JP2003500041A - Meth1およびmeth2ポリヌクレオチドおよびポリペプチド - Google Patents

Meth1およびmeth2ポリヌクレオチドおよびポリペプチド

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JP2003500041A JP2000619832A JP2000619832A JP2003500041A JP 2003500041 A JP2003500041 A JP 2003500041A JP 2000619832 A JP2000619832 A JP 2000619832A JP 2000619832 A JP2000619832 A JP 2000619832A JP 2003500041 A JP2003500041 A JP 2003500041A
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グレッグ エイ. ヘイスティングス,
スティーブン エム. ルーベン,
ツデンカ エル. ジョナク,
スティーブン エイチ. トルリー,
ジェイムス エイ. フォーンワルド,
ジョナサン エイ. テレット,
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Human Genome Sciences Inc
SmithKline Beecham Corp
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Beth lsrael Deaconess Medical Center
Human Genome Sciences Inc
SmithKline Beecham Corp
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、トロンボスポンジンに関する、新規な抗脈管形成タンパク質に関する。より詳細には、ヒトMETH1およびMETH2をコードする単離された核酸が提供される。METH1およびMETH2ポリぺプチドもまた提供され、ベクター、宿主細胞およびこれらを生成するための方法もまた提供される。癌の予後のための診断方法、ならびに増加した量のMETH1およびMETH2を必要とする個体を処置するための治療方法もまた提供される。METH1およびMETH2を使用する、脈管形成を阻害するための方法もまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (連邦政府が援助した研究開発の下でなされた発明に対する権利の言明) 本発明の開発中に実行された研究の一部は、米国政府基金を利用した。米国政
府は、本発明において特定の権利を有する。
【0002】 (発明の分野) 本発明は、トロンボスポンジン(thrombospondin)に関する、
新規な抗新脈管形成タンパク質に関する。より具体的には、ヒトMETH1およ
びMETH2(MEとはメタロプロテアーゼ、そしてTHとはトロンボスポンジ
ン)をコードする単離された核酸分子が提供される。METH1およびMETH
2ポリペプチドはまた、METH1およびMETH2ポリペプチドを産生するた
めのベクター、宿主細胞および組換え方法として提供される。癌の予後について
の診断方法および漸増量のMETH1またはMETH2を必要とする個体を処置
するための治療方法もまた、提供される。METH1またはMETH2を使用し
て新脈管形成を阻害するための方法もまた、提供される。
【0003】 (関連分野) 新脈管形成(予め存在している血管系からの新しい血管の形成)は、正常な成
人では厳密に調節されたプロセスである。生理学的環境下では、新しい毛細血管
の増殖は、血管増殖を刺激するかまたは阻害するかのいずれかのために作用する
、増殖調節タンパク質の相互作用により厳密に制御される。通常、これらの力の
間のつりあいは、阻害のために傾けられ、そして結果的に、血管増殖が制限され
る。しかし、特定の病理学的環境下では、局所的な阻害制御は、新脈管形成誘導
剤の増加した活性を制限し得ない。新脈管形成は、癌の転移において鍵となる工
程であり(Folkman、Nature Med.1:27〜31(1995
))、そして異常な創傷治癒、炎症、慢性関節リウマチ、乾癬、および糖尿病性
網膜症では、病理学に必須であり(Folkmanら、Science 235
:442〜447(1987))、これらの病理学的実体が血管増殖の薬理学的
抑制および/または遺伝的抑制により調節され得るという期待を生じる(Iru
ela−Arispeら、Thromb.Haem.78:672〜677 1
997))。
【0004】 トロンボスポンジン(TSP−1)は、活性化血小板から放出され、そして増
殖している細胞から分泌される、450kDaの抗新脈管形成接着性糖タンパク
質である(Adams、Int.J.Biochem.Cell.Biol.2
9:861〜865(1997)中で概説される)。TSP−1は、N連結グリ
コシル化およびアスパラギン残基のβ水酸化により翻訳後に修飾される、115
2アミノ酸残基ポリペプチドから構成される各サブユニットを有する、ホモ三量
体である。
【0005】 TSP−1タンパク質およびmRNAレベルは、種々の因子により調節される
。TSP−1タンパク質レベルは、IL−1αおよびTNFαにより下方制御さ
れる。TSP−1 mRNAおよびタンパク質レベルは、PDGF、TGFβ、
およびbFGFを含むポリペプチドの増殖因子により上方制御され(Borns
tein、Faseb J.6:3290〜3299(1992))、そしてま
た、p53腫瘍サプレッサー遺伝子産物の発現レベルにより調節される(Dam
eronら、Science 265:1582〜1584(1994))。ト
ロンボスポンジンファミリーの少なくとも4つの他のメンバーが、同定されてい
る:TSP−2、TSP−3、TSP−4、およびTSP−5(COMPとも呼
ばれる)。当該分野において、新脈管形成の調節に関与する他の分子を同定する
必要性がある。
【0006】 (発明の要旨) 本発明は、配列番号2に示されるアミノ酸配列、または1998年1月15日
にATCC受託番号209581として細菌宿主中で寄託されたcDNAクロー
ンによりコードされたアミノ酸配列を有する、METH1ポリペプチドをコード
するポリヌクレオチドを含む単離された核酸分子を提供する。
【0007】 本発明はまた、配列番号4に示されるアミノ酸配列、または1998年1月1
5日にATCC受託番号209582として、もしくは2000年3月14日に
ATCC受託番号PTA 1478として細菌宿主中で寄託されたcDNAクロ
ーンによりコードされたアミノ酸配列を有する、METH2ポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチドを含む単離された核酸分子を提供する。
【0008】 本発明はまた、本発明の単離された核酸分子を含む組換えベクター、および組
換えベクターを含む宿主細胞ならびにこのようなベクターおよび宿主細胞を作製
する方法、ならびに組換え技術によりMETH1またはMETH2のポリペプチ
ドまたはペプチドの産生のためにこれらを使用する方法に関する。
【0009】 本発明はさらに、本明細書中で記載されるポリヌクレオチドによりコードされ
るアミノ酸配列を有する単離されたMETH1またはMETH2のポリペプチド
を提供する。
【0010】 本発明はさらに、癌の診断または予後の間に有用である診断方法を提供する。
【0011】 本発明のさらなる局面は、身体中で増加したレベルのMETH1活性またはM
ETH2活性を必要とする個体を処置するための方法に関し、これらは、治療的
に有効量の本発明の単離されたMETH1またはMETH2のポリペプチドある
いはそれらのアゴニストを含む組成物をこのような個体に投与する工程を含む。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】 (好ましい実施形態の詳細な説明) TSP−1の抗新脈管形成性のドメインをコードするcDNAを用いてcDN
Aライブラリーをスクリーニングすることによって、本発明者らは、TSP−1
の抗新脈管形成性ドメイン、メタロプロテイナーゼドメイン、およびジスインテ
グリン様ドメインを含む、2つの新規なタンパク質METH1およびMETH2
(血管内皮成長アンタゴニストについては、それぞれ、VEGA−1およびVE
GA−2とも呼ばれる)を同定した。本発明者らは、METH1およびMETH
2の両方が抗新脈管形成性活性を有することを実証した。
【0014】 従って、本発明は、クローン化cDNAを配列決定することによって決定され
た配列番号2に示されるアミノ酸配列を有するMETH1ポリペプチドをコード
するポリヌクレオチドを含む単離された核酸分子を提供する。本発明のMETH
1タンパク質は、トロンボスポンジン−1およびpNPIと配列相同性を共有す
る。配列番号1に示されるヌクレオチド配列は、1998年1月15日にアメリ
カンタイプカルチャーコレクション、10801、ユニバーシティー ブールバ
ード、マナサス、バージニア 20110−2209に寄託され、そして受託番
号209581を与えられたcDNAクローンを配列決定することによって得ら
れた。cDNAクローンは、ATCC受託番号209581に含有され、そして
METH1配列を含み、配列番号2のアミノ酸1〜950をコードする。
【0015】 本発明はまた、クローン化cDNAを配列決定することによって部分的に決定
された配列番号4に示されるアミノ酸配列を有するMETH2ポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチドを含む単離された核酸分子を提供する。本発明のME
TH2タンパク質は、トロンボスポンジン−1およびpNPIと配列相同性を共
有する。配列番号3に示されるヌクレオチド配列を、cDNAクローンを配列決
定することによって部分的に得、これを、アメリカンタイプカルチャーコレクシ
ョン、10801、ユニバーシティー ブールバード、マナサス、バージニア、
20110−2209に1998年1月15日に寄託し、受託番号209582
を与えられた。cDNAクローンは、ATCC受託番号209582に含有され
、部分METH2配列を含み、配列番号4のアミノ酸112−890をコードす
る。METH2配列全体を含むcDNAクローンを、アメリカンタイプカルチャ
ーコレクション、10801、ユニバーシティー ブールバード、マナサス、バ
ージニア、20110−2209に2000年3月14日に寄託し、受託番号P
TA 1478を与えられた。
【0016】 (核酸分子) 本明細書でDNA分子を配列決定することによって決定されたヌクレオチド配
列のいくつかを、自動化DNAシークエンサー(例えば、Applied Bi
osystems,Inc.からのModel 373)を使用して決定し、そ
して本明細書で決定されたDNA分子によってコードされるポリペプチドの全て
のアミノ酸配列は、上記のように決定されたDNA配列の翻訳によって予想され
た。従って、当該分野で公知のように、この自動化アプローチによって決定され
た任意のDNA配列について、本明細書で決定された任意のヌクレオチド配列は
、いくらかの誤差を含み得る。自動化によって決定されたヌクレオチド配列は、
代表的には、配列決定されたDNA分子の実際のヌクレオチド配列に対して、少
なくとも約90%同一、より代表的には少なくとも約95%から少なくとも約9
9.9%同一である。実際の配列は、当該分野で周知の手動DNA配列決定法を
含む他のアプローチによって、より正確に決定され得る。同様に当該分野で公知
のように、実際の配列と比較しての、決定されたヌクレオチド配列における単一
の挿入または欠失は、決定されたヌクレオチド配列によってコードされる推定ア
ミノ酸配列が、そのような挿入または欠失の点で開始して配列決定されたDNA
分子によって実際にコードされるアミノ酸配列とは完全に異なるように、ヌクレ
オチド配列の翻訳におけるフレームシフトを引き起こす。
【0017】 本明細書で提供される情報(例えば、配列番号1または配列番号3のヌクレオ
チド配列)を使用することにより、METH1ポリペプチドまたはMETH2ポ
リペプチドをコードする本発明の核酸分子は、標準的なクローニングおよびスク
リーニング手順(例えば、mRNAを開始物質として使用してcDNAをクロー
ニングするための手順)を使用して得られ得る。本発明の例示として、配列番号
1に記載される核酸分子は、ヒト心臓に由来するcDNAライブラリーにおいて
見出され、そして配列番号3に記載される核酸分子は、ヒト肺に由来するcDN
Aライブラリーにおいて見出された。配列番号1のMETH1 cDNAの決定
されたヌクレオチド配列は、約28のアミノ酸残基の推定リーダー配列を含む、
約950アミノ酸残基のタンパク質をコードするオープンリーディングフレーム
を含む。本発明者らは、配列番号3のMETH2 cDNAのヌクレオチド配列
が、約23アミノ酸残基の推定リーダー配列を含む、約890のアミノ酸残基の
タンパク質をコードするオープンリーディングフレームを含有することを決定し
た。
【0018】 本発明はまた、本発明のMETH1タンパク質およびMETH2タンパク質の
成熟形態を提供する。シグナル仮説に従うと、哺乳動物細胞によって分泌される
タンパク質は、一旦粗面小胞体を横切る成長中のタンパク質鎖の移出が開始され
ると成熟タンパク質から切断される、シグナルまたは分泌リーダー配列を有する
。ほとんどの哺乳動物細胞および昆虫細胞でさえ、分泌タンパク質を同じ特異性
で切断する。しかし、いくつかの場合には、分泌されたタンパク質の切断は完全
に均一ではなく、このことによりそのタンパク質に関して2つ以上の成熟種を生
じる。さらに、分泌されたタンパク質の切断特異性は、完全タンパク質の一次構
造によって最終的に決定されること、すなわち、そのポリペプチドのアミノ酸配
列に固有であることが長い間公知であった。それゆえ、本発明は、ATCC受託
番号209581として同定され、そして配列番号2に示される宿主に含まれる
cDNAクローンによってコードされるアミノ酸配列を有する成熟METH1ポ
リペプチドをコードするヌクレオチド配列を提供する。本発明はまた、配列番号
4に示されるアミノ酸配列を有する成熟METH2ポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列を提供する。ATCC受託番号209581として同定される宿
主に含まれるcDNAクローンによってコードされるアミノ酸配列を有する成熟
METH1タンパク質は、寄託された宿主中のベクターに含まれるクローンのヒ
トDNA配列によってコードされる完全オープンリーディングフレームの哺乳動
物細胞(例えば、以下に記載のCOS細胞)における発現によって産生されるM
ETH1タンパク質の成熟形態を意味する。以下に示されるように、ATCC受
託番号209581に含まれるcDNAクローンによってコードされるアミノ酸
配列を有する成熟METH1は、配列番号2に示される推定「成熟」METH1
タンパク質(約29から約950までのアミノ酸)とは、コンピューター分析に
基づいて推定される切断部位の精度に依存して、異なるかもしれないし、異なら
ないかもしれない。そして成熟METH2は、コンピューター分析に基づいて推
定された切断部位の精度に依存して、配列番号4に示される推定「成熟」MET
H2タンパク質(約24から約890までのアミノ酸)とは、異なるかもしれな
いし、異ならないかもしれない。さらに、次いで、成熟形態のタンパク質は、切
断された後により一層のプロセシングを受け得る(例えば、メタロプロテアーゼ
ドメイン/システインリッチ領域に位置する、プロドメインに対して遠位の第2
の切断)。従って、タンパク質の「成熟」形態は、プロドメインの切断によって
生成される形態のみならず、タンパク質の他のプロセスされた形態をも含む。
【0019】 タンパク質が分泌リーダーならびにそのリーダー配列についての切断点を有す
るか否かを予測する方法が利用可能である。例えば、McGeochの方法(V
irus Res.3:271−286(1985))およびvon Hein
je(Nucleic Acids Res.14:4683−4690(19
86))が使用され得る。これらの方法の各々についての公知の哺乳動物分泌タ
ンパク質の切断点を予測することの精度は、75〜80%の範囲である。von
Heinje(前出)。しかし、2つの方法は、所定のタンパク質について同
一の予測される切断点をつねに産生するわけではない。
【0020】 本件では、本発明の完全METH1ポリペプチドおよびMETH2ポリペプチ
ドの予測されるアミノ酸配列は、コンピュータープログラム(「PSORT」)
(K.NakaiおよびM.Kanehisa,Genomics 14:89
7−911(1992))によって分析され、これは、アミノ酸配列に基づいて
タンパク質の細胞位置を予測するための専門家システムである。このコンピュー
ターによる位置の予測の一部として、McGeochおよびvon Heinj
eの方法が組み込まれている。PRORTプログラムによる分析は、配列番号2
におけるアミノ酸28と29との間、および配列番号4におけるアミノ酸23と
24との間の切断部位を予測した。その後、完全アミノ酸配列は、von He
injeの(−1,−3)規則(von Heinje、前出)の単純形態を適
用することによって視覚的な検査によりさらに分析された。従って、METH1
タンパク質のリーダー配列は、配列番号2の約1〜約28までのアミノ酸残基か
らなり、一方、成熟METH1タンパク質は、約29〜約950までの残基から
なると予想され;そしてMETH2タンパク質のリーダー配列は、配列番号4の
約1〜約23までのアミノ酸残基からなり、一方、成熟METH2タンパク質は
、約24〜約890までの残基からなると予想される。代替の推定成熟METH
1タンパク質は、配列番号2の残基30〜950からなる。別の代替的な推定成
熟METH1タンパク質は、配列番号2の残基約35〜950からなる。代替的
な推定成熟METH2タンパク質は、配列番号4の残基31〜890からなる。
【0021】 当業者が理解するように、配列決定誤差の可能性、および異なる公知のタンパ
ク質におけるリーダーについての切断部位の可変性のために、寄託されたcDN
Aによってコードされる推定METH1ポリペプチドは、約950アミノ酸を含
むが、910〜990アミノ酸の範囲のどこかであり得;そしてこのタンパク質
の推定リーダー配列は、約28アミノ酸であるが、約18〜約38アミノ酸の範
囲のどこかであり得る。代替的な推定METH1ポリペプチドは、配列番号12
5に示されており、そしてN末端にさらなる18アミノ酸残基を含む。また、予
想されるMETH2ポリペプチドは、約890アミノ酸を含むが、850〜約9
30アミノ酸の範囲のどこかであり得る;そしてこのタンパク質の予想されるリ
ーダー配列は、約23アミノ酸であるが、約13〜約33アミノ酸の範囲のどこ
かであり得る。
【0022】 示されるように、本発明の核酸分子は、RNAの形態(例えば、mRNA)、
またはDNAの形態(例えば、クローニングにより、または合成的に産生して得
られるcDNAおよびゲノムcDNAを含む)であり得る。DNAは、二本鎖ま
たは一本鎖であり得る。一本鎖DNAまたはRNAは、コード鎖(センス鎖とし
ても知られる)であり得るか、またはそれは非コード鎖(アンチセンス鎖ともい
われる)であり得る。
【0023】 「単離された」核酸分子は、天然の環境から取り出された核酸分子、DNAま
たはRNAを意図する。例えば、ベクターに含まれる組換えDNA分子は、本発
明の目的のために単離されたと見なされる。単離されたDNA分子のさらなる例
には、異種宿主細胞において維持される組換えDNA分子あるいは溶液中の精製
された(部分的または実質的に)DNA分子が含まれる。単離されたRNA分子
には、本発明のDNA分子のインビボまたはインビトロのRNA転写物が含まれ
る。本発明に従う単離された核酸分子は、合成的に産生されたこのような分子を
さらに含む。
【0024】 本発明の単離された核酸分子には、配列番号1に示されるオープンリーディン
グフレーム(ORF)を含むDNA分子;成熟METH1タンパク質のコード配
列を含むDNA分子;および上記のものとは実質的に異なるが、遺伝コードの縮
重により、なおMETH1タンパク質をコードする配列を含むDNA分子が含ま
れる。配列番号3に示されるオープンリーディングフレーム(ORF)を含むD
NA分子;成熟METH2タンパク質のコード配列を含むDNA分子;および上
記のものとは実質的に異なるが、遺伝子コードの縮重のため、なおMETH2タ
ンパク質をコードする配列を含むDNA分子もまた含まれる。当然、遺伝コード
は、当該分野で周知である。従って、このような縮重改変体を生成することは当
業者には慣用的である。
【0025】 本発明のポリヌクレオチドは、全長配列をコードするポリヌクレオチドのみな
らず、そのタンパク質の成熟形態、プロタンパク質形態、プロセスされた形態、
欠失変異体、置換改変体、対立遺伝子改変体、アナログ、誘導体などを含む。
【0026】 別の局面において、本発明は、ATCC受託番号209581として1998
年1月15日に寄託されたプラスミドに含まれるcDNAクローン、またはAT
CC受託番号209582として1998年1月15日に寄託されたプラスミド
に含まれるcDNAクローンによってコードされるアミノ酸配列をそれぞれ有す
るMETH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチド;あるいはATCC受
託番号PTA 1478として2000年3月14日に寄託されたプラスミドに
含まれるcDNAクローンによってコードされるアミノ酸配列を有するMETH
2ポリペプチドをコードする単離された核酸分子を提供する。さらなる実施形態
において、成熟METH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドあるいは
N末端メチオニンを欠失する全長METH1ポリペプチドまたはMETH2ポリ
ペプチドをコードする核酸分子が提供される。本発明はまた、配列番号1または
配列番号3に示されるヌクレオチド配列、あるいは上記の寄託されたクローンに
含まれるMETH1またはMETH2のcDNAのヌクレオチド配列を有する単
離された核酸分子、あるいは上記の配列の1つに相補的な配列を有する核酸分子
を提供する。このような単離された分子、特にDNA分子は、染色体とのインサ
イチュハイブリダイゼーションによる遺伝子マッピングのための、およびヒト組
織におけるMETH1遺伝子またはMETH2遺伝子の発現を、例えば、ノーザ
ンブロット分析により検出するためのプローブとして有用である。
【0027】 本発明はさらに、本明細書中に記載される単離された核酸分子のフラグメント
に関する。寄託されたcDNAのヌクレオチド配列または配列番号1もしくは配
列番号3に示されるヌクレオチド配列を有する単離された核酸分子のフラグメン
トとは、本明細書で議論される診断用プローブおよびプライマーとして有用な、
少なくとも約15nt、そしてより好ましくは、少なくとも約20nt、なおよ
り好ましくは、少なくとも約30nt、そしてさらにより好ましくは、少なくと
も約40nt長のフラグメントを意図する。当然に、より大きいフラグメントで
ある50、100、150、200、250、300、350、400、450
、500、550、600、650、700、750、800、850、900
、950、1000、1050、1100、1200、1300、1400、1
500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、22
00、2300、2400、2500、2600、2700、2800、290
0、または3000nt長のフラグメントもまた、寄託されたcDNAのヌクレ
オチド配列、または配列番号1もしくは配列番号3に示されるヌクレオチド配列
のほとんど(全てでないとしても)に対応するフラグメントと同様に、本発明に
従って有用である。例えば、少なくとも20nt長のフラグメントにより、寄託
されたcDNAのヌクレオチド配列、または配列番号1もしくは配列番号3に示
されるヌクレオチド配列からの20以上の連続する塩基を含むフラグメントが意
図される。
【0028】 本発明の好ましい核酸フラグメントは、METH1タンパク質またはMETH
2タンパク質のエピトープ保有部分をコードする核酸分子を含む。METH1タ
ンパク質およびMETH2タンパク質のエピトープ保有部分を決定するための方
法は、以下に詳細に記載される。
【0029】 本発明の他の好ましい核酸フラグメントには、以下をコードする核酸分子が含
まれる:METH1のメタロプロテアーゼドメインである配列番号2のアミノ酸
235〜459;METH1のジスインテグリンドメインである配列番号2のア
ミノ酸460〜544;METH1の第1TSP様ドメインである配列番号2の
アミノ酸545〜598;METH1の第2TSP様ドメインである配列番号2
のアミノ酸841〜894;METH1の第3TSP様ドメインである配列番号
2のアミノ酸895〜934;配列番号2のアミノ酸536〜613;配列番号
2のアミノ酸549〜563;METH2のメタロプロテアーゼドメインである
配列番号4のアミノ酸214〜439;METH2のジスインテグリンドメイン
である配列番号4のアミノ酸440〜529;METH2の第1TSP様ドメイ
ンである配列番号4のアミノ酸530〜583;METH2の第2TSP様ドメ
インである配列番号4のアミノ酸837〜890;配列番号4のアミノ酸280
〜606;および配列番号4のアミノ酸529〜548;ならびにこれらのドメ
インの組み合わせをコードする核酸分子。
【0030】 従って、好ましい実施形態は、以下のタンパク質をコードする核酸分子を含む
:シグナル配列を欠くMETH1タンパク質またはMETH2タンパク質(切断
が、METH1については約1〜24から約1〜34のどこか、そしてMETH
2については約1〜23から約1〜30のどこかで起こる);シグナル配列およ
びプロドメインを欠くMETH1タンパク質またはMETH2タンパク質(プロ
ドメインについての切断が、METH1のアミノ酸約232〜236の間および
METH2の約211〜215間で起こり得る);シグナル配列、プロドメイン
、およびメタロプロテアーゼドメインを欠くMETH1タンパク質またはMET
H2タンパク質;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、
およびシステインリッチドメインを欠くMETH1タンパク質またはMETH2
タンパク質;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、シス
テインリッチドメイン、およびTSP1を欠くMETH1タンパク質またはME
TH2タンパク質;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン
、システインリッチドメイン、TSP1、およびTSP2を欠くMETH1タン
パク質またはMETH2タンパク質。このような核酸によってコードされるポリ
ペプチドもまた好ましい。
【0031】 同様に、好ましい実施形態は、以下のタンパク質をコードする核酸を含む:T
SP3を欠くMETH1タンパク質;TSP2およびTSP3を欠くMETH1
タンパク質;TSP3、TSP2、およびTSP1を欠くMETH1タンパク質
;システインリッチドメイン、TSP1、TSP2、およびTSP3を欠くME
TH1タンパク質;メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、
TSP1、TSP2、およびTSP3を欠くMETH1タンパク質;ならびに、
プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TS
P1、TSP2、およびTSP3を欠くMETH1タンパク質;TSP2を欠く
METH2タンパク質;TSP1およびTSP2を欠くMETH2タンパク質;
システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2を欠くMETH2タンパク
質;メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1および
TSP2を欠くMETH2タンパク質;ならびに、プロドメイン、メタロプロテ
アーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2を欠くM
ETH2タンパク質。このような核酸によってコードされるポリペプチドもまた
、好ましい。
【0032】 METH1ドメインの任意の組み合わせをコードする核酸もまた、好ましい。
例えば、以下のMETH1のドメインを含むポリペプチドをコードする核酸分子
が好ましい:シグナル配列およびプロドメイン;シグナル配列、プロドメインお
よびメタロプロテアーゼドメイン;シグナル配列およびメタロプロテアーゼドメ
イン;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、およびシス
テインリッチドメイン;シグナル配列およびシステインリッチドメイン;シグナ
ル配列、メタロプロテアーゼドメインおよびシステインリッチドメイン;シグナ
ル配列、プロドメイン、およびシステインリッチドメイン;シグナル配列、プロ
ドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、およびT
SP1;シグナル配列およびTSP1;シグナル配列、プロドメインおよびTS
P1;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメインおよびTSP
1;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメイン、およびTSP1;シグナル配
列、プロドメイン、システインリッチドメインおよびTSP1;シグナル配列、
システインリッチドメインおよびTSP1;シグナル配列、メタロプロテアーゼ
ドメイン、システインリッチドメインおよびTSP1;シグナル配列、プロドメ
イン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およ
びTSP2;シグナル配列およびTSP2;シグナル配列、プロドメインおよび
TSP2;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメインおよびTSP2;シグナ
ル配列、システインリッチドメインおよびTSP2;シグナル配列、TSP1お
よびTSP2;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメインおよ
びTSP2;シグナル配列、プロドメイン、システインリッチドメインおよびT
SP2;シグナル配列、プロドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列
、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP2;シ
グナル配列、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル
配列、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およ
びTSP2;シグナル配列、プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP
1およびTSP2;シグナル配列およびTSP3;シグナル配列、プロドメイン
およびTSP3;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメインお
よびTSP3;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメインおよびTSP3;シ
グナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチド
メインおよびTSP3;シグナル配列、システインリッチドメインおよびTSP
3;シグナル配列、プロドメイン、システインリッチドメインおよびTSP3;
シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチ
ドメイン、TSP1およびTSP3;シグナル配列、TSP1およびTSP3;
シグナル配列、プロドメイン、TSP1およびTSP3;シグナル配列、プロド
メイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP3;シグナル配列
、プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP3;シグナ
ル配列、TSP2およびTSP3;シグナル配列、プロドメイン、システインリ
ッチドメイン、TSP1、TSP2およびTSP3;シグナル配列、プロドメイ
ン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1、TSP2およびTSP3;シグナ
ル配列、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1、TSP2およびTSP3;シ
グナル配列、TSP1、TSP2およびTSP3;シグナル配列、メタロプロテ
アーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1、TSP2およびTSP
3;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およ
びTSP2;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、シス
テインリッチドメイン、およびTSP2;シグナル配列、プロドメイン、メタロ
プロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP2およびTSP3;
シグナル配列、TSP1、TSP2およびTSP3;シグナル配列、システイン
リッチドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列、システインリッチド
メイン、TSP1およびTSP3;シグナル配列、システインリッチドメイン、
TSP2およびTSP3;シグナル配列、システインリッチドメイン、TSP1
、TSP2、およびTSP3;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメイン、シ
ステインリッチドメイン、およびTSP3;シグナル配列、メタロプロテアーゼ
ドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP3;シグナル配列
、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP2およびT
SP3;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP3
;シグナル配列、メタロプロテアーゼドメイン、TSP2およびTSP3;シグ
ナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP
3;シグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP2およ
びTSP3;プロドメインおよびメタロプロテアーゼドメイン;プロドメインお
よびシステインリッチドメイン;プロドメインおよびTSP1;プロドメインお
よびTSP2;プロドメインおよびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアー
ゼドメインおよびシステインリッチドメイン;プロドメイン、メタロプロテアー
ゼドメインおよびTSP1;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメインおよび
TSP2;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメインおよびTSP3;プロド
メイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP
1;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメインお
よびTSP2;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチ
ドメインおよびTSP3;プロドメイン、システインリッチドメインおよびTS
P1;プロドメイン、システインリッチドメインおよびTSP2;プロドメイン
、システインリッチドメインおよびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアー
ゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイ
ン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1、TS
P2およびTSP3;プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およ
びTSP2;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTS
P2;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン
、TSP2およびTSP3;プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP
1およびTSP3;プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP2および
TSP3;プロドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイン、TSP1お
よびTSP3;プロドメイン、TSP2およびTSP3;プロドメイン、メタロ
プロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイン、メタロプロテ
アーゼドメイン、TSP1およびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアーゼ
ドメイン、TSP2およびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイ
ン、システインリッチドメイン、TSP2およびTSP3;プロドメイン、TS
P1およびTSP2;プロドメイン、TSP1およびTSP3;プロドメイン、
TSP2およびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP
1およびTSP2;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およ
びTSP3;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP2およびTS
P3;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインドメイン、TS
P1およびTSP3;プロドメイン、システインリッチドメイン、TSP1、T
SP2およびTSP3;プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、TSP1
、TSP2、およびTSP3;メタロプロテアーゼドメインおよびシステインリ
ッチドメイン;メタロプロテアーゼドメインおよびTSP1;メタロプロテアー
ゼドメインおよびTSP2;メタロプロテアーゼドメインおよびTSP3;メタ
ロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP1;メタロプ
ロテアーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP2;メタロプロテ
アーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP3;メタロプロテアー
ゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;メタロプロ
テアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1、TSP2およびTS
P3;メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およ
びTSP3;メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP
2およびTSP3;メタロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP2;メ
タロプロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP3;メタロプロテアーゼドメ
イン、TSP2およびTSP3;メタロプロテアーゼドメイン、TSP1、TS
P2およびTSP3;システインリッチドメインおよびTSP1;システインリ
ッチドメインおよびTSP2;システインリッチドメインおよびTSP3;シス
テインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;システインリッチドメイン、
TSP1およびTSP3;システインリッチドメイン、TSP2およびTSP3
;システインリッチドメイン、TSP1、TSP2およびTSP3;TSP1お
よびTSP2;TSP1およびTSP3;TSP2およびTSP3;ならびに/
またはTSP1、TSP2およびTSP3。これらのドメインは、天然に存在す
る分子とは同じ順番または異なる順番でMETH1分子中に存在し得る。このよ
うな核酸によってコードされるポリペプチドもまた好ましい。
【0033】 METH2ドメインの任意の組み合わせをコードする核酸もまた好ましい。例
えば、METH2の以下のドメインを含むポリペプチドをコードする核酸分子が
好ましい;シグナル配列およびプロドメイン;シグナル配列、プロドメインおよ
び金属プロテアーゼドメイン;シグナル配列および金属プロテアーゼドメイン;
シグナル配列、プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン、およびシステインリ
ッチドメイン;シグナル配列およびシステインリッチドメイン;シグナル配列、
金属プロテアーゼドメインおよびシステインリッチドメイン;シグナル配列、プ
ロドメイン、およびシステインリッチドメイン;シグナル配列、プロドメイン、
金属プロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン、およびTSP1;シグ
ナル配列およびTSP1;シグナル配列、プロドメインおよびTSP1;シグナ
ル配列、プロドメイン、金属プロテアーゼドメインおよびTSP1;シグナル配
列、金属プロテアーゼドメイン、およびTSP1;シグナル配列、プロドメイン
、システインリッチドメインおよびTSP1;シグナル配列、システインリッチ
ドメインおよびTSP1;シグナル配列、金属プロテアーゼドメイン、システイ
ンリッチドメインおよびTSP1;シグナル配列、プロドメイン、金属プロテア
ーゼドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル
配列およびTSP2;シグナル配列、プロドメインおよびTSP2;シグナル配
列、金属プロテアーゼドメインおよびTSP2;シグナル配列、システインリッ
チドメインおよびTSP2;シグナル配列、TSP1およびTSP2;シグナル
配列、プロドメイン、金属プロテアーゼドメインおよびTSP2;シグナル配列
、プロドメイン、システインリッチドメインおよびTSP2;シグナル配列、プ
ロドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列、金属プロテアーゼドメイ
ン、システインリッチドメインおよびTSP2;シグナル配列、金属プロテアー
ゼドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列、金属プロテアーゼドメイ
ン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列、プロ
ドメイン、システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2;シグナル配列
、プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP2;シグナ
ル配列、プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン、システインリッチドメイン
、およびTSP2;シグナル配列、システインリッチドメイン、TSP1および
TSP2;プロドメインおよび金属プロテアーゼドメイン;プロドメインおよび
システインリッチドメイン;プロドメインおよびTSP1;プロドメインおよび
TSP2;プロドメイン、金属プロテアーゼドメインおよびシステインリッチド
メイン;プロドメイン、金属プロテアーゼドメインおよびTSP1;プロドメイ
ン、金属プロテアーゼドメインおよびTSP2;プロドメイン、金属プロテアー
ゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP1;プロドメイン、金属プ
ロテアーゼドメイン、システインリッチドメインおよびTSP2;プロドメイン
、システインリッチドメインおよびTSP1;プロドメイン、システインリッチ
ドメインおよびTSP2;プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン、システイ
ンリッチドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイン、システインリッチ
ドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン
、TSP1およびTSP2;プロドメイン、金属プロテアーゼドメイン、TSP
1およびTSP2;プロドメイン、TSP1およびTSP2;プロドメイン、金
属プロテアーゼドメイン、TSP1およびTSP2;金属プロテアーゼドメイン
およびシステインリッチドメイン;金属プロテアーゼドメインおよびTSP1;
金属プロテアーゼドメインおよびTSP2;金属プロテアーゼドメイン、システ
インリッチドメインおよびTSP1;金属プロテアーゼドメイン、システインリ
ッチドメインおよびTSP2;金属プロテアーゼドメイン、システインリッチド
メイン、TSP1およびTSP2;金属プロテアーゼドメイン、TSP1および
TSP2;システインリッチドメインおよびTSP1;システインリッチドメイ
ンおよびTSP2;システインリッチドメイン、TSP1およびTSP2。これ
らのドメインは、天然に存在する分子おけるものと同じ順序か、または異なる順
序でMETH2分子内に存在し得る。
【0034】 さらに、METH1およびMETH2ドメインは、ハイブリッド分子を形成す
るように結合され得る。METH1の任意のドメインは、ハイブリッド分子を形
成するようにMETH2の任意のドメインと結合され得る。例えば、METH1
のTSP1ドメインは、ハイブリッド分子を形成するようにMETH2のTSP
1ドメインで置換され得、METH1分子の残部はインタクトなままである。ま
た、METH1のTSP1ドメインは、ハイブリッド分子を形成するようにME
TH2のTSP2ドメインで置換され得、METH1分子の残部はインタクトな
ままである。さらに、METH1のTSP1ドメインは、任意のさらなるMET
H1および/またはMETH2配列を伴わずに、ハイブリッド分子を形成するよ
うにMETH2のTSP2ドメインと結合され得る。これらのドメインは、天然
に存在する分子において生じるものと同じ順序または異なる順序で存在し得る。
そのような核酸によってコードされるポリペプチドもまた、好ましい。
【0035】 さらなる実施形態は、METH1またはMETH2ポリペプチドをコードする
核酸を含み、ここで:1つ以上のTSPドメインが他の公知のTSPドメインで
置換されており;金属プロテアーゼドメインが、別の公知の金属プロテアーゼド
メインで置換されており;ジスインテグリン(disintergrin)ドメ
インが、別の公知のジスインテグリンドメインで置換される。1つ以上のドメイ
ンが、この様式において置換され得る。例えば、金属プロテアーゼドメインおよ
びジスインテグリンドメインの両方が置換され得る。あるいは、全ての3つのT
SPドメインが置換され得る。そのような核酸によりコードされるポリペプチド
もまた好ましい。
【0036】 好ましい実施形態は、いくつか(5〜10、1〜5、1〜3、1〜2または1
)のアミノ酸残基が任意の組み合わせにおいて置換されるか、欠失されるかまた
は付加されていることを除いて、配列番号2または配列番号4のアミノ酸配列を
コードするポリヌクレオチドである。
【0037】 さらに、本発明者らは、配列番号1に示される配列の部分に関連する以下のc
DNAクローンを同定した:配列番号:1:HOUCQ17RA(配列番号:1
4)、HPLBM11R(配列番号:15)、HGBI07R(配列番号:16
)、HNTMA49R(配列番号:17)、HNALE27R(配列番号:18
)、およびHIBDB45R(配列番号:19)。
【0038】 以下の公開されたEST(これらは、配列番号1の部分に関連する)もまた同
定されている:D67076(配列番号:20)、AB001735(配列番号
:21)、X14787(配列番号:22)、U64857(配列番号:23)
、X04665(配列番号:24)、M64866(配列番号:25)、L07
803(配列番号:26)、U08006(配列番号:27)、M16974(
配列番号:28)、L13855(配列番号:29)、AL021529(配列
番号:30)、D86074(配列番号:31)、L05390(配列番号:3
2)、Z69361(配列番号:33)、X99599(配列番号:34)、A
F018073(配列番号:35)、L23760(配列番号:36)、Z46
970(配列番号:37)、AC004449(配列番号:38)、Z6958
9(配列番号:39)、Z22279(配列番号:40)、X17524(配列
番号:41)、AI126019(配列番号:103)、AI571069(配
列番号:104)、AI148739(配列番号:105)、AI335849
(配列番号:106)、AA677116(配列番号:107)、H27128
(配列番号:108)、AA368429(配列番号:109)、AA3458
12(配列番号:110)、AA373718(配列番号:111)、AI53
7518(配列番号:112)、N88341(配列番号:113)、C036
00(配列番号:114)、AA066142(配列番号:115)、AI40
095(配列番号:94)、AA288689(配列番号:116)、AI46
4076(配列番号:97)、R13547(配列番号:117)、R1997
6(配列番号:118)、Z43925(配列番号:119)、AA67098
7(配列番号:120)、AA635657(配列番号:96)、W24878
(配列番号:121)、W47316(配列番号:122)、W35345(配
列番号:123)、およびN27243(配列番号:124)。
【0039】 本発明者らはまた、配列番号3の部分に関連する以下のcDNAクローンを同
定した:HCE4D69FP02(配列番号:42)、HIBDB45F(配列
番号:43)、HKIXH64R(配列番号:44)、HIBDB45R(配列
番号:19)、HCE3Z95R(配列番号:45)、HTLEQ90R(配列
番号:46)、HMWEF45R(配列番号:47)、HTOFC34RA(配
列番号:48)、HHFDI20R(配列番号:49)、HMSHY47R(配
列番号:50)、HCESF90R(配列番号:51)、HMCAO46R(配
列番号:52)、HTTAQ67R(配列番号:53)、HFKCF19F(配
列番号:54)、HMCAS31R(配列番号:55)、HMWGP26R(配
列番号:56)、HLHTP36R(配列番号:57)、HE8AN11R(配
列番号:58)、HEONN73R(配列番号:59)、HBNBG53R(配
列番号:60)、およびHMSCH94R(配列番号:61)。
【0040】 以下の公開されたEST(これらは配列番号3に示される配列の部分に関連す
る)もまた同定されている:D67076(配列番号:20)、AB00173
5(配列番号:21)、AB005287(配列番号:62)、X87619(
配列番号:63)、X14787(配列番号:22)、X04665(配列番号
:24)、M87276(配列番号:64)、M62458(配列番号:65)
、AB002364(配列番号:66)、AB005297(配列番号:67)
、X69161(配列番号:68)、X16619(配列番号:69)、I36
448(配列番号:70)、L12260(配列番号:71)、I36352(
配列番号:72)、X15898(配列番号:73)、I07789(配列番号
:74)、I08144(配列番号:75)U31814(配列番号:76)、
AF001444(配列番号:77)、AI400905(配列番号:94)、
AI378857(配列番号:95)、AA635657(配列番号:96)、
AI464076(配列番号:97)、CO6578(配列番号:98)、AA
855532(配列番号:99)、H11881(配列番号:100)、AA3
50801(配列番号:101)、およびAA350802(配列番号:102
)。
【0041】 特定の実施形態では、本発明のポリヌクレオチドは、300kb、200kb
、100kb、50kb、15kb、10kb、または7.5kb長未満である
。さらなる実施形態では、本発明のポリヌクレオチドは、METH1またはME
TH2コード配列の少なくとも15の連続するヌクレオチドを含むが、いずれの
METH1またはMETH2イントロンの全部または部分も含まない。別の実施
形態では、METH1またはMETH2コード配列を含む核酸は、ゲノムの隣接
遺伝子のコード配列を含まない(すなわち、ゲノム中のMETH1またはMET
H2遺伝子に対して5’または3’である)。
【0042】 別の局面において、本発明は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条
件下で、上記の本発明の核酸分子(例えば、ATCC受託番号209581;A
TCC受託番号209582;またはATCC受託番号PTA1478に含まれ
るcDNAクローン)中のポリヌクレオチドの一部にハイブリダイズするポリヌ
クレオチドを含む単離された核酸分子を提供する。「ストリンジェントなハイブ
リダイゼーション条件」により、以下を含む溶液:50%ホルムアミド、5×S
SC(750mMNaCl、75mMクエン酸三ナトリウム)、50mMリン酸
ナトリウム(pH7.6)、5×Denhardt溶液、10%デキストラン硫
酸、および20μg/ml変性剪断サケ精子DNA、における42℃での一晩の
インキュベーション、続いて0.1×SSC中で約65℃でのそのフィルターの
洗浄を意図する。
【0043】 ポリヌクレオチドの「部分」にハイブリダイズするポリヌクレオチドにより、
参照ポリヌクレオチドの少なくとも約15ヌクレオチド(nt)、そしてより好
ましくは、少なくとも約20nt、なおより好ましくは、少なくとも約30nt
、そしてさらにより好ましくは、約30、40、50、60、もしくは70nt
にハイブリダイズするポリヌクレオチド(DNAまたはRNAのいずれか)を意
図する。これらは、上記で議論し、そして以下により詳細に議論するように、診
断プローブおよびプライマーとして有用である。
【0044】 例えば、「少なくとも20nt長」のポリヌクレオチドの部分により、参照ポ
リヌクレオチド(例えば、寄託されたcDNAまたは、配列番号1もしくは配列
番号3に示されるヌクレオチド配列)のヌクレオチド配列からの20以上の連続
するヌクレオチドを意図する。当然に、ポリA配列(例えば、配列番号1および
配列番号3にそれぞれ示されるMETH1またはMETH2cDNAの3’末端
ポリ(A)トラクト)、またはT(もしくはU)残基の相補的ストレッチにのみ
ハイブリダイズするポリヌクレオチドは、本発明の核酸の一部にハイブリダイズ
するために使用される本発明のポリヌクレオチドに含まれる。なぜなら、このよ
うなポリヌクレオチドは、ポリ(A)ストレッチまたはその相補鎖を含む任意の
核酸分子(例えば、実際的には、任意の二本鎖cDNAクローン)にハイブリダ
イズするからである。
【0045】 中程度に高ストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件でMETH1ま
たはMETH2ポリヌクレオチドにハイブリダイズする核酸分子がまた意図され
る。ハイブリダイゼーションのストリンジェンシーおよびシグナル検出の変化は
、主にホルムアミド濃度(ホルムアミドのより低いパーセンテージは、より低い
ストリンジェンシーをもたらす);塩条件、または温度を操作することにより達
成される。例えば、中程度に高ストリンジェンシーの条件には、6×SSPE(
20×SSPE=3MNaCl;0.2MNaH2PO4;0.02MEDTA、
pH7.4)、0.5%SDS、30%ホルムアミド、100μg/mlサケ精
子ブロッキングDNAを含む溶液中での3℃での一晩のインキュベーション;続
いて1×SSPE、0.1%SDSでの50℃での洗浄が含まれる。さらに、よ
り低いストリンジェンシーを達成するために、ストリンジェントなハイブリダイ
ゼーションに続いて行われる洗浄は、より高い塩濃度で行われ得る(例えば、5
×SSC)。
【0046】 上記の条件のバリエーションは、ハイブリダイゼーション実験におけるバック
グラウンドを抑制するために使用される代替のブロッキング剤を含ませることお
よび/または置換することによって達成され得ることに留意すること。代表的な
ブロッキング試薬には、Denhardt試薬、BLOTTO、ヘパリン、変性
サケ精子DNA、および市販の特許処方物が含まれる。特定のブロッキング試薬
を含ませることは、適合性の問題に起因して、上記のハイブリダイゼーション条
件の改変を必要とし得る。
【0047】 当然に、ポリA+配列にのみハイブリダイズするポリヌクレオチド(例えば、
配列表に示されるcDNAの任意の3’末端ポリA+トラクト)、あるいはT(
またはU)残基の相補的ストレッチにのみハイブリダイズするポリヌクレオチド
は、「ポリヌクレオチド」の定義に含まれない。なぜなら、このようなポリヌク
レオチドは、ポリ(A)ストレッチまたはその相補鎖を含む任意の核酸分子(例
えば、実際的には、任意の二本鎖cDNAクローン)にハイブリダイズするから
である。
【0048】 METH1またはMETH2のポリヌクレオチドは、任意のポリリボヌクレオ
チドまたはポリデオキシリボヌクレオチドから構成され得、これらは、非改変R
NAもしくは非改変DNAまたは改変RNAもしくは改変DNAであり得る。例
えば、METH1またはMETH2のポリヌクレオチドは、一本鎖および二本鎖
のDNA、一本鎖および二本鎖の領域の混合物であるDNA、一本鎖および二本
鎖のRNA、ならびに一本鎖および二本鎖の領域の混合物であるRNA、一本鎖
、またはより代表的には二本鎖もしくは一本鎖および二本鎖の領域の混合物であ
り得るDNAおよびRNAを含むハイブリッド分子から構成され得る。さらに、
METH1またはMETH2のポリヌクレオチドは、RNAもしくはDNAまた
はRNAおよびDNAの両方を含む三本鎖領域から構成され得る。METH1ま
たはMETH2のポリヌクレオチドはまた、安定性のために、または他の理由の
ために改変された1つ以上の改変された塩基またはDNAもしくはRNAの骨格
を含み得る。「改変された」塩基としては、例えば、トリチル化された塩基およ
びイノシンのような普通でない塩基が挙げられる。種々の改変が、DNAおよび
RNAに対して行われ得;従って、「ポリヌクレオチド」は、化学的、酵素学的
、または代謝的に改変された形態を含む。
【0049】 「配列番号1」はMETH1ポリヌクレオチド配列をいい、一方、「配列番号
2」はMETH1ポリペプチド配列をいう。「配列番号3」はMETH2ポリヌ
クレオチド配列をいい、一方、「配列番号4」はMETH2ポリペプチド配列を
いう。
【0050】 示されるように、METH1またはMETH2のポリペプチドをコードする本
発明の核酸分子としては以下を挙げ得るが、これらに限定されない:成熟ポリペ
プチドのアミノ酸配列を単独でコードする配列;成熟ポリぺプチドについてのコ
ード配列およびさらなる配列(例えば、リーダー配列または分泌配列をコードす
る配列)(例えば、プレ−もしくはプロ−もしくはプレプロ−タンパク質配列)
;上述のさらなるコード配列を有するかもしくは有さない成熟ポリぺプチドのコ
ード配列と共に、さらなる非コード配列(例えば、イントロンおよび非コード5
’および3’配列(例えば、転写、スプライシングを含むmRNAプロセシング
、およびポリアデニル化シグナルに役割(例えば、リボソーム結合およびmRN
Aの安定性)を果たす転写される非翻訳配列)を含むがこれらに限定されない配
列);さらなるアミノ酸(例えば、さらなる機能性を提供する配列)をコードす
るさらなるコード配列。従って、ポリぺプチドをコードする配列は、マーカー配
列(例えば、融合されたポリぺプチドの精製を容易にするペプチドをコードする
配列)に融合され得る。本発明のこの局面の特定の好ましい実施形態において、
マーカーアミノ酸配列は、とりわけヘキサヒスチジンペプチド(例えば、pQE
ベクター(Qiagen,Inc.)において提供されるタグ)であり、これら
の多くのマーカーアミノ酸配列が市販されている。例えば、Gentzら、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA86:821−824(1989)
に記載されるように、ヘキサヒスチジンは、融合タンパク質の都合の良い精製を
提供する。「HA」タグは、精製のために有用な別のペプチドタグであり、イン
フルエンザ赤血球凝集素タンパク質由来のエピトープに対応し、これは、Wil
sonら、Cell37:767−778(1984)に記載されている。以下
で議論されるように、他のこのような融合タンパク質としては、N末端またはC
末端でFcに融合されたMETH1またはMETH2が挙げられる。他の融合タ
ンパク質としては、N末端またはC末端でFlagに融合されたMETH1また
はMETH2が挙げられる。他の融合タンパク質としては、N末端またはC末端
でFlagもしくはFcに融合されたMETH1フラグメントまたはMETH2
フラグメントが挙げられる。N末端またはC末端でFcもしくはFlagに融合
されたMETH1またはMETH2のフラグメント(例えば、配列番号2のH5
41−Q894、M1−P799、F236−E614、またはK801−Q9
50)が特に好ましい。
【0051】 上記のように、METH1またはMETH2は、FLAGポリペプチド配列と
融合され得る(米国特許第4,851,341号を参照のこと;また、Hopp
ら、Bio/Technology6:1204、1988を参照のこと)。こ
のFLAGポリペプチド配列は、非常に抗原性であり、そして特異的モノクロー
ナル抗体による結合のためのエピトープを提供し、発現された組換えタンパク質
の迅速な精製を可能にする。この配列はまた、Asp−Lys対形成の直後の残
基においてウシ粘膜エンテロキナーゼにより特異的に切断される。
【0052】 本発明は、さらに、本発明の核酸分子の改変体に関連し、これは、METH1
タンパク質またはMETH2タンパク質の部分、アナログ、または誘導体をコー
ドする。改変体は天然に存在し得る(例えば、天然の対立遺伝子改変体)。「対
立遺伝子改変体」によって、生物の染色体上の所定の遺伝子座を占有する遺伝子
のいくつかの代替の形態のうちの1つが意図される。Lewin,B.編,Ge
nesII,JohnWiley&Sons,NewYork(1985)。天
然に存在しない改変体は、当該分野に公知の変異誘発技術を使用して生成され得
る。
【0053】 このような改変体としては、1つ以上のヌクレオチドを含み得る、ヌクレオチ
ドの置換、欠失、または付加によって生成される改変体が挙げられる。これらの
改変体は、コード領域、非コード領域、または両方において変更され得る。コー
ド領域における変更は、保存的なまたは非保存的なアミノ酸の置換、欠失、また
は付加を生成し得る。これらの間で特に好ましいものは、METH1もしくはM
ETH2のタンパク質またはそれらの部分の特性および活性を変化させない、サ
イレントな置換、付加および欠失である。このことについて特に好ましいのはま
た、保存的置換である。
【0054】 本発明のさらなる実施形態は、以下のヌクレオチド配列に、少なくとも80%
同一なヌクレオチド配列、そしてより好ましくは、少なくとも85%、90%、
91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または9
9%同一なヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを含む単離された核酸分
子を含む:配列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするヌクレ
オチド配列;配列番号2のアミノ酸配列を有するがN末端のメチオニンを欠くポ
リペプチドをコードするヌクレオチド配列;配列番号2の約29位〜約950位
のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;配列番号
2の約30位〜約950位のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列;ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンに
よってコードされるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするヌクレオチ
ド配列;ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンによってコ
ードされるアミノ酸配列を有する成熟METH1ポリぺプチドをコードするヌク
レオチド配列;配列番号2のアミノ酸235〜459をコードするヌクレオチド
配列(METH1の金属プロテアーゼドメイン);配列番号2のアミノ酸460
〜544をコードするヌクレオチド配列(METH1のジスインテグリン(di
sintegrin)ドメイン);配列番号2のアミノ酸545〜598をコー
ドするヌクレオチド配列(METH1の第1のTSP様ドメイン);配列番号2
のアミノ酸841〜894をコードするヌクレオチド配列(METH1の第2の
TSP様ドメイン);配列番号2のアミノ酸895〜934をコードするヌクレ
オチド配列(METH1の第3のTSP様ドメイン);配列番号2のアミノ酸5
36〜613をコードするヌクレオチド配列;配列番号2のアミノ酸549〜5
63をコードするヌクレオチド配列;配列番号4のアミノ酸配列を有するポリペ
プチドをコードするヌクレオチド配列;配列番号4のアミノ酸配列を有するがN
末端のメチオニンを欠くポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;配列番号
4の約24位〜約890位のアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列;配列番号4の約112位〜約890位のアミノ酸配列を有する
ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;ATCC受託番号209582ま
たはPTA1478に含まれるcDNAクローンによってコードされるアミノ酸
配列を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列;ATCC受託番号2
09582またはPTA1478に含まれるcDNAクローンによってコードさ
れるアミノ酸配列を有する成熟METH2ポリぺプチドをコードするヌクレオチ
ド配列;配列番号4のアミノ酸214〜439をコードするヌクレオチド配列(
METH2の金属プロテアーゼドメイン);配列番号4のアミノ酸440〜52
9をコードするヌクレオチド配列(METH2のジスインテグリンドメイン);
配列番号4のアミノ酸530〜583をコードするヌクレオチド配列(METH
2の第1のTSP様ドメイン);配列番号4のアミノ酸837〜890をコード
するヌクレオチド配列(METH2の第2のTSP様ドメイン);配列番号4の
アミノ酸280〜606をコードするヌクレオチド配列;配列番号4のアミノ酸
529〜548をコードするヌクレオチド配列;または上記のヌクレオチド配列
のいずれかと相補的なヌクレオチド配列。
【0055】 METH1またはMETH2のポリペプチドをコードする参照ヌクレオチド配
列に、例えば、少なくとも95%「同一」なヌクレオチド配列を有するポリヌク
レオチドとは、ポリヌクレオチドのヌクレオチド配列が、METH1またはME
TH2のポリペプチドをコードする参照ヌクレオチド配列の各100ヌクレオチ
ドあたり5つまでの点変異を含み得ることを除いて、このポリヌクレオチドの配
列が参照配列に対して同一であることを意図する。すなわち、参照ヌクレオチド
配列に少なくとも95%同一なヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドを得
るために、参照配列のヌクレオチドの5%までが、欠失され得るかまたは別のヌ
クレオチドで置換され得るか、あるいは参照配列中の総ヌクレオチドの5%まで
の多数のヌクレオチドが参照配列中に挿入され得る。参照配列のこれらの変異は
、参照ヌクレオチド配列の5’末端位置もしくは3’末端位置で生じ得るか、ま
たは参照配列中のヌクレオチド間で個々に、もしくは参照配列内の1つ以上の連
続した群においてのいずれかで散在されてこれらの末端位置間のどこにでも生じ
得る。
【0056】 実際問題として、任意の特定の核酸分子が、例えば、配列番号1もしくは配列
番号3に示されるヌクレオチド配列に対して、または受託されたcDNAクロー
ンのヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%、85%、90%、91%、
92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%同一
であるか否かは、従来通りに、公知のコンピュータープログラム(例えば、Be
stfitプログラム(Wisconsin SequenceAnalysi
s Package,Unix(登録商標)対応バージョン8,Genetic
s Computer Group,University Research
Park,575Science Drive,Madison,WI537
11))を使用して決定され得る。Bestfitは、SmithおよびWat
erman,Advances in Applied Mathematic
s2:482−489(1981)の局所相同性アルゴリズムを使用し、2つの
配列間で相同性が最良のセグメントを見出す。特定の配列が、例えば、本発明に
従う参照配列に95%同一であるかどうかを決定するために、Bestfitも
しくは他の任意の配列整列プログラムを使用する場合、パラメーターは、当然、
同一性パーセントが参照ヌクレオチド配列の全長にわたって算出され、そして参
照配列のヌクレオチドの総数の5%までの相同性におけるギャップが許容される
ように設定される。
【0057】 問い合わせ配列(本発明の配列)と対象配列との間での最良の全体的な一致(
全体的配列整列としても参照される)を決定するための好ましい方法は、Bru
tlagら、Comp.Appl.Biosci.6:237−245(199
0)のアルゴリズムに基づいてFASTDBコンピュータープログラムを使用し
て決定され得る。配列整列において、問い合わせ配列および対象配列は、両方と
もDNA配列である。RNA配列は、UをTに変換することによって比較され得
る。上記の全体的配列整列の結果は、同一性パーセントで示される。DNA配列
のFASTDB整列に使用される、パーセント同一性を算出するための好ましい
パラメーターは以下の通りである:Matrix=Unitary、k−tup
le=4、Mismatch Penalty=1、Joining Pena
lty=30、Randomization Group Length=0、
Cutoff Score=1、Gap Penalty=5、Gap Siz
e Penalty=0.05、Window Size=500または対象ヌ
クレオチド配列の長さ(どちらかより短い方)。
【0058】 対象配列が、5’末端欠失または3’末端欠失により(内部欠失のためではな
く)問い合わせ配列よりも短い場合、手動補正が結果に対してなされなければな
らない。これは、FASTDBプログラムが同一性パーセントを算定する場合に
、対象配列の5’末端切断および3’末端切断を考慮しないからである。問合せ
配列に対して5’末端または3’末端で切断される対象配列について、同一性パ
ーセントは、問い合わせ配列の総塩基のパーセントとして、対象配列の5’側お
よび3’側である一致/整列しない問い合わせ配列の塩基の数を計算することに
よって補正される。ヌクレオチドが一致/整列されているか否かは、FASTD
B配列整列の結果によって決定される。次いで、このパーセントは、同一性パー
セントから差し引かれ、上記のFASTDBプログラムによって特定のパラメー
ターを使用して計算され、最終的な同一性パーセントのスコアに到達する。この
補正されたスコアは、本発明の目的で使用されるものである。FASTDB整列
によって表示されるような、問い合わせ配列と一致/整列していない対象配列の
5’塩基および3’塩基の外側の塩基のみが、同一性パーセントのスコアを手動
で調整する目的で計算される。
【0059】 例えば、90塩基の対象配列は、同一性パーセントを決定するために100塩
基の問い合わせ配列と整列される。欠失が本配列の5’末端で生じ、そしてそれ
故に、FASTDB整列は、5’末端での最初の10塩基の一致/整列を示さな
い。10個の不対合塩基は、配列の10%(一致していない5’末端および3’
末端での塩基の数/問い合わせ配列中の塩基の総数)を表し、その結果FAST
DBプログラムによって計算される同一性パーセントのスコアから10%が差し
引かれる。残りの90塩基が完全に一致した場合、最終的な同一性パーセントは
90%である。別の例において、90塩基の対象配列が、100塩基の問い合わ
せ配列と比較される。この場合、欠失は、内部欠失であり、そのため問い合わせ
配列と一致/整列しない対象配列の5’末端または3’末端の塩基は存在しない
。この場合、FASTDBによって算定される同一性パーセントは、手動で補正
されない。再び、問い合わせ配列と一致/整列しない対象配列の5’側および3
’側の塩基のみが手動で補正される。他の手動の補正は、本発明の目的のために
はなされない。
【0060】 本出願は、METH1またはMETH2の活性を有するポリペプチドをコード
するか否かに拘らず、配列番号1もしくは配列番号3に示される核酸配列または
受託されたcDNAの核酸配列に少なくとも80%、85%、90%、91%、
92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%同一
な核酸分子に関する。これは、なぜなら、特定の核酸分子がMETH1またはM
ETH2の活性を有するポリペプチドをコードしない場合でさえ、当業者はこの
核酸分子の、例えば、ハイブリダイゼーションプローブまたはポリメラーゼ連鎖
反応(PCR)プライマーとしての使用方法を依然として理解するからである。
METH1またはMETH2の活性を有するポリペプチドをコードしない本発明
の核酸分子の使用としては、特に、(1)cDNAライブラリーにおけるMET
H1もしくはMETH2の遺伝子、またはそれらの対立遺伝子改変体の単離;(
2)Vermaら、Human Chromosomes:A Manual
of Basic Techniques,Pergamon Press,N
ew York(1998)に記載される通りの、METH1またはMETH2
の遺伝子の正確な染色体位置を提供するための、分裂中期の染色体展開物に対す
るインサイチュハイブリダイゼーション(例えば、「FISH」);および(3
)特定の組織におけるMETH1またはMETH2のmRNA発現を検出するた
めのノーザンブロット分析が挙げられる。
【0061】 しかし、配列番号1または配列番号3に示される核酸配列に、あるいは受託さ
れたcDNAの核酸配列に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92
%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%同一な配
列を有し、実際に、METH1またはMRTH2のタンパク質活性を有するポリ
ぺプチドをコードする核酸分子が好ましい。「METH1活性を有するポリぺプ
チド」によって、特定の生物学的アッセイにおいてMETH1の活性を示すポリ
ぺプチドが意図される。例えば、METH1タンパク質活性は、絨毛尿膜アッセ
イ(Iruela−Arispeら、Thrombosis and Haem
ostasis 78(1):672−677(1997))、または角膜ポケ
ット(corneapocket)アッセイ(Tolsmaら、J.Cell.
Biol.122:497−511(1993))を使用して測定され得る。こ
の両アッセイは以下の実施例4に記載される。「METH2活性を有するポリぺ
プチド」によって、特定の生物学的アッセイにおいてMETH2の活性を示すポ
リぺプチドが意図される。例えば、METH2タンパク質活性はまた、絨毛尿膜
アッセイ(Iruela−Arispeら、Thrombosis and H
aemostasis 78(1):672−677(1997))、または角
膜ポケットアッセイ(Tolsmaら、J.Cell.Biol.122:49
7−511(1993))を使用して測定され得る。この両アッセイは以下の実
施例4に記載される。
【0062】 概略すると、絨毛尿膜アッセイにおいては、目的の潜在的に抗新脈管形成性の
化合物を、新脈管形成増殖因子(例えば、bFGF)と共に、I型コラーゲンペ
レット(Vitrogen)に加える。このサンプルを混合し、そしてナイロン
メッシュ上に配置し、重合させる。重合化が完了した後、このメッシュを12日
齢のニワトリ胚の絨毛尿膜上に配置し、そして37℃で24時間配置する。次い
で、この胚に蛍光薬剤(例えば、FITC−デキストラン)を注射し、このメッ
シュを固定し、そして蛍光顕微鏡下での観察のために取り付ける。
【0063】 角膜ポケットアッセイにおいては、目的の化合物および新脈管形成増殖因子(
例えば、bFGF)を含むハイドロン(hydron)ペレットを、ラットもし
くはマウスの角膜の縁から1〜2mmの所へ移植する。応答を、ある一定の期間
(例えば、5日間)の後に調べる。新脈管形成の程度を、角膜の縁(limb)
から移動した毛細血管を測定することによって評価する。
【0064】 当然、遺伝コードの縮重に起因して、当業者は、受託されたcDNAの核酸配
列または配列番号1もしくは配列番号3に示される核酸配列に、少なくとも80
%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97
%、98%、または99%同一な配列を有する多数の核酸分子が、「METH1
またはMETH2のタンパク質活性を有する」ポリぺプチドをコードすることを
即座に認識する。実際、これらのヌクレオチド配列の縮重改変体は全て同じポリ
ぺプチドをコードするため、このことは、当業者にとって、上記に記載した比較
アッセイを行わなくても明らかである。縮重改変体でないこのような核酸分子に
ついて、妥当数がまた、METH1またはMETH2のタンパク質活性を有する
ポリぺプチドをコードすることが、当該分野においてさらに認識される。これは
、なぜなら、当業者は、タンパク質の機能に有意に影響を与える可能性が少なそ
うであるか、もしくは影響を与えないようであるかのいずれかのアミノ酸置換(
例えば、1つの脂肪族アミノ酸を第2の脂肪族アミノ酸で置換すること)を十分
に認識するからである。
【0065】 詳細には、1つ以上の以下の核酸置換および/または欠失を有するMETH2
核酸が提供される:3位にて「T」を「C」に置換;32位にて「T」を「C」
に置換;37位にて「T」を「C」に置換;65位〜67位にて「TGC」欠失
;199位にて「T」を「C」に置換;303位にて「T」を「C」に置換;3
06位にて「T」を「C」に置換;309位にて「T」を「C」に置換;950
位にて「T」を「C」に置換;1292位にて「G」を「C」に置換;1577
位にて「T」を「C」に置換;および/または2377位にて「A」を「G」に
置換。同様に、1つ以上の以下のアミノ酸置換および/または欠失を有するME
TH2ポリペプチドが提供される:2位にて「F」を「L」に置換;12位にて
「L」を「P」に置換;14位にて「F」を「L」に置換;23位にて「L」が
欠失;318位にて「L」を「P」に置換;432位にて「G」を「A」に置換
;527位にて「V」を「A」に置換;794位にて「T」を「A」に置換。
【0066】 例えば、表現型的にサイレントなアミノ酸置換の作製方法に関する手引きは、
Bowie,J.U.ら、「Deciphering the Message
in Protein Sequences:Tolerance to A
mino Acid Substitutions」,Science 247
:1306−1310(1990)に提供され、ここにおいてこの著者らは、タ
ンパク質がアミノ酸置換に対して驚くほど寛容性であることを示す。
【0067】 (ベクターおよび宿主細胞) 本発明はまた、本発明の単離されたDNA分子を含むベクター、組換えベクタ
ーで遺伝子操作された宿主細胞、および組換え技術によるMETH1ポリペプチ
ドもしくはMETH2ポリペプチドまたはそれらのフラグメントの産生に関する
。また、細胞無しの翻訳系を利用して、本発明のDNA構築物に由来するRNA
を使用してそのようなタンパク質を産生し得る。
【0068】 ポリヌクレオチドは、宿主における増殖のために、選択マーカーを含むベクタ
ーに連結され得る。一般的に、プラスミドベクターは、リン酸カルシウム沈澱物
のような沈澱物中か、または荷電した脂質との複合体中で導入される。ベクター
がウイルスである場合、ベクターは、適切なパッケージング細胞株を用いてイン
ビトロでパッケージングされ得、次いで宿主細胞に形質導入され得る。
【0069】 DNAインサートは、適切なプロモーター(例えば、少し名を挙げると、ファ
ージλPLプロモーター、E.coliのlacプロモーター、trpプロモー
ター、およびtacプロモーター、SV40初期プロモーターおよびSV40後
期プロモーター、ならびにレトロウイルスLTRのプロモーター)に作動可能に
連結されるべきである。他の適切なプロモーターは、当業者に公知である。発現
構築物は、さらに、転写開始、転写終結のための部位、および、転写される領域
中に翻訳のためのリボソーム結合部位を含む。構築物によって発現される成熟転
写物のコード部分は、好ましくは、翻訳されるべきポリペプチドの始めに翻訳開
始コドンを含み、そして終わりに適切に位置される終止コドン(UAA、UGA
、またはUAG)を含む。
【0070】 示されるように、発現ベクターは、好ましくは、少なくとも1つの選択マーカ
ーを含む。このようなマーカーとしては、真核生物細胞培養についてはジヒドロ
葉酸レダクターゼ、G418またはネオマイシン耐性、ならびにE.coliお
よび他の細菌における培養についてはテトラサイクリン耐性遺伝子、カナマイシ
ン耐性遺伝子またはアンピシリン耐性遺伝子が挙げられる。適切な宿主の代表的
な例としては、細菌細胞(例えば、E.coli細胞、Streptomyce
s細胞、およびSalmonella typhimurium細胞);真菌細
胞(例えば、酵母細胞(例えば、Saccharomyces cerevis
iaeまたはPichia pastoris (ATCC受託番号20117
8)));昆虫細胞(例えば、Drosophila S2細胞およびSpod
optera Sf9細胞);動物細胞(例えば、CHO細胞、COS細胞、2
93細胞およびBowes黒色腫細胞);ならびに植物細胞が挙げられるが、こ
れらに限定されない。上記の宿主細胞のための適切な培養培地および条件は当該
分野で公知である。
【0071】 細菌における使用に好ましいベクターの中には、pQE70、pQE60、お
よびpQE−9(Qiagenから入手可能);pBluescriptベクタ
ー、Phagescriptベクター、pNH8A、pNH16a、pNH18
A、pNH46A(Stratagene Cloning systems,
Incから入手可能);ならびにptrc99a、pKK223−3、pKK2
33−3、pDR540、pRIT5(Pharmacia Biotech,
Incから入手可能)が含まれる。好ましい真核生物ベクターの中には、pWL
NEO、pSV2CAT、pOG44、pXT1、およびpSG(Strata
geneから入手可能);ならびにpSVK3、pBPV、pMSG、およびp
SVL(Pharmaciaから入手可能)がある。酵母系における使用のため
の好ましい発現ベクターとしては、pYES2、pYD1、pTEF1/Zeo
、pYES/GS、pPICZ、pGAPZ、pGAPZα、pPIC9、pP
IC3.5、pHIL−D2、pHIL−S1、pPIC3.5K、pPIC9
KおよびPAO815(全て、Invitrogen,Carlbad,CAよ
り入手可能)。他の適切なベクターは、当業者に容易に明らかである。
【0072】 本発明の実施における発現ベクターの使用に加えて、本発明はさらに、目的の
タンパク質をコードするヌクレオチド配列に作動可能に連結されたオペレーター
エレメントおよびプロモーターエレメントを含む新規な発現ベクターを含む。こ
のようなベクターの一例は、以下で詳細に記載されるpHE4−5である。
【0073】 図8および9にまとめるように、pHE4−5ベクター(配列番号12)の構
成要素は、以下を含む:1)選択マーカーとしてのネオマイシンホスホトランス
フェラーゼ遺伝子、2)E.coli複製起点、3)T5ファージプロモーター
配列、4)2つのlacオペレーター配列、5)シャイン−ダルガーノ配列、6
)ラクトースオペロンリプレッサー遺伝子(laqIq)。複製起点(oriC
)は、pUC19(LTI,Gaithersburg,MD)に由来する。プ
ロモーター配列およびオペレーター配列を合成的に作製した。核酸配列の合成的
作製は、当該分野で周知である。CLONTECH 95/96 Catalo
g、215〜216頁、CLONTECH、1020 East Meadow
Circle、Palo Alto、CA、94303。METH1をコード
するヌクレオチド配列(配列番号2)またはMETH2をコードするヌクレオチ
ド配列(配列番号4)は、pHE4−5ベクターのNdeI部位とAsp718
部位との間にこれらのヌクレオチド配列を挿入することにより、プロモーターお
よびオペレーターに作動可能に連結される。
【0074】 上述のように、pHE4−5ベクターは、lacIq遺伝子を含む。lacI
qは、lacI遺伝子の対立遺伝子であり、lacI遺伝子は、lacオペレー
ターの強固な調節を付与する。Amann,E.ら、Gene 69:301〜
315(1988);Stark,M.、Gene 51:255〜267(1
987)。lacIq遺伝子は、lacオペレーター配列に結合し、そして下流
(すなわち、3’側の)配列の転写を阻止する、リプレッサータンパク質をコー
ドする。しかし、lacIq遺伝子産物は、ラクトースまたは特定のラクトース
アナログ(例えば、イソプロピルβ−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)
)のいずれかの存在下で、lacオペレーターから解離する。従って、METH
1またはMETH2は、pHE4−5ベクターを含む非誘導宿主細胞において、
感知可能な量で産生されない。しかし、IPTGのような薬剤の添加によるこれ
らの宿主細胞の誘導は、METH1またはMETH2のコード配列の発現を生じ
る。
【0075】 pHE4−5ベクターのプロモーター/オペレーター配列(配列番号13)は
、T5ファージプロモーターおよび2つのlacオペレーター配列を含む。1つ
のオペレーターは、転写開始部位の5’側に位置し、そしてもう他方は、同じ部
位の3’側に位置する。これらのオペレーターは、lacIq遺伝子産物と組合
せて存在する場合、lacオペロンインデューサー(例えば、IPTG)の非存
在下での、下流配列の強固な抑制を与える。このlacオペレーターの下流に位
置する作動可能に連結された配列の発現は、lacオペロンインデューサー(例
えば、IPTG)の添加により誘導され得る。lacIqタンパク質へのlac
インデューサーの結合は、lacオペレーター配列からのそれらの解放、および
作動可能に連結された配列の転写の開始を生じる。遺伝子発現のlacオペロン
調節は、Devlin,T.、TEXTBOOK OF BIOCHEMIST
RY WITH CLINICAL CORRELATIONS、第4版(19
97)、802〜807頁に概説される。
【0076】 pHE4シリーズのベクターは、METH1またはMETH2のコード配列を
除く、pHE4−5ベクターの全ての構成要素を含む。pHE4ベクターの特徴
は、最適化された合成T5ファージプロモーター、lacオペレーター、および
シャイン−ダルガーノ配列を含む。さらに、これらの配列はまた、最適に間隔を
空けられ、その結果、挿入された遺伝子の発現は強固に調節され得、そして高レ
ベルの発現が誘導に際して生じる。
【0077】 本発明のタンパク質の産生における使用に適切な公知の細菌性プロモーターの
中には、E.coliのlacIおよびlacZプロモーター、T3およびT7
プロモーター、gptプロモーター、λPRおよびPLプロモーター、ならびに
trpプロモーターが挙げられる。適切な真核生物プロモーターとしては、CM
V前初期プロモーター、HSVチミジンキナーゼプロモーター、初期および後期
SV40プロモーター、レトロウイルスLTRのプロモーター(例えば、ラウス
肉腫ウイルス(RSV)のプロモーター)、ならびにメタロチオネインプロモー
ター(例えば、マウスメタロチオネイン−Iプロモーター)が挙げられる。
【0078】 pHE4−5ベクターはまた、AUG開始コドンの5’側にシャイン−ダルガ
ーノ配列を含む。シャイン−ダルガーノ配列は、一般に、AUG開始コドンの約
10ヌクレオチド上流(すなわち、5’側)に位置する短い配列である。これら
の配列は、本質的には、原核生物リボソームを、AUG開始コドンに指向させる
【0079】 従って、本発明はまた、本発明のタンパク質の産生に有用な発現ベクターに関
する。本発明のこの局面は、pHE4−5ベクター(配列番号12)に例示され
る。
【0080】 宿主細胞への構築物の導入は、リン酸カルシウムトランスフェクション、DE
AE−デキストラン媒介トランスフェクション、カチオン性脂質媒介トランスフ
ェクション、エレクトロポレーション、形質導入、感染または他の方法によって
もたらされ得る。このような方法は、Davisら,Basic Method
s In Molecular Biology(1986)のような多くの標
準的実験室マニュアルに記載されている。METH1および/またはMETH2
ポリペプチドが、実際に、組換えベクターを欠く宿主細胞によって発現され得る
ことが、特に意図される。
【0081】 ポリペプチドは、融合タンパク質のような改変された形態で発現され得、そし
て分泌シグナルのみならず、さらなる異種の機能的領域も含み得る。例えば、さ
らなるアミノ酸、特に荷電したアミノ酸の領域が、宿主細胞における、精製の間
の、または続く取り扱いおよび保存の間の、安定性および持続性を改善するため
に、ポリペプチドのN末端に付加され得る。また、ペプチド部分が、精製を容易
にするためにポリペプチドへ付加され得る。そのような領域は、ポリペプチドの
最終調製の前に除去され得る。とりわけ、分泌または排出を生じるため、安定性
を改善するため、および精製を容易にするためのペプチド部分のポリペプチドへ
の付加は、当該分野でよく知られており、そして慣用的な技術である。好ましい
融合タンパク質は、タンパク質を可溶化するために有用である免疫グロブリン由
来の異種領域を含む。例えば、EP−A−O 464 533(カナダ対応出願
第2045869号)は、別のヒトタンパク質、またはその一部とともに免疫グ
ロブリン分子の定常領域の種々の部分を含む融合タンパク質を開示する。多くの
場合、融合タンパク質中のFc部分は、治療および診断における使用に十分に有
利であり、従って、例えば、改善された薬物動態学的特性を生じる(EP−A
0232 262)。一方、いくつかの使用について、融合タンパク質が、記載
される有利な様式で、発現され、検出され、そして精製された後に、Fc部分が
欠失され得ることが望ましい。これは、Fc部分が、治療および診断における使
用に対して障害となると判明する場合(例えば、融合タンパク質が免疫のための
抗原として使用される場合)である。薬物探索において、例えば、hIL5レセ
プターのようなヒトタンパク質は、hIL−5のアンタゴニストを同定するため
の高処理能力スクリーニングアッセイの目的でFc部分と融合されている。D.
Bennettら,J.Mol.Recognition 8:52−58(1
995)、およびK.Johansonら,J.of Biol.Chem.2
70(16):9459−9471(1995)を参照のこと。
【0082】 METH1タンパク質またはMETH2タンパク質は、硫酸アンモニウム沈澱
またはエタノール沈澱、酸抽出、陰イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィ
ー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー
、アフィニティークロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィ
ー、およびレクチンクロマトグラフィーを含む周知の方法によって組換え細胞培
養物から回収され、そして精製され得る。最も好ましくは、高速液体クロマトグ
ラフィー(「HPLC」)が精製のために用いられる。
【0083】 METH1および/またはMETH2ポリペプチド、そして好ましくは分泌形
態はまた、以下から収集され得る:天然の供給源から精製された産物(直接的に
単離されたか、または培養されたかのいずれかの体液、組織、および細胞を含む
);化学合成手順の産物;および原核生物宿主または真核生物宿主(例えば、細
菌細胞、酵母細胞、高等植物細胞、昆虫細胞、および哺乳動物細胞を含む)から
組換え技術によって産生された産物。組換え産生手順において用いられる宿主に
依存して、METH1および/またはMETH2ポリペプチドは、グリコシル化
されていてもよく、またはグリコシル化されていなくてもよい。さらに、MET
H1および/またはMETH2ポリペプチドはまた、いくつかの場合、宿主媒介
プロセスの結果として、改変された開始メチオニン残基を含み得る。従って、翻
訳開始コドンによってコードされているN末端メチオニンは、一般的に、すべて
の真核生物細胞において翻訳後にいかなるタンパク質からも高い効率で除去され
ることが当該分野において周知である。大部分のタンパク質上のN末端メチオニ
ンはまた、大部分の原核生物において効率的に除去されるが、いくつかのタンパ
ク質では、この原核生物の除去プロセスは、N末端メチオニンが共有結合してい
るアミノ酸の性質に依存して、非効率的である。
【0084】 1つの実施形態において、酵母Pichia pastorisを使用して、
真核生物系において、METH1および/またはMETH2タンパク質を発現す
る。Pichia pastorisは、メチロトローフ酵母であり、その唯一
の炭素源としてメタノールを代謝し得る。メタノール代謝経路における主な工程
は、O2を使用するホルムアルデヒドへのメタノールの酸化である。この反応は
、酵素アルコールオキシダーゼにより触媒される。その唯一の炭素源としてメタ
ノールを代謝するために、Pichia pastorisは、O2に対するア
ルコールオキシダーゼの比較的低い親和性に一部起因して、アルコールオキシダ
ーゼを高レベルで産生しなければならない。結果的に、主な炭素源としてメタノ
ールに依存する増殖培地において、2つのアルコールオキシダーゼ遺伝子のうち
の1つ(AOX1)のプロモーター領域が非常に活性である。メタノールの存在
下で、AOX1遺伝子から産生されるアルコールオキシダーゼは、Pichia
pastorisにおいて全可溶性タンパク質の約30%までを構成する。E
llis,S.B.ら、Mol.Cell.Biol.5:1111−21(1
985);Koutz,P.Jら、Yeast 5:167−77(1989)
;Tschopp,J.F.ら、Nucl.Acids Res.15:385
9−76(1987)を参照のこと。従って、例えば、全てまたは一部のAOX
1調節配列の転写調節下で、本発明のMETH1および/またはMETH2ポリ
ヌクレオチドのような異種コード配列は、メタノール存在下で増殖されたPic
hia酵母中に例外的に高レベルで発現される。
【0085】 1つの例において、本明細書中に記載したように、プラスミドベクターpPI
C9Kを使用し、Pichia酵母系において、「Pichia Protoc
ols:Methods in Molecular Biology」,D.
R.HigginsおよびJ.Cregg編、The Humana Pres
s,Totowa,NJ,1998に本質的に記載されたようにして、本発明の
METH1および/またはMETH2ポリペプチドをコードするDNAを発現す
る。この発現ベクターは、マルチクローニング部位の上流に位置するPichi
a pastorisアルカリホスファターゼ(PHO)分泌シグナルペプチド
(すなわち、リーダー)に連結された強力なAOX1プロモーターにより、本発
明のMETH1および/またはMETH2ポリペプチドの発現および分泌を可能
にする。
【0086】 多くの他の酵母ベクターが、当業者が容易に理解するように、提案された発現
構築物が転写、翻訳、分泌(所望の場合)などについての適切に配置されたシグ
ナル(必要な場合、インフレームでAUGを含む)を提供する限り、pPIC9
Kの代わりに使用され得る(例えば、pYES2、pYD1、pTEF1/Ze
o、pYES2/GS、pPICZ、pGAPZ、pGAPZα、pPIC9、
pPIC3.5、pHIL−D2、pHIL−S1、pPIC3.5K、および
PAO815)。
【0087】 別の実施形態において、例えば、本発明のMETH1および/またはMETH
2ポリヌクレオチドのような異種コード配列の高レベル発現は、発現ベクター(
例えば、pGAPZまたはpGAPZαなど)に本発明の異種ポリヌクレオチド
をクローニングすること、ならびにメタノール非存在下で酵母培養物を増殖させ
ることにより達成され得る。
【0088】 本明細書中で議論されるベクター構築物を含有する宿主細胞を含むことに加え
て、本発明はまた、脊椎動物起源、特に哺乳動物起源の、一次、二次、および不
死化宿主細胞を含み、それは、内在性の遺伝物質(例えば、METH1および/
またはMETH2コード配列)を欠失または置換するように、そして/または遺
伝物質(例えば、異種ポリヌクレオチド配列)を含むように操作されており、こ
の遺伝物質は、本発明のMETH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド
と作動可能に結合されており、そして内在性のMETH1および/またはMET
H2ポリヌクレオチドを活性化、変化、および/または増幅させる。例えば、当
該分野で公知の技術が使用されて、相同組換えを介して、異種制御領域(例えば
、プロモーターおよび/またはエンハンサー)と内在性METH1および/また
はMETH2ポリヌクレオチド配列とを作動可能に結合し、新たな転写単位の形
成を生じさせ得る(例えば、1997年6月24日に発行された米国特許第5,
641,670号;1998年3月31日に発行された米国特許第5,733,
761号;1996年9月26日に公開された国際公開番号WO96/2941
1;1994年8月4日に公開された国際公開番号WO94/12650;Ko
llerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:8932
−8935(1989);およびZijlstraら、Nature 342:
435−438(1989)を参照のこと、これらの各々の開示はその全体が参
考として援用される)。
【0089】 本発明のポリペプチドは、天然に精製された産物、化学合成手順の産物、およ
び原核生物宿主または真核生物宿主(例えば、細菌細胞、酵母細胞、高等植物細
胞、昆虫細胞、および哺乳動物細胞を含む)から組換え技術によって産生された
産物を含む。組換え産生手順において用いられる宿主に依存して、本発明のポリ
ペプチドは、グリコシル化されていても、またはグリコシル化されていなくても
よい。さらに、本発明のポリペプチドはまた、いくつかの場合、宿主媒介プロセ
スの結果として、改変された開始メチオニン残基を含み得る。
【0090】 さらに、本発明のポリペプチドは、当該分野で公知の技術を使用して化学的に
合成され得る(例えば、Creighton,1983,Proteins:S
tructures and Molecular Principles,W
.H.Freeman&Co.,N.Y.およびHunkapiller,M.
ら、1984、Nature,310:105−111を参照のこと)。例えば
、本発明のMETH1および/またはMETH2ポリペプチドのフラグメントに
対応するペプチドは、ペプチド合成装置の使用によって合成され得る。さらに、
所望される場合、非古典的アミノ酸または化学的アミノ酸アナログが、METH
1および/またはMETH2ポリペプチド配列に置換または付加として導入され
得る。非古典的アミノ酸としては、一般的なアミノ酸のD−異性体、2,4−ジ
アミノ酪酸、a−アミノイソ酪酸、4−アミノ酪酸、Abu、2−アミノ酪酸、
g−Abu、e−Ahx、6−アミノヘキサン酸、Aib、2−アミノイソ酪酸
、3−アミノプロピオン酸、オルニチン、ノルロイシン、ノルバリン、ヒドロキ
シプロリン、サルコシン、シトルリン、ホモシトルリン、システイン酸、t−ブ
チルグリシン、t−ブチルアラニン、フェニルグリシン、シクロヘキシルアラニ
ン、b−アラニン、フルオロアミノ酸、デザイナー(designer)アミノ
酸(例えば、b−メチルアミノ酸)、Ca−メチルアミノ酸、Na−メチルアミ
ノ酸、および一般的なアミノ酸アナログが挙げられるがこれらに限定されない。
さらに、アミノ酸は、D(右旋性)またはL(左旋性)であり得る。
【0091】 天然に存在しない改変体は、当該分野で公知の変異誘発技術を使用して産生さ
れ得、この技術としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:オリゴ
ヌクレオチド媒介変異誘発、アラニンスキャニング(alanine scan
ning)、PCR変異誘発、部位特異的変異誘発(例えば、Carterら、
Nucl.Acids Res.13:4331(1986);およびZoll
erら、Nucl.Acids Res.10:6487(1982)を参照の
こと)、カセット変異誘発(例えば、Wellsら、Gene 34:315(
1985)を参照のこと)、制限選択変異誘発(例えば、Wellsら、Phi
los.Trans.R.Soc.London Ser.A 317:415
(1986)を参照のこと)。
【0092】 本発明は、例えば、グリコシル化、アセチル化、リン酸化、アミド化、公知の
保護基/ブロッキング基による誘導体化、タンパク質分解的切断、抗体分子また
は他の細胞リガンドとの結合などによって、翻訳の間または翻訳後に異なって修
飾されるMETH1および/またはMETH2ポリペプチドを含む。任意の多数
の化学修飾が公知の技術(臭化シアン、トリプシン、キモトリプシン、パパイン
、V8プロテアーゼ、NaBH4による特異的化学的切断;アセチル化、ホルミ
ル化、酸化、還元;ツニカマイシンの存在下での代謝的合成などが含まれるがこ
れらに限定されない)によって実行され得る。
【0093】 本発明に含まれるさらなる翻訳後修飾としては、例えば、N結合型またはO結
合型の炭水化物鎖、N末端またはC末端のプロセシング、アミノ酸骨格への化学
部分の結合、N結合型またはO結合型の炭水化物鎖の化学修飾、および原核生物
宿主細胞発現の結果としてのN末端メチオニン残基の付加または欠失が挙げられ
る。このポリペプチドはまた、酵素標識、蛍光標識、同位体標識、またはアフィ
ニティー標識のような検出可能な標識で修飾され、タンパク質の検出および単離
を可能にし得る。
【0094】 本発明によってまた、さらなる利点(例えば、このポリペプチドの溶解度、安
定性および循環時間の増加、または免疫原性の減少)を提供し得る、METH1
および/またはMETH2の化学修飾誘導体が提供される(米国特許第4,17
9,337号を参照のこと)。誘導体化のための化学部分は、水溶性ポリマー(
例えば、ポリエチレングリコール、エチレングリコール/プロピレングリコール
コポリマー、カルボキシメチルセルロース、デキストラン、ポリビニルアルコー
ルなど)から選択され得る。このポリペプチドは、この分子内のランダムな位置
でか、またはこの分子内の所定の位置で修飾され得、そして1、2、3以上の結
合した化学部分を含み得る。
【0095】 このポリマーは、任意の分子量のポリマーであり得、そして分枝状であっても
非分枝状であってもよい。ポリエチレングリコールに関しては、好ましい分子量
は、取り扱いおよび製造の容易さのために、約1kDaと約100kDaとの間
(用語「約」は、ポリエチレングリコールの調製において、いくつかの分子は示
した分子量よりも重く、いくつかは示した分子量よりも軽いことを示す)である
。所望の治療的プロフィール(例えば、所望される持続放出の持続時間、生物学
的活性に対する効果(ある場合)、取り扱いの容易さ、抗原性の程度または抗原
性がないこと、および治療タンパク質またはアナログに対するポリエチレングリ
コールの他の公知の効果)に依存して、他のサイズが用いられ得る。例えば、ポ
リエチレングリコールは、約200;500;1000;1500;2000;
2500;3000;3500;4000;4500;5000;5500;6
000;6500;7000;7500;8000;8500;9000;95
00;10,000;10,500;11,000;11,500;12,00
0;12,500;13,000;13,500;14,000;14,500
;15,000;15,500;16,000;16,500;17,000;
17,500;18,000;18,500;19,000;19,500:2
0,000 ;25,000;30,000;35,000;40,000;5
0,000;55,000;60,000;65,000;70,000;75
,000;80,000;85,000;90,000;95,000;または
100,000kDaの平均分子量を有し得る。
【0096】 上記のように、ポリエチレングリコールは、分枝鎖を有していてもよい。分枝
ポリエチレングリコールは、例えば、以下に記載される:米国特許第5,643
,575号;Morpurgoら、Appl.Biochem.Biotech
nol.56:59−72(1996);Vorobjevら、Nucleos
ides Nucleotides 18:2745− 2750(1999)
;およびCalicetiら、Bioconjug.Chem.10:638−
646(1999)(これらの各々の開示は、参考として援用される)。
【0097】 ポリエチレングリコール分子(または他の化学的部分)は、このタンパク質の
機能的ドメインまたは抗原性ドメインに対する効果を考慮して、タンパク質に結
合されるべきである。当業者に利用可能な多数の結合方法が存在する(例えば、
本明細書中に参考として援用される、EP 0 401 384(G−CSFに
PEGをカップリングする)、Malikら,Exp.Hematol.20:
1028−1035(1992)(塩化トレシルを用いたGM−CSFのペグ化
(pegylation)を報告する)もまた参照のこと)。例えば、ポリエチ
レングリコールは、反応性基(例えば、遊離のアミノ基またはカルボキシル基)
によってアミノ酸残基を介して共有結合され得る。反応性基は、活性化ポリエチ
レングリコール分子が結合し得る基である。遊離のアミノ基を有するアミノ酸残
基としては、リジン残基およびN末端アミノ酸残基が挙げられ得る;遊離のカル
ボキシル基を有するアミノ酸残基としては、アスパラギン酸残基、グルタミン酸
残基およびC末端アミノ酸残基が挙げられ得る。スルフヒドリル残基もまた、ポ
リエチレングリコール分子を結合するための反応性基として用いられ得る。治療
目的のために好ましいのは、アミノ基での結合、例えば、N末端またはリジン基
での結合である。
【0098】 上記で示唆されるように、ポリエチレングリコールは、多くのアミノ酸残基の
いずれかへの結合を介してタンパク質に結合され得る。例えば、ポリエチレング
リコールは、リジン残基、ヒスチジン残基、アスパラギン酸残基、グルタミン酸
残基、またはシステイン残基への共有結合を介してタンパク質に連結され得る。
1つ以上の反応化学系を用いて、タンパク質の特定のアミノ酸残基(例えば、リ
ジン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸またはシステイン)またはタ
ンパク質の1つより多くの型のアミノ酸残基(例えば、リジン、ヒスチジン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸またはシステインおよびそれらの組み合わせ)にポ
リエチレングリコールを結合し得る。
【0099】 N末端で化学修飾されたタンパク質が具体的に所望され得る。ポリエチレング
リコールを本発明の組成の例示として用いて、種々のポリエチレングリコール分
子から(分子量、分枝などによって)、反応混合物中でのポリエチレングリコー
ル分子のタンパク質(または、ポリペプチド)分子に対する比、行われるべきペ
グ化反応の型、および選択されたN末端ペグ化タンパク質の獲得方法を選択し得
る。N末端ペグ化調製物の獲得方法(すなわち、必要な場合、この部分を他のモ
ノペグ化部分から分離すること)は、ペグ化タンパク質分子の集団からの、N末
端ペグ化物質の精製により行われ得る。N末端修飾で化学修飾された選択的タン
パク質は、特定のタンパク質における誘導体化に利用可能な異なる型の第1級ア
ミノ基(リジン対N末端)の示差的な反応性を利用する還元的アルキル化によっ
て達成され得る。適切な反応条件下では、カルボニル基含有ポリマーを用いた、
N末端でのタンパク質の実質的に選択的な誘導体化が達成される。
【0100】 上記のように、本発明のタンパク質のペグ化(pegylation)は、か
なり多数の手段によって、達成され得る。例えば、ポリエチレングリコールは、
直接的または介在性リンカーによってのいずれかによってタンパク質に付着され
得る。タンパク質にポリエチレングリコールを付着させるためのリンカーレス(
linkerless)システムは、Delgadoら、Crit.Rev.T
hera.Drug Carrir Sys.9:249−304(1992)
;Francisら、Intern.J.of Hematol.68:1−1
8(1998);米国特許第4,002,531号;米国特許第5,349,0
52号;WO95/06058;およびWO98/32466に記載される。こ
れらの各々の開示は、本明細書中に参考として援用される。
【0101】 介在性リンカーを伴わずに、ポリエチレングリコールを直接、タンパク質のア
ミノ酸残基に付着させるための一つの系は、トレシル化(tresylated
)されたMPEGを利用する。トレシル化されたMPEGは、塩化トレシル(C
lSO2CH2CF3)を使用するモノメトキシ(monmethoxy)ポリエ
チレングリコール(MPEG)の改変によって生成される。トレシル化されたM
PEGを用いるタンパク質の反応の際に、ポリエチレングリコールが、直接タン
パク質のアミン基と付着される。従って、本発明は、2,2,2−トリフルオロ
エタン(trifluoreothane)スルホニル基を有するポリエチレン
グリコール分子と本発明のタンパク質を反応させることによって産生されるタン
パク質ポリエチレングリコール結合体を含む。
【0102】 ポリエチレングリコールはまた、多数の異なる介在性リンカーを使用して、タ
ンパク質と付着され得る。例えば、米国特許第5,612,460号(この全体
の開示は、本明細書中で参考として援用される)は、タンパク質とポリエチレン
グリコールを連結するためのウレタンリンカーを開示する。タンパク質−ポリエ
チレングリコール結合体(ここで、ポリエチレングリコールは、リンカーによっ
てタンパク質と結合される)はまた、化合物(例えば、MPEG−スクシンイミ
ジルスクシネート、1,1’−カルボニルジイミダゾールで活性化されたMPE
G、MPEG−2,4,5−トリクロロペニルカーボネート、MPEG−p−ニ
トロフェノールカーボネート、および種々のMPEGスクシネート誘導体)とタ
ンパク質との反応によって、産生され得る。多数のさらなるポリエチレングリコ
ール誘導体およびポリエチレングリコールをタンパク質に付着するための反応化
学は、WO98/32466に記載され、その全体の開示は、本明細書中に参考
として援用される。本明細書中で示される反応化学を使用して産生されるペグ化
タンパク質産物は、本発明の範囲内に含まれる。
【0103】 本発明の各タンパク質に付着されるポリエチレングリコール部分の数(すなわ
ち、置換の程度)はまた、変動し得る。例えば、本発明のペグ化タンパク質は、
平均して、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、15、17、2
0以上のポリエチレングリコール分子と連結され得る。同様に、タンパク質分子
当たりの置換の平均程度は、例えば、1−3、2−4、3−5、4−6、5−7
、6−8、7−9、8−10、9−11、10−12、11−13、12−14
、13−15、14−16、15−17、16−18、17−19、または18
−20のポリエチレングリコール部分の範囲内である。置換の程度を決定するた
めの方法は、例えば、Delgadoら、Crit.Rev.Thera.Dr
ug Carrier Sys.9:249−304(1992)において議論
される。
【0104】 本発明のMETH1および/またはMETH2ポリペプチドは、モノマーまた
はマルチマー(すなわち、ダイマー、トリマー、テトラマーおよびより高度のマ
ルチマー)であり得る。従って、本発明は、モノマーおよびマルチマーの本発明
のMETH1および/またはMETH2ポリペプチド、それらの調製ならびにそ
れらを含む組成物(好ましくは薬学的組成物)に関する。特定の実施形態では、
本発明のポリペプチドは、モノマー、ダイマー、トリマーまたはテトラマーであ
る。さらなる実施形態では、本発明のマルチマーは、少なくともダイマー、少な
くともトリマー、または少なくともテトラマーである。
【0105】 本発明によって含まれるマルチマーは、ホモマーまたはヘテロマーであり得る
。本明細書中で用いられる場合、用語ホモマーは、本発明のMETH1および/
またはMETH2ポリペプチドのみを含むマルチマー(本明細書中に記載される
ような、METH1および/またはMETH2のフラグメント、改変体、スプラ
イス改変体および融合タンパク質を含む)をいう。これらのホモマーは、同一ま
たは異なるアミノ酸配列を有するMETH1および/またはMETH2ポリペプ
チドを含み得る。特定の実施形態では、本発明のホモマーは、同一のアミノ酸配
列を有するMETH1および/またはMETH2ポリペプチドのみを含むマルチ
マーである。別の特定の実施形態では、本発明のホモマーは、異なるアミノ酸配
列を有するMETH1および/またはMETH2ポリペプチドを含むマルチマー
である。特定の実施形態では、本発明のマルチマーは、ホモダイマー(例えば、
同一または異なるアミノ酸配列を有するMETH1および/またはMETH2ポ
リペプチドを含む)あるいはホモトリマー(例えば、同一および/または異なる
アミノ酸配列を有するMETH1および/またはMETH2ポリペプチドを含む
)である。さらなる実施形態では、本発明のホモマー性マルチマーは、少なくと
もホモダイマー、少なくともホモトリマーまたは少なくともホモテトラマーであ
る。
【0106】 本明細書中で用いられる場合、用語ヘテロマーとは、本発明のMETH1およ
び/またはMETH2ポリペプチドに加えて1以上の異種ポリペプチド(すなわ
ち、異なるタンパク質のポリペプチド)を含むマルチマーをいう。特定の実施形
態では、本発明のマルチマーは、ヘテロダイマー、ヘテロトリマーまたはヘテロ
テトラマーである。さらなる実施形態では、本発明のホモマー性マルチマーは、
少なくともホモダイマー、少なくともホモトリマーまたは少なくともホモテトラ
マーである。
【0107】 本発明のマルチマーは、疎水性、親水性、イオン性および/もしくは共有結合
的な結合の結果であり得、そして/または、例えば、リポソーム形成によって間
接連結され得る。従って、1つの実施形態では、本発明のマルチマー(例えば、
ホモダイマーまたはホモトリマーなど)は、本発明のポリペプチドが溶液中で互
いに接触する場合に形成される。別の実施形態では、本発明のへテロマルチマー
(例えば、ヘテロトリマーまたはヘテロテトラマーなど)は、本発明のポリペプ
チドが、溶液中で本発明のポリペプチドに対する抗体(本発明の融合タンパク質
における異種ポリペプチド配列に対する抗体を含む)と接触した場合に形成され
る。他の実施形態では、本発明のマルチマーは、本発明のMETH1および/ま
たはMETH2ポリペプチドとの、および/または本発明のMETH1および/
またはMETH2ポリペプチド間での共有結合によって形成される。このような
共有結合は、ポリペプチド配列(例えば、配列番号2もしくは4に示されるか、
あるいはクローンHATCK89、またはATCC受託番号209581もしく
は209582もしくはPTA1478として寄託されたクローンのいずれかに
よってコードされるポリペプチドに含まれる)中に含まれる1以上のアミノ酸残
基を含み得る。1例では、この共有結合は、ネイティブ(すなわち、天然に存在
する)ポリペプチドにおいて相互作用するポリペプチド配列内に存在するシステ
イン残基間での架橋である。別の例では、この共有結合は、化学的操作または組
換え操作の結果である。あるいは、このような共有結合は、METH1および/
またはMETH2の融合タンパク質中の異種ポリペプチド配列に含まれる1以上
のアミノ酸残基を含み得る。1例では、共有結合は、本発明の融合タンパク質に
含まれる異種配列間にある(例えば、米国特許第5,478,925号を参照の
こと)。特定の例では、この共有結合は、(本明細書中に記載されるような)本
発明のMETH1および/またはMETH2 Fc融合タンパク質に含まれる異
種配列間にある。別の特定の例では、本発明の融合タンパク質の共有結合は、共
有結合したマルチマーを形成し得る別の線維芽細胞増殖因子ファミリーのメンバ
ー(例えば、オステオプロテゲリン(oseteoprotegerin)(例
えば、国際公開番号WO 98/49305号(この内容はその全体が本明細書
中で参考として援用される)を参照のこと)など)由来の異種ポリペプチド配列
間にある。別の実施形態では、2以上の本発明のポリペプチドは、ペプチドリン
カーを通して連結される。例としては、米国特許第5,073,627号(本明
細書中に参考として援用される)に記載されるペプチドリンカーが挙げられる。
ペプチドリンカーによって隔てられた本発明の複数のポリペプチドを含むタンパ
ク質は、従来の組換えDNA技術を用いて生成され得る。
【0108】 本発明のマルチマーポリペプチドを調製するための別の方法は、ロイシンジッ
パーポリペプチド配列またはイソロイシンジッパーポリペプチド配列に融合され
た本発明のポリペプチドの使用を含む。ロイシンジッパードメインおよびイソロ
イシンジッパードメインは、そのドメインが見出されるタンパク質のマルチマー
形成を促進するポリペプチドである。ロイシンジッパーは元々、いくつかのDN
A結合タンパク質において同定され(Landschulzら,Science
240:1759、(1988))、そしてそれ以来種々の異なるタンパク質
において見出されている。とりわけ公知のロイシンジッパーは、ダイマー形成ま
たはトリマー形成をする、天然に存在するペプチドおよびその誘導体である。本
発明の可溶性マルチマータンパク質を生成するために適切なロイシンジッパード
メインの例は、本明細書中に参考として援用されるPCT出願WO 94/10
308に記載されるロイシンジッパードメインである。溶液中でダイマー形成ま
たはトリマー形成をするポリペプチド配列に融合された本発明のポリペプチドを
含む組換え融合タンパク質は、適切な宿主細胞中で発現され、そして得られる可
溶性マルチマー融合タンパク質は、当該分野で公知の技術を用いて培養上清から
回収される。
【0109】 本発明のトリマーポリペプチドは、生物学的活性の増強という利点を提供し得
る。好ましいロイシンジッパー部分およびイソロイシン部分は、トリマーを優先
的に形成する部分である。1例は、本明細書中に参考として援用されるHopp
eら(FEBS Letters 344:191,(1994))および米国
特許出願第08/446,922号に記載される通りの肺サーファクタントプロ
テインD(SPD)に由来するロイシンジッパーである。天然に存在するトリマ
ータンパク質由来の他のペプチドは、本発明のトリマーポリペプチドの調製にお
いて用いられ得る。
【0110】 別の例では、本発明のタンパク質は、Flag(登録商標)ポリペプチド配列
を含む本発明の融合タンパク質に含まれるFlag(登録商標)ポリペプチド配
列間の相互作用によって会合する。さらなる実施形態では、本発明のタンパク質
の会合は、本発明のFlag(登録商標)融合タンパク質に含まれる異種ポリペ
プチド配列と抗Flag(登録商標)抗体との間の相互作用によって会合する。
【0111】 本発明のマルチマーは、当該分野で公知の化学技術を用いて生成され得る。例
えば、本発明のマルチマーに含まれることが所望されるポリペプチドは、当該分
野で公知のリンカー分子およびリンカー分子長最適化技術を用いて化学的に架橋
され得る(例えば、本明細書中にその全体が参考として援用される、米国特許第
5,478,925号を参照のこと)。さらに、本発明のマルチマーは、当該分
野で公知の技術を用いて生成されて、マルチマーに含まれることが所望されるポ
リペプチドの配列内に存在するシステイン残基間の1以上の分子間架橋を形成し
得る(例えば、本明細書中にその全体が参考として援用される、米国特許第5,
478,925号を参照のこと)。さらに、本発明のポリペプチドは、ポリペプ
チドのC末端またはN末端へのシステインまたはビオチンの付加によって慣用的
に修飾され得、そして当該分野で公知の技術が、1以上のこれらの修飾されたポ
リペプチドを含むマルチマーを生成するために適用され得る(例えば、本明細書
中にその全体が参考として援用される、米国特許第5,478,925号を参照
のこと)。さらに、当該分野で公知の技術は、本発明のマルチマーに含まれるこ
とが所望されるポリペプチド成分を含むリポソームを生成するために適用され得
る(例えば、本明細書中にその全体が参考として援用される、米国特許第5,4
78,925号を参照のこと)。
【0112】 あるいは、本発明のマルチマーは、当該分野で公知の遺伝子操作技術を用いて
生成され得る。1つの実施形態では、本発明のマルチマーに含まれるポリペプチ
ドは、本明細書中に記載されるかさもなくば当該分野で公知の融合タンパク質技
術を用いて組換え生成される(例えば、本明細書中にその全体が参考として援用
される、米国特許第5,478,925号を参照のこと)。特定の実施形態では
、本発明のホモダイマーをコードするポリヌクレオチドは、本発明のポリペプチ
ドをコードするポリヌクレオチド配列を、リンカーポリペプチドをコードする配
列に連結し、次いでさらに、元々のC末端からN末端の方向とは逆方向で、ポリ
ペプチドの翻訳産物をコードする合成ポリヌクレオチド(リーダー配列を欠く)
に連結することによって生成される(例えば、本明細書中にその全体が参考とし
て援用される、米国特許第5,478,925号を参照のこと)。別の実施形態
では、本明細書中に記載されるかさもなくば当該分野で公知の組換え技術を適用
して、膜貫通ドメイン(または疎水性ペプチドもしくはシグナルペプチド)を含
み、そして膜再構成技術によってリポソームに取り込まれ得る、本発明の組換え
ポリペプチドを生成する(例えば、本明細書中にその全体が参考として援用され
る、米国特許第5,478,925号を参照のこと)。
【0113】 (METH1およびMETH2のポリペプチドおよびフラグメント) 本発明はさらに、寄託されたcDNAによってコードされるアミノ酸配列、も
しくは配列番号2のアミノ酸配列を有する、単離されたMETH1ポリペプチド
、または上記ポリペプチドの一部を含むペプチドもしくはポリペプチドを提供す
る。本発明はまた、寄託されたcDNAによってコードされるアミノ酸配列、も
しくは配列番号4のアミノ酸配列を有する、単離されたMETH2ポリペプチド
、または上記ポリペプチドの一部を含むペプチドもしくはポリペプチドを提供す
る。
【0114】 本発明のポリペプチドは、全長ポリペプチドのみならず、タンパク質の成熟形
態、プロタンパク質形態、プロセスされた形態、欠失変異体、置換改変体、対立
遺伝子改変体、アナログ、誘導体なども包含する。
【0115】 METH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドは、ペプチド結合また
は改変されたペプチド結合、すなわち、ペプチドアイソスター(isoster
e)によって互いに連結したアミノ酸から構成され得、そして遺伝子にコードさ
れる20個のアミノ酸以外のアミノ酸を含み得る。METH1ポリペプチドまた
はMETH2ポリペプチドは、翻訳後プロセシングのような天然のプロセスによ
って、または当該技術分野で周知の化学修飾技術によってのいずれかで、修飾さ
れ得る。このような修飾は、基本テキスト、およびより詳細な研究論文、ならび
に多くの研究文献に十分記載される。修飾は、ペプチド骨格、アミノ酸側鎖、お
よびアミノ末端またはカルボキシル末端を含む、METH1ポリペプチドまたは
METH2ポリペプチドのどこでも生じ得る。同じ型の修飾が、所定のMETH
1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチド中のいくつかの部位で同じまたは
種々の程度で存在し得ることが理解される。また、所定のMETH1ポリペプチ
ドまたはMETH2ポリペプチドは多くの型の修飾を含み得る。METH1ポリ
ペプチドまたはMETH2ポリペプチドは、例えば、ユビキチン化の結果として
分枝状であり得、そしてこれらのポリペプチドは、分枝を含むかまたは含まない
、環状であり得る。環状、分枝状および分枝化環状METH1ポリペプチドまた
はMETH2ポリペプチドは、天然の翻訳後プロセスから生じ得るか、または合
成方法によって作製され得る。修飾としては、アセチル化、アシル化、ADP−
リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部分の共有結合、ヌクレオチ
ドまたはヌクレオチド誘導体の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホ
スファチジルイノシトール(phosphotidylinositol)の共
有結合、架橋、環化、ジスルフィド結合形成、脱メチル化、共有結合架橋の形成
、システインの形成、ピログルタミン酸の形成、ホルミル化、γ−カルボキシル
化、グリコシル化、GPIアンカー形成、水酸化、ヨウ素化、メチル化、ミリス
トイル化、酸化、ペグ化(pegylation)、タンパク質分解プロセシン
グ、リン酸化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸化、アルギニル化の
ようなタンパク質へのアミノ酸のトランスファーRNA媒介の付加、およびユビ
キチン化が挙げられる。(例えば、PROTEINS−STRUCTURE A
ND MOLECULAR PROPERTIES,第2版,T.E.Crei
ghton,W.H.Freeman and Company,New Yo
rk(1993);POSTTRANSLATIONAL COVALENT
MODIFICATION OF PROTEINS,B.C. Johnso
n編,Academic Press,New York,1−12頁(198
3);Seifterら,Meth Enzymol 182:626−646
(1990);Rattanら,Ann NY Acad Sci 663:4
8−62(1992)を参照のこと)。
【0116】 METH1ポリペプチドおよびMETH2ポリペプチドのいくつかのアミノ酸
配列が、これらのタンパク質の構造または機能に有意な影響を与えることなく、
変更され得ることが当該分野において認識される。配列におけるこのような差異
が意図される場合、タンパク質上に、活性を決定する重要な領域が存在すること
が思い出されるべきである。
【0117】 本発明者らは、METH1およびMETH2が、インビトロおよびインビボで
新脈管形成を阻害することを示した。METH1およびMETH2は各々、メタ
ロプロテアーゼドメイン、ジスインテグリン(disintegrin)ドメイ
ン、およびTSP様ドメインを含む。メタロプロテアーゼドメインは、触媒的に
活性であり得る。ジスインテグリンドメインは、インテグリンと相互作用するこ
とにより新脈管形成を阻害する際に役割を果たし得る。なぜなら、インテグリン
は、増殖シグナルおよび移動シグナルの両方の媒介のために必須であるからであ
る。本発明者らは、METH1およびMETH2のTSP様ドメインに由来する
ペプチドが、インビトロおよびインビボで新脈管形成を阻害することを示した。
【0118】 従って、本発明は、実質的なMETH1ポリペプチド活性を示すMETH1ポ
リペプチドの改変体、または以下で議論されるタンパク質部分のようなMETH
1タンパク質の領域を含むMETH1ポリペプチドの改変体;および実質的なM
ETH2ポリペプチド活性を示すMETH2ポリペプチドの改変体、または以下
で議論されるタンパク質部分のようなMETH2タンパク質の領域を含むMET
H1ポリペプチドの改変体をさらに含む。このような変異体は、欠失、挿入、逆
位、反復、および型置換を含む。上記のように、どのアミノ酸の変化が表現型的
にサイレントであるようであるかに関するガイダンスは、Bowie,J.U.
ら、「Deciphering the Message in Protei
n Sequences:Tolerance to Amino Acid
Substitutions」,Science 247:1306−1310
(1990)において見出され得る。
【0119】 従って、配列番号2または配列番号4のポリペプチドのフラグメント、誘導体
またはアナログ、あるいは寄託されたcDNAによりコードされるポリペプチド
のフラグメント、誘導体またはアナログは、(i)1つ以上のアミノ酸残基が保
存的なアミノ酸残基または非保存的なアミノ酸残基(好ましくは保存的なアミノ
酸残基)で置換され、そしてこのような置換されたアミノ酸残基が遺伝コードに
よりコードされるものであってもよいしそうでなくともよいもの、あるいは(i
i)1つ以上のアミノ酸残基が置換基を含むもの、あるいは(iii)成熟ポリ
ペプチドが、ポリペプチドの半減期を増加させるための化合物(例えば、ポリエ
チレングリコール)のような別の化合物と融合したもの、あるいは(iv)さら
なるアミノ酸(例えば、IgG Fc融合領域ペプチド配列、またはリーダー配
列もしくは分泌配列、または成熟ポリペプチドもしくはプロタンパク質配列の精
製について使用される配列)が成熟ポリペプチドと融合したものであり得る。こ
のようなフラグメント、誘導体およびアナログは、本明細書の教示より当業者の
範囲内であると考えられる。
【0120】 特に興味深いのは、荷電したアミノ酸の、別の荷電したアミノ酸、および中性
のアミノ酸、または負に荷電したアミノ酸での置換である。後者は、結果として
、正の電荷が減少したタンパク質を生じてMETH1タンパク質またはMETH
2タンパク質の特徴を改善する。凝集の防止は非常に望ましい。タンパク質の凝
集は活性を減少させるだけではなく、凝集体は免疫原性であり得ることから薬学
的処方物を調製する場合にも問題であり得る(Pinckardら、Clin.
