JPH08249597A - 道路形状検出装置 - Google Patents
道路形状検出装置Info
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- JPH08249597A JPH08249597A JP7055302A JP5530295A JPH08249597A JP H08249597 A JPH08249597 A JP H08249597A JP 7055302 A JP7055302 A JP 7055302A JP 5530295 A JP5530295 A JP 5530295A JP H08249597 A JPH08249597 A JP H08249597A
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Abstract
を防止し、道路形状の検出精度を向上させる。 【構成】 前方の道路画像から直線成分を表すエッジ成
分を検出することにより車線表示ラインの位置を認識
し、割り込み車両が存在する場合においてもエッジ成分
の比較により割り込み車両を検出し、精度良く道路形状
を検出する。
Description
の前方の走行路状況の画像から走行車線の形状および先
行車両並びに障害物を認識する装置に係わり、特に、自
車走行車線に割り込み車両が存在した際に割り込み車両
を検出し、障害物および道路形状の検出精度を向上させ
る技術に関する。
として、例えば特開平4−311211に開示されているもの
がある。この装置における検出方法は、まず図20に示
すエッジ抽出処理を施した画像中に撮像画像より小さい
特定の領域(ウィンドウ)201を自車走行車線の左側に
存在する車線表示ライン(レーンマーク)202 または右
側に存在する車線表示ライン203 等の近傍に車線表示ラ
インがウィンドウ内に含まれるように複数個設定する。
ウ201 において、ウィンドウ201 の上底211 上の任意の
1点213 (x1i ,y1 )と、下底212 上の任意の1点21
4 (x2j ,y2 )を結ぶ線分上の画素の濃度値の和をそ
れぞれの線分に対して求める。 そして、濃度値の和が
最大となった線分をウィンドウ内に存在する直線として
検出し、この直線検出結果から車線表示ラインの位置を
認識し、走行している道路の形状を検出するものであ
る。
搭載用の道路形状の検出装置においては、以下に示す問
題点があった。前記ウィンドウ内の直線検出方法におい
ては、ウィンドウ内に生成する全線分の中から、線分上
の画素の濃度値の和が最大となる線分、即ちエッジ抽出
処理画像におけるエッジを最も多く含む線分を、そのウ
ィンドウに存在する直線として検出している。
隣接する隣接車線222 からの割り込み車両223 が存在す
る場合には、その割り込み車両223 の車体、あるいは影
によるエッジ224 が車線表示ライン225 によるエッジ22
6 より長くなり、割り込み車両223 が存在するウィンド
ウ227 においては車線表示ライン225 の位置を正確に示
さなくなる。
外にも、例えば図23に示す車線表示ライン231 の近傍
に存在する急ブレーキ痕232 を含むウィンドウ233 およ
びウィンドウ234 や、図24に示す隣接車線241 と合流
する部分を含むウィンドウ242 などにおいても同様で、
これらのウィンドウにおいては、実際に検出すべき車線
表示ラインよりも急ブレーキ痕や隣接車線右側の車線表
示ライン243 によりエッジが長くなるために車線表示ラ
インの検出精度が低下するおそれがある。
両、急ブレーキ痕、隣接車線側の車線表示ラインによる
エッジがウィンドウ上下方向にほぼ全域に渡るのに対し
て、ウィンドウ内で検出しようとする車線表示ラインは
破線であるために、前記エッジよりも短くなることにあ
る。また、各ウィンドウにおける直線検出結果に基づい
て走行車線形状を検出する場合、ウィンドウ毎の検出結
果の重み付けとして、各ウィンドウの直線上のエッジ点
数を検出した直線の信頼度としても用いているが、前述
の割り込み車両等により誤検出された直線は、前記のよ
うにウィンドウ上下方向全域に渡るため、他のウィンド
ウに対して重み付けが大きくなる。その結果、1つのウ
ィンドウでの直線の誤検出が、車線表示ラインの検出に
大きな影響を及ぼす。
との接近度を判断し接近し過ぎと判断したときにに報知
させる障害物報知システムへ応用した場合には、割り込
み車両が存在する場合にできるだけ早くその存在を検出
する必要がある。ところが、従来の道路形状の検出装置
においては割り込み車両の発生を検出することができな
いため、割り込み車両の検出用として別途検出処理を組
み込む必要がある。
ると考えられる全ての領域に対して、割り込み車両の検
出処理を施す必要が生じ、計算処理の負荷が非常に大き
くなる問題がある。本発明はこのような従来の問題点に
着目してなされたもので、車線表示ラインの誤検出を防
止し、道路形状の検出精度を向上させる道路形状検出装
置を提供することを目的とするものである。
載の発明による車両搭載用の道路形状の検出装置は、自
車両前方の走行路状況を撮像する撮像手段と、該撮像手
