JP2003511203A - 人体排泄物用のドレン可能な収集袋 - Google Patents
人体排泄物用のドレン可能な収集袋Info
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Abstract
Description
結するための入口開口部の他に再閉鎖可能な排出開口部がドレンの目的のために
形成された種類の収集袋に関する。
れ少なかれ流体稠度の糞便を制御下で放出できない回腸造瘻術の患者及び人工肛
門形成術の患者の場合、並びに尿管造瘻術の患者の場合、収集袋を比較的頻繁に
空にしなければならず、かくして閉鎖体装置は、開放して空にした後の再閉鎖が
容易であると同時に作用時即ち空にしたときと空にするときとの間で信頼性のあ
る密なシールを提供しなければならない。
されてきた。これらの設計は一般的に周知である。
31号、米国特許第5,125,133号、米国特許第4,988,343号、
WO96/19164、英国特許第2 000 683号、及び英国特許第2
268 065号に開示されている。
ある。この閉鎖体装置により、袋の開閉が、第1及び第2の閉鎖体手段を連続的
に操作することによって二つの別個の工程で行われる。これらの別個の工程は、
第1閉鎖体手段だけを操作した中間位置をとる袋によって分けられる。第1閉鎖
体手段は、第1及び第2の折畳み線間の、及び第1折畳み線と制限線との間の夫
々に設けられた接触表面からなる第1の対を含み、これらの接触表面は、排出部
分を第1折畳み線に沿って折畳み、中間位置で並びに袋の使用位置で接触状態に
維持することによって接触状態にされる。第2閉鎖体手段は、袋が使用位置にあ
る場合にのみ接触状態に維持される接触表面の第2の対を含む。
で排出部分をトイレ等の上の正しい位置に差し向ける。これに対し、これに続い
て行われる第2工程では、第1閉鎖体手段を開放し、袋の内容物を制御下で排出
する。排出後、第1閉鎖体手段の閉鎖に続いて第2閉鎖体手段を閉鎖する二つの
別個の工程で排出部分を再度閉鎖する。これによって、袋を空にした後の排出部
分の濯ぎを中間位置で行い、新たに排出された身体の排泄物による排出開口部の
汚れを取り除くことができるという利点が得られる。
の作動/作動停止の論理的且つ明らかな順序を余り必要とせず、そして第1閉鎖
体手段が袋を閉鎖位置及び中間位置で閉鎖状態に保持できるために漏れに対する
安全性が改良され、閉鎖位置にある第2閉鎖体手段によって追加の漏れ保護が提
供されるということに関して重要な利点を提供する。しかしながら、排出部分を
使用位置から中間位置を介して開放位置にする又はその逆を行うのに必要な折畳
み操作は、排出部分の接合された側縁部の外輪郭間の幅を特定の最小幅にし、よ
くある場合で造瘻袋の患者がひどく不器用な場合でも手作業による操作を容易に
行うことができるようにする必要がある。代表的には、排出部分の幅は、平らな
状態で、60mm乃至80mmである。
開放に向かって設けられた排出通路の断面寸法は、排出部分の側縁部を接合する
溶融接合継目、接着剤継目、又は任意の他の適当な種類の継目等の継目によって
画成され、排出通路の大きさは、概して、折畳み及び折拡げを容易にする目的で
必要な排出部分の最大幅で決まる。
の内容物が比較的薄い回腸造瘻術の患者を含む大部分の使用者にとって優れてい
るけれども、尿管造瘻術の患者や新たに手術を受けた回腸造瘻術の患者の場合の
ように袋の内容物が多かれ少なかれ全体に液体である場合には、排出通路の幅の
ため、排出制御があまりうまく行かなくなるということがわかった。
常に薄い排泄物流体の排出の制御を大幅に改良すると同時に、排出部分を折畳み
によって手作業で操作することが容易である状態を維持するのに十分な外幅を排
出部分に提供することである。
、縁部が接合された二枚のフィルムブランクによって形成された袋部材と、前記
フィルムブランクの一方に設けられた入口開口部と、前記袋を身体のオリフィス
に連結するため、前記入口開口部を取り囲む連結エレメントと、前記入口開口部
から所定距離のところで前記袋部材に連結されている基端と、先端が排出開口部
を画成する先端とを有する細長い排出部分とを備え、細長い排出部分は、実質的
に平行な側縁部と、これらの側縁部間に配置された最小幅とを有し、前記排出部
分はその長さ方向で、前記先端と前記基端との間に設けられた前記排出部分を横
切る折畳み線に沿って手作業で折畳み、前記排出部分を開放した拡げられた状態
から閉鎖した折畳まれた状態に又はその逆を行うことができる収集袋であって、
狭幅の排出通路が前記側縁部間で前記排出部分に形成されており、前記通路は、
前記排出部分の前記最小幅の60%以下の幅を有する、という改良がなされてい
