JP2003346046A - 電子商取引サーバ、商品提案形態作成方法 - Google Patents
電子商取引サーバ、商品提案形態作成方法Info
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
して、商品の購入を増加させることを可能にする。 【解決手段】顧客の心理特性と顧客の商品に対する対応
の違いを表すコミュニケーションタイプとの相関に基づ
いて決定されたモデルごとの商品の提案形態を作成する
ためのルールをルールデータベース26に登録してお
く。パーソナライゼーションエンジン22は、ログイン
してきた顧客に対して、属性情報とタイプ判定部20に
より判定されたコミュニケーションタイプに応じてルー
ルに従って商品の提案形態を作成する。Webサーバ2
4は、パーソナライゼーションエンジン22により作成
された商品の提案形態により商品を紹介するWebペー
ジを作成して顧客に提供する。
Description
登録した顧客との間でネットワークを通じて電子商取引
を行う電子商取引サーバ、及び同サーバにおける商品提
案形態作成方法に関する。
ンピュータネットワークを利用した電子商取引(EC
(Electronic Commerce))が盛んになっている。電子
商取引ではWebページ中に商品が画像や文章などによ
り紹介され、顧客は、それらを参考にして購入しようと
する商品を任意に選択することができる。最近では、W
ebページ中において商品を紹介する場合、顧客から予
め会員登録などの際に入力された属性情報、例えば氏
名、年齢、性別などの情報や販売履歴などの情報をもと
に、顧客に紹介する商品を選択することで商品が購入さ
れやすくなるようにしている。
商取引では、顧客の属性情報をもとに商品を選択してW
ebページ上で紹介することで商品が購入されやすくし
ているが、商品を紹介する際の形態が属性情報に対応す
る画一的な形態を用いているために、必ずしも十分に顧
客に対して購買意欲を持たせることができなかった。例
えば、実店舗においては、販売員は、顧客の外見(年
齢、性別など)や顧客の振る舞いをもとに勧める商品の
選択をして、その商品を提案する。その時、商品の提案
方法は、顧客の性格(内面)や反応などの違いに応じ
て、強く商品を勧めたり、あるいはさりげなく商品を勧
めたり、または商品の特徴の伝え方を変えたりしてい
る。従来の電子商取引では、こうした顧客の内面や反応
を考慮した商品の提案方法を用いることができなかった
ため、商品の販売機会を十分に活用し、増加させること
ができなかった。
れたもので、その目的とするところは、より顧客に合っ
た商品を的確な形態により紹介して、商品の購入を増加
させることが可能な電子商取引サーバ、商品提案形態作
成方法を提供することにある。
決するものであり、請求項1の発明は、個人の属性情報
を登録した顧客との間でネットワークを通じて電子商取
引を行う電子商取引サーバにおいて、顧客の心理特性を
モデル化した顧客のコミュニケーションタイプと属性情
報をもとに商品の提案形態を作成するためのルールが登
録されたルール格納手段と、前記ルール格納手段に格納
されたルールに従う商品の提案形態を作成するために必
要なコンテンツが登録されたコンテンツ格納手段と、顧
客に対する心理テストにより得られた心理データをもと
にして、顧客の心理特性をモデル化したコミュニケーシ
ョンタイプを判定する判定手段と、前記判定手段によっ
て判定された顧客のコミュニケーションタイプと前記顧
客の属性情報とをもとに、前記ルール格納手段に格納さ
れたルールを参照し、前記コンテンツ格納手段に登録さ
れたコンテンツを利用して顧客に対しての商品の提案形
態を作成する作成手段と、前記作成手段によって作成さ
れた商品の提案形態により商品の紹介を顧客に提供する
提供手段とを具備したことを特徴としたものである。
納手段に格納されるルールには、顧客の属性情報をもと
に決められる商品について、前記判定手段によって判定
された顧客のコミュニケーションタイプの違いに応じて
提案形態を変更するルールが登録されたことを特徴とし
たものである。
納手段に格納されるルールには、前記判定手段によって
判定された顧客のコミュニケーションタイプをもとに決
