JP2003504703A - 配布文書の整合性を監視し維持する方法および装置 - Google Patents

配布文書の整合性を監視し維持する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 通信ネットワーク(5)を介して接続された複数の端末(1ー4)を備えるコンピュータネトワークを提供する。各端末(1ー4)には、XMLソースドキュメント生成用のアプリケーションソフトウエア(15)が内蔵されている。当該ソフトウエア(15)を用いて作られたXMLソースドキュメントは、整合チェッカー(10)が記憶された前記端末の一つ(4)に送られる。次に、この整合チェッカー(10)は、データソースドキュメント内のデータが前記整合ルール(14)により規定された整合関係の要件を充足するか否かを識別する出力表現を生成するため、整合ルール(14)のセットとともにソースドキュメントを処理する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【技術分野】 この発明は、その内容がXML(拡張可能なマークアップ言語)やその他の関
連技術を用いて表現されるような文書などの、重複した関連内容を有する複数文
書の整合性を、監視し維持する方法および装置に関する。 【0002】 【発明の背景】 複数人または複数人のグループによって、複数の文書を作成することができる
。共通の目的や事象に関係して、異なる2以上の文書が、重複した内容を有した
り、持っていたりすることがある。このような状況において、一つの文書データ
と他の文書データとの間に求められる関係は、これらの関係を定義した一組の整
合性ルールとして明確にされる。 【0003】 簡単な整合性ルールの一例を示すと、一つの文書のデータが、他の文書にも現
れる場合には、同じ目的、事象に関係しているものとして扱うというものがある
。複数の文書間には、形式についてのより複雑な関係が存在しうる。たとえば、
それぞれ所定の異なる様式の文書にて表わされたデータを含むように意図した、
デザインを詳細に示した複数文書について、このような関係が存在しうる。 【0004】 新たな文書、文書形式、整合性ルールが任意に追加されるような状況において
、 1組の文書を生成する際に、これら1組の文書が、生成課程でのキーポイントに
関連して、1組の形式整合性ルールのすべての要求を満たしていることを、確実
にすることは難しくなる。これは、特に、1組の文書を作成している際に生じる
。整合性ルールを充足しないような場合も避けられない。したがって、たとえば
、1つの文書に現れたデータが他の文書にも要求されるようなケースにおいて、
データが最初に第1の文書のために入力された場合には、他方の文書には、第1
の文書に対して行われた変更が直ちに反映されない。 【0005】 配布を行う組織の多数の人によって文書が作成される場合には、文書生成の方
法を、少なくとも1組の文書の整合性を定常的に維持できることが保証された方
法に限定することは、実際的でない。また、大量の文書組のデータを全体的に調
べることは、時間を要し、間違いを生じやすいので、大量の文書組について、形
式的整合関係をとるため、手作業でチェックを行うことは極めて困難なことであ
る。 【0006】 この発明は、整合要求を満たさないデータが入力される状況を受け入れつつ、
1組の整合性ルールによる形式的整合関係を満たすことが求められるデータを、
監視することのできる手段を提供することを目的とする。 【0007】 本発明の一側面によると、下記を備えたコンピュータ装置を提供することがで
きる: データを含む第1組の構造化文書を生成する手段、 前記第1組の文書内のデータが充足すべき関係性を定義する1組の整合性ルー
ルを定義する手段、および 第2組の文書のデータが、当該データが前記整合性ルールによって定義される
関係性を充足するか否かを基礎としてリンクされるように、前記第1組のデータ
を含む第2組の文書を生成する手段。 【0008】 リンクされた1組の文書を生成できる手段を設けることにより、ユーザは、文
書中にデータが現れる文脈において、整合性ルールを充足するデータおよび充足
しないデータの双方を検査することができる。 【0009】 【発明の開示】 本発明の他の一側面によると、下記を備えたコンピュータ装置を提供すること
ができる: データを含む文書を入力する手段、 前記文書内のデータが充足すべき関係性を定義する1組の整合性ルールを入力
する手段、および 前記整合性ルールによって定義される形式的関係性を充足する前記文書内のデ
ータおよび充足しない前記文書内のデータを確認する整合性リンクを生成する手
段。 【0010】 本発明の実施形態は、文書および生成された整合性リンクを、様々な方法によ
ってユーザが見ることを可能にする。これは、1組の文書中のデータが、なぜ定
義された1組の関係を充足するのか、あるいは、なぜ充足しないのかについて、
ユーザが確認するための支援となる。 【0011】 本発明の実施形態を、添付の図面を参照し、例を示すことによって以下に説明
する。 【0012】 【実施形態】 下記では、この発明を、ソフトウエアシステムによって実現したXML(拡張
可能なマークアップ言語)によって説明する。XMLは、世界ウエブ・コンソー
シアム(W3C)によって標準化されているSMGL(基本的一般マークアップ言語
)のサブセットであるデータ記述言語である。XMLは、HTML(ハイパー・
テキスト・マークアップ言語)を用いた文書に対して情報をリンクする際や表現
情報をきつく結びつける際の主要な問題を考慮して作成されたものである。 【0013】 内容、表現情報、リンク情報が全て一つの文書にエンコードされたHTMLと
比較して、XMLにおいては、他の文書に対してどのようにリンクされるか、ど
のようにユーザに提示されるかという文書構造を分離することができる。 【0014】 XMLにおいては、文書が生成される前に、文書のデータ構造を定義するDT
D(文書型定義)が生成される。これは、文書およびタグがどのように構成され
るか、どの要素が表示されるのかや、特定型文書の要素間の構造的関係を定義す
る1組のルールを備えている。 【0015】 書籍のための文書型定義のごく簡単な例は、次のとおりであろう。書籍は、1
以上のページを備えている、各ページは1以上の段落を備えている、各段落は1
以上の文を備えている、おのおのの文は複数の単語を備えており、句点にて終わ
る。データ型書籍の文書は、書籍DTDによって決定されるようなデータ構造の
例である。 【0016】 XMLは、XMLリンクあるいはXリンクとして知られている、DTDによる
データ構造における異なる複数部分を互いにリンクする手段も提供する。Xリン
クは、リンクされるべきデータがどこに位置するかという定義を備えている。X
リンクは、構造化文書のコンピュータファイルについてのデータの位置および、
当該構造化文書内において当該データがどこで見出されるかを定義する。Xリン
クの構造は、それ自身がXMLによりDTDにて、2つの部分を含むものとして
定義できる。一つは、URL(統一ソース場所表示)識別子、すなわち、リンク
されるべきデータを含むファイルであり、もう一つは、DTDの文書構造内にお
いて、リンクが貼られているのはどこかを示すオプションのX−ポインタである
。したがって、前記の簡単な書籍DTDの例による文書のためのXリンクは、特
定の書籍文書を特定するURL識別子と、当該書籍中の特定の単語に対するX−
ポインタとを含むことになる。このX−ポインタは、どのページの、どの段落の
、どの文であるかと、当該文中においてどこに当該単語が現れるかに関するもの
である。 【0017】 出力されたXML文書の体裁は、XSL(拡張可能なスタイル言語)を用いて
定義される。XSLは、XML文書の内容要素と出力すべき体裁要素の配置を記
述して定義するために用いられる。内容要素から体裁要素への配置を記述するX
SLファイルは、XSLスタイルシートとして知られている。出力を生成するた
めにXML文書を処理するXSLスタイルシート処理器を用いて、XSLスタイ
ルシートによって定義された配置定義を適用して、出力が生成される。異なるX
SLスタイルシートを提供するというこの方法により、XML文書を、異なる形
式に変換することが可能となる。したがって、XSLスタイルシートによって、
XML文書が、たとえばHTML(ハイパーテキスト・マークアップ言語)にお
いて、どのように表示されるかを定義すれば、XML文書を標準のブラウザで見
ることができる。 【0018】 この発明の実施形態を以下に説明する。図1は、本発明を具体化したコンピュ
ータネットワークのブロック図である。この実施形態では、コンピュータネット
ワークは、通信ネットワーク5を介して接続された複数のコンピュータ端末1,
2,3,4を備えている。各コンピュータ端末1〜4は、ディスプレイ7に接続
されたコンピュータ6を備えている。また、各コンピュータ5には、キーボード
8、マウス9が接続されている。 【0019】 図1のネットワークにおけるコンピュータ端末4の1つのメモリ内には、この
発明による整合性チェックプログラムが記録されている。整合性チェックプログ
ラム10は、後に詳述するように、リンクデータ生成部11、レポート生成部1
2、モニタプログラム13を備えている。また、コンピュータ6のメモリには、
後述のように、文書中のデータが満たすべき1組の関係性を定義する1組の整合
性ルール14が記録されている。 さらに、後述のように、プログラムとデータ
(図1には示していない)も、コンピュータ6のメモリに記録されている。 【0020】 この発明の実施形態では、全ての端末1〜4のコンピュータ6のメモリ内には
、UML(一体化モデル言語)ソフトウエア・デザイン・ダイアグラムのために
、端末1〜4のキーボード8、マウス9を用いて、XML(拡張可能なマークア
ップ言語)ソース文書を生成するためのアプリケーション・ソフトウエア15が
記録されている。アプリケーション・ソフトウエア15は、ユーザが、UMLデ
ザイン文書を生成できるように、また、これらの文書をXMLソース文書の形式
にて、その文書のある端末1〜4のコンピュータ6のメモリに記録できるように
用意されたものである。 【0021】 この実施形態によれば、ユーザは、各端末1〜4のアプリケーション・ソフト
ウエア15を用いて、UMLデザイン・ダイアグラムのために、1組のXML文
書を生成する。これらのXMLソース文書は、その後、通信ネットワーク5を介
して、メモリに整合性チェックプログラム10を記録しているコンピュータ・ネ
ットワークの端末4に送信される。その後、XMLソース文書は、リンクデータ
生成プログラム11により、整合性ルール14にしたがって、1組のXML整合
性リンク要素を生成するよう処理される。この1組のXML整合性リンクは、整
合性ルール14によってリンクされたソース文書中にあるデータ間のリンクを示
すものである。XMLソース文書、XML整合性リンク要素、整合性ルールは、
その後、HTMLリンクを含むHTML出力文書を生成するよう、レポート生成
部12によって処理され、出力文書組内のデータをユーザがナビゲートできるよ
うにしている。これにより、文書内のデータが整合性ルールによる形式的関係性
を充足しているか否かに基づいてリンクされた文書内のデータを見られるように
している。 【0022】 整合性チェック部10の処理について、UMLデザイン文書組の例を示した図
2を参照して説明する。このUMLデザイン文書組は、図1のネットワークにお
ける端末1〜4のコンピュータ6に記録されたアプリケーション・ソフトウエア
15を使用して生成される。このデザイン文書組の例は、簡単な会議スケジュー
ル・システムのソフトウエア・デザインのための、ビジネス実体クラス図100
0と会議開催協力図2000を備えている。 【0023】 この文書組においては、ビジネス実体クラス図1000は、設計デザインに基
づいて作成される会議ソフトウエア中のクラスの相互関連を示している。各クラ
スは、データ構造を表している。このデータ構造には、会議スケジュール・ソフ
トウエアを使用する過程において生成される具体的な実際のデータを、満たすこ
とができる。この例におけるクラスは、ユーザクラス1001、メッセージクラ
ス1002、会議クラス1003、場所クラス1004、日付クラス1005、
主催者クラス1006、参加者クラス1007を備えている。ビジネス実体クラ
ス図1000は、異なるクラスが互いにどのように関係しているかも示している
。この例においては、ユーザクラス1001は、各ユーザのためのパスワード、
