JP2003506682A - 果物などの物品の硬さを決定する方法および装置 - Google Patents
果物などの物品の硬さを決定する方法および装置Info
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Abstract
Description
詳しくは、本発明は、たとえば果物の硬さを測定サイクル中に決定する方法、お
よび、その方法を実行する装置に関する。すなわち、この方法は、 物品を支持し、 物品が全体としてその固有振動数で振動して振動信号を出力するように、物品
の少なくとも1カ所をタッピング装置でたたき、 信号検出器で振動信号を検出し、 信号処理装置で振動信号を処理して、物品の硬さFRiを決定する。
その一次または数次の固有振動数で共振させる。時間に支配される関連信号や周
波数に依存した関連信号により、種々のりんご、卵、トマトあるいはそのような
物品群の性質を見い出してきた。このような物品が損傷していたり、ばらついて
いると、信号が大きく変化する。
えばベルトコンベアのローラ上に置かれた卵はコツコツと叩かれて振動状態とな
る。マイクロフォンのような信号検出器で検出された音響信号により、卵が傷つ
いているか割れているかを判定できる。このような装置は、卵を選別して分類す
る際に使用される。
Shmulevich 1998年6月4−6発行、INTERPOMA19
98)に概説されている。物品のタッピングについて、そこでは、「強制振動」
として述べられている。米国特許第5,811,680号にはその一例が示され
ている。物品のタッピングによって発生する共振信号は、物品と接触しているピ
エゾ信号検出器により検出される。上記文献には、共振振動により硬さを決定す
る技術について、他の数種の技術と比較してもっとも有望であると述べられてい
る。
グ技術では明瞭で信頼性ある結果が得られない。別の音響物品上の熟し過ぎてい
る小領域をタッピングし、あるいは茎(stalk)の上を正確にタッピングする場合
も同様な欠点がある。この技術では、選別と分類を信頼性よく行うことができな
い。つまり選別と分類ができないことさえある。
提供する。 すなわち、第2信号検出器によりタッピング装置から発生する信号を検出し、 第2信号処理装置で振動信号を処理して、少なくとも上記1カ所の周囲の容量
範囲において物品の弾性特性を決定し、 物品の硬さFIiを決定し、 FIiとFRiとを比較し、比較結果を事前調整値でチェックし、その比較結
果が事前調整値を満足しないときはタッピングと第2の信号検出器による検出を
繰り返し行う。
力による検出」の見出しの下に、物品の数カ所のスポット領域で行われるタッピ
ング、すなわちそれ自身の振動に基づいて、どのようにして、そのような部品の
硬さを決定できるかが説明されている。このような装置は、国際公開WO98/5
2037号公報に記載されている。この中では、タッピングエレメントの反力が
測定される。また、このような装置がベルトコンベア上、たとえばベルトの両側
上にどのように配置することができるか、あるいは、ベルトの上方で回転するホ
イールの中でどの配置にすると物品を数回タッピングできるかが記述されている
。
数個の測定結果を使用することだけでなく、共振測定との比較、およびその結果
を必要に応じてフィードバックすることができないことである。
の回数制限は、搬送速度と分類速度を増大する観点から必要となる。さらに、測
定範囲は、このFIiとFRiと用いるコンビネーションによりかなり広がる。
したがって、分類機械、すなわち本発明の装置を備える卓上型配置は大きな利点
を有している。この利点とは、それらの機械や配置が各種の物品にとって最適で
あることである。そして、果物の場合には、それらの機械や配置が、硬さのある
もの、硬さの低いもの、および熟し過ぎている試料を互いに比較できるという、
利点を有する。
る。
ピングの後、並行して2種類の測定が実行される。一方の測定は、上述した共振
原理によるものであり、他方の測定は、衝撃原理によるものである。後者は、タ
ッピング装置に対するタップ反力の測定とされる。タッピングには、物品を振動
