JP2003508639A - 胸を強調し支持する２部品一体式ブラジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ブラジャー（Ａ）が、中央部（１６）で一緒に結合された一対の横に離れた胸カップ（Ｂ、Ｃ）を有している。各胸カップ（Ｂ、Ｃ）に少なくとも１つの肩ストラップ（１０ｂ、１２ｂ）が接続されている。内胸カップ（１０）は、詰め物（１０ａ）の一体層を有している。その内胸カップ（１０）に接して設けられる外カップ（１２）も、詰め物（１２ａ）の一体層を有している。肩ストラップが適切に調整した状態にあるとき、胸カップの下縁（２０）と側縁（２２、２４）に沿った湾曲補強素子（Ｄ）は、内カップと外カップとを持ち上げる。内カップと外カップとを選択された領域で結合する手段（１４）が設けられている。内カップと外カップとの自由上縁は、結合されておらず、肩ストラップ（１０ｂ、１２ｂ）の調整の過程で、内カップと外カップとの自由上縁が互いに相対的に動くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】

本発明は、女性のための下着に関し、特に、胸を強調し支持すると共に自然な
感じで外観を良くする、2つの胸カップを一体にして組み合わせたブラジャーに
関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、米国特許第5,098,330号、第2,897,821号、第2,863,460号、そして、第2
,621,328号に開示されたような、胸を強調するブラジャーが提案されていた。胸
を強調するために詰め物をした胸カップを有するブラジャーの他の構成も従来知
られている。例えば、1つの普及しているブラジャーは、胸カップの底に胸パッ
ドを組み込み、その胸パッドが、乳房を上方へ持ち上げて、胸の谷間を強調する
棚状サポートを形成する。特に、これらのブラジャーは、乳房内に埋め込むよう
な外科的処置によらずに外観を矯正したい、胸が小さな女性が身に付ける。

【０００３】 要するに、下方棚状詰め物は、乳房を上方並びに外側へ持ち上げて外観をよく
するように胸カップを満たしている。この種のブラジャーの詰め物は、繊維状充
填材または発泡挿入体を作るために用られるポリエステルであってもよい。

【０００４】 上記の米国特許第5,098,330号は、公知の胸を強調するブラジャー、すなわち
、発泡挿入体および繊維状充填材料の短所を改善して、胸の谷間を強調する長い
整形構造を構成しようとするものである。その発明は、各胸カップの３つの層の
間に詰められた発泡材料と繊維状充填材とを組み合わせて使用することを提案し
ている。

【０００５】 上述した胸を強調するブラジャーの場合のように、異なる詰め物と挿入体とを
組み合わせた胸カップが、一体部品として構成されている。そのため、そのよう
なブラジャーの胸を強調する効果には限界がある。

【０００６】 更に、一体部品構造では、或る体の動きで、胸カップが体と乳房からしばしば
ずれてしまう。かくして、胸が小さな女性が胸を強調するブラジャーを着用した
場合、胸がしばしば露出して、恥ずかしい思いをすることになる。例えば、前か
がみになるときに、特に、大きく切り込まれた服を着用している場合、胸カップ
が体から離れ、女性が胸を強調するブラジャーを着用していることが明らかにな
っていまうことは起りがちである。

【０００７】 それに加えて、従来のブラジャーは、胸が小さな女性を主に対象にしており、
胸が豊かな女性の胸の支持および外観を改善することには何らの効果もなかった
。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】

そこで、自然な外観をもつ、胸を強調し支持するブラジャーを提供することで
ある。 本発明のもう１つの目的は、多様な「胸を強調し支持する」形状に調整できる
、胸強調支持ブラジャーを提供することである。

【０００９】 本発明の更にもう１つの目的は、一対の胸カップを有しており、その各胸カッ
プが、独立した支持のために、内カップと外カップと有しており、その内カップ
が、前かがみになるような体の動きに対しても乳房に隙間なくぴったりと載って
いるように調整できる、胸強調支持ブラジャーを提供することである。

