JP2003512332A - 乳腺炎の制御のためのヨウ素含有抗微生物組成物 - Google Patents

乳腺炎の制御のためのヨウ素含有抗微生物組成物

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Abstract

(57)【要約】 ヨウ素化合物及びカルボン酸、例えば脂肪酸を含む抗微生物組成物を開示する。この組成物は外科洗浄剤、創傷消毒剤、術前皮膚製剤、工業用消毒剤、抗微生物石けん、ティートディップ、等として利用するために処方されうる。一の極めて有利な態様において、本発明の組成物は流動性改質剤、少なくとも一種の界面活性剤、適当な柔軟剤、スキンコンディショナー及び潤滑剤を更に含むティートディップとして処方される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は抗微生物組成物に関する。ある態様において、本発明は乳産生動物の
乳腺炎を制御するための組成物及び製剤を提供する。一の好適な態様において、
本発明はヨウ素化合物及びカルボン酸、典型的には脂肪酸を含んで成るティート
ディップ(teat dip)製剤を提供する。
【0002】 発明の背景 乳腺炎は乳腺の炎症である。牛乳腺炎が酪農家畜に影響を及ぼす最もよくある
最も費用のかさむ疾患である。見積りによっては酪農動物集団の少なくとも半数
が多少なりとも乳腺炎に罹っていると推定されている。この状態は乳生産量の低
下及び乳品質の低下をもたらしている。米国での乳腺炎による経済的損失は約1
8億ドル又は総乳売上げの約10%と推定され、この損失の約3分の2は感染乳
牛からの乳生産の低下によるものである。酪農牛では、乳腺炎は乳房に侵入し、
乳産生組織の中で繁殖し、そして細菌代謝の副産物である毒素を合成する一般に
微生物、通常は細菌に由来する。炎症の特徴ははれ上がり、熱、赤味、疼痛及び
機能障害である。
【0003】 動物の免疫系は炎症性感染症と戦うが、多くの慢性感染症は準臨床的(無候症
)であり続け、そして臨床検査により診断されない限り検出されないでいる。準
臨床的乳腺炎は微生物の受け皿をもたらしてしまい、それは家畜群内の別の動物
の感染症へと結びついてしまいうる。80超の微生物種が原因因子として同定さ
れているが、乳腺炎の約95%は4種類の病原菌、スタフィロコッカス・アウレ
ウス(Staphylococcus aureus)、ストレプトコッカス・
アガラクチア(Streptococcus agalactiae)、ストレ
プトコッカス・ジサガラクチア(S.dysagalactiae)及びストレ
プトコッカス・ウベリス(S.uberis)を原因とする。乳腺炎を惹起する
病原体は伝染性及び環境性の二つのカテゴリーに分類される。伝染性細菌、例え
ばストレプトコッカス・アガラクチア及びスタフィロコッカス・アウレウスは主
に宿主組織部位、例えば乳腺、乳管(teat canal)、乳皮損傷部等に
集落し、そして搾乳工程の間に一頭の感染牛から別の牛へと伝染する。往々にし
て連鎖状球菌(streptococci)、腸球菌(enterococci
)及び大腸菌型(coliform)生物である環境細菌は牛糞、土壌、植物材
料、寝わら又は水等を起源として牛の周囲に一般に存在し、そして動物との何気
無い日和見的な接触により感染する。この違いは決定的なものではないが、実際
には重要であり、なぜなら微生物群毎に異なる酪農家畜管理が必要であるからで
ある。全ての牛乳腺炎症例において、原因微生物が何であろうと、乳房の内腺に
至る侵入病原菌の伝播ルートは乳口(teat orifice)及び乳管を介
するものである。
【0004】 酪農家畜の管理は確立された乳腺炎及び新たな乳房内感染症の予防の双方の処
置に対して注目を集めている。治療及び衛生は効果的な乳腺炎制御プログラムの
2つの基本的な要素である。各々は協奏的に適用され、そして各々は独立に働い
ている。第一の治療効果は確立した感染症の排除にある。一方、衛生は伝染性ベ
クターをさえぎることで新たな感染の発生を抑える。乳腺炎の排除及び予防のた
めに採用されうる付随的な要因の限定でない例には乳房への授乳期後の抗生物質
の点滴(例えば、ドライカウ処置)及び搾乳後の乳首消毒又は授乳期の間の「テ
ィートディッピング」が挙げられる。
【0005】 乳首を搾乳の直後に有効な抗微生物溶液に浸すことが授乳牛における新たな乳
房内感染の減少のための唯一の最も効果的な手順であることに研究者は同意し、
そして公開された豊富な証拠がこの考えを裏付けている。1955年から197
0年の間に、Dodd及びその共同研究者は商業的酪農家畜群において多大な伝
染学的調査を行った(F.K. Neave, F.H. Dodd, and R.G. Kingwell, 1966,「A M
ethod of Controlling Udder Disease」Vet. Rec. 78 : 521; F.K. Neave, F.H.
