JP2003513206A - チェーンおよびこのチェーンの製造方法 - Google Patents

チェーンおよびこのチェーンの製造方法

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JP2003513206A JP2001533340A JP2001533340A JP2003513206A JP 2003513206 A JP2003513206 A JP 2003513206A JP 2001533340 A JP2001533340 A JP 2001533340A JP 2001533340 A JP2001533340 A JP 2001533340A JP 2003513206 A JP2003513206 A JP 2003513206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の欠点を被らない、チェーンおよびチェーン製造方法を提供することにある。 【解決手段】 チェーンは相互に接続されるチェーンリンク（１，２）を備え、これらのチェーンリンクが各々、後部部分およびおよびそれから実質上垂直に突出している２つの平行な壁部分を含み、その壁部分に対応するリベット孔がチェーンリンクの２つの端部材の各々に設けられ、そのさいチェーンリンク（１，２）が、前記２つの端部材（１ａ，１ｂ；２ａ，２ｂ）の平行な部分の前記リベット孔（１ｃ，２ｃ）がリベット（３）または軸部材に係合するために互いに反対に位置決めされるように、比較的広い後方部分（１）を備えた近隣のチェーンリンクの端部材に挿入される比較的狭い（２）後方部分を備えたチェーンリンクの端部材によって互いに接続されている。かかる長さのリベットまたは軸部材の使用によって、前記リベット（３）が前記リベット孔の正味の開口を減少するために外側から前記リベット孔（１ｃ）のまわりの前記壁部分（１ａ−１ｂ）の区域の変形によって軸方向に保持され得るような長さのリベットまたは軸部材の使用によって、チェーンがより少ない材料の使用によってかつ結果としてこれまで知られたチェーンに対して減少されたコストにおいて製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェーン継ぎ手構体およびその製造方法に関し、とくにチェーンが
相互に接続されるチェーンリンクからなっており、その各々が後部部分およびお
よびそれから実質上垂直に突出している２つの平行な壁部分を含み、その壁部分
に対応するリベット孔がチェーンリンクの２つの端部材の各々に設けられ、その
さいチェーンリンクが、前記２つの端部材の平行な部分の前記リベット孔がリベ
ットまたは軸部材に係合するために互いに反対に位置決めされるように、比較的
広い後方部分を備えた近隣のチェーンリンクの端部材に挿入される比較的狭い後
方部分を備えたチェーンリンクの端部材によって互いに接続される、チェーンお
よびリベット止めによるチェーン製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
リベットの端部が、リベットが軸方向に保持されるように変形される、リベッ
ト止めによりチェーンを製造することはアメリカ合衆国特許第３，３０２，２８
８号から知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術の欠点は、比較的長いリベットが使用されねばならず、前記リベ
ットが広いチェーンリンク内に前記平行な壁部分を超えて突出するか、またはそ
のヘッドが結果として壁部分に押圧されねばならず、かつ結果として、非常に多
くの材料がこれらのリベットのために使用されるということである。同時に、幾
つかの関係において、かかるチェーンの外方が滑らかでないか、またはチェーン
リンクが実質上必要以上に幅広であるという欠点を有している。
【０００４】 ドイツ連邦共和国第Ａ１１９７０５０１９号は、チェーンリンクの孔に挿入さ
れる蝶番ピンにより枢動可能に接続される交互に広いおよび狭いチェーンリンク
を備えたチェーンを開示している。蝶番ピンの端部は広いチェーンリンクの外側
と面一でありかつそれに溶接されている。代替の実施例において、広いチェーン
リンクに孔が設けられず、かつ蝶番ピンは広いチェーンリンクの内側に溶接され
ている。
【０００５】 ドイツ連邦共和国特許第２６２２６０２Ｂ２号から、蝶番ピンが広いチェーン
リンクの内側に溶接されている。
【０００６】 本発明の目的は、チェーンが上記欠点を被らない、チェーンおよびリベット止
