JP2003346282A - 道路監視システム及び道路監視方法 - Google Patents

道路監視システム及び道路監視方法

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JP2003346282A
JP2003346282A JP2002156168A JP2002156168A JP2003346282A JP 2003346282 A JP2003346282 A JP 2003346282A JP 2002156168 A JP2002156168 A JP 2002156168A JP 2002156168 A JP2002156168 A JP 2002156168A JP 2003346282 A JP2003346282 A JP 2003346282A
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road
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speed
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Akira Wada
亮 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理が容易となり、検出精度の向上を図る。 【解決手段】 カメラ2を用いて道路を撮像することよ
り得られる監視画像データを解析し、前記道路を走行す
る車両に関する状況を監視する道路監視システムにおい
て、前記監視画像データに基づき前記道路を走行する車
両の存在領域を求め、当該存在領域の車両位置を検出す
る車両検出手段16と、前回の車両位置と今回の車両位
置の距離差と時間差を用いて速度を求め、予め定められ
た所定速度を基準として車両に対応する重み付けを行
い、1つの車両に対する前記重み付けの累積値に基づき
停止車両の発生を検出して車両追跡を行う車両追跡手段
17とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラを用いて
道路を撮像することより得られる監視画像データを解析
し、上記道路を走行する車両に関する状況を監視する道
路監視システム及び道路監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理技術を用いて道路上の車
両を検出し、追跡し、停止車両などの突発事象発生を検
出する手法は多方面において検討されている。特にトン
ネル内において停止車両が発生すると衝突などの2次災
害の発生を招来する虞があり、停止車両の早期検出が求
められている。
【0003】通常は、車両の速度を監視し、停止車両の
検出や異常検出を行うものが知られており、例えば、特
開平6−76195号公報、特開平10−154292
号公報、特開平10−307988号公報などに開示さ
れている。また、画像処理の結果得た移動車両前面部に
着目し、その消滅をもって停止車両と判定するものも知
られている(特開2000−24810号)。また、車
両等の存在領域をエッジ画像として蓄積し、このエッジ
画像により動きのない物体を停止画像と判定する手法も
試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような道路監視システムは、停止車両の検出に関しては
画像処理において停止している物体を検出することが基
本であり、処理が難しく十分な検出精度が得られないと
いう問題点が発生していた。
【0005】本発明は上記のような従来の道路監視シス
テムが有している問題点を解決せんとしてなされたもの
で、その目的は、車両の移動について追跡を行う中で徐
々に速度変化及び位置変化するような車両を停止車両と
して検出し、また、停止状態の解除を検出し、処理が容
易となり、検出精度の向上を図ることができる道路監視
システム及び道路監視方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る道路監視シ
ステムは、カメラを用いて道路を撮像することより得ら
れる監視画像データを解析し、前記道路を走行する車両
に関する状況を監視する道路監視システムにおいて、前
記監視画像データに基づき前記道路を走行する車両の存
在領域を求め、当該存在領域の車両位置を検出する車両
検出手段と、前回の車両位置と今回の車両位置の距離差
