JP2003508990A - 移動通信システムにおいて周波数間測定を実行する加入者局及び方法 - Google Patents

移動通信システムにおいて周波数間測定を実行する加入者局及び方法

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Abstract

(57)【要約】 移動通信システム(T1)において、加入者局(MS)に位置するデータ伝送決定手段(DTDM)は、無線基地局装置(RBS)から加入者局(MS)にデータ伝送が指示されない所定の時間間隔を評価する。IF測定手段(IFMM)は、データ伝送が発生しない所定の時間間隔におけるハンドオーバ手順に必要な周波数間測定を実行する。データ伝送がないことの判断は、ネットワーク制御手段(RNC)との信号や他のデータの交換の必要なく加入者局(MS)によって自律的になされる。本発明は、CDMA、WCDMA、及びTDMA移動無線通信システムにおいて特に有益である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発 明 の 技 術 分 野 本発明は加入者局と移動通信システムにおける周波数間測定を実行する方法に
関する。本発明はまた、そのような加入者局とそのような方法とが採用された移
動通信システムにも関する。
【0002】 以下に詳細を説明するように、移動通信システムにおいて加入者局及び基地送
信局間の接続(通信接続又はシグナリング接続)の伝送状態は監視され、例えば
伝送状態が劣化した場合に、周波数間又はシステム間ハンドオーバの必要性が検
出される。周波数間又はシステム間ハンドオーバの必要性が検出されると、この
必要性を示すために周波数間測定トリガ信号が生成され、現在使用中の周波数と
は異なる周波数に対する周波数間測定が開始される。トリガ信号に応答して、1
つ又は複数の異なる周波数について周波数間測定が実行され、好適な新しい周波
数が見つかった場合、実際の周波数間又はシステム間ハンドオーバが行われる。
以後、“ハンドオーバ”という言葉は、明確に記載しない場合であっても、周波
数間又はシステム間ハンドオーバを表す。
【0003】 基地送信局と加入者局間で接続が確立すると、アクティブモードの加入者局と
信号接続のみが確立された場合であっても、その接続においては常にいくらかの
データトラフィックが存在し、加入者局及びネットワークはデータ伝送がないと
きに周波数間測定を行わねばならない。これは、周波数間測定を行わないと、お
そらく接続上を通信されたデータの一部が失われるからである。他の重要な観点
は、周波数間測定を開始するため、ネットワークによっていつ、どのように周波
数間測定トリガ信号を生成べきであるかということである。しかし、周波数間測
定そのものは、周波数間測定トリガ信号に応答して加入者局で常に実行されるこ
とに留意すべきである。
【0004】 本発明は特に、加入者局においてこれら周波数間測定を行うためにどの時間間
隔を用いるべきかという問題を解決する。
【0005】 以下、周波数間は“IF”と短縮表記する。
【0006】 発 明 の 背 景 移動通信システムにおけるIF測定をトリガするための従来方法に関し、図1
は少なくとも2つの異なる移動通信システムT1,T2を有する電気通信システ
ムTELEの一般的な概観を示している。例えば移動局MSである加入者局は、
第1の移動通信システムT1で動作可能であり、第2の移動通信システムT2に
おいても動作可能であってよい。各移動通信システムT1、T2の内部で、移動
局MSは異なるセルS1,S2,S3,S1’,S3’及びC1−C6を動き回
ることが可能である。異なるハンドオーバ基準によって、移動局MSは同一シス
テム内での周波数間ハンドオーバか、他方のシステムへ/からのシステム間ハン
ドオーバを実行する。ここで、本発明が同一システム内での周波数間ハンドオー
バ及びシステム間ハンドオーバの少なくとも一方をトリガするのに等しく良好に
適用可能であり、図1はそれら両方のハンドオーバ手順が起こりうる例として2
つの移動通信システムT1,T2を示すに過ぎないことに留意すべきである。
【0007】 図1に、第1の移動通信システムT1の一例として、ネットワーク制御手段R
NC(Radio Network Controller)と、少なくとも1つの基地無線局装置RBS、
RBS’(WCDMAにおいては無線基地局と呼ばれる)と、少なくとも1つの
加入者局MS(Mobile Station)及び多数の(おそらく)オーバラップしたセルS
1,S2,S3,S1’,S3’を有するWCDMA(Wideband Code Division
Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)又はCDMA(Code Division Multi
ple Access:符号分割多元接続)通信システムを示す。
【0008】 第2の移動通信システムT2の一例は、GSM(Global System for Mobile Co
mmunications)、PDC(Personal Digital Cellular)及びD−AMPS(Digital
-Advanced Mobile Personal Service)規格に従った通信システムである。
【0009】 図1において、GSMシステムの一例が第2の移動通信システムT2として示
される。しかし、本発明は基本的に任意の形式のディジタル移動電話システムに
適用可能であり、従って上述のシステムに限定されないことに留意すべきである
。図1に示すGSMシステムは従来の基地局コントローラBSC、少なくとも1
つの移動通信交換局MSC及び関門移動通信交換局GMSCを有する。移動局M
Sは移動局MSが移動可能なセルC1−C6内の複数の基地無線局装置BTSに
よってサービスを提供される。
【0010】 図1におけるWCDMAシステムのネットワーク制御手段RNCはUMSCユ
ニットを介してGSMシステムの関門移動通信交換局GMSCに接続される。
【0011】 第1及び第2の移動通信システムT1,T2の地理的な配置に応じて、第1の
移動通信システムT1のセルS1,S2,S3,S1’,S3’もまた、第2の
移動通信システムT2のセルC1−C6と完全に、又は部分的にオーバラップし
て良い。もちろん、移動局MSがシステム間ハンドオーバを行うものであれば、
移動局MSは第1及び第2の移動通信システムの使用に従って動作可能であろう
【0012】 図1における電気通信システムTELEにおいて周波数間又はシステム間ハン
ドオーバを行う1つの理由は、カバー可能な範囲に関する理由(coverage reason
s)による。これは、第1の通信システムのみならず、いかなる他のシステムも全
ての地理的領域、例えばUMTSのホットスポットを完全にカバーすることはで
きないという事実による。さらに、移動通信システム内の一部のセルは隣接セル
に適用できない周波数で動作しているかもしれない。従って、移動局MS又はネ
ットワーク制御手段RNCに周波数間ハンドオーバ又はシステム間ハンドオーバ
のいずれかを実施させることによって、通信を中断することなく移動局MSをよ
り広い領域で利用することが可能になる。
【0013】 ハンドオーバを行う別の理由は容量に関する理由(capacity reasons)である。
この移動通信システム又は他の移動通信システムの一方がたまに重い負荷を受け
るかもしれず、従ってこの場合システム間ハンドオーバが必要になる。同様に、
移動局MSがある特定の周波数で接続を確立され、その後別の周波数を使用しな
ければならなくなるかもしれない。この別の周波数は同一セル内部又は他のセル
内に存在し、いずれも一般に周波数間ハンドオーバと呼ばれる。図1に示すよう
に、周波数間測定(周波数間ハンドオーバ及びシステム間ハンドオーバの少なく
とも一方に必要)は移動局MSに設けられた周波数間測定手段IFMMによって
常時実行される。
【0014】 ネットワーク制御手段RNCは、既に加入者局MS及びネットワーク間にシグ
ナリング通信リンクが確立されている場合に、呼び出しフラグを移動局MSへ送
信する呼び出しフラグ送信手段PFSMを有する。例えば、移動局MSが起動さ
れており、かつネットワークに登録されている場合、加入者局は既登録かつ非ア
クティブモード動作にある。スタンバイ動作手段SOMは加入者局を非アクティ
ブモード動作に維持する。そのような非アクティブモード動作では、加入者局M
Sの動作はネットワーク制御手段RNCからの呼び出しフラグPF受信時、すな
わち、加入者局SSに対する呼が保留中であり、通信接続が加入者局MSへ設定
される際に起動される。
【0015】 図2は、シグナリング接続又は通信接続が確立される際に移動通信システムに
おいて周波数間ハンドオーバ又はシステム間ハンドオーバを実行する方法の全体
的なフローチャートを示す。ステップST11で、ネットワーク制御手段RNC
又は加入者局MSに設けられたハンドオーバ手段HORM(HandOveR Means)が上
述したように、容量/カバー可能な範囲という状況に関してネットワーク性能を
監視する。ステップST12では、ハンドオーバ手段HORMがステップST1
1で判定された基準に従って、大筋でハンドオーバが必要であるか否かについて
決定する。もし必要であれば(ステップST12で“Y”の場合)、ステップS
T13で移動局が周波数間測定の実施を開始するようトリガされる。より具体的
には、ステップST13において、IF測定トリガ信号IFTSがハンドオーバ
手段HORMから出力される。図1に示すように、IF測定手段IFMMは、ス
テップST13において、移動局評価ハンドオーバ(Mobile-evaluated-handover
)トリガ信号IFTS又はネットワーク評価ハンドオーバ(Network-evaluated-ha
ndover)トリガ信号IFTSによりトリガ可能である。
【0016】 必要な際に高速で信頼できる周波数間ハンドオーバを実施するため、ネットワ
ーク制御手段RNC及び移動局MSの少なくとも一方の内部で信頼できるトリガ
信号IFTSの出力を提供することが好ましい。もちろん、良く設計されたトリ
ガ手順を提供するため、ステップST11において監視が必要とされ、最終的に
移動局MSに対し他の周波数又はシステム上でIF測定を実施するようにトリガ
するトリガ条件は1つでない。通常、数個の条件がステップST11において監
