JP2003502441A - サーファクタントタンパク質cエステル - Google Patents
サーファクタントタンパク質cエステルInfo
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Abstract
Description
物の製造方法および該化合物を含有する医薬品組成物に関する。
される物質混合物を含有する。これは、表面活性の性質を有し、かつ、肺の肺胞
領域中で、呼気の間の気道の末端領域の虚脱(collapse)が回避される程度に表
面張力を減少させる。この物質混合物は、著しく表面活性を調整するものであり
、したがって、ラプラスの法則にしたがって予期されうる小肺胞の虚脱が、表面
張力の適切な調整によって、より良好に、回避される。これは、バランスのよい
、組織学的および生理学的に安定な肺の構造を生じる。
これらは、高い割合のジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)および
ホスファチジルグリセロール(PG)を有するリン脂質二重層の緻密なユニット
である。他の本質的な成分として、肺界面活性剤は、SP−A、SP−B、SP
−CおよびSP−Dと表されるタンパク質を含有する(Possmayer, F. : A Prop
osed Nomenclature for Pulmonary Surfactant-Associated Proteins. Am. Rev.
Respir. Dis. 1988, 138, 990-998)。SP−Aは、分泌調節において重要な役
割を担う高分子量グリコプロテインである。
およびより少ない程度ではあるがSP−Bは、“熱力学的触媒”の役割を担う。
これらタンパク質の存在は、拡散速度論(spreading kinetics)を著しく促進す
る。この理由のみによって、優れた表面張力の要求に対する界面活性剤の調整は
、遅れることなく可能である。これらの性質は、タンパク質、特にSP−Cの極
めて疎水性の性質中で反映される。
デルの双方において、同様に医学的使用において、界面活性剤の不足分を補う能
力を有する界面活性製剤を得ることが可能であり、したがって、例えば、乳児呼
吸困難症候群(IRDS)の治療に適している。しかしながら、これらの動物起
源の製剤は、重大な欠点を有する: リン脂質組成物は、動物種、ならびに動物の健康状態および栄養状態に強く依
存し、かつ、定められた成分の混合物による補助が、限られた範囲でのみ可能で
ある。サーファクタントタンパク質含量およびSP−B/SP−Cの割合は、同
様の変動にさらされる。さらに、タンパク質または改質された誘導体のタンパク
質分解生成物(たとえば、メチオニンでの酸化による)は、治療に使用される混
合物中に含まれていてもよい。界面活性剤の長期間の使用または大量の投与が必
要とされる場合、たとえば、成人呼吸困難症候群(ショック肺、ARDS)また
は他の領域での使用、たとえば、肺への投与において“薬剤”である他の物質へ
の界面活性剤の使用の場合には、物質の供給の問題が依然として残ったままであ
る。
ることが適切である。しかしながら、組み換えタンパク質、特に細菌発現系が使
用される場合には、実際には制限されない量で製造することができ、かつ、近代
的分析方法の使用および質の調整が可能であり、その際、まさに定められた組成
物を有する界面活性剤は、合成リン脂質の使用によって製造することができる。
この界面活性剤は、治療的要求に最適に適応させることができる。
式I参照、式中、Aは欠失しているかまたはPhe、BはCysであり、かつ、
CはMetである)は、脂肪族を除き、高疎水性のアミノ酸、たとえばバリン、
ロイシンおよびイソロイシンから成る。この中心部分の長さ(式I中のアミノ酸
12〜34)は、単分子性リン脂質膜中へのペプチドのインテグレ−ションを可
能にする。配列番号2のPro−Cys−Cys−Proの配列(式Iの3〜6
の位置)中の2個のCys基は、パルミチン酸によってSH基でチオエステル化