と時間差を用いて速度を求め、予め定められた所定速度
を基準として車両に対応する重み付けを行い、1つの車
両に対する前記重み付けの累積値に基づき停止車両の発
生を検出して車両追跡を行う車両追跡手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0007】本発明に係る道路監視システムでは、前記
車両追跡手段は、停止車両と判定した車両について、前
回の車両位置と今回の車両位置の距離差の累積値を求
め、この累積値が所定以上となると当該停止車両につい
て停止状態の解除を判定することを特徴とする。
【0008】本発明に係る道路監視方法は、カメラを用
いて道路を撮像することより得られる監視画像データを
解析し、前記道路を走行する車両に関する状況を監視す
る道路監視方法において、前記監視画像データに基づき
前記道路を走行する車両の存在領域を求め、当該存在領
域の車両位置を検出する車両検出ステップと、前回の車
両位置と今回の車両位置の距離差と時間差を用いて速度
を求め、予め定められた所定速度を基準として車両を区
分する区分ステップと、前記区分ステップにおいて区分
された車両に対応する重み付けを行い、1つの車両に対
する前記重み付けの累積値に基づき停止車両の発生を検
出して車両追跡を行う車両追跡ステップとを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明に係る道路監視方法では、前記車両
追跡ステップにおいては、停止車両と判定した車両につ
いて、前回の車両位置と今回の車両位置の距離差の累積
値を求め、この累積値が所定以上となると当該停止車両
について停止状態の解除を判定することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明に
係る道路監視システム及び道路監視方法の実施の形態を
説明する。図1には、本発明に係る道路監視システムの
構成が示されている。このシステムでは、画像処置装置
1がカメラ2により撮像された映像に係る画像信号を受
け取る。画像処理装置1が処理した結果の情報は、表示
装置やプリンタ装置等である外部出力装置3へ送られて
出力される。
【0011】画像処理装置1には、カメラ2により得ら
れた画像信号をコンピュータ処理可能な画像データに変
換する画像取得部11が設けられている。また、画像処
理装置1には、物体抽出手段12と処理分析手段13と
車両情報記憶部14と報知手段15が備えられている。
処理分析手段13には、車両検出手段16と車両追跡手
段17が備えられている。
【0012】物体抽出手段12は、1フレーム分毎の画
像データについてフレーム間差分や背景差分の手法によ
る画像処理を行って、車両の存在領域を抽出するもので
あり、抽出結果は処理分析手段13へ送られる。抽出結
果は、フレームの識別情報と車両の存在領域を規定する
領域情報であり、存在領域を四角形により定義するので
あれば、1つの頂角の座標と2辺の長さを領域情報とす
る。
【0013】上記物体抽出手段12により得られた結果
の情報は、処理分析手段13における車両検出手段16
に取り込まれ、処理が行われる。車両検出手段16は、
得られた情報に基づき道路上における位置情報と車種情
報を求める。具体的には、例えば、図4に示されるよう
な画像が得られている場合において、車両の存在領域E
1の情報が送られ、この存在領域E1における底辺の中
点P1を車両位置(画像におけるxy座標)とし、この
車両位置に対応する道路上の位置を求める。ここに、道
路上の位置は、例えば、カメラの配置位置の直下の位置
を(0,0,0)とした世界座標である。画像における
xy座標と世界座標の変換テーブルを車両検出手段16
が備えており、これに基づき道路上の位置を求める。
【0014】また、車両検出手段16は、図5に示され
るような車両の車種に、サンプル画像領域の情報が対応
付けられたテーブルを有し、これに基づき物体抽出手段
12が得た車両の存在領域を比較して車種を判定する。
この判定結果と上記道路上の位置情報は、車両情報記憶
部14に図6に示されるように記憶される。図6におい
て、エントリのナンバー毎に1つの車両に関する情報が
記憶されるようになっており、(a)は前回位置座標の
テーブルであり、前回の検出時(例えば所定フレーム
前)における座標値(P1に対応)が格納され、(b)
は今回座標のテーブルであり、今回位置座標の欄には今