【００１０】 本発明の更に別の目的は、各胸カップが別体の内カップと外カップとを有して
おり、それら別体の内カップと外カップとが、胸の谷間と豊かさとを望ましい形
で強調するために個別に調整できる、胸強調支持ブラジャーを提供することであ
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】 上記した目的は、本発明によれば、ブラジャーの前側の中央部とブラジャーの
背中側の背ストラップとによって一緒に結合された一対の横に離れた胸カップを
有する、胸強調支持ブラジャーによって達成される。各胸カップに少なくとも１
つの肩ストラップが接続されており、各胸カップは、自己内蔵型の内カップと外
カップとを有している。内カップと外カップとの中に詰め物が入れられており、
外カップは、内カップを実質的に包み込んでいる。

【００１２】 内カップと外カップとの接合された縁は、胸カップと下縁と側縁に沿って一緒
に固定されており、胸カップの接合された縁に沿った湾曲補強素子が、ブラジャ
ーが着用されて肩ストラップが適切に調整されたとき、胸カップを持ち上げる。
内カップと外カップとが、内カップと外カップとの接合されておらず自由になっ
ている上縁に沿って、互いに離れることができ、内カップと外カップとの自由上
縁が互いに対して動くことができ、独立して調整できるこことは利点である。

【００１３】 この方法において、内カップは、外カップの動きに関係なく、適切に調整され
た場合には、乳房の上に隙間なくぴったりと保持される。従って、大きく切り込
まれた服を着用したときに前にかがむような体の動きでも、乳房を覆い続けて、
胸の谷間と乳房の外観を自然な感じで強調することができる。

【００１４】 好ましくは、湾曲補強素子は、内カップに付属する第１のアンダーワイヤと、
外カップに付属する第２のアンダーワイヤとを有し、第２のアンダーワイヤが第
１のアンダーワイヤに実質的に下に配置されて、第２のアンダーワイヤが、第１
のアンダーワイヤおよび内カップに対して、増大した持ち上げ力を発揮するよう
になされている。

【００１５】 少なくとも１つの肩ストラップから胸カップ間の中央部までの範囲において、
自由上縁に沿って実質的に離れるので、独立した調整と動きが可能である一方、
２つのカップ（内カップと外カップ）は１つのものとして一体に見える。

【００１６】 好ましくは、カップのストラップは、各胸カップの内カップと外カップとに別
々に付けられる。カップのストラップは、ストラップ調整手段を有しており、内
カップと外カップの持ち上げを、個別に調整可能である。自由上縁により、カッ
プストラップを調整する間、内カップと外カップとが相対的に動くことができる
。他のストラップや調整手段を使用することもできる。その場合、自己内蔵型の
内カップと外カップとを個別に調整する手段が設けれらていることが重要である
。

【００１７】 本発明を実施するように構成された構造を、本発明のその他の特徴と共に、以
下に説明する。 本発明は、添付図面を参照した以下の説明から、より容易に理解できる筈であ
る。

【００１８】

【発明の実施の態様】

図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。 参照符号Ａで全体的に指している胸強調支持ブラジャーは、図示するように、
参照符号Ｂ及びＣで全体的に指している一対の横に離された胸カップを有してい
る。これら胸カップは、従来の同様に、中央部１６と背ストラップ１６ａ（図５
）とにより結合されている。

【００１９】 図２及び図３より図３ｂから最もよく分かるように、各胸カップＢ、Ｃは、参
照番号１０で全体的に指している自己内蔵型内カップと、参照番号１２で全体的
に指している自己内蔵型外カップとを有している。詰め物１０ａが内カップ１０
に入れられており、詰め物１２ａが外カップ１２に入れられている。外カップ１
２は、内カップ１０とほぼ同じように広がっており且つ内カップ１０をほぼ覆っ
ている。