名前、Eメール・アドレスを備えたデータ構造である。参加者1007、ユーザ
1006クラスは、ユーザクラス1001のサブ・クラスであり、同様のデータ
構造を有している。メッセージクラス1002は、ユーザ間において送られた会
議についてのメッセージに関するメッセージデータのためのデータ構造である。
会議クラス1003は、会議の名前および状態に関するデータのためのデータ構
造である。このデータは、会議、主催者、1以上の参加者、日付、場所のメッセ
ージに関係している。日付および場所は、それぞれ、会議の日と時間および場所
である。 【0024】 示された文書組の会議開催協力図2000は、会議を準備する際に生じるステ
ップおよび相互作用を示す図である。この例による会議開催協力図2000は、
デザインにしたがったこのソフトウエアを用いて会議が準備された時に相互作用
する特定型のデータの詳細例を示す1組の実例2001〜2004を、含んでい
る。この例における実例は、主催者ウインドウ2001、主催者2002、会議
2003、日付2004を備えている。この例では、主催者ウインドウは、会議
データを生成するものとして用いられる。この会議データは、主催者に送られ、
カレンダーを更新する。 【0025】 15のアプリケーション・ソフトウエアを用いて1組のデザイン文書1000
、2000を生成し、これら文書に対応するXMLを生成した後、これら文書は
、通信ネットワーク5を介して整合性チェッカー10に渡される。整合性チェッ
カー10は、メモリに記録された、生成された文書中のデータ間に要求される関
係を定義した1組の整合性ルール14に基づいて、整合性リンクを生成すること
ができる。 【0026】 整合性チェッカーによる処理の例を説明し、UMLデザイン文書内のデータが
充足しなければならない要求を定義する1つの整合性ルール14を有する1組の
整合性ルール14の処理について考察する。検討のために例として示す整合性ル
ールは、次のようなルールである。「全ての場合において、協力図では、同じ名
前のクラス図中にクラスが存在しなければならない」。このルールは、UMLデ
ザイン文書の形式的要求を定義している。ここでは、データの特定の状態が、協
力図中の特定の型の作用として示されている。すなわち、他のクラスのデータに
対するこのような型の作用のデータが、1組のデザイン文書の中で、どのように
表されるかという一般的な概観を示すものである。 【0027】 1組の整合性ルールを処理する際、整合性チェッカー10は、最初にリンクデ
ータ生成部11を動作させる。このリンクデータ生成部10は、デザイン文書1
000、2000のためのXMLソースから、協力図2000中の実例2001
〜2004に対応する(協力図中2000中の)全てのデータを、整合性ルール
14の状態を充足するために要求されるデータとして認定する。リンクデータ生
成部11は、ビジネス実体クラス図1000中のクラスに対応する全てのデータ
を、整合性ルールの条件を満たすべき潜在データとして認定する。クラスと実例
に対応するデータを見出す方法については、後で詳しく述べる。1組の認定デー
タは、端末4のコンピュータ6のメモリに記録される。 【0028】 次に、リンクデータ生成部11は、UMLデザイン文書1000,2000中
の整合性関係に対応する1組のXMLリンク要素(Xリンク)を、整合性ルール
を用いて生成する。これは、リンクデータ生成部11が、考慮する整合性ルール
に関連する可能性のある各データ片をテストし、このテスト結果に基づいて妥当
なリンク要素を生成することによってなされる。 【0029】 よって、この例では、リンクデータ生成部11は、協力図200中の実例20
01〜2004の全てをテストし、ビジネス実体図1000中のクラスデータ1
001〜1007のどれが同じ名前を持っているかを見出す。協力図200内の
データがクラス図1000のデータと合致するごとに、これら2つのデータ片を
特定するようリンク要素が生成され、これらのデータ片が考慮すべき整合性ルー
ルの要求を満たしていることを示すためのリンクが、状態として与えられる。協
力図2000のデータが合致できない場合には、考慮すべき整合性ルールに整合
しない旨のラベルをデータに付すリンク要素が生成される。 【0030】 よって、この例においては、下記のXMLリンク要素が生成される。 【0031】 協力図2000のデータ クラス図1000のデータ 状態 主催者ウインドウ例2001 なし 不整合 主催者例2002 主催者クラス1006 整合 会議例2003 会議クラス1003 整合 日付例2004 日付クラス1005 整合。 【0032】 次に、XMLリンク要素、整合性ルール15、ソース文書は、出力を生成する
ために、レポート生成部12に送られる。この実施形態では、表示レポート生成
部12は、スタイルシート生成部と1組の構造ルールから構成される。構造ルー
ルは、HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)文書を生成するために、
スタイルシート処理部を用いて、XMLソース文書、整合性ルール、XMLリン
ク要素に適用される。 【0033】 図3は、図2の1組の文書のための整合性レポートをダイアグラムとして表し
たものである。図3は、1組のリンクされたHTML文書1000,2000を
示している。協力図の全ての例において、同じ名前のクラス図中にクラスが存在
しなければならないと言う整合性ルールにしたがって、HTMLリンクによって
リンクされた図2の文書1000,2000のHTML表現を備えている。 【0034】 生成された整合性レポート中のリンクは、他のデータに対するHTMLリンク
を備えている。このHTMLリンクは出力文書中に現われ、リンクが選択された
時に表示されるリンクによってデータを認識させる。図3において、HTMLリ
ンクは、異なる文書中のデータを結ぶ線として示されている。この例では、HT
MLリンクは、会議開催協力図2000の主催者例2002とビジネス実体クラ
ス図1000の主催者クラス1006との間のリンク3001と、会議開催協力
図2000の会議例2003とビジネス実体クラス図1000の主催者クラス1
003との間のリンク3002と、会議開催協力図2000の日付例2004と
ビジネス実体クラス図1000の日付クラス1005との間のリンク3003と
を備えている。 【0035】 クラス図のデータにリンクされた協力図のデータの全てについても、HTML
ラベルが付される。このラベルは、ユーザがリンクされたデータを選択した時に
表示される。また、このデータは、なぜリンクが生成されたのかを示すものであ
る。よって、この例では、リンクされたデータ2002〜2004の全てに対し
、HTMLラベルが付される。このHTMLリンクラベルは、協力図における全
ての例について、同じ名前のクラス図が存在しなければならないという整合性ル
ールに、データが合致していることを示すものである。HTMLラベルは、ラベ
ルの付されたデータが選択された時に表示されるラベルである。図3において、
データが整合性ルールに合致することを示すHTMLラベルが、情報を詳述する
吹き出し3004として示されている。この吹き出しは、ラベルの付されたデー
タが選択された時に現れる。 【0036】 主催者ウインドウ2001に関しては、ビジネス実体クラス図1000のデー
タに対応するクラスが存在せず、リンクは生成されない。しかし、データが整合
性ルールに合致しないことを示すために、当該データには、HTMLにて300
5のラベルが付される。 【0037】 リンクおよびラベルが貼られた文書組を生成することにより、ユーザは、各文
書の文脈の範囲内においてリンクされたデータを見ることができる。また、この
データは、データがなぜ1組の整合性ルールの条件に合致するのか、あるいは、
しないのかということを認識する助けとなる。 【0038】 図4は、図2の文書の出力表示を表す他の説明図であり、ここでは、リンク要
素および整合性ルールが、異なるXSLスタイルシートにしたがって処理されて
いる。この例では、出力表示は、整合性レポート4000を備えている。整合性
レポート4000は、メモリ中の1組の整合性ルール14のルールそれぞれのた
めに、ルール識別子4001、ルールの定義4002、データのリスト4003
〜4006を備えている。リスト4003〜4006は、ルールを適用して、デ
ータがルールに合致するか否かを示すラベルおよびリンクを生成する対象である
データのリストである。 【0039】 したがって、図2の文書のための整合性レポートは、次のものを備えている。
ルール識別子4001、「協力図における全ての例は、同じ名前のクラス図中に
クラスが存在しなければならない」という当該ルールの定義4002、会議開催
協力図中の実例2001〜2004のそれぞれに対応するデータ組4003〜4
006を備えている。データ組4003〜4006に対しては、本ルールが適用
され、データ例が、認識データ(identification data)によって認識されたルー
ルの条件と整合しているか否かを示すためのリンクが生成されたかどうかを示す
ラベルが付される。 【0040】 したがって、この例では、このルールの要件を満足する会議、日付、主催者を
備えたデータ4003〜4005には、整合のラベルが付され、主催者ウインド
ウのデータ3006には、不整合のラベルが付される。 【0041】 1組の文書中のデータが、どのルールを充足し、どのルールを充足しないかを
詳細に説明する整合性レポートを提供するために、これらの文書がどの程度、1
組の整合性ルールによって定義される整合性関係を充足するかを示す概要である
。 【0042】 さらに他の例として、レポート生成部12のXMLスタイルシートは、図3の
リンクされた1組の文書および図4のレポートの双方を生成するためのものとし
て構成してもよい。この場合、レポート生成部は、レポート4000中のリスト
に現れるデータ4003〜4006のアイテムを、HTMLリンクを介して、リ
ンクされた文書組中の対応するデータにリンクするように構成することができる
。これにより、ユーザは、なぜ整合性ルールが満たされたか、あるいは、満たさ
れなかったを確認するために、適切な文脈の範囲内において、データおよび概観
レポートの双方を見ることができる。 【0043】 出力表示を生成すると、次に、出力表示とソース文書との間の対応を崩さない
(維持する)ように確実にする必要がある。これは、モニタプログラム13によ
って達成される。モニタプログラム13は、XMLソース文書の更新コピーを、
コンピュータネットワーク中のコンピュータ端末1〜4のいずれかから入手可能
となったかどうかを決定するために、XMLソース文書を監視する。文書の更新
を見出した場合には、モニタプログラム13は、ソース文書が更新されことに対
応して、整合性リンク生成部11による新たな1組のリンクの生成、およびレポ
ート生成部12による出力表示を初期化するように構成されている。この方法に
より、一旦出力表示が生成されると、出力表示とソース文書更新との間の対応が
維持される。 【0044】 本発明による整合性チェッカーをメモリに記録したコンピュータ端末のメモリ
内容の詳細な説明を、図5〜図7を参照して、以下に詳述する。 【0045】 図5は、図1のコンピュータ装置4のメモリに初期的に記録される整合性チェ
ッカー10のためのプログラムおよびデータのブロック図である。メモリに初期
的に記録されるプログラムおよびデータ11〜40を、以下に説明する。 【0046】 リンクデータ生成部11、レポート生成部12、モニタプログラム13、デザ
イン文書生成プログラム15に加えて、メモリには、XMLエディタ20が記録
される。XMLエディタ20は、ユーザが、XML、DTD、XSLファイルを
生成できるようにする標準XMLエディタを備えている。XMLエディタは、ユ
ーザが、XML文書をテキストまたはツリー構造としてディスプレイ7上に表示
できるように、DTDファイルをテキストまたはツリー構造としてディスプレイ
7条に表示できるように、XSLスタイルシートをテキストとしてディスプレイ
7上に表示できるように、あるいは、XSLスタイルシートの処理出力をテキス
トとして表示できるようにインターフェイスも提供する。さらに、XMLエディ
タは、XML、DTD、XSLファイルのメモリへのロードを制御する。これに
より、キーボード8、マウス9を用いて、これらを編集することができる。 【0047】 さらにメモリには、整合性ルールのためのデータ構造を定義するデータファイ
ルを備えた整合性ルールDTD30が記録される。 【0048】 図6は、整合性ルールDTD30によって定義されるデータ構造のブロック図
