JP2003506169A - スキーセーフティビンディングの長さ調整装置 - Google Patents

スキーセーフティビンディングの長さ調整装置

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JP2003506169A
JP2003506169A JP2001515028A JP2001515028A JP2003506169A JP 2003506169 A JP2003506169 A JP 2003506169A JP 2001515028 A JP2001515028 A JP 2001515028A JP 2001515028 A JP2001515028 A JP 2001515028A JP 2003506169 A JP2003506169 A JP 2003506169A
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ski
gear
adjusting device
safety binding
holding unit
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JP2001515028A
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ケラー アレクサンダー
チョルシュ トーマス
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マーカー ドイチユラント ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/005Ski bindings with means for adjusting the position of a shoe holder or of the complete binding relative to the ski

Abstract

(57)【要約】 前方もしくは爪先側のブーツ保持ユニット(7)と、後方もしくは踵側のブーツ保持ユニット(9)とが、スキーの長手方向で移動可能な支持部分上に配置されており、この支持部分が、スキーブーツのソール長さとの適合の際、ブーツ保持ユニットを同期調節するために、ロック(11,12)を介して歯車(13)と協働する。この歯車は、スキーに対して定置のロック位置を有しており、このロック位置ではラック(11,12)が、歯車の嵌合領域においてスキー横断方向軸線に対して相対的に旋回可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、前方もしくは爪先側のブーツ保持ユニットと、後方もしくは踵側の
ブーツ保持ユニットとを有するスキービンディングのベース装置であって、スキ
ーに定置の第1ベース部分に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、前方の
ブーツ保持ユニットのための前方の支持部材と、スキーに定置の第2ベース部分
に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、後方のブーツ保持ユニットのため
の後方の支持部材とが設けられており、両支持部材を同期的に調節するために作
用する、ラック伝動装置として形成された調整装置が設けられており、該調整装
置が、それぞれ1つの支持部材に結合された2つのラックと、該2つのラックに
噛み合う、手動で操作可能な歯車とを2つの支持部材の間に有している形式のも
のに関する。
【0002】 このような形式のベース装置はオーストリア国特許第2630/90号明細書
に記載されている。この刊行物に基づき、歯列が歯車の領域においてケーシング
を貫通している。このケーシングは一方では歯車のための支承ケーシングとして
他方ではラックガイドとして形成されている。このラックは歯車の半径方向中央
平面に含まれる平面にある。このケーシングはスキー垂直軸の方向で可動である
。つまりこのケーシングの垂直位置がラックによって規定され、しかもスキーの
フレキシブル運動時にケーシングの垂直方向間隔が、スキー上面に対して相対的
に変化する。
【0003】 実際にはこの構造体はスキーのフレキシブル運動時にケーシングとラックとの
間に高められた緊締が生ぜしめられ、したがって比較的長い使用により歯車とラ
ックとの互いに対する正確な係合が確実には保証されていないことが実証されて
いる。
【0004】 基本的に冒頭に記載した形式のベース装置は、ビンディングを種々異なるブー
ツサイズに迅速に適合する有利な可能性を提供している。そのためこのような形
式のベース部分を有するスキービンディングはレンタルスキーに特に適している
【0005】 本発明の課題は、冒頭に記載した形式のベース装置において簡単な構造で高い
運動確実性を保証することである。
【0006】 この課題は本発明では、歯車が、スキーに定置のロック位置を有しており、ラ
