JP2003513699A - 耐スリップ性及び吸収性の材料 - Google Patents

耐スリップ性及び吸収性の材料

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JP2003513699A
JP2003513699A JP2001536063A JP2001536063A JP2003513699A JP 2003513699 A JP2003513699 A JP 2003513699A JP 2001536063 A JP2001536063 A JP 2001536063A JP 2001536063 A JP2001536063 A JP 2001536063A JP 2003513699 A JP2003513699 A JP 2003513699A
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ヘンリ ルイス ザ サード グリースバッハ
クリスタル サトフィン リーチ
ステイシー ジェラルド マッカーヴァー
ハワード マーティン ウェルチ
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キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B46/20Surgical drapes specially adapted for patients
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B46/00Surgical drapes
    • A61B46/40Drape material, e.g. laminates; Manufacture thereof

Abstract

(57)【要約】 スリップ抵抗面を形成する吸収性の布の表面に塗布されたスリップ抵抗材料を有する吸収性布を備える医療用布。この医療用布は、スリップ抵抗面を通して測定する時に、吸収性材料の吸収度の少なくとも半分の吸収度を有する。このスリップ抵抗面は、少なくとも約0.3の摩擦係数を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、耐スリップ性及び吸収性の材料に関し、より詳細には、外科用ドレ
ープ用途において有用な耐スリップ性及び吸収性の材料に関する。
【0002】 (背景技術) ドレープは、外科処置部位の周りに無菌の環境を築き、維持するために、外科
的処置の際に使用される。ドレーピング布及び材料は、非滅菌域と滅菌域との間
の微生物の通過を最小限にする効果的なバリアを創り、維持するよう選択される
。血液、唾液、汗、並びに血漿及び生理食塩水のような生命維持装置の液体など
の液体により、生物学的な汚染が起こる。効果的にするためには、ドレーピング
材料は、これらの液体に対する耐久性を有し、このような液体がドレーピング材
料を通り抜けて滅菌域を汚染するのを防ぐものであるべきである。
【0003】 種々の外科用ドレープが存在するが、その大部分はいくつかの共通の特徴を有
する。ほとんどのドレープは、体液及び汚染微生物の通過を防ぐために、撥水性
又は不透水性材料から作られるか、或いはこのような材料でコーティングされる
。今日の外科用ドレープの多くは、使い捨ての不織布、プラスチックフィルム、
又は紙で出来ている。さらに、多くの外科用ドレープは、開口部又は孔(医療分
野においては「開窓部」としてより一般に知られている)を備え、そこから外科
的処置が行われる。開窓部の周りに配置される布は、外科的処置の際に通常存在
する流体を処理するのに十分な吸収性を有することが望ましい。このような補強
は、存在する流体を吸収するということだけでなく、流体が外科用ドレープを通
り抜けて患者に達するのを防ぐことにより、開窓部の周りの無菌状態を最大限に
するのを助ける。
【0004】 外科的処置中に、患者の上に配置されるドレープの上に外科用及び他の医療用
器具を置くことは、手術室職員にとって時には便利である。これらの器具は、処
置が行われているドレープの開窓部の近くに置かれる。このような場合、外科用
ドレープにおける開窓部を包囲する区域は、裂けたり穴が開いたりしないように
補強することができる。その上に置かれた外科用又は他の医療用器具が意図せず
移動するのを最小限にするために、開窓部の付近に、充分に耐スリップ性にされ
たドレープ区域を備えることが望ましい。これらのドレープの改良は、開窓部の
周りのドレーピング材料の吸収度を損なうことがある。例えば、開窓部の周辺区
域におけるドレーピング・システムのスリップ抵抗を増加させるために、発泡補
強材料が利用されてきた。不運にも、発泡補強材料の吸収度は、開窓部の周りの
流体をコントロールするのを助けるには十分ではない。 重合体のファイバーで作られている外科用ドレープ、特に、ポリプロピレン及
びポリエチレンのような疎水性ポリマーからなるドレープでは、流体の管理特性
とスリップ抵抗特性との組み合わせを持つものは、一般に存在していない。これ
は、いくつかの要因の中で、特にポリプロピレン及びポリエチレンの繊維を形成
する重合体の摩擦係数(COF)値が本質的に低いことが最も考えられる。低い
摩擦係数はまた、ポリマー繊維が、外科的処置の際に存在する流体、通常は水性
の及び/又はアルコール基剤の流体と交わる方法を変更するために、その繊維の
内部又は局所のいずれかに加えられる種々の処理に起因する。
【0005】 この発明以前に、100%高分子の材料(セルロース要素を含んでいない)で
作られていた市販の使い捨ての外科用ドレープは、十分な流体の管理(吸収度)
か、又は十分な抗スリップ特性のいずれかを与えるが、両方を与えることはない
補強材料を使用するものであった。例えば、ウレタンフォームは、十分な抗スリ
ップ特性を与えるが、多くの用途において十分な吸収度は与えない。
【0006】 したがって、外科的処置の際に通常存在する流体を管理するのに十分な吸収性
を有する一方で、布に置かれた外科用器具が意図せず移動するのを最小限にする
ために十分なスリップ抵抗を有する補強材料として、外科の用途で使用するに適
した布の必要性が残る。この必要性に応えるために、本発明は、材料の吸収性の
特性に重大な否定的影響を及ぼさずに、吸収性材料の摩擦特性を増加させるよう
に吸収性の材料に適用され、器具の滑りを減少させることができる耐スリップ性
の材料を含む医療用布に向けられる。 本発明の他の目的、利点、及び用途は、以下の詳細な説明から明らかとなるで
あろう。
【0007】 (発明の開示) 本発明は、これに限定されるものではないが、外科用ドレープと外科用ドレー
プの開窓部の材料を含む様々な用途に使用するのに適した医療用布に関する。こ
の医療用布は、例えば不織布又は他の種類の布のような様々な種類の吸収性の布
から形成することができる。吸収性の布は、メルトブロー/スパンボンドのラミ
ネート材料のような吸収性のラミネートとすることができる。いくつかの実施形
態において、吸収性のラミネートには、耐スリップ性の材料が貼り付けられてい
ない方のラミネートの側面に不透水性フィルムを付着させることができる。
【0008】 例えば、メルトスプレー、ラミネート、及びその他同種のもののような多くの
利用可能なプロセスのいずれかを使用することで、吸収性の布の表面に耐スリッ
プ性の材料を付着させることができる。耐スリップ性の材料は、限定的な意味で
はないが、アモルファスのポリα-オレフィンを含む種々のポリマーのいずれか
とすることができる。このようにして、医療用布の上に耐スリップ性の表面が形
成される。選択された実施形態では、耐スリップ性の表面は、少なくとも約0.