される。パルミチン酸は、さらに、完全なタンパク質の疎水性の性質を増加させ
、かつ同時にシステインの2個のSH基をブロックし、その後に、酸化およびジ
スルフィット架橋形成に対してこれらを保護する。中心領域(式Iのアミノ酸1
3〜34)は、膜内外ヘリックスを形成する。この領域のN末端は、正電荷のア
ミノ酸を含有する極性配列を側鎖に有する(式IのLys, 10: Arg, 11)。
およびSP−C変異体の製造方法が記載されている。前記明細書中において、特
に、2個のシステインを4位および5位で、2個のセリン基によって置換するこ
とが示されている。製造方法において、これは、高疎水性タンパク質の単離の後
に2個のシステインの技術的に複雑なパルミトレーション(palmitolation)が
不要になるいった利点を有する。
4位および5位でフェニルアラニンまたはトリプトファンによって置換されてお
り、かつメチオニンが32位でイソロイシン、ロイシンまたはセリンによって置
換されている、SP−C変異体が記載されている。
ントタンパク質Cの質量スペクトル分析が記載されている。ここでは、質量スペ
クトロメトリのためのSP−C試料の後処理の間に、メチルエステルまたはイソ
プロピルエステルが形成されてもよいことが挙げられている。
ントタンパク質を提供することである。驚くべきことに、カルボキシ末端で、炭
素原子1〜4個を有するアルコールによってエステル化されているSP−Cポリ
ペプチドが、第1に、その肺界面活性剤の作用に関して有利な性質を有し、かつ
、第2に、その安定性に関して有利な性質を有することが見出された。特に、本
発明によるSP−Cエステルは、凝集に関する低い傾向を有し、したがって、溶
液中での改善された安定性を有する。
末端で、炭素原子1〜4個を有するアルコールによってエステル化されているS
P−Cポリペプチドおよびその塩に関する。
て提案された命名法(Possmayer, F.: A Proposed Npmenclature for Pulmonary
Surfactant associated Proteins. Am. Rev. Respir. Dis. 1988, 138, 990-99
8)に沿って、哺乳類の天然の肺界面活性剤中または羊水中に存在し、かつ、S
P−Cと呼称される、サーファクタントタンパク質の“ファミリー”として理解
される。SP−Cは好ましくは、ヒト肺界面活性剤中かまたはヒト羊水中に存在
するサーファクタントタンパク質SP−Cの意味として理解される。
よって製造されたSP−C、ならびにSP−C改変体、たとえば、一つまたはそ
れ以上のアミノ酸が欠失しているかまたは他のアミノ酸によって置換されている
前記改変体を含む。化学的に合成されたかまたは組み換えによって製造されたS
P−C、ならびにSP−C改変体は、たとえば、WO89/04326、WO9
1/00871、WO91/18015、WO93/21225、さらにはWO
95/32992で記載されている。
り、かつ、CはIle、LeuまたはSerである]の配列番号3のアミノ酸配
列を含むWO95/32992から公知のサーファクタントタンパク質の意味で
あるとして理解される。
つ、CがIleである、式Iの前記サーファクタントタンパク質である。特に好
ましくは、Aが欠失しており、BがPheであり、かつCがIleである、式I
のサーファクタントタンパク質である[以下、SP−C(FF/I)またはrS
P−C(FF/I)と呼称される]。
、その際、アミノ酸は、左端で遊離アミノ酸基を有し(アミノ末端;式Iの0番
または1番のアミノ酸)かつ、アミノ酸は、右端で遊離カルボキシル基を有する
(カルボキシ末端;式Iの34番のアミノ酸)。
性剤の活性を有する。肺界面活性剤の活性は、当業者に公知の方法で測定するこ
とができる。天然の肺界面活性剤は、表面活性の性質を有し;この場合、これは
、たとえば、肺胞中の表面張力を減少させるものである。肺界面活性製剤の表面
