JP2003505486A - マクロモノマーを含有するシロキサンおよびそれらの歯科用組成物 - Google Patents
マクロモノマーを含有するシロキサンおよびそれらの歯科用組成物Info
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- JP2003505486A JP2003505486A JP2001513370A JP2001513370A JP2003505486A JP 2003505486 A JP2003505486 A JP 2003505486A JP 2001513370 A JP2001513370 A JP 2001513370A JP 2001513370 A JP2001513370 A JP 2001513370A JP 2003505486 A JP2003505486 A JP 2003505486A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/18—Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
- C07F7/1804—Compounds having Si-O-C linkages
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/884—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
- A61K6/891—Compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K6/896—Polyorganosilicon compounds
Abstract
(57)【要約】
本発明は、シロキサン基を含む分子量が少なくともM≧500g/molのマクロモノマーに関する。このマクロモノマーはさらに少なくとも1個の重合可能なモノマー、有機酸または無機酸または酸性モノマー、安定化剤、開始剤、顔料および有機充填材料または無機充填材料からなる歯科用/医薬組成物における重合可能なモノマーとして有用である。この歯科用/医薬組成物は、インレーおよびアンレーを作製して、歯に詰め物をしたり修復したりする歯科用修復材として、人工歯用として、密封および被覆材料用のコアビルトアップ材料として、暫間クラウンおよびブリッジ材料として有用である。さらに、このマクロモノマーは、シロキサン縮合生成物のための前駆体として、または重合可能な活性部分を含む超微粒子調製のための前駆体として、充填材料表面改質に有用である。
Description
【0001】
(背景技術)
ここ10年、歯科用修復材、特に歯科用組成物に強い関心が寄せられるように
なってきた。充填物質はアマルガムに比べて人間的な美的品質が向上しており、
毒性学的な危険性もおそらく回避できるだろう。
なってきた。充填物質はアマルガムに比べて人間的な美的品質が向上しており、
毒性学的な危険性もおそらく回避できるだろう。
【0002】
今のところ、市販の歯科用組成物は300から500MPaの範囲の圧縮強度
、130から170MPaの範囲の曲げ強度など、優れた機械的特性を示してい
る。さらに、過去数年にわたって、耐磨耗性、辺縁破折抵抗、疲労挙動および光
学特性に関して改善されてきた。それにもかかわらず、これらの組成物の重合化
中、約2.5から4.0%の体積収縮が生じる。この収縮は辺縁部のギャップ形
成、物質内の微小破壊および時としてエナメル端のひび割れを引き起こす。これ
らの欠陥の結果として、二次齲歯が生じる可能性がある。したがって、重要な目
的は他の有益な特性を犠牲にすることなく体積収縮の減少を示す新規な組成物質
を開発することである。
、130から170MPaの範囲の曲げ強度など、優れた機械的特性を示してい
る。さらに、過去数年にわたって、耐磨耗性、辺縁破折抵抗、疲労挙動および光
学特性に関して改善されてきた。それにもかかわらず、これらの組成物の重合化
中、約2.5から4.0%の体積収縮が生じる。この収縮は辺縁部のギャップ形
成、物質内の微小破壊および時としてエナメル端のひび割れを引き起こす。これ
らの欠陥の結果として、二次齲歯が生じる可能性がある。したがって、重要な目
的は他の有益な特性を犠牲にすることなく体積収縮の減少を示す新規な組成物質
を開発することである。
【0003】
体積収縮は2つの異なる影響を受ける。第1に、重合化中にモノマーのファン
デルワールス距離は共有結合に置き換わり、第2にポリマーのパッキング密度が
モノマーに比べて増加する。体積収縮を減少させる可能性がいくつかある。
デルワールス距離は共有結合に置き換わり、第2にポリマーのパッキング密度が
モノマーに比べて増加する。体積収縮を減少させる可能性がいくつかある。
【0004】
体積収縮を減少させ、機械的特性を改善するために、重合可能な部分の他にシ
ロキサン基を含む物質が過去数年にわたって提案されてきた。従来技術によって
記載されたオルガノシロキサンは、1個のシロキサン部分を有するモノ(メタ)
アクリレート(US5192815)、多官能基化合物並びにいわゆるORMO
CER(登録商標)材料(DE3903407、DE4133494)である。
これらの物質は比較的粘度が高いので、反応性希釈剤を組み合わせてのみ使用す
ることができる。低分子量のメタクリレートは生体適合性が乏しいか、または全
くなく、比較的に体積収縮が高いことがよく知られている。
ロキサン基を含む物質が過去数年にわたって提案されてきた。従来技術によって
記載されたオルガノシロキサンは、1個のシロキサン部分を有するモノ(メタ)
アクリレート(US5192815)、多官能基化合物並びにいわゆるORMO
CER(登録商標)材料(DE3903407、DE4133494)である。
これらの物質は比較的粘度が高いので、反応性希釈剤を組み合わせてのみ使用す
ることができる。低分子量のメタクリレートは生体適合性が乏しいか、または全
くなく、比較的に体積収縮が高いことがよく知られている。
【0005】
本発明の目的は、低分子量の重合化可能なモノマーをマクロモノマーを含む新
規シロキサンと部分的にまたは完全に置き換えることによって収縮を減少させる
ことである。
規シロキサンと部分的にまたは完全に置き換えることによって収縮を減少させる
ことである。
【0006】
(発明の説明)
本発明は、以下の一般式:
【化9】
式中、Aは重合可能な部分、好ましくはオレフィン性二重結合、最も好ましく
はアクリレートまたはメタクリレートであり、 R1はC1〜C18オキシアルキル、C5〜C18オキシシクロアルキルまた
はC5〜C15オキシアリーレン、C1〜C18アルキル、C5〜C18シクロ
アルキルまたはC5〜C15アリールまたはヘテロアリールであり、 XはNまたは置換または非置換C1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシ
アルキレンまたはC1〜C18カルボキシアルキレンであり、 YはC1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシアルキレンまたはウレタン
−O−CO−NH−結合部分であり、 ZはC1〜C18アルキレン、C5〜C18シクロアルキレンまたはC5〜C 15 アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、 nは整数である、によって表される少なくとも1個のシロキサン基を含む分子