3の摩擦係数を有する。この摩擦係数は、いくつかの実施形態においてさらに高
くすることができる。
【0009】 いくつかの実施形態では、本発明の医療用布は、耐スリップ性の表面を通して
測定される場合の吸収度が、吸収体材料の吸収性の少なくとも半分である。医療
用布は、耐スリップ性の表面を通して測定される場合の吸収度が、吸収性の布の
少なくとも50%から100%の範囲内となるようにすることができる。吸収度
は、異なる試験によって測定されることがある。
【0010】 吸収性の布に耐スリップ性の面を付着する場合には、耐スリップ性の材料で被
覆された吸収性の布の表面積の割合は、大幅に変えることができる。選択された
実施形態では、耐スリップ性の材料によって被覆される耐スリップ性の面の面積
の割合は、ごく少量から90%以上まで変えることができる。
【0011】 最初に第1及び第2表面を備えた吸収性の材料を形成すること、を含むプロセ
スの変更により、本発明の耐スリップ性及び吸収性の構造を形成することができ
る。吸収性の材料の第1表面に、耐スリップ性の材料の繊維のメルトスプレーを
適用することができる。耐スリップ性と吸収性を備える材料の吸収度が吸収性材
料の吸収度の少なくとも半分となるように、吸収性の材料に耐スリップ性の材料
を付着させる。次いで、耐スリップ性の材料を含んでいる第1の表面が、吸収性
の材料の別の層の第2の表面に隣接するように、耐スリップ性及び吸収性の材料
で包み込む。これは、耐スリップ性と吸収性を備えた材料をロールに巻きつける
ことで行われる。これらの隣接した層は、隣接した層に貼り付くことなく、互い
から容易に剥がすことができる。
【0012】 (発明を実施するための最良の形態) 次に、本発明の特定の実施形態について詳細に説明する。各例は、本発明を説
明するために提供されるものであり、本発明を限定するものではないということ
を理解されたい。例えば、1つの実施形態について記載された特徴を、別の実施
形態に使用して、さらに別の実施形態を導き出すことができる。このような修正
及び変更は、本発明の精神及びその範囲内に含まれる。 当業者によって経験された前述の問題に対応して、本発明は、外科用ドレーピ
ングに使用するのに適した耐スリップ性と吸収性の両方の特性を備える布又は材
料に向けられる。このような材料は、外科用ドレープとして使用するのに適する
ようにすることもできるし、或いは外科用ドレープに付着される補強材料として
使用するのに適するようにすることもできる。本発明の材料は、器具が滑るのを
低減するために、材料の吸収特性に悪影響を及ぼすことなく材料の摩擦係数を増
加させる手法で形成される。
【0013】 ここで使用される「不織布」又は「不織ウェブ」という用語は、マットと同じ
手法で無秩序に及び/又は一方向に個々の繊維又はフィラメントが重なり合わさ
れた構造を有する布のことを意味する。不織布は、これらに限定されるものでは
ないが、空気堆積法、湿式堆積法、水交絡法、ステープルファイバーのカーディ
ング及びボンディング、並びに溶液の紡糸を含む種々の方法により形成すること
ができる。好適な不織布は、これらに限定されるものではないが、スパンボンド
布、メルトブロー布、湿式堆積布、水交絡布、スパンレース布、並びにこれらの
組み合わせを含む。
【0014】 ここで使用される「メルトスパン布」という用語は、紡糸口金の複数の微細な
通常は円形の毛管から、フィラメント又はファイバーとして溶融した熱可塑性材
料を押し出すことか、又は1種類以上の溶融した熱可塑性材料を同時押出しする
ことにより、押し出されたフィラメント又はファイバーの直径が紡糸口金の直径
を有するようにして形成されたフィラメント又はファイバーからなる不織布を指
す。メルトスパン布は、これに限定されるものではないが、スパンボンド布とメ
ルトブロー布を含み、布を横切る熱接合部を有することで特徴付けられる。
【0015】 ここで使用される「スパンボンド布」という用語は、紡糸口金の複数の微細な
通常円形の毛管からフィラメントとして、溶融した熱可塑性材料を押し出すか、
又は1種類以上の溶融した熱可塑性材料を同時押出しして、押し出されたフィラ
メントの直径を、例えば、非引取又は引取式の流体延伸、或いは他の周知のスパ
ンボンド機構により、その後急速に縮小させることにより形成される小直径の連
続的なフィラメントを有するメルトスパン布を指す。これらの小直径のフィラメ
ントは、互いにほぼ均一である。これらのフィラメントを特徴付ける直径は、約
7から45ミクロンの範囲であり、約12から25ミクロンであるのが好ましい
。スパンボンド不織布の製法は、アッペル他に付与された米国特許第4,340
,563号、ドーシュナー他に付与された米国特許第3,692,618号、キ
ニーに付与された米国特許第3,338,992号及び3,341,394号、
レビーに付与された米国特許第3,276,944号、ピーターソンに付与され
た米国特許第3,502,538号、ハートマンに付与された米国特許第3,5
02,763号、ドーボー他に付与された米国特許第3,542,615号、及
びハーモンに付与されたカナダ特許第803,714号のような特許に記載され
ている。
【0016】 ここで使用する「メルトブロー布」という用語は、溶融した熱可塑性材料を複
数の微細な、通常は円形のダイ毛細管を通して、高速の気体(例えば空気)流の
中へ溶融糸又はフィラメントとして押し出し、溶融した熱可塑性材料のフィラメ
ントが気流によって細められ、その直径がマイクロファイバーの直径にまで縮小
されるようにすることで形成された繊維からなるメルトスパン布を指す。その後
、メルトブロー繊維は、この高速の気流により運ばれ、集積面上に堆積され、無
作為に分散されたメルトブロー繊維のウェブを形成する。このメルトブロー製法
は周知のものであり、NRL Report4364の、V.A.Wendt、
E.L.Boone、及びC.D.Fluhartyらの「Manufactu
re of Super Fine Organic Fibers」と、NR
L Report5265の、K.D.Lawrence、R.T.Lukas
、及びJ.A.Youngらの「An Improved Device fo
r Formation of Super Fine Thermoplas
tic Fibers」と、ビューティン他に付与され、1974年11月19
日に発行された米国特許第3,849,241号を含む、様々な特許及び広報に
記載されている。ここで使用する「メルトスプレー」という用語は、メルトブロ
