JP2003348747A - 電子機器の端子保護回路 - Google Patents

電子機器の端子保護回路

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JP2003348747A
JP2003348747A JP2002155982A JP2002155982A JP2003348747A JP 2003348747 A JP2003348747 A JP 2003348747A JP 2002155982 A JP2002155982 A JP 2002155982A JP 2002155982 A JP2002155982 A JP 2002155982A JP 2003348747 A JP2003348747 A JP 2003348747A
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power
circuit
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capacitor
timer
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Isao Hayashi
勇生 林
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力段のコンデンサの充電回路を設けること
により、接点端子の変更やコンデンサ容量の変更を行う
ことなく端子破壊を防止することができる電子機器の端
子保護回路を提供すること。 【構成】 バッテリー或はアダプターより電力を供給さ
れる電子機器であり、入力段にコンデンサを内蔵する電
子機器において、電力が供給された瞬間から一定時間の
間、供給電力を減少させ、一定時間後に定格電力の供給
を開始することを特徴とする。この場合、タイマー回路
により一定時間の遅延を持たせる。又、タイマー時間中
に抵抗により電流を制限させる。或は、タイマー時間終
了後に、電界効果トランジスタにより電流制限回路の短
絡を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーパック
或はアダプターにより電力を供給されるプリンタ等の電
子機器の端子保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリーパック或はアダプター装着時
におけるスパークによる接点端子の摩耗、食い付き等の
破壊を防止するため、従来では、接点端子の大型化、端
子構造の変更等、端子側での対応を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、携帯用情報端末等の電子機器の小型化ニーズ
に合致せず、電子機器の入力段のコンデンサ容量を小さ
くすることによる対応を余儀なくされていた。このこと
により、DCノイズレベルの上昇、周波数特性の悪化が
生じていた。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、入力段のコンデンサの充電回
路を設けることにより、接点端子の変更やコンデンサ容
量の変更を行うことなく端子破壊を防止することができ
る電子機器の端子保護回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、バッテリー或はアダプターより電力を供
給される電子機器であり、入力段にコンデンサを内蔵す
る電子機器において、電力が供給された瞬間から一定時
間の間、供給電力を減少させ、一定時間後に定格電力の
供給を開始することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0007】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1の特徴を最も良く表わす図であり、同図において、
1は本発明の電子機器、2は電流制限回路、3はスイッ
チ、4は電源制御マイコン、5は入力検出、6はタイマ
ー、7はヒューズ、8は入力段のコンデンサ、9は電源
回路、10は制御回路、11は電子機器の+端子、12
は電子機器の−端子、13はバッテリーパック、14は
バッテリーパックの+端子、15はバッテリーパックの
−端子である。
【0008】尚、本実施の形態では、電源の入力を検出
する手段として、電源制御マイコン4を想定している
が、ハイブリッドICや専用ICを開発する等、どのよ
うな形態であっても本発明を使用することは可能であ
る。又、バッテリーパック13の代わりにアダプターが
装着される場合も同様のブロック図で説明が可能であ
る。
【0009】電子機器1は、バッテリーパック13の装
着によって電力が供給される。バッテリーパック13の
+端子14から電子機器1の+端子11に電圧が加えら
れると、電源制御マイコン4が起動し、入力検出5によ
って入力電圧が検出され、タイマー6がスタートし、予
め設定されている期間だけスイッチ3がOFFし、電流
制限回路2、ヒューズ7を介してコンデンサ8に電力が
供給される。この間において、コンデンサ8の電荷が蓄
積され、突入電流の値が制限される。そして、タイマー
期間が終了するとスイッチ3がONし、電源回路9(D