ックが、歯車の嵌合領域においてスキー横断方向軸線を中心に旋回可能に配置さ
れていることにより解決される。
【0007】 本発明はロックされた歯車のために固定位置をスキーの隣接領域に対して相対
的に規定し、歯車とラックとの嵌合部を、ラックが係合領域においてスキー横断
方向軸線を中心にして傾倒可能に保たれ、相応してスキーのフレックス運動を十
分に自由に追従させることができるように形成するという一般的な思想に基づい
ている。このフレックス運動では、スキーの前方端部および後方端部がスキー中
央部に対して相対的に上方に向かって湾曲される。
【0008】 旋回軸にラックをスキー側で支持することによって、係合領域を正確に規定す
ることができる。
【0009】 本発明の有利な実施例に基づき、歯車は前方および後方のベース部分から隔離
された、スキー側の前記ベース部分とは別のベース部分に配置されている。この
別のベース部分を、特に有利な形式では前方および後方のベース部分によって間
接的にスキーに対して定置に保持することができる。支持部分をガイドするかつ
歯車を支持するためのベース部分は本実施例に基づき、一種のフレキシブルな帯
状体によって形成される。この帯状部材はスキーのフレキシブル運動に自由に追
従することができる。
【0010】 さらに本発明の有利な構成において、歯車のばね力が歯車をロック位置に緊締
するように、歯車をばね力に抗して軸線方向で可動に配置することができる。
【0011】 この場合、非常に強いばねが設けられてもよく、その結果、歯車が、別個に操
作されるロック解除機構を用いてのみ係止位置から引き上げることができる。
【0012】 この歯車のロック解除位置ではロック解除機構もしくはこのロック解除機構の
ハンドルは目立つか、スキー走行を邪魔をする位置を取るので、ロック解除状態
はどのような場合にも気づかれる。
【0013】 歯車のロック位置に対応する、ロック解除機構の位置は有利には係止位置とし
て形成されており、この場合、歯車をそのロック位置に緊締するばねは係止ばね
としても作用し得る。
【0014】 歯車を、レバーによってロック位置並びにロック解除位置に調節可能であり、
この場合、歯車のロック解除位置においてレバーが、スキー長さ縁部を超えて突
出し、ばね装置によって、歯車をロックする位置に緊締することができる。レバ
ーの歯車をロック解除する位置が有利には上死点位置として形成されている。
【0015】 一般的に本発明の有利な特徴に関しては、請求項および以下の図面の説明に記
載されている。特に有利な実施例に基づき本発明を詳説する。
【0016】 図1には、本発明によるベース装置を有するスキービンディングの平面図が示
されており、 図2には、前記したビンディングの概略的な側面図が示されており、 図3には、図1もしくは図2のIII−III断面線に沿った断面図が示され
ており、 図4には、支持部材を調整するための調整処理部材の斜視図が示されており、 図5には、ロック解除機構の詳細図が示されており、 図6には、ロック解除機構と協働する昇降リングの詳細図が示されており、 図7には、改良されたベース装置の下方から見た斜視図が示されており、 図8には、所属の歯車の図が示されており、 図9には、所属のスライドガイドリングの図が示されており、 図10には、所属の操作レバーの図が示されている。
【0017】 図1および図2に示したように、スキー1上に扁平なベース部分2,3,4が
配置されており、この場合、前方のベース部分2および後方のベース部分4だけ
が直接的にスキー1にねじ締結されているが(ねじは図示せず)、中間のベース
部分3は間接的に両ベース部分2,4によってスキーに対して堅固に保持される
。相応して寸法設定される、ベース部分2,4間のギャップによってベース部分
2,3,4が、スキー1のフレキシブル運動に十分に自由に追従する部材結合体
を形成することを、保証することができる。
【0018】 前方のベース部分2および後方のベース部分4には側方の長手方向縁部に沿っ
て、例えばC形成形体を有するガイドレールが配置されている。この場合、この
レール成形体の各凹面側は互いに向かいあっている。ベース部分2,4のガイド
レールによって、爪先側のブーツ保持ユニット7のための前方の支持部材6と、
踵側のブーツ保持ユニット9のための後方の支持部材8とが摺動可能にガイドさ
れている。踵側のブーツ保持ユニット9には、後方の支持部材8または後方のベ
ース部分4に結合されているスキーブレーキ10が配属されている。
【0019】 各支持部材6,8はラック11もしくは12に堅固に結合されている。両ラッ
ク11,12の歯列は手動で操作可能なハンドル車14の歯車13に係合してい
る。このハンドル車14はベース部分3に定置に配置された、図3でだけ可視で
ある軸15上で回転支承されていて、後述する形式では歯車を有するハンドル車
14が回動不能である係止位置と、歯車13を有するハンドル車14が、支持部
材6,8ならびにこれらの支持部材6,8上に配置されたブーツ保持部ユニット