活性を測定するための、簡単かつ迅速なインヴィトロ(in vitro)試験は、たと
えば、ウェルヘルミーバランス(Wilhelmy balance)と呼称されるものである
[Goerke, J. Biochem. Biophys. Acta, 344: 241-261 (1974), King R.J. and
Clements J.A., Am. J. Physicol. 223; 715-726 (1972)]。この方法は、約0
mN/mの表面張力に達するための肺界面活性剤の能力として測定された、肺界
面活性剤の質の指標を示すものである。肺界面活性剤の表面活性を測定するため
の他の測定装置は、“パルセーティングバブルサーファクタントメーター(puls
ating bubble surfactometer)”である[Possmayer F., Yu S. and Weber M.,
Prog. Resp. Res., Ed. V. Wichert, Vol. 18: 112-120 (1984)]。また、肺界
面活性剤組成物の活性は、生体内(in vivo)試験によって測定することもでき
る。たとえば、ARDSおよびIRDSの動物モデル中で必要とされる、肺性コ
ンプライアンス、血液ガス交換または呼吸圧を測定することによって、肺界面活
性剤の活性の指標を得ることが可能である。このようなモデルは、たとえば、ヘ
フナーら(Haefner et al.)によって記載されている(D. Haefer et al.: Effe
cts of rSP-C surfactant on oxygenation and histology in rat lung lavage
model of acute lung injury Am. J. respir. Crit. Care Med. 1998, 158: 270
-278)。
1〜4個を有する脂肪族アルコールの意味であると認識される。メタノール、エ
タノール、1−プロパノール、2−プロパノール(イソプロパノール)、1−ブ
タノールおよび2−ブタノールは、本発明において挙げられてもよく、この場合
、メタノールおよび2−プロパノールが好ましい。
ある。製薬学中で通常使用される強酸の薬理学的に許容可能な塩が特に好ましい
。有利には、酸、たとえば、塩酸、塩化臭素酸および硫酸との酸付加塩が適して
おり、その際、塩の製造において、酸は、一塩基酸かまたは多塩基酸かによって
、およびどちらの塩が好ましいかによって、等モル比または異なる比で使用され
る。
るサーファクタントタンパク質Cから出発し、適したエステル条件下で、適した
アルコールとの反応によって製造されてもよい。したがって、本発明は、カルボ
キシ末端で遊離カルボキシル基を有する、相当するサーファクタントタンパク質
Cを、好ましいアルコールと、適したエステル条件下で反応させることによる、
本発明によるSP−Cエステルの製造方法を提供する。好ましくは、溶剤として
過剰量のアルコールを使用し、かつ、酸を用いてのエステル化を実施することで
ある。サーファクタントタンパク質の疎水性の性質に関して、他の有機溶剤との
混合物中でアルコールを使用することは有利である。これらの他の有機溶剤は、
好ましくは水素化された炭化水素、たとえば、クロロホルムおよびジクロロメタ
ンである。適した酸は、特に、強酸、たとえば、塩酸、硫酸または臭化水素酸で
ある。分解生成物の形成を回避するために、エステル化は好ましくは室温を下廻
る温度で実施される。エステル化の後に、生じるエステルは、通常の方法で単離
され、適切である場合には、たとえば、適した溶剤を用いてのカラムクロマトグ
ラフィーによって精製される(たとえば、WO95/32992またはWO92
/00993)。エステル化のための出発材料として使用されてもよい典型的な
サーファクタントタンパク質Cの単離または製造は、たとえば、WO89/04
326、WO91/00871、WO91/18015、WO93/21225
または他にはWO95/32992に記載されている。rSP−C(FF/I)