回の検出時における位置座標が格納される。速度は、前
回位置座標と今回位置座標に対応する世界座標点間の距
離と、検出時点の間隔(時間)を用いて得るものであ
る。(a)と(b)は検出間隔である所定フレーム毎に
交互に今回と前回のテーブルとされる。
【0015】車両情報記憶部14には、上記他に、停止
車両であるか否かを検出するためのカウント値(重み付
けの累積値)、車両の状態が記憶される。車両の状態に
は、停止、超低速、低速、通常の4状態がある。停止状
態は後に説明する判定により決定され、超低速状態は時
速が10km/h未満、低速状態は時速が10km/h
以上30km/h未満、通常状態は30km/h以上で
ある。この状態の情報は、当初において通常状態が初期
値となっている。
【0016】車両追跡手段17は、前回の車両位置と今
回の車両位置の距離差と時間差を用いて速度を求め、予
め定められた2つの所定速度を基準として低速車両と超
低速車両とを検出(区分)し、低速車両に対応する重み
付けと超低速車両に対応する重み付けを行い、1つの車
両に対する前記重み付けの累積値に基づき停止車両の発
生を検出して車両追跡を行うものであり、具体的には、
図2に示されるフローチャートに基づく処理を行う。
【0017】つまり、車両情報記憶部14における各エ
ントリに対して図2の処理を行う。まず、取り出したエ
ントリにおける車両の状態を検出し、停止状態又は超低
速状態に係る車両に対する処理であるかを検出する(S
1)。このステップS1において停止状態又は超低速状
態に係る車両に対する処理であることを検出すると、停
止車両追跡処理を行い(S2)、車両状態判定処理1を
行う(S3)。ここに、停止車両追跡処理(S2)は図
9のフローチャートに示される処理であり、車両状態判
定処理1は図10のフローチャートに示される処理であ
る。
【0018】また、上記ステップS1において停止状態
又は超低速状態に係る車両に対する処理でないこと、つ
まり、低速状態又は通常状態に係る車両に対する処理で
あることを検出すると、停止行動判定処理を行い(S
4)、車両状態判定処理2を行う(S5)。ここに、停
止行動判定処理は図7のフローチャートに示される処理
であり、車両状態判定処理2は図8のフローチャートに
示される処理である。
【0019】図3には、上記画像処理装置1を実現する
パーソナルコンピュータやワークステーションである電
子計算機のシステム構成例が示されている。すなわち、
図3の電子計算機は、装置を統括制御するCPU51を
有し、このCPU51に上記CPU51が用いるプログ
ラム及びデータ等の情報が記憶される主記憶装置52が
接続されている。更に、CPU51には、システムバス
53を介してキーボード制御部54、表示制御部55、
プリンタ制御部56、画像変換部57、マウス制御部5
8、磁気ディスク制御部59が接続されている。キーボ
ード制御部54には各種情報をキー入力可能なキーボー
ド入力装置60が接続され、表示制御部55には情報を
表示するためのCRT表示装置61が接続され、プリン
タ制御部56には情報を印字出力するためのプリンタ装
置62が接続され、画像変換部57にはカメラ2から画
像信号を取り込むためのカメラインタフェース63が接
続され、マウス制御部58にはポインティングディバイ
スであるマウス64が接続され、磁気ディスク制御部5
9には補助記憶装置である磁気ディスク装置65が接続
されている。なお、画像処理装置1には、CPU51、
主記憶装置52、磁気ディスク制御部59、磁気ディス
ク装置65、画像変換部57、カメラインタフェース6
3が少なくとも設けられる。そして、外部出力装置3と
して、プリンタ62やCRT表示装置61が備えられ
る。また、必要に応じてフレキシブルディスクドライ
ブ、磁気カード或いはICカードリーダ、MO(光磁気
ディスク)ドライブ等が設けられる。
【0020】以上のように構成された電子計算機が主記
憶装置52や磁気ディスク装置65に記憶された図2、
図7〜図10に示されるフローチャートに対応するプロ
グラムを実行することにより、画像処理装置1として動
作を行う。以下、図7〜図10に示されるフローチャー
トを用いて処理を説明する。
【0021】図2におけるS4の停止行動判定処理にお
いては、図6(a)に示した前回座標のテーブルを用い
て、前回座標と速度から今回座標を予測する(S1
1)。これは、道路上の位置において上記速度で所定フ
