JP2003512773A - パイロット信号取得におけるダイナミックな温度補償及びステージ選択の方法及び装置 - Google Patents

パイロット信号取得におけるダイナミックな温度補償及びステージ選択の方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイロット信号取得における動的温度補償及びステージ選択の方法及び装置 【手段】温度補償テーブル及び温度アレー(130)内に保持されたダイナミックに更新された周波数値はパイロット信号取得で使用されるべきサーチャステージを決定するために使用される。温度補償テーブルと温度アレー(TA)(130)とは、移動体ユニットがパイロット信号を取得した後30秒ごとに更新される。温度アレー内の値は現電話機の電源オンサイクルの間に測定された値のみに対応する。もし移動体ユニット(95)がパイロット信号を取得し損なった場合、取得ソフトウェアはTA値を試験する。もし現温度がTA内に蓄積されれば、そのとき最近の周波数推定値が存在し、そしてパイロット取得ソフトウェアはその周波数推定値を使用し、そして早いサーチャアルゴリズムを使用する。もし現温度がTA内に蓄積された値の所定のしきい値以内にあれば、パイロット取得ソフトウェアはTA内に蓄積された値と温度補償テーブル内に以前に蓄積された値とに基づいて周波数の重み付けされた推定値を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に移動電話の分野に関し、そしてさらに明確にはパイロット信号
取得に関係する。
【0002】
【従来の技術】
符号分割多重アクセス(CDMA)ディジタル通信システムは複数の移動電話
ユニットと基地局(BS)との間を識別し、そして区別するために良好な相関特
性(correlation properties)を持つ特殊クラスのバイナリシーケンスを使用する
。疑似ノイズ(PN)バイナリシーケンスは移動体ユニットを基地局信号に同期
化するために使用される。各基地局からのパイロット信号は異なるPNコードオ
フセット(code offset)により独特に識別される。
【0003】 移動体ユニットの最初のタスクは同期化のため基地局により送信されるパイロ
ット信号を取得することである。与えられた基地局のためのパイロット信号は、
PNコードオフセットTnにより識別され、そして移動電話ユニットの復調器モ
ジュールはPNコードオフセットの値と共に供給される。成功したパイロット信
号取得の後にのみ移動体ユニットは基地局に対して登録し、そして呼を開始し受
信することができる。移動体ユニットにより知覚される(perceived)ようなPN
コードオフセットは、その基地局について固定された基地局PNコードオフセッ
トTn、及び信号路と呼ばれる基地局からの移動体ユニットの距離の関数である
。したがって、PNコードオフセット値は与えられた基地局で固定されるが、し
かし移動体ユニットにより移動体ユニットの物理的位置として知覚されるように
変化するであろうし、そして割り当てられた基地局はやがて変わる。
【0004】 パイロット信号取得は主要なタスクであり、そして移動局モデム(MSM)チ
ップ5のサーチャブロックハードウェア10により実行される。図1はパイロッ
ト取得要素のみを描写するMSMチップの簡略化されたブロック図である。移動
体ユニットにより受信された電磁入力信号はダウンコンバートされ、そしてパイ
ロットサーチャに入力される。パイロットサーチャへのダウンコンバートされた
信号入力は、a)データ部D(n−Tn)、b)PNコード部C(n−Tn)、
及びc)残留キャリア(residual carrier)部Cos(ωe *n)の組み合わせであ
る。残留キャリア部Cos(ωe *n)はその意図された正常周波数からの局部発
振器の偏差である。局部発振器の周波数は基地局周波数と一致することが望まし
い。移動体ユニット局部発振器内の周波数エラーは温度及び経年と共に変化する
。受信されたパイロット入力信号はまたN(n)によりオフセットされ、それは
信号対雑音比を有限にするガウス雑音及び干渉関数である。N(n)オフセット
の最適化は最適化されたサーチパラメータを決定するためにいくつかのサーチ技
術の使用を必要とする。
【0005】 MSMチップ5のサーチャブロック10は到来電磁入力信号を処理し、そして
復調器モジュール20に報告されるべきPNコードオフセットTnを決定しよう
と試みる。もしPNコードオフセットTnが的確に決定されると、移動体ユニッ
トは基地局からの制御チャネルを成功裡に取得して、同期化のための順方向及び
逆方向リンクを確立することができる。
【0006】 典型的に、パイロット信号取得は周波数エラーを最小化するために高価な温度
補正ハードウェアモジュール30を使用して実行される。ハードウェアはいくつ
かのサーチパラメータに関する温度補償を実行する。サーチャブロックのパイロ
