JP2003503146A - 特に肉茎ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔方法、及びこのような方法の実施のための器具 - Google Patents

特に肉茎ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔方法、及びこのような方法の実施のための器具

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    • A61B5/45—For evaluating or diagnosing the musculoskeletal system or teeth
    • A61B5/4519—Muscles

Abstract

(57)【要約】 本発明は、手動又は機械化された工具による、特に肉茎ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔装置において、穿孔に先立ち、筋肉上に電気信号検出電極をインプラントすること、及び穿孔器具と電圧源とを接続すること、及び穿孔器具に接続された電圧源と相関する信号の、インプラントされた電極による検出の際の警報手段を制御することを特徴とする方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 技術分野 本発明は、脊柱外科の分野、より正確には特に肉茎ねじの設置のための椎骨肉
茎の穿孔の分野に関する。
【０００２】 背景技術 中央位置の周りで交互に回転的又は可動的な、手動又は機械化された穿孔器具
の使用は知られている。
【０００３】 特に骨接合用の手動的使用の外科器具を記載している欧州特許第ＥＰ２８７８
２３号が特に知られている。この器具は、例えばねじ回しの先端、タップのよう
な工具が固定されているハンドル、このハンドル内で共軸に回転的に支持され、
かつその上に互いに間隔があけられた２つの歯車が固定されている軸、このハン
ドル内に配置され、かつ外側から作動させることができ、かつ行程の１つの終了
位置においてこれらの歯車の歯状突起を有するリムにしかかみ合わされず、行程
のもう１つの終了位置においてもう１つの歯車の歯状突起を有するリムにしかか
み合わされない停止用歯止めを備えている。
【０００４】 この技術の状態の器具の場合に生じる問題は、穿孔器具のガイドの問題である
。より正確には、肉茎の排出のあらゆるリスクを避けるために、穿孔工具の導入
点及び配向点の選択の問題である。
【０００５】 この問題は、脊髄又は脊椎神経を傷つけやすい側面方向すぎる経路を必然的に
避けながら、大脳皮質と接触したままで篩骨を横断する必要があることから生じ
る。
【０００６】 この問題はさらに、この肉茎が変形を有し、これによって、神経がはりめぐら
された部分を傷つけずに変形後に肉茎に戻すために肉茎のレベルで穿孔器具を出
さざるを得なくなる時にさらに一層大きくなる。
【０００７】 臨床研究は、この問題が今日でも満足すべき解決法を見出していないことを明
らかにしており、肉茎ねじの２５％が、正しく配置されていないようである。
【０００８】 この問題を解決するため、本発明は、穿孔器具の電化によって神経を検出する
ことから成る。
【０００９】 確かに、先行技術において、電気信号の分析による筋肉応答の検出に関する文
献が知られている。しかしながらこれらの装置の目的は、特に麻酔中の神経活動
の監視である。
【００１０】 例えば米国特許第５，２８４，１５３号が知られている。この文献は、神経の
位置決定方法を開示し、特許請求している。この文献は、神経と刺激手段との間
の距離の測定を含むいくつかの工程を提案している。この工程は、椎骨肉茎の穿
孔器具のガイドの問題に答をもたらすにはなんら利点がない。
【００１１】 米国特許第５，７７９，６４２号は、超音波手段による針の位置決定工程を実
施して、穿孔針のガイドのための神経の位置決定方法を開示している。米国特許
第４，８２４，４３３号はまた、針に電力供給を行なう電流の使用及びこの信号
の検出による、穿孔針の配置への使用に関している。
【００１２】 米国特許第４，９６２，７６６号は、外科手術中の神経の位置決定装置を開示
している。これの目的は、神経の機能の研究である。
【００１３】 これらの文献のどれも、明白には椎骨肉茎の穿孔器具のガイドに関しておらず
、示唆もしていない。
【００１４】 同様に、肉茎ねじの挿入方法に関する米国特許第５，１９６，０１５号も知ら
れている。この特許によれば、肉茎ねじの挿入時に発生する電位が検出される。
患者の反応の検出は、視覚的観察によって実施される。これでは、オペレーター
の十分に迅速な反応は保証されない。さらには反応の開始点は、患者と患者の状