Dodd, R.G. Kingwell and D.R. Westgarth, 1969,「Control of Mastitis in t
he Dairy Herd by Hygiene and Management」J. Dairy Sci. 52 : 696; F.H. Do
dd, D.R. Westgarth, F.K. Neave and R.G. Kingwill, 1969,「Mastitis - The
Strategy of Control」J. Dairy Sci. 52 : 689; 及びF.H. Dodd, and F.K. Nea
ve, 1970,「Mastitis Control」Proceedings, Nat'l. Inst. Res. Dairying, pp
. 21-60)。この研究から、彼らはティートディッピングが必須要素たる近代的な
乳腺炎制御方法の概念的な基礎を築いた。ティートディッピングの効能及び価値
は多大な現場試験で確認され、そして効果的なティートディップは新たな乳房内
感染症の発症率を少なくとも50%、そして往々にして90%低下させた。
【0006】 乳腺炎を抑制するため、ヨードフォア、第四級アンモニウム化合物、クロルヘ
キシジン塩、塩素遊離化合物(例えばアルカリヒポクロライト)、酸化性化合物
(例えば過酸化水素、過酸)、プロトン化カルボン酸(例えばヘプタン酸、オク
タン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸)、酸性アニオン類(例えばアルキ
ルアリールスルホン酸)及び二酸化塩素(クロライト)等の様々な抗微生物剤を
含む商業的なティートディップが開発されている。様々な度合いの効果を有する
このような薬剤は乳首上の病原集団を抑制することにより乳腺炎の伝染を制限す
る。ティートディップはまた2つの大きな分類へと分けることができる。クラス
Iのタイプは抗微生物剤であり、そして乳管内や乳皮の表層上に既に存在する微
生物を殺すために適用する。設計により、その微生物作用は即効性となり、そし
てそれらは主に搾乳前、搾乳中及び搾乳後の工程の際に動物間で運搬される伝染
性生物を標的とする。往々にして「ティートシーラー」と称されるクラスIIのタ
イプのティートディップは膜形成又は被覆組成物であり、抗微生物剤であっても
なくてもよい。そして、乳首上に残留保護バリアーを展延し、かくして乳口を環
境汚染から封鎖することにより予防を供することで機能する。乳首の表面上で形
成される膜は搾乳の間乳腺炎原因病原体の侵入することのできない物理バリアー
を担う。
【0007】 ティートディップ技術の一般的開示は例えば「Current Concepts of Bovine M
astitis.」1996、第4版 National Mastitis Council, Madison WI.; P.A. Murd
ough and J.W. Pankey, 1993.「Evaluation of 57 Teat Sanitizers Using Exci
sed Cow Teats」J. Dairy Sci. 76 : 2033-2038; J.W. Pankeyら1984,「Uptake
on Post-milking Teat Antiseptics」J. Dairy Sci. 67 : 1336-1353; R.J. Far
nsworth, 1980,「Role of Teat Dips in Mastitis Control」J. Am. Vet. Med.
Assoc. 76 : 1116-1118; W.N. Philpot, 1979,「Control of Mastitis by Hygie
ne and Therapy」J. Dairy Sci. 62 : 168-176; W.N. Philpot and J.W. Pankey
, 1978,「Hygiene in the Prevention of Udder Infections V. Efficacy of Te
at Dips Under Experimental Exposure to Mastitis Pathogens」J. Dairy Sci.
61 : 956-963; R.P. Natzke, 1977,「Role of Teat Dips and Hygiene is Mast
itis Control」J. Amer. Vet. Med. Assoc. 170 : 1196-1198; W.N. Philpot an
d J.W. Pankey, 1975,「Hygiene in the Prevention of Udder Infections. III
. Effectiveness of 59 Teat Dips for Reducing Bacterial Populations on Te
at Skin」J. Dairy Sci. 58 : 209-216; R.J. Eberhart and J.M. Buckalew, 19
72,「Evaluation of a Hygiene and Dry Period Therapy Program for Mastitis
Control」J. Dairy Sci. 55 : 1683-1691; W.D. Schultze and J.W. Smith, 19
72,「Effectiveness of Postmilking Teat Dips」J. Dairy Sci. 55 : 426-431;
D.P. Wesen and L.H. Schultz, 1970,「Effectiveness of a Post-Milking Tea
t Dip in Preventing New Udder Infections」J. Dairy Sci. 53 : 1391-1403;
及び英国特許第1,144,637号(Kelco Chemicals Ltd.) (1969年3月5日公開)に
示されている。
【0008】 搾乳間又は保護(バリアータイプ)膜形成ティートディップ又はティート「シ
ーラー」の典型的な開示はAkersら、米国特許第3,066,071号(1