ット信号取得タスクは一番最近の温度値に関して非ダイナミックであり、そして
それは温度テーブルと比較した固定の周波数推定を使用できるが、それは最近の
温度及び周波数値を更新しない。
【0007】 もう1つのアプローチでは、サーチャブロック10は、MSMチップ5の部分
でもあるマイクロプロセッサ40内に嵌め込まれ、特定のサーチパラメータを選
択し、そして特定のサーチシーケンスのスケジューリングを実行するサーチャア
ルゴリズムを持っている、ソフトウェアから成る非ダイナミックなパイロット信
号取得タスク(即ち、“処理”)を使用する。パイロット信号取得タスクの最初
の部分は、良好な相関特性を所有するPNコード部C(n)のすべての可能なP
NコードオフセットTnを試験することから成る。サーチシーケンスはMSMチ
ップのサーチャブロック10ハードウェア内のサーチャソフトウェアにより実行
される。MSMチップは掛け算、相関性、加算、及びサーチャアルゴリズムの打
ち切り(truncation)動作を反復的に実行し、そしてその結果をマイクロプロセッ
サ40に嵌め込まれたソフトウェアに報告する。あるサーチパラメータはサーチ
ャソフトウェアにより選択され、そしてMSMチップ5のレジスタ50内にプロ
グラムされる。
【0008】 サーチャソフトウェアはMSMチップ内部のサーチャブロックハードウェア1
0を制御するために移動電話機内で使用されて、基地局パイロット信号を急速に
取得して追跡する。サーチャアルゴリズムの設計上、パイロット信号取得の速度
及び合理的な強度のパイロット信号を取得することの成功率を主に考慮する。し
たがって、サーチパラメータはパイロット信号取得時間を最小化しそしてパイロ
ット信号取得の確率を最大化するように選択される。
【0009】 パイロット信号取得における主要な障害物は、信号対雑音比Ec/No(また
パイロット信号強度とも呼ばれる)とパラメータωe=2ПFeとにより信号強
度に対して測定され得る雑音及び干渉である。パラメータFeは、基地局パイロ
ット信号の周波数と移動体ユニット局部発振器の周波数との間の差として定義さ
れる残留周波数エラーである。各移動体ユニットは温度、経年、電圧安定度及び
局部発振器回路を造るのに使用される水晶のタイプの関数である残留周波数エラ
ーFeである。
【0010】 MSMチップハードウェアレジスタ50は、Gパラメータに関するSearc
her Gainレジスタ、積分長パラメータNcに関するSearch In
tegrate Timeレジスタ、積分通過の数(Nnパラメータ)に関する
Search Acc Passesレジスタ、及びスイープウィンドウ(sweep
window)サイズ(Wsパラメータ)に関するSearch Numレジスタのよ
うな、サーチャソフトウェアによりプログラム可能なパラメータを保持するため
に使用される。これらの4つの主要パラメータは各サーチステージのビルディン
グブロック(building blocks)であり、そして種々のステージはサーチャアルゴ
リズムのビルディングブロックである。1つのステージはこれらの主要なパラメ
ータについて与えられた値のセットを使用して、パイロット信号について処理さ
れた特定のサーチである。
【0011】 Ncパラメータはコヒーレント(coherent)エネルギー積分の長さを記述する。
コヒーレント積分は、残留周波数エラーFeが大きい所定値に達した時に有意な
劣化を被り、そして積分は停止されねばならない。残留周波数エラーFeの関数
としての相関性損失(correlation loss)である、コヒーレントエネルギー劣化(d
egradation)上の周波数エラーに関する効果の推定値は、周波数劣化係数Lに関
する下記の式により記述されることができる: L(Nc,Fe)=[sin(Nc* Fe)/Nc* Fe]2 L関数はNc及びFeパラメータに依存する減少関数であるので、残留周波数エ
ラーFeのより大きい値の存在は、より小さいコヒーレントエネルギー積分長N
cの使用を可能にする。ある残留周波数エラーFe値において、サーチャソフト
ウェアは、相関値がパイロット信号取得の確率を有意に減少させるのに十分なだ
け低下されることを決定する。
【0012】 理想的には、移動体ユニットは短い取得時間と良好なサーチャ感度とを有さね
ばならず、それはもし低い値のパイロット信号強度が移動体ユニットにより取得
されることができるならば得られるであろう。しかしながら、2つの値の間には
通常トレードオフがある。サーチャがすべての前提(hypotheses)をサーチするの
に費やす合計取得時間は大雑把にNc* Nnのオーダであり、ここでNnは積分
長Ncの積分通過数である。
【0013】 もし残留周波数エラーFeが存在し、そしてサーチャに未知であるならば、取
得時間はもしそれが既知であるよりも有意に高い。十分な合計相関長を供するた