7,9同期的に調整するように回転可能である調整位置との間で軸線方向に調整
運動可能である。
【0020】 図3に示したように、ベース部分3に一体成形された軸15は中央の内側ねじ
山付き孔を有しており、軸15の外周面には軸線方向溝16が設けられてるいる
【0021】 この軸15は図5に概略的に示したロック解除レバー18の軸受穴17を貫通
する。このロック解除レバー18を、図3において実線で示した通常位置から破
線で示したロック解除位置に旋回させることができる。ロック解除レバー18の
目的は以下に詳説する。軸受穴17に対して同心的にロック解除レバー18の、
ベース部分3とは反対側に、3つのカム19が配置されている。これらのカム1
9のカム面は半円形の円弧の形を有している。
【0022】 さらに軸15は図6に概略的に示した昇降リング20を貫通する。この昇降リ
ング20の内周面には、軸15の軸線方向溝16に係合する軸線方向ウェブ21
が一体成形されている。これらの軸線方向ウェブ21は昇降リング20を軸15
に対して相対的に回動不能に保持するが、昇降リング20の軸線方向での摺動は
許容している。この昇降リング20はこの昇降リング20の下面側および外周面
とに向かって開放されたスライドガイド状の切欠22を有している。これらの切
欠22はロック解除レバー18のカム19と協働する。ロック解除レバー18の
通常位置では、カム19が切欠22によって収容される。ロック解除位置へのロ
ック解除レバー18の旋回時にはカムが切欠22のランプ状のフランク22′に
沿って摺動するので、昇降リング20は図3に示した下方の通常位置から、持ち
上げられたロック解除位置に強制的に調整される。このロック解除位置は図3に
おいて破線で示したロック解除レバー18のロック解除位置に対応する。
【0023】 最終的に軸15はハンドル車14の段付けられた中央孔23を貫通する。この
中央孔23は一方でその段状に拡径された下方の区分が昇降リング20の外径に
適合するように、かつ他方で中央孔23の、直径の狭い方の区分が軸15の外径
に適合するように形成されている。これに相応して、昇降リング20とロック解
除レバー18とが図3に示した位置をとった時にだけ、ハンドル車14は図3に
示したハンドル車14の下方の位置をとることができる。
【0024】 特に、ハンドル車14を下方から示した斜視図である図4から分かるように、
プラスチックから成るハンドル車14内に、金属から成る歯車13が射出成形さ
れていて、さらにこの歯車13の下面側には歯車13と輪郭の合致する、プラス
チックから成る別の歯車24が形成される。これらの歯車13,24は以下に示
す形式においてラック11,12と協働する。
【0025】 それ以外には、ハンドル車14の下面側で1半径方向平面において、歯車13
の上方に歯車13,24の歯列より細かい端面歯列25が加工成形されている。
この歯列25の機能は以下に示す。
【0026】 軸15の上方端部には、軸15の内側ねじ山付き孔内に螺入されるねじ26に
よって環状皿27が固定されている。この環状皿27の外周はハンドル車14の
上面に一体成形された環状ウェブによって取り囲まれる。
【0027】 環状皿27の下方には軸線方向でハンドル車14と環状皿27との間に、軸1
5を取り囲む環状室28が残留している。この環状室28は環状の皿ばねセット
29または相応した大きさの直径を有するコイルばねを収容する。この皿ばねセ
ット29もしくはコイルばねは軸線方向で環状皿27とハンドル車14との間に
緊締されており、その結果、ハンドル車14が大きな力で上方に向かって押し付
けられている。
【0028】 軸線方向でハンドル車14とベース部分3との間にケーシング部材30が、ベ
ース部分3に対して相対的に定置に配置されている。このケーシング部材30は
その下面に向かって開かれた、ラック11,12を収容するための通路を有して
いる。ケーシング部材30の上面には歯列付き環状体31が一体成形されている
。この歯列付き環状体31はハンドル車14の下面に設けられた端面歯列25と
協働する。
【0029】 ラック11,12の下方において、ケーシング部材30またはベース部分3に
支持体32が配置されている。この支持体32はラック11,12を、主として
図1および図2のIII−III断面線の領域でだけ支持する。例えばこの支持
体32を、III−III断面線を屋根頂点とする屋根形に形成することができ
る。
【0030】 図示した装置は次のように機能する。
【0031】 通常の場合、ハンドル車14は図3の通常位置に位置している。これはハンド
ル車14がその端面歯列25でケーシング部材30の歯列付き環状体31に係合
し、相対回動不能にブロックされていることと同義である。さらにハンドル車1
4のこの位置では、ハンドル車14に堅固に結合されている金属歯車13がラッ
ク11,12の歯列に係合しているので、ラック11,12もしくはこれに相応
して配属されている支持部材6,8も固く保持される。
