JP2003512709A - 接合部材の硬化を促進する追従性ループ式誘導加熱装置および方法 - Google Patents

接合部材の硬化を促進する追従性ループ式誘導加熱装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 第1部材と第2部材との間に位置付けられた細長い熱反応性接合材料により画成された実質的に連続している第1ボンドラインを加熱するための誘導加熱装置および方法。この第1部材あるいは第2部材は導電性材料で製造されているか、導電性材料に隣接して位置付けられているかのいずれかである。この誘導式加熱装置には、その第1部材に隣接してその第1ボンドラインに沿って位置付けて作動させることのできる可撓性で変形自在なケーブルアセンブリが具備されている。この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリは、第1ボンドラインの第1の形状に手動で賦形することができ、第1ボンドラインの第1の形状とは異なる第2ボンドラインの第2の形状にも手動で変形できるものである。この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリに交流電源を電気的に接続する。この交流電源を作動させると、変形自在なケーブルアセンブリが作動してその導電性材料を誘導加熱するため、熱反応性接合材料を第1ボンドラインに沿って略均一に伝導加温することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は主に、2つの部材の間に位置付けられた熱反応性接合材料に画成され
、幾何形状を有するボンドラインの硬化時間を短縮するための追従性のあるルー
プ型加熱装置および方法に関し、この装置には、この形状ボンドラインに隣接し
て位置付け可能であり、手動で変形可能なケーブルアセンブリが具備されている
【0002】 発明の背景 自動車産業では、車両の外側金属パネル(すなわちクロージャーパネル)を、
抵抗スポット溶接を利用して製造時に車両構造に装着する。非金属パネルは、接
着剤あるいは機械的ファスナでその金属構造に装着する。次に金属パネルを交換
する(衝突による破損のためなど)際は通常、その金属構造にそのパネルを溶接
するか、溶接と接合とを組み合わせるかのいずれかを行なう。この金属構造に対
する交換パネルの接合には、熱反応性接合材料(熱硬化性接着剤など)が利用さ
れる。この接合材料に熱を加えると、熱反応性接合材料の硬化時間を短縮するこ
とができる。使用する接合材料は通常、1液型あるいは2液型接着剤である。こ
うした接着剤として、エポキシ樹脂、ウレタン、アクリルあるいはアクリル−エ
ポキシ樹脂を主成分とする接着剤を利用可能である。
【0003】 衝突の修理処理において、この接合材料は、交換パネル、車両構造、あるいは
これらの双方のいずれかに適用される。このパネルを車両構造に正確に位置合わ
せして固定する。接合材料の少なくとも取扱い強度が得られるまで、高温となっ
ている店内で、接合材料を硬化するためにこのパネルの静止状態を保持しなけれ
ばならない。衝突の修理店側がその接合材料の硬化を待つ間、その車両は、他の
目的に使用できるはずの店の貴重なスペースを占有してしまう。2液型接着剤の
種類が異なれば、取扱い強度を得るために必要な硬化時間が異なり、その接着剤
が完全な構造強度に到達するまでの硬化時間はさらに長くかかる。1液型接着剤
の場合、その接着剤の硬化に通常水分あるいは熱が必要であるため、1液型接着
剤は衝突修理にあまり使用されない。水分は、交換パネルと車両構造との間に挟
持されている薄い接着剤ボンドライン内に浸透する速度が遅いことで知られてい
る。
【0004】 本体修理工場(collision repair shop)では、数多く
の異なる寸法および形状の車両用クロージャーパネルを交換する必要がある。周
知の加熱装置や接合材料の硬化時間短縮方法の例として、赤外線ランプ、シリコ
ンをコーティングした耐性加熱テープ、高熱空気ヒートガン、塗装焼付ブースが
挙げられる。こうした方法にはそれぞれ周知の欠点がある。赤外加熱器を用いる
と広範囲に高熱を提供できる。しかしながら、接合材料によって急速硬化が必要
であり、こうした材料に向けて高温を施すと、車両内および/または車両上で隣
接し、保護されていない状態の感熱材料を破損する可能性も出てくる。シリコン
をコーティングした耐性加熱テープをボンドラインに沿って巻くあるいは固定す
ることができる。このテープは、加熱されると膨脹して、加熱表面から一部が「
持ち上がる」。こうなると、この加熱テープの隆起部分の下に位置するボンドラ
イン領域を適切に加熱できない可能性がある。接合材料の硬化時間を短縮するた
めに、塗装焼付ブースを利用することができるが、塗装を硬化するために、車両
全体が非常に費用のかかる設備領域を占めてしまう。塗装焼付ブースによっては
、周知の構造用接着テープ(SBT)あるいは1液型ペースト状接着剤の硬化に
適切な温度にまで加熱できないものがある。その適切な高い温度まで加熱できた
とすると、その熱により車両の感熱構成要素が破損される可能性がある。高熱空
気ヒートガンを用いても、熱接合材料の高価を促進するために必要な温度が得ら
れる。しかしながら、ボンドラインをヒートガンのような点源加熱器で硬化する
ことは、非常に時間のかかる操作である。ボンドラインの狭い部分あるいは「ス
ポット」しか一度に加熱することができない。ヒートガンを使用する場合、接合
材料の最高温度を均一に制御することがあまり簡単にはできない可能性がある。
その結果、溶解するまで接合材料を過熱させてしまうこともあり得る。あるいは
加熱が不均一なために、硬化が不完全に終わる可能性もある。
【0005】 誘導加熱は、類似部品の高い生産速度を必要とする自動車車両の製造および組
立てに用いられることで周知である。電気誘導コイルを用いて、並置されている
金属シートとシートとの間に位置付けられた熱反応性接合材料の硬化を促進する
ように加熱する。こうした誘導コイルによる高周波数電流から磁場が形成され、
金属シートを加熱することができる。この熱が、金属シートからその金属シート
とシートとの間に配置された接合材料に伝導する。誘導加熱の周知の方法として
、局部用誘導加熱器あるいは硬銅誘導アプリケータの利用が挙げられる。局部用
誘導加熱器では、大量の熱が小さな局所領域あるいは「スポット」に集中される
。一般に、ボンドラインの長手方向に沿って選択した箇所に局部用誘導加熱器を
利用し、接合材料を誘導コイルを配置した位置で局部的に硬化することにより、
取扱い強度を得る。この接合材料の残りの部分は、その自動車車両が塗装焼付ブ
ースを通過する際など、その後の組み立て処理の間に硬化する。周知である局部
用誘導加熱器の1つが、1995年8月15日に発行され、Shankに付与さ
れた米国特許第5,442,159号に開示されている。
【0006】 硬銅誘導アプリケータを利用する場合、ボンドラインあるいはパネル形状が異
なる毎に、異なる形状のアプリケータが必要である。事故車修理店では、その利
用毎に異なるパネル形状のボンドラインが必要となる場合が多いため、こうした
