JP2003506914A - ベースバンド干渉キャンセルスペクトル拡散通信方法および装置 - Google Patents

ベースバンド干渉キャンセルスペクトル拡散通信方法および装置

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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/7103Interference-related aspects the interference being multiple access interference
    • H04B1/7107Subtractive interference cancellation
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Abstract

(57)【要約】 通信信号を処理し、ベースバンド信号を発生し、ベースバンド信号から拡散シーケンスを検出することによって、干渉信号を含む通信信号から所望する情報を再生する。検出された拡散シーケンスに関連するベースバンド信号の干渉信号成分の推定値が発生され、干渉信号成分の発生された推定値に基づき、先のバージョンのベースバンド信号から新しいバージョンのベースバンド信号が発生される。新しいバージョンのベースバンド信号から所望する情報が推定される。あるバージョンのベースバンド信号を複数の信号成分(それぞれの成分はそれぞれの伝搬パスに関連する)に分解、例えばデスクランブルすることによって拡散シーケンスを検出することが好ましい。分解された複数の信号成分は一組の拡散シーケンスと相関化され、分解された信号成分のそれぞれに対する相関値のそれぞれの組を発生する。これら相関値は好ましくは最大比の組み合わせ(MRC)を使って組み合わされ、複数の組み合わされた相関値を発生する。それぞれの相関値は拡散シーケンスのそれぞれに対応する。組み合わされて発生された相関値から干渉信号成分に関連する拡散シーケンスが検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願とのクロスレファレンス) 本願は、本願出願人に譲渡された、1999年1月22日にワング及び他を発
明者として出願された米国特許出願第09/235,470号(代理人整理番号第8194-238
号)に関連するものである。本明細書では、この米国特許出願の開示内容を参考
例として援用する。
【0002】 (発明の分野) 本発明は通信方法および装置に関し、より詳細にはスペクトル拡散通信方法お
よび装置に関するものである。
【0003】 (発明の背景) 無線通信システムは加入者に対し、音声およびデータ通信をするのに一般に使
用される。例えばアナログセルラー無線電話システム、例えばAMPS、ETA
CS、NMT−450およびNMT−900と称されるシステムがこれまで全世
界で成功裏に配備されている。デジタルセルラー無線電話システム、例えば北米
規格IS−54および欧州規格GSMを満たすシステムは1990年初期よりサ
ービス中である。より最近では、規格、例えばIS−136およびIS−95を
満たす高度デジタルセルラーシステム、DECT(デジタルエンハンスコードレ
ス電話)のような小電力システムおよびCDPD(セルラーデジタルパケットデ
ータ)のようなデータ通信サービスを含むPCS(パーソナル通信サービス)と
広く称されている種々の無線デジタルサービスが導入されている。ギブソンによ
り編集され、CRCプレス社(1996年)により発行された「移動通信ハンド
ブック」には上記およびそれ以外のシステムが記載されている。
【0004】 図1は代表的な地上セルラー無線電話通信システム20を示す。このセルラー
無線電話通信システム20は基地局26および移動電話交換オフィス(MTSO
)28からサービスを受ける複数のセル24と通信をする1つ以上の無線電話(
ターミナル)22を含むことができる。図1には3つのセル24しか示されてい
ないが、代表的な1つのセルラーネットワークは何百ものセルを含むことができ
、更に2つ以上のMTSOを含むことができ、何千もの無線電話にサービスする
ことができる。
【0005】 セル24は一般的に通信システム20におけるノードとして働き、通信システ
ム20からセル24にサービスをする基地局26によって無線電話22とMTS
O28との間でリンクが確立される。各セル24には1つ以上の専用制御チャン
ネルと1つ以上のトラヒックチャンネルとが割り当てられる。制御チャンネルは
セル識別およびページング情報を送信するために使用される専用チャンネルであ
り、トラヒックチャンネルは音声およびデータ情報を搬送する。セルラーネット
ワーク20を通し、2つの移動ターミナル22の間、または公衆交換電話ネット
ワーク(PSTN)34を介し、移動ターミナル22と地上回線電話ユーザー3
2との間でデュプレックス無線通信リンクを確立できる。基地局26の機能は1
つのセル24に対する無線通信を取り扱うことである。このような関係では、基
地局26はデータおよび音声信号のための中継局として機能する。
【0006】 図2に示されるように、従来の地上基地局によって実行される機能に類似する
機能を奏するため、例えば人口が過疎であるエリア、または従来の地上回線の電
話および地上セルラー電話のインフラストラクチャの形成を技術的または経済的
に不可能にさせるような険しい地形となっているエリアにサービスをするのに、
衛星42を使用できる。衛星無線電話システム40は1つ以上の地球局44とタ
ーミナル23との間で中継器またはトランスポンダとして働く1つ以上の衛星4
2を一般に含む。衛星はデュプレックスリンク46を通してターミナル23およ
び地球局44へ無線電話通信信号を送る。地球局44は次に公衆交換電話ネット
ワーク34へ接続され、衛星電話との間の通信および衛星無線電話と従来の地上
セルラー無線電話または地上回線電話との間の通信を可能にする。衛星無線電話
システム40はシステムがサービスする全エリアをカバーする単一アンテナビー
ムを使用できるか、または図示するように衛星が最小限重なる多数のビーム48
を発生するように衛星を設計することができ、各ビームはシステムのサービス領
域内の別個の地理的カバーエリア50をサービスする。このカバーエリア50は
図1の地上セルラーシステム20のセル24と同様な機能を奏す。
【0007】 図1および2に示されるシステムのような無線システムのユーザーに無線サー
ビスを提供するのに、従来は数タイプのアクセス技術が使用されていた。従来の
アナログセルラーシステムは通信チャンネルを形成するのに周波数分割多重アク
セス(FDMA)と称されるシステムを一般に使用しており、このシステムでは
別々の周波数バンドがチャンネルとして働き、このチャンネルを通してセルラー
ターミナルはセルラー基地局と通信するようになっている。一般にシステムの容
量を増すために地理的に離れたセルではこれらバンドが再使用される。
【0008】 最近のデジタル無線システムはスペクトル効率を高めるために時間分割マルチ
アクセス(TDMA)および/または符号分割マルチアクセス(CDMA)のよ
うな異なるマルチアクセス技術を一般に使用している。GSMまたはIS−13
6を満たすようなTDMAシステムでは、キャリアをシーケンシャルなタイムス
ロットに分割し、1つのキャリア上で複数のチャンネルを多重化できるように、
これらタイムスロットをマルチチャンネルに割り当てている。IS−95規格を
満たすようなCDMAシステムは、スペクトル拡散技術を使用することによって
チャンネル容量を高めている。このスペクトル拡散技術ではユニークな拡散コー
ド、すなわち通信システムが作動する周波数スペクトルの広い部分にわたって元
のデータ変調されたキャリアを拡散するコードにより、データ変調されたキャリ
アを変調することによって1つのチャンネルを定めるようになっている。
【0009】 従来のスペクトル拡散CDMA通信システムは一般に「ダイレクトシーケンス
」スペクトル拡散変調を使用している。ダイレクトシーケンス変調では、電力増
幅器により増幅され、通信媒体、例えば空中インターフェースを通して送信され
る前に拡散コード、すなわちシーケンスによってデータ変調キャリアが直接変調
される。拡散コードは、送信されるデータのビットレートよりも高いチップレー
トで発生される、あるシーケンスの「チップ」を一般に含む。
【0010】 代表的なCDMAシステムでは、ユーザー固有の拡散シーケンスに従って特定
のユーザー(ターミナル)向けのデータストリームが最初に直接シーケンス拡散
され、次にセル固有のスクランブルシーケンスに従って上記拡散によって生じた
信号がスクランブルされる。こうして拡散され、スクランブルされたユーザーデ
ータストリームは通信媒体に送信される。多数のユーザー用のスペクトル拡散信
号は一般に通信媒体内で複合信号を形成するように組み合わされている。
【0011】 1つのセル内の異なる物理チャンネル用のダウンリンク信号は一般に基地局か
ら同期するように送信される。ユーザー固有の拡散コードは一般に直交しており
、送信機で相互に直交したダウンリンク信号を形成する。しかしながら、チャン
ネルの分散の結果、一般に受信機側では直交性が失われ、セル間のマルチユーザ
ーの干渉が生じ、この干渉は受信機の性能の劣化を生じさせる。このような干渉
は近遠問題として深刻になる。すなわち干渉信号からの信号エネルギーの、より
大きい影響、所望する信号を送信した局よりも受信機に近くなる。近遠問題(ne
ar-far problem)はアップリンクにおける電力制御機能によって軽減できるが、
このような電力制御はダウンリンクでは一般に不可能である。
【0012】 このような問題は広いバンドCDMA(WCDMA)システムのような第3世
代のシステムでは深刻となり得る。かかるシステムは一般に種々の情報レート条
件を有する音声およびデータアプリケーションを含む数種の通信サービスを一般
にサポートするようになっている。一般にこれらシステムは前の世代よりも高い
データレートをサポートするようになっており、更に広範な種々のデータレート
をサポートするようにもなっている。しかしながら、かかる広バンドシステムの
、より高いデータレートと広いバンド幅とが組み合わされると、セル間およびセ
ル内での干渉が生じ得る。かかる広バンドの第3世代のシステムは一般に多数の
拡散ファクターをサポートするようになっており、このことは拡散ファクターの
低い信号はより高い拡散ファクターを使用して送信される信号と同じリンク品質