められる商品について、顧客の属性情報の違いに応じて
提案形態を変更するルールが登録されたことを特徴とし
たものである。
には、基本心理特性と購買関連心理特性を含むことを特
徴としたものである。
により判定の対象となる心理データは、ネットワークを
通じて顧客に対して提供した心理テストに対する回答を
もとにして得られたものであることを特徴としたもので
ある。
報を登録した顧客との間でネットワークを通じて電子商
取引を行う際に商品を紹介するための商品形態を作成す
る商品提案形態作成方法であって、顧客の心理特性をモ
デル化した顧客のコミュニケーションタイプと属性情報
をもとに商品の提案形態を作成するためのルールと、こ
のルールに従う商品の提案形態を作成するために必要な
コンテンツとを用意し、顧客に対する心理テストにより
得られた心理データをもとにして、顧客の心理特性をモ
デル化したコミュニケーションタイプを判定し、この判
定された顧客のコミュニケーションタイプと前記顧客の
属性情報に応じた前記ルールを参照して、前記コンテン
ツを利用して顧客に対しての商品の提案形態を作成し、
この提案形態により商品の紹介を顧客に提供することを
特徴としたものである。
の心理特性をモデル化した顧客のコミュニケーションタ
イプと属性情報をもとに商品の提案形態を作成するため
のルールが用意されており、顧客に対する心理テストに
より得られた心理データをもとにして顧客のコミュニケ
ーションタイプを判定し、この判定されたコミュニケー
ションタイプと顧客の属性情報をもとにルールに従って
商品を紹介するための提案形態が作成されて提供され
る。従って、顧客の属性情報だけではなく、顧客の心理
特性を考慮した形態で商品が紹介されるので、より顧客
に合った商品を顧客が興味を持つ形態で勧めることがで
きる。
性情報をもとにして顧客に対して勧める商品を決定し、
この商品について顧客のコミュニケーションタイプに応
じた提案形態で勧めることができる。
ミュニケーションタイプをもとにして顧客に対して勧め
る商品を決定し、この商品について顧客の属性情報に応
じた提案形態で勧めることができる。
として顧客個人の性格に関する基本心理特性と顧客が商
品購入する際に左右される要因に関する購買関連心理特
性とを含むことで、顧客に対して商品を購入させるため
に最適な提案形態を提供できる。
ークを通じて顧客に対して心理テストを提供して、その
回答をもとにして心理データを取得するので、電子商取
引をするためにネットワークを通じてアクセスしてきた
顧客から心理データが取得できる。
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
電子商取引サーバ10の構成を示すブロック図である。
電子商取引サーバ10は、個人の属性情報を登録した顧
客との間でインターネットなどの通信回線を介して電子
商取引を行うもので、Webページを通じてアクセスし
てきた顧客が使用する端末装置12と接続される。端末
装置12は、電子商取引サーバ10がインターネット上
に公開しているWebページにアクセスできるブラウザ
機能を持ち、顧客からの指示に応じてWebページを通
じて電子商取引のためのデータを電子商取引サーバ10
に対して送信する。電子商取引サーバ10は、例えばC
D−ROM、DVD、磁気ディスク、半導体メモリ等の
記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプロ
グラムによって動作が制御されるコンピュータによって
実現される。
子商取引サーバ10は、タイプ判定部20、パーソナラ
イゼーションエンジン22、Webサーバ24、ルール
データベース26、顧客データベース28、及びコンテ
ンツデータベース30を有している。タイプ判定部2
0、パーソナライゼーションエンジン22は、それぞれ
に対応するプログラムが実行されることで実現される機
能である。
ストにより得られた心理データをもとにして、顧客の商
品に対する対応の違いを表すコミュニケーションタイプ
を判定し、その判定結果(コミュニケーションタイプ情
報)を顧客の属性情報に対応づけて顧客データベース2
8に登録する。タイプ判定部20は、例えばWebサー
バ24から端末装置12に対して提供される心理テスト