状態にする他の方法も含むことは明らかである。しかし、当業者であれば、物品
を振動状態にするということは、パルスタイプの振動と通常は考えられる。上記
文献では、この点について広範囲に言及している。
さ決定後に実行される比較では、2つの硬さ値が比較されてチェックされる。基
準値C1を有する一般化した式G1で一般的に示された形(figure)は、たとえ
ば複数の限界値を区分する係数(quotient)、それらの間の信頼性を調べるため
の限界共振値(limited resonance)、すなわち、それらの組み合わせたものを備
える。当業者にとっては、他の基準を使用することができることはあきらかであ
る。
計測が繰り返される。反対に繰り返し基準が満足されないときは、明瞭であると
みなされた硬さを決定することができる。その後、物品を分類することができる
。
2を有する一般式G2に応じて、先の値と比較される。上述したように、この基
準は、限界値間の係数、または、同様な複数の境界値、およびそれらの結合した
ものを含む。この基準でもまた、繰り返し計測が可能である。このダイアグラム
では、この点について、一連の測定iは、対応する測定i、引き続く測定i+1
,i+2,……により示されるとともに、i+k,i+k+1,……k≧0によ
り一般的に示される。
、維持される。順次の各々の物品に対しても、後で同様なサイクルを行うことが
できる。この方法は、卓上型配置(arrangement)および大規模な分類装置のオ
ンライン計測の双方に適している。
で使用される。さらに、測定範囲が広がるという効果もある。これは次のことを
意味する。すなわち、各々の振動原理によって、限界値が既知である測定範囲が
互いに連係していることがわかるので、実用上は、たとえば柔らかいトマトと硬
いトマトのような類似する種類のすべての物品に対しては、一つの同じ選別およ
び分類サイクルで処理することができる。したがって、事前選別や分類を繰り返
し行わなくてもよい。
ことにより構成される種々の測定の組み合わせにより、実現することができる。
のような支持された物品6は、タッピング装置の近くに配置される。たとえばハ
ウジング10内に取り込まれる。詳述すれば、タッピング装置は、コア2,3を
有するコイル4を備えている。コア2,3はコイル4内で移動可能である。コイ
ル3は磁性材料で作製され、自重によりコイル内で浮上している。他のコア部品
2は、非磁性材料または磁性化可能な材料で作製される。詳しくは、重量とタッ
ピング特性により選択された材料である。物品に向くコア端は、一般には丸みを
つけるが、タッピング時に、物品を傷つけないような形状とされる。たとえば加
速度計のような第2信号検出器1は離れた端部に配置される。加速度計は、衝撃
原理により得られる信号を検出する。たとえば、加速度計として、適度な重量を
持つピエゾ素子を端部に配置する。共振信号を検出するため、コイルの脇にはマ
イクロフォンのような第1信号検出器5が配置される。配線は概略的に示されて
おり、一般には、装置と複数の検出器を、詳しくは、制御装置および信号処理装
置に連結する。信号処理装置は、たとえば制御コンピュータの一部としてのマイ
クロプロセッサである。第1信号検出器1は、たとえばアレイ状に配置された複
数のマイクロフォンで構成してもよい。このような一組のマイクロフォンにより
、明瞭な共振信号を得ることができる。さらに、複数のマイクロフォンを使用し
て計測を行う場合には、周囲音の悪影響を除去できる。
アベルト20のローラ21であり、図の矢印V方向に右方に移動する。ハウジン
グ10は、たとえば概略が示されているホイール13内に組み付けられ、ショッ
クを避けるようにやや堅めの弾性材料で好ましくは作製される。ホイールは、転
がる物品上で協働して回転することができる。レバー機構によりホイールを分類
装置と好ましい形態で接続することにより、タッピング装置は、通過する物品の
各々を叩き、計測サイクルを実行することができる。
時に停止させてタッピング速度を適合させるために、複数の検出器を備えること
ができる。これは、繰り返しが必要とされる場合に短時間でタッピングする場合
と同様である。
するときのように、一般的ではない場所で手動での使用を可能とする。
