JP2003510367A - 腸粘膜疾患の治療及び予防におけるtgfベータ及び成長因子の使用 - Google Patents

腸粘膜疾患の治療及び予防におけるtgfベータ及び成長因子の使用

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エヌ・ヴイ・ヌートリシア
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Abstract

(57)【要約】 成長因子を組み合わせて使用することによって、腸粘膜の機能不全又は疾患の治療効果を向上させる。 【解決手段】本発明は、腸粘膜の機能不全又は疾患の治療及び/又は予防におけるトランスフォーミング成長因子β(TGF−β)及びアナボリック成長因子(AGF)の使用に関する。特に、本発明は、a)第1の薬剤組成物と、b)第2の薬剤組成物とを有する生成物を使用して、化学療法又は放射線療法の結果としての腸粘膜の損傷、或いは炎症性腸疾患の治療及び/又は予防することに関する。第1の薬剤組成物はインスリン様成長因子−1(IGF−1)が実質的に存在していない状態でTGF−βを有し、そのTGF−βは哺乳動物の乳製品から抽出によって得られる。第2の薬剤組成物はTGF−βが実質的に存在していない状態でAGFを有する。その場合において、第1及び第2の組成物は連続的に投与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、トランスフォーミング成長因子β(TGF−β)を含有する組成物
及びアナボリック成長因子(AGF)、特に、インスリン様成長因子1(IGF
−1)を含有する組成物の使用であって、腸粘膜の機能不全又は疾患を予防又は
治療するための使用に関する。本発明は、さらに、TGF−β、及び特定の繊維
及び/又は免疫グロブリン及び/又はカルシウムを含有する組成物に関する。こ
れもまた、特に、IGF−1と組み合わせて、そのような治療に使用することが
できる。TGF−βを含有する組成物は一定期間中投与される。その期間とは、
細胞増殖を阻害して細胞分化を刺激することが望ましい期間である。IGF−1
を含有する組成物は腸上皮細胞を回復するために投与される。
【0002】 TGF−βは全ての哺乳動物組織中に見られる機能不全タンパク質である。現
在、TGF−βには5つの形態β1〜β5が知られている。これは組織の発生、
分化及び成長、及び免疫系機能及び発癌の制御に関与している。TGF−βは天
然供給源(例えば、血小板)、哺乳動物の乳若しくは初乳から単離することがで
きるし、組換え細胞によっても生成することができる。
【0003】 IGF−1は骨の代謝で重要な役割を果たす小さなタンパク質(分子量約78
00)である。これは培養中の細胞の成長を刺激することが証明されている。動
物の成長は下垂体欠落、正常及び異化状態においても刺激される。腎機能も改善
される。これは組換えDNA技術、固相ペプチド合成を使用して、血流から、又
はヒト若しくはウシの乳から単離して製造することができる。
【0004】 TGF−β及びその使用は、例えば、EP852913に記載されている。こ
の文書は、TGF−β2に富むカゼイン、中鎖若しくは長鎖トリグリセリドのよ
うな脂質源、又は多価不飽和脂肪酸及び炭水化物源、即ち、マルトデキストリン
、コーンスターチ又はスクロースを含有する経腸食品調製物に関している。この
組成物はクローン病等の胃腸管の炎症性状態の治療又は予防に使用される。
【0005】 EP462,398は新生物疾患を治療するためのTGF−β1と、多価不飽
和脂肪酸(PUFA)、例えば、リノール酸、アルファ−リノレン酸、ガンマ−
リノレン酸、アラキドン酸、ジホモ−ガンマ−リノレン酸、エイコサペンタエン
酸、及び/又はドコサヘキサエン酸、及び/又はこれらの誘導体との組み合わせ
を記載している。
【0006】 WO96/34614は、化学療法及び/又は放射線から生じる消化管の内張
りに対する損傷を予防及び/又は治療するための方法を記載している。この方法
では細胞成長因子の混合物を含んでいる乳製品抽出物が患者に投与される。この
乳製品抽出物、好ましくは、チーズ乳清抽出物はラクトフェリン及びラクトペル
オキシダーゼを含有することができる。そして、それはIGF−1、IGF−2