る。
するときの液体又は非常に薄い排泄物流体の排出の制御が大幅に改良され、これ
と同時に、排出部分を折畳みによって手作業で操作することが容易である状態を
維持するのに十分な外幅を排出部分に提供する。
て形成されているのがよく、これらの端区分は、前記側縁部に沿って接合されて
おり、前記排出通路は、前記端区分を前記側縁部と実質的に平行に接合する継目
によって画成されているのがよく、前記接合継目間の距離は10mm以上である
が、前記排出部分の前記接合された側縁部の外輪郭間の距離の60%以下である
。
レメントと、 前記入口開口部から所定距離のところで前記袋部材に連結されている基端と、
排出開口部を画成する先端とを有する細長い排出部分とを備え、細長い排出部分
は実質的に平行な側縁部と、これらの側縁部間に配置された最小幅とを有し、前
記排出部分はその長さ方向で、前記先端と前記基端との間に設けられた前記排出
部分を横切る折畳み線に沿って手作業で折畳まれ、前記排出部分を開放した拡げ
られた状態から閉鎖した折畳まれた状態に又はその逆を行うことができる種類の
収集袋であって、 狭幅の排出通路が前記側縁部間で前記排出部分に形成されており、前記通路は
、前記排出部分の前記最小幅の60%以下の幅を有し、前記排出通路は、前記排
出部分が前記開放した拡げられた状態にあるとき、実質的にチューブ状である、
という改良がなされた収集袋が提供される。
計されている。先ず最初に、添付図面のうちの図1乃至図5に示す第1の実施の
形態を参照すると、収集袋は、二枚のフィルムブランク2、3によって形成され
た袋部材1を含む、これらのフィルムブランクは、溶融接合又は任意の他の便利
な方法で形成された継目4によって縁部に沿って接合されている。フィルムブラ
ンクは、任意の適当な可撓性プラスチックシート又はホイル材料から形成されて
いるのがよい。
フィルムブランク3には入口開口部5が設けられており、この開口部は、袋を、
身体のオリフィス、即ちこの場合には使用者の腹壁に設けたいわゆる小口の形態
の腸管のオリフィスに連結するため、それ自体周知の方法で連結エレメント6に
よって取り囲まれている。
ども、別の態様では、使用者の皮膚に直接接着される環状接着剤ディスクをなす
単一の連結エレメントでできていてもよい。
材料でできた快適層7が後側フィルムブランク3に設けられている。
うに設計されている。この排出部分は、基端即ちネック端部のところで開始し、
先端又は末端まで延びている。排出部分8は、フィルムブランク2、3の二つの
端区分によって形成されており、同様に、側縁部の外輪郭35及び36に沿って
延びる実質的に平行な溶融接合継目33及び34によってその側縁部に沿って接
合されている。図示の実施例では、外輪郭35と36との間の距離bによって定
義される平らな状態での排出部分8の幅は、60mm乃至80mmであるのがよ
く、例えば65mmである。
ットによって排出開口部9が形成されており、この開口部を通して袋からその内
容物を空にできる。
平行であり且つこれらの輪郭の内側にある二つの別々の溶融接合継目38及び3
9によって排出部分8に画成されている。排出通路37の寸法は、排出部分8が
平らな折畳み自在の状態にある場合に排出通路37の幅を画成する溶融接合継目
38及び39の距離aが、排出部分8の側縁部の外輪郭35及び36間の距離b
の60%以下であるように、排出部分8の全幅に関して定められている。狭幅の
排出通路の壁がフィルムブランク2及び3の端区分によって形成された図1乃至
5に示す実施例では、排出部分を、以下に更に詳細に説明するように、その閉鎖
された折畳まれた状態からその開放した拡げられた状態にする。このとき、距離
aを10mm以上の寸法にすることによって、袋の内容物が狭幅の排出通路を通
って自由に排出されるようにする。60mm乃至80mmの距離bによって適宜
される排出部分8の全幅について、溶融接合継目38と39との間の距離aは、
代表的には、15mm乃至36mmであるのがよく、例えば25mmである。
置にするため、収集袋は、WO99/25278に記載の閉鎖体装置を備えてい
る。同特許に触れたことにより、その特許に開示されている内容は本明細書中に
組入れたものとする。
1を持つ第1閉鎖体手段を排出部分8の基端に備えている。一方の接触表面は、
第1及び第2の折畳み線12と13との間を延びており、他方の接触表面は、第
1折畳み線12と制限線14との間を延びている。一方の接触表面10の全体に
はキャリヤプレート15が設けられており、これは前フィルムブランク2に取り
付けられている。キャリヤプレート15は、排出開口部9に向かう方向で第1折
畳み線12を越えて更に延びている。ここで、他方の接触表面11上で、キャリ