の製造は、WO95/32992に記載されている。これは、たとえば、タンパ
ク質のクロマトグラフィー(WO95/32992、第10頁、第2パラグラフ
)の後に得られるrSP−C(FF/I)溶液を直接的に相当するrSP−C(
FF/I)エステルに製造することが可能である。
気道の治療での要求に適合する医薬品組成物中で提供されてもよい。本発明によ
るSP−Cエステルと、群SP−A、エステル化されていないSP−CおよびS
P−Bからの他の肺性界面活性剤の少なくとも一つとの医薬品組成物中での組み
合わせ物が挙げられてもよい。医薬品組成物中でのエステル化されていないSP
−Cとの組み合わせ物は、本明細書中で特に挙げられてもよい。好ましくは、5
0質量%までのSP−C(エステル化されていないもの)(組成物中でのサーフ
ァクタントタンパク質の総量に基づく)を含有し、残りは本発明による一つまた
はそれ以上のSP−Cエステルである組み合わせ物であるか、あるいは50質量
%までの本発明によるSP−Cエステル一つまたはそれ以上を含有し、その際、
残りはSP−C(エステル化されていないもの)を含有する組み合わせ物である
。特に好ましくは、SP−C(エステル化されていないもの)5〜15質量%を
含有し、その際、残りは一つまたはそれ以上の本発明によるSP−Cエステルで
ある組み合わせ物であるか、あるいは、本発明による一つまたはそれ以上のSP
−Cエステル 0.5〜10質量%を含有し、その際、残りはSP−C(エステ
ル化されていないもの)である組み合わせ物であり、特に好ましくは、SP−C
エステル2〜5質量%を含有し、その際、残りはSP−C(エステル化されてい
ないもの)である組み合わせ物である。本発明で好ましいのは、rSP−C(F
F/I)エステルとエステル化されていない形でのrSP−C(FF/I)の組
み合わせ物である。典型的な組み合わせ物は、rSP−C(FF/I)メチルエ
ステル1〜6質量%を含有し、その際、残りはエステル化されていない形でのr
SP−C(FF/I)である組み合わせ物である。このような組み合わせ物は、
たとえば、完全な変換が達成される前にエステル化反応が中断される場合には、
SP−Cのエステル化反応から直接的にか、あるいは組み合わせ物の適切に純粋
な成分を混合することによって得られてもよい。
の肺界面活性組成物中に含まれるリン脂質、たとえば、好ましくは、ジパルミト
イルホスファチジルコリン(DPPC)、パルミトイルオレイルホスファチジル
グリセロール(POPG)および/またはホスファチジルグリセロール(PG)
を含有する。本発明による組成物の他の考えられうる成分は、脂肪酸、たとえば
、パルミチン酸である。好ましい粘性に調整するために、組成物は、電解質、た
とえば、カルシウム塩、マグネシウム塩および/またはナトリウム塩を含有して
いてもよい(たとえば、塩化カルシウム、塩化ナトリウムおよび/または重炭酸
ナトリウム)。組成物の別個の成分の型および量を決定する場合に、従来技術は
使用され、一方では天然の肺界面活性剤が使用され、他方では従来技術の多くの
提案、たとえば、EP−A0119056およびEP−A0406732が、そ
の方向づけに関して用いられる。
ントタンパク質0.2〜5質量%、脂肪酸2〜15質量%および電解質0〜5質
量%を含有する(乾燥質量に基づく)。
およびパルミトイルホスファチジルグリセロール(POPG)を、特に、7:3
〜3:7の割合で(質量比)である。
タンパク質0.5〜3.0質量%、脂肪酸、好ましくはパルミチン酸3〜15質
量%、および塩化カルシウム0〜3質量%を含有する(乾燥質量に基づく)。
トタンパク質0.5〜3.0質量%、脂肪酸、好ましくはパルミチン酸4〜7質
量%、および塩化カルシウム1〜3質量%を含有する。
992で記載されたように、リン脂質マトリックス中にサーファクタントタンパ
ク質を混合させることによって製造される。本発明によれば、肺界面活性製剤は
、好ましくは、凍結乾燥された形、特に好ましくは噴霧乾燥された形で提供され