用のWebページを通じて、顧客が行った心理テストの
各問題に対する回答(心理データ)を取得し、その回答
について心理特性による解析を行ってコミュニケーショ
ンタイプを判定する。
ルールデータベース26、顧客データベース28、コン
テンツデータベース30のそれぞれに登録された情報を
もとに、端末装置12からアクセスしてきた顧客に合っ
た適切な提案形態を作成して商品を紹介する。つまり、
パーソナライゼーションエンジン22は、タイプ判定部
20によって判定されたコミュニケーションタイプ情報
と顧客から先に登録されている属性情報とをもとに、ル
ールデータベース26に格納されたルールを参照し、こ
のルールに従ってコンテンツデータベース30に登録さ
れたコンテンツを利用して商品の提案形態を作成する。
からのアクセスを受け付けるブラウザ機能を備える。ま
た、Webサーバ24は、パーソナライゼーションエン
ジン22によって作成された提案形態により商品を顧客
に紹介するためのもので、提案形態に応じたWebペー
ジを作成して、ネットワークを通じて顧客の端末装置1
2に提供して表示させる。
性と顧客の商品に対する対応の違いを表すコミュニケー
ションタイプとの相関に基づいて決定されたモデル(事
象の形式化)ごとに、顧客のコミュニケーションタイプ
情報(以下、コミュニケーションタイプともいう)と属
性情報をもとに商品の提案形態を作成するためのルール
が登録される。
バ10が提供する電子商取引を利用するために顧客が会
員登録の際に入力した属性情報、例えば氏名、年齢、性
別、住所、電話番号、電子メールアドレス、購入履歴な
どの情報の他、タイプ判定部20によって判定された顧
客のコミュニケーションタイプ情報などが顧客毎に登録
されている。
ータベース26に格納されたルールに従う商品の提案形
態を作成するために必要なコンテンツが登録されてい
る。コンテンツデータベース30に登録されるコンテン
ツには、商品を撮影した画像や商品を説明するための文
章(テキスト)、表現形式(デザイン)のページテンプ
レートなどのデータが含まれている。なお、以下の説明
では断りがなければ、コンテンツを、商品を撮影した画
像、説明するための文章(テキスト)やデザインのペー
ジテンプレートを含むものとする。
対して商品を紹介する際の提案形態の概略について図2
を参照しながら説明する。従来の電子商取引において商
品を紹介する場合には、顧客の属性情報(年齢、性別な
ど)に基づくセグメント(区分)毎にコンテンツを替え
ていた。しかし、本実施形態の電子商取引サーバ10に
おける電子商取引では、顧客の属性情報に基づくセグメ
ントと、心理特性による解析に基づく顧客のコミュニケ
ーションタイプとの組み合わせに応じて異なる提案形態
を用意している。すなわち、属性情報に加え、顧客個人
の心理的傾向から判別したコミュニケーションタイプ情
報をを考慮することで、例え同じコンテンツでも見せ方
を替え、顧客の心理的な特性を踏まえたより効果的な商
品の紹介を可能にする。
報に基づくセグメント(セグメント1〜4)に応じて商
品(商品1〜4)を選択し、コミュニケーションタイプ
(タイプA,B,C)の違いに応じて表現形式、つまり
デザイン(デザインA,B,C)を変更する。ここで、
商品とは、紹介する商品の画像、商品の説明などを示
し、デザインは、顧客への表現形式、つまり提案形態の
もとになるページテンプレート(後述する)を示し、こ
のページテンプレートに配置されるべきコンテンツの属
性(コンテンツ属性)をも含む。また、コンテンツデー
タベース30には、商品の外形や特徴を示す画像や文章
(テキスト)などのコンテンツと、デザインのページテ
ンプレートが格納されている。
トに応じて商品を決め、コミュニケーションタイプの違
いに応じてデザイン、つまり顧客への商品の見せ方や売
り込み方を変更する場合には、ルールデータベース26
は、この提案形態を作成するためのルール、すなわち顧
客の属性情報をもとに決められた顧客に勧める商品と、
顧客のコミュニケーションタイプの違いに応じて提案形
態を変更したデザインとがルールとして登録しているこ
とになる。
ケーションタイプ(タイプA,B,C)に応じて商品
(商品1〜3)、つまり顧客に勧める商品を選択し、属
性情報に基づくセグメント(セグメント1〜4)の違い