ヤプレートは、一層の接着剤16によって覆われている。接着剤は、繰り返し接
着でき、好ましくは洗浄可能である。キャリヤプレート15自体はフォーム材料
から形成されているが、プラスチックや繊維材料等の任意の他の適当な材料から
形成することもでき、閉鎖体を密にシールすることに寄与する。
によって第1対の接触表面10、11を接触させ、接着剤層16によってこの位
置に保持する。この折畳み作業を容易にするため、キャリヤプレート15には、
実質的に第1折畳み線12に沿って延びるノッチ32が設けられているか或いは
、接触表面を別のキャリヤプレートにこれらの表面間に間隔を置いて設けるのが
よい。
解放を容易にするため、カバー層17によって部分的に覆われている。最適の閉
鎖機能を得るため、接着剤層16及び/又はカバー層17の大きさ及び位置は、
接着剤の強さを変化させることができるのと同様に、変化させることができる。
接着剤層16は、同様に、第1及び第2の折畳み線12、13間の接触表面10
に、又はこれらの表面の両方に設けられているのがよい。しかしながら、接着剤
層を接触表面10上にだけ設けることによって、排出部分のクリーニングが容易
になる。これは、排出部分8を、接着剤層と接触させることなく、先端から第1
折畳み線12まで全体に亘って搾って濯ぐことができるためである。
段によって閉鎖する。
面18は、下部分が第3折畳み線21まで前フィルムブランク2に取り付けられ
たフラップエレメントに設けられている。フラップエレメントの上部分はフラッ
プ25として形成されている。フラップ25の機能は、以下に説明する。接触表
面18は、排出部分8に面するフラップエレメントの端縁部から上方に、第1折
畳み線12から第1折畳み線12と排出部分8の先端との間の距離と実質的に対
応する所定距離のところに配置された第3折畳み線21まで延びている。排出部
分の先端には、第2対の他方の接触表面19が、図2に最も明瞭に示すように、
部分的には前フィルムブランク2に、部分的には後フィルムブランク3の延長部
分3aに設けられている。
レメントの接触表面18に設けられた接着剤層22によってこの位置に保持され
る。接触表面18に設けられたカバー層23は、後に行われる接着剤接触の解放
を容易にするため、実質的にU字形状の接着剤表面を提供する。第1接触表面対
に設けられた接着剤層16と全く同様に、接着剤層22は繰り返し接着でき、更
に、洗浄可能である。
の位置において第2折畳み線13と重なる制限線14に沿って折畳む。次いで、
フラップ25を第3折畳み線21に沿って折畳み、フラップ25の接触表面26
を別の接触表面27と接触させる。接触表面27は、前フィルムブランク2に設
けられた第1及び第2の折畳み線12、13間に配置された第1対の接触表面1
0の反対側に、後フィルムブランク3に位置決めされた第3対の他方の部分を構
成する。この目的のため、フラップ25の接触表面26は、繰り返し接着でき且
つ洗浄可能な接着剤層28によって覆われている。フラップ25の最外部分を覆
うカバー層29により、収集袋を容易に開放できる。これは、接触表面26、2
7間の接触を解放するために袋25を簡単に持ち上げることができるためである
。図2及び図7に示すように、接着剤層22及び28は、フラップエレメントに
亘って延び、フォーム、プラスチック、又は繊維材料でできているキャリヤプレ
ート30上に一体に成形されているのがよい。フラップ25の持ち上げを更に容
易にするため、第1の実施の形態では、カバー層31が接触表面26の下方のフ
ラップの領域を覆う。接着剤層及びカバー層の大きさ及び位置、及び使用された
接着剤の強さに関する同じ配慮を接触表面の第2及び第3の対にも適用する。
部材1上に折畳まれるため、袋部材の外輪郭に影響せず、かくして収集袋の設計
が非常にコンパクトになる。更に、袋の使用中、内容物により圧力が第1閉鎖体
手段に及ぼされたとき、接触表面10、11からなる第1対間の接触が、フラッ
プ25の接触表面26と排出部分8自体の他方の接触表面27との間の接触によ
り更に堅固となる。
一連の操作で開放する。
プ25を持ち上げて第3折畳み線21に沿って拡げることによって開放する。次
いで、排出部分8の先端に設けられた前記一つの第2の対の接触表面19を引っ
張ってフラップエレメントに設けられた他方の接触表面18と接触した状態から
離すことによって、第2閉鎖体手段を解除する。その後、排出部分8を拡げ、中
間位置にする。この状態でも、袋の内容物は、まだ作用している第1閉鎖手段に
よって流出しないようにされている。排出部分8の先端部分が適当な位置、例え
ばトイレの上方に差し向けられているときにだけ、排出部分の先端を引っ張って