である。この整合性ルールDTD30は、整合性チェッカ10を有する図4のコ
ンピュータ装置のメモリに記録される。整合性ルールDTD30によって定義さ
れるデータ構造は、次のものを備えている:識別タグ21、整合性ルールを自然
言語によって記述したテキスト記述22、以下に述べるルール型23、1組の文
書中の可能性のある関連要素を特定するためのソースおよび目的要素へのX−ポ
インタ24,25、ソース要素の実例と目的要素の実例との間の整合性リンクを
確立するために充足すべきルールの条件を表す1以上の条件のセット26を備え
ている。 【0049】 図2、3、4に関連して説明した先の整合性ルール例において、このデータ構
造にしたがうデータとして記録された整合性ルールは、次のものを備えている:
たとえば「ルール1」と呼ばれる識別タグ21、テキスト記述「協力図における
全ての実例は、同じ名前のクラス図中にクラスが存在しなければならない」、ル
ール型23、実例を示すデータが格納されている協力図のデータ構造の部分に対
するX−ポインタ24、クラスを表すデータが格納されているクラス図のデータ
構造の部分に対するX−ポインタ、文書の部分において見出されX−ポインタ2
4,25によって特定されるデータに要求される状態(つまり同一であること)
を備えている。 【0050】 この発明の実施形態では、以下に述べる整合性関係の3つの異なる型に対応す
るCT、CF、IF型ルールの3つのルール型がある。 【0051】 CTルールは、リンクを考慮する全てのデータ例によって充足されるべき、複
数文書のデータ間の関連を表すルール型である。したがって、CTルールは、2
つの実例の1対のデータによって整合性条件が満たされた時に、2つの実例が整
合する旨をラベル付けし、文書のデータを1組のソース文書中の他の全てのデー
タと比較しても、整合性条件が満たされない時に、データが整合しない旨をラベ
ル付けするためのルールである。 【0052】 CT型ルールの例は、協力図中の全ての実例に対してクラスがなければならな
いという、上述の整合性ルールである。これは、協力図中の全てのデータ実例に
は、同一のクラスが無ければならないこと、を要求している。実例のためのクラ
スが存在すれば、協力図中の実例は、対応するクラスとリンクすること、および
整合する旨のラベル付けをすることが求められる。しかし、クラスが存在しない
協力図中の実例があれば、この実例は、整合性ルールを充足しないものとして、
不整合のラベルを付すことが求められる。 【0053】 第2の型のルールは、存在すべきでない関係性を表すルールの型であるCFル
ールである。もし存在すれば、データ実例を整合性実例としてリンクする。よっ
て、CFルールは、2つの要素が整合関係性を充足する場合に、2つの要素をリ
ンクづけるルールである。しかし、整合性条件が充足されない場合には、整合性
リンクは生成されない。 【0054】 UMLソフトウエア・デザイン文書のためのCFルールの例は、異なるクラス
図の同一名のクラスは同一であると考えられるというものである。クラスが同じ
名前を持っているというこのケースの場合には、これらのクラスは、整合性あり
としてリンクすることが求められる。しかし、1つのクラス図中にのみ存在する
複数クラスの複数実例が存在しうる。このようなクラスの存在は、不整合性が生
じたことを示しておらず、よって、かかる実例が検出された場合、リンクの生成
は求められない。 【0055】 この実施形態による第3の型のルールは、関連する文書中の実例が充足しては
ならないような関係性を示す型のルールであるIFルールである。IFルールは
、2つの実例がこのルールの条件を充足する場合には、2つの実例を不整合であ
るとしてリンク付けするルールである。この条件を充足するデータが存在しない
場合には、データは整合であるとラベル付けされる。 【0056】 UMLソフトウエア・デザイン文書のためのIFルールの例は、閉じた関係性
である。たとえば、クラス図においてサブクラスC2を持つ全てのクラスC1に
ついて、C2は、他の図中のC1の上位クラスであってはならないというもので
ある。このようなルールの条件が充足された場合、クラスC1およびC2の2つの
実例は、不整合であるとのリンク付けを求められる。しかし、このルールの条件
が充足されない場合には、クラスC1に、整合である旨をラベルづける必要はな
く、クラスC2の何れの実例ともリンクされない。 【0057】 XMLエディタ20、整合性ルールDTD30に加えて、図5に示すように、
メモリには、後で詳述するように、整合性ルールのセットを生成し編集するため
のプログラムである整合性ルールエディタ40が記録される。リンクデータ生成
部11、レポート生成部12、モニタプログラム13は、それぞれ、図5に別個
に示すような1以上のモジュールを備えている。これらのモジュールについて、
以下に簡単に説明する。 【0058】 メモリに記録されたリンクデータ生成部11は、次のものを備えている:与え
られた整合性ルール組に対し、どの文書を処理すべきであるかを選択するための
プログラムである文書統合エディタ50;および整合性ルールエディタ40が生
成した整合性ルールに従って、整合性リンク要素を生成するためのプログラムで
ある整合性リンク生成部60を備えている。 【0059】 メモリに記録されたレポート生成部12は、次のものを備えている:出力レポ
ートの表示を決定するためのXMLスタイルシートである出力表現スタイルシー
ト70;およびXML文書組、1組の整合性ルール、1組の整合性リンク要素を
、標準のブラウザを用いて見ることの可能なHTML出力表現170を生成する
ために、出力表現スタイルシートにしたがって処理するためのXSL処理部であ
るスタイルシート生成部80を備えている。 【0060】 メモリに記録されたモニタプログラム13は、整合性レポートを生成するため
に、XMLソース文書の修正を監視するためのプログラムであるモニタモジュー
ル90、スタイルシート処理部80によって生成された出力レポートを、主力レ
ポートが1組のXMLソース文書に加えられた変更に対応するように、更新する
ためのプログラムである整合性マネージャ100を備えている。 【0061】 図7は、図5において示したメモリ内に当初記憶されたデータおよびプログラ
ム以外にも、出力表現170を生成する過程で生成され、図1に示す整合チェッ
カーを有する装置4のメモリ内に記憶されたデータを示す図である。 【0062】 メモリ内には、ソースドキュメント(ソース文書)用のデータ構造を識別する
さまざまなソースドキュメントDTD’s110が記憶されている。かかるメモ
リ内には、ソースドキュメントDTD’s110に基づき構造化された複数のソ
ースドキュメント120も記憶されている。このソースドキュメント120は、
そのために出力表現170が生成されたXMLドキュメントを備えている。 【0063】 これにより、上記の例において、ソースドキュメント120は、UML設計用
のXMLソースドキュメント1000、2000を有しており、ソースドキュメ
ントDTD’s110は、ビジネスエンテイークラス図1000およびコラボレ
ーション図2000用のドキュメントタイプ定義を有している。 【0064】 また、メモリ内には、ソースドキュメント120中のデータにより充足される
べき関係を規定する整合ルール13のセット;メモリ内に記憶され、生成された
整合ルールに対応するリンクを有するソースドキュメント120の選択について
規定するドキュメントユニバース定義140;前記ドキュメント内および間のリ
ンクを構成する整合リンクエレメント150;ドキュメントユニバース定義14
0におけるXMLソースドキュメントのコピーのセット160;および後に説明
するように、ユーザによって閲覧可能な一組のHTML出力ドキュメントを有す
る出力表現170、が記憶されている。 【0065】 ここで、図8から図15を参照しつつ、出力表現170の生成について説明す
る。図8は、図1に示す本発明による出力表現を生成する場合のコンピュータ装
置4の整合チェッカー10に関するフローチャートである。 【0066】 最初に前記装置がセットアップされると、メモリには、図5に示すようなプロ
グラムおよびデータ20−100が記憶される。出力表現170を生成する最初
のステップとしては、一以上のソースドキュメントDTD’s110が生成され
、又は取り込まれ(S1)、メモリに保存される。このソースドキュメントDT
D’sは、XMLエデイタプログラム20を用い、キーボード8を介してタイプ
を行うことによって生成することができる。これに代え、XMLエデイタプログ
ラム20の制御により通信ネットワーク5のいずれかを介してソースドキュメン
トDTD’s110をメモリに取り込むこともできる。 【0067】 メモリ内にソースドキュメントDTD’s110が記憶された後、さざまな整
合ルール14が生成され又は取り込まれ(S2)、メモリに記憶される。整合ル
ールは、通信ネットワーク5を介して取り込み、メモリに記憶することができる
。これに代え、以下で図9および図10を参照して説明するように、整合ルール
は、整合ルールエデイタ40を用い、キーボード8を介した入力を行うことによ
っても直接、生成し、メモリに記憶させることが出来る。 【0068】 図9は、整合ルールを生成する整合ルールエデイタ40の処理フローチャート
である。最初に整合ルールエデイタ40が呼び出されると、コンピュータ装置は
、既にメモリに記憶されたいずれの整合ルールの詳細とともに、メモリに現在記
憶しているソースドキュメントDTD’s100の詳細をデイスプレイ7上に表
示する(S22)。次に、ユーザは、メモリに現在記憶中の整合ルール14につ
いて追加、削除又は編集のいずれを実行したいのかの選択を求められる。コンピ
ュータにより、ユーザがキーボード又はマウス9を介して削除、追加又は編集の
いずれかの指示を入力したことが検出されると(S23)、制御フローは、それ
に基づき変更される。 【0069】 コンピュータにより、ユーザがキーボード8又はマウス9を介してルールの追
加希望を入力したことが検出されると、ユーザは(S24)、メモリに記憶中の
整合ルール14に追加される新たな整合データの詳細入力を求められる。このこ
とは、図10を参照して詳しく説明する。 【0070】 ユーザが、ルールの削除希望を入力したことをコンピュータが検出すると、ユ
ーザは(S25)、メモリに記憶中の整合ルール14のうち削除するルールを選
ぶよう求められ、コンピュータは、選択されたルールをメモリから削除する(S
26)。 【0071】 ユーザが、メモリに記憶中のルールの編集希望を入力したことをコンピュータ
が検出すると(S27)、ユーザは、編集対象ルールを選ぶよう求められる(S
27)。次に、選択されたルールがメモリから削除され、ルールの詳細が初期入
力として与えられる。このことは、図10を参照して詳しく説明する。ユーザは
、この後、かかる初期入力の編集を行うことが可能となり、(S28)、編集後
のルールがメモリに記憶される。 【0072】 ルールの追加、削除、又は編集後、メモリに記憶されるルール14は、それに
応じて更新され、ユーザに対し、かかるルールで良いか否かの判断が求められる
(S29)。ユーザが、キーボード8又はマウス9を介して当該ルールが完全で
ある旨の意思表示をした場合、整合ルールエデイタ40はその機能を停止する。
ユーザが、当該ルールでは完全でない旨の意思表示をした場合、更新された現在
記憶中のルール14がデイスプレイ上に再度表示され、ユーザは、再びルールの
追加、編集又は削除の選択を求められる。 【0073】 図10を参照して行う以下の説明は、図2、図3および図4との関係で述べた
上記の例示ルールを、ユーザが、整合ルールエデイタ40を用い、どのようにし
て作成したかの例である。図2、図3および図4は、”コラボレーション図中の
各インスタンスについて同名のクラス図が存在していなければならない”という
UMLで作成された一組のソフトウェア・エンジニアリング書類との関係を規定
する。 【0074】 ユーザの新たなルールを入力したい旨をコンピュータが、検出すると(S23
)、これから作成しようとするルールの自然言語による定義の入力が求められる
。かかる定義は、キーボード8を介してユーザが入力し(S30)、ルールの自
然言語による定義として記憶される。この例において、ユーザは、”コラボレー
ション図中の各インスタンス(実例)について同名のクラス図が存在していなけ
ればならない”を入力する。 【0075】 次に、ユーザは、新しいルールのルール形式の入力を求められる。この例にお