めに、積分長Ncのいくつかの(Nn)通過が行われねばならず、そして各コヒ
ーレント通過内に蓄積されたエネルギーは2乗され、合計エネルギー推定値を生
成するために一緒に加算されねばならない。この非コヒーレント加算は雑音及び
干渉に対してコヒーレント積分と同様の効果はないので、Nc数を半分まで減少
させることは、同じ強度Ec/Noのパイロット信号を取得するためにNn値を
2倍にするよりもより必要であろう。このように、残留周波数エラーFeの未知
の値について長い取得時間を短縮するために、積分通過の数は減少された積分長
Ncを満たす(account for)ために増加されねばならない。
【0014】 なおもう1つのソフトウェアアプローチでは、サーチャパイロット信号取得タ
スクは静的な周波数エラー推定テーブルを使用し、そして最近の温度及び周波数
エラー値を追跡することを試みない。ここで、残留周波数エラーFeの温度補償
はサーチャタスクにより実行され、それはハードウェアレジスタステートの状態
に基づいてサーチ戦略についての決定を行い、そして次のハードウェアタスクが
静的な周波数推定値により決定される。
【0015】 したがって、パイロット信号取得に要する時間を減少させるために動的な温度
補償及びサーチパラメータ選択のための効率的なアーキテクチャ及び方法が必要
性である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
従来のシステムの前述の及び他の欠点は本発明の種々の実施例によりアドレス
され(addressed)、そして克服される。本発明はパイロット信号取得回路内での
動的な温度補償及びステージ選択のための改良された方法及び装置である。
【0017】 周波数エラーFeが温度の関数であることは知られているので、動的な温度補
償テーブル(TCT)は維持される。TCT内の値は局部発振器の特定の温度で
の周波数エラー推定値に対応する。パイロット信号が取得された後にこのテーブ
ルは30秒ごとに更新される。TCTは不揮発性メモリ内に蓄積される。TCT
に加えて、揮発性メモリ内に蓄積されたより小さい温度アレー(TA)が一番最
近の温度及び周波数エラーを記録するために使用される。TAはTCTが更新さ
れるのと同じ時刻に更新される。しかしながら、TAは揮発性メモリ内に蓄積さ
れるので、その内容はパワーダウンで消去され、そして電話機がパワーアップさ
れる度にゼロにリセットされる。したがって、TAはサイクル上にある(on cycl
e)最近の電話機からの最も最近の周波数エラーと温度推定値を保持する。TAは
いかなる貴重な情報もパワーアップ電話機上に保持しないので、電話機はいかな
る周波数エラー推定値なしに、パイロット信号を取得することができるパイロッ
トサーチャステージを使用しなければならない。一度でもパイロットが最初に(a
first time)得られると、更新された値はTCTとTAとの両方に書き込まれる
であろう。ソフトウェアは値がTAに書き込まれたことを示すためにステータス
フラグ(status flag)を設定する。
【0018】 もしパイロット信号が続いて失われ、そして電話機がパイロット信号を再取得
することを要求すると、取得ソフトウェアはステータスフラグが設定されたこと
、及び温度と周波数エラー値とがTA内に存在することを調べる。もし正確な現
温度がTA内に蓄積されれば、対応する周波数エラーは既知であり、そして早い
パイロットサーチャステージが使用可能である。もし現温度がTA内に蓄積され
た値の所定の範囲内、例えば、2ユニット以内にあれば、重み付けされた周波数
エラー推定値はTA内に蓄積された値に基づいて計算され、そして周波数エラー
の現温度での計算された値はTCTに蓄積される。ソフトウェアはそれからその
結果次第の特定のパイロットサーチャステージを使用するように電話機に命ずる
ことができる。
【0019】 本発明の前述の及び追加の特徴と利点とは、下記の詳細な説明及び添付の図面
からさらに明白になるであろう。図及び書かれた記述では、数字はこの発明の種
々の特徴を示し、図面及び書かれた記述の全体を通して、同じ数字は同じ特徴を
引用する。
【0020】
【発明の実施の形態】
下記の記載は、当分野のいかなる技術者もこの発明を製造し使用することを可
能とするために提供され、そしてそれらの発明の実行について発明者により企図
された最良のモードを示している。しかしながら、本発明の一般原理が特異性(s
pecificity)と共にこの中に定義されたので、種々の変更は当分野の技術者には
容易に明白になるであろう。
【0021】 下記の記述は周波数エラー値の蓄積用のメモリテーブルに関連する。代替とし
て、メモリは局部発振器の周波数と基地局の既知の周波数との間の差を蓄積する
ために設定されてもよい。
【0022】 本発明は、周波数エラーについて知的な決定を行うためにサーチャ温度補償テ
ーブルと、CDMAまたは他の無線システム内でパイロット信号取得に要する時
