JP2003505995A - 1サイズで全ユーザに装着可能な統一型補聴器 - Google Patents

1サイズで全ユーザに装着可能な統一型補聴器

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Abstract

(57)【要約】 鼓膜に近い深さにまでどちらかの耳の耳道にはめ込んで、1サイズ(one-size)で全ユーザに装着可能な統一型補聴器を記載している。補聴器は一体に結合された2つのハーフシェルから構成され、そのシェル内に、補聴器コンポーネントを収容している。結合されたシェルは、そのシェルの遠位端に軟質の先端部を取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
本発明は一般に小型電気音響器、特に人間の耳に使用するのに適する鼓膜近接
型補聴器に関する。
【0002】 一般に補聴器は、個々のユーザの解剖学的および聴覚的要求に適するように特
別設計される。注文製作のデバイスはコストが高くなるため、比較的低コストで
、かつ大部分のユーザの解剖学的および聴覚的要求に適合し、さらに軽量で目立
たない補聴器を大量生産することが望ましい。
【0003】 量産型補聴器の開発には多くの難題がある。一般に外耳道の構造は3つのセク
ションをもつ曲がりくねった楕円筒であるが、著しく個人差がある。内部の鼓膜
に向かう外耳道を横切って、第1セクションは、内方向、前方向でわずかに上方
向に向いている。次のセクションは、内方向および後方向に向かう傾向をもつ。
最終セクションは、内方向、前方向およびわずかに下方向に向かう。耳道の外側
部分は軟骨性の組織で囲まれ、内側部分は骨で囲まれている。耳道は、きわめて
薄い皮膚壁により形成されており、異物にはきわめて敏感である。外耳道の通路
と形状の詳細は、Barry Voroba他に交付された米国特許第4,870,688号
およびAdnan Shennib に交付された米国特許第5,701,348号に記載され
、両特許は本明細書に引用されている。
【0004】 米国特許第4,870,688号は、前組立てされたイヤシェル(ear shell )
アセンブリの中に含まれる耳道内の小型補聴器を記載しており、これは、その外
部に固定された軟質で弾力のあるカバーをもつ中空剛体から構成されている。マ
イクロホン、レシーバ、増幅器およびバッテリは、すべて前組立てされたモジュ
ール式のサウンドアセンブリの中に含まれ、このアセンブリをユーザの選択でき
るイヤシェルアセンブリに装着する。剛性コアの外部に固定された軟質で弾力の
あるカバーにより、耳道内の補聴器の円筒または楕円筒形を個人差のあるユーザ
の耳道に容易に適合できるようにしている。
【0005】 米国特許第5,701,348号は高度の関節式で非連続部品をもつ補聴器を
記載しており、この補聴器には、音響信号を出力するレシーバモジュールと、レ
シーバを除く補聴器コンポーネントのすべてを含む主モジュールと、前記レシー
バモジュールと主モジュールの両方を関節でつなぎ、それぞれ別々に運動させる
連結器とについて記載している。レシーバを主モジュールから分離し、主モジュ
ールに対してレシーバを関節結合することで、少なくとも2自由度の運動と主モ
ジュールに対するレシーバの自由運動(およびその逆の自由運動)とを備えるこ
とを意図している。
【0006】 補聴器の一部として使用することを意図するインサート(挿入物)を提供する
試みも行われてきた。Jasper Baum に交付された米国特許第2,487,038
号は、耳介または外耳腔に挿入する形状のイヤーインサートを記載している。イ
ンサートは一連の球形のボール状の壁部分を有しており、そのそれぞれは十分な
厚みの壁から構成され、剛性を備え、インサートを外耳腔の湾曲空間中に挿入す
るときに外部の曲げ作用力により、延長している音の通路部分の断面が実質的に
歪むのを防いでいる。ボール状の壁部分は短い頸状部分により相互接続されてお
り、曲がりやすく、外耳腔インサートが受ける歪みのほぼすべてを吸収する。薄
く、柔軟なスカート状の突起は、ボール状の壁部分から外方かつ後方に突出して
、外耳腔を囲む表面部分に対してウェッジを形成し、自動的に表面部との音響シ
ールを作り上げる。