いて、こかかるルールは、一組の書類中のコラボレーション図における全てのイ
ンスタンスに当てはまり、当該データのいずれもがクラス図中の他のデータとリ
ンク出来ない場合、コラボレーション図中のデータは、このルールと整合せず、
したがって、ルールCTのタイプおよびこのルールのタイプがルール形式として
入力される(S31)。 【0076】 次に、ユーザは、UMLコラボレーション図用の表示済DTDsから、UML
図用ソースドキュメントのコラボレーション図2000中のインスタンスを表す
データにより充足されるDTDの一部を選択する。 【0077】 例えば、かかるデータのためのUML DTDの一部は: root().Child(all,Package).(all, Collaboration Diagram). (all, Collaboration). (all, Instance)である。 【0078】 かかる選択したデータは、メモリに記憶される。 【0079】 次に、ユーザは、UMLクラス図用の表示済DTDから、UMLクラス図100
0を表すソースドキュメント中のクラスデータを示すデータにより充足されるDT
Dの一部を選択する(S33)。例えば、かかるDTDは: root().Child(all,Package).(all, Class Diagram). (all, Class)と定
義される。 【0080】 かかる選択データも、メモリに記憶される。 【0081】 次に、ユーザは、キーボード8を介してルールに関する条件の入力を求められ
る(S34)。この例において、DTDの最初に選択されたデータのインスタン
スとして見つけられるソースドキュメント中のソースドキュメントの一部のデー
タは、属性クラスを有しており、このデータは、二番目に選択されるデータのイ
ンスタンスとして存在するはずのソースドキュメント中のソースドキュメントの
一部のデータ値と同じ値である、ということが条件となる。 【0082】 次に、コンピュータにより、コンピュータ生成タグ21、ユーザによって入力
された詳細に対応するルール22のテキスト記述、入力されたルール形式に対応
するルール形式23、ユーザによって選択された第一および第二DTD部に対応
する一対のX−ポインタ24、25、ならびにユーザにより入力された条件に相
当する一組の条件26、を有するXMLで表した整合ルールが生成される(S3
5)。 【0083】 整合ルールDTD30に基づき、XML表現で生成されたこの例におけるルー
ルは、以下のようなXML定義を有する: <Consistency Rule id="rl" type="CT"> <id>rl</rl> <Description> For every instance in a collaboration diagram there must be a cl
ass diagram with the same name. <Description> <Source> <XPointer> root().child(all,Package).(all,CollaborationDiagram). (all,Collaboration).(all,Instance) </XPointer> </Source> <Destination> <XPointer> root().child(all,Package).(all,ClassDiagram).(all,Class) </XPointer> </Destination> <Condition> expsource="origin().attr(CLASS)" op="equal" expdest=origin().attr(NAME)"/> </ConsistencyRule> 上の例において、ルールによって充足される条件は、二つの値を比較し、互い
に同じであるかを判断する簡単なものであったが、<>又は≠等の適切な比較動
作も前記条件の一部として機能することが理解されよう。また、データ処理およ
び変数を用いた比較を伴う、より複雑な条件を用いることができること、も理解
されよう。 【0084】 ソースドキュメントDTD’s110およびDTD’sにより規定されるドキ
ュメントタイプ用の整合ルール14がメモリに記憶されると、次に、ユーザは、
DTD’s110によりメモリに規定されるドキュメントタイプに対応するソー
スドキュメントを生成し又は取り込むことを要求される(S3)。新規ドキュメ
ントの作成は、XMLエデイタ20又は他のアプリケーションソフトウエアのい
ずれを用いることでも可能であり、また、既存のXMLドキュメントは、通信ネ
ットワーク5を介してダウンロードすることが可能である。生成され、又は入力
されたXMLソースドキュメント120は、全てメモリに記憶される。 【0085】 かかるソースドキュメント120がメモリに記憶された後、次に、ユーザは、
ドキュメントユニバースエデイタ50を呼び出すことができる。ドキュメントユ
ニバースエデイタ50が呼び出されると、ユーザは、メモリに記憶されたソース
ドキュメント120のリストから、これらのために生成されるべき出力表現17
0を選択することを求められる。ユーザが、整合リンクを生成したいと考える全
てのドキュメントを選択した場合、XMLソースドキュメントのコピー160は
、それに関連づけられたDTD’sとともに、出力表示170を生成する為の基
礎として保存され、メモリにコピーされた被選択ドキュメントのリストがドキュ
メントユニバース定義として保存される。次に、ドキュメントユニバースエデイ
タ50は、整合リンクジェネレータ60を呼び出す。 【0086】 図2、図3及び図4とに関連して述べられた簡単な例において、メモリにダウ
ンロードされたXMLソースドキュメントは、ビジネスエンテイテイークラス図
1000およびコラボレーション図2000用のXMLソースドキュメントを有
している。ドキュメントユニバースエデイタ50は、かかる二つのドキュメント
が選択されると、ユーザがこれらのソースドキュメントの両方を選択出来るよう
にし、ビジネスエンテイテイークラス図1000用のXMLソースドキュメント
のコピー160およびコラボレーション図2000用のXMLソースドキュメン
トは、それらが関連するDTD’sと一緒に生成され、コピー160のリストを
有するドキュメントユニバース定義140とともにメモリに記憶される。 【0087】 メモリにドキュメントユニバース定義140が記憶された後、整合リンクエレ
メントを生成するため、整合リンクジェネレータ60が呼び出される(S5)。 【0088】 図11は、整合リンクジェネレータ60の処理を示すフローチャートである。
最初に、整合リンクジェネレータ60は、整合ルール14の最初のルールを選択
し(S40)、メモリに記憶する。ドキュメントユニバース定義140に記載さ
れているように、XMLソースドキュメント160の各コピー用に前記最初のル
ールに対応するソースエレメントのセット(X−ポインタで表されている)が、
決定される(S41)。かかる動作は、現在検討中のルール用のソースエレメン
トXーポインタ表示24がなされると、ドキュメントユニバース定義140中の
各XMLソースドキュメント160のXMLデータ構造を横断するコンピュータ
によってなされる。 【0089】 上述の例示ルールおよび上記の図2に示したドキュメントの例において、整合
リンクジェネレータ60は、ビジネスエンテイテイークラス図1000およびコ
ラボレーション図2000用のソースエレメントのセットを構築するため、まず
、検討中の整合ルール用にソースエレメントX−ポインタ24を用いる。かかる
ソースエレメントのセットは、コラボレーション図2000中のオーガナイザ・
ウィンドウ2001、オーガナイザ・インスタンス2002、ミーテイング・イ
ンスタンス2003および日付・インスタンス2004を示すXーポインタ表示
を有するソースエレメントのセットである。 【0090】 次に、整合リンクジェネレータ60は、デステイネーションエレメントX−ポ
インタ表示25に続いて、ドキュメントユニバース定義160中の各ソースデキ
ュメント160のXMLデータ構造を横断させるのと同様の方法で現在検討中の
ルール用にデステイネーションエレメントのセットを生成する(S42)。 【0091】 したがって、例示ルールおよび上記の図2に示すドキュメントにおいて、整合
リンクジェネレータ60は、ビジネスエンテイテイークラス図1000中のユー
ザクラス1001、メッセージクラス1002,ミーテイングクラス1003、
ロケーションクラス1004、日付クラス1005、オーガナイザクラス100
6、および参加者クラス1007のデータを示すXーポインタ表示を有するデイ
ステイネーションエレメントのセットを構築するため、検討中のルール用にデス
テイネーションエレメントX−ポインタ表示25を用い、デイステイネーション
エレメントのセットを生成する。 【0092】 次に、現在検討中のルールのルール形式が選択され(S43)、以下のように
、適切なタイプのリンクが生成される。 【0093】 CTタイプのルール形式が決定されると、図12および図13を参照してその
詳細が説明されるCT整合リンクデータが生成される(S44)。CFタイプの
ルール形式が決定されると、図14を参照してその詳細が説明されるCF整合リ
ンクデータが生成される(S45)。IFタイプのルール形式が決定されると、
図15を参照して詳しく説明するCF整合リンクデータが生成される(S46)
。 【0094】 現在検討中のルールにふさわしい整合リンクが生成され、整合リンクデータ1
50として記憶されると、次に、整合リンクジェネレータ60は、検討中のルー
ルが整合ルール14としてメモリ中に記憶された最後のものであるかどうかの判
断を行う(S47)。現在検討中のルールが最後のものでないと判断されると、
次のルールが検討され(S48)、新たに検討対象となりうるソースおよびデス
デイステイネーション(目的)データのリストが生成される(S41およびS4
2)。現在検討中のルールがメモリに記憶された最後の整合ルール14であると
判断されると、後に詳細を説明するように、整合ルールエデイタ60は、出力ド
キュメントのセットを生成するため、スタイルシートプロセッサ80に処理を引
き渡す。 【0095】 図12は、CTタイプ整合関係を規定するルールに対応する整合リンクの生成
処理を示すフローチャートである。既に述べたように、CTタイプ整合関係は、
ドキュメントユニバース定義140として定義されたドキュメントセット中に存
するデータの全てのインスタンスに当てはまることが求められるものである。 【0096】 整合リンクジェネレータ60によってソースエレメントのセットおよびデスデ
イステイネーションエレメントのセットが生成され(S41およびS42)、現
在検討中のルール形式がCTタイプであると選択されると(S43)、次に、整
合リンクジェネレータ60は、デイステイネーションエレメントのセットが空で
あるかどうか判断する(S50)。デイステイネーションエレメントのセットが
空であると判断されると、整合リンクジェネレータ60は、後に説明する不整合
リンクを生成する(S56)。 【0097】 デイステイネーションエレメントのセットが空でないと判断された場合、整合
リンクジェネレータ60は、ソースエレメントセット中の最初のエレメントによ
り識別されたデータとデイステイネーションエレメント中の前記最初のエレメン
トを識別するデータとを比較する(S51)。かかるデータが現在検討中のルー
ルについての条件26を充足すると判断された場合、整合リンクが生成され(S
52)、メモリに記憶された整合リンクエレメント150に追加される。 【0098】 図13は、整合リンクジェネレータ60により生成された整合リンクのデータ
構造のブロック図である。整合リンクは、ソースドキュメント・エレメント20
0用のロケータ、デイステイネーションドキュメント・エレメント210用のロ
ケータ、リンクを生成させる現在検討中のルールを識別するデータ220、およ
び整合しているか又は不整合であるかを示す状況データ230、を有している。 【0099】 整合リンクジェネレータ60が、ソースエレメントから現在検討中のエレメン
トによって識別されたデータおよびデイステイネーションエレメントから検討中
のエレメントにより識別されたデータが現在検討中のCTタイプルールの条件2
6の要件を充足する判断すると、整合リンクジェネレータ60は、ソースエレメ
ントのセットから現在検討中のエレメントのコピー200、210、デイステイ
ネーションエレメント220のセットおよびリンクされたデータが識別ルールに