硬銅誘導アプリケータの利用は望ましくない。その上、誘導器内に高電流が流れ
るため、硬銅誘導アプリケータではその過熱を防止するために冷却システムの追
加(水冷却システムなど)が必要な場合も多い。周知である硬銅誘導アプリケー
タの1つが、1986年7月22日に発行され、Hutton他に付与された米
国特許第4,602,139号に開示されている。
【0007】 発明の概要 本発明は、第1部材と第2部材との間に位置付けられた細長い熱反応性接合材
料により画成されている実質的に連続しているボンドラインを加熱するための誘
導加熱装置および方法を提供するものである。この第1部材あるいは第2部材は
、導電性材料で製造されているか、導電性材料に隣接して位置付けられているか
のいずれかである。この誘導式加熱装置には、第1ボンドラインに沿って第1部
材に隣接して位置付けることのできる可撓性で変形自在なケーブルアセンブリが
具備されている。この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリは、その第1ボン
ドラインの第1の形状に手動で賦形することができ、第1ボンドラインの第1の
形状とは異なる第2ボンドラインの第2の形状にも手動で変形することができる
ものである。交流電源がこの可撓性で変形自在なケーブルアセンブリに電気的に
接続されている。この交流電源を作動させると、変形自在なケーブルアセンブリ
が動作して導電性材料を誘導的に加熱するため、その結果、熱反応性接合材料が
第1ボンドラインに沿って略均一に伝導加温される。
【0008】 この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを、第1ボンドラインに隣接する
非双極子あるいは双極子構造として位置付けることができる。一態様において、
この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを、第1ボンドラインに沿って第2
部材に隣接して位置付けることができる。
【0009】 一態様において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリには、互いに撚り合
わせられた複数本のワイヤが含まれる。このケーブルアセンブリにさらに、各ワ
イヤをカバーして絶縁ワイヤを形成する第1の絶縁層と、この絶縁ワイヤのすべ
てをカバーするジャケット層とを具備してもよい。一態様において、この第1の
絶縁層はポリマー材料で製造されている。一態様において、このジャケット層は
ポリマー材料により製造されている。一好適態様において、この可撓性で変形自
在なケーブルアセンブリはリッツ線である。
【0010】 この交流電源は、出力周波数が1キロヘルツを上回る高周波電源である。一態
様において、この出力周波数は10キロヘルツ〜400キロヘルツである。
【0011】 この誘導式加熱装置にはさらに、電源の作動を制御するために、コントローラ
を電源に接続して具備してもよい。このコントローラにさらに、電源による電力
印可の継続時間を制御するタイマを具備してもよい。このコントローラにさらに
、出力パルス周波数を変更するための周波数制御機構を具備してもよい。
【0012】 この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを第1部材に固定するための固定
機構を設ける。一態様において、この固定機構はテープである。別の態様では、
この固定機構に、ケーブルアセンブリを第1部材に磁気的に結合する磁気材料形
態が含まれる。別の態様において、この固定機構は固定クランプである。
【0013】 一態様において、第1部材はシートであり、可撓性で変形自在なケーブルアセ
ンブリを、実質的にこのシートの周囲形状に手動で形成する。この可撓性で変形
自在なケーブルアセンブリには三次元方向に追従性がある。この可撓性で変形自
在なケーブルアセンブリは実質的に非弾性である。
【0014】 別の実施形態において、本発明は、2つの並置された部材を接合する方法を提
供する。この接合方法には、第1部材と第2部材との間に位置付けられ、実質的
に連続したボンドラインを画成している熱反応性接合材料の取扱い強度を得られ
るまでの硬化時間を短縮することが含まれる。この第1部材あるいは第2部材は
導電性材料で製造されているか、導電性材料に隣接して位置付けられているかの
いずれかである。この方法には、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを準備
するステップが含まれる。可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを、第1ボン
ドラインがなす第1の形状に手動で賦形しながら、これを、第1ボンドラインに
沿って第1部材に隣接して位置付ける。この可撓性で変形自在なケーブルアセン
ブリを交流電源に接続する。交流電源を作動させて導電性材料を誘電的に加熱し
、その結果、第1ボンドラインに沿って略均一に熱反応性材料を誘電加熱する。
【0015】 一態様において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを、互いに撚り合わ
せられた複数本のワイヤを含むものとして規定することを含む。可撓性で変形自
在なケーブルアセンブリを規定するこのステップには、各ワイヤをカバーする絶
縁層により絶縁ワイヤを形成し、この絶縁ワイヤをすべてジャケット層でカバー
することを含む。一態様において、この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ
はリッツ線である。この方法にはさらに、交流電源を、出力周波数が1キロヘル
ツを上回る高周波電源として規定することを含む。一態様において、この出力周
波数は10キロヘルツ〜400キロヘルツである。
【0016】 この方法にはさらに、コントローラを電源に接続して、このコントローラによ
り電源の作動を制御するステップが含まれる。この方法にさらに、可撓性で変形
自在なケーブルアセンブリを第1ボンドラインに沿って第1部材に固定するステ
ップを含むことができる。この方法にさらに、第1ボンドラインから可撓性で変
形自在なケーブルアセンブリを除去し、この可撓性で変形自在なケーブルアセン
ブリを、第1ボンドラインの第1の形状とは異なる第2ボンドラインの第2の形
状に手動で変形するステップを含むことができる。
【0017】 一態様において、第1ボンドラインは立体形状である。可撓性で変形自在なケ
ーブルアセンブリはこの立体形状に第1ボンドラインに沿って追従する。可撓性
で変形自在なケーブルアセンブリを第1部材に隣接して位置付けるステップには
、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを第1ボンドラインに沿って第2部材
に隣接して位置付けるステップがさらに含まれる。この可撓性で変形自在なケー
ブルアセンブリを、非双極子として第1ボンドラインに沿って第1部材に隣接し
て位置付けることができる。
【0018】 別の実施形態において、本発明は、第1部材に隣接して位置付けられた細長い
熱反応性接合材料により画成されている実質的に連続した第1ボンドラインを加
