JP2003500608A - 点火電極配置及び内燃機関のための点火電極を配置するための方法 - Google Patents

点火電極配置及び内燃機関のための点火電極を配置するための方法

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JP2003500608A
JP2003500608A JP2001500116A JP2001500116A JP2003500608A JP 2003500608 A JP2003500608 A JP 2003500608A JP 2001500116 A JP2001500116 A JP 2001500116A JP 2001500116 A JP2001500116 A JP 2001500116A JP 2003500608 A JP2003500608 A JP 2003500608A
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spark plug
piston
cylinder
ignition
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ハンス ドランゲル,
レイモンド レインマン,
ハンス カールソン,
エリック オロフソン,
アンデルス ラルセン,
ゲラン リッセル,
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サーブ オートモービル アクティエボラーグ
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    • F02P13/00Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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Abstract

(57)【要約】 内燃機関、特にオットーサイクルエンジンのシリンダー(4)内の圧縮室(20)内で燃料−空気混合物を点火する電極配置及び方法であって、そこではシリンダー壁(12)により境界付けられるのに加えて前記圧縮室は前記シリンダー内で可動なピストン(6)により及びシリンダーヘッド壁(34)により境界付けられ、前記シリンダーヘッドは点火プラグ(22)を持ち、この点火プラグはそれに取り付けられた電極(26)を持つ。この配置は二つの別個のアース電極(30,32)を含み、そのうち第一(30)はピストンの頂部に固定的に取り付けられ、その第二(32)は圧縮室(20)を境界付けるシリンダーヘッド壁(34)内に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は内燃機関、特にオットーサイクルエンジンのシリンダーの圧縮室内の
燃料−空気混合物を点火するための電極配置であって、シリンダー壁により境界
付けられるのに加えて、圧縮室がまた前記シリンダー内で可動なピストン及びシ
リンダーヘッドの壁により境界付けられ、少なくとも一つの電極を含みかつ点火
プラグとして機能する流体噴射装置の一部を含むことのできる点火プラグがシリ
ンダーヘッド内に取り付けられているものに関する。かかる装置はガス噴射例え
ば空気噴射、及び/または燃料噴射のためを意図してもよい。
【0002】 この発明はまた請求項9の前文に規定された種類の方法に関する。
【0003】 背景技術の説明 SE−B−8500324−2(公開番号449125)は主としてオットー
サイクルエンジンの燃焼室内の燃料−空気混合物のスパーク点火を制御する方法
に関する。この公報はまた各燃焼室内に固定的に取り付けられたスパーク点火の
ための点火プラグ電極と、前記点火電極と共同作用し関連シリンダー内のピスト
ンに固定的に連結されておりそれにより前記固定的に取り付けられた点火プラグ
電極に関して可動なアース電極とを持つオットーサイクルエンジンを教示する。
【0004】 この既知のエンジン構成はエンジンのシリンダーヘッドに固定されている単極
点火プラグに関係し、その単極は中心電極から構成されている。この形式の点火