【0007】 John D. Henderson に交付された米国特許第3,080,011号は、フラン
ジ付きの非常に軟らかい先端部をもつ耳道インサートを記載している。柔軟な取
付けチューブは、ヘッド部分フランジの材質よりも剛性に富むために、そのチュ
ーブを利用して補聴器のインサート部分を耳道に圧入できる。
【0008】 Gary L. Ward他に交付された米国特許第5,201,007号は、補聴器から
の増幅音を耳に伝達するイヤモールドを記載している。音響伝達チューブは、耳
道内に延び、伝導チューブのフランジ付き先端部は、先端部と鼓膜との間に共振
空胴を形成する。先端部は、柔軟な材料から構成され、鼓膜に隣接する密閉空胴
を形成しており、その密閉構造を耳道の壁にわずかな圧力を与えるだけで可能に
し、また先端部を自然な増幅されない音で振動させて耳道を通る空気伝達を可能
にし、それにより振動が空胴の共振周波数を上昇させる。
【0009】 Mark F. Station に交付された米国特許第5,185,802号は、個々のユ
ーザの耳道の形状に応じて、本来の位置で、通常の状態になるように、軟質材料
で形成された特別製作の外部シェル(したがって、各耳に対して、別個の、異な
るシェルを必要とする)を備えるモジュール式補聴器システムを記載している。
補聴器コンポーネントを含むハウジングは、シェル内に取外し可能に挿入される
。ハウジングは左右対称の標準形状を有しており、したがって、左右の耳のどち
らにも、特別製作されたシェルとして使用できる。
【0010】
【発明の概要】
前記のものを含む多くの試みにもかかわらず、比較的低コストで、個人差のあ
る解剖学的および聴覚的要求に容易に適合し、軽量で目立たない量産補聴器の必
要性が存在する。耳道内(ITC)デバイスまたは完全耳道内(CIC)デバイ
スにより従来は満たされていた領域を占める人工補装デバイス、および鼓膜前領
域内に延びる人工補装デバイスの開発には、補聴器により耳道内に深く差し込む
デバイスを使用せずには実現不可能であることが判明した。現在の“1サイズで
全ユーザに装着可能な”補聴器は、耳内(ITE)またはITCまたはCICの
変種のどれかである。耳道内の第1湾曲部に適合する能力を有する補聴器もある
。しかし、従来の補聴器は、典型的な耳道の第1と第2湾曲部に同時に満足に適
合できず、一般に鼓膜前領域内に無理なく十分に延長することができない。
【0011】 同時係属の米国特許出願No.09/105,729の、1998年6月26
日出願の発明の名称“鼓膜前補聴器”(弁理士明細書No.SMI−12798
)は、基準に適合する“1サイズで全ユーザに装着可能な”補聴器に対する要求
条件の多くを満たすことを試みている。なお前記出願は、本願明細書の一部をな
すものとしてその全文を引用している。前記参照出願は外耳道内の鼓膜に近接す
る位置に配置できる補聴器を開示している。この補聴器はマイクロホン、電子回
路、および鼓膜に面する遠位端を有するレシーバを収納する形状の実質的に剛体
のシェルを含む。この補聴器は、シェルの遠位端部分に近接して結合されている
柔軟な先端メンバを備える。
【0012】 本発明は、前述の参照された同時係属の出願と同様に、鼓膜に近接して、耳道
内部に配置可能な、適正な形状を有する機能的な補聴器本体を提供する。しかし
、前記形状については、本体が、“典型的なユーザ”の耳道内に無理なく挿入で
きてそこに留まり、“1サイズで全ユーザに装着可能”であるだけでなく、1つ
のサイズで左右どちらの耳にも装着できる、すなわち、“統一型(uni-ear )”
または“左右どちらかに特定されない兼用型(non-specific)”補聴器である、
ように形成されている。さらに、外側シェルをサイズを変えて特別製作する必要
もなく、また本来の位置で、シェル周りの外側金型を形成した軟質材を備える必
要もない。
【0013】 注記:本出願の目的に対し、“典型的なユーザ”とは、耳道内の形状が、潜在
的ユーザの統計的に実証された個体数から得られるインプレション(型)で決定
された形状に、ほぼ一致するユーザであると考える。
【0014】 さらに、“特に”以下の手順を含む構造を形成する、方法および装置を提供す
る。
【0015】 第1に、複数のサンプルの耳のインプレション(型)が一般人から取られる。