C/DCコンバータ等)に電力が供給され、制御回路1
0に電力が供給される。
【0010】電流制限回路2が無い状態においては、例
えば、バッテリーパック13の電圧が24Vであり、コ
ンデンサ8の値が330μFである場合、突入電流は約
30A程度となり、バッテリーパック13及び電子機器
1の接点は加熱してスパークが起こり、表面は削れ、接
点構造によっては溶着して離れなくなる。本実施の形態
に係る構成を採ることにより、バッテリーパック13装
着時の突入電流をコントロールすることが可能になり、
端子破壊、バッテリーパック13の破壊、ヒューズ7の
溶断問題が解決する。尚、図示しない一般的なブロック
については割愛してある。
【0011】図2は本発明の実施の形態1のフローチャ
ートである。
【0012】S(ステップ)1はスタートである。S2
はバッテリーパックの装着、S3は入力検出、S4はタ
イマースタート、S5はタイマー期間の終了分岐、S6
はスイッチ3のOFF、S7はスイッチ3のON、S8
はENDである。
【0013】S2でバッテリーパック13が装着される
と、S3で電源制御マイコン4が起動すると共に電力の
入力が検出され、S4で予め設定された時間のタイマー
がスタートする。
【0014】このタイマー期間の間、S6で待機すると
共に、電流制限回路2により制限された電流がコンデン
サ8に電荷を供給する。タイマー期間が終了すると電源
制御マイコン4はスイッチ3をONして電流制限回路2
を短絡することにより電力のロスを無くし、電源回路9
に定格電力を供給する。
【0015】<実施の形態2>図3は本発明の実施の形
態2の特徴を最も良く表わす図であり、図3において、
1〜15は実施の形態1の図1と共通である。図3では
図1に加え、16のタイマー回路、17の抵抗器、18
のダイオード、19のコンデンサ、20のトランジスタ
が追加されている。
【0016】バッテリーパック13が装着されると、先
ず抵抗器17とコンデンサ19の値によって決定される
遅延量により、トランジスタ20がONする時間が遅
れ、その間、スイッチ3がOFFしている。この状態に
おいては電流制限回路2が有効であり、制限された電流
しか流れない。この制限された電流はコンデンサ8に電
荷を蓄積する。
【0017】抵抗器17とコンデンサ19により設定さ
れた時間が経過すると、トランジスタ20がONし、ス
イッチ3がONすることにより電流制限回路2が短絡さ
れ、電源回路9に電圧の低下なく電力を供給することが
可能になる。電源回路9は制御回路10にレギュレート
した電圧を供給する。尚、ダイオード18は、バッテリ
ーパック13が脱却された場合に、コンデンサ19に蓄
積された電荷を瞬時に放電するために挿入されている。
【0018】図4は本発明の実施の形態2の動作を示す
簡易的なフローチャートの例である。
【0019】S101はスタート、S102はバッテリ
ーパックの装着、S103は電源の入力、S104はタ
イマースタート、S105はトランジスタのベース電圧
の上昇、S106はベース電圧の閾値分岐、S107は
スイッチ3のOFF、S108はスイッチ3のON、S
109はENDである。
【0020】S102でバッテリーパック13が装着さ
れると、S103で電源の入力があり、S104でタイ
マーがスタートする。S105で、抵抗器17によって
制限された電流によりコンデンサ19の電荷が蓄積さ
れ、トランジスタ20のベース電圧の上昇が始まる。S
106ではトランジスタ20のベース電圧がONする電
圧以上に達しているかどうかの分岐であり、ベース電圧
が閾値より低い場合、S107でスイッチ3がOFFし
電流制限回路2が有効になっている。S106でベース
電圧が閾値より上昇した場合、S108に移行し、スイ
ッチ3をONすることにより電源回路9に定格電力が供
給される。
【0021】<実施の形態3>図5は本発明の実施の形
態3の特徴を最も良く表わす図であり、図5において1
〜20は図1及び図3と共通である。図5では、電流制
限回路の代わりに抵抗器21を内蔵している。一連の動
作については実施の形態2の図3と共通である。又、実
施の形態3のフローチャートは、実施の形態2の図4と
共通である。
【0022】実施の形態3では、バッテリーパック装着
後の一定期間の間、抵抗器21による制限された電流に
よりコンデンサ8の電荷を蓄積し、タイマー期間が終了
した後にスイッチ3をONして定格電力を供給するよう
に構成している。
【0023】<実施の形態4>図6は本発明の実施の形
態4の特徴を最も良く表わす図であり、図6において1
〜21は図1、図3及び図5と共通である。図6では、
スイッチ3の代わりにP−ch FETの22を内蔵し
ている。一連の動作については実施の形態2の図3と共
通である。又、実施の形態4のフローチャートは、実施
の形態2の図4と共通である。
【0024】実施の形態4では、バッテリーパック装着
後の一定期間の間、抵抗器21による制限された電流に
よりコンデンサ8の電荷を蓄積し、タイマー期間が終了
した後にFET22をONして定格電力を供給するよう
に構成している。
【0025】<実施の形態5>図7は本発明の実施例5
の特徴を最もよく表わす図面であり、図7においてバッ
テリーパックは充電装置によって充電され、充電後の電