を得るには、より大きい送信電力を一般に必要とすることを意味する。このよう
な電力差は更にセル内の多数のユーザーの干渉を増加し得る。
【0013】 かかる干渉をキャンセルするためのいくつかの技術がこれまで提案されていう
が、これら技術の多くはアップリンクの干渉のキャンセルに、より適すものであ
る。すなわちこれら技術は極めて複雑であり、および/またはシステムで使用さ
れる拡散シーケンスに関するアプリオリ(a priori)な知識を前提として必要と
する。かかる技術は効率的な干渉キャンセルを行うことができるが、無線サービ
スに対する増大する要求が存在している場合には、リソースの利用を更に改善す
るための干渉キャンセル技術が求められている。
【0014】 (発明の概要) 上記に鑑み、本発明の目的は通信媒体中に送信された複合スペクトル拡散信号
内の情報を再生するための方法および装置を提供することにある。
【0015】 本発明の別の目的は、他のスペクトル拡散信号からの干渉、すなわち妨害を受
けている場合に拡散コード(符号)に従って送信された情報を再生するための方
法および装置を提供することにある。
【0016】 本発明の別の目的は、セル内の多数のユーザー間の干渉が存在する場合に、セ
ルラーCDMAシステム内の選択されたユーザー信号を再生するための方法およ
び装置を提供することにある。
【0017】 上記およびそれ以外の目的、特徴および利点は、本発明によれば、ベースバン
ド信号内で検出された拡散シーケンスから構成された、干渉信号成分の推定値に
基づき、ベースバンド信号を再帰的に変更する方法および装置によって得ること
がっできる。より詳細には、本発明に係わる実施例ではベースバンド信号はマル
チパス成分にデスクランブルされ、これらマルチパス成分は一組の拡散シーケン
ス、例えば無線CDMA通信システム内で使用される一組の可能な拡散シーケン
スと相関化され、複数の組の相関値を発生し、これら相関値は最大比組み合わせ
(MRC:maximal ratio combined)され、ベースバンド信号内の干渉信号成分
に関連する拡散シーケンスを検出する。MRCの結果から関連するシンボル推定
値を発生することができ、これら推定値は検出された拡散コード、スクランブル
コードおよびチャンネル推定値に従って処理され、干渉信号成分の推定値を発生
する。次に、この干渉信号成分の推定値を使って、例えば減算技術または信号射
影技術によりベースバンド信号内の干渉をキャンセルできる。
【0018】 本発明に係わる実施例では、ベースバンド信号を発生するように通信信号を処
理し、このベースバンド信号から拡散シーケンスを検出することにより、干渉を
含む通信信号から所望する情報を再生する。検出した拡散シーケンスに関連する
ベースバンド信号の干渉信号成分の推定値が検出される。この干渉信号成分の発
生された推定値に基づき、ベースバンド信号の先のバージョンからベースバンド
信号の新しいバージョンが発生され、ベースバンド信号の新しいバージョンから
所望する情報が推定される。
【0019】 あるバージョンのベースバンド信号を複数の信号成分(これら信号成分のそれ
ぞれはそれぞれの伝搬パスに関連している)に分解、例えばデスクランブルする
ことによって拡散シーケンスを検出することが望ましい。分解された複数の信号
成分は一組の拡散シーケンスと相関化され、分解された信号成分のそれぞれに対
する相関値のそれぞれの組を発生する。これら相関値は、好ましくはMRCによ
り組み合わされ、複数の組み合わされた相関値(それぞれの相関値は、拡散シー
ケンスのそれぞれに対応する)を発生する。組み合わされて発生された相関値か
ら干渉信号成分に関連する拡散シーケンスが検出される。例えば検出される拡散
シーケンスは検出された信号に関連する干渉信号成分がベースバンド信号内の他
の干渉信号と比較して最も高い信号強度を有することを示す、組み合わされた相
関値によって表示されるような最大エネルギーを有するシーケンスとすることが
できる。
【0020】 干渉信号成分の推定値は検出された拡散シーケンスに関連する組み合わされた
相関値から検出された拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発
生することによって発生することが望ましい。次に、このシンボルの推定値は検
出された拡散シーケンス、スクランブルシーケンスおよびチャンネル推定値に従
って処理され、干渉信号成分の推定値を発生する。
【0021】 本発明の別の実施例によれば、分解された複数の信号成分から複数の拡散シー
ケンスが検出される。これら検出された複数の拡散シーケンスのそれぞれは、通
信信号内の複数の干渉信号成分のそれぞれに関連している。次に、検出された拡
散シーケンスに関連する組み合わされた相関値から、検出された拡散シーケンス
のそれぞれに従ってコード化されたシンボルのそれぞれの推定値を発生すること
により、干渉信号成分の推定値が発生される。コード化されたシンボルの推定値
のそれぞれはそれぞれの対応する拡散シーケンスによって拡散され、コード化さ
れたシンボルの拡散推定値が組み合わされて複合信号を発生する。この複合信号
はスクランブルシーケンスに従ってスクランブルされ、チャンネル推定値に従っ
て処理され、複数の干渉信号成分の複合推定値を発生する。ベースバンド信号の
先のバージョンおよび複数の干渉信号成分の前記発生された複合推定値から新し
いバージョンのベースバンド信号が発生される。この新しいバージョンのベース
バンド信号は、例えば先のバージョンのベースバンド信号から干渉信号成分の推
定値を減算し、新しいバージョンのベースバンド信号を発生するか、または干渉
信号成分の推定値に直交する信号空間内の方向の先のバージョンノベースバンド
信号の射影を決定することによって発生できる。
【0022】 本発明の「サブ空間キャンセル」の特徴によれば、それぞれの対応する拡散シ
ーケンスに従ってコード化されたシンボルの推定値のそれぞれが拡散される。次
に、拡散シーケンスに従ってコード化された拡散推定値が別々にスクランブルさ
れ、複数のスクランブルされた拡散信号を発生する。次に、スクランブルされた
拡散信号はチャンネル推定値に従って別々に処理され、複数の干渉信号成分のそ
れぞれの推定値を発生する。好ましくは複数の干渉信号成分の発生された推定値
に直交する信号空間内の方向の先のバージョンのベースバンド信号の射影を決定
することによって、先のバージョンのベースバンド信号および複数の干渉信号成
分の発生された推定値から新しいバージョンのベースバンド信号が発生される。
この射影は、例えばグラム−シュミット(Gram-Schmidt)直交化を使って決定で
きる。
【0023】 本発明の別の特徴によれば、干渉信号成分の推定値を発生するのに使用された
技術に類似する技術を使い、再帰的に発生されたベースバンド信号を使ってベー
スバンド信号内の所望する情報を推定できる。新しいバージョンのベースバンド
信号は複数の干渉のキャンセルされた信号成分に分解され、分解された複数の干
渉のキャンセルされた信号成分は所望する拡散シーケンスと相関化され、分解あ
れた信号成分に対する一組の相関値を発生する。次に、これら相関値は組み合わ
され、組み合わされた相関値から所望する情報が推定される。
【0024】 本発明の更に別の実施例によれば、選択されたシンボル期間中に拡散シーケン
スが検出され、このシーケンスを使って他のシンボル期間中に干渉信号成分の推
定値を発生する。第1の送信されたシンボルに対応するベースバンド信号の第1
の部分から、拡散シンボルが検出される。検出された拡散信号に基づき、第2の
送信されたシンボルに関連するベースバンド信号の第2の部分から、干渉信号成
分の推定値が発生される。ベースバンド信号の第2の部分の先のバージョン、お
よび干渉信号成分の発生された推定値からベースバンド信号の第2の部分の新し
いバージョンが推定され、ベースバンド信号の第2の部分のこの新しいバージョ
ンから第2の送信されたシンボルが推定される。
【0025】 本発明の更に別の特徴によれば、通信信号から情報を再生するための装置は、
通信信号を処理し、ベースバンド信号を発生するための手段を含む。検出された
拡散シーケンスに関連するベースバンド信号の干渉信号成分の推定値を発生する
ための手段と共に、ベースバンド信号から拡散シーケンスを検出するための手段
が設けられている。更に、干渉信号成分の推定値を発生するための手段に応答自
在であり、干渉信号成分の発生された推定値に基づき、先のバージョンのベース
バンド信号から新しいバージョンのベースバンド信号を発生するための手段も設
けられている。更に、新しいバージョンのベースバンド信号を発生するための手
段に応答自在であり、新しいバージョンのベースバンド信号から所望する情報を
推定するための手段が設けられている。
【0026】 本発明の別の特徴によれば、受信機は再帰ベースバンドプロセッサを含み、こ
の再帰ベースバンドプロセッサはベースバンド信号から拡散シーケンスを検出し
、検出された拡散シーケンスに関連するベースバンド信号の干渉信号成分の推定
値を発生し、ベースバンド信号と一組の拡散シーケンスとの相関値に基づき、ベ
ースバンド信号から干渉がキャンセルされたバージョンのベースバンド信号を発
生し、干渉がキャンセルされたバージョンのベースバンド信号から所望する情報
の推定値を発生するようになっている。ベースバンドプロセッサはあるバージョ
ンのベースバンド信号を複数のマルチパス信号成分に分解するようになっている
デスクランブラーを含むことが好ましい。デスクランブラーに対して相関器が応
答自在であり、この相関器は分解された複数のマルチパス信号成分と一組の拡散
シーケンスとを相関化し、分解された信号成分のそれぞれに対する相関値のそれ
ぞれの組を発生するようになっている。相関器に対して最大比組み合わせ器が応
答自在であり、この組み合わせ器は相関値を組み合わせ、複数の組み合わされた
相関値を発生するようになっている。これら組み合わされた相関値のそれぞれは
拡散シーケンスのそれぞれに対応する。
【0027】 最大比組み合わせ器に対して拡散シーケンス検出器が応答自在であり、この拡
散シーケンス検出器は組み合わされて発生された相関値から干渉信号成分に関連
する拡散シーケンスを検出するようになっている。最大比組み合わせ器に対して
シンボル推定器も応答自在であり、このシンボル推定器は干渉信号成分に対する
シンボル推定値を発生するようになっている。拡散シーケンス検出器およびシン
ボル推定器に対して拡散器が応答自在であり、この拡散器は検出された拡散シー
ケンスに従って発生されたシンボル推定値を拡散する。拡散器に対してスクラン