次に、トポロジーデータ(topological data)が耳インプレションから作成され
る。これは、既知の3次元走査、断面区分化、または同様の技法により得られる
。次に、一般に入手できるソリッドモデリングソフトウェアパッケージを使用し
て、前記データが処理される。次に、ソフトウェアユーザにより寸法が適正に方
向合わせおよび位置合わせされ、サンプリングされたインプレションすべての共
通部分(重ね合わせ部分)を表わす単一の新しいセットの容積寸法が作成される
。次に、ソフトウェアを使用して、この単一の新しいセットの容積寸法を処理し
、形状を平滑化および面取りして、“1サイズで全ユーザに装着可能な”形状(
両方でなく、左右どちらかの耳の形状)を作成する。次に、ミラーイメージ(左
右が逆)の“1サイズで全ユーザに装着可能な”形状を作成して、“ミラーイメ
ージ”形状を形成する。次に、前述と同様に、オリジナルおよびミラーイメージ
形状または容積体を表わすデータを処理し、部分的な平滑化および丸みを与える
処理の後に、“統一型”補聴器の金型を構成する統一形状を作成する。
【0016】 好ましくは、金型を使用して、主要な補聴器パーツ(例えば、マイクロホン、
電子回路、バッテリ、スピーカ(レシーバ))を収納するための内部コアをもつ
2つのハーフシェルを製作する。さらに、型成形した本体を利用して、軟質の先
端を鼓膜に近接して適正な角度に維持する。この先端は補聴器レシーバから鼓膜
へ音を伝達し、また補聴器の遠位端で挿入の機能を損なうことなく、補聴器を耳
道内に確実に維持するのに役立つ。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の前述およびその他の目的、特徴、および利点は、添付図面に示す本発
明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明で明らかになるであろう。図面では、
同一参照符号は異なる図面においても同一部品を指す。図面は必ずしも縮尺通り
でなく、本発明の原理を示すことに重点が置かれている。
【0018】 以下に、本発明の好ましい実施形態を説明する。 本発明を、説明のために選択したいくつかの実施形態により説明する。本発明
は、図面またはここに記載される内容に示す特定の実施形態に限定されないこと
は理解されたい。以下の説明は本発明の範囲または精神を限定するものではなく
、本発明は添付の特許請求の範囲に別に定義される。
【0019】 ユーザに補聴器を装着する従来の方法は、かなり長くて、面倒なプロセスを含
む。この手順のシーケンスには、(1)ユーザの聴覚低下のスペクトルと大きさ
の特性を定量化するためのテストを実行し、(2)補聴器に適合するように、各
耳に対し個別の耳インプレションを製作し、(3)テンプレート(型板)として
耳インプレションを利用して個別の補聴器を製作し、(4)これらパーツを修正
して、正しい装着を得る、ことを含む。このプロセス全体の一般的時間長さは、
約2週間である。本発明の目的は前記のステップ(2)〜(4)をなくし、ユー
ザが、1時間以内で補聴器を装着できることを可能にすることである。
【0020】 この目的のために、本発明による、“1サイズで全ユーザに装着可能な”鼓膜
近接型(耳道に深く嵌め込む)の統一型補聴器を開発した。この目的を阻害する
主な障害は、それぞれの耳道の形状、サイズ、および曲率の多様性であった。本
発明は、耳道の第1(最も外側)湾曲に適合し、かつ第1湾曲を横切り、その後
に第2湾曲に適合できる柔軟な先端を連結するように形成された、半剛性本体を
備える補聴器を提供する。当初、これらの要求条件により、結果的に、2つの形
状、すなわち左右どちらかの耳用の“1サイズで全ユーザに装着可能な”ユニッ
トになった。次に、ユニットの1つの形状のミラーイメージを形成することによ
り、以下に説明するように、どちらの耳にも適合する補聴器、すなわち、“1サ
イズで全ユーザに装着可能な”統一型補聴器のための単一の形状を製作できる。
【0021】 一般にこのプロセスは、被験者(対象)から多数の(100以上)の耳インプ
レションを収集することから開始する。片方で足り、左右の耳のサンプルを両方
とも収集する必要はない。次に、3次元走査、断面区分化、または同等の方法を
使用してトポロジーデータを得る。次に、トポロジーデータをソリッドモデリン