合致しているのでリンクが生成されていることを表す状況データ230、を有す
るXMLで表した整合リンクを生成する。 【0100】 したがって、例えば、整合リンクジェネレータ60が、整合ルール”コラボレ
ーション図中の各インスタンスについて同名のクラス図が存在していなければな
らない”をテストする場合に、図2のドキュメントに関し、コラボレーション図
2000中のオーガナイザ・インスタンス2002は、クラス図中にオーガナイ
ザクラス1006を有する、と判断した場合、整合リンクジェネレータ60は、
コラボレーション図2000のためのXMLソースドキュメント用のURLおよ
び コラボレーション図2000中のオーガナイザ・インスタンス2002を表
すデータを指し示すX−ポインタ表示であるところの検討中のソースエレメント
セットからのエレメントデータのコピー200;ビジネスエンテイテイークラス
図(ビジネス実体クラス図)1000のためのXMLソースドキュメント用のU
RLおよびビジネスエンテイテイークラス図1000中のオーガナイザ・インス
タンス1006を表すデータを指し示すX−ポインタ表示であるところのデステ
イネーションエレメントからのエレメントのコピー;識別データ220として現
在検討中のルール用の識別タグ21のコピー;および整合リンクに対して整合し
ているとラベル付けする状況データ230、を有する整合リンクを生成する。 【0101】 整合リンクを生成した後(S52)、又はソースドキュメントセットからのエ
レメントおよびデイステイネーションエレメントセットからのエレメントにより
識別されたデータが検討中のルール26を充足しないと判断された場合、整合リ
ンクジェネレータ60は、デイステイネーションエレメントセットから現在検討
中のエレメントがそのセット中最後のものであるかを判断する(S53)。 【0102】 デイステイネーションエレメントセットからのエレメントが、当該デイステイネ
ーションエレメントセット中、最後のものでないと判断されると、整合リンクジ
ェネレータ60は、ソースドキュメントセットから現在検討中のエレメントによ
って識別されたデータと当該デイステイネーションエレメントセットの次のエレ
メントにより識別されたデータを比較し、必要なら別の整合リンクを生成する(
S54,S51−S53)。 【0103】 デイステイネーションエレメントセットから現在検討中のエレメントが、当該
デイステイネーションエレメントセットの最後のものであると判断されると(S
53)、整合リンクジェネレータ60は、デイステイネーションエレメントセッ
ト中の前記エレメントによって識別された各データとソースエレメントセットか
ら現在検討中のエレメントにより識別されたデータを比較する過程で、整合リン
クが生成されたかどうかを判断する(S55)。リンクが生成されていない場合
、整合リンクジェネレータ60は、次にメモリに記憶される整合リンクデータ1
50に加えられる不整合リンクを生成する(S56)。 【0104】 整合リンクジェネレータ60が、CTタイプルール用に不整合リンクを生成し
た場合、ソースエレメントから現在検討中のエレメントのコピー200、空白(n
ull)エレメント210、現在検討中のルールを識別するデータ220およびラベ
ル付けされたリンクと整合することによりリンク可能なデータが存在しないため
に不整合リンクが生成されたことを表す状況データ230、を有するリンクデー
タが生成される。 【0105】 例えば、整合リンクジェネレータ60により、図2のドキュメントのオーガナ
イザウインドウ2001がビジネスエンテイテイークラス図1000中のどのク
ラス図ともリンクされていない、と判断されると、整合リンクジェネレータ60
は、コラボレーション図2000のためのXMLソースドキュメント用のURL
および コラボレーション図2000中のオーガナイザウインドウ・インスタン
ス(主催者ウインドウ実例)2001を表すデータを指し示すX−ポインタ表示
であるところの検討中のソースセットからのエレメントのコピー200;空白(n
ull)エレメント210;識別データ220として現在検討中のルール用の識別タ
グ21のコピーおよび整合リンクに対して整合していないとラベル付けする状況
データ230、を有する不整合リンクを生成する。 【0106】 不整合リンクを生成した後(S56)後、又は、ソースエレメントのセットか
ら現在検討中のエレメントにより指し示されたデータ用に整合リンクが生成され
た場合、整合リンクジェネレータ60は、ソースデータセットから現在検討中の
エレメントが、そのセット中最後のものであるかどうかを判断する(S57)。
現在検討中のエレメントが最後のものでない場合、整合リンクジェネレータ60
は、当該ソースエレメントセットの次のエレメントをデイステイネーションエレ
メントセットの最初のエレメントと比較する(S58、S50−S57)。 【0107】 これにより、整合リンクジェネレータ60は、リンク生成のため、確実にソー
スセット中のエレメントによって識別されたデータおよびデイステイネーション
セット中のエレメントにより識別されたデータの全てのペアリングの可能性を検
討し、検討中のルールの条件を充足するデータが見つかった場合にリンクを生成
する。また、データは、整合リンクを生成させることがないソースセット中で識
別される。 【0108】 図14は、CFタイプ整合関係を規定するルールに対応する整合リンクの生成
動作を示すフローチャートである。既に述べたように、CFタイプ整合関係は、
整合ルール条件を充足するデータが存在すれば、整合リンクの形成が求められる
というものである。しかし、CTタイプ整合関係とは違い、CFタイプ整合関係
を充足するデータが存在しない場合でも、不整合リンクは形成されない。 【0109】 CT又はCFタイプ整合ルール条件のいずれかを充足するデータが存在する場
合、整合リンクが生成され、かかるデータが整合ルールの条件を充足する場合に
は、CTタイプ整合ルールの処理と同様の処理を行うCFタイプルールに基づく
データ処理が行われる。整合リンクジェネレータ60による処理におけるCTタ
イプ整合ルールとCFタイプ整合ルール処理の相違点は、ソースエレメントから
のエレメントによって識別されるデータ用に整合リンクが生成されない場合に現
れるだけである。 【0110】 従って、図14のフローチャートは、以下の点を除いてCTタイプ整合ルール
に基づくリンク生成に関する図12のフローチャートと同じである。すなわち、
CF整合ルールの場合、整合リンクジェネレータ60がデステイネーションエレ
メント中にエレメントが存在しないか、検討中のソースエレメントにより識別さ
れたデータ用に整合リンクが生成されない、と判断した場合、整合リンクジェネ
レータ60は、不整合リンクを生成せず、整合リンクジェネレータは、このステ
ップを省略し(S55、S56)、ソースセットから検討中のエレメントが当該
ソースセットの最後のエレメントかどうかを判断するステップ(S57)に進み
、次に、当該ソースセットの次のエレメントにより識別されたデータとデステイ
ネーションデータによって識別されたデータを比較するステップ又は停止のいず
れかに進む、という点である。 【0111】 CTタイプルールの処理と同じ制御フローであるが、検討中のルールの条件2
6を充足しないデータであって、ソースセット中のエレメントにより識別される
ものが存在しない場合に不整合リンクを生成するステップ(S55−S56)を
省略する制御フローを実行することにより、整合リンクジェネレータ60は、 整合関係に基いてリンクを生成する。この場合、ドキュメント中のデータは、必
ずしも、かかる整合関係を充足する必要はない。 【0112】 図15は、IFタイプ整合関係を規定するルールに対応する整合リンクの生成
動作を示すフローチャートである。既に述べたように、IFタイプ整合感関係は
、ユニバース定義140として定義されたドキュメントセット中に存するデータ
の全てのインスタンスに当てはまることが求められないものである。 【0113】 IFタイプ整合ルールの処理は、検討中のルールの条件26を充足するデータ
が識別されると、かかるデータに対してリンクが生成され、不整合であるとラベ
ル付けされる点を除いてCTタイプ整合ルールと同じである。検討中の整合条件
26を充足するデイステイネーションエレメントのセット中のエレメントにより
識別されるデータがない場合、ソースエレメントセットから検討中のエレメント
によって識別されたデータに整合リンクが生成され、かかるデータは整合してい
るというラベル付がなされる。 【0114】 したがって、図15は、整合リンク(S52)又は不整合リンク(S54)が
生成されたステップ中で生成されたリンクの内容が入れ替わっているという点を
除いて、図12と同じである。 【0115】 検討中のエレメントによって識別されたデータが検討中のルールの条件26を
充足する場合(S51)、ソースエレメントおよびデイステイネーションエレメ
ントから検討中の一対のエレメント200、210、検討中のルールを識別する
データ220、およびリンクされたデータが識別データと整合しないのでリンク
が生成されたことを示す状況データ230、を有する不整合リンクが生成される
(S60)。 【0116】 また、検討中のエレメントが、当該デイステイネーションエレメントセット中
の最後のエレメントであって、ソースセットから現在検討中のエレメントによっ
て識別されたデータ用にまだリンクが生成されていなかった場合(S55)、整
合リンクジェネレータ60は、整合リンクであって整合する旨のラベル付けをす
る状況データ230を有するものを生成する(S61)。 【0117】 整合リンクジェネレータ60が、メモリに記憶された全ての整合ルール14用
の整合リンクエレメントであって、ソースドキュメント160および整合ルール
14に関連するものを生成した場合、求められる整合関係の充足に関するデータ
の全てが用意され、XML形式で表される。 【0118】 したがって、ソースドキュメント160、整合ルール14、整合リンクエレメ
ント150は、出力表現170を生成するため(S6)、XSL出力表現スタイ
ルシート70に基づいてこれらを処理するスタイルシートプロセッサ80に引き
渡される。このスタイルシートプロセッサ80は、マイクロソフト社のMSXS
Lのように、本技術分野で知られているどのようなスタイルシートプロセッサで
あってもよい。この場合、スタイルシートプロセッサは、本技術分野でよく知ら
れているように、ソースドキュメント160、整合ルール14、および整合リン
クエレメント150からのデータがどのように表示されるのかを単に識別するだ
けのものであってもよい。 【0119】 したがって、例えば、図3の出力表現の場合、スタイルシート70は、UML
による図面1000、2000用のXML160ソースドキュメントに対応する
HTMLドキュメントの適切な部分に対するリンク3001ー3003を生成す
るための基礎として全ての整合リンクエレメント150を解釈するといったもの
になる。また、スタイルシート70は、整合リンクエレメントを生成させるルー
ルとして認識されるルール用の自然言語による説明22を有するHTML表現ラ
ベル3004、3005を含むよう構成された。 【0120】 本発明の本実施形態に基づいて出力表現170が生成された場合、スタイルシ
ートプロセッサ80により生成された出力表現170は、ネットスケープ・ナビ
ゲーター又はマイクソフト・インターネットエクスプローラー等の標準的なブラ
ウザによって閲覧することの出来るHTMLファイルを有している。 【0121】 整合ルール14のセットおよびドキュメントユニバース用に出力表現が生成さ
れた後、ドキュメントユニバース定義中で参照されたXMLソースドキュメント
に大幅な変更が加えられた場合、出力表現を更新する必要がある。本実施形態に
おいて、出力表現とXMLソースドキュメントのセットとの対応の維持は、ここ
で説明するように、管理モジュール90および整合マネージャー100によって
実行されている ソースドキュメント120のセットに対応する出力表現170を監視し、維持
する監視モジュール90、整合マネージャー100の処理動作が、図16に示さ
れている。 【0122】 出力表現170の生成後、監視モジュール90は、メモリに記憶されたソース
ドキュメント120が更新されたかどうかを監視するよう構成された(S70)
。監視モジュール90の簡単な実施形態において、かかる監視は、メモリ内のド
キュメント120の保存時刻についてのタイムスタンプが更新されたか否かを周
期的にチェックすることにより実現される。この更新を監視することにより、当