Exp.Immunol.2:331−340(1967);Robbinsら
、Diabetes 36:838−845(1987);Clelandら、
Crit.Rev.Therapeutic Drug Carrier Sy
stems 10:307−377(1993))。
【0121】 示されるように、タンパク質の折り畳みまたは活性に有意には影響を与えない
保存的アミノ酸置換のような、重要でない性質の変化が好ましい(表3を参照の
こと)。
【0122】
【表3】 もちろん、当業者が行うアミノ酸置換の数は、多くの因子(上記の因子を含む
)に依存する。一般的に言うと、任意の所定のMETH1またはMETH2ポリ
ペプチドについてのアミノ酸置換の数は、50、40、30、20、10、9、
8、7、6、5、4、3、2、または1である。
【0123】 詳細には、好ましいMETH1分子は以下の保存的置換の1つ以上を含む:M
1(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);G2(以下と置
換された:A、I、L、S、T、M、またはV);N3(以下と置換された:Q
);A4(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);E5(以
下と置換された:D);R6(以下と置換された:H、またはK);A7(以下
と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G9(以下と置換された
:A、I、L、S、T、M、またはV);S10(以下と置換された:A、G、
I、L、T、M、またはV);R11(以下と置換された:H、またはK);S
12(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);F13(以下
と置換された:W、またはY);G14(以下と置換された:A、I、L、S、
T、M、またはV);V16(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、ま
たはM);T18(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);
L19(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L20(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L21(以下と置換さ
れた:A、G、I、S、T、M、またはV);L22(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);A23(以下と置換された:G、I、L、S
、T、M、またはV);A24(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、
またはV);A25(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV)
;L26(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L27(
以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);A28(以下と置換
された:G、I、L、S、T、M、またはV);V29(以下と置換された:A
、G、I、L、S、T、またはM);S30(以下と置換された:A、G、I、
L、T、M、またはV);D31(以下と置換された:E);A32(以下と置
換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L33(以下と置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);G34(以下と置換された:A、I、L
、S、T、M、またはV);R35(以下と置換された:H、またはK);S3
7(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);E38(以下と
置換された:D);E39(以下と置換された:D);D40(以下と置換され
た:E);E41(以下と置換された:D);E42(以下と置換された:D)
;L43(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);V44(
以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V45(以下と置換
された:A、G、I、L、S、T、またはM);E47(以下と置換された:D
);L48(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);E49
(以下と置換された:D);R50(以下と置換された:H、またはK);A5
1(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G53(以下と
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);H54(以下と置換された
:K、またはR);G55(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、また
はV);T56(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);T
57(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);R58(以下
と置換された:H、またはK);L59(以下と置換された:A、G、I、S、
T、M、またはV);R60(以下と置換された:H、またはK);L61(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);H62(以下と置換さ
れた:K、またはR);A63(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、
またはV);F64(以下と置換された:W、またはY);D65(以下と置換
された:E);Q66(以下と置換された:N);Q67(以下と置換された:
N);L68(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);D6
9(以下と置換された:E);L70(以下と置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);E71(以下と置換された:D);L72(以下と置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);R73(以下と置換された:H、ま
たはK);D75(以下と置換された:E);S76(以下と置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);S77(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);F78(以下と置換された:W、またはY);L79(
以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);A80(以下と置換
された:G、I、L、S、T、M、またはV);G82(以下と置換された:A
、I、L、S、T、M、またはV);F83(以下と置換された:W、またはY
);T84(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);L85
(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);Q86(以下と置
換された:N);N87(以下と置換された:Q);V88(以下と置換された
:A、G、I、L、S、T、またはM);G89(以下と置換された:A、I、
L、S、T、M、またはV);R90(以下と置換された:H、またはK);K
91(以下と置換された:H、またはR);S92(以下と置換された:A、G
、I、L、T、M、またはV);G93(以下と置換された:A、I、L、S、
T、M、またはV);S94(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、ま
たはV);E95(以下と置換された:D);T96(以下と置換された:A、
G、I、L、S、M、またはV);L98(以下と置換された:A、G、I、S
、T、M、またはV);E100(以下と置換された:D);T101(以下と
置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);D102(以下と置換され
た:E);L103(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV)
;A104(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);H10
5(以下と置換された:K、またはR);F107(以下と置換された:W、ま
たはY);Y108(以下と置換された:F、またはW);S109(以下と置
換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G110(以下と置換された
:A、I、L、S、T、M、またはV);T111(以下と置換された:A、G
、I、L、S、M、またはV);V112(以下と置換された:A、G、I、L
、S、T、またはM);N113(以下と置換された:Q);G114(以下と
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);D115(以下と置換され
た:E);S117(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV)
;S118(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);A11
9(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A120(以下
と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A121(以下と置換さ
れた:G、I、L、S、T、M、またはV);L122(以下と置換された:A
、G、I、S、T、M、またはV);S123(以下と置換された:A、G、I
、L、T、M、またはV);L124(以下と置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);E126(以下と置換された:D);G127(以下と置換
された:A、I、L、S、T、M、またはV);V128(以下と置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);R129(以下と置換された:H、また
はK);G130(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);
A131(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);F132
(以下と置換された:W、またはY);Y133(以下と置換された:F、また
はW);L134(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);
L135(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G136
(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E137(以下と
置換された:D);A138(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、ま
たはV);Y139(以下と置換された:F、またはW);F140(以下と置
換された:W、またはY);I141(以下と置換された:A、G、L、S、T
、M、またはV);Q142(以下と置換された:N);L144(以下と置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);A146(以下と置換された:
G、I、L、S、T、M、またはV);A147(以下と置換された:G、I、
L、S、T、M、またはV);S148(以下と置換された:A、G、I、L、
T、M、またはV);E149(以下と置換された:D);R150(以下と置
換された:H、またはK);L151(以下と置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);A152(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、ま
たはV);T153(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV)
;A154(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A15
5(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G157(以下
と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E158(以下と置換さ
れた:D);K159(以下と置換された:H、またはR);A162(以下と
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L164(以下と置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);Q165(以下と置換された:N)
;F166(以下と置換された:W、またはY);H167(以下と置換された
:K、またはR);L168(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、ま
たはV);L169(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV)
;R170(以下と置換された:H、またはK);R171(以下と置換された
:H、またはK);N172(以下と置換された:Q);R173(以下と置換
された:H、またはK);Q174(以下と置換された:N);G175(以下
と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);D176(以下と置換さ
れた:E);V177(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM
);G178(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G1
79(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);T180(以
下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);G182(以下と置換
された:A、I、L、S、T、M、またはV);V183(以下と置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);V184(以下と置換された:A、G、
I、L、S、T、またはM);D185(以下と置換された:E);D186(
以下と置換された:E);E187(以下と置換された:D);R189(以下
と置換された:H、またはK);T191(以下と置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);G192(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);K193(以下と置換された:H、またはR);A194(以下
と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);E195(以下と置換さ
れた:D);T196(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);E197(以下と置換された:D);D198(以下と置換された:E);
E199(以下と置換された:D);D200(以下と置換された:E);E2
01(以下と置換された:D);G202(以下と置換された:A、I、L、S
、T、M、またはV);T203(以下と置換された:A、G、I、L、S、M
、またはV);E204(以下と置換された:D);G205(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);E206(以下と置換された:D)
;D207(以下と置換された:E);E208(以下と置換された:D);G
209(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);Q211(
以下と置換された:N);W212(以下と置換された:F、またはY);S2
13(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);Q215(以
下と置換された:N);D216(以下と置換された:E);A218(以下と
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L219(以下と置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);Q220(以下と置換された:N)
;G221(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);V22
2(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);G223(以下
と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);Q224(以下と置換さ
れた:N);T226(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);G227(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);T2
28(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);G229(以
下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S230(以下と置換
された:A、G、I、L、T、M、またはV);I231(以下と置換された:
A、G、L、S、T、M、またはV);R232(以下と置換された:H、また
はK);K233(以下と置換された:H、またはR);K234(以下と置換
された:H、またはR);R235(以下と置換された:H、またはK);F2
36(以下と置換された:W、またはY);V237(以下と置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);S238(以下と置換された:A、G、I、
L、T、M、またはV);S239(以下と置換された:A、G、I、L、T、
M、またはV);H240(以下と置換された:K、またはR);R241(以
下と置換された:H、またはK);Y242(以下と置換された:F、またはW
);V243(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);E2
44(以下と置換された:D);T245(以下と置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);M246(以下と置換された:A、G、I、L、S、T
、またはV);L247(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);V248(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);A
249(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D250(
以下と置換された:E);Q251(以下と置換された:N);S252(以下
と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);M253(以下と置換さ
れた:A、G、I、L、S、T、またはV);A254(以下と置換された:G
、I、L、S、T、M、またはV);E255(以下と置換された:D);F2
56(以下と置換された:W、またはY);H257(以下と置換された:K、
またはR);G258(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);S259(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G2
60(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);L261(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);K262(以下と置換
された:H、またはR);H263(以下と置換された:K、またはR);Y2
64(以下と置換された:F、またはW);L265(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);L266(以下と置換された:A、G、I、
S、T、M、またはV);T267(以下と置換された:A、G、I、L、S、
M、またはV);L268(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、また
はV);F269(以下と置換された:W、またはY);S270(以下と置換
された:A、G、I、L、T、M、またはV);V271(以下と置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);A272(以下と置換された:G、I、
L、S、T、M、またはV);A273(以下と置換された:G、I、L、S、
T、M、またはV);R274(以下と置換された:H、またはK);L275
(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);Y276(以下と
置換された:F、またはW);K277(以下と置換された:H、またはR);
H278(以下と置換された:K、またはR);S280(以下と置換された:
A、G、I、L、T、M、またはV);I281(以下と置換された:A、G、
L、S、T、M、またはV);R282(以下と置換された:H、またはK);
N283(以下と置換された:Q);S284(以下と置換された:A、G、I
、L、T、M、またはV);V285(以下と置換された:A、G、I、L、S
、T、またはM);S286(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、ま
たはV);L287(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV)
;V288(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V28
9(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V290(以下
と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K291(以下と置換さ
れた:H、またはR);I292(以下と置換された:A、G、L、S、T、M
、またはV);L293(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);V294(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);I
295(以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);H296(
以下と置換された:K、またはR);D297(以下と置換された:E);E2
98(以下と置換された:D);Q299(以下と置換された:N);K300
(以下と置換された:H、またはR);G301(以下と置換された:A、I、
L、S、T、M、またはV);E303(以下と置換された:D);V304(
以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);T305(以下と置
換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S306(以下と置換された
:A、G、I、L、T、M、またはV);N307(以下と置換された:Q);
A308(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A309
(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L310(以下と
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);T311(以下と置換され
た:A、G、I、L、S、M、またはV);L312(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);R313(以下と置換された:H、またはK
);N314(以下と置換された:Q);F315(以下と置換された:W、ま
たはY);N317(以下と置換された:Q);W318(以下と置換された:
F、またはY);Q319(以下と置換された:N);K320(以下と置換さ
れた:H、またはR);Q321(以下と置換された:N);H322(以下と
置換された:K、またはR);N323(以下と置換された:Q);S326(
以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);D327(以下と置
換された:E);R328(以下と置換された:H、またはK);D329(以
下と置換された:E);A330(以下と置換された:G、I、L、S、T、M
、またはV);E331(以下と置換された:D);H332(以下と置換され
た:K、またはR);Y333(以下と置換された:F、またはW);D334
(以下と置換された:E);T335(以下と置換された:A、G、I、L、S
、M、またはV);A336(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、ま
たはV);I337(以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV)
;L338(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);F33
9(以下と置換された:W、またはY);T340(以下と置換された:A、G
、I、L、S、M、またはV);R341(以下と置換された:H、またはK)
;Q342(以下と置換された:N);D343(以下と置換された:E);L
344(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G346(
以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S347(以下と置
換された:A、G、I、L、T、M、またはV);Q348(以下と置換された
:N);T349(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);
D351(以下と置換された:E);T352(以下と置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);L353(以下と置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);G354(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、ま
たはV);M355(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV)
;A356(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D35
7(以下と置換された:E);V358(以下と置換された:A、G、I、L、
S、T、またはM);G359(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、
またはV);T360(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);V361(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);D3
63(以下と置換された:E);S365(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);R366(以下と置換された:H、またはK);S36
7(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);S369(以下
と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);V370(以下と置換さ
れた:A、G、I、L、S、T、またはM);I371(以下と置換された:A
、G、L、S、T、M、またはV);E372(以下と置換された:D);D3
73(以下と置換された:E);D374(以下と置換された:E);G375
(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);L376(以下と
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);Q377(以下と置換され
た:N);A378(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV)
;A379(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);F38
0(以下と置換された:W、またはY);T381(以下と置換された:A、G
、I、L、S、M、またはV);T382(以下と置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);A383(以下と置換された:G、I、L、S、T、M
、またはV);H384(以下と置換された:K、またはR);E385(以下
と置換された:D);L386(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、
またはV);G387(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);H388(以下と置換された:K、またはR);V389(以下と置換され
た:A、G、I、L、S、T、またはM);F390(以下と置換された:W、
またはY);N391(以下と置換された:Q);M392(以下と置換された
:A、G、I、L、S、T、またはV);H394(以下と置換された:K、ま
たはR);D395(以下と置換された:E);D396(以下と置換された:
E);A397(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);K
398(以下と置換された:H、またはR);Q399(以下と置換された:N
);A401(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S4
02(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);L403(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);N404(以下と置換
された:Q);G405(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);V406(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);N
407(以下と置換された:Q);Q408(以下と置換された:N);D40
9(以下と置換された:E);S410(以下と置換された:A、G、I、L、
T、M、またはV);H411(以下と置換された:K、またはR);M412
(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);M413(以下と
置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);A414(以下と置換され
た:G、I、L、S、T、M、またはV);S415(以下と置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);M416(以下と置換された:A、G、I、
L、S、T、またはV);L417(以下と置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);S418(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);N419(以下と置換された:Q);L420(以下と置換された:A
、G、I、S、T、M、またはV);D421(以下と置換された:E);H4
22(以下と置換された:K、またはR);S423(以下と置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);Q424(以下と置換された:N);W42
6(以下と置換された:F、またはY);S427(以下と置換された:A、G
、I、L、T、M、またはV);S430(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);A431(以下と置換された:G、I、L、S、T、M
、またはV);Y432(以下と置換された:F、またはW);M433(以下
と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);I434(以下と置換さ
れた:A、G、L、S、T、M、またはV);T435(以下と置換された:A
、G、I、L、S、M、またはV);S436(以下と置換された:A、G、I
、L、T、M、またはV);F437(以下と置換された:W、またはY);L
438(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);D439(
以下と置換された:E);N440(以下と置換された:Q);G441(以下
と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);H442(以下と置換さ
れた:K、またはR);G443(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);E444(以下と置換された:D);L446(以下と置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);M447(以下と置換された:A、
G、I、L、S、T、またはV);D448(以下と置換された:E);K44
9(以下と置換された:H、またはR);Q451(以下と置換された:N);
N452(以下と置換された:Q);I454(以下と置換された:A、G、L
、S、T、M、またはV);Q455(以下と置換された:N);L456(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G458(以下と置換
された:A、I、L、S、T、M、またはV);D459(以下と置換された:
E);L460(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G
462(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);T463(
以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S464(以下と置
換された:A、G、I、L、T、M、またはV);Y465(以下と置換された
:F、またはW);D466(以下と置換された:E);A467(以下と置換
された:G、I、L、S、T、M、またはV);N468(以下と置換された:
Q);R469(以下と置換された:H、またはK);Q470(以下と置換さ
れた:N);Q472(以下と置換された:N);F473(以下と置換された
:W、またはY);T474(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、ま
たはV);F475(以下と置換された:W、またはY);G476(以下と置
換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E477(以下と置換された
:D);D478(以下と置換された:E);S479(以下と置換された:A
、G、I、L、T、M、またはV);K480(以下と置換された:H、または
R);H481(以下と置換された:K、またはR);D484(以下と置換さ
れた:E);A485(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV
);A486(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S4
87(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);T488(以
下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S490(以下と置換
された:A、G、I、L、T、M、またはV);T491(以下と置換された:
A、G、I、L、S、M、またはV);L492(以下と置換された:A、G、
I、S、T、M、またはV);W493(以下と置換された:F、またはY);
T495(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);G496
(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);T497(以下と
置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S498(以下と置換され
た:A、G、I、L、T、M、またはV);G499(以下と置換された:A、
I、L、S、T、M、またはV);G500(以下と置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);V501(以下と置換された:A、G、I、L、S、
T、またはM);L502(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、また
はV);V503(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);
Q505(以下と置換された:N);T506(以下と置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);K507(以下と置換された:H、またはR);H
508(以下と置換された:K、またはR);F509(以下と置換された:W
、またはY);W511(以下と置換された:F、またはY);A512(以下
と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D513(以下と置換さ
れた:E);G514(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);T515(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S5
16(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G518(以
下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E519(以下と置換
された:D);G520(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);K521(以下と置換された:H、またはR);W522(以下と置換さ
れた:F、またはY);I524(以下と置換された:A、G、L、S、T、M
、またはV);N525(以下と置換された:Q);G526(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);K527(以下と置換された:H、
またはR);V529(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM
);N530(以下と置換された:Q);K531(以下と置換された:H、ま
たはR);T532(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV)
;D533(以下と置換された:E);R534(以下と置換された:H、また
はK);K535(以下と置換された:H、またはR);H536(以下と置換
された:K、またはR);F537(以下と置換された:W、またはY);D5
38(以下と置換された:E);T539(以下と置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);F541(以下と置換された:W、またはY);H54
2(以下と置換された:K、またはR);G543(以下と置換された:A、I
、L、S、T、M、またはV);S544(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);W545(以下と置換された:F、またはY);G54
6(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);M547(以下
と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);W548(以下と置換さ
れた:F、またはY);G549(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);W551(以下と置換された:F、またはY);G552(以下
と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);D553(以下と置換さ
れた:E);S555(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV
);R556(以下と置換された:H、またはK);T557(以下と置換され
た:A、G、I、L、S、M、またはV);G559(以下と置換された:A、
I、L、S、T、M、またはV);G560(以下と置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);G561(以下と置換された:A、I、L、S、T、
M、またはV);V562(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、また
はM);Q563(以下と置換された:N);Y564(以下と置換された:F
、またはW);T565(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、または
V);M566(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);R
567(以下と置換された:H、またはK);E568(以下と置換された:D
);D570(以下と置換された:E);N571(以下と置換された:Q);
V573(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K575
(以下と置換された:H、またはR);N576(以下と置換された:Q);G
577(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G578(
以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);K579(以下と置
換された:H、またはR);Y580(以下と置換された:F、またはW);E
582(以下と置換された:D);G583(以下と置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);K584(以下と置換された:H、またはR);R5
85(以下と置換された:H、またはK);V586(以下と置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);R587(以下と置換された:H、またはK
);Y588(以下と置換された:F、またはW);R589(以下と置換され
た:H、またはK);S590(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、
またはV);N592(以下と置換された:Q);L593(以下と置換された
:A、G、I、S、T、M、またはV);E594(以下と置換された:D);
D595(以下と置換された:E);D598(以下と置換された:E);N5
99(以下と置換された:Q);N600(以下と置換された:Q);G601
(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);K602(以下と
置換された:H、またはR);T603(以下と置換された:A、G、I、L、
S、M、またはV);F604(以下と置換された:W、またはY);R605
(以下と置換された:H、またはK);E606(以下と置換された:D);E
607(以下と置換された:D);Q608(以下と置換された:N);E61
0(以下と置換された:D);A611(以下と置換された:G、I、L、S、
T、M、またはV);H612(以下と置換された:K、またはR);N613
(以下と置換された:Q);E614(以下と置換された:D);F615(以
下と置換された:W、またはY);S616(以下と置換された:A、G、I、
L、T、M、またはV);K617(以下と置換された:H、またはR);A6
18(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S619(以
下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);F620(以下と置換
された:W、またはY);G621(以下と置換された:A、I、L、S、T、
M、またはV);S622(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);G623(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);
A625(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);V626
(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);E627(以下と
置換された:D);W628(以下と置換された:F、またはY);I629(
以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);K631(以下と置
換された:H、またはR);Y632(以下と置換された:F、またはW);A
633(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G634(
以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);V635(以下と置
換された:A、G、I、L、S、T、またはM);S636(以下と置換された
:A、G、I、L、T、M、またはV);K638(以下と置換された:H、ま
たはR);D639(以下と置換された:E);R640(以下と置換された:
H、またはK);K642(以下と置換された:H、またはR);L643(以
下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);I644(以下と置換
された:A、G、L、S、T、M、またはV);Q646(以下と置換された:
N);A647(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);K
648(以下と置換された:H、またはR);G649(以下と置換された:A
、I、L、S、T、M、またはV);I650(以下と置換された:A、G、L
、S、T、M、またはV);G651(以下と置換された:A、I、L、S、T
、M、またはV);Y652(以下と置換された:F、またはW);F653(
以下と置換された:W、またはY);F654(以下と置換された:W、または
Y);V655(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);L
656(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);Q657(
以下と置換された:N);K659(以下と置換された:H、またはR);V6
60(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V661(以
下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);D662(以下と置換
された:E);G663(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);T664(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S
667(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);D669(
以下と置換された:E);S670(以下と置換された:A、G、I、L、T、
M、またはV);T671(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、また
はV);S672(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);
V673(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V675
(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);Q676(以下と
置換された:N);G677(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、ま
たはV);Q678(以下と置換された:N);V680(以下と置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);K681(以下と置換された:H、また
はR);A682(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);
G683(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);D685
(以下と置換された:E);R686(以下と置換された:H、またはK);I
687(以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);I688(
以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);D689(以下と置
換された:E);S690(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);K691(以下と置換された:H、またはR);K692(以下と置換
された:H、またはR);K693(以下と置換された:H、またはR);F6
94(以下と置換された:W、またはY);D695(以下と置換された:E)
;K696(以下と置換された:H、またはR);G698(以下と置換された
:A、I、L、S、T、M、またはV);V699(以下と置換された:A、G
、I、L、S、T、またはM);G701(以下と置換された:A、I、L、S
、T、M、またはV);G702(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);N703(以下と置換された:Q);G704(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);S705(以下と置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);T706(以下と置換された:A、G、I、
L、S、M、またはV);K708(以下と置換された:H、またはR);K7
09(以下と置換された:H、またはR);I710(以下と置換された:A、
G、L、S、T、M、またはV);S711(以下と置換された:A、G、I、
L、T、M、またはV);G712(以下と置換された:A、I、L、S、T、
M、またはV);S713(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);V714(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);
T715(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S716
(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);A717(以下と
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);K718(以下と置換され
た:H、またはR);G720(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、
またはV);Y721(以下と置換された:F、またはW);H722(以下と
置換された:K、またはR);D723(以下と置換された:E);I724(
以下と置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);I725(以下と置
換された:A、G、L、S、T、M、またはV);T726(以下と置換された
:A、G、I、L、S、M、またはV);I727(以下と置換された:A、G
、L、S、T、M、またはV);T729(以下と置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);G730(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);A731(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、または
V);T732(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);N
733(以下と置換された:Q);I734(以下と置換された:A、G、L、
S、T、M、またはV);E735(以下と置換された:D);V736(以下
と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K737(以下と置換さ
れた:H、またはR);Q738(以下と置換された:N);R739(以下と
置換された:H、またはK);N740(以下と置換された:Q);Q741(
以下と置換された:N);R742(以下と置換された:H、またはK);G7
43(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S744(以
下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);R745(以下と置換
された:H、またはK);N746(以下と置換された:Q);N747(以下
と置換された:Q);G748(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、
またはV);S749(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV
);F750(以下と置換された:W、またはY);L751(以下と置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);A752(以下と置換された:G、
I、L、S、T、M、またはV);I753(以下と置換された:A、G、L、
S、T、M、またはV);K754(以下と置換された:H、またはR);A7
55(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A756(以
下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D757(以下と置換
された:E);G758(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);T759(以下と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);Y
760(以下と置換された:F、またはW);I761(以下と置換された:A
、G、L、S、T、M、またはV);L762(以下と置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);N763(以下と置換された:Q);G764(以
下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);D765(以下と置換
された:E);Y766(以下と置換された:F、またはW);T767(以下
と置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);L768(以下と置換さ
れた:A、G、I、S、T、M、またはV);S769(以下と置換された:A
、G、I、L、T、M、またはV);T770(以下と置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);L771(以下と置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);E772(以下と置換された:D);Q773(以下と置換
された:N);D774(以下と置換された:E);I775(以下と置換され
た:A、G、L、S、T、M、またはV);M776(以下と置換された:A、
G、I、L、S、T、またはV);Y777(以下と置換された:F、またはW
);K778(以下と置換された:H、またはR);G779(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);V780(以下と置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);V781(以下と置換された:A、G、I、
L、S、T、またはM);L782(以下と置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);R783(以下と置換された:H、またはK);Y784(以
下と置換された:F、またはW);S785(以下と置換された:A、G、I、
L、T、M、またはV);G786(以下と置換された:A、I、L、S、T、
M、またはV);S787(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);S788(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);
A789(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A790
(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L791(以下と
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);E792(以下と置換され
た:D);R793(以下と置換された:H、またはK);I794(以下と置
換された:A、G、L、S、T、M、またはV);R795(以下と置換された
:H、またはK);S796(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、ま
たはV);F797(以下と置換された:W、またはY);S798(以下と置
換された:A、G、I、L、T、M、またはV);L800(以下と置換された
:A、G、I、S、T、M、またはV);K801(以下と置換された:H、ま
たはR);E802(以下と置換された:D);L804(以下と置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);T805(以下と置換された:A、G、
I、L、S、M、またはV);I806(以下と置換された:A、G、L、S、
T、M、またはV);Q807(以下と置換された:N);V808(以下と置
換された:A、G、I、L、S、T、またはM);L809(以下と置換された
:A、G、I、S、T、M、またはV);T810(以下と置換された:A、G
、I、L、S、M、またはV);V811(以下と置換された:A、G、I、L
、S、T、またはM);G812(以下と置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);N813(以下と置換された:Q);A814(以下と置換され
た:G、I、L、S、T、M、またはV);L815(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);R816(以下と置換された:H、またはK
);K818(以下と置換された:H、またはR);I819(以下と置換され
た:A、G、L、S、T、M、またはV);K820(以下と置換された:H、
またはR);Y821(以下と置換された:F、またはW);T822(以下と
置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);Y823(以下と置換され
た:F、またはW);F824(以下と置換された:W、またはY);V825
(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K826(以下と
置換された:H、またはR);K827(以下と置換された:H、またはR);
K828(以下と置換された:H、またはR);K829(以下と置換された:
H、またはR);E830(以下と置換された:D);S831(以下と置換さ
れた:A、G、I、L、T、M、またはV);F832(以下と置換された:W
、またはY);N833(以下と置換された:Q);A834(以下と置換され
た:G、I、L、S、T、M、またはV);I835(以下と置換された:A、
G、L、S、T、M、またはV);T837(以下と置換された:A、G、I、
L、S、M、またはV);F838(以下と置換された:W、またはY);S8
39(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);A840(以
下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);W841(以下と置換
された:F、またはY);V842(以下と置換された:A、G、I、L、S、
T、またはM);I843(以下と置換された:A、G、L、S、T、M、また
はV);E844(以下と置換された:D);E845(以下と置換された:D
);W846(以下と置換された:F、またはY);G847(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);E848(以下と置換された:D)
;S850(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);K85
1(以下と置換された:H、またはR);S852(以下と置換された:A、G
、I、L、T、M、またはV);E854(以下と置換された:D);L855
(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G856(以下と
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);W857(以下と置換され
た:F、またはY);Q858(以下と置換された:N);R859(以下と置
換された:H、またはK);R860(以下と置換された:H、またはK);L
861(以下と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);V862(
以下と置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);E863(以下と置
換された:D);R865(以下と置換された:H、またはK);D866(以
下と置換された:E);I867(以下と置換された:A、G、L、S、T、M
、またはV);N868(以下と置換された:Q);G869(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);Q870(以下と置換された:N)
;A872(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S87
3(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);E874(以下
と置換された:D);A876(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、
またはV);K877(以下と置換された:H、またはR);E878(以下と
置換された:D);V879(以下と置換された:A、G、I、L、S、T、ま
たはM);K880(以下と置換された:H、またはR);A882(以下と置
換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S883(以下と置換された
:A、G、I、L、T、M、またはV);T884(以下と置換された:A、G
、I、L、S、M、またはV);R885(以下と置換された:H、またはK)
;A888(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D88
9(以下と置換された:E);H890(以下と置換された:K、またはR);
Q894(以下と置換された:N);W895(以下と置換された:F、または
Y);Q896(以下と置換された:N);L897(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);G898(以下と置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);E899(以下と置換された:D);W900(以下
と置換された:F、またはY);S901(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);S902(以下と置換された:A、G、I、L、T、M
、またはV);S904(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、または
V);K905(以下と置換された:H、またはR);T906(以下と置換さ
れた:A、G、I、L、S、M、またはV);G908(以下と置換された:A
、I、L、S、T、M、またはV);K909(以下と置換された:H、または
R);G910(以下と置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);Y
911(以下と置換された:F、またはW);K912(以下と置換された:H
、またはR);K913(以下と置換された:H、またはR);R914(以下
と置換された:H、またはK);S915(以下と置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);L916(以下と置換された:A、G、I、S、T、M
、またはV);K917(以下と置換された:H、またはR);L919(以下
と置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);S920(以下と置換さ
れた:A、G、I、L、T、M、またはV);H921(以下と置換された:K
、またはR);D922(以下と置換された:E);G923(以下と置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);G924(以下と置換された:A、
I、L、S、T、M、またはV);V925(以下と置換された:A、G、I、
L、S、T、またはM);L926(以下と置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);S927(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、また
はV);H928(以下と置換された:K、またはR);E929(以下と置換
された:D);S930(以下と置換された:A、G、I、L、T、M、または
V);D932(以下と置換された:E);L934(以下と置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);K935(以下と置換された:H、またはR
);K936(以下と置換された:H、またはR);K938(以下と置換され
た:H、またはR);H939(以下と置換された:K、またはR);F940
(以下と置換された:W、またはY);I941(以下と置換された:A、G、
L、S、T、M、またはV);D942(以下と置換された:E);F943(
以下と置換された:W、またはY);T945(以下と置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);M946(以下と置換された:A、G、I、L、S
、T、またはV);A947(以下と置換された:G、I、L、S、T、M、ま
たはV);E948(以下と置換された:D);S950(以下と置換された:
A、G、I、L、T、M、またはV)。
【0124】 以下の保存的置換の1つ以上を有するMETH1ポリペプチドもまた好ましい
:M1(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);G2(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);N3(以下と置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);A4(以下と置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E5(以下と置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);R6(以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A7(以下と置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P8(以下と置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはC);G9(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);S10(以下と置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);R11(以下と置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S12
(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);F13(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);G14(以下と置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P15(以下と置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはC);V16(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);P17(以下と置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);T18(以下と
置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L1
9(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);L20(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはC);L21(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);L22(以下と置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);A23(以下と置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A24(以下と置換された:
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A25(以下と置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L26
(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);L27(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);A28(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);V29(以下と置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);S30(以下と置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D31(以下と置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);A32(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはC);L33(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);G34(以下と置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);R35(以下と置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P36
(以下と置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、またはC);S37(以下と置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E38(以下と置換された:H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);E39(以下と置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D40(以下と置換された:H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);
E41(以下と置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);E42(以下と置換された:H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L4
3(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);V44(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはC);V45(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);P46(以下と置換された:D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);E47(
以下と置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);L48(以下と置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);E49(以下と置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R
50(以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはC);A51(以下と置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P52(以下と置換された:D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC
);G53(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);H54(以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G55(以下と置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T56(以下と置換
された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T57(
以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;R58(以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、P、またはC);L59(以下と置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R60(以下と置換された:D、
E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);
L61(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);H62(以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A63(以下と置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F64(以下と置換され
た:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、また
はC);D65(以下と置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q66(以下と置換された:D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC
);Q67(以下と置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、F、W、Y、P、またはC);L68(以下と置換された:D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D69(以下と置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);L70(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);E71(以下と置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L72(以下と置換
された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R73(
以下と置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);P74(以下と置換された:D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);D75(以下
と置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);S76(以下と置換された:D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはC);S77(以下と置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F78(以下と置換された:D、
E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);
L79(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);A80(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);P81(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);G82(以下で
置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F8
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T
、M、V、P、またはC);T84(以下で置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);L85(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q86(以下で置換された:
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、また
はC);N87(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);V88(以下で置換された:D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G89(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R90(以
下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);K91(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S92(以下で置換され
た:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G93(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S
94(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はC);E95(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T96(以下で置換された:D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P97(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはC);L98(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはC);P99(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);E10
0(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);T101(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D102(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);L103(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);A104:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);H105(以下で置換された:D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C106(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);F107(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);Y108(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M
、V、P、またはC);S109(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);Gl10(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Tl11(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V112(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N
113(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);G114(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D115(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);PI16(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);S117(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S118(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;A119(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);A120(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);A121(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L122(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S123(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L124(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;C125(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);E126(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);G127(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);V128(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);R129(以下で置換された:D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G130(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;A131:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);F132(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A
、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);Y133(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);L134(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);L135:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);G136(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E137(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);A138(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);Y139(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);F140(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、ま
たはC);1141(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);Q142:以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);P143(以下
で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、またはC);L144(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P145(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
C);A146(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);A147(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);S148(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E149(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);R150(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L151(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A152(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T153(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;A154(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);A155(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);P156(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);G15
7(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);E158(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K159(以下で置換された:D
、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;P160(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);P161(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはC);A162(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);P163(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);L164(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;Q165(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、F、W、Y、P、またはC);F166(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);H
167(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);L168(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L169(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R170(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);R171(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N172(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、ま
たはC);R173(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q174(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、または
C);G175(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);D176(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V177(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G17
8:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);G179(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);T180(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);C181:以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);G
182(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);V183(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);V184(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);D185(以下で置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D
186(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);E187(以下で置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P
188(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはC);R189(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P
190(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはC);T191(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G192(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K193(
以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);A194(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);E195(以下で置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T
196(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);E197(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D198(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);E199(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D200(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);E201(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G202(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T203(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E
204(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);G205(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E206(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);D207(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E208(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);G209(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);P210(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);Q211(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F
、W、Y、P、またはC);W212(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);S213(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P
214(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはC);Q215(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC)
;D216(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P217(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
C);A218(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);L219(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);Q220(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G22
1(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);V222(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G223:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);Q224(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);P22
5(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはC);T226(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G227(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T228(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G
229(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);S230(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);I231:以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);R232(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K23
3(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);K234(以下で置換された:D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R235(以下
で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);F236(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);V237(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S238(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;S239:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);H240(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R241(以下で置換された
:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);Y242(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I
、L、S、T、M、V、P、またはC);V243(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E244:以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);T245(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);M246(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L247:以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V248(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A249(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;D250(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q251(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC)
;S252(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);M253(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);A254(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E255:以下で置換された:H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;F256(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);H257(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G25
8(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);S259:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G260(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);L261(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K262:以下で置換された:D
、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;H263(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);Y264(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);L26
5(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);L266(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);T267:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);L268(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F269(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC)
;S270(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);V271(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);A272(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A273(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R274(以下で置換さ
れた:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);L275(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);Y276(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);K277(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);H278(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P279(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはC);S280(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);I281(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R282:以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N
283(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);S284(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V285(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S286(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L
287(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);V288(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);V289(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);V290(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K291(以下で置換された
:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);I292(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);L293(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);V294(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I295(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H296(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);D297(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E298(以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);Q299(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);K300(以下で置換さ
れた:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);G301(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);P302(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);E303(
以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);V304(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T305(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S306(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N307(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F
、W、Y、P、またはC);A308(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A309:以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L310(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T311(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;L312(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);R313(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N314(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、ま
たはC);F315(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G
、I、L、S、T、M、V、P、またはC);C316(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはP);N317(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);W318(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);Q319(以下で置換された:D、E,H、K、R、A、G、I、L、S
,T、M、V、W,Y、P、またはC);K320(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q
321(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);H322(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N32
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはC);P324(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);P
325(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはC);S326(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D327(以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);R328(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D329(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);A330(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);E331(以下で置換された:H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H332(以下
で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);Y333(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);D334(以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);T335(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);A336(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I337(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L338:以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F339(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M
、V、P、またはC);T340(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);R341(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q34
2(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはC);D343(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L34
4(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);C345(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);G346(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S347(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q
348(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);T349(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C350(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはP);D351(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T352(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L353(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;G354(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);M355(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);A356(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D357(以下で置換された:H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;V358(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);G359(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);T360(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V361(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C362:以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはP);D363(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P364(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはC);S365(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);R366(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S36
7(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);C368(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);S369(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V370(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I
371(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);E372(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D373(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);D374(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G375(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L376(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q
377(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);A378(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A379:以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F380(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V
、P、またはC);T381(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);T382(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A383(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H384(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);E385(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L386(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G387(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;H388(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);V389(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F390(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);N391(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);M392(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P393(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはC);H394(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D395(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);D396(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A397(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K39
8(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);Q399(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);C400(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);A401(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S402(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L403(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N40
4(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはC);G405(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V406(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N407(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y
、P、またはC);Q408(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);D409(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);S410(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);H411(以下で置換された:D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);M412(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;M413(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);A414:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);S415(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);M416(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L417:以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S418(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;N419(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、F、W、Y、P、またはC);L420(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D421:以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);H422(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S423(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q424(以下
で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W
、Y、P、またはC);P425(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);W426(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M
、V、P、またはC);S427(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);P428(以下で置換された:D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC)
;C429(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);S430(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A431(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y43
2(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T
、M、V、P、またはC);M433(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I434:以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T435(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S436(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;F437:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);L438(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D439(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);N440(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G441(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H442(以下
で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G443(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);E444(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C44
5(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはP);L446(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);M447:以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D448(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);K449(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P450(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはC);Q451(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);N452(以下
で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W
、Y、P、またはC);P453(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);I454(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;Q455(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、F、W、Y、P、またはC);L456(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P457:以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはC);G458(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);D459(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L46
0(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);P461(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);G462(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T463(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S
464(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);Y465:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G
、I、L、S、T、M、V、P、またはC);D466(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);A467(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);N468(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);R469(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);Q470(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);C471(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはP);Q472(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);F473(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P
、またはC);T474(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);F475(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);G476(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E
477(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);D478(以下で置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S
479(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);K480(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H481(以下で置換された:D
、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;C482(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);P483(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはC);D484(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A485(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A486(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S
487(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);T488(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);C489:以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);S490(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;T491(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);L492(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);W493(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);C494(以下
で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、またはP);T495(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G496(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T497(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S498(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;G499(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);G500:以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);V501(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L502(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V503:以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C504(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);Q505(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);T50
6(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);K507(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H508(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F
509(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはC);P510(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);W
511(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはC);A512(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D513(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);G514(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);T515(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);S516(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C517(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはP);G518(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);E519(以下で置換された:H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G520(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K
521(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);W522(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);C523(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);I524(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N525(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、または
C);G526(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);K527(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C528(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはP);V529(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);N530(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);K53
1(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);T532(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D533(以下で置換された:H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;R534(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);K535(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H53
6(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);F537(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);D538(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);T539(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);P540:以下で置換された:D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC)
;F541(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);H542(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G54
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);S544(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);W545(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);G546(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);M547(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;W548(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);G549(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P550(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはC);W551(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A
、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);G552(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D553(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);C554(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);S555(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;R556(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);T557(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C558(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはP);G559(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);G560(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G561(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V562(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q563(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F
、W、Y、P、またはC);Y564(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);T565(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);M
566(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);R567(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E568(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);C569(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);D570(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);N571(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);P572(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはC);V573(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);P574(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);K57
5(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);N576(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G577(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;G578(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);K579(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y580(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);C581(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);E582(以下で置換された
:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);G583(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);K584(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R585(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);V586(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);R587(以下で置換された:D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y588(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V
、P、またはC);R589(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S590(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C591:
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);N592(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);L59
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);E594(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D595(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);C596(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);P597(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはC);D598(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N599(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P
、またはC);N600(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G601(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K602(
以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);T603(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);F604(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);R60
5(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);E606(以下で置換された:H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E607(
以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);Q608(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);C609(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはP);E610(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A61
1(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);H612(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N613(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC)
;E614(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F615(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);S
616(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);K617(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A618(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S619(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F62
0(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T
、M、V、P、またはC);G621(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S622(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G623(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P624(
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはC);A625(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V626:以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E627(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);W628(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);I629(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P630:
以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはC);K631(以下で置換された:D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y632(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M
、V、P、またはC);A633(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);G634:以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V635(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S636(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P
637(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはC);K638(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);D639(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R640(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S,T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);C641(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);K642(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);L643(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);I644(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、R、Q、F、W、Y、P、またはC);C645(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはP);Q646(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);A647(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K648:以下
で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G649(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);I650(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G651(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y652:以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P
、またはC);F653(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A
、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);F654(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);V655(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);L656(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);Q657(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);P65
8(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはC);K659(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V66
0(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);V661(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);D662(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G663(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T66
4(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);P665(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);C666(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはP);S667(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);P668(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);D66
9(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);S670(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T671(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S672(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V67
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);C674(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP);V675(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q676(以下
で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W
、Y、P、またはC);G677(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);Q678(以下で置換された:D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);C
679(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはP);V680(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K681(以下で置換さ
れた:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);A682(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);G683(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);C684(以下で置換された:D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはP)
;D685(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R686(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I
687(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);I688(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);D689(以下で置換された:H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S690(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K
691(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);K692(以下で置換された:D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K693(
以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);F694(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);D695(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);K696(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C697(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、;またはP);G698(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはC);V699(以下で置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C700(以下で置換された:
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
またはP);G701(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);G702(以下で置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);N703(以下で置換された:D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);
G704(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはC);S705(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);T706(以下で置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);C707(以下で置換された:D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;または
P);K708(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K709(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I
710(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);S711(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);G712(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);S713(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V714(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T715(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S
716(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);A717(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);K718(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P719(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはC);G720(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);Y721(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);H72
2(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);D723(以下で置換された:H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I724(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;I725(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);T726(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);I727(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P728(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
C);T729(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G730(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);A731(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T732(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N733(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y
、P、またはC);I734(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);E735(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V73
6(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);K737(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Q738(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC)
;R739(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);N740(以下で置換された:D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);Q
741(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、P、またはC);R742(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G74
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);S744(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);R745(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N746(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P
、またはC);N747(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G748(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S749(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;F750(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、P、またはC);L751(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A752(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I753(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K
754(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);A755(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A756(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D757(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G758(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);T759(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y760(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC)
;I761(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);L762(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);N763(以下で置換された:D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G764(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;D765(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y766(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);T
767(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);L768(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);S769(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);T770(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L771(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E772(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);Q773(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);D774(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);I775(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);M776(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y777(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);K778(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G779(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V780(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V781(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;L782(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);R783(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y784(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);S785(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);G786(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);S787(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S788(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A789(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);A79
0(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);L791(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);E792(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R793(以下で置
換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);I794(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはC);R795(以下で置換された:D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S796(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F
797(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはC);S798(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P799(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはC);L800(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);K801(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E802(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);P803(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);L804(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T
805(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);I806(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);Q807(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);V808(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L
809(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);T810(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);V811(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);G812(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);N813(以下で置換された
:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、ま
たはC);A814(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);L815(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);R816(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P81
7(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはC);K818(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I81
9(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);K820(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y821(以下で置換された:D、E
、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);T
822(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);Y823(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G
、I、L、S、T、M、V、P、またはC);F824(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC)
;V825(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);K826(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K827(以下で置換された
:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);K828(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K829(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E
830(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);S831(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F832(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);N833(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);A834(以下で置換された:D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);I835(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P83
6(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはC);T837(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F838(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
C);S839(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);A840(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);W841(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);V842(
以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;I843(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);E844(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E845(以下で置換さ
れた:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはC);W846(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A
、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);G847(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E848(以下
で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);C849(以下で置換された:D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);S850
(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);K851(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);S852(以下で置換された:D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C853(以下で置換され
た:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、;またはP);E854(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L855(以下で置
換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G85
6(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);W857(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I
、L、S、T、M、V、P、またはC);Q858(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC)
;R859(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);R860(以下で置換された:D、E、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);L86
1(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);V862(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);E863(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C864(以下で置
換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはP);R865(以下で置換された:D、E、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D866(以下で置
換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはC);I867(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはC);N868(以下で置換された:D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);G86
9(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);Q870(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、F、W、Y、P、またはC);P871(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、ま
たはC);A872(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはC);S873(以下で置換された:D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはC);E874(以下で置換された:H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C
875(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);A876(以下で置換された:D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K877(以下で置換
された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、
またはC);E878(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);V879(以下で置換され
た:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K880(以
下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);P881(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);A882(以
下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);
S883(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはC);T884(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);R885(以下で置換された:D、E、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P886(以下で
置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、またはC);C887(以下で置換された:D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);A88
8(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
C);D889(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H890(以下で置換された:D
、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC)
;P891(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);C892(以下で置換された:D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;
またはP);P893(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはC);Q894(以下で置換
された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
P、またはC);W895(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、
A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);Q896(以下で置換され
た:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、
またはC);L897(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);G898(以下で置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);E899(以下で置換された:H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);
W900(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、
S、T、M、V、P、またはC);S901(以下で置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S902(以下で置換された:
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C903(以下で
置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、;またはP);S904(以下で置換された:D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K905(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);T
906(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはC);C907(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);G908(以下で置換
された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K909
(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、P、またはC);G910(以下で置換された:D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはC);Y911(以下で置換された:D、E、
H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC);K9
12(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはC);K913(以下で置換された:D、E、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);R914(以
下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);S915(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはC);L916(以下で置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K917(以下で置換された:
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);C918(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);L919(以下で置換された
:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S920(以下
で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)H9
21(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはC);D922(以下で置換された:H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);G923
(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
);G924(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはC);V925(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはC);L926(以下で置換された:D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S927(以下で置換された:D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H928(以下で置換
された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、
またはC);E929(以下で置換された:H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);S930(以下で置換され
た:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);C931(以
下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、;またはP);D932(以下で置換された:H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P93
3(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはC);L934(以下で置換された:D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);K935(以下で置換された
:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);K936(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);P937(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
C);K938(以下で置換された:D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはC);H939(以下で置換された:D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC);F
940(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはC);I941(以下で置換された:D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);D942(以下で置換された:H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
C);F943(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I
、L、S、T、M、V、P、またはC);C944(以下で置換された:D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;また
はP);T945(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、P、またはC);M946(以下で置換された:D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはC);A947(以下で置換された:D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC);E948(以下で置換された:
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、また
はC);C949(以下で置換された:D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、;またはP);S950(以下で置換さ
れた:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC)。
【0125】 また、以下の1つ以上の保存的アミノ酸置換を有するMETH2ポリペプチド
も好ましい:M1(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);
F2(以下で置換された:W、またはY);A4(以下で置換された:G、I、
L、S、T、M、またはV);A6(以下で置換された:G、I、L、S、T、
M、またはV);A7(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV
);R9(以下で置換された:H、またはK);W10(以下で置換された:F
、またはY);L11(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV
);F13(以下で置換された:W、またはY);L14(以下で置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);L15(以下で置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);L16(以下で置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);L17(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);L18(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);LI
9(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L20(以下で
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L21(以下で置換された
:A、G、I、S、T、M、またはV);L22(以下で置換された:A、G、
I、S、T、M、またはV);L24(以下で置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);A25(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、また
はV);R26(以下で置換された:H、またはK);G27(以下で置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);A28(以下で置換された:G、I
、L、S、T、M、またはV);A30(以下で置換された:G、I、L、S、
T、M、またはV);R31(以下で置換された:H、またはK);A33(以
下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A34(以下で置換さ
れた:G、I、L、S、T、M、またはV);G35(以下で置換された:A、
I、L、S、T、M、またはV);G36(以下で置換された:A、I、L、S
、T、M、またはV);Q37(以下で置換された:N);A38(以下で置換
された:G、I、L、S、T、M、またはV);S39(以下で置換された:A
、G、I、L、T、M、またはV);E40(以下で置換された:D);L41
(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);V42(以下で置
換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V43(以下で置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);T45(以下で置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);R46(以下で置換された:H、またはK);L4
7(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G49(以下で
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S50(以下で置換された
:A、G、I、L、T、M、またはV);A51(以下で置換された:G、I、
L、S、T、M、またはV);G52(以下で置換された:A、I、L、S、T
、M、またはV);E53(以下で置換された:D);L54(以下で置換され
た:A、G、I、S、T、M、またはV);A55(以下で置換された:G、I
、L、S、T、M、またはV);L56(以下で置換された:A、G、I、S、
T、M、またはV);H57(以下で置換された:K、またはR);L58(以
下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);S59(以下で置換さ
れた:A、G、I、L、T、M、またはV);A60(以下で置換された:G、
I、L、S、T、M、またはV);F61(以下で置換された:W、またはY)
;G62(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);K63(
以下で置換された:H、またはR);G64(以下で置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);F65(以下で置換された:W、またはY);V66
(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);L67(以下で置
換された:A、G、I、S、T、M、またはV);R68(以下で置換された:
H、またはK);L69(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);A70(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);D7
2(以下で置換された:E);D73(以下で置換された:E);S74(以下
で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);F75(以下で置換され
た:W、またはY);L76(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、ま
たはV);A77(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);
E79(以下で置換された:D);F80(以下で置換された:W、またはY)
;K81(以下で置換された:H、またはR);I82(以下で置換された:A
、G、L、S、T、M、またはV);E83(以下で置換された:D);R84
(以下で置換された:H、またはK);L85(以下で置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);G86(以下で置換された:A、I、L、S、T、
M、またはV);G87(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);S88(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G8
9(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);R90(以下で
置換された:H、またはK);A91(以下で置換された:G、I、L、S、T
、M、またはV);T92(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、また
はV);G93(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G
94(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E95(以下
で置換された:D);R96(以下で置換された:H、またはK);G97(以
下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);L98(以下で置換さ
れた:A、G、I、S、T、M、またはV);R99(以下で置換された:H、
またはK);G100(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);F102(以下で置換された:W、またはY);F103(以下で置換され
た:W、またはY);S104(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、
またはV);G105(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);T106(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);V1
07(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);N108(以
下で置換された:Q);G109(以下で置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);E110(以下で置換された:D);E112(以下で置換され
た:D);S113(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV)
;L114(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);A11
5(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A116(以下
で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);V117(以下で置換さ
れた:A、G、I、L、S、T、またはM);S118(以下で置換された:A
、G、I、L、T、M、またはV);LI19(以下で置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);R121(以下で置換された:H、またはK);G
122(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);L123(
以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);S124(以下で置
換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G125(以下で置換された
:A、I、L、S、T、M、またはV);S126(以下で置換された:A、G
、I、L、T、M、またはV);F127(以下で置換された:W、またはY)
;L128(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L12
9(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);D130(以下
で置換された:E);G131(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、
またはV);E132(以下で置換された:D);E133(以下で置換された
:D);F134(以下で置換された:W、またはY);T135(以下で置換
された:A、G、I、L、S、M、またはV);I136(以下で置換された:
A、G、L、S、T、M、またはV);Q137(以下で置換された:N);Q
139(以下で置換された:N);G140(以下で置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);A141(以下で置換された:G、I、L、S、T、
M、またはV);G142(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、また
はV);G143(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);
S144(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);L145
(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);A146(以下で
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);Q147(以下で置換され
た:N);H149(以下で置換された:K、またはR);R150(以下で置
換された:H、またはK);L151(以下で置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);Ql52(以下で置換された:N);Rl53(以下で置換
された:H、またはK);W154(以下で置換された:F、またはY);G1
55(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);A157(以
下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G158(以下で置換
された:A、I、L、S、T、M、またはV);A159(以下で置換された:
G、I、L、S、T、M、またはV);R160(以下で置換された:H、また
はK);L162(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);
R164(以下で置換された:H、またはK);G165(以下で置換された:
A、I、L、S、T、M、またはV);E167(以下で置換された:D);W
168(以下で置換された:F、またはY);E169(以下で置換された:D
);V170(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);E1
71(以下で置換された:D);T172(以下で置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);G173(以下で置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);E174(以下で置換された:D);G175(以下で置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);Q176(以下で置換された:N)
;R177(以下で置換された:H、またはK);Q178(以下で置換された
:N);E179(以下で置換された:D);R180(以下で置換された:H
、またはK);G181(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、または
V);D182(以下で置換された:E);H183(以下で置換された:K、
またはR);Q184(以下で置換された:N);E185(以下で置換された
:D);D186(以下で置換された:E);S187(以下で置換された:A
、G、I、L、T、M、またはV);E188(以下で置換された:D);E1
89(以下で置換された:D);E190(以下で置換された:D);S191
(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);Q192(以下で
置換された:N);E193(以下で置換された:D);E194(以下で置換
された:D);E195(以下で置換された:D);A196(以下で置換され
た:G、I、L、S、T、M、またはV);E197(以下で置換された:D)
;G198(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);A19
9(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);S200(以下
で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);E201(以下で置換さ
れた:D);L206(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV
);G207(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);A2
08(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);T209(以
下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S210(以下で置換
された:A、G、I、L、T、M、またはV);R211(以下で置換された:
H、またはK);T212(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、また
はV);K213(以下で置換された:H、またはR);R214(以下で置換
された:H、またはK);F215(以下で置換された:W、またはY);V2
16(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);S217(以
下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);E218(以下で置換
された:D);A219(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、または
V);R220(以下で置換された:H、またはK);F221(以下で置換さ
れた:W、またはY);V222(以下で置換された:A、G、I、L、S、T
、またはM);E223(以下で置換された:D);T224(以下で置換され
た:A、G、I、L、S、M、またはV);L225(以下で置換された:A、
G、I、S、T、M、またはV);L226(以下で置換された:A、G、I、
S、T、M、またはV);V227(以下で置換された:A、G、I、L、S、
T、またはM);A228(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、また
はV);D229(以下で置換された:E);A230(以下で置換された:G
、I、L、S、T、M、またはV);S231(以下で置換された:A、G、I
、L、T、M、またはV);M232(以下で置換された:A、G、I、L、S
、T、またはV);A233(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、ま
たはV);A234(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV)
;F235(以下で置換された:W、またはY);Y236(以下で置換された
:F、またはW);G237(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、ま
たはV);A238(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV)
;D239(以下で置換された:E);L240(以下で置換された:A、G、
I、S、T、M、またはV);Q241(以下で置換された:N);N242(
以下で置換された:Q);H243(以下で置換された:K、またはR);I2
44(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);L245(以
下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);T246(以下で置換
された:A、G、I、L、S、M、またはV);L247(以下で置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);M248(以下で置換された:A、G、
I、L、S、T、またはV);S249(以下で置換された:A、G、I、L、
T、M、またはV);V250(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、
またはM);A251(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV
);A252(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);R2
53(以下で置換された:H、またはK);I254(以下で置換された:A、
G、L、S、T、M、またはV);Y255(以下で置換された:F、またはW
);K256(以下で置換された:H、またはR);H257(以下で置換され
た:K、またはR);S259(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、
またはV);I260(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV
);K261(以下で置換された:H、またはR);N262(以下で置換され
た:Q);S263(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV)
;I264(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);N26
5(以下で置換された:Q);L266(以下で置換された:A、G、I、S、
T、M、またはV);M267(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、
またはV);V268(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM
);V269(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K2
70(以下で置換された:H、またはR);V271(以下で置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);L272(以下で置換された:A、G、I、
S、T、M、またはV);I273(以下で置換された:A、G、L、S、T、
M、またはV);V274(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、また
はM);E275(以下で置換された:D);D276(以下で置換された:E
);E277(以下で置換された:D);K278(以下で置換された:H、ま
たはR);W279(以下で置換された:F、またはY);G280(以下で置
換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E282(以下で置換された
:D);V283(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);
S284(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);D285
(以下で置換された:E);N286(以下で置換された:Q);G287(以
下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G288(以下で置換
された:A、I、L、S、T、M、またはV);L289(以下で置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);T290(以下で置換された:A、G、
I、L、S、M、またはV);L291(以下で置換された:A、G、I、S、
T、M、またはV);R292(以下で置換された:H、またはK);N293
(以下で置換された:Q);F294(以下で置換された:W、またはY);N
296(以下で置換された:Q);W297(以下で置換された:F、またはY
);Q298(以下で置換された:N);R299(以下で置換された:H、ま
たはK);R300(以下で置換された:H、またはK);F301(以下で置
換された:W、またはY);N302(以下で置換された:Q);Q303(以
下で置換された:N);S305(以下で置換された:A、G、I、L、T、M
、またはV);D306(以下で置換された:E);R307(以下で置換され
た:H、またはK);H308(以下で置換された:K、またはR);E310
(以下で置換された:D);H311(以下で置換された:K、またはR);Y
312(以下で置換された:F、またはW);D313(以下で置換された:E
);T314(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);A3
15(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);I316(以
下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);L317(以下で置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);L318(以下で置換された:
A、G、I、S、T、M、またはV);T319(以下で置換された:A、G、
I、L、S、M、またはV);R320(以下で置換された:H、またはK);
Q321(以下で置換された:N);N322(以下で置換された:Q);F3
23(以下で置換された:W、またはY);G325(以下で置換された:A、
I、L、S、T、M、またはV);Q326(以下で置換された:N);E32
7(以下で置換された:D);G328(以下で置換された:A、I、L、S、
T、M、またはV);L329(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、
またはV);D331(以下で置換された:E);T332(以下で置換された
:A、G、I、L、S、M、またはV);L333(以下で置換された:A、G
、I、S、T、M、またはV);G334(以下で置換された:A、I、L、S
、T、M、またはV);V335(以下で置換された:A、G、I、L、S、T
、またはM);A336(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、または
V);D337(以下で置換された:E);I338(以下で置換された:A、
G、L、S、T、M、またはV);G339(以下で置換された:A、I、L、
S、T、M、またはV);T340(以下で置換された:A、G、I、L、S、
M、またはV);I341(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、また
はV);D343(以下で置換された:E);N345(以下で置換された:Q
);K346(以下で置換された:H、またはR);S347(以下で置換され
た:A、G、I、L、T、M、またはV);S349(以下で置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);V350(以下で置換された:A、G、I、
L、S、T、またはM);I351(以下で置換された:A、G、L、S、T、
M、またはV);E352(以下で置換された:D);D353(以下で置換さ
れた:E);E354(以下で置換された:D);G355(以下で置換された
:A、I、L、S、T、M、またはV);L356(以下で置換された:A、G
、I、S、T、M、またはV);Q357(以下で置換された:N);A358
(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A359(以下で
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);H360(以下で置換され
た:K、またはR);T361(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、
またはV);L362(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV
);A363(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);H3
64(以下で置換された:K、またはR);E365(以下で置換された:D)
;L366(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G36
7(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);H368(以下
で置換された:K、またはR);V369(以下で置換された:A、G、I、L
、S、T、またはM);L370(以下で置換された:A、G、I、S、T、M
、またはV);S371(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、または
V);M372(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);H
374(以下で置換された:K、またはR);D375(以下で置換された:E
);D376(以下で置換された:E);S377(以下で置換された:A、G
、I、L、T、M、またはV);K378(以下で置換された:H、またはR)
;T381(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);R38
2(以下で置換された:H、またはK);L383(以下で置換された:A、G
、I、S、T、M、またはV);F384(以下で置換された:W、またはY)
;G385(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);M38
7(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);G388(以下
で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);K389(以下で置換さ
れた:H、またはR);H390(以下で置換された:K、またはR);H39
1(以下で置換された:K、またはR);V392(以下で置換された:A、G
、I、L、S、T、またはM);M393(以下で置換された:A、G、I、L
、S、T、またはV);A394(以下で置換された:G、I、L、S、T、M
、またはV);L396(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);F397(以下で置換された:W、またはY);V398(以下で置換さ
れた:A、G、I、L、S、T、またはM);H399(以下で置換された:K
、またはR);L400(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);N401(以下で置換された:Q);Q402(以下で置換された:N)
;T403(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);L40
4(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);W406(以下
で置換された:F、またはY);S407(以下で置換された:A、G、I、L
、T、M、またはV);S410(以下で置換された:A、G、I、L、T、M
、またはV);A411(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、または
V);M412(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはV);Y
413(以下で置換された:F、またはW);L414(以下で置換された:A
、G、I、S、T、M、またはV);T415(以下で置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);E416(以下で置換された:D);L417(以
下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L418(以下で置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);D419(以下で置換された:
E);G420(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G
421(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);H422(
以下で置換された:K、またはR);G423(以下で置換された:A、I、L
、S、T、M、またはV);D424(以下で置換された:E);L426(以
下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L427(以下で置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);D428(以下で置換された:
E);A429(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G
431(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);A432(
以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);A433(以下で置
換された:G、I、L、S、T、M、またはV);L434(以下で置換された
:A、G、I、S、T、M、またはV);L436(以下で置換された:A、G
、I、S、T、M、またはV);T438(以下で置換された:A、G、I、L
、S、M、またはV);G439(以下で置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);L440(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);G442(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);R
443(以下で置換された:H、またはK);M444(以下で置換された:A
、G、I、L、S、T、またはV);A445(以下で置換された:G、I、L
、S、T、M、またはV);L446(以下で置換された:A、G、I、S、T
、M、またはV);Y447(以下で置換された:F、またはW);Q448(
以下で置換された:N);L449(以下で置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);D450(以下で置換された:E);Q451(以下で置換さ
れた:N);Q452(以下で置換された:N);R454(以下で置換された
:H、またはK);Q455(以下で置換された:N);I456(以下で置換
された:A、G、L、S、T、M、またはV);F457(以下で置換された:
W、またはY);G458(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、また
はV);D460(以下で置換された:E);F461(以下で置換された:W
、またはY);R462(以下で置換された:H、またはK);H463(以下
で置換された:K、またはR ;N466(以下で置換された:Q);T467
(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);S468(以下で
置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);A469(以下で置換され
た:G、I、L、S、T、M、またはV);Q470(以下で置換された:N)
;D471(以下で置換された:E);V472(以下で置換された:A、G、
I、L、S、T、またはM);A474(以下で置換された:G、I、L、S、
T、M、またはV);Q475(以下で置換された:N ;L476(以下で置
換された:A、G、I、S、T、M、またはV);W477(以下で置換された
:F、またはY);H479(以下で置換された:K、またはR);T480(
以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);D481(以下で置
換された:E);G482(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、また
はV);A483(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);
E484(以下で置換された:D);L486(以下で置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);H488(以下で置換された:K、またはR);T
489(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);K490(
以下で置換された:H、またはR);N491(以下で置換された:Q);G4
92(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S493(以
下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);L494(以下で置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);W496(以下で置換された:
F、またはY);A497(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、また
はV);D498(以下で置換された:E);G499(以下で置換された:A
、I、L、S、T、M、またはV);T500(以下で置換された:A、G、I
、L、S、M、またはV);G503(以下で置換された:A、I、L、S、T
、M、またはV);G505(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、ま
たはV);H506(以下で置換された:K、またはR);L507(以下で置
換された:A、G、I、S、T、M、またはV);S509(以下で置換された
:A、G、I、L、T、M、またはV);E510(以下で置換された:D);
G511(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);S512
(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);L514(以下で
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);E516(以下で置換され
た:D);E517(以下で置換された:D);E518(以下で置換された:
D);V519(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);E
520(以下で置換された:D);R521(以下で置換された:H、またはK
);K523(以下で置換された:H、またはR);V525(以下で置換され
た:A、G、I、L、S、T、またはM);V526(以下で置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);D527(以下で置換された:E);G52
8(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G529(以下
で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);W530(以下で置換さ
れた:F、またはY);A531(以下で置換された:G、I、L、S、T、M
、またはV);W533(以下で置換された:F、またはY);G534(以下
で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);W536(以下で置換さ
れた:F、またはY);G537(以下で置換された:A、I、L、S、T、M
、またはV);E538(以下で置換された:D);S540(以下で置換され
た:A、G、I、L、T、M、またはV);R541(以下で置換された:H、
またはK);T542(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);G544(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G5
45(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G546(以
下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);V547(以下で置換
された:A、G、I、L、S、T、またはM);Q548(以下で置換された:
N);F549(以下で置換された:W、またはY);S550(以下で置換さ
れた:A、G、I、L、T、M、またはV);H551(以下で置換された:K
、またはR);R552(以下で置換された:H、またはK);E553(以下
で置換された:D);K555(以下で置換された:H、またはR);D556
(以下で置換された:E);E558(以下で置換された:D);Q560(以
下で置換された:N);N561(以下で置換された:Q);G562(以下で
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);G563(以下で置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);R564(以下で置換された:H、
またはK);Y565(以下で置換された:F、またはW);L567(以下で
置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G568(以下で置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);R569(以下で置換された:H、
またはK);R570(以下で置換された:H、またはK);A571(以下で
置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);K572(以下で置換され
た:H、またはR);Y573(以下で置換された:F、またはW);Q574
(以下で置換された:N);S575(以下で置換された:A、G、I、L、T
、M、またはV);H577(以下で置換された:K、またはR);T578(
以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);E579(以下で置
換された:D);E580(以下で置換された:D);D584(以下で置換さ
れた:E);G585(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);K586(以下で置換された:H、またはR);S587(以下で置換され
た:A、G、I、L、T、M、またはV);F588(以下で置換された:W、
またはY);R589(以下で置換された:H、またはK);E590(以下で
置換された:D);Q591(以下で置換された:N);Q592(以下で置換
された:N);E594(以下で置換された:D);K595(以下で置換され
た:H、またはR);Y596(以下で置換された:F、またはW);N597
(以下で置換された:Q);A598(以下で置換された:G、I、L、S、T
、M、またはV);Y599(以下で置換された:F、またはW);N600(
以下で置換された:Q);Y601(以下で置換された:F、またはW);T6
02(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV);D603(以
下で置換された:E);M604(以下で置換された:A、G、I、L、S、T
、またはV);D605(以下で置換された:E);G606(以下で置換され
た:A、I、L、S、T、M、またはV);N607(以下で置換された:Q)
;L608(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);L60
9(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);Q610(以下
で置換された:N);W611(以下で置換された:F、またはY);V612
(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);K614(以下で
置換された:H、またはR);Y615(以下で置換された:F、またはW);
A616(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);G617
(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);V618(以下で
置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);S619(以下で置換され
た:A、G、I、L、T、M、またはV);R621(以下で置換された:H、
またはK);D622(以下で置換された:E);R623(以下で置換された
:H、またはK);K625(以下で置換された:H、またはR);L626(
以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);F627(以下で置
換された:W、またはY);R629(以下で置換された:H、またはK);A
630(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);R631(
以下で置換された:H、またはK);G632(以下で置換された:A、I、L
、S、T、M、またはV);R633(以下で置換された:H、またはK);S
634(以下で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);E635(
以下で置換された:D);F636(以下で置換された:W、またはY);K6
37(以下で置換された:H、またはR);V638(以下で置換された:A、
G、I、L、S、T、またはM);F639(以下で置換された:W、またはY
);E640(以下で置換された:D);A641(以下で置換された:G、I
、L、S、T、M、またはV);K642(以下で置換された:H、またはR)
;V643(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);I64
4(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);D645(以下
で置換された:E);G646(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、
またはV);T647(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);L648(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、またはV);G6
50(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);E652(以
下で置換された:D);T653(以下で置換された:A、G、I、L、S、M
、またはV);L654(以下で置換された:A、G、I、S、T、M、または
V);A655(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);I
656(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、またはV);V658(
以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);R659(以下で置
換された:H、またはK);G660(以下で置換された:A、I、L、S、T
、M、またはV);Q661(以下で置換された:N);V663(以下で置換
された:A、G、I、L、S、T、またはM);K664(以下で置換された:
H、またはR);A665(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、また
はV);G666(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);
D668(以下で置換された:E);H669(以下で置換された:K、または
R);V670(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);V
671(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);D672(
以下で置換された:E);S673(以下で置換された:A、G、I、L、T、
M、またはV);R675(以下で置換された:H、またはK);K676(以
下で置換された:H、またはR);L677(以下で置換された:A、G、I、
S、T、M、またはV);D678(以下で置換された:E);K679(以下
で置換された:H、またはR);G681(以下で置換された:A、I、L、S
、T、M、またはV);V682(以下で置換された:A、G、I、L、S、T
またはM);G684(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、またはV
);G685(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);K6
86(以下で置換された:HまたはR);G687(以下で置換された:A、I
、L、S、T、M、またはV);N688(以下で置換された:Q);S689
(以下で置換された:A、G、I、L、T、MまたはV);R691(以下で置
換された:HまたはK);K692(以下で置換された:HまたはR);V69
3(以下で置換された:A、G、I、L、S、T、またはM);S694(以下
で置換された:A、G、I、L、T、M、またはV);G695(以下で置換さ
れた:A、I、L、S、T、MまたはV);S696(以下で置換された:A、
G、I、L、T、M、またはV);L697(以下で置換された:A、G、I、
S,T、M、またはV);T698(以下で置換された:A、G、I、S、T、
M、またはV);T700(以下で置換された:A、G、I、L、S、M、また
はV);N701(以下で置換された:Q);Y702(以下で置換された:F
またはW);G703(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV
);Y704(以下で置換された:FまたはW);N705(以下で置換された
:Q);D706(以下で置換された:E);I707(以下で置換された:A
、G、L、S、T、M、またはV);V708(以下で置換された:A、G、I
、L、S、T、またはM);T709(以下で置換された:A,G、I、L、S
、M、またはV);I1710(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、
またはV);A712(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV
);G713(以下で置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);A7
14(以下で置換された:G、I、L、S、T、M、またはV);T715(以
下で置換された:A、G、I、L、S、T、M、またはV);N716(以下で
置換された:Q);I717(以下で置換された:A、G、L、S、T、M、ま
たはV);D718(以下で置換された:E);V719(以下で置換された:
A、G、I、L、S、T、またはM);K720(以下で置換された:Hまたは
R);Q721(以下で置換された:N);R722(以下で置換された:Hま
たはK);S723(以下で置換された:A、G,I、L、T、M、またはV)
;H724(以下で置換された:KまたはR);G726(以下で置換された:
A、I、L、S、T、M、またはV);V727(以下で置換された:A、G、
I、L、S、TまたはM);Q728(以下で置換された:N);N729(以
下で置換された:Q);D730(以下で置換された:E);G731(以下で
置換された:A、I、L、S、T、M、またはV);N732(以下で置換され
た:Q);Y733(以下で置換された:FまたはW);L734(以下で置換
された:A、G、I、S、T、M、またはV);A735(以下で置換された:
G、I、L、S、T、MまたはV);L736(以下で置換された:A、G、I
、S、T、M、またはV);K737(以下で置換された:H、またはR);A
、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT738;G、I、L、S、T、M
またはVで置換されたA739;Eで置換されたD740;A、I、L、S、T
、MまたはVで置換されたG741;Nで置換されたQ742;FまたはWで置
換されたY743;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL744;A
、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL745;Qで置換されたN746
;A、I、L、S、T、MまたはVで置換されたG747;Qで置換されたN7
48;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL749;G、I、L、S
、T、MまたはVで置換されたA750;A、G、L、S、T、MまたはVで置
換されたI751;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS752;G
、I、L、S、T、MまたはVで置換されたA753;A、G、L、S、T、M
またはVで置換されたI754;Dで置換されたE755;Nで置換されたQ7
56;Eで置換されたD757;A、G、L、S、T、MまたはVで置換された
I758;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL759;A、G、I
、L、S、TまたはMで置換されたV760;HまたはRで置換されたK761
;A、I、L、S、T、MまたはVで置換されたG762;A、G、I、L、S
、MまたはVで置換されたT763;A、G、L、S、T、MまたはVで置換さ
れたI764;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL765;Hまた
はRで置換されたK766;FまたはWで置換されたY767;A、G、I、L
、T、MまたはVで置換されたS768;A、I、L、S、T、MまたはVで置
換されたG769;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS770;A
、G、L、S、T、MまたはVで置換されたI771;G、I、L、S、T、M
またはVで置換されたA772;A、G、I、L、S、MまたはVで置換された
T773;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL774;Dで置換さ
れたE775;HまたはKで置換されたR776;A、G、I、S、T、Mまた
はVで置換されたL777;Nで置換されたQ778;A、G、I、L、T、M
またはVで置換されたS779;WまたはYで置換されたF780;HまたはK
で置換されたR781;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL783
;Dで置換されたE785;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL7
87;A、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT788;A、G、I、L
、S、TまたはMで置換されたV789;Nで置換されたQ790;A、G、I
、S、T、MまたはVで置換されたL791;A、G、I、S、T、MまたはV
で置換されたL792;A、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT793
;A、G、I、L、S、TまたはMで置換されたV794;A、I、L、S、T
、MまたはVで置換されたG796;Dで置換されたE797;A、G、I、L
、S、TまたはMで置換されたV798;WまたはYで置換されたF799;H
またはRで置換されたK802;A、G、I、L、S、TまたはMで置換された
V803;HまたはRで置換されたK804;FまたはWで置換されたY805
;A、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT806;WまたはYで置換さ
れたF807;WまたはYで置換されたF808;A、G、I、L、S、Tまた
はMで置換されたV809;Qで置換されたN811;Eで置換されたD812
;A、G、I、L、S、TまたはMで置換されたV813;Eで置換されたD8
14;WまたはYで置換されたF815;A、G、I、L、T、MまたはVで置
換されたS816;A、G、I、L、S、TまたはVで置換されたM817;N
で置換されたQ818;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS819
;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS820;HまたはRで置換さ
れたK821;Dで置換されたE822;HまたはKで置換されたR823;G
、I、L、S、T、MまたはVで置換されたA824;A、G、I、L、S、M
またはVで置換されたT825;A、G、I、L、S、MまたはVで置換された
T826;Qで置換されたN827;A、G、L、S、T、MまたはVで置換さ
れたI828;A、G、L、S、T、MまたはVで置換されたI829;Nで置
換されたQ830;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL832;A
、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL833;KまたはRで置換された
H834;G、I、L、S、T、MまたはVで置換されたA835;Nで置換さ
れたQ836;FまたはYで置換されたW837;A、G、I、L、S、Tまた
はMで置換されたV838;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL8
39;A、I、L、S、T、MまたはVで置換されたG840;Eで置換された
D841;FまたはYで置換されたW842;A、G、I、L、T、MまたはV
で置換されたS843;Dで置換されたE844;A、G、I、L、T、Mまた
はVで置換されたS846;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS8
47;A、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT848;A、I、L、S
、T、MまたはVで置換されたG850;G、I、L、S、T、MまたはVで置
換されたA851;A、I、L、S、T、MまたはVで置換されたG852;F
またはYで置換されたW853;Nで置換されたQ854;HまたはKで置換さ
れたR855;HまたはKで置換されたR856;A、G、I、L、S、Mまた
はVで置換されたT857;A、G、I、L、S、TまたはMで置換されたV8
58;Dで置換されたE859;HまたはKで置換されたR861;Eで置換さ
れたD862;A、G、I、L、T、MまたはVで置換されたS864;A、I
、L、S、T、MまたはVで置換されたG865;Nで置換されたQ866;G
、I、L、S、T、MまたはVで置換されたA867;A、G、I、L、T、M
またはVで置換されたS868;G、I、L、S、T、MまたはVで置換された
A869;A、G、I、L、S、MまたはVで置換されたT870;Qで置換さ
れたN872;HまたはRで置換されたK873;G、I、L、S、T、Mまた
はVで置換されたA874;A、G、I、S、T、MまたはVで置換されたL8
75;HまたはRで置換されたK876;Dで置換されたE878;Eで置換さ
れたD879;G、I、L、S、T、MまたはVで置換されたA880;Hまた
はRで置換されたK881;Dで置換されたE884;A、G、I、L、T、M
またはVで置換されたS885;Nで置換されたQ886;A、G、I、S、T
、MまたはVで置換されたL887;A、G、I、S、T、MまたはVで置換さ
れたL890。
【0126】 以下の保存的アミノ酸置換のうちの1以上を有するMETH2ポリペプチドも
また好ましい:D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換さ
れたM1;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P
またはCで置換されたF2;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP3;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA4;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP5;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA6;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA7;D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置
換されたP8;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、PまたはCで置換されたR9;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW10;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL11;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP12;
D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで
置換されたF13;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置
換されたL14;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたL15;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換さ
れたL16;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たL17;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換された
L18;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL
19;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL2
0;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL21
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL22;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yま
たはCで置換されたP23;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたL24;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたA25;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、PまたはCで置換されたR26;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたG27;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、PまたはCで置換されたA28;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP29;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA30;D、E、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR
31;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、YまたはCで置換されたP32;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたA33;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたA34;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたG35;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたG36;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ37;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、PまたはCで置換されたA38;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたS39;H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE40;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL41;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV42;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV43;D、E、H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換さ
れたP44;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たT45;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたR46;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたL47;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP48;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG49;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS50;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA51;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、PまたはCで置換されたG52;H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE53;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL54;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA55;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL56;D、E、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH
57;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL5
8;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS59
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA60;
D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで
置換されたF61;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置
換されたG62;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたK63;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、PまたはCで置換されたG64;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF65;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV66;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL67;D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR68;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL69;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA70;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換
されたP71;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、PまたはCで置換されたD72;H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD73;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS74;D、E、H、K、
R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF75
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL76;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA77;D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまた
はCで置換されたP78;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE79;D、E、H、K、R、N、Q
、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF80;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たK81;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換された
I82;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたE83;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR84;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL85;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、PまたはCで置換されたG86;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたG87;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、PまたはCで置換されたS88;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたG89;D、E、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR90;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA91;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT92;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG93;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG94;H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE95;D
、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置
換されたR96;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたG97;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換さ
れたL98;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたR99;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたG100;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC101;D、E、H、K
、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF1
02;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、Pまた
はCで置換されたF103;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたS104;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたG105;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたT106;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたV107;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたN108;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG109;H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE110
;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
またはCで置換されたP111;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE112;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS113;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL114;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA115;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA116;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV117;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS118;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL119;D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換された
C120;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたR121;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたG122;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたL123;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたS124;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたG125;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
またはCで置換されたS126;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L
、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF127;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL128;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL129;H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD130
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG131
;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたE132;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE133;D、E、H、K、R、N
、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF134;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT135;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI136;D
、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはC
で置換されたQ137;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP138;D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ139
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG140
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA141
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG142
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG143
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS144
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL145
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA146
;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pまた