【００２０】 点線１４で示す部分に沿ってほぼ形成された接合された縁によって、各胸カッ
プの下縁２０と側縁２２に沿って内カップと外カップとは互いに固定されている
（図１）。図１からよく判るように、この接合は、中央部１６で終わっている。
内カップと外カップの持ち上げを調整するために、各胸カップＢ、Ｃに少なくと
も１つの肩ストラップが接続されている。好ましくは、ストラップ１０ｂが、内
カップ１０に個別に取り付けられ、ストラップ１２ｂが、外カップ１２に個別に
取り付けている。これについては、詳細に後述する。

【００２１】 図２から最もよく分かるように、参照符号Ｄで全体的に指している湾曲補強素
子が、各胸カップＢ、Ｃの下縁２０と両側縁２２及び２４に沿って延びており、
点線１４で示す「接合された縁」とほぼ同様に延びている。この補強素子は、肩
ストラップが適切に調整されたときに、下縁と側縁にほぼ沿って延在して、乳房
１１を持ち上げる。この補強素子は、中央部１６で終端している。

【００２２】 内カップと外カップの下縁と側縁とが一緒に固定されている一方、参照番号２
６と２８で指している内カップと外カップの自由上縁は、接合されておらず、内
カップと外カップとは、肩ストラップ１０ｂ及び１２ｂを調整する過程において
そして特に着用時に体が動いているときに、互いに対して自由に動くことができ
る。

【００２３】 この方法により、非常に多様な胸強調形態が実現できる。例えば、肩ストラッ
プを図２の矢印２９の方向に調整すると、図１に比べて、より高く持ち上げると
共に胸の谷間１１ａを強調することができる。

【００２４】 自由上縁２６と２８は、カップのストラップ１０ｂ、１２ｂから中央部１６ま
でほぼ延びている。この方法で、内カップ１０を調整して、ストラップが適切に
調整された位置にあるとき内カップは乳房に隙間なくぴったりと保持され、体の
動きに係わりなく、内カップは乳房に隙間なくぴったりと維持される。そのとき
、望ましい豊かな胸の外観を得るように外カップ１２は調整できる。

【００２５】 ストラップ１２ｂをよりきつく調整した場合、外カップ１２は引き上げられ、
内カップ１０にきつく密着し、小振りの外観を与える。また、弾性が高く圧縮可
能な詰め物が使用されている場合、豊かな外観は減じるが乳房の持ち上げと胸の
谷間を強調するに所望な量、詰め物が圧縮されるまでストラップをきつく締める
ことができる（図３）。

【００２６】 ストラップ１２ｂを緩めた場合、詰め物の材料が膨張して、より豊かな胸の外
観を与えることができる（図３ａ）。この目的ために、弾性が高く圧縮可能な材
料、例えば、発泡ゴムが、外カップの詰め物１２ａのために使用することができ
る。

【００２７】 豊かな胸の外観を与えるようにストラップ１２ｂを緩めたとしても、前にかが
んだときのように普通ならば胸を露出するような体の動きでも、内カップ１０は
乳房に隙間なくぴったりと維持される（図３ｂ）。すなわち、外カップ１２が緩
められ、内カップ１０と外カップ１２との間に空間３１ができる場合でも、外カ
ップ１２が内カップ１０に対して相対的に動いたとしても、内カップ１０は乳房
の上に止まっている。上縁２６、２８はレースで作り、上縁２６、２８が重なり
合い、単一のブラジャーの外観を与えるようにもできる。

【００２８】 図２及び図３から最もよくわかるように、胸カップＢ及びＣの各々は、第１と
第２の織物層３０と３２とを有しており、それら第１と第２の織物層とは、それ
らの縁に沿って接合されて、自己内蔵型の内カップ１０を形成し、詰め物１０ａ
を収容している。胸カップＢ及びＣの各々は更に、第３の織物層３４と第４の織
物層３６とを有しており、それら第３と第４の織物層とは、それらの縁に沿って
接合されて、自己内蔵型の外カップ１２を形成し、詰め物１２ａを収容している
。内カップと外カップとを構成する織物層は、複数の別々の層でもよく、又は折
り畳んだ層でもよい。