【0032】 スキー1がフレックス運動を行う場合に、つまりスキー両端部がスキー中央部
に対して相対的に上方に向かって湾曲されると、スキー中央領域の撓みが生じ、
その結果ベース部分2,4上を支持部分6,8がほぼスキー長手方向に摺動する
。この際、ブーツ保持ユニット7,9の間隔もスキー長手方向で僅かに変化し得
る。これはブーツ保持ユニット7,9に挿入されるスキーブーツ(図示せず)の
保持にとって問題ない。というのもこの間隔変化は一方のブーツ保持ユニット7
もしくは9、一般的に踵側のブーツ保持ユニット9が、対応配置された支持部材
6もしくは8に対して相対的に制限されて長手方向に可動であり、かつ図示して
いない押し付けばねによってそれぞれ他方のブーツ保持ユニットの方向に押し付
けられていることにより補償されるからである。
【0033】 前述したスキー1のフレックス運動時にはラック11,12が、スキー横方向
軸線に関連して支持体32の領域において多少なりとも際だった旋回運動を行う
。支持体32によって、ラック11,12の歯列と金属歯車24の歯列との係合
が保持され続けることが確実に保証される。
【0034】 基本的にスキー1には、スキー端部がスキー中央領域に対して相対的に下方に
向かって湾曲するカウンタフレックス運動も生じ得る。しかしこの際スキー中央
領域は実際には湾曲しないので、ベース部分2,4に、ひいてはこれらにガイド
される支持部材6,8と、これに相応して、配属されているラック11,12と
に、互いに対して相対的にカウンタフレックス運動が生じず、かつ金属歯車24
とラック11,12の歯列との間の係合は確実に保持されたままである。
【0035】 ロック解除レバー18は、その図3において実線で示した通常位置から破線で
示したロック解除位置に旋回されると、カム19が昇降リング20を押し上げ、
その結果ハンドル車14もばね29の力に抗して押し上げられ、ハンドル車14
の端面歯列25はケーシング部材20の歯列付き環状体31から解放される。こ
れによりハンドル車14は手動で回動可能であり、この場合、ハンドル車14の
回動可能な位置では金属歯車13に隣接したプラスチック歯車24がラック11
,12にと協働する。スキー長手方向におけるブーツ保持ユニット7,9の間隔
を種々異なるスキーブーツの大きさに適合させるために、ハンドル車14の回転
によって、支持部材6,8を、ひいてはブーツ保持ユニット7,9を同期的に調
整することができる。ケーシング部材30のマーキングと協働する、ハンドル車
14に設けられた目盛において、場合によってはそれぞれ調整されたブーツソー
ル長さを読みとることができる。
【0036】 所望のソール長さが調節されるとすぐに、ロック解除レバー18はそのロック
解除位置から通常位置に戻され、その結果、ロック解除レバー18のカム19は
再び昇降リング20の切欠22の下方の位置をとり、ばねセット29はハンドル
歯車14を昇降リング20とともに下方の終端位置に移動させる。これによりハ
ンドル歯車14はケーシング部分30の歯列付き環状体31との係合により再び
相対回動不能にロックされる。同時にロック解除レバー18はその通常位置に係
止される。なぜならばカム19は軸15に対して相対的に回動不能な昇降リング
20の切欠22内に固く保持されて、これによりブーツ保持ユニット7,9をロ
ック解除レバー18の回動が防止されるからである。
【0037】 図面に示した実施例とは異なり、ケーシング部材30の歯列付き環状体の代わ
りに、歯車13が比較的大きな軸線方向の幅を有していて、ハンドル車14の下
方の終端位置において一方でラック11,12の歯列に係合し、かつ他方でケー
シング部材30の図示されていない不動の歯列に係合する場合には、ハンドル車
14の端面歯列25ならびに、この端面歯列と協働する歯列付き環状体31を廃
止することができる。
【0038】 図面に示した実施形態の利点はとりわけ、歯車13とラック11,12との係
合領域において横方向軸に対して相対的なラック11,12の旋回性のために有
利であるように、ハンドル車14をロックするために互いに協働し合う歯列25
,31を非常に微細に形成し、ラック11,12の歯列と歯車13の歯列を比較
的粗く形成することができることにある。微細な歯列25,31によって、ハン
ドル車14は非常に密に隣接可能な回転位置でロック可能であることが保証され
る。
【0039】 それ以外に図面に示した実施形態とは異なり、ロック解除レバー18と昇降リ
ング20とを廃止し、歯車13,24に結合されたもしくは組み合わされたハン
ドル車14をロック解除のために直接手で把み、スキー1に対して相対的に引き
上げて、回転調節を行うことができる構成も提供されている。
【0040】 図7〜図10の実施形態では、ハンドル車14の軸を中心にして回動可能な旋
回レバー40が設けられている。この旋回レバー40によって、ハンドル車14
の歯車13,24を、スキーに対して相対的に、ロック解除位置に持ち上げるこ
とも、かつロック位置に下降させることもできる。この際、装置は旋回レバー4