はCで置換されたQ147;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP148;D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH149
;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはC
で置換されたR150;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはC
で置換されたL151;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ152;D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR153;D、E
、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換さ
れたW154;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換さ
れたG155;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、YまたはCで置換されたP156;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、PまたはCで置換されたA157;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、PまたはCで置換されたG158;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、PまたはCで置換されたA159;D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR160;D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置
換されたP161;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置
換されたL162;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP163;D、E、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR164;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG165;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまたは
Cで置換されたP166;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE167;D、E、H、K、R、N、
Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW168;H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたE169;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたV170;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたE171;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたT172;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたG173;H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE174;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG175;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで
置換されたQ176;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたR177;D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ178;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE179;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたR180;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたG181;H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD182;D、E、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH
183;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
PまたはCで置換されたQ184;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE185;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD
186;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS
187;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたE188;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE189;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
190;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS
191;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
PまたはCで置換されたQ192;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE193;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
194;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたE195;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたA196;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE197;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG198;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA199;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS200;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
201;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、YまたはCで置換されたP202;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP203;D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで
置換されたP204;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP205;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL206;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG207;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA208;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT209;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS210;D、E、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR211;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT212;D、
E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたK213;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたR214;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、
I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF215;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV216;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS217;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
218;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA
219;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたR220;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、
S、T、M、V、PまたはCで置換されたF221;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV222;H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE223;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT224;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL225;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL226;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV227;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA228;
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたD229;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたA230;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたS231;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたM232;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたA233;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたA234;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、
T、M、V、PまたはCで置換されたF235;D、E、H、K、R、N、Q、
A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたY236;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG237;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA238;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたD239;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたL240;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、
W、Y、PまたはCで置換されたQ241;D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたN242;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たH243;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たI244;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たL245;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たT246;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たL247;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たM248;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たS249;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たV250;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たA251;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たA252;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたR253;D、E、HjK、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたI254;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたY255;D、E、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたK256;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたH257;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP258;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS259;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI260;D、E、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたK261;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで
置換されたN262;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたS263;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたI264;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
F、W、Y、PまたはCで置換されたN265;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたL266;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたM267;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたV268;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたV269;D、E、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたK270;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV271;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL272;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI273;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV274;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE275;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたD276;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE277;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たK278;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、
PまたはCで置換されたW279;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたG280;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP281;H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たE282;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たV283;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たS284;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたD285;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたN286;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG287;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG288;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL289;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT290;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL291;D、E、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR
292;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
PまたはCで置換されたN293;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF294;D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC
295;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
PまたはCで置換されたN296;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW297;D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ29
8;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたR299;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたR300;D、E、H、K、R、N、Q、
A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたF301;D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換
されたN302;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、
W、Y、PまたはCで置換されたQ303;D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP304;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS305;H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたD306;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたR307;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH308;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換
されたP309;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたE310;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH311;D、E、H、
K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたY
312;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたD313;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたT314;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたA315;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたI316;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたL317;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたL318;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたT319;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR320;D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ32
1;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたN322;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、
S、T、M、V、PまたはCで置換されたF323;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC32
4;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG32
5;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたQ326;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE327;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG328;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL329;D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC
330;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたD331;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたT332;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたL333;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたG334;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたV335;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたA336;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD337;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI338;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG339;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT340;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI341;D、E、H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換され
たC342;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたD343;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP344;D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換
されたN345;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたK346;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたS347;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC348;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS349;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV350;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたI351;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE352;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたD353;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE354;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG355;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL356;D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換
されたQ357;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたA358;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたA359;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたH360;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたT361;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたL362;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたA363;D、E、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH364;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
365;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL
366;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG
367;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたH368;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたV369;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたL370;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたS371;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたM372;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP373;D、E、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH37
4;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたD375;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD376;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS377;D、E、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたK378;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yま
たはCで置換されたP379;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC380;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT381;D、E、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR38
2;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL38
3;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、Pまたは
Cで置換されたF384;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたG385;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP386;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたM387;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG388;D、E、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたK389;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたH390;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたH391;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたV392;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたM393;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたA394;D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP395;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL396;D、
E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換
されたF397;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたV398;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたH399;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたL400;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたN401;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換され
たQ402;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たT403;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たL404;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、YまたはCで置換されたP405;D、E、H、K、R、N、Q、A、
G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW406;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS407;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換
されたP408;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、YまたはPで置換されたC409;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたS410;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたA411;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたM412;D、E、H、K、R、N、Q、
A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたY413;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL414;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT415;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE416;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたL417;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたL418;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたD419;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたG420;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたG421;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたH422;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG423;H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たD424;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、YまたはPで置換されたC425;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたL426;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたL427;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD428;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA429;D、E、
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで
置換されたP430;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたG431;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたA432;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたA433;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたL434;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP435;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL436;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP43
7;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT43
8;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG43
9;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL44
0;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
YまたはCで置換されたP441;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
PまたはCで置換されたG442;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR443;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたM444;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA445;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL446;D、E、H、K、R、
N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたY447;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたQ448;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたL449;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD450;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ451;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたQ452;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC453;D、E、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR454;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたQ455;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたI456;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、
T、M、V、PまたはCで置換されたF457;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたG458;D、E、H、K、R、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP459;
H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたD460;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、
T、M、V、PまたはCで置換されたF461;D、E、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたR462;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たH463;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、YまたはPで置換されたC464;D、E、H、K、R、A、G、I、
L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP465;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで
置換されたN466;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたT467;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたS468;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたA469;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
F、W、Y、PまたはCで置換されたQ470;H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD471;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV472;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまたは
Pで置換されたC473;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたA474;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、F、W、Y、PまたはCで置換されたQ475;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL476;D、E、H、K、R、N、
Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW477;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまたは
Pで置換されたC478;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたH479;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたT480;H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD481;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG482;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたA483;H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで
置換されたE484;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP485;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL486;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC48
7;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたH488;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pまたは
Cで置換されたT489;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたK490;D、E、H、K、R、A、G、
I、L、S、T、M、V、F、W、Y、PまたはCで置換されたN491;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG492;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS493;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたL494;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまたは
Cで置換されたP495;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、
T、M、V、PまたはCで置換されたW496;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、PまたはCで置換されたA497;H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD498;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG499;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたT500;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Yまたは
Cで置換されたP501;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC502;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG503;D、E、H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP
504;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG
505;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたH506;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、Pま
たはCで置換されたL507;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換されたC508;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS509;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE
510;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG
511;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたS
512;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、YまたはPで置換されたC513;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたL514;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP515;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE516;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたE517;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE518;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたV519;H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換
されたE520;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたR521;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換されたP522;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たK523;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、YまたはCで置換されたP524;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたV525;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、PまたはCで置換されたV526;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたD527;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG528;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG529;D、E、
H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換され
たW530;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換され
たA531;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、YまたはCで置換されたP532;D、E、H、K、R、N、Q、A、
G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換されたW533;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたG534;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはCで置換
されたP535;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、
V、PまたはCで置換されたW536;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、PまたはCで置換されたG537;H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、PまたはCで置換されたE538;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、YまたはPで置換
されたC539;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置
換されたS540;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたR541;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたT542;D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC543;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG544
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG54
5;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG5
46;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV
547;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
P、またはCで置換されたQ548;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I
、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたF549;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS550;D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたH
551;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたR552;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE553;D、E、H、K、
R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換さ
れたC554;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、P、またはCで置換されたK555;H、K、R、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD556;D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで
置換されたP557;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたE558;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP55
9;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、
またはCで置換されたQ560;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN561;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG562;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG563;D、E、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
R564;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P
、またはCで置換されたY565;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC566;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL567;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG568;D、E
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたR569;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、
Y、P、またはCで置換されたR570;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたA571;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK572;D、E、H
、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、PまたはCで置換された
Y573;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y
、P、またはCで置換されたQ574;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、
Y、P、またはCで置換されたS575;D、E,H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC576;D、
E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置
換されたH577;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたT578;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたE579;H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE580;
D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、
またはPで置換されたC581;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP582;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置
換されたP583;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたD584;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたG585;D、E、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK586;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS587;D
、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで
置換されたF588;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたR589;H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE590;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC
で置換されたQ591;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ592;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC5
93;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたE594;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK595;D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたY59
6;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、
またはCで置換されたN597;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたA598;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたY599;D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN
600;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、
またはCで置換されたY601;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたT602;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD603;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたM604;H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたD605;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたG606;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、
W、Y、P、またはCで置換されたN607;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたL608;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたL609;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ610;
D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC
で置換されたW611;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたV612;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、
V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP613;D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK61
4;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、また
はCで置換されたY615;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたA616;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたG617;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたV618;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはCで置換されたS619;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP620;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたR621;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたD622;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR623;D、E、H
、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで
置換されたC624;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたK625;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたL626;D、E、H、K、R、N、Q、
A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたF627;D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
Pで置換されたC628;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたR629;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたA630;D、E、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR631;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG632;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたR633;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたS634;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE635;D、E、H、K、R、N
、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたF636;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたK637;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたV638;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、
T、M、V、P、またはCで置換されたF639;H、K、R、A、G、I、L
、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE640;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA641
;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたK642;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたV643;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたI644;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD645;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG646;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT647;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL648;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置
換されたC649;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたG650;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP651;H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE65
2;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT6
53;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL
654;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
A655;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換され
たI656;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、またはPで置換されたC657;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたV658;D、E、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR659;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG660;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC
で置換されたQ661;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC662;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV663;D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK66
4;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA6
65;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG
666;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、またはPで置換されたC667;H、K、R、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD668;D、E、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたH669;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたV670;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置
換されたV671;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたD672;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたS673;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP67
4;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたR675;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたK676;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL677;H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD67
8;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたK679;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC680;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG681;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV682;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置
換されたC683;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたG684;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたG685;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたK686;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたG687;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN688;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS689
;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y
、またはPで置換されたC690;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR691;D、E、A、G、I
、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK69
2;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV6
93;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS
694;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
G695;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換され
たS696;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたL697;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたT698;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、またはCで置換されたP699;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたT700;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN701
;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、または
Cで置換されたY702;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたG703;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはCで置換されたY704;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN705
;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたD706;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたI707;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたV708;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはCで置換されたT709;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y
、P、またはCで置換されたI710;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP711;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA712;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG713;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA714;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT715
;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたN716;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたI717;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD718;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV719;D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK
720;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
P、またはCで置換されたQ721;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR722;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS723;D、E、A、G
、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたH
724;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、またはCで置換されたP725;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたG726;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたV727;D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ728;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはC
で置換されたN729;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたD730;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG731;D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN73
2;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、また
はCで置換されたY733;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたL734;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたA735;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたL736;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK737;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT738;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA739;H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換され
たD740;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたG741;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W
、Y、P、またはCで置換されたQ742;D、E、H、K、R、N、Q、A、
G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたY743;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL744;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL745;D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで
置換されたN746;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたG747;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはCで置換されたN748;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL749;D、E、H、K、R、N
、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA750;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたI751;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS752;D、E、H、K、
R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA753;D、E、H、K
、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたI754;H、K、R、
A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたE755;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W
、Y、P、またはCで置換されたQ756;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD757;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたI758;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL759;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV760;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたK761;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたG762;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたT763;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたI764;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたL765;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK766;D、E、H、K、R、
N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたY767
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS76
8;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG7
69;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS
770;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
I771;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換され
たA772;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換さ
れたT773;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたL774;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたE775;D、E、A、G、I、L、S、T
、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR776;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL777;D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで
置換されたQ778;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたS779;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T
、M、V、P、またはCで置換されたF780;D、E、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR781;D、E
、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、または
Cで置換されたP782;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたL783;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP784;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
E785;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはCで置換されたP786;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたL787;D、E、H、K、R、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたT788;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたV789;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ790;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL791
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL79
2;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT7
93;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV
794;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、またはCで置換されたP795;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたG796;H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたE797;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV798;D、
E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置
換されたF799;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP800;D、E、H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP8
01;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたK802;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたV803;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK804;D、E、H、K、R、
N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたY805
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT80
6;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、また
はCで置換されたF807;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S
、T、M、V、P、またはCで置換されたF808;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV809;D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP
810;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、
P、またはCで置換されたN811;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M
、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD812;D、E、H、
K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV813;H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたD814;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、
V、P、またはCで置換されたF815;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたS816;D、E、H、K、R、N、Q、F、
W、Y、P、またはCで置換されたM817;D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ818;D、
E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS819;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS820;
D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたK821;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたE822;D、E、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR823;D
、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA824;
D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT825
;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT82
6;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、
またはCで置換されたN827;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたI828;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、
P、またはCで置換されたI829;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S
、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ830;D、E、H、
K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置
換されたP831;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたL832;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたL833;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたH834;D、E、H、K、R、N、Q、
F、W、Y、P、またはCで置換されたA835;D、E、H、K、R、A、G
、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ836;
D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはC
で置換されたW837;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、または
Cで置換されたV838;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、また
はCで置換されたL839;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたG840;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD841;D、E、H、K、R
、N、Q、A、G、I、L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたW84
2;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS8
43;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたE844;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、
T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC845;D、E、H
、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS846;D、E、
H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS847;D、E
、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT848;D、
E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、また
はPで置換されたC849;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたG850;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたA851;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P
、またはCで置換されたG852;D、E、H、K、R、N、Q、A、G、I、
L、S、T、M、V、P、またはCで置換されたW853;D、E、H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ
854;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、
またはCで置換されたR855;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N
、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR856;D、E、H、K、R、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたT857;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたV858;H、K、R、A、
G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
E859;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、またはPで置換されたC860;D、E、A、G、I、L、S、T、
M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたR861;H、K、R
、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換
されたD862;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、
Q、F、W、Y、またはCで置換されたP863;D、E、H、K、R、N、Q
、F、W、Y、P、またはCで置換されたS864;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたG865;D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ86
6;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA8
67;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたS
868;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換された
A869;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換され
たT870;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、
F、W、Y、またはPで置換されたC871;D、E、H、K、R、A、G、I
、L、S、T、M、V、F、W、Y、P、またはCで置換されたN872;D、
E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置
換されたK873;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたA874;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたL875;D、E、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F
、W、Y、P、またはCで置換されたK876;D、E、H、K、R、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはCで置換されたP877
;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、ま
たはCで置換されたE878;H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、
N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたD879;D、E、H、K、R
、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたA880;D、E、A、G、
I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたK8
81;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W
、Y、またはCで置換されたP882;D、E、H、K、R、A、G、I、L、
S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC883;H、K
、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、P、またはCで
置換されたE884;D、E、H、K、R、N、Q、F、W、Y、P、またはC
で置換されたS885;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V
、F、W、Y、P、またはCで置換されたQ886;D、E、H、K、R、N、
Q、F、W、Y、P、またはCで置換されたL887;D、E、H、K、R、A
、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、W、Y、またはPで置換されたC
888;D、E、H、K、R、A、G、I、L、S、T、M、V、N、Q、F、
W、Y、またはCで置換されたP889;D、E、H、K、R、N、Q、F、W
、Y、P、またはCで置換されたL890。
【0127】 METH1またはMETH2ポリペプチドは、50、40、30、10、20
、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7
、6、5、4、3、2または1個の保存的もしくは非保存的なアミノ酸置換を含
み得る。さらに、METH1またはMETH2ポリペプチドは、保存的置換また
は非保存的置換の両方を任意に組み合わせて含み得る。METH1またはMET
H2ポリペプチドは、50、40、30、10、20、19、18、17、16
、15、14、13、12、11,10、9、8、7、6、5、4、3、2また
は1個の保存的アミノ酸置換、および50、40、30、10、20、19、1
8、17、16、15、14、13、12、11,10、9、8、7、6、5、
4、3、2または1個の非保存的アミノ酸置換を、同じポリペプチドに含み得る
。例えば、特定のポリペプチドが、10個の保存的アミノ酸置換および10個の
非保存的アミノ酸置換を含み得る。置換を有するこのようなMETH1またはM
ETH2ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドもまた、本発明において包
含され得る。
【0128】 これら置換は、全長METH1またはMETH2、成熟METH1またはME
TH2、および本明細書中に開示される他の任意のMETH1またはMETH2
改変体(N末端および/もしくはC末端アミノ酸欠失を有する、METH1また
はMETH2ポリペプチド;1つ以上のドメインを欠くMETH1またはMET
H2ポリペプチド;あるいはハイブリッドMETH1/METH2分子を含む)
にて行われ得る。
【0129】 機能に必須な本発明のMETH1およびMETH2タンパク質中のアミノ酸は
、当該分野で公知の方法(例えば、部位特異的変異誘発またはアラニンスキャニ
ング変異誘発(CunninghamおよびWells、Science 24
4:1081−1085(1989))により同定され得る.後者の手順は、そ
の分子中のどの残基にも単一アラニン変異を導入する。次いで、生じた変異体分
子が、生物学的活性(例えば、新脈管形成のインビトロまたはインビボでの阻害
)について試験される。新脈管形成の阻害に重要な部位はまた、構造分析(例え
ば、結晶化、核磁気共鳴または光親和性標識(Smithら、J.Mol.Bi
ol.224:899−904(1992)およびde Vosら、Scien
ce 255:306−312 (1992))により決定され得る。
【0130】 特に好ましいのは、各ドメインの境界(例えば、メタロプロテアーゼドメイン
の境界)にアミノ酸置換を有するポリペプチドである。これらの境界でのアミノ
酸置換は、そのタンパク質の活性を変化させるために、例えば、切断を妨げるた
めに、行われ得る。そのタンパク質の活性に影響しないアミノ酸置換もまた、行
われ得る。 例えば、以下のアミノ酸が、METH1において以下のアミノ酸で置換され得る
:L−19が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;L−20が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L
−21が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T
、V、WまたはYで置換され得る;L−22が、A、C、D、E、F、G、H、
I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−2
3が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V
、WまたはYで置換され得る;A−24が、C、D、E、F、G、H、I、K、
L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−25が
、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W
またはYで置換され得る;L−26が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、
M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−27が、A
、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、Wまた
はYで置換され得る;A−28が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、
N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;V−29が、A、C
、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、WまたはY
で置換され得る;S−30が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、
N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;D−31が、A、C、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置
換され得る;A−32が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−33が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;G−34が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、
R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;R−35が、A、C、D、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;P−36が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;S−37が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;
E−38が、A、C、D、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;E−39が、A、C、D、E、F、G、H
、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;
P−225が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;T−226が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換され得る;
G−227が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;T−228が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換され得る;
G−229が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;S−230が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;
I−231が、A、C、D、E、F、G、H、K、L、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;R−232が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYで置換され得る;
K−233が、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;K−234が、A、C、D、E、F、G
、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;
R−235が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;F−236が、A、C、D、E、G、H
、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;
V−237が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、WまたはYで置換され得る;S−238が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;
S−239が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、T、V、WまたはYで置換され得る;H−240が、A、C、D、E、F、G
、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;
R−241が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;Y−242が、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはWで置換され得る
;V−243が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、
R、S、T、WまたはYで置換され得る;E−244が、A、C、D、F、G、
H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;T−245が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、
R、S、V、WまたはYで置換され得る;K−449が、A、C、D、E、F、
G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;P−450が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;Q−451が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;N−452が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;P−453が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;I−454が、A、C、D、E、F、G、H、K、L、M、N、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;Q−455が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;L−456が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;P−457が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;G−458が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;D−459が、A、C、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;L−460が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;P−461が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;G−462が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、T、V、WまたはYで置換され得る;T−463が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換され得る
;S−464が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、
R、T、V、WまたはYで置換され得る;Y−465が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはWで置換され得
る;D−466が、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−467が、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;N−468が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;R−469が、A、C、D、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;R−534が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;K−535が、A、C、D、E、F
、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;H−536が、A、C、D、E、F、G、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;F−537が、A、C、D、E、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;D−538が、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;T−539が、A、C、D、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換され得
る;P−540が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;F−541が、A、C、D、E、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;H−542が、A、C、D、E、F、G、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;G−543が、A、C、D、E、F
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得
る;S−544が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、T、V、WまたはYで置換され得る;W−545が、A、C、D、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはYで置換され
得る;G−546が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、
R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;M−547が、A、C、D、E、
F、G、H、I、K、L、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され
得る;W−548が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、
Q、R、S、T、V、またはYで置換され得る;G−549が、A、C、D、E
、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;P−550が、A、、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、
R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;W−551が、A、C、D、E、
F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはYで置換さ
れ得る;G−552が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;D−553が、A、C、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;G−554が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;S−831が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;F−832が、A、C、D、E、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;N−833が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;A−834が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;I−835が、A、C、D、E
、F、G、H、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;P−836が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;T−837が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換さ
れ得る;F−838が、A、C、D、E、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;S−839が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;A−840が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;W−841が、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、VまたはYで置換さ
れ得る;V−842が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、WまたはYで置換され得る;I−843が、A、C、D、E
、F、G、H、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;E−844が、A、C、D、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;E−845が、A、C、D、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換さ
れ得る;W−846が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、またはYで置換され得る;G−847が、A、C、D、
E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;E−848が、A、C、D、F、G、H、I、K、L、M、N、P、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;C−849が、A、D、E、
F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;S−850が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;K−851が、A、C、D、
E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;R−885が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、S、T、V、WまたはYで置換され得る;P−886が、A、C、D、
E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;C−887が、A、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−888が、C、D、E、
F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;D−889が、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;H−890が、A、C、D、
E、F、G、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;P−891が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;C−892が、A、D、E、
F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;P−893が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;Q−894が、A、C、D、
E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;W−895が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、S、T、V、またはYで置換され得る;Q−896が、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYで置
換され得る;L−897が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;G−898が、A、C、D
、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置
換され得る;E−899が、A、C、D、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;W−900が、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはYで
置換され得る;S−901が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、
N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;S−902が、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで
置換され得る;C−903が、A、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;S−904が、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで
置換され得る;そして/あるいはK−905が、A、C、D、E、F、G、H、
I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る。
【0131】 さらに、以下のアミノ酸が、METH2において、以下のアミノ酸で置換され
得る:L−14が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−15が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;L−16が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;L−17が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L
−18が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T
、V、WまたはYで置換され得る;L−19が、A、C、D、E、F、G、H、
I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−2
0が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V
、WまたはYで置換され得る;L−21が、A、C、D、E、F、G、H、I、
K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−22が
、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W
またはYで置換され得る;P23が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L
、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L−24が、A、
C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、Wまたは
Yで置換され得る;A−25が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;R−26が、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYで
置換され得る;G−27が、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−28が、C、D、E、
F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換
され得る;P−29が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q
、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A−30が、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され
得る;R−31が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、S、T、V、WまたはYで置換され得る;P−32が、A、C、D、E、F、
G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る
;A−33が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYで置換され得る;A−34が、C、D、E、F、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;P
−204が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;P−205が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;L
−206が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;G−207が、A、C、D、E、F、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;A
−208が、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;T−209が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、V、WまたはYで置換され得る;S
−210が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
T、V、WまたはYで置換され得る;R−211が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYで置換され得る;T
−212が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、V、WまたはYで置換され得る;K−213が、A、C、D、E、F、G、
H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;R
−214が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;F−215が、A、C、D、E、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYで置換され得る;V
−216が、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、T、WまたはYで置換され得る;S−217が、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYで置換され得る;E
−218が、A、C、D、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYで置換され得る;A−219は、C、D、E、F、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;R
−220は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、
T、V、WまたはYと置換され得る;F−221は、A、C、D、E、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;V
−222は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、T、WまたはYと置換され得る;E−223は、A、C、D、F、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;T
−224は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、
S、V、WまたはYと置換され得る;P−430は、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;G
−431は、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYと置換され得る;A−432は、C、D、E、F、G、H、
I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;A
−433は、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、
T、V、WまたはYと置換され得る;L−434は、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;P
−435は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、
T、V、WまたはYと置換され得る;L−436は、A、C、D、E、F、G、
H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;P
−437は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、
T、V、WまたはYと置換され得る; T−438は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、V、WまたはYと置換され得る;G−439は、A、C、D、E、F、H
、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;
L−440は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S
、T、V、WまたはYと置換され得る;P−441は、A、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;
G−442は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYと置換され得る;R−443は、A、C、D、E、F
、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、WまたはYと置換され得
る;M−444は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、N、P、Q、R
、S、T、V、WまたはYと置換され得る;A−445は、C、D、E、F、G
、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得
る;L−446は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q
、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;Y−447は、A、C、D、E
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;Q−448は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、P、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;L−449は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;D−450は、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;E−520は、A、C、D
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;R−521は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、P、Q、S、T、V、WまたはYと置換され得る;P−522は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;K−523は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;P−524は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;V−525は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、P、Q、R、S、T、WまたはYと置換され得る;V−526は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、WまたはYと置
換され得る;D−527は、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;G−528は、A、C、D
、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;G−529は、A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;W−530は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、またはYと
置換され得る;A−531は、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;P−532は、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと
置換され得る;W−533は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、
N、P、Q、R、S、T、V、またはYと置換され得る;G−534は、A、C
、D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはY
と置換され得る;P−535は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M
、N、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;W−536は、A、C
、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、VまたはY
と置換され得る;G−537は、A、C、D、E、F、H、I、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;E−538は、A、C、D
、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;C−539は、A、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;S−540は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYと置
換され得る;N−827は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;I−828は、A、C、D
、E、F、G、H、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;I−829は、A、C、D、E、F、G、H、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;Q−830は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;P−831は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;L−832は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;L−833は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;H−834は、A、C、D
、E、F、G、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;A−835は、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P
、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;Q−836は、A、C、D
、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、WまたはYと置
換され得る;W−837は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N
、P、Q、R、S、T、V、またはYと置換され得る;V−838は、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、WまたはYと
置換され得る;L−839は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、
P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;G−840は、A、C、
D、E、F、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと
置換され得る;D−841は、A、C、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;W−842は、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、VまたはYと
置換され得る;S−843は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、
N、P、Q、R、T、V、WまたはYと置換され得る;E−844は、A、C、
D、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、WまたはYと
置換され得る;C−845は、A、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、
P、Q、R、S、T、V、WまたはYと置換され得る;S−846は、A、C、
D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYと
置換され得る;および/またはS−847は、A、C、D、E、F、G、H、I
、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、WまたはYと置換され得る。
【0132】 METH1またはMETH2ポリペプチド変異体(置換変異体、欠失変異体お
よび/または追加変異体を含む)は、アミノ酸置換を含み、これは、本明細書中
で記載されるアッセイ(例えば、漿尿膜アッセイまたは角膜ポケットアッセイ)
のいずれかにおける活性について試験され得る。好ましくは、野生型タンパク質
の全ての活性および/または特性を維持し;またはその野生型タンパク質と比較
して1つ以上の向上した活性および/または特性を有する保存的置換を有するM
ETH1またはMETH2ポリペプチドである。また、非保存的置換を有するM
ETH1またはMETH2ポリペプチドが好ましく、これは、全ての他の活性お
よび/または特性を維持しながら、野生型タンパク質の活性および/または特性
に欠き、または野生型タンパク質の1以上の活性および/または特性に欠く。
【0133】 例えば、保存的置換または非保存的置換を有するMETH1またはMETH2
ポリペプチドで変更され得るMETH1またはMETH2の活性または特性とし
て、以下に挙げられるが、これらに限定されない:血管形成の刺激;上皮細胞増
殖の刺激;抗体結合;リガンド結合;安定性;溶解性;および/または精製に影
響をおよぼす特性。
【0134】 本発明のポリペプチドは、好ましくは、単離形態で提供される。「単離された
ポリペプチド」によって、そのネイティブな環境から取り出されたポリペプチド
が意図される。従って、組換え宿主細胞中で産生され、そして/またはその中に
含まれるポリペプチドは、本発明の目的のために単離されたとみなされる。組換
え宿主細胞からまたはネイティブ細胞から部分的または実質的に精製されたポリ
ペプチドもまた、「単離されたポリペプチド」として意図される。例えば、ME
TH1またはMETH2ポリペプチドの組換え産生されたバージョンが、Smi
thおよびJohnson Gene 67:31〜40(1988)に記載さ
れる1工程の方法によって実質的に精製され得る。
【0135】 本発明のポリペプチドは、以下を含む:リーダーを含む寄託されたcDNAに
よりコードされるMETH1ポリペプチド;リーダーを含まない寄託されたcD
NAによりコードされる成熟METH1ポリペプチド(すなわち、成熟タンパク
質);配列番号2のアミノ酸およそ1〜およそ950を含むポリペプチド;配列
番号2のアミノ酸およそ2〜およそ950を含むポリペプチド;配列番号2のア
ミノ酸およそ29〜およそ950を含むポリペプチド;配列番号2のアミノ酸お
よそ30〜およそ950を含むポリペプチド;METH1のメタロプロテアーゼ
ドメイン、配列番号2のアミノ酸235〜459を含むポリペプチド;METH
1のディスインテグリン(disintegrin)ドメイン、配列番号2のア
ミノ酸460〜544を含むポリペプチド;METH1の第1のTSP様ドメイ
ン、配列番号2のアミノ酸545〜598を含むポリペプチド;METH1の第
2のTSP様ドメイン、配列番号2のアミノ酸841〜894を含むポリペプチ
ド;METH1の第3のTSP様ドメイン、配列番号2のアミノ酸895〜93
4を含むポリペプチド;配列番号2のアミノ酸536〜613を含むポリペプチ
ド;配列番号2のアミノ酸536〜613を含むポリペプチド;配列番号2のア
ミノ酸549〜563を含むポリペプチド;リーダーを含む寄託されたcDNA
によりコードされるMETH2ポリペプチド;リーダーを含まない寄託されたc
DNAによりコードされる成熟METH2ポプペプチド(すなわち、成熟タンパ
ク質);配列番号4のアミノ酸およそ1〜およそ890を含むポリペプチド;配
列番号4のアミノ酸およそ2〜およそ890を含むポリペプチド;配列番号4の
アミノ酸およそ2〜およそ890を含むポリペプチド;配列番号4のアミノ酸お
よそ24〜およそ890を含むポリペプチド;配列番号4のアミノ酸およそ11
2〜およそ890を含むポリペプチド;METH2のメタロプロテアーゼドメイ
ン、配列番号4のアミノ酸214〜439を含むポリペプチド;METH2のデ
ィスインテグリンドメイン、配列番号4のアミノ酸440〜529を含むポリペ
プチド;METH2の第1のTSP様ドメイン、配列番号4のアミノ酸530〜
583を含むポリペプチド;METH2の第2のTSP様ドメイン、配列番号4
のアミノ酸837〜890を含むポリペプチド;配列番号4のアミノ酸280〜
606を含むポリペプチド;配列番号4のアミノ酸529〜548を含むポリペ
プチド;ならびに上記のポリペプチドに対して少なくとも80%同一、より好ま
しくは、少なくとも85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%
、96%、97%、98%または99%同一である、ポリペプチド、そして本発
明のポリペプチドはまた、少なくとも30アミノ酸、そしてより好ましくは、少
なくとも50アミノ酸を有するこのようなポリペプチドの一部を含む。
【0136】 METH1またはMETH2ポリペプチドの参照アミノ酸配列に、例えば、少
なくとも95%「同一」なアミノ酸配列を有するポリペプチドにより、ポリペプ
チド配列が、METH1またはMETH2ポリペプチドの参照アミノ酸配列の各
100アミノ酸ごとに5つまでのアミノ酸変化を含み得ることを除いて、そのポ
リペプチドのアミノ酸配列が、参照配列に同一であることが意図される。換言す
ると、参照アミノ酸配列に少なくとも95%同一なアミノ酸配列を有するポリペ
プチドを得るために、参照配列のアミノ酸残基の5%までが、欠失または、別の
アミノ酸で置換され得るか、または参照配列の合計アミノ酸残基の5%までの幾
らかのアミノ酸が、その参照配列に挿入され得る。参照配列のこれらの変化は、
参照アミノ酸配列のアミノ末端位置かまたはカルボキシ末端位置でか、あるいは
これらの末端位置間のどこかで生じ得、参照配列の残基間で個々にか、または参
照配列内で1個以上連続する群としてかのいずれかで間に散在する。
【0137】 実際的な問題として、任意の特定のポリペプチドが、例えば、配列番号2また
は配列番号4に示されるアミノ酸配列、または寄託されたcDNAクローンによ
りコードされるアミノ酸配列に、少なくとも80%、85%、90%、91%、
92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%同一で
あるか否かは、Bestfitプログラム(Wisconsin Sequen
ce Analysis Package,Version 8 for Un
ix(登録商標),Genetics Computer Group,Uni
versity Reserch Park,575 Science Dri
ve,Madison,WI 53711)のような公知のコンピュータープロ
グラムを使用して従来のように決定され得る。特定の配列が、本発明に従う参照
配列に、例えば95%同一か否かを決定するために、Bestfitまたは任意
の他の配列アライメントプログラムを使用する場合、もちろん、参照アミノ酸配
列の全長に渡って同一性の百分率が算出されるように、そして参照配列中のアミ
ノ酸残基の合計の数の5%までの相同性のギャップが許容されるように、パラメ
ーターは設定される。
【0138】 参照(問い合わせ)配列(本発明の配列)と対象配列との間の最良な全体の適
合(全体的配列整列ともいわれる)を決定するための好ましい方法はまた、Br
utlagら(Comp.App.Biosci.6:237−245(199
0))のアルゴリズムに基づくFASTDBコンピュータープログラムを使用し
て決定され得る。配列整列において、参照(問い合わせ)配列および対象配列は
、両方のヌクレオチド配列または両方のアミノ酸配列のいずれかである。この全
体的配列整列の結果は、%同一性で示される。FASTDBアミノ酸整列に用い
られる好ましいパラメーターは:Matrix=PAM 0、k−tuple=
2、Mismatch Penalty=1、Joining Penalty
=20、Randomization Group Length=0、Cut
off Score=1、Window Size=配列の長さ、Gap Pe
nalty=5、Gap Size Penalty=0.05、Window
Size=500または対象アミノ酸配列の長さ(どちらかより短い方)であ
る。
【0139】 対象配列が、N末端またはC末端欠失により(内部の欠失のためではなく)問
い合わせ配列よりも短い場合、FASTDBプログラムが、全体的な同一性パー
セントを算定する場合に、対象配列のN末端短縮およびC末端短縮を考慮しない
という事実を考慮して、手動の補正が結果に対してなされる。問い合わせ配列に
対する、N末端およびC末端で短縮されている対象配列についての、同一性パー
セントは、問い合わせ配列の総塩基のパーセントとして、対応する対象残基と一
致/整列しない、対象配列のN末端およびC末端である問い合わせ配列の残基の
数を計算することによって補正される。残基が一致/整列されているか否かの決
定は、FASTDB配列整列の結果によって決定される。次いで、このパーセン
トは、同一性パーセントから差し引かれ、上記のFASTDBプログラムによっ
て特定のパラメーターを使用して計算され、最終的な同一性パーセントのスコア
に到達する。この最終的な同一性パーセントのスコアは、この実施形態の目的で
使用されるものである。問い合わせ配列と一致/整列していない対象配列のN末
端およびC末端側の残基のみが、同一性パーセントのスコアを手動で調整する目
的のために考慮される。すなわち、問い合わせ残基位置のみが、対象配列の最も
遠いN末端およびC末端残基の外側に位置する。
【0140】 例えば、90アミノ酸残基の対象配列は、同一性パーセントを決定するために
100残基の問い合わせ配列と整列される。欠失が対象配列のN末端で生じ、そ
してそれゆえFASTDB整列は、N末端での最初の10残基の一致/整列を示
さない。10個の不対合残基は、配列の10%(一致していないN末端およびC
末端での残基の数/問い合わせ配列中の残基の総数)を表し、その結果FAST
DBプログラムによって計算される同一性パーセントのスコアから10%が差し
引かれる。残りの90残基が完全に一致した場合、最終的な同一性パーセントは
90%である。別の例において、90残基の対象配列が、100残基の問い合わ
せ配列と比較される。この場合、欠失は、内部欠失であり、そのため問い合わせ
配列と一致/整列しない対象配列のN末端またはC末端の残基は存在しない。こ
の場合、FASTDBによって算定される同一性パーセントは、手動で補正され
ない。再び、FASTDB整列において示される、問い合わせ配列と一致/整列
しない対象配列のN末端およびC末端の外の残基位置のみが手動で補正される。
他の手動の補正は、この実施形態の目的のためにはなされない。
【0141】 本発明のポリペプチドは、当業者に周知の方法を使用する、SDS−PAGE
ゲルまたは分子ふるいゲル濾過カラムにおける分子量マーカーとして有用である
【0142】 別の局面において、本発明は、本発明のポリペプチドのエピトープを有する部
分を含むペプチドまたはポリヌクレオチドを提供する。このポリペプチド部分の
エピトープは、本明細書中に記載されるポリペプチドの免疫原性または抗原性の
エピトープである。本明細書で使用される場合、「免疫原性エピトープ」は、タ
ンパク質全体が免疫原である場合、抗体応答を誘発するタンパク質の一部分とし
て定義される。他方で、抗体が結合し得るタンパク質の領域は、「抗原性エピト
ープ」として定義される。タンパク質の免疫原性エピトープの数は、抗原性エピ
トープの数未満である。例えば、Geysenら、Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA 81:3998−4002(1983)を参照のこと。
【0143】 抗原性エピトープ(すなわち、抗体が結合し得る、タンパク質分子の領域を含
む)を保有するペプチドもしくはポリペプチドの選択については、タンパク質配
列の部分を模倣する比較的短い合成ペプチドが、部分的に模倣したタンパク質と
反応する抗血清を慣用的に誘発し得るということが当該分野において周知である
。例えば、J.G.Sutcliffeら、「Antibodies that
react with predetermined site on pr
oteins」、Science 219:660−666(1983)を参照
のこと。タンパク質反応性抗血清を誘発し得るペプチドは、しばしは、タンパク
質の一次配列において表わされ、1セットの単純な化学的ルールによって特徴付
けられ得、そしてインタクトなタンパク質の免疫優性領域(すなわち、免疫原性
エピトープ)またはアミノ末端もしくはカルボキル末端のいずれに対しても限定
されない。
【0144】 本発明の抗原性エピトープ保有ペプチドおよびポリペプチドは、それゆえ本発
明のポリペプチドと特異的に結合する抗体(モノクローナル抗体を含む)を惹起
するのに有用である。例えば、Wilsonら、Cell 37:767−77
8(1984)の777を参照のこと。
【0145】 本発明の抗原性エピトープ保有ペプチドおよびポリペプチドは、好ましくは、
本発明のポリペプチドのアミノ酸配列内に含まれる、少なくとも7個、より好ま
しくは少なくとも9個および最も好ましくは少なくともおよそ15〜30個のア
ミノ酸の配列を含む。
【0146】 本発明のエピトープ保有ペプチドおよびポリペプチドは、任意の従来の手段に
よって産生され得る。R.A.Houghten、「General Meth
od for the rapid solid−phase systhes
is of large number of peptides:speci
ficity of antigen−antibody interacti
on at the level of individual amino
acids」Proc.Natl.Acad.Sci.USA 82:5131
−5135(1985)。この「Simultanious Multiple
Peptide Synthesis(SMPS)」プロセスは、Hough
tenらに対する米国特許第4,631,211号(1986)にさらに記載さ
れる。
【0147】 当業者が理解するように、上記の本発明のMETH1またはMETH2ポリペ
プチドおよびそのエピトープ保有フラグメントは、免疫グロブリン(IgG)の
定常領域の部分と結合され得、キメラポリペプチドを生じる。これらの融合タン
パク質は、精製を促進させて、そしてインビボで増大した半減期を示す。これは
、例えば、ヒトCD4ポリペプチドの第1の2つのドメインおよび哺乳動物免疫
グロブリンの重鎖もしくは軽鎖の定常領域の種々のドメインからなるキメラタン
パク質について示される(EPA 394,827;Trauneckerら、
Nature 331:84−86(1988))。IgG部分に起因するジス
ルフィド結合二量体構造を有する融合タンパク質はまた、単量体METH1また
はMETH2タンパク質もしくはタンパク質フラグメント単独よりも、他の分子
と結合しそして中和する際に、より効率的であり得る(Foutoulakis
ら、J.Biochem.270:3958−3964(1995))。
【0148】 (METH1およびMETH2ポリペプチドおよびポリペプチドフラグメント
) 本発明において、「ポリペプチドフラグメント」は、寄託されたクローンに含
まれるか、または配列番号1または配列番号3に示される核酸配列を有する短鎖
ポリヌクレオチドをいう。この短鎖ヌクレオチドフラグメントは、好ましくは、
少なくとも約15nt、そして好ましくは、少なくとも約20nt、なおより好
ましくは少なくとも約30nt、およびさらにより好ましくは、少なくとも約4
0ntの長さである。例えば、フラグメント「少なくとも20nt長」は、寄託
されたクローンに含まれるcDNA配列、または配列番号1または配列番号3に
示されるヌクレオチド配列由来の20以上の連続塩基を含むことが意図される。
これらのヌクレオチドフラグメントは、本明細書中で議論されるように、診断用
プローブおよびプライマーとして有用である。当然のことながら、より大きなフ
ラグメント(例えば、50、150、500、600、2000ヌクレオチド)
が好ましい。
【0149】 さらに、METH1またはMETH2ポリヌクレオチドフラグメントの代表例
としては、例えば、以下のおおよそのヌクレオチド数の配列を有するフラグメン
トまたは寄託されたクローンに含まれたcDNAが挙げられる:1〜50、51
〜100、101〜150、151〜200、201〜250、251〜300
、301〜350、351〜400、401〜450、451〜500、501
〜550、551〜600、651〜700、701〜750、751〜800
、800〜850、851〜900、901〜950、951〜1000、10
01〜1050、1051〜1100、1101〜1150、1151〜120
0、1201〜1250、1251〜1300、1301〜1350、1351
〜1400、1401〜1450、1451〜1500、1501〜1550、
1551〜1600、1601〜1650、1651〜1700、1701〜1
750、1751〜1800、1801〜1850、1851〜1900、19
01〜1950、1951〜2000、または2001から配列番号1または配
列番号3の末端まで。この文脈において、「約(おおよそ)」は、特に記載され
た範囲、いずれかの末端もしくは両方の末端において、これより数個(5、4、
3、2、または1)のヌクレオチドだけ大きいかまたは小さな範囲を含む。好ま
しくは、これらのフラグメントは、生物学的活性を有するポリペプチドをコード
する。より好ましくは、これらのフラグメントは、本明細書中で議論されるよう
にプローブまたはプライマーとして使用され得る。
【0150】 本発明において、「ポリペプチドフラグメント」とは、配列番号2または配列
番号4に含まれるか、または寄託されたクローンに含まれるcDNAによってコ
ードされる、短鎖アミノ酸配列をいう。タンパク質フラグメントは、「自立構造
(free−standing)」であり得るか、あるいはより大きなポリぺプ
チド内(そのフラグメントが、部分または領域を(最も好ましくは単一の連続し
た領域として)形成する)に含まれ得る。本発明のポリペプチドフラグメントの
代表的な例としては、例えば、以下のおおよそのアミノ酸数からなるフラグメン
トが挙げられる:1〜20、21〜40、41〜60、61〜80、81〜10
0、102〜120、121〜140、141〜160、161〜180、18
1〜200、201〜220、221〜240、241〜260、261〜28
0、または281から配列番号2または配列番号4のコード領域の末端まで。さ
らに、本発明のポリペプチドフラグメントは、少なくとも約20、30、40、
50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、ま
たは150アミノ酸の長さであり得る。この文脈において、「約(おおよそ)」
とは、いずれかの末端もしくは両方の末端において、特に記載された範囲、また
はこれより数個(5、4、3、2、または1)のアミノ酸だけ大きいかまたは小
さな範囲を含む。
【0151】 好ましいポリペプチドフラグメントとして、分泌されたMETH1またはME
TH2タンパク質およびその成熟形態が挙げられる。さらに好ましいポリペプチ
ドフラグメントとして、アミノ末端またはカルボキシ末端からの一連の欠失され
た残基を有する分泌されたMETH1またはMETH2タンパク質あるいはその
成熟形態、あるいはその両方が挙げられる。例えば、任意の数のアミノ酸(1〜
60の範囲)は、分泌されたMETH1またはMETH2ポリペプチドあるいは
成熟形態のアミノ末端から切除され得る。同様に、任意の数のアミノ酸(1〜3
0の範囲)は、分泌されたMETH1またはMETH2タンパク質あるいは成熟
形態のカルボキシ末端から切除され得る。さらに、上記のアミノ末端およびカル
ボキシ末端欠失の任意の組み合わせが好ましい。同様に、これらのMETH1ま
たはMETH2ポリペプチドフラグメントをコードするポリヌクレオチドフラグ
メントがまた、好ましい。
【0152】 特に、METH1ポリペプチドのN末端欠失は、一般式m−950によって記
載され、ここでmは2〜949の整数であり、ここでmは配列番号2で同定され
るアミノ酸残基の位置に対応する。好ましくは、配列番号2に示される本発明の
METH1ポリペプチドのN末端欠失として、配列番号2の以下の残基のアミノ
酸配列を含むポリペプチドが挙げられる:G−2〜S−950;N−3〜S−9
50;A−4〜S−950;E−5〜S−950;R−6〜S−950;A−7
〜S−950;P−8〜S−950;G−9〜S−950;S−10〜S−95
0;R−11〜S−950;S−12〜S−950;F−13〜S−950;G
−14〜S−950;P−15〜S−950;V−16〜S−950;P−17
〜S−950;T−18〜S−950;L−19〜S−950;L−20〜S−
950;L−21〜S−950;L−22〜S−950;A−23〜S−950
;A−24〜S−950;A−25〜S−950;L−26〜S−950;L−
27〜S−950;A−28〜S−950;V−29〜S−950;S−30〜
S−950;D−31〜S−950;A−32〜S−950;L−33〜S−9
50;G−34〜S−950;R−35〜S−950;P−36〜S−950;
S−37〜S−950;E−38〜S−950;E−39〜S−950;D−4
0〜S−950;E−41〜S−950;E−42〜S−950;L−43〜S
−950;V−44〜S−950;V−45〜S−950;P−46〜S−95
0;E−47〜S−950;L−48〜S−950;E−49〜S−950;R
−50〜S−950;A−51〜S−950;P−52〜S−950;G−53
〜S−950;H−54〜S−950;G−55〜S−950;T−56〜S−
950;T−57〜S−950;R−58〜S−950;L−59〜S−950
;R−60〜S−950;L−61〜S−950;H−62〜S−950;A−
63〜S−950;F−64〜S−950;D−65〜S−950;Q−66〜
S−950;Q−67〜S−950;L−68〜S−950;D−69〜S−9
50;L−70〜S−950;E−71〜S−950;L−72〜S−950;
R−73〜S−950;P−74〜S−950;D−75〜S−950;S−7
6〜S−950;S−77〜S−950;F−78〜S−950;L−79〜S
−950;A−80〜S−950;P−81〜S−950;G−82〜S−95
0;F−83〜S−950;T−84〜S−950;L−85〜S−950;Q
−86〜S−950;N−87〜S−950;V−88〜S−950;G−89
〜S−950;R−90〜S−950;K−91〜S−950;S−92〜S−
950;G−93〜S−950;S−94〜S−950;E−95〜S−950
;T−96〜S−950;P−97〜S−950;L−98〜S−950;P−
99〜S−950;E−100〜S−950;T−101〜S−950;D−1
02〜S−950;L−103〜S−950;A−104〜S−950;H−1
05〜S−950;C−106〜S−950;F−107〜S−950;Y−1
08〜S−950;S−109〜S−950;G−110〜S−950;T−1
11〜S−950;V−112〜S−950;N−113〜S−950;G−1
14〜S−950;D−115〜S−950;P−116〜S−950;S−1
17〜S−950;S−118〜S−950;A−119〜S−950;A−1
20〜S−950;A−121〜S−950;L−122〜S−950;S−1
23〜S−950;L−124〜S−950;C−125〜S−950;E−1
26〜S−950;G−127〜S−950;V−128〜S−950;R−1
29〜S−950;G−130〜S−950;A−131〜S−950;F−1
32〜S−950;Y−133〜S−950;L−134〜S−950;L−1
35〜S−950;G−136〜S−950;E−137〜S−950;A−1
38〜S−950;Y−139〜S−950;F−140〜S−950;I−1
41〜S−950;Q−142〜S−950;P−143〜S−950;L−1
44〜S−950;P−145〜S−950;A−146〜S−950;A−1
47〜S−950;S−148〜S−950;E−149〜S−950;R−1
50〜S−950;L−151〜S−950;A−152〜S−950;T−1
53〜S−950;A−154〜S−950;A−155〜S−950;P−1
56〜S−950;G−157〜S−950;E−158〜S−950;K−1
59〜S−950;P−160〜S−950;P−161〜S−950;A−1
62〜S−950;P−163〜S−950;L−164〜S−950;Q−1
65〜S−950;F−166〜S−950;H−167〜S−950;L−1
68〜S−950;L−169〜S−950;R−170〜S−950;R−1
71〜S−950;N−172〜S−950;R−173〜S−950;Q−1
74〜S−950;G−175〜S−950;D−176〜S−950;V−1
77〜S−950;G−178〜S−950;G−179〜S−950;T−1
80〜S−950;C−181〜S−950;G−182〜S−950;V−1
83〜S−950;V−184〜S−950;D−185〜S−950;D−1
86〜S−950;E−187〜S−950;P−188〜S−950;R−1
89〜S−950;P−190〜S−950;T−191〜S−950;G−1
92〜S−950;K−193〜S−950;A−194〜S−950;E−1
95〜S−950;T−196〜S−950;E−197〜S−950;D−1
98〜S−950;E−199〜S−950;D−200〜S−950;E−2
01〜S−950;G−202〜S−950;T−203〜S−950;E−2
04〜S−950;G−205〜S−950;E−206〜S−950;D−2
07〜S−950;E−208〜S−950;G−209〜S−950;P−2
10〜S−950;Q−211〜S−950;W−212〜S−950;S−2
13〜S−950;P−214〜S−950;Q−215〜S−950;D−2
16〜S−950;P−217〜S−950;A−218〜S−950;L−2
19〜S−950;Q−220〜S−950;G−221〜S−950;V−2
22〜S−950;G−223〜S−950;Q−224〜S−950;P−2
25〜S−950;T−226〜S−950;G−227〜S−950;T−2
28〜S−950;G−229〜S−950;S−230〜S−950;I−2
31〜S−950;R−232〜S−259;K−233〜S−950;K−2
34〜S−950;R−235〜S−950;F−236〜S−950;V−2
37〜S−950;S−238〜S−950;S−239〜S−950;H−2
40〜S−950;R−241〜S−950;Y−242〜S−950;V−2
43〜S−950;E−244〜S−950;T−245〜S−950;M−2
46〜S−950;L−247〜S−950;V−248〜S−950;A−2
49〜S−950;D−250〜S−950;Q−251〜S−950;S−2
52〜S−950;M−253〜S−950;A−254〜S−950;E−2
55〜S−950;F−256〜S−950;H−257〜S−950;G−2
58〜S−950;S−259〜S−950;G−260〜S−950;L−2
61〜S−950;K−262〜S−950;H−263〜S−950;Y−2
64〜S−950;L−265〜S−950;L−266〜S−950;T−2
67〜S−950;L−268〜S−950;F−269〜S−950;S−2
70〜S−950;V−271〜S−950;A−272〜S−950;A−2
73〜S−950;R−274〜S−950;L−275〜S−950;Y−2
76〜S−950;K−277〜S−950;H−278〜S−950;P−2
79〜S−950;S−280〜S−950;I−281〜S−950;R−2
82〜S−950;N−283〜S−950;S−284〜S−950;V−2
85〜S−950;S−286〜S−950;L−287〜S−950;V−2
88〜S−950;V−289〜S−950;V−290〜S−950;K−2
91〜S−950;1−292〜S−950;L−293〜S−950;V−2
94〜S−950;I−295〜S−950;H−296〜S−950;D−2
97〜S−950;E−298〜S−950;Q−299〜S−950;K−3
00〜S−950;G−301〜S−950;P−302〜S−950;E−3
03〜S−950;V−304〜S−950;T−305〜S−950;S−3
06〜S−950;N−307〜S−950;A−308〜S−950;A−3
09〜S−950;L−310〜S−950;T−311〜S−950;L−3
12〜S−950;R−313〜S−950;N−314〜S−950;F−3
15〜S−950;C−316〜S−950;N−317〜S−950;W−3
18〜S−950;Q−319〜S−950;K−320〜S−950;Q−3
21〜S−950;H−322〜S−950;N−323〜S−950;P−3
24〜S−950;P−325〜S−950;S−326〜S−950;D−3
27〜S−950;R−328〜S−950;D−329〜S−950;A−3
30〜S−950;E−331〜S−950;H−332〜S−950;Y−3
33〜S−950;D−334〜S−950;T−335〜S−950;A−3
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39〜S−950;T−340〜S−950;R−341〜S−950;Q−3
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48〜S−950;T−349〜S−950;C−350〜S−950;D−3
51〜S−950;T−352〜S−950;L−353〜S−950;G−3
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99〜S−950;C−400〜S−950;A−401〜S−950;S−4
02〜S−950;L−403〜S−950;N−404〜S−950;G−4
05〜S−950;V−406〜S−950;N−407〜S−950;Q−4
08〜S−950;D−409〜S−950;S−410〜S−950;H−4
11〜S−950;M−412〜S−950;M−413〜S−950;A−4
14〜S−950;S−415〜S−950;M−416〜S−950;L−4
17〜S−950;S−418〜S−950;N−419〜S−950;L−4
20〜S−950;D−421〜S−950;H−422〜S−950;S−4
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38〜S−950;D−439〜S−950;N−440〜S−950;G−4
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01〜S−950;L−502〜S−950;V−503〜S−950;C−5
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51〜S−950;Y−652〜S−950;F−653〜S−950;F−6
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69〜S−950;S−670〜S−950;T−671〜S−950;S−6
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01〜S−950;E−802〜S−950;P−803〜S−950;L−8
04〜S−950;T−805〜S−950;I−806〜S−950;Q−8
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10〜S−950;V−811〜S−950;G−812〜S−950;N−8
13〜S−950;A−814〜S−950;L−815〜S−950;R−8
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06〜S−950;C−907〜S−950;G−908〜S−950;K−9
09〜S−950;G−910〜S−950;Y−911〜S−950;K−9
12〜S−950;K−913〜S−950;R−914〜S−950;S−9
15〜S−950;L−916〜S−950;K−917〜S−950;C−9
18〜S−950;L−919〜S−950;S−920〜S−950;H−9
21〜S−950;D−922〜S−950;G−923〜S−950;G−9
24〜S−950;V−925〜S−950;L−926〜S−950;S−9
27〜S−950;H−928〜S−950;E−929〜S−950;S−9
30〜S−950;C−931〜S−950;D−932〜S−950;P−9
33〜S−950;L−934〜S−950;K−935〜S−950;K−9
36〜S−950;P−937〜S−950;K−938〜S−950;H−9
39〜S−950;F−940〜S−950;I−941〜S−950;D−9
42〜S−950;F−943〜S−950;C−944〜S−950;T−9
45〜S−950。
【0153】 さらに、METH1ポリペプチドのC末端欠失もまた、一般式1〜n1により
表され得、ここでn1は、2〜950の整数であり、ここでnは、配列番号2に
おいて同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。好ましくは、配列番号2とし
て示される、本発明のMETH1ポリペプチドのC末端欠失は、配列番号2の以
下の残基のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む:M−1〜C−949;M−
1〜E−948;M−1〜A−947;M−1〜M−946;M−1〜T−94
5;M−1〜C−944;M−1〜F−943;M−1〜D−942;M−1〜
I−941;M−1〜F−940;M−1〜H−939;M−1〜K−938;
M−1〜P−937;M−1〜K−936;M−1〜K−935;M−1〜L−
934;M−1〜P−933;M−1〜D−932;M−1〜C−931;M−
1〜S−930;M−1〜E−929;M−1〜H−928;M−1〜S−92
7;M−1〜L−926;M−1〜V−925;M−1〜G−924;M−1〜
G−923;M−1〜D−922;M−1〜H−921;M−1〜S−920;
M−1〜L−919;M−1〜C−918;M−1〜K−917;M−1〜L−
916;M−1〜S−915;M−1〜R−914;M−1〜K−913;M−
1〜K−912;M−1〜Y−911;M−1〜G−910;M−1〜K−90
9;M−1〜G−908;M−1〜C−907;M−1〜T−906;M−1〜
K−905;M−1〜S−904;M−1〜C−903;M−1〜S−902;
M−1〜S−901;M−1〜W−900;M−1〜E−899;M−1〜G−
898;M−1〜L−897;M−1〜Q−896;M−1〜W−895;M−
1〜Q−894;M−1〜P−893;M−1〜C−892;M−1〜P−89
1;M−1〜H−890;M−1〜D−889;M−1〜A−888;M−1〜
C−887;M−1〜P−886;M−1〜R−885;M−1〜T−884;
M−1〜S−883;M−1〜A−882;M−1〜P−881;M−1〜K−
880;M−1〜V−879;M−1〜E−878;M−1〜K−877;M−
1〜A−876;M−1〜C−875;M−1〜E−874;M−1〜S−87
3;M−1〜A−872;M−1〜P−871;M−1〜Q−870;M−1〜
G−869;M−1〜N−868;M−1〜I−867;M−1〜D−866;
M−1〜R−865;M−1〜C−864;M−1〜E−863;M−1〜V−
862;M−1〜L−861;M−1〜R−860;M−1〜R−859;M−
1〜Q−858;M−1〜W−857;M−1〜G−856;M−1〜L−85
5;M−1〜E−854;M−1〜C−853;M−1〜S−852;M−1〜
K−851;M−1〜S−850;M−1〜C−849;M−1〜E−848;
M−1〜G−847;M−1〜W−846;M−1〜E−845;M−1〜E−
844;M−1〜I−843;M−1〜V−842;M−1〜W−841;M−
1〜A−840;M−1〜S−839;M−1〜F−838;M−1〜T−83
7;M−1〜P−836;M−1〜I−835;M−1〜A−834;M−1〜
N−833;M−1〜F−832;M−1〜S−831;M−1〜E−830;
M−1〜K−829;M−1〜K−828;M−1〜K−827;M−1〜K−
826;M−1〜V−825;M−1〜F−824;M−1〜Y−823;M−
1〜T−822;M−1〜Y−821;M−1〜K−820;M−1〜I−81
9;M−1〜K−818;M−1〜P−817;M−1〜R−816;M−1〜
L−815;M−1〜A−814;M−1〜N−813;M−1〜G−812;
M−1〜V−811;M−1〜T−810;M−1〜L−809;M−1〜V−
808;M−1〜Q−807;M−1〜I−806;M−1〜T−805;M−
1〜L−804;M−1〜P−803;M−1〜E−802;M−1〜K−80
1;M−1〜L−800;M−1〜P−799;M−1〜S−798;M−1〜
F−797;M−1〜S−796;M−1〜R−795;M−1〜I−794;
M−1〜R−793;M−1〜E−792;M−1〜L−791;M−1〜A−
790;M−1〜A−789;M−1〜S−788;M−1〜S−787;M−
1〜G−786;M−1〜S−785;M−1〜Y−784;M−1〜R−78
3;M−1〜L−782;M−1〜V−781;M−1〜V−780;M−1〜
G−779;M−1〜K−778;M−1〜Y−777;M−1〜M−776;
M−1〜I−775;M−1〜D−774;M−1〜Q−773;M−1〜E−
772;M−1〜L−771;M−1〜T−770;M−1〜S−769;M−
1〜L−768;M−1〜T−767;M−1〜Y−766;M−1〜D−76
5;M−1〜G−764;M−1〜N−763;M−1〜L−762;M−1〜
I−761;M−1〜Y−760;M−1〜T−759;M−1〜G−758;
M−1〜D−757;M−1〜A−756;M−1〜A−755;M−1〜K−
754;M−1〜I−753;M−1〜A−752;M−1〜L−751;M−
1〜F−750;M−1〜S−749;M−1〜G−748;M−1〜N−74
7;M−1〜N−746;M−1〜R−745;M−1〜S−744;M−1〜
G−743;M−1〜R−742;M−1〜Q−741;M−1〜N−740;
M−1〜R−739;M−1〜Q−738;M−1〜K−737;M−1〜V−
736;M−1〜E−735;M−1〜I−734;M−1〜N−733;M−
1〜T−732;M−1〜A−731;M−1〜G−730;M−1〜T−72
9;M−1〜P−728;M−1〜I−727;M−1〜T−726;M−1〜
I−725;M−1〜I−724;M−1〜D−723;M−1〜H−722;
M−1〜Y−721;M−1〜G−720;M−1〜P−719;M−1〜K−
718;M−1〜A−717;M−1〜S−716;M−1〜T−715;M−
1〜V−714;M−1〜S−713;M−1〜G−712;M−1〜S−71
1;M−1〜I−710;M−1〜K−709;M−1〜K−708;M−1〜
C−707;M−1〜T−706;M−1〜S−705;M−1〜G−704;
M−1〜N−703;M−1〜G−702;M−1〜G−701;M−1〜C−
700;M−1〜V−699;M−1〜G−698;M−1〜C−697;M−
1〜K−696;M−1〜D−695;M−1〜F−694;M−1〜K−69
3;M−1〜K−692;M−1〜K−691;M−1〜S−690;M−1〜
D−689;M−1〜I−688;M−1〜I−687;M−1〜R−686;
M−1〜D−685;M−1〜C−684;M−1〜G−683;M−1〜A−
682;M−1〜K−681;M−1〜V−680;M−1〜C−679;M−
1〜Q−678;M−1〜G−677;M−1〜Q−676;M−1〜V−67
5;M−1〜C−674;M−1〜V−673;M−1〜S−672;M−1〜
T−671;M−1〜S−670;M−1〜D−669;M−1〜P−668;
M−1〜S−667;M−1〜C−666;M−1〜P−665;M−1〜T−
664;M−1〜G−663;M−1〜D−662;M−1〜V−661;M−
1〜V−660;M−1〜K−659;M−1〜P−658;M−1〜Q−65
7;M−1〜L−656;M−1〜V−655;M−1〜F−654;M−1〜
F−653;M−1〜Y−652;M−1〜G−651;M−1〜I−650;
M−1〜G−649;M−1〜K−648;M−1〜A−647;M−1〜Q−
646;M−1〜C−645;M−1〜I−644;M−1〜L−643;M−
1〜K−642;M−1〜C−641;M−1〜R−640;M−1〜D−63
9;M−1〜K−638;M−1〜P−637;M−1〜S−636;M−1〜
V−635;M−1〜G−634;M−1〜A−633;M−1〜Y−632;
M−1〜K−631;M−1〜P−630;M−1〜I−629;M−1〜W−
628;M−1〜E−627;M−1〜V−626;M−1〜A−625;M−
1〜P−624;M−1〜G−623;M−1〜S−622;M−1〜G−62
1;M−1〜F−620;M−1〜S−619;M−1〜A−618;M−1〜
K−617;M−1〜S−616;M−1〜F−615;M−1〜E−614;
M−1〜N−613;M−1〜H−612;M−1〜A−611;M−1〜E−
610;M−1〜C−609;M−1〜Q−608;M−1〜E−607;M−
1〜E−606;M−1〜R−605;M−1〜F−604;M−1〜T−60
3;M−1〜K−602;M−1〜G−601;M−1〜N−600;M−1〜
N−599;M−1〜D−598;M−1〜P−597;M−1〜C−596;
M−1〜D−595;M−1〜E−594;M−1〜L−593;M−1〜N−
592;M−1〜C−591;M−1〜S−590;M−1〜R−589;M−
1〜Y−588;M−1〜R−587;M−1〜V−586;M−1〜R−58
5;M−1〜K−584;M−1〜G−583;M−1〜E−582;M−1〜
C−581;M−1〜Y−580;M−1〜K−579;M−1〜G−578;
M−1〜G−577;M−1〜N−576;M−1〜K−575;M−1〜P−
574;M−1〜V−573;M−1〜P−572;M−1〜N−571;M−
1〜D−570;M−1〜C−569;M−1〜E−568;M−1〜R−56
7;M−1〜M−566;M−1〜T−565;M−1〜Y−564;M−1〜
Q−563;M−1〜V−562;M−1〜G−561;M−1〜G−560;
M−1〜G−559;M−1〜C−558;M−1〜T−557;M−1〜R−
556;M−1〜S−555;M−1〜C−554;M−1〜D−553;M−
1〜G−552;M−1〜W−551;M−1〜P−550;M−1〜G−54
9;M−1〜W−548;M−1〜M−547;M−1〜G546;M−1〜W
−545;M−1〜S−544;M−1〜G−543;M−1〜H−542;M
−1〜F−541;M−1〜P−540;M−1〜T−539;M−1〜D−5
38;M−1〜F−537;M−1〜H−536;M−1〜K−535;M−1
〜R−534;M−1〜D−533;M−1〜T−532;M−1〜K−531
;M−1〜N−530;M−1〜V−529;M−1〜C−528;M−1〜K
−527;M−1〜G−526;M−1〜N−525;M−1〜I−524;M
−1〜C−523;M−1〜W−522;M−1〜K−521;M−1〜G−5
20;M−1〜E−519;M−1〜G−518;M−1〜C−517;M−1
〜S−516;M−1〜T−515;M−1〜G−514;M−1〜D−513
;M−1〜A−512;M−1〜W−511;M−1〜P−510;M−1〜F
−509;M−1〜H−508;M−1〜K−507;M−1〜T−506;M
−1〜Q−505;M−1〜C−504;M−1〜V−503;M−1〜L−5
02;M−1〜V−501;M−1〜G−500;M−1〜G−499;M−1
〜S−498;M−1〜T−497;M−1〜G−496;M−1〜T−495
;M−1〜C−494;M−1〜W−493;M−1〜L−492;M−1〜T
−491;M−1〜S−490;M−1〜C−489;M−1〜T−488;M
−1〜S−487;M−1〜A−486;M−1〜A−485;M−1〜D−4
84;M−1〜P−483;M−1〜C−482;M−1〜H−481;M−1
〜K−480;M−1〜S−479;M−1〜D−478;M−1〜E−477
;M−1〜G−476;M−1〜F−475;M−1〜T−474;M−1〜F
−473;M−1〜Q−472;M−1〜C−471;M−1〜Q−470;M
−1〜R−469;M−1〜N−468;M−1〜A−467;M−1〜D−4
66;M−1〜Y−465;M−1〜S−464;M−1〜T−463;M−1
〜G−462;M−1〜P−461;M−1〜L−460;M−1〜D−459
;M−1〜G−458;M−1〜P−457;M−1〜L−456;M−1〜Q
−455;M−1〜I−454;M−1〜P−453;M−1〜N−452;M
−1〜Q−451;M−1〜P−450;M−1〜K−449;M−1〜D−4
48;M−1〜M−447;M−1〜L−446;M−1〜C−445;M−1
〜E−444;M−1〜G−443;M−1〜H−442;M−1〜G−441
;M−1〜N−440;M−1〜D−439;M−1〜L−438;M−1〜F
−437;M−1〜S−436;M−1〜T−435;M−1〜I−434;M
−1〜M−433;M−1〜Y−432;M−1〜A−431;M−1〜S−4
30;M−1〜C−429;M−1〜P−428;M−1〜S−427;M−1
〜W−426;M−1〜P−425;M−1〜Q−424;M−1〜S−423
;M−1〜H−422;M−1〜D−421;M−1〜L−420;M−1〜N
−419;M−1〜S−418;M−1〜L−417;M−1〜M−416;M
−1〜S−415;M−1〜A−414;M−1〜M−413;M−1〜M−4
12;M−1〜H−411;M−1〜S−410;M−1〜D−409;M−1
〜Q−408;M−1〜N−407;M−1〜V−406;M−1〜G405;
M−1〜N−404;M−1〜L−403;M−1〜S−402;M−1〜A−
401;M−1〜C−400;M−1〜Q−399;M−1〜K−398;M−
1〜A−397;M−1〜D−396;M−1〜D−395;M−1〜H−39
4;M−1〜P−393;M−1〜M−392;M−1〜N−391;M−1〜
F−390;M−1〜V−389;M−1〜H−388;M−1〜G−387;
M−1〜L−386;M−1〜E−385;M−1〜H−384;M−1〜A−
383;M−1〜T−382;M−1〜T−381;M−1〜F−380;M−
1〜A−379;M−1〜A−378;M−1〜Q−377;M−1〜L−37
6;M−1〜G−375;M−1〜D−374;M−1〜D−373;M−1〜
E−372;M−1〜I−371;M−1〜V−370;M−1〜S−369;
M−1〜C−368;M−1〜S−367;M−1〜R−366;M−1〜S−
365;M−1〜P−364;M−1〜D−363;M−1〜C−362;M−
1〜V−361;M−1〜T−360;M−1〜G−359;M−1〜V−35
8;M−1〜D−357;M−1〜A−356;M−1〜M−355;M−1〜
G−354;M−1〜L−353;M−1〜T−352;M−1〜D−351;
M−1〜C−350;M−1〜T−349;M−1〜Q−348;M−1〜S−
347;M−1〜G−346;M−1〜C−345;M−1〜L−344;M−
1〜D−343;M−1〜Q−342;M−1〜R−341;M−1〜T−34
0;M−1〜F−339;M−1〜L−338;M−1〜I−337;M−1〜
A−336;M−1〜T−335;M−1〜D−334;M−1〜Y−333;
M−1〜H−332;M−1〜E−331;M−1〜A−330;M−1〜D−
329;M−1〜R−328;M−1〜D−327;M−1〜S−326;M−
1〜P−325;M−1〜P−324;M−1〜N−323;M−1〜H−32
2;M−1〜Q−321;M−1〜K−320;M−1〜Q−319;M−1〜
W−318;M−1〜N−317;M−1〜C−316;M−1〜F−315;
M−1〜N−314;M−1〜R−313;M−1〜L−312;M−1〜T−
311;M−1〜L−310;M−1〜A−309;M−1〜A−308;M−
1〜N−307;M−1〜S−306;M−1〜T−305;M−1〜V−30
4;M−1〜E−303;M−1〜P−302;M−1〜G−301;M−1〜
K−300;M−1〜Q−299;M−1〜E−298;M−1〜D−297;
M−1〜H−296;M−1〜I−295;M−1〜V−294;M−1〜L−
293;M−1〜I−292;M−1〜K−291;M−1〜V−290;M−
1〜V−289;M−1〜V−288;M−1〜L−287;M−1〜S−28
6;M−1〜V−285;M−1〜S−284;M−1〜N−283;M−1〜
R−282;M−1〜I−281;M−1〜S−280;M−1〜P−279;
M−1〜H−278;M−1〜K−277;M−1〜Y−276;M−1〜L−
275;M−1〜R−274;M−1〜A−273;M−1〜A−272;M−
1〜V−271;M−1〜S−270;M−1〜F−269;M−1〜L−26
8;M−1〜T−267;M−1〜L−266;M−1〜L−265;M−1〜
Y−264;M−1〜H−263;M−1〜K−262;M−1〜L−261;
M−1〜G−260;M−1〜S−259;M−1〜G−258;M−1〜H−
257;M−1〜F−256;M−1〜E−255;M−1〜A−254;M−
1〜M−253;M−1〜S−252;M−1〜Q−251;M−1〜D−25
0;M−1〜A−249;M−1〜V−248;M−1〜L−247;M−1〜
M−246;M−1〜T−245;M−1〜E−244;M−1〜V−243;
M−1〜Y−242;M−1〜R−241;M−1〜H−240;M−1〜S−
239;M−1〜S−238;M−1〜V−237;M−1〜F−236;M−
1〜R−235;M−1〜K−234;M−1〜K−233;M−1〜R−23
2;M−1〜I−231;M−1〜S−230;M−1〜G−229;M−1〜
T−228;M−1〜G−227;M−1〜T−226;M−1〜P−225;
M−1〜Q−224;M−1〜G−223;M−1〜V−222;M−1〜G−
221;M−1〜Q−220;M−1〜L−219;M−1〜A−218;M−
1〜G−217;M−1〜D−216;M−1〜Q−215;M−1〜P−21
4;M−1〜S−213;M−1〜W−212;M−1〜Q−211;M−1〜
P−210;M−1〜G−209;M−1〜E−208;M−1〜D−207;
M−1〜E−206;M−1〜G−250;M−1〜E−204;M−1〜T−
203;M−1〜G−202;M−1〜E−201;M−1〜D−200;M−
1〜E−199;M−1〜D−198;M−1〜E−197;M−1〜T−19
6;M−1〜E−195;M−1〜A−194;M−1〜K−193;M−1〜
G−192;M−1〜T−191;M−1〜P−190;M−1〜R−189;
M−1〜P−188;M−1〜E−187;M−1〜D−186;M−1〜D−
185;M−1〜V−184;M−1〜V−183;M−1〜G−182;M−
1〜C−181;M−1〜T−180;M−1〜G−179;M−1〜G−17
8;M−1〜V−177;M−1〜D−176;M−1〜G−175;M−1〜
Q−174;M−1〜R−173;M−1〜N−172;M−1〜R−171;
M−1〜R−170;M−1〜L−169;M−1〜L−168;M−1〜H−
167;M−1〜F−166;M−1〜Q−165;M−1〜L−164;M−
1〜P−163;M−1〜A−162;M−1〜P−161;M−1〜P−16
0;M−1〜K−159;M−1〜E−158;M−1〜G−157;M−1〜
P−156;M−1〜A−155;M−1〜A−154;M−1〜T−153;
M−1〜A−152;M−1〜L−151;M−1〜R−150;M−1〜E−
149;M−1〜S−148;M−1〜A−147;M−1〜A−146;M−
1〜P−145;M−1〜L−144;M−1〜P−143;M−1〜Q−14
2;M−1〜I−141;M−1〜F−140;M−1〜Y−139;M−1〜
A−138;M−1〜E−137;M−1〜G−136;M−1〜L−135;
M−1〜L−134;M−1〜Y−133;M−1〜F−132;M−1〜A−
131;M−1〜G−130;M−1〜R−129;M−1〜V−128;M−
1〜G−127;M−1〜E−126;M−1〜C−125;M−1〜L−12
4;M−1〜S−123;M−1〜L−122;M−1〜A−121;M−1〜
A−120;M−1〜A−119;M−1〜S−118;M−1〜S−117;
M−1〜P−116;M−1〜D−115;M−1〜G−114;M−1〜N−
113;M−1〜V−112;M−1〜T−111;M−1〜G−110;M−
1〜S−109;M−1〜Y−108;M−1〜F−107;M−1〜C−10
6;M−1〜H−105;M−1〜A−104;M−1〜L−103;M−1〜
D−102;M−1〜T−101;M−1〜E−100;M−1〜P−99;M
−1〜L−98;M−1〜P−97;M−1〜T−96;M−1〜E−95;M
−1〜S−94;M−1〜G−93;M−1〜S−92;M−1〜K−91;M
−1〜R−90;M−1〜G−89;M−1〜V−88;M−1〜N−87;M
−1〜Q−86;M−1〜L−85;M−1〜T−84;M−1〜F−83;M
−1〜G−82;M−1〜P−81;M−1〜A−80;M−1〜L−79;M
−1〜F−78;M−1〜S−77;M−1〜S−76;M−1〜D−75;M
−1〜P−74;M−1〜R−73;M−1〜L−72;M−1〜E−71;M
−1〜L−70;M−1〜D−69;M−1〜L−68;M−1〜Q−67;M
−1〜Q−66;M−1〜D−65;M−1〜F−64;M−1〜A−63;M
−1〜H−62;M−1〜L−61;M−1〜R−60;M−1〜L−59;M
−1〜R−58;M−1〜T−57;M−1〜T−56;M−1〜G−55;M
−1〜H−54;M−1〜G−53;M−1〜P−52;M−1〜A−51;M
−1〜R−50;M−1〜E−49;M−1〜L−48;M−1〜E−47;M
−1〜P−46;M−1〜V−45;M−1〜V−44;M−1〜L−43;M
−1〜E−42;M−1〜E−41;M−1〜D−40;M−1〜E−39;M
−1〜E−38;M−1〜S−37;M−1〜P−36;M−1〜R−35;M
−1〜G−34;M−1〜L−33;M−1〜A−32;M−1〜D−31;M
−1〜S−30;M−1〜V−29;M−1〜A−28;M−1〜L−27;M
−1〜L−26;M−1〜A−25;M−1〜A−24;M−1〜A−23;M
−1〜L−22;M−1〜L−21;M−1〜L−20;M−1〜L−19;M
−1〜T−18;M−1〜P−17;M−1〜V−16;M−1〜P−15;M
−1〜G−14;M−1〜F−13;M−1〜S−12;M−1〜R−11;M
−1〜S−10;M−1〜G−9;M−1〜P−8;M−1〜A−7。例えば、
上に列挙したN末端またはC末端の欠失のいずれかが組み合わせられて、N末端
またはC末端が欠失したMETH1ポリペプチドを生成し得る。配列番号2の特
に好ましいフラグメントは、H542〜Q894およびK801〜S950であ
る。
【0154】 同様に、配列番号2として示す、本発明のポリペプチドのC末端欠失は、配列
番号2の以下の残基のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む:F−236〜S
−950;F−236〜C−949;F−236〜E−948;F−236〜A
−947;F−236〜M−946;F−236〜T−945;F−236〜C
−944;F−236〜F−943;F−236〜D−942;F−236〜I
−941;F−236〜F−940;F−236〜H−939;F−236〜K
−938;F−236〜P−937;F−236〜K−936;F−236〜K
−935;F−236〜L−934;F−236〜P−933;F−236〜D
−932;F−236〜C−931;F−236〜S−930;F−236〜E
929;F−236〜H−928;F−236〜S−927;F−236〜L−
926;F−236〜V−925;F−236〜G−924;F−236〜G−
923;F−236〜D−922;F−236〜H−921;F−236〜S−
920;F−236〜L−919;F−236〜C−918;F−236〜K−
917;F−236〜L−916;F−236〜S−915;F−236〜R−
914;F−236〜K913;F−236〜K−912;F−236〜Y−9
11;F−236〜G−910;F−236〜K−909;F−236〜G−9
08;F−236〜C−907;F−236〜T−906;F−236〜K−9
05;F−236〜S−904;F−236〜C−903;F−236〜S−9
02;F−236〜S−901;F−236〜W−900;F−236〜E−8
99;F−236〜G−898;F−236〜L897;F−236〜Q−89
6;F−236〜W−895;F−236〜Q−894;F−236〜P−89
3;F−236〜C−892;F−236〜P−891;F−236〜H−89
0;F−236〜D−889;F−236〜A−888;F−236〜C−88
7;F−236〜P−886;F−236〜R−885;F−236〜T−88
4;F−236〜S−883;F−236〜A−882;F−236〜P−88
1;F−236〜K−880;F−236〜V−879;F−236〜E−87
8;F−236〜K−877;F−236〜A−876;F−236〜C−87
5;F−236〜E−874;F−236〜S−873;F−236〜A−87
2;F−236〜P−871;F−236〜Q−870;F−236〜G−86
9;F−236〜N−868;F−236〜I−867;F−236〜D−86
6;F−236〜R865;F−236〜C−864;F−236〜E−863
;F−236〜V−862;F−236〜L−861;F−236〜R−860
;F−236〜R−859;F−236〜Q−858;F−236〜W−857
;F−236〜G−856;F−236〜L−855;F−236〜E−854
;F−236〜C−853;F−236〜S−852;F−236〜K−851
;F−236〜S−850;F−236〜C−849;F−236〜E−848
;F−236〜G−847;F−236〜W−846;F−236〜E−845
;F−236〜E−844;F−236〜I−843;F−236〜V−842
;F−236〜W−841;F−236〜A−840;F−236〜S−839
;F−236〜F−838;F−236〜T−837;F−236〜P−836
;F−236〜I−835;F−236〜A−834;F−236〜N−833
;F−236〜F−832;F−236〜S−831;F−236〜E−830
;F−236〜K−829;F−236〜K−828;F−236〜K−827
;F−236〜K−826;F−236〜V−825;F−236〜F−824
;F−236〜Y−823;F−236〜T−822;F−236〜Y−821
;F−236〜K−820;F−236〜I−819;F−236〜K−818
;F−236〜P−817;F−236〜R−816;F−236〜L−815
;F−236〜A−814;F−236〜N−813;F−236〜G−812
;F−236〜V−811;F−236〜T−810;F−236〜L−809
;F−236〜V−808;F−236〜Q−807;F−236〜I−806
;F−236〜T−805;F−236〜L−804;F−236〜P−803
;F−236〜E−802;F−236〜K−801;F−236〜L−800
;F−236〜P−799;F−236〜S−798;F−236〜F−797
;F−236〜S−796;F−236〜R−795;F−236〜I−794
;F−236〜R−793;F−236〜E−792;F−236〜L−791
;F−236〜A−790;F−236〜A−789;F−236〜S−788
;F−236〜S−787;F−236〜G−786;F−236〜S−785
;F−236〜Y−784;F−236〜R−783;F−236〜L−782
;F−236〜V−781;F−236〜V780;F−236〜G−779;
F−236〜K−778;F−236〜Y−777;F−236〜M−776;
F−236〜I−775;F−236〜D−774;F−236〜Q−773;
F−236〜E−772;F−236〜L−771;F−236〜T−770;
F−236〜S−769;F−236〜L−768;F−236〜T−767;
F−236〜Y−766;F−236〜D−765;F−236〜G−764;
F−236〜N−763;F−236〜L−762;F−236〜I−761;
F−236〜Y−760;F−236〜T−759;F−236〜G−758;
F−236〜D−757;F−236〜A−756;F−236〜A−755;
F−236〜K−754;F−236〜I−753;F−236〜A−752;
F−236〜L−751;F−236〜F−750;F−236〜S−749;
F−236〜G−748;F−236〜N−747;F−236〜N−746;
F−236〜R−745;F−236〜S−744;F−236〜G−743;
F−236〜R−742;F−236〜Q−741;F−236〜N−740;
F−236〜R−739;F−236〜Q−738;F−236〜K−737;
F−236〜V−736;F−236〜E−735;F−236〜I−734;
F−236〜N−733;F−236〜T−732;F−236〜A−731;
F−236〜G−730;F−236〜T−729;F−236〜P−728;
F−236〜I−727;F−236〜T−726;F−236〜I−725;
F−236〜I−724;F−236〜D−723;F−236〜H−722;
F−236〜Y−721;F−236〜G−720;F−236〜P−719;
F−236〜K−718;F−236〜A−717;F−236〜S−716;
F−236〜T−715;F−236〜V−714;F−236〜S−713;
F−236〜G−712;F−236〜S−711;F−236〜I−710;
F−236〜K−709;F−236〜K−708;F−236〜C−707;
F−236〜T−706;F−236〜S−705;F−236〜G−704;
F−236〜N−703;F−236〜G−702;F−236〜G−701;
F−236〜C−700;F−236〜V−699;F−236〜G−698;
F−236〜C−697;F−236〜K−696;F−236〜D−695;
F−236〜F−694;F−236〜K−693;F−236〜K−692;
F−236〜K−691;F−236〜S−690;F−236〜D−689;
F−236〜I−688;F−236〜I−687;F−236〜R−686;
F−236〜D−685;F−236〜C−684;F−236〜G−683;
F−236〜A−682;F−236〜K−681;F−236〜V−680;
F−236〜C−679;F−236〜Q−678;F−236〜G−677;
F−236〜Q−676;F−236〜V−675;F−236〜C−674;
F−236〜V−673;F−236〜S−672;F−236〜T−671;
F−236〜S−670;F−236〜D−669;F−236〜P−668;
F−236〜S−667;F−236〜C−666;F−236〜P−665;
F−236〜T−664;F−236〜G−663;F−236〜D−662;
F−236〜V−661;F−236〜V−660;F−236〜K−659;
F−236〜P−658;F−236〜Q−657;F−236〜L−656;
F−236〜V−655;F−236〜F−654;F−236〜F−653;
F−236〜Y−652;F−236〜G−651;F−236〜I−650;
F−236〜G−649;F−236〜K−648;F−236〜A−647;
F−236〜Q−646;F−236〜C−645;F−236〜I−644;
F−236〜L−643;F−236〜K−642;F−236〜C−641;
F−236〜R−640;F−236〜D−639;F−236〜K−638;
F−236〜P−637;F−236〜S−636;F−236〜V−635;
F−236〜G−634;F−236〜A−633;F−236〜Y−632;
F−236〜K−631;F−236〜P−630;F−236〜I−629;
F−236〜W−628;F−236〜E−627;F−236〜V−626;
F−236〜A−625;F−236〜P−624;F−236〜G−623;
F−236〜S−622;F−236〜G−621;F−236〜F−620;
F−236〜S−619;F−236〜A−618;F−236〜K−617;
F−236〜S−616;F−236〜F−615;F−236〜E−614;
F−236〜N−613;F−236〜H−612;F−236〜A−611;
F−236〜E−610;F−236〜C−609;F−236〜Q−608;
F−236〜E−607;F−236〜E−606;F−236〜R−605;
F−236〜F−604;F−236〜T−603;F−236〜K−602;
F−236〜G−601;F−236〜N−600;F−236〜N−599;
F−236〜D−598;F−236〜P−597;F−236〜C−596;
F−236〜D−595;F−236〜E−594;F−236〜L−593;
F−236〜N−592;F−236〜C−591;F−236〜S−590;
F−236〜R−589;F−236〜Y−588;F−236〜R−587;
F−236〜V−586;F−236〜R−585;F−236〜K−584;
F−236〜G−583;F−236〜E−582;F−236〜C−581;
F−236〜Y−580;F−236〜K−579;F−236〜G−578;
F−236〜G−577;F−236〜N−576;F−236〜K−575;
F−236〜P−574;F−236〜V−573;F−236〜P−572;
F−236〜N−571;F−236〜D−570;F−236〜C−569;
F−236〜E−568;F−236〜R−567;F−236〜M−566;
F−236〜T−565;F−236〜Y−564;F−236〜Q−563;
F−236〜V−562;F−236〜G−561;F−236〜G−560;
F−236〜G−559;F−236〜C−558;F−236〜T−557;
F−236〜R−556;F−236〜S−555;F−236〜C−554;
F−236〜D−553;F−236〜G−552;F−236〜W−551;
F−236〜P−550;F−236〜G−549;F−236〜W−548;
F−236〜M−547;F−236〜G−546;F−236〜W−545;
F−236〜S−544;F−236〜G−543;F−236〜H−542;
F−236〜F−541;F−236〜P−540;F−236〜T−539;
F−236〜D−538;F−236〜F−537;F−236〜H−536;
F−236〜K−535;F−236〜R−534;F−236〜D−533;
F−236〜T−532;F−236〜K−531;F−236〜N−530;
F−236〜V−529;F−236〜C−528;F−236〜K−527;
F−236〜G−526;F−236〜N−525;F−236〜I−524;
F−236〜C−523;F−236〜W−522;F−236〜K−521;
F−236〜G−520;F−236〜E−519;F−236〜G−518;
F−236〜C−517;F−236〜S−516;F−236〜T−515;
F−236〜G−514;F−236〜D−513;F−236〜A−512;
F−236〜W−511;F−236〜P−510;F−236〜F−509;
F−236〜H−508;F−236〜K−507;F−236〜T−506;
F−236〜Q−505;F−236〜C−504;F−236〜V−503;
F−236〜L−502;F−236〜V−501;F−236〜G−500;
F−236〜G−499;F−236〜S−498;F−236〜T−497;
F−236〜G−496;F−236〜T−495;F−236〜C−494;
F−236〜W−493;F−236〜L−492;F−236〜T−491;
F−236〜S−490;F−236〜C−489;F−236〜T−488;
F−236〜S−487;F−236〜A−486;F−236〜A−485;
F−236〜D−484;F−236〜P−483;F−236〜C−482;
F−236〜H−481;F−236〜K−480;F−236〜S−479;
F−236〜D−478;F−236〜E−477;F−236〜G−476;
F−236〜F−475;F−236〜T−474;F−236〜F−473;
F−236〜Q−472;F−236〜C−471;F−236〜Q−470;
F−236〜R−469;F−236〜N−468;F−236〜A−467;
F−236〜D−466;F−236〜Y−465;F−236〜S−464;
F−236〜T−463;F−236〜G−462;F−236〜P−461;
F−236〜L−460;F−236〜D−459;F−236〜G−458;
F−236〜P−457;F−236〜L−456;F−236〜Q−455;
F−236〜I−454;F−236〜P−453;F−236〜N−452;
F−236〜Q−451;F−236〜P−450;F−236〜K−449;
F−236〜D−448;F−236〜M−447;F−236〜L−446;
F−236〜C−445;F−236〜E−444;F−236〜G−443;
F−236〜H−442;F−236〜G−441;F−236〜N−440;
F−236〜D−439;F−236〜L−438;F−236〜F−437;
F−236〜S−436;F−236〜T−435;F−236〜I−434;
F−236〜M−433;F−236〜Y−432;F−236〜A−431;
F−236〜S−430;F−236〜C−429;F−236〜P−428;
F−236〜S−427;F−236〜W−426;F−236〜P−425;
F−236〜Q−424;F−236〜S−423;F−236〜H−422;
F−236〜D−421;F−236〜L−420;F−236〜N−419;
F−236〜S−418;F−236〜L−417;F−236〜M−416;
F−236〜S−415;F−236〜A−414;F−236〜M−413;
F−236〜M−412;F−236〜H−411;F−236〜S−410;
F−236〜D−409;F−236〜Q−408;F−236〜N−407;
F−236〜V−406;F−236〜G−405;F−236〜N−404;
F−236〜L−403;F−236〜S−402;F−236〜A−401;
F−236〜C−400;F−236〜Q−399;F−236〜K−398;
F−236〜A−397;F−236〜D−396;F−236〜D−395;
F−236〜H−394;F−236〜P−393;F−236〜M−392;
F−236〜N−391;F−236〜F−390;F−236〜V−389;
F−236〜H−388;F−236〜G−387;F−236〜L−386;
F−236〜E−385;F−236〜H−384;F−236〜A−383;
F−236〜T−382;F−236〜T−381;F−236〜F−380;
F−236〜A−379;F−236〜A−378;F−236〜Q−377;
F−236〜L−376;F−236〜G−375;F−236〜D−374;
F−236〜D−373;F−236〜E−372;F−236〜I−371;
F−236〜V−370;F−236〜S−369;F−236〜C−368;
F−236〜S−367;F−236〜R−366;F−236〜S−365;
F−236〜P−364;F−236〜D−363;F−236〜C−362;
F−236〜V−361;F−236〜T−360;F−236〜G−359;
F−236〜V−358;F−236〜D−357;F−236〜A−356;
F−236〜M−355;F−236〜G−354;F−236〜L−353;
F−236〜T−352;F−236〜D−351;F−236〜C−350;
F−236〜T−349;F−236〜Q−348;F−236〜S−347;
F−236〜G−346;F−236〜C−345;F−236〜L−344;
F−236〜D−343;F−236〜Q−342;F−236〜R−341;
F−236〜T−340;F−236〜F−339;F−236〜L−338;
F−236〜I−337;F−236〜A−336;F−236〜T−335;
F−236〜D−334;F−236〜Y−333;F−236〜H−332;
F−236〜E−331;F−236〜A−330;F−236〜D−329;
F−236〜R−328;F−236〜D−327;F−236〜S−326;
F−236〜P−325;F−236〜P−324;F−236〜N−323;
F−236〜H−322;F−236〜Q−321;F−236〜K−320;
F−236〜Q−319;F−236〜W−318;F−236〜N−317;
F−236〜C−316;F−236〜F−315;F−236〜N−314;
F−236〜R−313;F−236〜L−312;F−236〜T−311;
F−236〜L−310;F−236〜A−309;F−236〜A−308;
F−236〜N−307;F−236〜S−306;F−236〜T−305;
F−236〜V−304;F−236〜E−303;F−236〜P−302;
F−236〜G−301;F−236〜K−300;F−236〜Q−299;
F−236〜E−298;F−236〜D−297;F−236〜H−296;
F−236〜I−295;F−236〜V−294;F−236〜L−293;
F−236〜I−292;F−236〜K−291;F−236〜V−290;
F−236〜V−289;F−236〜V−288;F−236〜L−287;
F−236〜S−286;F−236〜V−285;F−236〜S−284;
F−236〜N−283;F−236〜R−282;F−236〜I−281;
F−236〜S−280;F−236〜P−279;F−236〜H−278;
F−236〜K−277;F−236〜Y−276;F−236〜L−275;
F−236〜R−274;F−236〜A−273;F−236〜A−272;
F−236〜V−271;F−236〜S−270;F−236〜F−269;
F−236〜L−268;F−236〜T−267;F−236〜L−266;
F−236〜L−265;F−236〜Y−264;F−236〜H−263;
F−236〜K−262;F−236〜L−261;F−236〜G−260;
F−236〜S−259;F−236〜G−258;F−236〜H−257;
F−236〜F−256;F−236〜E−255;F−236〜A−254;
F−236〜M−253;F−236〜S−252;F−236〜Q−251;
F−236〜D−250;F−236〜A−249;F−236〜V−248;
F−236〜L−247;F−236〜M−246;F−236〜T−245;
F−236〜E−244;F−236〜V243;および/またはF−236〜
Y−242。
【0155】 同様に、配列番号2として示す、本発明のポリペプチドのC末端欠失は、配列
番号2の以下の残基のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む:L−33〜S−
950;L−33〜C−949;L−33〜E−948;L−33〜A−947
;L−33〜M−946;L−33〜T−945;L−33〜C−944;L−
33〜F−943;L−33〜D−942;L−33〜I−941;L−33〜
F−940;L−33〜H−939;L−33〜K−938;L−33〜P−9
37;L−33〜K−936;L−33〜K−935;L−33〜L−934;
L−33〜P−933;L−33〜D−932;L−33〜C−931;L−3
3〜S−930;L−33〜E−929;L−33〜H−928;L−33〜S
−927;L−33〜L−926;L−33〜V−925;L−33〜G−92
4;L−33〜G−923;L−33〜D−922;L−33〜H−921;L
−33〜S−920;L−33〜L−919;L−33〜C−918;L−33
〜K−917;L−33〜L−916;L−33〜S−915;L−33〜R−
914;L−33〜K−913;L−33〜K−912;L−33〜Y−911
;L−33〜G−910;L−33〜K−909;L−33〜G−908;L−
33〜C−907;L−33〜T−906;L−33〜K−905;L−33〜
S−904;L−33〜C−903;L−33〜S−902;L−33〜S−9
01;L−33〜W−900;L−33〜E−899;L−33〜G−898;
L−33〜L−897;L−33〜Q−896;L−33〜W−895;L−3
3〜Q−894;L−33〜P−893;L−33〜C−892;L−33〜P
−891;L−33〜H−890;L−33〜D−889;L−33〜A−88
8;L−33〜C−887;L−33〜P−886;L−33〜R−885;L
−33〜T−884;L−33〜S−883;L−33〜A−882;L−33
〜P−881;L−33〜K−880;L−33〜V−879;L−33〜E−
878;L−33〜K−877;L−33〜A−876;L−33〜C−875
;L−33〜E−874;L−33〜S−873;L−33〜A−872;L−
33〜P−871;L−33〜Q−870;L−33〜G−869;L−33〜
N−868;L−33〜I−867;L−33〜D−866;L−33〜R−8
65;L−33〜C−864;L−33〜E−863;L−33〜V−862;
L−33〜L−861;L−33〜R−860;L−33〜R−859;L−3
3〜Q−858;L−33〜W−857;L−33〜G−856;L−33〜L
−855;L−33〜E−854;L−33〜C−853;L−33〜S−85
2;L−33〜K−851;L−33〜S−850;L−33〜C−849;L
−33〜E848;L−33〜G−847;L−33〜W−846;L−33〜
E−845;L−33〜E−844;L−33〜I−843;L−33〜V−8
42;L−33〜W−841;L−33〜A−840;L−33〜S−839;
L−33〜F−838;L−33〜T−837;L−33〜P−836;L−3
3〜I−835;L−33〜A−834;L−33〜N−833;L−33〜F
−832;L−33〜S−831;L−33〜E−830;L−33〜K−82
9;L−33〜K−828;L−33〜K−827;L−33〜K−826;L
−33〜V−825;L−33〜F−824;L−33〜Y−823;L−33
〜T−822;L−33〜Y−821;L−33〜K−820;L−33〜I−
819;L−33〜K−818;L−33〜P−817;L−33〜R−816
;L−33〜L−815;L−33〜A814;L−33〜N−813;L−3
3〜G−812;L−33〜V−811;L−33〜T−810;L−33〜L
−809;L−33〜V−808;L−33〜Q−807;L−33〜I−80
6;L−33〜T−805;L−33〜L−804;L−33〜P−803;L
−33〜E−802;L−33〜K−801;L−33〜L−800;L−33
〜P−799;L−33〜S−798;L−33〜F−797;L−33〜S−
796;L−33〜R−795;L−33〜I−794;L−33〜R−793
;L−33〜E−792;L−33〜L−791;L−33〜A−790;L−
33〜A−789;L−33〜S−788;L−33〜S−787;L−33〜
G−786;L−33〜S−785;L−33〜Y−784;L−33〜R−7
83;L−33〜L−782;L−33〜V−781;L−33〜V−780;
L−33〜G−779;L−33〜K−778;L−33〜Y−777;L−3
3〜M−776;L−33〜I−775;L−33〜D−774;L−33〜Q
−773;L−33〜E−772;L−33〜L−771;L−33〜T−77
0;L−33〜S−769;L−33〜L−768;L−33〜T−767;L
−33〜Y−766;L−33〜D−765;L−33〜G−764;L−33
〜N−763;L−33〜L−762;L−33〜I−761;L−33〜Y−
760;L−33〜T−759;L−33〜G−758;L−33〜D−757
;L−33〜A−756;L−33〜A−755;L−33〜K−754;L−
33〜I−753;L−33〜A−752;L−33〜L−751;L−33〜
F−750;L−33〜S−749;L−33〜G−748;L−33〜N−7
47;L−33〜N−746;L−33〜R−745;L−33〜S−744;
L−33〜G−743;L−33〜R−742;L−33〜Q−741;L−3
3〜N−740;L−33〜R−739;L−33〜Q−738;L−33〜K
−737;L−33〜V−736;L−33〜E−735;L−33〜I−73
4;L−33〜N−733;L−33〜T−732;L−33〜A−731;L
−33〜G−730;L−33〜T−729;L−33〜P−728;L−33
〜I−727;L−33〜T−726;L−33〜I−725;L−33〜I−
724;L−33〜D−723;L−33〜H−722;L−33〜Y−721
;L−33〜G−720;L−33〜P−719;L−33〜K−718;L−
33〜A−717;L−33〜S−716;L−33〜T−715;L−33〜
V−714;L−33〜S−713;L−33〜G−712;L−33〜S−7
11;L−33〜I−710;L−33〜K−709;L−33〜K−708;
L−33〜C−707;L−33〜T−706;L−33〜S−705;L−3
3〜G−704;L−33〜N−703;L−33〜G−702;L−33〜G
−701;L−33〜C−700;L−33〜V−699;L−33〜G−69
8;L−33〜C−697;L−33〜K−696;L−33〜D−695;L
−33〜F−694;L−33〜K−693;L−33〜K−692;L−33
〜K−691;L−33〜S−690;L−33〜D−689;L−33〜I−
688;L−33〜I−687;L−33〜R−686;L−33〜D−685
;L−33〜C−684;L−33〜G−683;L−33〜A−682;L−
33〜K−681;L−33〜V−680;L−33〜C−679;L−33〜
Q−678;L−33〜G−677;L−33〜Q−676;L−33〜V−6
75;L−33〜C−674;L−33〜V−673;L−33〜S−672;
L−33〜T−671;L−33〜S−670;L−33〜D−669;L−3
3〜P−668;L−33〜S−667;L−33〜C−666;L−33〜P
−665;L−33〜T−664;L−33〜G−663;L−33〜D−66
2;L−33〜V−661;L−33〜V−660;L−33〜K−659;L
−33〜P−658;L−33〜Q−657;L−33〜L−656;L−33
〜V−655;L−33〜F−654;L−33〜F−653;L−33〜Y−
652;L−33〜G−651;L−33〜I−650;L−33〜G−649
;L−33〜K−648;L−33〜A−647;L−33〜Q−646;L−
33〜C−645;L−33〜I−644;L−33〜L−643;L−33〜
K−642;L−33〜C−641;L−33〜R−640;L−33〜D−6
39;L−33〜K−638;L−33〜P−637;L−33〜S−636;
L−33〜V−635;L−33〜G−634;L−33〜A−633;L−3
3〜Y−632;L−33〜K−631;L−33〜P−630;L−33〜I
−629;L−33〜W−628;L−33〜E627;L−33〜V−626
;L−33〜A−625;L−33〜P−624;L−33〜G−623;L−
33〜S−622;L−33〜G−621;L−33〜F−620;L−33〜
S−619;L−33〜A−618;L−33〜K−617;L−33〜S−6
16;L−33〜F−615;L−33〜E−614;L−33〜N−613;
L−33〜H−612;L−33〜A−611;L−33〜E−610;L−3
3〜C−609;L−33〜Q−608;L−33〜E−607;L−33〜E
−606;L−33〜R−605;L−33〜F−604;L−33〜T−60
3;L−33〜K−602;L−33〜G−601;L−33〜N−600;L
−33〜N−599;L−33〜D−598;L−33〜P−597;L−33
〜C−596;L−33〜D−595;L−33〜E−594;L−33〜L−
593;L−33〜N−592;L−33〜C−591;L−33〜S−590
;L−33〜R−589;L−33〜Y−588;L−33〜R−587;L−
33〜V−586;L−33〜R−585;L−33〜K−584;L−33〜
G−583;L−33〜E−582;L−33〜C−581;L−33〜Y−5
80;L−33〜K−579;L−33〜G−578;L−33〜G−577;
L−33〜N−576;L−33〜K−575;L−33〜P−574;L−3
3〜V−573;L−33〜P−572;L−33〜N−571;L−33〜D
−570;L−33〜C−569;L−33〜E−568;L−33〜R−56
7;L−33〜M−566;L−33〜T−565;L−33〜Y−564;L
−33〜Q−563;L−33〜V−562;L−33〜G−561;L−33
〜G−560;L−33〜G−559;L−33〜C−558;L−33〜T−
557;L−33〜R−556;L−33〜S−555;L−33〜C−554
;L−33〜D−553;L−33〜G−552;L−33〜W−551;L−
33〜P−550;L−33〜G−549;L−33〜W−548;L−33〜
M−547;L−33〜G−546;L−33〜W−545;L−33〜S−5
44;L−33〜G−543;L−33〜H−542;L−33〜F−541;
L−33〜P−540;L−33〜T−539;L−33〜D−538;L−3
3〜F−537;L−33〜H−536;L−33〜K−535;L−33〜R
−534;L−33〜D−533;L−33〜T−532;L−33〜K−53
1;L−33〜N−530;L−33〜V−529;L−33〜C−528;L
−33〜K−527;L−33〜G−526;L−33〜N−525;L−33
〜I−524;L−33〜C−523;L−33〜W−522;L−33〜K−
521;L−33〜G−520;L−33〜E−519;L−33〜G−518
;L−33〜C−517;L−33〜S−516;L−33〜T−515;L−
33〜G−514;L−33〜D−513;L−33〜A−512;L−33〜
W−511;L−33〜P−510;L−33〜F−509;L−33〜H−5
08;L−33〜K−507;L−33〜T−506;L−33〜Q−505;
L−33〜C−504;L−33〜V−503;L−33〜L−502;L−3
3〜V−501;L−33〜G−500;L−33〜G−499;L−33〜S
−498;L−33〜T−497;L−33〜G−496;L−33〜T−49
5;L−33〜C−494;L−33〜W−493;L−33〜L−492;L
−33〜T−491;L−33〜S−490;L−33〜C−489;L−33
〜T−488;L−33〜S−487;L−33〜A−486;L−33〜A−
485;L−33〜D−484;L−33〜P−483;L−33〜C−482
;L−33〜H−481;L−33〜K−480;L−33〜S−479;L−
33〜D−478;L−33〜E−477;L−33〜G−476;L−33〜
F−475;L−33〜T−474;L−33〜F−473;L−33〜Q−4
72;L−33〜C−471;L−33〜Q−470;L−33〜R−469;
L−33〜N−468;L−33〜A−467;L−33〜D−466;L−3
3〜Y−465;L−33〜S−464;L−33〜T−463;L−33〜G
−462;L−33〜P−461;L−33〜L−460;L−33〜D−45
9;L−33〜G−458;L−33〜P−457;L−33〜L−456;L
−33〜Q−455;L−33〜I−454;L−33〜P−453;L−33
〜N−452;L−33〜Q−451;L−33〜P−450;L−33〜K−
449;L−33〜D−448;L−33〜M−447;L−33〜L−446
;L−33〜C−445;L−33〜E−444;L−33〜G−443;L−
33〜H−442;L−33〜G−441;L−33〜N−440;L−33〜
D−439;L−33〜L−438;L−33〜F−437;L−33〜S−4
36;L−33〜T−435;L−33〜I−434;L−33〜M−433;
L−33〜Y−432;L−33〜A−431;L−33〜S−430;L−3
3〜C−429;L−33〜P−428;L−33〜S−427;L−33〜W
−426;L−33〜P−425;L−33〜Q−424;L−33〜S−42
3;L−33〜H−422;L−33〜D−421;L−33〜L−420;L
−33〜N−419;L−33〜S−418;L−33〜L−417;L−33
〜M−416;L−33〜S−415;L−33〜A−414;L−33〜M−
413;L−33〜M−412;L−33〜H−411;L−33〜S−410
;L−33〜D−409;L−33〜Q−408;L−33〜N−407;L−
33〜V−406;L−33〜G−405;L−33〜N−404;L−33〜
L−403;L−33〜S−402;L−33〜A−401;L−33〜C−4
00;L−33〜Q−399;L−33〜K−398;L−33〜A−397;
L−33〜D−396;L−33〜D−395;L−33〜H−394;L−3
3〜P−393;L−33〜M−392;L−33〜N−391;L−33〜F
−390;L−33〜V−389;L−33〜H−388;L−33〜G−38
7;L−33〜L−386;L−33〜E−385;L−33〜H−384;L
−33〜A−383;L−33〜T−382;L−33〜T−381;L−33
〜F−380;L−33〜A−379;L−33〜A−378;L−33〜Q−
377;L−33〜L−376;L−33〜G−375;L−33〜D−374
;L−33〜D−373;L−33〜E−372;L−33〜I−371;L−
33〜V−370;L−33〜S−369;L−33〜C−368;L−33〜
S−367;L−33〜R−366;L−33〜S−365;L−33〜P−3
64;L−33〜D−363;L−33〜C−362;L−33〜V−361;
L−33〜T−360;L−33〜G−359;L−33〜V−358;L−3
3〜D−357;L−33〜A−356;L−33〜M−355;L−33〜G
−354;L−33〜L−353;L−33〜T−352;L−33〜D−35
1;L−33〜C−350;L−33〜T−349;L−33〜Q−348;L
−33〜S−347;L−33〜G−346;L−33〜C−345;L−33
〜L−344;L−33〜D−343;L−33〜Q−342;L−33〜R−
341;L−33〜T−340;L−33〜F−339;L−33〜L−338
;L−33〜I−337;L−33〜A−336;L−33〜T−335;L−
33〜D−334;L−33〜Y−333;L−33〜H−332;L−33〜
E−331;L−33〜A−330;L−33〜D−329;L−33〜R−3
28;L−33〜D−327;L−33〜S−326;L−33〜P−325;
L−33〜P−324;L−33〜N−323;L−33〜H−322;L−3
3〜Q−321;L−33〜K−320;L−33〜Q−319;L−33〜W
−318;L−33〜N−317;L−33〜C−316;L−33〜F−31
5;L−33〜N−314;L−33〜R−313;L−33〜L−312;L
−33〜T−311;L−33〜L−310;L−33〜A−309;L−33
〜A−308;L−33〜N−307;L−33〜S−306;L−33〜T−
305;L−33〜V−304;L−33〜E−303;L−33〜P−302
;L−33〜G−301;L−33〜K−300;L−33〜Q−299;L−
33〜E−298;L−33〜D−297;L−33〜H−296;L−33〜
I−295;L−33〜V−294;L−33〜L−293;L−33〜I−2
92;L−33〜K−291;L−33〜V−290;L−33〜V−289;
L−33〜V−288;L−33〜L−287;L−33〜S−286;L−3
3〜V−285;L−33〜S−284;L−33〜N−283;L−33〜R
−282;L−33〜I−281;L−33〜S−280;L−33〜P−27
9;L−33〜H−278;L−33〜K−277;L−33〜Y−276;L
−33〜L−275;L−33〜R−274;L−33〜A−273;L−33
〜A−272;L−33〜V−271;L−33〜S−270;L−33〜F−
269;L−33〜L−268;L−33〜T−267;L−33〜L−266
;L−33〜L−265;L−33〜Y−264;L−33〜H−263;L−
33〜K−262;L−33〜L−261;L−33〜G−260;L−33〜
S−259;L−33〜G−258;L−33〜H−257;L−33〜F−2
56;L−33〜E−255;L−33〜A−254;L−33〜M−253;
L−33〜S−252;L−33〜Q−251;L−33〜D−250;L−3
3〜A−249;L−33〜V−248;L−33〜L−247;L−33〜M
−246;L−33〜T−245;L−33〜E−244;L−33〜V−24
3;L−33〜Y−242;L−33〜R−241;L−33〜H−240;L
−33〜S−239;L−33〜S−238;L−33〜V−237;L−33
〜F−236;L−33〜R−235;L−33〜K−234;L−33〜K−
233;L−33〜R−232;L−33〜I−231;L−33〜S−230
;L−33〜G−229;L−33〜T−228;L−33〜G−227;L−
33〜T−226;L−33〜P−225;L−33〜Q−224;L−33〜
G−223;L−33〜V−222;L−33〜G−221;L−33〜Q−2
20;L−33〜L−219;L−33〜A−218;L−33〜P−217;
L−33〜D−216;L−33〜Q−215;L−33〜P−214;L−3
3〜S−213;L−33〜W−212;L−33〜Q−211;L−33〜P
−210;L−33〜G−209;L−33〜E−208;L−33〜D−20
7;L−33〜E−206;L−33〜G−205;L−33〜E−204;L
−33〜T−203;L−33〜G−202;L−33〜E−201;L−33
〜D−200;L−33〜E−199;L−33〜D−198;L−33〜E−
197;L−33〜T−196;L−33〜E−195;L−33〜A−194
;L−33〜K−193;L−33〜G−192;L−33〜T−191;L−
33〜P−190;L−33〜R−189;L−33〜P−188;L−33〜
E−187;L−33〜D−186;L−33〜D−185;L−33〜V−1
84;L−33〜V−183;L−33〜G−182;L−33〜C−181;
L−33〜T−180;L−33〜G−179;L−33〜G−178;L−3
3〜V−177;L−33〜D−176;L−33〜G−175;L−33〜Q
−174;L−33〜R−173;L−33〜N−172;L−33〜R−17
1;L−33〜R−170;L−33〜L−169;L−33〜L−168;L
−33〜H−167;L−33〜F−166;L−33〜Q−165;L−33
〜L−164;L−33〜P−163;L−33〜A−162;L−33〜P−
161;L−33〜P−160;L−33〜K−159;L−33〜E−158
;L−33〜G−157;L−33〜P−156;L−33〜A−155;L−
33〜A−154;L−33〜T−153;L−33〜A−152;L−33〜
L−151;L−33〜R−150;L−33〜E−149;L−33〜S−1
48;L−33〜A−147;L−33〜A−146;L−33〜P−145;
L−33〜L−144;L−33〜P−143;L−33〜Q−142;L−3
3〜I−141;L−33〜F−140;L−33〜Y−139;L−33〜A
−138;L−33〜E−137;L−33〜G−136;L−33〜L−13
5;L−33〜L−134;L−33〜Y−133;L−33〜F−132;L
−33〜A−131;L−33〜G−130;L−33〜R−129;L−33
〜V−128;L−33〜G−127;L−33〜E−126;L−33〜C−
125;L−33〜L−124;L−33〜S−123;L−33〜L−122
;L−33〜A−121;L−33〜A−120;L−33〜A−119;L−
33〜S−118;L−33〜S−117;L−33〜P−116;L−33〜
D−115;L−33〜G−114;L−33〜N−113;L−33〜V−1
12;L−33〜T111;L−33〜G−110;L−33〜S−109;L
−33〜Y−108;L−33〜F−107;L−33〜C−106;L−33
〜H−105;L−33〜A−104;L−33〜L−103;L−33〜D−
102;L−33〜T−101;L−33〜E−100;L−33〜P−99;
L−33〜L−98;L−33〜P−97;L−33〜T−96;L−33〜E
−95;L−33〜S−94;L−33〜G−93;L−33〜S−92;L−
33〜K−91;L−33〜R−90;L−33〜G−89;L−33〜V−8
8;L−33〜N−87;L−33〜Q−86;L−33〜L−85;L−33
〜T−84;L−33〜F−83;L−33〜G−82;L−33〜P81;L
−33〜A−80;L−33〜L−79;L−33〜F−78;L−33〜S−
77;L−33〜S−76;L−33〜D−75;L−33〜P−74;L−3
3〜R−73;L−33〜L−72;L−33〜E−71;L−33〜L−70
;L−33〜D−69;L−33〜L−68;L−33〜Q−67;L−33〜
Q−66;L−33〜D−65;L−33〜F−64;L−33〜A−63;L
−33〜H−62;L−33〜L−61;L−33〜R−60;L−33〜L−
59;L−33〜R−58;L−33〜T−57;L−33〜T−56;L−3
3〜G−55;L−33〜H−54;L−33〜G−53;L−33〜P−52
;L−33〜A−51;L−33〜R−50;L−33〜E−49;L−33〜
L−48;L−33〜E−47;L−33〜P−46;L−33〜V−45;L
−33〜V−44;L−33〜L−43;L−33〜E−42;L−33〜E−
41;L−33〜D−40;および/またはL−33〜E−39。
【0156】 METH1の欠失変異体はまた、配列番号125に記載されるさらなる配列の
すべてまたは一部を含むように作製され得る。例えば、例示的な欠失変異体には
、以下が挙げられる:Q−2〜S−967;R−3〜S−967;A−4〜S−
967;V−5〜S−967;P−6〜S−967;E−7〜S−967;G−
8〜S−967;F−9〜S−967;G−10〜S−967;R−11〜S−
976;R−12〜S−967;K−13〜S−967;L−14〜S−967
;G−15〜S−967;S−16〜S−967;D−17〜S−967;およ
びM−18〜S−967。
【0157】 さらに、METH2ポリペプチドのN末端欠失は、一般式m2−890によっ
て記載され得、ここで、m2は、2〜889の整数であり、ここでmは、配列番
号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。好ましくは、配列番号
4として示される本発明のMETH2ポリペプチドのN末端欠失は、以下の残基
のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む:配列番号4のF−2〜L−890;
P−3〜L−890;A−4〜L−890;P−5〜L−890;A−6〜L−
890;A−7〜L−890;P−8〜L−890;R−9〜L−890;W−
10〜L−890;L−11〜L−890;P−12〜L−890;F−13〜
L−890;L−14〜L−890;L−15〜L−890;L−16〜L−8
90;L−17〜L−890;L−18〜L−890;L−19〜L−890;
L−20〜L−890;L−21〜L−890;L−22〜L−890;P−2
3〜L−890;L−24〜L−890;A−25〜L−890;R−26〜L
−890;G−27〜L−890;A−28〜L−890;P−29〜L−89
0;A−30〜L−890;R−31〜L−890;P−32〜L−890;A
−33〜L−890;A−34〜L−890;G−35〜L−890;G−36
〜L−890;Q−37〜L−890;A−38〜L−890;S−39〜L−
890;E−40〜L−890;L−41〜L−890;V−42〜L−890
;V−43〜L−890;P−44〜L−890;T−45〜L−890;R−
46〜L−890;L−47〜L−890;P−48〜L−890;G−49〜
L−890;S−50〜L−890;A−51〜L−890;G−52〜L−8
90;E−53〜L−890;L−54〜L−890;A−55〜L−890;
L−56〜L−890;H−57〜L−890;L−58〜L−890;S−5
9〜L−890;A−60〜L−890;F−61〜L−890;G−62〜L
−890;K−63〜L−890;G−64〜L−890;F−65〜L−89
0;V−66〜L−890;L−67〜L−890;R−68〜L−890;L
−69〜L−890;A−70〜L−890;P−71〜L−890;D−72
〜L−890;D−73〜L−890;S−74〜L−890;F−75〜L−
890;L−76〜L−890;A−77〜L−890;P−78〜L−890
;E−79〜L−890;F−80〜L−890;K−81〜L−890;I−
82〜L−890;E−83〜L−890;R−84〜L−890;L−85〜
L−890;G−86〜L−890;G−87〜L−890;S−88〜L−8
90;G−89〜L−890;R−90〜L−890;A−91〜L−890;
T−92〜L−890;G−93〜L−890;G−94〜L−890;E−9
5〜L−890;R−96〜L−890;G−97〜L−890;L−98〜L
−890;R−99〜L−890;G−100〜L−890;C−101〜L−
890;F−102〜L−890;F−103〜L−890;S−104〜L−
890;G−105〜L−890;T−106〜L−890;V−107〜L−
890;N−108〜L−890;G−109〜L−890;E−110〜L−
890;P−111〜L−890;E−112〜L−890;S−113〜L−
890;L−114〜L−890;A−115〜L−890;A−116〜L−
890;V−117〜L−890;S−118〜L−890;L−119〜L−
890;C−120〜L−890;R−121〜L−890;G−122〜L−
890;L−123〜L−890;S−124〜L−890;G−125〜L−
890;S−126〜L−890;F−127〜L−890;L−128〜L−
890;L−129〜L−890;D−130〜L−890;G−131〜L−
890;E−132〜L−890;E−133〜L−890;F−134〜L−
890;T−135〜L−890;I−136〜L−890;Q−137〜L−
890;P−138〜L−890;Q−139〜L−890;G−140〜L−
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890;L−759〜L−890;V−760〜L−890;K−761〜L−
890;G−762〜L−890;T−763〜L−890;I−764〜L−
890;L−765〜L−890;K−766〜L−890;Y−767〜L−
890;S−768〜L−890;G−769〜L−890;S−770〜L−
890;I−771〜L−890;A−772〜L−890;T−773〜L−
890;L−774〜L−890;E−775〜L−890;R−776〜L−
890;L−777〜L−890;Q−778〜L−890;S−779〜L−
890;F−780〜L−890;R−781〜L−890;P−782〜L−
890;L−783〜L−890;P−784〜L−890;E−785〜L−
890;P−786〜L−890;L−787〜L−890;T−788〜L−
890;V−789〜L−890;Q−790〜L−890;L−791〜L−
890;L−792〜L−890;T−793〜L−890;V−794〜L−
890;P−795〜L−890;G−796〜L−890;E−797〜L−
890;V−798〜L−890;F−799〜L−890;P−800〜L−
890;P−801〜L−890;K−802〜L−890;V−803〜L−
890;K−804〜L−890;Y−805〜L−890;T−806〜L−
890;F−807〜L−890;F−808〜L−890;V−809〜L−
890;P−810〜L−890;N−811〜L−890;D−812〜L−
890;V−813〜L−890;D−814〜L−890;F−815〜L−
890;S−816〜L−890;M−817〜L−890;Q−818〜L−
890;S−819〜L−890;S−820〜L−890;K−821〜L−
890;E−822〜L−890;R−823〜L−890;A−824〜L−
890;T−825〜L−890;T−826〜L−890;N−827〜L−
890;I−828〜L−890;I−829〜L−890;Q−830〜L−
890;P−831〜L−890;L−832〜L−890;L−833〜L−
890;H−834〜L−890;A−835〜L−890;Q−836〜L−
890;W−837〜L−890;V−838〜L−890;L−839〜L−
890;G−840〜L−890;D−841〜L−890;W−842〜L−
890;S−843〜L−890;E−844〜L−890;C−845〜L−
890;S−846〜L−890;S−847〜L−890;T−848〜L−
890;C−849〜L−890;G−850〜L−890;A−851〜L−
890;G−852〜L−890;W−853〜L−890;Q−854〜L−
890;R−855〜L−890;R−856〜L−890;T−857〜L−
890;V−858〜L−890;E−859〜L−890;C−860〜L−
890;R−861〜L−890;D−862〜L−890;P−863〜L−
890;S−864〜L−890;G−865〜L−890;Q−866〜L−
890;A−867〜L−890;S−868〜L−890;A−869〜L−
890;T−870〜L−890;C−871〜L−890;N−872〜L−
890;K−873〜L−890;A−874〜L−890;L−875〜L−
890;K−876〜L−890;P−877〜L−890;E−878〜L−
890;D−879〜L−890;A−880〜L−890;K−881〜L−
890;P−882〜L−890;C−883〜L−890;E−884〜L−
890;S−885〜L−890。
【0158】 さらに、METH2ポリペプチドのC末端欠失はまた、一般式1−n2によっ
て記載され得、ここで、n2は、2〜890の整数であり、ここで、nは、配列
番号4において同定されたアミノ酸残基の位置に対応する。好ましくは、配列番
号4として示される本発明のMETH2ポリペプチドのC末端欠失は、以下の残
基のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む:配列番号4のM−1〜P−889
;M−1〜C−888;M−1〜L−887;M−1〜Q−886;M−1〜S
−885;M−1〜E−884;M−1〜C−883;M−1〜P−882;M
−1〜K−881;M−1〜A−880;M−1〜D−879;M−1〜E−8
78;M−1〜P−877;M−1〜K−876;M−1〜L−875;M−1
〜A−874;M−1〜K−873;M−1〜N−872;M−1〜C−871
;M−1〜T−870;M−1〜A−869;M−1〜S−868;M−1〜A
−867;M−1〜Q−866;M−1〜G−865;M−1〜S−864;M
−1〜P−863;M−1〜D−862;M−1〜R−861;M−1〜C−8
60;M−1〜E−859;M−1〜V−858;M−1〜T−857;M−1
〜R−856;M−1〜R−855;M−1〜Q−854;M−1〜W−853
;M−1〜G−852;M−1〜A−851;M−1〜G−850;M−1〜C
−849;M−1〜T−848;M−1〜S−847;M−1〜S−846;M
−1〜C−845;M−1〜E−844;M−1〜S−843;M−1〜W−8
42;M−1〜D−841;M−1〜G−840;M−1〜L−839;M−1
〜V−838;M−1〜W−837;M−1〜Q−836;M−1〜A−835
;M−1〜H−834;M−1〜L−833;M−1〜L−832;M−1〜P
−831;M−1〜Q−830;M−1〜I−829;M−1〜I−828;M
−1〜N−827;M−1〜T−826;M−1〜T−825;M−1〜A−8
24;M−1〜R−823;M−1〜E−822;M−1〜K−821;M−1
〜S−820;M−1〜S−819;M−1〜Q−818;M−1〜M−817
;M−1〜S−816;M−1〜F−815;M−1〜D−814;M−1〜V
−813;M−1〜D−812;M−1〜N−811;M−1〜P−810;M
−1〜V−809;M−1〜F−808;M−1〜F−807;M−1〜T−8
06;M−1〜Y−805;M−1〜K−804;M−1〜V−803;M−1
〜K−802;M−1〜P−801;M−1〜P−800;M−1〜F−799
;M−1〜V−798;M−1〜E−797;M−1〜G−796;M−1〜P
−795;M−1〜V−794;M−1〜T−793;M−1〜L−792;M
−1〜L−791;M−1〜Q−790;M−1〜V−789;M−1〜T−7
88;M−1〜L−787;M−1〜P−786;M−1〜E−785;M−1
〜P−784;M−1〜L−783;M−1〜P−782;M−1〜R−781
;M−1〜F−780;M−1〜S−779;M−1〜Q−778;M−1〜L
−777;M−1〜R−776;M−1〜E−775;M−1〜L−774;M
−1〜T−773;M−1〜A−772;M−1〜I−771;M−1〜S−7
70;M−1〜G−769;M−1〜S−768;M−1〜Y−767;M−1
〜K−766;M−1〜L−765;M−1〜I−764;M−1〜T−763
;M−1〜G−762;M−1〜K−761;M−1〜V−760;M−1〜L
−759;M−1〜I−758;M−1〜D−757;M−1〜Q−756;M
−1〜E−755;M−1〜I−754;M−1〜A−753;M−1〜S−7
52;M−1〜I−751;M−1〜A−750;M−1〜L−749;M−1
〜N−748;M−1〜G−747;M−1〜N−746;M−1〜L−745
;M−1〜L−744;M−1〜Y−743;M−1〜Q−742;M−1〜G
−741;M−1〜D−740;M−1〜A−739;M−1〜T−738;M
−1〜K−737;M−1〜L−736;M−1〜A−735;M−1〜L−7
34;M−1〜Y−733;M−1〜N−732;M−1〜G−731;M−1
〜D−730;M−1〜N−729;M−1〜Q−728;M−1〜V−727
;M−1〜G−726;M−1〜P−725;M−1〜H−724;M−1〜S
−723;M−1〜R−722;M−1〜Q−721;M−1〜K−720;M
−1〜V−719;M−1〜D−718;M−1〜I−717;M−1〜N−7
16;M−1〜T−715;M−1〜A−714;M−1〜G−713;M−1
〜A−712;M−1〜P−711;M−1〜I−710;M−1〜T−709
;M−1〜V−708;M−1〜I−707;M−1〜D−706;M−1〜N
−705;M−1〜Y−704;M−1〜G−703;M−1〜Y−702;M
−1〜N−701;M−1〜T−700;M−1〜P−699;M−1〜T−6
98;M−1〜L−697;M−1〜S−696;M−1〜G−695;M−1
〜S−694;M−1〜V−693;M−1〜K−692;M−1〜R−691
;M−1〜C−690;M−1〜S−689;M−1〜N−688;M−1〜G
−687;M−1〜K−686;M−1〜G−685;M−1〜G−684;M
−1〜C−683;M−1〜V−682;M−1〜G−681;M−1〜C−6
80;M−1〜K−679;M−1〜D−678;M−1〜L−677;M−1
〜K−676;M−1〜R−675;M−1〜P−674;M−1〜S−673
;M−1〜D−672;M−1〜V−671;M−1〜V−670;M−1〜H
−669;M−1〜D−668;M−1〜C−667;M−1〜G−666;M
−1〜A−665;M−1〜K−664;M−1〜V−663;M−1〜C−6
62;M−1〜Q−661;M−1〜G−660;M−1〜R−659;M−1
〜V−658;M−1〜C−657;M−1〜I−656;M−1〜A−655
;M−1〜L−654;M−1〜T−653;M−1〜E−652;M−1〜P
−651;M−1〜G−650;M−1〜C−649;M−1〜L−648;M
−1〜T−647;M−1〜G−646;M−1〜D−645;M−1〜I−6
44;M−1〜V−643;M−1〜K−642;M−1〜A−641;M−1
〜E−640;M−1〜F−639;M−1〜V−638;M−1〜K−637
;M−1〜F−636;M−1〜E−635;M−1〜S−634;M−1〜R
−633;M−1〜G−632;M−1〜R−631;M−1〜A−630;M
−1〜R−629;M−1〜C−628;M−1〜F−627;M−1〜L−6
26;M−1〜K−625;M−1〜C−624;M−1〜R−623;M−1
〜D−622;M−1〜R−621;M−1〜P−620;M−1〜S−619
;M−1〜V−618;M−1〜G−617;M−1〜A−616;M−1〜Y
−615;M−1〜K−614;M−1〜P−613;M−1〜V−612;M
−1〜W−611;M−1〜Q−610;M−1〜L−609;M−1〜L−6
08;M−1〜N−607;M−1〜G−606;M−1〜D−605;M−1
〜M−604;M−1〜D−603;M−1〜T−602;M−1〜Y−601
;M−1〜N−600;M−1〜Y−599;M−1〜A−598;M−1〜N
−597;M−1〜Y−596;M−1〜K−595;M−1〜E−594;M
−1〜C−593;M−1〜Q−592;M−1〜Q−591;M−1〜E−5
90;M−1〜R−589;M−1〜F−588;M−1〜S−587;M−1
〜K−586;M−1〜G−585;M−1〜D−584;M−1〜P−583
;M−1〜P−582;M−1〜C−581;M−1〜E−580;M−1〜E
−579;M−1〜T−578;M−1〜H−577;M−1〜C−576;M
−1〜S−575;M−1〜Q−574;M−1〜Y−573;M−1〜K−5
72;M−1〜A−571;M−1〜R−570;M−1〜R−569;M−1
〜G−568;M−1〜L−567;M−1〜C−566;M−1〜Y−565
;M−1〜R−564;M−1〜G−563;M−1〜G−562;M−1〜N
−561;M−1〜Q−560;M−1〜P−559;M−1〜E−558;M
−1〜P−557;M−1〜D−556;M−1〜K−555;M−1〜C−5
54;M−1〜E−553;M−1〜R−552;M−1〜H−551;M−1
〜S−550;M−1〜F−549;M−1〜Q−548;M−1〜V−547
;M−1〜G−546;M−1〜G−545;M−1〜G−544;M−1〜C
−543;M−1〜T−542;M−1〜R−541;M−1〜S−540;M
−1〜C−539;M−1〜E−538;M−1〜G−537;M−1〜W−5
36;M−1〜P−535;M−1〜G−534;M−1〜W−533;M−1
〜P−532;M−1〜A−531;M−1〜W−530;M−1〜G−529
;M−1〜G−528;M−1〜D−527;M−1〜V−526;M−1〜V
−525;M−1〜P−524;M−1〜K−523;M−1〜P−522;M
−1〜R−521;M−1〜E−520;M−1〜V−519;M−1〜E−5
18;M−1〜E−517;M−1〜E−516;M−1〜P−515;M−1
〜L−514;M−1〜C−513;M−1〜S−512;M−1〜G−511
;M−1〜E−510;M−1〜S−509;M−1〜C−508;M−1〜L
−507;M−1〜H−506;M−1〜G−505;M−1〜P−504;M
−1〜G−503;M−1〜C−502;M−1〜P−501;M−1〜T−5
00;M−1〜G−499;M−1〜D−498;M−1〜A−497;M−1
〜W−496;M−1〜P−495;M−1〜L−494;M−1〜S−493
;M−1〜G−492;M−1〜N−491;M−1〜K−490;M−1〜T
−489;M−1〜H−488;M−1〜C−487;M−1〜L−486;M
−1〜P−485;M−1〜E−484;M−1〜A−483;M−1〜G−4
82;M−1〜D−481;M−1〜T−480;M−1〜H−479;M−1
〜C−478;M−1〜W−477;M−1〜L−476;M−1〜Q−475
;M−1〜A−474;M−1〜C−473;M−1〜V−472;M−1〜D
−471;M−1〜Q−470;M−1〜A−469;M−1〜S−468;M
−1〜T−467;M−1〜N−466;M−1〜P−465;M−1〜C−4
64;M−1〜H−463;M−1〜R−462;M−1〜F−461;M−1
〜D−460;M−1〜P−459;M−1〜G−458;M−1〜F−457
;M−1〜I−456;M−1〜Q−455;M−1〜R−454;M−1〜C
−453;M−1〜Q−452;M−1〜Q−451;M−1〜D−450;M
−1〜L−449;M−1〜Q−448;M−1〜Y−447;M−1〜L−4
46;M−1〜A−445;M−1〜M−444;M−1〜R−443;M−1
〜G−442;M−1〜P−441;M−1〜L−440;M−1〜G−439
;M−1〜T−438;M−1〜P−437;M−1〜L−436;M−1〜P
−435;M−1〜L−434;M−1〜A−433;M−1〜A−432;M
−1〜G−431;M−1〜P−430;M−1〜A−429;M−1〜D−4
28;M−1〜L−427;M−1〜L−426;M−1〜C−425;M−1
〜D−424;M−1〜G−423;M−1〜H−422;M−1〜G−421
;M−1〜G−420;M−1〜D−419;M−1〜L−418;M−1〜L
−417;M−1〜E−416;M−1〜T−415;M−1〜L−414;M
−1〜Y−413;M−1〜M−412;M−1〜A−411;M−1〜S−4
10;M−1〜C−409;M−1〜P−408;M−1〜S−407;M−1
〜W−406;M−1〜P−405;M−1〜L−404;M−1〜T−403
;M−1〜Q−402;M−1〜N−401;M−1〜L−400;M−1〜H
−399;M−1〜V−398;M−1〜F−397;M−1〜L−396;M
−1〜P−395;M−1〜A−394;M−1〜M−393;M−1〜V−3
92;M−1〜H−391;M−1〜H−390;M−1〜K−389;M−1
〜G−388;M−1〜M−387;M−1〜P−386;M−1〜G−385
;M−1〜F−384;M−1〜L−383;M−1〜R−382;M−1〜T
−381;M−1〜C−380;M−1〜P−379;M−1〜K−378;M
−1〜S−377;M−1〜D−376;M−1〜D−375;M−1〜H−3
74;M−1〜P−373;M−1〜M−372;M−1〜S−371;M−1
〜L−370;M−1〜V−369;M−1〜H−368;M−1〜G−367
;M−1〜L−366;M−1〜E−365;M−1〜H−364;M−1〜A
−363;M−1〜L−362;M−1〜T−361;M−1〜H−360;M
−1〜A−359;M−1〜A−358;M−1〜Q−357;M−1〜L−3
56;M−1〜G−355;M−1〜E−354;M−1〜D−353;M−1
〜E−352;M−1〜I−351;M−1〜V−350;M−1〜S−349
;M−1〜C−348;M−1〜S−347;M−1〜K−346;M−1〜N
−345;M−1〜P−344;M−1〜D−343;M−1〜C−342;M
−1〜I−341;M−1〜T−340;M−1〜G−339;M−1〜I−3
38;M−1〜D−337;M−1〜A−336;M−1〜V−335;M−1
〜G−334;M−1〜L−333;M−1〜T−332;M−1〜D−331
;M−1〜C−330;M−1〜L−329;M−1〜G−328;M−1〜E
−327;M−1〜Q−326;M−1〜G−325;M−1〜C−324;M
−1〜F−323;M−1〜N−322;M−1〜Q−321;M−1〜R−3
20;M−1〜T−319;M−1〜L−318;M−1〜L−317;M−1
〜I−316;M−1〜A−315;M−1〜T−314;M−1〜D−313
;M−1〜Y−312;M−1〜H−311;M−1〜E−310;M−1〜P
−309;M−1〜H−308;M−1〜R−307;M−1〜D−306;M
−1〜S−305;M−1〜P−304;M−1〜Q−303;M−1〜N−3
02;M−1〜F−301;M−1〜R−300;M−1〜R−299;M−1
〜Q−298;M−1〜W−297;M−1〜N−296;M−1〜C−295
;M−1〜F−294;M−1〜N−293;M−1〜R−292;M−1〜L
−291;M−1〜T−290;M−1〜L−289;M−1〜G−288;M
−1〜G−287;M−1〜N−286;M−1〜D−285;M−1〜S−2
84;M−1〜V−283;M−1〜E−282;M−1〜P−281;M−1
〜G−280;M−1〜W−279;M−1〜K−278;M−1〜E−277
;M−1〜D−276;M−1〜E−275;M−1〜V−274;M−1〜I
−273;M−1〜L−272;M−1〜V−271;M−1〜K−270;M
−1〜V−269;M−1〜V−268;M−1〜M−267;M−1〜L−2
66;M−1〜N−265;M−1〜I−264;M−1〜S−263;M−1
〜N−262;M−1〜K−261;M−1〜I−260;M−1〜S−259
;M−1〜P−258;M−1〜H−257;M−1〜K−256;M−1〜Y
−255;M−1〜I−254;M−1〜R−253;M−1〜A−252;M
−1〜A−251;M−1〜V−250;M−1〜S−249;M−1〜M−2
48;M−1〜L−247;M−1〜T−246;M−1〜L−245;M−1
〜I−244;M−1〜H−243;M−1〜N−242;M−1〜Q−241
;M−1〜L−240;M−1〜D−239;M−1〜A−238;M−1〜G
−237;M−1〜Y−236;M−1〜F−235;M−1〜A−234;M
−1〜A−233;M−1〜M−232;M−1〜S−231;M−1〜A−2
30;M−1〜D−229;M−1〜A−228;M−1〜V−227;M−1
〜L−226;M−1〜L−225;M−1〜T−224;M−1〜E−223
;M−1〜V−222;M−1〜F−221;M−1〜R−220;M−1〜A
−219;M−1〜E−218;M−1〜S−217;M−1〜V−216;M
−1〜F−215;M−1〜R−214;M−1〜K−213;M−1〜T−2
12;M−1〜R−211;M−1〜S−210;M−1〜T−209;M−1
〜A−208;M−1〜G−207;M−1〜L−206;M−1〜P−205
;M−1〜P−204;M−1〜P−203;M−1〜P−202;M−1〜E
−201;M−1〜S−200;M−1〜A−199;M−1〜G−198;M
−1〜E−197;M−1〜A−196;M−1〜E−195;M−1〜E−1
94;M−1〜E−193;M−1〜Q−192;M−1〜S−191;M−1
〜E−190;M−1〜E−189;M−1〜E−188;M−1〜S−187
;M−1〜D−186;M−1〜E−185;M−1〜Q−184;M−1〜H
−183;M−1〜D−182;M−1〜G−181;M−1〜R−180;M
−1〜E−179;M−1〜Q−178;M−1〜R−177;M−1〜Q−1
76;M−1〜G−175;M−1〜E−174;M−1〜G−173;M−1
〜T−172;M−1〜E−171;M−1〜V−170;M−1〜E−169
;M−1〜W−168;M−1〜E−167;M−1〜P−166;M−1〜G
−165;M−1〜R−164;M−1〜P−163;M−1〜L−162;M
−1〜P−161;M−1〜R−160;M−1〜A−159;M−1〜G−1
58;M−1〜A−157;M−1〜P−156;M−1〜G−155;M−1
〜W−154;M−1〜R−153;M−1〜Q−152;M−1〜L−151
;M−1〜R−150;M−1〜H−149;M−1〜P−148;M−1〜Q
−147;M−1〜A−146;M−1〜L−145;M−1〜S−144;M
−1〜G−143;M−1〜G−142;M−1〜A−141;M−1〜G−1
40;M−1〜Q−139;M−1〜P−138;M−1〜Q−137;M−1
〜I−136;M−1〜T−135;M−1〜F−134;M−1〜E−133
;M−1〜E−132;M−1〜G−131;M−1〜D−130;M−1〜L
−129;M−1〜L−128;M−1〜F−127;M−1〜S−126;M
−1〜G−125;M−1〜S−124;M−1〜L−123;M−1〜G−1
22;M−1〜R−121;M−1〜C−120;M−1〜L−119;M−1
〜S−118;M−1〜V−117;M−1〜A−116;M−1〜A−115
;M−1〜L−114;M−1〜S−113;M−1〜E−112;M−1〜P
−111;M−1〜E−110;M−1〜G−109;M−1〜N−108;M
−1〜V−107;M−1〜T−106;M−1〜G−105;M−1〜S−1
04;M−1〜F−103;M−1〜F−102;M−1〜C−101;M−1
〜G−100;M−1〜R−99;M−1〜L−98;M−1〜G−97;M−
1〜R−96;M−1〜E−95;M−1〜G−94;M−1〜G−93;M−
1〜T−92;M−1〜A− 91;M−1〜R−90;M−1〜G−89;M
−1〜S−88;M−1〜G−87;M−1〜G−86;M−1〜L−85;M
−1〜R−84;M−1〜E−83;M−1〜I−82;M−1〜K−81;M
−1〜F−80;M−1〜E−79;M−1〜P−78;M−1〜A−77;M
−1〜L−76;M−1〜F−75;M−1〜S−74;M−1〜D−73;M
−1〜D−72;M−1〜P−71;M−1〜A−70;M−1〜L−69;M
−1〜R−68;M−1〜L−67;M−1〜V−66;M−1〜F−65;M
−1〜G−64;M−1〜K−63;M−1〜G−62;M−1〜F−61;M
−1〜A−60;M−1〜S−59;M−1〜L−58;M−1〜H−57;M
−1〜L−56;M−1〜A−55;M−1〜L−54;M−1〜E−53;M
−1〜G−52;M−1〜A−51;M−1〜S−50;M−1〜G−49;M
−1〜P−48;M−1〜L−47;M−1〜R−46;M−1〜T−45;M
−1〜P−44;M−1〜V−43;M−1〜V−42;M−1〜L−41;M
−1〜E−40;M−1〜S−39;M−1〜A−38;M−1〜Q−37;M
−1〜G−36;M−1〜G−35;M−1〜A−34;M−1〜A−33;M
−1〜P−32;M−1〜R−31;M−1〜A−30;M−1〜P−29;M
−1〜A−28;M−1〜G−27;M−1〜R−26;M−1〜A−25;M
−1〜L−24;M−1〜P−23;M−1〜L−22;M−1〜L−21;M
−1〜L−20;M−1〜L−19;M−1〜L−18;M−1〜L−17;M
−1〜L−16;M−1〜L−15;M−1〜L−14;M−1〜F−13;M
−1〜P−12;M−1〜L−11;M−1〜W−10;M−1〜R−9;M−
1〜P−8;M−1〜A−7。好ましくは、上に列挙されたN末端欠失またはC
末端欠失のうちの任意は、N末端欠失およびC末端欠失METH2ポリペプチド
を産生するために組み合わせられ得る。
【0159】 本発明はまた、1つ以上のアミノ酸がアミノ末端とカルボキシル末端の両方か
ら欠失されたポリペプチドを提供し、これは、配列番号2の残基m1−n1、また
は配列番号4の残基m2−n2を有するとして一般的に記載され得、ここで、nお
よびmは、上記のような整数である。
【0160】 本発明はまた、METH1のメタロプロテアーゼの変異体を提供し、これは、
一般式m3−n3によって記載され、ここで、m3は、205〜265の整数であ
り、そしてn3は、285〜950の整数であり、ここで、m3およびn3は、配
列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。本発明はさらに、
METH1のメタロプロテアーゼの変異体を提供し、これは、一般式m4−n4
よって記載され、ここで、m4は、1〜409の整数であり、そしてn4は、42
9〜489の整数であり、ここで、m4およびn4は、配列番号2において同定さ
れるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0161】 本発明は、また、METH1のディスインテグリン(disintegrin
)ドメインの変異体を提供し、これは、一般式m5−n5によって記載され、ここ
で、m5は、430〜490の整数であり、そしてn5は、510〜950の整数
であり、ここで、m5およびn5は、配列番号2において同定されるアミノ酸残基
の位置に対応する。
【0162】 本発明は、さらに、METH1のディスインテグリンドメインの変異体を提供
し、これは、一般式m6−n6によって記載され、ここで、m6は、1〜494の
整数であり、そしてn6は、514〜574の整数であり、ここで、m6およびn 6 は、配列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0163】 本発明は、さらに、METH1のTSP1ドメインの変異体を提供し、これは
、一般式m7−n7によって記載され、ここで、m7は、515〜575の整数で
あり、そしてn7は、595〜950の整数であり、ここで、m7およびn7は、
配列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0164】 本発明は、また、METH1のTSP1ドメインの変異体を提供し、これは、
一般式m8−n8によって記載され、ここで、m8は、1〜548の整数であり、
そしてn8は、568〜628の整数であり、ここで、m8およびn8は、配列番
号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0165】 本発明は、また、METH1のTSP2ドメインの変異体を提供し、これは、
一般式m9−n9によって記載され、ここで、m9は、801〜871の整数であ
り、そしてn9は、891〜950の整数であり、ここで、m9およびn9は、配
列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0166】 本発明は、また、METH1のTSP2ドメインの変異体を提供し、これは、
一般式m10−n10によって記載され、ここで、m10は、1〜834の整数であり
、そしてn10は、864〜924の整数であり、ここで、m10およびn10は、配
列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0167】 本発明は、さらに、METH1のTSP3ドメインの変異体を提供し、これは
、一般式m11−n11によって記載され、ここで、m11は、865〜925の整数
であり、そしてn11は、945〜950の整数であり、ここで、m11およびn11 は、配列番号2において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。本発明はま
た、METH1のTSP3ドメインの変異体を提供し、これは、一般式m12−n 12 によって記載され、ここで、m12は、1〜884の整数であり、そしてn12
、904〜950の整数であり、ここで、m12およびn12は、配列番号2におい
て同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0168】 本発明は、さらに、METH2のメタロプロテアーゼドメインの変異体を提供
し、これは、一般式m13−n13によって記載され、ここで、m13は、184〜2
44の整数であり、そしてn13は、264〜890の整数であり、ここで、m13 およびn13は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
本発明はまた、METH2のメタロプロテアーゼドメインの変異体を提供し、こ
れは、一般式m14−n14によって記載され、ここで、m14は、1〜389の整数
であり、そしてn14は、409〜469の整数であり、ここで、m14およびn14 は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0169】 本発明は、さらに、METH2のディスインテグリンドメインの変異体を提供
し、これは、一般式m15−n15によって記載され、ここで、m15は、400〜4
70の整数であり、そしてn15は、490〜890の整数であり、ここで、m15 およびn15は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
本発明はまた、METH2のディスインテグリンドメインの変異体を提供し、こ
れは、一般式m16−n16によって記載され、ここで、m16は、1〜479の整数
であり、そしてn16は、499〜559の整数であり、ここで、m16およびn16 は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0170】 本発明は、さらに、METH2のTSP1ドメインの変異体を提供し、これは
、一般式m17−n17によって記載され、ここで、m17は、500〜560の整数
であり、そしてn17は、580〜890の整数であり、ここで、m17およびn17 は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。本発明はま
た、METH2のTSP1ドメインの変異体を提供し、これは、一般式m18−n 18 によって記載され、ここで、m18は、1〜533の整数であり、そしてn18
、553〜613の整数であり、ここで、m18およびn18は、配列番号4におい
て同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0171】 本発明は、さらに、METH2のTSP2ドメインの変異体を提供し、これは
、一般式m19−n19によって記載され、ここで、m19は、807〜867の整数
であり、そしてn19は、887〜890の整数であり、ここで、m19およびn19 は、配列番号4において同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。本発明はま
た、METH2のTSP2ドメインの変異体を提供し、これは、一般式m20−n 20 によって記載され、ここで、m20は、1〜840の整数であり、そしてn20
、860〜890の整数であり、ここで、m20およびn20は、配列番号4におい
て同定されるアミノ酸残基の位置に対応する。
【0172】 構造または機能ドメインによって特徴づけられるMETH1またはMETH2
のポリペプチドフラグメントおよびポリヌクレオチドフラグメントもまた好まし
い。本発明の好ましい実施形態は、α−ヘリックスおよびα−ヘリックス形成領
域(「α−領域」)、β−シートおよびβ−シート形成領域(「β−領域」)、
ターンおよびターン形成領域(「ターン−領域」)、コイルおよびコイル形成領
域(「コイル−領域」)、親水性領域、疎水性領域、α両親媒性領域、β両親媒
性領域、可撓性領域、表面形成領域、基質結合領域、および高抗原性指標領域を
含むフラグメントを含む。図に示されるように、このような好ましい領域として
は、Garnier−Robsonのα−領域、β−領域、ターン−領域、およ
びコイル−領域、Chou−Fasmanのα−領域、β−領域、およびターン
−領域、Kyte−Doolittleの親水性領域および疎水性領域、Eis
enbergのα−およびβ−両親媒性領域、Karplus−Schulzの
可撓性領域、Eminiの表面形成領域、およびJameson−Wolfの高
抗原性指数領域が挙げられる。保存性ドメインに入る配列番号2のポリペプチド
フラグメントが特に本発明に意図される。(図10および11ならびに表1およ
び2を参照のこと)。さらに、これらのドメインをコードするポリヌクレオチド
フラグメントがまた、意図される。
【0173】 他の好ましいフラグメントは、生物学的に活性なMETH1フラグメントまた
はMETH2フラグメントである。生物学的に活性なフラグメントは、METH
1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドの活性に類似するが、必ずしも同
一ではない、活性を示すフラグメントである。フラグメントの生物学的な活性に
は、改善された望ましい活性、または減少された望ましくない活性が挙げられる
。しかし、EST配列のような多くのポリヌクレオチド配列は、配列データベー
スを介して公に利用可能でありアクセス可能である。これらの配列のいくつかは
、配列番号1または配列番号3に関連し、そして本発明の概念の前に公に利用可
能であったかもしれない。好ましくは、このような関連するポリヌクレオチドは
、本発明の範囲から特に除外される。全ての関連配列を列挙することは煩わしい
。従って、好ましくは、本発明からは、一般式a−bにより記載されるヌクレオ
チド配列(ここで、aは配列番号1の1〜936の任意の整数であり、bは15
〜950の整数であり、ここでaおよびbの両方は配列番号1に示されるヌクレ
オチド残基の位置に対応し、そしてここでbはa+14以上である)を含む1つ
以上のポリヌクレオチドが除外される。さらに、好ましくは、本発明からは、一
般式a−bにより記載されるヌクレオチド配列(ここで、aは配列番号3の1〜
876の任意の整数であり、bは15〜890の整数であり、ここでaおよびb
の両方は配列番号3に示されるヌクレオチド残基の位置に対応し、そしてここで
bはa+14以上である)を含む1つ以上のポリヌクレオチドが除外される。
【0174】 上記フラグメントは、以下のように、融合タンパク質、例えば、FcまたはF
lag融合タンパク質を作製するために使用され得る。
【0175】 (エピトープおよび抗体) 別の局面において、本発明は、本発明のポリペプチドのエピトープ保有部分を
含むペプチドおよびポリペプチドを提供する。これらのエピトープは、本発明の
ポリペプチドの免疫原性エピトープまたは抗原性エピトープである。「免疫原性
エピトープ」は、本発明のポリペプチド全体またはそれらのフラグメントが免疫
原である場合、インビボにおいて抗体応答を誘発するタンパク質の一部と定義さ
れる。一方で、抗体が結合し得るポリペプチドの領域は、「抗原決定基」または
「抗原性エピトープ」として規定される。タンパク質のインビボでの免疫原性エ
ピトープの数は、一般に抗原性エピトープの数より少ない。例えば、Geyse
nら(1983)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:39
98〜4002を参照のこと。しかし、抗体が免疫原性エピトープであるか否か
にかかわらず、ファージディスプレイのような方法を用いることにより、任意の
抗原性エピトープに対して、抗体は作製され得る。例えば、Petersen
G.ら(1995)Mol.Gen.Genet.249:425〜431を参
照のこと。従って、免疫原性エピトープおよび抗原性エピトープの両方が本発明
に含まれる。
【0176】 免疫原性エピトープを含むアミノ酸配列の例の列挙を表1および2に示す。こ
れは、表1および2がJamesonおよびWolf,(1988)Comp.