ブラーが応答自在であり、スクランブラーはスクランブルシーケンスに従って拡
散シンボル推定値をスクランブルするようになっている。スクランブラーに対し
てチャンネルエミュレータが応答自在であり、このチャンネルエミュレータはチ
ャンネル推定値に従ってスクランブルされた拡散シンボル推定値を処理し、干渉
信号成分の推定値を発生する。チャンネルエミュレータに対してベースバンド干
渉キャンセラーが応答自在であり、このキャンセラーは先のバージョンのベース
バンド信号および干渉信号成分の発生された推定値から新しいバージョンのベー
スバンド信号を発生するようになっている。
【0028】 本発明に係わる別の実施例では、デスクランブラーは更に新しいバージョンの
ベースバンド信号を複数の信号成分に分解するようになっており、信号成分のそ
れぞれはそれぞれの伝搬パスに関連している。相関器は更に新しいバージョンの
ベースバンド信号の分解された複数の信号成分と所望する拡散シーケンスとを相
関化し、新しいバージョンのベースバンド信号の分解された信号成分に対する一
組の相関値を発生するようになっている。最大比組み合わせ器は更に新しいバー
ジョンのベースバンド信号の分解された信号成分に対する相関値の組を組み合わ
せ、所望する拡散シーケンスに従って送信されたシンボルに対する判断統計値を
発生するようになっている。この受信機は更に、シンボル推定器を含み、このシ
ンボル推定器は最大比組み合わせ器に応答自在であり、前記発生された判断統計
値から所望する拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発生する
ようになっている。
【0029】 (実施例の詳細な説明) 以下、本発明の好ましい実施例を示す添付図面を参照し、本発明についてより
完全に説明する。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で実施できるもので
あり、本明細書に記載された実施例のみに限定されるものと考えてはならず、む
しろこれら実施例は明細書の開示を全般的かつ完全にし当業者に発明の範囲を完
全に伝えるように記載したものである。図中、同様の番号は同様の要素を示す。
【0030】 本明細書の説明は無線通信システムに関するものであり、より詳細には無線コ
ード分割マルチアクセス(CDMA)システム、例えばIS−95規格もしくは
第3世代のワイドバンドCDMA(WCDMA、IS−2000など)のために
提案されている規格を満たすシステムに関するものである。かかる無線通信シス
テムでは、例えば移動ターミナルまたは基地局に設けられた送信機が発生する電
磁波波形をアンテナが放射するようになっている。この波形は、無線伝搬環境内
を伝搬し、1つ以上のアンテナを介し、受信機によって受信される。本明細書の
記載は無線環境に関連するものであるが、本発明は他の環境、例えば有線通信に
も適用可能である。
【0031】 本明細書に記載する実施例は無線ダウンリンクチャンネル、例えば無線セルラ
ーシステムの基地局からターミナルへ情報を伝えるチャンネルのための干渉キャ
ンセルおよび無線通信ターミナル、例えばセルラー無線電話、無線で可能なパー
ソナルデジタルアシスタント(PDA)または同様な無線通信デバイスで実現で
きる装置および方法にも好ましく適用できる。しかしながら、本発明は他の環境
内、例えば他のタイプの無線受信機の用途または有線受信機の用途にも使用でき
ることが理解できよう。
【0032】 本明細書に記載されている図5〜7、9および11は、本発明の種々の実施例
に係わる作動例のフローチャートである。これらフローチャートのブロックおよ
びこれらフローチャート内のブロックの組み合わせはコンピュータプログラム命
令によって実現でき、これらプログラム命令はコンピュータまたは他のプログラ
マブルデータ処理装置で実行される命令がフローチャートのブロック(単数また
は複数)に指定された機能を実現するための手段を形成するようなマシンを形成
するように、図4、8および10を参照して本明細書に記載した受信装置のよう
な装置を実現するのに使用されるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサ、
ASIC、DSPチップまたは他の処理回路のようなコンピュータまたは他のプ
ログラマブルデータ処理装置にロードし、ここで実行できることが理解できよう
。これらコンピュータプログラムはコンピュータまたは他のプログラマブルデー
タ処理装置にロードし、これらコンピュータまたは他のプログラマブル装置で一
連の作動ステップを実行させ、コンピュータで実現されるプロセスを生じさせ、
コンピュータまたは他のプログラマブル装置で実現される命令が、フローチャー
トのブロック(単数または複数)に指定される機能を実現するためのステップと
なるようにすることも可能である。
【0033】 従って、図5〜7、9および11のフローチャートのブロックは、指定された
機能を実行するための手段の組み合わせおよび指定された機能を実行するための
ステップの組み合わせをサポートしている。図5〜7、9および11のフローチ
ャートの各ブロックおよびここに記載されたブロックの組み合わせは、指定され
た機能またはステップを実行する特殊用ハードウェアに基づくコンピュータシス
テムまたは特殊用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現で
きることも理解できよう。
【0034】 図3は本発明に係わる方法および装置を実現できる例示された無線ターミナル
300を示す。このターミナル300はメモリ360、例えばダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(DRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し
専用メモリ(EEPROM)またはその他の記憶デバイスに記憶されたプログラ
ム命令を実行するコントローラ370、例えばマイクロプロセッサ、マイクロコ
ノトローラまたは同様なデータ処理デバイスを含む。コントローラ370はユー
ザーインターフェース部品、例えばディスプレイ320、キーパッド330、ス
ピーカー340およびマイクロフォン350と作動的に関連している。これら部
品の作動は当業者には知られているので、本明細書ではこれ以上説明しないこと
とする。コントローラ370は、例えば、アンテナ310を介し、通信媒体内に
無線周波数(RF)信号を送信する無線送信機380の作動を制御し、および/
またはモニタも行う。このコントローラ470はベースバンド干渉キャンセル受
信機390にも作動的に関連しており、以下、この受信機の作動例についてより
詳細に説明する。
【0035】 図4は本発明の一実施例に係わるベースバンド干渉キャンセル受信機390の
一実施例を示す。このベースバンド干渉キャンセル受信機390は受信した無線
通信信号r(t)、例えば多数のユーザー向けの送信された多数のスペクトル拡
散信号に関連した成分を含む、図3のアンテナ310のようなアンテナによって
無線リンクを通して受信された信号を処理する。このベースバンド干渉キャンセ
ル受信機390はRF−ベースバンドコンバータ410を含み、このコンバータ
はベースバンド信号r(k)、好ましくはあるシーケンスのベースバンド信号を
発生するように、受信した通信信号r(t)を処理する再帰ベースバンドプロセ
ッサ392はベースバンド干渉キャンセラー415を含み、このキャンセラーは
ベースバンド信号r(k)をバッファ化し、繰り返しこの信号を変更し、ベース
バンド信号r(k)の干渉がキャンセルされた1つ以上のバージョン を繰り返し発生する。この信号の最終バージョンは所望する拡散シーケンス、例
えば受信機390が設けられた、図3のターミナル300のようなターミナルに
割り当てられた拡散シーケンスに従って送信される情報の推定値を発生するのに
使用される。
【0036】 再帰ベースバンドプロセッサ392における第1のパスでは、ベースバンド信
号r(k)は変更されない状態でベースバンド干渉キャンセラーを通過するので
、ベースバンド干渉キャンセラー415の出力 は元のベースバンド信号r(k)と同じである。ベースバンド干渉キャンセラー
415の出力 をデスクランブラー420がデスクランブルし、この出力信号を複数のマルチパ
ス成分に分配する。これら成分のそれぞれは、それぞれの信号パスに対応してい
る。図示するように、このような分解はベースバンド信号 とスクランブルシーケンスa(t)の時間シフトされたバージョンa(t−τ1
)、a(t−τ2)、....、a(t−τL)とを相関化することによって行われる
。しかしながら、当業者であればベースバンド信号 のマルチパス成分への分解を他の技術、例えばスクランブルシーケンスa(t)
と時間シフトされたバージョンのベースバンド信号 とを相関化することによっても行うことができることが理解できよう。
【0037】 マルチパス信号成分の各々と、拡散コードの組、例えば無線通信システムで所
定時間に使用できる拡散コードの組の各々とを相関器425が相関化するように
なっている。拡散シーケンスがウォルシュ−アダマールコードを構成する実施例
では、相関器425は計算上の効率を高めるために高速ウォルシュ変換器(FW
T)425−1、425−2、....425−Lのバンクを含むことが好ましい。
しかしながら、本発明では他の相関器構造、例えばFWTの機能を実行する相関
器のバンクを含む相関器も使用できると理解できよう。
【0038】 相関器425によって発生される相関値は好ましくは最大比組み合わせ器(M
RC)430によって組み合わされ、拡散シーケンスの組のそれぞれの1つに対
応するそれぞれの組み合わされた相関値を発生する。これら組み合わされた相関
値から、干渉シーケンス検出器435はベースバンド信号r(k)内のM個の干
渉成分に関連するM個の拡散シーケンスを検出する。例えば、干渉シーケンス検
出器は最大エネルギーを有する関連した組み合わされた相関値を有するM個の拡
散シーケンスまたは所定のスレッショルドを越える関連したエネルギーを有する
M個の拡散シーケンスを検出できる。かかる干渉拡散シーケンス検出技術につい
ては、本願出願人に譲渡された、ワング及び他を発明者として1999年1月2
2日に出願された米国特許出願第09/235,470号(代理人整理番号第8194-238号)
に記載されており、本明細書ではこの米国特許出願全体を参考例として援用する
【0039】 シンボル推定器440は干渉シーケンス検出器435に応答し、MRC430