962年11月27日発行);Kraus米国特許第3,222,252号(1
965年12月7日発行)(Philpotら、J. Dairy Science 58 : 205-216も参照
);Coughman and Brown米国特許第3,993,777号(1976年11月2
3日発行);Pugliese米国特許第4,049,830号(1977年9
月20日);及びAndrewsら、米国特許第4,113,854号(197
8年9月12日発行)において見い出せうる。多くのかかる膜形成剤の一の欠点
は「硬質」膜を形成してしまうその傾向にあり、それは頑強で往々にして除去困
難なものである。
【0009】 従って、多くのティートディップ製品があるにもかかわらず、幅広い乳腺炎原
因生物スペクトルに対して即効且つ持続性の抗微生物効果を有する新規且つ有効
なティートディップ組成物についてのニーズが存続する。更に、医学的又は衛生
学的目的のための新規且つ有効な抗微生物組成物についてのニーズが存続する。
【0010】 発明の概要 本発明は新規の抗微生物組成物に関する。それは外科洗浄剤、創傷消毒剤、術
前皮膚製剤、工業用衛生剤、抗微生物石けん、等として利用できうる。一の現状
好適な態様において、本発明の抗微生物組成物は乳産生動物のためのティートデ
ィップとして利用するために処方されうる。
【0011】 本明細書全体を通じて何箇所かに一連の例示を介して指針を示していることが
わかるであろう。各状況において、記載されている例示は代表的なグループにす
ぎない。そして、その例示に限定されるものではない。
【0012】 一般に、本発明の抗微生物組成物はヨウ素化合物、C6 −C12脂肪酸及び担体
を含んで成る。好適な態様において、脂肪酸はC7 −C9 脂肪酸であってよい。
特に好適な脂肪酸はヘプタン酸である。ヨウ素化合物はヨードフォアの形態であ
ってよい。いくつかの態様において、ヨードフォアのヨウ素成分はヨウ素プレミ
ックス、例えばNaI/I2 として供与されうる。
【0013】 本発明の有効組成物において、脂肪酸:滴定可能ヨウ素の比は約1:25〜3
.3:1であってよく、ある態様では約1:3〜1:2であり、そしてある好適
な態様では約1:2〜1:1である。
【0014】 ティートディップ組成物の好適な態様において、ティートディップ製剤は1又
は複数種の界面活性剤を含んでもよい。いくつかの態様において、この組成物は
少なくとも一種の界面活性剤とヨウ素化合物、例えばNaI/I2 とを、約4:
1〜13:1、そして好ましくは約9:1〜11:1の総界面活性剤:滴定可能
2 の比で含む。ティートディップ組成物は流動性改質剤、膜形成剤又は混合物
、緩衝系、ヒドロトープ、カップラー、柔軟剤、スキンコンディショナー、又は
潤滑剤、又はそれらの混合物も含んでよい。
【0015】 発明の詳細な説明 本発明は抗微生物組成物に関する。一般に、この組成物はヨウ素化合物及び脂
肪酸、典型的にはC6 −C12脂肪酸を含む。ある態様では、本発明の組成物は乳
産生動物の乳腺炎を制御するためのティートディップとして有利に利用されうる
。しかしながら、本明細書において開示する組成物は外科洗浄剤、創傷消毒剤、
術前皮膚製剤、工業用消毒剤、抗微生物石けん、等としても処方されうることが
明らかであろう。
【0016】本発明のティートディップに利用する成分 本発明の組成物は乳腺炎の予防又は制御のためのティートディップとして処方
されうる。この態様に従うと、この組成物はヨウ素化合物及びカルボン酸、例え
ば脂肪酸を担体内に含んで成りうる。ティートディップ組成物は任意的に流動性
改質剤又は混合物、膜形成剤又は混合物、緩衝系、ヒドロトープ、カップラー又
はそれらの混合物、界面活性剤又は界面活性剤混合物、柔軟剤、スキンコンディ
ショナー、又は潤滑剤、又はそれらの混合物、1又は複数種のアジュバント、等
を含んでもよい。本発明の好適な組成物は一般に安全なものとして認識され、そ
してそれ自体ではなく、又は乳もしくは乳副産物と混合したときに非相溶性なも
のではない成分を含んで成る。製剤の物理的保全のため又は乳首の治癒及び総合
的な健常性を促進するためであろうとなかろうと、併合した効果で協奏する成分
を選定してもよい。担体は活性成分を希釈し、また意図する表面への塗布を促進
するように機能する。
【0017】 本発明の組成物はすぐに使用できる製剤として、又は使用前に希釈する濃縮物
として供されうる。従って、本明細書を通じて、ティートディップ、外科洗浄剤
、術前皮膚製剤等として実際に活用される組成物を「有効組成物」と称している
。従って、有効組成物は例えばすぐに使用できる組成物及び特定の用途に利用す
るために希釈される濃縮物を含む。有効組成物についての本明細書の開示内容に
基づく濃縮物の調製方法は当業者の知識の範囲内にある。
【0018】 好適な態様において、本発明のティートディップ組成物は乳首の上に軟質バリ
アーを供する。「軟質バリアー」は自己アニーリングバリアーを供し、それは動
物が寝転んだとき、牧草地を歩いたとき、又はディップの不慮の除去の原因とな
るその他の事象に遭遇したときにディップが取れてしまいうる乳首の領域を再度
被覆するよう流動性であってよい。しかしながら、好都合には、本明細書におい
て開示の軟質バリアーは、乳首上に何らかの他の望ましくない残渣が凝固、毛羽
立ち又は残留することなく、搾乳前に日常的な洗浄手順を利用して乳首から簡単
に除去できうる。この軟質バリアーは以下に更に説明する界面活性剤及び流動性
改質剤により供される。かくして、従来の膜形成バリアーとは異なり、本発明が
提供する軟質バリアーは軟質な剥離不要バリアーであり、破断又は亀裂が生ずる
ことなく自己修復のために可塑変形しうるものである。
【0019】担体 本発明の組成物の担体は一般に水性媒体、例えば水、又は有機液、例えば油、
界面活性剤、アルコール又はポリオール、エステル、エーテル、又はこれらのい
ずれかの有機又は水性混合物であってよい。しかしながら、一部の態様では、こ
の担体は低濃度の短鎖アルコール(即ち、<5%)又はその他の不活性水性可溶
性液を含みうる。
【0020】ヨウ素化合物 本発明のヨウ素化合物は本発明の組成物の抗微生物活性の一部を担い、そして