グソフトウェアパッケージに転送して、走査された耳インプレションを表わす容
積体を作成する。容積体寸法が正しい方向で、位置合わせされると、新しい容積
体寸法は、以前の寸法すべての共通部分を作成する。次に、得られた単一寸法を
面取りして平滑化すると、片耳だけの使用(すなわち、左右どちらかの耳用ユニ
ット)に適するものになる。
【0022】 前述の詳細な方法で製作された片耳用(single-ear)ユニットは、非常に良好
なミラー対称性を示す。実際、この対称性は耳道の外側領域近くの補聴器の遠位
端においてだけ失われる。したがって、統一型(左右兼用、uni-ear )デバイス
を得るには、ソリッドモデリングソフトウェアを使用して、単一の左または右用
の補聴器本体のミラーイメージを作成し、その後、これら2つの本体(オリジナ
ルおよびミラーイメージ寸法)を位置合わせして、重ね合わせる。これら2つ(
エンティティ)は比較的大きい重なり部分を有することを見出した。いくつかの
平滑化(見た目の衝撃を最小化するのに使用される)および丸みをもたせる操作
の後、以前の共通部分から得られるセットの容積体寸法を使用して、耳道内に深
く装着する柔軟な遠位先端を連結した、統一型のデバイスを得ることができる。
【0023】 希望する形状を有する補聴器本体を製作する方法では、2つのハーフシェル1
0を作成する。その1つが図1に示されている。シェルを結合して、図2の斜視
図に示される単一の剛性本体100を得る。このシェル10は、マイクロホン、
バッテリ、およびレシーバその他(図示しない)などの内部コンポーネントを含
む形態を有する。1つの実施形態では、シェルは、永久的に接続されたバッテリ
を含むことができる。これは、1999年3月5日出願の、発明の名称“一体化
電源をもつ使い捨て式補聴器”(その全文を本明細書の一部をなすものとして引
用している)の、同時係属の特許出願シリアルNo.09/263,593で開
示された内容と同様であり、この結果補聴器は容易に修理されず、有効寿命後に
使い捨てにされる。完成したシェルの別の重要な特性は、大部分のユーザのどち
らの耳にもフィットする形状に形成されていることである。図2に示されるよう
に、補聴器の本体100は、適切な角度で軟質の先端12を保持して、挿入を妨
害することなく耳内にユニットを維持しやすくする形状になっている。
【0024】 以下のセクションは、“統一型”デバイスの金型を製作するための1つの可能
な手順の概略を示す。
【0025】 1.耳の検査 第1ステップは、複数の代表的な対象被験者の耳のインプレションデータを収
集することである。インプレションデータを作成する前に、耳を検査する必要が
ある。耳を正しく検査するには、耳介を親指と人差し指でつまみ、ゆっくり後方
およびわずかに上方に引張る。この動作により、耳道をまっすぐにして、耳道内
にオトスコープ(耳鏡)を置きやすくする。子供に対してこれを行う場合は、一
般に耳介をわずかに下方および後方に引張るのが良い。
【0026】 耳は排泄物のない状態で検査される。耳内に排泄物がある場合、その人は医師
の診断を受ける必要があり、検査の対象から外すべきである。耳道内の異常また
は異質物の検査、ならびに多量の耳垢を含むなんらかの他の禁忌に対する検査を
する必要がある。障害が存在する場合、その被験者は医師の診察を受ける必要が
ある。良好なインプレションを得るには、以下の注意をする。すなわち、(1)
耳道のサイズ――耳インプレションのサイズを決定する、(2)耳および耳道の
表面組織――非常に柔らかい耳の状態では、耳道および耳内に材料を置くとイン
プレションが歪みやすい、(3)耳道の角度および方向――インプレションは耳
道の正しく完全な写しであることが重要である、(4)耳道の長さ――耳道のイ
ンプレションは音を鼓膜(第2湾曲より奥にある)に導くのに十分な長さである
必要があることに注意する。
【0027】 2.耳道の準備 耳道内にインプレション材料を挿入する前に、図3に示すように、ブロック2
0を鼓膜に近接する位置まで挿入する。耳の検査から決定される適正なサイズの
発泡樹脂ブロックまたは綿ブロック20を使用すべきである。木綿糸または歯科
用の絹糸22がブロックに確実に取り付けられていることを確認する。一般に耳