に応じてデザイン(デザインA,B,C,D)、つまり
顧客への表現形式を変更することもできる。
客のコミュニケーションタイプに応じて商品を決め、属
性情報をもとに決定されたセグメントの違いに応じてデ
ザインを変更する場合には、ルールデータベース26
は、この提案形態を作成するためのルール、すなわち顧
客のコミュニケーションタイプをもとに決められた顧客
にに勧める商品と、顧客の属性情報の違いに応じて提案
形態を変更したデザインとがルールとして登録している
こととなる。
ように、ルールとして顧客の属性情報により決定された
セグメントに応じて商品を決め、コミュニケーションタ
イプの違いに応じてデザインが変更される提案形態が作
成され、顧客の端末装置12に表示される場合を例にし
て説明する。
るルールの作成手法について説明する。本実施形態で
は、予め多数の顧客となり得る人を調査対象者として心
理テストを行い、その心理テストの回答内容(心理デー
タ)により心理特性を解析し、顧客の心理特性とその顧
客が好むコミュニケーションタイプとの相関を取ってモ
デル化(事象の形式化)をしておく。そして、モデルご
とに顧客のコミュニケーションタイプと属性情報をもと
にして、商品と、デザインとからなる商品の提案形態を
作成するためのルールを用意してルールデータベース2
6に登録しておく。
うに、顧客個人の性格に関する基本心理特性と顧客が商
品購入する際に左右される要因に関する購買関連心理特
性を含んでいる。基本心理特性は、心理学の分野で一般
的に認められている基本的な特性であり、神経性因子、
外向性因子、創造的探求性因子、勤勉性因子、調和性因
子が含まれている。また購買関連心理特性には、購買態
度分類、公的自意識、自尊感情を含んでいる。なお、心
理特性は、図3(a)に示す特性に限定されるものでは
なく、電子商取引においてどのような顧客を対象として
商品を販売するかに応じて決めることができるようにし
ておくことが望ましい。
ュニケーションタイプとの相関を取りモデル化し、コミ
ュニケーションタイプを決定しておく。本実施形態で
は、電子商取引によってパーソナルコンピュータの販売
を行うものとし、そのためにコミュニケーションタイプ
として図3(b)に示すように、例えば、メリット重視
派のタイプA、スペック重視派のタイプB、デザイン重
視派のタイプCの3つのタイプが決定されているものと
する。
品の提案形態を決定し、その提案形態を作成するための
デザインが作成される。例えば、図4に示すように、コ
ミュニケーションタイプごとに異なる提案形態を用意す
るものとする。すなわち、コミュニケーションタイプが
タイプAのメリット重視派の場合には、図4(a2)に
示すように、商品を有効に利用している様子を表す画像
のコンテンツと共に、商品の有用性を説明する文章のコ
ンテンツが付加されたデザインとする提案形態を作成し
て提供するものとする。またタイプBのスペック重視派
の場合には、図4(b2)に示すように、商品の形態が
判別できる画像のコンテンツと共に、商品の詳細な性能
を説明する文章のコンテンツが付加された提案形態を作
成して提供するものとする。またタイプCのデザイン重
視派の場合には、図4(c2)に示すように、商品の形
態が明確に判別できるように複数枚の画像のコンテンツ
と共に、商品のデザイン的な特徴を説明する文章のコン
テンツが付加されたデザインとする提案形態を作成して
提供するものとする。これらの提案形態となるようにル
ールとして作成されてルールデータベース26に登録さ
れる。
ベース30には、図4(a2)(b2)(c2)に示す
提案形態を作成するために必要なコンテンツを予め用意
し登録しておく。図5には、コンテンツの具体例とそれ
らのコンテンツデータベース30への登録例を示してい
る。コンテンツとしては、提案形態中で用いられる商品
に関する画像(画像ファイル)と文章(商品名、価格、
商品の性能や特徴を説明する商品に対するコピーなどの
テキストデータ)が用意されている。コンテンツデータ
ベース30には、コンテンツ属性項目と対応づけて各コ
ンテンツのデータが登録される。コンテンツ属性項目
は、提案形態を作成する際のベースとなるページテンプ
レート(後述する図6参照)に設けられた、コンテンツ