【００２９】 いずれの場合も、補強素子Ｄは、通し孔３８ａ内で、内カップ１０の織物層内
に包まれた第１のアンダーワイヤ３８と、通し孔４０ａ内で、外カップ１２の織
物層内に包まれた第２のアンダーワイヤ４０とを有している。好ましくは、第２
のアンダーワイヤ４０は、第１のアンダーワイヤ３８の下に実質的に配置される
。

【００３０】 この方法で、内カップ１０の持ち上げを大きくしたいとき、外カップ１２のス
トラップ１２ｂを締めると、第２のアンダーワイヤ４０の持ち上げ力の全てを、
第１のアンダーワイヤ３８に直接上向きに作用させ、持ち上げを大きくすること
ができる。図３から最もよくわかるように、内カップと外カップとは縫い目１４
で一緒に取り付けられている。

【００３１】 図５から最もよくわかるように、ストラップ１０ｂ及び１２ｂは、従来の方法
で、ブラジャーの背ストラップ１６ａに固定された別々のストラップからなる。
同様に、各ストラップにはストラップの調整手段４１が設けられている。このス
トラップの調整手段４１は、普通のブラジャーストラップ調整バックルでもよい
。内カップと外カップの各々に個別のストラップを使用することにより、胸カッ
プを独立して自由に調整できる。

【００３２】 これは、胸の大きな女性が胸カップを身に付けた場合に、効果があり、補助的
な支持を与えると共に、胸の外観を強調できる。この場合、支持を強めることに
より、胸の谷間又は豊かさを弱くして、自然な外観の小さな胸を得ることができ
る。

【００３３】 別々のストラップ又は従来のストラップ調整手段以外に、内カップと外カップ
とを別々に調整する他の手段を設けることも可能である。例えば、単一のストラ
ップを背ストラップに取り付けて肩に回し、内カップと外カップとに別々の点で
接続することもできる。この接続は、内カップと外カップとを個別に調整できる
、Ｙストラップ、別々のベルクロファスナー、または他の接続手段で実現できる
。

【００３４】 図６は、ブラジャーＡ’において各胸カップＢ、Ｃに単一の調整自在な肩スト
ラップ４２が取り付けられた肩ストラップ構成の変形例を図示している。ブラジ
ャーＡ’の他の構成は、上述したブラジャーＡと同様である。本発明の効果の全
てを達成できないが、効果のいくつか、例えば、特に胸が小さな女性の場合に、
独立したカップの動きのために内カップ１０を乳房に対して維持できる効果は達
成できる。

【００３５】

【発明の効果】

上述したように、胸が小さな女性の場合、胸の谷間と胸の豊かさを強調しなが
ら、乳房を完全に隠すことができる、胸強調支持ブラジャーの効果的な構成をえ
ることができる。アスレチックなどの体を動かしているときや大きく切り込んだ
服を着用した場合にも、豊かさなどのための外カップの調整に係わりなく、内カ
ップは乳房の上に常に維持されている。

【００３６】 内カップと外カップとは、独立して調整可能であり、一方、各乳房に対して単
一のカップのように常に見える。二重のストラップにより、調整自在性は向上す
る一方、２本のストラップとは見えず、一本のストラップとしか見られないか、
または、他の手段が採用されていると見られ、従って、ブラジャーは普通の下着
の外観を有している。

【００３７】 要するに、本発明は、２つのブラジャーを１つのブラジャーのように組み合わ
せて、内側のブラジャーは、乳房に隙間なくぴったりと常時付いて、胸の谷間を
深くする一方、外カップは、胸の谷間と豊かさとを強調するよう調整すると共に
内カップを支持し、全体としては、従来のブラジャーの外観を有している。

【００３８】 ２組の胸カップを、Ｕ字型のワイヤと２組のストラップと一緒に使用すること
により、持ち上げ力、寸法、支持力を高めることができる。２組の胸カップと２
組のストラップにより、垂れ乳の女性は、ブラジャーを望ましい変形しない形態
にすることができる。この変形しない形態は、自然な装いを保ちながら達成する
ことができる。