該ソースドキュメントの従前のコピーが新たなコピーに置き換えられたことが判
る。監視モジュール90により更新が検出されると、次に、監視モジュール90
は、ソースドキュメントのどの部分に変更が加えられたかを検出する。監視モジ
ュール90がソースドキュメントのどの部分に変更が加えられたかを検出できる
方法の一つとしては、ソースドキュメント120と出力表現を生成するために保
存されている前のソースドキュメント160のコピー間で相違動作を行う方法が
ある。適切な相違動作としては、IBM社のalpha worksによるXMLtree diff ライブラリーがある。 【0123】 監視モジュール90により監視されたソースドキュメント120の更新版が、
以前に保存されたソースドキュメントと同じであると識別されると、かかる相違
動作は、更新がなされておらず、それ以降に何らの動作も行われないことを示す
。しかし、監視モジュール90が変更を検出した場合、以下で説明するように、
監視モジュール90は、メモリに記憶された出力表現170を更新するため整合
マネージャーを呼び出す。 【0124】 最初に整合マネージャー100が呼び出されると、整合マネージャー100は
、まず、そのドキュメントの前の版と入れ替えるため、更新されたソースドキュ
メントの最新版をコピーする。 【0125】 次に、整合マネージャー100は、更新によって影響を受けたデータが存在す
る場合、整合ルール14のうちどれが、更新により影響を受けるデータに関連す
るかを確かめるため、修正が加えられた部分のソースドキュメント120と、メ
モリに記憶された各整合ルール14のX−ポインタ24で表されたソースエレメ
ントおよびX−ポインタ25で表されたデイステイネーションエレメントとの比
較を行う(S72)。 【0126】 監視モジュール90によって検出された前記更新が、整合リンク生成対象のデ
ータに影響を及ぼすおそれがあると判断されると、整合マネージャー100は、
メモリに保存している整合リンクデータ150を更新するため、整合リンクジェ
ネレータ60を呼び出す(S73)。かかる呼び出しは、ソースドキュメント1
60更新されたコピーおよび新しい整合リンクエレメントのセットに基づき出力
表現170を生成するため、スタイルシートプロセッサ80を呼び出す前に行わ
れる(S74)。どのリンクも更新による影響を受けていないと判断された場合
、整合マネージャー100は、その動作を停止する。 【0127】 これにより、整合ルールのセットを基準としてソースドキュメントのセットを
チェックが厳しくなり(incremental)、出力表現170は、ソースドキュメント
のどのような変更をも反映するよう形成される。したがって、生成プロセス内の
キーポイントにおいて、ソースドキュメントが、求められた整合関係を確実に充
足することが可能となる。 【0128】 図17は、整合マネージャー100が、どの整合ルールが、更新による影響を
受けたかをいかにして判断するのか、および、整合リンクジェネレータ60に対
し適切な更新済みリンクセット生成するよう指示するか、についての詳細を示す
フローチャートである。 【0129】 最初に、整合マネージャー100が、呼び出されると、当該整合マネージャー
は、ソースドキュメント120のうち更新された部分を示すデータと整合リンク
データ150との比較を実行する。次に、整合マネージャー100は、整合リン
クエレメント150中の影響を受けたあらゆる整合リンクを削除する(S80)
。 【0130】 また、整合マネージャー100は、検討中のドキュメントの更新部分を表すデ
ータとメモリに記憶された各整合ルール14のソースエレメント24を順次比較
する(S81)。 【0131】 整合マネージャー100により、検討中の整合ルールのソースエレメント24
が更新済みデータを参照できるようなものであると判断されると、かかる検討中
の整合ルールは、ソースドキュメントに対する修正の影響を受けた可能性のある
ルールであると判断される。次に、整合マネージャー100は、整合リンクジェ
ネレータ60がドキュメントユニバース140中の全てのドキュメント用のソー
スエレメントのセットを識別した方法と同様の方法で更新済みドキュメントの更
新部分中のデータ用のソースエレメントのセットを生成する(S82)。また、
整合マネージャー100は、整合リンクジェネレータ60によってデイステイネ
ーションエレメントのセットが生成されるのと同様の方法でドキュメントユニバ
ース中の全てのドキュメント用のデイステイネーションエレメントのセットを生
成する(S83)。次に、整合マネージャープログラム100は、検討中のルー
ルに基づいてソースセット中のエレメントにより識別されたデータとデイステイ
ネーションセットを比較することにより整合リンクのセットを生成するため、整
合リンクジェネレータ60を呼び出す(S84)。かかる整合リンクは、メモリ
に記憶された整合リンクエレメント150に加えられる。 【0132】 整合マネージャー100が、ソースドキュメントの更新部分と関連する新しい
整合リンクを生成した後、当該整合マネージャー100は、現在検討中の整合ル
ールのデイステイネーションエレメント25のセットが、ソースドキュメント中
の更新されたデータを参照できるものであるか否かを判断する(S85)。整合
マネージャー100により、現在検討中の整合ルールのデイステイネーションエ
レメント25がソースドキュメント中の更新データを参照できるものであると判
断された場合、当該整合マネージャー100は、整合リンクジェネレータ60と
同様の方法で、ドキュメントユニバース140中の他の全てのドキュメント用の
ソースエレメントのセットを生成する(S86)。さらに、整合マネージャー1
00は、ソースドキュメント中の更新された部分中のデータであって、検討中の
整合リンクのデイステイネーションエレメントによって識別されたデータ用のデ
イステイネーションエレメントのセットを生成するS87。整合マネージャー1
00は、後にメモリに記憶されている整合リンクエレメント150に加えられる
ソースセットおよびデイステイネーションセット中のエレメントからエレメント
を識別する比較動作に基づいて整合リンクのセットを生成するため、整合リンク
ジェネレータ60を呼び出す(S88)。 【0133】 他の整合リンクが生成された後、整合マネージャーは、現在検討中のルールが
当該ルール14の最後のものかどうかを判断する(S89)。現在検討中のルー
ルが当該ルールの最後のものでないと判断されると、整合マネージャー100は
、メモリに記憶されている次のルール用にリンクの削除及び再生成プロセスを繰
り返し実行する。 【0134】 これにより、整合マネージャーは、ドキュメントの一部の更新に影響を及ぼす
あらゆる整合リンクを削除し、その後全ての整合ルールについてドキュメントの
更新部分用の新しい整合リンクを生成する。次に、整合マネージャー100は、
XMLソースドキュメント160を変更させるとともに、整合リンク150に対
してなされた変更を反映させる更新済み出力表現170を生成するため、スタイ
ルシートプロセッサー80を呼び出す。 【0135】 上述の本発明を具現化する配置コンピュータ装置に関する説明においては、整
合チェッカー1が一つしか設けられていなかったが、一以上の整合チェッカーを
コンピュータネットワーク内に設けてもよいことが理解できる。この場合、各コ
ンピュータは、それ自身の出力表現を生成することが可能となる。整合チェッカ
ーを端末内に設けるのではなく、配置コンピュータネットワークのサーバー中に
設けてもよいことも理解することができる。さらに、それぞれのコンピュータ端
末中において、ソースドキュメントの更新を監視する前記各監視プログラム中に
、多数の異なる監視プログラムを設けることができる、ということも理解されよ
う。また、コンピュータネットワーク上に設ける代わりに、本発明の整合チェッ
カーを一つのコンピュータ内に設けるようにしてもよい。 【0136】 本発明の前の実施形態においては、整合チェッカーに関し、それぞれが二つの
データの比較動作を伴う三つのタイプのルールを用いることができたが、他のタ
イプのルールも併存させてもよいことが理解されよう。 【0137】 特に、ポインターにより識別される一対のデータに基づく比較動作に代わりに
、構造化ドキュメント中の一以上のデータの比較動作を基礎とする基づいたルー
ルも使用可能であることが理解されよう。より複雑なルールをテストするには、
単純な比較動作ではなく、変数を用いた比較動作等の、より複雑な方法の処理を
行うことが必要となる、ということも理解されよう。 【0138】 図を参照して説明した本発明の実施形態は、コンピュータ装置およびコンピュ
ータで実行されるプロセスに及んでおり、本発明は、さらに、コンピュータプロ
グラム、特に担体上又は担体中のコンピュータプログラムであって、本発明が実
行可能となるものにも及ぶ。かかるプログラムは、本発明にかかる処理を実現さ
せるため適切に用いることができるのであれば、ソースコード又はオブジェクト
コードまたは他のどのような形式であってもよい。前記担体は、前記プログラム
を運搬可能なものであれば、どのようなエンテイテイー又は装置であってもよい
。 【0139】 例えば、当該担体は、ROM、CD ROM又は半導体ROM又は半導体等の
記憶媒体又は、フレキシブルデイスク又はハードデイスク等の磁気記憶媒体を有
していてもよい。さらに、当該担体は、電線又は光ケーブル、又は無線又は他の
手段を介して搬送可能な電気信号又は光学信号等の送信可能な担体であってもよ
い。 【0140】 ケーブル、他の装置又は手段により直接搬送可能な信号によって前記プログラ
ムが実行されると、担体は、かかるケーブル、当該装置又は当該手段により構成
されたことになる。 【0141】 その代わりに、担体は、プログラムが組み込まれた集積回路であってもく、か
かる集積回路は、プログラム実行、又は関連する処理の実行に用いるため、調整
されている。 【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は、本発明を具体化したコンピュータネットワークのブロック図である。 【図2】 図2は、1組のデザイン化された文書の例であり、整合性レポートを生成しう
るような重複した内容を持っている。 【図3】 図3は、図2の1組のデザイン化された文書について生成された整合性レポー
トの例を示すダイアグラムであり、このデザイン化文書は、整合性ルール例によ
って定義される形式的関係性にしたがってリンクされたデータを持った1組のリ
ンクされた文書を有している。 【図4】 図4は、図2のデザイン化された文書についての整合性レポートの他の例であ
り、この整合性レポートは、整合性ルール例によって定義される形式的関係を充
足するデータおよび充足しないデータを確認するレポートを有している。 【図5】 図5は、図1の装置において、整合性チェッカーを有するメモリのブロック図
であり、当該装置のメモリに予め記録されるプログラムおよびデータを示してい
る。 【図6】 図6は、整合性ルールDTDによって定義される整合性ルールのためのデータ
構造を示すブロック図である。 【図7】 図7は、整合性チェッカーを有する図1の装置によってダウンロードまたは生
成された追加データのブロック図であり、この追加データは、装置のメモリに記
録される。 【図8】 図8は、表示出力の生成を含むステップのフローチャートである。 【図9】 図9は、整合性ルールエディターを用いた1組の整合性ルールの生成を示すフ
ローチャートである。 【図10】 図10は、整合性ルールエディターを用いて、1組の整合性ルールに対して整
合性ルールを追加することを含むステップを示すフローチャートである。 【図11】 図11は、整合性リンクジェネレーターを用いた整合性リンクの生成を示すフ
ローチャートである。 【図12】 図12は、CT整合性リンクの生成を示すフローチャートである。 【図13】 図13は、整合性リンクのデータ構造のブロック図である。 【図14】 図14は、CF整合性リンクの生成を示すフローチャートである。 【図15】 図15は、IF整合性リンクの生成を示すフローチャートである。 【図16】 図16は、ウオッチ・ドッグ・プログラム(watch dog program)の処理を示す