熱する誘導式加熱装置を提供する。この第1部材は導電性材料で製造されている
か、導電性材料に隣接して位置付けられているかのいずれかである。この誘導式
加熱装置には、動作可能な状態で第1ボンドラインに沿って第1部材に隣接して
位置付けられている可撓性で変形自在なケーブルアセンブリが含まれる。この可
撓性で変形自在なケーブルアセンブリを手動で第1ボンドラインの第1の形状に
賦形することができ、これを手動で第1ボンドラインの第1の形状とは異なる第
2ボンドラインの第2の形状に変形することができる。この可撓性で変形自在な
ケーブルアセンブリに電源を電気的に接続する。電源を作動させると、変形自在
なケーブルアセンブリが動作して導電性材料を誘導的に加熱するため、その結果
、熱反応性接合材料が第1ボンドラインに沿って略均一に伝導加温される。
【0019】 別の実施形態において、本発明は、1つ以上の部材を剥離する方法を提供する
。この第1部材は、導電性材料で製造されているか、導電性材料に隣接して位置
付けられているかのいずれかである。この方法には、可撓性で変形自在なケーブ
ルアセンブリを準備するステップが含まれる。この可撓性で変形自在なケーブル
アセンブリを、第1ボンドラインの第1の形状に手動で賦形しながら、第1ボン
ドラインに沿って第1部材に隣接して位置付ける。この可撓性で変形自在なケー
ブルアセンブリを電源に接続する。この電源を作動させて、第1ボンドラインに
沿って略均一に熱反応性接合材料を誘導加熱するように、導電性材料を伝導加温
する。 本発明をさらに理解するために図面を添付する。この図面は本明細書に組み入
れられて、本発明の一部をなすものである。これらの図面は本発明の実施形態を
例示しており、記載内容と合わせて、本発明の原理を説明するものである。添付
の図面と合わせて以下の詳述を参照すると、本発明の他の実施形態や本発明の意
図する多くの利点が明確になるため、こうした実施形態や利点を容易に理解でき
るであろう。すべての図面を通じて、同様の部品を同じ参照番号で示している。
【0020】 詳細な説明 図1において、本発明による誘導加熱装置を概して20として示す。誘導加熱
装置20を、パネルアセンブリ(自動車パネルアセンブリなど)22に隣接する
操作位置にある状態で示している。操作時、誘導加熱装置20が動作して、2つ
の部材の間に位置付けられた熱反応性接合材料が画成している実質的に連続した
ボンドライン(つまり、ボンドラインは完全に連続していなくともよい)の硬化
時間を短縮する。このとき誘導加熱装置20には、画成されたボンドラインにそ
の長手方向に隣接して位置付けることのできる手動で変形可能なケーブルアセン
ブリが含まれている。誘導加熱装置20を用いることにより、画成されているボ
ンドラインに対する加熱をその長手方向に均一にするよう制御することができる
。この加熱には、平面および立体空間内のボンドラインに対する均一な加熱を含
むものとする。この変形自在なケーブルアセンブリを、ボンドラインに隣接する
非双極子(図示のように)構造として、あるいは双極子構造として位置付けるこ
とができる。本発明による誘導加熱装置を数多くのところで使用可能であり、そ
の例として、接着剤、シーラントとの併用あるいは、他の材料を制御しながら均
一に融解することなどを目的とする自動車修理、家屋の修理、飛行機産業、農業
および産業上の機械などが挙げられる。本出願を読めば、当業者にはこれ以外に
も使用法があることが明白であろう。
【0021】 誘導加熱装置20には、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26に電気的
に接続された交流電源24が具備されている。パネルアセンブリ22には、第1
の形状をした第1ボンドライン28がある。図示した実施形態では、第1ボンド
ライン28の第1の形状は、パネルアセンブリ22の周縁部形状に対応している
【0022】 可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26は、第1ボンドライン28に沿っ
て位置付けられている。具体的に言えば、可撓性で変形自在なケーブルアセンブ
リ26を、第1ボンドラインの第1の形状に手動で賦形することができる。さら
に、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を、第1ボンドラインの第1の
形状とは異なる第2ボンドラインの第2の形状に変形することも可能である。可
撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26をパネルアセンブリ22に剥離自在に
固定するために固定機構30が設けられている。一好適実施形態において、固定
機構30には、金属製あるいは非金属製クリップあるいは固定クランプが含まれ
る。他の固定機構も利用可能であり、その例として、接着剤で裏打した部材(テ
ープなど)あるいは、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26をパネルアセ
ンブリ22に磁気的に固定(すなわち結合)する磁気部材が挙げられる。本出願
件の開示内容を読めば、当業者にはこれ以外の適した固定機構が明白になるであ
ろう。
【0023】 電源24は交流電源である。電源24は、好ましくは出力周波数が1キロヘル
ツを上回る高周波電源である。一好適実施形態において、電源24の出力周波数
は10キロヘルツ〜400キロヘルツである。
【0024】 可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26は、ボンドライン28に沿って位
置付けられた1本のケーブルであり、図示のように、単純な非双極子として位置
付けられている。こうした形状にすることにより、ボンドライン28をその長手
方向に均一に加熱することができる。図示の実施形態では、制御しながら均一に
加熱できるため、冷却機構を追加する必要はなく、自然に冷却されていく。これ
より高温になる場合には、冷却機構の追加が必要となり得る。一実施形態におい
て、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26には、複数本のワイヤが含まれ
ており、これがリッツ線であればより好ましい。可撓性で変形自在なケーブルア
センブリ26については、本明細書の以下において詳細に説明する。別の方法と
して、このケーブルアセンブリ26をボンドライン28に隣接した双極子構造で
位置付けて動作させることができる。
【0025】 図2は、図1の2−2線に沿って切取った断面図であり、可撓性で変形自在な
ケーブルアセンブリ26が、パネルアセンブリ22の第1ボンドライン28に隣
接して動作できるように位置付けられた適用例の一実施形態を例示している。パ
ネルアセンブリ22には、第1部材42と第2部材44との間に位置付けられた
熱反応性材料40が含まれている。第1部材42あるいは第1部材44は導電性
材料(シート状金属など)で製造されている。一適用例において、第1部材42
は自動車の金属構造の一部であり、第2部材44は自動車の外側シート状部ある