間を減少させるためにMSMサーチャブロックにより使用されるべきパラメータ
のセットとを使用している、知的な及び動的な周波数エラー推定アルゴリズムに
関する。減少されたパイロット信号取得時間は電池寿命を改善し、そして他のシ
ステムタスクを解く(unloads)。さらに、それは高価な温度補正ハードウェアモ
ジュールの使用を回避し、そしてより高価でないソフトウェア補償アプローチに
頼る(relies on)。
【0023】 パイロット信号取得回路は、多数のステージの1つを使用して動作するように
構成されることができる。パイロットサーチャステージを定義しているパラメー
タは、メモリ内に蓄積される。種々のステージは変化する条件下で最適なパイロ
ット信号取得を提供するように構成される。1つのステージは、周波数エラーが
低い条件下でのみ早いパイロット取得を提供するように構成されてもよい。もう
1つのパイロット取得ステージは、入力パイロット信号が弱く、周波数エラーが
未知の時にパイロット信号取得を提供するように構成されてもよい。しかしなが
ら、設計のトレードオフ(trade off)は、第2のパイロット取得ステージが急速
にパイロット信号を取得できないことである。他のステージは、取得速度と周波
数エラーへの許容誤差(tolerance)との間の折り合いの中間レベルを供給するよ
うに構成されてもよい。
【0024】 通信を確立するときにどのパイロット信号取得ステージを使用するかの選択は
、周波数エラーテーブルを追跡して、動的に更新することにより支援される。周
波数エラーが既知である時は早いサーチャステージが使用可能である。周波数エ
ラーの推定値がないかまたはパイロット信号が弱い時には、遅いサーチャステー
ジが使用されねばならない。同様に、合理的な周波数エラー推定値が得られるこ
とが可能な時には、中間速度のサーチャステージの1つが使用可能である。
【0025】 図2は本発明の1実施例に従って、MSMチップ95内の改善されたパイロッ
トサーチャの簡略化されたブロック図を図示する。それは、残留周波数エラーF
eを決定するためのマイクロプロセッサ140に内在する動的なソフトウェア温
度補償アルゴリズム、及び改善されたMSMチップの新しいサーチャブロック1
00ハードウェアを含み、このサーチャブロックはサーチャソフトウェアとハー
ドウェアとをシステム決定タスクから独立して走行させる。動的なソフトウェア
温度補償アルゴリズムは、動的に観察された条件に基づいて、サーチ戦略につい
て知的な決定を提供する。
【0026】 動的なソフトウェア温度補償アルゴリズムは以前に実行されたタスクの結果に
基づいて次のハードウェアタスクを定義するパラメータを選択する。該アルゴリ
ズムは最近の温度と対応する周波数エラー値とを追跡し続ける、そして特定のス
テージのために使用されるべき、レジスタ150内に蓄積されたサーチングパラ
メータに関するほぼ最適な値をセットするために一番最近の値を使用する。周波
数エラーは最近接補間法(closest neighbors interpolation method)の重み付け
合計を使用して推定される。
【0027】 本発明の好ましい実施例は、サーチパラメータ値及びステージシーケンスを得
るためにマルチステージ サーチャ アルゴリズムを使用する。マルチステージ
サーチャ アルゴリズムは、パイロット信号強度、残留周波数エラーFe、及
びEc/No値が利用不可であるために(例えば、パイロット信号が最近失われ
ている)未知である時に、特に有用である。サーチシーケンスにおいて実行され
るべきステージのタイプ及び数はダイナミックに決定されるため、パイロット信
号検出の総確率は、マルチステージ処理の反復により、改善される。
【0028】 各ステージは、パラメータセットS={Ws,Nc,Nn,G}により定義さ
れる。利得Gパラメータは、スイープウィンドウサイズWsパラメータほど重要
ではない。パラメータWsは、その結果をマイクロプロセッサ140に帰還する
前に、サーチアルゴリズムが1スイープ内で見つけるPNコードオフセットの数
を決定する。IS−95プロトコルにより定義されたように、各ステージはPN
コードC(n)の全32768オフセットの総スイープであるので、サーチされ
る仮定(hypotheses)の総数は常に固定される。ステージ感度と実行時間とは、N
c及びNn値の選択により決定される。このステージは、1シーケンスの全ステ
ージが実行された後に、パイロット信号が取得されるかまたは取得失敗が宣言さ
れるまで、順々に実行される。ステージ感度は、ステージからステージに増加さ
れることができる。このように、残留周波数エラーFe許容誤差及び取得時間も
またステージからステージに増加されることができる。
【0029】 パイロット信号の取得処理は、移動体ユニットがパワーオンされる時刻でのパ