ー繊維を材料の表面に付着させることを指す。
【0017】 ここで使用する「マイクロファイバー」という用語は、約100ミクロンより
も小さい平均直径を有し、例えば約0.5ミクロンから約50ミクロンまでの直
径を有する小直径の繊維を意味する。より具体的には、マイクロファイバーはま
た、約1ミクロンから約20ミクロンまでの平均直径を有することができる。約
3ミクロン又はそれより小さい平均直径を有するマイクロファイバーは、一般に
極細マイクロファイバーと呼ばれる。
【0018】 ここで使用する「湿式堆積布」という用語は、液状媒体がスクリーンを通り抜
けて流れ、該スクリーンの表面上に布が残るようにすることにより、液状媒体中
に分散された繊維をスクリーン上に堆積させる、製紙プロセスのようなプロセス
によって形成された布を指す。液状媒体中の又はスクリーン上に堆積された後の
繊維に、繊維結合剤を加えることもできるし、スクリーンから取り除いた後に熱
接合することもできる。湿式堆積布は、天然繊維及び/又は合成繊維を含むこと
ができる。
【0019】 ここで使用する「水交絡」又は「水交絡する」という用語は、1つ又はそれ以
上の種類の繊維からなる材料の不織布に高速の水を噴射し、繊維を交絡させ、機
械的結合を与えるプロセスを指す。 ここで使用する「スパンレース布」という用語は、結合剤や熱結合を用いずに
繊維に機械的結合を与えるために水交絡された1つ又はそれ以上の種類の不連続
な繊維からなる材料の不織布を指す。
【0020】 本発明を、例えば不織布又は他の種類の布のような多くの異なる形式の吸収性
の布から形成することができる。吸収性の布は、不織ラミネートのようなラミネ
ートとすることができる。本発明に、ブロック他に付与された米国特許第4,0
41,203号と、コリエ他に付与された米国特許第5,169,706号に開
示されているスパンボンド/メルトブロー/スパンボンド(SMS)ラミネート
のようなラミネートを利用することもできるし、SFS(スパンボンド/フィル
ム/スパンボンド)構造のような種々のフィルム/スパンボンドラミネートのい
ずれかを利用することもできる。SMSラミネートは、移動する成形ベルトの上
に初めにスパンボンド布層、次にメルトブロー布層、最後に別のスパンボンド層
を順次に堆積し、次いで上述した手法でこのラミネートを結合することにより形
成することができる。或いは、布層を個々に作製し、ロールに集積し、別々の結
合ステップにより結合しても良い。本発明の布はまた、ステープルファイバー、
紙、及び他のウェブ材料でラミネートすることができる。もちろん多重のメルト
ブロー、スパンボンド、フィルム、又は他の層を使用しても良い。ラミネートに
おける不織布層の各々はまた、複数の個々の不織ウェブから形成することもでき
、この個々の不織ウェブは、互いに同一であっても良いし、異なっていても良い
。ラミネートにおける層は、例えば点結合及び接着剤貼合せを含む種々の付着方
法を用いて互いに付着される。
【0021】 さらに、本発明で利用可能な吸収体材料は、少なくとも1つの親水性のメルト
スパン布層と、このメルトスパン層に付着されたフィルムを有する。親水性のメ
ルトスパン布は、本発明の材料の最外層として設けることができる。したがって
、この外側層は、布の最外面に接触する流体を吸収するのに有用である。この材
料は、親水性のスパンボンド布層、又は通気性フィルムが貼り付けられた親水性
のスパンボンド布層を含むことができる。ここで使用される「通気性」という用
語は、水蒸気及び/又は気体を透過することができるが、液体の透過に対してバ
リアを形成する材料を指す。通気性のフィルムは、当該技術分野において周知の
ものであり、公知の方法のいずれかによって製造することができる。 疎水性の高分子材料からメルトスパン布の繊維成分を形成することもできるが
、メルトスパン布は、この布のメルトスパン繊維成分の中に、又はその成分上に
親水性の化学添加剤を混和することで親水性にすることができる。 親水性のメルトスパン布は、材料に別の特性を与える少なくとも1つの他の層
と組合せることができる。例えば、本発明の材料は、スパンボンド布の形態の親
水性のメルトスパン布の最外層と、使用中に患者と接することになる内側フィル
ム層を含むことができる。
【0022】 本発明において有用な不織布はまた、繊維を形成することで知られている様々
な熱可塑性のポリマーから製造された一成分及び/又は多成分或いは複合の合成
フィラメント及び/又は合成繊維を含むことができる。不織布を形成するのに適
したポリマーは、限定的な意味ではないが、(ポリエチレンとポリプロピレンの
ような)ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン及びその他
同種のものを含む。異なる温度で溶ける成分で作られている複合繊維を形成する
のに適したポリマーのうち、複合繊維の成分の1つに特に適したポリマーは、ポ
リプロピレン、プロピレンとエチレンの共重合体及びこれらの混合物、ポリエス
テル、及びポリアミドであり、より特定的にはポリプロピレンである。成分のう
ちの1つに特に適したポリマーはポリエチレンを含み、より具体的には、線状の
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、及びそれらの混合物を含む。複合繊
維に最も適した成分ポリマーは、ポリエチレンとポリプロピレンである。2つの
異なる成分を有するこのような複合繊維では、結果として生じる二成分フィラメ
ントが螺旋形のひだを作成することができるように、ポリマー成分を選択するこ
ともできる。
【0023】 さらに、ポリマー成分は、繊維のけん縮性を高める及び/又は結合温度を低下
させ、結果として生じるウェブの耐摩耗性、強度及び柔軟性を高めるためにその
中に混合される、熱可塑性エラストマー又は添加剤を含むことができる。例えば
、低融点のポリマー成分は、約5から約20重量%までの、スチレン、エチレン
ブチレン、及びスチレンのABA’ブロック共重合体のような熱可塑性エラスト
マーを含むことができる。このような共重合体は、市販されており、それらのう
ちのいくつかは、Wisneskiらに付与された米国特許第4,663,22
0号で特定されている。特に好適なエラストマー・ブロック共重合体の一例は、
KRATON G2740である。好適なポリマー添加剤の別の群は、エチレン
ブチルアセテート、エチレンメチルアクリレート及びエチレンエチルアクリレー