Appl.Biosci.,4:181〜186(この引用文献はその全体が参
考として援用されている)のアルゴリズムを用いて最高の抗原性を有することが
予想されたエピトープを含むアミノ酸残基のみを列挙することが指摘されている
。Jameson−Wolf抗原性分析を、デフォルトパラメーターを用いるコ
ンピュータープログラムPROTEAN(Power MacIntosh用,
Version 3.11 DNASTAR,Inc.,1228 South
Park Street Madison,WI)を用いて実行した。表1お
よび2ならびに表1および2に列挙されないポリペプチドの一部は、非免疫性と
は考えられない。表1および2の免疫原性エピトープは、例示的な列挙であって
、排他的な列挙ではない。なぜなら、他の免疫原性エピトープが、使用される特
定のアルゴリズムによって認識されないだけであるからである。他の免疫原性エ
ピトープを含むアミノ酸残基は、Jameson−Wolf分析に類似のアルゴ
リズムを用いて、または当該分野で公知の方法を用いる抗原性反応についてのイ
ンビボ試験により慣用的に決定され得る。例えば、Geysenら、前出;米国
特許第4,708,781号;同第5,194,392号;同第4,433,0
92号;および同第5,480,971号(これらの参考文献はその全体が参考
として援用される)を参照のこと。
【0177】 本発明の抗原性エピトープ保有ペプチドおよびポリペプチドは、本発明のポリ
ペプチドのアミノ酸配列に含まれる、好ましくは少なくとも7アミノ酸、より好
ましくは少なくとも9アミノ酸、そして最も好ましくは約15〜約30アミノ酸
の配列を含む。
【0178】 DNAstar分析を用いて、配列番号2は、以下のアミノ酸で抗原性が見出
された:2〜14、32〜44、47〜60、66〜78、87〜103、10
9〜118、146〜162、168〜180、183〜219、223〜24
3、275〜284、296〜306、314〜334、341〜354、35
7〜376、392〜399、401〜410、418〜429、438〜45
4、456〜471、474〜488、510〜522、524〜538、55
0〜561、565〜626、630〜643、659〜671、679〜72
1、734〜749、784〜804、813〜820、825〜832、84
5〜854、860〜894、899〜917、919〜924および928〜
939。
【0179】 DNAstar分析を用いて、配列番号4は、以下のアミノ酸で抗原性が見出
された:26〜38、45〜52、69〜76、80〜99、105〜113、
129〜136、138〜217、254〜263、273〜289、294〜
313、321〜331、339〜356、371〜383、417〜427、
438〜443、459〜471、479〜505、507〜526、535〜
546、550〜607、615〜640、648〜653、660〜667、
669〜681、683〜704、717〜732、737〜743、775〜
787、797〜804、811〜825、840〜867および870〜88
4。
【0180】 従って、METH1および/またはMETH2のこれらの領域は、METH1
および/またはMETH2特異的抗体を産生させるために使用され得る抗原性ポ
リペプチドまたはペプチドの非限定的な例である。
【0181】 表1および2のアミノ酸配列が免疫原性エピトープを含むことが特に示されて
いる。表1および2は、Jameson−Wolf分析により決定される免疫原
性エピトープの重要な残基のみを列挙している。このように、N末端、C末端、
またはN末端およびC末端の両方のいずれかの末端におけるさらなる隣接する残
基を表1および2の配列に付加し、本発明のエピトープ保有ポリペプチドを生成
し得る。従って、表1および2の免疫原性エピトープは、さらなるN末端アミノ
酸残基またはC末端アミノ酸残基を含み得る。さらなる隣接するアミノ酸残基は
、本発明のポリペプチドからの連続した隣接するN末端配列および/またはC末
端配列、異種ポリペプチド配列であってもよいし、あるいは本発明のポリペプチ
ドおよび異種ポリペプチド配列からの連続した隣接する配列の両方を含み得る。
【0182】 免疫原性エピトープまたは抗原性エピトープを含む本発明のポリペプチドは、
少なくとも7アミノ酸残基長である。「少なくとも」は、免疫原性エピトープま
たは抗原性エピトープを含む本発明のポリペプチドは、7アミノ酸残基長または
7アミノ酸と本発明の完全長ポリペプチドのアミノ酸残基数との間の任意の整数
であり得ることを意味する。免疫原性エピトープまたは抗原性エピトープを含む
好ましいポリペプチドは、少なくとも10、15、20、25、30、35、4
0、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、ま
たは100アミノ酸残基長である。しかし、7と完全長ポリペプチドのアミノ酸
残基数との間のそれぞれの整数およびあらゆる整数が、本発明に含まれることが
示される。
【0183】 免疫原性エピトープ保有フラグメントおよび抗原性エピトープ保有フラグメン
トは、上記のような連続したアミノ酸残基の数、または配列番号2もしくは4の
アミノ酸配列のこれらのフラグメントのN末端位置およびC末端位置によりさら
に特定され得る。例えば、少なくとも7または少なくとも15の連続したアミノ
酸残基長のフラグメントが配列番号2もしくは4のアミノ酸配列上で占有し得る
、N末端位置およびC末端位置のあらゆる組み合わせは、本発明に含まれる。再
度、「少なくとも7の連続したアミノ酸残基長」は、7アミノ酸残基長、または
7アミノ酸と本発明の全長ポリペプチドのアミノ酸残基数との間の任意の整数を
意味する。詳細には、7と完全長ポリペプチドのアミノ酸残基数との間のそれぞ
れの整数およびあらゆる整数が、本発明に含まれる。
【0184】 本発明の免疫原性エピトープ保有ポリペプチドおよび抗原性エピトープ保有ポ
リペプチドは、例えば、本発明のポリペプチドに特異的に結合する抗体を作製す
るため、および本発明のポリペプチドを検出するためのイムノアッセイにおいて
有用である。この抗体は、例えば、本発明のポリペプチドのアフニティー精製に
有用である。この抗体はまた、種々の定性的イムノアッセイまたは定量的イムノ
アッセイにおいて、特に当該分野で公知の方法を用いる本発明のポリペプチドの
ために、慣用的に用いられ得る。例えば、Harlowら、Antibodie
s:A Laboratory Manual,(Cold Spring H
arbor Laboratory Press;第2版、1988)を参照の
こと。
【0185】 本発明のエピトープ保有ポリペプチドは、当該分野で公知の合成方法および組
換え方法を含むポリペプチドの作製のための任意の従来の手段により産生され得
る。例えば、エピトープ保有ペプチドは、化学合成の公知の方法を用いて合成さ
れ得る。例えば、Houghtenは、多数のペプチド、例えば、10〜20m
gの248の個々のペプチドおよびHA1ポリペプチドのセグメントの単一のア
ミノ酸改変体を示す別の13残基ペプチド(これら全ては、4週未満で調製され
そして特徴付けされた(ELISA型結合研究により))の合成のための簡易な
方法を記載している(Houghten,R.A.Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA,82:5131〜5135(1985))。この「同時複
数ペプチド合成(Simultaneous Multiple Peptid
e Synthesis)(SMPS)」プロセスは、Houghtenおよび
共働研究者(1986)の米国特許第4,631,211号にさらに記載されて
いる。この手順において、種々のペプチドの固相合成のための個別の樹脂が、別
の溶媒透過性パケットに含まれる。これは固相方法に関与する多数の同一の反復
性工程の最適の使用を可能にする。完全なマニュアル手順は、同時に実行される
500〜1000以上の合成を可能にする(Houghtenら、(1985)
Proc.Natl.Acad.Sci.,U.S.A.82:5131〜51
35、5134)。
【0186】 本発明は、配列番号2および/または配列番号4のアミノ酸配列を有するポリ
ペプチドのエピトープ、またはATCC受託番号209581または20958
2またはPTA1478に含まれるポリヌクレオチド配列によって、もしくは配
列番号1および/または配列番号3の配列の相補物にハイブリダイズするポリヌ
クレオチドによってコードされるポリペプチド配列のエピトープ、または上記で
規定されたようなストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下もしくはよ
り低いストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件下でATCC寄託番号
209581または209582またはPTA1478に含まれるポリヌクレオ
チド配列によってコードされるポリペプチド配列のエピトープを含むか、あるい
はそれらからなるポリペプチドを含む。本発明はさらに、本発明のポリペプチド
配列(例えば、配列番号1または配列番号3で開示された配列)のエピトープを
コードするポリヌクレオチド配列、本発明のエピトープをコードするポリヌクレ
オチド配列の相補鎖のポリヌクレオチド配列、および上記で定義されたストリン
ジェントなハイブリダイゼーション条件下またはより低いストリンジェンシーの
ハイブリダイゼーション条件下で相補鎖にハイブリダイズするポリヌクレオチド
配列を含む。
【0187】 用語「エピトープ」とは、本明細書中で使用される場合、動物において、好ま
しくは哺乳動物において、そして最も好ましくはヒトにおいて抗原性活性または
免疫原性活性を有するポリペプチドの部分をいう。好ましい実施形態において、
本発明は、エピトープを含むポリペプチド、およびこのポリペプチドをコードす
るポリヌクレオチドを含む。「免疫原性エピトープ」とは、本明細書中で使用さ
れる場合、当該分野で公知の任意の方法によって決定されるような(例えば、下
記に記載される抗体を産生するための方法による)、動物における抗体応答を誘
発するタンパク質の一部として定義される(例えば、Geysenら、Proc
.Natl.Acad.Sci.USA 81:3998−4002(1983
)を参照のこと)。用語「抗原性エピトープ」とは、本明細書中で使用される場
合、当該分野で周知の任意の方法(例えば、本明細書中に記載される免疫アッセ
イによる)によって決定されるような、抗体がその抗原に免疫特異的に結合し得
るタンパク質の一部として定義される。免疫特異的結合は、非特異的結合は除外
するが、他の抗原との交差反応を除外する必要はない。抗原性エピトープは、免
疫原性である必要はない。
【0188】 エピトープとして機能するフラグメントは、任意の従来の方法によって産生さ
れ得る。(例えば、Houghten,Proc.Natl.Acad.Sci
.USA 82:5131−5135(1985)を参照のこと。これはさらに
、米国特許第4,631,211号に記載される)。
【0189】 本発明においては、抗原性エピトープは、好ましくは、少なくとも4、少なく
とも5、少なくとも6、少なくとも7アミノ酸配列を含み、より好ましくは、少
なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12
、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも20、少なく
とも25、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50,そして最も好ま
しくは約15アミノ酸と約30アミノ酸との間の配列を含む。免疫原性エピトー
プまたは抗原性エピトープを含有する好ましいポリペプチドは、少なくとも10
、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70
、75、80、85、90、95または100アミノ酸残基の長さである。さら
に好ましいMETH1の抗原性エピトープは、以下の残基のアミノ酸配列を含む
か、あるいは以下の残基のアミノ酸配列からなる:配列番号2のM−1〜P−1
5;G−2〜V−16;N−3〜P−17;A−4〜T−18;E−5〜L−1
9;R−6〜L−20;A−7〜L−21;P−8〜L−22;G−9〜A−2
3;S−10〜A−24;R−11〜A−25;S−12〜L−26;F−13
〜L−27;G−14〜A−28;P−15〜V−29;V−16〜S−30;
P−17〜D−31;T−18〜A−32;L−19〜L−33;L−20〜G
−34;L−21〜R−35;L−22〜P−36;A−23〜S−37;A−
24〜E−38;A−25〜E−39;L−26〜D−40;L−27〜E−4
1;A−28〜E−42;V−29〜L−43;S−30〜V−44;D−31
〜V−45;A−32〜P−46;L−33〜E−47;G−34〜L−48;
R−35〜E−49;P−36〜R−50;S−37〜A−51;E−38〜P
−52;E−39〜G−53;D−40〜H−54;E−41〜G−55;E−
42〜T−56;L−43〜T−57;V−44〜R−58;V−45〜L−5
9;P−46〜R−60;E−47〜L−61;L−48〜H−62;E−49
〜A−63;R−50〜F−64;A−51〜D−65;P−52〜Q−66;
G−53〜Q−67;H−54〜L−68;G−55〜D−69;T−56〜L
−70;T−57〜E−71;R−58〜L−72;L−59〜R−73;R−
60〜P−74;L−61〜D−75;H−62〜S−76;A−63〜S−7
7;F−64〜F−78;D−65〜L−79;Q−66〜A−80;Q−67
〜P−81;L−68〜G−82;D−69〜F−83;L−70〜T−84;
E−71〜L−85;L−72〜Q−86;R−73〜N−87;P−74〜V
−88;D−75〜G−89;S−76〜R−90;S−77〜K−91;F−
78〜S−92;L−79〜G−93;A−80〜S−94;P−81〜E−9
5;G−82〜T−96;F−83〜P−97;T−84〜L−98;L−85
〜P−99;Q−86〜E−100;N−87〜T−101;V−88〜D−1
02;G−89〜L−103;R−90〜A−104;K−91〜H−105;
S−92〜C−106;G−93〜F−107;S−94〜Y−108;E−9
5〜S−109;T−96〜G−110;P−97〜T−111;L−98〜V
−112;P−99〜N−113;E−100〜G−114;T−101〜D−
115;D−102〜P−116;L−103〜S−117;A−104〜S−
118;H−105〜A−119;C−106〜A−120;F−107〜A−
121;Y−108〜L−122;S−109〜S−123;G−110〜L−
124;T−111〜C−125;V−112〜E−126;N−113〜G−
127;G−114〜V−128;D−115〜R−129;P−116〜G−
130;S−117〜A−131;S−118〜F−132;A−119〜Y−
133;A−120〜L−134;A−121〜L−135;L−122〜G−
136;S−123〜E−137;L−124〜A−138;C−125〜Y−
139;E−126〜F−140;G−127〜I−141;V−128〜Q−
142;R−129〜P−143;G−130〜L−144;A−131〜P−
145;F−132〜A−146;Y−133〜A−147;L−134〜S−
148;L−135〜E−149;G−136〜R−150;E−137〜L−
151;A−138〜A−152;Y−139〜T−153;F−140〜A−
154;I−141〜A−155;Q−142〜P−156;P−143〜G−
157;L−144〜E−158;P−145〜K−159;A−146〜P−
160;A−147〜P−161;S−148〜A−162;E−149〜P−
163;R−150〜L−164;L−151〜Q−165;A−152〜F−
166;T−153〜H−167;A−154〜L−168;A−155〜L−
169;P−156〜R−170;G−157〜R−171;E−158〜N−
172;K−159〜R−173;P−160〜Q−174;P−161〜G−
175;A−162〜D−176;P−163〜V−177;L−164〜G−
178;Q−165〜G−179;F−166〜T−180;H−167〜C−
181;L−168〜G−182;L−169〜V−183;R−170〜V−
184;R−171〜D−185;N−172〜D−186;R−173〜E−
187;Q−174〜P−188;G−175〜R−189;D−176〜P−
190;V−177〜T−191;G−178〜G−192;G−179〜K−
193;T−180〜A−194;C−181〜E−195;G−182〜T−
196;V−183〜E−197;V−184〜D−198;D−185〜E−
199;D−186〜D−200;E−187〜E−201;P−188〜G−
202;R−189〜T−203;P−190〜E−204;T−191〜G−
205;G−192〜E−206;K−193〜D−207;A−194〜E−
208;E−195〜G−209;T−196〜P−210;E−197〜Q−
211;D−198〜W−212;E−199〜S−213;D−200〜P−
214;E−201〜Q−215;G−202〜D−216;T−203〜P−
217;E−204〜A−218;G−205〜L−219;E−206〜Q−
220;D−207〜G−221;E−208〜V−222;G−209〜G−
223;P−210〜Q−224;Q−211〜P−225;W−212〜T−
226;S−213〜G−227;P−214〜T−228;Q−215〜G−
229;D−216〜S−230;P−217〜I−231;A−218〜R−
232;L−219〜K−233;Q−220〜K−234;G−221〜R−
235;V−222〜F−236;G−223〜V−237;Q−224〜S−
238;P−225〜S−239;T−226〜H−240;G−227〜R−
241;T−228〜Y−242;G−229〜V−243;S−230〜E−
244;I−231〜T−245;R−232〜M−246;K−233〜L−
247;K−234〜V−248;R−235〜A−249;F−236〜D−
250;V−237〜Q−251;S−238〜S−252;S−239〜M−
253;H−240〜A−254;R−241〜E−255;Y−242〜F−
256;V−243〜H−257;E−244〜G−258;T−245〜S−
259;M−246〜G−260;L−247〜L−261;V−248〜K−
262;A−249〜H−263;D−250〜Y−264;Q−251〜L−
265;S−252〜L−266;M−253〜T−267;A−254〜L−
268;E−255〜F−269;F−256〜S−270;H−257〜V−
271;G−258〜A−272;S−259〜A−273;G−260〜R−
274;L−261〜L−275;K−262〜Y−276;H−263〜K−
277;Y−264〜H−278;L−265〜P−279;L−266〜S−
280;T−267〜I−281;L−268〜R−282;F−269〜N−
283;S−270〜S−284;V−271〜V−285;A−272〜S−
286;A−273〜L−287;R−274〜V−288;L−275〜V−
289;Y−276〜V−290;K−277〜K−291;H−278〜I−
292;P−279〜L−293;S−280〜V−294;I−281〜I−
295;R−282〜H−296;N−283〜D−297;S−284〜E−
298;V−285〜Q−299;S−286〜K−300;L−287〜G−
301;V−288〜P−302;V−289〜E−303;V−290〜V−
304;K−291〜T−305;I−292〜S−306;L−293〜N−
307;V−294〜A−308;I−295〜A−309;H−296〜L−
310;D−297〜T−311;E−298〜L−312;Q−299〜R−
313;K−300〜N−314;G−301〜F−315;P−302〜C−
316;E−303〜N−317;V−304〜W−318;T−305〜Q−
319;S−306〜K−320;N−307〜Q−321;A−308〜H−
322;A−309〜N−323;L−310〜P−324;T−311〜P−
325;L−312〜S−326;R−313〜D−327;N−314〜R−
328;F−315〜D−329;C−316〜A−330;N−317〜E−
331;W−318〜H−332;Q−319〜Y−333;K−320〜D−
334;Q−321〜T−335;H−322〜A−336;N−323〜I−
337;P−324〜L−338;P−325〜F−339;S−326〜T−
340;D−327〜R−341;R−328〜Q−342;D−329〜D−
343;A−330〜L−344;E−331〜C−345;H−332〜G−
346;Y−333〜S−347;D−334〜Q−348;T−335〜T−
349;A−336〜C−350;I−337〜D−351;L−338〜T−
352;F−339〜L−353;T−340〜G−354;R−341〜M−
355;Q−342〜A−356;D−343〜D−357;L−344〜V−
358;C−345〜G−359;G−346〜T−360;S−347〜V−
361;Q−348〜C−362;T−349〜D−363;C−350〜P−
364;D−351〜S−365;T−352〜R−366;L−353〜S−
367;G−354〜C−368;M−355〜S−369;A−356〜V−
370;D−357〜I−371;V−358〜E−372;G−359〜D−
373;T−360〜D−374;V−361〜G−375;C−362〜L−
376;D−363〜Q−377;P−364〜A−378;S−365〜A−
379;R−366〜F−380;S−367〜T−381;C−368〜T−
382;S−369〜A−383;V−370〜H−384;I−371〜E−
385;E−372〜L−386;D−373〜G−387;D−374〜H−
388;G−375〜V−389;L−376〜F−390;Q−377〜N−
391;A−378〜M−392;A−379〜P−393;F−380〜H−
394;T−381〜D−395;T−382〜D−396;A−383〜A−
397;H−384〜K−398;E−385〜Q−399;L−386〜C−
400;G−387〜A−401;H−388〜S−402;V−389〜L−
403;F−390〜N−404;N−391〜G−405;M−392〜V−
406;P−393〜N−407;H−394〜Q−408;D−395〜D−
409;D−396〜S−410;A−397〜H−411;K−398〜M−
412;Q−399〜M−413;C−400〜A−414;A−401〜S−
415;S−402〜M−416;L−403〜L−417;N−404〜S−
418;G−405〜N−419;V−406〜L−420;N−407〜D−
421;Q−408〜H−422;D−409〜S−423;S−410〜Q−
424;H−411〜P−425;M−412〜W−426;M−413〜S−
427;A−414〜P−428;S−415〜C−429;M−416〜S−
430;L−417〜A−431;S−418〜Y−432;N−419〜M−
433;L−420〜I−434;D−421〜T−435;H−422〜S−
436;S−423〜F−437;Q−424〜L−438;P−425〜D−
439;W−426〜N−440;S−427〜G−441;P−428〜H−
442;C−429〜G−443;S−430〜E−444;A−431〜C−
445;Y−432〜L−446;M−433〜M−447;I−434〜D−
448;T−435〜K−449;S−436〜P−450;F−437〜Q−
451;L−438〜N−452;D−439〜P−453;N−440〜I−
454;G−441〜Q−455;H−442〜L−456;G−443〜P−
457;E−444〜G−458;C−445〜D−459;L−446〜L−
460;M−447〜P−461;D−448〜G−462;K−449〜T−
463;P−450〜S−464;Q−451〜Y−465;N−452〜D−
466;P−453〜A−467;I−454〜N−468;Q−455〜R−
469;L−456〜Q−470;P−457〜C−471;G−458〜Q−
472;D−459〜F−473;L−460〜T−474;P−461〜F−
475;G−462〜G−476;T−463〜E−477;S−464〜D−
478;Y−465〜S−479;D−466〜K−480;A−467〜H−
481;N−468〜C−482;R−469〜P−483;Q−470〜D−
484;C−471〜A−485;Q−472〜A−486;F−473〜S−
487;T−474〜T−488;F−475〜C−489;G−476〜S−
490;E−477〜T−491;D−478〜L−492;S−479〜W−
493;K−480〜C−494;H−481〜T−495;C−482〜G−
496;P−483〜T−497;D−484〜S−498;A−485〜G−
499;A−486〜G−500;S−487〜V−501;T−488〜L−
502;C−489〜V−503;S−490〜C−504;T−491〜Q−
505;L−492〜T−506;W−493〜K−507;C−494〜H−
508;T−495〜F−509;G−496〜P−510;T−497〜W−
511;S−498〜A−512;G−499〜D−513;G−500〜G−
514;V−501〜T−515;L−502〜S−516;V−503〜C−
517;C−504〜G−518;Q−505〜E−519;T−506〜G−
520;K−507〜K−521;H−508〜W−522;F−509〜C−
523;P−510〜I−524;W−511〜N−525;A−512〜G−
526;D−513〜K−527;G−514〜C−528;T−515〜V−
529;S−516〜N−530;C−517〜K−531;G−518〜T−
532;E−519〜D−533;G−520〜R−534;K−521〜K−
535;W−522〜H−536;C−523〜F−537;I−524〜D−
538;N−525〜T−539;G−526〜P−540;K−527〜F−
541;C−528〜H−542;V−529〜G−543;N−530〜S−
544;K−531〜W−545;T−532〜G−546;D−533〜M−
547;R−534〜W−548;K−535〜G−549;H−536〜P−
550;F−537〜W−551;D−538〜G−552;T−539〜D−
553;P−540〜C−554;F−541〜S−555;H−542〜R−
556;G−543〜T−557;S−544〜C−558;W−545〜G−
559;G−546〜G−560;M−547〜G−561;W−548〜V−
562;G−549〜Q−563;P−550〜Y−564;W−551〜T−
565;G−552〜M−566;D−553〜R−567;C−554〜E−
568;S−555〜C−569;R−556〜D−570;T−557〜N−
571;C−558〜P−572;G−559〜V−573;G−560〜P−
574;G−561〜K−575;V−562〜N−576;Q−563〜G−
577;Y−564〜G−578;T−565〜K−579;M−566〜Y−
580;R−567〜C−581;E−568〜E−582;C−569〜G−
583;D−570〜K−584;N−571〜R−585;P−572〜V−
586;V−573〜R−587;P−574〜Y−588;K−575〜R−
589;N−576〜S−590;G−577〜C−591;G−578〜N−
592;K−579〜L−593;Y−580〜E−594;C−581〜D−
595;E−582〜C−596;G−583〜P−597;K−584〜D−
598;R−585〜N−599;V−586〜N−600;R−587〜G−
601;Y−588〜K−602;R−589〜T−603;S−590〜F−
604;C−591〜R−605;N−592〜E−606;L−593〜E−
607;E−594〜Q−608;D−595〜C−609;C−596〜E−
610;P−597〜A−611;D−598〜H−612;N−599〜N−
613;N−600〜E−614;G−601〜F−615;K−602〜S−
616;T−603〜K−617;F−604〜A−618;R−605〜S−
619;E−606〜F−620;E−607〜G−621;Q−608〜S−
622;C−609〜G−623;E−610〜P−624;A−611〜A−
625;H−612〜V−626;N−613〜E−627;E−614〜W−
628;F−615〜I−629;S−616〜P−630;K−617〜K−
631;A−618〜Y−632;S−619〜A−633;F−620〜G−
634;G−621〜V−635;S−622〜S−636;G−623〜P−
637;P−624〜K−638;A−625〜D−639;V−626〜R−
640;E−627〜C−641;W−628〜K−642;I−629〜L−
643;P−630〜I−644;K−631〜C−645;Y−632〜Q−
646;A−633〜A−647;G−634〜K−648;V−635〜G−
649;S−636〜I−650;P−637〜G−651;K−638〜Y−
652;D−639〜F−653;R−640〜F−654;C−641〜V−
655;K−642〜L−656;L−643〜Q−657;I−644〜P−
658;C−645〜K−659;Q−646〜V−660;A−647〜V−
661;K−648〜D−662;G−649〜G−663;I−650〜T−
664;G−651〜P−665;Y−652〜C−666;F−653〜S−
667;F−654〜P−668;V−655〜D−669;L−656〜S−
670;Q−657〜T−671;P−658〜S−672;K−659〜V−
673;V−660〜C−674;V−661〜V−675;D−662〜Q−
676;G−663〜G−677;T−664〜Q−678;P−665〜C−
679;C−666〜V−680;S−667〜K−681;P−668〜A−
682;D−669〜G−683;S−670〜C−684;T−671〜D−
685;S−672〜R−686;V−673〜I−687;C−674〜I−
688;V−675〜D−689;Q−676〜S−690;G−677〜K−
691;Q−678〜K−692;C−679〜K−693;V−680〜F−
694;K−681〜D−695;A−682〜K−696;G−683〜C−
697;C−684〜G−698;D−685〜V−699;R−686〜C−
700;I−687〜G−701;I−688〜G−702;D−689〜N−
703;S−690〜G−704;K−691〜S−705;K−692〜T−
706;K−693〜C−707;F−694〜K−708;D−695〜K−
709;K−696〜I−710;C−697〜S−711;G−698〜G−
712;V−699〜S−713;C−700〜V−714;G−701〜T−
715;G−702〜S−716;N−703〜A−717;G−704〜K−
718;S−705〜P−719;T−706〜G−720;C−707〜Y−
721;K−708〜H−722;K−709〜D−723;I−710〜I−
724;S−711〜I−725;G−712〜T−726;S−713〜I−
727;V−714〜P−728;T−715〜T−729;S−716〜G−
730;A−717〜A−731;K−718〜T−732:P−719〜N−
733;G−720〜I−734;Y−721〜E−735;H−722〜V−
746;D−723〜K−737;I−724〜Q−738;I−725〜R−
739;T−726〜N−740;I−727〜Q−741;P−728〜R−
742;T−729〜G−743;G−730〜S−744;A−731〜R−
745;T−732〜N−746;N−733〜N−747;I−734〜G−
748;E−735〜S−749;V−736〜F−750;K−737〜L−
751;Q−738〜A−752;R−739〜I−753:N−740〜K−
754;Q−741〜A−755;R−742〜A−756;G−743〜D−
757;S−744〜G−758;R−745〜T−759;N−746〜Y−
760;N−747〜I−761;G−748〜L−762;S−749〜N−
763;F−750〜G−764;L−751〜D−765;A−752〜Y−
766;I−753〜T−767;K−754〜L−768;A−755〜S−
769;A−756〜T−770;D−757〜L−771;G−758〜E−
772;T−759〜Q−773;Y−760〜D−774;I−761〜I−
775;L−762〜M−776;N−763〜Y−777;G−764〜K−
778;D−765〜G−779;Y−766〜V−780;T−767〜V−
781;L−768〜L−782;S−769〜R−783;T−770〜Y−
784;L−771〜S−785;E−772〜G−786;Q−773〜S−
787;D−774〜S−788;I−775〜A−789;M−776〜A−
790;Y−777〜L−791;K−778〜E−792;G−779〜R−
793;V−780〜I−794;V−781〜R−795;L−782〜S−
796;R−783〜F−797;Y−784〜S−798;S−785〜P−
799;G−786〜L−800;S−787〜K−801;S−788〜E−
802;A−789〜P−803:A−790〜L−804;L−791〜T−
805;E−792〜I−806;R−793〜Q−807;I−794〜V−
808;R−795〜L−809;S−796〜T−810;F−797〜V−
811;S−798〜G−812;P−799〜N−813;L−800〜A−
814;K−801〜L−815;E−802〜R−816;P−803〜P−
817;L−804〜K−818;T−805〜I−819;I−806〜K−
820;Q−807〜Y−821;V−808〜T−822;L−809〜Y−
823;T−810〜F−824;V−811〜V−825;G−812〜K−
826;N−813〜K−827;A−814〜K−828;L−815〜K−
829;R−816〜E−830;P−817〜S−831;K−818〜F−
832;I−819〜N−833;K−820〜A−834;Y−821〜I−
835;T−822〜P−836;Y−823〜T−837;F−824〜F−
838;V−825〜S−839;K−826〜A−840;K−827〜W−
841;K−828〜V−842;K−829〜I−843;E−830〜E−
844;S−831〜E−845;F−832〜W−846;N−833〜G−
847;A−834〜E−848;I−835〜C−849;P−836〜S−
850;T−837〜K−851;F−838〜S−852;S−839〜C−
853;A−840〜E−854;W−841〜L−855;V−842〜G−
856;I−843〜W−857;E−844〜Q−858;E−845〜R−
859;W−846〜R−860;G−847〜L−861;E−848〜V−
862;C−849〜E−863;S−850〜C−864;K−851〜R−
865;S−852〜D−866;C−853〜I−867;E−854〜N−
868;L−855〜G−869;G−856〜Q−870;W−857〜P−
871;Q−858〜A−872;R−859〜S−873;R−860〜E−
874;L−861〜C−875;V−862〜A−876;E−863〜K−
877;C−864〜E−878;R−865〜V−879;D−866〜K−
880;I−867〜P−881;N−868〜A−882;G−869〜S−
883;Q−870〜T−884;P−871〜R−885;A−872〜P−
886;S−873〜C−887;E−874〜A−888;C−875〜D−
889;A−876〜H−890;K−877〜P−891;E−878〜C−
892;V−879〜P−893;K−880〜Q−894;P−881〜W−
895;A−882〜Q−896;S−883〜L−897;T−884〜G−
898;R−885〜E−899;P−886〜W−900;C−887〜S−
901;A−888〜S−902;D−889〜C−903;H−890〜S−
904;P−891〜K−905;C−892〜T−906;P−893〜C−
907;Q−894〜G−908;W−895〜K−909;Q−896〜G−
910;L−897〜Y−911;G−898〜K−912;E−899〜K−
913;W−900〜R−914;S−901〜S−915;S−902〜L−
916;C−903〜K−917;S−904〜C−918;K−905〜L−
919;T−906〜S−920;C−907〜H−921;G−908〜D−
922;K−909〜G−923;G−910〜G−924;Y−911〜V−
925;K−912〜L−926;K−913〜S−927;R−914〜H−
928;S−915〜E−929;L−916〜S−930;K−917〜C−
931;C−918〜D−932;L−919〜P−933;S−920〜L−
934;H−921〜K−935;D−922〜K−936;G−923〜P−
937;G−924〜K−938;V−925〜H−939;L−926〜F−
940;S−927〜I−941;H−928〜D−942;E−929〜F−
943;S−930〜C−944;C−931〜T−945;D−932〜M−
946;P−933〜A−947;L−934〜E−948;K−935〜C−
949;および/またはK−936〜S−950。
【0190】 同様に、好ましいMETH2の抗原性エピトープは、以下の残基のアミノ酸配
列を含むか、あるいは以下の残基のアミノ酸配列からなる:配列番号4のM−1
〜L−15;F−2〜L−16;P−3〜L−17;A−4〜L−18;P−5
〜L−19;A−6〜L−20;A−7〜L−21;P−8〜L−22;R−9
〜P−23;W−10〜L−24;L−11〜A−25;P−12〜R−26;
F−13〜G−27;L−14〜A−28;L−15〜P−29;L−16〜A
−30;L−17〜R−31;L−18〜P−32;L−19〜A−33;L−
20〜A−34;L−21〜G−35;L−22〜G−36;P−23〜Q−3
7;L−24〜A−38;A−25〜S−39;R−26〜E−40;G−27
〜L−41;A−28〜V−42;P−29〜V−43;A−30〜P−44;
R−31〜T−45;P−32〜R−46;A−33〜L−47;A−34〜P
−48;G−35〜G−49;G−36〜S−50;Q−37〜A−51;A−
38〜G−52;S−39〜E−53;E−40〜L−54;L−41〜A−5
5;V−42〜L−56;V−43〜H−57;P−44〜L−58;T−45
〜S−59;R−46〜A−60;L−47〜F−61;P−48〜G−62;
G−49〜K−63;S−50〜G−64;A−51〜F−65;G−52〜V
−66;E−53〜L−67;L−54〜R−68;A−55〜L−69;L−
56〜A−70;H−57〜P−71;L−58〜D−72;S−59〜D−7
3;A−60〜S−74;F−61〜F−75;G−62〜L−76;K−63
〜A−77;G−64〜P−78;F−65〜E−79;V−66〜F−80;
L−67〜K−81;R−68〜I−82;L−69〜E−83;A−70〜R
−84;P−71〜L−85;D−72〜G−86;D−73〜G−87;S−
74〜S−88;F−75〜G−89;L−76〜R−90;A−77〜A−9
1;P−78〜T−92;E−79〜G−93;F−80〜G−94;K−81
〜E−95;I−82〜R−96;E−83〜G−97;R−84〜L−98;
L−85〜R−99;G−86〜G−100;G−87〜C−101;S−88
〜F−102;G−89〜F−103;R−90〜S−104;A−91〜G−
105;T−92〜T−106;G−93〜V−107;G−94〜N−108
;E−95〜G−109;R−96〜E−110;G−97〜P−111;L−
98〜E−112;R−99〜S−113;G−100〜L−114;C−10
1〜A−115;F−102〜A−116;F−103〜V−117;S−10
4〜S−118;G−105〜L−119;T−106〜C−120;V−10
7〜R−121;N−108〜G−122;G−109〜L−123;E−11
0〜S−124;P−111〜G−125;E−112〜S−126;S−11
3〜F−127;L−114〜L−128;A−115〜L−129;A−11
6〜D−130;V−117〜G−131;S−118〜E−132;L−11
9〜E−133;C−120〜F−134;R−121〜T−135;G−12
2〜I−136;L−123〜Q−137;S−124〜P−138;G−12
5〜Q−139;S−126〜G−140;F−127〜A−141;L−12
8〜G−142;L−129〜G−143;D−130〜S−144;G−13
1〜L−145;E−132〜A−146;E−133〜Q−147;F−13
4〜P−148;T−135〜H−149;I−136〜R−150;Q−13
7〜L−151;P−138〜Q−152;Q−139〜R−153;G−14
0〜W−154;A−141〜G−155;G−142〜P−156;G−14
3〜A−157;S−144〜G−158;L−145〜A−159;A−14
6〜R−160;Q−147〜P−161;P−148〜L−162;H−14
9〜P−163;R−150〜R−164;L−151〜G−165;Q−15
2〜P−166;R−153〜E−167;W−154〜W−168;G−15
5〜E−169;P−156〜V−170;A−157〜E−171;G−15
8〜T−172;A−159〜G−173;R−160〜E−174;P−16
1〜G−175;L−162〜Q−176;P−163〜R−177;R−16
4〜Q−178;G−165〜E−179;P−166〜R−180;E−16
7〜G−181;W−168〜D−182;E−169〜H−183;V−17
0〜Q−184;E−171〜E−185;T−172〜D−186;G−17
3〜S−187;E−174〜E−188;G−175〜E−189;Q−17
6〜E−190;R−177〜S−191;Q−178〜Q−192;E−17
9〜E−193;R−180〜E−194;G−181〜E−195;D−18
2〜A−196;H−183〜E−197;Q−184〜G−198;E−18
5〜A−199;D−186〜S−200;S−187〜E−201;E−18
8〜P−202;E−189〜P−203;E−190〜P−204;S−19
1〜P−205;Q−192〜L−206;E−193〜G−207;E−19
4〜A−208;E−195〜T−209;A−196〜S−210;E−19
7〜R−211;G−198〜T−212;A−199〜K−213;S−20
0〜R−214;E−201〜F−215;P−202〜V−216;P−20
3〜S−217;P−204〜E−218;P−205〜A−219;L−20
6〜R−220;G−207〜F−221;A−208〜V−222;T−20
9〜E−223;S−210〜T−224;R−211〜L−225;T−21
2〜L−226;K−213〜V−227;R−214〜A−228;F−21
5〜D−229;V−216〜A−230;S−217〜S−231;E−21
8〜M−232;A−219〜A−233;R−220〜A−234;F−22
1〜F−235;V−222〜Y−236;E−223〜G−237;T−22
4〜A−238;L−225〜D−239;L−226〜L−240;V−22
7〜Q−241;A−228〜N−242;D−229〜H−243;A−23
0〜I−244;S−231〜L−245;M−232〜T−246;A−23
3〜L−247;A−234〜M−248;F−235〜S−249;Y−23
6〜V−250;G−237〜A−251;A−238〜A−252;D−23
9〜R−253;L−240〜I−254;Q−241〜Y−255;N−24
2〜K−256;H−243〜H−257;I−244〜P−258;L−24
5〜S−259;T−246〜I−260;L−247〜K−261;M−24
8〜N−262;S−249〜S−263;V−250〜I−264;A−25
1〜N−265;A−252〜L−266;R−253〜M−267;I−25
4〜V−268;Y−255〜V−269;K−256〜K−270;H−25
7〜V−271;P−258〜L−272;S−259〜I−273;I−26
0〜V−274;K−261〜E−275;N−262〜D−276;S−26
3〜E−277;I−264〜K−278;N−265〜W−279;L−26
6〜G−280;M−267〜P−281;V−268〜E−282;V−26
9〜V−283;K−270〜S−284;V−271〜D−285;L−27
2〜N−286;I−273〜G−287;V−274〜G−288;E−27
5〜L−289;D−276〜T−290;E−277〜L−291;K−27
8〜R−292;W−279〜N−293;G−280〜F−294;P−28
1〜C−295;E−282〜N−296;V−283〜W−297;S−28
4〜Q−298;D−285〜R−299;N−286〜R−300;G−28
7〜F−301;G−288〜N−302;L−289〜Q−303;T−29
0〜P−304;L−291〜S−305;R−292〜D−306;N−29
3〜R−307;F−294〜H−308;C−295〜P−309;N−29
6〜E−310;W−297〜H−311;Q−298〜Y−312;R−29
9〜D−313;R−300〜T−314;F−301〜A−315;N−30
2〜I−316;Q−303〜L−317;P−304〜L−318;S−30
5〜T−319;D−306〜R−320;R−307〜Q−321;H−30
8〜N−322;P−309〜F−323;E−310〜C−324;H−31
1〜G−325;Y−312〜Q−326;D−313〜E−327;T−31
4〜G−328;A−315〜L−329;I−316〜C−330;L−31
7〜D−331;L−318〜T−332;T−319〜L−333;R−32
0〜G−334;Q−321〜V−335;N−322〜A−336;F−32
3〜D−337;C−324〜I−338;G−325〜G−339;Q−32
6〜T−340;E−327〜I−341;G−328〜C−342;L−32
9〜D−343;C−330〜P−344;D−331〜N−345;T−33
2〜K−346;L−333〜S−347;G−334〜C−348;V−33
5〜S−349;A−336〜V−350;D−337〜I−351;I−33
8〜E−352;G−339〜D−353;T−340〜E−354;I−34
1〜G−355;C−342〜L−356;D−343〜Q−357;P−34
4〜A−358;N−345〜A−359;K−346〜H−360;S−34
7〜T−361;C−348〜L−362;S−349〜A−363;V−35
0〜H−364;I−351〜E−365;E−352〜L−366;D−35
3〜G−367;E−354〜H−368;G−355〜V−369;L−35
6〜L−370;Q−357〜S−371;A−358〜M−372;A−35
9〜P−373;H−360〜H−374;T−361〜D−375;L−36
2〜D−376;A−363〜S−377;H−364〜K−378;E−36
5〜P−379;L−366〜C−380;G−367〜T−381;H−36
8〜R−382;V−369〜L−383;L−370〜F−384;S−37
1〜G−385;M−372〜P−386;P−373〜M−387;H−37
4〜G−388;D−375〜K−389;D−376〜H−390;S−37
7〜H−391;K−378〜V−392;P−379〜M−393;C−38
0〜A−394;T−381〜P−395;R−382〜L−396;L−38
3〜F−397;F−384〜V−398;G−385〜H−399;P−38
6〜L−400;M−387〜N−401;G−388〜Q−402;K−38
9〜T−403;H−390〜L−404;H−391〜P−405;V−39
2〜W−406;M−393〜S−407;A−394〜P−408;P−39
5〜C−409;L−396〜S−410;F−397〜A−411;V−39
8〜M−412;H−399〜Y−413;L−400〜L−414;N−40
1〜T−415;Q−402〜E−416;T−403〜L−417;L−40
4〜L−418;P−405〜D−419;W−406〜G−420;S−40
7〜G−421;P−408〜H−422;C−409〜G−423;S−41
0〜D−424;A−411〜C−425;M−412〜L−426;Y−41
3〜L−427;L−414〜D−428;T−415〜A−429;E−41
6〜P−430;L−417〜G−431;L−418〜A−432;D−41
9〜A−433;G−420〜L−434;G−421〜P−435;H−42
2〜L−436;G−423〜P−437;D−424〜T−438;C−42
5〜G−439;L−426〜L−440;L−427〜P−441;D−42
8〜G−442;A−429〜R−443;P−430〜M−444;G−43
1〜A−445;A−432〜L−446;A−433〜Y−447;L−43
4〜Q−448;P−435〜L−449;L−436〜D−450;P−43
7〜Q−451;T−438〜Q−452;G−439〜C−453;L−44
0〜R−454;P−441〜Q−455;G−442〜I−456;R−44
3〜F−457;M−444〜G−458;A−445〜P−459;L−44
6〜D−460;Y−447〜F−461;Q−448〜R−462;L−44
9〜H−463;D−450〜C−464;Q−451〜P−465;Q−45
2〜N−466;C−453〜T−467;R−454〜S−468;Q−45
5〜A−469;I−456〜Q−470;F−457〜D−471;G−45
8〜V−472;P−459〜C−473;D−460〜A−474;F−46
1〜Q−475;R−462〜L−476;H−463〜W−477;C−46
4〜C−478;P−465〜H−479;N−466〜T−480;T−46
7〜D−481;S−468〜G−482;A−469〜A−483;Q−47
0〜E−484;D−471〜P−485;V−472〜L−486;C−47
3〜C−487;A−474〜H−488;Q−475〜T−489;L−47
6〜K−490;W−477〜N−491;C−478〜G−492;H−47
9〜S−493;T−480〜L−494;D−481〜P−495;G−48
2〜W−496;A−483〜A−497;E−484〜D−498;P−48
5〜G−499;L−486〜T−500;C−487〜P−501;H−48
8〜C−502;T−489〜G−503;K−490〜P−504;N−49
1〜G−505;G−492〜H−506;S−493〜L−507;L−49
4〜C−508;P−495〜S−509;W−496〜E−510;A−49
7〜G−511;D−498〜S−512;G−499〜C−513;T−50
0〜L−514;P−501〜P−515;C−502〜E−516;G−50
3〜E−517;P−504〜E−518;G−505〜V−519;H−50
6〜E−520;L−507〜R−521;C−508〜P−522;S−50
9〜K−523;E−510〜P−524;G−511〜V−525;S−51
2〜V−526;C−513〜D−527;L−514〜G−528;P−51
5〜G−529;E−516〜W−530;E−517〜A−531;E−51
8〜P−532;V−519〜W−533;E−520〜G−534;R−52
1〜P−535;P−522〜W−536;K−523〜G−537;P−52
4〜E−538;V−525〜C−539;V−526〜S−540;D−52
7〜R−541;G−528〜T−542;G−529〜C−543;W−53
0〜G−544;A−531〜G−545;P−532〜G−546;W−53
3〜V−547;G−534〜Q−548;P−535〜F−549;W−53
6〜S−550;G−537〜H−551;E−538〜R−552;C−53
9〜E−553;S−540〜C−554;R−541〜K−555;T−54
2〜D−556;C−543〜P−557;G−544〜E−558;G−54
5〜P−559;G−546〜Q−560;V−547〜N−561;Q−54
8〜G−562;F−549〜G−563;S−550〜R−564;H−55
1〜Y−565;R−552〜C−566;E−553〜L−567;C−55
4〜G−568;K−555〜R−569;D−556〜R−570;P−55
7〜A−571;E−558〜K−572;P−559〜Y−573;Q−56
0〜Q−574;N−561〜S−575;G−562〜C−576;G−56
3〜H−577;R−564〜T−578;Y−565〜E−579;C−56
6〜E−580;L−567〜C−581;G−568〜P−582;R−56
9〜P−583;R−570〜D−584;A−571〜G−585;K−57
2〜K−586;Y−573〜S−587;Q−574〜F−588;S−57
5〜R−589;C−576〜E−590;H−577〜Q−591;T−57
8〜Q−592;E−579〜C−593;E−580〜E−594;C−58
1〜K−595;P−582〜Y−596;P−583〜N−597;D−58
4〜A−598;G−585〜Y−599;K−586〜N−600;S−58
7〜Y−601;F−588〜T−602;R−589〜D−603;E−59
0〜M−604;Q−591〜D−605;Q−592〜G−606;C−59
3〜N−607;E−594〜L−608;K−595〜L−609;Y−59
6〜Q−610;N−597〜W−611;A−598〜V−612;Y−59
9〜P−613;N−600〜K−614;Y−601〜Y−615;T−60
2〜A−616;D−603〜G−617;M−604〜V−618;D−60
5〜S−619;G−606〜P−620;N−607〜R−621;L−60
8〜D−622;L−609〜R−623;Q−610〜C−624;W−61
1〜K−625;V−612〜L−626;P−613〜F−627;K−61
4〜C−628;Y−615〜R−629;A−616〜A−630;G−61
7〜R−631;V−618〜G−632;S−619〜R−633;P−62
0〜S−634;R−621〜E−635;D−622〜F−636;R−62
3〜K−637;C−624〜V−638;K−625〜F−639;L−62
6〜E−640;F−627〜A−641;C−628〜K−642;R−62
9〜V−643;A−630〜I−644;R−631〜D−645;G−63
2〜G−646;R−633〜T−647;S−634〜L−648;E−63
5〜C−649;F−636〜G−650;K−637〜P−651;V−63
8〜E−652;F−639〜T−653;E−640〜L−654;A−64
1〜A−655;K−642〜I−656;V−643〜C−657;I−64
4〜V−658;D−645〜R−659;G−646〜G−660;T−64
7〜Q−661;L−648〜C−662;C−649〜V−663;G−65
0〜K−664;P−651〜A−665;E−652〜G−666;T−65
3〜C−667;L−654〜D−668;A−655〜H−669;I−65
6〜V−670;C−657〜V−671;V−658〜D−672;R−65
9〜S−673;G−660〜P−674;Q−661〜R−675;C−66
2〜K−676;V−663〜L−677;K−664〜D−678;A−66
5〜K−679;G−666〜C−680;C−667〜G−681;D−66
8〜V−682;H−669〜C−683;V−670〜G−684;V−67
1〜G−685;D−672〜K−686;S−673〜G−687;P−67
4〜N−688;R−675〜S−689;K−676〜C−690;L−67
7〜R−691;D−678〜K−692;K−679〜V−693;C−68
0〜S−694;G−681〜G−695;V−682〜S−696;C−68
3〜L−697;G−684〜T−698;G−685〜P−699;K−68
6〜T−700;G−687〜N−701;N−688〜Y−702;S−68
9〜G−703;C−690〜Y−704;R−691〜N−705;K−69
2〜D−706;V−693〜I−707;S−694〜V−708;G−69
5〜T−709;S−696〜I−710;L−697〜P−711;T−69
8〜A−712;P−699〜G−713;T−700〜A−714;N−70
1〜T−715;Y−702〜N−716;G−703〜I−717;Y−70
4〜D−718;N−705〜V−719;D−706〜K−720;1−70
7〜Q−721;V−708〜R−722;T−709〜S−723;I−71
0〜H−724;P−711〜P−725;A−712〜G−726;G−71
3〜V−727;A−714〜Q−728;T−715〜N−729;N−71
6〜D−730;I−717〜G−731;D−718〜N−732;V−71
9〜Y−733;K−720〜L−734;Q−721〜A−735;R−72
2〜L−736;S−723〜K−737;H−724〜T−738;P−72
5〜A−739;G−726〜D−740;V−727〜G−741;Q−72
8〜Q−742;N−729〜Y−743;D−730〜L−744;G−73
1〜L−745;N−732〜N−746;Y−733〜G−747;L−73
4〜N−748;A−735〜L−749;L−736〜A−750;K−73
7〜I−751;T−738〜S−752;A−739〜A−753;D−74
0〜I−754;G−741〜E−755;Q−742〜Q−756;Y−74
3〜D−757;L−744〜I−758;L−745〜L−759;N−74
6〜V−760;G−747〜K−761;N−748〜G−762;L−74
9〜T−763;A−750〜1−764;I−751〜L−765;S−75
2〜K−766;A−753〜Y−767;I−754〜S−768;E−75
5〜G−769;Q−756〜S−770;D−757〜I−771;I−75
8〜A−772;L−759〜T−773;V−760〜L−774;K−76
1〜E−775;G−762〜R−776;T−763〜L−777;I−76
4〜Q−778;L−765〜S−779;K−766〜F−780;Y−76
7〜R−781;S−768〜P−782;G−769〜L−783;S−77
0〜P−784;I−771〜E−785;A−772〜P−786;T−77
3〜L−787;L−774〜T−788;E−775〜V−789;R−77
6〜Q−790;L−777〜L−791;Q−778〜L−792;S−77
9〜T−793;F−780〜V−794;R−781〜P−795;P−78
2〜G−796;L−783〜E−797;P−784〜V−798;E−78
5〜F−799;P−786〜P−800;L−787〜P−801;T−78
8〜K−802;V−789〜V−803;Q−790〜K−804;L−79
1〜Y−805;L−792〜T−806;T−793〜F−807;V−79
4〜F−808;P−795〜V−809;G−796〜P−810;E−79
7〜N−811;V−798〜D−812;F−799〜V−813;P−80
0〜D−814;P−801〜F−815;K−802〜S−816;V−80
3〜M−817;K−804〜Q−818;Y−805〜S−819;T8−0
6〜S−820;F−807〜K−821;F−808〜E−822;V−80
9〜R−823;P−810〜A−824;N−811〜T−825;D−81
2〜T−826;V−813〜N−827;D−814〜I−828;F−81
5〜I−829;S−816〜Q 830;M−817〜P−831;Q−81
8〜L−832;S−819〜L−833;S−820〜H−834;K−82
1〜A−835;E−822〜Q−836;R−823〜W−837;A−82
4〜V−838;T−825〜L−839;T−826〜G−840;N−82
7〜D−841;I−828〜W−842;I−829〜S−843;Q−83
0〜E−844;P−831〜C−845;L−832〜S−846;L−83
3〜S−847;H−834〜T−848;A−835〜C−849;Q−83
6〜G−850;W−837〜A−851;V−838〜G−852;L−83
9〜W−853;G−840〜Q−854;D−841〜R−855;W−84
2〜R−856;S−843〜T−857;E−844〜V−858;C−84
5〜E−859;S−846〜C−860;S−847〜R−861;T−84
8〜D−862;C−849〜P−863;G−850〜S−864;A−85
1〜G−865;G−852〜Q−866;W−853〜A−867;Q−85
4〜S−868;R−855〜A−869;R−856〜T−870;T−85
7〜C−871;V−858〜N−872;E−859〜K−873;C−86
0〜A−874;R−861〜L−875;D−862〜K−876;P−86
3〜P−877;S−864〜E−878;G−865〜D−879;Q−86
6〜A−880;A−867〜K−881;S−868〜P−882;A−86
9〜C−883;T−870〜E−884;C−871〜S−885;N−87
2〜Q−886;K−873〜L−887;A−874〜C−888;L−87
5〜P−889;および/または;K−876〜L−890。
【0191】 これらのポリペプチドフラグメントをコードするポリヌクレオチドもまた、本
発明により包含される。
【0192】 さらなる非排他的な好ましい抗原性エピトープは、本明細書で開示された抗原
性エピトープ、ならびにそれらの一部を含む。抗原性エピトープは、例えば、こ
のエピトープに特異的に結合する抗体(モノクローナル抗体を含む)を惹起する
ために有用である。好ましい抗原性エピトープは、本明細書に開示された抗原性
エピトープ、ならびにこれらの抗原性エピトープの2つ、3つ、4つ、5つ以上
の任意の組み合わせを含む。抗原性エピトープは、イムノアッセイの標的分子と
して使用され得る。(例えば、Wilsonら、Cell 37:767−77
8(1984);Sutcliffeら、Science 219:660−6
66(1983)を参照のこと)。
【0193】 同様に、免疫原性のエピトープを使用して、例えば、当該分野で周知の方法に
従って抗体を誘導し得る。(例えば、Sutcliffeら(前出);Wils
onら(前出);Chowら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA
82:910−914;およびBittleら、J.Gen.Virol.6
6:2347−2354(1985)を参照のこと)。好ましい免疫原性エピト
ープは、本明細書で開示された免疫原性エピトープ、ならびにこれらの免疫原性
エピトープの2つ、3つ、4つ、5つ以上の任意の組み合わせを含む。1つ以上
の免疫原性エピトープを含むポリペプチドは、キャリアタンパク質(例えば、ア
ルブミン)とともに動物系(例えば、ウサギまたはマウス)に対する抗体応答を
惹起するために提示され得るか、または、そのポリペプチドが十分に長い場合で
は(少なくとも約25アミノ酸)、このポリペプチドはキャリアなしで提示され
得る。しかし、8〜10程度のわずかなアミノ酸を含む免疫原性エピトープが、
変性されたポリペプチドの直鎖エピトープに(少なくとも)結合し得る抗体を惹
起するのに十分であることが示された(例えば、ウエスタンブロッティングにお
いて)。
【0194】 本発明のエピトープ保有ポリペプチドは、当該分野で周知の方法に従って抗体
を誘導するために使用され得る。この方法としては、インビボ免疫、インビトロ
免疫、およびファージディスプレイ法が挙げられるが、それらに限定されない。
例えば、Sutcliffeら,前出;Wilsonら,前出;およびBitt
leら,J.Gen.Virol.,66:2347−2354(1985)を
参照のこと。インビボ免疫を使用する場合、動物を遊離ペプチドを用いて免疫し
得る;しかし、抗ペプチド抗体力価は、高分子キャリア(例えば、キーホールリ
ンペットヘモシアニン(hemacyanin)(KLH)または破傷風トキソ
イド)にペプチドを結合させることによりブーストされ得る。例えば、システイ
ン残基を含むペプチドは、m−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシン
イミドエステル(MBS)のようなリンカーを用いてキャリアに結合され得る。
その一方、他のペプチドは、より一般的な結合剤(例えば、グルタルアルデヒド
)を用いてキャリアに結合され得る。ウサギ、ラット、およびマウスのような動
物は、遊離のペプチドまたはキャリア結合ペプチドのいずれかを用いて、例えば
、エマルジョン(約100μgのペプチドまたはキャリアタンパク質およびフロ
イントアジュバントまたは免疫応答を刺激すると知られる任意の他のアジュバン
トを含む)の腹膜内注射および/または皮内注射により免疫される。いくつかの
ブースター注射が、抗ペプチド抗体の有用な力価を提供するために、例えば、約
2週間の間隔で、必要とされ得る。この力価は、例えば、固体表面に吸着した遊
離のペプチドを用いるELISAアッセイにより検出され得る。免疫した動物由
来の血清中の抗ペプチド抗体の力価は、抗ペプチド抗体の選択(例えば、当該分
野で周知の方法に従う固体支持体上のペプチドの吸着および選択された抗体の溶
出による)により上昇し得る。
【0195】 当業者に理解されるように、そして上記で考察されるように、免疫原性エピト
ープまたは抗原性エピトープを含む本発明のポリペプチドは、他のポリペプチド
配列に融合され得る。例えば、本発明のポリペプチドは、免疫グロブリン(Ig
A、IgE、IgG、IgM)の定常ドメインまたはそれらの部分(CH1、C
H2、CH3、またはそれらの任意の組み合わせおよびそれらの部分)と融合さ
れ得、キメラポリペプチドを生じる。このような融合タンパク質は、精製を容易
にし得、そしてインビボでの半減期を増大させ得る。これは、ヒトCD4−ポリ
ペプチドの最初の2つのドメインおよび哺乳動物の免疫グロブリンの重鎖または
軽鎖の定常領域の種々のドメインからなるキメラタンパク質について示されてい
る。例えば、EP 394,827;Trauneckerら、Nature,
331:84〜86(1988)を参照のこと。免疫系に対して上皮障害(ep
itherial barrier)を横切る抗原の増強された送達は、IgG
またはFcフラグメントのようなFcRn結合パートナーへ結合された抗原(例
えば、インシュリン)について実証された(例えば、PCT公開WO96/22
024および同WO99/04813を参照のこと)。IgG部分のジスルフィ
ド結合に起因するジスルフィド結合二量体構造を有するIgG融合タンパク質は
また、単量体ポリペプチドまたはそれらのフラグメント単独よりも、他の分子の
結合および中和においてより効果的であることが見出された。例えば、Foun
toulakisら,J.Biochem.,270:3958−3964(1
995)を参照のこと。上記のエピトープをコードする核酸はまた、エピトープ
タグ(例えば、赤血球凝集素(「HA」)タグまたはフラッグ(flag)タグ
)として目的の遺伝子と組換えられ、発現されたポリペプチドの検出および精製
を補助し得る。例えば、Janknechtらによって記載される系は、ヒト細
胞株中で発現される非変性融合タンパク質の容易な精製を可能にする(Jank
nechtら、1991、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 8
8:8972−897)。この系において、目的の遺伝子はワクシニア組換えプ
ラスミドへサブクローン化され、その結果、この遺伝子のオープンリーディング
フレームが、6つのヒスチジン残基からなるアミノ末端タグへ翻訳時に融合され
る。このタグは、融合タンパク質についてのマトリックス結合ドメインとしての
機能を果たす。組換えワクシニアウイルスを用いて感染された細胞からの抽出物
は、Ni2+ニトリロ酢酸−アガロースカラム上へロードされ、そしてヒスチジ
ンタグ化タンパク質は、イミダゾール含有緩衝液を用いて選択的に溶出され得る
【0196】 本発明のさらなる融合タンパク質は、遺伝子シャッフリング、モチーフシャッ
フリング、エキソンシャッフリング、および/またはコドンシャッフリング(総
称して「DNAシャッフリング」といわれる)の技術を通じて生成され得る。D
NAシャッフリングを利用して、本発明のポリペプチドの活性を調節し得、この
方法を使用することにより、改変された活性を有するポリペプチド、ならびにこ
のポリペプチドのアゴニストおよびアンタゴニストを生成し得る。一般には、米
国特許第5,605,793号;同第5,811,238号;同第5,830,
721号;同第5,834,252号;および同第5,837,458号、なら
びにPattenら、Curr.Opinion Biotechnol.8:
724−33(1997);Harayama,Trends Biotech
nol.16(2):76−82(1998);Hanssonら、J.Mol
.Biol.287:265−76(1999);ならびにLorenzoおよ
びBlasco,Biotechniques 24(2):308−13(1
998)(これらの特許および刊行物の各々が本明細書によってその全体におい
て参考として援用される)を参照のこと。1つの実施形態において、配列番号1
または3に対応するポリヌクレオチドおよびこれらのポリヌクレオチドによって
コードされるポリペプチドの改変は、DNAシャッフリングにより達成され得る
。DNAシャッフリングは、相同組換えまたは部位特異的組換えにより、ポリヌ
クレオチド配列において変化を生じるように2つ以上のDNAセグメントをアセ
ンブルすることを含む。別の実施形態において、本発明のポリヌクレオチドまた
はそのコードされるポリペプチドは、組換え前に、誤りがちの(error−p
rone)PCR、ランダムヌクレオチド挿入または他の方法による、ランダム
変異誘発に供されることによって改変され得る。別の実施形態において、本発明
のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの1つ以上の成分、モチーフ、セ
クション、部分、ドメイン、フラグメントなどは、1つ以上の異種分子の、1つ
以上の成分、モチーフ、セクション、部分、ドメイン、フラグメントなどと組み
換えられ得る。
【0197】 ジスルフィド結合二量体構造(IgG部分に起因する)を有する融合タンパク
質はまた、単量体ポリペプチドまたはそのフラグメント単独よりも、他の分子に
結合しそして中和するのにさらに効率的であり得る。例えば、Fountoul
akisら、(1995)、J.Biochem.270:3958−3964
を参照のこと。
【0198】 本発明は、抗体および本発明のポリペプチドを特異的に結合する抗体およびT
細胞抗原レセプター(TCR)に関する。本発明の抗体としては、IgG(Ig
G1、IgG2、IgG3、およびIgG4)、IgA(IgA1およびいIg
A2を含む)、IgD、IgE、またはIgM、およびIgYが挙げられる。本
明細書中で使用される場合、用語「抗体」(Ab)は、単鎖全抗体およびその抗
原結合フラグメントを含む全抗体を含むことが意味される。最も好ましくは、こ
の抗体は、本発明のヒト抗原結合抗体フラグメントであり、これには、Fab、
Fab’およびF(ab’)2、Fd、単鎖Fv(scFv)、単鎖抗体、ジス
ルフィド結合Fvs(sdFv)およびVLまたはVHドメインのいずれかを含む
フラグメントが挙げられるがこれらに限定されない。この抗体は、鳥類および哺
乳動物を含む任意の動物起源であり得る。好ましくは、この抗体は、ヒト、マウ
ス、ウサギ、ヤギ、モルモット、ラクダ、ウマ、またはニワトリである。
【0199】 単鎖抗体を含む抗原結合抗体フラグメントは、可変領域を単独で、または以下
の全体もしくは部分と組み合わせて含み得る:ヒンジ領域、CH1、CH2およ
びCH3ドメイン。また、可変領域ならびにヒンジ領域、CH1、CH2および
CH3ドメインの任意の組み合わせがまた本発明に含まれる。本発明はさらに、
本発明のポリペプチドを特異的に結合するモノクローナル抗体、ポリクローナル
抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ならびにヒトモノクローナル抗体およびヒトポ
リクローナル抗体を含む。本発明はさらに、本発明の抗体に対して抗イディオタ
イプである抗体を含む。
【0200】 本発明の抗体は、一重特異的、二重特異的、三重特異的またはより多くの多重
特異性の抗体であり得る。多重特異的な抗体は、本発明のポリペプチドの異なる
エピトープに対して特異的であり得るか、または本発明のポリペプチドおよび異
種の組成物(例えば、異種ポリペプチドもしくは固体支持体物質)、の両方に特
異的であり得る。例えば、PCT公開WO 93/17715;同WO 92/
08802;同WO 91/00360;同WO 92/05793;Tutt
,A.ら、(1991)J.Immunol.147:60−69;米国特許第
5,573,920号、同第4,474,893号、同第5,601,819号
、同第4,714,681号、同第4,925,648号;Kostelny,
S.A.ら、(1992)J.Immunol.148:1547〜1553を
参照のこと。
【0201】 本発明の抗体は、抗体により認識されるかまたは特異的に結合される本発明の
ポリペプチドのエピトープまたは部分の点で記載されるかまたは特定化され得る
。この免疫反応性および抗原性のエピトープまたはポリペプチドの部分は、本明
細書において、例えば、N末端およびC末端位置により、近接するアミノ酸残基
におけるサイズにより、記載される様に、または表および図に列挙されるように
、特定化され得る。本発明の任意のエピトープまたはポリペプチドに特異的に結
合する抗体はまた排除され得る。従って、本発明は、本発明のポリペプチドの免
疫原性および抗原性エピトープに特異的に結合し、これの排除を可能にする抗体
を含む。
【0202】 本発明の抗体はまた、その交差反応性について記載されるか、または特定化さ
れ得る。本発明のポリペプチドの任意の他のアナログ、オルソログまたはホモロ
グを結合しない抗体が、含まれる。本発明のポリペプチドに対して95%未満、
90%未満、85%未満、80%未満、75%未満、70%未満、65%未満、
60%未満、55%未満および50%未満の同一性(当該分野で公知の方法およ
び本明細書において記載された方法を用いて計算されるように)を有するポリペ
プチドを結合しない抗体もまた、本発明に含まれる。さらに本発明には、ストリ
ンジェントなハイブリダイゼーション条件下(本明細書において記載のような)
で本発明のポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコー
ドされるポリペプチドのみ結合する抗体が含まれる。本発明の抗体はまた、その
結合親和性について記載または特定化され得る。好ましい結合親和性としては、
5×10-6M、10-6M、5×10-7M、10-7M、5×10-8M、10-8M、
5×10-9M、10-9M、5×10-10M、10-10M、5×10-11M、10-11 M、5×10-12M、10-12M、5×10-13M、10-13M、5×10-14M、
10-14M、5×10-15M、および10-15M未満の解離定数すなわちKdの親和
性が挙げられる。
【0203】 本発明の抗体は、インビトロおよびインビボの両方における診断方法ならびに
治療方法を含む、本発明のポリペプチドを精製、検出および標的化するのための
当該分野で公知の方法を含むがこれに限定されない用途を有する。例えば、この
抗体は、生物学的サンプルにおいて本発明のポリペプチドのレベルを質的および
量的に測定するためのイムノアッセイにおいて用途を有する。例えば、Harl
owら,ANTIBODIES:A LABORATORY MANUAL,(
Cold Spring Harbor Laboratory Press,
第2版,1988)(全体が参考として援用されている)を参照のこと。
【0204】 本発明の抗体は、単独、または他の組成物との組み合わせのいずれかで用いら
れ得る。この抗体は、さらに、N末端またはC末端で異種のポリペプチドに組換
え的に融合され得るか、またはポリペプチドもしくは他の組成物に化学的に結合
体化(共有結合的結合体化および非共有結合的結合体化を含む)され得る。例え
ば、本発明の抗体は、検出アッセイにおける標識として有用な分子およびエフェ
クター分子(例えば、異種のポリペプチド、薬物または毒素)に組換え的に融合
または結合体化され得る。例えば、WO92/08495;WO91/1443
8;WO89/12624;米国特許第5,314,995号;および欧州特許
第0396387号を参照のこと。
【0205】 本発明の抗体は、当該分野で公知の任意の適切な方法によって調製され得る。
例えば、本発明のポリペプチドまたはその抗原性フラグメントは、ポリクローナ
ル抗体を含有する血清を産生することを誘導するために動物に投与され得る。モ
ノクローナル抗体は、ハイブリドーマの使用および組換え技術を含む当該分野で
公知の広範な技術を使用して調製され得る。用語「モノクローナル抗体」とは、
ハイブリドーマ技術を通して生成された抗体に限定されない。用語「モノクロー
ナル抗体」とは、真核生物、原核生物、またはファージクローンを含む単一のク
ローンに由来する抗体をいい、そしてモノクローナル抗体が生成される方法では
ない。モノクローナル抗体は、当該分野で公知の広範な種々の技術(ハイブリド
ーマ、組換えおよびファージディスプレイ技術の使用を含む)を使用して調整さ
れ得る。
【0206】 Harlowら、ANTIBODIES:A LABORATORY MAN
UAL(Cold Spring Harbor Laboratory Pr
ess,第二版、1988);Hammerlingら、MONOCLONAL
ANTOBODIES AND T−CELL HYBRIDOMAS 56
3−681(Elsevier,N.Y.1981)(該参考文献は、その全体
が参考として援用される)。FabおよびF(ab)’2フラグメントは、パパ
イン(Fabフラグメントを産生するため)またはペプシン(F(ab’)2フ
ラグメントを産生するため)のような酵素を使用して、タンパク質分解切断によ
って産生され得る。
【0207】 あるいは、本発明の抗体は、当該分野で公知の方法を使用して、組換えDNA
およびファージディスプレイ技術を適用して、または合成化学を通して産生され
得る。例えば、本発明の抗体は、当該分野で公知の種々のファージディスプレイ
方法を用いて調製され得る。ファージディスプレイ方法において、機能的抗体ド
メインは、それらをコードするポリヌクレオチド配列を保有するファージ粒子の
表面に提示される。所望の結合特性を有するファージは、抗原(代表的には、固
体表面またはビーズに結合または捕捉された抗原)を用いて直接的に選択するこ
とにより、レパートリー抗体ライブラリーまたはコンビナトリアル抗体ライブラ
リー(例えば、ヒトまたはマウス)から選択される。これらの方法において使用
されるファージは、代表的に、ファージ遺伝子IIIタンパク質またはファージ
遺伝子VIIIタンパク質のいずれかに組換え的に融合されたFab、Fvまた
はジスルフィド安定化されたFvの抗体ドメインを有するfdおよびM13を含
む糸状(filamentous)ファージである。本発明の抗体を作製するた
めに用いられ得るファージディスプレイ方法の例としては、以下に開示される方
法が挙げられる:Brinkman U.ら、(1995)J.Immunol
.Methods 182:41〜50;Ames,R.S.ら、(1995)
J.Immunol.Methods 184:177〜186;Kettle
borough,C.A.ら、(1994)Eur.J.Immunol.24
:952〜958;Persic,L.ら、(1997)Gene 187 9
〜18;Burton,D.R.ら、(1994)Advances in I
mmunology 57:191〜280;PCT/GB91/01134;
WO90/02809;WO91/10737;WO92/01047;WO9
2/18619;WO93/11236;WO95/15982;WO95/2
0401;ならびに米国特許第5,698,426号;同第5,223,409
号;同第5,403,484号;同第5,580,717号;同第5,427,
908号;同第5,750,753号;同第5,821,047号;同第5,5
71,698号;同第5,427,908号;同第5,516,637号;同第
5,780,225号;同第5,658,727号および同第5,733,74
3号(これらのそれぞれは、その全体が参考として援用される)。
【0208】 上記参考文献に記載されているように、ファージ選択後、ファージ由来の抗体
をコードする領域は、ヒト抗体を含む抗体の全体、または任意の他の所望の抗原
結合フラグメントを作製するために単離および使用され得、そして哺乳動物細胞
、昆虫細胞、植物細胞、酵母および細菌を含む任意の所望の宿主において発現さ
れ得る。例えば、Fab、Fab’およびF(ab’)2フラグメントを組換え
的に産生するための技術はまた、当該分野で公知の方法を用いて使用され得る。
この方法は、例えば、以下に開示される方法である:WO92/22324;M
ullinax,R.L.ら、(1992)BioTechniques 12
(6):864−869;およびSawai,H.ら、(1995)AJRI
34:26−34;およびBetter,M.ら、(1998)Science
240:1041−1043(上記の参考文献は、その全体が参考として援用
される)。
【0209】 さらに、本発明のポリペプチドは、(特異的な抗体抗原結合をアッセイするた
めの当該分野で周知のイムノアッセイによって決定されるような)本発明の配列
番号2および/または4の、ポリペプチド、ポリペプチドフラグメント、または
改変体、および/またはエピトープを免疫特異的に結合する抗体およびT細胞抗
原レセプター(TCR)に関する。本発明の抗体は、ポリクローナル抗体、モノ
クローナル抗体、多重特異的抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体、単
鎖抗体、Fabフラグメント、F(ab’)フラグメント、Fab発現ライブラ
リーによって産生されるフラグメント、抗イディオタイプ(抗Id)抗体(例え
ば、本発明の抗体に対する抗Id抗体を含む)、および上記のいずれかのエピト
ープ結合フラグメントを含むが、限定されない。本明細書中で使用される場合、
用語「抗体」とは、免疫グロブリン分子および免疫グロリン分子の免疫学的に活
性な部分、すなわち、免疫特異的に抗原を結合する抗原結合部位を含む分子をい
う。本発明の免疫グロブリン分子は、免疫グロブリン分子の任意の型(例えば、
IgG、IgE、IgM、IgD、IgA、およびIgY)、任意のクラス(例
えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)ま
たは任意のサブクラスであり得る。
【0210】 最も好ましくは、この抗体は、本発明のヒト抗原結合抗体フラグメントであり
、これには、Fab、Fab’およびF(ab’)2、Fd、単鎖Fvs(sc
Fv)、単鎖抗体、ジスルフィド結合Fvs(sdFv)ならびにVLまたはV
Hドメインのいずれかを含むフラグメントが挙げられるがこれらに限定されない
。単鎖抗体を含む抗原結合抗体フラグメントは、可変領域を単独で、または以下
の全体もしくは部分と組み合わせて含み得る:ヒンジ領域、CH1ドメイン、C
H2ドメインおよびCH3ドメイン。また、可変領域とヒンジ領域、CH1ドメ
イン、CH2ドメインおよびCH3ドメインとの任意の組み合わせもまた含む抗
原結合フラグメントがまた本発明に含まれる。本発明の抗体は、鳥類および哺乳
動物を含む任意の動物起源由来であり得る。好ましくは、この抗体は、ヒト、ネ
ズミ(murine)(例えば、マウスおよびラット)、ロバ、シップウサギ(
ship rabbit)、ヤギ、モルモット、ラクダ、ウマ、またはニワトリ
である。本明細書中で使用される場合、「ヒト」抗体は、ヒト免疫グロブリンの
アミノ酸配列を有する抗体を含み、そしてヒト免疫グロブリンライブラリーまた
は1つ以上のヒト免疫グロブリンについてトランスジェニックであり、そして内
因性免疫グロブリンを発現しない動物から単離さた抗体(下に記載のように、そ
して例えば、Kucherlapatiらによる米国特許第5,939,598
号において記載のような)を含む。
【0211】 本発明の抗体は、一重特異的、二重特異的、三重特異的またはより多くの多重
特異性の抗体であり得る。多重特異的な抗体は、本発明のポリペプチドの異なる
エピトープに対して特異的であり得るか、または本発明のポリペプチドおよび異
種のエピトープ(例えば、異種ポリペプチドもしくは固体支持体物質)、の両方
に特異的であり得る。例えば、PCT公開WO 93/17715;同WO 9
2/08802;同WO 91/00360;同WO 92/05793;Tu
ttら、J.Immunol.147:60−69(1991);米国特許第4
,474,893号、同第4,714,681号、同第4,925,648号、
同第5,573,920号、同第5,601,819号;Kostelnyら、
J.Immunol.148:1547−1553(1992)を参照のこと。
【0212】 本発明の抗体は、これらが認識または特異的に結合する、本発明のポリペプチ
ドのエピトープまたは部分に関して記載または特定化され得る。このエピトープ
またはポリペプチドの部分は、例えば、N末端およびC末端位置によって、連続
するアミノ酸残基におけるサイズによって本明細書中に記載されるか、または表
および図において列挙されるように、特定化され得る。本発明の好ましいエピト
ープとしては、以下が挙げられる:配列番号2のアミノ酸2〜14、32〜44
、47〜60、66〜78、87〜103、109〜118、146〜162、
168〜180、183〜219、223〜243、275〜284、296〜
306、314〜334、341〜354、357〜376、392〜399、
401〜410、418〜429、438〜454、456〜471、474〜
488、510〜522、524〜538、550〜561、565〜626、
630〜643、659〜671、679〜721、734〜749、784〜
804、813〜820、825〜832、845〜854、860〜894、
899〜917、919〜924および928〜939、ならびに配列番号4の
アミノ酸26〜38、45〜52、69〜76、80〜99、105〜113、
129〜136、138〜217、254〜263、273〜289、294〜
313、321〜331、339〜356、371383、417〜427、4
38〜443、459〜471、479〜505、507〜526、535〜5
46、550〜607、615〜640、648653、660〜667、66
9〜681、683〜704、717〜732、737〜743、775〜78
7、797〜804、811〜825、840〜867および870〜884、
ならびにこれらのエピトープをコードするポリヌクレオチド。本発明の任意のエ
ピトープまたはポリペプチドに特異的に結合する抗体はまた、排除され得る。従
って、本発明は、本発明のポリペプチドを特異的に結合し、そして本発明のポリ
ペプチドの排除を可能にする抗体を含む。
【0213】 本発明の抗体はまた、その交差反応性について記載または特定化され得る。本
発明のポリペプチドの任意の他のアナログ、オルソログまたはホモログを結合し
ない抗体が、含まれる。本発明のポリペプチドに対して少なくとも95%、少な
くとも90%、少なくとも85%、少なくとも80%、少なくとも75%、少な
くとも70%、少なくとも65%、少なくとも60%、少なくとも55%および
少なくとも50%の同一性(当該分野で公知の方法および本明細書中に記載され
る方法を用いて計算される場合)を有するポリペプチドを結合する抗体もまた、
本発明に含まれる。特定の実施形態において、本発明の抗体は、ヒトタンパク質
の、マウスホモログ、ラットホモログおよび/またはウサギホモログならびに対
応するそれらのエピトープと交差反応する。本発明のポリペプチドに対して95
%未満、90%未満、85%未満、80%未満、75%未満、70%未満、65
%未満、60%未満、55%未満および50%未満の同一性(当該分野で公知の
方法および本明細書中に記載される方法を用いて計算される場合)を有するポリ
ペプチドを結合しない抗体もまた、本発明に含まれる。特定の実施形態において
、上記の交差反応性は、本明細書中に開示された、任意の単一特異的な抗原性ま
たは免疫原性ポリペプチド、あるいは2、3、4、5以上の特異的抗原性および
/または免疫原生ポリペプチドの組み合わせに関する。さらに、ストリンジェン
トなハイブリダイゼーション条件下(本明細書中で記載されるような)で本発明
のポリヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされる
ポリペプチドを結合する抗体が、本発明に含まれる。本発明の抗体はまた、本発
明のポリペプチドに対するそれらの結合親和性について記載または特定化され得
る。好ましい結合親和性としては、5×10-2M未満、10-2M未満、5×10 -3 M未満、10-3M未満、5×10-4M未満、10-4M未満、5×10-5M未満
、10-5M未満、5×10-6M未満、10-6M未満、5×10-7M未満、10-7 M未満、5×10-8M未満、10-8M未満、5×10-9M未満、10-9M未満、
5×10-10M未満、10-10M未満、5×10-11M未満、10-11M未満、5×
10-12M未満、10-12M未満、5×10-13M未満、10-13M未満、5×10 -14 M未満、10-14M未満、5×10-15M未満または10-15M未満の解離定数
すなわちKdを有する親和性が挙げられる。
【0214】 本発明はまた、競合性結合を決定するための当該分野で公知の任意の方法(例
えば、本明細書中で記載されるイムノアッセイ)によって決定されるような、本
発明のエピトープに対する抗体の結合を競合的に阻害する抗体を提供する。好ま
しい実施形態において、この抗体は、少なくとも95%、少なくとも90%、少
なくとも85%、少なくとも80%、少なくとも75%、少なくとも70%、少
なくとも60%、または少なくとも50%だけ、エピトープへの結合を競合的に
阻害する。
【0215】 本発明の抗体は、本発明のポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストと
して作用し得る。例えば、本発明は、本発明のポリペプチドとのレセプター/リ
ガンド相互作用を部分的または完全にのいずれかで破壊する抗体を含む。好まし
くは、本発明の抗体は、本明細書中で開示された抗原性エピトープ、またはその
部分を結合する。本発明は、レセプター特異的抗体およびリガンド特異的抗体の
両方の特徴を有する。本発明はまた、リガンド結合を妨害しないがレセプター活
性化を妨害するレセプター特異的抗体の特徴を有する。レセプター活性化(すな
わち、シグナル伝達)は、本明細書中に記載の技術、そうでなければ、当該分野
で公知の技術により決定され得る。例えば、レセプター活性化は、レセプターの
リン酸化(例えば、チロシンまたはセリン/トレオニン)、または免疫沈降それ
に続くウェスタンブロット分析(例えば、上記のような)によってその基質を検
出することにより、決定され得る。特定の実施形態において、この抗体の非存在
下で、リガンド活性またはレセプター活性を、その活性の少なくとも95%、少
なくとも90%、少なくとも85%、少なくとも80%、少なくとも75%、少
なくとも70%、少なくとも60%、または少なくとも50%阻害する抗体が提
供される。
【0216】 本発明はまた、リガンド結合およびレセプター活性化の両方を妨げるレセプタ
ー特異的抗体、ならびにレセプターリガンド複合体を認識し、そして好ましくは
、結合していないレセプターまたは結合していないリガンドを特異的に認識しな
い抗体の特徴を有する。同様に、本発明は、リガンドを結合し、そしてレセプタ
ーへのリガンドの結合を妨げる中和抗体、およびリガントを結合し、それにより
レセプター活性化を妨げるが、リガンドがレセプターを結合することを妨げない
抗体を含む。さらに、本発明は、レセプターを活性化する抗体を含む。これらの
抗体は、レセプターアゴニストとして作用し得、すなわち、例えば、レセプター
の二量化を誘発することによってリガンド媒介レセプター活性化の生物学的活性
化の全てまたはサブセットのいずれかを増強するかまたは活性化し得る。この抗
体は、本明細書中に開示される本発明のペプチドの特異的生物学的活性を含む生
物学的活性についてのアゴニスト、アンタゴニストまたは逆アゴニストとして特
定化され得る。上記抗体アゴニストは、当該分野で公知の方法を用いて作製され
得る。例えば、PCT公開WO96/40281;米国特許第5,811,09
7号;Dengら、Blood 92(6):1981−1988(1998)
;Chenら、Cancer Res.58(16):3668−3678(1
998);Harropら、J.Immunol.161(4):1786−1
794(1998);Zhuら、Cancer Res:58(15):320
9−3214(1998);Yoonら、J.Immunol.160(7):
3170−3179(1998);Pratら、J.Cell.Sci.111
(Pt2):237−247(1998);Pitardら、J.Immuno
l.Methods 205(2):177−190(1997);Liaut
ardら、Cytokine 9(4):233−241(1997);Car
lsonら、J.Biol.Chem.272(17):11295−1130
1(1997);Tarymanら、Neuron 14(4):755−76
2(1995);Mullerら、Structure 6(9):1153−
1167(1998);Bartunekら、Cytokine 8(1):1
4−20(1996)(これらは全て、その全体が参考として本明細書中に援用
される)を参照のこと。
【0217】 本発明の抗体は、例えば、これらに限定されないが、本発明のポリペプチドを
精製し、検出し、そして標的化するために使用され得る。これらは、インビトロ
およびインビボの両方での診断方法および治療方法を含む。例えば、この抗体は
、生物学的サンプルにおける本発明のポリペプチドのレベルを定性的におよび定
量的に測定するためのイムノアッセイにおける用途を有する。例えば、Harl
owら,Antibodies:A Laboratory Manual,(
Cold Spring Harbor Laboratory Press,
第2版,1988)(本明細書中でその全体が参照として援用される)を参照の
こと。
【0218】 以下にさらに詳細に議論されるように、本発明の抗体は、単独または他の組成
物との組み合わせのいずれかで使用され得る。この抗体はさらに、ポリペプチド
または他の化合物へN末端でもしくはC末端で異種ポリペプチドに組換え的に融
合され得るか、または化学的に結合体化(共有結合および非共有結合体化を含む
)され得る。例えば、本発明の抗体は、検出アッセイにおける標識として有用な
分子および異種ポリペプチド、薬剤、放射性核種、または毒素のようなエフェク
ター分子へ組換え的に融合または結合体化され得る。例えば、PCT公開WO9
2/08495;WO91/14438;WO89/12624;米国特許第5
,314,995号;および欧州特許第396,387号を参照のこと。
【0219】 本発明の抗体は、改変される(すなわち、共有結合性付着(covalent attachment)が、抗体が抗イディオタイプ応答を産生するのを妨げ
ないような、抗体に対する任意の型の分子の共有結合性付着による)誘導体を含
む。例えば、制限されないが、抗体誘導体には、例えば、グリコシル化、アセチ
ル化、ぺグ化(pegylation)、リン酸化(phosphylatio
n)、アミド化、既知の保護基/ブロック基(blocking group)
による誘導体化、タンパク質分解性切断、細胞性リガンドまたは他のタンパク質
への連結などによって改変された抗体が挙げられる。多数の任意の化学的改変が
、特異的化学切断、アセチル化、ホルミル化、ツニカマイシンの代謝的合成など
を含むが、これらに制限されない公知の技術によって実行され得る。さらに、誘
導体は、1つ以上の非古典的アミノ酸を含み得る。
【0220】 本発明の抗体は、当該分野で公知の任意の適切な方法によって産生され得る。
目的の抗原に対するポリクローナル抗体は、当該分野で周知の種々の手順によっ
て産生され得る。例えば、本発明のポリペプチドが種々の宿主動物(ウサギ、マ
ウス、ラットなどを含むがこれらに限定されない)に投与され得、抗原に対して
特異的なポリクローナル抗体を含む血清の産生を誘導する。種々のアジュバント
が、免疫学的応答を増加させるために使用され得、宿主種に依存し、そしてフロ
イント(完全および不完全)、水酸化アルミニウムのようなミネラルゲル(mi
neral gel)、リゾレシチンのような表面活性物質、プルロニック(p
luronic)ポリオール、ポリアニオン、ペプチド、油乳濁液、キーホール
リンペットヘモシアニン、ジニトロフェノール、ならびにBCG(カルメット−
ゲラン杆菌)およびCorynebacterium parvumのような強
力に有用なヒトアジュバントを含むが、これらに限定されない。このようなアジ
ュバントはまた、当該分野で周知である。
【0221】 モノクローナル抗体は、ハイブリドーマ、組換え、およびファージディスプレ
イ技術、またはそれらの組み合わせの使用を含む、当該分野で公知の広範な種々
の技術を用いて調製され得る。例えば、モノクローナル抗体は、当該分野で公知
の、以下に教示される技術を含むハイブリドーマ技術を使用して産生され得る:
例えば、Harlowら、Antibodies:A Laboratory
Manual,(Cold Spring Harbor Laborator
y Press,第2版、1988);Hammerlingら、Monocl
onal Antibodies and T−Cell Hybridoma
s 563−681(Elsevier,N.Y.,1981)(上記の参考文
献は、その全体が参考として援用される)。本明細書中で使用される場合、用語
「モノクローナル抗体」とは、ハイブリドーマ技術を通して生成された抗体に限
定されない。用語「モノクローナル抗体」とは、任意の真核生物、原核生物、ま
たはファージクローンを含む単一のクローンに由来する抗体をいい、そしてモノ
クローナル抗体が生成される方法ではない。
【0222】 ハイブリドーマ技術を用いて特定の抗体に対して産生およびスクリーニングす
る方法は、慣用的であり、そして当該分野において周知であり、実施例において
詳細に議論される。非限定な例において、マウスを、本発明のポリペプチドまた
はこのようなペプチドを発現する細胞を用いて免疫化し得る。一旦、免疫応答が
検出される(例えば、抗原に対して特異的な抗体がマウス血清中に検出される)
と、マウスの脾臓を回収し、そして脾細胞を単離する。次いで、脾細胞は、周知
の技術によって、任意の適切なミエローマ細胞(例えば、ATCCから入手可能
な細胞株SP20由来の細胞)へ融合される。ハイブリドーマを、限定希釈によ
り選択およびクローン化する。次いで、ハイブリドーマクローンを本発明のポリ
ペプチドを結合し得る抗体を分泌する細胞について、当該分野に公知の方法によ
ってアッセイする。一般的に高レベルの抗体を含む腹水を、ポジティブなハイブ
リドーマクローンを用いてマウスを免疫化することにより、産生し得る。
【0223】 従って、本発明は、モノクローナル抗体、および本発明の抗体を分泌するハイ
ブリドーマ細胞を培養する工程を含む方法によって産生される抗体を、産生する
方法を提供し、ここで、好ましくは、このハイブリドーマは、ミエローマ細胞を
有する本発明の抗原を用いて免疫化されたマウスから単離された脾細胞を融合す
ることにより、次いで、本発明のペプチドを結合し得る抗体を分泌するハイブリ
ドーマクローンについて、その融合から生じるハイブリドーマをスクリーニング
することにより、産生される。
【0224】 特定のエピトープを認識する抗体フラグメントは、公知の技術により産生し得
る。例えば、本発明のFabフラグメントおよびF(ab’)2フラグメントは
、パパイン(Fabフラグメントを産生するため)またはペプシン(F(ab’
)2フラグメントを産生するため)のような酵素を使用して、免疫グロブリン分
子のタンパク質分解性切断によって産生され得る。F(ab’)2フラグメント
は、可変領域、軽鎖定常領域および重鎖のCH1ドメインを含む。
【0225】 例えば、本発明の抗体はまた、当該分野に公知の種々のファージディスプレイ
方法を用いて産生され得る。ファージディスプレイ方法において、機能的な抗体
ドメインは、それらをコードするポリヌクレオチド配列を保有するファージ粒子
の表面上に提示される。特定の実施形態において、このようなファージを、レパ
ートリー抗体ライブラリーまたはコンビナトリアル抗体ライブラリー(例えば、
ヒトまたはマウス)から発現される抗原結合ドメインを提示するために利用し得
る。目的の抗原と結合する抗原結合ドメインを発現するファージを、抗原を用い
て、(例えば、標識化抗原、あるいは固体表面または固体ビーズへ結合または捕
捉された抗原を使用して)選択または同定し得る。これらの方法において使用さ
れるファージは、代表的に、ファージ遺伝子IIIタンパク質またはファージ遺
伝子VIIIタンパク質のいずれかに組換え的に融合されたFab、Fvまたは
ジスルフィド安定化されたFvの抗体ドメインを有するファージから発現された
fdおよびM13結合ドメインを含む糸状(filamentous)ファージ
である。本発明の抗体を作製するために用いられ得るファージディスプレイ方法
の例としては、以下に開示される方法が挙げられる:Brinkmanら、J.
Immunol.Methods 182:41〜50(1995);Ames
ら、J.Immunol.Methods 184:177〜186(1995
);Kettleboroughら、Eur.J.Immunol.24:95
2〜958(1994);Persicら、Gene 187 9〜18(19
97);Burtonら、Advances in Immunology 5
7:191〜280(1994);PCT公開 PCT/GB91/01134
;PCT公開 WO90/02809;WO91/10737;WO92/01
047;WO92/18619;WO93/11236;WO95/15982
;WO95/20401;ならびに米国特許第5,698,426号;同第5,
223,409号;同第5,403,484号;同第5,580,717号;同
第5,427,908号;同第5,750,753号;同第5,821,047
号;同第5,571,698号;同第5,427,908号;同第5,516,
637号;同第5,780,225号;同第5,658,727号;同第5,7
33,743号および同第5,969,108号(これらのそれぞれは、その全
体が参考として援用される)。
【0226】 上記参考文献に記載されているように、ファージ選択後、ファージ由来の抗体
をコードする領域は、ヒト抗体を含む抗体の全体、または任意の他の所望の抗原
結合フラグメントを作製するために単離および使用され得、そして例えば、以下
に詳細に記載されるように、哺乳動物細胞、昆虫細胞、植物細胞、酵母および細
菌を含む任意の所望の宿主において発現され得る。例えば、Fab、Fab’お
よびF(ab’)2フラグメントを組換え的に産生するための技術はまた、当該
分野で公知の方法を用いて使用され得る。この方法は、例えば、以下に開示され
る方法である:PCT公開WO92/22324;Mullinaxら、Bio
Techniques 12(6):864−869(1992);およびSa
waiら、AJRI 34:26−34(1995);およびBetterら、
Science 240:1041−1043(1988)(上記の参考文献は
、その全体が参考として援用される)。
【0227】 単鎖のFvsおよび抗体を産生するために用いられ得る技術の例としては、米
国特許第4,946,778号および同第5,258,498号;Huston
ら、Methods in Enzymology 203:46−88(19
91);Shuら、PNAS 90:7995−7999(1993);および
Skerraら、Science 240:1038−1040(1988)に
記載される技術が挙げられる。ヒトにおける抗体のインビボ使用およびインビト
ロ検出アッセイを含むいくつかの用途のために、キメラ抗体、ヒト化抗体または
ヒト抗体の使用が好ましくあり得る。キメラ抗体は、この抗体の異なる部分が異
なる動物種に由来する分子(例えば、マウスモノクローナル抗体由来の可変領域
およびヒト免疫グロブリン定常領域を有する抗体)である。キメラ抗体を産生す
るための方法は、当該分野において公知である。例えば、Morrison,S
cience 229:1202(1985);Oiら、BioTechniq
ues 4:214(1986);Gilliesら、(1989)J.Imm
unol.Methods 125:191−202;米国特許第5,807,
715号;同第4,816,567号;および同第4,816,397号を参照
のこと(これらは、本明細書中でその全体が参照として援用される)。ヒト化抗
体は、非ヒト種由来の1以上の相補性決定領域(CDR)およびヒト免疫グロブ
リン分子由来のフレームワーク領域を有する所望の抗原に結合する、非ヒト種抗
体由来の抗体分子である。しばしば、ヒトフレームワーク領域におけるフレーム
ワーク残基は、CDRドナー抗体由来の対応する残基と置換され、抗原結合を改
変(好ましくは、改善)する。これらのフレームワーク置換は、当該分野で周知
の方法により同定され、例えば、抗原結合に重要なフレームワーク残基を同定す
るためのCDRとフレームワーク残基との相互作用のモデリング、ならびに特定
の位置における異常なフレームワーク残基を同定するための配列比較による。(
例えば、Queenら、米国特許第5,585,089号;Riechmann
ら、Nature 332:323(1988)(これらは本明細書中でその全
体が参考として援用される)を参照のこと)。抗体は、例えば、以下を含む当該
分野で公知の種々の技術を用いてヒト化され得る:CDR−移植術(欧州特許第
239,400号;PCT公開 WO91/09967;米国特許第5,225
,539号;同第5,530,101号および同第5,585,089号)、ベ
ニヤリング(veneering)またはリサーフェイシング(resurfa
cing)(欧州特許第592,106号;欧州特許第519,596号;Pa
dlan、Molecular Immunology 28(4/5):48
9−498(1991); Studnickaら、Protein Engi
neering 7(6):805−814(1994);Roguskaら、
PNAS 91:969−973(1994))、およびチェーンシャッフリン
グ(chain shuffling)(米国特許第5,565,332号)。
【0228】 完全なヒト抗体が、ヒト患者の治療的処置に対して特に望ましい。ヒト抗体は
、当該分野で公知の種々の方法によって作製され得、これらの方法としては、ヒ
ト免疫グロブリン配列由来の抗体ライブラリーを用いる上記のファージディスプ
レイ方法が挙げられる。米国特許第4,444,887号および同第4,716
,111号;ならびにPCT公開WO98/46645、WO98/50433
、WO98/24893、WO98/16654、WO96/34096、WO
96/33735、およびWO91/10741(これらの各々は、その全体が
参考として本明細書中に援用される)もまた参照のこと。
【0229】 ヒト抗体はまた、機能的内因性免疫グロブリンを発現し得ないが、ヒト免疫グ
ロブリン遺伝子を発現し得るトランスジェニックマウスを用いて産生され得る。
例えば、ヒト重鎖免疫グロブリン遺伝子およびヒト軽鎖免疫グロブリン遺伝子の
複合体は、無作為にまたは相同組換えによってマウス胚性幹細胞に導入され得る
。あるいは、ヒト可変領域、定常領域および多様性領域(diversity
region)は、ヒト重鎖遺伝子およびヒト軽鎖遺伝子に加えて、マウスの胚
性幹細胞に導入され得る。マウス重鎖免疫グロブリン遺伝子およびマウス軽鎖免
疫グロブリン遺伝子は、相同組換えによるヒト免疫グロブリン座の導入と別々に
または同時に非機能的にされ得る。特に、JH領域のホモ接合性の欠失は、内因
性抗体の産生を妨げる。この改変された胚性幹細胞を増殖させ、そして胚盤胞に
微量注入して、キメラマウスを産生する。次に、このキメラマウスを、ヒト抗体
を発現するホモ接合性の子孫を産生するために繁殖させる。トランスジェニック
マウスを、選択された抗原(例えば、本発明のポリペプチドの全体または一部)
を用いて通常の様式で免疫する。その抗原に対するモノクローナル抗体は、従来
のハイブリドーマ技術を用いた免疫したトランスジェニックマウスから得られ得
る。ヒト免疫グロブリン導入遺伝子は、B細胞分化の間のトランスジェニックマ
ウスの再編成によってかくまわれ(harbored)、そしてその後、クラス
スイッチングおよび体細胞変異を受ける。従って、そのような技術の使用によっ
て、治療的に有用なIgG抗体、IgA抗体、IgM抗体およびIgE抗体の産
生が可能である。ヒト抗体を産生するためのこの技術の概要については、Lon
bergおよびHuszar、Int.Rev.Immunol.13:65−
93(1995)を参照のこと。ヒト抗体およびヒトモノクローナル抗体を産生
するためのこの技術の、ならびにそのような抗体を産生するためのプロトコール
の詳細な議論については、例えば、PCT公開WO98/24893;WO92
/01047;WO96/34096;WO96/33735;欧州特許第0
598 877号;米国特許第5,413,923号;同第5,625,126
号;同第5,633,425号;同第5,569,825号;同第5,661,
016号;同第5,545,806号;同第5,814,318号;同第5,8
85,793号;同第5,916,771号;および同第5,939,598号
を参照のこと(これらは、その全体が本明細書中に参考として援用される)。さ
らに、Abgenix,Inc.(Freemont,CA)およびGenph
arm(San Jose,CA)のような企業は、上記の技術に類似した技術
を用いて選択された抗原に対するヒト抗体を提供することに従事し得る。
【0230】 選択されたエピトープを認識する完全なヒト抗体は、「ガイド(guided
)選択」といわれる技術を用いて産生され得る。このアプローチにおいて、選択
された非ヒトモノクローナル抗体(例えば、マウス抗体)は、同じエピトープを
認識する完全なヒト抗体の選択をガイドするために使用される(Jespers
ら、Bio/technology 12:899−903(1988))。
【0231】 さらに、本発明のポリペプチドに対する抗体は、当業者に周知の技術を用いて
本発明のポリペプチドを「模倣する」抗イディオタイプ抗体を生成するために順
々に利用され得る。(例えば、GreenspanおよびBona、FASEB
J.7(5):437−444(1989);ならびにNissinoff、
J.Immunol.147(8):2429−2438(1991)を参照の
こと)。例えば、結合し、そしてポリペプチドの多量体化および/または本発明
のポリペプチドのリガンドに対する結合を競合的に阻害する抗体を用いて、この
ポリペプチドの多量体化および/または結合ドメインを「模倣し」、そして結果
として、ポリペプチドおよび/またはそのリガンドに結合し、そして中和する抗
イディオタイプを生成し得る。このような中和抗イディオタイプまたはこのよう
な抗イディオタイプのFabフラグメントは、治療レジメンにおいて使用されて
、ポリペプチドリガンドを中和し得る。例えば、このような抗イディオタイプ抗
体を使用して、本発明のポリペプチドを結合し得るか、そして/またはそのリガ
ンド/レセプターを結合し得、そしてそれによって、その生物学的活性をブロッ
クし得る。
【0232】 単鎖のFvおよび抗体を作製するために用いられ得る技術の例としては、米国
特許第4,946,778号および同第5,258,498号;Hustonら
Methods in Enzymology 203:46〜88(1991
);Shu,L.ら、PNAS 90:7995〜7999(1993);およ
びSkerra,A.らScience 240:1038〜1040(198
8)に記載される技術が挙げられる。ヒトにおける抗体のインビボ使用およびイ
ンビトロ検出アッセイを含むいくつかの用途のために、キメラ抗体、ヒト化抗体
またはヒト抗体の使用が好ましくあり得る。キメラ抗体を作製するための方法は
、当該分野において公知である。例えば、Morrison,Science
229:1202(1985);Oiら、BioTechniques 4:2
14(1986);Gillies,S.D.ら、J.Immunol.Met
hods 125:191〜202(1989);および米国特許第5,807
,715号を参照のこと。抗体は、以下を含む種々の技術を用いてヒト化され得
る:CDR−移植術(欧州特許第0 239 400号;WO 91/0996
7;米国特許第5,530,101号および同第5,585,089号)、ベニ
ヤリングまたはリサーフェイシング(欧州特許第0 592 106号;欧州特
許第0 519 596号;Padlan E.A.、Molecular I
mmunology 28(4/5):489〜498(1991); Stu
dnicka G.M.ら、Protein Engineering 7(6
):805〜814(1994);Roguska M.A.ら、PNAS 9
1:969〜973(1994))、およびチェーンシャッフリング(米国特許
第5,565,332号)。ヒト抗体は、上記のファージディスプレイ方法を含
む当該分野で公知の種々の方法により作製され得る。米国特許第4,444,8
87号、同第4,716,111号、同第5,545,806号および同第5,
814,318号;ならびにWO 98/46645(これらの参考文献はその
全体が参考として援用される)をまた参照のこと。
【0233】 さらに、本発明には、本発明のポリペプチドに組換え的に融合または化学的に
結合(共有結合的結合および非共有結合的結合の両方を含む)した抗体が含まれ
る。この抗体は、本発明のポリペプチド以外の抗原に特異的であり得る。例えば
、抗体は、本発明のポリペプチドを特定の細胞表面レセプターに特異的な抗体に
融合または結合することにより、インビトロまたはインビボのいずれかで本発明
のポリペプチドを特定の細胞型へ標的化するために用いられ得る。本発明のポリ
ペプチドに対して融合または結合された抗体はまた、当該分野で公知の方法を用
いてインビトロイムノアッセイおよび精製方法において用いられ得る。例えば、
Harborら、前出、およびWO 93/21232;欧州特許第0 439
095号;Naramura,M.ら、Immunol.Lett.39:9
1〜99(1994);米国特許第5,474,981号;Gillies,S
.O.らPNAS 89:1428〜1432(1992);Fell,H.P
.ら、J.Immunol.146:2446〜2452(1991)(これら
の参考文献は、その全体が参考として援用される)を参照のこと。
【0234】 本発明は、可変領域以外の抗体ドメインと融合されたか、または結合体化され
た本発明のポリペプチドを含む組成物をさらに含む。例えば、本発明のポリペプ
チドは、抗体のFc領域またはその一部分と融合され得るか、またはそれに結合
体化され得る。本発明のポリペプチドに融合した抗体部分は、ヒンジ領域、CH
1ドメイン、CH2ドメイン、およびCH3ドメインまたはドメイン全体かまた
はその一部の任意の組み合わせを含み得る。本発明のポリペプチドは、当該分野
で公知の方法を用いて、ポリペプチドのインビボでの半減期を増大するか、また
はイムノアッセイにおける使用のために上記の抗体部分に融合され得るか、また
はそれに結合体化され得る。このポリペプチドはまた、上記の抗体部分に融合さ
れるか、またはそこに結合体化されて、多量体を形成し得る。例えば、本発明の
ポリペプチドに融合されたFc部分は、Fc部分間のジスルフィド結合によって
ダイマーを形成し得る。より高度な多量体形態は、IgAおよびIgMの部分に
ポリペプチドを融合することにより作製され得る。本発明のポリペプチドを抗体
部分に融合または結合体化するための方法は、当該分野で公知である。例えば、
米国特許第5,336,603号、同第5,622,929号、同第5,359
,046号、同第5,349,053号、同第5,447,851号、同第5,
112,946号;EP 0 307 434号、EP 0 367 166号
;WO96/04388号、WO91/06570号;Ashkenazi,A
.ら、PNAS 88:10535−10539(1991);Zheng,X
.X.ら、J.Immunol.154:5590−5600(1995);な
らびにVil,H.ら、PNAS 89:11337−11341(1992)
(上記の参考文献は、その全体が参考として援用される)を参照のこと。
【0235】 本発明はさらに、本発明のポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストと
して作用する抗体に関する。本発明のポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴ
ニストとして作用する抗体は、例えば、部分的にか、または完全にかのいずれか
で本発明のポリペプチドとのレセプター/リガンド相互作用を破壊する抗体を含
む。例えば、本発明は、本発明のタンパク質の多量体化する能力を破壊する抗体
を含む。別の例では、本発明は、本発明のタンパク質が多量体化することを可能
にするが、本発明のタンパク質が1つ以上のMETH1および/またはMETH
2レセプター/リガンドに結合する能力を破壊する抗体を含む。なお別の例では
、本発明は、本発明のタンパク質が多量体化し、そしてMETH1および/また
はMETH2に結合することを可能にするが、METH1および/またはMET
H2レセプター/リガンド複合体に付随する生物学的活性をブロックする抗体を
含む。
【0236】 本発明のポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストとして作用する抗体
はまた、レセプター特異的抗体およびリガンド特異的抗体の両方を含む。リガン
ド結合を妨害しないが、レセプター活性化を妨害するレセプター特異的抗体が含
まれる。レセプター活性化(すなわち、シグナル伝達)は、本明細書中に記載の
技術、または別に、当該分野で公知の技術により決定され得る。リガンド結合お
よびレセプター活性化を両方とも妨害するレセプター特異的抗体もまた含まれる
。同様に、リガンドを結合し、そしてリガンドのレセプターへの結合を妨害する
中和抗体、ならびにリガンドに結合し、それによってレセプター活性化を妨害す
るが、リガンドがレセプターに結合することを妨害しない抗体が含まれる。レセ
プターを活性化する抗体がさらに含まれる。これらの抗体は、リガンド媒介レセ
プター活性化により影響を及ぼされる生物学的活性の全てまたは全てではないい
ずれかについてのアゴニストとして作用し得る。この抗体は、本明細書中に開示
された比活性を含む生物学的活性についてのアゴニストまたはアンタゴニストと
して特定され得る。上記の抗体アゴニストは、当該分野で公知の方法を使用して
作製され得る。例えば、WO96/40281;米国特許第5,811,097
号;Deng,B.ら、Blood 92(6):1981−1988(199
8);Chen,Z.ら、Cancer Res.58(16):3668−3
678(1998);Harrop,J.A.ら、J.Immunol.161
(4):1786−1794(1998);Zhu,Z.ら、Cancer R
es:58(15):3209−3214(1998);Yoon,D.Y.ら
、J.Immunol.160(7):3170−3179(1998);Pr
at,M.ら、J.Cell.Sci.111(Pt2):237−247(1
998);Pitard,V.ら、J.Immunol.Methods 20
5(2):177−190(1997);Liautard,J.ら、Cyto
kinde 9(4):233−241(1997);Carlson,N.G
.ら、J.Biol.Chem.272(17):11295−11301(1
997);Taryman,R.E.ら、Neuron 14(4):755−
762(1995);Muller,Y.A.ら、Structure 6(9
):1153−1167(1998);Bartunek,P.ら、Cytok
ine 8(1):14−20(1996)(上記の参考文献は、その全体が参
考として援用される)を参照のこと。
【0237】 上記で議論されるように、本発明のMETH1および/またはMETH2タン
パク質に対する抗体は、当業者に周知の技術を用いてMETH1および/または
METH2を「模倣する」抗イディオタイプ抗体を産生するために順々に利用さ
れ得る(例えば、GreenspanおよびBona、FASEB J.7(5
):437−444;(1989)およびNissinoff,J.Immun
ol.147(8):2429−2438(1991)を参照のこと)。例えば
、METH1および/またはMETH2に結合し、そしてMETH1および/ま
たはMETH2の多量体化および/またはリガンドに対するMETH1および/
またはMETH2の結合を競合的に阻害する抗体が、METH1および/または
METH2の多量体化ドメインおよび/または結合ドメインを「模倣する」抗イ
ディオタイプを産生するために使用され得、そして結果としてMETH1および
/またはMETH2および/またはそのリガンドに結合し、そして中和する。こ
のような抗イディオタイプまたはそのような抗イディオタイプのFabフラグメ
ントの中和は、METH1および/またはMETH2リガンドを中和するための
治療的レジメンに使用され得る。例えば、そのような抗イディオタイプ抗体は、
METH1および/またはMETH2に結合するため、またはMETH1および
/またはMETH2リガンド/レセプターに結合するために使用され得、そして
それによってMETH1および/またはMETH2の生物学的活性がブロックさ
れる。
【0238】 (抗体をコードするポリヌクレオチド) 本発明はさらに、本発明の抗体およびそのフラグメントをコードするヌクレオ
チド配列を含むポリヌクレオチドを提供する。本発明はまた、ストリンジェント
な、あるいはより低いストリジェンシーなハイブリダイゼーション条件下で(例
えば、上記に定義されるような)抗体(好ましくは、本発明のポリペプチドと特
異的に結合する、好ましくは、配列番号2および/または配列番号4のアミノ酸
配列を有するポリペプチドに結合する抗体)をコードするポリヌクレオチドにハ
イブリダイズするポリヌクレオチドを含む。
【0239】 ポリヌクレオチドが、当該分野で公知の任意の方法によって得られ得、そして
そのポリヌクレオチドのヌクレオチド配列が決定される。例えば、抗体のヌクレ
オチド配列が知られている場合、この抗体をコードするポリヌクレオチドは、化
学的に合成されたオリゴヌクレオチドから構築され得(例えば、Kutmeie
rら、BioTechniques 17:242(1994)に記載されるよ
うな)、これは、簡単にいうと、以下の工程を包含する:この抗体をコードする
配列の部分を含むオーバーラップするオリゴヌクレオチドの合成、これらのオリ
ゴヌクレオチドのアニーリングおよび連結、次いでPCRによる連結されたオリ
ゴヌクレオチドの増幅。
【0240】 あるいは、抗体をコードするポリヌクレオチドは、適切な供給源からの核酸か
ら生成され得る。特定の抗体をコードする核酸を含むクローンは入手不可能だが
、その抗体分子の配列が既知である場合、その免疫グロブリンをコードする核酸
は、化学的に合成され得るか、あるいは適切な供給源(例えば、抗体cDNAラ
イブラリー、または抗体を発現する任意の組織もしくは細胞(例えば、本発明の
抗体の発現のために選択されたハイブリドーマ細胞)から生成されたcDNAラ
イブラリー、またはそれから単離された核酸(好ましくはポリA+RNA))か
ら、例えば、その抗体をコードするcDNAライブラリーからのcDNAクロー
ンを同定するために、配列の3’末端および5’末端にハイブリダイズ可能な合
成プライマーを使用するPCR増幅によって、または特定の遺伝子配列に特異的
なオリゴヌクレオチドプローブを使用するクローニングによって得られ得る。P
CRによって生成された増幅された核酸は、次いで、当該分野で周知の任意の方
法を用いて、複製可能なクローニングベクターにクローニングされ得る。
【0241】 一旦、抗体のヌクレオチド配列および対応するアミノ酸配列が決定されると、
抗体のヌクレオチド配列は、ヌクレオチド配列の操作について当該分野で周知の
方法(例えば、組換えDNA技術、部位特異的変異誘発、PCRなど(例えば、
Sambrookら、1990,Molecular Cloning,A L
aboratory Manual,第2版、Cold Spring Har
bor Laboratory,Cold Spring Harbor,NY
およびAusubelら編、1998,Current Protocols
in Molecular Biology,John Wiley&Sons
,NYに記載の技術を参照のこと。これらは両方がその全体において本明細書に
参考として援用される。))を用いて操作され、例えば、アミノ酸の置換、欠失
、および/または挿入を作製するように異なるアミノ酸配列を有する抗体を生成
し得る。
【0242】 特定の実施形態において、重鎖および/または軽鎖の可変ドメインのアミノ酸
配列は、相補性決定領域(CDR)の配列の同定のために、当該分野において周
知の方法によって(例えば、配列超可変性の領域を決定するために、他の重鎖、
および軽鎖の可変領域を既知のアミノ酸配列と比較することによって)調べられ
得る。慣用的な組換えDNA技術を用いて、1つ以上のCDRが、前述のように
フレームワーク領域内に(例えば、非ヒト抗体をヒト化するために、ヒトフレー
ムワーク領域中に)挿入され得る。このフレームワーク領域は天然に存在し得る
か、またはコンセンサスフレームワーク領域であり得、そして好ましくはヒトフ
レームワーク領域であり得る(例えば、列挙したヒトフレームワーク領域につい
ては、Chothiaら、J.Mol.Biol.278:457−479(1
998)を参照のこと)。好ましくは、フレームワーク領域およびCDRの組み
合わせによって生成されたポリヌクレオチドは、本発明のポリペプチドに特異的
に結合する抗体をコードする。好ましくは、上記に議論されるように、1つ以上
のアミノ酸置換は、フレームワーク領域内で作製され得、そして好ましくは、そ
のアミノ酸置換は、抗体のその抗原への結合を改善する。さらに、このような方
法は、1つ以上の鎖内ジスルフィド結合が欠如した抗体分子を生成するように、
鎖内ジスルフィド結合に関与する1つ以上の可変領域のシステイン残基のアミノ
酸置換または欠失を作製するために使用され得る。ポリヌクレオチドへの他の変
更は、本発明によって、および当該分野の技術において包含される。
【0243】 さらに、適切な抗原特異性のマウス抗体分子由来の遺伝子を、適切な生物学的
活性のヒト抗体分子由来の遺伝子と共にスプライシングさせることによって、「
キメラ抗体」を産生するために開発された技術(Morrisonら、Proc
.Natl.Acad.Sci.81:851−855(1984);Neub
ergerら、Nature 312:604−608(1984);Take
daら、Nature 314:452−454(1985))が使用され得る
。上記のように、キメラ抗体は、異なる部分が異なる動物種に由来する分子であ
り、このような分子は、マウスmAbおよびヒト免疫グロブリンの定常領域由来
の可変領域を有する(例えば、ヒト化抗体)。
【0244】 あるいは、単鎖抗体の産生について記載された技術(米国特許第4,946,
778号;Bird、Science 242:423−42(1988);H
ustonら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:587
9−5883(1988);およびWardら、Nature 334:544
−54(1989))が、単鎖抗体の産生に適応され得る。単鎖抗体は、Fv領
域の重鎖フラグメントおよび軽鎖フラグメントがアミノ酸架橋を介して連結され
れることによって形成され、単鎖ポリペプチドを生じる。E.coliにおける
機能性Fvフラグメントのアセンブリのための技術もまた、使用され得る(Sk
erraら、Science 242:1038−1041(1988))。
【0245】 (抗体を産生する方法) 本発明の抗体は、抗体を合成するための当該分野で公知の任意の方法によって
、特に、化学合成によって、または、好ましくは、組換え発現技術によって産生
され得る。
【0246】 本発明の抗体、またはそのフラグメント、誘導体もしくはアナログ(例えば、
本発明の抗体の重鎖もしくは軽鎖または本発明の単鎖抗体)の組換え発現は、そ
の抗体をコードするポリヌクレオチドを含有する発現ベクターの構築を必要とす
る。一旦、本発明の抗体分子または抗体の重鎖もしくは軽鎖、あるいはそれらの
部分(好ましくは、重鎖または軽鎖の可変ドメインを含有する)をコードするポ
リヌクレオチドが得られると、抗体分子の産生のためのベクターは、当該分野で
周知の技術を用いる組換えDNA技術によって生成され得る。従って、抗体をコ
ードするヌクレオチド配列を含有するポリヌクレオチドの発現によってタンパク
質を調製するための方法は、本明細書に記載される。当業者に周知の方法は、抗
体をコードする配列ならびに適切な転写制御シグナルおよび翻訳制御シグナルを
含有する発現ベクターの構築のために使用され得る。これらの方法には、例えば
、インビトロの組換えDNA技術、合成技術、およびインビボの遺伝子組換えが
挙げられる。従って、本発明は、プロモーターに作動可能に連結された、本発明
の抗体分子、あるいはその重鎖もしくは軽鎖、または重鎖もしくは軽鎖の可変ド
メインをコードするヌクレオチド配列を含む、複製可能なベクターを提供する。
このようなベクターは、抗体分子の定常領域(例えば、PCT公開 WO86/
05807;PCT公開 WO89/01036;および米国特許第5,122
,464号を参照のこと)をコードするヌクレオチド配列を含み得、そしてこの
抗体の可変ドメインは、重鎖または軽鎖の全体の発現のためにこのようなベクタ
ーにクローニングされ得る。
【0247】 この発現ベクターは、従来技術によって宿主細胞へと移入され、そしてこのト
ランスフェクトされた細胞は、次いで、本発明の抗体を産生するために、従来技
術によって培養される。従って、本発明は、異種プロモーターに作動可能に連結
された、本発明の抗体、あるいはその重鎖もしくは軽鎖、または本発明の単鎖抗
体をコードするポリヌクレオチドを含む宿主細胞を含む。二重鎖抗体の発現につ
いての好ましい実施形態において、重鎖および軽鎖の両方をコードするベクター
は、以下に詳述されるように、免疫グロブリン分子全体の発現のために宿主細胞
中に同時発現され得る。
【0248】 種々の宿主発現ベクター系は、本発明の抗体分子を発現させるために利用され
得る。このような宿主発現系は、目的のコード配列が産生され、かつ続いて精製
され得るビヒクルを表わすが、また、適切なヌクレオチドをコードする配列で形
質転換またはトランスフェクトされる場合に、インサイチュで本発明の抗体分子
を発現し得る細胞を表わす。これらには、以下が挙げられるが、これらに限定さ
れない:抗体をコードする配列を含む組換えバクテリオファージDNA、プラス
ミドDNAまたはコスミドDNA発現ベクターを用いて形質転換された細菌(例
えば、E.coli、B.subtilis)のような微生物;抗体をコードす
る配列を含む組換え酵母発現ベクターで形質転換された酵母(例えば、Sacc
haromyces、Pichia);抗体をコードする配列を含む組換えウイ
ルス発現ベクター(例えば、バキュロウイルス)に感染した昆虫細胞系;組換え
ウイルス発現ベクター(例えば、カリフラワーモザイクウイルス、CaMV;タ
バコモザイクウイルス、TMV)に感染した植物細胞系または抗体をコードする
配列を含む組換えプラスミド発現ベクター(例えば、Tiプラスミド)で形質転
換された植物細胞系;あるいは哺乳動物細胞のゲノムに由来するプロモーター(
例えば、メタロチオネインプロモーター)または哺乳動物のウイルスに由来する
プロモーター(例えば、アデノウイルス後期プロモーター;ワクシニアウイルス
7.5Kプロモーター)を含む組換え発現構築物を保有する哺乳動物細胞系(例
えば、COS、CHO、BHK、293、3T3細胞)。好ましくは、Esch
erichia coliのような細菌細胞、そしてより好ましくは、特に、組
換え抗体分子全体の発現のために真核生物細胞が、組換え抗体分子の発現のため
に使用される。例えば、ヒトサイトメガロウイルス由来の主要最初期遺伝子プロ
モーターエレメントのようなベクターと組み合わされた、チャイニーズハムスタ
ーの卵巣細胞(CHO)のような哺乳動物細胞が、抗体のための効果的な発現系
である(Foeckingら、Gene 45:101(1986);Cock
ettら、Bio/Technology 8:2(1990))。
【0249】 細菌系において、多くの発現ベクターが、抗体分子の発現を意図する使用に依
存して有利に選択され得る。例えば、多量のこのようなタンパク質が産生される
べき場合、抗体分子の薬学的組成物の生成のために、容易に精製される融合タン
パク質産物の高レベルの発現を指向するベクターが所望され得る。このようなベ
クターには、以下が挙げられるが、これらに限定されない:抗体をコードする配
列がlacZをコードする領域と共にベクターにインフレーム(in fram
e)で個別に連結され得、その結果、融合タンパク質が産生されるE.coli
発現ベクターpUR278(Rutherら、EMBO J.2:1791(1
983));pINベクター(InouyeおよびInouye、Nuclei
c Acids Res.13:3101−3109(1985);Van H
eekeおよびSchuster、J.Biol.Chem.24:5503−
5509(1989))など。pGEXベクターもまた、グルタチオンS−トラ
ンスフェラーゼ(GST)との融合タンパク質として、外来性ポリペプチドを発
現させるために使用され得る。一般に、このような融合タンパク質は可溶性であ
り、そして溶解した細胞から、マトリックスグルタチオン−アガロースビーズへ
の吸着および結合、それに続く遊離グルタチオン存在化での溶出によって容易に
精製され得る。このpGEXベクターは、トロンビンまたはXa因子プロテアー
ゼ切断部位を含むように設計され、その結果、このクローニングされた標的遺伝
子産物は、GST部分から放出され得る。
【0250】 昆虫系においては、Autographa californica核多角体
病ウイルス(AcNPV)は、異種遺伝子を発現するためのベクターとして使用
される。このウイルスは、Spodoptera frugiperda細胞に
おいて増殖する。抗体をコードする配列は、このウイルスの非必須の領域(例え
ばポリヘドリン遺伝子)に個々にクローニングされ得、そしてAcNPVプロモ
ーター(例えばポリヘドリンプロモーター)の制御下に配置され得る。
【0251】 哺乳動物宿主細胞においては、多数のウイルスに基づく発現系が利用され得る
。アデノウイルスが発現ベクターとして使用される場合においては、目的の抗体
をコードする配列は、アデノウイルスの転写/翻訳制御複合体、例えば後期プロ
モーターおよび3つの部分に分かれるリーダー配列、に連結され得る。次いで、
このキメラ遺伝子は、インビトロまたはインビボでの組換えによって、アデノウ
イルスゲノムに挿入され得る。ウイルスのゲノムの非必須領域(例えば、E1ま
たはE3領域)における挿入は、生存可能で、感染した宿主において抗体分子を
発現する能力のある組換えウイルスを生じる(例えば、LoganおよびShe
nk、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:355−359
(1984)を参照のこと)。特異的開始シグナルはまた、挿入された抗体をコ
ードする配列の効率的な翻訳のために必要とされ得る。これらのシグナルは、A
TG開始コドンおよび隣接する配列を含む。さらに、この開始コドンは、挿入部
分全体の翻訳を確実にするために、所望されるコード配列のリーディングフレー
ム(reading frame)と相が同じでなければならない。これらの外
因性翻訳制御シグナルおよび開始コドンは、種々の起源、天然および合成の両方
であり得る。発現の効率は、適切な転写エンハンサー要素、転写ターミネーター
、などの含有によって高められ得る(Bittnerら、Methods in
Enzymol.153:51−544(1987)を参照のこと)。
【0252】 さらに、宿主細胞系統は、選択され得、これは挿入配列の発現を調節し、また
は、所望される特異的な様式で遺伝子産物を改変し、そしてプロセシングする。
タンパク質産物のこのような改変(例えばグリコシル化)およびプロセシング(
例えば切断)は、タンパク質の機能のために重要であり得る。異なる宿主細胞は
、タンパク質および遺伝子産物の、翻訳後プロセシングおよび改変のための、特
徴的で特異的な機構を有する。適切な細胞株または宿主系は、発現された外来タ
ンパク質の正確な改変およびプロセシングを確実にするように選択され得る。こ
の目的のために、遺伝子産物の、第一の転写、グリコシル化、およびリン酸化の
正確なプロセシングのための細胞機構を有する、真核生物宿主細胞が、使用され
得る。このような哺乳動物宿主細胞は、CHO、VERA、BHK、Hela、
COS、MDCK、293、3T3、WI38、そして特に、例えば、BT48
3、Hs578T、HTB2、BT20およびT47Dのような乳癌細胞株、な
らびに、例えば、CRL7030およびHs578Bstのような正常な乳腺細
胞株を含むが、これらに限定されない。
【0253】 組換えタンパク質の長期間の高収率産生、安定発現が好ましい。例えば、安定
に抗体分子を発現する細胞株が操作され得る。ウイルスの複製起点を含む発現ベ
クターを使用するよりも、宿主細胞は、適切な発現制御要素(例えば、プロモー
ター、エンハンサー、配列、転写ターミネーター、ポリアデニル化部位、など)
、および選択可能なマーカーによって制御されるDNAで形質転換され得る。外
来DNAの導入に続いて、操作された細胞は、1〜2日間富化培地で増殖させら
れ得、次いで、選択培地に切り替えられる。組換えプラスミドにおける選択可能
マーカーは、選択のために耐性を与え、そして細胞が、プラスミドをその染色体
内に安定に組み込み、そして増殖して、細胞増殖巣を形成し、これを今度はクロ
ーニングし得、細胞株に拡張され得ることを可能にする。この方法は、抗体分子
を発現する細胞株を操作するために、有利に使用され得る。このような操作され
た細胞株は、直接的または間接的に抗体分子と相互作用する化合物のスクリーニ
ングおよび評価において、特に有用であり得る。
【0254】 多数の選択系が使用され得、この選択系は、単純ヘルペスウイルスチミジンキ
ナーゼ(Wiglerら、Cell 11:223(1977))、ヒポキサン
チン−グアニン ホスホリボシルトランスフェラーゼ(Szybalskaおよ
びSzybalski、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 48
:202(1992))、およびアデニン ホスホリボシルトランスフェラーゼ
(Lowyら、Cell 22:817(1980))の遺伝子を含むが限定さ
れず、これらの遺伝子は、tk−、hgprt−またはaprt−細胞において
それぞれ使用され得る。また、代謝拮抗物質耐性は、以下の遺伝子の選択の根拠
として使用され得る:dhfr、これはメトトレキサートに対する耐性を与える
(Wiglerら、Natl.Acad.Sci.USA 77:357(19
80);O’Hareら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 7
8:1527(1981));gpt、これはミコフェノール酸にに対する耐性
を与える(MulliganおよびBerg、Proc.Natl.Acad.