視されるとともに、ステップST13でトリガ信号が出力されるためにはそれら
が満たされる必要がある。そのような条件は例えば(ネットワークから加入者局
への)ダウンリンク接続又は(加入者局からネットワークへの)アップリンク接
続からの過度に高い出力及びセル内の高負荷の少なくとも一方を有することがで
きる。例えばネットワークがアップリンク干渉を測定することによってセル内の
高負荷を検出したとすると、ネットワークはIF測定、従って異なるセル又は異
なるシステムへのハンドオーバをトリガしようとする。同様に、送信状態が劣化
した場合、移動局MSはその出力をますます増加させるようにトリガされ、従っ
て高出力がまたIF測定及びハンドオーバの必要性を示すことになる。
【0017】 従来技術文献TS 25 231 V0.3.0,技術仕様:3GPP(Third
Generation Partnership Project:第3世代パートナーシップ プロジェクト)
;技術仕様グループ(TSG)、無線アクセスネットワーク(RAN);ワーキ
ンググループ1(WG1);IS95規格における物理層測定、1999年7月
(以下、参考文献[1]と呼ぶ)は特に、3.,4.,5.1.2章において、
従来の様々な測定トリガ基準を記述している。参考文献[1]に記載された移動
通信システムでは、ネットワークハンドオーバ手段HORM及び加入者局ハンド
オーバ手段HORMの両方が無線リンク(RL)の性能を監視し、またハンドオ
ーバ要求を行うことが可能である。例えば、ネットワークハンドオーバ手段HO
RMがダウンリンクを加入者局MSからの測定報告によって監視する。ネットワ
ークハンドオーバ手段HORMはまた、トラフィック負荷についても監視する。
上述の通り、移動局MSによって評価されるハンドオーバは移動局評価ハンドオ
ーバ、略してMEHOと呼ばれ、ネットワークによって評価されるハンドオーバ
はネットワーク評価ハンドオーバ、略してNEHOと呼ばれる。図1に示すよう
に、移動局MS及びネットワーク制御手段RNCの各々がハンドオーバ手段HO
RMを有し、それぞれ監視されるトリガ状況に従ってハンドオーバを開始するこ
とが可能である。従来技術におけるステップST11で監視中に監視される4つ
の基本基準は、以下に説明するとともに上述の参考文献[1]にも示されるよう
に、“基地局トラフィック負荷超過”状態、“距離制限超過”状態、“パイロッ
ト強度が予め定められた閾値基準を下回る”状態、及び“電力レベル超過”状態
である。
【0018】 最初に、“基地局トラフィック負荷超過”状態に関して、ネットワークハンド
オーバ手段HORMは、移動通信システムT1内の全基地局BSにおける負荷を
監視し、ハンドオーバの必要性を判定する。そして、全基地局間での負荷を平均
化し、より高いトラフィック効率を達成するため、IF測定信号IFTSを出力
する。例えば、ネットワークハンドオーバ手段HORMは、基地局の負荷が予め
定められた負荷閾値を超えた場合には常にステップST13においてトリガ信号
を出力する。
【0019】 2番目に、“距離制限超過”状態に関して、加入者ハンドオーバ手段及びネッ
トワークハンドオーバ手段HOMの少なくとも一方は基地局BS及び加入者局M
Sの距離監視に基づいてハンドオーバの必要性を判定するように適合される。関
連する基地局及び加入者局の距離は、同期システムにおいて判定可能である。そ
のため、測定された距離が予め定められた距離を超える場合には常にステップS
T13においてトリガ信号IFTSが出力される。
【0020】 3番目に、“パイロット強度が予め定められた閾値基準を下回る”状態に関し
て、加入者ハンドオーバ手段及びネットワークハンドオーバ手段の少なくとも一
方は、ハンドオーバの必要性を、測定パイロット信号強度が予め定められた電力
閾値を下回ることの監視に基づいて判定するように適合されている。図3−1及
び図4−1に示すように、近代的な移動通信システムにおいて、基地無線局装置
RBS及び加入者局MS間でのデータ伝送は、制御部CP及びデータ部DPから
構成されるデータフレームFR及び送信フレームFRを送信することによって実
施される。これはCDMAフレーム(図3−1)及びGSMシステムでのTDM
Aフレーム(図4−1)について正しい。制御部CPは少なくともパイロット信
号PSから構成され、好ましくはさらに他の制御シンボルCSとともに構成され
る。例えば、各基地局BSが同一周波数上で一定電力のパイロット信号PSを送
信することが可能である。加入者局MSは受信したパイロット信号の電力レベル
を監視することが可能であり、それから基地局BS及び加入者局MS間の接続上
での電力ロスを推定する。パイロット信号強度を経路損失の推定に用い、経路損
失が予め定められた経路損失閾値よりも大きい場合、加入者ハンドオーバ手段H
ORMは、ステップST13においてトリガ信号IFTSを出力する。
【0021】 4番目に、“電力レベル超過”状態に関して、加入者ハンドオーバ手段及びネ
ットワークハンドオーバ手段の少なくとも一方は、ハンドオーバの必要性を、加
入者電力調整モジュールPAM(図1において移動局MS内部に示す)が、基地
局BSからの電力増加コマンドに応答して、通信接続CCのアップリンクでの電
力をもはや増加できないことの監視に基づき判定するように適合される。
【0022】 図5a−dは、複数のタイムスロットTS1...TS15からなるフレーム
FRを基地無線局装置(一般にノード“B”と呼ばれる)RBSと、加入者局M
S間で交換する際の送信電力に関する、これら従来の調整を示す。基地無線局装
置(ノード“B”)RBS内の電力調整モジュールPAMは、電力に対し上限閾
値PUP、下限閾値PDWN及びオフセット値POFFをプリセットする。ノー
ドBにおいて、電力オフセット値POFFは低速電力制御と共に用いられ、上限
及び下限閾値PUP、PDWNは高速電力制御とともに用いられる。
【0023】 図5bに示す低速電力制御及び高速電力制御は、図5cのフローチャートに従
って実行される。低速電力制御(外部制御ループ)に関連するステップP1、P
2はRNC側又はMS側で実行される。ステップP1において、フレームエラー
率FER(又はブロックエラー率BLER)が測定され、ステップP2でこの測
定されたFER(又はBLER)がFER目標値(又はBLER目標値)と比較
される。ステップP8において、新たな信号干渉比目標値SIR−target
が得られる。図5dに示すように、デルタSIRターゲット値(dB)と測定さ
れたFER値の対数との間には、既知の(シミュレートされた)関係が存在する
。2つの閾値UL_デルタ_SIR2及びUL_デルタ_1の間には、所定の“
ワーキングエリア”が存在する。この関係は既知、すなわち事前にシミュレート
される。図5dに示すように、測定値の対数(測定されたFER)に依存して、
デルタSIRターゲット*が読み出される。新たなSIRターゲットSIR値SIR_t
argetは以下の式に従って計算される。
【0024】 SIR_target=SIR_target+delta_SIR_target* 従って、外部ループ又は低速電力制御は、ステップP1,P2が実行される場合
には常にステップP8において新たなSIR_target値を生成する。新たなSIR_targ
et値はその後ノードB側もしくはMS側でそれぞれ実行される高速電力制御(内
部ループ)で用いられる。
【0025】 ステップP5において、スロット当りのSIR(信号対干渉比)が測定され、
ステップP4では、測定SIR値がステップP8で取得されたような(現在の)
SIR目標値と比較される。もし、その測定SIR値が現在のSIR目標値より
大きいなら、減少命令が移動局MS/ネットワークに送信され、即ち、送信電力
制御パラメータTPCがステップP7においてTPC=“00”にセットされる
。その測定SIR値がステップP4における(現在の)SIR目標値より小さい
とき、増加命令が送信電力制御パラメータTPCをTPC=“11”と設定する
ことによりステップP6において移動局MS/ネットワークに送信される。
【0026】 図5bに図示されているように、低速の電力制御と高速の電力制御とによって
ダウンリンクDLにおける電力Poutの段階的な調整という結果が得られる。低
速の電力制御はフレーム(或いはブロック)毎にフレーム誤り率FER(或いは
ブロック誤り率BLER)を計算するステップP1、P2を実行するので、新し
いSIR−目標値は、各スロットに関してステップP5、P4、P6、及びP7
で実行される高速の電力制御よりも低い頻度で得られる。
【0027】 オフセット値Poffと高い側及び低い側の閾値Pup、Pdwnもまた、電力調整に
用いられる。例えば、出力電力Poutの高い側の閾値Pupを超えるとき、オフセ
ット値Poffはわずかに増加し、その電力が低い側の閾値Pdwnよりも小さいとき
、オフセット値Poffはわずかに減少する。電力の段階的な調整は常にPdwnとP up との間の電力範囲の中で実行される。これらの値Poff、Pup、及びPdwnはた
だソフトハンドオーバのきっかけのために用いられるので、これらは本発明との
これ以上の関連はなく、これについてのこれ以上の説明はそれ故に省略される。
【0028】 上述のように、4番目の“電力レベル超過”条件において、ノードB(基地局
BS)は加入者局MSに対してその電力を増加するように命令し、そして、ノー
ドBにおける電力調整モジュールPAMが電力増加命令TCPに応答して電力の
さらなる増加がないことを通知するなら、ネットワークハンドオーバ手段HOR
MはIFトリガ信号を発行することにより測定を要求しても良い。
【0029】 上述の4つの異なる条件に関して、数多くの重大な不利益があり、4つの説明
された条件のいくつかは、将来の広帯域符号分割多元接続のシステム(WCDM
A)において実施することさえもできない。
【0030】 参考文献[1]はIS−95標準に関し、同期型CDMAシステムを記述して
いるのに対し、参考文献[2]:TS25.201 V2.1.0、第3世代パ
ートナーシップ プロジェクト(3GPP);技術仕様グループ(TSG);無
線接続ネットワーク(RAM;作業グループ1(WG1);物理層−概観、19
99年6月版は非同期型WCDMAシステム、特に、そこで用いられる多元接続
を記述している。参考文献[1]において記載されているもののような同期型シ