トのようなエチレンアルキルアクリレート共重合体である。所望の特性を与える
のに適した量は、ポリマー成分のうちの1つの総重量に基づき約2重量%から約
50重量%までである。他の好適なポリマー添加剤は、ポリブチレン共重合体と
、エチレンプロピレン共重合体を含む。
【0024】 開窓部の補強布として一般に利用される布の1つは、液体不浸透性のフィルム
にラミネートされるウレタンフォームを含み、以下「タイプ1」の布、ウェブ又
は材料と呼ぶ。開窓部の補強布として一般に利用される別の布は、米国特許第4
,379,192号に記載されており、その全体を引用によりここに組み込む。
この材料は、本発明では「タイプ2」の布、ウェブ又は材料と呼ばれ、界面活性
剤で局所的に処理されるポリプロピレン・スパンボンド(SB)材料の上層を含
む。スパンボンド材料の上層に隣接している第2層は、界面活性剤で局所的に処
理されるポリプロピレン・メルトブロー(MB)層である。第2層に、液体不浸
透性フィルムの下層を接合する。
【0025】 外科用ドレープ用途に使用される更に別の開窓部の補強布は、界面活性剤で内
部を処理される二成分のスパンボンド(SB)の上層と、界面活性剤で局所的に
処理されるポリプロピレン・メルトブロー(MB)の中央層と、第2層に接合さ
れる液体不浸透性フィルムの下層を含む。この材料は、以下「タイプ3」の布、
ウェブ又は材料と呼ぶ。この材料は、Yahaouiらに付与された米国特許第
5,540,979号の中で更に詳細に説明されており、その全体を引用により
ここに組込む。この布は、本発明のサンプルに使用され、吸収性の補強布として
キンバリー・クラーク社から現在入手可能である。
【0026】 吸収性の材料のスリップ抵抗を増すために、吸収性の材料の表面に耐スリップ
性の層を付着してもよい。その吸収特性を維持しながらそのスリップ抵抗を向上
させるために、吸収性の布、ウェブ又は材料に様々な材料を付着することができ
る。例えば、エチレンビニルアセテートの共重合体、スチレン‐ブタジエン、セ
ルロースアセテートブチレート、エチルセルロース、例えばKraton(登録
商標)ブロック共重合体を含む合成ゴム、天然ゴム、ポリエチレン、ポリアミド
、軟質ポリオレフィン及びアモルファスのポリアルファオレフィン。例えば、メ
ルトスプレー、スロットコーティング、及びプリントのような様々な手法により
、吸収性の材料にこれらの材料を付着することができる。
【0027】 スリップ抵抗と吸収度を示す数量的な測定値を与える種々の試験により、本発
明の現在利用可能な開窓部の補強布及び補強材料の特性の量的比較を示すことが
できる。 材料のスリップ抵抗を測定するために、摩擦係数(COF)試験を利用するこ
とができる。このような試験の1つは、材料表面の摩擦係数を試験するASTM
D1894である。材料の耐スリップ性の表面に対するステンレス鋼の器具の
スリップ傾向を測定するために、ステンレス鋼板に向かい合うように材料の耐ス
リップ性の表面を置く。タイプ2及びタイプ3のサンプルについては、ステンレ
ス鋼板に向かい合うようにスパンボンドの上層を置いた。タイプ1のサンプルに
ついては、ステンレス鋼板に向かい合うように発泡体の上層を置いた。本発明の
材料については、接着剤のメルトスプレーを行った材料の表面を、材料の耐スリ
ップ性の表面であるとみなす。
【0028】 試験片が取り付けられたスレッドを、ステンレス鋼の固定のプラテン上で引っ
張る。ここで使用される摩擦係数(COF)という用語は、1つの材料の表面が
ステンレス鋼板の隣接する表面に対して滑る際に受けた相対的抵抗として定義さ
れる。高い摩擦係数は、表面との間の低いスリップ(高いスリップ抵抗)を示し
、一方、低い摩擦係数は、表面との間の高いスリップ(低いスリップ抵抗)を示
す。「最大」又は「静」摩擦係数は、試験の間に得られた最も高い瞬間値である
。「平均」又は「動」摩擦係数は、試験の60秒間に得られた値の平均である。
本発明の実施例に対して行なった試験では、ノースカロライナ州のシンテックか
ら入手可能なシンテック・モデル25テスターを使用した。5つの40グラムの
クラスFステンレス鋼の校正用分銅と、重さ200±0.25グラムの摩擦係数
試験用スレッドを使用した。試験用スレッドに材料サンプルを置き、シンテック
・モデル25テスターを始動して、研摩されたステンレス鋼摩擦試験板を横切る
ように試験用スレッドを60秒間で6インチ引っ張ることにより、乾燥摩擦係数
試験を行なった。試験用スレッドの上の材料を一定量の流体で湿らせて、ステン
レス鋼摩擦試験板に試験スレッドを置く前に30秒待ち、テスターを始動するこ
とにより、ぬれ摩擦係数試験を行なった。
【0029】 種々の材料の流体吸収能力を量的に表し、特徴付けるために、種々の試験手順
を行って布に吸収された流体の量を測定し、布に保持された流体の量を求める。
ここでは、材料の流体吸収度を測定するために、流体を材料の中に透過させる材
料の能力を測定する1つの試験を使用する。この試験は、以下「流出」試験と呼
ぶ。この手順では、長さおよそ8インチ、幅およそ5.25インチの材料の区域
の一番上に、20mlの0.85%食塩水溶液を加える。この材料を、30度の
傾斜面に置く。材料に浸透しなかった流体は流出し、サンプルの縁から1インチ
の位置で捕集され、測定されることになる。
【0030】 材料の流体吸収能力を測定するためにここで使用した別の試験は、特定容量の
液体を完全に吸収するのに必要な時間を測定することにより、吸収性材料のサン
プルが液体を吸収する割合を求める。この試験は、ここでは液体吸収速度試験と
呼ばれ、材料の液体吸収速度を測定する。ここで使用される「液体吸収速度」と
は、吸収性材料のサンプルが試験液により完全に湿ることになるのに要する時間
である。この試験では、45度の角度で保持され、4インチ×4インチの試験片
に隣接しているピペットから、0.1mlの水の試験液をこの試験片上に落とす
。完全に液滴が吸収される(光の正反射の視覚的な低下によって示される)よう
になるまでの時間を測定する。試験結果は秒で表される。各試験片上で別個の3
つの液滴の時間を計る。
【0031】 材料の吸収度を示すために、「再濡れ試験」を用いることもできる。この試験
は、材料に特定の負荷が加えられた時に、予め飽和させた材料の表面から強制的
に戻された流体の量を測定するのに用いられる。材料が特定の負荷を受ける時に
、その表面から戻る流体の量を「再濡れ」値と呼ぶ。より多くの流体が表面に流
れて来ると、より大きな「再濡れ」値となる。低い再濡れ値は、乾燥材料に関連