量が少なくともM≧500g/molからなるマクロモノマーに関する。
はアクリレートまたはメタクリレートであり、 R1はC1〜C18オキシアルキル、C5〜C18オキシシクロアルキルまた
はC5〜C15オキシアリーレン、C1〜C18アルキル、C5〜C18シクロ
アルキルまたはC5〜C15アリールまたはヘテロアリールであり、 XはNまたは置換または非置換C1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシ
アルキレンまたはC1〜C18カルボキシアルキレンであり、 YはC1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシアルキレンまたはウレタン
−O−CO−NH−結合部分であり、 ZはC1〜C18アルキレン、C5〜C18シクロアルキレンまたはC5〜C 15 アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、 nは整数である、によって表される少なくとも1個のシロキサン基を含む分子
量が少なくともM≧500g/molからなるマクロモノマーに関する。
【0007】
この歯科用/医薬組成物は、インレーおよびアンレーを作製して、歯に詰め物
をしたり修復したりする歯科用修復材として、人工歯用、密封材料および被覆材
料用のコアビルトアップ材料として、暫間クラウンおよびブリッジ材料として有
用である。
をしたり修復したりする歯科用修復材として、人工歯用、密封材料および被覆材
料用のコアビルトアップ材料として、暫間クラウンおよびブリッジ材料として有
用である。
【0008】
使用するアルコキシシリル基を含むマクロモノマーの例を式1から15に挙げ
る。
る。
【化10】
式中、Rはジエポキシドから得られた残基で、特にXがC(CH3)2、−C
H2−、−O−、−S−、−CO−、−SO2−である以下の式:
H2−、−O−、−S−、−CO−、−SO2−である以下の式:
【化11】
の残基であり、
R1は、水素または置換または非置換C1〜C18アルキル、C5〜C18置
換または非置換シクロアルキル、置換または非置換C5〜C18アリールまたは
ヘテロアリールを示し、 R2は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換のシクロアルキレン、C5〜C18ア
リーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R3は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
C5〜C18置換または非置換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC 7 〜C12アラルキル、またはシロキサン部分I、IIまたはIII:
換または非置換シクロアルキル、置換または非置換C5〜C18アリールまたは
ヘテロアリールを示し、 R2は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換のシクロアルキレン、C5〜C18ア
リーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R3は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
C5〜C18置換または非置換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC 7 〜C12アラルキル、またはシロキサン部分I、IIまたはIII:
【化12】
を示し、
R5は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換のシクロアルキレン、C5〜C18ア
リーレンまたはヘテロアリーレン、好ましくはCH2CH2CH2であり、 R6は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
置換または非置換C1〜C18アルキレンオキシ、C5〜C18置換または非置
換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキルを示し
、 R4は、XがC(CH3)2、−CH2−、−O−、−S−、−CO−、−S
O2−である以下の式:
ルケニル、C5〜C18置換または非置換のシクロアルキレン、C5〜C18ア
リーレンまたはヘテロアリーレン、好ましくはCH2CH2CH2であり、 R6は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
置換または非置換C1〜C18アルキレンオキシ、C5〜C18置換または非置
換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキルを示し
、 R4は、XがC(CH3)2、−CH2−、−O−、−S−、−CO−、−S
O2−である以下の式:
【化13】
などの置換または非置換C5〜C12アリーレンであり、
Mはシロキサン部分I、IIまたはIIIであり、またはエーテル、エステル
またはウレタン基など水酸基部分の保護基であり、
またはウレタン基など水酸基部分の保護基であり、
【化14】
式中、Aはエーテル、エステルまたはウレタン結合基であり、
R5は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換シクロアルキレン、C5〜C18アリ
ーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R6は、置換または非置換のC1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル
、置換または非置換のC1〜C18アルキレンオキシ、C5〜C18置換または
非置換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキレン
を示し、 およびnは整数である。
ルケニル、C5〜C18置換または非置換シクロアルキレン、C5〜C18アリ
ーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R6は、置換または非置換のC1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル
、置換または非置換のC1〜C18アルキレンオキシ、C5〜C18置換または
非置換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキレン
を示し、 およびnは整数である。
【0009】
マクロモノマー1から3および6から8は、実質的に触媒の存在下で、THF
、トルエン、トリエチレングリコールビスメタクリレートなどの溶媒中で、60
℃から100℃の間の温度で合成することが好ましい。
、トルエン、トリエチレングリコールビスメタクリレートなどの溶媒中で、60
℃から100℃の間の温度で合成することが好ましい。
【0010】
マクロモノマー4、5および9〜15の反応には、触媒は必要なく、通常20
から80℃で起こる。
から80℃で起こる。
【0011】
マクロモノマーは、アルキルシリル、アルコキシシリル、アリールシリルおよ
び/またはアリールオキシシリル基を含む少なくとも1種のマクロモノマー、重
合可能なモノマー、有機酸または無機酸または少なくとも酸性部分を有するモノ