態に依っており、この検出の信頼性及び満足すべき感受性を保証することはでき
ない。
【００１５】 本発明はもっとも一般的な意味で、手動又は機械化された工具による、特に肉
茎ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔方法において、穿孔に先立ち、筋肉上に電
気信号検出電極をインプラントすることを特徴とする方法に関する。穿孔器具が
電圧源に接続され、穿孔器具に接続された電圧源と相関する信号の、インプラン
トされた電極による検出の際の警報手段が制御される。
【００１６】 １つの変形例によれば、警報手段は、音響信号又は光信号である。
【００１７】 もう１つの変形例によれば、警報手段の始動の際に、穿孔器具の導入点が変え
られる。
【００１８】 好ましい実施態様によれば、警報手段の始動の際に、穿孔器具の配向が変えら
れる。
【００１９】 特別な実施態様によれば、穿孔器具に接続された電圧源は、５ヘルツ未満の周
期を示す連続電気信号又はパルスを送出す。
【００２０】 本発明はまた、椎骨肉茎の穿孔器具、特に肉茎ねじの設置の準備のための肉茎
の穿孔器具において、金属穿孔工具と電圧発生器との間の電気的連結手段を有す
ることを特徴とする器具にも関する。
【００２１】 有利な変形例によれば、この連結手段は回転コネクタから成る。
【００２２】 特別な変形例によれば、この穿孔工具は機械化されている。
【００２３】 本発明はまた、椎骨肉茎の穿孔装置、特に肉茎ねじの設置の準備のための肉茎
の穿孔装置において、穿孔工具、インプラント可能な針、及び穿孔工具に連結可
能な出口を有する電圧発生器を備えた制御装置、及びインプラント可能な針に連
結可能な出口を有する検出回路を備えていることを特徴とする装置にも関する。
【００２４】 本発明はさらに、本発明による方法の実施のためのインプラント可能な針及び
滅菌連結コードにも関している。
【００２５】 本発明は、添付図面を参照しつつ下記説明を読めば、よりよく理解されるであ
ろう。図１は、本発明による装置の概略図を表わしている。
【００２６】 本発明の非限定的実施例による装置は、滅菌電気コード（３）を介して制御ボ
ックス（２）に連結された穿孔工具（１）を備えている。制御ボックス（２）は
さらに、もう１つの滅菌電気コード（５）を介して、細い針（４）に連結されて
いる。
【００２７】 穿孔器具は、ハンドル又はモーター（７）と連動している金属ドリル又は錐（
６）を備えている。電気コード（３）と穿孔工具（６）との連結は、回転電気コ
ネクタによって、又は導電性材料製のマンドレル及びハンドル上に備えられた連
結端子によって、又は穿孔工具の機械化によって実施される。
【００２８】 ボックス（２）は、弱電流及び弱電圧の連続電圧を送り出す。この信号は、針
（４）によって検出された信号と穿孔工具に加えられた信号とを相関させること
ができるように、及び寄生信号を取除くために、５ヘルツ未満、好ましくは１ヘ
ルツ未満の周期で、連続的であるか又は細かく中断されている。
【００２９】 針（４）は、患者の脚の適切な筋肉の中にインプラントされている。ボックス
（２）の電気回路は、場合によっては電圧発生器との同期検出器を備えている。
針（４）による電気信号の検出は、音響信号及び／又は視覚信号の発生を引起し
、穿孔器具と神経との接触を外科医に知らせる。
【００３０】 このようにして外科医は、穿孔器具の配向を変えることができ、場合によって
はずらされた導入点に穿孔工具を入れるために、穿孔器具を取出すことができる
。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による装置の概略図を表わす。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年７月３０日（２００１．７．３０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 特に肉茎ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔方法、及びこのよ
うな方法の実施のための器具
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１５】 本発明は、最も一般的な意味において、特許請求の範囲１に記載の、特に肉茎
ねじの設置のための椎骨肉茎の穿孔装置に関する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２６】 本発明の非限定的な実施例による装置は、滅菌電気コード（３）を介して制御
ボックス（２）に連結された穿孔器具（１）を備えている。制御ボックス（２）
はさらに、もう１つの滅菌電気コード（５）を介して、細い針（４）に連結され