する。この試験では、平面上に試験片を吸収性の側面が上になるように置く。裏
当てフィルムの無い材料については、流体が試験片を通り抜けて平面上に流れる
のを防ぐために、試験されている試験片の下にバッフルを置く。試験片上に置か
れる試験ブロックは、スロットを含んでいる。試験片の長い方の辺がスロットの
長い方の辺と平行になるように、試験片を表面に置く。1mlの試験流体を、ス
ロットから試験片上に分配し、材料の中に吸収させる。次いで、試験ブロックか
ら試験片を取り除く。数枚の吸取紙の重さを量り、試験片の上に置く。材料の表
面に1psiの圧力を加え、3分間そのまま維持する。圧力を開放した後に、こ
の吸取紙を量る。吸取紙の元の重さと吸収試験後の吸取紙の重さとの差が、ここ
に示された再濡れ値である。
【0032】 吸収性の布の吸収度と本発明の布の吸収度との比較は、一つには、吸収性材料
の吸収度と医療用布の吸収度との間の差を求め、この差を吸収性材料の吸収度で
割ることによって行われる。ラミネート層間の剥離強度を測定するための試験は
、米国特許第5,997,981号に記載されており、その全体を引用によりこ
こに組み入れる。その特許に記載されるように、サンプルは、試験片の選択され
た付着層を引き離すのに要する引張力(一般に「剥離強度」と呼ばれる)の量を
求めるために試験される。剥離強度値は、試験片の特定の幅と、クランプの挟み
口の幅と、クランプの挟み口が互いから離れるように移動される際の一定の速度
を使用して求められる。試験片の大きさは、幅2インチ、長さ6インチである。
サンプルの付着層を、この層にクランプを付けるのに十分な量だけ手で引き剥が
す。次いで、クランプの各々が分離されている層のうちの1つに取り付けられる
ように、サンプルに一対のクランプを取り付ける。各クランプは一対の挟み口を
有し、各挟み口はサンプルに接する面を有する。挟み口は、サンプルを同一面、
普通は垂直面に保持する。試験の初めに、クランプは、1インチ隔てられている
。挟み口表面は1インチ×少なくとも4インチであり、クランプは、300mm
/minの一定の伸長速度で互いに離れるように移動される。クランプは規定の
速さで離れる方向に移動して、層を引き離す。層の各々が互いに約180°の角
度をなすようにサンプルを引き離す。剥離強度値は、完全に層を分離するために
必要とされる最大の力であり、最大負荷としてグラムで示される。1001 シ
ェルドン Dr.、カリー、ノースカロナイナ州27513のシンテック社から
入手可能なシンテック2テスター、2500 ワシントン St.カントン、M
ass.02021のインストロン社から入手可能なインストロン・モデルTM
、又は10960 ダットン通り、フィラデルフィア、ペンシルバニア州191
54のトウィング‐アルバート・インストルメント社から入手可能なトウィング
‐アルバート モデルINTELLECT IIを、この試験に使用することがで
きる。この試験は、試験片について横方向(CD)に行っても良いし、縦方向(
MD)に行なってもよい。
【0033】 前述のタイプ1として特定した既存の開窓部材料と、タイプ2及びタイプ3の
材料を、スリップ抵抗と吸収度について試験した。表1は、ここで説明した試験
を用いて、各材料タイプに関する液体吸収速度と、各材料タイプに関する乾燥摩
擦係数、ぬれ摩擦係数、静摩擦係数、及び動摩擦係数の平均値を示すものである
。材料の製造方向、すなわち縦方向(「MD」)及び横方向(「CD」)に沿っ
て摩擦係数試験を行なった。表1はまた、これらの材料が乾燥条件とぬれ条件の
両方で試験された時の、静摩擦係数の値と動摩擦係数の値を一覧で示している。
ぬれ条件で試験するために、3ミリリットル及び6ミリリットルの水を、前述の
方法で試験用の試験片に加えた。
【0034】 表1 表1に示された値で説明されるように、タイプ1の材料は、試験したサンプル
の中で最も大きいスリップ抵抗を示した。 外科用ドレープ、又はこのドレープに取り付けられた開窓部の補強布として使
用するのに好適な、改良された耐スリップ性及び吸収性を有する材料の実施例は
、タイプ3の材料の上に低粘度の接着剤のメルトスプレーを適用することによっ
て作製された。表2は、4つのアモルファスのポリα‐オレフィン(APAO)
についての種々の特性を一覧で示している。これらの接着剤は、テキサス州ヒュ
ーストンのハンツマン社から入手した。表2に示すように、各APAOは、比較
的低い溶融粘度と、ホットメルト接着剤がその接着剤付着能力の殆んどを保持す
る時間の長さとしてここで定義される短い「開放時間」を有する。表2に列記さ
れたデータは、メーカーから入手可能である。
【0035】 表2
【0036】 表2に列記されたアモルファスのポリα‐オレフィン(APAO)を、タイプ
3の材料に塗布し、種々の特質についてこれらのサンプルを試験した。この試験
結果を以下に示す。 いくつかのサンプルについては、メルトブロー加工装置を利用するメルトスプ
レー技術を用いて、タイプ3の材料のスパンボンド表面に、表2に列記された材
料を塗布した。このメルトスプレーは、小直径のフィラメント及び/又はマイク
ロファイバーの形態で、タイプ3の材料に、1平方メートル当たり1グラムから
5グラム(gsm)適用した。メルトブロー・ダイは、1インチ当たり30個の
穴を有するものであった。APAOを溶融し加工する空気の温度は、およそ華氏
370度から華氏380度の範囲内であった。メルトブロー・ダイの下をタイプ
3の材料が通過するときの速度と、メルトブロー・ダイから出るポリマーの量を
調節することにより、タイプ3の布に塗布する接着剤の量を決定した。表3に列
記された実施例では、タイプ3の材料を、毎分10フィートから50フィート(
fpm)の間の速度で移動させた。
【0037】 表3に示された各値は3つの測定値の平均であり、各試験値はサンプル群の中
の個々の試験片から得られたものである。表3に示されている水の吸収度とCO
F値は、上述の試験手順を用いて測定された。摩擦係数値の標準偏差は、約5%
から約8%の間である。
【0038】 表3 表3に示されるように、サンプル7からサンプル14までは、吸収度とスリッ
プ抵抗特性のバランスが向上されたことを示している。表2に列記された種類の
ホットメルト接着剤を吸収性の補強材料に塗布することで得られた利点をさらに
確認するために、APAOグレード2115及び2215を、異なるメルトブロ
ー加工処理を用いてタイプ3の布の上にメルトスプレーした。表4に列記された