、TGF−β、TGF−α、EGF、PDGF、FGF又はKGFのような成長
因子を補充されることができる。この文書は言及された物質のうちのどれが存在
すれば所望の予防又は治癒効果を達成することができるかについては言及してい
ない。
【0007】 エス.ティ.ソニス(S.T. Sonis)等の論文、キャンサー・レス(Cancer Res
.)54:1135〜1138(1994年);「化学療法誘導潰瘍性粘膜炎の
トランスフォーミング成長因子β3による予防」においては、TGF−β3の投
与によってインビトロ及びインビボで口腔上皮の増殖が減少したことが記載され
ている。化学療法の前にシリアン(Syrian)ゴールデンハムスターの口腔粘膜に
TGF−β3を局所適用すると、口腔粘膜炎の発生率、重篤度及び持続が有意に
減少し、化学療法に関連した体重減少が低下し、そして、生存が高くなった。こ
の文書による粘膜炎の予防は負の成長レギュレーターを投与する前に基底上皮細
胞の増殖速度を制限することに基づいている。
【0008】 US5,842,297はTGF−β3の投与によって正常細胞の成長を緩慢
にすることができ、それによって対象における正常細胞の細胞毒性中毒を阻止で
きることを記載している。典型的には、TGF−β3は抗新生物治療法の前に投
与される。さらに、新生物治療法の後に上皮細胞用のマイトジェンを投与できる
ことが示唆されている。この文書の方法の欠点は、好ましくは、組換え技術によ
って得られる成長因子が使用されることである。しかしながら、これらのタイプ
の成長因子は滅菌処理中に余り安定でないことが示されている。胃腸管内におけ
るこれら成長因子の生物学的利用可能性も未だ満足できるものではない。
【0009】 化学療法及び放射線療法による損傷影響に対して腸粘膜を最適に保護するため
には、TGF−βは、化学療法又は放射線療法中において、IGF−1、特に、
アナボリック成長因子の存在なしに投与されなければならないことが本発明によ
って見出された。哺乳動物の乳製品から抽出によって得られたTGF−βを使用
すると、成長因子のより良好な生体利用性が生じ、安定性も上昇するように思わ
れた。さらに、化学療法又は放射線療法後においては、この療法中に生起したと
思われる損傷影響はアナボリック成長因子、特に、TGF−βが実質的に存在し
ていない状態でIGF−1を投与することによって治療できることが見出された
。本発明によって、TGF−β及びIGF−1の同一の連続的な投与がクローン
病などの炎症性腸疾患(IBD)の場合に有益であり得ることも見出された。
【0010】 それ故、本発明は、腸粘膜の機能不全又は疾患の治療及び/又は予防に使用す
るための生成物の製造におけるTGF−βとAGFの使用を提供する。その生成
物は、 a)第1の薬剤組成物と、 b)第2の薬剤組成物と、 を有する。第1の薬剤組成物はIGF−1が実質的に存在していない状態でT
GF−βを有し、そのTGF−βは哺乳動物の乳製品から抽出によって得られる
。第2の薬剤組成物はTGF−βが実質的に存在していない状態でAGFを有す
る。この場合において、第1及び第2の組成物は連続的に投与される。 好ましくは、第1の薬剤組成物中のTGF−β/IGF−1の重量比は少なく
とも100である。
【0011】 成長因子の混合物を使用するとき、例えば、乳製品抽出物を使用するとき、T
GF−βの有益な効果はアナボリック成長因子の存在によって減少させられるこ
とが見出されている。それ故、このような成長因子の実質的な不存在下でTGF
−βを投与することが好ましい。
【0012】 本発明の好ましい実施態様によれば、第1の薬剤組成物はAGFが実質的に存
在していない状態でTGF−βを有する。AGFは、任意のアナボリック成長因
子、即ち、細胞成長を促進する任意の成長因子を意味する。これらの例は、IG
F−1、インスリン様成長因子2(IGF−2)、成長ホルモン、上皮成長因子
(EGF)、トランスフォーミング成長因子α(TGF−α)、哺乳動物ミルク
成長因子(MMGF=ベータ−セルリン)及び繊維芽細胞成長因子(FGF)で
ある。EGFは、例えば、EP0546068中に記載され、MMGFはWO9
9/24470中に記載されている。TGF−β/AGF比は、好ましくは、少
なくとも50である。 好ましくは、第2の薬剤組成物中のAGFはIGF−1である。これは、好ま