Association of Analytical Chemists Official Methods of Analysis §960.09
の表題「Germicidal and Detergent Sanitizing Action of Disinfectants 」の
定義内の消毒抗微生物効能を供するように選定される。本発明の組成物のために
適当なヨウ素化合物は公知であり、そして例えばその内容を引用することで本明
細書に組入れる米国特許第4,271,149号;同第5,310,549号;
同第5,368,868号;及び同第5,503,838号に開示されている。
【0021】 好適な態様において、当該ヨウ素化合物はヨードフォアの形態で存在していて
よい。即ち、このヨウ素化合物は1又は複数の適当な界面活性剤との錯体として
、又はその他の適当な複合形成化合物、例えばポリビニルピロリドン(PVP)
との複合体として存在する。典型的には、ヨードフォアは本発明の組成物内に約
0.5ppm 〜6.0ppm 、好ましくは約1.0ppm 〜3.0ppm の遊離ヨウ素を
有効組成物内において供するように存在していてよい。ヨードフォアは公知であ
り、そして米国特許第5,618,841号;同第5,310,549号、等に
おいて開示されている。これらの特許各々の開示内容は全て引用することで本明
細書に組入れる。ヨードフォアを調製するための適当な界面活性剤を1又は複数
種の界面活性剤と共に以下に更に説明する。
【0022】 ある態様では、ヨウ素は本発明に適当なヨードフォアを形成するため、ヨウ素
プレミックスとして、例えばNaI/I2 として供与してよい。ヨウ素プレミッ
クスは脱イオン水、ヨウ素及びヨージド構成成分をリアクターに加えて適当に混
合することによって処方されうる。一般に、ヨージド構成成分は任意のアルカリ
土壌金属ヨウ素塩、例えばヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムであってよい。
この態様に従うと、有効組成物は好ましくは約0.1%〜約1.5%、典型的に
は約1.0%の滴定可能I2 を供する。有効組成物の総重量の約1.8%の濃度
のNaI/I2 プレミックスは約1%の滴定可能I2 を有効組成物において供す
る。いくつかのかかる組成物を実施例において更に説明する。
【0023】 本発明に係る外科洗浄剤は好ましくは約0.5%の滴定可能I2 を供し、そし
て術前皮膚製剤は約1%の滴定可能I2 を供する。
【0024】脂肪酸 本発明の組成物は更に抗微生物活性の一部を担うカルボキシル脂肪酸成分も含
む。至適抗微生物活性のため、当該組成物のpHは脂肪酸のpKa 又はそれより低い
のが好ましい。かくして、好適な組成物において、pH、対、pKa の関係は、実質
的にプロトン化したカルボキシル脂肪酸を通じて抗微生物活性を供している。本
発明の好適な組成物は約3.5〜約6.0、典型的には約4.0〜約5.0の範
囲のpH、そして一の好適な態様では約4.2のpHを有する。より広いpH範囲可能
ではあるが、一般にpH3.5未満では所望されない皮膚刺激が生じることがあり
、そしてpH6.0を超えると解離又はイオン化形態への変換が脂肪酸の抗微生物
効能を低めてしまいうる。
【0025】 本発明の組成物のために適当な脂肪酸にはC6 −C12脂肪酸が挙げられる。好
適な脂肪酸は約C7 −C9 の鎖長を有する。一の特に好適な脂肪酸はヘプタン酸
であり、それは7個の炭素原子を有し、カルボキシル基を含み、そして4.4の
pKa を有する。その好適な水溶解度に加えて、ヘプタン酸は組織を顕著に刺激す
ることがない。
【0026】 一般に、本発明の脂肪酸成分は有効組成物の総重量の約0.01%〜約5.0
%で存在しうる。例えば、ヘプタン酸が脂肪酸のとき、それは有効組成物の総重
量の約0.01〜約5%で存在しうる。約4.2のpHを有する有効組成物では、
ヘプタン酸は総有効溶液の約0.1〜約5%、好ましくは約0.5%〜約1.5
%で存在しうる。
【0027】 当該組成物の抗微生物成分は担体の中で混合されてよく、そして乳首の組織に
刺激をわずかにしか与えない又は全く与えない有効な殺菌効果のために適当なpH
及び溶解度を供するように緩衝剤、界面活性剤、及び/又はカップラーを含んで
よい。緩衝系は典型的な使用条件下でのpHドリフトの傾向を防ぐために存在する
。一般に、緩衝系は任意の弱酸及びその共役塩基を含みうる。当該組成物のpHを
調節するのに用いられる好適な塩基にはアルカリ土類金属の水酸化物、例えばN
aOH,KOH,LiOH、等が挙げられる。
【0028】 本発明に記載の組成物のpHの維持は、抗微生成分の微生物学的効能を阻害しう
る又は乳首に対する毒性もしくは刺激作用を及ぼす望ましくない化学変化を最少
限とするのに好ましい。組成物のpHを規定の範囲内に維持する所望の効果を有す
る任意の相溶性の有機又は無機材料又はその材料の混合物が本発明における緩衝
剤又は緩衝系として利用できうる。所望されないpHシフトを及ぼしうる要因には
、乳首に適用後の、皮膚滲出物、乳又は環境汚染による組成物の中に入った天然
化学物の存在;並びに成分を変えたときに組成物内で成立する化学平衡が時折に
伴うpHドリフト、又は濃度変動、例えば乳首上でティートディップが乾燥する際
に生じうる濃度変化が挙げられる。
【0029】 一般に、牛乳腺炎制御処置のpHは、組成物の中に組込まれる抗微生物剤の選択
に主として依存して約2.5の低さから最大約10.5までの間で変わりうる。
従って、緩衝剤又は系はそれに応じて選定される。最も一般的な商業的に入手で
きる弱無機及び有機酸が本発明において利用できうる。好適な無機酸にはリン酸
及びスルファミン酸が挙げられる。有用な弱有機酸には酢酸、ヒドロキシ酢酸、
クエン酸、酒石酸、乳酸、グリコール酸、アジピン酸、コハク酸、プロピオン酸
、リンゴ酸、アルカンスルホン酸、シクロアルカンスルホン酸、等が挙げられる
。有機酸と無機酸の混合物も使用できうる。一の典型的、且つ好適な緩衝系はク
エン酸及びそのアルカリ金属塩である。
【0030】 可溶化剤、いわゆるヒドロトロープ又はカップラーが物理的に単独の相保全性