る。凍結乾燥された形は、たとえば、WO97/35882、WO95/329
92、WO91/100871およびDE3229179から公知である。WO
97/26863は、噴霧乾燥による肺界面活性製剤の製造方法を記載している
。本発明によれば、この方法で製造された製剤が好ましい。
フィーによって得られた純粋なrSPC(FF/I)の5画分(1l)を、クロ
ロホルム500mlおよび1N塩酸300mlと混合させ、かつ、完全に混合さ
せ、かつ、その後に、相分離の後に水相を除去した。有機相をメタノールで希釈
して1lにし、かつ、1N塩酸300mlでもう一度洗浄した。相分離の後に、
有機相を再度メタノールで希釈し1lにし、かつ溶液のpHを、濃塩酸を用いて
、約pH1に調整した。混合物を室温に2日間に亘って置き、かつ、約300m
lの溶剤混合物をその後にロータリーエバポレーターを用いて留去した。室温で
さらに3日間の後に、HPLC(すぐに使用可能なHPLCプレートDiol(
Merck):移動相;クロロホルム:メタノール:アンモニア(25%):H2O=
13:6:0.4:0.8;染色:クマシーブルー)によって、未エステル化r
SPC(FF/I)が検出されることはなかった。溶液をそれぞれ0.1N塩酸
300mlで2回に亘って抽出し、かつ、有機相を、相分離の後に、2−プロパ
ノールでそれぞれ希釈し700mlにした。溶液のpHを飽和NaHCO3溶液
でpH3.5〜4に調整した。全体で4xの溶液を、20〜25℃で、ロータリ
ーエバポレーターを用いて250mlに濃縮し、かつ、それぞれの場合において
2−プロパノールを用いて500mlにした。濾過は、最終的には、2−プロパ
ノール中で約200mgのrSPC(FF/I)の溶液にし、この場合、これは
−20℃で保存された。質量スペクトル(MALDI−TOF)は、3634D
aで、分子ピークMH+を示した。
ラフィーによって得られた純粋なrSPC(FF/I)溶液6画分(1.2l)
をクロロホルム600mlおよび1N塩酸400mlと混合し、かつ、完全に混
合させ、かつ、相分離の後に、水相を除去した。有機相を2−プロパノールで希
釈し1.2lにし、かつ、pHをその後に濃塩酸を用いて0.5〜1に調整した
。混合物を室温で1日間に亘って置き、かつ、約300mlの溶剤混合物を、そ
の後に、20〜25℃でロータリーエバポレーターを用いて留去し、かつ、2−
プロパノール300mlによって置き換えた。この工程を、室温で3、6、9お
よび12日間置いた後に繰り返した。HPTLC(例1参照)によって、その後
に、任意の未エステル化rSPC(FF/I)を検出することは不可能であった
。溶液のpHを飽和NaHCO3溶液を用いて3.5〜4に調整し、かつ、その
後に、溶液をロータリーエバポレーターを用いて500mlに濃縮する。濾過に
よって、2−プロパノール中のrSPC(FF/I)2−プロピルエステル約2
50mgの溶液が生じ、この場合、これは−20℃に保存される。質量スペクト
ル(MALDI−TOF)は、3662Daで分子ピークMH+を示す。
テルを、リン脂質マトリックスの成分と混合し、室温で、塩化ナトリウム希釈溶
液(0.065% w/w NaCl)中に噴霧することによって、リン脂質マ
トリックス成分を含有する不均質な混合物として沈殿させた。肺界面活性剤懸濁
液から、肺界面活性剤(LSF)をバケット遠心分離器を用いて分離除去し、か
つ、電解質溶液(NaCl、CaCl2)中に再懸濁し、かつ、pHを0.1N
NaOHを用いてpH6.5に調整した。この水性懸濁液を、20mlバイア
ル中に装填し、かつ凍結乾燥させた。以下の製造例中で示された質量および量は
、肺界面活性製剤10gの製造に基づく。
g、パルミトイルオレイルホスファチジルグリセロールアンモニウム塩(POP
G×NH4)3.08g、およびパルミチン酸0.25gを、90%イソプロパ
ノール 200ml中に溶解させ、かつ、その後に混合物を室温に冷却する。生
じるリン脂質溶液を、SP−C(FF/I)メチルまたは2−プロピルエステル