イロット信号の最初の取得と、もし空きモードの間、または移動体ユニットが前
の基地局から離れ過ぎて移動した時にもう1つの基地局への再命令(即ち、ハン
ドオフ)の間に失なわれた際のパイロット信号の再取得とを含む。したがって、
サーチャアルゴリズムは移動体ユニットを認識し、利用可能な情報に基づいて、
ステージシーケンス内で使用されるべきパラメータのセット上の知的な決定を行
うことができなければならない。
【0030】 サーチャアルゴリズムは不揮発性メモリ120内に蓄積され、そしてそれはメ
モリ120のメモリテーブル部130内に蓄積された、温度補償テーブル(TC
T)を使用する。TCTは、好ましくは64要素を有するアレーであり、それは
定期的に、好ましくは30秒ごとに、ページングまたはトラフィックチャネル上
の一番最近の周波数アキュムレータレジスタ110値で更新される。このように
各TCTアレー要素値は、−30°Cから+80°Cまでのスケール上の、好ま
しくは64の等間隔温度点(約1.7°Cずつ間隔をとられた)の1つに対応す
る周波数エラー推定値を表す。このようにTCTアレー内のインデックスは、温
度センサ160からのおおよその温度記録により表された温度値である。したが
って、TCTアレーは周波数エラー学習テーブルであり、そして周波数エラー推
定値は新しいスイープごとに改善できる。
【0031】 TCTアレーは、移動体ユニットの不揮発性メモリ120内に蓄積される。パ
イロット信号が取得される度ごとに、温度センサ160により提供される一番最
近の温度記録に対応して、それは30秒ごとに、周波数アキュムレータレジスタ
110内に蓄積された新しい値で更新され、そして移動体ユニットはページング
またはトラフィックチャネルを成功裡に聞き続ける。もし移動体ユニットが絶え
ず使用され、そしてその内部温度が変動しないならば、その値は温度依存関係と
移動体ユニット経年傾向とに基づいているので、TCTアレーは信頼できるFe
推定値を持つサーチャブロック100ハードウェアを提供するのに良好なツール
である。しかしながら、移動体ユニットが延長された時間の期間使用されない時
には、またはもし外部温度変化が有意に変化するならば、TCTアレーは完全に
は信頼できない。
【0032】 最初の取得モードでは、周波数エラーの履歴的知識がなく、そして高い周波数
エラーがある可能性があるので、良好な残留周波数エラーFe許容誤差及びより
長い取得時間を持つ正規のステージ(即ち非動的なFe対Tテーブル)が必要で
ある。再取得モードでは、温度補償アルゴリズムが使用される。温度補償アルゴ
リズムはマルチステージサーチャアルゴリズム内に含まれ、そして周波数対温度
アプローチを使用する。温度補償アルゴリズムは一番最近の温度値のみを保持す
るダイナミックなアレーを割り当てる。このように、残留周波数エラーFeは、
温度値とそれらの傾向とを監視し、そして改善された感度を持つより早いパイロ
ット信号取得のための適当なステージパラメータを選択することにより、減少さ
せることができる。
【0033】 TCTアレーT[m]の要素は、温度センサ160からの温度記録である、イ
ンデックスm=0,1,…,63を有する。各温度センサ160の記録値ai
、好ましくは動作温度範囲(−30°C乃至+80°C)をカバーする8ビット
数である。好ましくは、温度センサ160の記録をTCTアレーインデックスm
に翻訳するために、その値aiの6最上位ビット(MSB)のみが使用される。
このように、TCT内の温度分解能(resolution)はs=22 =4温度センサ16
0ユニット(各ユニットは約0.43°Cである)である。動作範囲の終端での
温度センサ160のスケールは好ましくは非線形であり、そして特定の適用に対
して較正される。温度記録値aiに対応するTCTアレー内に蓄積された周波数
エラー推定値はFest(ai)である。
【0034】 移動体ユニットがオンの間及び新しいパイロット信号サーチ用の周波数エラー
推定の間、温度センサ160により報告された温度値を追跡し続けるべく、温度
変更傾向を決定するために、好ましくはサイズ5の、動的なアレーTA[n]が
導入される。それはまたメモリ120のテーブル部130にも蓄積される。それ
はパワーオン時にオールゼロに初期化され、そして移動体ユニットがオンである
間の温度変化の追跡維持を援助する。それはTCTアレーがページングまたはト
ラフィックチャネル上で更新されるときと同時に更新される。このように、もし
それがすでにアレー内に蓄積されたすべての値と異なるならば、30秒ごとに新
しい温度値がアレーTA[n]に書き込まれる。新しい温度値は好ましくはアレ
ー内の最も古いデータを上書きするので、一番最近に更新された要素のインデッ
クスが追跡される必要がある。
【0035】 本発明のもう1つの実施例は、パイロット信号取得におけるダイナミックな温
度補償及びステージ選択のための方法である。図3はサーチャアルゴリズムのフ