いはパネルである。本明細書でいう導電性材料に、連続したDC導電性を備える
ように十分に充填された接着剤、あるいは高周波数で電気を導電する充填接着剤
も含むことができる。
【0026】 熱反応性接合材料40は、加熱されると硬化時間が短縮する(すなわち、硬化
速度が加速される)接合材料である。接合材料40は、当業者に周知であるよう
に、1液型接合材料でも2液型接合材料(接着剤など)でもよい。2液型接合材
料の例示的一実施形態は、ミネソタ州St.Paulの3M Companyか
ら市販されているTradename 3M Automix Bonding
Adhesiveとして入手可能である。本明細書でいう熱反応性接合材料に
は、「ホットメルト」型シーラントの塗布補助に本発明を利用できるように、シ
ーラントも含む。これ以外の熱反応性接合材料の例として、エポキシ樹脂、ポリ
エステル、アクリレート、ウレタンを含む熱固化性ポリマー、またはこれ以外の
有用な熱反応性接合材料あるいは材料配合物が挙げられる。この材料にはまた、
こうした組成物内に組み入れられた熱活性化硬化材料を含むことができる。さら
に、低温にて完全に硬化する、あるいは取扱い強度が得られる、または、短時間
の熱への曝露でも硬化時間を短縮できるように、この接合材料にその組成物に添
加された促進剤を含むことができる。本出願の開示内容を読めば、当業者にはこ
れ以外の熱反応性接合材料が明白になるであろう。
【0027】 可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26が、パネルアセンブリ22の第1
ボンドライン28の長手方向に、動作できるように位置付けられた状態を図示し
ている。一実施形態において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26は複
数本のワイヤ50を含み(600本など。7本のみを図示)、これが100〜1
,000本以上のワイヤ50を含むリッツ線であるとより好ましい。一適用例に
おいて、各ワイヤはの直径は0.03〜0.15mmである。一適用例において
、各ワイヤ50には、絶縁ワイヤを画成する絶縁被覆層52が具備されている。
一態様において、この絶縁カバー52はポリマー材料(熱可塑性樹脂エナメルな
ど)で製造されている。任意に、ジャケットあるいは第2の絶縁層54でワイヤ
50を取り囲む。一好適実施形態において、ジャケット層54はポリマー材料で
製造されている。
【0028】 好ましくは複数の絶縁ワイヤで可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を
形成して、このケーブルアセンブリの電流伝送表面積を最大にする。具体的に言
えば、周波数が高いほど導体はその表面付近で電子を運ぶ(すなわち電流)ため
、多数の細い絶縁ワイヤを使用すると、導体表面の合計は広くなり、1本のワイ
ヤあるいは細管の場合よりも、高い周波数でより多くの電流を伝送し、抵抗損失
を少なくすることもできる。したがって、高い周波数用途においてケーブルアセ
ンブリの抵抗が不当に増加することがない。これは、従来の硬銅線あるいは細管
を用いる場合よりも特に望ましい点である。
【0029】 一好適実施形態において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26はリッ
ツ線ケーブルアセンブリである。リッツ線は複数の供給業者から市販されており
、その例として米国カリフォルニア州CalabarraのWire Tron
ic,Inc.が挙げられる。
【0030】 リッツ線構造は、「表皮効果」(上述)により中実導体に発生する電力損失を
最小限に抑えるように設計されている。この表皮効果は、高周波電量が導体の表
面に集中しやすいことをいう。リッツ線構造は、導体の寸法を大幅に増加させる
ことなく表面積を拡大することにより、この効果を弱めるものである。一般に、
高周波数用途には、より細いワイヤの数多くの撚り線で構成されているリッツ線
構造が最適である。ポリウレタン−ナイロンが、そのはんだ付け性から、各撚り
線の絶縁に最も頻繁に用いられるフィルムである。しかしながら、これ以外の高
温絶縁体も同様に使用可能であることを理解されたい。
【0031】 各ワイヤ撚り線を、マグネットワイヤに一般に使用されている絶縁エナメルで
電気的に絶縁する。マグネットワイヤ用NEMA MW80−C(155℃の耐
熱区分)産業標準にかなった一重および二重厚さのポリウレタン−ナイロンが、
リッツ線に最も一般に用いられている絶縁体である。リッツ線を「横巻型」ある
いは「非横巻型」として説明することができる。横巻型リッツ線とは、強度およ
び保護を強化するためにナイロン織物あるいはヤーンでリッツ線構造の全体が包
囲されていることをいう。もう一方の選択肢は、リッツ線構造にナイロンではな
くFEPテフロン(登録商標)あるいはPVCを被覆することである。通常のテ
フロン(登録商標)の厚さは0.005インチ〜0.015インチである。テフ
ロンはDupont Corporationの登録商標である。
【0032】 リッツ線束の寸法に対する通常の周波数範囲は以下の通りである。
【0033】
【表1】
【0034】 一好適実施形態において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26は、テ
フロン(登録商標)ジャケットを具備し、一重厚さのポリウレタン−ナイロン絶
縁体(155℃の耐熱区分)を含む34AWG銅線の661導体リッツ線アセン
ブリである。このケーブルアセンブリの外径は約0.21インチ〜0.23イン
チである。
【0035】 操作時、電源24を作動させると、高周波数電流が生成され、これが可撓性で
変形自在なケーブルアセンブリ26により伝送される。この電流を伝送する可撓
性で変形自在なケーブルアセンブリ26により磁場が形成され、これが磁場ライ
ン60で示した領域全体に分配されるため、可撓性で変形自在なケーブルアセン
ブリ26に近接して位置している導電性材料(シート状金属など)の隣接部分が
加熱される。磁場により誘導された強力な渦電流が導電性材料内に入り込むこと
により、このように導電性材料が誘導加熱される。誘導的に加熱された導電性材
料(第2部材44など)が要因となって熱反応性接合材料40が伝導加温される
ため、好ましくは少なくとも取扱い強度が得られるまでの、この接合材料40の
硬化時間が短縮される。一好適実施形態において、第1部材42あるいは第2部
材44を導電性材料(シート状金属など)で製造する。あるいは、外側部材45
を非金属製にし、第2部材45に隣接して位置付けられている部材46を導電性
材料(シート状金属など)で製造する。
【0036】 図3〜図5において、本発明による誘導加熱装置を応用した別の実施形態を例
示する。具体的に言えば、図3では、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ2
6が第1部材42に隣接して位置付けられ、第2部材44にも隣接して位置付け
られていることにより、両側から誘導加熱することができるようになっている。
図4では、非導電性部材(ガラス繊維のドア部材など)を第1部材42に接合す