袋を図1及び図6の夫々に示す開放位置にすることによって第1閉鎖手段を解除
し、内容物を袋の外に流出させる。
な動きによって、残った内容物を袋から搾り出すのがよい。袋が空になったとき
、排出部分8を完全に濯ぐのがよい。
いるのがよい。
の実施の形態は、同様に、一般的に周知の一般的な種類の造瘻袋として設計され
ており、溶融接合又は任意の他の便利な方法によって形成された継目104によ
って縁部に沿って接合された二枚のフィルムブランク102、103によって形
成された袋部材101を有する。これらのフィルムブランクは、任意の適当な可
撓性プラスチックシート又はホイル材料から形成されているのがよい。
ルムブランク103には、入口開口部105が設けられており、この開口部は、
袋を、身体のオリフィス、即ちこの場合には使用者の腹壁に設けたいわゆる小口
の形態の腸管のオリフィスに連結するため、それ自体周知の方法で連結エレメン
ト106によって取り囲まれている。
してあるが、別の態様では、使用者の皮膚に直接接着するための環状接着剤ディ
スクを含む単一の連結エレメントを使用する場合もある。
きた快適感触層107が後フィルムブランク103に設けられている。別の態様
では、二つのフィルムブランクの両方にこのような快適感触層が設けられている
のがよい。快適感触層は、従来の不織布材料でできているのがよい。
を持つように設計されている。この排出部分は、基端即ちネック端108aのと
ころで開始し、先端即ち末端108bまで延びている。排出部分108は、フィ
ルムブランク102、103の二つの端区分によって形成されており、同様に、
排出部分108の平行な向き合った側縁部の外輪郭135、136に沿って延び
る溶融接合継目133及び134によって接合されている。更に、この実施例で
は、外輪郭135と136との間の距離b’によって画成された平らな状態での
排出部分108の幅は、60mm乃至80mmであるのがよく、例えば65mm
である。
ムブランク102、103の間に形成されており、この開口部を通して袋の内容
物を空にできる。
れているが、図1乃至図5に示す実施の形態とは異なり、狭幅の排出通路137
は、排出部分108が平らな折畳み可能な状態にある場合の排出通路137の幅
を画成する溶融接合継目133及び134の距離a’が10mm以上であるけれ
ども排出部分108の側縁部の外輪郭135及び136間の距離b’の60%以
下であるように溶融接合継目133及び134の幅を大きくすることによって提
供される。図示の例では、排出部分108が平らな状態にある場合の溶融接合継
目133及び134の距離a’によって画成される排出通路137の幅は、15
mm乃至36mm、例えば25mmであるのがよい。
するため、収集袋は、係止装置を備えている。係止装置は、図示の実施例では、
排出部分108の側縁輪郭135及び136からその基端108aのところで突
出した折畳み自在の係止ストリップ112及び113でできている。フィルムブ
ランク102、103の一方と一体成形されている突出した折畳み自在の係止ス
トリップ112及び113には、係止手段110、111の第1の組が設けられ
ている。係止手段の第1の組は、雄−雌スナップファスニング部材、ベルクロ閉
鎖部材、様々な種類の接着剤部材等でできているのがよく、これらの係止手段と
対をなす、後フィルムブランク103に設けられた係止手段114及び115の
第2の組と解放自在に係合できる。係合装置は、他の方法で、例えば本出願人の
現在継続中のデンマーク特許出願第PA1998 00805号に記載されてい
るように、又は従来の係止クリップとして設計することもできるということに着
目されたい。
03の延長部103aに設けられており、前フィルムブランク102の端部分に
は同様の弾性シール部材がシールプレート139と同様の形態で設けられている
。シールプレート138、139は、適当な弾性材料、例えばフォームから形成
されており、フィルムブランク102及び103よりも剛性が大きく、フィルム
ブランク103の延長部103aとフィルムブランク102の先端縁部102a
との間に形成された排出開口部109のいずれかの側部で排出部分108の幅に
亘って延びている。
を有し、これらの二つのシールプレートは、シールプレートの弾性又は圧縮性、
及びシールプレートが配置されたフィルムブランクの張力強度及び延伸性で決ま
る隙間140を伴って、第1長さ方向側縁部が実質的に平行な関係で互いに向き
合っうように配置されている。
ず最初にシールプレート139をシールプレート138にこれらの間の隙間14
0を折畳み線として使用して折畳む。この最初の折畳みによりシールプレート1