マー、安定化剤、開始剤、顔料および有機充填材料および/または無機充填材料
からなる歯科用/医薬組成物に有用である。
び/またはアリールオキシシリル基を含む少なくとも1種のマクロモノマー、重
合可能なモノマー、有機酸または無機酸または少なくとも酸性部分を有するモノ
マー、安定化剤、開始剤、顔料および有機充填材料および/または無機充填材料
からなる歯科用/医薬組成物に有用である。
【0012】
たとえば、歯科用/医薬組成物は以下の式:
【化15】
によって特徴付けられるマクロモノマーからなる。
【0013】
歯科用/医薬組成物の重合可能なモノマーは、ポリアルキレンオキシドジ−お
よびポリ−(メタ)アクリレート、ウレタンジ−およびポリ−(メタ)アクリレ
ート、ビニル−、ビニレン−またはビニリデン−、アクリレート−またはメタク
リレートなどの単官能基または多官能基(メタ)アクリレートであり、5から8
0重量%の含量のジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、3,(4),8,(9)−ジメタクリロイルオキシメチ
ルトリシクロデカン、ジオキソランビスメタクリレート、グリセロールトリメタ
クリレート、フルフリルメタクリレートの使用が好ましい。
よびポリ−(メタ)アクリレート、ウレタンジ−およびポリ−(メタ)アクリレ
ート、ビニル−、ビニレン−またはビニリデン−、アクリレート−またはメタク
リレートなどの単官能基または多官能基(メタ)アクリレートであり、5から8
0重量%の含量のジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、3,(4),8,(9)−ジメタクリロイルオキシメチ
ルトリシクロデカン、ジオキソランビスメタクリレート、グリセロールトリメタ
クリレート、フルフリルメタクリレートの使用が好ましい。
【0014】
歯科用/医薬組成物には、熱開始剤、酸化還元開始剤または光開始剤である重
合開始剤が含まれる。
合開始剤が含まれる。
【0015】
さらに、歯科用/医薬組成物には、好ましくは20から85%(w/w)の量
の無機充填材料および/または有機充填材料である充填材料が含まれる。
の無機充填材料および/または有機充填材料である充填材料が含まれる。
【0016】
自発的な重合化を回避するために、歯科用/医薬組成物には好ましくはヒドロ
キノンモノメチルエーテル、ヒドロキノンジメチルエーテル、BHT、フェノチ
アジンなどのラジカル吸収モノマーである安定化剤が含まれる。
キノンモノメチルエーテル、ヒドロキノンジメチルエーテル、BHT、フェノチ
アジンなどのラジカル吸収モノマーである安定化剤が含まれる。
【0017】
マクロモノマー中のシロキサン部分のため、有機酸または無機酸を触媒として
使用すると第2の重合反応が生じる。有機酸として、p−トルエンスルホン酸お
よびアスコルビン酸を使用することが好ましい。好ましい無機酸は、硫酸または
リン酸またはそれらの有機誘導体である。ペンタエリスロールトリアクリレート
モノホスフェートおよびジペンタエリスロールペンタアクリレートモノホスフェ
ートを使用することが最も好ましい。
使用すると第2の重合反応が生じる。有機酸として、p−トルエンスルホン酸お
よびアスコルビン酸を使用することが好ましい。好ましい無機酸は、硫酸または
リン酸またはそれらの有機誘導体である。ペンタエリスロールトリアクリレート
モノホスフェートおよびジペンタエリスロールペンタアクリレートモノホスフェ
ートを使用することが最も好ましい。
【0018】
さらに、このマクロモノマーは充填材料の表面改質に有用である[CW6]。
マクロモノマーを使用すると、ガラスの表面改質がアセトン、THFまたはトル
エンなどの有機溶媒中で、または溶媒のない状態で生じる。この表面改質は、一
級アミン、一級三級アミン、一級二級アミン、二級アミンまたは三級アミンまた
はそれらの混合物などのアミンによって触媒される。触媒として、アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、2−アミノエチルアミノプロピルトリエトキシシランま
たはトリエチルアミンを使用することが好ましい。
マクロモノマーを使用すると、ガラスの表面改質がアセトン、THFまたはトル
エンなどの有機溶媒中で、または溶媒のない状態で生じる。この表面改質は、一
級アミン、一級三級アミン、一級二級アミン、二級アミンまたは三級アミンまた
はそれらの混合物などのアミンによって触媒される。触媒として、アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、2−アミノエチルアミノプロピルトリエトキシシランま
たはトリエチルアミンを使用することが好ましい。
【0019】
新規のマクロモノマーは、シロキサン縮合生成物の前駆体としても有用である
。シロキサン結合および重合可能な活性部分を含むこれらの縮合生成物は、歯科
用材料のモノマーとして有用である。さらに、新規のハイブリッドモノマーは、
重合可能な活性部分を含む超微粒子調製のための前駆体として有用である。
。シロキサン結合および重合可能な活性部分を含むこれらの縮合生成物は、歯科
用材料のモノマーとして有用である。さらに、新規のハイブリッドモノマーは、
重合可能な活性部分を含む超微粒子調製のための前駆体として有用である。
【0020】
発明した末端α,ω−メタクリレート型マクロモノマー1から9〜15または
得られたゲルは、光化学的およびラジカル開始重合を使用して重合することがで
きる。得られたネットワークは良好な機械的特性、金属、ガラスおよびセラミッ
ク表面への良好な接着性を示す。さらに、これらの水分吸収は比較的少ないこと
が示されている。重合化中、収縮が比較的少ないことが有利である。
得られたゲルは、光化学的およびラジカル開始重合を使用して重合することがで
きる。得られたネットワークは良好な機械的特性、金属、ガラスおよびセラミッ
ク表面への良好な接着性を示す。さらに、これらの水分吸収は比較的少ないこと
が示されている。重合化中、収縮が比較的少ないことが有利である。
【0021】
実施例1
ビス−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン40.00
0g(117.50mmol)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン52.
023g(235.00mmol)、2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメ
タクリレート33.408gおよび2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレ
ゾール0.126gを90℃で4時間反応させた。得られた末端メタクリレート
型マクロモノマーはクロロホルム、DMFおよびTHFなどの有機溶媒に溶解性
である。IRスペクトルでは915cm−1および3050cm−1におけるエ
ポキシド基の吸収は認められなかった。新しい吸収が1720cm−1(エステ
ル基)および3400cm−1(OH基)に認められた。 Mn(vpo)=1050g/mol、Tg=5.0℃、η(23℃)=5
0.4Pa*s (C53H90O16N2Si2)、1067.49g/mol
0g(117.50mmol)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン52.