レームに対応の時間経過すると予測位置が求まり、これ
を画像の座標にテーブルを用いて変換することにより実
現される。次に、図6(b)に示した今回座標のテーブ
ルを用いて、上記で予測した位置近傍に存在する車両候
補領域を持つエントリを求め(S12)、2つのテーブ
ルにおけるエントリを関連付け、今回位置を確定し現速
度を求める(S13)。
【0022】例えば、図4において前回の車両の存在領
域E1に対して今回の車両の存在領域E2が得られてい
る。そして、前回座標P1と速度から今回の車両の存在
領域E2が得られ、今回座標P2の位置が今回座標とさ
れ、P1とP2の距離差と時間差により速度が求められ
る。
【0023】次に、図2におけるS5の車両状態判定処
理2へ進み、図8のステップS21において現速度が3
0km/h未満であるかを検出する(S21)。このス
テップS21において30km/h未満ではないことを
検出すると、カウント値をクリアし、状態を通常とする
(S22)。
【0024】ステップS21において30km/h未満
であることを検出すると、今回位置が予測より前方(つ
まり、正規の走行方向へ移動している)かを検出する
(S23)。このステップS23において前方であるこ
とを検出すると、カウント値をクリアし、状態を低速と
する(S24)。
【0025】ステップS23において前方でないこと
(予測位置まで車両が到達していないこと)を検出する
と、車両の移動が無いかを前回座標と今回座標により検
出する(S25)。このステップS25において車両の
移動が無いことを検出すると、カウンタの値を1カウン
トアップし、状態を超低速とする(S26)。
【0026】ステップS25において車両の移動があっ
たことを検出すると、カウンタの値を1カウントアップ
し、状態を低速とする(S27)。ステップS26,2
7に次いでカウント値が所定値である100以上となっ
たかを検出し(S28)、100未満では処理を終了
し、100以上では停止車両の発生を報知手段15に送
出し外部出力装置3に停止車両の発生の旨及び道路上の
位置などが表示されると共に、状態が停止へ遷移される
(S29)。斯して、低速状態や超低速状態が所定の値
まで累積されると、停止車両と判定され停止車両の発生
が知らされる。なお、上述したS28におけるカウント
値の所定値は、システムパラメータとして変更が可能で
ある。
【0027】一方、図2におけるS2の停止車両追跡処
理へ進んだ場合には、前回座標のテーブルを用いて、前
回座標と速度から今回座標を予測する(S31)。これ
は、道路上の位置において上記速度で所定フレームに対
応の時間経過すると予測位置が求まり、これを画像の座
標にテーブルを用いて変換することにより実現される。
次に、今回座標のテーブルを用いて、上記で予測した位
置近傍に存在する車両候補領域を持つエントリを求め
(S32)、2つのテーブルにおけるエントリを関連付
ける。
【0028】次に、候補領域が予測領域より後方にある
かを検出する(S33)。つまり、超低速状態や停止状
態にある場合に予測した位置まで車両が到達していない
のかを検出している。ステップS33において候補領域
が予測領域より後方にないことが検出された場合、つま
り、予測位置まで車両が到達していることが検出された
場合には、予測位置に当該車種の車両が存在する場合に
おける予測領域の大きさを求める(S34)。この予測
領域は、車種に対応するサンプル画像領域が記憶された
図5に示すテーブルに基づき対応のサンプル画像領域を
求め、このサンプル画像領域を予測位置に配置した場合
の大きさを道路上における位置に対応して比例させて、
図4に示す存在領域E1、E2に相当するような領域を
求めることにより得られる。
【0029】そして、上記において求めた予測領域と候
補領域との交差面積を求める(S35)。つまり、予測
領域と候補領域は共に画像上の或る座標位置に存在する
ものであるから、座標位置が近接する場合には図11に
示されるように重なりが生じる。そこで、車両追跡手段
17はこの重なりの領域の面積を、予測領域と候補領域
の位置とそれぞれの領域における角の位置情報及び辺が
交差する点の位置情報に基づき求める。
【0030】ステップS35における交差面積の取得を
行った次に、当該交差面積が予測領域の面積の50%よ
り大であるか否かを検出する(S36)。このステップ
S36による検出の結果がNOであるとき、つまり、予
測領域に対し定められた基準の範囲近くまで車両が移動