しくは、少なくともIGF−1が第2の組成物中に存在していることを意味する
【0013】 本発明によれば、成長因子に言及されるとき、これらはこれら成長因子の活性
ペプチド類似体も含む。ペプチド類似体とは、成長因子と実質的に同一の活性を
有する任意のペプチド、特に、成長因子と90%又はそれを越える相同性のペプ
チド類似体を意味する用語である。
【0014】 本発明による「薬剤組成物」はカプセル、錠剤等のような任意の慣用の薬剤製
剤、及び栄養サプリメント又は総合栄養剤のような食事調製物を含むように意図
されている。
【0015】 本発明によって、TGF−βを含有する第1の薬剤組成物と、AGF、好まし
くは、少なくともIGF−1を含有する第2の薬剤組成物とを連続的に投与する
ことは、特に、2つの相が識別され得る腸疾患に適している。第1相は代謝を阻
害することが望ましい相である。第1相に続く第2相の期間中に、腸の上皮細胞
が回復されなければならない。TGF−βを含有している組成物は第1相の期間
中に投与され、アナボリック成長因子、特に、IGF−1を含有している組成物
は第2相の期間中に投与される。
【0016】 さらに詳しくは、TGF−β及びIGF−1の連続的な投与は、化学療法及び
/又は放射線療法の結果としての腸粘膜損傷を予防及び/又は治療するために使
用される。「損傷」とは正常な構造又は機能の何らかの変化を意味する用語であ
る。このような損傷には粘膜炎、粘膜腺窩領域及び/又は粘膜絨毛長の少なくと
も部分的な喪失、又は消化管を通過する細菌移動の増加が含まれる。
【0017】 化学療法及び/又は放射線療法は、高速成長組織を標的としているため、腫瘍
の破壊に有効である。腫瘍細胞は抗癌治療によって選択的に標的化されるが、宿
主の高速成長組織、特に、身体の免疫細胞及び消化管の内張りも影響を受け易い
。このことは、口腔や食道の内張りに対して損傷を生じさせ(粘膜炎、これは胃
炎とも称される)、さらに、腸の内張り、通常は、小腸及び頻度はより少ないが
大腸の内張りに対して損傷を生じさせ、重篤な下痢や疼痛をもたらす可能性があ
る。
【0018】 化学療法や放射線療法の損傷作用に対して腸粘膜を最適に保護するためには、
化学療法又は放射線療法中、特に、遅くともそれら化学療法又は放射線療法治療
の最初の日に始まって遅くともそれらの治療の最終日に終了するまでの少なくと
もその期間中において、TGF−βを含有する第1の組成物がIGF−1、好ま
しくは、アナボリック成長因子の存在なしに投与されるべきであることが本発明
によって見出された。さらに、化学療法又は放射線療法中に発生する可能性があ
る損傷影響は、これら療法の後に、AGF、特に、IGF−1を含有する第2の
組成物をTGF−βが実質的に存在していない状態で投与することによって治療
できることが見出された。
【0019】 本発明の別の実施の形態によれば、TGF−β及びIGF−1の連続的な投与
は腸の炎症性状態、特に、クローン病などの炎症性腸疾患(IBD)の予防及び
/又は治療に使用される。
【0020】 本発明によって使用されるTGF−βとしては、哺乳動物の乳製品、例えば、
乳又は乳清、特に、ウシの乳又は乳清、最も好ましくは、乳清から抽出されるT
GF−βが使用される。このようなTGF−βの利点は、組換え技術によって得
られる生成物に対する抵抗感ゆえに、それが天然供給源に由来していること、コ
スト効果が高いこと、及び乳又は乳清抽出物中に他の有益な成分、例えば、免疫
グロブリンが存在することである。乳はTGF−β1(約15%)及びTGF−
β2(約85%)を含有している。このようなTGF−βを抽出する方法は本出
願人の同時係属中の出願(PCT/NL99/00621)中に記載されている
【0021】 好ましくは、TGF−βの結合因子を含有している抽出物が使用される。この
抽出物は、好ましくは、酸性抽出段階(pH<5.5)を除いた抽出方法を使用
して得ることができる。TGF−βの結合因子は水性媒体中でTGF−βとの間
に安定な複合体を形成し得る構成成分として定義される。ウシの乳では、これら
はアルブミン及び潜在性関連ペプチド(LAP)である。
【0022】 結合因子の存在によって、例えば、滅菌中における成長因子の安定性が高めら
れる。これは、また、TGF−βのより良好な生体利用性も生じさせ、その結果