プラグは従って側方電極がない。
【0005】 前述の特許公開による発明はエンジンが低負荷または高負荷で働くかどうかに
関係なく、良く制御された燃焼が広い種々の操作条件で得られるように点火を調
節可能とすることを目ざす。
【0006】 GB A 2322672は内燃機関の燃焼室中に直接燃料を噴射する方法を
教示し、そこでは燃料−空気混合物は一方ではシリンダーヘッド内に取り付けら
れた単極点火プラグの中心電極と、他方ではピストンの頂部に固定的に取り付け
られたアース電極との間の点火間隙を横切って飛び移る点火スパークにより点火
される。点火間隙の大きさはピストンがシリンダー内で動くとき変わるので、最
適の可能な点火場所、結果として対応するスパーク長を選択することが可能であ
り、これが特に部分負荷範囲での不完全燃焼、例えば点火失敗の量を減らすこと
を可能とする。これは点火及び燃焼状態を改善することを可能とする。
【0007】 発明の目的 前述から明らかであるように、内燃機関の各シリンダー内の固定及び可動電極
を含む点火電極配置は従って公知技術である。固定電極は都合よくは構成的に簡
単な単極点火プラグ(=単電極点火プラグ)の中心電極からなることができ、こ
の点火プラグは中心電極とプラグの付属部品中にしっかりとねじ込められる側方
電極の両者を持つ、通常の二極点火プラグより低費用で製造されることができる
【0008】 しかし、スパーク間隙の大きさが変わる電極配置の持つ一欠点は積極点火(有
効点火スパーク)を特に大きなスパーク間隙の場合に達成することが常に可能で
はないことである。種々の理由のため、実際にあるレベル、例えば30−40k
V以上の点火電圧により作動することは可能ではない。
【0009】 例えば、点火進角に関して(そこでは点火が上死点位置に先立つクランクシャ
フト回転の与えられた数の角度で起こるであろう)、スパーク間隙(ピストン取
り付け電極とシリンダーヘッドに取り付けられた点火プラグ電極間の距離)が利
用できる点火電圧に関して過剰に大きいので積極点火を達成することは問題があ
るかもしれない。スパークが“間違った経路”を選び点火プラグ電極とシリンダ
ーヘッドの最接近取り巻き外表面、すなわちピストン電極の代わりに点火プラグ
に隣接した表面領域との間に飛び移る危険がある。これは積極点火を与えるに不
十分なスパークをもたらし、また点火プラグ電極を取り囲む絶縁体(セラミック
)に損傷をもたらす。
【0010】 特に、本発明はシリンダー内のピストンの位置と共に変わるスパーク間隙を含
む電極配置と組み合わされた前述の問題を排除することを目ざす。この発明の一
般目的は: − 改善された燃焼状態が達成できる; − 良好な点火特性が得られる; − 容認できる点火燃焼状態が達成でき、またガス化された燃料が点火のため
に圧縮室中に取り入れられたガス体の小部分を構成するガス混合物の使用による
関連エンジン作動時の範囲に関して限界が広げられる; − 改善された燃料節約が達成される; − 点火プラグの使用寿命/耐久性が増す; − 燃焼工程で発生した有害排出生成物の量が減る;及び − ピストンの位置によるスパーク間隙が大き過ぎるときでさえピストン取り
付け電極へのスパークによる積極点火を可能として燃料−空気混合物が点火でき
る; という特性を持つ点火電極配置を提供することである。
【0011】 発明の概要 これらの目的は本発明により請求項1の特徴節に記載された特徴を含む導入部
に規定された種類の電極配置により、かつ請求項9の特徴節に記載された段階を
含む方法により達成される。
【0012】 発明電極配置の主たる特徴は従ってそれが少なくとも二つの別個のアース電極
を含み、そのうち第一電極がピストンの頂部に取り付けられ、一方第二アース電
極が圧縮室に隣接したシリンダーヘッド壁に取り付けられるかまたは点火プラグ
に取り付けられまたは点火プラグと前記壁との間の別個の中間部品を形成するこ
とである。
【0013】 従って、この発明の基本的原理によれば、このスパーク点火システムは固定点
火プラグ電極とピストンの頂部の可動アース電極及びまたシリンダーヘッド内に
固定的に取り付けられた更なるアース電極との組み合わせを含む電極形状を利用