の組み合わされた相関値からの検出されたM個の干渉シーケンスのそれぞれに従
ってコード化されたシンボルに対するそれぞれのシンボル推定値を発生する。M
個の干渉シーケンスに対するシンボル推定値は次に、信号拡散器450−1、4
50−2、....450−Mへ送られ、これら拡散器は対応する拡散シーケンスの
それぞれの1つに従ってシンボル推定値のそれぞれの1つを拡散する。この結果
生じた拡散信号は次に総和器455によって総和され、複合拡散信号を発生する
。総和器455によって発生された複合信号は次にスクランブラー460により
スクランブルシーケンスa(t)に従って再スクランブルされ、次にチャンネル
推定値に従ってチャンネルエミュレータ465により処理され、ベースバンド信
号r(k)内の干渉成分のうちの推定値を発生する。
【0040】 第1回のパスでは、ベースバンド干渉キャンセラー415は干渉信号成分の推
定値に基づき、元のベースバンド信号r(k)を変更し、干渉がキャンセルされ
た新しいバージョンのベースバンド信号 を発生する。その後の第2回のパスでは元のベースバンド信号r(k)と同じよ
うにこの新しいバージョンのベースバンド信号 を処理できる。すなわち新しいバージョンのベースバンド信号 はデスクランブラー420におけるデスクランブル、相関器425における拡散
シーケンスの組との相関化、および組み合わせ器430における最大比の組み合
わせを受ける。繰り返し基準が満足されれば、ベースバンド信号 からのMRC430によって発生された組み合わされた相関値は別のシンボル推
定器445によって使用され、所望する送信された情報、例えば受信機390に
関連する所望する拡散シーケンスに従って送信された情報の推定値を発生する。
繰り返し基準が満たされない場合、現在のバージョンのベースバンド信号 から発生された組み合わされた相関値が使用され、干渉信号成分の新しい推定値
、最終的には上記のように新しいバージョンのベースバンド信号 を発生する。
【0041】 種々の繰り返し方式を使用することができる。例えば再帰ベースバンドプロセ
ッサ392が組み合わされた相関値から所望する情報の仮の推定値を発生し、こ
の仮の推定値が所定の誤り基準を満たすかどうかに基づき、干渉キャンセルの別
のラウンドを実行するかどうかを判断するような、誤りによって制御される方法
を使用できる。誤り基準、例えば最大繰り返しカウント基準の代わりに、まてゃ
あこれに加えて、別の制限を使用することもできる。1回の繰り返しにつき1つ
の干渉信号成分をキャンセルするように、再帰ベースバンドプロセッサ392を
制限してもよいし、またこのプロセッサが繰り返しごとに多数の干渉成分、例え
ば一度に2つの成分、一度に3つの成分またはそれ以上のレートでキャンセルし
てもよい。
【0042】 ベースバンド干渉キャンセラー415は干渉信号成分の推定値に基づき、現在
バージョンのベースバンド信号を変更するために多数の異なる技術を使用できる
。例えば現在のバージョンのベースバンド信号から干渉信号成分の推定値を減算
してもよいし、またベースバンド干渉キャンセラー415が干渉信号成分の推定
値に直交する方向の現在のベースバンド信号の射影を決定するような射影技術を
使用してもよい。1995年7月26日に出願され、1997年3月25日にボ
トムレーに発行された米国特許第5,615,209号に記載されているのと同様な方法
で、かかる射影を計算するのにグラム−シュミット直交化技術を使用できる。本
明細書ではこの米国特許の開示全体を参考例として援用する。
【0043】 減算技術に対し、本発明者たちが行った限定されたシミュレーションにより、
「過剰キャンセル」現象を防止するために、繰り返しごとに数個の干渉信号をキ
ャンセルすることが望ましいことが判った。一般に射影技術は減算技術よりも複
雑となり得るが、シミュレーションの結果は、射影技術は改善された性能を示す
ことができ(すなわち所定の誤り率に対して潜在的なシステムの容量を増し、ま
た所定のシステム容量に対して誤り率を低下する)ことを示し、更に過剰キャン
セルの可能性を低くできることを示した。射影技術を用いると、性能に影響を与
えるように、繰り返しの総回数および一度にキャンセルされる干渉信号の数を変
えることができる。
【0044】 図4のベースバンド干渉キャンセル受信機390は一般に種々のハードウェア
および/またはソフトウェア成分を使って実現できることが理解できよう。例え
ばダウンコンバータ410は多数の異なる、一般に知られている通信用部品、例
えばデモジュレータ、ミキサー、フィルタおよびアナログ−デジタル(A/Dコ
ンバータ)を使用できる。かかる部品は一般にハードウェア、例えばディスクリ
ート回路部品、ハイブリッド回路および用途特定集積回路(ASIC)および/
または特殊用処理デバイスまたは汎用処理デバイス、例えばマイクロプロセッサ
、マイクロコントローラおよびデジタル信号プロセッサ(DSP)チップで実行
されるようになっているソフトウェアまたはファームウェアと前記ハードウェア
との組み合わせを使って実現できる。再帰ベースバンドプロセッサ392も同じ
ように特殊目的ハードウェア、例えばゲートアレイまたはASIC、特殊目的処
理デバイスまたは汎用処理デバイス、例えばマイクロプロセッサ、マイクロコン
トローラまたはDSPチップで実行されるソフトウェアまたはファームウェアも
しくはこれらの組み合わせを使って同じように実現できる。
【0045】 図5は、本発明の一実施例に係わる、図4に示された受信機390のような受
信装置内でベースバンド干渉キャンセルを行うための作動500を示す。通信媒
体からは多数の拡散シーケンスに関連する干渉成分を含む複合信号のような通信
信号が受信される(ブロック510)。受信した信号はベースバンド信号を発生
するように処理される(ブロック520)。次に、ベースバンド信号からベース
バンド信号の干渉成分に関連する拡散シーケンスが検出され(ブロック530)
、検出されたシーケンスから干渉成分の推定値が発生される(ブロック540)
。次に、先のバージョンのベースバンド信号および干渉信号成分の推定値から新
しいバージョンのベースバンド信号が発生される(ブロック550)。次に、新
しいバージョンのベースバンド信号が使用され、送信情報の推定値を発生する(
ブロック560)。
【0046】 図6は本発明の別の実施例に係わるベースバンド干渉キャンセルのための動作
例、特に成分ごとの方法で複数の干渉信号成分を繰り返しキャンセルするための
動作例を示す。通信媒体から通信信号が受信され(ブロック610)、この信号
が処理されてベースバンド信号を発生する(ブロック620)。i番目の干渉信
号成分に関連する拡散シーケンスが検出され(ブロック630)、このシーケン
スが使用されてi番目の干渉信号成分の推定値を発生する(ブロック640)。
次に、例えば減算または射影によって先のバージョンのベースバンド信号および
干渉信号成分の推定値から新しいバージョンのベースバンド信号が発生される(
ブロック650)。次に、新しいバージョンのベースバンド信号から送信された
情報が推定される(ブロック660)。この推定値が所定の誤り基準、例えばビ
ット誤り率を満たしている場合、干渉キャンセル動作は完了する。しかしながら
、推定値が所定の誤り基準を満たしていない場合、(i+1)番目の干渉信号成
分を推定し、これを使って更に別の新しいバージョンのベースバンド信号を発生
する(ブロック670、630〜660)。
【0047】 図7は本発明の更に別の実施例に係わる干渉キャンセル動作700、特に多数
の干渉シーケンスに関連する干渉を示す複合干渉信号成分の推定値を発生するた
めの動作を示す。通信信号が受信され(ブロック705)、この信号が処理され
てベース信号が発生される(ブロック710)。このベースバンド信号はデスク
ランブルされ(ブロック715)、一組の拡散シーケンスと相関化される(ブロ
ック720)。こうして発生された相関値は最大比組み合わせされ(ブロック7
25)、組み合わされた相関値から所望するシーケンスにしたがって送信された
情報の推定値が発生される(ブロック730)。所定の繰り返し基準(例えば繰
り返しカウントおよび/または誤り基準、例えばビット誤り率)が満足された場
合、干渉キャンセルは終了してもよく、更に処理を行うため、例えば誤り訂正デ
コーディングおよび/または他の後処理を行うために所望する情報の推定値を使
用できる。
【0048】 しかしながら、所定の繰り返し基準が満足されない場合、検出されたM個の干
渉シーケンスのそれぞれ1つに対するそれぞれのシンボル推定値と共に(ブロッ
ク740)、組み合わせ相関値からM個の干渉拡散シーケンスが検出される(ブ
ロック735)。次に、それぞれの対応する拡散シーケンスに従ってシンボル推
定値のそれぞれの1つが拡散され(ブロック745)、これら推定値が合計され
、複合拡散信号を発生し(ブロック750)、これら複合拡散信号はスクランブ
ルされる(ブロック755)。このスクランブルされた複合信号にはチャンネル
推定値が適用され、ベースバンド信号の複合干渉成分の推定値を発生する(ブロ
ック760)。次に、例えば減算または射影により新しいバージョンのベースバ
ンド信号を発生するように干渉信号成分の推定値が使用される(ブロック765
)。次に、新しいバージョンのベースバンド信号は別の処理を受け、所望する情
報の推定値を発生し(ブロック715〜730)、まだ繰り返し基準が満たされ
なければ、この新しいバージョンは別の干渉キャンセルを受ける(ブロック73
5〜765)。
【0049】 多数の拡散ファクターを同時に使用し、シンボルごとに「有効な」干渉拡散コ
ードを変更するシステムでは、再帰ベースバンドプロセッサ392が演算をする
単位が所望する信号の単一シンボル周期に対応するデータを示すように、干渉拡
散シーケンスを検出するための上記方法および装置がシンボルごとにベースバン
ド信号r(k)を処理することが好ましい。共通する拡散ファクターを利用する
システムでは、例えばIS−95仕様を満たすシステムでは拡散ファクターは一
般に変化せず、アクティブに使用される拡散シーケンスは比較的低レートで変化
する傾向があるので、かかる方法は最適とは言えない。かかるシステムでは、間
欠的に干渉シーケンスを検出し、干渉信号成分介入期間の推定値を発生するのに
使用できる。例えば所定のシンボル期間の間で干渉シーケンスを検出し、これら
シーケンスを使って所定のシンボル期間以外のシンボル期間中に寒暑信号成分の
推定値を発生してもよい。