めによるチェーン製造方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この目的は、リベットまたは軸部材が、前記リベットがリベット孔の正味の開
口を減少するために外側から前記リベット孔のまわりの前記壁部分の区域の変形
によって軸方向に保持され得るような長さを有するチェーンによって達成され得
る。
【０００８】 本発明を概略図に基づき以下で詳細に説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１には、平行な壁部分１ａおよび１ｂを備えた広いチェーンリンク１および
平行な壁部分２ａおよび２ｂを備えた狭いチェーンリンク２が示されている。狭
いチェーンリンク２は広いチェーンリンク１の平行な壁部分１ａと１ｂの間に挿
入される。
【００１０】 図２は広いチェーンリンク１の壁部分１ａ−１ｂの外側間の距離Ｄより短い長
さのリベット３が、壁部分１ａ−１ｂおよび２ａ−２ｂの、それぞれ、一直線に
整列されたリベット孔１ｃ，２ｃを通してどのように挿入されるかを示している
。続いて、広いチェーンリンク１の壁部分１ａ−１ｂは外側から変形され、リベ
ット孔１ｃのまわりの縁部分がリベット孔の正味の開口を減少するためにかつ軸
方向にリベットを保持するために押し下げられる。変形は、打ち出しヘッド４を
備えた広いチェーンリンクの壁部分１ａ上に、衝撃または他の普通の型の変形技
術、例えば、打ち出しによってなされることができ、壁部分１ｂは対応する固定
の打ち出しヘッド５に対して当接している。
【００１１】 変形は、好都合には、２つの打ち出し面からなっている多数の先端が付けられ
たアーチ形の部分を備えた打ち出しヘッドによってなされ得る。その最大半径に
おいて打ち出しヘッドの第１打ち出し面は、好都合には、打ち出しの間中、壁部
分１ａ−１ｂの外側に対して実質上垂直である表面として設計されている。打ち
出しヘッドの第２の打ち出し面は、好都合には、打ち出しの間中、例えば、壁部
分１ａ−１ｂの外側と４５°の角度を形成する表面として設計されている。他の
可能性は打ち出しヘッドを円形扇形部分として製造することである。
【００１２】 図３に示されるチェーンリンクは代替の実施の形態であり、そのさいチェーン
リンクは狭いおよび広い端部を有しており、すべてのチェーンリンクはしたがっ
て同一である。
【００１３】 図４ａおよび図４ｂは、リベット孔の直ぐ近くの壁部分に、凹みまたは貫通孔
が、例えばアーチまたは円形の形において設けられ、その孔が、例えば、適宜な
マンドレルの使用によってリベット孔の正味の開口の減少のために使用されかつ
したがってリベットのまわりの圧縮を結果として生じる縁部区域の変形の代替例
を示している。ここで、図４ａはリベット孔の縁部区域の断面図を示し、そして
図４ｂは図４ａの平面図を示している。
【００１４】 リベットは、一方の壁部分から他方の壁部分に達するのみであるような長さを
有するか、または一方の壁部分の外側から他方の壁部分の外側に達するように広
くすることも可能である。リベットの他の考え得る実施の形態は、それに、その
長さに関係なく、チェーンリンクの壁部分の変形から結果として生じる材料余り
量の十分な空間を保証するためにその端面に面取り等を備えることである。
【００１５】
【発明の効果】
叙上のごとく、本発明は、各々後部部分およびおよびそれから実質上垂直に突
出している２つの平行な壁部分を含み、その壁部分に対応するリベット孔がチェ
ーンリンクの２つの端部材の各々に設けられ、そのさいチェーンリンクが、前記
２つの端部材の平行な部分の前記リベット孔がリベットまたは軸部材に係合する
ために互いに反対に位置決めされるように、比較的広い後方部分を備えた近隣の
チェーンリンクの端部材に挿入される比較的狭い後方部分を備えたチェーンリン
クの端部材によって互いに接続される、相互に接続されたチェーンリンクを備え
たチェーンにおいて、前記リベットまたは軸部材が、前記リベットが前記リベッ
ト孔の正味の開口を減少するために外側から前記リベット孔のまわりの前記壁部
分の区域の変形によって軸方向に保持され得るような長さを有する構成としたの
で、製造が簡単でコスト的に満足し得るチェーンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 下から斜めに見た、本発明によるチェーンリンクの斜視図である。
【図２】 製造中のチェーンリンクの長手方向断面図である。