する。第二アース電極に関するスパーク間隙、すなわち前記電極と単極点火プラ
グの中心電極との間の距離は4.5mmであることができ、すなわちスパーク間
隙の寸法が通常1.0−1.5mmを越えない通常の二極点火プラグの場合のス
パーク間隙よりかなり大きい。
【0014】 追加的な固定的に取り付けられた第二アース電極の存在はエンジン点火設定を
特に低負荷時に変えるかなり大きな可能性を提供する。なぜなら点火プラグ電極
とピストンの頂部に取り付けられたアース電極との間の過剰に大きい距離のため
に点火プラグ電極周りの絶縁体のスパークトラッキングの危険なしに点火を高め
る(=進角点火)ことができるからである。
【0015】 もし、例えば点火プラグ電極と別個の固定的に取り付けられた第二アース電極
の形を持つ側方電極との間のスパーク間隙が適当には例えば4.5mmに達する
ことができることが仮定されるなら、上死点前のクランクシャフト回転の20−
30度の範囲の進角点火設定では点火スパークは典型的には新しい側方電極(ピ
ストンの頂部のアース電極に代えて)に飛び移るであろうことを予想することが
できよう。
【0016】 点火スパークが点火プラグ電極と別個の第二アース電極との間に飛び移るとき
、強力な“容量の大きいスパーク”が得られ、これが低負荷作動状態でさえ良好
な点火特性を与える。
【0017】 点火問題がしばしば存在する低負荷では比較的大きな電極距離が望ましい。か
かる距離は点火プラグ電極から比較的大きな距離にあるシリンダーヘッドに取り
付けられている第二アース電極により達成される。しかし、この電極位置は重負
荷で極めて高い点火電圧要求をもたらし、従って電極配置はまたピストンの頂部
に取り付けられた第一アース電極を含むであろう。前記第一電極は高負荷、すな
わち遅延点火進角の場合の点火時の点火プラグ電極に比較的密接して設けられて
いる。点火電圧要求はこの方法により妥当なレベルに減少される。
【0018】 この発明電極配置の異なる実際的実施例は請求項2−8に記載された特徴を含
むことができる。
【0019】 第二アース電極はシリンダーヘッド内に取り付けられ点火プラグから距離を置
いた別個の電極であるか、または点火プラグと組み合わされた電極であるかのい
ずれかであることができる。前者の場合(=別個の電極)、電極はシリンダーヘ
ッドに永久的に固定されるか、または取り外し可能/交換可能要素の形を持つか
のいずれかであることができる。後者の場合(=組み合わせ電極)、電極は点火
プラグの固定/一体化部であるか、または点火プラグに/その上にまたはその周
りに取り付けられた別個の付属部品に固定的に取り付けられることができるかの
いずれかであることができる。このアース電極はそのとき例えば点火プラグの前
方部に固定された別個の套管または環上の及びその周りの電極を含むことができ
る。第二アース電極が点火プラグの固定/一体化部を構成するとき、このプラグ
は従って二極点火プラグを形成するであろう。
【0020】 空間的理由(技術的性質の包装理由)のため、点火プラグに対してプラグ電極
が、圧縮室の対称軸上に位置されるようにシリンダーヘッド内に位置される単極
プラグ(=単電極点火プラグ)であることが実際におそらく好ましいことが多い
であろう。この実施例はいわゆる4バルブ技術を用いるときおそらく特に便利で
あろう。ピストン取り付けアース電極をピストンの頂部の中心に置くことが好ま
しいことが多いであろう。ピストン取り付けアース電極が点火プラグ電極に“重
なる”ことを許容されるときのそれらの例において、ピストン取り付けアース電
極はピストン頂部の中心の一方側のある位置のピストンの頂部に置かれる。この
実施例の場合、ピストン取り付けアース電極は好ましくはピストンがその上死点
にあるときその電極の端部が点火プラグの単電極と重なるであろうようにピスト
ンの軸方向に延びるであろう。
【0021】 点火プラグがシリンダー内の中心に置かれるか否かに関係なく、シリンダーヘ
ッド内に取り付けられた別個の側方電極を点火プラグの一方側に位置させること
がなお必要である。良く規定された容量に富んだスパークを得るために、圧縮室
の対称軸を向いた角度付きのまたは曲がった外方部を持つ別個の側方電極を設け