38及び139を少なくとも隙間即ち折畳み線140と隣接した部分で圧縮する
。これは、折畳み領域でフィルムブランク102及び103の張力によって補助
される。これによって排出開口部109を効果的にシールできる。
上、係止手段114及び115が、突出した係止ストリップ112及び113と
整合するまで折畳み、その後これらの係止ストリップを折畳み、係止手段110
及び111を係止手段114、115と係合させる。
使用することによって、排出部分108の排出開口部109での最初の折畳みに
よりぴったりとした状態を提供する。フォーム材料の圧縮性をブランク102及
び103のフィルム材料からの搾り効果と組み合わせることにより、排出部分に
ある粒子が排出開口部に向かって移動しないようにする。このような粒子は、流
路を形成し、これにより袋からの漏れを生じてしまう場合がある。
これらのうちの一方、即ちシールプレート138が後フィルムブランク103の
延長部103aに、弾性部材が互いに実質的に伸長させた状態で位置決めされる
ように設けられている。この構成により、収集袋の最適の機能が提供されるが、
一方のフィルムブランクに設けられた一方の弾性シール部材だけを使用して他方
のフィルムブランクの非弾性接触表面と係合する他の構成もまた考えられる。
、111及び114、115を互いに係合した状態から外すことによって袋を開
放するのがよく、それに続いて排出部分108を拡げてその先端部分を適当な位
置、例えばトイレに差し向けるのがよい。この操作中、排出開口部109は、シ
ールプレート138、139を互いに押すことによってシールされた状態に維持
されているのがよい。袋は、次いで、図1に示すその開放位置をとり、シールプ
レートに作用する圧力を解放することにより袋の内容物を流出させることができ
る。
ような動きによって、袋に残った内容物を搾り出すのがよい。袋を空にしたとき
、排出部分8を完全に濯ぐのがよい。
よい。
が示してある。これらの袋部材は、上述の図面の実施例について説明したのと同
じ全体構造を備えているのがよく、溶融接合又は任意の他の従来の方法で形成さ
れた継目204及び304の夫々によって縁部に沿って接合された二枚のフィル
ムブランクによって形成される。
ず)が上文中に説明したのと同じ方法で設けられており、この入口開口部から所
定距離のところで袋部材201又は301が狭幅の細長い排出部分208及び3
08の夫々に続き、これは基端即ちネック端部208a及び308aの夫々のと
ころで袋部材201又は301に連結され、狭幅の排出通路237及び337の
夫々の開口部209及び309の夫々が形成された先端即ち末端208b及び3
08bの夫々まで延びる。
通路237、337は、排出部分208が開放状態で実質的にチューブ状である
ように形成されている。排出部分208、308が開放した拡げられた状態にあ
る場合、狭幅にドレン通路237、337を実質的にチューブ状の形態にするこ
とによって、図1乃至図10の実施例について必要であると考えられる狭幅の排
出通路を10mm以上とする必要はない。また標準的なホースコネクタを排出通
路237、337内に容易に装着できるようにすることができ、袋からの排出作
用を更に容易に行なうことができる。
た一体の端区分によって、上述の実施例について説明したのと同じ方法で形成さ
れている。狭幅の排出通路237は、排出部分208の側縁部の外輪郭235、
236と平行な溶融接合継目233及び234によって画成されている。排出部
分208が開放状態にある場合の排出通路237の実質的にチューブ状の形態は
、少なくとも継目233及び234の溶融接合中に排出部分208のところで端
区分のフィルムブランク間に適当なコア部材を配置することによって得られる。
狭幅の排出通路237の壁が、袋壁を形成するフィルムブランクの端区分によっ
て形成された図11の実施例では、ポリスチレン、ポリエチレン/ブチレン、ポ
リスチレンコポリマーのうちの一つ又はそれ以上から選択できる弾性熱可塑性ポ
リマー製の可撓性ホース部材の短いピース241の形態のコア部材を使用するの
が好ましい。このような弾性ホース部材は、溶融接合後に排出通路に滞まること
ができ、排出部分208が開放状態にある場合に排出通路237を実質的にチュ
ーブ状形態にし、それでも排出部分208を折畳んでその閉鎖状態にすることが
できる。
方法によって袋部材301に連結された別体の部材である。
路337が位置決めされており且つこれらの部分と一体の排出部分308は、上
文中に説明したように、折畳み及び拡げを手作業で容易に行うことが必要とされ
、好ましくは、ポリスチレン、ポリエチレン/ブチレン、ポリスチレンコポリマ
ーのうちの一つ又はそれ以上から選択できる適当な弾性熱可塑性ポリマーを射出