【００３９】 ２組のストラップは、胸の大きな女性に対して、支持力を高めることができる
。この支持力により、胸の大きな女性を自然な方法で均整のとれた容姿にする。
２組の胸カップにより、自然な装いを損なうことなく、女性が大きく切り込まれ
た上着を着用することができる。第１の組のカップは乳房に対して調整され、第
２の組のカップは、第１の組のカップに対して調整される。これにより、ブラジ
ャーの外観を自然な感じにする融通性が得られる。

【００４０】 本発明の好ましい実施の態様を特定の例を使用して説明したが、それは説明の
ためだけであり、特許請求の範囲から逸脱することなく変更や修正が可能である
とは理解されたい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明により構成された胸強調支持ブラジャーの正面図である。

【図２】 胸の谷間と豊かさとを強調するようにストラップを調整した、図1
のブラジャーの一部切り欠き正面図である。

【図３】 図１において線３−３に沿って見た断面図である。

【図３ａ】 より豊かな外観のために外カップの持ち上げを緩くする一方で、
高く持ち上げる調整位置に内カップを維持して、胸の谷間を強調し且つ内カップ
が乳房に隙間なくぴったりと載っているようにした状態での図３と同様な断面図
である。

【図３ｂ】 女性が僅かに前にかがんだ状態での図３ａの断面図であり、内カ
ップが乳房に隙間なくぴったりと載っている一方で、外カップが内カップに対し
て 相対的に動くことができ、胸の豊かさ及び自然な外観とを維持している状態を図
解している。

【図４】 本発明による胸強調支持ブラジャーの側面図である。

【図５】 別々に調整可能な内カップと外カップの例を図解する、本発明によ
る胸強調支持ブラジャーの背面図である。

【図６】 各胸カップのために単一のストラップしか使用しない、本発明によ
る胸強調支持ブラジャーの第２の実施の態様の正面図である。

【符号の説明】

Ａ ブラジャー Ｂ、Ｃ 胸カップ Ｄ 湾曲補強素子 １０ 内カップ １２ 外カップ １０ａ、１２ａ 詰め物 １０ｂ、１２ｂ 肩ストラップ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 スコット，アンドレア，エヌ． アメリカ合衆国 29650 サウスカロライ ナ グリーア シュガー ケイン コート 102