していない場合には、前回座標を今回位置として記憶
し、速度を0として記憶する(S37)。
【0031】一方、ステップS36において交差面積が
予測領域の面積の50%より大であるとき(YESのと
き)、又は、ステップS33において候補領域が予測領
域より前方にあることが検出されたときには、車両後方
の座標位置(予測領域における底辺の中点位置であっ
て、図4におけるP1,P2に対応する位置)を今回座
標として記憶し、速度を求めて記憶する(S38)。
【0032】次に、図2におけるS3の車両状態判定処
理1へ進み、図10のステップS41において現速度が
30km/h未満であるかを検出する(S41)。この
ステップS41において30km/h未満ではないこと
を検出すると、カウント値をクリアし、状態を通常とす
る(S42)。
【0033】ステップS41において30km/h未満
であることを検出すると、現速度が10km/h未満で
あるかを検出する(S43)。このステップS43にお
いて現速度が10km/h未満であることを検出する
と、カウント値を1インクリメントし、状態を超低速と
する(S44)。次に、カウント値が100以上となっ
たかを検出し(S45)、100以上となっている場合
には停止車両の発生を報知手段15に送出し外部出力装
置3に停止車両の発生の旨及び道路上の位置などが表示
されると共に、状態が停止へ遷移される(S46)。斯
して、低速状態や超低速状態が所定の値まで累積される
と、停止車両と判定され停止車両の発生が知らされる。
【0034】ステップS45における判定の結果におい
て、カウント値が100未満である場合、又はステップ
S43において現速度が10km/h未満でないことが
検出された場合には、道路上の位置を参照して前回の位
置より5m(この実施例における例示に過ぎない)以上
の移動があったかを検出する(S47)。このステップ
S47において5m以上の移動があったことが検出され
ると、状態が停止であるか(停止車両と判定されたもの
であるか)を検出する(S48)。
【0035】上記ステップS48において、状態が停止
であることが検出されると、停止状態にあった車両が停
止状態から解除された旨を報知手段15に送出し外部出
力装置3に停止解除車両の発生の旨及び道路上の位置な
どが表示されると共に、この車両の図6におけるエント
リにおいて状態が低速へ遷移される(S49)。斯し
て、低速状態や超低速状態が所定の値まで累積されるこ
とにより停止車両と判定されていることに鑑み、実際に
は移動している車両をこのようにして適切に検出し、停
止車両の解除発生を知らせることができる。
【0036】上記ステップS47において5m以上の移
動が確認できなかった場合、或いはステップS48にお
いて状態が停止でなかった場合には、特に状態の遷移を
行うことなく処理を終了する。
【0037】このようにして、2つの所定速度を基準と
して低速車両と超低速車両とを検出し、低速車両に対応
する重み付けと超低速車両に対応する重み付けを行い、
1つの車両に対する前記重み付けの累積値に基づき停止
車両の発生を検出するので、画像処理による誤差などの
影響を少なくできる。また、前回の車両位置と今回の車
両位置の距離差の累積値を求め、この累積値が所定以上
となると当該停止車両について停止状態の解除を判定す
るので、重み付けの累積値に基づき停止車両であること
の判定を行っていることにより実際には移動している車
両を停止車両としている場合を適切に検出し、停止車両
の解除を行うことができ、停止車両と見なした車両が移
動していることを監視者へ通知することができる。
【0038】なお、以上の例では、2つの所定速度を基
準として重み付けを行っているが、1つの速度を基準と
して重み付けを行い、累積値により判定を行っても良
い。また、3つ以上の速度を基準として重み付けを行
い、累積値により判定を行っても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
回の車両位置と今回の車両位置の距離差と時間差を用い
て速度を求め、予め定められた所定速度を基準として重
み付けを行い、1つの車両に対する重み付けの累積値に
基づき停止車両の発生を検出するので、画像認識により
停止しているしていないを判定する場合に比べて処理が
容易となり、検出精度の向上を図ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道路監視システムの実施の形態を