用ランプを用いて、耳道内にブロックを導き入れるのが良い。耳用ランプを手で
常に保持して、頭を急に動かした場合に負傷するのを防ぐ。ブロックを十分な深
さに挿入して、耳のインプレションが第2湾曲を含み、それにより音を鼓膜の方
向に向けるようにできる。耳ブロック20は、すべてのインプレションを製作す
るために必要とされものであり、(1)鼓膜の損傷を防止する、(2)材料をせ
き止め、材料が膨張して耳道全体を満たすことを可能にする、(3)適正な最終
湾曲をもつ完全な耳道を保証するといった機能をもつ。先端のとがっていないハ
サミを使用して、耳が傷付くのを防ぐように注意する。
【0028】 3.インプレションの製作 (1)常に前もって材料を準備する。 (2)使用する材料の混合手順に従う。 (3)粉末−液体材料では、ヘラを用いて混合し、滑らかで均質なクリーム状
態に達して、材料が凝固し始めるまで混合する。固体材料では、色が等しく混ざ
り合うまで、両方のコンポーネントを等しい量で練り合わせる。 (4)作業はすばやく行い、材料を適切なシリンジ内に入れる。プランジャを
前方に押して、少量の材料を排出させる。 (5)耳の耳道ブロック20を用いて、シリンジのノズル先端を耳道の開口内
に入れる。手で確実に保持して、頭が急に動いた場合にも傷付くことがないよう
にする。プランジャをゆっくり押し付けて、シリンジを徐々に引き込み、材料が
耳道を満たし、耳甲介と耳輪領域内に流れ出すようにする。外耳の全体、特に耳
輪領域を確実に満たし、常にノズルが材料中に浸り、十分に充填され、完全な全
体インプレションが得られるようにする。 (6)耳道および外耳を完全に満たした後、そのインプレションの外側表面に
わずかな圧力を加えて、滑らかにする。 (7)インプレションが硬化するのに十分な時間を取る。推奨される最低時間
は10分である。親指の爪でくぼみを形成してチェックする。適正に硬化した場
合、爪跡が残らない。 (8)可能な限り多くの点でゆっくり密着をはがし、インプレションを取り外
すときの歪みを防ぎ、応力を減少させる。 (9)片手で耳介を、もう一方の手でインプレションをしっかり握り、インプ
レションを上方の外側方向にゆっくり回す。耳道ブロックはインプレションの一
体部分のままである必要がある。 (10)取り外し後にオトスコープを使用して耳道を再検査し、耳に何も残っ
ていないことを確認する。
【0029】 4.インプレションの試験 インプレションの取り外し後、全領域を正確に厳密に評価する。インプレショ
ンが耳の正しい形態を示さない場合、ただちに第2のインプレションを製作する
のがよい。全体的にみれば、これにより、修正と再製作の時間が節約される。
【0030】 5.3D(3次元)走査を使用して耳インプレションからのトポロジーデータを
作成する。 耳のインプレションの3D走査は以下のように実行される。 この目的には、図4に示すように、両面ミラーを基にして同期化された走査図
形(集光するかまたは平行化したレーザビームを照射し、検出することを利用す
る)が使用される。レーザ24のような光源を光ファイバ26に結合する。走査
ミラー30と固定ミラー32、34を使用して、レーザビーム38をインプレシ
ョン40上に照射する。散乱光は同一の走査ミラー30を通して集光され、レン
ズ42で絞られ、線形CCDアレイ44上に照射される。CCD44は傾斜して
、検出側での焦点ぼけを補償する。光学系を精密に設計して、レーザビームの発
散を形成して、線形CCDアレイ44の視野の解像要素に一致させることができ
る。このような状態では、絞られたレーザビームのパラメータは、視野の深さの
広い範囲に渡り一定に維持される。これにより、再度の焦点合わせや処理アルゴ
リズムの変更をせずに、非常に短い距離(数十cm)から長い距離(10m)ま
でのインプレッション40の3Dデジタル化が可能なる。図4に示す構成は、プ
ロファイル測定デバイスである。第2走査ミラー(図示なし)を使用して、照射
および反射レーザ光の両方を直角に偏向する。全体配置は、市販されている保持
台直線位置合わせデバイスまたは回転テーブルにより、機械的に変更できる。3
Dレーザスキャナの一般に大きい視野は、2つの直交ガルバノメータを使用して
、4000ピクセル×4000ピクセルの視野を扱える。この光学構成により、