ることが適当かもしれない。
【0022】 ピストンに固定的に連結された第一アース電極は適当には、ピストン頂部の一
体化部として形成され、例えばピストンの頂部の凹所の底面から突出する先細り
乳首状の形を持つことができる。
【0023】 シリンダーヘッド内に固定的に取り付けられた第二アース電極は前述の実施例
においては点火プラグから完全に分離された別個の側方電極から構成されるけれ
ども、その代わりにある形式の二極点火プラグを用いることも考えられ、そこで
は第二アース電極は点火プラグ付属部品に連結されまたは点火プラグの前方部に
取り付けられ、それにより点火プラグに連結された側方電極を形成する。
【0024】 図面の簡略説明 この発明が今や多数のその実施例に関して及びまた添付図面に関して更に例示
され説明されるであろう。 図面において、 図1は発明電極配置の一実施例を含むエンジンシリンダーの軸方向縦断面図で
あり; 図2a−2eは簡略化のために側方電極が示されていない種々の形状の点火プ
ラグ電極及びピストン電極の相対位置を示す図1より大きい尺度であるが同様な
断面図であり; 図3は単極点火プラグを取り付けられたシリンダーヘッドの一部及び別個の側
方電極を示す図1の図と同様な断面図であり;そして 図4は発明電極配置の代替実施例によるシリンダーヘッドとそこに配置された
ピストンを持つ組み合わされたシリンダーの一部の軸方向縦断面図である。
【0025】 実施例の説明 図1は内燃機関、特にオットーサイクルエンジンのシリンダーヘッド2と組み
合わされたシリンダー4の一部を示す。ピストン6がシリンダー4内で可動であ
る。ピストンの上部の外側に設けられているのはピストンをシリンダー壁12の
内面10に対してシールすることを意図したピストンリング(図1には示さず)
のための多数のピストンリング溝8である。ピストンは図示されていないガジオ
ンピンと共同作用するためのガジオンピンハブ14を備えている。ピストンはそ
の上死点位置で図1に示されている。
【0026】 シリンダー内に存在する燃料−空気混合物のための圧縮室20はピストン上壁
16の上側とシリンダーヘッド2の下側の壁面18との間で規定される。当然に
、圧縮室20はまたピストン6が図1に示された上死点位置に達する前にピスト
ン上壁16の上に位置するシリンダー壁12の内面10のその部分により規定さ
れるであろう。
【0027】 単極点火プラグ22がシリンダーヘッド2内の貫通プラグ開口24内に従来方
式でシール的に取り付けられる。例示の場合には、点火プラグ22は点火プラグ
の単一電極(中心電極)26が圧縮室20の対称軸A上に位置させられるであろ
うようにシリンダーヘッド内に置かれる。
【0028】 圧縮室20に近い方のピストン上壁16の側はピストン上部の中心に固定的に
取り付けられた第一アース電極30周りに燃焼室を形成するリング形状凹所また
は空所28を含む(図1及び2a参照)。
【0029】 単極点火プラグ22の中心電極26とピストンにより運ばれそれにより可動な
アース電極30との間のスパークがなお過剰に大きく(例えばある点火進角の場
合のように)、従ってスパークがその代わりにシリンダーヘッド2の壁面18の
最接近領域に飛び移る危険があるときにも積極点火(有効スパーク)が達成され
ることを確実とするために、シリンダーヘッド2の壁部34に固定されている追
加の第二アース電極32が圧縮室20内に設けられている。この場合、圧縮室2
0の対称軸の内向きに延びる曲がったまたは角度付きアース電極32が点火プラ
グ電極26からある半径方向距離で前記壁部34に固定され、対称軸Aを含むシ
リンダー4の直径面内に位置している。
【0030】 ピストンの頂部は特に微細にされた燃料がシリンダーの圧縮室に直接噴射され
る内燃機関の場合に、図1に示されたピストン頂部よりかなり複雑な設計のもの
である。これは図1及び2aに示された中心位置とは別のピストン頂部のピスト
ンで運ばれたアース電極30の位置を選択することを必要とするかもしれない。
図2b−2e及び4はかかる位置の例を示し、そこではピストン頂部のアース電
極30はピストン頂部の中心の一方側に、すなわち点火プラグ電極26から半径