サンプルは、華氏約370度から華氏約380度までの範囲の接着剤溶融温度と
、華氏約400度から華氏約450度の範囲の空気加工温度で製造されたもので
ある。メルトブロー・ダイは、1インチ当たり10個の穴を有するものであった
。タイプ3の材料の速度は、毎分約25フィート(fpm)から毎分約50フィ
ートの範囲であった。試験片に接着剤を塗布し、少なくとも約4gsmの接着剤
層を得た。
【0039】 所望の保持特性を確実にするために、開窓部の補強材料として外科用ドレープ
に取り付けられる前の摩擦係数値(15、17)と、取り付けられた後の摩擦係
数値(16、18)について、2115及び2215のポリマーを有するタイプ
3の布のサンプルを試験した。表4は、これらのサンプルの静摩擦係数値と動摩
擦係数値の各々の平均値を示しており、そのCOF値が、取り付けた後でさえも
耐スリップ層の無いタイプ3の材料のCOF値より高いままだったことが示され
ている。
【0040】 表4 表4に示された各値は、3つの測定値の平均であり、各試験値はサンプル群の
中の個々の試験片から得られたものである。 吸収性材料上におけるメルトスプレーされた繊維の相対的な被覆範囲と、繊維
の寸法は、同じ処理条件で透明なフィルムシート上に同じ材料をメルトスプレー
して得られた測定値から推定された。粘着性の繊維が透過光を吸収するように、
透明なフィルムシート上の繊維を、48時間以上OsO4で染色した。Quan
timet 970 IAシステムを使用して、その測定値を得た。この道具を
使用して、粘着性の繊維によって被覆された面積、それらの直径、及びそれらの
配向を評価することができた。
【0041】 表5に列記された接着剤に関する粘着性繊維の相対的な被覆範囲と繊維サイズ
を評価した。透明なフィルム材料の表面上に接着剤をメルトスプレーすることに
より、サンプル19−24を調製した。繊維は、1平方メートル当たり1グラム
から5グラム(gsm)で透明なフィルム材料上にメルトスプレーされた。メル
トブロー・ダイは、1インチ当たり30個の穴を有するものであった。APAO
を溶融し加工する空気の温度は、およそ華氏370度から華氏380度の範囲内
であった。メルトブロー・ダイの下を透明なフィルム材料が通過した速度と、メ
ルトブロー・ダイを出るポリマーの量を調節することにより、透明なフィルム材
料に塗布される接着剤の量を決定した。表5に列記された実施例において、透明
なフィルム材料は、毎分約10から50フィート(fpm)の間の速度で移動さ
れた。 表5に示された各値は、3つの測定値の平均であり、各試験値はサンプル群の
中の個々の試験片から得られたものである。
【0042】 表5 表5のデータで示されるものでは、被覆された面積の割合は、約70%から約
90%までの範囲であったが、他の被覆割合のものを本発明で使用することもで
きる。また、表5に示されるように、平均繊維直径は、約9ミクロンから約16
ミクロンまでの範囲であった。他のレベルの繊維直径も、本発明での使用に適す
る。
【0043】 表6に列記されたサンプルは、表4に示されたサンプルを製造したのと同じプ
ロセスによって製造され、表6に示された各値は、3つの測定値の平均であり、
各試験値はサンプル群の中の個々の試験片から得られたものである。
【0044】 表6 表7は、材料に種々の接着剤が0gsm及び4gsmの量で塗布されたタイプ
3の材料のサンプルの、COF値と、水の吸収度及び流出値を示す。利用された
プロセスは、表4及び表6に示されたサンプルを調製するために用いられたプロ
セスと同じプロセスであった。前述のように水の吸収度試験、COF試験及び流
出試験を行った。表7に示された摩擦係数値の標準偏差値は、5%から8%の範
囲内である。表7に示された各値は、3つの測定値の平均であり、各試験値はサ
ンプル群の中の個々の試験片から得られたものである。
【0045】 表7 表7のデータによって示されるように、サンプルは、ぬれ条件及び乾燥条件下
において適切なスリップ抵抗を実証した。表8に列記されたサンプルについて、
水の代わりに合成血液を使用するというただ1つの変更を試験に加えて、変更さ
れた吸収度試験を行なった。前述の再濡れ試験手順と吸収度試験手順を用いて、
吸収度を測定した。この結果は、タイプ3の材料に耐スリップ性の繊維を加えて
もこのタイプ3の材料の吸収特性は維持されるという点で、前の表に示された結
果と一致した。表8に示された各値は、3つの測定値の平均であり、各試験値は
サンプル群の中の個々の試験片から得られたものである。
【0046】 表8
【0047】 種々のプロセスを利用して、タイプ3の材料にこれらホットメルト接着剤を塗
布し、必要な吸収度と耐スリップ性を得ることができる。 ITW・ダイナテック社(ヘンダーソンヴィル、TN)から入手可能な3種類
の高温メルトスプレー・ノズルを使用して、毎分約500フィートの範囲内の速
度で、ホットメルト接着剤2115をタイプ3の材料に塗布した。表9において
ノズル型式Aとして指定されたUFD17−2型ノズルにより、布の上でその繊
維が比較的均一分散で堆積されるようにホットメルト接着剤をスプレーした。表
9においてノズル・タイプBと表示されたオメガ・ノズル(8HPI)により、
正弦波のパターンが重なり合って堆積されるように繊維上に接着剤をスプレーし
た。ノズルを布から1.125インチ離して配置し、布がロールに巻きつけられ
る最終加工段階の前に、この布に接着剤を約22インチ分だけ塗布した。 表8と表9に示された各値は、少なくとも3つの測定値の平均であり、各試験
値はサンプル群の中の個々の試験片から得られたものである。摩擦係数値の標準
偏差値は、5−8%であった。
【0048】 表9 表9に示された摩擦係数の値は、接着剤の無いタイプ3の材料の摩擦係数値よ
りも大きく、一層向上されたスリップ抵抗を与える。表10に記載されるように
、さらに処理条件を変えることで一層高いCOF値を得ることができる。
【0049】 同じ条件で紙シート上にメルトスプレーされた繊維を使用して得られた測定値
から、高温メルトスプレー・ノズルによって500ft/minでタイプ3の布
に塗布されたメルトスプレー繊維の相対的な適用範囲と繊維サイズを評価した。
前述の手順により繊維を染色し、測定した。表10は、RT2115メルトスプ
レー繊維を紙に塗布するために用いた加工条件と、それに対応する測定値を一覧
で示す。列記されたサンプルは、華氏約360度から華氏約380度までの範囲
の接着剤溶融温度と、華氏約400度から華氏約450度の範囲の空気加工温度