Sci.USA 78:2072(1981));neo、これはアミノグリコ
シドG−418に対する耐性を与える(Goldspielら、Clinica
l Pharmacy 12:488−505;WuおよびWu、Biothe
rapy 3:87−95(1991);Tolstoshev、Ann.Re
v.Pharmacol.Toxicol. 32:573−596(1993
);Mulligan、Science 260:926−932(1993)
;およびMorganおよびAnderson、Ann.Rev.Bioche
m.62:191−217(1993);1993年5月、TIB TECH
11(5):155−215);ならびにhygro、これはハイグロマイシン
にに対する耐性を与える(Santerreら、Gene 30:147(19
84))。組換えDNA技術の分野で周知の方法は、所望の組換えクローンを選
択するために、慣用的に適用され得、そしてこのような方法は、以下に記載され
ている:例えば、Ausubelら(編)、Current Protocol
s in Molecular Biology、John Wiley&So
ns、NY(1993);Kriegler、Gene Transfer a
nd Expression、A Laboratory Manual、St
ockton Press、NY(1990);ならびに12章および13章、
Dracopoliら(編)、Current Protocols in H
uman Genetics、John Wiley & Sons、NY(1
994);Colberre−Garapinら、J.Mol.Biol. 1
50:1(1981)(これらはその全体が本明細書中に参考として援用される
)。
【0255】 抗体分子の発現レベルは、ベクター増幅によって増大され得る(総説として、
BebbingtonおよびHentschel、The use of ve
ctors based on gene amplification fo
r the expression of cloned genes in
mammalian cells in DNA cloning、第3巻(A
cademic Press、New York、1987)を参照のこと)。
抗体を発現するベクター系におけるマーカーが、増幅可能であると、宿主細胞の
培養物に存在するインヒビターのレベルにおける増加は、マーカー遺伝子のコピ
ーの数を増加する。増副領域は抗体遺伝子と結合しているので、抗体の産生もま
た増加する(Crouseら、Mol.Cell.Biol.3:257(19
83))。
【0256】 宿主細胞は、本発明の二つの発現ベクター(重鎖由来のポリペプチドをコード
する第一のベクターおよび軽鎖由来のポリペプチドをコードする第二のベクター
)で、同時トランスフェクトされ得る。この二つのベクターは、重鎖および軽鎖
のポリペプチドの等しい発現を可能にする、同一の選択可能なマーカーを含み得
る。あるいは、単一のベクターが使用され得、これは重鎖および軽鎖両方のポリ
ペプチドをコードし、そして発現することができる。このような状況において、
過剰の毒性の遊離重鎖を避けるために、重鎖の前に軽鎖が配置されるべきである
(Proudfoot、Nature 322:52(1986);Kohle
r、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:2197(198
0))。重鎖および軽鎖のためのコード配列はcDNAまたはゲノムDNAを含
み得る。
【0257】 一旦本発明の抗体分子が、動物によって産生されるか、化学的に合成されるか
、または組換えにより発現されると、当該分野で公知の、免疫グロブリン分子の
精製のための任意の方法、例えば、クロマトグラフィー(例えば、イオン交換、
アフィニティー(特に、プロテインAの後に特異的抗原に対するアフィニティー
による)、およびサイズカラムクロマトグラフィー)、遠心分離、溶解度差、ま
たはタンパク質精製のための任意の他の標準的な技術によって、精製され得る。
さらに、本発明の抗体またはそのフラグメントは、本明細書中に記載されるかま
たはそうでなければ当該分野において公知の、異種ポリペプチド配列に融合され
得、精製を容易にする。
【0258】 本発明は、本発明のポリペプチド(もしくはその部分、好ましくはこのポリペ
プチドの少なくとも10、20、30、40、50、60、70、80、90、
もしくは100個のアミノ酸)に、組換えにより融合されるかまたは化学的に結
合されて(共有結合および非共有結合の両方を含む)、融合タンパク質を生成す
る抗体、を含む。この融合は、直接的である必要はないが、リンカー配列を介し
て起こり得る。この抗体は、本発明のポリペプチド(またはその部分、好ましく
はこのポリペプチドの少なくとも10、20、30、40、50、60、70、
80、90、もしくは100個のアミノ酸)以外の抗原に特異的であり得る。例
えば、インビトロまたはインビボのいずれにおいても、本発明のポリペプチドを
特定の細胞表面のレセプターに特異的な抗体に融合または結合させることによっ
て、特定の細胞のタイプに対して、本発明のポリペプチドを標的にするために、
抗体が使用され得る。本発明のポリぺプチドに融合または結合される抗体はまた
、インビトロ免疫アッセイおよび当該分野で公知の方法を使用する精製方法にお
いて使用され得る。例えば、Harborら、上記、およびPCT公開WO93
/21232;EP439,095;Naramuraら、Immunol.L
ett.39:91−99(1994);米国特許第5,474,981号;G
illiesら、PNAS 89:1428−1432(1992);Fell
ら、J.Immunol.146:2446−2452(1991)を参照のこ
と。これらは、その全体が参考として援用される。
【0259】 本発明はさらに、抗体の可変領域以外のドメインに融合または結合された、本
発明のポリぺプチドを含む組成物を含む。例えば、本発明のポリぺプチドは、抗
体のFc領域、またはその部分に融合または結合され得る。本発明のポリぺプチ
ドに融合されたこの抗体の部分は、定常領域、ヒンジ領域、CH1ドメイン、C
H2ドメイン、およびCH3ドメイン、またはそのドメイン全体もしくは部分の
任意の組合せを含み得る。これらのポリぺプチドはまた、上記の抗体の部分に融
合または結合され得、多量体を形成する。例えば、本発明のポリぺプチドに融合
されたFc部分は、このFc部分の間のジスルフィド結合を通して二量体を形成
し得る。より高度の多量体形態は、ポリぺプチドをIgAおよびIgMの部分に
融合させることによって作製され得る。本発明のポリぺプチドを抗体部分に融合
または結合させるための方法は、当該分野において公知である。例えば、米国特
許第5,336,603号;同第5,622,929号;同第5,359,04
6号;同第5,349,053号;同第5,447,851号;同第5,112
,946号;EP 307,434;EP 367,166;PCT公開WO9
6/04388;WO91/06570;Ashkenaziら、Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 88:10535−10539(1991
);Zhengら、J.Immunol.154:5590−5600(199
5);およびVilら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89
:11337−11341(1992)(前記の参考文献はその全体が参考とし
て援用される)を参照のこと。
【0260】 上記で議論されるように、ポリぺプチド、ポリぺプチドフラグメント、または
、配列番号2および/または4の改変体に対応するポリぺプチドは、このポリぺ
プチドのインビボ半減期を増大させるため、または当該分野で公知の方法を使用
する免疫学的アッセイにおいて使用するために、上記の抗体部分に融合または結
合体化され得る。さらに、配列番号2および/または4に対応するポリぺプチド
を、上記の抗体部分に融合または結合体化させて、精製を容易にし得る。1つの
報告された例は、ヒトCD4ポリペプチドの最初の2つのドメイン、および哺乳
動物の免疫グロブリンの重鎖または軽鎖の定常領域の種々のドメインからなるキ
メラタンパク質を記載している(EP 394,827;Traunecker
ら、Nature 331:84−86(1988))。ジスルフィド連結二量
体構造(IgGに起因する)を有する抗体に融合または結合体化される本発明の
ポリぺプチドもまた、単量体分泌タンパク質またはタンパク質フラグメント単独
よりも、他の分子に結合しそして中和するのにさらに効率的であり得る(Fou
ntoulakisら、J.Biochem.270:3958−3964(1
995))。多くの場合、融合タンパク質のFc部分は、治療および診断におい
て有益であり、従って、例えば、改良された薬物動態学的な特性を生じ得る(E
P A 232,262)。あるいは、融合タンパク質が発現され、検出され、
そして精製された後に、Fc部分を欠失させることが望ましい。例えば、融合タ
ンパク質が免疫化のための抗原として使用される場合、Fc部分は、治療および
診断を妨害し得る。例えば、薬物の発見において、hIL−5レセプターのよう
なヒトタンパク質は、hIL−5のアンタゴニストを同定するための高処理能力
スクリーニングアッセイの目的のためにFc部分と融合されてきた(Benne
ttら、J.Molecular Recognition 8:52−58(
1995);Johansonら、J.Biol.Chem.270:9459
−9471(1995)を参照のこと)。
【0261】 さらに、本発明の抗体またはそのフラグメントは、精製を容易にするペプチド
のような、マーカー配列に融合され得る。好ましい実施形態において、マーカー
アミノ酸配列は、とりわけヘキサ−ヒスチジンペプチド(例えば、pQEベクタ
ー(QIAGEN,Inc.,9259 Eton Avenue,Chats
worth,CA,91311)において提供されるタグ)であり、これらの多
くのマーカーアミノ酸配列が市販されている。例えば、Gentzら、Proc
.Natl.Acad.Sci.USA 86:821−824(1989)に
記載されるように、ヘキサ−ヒスチジンは、融合タンパク質の都合の良い精製を
提供する。精製のために有用な他のペプチドタグは、インフルエンザ赤血球凝集
素タンパク質由来のエピトープに対応する「HA」タグ(Wilsonら、Ce
ll 37:767(1984))、および「flag」タグを含むが、これに
限定されない。
【0262】 本発明は、診断剤または治療剤に結合体化される、抗体またはそのフラグメン
トをさらに含む。抗体は、例えば、臨床上の試験手順(例えば、所定の処置レジ
メン(regimen)の効力を決定するため)の一部として、腫瘍の発生また
は進行をモニターするために、診断的に使用され得る。検出は、抗体を検出可能
な物質とカップリングさせることによって容易にされ得る。検出可能な物質の例
としては、種々の酵素、補欠分子団、蛍光物質、発光物質、生物発光物質、放射
性物質、種々の陽電子放射断層撮影を使用する陽電子放射金属、および非放射性
常磁性金属イオン、が挙げられる。この検出可能な物質は、抗体(またはそのフ
ラグメント)に対して、直接的または間接的のいずれかで、当該分野で公知の技
術を使用して媒介物(例えば、当該分野で公知のリンカーなど)を介して、連結
または結合体化され得る。例えば、本発明に従う診断薬としての使用のための抗
体に結合体化され得る金属イオンに関しては、米国特許第4,741,900号
を参照のこと。適切な酵素の例としては、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカ
リホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、またはアセチルコリンエステラーゼ
が挙げられ;適切な補欠分子団複合体の例としては、ストレプトアビジン/ビオ
チンおよびアビジン/ビオチンが挙げられ;適切な蛍光物質の例としては、ウン
ベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミ
ン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、ダンシルクロリドまたはフィ
コエリトリンが挙げられ;発光物質の例としては、ルミノールが挙げられ;生物
発光物質の例としては、ルシフェラーゼ、ルシフェリンおよびエクオリンが挙げ
られ;ならびに、適切な放射性物質の例としては、125I、131I、111Inまた
99Tcが挙げられる。
【0263】 さらに、抗体またはそのフラグメントは、治療用部分(例えば細胞毒(例えば
細胞増殖抑制性もしくは細胞殺傷性の薬剤))、治療剤または放射性金属イオン
(例えば、α−エミッタ−(例えば213Bi)など)に結合体化され得る。細
胞毒または細胞傷害性薬剤は、細胞に対して有害な任意の薬剤を含む。例として
は、パクリタキセル(paclitaxol)、サイトカラシンB、グラミシジ
ンD、臭化エチジウム、エメチン、マイトマイシン、エトポシド、テニポシド(
tenoposide)、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン(co
lchicin)、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ジヒドロキシアントラシ
ンジオン(dihydroxy anthracin dione)、ミトキサ
ントロン、ミトラマイシン、アクチノマイシンD、1−デヒドロテストステロン
、グルココルチコイド、プロカイン、テトラカイン、リドカイン、プロプラノロ
ール、およびピューロマイシン、ならびにそれらのアナログまたはホモログが挙
げられる。治療剤は、代謝拮抗物質(例えば、メトトレキサート、6−メルカプ
トプリン、6−チオグアニン、シタラビン、5−フルオロウラシルデカルバジン
(5−fluorouracil decarbazine)、アルキル化剤(
例えば、メクロレタミン、チオエパ(thioepa)クロラムブシル、メルフ
ァラン、カルムスチン(BSNU)およびロムスチン(CCNU)、シクロホス
ファミド(cyclothosphamide)、ブスルファン、ジブロモマン
ニトール、ストレプトゾトシン、マイトマイシンC、ならびにcis−ジクロロ
ジアミン白金(II)(DDP)シスプラチン)、アントラサイクリン(例えば
、ダウノルビシン(以前はダウノマイシン)およびドキソルビシン)、抗生物質
(例えば、ダクチノマイシン(以前はアクチノマイシン)、ブレオマイシン、ミ
トラマイシン、およびアントラマイシン(anthramycin)(AMC)
)、ならびに抗有糸分裂剤(例えばビンクリスチンおよびビンブラスチン)、を
含むが、それらに限定されない。
【0264】 本発明の結合体は、所定の生物学的応答を改変するために使用され得、治療剤
または薬物部分は、古典的な化学的治療剤に限定されると解釈されない。例えば
、薬物部分は、所望の生物学的活性を有するタンパク質またはポリぺプチドであ
り得る。このようなタンパク質としては、例えば、毒素(例えばアブリン、リシ
ンA、シュードモナス外毒素、またはジフテリア毒素);タンパク質(例えば、
腫瘍壊死因子、a−インターフェロン、β−インターフェロン、神経増殖因子、
血小板由来増殖因子、組織プラスミノゲンアクチベーター、アポトーシス性因子
(例えば、TNF−α、TNF−β、AIM I(国際公開第WO97/338
99号を参照のこと)、AIM II(国際公開第WO97/34911号を参
照のこと)、Fasリガンド(Takahashiら、Int.Immunol
.6:1567−1574(1994))、VEGI(国際公開第WO99/2
3105号を参照のこと))、血栓症薬もしくは抗脈管形成薬(例えば、アンジ
オスタチンもしくはエンドスタチン);または生物学的応答改変剤(例えばリン
ホカイン、インターロイキン−1(「IL−1」)、インターロイキン−2(「
IL−2」)、インターロイキン−6(「IL−6」)、顆粒球マクロファージ
コロニー刺激因子(「GM−CSF」)、顆粒球コロニー刺激因子(「G−CS
F」)、または他の増殖因子など)、が挙げられ得る。
【0265】 抗体はまた、固体支持体に付着させられ得、この固体支持体は、標的抗原の免
疫アッセイまたは精製に特に有用である。このような固体支持体としては、ガラ
ス、セルロース、ポリアクリルアミド、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ルまたはポリプロピレン、が挙げられるがそれらに限定されない。
【0266】 このような治療部分を抗体に結合体化する技術は周知であり、例えば、Arn
onら、「Monoclonal Antibodies For Immun
otargeting Of Drugs In Cancer Therap
y」Monoclonal Antibodies And Cancer T
herapy、Reisfeldら(編)、243−56頁(Alan R.L
iss,Inc.1985);Hellstromら、「Antibodies
For Drug Delivery」Controlled Drug D
elivery(第2版)、Robinsonら(編)、623−53頁(Ma
rcel Dekker,Inc.1987);Thorpe、「Antibo
dy Carriers Of Cytotoxic Agents In C
ancer Therapy:A Review」Monoclonal An
tibodies’84:Biological And Clinical
Applications、Pincheraら(編)、475−506頁(1
985);「Analysis,Results,And Future Pr
ospective Of The Therapeutic Use Of
Radiolabeled Antibody In Cancer Ther
apy」Monoclonal Antibodies For Cancer
Detection And Therapy、Baldwinら(編)、3
03−16頁(Academic Press 1985)、およびThorp
eら、「The Preparation And Cytotoxic Pr
operties Of Antibody−Toxin Conjugate
s」、Immunol.Rev.62:119−58(1982)を参照のこと
【0267】 あるいは、抗体は第二の抗体に結合され、米国特許第4,676,980号(
これは、その全体が本明細書に参考として援用される)においてSegalによ
る記載のような抗体異種結合体(heteroconjugate)を形成し得
る。
【0268】 単独、あるいは細胞傷害性因子および/またはサイトカインと組み合わせて投
与される、抗体に結合する治療部分を有するかまたは有さない抗体が、治療薬と
して使用され得る。
【0269】 (免疫表現型分類(immunophenotyping)) 本発明の抗体は、細胞株および生物学的サンプルの免疫表現型分類のために利
用され得る。本発明の遺伝子の翻訳生成物は、細胞特異的マーカーとして、ある
いはより詳細には、特定の細胞型の分化および/または成熟の種々の段階で差示
的に発現される細胞マーカーとして有用であり得る。特異的エピトープ、または
エピトープの組み合わせに対して指向されるモノクロナール抗体は、マーカーを
発現する細胞集団のスクリーニングを可能にする。種々の技術が、マーカーを発
現する細胞集団をスクリーニングするために、モノクロナール抗体を用いて利用
され得、そしてその技術には、抗体でコーティングされた磁気ビーズを用いる磁
気分離、固体マトリクス(すなわち、プレート)に付着した抗体を用いる「パン
ニング」、ならびにフローサイトメトリー(例えば、米国特許第5,985,6
60号;およびMorrisonら、Cell,96:737−49(1999
)を参照のこと)が挙げられる。
【0270】 これらの技術は、血液学的悪性腫瘍(すなわち、急性白血病患者における最少
残留疾患(minimal residual disease)(MRD))
および対宿主性移植片病(GVHD)を予防するための移植術における「非自己
」細胞と共に見出され得るような、細胞の特定集団のスクリーニングを可能にす
る。あるいは、これらの技術は、ヒト臍帯血において見出され得るような増殖お
よび/または分化を受け得る、造血幹細胞および先祖細胞のスクリーニングを可
能にする。
【0271】 (抗体結合についてのアッセイ) 本発明の抗体は、当該分野において公知の任意の方法により、免疫特異的結合
についてアッセイされ得る。用いられ得る免疫アッセイとしては、いくつかのも
のについてだけ名称を挙げると、ウエスタンブロット、ラジオイムノアッセイ、
ELISA(酵素結合免疫吸着アッセイ)、「サンドイッチ」免疫アッセイ、免
疫沈降アッセイ、沈降反応、ゲル拡散沈降反応、免疫拡散アッセイ、凝集アッセ
イ、補体結合アッセイ、免疫放射定量アッセイ、蛍光免疫アッセイ、プロテイン
A免疫アッセイのような技術を用いる競合アッセイ系および非競合アッセイ系が
挙げられるが、これらに限定されない。このようなアッセイは慣用的であり、そ
して当該分野において周知である(例えば、その全体が本明細書中に参考として
援用される、Ausubelら編,1994,Current Protoco
ls in Molecular Biology,第1巻、John Wil
ey&Sons,Inc.,New Yorkを参照のこと)。例示的な免疫ア
ッセイが、以下に簡潔に記載される(しかし、これらは限定を目的とすることが
意図されない)。
【0272】 免疫沈降プロトコルは、一般に、タンパク質ホスファターゼインヒビターおよ
び/またはプロテアーゼインヒビター(例えば、EDTA、PMSF、アプロチ
ニン、バナジン酸ナトリウム)を補充したRIPA緩衝液(1% NP−40ま
たはTriton X−100、1% デオキシコール酸ナトリウム、0.1%
SDS、0.15M NaCl、0.01M リン酸ナトリウム(pH7.2
)、1% Trasylol)のような溶解緩衝液中で、細胞の集団を溶解する
工程、目的の抗体を細胞溶解物に添加する工程、一定時間(例えば、1〜4時間
)4℃でインキュベートする工程、プロテインAセファロースビーズおよび/ま
たはプロテインGセファロースビーズを細胞溶解物に添加する工程、約1時間以
上4℃でインキュベートする工程、溶解緩衝液中でビーズを洗浄する工程、およ
びSDS/サンプル緩衝液中にビーズを再懸濁する工程を包含する。目的の抗体
の、特定の抗原を免疫沈降する能力は、例えば、ウエスタンブロット分析により
、アッセイされ得る。当業者は、抗体の抗原への結合を増加するように、そして
バックグラウンドを減少させるように改変され得るパラメータ(例えば、セファ
ロースビーズを用いて細胞溶解物を事前にきれいにする工程)に関して、認め得
る。免疫沈降プロトコルに関するさらなる考察については、例えば、Ausub
elら編,1994、Current Protocols in Molec
ular Biology,第1巻、John Wiley&Sons、Inc
.,New York,10.16.1を参照のこと。
【0273】 ウエスタンブロット分析は、一般に、タンパク質サンプルを調製する工程、ポ
リアクリルアミドゲル(例えば、抗原の分子量に依存した8%〜20% SDS
−PAGE)中でのそのタンパク質サンプルの電気泳動、そのタンパク質サンプ
ルをそのポリアクリルアミドゲルからニトロセルロース、PVDFまたはナイロ
ンのような膜に移す工程、ブロッキング溶液(例えば、3% BSAまたは脱脂
粉乳を有するPBS)中でその膜をブロックする工程、洗浄緩衝液(例えば、P
BS−Tween 20)中でその膜を洗浄する工程、ブロッキング緩衝液中で
希釈された一次抗体(目的の抗体)を用いてその膜をブロックする工程、洗浄緩
衝液中でその膜を洗浄する工程、ブロッキング緩衝液中で希釈された酵素基質(
例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼまたはアルカリホスファターゼ)あるいは
放射性分子(例えば、32Pまたは125I)に結合した二次抗体(一次抗体を認識
する、例えば、抗ヒト抗体)を用いて、その膜をブロックする工程、洗浄緩衝液
中でその膜を洗浄する工程、ならびにその抗原の存在を検出する工程を包含する
。当業者は、検出されるシグナルを増加させるように、そしてバックグラウンド
ノイズを減少させるように改変され得るパラメータに関して、認め得る。ウエス
タンブロットプロトコルに関するさらなる考察については、例えば、Ausub
elら編,1994,Current Protocols in Molec
ular Biology,第1巻、John Wiley&Sons,Inc
.,New York,10.8.1を参照のこと。
【0274】 ELISAは、抗原を調製する工程、96ウェルマイクロタイタープレートの
ウェルをその抗原でコーティングする工程、酵素基質(例えば、西洋ワサビペル
オキシダーゼまたはアルカリホスファターゼ)のような検出可能な化合物に結合
体化した目的の抗体をそのウェルに添加し、そして一定時間インキュベートする
工程、およびその抗原の存在を検出する工程を包含する。ELISAにおいて、
目的の抗体は、検出可能な化合物に結合している必要はない;その代わり、検出
可能な化合物に結合体化した第二の抗体(これは、目的の抗体を認識する)が、
ウェルに添加され得る。さらに、ウェルを抗原でコーティングする代わりに、抗
体がウェルにコーティングされ得る。この場合、検出可能な化合物に結合体化し
た二次抗体が、コーティングされたウェルへの目的の抗原の添加に続いて、添加
され得る。当業者は、検出されるシグナルを増加させるように改変され得るパラ
メータ、および当該分野において公知のELISAの他のバリエーションに関し
て、認め得る。ELISAに関するさらなる考察については、例えば、Ausu
belら編,1994,Current Protocols in Mole
cular Biology,第1巻、John Wiley&Sons,In
c.,New York,11.2.1を参照のこと。
【0275】 抗原に対する抗体の結合親和性および抗体−抗原相互作用のオフレート(of
f−rate)が、競合結合アッセイにより決定され得る。競合結合アッセイの
一つの例は、ラジオイムノアッセイであり、ラジオイムノアッセイは、漸増量の
非標識抗原の存在下での、標識抗原(例えば、3Hまたは125I)の目的の抗体と
のインキュベーション、および標識抗原に結合した抗体の検出を含む。特定の抗
原に対する目的の抗体の親和性、および結合オフレートは、スキャッチャードプ
ロット分析によるデータから決定され得る。二次抗体との競合はまた、ラジオイ
ムノアッセイを用いて決定され得る。この場合、抗原は、漸増量の非標識の二次
抗体の存在下で、標識化合物(例えば、3Hまたは125I)に結合体化した目的の
抗体とともにインキュベートされる。
【0276】 (本発明の抗体の治療用途) 本発明はさらに、抗体ベースの治療に関し、この治療は、1つ以上の開示され
た疾患、障害、または状態を処置するために、動物、好ましくは哺乳動物、そし
て最も好ましくはヒトの患者に、本発明の抗体を投与する工程を包含する。本発
明の治療化合物としては、本発明の抗体(本明細書中に記載されるような、それ
らのフラグメント、アナログおよび誘導体を含む)ならびに本発明の抗体をコー
ドする核酸(本明細書中に記載されるような、それらのフラグメント、アナログ
および誘導体ならびに抗イディオタイプ抗体を含む)が挙げられるが、これらに
限定されない。本発明の抗体は、本発明のポリペプチドの異常な発現および/ま
たは活性に関連した疾患、障害または状態(本明細書中に記載される任意の1つ
以上の疾患、障害、または状態を含むがこれらに限定されない)を処置、阻害ま
たは予防するために使用され得る。本発明のポリペプチドの異常な発現および/
または活性に関連した疾患、障害または状態の処置および/または予防は、それ
らの疾患、障害または状態に関連した症状を緩和する工程を含むが、これに限定
されない。本発明の抗体は、当該分野で公知であるか、または本明細書中に記載
されるように、薬学的に受容可能な組成物中に提供され得る。
【0277】 本発明の抗体が治療的に使用され得る方法の要約は、身体内で局所的にまたは
全身的に、あるいは(例えば、補体(CDC)により、またはエフェクター細胞
(ADCC)により媒介されるような)抗体の直接的細胞傷害性により、本発明
のポリヌクレオチドまたはポリペプチドを結合させることを含む。これらのアプ
ローチのいくつかは、より詳細に以下に記載される。本明細書中で提供される教
示を与えられれば、当業者は、過度の実験なしに、診断上の目的、モニタリング
の目的あるいは治療上の目的のために、本発明の抗体を使用する方法を理解する
【0278】 本発明の抗体は、例えば、抗体と相互作用するエフェクター細胞の数または活
性を増加させるように作用する他のモノクローナル抗体またはキメラ抗体、ある
いはリンホカインまたは造血増殖因子(例えば、IL−2、IL−3およびIL
−7のような)と組み合わせて有利に利用され得る。
【0279】 本発明の抗体は、単独で、または他の型の処置(例えば、放射線療法、化学療
法、ホルモン治療、免疫治療および抗腫瘍剤)との組み合わせで投与され得る。
一般的に、(抗体の場合には)患者の種と同じ種である種起源または種反応性の
生成物の投与が好ましい。従って、好ましい実施形態においては、ヒトの抗体、
フラグメント誘導体、アナログ、または核酸が、治療または予防のために、ヒト
の患者に投与される。
【0280】 本発明のポリヌクレオチドまたはポリペプチド(そのフラグメントを含む)に
関する免疫アッセイ、およびそれらに関連した障害の治療の両方のために、本発
明のポリペプチドまたはポリヌクレオチドに対する、高親和性および/または強
力な、インビボでの阻害抗体および/または中和抗体、それらのフラグメント、
またはそれらの領域を使用することが好ましい。このような抗体、フラグメント
、または領域は、好ましくは、本発明のポリヌクレオチドまたはポリペプチド(
そのフラグメントを含む)に対して親和性を有する。好ましい結合親和性として
は、5×10-2M、10-2M、5×10-3M、10-3M、5×10-4M、10-4 M、5×10-5M、10-5M、5×10-6M、10-6M、5×10-7M、10-7 M、5×10-8M、10-8M、5×10-9M、10-9M、5×10-10M、10- 10 M、5×10-11M、10-11M、5×10-12M、10-12M、5×10-13
、10-13M、5×10-14M、10-14M、5×10-15M、および10-15Mよ
り小さい解離定数すなわちKdを有する結合親和性が挙げられる。
【0281】 (診断および画像化) 目的のポリペプチドに特異的に結合する標識化抗体、ならびにその誘導体およ
びそのアナログが、診断目的のために使用されて、本発明のポリペプチドの異常
な発現および/または活性に関連する疾患、障害および/または状態を検出、診
断またはモニターし得る。本発明は、目的のポリペプチドの異常な発現の検出を
提供し、これは、(a)目的のポリペプチドに特異的な1つ以上の抗体を使用し
て、個体の細胞または体液中の目的のポリペプチドの発現をアッセイする工程、
および(b)この遺伝子発現レベルと標準的な遺伝子発現のレベルを比較する工
程、を包含し、これによって、その標準的な発現レベルと比較されるアッセイさ
れたポリペプチド遺伝子発現レベルの増加または減少が、異常な発現を示す。
【0282】 本発明は、障害を診断するための診断アッセイを提供し、このアッセイは、(
a)目的のポリペプチドに特異的な1つ以上の抗体を使用して、個体の細胞また
は体液中の目的のポリペプチドの発現をアッセイする工程、および(b)この遺
伝子発現レベルと標準的な遺伝子発現のレベルを比較する工程、を包含し、これ
によって、その標準的な発現レベルと比較されるアッセイされたポリペプチド遺
伝子発現レベルの増加または減少が、特定の障害を示す。癌に関して、個体由来
の生検組織における比較的高い量の転写物の存在は、疾患の発生のための素因を
示し得るか、または実際の臨床症状の出現前に疾患を検出するための手段を提供
し得る。この型のより決定的な診断は、保健専門家に予防手段を使用させること
、または早期の積極的な処置を可能にし得、これにより、癌の発生またはさらな
る進行を予防する。
【0283】 本発明の抗体を使用して、当業者に公知の古典的な免疫組織学的方法を使用し
て生物学的サンプル中のタンパク質レベルをアッセイし得る(例えば、Jalk
anenら、J.Cell.Biol.101:976−985(1985);
Jalkanenら、J.Cell.Biol.105:3087−3096(
1987)を参照のこと)。タンパク質遺伝子発現を検出するために有用な、抗
体ベースの他の方法としては、イムノアッセイ(例えば、酵素結合免疫吸着アッ
セイ(ELISA)および放射性免疫測定法(RIA))が挙げられる。適切な
抗体アッセイ標識は、当該分野において公知であり、そして酵素標識(例えば、
グルコースオキシダーゼ);放射性同位体(例えば、ヨウ素(125I、121I)、
炭素(14C)、硫黄(35S)、トリチウム(3H)、インジウム(112In)、お
よびテクネチウム(99Tc));発光標識(例えば、ルミノール);ならびに蛍
光標識(例えば、フルオレセインおよびローダミン)、ならびにビオチンが挙げ
られる。
【0284】 本発明の1つの局面は、動物、好ましくは哺乳動物、そして最も好ましくはヒ
トにおける、目的のポリペプチドの異常な発現と関連する疾患または障害の検出
および診断である。1つの実施形態において、診断は、a)目的のポリペプチド
に特異的に結合する有効量の標識化分子を被験体に(例えば、非経口的に、皮下
に、または腹腔内に)投与する工程;b)このポリペプチドが発現する被験体内
の部位でこの標識化分子が優先的に濃縮することを可能にするために(および結
合していない標識化分子がバックグラウンドレベルまで除去されるために)投与
後、時間間隔を待つ工程;c)バックグラウンドレベルを決定する工程;および
d)この被験体中の標識化分子を検出する工程、を包含し、その結果、このバッ
クグラウンドレベルを越える標識化分子の検出は、この被験体が目的のポリペプ
チドの異常な発現と関連する特定の疾患または障害を有することを示す。バック
グラウンドレベルは、特定の系について以前に決定された標準的な値と、検出さ
れた標識化分子の量を比較する工程を包含する種々の方法により決定され得る。
【0285】 被験体のサイズおよび使用される画像化システムが、診断の画像を生じるため
に必要である画像化部分の量を決定するということは、当該分野において理解さ
れる。放射性同位体部分の場合、ヒト被験体について、注入される放射能の量は
、通常、約5〜20ミリキュリーの範囲の99mTcである。次いで、標識化抗体
または標識化抗体フラグメントは、特定のタンパク質を含む細胞の位置で優先的
に蓄積する。インビボでの腫瘍の画像化は、S.W.Burchielら、「I
mmunopharmacokinetics of Radiolabele
d Antibodies and Their Fragments」(Tu
mor Imaging、第13章:The Radiochemical D
etection of Cancer,S.W.BurchielおよびB.
A.Rhodes編、Masson Publishing Inc.(198
2)において、記載される。
【0286】 使用する標識の型および投与の様式を含む、いくつかの変動に依存して、標識
化分子が被験体中の部位に優先的に濃縮することを可能にするため、および結合
していない標識化分子がバックグラウンドレベルまで除去されるための投与後の
時間間隔は、6〜48時間もしくは6〜24時間または6〜12時間である。別
の実施形態において、投与後の時間間隔は、5〜20日間または5〜10日間で
ある。
【0287】 1つの実施形態において、疾患および障害をモニターすることは、疾患または
障害(disease)を診断するための方法を繰り返すことによって実施され
る(例えば、最初の診断から1ヶ月後、最初の診断から6ヶ月後、最初の診断か
ら1年後、など)。
【0288】 標識化分子の存在は、インビボスキャニングについての当該分野で公知の方法
を使用して患者中で検出され得る。これらの方法は、使用される標識の型に依存
する。当業者は、特定の標識を検出するための適切な方法を決定することができ
る。本発明の診断方法において使用され得る方法およびデバイスは、コンピュー
タ連動断層撮影法(CT)、体全体のスキャン(例えば、陽子(positio
n)放射断層撮影法(PET))、磁気共鳴画像法(MRI)、および超音波診
断法を含むが、これらに限定されない。
【0289】 特定の実施形態において、分子を放射性同位体で標識し、そして放射応答外科
的機器(radiation responsive surgical in
strument)(Thurstonら、米国特許第5,441,050号)
を使用して患者中で検出する。別の実施形態において、分子を蛍光化合物で標識
し、そして蛍光応答スキャニング機器を使用して患者中で検出する。別の実施形
態において、分子を陽電子射出金属で標識し、そして陽電子射出断層撮影法を使
用して患者中で検出する。さらに別の実施形態において、分子を常磁性標識で標
識し、そして磁気共鳴画像法(MRI)を使用して患者中で検出する。
【0290】 (融合タンパク質) 任意のMETH1またはMETH2ポリペプチドを使用して、融合タンパク質
を生成し得る。例えば、第2のタンパク質と融合される場合、METH1または
METH2ポリペプチドは、抗原タグとして使用され得る。METH1またはM
ETH2ポリペプチドに対して誘起された抗体を使用して、METH1またはM
ETH2と結合することにより第2のタンパク質を直接検出し得る。さらに、細
胞内輸送シグナルに基づく、分泌タンパク質標的細胞の位置に起因して、MET
H1またはMETH2ポリペプチドは、他のタンパク質と一旦融合すると、標的
タンパク質として使用され得る。
【0291】 METH1またはMETH2ポリペプチドと融合し得るドメインの例としては
、異種シグナル配列だけでなく、他の異種機能領域も挙げられる。この融合物は
、直接的である必要はないが、リンカーを介して起こり得る。
【0292】 特定の実施形態において、本発明のMETH1またはMETH2タンパク質は
、融合タンパク質を含み、ここでは、METH1またはMETH2ポリペプチド
は、各々m1−n1、m2−n2として上記される融合タンパク質である。好ましい
実施形態では、適用は、本明細書中に列挙される特異的欠失またはC末端欠失の
アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする核酸配列に少なくとも80%、
85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、
98%または99%同一である核酸分子に関する。これらのポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチドもまた、本発明により包含される。
【0293】 さらに、融合タンパク質はまた、METH1またはMETH2ポリペプチドの
特徴を改良するために操作され得る。例えば、さらなるアミノ酸の領域(特に、
荷電アミノ酸)が、宿主細胞からの精製の間、または引き続く操作および貯蔵の
間の安定性および持続性を改良するためにMETH1またはMETH2ポリペプ
チドのN末端に付加され得る。また、ペプチド部分が精製を容易にするためにM
ETH1またはMETH2ポリペプチドに付加され得る。このような領域は、M
ETH1またはMETH2ポリペプチドの最終精製の前に除去され得る。ポリペ
プチドの操作を容易にするためのペプチド部分の付加は、当該分野でよく用いら
れておりそして慣用技術である。
【0294】 さらに、METH1またはMETH2ポリペプチド(フラグメントが挙げられ
、そして具体的にはエピトープ)は、免疫グロブリン(IgG)の定常ドメイン
の部分と組み合わされ、キメラポリペプチドを生じ得る。このような融合タンパ
ク質は、精製を容易にし得、そして増加したインビボにおける半減期を示し得る
。1つの報告された例は、ヒトCD4ポリペプチドの最初の2つのドメインおよ
び哺乳動物の免疫グロブリンの重鎖または軽鎖の定常領域の種々のドメインから
なるキメラタンパク質について開示する(EP A 394,827;Trau
neckerら、Nature,331:84−86(1988))。ジスルフ
ィド架橋二量体構造を有する融合タンパク質(IgGに起因する)はまた、単量
体ポリペプチドまたはそれらのフラグメント単独よりも、他の分子の結合および
中和において効果的であることが見出された(Fountoulakisら、J
.Biochem.、270:3958−3964(1995))。
【0295】 同様に、EP−A−O 464 533(カナダ国対応出願2045869)
は、別のヒトタンパク質またはその一部とともに免疫グロブリン分子の定常領域
の種々の部分を含む、融合タンパク質を開示する。多くの場合、融合タンパク質
中のFc部分は、治療および診断において有利であり、従って、例えば改良され
た薬物動態学的特性を生じ得る(EP−A 0 232 262)。あるいは、
融合タンパク質が発現、検出、および精製された後に、Fc部分が欠失され得る
ことが望ましい。例えば、融合タンパク質が、免疫の抗原として使用される場合
、そのFc部分は、治療および診断を妨げ得る。薬物探索において、例えばhI
L−5レセプターのようなヒトタンパク質が、hIL−5のアンタゴニストを同
定するための高処理能力スクリーニングアッセイの目的のためにFc部分と融合
されている。(D.Bennettら、J.Molecular Recogn
ition 8:52−58(1995);K.Johansonら、J.Bi
ol.Chem.270:9459−9471(1995)を参照のこと。) さらに、本発明のポリペプチドは、融合されたポリペプチドの精製を容易にす
るペプチドのような、マーカー配列と融合され得る。好ましい実施形態において
、このマーカーアミノ酸配列は、とりわけ、pQEベクター(QIAGEN,I
nc.,9259 Eton Avenue,Chatsworth,CA,9
1311)において提供されるタグのようなヘキサ−ヒスチジンペプチドであり
、それらの多くは市販されている。例えば、Gentzら、Proc.Natl
.Acad.Sci.USA 86:821−824(1989)に記載される
ように、ヘキサ−ヒスチジンは、融合タンパク質の簡便な精製を提供する。精製
に有用な他のペプチドタグである「HA」タグは、インフルエンザ赤血球凝集素
タンパク質由来のエピトープに対応する(Wilsonら、Cell 37:7
67(1984))。
【0296】 従って、これら上記の融合物のいずれかが、METH1またはMETH2ポリ
ヌクレオチドまたはポリペプチドを用いて操作され得る。
【0297】 (METH1および/またはMETH2の生物学的活性) METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるい
はMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストをアッセイに
使用し、1つ以上の生物学的活性について試験し得る。METH1もしくはME
TH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もしくはME
TH2アゴニストまたはアンタゴニストが特定のアッセイにおいて活性を示す場
合、METH1またはMETH2はその生物学的活性に関連した疾患に関与し得
るようである。従って、METH1またはMETH2を使用し、関連した疾患を
処置し得る。
【0298】 (免疫活性) METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるい
はMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストは、免疫細胞
の増殖、分化、もしくは動員(走化性)を活性化または阻害することにより、免
疫系の欠損または障害の処置において有用であり得る。免疫細胞は、造血と呼ば
れるプロセスを介して発達し、多能性幹細胞から骨髄性細胞(血小板、赤血球、
好中球およびマクロファージ)およびリンパ系細胞(Bリンパ球およびTリンパ
球)を生成する。これら免疫の欠損または障害の病因は、遺伝的、身体的(so
matic)(例えば、癌またはいくつかの自己免疫性障害)、後天的(例えば
、化学療法もしくは毒素による)または感染的であり得る。さらに、METH1
もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1
もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストは、特定の免疫系の疾患ま
たは障害のマーカーまたは検出物質(detector)として使用され得る。
【0299】 METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるい
はMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストは、造血細胞
の欠損または障害の処置または検出において有用であり得る。METH1もしく
はMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もしく
はMETH2アゴニストまたはアンタゴニストは、特定の(または多くの)型の
造血細胞の減少に関連する障害を処置する試みにおいて、多能性幹細胞を含む造
血細胞の分化および増殖を増加させるために用いられ得る。免疫不全症候群の例
としては、血液タンパク質の障害(例えば、無ガンマグロブリン血症、低ガンマ
グロブリン血症)、毛細血管拡張性運動失調、分類不能型免疫不全、ディ・ジョ
ージ症候群、HIV感染、HTLV−BLV感染、白血球接着不全症候群、リン
パ球減少、食細胞殺細菌機能不全、重症複合型免疫不全(SCID)、ヴィスコ
ット−オールドリッチ障害、貧血、血小板減少、またはヘモグロビン尿症が挙げ
られるが、それらに限定されない。
【0300】 さらに、METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド
、あるいはMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストをま
た使用して、止血性活性(出血を止めること)または血栓崩壊活性(血餅形成)
を調節し得る。例えば、止血活性または血栓崩壊活性を増大させることにより、
METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいは
METH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストを使用し、血液
凝固の障害(例えば、無線維素原血症、因子欠損症)、血液血小板の障害(例え
ば、血小板減少症)、あるいは外傷、手術または他の原因から生じる創傷を処置
し得る。あるいは、止血活性または血栓崩壊活性を減少させ得るMETH1もし
くはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もし
くはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストを使用し、凝血を阻害または溶
解し得る。心臓発作(梗塞)、発作(stroke)または瘢痕の処置において
、これらの分子は重要であり得る。
【0301】 自己免疫障害の処置または検出において、METH1もしくはMETH2ポリ
ヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もしくはMETH2アゴ
ニストまたはアンタゴニストはまた、有用であり得る。多くの自己免疫障害は、
免疫細胞によって外来性物質として不適切に自己認識することから生じる。この
不適切な認識は、宿主組織の破壊をもたらす免疫応答を引き起こす。従って、免
疫応答、特にT細胞の増殖、分化または走化性を阻害し得るMETH1もしくは
METH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もしくは
METH2アゴニストまたはアンタゴニストの投与は、自己免疫障害の防止にお
いて効果的な治療であり得る。
【0302】 処置または検出され得る自己免疫障害の例としては、アディソン病、溶血性貧
血、抗リン脂質症候群、慢性関節リウマチ、皮膚炎、アレルギー性脳脊髄炎、糸
球体腎炎、グッドパスチャー症候群、グレーヴズ病、多発性硬化症、重症筋無力
症、神経炎、眼炎、水疱性類天疱瘡、類天疱瘡、多発性内分泌腺症、紫斑病、ラ
イター病、スティッフマン症候群、自己免疫性甲状腺炎、全身性エリテマトーデ
ス、自己免疫性の肺の炎症、ギヤン−バレー症候群、インスリン依存性糖尿病、
および自己免疫炎症性眼疾患が挙げられるが、それらに限定されない。
【0303】 同様に、ぜん息(特にアレルギー性ぜん息)または他の呼吸の問題のような、
アレルギー反応およびアレルギー状態もまた、METH1もしくはMETH2ポ
リヌクレオチドまたはポリペプチド、あるいはMETH1もしくはMETH2ア
ゴニストまたはアンタゴニストにより処置され得る。さらに、これらの分子を使
用し、抗原性分子に対するアナフィラキシー、過敏症または血液型不適合性を処
置し得る。
【0304】 METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、あるい
はMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストをまた使用し
、器官拒絶または対宿主性移植片病(GVHD)を処置および/または予防し得
る。器官拒絶は、免疫応答を介して宿主免疫細胞による移植組織の破壊によって
起こる。同様に、免疫応答はGVHDにもまた関与するが、この場合、外来性の
移植免疫細胞が宿主組織を破壊する。免疫応答、特にT細胞の増殖、分化または
走化性を阻害する、METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチド、あるいはMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニ
ストの投与は、器官拒絶またはGVHDの防止において効果的な治療であり得る
【0305】 同様に、METH1もしくはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド
、あるいはMETH1もしくはMETH2アゴニストまたはアンタゴニストをも
また使用し、炎症を調節し得る。例えば、このポリヌクレオチドもしくはポリペ
プチド、またはアゴニストもしくはアンタゴニストは、炎症応答に関与する細胞
の増殖および分化を阻害し得る。これらの分子を使用して、感染に関連する炎症
(例えば、敗血症性ショック、敗血症、または全身炎症応答症候群(SIRS)
)、虚血再灌流傷害に関連する炎症、内毒素致死に関連する炎症、関節炎に関連
する炎症、補体媒介性超急性拒絶に関連する炎症、腎炎に関連する炎症、サイト
カインまたはケモカインが誘導する肺傷害に関連する炎症、炎症性腸疾患に関連
する炎症、クローン病に関連する炎症またはサイトカイン(例えば、TNFまた
はIL−1)の過剰生成から生じる炎症を含む、慢性および急性の両方の状態の
炎症状態を処置し得る。
【0306】 (過増殖障害) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストを使用し、新生物を含む過増殖性障害を処置または検出し得る。METH1
および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはME
TH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、直接
的または間接的な相互作用を介してこの障害の増殖を阻害し得る。あるいは、M
ETH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ま
たはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニスト
は、過増殖障害を阻害し得る他の細胞を増殖させ得る。
【0307】 例えば、免疫応答を増大させること、特に過増殖障害の抗原性の質を増大させ
ることによって、またはT細胞を増殖、分化、もしくは動員することによって、
過増殖性障害を処置し得る。既存の免疫応答を増強するか、または新たな免疫応
答を開始するかのいずれかによって、この免疫応答を増大させ得る。あるいは、
免疫応答を減少させることもまた、化学療法剤のような、過増殖性障害を処置す
る方法であり得る。
【0308】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストによって処置または検出され得る過増殖性障害の例としては、結腸、腹部、
骨、胸、消化系、肝臓、膵臓、腹膜、内分泌腺(副腎、上皮小体、下垂体、精巣
、卵巣、胸腺、甲状腺)、眼、頭および首、神経(中枢および末梢)、リンパ系
、骨盤、皮膚、軟組織、脾臓、胸郭、ならびに尿生殖器に位置する新生物が挙げ
られるが、これらに限定されない。
【0309】 同様に、他の過増殖性障害もまた、METH1および/またはMETH2ポリ
ヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはMETH1および/またはMETH
2のアゴニストもしくはアンタゴニストにより処置または検出され得る。そのよ
うな過増殖性障害の例としては、高ガンマグロブリン血症、リンパ増殖障害、パ
ラプロテイン血症、紫斑病、類肉腫症、セザリー症候群、ヴァルデンストレーム
マクログロブリン血症、ゴシェ病、組織球増殖症、および任意の他の過増殖疾患
、さらに上記に収載されている器官系に位置している新生物が挙げられるが、そ
れらに限定されない。
【0310】 (心臓血管障害) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストを使用して、四肢虚血のような末梢動脈疾患を含む、心臓血管障害を処置し
得る。
【0311】 心臓血管障害としては、動動脈瘻(arterio−arterial fi
stula)、動静脈瘻、大脳動静脈先天異常、先天性心欠陥(congeni
tal heart defects)、肺動脈弁閉鎖症、およびシミター症候
群のような心臓血管異常が挙げられる。先天性心欠陥としては、大動脈縮窄、三
房心、冠状脈管奇形(coronary vessel anomalies)
、交差心、右胸心、開存性動脈管(patent ductus arteri
osus)、エブスタイン奇形、アイゼンメンガー複合体、左心室発育不全症候
群、左胸心、ファロー四徴症、大血管転位症、両大血管右室起始症、三尖弁閉鎖
症、動脈管遺残、および心中隔欠損症(heart septal defec
ts)(例えば、大動脈肺動脈中隔欠損症(aortopulmonary s
eptal defect)、心内膜床欠損症、リュタンバッシェ症候群、ファ
ロー三徴症、心室心中隔欠損症(ventricular heart sep
tal defects))が挙げられる。
【0312】 心臓血管障害としてはまた、不整脈、カルチノイド心臓病、高心拍出量(hi
gh cardiac output)、低心拍出量(low cardiac
output)、心タンポナーデ、心内膜炎(細菌性を含む)、心臓動脈瘤、
心停止、うっ血性心不全、うっ血性心筋症、発作性呼吸困難、心臓水腫、心肥大
、うっ血性心筋症、左心室肥大、右心室肥大、梗塞後心破裂(post−inf
arction heart rupture)、心室中隔破裂、心臓弁疾患、
心筋疾患、心筋虚血、心内膜液浸出、心外膜炎(梗塞性および結核性を含む)、
気心膜症、心膜切開後症候群、右心疾患、リウマチ性心疾患、心室機能不全、充
血、心臓血管妊娠合併症(cardiovascular pregnancy
complications)、シミター症候群、心血管梅毒、および心血管
結核(cardiovascular tuberculosis)のような心
臓病が挙げられる。
【0313】 不整脈としては、洞性不整脈、心房性細動、心房粗動、徐脈、期外収縮、アダ
ムズ−ストークス症候群、脚ブロック、洞房ブロック、長QT症候群(long
QT syndrome)、副収縮、ローン−ギャノング−レヴァイン症候群
、マヘーム型早期興奮症候群(Mahaim−type pre−excita
tion syndrome)、ウルフ−パーキンソン−ホワイト症候群、洞不
全症候群、頻拍、および心室性細動が挙げられる。頻拍としては、発作性頻拍、
上室性頻拍、心室固有調律促進、房室結節性再入頻拍(atrioventri
cular nodal reentry tachycardia)、異所心
房性頻拍、異所接合部頻拍、洞房結節性再入頻拍(sinoatrial no
dal reentry tachycardia)、洞性頻拍、トルサード・
ド・ポワント、および心室性頻拍が挙げられる。
【0314】 心臓弁疾患としては、大動脈弁機能不全症、大動脈弁狭窄症、心雑音(hea
r murmurs)、大動脈弁逸脱症、僧帽弁逸脱症、三尖弁逸脱症、僧帽弁
機能不全、僧帽弁狭窄症、肺動脈弁閉鎖症、肺動脈弁機能不全、肺動脈弁狭窄症
、三尖閉鎖症、三尖弁機能不全、および三尖弁狭窄症が挙げられる。
【0315】 心筋疾患としては、アルコール性心筋症、うっ血性心筋症、肥大型心筋症、弁
下部性大動脈狭搾症(、弁下部性肺動脈狭搾症、拘束型心筋症、シャーガス心筋
症、心内膜線維弾性症、心内膜心筋線維症、キーンズ症候群、心筋再灌流障害、
および心筋炎が挙げられる。
【0316】 心筋性虚血としては、狭心症、冠動脈瘤、冠動脈硬化、冠動脈血栓症、冠動脈
血管痙攣、心筋梗塞、および心筋気絶(myocardial stunnin
g)のような冠動脈疾患が挙げられる。
【0317】 心臓血管疾患としてはまた、動脈瘤、血管形成異常、血管腫症、細菌性血管腫
症状、ヒッペル−リンダラ疾患(Hippel−Lindau Disease
)、クリペル−トルノネー−ウェーバー症候群、スタージ−ウェーバー症候群、
血管運動神経性水腫、大動脈疾患、高安動脈炎、大動脈炎、ルリーシュ症候群、
動脈閉塞疾患、動脈炎、動脈内膜炎(enarteritis)、結節性多発性
動脈炎、脳血管障害、糖尿病性血管障害、糖尿病性網膜症、塞栓症、血栓症、先
端紅痛症、痔、肝静脈閉塞障害、高血圧、低血圧、虚血、末梢血管障害、静脈炎
、肺静脈閉塞疾患、高血圧、低血圧、虚血、末梢血管疾患、静脈炎、肺静脈閉塞
疾患、レーノー病、CREST症候群、網膜静脈閉塞、シミター症候群、上大静
脈症候群、毛細血管拡張症、毛細血管拡張性運動失調(atacia tela
ngiectasia)、遺伝性出血性毛細管拡張症、精索静脈瘤、拡張蛇行静
脈、静脈瘤性潰瘍、脈管炎、および静脈機能不全のような血管疾患が挙げられる
【0318】 動脈瘤としては、解離性動脈瘤、偽動脈瘤、感染した動脈瘤、破裂した動脈瘤
、大動脈性動脈瘤、大脳性動脈瘤、冠動脈瘤、心動脈瘤、および腸骨性動脈瘤が
挙げられる。
【0319】 動脈閉塞疾患としては、動脈硬化症、間欠性跛行、頸動脈狭窄症、線維筋性形
成異常、腸間膜性血管閉塞、モヤモヤ病、腎動脈閉塞、網膜動脈閉塞、および閉
塞性血栓性血管炎が挙げられる。
【0320】 脳血管障害としては、頸動脈疾患、脳のアミロイドアンギオパチー、大脳動脈
瘤、大脳無酸素症、大脳動脈硬化、大脳動静脈先天異常、大脳動脈疾患、大脳の
塞栓症および血栓症、頸動脈血栓症、洞血栓症、ヴァレンベルク症候群、大脳出
血、硬膜上血腫、硬膜下血腫、クモ膜下出血(subaraxhnoid he
morrhage)、大脳梗塞、大脳虚血(一過性を含む)、鎖骨下動脈盗血症
候群、室周白軟化症(periventricular leukomalac
ia)、血管性頭痛、群発性頭痛、片頭痛、および椎骨基部(vertebro
basilar)機能不全が挙げられる。
【0321】 塞栓症としては、空気塞栓症、羊水塞栓症、コレステロール塞栓症、爪先チア
ノーゼ症候群、脂肪塞栓症、肺動脈塞栓症、および血栓塞栓症が挙げられる。血
栓症としては、冠状動脈血栓症、肝静脈血栓症、網膜静脈閉塞、頸動脈血栓症、
洞血栓症、ヴァレンベルク症候群、および血栓性静脈炎が挙げられる。
【0322】 虚血としては、大脳虚血、虚血性大腸炎、仕切り症候群(compartme
nt syndrome)、前仕切り症候群(anterior compar
tment syndrome)、心筋虚血、再灌流傷害、および末梢四肢虚血
が挙げられる。脈管炎としては、大動脈炎、動脈炎、ベーチェット(Behce
t)症候群、チャーグ−ストラウス症候群、粘膜皮膚リンパ節症候群、閉塞性血
栓性血管炎、過敏性血管炎、シェーンライン−ヘーノホ紫斑病(Schoenl
ein−Henoch purpura)、アレルギー性皮膚血管炎およびヴェ
ーゲナー肉芽腫症が挙げられる。
【0323】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストは、危険な四肢虚血および冠状動脈疾患の処置に対して特に有効である。
【0324】 METH1および/またはMETH2ポリペプチドは、当該分野で公知である
任意の方法を使用して投与され得、これらの方法としては、送達部位における直
接的針注射、静脈内注射、局所投与、カテーテル注入、微粒子銃(biolis
tic)注射、粒子加速器、ゲルフォームスポンジデポー、他の市販デポー物質
、浸透圧ポンプ、経口または坐剤の固形薬学的処方物、手術中のデカンティング
または局所適用、エアロゾル送達が挙げられるが、これらに限定されない。その
ような方法は当該分野で公知である。METH1および/またはMETH2ポリ
ペプチドは、下記でより詳細に記載される、治療剤(Therapeutic)
の一部として投与され得る。ポリヌクレオチドを送達する方法は本明細書中でよ
り詳細に記載される。
【0325】 (細胞レベルでの疾患) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアンタゴニストもしくはアゴ
ニストによって処置または検出され得る細胞生存の増大あるいはアポトーシスの
阻害に関連する疾患には、癌(例えば、濾胞性リンパ腫、p53変異を有する癌
腫、およびホルモン依存性腫瘍、これらは以下:結腸癌、心臓腫瘍、膵臓癌、黒
色腫、網膜芽細胞腫、神経膠芽細胞腫、肺癌、腸の癌、精巣癌、胃癌、神経芽細
胞腫、粘液腫、筋腫、リンパ腫、内皮腫、骨芽細胞腫、骨巨細胞腫、骨肉腫、軟
骨肉腫、腺腫、乳癌、前立腺癌、カポージ肉腫および卵巣癌を含むが、これらに
限定されない);自己免疫障害(例えば、多発性硬化症、シェーグレン症候群、
橋本甲状腺炎、胆汁性肝硬変、ベーチェット病(Behcet’s disea
se)、クローン病、多発性筋炎、全身性エリテマトーデスおよび免疫関連糸球
体腎炎ならびに慢性関節リウマチ)およびウイルス感染(例えば、ヘルペスウイ
ルス、ポックスウイルスおよびアデノウイルス)、炎症、対宿主性移植片病、急
性移植片拒絶、ならびに慢性移植片拒絶、が挙げられる。好ましい実施形態にお
いて、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプ
チド、および/またはMETH1および/またはMETH2のアンタゴニストは
、特に上記に列挙される、癌の増殖、進行、および/または転移(metasi
s)を阻害するために使用される。
【0326】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストによって処置あるいは検出され得る細胞生存の増大に関連するさらなる疾患
または状態には、悪性疾患の進行および/または転移ならびに以下のような関連
する障害が挙げられるが、これらに限定されない:白血病(急性白血病(例えば
、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病(骨髄芽球性、前骨髄球性、骨髄単球
性、単球性および赤白血病を含む)を含む)ならびに慢性白血病(例えば、慢性
骨髄性(顆粒球性)白血病および慢性リンパ球性白血病))、真性赤血球増加症
、リンパ腫(例えば、ホジキン病および非ホジキン病)、多発性骨髄腫、ヴァル
デンストレームマクログロブリン血症、H鎖病、ならびに固形腫瘍(肉腫および
癌腫(例えば、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫
、血管肉腫、内皮肉腫(endotheliosarcoma)、リンパ管肉腫
、リンパ管内皮腫、骨膜腫、中皮腫、ユーイング腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫
、結腸癌腫、膵臓癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌
、汗腺癌、皮脂腺癌、乳頭状癌、乳頭状腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原生癌
、腎細胞癌、肝細胞癌腫、胆管癌、絨毛癌、セミノーマ、胎生期癌、ウィルムス
腫瘍、頸部癌、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、神経膠腫、神経
膠星状細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、脳室上衣細胞腫、松果体腫、血管芽細
胞腫、聴神経腫、乏突起神経膠腫、髄膜腫(menangioma)、黒色腫、
神経芽細胞腫、および網膜芽細胞腫)を含むが、これらに限定されない)。
【0327】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストによって処置あるいは検出され得るアポトーシスの増大に関連する疾患には
、以下が挙げられる:AIDS;神経変性障害(例えば、アルツハイマー病、パ
ーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、色素性網膜炎、小脳変性および脳腫瘍また
は以前に関連した疾患);自己免疫障害(例えば、多発性硬化症、シェーグレン
症候群、橋本甲状腺炎、胆汁性肝硬変、ベーチェット病(Behcet’s d
isease)、クローン病、多発性筋炎、全身性エリテマトーデスおよび免疫
関連糸球体腎炎ならびに慢性関節リウマチ)、脊髄形成異常症候群(例えば、再
生不良性貧血)、対宿主性移植片病、虚血性傷害(心筋梗塞、発作および再灌流
傷害によって生じるようなもの)、肝臓傷害(例えば、肝炎関連肝臓傷害、虚血
/再灌流傷害、胆汁うっ滞(cholestosis)(胆管傷害)および肝臓
癌);毒物誘導性肝臓疾患(アルコールによって引き起こされるようなもの)、
敗血症性ショック、悪液質ならびに食欲不振。
【0328】 (創傷治癒および上皮細胞増殖) 本発明のなおさらなる局面に従って、METH1および/またはMETH2ポ
リヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはME
TH2のアゴニストもしくはアンタゴニストを、治療目的のため、例えば、創傷
治癒の目的のために上皮細胞増殖および基底ケラチノサイトを刺激するため、な
らびに毛包産生および皮膚創傷の治癒を刺激するために、利用するためのプロセ
スが提供される。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしく
はポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストも
しくはアンタゴニストは、以下を含む創傷治癒を刺激することにおいて臨床的に
有用であり得る:外科的創傷、切除の創傷、深い創傷(真皮および表皮の損傷を
含む)、眼組織の創傷、歯の組織の創傷、口腔の創傷、糖尿病性潰瘍、皮膚の潰
瘍、肘の潰瘍、動脈性の潰瘍、静脈うっ滞潰瘍、熱への曝露または化学物質によ
る熱傷、および他の異常な創傷治癒状態(例えば、尿毒症、栄養失調、ビタミン
欠乏、ならびにステロイド、放射能療法および抗腫瘍性薬物および代謝拮抗物質
を用いる全身性処置に関連する合併症)。METH1および/またはMETH2
ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはM
ETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、皮膚の欠失後の皮膚の回復を
促進するために使用され得る。
【0329】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストは、創傷床(wound bed)への皮膚移植片の付着を増大するため
、および創傷床からの再上皮形成を刺激するために使用され得る。以下は、ME
TH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドまたはポリペプチド、MET
H1および/またはMETH2のアゴニストまたはアンタゴニストが創傷床への
付着を増大するために使用され得る、移植片の型である:自家移植片、人工皮膚
、同種移植片(allograft)、自己植皮片、自己表皮移植片(auto
epdermic graft)、無血管性(avacular)移植片、ブレ
ア−ブラウン移植片、骨移植片、胚胎組織移植片、真皮移植片、遅延移植片、皮
膚移植片、表皮移植片、筋膜移植片、全層皮膚移植片、異種移植片(heter
ologous graft)、異種移植片(xenograft)、同種移植
片(homologous graft)、増殖性移植片、層板状の移植片、網
状移植片、粘膜移植片、オリエ−ティールシュ移植片、大網移植片(omenp
al graft)、パッチの移植片、茎状移植片、全層移植片(penetr
ating graft)、分層植皮片、分層皮膚移植片。METH1および/
またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1
および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、皮膚の強度
を助長するため、および高齢の皮膚の外見を改善するために使用され得る。
【0330】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストはまた、肝細胞増殖、および肺、乳房、膵臓、胃、小腸(small i
ntesting)、および大腸における上皮細胞増殖における変化を生じると
考えられる。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポ
リペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしく
はアンタゴニストは、上皮細胞(例えば、皮脂細胞(sebocyte)、毛包
、肝実質細胞、肺胞上皮細胞II型(type II pneumocyte)
、ムチン産生杯細胞、および他の上皮細胞、ならびに皮膚、肺、肝臓、および胃
腸管内に含まれるそれらの先祖)の増殖を促進し得る。METH1および/また
はMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、METH1および/また
はMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、内皮細胞、ケラチノサイ
ト、および基底ケラチノサイトの増殖を促進し得る。
【0331】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストはまた、照射、化学療法処置またはウイルス感染から生じる腸の毒性の副
作用を低減するために使用され得る。METH1および/またはMETH2ポリ
ヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMET
H2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、小腸粘膜上で細胞保護的な効果を
有し得る。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリ
ペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくは
アンタゴニストはまた、化学療法およびウイルス感染から生じる粘膜炎(muc
ositis)(口粘膜)の治癒を刺激し得る。
【0332】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストは、熱傷を含む、完全なおよび部分的な厚さの皮膚欠損における皮膚の十
分な再生(すなわち、毛包、汗腺、および皮脂腺の再増殖)、乾癬のような他の
皮膚欠損の処置においてさらに使用され得る。METH1および/またはMET
H2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/また
はMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、表皮水疱症、これらの損
傷の再上皮形成を促進することによる頻繁な開放性かつ疼痛性の水疱を生じる内
在的な真皮への表皮の接着における欠損を処置するために使用され得る。MET
H1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ならび
にMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは
また、胃潰瘍および十二指腸潰瘍を処置し、そして粘膜の内層の瘢痕形成ならび
により迅速な腺の粘膜および十二指腸の粘膜の内層の再生による治癒を助けるた
めに使用され得る。炎症性腸疾患(例えば、クーロン病および潰瘍性大腸結腸炎
)は、それぞれ、小腸または大腸の粘膜表面の崩壊を生じる疾患である。従って
、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストは、粘膜表面の再表面化(resulfacing)を促進して、より迅
速な治癒を助けるため、および炎症性腸疾患の進行を予防するために、使用され
得る。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプ
チド、METH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニス
トを用いる処置は、胃腸管全体の粘膜の産生に対して有意な効果を有することが
予測され、そして腸粘膜を、摂取されたかまたは外科手術後の有害な物質から保
護するために使用され得る。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオ
チドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のア
ゴニストもしくはアンタゴニストは、METH1および/またはMETH2ポリ
ヌクレオチドの発現下に関連する疾患を処置するために使用され得る。
【0333】 さらに、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリ
ペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくは
アンタゴニストは、種々の病的状態に起因する肺への損傷を予防および治癒する
ために使用され得る。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドも
しくはポリペプチド、および/またはMETH1および/またはMETH2のア
ゴニストもしくはアンタゴニストは、急性または慢性の肺損傷を予防または処置
するために、増殖および分化を刺激し得、そして肺胞および気管支(broch
iolar)上皮の修復を促進し得る。例えば、気管支上皮および肺胞(ave
oli)の壊死を生じる、気腫(これは、肺胞の進行性の損失を生じる)および
吸入損傷(すなわち、煙の吸入および熱傷から生じる)は、METH1および/
またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、METH1および/
またはMETH2のアゴニストまたはアンタゴニストを使用して効果的に処置さ
れ得る。また、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくは
ポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもし
くはアンタゴニストは、肺胞上皮細胞II型の増殖および分化を刺激するために
使用され得、これは、未熟な乳児における硝子膜疾患(例えば、乳児呼吸窮迫症
候群および気管支肺異形成症)のような疾患を処置または予防することを助け得
る。
【0334】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストは、肝実質細胞の増殖および分化を刺激し得、そして従って、肝臓疾患お
よび病状(例えば、肝硬変により生じる劇症肝不全、肝炎ウイルスおよび毒性物
質(すなわち、アセトアミノフェン、四塩化炭素(carbon tetrah
oloride)、および他の当該分野で公知の肝臓毒素)により生じる肝臓損
傷)を緩和または処置するために使用され得る。
【0335】 さらに、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリ
ペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくは
アンタゴニストは、真性糖尿病の発症を処置または予防するために使用され得る
。新たにI型糖尿病およびII型糖尿病と診断された患者において、いくつかの
島細胞機能が残っている場合、METH1および/またはMETH2ポリヌクレ
オチドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2の
アゴニストもしくはアンタゴニストは、その疾患の持続性の発現を緩和、遅延ま
たは予防するように、その島機能を維持するために使用され得る。また、MET
H1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくポリペプチド、ならびに
METH1および/またはMETH2のアゴニストまたはアンタゴニストは、島
細胞機能を改善または促進するための島細胞移植における補助として使用され得
る。
【0336】 (感染性疾患) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、ならびにMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴ
ニストは、感染因子を処置または検出するために用いられ得る。例えば、免疫応
答を上昇させることによって、特にB細胞および/またはT細胞の増殖および分
化を増加させることによって、感染性疾患が処置され得る。免疫応答は、既存の
免疫応答を上昇させるか、または新たな免疫応答を開始させるかのいずれかによ
り上昇され得る。あるいは、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオ
チドもしくはポリペプチド、ならびにMETH1および/またはMETH2のア
ゴニストもしくはアンタゴニストはまた、必ずしも免疫応答を誘発することなく
、感染因子を直接阻害し得る。
【0337】 ウイルスは、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくは
ポリペプチド、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしく
はアンタゴニストにより処置または検出され得る疾患または症状を引き起こし得
る感染因子の一例である。ウイルスの例としては、以下のDNAおよびRNAの
ウイルスおよびウイルス科が挙げられるがこれらに限定されない:アルボウイル
ス、アデノウイルス科、アレナウイルス科、アルテリウイルス、ビルナウイルス
科、ブンヤウイルス科、カルシウイルス科、サルコウイルス科(Circovi
ridae)、コロナウイルス科、デング熱、EBV、HIV、フラビウイルス
科、ヘパドナウイルス科(肝炎)、ヘルペスウイルス科(例えば、サイトメガロ
ウイルス、単純ヘルペス、ヘルペス帯状疱疹)、モノネガウイルス(Monon
egavirus)(例えば、パラミクソウイルス科、麻疹ウイルス、ラブドウ
イルス科)、オルソミクソウイルス科(例えば、インフルエンザA、インフルエ
ンザB、およびパラインフルエンザ)、パピローマウイルス、パポバウイルス科
、パルボウイルス科、ピコルナウイルス科、ポックスウイルス科(例えば、痘瘡
またはワクシニア)、レオウイルス科(例えば、ロタウイルス)、レトロウイル
ス科(HTLV−I、HTLV−II、レンチウイルス)、およびトガウイルス
科(例えば、ルビウイルス属)。これらの科内に入るウイルスは、以下を含むが
これらに限定されない種々の疾患または症状を引き起こし得る:関節炎、細気管
支炎(bronchiollitis)、呼吸性シンシチウムウイルス、脳炎、
眼性感染症(例えば、結膜炎、角膜炎)、慢性疲労症候群、肝炎(A型、B型、
C型、E型、慢性活動性、デルタ)、日本脳炎B型、アルゼンチン出血熱、チン
グニア、リフトバレー熱、黄熱病、髄膜炎、日和見感染症(例えば、AIDS)
、肺炎、バーキットリンパ腫、水痘、出血熱、麻疹、流行性耳下腺炎、パライン
フルエンザ、狂犬病、感冒、ポリオ、白血病、風疹、性感染症、皮膚病(例えば
、カポージ、いぼ)、およびウイルス血症。METH1および/またはMETH
2ポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、またはMETH1および/またはM
ETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストを用いて、任意のこれらの症状ま
たは疾患が処置または検出され得る。特定の実施形態において、METH1およ
び/またはMETH2ポリヌクレオチド、ポリペプチド、またはMETH1およ
び/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、以下の処置に使
用される:髄膜炎、デング熱、EBV、および/または肝炎(例えば、B型肝炎
)。さらなる具体的な実施形態において、METH1および/またはMETH2
ポリヌクレオチド、ポリペプチド、またはMETH1および/またはMETH2
のアゴニストもしくはアンタゴニストは、1以上の他の市販の肝炎ワクチンに非
応答性の患者を処置するために使用される。さらに具体的な実施形態において、
METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド、ポリペプチド、または
METH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、
AIDSを処置するために使用される。
【0338】 同様に、疾患または症状を引き起こし得、かつMETH1および/またはME
TH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはMETH1および/また
はMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストによって処置または検出され
得る細菌性因子あるいは真菌性因子は、以下のグラム陰性およびグラム陽性細菌
および細菌科ならびに真菌を含むがこれらに限定されない:Actinomyc
etales(例えば、Corynebacterium、Mycobacte
rium、Norcardia)、Cryptococcus neoform
ans、Aspergillosis、Bacillaceae(例えば、An
thrax、Clostridium)、Bacteroidaceae、Bl
astomycosis、Bordetella、Borrelia(例えば、
Borrelia burgdorferi)、Brucellosis、Ca
ndidiasis、Campylobacter、Coccidioidom
ycosis、Cryptococcosis、Dermatocycoses
、E.coli(例えば、Enterotoxigenic E.coliおよ
びEnterohemorrhagic E.coli)、Enterobac
teriaceae(Klebsiella、Salmonella(例えば、
Salmonella typhi、およびSalmonella parat
yphi)、Serratia、Yersinia)、Erysipeloth
rix、Helicobacter、Legionellosis、Lepto
spirosis、Listeria、Mycoplasmatales、My
cobacterium leprae、Vibrio cholerae、N
eisseriaceae(例えば、Acinetobacter、Gonor
rhea、Menigococcal)、Meisseria meningi
tidis、Pasteurellaceaの感染症(例えば、Actinob
acillus、Heamophilus(例えば、Heamophilusイ
ンフルエンザB型)、Pasteurella)、Pseudomonas、R
ickettsiaceae、Chlamydiaceae、Syphilis
、Shigella spp.、Staphylococcal、Mening
iococcal、PneumococcalならびにStreptococc
al(例えば、Streptococcus pneumoniaeおよびB群
Streptococcus)。これらの細菌または真菌の科は、以下を含むが
これらに限定されない疾患または症状を引き起こし得る:菌血症、心内膜炎、眼
感染症(結膜炎、結核、ブドウ膜炎)、歯肉炎、日和見感染症(例えば、AID
Sに関連した感染症)、爪周囲炎、プロテーゼ関連感染症、ライター病、気道感
染症(例えば、百日咳または蓄膿症)、敗血症、ライム病、ネコ引っ掻き病、赤
痢、パラチフス熱、食中毒、腸チフス、肺炎、淋病、髄膜炎(例えば、髄膜炎A
型およびB型)、クラミジア、梅毒、ジフテリア、ライ病、パラ結核、結核、狼
瘡、ボツリヌス中毒、壊疽、破傷風、膿痂疹、リウマチ熱、猩紅熱、性感染病、
皮膚病(例えば、蜂巣炎、皮膚真菌症(dermatocycoses))、毒
血症、尿路感染症、創傷感染症。METH1および/またはMETH2ポリペプ
チドもしくはポリヌクレオチド、またはMETH1および/またはMETH2の
アゴニストもしくはアンタゴニストを用いて、任意のこれらの症状もしくは疾患
を処置または検出し得る。
【0339】 さらに、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリ
ペプチド、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはア
ンタゴニストにより処置または検出され得る、寄生生物性因子が引き起こす疾患
または症状としては以下のファミリーまたはクラスが挙げられるがこれらに限定
されない:アメーバ症、バベシア症、コクシジウム症、クリプトスポリジウム症
、二核アメーバ症(Dientamoebiasis)、交疫、外部寄生生物性
、ジアルジア鞭毛虫症、蠕虫症、リーシュマニア症、タイレリア症、トキソプラ
スマ症、トリパノソーマ症、およびトリコモナス(Trichomonas)症
、ならびに胞子虫症(Sporozoan)(例えば、Plasmodium
virax、Plasmodium falciparium、Plasmod
ium malariaeおよびPlasmodium ovale)。これら
の寄生生物は、以下を含むがこれらに限定されない種々の疾患または症状を引き
起こし得る:疥癬、ツツガムシ病、眼性感染症、腸疾患(例えば、赤痢、ジアル
ジア鞭毛虫症)、肝臓疾患、肺疾患、日和見感染症(例えば、AIDS関連)、
マラリア、妊娠合併症、およびトキソプラスマ症。METH1および/またはM
ETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはMETH1および/ま
たはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストを用いて、任意のこれらの
症状または疾患を処置または検出し得る。
【0340】 好ましくは、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドもしく
はポリペプチド、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもし
くはアンタゴニストは、患者に有効量のポリペプチドを投与するか、または患者
から細胞を取り出して、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド
をこの細胞に供給し、そして操作した細胞を患者に戻す(エキソビボ治療)かの
いずれかによるものであり得る。さらに、METH1および/またはMETH2
ポリペプチドまたはポリヌクレオチドはワクチン中の抗原として用いられて、感
染性疾患に対する免疫応答を惹起し得る。
【0341】 (再生) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストを用いて、細胞を分化させ、増殖させ、そして誘引して、組織の再生を導き
得る(Science 276:59−87(1997)を参照のこと)。組織
の再生を用いて、先天性欠損、外傷(創傷、熱傷、切開、または潰瘍)、加齢、
疾患(例えば、骨粗鬆症、変形性関節炎(osteocarthritis)、
歯周病、肝不全)、美容形成手術を含む手術、線維症、再灌流傷害、もしくは全
身性サイトカイン損傷により損傷を受けた組織を修復、置換、または保護し得る
【0342】 本発明を用いて再生し得る組織としては、以下が挙げられる:器官(例えば、
膵臓、肝臓、腸、腎臓、皮膚、内皮)、筋肉(平滑筋、骨格筋、または心筋)、
血管系(血管およびリンパ管を含む)、神経、造血、および骨格(骨、軟骨、腱
、および靭帯)の組織。好ましくは、再生は、瘢痕なく、または瘢痕が低減され
て生じる。再生はまた、新脈管形成を含み得る。
【0343】 さらに、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリ
ペプチド、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはア
ンタゴニストは、治癒するのが困難な組織の再生を増加させ得る。例えば、腱/
靭帯の再生を増大させることによって、損傷後の回復時間が早まる。METH1
および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはME
TH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストはまた、
損傷を回避する試みにおいて予防的に使用され得る。処置され得る特定の疾患は
、腱炎、手根管症候群、および他の腱欠損または靭帯欠損を含む。非治癒創傷の
組織再生のさらなる例としては、褥瘡性潰瘍、脈管不全、外科的創傷、および外
傷性創傷に関連する潰瘍が挙げられる。
【0344】 同様に、神経および脳組織はまた、神経細胞を増殖および分化させるためにM
ETH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、ま
たはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニスト
を使用することによって再生され得る。本方法を用いて処置され得る疾患として
は、中枢神経系疾患および末梢神経系疾患、神経障害、または機械的および外傷
性障害(例えば、脊髄障害、頭部外傷、脳血管疾患、および発作(stoke)
)が挙げられる。詳細には、末梢神経傷害と関連する疾患、末梢神経障害(例え
ば、化学療法または他の医学的療法から生じる)、局在神経障害、および中枢神
経系疾患(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎
縮性側索硬化症、およびシャイ−ドレーガー症候群)はすべて、METH1およ
び/またはMETH2のポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはMET
H1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストを用いて処
置され得る。
【0345】 (走化性) METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストは、走化性活性を有し得る。走化性分子は、細胞(例えば、単球、線維芽細
胞、好中球、T細胞、肥満細胞、好酸球、上皮細胞および/または内皮細胞)を
、身体中の特定の部位(例えば、炎症、感染、または過剰増殖の部位)に誘引ま
たは動員する。次いで、動員された細胞は、特定の外傷または異常性を撃退およ
び/または治癒し得る。
【0346】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストは、特定の細胞の走化性活性を増大し得る。次いで、これらの走化性分子を
使用して、身体中の特定の位置に標的化した細胞の数を増加させることによって
、炎症、感染、過剰増殖性障害、または任意の免疫系障害を処置し得る。例えば
、走化性分子を使用して、傷害を受けた位置に免疫細胞を誘引することによって
、組織に対する創傷および他の外傷を処置し得る。METH1および/またはM
ETH2走化性分子はまた、線維芽細胞を誘引し得、これは創傷を処置するため
に使用され得る。
【0347】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドもしくはポリペプチド
、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニ
ストが走化性活性を阻害し得ることもまた意図される。これらの分子はまた、障
害を処置するために使用され得る。従って、METH1および/またはMETH
2のポリヌクレオチドもしくはポリペプチド、またはMETH1および/または
METH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、走化性のインヒビターとし
て使用され得る。
【0348】 (結合活性) METH1および/またはMETH2ポリペプチドは、METH1および/また
はMETH2に結合する分子、またはMETH1および/またはMETH2が結
合する分子についてスクリーニングするために使用され得る。METH1および
/またはMETH2とこの分子との結合は、結合したMETH1および/またはM
ETH2または分子の活性を活性化(アゴニスト)、増大、阻害(アンタゴニス
ト)、または減少させ得る。そのような分子の例としては、抗体、オリゴヌクレ
オチド、タンパク質(例えば、レセプター)、または低分子が挙げられる。
【0349】 好ましくは、この分子は、このMETH1および/またはMETH2の天然の
リガンド(例えば、リガンドのフラグメント)、または天然の基質、リガンド、
構造的模倣物、もしくは機能的模倣物に密接に関連する(Coliganら、C
urrent Protocols in Immunology 1(2):
第5章(1991)を参照のこと)。同様に、この分子は、METH1および/
またはMETH2が結合する天然のレセプター、または少なくとも、METH1
および/またはMETH2によって結合され得るレセプターのフラグメント(例
えば、活性部位)に密接に関連し得る。いずれの場合においても、この分子は、
公知の技術を用いて合理的に設計され得る。
【0350】 好ましくは、これらの分子についてのスクリーニングは、METH1および/
またはMETH2を発現する適切な細胞を産生する工程を包含する。好ましい細
胞としては、哺乳動物、酵母、Drosophila、またはE.coli由来
の細胞が挙げられる。次いで、METH1および/またはMETH2を発現する
細胞(または、発現されたポリペプチドを含む細胞膜)を、好ましくは、MET
H1および/またはMETH2またはこの分子のいずれかの結合、活性の刺激、
または活性の阻害を観察するための分子を潜在的に含む試験化合物と接触させる
【0351】 アッセイは、METH1および/またはMETH2への候補化合物の結合を単
純に試験し得、ここで結合は、標識によって、または標識された競合物との競合
に関するアッセイにおいて検出される。さらに、アッセイは、候補化合物がME
TH1および/またはMETH2への結合によって生成されるシグナルを生じる
か否かを試験し得る。
【0352】 あるいは、アッセイは、無細胞調製物、固体支持体に接着されたポリペプチド
/分子、化学ライブラリー、または天然産物の混合物を用いて実施され得る。ア
ッセイはまた、候補化合物を、METH1および/またはMETH2を含む溶液
と混合する工程、METH1および/またはMETH2/分子の活性または結合
を測定する工程、およびMETH1および/またはMETH2/分子の活性また
は結合を、標準と比較する工程を単純に包含し得る。
【0353】 好ましくは、ELISAアッセイは、モノクローナル抗体またはポリクローナ
ル抗体を用いて、サンプル(例えば、生物学的サンプル)におけるMETH1お
よび/またはMETH2のレベルまたは活性を測定し得る。抗体は、METH1
および/またはMETH2への直接的もしくは間接的のいずれかの結合、または
基質についてのMETH1および/またはMETH2との競合によって、MET
H1および/またはMETH2のレベルまたは活性を測定し得る。
【0354】 さらに、METH1および/またはMETH2が結合するレセプターは、当業
者に公知の多くの方法(例えば、リガンドパニングおよびFACSソーティング
(Coliganら、Current Protocols in Immun
.,1(2)、第5章(1991))によって同定され得る。例えば、発現クロ
ーニングは、ポリアデニル化RNAがこのポリペプチドに応答する細胞から調製
される場合に用いられ、例えば、NIH3T3細胞(これは、FGFファミリー
タンパク質に対する複数のレセプターを含むことが公知である)、およびSC−
3細胞、およびこのRNAから作製されたcDNAライブラリーは、プールに分
けられ、そしてこのポリペプチドに応答性でないCOS細胞または他の細胞をト
ランスフェクトするために使用される。ガラススライド上で増殖しているトラン
スフェクトされた細胞は、本発明のポリペプチドを標識化した後に、これらに曝
露される。このポリペプチドは、種々の手段(部位特異的プロテインキナーゼに
対する認識部位のヨウ素化または封入を含む)によって標識化され得る。
【0355】 固定化およびインキュベーション後、スライドは、オートラジオグラフィー分
析に供される。陽性プールを同定し、そしてサブプールを、双方向性のサププー
ル化および再スクリーニングプロセスを使用して調製および再びトランスフェク
トして、最終的に推定レセプターをコードする単一のクローンを生じる。
【0356】 レセプター同定のための代替のアプローチとして、標識ポリペプチドは、レセ
プター分子を発現する細胞膜または抽出調製物と光親和性に連結され得る。架橋
された材料は、PAGE分析によって分離され、そしてX線フィルムに曝露され
る。ポリペプチドのレセプターを含む標識複合体が切り出され得、ペプチドフラ
グメントへと分離され得、そしてタンパク質微小配列決定に供され得る。微小配
列決定から得られるアミノ酸配列を使用して、1組の縮重オリゴヌクレオチドプ
ローブを設計してcDNAライブラリーをスクリーニングし、推定レセプターを
コードする遺伝子を同定する。
【0357】 さらに、遺伝子シャッフリング、モチーフシャッフリング、エキソンシャッフ
リング、および/またはコドンシャッフリングの技術(集合的に「DNAシャッ
フリング」という)を利用して、METH1またはMETH2の活性を調節し得
、それによってMETH1またはMETH2のアゴニストおよびアンタゴニスト
を効果的に生成する。一般に、米国特許第5,605,793号、同第5,81
1,238号、同第5,830,721号、同第5,834,252号、および
同第5,837,458号、ならびにPatten,P.A.ら、Curr.O
pinion Biotechnol.8:724〜733(1997);Ha
rayama,S.Trends Biotechnol.16(2):76〜
82(1998);Hansson,L.O.ら、J.Mol.Biol.28
7:265〜276(1999);ならびにLorenzo,M.M.およびB
lasco,R.Biotechniques 24(2):308〜313(
1998)(これらの特許および刊行物の各々は、本明細書において参考として
援用される)を参照のこと。1つの実施形態において、METH1またはMET
H2のポリヌクレオチドおよび対応するポリペプチドの変更は、DNAシャッフ
リングによって達成され得る。DNAシャッフリングは、相同組換えまたは部位
特異的な組換えによる、2つ以上のDNAセグメントの、所望のMETH1また
はMETH2分子へのアセンブリを含む。
【0358】 別の実施形態において、METH1またはMETH2のポリヌクレオチドおよ
び対応するポリペプチドは、組換えの前に、誤りがちな(error−pron
e)PCR、ランダムヌクレオチド挿入または他の方法によるランダム変異誘発
に供することによって、変更され得る。別の実施形態において、METH1また
はMETH2の1つ以上の成分、モチーフ、切片、部分、ドメイン、フラグメン
トなどは、1つ以上の異種分子の1つ以上の成分、モチーフ、切片、部分、ドメ
イン、フラグメントなどと組換えられ得る。好ましい実施形態において、この異
種分子は、例えば、血小板由来増殖因子(PDGF)、インスリン様増殖因子(
IGF−I)、トランスホーミング増殖因子(TGF)−α、表皮増殖因子(E
GF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、TGF−β、骨形成タンパク質(BM
P)−2、BMP−4、BMP−5、BMP−6、BMP−6、BMP−7、ア
クチビンAおよびアクチビンB、デカペンタプレジック(decapentap
legic)(dpp)、60A、OP−2、ドーサリン(dorsalin)
、増殖分化因子(GDF)、結節(nodal)、MIS、インヒビン−α、T
GF−β1、TGF−β2、TGF−β3、TGF−β5、および神経膠由来神
経栄養因子(GDNF)のような増殖因子である。
【0359】 他の好ましいフラグメントは、生物学的に活性なMETH1またはMETH2
のフラグメントである。生物学的に活性なフラグメントは、METH1またはM
ETH2のポリぺプチドの活性に類似の活性を示すが、必ずしも同一ではないフ
ラグメントである。このフラグメントの生物学的活性は、改善された所望の活性
、または減少した所望されない活性を含み得る。
【0360】 さらに、本発明は、本発明のポリペプチドの作用を調節する化合物を同定する
ために化合物をスクリーニングする方法を提供する。このようなアッセイの例は
、哺乳動物線維芽細胞、本発明のポリペプチド、スクリーニングされる化合物お
よび3[H]チミジンを、線維芽細胞が通常増殖する細胞培養条件下で組み合わ
せる工程を包含する。コントロールアッセイは、スクリーニングされる化合物の
非存在下で実施され得、そしてこの化合物の存在下での線維芽細胞の増殖の量と
比較して、各々の場合における3[H]チミジンの取り込みの決定によって、こ
の化合物が増殖を刺激するか否かを決定し得る。線維芽細胞の増殖の量は、3[
H]チミジンの取り込みを測定する液体シンチレーションクロマトグラフィーに
よって測定される。アゴニスト化合物およびアンタゴニスト化合物の両方が、こ
の手順により同定され得る。
【0361】 別の方法において、本発明のポリペプチドに対するレセプターを発現する哺乳
動物細胞または膜調製物は、この化合物の存在下において標識化した本発明のポ
リペプチドとともにインキュベートされる。次いで、この化合物がこの相互作用
を増強またはブロックする能力が、測定され得る。あるいは、スクリーニングさ
れる化合物とMETH1および/またはMETH2のレセプターとの相互作用に
従う既知のセカンドメッセンジャー系の応答が測定され、そしてこの化合物がこ
のレセプターに結合してセカンドメッセンジャー応答を誘発する能力を測定して
、この化合物が潜在的なアゴニストまたはアンタゴニストであるか否かを決定す
る。このようなセカンドメッセンジャー系には、cAMPグアニル酸シクラーゼ
、イオンチャネルまたはホスホイノシチド加水分解が挙げられるが、これらに限
定されない。
【0362】 これらの上記のアッセイの全ては、診断マーカーまたは予後マーカーとして使
用され得る。これらのアッセイを用いて発見される分子は、METH1および/
またはMETH2/分子を活性化または阻害することによって、疾患を処置する
か、または患者に特定の結果(例えば、血管増殖)をもたらすために使用され得
る。さらに、アッセイは、適切に操作された細胞または組織からのMETH1お
よび/またはMETH2の産生を阻害または増強し得る因子を発見し得る。従っ
て、本発明は、以下の工程を包含する、METH1および/またはMETH2に
結合する化合物を同定する方法を含む:(a)候補結合化合物をMETH1およ
び/またはMETH2とともにインキュベートする工程;および(b)結合が生
じたか否かを決定する工程。さらに、本発明は、以下の工程を包含するアゴニス
ト/アンタゴニストを同定する方法を含む:(a)候補化合物をMETH1およ
び/またはMETH2とともにインキュベートする工程、(b)生物学的活性を
アッセイする工程、および(b)METH1および/またはMETH2の生物学
的活性が改変されているか否かを決定する工程。
【0363】 また、METH1および/またはMETH2に結合する分子を、図10および
11ならびに表1および2に開示されるβプリーツシート領域を用いることによ
って実験的に同定し得る。従って、本明細書中の特定の実施形態は、図10/表
1および図11/表2に開示される各々のβプリーツシート領域のアミノ酸配列
を含むか、あるいはこれらからなるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド
に向く。本発明のさらなる実施形態は、図10/表1および図11/表2に開示
されるβプリーツシート領域の任意の組合せまたは全てを含むか、あるいはこれ
らからなるMETH1および/またはMETH2のポリペプチドをコードするポ
リヌクレオチドに向く。本発明のさらに好ましい実施形態は、図10/表1およ
び図11/表2に開示される各々のβプリーツシート領域のMETH1および/
またはMETH2のアミノ酸配列を含むか、あるいはこれらからなるポリペプチ
ドに向く。本発明のさらなる実施形態は、図10/表1および図11/表2に開
示されるβプリーツシート領域の任意の組合せまたは全てを含むか、あるいはこ
れらからなるMETH1および/またはMETH2のポリペプチドに向く。
【0364】 (アンチセンスおよびリボザイム(アンタゴニスト)) 特定の実施形態において、本発明に従うアンタゴニストは、配列番号1または
3に含まれる配列またはその相補鎖に対応する核酸、および/または寄託された
クローンに含まれるヌクレオチド配列に対応する核酸である。1つの実施形態に
おいて、アンチセンス配列は、生物体により内部で生成され、別の実施形態にお
いて、アンチセンス配列は別々に投与される(例えば、O’Connor,J.
,Neurochem.56:560(1991)を参照のこと)。Oligo
deoxynucleotides as Antisense Inhibi
tors of Gene Expression,CRC Press,Bo
ca Raton,FL(1988)。アンチセンス技術を使用して、アンチセ
ンスDNAもしくはRNAを通してか、または3重らせんの形成を通して遺伝子
発現を制御し得る。アンチセンス技術は、例えば、Okano,J.,Neur
ochem.56:560(1991);Oligodeoxynucleot
ides as Antisense Inhibitors of Gene
Expression,CRC Press,Boca Raton,FL(
1988)で議論される。3重らせん形成は、例えば、Leeら、Nuclei
c Acids Research 6:3073(1979);Cooney
ら、Science 241:456(1988);およびDervanら、S
cience、251:1300(1991)において議論される。これらの方
法は、相補的なDNAまたはRNAへのポリヌクレオチドの結合に基づく。
【0365】 例えば、本発明の成熟ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの5’コー
ド部分を使用して、約10〜40塩基対長のアンチセンスRNAオリゴヌクレオ
チドを設計し得る。DNAオリゴヌクレオチドは、転写に関与する遺伝子の領域
に相補的であるように設計され、それにより転写およびレセプターの産生を阻害
する。アンチセンスRNAオリゴヌクレオチドは、インビボでmRNAにハイブ
リダイズし、そしてmRNA分子のレセプターポリペプチドへの翻訳をブロック
する。
【0366】 1つの実施形態において、本発明のMETH1および/またはMETH2のア
ンチセンス核酸は、外来の配列からの転写により細胞内で産生される。例えば、
ベクターまたはその一部が転写され、本発明のアンチセンス核酸(RNA)を産
生する。このようなベクターは、METH1および/またはMETH2のアンチ
センス核酸をコードする配列を含む。このようなベクターは、それが転写されて
所望のアンチセンスRNAを産生し得る限り、エピソームのベクターのままであ
るか、または染色体に組込まれ得る。このようなベクターは、当該分野において
標準的な組換えDNA技術方法により構築され得る。ベクターは、脊椎動物細胞
において複製および発現のために使用される、当該分野で公知のプラスミド、ウ
イルスなどであり得る。METH1および/またはMETH2をコードする配列
またはそのフラグメントの発現は、脊椎動物、好ましくはヒト細胞において作用
する、当該分野で公知の任意のプロモーターにより得る。そのようなプロモータ
ーは、誘導性または構成的であり得る。このようなプロモーターは、SV40初
期プロモーター領域(BernoistおよびChambon、Nature、
29:304−310(1981))、ラウス肉腫ウイルスの3’長末端反復に
含まれるプロモーター(Yamamotoら、Cell、22:787−797
(1980))、ヘルペスチミジンプロモーター(Wagnerら、Proc.
Natl.Acad.Sci.U.S.A.78:1441−1445(198
1))、メタロチオネイン遺伝子の調節配列(Brinsterら、Natur
e、296:39−42(1982))などが挙げられるが、これらに限定され
ない。
【0367】 本発明のアンチセンス核酸は、METH1および/またはMETH2の遺伝子
のRNA転写物の少なくとも一部に相補的な配列を含む。しかし、完全に相補的
であることは好ましいが、必ずしも必要ではない。本明細書中で言及される「少
なくともRNAの一部に相補的な」配列は、RNAとハイブリダイズし得るに十
分な相補性を有し、安定な二重鎖を形成する配列を意味し;従って、二本鎖のM
ETH1および/またはMETH2のアンチセンス核酸の場合、二重鎖DNAの
一本鎖が試験され得るか、または三重鎖形成がアッセイされ得る。ハイブリダイ
ズする能力は、相補性の程度およびアンチセンス核酸の長さの両方に依存する。
一般的に、ハイブリダイズする核酸が長いほど、その核酸は、METH1および
/またはMETH2のRNAとのより多くの塩基ミスマッチを含み得、そしてさ
らに安定な二重鎖(または三重鎖の場合もあり得る)を形成し得る。当業者は、
標準的な手順の使用によってミスマッチの許容の程度を確認し得、ハイブリダイ
ズされた複合体の融点を決定する。
【0368】 メッセージの5’末端に相補的であるオリゴヌクレオチド(例えば、AUG開
始コドンまででかつAUG開始コドンを含む5’非翻訳配列)は、翻訳の阻害の
際に最も効率的に働くべきである。しかし、mRNAの3’非翻訳配列に相補的
な配列は、同様にmRNAの翻訳を阻害する際に有効であることが示された。一
般的に、Wagner,R.、1994、Nature 372:333−33
5を参照のこと。従って、図1に示されるMETH1および/またはMETH2
の、5’−または3’−の非翻訳、非コード領域のいずれかに相補的なオリゴヌ
クレオチドは、内因性METH1および/またはMETH2のmRNAの翻訳を
阻害するアンチセンスアプローチに使用され得る。mRNAの5’非翻訳領域に
相補的なオリゴヌクレオチドは、AUG開始コドンの相補物を含むべきである。
mRNAコード領域に相補的なアンチセンスオリゴヌクレオチドは、翻訳のあま
り効率的でないインヒビターであるが、本発明に従って使用され得る。METH
1および/またはMETH2のmRNAの5’領域、3’領域またはコード領域
にハイブリダイズするように設計されるか否かにかかわらず、アンチセンス核酸
は、少なくとも6ヌクレオチド長であるべきであり、そして好ましくは6〜約5
0ヌクレオチド長にわたるオリゴヌクレオチドである。特定の局面において、こ
のオリゴヌクレオチドは、少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも17ヌクレ
オチド、少なくとも25ヌクレオチドまたは少なくとも50ヌクレオチドである
【0369】 本発明のポリヌクレオチドは、DNA、もしくはRNA、またはキメラ混合物
、あるいはそれらの誘導体もしくは改変バージョン、一本鎖、または二本鎖であ
り得る。このオリゴヌクレオチドは、塩基部分、糖部分、またはリン酸骨格にお
いて改変され、例えば、分子の安定性、ハイブリダーゼーションなどを改善し得
る。このオリゴヌクレオチドは、ペプチドのような他の付加基(例えば、インビ
ボで宿主細胞レセプターを標的化するために)、または細胞膜を通した輸送を促
進する因子(例えば、Letsingerら、1989、Proc.Natl.
Acad.Sci.U.S.A.86:6553−6556;Lemaitre
ら、1987、Proc.Natl.Acad.Sci.84:648−652
;PCT公開番号WO88/09810(1988年12月15日公開)を参照
のこと)、または血液脳関門(例えば、PCT公開番号WO89/10134(
1988年4月25日公開)を参照のこと)、ハイブリダイゼーション誘引切断
剤(hybridization−triggered cleavage a
gent)(例えば、Krolら、1988,BioTechniques、6
:958−976を参照のこと)、またはインターカレート剤(例えば、Zon
,1988,Pharm.Res.5:539−549を参照のこと)を含み得
る。この目的のために、オリゴヌクレオチドは、別の分子(例えば、ペプチド、
ハイブリダーゼーション誘引架橋剤、輸送剤、ハイブリダイゼーション誘引切断
剤など)に結合体化され得る。
【0370】 アンチセンスオリゴヌクレオチドは、少なくとも1つの改変された塩基部分を
含み得、この塩基部分は、以下を含むがそれらに限定されない群から選択される
:5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−クロロウラシル、5−ヨー
ドウラシル、ヒポキサンチン、キサンチン、4−アセチルシトシン、5−(カル
ボキシヒドロキシルメチル)ウラシル、5−カルボキシメチルアミノメチル−2
−チオウリジン、5−カルボキシメチルアミノメチルウラシル、ジヒドロウラシ
ル、β−D−ガラクトシルキューオシン、イノシン、N6−イソペンテニルアデ
ニン、1−メチルグアニン、1−メチルイノシン、2,2−ジメチルグアニン、
2−メチルアデニン、2−メチルグアニン、3−メチルシトシン、5−メチルシ
トシン、N6−アデニン、7−メチルグアニン、5−メチルアミノメチルウラシ
ル、5−メトキシアミノメチル−2−チオウラシル、β−D−マンノシルキュー
オシン、5’−メトキシカルボキシメチルウラシル、5−メトキシウラシル、2
−メチルチオ−N6−イソペンテニルアデニン、ウラシル−5−オキシ酢酸(v
)、ワイブトキソシン(wybutoxosine)、プソイドウラシル、キュ
ーオシン、2−チオシトシン、5−メチル−2−チオウラシル、2−チオウラシ
ル、4−チオウラシル、5−メチルウラシル、ウラシル−5−オキシ酢酸メチル
エステル、ウラシル−5−オキシ酢酸(v)、5−メチル−2−チオウラシル、
3−(3−アミノ−3−N−2−カルボキシプロピル)ウラシル、(acp3)
w、および2,6−ジアミノプリン。
【0371】 アンチセンスオリゴヌクレオチドはまた、以下を含むがそれらに限定されない
群から選択される少なくとも1つの改変された糖部分を含み得る:アラビノース
、2−フルオロアラビノース、キシルロース、およびヘキソース。
【0372】 さらなる別の実施形態において、アンチセンスオリゴヌクレオチドは、以下を
含むがそれらに限定されない群から選択される少なくとも1つの改変されたリン
酸骨格を含む:ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホロアミドチ
オエート、ホスホロアミデート(phosphoramidate)、ホスホロ
ジアミデート、メチルホスホネート、アルキルホスホトリエステル、およびホル
ムアセタール(formacetal)またはそれらのアナログ。
【0373】 さらなる別の実施形態において、アンチセンスオリゴヌクレオチドは、a−ア
ノマーオリゴヌクレオチドである。a−アノマーオリゴヌクレオチドは、相補的
なRNAと特異的な二本鎖ハイブリッドを形成し、通常のb−ユニットとは反対
に、その鎖は互いに平行にする(Gautierら、1987、Nucl.Ac
ids Res.15:6625−6641)。このオリゴヌクレオチドは、2
’−O−メチルリボヌクレオチドであるか(Inoueら、1987、Nucl
.Acids Res.15:6131−6148)、またはキメラRNA−D
NAアナログである(Inoueら、1987、FEBS Lett.215:
327−330)。
【0374】 本発明のポリヌクレオチドは当該分野で公知の標準的な方法(例えば、自動D
NA合成機の使用により(このような装置はBiosearch,Applie
d Biosystemsなどから市販されている)の使用により)合成され得
る。例えば、ホスホロチオエートオリゴヌクレオチドは、Steinらの方法(
1988、Nucl.Acids Res.16:3209)により合成され得
、メチルホスホネートオリゴヌクレオチドは、制御された細孔ガラス(cont
rolled pore glass)ポリマー支持体(Sarinら、198
8、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.85:7448−7
451)の使用などにより調製され得る。
【0375】 一方、METH1および/またはMETH2のコード領域配列に相補的なアン
チセンスヌクレオチドが、使用され得、転写された非翻訳領域に相補的なアンチ
センスヌクレオチドが最も好ましい。
【0376】 本発明による潜在的なアンタゴニストはまた、触媒RNA、すなわちリボザイ
ムを含む(例えば、PCT国際公開WO90/11364、1990年10月4
日公開;Sarverら、Science 247:1222−1225(19
90)を参照のこと)。一方、部位特異的認識配列でmRNAを切断するリボザ
イムを使用して、METH1および/またはMETH2のmRNAを破壊し得る
が、ハンマーヘッド型リボザイムの使用が好ましい。ハンマーヘッド型リボザイ
ムは、標的mRNAと相補的な塩基対を形成する隣接領域により決定される位置
で、mRNAを切断する。たった1つの必要条件は、標的mRNAが以下の2つ
の塩基の配列を有することである:5’−UG−3’。ハンマーヘッド型リボザ
イムの構築および生成は当該分野で周知であり、そしてHaseloffおよび
Gerlach、Nature、334:585−591(1988)に、より
十分に記載される。METH1および/またはMETH2のヌクレオチド配列(
図1および2)内に多くの潜在的なハンマーヘッド型リボザイム切断部位が存在
する。好ましくは、このリボザイムは、切断認識部位がMETH1および/また
はMETH2のmRNAの5’末端付近に位置するように;すなわち、効率を増
大し、そして非機能的mRNA転写物の細胞内蓄積を最小化するように、操作さ
れる。
【0377】 アンチセンスアプローチの場合、本発明のリボザイムは、改変されたオリゴヌ
クレオチド(例えば、安定性、標的化などについて改良された)から構成され得
、そしてインビボにおいてMETH1および/またはMETH2を発現する細胞
に送達されるべきである。リボザイムをコードするDNA構築物は、DNAをコ
ードするアンチセンスの導入のための上記と同じ様式で細胞中に導入され得る。
送達の好ましい方法は、強力な構成的プロモーター(例えば、pol IIIま
たはpol IIプロモーターのような)の制御下でリボザイムを「コードする
」DNA構築物を使用することを含み、その結果、トランスフェクトした細胞は
、内因性のMETH1および/またはMETH2のメッセージを破壊しそして翻
訳を阻害するに十分な量のリボザイムを生成する。リボザイムはアンチセンス分
子と異なり触媒性であるので、より低い細胞内濃度が効率のために必要とされる
【0378】 アンタゴニスト/アゴニスト化合物を利用して、腫瘍性の細胞および組織上で
の本発明のポリペプチドの細胞増殖(growth)および増殖(prolif
eration)効果を阻害し得る。すなわち、腫瘍の新脈管形成を刺激し、そ
れにより異常な細胞成長および増殖を(例えば、腫瘍形成または増殖において)
遅延または防止する。
【0379】 アンタゴニスト/アゴニストをまた利用して、血管過多の疾患をも阻害し得、
そして水晶体嚢外白内障(extracapsular cataract)手
術後の上皮レンズ細胞の増殖をも防止する。本発明のポリペプチドのマイトジェ
ン活性の防止はまた、例えば、バルーン血管障害後の再狭窄のような場合に要求
され得る。
【0380】 アンタゴニスト/アゴニストをまた利用して、創傷治癒の間の瘢痕組織の増殖
をも防止し得る。
【0381】 アンタゴニスト/アゴニストをまた利用して、本明細書中に記載される疾患を
も処置し得る。
【0382】 (他の活性) 以下に示されるように、METH1およびMETH2は、ADAMファミリー
のメンバーと構造相同性および配列相同性を共有する。ADAMタンパク質は、
タンパク質分解性に膜固着タンパク質(membrane−anchored
protein)(TNFを含む)をプロセスすることが示された(Black
ら、Nature 385:729(1997);Mossら、Nature
385:733(1997))。従って、METH1および/またはMETH2
は、膜固着タンパク質のタンパク質分解性プロセシングに有用であり得る。ME
TH1および/またはMETH2によってタンパク質分解性にプロセスされ得る
膜固着タンパク質は、サイトカイン、増殖因子、サイトカインレセプターおよび
増殖因子レセプターを含む。
【0383】 METH1またはMETH2のポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、また
はMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは
また、先に議論されるように、造血系統に加えて胚性幹細胞の分化または増殖を
増加または減少し得る。
【0384】 METH1またはMETH2のポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、また
はMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは
また、哺乳動物の特徴(例えば、身長、体重、毛の色、眼の色、皮膚、脂肪組織
の割合、色素沈着、大きさ、および形(例えば、美容外科))を調節するために
使用され得る。同様に、METH1またはMETH2のポリペプチドもしくはポ
リヌクレオチド、またはMETH1および/またはMETH2のアゴニストもし
くはアンタゴニストは、異化作用、同化作用、プロセシング、利用、およびエネ
ルギーの貯蔵に影響を及ぼす哺乳動物の代謝を調節するために使用され得る。
【0385】 新脈管形成が脂肪細胞の支持に重要な因子である場合、METH1またはME
TH2のポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、またはMETH1および/ま
たはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは、個体において体重を制
御するため、体重を減少するため、肥満症を処置するため、および/または脂肪
組織を制御するために使用され得る。
【0386】 METH1またはMETH2のポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、また
はMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは
、バイオリズム、日周期、うつ病(抑うつ性障害を含む)、暴力の傾向、痛みへ
の耐性、生殖能力(好ましくは、アクチビンまたはインヒビン様活性によって)
、ホルモンレベルもしくは内分泌レベル、食欲、性欲、記憶、ストレス、または
他の認知の質に影響を及ぼすことによって、哺乳動物の精神状態または身体状態
を変更するために使用され得る。
【0387】 METH1またはMETH2のポリペプチドもしくはポリヌクレオチド、また
はMETH1および/またはMETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストは
また、例えば、貯蔵能力、脂肪含有量、脂質、タンパク質、炭水化物、ビタミン
、ミネラル、補因子、または他の栄養成分を増加または減少させるような食品添
加物または保存剤として使用され得る。
【0388】 上記に列挙される用途は、広範な種々の宿主における使用を有する。このよう
な宿主としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:ヒト、ネズミ、ウ
サギ、ヤギ、モルモット、ラクダ、ウマ、マウス、ラット、ハムスター、ブタ、
ミニブタ(micro pig)、ニワトリ、ヤギ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコ
、非ヒト霊長類、およびヒト。特定の実施形態において、宿主は、マウス、ウサ
ギ、ヤギ、モルモット、ニワトリ、ラット、ハムスター、ブタ、ヒツジ、イヌま
たはネコである。好ましい実施形態において、宿主は哺乳動物である。最も好ま
しい実施形態において、宿主は、ヒトである。
【0389】 (抗新脈管形成) 実施例4および5に示すように、METH1およびMETH2は、新脈管形成
を阻害する。従って、本発明は、新脈管形成関連疾患および/または障害を処置
する方法を提供し、この方法は、治療有効量の、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストを、その
処置が必要な個体に投与する工程を包含する。
【0390】 例えば、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプ
チド、および/またはアゴニストは、癌または腫瘍を治療的に処置するために、
種々のさらなる方法で利用され得る。METH1および/またはMETH2のポ
リヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストで処置され得る癌と
しては、前立腺癌、肺癌、乳癌、卵巣癌、胃癌、膵臓癌、喉頭癌、食道癌、精巣
癌、肝臓癌、耳下腺癌、胆管癌、結腸癌、直腸癌、頸部癌、子宮癌、子宮内膜癌
、腎臓癌、膀胱癌、甲状腺癌を含む固形腫瘍;原発性腫瘍および転移;黒色腫;
神経膠芽腫;カポージ肉腫;平滑筋肉腫;非小細胞肺癌;結腸直腸癌;進行性(
advanced)悪性疾患;および血液から生じる腫瘍(例えば、白血病)が
挙げられるが、これらに限定されない。例えば、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストは、皮膚
癌、頭頸部腫瘍、乳房腫瘍およびカポージ肉腫のような癌を処置するために、局
所送達され得る。なお他の局面において、METH1および/またはMETH2
のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストは、例えば膀胱
内投与によって膀胱癌の表面形態を処置するために利用され得る。METH1お
よび/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはア
ゴニストは、腫瘍に直接的に、または注射もしくはカテーテルを介して腫瘍部位
付近に送達され得る。当然のことながら、当業者が理解するように、適切な投与
様式は、処置される癌によって変化する。他の送達様式は本明細書中において議
論される。
【0391】 METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、お
よび/またはアゴニストは、癌に加えて、他の障害(新脈管形成を含む)を処置
する際に有用であり得る。これらの障害としては、以下が挙げられるが、これら
に限定されない:良性腫瘍(例えば、血管腫、聴神経腫、神経線維腫、トラコー
マ、および化膿性肉芽腫);動脈硬化プラーク;眼の脈管形成疾患(例えば、糖
尿病性網膜症、未熟網膜症、黄斑変性、角膜移植拒絶、血管新生緑内障、水晶体
後線維増殖、ルベオーシス、網膜芽細胞腫、ブドウ膜炎(uvietis)およ
び眼の翼状片(Pterygia)(異常な血管増殖));慢性関節リウマチ;
乾癬;遅延型創傷治癒;子宮内膜症;脈管形成;顆粒化;過形成性瘢痕(ケロイ
ド);偽関節骨折;強皮症;トラコーマ;血管接着;心筋の新脈管形成;冠状側
副枝(coronary collaterals);大脳側副枝;動静脈奇形
;虚血性四肢新脈管形成;オースラー−ウェーバー(Osler−Webber
)症候群;プラーク新生血管形成;毛細血管拡張症;血友病性関節;血管線維腫
;線維筋性形成異常;創傷顆粒化;クローン病;およびアテローム性動脈硬化症
【0392】 例えば、本発明の1つの局面において、METH1および/またはMETH2
のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストを過形成性瘢痕
またはケロイドに投与する工程を包含する、過形成性瘢痕およびケロイドを処置
するための方法が提供される。本発明の1つの実施形態において、METH1お
よび/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはア
ゴニストは、過形成性瘢痕またはケロイドに、これらの病変の進行を妨げるため
に直接注射される。この治療は、過形成性瘢痕およびケロイド(例えば、やけど
)の発生を生じることが知られている状態の予防処置において特に価値がある治
療であり、そして好ましくは、増殖期が進行する時間(最初の傷害の後約14日
)を有した後であるが、過形成性瘢痕またはケロイドの発生の前に開始される。
【0393】 上述のように、本発明はまた、眼の新生血管形成疾患(例えば、角膜新生血管
形成、血管新生緑内障、増殖性糖尿病網膜症、水晶体後線維増殖および黄斑変性
を含む)ならびに他の眼の炎症性疾患、眼の腫瘍、および脈絡膜または虹彩の新
生血管形成に関連する疾患を処置するための方法を提供する。例えば、Walt
manら、Am.J.Ophthal.85:704〜710(1978)およ
びGartnerら、Surv.Ophthal.22:291〜312(19
78)による総説を参照のこと。
【0394】 従って、本発明の1つの局面において、治療有効量のMETH1および/また
はMETH2の化合物(上記)を患者に対して、血管の形成が阻害されるように
角膜に投与する工程を包含する、角膜新生血管形成(角膜移植新生血管形成を含
む)のような眼の新生血管形成疾患を処置するための方法が、提供される。簡潔
には、角膜は、通常には血管を欠く組織である。しかし、特定の病的状態におい
て、毛細血管は、縁の角膜周囲脈管叢から角膜に伸長し得る。角膜が血管化され
るようになる場合、角膜はまた混濁されるようになり、患者の視力の衰えを生じ
る。角膜が完全に不透明になる(opacitate)場合に、視力喪失が完全
になり得る。
【0395】 広範な種々の障害は、例えば、以下を含む角膜新生血管形成を生じ得る:角膜
感染(例えば、トラコーマ、単純ヘルペス角膜炎、リーシュマニア症およびオン
コセルカ症)、免疫学的プロセス(例えば、移植片拒絶およびスティーヴンズ−
ジョンソン症候群)、アルカリやけど、外傷、炎症(任意の原因による)、毒性
および栄養欠乏状態、ならびにコンタクトレンズを装着することの合併症として
【0396】 本発明の特に好ましい実施形態において、METH1および/またはMETH
2は、生理食塩水(眼の調製物に一般に使用される任意の保存剤および抗菌剤と
組合せて)中で局所投与のために調製され得、そして点眼剤形態で投与され得る
。溶液または懸濁液は、その純粋な形態で調製され得、そして1日に数回投与さ
れ得る。あるいは、上記のように調製される抗脈管形成組成物はまた、角膜に直
接投与され得る。好ましい実施形態において、抗脈管形成組成物は、角膜に結合
する粘膜接着性ポリマーとともに調製される。さらなる実施形態において、抗脈
管形成因子または抗脈管形成組成物は、従来のステロイド治療に対する補助剤と
して利用され得る。
【0397】 局所治療はまた、脈管形成応答を誘導する高い可能性を有することが公知であ
る角膜病変(例えば、化学的やけど)において予防的に有用であり得る。これら
の場合において、処置(おそらくステロイドと組み合わせられる)は、その後の
合併症を予防するのを補助するために直ちに開始され得る。
【0398】 他の実施形態において、上記の化合物は、角膜支質に直接、顕微鏡の案内の下
で眼科医によって注入され得る。好ましい注射部位は、個々の病巣の形態で変化
し得るが、投与の目標は、脈管構造の前進している面に組成物を置くこと(すな
わち、血管と正常な角膜との間に分散される)である。ほとんどの場合において
、これは、前進している血管から角膜を「防御」するための縁周囲(peril
imbic)角膜注射を含む。この方法はまた、角膜新生血管形成を予防的に防
ぐために、角膜傷害の直後に利用され得る。この状況において、この物質は、角
膜病巣とその所望されない潜在的な血液供給の縁との間に分散して縁周囲角膜に
注射され得る。このような方法はまた、類似の様式で、移植された角膜の毛細血
管浸潤を予防するために利用され得る。徐放形態において、注入は、1年に2〜
3回のみ必要とされ得る。ステロイドもまた、注入溶液に添加され、その注射自
体から生じる炎症を低減し得る。
【0399】 本発明の別の局面において、患者に、血管の形成を阻害するように、治療有効
量のMETH1および/またはMETH2のポリペプチド、ポリヌクレオチド、
および/またはアゴニストを眼に投与する工程を包含する、血管新生緑内障を処
置するための方法が提供される。1つの実施形態において、化合物は、血管新生
緑内障の早期形態を処置するために、眼に局所投与され得る。他の実施形態にお
いて、化合物は、前方角(anterior chamber angle)の
領域への注入によって移植され得る。他の実施形態において、化合物はまた、化
合物が眼房水に連続的に放出されるように、任意の位置に置かれ得る。
【0400】 本発明の別の局面において、患者に、血管の形成が阻害されるように、治療有
効量のMETH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド
、および/またはアゴニストを眼に投与する工程を包含する、増殖性糖尿病性網
膜症を処置するための方法が提供される。本発明の特に好ましい実施形態におい
て、増殖性糖尿病性網膜症は、網膜におけるMETH1および/またはMETH
2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストの局所濃度を
増加させるために、眼房水または硝子体へ注入することによって処置され得る。
好ましくは、この処置は、光凝固を必要とする重篤な疾患の獲得の前に開始され
るべきである。
【0401】 本発明の別の局面において、血管の形成が阻害されるように、患者に、治療有
効量のMETH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド
、アンタゴニストおよび/またはアゴニストを眼に投与する工程を包含する、水
晶体後線維増殖症を処置するための方法が、提供される。化合物は、硝子体内注
射を介して、および/または眼内レンズを介して局所投与され得る。
【0402】 METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチドおよ
び/またはアゴニストは、病原性の結果としての新脈管形成を有する疾患(例え
ば、ネコ引っかき病(Rochele minalia quintosa)、
潰瘍(Helicobacter pylori)、バルトネラ症および細菌性
血管腫症状)を処置するために使用され得る。
【0403】 METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチドおよ
び/またはアゴニストは、胎芽着床に必要な血管新生を阻止することによって産
児制限薬剤として使用され得る。産児制限方法の1つの局面において、胎芽着床
をブロックするに十分な化合物の量は、性交および受精が起こる前またはその後
に投与され、従って産児制限の有効な方法、おそらく「事後用(morning after)」方法を提供する。
【0404】 METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、お
よび/またはアゴニストはまた、月経を制御することにおいて使用され得るか、
または子宮内膜症の処置における腹膜洗浄液として、もしくは腹膜移植のための
いずれかで投与され得る。
【0405】 本発明のMETH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプ
チド、および/またはアゴニストは、縫合(stitch)肉芽腫を予防するた
めに、外科用縫合に組み込まれ得る。
【0406】 METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド、ポリペプチド、お
よび/またはアゴニストは、広範な種々の外科手順において利用され得る。例え
ば、本発明の1つの局面において、METH1および/またはMETH2の組成
物(例えば、スプレーまたはフィルムの形態において)は、悪性組織から正常な
周囲の組織を分離するため、そして/または周囲の組織への疾患の広がりを予防
するために、腫瘍の除去の前に、領域をコートまたはスプレーするために利用さ
れ得る。本発明の他の局面において、METH1および/またはMETH2の組
成物(例えば、スプレーの形態において)は、腫瘍をコートするため、または所
望の場所において新脈管形成を阻害するために、内視鏡手順を介して送達され得
る。本発明のなお他の局面において、本発明の抗脈管形成組成物でコートされて
いる外科用メッシュが、外科用メッシュが利用され得る任意の手順において利用
され得る。例えば、本発明の1つの実施形態において、抗脈管形成組成物を有し
た外科用メッシュのレーデン(laden)は、構造に対する支持を提供するた
め、そして一定の量の抗脈管形成因子を放出するために、腹部癌切除手術の間(
例えば、結腸切除の後)に利用され得る。
【0407】 本発明のさらなる局面において、癌の局所的再発およびその部位での新しい血
管の形成が阻害されるように、切除後にMETH1および/またはMETH2の
ポリヌクレオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストを腫瘍の切除縁に
投与する工程を包含する、腫瘍切除部位を処置するための方法が提供される。本
発明の1つの実施形態において、抗脈管形成化合物は、腫瘍切除部位に直接投与
される(例えば、塗布、ブラッシング(brushing)、または他の方法で
抗脈管形成化合物で腫瘍の切除縁をコートすることによって適用される)。ある
いは、抗脈管形成化合物は、投与前に公知の外科ペーストに組み込まれ得る。本
発明の特に好ましい実施形態において、抗脈管形成化合物は、悪性疾患について
の肝切除後、および神経外科手術後に適用される。
【0408】 本発明の1つの局面において、METH1および/またはMETH2ポリヌク
レオチド、ポリペプチド、および/またはアゴニストは、広範な種々の腫瘍(例
えば、乳房腫瘍、結腸腫瘍、脳腫瘍および肝腫瘍を含む)の切除縁に投与され得
る。例えば、本発明の1つの実施形態において、抗脈管形成化合物は、切除後に
、神経学的腫瘍の部位に、その部位での新しい血管の形成が阻害されるように投
与され得る。
【0409】 本発明のMETH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド、ポリペプチ
ド、および/またはアゴニストはまた、他の抗脈管形成因子とともに投与され得
る。他の抗脈管形成因子の代表的な例としては以下が挙げられる:抗侵襲性因子
、レチノイン酸およびその誘導体、パクリタキセル、スラミン、メタロプロテイ
ナーゼ−1の組織インヒビター、メタロプロテイナーゼ−2の組織インヒビター
、プラスミノーゲン活性化インヒビター−1、プラスミノーゲン活性化インヒビ
ター−2および種々の形態のより軽い「d群」遷移金属。
【0410】 より軽い「d群」遷移金属には、例えばバナジウム、モリブデン、タングステ
ン、チタン、ニオブおよびタンタル種が挙げられる。このような遷移金属種は、
遷移金属錯体を形成し得る。上記の遷移金属種の適切な錯体としては、オキソ遷
移金属錯体が挙げられる。
【0411】 バナジウム錯体の代表的な例としては、バナデート錯体およびバナジル錯体の
ようなオキソバナジウム錯体が挙げられる。適切なバナデート錯体としては、例
えばメタバナジン酸アンモニウム、メタバナジン酸ナトリウムおよびオルトバナ
ジン酸ナトリウムのようなメタバナデート錯体およびオルトバナデート錯体が挙
げられる。適切なバナジル錯体としては、例えばバナジルアセチルアセトネート
および硫酸バナジル(硫酸バナジル一水和物および硫酸バナジル三水和物のよう
な硫酸バナジル水和物を含む)が挙げられる。
【0412】 タングステン錯体およびモリブデン錯体の代表的な例としてはまた、オキソ錯
体が挙げられる。適切なオキソタングステン錯体としては、タングステート錯体
およびタングステンオキシド錯体が挙げられる。適切なタングステート錯体とし
ては、タングステン酸アンモニウム、タングステン酸カルシウム、タングステン
酸ナトリウム二水和物およびタングステン酸が挙げられる。適切なタングステン
オキシドとしては、タングステン(IV)オキシドおよびタングステン(VI)
オキシドが挙げられる。適切なオキソモリブデン錯体としては、モリブデート、
モリブデンオキシドおよびモリブデニル錯体が挙げられる。適切なモリブデート
錯体としては、モリブデン酸アンモニウムおよびその水和物、モリブデン酸ナト
リウムおよびその水和物、ならびにモリブデン酸カリウムおよびその水和物が挙
げられる。適切なモリブデンオキシドとしては、モリブデン(VI)オキシド、
モリブデン(VI)オキシドおよびモリブデン酸が挙げられる。適切なモリブデ
ニル錯体としては、例えばモリブデニルアセチルアセトネートが挙げられる。他
の適切なタングステン錯体およびモリブデン錯体としては、例えばグリセロール
、酒石酸および糖から誘導されるヒドロキソ誘導体が挙げられる。
【0413】 広範な種々の他の抗脈管形成因子もまた、本発明の状況において利用され得る
。代表的な例としては、以下が挙げられる:血小板因子4;硫酸プロタミン;硫
酸化キチン誘導体(クイーンクラブ(queen crab)の殻から調製され
る)(Murataら、Cancer Res.51:22−26、1991)
;硫酸化多糖ペプチドグリカン複合体(SP−PG)(この化合物の機能は、ス
テロイド(例えば、エストロゲン)およびクエン酸タモキシフェンの存在によっ
て増強され得る);スタウロスポリン;基質代謝の調節因子(例えば、プロリン
アナログ、シスヒドロキシプロリン、d,L−3,4−デヒドロプロリン、チア
プロリン、α,α−ジピリジル,アミノプロピオニトリルフマレートを含む);
4−プロピル−5−(4−ピリジニル)−2(3H)−オキサゾロン;メトトレ
キサート;ミトザントロン;ヘパリン;インターフェロン;2マクログロブリン
−血清;ChIMP−3(Pavloffら、J.Bio.Chem.267:
17321〜17326、1992);キモスタチン(Tomkinsonら、
Biochem J.286:475〜480、1992);シクロデキストリ
ンテトラデカサルフェート;エポネマイシン;カンプトテシン;フマギリン(I
ngberら、Nature 348:555〜557、1990);チオリン
ゴ酸金ナトリウム(「GST」;MatsubaraおよびZiff、J.Cl
in.Invest.79:1440〜1446、1987);アンチコラゲナ
ーゼ−血清;α2−抗プラスミン(Holmesら、J.Biol.Chem.
262(4):1659〜1664、1987);ビサントレン(Nation
al Cancer Institute);ロベンザリット二ナトリウム(N
−(2)−カルボキシフェニル−4−クロロアントロニル酸(chloroan
thronilic acid)二ナトリウム、すなわち「CCA」;Take
uchiら、Agents Actions 36:312〜316、1992
);サリドマイド;Angostaticステロイド;AGM−1470;カル
ボキシアミノイミダゾール(carboxynaminolmidazole)
;およびメタロプロテイナーゼインヒビター(例えば、BB94)。
【0414】 (診断方法) 本発明はまた、診断試薬としての使用のためのMETH1またはMETH2ポ
リヌクレオチドの使用に関する。機能障害に関連するMETH1またはMETH
2遺伝子の変異形態の検出は、疾患または疾患に対する罹患率(これは、MET
H1またはMETH2の不足発現、過剰発現または変化した発現に起因する)の
診断に加え得るか、または規定し得る診断ツールを提供する。METH1または
METH2遺伝子における変異を有する個体は、種々の技術によってDNAレベ
ルで検出され得る。
【0415】 診断のための核酸は、被検体の細胞(例えば、血液、尿、唾液、組織生体材料
または検死材料から)から得られ得る。ゲノムDNAは、検出のために直接的に
使用され得るか、あるいは分析の前にPCRまたは他の増幅技術を使用すること
によって酵素学的に増幅され得る。RNAまたはDNAはまた、同様の様式で使
用され得る。欠失および挿入は、正常な遺伝子型と比較した増幅産物の大きさの
変化によって検出され得る。点変異は、増幅させたDNAを、標識したMETH
1またはMETH2のヌクレオチド配列とハイブリダイズさせることによって同
定され得る。完全に一致した配列は、RNase消化によってかまたは融解温度
の違いによって、一致しない二重鎖と区別され得る。DNA配列の違いはまた、
変性剤が有りまたは無しのゲル中でのDNAフラグメントの電気泳動移動度の変
化によって、あるいは直接のDNA配列決定によって検出され得る(例えば、M
yersら、Science 230:1242(1985)を参照のこと)。
特定の位置における配列の変化はまた、例えば、RNaseおよびS1プロテク
ション(protection)または化学切断方法のような、ヌクレアーゼプ
ロテクションアッセイによって明らかにされ得る。Cottonら、Proc.