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ａ）ブラジャーの前側の中央部とブラジャーの背中側の背ス
   トラップとによって一緒に結合された一対の横に離れた胸カップと、 ｂ）各胸カップに接続された少なくとも１つの肩ストラップと を具備する、胸を強調するブラジャーであって、 ｃ）上記胸カップの各々は、 i）内カップと外カップと、 ii）上記内カップと上記外カップの中に入れられた詰め物と を有しており、 iii）上記外カップは、上記内カップを実質的に包み込んでおり、 iv）上記内カップと上記外カップの接合された縁は、上記胸カップの下縁と
   側縁に沿って互いに固定されており、 v）上記ブラジャーが着用され上記肩ストラップが適切に調整された状態に
   あるとき、上記胸カップを持ち上げるように上記胸カップの上記接合された縁に
   沿って湾曲補強素子が設けられ、 vi）上記内カップと上記外カップの接合されていない自由上縁に沿って上記
   内カップと上記外カップとが全体的に離すことができ、上記内カップと上記外カ
   ップの上記自由上縁が互いに動くことができ、 ｄ）上記肩ストラップが上記適切に調整された状態にあるとき、上記外カップ
   の動きに係わりなく、上記内カップは、乳房に対して隙間なくぴったりと保持さ
   れ、大きく切り込まれた服を着用したときに前かがみのような体の動きにおいて
   、乳房を覆った状態を維持すると共に、胸の谷間および乳房の自然な外観で強調
   する ことを特徴とするブラジャー。
2. 【請求項２】 上記湾曲補強素子は、上記内カップに付属する第１のアンダ
   ーワイヤと、上記外カップに付属する第２のアンダーワイヤとを有する、請求項
   １に記載のブラジャー。
3. 【請求項３】 上記第２のアンダーワイヤが上記第１のアンダーワイヤの下
   に実質的に配置されており、上記第２のアンダーワイヤが、上記第１のアンダー
   ワイヤおよび上記内カップ上に対して持ち上げ力を発揮する、請求項２に記載の
   ブラジャー。
4. 【請求項４】 上記内カップおよび上記外カップは、上記肩ストラップから
   上記胸カップの上記中央部まで、上記自由上縁に沿って実質的に結合されていな
   い、請求項１に記載のブラジャー。
5. 【請求項５】 上記すくなくとも１つの肩ストラップは、上記胸カップの各
   々の上記内カップと上記外カップの各々に取り付けられたカップストラップを有
   しており、上記カップストラップの各々は、ストラップ調整手段を有しており、
   上記内カップと上記外カップとの持ち上げを個々に調整できる、請求項１に記載
   のブラジャー。
6. 【請求項６】 上記内カップと上記外カップとが、上記自由上端に沿って、
   上記ストラップと上記中央部との間において、全体的に結合されておりず、上記
   カップストラップの調整しているときに、上記内カップと上記外カップとが互い
   に相対的に動くことができる、請求項５に記載のブラジャー。
7. 【請求項７】 上記肩ストラップが、上記内カップと上記外カップから上記
   ブラジャーの背ストラップまで延びている、請求項５に記載のブラジャー。
8. 【請求項８】 上記外カップは上記内カップと異なる寸法である請求項５に
   記載のブラジャー。
9. 【請求項９】 上記外カップが上記内カップと異なる胸サイズである請求項
   ８に記載のブラジャー。
10. 【請求項１０】 上記少なくとも１つの肩ストラップが、各胸ストラップの
    上記内カップと上記外カップに対する持ち上げを個々に調整する手段を有してい
    る、請求項１に記載のブラジャー。
11. 【請求項１１】 上記胸カップの各々は、上記内カップを形成するように縁
    が結合された第１の織物層と第２の織物層とを有し、上記内カップの詰め物は、
    上記第１の織物層と上記第２の織物層との間に入れられており、上記胸カップの
    各々は更に、縁が結合された第３の織物層と第４の織物層とを有し、上記外カッ
    プの詰め物は、上記第３の織物層と上記第４の織物層との間に入れられている、
    請求項１に記載のブラジャー。
12. 【請求項１２】 上記湾曲補強素子は、上記内カップの上記第１の織物層と
    上記第２の織物層の中に取り付けられた第１のアンダーワイヤと、上記外カップ
    の上記第３の織物層と上記第４の織物層の中に取り付けられた第２のアンダーワ
    イヤとを有しており、上記第２のアンダーワイヤが上記第１のアンダーワイヤの
    下に実質的に配置されており、上記肩ストラップが適切に調節されたときに、上
    記第２のアンダーワイヤが上記第１のアンダーワイヤおよび上記内カップ上に対
    して持ち上げ力を発揮する、請求項１１に記載のブラジャー。
13. 【請求項１３】 中央部によって一緒に結合された一対の横に離れた胸カッ