で製造されたものである。UFD17−1又はタイプCノズル・デザインにより
接着剤RT2115を4gsmで塗布した。粘着性を塗布するために、ノズルは
、紙から1.125インチ離して配置された。
【0050】 表10 表10に列記された被覆値は、メルトブロー・プロセスによって塗布された接
着剤について示された値よりも低いが、その一方で、摩擦係数値は、接着剤の無
いタイプ3の布よりさらに大きい。
【0051】 表11は、タイプ3の材料に耐スリップ性の材料を加えたこと以外は表10に
示されたサンプルと同一のプロセスを用いて調製されたサンプルの摩擦係数値を
示す。
【0052】 表11 いくつかの場合、吸収性の材料に耐スリップ性の材料を加えた後に、すぐにロ
ールに巻きつけることができるように、耐スリップ性と吸収性を有する材料を加
工することが望ましい。不適当な加工は、布がロールに巻かれた後に耐スリップ
性の上面と下面の間に癒着を引き起こすことがある。高い坪量例えば12gsm
の接着剤添加物と、繊維サイズに影響を与える他の加工条件により、結果として
布をロールに巻きつける前に大きい接着剤繊維が不適切に固まってしまうことが
ある。大きい接着剤繊維の不適切な凝固は、耐スリップ性の材料層と吸収性の材
料層との間に癒着を引き起こすことがあるが、加工を調節することでこの問題を
解決することができる。例えば、巻きつける前にさらに冷却時間を与えることで
、大きい接着剤繊維について十分な時間が与えられ、耐スリップ性の材料層と吸
収性の材料層との望ましくない癒着を防ぐのに充分な量を凝固することができる
【0053】 耐スリップ性と吸収性を有する材料の上面と下面の間の付着度を測定するため
に、前述の方法でサンプルに剥離強度試験を行った。UFD17−1高温メルト
スプレー・ノズルによって毎分500フィートでRT2315及びRT2115
メルトスプレー繊維をタイプ3の布の上に4gsm堆積した。接着剤を塗布する
ために、ノズルを布から1.125インチ離して配置した。表12は、タイプ3
の布の上にRT2315がメルトスプレーされ、タイプ3の布の下面に対して置
かれたサンプルについての、ここに記載した試験毎に測定したMD剥離強度値を
示すものである。RT2115で形成されたサンプルの各々は、測定可能な平均
又はピーク負荷を示さなかったが、これは測定可能な力を加えることなく層が分
離したことを示す。
【0054】 表12 表面にRT2315が塗布されたサンプルは、望ましくない測定可能な剥離強
度の結果が得られた。布の加工の際に低温のロールを使用すると、剥離強度値が
低下した。他の加工助剤と調整によって、多様な耐スリップ性の表面が、布変換
中に巻きつけ問題を最小限にするのを助けることができる。
【0055】 上記の表に列記されたもの以外の材料を、本発明で使用することができる。例
えば、前述のものを含む多様な接着剤のうちのいずれも、多層のラミネートを含
む多くの吸収性の材料のどれにでも塗布することができる。例えば、吸収性の材
料に付着されているか又は取り付けられている穿孔されたフィルムに、接着剤を
塗布することができる。穿孔されたフィルムは、流体がフィルムを通り抜けて、
このフィルムの下に配置された吸収性の材料の中に流れ、そこでこの流体を保持
することができる。したがって、このような布は、外科用途で使用するのに充分
な抗スリップ性と吸収性の両方の特性を示すことができる。この用途には接着剤
が好適であるが、スリップ抵抗を与える他の材料も利用することができる。 ここで使用されるように、与えられたいずれの範囲も、いずれかの及び全ての
それ以下の範囲を含むように意図される。例えば、45から90の範囲は、50
から90、45から80、46から89等の範囲も含む。 本発明はその特定の好適な実施形態に関して説明されてきたが、当業者が、前
述のことを理解した上で、好適な実施形態の変更及び変形を直ちに着想できると
いうことは明らかであろう。そのような変更及び変形は、本発明の精神及びその
範囲ならびに添付の特許請求の範囲内に含まれるものと信じられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 リーチ クリスタル サトフィン アメリカ合衆国 ジョージア州 30309 アトランタ ノースウェスト #ビー5 ピーチツリー ロード 2214 (72)発明者 マッカーヴァー ステイシー ジェラルド アメリカ合衆国 ジョージア州 30066 マリエッタ マーシュ ロード 4290 (72)発明者 ウェルチ ハワード マーティン アメリカ合衆国 ジョージア州 30188 ウッドストック ウェスト レーン 328 Fターム(参考) 4C081 AA03 AA12 BB01 BB04 CA02 DA05 DC02

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1表面と第2表面を有する吸収性の不織布と、 スリップ抵抗面を形成するために、前記不織布の前記第1表面に塗布されたホ
    ットメルト接着剤繊維の層と、 前記不織ウェブの前記第2表面に付着されたフィルムと、 を備え、 前記不織材料のスリップ抵抗面が、少なくとも約0.3の摩擦係数を有し、 前記スリップ抵抗面を通して測定される場合の吸収度が、吸収性不織布の吸収
    度の少なくとも半分である、 ことを特徴とする耐スリップ性と吸収性を有する材料。
  2. 【請求項2】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.5であることを特徴とす
    る請求項1に記載の材料。
  3. 【請求項3】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.6であることを特徴とす
    る請求項1に記載の材料。
  4. 【請求項4】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布の
    吸収度の少なくとも約60%の吸収度を有することを特徴とする請求項1に記載
    の材料。
  5. 【請求項5】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布の
    吸収度の少なくとも約80%の吸収度を有することを特徴とする請求項1に記載
    の材料。
  6. 【請求項6】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布の