ステムにおいて、基地局BS或いは加入者局MSは依然として両者間の距離を評
価できる(第2のトリガ条件)。このことはパイロットチャネルと全てのチャネ
ルにおけるチップレートが精密なシステムクロックに同期される(ロックされる
)ので可能である。このことは参考文献[1]においては、全地球測位システム
(GPS)を用いることにより達成される。しかしながら、基地局BSと加入者
局MSとの間のマルチパス伝播遅延やシャドウイングのために、評価された距離
は誤っているかもしれない。それ故に、第2の条件“距離制限超過”は非常に正
確であるとは言えないかもしれない。
【0031】 “パイロット強度が予め定められた閾値基準を下回る”という3番目の条件で
は、加入者局MSはIF測定のきっかけとなり、従ってハンドオーバのきっかけ
となる測定を実行しなければならない。パイロット信号強度のこれら連続的な測
定は、加入者局MSが所定の測定時間の間はパイロットチャネルの平均フィルタ
リングを実行しなければならないので、加入者局の電池の寿命を著しく短くさせ
るかもしれない。電池寿命の減少は、加入者局によって実行されねばならない既
に多くの測定、例えば、IF測定トリガ信号IFTSが発行されたときの別の周
波数におけるIF測定などがあるので、全ての環境で回避されるべきものである
。さらにその上、加入者局MSは、空中インタフェースによって基地無線局装置
RBS(ノードB)とネットワーク制御手段RNCとへ、ある形式でパイロット
信号強度測定を報告しなければならず、そして、これはアップリンクULにおけ
る干渉レベルとネットワークにおける信号発信の負荷とをさらに増加させるであ
ろう。それ故に、“パイロット強度が予め定められた閾値基準を下回る”という
3番目の条件に関連して用いられるとき、“基地局トラフィック負荷超過”とい
う1番目の条件に従う負荷の評価は、ネットワークの空中インタフェースにおけ
る信号発信の増大のため、より多くの信号発信の原因となるかもしれない。
【0032】 それ故に、従来技術のトリガ機構の主要な不利益は、これらの条件のいくつか
が同期型或いは非同期型のシステムでは用いられず、電池寿命が短くなり、アッ
プリンクULにおける干渉レベルとともにネットワークにおける信号発信の負荷
が増大する点にある。
【0033】 図2において、(加入者局ハンドオーバ手段HORM或いはネットワークハン
ドオーバ手段HORMによって生成された)IF測定トリガ信号IFTSに応答
して、加入者局はステップST21において与えられた時間間隔でIF測定を実
行する。上述のように、高速で信頼性のある周波数間ハンドオーバを実行するた
めに、加入者局MSに異なる周波数において信号品質測定を、例えば、ターゲッ
トセル或いは異なるシステムにおいて実行させ、そして、加入者局MSがどのセ
ルにハンドオーバされることになるのかに関して、ネットワーク制御手段RNC
がそのハンドオーバの決定をレポートされる信号品質測定に基礎をおくことがで
きるようにネットワーク制御手段RNCにこれらのことをレポートする。後述す
るように、加入者局MSでのIF測定の実行はささいなタスクではない。例えば
、CDMAやFDMAシステムにおいて、加入者局MSの受信機は通常、現在の
周波数で情報を受信するのにビジーであり、従って、ある測定時間がそのような
システムでは、データの大きな損失なく周波数間測定を可能とするためにどうに
かして作り出されねばならない。フィールド測定が実行される時間間隔を決定す
るための従来の方法について以下に、図3−1、図3−2、図4−1、図4−2
、及び図6を参照して説明する。
【0034】 図3−1を参照して既に上述したように、CDMA通信システムでは、データ
通信は、複数の時間スロットTS1......TS15から成るデータフレームFR
を交換することによって実行される。各時間スロットは制御部CPとデータ部D
Pとを有している。上述した参考文献[2]に記載されているように、また、図
3−2のステップST21'と図3−1にも示唆されているように、圧縮モード
(スロットモードとも呼ばれる)においてデータ伝送を実行してIF測定につい
てのいくらかの時間を作り出すことも可能である。この目的のため、ネットワー
ク制御手段RNCは、データ部DPに含まれるデータが圧縮される、即ち、フレ
ームのより小さな部分へと集中され、その結果としてアイドル時間部ITPを作
り出す圧縮モード設定手段CMSMを有している。加入者局MSは、−ネットワ
ーク制御手段RNCの圧縮モード設定手段CMSMから送信される信号或いはあ
る情報を介して圧縮モードでの送信について通知され−、圧縮モードでの動作を
決定、即ち、具体化する圧縮モード決定手段CMDMを有している。もし、その
ような圧縮モードの動作が検出されたなら、加入者局MSは圧縮モードでの動作
に入り、図3−2におけるステップST21''で、アイドル時間ITでIF測定
を実行する。
【0035】 CDMAシステムにおいて、そのような情報の集中は、処理利得G=チップ/
情報ビット=1/SFを低減する、例えば、拡散因子SFを小さくすることによ
り達成される。どのように情報の集中が達成されるのかについての別の可能性は
チャネル符号化方式を変更する、例えば、r=1/3からr=1/2に変更する
ことによってなされる。圧縮モードでの動作のために、IF測定が実行される時
間間隔ITは加入者局MSのIF測定手段IFMMによって生成される。
【0036】 図4−1とステップSC21'''とST21''''とはフィールド測定が実行さ
れる時間間隔がどのように備えられるのかについてのもう1つの可能性を示して
いる。GSMシステムでは、複数のTDMA時間スロットTS1....TS−Mか
ら成るフレームの特定の時間スロットFMSが指定され、フィールド測定がFM
P部において実行される。即ち、GSMシステムでは、ネットワーク制御手段或
いは基地局の送信機から加入者局MSへデータが送信されない所定のフィールド
測定スロットが備えられる。
【0037】 アイドル時間間隔がどのように備えられるのかについての更なるやり方は、シ
ステム間ハンドオーバが実行されるべきである場合について、参考文献[1]に
記載されている。この場合、図6に図示されているように、加入者局MSは別の
システムで測定を実行しないし、その代わり、その別のシステムでは加入者局M
Sが既に通信を行なっているのと同じ周波数で加入者局MSによって受信される
擬似雑音PNシーケンスを送信する。他のPNシーケンスと比較して、このPN
シーケンスの電力が所定の時間、所定の閾値を超えるとき、システム間ハンドオ
ーバが実行される。
【0038】 図2と図3−1と図4−1とに示されているように、ネットワーク制御手段R
NCは移動局とステップST13とにトリガを与えてIF測定を実行し、そして
、また前記IF測定が実行されることになる異なるセル或いは異なるシステムに
属する周波数で加入者局MSに指示を与える。加入者局SSは所定の時間内でネ
ットワーク制御手段RNCにIF測定を報告する。それから、ステップST22
では、ネットワーク制御手段RNCは選択された周波数(セル或いは異なるシス
テム)にハンドオーバが可能であるかどうかを決定する。もし、例えば、あまり
にも大きい干渉がその新しい周波数で決定されるために、それが不可能であるな
ら、ネットワーク制御手段はステップST23において新しいターゲットセル(
周波数)を選択し、IF測定がステップST21において加入者局MSによって
繰り返される。さらにその上、ネットワーク制御手段RNCは加入者局MSに命
令を与えて周期的な探索或いは一回限りの探索を実行させることができる。その
ような手順は、例えば、同期型通信システムについては参考文献[1]に記載さ
れている。
【0039】 CDMA2000のようなあるシステムでは、加入者局MSはIF測定をネッ
トワーク制御手段にレポートするだけではなく、ネットワーク制御手段RNCに
対してどのくらい長く(時間的に)そしていつ(開始時間)加入者局MSが所望
のIF測定を実行できるようになるかを示す。もし、ネットワーク制御手段RN
Cが、加入者局MSがIF測定の実行を意図している時間間隔についての知識を
もっているならば、そのネットワーク制御手段RNCは、ネットワーク制御手段
RNCによって送信されるが、加入者局MSではそのIF測定を実行する時間間
隔において処理を行なわないデータフレームを補償するためのいくつかの備えを
することができる。即ち、ならなる備えがなされないなら、加入者局MSがフィ
ールド測定を実行する時間間隔で、実際にデータフレームは失われるであろう。
【0040】 1つの可能性とは、ネットワーク制御手段RNCがその測定時間間隔或いは複
数の測定時間間隔の前或いは後に、電力を増すことである。その誤り率は常に複
数のデータフレームにわたって評価されるのであるから、その測定時間間隔の前
後におけるそのような電力増加により誤り率についての全体的な品質を、平均誤
り率の要求を超えない平均的なレベルに保持することが可能になる。これに対し
て、類似の状態が加入者局MSの側でも発生する。即ち、加入者局MSがその測
定時間間隔ではデータフレームを送信することはできないであろう。それ故に、
加入者局MSも、決定された測定時間の前後で電力を増加することにより可能な
伝送されていないフレームを補償する。それ故に、加入者局MSの側とネットワ
ーク制御手段RNCの側で、受信品質は改善される。しかしながら、移動局MS
がフィールド測定をステップST21で実行することになる与えられた時間間隔
を備える上述の手順(これは一般にCDMA2000とIS’95で用いられる
)、PNシーケンス伝送、及び、電力増加による消去されたフレームの補償は依
然として、以下に示すようにシステムで実施されるときにいくつかの大きな欠点
を見せてしまう。
【0041】 加えて、圧縮モードでの動作に関連するフィールド測定を実行するWCDMA
の手順は、特に、システムの場合には次のような不利益がある。もし、ダウンリ
ンクDLにおける拡散因子SFが、加入者局MSが他のシステムについてのフィ
ールド測定を実行することになるアイドル時間間隔ITを備えるために小さくさ
れるなら、利用可能なチャネル化コードは少なくなる。即ち、CDMAシステム
のハード的な能力は小さくなる。
【0042】 これに対して、チャネル符号化率が一定時間大きくなるなら、CDMAシステ
ムは異なる符号化方式と同じ無線リンクについて異なるインタリービングの深さ