段からの画像データのエッジ成分を抽出するエッジ点抽
出手段と、該エッジ点抽出手段によりエッジ成分を抽出
した画像データから車線表示ラインを含むようにウィン
ドウを設定するウィンドウ設定手段と、該ウィンドウ設
定手段により設定した各ウィンドウ上で向かい合う2辺
上の点同志を結んでできる全線分に対して、各線分上に
あるエッジ点の点数を計数するエッジ点計数手段と、各
ウィンドウに対して該エッジ点計数手段により得られた
エッジ点計数値が最も多い線分をそのウィンドウ内での
検出直線として検出する直線検出手段と、自車走行車線
の隣接車線から自車走行車線に進入する車両を検出する
割り込み車両検出手段と、割り込み車両が検出されたウ
ィンドウに対しての重み付け値を変更する重み付け変更
手段と、各ウィンドウの検出直線と重み付け値により車
線表示ラインを検出し、該車線表示ラインより道路形状
を検出する道路形状検出手段と、を備えて構成するよう
にした。
両検出手段は、前記ウィンドウ設定手段により設定した
個々のウィンドウに対し、前記エッジ点計数手段で連続
的に計数された検出直線上のエッジ点計数値が一定値以
上になった場合に、そのウィンドウ内に割り込み車両が
存在すると判断するようにした。請求項3に記載の発明
は、前記エッジ点計数手段により検出された検出直線上
のエッジ点計数値の経時変化の周期性を求めるエッジ点
計数値周期性検出手段を設け、検出したエッジ点計数値
の経時変化が該周期性を失った場合に、そのときのウィ
ンドウ内に割り込み車両が存在すると判断するようにし
た。
ラインの有線部の長さと無線部の長さに基づいてウィン
ドウの大きさを変更するウィンドウ大きさ変更手段を設
けるようにした。請求項5に記載の発明は、前記ウィン
ドウ大きさ変更手段は、前記ウィンドウを道路上に投影
したときの車線方向の大きさを、破線の車線表示ライン
の有線部の長さと無線部の長さとの間に設定するように
した。
数手段により検出された検出直線上のエッジ点計数値の
経時変化からそのウィンドウ内で検出された検出直線が
実線の車線表示ラインであるか破線の車線表示ラインで
あるかを判別する実線破線判別手段を設け、検出直線が
破線の車線表示ラインであったときにのみ前記割り込み
車両判断を行うようにした。
ウの検出直線上のエッジ点数に基づいて割り込み車両の
存在を検出し、割り込み車両が存在するウィンドウに対
しては重み付け値を小さくした。これにより隣接車線か
らの割り込み車両が存在した場合にも、割り込み車両の
存在するウィンドウからの道路形状の検出に及ぼす悪影
響を軽減することができ、道路検出の精度や安定性が向
上する。
ンドウにおいて破線の車線表示ラインの有線部・無線部
を繰り返し検出するために、エッジ点計数値Pmax が周
期的に変化することを利用している。この変化の最大値
よりエッジ点計数値が大きくなったときに、ウィンドウ
内で車線表示ラインより長い影等をもたらす割り込み車
両が存在したと判断することができる。そこで、エッジ
点計数値の周期的な経時変化の最大値より大きな割り込
み判断のためのしきい値Plimit を設定し、そのしきい
値以上になった場合に、割り込み車両が存在すると判断
する。これにより、割り込み車両を安定して検出するこ
とができる。
点計数値の周期的な経時変化の取り得る範囲から外れた
場合に、エッジ点計数値の周期性を失ったとして割り込
み車両が存在すると判断することにより、割り込み車両
の存在を検出することができる。また、この発明におい
ては、エッジ点計数値が割り込み車両からの影響を受け
て増加するときに、エッジ点計数値の周期性は失ってい
るものの、割り込み判断のためのしきい値Plimit にま
だ到達していない時点で割り込み車両を検出するとがで
きるため、請求項2に記載の発明より早期に割り込み車
両を検出することができる。
出を行うウィンドウの大きさを車線表示ラインの有線部
と無線部の長さに応じた適切な値に修正するウィンドウ
大きさ変更手段を設けることにより、割り込み車両の検
出の信頼性や安定性を向上させることができる。請求項
5に記載の発明においては、直線検出を行うウィンドウ
の大きさを車線表示ラインの有線部と無線部の長さの間
に設定するため、エッジ点計数値の変化を十分大きくと
ることができ、割り込み車両の検出感度を向上させるこ
とができる。
割り込みは破線の車線表示ラインを横切って行なわれる
ので、検出している車線表示ラインが実線であるか破線
であるかを判別する手段を追加し、破線である場合だけ
割り込み判断を行い、実線の場合には割り込み判断を行
わないようにすることで、計算負荷を軽減することがで
きる。
明する。まず請求項1に記載の発明の一実施例について
説明する。図1は請求項1に記載の発明による道路形状
の検出装置の構成を示すブロック図である。その構成
は、前方の道路の画像を取り込む画像入力手段11と、前
記画像入力手段11から取り込んだ画像にエッジ点抽出処
理を施し車線表示ラインや車両等を表すエッジ点を抽出
するエッジ点抽出手段12と、エッジ抽出処理を施した画
像に対して道路形状を検出するためのウィンドウを複数