る。可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を金属上あるいは金属製部材に
近づけて位置付ければ、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリはより効果的に
誘導加熱するように作動するが、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を
第1部材42に隣接しておよび/または電気的に非導電性部材45に隣接して位
置付けて作動させることも可能であることを理解されたい。図5では、金属製部
材46を可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26に隣接して設けて、熱反応
性材料40の加熱を促進する。図示した応用例では、金属製部材46は、可撓性
で変形自在なケーブルアセンブリ26と電気的に非導電性部材45との間に配置
されている。操作時、金属製部材46を可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ
26により誘導加熱すると、その熱が導電して熱反応性材料40に移行する。
【0037】 本発明による誘導加熱装置は、さまざまな接合および剥離の応用に有用である
。剥離の応用例では、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリをボンドラインに
隣接して位置付けて、その接合の「破断」あるいは接合されているワークピース
の分離に十分な温度にまで、そのボンドラインを誘導加熱する。同様に、可撓性
で変形自在なケーブルアセンブリ26を含む本発明による誘導加熱装置は、第1
部材と第2部材との間にではなく第1の物品に隣接して位置付けられている熱反
応性材料(接着剤あるいはシーラントなど)の加熱に有用である。こうした応用
は、2つの部材の間にではなく基材上に位置付けられたシーラントに大変有用で
ある。本出願の開示内容を読めば、当業者には、可撓性で変形自在なケーブルア
センブリを含む本発明による誘導加熱装置の他の応用例が明白になるであろう。
【0038】 図6において、本発明による誘導加熱装置20の別の実施形態を70として図
示する。誘導加熱装置70は、本明細書に上述した誘導加熱装置20に類似して
いる。この実施形態では、誘導加熱装置20に、交流電源24を制御して作動さ
せるためのコントローラ72が具備されている。一実施形態において、交流電源
24は、パルス高周波数出力(2.5キロヘルツ〜20キロヘルツのパルス繰返
数など)を有するAC−DC−AC高周波数インバータである。一態様において
、コントローラ72には、タイマ74と周波数制御機構(FCM)76とが含ま
れている。タイマ74を、電源24を時間通りに作動させるように電源24に電
気的に接続して、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26による誘導加熱の
継続時間を制御する。これ以外にも、デューティサイクル(すなわち選択された
オンおよびオフの時間)などを用いる適した技術であれば、それを用いて電源2
4を制御することができる。こうした技術の例として、電力をタイマによる制限
時間あるいは操作者が設定可能なプリセットデューティサイクルに印可すること
が挙げられる。
【0039】 周波数制御機構76を電源24に接続して、ユーザーが電源24の電力出力を
制御できるようにする。一態様において、電源24と組み合わせた周波数制御装
置76を動作させて、一定の出力周波数にてさまざまなパルス周波数あるいはパ
ルス繰返数(2.5キロヘルツ〜20キロヘルツのパルス繰返数など)を供給す
る。周波数制御機構76によりパルス繰返数を増加させると、可撓性で変形自在
なケーブルアセンブリ26に対する電力出力が増加する。コントローラ72に、
誘導加熱装置70の動作を制御する他の制御機構を設けてもよい。コントローラ
72に、コンピュータ、マイクロプロセッサ、論理ゲート、あるいはこれ以外の
、誘導加熱装置20を選択的に制御して誘導加熱装置70を他のシステムに連結
させることのできる、一連の論理演算を実行可能な構成要素を設けることができ
る。
【0040】 図7〜図11において、可撓性で手動により変形自在なケーブルアセンブリ2
6を平面的および立体的に賦形できることを例示する実施形態を図示する。さら
に、手動で所望の形状にすると、ケーブルアセンブリ26は実質的に非弾性であ
るため、位置を変えて第2の形状に変形されるまでその所望の形状を保持する。
例えば、図7において、ケーブルアセンブリ26は、立体的なボンドラインを硬
化するように、矩形物体周囲の立体空間への位置付けが可能である。図8におい
て、ケーブルアセンブリ26は、立体的なボンドラインを硬化するように、円錐
物体の曲面に沿った立体空間への位置付けが可能である。図9において、ケーブ
ルアセンブリ26は、立体的なボンドラインを硬化するように、円柱物体周囲の
立体空間への位置付けが可能である。図10において、ケーブルアセンブリ26
は、平面空間において実質的に円弧状にボンドラインに沿って位置付けられてお
り、この円弧は180°を超えて延在している。同様に、図11ではケーブルア
センブリ26が平面空間に位置付けられた状態を示している。
【0041】 図12において、本発明による2つの並置部材の接合あるいは剥離方法を示す
一実施形態を100として図示する。この方法を用いると、実質的に連続してい
るボンドラインを形成する第1部材および第2部材との間に位置付けられた熱反
応接合材料の硬化時間を短縮することができる。この第1部材あるいは第2部材
は、導電性材料で製造されているか、導電性材料に隣接して位置付けられている
かのいずれかである。この方法はまた、熱反応性材料(接着剤あるいはシーラン
トなど)の加熱にも有用である。ステップ102において、可撓性で変形自在な
ケーブルアセンブリを準備する。一態様において、この可撓性で変形自在なケー
ブルアセンブリを、互いに撚り合わせられた複数本のワイヤとして規定する。各
ワイヤを絶縁層で被覆して絶縁ワイヤを形成する。この絶縁ワイヤのすべてをジ
ャケット層で被覆する。このケーブルアセンブリがリッツ線であるとより好まし
い。
【0042】 ステップ104において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を、第
1ボンドラインの第1の形状に手動で賦形しながら、これを第1ボンドラインに
沿って第1部材に隣接して位置付ける。可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ
26はその第1の形状を保持するが、これを別の形状に手動で変形することもで
きる。ステップ106において、可撓性で変形自在なケーブルアセンブリを交流
電源24に接続する。この交流電源24は、出力周波数が1キロヘルツを超える
高周波電源である。一好適実施形態において、この出力周波数は25〜400キ
ロヘルツである。コントローラ72をこの電源に接続して、電源の作動を制御し
てもよい。ステップ108において、この交流電源を作動させて導電性材料を誘