とを用いてサービスを実行するので、複雑な符号化速度の装置がネットワーク制
御手段RNCに組み込まれて実施されねばならない。
【0043】 さらにその上、加入者局MSは、同じデータ情報がより短い時間間隔、即ち、
圧縮データ期間で送信されるので、圧縮モードでの動作のために測定が実行され
るとき、その出力電力を増加しなければならない。加入者局MSと基地無線局装
置RBSとの少なくともいずれかの出力電力が大きくされないなら、その性能は
低下するであろう。しかしながら、加入者局MSのピーク電力を増加するという
この要求は、もし加入者MSが既にその最大出力電力で送信しているなら、距離
の制限を示唆するかもしれない。さらにその上、符号化率が低くなるとき、デー
タフィールドが同じ程度にまで保護されていないので、情報を損失するより大き
な危険性がある。
【0044】 図6に示されているように、PNシーケンス伝送を用いる手順は次のような不
利益がある。この場合、全ての他の存在する移動通信システムが加入者局MSに
よって検出されるPNシーケンスを送信する装置を備えなければならない。この
ことは運用者にとって(従ってエンドユーザにとって)大きな費用を意味する。
さらにその上、別の移動通信システムで用いられるPNシーケンスはCDMAシ
ステムと干渉するであろうしデータ伝送の能力と品質とを低下させるであろう。
【0045】 測定時間間隔の前後で電力を増加させるという最後に述べた方法は、加入者局
MSがセルの境界に近くおそらくは周波数間ハンドオーバを行いたいとき、或い
は、セル(セクタ)が高負荷を呈するとき、通話品質が既に非常に低い場合には
、測定時間間隔によるフレーム損失がその通話品質を劣化させてしまうであろう
という高い危険性があるという不利益がある。
【0046】 上述の従来技術に従うIF測定のために時間間隔を備える上記の不利益をまと
めると、時間測定間隔のこのような備えは、(例えば、フレームの損失のため)
サービス品質の低下という結果になり、(PNシーケンス発生器の組み込みのた
めに)複雑なシステム改造を必要としたり、(その時間間隔の前後で電力が増え
るなら)加入者局MSの電池寿命を短くしてしまうであろう。
【0047】 本 発 明 の 要 約 上述のように、移動通信システムにおいてIF測定のきっかけをつくりこれを
実行する上述した手順は、加入者局MSの電池寿命が(特定のトリガ方法の使用
のために)短くなり、データ送信サービスの品質が(フレーム損失のために)低
下し、システム構成が(PNシーケンス生成器を組み込むために)複雑になるの
で、一般的には不利益がある。本発明はこれらの不利益を回避することを目的と
している。
【0048】 特に、本発明の目的は、加入者局によって実行される周波数間測定が複雑なシ
ステム構成を必要とすることなくサービス品質の劣化や電池寿命の減少を招かな
い加入者局、方法、及び移動通信システムを提供することである。
【0049】 この目的は、IF測定を実行するために適合される周波数間測定手段を含む移
動通信システムの加入者局であって、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝
送を指示しないであろう所定の時間間隔を決定するために適用されるデータ伝送
決定手段を有し、前記IF測定手段は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行
するために適合されることを特徴とする加入者局(請求項1)によって解決され
る。
【0050】 この目的はまた、移動通信システムの加入者局において周波数間IF測定を実
行する方法であって、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝送を指示しない
であろう所定の時間間隔を決定する工程と、前記所定の時間間隔で前記IF測定
を実行する工程とを有することを特徴とする方法(請求項14)によって解決さ
れる。
【0051】 この目的はまた、IF測定を実行するために適合される周波数間IF測定手段
を含む少なくとも1つの加入者局と前記加入者局とのデータ伝送を実行する少な
くとも1つの無線基地局装置とを含む移動通信システムであって、前記加入者局
は、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝送を指示しないであろう所定の時
間間隔を決定するために適合されるデータ伝送決定手段を有し、前記IF測定手
段は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行するために適合されることを特徴
とする移動通信システム(請求項28)によって解決される。
【0052】 本発明を第1の側面から見れば、伝送決定手段は前記加入者局に備えられて、
無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝送を指示しないであろう所定の時間間
隔を決定する。前記IF測定はデータ伝送が発生しないこの所定時間間隔で前記
加入者局において実行される。
【0053】 本発明を第2の側面から見れば、データ伝送が発生しないこの時間間隔の決定
は、伝送フレームのデータ部に含まれる情報のそのデータフレームの制御部に含
まれる情報に対する電力比を決定することによって実行される。もし、その電力
比が所定の電力比未満であるならば、電力評価手段はIF測定トリガ信号の出力
に続く所定の数のデータスロットに対応する時間間隔にはデータ伝送が発生しな
いと判断する。
【0054】 本発明を第3の側面から見れば、データ伝送のない時間間隔の決定は、加入者
局の呼出フラグ監視手段においてネットワーク制御手段から送信される呼出フラ
グを監視することによってなされる。その所定の時間間隔は、前記呼出フラグが
検出されない後の所定の数のデータスロットに対応する。
【0055】 本発明を第4の側面から見れば、データ伝送が発生しない場合の所定の時間区
間と、そして、さらにまたデータ伝送が圧縮モードの動作で実行されるときの時
間スロットのあるアイドル時間間隔とで、前記加入者局はIF測定を実行する。
【0056】 本発明を第5の側面から見れば、IF測定は、データ伝送が発生しない場合の
所定の時間区間と、そして、さらにまたデータ伝送が決定された時間間隔におい
て、加入者局において実行される。そのような場合、加入者局はネットワークか
ら到着するデータを削除する削除手段を有する。
【0057】 本発明を第6の側面から見れば、第4と第5の側面とが組み合わされて用いら
れる。
【0058】 本発明のさらなる有利な実施形態や改良点は従属する請求項からとられても良
い。さらにその上、本発明は、詳細な説明と添付された請求項との少なくともい
ずれかとにおいて別々に、説明と請求との少なくともいずれかがなされた側面と
特徴との組み合わせからもたらされる実施形態を有していても良い。
【0059】 これ以後、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
【0060】 なお、図面を通して同じ或いは類似の参照番号は同じ或いは類似のステップ或
いは特徴を指している。特に、図2における従来の加入者局MSと従来のネット
ワーク制御手段RNCについて説明されているユニットは本発明の実施形態でも
存在する。さらに、本発明は上述した特定のCDMA、WCDMA、D−AMP
S、或いはGSMシステムに限定されるものではないことに留意されたい。即ち
、本発明は、ハンドオーバが周波数間、セル間、異なるシステム間で実行される
必要がある場合、如何なる通信システムにも適用できる。
【0061】 本 発 明 の 原 理 通信接続CCがセットアップされるとき、或いは単に信号発信の接続がノンア
クティブモードの動作において移動局MSとセットアップされたときの両方の場
合において、ハンドオーバ手順とIF測定とが実行されることに留意されたい。
【0062】 図7は本発明に従う移動通信システムT1の原理的なブロック図を示している
。従来技術に従う図1で既に図示したユニットに加えて、本発明に従う移動局M
Sはデータ伝送決定手段DTDM、呼出フラグ監視手段PFMM、及び削除手段
DELを有している。図8は本発明の原理に従う原理的なフロー図を示し、ここ
でデータ伝送決定手段DTDMとIF測定手段IFMMとがステップST211
とST212において用いられる。他のステップST11、ST12、ST22
、ST23、及びST3は図2において既に図示されたそれらのステップに対応
している。特に、ステップST11とST12において能力或いはカバレッジの
理由のためにハンドオーバの必要があると判断されたとき、移動局はIF測定ト
リガ信号IFTSを受信する。この信号は、図1を参照して上述したように、ネ
ットワーク制御手段RNC或いは加入者局MSに位置しているハンドオーバ手段
HORMによって生成される。即ち、本発明の原理においても、IF測定は、上
述したようにネットワークが評価したハンドオーバNEHO或いは移動局が評価
したハンドオーバMEHOによってきっかけがつくられる。
【0063】 しかしながら、本発明の1つの面は、加入者局MSがIF測定を実行すること
になる時間間隔の具体的な決定が、図8に示されているステップST211にお
いて加入者局MSにより完全に自律的になされる点にある。特に、データ伝送決
定手段DTDMが、無線基地局装置RBSが前記加入者局MSにデータ伝送の指
示をしないであろう所定の時間間隔を決定するために適合され、そして、IF測
定手段IFMMはデータ伝送が発生しないこの所定の時間間隔にIF測定を実行
する。即ち、加入者局は、この“データなし期間”を検出したとき、所定の時間
間隔、例えば、2、3の時間スロット或いは完全なフレームの間、到来するビッ
トストリームからのデータを処理する必要がないことを知る。IF測定手段IF
MMが図8におけるステップST212におけるフィールド測定を実行すること
になる、そのような“データなし間隔”をその加入者局MSが、どのように自律
的に検出し予測するのかについて種々の可能性が存在する。
【0064】 データ伝送決定手段DTDMが、前記IF測定トリガ信号IFTSに応答して
前記所定の時間間隔を開始させるのが好ましい。即ち、出力DTTS(データ伝
送時間間隔信号)が手段DTDMによって出力され、そして、IFトリガ信号I
FTSがハンドオーバ手段HORMによって出力されるときにだけ、IF測定手