200mgを含有する溶液1lと組み合わせる。生じる“噴霧溶液”を重炭酸
溶液で撹拌することによって、pH4.5に調整した(5%NaHCO3溶液
約5ml)。
ance)ノズルを介して、25ml/分の噴霧速度で、NaCl希釈溶液 9.6
l(0.065% w/w)中に装入する。4℃〜8℃で2時間に亘っての保存
の後に乳白色の溶液が形成され、肺界面活性製剤を、電解質溶液(H2O 30
0ml中の3.0g CaCl2×2H2OおよびNaCl61.3g)中に噴
霧することによって沈殿させた。肺界面活性懸濁液(10.8〜11.0l)を
4℃で一晩に亘って保存し、その後にそれぞれの場合において30分に亘って1
6000gで、Sorvall バケット遠心分離器(RC2−B)を用いて遠
心分離した。それぞれの場合において、遠心分離ケークは、残留するイソプロパ
ノールを付着を取り除くために、0.65%濃度塩化ナトリウム溶液の半量で再
懸濁し、かつ、再度遠心分離した。この方法は、全部で3〜4回に亘って繰り返
す。最終的な遠心分離のケークを、0.65%濃度NaCl溶液 400ml中
に入れ、1N NaOHを用いてpH6.5に調整し、かつ、一部分6.2gで
20mlのバイアルに入れた。バイアルの内容物を以下のように凍結乾燥させた
:大気圧下で−45℃で6時間に亘って凍結させ、0.16mバール下で−20
℃で54時間に亘って凍結乾燥させ、その後に0.02mバールで−20℃で5
時間に亘ってさらに強力に乾燥させた。
された)を含有するバイアル65〜66個が得られた。
理学的食塩水で懸濁しなければならない(懸濁液濃度25mg/ml)。
1mg rSP−C(FF/I)メチルまたは2−プロピルエステル 2.7mg パルミチン酸 6.8mg 塩化カルシウム(無水物) 2.9mg 3.粉末肺界面活性製剤の製造 粉末肺界面活性製剤は、WO97/26863で記載された方法によって製造
された。
.95g、1−パルミトイル−2−オレイル−3−sn−ホスファチジルグリセ
ロール−アンモニウム 4.6g、塩化カルシウム二水和物 418mgおよび
パルミチン酸 750mgを、2−プロパノール/水(85:15) 330m
l中に溶解させ、30℃に冷却した後に、イソプロパノール/水(95:5,c
=484mg/l)中のrSP−C(FF/I)2−プロピルエステルの溶液6
20mlと混合させた。生じる溶液を、BuechiB191実験室用噴霧乾燥
器中で噴霧乾燥させた。噴霧条件:乾燥のためのガス:窒素、入口温度:100
℃、出口温度:58〜60℃。これによって無色の粉末が得られた。
74g(5.1mmol)、1−パルミトイル−2−オレオイル−3−sn−ホ
スファチジルコリン 2.81g(3.7mmol)、1,2−ジパルミトイル
ホスファチジル−3−sn−ホスファチジルグリセロールナトリウム 2.90
g(3.9mmol)、パルミチン酸234mgおよび塩化カルシウム二水和物
279mg(1.9mmol)を、2−プロパノール/水(85:15)160
ml中に溶解し、かつ、30℃に冷却した後に、イソプロパノール/水(92:
8,c=330mg/l)中のrSP−C(FF/I)メチルエステルの溶液5
66mlで、30℃で混合した。生じる溶液を、BuechiB191実験室用
乾燥器中で噴霧乾燥した。噴霧条件:乾燥のためのガス:窒素、入口温度:90
℃、出口温度58〜60℃。これによって、無色の粉末が得られた。
からの、多くの急性の拡散浸潤性の肺病変に相当する(特に、動脈性低酸素症)
記述的表現である。ARDSの表現は、乳児呼吸困難症候群(IRDS)と同様
の数多くの臨床的特徴および病理学的特徴を有することから用いられる。IRD
Sの場合には、早産によって引き起こされる肺界面活性剤の不足が主な原因であ
り、ARDSの場合には、異なる病因に基づく肺疾患によって、肺界面活性剤機
能不全が引き起こされる。ARDSを含むALIを引き起こす引き金となるのは
、たとえば、(Harrison's Principles of Internal medicine 10th Ed. 1983,