023g(235.00mmol)、2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメ
タクリレート33.408gおよび2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレ
ゾール0.126gを90℃で4時間反応させた。得られた末端メタクリレート
型マクロモノマーはクロロホルム、DMFおよびTHFなどの有機溶媒に溶解性
である。IRスペクトルでは915cm−1および3050cm−1におけるエ
ポキシド基の吸収は認められなかった。新しい吸収が1720cm−1(エステ
ル基)および3400cm−1(OH基)に認められた。 Mn(vpo)=1050g/mol、Tg=5.0℃、η(23℃)=5
0.4Pa*s (C53H90O16N2Si2)、1067.49g/mol
【化16】
−Si(OC2H5)3基の縮合
THF80mlに溶解させたマクロモノマー4A−Si(n=1)16.57
0g(15.52mmol)に、攪拌しながら水0.419g(23.28mm
ol)を添加した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次い
で、溶媒およびエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を10mbarで4
0℃で乾燥した。
0g(15.52mmol)に、攪拌しながら水0.419g(23.28mm
ol)を添加した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次い
で、溶媒およびエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を10mbarで4
0℃で乾燥した。
【0022】
実施例2
3−アミノプロピルトリエトキシシラン50.000g(225.9mmol
)、2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメタクリレート64.218g(4
51.7mmol)および2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレゾール0
.1144gを90℃で4時間反応させた。得られた末端メタクリレート型マク
ロモノマーはクロロホルム、DMFおよびTHFなどの有機溶媒に溶解性である
。IRスペクトルでは915cm−1および3050cm−1におけるエポキシ
ド基の吸収は認められなかった。新しい吸収が1720cm−1(エステル基)
および3400cm−1(OH基)に認められた。 (C23H43O9NSi)、505.68g/mol;η(23℃)=3
4Pa*s
)、2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメタクリレート64.218g(4
51.7mmol)および2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレゾール0
.1144gを90℃で4時間反応させた。得られた末端メタクリレート型マク
ロモノマーはクロロホルム、DMFおよびTHFなどの有機溶媒に溶解性である
。IRスペクトルでは915cm−1および3050cm−1におけるエポキシ
ド基の吸収は認められなかった。新しい吸収が1720cm−1(エステル基)
および3400cm−1(OH基)に認められた。 (C23H43O9NSi)、505.68g/mol;η(23℃)=3
4Pa*s
【化17】
−Si(OC2H5)3基の縮合
THF80mlに溶解したマクロモノマー4A−Si(n=0)19.260
g(38.09mmol)に、攪拌しながら水1.029g(57.13mmo
l)を添加した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次いで
、溶媒およびエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を8mbarで40℃
で乾燥した。
g(38.09mmol)に、攪拌しながら水1.029g(57.13mmo
l)を添加した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次いで
、溶媒およびエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を8mbarで40℃
で乾燥した。
【0023】
実施例3
ブタンジオールジグリシジルエーテル50.000g(0.247mol)、
2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメタクリレート70.289g(0.4
94mol)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン109.454g(0.
494mol)および2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレゾール0.2
30gの混合物を60℃で16時間反応させた。 収率:229.97g(100%) 反応生成物93.052g(0.100mol)を攪拌しながら冷却したフェ
ニルイソシアネート47.750g(0.401mol)およびジ−tert.
−ブチルスルフィド0.141gに滴下した。 収率:140.94g(100%)
2,3−(エポキシプロポキシ)メチルメタクリレート70.289g(0.4
94mol)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン109.454g(0.
494mol)および2,6−ジ−tert.−ブチル−p−クレゾール0.2
30gの混合物を60℃で16時間反応させた。 収率:229.97g(100%) 反応生成物93.052g(0.100mol)を攪拌しながら冷却したフェ
ニルイソシアネート47.750g(0.401mol)およびジ−tert.
−ブチルスルフィド0.141gに滴下した。 収率:140.94g(100%)
【化18】
修飾したマクロモノマー4B−SiのIRスペクトルでは、3325(NHC
O)、1713(CO)、1600cm−1(Ph)の吸収が認められた。34
25cm−1におけるOH基および2272cm−1におけるNCO基の吸収は
完全に消失した。
O)、1713(CO)、1600cm−1(Ph)の吸収が認められた。34
25cm−1におけるOH基および2272cm−1におけるNCO基の吸収は
完全に消失した。
【0024】
実施例4
エチレングリコールアクリレートメタクリレート(EGAMA)の合成
スターラ、温度計、および滴下漏斗を備えた3つ口ボトル中で、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート143.80g(1.105mol)およびトリエチル
アミン123.00g(1.216mol)の混合物をトルエン800mlに溶
解した。冷却しながら(0〜5℃)、トルエン100mlに溶解したアクリロイ
ルクロリド110.00g(1.216mol)を4時間かけて添加した。一晩
放置した後沈殿を濾過し、トルエン20mlで2回洗浄した。次いでこの反応混
合物を水200ml、1nHCl 150mlおよび1nNaHCO3 150
mlで2回抽出し、NaSO4で乾燥した。その後、トルエンを32mbarで
40℃で留去して、BHT 0.2035gを添加した。 収率:156.71g(理論値の77%);bp.70℃/8mbar、nD 20 =1.4530 1HNMR(CDCl3)/ppm:5.48/6.30(1)、1.72(
3)、4.28(5、6)、5.73(8)、6.03(9) 13CNMR(CDCl3)/ppm:126.0(1)、135.8(2)
、17.6(3)、165.6(4)、62.2(5、6)、167.1(7)
、128.0(8)、131.1(9)
シエチルメタクリレート143.80g(1.105mol)およびトリエチル
アミン123.00g(1.216mol)の混合物をトルエン800mlに溶
解した。冷却しながら(0〜5℃)、トルエン100mlに溶解したアクリロイ
ルクロリド110.00g(1.216mol)を4時間かけて添加した。一晩
放置した後沈殿を濾過し、トルエン20mlで2回洗浄した。次いでこの反応混
合物を水200ml、1nHCl 150mlおよび1nNaHCO3 150
mlで2回抽出し、NaSO4で乾燥した。その後、トルエンを32mbarで
40℃で留去して、BHT 0.2035gを添加した。 収率:156.71g(理論値の77%);bp.70℃/8mbar、nD 20 =1.4530 1HNMR(CDCl3)/ppm:5.48/6.30(1)、1.72(
3)、4.28(5、6)、5.73(8)、6.03(9) 13CNMR(CDCl3)/ppm:126.0(1)、135.8(2)
、17.6(3)、165.6(4)、62.2(5、6)、167.1(7)
、128.0(8)、131.1(9)
【化19】
マクロモノマー9−Si(n=0)
EGAMA20.232g(109.8mmol)、アミノプロピルトリエト
キシシラン12.158g(54.9mmol)およびBHT 0.032gを
均質に混合して、室温で12時間攪拌した。 C27H47NO11Si、589.75g/mol;m/z(FAB−MS
)=590。 −Si(OC2H5)3基の縮合 THF50mlに溶解したマクロモノマー9−Si 12.000g(11.