及び貯蔵安定性を維持するために本発明の組成物に一般的に利用されうる。従っ
て、製剤業界の当業者に公知のあらゆる成分、例えば一価及び多価アルコールを
採用してよい。これらは好ましくは約1〜約6個の炭素原子及び1〜約6個のヒ
ドロキシ基を含む。その例には、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノ
ール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、2−メチル−2,
4−ペンタンジオール、マンニトール及びグルコースが挙げられる。更に有用な
のは高級グリコール、ポリグリコール、ポリオキシド、グリコールエーテル及び
プロピレングリコールエーテルである。追加の有用なヒドロトロープには遊離酸
、及びスルホン化アルキルアリール、例えばトルエン、キシレン、クメン及びフ
ェノールエーテルのアルカリ金属塩、又はジフェニルエーテルスルホネートが挙
げられる。一の好適なヒドロトロープは1−オクタンスルホネート及び1,2−
オクタンジスルホネートである。
【0031】追加の成分 本発明の組成物はまた、粘度を高めるため、乳首に対するディップの接着力を
促進するよう組成物を濃厚にするため、1又は複数種の流動性改質剤を含んでよ
い。接着は当該組成物が過渡的に居住する病原菌と長く接触し続けるようにし、
微生物学的効能を促進し、そして余計なしたたりによる無駄を小さくする。流動
性改質剤は膜形成剤であってよく、又は膜形成剤と協力して働いて追加の保護を
供するバリアーを形成しうる。しかしながら、好適な態様において、本発明のテ
ィートディップ組成物は、膜よりもむしろ軟質なバリアーを供する。
【0032】 有用な水溶性又は水分散性流動性改質剤は無機又は有機系に分類できうる。有
機系増粘剤は更に天然及び合成ポリマーへと分類でき、後者は更にまた合成天然
系及び合成石油系に亜分類できる。
【0033】 無機増粘剤は一般にコロイド状マグネシウムアルミニウムシリケート(VEE
GUM(登録商標))、コロイド状クレー(ベントナイト)又はシリカ(CAB
−O−SILS(登録商標))の如き化合物であり、それはヒュームド処理(f
umed)されているか沈殿化されており、大きな表面、対、サイズ比を有する
粒子を構築している。適当な天然ヒドロゲル増粘剤は主に植物由来滲出物である
。例えば、トラガカンス、カラヤ及びアカシアゴム;並びに抽出物、例えばカラ
ギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム及びペクチン;又は純培養発酵生
成物、例えばキサンタンガムである。化学的には、これらの材料は全て複合アニ
オン性多糖類の塩である。有用な合成天然系増粘剤はセルロース誘導体であり、
それにおいては線形無水グルコースポリマー上の遊離ヒドロキシル基がエーテル
化又はエステル化され、水に溶解し、粘性な溶液を与える物質のファミリーを供
している。このグループの材料にはアルキル及びヒドロキシルアルキルセルロー
ス、特にメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース及びカルボキシメチルセルロースが挙げられる。合成石油系水溶性ポリマー
は適当なモノマーの直接重合により調製され、その代表例はポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸及びポリメタクリル酸、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンオキシド及びポリエチレンイミンである。
【0034】 好適な流動性改質剤はキサンタンガム、例えばKelco Biopolym
erより製造され、入手可能なKELZAN(商標)−Tである。この流動性改
質剤はそれが非チキソトロープ特性を有さない偽弾性組成物である点で極めて有
利である。
【0035】 ヨードフォアを形成するための適当な界面活性剤又は界面活性剤混合物は相溶
性の水溶性又は水分散性非イオン、又はアニオン界面活性剤、又は各々もしくは
双方のタイプの混合物から選ばれうる。好適な態様において、この界面活性剤は
非イオン界面活性剤である。本発明において有用な非イオン界面活性剤は一般に
有機疎水性基及び有機親水性基の存在を特徴とし、そして一般に有機脂肪族、ア
ルカリ芳香族又はポリオキシアルキレン疎水性化合物と、親水性アルカリオキシ
ド成分、通常はエチレンオキシド又はその多水和生成物ポリエチレングリコール
との縮合により生成される。事実上、反応性水素原子をもつヒドロキシル、カル
ボキシル、アミノ又はアミド基を有する任意の疎水性化合物がエチレンオキシド
、又はその多水和付加物、又はアルコキシレン、例えばプロピレンオキシドとの
その混合物と縮合されて、非イオン界面活性剤を形成する。任意の特定の疎水性
化合物と縮合した親水性ポリオキシアルキレン成分の長さは、親水特性及び疎水
特性との間で所望の度合いのバランスを有する水分散性又は水溶性化合物を生成
するよう簡単に調整できうる。
【0036】 本発明における有用な非イオン界面活性剤には以下のものが挙げられる:プロ
ピレングリコール、エチレングリコール、グリセロールを基礎とし、トリメチロ
ールプロパンを開始反応性水素化合物とするブロックポリオキシプロピレン−ポ
リオキシエチレンポリマー化合物。開始剤の序列プロポキシル化及びエトキシル
化から作ったポリマー化合物の例がBASF Corp製の商品名PLURON
IC(登録商標)のもとで市販されている。PLURONIC(登録商標)化合
物は、エチレンオキシドを、プロピレングリコールの2個のヒドロキシル基への
プロピレンオキシドの付加により形成される疎水性塩基と縮合させることによっ
て形成された二価(二反応性水素)化合物である。この分子のこの疎水性部分の
重量は約1,000〜約4,000である。次にエチレンオキシドを加えて親水
性基の間にこの疎水基をはさみ、その長さは最終分子の約10重量%〜約80重
量%を構成するように調節する。
【0037】 同様に有用な界面活性剤には、約6〜約24個の炭素原子を有する飽和又は不