圧は24Vに設定されている。バッテリーパックの充電
状態において携帯型プリンタに装着されると、本発明の
端子保護回路が無い場合には、プリンタの一次側に内蔵
される大容量の平滑コンデンサに大電流(30A程度/
1mS程度)のラッシュ電流が流れ、バッテリーパック
の接点端子の破壊を招いていた。プリンタに本発明の端
子保護回路を内蔵したところ、このピークのラッシュ電
流値を8A/10mSに抑えることが可能になり、装着
繰り返しによる端子破壊を防止することができた。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、電子機器の入力に電力が供給されたことを検出
し、そのタイミングから一定期間、電流制限回路を動作
させ、タイマー終了後に電流制限回路を短絡させること
により、端子破壊を防止することが可能になる。
【0027】又、CRタイマーを用いてタイマー期間を
設定することにより、簡素で、且つ、安価なタイマーを
構成することが可能になる。
【0028】更に、固定抵抗器により電流制限を行うこ
とにより、簡素で、且つ、安価な電流制限回路を構成す
ることが可能になる。
【0029】又、タイマー期間終了後にFETにより電
流制限回路の短絡を行うことにより、電圧低下の発生し
ない効率的な電力供給を行うことが可能になる。
【0030】更に又、入力電圧の高いプリンタに対して
本発明を適用することにより、端子部の破壊防止を行う
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1のフローチャートであ
る。
【図3】本発明の実施の形態2のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施の形態3のブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態4のブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態5の製品構成図である。
【符号の説明】
1 電子機器 2 電流制限回路 3 スイッチ 4 電源制御マイコン 5 入力検出部 6 タイマー 7 ヒューズ 8 大容量コンデンサ 9 電源回路 10 制御回路 11 電子機器の+端子 12 電子機器の−端子 13 バッテリーパック 14 バッテリーパックの+端子 15 バッテリーパックの−端子 16 タイマー回路 17,21 抵抗器 18 ダイオード 19 コンデンサ 20 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 HJ10 HK19 HN15 5G013 AA02 AA09 BA01 CA07 5G065 AA08 BA04 EA02 GA02 HA09 HA17 KA09 LA07 MA07 NA01 NA05 5H730 AA12 AA20 DD04 DD27 FG01 XC09 XX02 XX15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー或はアダプターより電力を供
    給される電子機器であり、入力段にコンデンサを内蔵す
    る電子機器において、電力が供給された瞬間から一定時
    間の間、供給電力を減少させ、一定時間後に定格電力の
    供給を開始することを特徴とする電子機器の端子保護回
    路。
  2. 【請求項2】 タイマー回路により一定時間の遅延を持
    たせることを特徴とする請求項1記載の電子機器の端子
    保護回路。
  3. 【請求項3】 タイマー時間中に抵抗により電流を制限
    させることを特徴とする請求項1記載の電子機器の端子
    保護回路。
  4. 【請求項4】 タイマー時間終了後に、電界効果トラン
    ジスタにより電流制限回路の短絡を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器の端子保護回路。
  5. 【請求項5】 前記電子機器は、プリンタであることを
    特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の端子保護回
    路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067517A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 電源制御装置、インターロック装置及び電気機器
JP2009178004A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Nec Electronics Corp 電源回路
JP2010183805A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ricoh Elemex Corp インターロックシステム
JP2013149593A (ja) * 2012-01-20 2013-08-01 Macroblock Inc ダイナミックダンパ

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