【0050】 図8は、かかる間欠的干渉シーケンス検出を行う、本発明の一実施例に係わる
再帰ベースバンドプロセッサ392’を示す。図4の再帰ベースバンドプロセッ
サ392の部分と同じ再帰ベースバンドプロセッサ392’部分は、同じ参照番
号で表示されており、これら同じ部分の説明については図4の先の説明を考慮し
て省略する。図8の再帰ベースバンドプロセッサ392’は次の点で図4の再帰
ベースバンドプロセッサ392と異なっている。すなわち図8の再帰ベースバン
ドプロセッサ392’はFWT425−1、425−2、....、425−L、M
RC430および干渉シーケンス検出器435を使用して所定のシンボル期間中
にベースバンド信号r(k)のデスクランブルされたマルチパス信号成分から1
つ以上の干渉拡散シーケンスを検出する干渉シーケンス検出ユニット810を含
む点で異なっている。干渉シーケンス検出ユニット810が検出したシーケンス
をシンボル推定ユニット820が使用し、他のシンボル期間中に干渉シンボルの
推定値を発生する。
【0051】 シンボル推定ユニット810はそれぞれの所望するシーケンス相関器822−
1、822−2、....、822−Lおよび干渉シーケンス相関器824−1、8
24−2、....、824−Lを使って他のシンボル期間中のデスクランブルされ
たマルチパス成分と所望するシーケンスおよび識別されたM個の干渉シーケンス
とを相関化する。マルチパス信号成分と所望するシーケンスとの相関地はMRC
826内で最大比組み合わせされ、決定統計値を発生する。この統計値は第1シ
ンボル推定器828aによって使用され、所望する拡散シーケンスに従ってコー
ド化されたシンボルの推定値を発生する。マルチパス信号成分とM個の干渉シー
ケンスとの相関値は同じようにMRC826によって組み合わされ、第2シンボ
ル推定器828b内で対応する干渉シーケンスに対するシンボル推定値を発生す
るための判断統計値を発生する。
【0052】 繰り返し基準が満たされない場合、M個の干渉シーケンスに対するシンボル推
定値は拡散器445内でそれぞれの対応する拡散シーケンスに従って拡散され、
総和器450内で総和され、スクランブラー455によってスクランブルされる
。スクランブラー出力端にはチャンネルエミュレータ460によりチャンネル推
定値が印加され、M個の干渉シーケンスに関連する干渉信号成分の推定値を発生
する。ベースバンド干渉キャンセラー415は、例えば上記減算技術または射影
技術によりベースバンド信号の先のバージョンおよび干渉信号成分の推定値から
新しいバージョンのベースバンド信号 を発生する。
【0053】 後のパスでは、元のベースバンド信号r(k)と同じようにこの新しいバージ
ョンのベースバンド信号 を処理できる。図4の再帰ベースバンドプロセッサ392と同じように、誤りお
よび/または繰り返しカウント制御処理およびグループ状の干渉器のキャンセル
を含む種々の繰り返し方式を使用できる。図4の再帰ベースバンドプロセッサ3
92と同じように、再帰ベースバンドプロセッサ392’のベースバンド干渉キ
ャンセラー415はベースバンド信号を変更するのに多数の異なる技術、例えば
減算技術または射影技術を使用できる。
【0054】 図8の再帰ベースバンドプロセッサ392’は一般に種々のハードウェアおよ
び/またはソフトウェア部品を使って実現できることが理解できよう。再帰ベー
スバンドプロセッサ392’は、例えば特殊用ハードウェア、例えばゲートアレ
イまたはASIC、特殊用処理デバイスまたは汎用処理デバイス、例えばマイク
ロプロセッサ、マイクロコントローラまたはDSPチップ上で実行されるソフト
ウェアまたはファームウェア、もしくはそれらの組み合わせを使って実現できる
【0055】 図9には図8の再帰ベースバンドプロセッサ392’のような装置によって実
行できる干渉キャンセル動作900の例が示されている。通信媒体から通信信号
が受信され(ブロック905)、この信号は最初に送信されたシンボルに対応す
る最初のベースバンド信号を発生するように処理される(ブロック910)。こ
の最初のベースバンド信号は一組の拡散シーケンスと相関化され(ブロック91
5)、これら相関値は最大比組み合わせされ(ブロック920)、これら組み合
わされた相関値からM個の干渉シーケンスが検出される(ブロック925)。
【0056】 更に、受信された信号は第2の送信シンボルに対応する第2のベースバンド信
号を発生するように処理される(ブロック930)。この第2のベースバンド信
号は所望するシーケンスおよびM個の干渉シーケンスと相関化され(ブロック9
35)、その結果得られた相関値は最大比の組み合わせが行われる(ブロック9
40)。MRCの結果から所望する情報の推定値、すなわち所望するシーケンス
に従って送信された情報が発生される(ブロック945)。所定の繰り返しシー
ケンスが満足されれば、第2シンボルに対する干渉キャンセルが終了し、所望す
る情報の推定値は更に処理するため、例えば誤り訂正デコーディングのために使
用される。
【0057】 しかしながら、所定の繰り返し基準が満足されない場合、MRCの結果からM
個の識別された干渉シーケンスに対応するシンボル推定値が発生される(ブロッ
ク950)。次に、シンボル推定値はM個の干渉シーケンスに関連する干渉信号
成分の推定値を発生するように、チャンネル推定値に従って拡散され、スクラン
ブルされ、総和され、処理される(ブロック955)。次に、例えば減算または
射影により先のバージョンのベースバンド信号および干渉信号成分の推定値から
新しいバージョンのベースバンド信号が発生される(ブロック960)。次に、
この新しいバージョンのベースバンド信号は所望する情報の新しい推定値を発生
するように更に処理を受け(ブロック935〜945)、繰り返し基準がまだ満
たされなければ更なる干渉キャンセルを受ける(ブロック950〜960)。
【0058】 本発明の更に別の特徴によれば、サブ空間キャンセル方法が使用される。この
方法では、上記複合方法とは対照的に、それぞれの検出された干渉拡散シーケン
スに対応するベースバンド干渉成分のそれぞれの推定値が別々に発生され、関連
する干渉信号成分のそれぞれの推定値を発生するように処理される。先のバージ
ョンのベースバンドおよび干渉信号成分の推定値から、新しい干渉−補償バージ
ョンのベースバンド信号を発生するように射影技術が使用される。
【0059】 図10に示されるように、本発明のこの特徴に係わる一例の再帰ベースバンド
プロセッサ392”は図4の再帰ベースバンドプロセッサ392に類似しており
、同じ要素は同じ参照番号で示されている。同様な要素の説明については、図4
の先の説明に鑑み、省略する。図10の再帰ベースバンドプロセッサ392”は
次の点で図4の再帰ベースバンドプロセッサ392と異なっている。すなわち拡
散器450−1、450−2、....、450−Mによって発生される拡散信号を
組み合わせる代わりに、再帰ベースバンドプロセッサ392”がそれぞれの別個
のスクランブラー460−1、460−2、....、460−Mおよびチャンネル
エミュレータ465−1、465−2、....、465−Mにおいて拡散器450
−1、450−2、....450−Mが発生した拡散信号のチャンネル推定値をス
クランブルし、これを適用し、M個の検出された干渉拡散シーケンスのそれぞれ
に対応する干渉信号成分のそれぞれの推定値を発生する。次に、新しいバージョ
ンのベースバンド信号 を発生するように、射影干渉キャンセラー415’によって射影技術を使用する
。次に、この新しいバージョンは元のバージョンのベースバンド信号と同じよう
に別の処理を受けることができる。
【0060】 図10の再帰ベースバンドプロセッサ392”は一般に種々のハードウェアお
よび/またはソフトウェア部品を使って実現できることが理解できよう。再帰ベ
ースバンドプロセッサ392”は、例えば特殊用ハードウェア、例えばゲートア
レイまたはASIC、特殊用処理デバイスまたは汎用処理デバイス、例えばマイ
クロプロセッサ、マイクロコントローラまたはDSPチップ上で実行されるソフ
トウェアまたはファームウェア、もしくはそれらの組み合わせを使って実現でき
る。
【0061】 図11には図10の再帰ベースバンドプロセッサ392”のための作動例11
00が示されている。通信信号が受信され(ブロック1105)、ベースバンド
信号が発生するように処理される(ブロック1110)。このベースバンド信号
はデスクランブルされ(ブロック1115)、一組の拡散シーケンスと相関化さ
れる(ブロック1120)。こうして発生された相関値は次に最大比組み合わせ
され(ブロック1125)、組み合わされた相関値から所望するシーケンスに従
って送信された情報の推定値が発生される(ブロック1130)。繰り返し基準
(例えば所定の繰り返しカウントおよび/または誤り基準、例えばビット誤り率
)が満足されると、干渉キャンセルは終了してもよく、別の処理、誤り訂正デコ
ーディングまたは他の後処理のために、所望する情報の推定値が使用される。
【0062】 しかしながら、繰り返し基準が満足されない場合、検出された干渉シーケンス
のそれぞれに対するそれぞれのシンボル推定値と共に、組み合わされた相関値(
ブロック1135)から1つ以上の干渉拡散シーケンスが検出される(ブロック
1140)。次に、それぞれの対応する拡散シーケンスに従ってシンボル推定値
のそれぞれが拡散され(ブロック1145)、スクランブルされ(ブロック11
50)、チャンネル推定値に従って処理され(ブロック1155)、検出された
干渉拡散信号のそれぞれに対応するベースバンド信号のそれぞれの干渉成分のそ
れぞれの推定値を発生する。次に、干渉信号成分の推定値に直交する信号空間内
の方向に先のバージョンのベースバンド信号を射影することにより、新しいバー
ジョンのベースバンド信号を発生するように干渉信号成分の推定値が使用される
(ブロック1160)。次に、新しいバージョンのベースバンド信号は所望する
情報の推定値を発生するように更に処理を受ける(ブロック1115〜1130
)。まだ繰り返し基準が満たされない場合、新しいバージョンのベースバンド信
号は更に干渉キャンセルを受ける(ブロック1135〜1160)。
【0063】 このサブ空間キャンセル方法を更に理解するために、グラム−シュミット技術
を使用してM個の最強の干渉信号のキャンセルの数学的説明を行う。この説記載
は単に説明のためのものであり、本発明の範囲をここに記載する方法のみに限定
するものでないことを理解できよう。
【0064】 i番目の繰り返しにて、M個の干渉信号をベクトルI1(i)、I2(i)、..