飽和の直鎖又は枝分れしたアルコール1モルとエチレンオキシド約3〜約50モ
ルとの縮合生成物が挙げられる。そのアルコール成分は上記の炭素数範囲のアル
コールの混合物から成るか、又はこの範囲内の特定の炭素原子数を有するアルコ
ールから成ってよい。このような商品化界面活性剤の例はShell Chem
ical Co.製の商品名NEODOL(登録商標)及びVista Che
mical Co.製のALFONIC(登録商標)として入手できる。
【0038】 約8〜約18個の炭素原子を有する飽和又は不飽和の、直鎖又は枝分れしたカ
ルボン酸1モルとエチレンオキシド約6〜約50モルとの縮合生成物。その酸成
分は上記の炭素原子数範囲内の酸の混合物から成るか、又は上記範囲内の特定の
炭素原子数を有する酸から成っていてよい。この化学品の商品化化合物の例はH
enkel Corporation製の商品名NOPALCOL(登録商標)
及びLipo Chemicals,Inc.製のLIPOPEG(登録商標)
として市販されている。エトキシル化カルボン酸、一般名ポリエチレングリコー
ルエステルに加えて、グリセリド、グリセリン及び多価(糖又はソルビタン/ソ
ルビトール)アルコールとの反応により形成されたその他のアルカン酸エステル
が本発明において有用である。このようなエステル成分は全て、これらの物質の
親水性を管理するために更なるアシル化又はエチレンオキシド(アルコキシド)
付加を受けることができる1又は複数個の反応性水素部位をその分子上に有する
【0039】 更に有用な非イオン界面活性剤にはアルキルフェノール(そのアルキル構成要
素は約8〜約18個の炭素原子を有する)1モルとエチレンオキシド約3〜約5
0モルとの縮合生成物が挙げられる。このアルキル基は、例えばジイソブチレン
、ジアミル、重合プロピレン、イソオクチル、ノニル及びジノニルであってよい
。この化学品の商品化化合物の例はRhone−Poulenc製の商品名IG
EPAL(登録商標)及びUnion Carbide製のTRITON(登録
商標)で市販されている。本組成物において用いられる界面活性剤は、搾乳の前
に乳首からの当該組成物の除去のため、溶解性を高めるように選定される。水溶
性を高めるために現状好適な非イオン界面活性剤はノニルフェノールエトキシレ
ート12モル(NPE12)であり、例えばRhone−Poulencより入
手できるIGEPAL(登録商標)CO−720である。
【0040】 一般に、本発明の組成物は好ましくは総界面活性剤:滴定可能I2 の比を約4
:1〜13:1、典型的には約6:1〜12:1、そしてある好適な態様では約
9:1〜11:1で供する。
【0041】 本発明のティートディップ組成物は更に柔軟剤及び/又は保湿剤を、潤滑にす
るため、コンディショニングするため、そして一般には抗微生物成分、搾乳機械
の機械的作用、又は環境条件、例えば風冷、脱水、研磨及び日焼に由来しうる乳
首表面のかぶれを抑え、またその治癒を促進するため、含みうる。任意の水溶性
又は水分散性スキンコンディショニング剤が本発明において利用されうる。化合
物、例えば多価アルコール、例えばグリセリン、ソルビトール、マンニトール及
びプロピレングリコール及びそのホモポリマー;適当なモノヒドリルアルコール
の脂肪酸エステル、例えばイソプロピルパルミテート又はイソプロピルミリステ
ート及び類似のエステル;脂肪酸のポリエステル;並びにエトキシル化ラノリン
、植物油、及び天然誘導体、例えばアロエが本発明において有用である。本発明
において利用するのに好適な柔軟剤にはグリセリン及びプロピレングリコールが
挙げられる。
【0042】 本発明の組成物は更には任意的に医薬品、例えばサンスクリーン、例えばパラ
アミノ安息香酸並びに治癒作用及び新たな組織の形成の刺激のための治癒剤、例
えばアラントニン又は尿素;細菌増殖を抑え、且つ棚寿命を伸ばすための保存剤
、例えばメチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸及び安息香酸、又はそ
れらの塩;酸化又は加水分解を抑えるための抗酸化剤、例えばBHT(ブチル化
ヒドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、TBHQ(
tert−ブチルヒドロキノン)、又はプロピルガレート;封鎖剤、例えばアミ
ノポリアセテート、ポリホスホネート、アミノポリホスホネート、ポリカルボキ
シレート、及び縮合ホスフェート;多電解特性を有する分散剤又は懸濁剤、例え
ばポリアクリレート、及びホモポリマー又はコポリマー構造の同様のポリカルボ
キシレート;並びに製造加工剤、例えば混合、配合を促進するために採用される
脱発泡添加剤等を含んでよい。
【0043】実施例 実施例1 ティートディップ組成物の処方 本例は、本発明に係るティートディップ組成物の有効組成物を調製するための
一の手順を提供する。この手順は処方する組成物の総重量に関係なく使用できる
。かくして、ある成分の特定の重量%は製剤間で変わりうるが、これらの成分を
混合するために利用する手順は同じである。その他の手順を利用することも可能
であり、それは当業者の知識の範囲内である。
【0044】 脱イオン水を可変スピードピッチブレードタービンを有するステンレススチー
ルタンクに加える。このタンクをゆり動かし、そして塩基、例えば液体KOH(
45%)を加え、そして約5分混合する。キサンタンガム(例えばKELZAN
(商標)−T;Kelco Biopolymersより入手可能)をエダクタ
ーろう斗を介して水と一緒に添加し、そして約1時間又はガムが完全に溶解する
まで混合する。好ましくは、このガムは次の成分を添加するまで完全に可溶化さ
せておく。
【0045】 グリセリン(例えば96%のUSP)、プロピレングリコール(techni
cal)、脂肪酸(例えばヘプタン酸)を加え、そして約5分混合してそれらを
混合物に組込む。緩衝剤、例えば50%の白色粉末クエン酸をこの混合物にゆっ
くりと加え、そして約10分混合する。次に界面活性剤を好ましくは一度に加え
、各界面活性剤を加え約15分混合し、界面活性剤を混合物全体に分散させる。