段IFMMはIF測定の実行を開始するであろう。
【0065】 それ故に、上述のように、ネットワーク制御手段RNCと加入者局MSとの少
なくともいずれかが、加入者局MSが同じシステム内或いは他のシステムにおけ
る少なくとも1つの他の周波数について信号品質を監視しなければならないと判
断したときには(即ち、加入者局がIF測定トリガ信号IFTSを生成/受信し
たとき)、加入者局MSは“データがない期間”が所定の時間間隔存在すること
が検出されるときの周波数間信号品質測定を実行する。現在のサービスのサービ
ス要求品質(QoS)がこれを可能とするときに、このことがなされるのが好ま
しい。加入者局MSはデータがない期間が検出されたときに測定を実行するため
の能力を有しているので、加入者局MSは同じシステム内或いは他のシステムに
おける他の周波数についてより高速な測定期間を達成できる。データが送信され
ていないときに測定が実行されるので、その測定はサービス品質に決して影響を
及ぼすことはなく、即ち、その測定は別の送信条件を低下させることは決してな
い。
【0066】 本発明の第1実施形態 上述のように、ネットワーク制御手段(無線ネットワークコントローラ)RN
Cと無線基地局装置RBSと加入者局MSとの間のデータ伝送は、複数のタイム
スロットTS1....TS15から成るデータフレームFRを交換することにより
実行される。そのデータフレームFRは制御部CPとデータ部DPとから構成さ
れる。図9は、ステップST211’とステップST212で本発明の第1の実
施形態を示しており、そこでは、データのない時間間隔の決定がタイムスロット
内のデータを評価することによってなされる。
【0067】 第1の実施形態では、データ伝送決定手段DTDMが適合されて、制御部CP
に含まれる情報に対するデータ部DPに含まれる情報の電力比を決定する。その
データ伝送決定手段は、もし、その決定された電力比が所定の電力比未満である
ならば、IF測定トリガ信号の出力に続く所定の数のデータフレーム或いはデー
タスロットに対応する時間間隔にはデータ伝送が発生しないことを決定するため
に適合される電力評価手段を有している。
【0068】 データ伝送決定手段DTDM或いはそこにある電力評価手段は、複数のスロッ
ト或いは完全なフレームにおける電力比の決定とその電力比と所定の電力比との
比較とを実行することが可能である。1つの時間スロット(或いは、いくつかの
連続する時間スロット)において、所定の電力閾値未満である電力比が決定され
るとき、加入者局MSは、現在、少なくとも数多くの連続する時間スロット或い
はフレームについて、前記ネットワーク制御手段RNCと無線基地局装置RBS
からデータ伝送が発生しないであろうことを評価する。それ故に、ステップST
211’において決定された所定の時間間隔は、電力比の決定が実行された時間
スロットに続く少なくとも1つの時間スロット或いはフレームに対応する。その
時間間隔はその決定がなされた時間スロットに続くいくつかの時間スロット或い
はいくつかのフレームに対応することが好ましい。その時間間隔の決定後、周波
数間測定がこの時間間隔においてステップST212で加入者局MSにおいて実
行される。
【0069】 上述のように、制御部CPは少なくとも、パイロットシンボルPS(と、ほと
んどいつもは付加的な制御シンボルCSとから)構成される。専用物理チャネル
での通信の場合、たとえ送信データがなくとも、少なくともそのパイロットシン
ボルが送信される。それ故に、データ伝送決定手段DTDMが、データシンボル
の電力とパイロットシンボルの電力との間の比を評価することが好ましく、そし
て、この比が所定の電力閾値未満であるとき、加入者局MSは評価時間スロット
に続く2,3の時間スロット或いはフレームがデータを搬送しないであろうと評
価する。
【0070】 2,3の時間スロット或いはフレームが評価されることが好ましい。即ち、2
,3の連続する時間スロットにおいて、パイロットシンボルの電力に対するデー
タシンボルの電力の比が決定され、そして、この電力比が数多くの連続する時間
スロットにわたって所定の閾値未満であるときにのみ、データ伝送決定手段DT
DMは最終的に、その最後の評価された時間スロット以降の所定の数の時間スロ
ット或いはフレームでは、ネットワーク制御手段RNCによってデータ伝送が計
画されていないと評価する。それ故に、完全に自律的に、加入者局MSは、前記
IF測定手段IFMMがフィールド測定を実行することになる所定の時間間隔を
決定できる。
【0071】 また、データ伝送決定手段DTDMは数多くの連続する時間間隔を評価するの
ではなく、その電力比評価に関して、数多くの周期的に発生する時間スロットを
用いることが可能である。また、DTDM手段は最初に数多くのかなり密に分布
した時間スロット、即ち、第1、第3、第5、及び第7時間スロットを評価し、
これ以後は、ただ、3つ目或いは4つ目毎の時間スロットを選択し、実際のIF
測定が始まる前に、より長い時間にわたりデータ伝送のないことに関する評価が
かなり優勢であることを確かめる。また、IFMM手段が既に測定を実行しその
間にデータ伝送が始まっていないことを確認するとき、DTDM手段は再び時間
スロットを評価することが可能である。
【0072】 もし、前記移動通信システムがCDMA或いはWCDMA通信システムである
なら、電力比に関して評価されている前記所定の数の時間スロットは5〜110
スロットの範囲にある。もし、その移動通信システムがTDMA或いはFDMA
通信システムであるなら、前記所定の数の時間スロットは大雑把に10の完全な
データフレームに対応して10〜128スロットの範囲にある。
【0073】 また、測定が実行されることになる時間間隔に対応した所定の数のデータフレ
ーム或いはデータスロットはさらなる処理のためにネットワーク制御手段RNC
へと通信して戻されることが可能である。例えば、加入者局MSは、例えば、1
0データフレーム或いはデータスロットの間、データ伝送が発生しないと評価し
、そして、ネットワーク制御手段RNCは実際のデータ伝送が少なくとも15デ
ータフレーム或いはデータスロットの間は計画されていないと判断するなら、情
報が加入者局MSに渡されてIF測定が別の5データフレーム或いはデータスロ
ットの間で実行される。或いは、実際にわずか5つのデータフレーム或いはデー
タスロットしかデータ伝送のために用いられないのであれば、ネットワーク制御
手段RNCは、評価された時間間隔が短縮される必要があることを示す加入者局
MSに情報を受け渡す。
【0074】 本発明の第2実施形態 データ伝送が電力比を評価することにより無線基地局装置RBSから加入者局
MSに指示されない所定の時間間隔の検出(評価)は、通信接続CCが既に移動
局MSとネットワーク制御手段RNCとの間で確立されているなら、特に利点の
多い実施形態である。しかしながら、もし、移動局が単に移動通信システムにお
いて登録されているだけであり、ただ信号発信の通信だけがネットワークと移動
局MSとの間で確立されているだけであるなら、可能性のあるハンドオーバにつ
いてのフィールド測定も実行される必要がある。ただ信号発信の通信だけがノン
アクティブモードの動作において存在するときのデータ送信がない期間の検出に
ついて、本発明の第2実施形態として以下に説明する。
【0075】 図10に示されているように、ステップST211''において、加入者局がノ
ンアクティブであるが登録された動作状態にあり、それはスタンバイ或いはノン
アクティブモード動作手段SOMによってこの状態に保持されている。そのよう
な状態において、少なくとも1つの信号発信の通信が加入者局MSと無線基地局
装置RBSとの間で確立される。そのような場合、図1を参照して上述したよう
に、ネットワーク制御手段RNCの呼出フラグ送信手段PFSMは加入者局MS
に対して保留中の呼があることを示すために呼出フラグを送信できる。
【0076】 本発明の第2実施形態に従えば、加入者局MSは、それがスタンバイ或いはノ
ンアクティブ信号STBを介して手段SOMによって命令されるようにノンアク
ティブモードの動作状態にあるときに動作状態にされる呼出フラグ監視手段PF
MMを有することができる。そのような状態において、呼出フラグ監視手段PF
MMはステップST211''において無線基地局装置RBSからの呼出フラグP
Fの送信を監視する。その呼出フラグ監視手段PFMMがネットワークからの呼
出フラグPFの送信がないと判断したとき、その手段はデータ伝送決定手段DT
DMに対して呼出フラグ検出信号PFDSを介してそのフラグを通信する。それ
故に、信号発信の通信が確立され、呼出フラグPFが検出されないとき、データ
伝送決定手段DTDMは、判断がなされた以後の所定の数の時間スロット或いは
データフレームに対応する時間間隔ではデータ送信は発生しないであろうと判断
する。即ち、呼出フラグ監視手段は信号発信の通信を監視し、そして、もし呼出
フラグが検出されたなら、周波数間測定を保留する。しかしながら、特定の測定
時点において、もし呼出フラグが検出されなかったなら、PFMM手段は前記測
定時点に続く複数の時間スロット或いはデータフレームに対応する時間、データ
伝送が実際には発生しないであろうと評価する。
【0077】 それ故に、ステップST212では、IFMM手段はDTDM手段による制御
信号DTTS出力に応答してIF測定を実行する。
【0078】 さらにその上、上述のように、DTDM手段とともにPFMM手段は、生成或
いは(ネットワークから)受信されたIFTS信号に応答してその動作を開始す
る。しかしながら、トリガ信号IFTSは生成/受信されることも可能であり、
ただ短い時間の後に、DTDM手段とPFMM手段との少なくともいずれかが動
作を開始する。
【0079】 CDMA或いはWCDMA通信システムでは、呼出フラグに関する測定時点に
続く所定の数のデータスロットは、5〜110データスロットで良い。もし、前
記移動通信システムがTDMA或いはFDMA通信システムであるなら、測定時
点に続く所定の数のデータスロットは10〜128の範囲でよい。
【0080】 なお、その呼出フラグに加え、或いは、その代わりに信号チャネルにおける他
の情報がデータ送信のないことの、そのような決定を行なうために用いられても
良い。もし、個々の情報と呼出フラグとの少なくともいずれかがセットされてい