位置センサとして線形CCDアレイを使用し、スキャナから50cm〜10mの
3D記録が可能になる。CCDの解像の最小要素は50cmにおいて100μm
の深さの分解能に相当し、ほぼ距離の2乗で増加する。
【0031】 耳インプレションの3D走査を得る比較的低コストの代替方法は、カメラを利
用するものである。例えば、3Scan(Geometrix,Inc.から販売)を使用して
、図4の高価なレーザ走査ハードウェアを低価格のデジタルカメラに置き換える
。コンピュータ制御されたカメラは、コンピュータ制御されたテーブル上で回転
する目的物の複数画像を撮影する。これらの画像から、3Scanソフトウェア
は目的物の完全な3D図形を抽出し、その図形上に、オリジナル画像からテクス
チャをマッピングする。ユーザ選択可能なポリゴンデシメーション(polygon de
cimation)は、各種の産業標準ファイルフォーマットで、100ポリゴン〜1,
000,000ポリゴンのモデルの複雑な出力をサポートする。
【0032】 6.ソリッドモデリングソフトウェアのデータを転送する。 前述の走査ツールは、走査された多くの耳インプレションの表面形状を表わす
データを生成する。この情報は“曇り点”データと言われる。次に、この曇り点
データはParametric Technologies Inc.からの“Pro Surface”のよ
うなソフトウェアパッケージに“読み込まれる”。
【0033】 7.容積体の位置合わせと方向合わせ “曇り点”データが“Pro/Surface”に転送されると、表面で囲ま
れる空間は、“Pro/Engineer”を使用して、容積体に変換される。
Pro/Engineerのアセンブリモードを使用して、各容積体/部分は重
なり領域が最大になるように組み合わされる。
【0034】 8.前の容積体の共通部分である新しい容積体の作成 容積体のすべてが重なりを最大化するように配置されると、ブール演算を使用
して、他のすべての容積体の共通部分から得られる単一容積体を計算する。必要
なブール演算を実行するのに使用できるソフトウェアパッケージは、ANSYS
有限要素ソフトウェアである。
【0035】 9.得られた容積体の面取りおよび平滑化 次に、Pro/Engineerのようなソフトウェアパッケージを使用し、
切断、丸み付け、および他の機能を利用して、得られた容積体を面取りおよび平
滑化し、大多数の一方の耳に装着できる“1サイズで全ユーザに装着可能な”望
ましい形状が得られるようにする。
【0036】 10.統一型部分の作成 これまでは、作成された部分は一方の耳だけに適合する。しかし、この部分を
使用して、Pro/Engineerのようなソフトウェアを使用し、それのミ
ラーイメージモデルが作成される。これにより、2つの容積体、すなわちオリジ
ナルとミラーイメージの数学モデルを提供し、それから“統一型”部分を得るこ
とができる。再度Pro/Engineerのアセンブリモデルを使用して、こ
れら2つの容積体を新たに組み合わせ、再度重なり領域を最大化する。容積体の
すべてを正しく配置すると、前と同様に、ブール演算を利用して、これら2つの
容積体の共通部分から得られる単一容積体を計算する。
【0037】 11.次に単一容積体を使用して、このような容積体の形体となる合成形状を有
する2つの中空のハーフシェルを作成する。2つのシェルを合わせて結合するこ
とにより、補聴器を機能させるのに必要なコンポーネントを収納し、遠位端には
、補聴器を耳道に挿入したときに鼓膜方向に延びる中空サウンドチューブをもつ
柔軟な先端を保持する。
【0038】 本発明を好ましい実施形態により詳細に図示し、説明してきたが、当業者には
、添付の特許請求の範囲に限定された本発明の精神と範囲から逸脱することなく
、形状または細部の各種の変更が実行可能であることは理解されるであろう。例
えば、“1サイズで全ユーザに装着可能な”統一型補聴器本体を製作する代替方
法では、図5、6A、6Bの被験者から得られる多数のインプレションの開口、
第1湾曲の後、および鼓膜近くのような、特定の重要領域における耳道の長さと
断面をそれぞれ測定する。次にこれらの測定値を使用して、断面の最大、平均、
最小寸法を作成する。このデータを使用して、図9A−9Jと以下の表1に示す
断面寸法のシェル本体を製作する。このシェル本体は、図5、6A、6Bのデー