方向距離eに位置している。
【0031】 図2e,2d及び2cはピストン6が例示の上死点位置(寸法t,t,t 参照)に位置するときアース電極30がその電極が大きなまたは小さな範囲で
点火プラグの中心電極26に重複するように配置されかつ寸法を持つピストン頂
部を示す。
【0032】 さて図3を参照するに、これは図1に示された実施例とわずかに異なるシリン
ダーヘッド2に取り付けられたアース電極32の実施例を示す。この場合、アー
ス電極32は対称軸Aの内向きに角度を付けられており、シリンダーヘッドの平
坦な下側36の下にわずかに延び下がっている。組み合わされたシリンダー内で
可動なエンジンピストンの頂部はそのときアース電極の下向きに延びる端部38
のための空間を提供するであろう燃焼室空所を持たねばならない。点火プラグ2
2の中心電極26は絶縁体内に封入され、圧縮室20内に位置するその前方部は
参照番号40を付されている。
【0033】 図4は発明電極配置の更なる実施例を示す。この実施例の場合、エンジンピス
トン6は非中心的に配置されたアース電極30を持つ燃焼室空所42を含む。他
のアース電極44がこの場合点火プラグ22と同じシリンダーヘッド2内のトラ
ンジット開口内に取り付けられている。電極44は点火プラグの一体部を形成す
るか、またはプラグの前方部分に取り付けられた補助要素の一部を形成するかの
いずれかであることができる。
【0034】 別個の補助要素が用いられるとき、この要素は套管状部品の形を持つことがで
き、圧縮室に対面するこの套管の縁から単極点火プラグと平行に突出する電極4
4を持つことができる。套管状部品はそのとき点火プラグの前方部分を取り囲む
であろうし、適当には套管の回転を防ぎかつトランジット開口内の与えられた位
置に保持され、それにより套管部品のアース電極に燃焼室内に特別に設定される
側方電極としての機能を与えることを確実とする側方突起を備えることができる
。これは“アース電極衝突”の危険なしに用いられる非中心的に置かれたアース
電極(ピストン電極)を持つピストンを可能とする。点火プラグの“一体化部品
”である側方電極ではこの可能性を提供しない。なぜなら側方電極は燃焼室内の
どのような回転位置でも位置することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明電極配置の一実施例を含むエンジンシリンダーの軸方向縦断面図である。
【図2】 簡略化のために側方電極が示されていない種々の形状の点火プラグ電極及びピ
ストン電極の相対位置を示す図1より大きい尺度であるが同様な断面図である。
【図3】 取り付けられた単極点火プラグを持つシリンダーヘッドの一部及び別個の側方
電極を示す図1の図と同様な断面図である。
【図4】 発明電極配置の代替実施例によるシリンダーヘッドとそこに配置されたピスト
ンを持つ組み合わされたシリンダーの一部の軸方向縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 13/00 302 F02P 13/00 302Z 303 303A H01T 13/46 H01T 13/46 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 カールソン, ハンス スウェーデン, エス−177 62 イェル フェッラ, ヴェッコヴェーゲン 32 ア イ (72)発明者 オロフソン, エリック スウェーデン, エス−144 64 レニン ゲ, グンネボヴェーゲン 18 (72)発明者 ラルセン, アンデルス スウェーデン, エス−155 30 ニクヴ ァルン, オルスペルスヴェーゲン 17 (72)発明者 リッセル, ゲラン スウェーデン, エス−117 36 ストッ クホルム, ヴェルクスタズガタン 11 Fターム(参考) 3G019 KA02 KA15 3G023 AA02 AA03 AB03 AC01 AC04 AC07 AD01 AD29 3G024 AA01 BA29 DA01 5G059 AA01 CC20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関、特にオットーサイクルエンジンのシリンダー(4