0が図7に示した、ハンドル車14をロックする位置からハンドル車14をロッ
ク解除する位置に移動させると、旋回レバー40のハンドルは側方でスキーの長
手方向縁部を著しく超えて突出するように形成される。
【0041】 図7に示したように、旋回レバー40はガイドロッド41に枢着的に結合され
ている。このガイドロッド41は2つの定置の受け台42の間で摺動可能にガイ
ドされている。両受け台42と、ガイドロッド41の旋回レバー側端部との間に
、ガイドロッド41に対して同心的なコイルばね43が緊締されている。このコ
イルばね43によって、旋回レバー40は図7の位置に緊張される、もしくは上
死点位置として形成されている、旋回された別の終端位置に保持することができ
る。
【0042】 図10に示したように、旋回レバー40にはねじフック44が打抜き成形され
ている。このねじフック44は図9に詳しく示したガイドスライドリング46の
ねじ状の溝45内に係合する。このガイドスライドリング46はベース部分3の
内部で軸線方向に昇降運動可能だが相対回動不能に保持されている。
【0043】 ガイドスライドリング46は内周溝47を有している。この内周溝47には、
図8に示したハンドル車14に配置されている半径方向突出部48が係合する。
ハンドル車14へのガイドスライドリング46の組み付けを可能にするために、
ガイドスライドリング46をC字形のばねリングとして形成することができる。
このばねリングを、半径方向突出部48を内周溝47にスナップ嵌めできるよう
にばね弾性的に拡開可能にすることができる。
【0044】 旋回レバー40をその旋回軸を中心に旋回させると、ねじフック44は相対回
動不能に保持されたガイドスライドリング46の、ねじ状の溝45内を移動する
ので、同一の軸線方向昇降運動が実施される。この軸線方向の昇降運動では、半
径方向突出部48でガイドスライドリング46の内周溝47に係合するハンドル
車14が必然的に連行される。これによりハンドル車14を、一方ではスキーに
向かって降下された係止位置に、かつ他方ではスキーとは反対に向かって上昇さ
れたロック解除位置に移動させる。このロック解除位置ではハンドル車14を、
ラック11,12の移動時に回転させることができる(図1参照)。
【0045】 本発明のベース装置により、スキー走行時にスキー1と地面との間の非常に有
利な圧力分配が得られる。
【0046】 スキー1にねじ締結された前方および後方のベース部分2,4は中央のベース
部分3の表面を上方から覆い被さって把持しているので、前方および後方のベー
ス部分2,4上のブーツ保持ユニット7,9に課せられるスキーヤの体重、もし
くはスキーヤによって加えられるスキーの負荷は大部分が中央のベース部分3を
介してスキー1に伝達される。この効果は、スキー1の走行面のスキー縁部を十
分に使用するカーブ走行、特にいわゆるカービング技術における場合のように、
スキーが撓む、つまりスキー1の両端部がスキーの中央領域に対して相対的に上
方に向かって湾曲される際に特に有利である。このようなスキー1の湾曲運動時
には、ベース部分2,4の、中央部材3を上方から覆い被さって把持する部分が
垂直方向でスキー上面に近づくように成っており、その結果、中央のベース部分
3はスキー上面に対して強く押し付けられ、スキーの中央区域の底部圧もしくは
地面に作用する各スキー縁部の底部圧は中央区域の領域において著しく高められ
、しかもこの底部圧は走行面の中央区分の領域もしくは使用されているスキー縁
部の領域において最大値が得られ、スキー長手方向で前方および後方に向かって
連続的に減少する。
【0047】 そのために、各スキーブーツ長さに適合させるためにブーツ保持ユニット7,
9を同期的に調整するための装置が廃止されている場合にも、図示した3部式の
ベース装置の構成は有利である。このような装置ではブーツ保持ユニットが、予
め規定可能なブーツサイズに相応して前方のベース部分2と後方のベース部分4
とにほぼ定置に配置されていている。この場合、一方のブーツ保持ユニット、汎
用の形式では踵側のシューズ保持ユニット9はスキー長手方向で上記した押しば
ねに抗して移動可能であり、踵側のブーツ保持ユニット9の場合にはブーツ保持
ユニットは、スキー1の湾曲運動時に、スキー1と剛性のスキーブーツソールと
の間の所望されない緊締を防止するために、後方に向かって移動可能である。こ
の中央のベース部分3は他のベース部分2,4間に充填部材を形成する。この充
填部材は他のベース部分2,4の、再び中央のベース部分3を上方から覆い被さ
って把持する部分によってスキー表面側のスキー表面を押圧するか、もしくはス
キー1の湾曲時に高められた力でスキー表面に向けて押し付けられる。
【0048】 つまり全実施例において、中央のベース部材3を、別のベース部材2,4の、
中央のベース部分3を上方から覆い被さって把持する部分によって垂直方向でス
キー1に堅固に保持することができる。
【0049】 スキー長手方向およびスキー横断方向での保持のために、中央のベース部分3