ローチャートである。第1の周波数エラー推定値がTCTアレーに書き込まれる
度に、ページングまたはトラフィックチャネルでは、TCTアレー内に少なくと
も1つの最近の周波数エラー推定値があり、そしてTA[n]内に少なくとも1
つの非ゼロ値があることをサーチャアルゴリズムに知らせるために、ページング
チャネルフラグがサーチャソフトウェアにより設定される。このフラグは移動体
ユニットがパワーオンされる度にリセットされる。さらに、一度ページングチャ
ネルフラグが設定されると、ステップ210におけるように、サーチャアルゴリ
ズムが再取得モードに入る度にページングチャネルフラグの状態をチェックする
必要がある。
【0036】 最初のパワーオンでは、利用可能な周波数エラー推定値がないので、システム
はステップ215で正規のステージシーケンス(即ち、非ダイナミックなFe対
Tテーブルを使用するステージ)を使用する。もし最初の取得が成功して、パイ
ロット信号がステップ220で取得されると、ページングチャネルフラグがステ
ップ230で設定される。その後、30秒ごとに下記のステップがステップ24
0で実行される: −温度値aiは温度センサ160から得られる、 −温度テーブルは温度値aiに対応する新周波数エラー推定値で更新される、 −TA[n]アレーは、TCTアレー内と同じ温度分解能を維持するために、
もしそれがTA[n]アレー内にすでに蓄積されたいずれの値とも異なるだけで
ある場合は、新温度値aiの6MSBにより表される値で更新される。インデッ
クスnは最も最近に更新された値n=(n+1)mod n maxを指すよう
に増加される。
【0037】 例えば、ある時点でTA[n]アレーはその中に蓄積された下記の値TA[n
]={a1,a2,a3,0,0}を有する。これは、一方ページング/トラフィ
ックチャネル上で、温度(a1,a2,a3)が報告され、そして対応する周波数
エラー推定値はTCTアレー内で更新される。
【0038】 もしシステム(即ち、パイロット信号)がステップ250におけるこの点で失
われると、サーチャソフトウェアは再取得タスクを開始し、そして下記のステッ
プが取られる: −ページングチャネルフラグの状態は、ステップ210でチェックされ、そし
てもしページングチャネルフラグが設定されなければ、良好な周波数分解能を持
つ正規のステージシーケンスがステップ215で使用され、そしてもしパイロッ
ト信号がステップ220で取得されると、ページングチャネルフラグがステップ
230で設定される。その後、30秒ごとにステップ240が実行される。
【0039】 もしページングチャネルフラグがステップ210で設定されることが分かると
、TA[n]アレーの要素が考慮される。
【0040】 −温度センサ160からの新温度値がステップ260で読まれる。 −I(a i )−TA[N]I、ここでai>>2、のすべての差の最小値は、2温度センサ
160ユニットを表す、2のしきい値と比較される。
【0041】 もし最近に観測されたaiの固定値とTA[n]内の全エントリとのすべての
差の最小値がステップ270でゼロであること、即ち、Min{Iai−TA[
n]I}=0が分かると、そのときTCTアレーから読まれることができる最近
の周波数エラー推定値があり、サーチャアルゴリズムはステップ280で限定さ
れた周波数分解能(周波数エラー感度)を持つ早いステージシーケンスを使用す
ることができる。
【0042】 もしステップ290でMin{Iai−TA[n]I}<=2、しかしゼロで
なければ、その温度で最近の周波数エラー推定値はない、そしてシステムはステ
ップ300で周波数エラー推定を実行し、TA[n]内で最近更新された最も近
かい温度値に対応するTCTからの周波数エラー値を平均するであろう。
【0043】 この場合に、もしTCTアレーがこの温度についてゼロエントリを有するなら
ば、この値は一度も更新されなかったことを意味し、TA[n]アレー要素の距
離に基づく重み付け平均値が使用され、そして良好な周波数分解能を持つ正規の
ステージシーケンスがステップ320で使用される。
【0044】 この場合に、もしTCTアレーがステップ310でこの温度について非ゼロエ
ントリを有するならば、平均値が使用されるが、しかし限定された周波数分解能
(減少された周波数エラー)を持つ早いステージシーケンスはステップ330で
実行される。
【0045】 もしステップ290でMin{Iai−TA[n]I}>2であれば、良好な
周波数エラー分解能を持つ正規のステージシーケンスがステップ340で使用さ
れる。
【0046】 dj=Iai−TA[n]I<=2 ……(1)である場合に
ついて、平均化は下記の方法で実行される。
【0047】 条件(1)が真であるとき、それはai要素から1又は2インデックスのいずれ
かだけ離れているTA[n]アレー内に少なくとも1つの要素があることを意味