McGraw-Hill Int. Book Compによって記載されている)びまん性肺感染症(たと
えば、ウイルス、バクテリア、ファージによるもの)、たとえば胃液の吸引、ま
たは溺れた場合の吸引、毒物または刺激物の吸入(たとえば、塩素ガス、窒素酸
化物、ばい煙)、直接的または間接的外傷(たとえば、多発性骨折または肺挫傷
)、肺外面の炎症に対する全身反応(たとえば、出血性膵炎、グラム陰性菌敗血
症)、大量の輸血であるかまたは心肺バイパス後の輸血であってもよい。
るいはARDSを含む成人におけるALIの治療または予防に適しているばかり
ではなく、さらには、肺炎、気管支炎、胎便吸入症候群、COPD(慢性閉塞性
肺疾患)、喘息および嚢胞性繊維症の治療または予防に適している。さらに、本
発明によるサーファクタントタンパク質および本発明による組成物は、他の薬剤
の投与に関するキャリアーとしての使用に適している。
下(輸液またはボーラス剤)であるか、あるいは噴霧の形で実施される。投与に
関して、本発明による製剤は、好ましくは、適した溶剤または再懸濁媒体中で溶
解させるかまたは懸濁させ、特に、製剤は、凍結乾燥された形かまたは噴霧乾燥
された形で存在する。適した溶剤は、好ましくは生理学的食塩水である。1ml
の懸濁液に対して、12.5〜100mgのリン脂質を含有する本発明による製
剤の懸濁液または溶剤の投与が有利であることが見出された。適用に関して、本
発明による製剤は、好ましくは体重1kg当たりリン脂質12.5〜200mg
の量で投与される。一般には、投与は1日1回〜3回、1〜7日間に亘って実施
される。必要である場合には、好ましくは肺界面活性剤組成物希釈液での気管支
肺胞洗浄液を、本発明による製剤の投与前に実施することができる。このような
方法は、たとえば、ゴマーら(Gommer et al.)[Brochoalveolar lavage with
a diluted surfactant suspension prior to surfactant instillation improve
s the effectiveness of surfactant therapy in experimental acute respirat
ory distress syndrome (ARDS), Intensive Care Med. 1998, 24: 494-500]お
よびWO98/49191で記載されている。
、胎便吸入症候群、COPD、喘息、嚢胞性繊維症、IRDSおよび/またはA
LI(ARDSを含む)を、本発明による肺界面活性製剤の適した量を投与する
ことによって、治療または予防する方法を提供する。
群、COPD、喘息、嚢胞性繊維症、IRDSおよび/またはALI(ARDS
を含む)の治療または予防のための医薬品製剤(医薬品)を製造するための、サ
ーファクタントタンパク質の使用を提供する。
プル)および必要である場合には添付のリーフレットから成る商業的製品を提供
し、この場合、この医薬品製剤は、肺炎、気管支炎、胎便吸入症候群、COPD
、喘息、嚢胞性繊維症、IRDSおよび/またはALI(ARDSを含む)の治
療または予防に適しており、挙げられた障害の治療または予防のための医薬品組
成物の適性は、商業的製品の2次包装または添付のリーフレットに記載されてお
り、かつ、医薬品製剤は、少なくとも一つの本発明によるSP−Cエステルなら
びに適した薬理学的助剤を含む。2次包装、製剤を含む1次包装および添付のリ
ーフレットは、他には、この型の医薬品製剤に関して、当業者が標準的であると
みなすものに相当する。
有する本発明の組成物、およびrSP−C(FF/I)メチルエステルとrSP
−C(FF/I)(エステル化されていないもの)との質量比5:95(組成物
中のサーファクタントパン宅室の総量に基づく)(以下バッチERa8とする)
の組み合わせ物を含有する本発明による組成物を、ヘフナーら(Haefner et al.