Natl.Acad.Sci.USA 85:4397−4401(1985)
を参照のこと。別の実施形態において、METH1またはMETH2ヌクレオチ
ド配列またはそのフラグメントを含むオリゴヌクレオチドプローブのアレイは、
(例えば遺伝子変異の)効率的なスクリーニングを行うために構築され得る。ア
レイ技術方法は、周知かつ一般適用性を有し、そして遺伝子発現、遺伝連鎖およ
び遺伝的変動性を含む分子遺伝学における種々の問題に取り組むために使用され
得る(例えば、Cheeら、Science 274:610−613(199
6)を参照のこと)。
【0416】 診断アッセイは、記載される方法によって、METH1またはMETH2遺伝
子における変異の検出を通して、に対する感受性を診断または決定するためのプ
ロセスを提供する。
【0417】 さらに、管脈形成疾患(癌、癌転移、慢性炎症性障害、慢性間接リウマチ、動
脈硬化(altherosclerosis)、黄斑変性、糖尿病性網膜症)、
再狭窄、アルツハイマー病、および組織リモデリングは、被験体に由来するサン
プルから、METH1またはMETH2ポリペプチド、あるいはMETH1また
はMETH2mRNAの異常に減少したかまたは上昇したレベルを決定する工程
を含む方法によって診断され得る。減少または上昇した発現は、RNAレベルに
おいて、例えば、PCR、RT−PCR、RNaseプロテクション、ノーザン
ブロットおよび他のハイブリダイゼーション法のようなポリヌクレオチドの定量
化について当該分野で周知の任意の方法を用いて測定され得る。宿主由来のサン
プルにおいて、タンパク質(例えば、METH1またはMETH2ポリペプチド
)のレベルを決定するために使用され得るアッセイ技術は、当業者に周知である
。このようなアッセイ方法としては、ラジオイムノアッセイ、競合結合アッセイ
、ウエスタンブロット分析およびELISAアッセイが挙げられる。
【0418】 (癌の診断および予後) 癌を有する哺乳動物における特定の組織は、対応する「標準的な」哺乳動物(
すなわち、癌を有さない同種の哺乳動物)と比較した場合、有意に減少したレベ
ルのMETH1またはMETH2タンパク質およびMETH1またはMETH2
をコードするmRNAを発現すると考えられる。さらに、減少したレベルのME
TH1またはMETH2タンパク質は、癌を有さない同種の哺乳動物由来の血清
と比較した場合、癌を有する哺乳動物由来の特定の体液(例えば、血清、血漿、
尿、および髄液)において検出され得ると考えられる。従って、本発明は、腫瘍
の診断の間に有用な診断方法を提供し、この方法は、哺乳動物の細胞または体液
中のMETH1タンパク質をコードする遺伝子の発現レベルをアッセイする工程
、および遺伝子発現レベルを標準のMETH1遺伝子発現レベルと比較する工程
を包含し、これによって、標準以下の遺伝子発現レベルの減少が、特定の腫瘍を
示す。本発明はまた、腫瘍の診断の間に有用な診断方法を提供し、この方法は、
哺乳動物の細胞または体液中のMETH2タンパク質をコードする遺伝子の発現
レベルをアッセイする工程、および遺伝子発現レベルを標準のMETH2遺伝子
発現レベルと比較する工程を包含し、これによって、標準以下の遺伝子発現レベ
ルの減少が、特定の腫瘍を示す。
【0419】 従来の方法に従って腫瘍の診断が既に達成された場合、本発明は、予後の指示
薬として有用であり、これによって、減少したMETH1またはMETH2遺伝
子発現を示す患者は、低いレベルで遺伝子を発現する患者と比較して、より悪い
臨床結果を経験する。
【0420】 「METH1またはMETH2タンパク質をコードする遺伝子の発現のレベル
をアッセイする」ことによって、第1の生物学的サンプルにおけるMETH1ま
たはMETH2タンパク質のレベルあるいはMETH1またはMETH2タンパ
ク質をコードするmRNAのレベルを、直接的(例えば、完全なタンパク質レベ
ルまたはmRNAレベルを決定または推定することによる)または相対的(例え
ば、第2の生物学的サンプルにおけるMETH1またはMETH2タンパク質レ
ベルまたはmRNAレベルと比較することによる)のいずれかで、定性的または
定量的に、測定または推定することが意図される。
【0421】 好ましくは、第1の生物学的サンプルにおけるMETH1またはMETH2の
タンパク質レベルまたはmRNAレベルは、測定されるかまたは推定され、そし
て標準のMETH1またはMETH2タンパク質レベルまたはmRNAレベルと
比較される。標準は、癌を有さない個体から得られた第2の生物学的サンプルか
ら得られた。当該分野で認識されるように、一旦標準のMETH1またはMET
H2タンパク質レベルまたはmRNAレベルが知られると、これは、比較のため
の標準として繰り返し使用され得る。
【0422】 「生物学的サンプル」によって、METH1またはMETH2タンパク質また
はmRNAを含有する個体、細胞株、組織培養物または他の供給源から得られた
任意の生物学的サンプルが意図される。生物学的サンプルとしては、分泌された
成熟METH1またはMETH2タンパク質を含む哺乳動物の体液(例えば、血
清、血漿、尿、滑液および髄液)、ならびに副腎、甲状腺、胃、脳、心臓、胎盤
、肺、肝臓、筋肉、腎臓、膵臓、精巣および卵巣の組織(METH1について)
;ならびに前立腺、小腸、結腸、脳および肺の組織(METH2について)が挙
げられる。
【0423】 本発明は、哺乳動物における癌の検出に有用である。特に、本発明は、哺乳動
物における以下の型の癌の診断の間に有用である:乳癌、卵巣癌、前立腺癌、、
肝癌、肺癌、膵臓癌、結腸癌、精巣癌)。好ましい哺乳動物としては、サル、尾
なしザル(ape)、ネコ、イヌ、ウシ、ブタ、ウマ、ウサギ、およびヒトが挙
げられる。特に好ましいのはヒトである。
【0424】 細胞総RNAは、ChomczynskiおよびSacchi、Anal.B
iochem.162:156−159(1987)に記載される一工程グアニ
ジン−チオシアネート−フェノール−クロロホルム法を使用して生物学的サンプ
ルから単離され得る。次いで、METH1またはMETH2タンパク質をコード
するmRNAのレベルは、任意の適切な方法を使用してアッセイされる。これら
には、ノーザンブロット分析(Haradaら、Csll 63:303−31
2(1990))、S1ヌクレアーゼマッピング(Fujitaら、Cell
49:357−367(1987))、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、ポリ
メラーゼ連鎖反応と組み合わせた逆転写(RT−PCR)(Makinoら、T
echnique 2:295−301(1990))、およびリガーゼ連鎖反
応と組み合わせた逆転写(RT−LCR)が挙げられる。
【0425】 生物学的サンプルにおけるMETH1またはMETH2タンパク質レベルのア
ッセイは、抗体に基づく技術を用いて行い得る。例えば、組織におけるMETH
1またはMETH2タンパク質発現は、古典的な免疫組織学的方法を用いて研究
され得る(Jalkanen,M.ら、J.Cell.Biol.101:97
6−985(1985);Jalkanen,M.ら、J.Cell.Biol
.105:3087−3096(1987))。
【0426】 METH1またはMETH2タンパク質遺伝子発現を検出するために有用な他
の抗体に基づく方法は、イムノアッセイ(例えば、酵素結合免疫吸着アッセイ(
ELISA)およびラジオイムノアッセイ(RIA))を含む。
【0427】 適切な標識は当該分野で公知であり、そしてグルコースオキシダーゼのような
酵素標識、ヨウ素(125I、121I)、炭素(14C)、イオウ(35S)、トリチウ
ム(3H)、インジウム(112In)、およびテクネチウム(99mTc)のような
放射性同位体、ならびにフルオレセインおよびローダミンのような蛍光標識、な
らびにビオチンを含む。
【0428】 (ワクチン) 本発明の別の局面は、哺乳動物に免疫学的応答を誘導する方法に関し、これは
、とりわけ管脈形成疾患(癌、癌転移、慢性炎症性障害、慢性間接リウマチ、動
脈硬化(altherosclerosis)、黄斑変性、糖尿病性網膜症)、
再狭窄、アルツハイマー病、および組織リモデリングから哺乳動物を保護するた
めの抗体および/またはT細胞免疫応答を生成するのに適切なMETH1または
METH2ポリペプチド、またはそのフラグメントをこの哺乳動物に接種する工
程を包含する。
【0429】 本発明のさらに別の局面は、哺乳動物において免疫学的応答を誘導する方法に
関し、この方法は、このような動物を疾患から保護するための抗体を作製するた
めのこのような免疫学的応答を誘導するために、EMTH1またはMETH2ポ
リヌクレオチドのインビボ発現を指向するベクターを介して、METH1または
METH2を送達する工程を包含する。本発明のさらなる局面は、免疫学的/ワ
クチン処方物(組成物)に関し、これは、哺乳動物宿主に導入される場合、この
哺乳動物においてMETH1またはMETH2ポリペプチドに対する免疫学的応
答を誘導し、ここでこの組成物は、METH1またはMETH2ポリペプチドあ
るいはMETH1またはMETH2遺伝子を含む。このワクチン処方物は、適切
なキャリアをさらに含み得る。METH1またはMETH2ポリペプチドは胃に
おいて崩壊され得るために、これは好ましくは非経口的に(皮下、筋肉内、静脈
内、皮内などの注射を含む)投与される。経口投与に適切な処方物としては、水
性および非水性滅菌注射溶液(これは抗酸化剤、緩衝液、静菌剤、および受容者
の血液と等張性の処方物を与える溶液を含み得る)、ならびに水性および非水性
の滅菌懸濁液(これは、懸濁剤または濃化剤を含み得る)が挙げられる。この処
方物は、単一用量または複数の用量の容器(例えば、密封されたアンプルおよび
バイアル)中に存在し得、そして使用の直前に滅菌液体キャリアの添加のみを必
要とする凍結乾燥状態で保存され得る。このワクチン処方物はまた、処方物の免
疫原性を増大するために、水中の油系および当該分野で公知のほかの系のような
アジュバント系を含み得る。この投薬量は、ワクチンの特定の活性に依存し、そ
して慣用的な実験法によって容易に決定され得る。
【0430】 (投与の様式) 血管供給における増加が、腫瘍の進行および転移における中心的役割を果たす
ことが認識されており;従って、血管形成のインヒビターは、癌患者のためのア
ジュバント治療として効率的であることを立証し得る。現在認識される血管形成
サプレッサーのいくつかは、危険な付随的効果のために、全身性処置についての
乏しい候補である。本発明は、METH1およびMETH2がインビトロおよび
インビボの両方で血管形成の強力なインヒビターであることを見出した。MET
H1およびMETH1の利点は、これらのインヒビターは、通常生理学的な血管
形成の抑制に関連し;従ってこれらは、他の血管形成インヒビターよりも、毒性
の欠如および内皮特異性を提供することである。さらに、METH1およびME
TH2は制限された発現パターンを示し、これは器官特異性に可能な利点をを提
供する。
【0431】 従って、本発明のポリペプチドは、癌を処置するために使用され得る。本発明
のMETH1およびMETH2ポリペプチドはまた、血管形成(異常な創傷治癒、炎症、慢
性間接リウマチ、乾癬、子宮内膜出血障害、糖尿病性網膜症、黄斑変性のいくつ
かの形態、血管腫、および動脈−静脈形成異常を含む)に関連する他の障害を有
する個体を処置するために使用され得る。
【0432】 従って、本発明は、個体の血管形成を阻害する方法を提供し、この方法は、こ
のような個体に、このような個体におけるMETH1の活性レベルを増大するた
めに有効な、本発明の単離されたMETH1ポリペプチドの有効量を含む薬学的
組成物を投与する工程を包含する。本発明はまた、個体の血管形成を阻害する方
法を提供し、この方法は、このような個体に、このような個体におけるMETH
2の活性レベルを増大するために有効な、本発明の単離されたMETH2ポリペ
プチドの有効量を含む薬学的組成物を投与する工程を包含する。
【0433】 METH1ポリペプチド(これは、この様式において血管形成を阻害するため
に使用され得る)としては、以下が挙げられる:リーダーを含む寄託されたcD
NAによってコードされるMETH1ポリペプチド;リーダーを含まない寄託さ
れたcDNAによってコードされる成熟METH1ポリペプチド(すなわち、成
熟タンパク質);配列番号2の約1〜約950のアミノ酸を含むポリペプチド;
配列番号2の約2〜約950のアミノ酸を含むポリペプチド;配列番号2の約2
9〜約950のアミノ酸を含むポリペプチド;配列番号2の約30〜約950の
アミノ酸を含むポリペプチド;METH1のメタロプロテアーゼドメイン、配列
番号2のアミノ酸235〜459を含むポリペプチド;METH1のジシンテグ
リン(disintegrin)ドメイン、配列番号2のアミノ酸460〜54
4を含むポリペプチド;METH1の第1のTSP様ドメイン、配列番号2のア
ミノ酸545〜598を含むポリペプチド;METH1の第2のTSP様ドメイ
ン、配列番号2のアミノ酸841〜894を含むポリペプチド;METH1の第
3のTSP様ドメイン、配列番号2のアミノ酸895〜934を含むポリペプチ
ド;配列番号2のアミノ酸536〜613を含むポリペプチド;配列番号2のア
ミノ酸549〜563を含むポリペプチド;配列番号2のアミノ酸542〜89
4を含むポリペプチド;および配列番号2のアミノ酸801〜950を含むポリ
ペプチド。
【0434】 METH2ポリペプチド(これは、この様式において血管形成を阻害するため
に使用され得る)としては、以下が挙げられる:リーダーを含む寄託されたcD
NAによってコードされるMETH2ポリペプチド;リーダーを含まない寄託さ
れたcDNAによってコードされる成熟METH2ポリペプチド(すなわち、成
熟タンパク質);配列番号4の約1〜約890のアミノ酸を含むポリペプチド;
配列番号4の約2〜約890のアミノ酸を含むポリペプチド;配列番号4の約2
24〜約890のアミノ酸を含むポリペプチド;配列番号4の約112〜約89
0のアミノ酸を含むポリペプチド;METH2のメタロプロテアーゼドメイン、
配列番号4のアミノ酸214〜439を含むポリペプチド;METH2のジシン
テグリン(disintegrin)ドメイン、配列番号4のアミノ酸440〜
529を含むポリペプチド;METH2の第1のTSP様ドメイン、配列番号4
のアミノ酸530〜583を含むポリペプチド;METH2の第2のTSP様ド
メイン、配列番号4のアミノ酸837〜890を含むポリペプチド;配列番号4
のアミノ酸280〜606を含むポリペプチド;および配列番号4のアミノ酸5
29〜548を含むポリペプチド。
【0435】 TSP3を欠くMETH1またはMETH2タンパク質;TSP2およびTS
P3を欠くMETH1またはMETH2タンパク質;TSP3、TSP2、およ
びTSP1を欠くMETH1またはMETH2タンパク質;システインリッチな
ドメイン、TSP1、TSP2、およびTSP3を欠くMETH1またはMET
H2タンパク質;メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチなドメイン、
TSP1、TSP2およびTSP3を欠くMETH1またはMETH2タンパク
質;ならびにプロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、システインリッチな
ドメイン、TSP1、TSP2、およびTSP3を欠くMETH1またはMET
H2タンパク質もまた含まれる。最後に、これらのドメインの任意の組合わせも
また好ましい。例えば、METH1のシステインリッチなドメインは、METH
1の 1、2、または3のTSPドメインと組合わされ得る。METH2のシス
テインリッチなドメインは、METH2の1、2、または3のTSPドメインと
組合わされ得る。METH1のメタロプロテアーゼドメインおよびシステインリ
ッチなドメインは、METH1の1、2または3のTSPドメインと組合わされ
得る。METH2のメタロプロテアーゼドメインおよびシステインリッチなドメ
インは、METH2の1、2または3のTSPドメインと組合わされ得る。ME
TH1のプロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、およびシステインリッチ
なドメインは、METH1の1、2または3のTSPドメインと組合わされ得る
。METH2のプロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、およびシステイン
リッチなドメインは、METH2の1、2または3のTSPドメインと組合わさ
れ得る。METH1のシグナル配列、プロドメイン、メタロプロテアーゼドメイ
ン、およびシステインリッチなドメインは、METH1の1、2または3のTS
Pドメインと組合わされ得る。METH2のシグナル配列、プロドメイン、メタ
ロプロテアーゼドメイン、およびシステインリッチなドメインは、METH2の
1、2または3のTSPドメインと組合わされ得る。
【0436】 一般的提案として、用量当り、非経口的に投与されるMETH1またはMET
H2ポリペプチドの合計薬学的有効量は、患者体重の、約1μg/kg/日〜1
0mg/kg/日の範囲にあるが、上記のようにこれは治療的裁量に委ねられる
。より好ましくは、このポリペプチドについて、この用量は、少なくとも0.0
1mg/kg/日、そして最も好ましくはヒトに対して約0.01mg/kg/
日と約1mg/kg/日との間である。連続投与する場合、代表的には、MET
H1またはMETH2ポリペプチドを約1μg/kg/時間〜約50μg/kg
/時間の投薬速度で1日に1〜4回の注射かまたは連続皮下注入(例えばミニポ
ンプを用いる)のいずれかにより投与する。静脈内用バッグ溶液もまた使用し得
る。
【0437】 本発明のMETH1またはMETH2を含有する薬学的組成物を、経口的、直
腸内、非経口的、槽内(intracistemally)、膣内、腹腔内、局
所的(粉剤、軟膏、点滴剤、または経皮パッチによるなど)、口内あるいは経口
または鼻腔スプレーとして投与する。「薬学的に受容可能なキャリア」とは、非
毒性の固体、半固体または液体の充填剤、希釈剤、被包材または任意の型の処方
補助剤を意味する。本明細書中で用いる場合、用語「非経口的」とは、静脈内、
筋肉内、腹腔内、胸骨内、皮下および関節内の注射および注入を含む投与の様式
をいう。
【0438】 (遺伝子治療方法) 本発明の別の局面は、障害、疾患および状態を処置するための遺伝子治療方法
である。この遺伝子治療方法は、本発明のMETH1および/またはMETH2
ポリペプチドの発現を達成するための、核酸(DNA、RNAおよびアンチセン
スDNAまたはRNA)配列の動物への導入に関する。この方法は、標的組織に
よるこのポリペプチドの発現のために必要なプロモータおよび他の任意の遺伝因
子と、作動可能に連結したMETH1および/またはMETH2ポリペプチドを
コードするポリヌクレオチドを必要とする。このような遺伝子治療および送達技
術は当該分野において公知である(例えば、本明細書中に参考として援用される
、WO90/11092を参照のこと)。
【0439】 従って、例えば、患者由来の細胞は、エキソビボでMETH1および/または
METH2ポリヌクレオチドと作動可能に連結したプロモーターを含むポリヌク
レオチド(DNAまたはRNA)を用いて操作され得、次いで、操作された細胞
は、このポリペプチドを用いて処置される患者に提供される。このような方法は
、当該分野において周知である。例えば、Belldegrun,A.ら、J.
Natl.Cancer Inst.85:107−216(1993);Fe
rrantini,M.ら、Cancer Research 53:1107
−1112(1993);Ferrantini,M.ら、J.Immunol
ogy 153:4604−4615(1994);Kaido,T.ら、In
t.J.Cancer 60:221−229(1995);Ogura,H.
ら、Cancer Research 50:5102−5106(1990)
;Santodonato,L.ら、Human Gene Therapy
7:1−10(1996);Santodonato,L.ら、Gene Th
erapy 4:1246−1255(1997);およびZhang,J.−
F.ら、Cancer Gene Therapy 3:31−38(1996
)を参照のこと。これらは、本明細書中に参考として援用される。1つの実施形
態においては、操作される細胞は、動脈細胞である。この動脈細胞は、動脈、動
脈の周囲の組織への直接的な注射を介して、またはカテーテル注入を介して患者
に再導入され得る。
【0440】 以下により詳細に考察されるように、METH1および/またはMETH2ポ
リヌクレオチド構築物は、注射可能な物質を動物の細胞に送達する任意の方法(
例えば、組織(心臓、筋肉、皮膚、肺、肝臓など)の間質空間への注射)により
送達され得る。METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド構築物は
、薬学的に受容可能な液体または水性のキャリア中で送達され得る。
【0441】 1つの実施形態において、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオ
チドは、裸のポリヌクレオチドとして送達される。用語「裸の」ポリヌクレオチ
ド、DNAまたはRNAとは、細胞への侵入を補助し、促進し、または容易にす
るように作用するいかなる送達ビヒクル(ウイルス配列、ウイルス粒子、リポソ
ーム処方物、リポフェクチンまたは沈殿剤などを含む)も含まない配列をいう。
しかし、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチドはまた、当業者
に周知の方法により調製され得るリポソーム処方物中およびリポフェクチン処方
物などにおいて送達され得る。このような方法は、例えば、米国特許第5,59
3,972号、同第5,589,466号および同第5,580,859号(こ
れらは、本明細書中に参考として援用される)に記載される。
【0442】 遺伝子治療方法において使用されるMETH1および/またはMETH2ポリ
ヌクレオチドベクター構築物は、好ましくは、宿主ゲノム中に組み込まれないか
または複製を可能にする配列を含まない構築物である。適切なベクターとしては
、Stratageneから入手可能なpWLNEO、pSV2CAT、pOG
44、pXT1およびpSG;Pharmaciaから入手可能なpSVK3、
pBPV、pMSGおよびpSVL;ならびにInvitrogenから入手可
能なpEF1/V5、pcDNA3.1、およびpRc/CMV2が挙げられる
。他の適切なベクターは、当業者に容易に明らかである。
【0443】 当業者に公知の任意の強力なプロモーターは、METH1および/またはME
TH2DNAの発現を駆動するために用いられ得る。適切なプロモーターとして
は、アデノウイルスプロモーター(例えば、アデノウイルス主要後期プロモータ
ー);または異種プロモーター(例えば、サイトメガロウイルス(CMV)プロ
モーター);RSウイルス(RSV)プロモーター;誘導性プロモーター(例え
ば、MMTプロモーター、メタロチオネインプロモーター);熱ショックプロモ
ーター;アルブミンプロモーター;ApoAIプロモーター;ヒトグロビンプロ
モーター;ウイルスチミジンキナーゼプロモーター(例えば、単純ヘルペスチミ
ジンキナーゼプロモーター);レトロウイルスLTR;b−アクチンプロモータ
ー;およびヒト成長ホルモンプロモーターが挙げられる。このプロモーターはま
た、METH1および/またはMETH2についてネイティブなプロモーターで
あり得る。
【0444】 他の遺伝子治療技術とは異なり、裸の核酸配列を標的細胞に導入する1つの主
要な利点は、その細胞におけるポリヌクレオチド合成の一過性の性質である。研
究によって、非複製DNA配列が細胞に導入されて、6ヶ月までの期間の間、所
望のポリペプチドの産生を提供し得ることが示された。
【0445】 METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド構築物は、動物内の組
織(筋肉、皮膚、脳、肺、肝臓、脾臓、骨髄、胸腺、心臓、リンパ、血液、骨、
軟骨、膵臓、腎臓、胆嚢、胃、腸、精巣、卵巣、子宮、直腸、神経系、眼、腺、
および結合組織を含む)の間隙空間に送達され得る。この組織の間隙空間は、器
官組織の細網線維間の細胞間の液体、ムコ多糖類基質、血管または室の壁におけ
る弾性線維、線維性組織のコラーゲン線維、あるいは結合組織鞘性筋肉細胞(c
onnective tissue ensheathing muscle
cell)内または骨の裂孔中の同じ基質を包含する。これは、同様に、循環の
血漿およびリンパチャネルのリンパ液により占められた空間である。筋肉組織の
間隙空間への送達は、以下で議論される理由のために好ましい。METH1およ
び/またはMETH2ポリヌクレオチド構築物は、これらの細胞を含む組織への
注射によって、好都合に送達され得る。METH1および/またはMETH2ポ
リヌクレオチド構築物は、好ましくは、分化した持続性の非分裂細胞に送達され
、そしてその細胞において発現されるが、送達および発現は、非分化細胞または
完全には分化していない細胞(例えば、血液の幹細胞または皮膚線維芽細胞)に
おいて達成され得る。インビボでの筋肉細胞は、ポリヌクレオチドを取り込み、
そして発現するその能力において、特に適格である。
【0446】 裸の核酸配列注射のために、DNAまたはRNAの有効投薬量は、約0.05
mg/kg体重〜約50mg/kg体重の範囲にある。好ましくは、この投薬量
は、約0.005mg/kg〜約20mg/kgであり、そしてより好ましくは
約0.05mg/kg〜約5mg/kgである。もちろん、当業者が認識するよ
うに、この投薬量は、注射の組織部位に応じて変化する。核酸配列の適切かつ有
効な投薬量は、当業者によって容易に決定され得、そして処置される状態および
投与経路に依存し得る。
【0447】 好ましい投与経路は、組織の間隙空間への非経口注射経路による。しかし、他
の非経口経路もまた用いられ得、これには、例えば、特に、肺または気管支の組
織、咽喉または鼻の粘膜への送達のためのエアロゾル処方物の吸入が挙げられる
。さらに、裸のMETH1および/またはMETH2DNA構築物が、血管形成
術の間にこの手順において用いられるカテーテルによって動脈に送達され得る。
【0448】 裸のポリヌクレオチドは、送達部位での直接の針注射、静脈内注射、局所投与
、カテーテル注入、およびいわゆる「遺伝子銃」を含むがこれらに限定されない
、当該分野で公知の任意の方法によって送達される。これらの送達方法は、当該
分野で公知である。
【0449】 この構築物はまた、ウイルス配列、ウイルス粒子、リポソーム処方物、リポフ
ェクチン、沈殿剤などのような送達ビヒクルを用いて送達され得る。このような
送達方法は、当該分野で公知である。
【0450】 特定の実施形態において、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオ
チド構築物は、リポソーム調製物中で複合体化している。本発明にて使用するた
めのリポソーム調製物は、カチオン性(正に荷電した)、アニオン性(負に荷電
した)および中性の調製物を包含する。しかしながら、カチオン性リポソームと
ポリアニオン性核酸との間で強固な荷電複合体を形成し得るので、カチオン性リ
ポソームが特に好ましい。カチオン性リポソームは、機能的形態において、プラ
スミドDNA(本明細書中で参考として援用される、Felgnerら、Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA(1987)84:7413〜741
6);mRNA(本明細書中で参考として援用される、Maloneら、Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA(1989)86:6077〜608
1);および精製された転写因子(本明細書中で参考として援用される、Deb
sら、J.Biol.Chem.(1990)265:10189〜10192
)の細胞内送達を媒介することが示されている。
【0451】 カチオン性リポソームは容易に入手可能である。例えば、N[1−2,3−ジ
オレイルオキシ)プロピル]−N,N,N−トリエチルアンモニウム(DOTM
A)リポソームは特に有用であり、そして商標LipofectinのもとにG
IBCO BRL,Grand Island,N.Y.より入手可能である(
本明細書中で参考として援用される、Felgnerら、Proc.Natl.
Acad.Sci.USA(1987)84:7413〜7416をもまた参照
のこと)。他の市販のリポソームとしては、トランスフェクテース(trans
fectace)(DDAB/DOPE)およびDOTAP/DOPE(Boe
hringer)が挙げられる。
【0452】 当該分野で周知の技術を使用して、他のカチオン性リポソームを、容易に入手
可能な物質より調製し得る。DOTAP(1,2−ビス(オレオイルオキシ)−
3−(トリメチルアンモニオ)プロパン)リポソームの合成の記述に関して、例
えばPCT公開第WO 90/11092号(本明細書中で参考として援用され
る)を参照のこと。DOTMAリポソームの調製は文献にて説明されており、例
えば、本明細書中で参考として援用される、P.Felgnerら、Proc.
Natl.Acad.Sci.USA、84:7413〜7417を参照のこと
。類似した方法を使用して、他のカチオン性脂質物質よりリポソームを調製し得
る。
【0453】 同様に、アニオン性リポソームおよび中性リポソームは、例えば、Avant
i Polar Lipids(Birmingham,Ala.)から容易に
入手可能であり、または容易に入手可能な物質を使用して簡単に調製され得る。
そのような物質としてはとりわけ、ホスファチジルコリン、コレステロール、ホ
スファチジルエタノールアミン、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC
)、ジオレオイルホスファチジルグリセロール(DOPG)、ジオレオイルホス
ファチジルエタノールアミン(DOPE)が挙げられる。これらの物質はまた、
DOTMA出発物資およびDOTAP出発物質と適切な割合において混合され得
る。これらの物質を使用してリポソームを生成する方法は、当該分野で周知であ
る。
【0454】 例えば、商業的に、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)、ジオレ
オイルホスファチジルグリセロール(DOPG)、およびジオレオイルホスファ
チジルエタノールアミン(DOPE)を種々の組み合わせにおいて使用し、コレ
ステロールを添加してもしなくても、従来のリポソームを生成し得る。従って、
例えば、超音波処理バイアル中への窒素ガス流下で、各50mgのDOPGおよ
びDOPCを乾燥することにより、DOPG/DOPC小胞を調製し得る。この
サンプルを一晩真空ポンプ下に置き、そして次の日、脱イオン水で水和する。次
いで、浴を、15ECで循環させながら、最大設定にて、逆位カップ(浴タイプ
)プローブを装備したHeat Systems モデル350超音波処理器を
使用して、このサンプルを栓をしたバイアル中にて2時間超音波処理する。ある
いは、負に荷電した小胞を、超音波処理なしで調製して多重膜小胞を生成し得る
か、または核孔膜(nucleopore membrane)を通して押し出
すことにより別々の大きさの単膜小胞を生成し得る。他の方法は、当業者に公知
でありそして利用可能である。
【0455】 このリポソームとしては、多重膜小胞(MLV)、小さな単膜小胞(SUV)
または大きな単膜小胞(LUV)が挙げられ得、SUVが好ましい。当該分野で
周知の方法を使用して、種々のリポソーム−核酸複合体が調製される。例えば、
本明細書中で参考として援用される、Straubingerら、Method
s of Immunology(1983)、101:512〜527を参照
のこと。例えば、核酸を含有するMLVは、ガラスチューブの壁面にリン脂質の
薄膜を堆積させ、そしてその後、カプセル化されるべき物質の溶液で水和するこ
とによって調製され得る。SUVはMLVの長期超音波処理により調製され、単
膜リポソームの均質集団を生成する。封入されるべき物質を、予め形成されたM
LVの懸濁液に添加し、次いで、超音波処理する。カチオン性脂質を含むリポソ
ームを使用する場合、乾燥した脂質膜を、滅菌水または10mM Tris/N
aClのような等張性緩衝溶液のような適切な溶液中に再懸濁し、超音波処理し
、次いで、予め形成されたリポソームをDNAと直接混合する。正に荷電したリ
ポソームのカチオン性DNAへの結合に起因して、リポソームおよびDNAは非
常に安定な複合体を形成する。SUVは、小核酸フラグメントを用いての用途を
見出す。LUVは、当該分野で周知の多くの方法により調製される。一般に使用
される方法としては、Ca2+−EDTAキレート化(Papahadjopou
losら、Biochim.Biophys.Acta(1975)394:4
83;Wilsonら、Cell(1979)17:77);エーテル注入(D
eamer,D.およびBangham,A.、Biochim.Biophy
s.Acta(1976)443:629;Ostroら、Biochem.B
iophys.Res.Commum.(1977)76:836;Frale
yら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1979)76:33
48);界面活性剤透析(Enoch,H.およびStrittmatter,
P.、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1979)76:14
5);および逆相エバポレーション(REV)(Fraleyら、J.Biol
.Chem.(1980)255:10431;Szoka、F.およびPap
ahadjopuolos,D.、Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA(1978)75:145;Schaefer−Ridderら、Scie
nce(1982)215:166)が挙げられ、これらの文献は本明細書中で
参考として援用される。
【0456】 一般に、DNAのリポソームに対する割合は約10:1から約1:10までで
ある。好ましくは、その割合(ration)は約5:1から約1:5までであ
る。より好ましくは、その割合は約3:1から約1:3までである。さらにより
好ましくは、その割合は約1:1である。
【0457】 米国特許第5,676,954号(本明細書中で参考として援用される)はカ
チオン性リポソームキャリアと複合体化された遺伝物質のマウスへの注入につい
て報告する。米国特許第4,897,355号、同第4,946,787号、同
第5,049,386号、同第5,459,127号、同第5,589,466
号、同第5,693,622号、同第5,580,859号、同第5,703,
055号および国際公開第WO94/9469号(これらは本明細書中で参考と
して援用される)は、DNAを細胞および哺乳動物にトランスフェクトする際に
使用するためのカチオン性脂質を提供する。米国特許第5,589,466号、
同第5,693,622号、同第5,580,859号、同第5,703,05
5号および国際公開第WO94/9469号(これらは本明細書中で参考として
援用される)は、DNA−カチオン性脂質複合体を哺乳動物に送達する方法を提
供する。
【0458】 特定の実施形態において、METH1および/またはMETH2をコードする
配列を含むRNAを含むレトロウイルス粒子を使用して、エキソビボまたはイン
ビボで細胞を操作する。レトロウイルスプラスミドベクターを誘導し得るレトロ
ウイルスとしては、モロニーマウス白血病ウイルス、脾臓壊死ウイルス、ラウス
肉腫ウイルス、ハーベイ肉腫ウイルス、ニワトリ白血病ウイルス、テナガザル白
血病ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、骨髄増殖性肉腫ウイルス、および乳癌ウ
イルスが挙げられるが、これらに限定されない。
【0459】 このレトロウイルスプラスミドベクターを使用して、パッケージング細胞株を
形質導入し、プロデューサー細胞株を形成する。トランスフェクトされ得るパッ
ケージング細胞株の例としては、その全体が本明細書中で参考として援用される
、Miller、Human Gene Theapy、1:5〜14(199
0)にて記載されるようなPE501、PA317、R−2、R−AM、PA1
2、T19−14X、VT−19−17−H2、RCRE、RCRIP、GP+
E−86、GP+envAm12およびDAN細胞株が挙げられるが、これらに
限定されない。このベクターは、当該分野で公知の任意の手段により、パッケー
ジング細胞を形質導入し得る。そのような手段としては、エレクトロポレーショ
ン、リポソームの使用、およびCaPO4沈殿が挙げられるが、それらに限定さ
れない。1つの代替法において、このレトロウイルスプラスミドベクターをリポ
ソームにカプセル化するか、または脂質に結合して、次いで宿主に投与し得る。
【0460】 このプロデューサー細胞株は、METH1および/またはMETH2をコード
するポリヌクレオチドを含む感染性レトロウイルスベクター粒子を産生する。次
いで、そのようなレトロウイルスベクター粒子を使用して、インビトロまたはイ
ンビボのどちらかにおいて、真核生物細胞を形質導入し得る。この形質導入され
た真核生物細胞は、METH1および/またはMETH2を発現する。
【0461】 特定の他の実施形態において、アデノウイルスベクター中に含まれるMETH
1および/またはMETH2ポリヌクレオチドを用いて、エキソビボまたはイン
ビボで細胞を操作する。アデノウイルスは、それがMETH1および/またはM
ETH2をコードし、そして発現し、それと同時に通常の溶解性ウイルス生活環
にて複製するその能力に関して不活性化されるように操作され得る。アデノウイ
ルス発現は、そのウイルスDNAの宿主細胞染色体への組み込み無しに達成され
、その結果、挿入性変異誘発についての心配が軽減される。さらに、アデノウイ
ルスは、何年もの間、腸の生ワクチンとして優れた安全側面を伴って使用されて
いる(Schwartzet A.R.ら、(1974)Am.Rev.Res
pir.Dis.、109:233−238)。最終的に、アデノウイルス媒介
性遺伝子移入が、コトン(cotton)ラットの肺へのα−1−アンチトリプ
シンおよびCFTRの移入を含む多くの例において実証されている(Rosen
feldら、Science、252:431〜434(1991);Rose
nfeldら、Cell、68:143〜155(1992))。さらに、ヒト
癌における原因物質としてアデノウイルスを確立しようとする広範な研究は、一
様に否定的であった(Greenら Proc.Natl.Acad.Sci.
USA,76:6606(1979))。
【0462】 本発明において有用である適切なアデノウイルスベクターが、例えば、Koz
arskyおよびWilson、Curr.Opin.Genet.Devel
.、3:499〜503(1993);Rosenfeldら、Cell、68
:143〜155(1992);Engelhardtら、Human Gen
et.Ther.、4:759〜769(1993);Yangら、Natur
e Genet、7:362〜369(1994);Wilsonら、Natu
re、365:691〜692(1993);および米国特許第5,652,2
24号に記載されており、これらは本明細書中で参考として援用される。例えば
、アデノウイルスベクターAd2が有用であり、そしてヒト293細胞にて増殖
され得る。これらの細胞は、アデノウイルスのE1領域を含み、そして構成的に
ElaおよびElbを発現し、このことは、このベクターから欠失している遺伝
子の産物を提供することによって欠損アデノウイルスを補完する。Ad2に加え
て、他の多様なアデノウイルス(例えば、Ad3、Ad5、およびAd7)もま
た、本発明において有用である。
【0463】 好ましくは、本発明において使用されるアデノウイルスは、複製欠損性である
。複製欠損アデノウイルスは、感染性粒子を形成するために、ヘルパーウイルス
および/またはパッケージング細胞株の助けを必要とする。得られたウイルスは
、細胞に感染する能力があり、そしてプロモーターに作動可能に連結された目的
のポリヌクレオチドを発現し得るが、ほとんどの細胞にて複製し得ない。複製欠
損アデノウイルスは、次の遺伝子:E1a、E1b、E3、E4、E2aまたは
L1からL5までのすべてまたは一部のうちの1つ以上にて欠失され得る。
【0464】 特定の他の実施形態において、アデノ随伴ウイルス(AAV)を使用して、エ
キソビボまたはインビボでこの細胞を操作する。AAVは、感染性粒子を生成す
るためにヘルパーウイルスを必要とする、天然に存在する欠損ウイルスである(
Muzyczka,Curr.Topics in Microbiol.Im
munol.,158:97(1992))。AAVはまた、分裂中ではない細
胞の中にそのDNAを組み込み得る数少ないウイルスの中の1つである。300
塩基対程度の小さいAAVを含むベクターがパッケージされ得、そして組み込み
得るが、外来性DNAのためのスペースは約4.5kbに限られる。そのような
AAVの生成および使用の方法は当該分野で公知である。例えば、米国特許第5
,139,941号、同第5,173,414号、同第5,354,678号、
同第5,436,146号、同第5,474,935号、同第5,478,74
5号および同第5,589,377号を参照のこと。
【0465】 例えば、本発明において使用するために適切なAAVベクターは、DNA複製
、キャプシド形成、および宿主細胞組み込みに必要な配列すべてを含む。Sam
brookら、Molecular Cloning:A Laborator
y Manual、Cold Spring Harbor Press(19
89)において見い出される方法のような、標準的クローニング方法を使用して
、METH1および/またはMETH2ポリヌクレオチド構築物を、このAAV
ベクターに挿入する。次いで、リポフェクション、エレクトロポレーション、リ
ン酸カルシウム沈殿などを含む、任意の標準的技術を使用して、この組み換えA
AVベクターを、ヘルパーウイルスに感染しているパッケージング細胞にトラン
スフェクトする。適切なヘルパーウイルスとしては、アデノウイルス、サイトメ
ガロウイルス、ワクシニアウイルス、またはヘルペスウイルスが挙げられる。一
旦パッケージング細胞がトランスフェクトおよび感染されると、それらはMET
H1および/またはMETH2ポリヌクレオチド構築物を含む感染性AAVウイ
ルス粒子を生成する。次いで、エキソビボまたはインビボのいずれかで、これら
のウイルス粒子を使用して真核生物細胞を形質導入する。この形質導入細胞は、
そのゲノムに組み込まれたMETH1および/またはMETH2ポリヌクレオチ
ド構築物を含み、そしてMETH1および/またはMETH2を発現する。
【0466】 遺伝子治療の別の方法は、相同組み換え(例えば、米国特許第5,641,6
70号、1997年6月24日発行;国際公開第WO96/29411号、19
96年9月26日公開;国際公開第WO94/12650号、1994年8月4
日公開;Kollerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、8
6:8932〜8935(1989);およびZijlstraら、Natur
e、342:435〜438(1989)を参照のこと)を介して、異種制御領
域および内在性ポリヌクレオチド配列(例えば、METH1および/またはME
TH2配列をコードしている配列)を作動可能に連結する工程を含む。この方法
は、標的細胞中に存在しているが、通常はその細胞中で発現しないかまたは所望
するよりも低いレベルで発現する、遺伝子の活性化を含む。
【0467】 当該分野で既知の標準的技術を使用して、ポリヌクレオチド構築物を作製する
。この構築物は、プロモーターを、そのプロモーターに隣接した標的化配列とと
もに含む。適切なプロモーターが、本明細書中に記載されている。標的化配列は
、内在性配列に対して十分に相補的であり、プロモーター−標的化配列と内在性
配列との相同組換えを可能にする。標的化配列は、所望される内在性ポリヌクレ
オチド配列のMETH1および/またはMETH2の5’末端の十分近くに存在
し、それゆえ、相同組換えに際して、プロモーターは、内在性配列に作動可能に
連結される。
【0468】 このプロモーターおよび標的化配列は、PCRを使用して増幅され得る。好ま
しくは、この増幅されたプロモーターは、5’末端および3’末端に別の制限酵
素部位を含む。好ましくは、第1の標的化配列の3’末端は、増幅されたプロモ
ーターの5’末端と同じ制限酵素部位を含み、そして第2の標的化配列の5’末
端は、増幅されたプロモーターの3’末端と同じ制限部位を含む。増幅されたプ
ロモーターおよび標的化配列を消化し、そしてともに連結する。
【0469】 裸のポリヌクレオチドとしてか、もしくは上記により詳細に記載されるような
リポソーム、ウイルス配列、ウイルス粒子、ウイルス全体、リポフェクション、
沈殿剤などのようなトランスフェクション促進剤と一緒にかのいずれかで、この
プロモーター−標的化配列構築物を細胞に送達する。直接針注射、静脈内注射、
局所投与、カテーテル注入、粒子加速器などを含む任意の方法により、Pプロモ
ーター−標的化配列を送達し得る。この方法を、下記により詳細に記載する。
【0470】 プロモーター−標的化配列構築物は、細胞により取り込まれる。この構築物と
内在性配列との間に相同組換えが起こり、その結果、内在性METH1および/
またはMETH2配列は、このプロモーターの制御下に配置される。次いで、こ
のプロモーターは、内在性METH1および/またはMETH2配列の発現を駆
動する。
【0471】 METH1および/またはMETH2をコードするポリヌクレオチドは、他の
タンパク質をコードする他のポリヌクレオチドと共に投与され得る。このような
タンパク質としては、酸性および塩基性増殖因子、VEGF−1、VEGF−2
、VEGF−3、VEGF−E、PIGF1および2、上皮成長因子αおよびβ
、血小板由来内皮細胞成長因子、血小板由来成長因子αおよびβ、腫瘍壊死因子
α、肝細胞増殖因子、インスリン様増殖因子、コロニー刺激因子、マクロファー
ジコロニー刺激因子、顆粒球/マクロファージコロニー刺激因子、および一酸化
窒素シンセターゼが挙げられるが、これらに限定されない。
【0472】 好ましくは、本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、そのタ
ンパク質の分泌を促進する分泌シグナル配列を含む。代表的に、このシグナル配
列は、ポリヌクレオチドのコード領域の5’末端に向かってかまたは5’末端で
発現される、そのポリヌクレオチドのコード領域に位置する。このシグナル配列
は、目的のポリヌクレオチドに対して同種または異種であり得、そしてトランス
フェクトされる細胞に対して同種または異種であり得る。さらに、当該分野で公
知の方法を使用して、このシグナル配列は化学合成され得る。
【0473】 その投与様式によって、治療効果を提供するのに十分な量にて1つ以上の分子
が発現される限り、上記の任意のポリヌクレオチド構築物の任意の投与様式が使
用され得る。これは、直接針注入、全身注射、カテーテル注入、バイオリスティ
ック(biolystic)注射器、粒子加速器(すなわち、「遺伝子銃」)、
ゲルフォームスポンジデポー(depot)、他の市販デポー(depot)物
質、浸透圧ポンプ(例えば、Alzaミニポンプ)、経口用または坐剤用の固形
(錠剤または丸剤)薬学的処方物、および手術中のデカンティングまたは局所適
用を含む。例えば、ラット肝臓およびラット脾臓へのリン酸カルシウム沈殿した
裸のプラスミドの直接注入、または門脈へのタンパク質被覆プラスミド直接注入
は、ラット肝臓における外来遺伝子の遺伝子発現をもたらした(Kanedaら
、Science、243:375(1989))。
【0474】 局所投与の好ましい方法は、直接注射によるものである。好ましくは、送達ビ
ヒクルと複合体を形成した本発明の組換え分子は、動脈領域中に直接注入により
投与されるか、または動脈領域内部に局所投与される。動脈領域内部での組成物
の局所投与とは、その組成物を動脈内に数センチメートル、好ましくは数ミリメ
ートルで注射することをいう。
【0475】 局所投与の別の方法は、外科的創傷内またはその周辺に本発明のポリヌクレオ
チド構築物を接触させることである。例えば、患者は手術を経験し得、そしてこ
のポリヌクレオチド構築物を創傷内部の組織表面上に被覆され得るか、またはそ
の構築物を創傷内部の組織領域に注射され得る。
【0476】 全身投与に有用な治療組成物は、本発明の標的化された送達ビヒクルと複合体
を形成した本発明の組換え分子を含む。全身投与で使用するために適切な送達ビ
ヒクルは、特定部位に対してそのビヒクルを標的化するリガンドを含むリポソー
ムを含む。
【0477】 全身投与の好ましい方法としては、静脈内注射、エアロゾル、経口および経皮
(局所的)送達が挙げられる。当該分野で標準的な方法を使用して、静脈内注射
が実行され得る。当該分野で標準的な方法を使用して、エアロゾル送達もまた実
行され得る(例えば、本明細書中で参考として援用される、Stribling
ら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、189:11277〜1
1281(1992)を参照のこと)。動物の腸内の消化酵素による分解に耐え
る能力をもつキャリアに対して本発明のポリヌクレオチド構築物が複合体を形成
することにより、経口送達は実行され得る。そのようなキャリアの例としては、
当該分野で公知であるもののような、プラスチックカプセルまたは錠剤が挙げら
れる。皮膚内へ通過可能な親油性試薬(例えば、DMSO)と本発明のポリヌク
レオチド構築物を混合することによって、局所的送達は実行され得る。
【0478】 送達される物質の有効量を決定することは、例えば、その物質の化学構造およ
び生物学的活性、動物の年齢および体重、処置を必要とする正確な状態およびそ
の重症度、ならびに投与経路を含む、多数の因子に依存し得る。処置の頻度は、
1用量あたりの投与されるポリヌクレオチド構築物の量ならびに被験体の健康お
よび病歴のような多くの因子に依存する。正確な量、投薬回数および投薬のタイ
ミングは、主治医または主治獣医により決定される。
【0479】 本発明の治療的組成物は、任意の動物に、好ましくは哺乳動物および鳥類に投
与され得る。好ましい哺乳動物としては、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、
ウサギ、ヒツジ、ウシ、ウマおよびブタが挙げられ、ヒトが特に好ましい。
【0480】 特定の実施形態において、抗体またはその機能的誘導体をコードする配列を含
む核酸は、本発明のポリペプチドの異常な発現および/または活性に関連した疾
患または障害を処置、阻害または予防するために、遺伝子治療の目的で投与され
る。遺伝子治療とは、発現したか、または発現可能な核酸の、被験体への投与に
より行われる治療をいう。本発明のこの実施形態において、核酸は、それらのコ
ードされたタンパク質を産生し、そのタンパク質は治療効果を媒介する。
【0481】 当該分野で利用可能な遺伝子治療のための任意の方法は、本発明に従って使用
され得る。例示的な方法が以下に記載される。
【0482】 遺伝子治療の方法の一般的な概説については、Goldspielら,Cli
nical Pharmacy 12:488−505(1993);Wuおよ
びWu,Biotherapy 3:87−95(1991);Tolstos
hev,Ann.Rev.Pharmacol.Toxicol.32:573
−596(1993);Mulligan,Science 260:926−
932(1993);ならびにMorganおよびAnderson,Ann.
Rev.Biochem.62:191−217(1993);May,TIB
TECH 11(5):155−215(1993)を参照のこと。使用され得
る、組換えDNA技術分野において一般的に公知である方法は、Ausubel
ら(編),Current Protocols in Molecular
Biology,John Wiley&Sons,NY(1993);および
Kriegler,Gene Transfer and Expressio
n,A Laboratory Manual,Stockton Press
,NY(1990)に記載される。
【0483】 好ましい局面において、化合物は抗体をコードする核酸配列を含有し、上記核
酸配列は、適切な宿主において、抗体、またはそのフラグメントもしくはキメラ
タンパク質、あるいはその重鎖もしくは軽鎖を発現する発現ベクターの一部であ
る。特に、このような核酸配列は、抗体コード領域に作動可能に連結したプロモ
ーターを有し、上記プロモーターは誘導性であるかまたは構成性であり、そして
必要に応じて組織特異的である。別の特定の実施形態においては、抗体をコード
する配列および任意の他の所望の配列がゲノム中の所望の部位での相同組換えを
促進する領域に隣接した核酸分子が使用され、従って抗体をコードする核酸の染
色体内の発現を提供する(KollerおよびSmithies,Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 86:8932−8935(1989);
Zijlstraら,Nature 342:435−438(1989))。
特定の実施形態において、発現した抗体分子は単鎖抗体であるか;あるいはこの
核酸配列は、この抗体の重鎖および軽鎖の両方をコードする配列またはそのフラ
グメントを含む。
【0484】 核酸の患者への送達は、直接的(この場合、患者は核酸または核酸保有ベクタ
ーに直接的に曝される)か、または間接的(この場合、細胞は最初にインビトロ
で核酸で形質転換され、次いで患者に移植される)のいずれかであり得る。これ
らの2つのアプローチは、インビボ遺伝子治療として、またはエキソビボ遺伝子
治療としてそれぞれ公知である。
【0485】 特定の実施形態において、核酸配列はインビボで直接的に投与され、そこで核
酸配列は発現されて、コードされた生成物を産生する。これは、当該分野で公知
の多数の方法(例えば、それらを適切な核酸発現ベクターの一部分として構築し
、そしてそれを(例えば、欠損性または弱毒化したレトロウイルスまたは他のウ
イルスベクター(米国特許第4,980,286号を参照のこと)を用いる感染
により)細胞内になるように投与することにより、あるいは、裸のDNAの直接
注射により、あるいは、微粒子ボンバードメント(例えば、遺伝子銃;Biol
istic、Dupont)の使用により、あるいは脂質または細胞表面のレセ
プターでコーティングするか、もしくは薬剤をトランスフェクトすることにより
、あるいは、リポソーム、微粒子、またはマイクロカプセル中へのカプセル化に
より、あるいは、それらを核に入ることが公知であるペプチドと結合させて投与
することにより、レセプター媒介のエンドサイトーシスを受けるリガンドと結合
させて投与することにより(例えば、WuおよびWu,J.Biol.Chem
.262:4429−4432(1987)を参照のこと)(レセプターを特異
的に発現する細胞の型を標的にするために用いられ得る)などのいずれかにより
達成され得る。別の実施形態において、核酸−リガンド複合体が形成され得、こ
こで、このリガンドはエンドソームを破壊するフソジェニック(fusogen
ic)ウイルス性ペプチドを含み、この核酸がリソゾーム分解を回避することを
可能にする。さらに別の実施形態において、核酸は、特定のレセプターを標的化
することにより、細胞特異的な取り込みおよび発現についてインビボで標的化さ
れ得る(例えば、PCT公開第WO92/06180号;同第WO92/226
35号;同第WO92/20316号;同第WO93/14188号、同第WO
93/20221号を参照のこと)。あるいは、核酸は、細胞内部に導入され得
、そして相同組換えにより、発現のために宿主細胞DNA中に組み込まれ得る(
KollerおよびSmithies,Proc.Natl.Acad.Sci
.USA 86:8932−8935(1989);Zijlstraら,Na
ture 342:435−438(1989))。
【0486】 特定の実施形態において、本発明の抗体をコードする核酸配列を含むウイルス
ベクターが使用される。例えば、レトロウイルスベクターが用いられ得る(Mi
llerら,Meth.Enzymol.217:581−599(1993)
を参照のこと)。これらのレトロウイルスベクターは、ウイルス性ゲノムの正確
なパッケージングおよび宿主細胞DNAへの正確な組込みのために必要な構成要
素を含む。遺伝子治療において使用される抗体をコードする核酸配列は、一つ以
上のベクター中にクローニングされ、これは、患者内への遺伝子の送達を容易に
する。レトロウイルスベクターに関するさらなる詳細は、Boesenら,Bi
otherapy 6:291−302(1994)(これは、幹細胞を化学療
法に対してより耐性にするために、mdr1遺伝子を造血性幹細胞に送達するた
めの、レトロウイルスベクターの使用を記載する)に見出され得る。遺伝子治療
におけるレトロウイルスベクターの使用を説明する他の参考文献は、以下である
:Clowesら,J.Clin.Invest.93:644−651(19
94);Kiemら,Blood 83:1467−1473(1994);S
almonsおよびGunzberg,Human Gene Therapy
4:129−141(1993);ならびにGrossmanおよびWils
on,Curr.Opin.in Genetics and Devel.3
:110−114(1993)。
【0487】 アデノウイルスは、遺伝子治療において使用され得る他のウイルスベクターで
ある。アデノウイルスは、特に、気道上皮へ遺伝子を送達するための魅力的なビ
ヒクルである。アデノウイルスは、自然に気道上皮に感染し、そこで軽い疾患を
起こす。アデノウイルスベースの送達システムの他の標的は、肝臓、中枢神経系
、内皮細胞、および筋肉である。アデノウイルスは、非分裂細胞を感染すること
ができるという利点を有する。KozarskyおよびWilson,Curr
ent Opinion in Genetics and Developm
ent 3:499−503(1993)は、アデノウイルスベースの遺伝子治
療の概説を示す。Boutら,Human Gene Therapy 5:3
−10(1994)は、アカゲザルの気道上皮に遺伝子を移すためのアデノウイ
ルスベクターの使用を示した。遺伝子治療におけるアデノウイルスの使用の他の
例は、Rosenfeldら,Science 252:431−434(19
91);Rosenfeldら,Cell 68:143−155(1992)
;Mastrangeliら,J.Clin.Invest.91:225−2
34(1993);PCT公開第WO94/12649号;およびWangら,
Gene Therapy 2:775−783(1995)に見出され得る。
好ましい実施形態において、アデノウイルスベクターが使用される。
【0488】 アデノ随伴ウイルス(AAV)はまた、遺伝子治療における使用が提案されて
きた(Walshら,Proc.Soc.Exp.Biol.Med.204:
289−300(1993);米国特許第5,436,146号)。
【0489】 遺伝子治療への別のアプローチは、エレクトロポレーション、リポフェクショ
ン、リン酸カルシウム媒介トランスフェクション、またはウイルス感染のような
方法により、組織培養中の細胞へ遺伝子を移入する工程を包含する。通常、移入
の方法は、選択可能なマーカーの細胞への移入を含む。次いで、細胞は、移入さ
れた遺伝子を取り込みそして発現する細胞を単離するために選沢下に置かれる。
次いで、それらの細胞は患者に送達される。
【0490】 この実施形態においては、得られた組換え細胞のインビボ投与の前に、核酸が
細胞に導入される。このような導入は、当該分野において公知の任意の方法によ
り実施され得、それらの方法としては以下が挙げられるが、これらに限定されな
い:トランスフェクション、エレクトロポレーション、マイクロインジェクショ
ン、核酸配列を含むウイルスベクターまたはバクテリオファージベクターでの感
染、細胞融合、染色体媒介の遺伝子移入、マイクロセル媒介の遺伝子移入、スフ
ェロプラスト融合など。外来遺伝子の細胞への導入については、当該分野におい
て多数の技術が公知であり(例えば、LoefflerおよびBehr,Met
h.Enzymol.217:599−618(1993);Cohenら,M
eth.Enzymol.217:618−644(1993);Cline,
Pharmac.Ther.29:69−92m(1985)を参照のこと)、
そしてレシピエント細胞の必要な発生的および生理学的機能が破壊されないなら
ば、本発明に従って使用され得る。この技術は、細胞への核酸の安定した移入を
提供するべきであり、その結果、この核酸は、細胞により発現可能であり、好ま
しくは、その細胞の子孫により遺伝性でかつ発現可能である。
【0491】 得られた組換え細胞は、当該分野において公知の様々な方法により、患者へ送
達され得る。組換え血球(例えば、造血幹細胞または造血前駆細胞)は、好まし
くは、静脈内に投与される。使用が考えられる細胞の量は、所望の効果、患者の
状態などに依存し、当業者により決定され得る。
【0492】 遺伝子治療の目的のために核酸が導入され得る細胞は、任意の所望の入手可能
な細胞型を包含し、以下を含むがそれらに限定されない:上皮細胞、内皮細胞、
ケラチノサイト、線維芽細胞、筋肉細胞、肝細胞;Tリンパ球、Bリンパ球、単
球、マクロファージ、好中球、好酸球、巨核球、顆粒球のような血球;様々な幹
細胞または前駆細胞、特に、造血幹細胞または造血前駆細胞(例えば、骨髄、臍
帯血、末梢血、胎児の肝臓などから得られるような細胞)。
【0493】 好ましい実施形態において、遺伝子治療に使用される細胞は、患者に対して自
己である。
【0494】 遺伝子治療において組換え細胞が使用される実施形態において、抗体をコード
する核酸配列は、細胞またはそれらの子孫により核酸配列が発現可能であるよう
に細胞に導入され、そして次いで組み換え細胞は、治療的効果のためにインビボ
で投与される。具体的な実施形態において、幹細胞または前駆細胞が用いられる
。インビトロで単離され得、そしてインビトロで維持され得る任意の幹細胞およ
び/または前駆細胞は、本発明のこの実施形態に従って潜在的に使用され得る(
例えば、PCT公開第WO94/08598号:StempleおよびAnde
rson,Cell 71:973−985(1992);Rheinwald
,Meth.Cell Bio.21A:229(1980);ならびにPit
telkowおよびScott,Mayo Clinic Proc.61:7
71(1986)を参照のこと)。
【0495】 具体的な実施形態において、遺伝子治療の目的で導入されるべき核酸は、コー
ド領域に作動可能に連結された誘導性プロモーターを含有し、その結果、核酸の
発現は、適切な転写誘導因子の存在または不在を制御することにより制御可能で
ある。
【0496】 本発明の化合物または薬学的組成物は、ヒトにおいて使用する前に、好ましく
は、所望の治療活性または予防的活性について、インビトロで試験され、次いで
、インビボで試験される。例えば、化合物または薬学的組成物の治療的または予
防的利用を実証するためのインビトロアッセイは、細胞株または患者の組織サン
プルにおける化合物の効果を含む。細胞株および/または組織サンプルに関する
化合物または組成物の効果は、当業者に公知の技術を利用して決定され、この技
術としては、ロゼット形成アッセイおよび細胞溶解アッセイが挙げられるが、こ
れらに限定されない。本発明に従って、特定の化合物の投与が示されるか否かを
決定するために使用され得るインビトロアッセイとしては、患者組織サンプルが
、培養中で増殖し、そして化合物に曝されるかまたはそうでなければ化合物を投
与されるインビトロ細胞培養アッセイが挙げられ、そして組織におけるこのよう
な化合物の効果が、観測される。
【0497】 (治療的/予防的な投与および組成物) 本発明は、被験体への有効量の本発明の化合物または薬学的組成物、好ましく
は本発明の抗体の投与による処置、阻害および予防の方法を提供する。好ましい
局面において、化合物は実質的に精製される(例えば、その効果を制限するかま
たは望ましくない副作用を生じる物質は実質的にない)。被験体は好ましくは、
ウシ、ブタ、ウマ、ニワトリ、ネコ、イヌなどの動物が挙げられるがそれらに限
定されない動物であり、そして好ましくは哺乳動物であり、そして最も好ましく
はヒトである。
【0498】 化合物が核酸または免疫グロブリンを含む場合に使用され得る処方および投与
方法は、上記に記載され;さらなる適切な処方および投与経路は、本明細書中で
以下に記載されたものの中から選択され得る。
【0499】 様々な送達システムが公知であり、そして本発明の化合物を投与するために用
いられ得る(例えば、リポソーム、微粒子、マイクロカプセル、この化合物の発
現が可能な組換え細胞中でのカプセル化、レセプター媒介エンドサイトーシス(
例えば、WuおよびWu,J.Biol.Chem.262:4429−443
2(1987)を参照のこと)、レトロウイルスまたは他のベクターの一部とし
ての核酸の構築など)。導入方法としては、皮内、筋内、腹腔内、静脈内、皮下
、鼻腔内、硬膜外、および経口経路が挙げられるがそれらに限定されない。化合
物または組成物は、任意の好都合な経路により(例えば、注入またはボーラス注
射により、上皮または粘膜内層(例えば、口腔粘膜、直腸粘膜および腸粘膜など
)を通しての吸収により)投与され得、そして他の生物学的に活性な薬剤と一緒
に投与され得る。投与は、全身的または局所的であり得る。さらに、本発明の薬
学的化合物または組成物を、任意の適切な経路(脳室内注射および髄腔内注射を
包含し;脳室内注射は、例えば、Ommayaリザーバのようなリザーバに取り
付けられた脳室内カテーテルにより容易にされ得る)により中枢神経系に導入す
ることが望まれ得る。例えば、吸入器または噴霧器の使用、およびエアゾール化
剤を用いた処方により、肺投与もまた使用され得る。
【0500】 具体的な実施形態において、本発明の薬学的化合物または組成物を、処置の必
要な領域に局所的に投与することが望まれ得る;これは、制限する目的ではない
が、例えば、手術中の局部注入、局所適用(例えば、手術後の創傷包帯との組み
合わせて)により、注射により、カテーテルにより、坐剤により、またはインプ
ラント(このインプラントは、シアラスティック(sialastic)膜のよ
うな膜または繊維を含む、多孔性、非多孔性、または膠様材料である)により達
成され得る。好ましくは、抗体を含む本発明のタンパク質を投与する際、タンパ
ク質が吸収されない材料を使用するために注意が払われなければならない。
【0501】 別の実施形態において、化合物または組成物は、小胞、特に、リポソーム中へ
送達され得る(Langer,Science 249:1527−1533(
1990);Treatら,Liposomes in the Therap
y of Infectious Disease and Cancer,L
opez−BeresteinおよびFidler(編),Liss,New
York,353〜365頁(1989);Lopez−Berestein,
同書317〜327頁を参照のこと;広く同書を参照のこと)。
【0502】 さらに別の実施形態において、化合物または組成物は制御された放出システム
中で送達され得る。1つの実施形態において、ポンプが用いられ得る(Lang
er,(前出);Sefton,CRC Crit.Ref.Biomed.E
ng.14:201(1987);Buchwaldら,Surgery 88
:507(1980);Saudekら,N.Engl.J.Med.321:
574(1989)を参照のこと)。別の実施形態において、高分子材料が用い
られ得る(Medical Applications of Control
led Release,LangerおよびWise(編),CRC Pre
s.,Boca Raton,Florida(1974);Controll
ed Drug Bioavailability,Drug Product
Design and Performance,SmolenおよびBal
l(編),Wiley,New York(1984);RangerおよびP
eppas,J.Macromol.Sci.Rev.Macromol.Ch
em.23:61(1983)を参照のこと;Levyら,Science 2
28:190(1985);Duringら,Ann.Neurol.25:3
51(1989);Howardら,J.Neurosurg.71:105(
1989)もまた参照のこと)。さらに別の実施形態において、制御された放出
システムは、治療標的、即ち、脳の近くに置かれ得、従って、全身用量の一部の
みを必要とする(例えば、Goodson,Medical Applicat
ions of Controlled Release,(前出),第2巻,
115〜138頁(1984)を参照のこと)。
【0503】 他の制御された放出システムは、Langerにより総説において議論される
(Science 249:1527−1533(1990))。
【0504】 本発明の化合物がタンパク質をコードする核酸である、具体的な実施形態にお
いて、その核酸は、それを適切な核酸発現ベクターの一部として構成し、そして
それが細胞内になるように投与することにより(例えば、レトロウイルスベクタ
ーの使用により(米国特許第4,980,286号を参照のこと)、または直接
注射により、または微粒子ボンバードメント(例えば、遺伝子銃;Biolis
tic,Dupont)の使用により、または脂質もしくは細胞表面レセプター
もしくはトランスフェクト剤でコーティングすることにより、または核に入るこ
とが公知であるホメオボックス様ペプチドと結合させて投与すること(例えば、
Joliotら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:18
64−1868(1991)を参照のこと)などにより、そのコードされたタン
パク質の発現を促進するようにインビボで投与され得る。あるいは、核酸は、細
胞内に導入され得、そして、発現のために相同組換えにより宿主細胞DNA内に
組み込まれ得る。
【0505】 本発明はまた、薬学的組成物を提供する。このような組成物は、治療有効量の
化合物、および薬学的に受容可能なキャリアを含む。具体的な実施形態において
、用語「薬学的に受容可能な」とは、動物における、そしてさらに特にヒトにお
ける使用のために、連邦規制当局もしくは米国政府により認められたか、または
米国薬局方もしくは他の一般に認められた薬局方に列挙されたことを意味する。
用語「キャリア」とは、治療剤とともに投与される、希釈剤、アジュバンド、賦
形剤、またはビヒクルをいう。このような薬学的なキャリアは、水および油(石
油起源、動物起源、植物起源、または合成起源の油(例えば、ピーナッツ油、大
豆油、鉱油、ゴマ油など)を含む)のような滅菌した液体であり得る。水は、薬
学的組成物が静脈内に投与される場合に、好ましいキャリアである。生理食塩水
溶液、ならびにデキストロースおよびグリセロールの水溶液はまた、特に注射可
能な溶液のために、液体キャリアとして使用され得る。適切な薬学的賦形剤とし
ては、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、イネ
、フラワー、チョーク、シリカゲル、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン
酸グリセロール、滑石、塩化ナトリウム、脱脂粉乳、グリセロール、プロピレン
、グリコール、水、エタノールなどが挙げられる。組成物はまた、所望されるな
らば、少量の湿潤剤もしくは乳化剤、またはpH緩衝剤を含み得る。これらの組
成物は、液剤、懸濁剤、乳剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、持続放出処方物
などの形態を取り得る。この組成物は、従来の結合剤およびトリグリセリドのよ
うなキャリアとともに、坐剤として処方され得る。経口処方物は、薬学的等級の
マンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリン
ナトリウム、セルロース、炭酸マグネシウムなどのような標準キャリアを含み得
る。適切な薬学的キャリアの例は、E.W.Martinによる「Reming
ton’s Pharmaceutical Sciences」に記載される
。このような組成物は、治療有効量の化合物を、好ましくは精製された形態で、
適切な量のキャリアとともに含んで、患者への適切な投与のための形態を提供す
る。処方物は、投与形態に適するべきである。
【0506】 好ましい実施形態において、組成物は、慣用手順に従って、ヒトへの静脈内投
与のために採用された薬学的組成物として、処方される。代表的には、静脈内投
与のための組成物は、滅菌等張水性緩衝液の溶液である。必要な場合、組成物は
また、可溶化剤および注射の部位での痛みを緩和するリグノカインのような局部
麻酔を含み得る。一般的には、成分は、別々にかまたは単一投薬形態で一緒に混
合してのどちらかで、例えば、一定量の活性薬剤を示すアンプルまたは小袋(s
achette)のような密封された容器中の凍結乾燥粉末または水を含まない
濃縮物として供給される。組成物が注入により投与されるべき場合には、組成物
は、滅菌した薬学的等級の水または生理食塩水を含む注入ボトルに分配され得る
。組成物が注射により投与される場合、成分が投与の前に混合され得るように、
注射用滅菌水または生理食塩水のアンプルが提供され得る。
【0507】 本発明の化合物は、中性のまたは塩の形態として処方され得る。薬学的に受容
可能な塩としては、塩酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸などに由来するもの
のようなアニオンとともに形成される塩、およびナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、カルシウム、水酸化第2鉄、イソプロピルアミン、トリエチルアミン、
2−エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロカインなどに由来するもののよ
うなカチオンとともに形成される塩が挙げられる。
【0508】 この処置(本発明のポリペプチドの異常な発現および/または活性と関連する
疾患または障害の抑制および予防)において効果的である本発明の化合物の量は
、標準的な臨床技術により決定され得る。さらに、インビトロアッセイは、必要
に応じて、使用して最適な投薬量の範囲を同定するのを助け得る。処方において
使用されるべき正確な用量はまた、投与の経路、および疾患または障害の重篤さ
に依存し、そして開業医の判断および各患者の状況に従って決定されるべきであ
る。有効用量は、インビトロまたは動物モデル試験系から得られた用量反応曲線
から外插され得る。
【0509】 抗体に関して、患者に投与される投薬量は、代表的に、患者の体重1kgあた
り0.1mg〜100mgである。好ましくは、患者に投与される投薬量は、患
者の体重1kgあたり0.1mgと20mgとの間であり、より好ましくは、患
者の体重1kgあたり1mg〜10mgである。一般に、ヒト抗体は、外来ポリ
ペプチドへの免疫応答に起因して、他種由来の抗体よりもヒト体内で長い半減期
を有する。従って、ヒト抗体の低い投薬量および頻度の低い投与は、しばしば可
能である。さらに、本発明の抗体の投与の投薬量および頻度は、改変(例えば、
脂溶化(lipidation)のような)による抗体の取り込みおよび組織浸
透(例えば、脳への)を増強することにより減少され得る。
【0510】 本発明はまた、本発明の薬学的組成物の一つ以上の成分で満たされている一つ
以上の容器を備える薬学的パックまたはキットを提供する。薬学的製品または生
物学的製品の製造、使用または販売を規制している政府機関により規定される形
式における通告は、このような容器に、必要に応じて伴ない得る。この通告は、
ヒトの投与のための製造、使用または販売のこの機関による認可を反映する。
【0511】 (染色体アッセイ) 本発明の核酸分子はまた、染色体同定に有用である。この配列は、個々のヒト
染色体における特定の位置に特異的に標的化され、そしてハイブリダイズし得る
。本発明による染色体へのDNAのマッピングは、それらの配列を、疾患に関連
した遺伝子と相関づけることにおいて重要な第一歩である。
【0512】 この点における特定の好ましい実施形態において、本明細書中で開示されるc
DNAは、METH1またはMETH2タンパク質遺伝子のゲノムDNAをクロ
ーニングするために用いられる。これは、一般的に市販されている、種々の周知
の技術およびライブラリーを用いて達成され得る。次いで、この目的のために周
知の技術を用いて、インサイチュ染色体マッピングのためにゲノムDNAが用い
られる。
【0513】 さらに、いくつかの場合において、配列は、cDNAからPCRプライマー(
好ましくは、15〜25bp)を調製することにより、染色体にマッピングされ
得る。遺伝子の3’非翻訳領域のコンピューター分析を用いて、ゲノムDNAに
おいて1つを超えるエキソンにまたがらないプライマーを迅速に選択し、従って
、増幅プロセスを複雑化する。次いで、これらのプライマーは、個々のヒト染色
体を含有する体細胞ハイブリッドのPCRスクリーニングのために用いられる。
【0514】 中期染色体スプレッド(spread)へのcDNAクローンの蛍光インサイ
チュハイブリダイゼーション(「FISH」)は、一工程で、正確な染色体位置
を提供するために用いられ得る。この技術は、50または60bp程度の短さの
cDNA由来のプローブと共に用いられ得る。この技術の概説については、Ve
rmaら、Human Chromosomes:A Manual Of B
asic Techniques,Pergamon Press,New Y
ork(1988)を参照のこと。
【0515】 染色体に対してマッピングするために同様に使用され得る他のマッピングスト
ラテジーとしては、放射ハイブリッドマッピング、標識されたフロー選別(fl
ow−sorted)染色体を用いるプレスクリーニングおよび染色体特異的c
DNAライブラリーを構築するためのハイブリダイゼーションによる事前選択が
挙げられる。放射ハイブリッド(RH)マッピングは、ヒト染色体のX線を用い
た断片化、およびハムスターA23宿主細胞におけるこれらのランダムフラグメ
ントの保有(retention)に依存する。RHマッピングのためのDNA
は、Research Genetics(USA)により供給される。80b
pと300bpとの間の産物を増幅するEST配列から、オリゴ対が設計される
。PCRは、93のヒト/ハムスターハイブリッドDNAに対して行われ、そし
て結果をフレームワークマップ(http://www−genome.wi.
mit.edu/cgi−bin/contig/rhmapper.pl;G
yapayら、Human Molecular Genetics 5:39
−346(1996))と比較する。RHマッピングは、FISHより高い精度
を提供し、そして遺伝子のクラスターおよび疾患遺伝子座/遺伝子相関を示す。
【0516】 一旦、配列が正確な染色体位置にマッピングされると、染色体上の配列の物理
学的な位置は、遺伝子マップデータと相関づけられ得る。このようなデータは、
例えば、V.McKusick,Mendelian Inheritance
In Man(Johns Hopkins University,Wel
ch Medical Libraryからオンラインで入手可能である)に見
出される。次いで、同じ染色体領域にマッピングされた遺伝子と疾患との間の関
連が、連鎖分析(物理学的に隣接した遺伝子の共同遺伝)によって同定される。
【0517】 次に、罹患個体と非罹患個体との間でのcDNAまたはゲノム配列における差
異を決定することが必要である。罹患個体のいくらかまたは全てにおいて変異が
認められるが、いずれの正常個体でも認められない場合、変異は、疾患の原因因
子のようである。
【0518】 METH1遺伝子マップSTSマーカーD21S1435とD21S1442
との間に位置し、これは21q21と訳される。これは、アミロイド前駆体タン
パク質(APP)と類似の染色体位置である。APPおよびMETH1は、およ
そ300万の塩基だけ離れており、これはヒトゲノムにおいては大きな距離では
ない。この染色体位置は、エンテロキナーゼ(トリプシノーゲンをトリプシンに
この変換することによりトリプシノーゲンを活性化する酵素)およびアルツハイ
マー病に応答性の遺伝子のような重要な遺伝子を含む。
【0519】 METH1遺伝子は、以下の放射ハイブリッドマッピングのためのオリゴを使
用して、21q21にマッピングされ得る: 5’プライマー:ACTGTGTGTGATCCGAG(配列番号126) 3’プライマー:GTTGGAAAGCATTGACG(配列番号127) (キット) 本発明は、上記の方法において使用され得るキットを提供する。1つの実施形
態において、キットは、1つ以上の容器において、本発明の抗体、好ましくは精
製した抗体を備える。特定の実施形態において、本発明のキットは、エピトープ
を含む実質的に単離されたポリペプチドを備える。このエピトープは、キット中
に含まれる抗体と特異的に免疫反応する。好ましくは、本発明のキットは、目的
のポリペプチドと反応しないコントロール抗体をさらに備える。別の特定の実施
形態において、本発明のキットは、目的のポリペプチドへの抗体の結合を検出す
るための手段を備える(例えば、この抗体は、検出可能な基質(例えば、蛍光化
合物、酵素基質、放射性化合物もしくは発光化合物)に結合体化され得るか、ま
たは一次抗体を認識する二次抗体が、検出可能な基質と結合体化され得る)。
【0520】 本発明の別の特定の実施形態において、キットは、増殖性および/または癌性
のポリヌクレオチドおよびポリペプチドに対して特異的な抗体を含む血清のスク
リーニングに使用するための診断キットである。このようなキットは、目的のポ
リペプチドと反応しないコントロール抗体を備え得る。このようなキットは、エ
ピトープを含む実質的に単離されたポリペプチド抗原を備え得る。このエピトー
プは、少なくとも1つの抗ポリペプチド抗原抗体と特異的に免疫反応する。さら
に、このようなキットは、抗原に対する上記の抗体の結合を検出するための手段
を備える(例えば、抗体は、蛍光化合物(例えば、フローサイトメトリーにより
検出され得るフルオレセインまはたローダミン)と結合体化され得る)。特定の
実施形態において、キットは、組換え的に産生されたポリペプチド抗原または化
学的に合成されたポリペプチド抗原を備え得る。キットのポリペプチド抗原はま
た、固体支持体に付着され得る。
【0521】 より特定の実施形態において、上記のキットの検出手段は、上記のポリペプチ
ド抗原が付着する固体支持体を備える。このようなキットはまた、非付着レポー
ター標識化抗ヒト抗体を備え得る。この実施形態において、ポリペプチド抗原へ
の抗体の結合は、上記のレポーター標識化抗体の結合によって検出され得る。
【0522】 さらなる実施形態において、本発明は、本発明のポリペプチドの抗原を含む血
清のスクリーニングにおいて使用するための、診断キットを含む。この診断キッ
トは、ポリペプチド抗原またはポリヌクレオチド抗原と特異的に免疫反応する実
質的に単離された抗体、およびこの抗体へのこのポリヌクレオチド抗原またはポ
リペプチド抗原の結合を検出するための手段を備える。1つの実施形態において
、抗体は、固体支持体に付着される。特定の実施形態において、抗体は、モノク
ロナール抗体であり得る。キットのこの検出手段は、第2の標識化モノクロナー
ル抗体を含み得る。あるいは、またはさらに、この検出手段は、標識化競合抗原
を含み得る。
【0523】 1つの診断構成において、試験血清を、本発明の方法により得られる表面結合
抗原を有する固相試薬と反応させる。特定の抗原抗体とこの試薬との結合、およ
び洗浄することによる結合していない血清成分の除去の後、この試薬をレポータ
ー標識化抗ヒト抗体と反応させて、固体支持体上に、結合した抗抗原抗体の量に
比例して、この試薬にレポーターを結合させる。この試薬を再び洗浄して、結合
していない標識化抗体を除去し、そしてこの試薬と会合するレポーターの量を決
定する。代表的に、レポーターは、酵素であり、この酵素は、適切な蛍光性基質
、発光性基質または比色用基質(Sigma,St.Louis,MO)の存在
下で固相をインキュベートすることにより検出される。
【0524】 上記アッセイにおいて、固体表面試薬は、固体支持体物質(例えば、ポリマー
ビーズ、ディップスティック、96ウェルプレートまたは濾過材料)へタンパク
質物質を付着することについての公知の技術によって調製される。これらの付着
法は、一般に、支持体へのタンパク質の非特異的吸着またはタンパク質の共有結
合性の結合(代表的に、固体支持体上の化学的反応性基(例えば、活性化カルボ
キシル基、ヒドロキシル基、もしくはアルデヒド基)に対する遊離のアミン基の
結合を介する)を包含する。あるいは、ストレプトアビジンコートプレートが、
ビオチン化抗原と結合体化して使用され得る。
【0525】 従って、本発明は、この診断方法を実施するためのアッセイ系またはキットを
提供する。このキットは、一般に、表面に結合した組換え抗原を有する支持体、
および表面に結合した抗抗原抗体を検出するためのレポーター標識化抗ヒト抗体
を含む。
【0526】 本発明を一般的に記載してきたが、以下の実施例を参照して等価物がより容易
に理解される。これらの実施例は、例示として提供され、限定を意図されない。
【0527】 (実施例) (実施例1:METH1およびMETH2の同定およびクローニング) TSP様ドメインを有する新規な遺伝子を検索するために、およそ900,0
00の発現配列タグ(EST)からなる大きなヒトcDNAデータベースを、T
SP1の第2のI型反復に相同な配列についてスクリーニングした。いくつかの
ESTを、TSP様ドメインを有するタンパク質をコードすると推定した。ヒト
心臓および肺のライブラリーを起源とする2つのcDNAクローンを、さらに配
列決定し、そして機能分析のために選択した。
【0528】 METH1のアミノ末端を、製造業者の指示に従いcDNA末端の5’高速増
幅(RACE)PCR技術(Marathon cDNA amplifica
tion kit,Clontech)を使用して得た。METH2のアミノ末
端を、5’RACE PCRにより部分的に得、そしてその後、ゲノムスクリー
ニングによって確認および完全にした。ゲノムスクリーニングに関して、BAC
クローン(Genome Systems)を、PCRによって最初に同定した
。150〜200bpの配列を含むポジティブ(positive)BACクロ
ーンを、続いて小フラグメントとしてpGEMベクターにサブクローン化し、そ
して配列決定した。
【0529】 GenBank、EMBLおよびSwissProtデータベースでの推定ア
ミノ酸配列の分析および比較は、これらの遺伝子が、それらのNH2末端におい
てリルロリシンファミリーに対する相同性を有し、かつCOOH末端においてい
くつかのTSP様モチーフを有するメタロプロテアーゼの新しいファミリーに属
することを示唆した。これらのcDNAを、METH1およびMETH2と命名
した;ME(メタロプロテアーゼ)およびTH(トロンボスポンジン)。MET
H1のマウスホモログが同定され、そしてADAMTS1と命名された(Kun
o,Kら、J.Biol.Chem.272:556−562(1997))。
ヒト配列とマウス配列の直接の比較は、高レベルの保存を示した(83.4%の
アミノ酸同一)。これまでは、METH2についてのホモログは、同定されてい
ない。
【0530】 興味深いことに、最近同定されたpNPI(プロコラーゲンI N−プロテイ
ナーゼ;Colidge,Aら、Proc.Natl.Acad.Sci.US
A 94:2374−2379(1997))と命名されたタンパク質は、ME
TH1およびMETH2と顕著な配列および構造的な類似性を示した(図3)。
本明細書中に記載された新規なタンパク質のように、pNPIはまた、カルボキ
シ末端にメタロプロテイナーゼ(リプロリシンサブファミリー)ドメインおよび
TSPドメインを含む。pNPIの配列は、ウシ起源であるが、配列アラインメ
ントは、同一の構造的な特徴を示した。METH1とMETH2との間のアミノ
酸類似性は、51.7%であり、そしてMETH1またはMETH2とpNPI
との間の相同性は、それぞれより少ない33.9%および36.3%である。
【0531】 配列分析は、それぞれ、950アミノ酸および890アミノ酸のタンパク質を
コードするMETH1およびMETH2のORFを示した。3つ全てのタンパク
質において、NH2末端は、親水性プロットから推定される約300アミノ酸の
別の膜貫通ドメインに続く、推定シグナルペプチドを含む。これらのタンパク質
が、膜に結合するか否かは、明らかではない。しかし、予備データを考慮して、
この2つの膜貫通ドメインが、疎水性ポケットからなり、かつMETH1、ME
TH2およびpNPIが、実際に分泌タンパク質である可能性がある。シグナル
ペプチドを過ぎてNH2末端は、ジンクメタロプロテアーゼのスーパーファミリ
ーと相同性を有し、そしてプロドメイン、メタロプロテアーゼドメイン、および
システインリッチ領域に細分され得る。
【0532】 プロドメインとメタロプロテアーゼドメインとの間の境界に位置する、図3に
おいてMETH1(アミノ酸232〜235)およびMETH2(アミノ酸21
1〜214)において2重下線を付した配列は、哺乳動物サブチリシン(例えば
、フリンス(Barr,1991))の潜在的な切断部位である。タンパク質分
解性プロセシングは、SVMPにおいて起こり、可溶性のメタロプロテアーゼお
よびディスインテグリン(disintegrin)を得(Bjarnason
,J.B.およびFox,J.W.,Methods Enzymol.248
:345−368(1995))、そしてまた、いくつかのADAMにおいて検
出されている(Wolsberg,T.G.およびWhite,J.M.,De
velopmental Biology 180:389−401(1996
)によって概説される)。タンパク質分解性プロセシングは、METH1および
2の両方において起る(以下を参照のこと)。さらに、METH1およびMET
H2の両方は、特定の機能的に重要なアミノ酸の保存に起因する触媒活性がある
と推定されるZn2+結合部位を有し(Rawlings,N.D.およびBar
rett,A.J.,Methods Enzymol.248:183−22
8(1995))(図3における点線)、これは、これらのタンパク質が活性な
プロテアーゼであり得ることを示唆する。
【0533】 メタロプロテアーゼドメインの後に、2つの推定ディスインテグリンループを
含む、システインリッチ領域がある(Wolsberg,T.G.およびWhi
te,J.M.,Developmental Biology 180:38
9−401(1996))(図3において矢印で示される)。ディスインテグリ
ンドメインを、ヘビ毒液メタロプロテアーゼ(SVMP)およびADAM(1つ
のディスインテグリンおよび1つのメタロプロテアーゼドメインを含む哺乳動物
タンパク質)におけるメタロプロテアーゼのスーパーファミリーにおいて見出し
、そしてSVMPにおけるそれらのリガンドに対するインテグリンの結合を阻害
する潜在的な機能を有する。逆に、膜アンカータンパク質の一部としてのADA
Mディスインテグリン様ドメインは、細胞−細胞相互作用を崩壊ではなく、促進
し得る(Wolsberg,T.G.およびWhite,J.M.,Devel
opmental Biology 180:389−401(1996))。
TSP様ドメインは、METH1タンパク質およびMETH2タンパク質のCO
OH半分において位置される。METH1は、第2の抗脈管形成領域に続いて、
未知の機能を有するスペーサー領域によって分離される2つの保存されたTSP
ドメイン、およびより低い相同性および5つだけシステインを有するサブドメイ
ン、を含む。METH2は、このスペーサー領域によって分離される2つのTS
Pドメインを含む。TSP1およびTSP2のドメインを含むMETH1および
METH2のTSP様ドメインのアラインメントを、図5に示す。この相同性は
、全てのTSP反復の中のアミノ酸類似性が19.2%から52%の間で変化す
る。1〜6に番号を付したシステイン、およびアスタリスクで標識したトリプト
ファンは、高く保存されている。
【0534】 ヒトゲノムDNAのサザンブロットは、このゲノム中にMETH1およびME
TH2の存在を示した。METH1およびMETH2のプローブは、異なるサイ
ズのバンドを示し、これは、METH1およびMETH2が、異なる遺伝子から
転写されることを示唆する。
【0535】 I型反復のコンセンサス配列は、6個の完全な保存システインを有する16残
基を含む。代表的には、これは、配列モチーフWSXWS(配列番号82)で始
まる。このモチーフはまた、ヘパリンに結合することが示されている(Guo,
N.,ら、J.Biol.Chem.267:19349−19355(199
2))。この領域のヘパリンに対する親和性は、TSP−1の抗脈管形成活性の
一部と提案されている(Guo,N.,ら、J.Peptide Res.49
(1997))。TSPファミリーのタンパク質の5つのメンバー間で、TSP
1およびTSP2のみが、脈管形成を阻害し、かつI型反復を含む(Tolsm
a,S.S.ら、J.Cell Biol.122:497−511(1993
);Kyriakides,T.R.,ら、J.Cell Biol.140:
419−430(1998))。I型反復またはプロパージン反復は、おそらく
5億年前と9億年前との間にエキソンシャッフリングによってTSP1および2
の前駆体に付加された(Adams,J.,ら、The Thrombospo
ndin Gene Family,第1版、Molecular Biolo
gy Intelligence Unit(Springer編)、R.G.
Landes Company,Germany(1995))。このドメイン
の獲得は、新しい血管の形成の調節のような機能を有するTSP1およびTSP
2の前駆体を提供するようである。最近、p53によって調節されるその能力に
ついて、脳ライブラリーから単離されたタンパク質である、BAI−1(脳新脈
管形成インヒビター−1)が、TSP−1のI型反復を含むこと、およびこの分
子に対する抗脈管形成潜在力を提供することが示された(Nishimori,
H.,ら、Oncogene 15:2145−2150(1997))。それ
にもかかわらず、さらなる配列または前後関係がまた、重要であるようである。
なぜなら、I型反復を含むタンパク質が、補足的なファミリーのプロパージン、
F−スポンジン、および他のメンバーのような明らかなまたはより確立された抗
脈管形成特性を有しないようだからである。
【0536】 METH1およびMETH2の抗脈管形成特性とともにMETH1およびME
TH2におけるTSP反復の存在のために、これらのタンパク質は、TSPスー
パーファミリーのメンバーを本来保存していた。それにもかかわらず、METH
1およびMETH2は、他のTSPに対するさらなる相同性を有さず、そして事
実、TSP1およびTSP2に対する類似性は、I型反復に対して制限される。
さらに、このタンパク質はまた、ADAMのメンバーに対して強力な配列および
構造的な相同性を有する。これらの特徴は、Kunoおよび同僚がMETH1の
マウスホモログに対してADAMTSと命名することを導いた(Kuno,K.
,ら、J.Biol.Chem.272:556−562(1997))。pN
PIの最近の同定および本明細書に記載されたこのタンパク質に対するその顕著
な配列相同性は、メタロスポンジンと命名されたサブファミリーにグループ分け
するようこれら3つ全てのタンパク質を促す。この時、pNIPが、抗脈管特性
を有するか否か、またはMETH1および/またはMETH2が、α1(1)プ
ロコラーゲンのアミノ末端プロペプチドの切断に関与するか否かは明らかではな
い。
【0537】 (実施例2:ノーザンブロット分析およびサザンブロット分析) 全RNAを、グアニジウム―イソチオシアネート抽出により、以前に記載され
るように(Chomczynski,P.およびSacchi,N.,Anal
Biochem.162:156−159(1987))、細胞から精製した。
ポリ(A)+RNAを、Boehringer Mannheim(BMB,I
ndianapolis,IN)キットを使用して、製造者の条件に従って抽出
した。他のポリ(A)+RNAブロットをClontech(Palo Alt
o,CA)から購入した。プレハイブリダイゼーションを以下を含有する溶液中
で12〜18時間42℃で実行した:50%ホルムアミド、6×SSPE、1×
デンハルト溶液、0.1%SDSおよび100μg/mlの熱変性サケ精子DN
A。標識されたcDNAプローブを用いたハイブリダイゼーションを12〜18
時間、42℃で進めた。TSP1およびMETH1プローブは、ヒトcDNA全
体に対応する。METH2プローブは、ヒトcDNA由来のKpnI−EcoR
Iフラグメントに対応した。グリセルアルデヒド−3−ホスフェート−デヒドロ
ゲナーゼ(GPDH)の1.3KbのPstIフラグメントを使用して、ロード
効率および移入効率を標準化した。膜をKodak Biomax MSフィル
ム(Kodak,New Haven,CT)に曝露した。
【0538】 サザンブロットについては、ヒトゲノムDNA(Promega(Madis
on,WI)から購入)を65℃で10分間加熱し、そしてEcoRIおよびP
stIを用いて一晩37℃で消化した。5μgの消化されたDNAを1%アガロ
ースゲルで分離し、nytran膜に移して、そして紫外線で架橋させた。cD
NAプローブ、ならびにプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーシ
ョン条件は、ノーザンブロットについて記載された条件と同一であった。ブロッ
トをハイストリンジェンシー(50℃にて、0.2×SSC、0.2%SDS)
で洗浄した。
【0539】 METH1およびMETH2の発現パターンを成体および胚組織において試験
した。ノーザンブロット分析を、ハイストリンジェンシー条件下で、ヒト組織由
来のポリ(A)+RNAを含むブロットを用いて実行した。METH1およびM
ETH2の転写物は、それぞれ単一のバンド4.6Kbおよび3.7Kbである
ことを明らかにした。充分なMETH1 mRNA発現を、副腎、心臓、胎盤、
次いで骨格筋、甲状腺および胃において観察した。分析された胚組織から、腎臓
は、METH1mRNAの最も高い発現を示した。それにも関わらず、METH
1mRNAののより弱い発現が、分析された全ての組織で見られた。METH2
mRNAの分布は、より限られており、そしてMETH1の分布より弱かった。
胚および成体の両方において、最も高い発現が肺において見られた。興味深いこ
とに、METH1およびMETH2の発現は、重複していないようである。組み
合わせて、構造類似性およびそれらの発現パターンは、機能的重複性を示唆する
が、異なる転写調節も示唆する。同一ブッロトにおけるTSP1転写物の発現レ
ベルもまた、比較の目的のために分析した。TSP1mRNAの最も高い発現は
、成体胎盤および分析された全ての胚組織において見られた。METH1および
METH2と対照的に、本発明者らは、試験された全ての他の組織において一定
レベルのTSP1転写を観察した。
【0540】 細胞型分布もまた、ポリ(A)+RNAのノーザンブロット分析により研究し
た。METH1 mRNAは、皮膚繊維芽細胞、脈管平滑筋、子宮内膜間質部細
胞、および2つの癌細胞株(HeLaおよびG631)、腺癌および黒色腫のそ
れぞれにおいて、低レベルで検出可能であった。METH2 mRNAを、SW
480(結腸癌細胞株)でのみ検出したが、分析されたどのほかの細胞株でも一
次系統でも、発現は見られなかった。
【0541】 脈管形成因子および抗脈管形成因子の群が、特定の器官において脈管ネットワ
ーク形成を調節するという可能性は、しばしば真実でありそうな仮説として議論
されてきたが、未だ証明されていない。METH1およびMETH2の発現パタ
ーン(これらは明確に異なり、そしてほとんど非重複である)は、少なくとも全
体のレベルを考慮して、難解である。TSP1およびTSP2もまた、同一の構
造、高レベルのアミノ酸類似性を共有するが、これらの発現パターンは有意に異
なる(Iruela−Arispe,M.L.,Dev.Dyn.197:40
−56(1993))。以前に示唆されたように、この差異は、TSP1および
TSP2のプロモーターにおける異なるcis作用要素および異なる調節機構に
基づくようである。METH1および2についてのプロモーターは特徴付けられ
ていないが、これらは各遺伝子の調節に関して独特の特徴を提供するようである
。それにもかかわらず、実証された抗脈管形成特性を有する1つのモチーフ(抗
脈管形成/I型反復)が、異なる組織特異性を有するいくつかのタンパク質にお
いて存在するという可能性は、興味深い。あるいは、同一ファミリーの密接に関
連したメンバー間の配列の小さな差異は、機能的冗長性を超える重要性を有し得
る。TSP1およびTSP2の場合、顕著な構造類似性およびおそらく機能的に
共通する抗脈管形成特性を有することを除いて、TSP1およびTSP2はまた
、それら自身の機能であって、かつそれらの類似性の関係によりおそらく共有さ
れない機能を示すようである。このことは、これらの遺伝子についての2つのノ
ックアウトの結果で明らかになった。TSP1ヌル動物は、主として肺障害(L
awler,J.ら,J.Clin.Invest.101:982−992(
1998))、および2番目に脈管異常を示したが、特定の病理学的設定下、ま
たは制限された組の器官においてのみであった。対照的に、TSR2ノックアウ
トマウスは、予測不能なコラーゲン凝集異常を示し、皮膚、腱、および骨に対し
、それに続く結果を示した(Kyriakides,T.R.ら,J Cell
Biol.140:419−430(1998))。さらに、これらの動物は
また、真皮における毛細管密度の全体的な増加を有するようである。メタロスポ
ンジン(metallospondin)ファミリーの新しく記載されるメンバ
ー間の類似点がどのように機能的に翻訳されるのかは分かっていない。明らかに
は、pNIPが、I型プロコラーゲンのN末端を切断することにより、活性なタ
ンパク質分解活性を示すことが示されている(Colidge,A.ら、Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA94:2374−2379(1997
))。
【0542】 機能的に興味深い第2の領域は、ディスインテグリン(disintegri
n)ドメインに対応する。このドメインは、αIIbβ3に結合して凝固をブロ
ックする血小板相互作用を阻害することが示されてきたヘビ毒メタロプロテアー
ゼの関連メンバーにおいてより完全に特徴付けられた(Pfaff,M.ら,C
ell Adhes Commun.2:491−501(1994);Usa
mi,Y.ら,Biochem.Biophys.Res.Commun.20
1:331−339(1994))。ディスインテグリンモチーフは、13から
15のドメインから構成され、これらのドメインは、しばしばRGDまたはアス
パラギン酸の位置で負に荷電した残基を含む。RGDまたは等価物は、インテグ
リンに結合し、そしてアンタゴニストまたはシグナル伝達リガンドとして作用す
る(Wolsberg,T.G.およびWhite,J.M.,Develop
mental Biology 180:389−401(1996))。ME
TH2は、ディスインテグリンドメインに対してアミノ末端に位置するRGD配
列を有するが、METH1は有さない。さらに、両方の分子は、ディスインテグ
リンモチーフ内で、完全ではないが比較的高度なシステインの保存性を示す。こ
のことは、この領域の3次元構造における重要な役割およびインテグリンと相互
作用する能力を示す。さらに、これらのドメインのいくつかは、機能的接着分子
(特に膜管通領域を有する機能的接着分子)として作用することが示されてきた
(Wolsberg,T.G.およびWhite,J.M.,Developm
ental Biology 180:389−401(1996))。このこ
とはMETH1およびMETH2には当てはまらないようである。なぜならば、
これらのタンパク質の両方は分泌されるようだからである。
【0543】 (実施例3:組換えタンパク質の発現および精製) Hisタグ化融合タンパク質の発現のための組換え構築物を、細菌での発現の
ために作製した。METH1 nt605〜1839(ATGから)を、Bam
HIおよびPstI部位を含有するプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応に
より増幅し、そしてpRSETベクター(Invitrogen, Carls
bad, CA)にサブクローニングした。この構築物をフレームおよび配列忠
実度を評価するために配列決定し、次いでBL21;DE3 E.Coli株(
Stratagene Cloning Systems,La Jolla,
CA)に形質転換した。Ni−NTAカラムのアフィニティークロマトグラフィ
ーにより精製を行った。組換えタンパク質をPBS中の500mMイミダゾール
で溶出した。組換えタンパク質を含む画分を、無フェノール−レッドDMEMに
対して透析し、そして抗血清を作製するために使用した。
【0544】 抗血清を組換えタンパク質(500μg/mg)とフロイントアジュバントと
の1:1混合物の筋内注射により生成した。8個体の動物(5個体のモルモット
および3個体のウサギを含む)を、15日ごとに3回のサイクルで注射した。3
回目の注射の後、血清を抗METH1抗体の存在について評価し、モルモットの
うち2個体のみが有意な力価を示した。ウエスタンブロットで組換えタンパク質
が認識する抗体が、METH1タンパク質を細胞抽出物から免疫沈降し得、そし
て免疫淡当細胞化学によりこのタンパク質を認識し得た。免疫前血清を、常にコ
ントロールとして含めた。モルモット抗体のうちの1つはまた、METH2を認
識し得た。
【0545】 哺乳動物発現については、全長METH1 DNAおよびMETH2 cDN
AをpcDNA3.1発現ベクター(Invitrogen)にクローン化した
。このベクターは、CMVプロモーターの調節制御下にある。クローニングを実
施し、その結果構築物がそれ自身の終止コドンを含んだ。
【0546】 組換えタンパク質を、標準的なリン酸カルシウム沈澱を使用して、293T細
胞における発現ベクターの一次的トランスフェクションにより得た。トランスフ
ェクションの際に、細胞を6〜16時間血清含有培地中でインキュベートし、次
いで無血清培地に換えて36時間組換えタンパク質の蓄積のためにインキュベー
トした。コントロールとして、pcDNA3.1ベクター単独を、並行プレート
中で一時的にトランスフェクトした。タンパク質の精製は30%硫酸アンモニウ
ム沈澱、次いでHS緩衝液(DB=10mM HEPES、150mM NaC
l、1mM CaCl2および1mM MgSO4)での透析を含んだ。次いで
サンプルをヘパリン親和性クロマトグラフィーに供した。ヘパリンカラムからの
溶出を、550mM NaClを含有するHS緩衝液を用いて達成した。次いで
画分を5〜30%スクロース勾配にロードし、そして48Kで回転させた。スク
ロース勾配での分離を、ウエスタンブロット法により評価し、そして純度をクマ
シーブルーおよび硝酸銀染色により決定した。
【0547】 組換えタンパク質の生成を最初に細菌で行った。精製の際に補助するためのア
ミノ末端Hisタグを含有するMETH1発現ベクターを、作製した。全てのM
ETH1についてコードされる生じたタンパク質は、プロドメインを除く配列を
翻訳した。Ni++ビーズでのアフィニティークロマトグラフィーは、68kDの
独特のバンドを示した。単離および精製を常に変性条件化で行い、そしてタンパ
ク質を再度折りたたむ試みは、ほとんど成功しなかった。このことは、多数のシ
ステインに付随する有意な数の分子内ジスルフィド結合におそらく起因する。そ
れにも関わらずこのタンパク質を使用して抗体を作製し得る。注射された8個体
の動物から、2個体だけが免疫応答を有し得、そして特異的抗体を生成し得た。
これは、種にわたる高い保存性におそらく起因する。両方の抗体が、Ni++カラ
ムでの精製の前後の組換えMETH1タンパク質を認識した。この抗体もまた使
用して、細胞溶解産物のウエスタンブロットにおいてタンパク質の発現を評価し
得た。約105〜110kDの単一のバンドを、間質繊維芽細胞および平滑筋細
胞において検出した。
【0548】 METH1およびMETH2が、新脈管形成のレギュレーターとして機能し得
るという仮説を検定するために、組換え全長タンパク質を、哺乳動物細胞におい
て生成した。まず、正確な読み枠および分子量の評価をインビトロ翻訳によって
試験した。METH−1オープンリーディングフレームの翻訳は、110kDの
タンパク質を示した。これは、cDNA配列の翻訳により推定されたサイズより
わずかに高い。以前に示したように、2つの推定グリコシル化部位があり、タン
パク質の高い方のサイズは、糖残基の付加に起因すると思われる。同様に、ME
TH2もまた、その推定サイズよりもわずかに高く、98kDタンパク質を示し
た。
【0549】 組換えタンパク質を、二次構造を保持するようにネイティブ条件下で293T
上清から単離した。推定アミノ酸配列の分析およびマウスホモログに関する公開
された情報(ADAMTS)から、両タンパク質とも、ヘパリンに結合すること
が推定され、そして精製のためにアフィニティークロマトグラフィーを使用した
。METH1、METH2およびベクターコントロールでトランスフェクトされ
た293T細胞の細胞層および馴化培地の両方を精製のために使用した。MET
H1および2の分子量は、網状赤血球溶解物由来と同様であった。推定されるよ
うに、両タンパク質とも、分泌される。興味深いことに、培地は、METH1に
関して全長(110kD)ならびに2つのプロセシングされた形態である85k
Dおよび67kD、ならびにMETH2に関して79kDおよび64kDの両方
を含む。85kD分子量および79kD分子量は、コンセンサスなズブチリシン
(sublisin)部位での開裂後の両タンパク質についての推定サイズと一
致する。しかし、第2のプロセシング事象は、それぞれ67kDおよび64kD
で観察される最も豊富なフラグメントを生成するように生じている。これらの形
態は、プロテアーゼインヒビターの不在下でさえ、精製後に安定である。精製の
ために、まず、タンパク質を硫酸アンモニウム沈殿によって濃縮し、続いて透析
した。次いで、得られたタンパク質懸濁液を、ヘパリン−セファロースカラムに
供した。組換えMETH1およびMETH2を、550mM NaClを含む洗
浄緩衝液で溶出した。画分は、プロMETH1ならびにプロセシングされた形態
の両方を含んだ。プロセシングが、タンパク質の機能に関連したか否か明らかで
なかったので、両方の形態をスクロース濃度勾配で分離した。全長形態およびプ
ロセシングされた形態の両方を、新脈管形成アッセイにおいて使用した。
【0550】 短縮型融合タンパク質の発現のための組換え構築物は、以下の通りであった:
(1)pRSET−METH1−I型: METH1 nt 1605−183
9(開始コドンから)を、以下のプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応によ
って増幅した:5’−GCA TTT TGG ATC CGC CTT TT
C ATG−3’(配列番号78)および5’−GTT GTG TGC TG
C AGA TTG TTC C−3’(配列番号79)。次いで、増幅された
フラグメントを、pRSETベクターのBamHI部位およびPstI部位にサ
ブクローニングした;(2)pGEX−METH1−TSPを、pRSET−M
ETH1−TSP由来のBamHI−EcoRIフラグメントを、pGEX−5
Xベクター(Pharmacia Biotech Inc.,Piscata
way,NJ)のSmaI部位に、平滑末端連結により連結することにより生成
した;(3)pGEX−1.0−METH2:METH2 cDNAのnt 8
38−1818(開始コドンから)のフラグメントを、pGEM−2TKのBa
mHI−EcoRI部位に連結した。METH2フラグメントを、以下のプライ
マー:5’−GAAAAATGGGGATCCGAGGTG−3’(配列番号8
0)および5’−GCAGGAGAATTCCGTCCATG−3’(配列番号
81)を用いてPCRによって増幅し、BamHIおよびEcoRI制限部位を
生じさせた;(4)pGEX−METH2−TSP:pGEX−1.0−MET
H2から単離された0.5Kb XmaI−EcoRIフラグメントをpGEX
−2TKベクターのXmaIおよびEcoRI部位にサブクローニングした。全
ての構築物を配列決定し、配列忠実度および正確なオープンリーディングフレー
ムを確証した。
【0551】 組換えタンパク質を、6H−METH1(プラスミドpRSET−METH1
−TSPで発現された組換えタンパク質)、GST−METH1(プラスミドp
GEX−METHI−TSPで発現されたタンパク質)、およびGST−MET
H2(プラスミドpGEX−METH2−TSPで発現されたタンパク質)と名
づけた。
【0552】 発現プラスミドを、BL21:DE3 E.coli株(Stratagen
e Cloning Systems,La Jolla,CA)に形質転換し
、そして融合タンパク質を、製造者の推奨に従って誘導した。簡潔には、誘導細
菌ペレットをPBS中に再懸濁し、1分間氷上で超音波処理した。続いて、懸濁
液を、1%トリトンX−100の存在下でRTで20分間インキュベートし、そ
して4℃で遠心分離した。次いで、ヒスチジンタグ化融合タンパク質を、20m
lの上清を1mlのビーズ(50%スラリー)と4℃で2時間インキュベートす
ることにより、Ni−NTAビーズ(Qiagen,Chatsworth,C
A)上で精製した。懸濁液をカラムに移し、そして10mMイミダゾールを含む
10カラム容量のPBS、続いて50mMのイミダゾールを含む10カラム容量
のPBS、そして最後に100mMのイミダゾールを含む10カラム容量のPB
Sで洗浄した。タンパク質を、PBS中500mMイミダゾールで溶出した。組
換えタンパク質を含む画分を、フェノールレッド非含有DMEMに対して透析し
た。サンプルを4℃で30分間遠心分離したところ、タンパク質の一部は可溶性
でなく、遠心分離の間に損失した。この上清を、−70℃で貯蔵し、そして増殖
アッセイ、角膜嚢(cornea pocket)アッセイおよび漿尿膜(CA
M)アッセイのために使用した。
【0553】 GST融合タンパク質の精製のために、抽出物を、遠心分離によって清澄化し
、そしてGSTアフィニティーカラム(Pharmacia)に適用した。カラ
ムを、0.1mM還元グルタチオンの存在下のPBS−1%トリトンX−100
で、そして続いて0.5mM還元グルタチオンの存在下の同じ緩衝液で洗浄した
。融合タンパク質を、50mM Tris−HCl、pH7.5中の10mM汗
顔グルタチオンで溶出した。タンパク質を含む画分を、DMEMに対して透析し
、−70℃で貯蔵し、そして増殖アッセイ、角膜嚢(cornea pocke
t)アッセイおよび漿尿膜(CAM)アッセイのために使用した。
【0554】 組換えタンパク質の完全性(integrity)および純度を、クーマシー
ブルーで染色した12.5%または15%アクリルアミドゲル中で分析した。
【0555】 TSPの第一の2つのI型反復を含む組換えGST融合タンパク質をまた、機
能的アッセイにおいて使用する前に、DMEMに対して透析した。インタクトな
TSP1を、以前に記載のように、血小板から精製した(Roberts、D.
D.ら、J.Tissue Cult.Methods 16:217−222
(1994))。
【0556】 METH1およびMETH2 TSPドメインが新脈管形成のレギュレーター
として機能し得るという仮説を検定するために、組換え融合タンパク質を細菌に
おいて生成した。この構築物は、METH1またはMETH2の第一のTSPド
メインを含んだ。このドメインは、最も保存されたものであり、TSP1の第二
のI型反復と52%のアミノ酸類似性を有する(このドメインは、CD36につ
いての推定結合部位を含む)。全ての組換えタンパク質を、できるだけ多くそれ
らの二次構造を保持するようにネイティブな条件下で単離した。6H−METH
1およびGST−METH1はそれぞれ、ヒスチジンタグまたはGSTに融合さ
れたMETH1の第一のTSP様ドメインを含んだ。METH1組換えタンパク
質を、精製および構造的利点のために、2つの異なるタグを用いて作製した。サ
イズにおける差異は、タグのサイズに起因する。6kDaはヒスチジンであり、
そして27kDaはGSTである。GST−METH2は、これもまたGSTに
融合されたMETH2の第一のTSPドメインを含有した。TSP1の最後の2
つのI型反復に対応するフラグメント(これもまたGSTに融合された)、およ
び血小板から精製されたインタクトなTSP1を陽性コントロールとして使用し
た。さらに、GST単独を、陰性コントロールとして全ての実験に含ませた。
【0557】 (実施例4:METH1およびMETH2中のTSPドメインは、インビボの
新脈管形成を破壊する) (角膜ポケットアッセイ) Swiss Websterの雌および雄を、Charles River(
Boston、MA)から購入し、そしてペレットの移植用に8〜10週齢を用
いた。角膜ポケットは、Kenyonおよび同僚(Kenyon、B.M.,ら
、Invest.Ophthalmol.Vis.Sci.37:1625−1
632(1996))に記載のようにほとんど改変せずに実施した。要約すれば
、10μgの組換えbFGFプラス5mgのスクラルフェートの溶液を、10μ
lのHydron(エタノール中200mg/ml;New Brunswic
k、NJ)および目的の組換えタンパク質(2μg)と混合した。次いでこの懸
濁液を、滅菌ナイロンメッシュ膜(square)(ポアサイズ500μm;T
etko Inc.,Briarcliff Maor,NY)上に塗沫し、そ
して30分間乾燥させた。このメッシュのファイバーを引っ張り、−20゜Cで
貯蔵された500μm3のペレットを生成した。均一サイズのペレットを顕微鏡
下で選択し、そしてアッセイに用いた。
【0558】 マウスはAvertinで麻酔した。Nikon SMZ−U解剖顕微鏡を用
い、外科用ブレードの補助により角膜中に切開を作成した。ポケット中に単一の
ペレットを移植した。ペレット移植の5日後、角膜新脈管形成を評価し、そして
写真撮影した。
【0559】 (CAMアッセイ) 絨毛尿膜アッセイは、胚発達12〜14日のLeghornニワトリ胚(SP
AFAS、MA)に対して実施した。マトリゲル(750μg/ml)、VEG
F(250ng/メッシュ)および試験されるべきタンパク質またはペプチドを
混合し、ナイロンメッシュ(ポアサイズ250μm;Tetko Inc.)上
に置き、次いで37゜Cで30分間および4゜Cで2時間インキュベートし、重合
を誘導した。ポジティブ(マトリゲルおよびVEGF)およびネガティブ(VE
GF単独)コントロールもまた、各CAMについて調製した。重合メッシュを、
CAMの第3の外部領域上に置き、そして24時間インキュベートした。血管を
見えるようにするため、400μlのフルオレセインイソチオシアネートデキス
トラン(10mg/ml、SIGMA)をニワトリ血流中に注入した。5〜10
分のインキュベーション後、ニワトリを3.7%ホルムアミドで5分間局所的に
固定した。次いでこのメッシュを解剖し、そしてスライド上にマウントした。フ
ルオレセイン強度を、コンピューター支援イメージプログラム(NIH Ima
ge 1.59)を用いて分析した。
【0560】 これらのアッセイで用いたペプチドは、Chiron(Raleigh、NC
)により合成された。配列は、アミノ酸:P−TSP1、430−447;P−
METH1、549−563;P−METH2、529−548に対応した。
【0561】 新脈管形成または抗新脈管形成応答の評価は、この応答を評価するために用い
られるアッセイの感度および特異性に濃密に依存する。これらフラグメントのイ
ンビボの抗新脈管形成活性を評価するために、2つの一般的かつ良く承認された
新脈管形成アッセイ:角膜ポケットおよび絨毛尿膜を用いた。角膜の視感度、接
触性、および無血管状態は、高度に有利であり、そして新生血管応答の可視化お
よび試験物質の局所適用を容易にする。既知量の血管新生因子(単数または複数
)を、角膜眼中に作成されたポケット中にペレットとして移植する。新脈管形成
インヒビターを試験するため、この分子を、同一ペレット中に刺激剤とともに移
植し、そして応答を刺激剤単独と比較する。
【0562】 これらの実験では、bFGFを血管形成刺激剤として用いた。組換えタンパク
質を含むペレットを、マウス角膜中に移植し、そしてそれらのbFGFで誘導さ
れる新脈管形成応答を阻害する能力を、コントロールのそれと比較した。GST
を含むbFGFペレットを移植したとき、新たな毛細管血管が、5日以内に、角
膜縁から角膜を横切ってかつペレット中に生育した。対照的に、bFGFペレッ
トへのGST−METH1またはGST−METH2の添加は、血管成長を完全
になくした。表4は、実施した41アッセイから得られた結果の要約を含む。血
小板から精製したインタクトなTSP1およびGST−TSP1をポジティブコ
ントロールとして用いた。すべてのアッセイを、同一濃度で実施し、これは、新
脈管形成の阻害において、MEHT1およびMEHT2が、TSP1のそれと類
似の効力を有することを示唆した。さらに、標準濃度の半分で用いたとき、弱い
が、認知し得る応答が観察され、用量依存的効果を示した。
【0563】
【表4】 CAMアッセイでは、新脈管形成応答を、新脈管形成増殖因子を含むマトリッ
クスポリマー内で生育する血管の数を測定することにより分析する。組換えME
TH1およびMETH2タンパク質が、VEGFにより誘導されたCAMアッセ
イにおける新生血管形成を阻害したか否かを測定するために、VEGFおよび組
換えタンパク質を含むマトリゲルポリマーをCAM中に移植した。処理あたり3
つの異なるポリマーを含んだ実験の定量分析を図6Aに示す。VEGFプラス5
μgのGST−METH1またはGST−METH2を含むマトリゲルポリマー
は、血管成長において80%を超える阻害を引き起こした。同様の効力が、TS
P1のI型反復由来のGST組換えタンパク質を用いて見出された。さらに、M
ETH1およびMETH2中のTSPドメインの抗新脈管形成効果は、15μg
/mlのタンパク質を用いたときの血管成長の完全阻害とともに用量依存的であ
った(図6CおよびD)。同じ濃度のGST単独は、VEGFで刺激される新脈
管形成に対して有意な効果は有さなかった。METH−1およびMETH−2の
未処理形態を用いて実施されたCMAアッセイは、処理形態に対する同様の結果
を提供した。処理が、機能のために必要ではないか否か、またはCAM組織が、
本発明者らのタンパク質の処理に導くか否かは、明らかではなかった。従って、
インタクトなタンパク質は、CAM組織とともに24時間インキュベートされ、
ウェスタンブロットで、このタンパク質を評価した。これらの結果は、CAM組
織が、68kD METH−1処理タンパク質を生成し得たことを示す。
【0564】 ヒトTSP1の第2または第3のI型反復からの合成ペプチドは、インタクト
なTSP1のその抗新脈管形成効果を模倣し得る(Tolsma、S.S.,ら
、J.Cell.Biol.122:497−511(1993))。実際、1
9残基のポリペプチドは、ラット角膜におけるインビボ新生血管形成をブロック
し、かつ培養内皮細胞のbFGFで誘導される移動を阻害するに十分であること
が示された(Vogel,Tら、J.Cell.Biochem.53:74−
84(1993));Tolsma,S.S.,ら、J.Cell.Biol.