【図３】 同一のリンクを備えたチェーンリンクを示す図である。
【図４ａ】 リベット孔のまわりに孔を備えた壁部分を示す断面図である。
【図４ｂ】 図４ａの平面図である。
【符号の説明】
１ 広いチェーンリンク １ａ 平行な壁部分 １ｂ 平行な壁部分 １ｃ リベット孔 ２ 狭いチェーンリンク ２ａ 平行な壁部分 ２ｂ 平行な壁部分 ２ｃ リベット孔 ３ リベット ４ 打ち出しヘッド ５ 固定打ち出しヘッド
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年９月１０日（２００１．９．１０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１４】 リベットは、一方の壁部分から他方の壁部分に達するのみであるような長さを
有するか、または一方の壁部分の外側から他方の壁部分の外側に達するように長
くすることも可能である。リベットの他の考え得る実施の形態は、それに、その
長さに関係なく、チェーンリンクの壁部分の変形から結果として生じる材料余り
量の十分な空間を保証するためにその端面に面取り等を備えることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ 【要約の続き】 たは軸部材の使用によって、チェーンがより少ない材料 の使用によってかつ結果としてこれまで知られたチェー ンに対して減少されたコストにおいて製造される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 各々後方部分およびおよびそれから実質上垂直に突出してい
    る２つの平行な壁部分を含み、その壁部分に対応するリベット孔がチェーンリン
    クの２つの端部材の各々に設けられ、そのさいチェーンリンク（１，２）が、前
    記２つの端部材（１ａ，１ｂ；２ａ，２ｂ）の平行な部分の前記リベット孔（１
    ｃ，２ｃ）がリベット（３）または軸部材に係合するために互いに反対に位置決
    めされるように、比較的広い後方部分（１）を備えた近隣のチェーンリンクの端
    部材に挿入される比較的狭い（２）後方部分を備えたチェーンリンクの端部材に
    よって互いに接続される、相互に接続されたチェーンリンク（１，２）を備えた
    チェーンにおいて、前記リベット（３）または軸部材が、前記リベット（３）が
    前記リベット孔の正味の開口を減少するために外側から前記リベット孔（１ｃ）
    のまわりの前記壁部分（１ａ，１ｂ）の区域の変形によって軸方向に保持され得
    るような長さを有することを特徴とするチェーン。
  2. 【請求項２】 交互のチェーンリンクからなっており、そのさい各第２のチ
    ェーンリンクが前記狭い後方部分によって作られかつ中間のリンクが前記広い後
    方部分によって作られることを特徴とする請求項１に記載のチェーン。
  3. 【請求項３】 同質のチェーンリンクからなっており、その各々が前記狭い
    後方部分を備えた第１端部材および前記広い後方部分を備えた第２端部材を有し
    ていることを特徴とする請求項１に記載のチェーン。
  4. 【請求項４】 ２つの端部材の平行な壁部分のリベット孔がリベットまたは
    軸部材を受容するために互いに反対にあるように、比較的狭い後方部分を備えた
    チェーンリンクの端部材が比較的広い後方部分を備えた第２チェーンリンクの端
    部材に挿入される請求項１，２および３に記載のチェーンを製造するためのチェ
    ーン製造方法において、かかる長さのリベットまたは軸部材が、前記リベット（
    ３）が前記リベット孔の正味の開口を減少するために外側からの変形によって前
    記リベット孔（１ｃ）のまわりの前記平行な壁部材の影響を受けている区域によ
    って軸方向に保持され得ることを特徴とするチェーン製造方法。
  5. 【請求項５】 前記変形が、打ち出しヘッド（４）によって比較的広い後方
    部材を備えた端部材の平行な壁部分の一方への衝撃によって行われ、前記第２の
    壁部分（１ｂ）が対応する固定打ち出しヘッド（５）上に当接していることを特
    徴とする請求項４に記載のチェーン製造方法。
JP2001533340A 1998-11-20 2000-10-25 チェーンおよびこのチェーンの製造方法 Pending JP2003513206A (ja)

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