として、より高い活性を生じさせる。腸内では消化酵素が成長因子を分解して活
性の(部分的)喪失をもたらす可能性があるけれども、これらの結合因子は成長
因子が腸内を通過中に生き残らせるように作用する。
【0023】 本願発明者の重要な発見の一つは、本出願で言及したような疾患の治療におい
ては、成長因子の供給源として乳製品を使用できるが、有用にするためには、ト
ランスフォーミング成長因子をアナボリック成長因子と分離して分離処理が実施
されなければならないということであった。
【0024】 ウシ乳清又は乳から得られるTGF−βは、一般的に、タンパク質1g当たり
100μgを超える量、好ましくは、700μgを超える量のTGF−βを含有
しているであろう。このような抽出物は、例えば、タンパク質1g当たり750
μgのTGF−βを含有しているであろう。この抽出物中のIGF−1含有量は
、タンパク質1g当たり4μg未満、好ましくは、1μg未満であろう。
【0025】 好ましくは、TGF−βは1日当たり50ng〜150μgが投与されるよう
な量で組成物中に存在している。液体生成物の場合には、これは1リットル当た
り0.5μg〜1.5mgのTGF−βの濃度でTGF−βを含有しているであ
ろう。患者にはそのような液体生成物が1日当たり約100ml投与されるであ
ろう。
【0026】 本発明による第1の薬剤組成物は、醗酵によって短鎖脂肪酸100g当たり1
5gを超えるブチレート、好ましくは、短鎖脂肪酸100g当たり20gを超え
るブチレートを形成する繊維も含有していることが好ましい。この特徴は、本発
明の組成物が腸(結腸)で醗酵されるときに比較的大量のブチレートを放出する
繊維を含有していなければならないことを意味する。ブチレートの量は、ジャー
ナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(Journal of Clinical Nutrition
)、1991年、53号、1418〜1424頁中に記載されている方法によっ
て測定することができる。
【0027】 腸の或る種の機能障害、例えば、化学療法から生じる腸の機能障害は腸内叢に
影響を与える可能性がある。これは、特に、患者が大量の抗生物質も投与されて
いるような場合には、ブチレートへの醗酵を一時的に減少させる。したがって、
細菌によるブチレートの合成を刺激する繊維を患者に投与し、それによってより
多くのブチレートを腸に放出させることが重要である。ブチレートは或る種の腸
細胞における優先的なエネルギー基質である。それは、また、これら細胞の増殖
を阻害するとともに分化を高める。
【0028】 ブチレートが遊離の塩として投与されると、望ましくない風味不良が生じる可
能性がある。さらに、ブチレートは一部しか結腸に到達しないであろう。放出持
続製剤はこの問題を克服することが可能であろうが、このような製剤は比較的高
価である。
【0029】 したがって、本発明においては、醗酵によってブチレートを生じさせる特定の
繊維を投与することが提案されている。このような繊維は、耐性殿粉、燕麦殻、
特に、β−グルカンが少なくアラビノキシランに富むフラクション、或る大豆繊
維抽出物、及び小麦殻である。好ましくは、小麦殻が使用される。繊維の量は、
1〜30g、好ましくは、3〜10gの日量が得られるような量である。したが
って、液体製剤では、その濃度は10〜300g/lである。
【0030】 本発明によるTGF−β組成物は、好ましくは、特に、上記の繊維と組み合わ
せて、免疫グロブリンを含有している。これらの主要な機能は細菌のような有害
微生物と相互作用することである。これは微生物が血液循環系に入るのを妨げる
。この状況は、特に、患者の腸粘膜が化学療法による治療の結果として損傷され
ているときに生じる。
【0031】 免疫グロブリンは或る種の病原体に対して過剰に免疫化されている哺乳動物の
乳から単離することができるし、正常なウシの乳清又は乳から単離することもで
きる。上記の特許出願に記載されている方法では、出発材料として通常の牛乳を
使用しており、IgG及びIgAに富む調製物が得られている。タンパク質フラ
クションの30〜50%はIgG及びIgA型の免疫グロブリンからなっている
。調製物中の免疫グロブリンの濃度は、100mlの液体製剤の場合には、0.