    プと、 各胸カップに接続された少なくとも１つの肩ストラップと を具備する、胸を強調するブラジャーであって、 上記胸カップの各々は、乳房を受ける自己内蔵型の内カップと、その内カップ
    を実質的に包み込む自己内蔵型の外カップとを有しており、 上記胸カップの各々は、上記内カップを形成するように一緒に結合された第１
    の織物層と第２の織物層とを有し、内カップの詰め物が、上記第１の織物層と上
    記第２の織物層との間に入れられており、 上記胸カップの各々は更に、一緒に結合された第３の織物層と第４の織物層と
    を有し、外カップの詰め物が、上記第３の織物層と上記第４の織物層との間に入
    れられており、 上記内カップと上記外カップとが、各胸カップの周辺の内の選択された領域で
    一緒に結合されており、 上記ブラジャーが着用され上記肩ストラップが適切に調整された状態にあると
    き、上記内カップと上記外カップとを持ち上げるように上記胸カップの上縁と側
    縁に沿って湾曲補強素子が設けられ、体を動かしても、上記内カップが乳房に対
    して隙間なくぴったりと保持される一方、上記外カップは胸の豊かさを強調して
    、胸の強調と自然な外観とが維持される ことを特徴とするブラジャー。
14. 【請求項１４】 上記湾曲補強素子は、上記内カップに付属する第１のアン
    ダーワイヤと、上記外カップに付属する第２のアンダーワイヤとを有する、請求
    項１３に記載のブラジャー。
15. 【請求項１５】 上記第２のアンダーワイヤが上記第１のアンダーワイヤの
    下に実質的に配置されており、上記第２のアンダーワイヤが、上記第１のアンダ
    ーワイヤおよび上記内カップ上に対して持ち上げ力を発揮する、請求項１４に記
    載のブラジャー。
16. 【請求項１６】 上記内カップと上記外カップとの上端は、上記少なくとも
    １つの肩ストラップから各胸カップの上記中央部までの範囲に沿って、使用時、
    実質的に結合されておりず、上記上縁が個々に自由に動くことができる、請求項
    １３に記載のブラジャー。
17. 【請求項１７】 上記胸カップの各々の上記内カップと上記外カップとの各
    々に接続された肩ストラップを有しており、上記肩ストラップの各々は、ストラ
    ップ調整手段を有しており、上記内カップと上記外カップの持ち上げを別々に調
    整可能である、請求項１６に記載されるブラジャー。
18. 【請求項１８】 上記外カップは、上記内カップを実質的に受けるように上
    記内カップと異なる寸法である請求項１３に記載のブラジャー。
19. 【請求項１９】 中央部によって一緒に結合された一対の横に離れた胸カッ
    プと、 各胸カップに接続された少なくとも１つの肩ストラップと、 上記胸カップに設けられ、詰め物の一体層を有する、乳房を受ける内カップと
    、 上記内カップに接して設けられ、詰め物の一体層を有する、外カップと、 上記ブラジャーが着用され上記肩ストラップが適切に調整された状態にあると
    き、上記内カップと上記外カップとを持ち上げるように上記胸カップの上縁と側
    縁に沿って設けられた湾曲補強素子と、 上記内カップと上記外カップとを選択した領域で一緒に結合する手段とを具備
    しており、 上記内カップと上記外カップの自由上縁が、結合されておらず、上記肩ストラ
    ップを調整する過程で、上記自由上縁が相対的に動くことができ、上記内カップ
    が、乳房に対して隙間なくぴったりと載って、胸の谷間の外観を強調する一方、
    上記外カップは、豊かな胸の外観を与える。 胸を強調するブラジャー。
20. 【請求項２０】 上記湾曲補強素子は、上記内カップに付属する第１のアン
    ダーワイヤと、上記外カップに付属する第２のアンダーワイヤとを有しており、
    上記第２のアンダーワイヤが上記第１のアンダーワイヤに接して配置されて上記
    内カップを持ち上げを支持する、請求項１９に記載のブラジャー。
21. 【請求項２１】 上記内カップおよび上記外カップは、上記肩ストラップ
    から上記胸カップの上記中央部までの範囲に沿って、使用時に、上記自由上縁に
    沿って実質的に結合されていない、請求項１９に記載のブラジャー。
22. 【請求項２２】 上記内カップと上記外カップの持ち上げを別々に調整でき
    るようにストラップ調整手段を有する肩ストラップ調整手段を具備している、請
    求項１９に記載されるブラジャー。
23. 【請求項２３】 上記内カップと上記外カップとの上記自由上縁は、単一の
    胸カップの外観を与えるように互いに近くに構成され且つ配置されている、請求
    項１９に記載されるブラジャー。
24. 【請求項２４】 上記肩ストラップは、上記胸カップの各々の上記内カップ
    と上記外カップに対するもちあげを個々に調整する手段を有しており、上記自由
    上縁はカップの調整に影響されない一方、使用時に単一のカップのようにみえる
    、請求項２３に記載されるブラジャー。