導加熱することにより、第1ボンドラインに沿って略均一に熱反応性材料を伝導
加温するように制御する。
【0043】 可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26を第1ボンドラインの長手方向に
固定することができる。この可撓性で変形自在なケーブルアセンブリ26は第1
ボンドラインに対して着脱自在であるため、これを、第1ボンドラインの第1の
形状とは異なる第2ボンドラインの第2の形状に手動で変形することができる。
【0044】 本発明による誘導加熱装置20の具体的な利用を示す一例について、以下の段
落で詳述する。この応用例では、誘導加熱装置20を、車両の外側金属パネルを
車両構造に接合するために用いられている熱反応性接合材料の硬化時間を短縮す
るために利用した。使用した熱反応性接合材料は3M Panel Bondi
ng Adhesive 8115である。まず、36あるいは50グリッド研
磨ディスクを用いて、接合対象である表面から塗装やさびをすべて除去する。こ
の交換パネルを車両構造に「ドライフィット」させ、部分的に一定位置に固定さ
せて、これが嵌合して位置合わせされていることを確認する。次いで、この交換
パネルを車両から取外す。接合対象領域を石鹸および水で洗浄する。
【0045】 3M General Purpose Adhesive Cleaner
あるいは3M Super Fast Adhesive Cleanerを用
いて、その接合表面からすべてのグリース、ワックスおよび/またはタールを除
去する。
【0046】 接着剤(すなわち熱反応性接合材料)を接合対象領域全体に塗布する。プラス
チック製ナイフを用いて、接着剤ビードの追加用ベースとして用いることができ
るこの接着剤を延ばす。接着剤ビードを、この交換パネルの内縁部からおよそ1
/4インチのところに塗布した。次いで、この交換パネルを車両構造に正確に位
置合わせして嵌合し、全く動かないようにクランプを用いて固定した。
【0047】 可撓性で変形自在なケーブルアセンブリとして、0.29インチ×33フィー
トのリッツ線を用いる。このケーブルアセンブリを、1500ワット、120V
AC、25〜50キロヘルツ可変電源に接続する。このケーブルアセンブリを非
双極子として実質的に連続しているボンドラインの長手方向に位置付け、電源を
作動させた。この電源に、ケーブルアセンブリへの電流を制御する加減抵抗器を
具備して、接合接着剤に対する加熱を制御する。この加減抵抗器を85%に設定
して、金属交換パネルの温度を10分で200°Fとした。この温度は定常状態
に達したものではなかったが、接着剤が押出されて固化したため、クランプを固
定せずとも部品を互いに保持できるように十分な硬化が起こった(すなわち取扱
い強度を得た)ことがわかった。電源への電力供給を切り、およそ10分かけて
交換パネルを100°Fを下回る温度まで冷却した。クランプを除去した。接着
剤の塗布から加熱硬化を経て冷却するまで、合計30分もかからなかった。クラ
ンプを除去できるように取扱い強度を迅速に得るためにのみ加熱する必要があっ
た。この誘導加熱装置の利用により、取扱い強度に到達するまで3時間半を超え
る時間を短縮することができた。
【0048】 以上、本発明のさまざまな特徴および利点を上記において記載してきた。無論
、この開示内容は数多くの点において例示のみを目的とするものであることを理
解されたい。本発明の範囲を逸脱することなく、詳細な記載について、特に部品
の形状、寸法および配置について変更を加えることができる。本発明の範囲は、
添付の請求の範囲に表されている記載により定められるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 作動位置にある本発明による誘導加熱装置を示す正面図である。
【図2】 図1の2−2線で切取った断面図である。
【図3】 本発明による誘導加熱装置に対する別の応用例の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図4】 本発明による誘導加熱装置に対する別の応用例の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明による誘導加熱装置に対する別の応用例の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明による誘導加熱装置に対する別の応用例の一実施形態を示すブロック図
である。
【図7】 本発明による手動で変形可能なケーブルアセンブリを立体的に位置付けた状態
の実施形態を例示している。
【図8】 本発明による手動で変形可能なケーブルアセンブリを立体的に位置付けた状態
の実施形態を例示している。
【図9】 本発明による手動で変形可能なケーブルアセンブリを立体的に位置付けた状態
の実施形態を例示している。
【図10】 本発明による手動で変形可能なケーブルアセンブリを平面的に位置付けた状態
の実施形態を例示している。
【図11】 本発明による手動で変形可能なケーブルアセンブリを平面的に位置付けた状態
の実施形態を例示している。
【図12】 本発明による誘導加熱装置を用いて、接合部材の硬化を促進する方法の一実施
形態を示す肯定系統図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ボエッチャー,ロバート ジェイ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 ミラー,デイビッド ジー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 ミラー,リチャード エフ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 3K059 AA08 AB04 AD03 AD05

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材と第2部材との間に位置付けられた任意長さの熱反
    応性接合材料により形成された実質的に連続している第1ボンドラインを加熱す
    るための誘導加熱装置であって、該第1部材または該第2部材が、導電性材料で
    製造されているか、または導電性材料に隣接して位置付けられているかのいずれ
    かであり、 該第1ボンドラインに沿って該第1部材に隣接して作用的に位置決め可能な可
    撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリであって、該第1ボンドラインの第
    1の形状に手作業で賦形でき、該第1ボンドラインの該第1の形状とは異なる第
    2ボンドラインの第2の形状に手作業で変形できるケーブルアセンブリと、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリに電気的に接続された交流電
    源であって、該交流電源が励起されると、該変形自在なケーブルアセンブリが作
    動して該導電性材料を誘導加熱し、該熱反応性接合材料を該第1ボンドラインに