個設定するウィンドウ設定手段13と、各ウィンドウの上
辺の1点と下辺の1点を結ぶ全ての線分上に存在するエ
ッジ点の個数を計数するエッジ点数計数手段14と、各ウ
ィンドウの全ての前記線分の中から最もエッジ点数の多
い線分をそのウィンドウの検出直線とする直線検出手段
15と、検出直線上のエッジ点数の変化からそのウィンド
ウ位置に割り込み車両が存在するかどうかを判別する割
り込み車両判別手段16と、割り込み車両が認識されたと
きにそのウィンドウの重み付け値が小さくなるように補
正する重み付け変更手段17と、重み付けされた各ウィン
ドウの直線検出結果から道路形状を推定する道路形状検
出手段18と、から構成される。
報知システムに応用したときの装置構成のブロック図で
ある。この障害物報知システムとは、自車走行車線に隣
接した走行車線からの割り込み車両を速やかに検出し、
運転者に的確な報知するものである。その構成は、前方
道路画像を取り込むための撮像装置51と、取り込まれた
前方道路画像に付して処理を行い自車の走行車線に対す
る変位量、角度、先行車または割り込み車両までの距離
を出力する画像処理装置52と、自車の走行車速を検出す
る車速センサ53と、先行車もしくは割り込み車両までの
車間距離と自車速を勘案して接近度を判断する接近度判
断装置54と、接近しすぎと判断された場合に報知する報
知装置55とから成る。
装置51においては、自車前方の道路を1フレーム毎に連
続的に撮像する。この画像データを画像処理装置52に送
り、画像データの画面左上を原点に水平方向をx方向、
垂直方向をy方向として、各画素毎に座標G(x,y)
を割り付ける。画像処理装置52においては、図6に示す
処理を行なう。この処理について説明すると、まず道路
形状検出処理60においては、取り込まれた前方の道路の
画像にエッジ抽出処理を施し、車線表示ライン等を表す
直線成分を強調する。この直線成分の近傍に台形のウィ
ンドウを車線表示ラインを含むように複数個設定し、各
ウィンドウ内において直線を検出し、これらの検出した
各ウィンドウの直線から車線表示ラインの位置を認識し
道路形状を推定するここで、割り込み車両の有無を判定
処理61により行い、割り込み車両がない場合には検出し
た自車線上の先行車両を検出する先行車両検出処理62を
行なう。
ンドウにおいて割り込み車両を検出したときにそのウィ
ンドウの重み付け値を小さく変更すると共に、先行車両
あるいは割り込み車両までの車間距離Rを算出する割り
込み車両検出処理63を行なう。以上説明してきたように
撮像した画像に対して処理する一方、車速センサ53によ
り自車速度Vf を検出する。この自車速度Vf と前記車
間距離Rとを接近度判断装置54に出力し、接近度を表す
指標である報知距離Rs を算出する。そして、接近度判
断装置54は報知距離Rs と車間距離Rを比較することに
より、先行車両への接近度を判断し、接近しすぎと判断
される場合に報知させるための作動信号を出力する。こ
の作動信号を受けて報知装置55が報知させる。この報知
の方法としては、例えば、報知ランプ等による視覚的な
呈示、音の発生等の聴覚的な呈示が挙げられる。
処理62と、割り込み車両検出処理63の詳細な処理内容に
ついて順次説明する。図7は道路形状検出処理61のフロ
ーチャートである。まず始めにステップ71で、撮像装置
51から撮像した前方の道路画像を入力する。次に、ステ
ップ72で撮像した道路の画像のエッジ点を抽出する。こ
こで、エッジ点とは、明るさの急激に変化する点を意味
している。このエッジ点を抽出するには、入力画像G
(x,y)に対して、例えばSobel オペレータによりフ
ィルタ処理してx方向の一次微分を求め、その値Sx
(x,y)をG(x,y)の濃度値とする。次に、しき
い値CsとSx(x,y)とを比較し、Sx(x,y)
>Csである点を抽出し、この点をエッジ点と判断す
る。尚、しきい値Csは入力画像の明るさの度合いによ
って適宜決定される。このエッジ抽出処理により車線表
示ラインの検出が容易な画像を得ることができる。
うな車線表示ライン近傍に車線表示ラインが含まれるよ
うにウィンドウ201 を複数個設定する。ここでは図20
の水平方向をx方向とし、垂直方向をy方向とする。こ
こにおいて自車両に近い領域、即ち画面下方のウィンド
ウ程y方向の幅を広く設定しているのは、左側の車線表
示ライン202 および右側の車線表示ライン203 の直線性
が高いためで、逆に自車両から遠い領域のウィンドウの
y方向の幅を小さく設定しているのは、特に曲線路の場
合には画面上での車線表示ラインの直線性が悪くなるた
めである。
方向の位置、設定個数、x方向の幅、y方向の幅等の各
種パラメータは、カメラの画角、取付位置、画像の分解
能の等の諸要因により適宜変化させる。ステップ74にお
いては、設定された各ウィンドウにおいて、その上辺の
1点と下辺の1点を結ぶ全ての線分の中から、車線表示
ラインを表す線分を検出する。
211 のn個の点の中の1点213 と、下辺212 のm個の点
の中の1点214 を、それぞれ通るようなn×m本の線分
の中から、最もエッジ点を多く含む線分を検出するもの