    吸収度の少なくとも約90%の吸収度を有することを特徴とする請求項1に記載
    の材料。
  7. 【請求項7】 前記第1表面における前記繊維で被覆された面積の割合が、
    少なくとも約20%であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  8. 【請求項8】 前記第1表面における前記繊維で被覆された面積の割合が、
    少なくとも約50%であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  9. 【請求項9】 前記吸収性の不織布が、メルトブロー/スパンボンド・ラミ
    ネートの不織材料であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  10. 【請求項10】 前記接着剤が、アモルファスのポリアルファオレフィンで
    あることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  11. 【請求項11】 表面を有する吸収性の布と、 スリップ抵抗面を形成するために、前記布の前記表面に塗布された繊維と、 を備え、 前記スリップ抵抗面が、少なくとも約0.3の摩擦係数を有し、 前記スリップ抵抗面を通して測定される場合の吸収度が、吸収性不織布の吸収
    度の少なくとも半分である、 ことを特徴とする耐スリップ性と吸収性を有する材料。
  12. 【請求項12】 前記吸収性の布が、不織布であることを特徴とする請求項
    11に記載の材料。
  13. 【請求項13】 前記繊維が、アモルファスのポリアルファオレフィン、天
    然ゴム、合成ゴム、又は軟質ポリオレフィンであることを特徴とする請求項11
    に記載の材料。
  14. 【請求項14】 前記接着剤が、アモルファスのポリアルファオレフィンで
    あることを特徴とする請求項11に記載の材料。
  15. 【請求項15】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.4であることを特徴と
    する請求項11に記載の材料。
  16. 【請求項16】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.6であることを特徴と
    する請求項11に記載の材料。
  17. 【請求項17】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布
    の吸収度の少なくとも約60%の吸収度を有することを特徴とする請求項11に
    記載の材料。
  18. 【請求項18】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布
    の吸収度の少なくとも約80%の吸収度を有することを特徴とする請求項11に
    記載の材料。
  19. 【請求項19】 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料が、吸収性不織布
    の吸収度の少なくとも約90%の吸収度を有することを特徴とする請求項11に
    記載の材料。
  20. 【請求項20】 前記繊維で被覆された表面積の割合が、少なくとも約20
    %であることを特徴とする請求項11に記載の材料。
  21. 【請求項21】 前記繊維で被覆された表面積の割合が、少なくとも約40
    %であることを特徴とする請求項11に記載の材料。
  22. 【請求項22】 前記繊維で被覆された表面積の割合が、少なくとも約70
    %であることを特徴とする請求項11に記載の材料。
  23. 【請求項23】 スリップ抵抗面を形成する吸収性の布の表面に塗布された
    スリップ抵抗材料を有する吸収性の布を備え、前記スリップ抵抗面を通して測定
    される場合の吸収度が、吸収性不織布の吸収度の少なくとも半分であり、前記ス
    リップ抵抗面が、少なくとも約0.3の摩擦係数を有することを特徴とする医療
    用の布。
  24. 【請求項24】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.5であることを特徴と
    する請求項23に記載の材料。
  25. 【請求項25】 前記摩擦係数が、少なくとも約0.6であることを特徴と
    する請求項23に記載の材料。
  26. 【請求項26】 吸収性不織布の吸収度の少なくとも約60%の吸収度を有
    することを特徴とする請求項23に記載の材料。
  27. 【請求項27】 吸収性不織布の吸収度の少なくとも約80%の吸収度を有
    することを特徴とする請求項23に記載の材料。
  28. 【請求項28】 吸収性不織布の吸収度の少なくとも約90%の吸収度を有
    することを特徴とする請求項23に記載の材料。
  29. 【請求項29】 前記吸収性の布が、不織材料であることを特徴とする請求
    項23に記載の材料。
  30. 【請求項30】 前記不織材料が、メルトブロー層とスパンボンド層を含む
    ことを特徴とする請求項29に記載の材料。
  31. 【請求項31】 前記接着剤が、アモルファスのポリアルファオレフィンで
    あることを特徴とする請求項23に記載の材料。
  32. 【請求項32】 前記耐スリップ性の材料で被覆された表面積の割合が、少
    なくとも約20%であることを特徴とする請求項23に記載の材料。
  33. 【請求項33】 請求項23の材料を含む外科用ドレープ。
  34. 【請求項34】 請求項23の材料を含む外科用ドレープの開窓部の材料。
  35. 【請求項35】 耐スリップ性と吸収性を有する材料の形成方法であって、 第1及び第2表面を有する吸収性の材料を作製し、 前記耐スリップ性と吸収性を有する材料の吸収度が、前記吸収性の材料の吸収
    度の少なくとも半分になるように、前記吸収性の材料の第1表面に耐スリップ性
    の材料の繊維のメルトスプレーを適用し、 前記耐スリップ性の材料の繊維が、前記吸収性の材料の前記第2表面に隣接し
    、前記隣接した材料に貼り付くことなく前記隣接した材料から剥がされるように
    、前記材料をパッキングする、 ステップを含む方法。
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