次にヨウ素化合物(例えばNaI/I2 プレミックス)を加え、そしてこの組成
物を30分、又は混合物の外観が均質となるまで混合する。
【0046】 ティートディップ組成物のための好適なpHは約3.5〜約6である。pHが好適
な範囲よりも低いなら、塩基、例えば水酸化カリウムを適当なpHとなるまで暫時
加えてよい。pHが好適な範囲より高いなら、酸、例えばリン酸を適当なpHとなる
まで暫時加えてよい。
【0047】 表1は本発明に係るティートディップ組成物の典型的な製剤を供する。
【表1】
【0048】実施例2 シュミレートティートディップ評価 「シュミレートティートディップ評価」は、表面への塗布の際又は後に消費さ
れたティートディップの量、残留量及び無駄となった量を決定するための二部実
験室試験である。この評価は以下の通りにして実施する。予め秤量したガラス試
験管(20mm×150mm)を試験管の底から深さ5cmのところまで鉛直状にて、
ティートディップ組成物を含む予め秤量しておいたビーカーの中に浸す。この試
験管をそのディップから取り出し、そして自由懸垂ラックに載せ、そして清浄な
予め秤量しておいたビーカー(又はその他の適当な受容容器)へとしずく落ちす
るようにする。しずく落ちが終了したら、この試験管をラック上で吊るし、そし
て約6時間乾燥させ、そして再秤量した。
【0049】 乾燥したティートディップを有する試験管を250mlのビーカーに垂直に配置
し、ディップが200mlの周囲水の中に完全に浸るようにし、そして磁性棒でゆ
っくりと撹拌した。試験管の壁の上のディップを溶解させるのにかかる時間及び
試験管の底にある製品の玉を溶解させるのにかかる時間を記録した。試験管の壁
上の乾燥ディップ及び乾燥玉を溶解させるのにかかる時間を同様に記録した(秒
)。この試験の「玉」は、乳首からのティートディップのしたたりが終了した後
の乳首の先端において形成される玉をシュミレートする。この玉は乳口及び遠位
乳管の封止剤として働く。
【0050】 従って、記録されるデーターは試験管上に最初に載っている総製品(g)(テ
ィートディップ製品を含む予め秤量したビーカーの重量を差し引いた値)、しず
く落ちによりビーカーへと失われた製品(無駄)、及び試験管上に残っている製
品(試験管上の総製品と無駄との差)である。実施例1由来の製剤B及び製品B
LOCKADE(商標)(West−Agro,Inc)のシュミレートティー
トディップ評価の結果を表2に示す。遊離ヨウ素濃度はヘプタン分配を利用して
算出した。
【0051】
【表2】 実施例3 10%の乳の負荷を伴う及び伴わない、スタフィロコッカス・アウレ
ウスに対するティートディップ製剤A及びBの消毒効果重量 実施例1由来の製剤A及びBを10%の有機汚れ(2%の乳脂含量の10%の
無菌乳)を伴って及び伴わないで、殺菌効能について試験した。この研究に利用
した方法はAssociation of Analytical Chemists Official Methods of Analysi
s(分析化学協会公認分析方法)§960.09、表題「Germicidal and Deterge
nt Sanitizing Action of Disinfectants 」(消毒薬の殺菌及び洗浄消毒作用)
に記載されている。
【0052】 本例に関し、7.4×107cfu/mlのスタフィロコッカス・アウレウス(AT
CC寄託No.6538)を含む培養物1mlを下記の表3に示すティートディッ
プ製剤99mlに播種した。S.アウレウス播種物を、無菌乳を伴って、又は伴わ
ないで、ティートディップ製剤A又はBと混合した。
【0053】
【表3】
【0054】 播種は周囲温度において、30秒の曝露時間で実施した。1%のチオ硫酸ナト
リウムをティートディップの抗微生物成分(即ち、脂肪酸及びヨウ素)を不活化
するために加えた。次に播種物をトリプトングリコースエキスアガー上で37℃
で48時間培養した。乳負荷なしの播種の結果を表4に示し、そして乳負荷した
ときの結果を表5に示す。
【0055】
【表4】
【表5】
【0056】実施例4 10%の乳の負荷を伴う及び伴わないでの、S.アウレウスに対する
カルボン酸を欠くティートディップ製剤の消毒効果 ティートディップ製剤Nを実施例1の製剤A及びBと同様に調製したが、カル
ボン酸(ヘプタン酸)に用いなかった。省いたカルボン酸の代わりに脱イオン水
を使用し、以下の表6に示す製剤を供した。
【0057】
【表6】
【0058】 約6.0×107cfu/mlのS.アウレウスを有する1.0mlのスタフィロコッ
カス・アウレウスを製剤Nと、表7に示すように無菌乳を伴って及び伴わないで
、混合した。
【0059】
【表7】 乳負荷なしでの殺菌効果の結果を表8に示し、乳負荷したときの結果を表9に
示す。
【0060】
【表8】
【表9】
【0061】 この実施例から明らかな通り、カルボン酸の欠如はティートディップ製剤の殺
菌効果を弱める。
【0062】実施例5 NaI/I2 プレミックスの調製 本明細書に開示する調製方法は全部で100重量%のNaI/I2 プレミック
スといった重量%についてである。5.93重量%の脱イオン水をリアクターに
入れ、次いで13.86重量%の50%の液体NaOHを撹拌しながら加えた。
NaOHの添加は7.2−10℃の温度上昇を及ぼした。この反応混合物を29
〜32℃に冷やした。79.58重量%の粗ヨウ素をリアクターに撹拌しながら
加えた。
【0063】 この混合物を次に温調水で43〜66℃に加熱した。撹拌を強め、そして45
6重量%のギ酸(90% Tech)を加えた。ギ酸は約43〜52℃の温度が
維持される速度で加えた。ギ酸の添加の際、冷却を要した。ギ酸の添加後、撹拌
を約1時間、43〜52℃で続けた。次にリアクターの内容物を38℃未満に冷
却した。追加のギ酸を添加し、pHを約4〜6.5に調整することができる。
【0064】実施例6 ティートディップ濃縮物の製剤 2種類のティートディップ濃縮組成物である製剤O及びPを実施例1記載の方
法に従って調製することができる。それらは表10に示す組成を有する。
【0065】
【表10】