である。その具体的な処理を図8のフローチャートに示
した。エッジ点抽出処理により得られたエッジ画像に対
し、ステップ81において変数i ,j ,Pmax を初期化
後、ステップ82において上端(xui , yu )、下端
(xdj , yd )を結ぶウィンドウ内の線分上の画素で
エッジ点の和pijを算出する。
のエッジ点数の最大値Pmax との比較を行い、pijがP
max よりも大きければステップ84でPmax , xu ,xd
の値を更新する。この処理を下端の点の配列を表すjを
0からmまで変化させて繰り返し、さらに上端の点の配
列を表すiについても0からnまで繰り返す。最終的に
ステップ85でエッジ点の和が最大となる線分の上側およ
び下側の座標値xu , xd と、エッジ点の和の最大値P
max が得られる。このPmax をエッジ点計数値と呼ぶこ
とにする。また、Pmax は検出された直線が車線表示ラ
インである信頼度を表す指標でもあり、後に示すウィン
ドウの検出直線の重み付け処理で用いられる。
いて割り込み車両が存在するか否かをエッジ点計数値の
比較により判断する。これは、各ウィンドウにおいて破
線の車線表示ラインの有線部・無線部が繰り返し検出さ
れるためにエッジ点計数値P max が変化するが、ウィン
ドウ内に割り込み車両が存在する場合には車線表示ライ
ンより長い影等に影響され、この変化の最大値よりエッ
ジ点計数値が大きくなることを利用している。
に各ウィンドウにおけるエッジ点計数値Pmax の値が所
定値Plimit 以上である場合に、そのウィンドウにおい
て割り込み車両が存在したと判断する。破線の車線表示
ラインが検出される場合のエッジ点計数値Pmax は、図
11に示すように車線表示ラインの有線部の長さとウィ
ンドウのy方向の長さに応じたある最小値P1 、最大値
P2 の範囲内で周期的に変化する。尚、このときの周期
Tは車線表示ラインの有線部の長さL1 と無線部の長さ
L2 の和を自車速度Vf で除することにより得られる。
limit は、車線表示ライン検出時の最大値P2 より大き
くなるように、各ウィンドウのy座標やウィンドウのy
方向の長さに応じて定めればよい。ステップ76において
は、各ウィンドウでの検出直線の重み付け値を決定す
る。基本的には、各ウィンドウの重み付け値としてエッ
ジ点計数値Pmax を用いればよいが、割り込みが検出さ
れた場合には、そのウィンドウの重み付け値は小さい値
(例えば0)とする。
ウにおける検出直線および重み付け値に応じて道路形状
を検出する。この道路形状の検出方法の一例として、2
次元の道路モデルを用いた検出方法を以下に説明する。
自車両前方の道路の3次元形状検出するために、水平形
状を2次式、垂直形状を1次式で近似すると、図9およ
び図10に示すように撮像画面上に投影される道路形状
は(1)式および(2)式で表される。 x=bz2 +cz+a−ke ・・・(1) y=dz−H0 ・・・(2) ここで、aは自車両91左側車線表示ライン92と車両中心
93との距離(偏位)、bは道路の曲率、cはz=0(カ
メラの高さに相当する)における車線表示ラインの接線
方向94に対するヨー角95、dは道路とz軸との相対角度
101 (ピッチ角)、eは車線の両側に存在する車線表示
ライン間の距離96(車線幅に相当する)、H0 はカメラ
102 の設置点の地上高103 で、kは車線表示ラインに対
応する番号(左の車線表示ライン92においては0,右の
車線表示ライン97においては1)である。
x−y平面における車線表示ラインのモデルを作成する
と、各車線表示ラインに対するx座標xk は(3)式で
表される。 xk =( a+ke )( y−d )+b/(y−d )+c ・・・(3) いま、自車両の進路は時間に対して滑らかに変化すると
仮定し、前フレーム画像で検出した直線の端点と、現フ
レーム画像で検出した直線の端点との座標の差Δx
k は、(3)式をテイラー展開し、2次以降の項を省略
することにより(4)式で表される。 Δxk =A・Δa+B・Δb+C・Δc+D・Δd+E・Δe・・・(4) ここで、 A=∂xk /∂a=y−d B=∂xk /∂b=1 /(y−d) C=∂xk /∂c=1 D=∂xk /∂d=−(a+ke)+ b/(y−d)2 ・・・(5) であり、yはウィンドウ内で構成される直線の端点のy
座標を表す。従って、同一ウィンドウ内の直線検出によ
って求められる前フレーム画像における検出直線の端点
と、現フレーム画像における検出直線の端点とのx座標
の差をKklとしたときに、Kklと(4)式より得られる
xの変動量の各ウィンドウ毎の値Δxklとの差が最小と
なるような道路形状を表すパラメータの変動量Δa〜Δ
eを最小二乗法により算出する。ここで、lは道路上の
車線表示ライン1本に対して設定されるウィンドウの数
を表す。
すると、 ε=ΣΣpkl(Δxkl−Kkl) ・・・(6) 尚、pklはウィンドウ内で検出された直線の信頼度を表
しており、前述のエッジ点計数値Pmax に相当する値で
ある。ここにおいて、εが最小になるΔa〜Δeの値を
算出した後、(3)式の道路形状を示すパラメータa〜