タを作成するのに使用したインプレションから測定されたすべての断面と長さ寸
法に適合する。
【0039】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 “1サイズで全ユーザに装着可能な”“統一型”の補聴器の本体のハーフシェ
ルの実施形態の側面図である。
【図2】 図1の2つのハーフシェルと柔軟な先端部とで形成された補聴器全体の斜視図
である。
【図3】 耳インプレションを形成するプロセスで使用されるブロックの詳細を示す耳の
破断図である。
【図4】 耳インプレションからのトポロジーデータを作成するのに使用される同期走査
方法の概略図である。
【図5】 耳道の穴(開口)から耳インプレションの最大長さまでを測定したときの、多
数の被験者の耳インプレションから得られた耳道長さ(mm単位)の図表である
【図6A】 耳道の主要点(すなわち、開口、第1湾曲後、および鼓膜近く)に対して多数
の被験者の耳インプレションから得られた、最大、平均、および最小直径に対す
る“前面”グラフである。
【図6B】 図6Aの“上面”グラフである。
【図7A】 断面直径を測定した前面表示で示される左耳の画像である。
【図7B】 上面から得られた図7Aと同様の画像である。
【図8】 統一型本体92の上面(平面)図であり、図9A−Jの断面図が得られる位置
を示している。
【図9A】 図8の本体92の断面図である。
【図9B】 図8の本体92の断面図である。
【図9C】 図8の本体92の断面図である。
【図9D】 図8の本体92の断面図である。
【図9E】 図8の本体92の断面図である。
【図9F】 図8の本体92の断面図である。
【図9G】 図8の本体92の断面図である。
【図9H】 図8の本体92の断面図である。
【図9I】 図8の本体92の断面図である。
【図9J】 図8の本体92の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,CN,J P,KR,MX (72)発明者 スターブ・ウェイン・ジェー アメリカ合衆国,アリゾナ州 85022,フ ェニックス,カンタベリー レーン,512 イー (72)発明者 リードム・マービン・エイ アメリカ合衆国,ニュージャージー州 08540−9513,プリンストン,クリーブラ ンド レーン 226

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 典型的なユーザの左右どちらの耳道の内部にも交換可能に装
    着できる補聴器本体であって、前記本体の遠位端がユーザの鼓膜に近接して配置
    される補聴器本体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、補聴器コンポーネントを収容するための
    中空の内部をもち、2つのハーフシェルを結合させて形成されている補聴器本体
  3. 【請求項3】 請求項2において、軟質の先端部が本体の前記遠位端に固定
    されている補聴器本体。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記先端部が、本体に収容されているレ
    シーバから補聴器ユーザの鼓膜に音を伝えるためのサウンドポートを含む補聴器
    本体。
  5. 【請求項5】 左右どちらの耳にも特定せずに使用できる形状で、かつ補聴
    器を機能させるのに必要コンポーネントを収容するシェルを有する兼用型の取外
    し可能な補聴器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記シェルが、接着される2つのハーフ
    シェルから形成され、柔軟な先端部が前記シェルの遠位端に保持されている補聴
    器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記コンポーネントが永久的に接続され
    たバッテリを含み、前記補聴器が使い捨てである補聴器。
  8. 【請求項8】 シェルの一端に保持された柔軟な先端部をもち、かつ補聴器
    コンポーネントを封入する半剛性の前記シェルから形成される補聴器であって、