    沿って略均一に伝導加温するようになっている交流電源と、 を具備する誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、前記
    第1ボンドラインに隣接して非双極子あるいは双極子構造として位置付け可能で
    ある、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、前記
    第1ボンドラインに沿って前記第2部材に隣接して位置付け可能である、請求項
    1に記載の誘導加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、互い
    に撚り合わせられた複数本のワイヤを含む、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルアセンブリが、 各ワイヤを被覆して絶縁ワイヤを形成する第1の絶縁層と、 該絶縁ワイヤのすべてを被覆するジャケット層と、 をさらに含む、請求項4に記載の誘導加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の絶縁層がポリマー材料で製造されている、請求項
    5に記載の誘導加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記ジャケット層がポリマー材料で製造されている、請求項
    5に記載の誘導加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイヤのそれぞれの直径が0.03〜0.5mmの範囲
    である、請求項4に記載の誘導加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリがリッツ
    線である、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記交流電源の出力周波数が1キロヘルツを上回る、請求
    項1に記載の誘導加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記出力周波数が25khz〜400khzである、請求
    項10に記載の誘導加熱装置。
  12. 【請求項12】 前記電源の作動を制御するために、該電源に接続されたコ
    ントローラをさらに具備する、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  13. 【請求項13】 前記コントローラが、前記電源による電力印加の継続時間
    を制御するためにタイマをさらに具備する、請求項10に記載の誘導加熱装置。
  14. 【請求項14】 前記電源の出力パルス周波数が一定であり、前記コントロ
    ーラが、該出力パルス周波数を変更するための周波数制御機構をさらに具備する
    、請求項12に記載の誘導加熱装置。
  15. 【請求項15】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1部材に固定するための固定機構をさらに具備する、請求項1に記載の誘導加
    熱装置。
  16. 【請求項16】 前記固定機構がテープである、請求項15に記載の誘導加
    熱装置。
  17. 【請求項17】 前記固定機構が、前記ケーブルアセンブリを前記第1部材
    に磁気的に結合するための磁気材料を含む、請求項15に記載の誘導加熱装置。
  18. 【請求項18】 前記固定機構が、固定クランプである、請求項1に記載の
    誘導加熱装置。
  19. 【請求項19】 前記第1部材がシートであり、前記可撓性を有する変形自
    在なケーブルアセンブリが、実質的に該シートの周囲形状に手動で変形されてい
    る、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  20. 【請求項20】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが立体
    的追従性を有する、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  21. 【請求項21】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが実質
    的に非弾性である、請求項1に記載の誘導加熱装置。
  22. 【請求項22】 第1部材と第2部材との間に位置付けられて実質的に連続
    する第1ボンドラインを形成している任意長さの熱反応性接合材料の硬化時間を
    短縮することを含む、並置された2つの部材を接合する方法であって、該第1部
    材または該第2部材が、導電性材料で製造されているか、または導電性材料に隣
    接して位置付けられているかのいずれかであり、 可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを用意するステップと、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを手作業で前記第1ボンドラ
    インの第1の形状に賦形しながら、該可撓性を有する変形自在なケーブルアセン
    ブリを該第1ボンドラインに沿って該第1部材に隣接して位置付けるステップと
    、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを交流電源に接続するステッ
    プと、 該交流電源を作動させて該導電性材料を誘導加熱することにより、該熱反応性
    接合材料を該第1ボンドラインに沿って略均一に伝導加温するステップと、 を含む方法。
  23. 【請求項23】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを、互
    いに撚り合わせられた複数本のワイヤを含むものとして形成するステップをさら
    に含む、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを形成
    するステップが、第1の絶縁層で各ワイヤを被覆して絶縁ワイヤを形成し、ジャ
    ケット層で該絶縁ワイヤのすべてを被覆することを含む、請求項23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリがリッ
    ツ線である、請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記交流電源を、出力周波数が1キロヘルツを超える交流
    電源として規定するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記出力周波数が25キロヘルツ〜400キロヘルツであ
    る、請求項22に記載の方法。
  28. 【請求項28】 コントローラを前記電源に接続し、該コントローラを用い
    て該電源の作動を制御するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1ボンドラインに沿って前記第1部材に固定するステップをさらに含む、請求