1〜1500mg/lであろう。
【0032】 さらに好ましい実施の形態によれば、TGF−β組成物は、好ましくは、繊維
と組み合わせて、さらに好ましくは、繊維及び免疫グロブリンと組み合わせてカ
ルシウムを含有している。このカルシウムはウシの乳から得られる精密分散リン
酸カルシウム、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム又はカルシウム濃縮物の形
態である。カルシウムの添加は感染の危険性を減少させる。カルシウムは上皮細
胞の増殖速度を低下させる。カルシウムの量は、液体組成物に基づくと、50m
g/100mlより多く、好ましくは、100mg/100mlより多く、例え
ば、120mg/100mlである。
【0033】 TGF−β、ブチレートを生成する繊維、及び高レベルのカルシウム塩を含有
する生成物が投与されると、相乗効果が発生し、化学療法や放射線療法中及び炎
症性腸疾患の治療において、上皮腸細胞に対する損傷の予防に有効な組成物が得
られることが見出された。
【0034】 好ましくは、本発明におけるTGF−βを含有する第1の薬剤組成物は、次の
成分、すなわち、タンパク質、脂肪、ミネラル、微量元素、ビタミン、脂肪酸及
びラクトフェリンのうちの一つ又は二つ以上の成分も含有している。
【0035】 好ましくは、タンパク質は3〜10%のタンパク質等価物の量で存在しており
、これには無傷タンパク質、ペプチド、及びアミノ酸が含まれる。脂肪の量は、
製剤の総重量に基づくと、好ましくは、2〜10%である。ミネラル、微量元素
及びビタミンの量は推奨されている1日投与量に従う。
【0036】 好ましいビタミンはビタミンA、C及びEである。ビタミンA及びプロビタミ
ンAは必要である。これらの濃度は、好ましくは、130μgRE/100ml
より高く、特に、300μg/100mlより高い。適切には、ビタミンAの一
部はレチノイン酸又はその代謝等価物として投与される。ビタミンC及びトコフ
ェロールが投与されるのは、これらが抗酸化カスケードの役割を有しているため
である。放射線療法中において、初期炎症反応を伴っているときには、これらは
上皮細胞を保護することができる。ビタミンC又はその等価物の濃度は40mg
/100mlより高く、好ましくは、60mg/100mlより高い。トコフェ
ロールの濃度は5mg/100mlより高く、好ましくは、15mg/100m
lより高い。
【0037】 脂肪は十分な脂肪酸を供給するものでなくてはならない。好ましくは、ステア
リドン酸(STA)が添加される。適当な脂肪酸、及びそれらが使用される量及
び割合はPCT/EP98/08409中に記載されている。すなわち、脂肪酸
ガンマリノレン酸、ステアリドン酸及びエイコサペンタエン酸を合計した総脂肪
酸量は10〜500mg/gであり、また、これら3つの脂肪酸に対して、ガン
マリノレン酸及びエイコサペンタエン酸は20〜50重量%であり、ステアリド
ン酸は15〜50重量%である。
【0038】 ラクトフェリンも存在させることができる。その理由は、それが多数の病原体
に対して抗菌活性を有しているためである。この物質は初期の炎症性反応に関す
る調節作用も有しており、その反応を遅延させる。ラクトフェリンの1日投与量
は0.1〜3gであることが望ましい。
【0039】 組成物は11%未満、好ましくは、6%未満の可消化炭水化物を含有している
ことが好ましい。これら物質のパーセントがより高いと、組成物の風味が影響さ
れる。一般的には、約4.5g/100mlが使用される。可消化炭水化物源と
して、スクロースを使用できるが、徐々に消化される炭水化物を使用することも
できる。
【0040】 第2の組成物においては、IGF−1の投与量は、好ましくは、体重1kgに
つき、1日当たり0.1〜100μgのIGF−1である。液体生成物において
は、この濃度は100ml当たり7μg〜7mgのIGF−1である。この第2
の組成物は、好ましくは、実質的にTGF−βを含有していない。IGF−1/
TGF−β比は少なくとも50、好ましくは、少なくとも100である。
【0041】 本発明によるIGF−1は、好ましくは、哺乳動物の乳製品、例えば、乳又は
乳清、特に、ウシの乳又は乳清、最も好ましくは、乳清からの抽出によって得ら
れる。このような抽出は本願出願人の同時係属中の出願(PCT/NL99/0
0621)中に示されている。
【0042】 第2の組成物は免疫グロブリンをさらに含有していてもよい。発症している粘
膜炎の重篤度を考慮して、有害物質、例えば、微生物の移動を予防及び/又は処
置することが重要である。好ましくは、1日当たり0.03mg〜5mgの投与
量の免疫グロブリンが投与される。IGF−1がウシの乳から得られる場合、一
般的には、100μgのIGF−1当たり10〜1000mgのIgを含有する
調製物が得られる。
【0043】 免疫グロブリンの他に、繊維も存在することができる。この組成物は患者の腸
内叢が極度に破壊されている相期間中に投与されるので、繊維混合物が投与され