【0066】 これらの製剤を75%のリン酸で調整し、約4.0〜4.5のpH範囲の有効組
成物を供することができる。製剤Oから有効組成物を調製するには、1部の製剤
Oを2部の飲料水と均質になるまで混合してよい。製剤Pから有効組成物を調製
するには、1部の製剤Pを3部の飲料水と均質になるまで混合してよい。
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月22日(2002.4.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ボード,ベンジャミン アール. アメリカ合衆国,アイオワ 50511,アル ゴナ,トゥーハンドレッズフォーティース ストリート 1408 Fターム(参考) 4C076 AA11 BB36 CC31 DD01 DD38 DD41 DD43 EE30 4C086 AA01 AA02 HA09 HA24 MA03 MA05 MA08 MA09 MA16 MA63 ZB32 ZC62

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨウ素化合物; C6 −C12脂肪酸;及び 担体; を含んで成る抗微生物組成物。
  2. 【請求項2】 前記ヨウ素化合物がNaI/I2 である、請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記ヨウ素化合物がヨードフォアである、請求項1記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 前記脂肪酸がC7 −C9 である、請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記脂肪酸がヘプタン酸である、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記担体が水性担体である、請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物が少なくとも一種の界面活性剤を含み、前記ヨウ
    素化合物がNaI/I2 であり、そして有効組成物が約4:1〜13:1の総界
    面活性剤、対、滴定可能I2 の比を供する、請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記総界面活性剤、対、滴定可能I2 の比が約11:1であ
    る、請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記組成物がティートディップ組成物である、請求項1記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】 流動性改質剤、界面活性剤及び柔軟剤を更に含んで成る、
    請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記流動性改質剤がキサンタンガムである、請求項10記
    載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記界面活性剤が前記有効組成物の総重量の5%超の量で
    存在している、請求項10記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記組成物が、約4:1〜13:1の総界面活性剤:滴定
    可能I2 の比を有する有効組成物である、請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記総界面活性剤:滴定可能I2 の比が約10:1である
    、請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 グリセリンを更に含んで成る、請求項10記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記組成物が濃縮物であって、有効組成物へと希釈された
    ときに約4:1〜13:1の総界面活性剤:滴定可能I2 の比を供するものであ
    る、請求項7記載の組成物。
  17. 【請求項17】 乳産生動物の乳腺炎を制御するための方法であって、 ヨウ素化合物、C6 −C12脂肪酸及び担体を含んで成る抗微生物組成物を動物
    の乳首に適用すること; を含んで成る方法。
  18. 【請求項18】 前記ヨウ素化合物がヨードフォアである、請求項17記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記脂肪酸がC7 −C9 脂肪酸である、請求項17記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 前記脂肪酸がヘプタン酸である、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記組成物のpHが約pH3.5〜6.0である、請求項20
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ヘプタン酸が有効組成物の約0.5〜1.5重量%の
    量で存在する、請求項20記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記組成物が軟質なバリヤーを形成するティートディップ
    組成物である、請求項17記載の組成物。
  24. 【請求項24】 抗微生物組成物であって、 滴定可能ヨウ素を有するヨウ素化合物; 脂肪酸;及び 担体 を含んで成り、ここで当該抗微生物組成物の有効組成物は約1:25〜3.3
    :1の脂肪酸:滴定可能ヨウ素の比を供する、抗微生物組成物。
  25. 【請求項25】 少なくとも一種の界面活性剤を更に含んで成り、ここで前
    記抗微生物組成物の有効組成物は約4:1〜13:1の総界面活性剤:滴定可能
    2 の比を供する、請求項24記載の抗微生物組成物。
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