトンから沈澱させた、44mgの塩化シ
アヌル(0.24mmol)の新しく調製した懸濁液に添加し、次いで21mg
のNaHCO(0.25mmol)を添加した。0℃において30分間撹拌し
た後、水性懸濁液をDCMで抽出し、有機層をMgSO上で乾燥し、蒸発させ
た。フラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の5%のMeOH)にか
けると、106mgの生成物(44%)が得られた。粗生成物を直接使用して、
大環状化合物52aを製造した。5mlのジオキサン中の4MのHCl中の55
mgの前駆体(57μmol)の溶液を6時間撹拌した。揮発性物質を真空除去
し、残留物をTHFとともに2回共蒸発させた。中間体をデシケーター中でKO
Hで一夜真空乾燥した。引き続いて、中間体を25mlのDMF中に溶解し、生
ずる溶液に、45℃において5mlのDMF中の79μlのDIPEA(0.5
7mmol)の溶液を滴下した。DIPEA(79μl)の他のアリコートを添
加し、45℃において45分間撹拌した後、溶媒を真空除去した。フラッシュク
ロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の3%のMeOH)にかけると、17mg
の大環状化合物52a(36%)が得られた。生成物をそれ以上精製しないで使
用して大環状53aを製造した。Rf=0.25(DCM中の6%のMeOH)
。HRMS(ESI):C4252ClN17についての計算値(M+H) :830.4359;実測値m/z:830.4302。
【0064】 化合物52b 14mlのTHF/EtOH(1:1)中の0.26gのZ−化合物(0.2
7mmol)の溶液に、350mgのPd/C(10%)を添加した。溶液を水
素雰囲気下に一夜撹拌し、触媒を濾過し、濾液を蒸発させた。残留物を2mlの
アセトン/THF(1:1)中に溶解し、生ずる溶液を4mlの水中の、2ml
のアセトンから沈澱させた、47mgの塩化シアヌル(0.26mmol)の新
しく調製した懸濁液に添加し、次いで23mgのNaHCO(0.27mmo
l)を添加した。0℃において30分間撹拌した後、水を添加し、水性懸濁液を
DCMで抽出し、一緒にした有機層をMgSO上で乾燥し、蒸発させた。フラ
ッシュクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の5%のMeOH)にかけると、
127mgの生成物(48%)が得られた。化合物52aについて記載した手順
に従い、粗生成物を直接使用して、大環状化合物52bを製造した。フラッシュ
クロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の4.5%のMeOH)にかけると、3
7mgの大環状化合物52b(34%)が得られた。生成物をそれ以上精製しな
いで使用して大環状53bを製造した。Rf=0.11(DCM中の5%のMe
OH)。HRMS(ESI):C4354ClN17についての計算値(M+
H):844.4509;実測値m/z:844.4542。
【0065】 化合物53a 3mlのTHF中の17mgの化合物52a(20μmol)および22μl
のベンジルアミン(0.20mmol)の溶液を一夜還流させた。溶媒を真空除
去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の10%のMeO
H)、次いでゲル透過クロマトグラフィー(溶離剤:DCM/MeOH 2:1
)により精製すると、13mgの生成物(71%)が得られた。Rf=0.26
(DCM中の10%のMeOH)。HRMS(ESI):C496116
ついての計算値(M+H):901.5327;実測値m/z:901.53
74。
【0066】 化合物53b 2mlのTHF中の33mgの化合物52b(39μmol)および43μl
のアミルアミン(0.39mmol)の溶液を一夜還流させた。溶媒を真空除去
し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離剤:DCM中の7%のMeO
H)により精製すると、25mgの生成物(72%)が得られた。Rf=0.2
2(DCM中の7%のMeOH)。HRMS(ESI):C486718
ついての計算値(M+H):895.5791;実測値m/z:895.58
64。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月21日(2002.1.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、Xは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有するトリアジン
環であり、Yは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有してもよいリ
ンカーであり、mは少なくとも3であり、そしてX、Y、RおよびRの各々
は同一または異なることができる)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ロウ,クリストファー ロビン イギリス国,ケンブリッジ シービー2 1キューティー,テニス コート ロード 20,ユニバーシティ オブ ケンブリッ ジ,インスティテュート オブ バイオテ クノロジー Fターム(参考) 4C050 AA03 BB07 CC12 EE10 FF01 GG02 GG04 HH01 PA20 4C086 AA01 AA03 CB14 MA01 MA04 NA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の大環状化合物: 【化1】 (式中、Xは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有する環であり、
    Yは保護されていてもよい官能基または固相基Rを有してもよいリンカーであ
    り、mは少なくとも3であり、そしてX、Y、RおよびRの各々は同一また
    は異なることができる)。
  2. 【請求項2】 各Xが同一である、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Xがトリアジン環である、請求項1または2に記載の化合物
  4. 【請求項4】 mが3である、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Yがピペラジン環またはキシレン環を含む、請求項1〜4の
    いずれかに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 RまたはRが固相である、請求項1〜5のいずれかに記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】 Rが保護されていてもよい官能基である、請求項1〜6の
    いずれかに記載の化合物。
  8. 【請求項8】 溶液中の溶質を捕捉するための、請求項1〜7のいずれかに
    記載の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 化学的、生物学的または治療的(therapeutic)化合物の分
    析、分離、単離、精製、定量、特性決定(characterisation)または同定のため
    の、請求項8に記載の使用。
  10. 【請求項10】 診断または治療において使用するための、請求項1〜7の
    いずれかに記載の化合物の使用。
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