を貼り付けるエリア要素との対応付けを行う際に用いら
れるものである。コンテンツ属性項目には、例えば商品
名を示す「NAME」、商品の値段を示す「PRIC
E」、商品に対するキャッチコピーを示す「COPY
1」「COPY2」「COPY3」、商品に関する画像
を示す「IMAGE1」「IMAGE2」「IMAGE
3」「IMAGE4」が用意されている。
(b)を用いて説明する。ページテンプレートとは、顧
客のコミュニケーションタイプに応じた提案形態を作成
するためのベースとなるページテンプレートの選択が行
われる。コンテンツデータベース30には、コミュニケ
ーションタイプのそれぞれに対応する複数のページテン
プレートを用意しておく。これらのページテンプレート
には、コンテンツデータベース30に予め用意されてい
るコンテンツを貼り付けるための複数のエリア要素が設
けられており、そして各々のエリア要素にはコンテンツ
属性が予め指定されている。例えば、図6(b)に示す
ページテンプレート1には、商品画像、商品名、価格、
キャッチコピーのそれぞれに対応する複数のエリア要素
が設けられている。また、ページテンプレート2には、
複数の商品画像a,b,c、商品名、価格、キャッチコ
ピーのそれぞれに対応する複数のエリア要素が設けられ
ている。このように、コミュニケーションタイプのそれ
ぞれに合ったページテンプレートを用意して、コンテン
ツデータベース30に登録しておく。
される提案形態を作成するためのルールの一例を示して
いる。図6に示すように、提案形態を作成するためのル
ールは、(a)顧客判別、(b)ページテンプレート設
定、(c)コンテンツ設定、(d)表示設定の4つの工
程を経て顧客に勧める商品と、その提案形態が決定さ
れ、作成される。
つまり顧客を属性情報から得られるセグメントと、顧客
のコミュニケーションタイプとを判断する顧客判別の条
件が記述されている。
と、コンテンツとが決定されることになる。
いて説明する。このページテンプレートの設定は、顧客
のコミュニケーションタイプに応じた提案形態を作成す
るためのベースとなるページテンプレートの選択が行わ
れる。例えば、図6より顧客のコミュニケーションタイ
プが「A」ならば、ページテンプレートはページテンプ
レート1が選択されることになる。
ニケーションタイプのそれぞれに対応する複数のページ
テンプレートが登録されている。これらのページテンプ
レートには、コンテンツデータベース30に予め用意さ
れているコンテンツを貼り付けるための複数のエリア要
素が設けられており、その各々のエリア要素には貼り付
けられるべきコンテンツ属性項目が予め指定されてい
る。例えば、図6(b)のページテンプレート1には、
商品画像、商品名、価格、キャッチコピーのそれぞれに
対応する複数のエリア要素が設けられている。この商品
画像、商品名、価格、キャッチコピーがコンテンツ属性
項目に相当する。また、ページテンプレート2には、複
数の商品画像a,b,c、商品名、価格、キャッチコピ
ーのそれぞれに対応する複数のエリア要素が設けられて
いる。このように、コミュニケーションタイプのそれぞ
れに合ったページテンプレートを用意して、コンテンツ
データベース30に登録されている。
次に説明する。このコンテンツ設定は、顧客属性から導
き出されたセグメントを(a)顧客判別において判別し
て、顧客に勧めるべきコンテンツ、ここでは紹介の対象
となる商品が指定され、設定される。例えば、図6(a
1)より顧客の顧客属性から導き出されたセグメントが
「年齢が20代、職業が営業」であるならば、図6
(c)に示すように「TOPPAN−PRT」が指定さ
れ、設定されることになる。
レート設定で選択されたページテンプレートに対して、
(c)コンテンツ設定で指定されたコンテンツ(商品)
を表示できるように設定することを行う。つまり、ペー
ジテンプレートに予め設けられているエリア要素に対し
て、指定されているコンテンツの属性を当てはめること
を行う。
(b)ページテンプレート設定で選択されたページテン
プレート1の各エリア要素に、(c)コンテンツ設定で
指定されたコンテンツ「TOPPAN−PRT」のコン
テンツ属性を決めることを行う。
に示すように、顧客の属性情報によりセグメントが決定
され、このセグメントに応じて商品を決め、コミュニケ