ないなら、データ伝送がある時間間隔では計画されていないこと可能性が大きい
。それ故に、IF測定手段IFMMは、そのようなデータ伝送が予期されていな
い所定の時間間隔にいつも周波数間測定を実行できる。
【0081】 本発明の第3実施形態 図1を参照して説明したように、ネットワーク制御手段RNCと加入者局MS
との間のデータ伝送もまた、少なくとも1つの時間スロットのデータ部DPにお
けるデータ伝送が、アイドル時間間隔ITが前記時間スロットで備えられるよう
に圧縮されるという圧縮モードの動作で実行され、これにより前記アイドル時間
間隔でデータ伝送は発生しない。これに対して、加入者局MSは、その圧縮モー
ドにおいてデータ伝送を検出する圧縮モード検出手段CMDMを含む。
【0082】 本発明の第3実施形態に従えば、前記IF測定が実行されることになる時間間
隔は、(例えば、電力を評価することにより、或いは呼出フラグの送信に関する
信号発信の通信についてのチェックがPFMM手段で実行された後に)データ伝
送が検出されない所定の数の時間スロット或いはデータフレームに加え、データ
伝送が圧縮モードで実行されるデータフレーム或いはデータスロットの数多くの
アイドル時間部ITに対応している。図7に示されているように、IF測定手段
は、圧縮モードのトリガ信号CMTSとデータ伝送時間間隔信号DTTSとに応
答してIF測定を実行する。
【0083】 例えば、データ伝送決定手段DTDMが、検出時点以降に数多くの時間スロッ
ト或いはデータフレームの間、データ伝送が発生していないと判断するとき、I
F測定はその時間間隔で実行されるであろうし、−そして、データ伝送に圧縮モ
ードの動作が選択されたなら−、そのIF測定はまた、圧縮モードデータスロッ
トのアイドル時間間隔ITでも実行される。
【0084】 本発明の第4実施形態 本発明の第4実施形態に従えば、IF測定はまた、実際のデータ伝送が再開す
るときにも実行される。即ち、まずDTDM手段は、ネットワーク制御手段RN
C或いは無線基地局装置RBSからのデータ伝送が期待されない所定の時間間隔
を検出或いは評価する。データ伝送が無線基地局装置RBSから加入者局MSへ
発生する付加的な時間間隔でもその測定を実行するために、データ伝送決定手段
DTDMがさらに適合されて前記無線基地局装置RBSが前記加入者局MSにデ
ータ伝送を指示する付加的な時間間隔を決定する。さらにその上、加入者局MS
は、データ伝送期間として決定されたこの付加的な時間間隔で到着するデータを
削除する削除手段DELを含む。
【0085】 新しくされたデータの伝送がどのようにデータ伝送検出手段DTDMによって
検出されるのかについては数多くの可能性がある。例えば、DTDM手段は連続
的にパイロットシンボルに対するデータシンボルの電力比を監視しても良く、そ
して、もし電力比が決定された閾値を越えるなら、新しくされたデータ伝送が検
出される。この場合、IF測定がまず所定の時間間隔(数多くの時間スロット或
いはデータフレーム)で、そして、これに続くデータ伝送が発生し、しかしなが
ら、そのデータは加入者局MSで削除手段DELによって削除される付加的な時
間間隔でも実行される。この場合、削除手段DELはIF測定手段に付加的時間
間隔指示信号DTSによって付加的時間間隔を信号送信する。
【0086】 本発明の第5実施形態 前述の実施形態の次のような組み合わせが可能である。データ伝送のない時間
帯にまずIF測定を実行し、圧縮モードでのデータ伝送が検出されるときにIF
測定を続行し、さらにデータ伝送が再度検出されるときにもその測定を続行する
ことが可能である。この場合、データ伝送検出は電力比の決定或いは呼出フラグ
による決定に基いてなされる。
【0087】 さらにその上、圧縮モードの動作において、即ち、圧縮データ部DPのアイド
ル時間間隔ITにおいて、まずIF測定を開始することも可能である。もし、そ
うであるなら、データ伝送決定手段DTDMは、パイロットシンボルの電力(或
いは制御部CPの電力)に対する(圧縮)データの電力の比を決定でき、そして
、その電力比が所定の電力閾値未満に落ちるとき、評価時間スロット以降の数多
くの時間スロット或いはフレームではデータ伝送は発生しないであろうと判断で
きる。
【0088】 また、信号通信における所定数のフレームがまずIF測定のために用いられ、
そして、もし呼出フラグが検出されるが実際のデータ伝送はさらなる時間間隔の
後に発生するなら、その測定を続行することも可能である。即ち、呼出フラグP
Fの検出はデータ伝送が後に続くことを示していると即座に仮定されるのが普通
である。しかしながら、実際のデータ伝送が開始するまでには遅延があるかもし
れないし、この時間はまたデータ伝送がないのでIF測定のために用いられても
良い。それ故に、呼出フラグPFを検出した後でさえも、データ伝送決定手段D
TDMは2,3の時間スロット或いはデータフレームにおいて電力比を評価して
も良いし、そして、呼出フラグPFの検出後でさえもデータ伝送がないことが評
価される数多くの時間スロット或いはデータフレームをもう一度評価しても良い
。それ故に、呼出フラグPFの検出後でさえも、IF測定が所定の時間間隔、実
行されても良い。
【0089】 産 業 へ の 適 用 性 上述のように本発明に従えば、加入者局MSは自律的に接続(接続或いは通信
接続を信号発信する)を監視し、そして、ネットワーク接続手段或いは基地送信
局によって接続の監視開始時点以後に所定の時間間隔はデータ伝送が計画されて
いないことを評価する。
【0090】 そのような時間間隔決定手順は、移動通信システムの具体的な技術的な実施形
とは独立にどんな移動通信システムに適用される。
【0091】 さらにその上、本発明はここで説明された例や実施形態に限定されるものでは
ないことに留意されたい。当業者であればここで開示された教示に基づいてさら
なる実施形態を生み出すことは可能である。それ故に、この開示と請求項とに基
づいた別の変形例や実施形は、添付された請求項の範囲に入るものと解釈される
【0092】 上述のように、本発明は詳細な説明で別々に説明されたり、あるいは特許請求
の範囲において請求された工程と特徴との少なくともいずれかによって構成され
る実施形態を有していても良い。
【0093】 請求項中の参照番号は明瞭さだけを目的とするものであり、保護の範囲を限定
するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術に従う少なくとも2つの異なる移動通信システムT1、T2を有する
通信システムTELEの原理的な概要を示している。
【図2】 図1に示された通信システムTELEにおける周波数間とシステム間との少な
くともいずれかのハンドオーバを実行するフローチャートを示している。
【図3−1】 圧縮モードの動作が用いられたときのデータフレームと時間スロットの構成を
示している。
【図3−2】 図3−1に示されているように、圧縮モードの動作が用いられたときの図2と
類似のフローチャートを示している。
【図4−1】 GSMのような従来のTDMA移動通信システムにおけるフィールド測定時間
スロットの備えを示している。
【図4−2】 図4−1に示されたような特定のフィールド測定時間スロットにおいてフィー
ルド測定が実行された場合について図3−2に類似のフローチャートを示してい
る。
【図5a】 従来技術に従う加入者局MSとノードB(無線基地局装置RBS)との間の電
力調整手順を図示した図を示している。
【図5b】 ダウンリンクDLにおける出力電力の段階的な調整を示している。
【図5c】 図5bにおける出力電力の段階的な変更になる結果となる低速電力制御と高速
電力制御とを示している。
【図5d】 測定フレーム誤り率FER或いはブロック誤り率BLERをデルタSIRター
ゲット値にマップすることを示している。
【図6】 システム間ハンドオーバのためのPNシーケンス生成器PNGからのPNシー
ケンスの送信に関連したハンドオーバ手順を図示する図を示している。
【図7】 本発明に従う加入者局MSとネットワーク制御手段RNCの原理的なブロック
図を示している。
【図8】 本発明の原理に従って周波数間測定を実行する図2に類似のフローチャートを
示している。
【図9】 本発明に従って周波数間測定を実行する第1の実施形態を示している。
【図10】 本発明に従って周波数間測定を実行する第2の実施形態を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月24日(2001.10.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】 図3−1を参照して既に上述したように、CDMA通信システムでは、データ
通信は、複数の時間スロットTS1......TS15から成るデータフレームFR
を交換することによって実行される。各時間スロットは制御部CPとデータ部D
Pとを有している。上述した参考文献[2]に記載されているように、また、図
3−2のステップST21’と図3−1にも示唆されているように、圧縮モード
(スロットモードとも呼ばれる)においてデータ伝送を実行してIF測定につい
てのいくらかの時間を作り出すことも可能である。この目的のため、ネットワー
ク制御手段RNCは、データ部DPに含まれるデータが圧縮される、即ち、フレ
ームのより小さな部分へと集中され、その結果としてアイドル時間部ITPを作
り出す圧縮モード設定手段CMSMを有している。加入者局MSは、−ネットワ
ーク制御手段RNCの圧縮モード設定手段CMSMから送信される信号或いはあ
る情報を介して圧縮モードでの送信について通知され−、圧縮モードでの動作を
決定、即ち、具体化する圧縮モード決定手段CMDMを有している。もし、その
ような圧縮モードの動作が検出されたなら、加入者局MSは圧縮モードでの動作
に入り、図3−2におけるステップST21''で、アイドル時間ITでIF測定
を実行する。圧縮モードの説明はまた、米国特許第5,533,014号及び第
5,896,368号にも見出される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】 この目的は、IF測定を実行するために適合される周波数間測定手段を含む移
動通信システムの加入者局であって、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝
送を指示しないであろう所定の時間間隔を決定するために適用されるデータ伝送
決定手段を有し、前記IF測定手段は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行
するために適合されることを特徴とする加入者局(請求項1及び3)によって解
決される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】 この目的はまた、移動通信システムの加入者局において周波数間IF測定を実
行する方法であって、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝送を指示しない
であろう所定の時間間隔を決定する工程と、前記所定の時間間隔で前記IF測定
を実行する工程とを有することを特徴とする方法(請求項16及び30)によっ
て解決される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0051】 この目的はまた、IF測定を実行するために適合される周波数間IF測定手段
を含む少なくとも1つの加入者局と前記加入者局とのデータ伝送を実行する少な
くとも1つの無線基地局装置とを含む移動通信システムであって、前記加入者局
は、無線基地局装置が前記加入者局にデータ伝送を指示しないであろう所定の時
間間隔を決定するために適合されるデータ伝送決定手段を有し、前記IF測定手
段は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行するために適合されることを特徴
とする移動通信システム(請求項31)によって解決される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ミューラー, ヴァルター スウェーデン国 ウップスランズ ヴェス ビュ エス−194 62, フギンヴェーゲ ン 7 Fターム(参考) 5K067 CC02 CC04 CC10 DD36 DD43 DD44 DD46 DD57 EE02 EE10 EE16 EE24 EE71 GG08 GG09 HH22 JJ37

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数間(IF)測定を実行するために適合される周波数間測
    定手段(IFMM)を含む移動通信システム(GSM;WCDMA)の加入者局
    (MS)であって、 無線基地局装置(RBS)が前記加入者局にデータ伝送を指示しないであろう
    所定の時間間隔を決定するために適合されるデータ伝送決定手段(DTDM)を
    有し、 前記IF測定手段(IFMM)は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行す
    るために適合されることを特徴とする加入者局(MS)。
  2. 【請求項2】 前記データ伝送決定手段(DTDM)は、IF測定トリガ信号
    (IFTS)に応答して前記所定の時間間隔を開始するために適合されることを
    特徴とする請求項1に記載の加入者局(MS)。
  3. 【請求項3】 IFハンドオーバ要求手段(HORM)が前記移動通信システ
    ムにおける伝送条件が前記加入者局(MS)のIFハンドオーバを必要としてい
    ると判断する(NEHO;MEHO))ときに、前記IF測定トリガ信号(IF
    TS)は前記IFハンドオーバ要求手段(HORM)によって生成されることを
    特徴とする請求項2に記載の加入者局(MS)。
  4. 【請求項4】 前記IFハンドオーバ要求手段(HORM)は前記加入者局に
    あり、移動局の評価したハンドオーバ(MEHO)を判断するのに応答して、前
    記IF測定トリガ信号(IFTS)を出力するのに適合されることを特徴とする
    請求項3に記載の加入者局(MS)。
  5. 【請求項5】 前記無線基地局装置(RBS)と前記加入者局(MS)との間
    のデータ伝送はデータフレーム(FR)を送信することによって実行され、 前記所定の時間間隔は少なくとも1つのデータフレームに対応することを特徴
    とする請求項2に記載の加入者局(MS)。
  6. 【請求項6】 前記伝送フレーム(FR)は制御部(CP)とデータ部(DP
    )とから成り、 前記データ伝送決定手段(DTDM)は、前記データ部(DP)に含まれる情
    報の前記制御部(CP)に含まれる情報に対する電力比を決定するために適合さ
    れ、もし、前記電力比が所定の電力比未満であるならば、前記IF測定トリガ信
    号の出力に続く所定の数のデータスロット或いはデータフレームに対応する時間
    間隔にはデータ伝送が発生しないことを判断するために適合される電力評価手段
    を有することを特徴とする請求項5に記載の加入者局(MS)。
  7. 【請求項7】 少なくとも信号通信が前記加入者局(MS)と前記無線基地局
    装置(RBS)との間で確立されるノン−アクティブ動作モードにおいて前記加
    入者局(MS)を保持するために適合されるアクティブモード動作手段(SOM
    )と、 前記無線基地局装置(RBS)から前記加入者局(MS)への呼出フラグ(P
    F)の送信を監視するために適合される呼出フラグ監視手段(PFMM)とを有
    し、 前記呼出フラグ監視手段(PFMM)が前記呼出フラグ(PF)の送信がない
    ことを判断するとき、前記データ伝送決定手段(DTDM)は前記呼出フラグ(
    PF)を検出後に所定の数のデータスロットに対応する時間間隔ではデータ伝送
    が発生しないと判断することを特徴とする請求項2に記載の加入者局(MS)。
  8. 【請求項8】 前記移動通信システムはCDMA或いはWCDMA通信システ
    ムであり、前記所定の数のデータスロットは5から110スロットの範囲にある
    ことを特徴とする請求項6或いは7に記載の加入者局(MS)。
  9. 【請求項9】 前記移動通信システムはTDMA或いはFDMA通信システム
    であり、前記所定の数のデータスロットは10から128スロットの範囲にある
    ことを特徴とする請求項6或いは7に記載の加入者局(MS)。
  10. 【請求項10】 前記所定の数のデータスロットが前記ネットワーク制御手段
    (RNC)から前記加入者局(MS)へ通信されることを特徴とする請求項6或
    いは7に記載の加入者局(MS)。
  11. 【請求項11】 前記加入者局(MS)と前記無線基地局装置(RBS)との
    間の前記データ伝送は、アイドル時間間隔がデータ伝送が発生しない少なくとも
    1つの時間スロットにおいて備えられるように前記時間スロットの前記データ部
    (DP)の伝送データを圧縮することによる圧縮モードにおいて実行され、 前記加入者局(MS)は前記圧縮モードにおけるデータ伝送を決定する圧縮モ
    ード決定手段(CMDM)を有し、 前記所定の時間間隔は、データ伝送が発生しない場合のデータフレームの数と
    データ伝送が圧縮モードで実行される場合のデータスロットのアイドル時間部(
    TT)の数に対応することを特徴とする請求項6或いは7に記載の加入者局(M
    S)。
  12. 【請求項12】 前記データ伝送決定手段(DTDM)はさらに、前記無線基
    地局装置(RBS)が前記加入者局(MS)にデータ伝送を指示する付加的な時
    間間隔を決定するために適合されることを特徴とする請求項1或いは11に記載
    の加入者局(MS)。
  13. 【請求項13】 前記IF測定手段(IFMM)はまた前記無線基地局装置(
    RBS)からのデータ伝送が発生する前記付加的な時間間隔において測定を実行
    し、 前記加入者局(MS)は前記付加的な時間間隔において到着するデータを削除
    する削除手段(DEL)を含むことを特徴とする請求項2に記載の加入者局(M
    S)。
  14. 【請求項14】 移動通信システム(GSM;WCDMA)の加入者局(MS
    )において周波数間(IF)測定(ST21;ST21'';ST21'''')を実
    行する方法であって、 無線基地局装置(RBS)が前記加入者局にデータ伝送を指示しないであろう
    所定の時間間隔を決定する(ST211;ST211’;ST211'')工程と
    、 前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行する(ST212)工程とを有する
    ことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の時間間隔を決定する工程は、IF測定トリガ信号
    (IFTS)に応答して(ST13)実行されることを特徴とする請求項14に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記移動通信システムにおける伝送条件が前記加入者局(M
    S)のIFハンドオーバを必要としているかどうかが判断され、IFハンドオー
    バが必要である(NEHO;MEHO)ときに、前記IF測定トリガ信号(IF
    TS)は生成されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記伝送条件が前記加入者局(MS)のIFハンドオーバを
    必要としているかどうか(ST12)を判断する(NEHO)工程は、前記ネッ
    トワーク制御手段(RNC)によって実行され(ST11)、無線基地局装置(
    RBS)を介して前記移動通信システムの前記ネットワーク制御手段(RNC)
    から前記加入者局(MS)に前記IF測定トリガ信号(IFTS)は送信される
    (ST13)ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記伝送条件が前記加入者局(MS)のIFハンドオーバを
    必要としているかどうか(ST12)を判断する(MEHO)工程は、前記加入
    者局(MS)によって実行され(ST11)、前記加入者局(MS)によって前
    記IF測定トリガ信号(IFTS)は生成される(ST13)ことを特徴とする
    請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記無線基地局装置(RBS)と前記加入者局(MS)との