成形することによって形成できる。
ューブ状形態をとるが、排出部分308を折畳んで閉鎖状態にすることを容易に
行うことができるように寸法が定められなければならない。更に、この実施例で
は、弾性熱可塑性材料製の短い可撓性ホース部材341を排出通路に配置し、適
正な機能を確保するのが好ましい。
の完全開放位置の平面図である。
の完全開放位置の平面図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 人体排泄物用収集袋であって、 縁部が接合された二枚のフィルムブランク(2、3;102、103)によっ
て形成された袋部材(1;101:201;301)と、 前記フィルムブランクの一方に設けられた入口開口部(5;105)と、 前記袋を身体のオリフィスに連結するため、前記入口開口部を取り囲む連結エ
レメント(6;106)と、 前記入口開口部(5;105)から所定距離のところで前記袋部材に連結され
ている基端と、排出開口部(9;109;209;309)を画成する先端とを
有する細長い排出部分(8;108;208;308)とを備え、 前記細長い排出部分は実質的に平行な側縁部と、これらの側縁部(35、36
;135、136;235、236)間に配置された最小幅とを有し、前記排出
部分(8;108;208;308)は、その長さ方向で、前記先端と前記基端
との間に設けられた前記排出部分を横切る折畳み線に沿って手作業で折畳まれ、
前記排出部分を開放した拡げられた状態から閉鎖した折畳まれた状態に又はその
逆を行うことができる、収集袋において、 狭幅の排出通路(37;137;237;337)が前記側縁部間で前記排出
部分(8;108;208;308)に形成されており、前記通路は、前記排出
部分の前記最小幅の60%以下の幅を有する、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項2】 請求項1に記載の収集袋において、 第1及び第2の閉鎖体手段を前記使用位置で連続的に操作することによって、
前記袋を二つの別個の工程で開閉するための閉鎖体装置が前記排出部分に配置さ
れており、前記別個の工程は、第1閉鎖体手段だけが作用する中間位置を取る袋
によって分けられ、 前記第1閉鎖体手段は、第1折畳み線(12)と第2折畳み線(13)との間
及び前記第1折畳み線(12)と制限線(14)との間の夫々の接触表面(10
、11)からなる第1の対を含み、前記排出部分(8)を前記第1折畳み線(1
2)に沿って折畳むことによって前記接触表面を接触させ、前記中間位置のこの
位置に、及び前記袋の使用位置に保持し、 前記第1の対の前記接触表面(10、11)は、一方のフィルムブランク(2
)に取り付けられたキャリヤプレート(15)に設けられている、ことを特徴と
する収集袋。 - 【請求項3】 請求項1に記載の収集袋において、前記排出部分(108)よりも剛性が大き
い少なくとも一つの弾性シール部材(138、139)を、前記排出開口部(1
09)にまたは開口部近傍において、前記排出部分の一方の側部に取り付け、排
出部分の折畳み時に弾性シール部材を前記排出部分の他方の側部の接触表面を係
合させ、前記排出開口部(109)を閉鎖する、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項4】 請求項1、2、又は3に記載の収集袋において、前記排出部分が前記閉鎖され
た折畳まれた状態で前記袋を係止するための係止装置が前記排出部分に設けられ
ている、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項5】 請求項4に記載の収集袋において、前記係止装置は、前記排出部分(108)
の前記向き合った側縁部(135、136)から突出した折畳み自在の係止スト
リップ(112、113)を含み、これらの係止ストリップの一方の表面には、
前記排出部分(108)の表面部分に設けられた第2係止手段(114、115
)と係合できる第1係止手段(119、111)が設けられており、排出部分の
折畳み時に第2係止手段は前記係止ストリップと整合した状態に配置される、こ
とを特徴とする収集袋。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の収集袋において、前記排出部分
(8;108)の前記最小幅(b;b’)は60mm乃至80mmであり、前記
排出通路(37、;137)の前記幅(a;a’)は30mm以下である、こと
を特徴とする収集袋。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の収集袋において、前記排出部分