るのが好ましい。好ましくは、これらの繊維はアラビアゴム又はペクチンなどの
可溶性非殿粉多糖類、セルロース及びヘミセルロースなどの不溶性非殿粉多糖類
、及びオリゴ糖、及び/又は耐性殿粉、及び/又はリグニンである。このような
混合物の例はEP0756828に記載されている。この文献は本願明細書にお
いて文献援用される。
【0044】 第2の組成物はラクトフェリン、グルタミン及び抗酸化剤のうちの一つ又は二
つ以上をさらに含有していてもよい。グルタミンは安定な形態を有するものでな
くてはならない。液体生成物においては、グルタミンに富むペプチド又はグルタ
ミンに富むタンパク質の加水分解物の抽出物を使用すべきである。ラクトフェリ
ン及び抗酸化剤の量は第1の組成物中の量と同一である。さらに、第2の組成物
は脂肪、タンパク質及び他の微量構成成分、例えば、ミネラル、ビタミン及び微
量元素を含有していてもよい。さらに、メチオニン代謝全体を支持する物質が存
在していてもよい。
【0045】 本発明のさらに別の実施の形態おいては、腸粘膜の機能不全又は疾患を治療及
び/又は予防するため、特に、化学療法又は放射線療法の結果としての腸粘膜の
損傷を治療及び/又は予防するため、或いは炎症性腸疾患の治療及び/又は予防
するための薬剤組成物を製造するために、インスリン様成長因子1、IGF−1
が実質的に存在していない状態でのTGF−β、特に、AGFが存在していない
状態でのTGF−β、及び醗酵によって短鎖脂肪酸100g当たり15gを超え
るブチレートを形成する繊維、及び/又は免疫グロブリンが使用される。
【0046】 本発明は、また、好ましくは、醗酵によって短鎖脂肪酸100g当たり15g
を超えるブチレートを形成する繊維及び/又は免疫グロブリンと組み合わせて、
IGF−1が実質的に存在していない状態でのTGF−β、特に、AGFが存在
していない状態でのTGF−βを含有する薬剤組成物に関する。
【0047】 液体組成物の場合には、組成物は100ml当たり以下の成分を含んでいる。 a)50ng〜150μgのTGF−β。 b)1〜30gの繊維。 c)0.01〜150mgの免疫グロブリン。 d)0.03〜1gのラクトフェリン。 e)>50mgのカルシウム。 f)脂肪酸。 g)>130μgREビタミンA。 h)>40mgのビタミンC。 i)>5mgのトコフェロール。 j)3〜10%のタンパク質等価物。
【0048】 例えば、TGF−βをベースとする適当な液体調製物は100ml当たり以下
の成分を含んでいる。 a)4μgのTGF−β。 b)5gの小麦殻。 c)2mgの免疫グロブリン。 d)0.5gのラクトフェリン。 e)80mgのカルシウム。 f)30%のMCT、26%のパーム油、16%の大豆油、8%のルリチシャ
油、11%のエチウム油、6.5%の魚油及び2.5%の卵脂質を含有する4g
の脂肪混合物。 g)300μgのビタミンA。 h)70mgのビタミンC。 i)15mgのα−トコフェロール。 j)4gのカゼイン。 k)5gのマルトデキストリン。 この調製物については、1日当たり250mlが投与される。
【0049】 本発明はまた、TGF−βが実質的に存在していない状態でのAGF、好まし
くは、IGF−1、及びアラビアゴム又はペクチンなどの可溶性非殿粉多糖類、
セルロース及びヘミセルロースなどの不溶性非殿粉多糖類、及びオリゴ糖、及び
/又は耐性殿粉、及び/又はリグニンから選択される繊維を含有する薬剤組成物
にも関する。この組成物は、好ましくは、ラクトフェリン、グルタミン及び抗酸
化剤を有する群の少なくとも一つのメンバーをさらに含有している。
【0050】 液体組成物の場合には、このような組成物は100ml当たり次の成分を含ん
でいる。 a)7μg〜7mgのIGF−1。 b)1〜30gの繊維。 c)5〜300mgの免疫グロブリン。 d)0.3〜3gのラクトフェリン。 e)0.5〜10gのグルタミン。 f)>130μgREビタミンA。 g)>40mgのビタミンC。 h)>5mgのトコフェロール。
【0051】 例えば、IGF−1をベースとする適当な液体調製物は100ml当たり次の
成分を含有している。 a)100μgのIGF−1。 b)5gの繊維混合物、すなわち、1gの小麦殻、3gのイヌリン、1gの燕
麦殻の混合物。 c)200mgの免疫グロブリン。 d)0.5gのウシラクトフェリン。 e)5gのアラニルグルタミン。 f)300μgのビタミンA。 g)70mgのビタミンC。 h)15mgのα−トコフェロール。 この調製物については、1日当たり250mlが投与される。
【0052】 本発明による組成物は、各々予め定められた量の活性成分を含有している任意
の経口製剤、例えば、カプセル、サッシェ又は錠剤の形態でもよいし、散剤又は
顆粒の形態でもよいし、水性又は非水性液体中の溶液又は懸濁液の形態であって
もよい。好ましい投与形態は食品サプリメント又は総合栄養剤、又は水のような
液体での再構成によって総合栄養剤又は食品サプリメントが得られるような粉末