57mmol)に、攪拌しながら水0.313g(17.35mmol)を添加
した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次いで、溶媒およ
びエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を8mbarで40℃で乾燥した
。
キシシラン12.158g(54.9mmol)およびBHT 0.032gを
均質に混合して、室温で12時間攪拌した。 C27H47NO11Si、589.75g/mol;m/z(FAB−MS
)=590。 −Si(OC2H5)3基の縮合 THF50mlに溶解したマクロモノマー9−Si 12.000g(11.
57mmol)に、攪拌しながら水0.313g(17.35mmol)を添加
した。この反応混合物を周囲温度でさらに20時間攪拌した。次いで、溶媒およ
びエタノールを真空下で除去して、縮合生成物を8mbarで40℃で乾燥した
。
【0025】
実施例5(マクロモノマー9−Si、n=1)
EGAMA24.643g(133.8mmol)およびBHT 0.062
gをメタノール100mlに溶解した。この混合物に、アミノプロピルトリエト
キシシラン25.600g(133.8mmol)を0〜5℃で添加して2時間
攪拌した。次いでメタノールを留去し、この混合物を23℃でさらに24時間反
応させた。 C42H76N2O16Si2、921.24g/mol
gをメタノール100mlに溶解した。この混合物に、アミノプロピルトリエト
キシシラン25.600g(133.8mmol)を0〜5℃で添加して2時間
攪拌した。次いでメタノールを留去し、この混合物を23℃でさらに24時間反
応させた。 C42H76N2O16Si2、921.24g/mol
【0026】
実施例6(マクロモノマー15−Si)
EGAMA26.777g(145.4mmol)、2−アミノエチルアミノ
プロピルメチルジメトキシシラン10.000g(48.5mmol)およびB
HT 0.037gを均質に混合して、室温で12時間攪拌した。 C35H58N2O14Si、758.93g/mol;m/z(FAB−
MS)=759、nD 20=1.4749、η(23℃)=144Pa*s。
プロピルメチルジメトキシシラン10.000g(48.5mmol)およびB
HT 0.037gを均質に混合して、室温で12時間攪拌した。 C35H58N2O14Si、758.93g/mol;m/z(FAB−
MS)=759、nD 20=1.4749、η(23℃)=144Pa*s。
【0027】
適用実施例7−充填材料表面改質
1. 3−アミノプロピル−メチル−ジエトキシシラン/EGAMA付加物
滴下漏斗、ジムロス冷却器、CaCl2乾燥管、温度計およびマグネチックス
ターラを備えた3つ口フラスコ内で、EGAMA79.956g(434.1m
mol)およびBHT 0.121gをTHF 210mlに溶解させた。温度
0〜5℃で、THF 25mlに溶解したアミノプロピルメチル−ジエトキシシ
ラン41.530gを60分かけて滴下添加した。その後、この溶液を室温でさ
らに4時間攪拌した。8mmbarの減圧下において、浴温度40℃で溶媒を留
去した。残存した混合物をさらに23℃で24時間および40℃で5時間攪拌し
た。付加生成物APDES/EGAMAはFAB−MS m/z560、nD 2 0 =1.4600、η(23℃)=40Pa*sで特徴付けられた。 C26H45NO10Si、559.72g/mol
ターラを備えた3つ口フラスコ内で、EGAMA79.956g(434.1m
mol)およびBHT 0.121gをTHF 210mlに溶解させた。温度
0〜5℃で、THF 25mlに溶解したアミノプロピルメチル−ジエトキシシ
ラン41.530gを60分かけて滴下添加した。その後、この溶液を室温でさ
らに4時間攪拌した。8mmbarの減圧下において、浴温度40℃で溶媒を留
去した。残存した混合物をさらに23℃で24時間および40℃で5時間攪拌し
た。付加生成物APDES/EGAMAはFAB−MS m/z560、nD 2 0 =1.4600、η(23℃)=40Pa*sで特徴付けられた。 C26H45NO10Si、559.72g/mol
【0028】
2. 改質無機ガラス充填材料(3.0%)
粒径0.9〜1.5μmを有するバリウムアルモシリケートガラス50gをア
セトン250mlに分散させた。3−アミノプロピル−メチル−ジエトキシシラ
ン/EGAMAの付加物1.5gを添加し、ジエチルアミン2.0gおよび水1
.0gをこの分散物に添加した。この分散物を60℃で6時間攪拌した。溶媒を
留去した。シラン化のため、残存する固体を115℃で15〜18時間減圧下(
20mbar)で保存し、220μmのシーブで篩った。 シラン化の完了を制御するために、シラン化ガラスの一部分をアセトン中で5
時間攪拌した。溶媒を濾過した。残存するガラスをアセトンで洗浄した。この溶
液を乾燥し、ガラスに結合しなかったシラン残部の重さを測定した。 20.2%のシランが溶液中に発見された。残りの79.8%はガラス表面に
結合した。したがって、このガラスの全シラン含量は2.4%である。 得られた改質ガラス充填材料を歯科用/医薬組成物として使用する。
セトン250mlに分散させた。3−アミノプロピル−メチル−ジエトキシシラ
ン/EGAMAの付加物1.5gを添加し、ジエチルアミン2.0gおよび水1
.0gをこの分散物に添加した。この分散物を60℃で6時間攪拌した。溶媒を
留去した。シラン化のため、残存する固体を115℃で15〜18時間減圧下(
20mbar)で保存し、220μmのシーブで篩った。 シラン化の完了を制御するために、シラン化ガラスの一部分をアセトン中で5
時間攪拌した。溶媒を濾過した。残存するガラスをアセトンで洗浄した。この溶