eにこれらの値をそれぞれ加えることにより、車線表示
ラインを認識し、これを基に道路形状を検出することが
できる。
図12のフローチャートを用いて説明する。まず、ステ
ップ121 においては自車の前方の道路の画像に対して、
例えば、横方向のSobel オペレータを用いたフィルタリ
ング処理により水平エッジを抽出する。
平エッジの濃度値を水平エッジしきい値Vと比較し、水
平エッジの濃度値が水平エッジしきい値Vより小さいも
のを全て検出し、先行車両の影の候補とする。ステップ
123 で、影の候補として選出された水平エッジの中で最
も画面下方に存在するものを検出する。
向の位置yを算出し、水平エッジが先行車両の影による
ものかを、例えば前記yの経時変化や前記水平エッジの
形状から判定する。この処理は、例えば道路の上にある
橋梁の影や、隣車線を走行している車両の影を先行車と
誤検出することを防ぐために行なう。先行車両の影の検
出がなければ、先行車両なしと判断し、先行車両の影が
あると判断された場合にはステップ125 にて、検出した
先行車両の影の上方に車両形状を検出するためのウィン
ドウを設定する。このウィンドウは、図13に示すよう
に検出した先行車131 の影132 に隣接した上方に、先行
車の影の左右幅より少し横方向(x方向)に広いウィン
ドウ133 を設定する。
内の垂直エッジ134 を抽出し、ステップ127 で1組(2
本)の垂直エッジを検出する。これは、車両形状の特徴
として先行車131 の車体下部の左右の隅にはタイヤ135
が存在し、エッジ抽出された画像には車幅Wの間隔で垂
直エッジが検出されることが予測できるので、これを利
用して車両を検出しようとするものである。1組の垂直
エッジ134 が検出された場合には先行車両ありと判断
し、検出されない場合には先行車両なしと判断する。
合には先行車両の影132 の垂直方向の位置yを用いて
(7)式から自車両と先行車両との車間距離Rを算出す
る。 R=F・H0 /(y−d) ・・・(7) ここで、Fは撮像装置51のカメラレンズの焦点距離であ
る。
細を図14を用いて説明する。割り込み車両の検出に
は、まず割り込み車両が検出されたウィンドウ141 を拡
大した車両検出ウィンドウ142 を設定し、その車両検出
ウィンドウ142 内において、先行車両検出処理62と同様
の処理を行なう。そして割り込み車両が存在する場合
に、割り込み車両までの車間距離Rを算出する。
割り込み車両の検出処理を行なうことにより、全体の検
出処理の計算負荷を軽減することができる。次に、接近
度判断装置54の動作を図15のフローチャートを用いて
説明する。まず、ステップ151 で車速センサ53からの自
車速Vf および画像処理装置52からの車間距離Rを読み
込む。
の変化率を算出することで自車両と先行車両の相対速度
Vr =dR/dtを求める。この相対速度は、例えば時
間に対する車間距離の変化を最小二乗法により求めるこ
とにより得られる。その後ステップ153 で報知距離を算
出する。このステップにおいては、1次報知用の報知距
離Rs1と、2次報知用の報知距離Rs2をそれぞれ算出す
る。この報知距離は(8)式により求められる。 Rs1=Vf Td1+(Vf2−Va2)/2α1 Rs2=Vf Td2+(Vf2−Va2)/2α2 ・・・(8) ここで、Vf は自車速度、Td1, Td2は運転者の反応時
間やブレーキの立ち上がり時間などによる空走時間、V
a は先行車両の速度、α1,α2 は自車両の減速度で、T
d1>Td2,α1 <α2 である。
次報知距離Rs1を比較して(9)式により接近度を判断
する。 R≦Rs1 ・・・(9) (9)式が成立する場合には1次報知距離以下の状態で
あり、1次報知もしくは2次報知を発生させる。また
(9)式が成立しない場合にはステップ151 に戻る。
距離Rs2と車間距離Rを比較し、(10)式により接近
度を判断する。 R≦Rs2 ・・・(10) (10)式が成立する場合には2次報知距離以下の状態
であり、ステップ291の2次報知を発生させ、ステップ2
92 で2次報知用の報知ランプを点灯するようにする。
テップ156 で現在の時刻Tn と報知発生時TF1から報知
時間Δt 経過したかを判断して、報知時間Δt 以内であ
れば、ステップ157 で1次報知用の報知音を発生し、ス
テップ158 で1次報知用の報知ランプを点灯する。もし
報知時間Δt を越えていれば、ステップ159 で1次報知
用の報知音を停止し、報知ランプのみ点灯する。そして
1次報知および2次報知ともに発生後はステップ151 に
戻り、これらの処理を繰り返す。
説明する。前述の請求項2に記載の発明は、各ウィンド
ウにおいて破線の車線表示ラインの有線部・無線部が繰
り返し検出されるためにエッジ点計数値Pmax が変化す
るが、ウィンドウ内に割り込み車両が存在する場合には
車線表示ラインより長い影等に影響され、この変化の最
大値よりエッジ点計数値が大きくなることを利用してい
る。そこで、ここではエッジ点計数値Pmax の変化の周
期性を積極的に利用して割り込み車両を検出している。