である。本発明は、また、これらの成分を含有する経管栄養剤にも関する。
【0053】 本発明は、また、化学療法又は放射線療法の結果としての腸粘膜損傷を予防及
び/又は治療するため、或いは腸の炎症性状態、特に、クローン病を予防及び/
又は治療するために、連続的に投与するための第1の組成物及び第2の組成物の
組み合わせから成る生成物に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/16 A61K 47/36 4C088 47/36 A61P 1/04 A61P 1/04 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 ハーゲマン,ロベルト,ヨハン,ヨーゼフ オランダ NL−2742 EV ヴァーディ ンクスヴェーン,ヴァイデゾーム 52 (72)発明者 スメーツ,ルドルフ,レオナーダス,ロー デヴァイク オランダ NL−5912 TD ヴェンロ, オイヴァーシュトラート 14 Fターム(参考) 4C076 BB05 CC16 DD66 EE38 FF67 4C084 AA01 CA38 DB52 DB58 MA02 NA06 ZA68 4C085 AA33 CC16 EE03 EE05 4C086 AA01 AA02 HA03 MA02 MA05 NA06 NA14 ZA68 4C087 AA01 AA02 BB39 CA07 CA16 MA02 MA05 NA06 NA14 ZA68 4C088 AB73 AC04 AD30 BA06 MA02 NA06 NA14 ZA68

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腸粘膜の機能不全又は疾患の治療や予防に使用される生成物
    の製造におけるトランスフォーミング成長因子β(TGF−β)及びアナボリッ
    ク成長因子(AGF)の使用であって、その生成物が、 a)第1の薬剤組成物と、 b)第2の薬剤組成物と、 を有し、第1の薬剤組成物はインスリン様成長因子−1(IGF−1)が実質
    的に存在していない状態でTGF−βを有し、そのTGF−βは哺乳動物の乳製
    品から抽出によって得られ、第2の薬剤組成物はTGF−βが実質的に存在して
    いない状態でAGFを有し、 その場合において、第1及び第2の組成物は連続して投与されるように構成さ
    れている使用。
  2. 【請求項2】 哺乳動物の乳製品がウシの乳又は乳清、好ましくは、乳清で
    ある請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 第1の薬剤組成物がAGFが実質的に存在していない状態で
    TGF−βを有する請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 第1の薬剤組成物が一つ又は二つ以上のTGF−β結合因子
    をさらに有する請求項1、2又は3に記載の使用。
  5. 【請求項5】 第2の薬剤組成物がAGFとして少なくともIGF−1を有
    する請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 【請求項6】 IGF−1が哺乳動物の乳製品、好ましくはウシの乳又は乳
    清から抽出によって得られる請求項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 化学療法又は放射線療法の結果としての腸粘膜損傷の治療や
    予防に使用される生成物を製造するための請求項1〜6のいずれか一項に記載の
    使用。
  8. 【請求項8】 第1の薬剤組成物は遅くとも前記化学療法又は放射線療法治
    療の最初の日に始まって遅くとも治療の有効終了時に終了するまでの期間中投与
    される請求項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 炎症性腸疾患の治療や予防に使用される生成物を製造するた
    めの請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
  10. 【請求項10】 第1の薬剤組成物は醗酵によって短鎖脂肪酸100g当た
    り15gを超えるブチレートを形成する繊維、免疫グロブリン、及びカルシウム
    の少なくとも一つをさらに含有している請求項1〜9のいずれか一項に記載の使
    用。
  11. 【請求項11】 第1の薬剤組成物は醗酵によって短鎖脂肪酸100g当た
    り15gを超えるブチレートを形成する繊維、免疫グロブリン及びカルシウムを
    さらに含有している請求項10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 繊維が小麦殻繊維である請求項10又は11に記載の使用
  13. 【請求項13】 第1の薬剤組成物はラクトフェリン、脂肪酸及び抗酸化剤