..、IM(i)と表示し、次のように、順番の定められたベクトルの組{Im(i
);m=1、....、M}でグラム−シュミット方法を実行する。
【0065】
【数1】
【0066】 ここでg1(i)、....gk(i)は干渉信号I1(i)、i2(i)、....、I k (i)によって定められたサブ空間に広がる単位ベクトルを示し、vk(i)は
単位ベクトルg1(i)、....、gk(i)の方向のベクトルを示し、マトリック
スGM(i)=[g1(i)、....、gM(i)]の列が干渉サブ空間SM(i)に
広がっている。射影マトリックスPGmを適用することで干渉サブ空間SM(i)
に直交する空間に信号ベクトルr(i)の射影を行うことができる。
【0067】
【数2】 この式は、
【0068】
【数3】
【0069】 が得られるように、信号ベクトルr(i)に対する先の(i−1)番目の繰り返
しに対して計算される。ここで初期値r(0)は元のベースバンド信号のベクト
ルである。
【0070】 マトリックスGM(i)の列が直交ベクトルである場合、上記式(4)を次の
ように簡略化できる。
【0071】
【数4】
【0072】 式(5)および(6)を組み合わせると、次の式が得られる。
【0073】
【数5】
【0074】 Q回の繰り返しに対し、変更されたベースバンド信号ベクトル は次の式によって示される。
【0075】
【数6】
【0076】 サブ空間方法の利点としては、干渉シンボル推定値をシンボルごとに組み合わ
せてスクランブルしない場合に、可変拡散ファクターを使用する時でもサブ空間
キャンセル方法をフレームごとに使用できることである。この特徴は、干渉キャ
ンセル方法に関連する計算上の負担を軽減するのに使用できる。本発明者達が行
った限られたシミュレーションは、サブ空間キャンセル方法が先に記載した方法
よりも良好な結果(例えば所定の誤り率に対して高い潜在的なシステム能力また
は所定のシステム能力に対して低い誤り率を与える)ことができるが、この高い
性能は計算上複雑にしなければならないことがあることを示している。シミュー
レションの結果は更にサブ空間のキャンセル方法は所定の性能レベルを得るのに
、より多数の繰り返しを必要とすることがあるが、キャンセルされる干渉信号の
数を多くすることによって、所定のレベルの性能に達するのに必要な繰り返し回
数を少なくできることも示している。非可変拡散ファクターの応用例では、例え
ばIS−95システムでは図8を参照してこれまで説明した方法と同じように、
簡潔シーケンス検出によってサブ空間キャンセルを使用し、潜在的に受信機の複
雑さを少なくできる。
【0077】 図面および本明細書においてこれまで本発明の代表的な好ましい実施例につい
て開示した。ここでは特定の用語を用いたが、これら用語は包括的かつ説明のた
めに用いたものであり、発明を限定するために用いたものではなく、発明の範囲
は特許請求の範囲に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の地上セルラー通信システムを示す略図である。
【図2】 従来の衛星に基づく無線通信システムを示す略図である。
【図3】 本発明に係わる装置および方法を実現できる無線ターミナルを示す略図である
【図4】 本発明の一実施例に係わるベースバンド干渉キャンセル受信機を示す略図であ
る。
【図5】 本発明の一実施例に係わるベースバンド干渉キャンセルのための作動例を示す
フローチャートである。
【図6】 本発明の一実施例に係わるベースバンド干渉キャンセルのための作動例を示す
フローチャートである。
【図7】 本発明の一実施例に係わるベースバンド干渉キャンセルのための作動例を示す
フローチャートである。
【図8】 複雑さを低減したベースバンド干渉キャンセル受信機を示す略図である。
【図9】 図8の受信機のためのベースバンド干渉キャンセル動作の例を示すフローチャ
ートである。
【図10】 本発明の別の特徴に係わるベースバンド干渉キャンセル受信機を示す略図であ
る。
【図11】 図9の受信機のためのベースバンド干渉キャンセル動作の例を示すフローチャ
ートである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月18日(2001.7.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】 相関器425によって発生される相関値は好ましくは最大比組み合わせ器(M
RC)430によって組み合わされ、拡散シーケンスの組のそれぞれの1つに対
応するそれぞれの組み合わされた相関値を発生する。これら組み合わされた相関
値から、干渉シーケンス検出器435はベースバンド信号r(k)内のM個の干
渉成分に関連するM個の拡散シーケンスを検出する。例えば、干渉シーケンス検
出器は最大エネルギーを有する関連した組み合わされた相関値を有するM個の拡
散シーケンスまたは所定のスレッショルドを越える関連したエネルギーを有する
M個の拡散シーケンスを検出できる。かかる干渉拡散シーケンス検出技術につい
ては、公開PCT国際出願第WO00/44106号に記載されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】 ベースバンド干渉キャンセラー415は干渉信号成分の推定値に基づき、現在
バージョンのベースバンド信号を変更するために多数の異なる技術を使用できる
。例えば現在のバージョンのベースバンド信号から干渉信号成分の推定値を減算
してもよいし、またベースバンド干渉キャンセラー415が干渉信号成分の推定
値に直交する方向の現在のベースバンド信号の射影を決定するような射影技術を
使用してもよい。1995年7月26日に出願され、1997年3月25日にボ
トムレーに発行された米国特許第5,615,209号に記載されているのと同様な方法
で、かかる射影を計算するのにグラム−シュミット直交化技術を使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 マドコーア、モハメッド、エフ アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、 ビ ンクリィ アヴェニュー 2924、アパート メント ナンバー5 (72)発明者 ガプタ、サムシュワー、シー アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、 パ ーク レイク コート 14520 (72)発明者 ワン、イー、ピン、エリック アメリカ合衆国 ノースカロライナ、ケア リィ、 シーダーポスト ドライブ 215 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE31 【要約の続き】 連する拡散シーケンスが検出される。

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望する情報および干渉信号を含む通信信号から情報を再生
    するための方法において、 ベースバンド信号を発生するように前記通信信号を処理する工程と、 前記ベースバンド信号から拡散シーケンスを検出する工程と、 前記検出した拡散シーケンスに関連する前記ベースバンド信号の干渉信号成分
    の推定値を発生する工程と、 前記干渉信号成分の前記発生された推定値に基づき、先のバージョンのベース
    バンド信号から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程と、 前記新しいバージョンのベースバンド信号から所望する情報を推定する工程と
    を備えた、通信信号から情報を再生する方法。
  2. 【請求項2】 拡散シーケンスを検出する前記工程が、 それぞれの成分がそれぞれの伝搬パスに関連する複数の信号成分に、あるバー
    ジョンのベースバンド信号を分解する工程と、 前記干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを含む一組の拡散シーケンスと前
    記分解された複数の信号成分とを相関化し、前記分解された信号成分のそれぞれ
    に対する相関値のそれぞれの組を発生する工程と、 それぞれが拡散シーケンスのそれぞれに対応する複数の組み合わされた相関値
    を発生するように相関値を組み合わせる工程と、 前記組み合わされて発生された相関値から干渉信号成分に関連する拡散シーケ
    ンスを検出する工程とを備えた、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記分解する工程が、スクランブルシーケンスに従って、あ
    るバージョンのベースバンド信号をデスクランブルし、分解された複数の信号成
    分を発生する工程を含み、 干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、 前記検出された拡散シーケンスに関連する、組み合わされた相関値のうちの1
    つから前記検出された拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発
    生する工程と、 前記検出された拡散シーケンス、前記スクランブルシーケンスおよびチャンネ
    ル推定値に従ってシンボルの推定値を処理し、干渉信号成分の推定値を発生する
    工程とを備えた、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記分解する工程が、スクランブルシーケンスに従って、あ
    るバージョンのベースバンド信号をデスクランブルし、分解された複数の信号成
    分を発生する工程を含み、 前記干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを検出する前記工程が、前記分解
    された複数の信号成分から複数の拡散シーケンスを検出する工程を含み、前記検
    出された複数の拡散シーケンスのそれぞれが通信信号内の複数の干渉信号成分の
    それぞれに関連しており、 干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、 前記検出された拡散シーケンスに関連する、組み合わされた相関値のそれぞれ
    から検出された拡散シーケンスのそれぞれに従ってコード化されたシンボルのそ
    れぞれの推定値を発生する工程と、 前記検出された拡散シーケンス、前記スクランブルシーケンスおよびチャンネ
    ル推定値に従って前記コード化されたシンボルの推定値を処理し、前記複数の干
    渉信号成分の推定値を発生する工程とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された推定値から
    新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程を含む、請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記コード化されたシンボルの前記推定値を処理する前記工
    程が、 前記拡散シーケンスの対応するそれぞれに従って前記コード化されたシンボル
    の推定値のそれぞれを拡散する工程と、 前記コード化されたシンボルの前記拡散された推定値を組み合わせ、複合信号
    を発生する工程と、 前記スクランブルシーケンスに従って前記複合信号をスクランブルする工程と
    、 前記チャンネル推定値に従って前記スクランブルされた複合信号を処理し、前
    記複数の干渉信号成分の複合推定値を発生する工程とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された複合推定値
    から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程を含む、請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が
    、先のバージョンのベースバンド信号から前記複数の干渉信号成分の複合推定値
    を減算し、新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程を含む、請求項
    5記載の方法。
  7. 【請求項7】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が
    、前記複数の干渉信号成分の前記複合推定値に直交する信号空間内の方向の先の
    バージョンのベースバンド信号の射影を決定する工程を含む、請求項5記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 新しいバージョンのベースバンド信号成分を決定する前記工
    程が、グラム−シュミット直交化を実行する工程を含む、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記コード化されたシンボルの前記推定値を処理する前記工
    程が、 前記拡散シーケンスの対応するそれぞれに従って前記コード化されたシンボル
    の前記推定値のそれぞれを拡散する工程と、 前記スクランブルシーケンスに従って前記コード化されたシンボルの前記拡散
    推定値をスクランブルし、複数のスクランブルされた拡散信号を発生する工程と
    、 前記チャンネル推定値に従って前記スクランブルされた拡散信号のそれぞれを
    処理し、前記複数の干渉信号成分のそれぞれの推定値を発生する工程とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された複合推定値