で、図1に示す請求項1に記載の発明の構成要素に、検
出した直線上のエッジ点数の変化から周期性を検出する
エッジ点数周期性検出手段21が付与された構成となって
いる。その検出方法は、エッジ点数周期性検出手段21に
より各ウィンドウ内でエッジ点計数値の時間に対する周
期性が保たれているかを検出し、保たれていなければ割
り込み車両判別手段16により割り込み車両の検出を行
い、保たれていれば割り込み車両は無いと判断して道路
形状検出手段18により道路形状を検出するものである。
を検出するには、少なくとも1周期分のデータが必要で
ある。例えば、画像の処理周期が30Hzで、破線間隔20m
、最低車速50km/h (高速道路上での使用を想定)の
場合には、エッジ点計数値Pma x を最低44回測定したデ
ータを記憶しておく必要がある。次に具体的な検出処理
を図16に基づいてステップ毎に説明する。
の中で、時刻t0 からΔTだけ前(t0 ─ΔT)でのエ
ッジ点数PB を、時刻t0 でのエッジ点計数値Pt0と比
較することにより、エッジ点計数値の増減の方向162 を
求める。 時刻(t0 ─ΔT)でのエッジ点計数値PB から、エ
ッジ点数計数値の変化の1周期前のデータの時刻tlast
を求める。即ち、時刻(t0 ─ΔT)でのエッジ点計数
値161 とエッジ点計数値の増減の方向162 が一致するエ
ッジ点計数値を過去に遡って検索し、該当するデータの
時刻tlastを求める。
Tだけ後(tlast+ΔT)のデータのエッジ点計数値を
求め、この値をPc とする。 エッジ点計数値Pc を中心として、一定値ΔPだけの
幅を持たせた範囲(Pc ±ΔP)を時刻t0 でのエッジ
点計数値の推定変化範囲(割り込み車両がない場合に取
り得る範囲)として設定する。
推定変化範囲に収まっているか判別する。推定変化範囲
に含まれていなければ割り込みが発生していると判断
し、含まれていれば割り込みが発生していないと判断す
る。ここでエッジ点数計数値Pmax の推定変化範囲を設
定するための一定値ΔPの値は、小さく設定する程割り
込み車両の検出感度が高くなるが、外乱に対する感度も
高くなるために実用的でなくなる。そこで、過去の1周
期分のエッジ点計数値Pmax から最大・最小値を求め、
推定変化範囲の上限値・下限値をこの最大・最小値と設
定してもよい。
と仮定しているが、自車速度変化を考慮して記録したエ
ッジ点数の各データから、データ間を補間するなどして
通常変化範囲を求めれば、検出の安定性をより一層向上
させることができる。更に他の方法を示す請求項4に記
載の発明の一実施例ついて説明する。この発明では車線
表示ラインの検出感度を上げるために、ウィンドウの大
きさを適切な値に設定して検出を行ない、検出感度を向
上させるものである。
すブロック図で、図1に示す請求項1に発明におけるエ
ッジ点数計数手段14にウィンドウの大きさ変更手段31が
付与された構成となっている。このウィンドウ大きさ変
更手段31により、車線表示ラインを検出するに最適なウ
ィンドウ大きさに設定することができる。ここで、ウィ
ンドウの大きさを変更する原理について説明する。
と、車線表示ラインを道路上に投影した結果である。い
ま、道路上でのウィンドウ171 内の車線表示ライン172
の長手方向に対する長さ173 をh、有線部の長さ174 と
無線部の長さ175 をそれぞれL 1 、L2 として、L1 ,
L2 に対するウィンドウの大きさhが変化したときのエ
ッジ点計数値の変化について考える。
おいては無線部の長さL2 は有線部の長さL1 よりも長
いため、ここでは以下の3つの状況について検討する。 (a) 0 <h≦L1 の場合 (b) L1 <h≦L2 の場合 (c) L2 <h の場合 (a)から(c)の各状況におけるエッジ点数の変化を
図18(a) 〜(c) に示す。ここにおいて図18では、L
1 ,L2 ,hの長さを画像平面上における画素数、即ち
エッジ点計数値L1w,L2w,hwに換算して表してい
る。この換算は(5)式を用いることにより、幾何学的
に求め得る。いずれの場合にもエッジ点計数値の取り得
る値は0〜hwの範囲内である。
は、最小値が0で最大値がhwとなり、この0〜hwの
区間で周期的に変動する。 (b) L1 <h≦L2 の場合、エッジ点数は、最小値
が0で最大値がL1wとなり、この0〜L1wの区間で周期
的に変動する。 (c) L2 <h の場合、エッジ点数は、最小値がh
w−L2wで最大値がL 1 となり、このhw−L2w〜L1w
の区間で周期的に変動する。
ら逸脱したことを検出する請求項2に記載の発明と、エ
ッジ点数変化の周期性を失ったことから割り込み車両の
存在を検出する請求項3に記載の発明と比較しながらウ
ィンドウの大きさを変化させる効果について考える。ま
ず、(a)の場合においては、割り込みが発生してもエ
ッジ点数が0〜hwという通常取り得る範囲から逸脱す
ることはないため、割り込み車両が検出されにくくな
る。また、(c)の場合においてもhの値が過度に大き
くなると、エッジ点計数値の最小値hw−L2wと最大値
L1wの差が小さくなり変化の周期性が不明確になる。そ