    間のデータ伝送はデータフレーム(FR)を送信することによって実行され、 データ伝送が実行されるであろうかどうかが決定される前記所定の時間間隔は
    少なくとも1つのデータフレーム或いはデータスロットに対応する時間間隔であ
    ることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記伝送フレーム(FR)は制御部(CP)とデータ部(D
    P)とから成り、 前記データ部(DP)に含まれる情報の前記制御部(CP)に含まれる情報に
    対する電力比が決定され(ST211’)、もし、前記電力比が所定の電力比未
    満であるならば、前記IF測定トリガ信号の出力に続く所定の数のデータフレー
    ム或いはデータスロットに対応する時間間隔にはデータ伝送が発生しないであろ
    うと判断される(ST211’)ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも信号通信が前記加入者局(MS)と前記無線基地
    局装置(RBS)との間で確立される前記加入者局(MS)のノン−アクティブ
    動作モードにおいて、前記無線基地局装置(RBS)から前記加入者局(MS)
    への呼出フラグ(PF)の送信が前記加入者局(MS)において監視され(ST
    211'')、 前記呼出フラグ(PF)の送信がないことが検出されるとき、前記呼出フラグ
    (PF)を検出後に所定の数のデータフレーム或いはデータスロットに対応する
    時間間隔ではデータ伝送が発生しないであろうと判断される(ST211'')こ
    とを特徴とする請求項15に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記移動通信システムはCDMA或いはWCDMA通信シス
    テムであり、前記所定の数のデータスロットは5から110スロットの範囲にあ
    ることを特徴とする請求項20或いは21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記移動通信システムはTDMA或いはFDMA通信システ
    ムであり、前記所定の数のデータスロットは10から128スロットの範囲にあ
    ることを特徴とする請求項20或いは21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記所定の数のデータスロットが前記ネットワーク制御手段
    (RNC)から前記加入者局(MS)へ通信されることを特徴とする請求項20
    或いは21に記載の方法。
  25. 【請求項25】 圧縮モードの動作において、データフレームの少なくとも1
    つの時間スロットの前記データ部(DP)におけるデータは、アイドル時間間隔
    (IT)がデータ伝送が発生しない前記時間スロットにおいて備えられるように
    前記ネットワーク制御手段(RNC)において圧縮され(ST21’)、 前記加入者局(MS)では前記圧縮モードにおけるデータ伝送が検出され(S
    T21'')、 前記所定の時間間隔は、データ伝送が発生しない場合(ST211;ST21
    1’)のデータフレーム或いはデータスロットの数とデータ伝送が圧縮モードで
    実行される場合(ST21'')のデータフレームのアイドル時間部(TT)の数
    とに対応することを特徴とする請求項20或いは21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記無線基地局装置(RBS)が前記加入者局(MS)にデ
    ータ伝送を指示する付加的な時間間隔が決定されることを特徴とする請求項14
    に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記IF測定はまた、前記無線基地局装置(RBS)からの
    データ伝送が発生する前記付加的な時間間隔において実行され、 前記付加的な時間間隔において前記ネットワーク制御手段(RNC)から到着
    するデータは前記加入者局(MS)において棄却されることを特徴とする請求項
    26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 周波数間(IF)測定を実行するために適合される周波数間
    測定手段(IFMM)を含む少なくとも1つの加入者局(MS)と前記加入者局
    とのデータ伝送を実行する少なくとも1つの無線基地局装置(RBS)とを含む
    移動通信システム(GSM;WCDMA)であって、 前記加入者局(MS)は、無線基地局装置(RBS)が前記加入者局にデータ
    伝送を指示しないであろう所定の時間間隔を決定するために適合されるデータ伝
    送決定手段(DTDM)を有し、 前記IF測定手段(IFMM)は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行す
    るために適合されることを特徴とする移動通信システム。
  29. 【請求項29】 前記加入者局(MS)の前記データ伝送決定手段(DTDM
    )は、IF測定トリガ信号(IFTS)に応答して前記所定の時間間隔を開始す
    るために適合されることを特徴とする請求項28に記載の移動通信システム。
  30. 【請求項30】 IFハンドオーバ要求手段(HORM)が前記移動通信シス
    テムにおける伝送条件が前記加入者局(MS)のIFハンドオーバを必要として
    いると判断する(NEHO;MEHO)ときに、前記IF測定トリガ信号(IF
    TS)は前記IFハンドオーバ要求手段(HORM)によって生成されることを
    特徴とする請求項28に記載の移動通信システム。
  31. 【請求項31】 ネットワークの評価したハンドオーバ(NEHO)を判断す
    るのに応答して、前記IF測定トリガ信号(IFTS)を無線基地局装置(RB
    S)を介して前記加入者局(MS)に送信するのに適合される前記IFハンドオ
    ーバ要求手段(HORM)を含むネットワーク制御手段(RNC)を有すること
    を特徴とする請求項30に記載の移動通信システム。
  32. 【請求項32】 前記移動通信システムはCDMA或いはWCDMA通信シス
    テムであり、前記所定の数のデータスロットは5から110スロットの範囲にあ
    ることを特徴とする請求項28に記載の移動通信システム。
  33. 【請求項33】 前記移動通信システムはTDMA或いはFDMA通信システ
    ムであり、前記所定の数のデータスロットは10から128スロットの範囲にあ
    ることを特徴とする請求項28に記載の移動通信システム。
  34. 【請求項34】 前記ネットワーク制御手段(RNC)は所定の数のデータス
    ロットを前記時間間隔として前記加入者局(MS)と通信するために適合される
    ことを特徴とする請求項28に記載の移動通信システム。
  35. 【請求項35】 少なくとも1つの無線基地局装置(RBS)と、請求項1乃
    至13の少なくともいずれか1つに記載の加入者局(MS)を少なくとも1つ有
    することを特徴とする移動通信システム。
  36. 【請求項36】 IF測定トリガ信号(IFTS)に応答してIF測定を実行
    するために適合される周波数間(IF)測定手段(IFMM)と、移動通信シス
    テム(GSM;WCDMA)の伝送条件が加入者局(MS)のIFハンドオーバ
    を必要とすると判断した(NEHO;MEHO)ときに前記IF測定トリガ信号
    (IFTS)を生成するIFハンドオーバ要求手段(HORM)とを含む、少な
    くとも1つの無線基地局装置(RBS)と加入者局(MS)との間において制御
    部(CP)とデータ部(DP)とを有するデータフレーム(FR)を介してデー
    タ伝送が実行される前記移動通信システムの加入者局(MS)であって、 前記無線基地局装置(RBS)から受信されるデータフレームにおいて、前記
    データ部(DP)に含まれる情報の前記制御部(CP)に含まれる情報に対する
    電力比を決定し、もし、前記電力比が所定の電力比未満であるならば、前記IF
    測定トリガ信号の出力に続く所定の数のデータフレーム或いはデータスロットに
    対応する時間間隔にはデータ伝送が発生しないことを決定するために適合される
    伝送決定手段(DTDM)を有し、 前記IF測定手段(IFMM)は前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行す
    るために適合されることを特徴とする移動通信システムの加入者局(MS)。
  37. 【請求項37】 IF測定トリガ信号(IFTS)に応答してIF測定を実行
    するために適合される周波数間(IF)測定手段(IFMM)と、移動通信シス
    テム(GSM;WCDMA)の伝送条件が加入者局(MS)のIFハンドオーバ
    を必要とすると判断した(NEHO;MEHO)ときに前記IF測定トリガ信号
    (IFTS)を生成するIFハンドオーバ要求手段(HORM)とを含む、少な
    くとも信号通信が前記加入者局(MS)と無線基地局装置(RBS)との間で確
    立されるノン−アクティブ動作モードを有する前記移動通信システムの加入者局
    (MS)であって、 前記無線基地局装置(RBS)から前記加入者局(MS)に、ノンアクティブ
    モードの動作において、呼出フラグ(PF)の送信を監視するために適合される
    呼出フラグ監視手段(PFMM)を有し、 前記呼出フラグ監視手段(PFMM)が前記呼出フラグ(PF)の送信がない
    ことを判断するとき、データ伝送決定手段(DTDM)は前記呼出フラグ(PF
    )を検出後に所定の数のデータフレーム或いはデータスロットに対応する時間間
    隔ではデータ伝送が発生しないと判断し、 前記IF測定手段(IFMM)は、前記所定の時間間隔で前記IF測定を実行
    するのに適合されることを特徴とする移動通信システムの加入者局(MS)。
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