    )の圧縮室(20)内の燃料−空気混合物を点火するための電極配置であって、
    シリンダー壁(12)により規定されるのに加えて圧縮室がまた前記シリンダー
    内で可動なピストン(6)及びシリンダーヘッド(2)の壁(34)により規定
    され、更に少なくとも一つの電極(26)を含む点火プラグ(22)がシリンダ
    ーヘッド内に取り付けられ、そして更に前記点火プラグ(22)が点火プラグと
    して機能する流体噴射装置の一部を含むことができるものにおいて、前記電極配
    置が少なくとも二つの相互に分離されたアース電極(30,32)を含み、その
    うち第一電極(30)がピストンの頂部に固定的に取り付けられており、一方第
    二アース電極(32)が前記圧縮室(20)を規定するシリンダーヘッド壁(3
    4)内に固定されるかまたは点火プラグに固定されまたは点火プラグと前記壁(
    34)間の別個の中間部品を構成することを特徴とする電極配置。
  2. 【請求項2】 点火プラグが圧縮室(20)の対称軸(A)上に前記点火プ
    ラグの電極(26)を位置するようにシリンダーヘッド(2)内に配置されてい
    る単極点火プラグ(22)であることを特徴とする請求項1に記載の電極配置。
  3. 【請求項3】 第一アース電極(30)がピストンの頂部の中心に置かれて
    いることを特徴とする請求項2に記載の電極配置。
  4. 【請求項4】 第一アース電極(30)がピストン頂部の中心の一方側に置
    かれていることを特徴とする請求項2に記載の電極配置。
  5. 【請求項5】 第一アース電極(30)がピストン(6)がその上死点中心
    位置にあるときその電極の一端部が点火プラグ電極(26)と重複する(t
    ,t)ようにピストン(6)の軸方向の延長部を持つことを特徴とする請
    求項4に記載の電極配置。
  6. 【請求項6】 第二アース電極(32)が点火プラグ(22)の一方側の前
    記壁(34)に固定されており、圧縮室(20)の対称軸(A)の方に向いた外
    方部を持つことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の電極配置。
  7. 【請求項7】 第一アース電極(30)がピストンの頂部内に設けられかつ
    燃焼室を形成する空所(28)の底面から突出することを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか一つに記載の電極配置。
  8. 【請求項8】 点火プラグが二極点火プラグであり、第二アース電極(44
    )が点火プラグの付属部品に連結されているかまたは点火プラグの前方部分に取
    り付けられ、それにより点火プラグの第二極を形成することを特徴とする請求項
    1に記載の電極配置。
  9. 【請求項9】 内燃機関シリンダー(4)内の燃料−空気混合物の点火の最
    適点火状態及び高点火特性を達成する方法であって、圧縮室がシリンダー壁、こ
    のシリンダー内のピストン(6)及び点火プラグ(22)を取り付けられたシリ
    ンダーヘッド(2)により境界付けられているものにおいて、点火プラグ電極(
    26)と少なくとも二つの別個のアース電極を含む電極配置を持つシリンダーを
    設け、それらのアース電極のうち第一アース電極(30)がピストンの頂部に置
    かれ、第二アース電極(32;44)が直接または間接的にシリンダーヘッド(
    2)内に固定され、更にシリンダーヘッド内に固定されたアース電極が、選択さ
    れた第一進角点火設定において点火スパークが第二アース電極(32;44)に
    飛び移ることとなるように、一方選択された第二低進角点火設定において点火ス
    パークが前記ピストンの頂部の電極(30)に飛び移ることとなるように点火プ
    ラグ電極に関して配置されることを特徴とする方法。
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