を、別のベース部分2,4の一方に、例えばベース部分4に、スキー横断方向軸
を中心としてフレキシブルにもしくは旋回可能に、例えば互いに結合し合う両ベ
ース部分3,4の下面側のフラットバンド式のフレキシブルなソールによって結
合させることができる。この装置では中央のベース部分3を、スキー上面と、ベ
ース部分3から分離されたベース部分2とに対して相対的にスキー長さ方向で移
動可能に配置したい。
【0050】 基本的には中央のベース部分3をスキー1に固定することもできる。この場合
にも、スキーに定置に配置されたベース部分2,4が中央のベース部分3の前方
および後方端部領域を上方から覆い被さって把持し、かつ特にスキー1の湾曲運
動時にスキー表面に対して押し付けると、スキー走行時のスキー1と地面との間
の上記した圧力分配は達成される。
【0051】 全実施例において、別のベース部分2,4の、中央ベース部分3の上面を上方
から覆い被さるように把持する部分はベース部分3上で良好に滑動可能にしたい
。さらにベース部分3をその両端部で上方から覆い被さるように把持する、ベー
ス部分2,4の部分の下方に、それぞれ隣接し合うベース部分2,3もしくはベ
ース部分3,4間の横断方向継ぎ目を配置したい。この手段によって、スキー1
の良好なフレキシビリティは保証される。
【0052】 ベース部分2,4の一方だけが中央ベース部分3を上方から覆い被さるように
把持している場合、少なくとも部分的に改良された圧力分配も提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるベース装置を有するスキービンディングの平面図である。
【図2】 前記したビンディングの概略的な側面図である。
【図3】 図1もしくは図2のIII−III断面線に沿った断面図である。
【図4】 支持部材を調整するための調整処理部材の斜視図である。
【図5】 ロック解除機構の詳細図である。
【図6】 ロック解除機構と協働する昇降リングの詳細図である。
【図7】 改良されたベース装置の下方から見た斜視図である。
【図8】 所属の歯車の図である。
【図9】 所属のスライドガイドリングである。
【図10】 所属の操作レバーの図である。
【符号の説明】
1 スキー、 2,3,4 ベース部分、 6 支持部分、 7 ブーツ保持
ユニット、 8 支持部分、 9 ブーツ保持部分、 10 スキーブレーキ、
11,12 ラック、 13 歯車、 14 ハンドル車、 15 軸、 1
6 軸線方向溝、 17 軸受穴、 18 ロック解除レバー、 19 カム、
20 昇降リング、 21 軸線方向ウェブ、 22 切欠、 22′ フラ
ンク、 23 中央孔、 24 歯車、 25 端面歯列、 26 ねじ、 2
7 環状皿、 28 環状室、 29 ばね、 30 ケーシング部材、 31
歯列付き環状体、 32 支持体、 40 旋回レバー、 41 ガイドロッ
ド、 42 受け台、 43 コイルばね、 44 ねじフック、 45 溝、
47 内周溝、 48 半径方向突出部
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月17日(2001.7.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、前方もしくは爪先側のブーツ保持ユニットと、後方もしくは踵側の
ブーツ保持ユニットとを有するスキービンディングのベース装置であって、 スキーに定置の第1ベース部分に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、
前方のブーツ保持ユニットのための前方の支持部材と、スキーに定置の第2ベー
ス部分に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、後方のブーツ保持ユニット
のための後方の支持部材とが設けられており、 スキービンディングの長手方向で前記第1および第2のベース部分の間に配置
された中間のベース部分が設けられており、 両支持部材を同期的に調節するために作用する、ラック伝動装置として形成さ
れた調整装置が設けられており、該調整装置が、それぞれ1つの支持部材に結合
された2つのラックと、該2つのラックに噛み合う、手動で操作可能な歯車とを
有しており、該歯車が2つの支持部材の間で前記中間のベースに配置されている
形式のものに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】 このような形式のベース装置はドイツ連邦共和国特許出願公開第413589
9号明細書に基づき公知である。この明細書では、調節装置を取り付けた中央の
ベース部分が、2つの他のベース部分から間隔をおいて配置されていて、中間の
ベース部分が垂直方向で自由に可動であるようにスキーに保持されている。これ
に相応して、スキービンディングに挿入されるスキーブーツでは剛性のスキーブ