)[D. Haefner, P.-G. Germann and D. Hauschke: Effects of rSP-Csurfactan
t on oxygenation and histology in rat-kung-lavage model of acute lung in
jury. Am. J. Resp. Crit Care Med. 158, 270-278 (1998)]によって記載され
たモデルで試験した。RLLモデルにおいて、2個のバッチを、体重1kg当た
りリン脂質12.5、25、50および100mgの用量で、後処理(late tre
atment)(最後の洗浄後1時間での投与)によって使用した。双方のバッチは、
未処理のコントロール群と比較して酸素化の著しい改善を示した。効果は、投与
量依存的であった。特に、体重1kg当たり50mgおよび100mgのリン脂
質の投与量での値は、洗浄されていないラットの最初の値の範囲内であった。
る本発明の組成物、およびrSP−C(FF/I)メチルエステルおよびrSP
−C(FF/I)(エステル化されていないもの)を質量比5:95で含有する
本発明による組成物(Era8)の効果を、ヘフナーらによって記載されたモデ
ル(Haefner et al.)[D. Haefner, P.-G. Germann and D. Hauschke: Effects
of rSP-Csurfactant on oxygenation and histology in rat-kung-lavage mode
l of acute lung injury. Am. J. Resp. Crit Care Med. 158, 270-278 (1998)
]での酸素化において、体重1kg当たりリン脂質12.5、25、50および
100mgの投与量に関するグラフを示す。体重1kg当たり投与量0mgは、
処理されていないコントロール群の酸化を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 サーファクタントタンパク質のカルボキシ末端で、アミノ酸
を炭素原子1〜4個を有するアルコールでエステル化したサーファクタントタン
パク質Cおよびその薬理学的に認容性の塩。 - 【請求項2】 式I 【外1】 [式中、Aは欠失しているかまたはPheであり、BはPheまたはTrpであ
り、かつCはIie、LeuまたはSerである]の配列番号3のアミノ酸配列
を有するサーファクタントタンパク質である、請求項1に記載のサーファクタン
トタンパク質C。 - 【請求項3】 Aが欠失しているかまたはPheであり、BがPheであり
、かつ、CがIieである、請求項2に記載のサーファクタントタンパク質C。 - 【請求項4】 Aが欠失しており、BがPheであり、かつCがIieであ
る、請求項2に記載のサーファクタントタンパク質C。 - 【請求項5】 アルコールがメタノールまたは2−プロパノールである、請
求項1に記載のサーファクタントタンパク質C。 - 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項記載のサーファクタント
タンパク質Cエステルを含有する、哺乳類において、肺炎、気管支炎、胎便吸引
症候群、COPD、喘息、嚢胞性繊維症、IRDSおよび/またはALI(AR
DSを含む)を治療または予防するための医薬品組成物。 - 【請求項7】 SP−A、エステル化されていないSP−CおよびSP−B
の群からの少なくとも一つの他のサーファクタントタンパク質を含有する、請求
項6に記載の医薬品組成物。 - 【請求項8】 rSP−C(FF/l)を含有する、請求項7に記載の医薬
品組成物。 - 【請求項9】 リン脂質、脂肪酸および電解質を含有する、請求項6に記載
の医薬品組成物。 - 【請求項10】 組成物の乾燥質量に対して、リン脂質 80〜95質量%
、サーファクタントタンパク質 0.2〜5質量%、脂肪酸 2〜15質量%お
よび電解質 0〜5質量%を含有する、請求項9に記載の医薬品組成物。
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