    の群の少なくとも一つのメンバーをさらに含有している請求項1〜12のいずれ
    か一項に記載の使用。
  14. 【請求項14】 第2の薬剤組成物は可溶性非殿粉多糖類、不溶性非殿粉多
    糖類、オリゴ糖、耐性殿粉及びこれらの混合物の群から選択される繊維をさらに
    含有している請求項1〜13のいずれか一項に記載の使用。
  15. 【請求項15】 第2の薬剤組成物はラクトフェリン、グルタミン及び抗酸
    化剤を有する群の少なくとも一つのメンバーをさらに含有している請求項1〜1
    4のいずれか一項に記載の使用。
  16. 【請求項16】 生成物であって、 腸粘膜の機能不全又は疾患を治療したり予防したりするために連続的に投与す
    るための組み合わせとして、 a)インスリン様成長因子1(IGF−1)が実質的に存在していない状態で
    のトランスフォーミング成長因子β(TGF−β)と、 b)TGF−βが実質的に存在していない状態でのアナボリック成長因子(A
    GF)と、 を有し、TGF−βが哺乳動物の乳製品から抽出によって得られるものである
    生成物。
  17. 【請求項17】 薬剤組成物であって、 a)インスリン様成長因子1(IGF−1)が実質的に存在していない状態で
    のトランスフォーミング成長因子β(TGF−β)、 を含有するとともに、 b)醗酵によって短鎖脂肪酸100g当たり15gを超えるブチレートを形成
    する繊維、及び c)免疫グロブリン、及び d)カルシウム、 のうちの少なくとも一つを含有している薬剤組成物。
  18. 【請求項18】 アナボリック成長因子(AGF)が実質的に存在していな
    い状態でTGF−βを有する請求項17に記載の薬剤組成物。
  19. 【請求項19】 繊維並びに免疫グロブリン及びカルシウムを含有している
    請求項17又は18に記載の薬剤組成物。
  20. 【請求項20】 1日当たり1〜30gの繊維が投与されるような量の繊維
    を含有している請求項17〜19のいずれか一項に記載の薬剤組成物。
  21. 【請求項21】 繊維が小麦殻繊維である請求項17〜20のいずれか一項
    に記載の薬剤組成物。
  22. 【請求項22】 TGF−βが哺乳動物の乳製品、好ましくはウシの乳又は
    乳清から抽出によって得られる請求項17〜21のいずれか一項に記載の薬剤組
    成物。
  23. 【請求項23】 一つ又は二つ以上のTGF−β結合因子をさらに含有して
    いる請求項22に記載の薬剤組成物。
  24. 【請求項24】 1日当たり50ng〜150μgのTGF−βが投与され
    るような量のTGF−βを含有している請求項17〜23のいずれか一項に記載
    の薬剤組成物。
  25. 【請求項25】 ラクトフェリン、脂肪酸及び抗酸化剤のうちの少なくとも
    一つのメンバーをさらに含有している請求項17〜24のいずれか一項に記載の
    薬剤組成物。
  26. 【請求項26】 腸粘膜の機能不全又は疾患の治療や予防用の薬剤組成物を
    製造するための使用であって、 a)インスリン様成長因子1(IGF−1)が実質的に存在していない状態で
    のトランスフォーミング成長因子β(TGF−β)と、 b)醗酵によって短鎖脂肪酸100g当たり15gを超えるブチレートを形成
    する繊維、及び c)免疫グロブリン、及び d)カルシウム、 のうちの少なくとも一つとの使用。
  27. 【請求項27】 TGF−βがアナボリック成長因子(AGF)の実質的な
    不存在下で適用される請求項26に記載の使用。
  28. 【請求項28】 化学療法又は放射線療法の結果としての腸粘膜損傷の治療
    や予防のための薬剤組成物を製造するための請求項26又は27に記載の使用。
  29. 【請求項29】 炎症性腸疾患の治療や予防のための薬剤組成物を製造する
    ための請求項26又は27に記載の使用。
  30. 【請求項30】 薬剤組成物であって、 a)トランスフォーミング成長因子−β(TGF−β)が実質的に存在してい
    ない状態でのアナボリック成長因子(AGF)と、 b)可溶性非殿粉多糖類、不溶性非殿粉多糖類、オリゴ糖、耐性殿粉及びこれ
    らの混合物の群から選択される繊維と、 を含有している薬剤組成物。
  31. 【請求項31】 AGFとして少なくともインスリン様成長因子−1(IG
    F−1)を含有している請求項30に記載の薬剤組成物。
  32. 【請求項32】 IGF−1が哺乳動物の乳製品、好ましくは、ウシの乳又
    は乳清から抽出によって得られる請求項31に記載の薬剤組成物。
  33. 【請求項33】 ラクトフェリン、グルタミン及び抗酸化剤を有する群の少
    なくとも一つのメンバーをさらに含有している請求項30、31又は32に記載
    の薬剤組成物。
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