示す構成図。
【図2】本発明に係る道路監視システムの動作を説明す
るフローチャート。
【図3】本発明に係る道路監視システムの要部を構成す
る電子計算機のブロック図。
【図4】本発明に係る道路監視システムに用いられるカ
メラにより得られる道路の画像を示す図。
【図5】本発明に係る道路監視システムに採用される車
種判定のためのデータが格納されたテーブルの内容を示
す図。
【図6】本発明に係る道路監視システムに採用される車
両情報記憶部における記憶内容を示す図。
【図7】本発明に係る道路監視システムの動作を説明す
るフローチャート。
【図8】本発明に係る道路監視システムの動作を説明す
るフローチャート。
【図9】本発明に係る道路監視システムの動作を説明す
るフローチャート。
【図10】本発明に係る道路監視システムの動作を説明
するフローチャート。
【図11】本発明に係る道路監視システムにおいて求め
る予測領域と候補領域との交差面積を説明するための
図。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 カメラ 3 外部出力装置 11 画像取得部 12 物体抽出手段 13 処理分析手段 14 車両情報記憶部 15 報知手段 16 車両検出手段 17 車両追跡手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラを用いて道路を撮像することより
    得られる監視画像データを解析し、前記道路を走行する
    車両に関する状況を監視する道路監視システムにおい
    て、 前記監視画像データに基づき前記道路を走行する車両の
    存在領域を求め、当該存在領域の車両位置を検出する車
    両検出手段と、 前回の車両位置と今回の車両位置の距離差と時間差を用
    いて速度を求め、予め定められた所定速度を基準として
    車両に対応する重み付けを行い、1つの車両に対する前
    記重み付けの累積値に基づき停止車両の発生を検出して
    車両追跡を行う車両追跡手段とを具備することを特徴と
    する道路監視システム。
  2. 【請求項2】 前記車両追跡手段は、 停止車両と判定した車両について、前回の車両位置と今
    回の車両位置の距離差の累積値を求め、この累積値が所
    定以上となると当該停止車両について停止状態の解除を
    判定することを特徴とする請求項1に記載の道路監視シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 カメラを用いて道路を撮像することより
    得られる監視画像データを解析し、前記道路を走行する
    車両に関する状況を監視する道路監視方法において、 前記監視画像データに基づき前記道路を走行する車両の
    存在領域を求め、当該存在領域の車両位置を検出する車
    両検出ステップと、 前回の車両位置と今回の車両位置の距離差と時間差を用
    いて速度を求め、予め定められた所定速度を基準として
    車両を区分する区分ステップと、 前記区分ステップにおいて区分された車両に対応する重
    み付けを行い、1つの車両に対する前記重み付けの累積
    値に基づき停止車両の発生を検出して車両追跡を行う車
    両追跡ステップとを具備することを特徴とする道路監視
    方法。
  4. 【請求項4】 前記車両追跡ステップにおいては、 停止車両と判定した車両について、前回の車両位置と今
    回の車両位置の距離差の累積値を求め、この累積値が所
    定以上となると当該停止車両について停止状態の解除を
    判定することを特徴とする請求項1に記載の道路監視方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104318761A (zh) * 2014-08-29 2015-01-28 华南理工大学 基于高速公路场景的检测及车辆检测跟踪优化的方法
CN109314763A (zh) * 2016-06-14 2019-02-05 日产自动车株式会社 车间距离推定方法及车间距离推定装置
JP7468075B2 (ja) 2020-03-31 2024-04-16 株式会社豊田中央研究所 管制制御システム

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