    項22に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1部材から除去するステップと、該可撓性を有する変形自在なケーブルアセン
    ブリを手作業で、前記第1ボンドラインの前記第1の形状とは異なる実質的に連
    続する第2ボンドラインの第2の形状に変形するステップとをさらに含む、請求
    項22に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記第1ボンドラインが立体形状であり、前記可撓性で変
    形自在なケーブルアセンブリが、前記第1ボンドラインに沿って該立体形状に追
    従する、請求項22に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1部材に隣接して位置付けるステップが、該可撓性を有する変形自在なケーブ
    ルアセンブリを前記第1ボンドラインに沿って前記第2部材に隣接して位置付け
    るステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、非
    双極子として前記第1ボンドラインに沿って前記第1部材に隣接して位置付け可
    能である、請求項22に記載の方法。
  34. 【請求項34】 導電性材料で製造されているか、または導電性材料に隣接
    して位置付けられているかのいずれかである第1部材に隣接して位置付けられた
    任意長さの熱反応性接合材料により形成された実質的に連続する第1ボンドライ
    ンを加熱するための誘導加熱装置であって、 該第1ボンドラインに沿って該第1部材に隣接して作用的に位置決め可能な可
    撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリであって、該第1ボンドラインの第
    1の形状に手作業で賦形でき、該第1ボンドラインの該第1の形状とは異なる第
    2ボンドラインの第2の形状に手作業で変形できるケーブルアセンブリと、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリに電気的に接続された交流電
    源であって、該交流電源が励起されると、該変形自在なケーブルアセンブリが作
    動して該導電性材料を誘導加熱し、該熱反応性接合材料を該第1ボンドラインに
    沿って略均一に伝導加温するようになっている交流電源と、 を具備する誘導加熱装置。
  35. 【請求項35】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、非
    双極子あるいは双極子構造として前記第1ボンドラインに隣接して位置付け可能
    である、請求項34に記載の誘導加熱装置。
  36. 【請求項36】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリがリッ
    ツ線である、請求項34に記載の誘導加熱装置。
  37. 【請求項37】 前記交流電源の出力周波数が1キロヘルツを上回る、請求
    項34に記載の誘導加熱装置。
  38. 【請求項38】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが立体
    的に追従性である、請求項34に記載の誘導加熱装置。
  39. 【請求項39】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが実質
    的に非弾性である、請求項34に記載の誘導加熱装置。
  40. 【請求項40】 第1部材が導電性材料で製造されているか、または導電性
    材料に隣接して位置付けられているかのいずれかである1つ以上の部材を剥離す
    る方法であって、 可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを準備するステップと、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを第1ボンドラインの第1の
    形状に手動で賦形しながら、該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを
    該第1ボンドラインに沿って該第1部材に隣接して位置付けるステップと、 該可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを電源に接続するステップと
    、 該電源を作動させて該導電性材料を誘導加熱することにより、該熱反応性接合
    材料を該第1ボンドラインに沿って略均一に伝導加温するステップと、 を含む方法。
  41. 【請求項41】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを、互
    いに撚り合わせられた複数本のワイヤを含むものとして形成するステップをさら
    に有する、請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリがリッ
    ツ線である、請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記交流電源を、出力周波数が1キロヘルツを超えるもの
    であるとして規定するステップをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  44. 【請求項44】 コントローラを前記電源に接続し、該コントローラを用い
    て該電源の作動を制御するステップをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1ボンドラインに沿って前記第1部材に固定するステップをさらに含む、請求
    項40に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリを前記
    第1部材から除去するステップと、該可撓性を有する変形自在なケーブルアセン
    ブリを手作業で、前記第1ボンドラインの前記第1の形状とは異なる実質的に連
    続している第2ボンドラインの第2の形状に変形するステップとをさらに含む、
    請求項40に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記第1ボンドラインが立体形状であり、前記可撓性を有
    する変形自在なケーブルアセンブリが、前記第1ボンドラインに沿って該立体形
    状に追従する、請求項40に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記可撓性を有する変形自在なケーブルアセンブリが、非
    双極子として前記第1ボンドラインに沿って前記第1部材に隣接して位置付け可
    能である、請求項40に記載の方法。
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