ーションタイプの違いに応じてデザイン(表示形式)を
変更する場合を例にしている。従って、ページテンプレ
ート設定においてコミュニケーションタイプに応じてペ
ージテンプレートを選択し、コンテンツ設定において属
性情報に応じて商品を指定しているルールがルールデー
タベース26に登録されているものとする。これに対
し、図2(b)に示すように、顧客のコミュニケーショ
ンタイプに応じて商品を決め、属性情報によりセグメン
トが決定され、このセグメントの違いに応じてデザイン
を変更する場合には、ページテンプレート設定において
顧客の属性情報に応じてページテンプレートを選択し、
コンテンツ指定においてコミュニケーションタイプに応
じて商品を指定するルールがルールデータベース26に
登録されているものとする。
1を用いて説明する。まず、電子商取引サーバ10は、
顧客の心理データを予め取得しておき、顧客データベー
ス28に登録しておくものとする。そのために、例えば
電子商取引のためのWebページ中に顧客の心理データ
を取得するための仕組みを設けておくものとする。例え
ば、電子商取引のためのWebページにおいて、アンケ
ートあるいは占いなどをするためのボタンを設けてお
き、このボタンからアンケートあるいは占いの実行が指
示された場合に、Webサーバ24から端末装置12に
対してアンケートあるいは占いの質問として、心理テス
トの問題をネットワーク(Web)を通じて提供する。
ら端末装置12に対して提供される心理テストの一例を
示している。図7(a)に示すように、複数の問題を提
示し、それぞれについて例えば複数段階の回答(「当て
はまる」「あま当てはまる」…)から適当なものを選択
させる。タイプ判定部20は、Webサーバ24を通じ
て提供した心理テストに対する回答結果を取得して、そ
の回答結果をもとに、図7(b)に示すように、コミュ
ニケーションタイプの何れに該当するかを判別して、こ
の顧客に対するコミュニケーションタイプを顧客データ
ベース28に登録しておく。こうして、ネットワークを
通じて顧客の心理データを簡単に取得することができ
る。
占いのための質問として心理テストを行うのではなく、
顧客のコミュニケーションタイプを知るためのアンケー
トであることを明示して、少なくとも最初のログイン時
に(初めて電子商取引サーバ10における電子商取引を
開始する前に)、ネットワークを通じて提供した心理テ
ストに対して回答してもらうようにしてもよい。また、
顧客の心理データは、ネットワークを通じて取得するだ
けでなく、予め郵送や電子メールなどによって心理テス
トを送付しておき、その心理テストに対する回答を取得
して、例えば電子商取引サーバ10の管理者が顧客デー
タベース28に登録しておくようにしても良い。
は、インターネット(Web)上に電子商取引のための
Webページを公開している。顧客は、このWebペー
ジにおいて電子商取引をするために、端末装置12を通
じて電子商取引サーバ10に予め会員登録の際に設定し
ているIDとパスワードを通知することでログインする
(図1)。
ションエンジン22は、顧客に応じた提供形態によって
商品をWebページにおいて紹介するために、ルールデ
ータベース26に対して提供形態を作成するためのルー
ルの問い合わせをして、図6において説明したルールを
取得する(図1)。
2は、端末装置12から取得したIDとパスワードをも
とにログインした顧客についての顧客属性値、すなわち
顧客が会員登録の際に登録している属性情報とコミュニ
ケーションタイプとを問い合わせ、顧客データベース2
8から該当する顧客の属性情報とコミュニケーションタ
イプ情報とを取得する(図1)。
ン22は、顧客についての顧客属性値(属性情報、コミ
ュニケーションタイプ情報)を取得すると、ルールデー
タベース26から取得したルールに従って顧客に応じた
商品の提案形態を作成する。
2は、予めルールデータベース26から取得したルール
に、顧客についての顧客属性値(属性情報、コミュニケ
ーションタイプ情報)を入力して顧客判別を行う(図6
(a))。次に、パーソナライゼーションエンジン22
は、顧客判別により選択されたページテンプレートを設
定する(図6(b))。そして、パーソナライゼーショ