122:497−511(1993))。METH1およびMETH2 TSP
ドメインについて同じことが真実であったか否かを試験するために、同じ領域由
来のペプチドを合成し、そしてそれらの抗新脈管形成活性をCAMアッセイで評
価した。結果を図6Bに示す。METH1およびMETH2両者のTSPドメイ
ン由来のペプチドは、TSP1のそれと同様に、VEGFで誘導される新脈管形
成をブロックした。対照的に、スクランブルペプチドは、有意な効果は有さなか
った。
【0565】 (実施例5:増殖アッセイ) ヒト真皮内皮細胞(HDEC)を単離し、そして15%ウシ胎児血清、25μ
g/ml cAMP、および1μ/mlのハイドロコルチゾン−21−アセテー
トを補充したEBM(Clonetics、San Diego、CA)中、V
itrogenTM被覆ペトリ皿上で増殖させ、そして3〜6の継代から用いた。
細胞を、0.2%BSAを含むフェノールレッドフリーのEBMを用い、48時
間、集密単層のインキュベーションにより静止状態にした。ヒト真皮線維芽細胞
は、新生児包皮からそして酵素的解離により単離した。線維芽細胞および平滑筋
細胞の両者を、10%ウシ胎児血清を補充したDMEM中に維持した。ヒト乳房
上皮細胞(HMEC)は、Cloneticsから購入し、そして推奨される培
地(乳房上皮増殖培地、MEGM)中で維持した。
【0566】 継代3〜6の間の静止状態ヒト真皮内皮細胞を、組換えタンパク質の存在下ま
たは非存在下で、0.2%BSA、0.1%ウシ胎児血清および1ng/mlの
bFGFで補充したEBM中、VitrogenTM被覆24ウェルプレート上に
プレートし、そして5%CO2で、37゜C、48時間インキュベートした。血管
平滑筋(VSM)および線維芽細胞増殖アッセイには、細胞を、同じ条件下で、
しかし、EBMの代わりにDMEMを用いてインキュベートした。ヒト乳房上皮
細胞をそれらの増殖培地上でインキュベートした。[3H]−チミジン(1μC
i/μl)のパルスを、回収前の最後の4時間の間に付加した。細胞を洗浄し、
そして10%TCA中で固定した。[3H]−チミジンの取り込みは、従前に記
載のように(Iruela−Arispe、M.L.& Sage、E.H.,
J.Cell.Biochem.52:414(1993))、シンチレーショ
ン計数により測定した。
【0567】 統計学的分析は、Macintosh用のIn−Stat software
(Graph Pad Software)を用いて行った。正規分布と仮定し
て、データを一元ANOVAにより、次いで群間の比較のためのT検定Dunn
ett検定または群間の多重比較のためのスチューデント−Newman−Kl
eus検定のいずれかで分析した。
【0568】 METH1およびMETH2が新生血管形成を阻害する機構に踏み入った洞察
を得るために、内皮細胞増殖に対する精製組換え融合タンパク質の直接効果を試
験した。血清飢餓内皮細胞を、bFGFおよびFCSを含む増殖培地中にプレー
トした。組換えタンパク質(3μg/ml)は、プレーティングと同時に添加し
た。40%(GST−METH1)、45%(6H−GST)または36%(G
ST−METH2)阻害が、GST単独を添加したときの有意でない効果とは対
照的に観察された。TSP1のI型反復からの組換えタンパク質は、類似の阻害
効果を有していた(図7A)。さらに、METH1またはMETH2により媒介
される増殖の抑制は、図7Eに示されるように、用量依存的であった。この阻害
は、処置の1日後程度で観察され、そしてこの阻害効果は、中毒性ではなく、か
つ可逆的であった。なぜなら、組換えタンパク質の除去および引き続く増殖因子
単独の添加は、内皮細胞増殖の回復をもたらしたからである。
【0569】 内皮上のMETH1およびMETH2に対する抗増殖効果の細胞特異性は、種
々の非内皮細胞に対するさらなる増殖アッセイにより評価した。増殖の有意な阻
害は、線維芽細胞または平滑筋細胞培養に対しては観察されなかった。対照的に
、これら2つの細胞型に対する有意ではないが、再現性のある増殖の刺激が観察
され得た。この結果は、組換えタンパク質調製物中の、細胞増殖の任意の可能な
非特異的インヒビターの存在を排除する。しかし、乳房上皮細胞に対して、ME
TH1およびMETH2は、内皮細胞に対するのと同じ程度まで細胞増殖を阻害
した。興味深いことに、TSP1はまた、インビトロおよびトランスジェニック
モデルの両方で乳房上皮細胞増殖を抑制する。
【0570】 METH1およびMETH2が、ディスインテグリンとして作用し得る可能性
は、それらの抗新脈管形成性質と一致する。明らかに、抗体を用いるαvβ3お
よびβ1インテグリンの遮断は、発生の間および腫瘍中の両方の新生血管形成を
阻害することが示されている(Brooks、P.C.,ら、Cell 85:
683−693(1996);Books、P.C.,ら、Cell 92:3
91−400(1998);Senger、D.R.,ら、Proc.Natl
.Acad.Sci.USA 94:13612−13617(1997))。
インテグリンは、増殖および移動シグナルの両方の媒介に必須であり(Schw
artz、M.A.& Ingber、D.E.,Mol.Biol.Cell
5:389−393(1994))、したがってこれらのシグナルの妨害は、
新脈管形成プロセスに高度に有害であり得る。新脈管形成の機能的アッセイは、
METH1およびMETH2中のI型反復のみを含む組換えタンパク質で実施し
た。
【0571】 METH1およびMETH2の血管阻害活性に関するそれらの作用の機構は、
未知である。現在まで、本発明者らは、これらのタンパク質が、分泌されかつ内
皮細胞に結合するという証拠を有する。さらなる調査は、レセプターおよびシグ
ナル伝達機構の同定に向けて案内される。TSP1から学んだレッスンから得ら
れるありそうな仮説は、METH1およびMETH2の両方が、CD36に結合
することである。最近、このスカベンジャーレセプターは、TSP−1がその抗
新脈管形成効果を奏するシグナルの媒介に関与した(Dawson、D.W.,
ら、J.Cell.Biol.138:707−717(1997))。CSV
TCG(配列番号83)(Asch、A.S.,ら、Nature 262:1
436−1439(1993);Catimel、B.,ら、Biochem.
J.284:231−236(1992))およびGCQXR(配列番号84)
配列の両方が、CD36に対する主要な結合成分として提案されている(Daw
son、D.W.,ら、J.Cell.Biol.138:707−717(1
997))。METH1およびMETH2は、これらの領域の両方においてほぼ
完全な保存を有する。補完的そしてまた同様の出来事は、METH1およびME
TH2のbFGFへの結合である。ヘパリンおよびbFGFへの結合が、TSP
1の抗新脈管形成活性の一部分として提案されている(Guo、Nら、J.Pe
ptide Res.49(1997))。この性質は、これもまたMETH1
およびMETH2中で保存されているWSXWS(配列番号82)モチーフによ
り媒介されるようである。さらなる努力は、これらの新規タンパク質により媒介
される抗新脈管形成性質に関与するシグナルに対して、および細胞外環境のプロ
テアーゼとしてそれらの可能性に対して焦点を当てる。
【0572】 (実施例6:METH1またはMRTH2 cDNAクローンの寄託されたサ
ンプルからの単離) METH1またはMETH2を寄託サンプルから単離するために2つのアプロ
ーチが使用され得る。第一に、寄託されたクローンを当業者に公知の技術(例え
ば、ベクター供給者によって提供される技術または関連の刊行物もしくは特許に
おいて提供される技術)を用いて、適切な宿主(例えば、XL−1 Blue(
Stratagene))に形質転換する。形質転換体を1.5%寒天プレート
(適切な選択薬剤、例えば、アンピシリンを含む)に、1プレートあたり約15
0の形質転換体(コロニー)の密度で播種する。次いで、単一コロニーを使用し
て、当業者に周知の核酸単離技術を使用してDNAを生成する。(例えば、Sa
mbrookら、Molecular Cloning:A Laborato
ry Manual、第2版、(1989)、Cold Spring Har
bor Laboratory Press)。
【0573】 あるいは、配列番号1または配列番号3の両端(すなわち、クローンの5’N
Tおよび3’NTによって囲まれる配列番号1または配列番号3の領域内)に由
来する、17〜20ヌクレオチドの2つのプライマーを合成し、そしてこれらを
使用して、寄託されたcDNAプラスミドをテンプレートとして使用して、ME
TH1またはMETH2のcDNAを増幅する。ポリメラーゼ連鎖反応を、慣用
の条件下で、例えば、0.5μgの上記cDNAテンプレートとの反応混合物の
25μl中で実施する。好都合な反応混合物は、1.5〜5mM MgCl2
0.01%(w/v)ゼラチン、それぞれ20μMのdATP、dCTP、dG
TP、dTTP、25pmolの各プライマーおよび0.25ユニットのTaq
ポリメラーゼである。35サイクルのPCR(94℃での変性を1分間;55℃
でのアニールを1分間;72℃での伸長を1分間)を、Perkin−Elme
r Cetus自動化サーマルサイクラーを用いて実施する。増幅産物をアガロ
ースゲル電気泳動により分析し、そして予想される分子量のDNAバンドを切り
出し、そして精製する。PCR産物を、DNA産物をサブクローニングおよび配
列決定することによって選択された配列であることを確認する。
【0574】 寄託されたクローンに存在しないかもしれないMETH1の遺伝子またはME
TH2遺伝子の5’非コード部分または3’非コード部分の同定のために、いく
つかの方法が利用可能である。これらの方法は、以下を含むがこれらに限定され
ない:フィルタープローブ探索、特異的プローブを使用するクローン富化、およ
び当該分野で周知である5’および3’「RACE」プロトコルと類似するかま
たは同一のプロトコル。例えば、5’RACEに類似する方法は、所望の全長転
写物の5’末端の欠失を生成するために利用可能である(Fromont−Ra
cineら、Nucleic Acids Res. 21(7):1683−
1684(1993))。
【0575】 簡潔には、特定のRNAオリゴヌクレオチドを、全長遺伝子RNA転写物をお
そらく含むRNAの集団の5’末端に連結する。連結されたRNAオリゴヌクレ
オチドに特異的なプライマーおよび目的のMETH1遺伝子またはMETH2遺
伝子の公知の配列に特異的なプライマーを含むプライマーセットを使用して、M
ETH1またはMETH2の全長遺伝子の5’部分をPCR増幅する。次いで、
この増幅した産物を配列決定し得、そしてこれを使用して全長遺伝子を生成し得
る。
【0576】 ポリA+RNAが、使用され得るが、この上記の方法は、所望の供給源から単
離された全RNAを用いて開始する。次いで、RNA調製物を、後のRNAリガ
ーゼ工程を妨害し得る分解または損傷RNAの5’リン酸基を排除するために、
必要ならばホスファターゼで処理し得る。次いで、ホスファターゼを不活化する
べきであり、そしてRNAをメッセンジャーRNAの5’末端に存在するキャッ
プ構造を除去するために、タバコ酸ピロホスファターゼを用いて処理するべきで
ある。この反応は、次いでT4 RNAリガーゼを用いてRNAオリゴヌクレオ
チドに連結され得る、キャップ切断RNAの5’末端に5’リン酸基を残す。
【0577】 この改変型RNA調製物を、遺伝子特異的なオリゴヌクレオチドを用いる、第
一鎖cDNA合成のためのテンプレートとして使用する。第一鎖合成反応物を連
結されたRNAオリゴヌクレオチドに特異的なプライマーおよび目的の遺伝子の
公知の配列に特異的なプライマーを用いる、所望の5’末端のPCR増幅のため
のテンプレートとして使用する。次いで、得られた生成物を配列決定し、そして
分析して5’末端配列がMETH1遺伝子またはMETH2遺伝子に属すること
を確認する。
【0578】 (実施例7:METH1またはMETH2の細菌性発現) 本発明のMETH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドをコードする
METH1ヌクレオチドまたはMETH2ポリヌクレオチドを、実施例5に概説
するように、そのDNA配列の5’および3’末端に対応するPCRオリゴヌク
レオチドプライマーを使用して増幅し、挿入フラグメントを合成する。cDNA
挿入物を増幅するために使用されるプライマーは、発現ベクター内に増幅産物を
クローニングするために、好ましくはプライマーの5’末端にBamHIおよび
XbaIのような制限部位を含むべきである。例えば、BamHIおよびXba
Iは、細菌性発現ベクターpQE−9(Qiagen,Inc.,Chatsw
orth,CA)の制限酵素部位に対応する。このプラスミドベクターは、抗生
物質耐性(Ampr)、細菌の複製起点(ori)、IPTGで調節可能なプロ
モーター/オペレーター(P/O)、リボソーム結合部位(RBS)、6−ヒス
チジンタグ(6−His)、および制限酵素クローニング部位をコードする。p
QE−9ベクターをBamHIおよびXbaIで消化し、そして、増幅されたフ
ラグメントを細菌性RBSにおいて開始されるリーディングフレームを維持しな
がらpQE−9ベクターに連結する。次いで連結混合物を、lacIリプレッサ
ーを発現し、またカナマイシン耐性(Kanr)を与えるプラスミドpREP4
の多重コピーを含む、E.coli株M15/rep4(Qiagen,Inc
.)を形質転換するために使用する。形質転換体を、LBプレート上で生育でき
るそれらの能力によって同定し、そしてアンピシリン/カナマイシン耐性コロニ
ーを選択する。プラスミドDNAを単離し、そして制限分析によって確認する。
【0579】 所望の構築物を含むクローンを、Amp(100μg/ml)およびKan(
25μg/ml)の両方を補充したLB培地における液体培養で一晩(O/N)
増殖させる。O/N培養物を、1:100〜1:250の比で大量培養に接種す
るために使用する。細胞を、0.4〜0.6の間の光学密度600(O.D.60 0 )まで増殖させる。次いで、IPTG(イソプロピル−B−D−チオガラクト
ピラノシド)を最終濃度1mMになるように加える。IPTGは、lacIリプ
レッサーの不活化によりP/Oのクリアリングを誘導し、遺伝子発現の増加を導
く。
【0580】 細胞を、さらに3〜4時間増殖させる。次いで、細胞を遠心分離(6000×
gで20分間)によって収集する。細胞ペレットを、カオトロピック剤である6
MグアニジンHCl中に、4℃で3〜4時間攪拌することによって可溶化させる
。細胞細片を遠心分離によって取り除き、そしてポリペプチドを含む上清を、ニ
ッケル−ニトリロ−三酢酸(「Ni−NTA」)アフィニティー樹脂カラム(Q
IAGEN,Inc.前出より入手可能)にロードする。6×Hisタグを有す
るタンパク質は、Ni−NTA樹脂に高い親和性で結合し、そして単純な1工程
手順で精製され得る(詳細には、QIAexpressionist(1995
) QIAGEN,Inc.,前出を参照のこと)。手短に言えば、上清を、6
Mグアニジン−HCl、pH8のカラムにロードし、カラムを、最初に10容量
の6Mグアニジン−HCl、pH8で洗浄し、次いで10容量の6Mグアニジン
−HCl、pH 6で洗浄し、最後にポリペプチドを、6Mグアニジン−HCl
、pH 5で溶出する。
【0581】 次いで、精製したMETH1タンパク質またはMETH2タンパク質を、リン
酸緩衝化生理食塩水(PBS)または50mM 酢酸ナトリウム、pH6の緩衝
液および200mM NaClに対して透析することにより再生させる。あるい
は、METH1タンパク質またはMETH2タンパク質はNi−NTAカラムに
固定化している間に、首尾よく再折り畳みされ得る。推奨条件は以下の通りであ
る:プロテアーゼインヒビターを含む、500mM NaCl、20%グリセロ
ール、20mM Tris/HCl pH7.4中の6M〜1M尿素の直線勾配
を使用する再生。再生は1.5時間以上の時間をかけて行うべきである。再生後
、タンパク質を250mMイミダゾールの添加によって溶出させる。イミダゾー
ルを、PBSまたは50mM酢酸ナトリウム pH6の緩衝液および200mM
NaClに対する最終の透析工程によって除去する。精製したMETH1タン
パク質またはMETH2ポリペプチドタンパク質を、4℃で保存するか、または
−80℃で冷凍する。
【0582】 上記の発現ベクターに加えて、本発明はさらに、pHE4aと呼ばれる、ME
TH1ポリヌクレオチドまたはMETH2ポリヌクレオチドに作動可能に連結さ
れたファージオペレーターおよびプロモーターエレメントを含む発現ベクターを
含む(ATCC受託番号209645、1998年2月25日に寄託。)。この
ベクターは以下を含む:1)選択マーカーとしてのネオマイシンホスホトランス
フェラーゼ遺伝子、2)E.coli複製起点、3)T5ファージプロモーター
配列、4)2つのlacオペレーター配列、5)シャイン−ダルガーノ配列、お
よび6)ラクトースオペロンリプレッサー遺伝子(laqIq)。複製起点(o
riC)は、pUC19(LTI,Gaithersburg,MD)に由来す
る。プロモーター配列およびオペレーター配列を合成的に作製する。NdeIお
よびXbaI、BamHI、XhoI、またはAsp718によってベクターを
制限処理し、制限生成物をゲルで泳動し、そしてより大きなフラグメント(スタ
ッファー(stuffer)フラグメントは約310塩基対であるべきである)
を単離することによって、DNAをpHEaに挿入し得る。DNA挿入物を、N
deI(5’プライマー)およびXbaI、BamHI、XhoI、またはAs
p718(3’プライマー)に対する制限部位を有するPCRプライマーを使用
して、実施例5に記載のPCRプロトコールに従って生成する。PCR挿入物を
、ゲル精製し、そして適合する酵素で制限処理する。挿入物およびベクターを標
準的なプロトコールに従って連結する。
【0583】 操作されたベクターは、上記のプロトコールにおいて、細菌系でタンパク質を
発現させるために容易に置換され得る。
【0584】 (実施例8:封入体からのMETH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプ
チドの精製) 以下の代替の方法は、E.coli中で発現されたMETH1ポリペプチドま
たはMETH2ポリペプチドが封入体の形態で存在する場合に、そのポリペプチ
ドを精製するために使用され得る。他に指定されない場合には、以下のすべての
工程は4〜10℃で行われる。
【0585】 E.coli発酵の生産期の完了後、細胞培養物を4〜10℃に冷却し、そし
て15,000rpmの連続遠心分離(Heraeus Sepatech)に
よって細胞を採集する。細胞ペーストの単位重量あたりのタンパク質の予想され
る収量および必要とされる精製タンパク質の量に基づいて、細胞ペーストの適切
な量(重量による)を、100mM Tris、50mM EDTA、pH7.
4を含む緩衝溶液に懸濁させる。細胞を、高剪断ミキサーを使用して均質な懸濁
液に分散させる。
【0586】 次いで、細胞をマイクロフルイダイザー(microfluidizer)(
Microfluidics,Corp.またはAPV Gaulin,Inc
.)に2回、4000〜6000 psiで溶液を通すことによって溶解させる
。次いでホモジネートを、最終濃度0.5M NaClまでNaCl溶液と混合
し、続いて7000×gで15分間遠心分離を行う。得られたペレットを、0.
5M NaCl、100mM Tris、50mM EDTA、pH7.4を使
用して再度洗浄する。
【0587】 得られた洗浄した封入体を、1.5M塩酸グアニジン(GuHCl)で2〜4
時間可溶化する。7000×gで15分間の遠心分離の後、ペレットを廃棄し、
そしてポリペプチドを含む上清を4℃で一晩インキュベートしてさらなるGuH
Cl抽出を可能にする。
【0588】 不溶性粒子を除去するための高速遠心分離(30,000×g)に続き、Gu
HCl可溶化タンパク質を、GuHCl抽出物と、50mM ナトリウム、pH
4.5、150mM NaCl、2mM EDTAを含む20容量の緩衝液とを
、激しい攪拌で迅速に混合することによって、再折畳みさせる。再折り畳みした
希釈タンパク質溶液を、さらなる精製工程の前の12時間、混合しないで4℃で
保つ。
【0589】 再折り畳みされたポリペプチド溶液を清澄にするために、あらかじめ準備した
40mM酢酸ナトリウム、pH6.0で平衡化した、適切な表面積を有する0.
16μmメンブレンフィルターを備える接触濾過ユニット(例えば、Filtr
on)を使用する。濾過したサンプルを、陽イオン交換樹脂(例えば、Poro
s HS−50,Perseptive Biosystems)上にロードす
る。カラムを40mM酢酸ナトリウム、pH6.0で洗浄し、そして同じ緩衝液
中の250mM、500mM、1000mM、および1500mM NaClで
、段階的な様式で溶出する。溶出液の280nmにおける吸光度を継続的にモニ
ターする。画分を収集し、そしてSDS−PAGEによってさらに分析する。
【0590】 次いでMETH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドを含む画分をプ
ールし、そして4容量の水と混合する。次いで希釈されたサンプルを、あらかじ
め準備した強陰イオン(Poros HQ−50,Perseptive Bi
osystems)および弱陰イオン(Poros CM−20,Persep
tive Biosystems)交換樹脂の直列カラムのセットにロードする
。カラムを40mM 酢酸ナトリウム、pH6.0で平衡化する。両方のカラム
を、40mM 酢酸ナトリウム、pH6.0、200mM NaClで洗浄する
。次いでCM−20カラムを10カラム容量の直線勾配(0.2M NaCl、
50mM酢酸ナトリウム、pH6.0から1.0M NaCl、50mM酢酸ナ
トリウム、pH6.5の範囲)を用いて溶出させる。画分を、溶出液の定常A28 0 モニタリング下で収集する。次いで、(例えば、16%SDS−PAGEによ
って判明した)ポリペプチドを含む画分をプールする。
【0591】 得られたMETH1ポリペプチドまたはMETH2ポリペプチドは、上記の再
折り畳みおよび精製工程の後で95%より高い純度を示すべきである。5μgの
精製タンパク質がロードされる場合、主要な混入物のバンドは、クマシーブルー
染色した16%SDS−PAGEゲルから全く観察されないはずである。精製M
ETH1タンパク質またはMETH2タンパク質はまた、エンドトキシン/LP
S混入について試験され得、そして代表的には、LPS含量はLALアッセイに
従って、0.1ng/ml未満である。
【0592】 (実施例9:バキュロウイルス発現系におけるMETH1またはMETH2の
クローニングおよび発現) 本実施例では、METH1またはMETH2を発現するために、プラスミドシ
ャトルベクターpA2を使用してMETH1ポリヌクレオチドまたはMETH2
ポリヌクレオチドをバキュロウイルスに挿入する。この発現ベクターは、Aut
ographa californica核多核体ウイルス(AcMNPV)の
強力なポリヘドリンプロモーター、続いてBamHI、XbaI、およびAsp
718のような便利な制限部位を含む。シミアンウイルス40(「SV40」)
のポリアデニル化部位を、効率的なポリアデニル化のために使用する。組換えウ
イルスの容易な選択のために、プラスミドは、同方向にある弱いDrosoph
ilaプロモーターの制御下のE.coli由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子
、続いてポリヘドリン遺伝子のポリアデニル化シグナルを含む。挿入された遺伝
子は両方の側で、クローン化されたMETH1ポリヌクレオチドまたはMETH
2ポリヌクレオチドを発現する生存可能なウイルスを生成するために、野生型ウ
イルスDNAとの細胞媒介性相同組換えのためのウイルス配列と隣接する。
【0593】 他の多くのバキュロウイルスベクター(例えば、pAc373、pVL941
、およびpAcIM1)は、当業者が容易に理解するように、構築物が転写、翻
訳、分泌など(必要とされる場合、シグナルペプチドおよびインフレームなAU
Gを含む)のために適切に配置されたシグナルを提供する限りにおいて、上記の
ベクターの代わりに使用され得る。このようなベクターは、例えば、Lucko
wら、Virology 170:31−39(1989)に記載される。
【0594】 詳細には、寄託されたクローンに含まれるMETH1またはMETH2のcD
NA配列(AUG開始コドンおよび任意の天然に付随するリーダー配列を含む)
を、実施例5に記載されるPCRプロトコルを使用して増幅させる。天然に存在
するシグナル配列を使用して分泌タンパク質を産生する場合、pA2ベクターは
第2のシグナルペプチドを必要としない。あるいは、ベクターは、Summer
sら(「A Manual of Methods for Baculovi
rus Vectors and Insect Cell Culture
Procedures」、Texas Agricultural Exper
imental Station Bulletin No.1555(198
7))に記載される標準的な方法を用いて改変して、バキュロウイルスリーダー
配列を含ませ得る(pA2 GP)。
【0595】 増幅されたフラグメントを、市販のキット(「Geneclean」BIO
101 Inc.,La Jolla,Ca)を使用して、1%アガロースゲル
から単離する。次いでフラグメントを適切な制限酵素で消化し、そして再び1%
アガロースゲルで精製する。
【0596】 プラスミドを対応する制限酵素で消化し、そして必要に応じて、当該分野で公
知の慣用の手順を用いて、仔ウシ腸ホスファターゼを用いて脱リン酸し得る。次
いでDNAを、市販のキット(「Geneclean」BIO 101 Inc
.,La Jolla,Ca)を使用して、1%アガロースゲルから単離する。
【0597】 フラグメントおよび脱リン酸したプラスミドを、T4 DNAリガーゼを用い
て互いに連結する。E.coli HB101またはXL−1 Blue(St
ratagene Cloning Systems,La Jolla,Ca
)細胞のような他の適切なE.coli宿主を、連結混合液で形質転換し、そし
て培養プレート上に拡げる。プラスミドを含む細菌を、個々のコロニー由来のD
NAを消化し、そして消化産物をゲル電気泳動によって分析することにより同定
する。クローニングしたフラグメントの配列をDNA配列決定によって確認する
【0598】 このポリヌクレオチドを含む5μgのプラスミドを、Felgnerら、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA 84:7413−7417(19
87)によって記載されたリポフェクション法を使用して、1.0μgの市販の
線状化バキュロウイルスDNA(「BaculoGolda baculovi
rus DNA」, Pharmingen, San Diego, CA)
とともに同時トランスフェクトする。1μgのBaculoGoldaウイルス
DNAおよび5μgのプラスミドを、50μlの無血清グレース培地(Life
Technologies Inc.,Gaithersburg,MD)を
含む、マイクロタイタープレートの滅菌したウェル中で混合する。その後、10
μlのリポフェクチンおよび90μlグレース培地を加え、混合し、そして室温
で15分間インキュベートする。次いで、トランスフェクション混合液を、無血
清グレース培地1mlを含む35mm組織培養プレートに播種されたSf9昆虫
細胞(ATCC CRL 1711)に滴下して加える。次いで、プレートを2
7℃で5時間インキュベートする。次いで、トランスフェクション溶液をプレー
トから除去し、そして10%ウシ胎仔血清を補充した1mlのグレース昆虫培地
を添加する。次いで、培養を27℃で4日間継続する。
【0599】 4日後上清を収集し、SummersおよびSmith、前出によって記載さ
れたようにプラークアッセイを行う。「Blue Gal」(Life Tec
hnologies Inc.,Gaithersburg)を含むアガロース
ゲルを、galが発現しているクローン(青色に着色したプラークを生ずる)の
容易な同定および単離を可能にするために使用する。(この型の「プラークアッ
セイ」の詳細な説明はまた、Life Technologies Inc.,
Gaithersburg,9−10頁によって頒布される、昆虫細胞培養およ
びバキュロウイルス学のための使用者ガイドの中に見出され得る)。適切なイン
キュベーションの後、青色に着色したプラークをマイクロピペッター(例えば、
Eppendorf)のチップで拾う。次いで、組換えウイルスを含む寒天を、
200μlのグレース培地を含む微小遠心分離チューブ中で再懸濁させ、そして
組換えバキュロウイルスを含む懸濁液を、35mm皿に播種したSf9細胞に感
染させるために使用する。4日後、これらの培養皿の上清を採集し、次いで4℃
に貯蔵する。
【0600】 ポリペプチドの発現を確認するために、10%熱不活性化FBSを補充したグ
レース培地中でSf9細胞を増殖させる。細胞を、約2の感染多重度(「MOI
」)でポリヌクレオチドを含む組換えバキュロウイルスで感染させる。放射性標
識したタンパク質を所望する場合には、6時間後に培地を除去し、そしてメチオ
ニンおよびシステインを含まないSF900 II培地(Life Techn
ologies Inc.,Rockville,MDから入手可能)に置き換
える。42時間後、5μCiの35S−メチオニンおよび5μCiの35S−システ
イン(Amershamから入手可能)を添加する。細胞をさらに16時間イン
キュベートし、次いで遠心分離によって採集する。上清中のタンパク質および細
胞内タンパク質を、SDS−PAGE、次いで(放射性標識した場合)オートラ
ジオグラフィーによって分析する。
【0601】 精製タンパク質のアミノ末端のアミノ酸配列の微量配列決定法を使用して、産
生されたMETH1タンパク質またはMETH2タンパク質のアミノ末端配列を
決定し得る。
【0602】 (実施例10:哺乳動物細胞におけるMETH1またはMETH2の発現) METH1またはMETH2ポリペプチドを、哺乳動物細胞中で発現させ得る
。代表的な哺乳動物発現ベクターは、mRNAの転写の開始を仲介するプロモー
ターエレメント、タンパク質コード配列、および転写の終結および転写物のポリ
アデニル化に必要なシグナルを含む。さらなるエレメントは、エンハンサー、コ
ザック配列、および、RNAスプライシングのドナーおよびアクセプター部位に
隣接する介在配列を含む。非常に効率的な転写は、SV40由来の初期および後
期プロモーター、レトロウイルス(例えばRSV、HTLVI、HIVI)由来
の長末端反復(LTR)、およびサイトメガロウイルス(CMV)の初期プロモ
ーターを用いて達成される。しかし、細胞内エレメント(例えば、ヒトアクチン
プロモーター)もまた、使用され得る。
【0603】 本発明を実施する際の使用に適切な発現ベクターは、例えば、pSVLおよび
pMSG(Pharmacia,Uppsala,Sweden)、pRSVc
at(ATCC 37152)、pSV2 DHFR(ATCC 37146)
、pBC12MI(ATCC 67109)、pCMVSport2.0、なら
びにpCMVSport3.0のようなベクターを含む。使用され得る哺乳動物
宿主細胞は、ヒトHela細胞、293細胞、H9細胞およびJurkat細胞
、マウスNIH3T3細胞およびC127細胞、Cos 1細胞、Cos 7細
胞およびCV1細胞、ウズラQC1−3細胞、マウスL細胞、ならびにチャイニ
ーズハムスター卵巣(CHO)細胞を含む。
【0604】 あるいは、METH1またはMETH2ポリペプチドは、染色体に組み込まれ
たMETH1またはMETH2ポリヌクレオチドを含む、安定な細胞株中で発現
され得る。DHFR、gpt、ネオマイシン、ハイグロマイシンのような選択マ
ーカーを用いる同時トランスフェクションは、トランスフェクトされた細胞の同
定および単離を可能にする。
【0605】 トランスフェクトされたMETH1またはMETH2遺伝子はまた、大量のコ
ードされたタンパク質を発現するために増幅され得る。DHFR(ジヒドロ葉酸
還元酵素)マーカーは、目的の遺伝子の数百または数千さえものコピーを有する
細胞株の開発に有用である。(例えば、Alt,F.W.ら、J.Biol.C
hem.253:1357−1370(1978);Hamlin, J.L.
およびMa,C.、Biochem.et Biophys.Acta、109
7:107−143(1990):Page, M.J.およびSyndenh
am,M.A.、Biotechnology 9:64−68(1991)を
参照のこと)。別の有用な選択マーカーは、酵素グルタミンシンターゼ(GS)
である(Murphyら、Biochem J. 227:277−279 (
1991);Bebbingtonら、Bio/Technology 10:
169−175 (1992))。これらのマーカーを使用して、哺乳動物細胞
を選択培地中で増殖させ、そしてもっとも高い耐性を有する細胞を選択する。こ
れらの細胞株は、染色体に組み込まれた、増幅された遺伝子を含む。チャイニー
ズハムスター卵巣(CHO)およびNSO細胞は、タンパク質の産生のためにし
ばしば使用される。
【0606】 プラスミドpSV2−DHFR(ATCC受託番号37146)の誘導体であ
る、発現ベクターpC4(ATCC受託番号209646)およびpC6(AT
CC受託番号209647)は、ラウス肉腫ウイルス(Cullenら、Mol
ecular and Cellular Biology,438−447
(1985年3月))の強力なプロモーター(LTR)、およびCMVエンハン
サー(Boshartら、Cell 41:521−530 (1985))の
フラグメントを含む。例えば、BamHI、XbaI、およびAsp718の制
限酵素切断部位を有するマルチプルクローニングサイトは、METH1またはM
ETH2のクローニングを容易にする。このベクターはまた、3’イントロン、
ラットプレプロインシュリン遺伝子のポリアデニル化および終結シグナル、なら
びに、SV40初期プロモーターの制御下にあるマウスDHFR遺伝子を含む。
【0607】 天然に存在するシグナル配列が、分泌タンパク質を産生するために使用される
場合、このベクターは、第二のシグナルペプチドを必要としない。あるいは、天
然に存在するシグナル配列が使用されない場合には、このベクターは、細胞から
タンパク質を分泌する試みにおいて異種シグナル配列を含むように改変され得る
(例えば、WO96/34891を参照のこと)。
【0608】 次いで、増幅フラグメントを、適切な制限酵素で消化し、そして市販のキット
(「Geneclean」、BIO 101 Inc.,La Jolla,C
a.)を使用して1%アガロースゲル上で精製する。次いで、単離されたフラグ
メントおよび脱リン酸化したベクターを、T4 DNAリガーゼで連結する。次
いで、E.coli HB101またはXL−1 Blue細胞を形質転換し、
そしてプラスミドpC6またはpC4に挿入されたフラグメントを含む細菌を、
例えば、制限酵素分析を用いて同定する。
【0609】 活性なDHFR遺伝子を欠損するチャイニーズハムスター卵巣細胞を、トラン
スフェクションに使用する。5μgの発現プラスミドpC6またはpC4を、リ
ポフェクチンを用いて、0.5μgのプラスミドpSVneoとともに同時トラ
ンスフェクトする(Felgnerら、前出)。プラスミドpSV2−neoは
、優性選択マーカーであるところの、G418を含む抗生物質の群に対する耐性
を付与する酵素をコードするTn5由来のneo遺伝子を含む。細胞を、1mg
/mlのG418を補充したαマイナスMEMに播種する。2日後、細胞をトリ
プシン処理し、そして10、25、または50ng/mlのメトトレキサートお
よび1mg/mlのG418を補充したαマイナスMEM中のハイブリドーマク
ローニングプレート(Greiner,Germany)中に播種する。約10
〜14日後、単一のクローンをトリプシン処理し、次いでメトトレキサートの異
なる濃度(50nM、100nM、200nM、400nM、800nM)を使
用して、6ウェルのペトリ皿または10mlのフラスコに播種する。次いで、メ
トトレキサートの最高濃度で増殖するクローンを、さらに高い濃度(1μM、2
μM、5μM、10μM、20μM)のメトトレキサートを含む新たな6ウェル
プレートに移す。同じ手順を、100〜200μMの濃度で増殖するクローンが
得られるまで繰り返す。METH1またはMETH2の遺伝子産物の発現を、例
えば、SDS−PAGEおよびウエスタンブロットによって、または逆相HPL
C分析によって分析する。
【0610】 (実施例11:N−末端および/またはC−末端欠失変異体の構築) 以下の一般的なアプローチを使用して、N−末端またはC−末端欠失METH
1およびMETH2欠失変異体をクローニングし得る。一般的に、約15〜25
ヌクレオチドの2つのオリゴヌクレオチドプライマーは、配列番号1または配列
番号3のポリヌクレオチドの所望の5’および3’位置に由来する。プライマー
の5’および3’位置は、所望のMETH1またはMETH2ポリヌクレオチド
フラグメントに基づいて決定される。開始コドンおよび終止コドンは、必要な場
合、ポリヌクレオチドフラグメントによってコードされるMETH1またはME
TH2ポリペプチドフラグメントを発現するために、5’および3’プライマー
にそれぞれ付加される。好ましいMETH1またはMETH2ポリヌクレオチド
フラグメントは、本明細書の「ポリヌクレオチドおよびポリペプチドフラグメン
ト」の節で上記に開示されるN−末端およびC−末端欠失変異体をコードするポ
リヌクレオチドフラグメントである。
【0611】 所望のベクター中のMETH1またはMETH2ポリヌクレオチドフラグメン
トのクローニングを容易にするための制限部位を含むさらなるヌクレオチドもま
た、5’および3’プライマー配列に添加され得る。METH1またはMETH
2ポリヌクレオチドフラグメントを、ゲノムDNAまたは寄託されたcDNAク
ローンから、適切なPCRオリゴヌクレオチドプライマーおよび本明細書中で考
察した条件もしくは当該分野で公知の条件を使用して増幅する。本発明のMET
H1またはMETH2ポリヌクレオチドフラグメントによってコードされるME
TH1またはMETH2ポリペプチドフラグメントを、全長のポリペプチドとし
て同じ一般的な様式で、発現および精製し得るが、特定のフラグメントと全長ポ
リペプチドとの間の化学的および物理的特性における違いのために、慣用的な改
変が必要であり得る。
【0612】 例示の手段として、そして本発明を限定するためにではなく、METH1ポリ
ペプチドフラグメントR−235〜L−934またはMETH2ポリペプチドフ
ラグメントR−214〜Q−836をコードするポリヌクレオチドを、以下のよ
うに増幅およびクローニングする:制限酵素部位、続いてR−235またはR−
214でそれぞれ開始するポリペプチドフラグメントのN−末端部分をコードす
るポリヌクレオチド配列とインフレームに開始コドンを含む5’プライマーを生
成する。制限酵素部位、続いてL−934またはQ−836でそれぞれ終止する
METH1またはMETH2ポリペプチドフラグメントのC−末端部分をコード
するポリヌクレオチド配列とインフレームに終止コドンを含む相補的な3’プラ
イマーを生成する。
【0613】 増幅したポリヌクレオチドフラグメントおよび発現ベクターを、プライマー中
の部位を認識する制限酵素を用いて消化する。次いで、消化したポリヌクレオチ
ドを互いに連結する。METH1またはMETH2ポリヌクレオチドフラグメン
トを、好ましくは、METH1またはMETH2ポリペプチドフラグメントコー
ド領域を、プロモーターから下流に配置する様式で、制限酵素処理されたベクタ
ー中に挿入する。連結混合物を、標準的な手順を使用して、そして本明細書中の
実施例に記載されるように、コンピテントなE.coliに形質転換する。耐性
コロニーからプラスミドDNAを単離し、そしてクローニングしたDNAの同一
性を、制限分析、PCR、およびDNA配列決定によって確認した。
【0614】 (実施例12:METH1またはMETH2のタンパク質融合物) METH1またはMETH2ポリペプチドは、好ましくは、他のタンパク質に
融合される。これらの融合タンパク質は、種々の適用について使用され得る。例
えば、METH1またはMETH2ポリペプチドの、Hisタグ、HAタグ、プ
ロテインA、IgGドメイン、およびマルトース結合タンパク質への融合は、精
製を容易にする(実施例7を参照のこと;EP A 394,827もまた参照
のこと;Trauneckerら、Nature 331:84−86(198
8))。同様に、IgG−1、IgG−3、およびアルブミンへの融合は、イン
ビボでの半減期を増大させる。METH1またはMETH2ポリペプチドに融合
した核局在化シグナルは、タンパク質を特定の細胞下の局在に標的化し得る。一
方、共有結合ヘテロダイマーまたはホモダイマーは、融合タンパク質の活性を増
大または減少させ得る。融合タンパク質はまた、1つより多い機能を有するキメ
ラ分子を作製し得る。最後に、融合タンパク質は、非融合タンパク質と比較して
、融合タンパク質の可溶性および/または安定性を増大させ得る。上記の融合タ
ンパク質の全ての型は、ポリペプチドのIgG分子への融合を概説する以下のプ
ロトコル、または実施例7に記載されるプロトコルを改変することによって作製
され得る。
【0615】 簡単には、IgG分子のヒトFc部分は、以下に記載の配列の5’および3’
末端にわたるプライマーを使用してPCR増幅され得る。これらのプライマーは
また、発現ベクター(好ましくは、哺乳動物発現ベクター)へのクローニングを
容易にする都合の良い制限酵素部位を有するべきである。
【0616】 例えば、pC4(受託番号第209646号)が使用される場合、ヒトFc部
分は、BamHIクローニング部位に連結され得る。3’BamHI部位が破壊
されるべきであることに注意のこと。次に、ヒトFc部分を含有するベクターが
、BamHIによって再び制限され、ベクターを線状化し、そして実施例5に記
載するPCRプロトコルによって単離されたMETH1またはMETH2ポリヌ
クレオチドが、このBamHI部位に連結される。このポリヌクレオチドは、終
止コドンなしにクローン化され、そうでなければ、融合タンパク質は産生されな
いことに注意すること。
【0617】 天然に存在するシグナル配列が分泌タンパク質を産生するために使用される場
合、pC4は、第二のシグナルペプチドを必要としない。あるいは、天然に存在
するシグナル配列が使用されない場合、ベクターは、異種シグナル配列を含むよ
うに改変され得る(例えば、WO 96/34891を参照のこと)。 ヒトIgG Fc領域
【0618】
【化1】 (実施例13:抗体の産生) a)本発明の抗体は、種々の方法によって調製され得る。(Current
Protocols,第2章を参照のこと。)例えば、METH1またはMET
H2を発現する細胞は、ポリクローナル抗体を含む血清の産生を誘導するために
動物に投与される。好ましい方法において、METH1またはMETH2タンパ
ク質の調製物が調製され、そして精製されて、天然の夾雑物を実質的に含まない
ようにする。次いで、このような調製物は、より大きな比活性のポリクローナル
抗血清を生成するために、動物に導入される。
【0619】 最も好ましい方法において、本発明の抗体は、モノクローナル抗体(または、
そのタンパク質結合フラグメント)である。このようなモノクローナル抗体は、
ハイブリドーマ技術を使用して調製され得る(Kohlerら、Nature
256:495(1975);Kohlerら、Eur.J.Immunol.
6:511(1976);Kohlerら、Eur.J.Immunol.6:
292(1976);Hammerlingら:Monoclonal Ant
ibodies and T−Cell Hybridomas,Elsevi
er,N.Y.、563−681頁(1981))。一般に、このような手順は
、動物(好ましくは、マウス)をMETH1またはMETH2ポリぺプチドで免
疫化すること、またはより好ましくは、分泌されるMETH1またはMETH2
ポリぺプチド発現細胞での免疫化を含む。このような細胞は、任意の適切な組織
培養培地において培養され得る;しかし、10%ウシ胎仔血清(約56℃で非働
化した)を補充し、そして約10g/lの非必須アミノ酸、約1,000U/m
lのペニシリン、および約100μg/mlのストレプトマイシンを補充したE
arle改変Eagle培地において細胞を培養することが好ましい。
【0620】 このようなマウスの脾細胞は抽出され、そして適切なミエローマ細胞株と融合
される。任意の適切なミエローマ細胞株は、本発明に従って用いられ得る;しか
し、ATCCから入手可能な親ミエローマ細胞株(SP2O)を用いることが好
ましい。融合後、得られるハイブリドーマ細胞を、HAT培地において選択的に
維持し、次いでWandsら(Gastroenterology 80:22
5−232(1981))に記載されるように限界希釈によってクローニングす
る。このような選択を通して得られるハイブリドーマ細胞は、次いでMETH1
またはMETH2ポリぺプチドに結合し得る抗体を分泌するクローンを同定する
ためにアッセイされる。
【0621】 あるいは、METH1またはMETH2ポリぺプチドに結合し得るさらなる抗
体を、抗イディオタイプ抗体を使用して2段階工程の手順において生成し得る。
このような方法は、抗体それ自体が抗原であり、それゆえ第二の抗体に結合する
抗体を得ることが可能であるという事実を利用する。この方法に従って、タンパ
ク質特異的抗体が使用されて、動物(好ましくは、マウス)を免疫する。次いで
、このような動物の脾細胞を使用して、ハイブリドーマ細胞を産生する。そして
、ハイブリドーマ細胞は、METH1またはMETH2タンパク質特異的抗体に
結合する能力がMETH1またはMETH2によってブロックされ得る抗体を産
生するクローンを同定するためにスクリーニングされる。このような抗体は、M
ETH1またはMETH2タンパク質特異的抗体に対する抗イディオタイプ抗体
を含み、そして動物を免疫してさらなるMETH1またはMETH2タンパク質
特異的抗体の形成を誘導するために使用され得る。
【0622】 FabおよびF(ab’)2ならびに本発明の抗体の他のフラグメントは、本
明細書中で開示される方法に従って使用され得ることが理解される。このような
フラグメントは、代表的には、パパイン(Fabフラグメントを産生するため)
またはペプシン(F(ab’)2フラグメントを産生するため)のような酵素を
使用して、タンパク質分解性切断によって産生される。あるいは、分泌されるM
ETH1またはMETH2タンパク質結合フラグメントは、組換えDNA技術の
適用を通して、または合成化学を通して産生され得る。
【0623】 ヒトにおける抗体のインビボ使用のために、「ヒト化」キメラモノクローナル
抗体を使用することが好ましくあり得る。このような抗体は、上記のモノクロー
ナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞に由来する遺伝的構築物を使用すること
によって産生され得る。キメラ抗体を産生するための方法は当該分野で公知であ
る。(総説については、Morrison,Science 229: 120
2(1985); Oiら、BioTechniques 4:214 (19
86); Cabillyら、米国特許第4,816,567号;Tanigu
chiら、EP 171496;Morrisonら、EP 173494;N
eubergerら、WO 8601533;Robinsonら、WO 87
02671;Boulianneら、Nature 312:643 (198
4);Neubergerら、Nature 314:268(1985)を参
照のこと。) (b)scFvsのライブラリーからの本発明のポリペプチドに対して指向さ
れる抗体フラグメントの単離) ヒトPBLから単離した天然に存在するV遺伝子を、ドナーが曝され得たかま
たは曝され得なかった本発明のポリペプチドに対する反応性を含む抗体フラグメ
ントのライブラリーに構築する(例えば、米国特許第5,885,793号(そ
の全体が参考として本明細書に援用される)を参照のこと)。
【0624】 ライブラリーのレスキュー。 PCT公開WO 92/01047に記載のよ
うに、ヒトPBLのRNAからscFvsのライブラリーを構築する。抗体フラ
グメントを提示するファージをレスキューするため、ファージミドを保有する約
109個のE.coliを用いて、50mlの2×TY(1%グルコースおよび
100μg/mlのアンピシリンを含有する)(2×TY−AMP−GLU)を
接種し、そして振盪しながら0.8のO.D.まで増殖させる。この培養物の5
mlを用いて50mlの2×TY−AMP−GLUに接種し、2×108TUの
Δ遺伝子3ヘルパー(M13Δ遺伝子III、PCT公開WO92/01047
を参照のこと)を添加し、そして培養物を振盪なしで37℃で45分間インキュ
ベートし、次いで振盪しながら37℃で45分間インキュベートする。この培養
物を10分間4000r.p.m.で遠心分離し、そしてペレットを2リットル
の2×TY(100μg/mlアンピシリンおよび50μg/mlカナマイシン
を含有する)中に再懸濁し、そして一晩増殖させる。ファージをPCT公開WO
92/01047に記載のように調製する。
【0625】 M13Δ遺伝子IIIを以下のように調製する:M13Δ遺伝子IIIヘルパ
ーファージは、遺伝子IIIタンパク質をコードしない。それゆえ、抗体フラグ
メントを提示するファージ(ファージミド)は、抗原に対するより大きい結合ア
ビディティーを有する。ファージ形態形成の間、野生型遺伝子IIIタンパク質
を供給するpUC19誘導体を保有する細胞においてヘルパーファージを増殖さ
せることにより、感染性M13Δ遺伝子III粒子を作製する。培養物を振盪な
しで37℃で1時間インキュベートし、次いで振盪しながら37℃でさらに1時
間インキュベートする。細胞を遠心沈殿(IEC−Centra 8,400r
.p.m.で10分間)し、100μg/mlのアンピシリンおよび25μg/
mlのカナマイシンを含有する2×TYブロス(2×TY−AMP−KAN)3
00ml中で再懸濁し、そして37℃で振盪しながら一晩増殖させた。ファージ
粒子を、2回のPEG沈殿(Sambrookら、1990)により培養培地か
ら精製および濃縮し、2ml PBSに再懸濁し、そして0.45μmのフィル
ター(Minisart NML;Sartorius)を通過させ、約1013 形質導入単位/ml(アンピシリン耐性クローン)の最終濃度を得る。
【0626】 ライブラリーのパニング。Immunotubes(Nunc)を、本発明の
ポリペプチドの100μg/mlまたは10μg/mlのいずれかの4mlを用
いてPBS中で一晩被膜する。チューブを2%Marvel−PBSを用いて3
7℃で2時間ブロックし、次いでPBS中で3回洗浄する。約1013TUのファ
ージをチューブに適用し、そして、回転盤上で上下にタンブリングしながら室温
で30分間インキュベートし、次いでさらに1.5時間静置しておく。チューブ
をPBS0.1%Tween−20で10回、そしてPBSで10回洗浄する。
1mlの100mMトリエチルアミンを添加し、そして回転盤上で15分間上下
に回転させることによりファージを溶出し、その後この溶液を0.5mlの1.
0M Tris−HCl,pH7.4で直ちに中和する。次いで、溶出したファ
ージを細菌とともに37℃で30分間インキュベートすることにより、ファージ
を用いて、10mlの対数増殖中期のE.coli TG1に感染させる。次い
で、E.coliを1%グルコースおよび100μg/mlアンピシリンを含有
するTYEプレート上にプレートする。次いで、得られる細菌ライブラリーを、
上記のようにΔ遺伝子3ヘルパーファージでレスキューし、次の回の選択のため
のファージを調製する。次いで、このプロセスを、アフィニティー精製の全4回
について反復し、3回目および4回目にはチューブ洗浄をPBS、0.1%Tw
een−20で20倍、そしてPBSで20倍に増加する。
【0627】 結合剤の特徴付け。第3回目および4回目の選択から溶出したファージを用い
て、E.coli HB 2151を感染させ、そして可溶性scFvをアッセ
イのために単一コロニーから生成する(Marksら、1991)。50mM炭
酸水素塩、pH9.6中の本発明のポリペプチドの10pg/mlのいずれかで
被膜したマイクロタイタープレートを用いてELISAを実行する。ELISA
中の陽性クローンをPCRフィンガープリンティング(例えば、PCT公報WO
92/01047を参照のこと)、次に配列決定することによりさらに特徴付け
る。
【0628】 (実施例14:高処理能力スクリーニングアッセイのためのMETH1または
METH2タンパク質の産生) 以下のプロトコルは、試験されるべきMETH1またはMETH2ポリぺプチ
ドを含有する上清を産生する。次いで、この上清は、実施例16〜23に記載さ
れるスクリーニングアッセイにおいて使用され得る。
【0629】 第一に、ポリ−D−リジン(644 587 Boehringer−Man
nheim)ストック溶液(PBS中に1mg/ml)を、PBS(カルシウム
もマグネシウムも含まない17−516F Biowhittaker)中で1
:20に希釈して、作業溶液50μg/mlにする。200μlのこの溶液を、
各ウェル(24ウェルプレート)に添加し、室温で20分間インキュベートする
。溶液を各ウェルにわたって分配させることを確実にする(注:12チャンネル
ピペッターは、1つおきのチャンネルにチップをつけて使用され得る)。ポリ−
D−リジン溶液を吸引除去し、そして1ml PBS(リン酸緩衝化生理食塩水
)でリンスする。PBSは、細胞をプレートする直前までウェル中に残すべきで
あり、そしてプレートは2週間前までに予めポリリジンでコーティングし得る。
【0630】 293T細胞(P+20を過ぎて細胞を保有しない)を、2×105細胞/ウ
ェルで、0.5mlのDMEM(Dulbecco改変Eagle培地)(4.
5G/LのグルコースおよびL−グルタミン(12−604F Biowhit
taker)を含む)/10%熱非働化FBS(14−503F Biowhi
ttaker)/1×Penstrep(17−602E Biowhitta
ker)中にプレートする。細胞を一晩増殖させる。
【0631】 翌日、滅菌溶液容器(basin)中で、300μlリポフェクトアミン(1
8324−012 Gibco/BRL)および5ml Optimem I(
31985070 Gibco/BRL)/96ウェルプレートを、一緒に混合
する。小容量のマルチチャンネルピペッターを用いて、実施例10〜12に記載
する方法によって産生されたポリヌクレオチド挿入物を含有する約2μgの発現
ベクターを、適切に標識された96ウェルの丸底プレート中にアリコートする。
マルチチャンネルピペッターを用いて、50μlのリポフェクトアミン/Opt
imem I混合物を各ウェルに添加する。ピペットで緩やかに吸い上げたり下
げたりして混合する。室温で15〜45分間インキュベートする。約20分後、
マルチチャンネルピペッターを使用して150μlのOptimem Iを各ウ
ェルに添加する。コントロールとして、挿入物を欠失するベクターDNAの1つ
のプレートは、トランスフェクションの各セットでトランスフェクトされるべき
である。
【0632】 好ましくは、トランスフェクションは、以下の作業をタッグチームを組んで(
tag−teaming)行うべきである。タッグチームを組むことによって、
時間に関する労力は半減され、そして細胞にはPBS上であまり多くの時間を過
ごさせない。まず、Aさんは、培地を細胞の4つの24ウェルプレートから吸引
除去し、次いでBさんが0.5〜1mlのPBSで各ウェルをリンスする。次い
で、Aさんは、PBSリンスを吸引除去し、そしてBさんは、チャンネル1つお
きにチップのついた12チャンネルピペッターを使用して、200μlのDNA
/リポフェクトアミン/Optimem I複合体を、まず奇数のウェルに、次
いで偶数のウェルにと、24ウェルプレート上の各列に添加する。37℃で6時
間インキュベートする。
【0633】 細胞をインキュベートする間に、1×ペンストレップ(penstrep)を
有するDMEM中の1%BSAか、またはHGS−CHO−5培地(116.6
mg/LのCaCl2(無水物);0.00130mg/L CuSO4−5H2
O;0.050mg/LのFe(NO33−9H2O;0.417mg/LのF
eSO4−7H2O;311.80mg/LのKCl;28.64mg/LのMg
Cl2;48.84mg/LのMgSO4;6995.50mg/LのNaCl;
2400.0mg/LのNaHCO3;62.50mg/LのNaH2PO4−H2 O;71.02mg/LのNa2HPO4;0.4320mg/LのZnSO4
7H2O;0.002mg/Lのアラキドン酸;1.022mg/Lのコレステ
ロール;0.070mg/LのDL−α−酢酸トコフェロール;0.0520m
g/Lのリノール酸;0.010mg/Lのリノレン酸;0.010mg/Lの
ミリスチン酸;0.010mg/Lのオレイン酸;0.010mg/Lのパルミ
トオレイン酸(palmitric acid);0.010mg/Lのパルミ
チン酸;100mg/LのPluronic F−68;0.010mg/Lの
ステアリン酸;2.20mg/LのTween80;4551mg/LのD−グ
ルコース;130.85mg/mlのL−アラニン;147.50mg/mlの
L−アルギニン−HCl;7.50mg/mlのL−アスパラギン−H2O;6
.65mg/mlのL−アスパラギン酸;29.56mg/mlのL−シスチン
2HCl−H2O;31.29mg/mlのL−シスチン−2HCl;7.35
mg/mlのL−グルタミン酸;365.0mg/mlのL−グルタミン;18
.75mg/mlのグリシン;52.48mg/mlのL−ヒスチジン−HCl
−H2O;106.97mg/mlのL−イソロイシン;111.45mg/m
lのL−ロイシン;163.75mg/mlのL−リジンHCl;32.34m
g/mlのL−メチオニン;68.48mg/mlのL−フェニルアラニン;4
0.0mg/mlのL−プロリン;26.25mg/mlのL−セリン;101
.05mg/mlのL−スレオニン;19.22mg/mlのL−トリプトファ
ン;91.79mg/mlのL−チロシン(Tryrosine)−2Na−2
2O;および99.65mg/LのL−バリン;0.0035mg/Lのビオ
チン;3.24mg/LのD−Caパントテン酸;11.78mg/Lの塩化コ
リン;4.65mg/Lの葉酸;15.60mg/Lのi−イノシトール;3.
02mg/Lのナイアシンアミド;3.00mg/LのピリドキサールHCl;
0.031mg/LのピリドキシンHCl;0.319mg/Lのリボフラビン
;3.17mg/LのチアミンHCl;0.365mg/Lのチミジン;および
0.680mg/LのビタミンB12;25mMのHEPES緩衝剤;2.39m
g/LのNaヒポキサンチン;0.105mg/Lのリポ酸;0.081mg/
Lのプトレシンナトリウム−2HCl;55.0mg/Lのピルビン酸ナトリウ
ム;0.0067mg/Lの亜セレン酸ナトリウム;20μMのエタノールアミ
ン;0.122mg/Lのクエン酸第二鉄;リノール酸と複合体化した41.7
0mg/Lのメチル−B−シクロデキストリン;オレイン酸と複合体化した33
.33mg/Lのメチル−B−シクロデキストリン;レチナール酢酸と複合体化
した10mg/Lのメチル−B−シクロデキストリン)のいずれかの適切な培地
を調製する。2mMグルタミンおよび1×ペンストレップを用いて、浸透圧を3
27mOsm)に調整する。(10%BSAストック溶液のために、1L DM
EM中にBSA(81−068−3 Bayer) 100gを溶解する)。培
地を濾過し、そして50μlを内毒素アッセイのために15mlポリスチレンコ
ニカル中に収集する。
【0634】 トランスフェクション反応を、好ましくはタッグチームを組んでインキュベー
ション時間の終わりに終結させる。Aさんは、トランスフェクション培地を吸引
除去し、その間Bさんは、1.5mlの適切な培地を各ウェルに添加する。使用
された培地に依存して45または72時間、37℃でインキュベートする:1%
BSAは45時間、またはCHO−5は72時間。
【0635】 4日目に、300μlのマルチチャンネルピペッターを使用して、600μl
を1mlの深底ウェルプレート1枚にアリコートし、そして残りの上清を2ml
の深底ウェルにアリコートする。次いで、各ウェルからの上清を実施例16〜2
3に記載するアッセイにおいて使用し得る。
【0636】 活性が、上清を使用して以下に記載する任意のアッセイにおいて得られる場合
、この活性は、METH1またはMETH2ポリぺプチドから直接に(例えば、
分泌タンパク質として)か、またはMETH1またはMETH2によって誘導さ
れる他のタンパク質の発現(これは、次いで上清中に分泌される)のいずれかに
由来することが特に理解される。従って、本発明はさらに、特定のアッセイにお
ける活性によって特徴づけられる上清中のタンパク質を同定する方法を提供する
【0637】 (実施例15:GASレポーター構築物の構築) 細胞の分化および増殖に関与する1つのシグナル伝達経路は、Jak−STA
T経路と呼ばれる。Jak−STAT経路の活性化タンパク質は、多くの遺伝子
のプロモーターに位置する、γ活性化部位「GAS」エレメントまたはインター
フェロン感受性応答エレメント(「ISRE」)に結合する。これらのエレメン
トに対するタンパク質の結合は、関連する遺伝子の発現を変化させる。
【0638】 GASおよびISREエレメントは、転写のシグナルトランスデューサーおよ
びアクチベーター、すなわち「STAT」と呼ばれる転写因子のクラスによって
認識される。STATファミリーには6つのメンバーが存在する。Stat1お
よびStat3は、Stat2と同様に(IFNαに対する応答が広範であるよ
うに)、多くの細胞型において存在する。Stat4は、より限定されており、
そして多くの細胞型には存在しないが、IL−12での処理後のTヘルパークラ
スI細胞に見出されている。Stat5は、元々は乳房成長因子と呼ばれたが、
骨髄細胞を含む他の細胞においてより高い濃度で見出されている。それは、多く
のサイトカインによって組織培養細胞において活性化され得る。
【0639】 STATは活性化されて、Janus Kinase(「Jaks」)ファミ
リーとして知られる1セットのキナーゼによるチロシンリン酸化に際して細胞質
から核へ移動する。Jaksは、可溶性のチロシンキナーゼの独特のファミリー
を表わし、そしてTyk2、Jak1、Jak2、およびJak3を含む。これ
らのキナーゼは、有意な配列類似性を示し、そして一般には休止細胞において触
媒的に不活性である。
【0640】 Jaksは、以下の表によって要約されるように広範なレセプターによって活
性化される。(SchidlerおよびDarnell,Ann.Rev.Bi
ochem.64:621−51(1995)による総説から改変。)Jaks
を活性化し得るサイトカインレセプターファミリーは、2つの群に分けられる:
(a)クラス1は、IL−2、IL−3、IL−4、IL−6、IL−7、IL
−9、IL−11、IL−12、IL−15、Epo、PRL、GH、G−CS
F、GM−CSF、LIF、CNTF、およびトロンボポエチンについてのレセ
プターを含み;そして(b)クラス2は、IFN−a、IFN−g、およびIL
−10を含む。クラス1レセプターは、保存されたシステインモチーフ(4つの
保存されたシステインおよび1つのトリプトファンのセット)、およびWSXW
Sモチーフ(Trp−Ser−Xxx−Trp−Ser(配列番号82)をコー
ドする膜近接領域)を共有する。
【0641】 従って、リガンドのレセプターへの結合の際に、Jaksは活性化され、これ
は次いでSTATを活性化し、これは、次いで移動し、そしてGASエレメント
に結合する。この全プロセスは、Jaks−STATシグナル伝達経路に包含さ
れる。
【0642】 それゆえ、GASまたはISREエレメントの結合によって反映されるJak
s−STAT経路の活性化は、細胞の増殖および分化に関与するタンパク質を示
すために使用され得る。例えば、成長因子およびサイトカインは、Jaks−S
TAT経路を活性化することが知られている。(以下の表を参照のこと)。従っ
て、レポーター分子に連結したGASエレメントを使用することにより、Jak
s−STAT経路のアクチベーターが同定され得る。
【0643】
【表5】 実施例16〜17に記載される生物学的アッセイにおいて使用されるプロモー
ターエレメントを含む合成GASを構築するために、PCRに基づいたストラテ
ジーを用いてGAS−SV40プロモーター配列を産生する。5’プライマーは
、IRF1プロモーターにおいて見出され、そして一定の範囲のサイトカインで
の誘導の際にSTATに結合することが以前に証明されたGAS結合部位の4つ
の直列のコピーを含むが(Rothmanら、Immunity 1:457−
468(1994))、他のGASまたはISREエレメントを代わりに使用し
得る。5’プライマーはまた、SV40初期プロモーター配列に対して相補的な
18bpの配列も含み、そしてXhoI部位に隣接する。5’プライマーの配列
は以下である:
【0644】
【化2】 下流プライマーはSV40プロモーターに対して相補的であり、Hind I
II部位に隣接する:5’:GCGGCAAGCTTTTTGCAAAGCCT
AGGC:3’(配列番号87)。
【0645】 PCR増幅を、Clontechから入手したB−gal:プロモータープラ
スミド中に存在するSV40プロモーターのテンプレートを用いて実施する。得
られたPCRフラグメントをXhoI/Hind IIIを用いて消化し、そし
てBLSK2−(Stratagene)にサブクローニングする。正方向およ
び逆方向のプライマーを用いる配列決定により、挿入物が以下の配列を含むこと
を確認する:
【0646】
【化3】 次に、SV40プロモーターに結合したこのGASプロモーターエレメントを
用いて、GAS:SEAP2レポーター構築物を操作する。ここで、レポーター
分子は、分泌アルカリホスファターゼ、すなわち「SEAP」である。しかし、
明らかに、この実施例または他の実施例のいずれにおいても、任意のレポーター
分子が、SEAPの代わりとなり得る。SEAPの代わりに使用され得る周知の
レポーター分子としては、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(
CAT)、ルシフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、
グリーン蛍光タンパク質(GFP)、または抗体により検出可能な任意のタンパ
ク質が挙げられる。
【0647】 合成GAS−SV40プロモーターエレメントと確認された上記の配列を、G
AS−SEAPベクターを作製するために、HindIIIおよびXhoIを用
いて、SV40プロモーターを、増幅したGAS:SV40プロモーターエレメ
ントで効率的に置換し、Clontechから入手したpSEAP−プロモータ
ーベクターにサブクローニングする。しかし、このベクターはネオマイシン耐性
遺伝子を含まず、それゆえ、哺乳動物の発現系には好ましくない。
【0648】 従って、GAS−SEAPレポーターを発現する哺乳動物の安定な細胞株を作
製するために、GAS−SEAPカセットを、SalIおよびNotIを用いて
GAS−SEAPベクターから取り出し、そしてGAS−SEAP/Neoベク
ターを作製するために、マルチクローニング部位におけるこれらの制限部位を用
いて、ネオマイシン耐性遺伝子を含むバックボーンベクター(例えば、pGFP
−1(Clontech))に挿入する。一旦、このベクターを哺乳動物細胞に
トランスフェクトすれば、このベクターは、実施例16〜17に記載されるよう
にGAS結合についてのレポーター分子として使用され得る。
【0649】 他の構築物を、上記の記載を使用し、そしてGASを異なるプロモーター配列
で置換して、作製し得る。例えば、NFK−BおよびEGRプロモーター配列を
含むレポーター分子の構築を、実施例18および19に記載する。しかし、多く
の他のプロモーターをこれらの実施例に記載のプロトコルを使用して置換し得る
。例えば、SRE、IL−2、NFAT、またはオステオカルシンのプロモータ
ーを単独で、または組み合わせて(例えば、GAS/NF−KB/EGR、GA
S/NF−KB、Il−2/NFAT、またはNF−KB/GAS)置換し得る
。同様に、他の細胞株(例えば、HELA(上皮細胞)、HUVEC(内皮細胞
)、Reh(B細胞)、Saos−2(骨芽細胞)、HUVAC(大動脈細胞)
、または心筋細胞)を、レポーター構築物の活性を試験するために使用し得る。
【0650】 (実施例16:T細胞の活性についての高処理能力スクリーニングアッセイ) 以下のプロトコルを使用し、METH1またはMETH2の上清がT細胞を増
殖および/または分化させるか否かを決定することにより、METH1またはM
ETH2のT細胞活性を評価する。T細胞の活性を実施例15で作製したGAS
/SEAP/Neo構築物を用いて評価する。従って、SEAP活性を増加させ
る因子は、Jaks−STATSシグナル伝達経路を活性化する能力を示す。こ
のアッセイに使用したT細胞は、Jurkat T細胞(ATCC受託番号TI
B−152)であるが、Molt−3細胞(ATCC受託番号CRL−1552
)およびMolt−4細胞(ATCC受託番号CRL−1582)細胞もまた使
用し得る。
【0651】 Jurkat T細胞は、リンパ芽球性CD4+ Th1ヘルパー細胞である
。安定な細胞株を作製するために、およそ200万のJurkat細胞をDMR
IE−C(Life Technologies)を用いて、GAS−SEAP
/neoベクターでトランスフェクト(以下に記載のトランスフェクション手順
)する。トランスフェクトした細胞を、およそ20,000細胞/ウェルの密度
で播種し、そして1mg/mlのジェネティシン(genticin)に対して
耐性であるトランスフェクト体を選択する。耐性コロニーを増殖させ、次いで、
漸増する濃度のインターフェロンγに対するそれらの応答について試験する。選
択したクローンの用量応答を示す。
【0652】 詳細には、以下のプロトコルにより、200μlの細胞を含む75のウェルに
ついて十分な細胞を得る。従って、複数の96ウェルプレートについて十分な細
胞を産生するために、これをスケールアップするか、または複数で実施するかの
いずれかを行う。Jurkat細胞をRPMI+10%血清および1%のPen
−Strep中で維持する。T25フラスコ中で2.5mlのOPTI−MEM
(Life Technologies)と10μgのプラスミドDNAとを組
み合わせる。50μlのDMRIE−Cを含む2.5mlのOPTI−MEMを
添加し、そして、室温で15〜45分間インキュベートする。
【0653】 インキュベート時間の間、細胞濃度をカウントし、必要な細胞数(トランスフ
ェクションあたり107個)をスピンダウンし、そして最終濃度が107細胞/m
lとなるようにOPTI−MEM中で再懸濁する。次いで、OPTI−MEM中
の1×107個の細胞の1mlをT25フラスコに加え、そして37℃で6時間
インキュベートする。インキュベーションの後、10mlのRPMI+15%の
血清を添加する。
【0654】 Jurkat:GAS−SEAP安定レポーター株をRPMI+10%血清、
1mg/mlジェネティシン、および1%のPen−Strep中で維持する。
これらの細胞は、METH1またはMETH2を含む上清で処理されるか、また
は実施例14に記載のプロトコールにより産生されるようなMETH1またはM
ETH2誘導ポリペプチドで処理される。
【0655】 上清での処理日に細胞を洗浄すべきであり、そして1mlあたり500,00
0個の細胞の密度となるように新鮮なRPMI+10%血清中に再懸濁するべき
である。必要な細胞の正確な数は、スクリーニングされる上清の数に依存する。
1枚の96ウェルプレートについて、およそ1000万個の細胞(10枚のプレ
ートについて1億個の細胞)を必要とする。
【0656】 12チャンネルのピペットを用いて96ウェルのディッシュに細胞を分与する
ために、三角のリザーバーボートに細胞を移す。200μlの細胞を、12チャ
ンネルのピペットを用いて、それぞれのウェルに移す(従って、ウェル当たり1
00,000個の細胞を添加する)。
【0657】 全てのプレートに播種した後、50μlの上清を、12チャンネルピペットを
用いて、上清を含む96ウェルプレートから各ウェルに直接的に移す。さらに、
外来性のインターフェロンγの用量(0.1、1.0、10ng)を、ウェルH
9、ウェルH10、およびウェルH11に添加し、アッセイについてのさらなる
陽性コントロールとして使用する。
【0658】 上清で処理したJurkat細胞を含む96ウェルディッシュをインキュベー
ターに48時間置く(注記:この時間は48〜72時間の間で変更可能である)
。次いで、各ウェルから35μlのサンプルを12チャンネルのピペットを用い
て、不透明な96ウェルプレートに移す。不透明なプレートを(セロファンのカ
バーを用いて)覆うべきであり、そして実施例20に記載のSEAPアッセイを
実施するまで、−20℃で保存するべきである。残存する処理した細胞を含むプ
レートを4℃に置き、そして、所望するならば、特定のウェル上でのアッセイを
繰り返すための物質の供給源として供する。
【0659】 陽性コントロールとして、100ユニット/mlのインターフェロンγを使用
し得、これは、Jurkat T細胞を活性化することが公知である。代表的に
は、30倍を超える誘導が、陽性コントロールのウェルにおいて観察される。
【0660】 (実施例17:骨髄性の活性を同定する高処理能力スクリーニングアッセイ) 以下のプロトコルを使用して、METH1またはMETH2が骨髄性細胞を増
殖および/または分化させるか否かを決定することにより、METH1またはM
ETH2の骨髄性の活性を評価する。骨髄性細胞の活性を実施例15において産
生されたGAS/SEAP/Neo構築物を用いて評価する。従って、SEAP
活性を増加させる因子は、Jaks−STATSシグナル伝達経路を活性化させ
る能力を示す。このアッセイに使用した骨髄性細胞は、U937(前単球(pr
e−monocyte)細胞株)であるが、TF−1、HL60、またはKG1
も使用し得る。
【0661】 U937細胞を、実施例15において産生されたGAS/SEAP/Neo構
築物で、一過性にトランスフェクトするために、DEAE−Dextran法(
Kharbandaら、1994,Cell Growth & Differ
entiation,5:259−265)を用いる。最初に、2×10e7
のU937細胞を回収し、そしてPBSで洗浄する。U937細胞を、通常、1
00単位/mlのペニシリンおよび100mg/mlのストレプトマイシンを補
充した10%熱非働化ウシ胎仔血清(FBS)を含むRPMI 1640培地中
で増殖させる。
【0662】 次に、0.5mg/ml DEAE−Dextran、8μgのGAS−SE
AP2プラスミドDNA、140mM NaCl、5mM KCl、375μM
Na2HPO4・7H2O、1mM MgCl2、および675μM CaCl2
を含む1mlの20mM Tris−HCl(pH 7.4)緩衝液に細胞を懸
濁する。37℃で45分間インキュベートする。
【0663】 10% FBSを含むRPMI 1640培地で細胞を洗浄し、次いで、10
mlの完全培地に再懸濁し、そして37℃で36時間インキュベートする。
【0664】 GAS−SEAP/U937安定細胞を、400μg/mlのG418中で細
胞を増殖させることにより得る。G418を含まない培地を使用して、慣用的に
増殖させるが、1〜2ヶ月毎に細胞を二継代の間、400μg/ml G418
中で再増殖させるべきである。
【0665】 これらの細胞を1×108個の細胞(これは10枚の96ウェルプレートアッ
セイのために十分である)を回収することにより試験し、そしてPBSで洗浄す
る。上記の200mlの増殖培地中に、5×105細胞/mlの最終密度で細胞
を懸濁する。96ウェルプレートにおいてウェルあたり200μlの細胞(すな
わち、1×105細胞/ウェル)をプレートする。
【0666】 実施例14に記載されるプロトコルにより調製された上清の50μlを添加す
る。37℃で48〜72時間インキュベートする。陽性コントロールとして、1
00単位/mlのインターフェロンγを使用し得、これはU937細胞を活性化
させることが公知である。代表的には、30倍を超える誘導が、陽性コントロー
ルウェルにおいて観察される。実施例20に記載のプロトコルに従って上清をS
EAPアッセイする。
【0667】 (実施例18:ニューロン活性を同定する高処理能力スクリーニングアッセイ
) 細胞が分化および増殖を経る場合、一群の遺伝子が多くの異なるシグナル伝達
経路を介して活性化される。これらの遺伝子の1つであるEGR1(初期増殖応
答遺伝子1)は、活性化時に種々の組織および細胞型において誘導される。EG
R1のプロモーターはこのような誘導を担う。レポーター分子に結合したEGR
1プロモーターを使用して、細胞の活性化をMETH1またはMETH2によっ
て評価し得る。
【0668】 詳細には、以下のプロトコルをPC12細胞株におけるニューロン活性を評価
するために使用する。PC12細胞(ラット褐色細胞腫(phenochrom
ocytoma)細胞)は、多くのマイトジェン(例えば、TPA(テトラデカ
ノイルホルボールアセテート)、NGF(神経成長因子)、およびEGF(上皮
増殖因子))での活性化により、増殖および/または分化することが公知である
。この処理の間にEGR1遺伝子発現を活性化する。従って、SEAPレポータ
ーに結合したEGRプロモーターを含む構築物でPC12細胞を安定にトランス
フェクトすることにより、METH1またはMETH2によるPC12細胞の活
性化を評価し得る。
【0669】 EGR/SEAPレポーター構築物を以下のプロトコルにより組み立て得る。
EGR−1プロモーター配列(−633〜+1)(Sakamoto Kら、O
ncogene 6:867−871(1991))を以下のプライマーを用い
て、ヒトゲノムDNAからPCR増幅し得る: 5’GCGCTCGAGGGATGACAGCGATAGAACCCCGG−
3’(配列番号89) 5’GCGAAGCTTCGCGACTCCCCGGATCCGCCTC−3
’(配列番号90)。
【0670】 次いで、実施例15において作製したGAS:SEAP/Neoベクターを使
用して、EGR1増幅産物をこのベクターに挿入し得る。制限酵素XhoI/H
indIIIを使用してGAS:SEAP/Neoベクターを直鎖状化し、GA
S/SV40スタッファー(stuffer)を取り除く。これらと同じ酵素を
用いて、EGR1増幅産物を制限処理する。ベクターとEGR1プロモーターと
を連結する。
【0671】 細胞培養のための96ウェルプレートを調製するために、コーティング溶液(
コラーゲンI型(Upstate Biotech Inc.カタログ番号08
−115)の30%エタノール(滅菌濾過)での1:30希釈)を1つの10c
mプレートあたり2ml、または96ウェルプレートのウェルあたり50ml添
加し、そして2時間風乾させる。
【0672】 PC12細胞を、予めコートした10cm組織培養ディッシュ上で、ペニシリ
ン(100単位/ml)およびストレプトマイシン(100μg/ml)を補充
した、10%ウマ血清(JRH BIOSCIENCES、カタログ番号124
49−78P)、5%熱非働化ウシ胎仔血清(FBS)を含むRPMI−164
0培地(Bio Whittaker)中で慣用的に増殖させる。1つから4つ
への分割を3〜4日毎に行う。細胞を掻き取ることによりプレートから取り出し
、そして15回より多く上下にピペッティングして再懸濁する。
【0673】 EGR/SEAP/Neo構築物を、実施例14に記載のLipofecta
mineプロトコルを使用して、PC12にトランスフェクトする。EGR−S
EAP/PC12安定細胞を、300μg/mlのG418中で細胞を増殖させ
ることにより得る。G418を含まない培地を慣用的な増殖のために使用するが
、1〜2ヶ月毎に、細胞を2継代の間、300μg/mlのG418中で再増殖
させるべきである。
【0674】 ニューロン活性をアッセイするために、およそ70〜80%コンフルエントで
細胞を有する10cmプレートを、古い培地を除去することによりスクリーニン
グする。細胞をPBS(リン酸緩衝化生理食塩水)を用いて1回洗浄する。次い
で、細胞を低血清培地(抗生物質とともに1%ウマ血清および0.5% FBS
を含むRPMI−1640)中で一晩、飢餓(starve)させる。
【0675】 翌朝、培地を除去し、そしてPBSで細胞を洗浄する。プレートから細胞を掻
き取り、細胞を2mlの低血清培地中で懸濁する。細胞数をカウントし、そして
より低血清の培地を添加し、5×105細胞/mlの最終細胞密度に到達させる
【0676】 200μlの細胞懸濁液を96ウェルプレートの各ウェルに添加する(1×1
5細胞/ウェルに等しい)。実施例14により産生された50μlの上清を、
37℃で48〜72時間添加する。陽性コントロールとして、EGRを介してP
C12細胞を活性化することが公知の成長因子(例えば、50ng/μlの神経
成長因子(NGF))を使用し得る。代表的には、50倍を超えるSEAP誘導
が陽性コントロールウェルにおいて見られる。実施例20に従って、上清をSE
APアッセイする。
【0677】 (実施例19:T細胞の活性についての高処理能力スクリーニングアッセイ) NF−KB(核因子KB)は、広範な種々の薬剤(炎症性サイトカインである
IL−1およびTNF、CD30およびCD40、リンホトキシン−αおよびリ
ンホトキシン−βを含む)により、LPSまたはトロンビンへの曝露により、な
らびに特定のウイルス遺伝子産物の発現により活性化される転写因子である。転
写因子として、NF−KBは免疫細胞の活性化に関与する遺伝子の発現、アポト
ーシスの制御(NF−KBは、アポトーシスから細胞を保護するようである)、
B細胞およびT細胞の発生、抗ウイルス応答および抗菌応答、ならびに複数のス
トレス応答を調節する。刺激されない条件において、NF−KBは、I−KB(
インヒビターKB)を有する細胞質に保持される。しかし、刺激の際に、I−K
Bはリン酸化され、そして分解され、NF−KBの核への往復(shuttle
)を引き起こし、これにより標的遺伝子の転写を活性化する。NF−KBにより
活性化される標的遺伝子としては、IL−2、IL−6、GM−CSF、ICA
M−1およびクラス1MHCが挙げられる。
【0678】 その中心的な役割および一定の範囲の刺激に応答する能力に起因して、NF−
KBプロモーターエレメントを利用するレポーター構築物を、実施例14におい
て産生された上清をスクリーニングするために使用する。NF−KBのアクチベ
ーターまたはインヒビターは、疾患の処置、予防および/または診断に有用であ
る。例えば、NF−KBのインヒビターを、急性または慢性的なNF−KBの活
性化に関連する疾患(例えば、慢性関節リウマチ)を処置するために使用し得る
【0679】 NF−KBプロモーターエレメントを含むベクターを構築するために、PCR
に基づいたストラテジーを用いる。上流のプライマーは、NF−KB結合部位(
GGGGACTTTCCC)(配列番号91)の4つの直列のコピー、SV40
初期プロモーター配列の5’末端に対して相補的な18bpの配列を含み、そし
てXhoI部位に隣接する: 5’:GCGGCCTCGAGGGGACTTTCCCGGGGACTTTCC
GGGGACTTTCCGGGACTTTCCATCCTGCCATCTCAA
TTAG:3’(配列番号92)。
【0680】 下流プライマーは、SV40プロモーターの3’末端に対して相補的であり、
そしてHindIII部位に隣接する: 5’:GCGGCAAGCTTTTTGCAAAGCCTAGGC:3’(配列
番号93)。
【0681】 PCR増幅を、Clontechから入手したpB−gal:プロモータープ
ラスミドに存在するSV40プロモーターのテンプレートを使用して実施する。
得られたPCRフラグメントをXhoIおよびHindIIIで消化し、そして
BLSK2−(Stratagene)にサブクローニングする。T7およびT
3プライマーを用いる配列決定により、挿入物が以下の配列を含むことを確認す
る:
【0682】
【化4】 次に、XhoIおよびHindIIIを使用して、pSEAP2−プロモータ
ープラスミド(Clontech)に存在するSV40最小プロモーターエレメ
ントをこのNF−KB/SV40フラグメントで置換する。しかし、このベクタ
ーはネオマイシン耐性遺伝子を含まず、そしてそれゆえ哺乳動物の発現系には好
ましくない。
【0683】 安定な哺乳動物細胞株を作製するために、NF−KB/SV40/SEAPカ
セットを制限酵素SalIおよびNotIを使用して上記のNF−KB/SEA
Pベクターから取り出し、そしてネオマイシン耐性を含むベクターに挿入する。
詳細には、SalIおよびNotIでpGFP−1を制限処理した後に、NF−
KB/SV40/SEAPカセットをpGFP−1(Clontech)に挿入
し、GFP遺伝子を置換した。
【0684】 一旦、NF−KB/SV40/SEAP/Neoベクターを作製した後は、実
施例16に記載のプロトコルに従って、安定なJurkat T細胞を作製し、
そして維持する。同様に、これらの安定なJurkat T細胞を含む上清をア
ッセイするための方法がまた、実施例16に記載される。陽性コントロールとし
て、外因性のTNFα(0.1、1、10ng)をウェルH9、H10、および
H11に添加し、代表的には、5〜10倍の活性化が観察される。
【0685】 (実施例20:SEAP活性についてのアッセイ) 実施例16〜19に記載されるアッセイのためのレポーター分子として、SE
AP活性を、以下の一般的な手順に従ってTropix Phospho−li
ght Kit(カタログ番号BP−400)を用いてアッセイする。Trop
ix Phospho−light Kitは、以下で使用される希釈緩衝液、
アッセイ緩衝液、および反応緩衝液を供給する。
【0686】 ディスペンサーに2.5×希釈緩衝液を満たし、そして15μlの2.5×希
釈緩衝液を35μlの上清を含むオプティプレート(Optiplate)に分
与する。プラスチックシーラーでプレートをシールし、そして65℃で30分間
インキュベートする。一様でない加温を避けるためにオプティプレートを離して
おく。
【0687】 サンプルを室温まで15分間冷却する。ディスペンサーを空にし、そしてアッ
セイ緩衝液を満たす。50mlのアッセイ緩衝液を添加し、そして室温で5分間
インキュベートする。ディスペンサーを空にし、そして反応緩衝液を満たす(以
下の表を参照のこと)。50μlの反応緩衝液を添加し、そして室温で20分間
インキュベートする。化学発光シグナルの強度は時間依存的であり、そしてルミ
ノメーターで5つのプレートを読み取るために約10分間を費やすので、1回に
5つのプレートを処理し、10分後に2つ目のセットを開始するべきである。
【0688】 ルミノメーターにおける相対的な光の単位(light unit)を読み取
る。ブランクとしてH12をセットし、そして結果を印字する。化学発光の増加
は、レポーター活性を示す。
【0689】
【表6】 (実施例21:低分子の濃度および膜透過性における変化を同定するハイスル
ープットスクリーニングアッセイ) レセプターへのリガンドの結合は、カルシウム、カリウム、ナトリウムのよう
な低分子およびpHの細胞内レベルを変化させ、ならびに膜電位を変化させるこ
とは公知である。これらの変化を特定細胞のレセプターに結合する上清の同定を
行うアッセイで測定し得る。以下のプロトコルは、カルシウムについてのアッセ
イを記載するが、このプロトコルは、カリウム、ナトリウム、pH、膜電位、ま
たは蛍光プローブにより検出可能な任意の他の低分子における変化を検出するよ
うに容易に改変し得る。
【0690】 以下のアッセイは、蛍光測定画像化プレートリーダー(「FLIPR」)を使
用して低分子と結合する蛍光分子(Molecular Probes)におけ
る変化を測定する。明らかに、低分子を検出する任意の蛍光分子を本明細書で用
いるカルシウム蛍光分子、fluo−3の代わりに使用し得る。
【0691】 接着細胞については、細胞を10,000〜20,000細胞/ウェルで、底
が透明なCo−star黒色96ウェルプレートに播種する。プレートをCO2
インキュベーター内で20時間インキュベートする。接着細胞をBiotek洗
浄器内で200μlのHBSS(Hank’s Balanced Salt
Solution)で二回洗浄し、最後の洗浄後、緩衝液100μlを残す。
【0692】 1mg/ml fluo−3のストック溶液を10%プルロン酸(pluro
nic acid)DMSOで作製する。細胞にfluo−3を負荷するため、
12μg/ml fluo−3(50μl)を各ウェルに添加する。このプレー
トをCO2インキュベーター中、37℃で60分間インキュベートする。プレー
トをBiotek洗浄器で、HBSSにより4回洗浄し、緩衝液100μlを残
す。
【0693】 非接着細胞については、細胞を培養培地からスピンダウンする。細胞を、50
mlのコニカルチューブ内でHBSSを用いて2〜5×106細胞/mlに再懸
濁する。細胞懸濁液1mlあたり、1mg/ml fluo−3の10%プルロ
ン酸DMSO溶液4μlを加える。次に、チューブを37℃の水浴中に30〜6
0分間置く。細胞をHBSSで二回洗浄し、1×106細胞/mlに再懸濁し、
そしてマイクロプレートに100μl/ウェルずつ分配する。プレートを100
0rpmで5分間遠心分離する。次に、プレートをDenley Cell W
ash中で200μlで一回洗浄した後、吸引工程により最終容量を100μl
にする。
【0694】 非細胞ベースのアッセイについては、各ウェルは、fluo−3のような蛍光
分子を含有する。上清をウェルに添加し、そして蛍光変化を検出する。
【0695】 細胞内カルシウムの蛍光を測定するため、FLIPRを以下のパラメーターに
ついて設定する:(1)システムゲインは、300〜800mWであり;(2)
曝露時間は、0.4秒間であり;(3)カメラF/ストップは、F/2であり;
(4)励起は488nmであり;(5)発光は530nmであり;そして(6)
サンプル添加は50μlである。530nmにおける発光の増加は、METH1
またはMETH2あるいはMETH1またはMETH2によって誘導される分子
のいずれかである分子によって引き起こされる、細胞内Ca++濃度の増加を生じ
た、細胞外シグナル伝達事象を示す。
【0696】 (実施例22:チロシンキナーゼ活性を同定するハイスループットスクリーニ
ングアッセイ) プロテインチロシンキナーゼ(PTK)は、多様な群の膜貫通キナーゼおよび
細胞質キナーゼを表す。レセプタープロテインチロシンキナーゼ(RPTK)群
内に、PDGF、FGF、EGF、NGF、HGFおよびインスリンレセプター
サブファミリーを含む、一定の範囲の有糸分裂促進性(mitogenic)お
よび代謝性成長因子のレセプターがある。さらに、対応するリガンドが未知であ
る大きなRPTKファミリーがある。RPTKのリガンドは、主として分泌され
る低分子量タンパク質を含むが、膜結合型および細胞外マトリックスタンパク質
も含む。
【0697】 リガンドによるRPTKの活性化は、リガンド媒介レセプター二量体化を含み
、これはレセプターサブユニットのトランスリン酸化および細胞質チロシンキナ
ーゼの活性化を生じる。細胞質チロシンキナーゼとしては、srcファミリー(
例えば、src、yes、lck、lyn、fyn)のレセプター関連チロシン
キナーゼ、ならびにJakファミリーのような非レセプター結合型および細胞質
ゾルプロテインチロシンキナーゼが挙げられる。これらのメンバーは、サイトカ
インスーパーファミリー(例えば、インターロイキン、インターフェロン、GM
−CSFおよびレプチン)のレセプターによって誘発されるシグナル伝達を媒介
する。
【0698】 チロシンキナーゼ活性を刺激し得る公知の因子は広範であるため、METH1
またはMETH2あるいはMETH1またはMETH2によって誘導される分子
がチロシンキナーゼシグナル伝達経路を活性化し得るか否かの同定は興味深い。
従って、以下のプロトコルを設計して、チロシンキナーゼシグナル伝達経路を活
性化し得るこのような分子を同定する。
【0699】 標的細胞(例えば、初代ケラチノサイト)を約25,000細胞/ウェルの密
度で、Nalge Nunc(Naperville,IL)から購入した96
ウェルLoprodyne Silent Screen Plateに播種す
る。プレートを100%エタノールで30分間、二回リンスして滅菌し、水でリ
ンスした後、一晩乾燥させる。幾つかのプレートを、100mlの細胞培養グレ
ードI型コラーゲン(50mg/ml)、ゼラチン(2%)またはポリリジン(
50mg/ml)(これらは全て、Sigma Chemicals(St.L
ouis,MO)から購入し得る)で、またはBecton Dickinso
n(Bedford,MA)から購入した10%Matrigel、あるいは仔
ウシ血清で2時間コートし、PBSでリンスした後、4℃で保存する。増殖培地
に5,000細胞/ウェルを播種し、製造業者のAlamar Bioscie
nces,Inc.(Sacramento,CA)が記載するように、ala
marBlueを使用して48時間後に細胞数を間接定量することにより、これ
らのプレート上の細胞増殖をアッセイする。Becton Dickinson
(Bedford,MA)のFalconプレートカバー#3071を使用し、
Loprodyne Silent Screen Plateを覆う。Fal
con Microtest III細胞培養プレートもまた、いくつかの増殖
実験において使用し得る。
【0700】 抽出物を調製するため、A431細胞をLoprodyneプレートのナイロ
ン膜上に播種し(20,000/200ml/ウェル)、そして完全培地中で一
晩培養する。細胞を無血清基本培地中で24時間インキュベートして静止させる
。EGF(60ng/ml)または実施例14で生成した上清50μlで5〜2
0分間処理した後、培地を除去し、100mlの抽出緩衝液(20mM HEP
ES pH7.5、0.15M NaCl、1%TritonX−100,0.
1%SDS、2mM Na3VO4、2mM Na427およびBoeheri
nger Mannheim(Indianapolis,IN)から入手した
プロテアーゼインヒビターの混合物(#1836170))を各ウェルに添加し
、そしてプレートを回転振盪器上、4℃で5分間振盪する。次に、プレートを真
空トランスファーマニホルド(vacuum transfer manifo
ld)に設置し、そしてハウスバキュームを使用して抽出物を各ウェルの底の0
.45mm膜で濾過する。抽出物をバキュームマニホールドの底の96ウェル捕
獲/アッセイプレートに集め、そして直ちに氷上に置く。遠心分離により明澄化
した抽出物を得るため、界面活性剤で5分間可溶化した後、各ウェルの含有物を
取り出し、4℃、16,000×gで15分間遠心分離する。
【0701】 濾過抽出物をチロシンキナーゼ活性のレベルについて試験する。チロシンキナ
ーゼ活性を検出する多数の方法が公知であるが、本明細書においては方法の一つ
を記載する。
【0702】 一般的に、特定の基質(ビオチン化ペプチド)上のチロシン残基をリン酸化す
る能力を決定することにより、上清のチロシンキナーゼ活性を評価する。この目
的に使用し得るビオチン化ペプチドとしては、PSK1(細胞分裂キナーゼcd
c2−p34のアミノ酸6〜20に相当)およびPSK2(ガストリンのアミノ
酸1〜17に相当)が挙げられる。両ペプチドは、一連のチロシンキナーゼの基
質であり、Boehringer Mannheimから入手可能である。
【0703】 以下の成分を順に添加することにより、チロシンキナーゼ反応を設定する。ま
ず、5μMビオチン化ペプチド10μlを添加した後、順に、ATP/Mg2+
5mM ATP/50mM MgCl2)10μl、5×アッセイ緩衝液(40
mM塩酸イミダゾール、pH7.3、40mM β−グリセロリン酸塩、1mM
EGTA、100mM MgCl2、5mM MnCl2、0.5mg/ml
BSA)10μl、バナジン酸ナトリウム(1mM)5μl、最後に水5μlを
加える。成分を穏やかに混合し、反応混合物を30℃で2分間プレインキュベー
トする。コントロール酵素または濾過上清10μlを加えて反応を開始させる。
【0704】 次に、120mM EDTA 10μlを添加することによりチロシンキナー
ゼアッセイ反応を停止し、その反応物を氷上に置く。
【0705】 反応混合物の50μlのアリコートをマイクロタイタープレート(MTP)モ
ジュールに移し、37℃で20分間インキュベートすることにより、チロシンキ
ナーゼ活性を測定する。これにより、ストレプトアビジン(streptava
din)コーティング96ウェルプレートをビオチン化ペプチドと会合させる。
MTPモジュールを300μl/ウェルのPBSで4回洗浄する。次に、西洋ワ
サビペルオキシダーゼに結合体化した抗ホスホチロシン(phospotyro
sine)抗体(抗P−Tyr−POD(0.5u/ml))75μlを、各ウ
ェルに添加した後、37℃で1時間インキュベートする。ウェルを上記のように
洗浄する。
【0706】 次に、ペルオキシダーゼ基質溶液(Boehringer Mannheim
)100μlを加え、室温で少なくとも5分間(最長30分間)インキュベート
する。ELISAリーダーを使用して、405nmにおけるサンプルの吸光度を
測定する。結合したペルオキシダーゼ活性のレベルをELISAリーダーを使用
して定量し、これは、チロシンキナーゼ活性のレベルを反映する。
【0707】 (実施例23:リン酸化活性を同定するハイスループットスクリーニングアッ
セイ) 実施例22に記載のプロテインチロシンキナーゼ活性アッセイの可能性のある
代替物および/または補完物(compliment)として、主要な細胞内シ
グナル伝達中間体の活性化(リン酸化)を検出するアッセイもまた使用し得る。
例えば、下記のように、一つの特定のアッセイは、Erk−1およびErk−2
キナーゼのチロシンリン酸化を検出し得る。しかし、Raf、JNK、p38M
AP、Mapキナーゼキナーゼ(MEK)、MEKキナーゼ、Src、筋肉特異
的キナーゼ(MuSK)、IRAK、TecおよびJanusのような他の分子
、ならびに他の任意のホスホセリン、ホスホチロシンまたはホスホスレオニン分
子のリン酸化を、以下のアッセイにおいてこれらの分子でErk−1またはEr
k−2を置き換えることにより検出し得る。
【0708】 詳細には、96ウェルELISAプレートのウェルをプロテインG(1μg/
ml)0.1mlにより室温(RT)で2時間コーティングしてアッセイプレー
トを作製する。次に、プレートをPBSでリンスし、3%BSA/PBSにより
RTで1時間ブロックする。次に、プロテインGプレートをErk−1およびE
rk−2に対する二つの市販のモノクローナル抗体(100ng/ウェル)(S
anta Cruz Biotechnology)で処理(RTで1時間)す
る。(他の分子を検出するために、上記の任意の分子を検出するモノクローナル
抗体を交換することにより、この工程を容易に改変し得る)。PBSで3〜5回
リンスした後、使用時まで、プレートを4℃で貯蔵する。
【0709】 A431細胞を20,000/ウェルで96ウェルLoprodyneフィル
タープレートに播種し、増殖培地中で一晩培養する。次に、細胞を基本培地(D
MEM)中で48時間飢餓させた後、EGF(6ng/ウェル)または実施例3
1で得た上清50μlで5〜20分間処理する。次に、細胞を可溶化し、抽出物
を濾過して直接アッセイプレート中に入れる。
【0710】 抽出物を用いてRTで1時間インキュベートした後、ウェルを再度リンスする
。陽性コントロールとして、市販のMAPキナーゼ調製物(10ng/ウェル)
をA431抽出物の代わりに使用する。次に、プレートを、Erk−1およびE
rk−2キナーゼのリン酸化エピトープを特異的に認識する市販のポリクローナ
ル(ウサギ)抗体(1μg/ml)で処理する(RTで1時間)。この抗体を標
準的な手順によりビオチン化する。次に、結合ポリクローナル抗体をユーロピウ
ムストレプトアビジンおよびユーロピウム蛍光増強剤とWallac DELF
IA装置内で連続的にインキュベートする(時間分解性蛍光)ことによって定量
する。バックグラウンドを超える蛍光シグナルの増加は、METH1またはME
TH2またはMETH1またはMETH2によって誘導される分子によるリン酸
化を示す。
【0711】 (実施例24:METH1またはMETH2遺伝子における変化の決定方法) 目的の表現型(例えば、疾患)を提示する家族全員または個々の患者から単離
されたRNAを単離する。次に、cDNAをこれらのRNAサンプルから当該分
野で公知のプロトコルを使用して生成する(Sambrookを参照のこと)。
次に、このcDNAを、配列番号1および/または寄託したライブラリーに含ま
れるcDNAクローンにおける関連するcDNAのヌクレオチド配列における目
的の領域を取り囲むプライマーを用いるPCRのテンプレートとして使用する。
示唆されるPCR条件は、Sidransky,D.ら、Science 25
2:706(1991)に記載の緩衝溶液を使用し、95℃で30秒間;52〜
58℃で60〜120秒間;および70℃で60〜120秒間の35サイクルか
らなる。
【0712】 次に、PCR産物を、SequiTherm Polymerase(Epi
centre Technologies)を用い、5’末端にT4ポリヌクレ
オチドキナーゼで標識したプライマーを使用して配列決定する。選択したMET
H1またはMETH2のエキソンのイントロン−エキソン境界もまた決定し、ゲ
ノムPCR産物を分析してその結果を確認する。次に、METH1またはMET
H2において疑わしい変異を有するPCR産物のクローン化および配列決定を行
い、直接配列決定の結果を確認する。
【0713】 METH1またはMETH2のPCR産物を、Holton,T.A.および
Graham,M.W.,Nucleic Acids Research,1
9:1156(1991)に記載のようにTテールベクターにクローン化し、T
7ポリメラーゼ(United States Biochemical)で配
列決定する。罹患個体を、非罹患個体には存在しないMETH1またはMETH
2における変異により同定する。
【0714】 ゲノム再配置もまた、METH1またはMETH2遺伝子における改変を決定
する方法として観察する。単離したゲノムクローンを、ジゴキシゲニンデオキシ
−ウリジン5’−三リン酸(Boehringer Manheim)を用いて
ニックトランスレーションし、そしてJohnson,Cg.ら、Method
s Cell Biol. 35: 73−99(1991)に記載のようにF
ISHを行う。METH1またはMETH2のゲノムの遺伝子座への特異的ハイ
ブリダイゼーションのために、大過剰のヒトcot−1 DNAを用いて標識プ
ローブとのハイブリダイゼーションを行う。
【0715】 染色体を、4,6−ジアミノ−2−フェニリドールおよびヨウ化プロピジウム
で対比染色し、CバンドおよびRバンドの組み合わせを生成する。正確なマッピ
ングのための整列イメージを、三重バンドフィルターセット(Chroma T
echnology,Brattleboro,VT)と冷却電荷結合素子カメ
ラ(Photometrics,Tucson,AZ)および可変励起波長フィ
ルター(Johnson,Cv.ら、Genet.Anal.Tech.App
l.,8:75(1991))とを組み合わせて用いて得る。ISee Gra
phical Program System (Inovision Cor
poration,Durham,NC)を使用して、イメージ収集、分析およ
び染色体部分長測定を行う。(プローブがハイブリダイズした)METH1また
はMETH2のゲノム領域の染色体変化を、挿入、欠失および転座として同定す
る。これらのMETH1またはMETH2の変化を関連疾患の診断マーカーとし
て使用する。
【0716】 (実施例25:生物学的サンプル中のMETH1またはMETH2の異常レベ
ルを検出する方法) METH1またはMETH2ポリペプチドは生物学的サンプル中で検出され得
、そしてMETH1またはMETH2の上昇または低下が検出されるなら、この
ポリペプチドは、特定表現型のマーカーである。検出方法は数多くあり、そして
それ故、当業者は以下のアッセイをそれらの特定の必要性に適合するように改変
し得ることが理解される。
【0717】 例えば、抗体サンドイッチELISAを使用し、サンプル中、好ましくは、生
物学的サンプル中のMETH1またはMETH2を検出する。マイクロタイター
プレートのウェルを、METH1またはMETH2に対する特異的抗体を最終濃
度0.2〜10μg/mlで用いてコーティングする。この抗体は、モノクロー
ナルまたはポリクローナルのいずれかであって、実施例13に記載の方法により
産生される。ウェルに対するMETH1またはMETH2の非特異的結合が減少
するように、このウェルをブロックする。
【0718】 次に、コーティングしたウェルを、METH1またはMETH2含有サンプル
を用いてRTで2時間を超えてインキュベートする。好ましくは、サンプルの系
列希釈を使用して結果を確認すべきである。次に、プレートを脱イオン水または
蒸留水で三回洗浄し、非結合METH1またはMETH2を除去する。
【0719】 次に、特異的抗体−アルカリホスファターゼ結合体50μlを25〜400n
gの濃度で加え、室温で2時間インキュベートする。プレートを再び脱イオン水
または蒸留水で三回洗浄し、未結合の結合体を除去する。
【0720】 4−メチルウンベリフェリルリン酸(MUP)またはp−ニトロフェニルリン
酸(NPP)基質溶液75μlを各ウェルに添加し、そして室温で1時間インキ
ュベートする。反応物をマイクロタイタープレートリーダーにより測定する。コ
ントロールサンプルの系列希釈を使用して標準曲線を作成し、そしてX軸(対数
スケール)にMETH1またはMETH2ポリペプチド濃度を、そしてY軸(直
線スケール)に蛍光または吸光度をプロットする。標準曲線を用いてサンプル中
のMETH1またはMETH2濃度を補間する。
【0721】 (実施例26:ポリペプヂドの処方) METH1またはMETH2組成物は、個々の患者の臨床状態(特に、MET
H1またはMETH2ペプチドのみの処理での副作用)、送達部位、投与方法、
投与スケジュール、および開業医にとって既知の他の因子を考慮して、良好な医
療行為からなる様式で、処方および投与される。従って、本明細書における目的
のための「有効量」は、このような考慮によって決定される。
【0722】 一般的提案として、用量当り、非経口的に投与されるMETH1またはMET
H2の合計薬学的有効量は、患者体重の、約1μg/kg/日〜10mg/kg
/日の範囲にあるが、上記のようにこれは治療的裁量に委ねられる。さらに好ま
しくは、このホルモンについて、この用量は、少なくとも0.01mg/kg/
日、そして最も好ましくはヒトに対して約0.01mg/kg/日と約1mg/
kg/日との間である。連続投与する場合、代表的には、METH1またはME
TH2を約1μg/kg/時間〜約50μg/kg/時間の投薬速度で1日に1
〜4回の注射かまたは連続皮下注入(例えばミニポンプを用いる)のいずれかに
より投与する。静脈内用バッグ溶液もまた使用し得る。変化を観察するために必
要な処置期間および応答が生じる処置後の間隔は、所望の効果に応じて変化する
ようである。
【0723】 METH1またはMETH2を含む薬学的組成物を、経口的、直腸内、非経口
的、槽内(intracistemally)、膣内、腹腔内、局所的(粉末、
軟膏、ゲル、点滴剤、または経皮パッチによるなど)、口内あるいは経口または
鼻腔スプレーとして投与する。「薬学的に受容可能なキャリア」とは、非毒性の
固体、半固体または液体の充填剤、希釈剤、被包材または任意の型の製剤補助剤
をいう。本明細書で用いる用語「非経口的」とは、静脈内、筋肉内、腹腔内、胸
骨内、皮下および関節内の注射および注入を含む投与の様式をいう。
【0724】 METH1またはMETH2はまた、徐放性システムにより適切に投与される
。徐放性組成物の適切な例は、例えば、フィルムまたはマイクロカプセルの成形
品の形態の半透過性ポリマーマトリックスを包含する。徐放性マトリックスとし
ては、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号、EP58,481)、
L−グルタミン酸およびγ−エチル−L−グルタメートのコポリマー(Sidm
an,U.ら;Biopolymers 22:547−556(1983))
、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)(R.Langerら、J.B
iomed.Mater.Res.15:167−277(1981)、および
R.Langer,Chem.Tech.12:98−105(1982))、
エチレンビニルアセテート(R.Langerら)またはポリ−D−(−)−3
−ヒドロキシ酪酸(EP133,988)が挙げられる。徐放性組成物はまた、
リポソームに封入されたMETH1またはMETH2ポリペプチドを包含する。
METH1またはMETH2を含有するリポソームは、それ自体が公知である方
法により調製される:DE3,218,121;Epsteinら、Proc.
Natl.Acad.Sci.USA 82:3688−3692(1985)
;Hwangら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:40
30−4034(1980);EP52,322;EP36,676;EP88
,046;EP143,949;EP142,641;日本国特許出願第83−
118008号;米国特許第4,485,045号および同第4,544,54
5号;ならびにEP第102,324号。通常、リポソームは、小さな(約20
0〜800オングストローム)単層状型であり、脂質含有量は、約30モル%コ
レステロールよりも多く、選択された割合が、最適分泌ポリペプチド治療のため
に調整される。
【0725】 非経口投与のために、1つの実施態様において、一般に、METH1またはM
ETH2は、それを所望の程度の純度で、薬学的に受容可能なキャリア、すなわ
ち、用いる投薬量および濃度でレシピエントに対して毒性がなく、かつ処方物の
他の成分と適合するものと、単位投薬量の注射可能な形態(溶液、懸濁液または
乳濁液)で混合することにより処方される。例えば、この処方物は、好ましくは
、酸化剤、およびポリペプチドに対して有害であることが知られている他の化合
物を含まない。
【0726】 一般に、METH1またはMETH2を液体キャリアまたは微細分割固体キャ
リアあるいはその両方と均一および緊密に接触させて処方物を調製する。次に、
必要であれば、生成物を所望の処方物に成形する。好ましくは、キャリアは、非
経口的キャリアであり、より好ましくはレシピエントの血液と等張である溶液で
ある。このようなキャリアビヒクルの例としては、水、生理食塩水、リンゲル溶
液およびデキストロース溶液が挙げられる。不揮発性油およびオレイン酸エチル
のような非水性ビヒクルもまた、リポソームと同様に本明細書において有用であ
る。
【0727】 キャリアは、等張性および化学的安定性を増強する物質のような微量の添加剤
を適切に含有する。このような物質は、用いる投薬量および濃度でレシピエント
に対して毒性がなく、そしてこのような物質としては、リン酸塩、クエン酸塩、
コハク酸塩、酢酸および他の有機酸またはその塩類のような緩衝剤;アスコルビ
ン酸のような抗酸化剤;低分子量(約10残基未満)ポリペプチド(例えば、ポ
リアルギニンまたはトリペプチド);血清アルブミン、ゼラチンまたは免疫グロ
ブリンのようなタンパク質;ポリビニルピロリドンのような親水性ポリマー;グ
リシン、グルタミン酸、アスパラギン酸またはアルギニンのようなアミノ酸;セ
ルロースまたはその誘導体、ブドウ糖、マンノースまたはデキストリンを含む、
単糖類、二糖類、および他の炭水化物;EDTAのようなキレート剤;マンニト
ールまたはソルビトールのような糖アルコール;ナトリウムのような対イオン;
および/またはポリソルベート、ポロキサマーもしくはPEGのような非イオン
性界面活性剤が挙げられる。
【0728】 METH1またはMETH2は、代表的には約0.1mg/ml〜100mg
/ml、好ましくは1〜10mg/mlの濃度で、約3〜8のpHで、このよう
なビヒクル中に処方される。前記の特定の賦形剤、キャリアまたは安定化剤を使
用することにより、ポリペプチド塩が形成されることが理解される。
【0729】 治療的投与に用いられるMETH1またはMETH2は無菌状態であり得る。
滅菌濾過膜(例えば0.2ミクロンメンブレン)で濾過することにより無菌状態
は容易に達成される。一般に、治療用ポリペプチド組成物は、滅菌アクセスポー
トを有する容器、例えば、皮下用注射針で穿刺可能なストッパー付の静脈内用溶
液バッグまたはバイアルに配置される。
【0730】 METH1またはMETH2ポリペプチドは、通常、単位用量または複数用量
容器、例えば、密封アンプルまたはバイアルに、水溶液または再構成するための
凍結乾燥処方物として貯蔵される。凍結乾燥処方物の例として、10mlのバイ
アルに、滅菌濾過した1%(w/v)METH1またはMETH2ポリペプチド
水溶液5mlを充填し、そして得られる混合物を凍結乾燥する。凍結乾燥したM
ETH1またはMETH2ポリペプチドを注射用静菌水を用いて再構成して注入
溶液を調製する。
【0731】 本発明はまた、本発明の薬学的組成物の1つ以上の成分を満たした一つ以上の
容器を備える薬学的パックまたはキットを提供する。医薬品または生物学的製品
の製造、使用または販売を規制する政府機関が定めた形式の通知が、このような
容器に付属し得、この通知は、ヒトへの投与に対する製造、使用または販売に関
する政府機関による承認を表す。さらに、METH1またはMETH2を他の治
療用化合物と組み合わせて使用し得る。
【0732】 本発明の組成物は、単独で、または他の治療的薬剤と組み合わせて投与され得
る。本発明の治療剤とともに投与され得る治療的薬剤としては、以下が挙げられ
るが、それらに限定されない:TNFファミリーの他のメンバー、化学療法剤、
抗生物質、ステロイド性および非ステロイド性の抗炎症剤、従来の免疫療法剤、
サイトカインならびに/または増殖因子。組み合わせは、例えば、混合物として
同時に;別々であるが同時にもしくは並行して;または逐次的にかのいずれかで
投与され得る。これは、組み合わされた薬剤が、治療混合物としてともに投与さ
れる提示を含み、そして組み合わせた薬剤が、別々であるが同時に(例えば、同
じ個体へ別々の静脈ラインを通じての場合)投与される手順もまた含む。「組み
合わせ」投与は、第1に与えられ、続いて第2に与えられる化合物または薬剤の
うちの1つを別々に投与することをさらに含む。
【0733】 1つの実施形態において、本発明の組成物は、TNFファミリーの他のメンバ
ーと組み合わせて投与される。本発明の組成物とともに投与され得るTNF分子
、TNF関連分子、またはTNF様分子としては、以下が挙げられるが、これら
に限定されない:可溶性形態のTNF−α、リンホトキシン−α、(LT−α、
TNF−βとしても公知)、LT−β(複合ヘテロトリマーLT−α2−βの状
態で見出された)、OPGL、FasL、CD27L、CD30L、CD40L
、4−1BBL、DcR3、OX40L、TNF−γ(国際公開番号WO96/
14328)、AIM−I(国際公開番号WO97/33899)、エンドカイ
ン(endokine)−α(国際公開番号WO98/07880)、TR6(
国際公開番号WO98/30694)、OPG、およびニュートロカイン(ne
utrokine)−α(国際公開番号WO98/18921)、OX40、お
よび神経成長因子(NGF)、ならびに可溶性形態のFas、可溶性形態のCD
30、可溶性形態のCD27、可溶性形態のCD40および可溶性形態の4−I
BB、TR2(国際公開番号WO96/34095)、DR3(国際公開番号W
O97/33904)、DR4(国際公開番号WO98/32856)、TR5
(国際公開番号WO98/30693)、TR6(国際公開番号WO98/30
694)、TR7(国際公開番号WO98/41629)、TRANK、TR9
(国際公開番号WO98/56892)、TR10(国際公開番号WO98/5
4202)、312C2(国際公開番号WO98/06842)、およびTR1
2、ならびに可溶性形態のCD154、可溶性形態のCD70、および可溶性形
態のCD153。
【0734】 本発明の組成物とともに投与され得る従来の非特異的免疫抑制剤としては、ス
テロイド類、シクロスポリン、シクロスポリンアナログ、シクロホスファミドメ
チルプレドニゾン、プレドニゾン、アザチオプリン、FK−506、15−デオ
キシスペルグアリン(15−deoxyspergulain)、および応答T
細胞の機能を抑制することによって作用する他の免疫抑制剤が挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0735】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、抗生物質とともに投与される
。本発明の組成物とともに投与され得る抗生物質としては、テトラサイクリン、
メトロニダゾル、アモキシシリン、β−ラクタマーゼ、アミノ配糖体、マクロラ
イド、キノロン類、フルオロキノロン類、セファロスポリン、エリスロマイシン
、シプロフロキサシンおよびストレプトマイシンが挙げられるが、これらに限定
されない。
【0736】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、単独でかまたは抗炎症剤と組
み合わせて投与される。本発明の組成物とともに投与され得る抗炎症剤としては
、グルココルチコイドおよび非ステロイド抗炎症剤、アミノアリールカルボン酸
誘導体、アリール酢酸誘導体、アリール酪酸誘導体、アリールカルボン酸、アリ
ールプロピオン酸誘導体、ピラゾール類、ピラゾロン類、サリチル酸誘導体、チ
アジンカルボキサミド類、e−アセトアミドカプロン酸、S−アデノシルメチオ
ニン、3−アミノ−4−ヒドロキシ酪酸、アミキセトリン(amixetrin
e)、ベンダザック、ベンジダミン、ブコローム、ジフェンピラミド、ジタゾー
ル、エモルファゾン、グアイアズレン、ナブメトン、ニメスリド、オルゴテイン
、オキサセプロール、パラニリン(paranyline)、ペリソキサール、
ピフオキシム、プロカゾン、プロキサゾール、およびテニダプが挙げられるが、
これらに限定されない。
【0737】 別の実施形態において、本発明の組成物は、化学療法剤と組み合わせて投与さ
れる。本発明の組成物とともに投与され得る化学療法剤としては、抗生物質誘導
体(例えば、ドキソルビシン、ブレオマイシン、ダウノルビシン、およびダクチ
ノマイシン);抗エストロゲン(例えば、タモキシフェン);抗代謝物(例えば
、フルオロウラシル、5−FU、メトトレキサート、フロクスウリジン、インタ
ーフェロンα−2b、グルタミン酸、プリカマイシン(plicamycin)
、メルカプトプリン、および6−チオグアニン);細胞傷害剤(例えば、カルム
スチン、BCNU、ロムスチン、CCNU、シトシンアラビノシド、シクロホス
ファミド、エストラムスチン、ヒドロキシウレア、プロカルバジン、マイトマイ
シン、ブスルファン、シス−プラチン、および硫酸ビンクリスチン);ホルモン
(例えば、メドロキシプロゲステロン、エストラムスチンリン酸ナトリウム、エ
チニルエストラジオール、エストラジオール、酢酸メゲストロール、メチルテス
トステロン、ジエチルスチルベストロールジホスフェート、クロロトリアニセン
、およびテストラクトン);ナイトロジェンマスタード誘導体(例えば、メファ
レン(mephalen)、クロランブシル(chlorambucil)、メ
クロレタミン(ナイトロジェンマスタード)およびチオテパ);ステロイド類お
よび組み合わせ(例えば、ベタメタゾンリン酸ナトリウム);ならびにその他(
例えば、ジカルバジン(dicarbazine)、アスパラギナーゼ、ミトー
テン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビンブラスチン、およびエトポシド)が挙げら
れるが、これらに限定されない。
【0738】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、サイトカインと組み合わせて
投与される。本発明の組成物とともに投与され得るサイトカインとしては、IL
2、IL3、IL4、IL5、IL6、IL7、IL10、IL12、IL13
、IL15、抗CD40、CD40L、IFN−γおよびTNF−αが挙げられ
るが、これらに限定されない。
【0739】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、脈管形成タンパク質と組み合
わせて投与される。本発明の組成物とともに投与され得る脈管形成タンパク質と
しては、欧州特許番号EP−399816に開示されるようなグリオーム由来増
殖因子(GDGF);欧州特許番号EP−682110に開示されるような血小
板由来増殖因子A(PDGF−A);欧州特許番号EP−282317に開示さ
れるような血小板由来増殖因子B(PDGF−B);国際公開番号WO92/0
6194号に開示されるような胎盤増殖因子(PIGF);Hauserら、G
orwth Factors、4:259−268(1993)に開示されるよ
うな胎盤増殖因子2(PIGF−2);国際公開番号WO90/13649号に
開示されるような血管内皮増殖因子(VEGF);欧州特許番号EP−5064
77に開示されるような血管内皮増殖因子A(VEGF−A);国際公開番号W
O96/39515号に開示されるような血管内皮増殖因子2(VEGF−2)
);国際公開番号WO96/26736号に開示されるような血管内皮増殖因子
B−186(VEGF−B186);国際公開番号WO98/02543号に開
示されるような血管内皮増殖因子D(VEGF−D);国際公開番号WO98/
07832号に開示されるような血管内皮増殖因子D(VEGF−D);および
ドイツ国特許番号DE19639601に開示されるような血管内皮増殖因子E
(VEGF−E)が挙げられるが、これらに限定されない。上記の参考文献は、
本明細書で参考として援用される。
【0740】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、線維芽細胞増殖因子と組み合
わせて投与される。本発明の組成物とともに投与され得る線維芽細胞増殖因子と
しては、FGF−1、FGF−2、FGF−3、FGF−4、FGF−5、FG
F−6、FGF−7、FGF−8、FGF−9、FGF−10、FGF−11、
FGF−12、FGF−13、FGF−14、およびFGF−15が挙げられる
が、これらに限定されない。
【0741】 さらなる実施形態において、本発明の組成物は、他の治療レジメンまたは予防
レジメン(例えば、放射線治療)と組み合わせて投与される。
【0742】 (実施例27:METH1またはMETH2のレベル低下を処置する方法) 本発明は、体におけるMETH1またはMETH2活性の減少したレベルを必
要とする個体を処置するための方法に関し、この方法は、このような個体に、治
療的有効量のMETH1またはMETH2アンタゴニストを含む組成物を投与す
る工程を包含する。本発明における用途に好ましいアンタゴニストは、METH
1またはMETH2特異的抗体である。
【0743】 さらに、個体におけるMETH1またはMETH2の標準の発現レベルまたは
正常発現レベルの低下により引き起こされる状態は、METH1またはMETH
2を、好ましくは分泌形態において投与することにより処置し得ることが理解さ
れる。従って、本発明はまた、METH1またはMETH2ポリペプチドのレベ
ルの増加が必要な個体の処置方法を提供する。この方法は、このような個体に、
このような個体でMETH1またはMETH2の活性レベルを増加させる量のM
ETH1またはMETH2を含む薬学的組成物を投与する工程を包含する。
【0744】 例えば、METH1またはMETH2ポリペプチドのレベルが低下した患者は
、そのポリペプチドを、1日用量0.1〜100μg/kgで6日続けて服用す
る。好ましくは、そのポリペプチドは分泌形態である。投与および処方物に基づ
く投薬計画の正確な詳細は、実施例26に提供されている。
【0745】 (実施例28:METH1またはMETH2のレベル上昇を処置する方法) 本発明はまた、体におけるMETH1またはMETH2活性の増加したレベル
を必要とする個体を処置するための方法に関し、この方法は、このような個体に
、治療的有効量のMETH1またはMETH2、あるいはそれらのアゴニストを
含む組成物を投与する工程を包含する。
【0746】 アンチセンス技術を使用してMETH1またはMETH2の産生を阻害する。
この技術は、癌のような様々な病因に起因するMETH1またはMETH2ポリ
ペプチド(好ましくは、分泌形態)のレベルを低下させる方法の1つの例である
【0747】 例えば、METH1またはMETH2のレベルが異常に上昇したと診断された
患者に、アンチセンスポリヌクレオチドを、0.5、1.0、1.5、2.0お
よび3.0mg/kg/日で21日間、静脈内投与する。この処置に対して十分
に寛容化された場合は、7日間の休薬期間後に、この処置を繰り返す。このアン
チセンスポリヌクレオチドの処方は、実施例26に提供されている。
【0748】 (実施例29:遺伝子治療を使用する処置方法−エキソビボ) 遺伝子治療の1つの方法は、METH1またはMETH2ポリペプチドを発現
し得る線維芽細胞を患者に移植する。一般に、線維芽細胞は、皮膚生検により被
験者から得られる。得られた組織を組織培養培地中に配置し、小片に分割する。
組織の小塊を組織培養フラスコの湿潤表面に置き、約10片を各フラスコに置く
。このフラスコを倒置し、しっかりと閉めた後、室温で一晩放置する。室温で2
4時間後、フラスコを反転させ、組織塊をフラスコの底に固定させたままにし、
そして新鮮な培地(例えば、10%FBS、ペニシリンおよびストレプトマイシ
ンを含有するHamのF12培地)を添加する。次に、フラスコを37℃で約1
週間インキュベートする。
【0749】 この時点で、新鮮な培地を添加し、次いで数日ごとに取り換える。さらに二週
間培養した後に、単層の線維芽細胞が出現する。この単層をトリプシン処理し、
さらに大きなフラスコにスケールアップする。
【0750】 モロニーマウス肉腫ウイルスの長末端反復が隣接するpMV−7(Kirsc
hmeier,P.T.ら、DNA,7:219−25(1988))をEco
RIおよびHindIIIで消化した後、仔ウシ腸ホスファターゼで処理する。
線状ベクターをアガロースゲル上で分画し、そしてガラスビーズを使用して精製
する。
【0751】 METH1またはMETH2をコードするcDNAを、実施例5に記載のそれ
ぞれ5’ 末端配列および3’末端配列に対応するPCRプライマーを使用して
増幅し得る。好ましくは、この5’プライマーはEcoRI部位を含み、そして
この3’プライマーはHindIII部位を含む。等量の、モロニーマウス肉腫
ウイルスの線状骨格および増幅したEcoRIおよびHindIIIフラグメン
トを、T4 DNAリガーゼの存在下で一緒に加える。得られた混合物を、この
2つのフラグメントを連結するのに適した条件下で維持する。次に、連結混合物
を使用し、細菌HB101を形質転換する。次に、ベクターが正確に挿入された
METH1またはMETH2を含むことを確認する目的のために、それを、カナ
マイシンを含む寒天上にプレーティングする。
【0752】 アンホトロピックpA317またはGP+am12パッケージング細胞を、1
0%仔ウシ血清(CS)、ペニシリンおよびストレプトマイシンを含むダルベッ
コ改変イーグル培地(DMEM)中、組織培養でコンフルエントな密度まで増殖
させる。次に、METH1またはMETH2遺伝子を含むMSVベクターを培地
に加え、そしてパッケージング細胞をこのベクターで形質導入する。このとき、
このパッケージング細胞は、METH1またはMETH2遺伝子を含む感染性ウ
イルス粒子を産生する(ここで、このパッケージング細胞をプロデューサー細胞
という)。
【0753】 形質導入されたプロデューサー細胞に新鮮な培地を添加し、次いでこの培地を
10cmプレートのコンフルエントなプロデューサー細胞から採取する。感染性
ウイルス粒子を含む使用済み培地を、ミリポアーフィルターを通して濾過し、は
がれたプロデューサー細胞を除去した後、この培地を使用して、線維芽細胞を感
染させる。線維芽細胞のサブコンフルエントなプレートから培地を除去し、そし
てプロデューサー細胞からの培地で速やかに置き換える。この培地を除去し、そ
して新鮮な培地と置き換える。ウイルスの力価が高ければ、実質的にすべての線
維芽細胞が感染され、選択は必要ではない。力価が非常に低ければ、neoまた
はhisのような選択マーカーを有するレトロウイルスベクターを使用すること
が必要である。一旦、線維芽細胞が効率的に感染したなら、その線維芽細胞を分
析し、METH1またはMETH2タンパク質が産生されているか否かを決定す
る。
【0754】 次に、操作された線維芽細胞を、単独で、またはサイトデックス3マイクロキ
ャリアビーズ上でコンフルエントに増殖させた後のいずれかで、宿主に移植する
【0755】 (実施例30:遺伝子治療を使用する処置方法−インビボ) 本発明の別の局面は、障害、疾患、および状態を処置するためにインビボ遺伝
子治療方法を使用することである。この遺伝子治療法は、METH1またはME
TH2ポリペプチドの発現を増大または減少させるための、動物への裸の核酸(
DNA、RNA、およびアンチセンスDNAまたはRNA)のMETH1または
METH2配列の導入に関する。METH1またはMETH2ポリヌクレオチド
は、プロモーター、または標的組織によるMETH1またはMETH2ポリペプ
チドの発現に必要な任意の他の遺伝子エレメントに、作動可能に連結され得る。
このような遺伝子治療および送達の技術および方法は、当該分野で公知であり、
例えば、WO90/11092、WO98/11779;米国特許第5,693
,622号、同第5,705,151号、同第5,580,859号;Taba
ta,Hら(1997)Cardiovasc.Res.35(3):470−
479;Chao,Jら(1997)Pharmacol.Res.35(6)
:517−522;Wolff,J.A.(1997)、Neuromuscu
l.Disord.7(5):314−318、Schwartz,B.ら、(
1996)Gene Ther.3(5):405−411;Tsurumi,
Y.ら(1996)Circulation 94(12):3281−329
0(本明細書中に参考として援用される)を参照のこと。
【0756】 METH1またはMETH2ポリヌクレオチド構築物は、注入可能な物質を動
物の細胞に送達する任意の方法(例えば、組織(心臓、筋肉、皮膚、肺、肝臓、
腸など)の間隙空間への注入)によって送達され得る。METH1またはMET
H2ポリヌクレオチド構築物は、薬学的に受容可能な液体または水性キャリア中
で送達され得る。
【0757】 用語「裸の」ポリヌクレオチド、DNAまたはRNAは、細胞への侵入を補助
、促進、または容易にするように作用するいかなる送達ビヒクル(ウイルス配列
、ウイルス粒子、リポソーム処方物、リポフェクチン、または沈澱剤などを含む
)も含まない配列をいう。しかし、METH1またはMETH2ポリヌクレオチ
ドはまた、当業者に周知の方法によって調製され得るリポソーム処方物(例えば
、Felgner,P.L.ら(1995)Ann.NY Acad.Sci.