のため、(a)と同様に割り込み車両が検出されにくく
なる。
点計数値の変化の振幅が最も大きくなる(b)の範囲
(L1 <h≦L2 )に設定されることが望ましい。一般
的に同じ形態の道路を走行している場合には、L1 、L
2 の長さは変化しない。そのため、対象とする道路を1
つに限定するのであれば、ウィンドウの大きさhをその
道路に合わせて適切な値を選択すればよい。例えば、高
速道路の場合には有線部L1 =8m 、無線部L2 =12 m
と定められているので、hの値を適切に定めることによ
りエッジ点計数値の変化の振幅を高め割り込み車両を精
度良く検出できるようになる。
た道路の種類より異なり、走行している道路の車線表示
ラインの長さが変化した場合でも、ウィンドウの大きさ
hを前記(b)の範囲に保つには、過去のエッジ点計数
値の変化から自動的に最適なウィンドウの大きさを決定
する手法が必要である。次に請求項5に記載の発明のス
テップ60における道路形状検出処理の具体的な処理内容
を図19に示す。まずステップ191 で前方の道路画像を
取り込み、取り込まれた前方道路画像に対してステップ
192 でエッジ抽出等の画像処理を施し、車線表示ライン
の検出が容易な画像を作成する。次にステップ193 で直
線検出を行うためのウィンドウを設定し、ステップ194
においては設定された各ウィンドウにおいて、その上辺
の1点と下辺の1点を通る最も確からしい直線を検出す
る。ここまでの処理内容は、請求項1の発明における図
7の処理と同一である。
期分のエッジ点計数値を測定しているか判別する。即
ち、処理の初期段階や割り込みが発生した後、あるいは
ウィンドウの大きさを変更した直後の1周期の間は、新
たに1周期分のデータが蓄積されるまで割り込み車両の
検出を行わない。ここで、過去1周期分のエッジ点計数
値を蓄積するには、自車速Vf の値に反比例するように
個数を決定してもよい。例えば、道路上の車線表示ライ
ンの1周期の長さをLc 、画像取り込み周期をΔTとす
れば、Lc /(Vf ・ΔT)個のエッジ点計数値を取り
込めば少なくとも1周期分は確保することができる。
確保されている場合においては、ウィンドウの大きさh
wを最適な値に変更する。具体的には、ステップ196 で
過去の1周期のエッジ点計数値の最大値P2 を算出し、
その値がウィンドウの大きさを表すhwと等しいか判別
する。もしエッジ点計数値の最大値P2 がウィンドウの
大きさを表すhwと等しい場合には、前記(a)の状況
であるので、ステップ197 でウィンドウの大きさhwを
拡大する。このウィンドウを拡大する方法としては、現
在のウィンドウの大きさに対して一定画素数(例えば1
画素)だけウィンドウを大きく設定すればよい。
プ198 で過去1周期のエッジ点計数値の最小値P1 が0
に等しいかを判別する。最小値P1 が0でない場合に
は、前記(c)の状況であるので、ステップ199 でウィ
ンドウの大きさhwを縮小する。この縮小の方法は、現
在のウィンドウの大きさに対して一定画素数(例えば1
画素)だけウィンドウを小さく設定すればよい。
は、画像平面上におけるウィンドウのhwを変化させる
ことにより行なうことにする。ステップ197 または199
でウィンドウの大きさを変更した場合には、ステップ19
3 へ戻り、新しいウィンドウの大きさで処理を継続す
る。ウィンドウの大きさを変更しなかった場合には、ス
テップ281 にて各ウィンドウにおける割り込み車両の存
在を検出し、道路形状を検出する。。
について説明する。請求項6に記載の発明は、通常、割
り込み車両は実線の車線表示ライン側からは発生せず、
道路交通法規において車線変更が許されている破線の車
線表示ライン側から発生するので、破線の車線表示ライ
ンが検出された場合のみ割り込み車両の検出を行うこと
により、検出処理の高速化を図るものである。
すブロック図で、図1に示す請求項1に記載の発明の構
成に実線破線判断手段41が付与された構成である。ここ
で、エッジ点計数値の時間的変化から検出された車線表
示ラインが実線であるか破線であるかを判別する実線破
線判別手段41について説明する。具体的な実線および破
線の判断は、車線表示ライン近傍に設けられた複数のウ
ィンドウの内、1つのウィンドウに着目して検出直線上
のエッジ点計数値の周期的変化の有無により判断する。
即ち、破線の車線表示ラインの場合は車線表示ラインの
有線部および無線部が交互にウィンドウ内に現れるの
で、エッジ点計数値の経時的な変化態様がある周期性を
持つ変化において、周期的変動があった場合は有線部お
よび無線部を繰り返し検出しているため破線と判断し、
一方、エッジ点計数値の周期的変動が無い場合には連続
した線であるとして実線と判断する。
み車両の検出を行い、実線と判断された際の割り込み車
両の検出処理を省くことにより検出処理の高速化を図
る。
明においては、各ウィンドウにおける検出直線上のエッ
ジ点数を基に隣接車線からの割り込み車両を検出し、割
り込み車両が発生したウィンドウに対しては重み付け値
を小さくした。これにより、割り込み車両が発生したウ
ィンドウが道路形状の検出に及ぼす悪影響を最小限に留