する。この条件を満足するTA[n]内の要素数Mdは1,2,3または4であ
る。
【0048】 値セット(value set)Aは条件(1)を満足するアレーTA[n]内のすべて
の非ゼロエントリで形成される。ここでA={a1 ,…aj ,…aMd}。すべて
の対応する距離diは、0<dj≦2のとき各jについて、条件(1)の式dj
Iai−TA[n]Iを使用して計算される。インデックスjはTA[n]内の
nとは無関係であり、そしてバリューセットA内の要素の順序は任意である。
【0049】 次のステップは、再取得の間発振器20を制御するためにマイクロプロセッサ
40により使用されるべき推定値Festを得るために、平均をとることを含む
【0050】
【数1】 ここで
【数2】 これは、Fest(ai)からのそれらの距離に基づいて、TCTアレー内の
Festの近傍系の線形重み付けを提供する。
【0051】 最近に観測された温度のアレーTA[n]は、移動体ユニットがその温度につ
いて最近の周波数エラー推定値を有するかどうかを決定する必要がある。移動体
ユニットがターンオンのままでいる間中、温度が変化するであろうことは期待さ
れず、移動体ユニットがトラフィックチャネルに入り、またはトラフィックチャ
ネルを離れてページングチャネルに入る時に、それは4温度センサ160ユニッ
ト、あるいはTCTアレー内の1インデックス(約2°C)ずつ変化する可能性
がある。一方、温度における急変は多分ないであろうし、そしてサイズ5のアレ
ーTA[n]は温度傾向を表すのに十分であるに違いない。サーチャアルゴリズ
ムは、限定された周波数エラー分解能(減少された周波数エラー)を持つ改善さ
れた(即ち、より早い)ステージシーケンスをなお使用することができるように
高々8温度センサ160ユニットずつ温度が変化することを可能とし、そして最
も接近したより早い観測された周波数エラー推定値での平均化を使用する。一方
、サーチャアルゴリズムは、高い周波数エラー分解能(周波数オフセット感度)
(より大きい周波数オフセットエラー)を黙認できる正規のステージシーケンス
を使用する。
【0052】 この発明は最近、それの好ましい実施例を参照して記述される一方で、それの
範囲は下記セットの請求項及びそれのすべての同等物により定義される限りにお
いてのみ制限される。前記記述は純粋に非限定的例によって与えられたことは理
解されねばならない。当分野の技術者は記述された好ましい実施例の種々の改造
及び変更がこの発明の範囲及び精神を逸脱することなく構成され得ることを認め
るであろう。 したがって、添付されたクレームの範囲内で、この発明はこの中で明確に記述
されたものよりも他の状態で実行されてもよいことは理解されることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動局モデム(MSM)チップ内の従前のパイロットサーチャの簡略化された
ブロック図を図示する。
【図2】 本発明の1実施例に従って、MSMチップ内の改善されたパイロットサーチャ
の簡略化されたブロック図を図示する。
【図3】 本発明のもう1つの実施例に従って、パイロット信号取得における動的な温度
補償及びステージ選択のための方法を示すサーチャアルゴリズムのフローチャー
トを図示する。
【符号の説明】
5‥移動局モデム(MSM)チップ,95‥移動体ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記工程を具備する、移動電話機における温度に渡って局部発
    振器周波数エラーを推定するための方法: 複数の温度設定の各々について周波数エラーエントリを蓄積するための位置を
    有する温度補償テーブルを定義する; 該温度補償アレーよりも少ない要素を含み、温度設定に対応する最近の周波数
    エラー記録の該蓄積のための複数の位置を有する温度アレーを定義する; 移動電話機局部発振器の周波数エラー及び該移動電話機の温度を周期的に測定
    する; 該測定された周波数エラーの該値を該温度補償テーブルに書き込む; 該測定された周波数エラーの該値を、該温度アレー内の最下位の現位置に、ま
    たは好ましくは、もし前記位置が存在するなら該同じ温度に対応する該温度アレ
    ー内の位置に、書き込む; 該特定の温度での該局部発振器周波数エラーを推定する、それは、もしその温
    度エントリが該温度アレー内に存在するならば、特定の温度で該温度アレー内に
    蓄えられた周波数エラーである;及び もし該特定の温度が該温度アレー内に存在しないならば、該特定の温度で該温
    度補償テーブル内に蓄積された該周波数エラーに該特定の温度から所定の距離以
    内の温度で該温度アレー内の該周波数エラーを加えた重み付けされた合計である
    該特定の温度での該局部発振器周波数エラーを推定する。