772:126−139およびAbdallah,B.ら、(1995)Bio
l.Cell 85(1):1−7で教示されたもの)中で送達され得る。
【0758】 この遺伝子治療方法において使用されるMETH1またはMETH2ポリヌク
レオチドベクター構築物は、好ましくは、宿主ゲノムに組み込まれず、複製を可
能にする配列も含まない構築物である。当業者に公知の任意の強力なプロモータ
ーが、DNAの発現を駆動するために用いられ得る。他の遺伝子治療技術とは異
なり、裸の核酸配列を標的細胞に導入する1つの主要な利点は、その細胞におけ
るポリヌクレオチド合成の一過性の性質である。研究によって、非複製DNA配
列が細胞に導入されて、6ヶ月までの間の期間、所望のポリペプチドの産生を提
供し得ることが示された。
【0759】 METH1またはMETH2ポリヌクレオチド構築物は、動物内の組織(筋肉
、皮膚、脳、肺、肝臓、脾臓、骨髄、胸腺、心臓、リンパ、血液、骨、軟骨、膵
臓、腎臓、胆嚢、胃、腸、精巣、卵巣、子宮、直腸、神経系、眼、腺、および結
合組織を包含する)の間隙空間に送達され得る。この組織の間隙空間は、細胞間
液、ムコ多糖基質(器官組織の細網線維、血管または腔(chamber)の壁
における弾性線維、線維性組織のコラーゲン線維に間にある)、あるいは結合組
織鞘性筋肉細胞内または骨の裂孔中の同じ基質を包含する。これは、同様に、循
環の血漿およびリンパチャネルのリンパ液により占められた空間である。筋肉組
織の間隙空間への送達は、以下に考察する理由のために好ましい。それらは、こ
れらの細胞を含む組織への注入によって、好都合に送達され得る。それらは、好
ましくは、分化した持続性の非分裂細胞に送達され、そしてその細胞において発
現されるが、送達および発現は、非分化細胞または完全には分化していない細胞
(例えば、血液の幹細胞または皮膚線維芽細胞)において達成され得る。インビ
ボで、筋肉細胞は、ポリヌクレオチドを取り込み、そして発現するそれらの能力
において、特に適格である。
【0760】 裸のMETH1またはMETH2ポリヌクレオチド注入のために、DNAまた
はRNAの有効投薬量は、約0.0005g/kg体重から約50mg/kg体
重の範囲にある。好ましくは、この投薬量は、約0.005mg/kgから約2
0mg/kgであり、そしてより好ましくは、約0.05mg/kgから約5m
g/kgである。もちろん、当業者が認識するように、この投薬量は、注入の組
織部位に従って変化する。核酸配列の適切かつ有効な投薬量は、当業者によって
容易に決定され得、そして処置される状態および投与経路に依存し得る。好まし
い投与経路は、組織の間隙空間への非経口注入経路によってである。しかし、他
の非経口経路もまた用いられ得、これには、例えば、特に肺または気管支組織、
咽喉、または鼻の粘膜への送達のためのエアロゾル処方物の吸入が挙げられる。
さらに、裸のMETH1またはMETH2ポリヌクレオチド構築物が、血管形成
術の間に、この手順において用いられるカテーテルによって動脈に送達され得る
【0761】 インビボでの筋肉における注入METH1またはMETH2ポリヌクレオチド
の用量応答効果を、以下のようにして決定する。METH1またはMETH2ポ
リペプチドをコードするmRNAの生成のための適切なMETH1またはMET
H2鋳型DNAを、標準的な組換えDNA方法論に従って調製する。この鋳型D
NA(これは環状または線状のいずれかであり得る)を裸のDNAとして使用す
るか、またはリポソームと複合体化するかのいずれかである。次いで、マウスの
四頭筋に、種々の量の鋳型DNAを注入する。
【0762】 5〜6週齢の雌性および雄性のBalb/Cマウスに、0.3mlの2.5%
Avertinを腹腔内注射することにより麻酔する。1.5cmの切開を大腿
前部で行い、そして四頭筋を直接可視化する。METH1またはMETH2鋳型
DNAを、0.1mlのキャリアに入れて、1cc注射器で27ゲージ針を通し
て1分間にわたって、筋肉の遠位挿入部位から約0.5cmのところで膝に、約
0.2cmの深さで注入する。縫合を、将来の位置決定のために注入部位の上で
行い、そしてその皮膚をステンレス鋼クリップで閉じる。
【0763】 適切なインキュベーション時間(例えば、7日)後、筋肉抽出物を、四頭全体
を切り出すことによって調製する。個々の四頭筋の5枚毎の15μm切片を、M
ETH1またはMETH2タンパク質発現について組織化学的に染色する。ME
TH1またはMETH2タンパク質発現についてのタイムコースを、異なるマウ
スからの四頭を異なる時間で採取すること以外は、同様な様式で行い得る。注入
後の筋肉中のMETH1またはMETH2DNAの持続性を、注入したマウスお
よびコントロールマウスからの全細胞性DNAおよびHIRT上清を調製した後
、サザンブロット分析によって決定し得る。マウスにおける上記実験の結果を、
裸のMETH1またはMETH2DNAを用いて、ヒトおよび他の動物において
適切な投薬量および他の処置パラメーターを外挿するために使用し得る。
【0764】 (実施例31:内因性METH1および/またはMETH2遺伝子を使用する
遺伝子治療) 本発明に従う遺伝子治療の別の方法は、内因性METH1および/またはME
TH2配列を、例えば、米国特許第5,641,670号(1997年6月24
日発行);国際公開番号WO 96/29411(1996年9月26日公開)
;国際公開番号WO 94/12650(1994年8月4日公開);Koll
erら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,86:8932〜8
935(1989);およびZijlstraら、Nature,342:43
5〜438(1989)に記載されるように、相同組換えを介してプロモーター
に作動可能に結合する工程を包含する。この方法は、その標的細胞中に存在する
が、その細胞中では発現されないかまたは所望されるよりも低いレベルで発現さ
れる、遺伝子の活性化を包含する。
【0765】 プロモーターおよび標的化配列を含むポリヌクレオチド構築物を作製する。こ
の標的配列は、プロモーターに隣接する、内因性METH1および/またはME
TH2の5’非コード配列に相同である。この標的化配列は、METH1および
/またはMETH2の5’末端に十分に近く、その結果、このプロモーターは、
相同組換えの際にこの内因性配列に作動可能に連結される。このプロモーターお
よび標的化配列を、PCRを使用して増幅し得る。好ましくは、この増幅したプ
ロモーターは、5’末端および3’末端上に異なる制限酵素部位を含む。好まし
くは、第1の標的化配列の3’末端は、増幅したプロモーターの5’末端と同じ
制限酵素部位を含み、そして第2の標的化配列の5’末端は、増幅したプロモー
ターの3’末端と同じ制限部位を含む。
【0766】 この増幅したプロモーターおよび増幅した標的化配列を、適切な制限酵素で消
化し、続いてウシ腸ホスファターゼで処理する。消化したプロモーターおよび消
化した標的化配列を、T4 DNAリガーゼの存在下でともに加える。生じた混
合物を、これら2つのフラグメントの連結に適切な条件下で維持する。この構築
物をアガロースゲル上でサイズ分画し、次いでフェノール抽出およびエタノール
沈殿により精製する。
【0767】 この実施例において、このポリヌクレオチド構築物を、エレクトロポレーショ
ンを介して裸のポリヌクレオチドとして投与する。しかし、このポリヌクレオチ
ド構築物はまた、トランスフェクション促進剤(例えば、リポソーム、ウイルス
配列、ウイルス粒子、沈殿剤など)とともに投与され得る。送達のこのような方
法は、当該分野で公知である。
【0768】 一旦、細胞をトランスフェクトすると、相同組換えが生じて、このプロモータ
ーがこの内因性METH1および/またはMETH2配列に作動可能に連結され
る。これは、この細胞中におけるMETH1および/またはMETH2の発現を
生じる。発現は、免疫学的染色または当該分野で公知の他の任意の方法により、
検出され得る。線維芽細胞を、皮膚生検により被験者から得る。得られた組織を
、DMEM+10%ウシ胎仔血清中に配置する。対数増殖期または定常期初期の
線維芽細胞を、トリプシン処理し、そしてプラスチックの表面から栄養培地でリ
ンスする。細胞懸濁液のアリコートを、計数のために取り出し、そして残りの細
胞を遠心分離に供する。上清を吸引し、そしてペレットを5mlのエレクトロポ
レーション緩衝液(20mM HEPES pH7.3、137mM NaCl
、5mM KCl、0.7mM Na2HPO4、6mMデキストロース)に再懸
濁する。この細胞を再遠心分離し、上清を吸引し、そして細胞をアセチル化ウシ
血清アルブミン1mg/mlを含むエレクトロポレーション緩衝液に再懸濁する
。この最終細胞懸濁物は、約3×106細胞/mlを含む。エレクトロポレーシ
ョンを、再懸濁直後に実施すべきである。
【0769】 プラスミドDNAを、標準的技術に従って調製する。例えば、METH1およ
び/またはMETH2遺伝子座に標的化するためのプラスミドを構築するために
、プラスミドpUC18(MBI Fermentas、Amherst、NY
)をHindIIIで消化する。CMVプロモーターを、5’末端にXbaI部
位および3’末端にBamHI部位を備えてPCRにより増幅する。2つのME
TH1および/またはMETH2非コード配列をPCRを介して増幅する:一方
のMETH1および/またはMETH2非コード配列(METH1および/また
はMETH2フラグメント1)を、5’末端にHindIII部位および3’末
端にXba部位を備えて増幅する;他方のMETH1および/またはMETH2
非コード配列(METH1および/またはMETH2フラグメント2)を、5’
末端にBamHI部位および3’末端にHindIII部位を備えて増幅する。
このCMVプロモーターならびにMETH1および/またはMETH2フラグメ
ントを、適切な酵素(CMVプロモーター−XbaIおよびBamHI;MET
H1および/またはMETH2フラグメント1−XbaI;METH1および/
またはMETH2フラグメント2−BamHI)で消化し、そしてともに連結す
る。生じた連結生成物をHindIIIで消化し、そしてHindIIIで消化
したpUC18プラスミドと連結する。
【0770】 プラスミドDNAを、0.4cmの電極ギャップを備える滅菌キュベット(B
io−Rad)に添加する。最終DNA濃度は、一般的に、少なくとも120μ
g/mlである。次いで、この細胞懸濁液の0.5ml(約1.5×106細胞
を含む)をこのキュベットに添加し、そしてこの細胞懸濁液およびDNA溶液を
、穏やかに混合する。エレクトロポレーションを、Gene−Pulser装置
(Bio−Rad)を用いて実施する。キャパシタンスおよび電圧を、それぞれ
、960μFおよび250〜300Vに設定する。電圧が増加すると、細胞の生
存が減少するが、導入されたDNAをそのゲノム中に安定に組込む生存細胞の割
合が劇的に増加する。これらのパラメーターを与えると、パルス時間約14〜2
0mSecが観察されるはずである。
【0771】 エレクトロポレーションした細胞を、室温で約5分間維持し、次いで、このキ
ュベットの中身を、滅菌した移動ピペットを用いて穏やかに取り出す。この細胞
を、10cmのディッシュ中の、予め温めた栄養培地(15%ウシ血清を含むD
MEM)10mlに直接加え、そして37℃でインキュベートする。翌日、この
培地を吸引し、そして10mlの新鮮な培地で置換し、そしてさらに16〜24
時間インキュベートする。
【0772】 次に、操作された線維芽細胞を、単独で、またはサイトデックス3マイクロキ
ャリアビーズ上でコンフルエントに増殖させた後のいずれかで、宿主に注射する
。ここで、この繊維芽細胞は、タンパク質産物を産生する。次いで、この繊維芽
細胞は、上記のように患者に導入され得る。
【0773】 (実施例32:トランスジェニック動物) METH1および/またはMETH2ポリペプチドはまた、トランスジェニッ
ク動物において発現され得る。マウス、ラット、ウサギ、ハムスター、モルモッ
ト、ブタ、ミニブタ、ヤギ、ヒツジ、ウシおよびヒト以外の霊長類(例えば、ヒ
ヒ、サルおよびチンパンジー)を含むがこれらに限定されない任意の種の動物は
、トランスジェニック動物を作製するために用いられ得る。特定の実施形態にお
いて、本明細書に記載されるかまたはさもなければ当該分野で公知の技術が、遺
伝子治療プロトコルの一部として、ヒトにおける本発明のポリペプチドの発現の
ために用いられる。
【0774】 当該分野で公知の任意の技術を、導入遺伝子(すなわち、本発明のポリヌクレ
オチド)の動物への導入に用いて、トランスジェニック動物の創始系統(fou
nder line)を生成し得る。このような技術は、前核マイクロインジェ
クション(Patersonら、Appl.Microbiol.Biotec
hnol.40:691−698(1994);Carverら、Biotec
hnology(NY)11:1263−1270(1993);Wright
ら、Biotechnology(NY)9:830−834(1991);お
よびHoppeら、米国特許第4,873,191号(1989));生殖細胞
系へのレトロウイルス媒介遺伝子移入(Van der Puttenら、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA 82:6148−6152(19
85))、胚盤胞または胚;胚性幹細胞における遺伝子標的化(Thompso
nら、Cell 56:313−321(1989));細胞または胚のエレク
トロポレーション(Lo、1983、Mol Cell.Biol.3:180
3−1814(1983));遺伝子銃を用いた本発明のポリヌクレオチドの導
入(例えば、Ulmerら、Science 259:1745(1993)を
参照のこと);胚性多能性(pleuripotent)幹細胞への核酸構築物
の導入および胚盤胞へのこの幹細胞の移入;ならびに精子媒介遺伝子移入(La
vitranoら、Cell 57:717−723(1989));などを含
むがこれらに限定されない。このような技術の総説については、本明細書中にそ
の全体が参考として援用される、Gordon、「Transgenic An
imals」、Intl.Rev.Cytol.115:171−229(19
89)を参照のこと。
【0775】 当該分野で公知の任意の技術を用いて、本発明のポリヌクレオチドを含むトラ
ンスジェニッククローンを生成し得る(例えば、培養された、静止状態に誘導さ
れた胚細胞、胎児細胞または成体の細胞由来の除核した卵母細胞の核への核移入
(Campellら、Nature 380:64−66(1996);Wil
mutら、Nature 385:810−813(1997))。
【0776】 本発明は、その全ての細胞に導入遺伝子を保有するトランスジェニック動物、
ならびにいくつかの細胞(しかしその全ての細胞ではない)に導入遺伝子を保有
する動物(すなわち、モザイク動物またはキメラ)を提供する。導入遺伝子は、
1つの導入遺伝子としてまたはコンカテマー(例えば、頭−頭タンデム型または
頭−尾タンデム型)のような複数のコピーとして組み込まれ得る。この導入遺伝
子はまた、例えば、Laskoらの教示(Laskoら、Proc.Natl.
Acad.Sci.USA 89:6232−6236(1992))に従って
特定の細胞型に選択的に導入され得、そして活性化され得る。このような細胞型
特異的活性化に必要とされる調節配列は、目的の特定の細胞型に依存し、そして
それらは当業者に明らかである。ポリヌクレオチド導入遺伝子が、内在性遺伝子
の染色体部位に組み込まれることが所望される場合、遺伝子の標的化が好ましい
【0777】 手短に言えば、このような技術が利用される場合、内在性遺伝子に対して相同
ないくつかのヌクレオチド配列を含むベクターが、染色体配列との相同な組換え
を介して内在性遺伝子のヌクレオチド配列に組み込まれ、そのヌクレオチド配列
の機能を破壊することを目的として設計される。導入遺伝子はまた、特定の細胞
型に選択的に導入され得、従って、例えば、Guら(Guら、Science
265:103−106(1994))の教示に従って、導入された細胞型にお
いてのみ内在性遺伝子が不活化される。そのような細胞型特異的不活化に必要と
される調節配列は、目的の特定の細胞型に依存し、そしてそれらは当業者に明ら
かである。この段落において列挙される文書の各々の内容は、本明細書中でその
全体において参考として援用される。
【0778】 一旦トランスジェニック動物が作製されると、その組換え遺伝子の発現は、標
準的な技術を利用してアッセイされ得る。最初のスクリーニングは、サザンブロ
ット分析またはPCR技術によって達成されて、導入遺伝子の組み込みが起きた
ことを動物組織の分析により確認し得る。トランスジェニック動物の組織におけ
る導入遺伝子のmRNA発現レベルはまた、動物から得た組織サンプルのノーザ
ンブロット分析、インサイチュハイブリダイゼーション分析および逆転写酵素P
CR(rt−PCR)を含むがこれらに限定されない技術を用いて評価され得る
。トランスジェニック遺伝子発現組織のサンプルはまた、導入遺伝子産物に特異
的な抗体を用いて免疫細胞化学的または免疫組織化学的に評価され得る。
【0779】 一旦、創始動物が生成されると、それらは、交配され、同系交配され、異系交
配されるかまたは交雑されて、特定の動物のコロニーを生成し得る。そのような
交配戦略の例は、以下を含むがそれらに限定されない:別の系統を樹立するため
の1つより多くの組み込み部位を有する創始動物の異系交配;各導入遺伝子の相
加的発現効果によって、より高いレベルで導入遺伝子を発現する複合トランスジ
ェニックを生成するための別々の系統の同系交配;発現の増強およびDNA分析
による動物のスクリーニングの必要性の排除の両方のための、所定の組み込み部
位に対してホモ接合性の動物を生成するヘテロ接合性トランスジェニック動物の
交雑;複合ヘテロ接合性またはホモ接合性系統を生成するための別々のホモ接合
系統の交雑;ならびに目的の実験モデルに適切な異なるバックグラウンド上に導
入遺伝子を配置するための交配。
【0780】 本発明のトランスジェニック動物は、METH1および/またはMETH2ポ
リペプチドの生物学的機能の詳述、異常なMETH1および/またはMETH2
発現に関連する状態および/または障害の研究、ならびにこのような状態および
/または障害の改善に有効な化合物についてのスクリーニングに有用な動物モデ
ル系を含むがこれらに限定されない用途を有する。
【0781】 (実施例33:METH1および/またはMETH2ノックアウト動物) 内因性METH1および/またはMETH2遺伝子発現もまた、標的化された
相同組換えを使用してMETH1および/またはMETH2遺伝子ならびに/あ
るいはそのプロモーターを不活性化または「ノックアウトする」ことによって減
少し得る(例えば、Smithiesら、Nature 317:230−23
4(1985);ThomasおよびCapecchi、Cell 51:50
3−512(1987);Thompsonら、Cell 5:313−321
(1989)を参照のこと;これらの各々は、本明細書中でその全体が参考とし
て援用される)。例えば、内因性ポリヌクレオチド配列(この遺伝子のコード領
域または調節領域のいずれか)と相同性のDNAに隣接される、本発明の変異体
、非機能的なポリヌクレオチド(または完全に関連のないDNA配列)を、選択
マーカーおよび/またはネガティブ選択マーカーを用いてまたは用いずに使用し
、インビボで本発明のポリペプチドを発現する細胞をトランスフェクトし得る。
別の実施形態において、当該分野で公知の技術を、目的の遺伝子を含むが、発現
しない細胞中でノックアウトを作製するために使用する。標的化された相同組換
えを介した、このDNA構築物の挿入は、標的化された遺伝子の不活性化を生じ
る。このようなアプローチは、胚性幹細胞に対する改変が不活性な標的化された
遺伝子を有する動物の子孫を作製するために使用され得る研究および農業分野に
特に適する(例えば、ThomasおよびCapecchi 1987ならびに
Thompson 1989、前出を参照のこと)。しかし、このアプローチは
、当業者に明白な適切なウイルスベクターを使用して、組換えDNA構築物がイ
ンビボで要求された部位に直接投与されるか、または標的化される場合、ヒトに
おける使用に慣用的に適合され得る。
【0782】 本発明のさらなる実施形態において、本発明のポリペプチドを発現するために
遺伝子操作される細胞、あるいは本発明のポリペプチドを発現しないように遺伝
子操作された細胞(例えば、ノックアウト)を、インビボで患者に投与する。こ
のような細胞は、患者(すなわち、ヒトを含む動物)またはMHC適合性ドナー
から入手され得、そして線維芽細胞、骨髄細胞、血球(例えば、リンパ球)、脂
肪細胞、筋細胞、内皮細胞などを含み得るが、それらに限定されない。この細胞
を、例えば、形質導入(ウイルスベクターおよび好ましくは細胞ゲノム中に導入
遺伝子を組み込むベクターを使用する)、またはトランスフェクション手順(プ
ラスミド、コスミド、YAC、裸のDNA、エレクトロポレーション、リポソー
ムなどの使用を含むが、これらに限定されない)によって、細胞中に本発明のポ
リペプチドのコード配列を導入するために、あるいはこのコード配列および/ま
たは本発明のポリペプチドに結合している内因性の調節配列を破壊するために、
組換えDNA技術を使用してインビトロで遺伝子操作する。本発明のポリペプチ
ドのコード配列を強力な構成的プロモーターもしくは誘導性プロモーターまたは
プロモーター/エンハンサーの制御下に配置し、METH1および/またはME
TH2ポリペプチドの発現および好ましくは分泌を達成し得る。本発明のポリペ
プチドを発現および好ましくは分泌する操作した細胞を、例えば、循環中におい
て、または腹腔内で患者中へ全身的に導入し得る。
【0783】 あるいは、この細胞をマトリックスに組み込み得、そして身体に移植し得る(
例えば、遺伝子操作した線維芽細胞を皮膚移植片の一部として移植し得る);遺
伝子操作した内皮細胞をリンパ移植片または脈管移植片の一部として移植し得る
(例えば、Andersonら、米国特許第5,399,349号;ならびにM
ulliganおよびWilson、米国特許第5,460,959号を参照の
こと。これらの各々は、本明細書中でその全体が参考として援用される)。
【0784】 投与される細胞が非自己または非MHC適合性細胞である場合、それらを、こ
の導入細胞に対する宿主免疫応答の発生を妨害する周知の技術を使用して投与し
得る。例えば、この細胞をカプセル性の形態で導入し得、この形態は、構成成分
と即時の細胞外環境との交換を可能にするが、導入細胞が宿主免疫系によって認
識されることを可能にしない。
【0785】 本発明のノックアウト動物は、METH1および/またはMETH2ポリペプ
チドの生物学的機能の詳述、異常なMETH1および/またはMETH2発現に
関連する状態および/または障害の研究、ならびにこのような状態および/また
は障害を寛解させるに有効な化合物のスクリーニングにおいて有用な動物モデル
系を含むが、それらに限定されない用途を有する。
【0786】 (実施例34:B細胞増殖および分化の刺激または阻害を検出するアッセイ) 機能的体液性免疫応答の生成は、B系列の細胞とそれらの微小環境との間に、
可溶性のシグナル伝達および同族のシグナル伝達の両方を必要とする。シグナル
は、陽性の刺激(B系列の細胞がプログラムされた発生を持続するようにさせる
)、または陰性の刺激(細胞が電流発生経路を阻止するように指示する)を伝え
得る。現在までに、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL
−10、IL−13、IL−14およびIL−15を含む、多数の刺激シグナル
および阻害シグナルがB細胞応答性に影響することが見出されている。興味深い
ことに、これらのシグナルはそれ自体は弱いエフェクターであるが、種々の同時
刺激タンパク質と組み合わせて、B細胞集団中の活性化、増殖、分化、ホーミン
グ、耐性、および死を誘導し得る。
【0787】 B細胞同時刺激タンパク質の最も研究されたクラスの1つがTNFスーパーフ
ァミリーである。このファミリー内で、CD40、CD27およびCD30は、
そのそれぞれのリガンドである、CD154、CD70およびCD153と共に
種々の免疫応答を調節することが見出されている。これらのB細胞集団およびそ
れらの前駆細胞の増殖および分化の検出および/または観察を可能にするアッセ
イは、種々のタンパク質がこれらのB細胞集団上に、増殖および分化の点で有し
得る効果を決定する際に価値のあるツールである。以下に列挙するのは、B細胞
集団およびそれらの前駆体の分化、増殖、または阻害の検出を可能にするように
設計された2つのアッセイである。
【0788】 (インビトロアッセイ)−精製METH1および/またはMETH2タンパク
質、あるいはその短縮形態を、B細胞集団およびそれらの前駆体において活性化
、増殖、分化もしくは阻害および/または死を誘導する能力について評価する。
精製したヒト扁桃腺B細胞へのMETH1および/またはMETH2タンパク質
の活性(定性的に0.1〜10,000ng/mLの用量範囲にわたって測定し
た)を、標準的なBリンパ球同時刺激アッセイにおいて評価する。このアッセイ
では、精製した扁桃腺B細胞を、プライミング因子として、ホルマリン固定St
aphylococcus aureus Cowan I(SAC)、または
固定した抗ヒトIgM抗体のいずれかの存在下で培養する。IL−2およびIL
−15のような第2のシグナルは、トリチウム化チミジン取り込みにより測定し
た場合、SACおよびIgM架橋と協同してB細胞増殖を誘発する。新規な協同
因子を、このアッセイを用いて容易に同定し得る。このアッセイは、CD3陽性
細胞の磁気ビーズ(MACS)枯渇によりヒト扁桃腺B細胞を単離する工程を包
含する。得られる細胞集団は、CD45R(B220)の発現により評価する場
合、95%のB細胞より大きい。
【0789】 種々の希釈のそれぞれのサンプルを96ウェルプレートの個々のウェルに配置
し、ここへ、培養培地(10%FBS、5×10-5M 2ME、100U/ml
ペニシリン、10μg/mlストレプトマイシン、および10-5希釈のSACを
含有するRPMI 1640)中で懸濁した、総量150μl中の、105B細
胞を添加する。増殖または阻害を、因子の添加後72時間から開始して、3H−
チミジン(6.7Ci/mM)で20hパルス(1μCi/ウェル)により定量
する。陽性コントロールおよび陰性コントロールは、それぞれIL2および培地
である。
【0790】 (インビボアッセイ)−BALB/cマウスに、緩衝液のみ、またはMETH
1および/またはMETH2タンパク質、もしくはそれらの短縮形態の2mg/
kgを、1日2回注射(腹腔内)する。マウスにこの処置を4日間連続して与え
、この時点でこのマウスを屠殺し、そして分析のために種々の組織および血清を
収集した。正常な脾臓ならびにMETH1および/またはMETH2タンパク質
で処理した脾臓由来のH&E切片の比較により、脾臓細胞でのMETH1および
/またはMETH2タンパク質の活性の結果、例えば、動脈周囲リンパ性鞘の拡
散および/または赤色脾髄領域の有核の細胞充実性の有意な増加(これは、B細
胞集団の分化および増殖の活性化を示し得る)が確認される。B細胞マーカーで
ある、抗CD45R(B220)を用いる免疫組織化学的研究を用いて、脾臓細
胞への任意の生理的な変化(例えば、脾臓組織崩壊)が、樹立されたT細胞領域
に浸潤する漠然と規定されたB細胞区画内のB細胞提示の増加に起因するか否か
を決定する。
【0791】 METH1および/またはMETH2タンパク質で処置したマウス由来の脾臓
のフローサイトメトリー分析を用いて、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質が、ThB+であるCD45R(B220)dull B細胞の比を、
コントロールマウスで観察される比よりも特異的に増加するか否かを示す。
【0792】 同様に、増加した成熟B細胞のインビボでの提示の推定される結果は、血清I
g力価の相対的な増加である。従って、血清IgMおよびIgAレベルを緩衝液
処置マウスとMETH1および/またはMETH2タンパク質処置マウスとの間
で比較する。
【0793】 本実施例において記載する試験は、METH1および/またはMETH2タン
パク質の活性を試験する。しかし、当業者は、METH1および/またはMET
H2ポリヌクレオチド、METH1および/またはMETH2のアゴニストなら
びに/あるいはMETH1および/またはMETH2のアンタゴニストの活性(
例えば、遺伝子治療)を試験するために、例示する研究を容易に改変し得る。
【0794】 (実施例35:T細胞増殖アッセイ) CD3誘導性の増殖アッセイをPBMCで実行し、そして3H−チミジンの取
り込みにより測定する。このアッセイを以下のように実行する。96ウェルプレ
ートを、CD3に対するmAb(HIT3a,Pharmingen)の100
μl/ウェル、またはアイソタイプ適合のコントロールmAb(B33.1)(
0.05M 炭酸水素塩緩衝液、pH9.5中、1mg/ml)で4℃で1晩、
コートし、次いでPBSで3回洗浄する。PBMCをヒト末梢血から、F/H勾
配遠心分離により単離し、そしてMETH1および/またはMETH2タンパク
質の種々の濃度での存在下で、10%FCSおよびP/Sを含有するRPMI中
、mAbでコートしたプレートの4通りのウェル(5×104/ウェル)に添加
する(総量200μl)。関連するタンパク質緩衝液および培地単独がコントロ
ールである。37℃での培養の48時間後、プレートを1000rpmで2分間
回転させ、そして100μlの上清を除去し、そして、増殖への効果が観察され
る場合、IL−2(または他のサイトカイン)の測定のために−20℃で貯蔵し
た。ウェルに0.5μCiの3H−チミジンを含有する100μlの培地を補充
し、そして37℃で18〜24時間培養する。ウェルを収集し、そして3H−チ
ミジンの取り込みを増殖の指標として用いた。抗CD3単独が増殖の陽性コント
ロールである。IL−2(100U/ml)をまた、増殖を増強するコントロー
ルとして用いる。T細胞の増殖を誘導しないコントロール抗体をMETH1およ
び/またはMETH2タンパク質の効果についての陰性コントロールとして用い
る。
【0795】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2ポリヌクレオチド、METH1および/またはMETH2のアゴニストな
らびに/あるいはMETH1および/またはMETH2のアンタゴニストの活性
(例えば、遺伝子治療)を試験するために、例示する研究を容易に改変し得る。
【0796】 (実施例36:MHCクラスII、同時刺激分子および接着分子の発現、なら
びに単球および単球由来ヒト樹状細胞の細胞分化に対するMETH1および/ま
たはMETH2の効果) 樹状細胞を末梢血において見出される増殖前駆体の増殖により生成する:接着
性PBMCまたは清浄化単球画分を、GM−CSF(50ng/ml)およびI
L−4(20ng/ml)とともに7〜10日間培養する。これらの樹状細胞は
、未成熟細胞の特徴的表現型(CD1、CD80、CD86、CD40およびM
HCクラスII抗原の発現)を有する。TNF−αのような活性化因子での処理
は、表面表現型に迅速な変化(MHCクラスIおよびII、同時刺激分子および
接着分子の発現の増加、FCγRIIの下方制御、CD83の上方制御)を生じ
る。これらの変化は抗原提示能力の増加、および樹状細胞の機能的成熟と関連す
る。
【0797】 表面抗原のFACS分析を以下の様に実施する。細胞を、METH1および/
もしくはMETH2またはLPS(陽性コントロール)の漸増する濃度で1〜3
日処理し、1%BSAおよび0.02mMアジ化ナトリウムを含有するPBSで
洗浄し、次いで1:20希釈の適切なFITC標識モノクローナル抗体またはP
E標識モノクローナル抗体とともに、4℃で30分間インキュベートする。さら
なる洗浄後、標識した細胞をFACScan(Becton Dickinso
n)でのフローサイトメトリーにより分析する。
【0798】 (サイトカインの産生に対する効果) 樹状細胞により生成されるサイトカイ
ン、特にIL−12は、T細胞依存性免疫応答の開始において重要である。IL
−12は、Th1ヘルパーT細胞免疫応答の発生に強力に影響し、そして細胞傷
害性T細胞機能およびNK細胞機能を誘導する。ELISAを用いて以下のよう
にIL−12放出を測定する。樹状細胞(106/ml)を、METH1および
/またはMETH2の漸増する濃度で24時間処理する。LPS(100ng/
ml)を、陽性コントロールとして細胞培養に添加する。次いで、細胞培養から
の上清を収集し、そして市販のELISAキット(例えば、R&D Syste
ms(Minneapolis,MN))を用いてIL−12含量について分析
する。キットに提供される標準的プロトコルを用いる。
【0799】 (MHCクラスII、同時刺激分子および接着分子の発現に対する効果) 細
胞表面抗原の3つの主なファミリー:接着分子、抗原提示に関与する分子、およ
びFcレセプターが、単球上で同定され得る。MHCクラスII抗原および他の
同時刺激分子(例えば、B7およびICAM−1)の発現の調節は、単球の抗原
提示能力、およびT細胞活性化を誘導する能力に変化を生じ得る。Fcレセプタ
ーの発現増加は、単球細胞傷害性活性、サイトカイン放出および食菌作用の改善
と相関し得る。
【0800】 FACS分析は、以下のように表面抗原を試験するために用いられる。単球を
、METH1および/もしくはMETH2またはLPS(陽性コントロール)の
漸増する濃度で1〜5日処理し、1%BSAおよび0.02mMアジ化ナトリウ
ムを含有するPBSで洗浄し、次いで1:20希釈の適切なFITC標識モノク
ローナル抗体またはPE標識モノクローナル抗体とともに、4℃で30分間イン
キュベートする。さらなる洗浄後、標識した細胞をFACScan(Becto
n Dickinson)でのフローサイトメトリーにより分析する。
【0801】 (単球活性化および/または生存の増加) 単球を活性化する(あるいは、不
活化する)および/または単球の生存を増加する(あるいは、単球生存を低下さ
せる)分子についてのアッセイは、当該分野で公知であり、そして本発明の分子
が単球のインヒビターまたはアクチベーターとして機能するか否かを決定するた
めに慣用的に適用され得る。METH1および/またはMETH2、METH1
および/またはMETH2のアゴニスト、もしくはアンタゴニストは、以下に記
載の3つのアッセイを用いてスクリーニングされ得る。これらのアッセイのそれ
ぞれについて、末梢血単核細胞(PBMC)を、Histopaque勾配(S
igma)を通じた遠心分離により、単一のドナーleukopack(Ame
rican Red Cross,Baltimore,MD)から精製する。
単球を向流遠心性エルトリエーション(counterflow centri
fugal elutriation)によりPBMCから単離する。
【0802】 (1.単球生存アッセイ) ヒト末梢血単球は、血清または他の刺激の非存在
下で培養した場合、次第に生存度を失う。それらの死は、内部調節されたプロセ
ス(アポトーシス)から生じる。活性化因子、例えばTNF−αの培養への添加
は、劇的に、細胞生存を改善し、そしてDNAの断片化を妨げる。
【0803】 プロピジウムヨージド(PI)染色を用いて、以下のようにアポトーシスを測
定する。単球を、100ng/mlのTNF−α(陰性コントロール)の存在下
、および試験される種々の濃度の化合物の存在下で、ポリプロピレンチューブ中
の無血清培地(陽性コントロール)中で、48時間培養する。細胞を、最終濃度
5μg/mlでPIを含有するPBS中で2×106/mlの濃度に懸濁し、次
いでFACScan分析の前に5分間室温でインキュベートする。PI取り込み
は、この試験パラダイムにおけるDNAの断片化と相関することを示している。
【0804】 (2.サイトカイン放出に対する影響) 単球/マクロファージの重要な機能
は、刺激後のサイトカインの放出を通じた免疫系の他の細胞集団へのそれらの調
節活性である。サイトカイン放出を測定するためのELISAは、以下のように
実施する。ヒト単球を、5×105細胞/mlの密度で、METH1および/ま
たはMETH2の漸増する濃度とともに、および同じ条件下であるが、METH
1および/またはMETH2の非存在下で、インキュベートする。IL−12の
産生については、この細胞を、METH1および/またはMETH2の存在下で
IFN(100U/ml)で1晩プライムする。次いで、LPS(10ng/m
l)を添加する。馴化培地を24時間後に収集し、そして使用するまで凍結保存
する。次いで、TNF−α、IL−10、MCP−1およびIL−8の測定を市
販のELISAキット(例えば、R&D Systems Minneapol
is,MN)を用い、そしてキットに提供される標準的プロトコルを適用して実
施する。
【0805】 (3.酸化的バースト(Oxidative burst)) 精製した単球
を96ウェルプレートに2〜1×105細胞/ウェルでプレートする。METH
1および/またはMETH2の漸増濃度をウェルの総量0.2mlの培養培地(
RPMI 1640+10%FCS、グルタミンおよび抗生物質)に添加する。
3日間のインキュベーション後、このプレートを遠心分離し、そして培地をウェ
ルから除く。マクロファージの単層に、1ウェルあたり0.2mlのフェノール
レッド溶液(140mM NaCl、10mM リン酸カリウム緩衝液pH7.
0、5.5mMデキストロース、0.56mMフェノールレッドおよび19U/
mlのHRPO)を、刺激物質(200nM PMA)とともに添加する。この
プレートを37℃で2時間インキュベートし、そして1ウェルあたり20μlの
1N NaOHを添加して反応を停止する。吸収を610nmで読む。マクロフ
ァージにより産生されるH22の量を算出するため、既知のモル濃度のH22
液の標準曲線をそれぞれの実験について実施する。
【0806】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2ポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしくは
METH2のアゴニストおよび/またはアンタゴニストの活性の活性を試験する
ために、例示する研究を容易に改変し得る。
【0807】 (実施例37:METH1および/またはMETH2の生物学的効果) (星状細胞および神経アッセイ) 上記のように、Escherichia coliで発現され、そして精製さ
れた組換えMETH1および/またはMETH2を、皮質ニューロン細胞の生存
、神経突起成長または表現形分化を促進する活性について、およびグリア線維性
酸性タンパク質免疫陽性細胞、星状細胞の増殖の誘導について試験し得る。バイ
オアッセイのための皮質細胞の選択は、皮質構造中のFGF−1およびFGF−
2の広く行き渡っている発現、ならびにFGF−2処理から生じる皮質ニューロ
ン生存の以前に報告された増強に基づく。チミジン取り込みアッセイを用いて、
例えば、これらの細胞へのMETH1および/またはMETH2の活性を解明し
得る。
【0808】 さらに、インビトロにおける皮質ニューロンまたは海馬ニューロンへのFGF
−2(塩基性FGF)の生物学的効果を記載する以前のレポートは、ニューロン
生存および神経突起成長の両方における増大を実証している(Walickeら
、「Fibroblast growth factor promotes
survival of dissociated hippocampal
neurons and enhances neurite extensi
on」Proc.Natl.Acad.Sci.USA 83:3012〜30
16(1986)、アッセイは、本明細書でその全体が参考として援用される)
。しかし、PC−12細胞で実行される実験からの報告は、これらの2つの応答
が必ずしも同義でないこと、そしてどのFGFを試験しいるかだけでなく、どの
レセプターが標的細胞で発現されているかにも依存し得ることを示唆する。神経
突起成長を誘導するMETH1および/またはMETH2の能力を、一次の皮質
ニューロン培養パラダイムを用いて、例えば、チミジン取り込みアッセイを用い
てFGF−2で得られた応答と比較し得る。
【0809】 (線維芽細胞および内皮細胞アッセイ) ヒト肺線維芽細胞をClonetics(San Diego,CA)から入
手し、そしてCloneticsからの増殖培地で維持する。真皮性微小血管内
皮細胞をCell Applications(San Diego,CA)か
ら得る。増殖アッセイについては、ヒト肺線維芽細胞および真皮性微小血管内皮
細胞を、96ウェルプレートの増殖培地中で1日間、5,000細胞/ウェルで
培養し得る。次いでこの細胞を0.1%BSA基礎培地中で1日間インキュベー
トする。新鮮な0.1%BSA培地で培地を置換した後、細胞を試験タンパク質
と3日間インキュベートする。Alamar Blue(Almar Bios
ciences,Sacramento,CA)を10%の最終濃度になるよう
に各ウェルに添加する。この細胞を4時間インキュベートする。細胞生存度をC
ytoFluor蛍光リーダーでの読取りにより測定する。PGE2アッセイに
ついては、ヒト肺線維芽細胞を、96ウェルプレート中で1日間、5,000細
胞/ウェルで培養する。0.1%BSA基礎培地に培地を変換した後、細胞をI
L−1αとともに、またはそれをともなわずに、FGF−2またはMETH1お
よび/またはMETH2と24時間インキュベートする。上清を収集し、そして
EIAキット(Cayman,Ann Arbor,MI)によりPGE2につ
いてアッセイする。IL−6アッセイについては、ヒト肺線維芽細胞を、96ウ
ェルプレート中で1日間、5,000細胞/ウェルで培養する。0.1%BSA
基礎培地に培地を変換した後、細胞をIL−1αとともに、またはそれをともな
わずに、FGF−2またはMETH1および/もしくはMETH2と24時間イ
ンキュベートする。上清を収集し、そしてELISAキット(Endogen,
Cambridge,MA)によりIL−6についてアッセイする。
【0810】 ヒト肺線維芽細胞をFGF−2またはMETH1および/もしくはMETH2
とともに基礎培地中で3日間培養し、その後、線維芽細胞の増殖への効果を評価
するためAlamar Blueを添加する。FGF−2は、METH1および
/またはMETH2での刺激に匹敵して用いられ得る10〜2500ng/ml
の刺激を示すはずである。
【0811】 (パーキンソンモデル) パーキンソン病における運動機能の喪失は、黒質線条体のドーパミン作動性投
射ニューロンの変性から生じる線条体ドーパミンの欠乏に起因する。広範に特徴
付けされたパーキンソン病の動物モデルは、1−メチル−4フェニル1,2,3
,6−テトラヒドロピリジン(MPTP)の全身投与を含む。CNSにおいて、
MPTPは、星状細胞に取り込まれ、そしてモノアミンオキシダーゼBにより1
−メチル−4−フェニルピリジン(MPP+)に異化され、そして放出される。
引き続き、MPP+は、ドーパミンの高親和性再取り込みトランスポーターによ
りドーパミン作動性ニューロンに能動的に蓄積する。次いで、MPP+は、電気
化学勾配によりミトコンドリア中で濃縮され、そしてニコチン酸アミド二リン酸
:ユビキノン酸化還元酵素(複合体I)を選択的に阻害し、これにより電子伝達
を妨害し、そして最終的に活性酸素を生成する。
【0812】 FGF−2(塩基性FGF)が黒質のドーパミン作動性ニューロンへの栄養活
性を有することが組織培養パラダイムにおいて実証されている(Ferrari
ら、Dev.Biol.1989)。近年、Unsicker博士のグループは
、線条体のゲル型インプラントでのFGF−2投与がMPTP曝露と関連する毒
性から黒質のドーパミン作動性ニューロンのほぼ完全な防御を生じることを実証
している(OttoおよびUnsicker,J.Neuroscience,
1990)。
【0813】 FGF−2を用いたデータに基づいて、METH1および/またはMETH2
は、インビトロにおけるドーパミン作動性ニューロン生存を増強する際において
、METH1および/またはMETH2がFGF−2の作用と類似の作用を有す
るか否かを決定するために評価され得、そして、METH1および/またはME
TH2はまた、線条体におけるドーパミン作動性ニューロンを、MPTP処理と
関連する損傷からの防御についてインビボで試験され得る。METH1および/
またはMETH2の潜在的効果を、まずドーパミン性ニューロン細胞培養パラダ
イムにおいてインビトロで試験する。妊娠14日のWistarラット胚由来の
中脳底板を解剖することにより、培養物を調製する。組織をトリプシンで分離し
、そしてポリオルチニン−ラミニンでコートしたカバーガラスに200,000
細胞/cm2の密度で播いた。この細胞をダルベッコ改変イーグル培地およびホ
ルモン補充物(NI)を含有するF12培地中で維持する。インビトロで8日後
培養物をパラホルムアミドで固定し、そしてチロシンヒドロキシラーゼ(ドーパ
ミン作動性ニューロンについての特異的マーカー)での免疫組織化学染色のため
に処理する。分離した細胞培養物を胚性ラットから調製する。培養培地を3日ご
とに変化させ、そしてこの因子をまたその時点ごとに添加する。ドーパミン作動
性ニューロンを妊娠14日(この発生時間は、ドーパミン作動性前駆細胞が増殖
する段階を過ぎる)で動物から単離するので、チロシンヒドロキシラーゼ免疫陽
性ニューロンの数の増加は、インビトロで生存しているドーパミン作動性ニュー
ロンの数の増加を示す。従って、もしMETH1および/またはMETH2がド
ーパミン作動性の生存を延長するように作用するならば、METH1および/ま
たはMETH2がパーキンソン病に関与し得ることを示唆する。
【0814】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2ポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/またはM
ETH2のアゴニストもしくはアンタゴニストの活性を試験するために、例示す
る研究を容易に改変し得る。
【0815】 (実施例38:血管内皮細胞の増殖に対するMETH1および/またはMET
H2の効果) 1日目に、ヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)を、4%ウシ胎仔血清(FBS
)、16ユニット/ml ヘパリン、および50ユニット/ml 内皮細胞増殖
補充物(ECGS、Biotechnique,Inc.)を含有するM199
培地中で、35mmシャーレあたり2〜5×104細胞の密度で播種する。2日
目、この培地を、10%FBS、8ユニット/mlヘパリンを含有するM199
で置換する。配列番号2のMETH1および/またはMETH2タンパク質およ
び陽性コントロール(例えば、VEGFおよび塩基性FGF(bFGF))を種
々の濃度で添加する。4日目および6日目に、培地を交換する。8日目、Cou
lter Counterを用いて細胞数を決定する。
【0816】 HUVEC細胞数の増加は、METH1および/またはMETH2が血管内皮
細胞を増殖し得ることを示す。
【0817】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニストおよび/またはアンタゴニストの活性を試験するため
に、例示する研究を容易に改変し得る。
【0818】 (実施例39:血管内皮細胞の増殖に対するMETH1および/またはMET
H2の刺激効果) 増殖因子の分裂促進活性の評価のために、電子共役試薬PMS(フェナジンメ
トサルフェート)を用いる、比色分析MTS(3−(4,5−ジメチルチアゾー
ル−2−イル)−5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルフ
ォフェニル)2H−テトラゾリウム)アッセイを実行した(CellTiter
96 AQ,Promega)。細胞を0.1mLの血清補充培地中で96ウ
ェルプレートに播種し(5,000細胞/ウェル)、そして一晩付着させる。0
.5%FBS中、12時間の血清飢餓後、Heparin(8U/ml)を伴う
かまたは伴わない、条件(bFGF、VEGF165または0.5%FBS中のM
ETH1および/もしくはMETH2)をウェルに48時間添加する。20mg
のMTS/PMS混合物(1:0.05)を1ウェルあたりに添加し、そして3
7℃で1時間インキュベートさせ、その後ELISAプレートリーダーで490
nmの吸光度を測定する。コントロールウェル(培地あり、細胞なし)のバック
グラウンドの吸光度を差し引きし、そしてそれぞれの条件について7つのウェル
を並行して実施する。Leakら、In Vitro Cell.Dev.Bi
ol.30A:512〜518(1994)を参照のこと。
【0819】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニスト、および/またはアンタゴニストの活性を試験するた
めに、例示する研究を容易に改変し得る。
【0820】 (実施例40:PDGF誘導性血管平滑筋細胞増殖刺激効果の阻害) HAoSMC増殖を、例えば、BrdUrd組み込みにより測定し得る。手短
には、4チャンバスライド上で増殖するコンフルエント未満の静止期細胞を、C
RPまたはFITC標識化AT2−3LPでトランスフェクトする。次いで、こ
の細胞に10%ウシ血清および6mg/mlのBrdUrdをパルスする。24
時間後、BrdUrd染色キット(Zymed Laboratories)を
用いることにより免疫細胞化学を実施する。簡略には、この細胞を、変性溶液へ
の曝露後、ビオチン化マウス抗−BrdUrd抗体と4℃で2時間インキュベー
トし、次いでストレプトアビジン−ペルオキシダーゼおよびジアミノベンジジン
とともにインキュベートする。ヘマトキシリンでの対比染色後、この細胞を顕微
鏡試験のために標本にし、そしてBrd Urd−陽性細胞を計数する。Brd
Urd係数は、総細胞数に対するBrdUrd−陽性細胞の割合として計算され
る。さらに、個々の細胞について、明野照明および暗野UV蛍光照明の同時使用
により、BrdUrd染色(核)およびFITC取り込み(細胞質)の同時検出
を実行する。Hayashidaら、J.Biol.Chem.6:271(3
6):21985〜21992(1996)を参照のこと。
【0821】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニスト、および/またはアンタゴニストの活性を試験するた
めに、例示する研究を容易に改変し得る。
【0822】 (実施例41:内皮遊走の刺激) 本実施例は、METH1および/またはMETH2がリンパ性の内皮細胞遊走
を刺激し得る可能性を探索するために用いられる。
【0823】 内皮細胞遊走アッセイは、48ウェルの微小走化性チャンバを用いて実行され
る(Neuroprobe Inc.,Cabin John,MD;Falk
,Wら、J.Immunological Methods 1980;33:
239〜247)。ポリビニルピロリドンを含まないポリカーボネートフィルタ
ー(これは8μmの孔径を備える)(Nucleopore Corp.Cam
bridge,MA)を室温で少なくとも6時間0.1%ゼラチンでコートし、
そして滅菌空気のもとで乾燥する。0.25%ウシ血清アルブミン(BSA)を
補充したM199中で試験物質を適切な濃度に希釈し、そして25μlの最終希
釈を改変Boyden装置の底部チャンバに置く。コンフルエント未満の、早期
継代(2〜6)のHUVECまたはBMEC培養物を洗浄し、そして細胞の脱離
に必要な最小の時間トリプシン処理する。底部チャンバと上部チャンバとの間の
フィルターを配置した後、1%FBSを含有する50μl M199中に懸濁し
た2.5×105細胞を上部コンパートメントに播種する。次いでこの装置を、
5%CO2を用いて湿潤にしたチャンバ中で37℃で5時間インキュベートして
細胞を遊走させた。インキュベーション期間後、このフィルターを取り出し、そ
して非遊走細胞を有するフィルターの上部側をゴム性のポリスマン(polic
eman)でかきとる。このフィルターをメタノールで固定し、そしてGiem
sa溶液で染色する(Diff−Quick,Baxter,McGraw P
ark,IL)。遊走は、それぞれのウェルにおいて、3つの無作為の高出力視
野(40×)の細胞を計数することにより定量する。そしてすべての群を4連で
実行する。
【0824】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニスト、および/またはアンタゴニストの活性を試験するた
めに、例示する研究を容易に改変し得る。
【0825】 (実施例42:内皮細胞による一酸化窒素産生の刺激) 血管内皮による一酸化窒素の放出は、血管内皮弛緩の介在物質であると考えら
れる。従って、METH1および/またはMETH2の活性は、METH1およ
び/またはMETH2に応答する内皮細胞による一酸化窒素産生を測定すること
によってアッセイされ得る。
【0826】 一酸化窒素を、24時間の飢餓、次いで、様々なレベルの陽性コントロール(
例えば、VEGF−1)およびMETH1および/またはMETH2への4時間
の曝露の後のコンフルエントな微小血管内皮細胞の96ウェルプレート中で測定
する。培地中の一酸化窒素を、Griess試薬の使用により決定して、硝酸還
元酵素による一酸化硝酸由来の硝酸の還元後の亜硝酸の総量を測定する。一酸化
窒素放出の際のMETH1および/またはMETH2の効果を、HUVECにお
いて試験する。
【0827】 簡単には、培養したHUVEC単層からのNO放出は、NOメーター(Iso
−NO,World Precision Instruments Inc.
)(1049)に接続したNO特異的なポーラログラフ電極を用いて測定する。
NOエレメントの較正を、以下の式に従って行う: 2KNO2+2KI+2H2SO462NO+I2+2H2O+K2SO4 検量線を、KIおよびH2SO4を含む較正溶液中に段階的な濃度のKNO2
0、5、10、25、50、100、250、および500nmol/L)を添
加することによって得る。NOに対するIso−NO電極の特異性を、オーセン
ティックなNO気体からのNOを測定することにより、事前に決定する(105
0)。この培養培地を取り除き、そしてHUVECを、Dulbeccoリン酸
緩衝化生理食塩水で2回洗浄する。次いで、細胞を、6ウェルプレート中で5m
lのろ過したKrebs−Henseleit溶液に浸し、そしてこの細胞プレ
ートを、37℃に温度を維持するために、スライドウォーマー(Lab Lin
e Instruments Inc.)で保持する。NOセンサープローブを
ウェルに垂直に挿入して、異なる条件の追加の前に、電極の先端を溶液の表面の
2mm下で保持する。S−ニトロソアセチルペニシラミン(SNAP)を、陽性
コントロールとして用いる。放出したNOの量を、1×106内皮細胞あたりの
ピコモル濃度として表す。全ての報告した値は、各群(細胞培養ウェルの数)に
おける4〜6の測定値の平均である。Leakら、Biochem.and B
iophys.Res.Comm.217:96−105(1995)を参照の
こと。
【0828】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニスト、および/またはアンタゴニストの活性を試験するた
めに、例示する研究を容易に改変し得る。
【0829】 (実施例43:新脈管形成における索形成に対するMETH1および/または
METH2の効果) 新脈管形成における別の工程は、内皮細胞の分化により特徴付けられる索(c
ord)形成である。このバイオアッセイは、インビトロで培養した場合の微小
血管内皮細胞の毛細管様構造(中空構造)を形成する能力を測定する。
【0830】 CADMEC(微小血管内皮細胞)を、増殖細胞(2継代)としてCell
Applications Inc.から購入し、Cell Applicat
ions’CADMEC Growth Medium中で培養し、そして5継
代で使用する。インビトロ新脈管形成アッセイのために、48ウェル細胞培養プ
レートのウェルをCell Applications’Attachment
Factor Medium(200ml/ウェル)を用いて、37℃にて3
0分間コートする。CADMECを、7,500細胞/ウェルでコートしたウェ
ルに播種し、Growth Medium中で一晩培養する。次いで、このGr
owth Mediumを、コントロール緩衝液またはMETH1および/また
はMETH2(0.1〜100ng/ml)を含む300mgのCell Ap
plications’Chord Formation Mediumと交換
し、そしてこの細胞をさらに48時間培養する。毛細管様索の数および長さを、
Boeckeler VIA−170ビデオ画像分析装置の使用を通じて定量す
る。全てのアッセイを三連で行った。
【0831】 市販の(R&D)VEGF(50ng/ml)を、陽性コントロールとして用
いる。b−エストラジオール(1ng/ml)を、陰性コントロールとして用い
る。適切な緩衝液(タンパク質なし)もまた、コントロールとして利用する。
【0832】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2タ
ンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、METH1および/またはME
TH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、METH1および/もしく
はMETH2のアゴニスト、および/またはアンタゴニストの活性を試験するた
めに、例示する研究を容易に改変し得る。
【0833】 (実施例44:ウサギ下肢モデルにおける虚血のレスキュー) METH1および/またはMETH2の虚血に対するインビボでの効果を研究
するため、ウサギ後肢虚血モデルを、以前に記載される(Takeshita,
S.ら、Am J.Pathol 147:1649−1660(1995))
ように1つの大腿動脈の外科的除去により作製する。大腿動脈の切除は、血栓の
逆行性伝播および外腸骨動脈の閉塞を生じる。結果として、虚血肢への血流は、
内腸骨動脈から生じる側副血管に依存する(Takeshita,S.ら、Am
J.Pathol 147:1649−1660(1995))。10日の間
隔で、ウサギの手術後の回復および内因性の側副血管の発達を可能にする。手術
(0日)後10日目に、ベースライン血管造影を行った後、虚血肢の内腸骨動脈
を、500mgの裸のMETH1および/またはMETH2の発現プラスミドを
用いて、(Riessen,R.ら、Hum Gene Ther.4:749
−758(1993);Leclerc,G.ら、J.Clin.Invest
.90:936−944(1992))に記載されるように、ヒドロゲル被覆バ
ルーンカテーテルを用いる動脈遺伝子移入技術により、トランスフェクトする。
METH1および/またはMETH2を処置に用いる場合、500mgのMET
H1および/またはMETH2あるいはコントロールの単回ボーラスを、注入カ
テーテルを通じて1分間にわたり、虚血肢の内腸骨動脈中に送達する。30日目
に、種々のパラメーターを、これらのウサギで測定する:(a)BP比−虚血肢
の収縮期血圧 対 正常肢の収縮期血圧の比;(b)血流および逆流−停止FL
:非拡張性状態の間の血流、および最大FL:完全な拡張性状態の間の血流(こ
れはまた、血管量の間接的測定)、そして逆流は、最大FL:停止FLの比に反
映される;(c)血管造影値(angiographic Score)−これ
を側副血管の血管造影により測定する。スコアを、オーバーレイグリッド(ov
erlaying grid)内の円の百分率(ウサギ大腿の総数mで割った横
断不透明化動脈を用いる)により決定する;(d)毛細管(capillary
)密度−側副毛細血管の数は、後肢から得た光学顕微鏡用切片において決定した
【0834】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変して、METH
1および/またはMETH2ポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、MET
H1および/またはMETH2のアゴニストおよび/またはアンタゴニストの活
性を試験し得る。
【0835】 (実施例45:METH1および/またはMETH2の血管拡張に対する効果
) 血管内皮の拡張は、血圧の低下に重要であるので、自然発症高血圧ラット(S
HR)における、METH1および/またはMETH2の血圧に影響する能力を
、試験する。漸増用量(0、10、30、100、300、および900mg/
kg)のMETH1および/またはMETH2を、13〜14週齢の自然発症高
血圧ラット(SHR)に投与する。データを、平均+/−SEMで表す。統計学
的分析を、両側t検定を用いて行い、そして統計的な有意性を、p<0.05
対 緩衝液単独への応答として定義する。
【0836】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドの活性(例えば、
遺伝子治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/また
はアンタゴニストの活性を試験し得る。
【0837】 (実施例46:ラット虚血皮膚弁モデル) 評価パラメーターとして、皮膚の血流、皮膚温度、および第VIII因子の免
疫組織化学または内皮アルカリホスファターゼ反応が挙げられる。皮膚虚血の間
のMETH1および/またはMETH2の発現を、インサイチュハイブリダーゼ
ーションを用いて研究する。
【0838】 このモデルにおける研究を、以下の3つの部分に分ける: a)虚血皮膚 b)虚血皮膚創傷 c)通常の創傷。
【0839】 実験プロトコルは以下を含む: a)3×4cmの単一茎全層無作為皮膚弁(single pedicle
full−thickness random skin flap)(動物の
下背部にわたる筋皮弁)を生じさせる。
【0840】 b)虚血皮膚(皮膚弁)に切除創傷をつくる(直径4〜6mm) c)次の種々の投薬範囲のMETH1および/またはMETH2による、切除
創傷(創傷後の0、1、2、3、4日目)の局所的な処置:1mg〜100mg
d)組織学的研究、免疫組織化学的研究、およびインサイチュ研究のために、
創傷後の3、5、7、10、14、および21日目に創傷組織を収集する。
【0841】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドの活性(例えば、
遺伝子治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/また
はアンタゴニストの活性を試験し得る。
【0842】 (実施例47:末梢動脈疾患モデル) METH1および/またはMETH2を用いる脈管形成治療は、末梢動脈疾患
の場合の虚血の周囲の血流の回復を得る新規の治療的ストラテジーである。実験
プロトコルは以下を含む: a)一方の片側の大腿動脈を、後肢の虚血筋肉を作製するために結紮し、他方
の片側の後肢は、コントロールの役割をする。
【0843】 b)METH1および/またはMETH2のタンパク質を、20mg〜500
mgの投薬範囲で、一週間あたり静脈内および/または筋肉内に3回(おそらく
それより多く)で2〜3週間、送達する。
【0844】 c)この虚血筋肉組織を、大腿動脈の結紮後、METH1および/またはME
TH2の発現の分析ならびに組織学のために、1、2、および3週間目に収集す
る。生検もまた、他方の片側の対側後肢の正常な筋肉において行う。
【0845】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドの活性(例えば、
遺伝子治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/また
はアンタゴニストの活性を試験し得る。
【0846】 (実施例48:虚血性心筋疾患モデル) METH1および/またはMETH2を、側副血管の発達を刺激し得、かつ冠
状動脈閉塞後の新しい血管を再構成し得る強力なマイトジェンとして評価する。
METH1および/またはMETH2の発現の変化を、インサイチュで調査する
。実験プロトコルは、以下を含む: a)心臓を、ラットの左側開胸術を介して露出する。直ちに、左冠状動脈を、
細い縫合糸(6−0)を用いて縫合し、そして胸郭を閉じる。
【0847】 b)METH1および/またはMETH2のタンパク質を、20mg〜500
mgの投薬範囲で、一週間あたり静脈内および/または筋肉内に3回(おそらく
それより多く)で2〜4週間、送達する。
【0848】 c)手術の30日後、この心臓を、形態測定のために取り出しそして断面切片
化し、そしてインサイチュで分析する。
【0849】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドの活性(例えば、
遺伝子治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/また
はアンタゴニストの活性を試験し得る。
【0850】 (実施例49:ラット角膜創傷治癒モデル) この動物モデルは、METH1および/またはMETH2の、新生血管形成に
対する効果を示す。実験プロトコルは、以下を含む: a)角膜の中心から間質層へと1〜1.5mmの長い切開を作る b)目の外端に面する切開の唇縁の下にスパーテルを挿入する c)ポケットを作る(その基底は、目の縁から(form)1〜1.5mmで
ある) d)50ng〜5μg(ug)のMETH1および/またはMETH2を含む
ペレットを、ポケット内に配置する e)METH1および/またはMETH2での処置をまた、20mg〜500
mgの投薬範囲内で(毎日の処置を5日間)角膜創傷に局所的に適用し得る。
【0851】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチドの活性(例えば、
遺伝子治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/また
はアンタゴニストの活性を試験し得る。
【0852】 (実施例50:糖尿病マウスおよび糖質コルチコイド障害性創傷治癒モデル) (A.糖尿病db+/db+マウスモデル) METH1および/またはMETH2が治癒プロセスに効果を有することを実
証するために、創傷治癒の遺伝的糖尿病マウスモデルを、使用する。db+/d
b+マウスにおける全層(full thickness)創傷治癒モデルは、
障害性の創傷治癒の十分に特徴付けられた、臨床的に関連性のある、そして再現
可能なモデルである。糖尿病性創傷の治癒は、収縮よりむしろ肉芽組織の形成お
よび再上皮形成に依存する(Gartner,M.H.ら、J.Surg.Re
s.52:389(1992);Greenhalgh,D.G.ら、Am.J
.Pathol.136:1235(1990))。
【0853】 この糖尿病動物は、II型真性糖尿病において観察される特徴的な特性の多く
を有する。ホモ接合(db+/db+)マウスは、それらの正常なヘテロ接合(
db+/+m)同腹仔と比較して肥満である。変異体糖尿病(db+/db+)
マウスは、第4染色体(db+)上の単一の常染色体性の劣性変異を有する(C
olemanら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:28
3−293(1982))。動物は、多食症、多渇症、および多尿症を示す。変
異体糖尿病マウス(db+/db+)は、上昇した血中グルコース、増加したま
たは正常なインスリンレベル、および抑制された細胞媒介性免疫を有する(Ma
ndelら、J.Immunol.120:1375(1978);Debra
y−Sachs,M.ら、Clin.Exp.Immunol.51(1):1
−7(1983);Leiterら、Am.J.of Pathol.114:
46−55(1985))。末梢神経障害、心筋合併症、および微小血管損傷、
基底膜肥厚および糸球体濾過異常は、これらの動物において記載されている(N
orido,F.ら、Exp.Neurol.83(2):221−232(1
984);Robertsonら、Diabetes 29(1):60−67
(1980);Giacomelliら、Lab Invest.40(4):
460−473(1979);Coleman,D.L.Diabetes 3
1(補遺):1−6(1982))。これらのホモ接合糖尿病マウスは、高血糖
症を発症し、そしてこれは、ヒトII型糖尿病に類似してインスリンに対して耐
性である(Mandelら、J.Immunol.120:1375−1377
(1978))。これらの動物において観察した特徴は、このモデルにおける治
癒が、ヒト糖尿病において観察される治癒に類似し得ることを示す(Green
halghら、Am.J.of Pathol.136:1235−1246(
1990))。
【0854】 遺伝的糖尿病の雌性C57BL/KsJ(db+/db+)マウス、およびそ
れらの非糖尿病(db+/+m)へテロ接合性同腹仔を、この研究に用いた(J
ackson Laboratories)。これらの動物を6週齢で購入する
。研究の開始時は8週齢である。動物を個別に飼育し、そして自由に食物と水を
与える。全ての操作を、無菌操作を用いて行う。この実験を、Human Ge
nome Sciences,Inc.のInstitutional Ani
mal Care and Use Committee and the G
uidelines for the Care and Use of La
boratory Animalsの規則およびガイドラインに従って行う。
【0855】 創傷プロトコルを、以前に報告された方法(Tsuboi,R.およびRif
kin,D.B.、J.Exp.Med.172:245−251(1990)
)に従って行う。簡単には、創傷させる日に、動物を、脱イオン水に溶解したA
vertin(0.01mg/mL)、2,2,2−トリブロモエタノールおよ
び2−メチル−2−ブタノールの腹腔内注射で麻酔する。この動物の背面領域を
剃毛し、そして皮膚を70%エタノール溶液およびヨウ素で洗浄する。手術範囲
を、創傷させる前に滅菌ガーゼで乾燥させる。次いで、8mmの全層の創傷を、
Keyes組織パンチを用いて作製する。創傷させた直後に、周囲の皮膚を、創
傷の拡大を取り除くために穏やかに伸ばす。実験の間、この創傷を開放しておく
。処置の適用は、創傷させた日から5日間連続で、局所的に受ける。処置の前に
、創傷を、滅菌生理食塩水およびガーゼスポンジを用いて穏やかに洗浄する。
【0856】 創傷を視覚的に検査し、そして手術の日およびその後2日間隔で、固定した距
離で写真撮影する。創傷閉鎖を、1〜5日目および8日目の日々の測定により決
定する。創傷を目盛り付き(calibrated)Jameson測径器(c
aliper)を用いて水平および垂直に測定する。肉芽組織がもはや目に見え
ず、そして創傷を連続した上皮が覆う場合に、創傷を治癒したとみなす。
【0857】 METH1および/またはMETH2を、ビヒクル中で8日間、異なる投薬範
囲(1日あたり創傷あたり4mg〜500mgのMETH1および/またはME
TH2)を用いて投与する。ビヒクルコントロール群に、50mLのビヒクル溶
液を与えた。
【0858】 動物を、8日目にペントバルビタールナトリウム(300mg/kg)の腹腔
内注射で安楽死させる。次いで、創傷および周囲の皮膚を、組織学および免疫組
織化学のために収集する。組織標本を、さらなる処理のために、生検スポンジの
間の組織カセット内で、10%中性緩衝化ホルマリン中に置く。
【0859】 各々10匹の動物(5匹の糖尿病および5匹の非糖尿病コントロール)の3つ
の群:1)ビヒクルプラシーボコントロール、2)METH1、および/または
3)METH2を評価する。
【0860】 創傷閉鎖を、水平軸および垂直軸で面積を測定すること、および創傷の面積の
合計を得ることにより分析する。次いで、収縮を、最初の創傷の面積(0日)と
処置後(8日)の面積との間の差異を確立することにより評価する。1日目のこ
の創傷面積は、64mm2(皮膚パンチに対応するサイズ)である。計算を以下
の式を用いて行う: [8日目の開放面積]−[1日目の開放面積]/[1日目の開放面積] 標本を10%緩衝化ホルマリン中で固定し、そしてパラフィン包埋塊を、創傷
表面に対して垂直に切り出し(5mm)、そしてReichert−Jungミ
クロトームを用いて切断する。慣用的なヘマトキシリン−エオシン(H&E)染
色を、二等分した創傷の横断切片で行う。創傷の組織学的試験を用いて、修復し
た皮膚の治癒プロセスおよび形態的な外見を、METH1および/またはMET
H2を用いる処置によって改変したかどうかを評価する。この評価として、細胞
蓄積、炎症細胞、毛細管、線維芽細胞、再上皮形成、および表皮成熟の存在の検
証が挙げられる(Greenhalgh,D.G.ら、Am.J.Pathol
.136:1235(1990))。目盛り付きレンズマイクロメーターを盲検
観察者(blinded observer)が用いる。
【0861】 組織切片をまた、ABC Elite検出システムを用いてポリクローナルウ
サギ抗ヒトケラチン抗体で免疫組織化学的に染色する。ヒト皮膚を陽性組織コン
トロールとして用いる一方、非免疫IgGを陰性コントロールとして用いる。ケ
ラチノサイト増殖を、目盛り付きレンズマイクロメーターを用いて創傷の再上皮
形成の程度を評価することによって決定する。
【0862】 皮膚標本における増殖細胞核抗原/サイクリン(PCNA)を、ABC El
ite検出システムで抗PCNA抗体(1:50)を用いることにより実証する
。ヒト結腸癌は、陽性組織コントロールとして働き得、そしてヒト脳組織を、陰
性組織コントロールとして用いる。各標本は、一次抗体の脱落および非免疫マウ
スIgGとの置換を有する切片を含んだ。これらの切片の順位は、0〜8のスケ
ール(わずかな増殖を反映するより低い側のスケール〜激しい増殖を反映するよ
り高い側)の増殖の程度に基づく。
【0863】 実験データを、片側t検定を用いて分析する。<0.05のp値を有意とみな
す。
【0864】 (B.ステロイド障害性ラットモデル) ステロイドによる創傷治癒の阻害は、種々のインビトロ系およびインビボ系に
おいて十分に実証されている(Wahl,S.M.、Glucocortico
ids and Wound healing:Anti−Inflammat
ory Steroid Action:Basic and Clinica
l Aspects.280−302(1989);Wahl,S.M.ら、J
.Immunol.115:476−481(1975);Werb,Z.ら、
J.Exp.Med.147:1684−1694(1978))。糖質コルチ
コイドは、新脈管形成を阻害すること、血管透過性(Ebertら、An.In
tern.Med.37:701−705(1952))、線維芽細胞増殖、お
よびコラーゲン合成(Beck,L.S.ら、Growth Factors.
5:295−304(1991);Haynes,B.F.ら、J.Clin.
Invest.61:703−797(1978))を低下させること、ならび
に循環する単球の一過性の減少を生じること(Haynesら、J.Clin.
Invest.61:703−797(1978);Wahl,S.M.、「G
lucocorticoids and wound healing」:An
tiinflammatory Steroid Action:Basic
and Clinical Aspects,Academic Press,
New York,280−302頁(1989))によって創傷治癒を遅延さ
せる。障害性創傷治癒に対するステロイドの全身性投与は、ラットにおいて十分
に確立された現象である(Beck,L.S.ら、Growth Factor
s.5:295−304(1991); Haynes,B.F.ら、J.Cl
in.Invest.61:703−797(1978);Wahl,S.M.
、「Glucocorticoids and wound healing」
:Antiinflammatory Steroid Action:Bas
ic and Clinical Aspects,Academic Pre
ss,New York,280−302頁(1989);Pierce,G.
F.ら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2229−2
233(1989))。
【0865】 METH1および/またはMETH2が治癒プロセスに効果を有することを実
証するために、治癒が、メチルプレドニゾロンの全身性投与により損なわれた、
ラットの全層切除皮膚創傷に対するMETH1および/またはMETH2の複数
の局所適用の効果を、評価する。
【0866】 若年成体の雄性Sprague Dawleyラット(体重250〜300g
)(Charles River Laboratories)を、この実施例
に用いる。この動物を、8週齢で購入し、研究の開始時は9週齢である。ラット
の治癒応答は、創傷の時点で、メチルプレドニゾロンの全身性投与(17mg/
kg/ラット、筋肉内)により損なわれる。動物を個別に飼育し、そして自由に
食物と水を与える。全ての操作を、無菌技術を用いて行う。この研究を、Hum
an Genome Sciences,Inc.のInstitutiona
l Animal Care and Use Committee and
the Guidelines for the Care and Use
of Laboratory Animalsの規則およびガイドラインに従っ
て行う。
【0867】 創傷プロトコルは、上記A節に従う。創傷させる日に、動物をケタミン(50
mg/kg)およびキシラジン(5mg/kg)の筋肉内注射で麻酔する。この
動物の背面領域を剃毛し、そして皮膚を70%エタノールおよびヨウ素溶液で洗
浄する。手術範囲を、創傷させる前に滅菌ガーゼで乾燥させる。8mmの全層の
創傷をKeyes組織パンチを用いて作製する。実験の間、この創傷を開放して
おく。試験物質の適用を、創傷させ、次いでメチルメチルプレドニゾロン投与し
た日から開始して、7日間連続で、1日1回、局所的に与える。処置の前に、創
傷を滅菌生理食塩水およびガーゼスポンジを用いて穏やかに洗浄する。
【0868】 創傷を視覚的に検査し、そして創傷させた日および処置の終りに、固定した距
離で写真撮影する。創傷閉鎖を、1〜5日目および8日目の日々の測定により決
定する。創傷を目盛り付き(calibrated)Jameson測径器を用
いて水平および垂直に測定する。肉芽組織がもはや目に見えずかつ創傷を連続し
た上皮が覆う場合に、創傷を治癒したとみなす。
【0869】 METH1および/またはMETH2を、ビヒクル中で8日間、異なる投薬範
囲(1日あたり創傷あたり4mg〜500mgのMETH1および/またはME
TH2)を用いて投与する。ビヒクルコントロール群には、50mLのビヒクル
溶液を与えた。
【0870】 動物を、8日目にペントバルビタールナトリウム(300mg/kg)の腹腔
内注射で安楽死させる。次いで、創傷および周囲の皮膚を、組織学のために収集
する。組織標本を、さらなる処理のために、生検スポンジの間の組織カセット内
で10%中性緩衝化ホルマリン中に置く。
【0871】 各々10匹の動物(メチルプレドニゾロンを用いる5匹および糖質コルチコイ
ドを用いない5匹)の4つの群を評価する:1)非処置群、2)ビヒクルプラシ
ーボコントロール、3)METH1処置群、および4)METH2処置群。
【0872】 創傷閉鎖を、垂直軸および水平軸で面積を測定すること、および創傷の総面積
を得ることにより分析する。次いで、閉鎖を、最初の創傷の面積(0日)と処置
後(8日)の面積との間の差異を確立することにより評価する。1日目のこの創
傷面積は、64mm2(皮膚パンチに対応するサイズ)である。計算を以下の式
を用いて行う: [8日目の開放面積]−[1日目の開放面積]/[1日目の開放面積] 標本を10%緩衝化ホルマリン中で固定し、そしてパラフィン包埋塊を、創傷
表面に対して垂直に切り出し(5mm)、そしてOlympusミクロトームを
用いて切断する。慣用的なヘマトキシリン−エオシン(H&E)染色を、二等分
した創傷の横断切片で行う。創傷の組織学的試験は、修復した皮膚の治癒プロセ
スおよび形態的な外見が、METH1および/またはMETH2を用いる処置に
よって改善されるかどうかを評価することを可能にする。目盛り付きレンズマイ
クロメーターを盲検観察者が用いて、創傷の隙間の距離を決定する。
【0873】 実験データを、片側t検定を用いて分析する。<0.05のp値を有意とみな
す。
【0874】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子
治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/またはアン
タゴニストの活性を試験し得る。
【0875】 (実施例51:リンパ水腫(lymphadema)動物モデル) この実験アプローチの目的は、ラット後肢におけるリンパ管形成(lymph
agiogenesis)およびリンパの循環系の再確立におけるMETH1お
よび/またはMETH2の治療的効果を試験するための、適切かつ一貫したリン
パ水腫モデルを作製することである。有効性は、罹患した肢の腫脹体積、リンパ
の脈管系の量の定量、総血漿タンパク質、および組織病理学により測定される。
急性リンパ水腫は、7〜10日間観察される。おそらく、より重要なことは、水
腫の慢性進行は、3〜4週間まで続く。
【0876】 手術を始める前に、血液サンプルを、タンパク質濃度分析のために採血する。
雄性ラット(体重約350g)に、ペントバルビタールを投薬する。次いで、右
肢を膝から股関節部まで剃毛する。この剃毛した範囲を、70%EtOHに浸し
たガーゼで拭く。血液を、血清総タンパク質試験のために採血する。周径測定お
よび体積測定を行った後に、2つの測定レベル(踵の0.5cm上、足背の中間
点)に印をつけた後、足へと色素を注射する。右足背および左足背の両方の内皮
に、0.05mlの1% Evan’s Blueを注射する。次いで、足への
色素の注射の後、周径測定および体積測定を行う。
【0877】 目印として膝関節を用いて、中肢鼡径部切開を、大腿血管の位置を確認できる
ように環状に行う。鉗子および止血鉗子を用いて、皮膚弁を切開かつ分離する。
大腿血管の位置確認後、血管の横に沿ってかつ血管の下に走るリンパ管を位置確
認する。次いで、この範囲の主要なリンパ管を、電気凝固または縫合結紮(el
ectrically coagulated or suture liga
te)する。
【0878】 顕微鏡を用いて、肢の背部の筋肉(半腱様筋(semitendinosis
)および内転筋の付近)を平滑に切開する。次いで、膝窩リンパ節の位置を確認
する。次いで、2つの近位リンパ管および2つの遠位リンパ管、ならびに膝窩節
の遠位血液供給部を縫合糸により結紮する。次いで、膝窩リンパ節および任意の
付随する脂肪組織を、結合組織を切断することによって取り除く。
【0879】 この手順より生じるいかなる軽度の出血をも管理するように注意すること。リ
ンパ管を咬合した後、皮膚弁を、液体皮膚(Vetbond)(AJ Buck
)を用いることによって密封する。別々の皮膚縁を、それらの下の筋肉組織に、
脚の周囲に約0.5cmのギャップを残しながら密封する。皮膚はまた、必要な
場合、その下の筋肉に縫合することによって係留し得る。
【0880】 感染を回避するために、動物を、メッシュを用いて個別に収容する(床敷きな
し)。回復した動物を、最適な水腫ピークを通して毎日チェックする。このピー
クは、代表的には5〜7日までに生じた。次いで、プラトーの水腫ピークを観察
する。リンパ水腫の強度を評価するために、各肢上の2つの指定した場所の周径
および体積を、操作の前および7日間毎日測定する。リンパ水腫に対する血漿タ
ンパク質の効果を決定し、そしてタンパク質分析が有用な試験周界であるか否か
もまた調査する。コントロール肢および水腫肢の両方の重量を、2箇所で評価す
る。分析を盲目様式(blind manner)で行う。
【0881】 周径測定:肢の動きを防止するための短期気体麻酔のもとで、布巻尺を使用し
て、肢の周径を測定する。測定を、距骨および背面の足にて、2人の異なる人物
によって行い、次いで、これらの2つの読み取りを平均する。読み取りを、コン
トロールおよび水腫肢の両方から得る。
【0882】 体積測定:手術の日に、動物をペントバルビタールで麻酔し、そして手術の前
に試験する。毎日の体積測定のために、動物を短期ハロタン麻酔(迅速な固定化
およびすばやい回復)のもとにおき、両方の脚を剃毛し、そして耐水性マーカー
を用いて脚に等しくしるしをつける。脚を、最初に水に漬け、次いでしるしをつ
けたレベルまで装置に漬け、次いでBuxco水腫ソフトウェア(Chen/V
ictor)によって測定する。データを1人の人物によって記録し、一方他者
は、脚をしるしを付けた領域まで漬ける。
【0883】 血液−血漿タンパク質測定:手術の前に血液を取り出し、遠心分離し、そして
血清を分離し、次いで、全タンパク質およびCa2+比較について結論付ける。
【0884】 肢重量比較:血液を取り出した後、この動物を、組織収集のために調製する。
この肢を、キリチン(quillitine)を用いて切断し、次いで、実験用
脚とコントロール脚の両方を、結紮して切断し、そして秤量する。2回目の秤量
を、脛踵(tibio−cacaneal)関節を外し、そして足を秤量して行
う。
【0885】 組織学的調製:膝(膝窩)領域の後ろに位置する横筋を切り出し、そして金型
に配置し、freezeGelで満たし、冷メチルブタンに漬け、切断するまで
−80ECに、標識したサンプルバッグ中に置く。切断の際に、筋肉を、蛍光顕
微鏡のもとで、リンパ管について観察する。
【0886】 本実施例において記載される研究は、METH1および/またはMETH2の
タンパク質の活性を試験した。しかし、当業者は、例証した研究を容易に改変し
て、METH1および/またはMETH2のポリヌクレオチド(例えば、遺伝子
治療)、METH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/またはアン
タゴニストの活性を試験し得る。
【0887】 (実施例52:METH1の構築物の生成および発現) そのC末端で全長METH1遺伝子に融合させたFlagポリペプチド配列ま
たはヒトIgG1 Fcドメインのいずれかを有する2つの構築物を、当該分野
で周知の方法を使用して生成した。これらの構築物の名称としては、pFlag
−CMV−5a:METH1(ID 822)およびpC4Fc:METH1(
ID 821)が与えられた。
【0888】 pFlag−CMV−5a:METH1については以下のプライマーを使用し
た: 5’:AAGAATGCGGCCGCAGCCACCATGGGGAACGCG
GAGCGGGCTCC(配列番号128) 3’:GATCGCGGTACCACTGCATTCTGCCATTGTGCA
AAAGTCTATG (配列番号129)。
【0889】 METH1を、示されたプライマーを使用して増幅し、そしてAsp718で
消化した。ベクターpFLAGCMV−5aもまた、Asp718で消化した。
得られた制限産物を互いに連結した。
【0890】 pC4Fc:METH1については以下のプライマーを使用した: 5’:GATCTATGATCAGCCACCATGGGGAACGCGGAG
CGGGCTCC(配列番号130) 3’:GACTGCTCTAGAACTGCATTCTGCCATTGTGCA
AAAGTCTATG(配列番号131)。
【0891】 METH1を、示されたプライマーを使用して増幅し、そしてBcIIおよび
Xbaで消化した。ベクターpC4Fcもまた、BcIIおよびXbaで消化し
た。得られた制限産物を互いに連結した。
【0892】 構築物pA2gp:METH1(H542−Q894).FcおよびpA2g
p:METH1(H542−Q894)もまた作製し得る。
【0893】 また、pC4Fc:Methl.M1−P799を、以下のプライマーを使用
して作製し得る: 5’プライマー:GATCTA TGATCA GCCACCATGGGGAA
CGCGGAGCGGGCTCC(配列番号132) 3’プライマー:GCGTGC TCTAGA AGGGCTAAAGCTGC
GAATTC(配列番号133)。
【0894】 METH1を、示されたプライマーを使用して増幅し、そしてBcIIおよび
Xbaで消化した。ベクターpC4Fcもまた、BcIIおよびXbaで消化し
、そして消化したMETH1フラグメントに連結した。
【0895】 pFLAG−CMV−l:Methl.F236−E614を、以下のプライ
マーを使用して作製し得る: 5’プライマー:GTACCC AAGCTT TTTGTGTCCAGTCA
CCGC(配列番号134) 3’primer:GCGTGC TCTAGA TTACTCGTTGTGT
GCTTCAC(配列番号135)。
【0896】 METH1を、示されたプライマーを使用して増幅し、そしてHindIII
およびXbaで消化した。ベクターpFLAG−CMV−lもまた、HindI
IIおよびXbaで消化し、そして消化したMETH1フラグメントに連結した
【0897】 この構築物を、METH1の抗血管形成活性を確証するために作製した。全長
METH1遺伝子を、pC4FcおよびpFlagCMV5aベクターにPCR
クローニングした。pC4Fc:METH1およびpFLAGCMV5a:ME
TH1の両方を得、そして配列を確認した。
【0898】 293T細胞への一過性のトランスフェクションを、リポフェクタミンプラス
(LTI)試薬を使用して行い、そして生成のために血清を含まない条件に下に
保った。ウェスタン分析を、抗huFc Abまたは抗Flag M2 Abの
いずれかを用いて行った。METH1−Fc馴化培地は、強度の程度の異なる少
なくとも5つのバンドを示した。これらの見積もられた分子量は、130〜14
0kD(弱いバンド)、110〜120kD(弱いバンド)、52kD(強いバ
ンド)、45〜48kD(強いバンド)および32−35kD(最も強いバンド
)である。約60および90kDの2つのより弱いバンドもまた、検出可能であ
った。METH1−Flag馴化培地は、等しい強度の3つの主要なバンドを示
した。それらは、約100−110kD、70−80kD、および22kDであ
る。293T細胞におけるMETH1−Fcの一過性のトランスフェクション。
METH1−Fcタンパク質の第2のバッチを、上記のように、1%血清を有す
る培地中で生成した。
【0899】 一過性にトランスフェクトした細胞からの5.5日目の馴化培地を、プロテイ
ンAカラムに流し、そして溶出させた。タンパク質を含む画分を、還元条件下お
よび非還元条件下のSDS−PAGEによって調べ、そしてCoomassie
Blueで染色した。第2のゲルもまた、N末端配列分析のために調製した。
【0900】 還元条件下で4つのバンドを示す197μgのタンパク質を回収した。これら
のバンドのうちの3つは強く、1つは弱かった。これらのバンドのN末端配列決
定は、これらのバンドのうちの2つはN末端がブロックされたタンパク質を含む
ことを示唆した。配列がわかった2つのタンパク質のうち、1つはFc由来のフ
ラグメントであり、他方はL800から開始するMETHl.Fc融合物の切断
生成物(2つのトロンボスポンジン様ドメインを含む)である。このことは、M
ETH1が少なくとも2つ(おそらくそれ以上)の切断部位でプロセシングされ
ること示唆する。なぜなら、なおFcフラグメントに連結されているC末端フラ
グメントのみが、プロテインAカラム上で精製されるからである。
【0901】 トランスフェクトされた293T細胞を、1%の透析した低IgG、ウシ胎仔
血清を含む培地中で馴化して、組換え分泌タンパク質のタンパク質分解を減少さ
せることを試みた。精製および分析を上記のように行った。タンパク質の収率は
、最初のバッチよりも有意に高かった。このことは、おそらく、培地中の血清の
効果を反映している。いくらかのプロセシングが血清によって遅延化されたかも
しれないが、タンパク質の大部分は、還元ゲル上で約31kDに残存した。
【0902】 還元条件下で分離されたタンパク質のN末端配列決定は、そのタンパク質が、
この部位に対してN末端で起こる他の可能な切断とともに、950残基のMET
H1 orfのL800においてプロセスされることを示す。観察された切断部
位は、異常であるとみなされた。なぜなら、この部位がProの後であったから
である。総量197.4μgのタンパク質を単離した(HG12100−D29
3T1)。ウェスタンブロットにおいて少なくとも3つのバンドからなるタンパ
ク質(pFlag−CMV−5a:METHl)の分析は、ただ1つのバンド(
21kd)のみがMETH1と確認され得、そして他のバンドはMETH1以外
の起源のバンドであることを示した。
【0903】 精製したMETH1 Fcタンパク質の配列決定が異常な切断部位を示唆した
ので、METH1 Fcの第2のバッチを、おそらく所望されないプロセシング
を阻害するために、1%FBS中で増殖させた細胞を用いて調製した。その生成
物の予備的な評価は、培地の変化から生じるプロセシングの違いはないが、タン
パク質の収率が増加したことを示唆する。
【0904】 実行された最初のFcおよびFlagタンパク質の上清の機能的アッセイには
、ヒト微小血管内皮細胞(HMVEC)の増殖およびウシ大動脈内皮細胞(BA
EC)を使用するインビトロ索形成が含まれる。この増殖アッセイは、両方の培
養上清に応答してHMVEC増殖の速度を増加させることを示した。これは、馴
化培地からの高いバックグラウンド刺激に起因し得る。FcおよびFlag上清
の両方の索形成アッセイは、2つの独立した実験において、培地/コラーゲンコ
ントロールに対して、索形成の阻害を示した。
【0905】 (実施例53:METE1のインビトロ活性) (増殖) HMVECを、alamar blueアッセイにおいて使用して、METH
1上清が、EC増殖の阻害によって検出可能な、機能的な抗血管形成活性を有す
るか否かを決定した。FGF−2を増殖のための一次刺激物として使用し、そし
て培養上清を1:4の最終希釈で使用した。示された増殖アッセイは、両方の培
養上清に応答するHMVEC増殖の速度を有意に増加した。これは、馴化培地か
らの高いバックグラウンド刺激に起因し得る。この問題は、精製したタンパク質
の使用によって、減少または除去されるべきである。
【0906】 (索形成) 内皮細胞への可溶性I型コラーゲンおよび適切な増殖因子の添加は、培養中の
内皮細胞の管状構造または索の生成を誘導する。これは、内皮細胞の移動および
これらの構造に関与していない細胞の選択的欠失(アポトーシス)の両方を含む
。1:4希釈の培養上清を含むMETH1−FcおよびMETH1−Flagと
ともに培養した場合に、ウシ大動脈内皮細胞(BAEC)を使用して、安定な索
形成の阻害を検出した。索形成の定性的評価は、コラーゲン処理されたコントロ
ールと比較して、試験した両方の上清を用いての阻害を示した。しかし、一致し
ていない馴化培地コントロールはまた、索形成の阻害を生成し、このことは、非
特異的細胞毒性がまた、観察された阻害に寄与し得ることを示唆する。
【0907】 本実施例において記載された研究は、METH1タンパク質における活性を試
験した。しかし、当業者は、METH2ポリペプチド、METH1ポリヌクレオ
チドおよび/またはMETH2ポリヌクレオチド(例えば、遺伝子治療)、ME
TH1および/またはMETH2のアゴニストおよび/またはアンタゴニストの
活性を試験するために、典型的な研究を容易に改変し得る。
【0908】 本発明を、前述の説明および実施例に詳細に記載された以外の方法で実施し得
ることは、明らかである。
【0909】 本発明の多数の改変およびバリエーションが、上記の教示を考慮して可能であ
り、従って、それは、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。
【0910】 本明細書中で引用されたすべての刊行物の全開示(特許、特許出願、学術文献
、実験マニュアル、書籍または他の文書を含む)は、それによって参考として援
用される。
【0911】 以下の特許出願の全開示は、本明細書中で参考として援用される:1997年
4月24日に出願された米国特許出願番号08/845,496;1998年1
月23日に出願された米国特許出願番号60/072,298;1998年8月
28日に出願された米国特許出願番号60/098,539;1999年1月2
2日に出願された米国特許出願番号09/235,810;1999年5月25
日に出願された米国特許出願番号09/318,208;1999年7月20日
に出願された米国仮出願番号60/144,882;1999年8月10日に出
願された米国仮出願番号60/147,823;および1999年8月13日に
出願された米国特許出願番号09/373,658。
【0912】
【表7】
【0913】
【表8】
【0914】
【表9】
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1A〜Cは、METH1のヌクレオチド配列(配列番号1)および推定アミ
ノ酸配列(配列番号2)を示す。このタンパク質は、約28のアミノ酸残基の推
定リーダー配列(下線)を有する。
【図2】 図2A〜Bは、METH2のヌクレオチド配列(配列番号3)および推定アミ
ノ酸配列(配列番号4)を示す。このタンパク質は、約23のアミノ酸残基の推
定リーダー配列(下線)を有する。
【図3A】 図3は、METH1(配列番号2)およびMETH2(配列番号4)のアミノ
酸配列の、これらに最も近いホモログであるウシメタロプロテアーゼ(pNP1
)(配列番号5)のアミノ酸配列との比較を示す。同一アミノ酸を囲む。配列お
よび構造的な相同性により推定される機能ドメインを標識し、これらは、メタロ
プロテアーゼドメインにおけるシグナルペプチド(一重線)、哺乳動物のサブチ
リシンに対して可能性のある切断部位(二重下線)、亜鉛結合部位(点線;ME
TH1のアミノ酸383〜395およびMETH2のアミノ酸363〜375)
、および推定ディスインテグリン(disintegrin)ループ(矢印)を
含む。
【図3B】 図3は、METH1(配列番号2)およびMETH2(配列番号4)のアミノ
酸配列の、これらに最も近いホモログであるウシメタロプロテアーゼ(pNP1
)(配列番号5)のアミノ酸配列との比較を示す。同一アミノ酸を囲む。配列お
よび構造的な相同性により推定される機能ドメインを標識し、これらは、メタロ
プロテアーゼドメインにおけるシグナルペプチド(一重線)、哺乳動物のサブチ
リシンに対して可能性のある切断部位(二重下線)、亜鉛結合部位(点線;ME
TH1のアミノ酸383〜395およびMETH2のアミノ酸363〜375)
、および推定ディスインテグリン(disintegrin)ループ(矢印)を
含む。
【図3C】 図3は、METH1(配列番号2)およびMETH2(配列番号4)のアミノ
酸配列の、これらに最も近いホモログであるウシメタロプロテアーゼ(pNP1
)(配列番号5)のアミノ酸配列との比較を示す。同一アミノ酸を囲む。配列お
よび構造的な相同性により推定される機能ドメインを標識し、これらは、メタロ
プロテアーゼドメインにおけるシグナルペプチド(一重線)、哺乳動物のサブチ
リシンに対して可能性のある切断部位(二重下線)、亜鉛結合部位(点線;ME
TH1のアミノ酸383〜395およびMETH2のアミノ酸363〜375)
、および推定ディスインテグリン(disintegrin)ループ(矢印)を
含む。
【図4】 図4は、METH1、METH2、およびpNP1の一次構造を示し、これら
は、プロドメイン、触媒メタロプロテアーゼドメイン、システインに富んだディ
スインテグリンドメイン、TSP様ドメイン、スペーサー領域および異なる数の
TSP様ドメイン(METH1については3つ、METH2については2つ、お
よびpNP1については4つ)を含む。
【図5】 図5は、METH1(配列番号2)およびMETH2(配列番号4)のTSP
様ドメインの、TSP1(配列番号6、7、および8)ならびにTSP2(配列
番号9,10、および11)のTSP様ドメインとの比較を示す。システインを
1〜6と番号付けし、トリプトファンを星印により印を付ける。
【図6A】 図6は、METH1およびMETH2のTSP様ドメイン由来のペプチドおよ
び組換えタンパク質が、VEGF誘導性新脈管形成をブロックすることを示す。
新脈管形成を、マトリゲル上で硬化したVEGFを含むナイロンメッシュを使用
して12〜14日齢胚由来のCAMについて、ならびにこのペプチドまたは組換
えタンパク質の存在下または非存在下において誘導した。毛細血管の密度を、実
施例4に記載されるように評価した。陽性コントロールおよび陰性コントロール
は、それぞれ、VEGF単独およびビヒクル単独を含んだ。(A)組換えタンパ
ク質の存在下でVEGFにより誘導される新脈管形成応答の定量。TSP1、精
製された血小板TSP1、GST、精製されたGST、GST−TSP1、GS
T−METH1、およびGST−METH2は、実施例4に記載される。新脈管
形成指数は、VEGFマトリゲルからの脈管応答を100%とみなし、そしてバ
ックグランドレベル(マトリゲル単独)を差し引きして表される。アッセイを少
なくとも2回繰り返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を示し、バーは
標準偏差を示す。*p<0.001。
【図6B】 図6は、METH1およびMETH2のTSP様ドメイン由来のペプチドおよ
び組換えタンパク質が、VEGF誘導性新脈管形成をブロックすることを示す。
新脈管形成を、マトリゲル上で硬化したVEGFを含むナイロンメッシュを使用
して12〜14日齢胚由来のCAMについて、ならびにこのペプチドまたは組換
えタンパク質の存在下または非存在下において誘導した。毛細血管の密度を、実
施例4に記載されるように評価した。陽性コントロールおよび陰性コントロール
は、それぞれ、VEGF単独およびビヒクル単独を含んだ。(B)以下のペプチ
ドの存在下または非存在下でVEGFにより誘導された新脈管形成応答の定量;
P−TSP1、P−METH1、およびP−METH2(ペプチドは、それぞれ
、TSP、METH1、およびMETH2のI型反復に由来した);SC1およ
びSC2は、コントロールとして使用されるスクランブルペプチドである。新脈
管形成指数は、VEGFマトリゲルからの脈管応答を100%とみなし、そして
バックグランドレベル(マトリゲル単独)を差し引きして表される。アッセイを
少なくとも2回繰り返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を示し、バー
は標準偏差を示す。*p<0.001。
【図6C】 図6は、METH1およびMETH2のTSP様ドメイン由来のペプチドおよ
び組換えタンパク質が、VEGF誘導性新脈管形成をブロックすることを示す。
新脈管形成を、マトリゲル上で硬化したVEGFを含むナイロンメッシュを使用
して12〜14日齢胚由来のCAMについて、ならびにこのペプチドまたは組換
えタンパク質の存在下または非存在下において誘導した。毛細血管の密度を、実
施例4に記載されるように評価した。陽性コントロールおよび陰性コントロール
は、それぞれ、VEGF単独およびビヒクル単独を含んだ。(C)GST−ME
TH1の存在下でのVEGF誘導性新脈管形成の用量応答。新脈管形成指数は、
VEGFマトリゲルからの脈管応答を100%とみなし、そしてバックグランド
レベル(マトリゲル単独)を差し引きして表される。アッセイを少なくとも2回
繰り返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を示し、バーは標準偏差を示
す。*p<0.001。
【図6D】 図6は、METH1およびMETH2のTSP様ドメイン由来のペプチドおよ
び組換えタンパク質が、VEGF誘導性新脈管形成をブロックすることを示す。
新脈管形成を、マトリゲル上で硬化したVEGFを含むナイロンメッシュを使用
して12〜14日齢胚由来のCAMについて、ならびにこのペプチドまたは組換
えタンパク質の存在下または非存在下において誘導した。毛細血管の密度を、実
施例4に記載されるように評価した。陽性コントロールおよび陰性コントロール
は、それぞれ、VEGF単独およびビヒクル単独を含んだ。(D)GST−ME
TH2の存在下でのVEGF誘導性新脈管形成の用量応答。新脈管形成指数は、
VEGFマトリゲルからの脈管応答を100%とみなし、そしてバックグランド
レベル(マトリゲル単独)を差し引きして表される。アッセイを少なくとも2回
繰り返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を示し、バーは標準偏差を示
す。*p<0.001。
【図7A】 図7は、bFGFで刺激された細胞増殖に対するMETH1およびMETH2
組換えタンパク質の効果を示す。細胞を、bFGFおよび試験される組換えタン
パク質(図で示されない場合、3μg/ml)を含む培地中で24ウェルプレー
ト上で培養した。コントロールは、ビヒクルまたはGST組換えタンパク質単独
を含んだ。(A)、HDECは、ヒト皮膚内皮細胞;実験を少なくとも2回繰り
返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を表し、バーは標準偏差を示す。 * p<0.01。
【図7B】 図7は、bFGFで刺激された細胞増殖に対するMETH1およびMETH2
組換えタンパク質の効果を示す。細胞を、bFGFおよび試験される組換えタン
パク質(図で示されない場合、3μg/ml)を含む培地中で24ウェルプレー
ト上で培養した。コントロールは、ビヒクルまたはGST組換えタンパク質単独
を含んだ。(B)、HMECは、ヒト乳房上皮細胞、実験を少なくとも2回繰り
返した。各々の処置を3連で行った。値は平均を表し、バーは標準偏差を示す。 * p<0.01。
【図7C】 図7は、bFGFで刺激された細胞増殖に対するMETH1およびMETH2
組換えタンパク質の効果を示す。細胞を、bFGFおよび試験される組換えタン
パク質(図で示されない場合、3μg/ml)を含む培地中で24ウェルプレー
ト上で培養した。コントロールは、ビヒクルまたはGST組換えタンパク質単独
を含んだ。(C)HDFは、ヒト皮膚線維芽細胞;実験を少なくとも2回繰り返
した。各々の処置を3連で行った。値は平均を表し、バーは標準偏差を示す。*
p<0.01。
【図7D】 図7は、bFGFで刺激された細胞増殖に対するMETH1およびMETH2
組換えタンパク質の効果を示す。細胞を、bFGFおよび試験される組換えタン
パク質(図で示されない場合、3μg/ml)を含む培地中で24ウェルプレー
ト上で培養した。コントロールは、ビヒクルまたはGST組換えタンパク質単独
を含んだ。(D)、SMCは、平滑筋細胞;実験を少なくとも2回繰り返した。
各々の処置を3連で行った。値は平均を表し、バーは標準偏差を示す。*p<0
.01。
【図7E】 図7は、bFGFで刺激された細胞増殖に対するMETH1およびMETH2
組換えタンパク質の効果を示す。細胞を、bFGFおよび試験される組換えタン
パク質(図で示されない場合、3μg/ml)を含む培地中で24ウェルプレー
ト上で培養した。コントロールは、ビヒクルまたはGST組換えタンパク質単独
を含んだ。(E)HDEC増殖に対するGST−METH1およびGST−ME
TH2の用量応答。実験を少なくとも2回繰り返した。各々の処置を3連で行っ
た。値は平均を表し、バーは標準偏差を示す。*p<0.01。
【図8】 図8は、pHE4−5発現ベクター(配列番号12)およびサブクローン化さ
れたMETH1またはMETH2 cDNAコード配列の模式図を示す。カナマ
イシン耐性マーカー遺伝子、METH1またはMETH2コード配列、oriC
配列、およびlacIqコード配列の位置を示す。
【図9】 図9は、pHEプロモーター(配列番号13)の調節エレメントのヌクレオチ
ド配列を示す。2つのlacオペレーター配列、シャイン−ダルガルノ配列(S
/D)、ならびに末端HindIIIおよびNdeI制限部位(イタリック体)
を示す。
【図10】 図10は、METH1アミノ酸配列の分析を示す。α、β、ターンおよびコイ
ル領域;親水性および疎水性;両親媒性領域;可撓性領域;抗原性指数および表
面確率を示し、そして全てがデフォルト設定を使用して作製された。「抗原性指
数またはJameson−Wolf」の図において、ポジティブピークは、ME
TH1またはMETH2のタンパク質の高抗原性領域(すなわち、本発明のエピ
トープ保有ペプチドが入手され得る領域)の位置を示す。これらの図により規定
されるドメインは、本発明によって意図される。図10で図示して要約されるデ
ータの表の表現は、表1に見出され得る。
【図11】 図11は、METH2アミノ酸配列の分析を示す。α、β、ターンおよびコイ
ル領域;親水性および疎水性;両親媒性領域;可撓性領域;抗原性指数および表
面確率を示し、そして全てがデフォルト設定を使用して作製された。「抗原性指
数またはJameson−Wolf」の図において、陽性ピークは、METH1
またはMETH2タンパク質の高抗原性領域(すなわち、本発明のエピトープ保
有ペプチドが入手され得る領域)の位置を示す。これらの図により規定されるド
メインは、本発明によって意図される。図11で図示して要約されるデータの表
の表現は、表2に見出され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/10 101 A61P 17/00 15/00 17/02 17/00 17/06 17/02 29/00 101 17/06 35/00 29/00 101 C07K 14/47 35/00 19/00 C07K 14/47 C12N 1/15 19/00 1/19 C12N 1/15 1/21 1/19 C12P 21/02 C 1/21 C12N 15/00 ZNAA 5/10 5/00 A C12P 21/02 A61K 37/54 (31)優先権主張番号 60/147,823 (32)優先日 平成11年8月10日(1999.8.10) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/373,658 (32)優先日 平成11年8月13日(1999.8.13) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/171,503 (32)優先日 平成11年12月22日(1999.12.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/183,792 (32)優先日 平成12年2月22日(2000.2.22) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (71)出願人 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイ ション SMITHKLINE BEECHAM CORPORATION アメリカ合衆国ペンシルベニア州19406− 0939、キング・オブ・プルシア、スウェー ドランド・ロード709番 (71)出願人 ベス イスラエル デアコネス メディカ ル センター アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02215, ボストン, アールエヌ, ブ ルックリン アベニュー 330 (71)出願人 イルエラ−アリスペ, ルイサ アメリカ合衆国 カリフォルニア 90024, ロス アンジェルス, ホルムバイ ア ベニュー 1342 (71)出願人 ヘイスティングス, グレッグ エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 91321, ウエストレイク ビレッジ, リカグロ ーブ コート 31919 (71)出願人 ルーベン, スティーブン エム. アメリカ合衆国 メリーランド 20832, オルネイ, ヘリテイジ ヒルズ ドラ イブ 18528 (71)出願人 ジョナク, ツデンカ エル. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19333, デボン, ラダーバック レーン 28 (71)出願人 トルリー, スティーブン エイチ. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19083, ハバータウン, ベルベデア アベニュ ー 2015 (71)出願人 フォーンワルド, ジェイムス エイ. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19403, ノーリスタウン, リングネック ロー ド 2849 (71)出願人 テレット, ジョナサン エイ. イギリス国 オーエックス14 2ピーエッ クス オクソン, アビンドン, サンド フォード クローズ 20 (72)発明者 イルエラ−アリスペ, ルイサ アメリカ合衆国 カリフォルニア 90024, ロス アンジェルス, ホルムバイ ア ベニュー 1342 (72)発明者 ヘイスティングス, グレッグ エイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 91321, ウエストレイク ビレッジ, リカグロ ーブ コート 31919 (72)発明者 ルーベン, スティーブン エム. アメリカ合衆国 メリーランド 20832, オルネイ, ヘリテイジ ヒルズ ドラ イブ 18528 (72)発明者 ジョナク, ツデンカ エル. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19333, デボン, ラダーバック レーン 28 (72)発明者 トルリー, スティーブン エイチ. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19083, ハバータウン, ベルベデア アベニュ ー 2015 (72)発明者 フォーンワルド, ジェイムス エイ. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19403, ノーリスタウン, リングネック ロー ド 2849 (72)発明者 テレット, ジョナサン エイ. イギリス国 オーエックス14 2ピーエッ クス オクソン, アビンドン, サンド フォード クローズ 20 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 BA14 CA04 CA07 DA02 DA05 DA11 EA02 EA03 EA04 FA02 GA11 HA01 HA03 4B064 AG01 CA01 CA19 CC24 DA01 DA13 4B065 AA01X AA57X AA90X AA93Y AB01 BA01 CA24 CA44 CA46 4C084 AA01 AA02 AA06 AA07 AA14 BA08 BA20 BA21 BA22 DC22 NA14 ZA36 ZA45 ZA68 ZA89 ZB15 ZB26 4H045 AA10 AA20 AA30 BA10 BA41 CA40 DA00 DA89 EA20 EA50 FA72 FA74

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単離された核酸分子であって、以下: (a)配列番号2のアミノ酸1〜950をコードするポリヌクレオチド; (b)配列番号2のアミノ酸2〜950をコードするポリヌクレオチド; (c)配列番号2のアミノ酸29〜950をコードするポリヌクレオチド; (d)配列番号2のアミノ酸30〜950をコードするポリヌクレオチド; (e)ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる完全アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド; (f)ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる成熟アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド; (g)配列番号125のアミノ酸1〜968をコードするポリヌクレオチド; (h)配列番号2のアミノ酸235〜459をコードするポリヌクレオチド; (i)配列番号2のアミノ酸460〜544をコードするポリヌクレオチド; (j)配列番号2のアミノ酸545〜598をコードするポリヌクレオチド; (k)配列番号2のアミノ酸841〜894をコードするポリヌクレオチド; (l)配列番号2のアミノ酸895〜934をコードするポリヌクレオチド; (m)配列番号2のアミノ酸536〜613をコードするポリヌクレオチド;
    および (n)配列番号2のアミノ酸549〜563をコードするポリヌクレオチド、
    からなる群より選択されるポリヌクレオチドを含む、単離された核酸分子。
  2. 【請求項2】 組換えベクターを作製するための方法であって、請求項1に
    記載の単離された核酸分子をプロモーターに作動可能に連結された状態でベクタ
    ーに挿入する工程を包含する、方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法によって産生される、組換えベクター
  4. 【請求項4】 組換え宿主細胞を作製する方法であって、請求項3に記載の
    組換えベクターを宿主細胞に導入する工程を包含する、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法により作製された、組換え宿主細胞。
  6. 【請求項6】 ポリペプチドを作製するための組換え方法であって、該ポリ
    ペプチドが発現されるような条件下で、請求項5に記載の組換え宿主細胞を培養
    する工程、および該ポリペプチドを回収する工程、を包含する、方法。
  7. 【請求項7】 単離された核酸分子であって、配列番号1のコード領域の5
    0個連続するヌクレオチド、またはその相補鎖を含み、該核酸分子は、配列番号
    14〜41のいずれの1つも含まない、核酸分子。
  8. 【請求項8】 単離された核酸分子であって、以下: (a)配列番号4のアミノ酸1〜890をコードするポリヌクレオチド; (b)配列番号4のアミノ酸2〜890をコードするポリヌクレオチド; (c)配列番号4のアミノ酸24〜890をコードするポリヌクレオチド; (d)配列番号4のアミノ酸112〜890をコードするポリヌクレオチド; (e)ATCC受託番号209582に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる完全アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド; (f)ATCC受託番号209582に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる成熟アミノ酸配列をコードするポリヌクレオチド; (g)配列番号4のアミノ酸214〜439をコードするポリヌクレオチド; (h)配列番号4のアミノ酸440〜529をコードするポリヌクレオチド; (i)配列番号4のアミノ酸530〜583をコードするポリヌクレオチド; (j)配列番号4のアミノ酸837〜890をコードするポリヌクレオチド; (k)配列番号4のアミノ酸280〜606をコードするポリヌクレオチド;
    および (l)配列番号4のアミノ酸529〜548をコードするポリヌクレオチド、
    からなる群より選択されるポリヌクレオチドを含む、単離された核酸分子。
  9. 【請求項9】 組換えベクターを作製するための方法であって、請求項8
    に記載の単離された核酸分子をプロモーターに作動可能に連結された状態でベク
    ターに挿入する工程を包含する、方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法によって産生される、組換えベクタ
    ー。
  11. 【請求項11】 組換え宿主細胞を作製する方法であって、請求項10に記
    載の組換えベクターを宿主細胞に導入する工程を包含する、方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法により作製された、組換え宿主細
    胞。
  13. 【請求項13】 ポリペプチドを作製するための組換え方法であって、該ポ
    リペプチドが発現されるような条件下で、請求項12に記載の組換え宿主細胞を
    培養する工程、および該ポリペプチドを回収する工程、を包含する、方法。
  14. 【請求項14】 単離された核酸分子であって、配列番号3のコード領域の
    50個連続するヌクレオチド、またはその相補鎖を含み、該核酸分子は、配列番
    号19〜22、24または42〜77のいずれの1つも含まない、核酸分子。
  15. 【請求項15】 単離されたポリペプチドであって、以下: (a)配列番号2のアミノ酸1〜950; (b)配列番号2のアミノ酸2〜950; (c)配列番号2のアミノ酸29〜950; (d)配列番号2のアミノ酸30〜950; (e)ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる完全アミノ酸配列; (f)ATCC受託番号209581に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる成熟アミノ酸配列; (g)配列番号125のアミノ酸1〜968; (h)配列番号2のアミノ酸235〜459; (i)配列番号2のアミノ酸460〜544; (j)配列番号2のアミノ酸545〜598; (k)配列番号2のアミノ酸841〜894; (l)配列番号2のアミノ酸895〜934; (m)配列番号2のアミノ酸536〜613;および (n)配列番号2のアミノ酸549〜563、 からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
  16. 【請求項16】 単離されたポリペプチドであって、以下: (a)配列番号4のアミノ酸1〜890; (b)配列番号4のアミノ酸2〜890; (c)配列番号4のアミノ酸24〜890; (d)配列番号4のアミノ酸112〜890; (e)ATCC受託番号209582に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる完全アミノ酸配列; (f)ATCC受託番号209582に含まれるcDNAクローンによりコー
    ドされる成熟アミノ酸配列; (g)配列番号4のアミノ酸214〜439; (h)配列番号4のアミノ酸440〜529; (i)配列番号4のアミノ酸530〜583; (j)配列番号4のアミノ酸837〜890; (k)配列番号4のアミノ酸280〜606;および (l)配列番号4のアミノ酸529〜548、 からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
  17. 【請求項17】 配列番号2のアミノ酸配列m〜nを含むポリペプチドであ
    って、ここでmは1〜950の整数であり、そしてnは10〜950の整数であ
    る、ポリペプチド。
  18. 【請求項18】 配列番号4のアミノ酸配列m〜nを含むポリペプチドであ
    って、ここでmは1〜890の整数であり、そしてnは10〜890の整数であ
    る、ポリペプチド。
  19. 【請求項19】 個体における新脈管形成を阻害するための方法であって、
    該方法は、有効量のMETH1またはMETH2を投与する工程を包含する、方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法であって、該方法は、癌、良性腫
    瘍、眼の新脈管形成疾患、慢性関節リウマチ、乾癬、遅延した創傷治癒、子宮内
    膜症、脈管形成、顆粒形成、過形成性瘢痕、偽関節骨折、強皮症、トラコーマ、
    血管癒着、心筋新脈管形成、冠状側副枝、大脳側副枝、動静脈先天異常、虚血性
    四肢新脈管形成、オスラー−ウェーバー症候群、プラーク新生血管形成、毛細管
    拡張症、血友病者の関節、血管線維症、線維筋性形成異常、創傷肉芽化、クーロ
    ン病またはアテローム性動脈硬化症を処置するために用いられる、方法。
  21. 【請求項21】 前記方法が産児制限において用いられる、請求項19に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 別の脈管形成化合物を投与する工程をさらに包含する、請
    求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】 請求項19に記載の方法であって、METH1またはME
    TH2が細胞または遺伝子治療手段により投与され、該細胞がMETH1または
    METH2を生成しかつ分泌するように改変される、方法。
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