液を乾燥し、ガラスに結合しなかったシラン残部の重さを測定した。 20.2%のシランが溶液中に発見された。残りの79.8%はガラス表面に
結合した。したがって、このガラスの全シラン含量は2.4%である。 得られた改質ガラス充填材料を歯科用/医薬組成物として使用する。
【0029】
3.歯科用/医薬組成物樹脂
2,2−ビス−[p−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロポキ
シ)−フェニル]−プロパン(Bis−GMA)28.900g、トリエチレン
グリコールジメタクリレート31.225g、エトキシル化ビスフェノール−A
−ジメタクリレート31.226g、ヘキサメチレンジイソシアネート8.19
8g、ジブチルチンジラウレート0.330gおよびBHT 0.100gを2
50mlのビーカー内で40℃で攪拌して混合した。 得られた樹脂を直接歯科用/医薬組成物の調製に使用する。 活性化樹脂 前述した樹脂99.35g、カンファーキノン0.30gおよびDMABE
0.35gを250mlのビーカー内で40℃で攪拌して混合した。
シ)−フェニル]−プロパン(Bis−GMA)28.900g、トリエチレン
グリコールジメタクリレート31.225g、エトキシル化ビスフェノール−A
−ジメタクリレート31.226g、ヘキサメチレンジイソシアネート8.19
8g、ジブチルチンジラウレート0.330gおよびBHT 0.100gを2
50mlのビーカー内で40℃で攪拌して混合した。 得られた樹脂を直接歯科用/医薬組成物の調製に使用する。 活性化樹脂 前述した樹脂99.35g、カンファーキノン0.30gおよびDMABE
0.35gを250mlのビーカー内で40℃で攪拌して混合した。
【0030】
4.歯科用/医薬組成物
前述の活性化樹脂240gを、プラネタリーミキサを使用し、日光を遮断して
前述の改質無機ガラス充填材料760gと混合した。ガラスを次々と400g、
150g、100g、50gおよび50gの5段階で添加した。均質なペースト
が得られた後、混合物を180〜220mbarの圧力で蒸発させた。コンディ
ショニングのために、日光を遮断して40℃でさらに24時間このペーストを貯
蔵した。
前述の改質無機ガラス充填材料760gと混合した。ガラスを次々と400g、
150g、100g、50gおよび50gの5段階で添加した。均質なペースト
が得られた後、混合物を180〜220mbarの圧力で蒸発させた。コンディ
ショニングのために、日光を遮断して40℃でさらに24時間このペーストを貯
蔵した。
【0031】
5.歯科用/医薬組成物の特性
前述の方法によって得られた歯科用/医薬組成物の機械的特性を標準的試験機
(Zwick Z010)で調べた。圧縮強度は、ISO標準9917、199
1(歯科用治療水をベースにしたセメント)によって測定し、曲げ強度はISO
4049、1988(歯科用組成物材料)によって測定した。
(Zwick Z010)で調べた。圧縮強度は、ISO標準9917、199
1(歯科用治療水をベースにしたセメント)によって測定し、曲げ強度はISO
4049、1988(歯科用組成物材料)によって測定した。
【0032】
この組成物のコンシステンシーを以下のように測定した。この組成物の0.5
ml部分を、直径0.7mlおよび高さ1.3mmの円筒形の孔に充填する。組
成物をポリエーテルケトン薄膜の表面に載せ、重さ575gを30秒間加重する
。その後、得られた組成物サークルの直径をmmで測定し、この物質のコンシス
テンシーとして記録する。
ml部分を、直径0.7mlおよび高さ1.3mmの円筒形の孔に充填する。組
成物をポリエーテルケトン薄膜の表面に載せ、重さ575gを30秒間加重する
。その後、得られた組成物サークルの直径をmmで測定し、この物質のコンシス
テンシーとして記録する。
【0033】
体積収縮は2種の異なる方法で測定した。重合反応の結果として密度変化を測
定することによるアルキメデス法および重合後の直線的寸法変化を測定すること
による方法である。直線的寸法変化を、その後体積収縮に計算した(ZH法)。
すべての結果を以下の表に示す。
定することによるアルキメデス法および重合後の直線的寸法変化を測定すること
による方法である。直線的寸法変化を、その後体積収縮に計算した(ZH法)。
すべての結果を以下の表に示す。
【表1】
【0034】
適用実施例8−TGDMA中での超微粒子への縮小
EGAMAとアミノプロピルトリメトキシシランとの付加生成物1g(1.8
mmol)をTGDMA9gに溶解した。この溶液に水0.15g(8.2mm
ol)を添加した。次いで、この混合物を室温で14日間攪拌した。形成した微
粒子は平均粒径が3nmであった。透過型電子顕微鏡写真(図1)では、形成し
たナノの大きさの微粒子が認められる。IRスペクトルでは、メタクリレート基
の二重結合が1720cm−1に認められた。
mmol)をTGDMA9gに溶解した。この溶液に水0.15g(8.2mm
ol)を添加した。次いで、この混合物を室温で14日間攪拌した。形成した微
粒子は平均粒径が3nmであった。透過型電子顕微鏡写真(図1)では、形成し
たナノの大きさの微粒子が認められる。IRスペクトルでは、メタクリレート基
の二重結合が1720cm−1に認められた。
【外1】
【0035】
適用実施例9−超微粒子への縮小
EGAMAとアミノプロピルトリメトキシシランとの付加生成物1g(1.8
mmol)をエタノール10mlに溶解した。この溶液に水1.08gおよび酢
酸0.51gを添加し、室温で14日間攪拌した。形成した微粒子は平均粒径が
6.6nmであった。
mmol)をエタノール10mlに溶解した。この溶液に水1.08gおよび酢
酸0.51gを添加し、室温で14日間攪拌した。形成した微粒子は平均粒径が
6.6nmであった。
【外2】
【0036】
透過型電子顕微鏡写真の成分特異的イメージ(図3)では、ナノの大きさの微