  2. 【請求項2】下記工程をさらに具備する請求項1の方法: 該移動電話機がパワーオンされた各時刻に、該温度アレー中のすべての値をゼ
    ロに初期化する。
  3. 【請求項3】 該局部発振器周波数エラーと温度を測定するレートが本質的
    に30秒である請求項1の方法。
  4. 【請求項4】前記温度補償テーブルが64周波数エラーエントリに関する位
    置を有する請求項1の方法。
  5. 【請求項5】該温度アレーが5つの温度と5つの対応する周波数エラー記録
    に関する位置を有する請求項1の方法。
  6. 【請求項6】該重み付けされた合計内で使用される該所定の距離は2単位で
    ある請求項1の方法。
  7. 【請求項7】下記工程を具備する、移動電話機内でのパイロットサーチャス
    テージを選択する方法: 該移動電話機の現温度を測定する; 該測定された温度での該移動電話機の局部発振器周波数を推定する; 該推定局部発振器周波数と所定の受信周波数に基づいて周波数エラーを計算す
    る;及び 該計算された周波数エラーの該値に基づく複数のパイロットサーチャステージ
    の1つを選択する。
  8. 【請求項8】局部発振器周波数を推定する工程が下記を具備する請求項7の
    方法: 複数の温度設定の各々に関して周波数エントリの蓄積のための位置を有する温
    度補償テーブルを定義する; 該温度補償アレーよりも少ない要素を含み、温度設定に対応する周波数記録の
    該蓄積のための複数の位置を有する、温度アレーを定義する; 移動電話機局部発振器の周波数及び該移動電話機の温度を周期的に測定する; 該測定された周波数の該値を該温度補償テーブルに書き込む; 該測定された周波数の該値を、該温度アレー内の最下位の現位置に、または好
    ましくはもし前記位置が存在するなら該同じ温度に対応する該温度アレー内の位
    置に、書き込む; もしその温度エントリが該温度アレー内に存在するならば、特定の温度で該温
    度アレー内に蓄えられた周波数である特定の温度での該局部発振器周波数を推定
    する;及び もし該特定の温度が該温度アレー内に存在しないならば、該特定の温度で該温
    度補償テーブル内に蓄積された該周波数と、該特定の温度から所定の距離以内の
    温度で該温度アレー内の該周波数との重み付けされた合計である、該特定の温度
    での該局部発振器周波数を推定する。
  9. 【請求項9】 下記工程を有する、移動電話機内でパイロットサーチャステ
    ージを選択する方法: a) ステータスフラグをゼロに初期化する b) パイロット信号を取得するために第1のパイロットサーチャステージを
    選択する; c) 一度該パイロット信号が取得されると該ステータスフラグを1に設定す
    る d) 該移動電話機の現温度を測定する; e) 該測定された温度での該移動電話機の局部発振器周波数を推定する; f) 該推定された局部発振器周波数及び所定の受信周波数に基づいて周波数
    エラーを計算する; g) 該計算された周波数エラーの該値に基づいて複数の代替のパイロットサ
    ーチャステージの1つを選択する; h) もし該取得されたパイロット信号が失われれば次のパイロットサーチス
    テージを選択するために工程d−gを反復する。
  10. 【請求項10】下記を具備する、温度補償されたパイロットサーチャ: 移動電話機の該温度を測定するための温度センサ; 移動電話機局部発振器の該周波数を周期的に測定するための手段; 該測定された移動電話機温度に対応する該測定された局部発振器周波数を蓄積
    するための温度補償テーブル; 該測定された移動電話機温度に対応する該測定された局部発振器周波数を蓄積
    するための該温度補償テーブルよりも小さいサイズの温度アレー; ここで、もし前記第1の位置が存在するならば、前記最も最近に測定された
    周波数は、該同じ温度に対応する第1の位置を上書きするか、またはもし前記第
    1の位置が存在しないならば、前記最も最近に測定された周波数及び最も最近に
    測定された温度は、周波数及び温度の対応する最も古い位置を上書きする; 該温度補償テーブル及び該温度アレー内にあらかじめ蓄えられた値に基づいて
    任意の温度で推定された周波数を計算するための手段; ここで、前記推定された周波数は、もしその位置が存在するならば、該任意
    の温度での該温度アレー内の周波数値に等しいか、または推定された周波数は、
    前記任意の温度での該温度補償テーブル内の周波数値に、該任意の温度から所定
    の距離以内の温度での該温度アレー内の該周波数を重み付けした合計に等しい; 複数のパイロットサーチャステージ; 該推定された周波数に基づいて該複数のパイロットサーチャステージの1つを
    活性化するための手段。
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