    から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程を含む、請求項4記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程
    が、前記複数の干渉信号成分の前記複合推定値に直交する信号空間内の方向の先
    のバージョンのベースバンド信号の射影を決定する工程を含む、請求項9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 新しいバージョンのベースバンド信号成分を決定する前記
    工程が、グラム−シュミット直交化を実行する工程を含む、請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程
    が、先のバージョンのベースバンド信号から前記複数の干渉信号成分の複合推定
    値を減算し、新しいバージョンのベースバンド信号を発生する工程を含む、請求
    項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程
    が、前記干渉信号成分の前記推定値に直交する信号空間内の方向の先のバージョ
    ンのベースバンド信号の射影を決定する工程を含む、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 所望する拡散シーケンスに従って所望する情報を送信し、
    前記所望する情報を推定する前記工程が、 それぞれの成分がそれぞれの伝搬パスに関連する複数の信号成分に、あるバー
    ジョンのベースバンド信号を分解する工程と、 干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを含む一組の拡散シーケンスと前記分
    解された複数の信号成分とを相関化し、前記分解された信号成分のそれぞれに対
    する相関値のそれぞれの組を発生する工程と、 それぞれが拡散シーケンスのそれぞれに対応する複数の組み合わされた相関値
    を発生するように相関値を組み合わせる工程と、 前記組み合わされた相関値から前記所望する情報を推定する工程とを備えた、
    請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記組み合わせる工程が、最大比の組み合わせを行う工程
    を含む、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記相関化する工程が、前記複数の分解された信号成分の
    各々をウォルシュ−アダマール変換する工程を含む、請求項2記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記組み合わされた相関値のそれぞれが拡散シーケンスの
    組のそれぞれの拡散シーケンスに関連するそれぞれの干渉信号に対するそれぞれ
    の強度を示し、拡散シーケンスを検出する前記工程が、所定の信号強度基準を満
    たす関連する干渉信号を有する拡散シーケンスを識別する工程を含む、請求項2
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記検出する工程が、第1の干渉信号成分に関連する第1
    の拡散シーケンスを検出する工程を含み、 前記干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、検出された第1の拡散シー
    ケンスから第1の干渉信号成分の推定値を発生する工程を含み、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記第1の干渉信号成分の前記発生された推定値から
    第1のバージョンベースバンド信号を発生する工程を含み、 前記検出する工程が、前記第1のバージョンのベースバンド信号から第2の干
    渉信号成分に関連する第2の拡散シーケンスを検出する工程を更に含み、 前記干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、前記検出された第2の拡散
    シーケンスに対する前記第2の拡散信号成分の推定値を発生する工程を更に含み
    、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、 前記第1のバージョンのベースバンド信号および前記第2の干渉信号成分の前
    記発生された推定値から第2のバージョンのベースバンド信号を発生する工程を
    更に含む、請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】 繰り返し基準が満足されるまで、干渉信号成分の推定値を
    発生する前記工程、および新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記
    工程を繰り返し実行する、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記繰り返し基準が誤り率または繰り返しカウントの少な
    くとも一方を含む、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 拡散シーケンスを検出する前記工程が、シンボルごとに拡
    散シーケンスを検出する工程を含む、請求項1記載の方法。
  22. 【請求項22】 拡散シーケンスを検出する前記工程が、所定のシンボル期
    間中に拡散シーケンスを間欠的に検出する工程を含む、請求項1記載の方法。
  23. 【請求項23】 拡散シーケンスを検出する前記工程が、第1の送信された
    シンボルに対応する前記ベースバンド信号の第1の部分から前記拡散シーケンス
    を検出する工程を含み、 干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、前記検出された拡散シーケンス
    に基づき、第2の送信されたシンボルに関連する前記ベースバンド信号の第2の
    部分から前記干渉信号成分の推定値を発生する工程を含み、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記工程が、先のバージョン
    のベースバンド信号の前記第2の部分および前記干渉信号成分の前記発生された
    推定値から新しいバージョンのベースバンド信号の前記第2の部分を発生する工
    程を含み、 前記所望する情報を推定する前記工程が新しいバージョンのベースバンド信号
    の前記第2の部分から前記第2の送信されたシンボルを推定する工程を含む、請
    求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 干渉成分を含む通信信号から情報を再生する方法において
    、あるバージョンの通信信号と一組の拡散シーケンスとを相関化する工程と、 前記バージョンの通信信号と拡散シーケンスの組との相関値から前記通信信号
    の干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを検出する工程と、 前記検出された拡散シーケンスに関連する通信信号の干渉信号成分の推定値を
    発生する工程と、 前記干渉信号成分の前記推定値に基づき、先のバージョンの通信信号から新し
    いバージョンの通信信号を発生する工程と、 前記新しいバージョンの通信信号から前記通信信号内の情報を推定することを
    含む、通信信号から情報を再生する方法。
  25. 【請求項25】 前記相関化する工程が、 前記バージョンの通信信号を複数のマルチパス信号成分に分解する工程と、 前記分解したマルチパス信号成分の各々と拡散シーケンスの組とを相関化し、
    それぞれが前記拡散シーケンスのそれぞれに関連している複数の組の相関値を発
    生する工程とを備え、 前記検出する工程が、 相関値の組の各々内の相関値を組み合わせる工程と、 前記組み合わされた相関値から前記拡散シーケンスを検出する工程を含む、請
    求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記分解する工程が、スクランブルシーケンスに従ってあ
    るバージョンの通信信号をデスクランブルし、分解された複数の信号成分を発生
    する工程を含み、 前記干渉信号成分の推定値を発生する前記工程が、 前記検出された拡散シーケンスに関連する前記組み合わされた相関値から前記
    検出された拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発生する工程
    と、 前記検出された拡散シーケンス、前記スクランブルシーケンスおよびチャンネ
    ル推定値に従って前記シンボルの前記推定値を処理し、干渉信号成分の推定値を
    発生する工程とを含む、請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 新しいバージョンの通信信号を発生する前記工程が先のバ
    ージョン通信信号から前記干渉信号成分の前記推定値を減算し、前記新しいバー
    ジョンの通信信号を発生する工程を含む、請求項24記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記通信信号の新しいバージョンを発生する前記工程が、
    前記干渉信号成分の前記推定値に直交する信号空間内の方向の先のバージョンの
    通信信号の射影を決定する工程を含む、請求項24記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記通信信号内の情報を推定する前記工程が、 前記新しいバージョンの通信信号を複数のマルチパス信号成分に分解する工程
    と、 前記分解した複数の干渉がキャンセルされた信号成分と所望する拡散シーケン
    スとを相関化し、一組の相関値を発生する工程と、 前記相関値の組の相関値を組み合わせる工程と、 前記組み合わされた相関値から前記通信信号内の情報を推定する工程とを備え
    た、請求項24記載の方法。
  30. 【請求項30】 繰り返し基準が満足されるまで前記相関化する工程、拡散
    シーケンスを検出する工程、拡散信号成分の推定値を発生する工程および前記新
    しいバージョンの通信信号を発生する工程を繰り返して実行する、請求項24記
    載の方法。
  31. 【請求項31】 前記繰り返し基準が誤り率または繰り返しカウントのうち
    の少なくとも一方を含む、請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 シンボルごとの方法またはフレームごとの方法のうちの少
    なくとも一方で前記相関化する工程、検出する工程、拡散信号成分の推定値を発
    生する工程および新しいバージョン通信信号を発生する工程を実行する、請求項
    24記載の方法。
  33. 【請求項33】 所望する情報および干渉信号を含む通信信号から情報を再
    生するための装置において、 ベースバンド信号を発生するように前記通信信号を処理する手段と、 前記ベースバンド信号から拡散シーケンスを検出する手段と、 前記検出した拡散シーケンスに関連する前記ベースバンド信号の干渉信号成分
    の推定値を発生する手段と、 前記干渉信号成分の前記発生された推定値に基づき、先のバージョンのベース
    バンド信号から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段と、 前記新しいバージョンのベースバンド信号から所望する情報を推定する手段と
    を備えた、通信信号から情報を再生する装置。
  34. 【請求項34】 拡散シーケンスを検出する前記手段が、 それぞれの成分がそれぞれの伝搬パスに関連する複数の信号成分に、あるバー
    ジョンのベースバンド信号を分解する手段と、 前記干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを含む一組の拡散シーケンスと前
    記分解された複数の信号成分とを相関化し、前記分解された信号成分のそれぞれ
    に対する相関値のそれぞれの組を発生する手段と、 それぞれが拡散シーケンスのそれぞれに対応する複数の組み合わされた相関値
    を発生するように相関値を組み合わせる手段と、 前記組み合わされて発生された相関値から干渉信号成分に関連する拡散シーケ
    ンスを検出する手段とを備えた、請求項33記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記分解する手段が、スクランブルシーケンスに従って、
    あるバージョンのベースバンド信号をデスクランブルし、分解された複数の信号
    成分を発生する手段を含み、 干渉信号成分の推定値を発生する前記手段が、 前記検出された拡散シーケンスに関連する、組み合わされた相関値のうちの1
    つから前記検出された拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発
    生する手段と、 前記検出された拡散シーケンス、前記スクランブルシーケンスおよびチャンネ
    ル推定値に従ってシンボルの推定値を処理し、干渉信号成分の推定値を発生する
    手段とを備えた、請求項34記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記分解する手段が、スクランブルシーケンスに従って、
    あるバージョンのベースバンド信号をデスクランブルし、分解された複数の信号
    成分を発生する手段を含み、 前記干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを検出する前記手段が、前記分解