ーツソールの端部に対して緊締されたブーツ保持ユニットによって引張り力が負
荷されるラックが、スキーのフレックス運動時にスキー中間領域に対して上方に
湾曲されたスキー端部で、湾曲されたスキーに関してスキーの側面図で見て直線
的な弦を形成することができる。この場合、中央のベース部分はスキー上面から
明らかに離れている。このような形式ではスキーメーカーによって予め設定され
た弾性的な変形特性を有したままであるということを保証したい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】 つまりこのようなベース装置は特にレンタルスキーにとって有利であるような
、ビンディングを迅速に種々異なるスキーブーツに適合させるという有利な可能
性を提供する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 しかしドイツ連邦共和国特許出願公開第4135899号明細書に記載された
ような装置は実際には十分ではないと示唆されている。なぜならば長期にわたる
使用に基づき、歯車とラックとの互いに対する正確な嵌合が所望の確実性で保証
されないからである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】 前記課題は冒頭に記載した形式のベース装置において、中間のベース部分が、
前記第1および第2ベース部分によって間接的にスキーに対してほぼ定置にスキ
ーに保持されており、第1および第2ベース部分が中央のベース部分の上面を上
方から把持するようになっていることにより解決した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】 本発明はロックされた歯車のために固定位置をスキーの隣接領域に対して相対
的に規定するという一般的な思想に基づいている。さらに固定部分はスキーのフ
レキシブル運動に良好に追従する一種のフレキシブルな帯状体として形成されて
いる。 歯車とラックとの嵌合部を、ラックが歯車との係合領域においてスキー横断方
向軸線を中心にして傾倒可能に保たれ、相応してスキーのフレックス運動を十分
に自由に追従させることができるように形成すると有利である。このフレックス
運動では、スキーの前方端部および後方端部がスキー中央部に対して相対的に上
方に向かって湾曲される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),DE,JP,U S

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方もしくは爪先側のブーツ保持ユニット(7)と、後方も
    しくは踵側のブーツ保持ユニット(9)とを有するスキービンディングのベース
    装置であって、 スキーに定置の第1ベース部分(2)に沿って長手方向で移動可能にガイドさ
    れた、前方のブーツ保持ユニット(7)のための前方の支持部材(6)と、スキ
    ーに定置の第2ベース部分(4)に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、
    後方のブーツ保持ユニット(9)のための後方の支持部材(8)とが設けられて
    おり、 両支持部材(6,8)を同期的に調節するために作用する、ラック伝動装置と
    して形成された調整装置が設けられており、該調整装置が、それぞれ1つの支持
    部材に結合された2つのラック(11,12)と、該2つのラックに噛み合う、
    手動で操作可能な歯車(13)とを2つの支持部材(6,8)の間に有している
    形式のものにおいて、 歯車(13)が、スキーに定置のロック位置を有しており、ラック(11,1
    2)が、歯車の嵌合領域においてスキー横断方向軸線を中心に旋回可能に配置さ
    れていることを特徴とする、スキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  2. 【請求項2】 ラック(11,12)が、スキー側方の嵌合領域においてス
    キー横断方向軸線を中心に旋回可能に垂直方向で支持されている、請求項1記載
    のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  3. 【請求項3】 ラック(11,12)が、スキー垂直軸の方向にフレキシブ
    ルに形成されていて、各支持部材(6,8)に堅固に結合されている、請求項1
    または2記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  4. 【請求項4】 歯車(13)が、前方および後方のベース部分(2,4)か
    ら隔離された、スキーに定置の第3ベース部分(3)に配置されている、請求項
    1または3記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  5. 【請求項5】 第3ベース部分(3)が、前記第1および第2ベース部分(