粒子のシルシウム原子が認められた。これらの粒子は透過型電子顕微鏡写真(図
2)でも観察された。IRスペクトルでは、メタクリレート基の二重結合が17
20cm−1に認められた。
粒子のシルシウム原子が認められた。これらの粒子は透過型電子顕微鏡写真(図
2)でも観察された。IRスペクトルでは、メタクリレート基の二重結合が17
20cm−1に認められた。
【0037】
適用実施例9−組成物調製
カンファーキノン0.035gおよびジメチルアミノ安息香酸エチルエステル
0.035gをEGAMAとアミノプロピルジエトキシメチルシランとの付加生
成物3.00gおよびBis−GMA7.00gに添加した。この混合物に、シ
ラン化したスペクトラムガラス(Schott)を添加して、約70%を占める
充填材料を有する組成物を得た。次いで、この組成物を40℃で30分間攪拌し
て均質にし、200mbar、60℃で15分間脱気した。これらの試料の光化
学的重合をTriad光化学硬化装置(Dentsply De Trey、K
onstanz)で4分以内で実施した。
0.035gをEGAMAとアミノプロピルジエトキシメチルシランとの付加生
成物3.00gおよびBis−GMA7.00gに添加した。この混合物に、シ
ラン化したスペクトラムガラス(Schott)を添加して、約70%を占める
充填材料を有する組成物を得た。次いで、この組成物を40℃で30分間攪拌し
て均質にし、200mbar、60℃で15分間脱気した。これらの試料の光化
学的重合をTriad光化学硬化装置(Dentsply De Trey、K
onstanz)で4分以内で実施した。
【0038】
この組成物は圧縮強度291.3MPa、曲げ強度53MPaおよびE係数3
830Mpaを示した。体積収縮は、変換率0.86で1.79%である(DS
Cを使用して測定)。
830Mpaを示した。体積収縮は、変換率0.86で1.79%である(DS
Cを使用して測定)。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08F 290/06 C08F 290/06
299/02 299/02
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,SE
(72)発明者 ミュールハウプト,ロルフ
ドイツ国 デー−79104 フレイバーグ
(72)発明者 フレイ,ホルガー
ドイツ国 デー−エメンディンゲン
(72)発明者 ミュー,エッケハート
ドイツ国 デー−79104 フレイバーグ
Fターム(参考) 4C089 AA02 AA06 AA09 BA01 BA04
BA19 BD02 BD19
4J027 AC02 AG01 AH03 BA03 BA06
BA07 BA19 BA20 CD07
4J100 AL66P BA03P BA08P BA27P
BA38P BA75P BC43P JA52
Claims (25)
- 【請求項1】 以下の式: 【化1】 式中、 Aは重合可能な部分であり; R1はC1〜C18オキシアルキル、C5〜C18オキシシクロアルキルまた
はC5〜C15オキシアリール、C1〜C18アルキル、C5〜C18シクロア
ルキルまたはC5〜C15アリールまたはヘテロアリールであり; XはNまたは置換または非置換C1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシ
アルキレンまたはC1〜C18カルボキシアルキレンであり; YはC1〜C18アルキレン、C1〜C18オキシアルキレンまたはウレタン
−O−CO−NH−結合部分であり; ZはC1〜C18アルキレン、C5〜C18シクロアルキレンまたはC5〜C 15 アリーレンまたはヘテロアリーレンであり; nは整数である、 によって表される少なくとも1個のシロキサン基を含む分子量が少なくともM≧
500g/molからなるマクロモノマー。 - 【請求項2】 前記重合可能な部分がオレフィン性二重結合を有する請求項
1に記載のマクロモノマー。 - 【請求項3】 前記重合可能な部分がアクリレートおよびメタクリレートか
らなる群から選択される請求項2に記載のマクロモノマー。 - 【請求項4】 以下の式: 【化2】 式中、 Rはジエポキシドから得られる残基であり、XがC(CH3)2、−CH2−
、−O−、−S−、−CO−、−SO2−である以下のi、ii、iii、iv
、 【化3】 からなる群から選択された式を有し、 R1は、水素または置換または非置換C1〜C18アルキル、C5〜C18置
換または非置換シクロアルキル、置換または非置換C5〜C18アリールまたは
ヘテロアリールを示し、 R2は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換シクロアルキレン、C5〜C18アリ
ーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R3は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
C5〜C18置換または非置換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC 7 〜C12アラルキル、または以下のシロキサン部分I、IIまたはIII: 【化4】 を示し、 R4は置換または非置換C6〜C12アリーレンであり、 R5は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換シクロアルキレン、C5〜C18アリ
ーレンまたはヘテロアリーレン、好ましくはCH2CH2CH2であり、 R6は、置換または非置換C1〜C18アルキル、置換または非置換C1〜C 18 アルキレンオキシ、C2〜C12アルケニル、C5〜C18置換または非置
換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキルを示し