    前記シェルが左右どちらの耳道にも装着できる形状を有する補聴器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記先端部が、レシーバと、そのレシー
    バと先端部の遠位端間に延びるサウンドチューブとを含む補聴器。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記シェルが2つのハーフシェルを結
    合して形成され、前記コンポーネントが、マイクロホンと、信号処理電子回路と
    、その電子回路に永久的に接続されたバッテリとを含む補聴器。
  11. 【請求項11】 典型的なユーザの鼓膜に近接して、左右どちらの耳道にも
    挿入できる補聴器ハウジングのモデルを製作する方法であって、 a)複数の被験者から耳の型のサンプルを得るステップと、 b)前記サンプルの表面のそれぞれに対応する3次元のトポロジーデータを作
    成するステップと、 c)各サンプルから得られる前記トポロジーデータの3次元幾何学形状に対応
    する容積体を表わす容積データを作成するステップと、 d)各サンプルの前記容積データを処理して、前記容積体すべての共通部分を
    表わす第1の単一セットのデータを作成するステップと、 e)前記第1セットのデータを使用して、第1セットのデータのミラーイメー
    ジを表わす第2セットのデータを作成するステップと、 f)前記第1および第2セットのデータを使用して、前記2つのセットのデー
    タの共通部分から得られる第3容積体を表わす第3セットのデータを作成するス
    テップと、 g)前記第3セットのデータを使用して、前記第3容積体を表わす物理モデル
    を製作するステップとを含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項11の方法により製作されたモデルに従って製作さ
    れた補聴器用のシェル。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記シェルが2つのハーフシェルを
    結合させて形成されているシェル。
  14. 【請求項14】 請求項13の前記シェル内に組み込まれたコンポーネント
    から形成されている補聴器。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記シェルが、補聴器を機能させる
    のに必要な最低限のコンポーネントとして、バッテリ、マイクロホン、信号処理
    電子回路、およびレシーバを含んでいる補聴器。
  16. 【請求項16】 長さ“L”×幅“W”の断面を有する補聴器ユニット用の
    本体であって、前記断面が、約0.519mm×0.406mmの外側寸法“B
    ”から、約0.470mm×0.336mmの中心部寸法“F”を経て、約0.
    228mm×0.214mmの内側寸法“A”に徐々に変化している補聴器ユニ
    ット用の本体。
  17. 【請求項17】 請求項16において、寸法“B”と“F”との間で0.5
    23mm×0.426mmの中間部分寸法“D”と、寸法“F”と“A”との間
    で0.429mm×0.336mmの中間部分寸法“I”とを含む、一般に楕円
    の断面形状を有する本体。
  18. 【請求項18】 a)長さ“L”×幅“W”の断面を有する本体であって、
    前記断面が、約0.519mm×0.406mmの外側寸法“B”から、約0.
    470mm×0.336mmの中心部寸法“F”を経て、約0.228mm×0
    .214mmの内側寸法“A”に徐々に変化している本体と、 b)マイクロホンと、電子回路と、前記マイクロホンにより電気信号に変換さ
    れ、さらに前記電子回路で増幅された音波を表わす前記マイクロホンからの電気
    信号を受け取り、その電気信号を変換して音波に戻すレシーバとを少なくとも含
    む、前記本体内のコンポーネントと、 c)前記レシーバに近接する前記本体の端に結合され、かつ本体から突出して
    、前記変換された音波をユーザへ伝える柔軟な先端部とを備えている補聴器ユニ
    ット。
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