フローチャートである。 【図17】 図17は、整合性管理プログラムの処理を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 アンソニー・フィンケルステイン 英国,WC1E 6BT,ロンドン,ガワ ー ストリート(番地無し),ユニヴァー シティ カレッジ ロンドン,コンピュー ター科学学部内 (72)発明者 アーンスト・エルマー 英国,WC1E 6BT,ロンドン,ガワ ー ストリート(番地無し),ユニヴァー シティ カレッジ ロンドン,コンピュー ター科学学部内 (72)発明者 ダニア・スモルコ 英国,WC1E 6BT,ロンドン,ガワ ー ストリート(番地無し),ユニヴァー シティ カレッジ ロンドン,コンピュー ター科学学部内 (72)発明者 ウォルフガング・エマーリッチ 英国,WC1E 6BT,ロンドン,ガワ ー ストリート(番地無し),ユニヴァー シティ カレッジ ロンドン,コンピュー ター科学学部内 Fターム(参考) 5B009 NA04 NA06 VA00 VC03 5B082 GA04

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置内で、構造化ドキュメント中のデータが正式な整合関係セッ
    トの条件を充足するか否かを識別する整合リンクデータを生成する方法であって
    、 データを含む一以上のセットの構造化ドキュメントを入力するステップ、 そのそれぞれが、所定の構造を有する構造化ドキュメント中のデータにより充
    足される関係を規定する一以上のセットの整合ルールを記憶するステップ、およ
    び 前記構造化ドキュメントセット中で、データが前記整合ルールによって規定さ
    れた前記関係を充足するか否かを識別する前記整合リンクデータを生成するため
    、前記構造化ドキュメントおよび前記整合ルールを処理するステップと、を備え
    たこと、 を特徴とするもの。
  2. 【請求項2】 請求項1にかかる方法において、前記整合リンクデータを生成するステップは
    、 前記構造化ドキュメントセット中で、データが前記整合ルールのセットにより
    規定された前記関係を充足することを識別する整合リンクデータを生成するステ
    ップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1にかかる方法において、前記整合リンクデータを生成するステップは
    、 前記構造化ドキュメントセット中で、データが前記整合ルールのセットにより
    規定された前記関係を充足しないことを識別する整合リンクデータを生成するス
    テップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにかかる方法において、さらに、データを含
    む前記入力された構造化ドキュメントから一以上のドキュメントを選択するステ
    ップを備え、前記構造化ドキュメントおよび前記整合ルールを処理する前記ステ
    ップは、前記選択されたドキュメント中で、データが前記整合ルールのセットに
    より規定された前記関係を充足するか否かを識別する整合リンクデータを生成す
    るために、前記選択ドキュメントを処理するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 先行するいずれかの請求項にかかる方法において、前記整合ルールのセット用
    に、整合リンクデータを生成するための前記構造化ドキュメントおよび前記整合
    ルールを処理する前記ステップは、 前記構造化ドキュメント中で、データが前記整合ルールによって規定された前
    記関係を充足することを識別するステップ、 どの前記データが前記整合ルールによって規定された前記関係を充足するかを
    テストするステップ、および 前記判断に基づき、データが所定の整合関係を充足するか否かを識別する整合
    リンクデータを生成するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項5にかかる方法において、前記整合ルールセット中の各整合ルールは、
    データを含む構造化ドキュメント用の所定構造の一部に対する一以上のポインタ
    に関連づけられており、前記識別ステップは、前記所定構造に基づいて構造化さ
    れたドキュメント中でデータを識別するステップを備えており、前記データは、
    前記一以上のポインタにより識別される前記ドキュメントの前記部分中に存在す
    ること、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6にかかる方法において、前記各整合ルールは、ある条件
    と関連づけられており、識別データをテストする前記ステップは、前記識別デー
    タが、前記整合ルールと関連づけられた前記条件を充足するか否かを判断するス
    テップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項7にかかる方法において、前記各整合ル−ルと関連づけられた前記条件
    は、前記識別ステップによって識別された前記データを比較する比較動作(compa
    ring operation)を備えたこと、 を特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8にかかる方法において、前記各整合ルールは、第一又は
    第二データ生成カテゴリーに関連づけられており、存在するデータのアイテムに
    対して前記整合ルールが適用された場合、 前記第一データ生成カテゴリーに関連づけられた整合ルール用には、前記整合
    ルールにより規定された条件を充足しないデータのアイテムを識別する整合デー
    タが生成され、また、 前記第二データ生成カテゴリーに関連づけられた整合ルール用としては、前記
    整合ルールにより規定された条件を充足するデータのアイテムがない場合に整合
    データが生成されること、 を特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 請求項7から請求項9のいずれかにかかる方法において、前記各整合ルールは
    、リンク状況カテゴリーと関連づけられており、整合リンクデータを生成する前
    記ステップは、さらに、前記整合リンクデータを生成させる整合ルール、および
    、前記識別データが前記整合ルールにより規定された前記関係を充足するか否か
    を示す状況データを識別するデータを生成するステップを備え、 前記状況データの値は、識別データが、前記整合ルールと関連づけられた前記
    条件および前記整合ルールと関連づけられた前記リンクカテゴリを充足するか否
    かによって決定されること、 を特徴とするもの。
  11. 【請求項11】 先行するいずれかの請求項にかかる方法において、さらに、そのそれぞれが所
    定の構造を有する構造化ドキュメント中のデータにより充足される関係を規定す
    る一以上の整合ルールのセットを、記憶のため入力するステップ、を備えたこと
    、 を特徴とするもの。
  12. 【請求項12】 先行するいずれかの請求項にかかる方法において、さらに、前記ドキュメント
    のいずれに修正が加えられたかを判断するため、データを含む前記一以上の構造
    化ドキュメントセットを監視するステップ、および 前記判断に基づき、別の整合リンクデータを生成するために、前記構造化ドキ
    ュメントおよび前記整合ルールの処理を開始するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  13. 【請求項13】 請求項12にかかる方法において、前記監視ステップは、一以上のドキュメン
    トセット中のドキュメントのタイムスタンプに修正が加えられたかどうかを判断
    するステップを備え、ドキュメントの前記タイムスタンプに修正が加えられた場
    合、前記ドキュメント中のデータのどの部分が更新されかを判断するステップ、
    を備えたこと、 を特徴とするもの。
  14. 【請求項14】 請求項13にかかる方法において、別の整合リンクデータを生成する前記ステ
    ップは、 生成済みの整合リンクデータのうち、どの整合リンクデータが前記構造化ドキ
    ュメントの前記識別部分に対する変更により影響を受けたかを判断するステップ
    、 前記構造化ドキュメントの前記識別部分に対する前記修正により影響を受けた
    生成済みの整合リンクデータのいずれをも削除するステップ、および 前記ドキュメントの前記識別部分中でデータを識別する整合リンクデータを備
    えた整合リンクデータを、さらに生成するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  15. 【請求項15】 構造化ドキュメント中のデータが、整合ルールセットによって規定された正式
    な整合関係セットの要件を充足するか否かを識別する出力表現を生成する方法で
    あって、 先行するいずれかの請求項に基づき整合リンクデータを生成するステップ、 出力表現を生成するため、前記整合性リンクデータを処理するステップ、およ
    び 前記出力表現を出力するステップ、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  16. 【請求項16】 請求項15にかかる方法において、前記整合リンクデータを処理する前記ステ
    ップは、リンク済みドキュメントを有する出力表現を生成するため、前記整合リ
    ンクデータおよび前記一以上の構造化ドキュメントセットを処理するステップを
    備え、前記リンク済みドキュメントセットは、前記構造化データの表現表現であ
    るデータを含む一以上のドキュメントを有しており、前記リンク済みドキュメン
    トセットの前記データは、前記整合リンクデータに基づいてリンクされており、
    これにより、データが整合ルールのセットにより規定された正式な整合関係を充
    足するか否かを識別すること、 を特徴とするもの。
  17. 【請求項17】 請求項16にかかる方法において、前記整合リンクデータを処理する前記ステ
    ップは、さらに、前記正式な整合要件セットを規定する前記一以上の整合ルール
    のセットを処理するステップを備え、前記各整合ルールは、ラベルデータと関連
    づけられ、前記出力表現は、さらに、前記整合リンクデータにより識別されたデ
    ータをラベル付けするラベルであって、前記整合ルールにより規定される整合ル
    ールを充足するか否かを示すものを備えたこと、 を特徴とするもの。
  18. 【請求項18】 請求項17にかかる方法おいて、前記各整合ルールは、前記整合ルールにより
    規定される前記整合関係に基づくデータによって充足されるべき前記関係の自然
    言語による説明と関連づけられ、前記出力表現中の前記ラベルは、前記自然言語
    の説明を含むこと、 を特徴とするもの。
  19. 【請求項19】 構造化ドキュメント中のデータが正式な整合関係セットの条件を充足するか否
    かを識別する整合リンクデータを生成するコンピュータ装置であって、 データを含む一以上の構造化ドキュメントセットを入力する手段、 そのそれぞれが、所定の構造を有する構造化ドキュメント中のデータによって
    充足される関係を規定する一以上の整合ルールのセットを記憶する手段、および 前記構造化ドキュメントセット中で、データが前記整合ルールによって規定さ
    れた前記関係を充足するか否かを識別する前記整合リンクデータを生成するため
    、前記構造化ドキュメントおよび前記整合ルールを処理する手段、を備えたこと
    、 を特徴とするもの。
  20. 【請求項20】 請求項19にかかる装置において、前記構造化ドキュメントおよび前記整合ル
    ールを処理する前記手段は、構造化ドキュメントのセット中で、データが前記整
    合ルールのセットにより規定された前記関係を充足することを識別する整合リン
    クデータを生成するよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  21. 【請求項21】 請求項19又は請求項20にかかる装置において、前記構造化ドキュメントお
    よび前記整合ルールを処理する前記手段は、構造化ドキュメントのセット中で、
    データが前記整合ルールのセットにより規定された前記関係を充足しないことを
    識別する整合リンクデータを生成するよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  22. 【請求項22】 請求項19から請求項21のいずれかにかかる装置において、さらに、入力さ