、 Mはシロキサン部分、I、IIまたはIIIであり、またはエーテル、エステ
ルまたはウレタン基からなる群から選択された水酸基部分の保護基であり、 R5は、二官能基置換または非置換C1〜C18アルキレン、C2〜C12ア
ルケニル、C5〜C18置換または非置換シクロアルキレン、C5〜C18アリ
ーレンまたはヘテロアリーレンであり、 R6は、置換または非置換C1〜C18アルキル、C2〜C12アルケニル、
置換または非置換C1〜C18アルキレンオキシ、C5〜C18置換または非置
換シクロアルキル、C6〜C12アリールまたはC7〜C12アラルキルを示し
、および nは整数である、 からなるマクロモノマー。 - 【請求項5】 R4が、XがC(CH3)2、−CH2−、−O−、−S−
、−CO−、−SO2−である以下のVIIおよびVIII: 【化5】 から選択される請求項4に記載のマクロモノマー。 - 【請求項6】 Mが、Aがエーテル、エステルまたはウレタン結合基である 【化6】 からなる群から選択される請求項4に記載のマクロモノマー。
- 【請求項7】 触媒の存在下で、またはTHF、トルエンおよびトリエチレ
ングリコールビスメタクリレートからなる群から選択された溶媒中で合成された
請求項1に記載のマクロモノマー。 - 【請求項8】 前記マクロモノマーが以下の式: 【化7】 によって特徴付けられる請求項1記載のマクロモノマー。
- 【請求項9】 前記マクロモノマーが以下の式: 【化8】 によって特徴付けられる請求項1に記載のマクロモノマー。
- 【請求項10】 a)さらに重合可能なモノマー、有機酸または無機酸また
は少なくとも1個の酸性部分を有するモノマー、安定化剤、開始剤、顔料および
有機または無機充填材料からなる歯科用組成物におけるモノマーとして、または b)充填材料表面改質のために、または c)重合可能な活性部分を含むシロキサン縮合生成物の前駆体として、 d)重合可能な活性部分を含む超微粒子調製のための前駆体として有用な請求
項1に記載のマクロモノマーからなる組成物。 - 【請求項11】 少なくとも1個のシロキサン基、重合可能なモノマー、有
機酸または無機酸または少なくとも1個の酸性部分を有するモノマー、安定化剤
、開始剤、顔料および有機および/または無機充填材料を含む少なくとも1種の
マクロモノマーからなる請求項6に記載の組成物。 - 【請求項12】 前記重合可能なモノマーが単官能基および多官能基(メタ
)アクリレートの含量が5から80重量%である請求項11に記載の組成物。 - 【請求項13】 前記重合可能なモノマーがポリアルキレンオキシドジ−お
よびポリ−(メタ)アクリレート、ウレタンジ−およびポリ(メタ)アクリレー
ト、およびビニル−、ビニレン−、ビニリデン−アクリレート、またはメタクリ
レート、アルコキシシリル(メタ)アクリレートからなる群から選択される請求
項12に記載の組成物。 - 【請求項14】 前記重合可能なモノマーがジエチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、3,(4),8,(9)
−ジメタクリロイルオキシメチルトリシクロデカン、ジオキソランビスメタクリ
レート、グリセロールトリメタクリレート、およびフルフリルメタクリレートか
らなる群から選択される請求項13に記載の組成物。 - 【請求項15】 前記有機酸がp−トルエンスルホン酸、アスコルビン酸、
クエン酸およびマレイン酸からなる群から選択される請求項11に記載の組成物
。 - 【請求項16】 前記重合可能な酸性モノマーがペンタエリスロールトリア
クリレートモノホスフェート、ジペンタエリスロールペンタアクリレートモノホ
スフェート、メタクリル酸、およびアクリル酸からなる群から選択される請求項
11に記載の組成物。 - 【請求項17】 前記重合開始剤が、熱開始剤、酸化還元開始剤または光開
始剤である請求項1に記載のマクロモノマー。 - 【請求項18】 前記光開始剤が、カンファーキノンおよび/またはジアリ
ールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩またはピリジニウム塩である
請求項17に記載のマクロモノマー。 - 【請求項19】 前記充填材料が無機充填材料および/または有機充填材料
である請求項11に記載のマクロモノマー。 - 【請求項20】 前記安定化剤が、ヒドロキノンモノメチルエーテル、ヒド
ロキノンジメチルエーテル、BHT、フェノチアジンなどのラジカル吸収モノマ
ーである請求項11に記載のマクロモノマー。 - 【請求項21】 インレーおよびアンレーを作製して、歯に詰め物をしたり
修復したりする歯科用修復材として、人工歯用、密封物質および表面改質物質用
のコアビルトアップ材料として、または暫間クラウンおよびブリッジ材料として
有用な請求項11に記載のマクロモノマー。 - 【請求項22】 暫間クラウンおよびブリッジ材料として有用な請求項11
に記載のマクロモノマー。 - 【請求項23】 請求項1のマクロモノマーを含むシロキサンを使用して改
質された無機充填材料または有機充填材料を含む請求項10に記載のマクロモノ
マー。 - 【請求項24】 一級アミン、一級三級アミン、一級二級アミン、二級アミ
ンまたは三級アミンまたはそれらの混合物からなる群から選択された塩基性触媒
を組み合わせて、任意に溶媒の存在下で生じる充填材料表面改質に有用な請求項
10に記載のマクロモノマー。 - 【請求項25】 任意にさらにケイ素の加水分解可能な化合物またはBa、
B、Al、Tl、Inまたはその他の遷移元素の存在下で、歯科用材料のための
重合可能なモノマーとして使用できる重合可能な活性部分を含むシロキサン縮合
生成物のための前駆体として有用な請求項10に記載のマクロモノマー。
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