めることができ、道路形状の検出の精度や安定性が向上
する。
み車両の検出手段を、エッジ点数の経時変化で特定のし
きい値Plimit を超えた場合に割り込み車両が発生した
と判断することにより、割り込み車両を安定して検出す
ることができる。また請求項3に記載の発明において
は、エッジ点数の経時変化で通常取り得る変化範囲から
外れた場合に割り込み車両が発生したと判断することに
より、割り込み車両を検出するとができる。また、エッ
ジ点数が割り込み車両からの影響を受けて増加するとき
に、エッジ点数の周期性は喪失しているものの、割り込
み車両の有無の判断のためのしきい値Plimit にまだ到
達していない時点、即ち第1の実施例より早期に割り込
み車両を検出することができる。
出を行うウィンドウの大きさを走行している道路の車線
表示ラインの長さに応じて逐次修正することにより、割
り込み車両の検出の信頼性や安定性を向上させることが
できる。請求項5に記載の発明においては、直線検出を
行うウィンドウの大きさを破線の車線表示ラインの有線
部の長さと無線部の長さの間に設定することにより、割
り込み車両の検出感度を向上させることができる。
ている車線表示ラインが実線であるか破線であるかを判
別する手段を設け、割り込み車両が発生する可能性があ
る破線の車線表示ラインであるときのみ割り込み判断を
行うこととしたため、全体の計算負荷を軽減することが
できる。
成図。
の計数処理フローチャート。
での位置関係を示す図。
置関係を示す図。
エッジ点数の最大計数値の経時変化を示す図。
図。
エッジ点数の最大計数値およびその増減方向の経時変化
を示す図。
した図。
変化を示した図。
とウィンドウ。
する図。
示す図。
示す図。
時の車線表示ラインを示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】自車両前方の走行路状況を撮像する撮像手
段と、 該撮像手段により撮像された画像データから車線表示ラ
インが含まれるようにウィンドウを複数個設定するウィ
ンドウ設定手段と、 該画像データのエッジ成分を抽出するエッジ点抽出手段
と、 該ウィンドウ設定手段により設定した各ウィンドウに対
して、車線方向に向かい合う2辺上の点同志を結んでで
きる全線分上にあるエッジ成分の点数を計数するエッジ
点計数手段と、 前記各ウィンドウに対して該エッジ点計数手段により得
られたエッジ点計数値が最も多い線分を該ウィンドウ内
での検出直線として検出する直線検出手段と、 自車走行車線の隣接車線から自車走行車線に進入する車
両を前記エッジ点計数値の比較により検出する割り込み
車両検出手段と、 割り込み車両が検出されたウィンドウに対して重み付け
値を変更する重み付け変更手段と、 各ウィンドウの検出直線と重み付け値を用いて車線表示
ラインを検出し、該車線表示ラインより道路形状を検出
する道路形状検出手段と、を備えて構成したことを特徴
とする道路形状検出装置。 - 【請求項2】前記割り込み車両検出手段は、前記ウィン
ドウ設定手段により設定された1つのウィンドウに対
し、前記エッジ点計数手段で連続的に計数した検出直線
上のエッジ点数が一定値以上になった場合に、該ウィン
ドウ内に割り込み車両が存在すると判断することを特徴
とする請求項1記載の道路形状検出装置。 - 【請求項3】前記直線検出手段により検出された直線上
におけるエッジ点計数値の経時変化の周期性を求めるエ
ッジ点計数値周期性検出手段を設け、検出したエッジ点
数の経時変化が該周期性を失った場合に、ウィンドウ内
に割り込み車両が存在すると判断することを特徴とする
請求項1に記載の道路形状検出装置。 - 【請求項4】破線の車線表示ラインの有線部の長さと無
線部の長さに基づいてウィンドウの大きさを変更するウ
ィンドウ大きさ変更手段を設けたことを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1つに記載の道路形状検出装置。 - 【請求項5】前記ウィンドウ大きさ変更手段は、前記ウ
ィンドウを道路上に投影したときの車線方向のウィンド
ウの大きさを、破線の車線表示ラインの有線部の長さと
無線部の長さとの間に設定することを特徴とする請求項
4に記載の道路形状検出装置。 - 【請求項6】前記直線検出手段により検出された直線上
におけるエッジ点計数値の経時変化からウィンドウ内で
検出された検出直線が実線の車線表示ラインであるか破
線の車線表示ラインであるかを判別する実線破線判別手
段を設け、検出直線が破線の車線表示ラインであったと
きにのみ前記割り込み車両判断を行うことを特徴とす
る、請求項1〜5のいずれか1つに記載の道路形状検出
装置。
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- 1995-03-15 JP JP05530295A patent/JP3721594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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