(8;108)は、前記フィルムブランク(2、3;102、103)の二つの
端区分によって形成されており、前記端区分は、前記側縁部(35、36;13
5、136)に沿って接合されており、前記排出通路(37、137)は、前記
端区分を前記側縁部(35、36;135、136)と実質的に平行に接合する
継目(38、39;133、134)によって画成され、前記接合継目間の距離
は10mm以上であるが、前記排出部分(8;108)の前記接合された側縁部
(35、36;135、136)の外輪郭間の距離の60%以下である、ことを
特徴とする収集袋。 - 【請求項8】 請求項7に記載の収集袋において、前記排出継目(37)を画成する前記接合
継目(38、39)は、前記排出部分(8)の前記側縁部(35、36)を接合
する溶融接合継目(33、34)と離間している、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項9】 請求項7に記載の収集袋において、前記排出部分(108)の前記側縁部(1
35、136)は、幅が大きい平行な継目(13、134)によって接合されて
おり、前記接合継目は、更に、前記排出通路(137)を画成する、ことを特徴
とする収集袋。 - 【請求項10】 請求項7、8、又は9に記載の収集袋において、前記接合継目(38、39;
133、134)は溶融接合継目である、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項11】 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の収集袋において、前記排出通路
(237;337)は、前記排出部分(208;308)が前記開放した拡げた
状態にあるとき、実質的にチューブ状である、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項12】 請求項11に記載の収集袋において、前記フィルムブランクの二つの端区分に
よって排出部分(208)が形成されており、前記端区分は前記側縁部(235
、236)に沿って接合されており、前記チューブ状排出通路(237)は、前
記端区分を前記側縁部(235、236)に実質的に平行に接合する通路(23
3、234)によって画成されている、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項13】 請求項12に記載の収集袋において、前記排出通路(237)は、コア部材(
241)を前記端区分間に少なくとも前記平行な継目(233、234)の溶融
接合中に配置することによって形成される、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項14】 請求項13に記載の収集袋において、前記コア部材(241)は可撓性ホース
部材である、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項15】 請求項14に記載の収集袋において、前記ホース部材(241)は弾性熱可塑
性材料でできている、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項16】 請求項14又は15に記載の収集袋において、前記ホース部材(241)は、
前記溶融接合後、前記排出通路(237)内に滞まる、ことを特徴とする収集袋
。 - 【請求項17】 請求項11に記載の収集袋において、前記排出部分(308)は、前記袋部材
(301)に連結された別体の部材として形成されている、ことを特徴とする収
集袋。 - 【請求項18】 請求項17に記載の収集袋において、前記排出部分(308)は、弾性熱可塑
性ポリマーの射出成形によって形成されている、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項19】 請求項18に記載の収集袋において、前記ポリマーは、ポリスチレン、ポリエ
チレン/ブチレン、ポリスチレンコポリマーのうちの一つ又はそれ以上から選択
される、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項20】 請求項17、18、又は19に記載の収集袋において、可撓性ホース部材(3
41)が前記排出通路内に配置されている、ことを特徴とする収集袋。 - 【請求項21】 請求項20に記載の収集袋において、前記ホース部材(341)は、弾性熱可
塑性材料でできている、ことを特徴とする収集袋。
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