ている。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２７】 穿孔器具（１）は、ハンドル又はモーター（７）と連動している穿孔工具（６
）を形成する金属ドリル又は錐を備えている。電気コード（３）と穿孔工具（６
）との連結は、回転電気コネクタによって、又は導電性材料製のマンドレル及び
ハンドル上に備えられた連結端子によって、又は穿孔工具の機械化によって実施
される。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２８】 ボックス（２）は、弱電流及び弱電圧の連続電圧を送り出す。この信号は、針
（４）によって検出された信号と穿孔工具（６）に加えられた信号とを相関させ
ることができるように、及び寄生信号を取除くために、５ヘルツ未満、好ましく
は１ヘルツ未満の周期で、連続的であるか又は細かく中断されている。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２９
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００２９】 針（４）は、患者の脚の適切な筋肉の中にインプラントされている。ボックス
（２）の電気回路は、場合によっては電圧発生器との同期検出器を備えている。
針（４）による電気信号の検出は、音響信号及び／又は視覚信号の発生を引起し
、穿孔器具（１）と神経との接触を外科医に知らせる。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３０
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００３０】 このようにして外科医は、穿孔器具の配向を変えることができ、場合によって
はずらされた導入点に穿孔工具（６）を入れるために、穿孔器具（１）を取出す
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 手動又は機械化された工具による、特に肉茎ねじの設置のた
    めの椎骨肉茎の穿孔装置において、穿孔前に筋肉上にインプラントされるための
    電気信号検出電極、穿孔器具、電圧源、及び穿孔器具と電圧源との接続手段、及
    び穿孔器具に接続された電圧源と相関する信号の、インプラントされた電極によ
    る検出の際に警報を発する手段を備えていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項２】 この警報手段が、音響信号又は光信号であることを特徴とす
    る、請求項１に記載の椎骨肉茎の穿孔装置。
  3. 【請求項３】 穿孔器具に接続された電圧源が、５ヘルツ未満の周期を示す
    連続電気信号又はパルスを送出すことを特徴とする、請求項１又は２に記載の椎
    骨肉茎の穿孔装置。
  4. 【請求項４】 椎骨肉茎の穿孔器具、特に肉茎ねじの設置の準備のための肉
    茎の穿孔器具であって、金属穿孔工具と電圧発生器との間の電気的連結手段を有
    することを特徴とする器具。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載の椎骨肉茎の穿孔器具、特に肉茎ねじの設置
    の準備のための肉茎の穿孔器具であって、この連結手段が回転コネクタから成る
    ことを特徴とする器具。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載の椎骨肉茎の穿孔器具、特に肉茎ねじの設置
    の準備のための肉茎の穿孔器具であって、この穿孔工具が機械化されていること
    を特徴とする器具。
  7. 【請求項７】 椎骨肉茎の穿孔装置、特に肉茎ねじの設置の準備のための肉
    茎の穿孔装置において、穿孔工具、インプラント可能な針、及び穿孔工具に連結
    可能な出口を有する電圧発生器を備えた制御装置、及びインプラント可能な針に
    連結可能な出口を有する検出回路を備えていることを特徴とする装置。
  8. 【請求項８】 主要な特許請求の範囲に記載の装置用のインプラント可能な
    針において、滅菌電気コードに連結されのに適しており、かつ患者の脚の筋肉内
    にインプラントされるのに適していることを特徴とする針。
  9. 【請求項９】 主要な特許請求の範囲に記載の装置用の滅菌連結コードにお
    いて、一方がインプラント可能な針に、他方が穿孔装置の検出回路に接続される
    ためのものであることを特徴とするコード。
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