    された複数の信号成分から複数の拡散シーケンスを検出する手段を含み、前記検
    出された複数の拡散シーケンスのそれぞれが通信信号内の複数の干渉信号成分の
    それぞれに関連しており、 干渉信号成分の推定値を発生する前記手段が、 前記検出された拡散シーケンスに関連する、組み合わされた相関値のそれぞれ
    から検出された拡散シーケンスのそれぞれに従ってコード化されたシンボルのそ
    れぞれの推定値を発生する手段と、 前記検出された拡散シーケンス、前記スクランブルシーケンスおよびチャンネ
    ル推定値に従って前記コード化されたシンボルの推定値を処理し、前記複数の干
    渉信号成分の推定値を発生する手段とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された推定値から
    新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含む、請求項34記載の
    装置。
  37. 【請求項37】 前記コード化されたシンボルの前記推定値を処理する前記
    手段が、 前記拡散シーケンスの対応するそれぞれに従って前記コード化されたシンボル
    の推定値のそれぞれを拡散する手段と、 前記コード化されたシンボルの前記拡散された推定値を組み合わせ、複合信号
    を発生する手段と、 前記スクランブルシーケンスに従って前記複合信号をスクランブルする手段と
    、 前記チャンネル推定値に従って前記スクランブルされた複合信号を処理し、前
    記複数の干渉信号成分の複合推定値を発生する手段とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された複合推定値
    から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含む、請求項36記
    載の装置。
  38. 【請求項38】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段
    が、先のバージョンのベースバンド信号から前記複数の干渉信号成分の複合推定
    値を減算し、前記ベースバンド信号の新しいバージョンを発生する手段を含む、
    請求項37記載の装置。
  39. 【請求項39】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段
    が、前記複数の干渉信号成分の前記複合推定値に直交する信号空間内の方向の先
    のバージョンのベースバンド信号の射影を決定する手段を含む、請求項37記載
    の装置。
  40. 【請求項40】 新しいバージョンのベースバンド信号成分を決定する前記
    手段が、グラム−シュミット直交化を実行する手段を含む、請求項39記載の装
    置。
  41. 【請求項41】 前記コード化されたシンボルの前記推定値を処理する前記
    手段が、 前記拡散シーケンスの対応するそれぞれに従って前記コード化されたシンボル
    の前記推定値のそれぞれを拡散する手段と、 前記スクランブルシーケンスに従って前記コード化されたシンボルの前記拡散
    推定値をスクランブルし、複数のスクランブルされた拡散信号を発生する手段と
    、 前記チャンネル推定値に従って前記スクランブルされた拡散信号のそれぞれを
    処理し、前記複数の干渉信号成分のそれぞれの推定値を発生する手段とを備え、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記複数の干渉信号成分の前記発生された複合推定値
    から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含む、請求項36記
    載の装置。
  42. 【請求項42】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段
    が、前記複数の干渉信号成分の前記複合推定値に直交する信号空間内の方向の先
    のバージョンのベースバンド信号の射影を決定する手段を含む、請求項41記載
    の装置。
  43. 【請求項43】 新しいバージョンのベースバンド信号成分を決定する前記
    手段が、グラム−シュミット直交化を実行する手段を含む、請求項42記載の装
    置。
  44. 【請求項44】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段
    が、先のバージョンのベースバンド信号から前記複数の干渉信号成分の複合推定
    値を減算し、新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含む、請求
    項33記載の装置。
  45. 【請求項45】 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段
    が、前記干渉信号成分の前記推定値に直交する信号空間内の方向の先のバージョ
    ンのベースバンド信号の射影を決定する手段を含む、請求項33記載の装置。
  46. 【請求項46】 所望する拡散シーケンスに従って所望する情報を送信し、
    前記所望する情報を推定する前記手段が、 それぞれの成分がそれぞれの伝搬パスに関連する複数の信号成分に、あるバー
    ジョンのベースバンド信号を分解する手段と、 干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを含む一組の拡散シーケンスと前記分
    解された複数の信号成分とを相関化し、前記分解された信号成分のそれぞれに対
    する相関値のそれぞれの組を発生する手段と、 それぞれが拡散シーケンスのそれぞれに対応する複数の組み合わされた相関値
    を発生するように相関値を組み合わせる手段と、 前記組み合わされた相関値から前記所望する情報を推定する手段とを備えた、
    請求項33記載の装置。
  47. 【請求項47】 前記組み合わせる手段が、最大比の組み合わせを行うため
    の手段を含む、請求項46記載の装置。
  48. 【請求項48】 前記相関化する手段が、前記複数の分解された信号成分の
    各々をウォルシュ−アダマール変換する手段を含む、請求項34記載の装置。
  49. 【請求項49】 前記組み合わされた相関値のそれぞれが拡散シーケンスの
    組のそれぞれの拡散シーケンスに関連するそれぞれの干渉信号に対するそれぞれ
    の強度を示し、拡散シーケンスを検出する前記手段が、所定の信号強度基準を満
    たす関連する干渉信号を有する拡散シーケンスを識別する手段を含む、請求項3
    4記載の装置。
  50. 【請求項50】 前記検出する手段が、第1の干渉信号成分に関連する第1
    の拡散シーケンスを検出する手段を含み、 前記干渉信号成分の推定値を発生する前記手段が、検出された第1の拡散シー
    ケンスから第1の干渉信号成分の推定値を発生する手段を含み、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、先のバージョン
    のベースバンド信号および前記第1の干渉信号成分の前記発生された推定値から
    第1のバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含み、 前記検出する手段が、前記第1のバージョンのベースバンド信号から第2の干
    渉信号成分に関連する第2の拡散シーケンスを検出する手段を更に含み、 前記干渉信号成分の推定値を発生する前記手段が、前記検出された第2の拡散
    シーケンスに対する前記第2の拡散信号成分の推定値を発生する手段を更に含み
    、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、 前記第1のバージョンのベースバンド信号および前記第2の干渉信号成分の前
    記発生された推定値から第2のバージョンのベースバンド信号を発生する手段を
    更に含む、請求項33記載の装置。
  51. 【請求項51】 繰り返し基準が満足されるまで、干渉信号成分の推定値を
    発生する前記手段、および新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記
    手段が、それぞれ干渉信号成分の推定値および新しいバージョンのベースバンド
    信号を繰り返して発生する、請求項33記載の装置。
  52. 【請求項52】 前記繰り返し基準が誤り率または繰り返しカウントの少な
    くとも一方を含む、請求項51記載の装置。
  53. 【請求項53】 拡散シーケンスを検出する前記手段が、シンボルごとに拡
    散シーケンスを検出する手段を含む、請求項33記載の装置。
  54. 【請求項54】 拡散シーケンスを検出する前記手段が、所定のシンボル期
    間中に拡散シーケンスを間欠的に検出する手段を含む、請求項33記載の装置。
  55. 【請求項55】 拡散シーケンスを検出する前記手段が、第1の送信された
    シンボルに対応する前記ベースバンド信号の第1の部分から前記拡散シーケンス
    を検出する手段を含み、 干渉信号成分の推定値を発生する前記手段が、前記検出された拡散シーケンス
    に基づき、第2の送信されたシンボルに関連する前記ベースバンド信号の第2の
    部分から前記干渉信号成分の推定値を発生する手段を含み、 新しいバージョンのベースバンド信号を発生する前記手段が、先のバージョン
    のベースバンド信号の前記第2の部分および前記干渉信号成分の前記発生された
    推定値から新しいバージョンのベースバンド信号を発生する手段を含み、 前記所望する情報を推定する前記手段が新しいバージョンのベースバンド信号
    の前記第2の部分から前記第2の送信されたシンボルを推定する手段を含む、請
    求項54記載の装置。
  56. 【請求項56】 ベースバンド信号から拡散シーケンスを検出し、検出した
    拡散シーケンスに関連したベースバンド信号の干渉信号成分の推定値を発生し、
    ベースバンド信号と一組の拡散シーケンスとの相関値に基づき、ベースバンド信
    号から干渉がキャンセルされたバージョンのベースバンド信号を発生し、干渉が
    キャンセルされたバージョンのベースバンド信号から所望する情報の推定値を発
    生する再帰ベースバンドプロセッサを備えた受信機。
  57. 【請求項57】 前記再帰ベースバンドプロセッサが、 それぞれがそれぞれの伝搬パスに関連する複数の信号成分に、あるバージョン
    のベースバンド信号を分解するようになっているデスクランブラーと、 前記デスクランブラーに応答自在であり、前記分解した複数の信号成分と一組
    の拡散シーケンスとを相関化し、分解した信号成分のそれぞれに対する相関値の
    それぞれの組を発生するようになっている相関器と、 前記相関器に応答自在であり、相関値を組み合わせ、それぞれが拡散シーケン
    スのそれぞれに対応する複数の組み合わされた相関値を発生するようになってい
    る最大比組み合わせ器と、 前記最大比組み合わせ器に応答自在であり、組み合わされて発生された相関値
    から干渉信号成分に関連する拡散シーケンスを検出するようになっている拡散シ
    ーケンス検出器と、 前記最大比組み合わせ器に応答自在であり、前記干渉信号成分に対するシンボ
    ル推定値を発生するようになっているシンボル推定器、 前記拡散シーケンス検出器および前記シンボル推定器に応答自在であり、前記
    検出した拡散シーケンスに従って発生されたシンボル推定値を拡散するようにな
    っている拡散器と、 前記拡散器に応答自在であり、前記スクランブルシーケンスに従って拡散シン
    ボル推定値をスクランブルシーケンスするようになっているスクランブラーと、 前記スクランブラーに応答自在であり、チャンネル推定値に従ってスクランブ
    ルされた拡散シンボル推定値を処理し、拡散信号成分の推定値を発生するように
    なっているチャンネルエミュレータと、 前記チャンネルエミュレータに応答自在であり、先のバージョンのベースバン
    ド信号および前記干渉信号成分の前記発生された推定値から新しいバージョンの
    ベースバンド信号を発生するようになっているベースバンド干渉キャンセラーと
    を備えた、請求項56記載の受信機。
  58. 【請求項58】 前記デスクランブラーが、それぞれがそれぞれの伝搬パス
    に関連する複数の信号成分に新しいバージョンのベースバンド信号を更に分解す
    るようになっており、 前記相関器が更に新しいバージョンのベースバージョン信号の前記分解された
    複数の信号成分と所望する拡散シーケンスとを相関化し、新しいバージョンの前
    記ベースバンド信号の前記分解された信号成分に対する一組の相関値を発生する
    ようになっており、 前記最大比組み合わせ器が新しいバージョンのベースバンド信号の前記分解さ
    れた信号成分に対する相関値の組を組み合わせ、前記所望する拡散シーケンスに
    従って送信されたシンボルに対する判断統計値を発生するようになっており、 前記再帰ベースバンドプロセッサが更にシンボル推定器を含み、該シンボル推
    定器が前記最大比組み合わせ器に応答自在であり、前記発生された判断統計値か
    ら前記所望する拡散シーケンスに従って送信されたシンボルの推定値を発生する
    ようになっている、シーケンス56記載の受信機。
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