    れたデータを含む構造化ドキュメントのセットから一以上のドキュメントを選択
    する選択手段を備え、前記構造化ドキュメントおよび前記整合ルールを処理する
    前記手段は、前記選択手段によって選択された前記ドキュメント中で、データが
    前記整合ルールのセットにより規定された前記関係を充足又するか否かを識別す
    る整合リンクデータを生成するよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  23. 【請求項23】 請求項19から請求項22のいずれかにかかる装置において、前記構造化ドキ
    ュメントおよび前記整合ルールを処理する前記手段は、 前記構造化ドキュメント中において、前記整合ルールによって規定された前記
    関係を充足するデータを識別する手段、 前記データのいずれが前記整合ルールによって規定された前記関係を充足する
    か否かをテストする手段、および 前記判断に基づき、データが所定の整合関係を充足するか否かを識別する整合
    リンクデータを生成する手段、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  24. 【請求項24】 請求項23にかかる装置において、一以上の整合ルールのセットを記憶する前
    記記憶手段は、一以上の整合ルールセットを記憶するよう構成され、前記整合ル
    ールセット中の各整合ルールは、データを含む構造化ドキュメント用の所定構造
    の一部に対する一以上のポインタに関連づけられており、前記識別手段は、前記
    整合ルールに関連づけられたポインタのセットを用いてデータを識別するよう構
    成されたこと、 を特徴とするもの。
  25. 【請求項25】 請求項23又は請求項24にかかる装置において、前記一以上の整合ルールを
    記憶する前記手段は、前記各整合ルールが、ある条件に関連づけられている場合
    に整合ルールを記憶するよう構成され、前記識別データをテストする前記手段は
    、識別データが前記整合ルールと関連づけられた条件を充足するか否かを判断す
    ることによりデータをテストするよう構成すること、 を特徴とするもの。
  26. 【請求項26】 請求項25にかかる装置において、前記テスト手段は、識別データを、前記各
    整合ルールに関連づけられた比較動作に基づきテストするよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  27. 【請求項27】 請求項25又は請求項26にかかる装置において、一以上の整合ルールセット
    を記憶する前記記憶手段は、そのそれぞれに対し、第一又は第二データ生成カテ
    ゴリーが関連づけられた整合ルールセットを記憶するよう構成され、整合リンク
    データを生成する前記手段は、前記整合ルールが第一データ生成カテゴリーに関
    連づけられるとともに、識別データが前記整合ルールにより規定される関係を充
    足すると判断され、前記データにより前記整合ルールに関連づけられた条件を充
    足するデータが他に存在しない場合に、整合リンクデータを生成するよう構成さ
    れ、整合リンクデータを生成する前記手段は、前記整合ルールが第二データ生成
    カテゴリーに関連づけられるとともに、識別データが前記整合ルールにより規定
    される関係を充足すると判断され、前記データにより前記整合ルールに関連づけ
    られた前記条件を充足するデータが他に存在しない場合に、整合リンクデータを
    生成しないよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  28. 【請求項28】 請求項25から請求項27のいずれかにかかる装置において、一以上の整合ル
    ールのセットを記憶する前記手段は、それぞれに関連づけられたリンク状況カテ
    ゴリーを有する一以上の整合ルールを記憶するよう構成され、整合リンクデータ
    を生成する前記手段は、前記整合リンクデータ、および、前記整合ルールによっ
    て規定された前記関係を充足するか否かを示す状況データを生成させる前記整合
    ルールを識別するデータを生成するよう構成され、前記状況データの値は、識別
    データが、前記整合ルールと関連づけられた前記条件および前記整合ルールと関
    連づけられた前記リンクカテゴリを充足したか否かによって決定されること、 を特徴とするもの。
  29. 【請求項29】 請求項19から請求項28のいずれかにかかる装置において、さらに、前記記
    憶手段に記憶させるための一以上の整合ルールのセットを入力する手段、を備え
    たこと、 を特徴とするもの。
  30. 【請求項30】 請求項19から請求項29のいずれかにかかる装置において、さらに、 前記ドキュメントのいずれに修正が加えられたかを判断するため、データを含
    む前記一以上の構造化ドキュメントセットを監視する監視手段、および 前記判断に基づき、別の整合リンクデータを生成を開始する開始手段、を備え
    たこと、 を特徴とするもの。
  31. 【請求項31】 請求項30にかかる装置において、前記監視手段は、前記一以上のドキュメン
    トセット中のドキュメントのタイムスタンプに修正が加えられたかどうかを判断
    し、ドキュメントの前記タイムスタンプに修正が加えられた場合、前記ドキュメ
    ント中のデータのどの部分が更新されかを判断するよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  32. 【請求項32】 請求項31にかかる装置において、さらに、生成済みの整合リンクデータのう
    ち、どの整合リンクデータが前記構造化ドキュメントの前記識別部分に対する変
    更により影響を受けたかを判断する判断手段、および 前記構造化ドキュメントの前記識別部分に対する前記修正により影響を受けた
    生成済みの整合リンクデータのいずれをも削除する削除手段を備え、 前記構造化ドキュメントおよび前記整合リンクデータを生成するための前記整
    合ルールを処理する前記手段は、前記削除手段による前記削除の後、前記ドキュ
    メントの前記識別部中のデータを識別する整合リンクデータを有する別の整合リ
    ンクデータを生成するよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  33. 【請求項33】 構造化ドキュメント中のデータが、整合ルールのセットにより規定された整合
    関係セットの要件を充足するか否かを識別する出力表現を生成するコンピュータ
    装置であって、 請求項19から請求項32に基づき整合リンクデータを生成するコンピュータ
    装置、 出力表現を生成するため、前記整合リンクデータを処理する処理手段、および 前記出力表現を出力する出力手段、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  34. 【請求項34】 請求項33にかかる装置において、前記処理手段は、前リンク済みドキュメン
    トを有する出力表現を生成するため、前記整合リンクデータおよび前記一以上の
    構造化ドキュメントセットを処理するよう構成され、前記リンク済みドキュメン
    トセットは、前記構造化データの表現形式であるデータを含む一以上のドキュメ
    ントを有しており、前記リンク済みドキュメントセットの前記データは、前記整
    合リンクデータに基づいてリンクされており、これによりデータが整合ルールの
    セットにより規定された正式な整合関係を充足するか否かを識別すること、 を特徴とするもの。
  35. 【請求項35】 請求項33又は請求項34にかかる装置において、前記処理手段は、前記正式
    な整合要件のセットを規定する前記一以上の整合ルールセットを処理するよう構
    成され、一以上の整合ルールを記憶する前記手段は、そのそれぞれがラベルデー
    タと関連づけられた一以上の整合ルールを記憶するよう構成され、前記処理手段
    は、出力表現を生成するよう構成され、この出力表現は、さらに、前記整合リン
    クデータにより識別されたデータをラベル付けするラベルであって、前記整合ル
    ールにより規定される整合ルールを充足するか否かを示すもの、を有すること、 を特徴とするもの。
  36. 【請求項36】 請求項35にかかる装置において、一以上の整合ルールを記憶する前記手段は
    、そのそれぞれに、前記整合ルールにより規定される前記整合関係に基づくデー
    タによって充足されるべき前記関係の自然言語による説明が関連づけられた一以
    上の整合ルールセットを記憶するよう構成され、前記処理手段は、出力表現を生
    成するよう構成され、前記自然言語による説明は、整合ルールセットの要件を充
    足するか否かのデータをラベル付けするために用いられること、 を特徴とするもの。
  37. 【請求項37】 請求項19から請求項32間でのいずれかのコンピュータ装置に用いられる、
    所定の構造を有する構造化ドキュメント中のデータによって充足される関係を規
    定する整合ルールを生成するコンピュータ装置であって、 データで満たされたドキュメントの前記構造を規定するデータ構造の一以上の
    部分を選択する選択手段、および データが所望の関係を充足するか否かを判断するために、それに対し、前記部
    分おいて見られる前記所定構造に基づきドキュメント内からどのデータがテスト
    されるかの条件を入力する入力手段、を備えたこと、 を特徴とするもの。
  38. 【請求項38】 請求項37にかかる装置において、前記入力手段は、さらに、前記整合ルール
    と関連づけられるデータ生成カテゴリーを入力するよう構成され、前記データ生
    成カテゴリーは、前記整合ルールの前記条件を充足するデータが存在しない場合
    、整合リンクデータが前記ルール用に生成されたか否かを判断すること、 を特徴とするもの。
  39. 【請求項39】 請求項37又は請求項38にかかる装置において、前記入力手段は、さらに、
    リンクデータカテゴリーを入力するよう構成され、前記カテゴリーは、識別デー
    タが前記整合ルールに関連づけられた条件を形成するか否かに応じて、前記整合
    ルールに基づき生成された整合リンクデータと関連づけられた状況データの値を
    決定するものであること、 を特徴とするもの。
  40. 【請求項40】 請求項37から請求項39のいずれかにかかる装置において、前記入力手段は
    、さらに、前記整合ルールにより規定される整合関係の自然言語による説明を入
    力するよう構成され、前記自然言語による説明は、出力構成におけるラベルの生
    成に用いられるよう構成されたこと、 を特徴とするもの。
  41. 【請求項41】 データ担体であって、その内部に、コンピュータ内に、請求項19から請求項
    40のいずれかにかかる装置を作り出すコンピュータプログラムを記憶させたこ
    と、 を特徴とするもの。
  42. 【請求項42】 請求項41にかかるデータ担体であって、コンピュータデイスクを備えたこと
    、 を特徴とするもの。
  43. 【請求項43】 請求項42にかかるコンピュータデイスクにおいて、前記コンピュータは、光
    磁気又は磁気デイスクを備えたこと、 を特徴とするもの。
  44. 【請求項44】 請求項41にかかるデータ担体であって、インターネットを介して送信される
    電気信号を備えたこと、 を特徴とするもの。
  45. 【請求項45】 コンピュータ装置内において、構造化ドキュメント中のデータが正式な整合関
    係セットの要件を充足するか否かを識別する整合リンクデータを生成する方法で
    あって、添付図面のいずれかを参照つつ説明された本明細書中で実質的に説明さ
    れたものであること、 を特徴とするもの。
  46. 【請求項46】 構造化ドキュメント中のデータが整合ルールのセットにより規定された正式な
    整合関係セットの前記要件を充足するか否かを識別する整合リンクを生成する装
    置であって、添付図面のいずれかを参照つつ説明された本明細書中で実質的に説
    明されたものであること、 を特徴とするもの。
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