    2,4)によって間接的にスキーに保持されている、請求項4記載のスキーセー
    フティビンディングの長さ調整装置。
  6. 【請求項6】 歯車(13)が、スキー上面に対して垂直に持ち上げられる
    回転調節のための位置と、スキー上面に対して低圧で押し付けられているロック
    位置とを有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のスキーセーフテ
    ィビンディングの長さ調整装置。
  7. 【請求項7】 歯車(13)が、ばね(29)によってばねのロック位置に
    緊締されている、請求項6記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置
  8. 【請求項8】 ロック位置においてラック(11,12)に金属歯車(13
    )が協働するようになっており、該金属歯車(13)が、プラスチックハンドル
    車(14)と、金属歯車(14)に輪郭の等しいプラスチック歯車(24)と間
    に射出成形されており、該プラスチック歯車が、金属歯車(13)のロック解除
    された位置でラック(11,12)と協働するようになっている、請求項6また
    は7記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  9. 【請求項9】 歯車(13,24)が、ばね(29)の力に抗して昇降装置
    (18,19,20)によって持上げげ可能であり、該昇降装置の非操作位置が
    、ばね(29)によって保証される係止位置として形成されている、請求項6か
    ら8までのいずれか1項記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  10. 【請求項10】 歯車(13,24)が、ハンドル車(14)に定置に配置
    されているか、もしくは一体成形されている、請求項1から9までのいずれか1
    項記載のスキーセーフティビンディングの長さ調整装置。
  11. 【請求項11】 ハンドル車および歯車(13,14,24)が、スキー上
    面に対して垂直に持ち上げられた回転調節のための位置と、スキー上面に対して
    低圧で押し付けられているロック位置とを有しており、該ロック位置において歯
    車(13,24)および/または、ハンドル車に配置された歯列(25)が、定
    置のロック用歯列(31)に係合するかもしくは該ロック用歯列(31)と協働
    するようになっている、請求項10記載のスキーセーフティビンディングの長さ
    調整装置。
  12. 【請求項12】 前方もしくは爪先側のブーツ保持ユニット(7)と、後方
    もしくは踵側のブーツ保持ユニット(9)とを有するスキービンディングのベー
    ス装置であって、 スキーに定置の第1ベース部分(2)に沿って長手方向で移動可能にガイドさ
    れた、前方のブーツ保持ユニット(7)のための前方の支持部材(6)と、スキ
    ーに定置の第2ベース部分(4)に沿って長手方向で移動可能にガイドされた、
    後方のブーツ保持ユニット(9)のための後方の支持部材(8)とが設けられて
    おり、 両支持部材(6,8)を同期的に調節するために作用する、ラック伝動装置と
    して形成された調整装置が設けられており、該調整装置が、それぞれ1つの支持
    部材に結合された2つのラック(11,12)と、該2つのラックに噛み合う、
    手動で操作可能な歯車(13)とを2つの支持部材(6,8)の間に有している
    、特に請求項1から11までのいずれか1項記載の形式のものにおいて、 前記第1および第2ベース部分(2,4)の間に、中央のベース部分(3)が
    配置されており、該ベース部分(2,3,4)が、スリットによって互いに対し
    て間隔をおいて配置されていて、その結果、スキー(1)のフレキシブル運動に
    十分に自由に追従する帯状体が形成されることを特徴とする、スキーセーフティ
    ビンディングの長さ調整装置。
  13. 【請求項13】 歯車(13,24)が、レバー(40)によってロック位
    置から持ち上げて取り出し可能であり、かつロック位置に調節可能であり、該レ
    バーが、歯車のロック解除時にスキー長さ縁部を超えて突出するようになってい
    る、請求項6から12までのいずれか1項記載のスキーセーフティビンディング
    の長さ調整装置。
  14. 【請求項14】 前記レバー(40)が、ばね装置(43)によって、歯車
    (13,24)をロックする位置に緊締され、かつレバーの、歯車をロック解除
    する位置が、上死点位置として形成されている、請求項13記載のスキーセーフ
    ビンディングの長さ調整装置。
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