えば、タッピング装置の位置を、垂直位置以外の位置にすることも可能である。
Claims (10)
- 【請求項1】 物品を支持し、 物品が全体としてその固有振動数で振動して振動信号を出力するように、物品
の少なくとも1カ所をタッピング装置でタッピングし、 信号検出器で振動信号を検出し、 信号処理装置で振動信号を処理して物品の硬さFRiを決定する、果物などの
物品の硬さを計測サイクル中に決定する方法において、 第2信号検出器によりタッピング装置から発生する信号を検出し、 第2信号処理装置で振動信号を処理して、前記少なくとも1カ所の周囲の容量
範囲において物品の弾性特性を決定し、 物品の硬さFIiを決定し、 FIiとFRiとを比較し、比較結果を事前調整値でチェックし、比較結果が
事前調整値を満足しないときはタッピングと第2の信号検出器による検出を繰り
返し行うことを特徴とする物品の硬さを計測サイクル中に決定する方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法において、 計測サイクルiからの測定においてFIiとFRiを比較するための第1比較
G1を有し、 この比較を第1基準C1によってチェックし、 C1が満足されないときはタッピングを繰り返すことを判定し、一方、この測
定サイクル中において、測定iの次の第2信号検出器による測定i+1を少なく
とも行い、測定i+1においては、FIi+k(ただし、k≧0)とFRi+1
を比較するための第2比較G2においては、第2基準C2がチェックされ、 C2が満足されないとき、第2信号検出器による次の測定i+2が行われ、お
よび、 C1の測定サイクルを終了するとき、またはC2の測定サイクルを終了すると
きに、硬さが決定されることを特徴とする物品の硬さを計測サイクル中に決定す
る方法。 - 【請求項3】 物品を支持する装置と、 物品が全体としてその固有振動数で振動して振動信号を出力するように、物品
の少なくとも1カ所をタッピングするタッピング装置と、 振動信号を検出する信号検出器と、 振動信号を処理して、物品の硬さFRiを決定する信号処理装置とを備える、
果物などの物品の硬さを計測サイクル中に決定する装置において、 タッピング装置から発生する信号を検出する第2信号検出器と、 振動信号を処理して、前記少なくとも1カ所の周囲の容量範囲において物品の
弾性特性を決定し、物品の硬さFIiを決定し、FIiとFRiとを比較し、比
較結果を事前調整値でチェックし、その比較結果が事前調整値を満足しないとき
はタッピングと第2の信号検出器による検出を繰り返し行う第2信号処理装置と
、を備えることを特徴とする物品の硬さを計測サイクル中に決定する装置。 - 【請求項4】 請求項3のタッピング装置において、 電磁コイル内で移動可能なコアを収容するハウジングを有し、 少なくともコアの一部が磁性材料で作製され、 そのコアの一端にはタッピング端部が、他端には第2信号検出器が設けられ、 第1信号検出器はコイルの脇でハウジング内に配置されていることを特徴とす
るタッピング装置。 - 【請求項5】 請求項4のタッピング装置において、 第1信号検出器はマイクロフォンであることを特徴とするタッピング装置。
- 【請求項6】 請求項4のタッピング装置において、 第1信号検出器は多数のマイクロフォンを備えることを特徴とするタッピング
装置。 - 【請求項7】 請求項4のタッピング装置において、 第2信号検出器は加速度計であることを特徴とするタッピング装置。
- 【請求項8】 請求項3〜7のタッピング装置において、 タッピング装置は、コンベヤベルトによって搬送される物品とともに回動する
ホイール中に組み込まれていることを特徴とするタッピング装置。 - 【請求項9】 請求項8のタッピング装置において、 ホイールは、レバーによって果物の上を通過することを特徴とするタッピング
装置。 - 【請求項10】 請求項3〜7のタッピング装置において、 タッピング装置は、卓上型配置内に組み込まれていることを特徴とするタッピ
ング装置。
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