ンエンジン22は、顧客判別ににより設定されるコンテ
ンツ(商品)をコンテンツデータベース30から読み出
して指定する。最後に、パーソナライゼーションエンジ
ン22は、設定されたページテンプレートの各エリア要
素に対して貼り付けるコンテンツのコンテンツ属性を設
定する(図6(d))。例えば、図6(a1)に示すよ
うに、セグメントが年齢が20代、職種が営業である場
合には、「TOPPAN−PRT」という商品(ここで
はパーソナルコンピュータ)を指定するものとする。ま
た、コミュニケーションタイプがタイプAである場合、
ページテンプレート1に設けられたエリア要素に対して
次のようにコンテンツ属性を割り当てる。すなわち、図
6(d1)に示すように、商品画像に対しては「IMA
GE1」、商品名に対しては「NAME」、価格に対し
ては「PRICE」、コピーに対しては「COPY1」
を割り当てる(各コンテンツ属性については図5参
照)。この結果、図4(a2)に示すような、メリット
重視派のタイプAに合った画像とキャッチコピー(商品
を説明するための文章)を使用した提案形態によって顧
客の心理特性に合わせた表現形式で商品を紹介すること
ができる。
ケーションタイプがスペック重視派のタイプBである場
合には、ページテンプレート1を設定し、ページテンプ
レート1に設けられたエリア要素に対して、タイプBに
応じて、図6(d2)に示すように、商品画像に対して
は「IMAGE2」、商品名に対しては「NAME」、
価格に対しては「PRICE」、コピーに対しては「C
OPY2」を割り当てる。この結果、図4(b2)に示
すような、スペック重視派のタイプBに合った画像とキ
ャッチコピーを使用した提案形態によって顧客の心理特
性に合わせた表現形式で商品を紹介することができる。
ョンタイプがデザイン重視派のタイプCである場合に
は、ページテンプレート2を設定し、ページテンプレー
ト2に設けられたエリア要素に対して、タイプCに応じ
てコンテンツ属性を割り当てる。ページテンプレート2
は、ページテンプレート1とは異なるエリア要素が設け
られており、図6(d3)に示すように、商品画像aに
対しては「IMAGE2」、商品画像bに対しては「I
MAGE3」、商品画像cに対しては「IMAGE
4」、商品名に対しては「NAME」、価格に対しては
「PRICE」、コピーに対しては「COPY3」を割
り当てる。この結果、図4(c2)に示すような、デザ
イン重視派のタイプCに合った画像とキャッチコピーを
使用した提案形態によって顧客の心理特性に合わせた表
現形式で商品を紹介することができる。
って顧客に応じた提案形態が作成されると、Webサー
バ24は、提案形態としてページテンプレートと、ペー
ジテンプレートの各エリア要素に割り当てられたコンテ
ンツ属性に従った、コンテンツとを使用してWebペー
ジを作成して、ネットワークを通じて端末装置12に提
供する。これにより、Webページ上で顧客に対して、
ログインしてきた顧客の属性情報だけでなく、コミュニ
ケーションタイプ情報を考慮した提案形態で、商品の紹
介を提供することができる。
バ10のパーソナライゼーションエンジン22において
作成された商品の提案形態は、Webサーバ24を通じ
てWebページとして端末装置12(顧客)に対して提
供されるものとして説明しているが、その他の方法によ
って提供されても良い。例えば、電子商取引サーバ10
から顧客宛の電子メールの添付ファイルとして提供した
り、紙媒体に印刷されたものを提供したりすることもで
きる。
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前
記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示され
る全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効果
が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
6によれば、顧客の属性情報だけではなく、顧客の心理
特性を考慮した形態で商品を紹介することができ、より
顧客に合った商品を顧客が興味を持つ形態で勧めて商品
の購入を増加させることが可能なる。
を作成する際に、顧客の属性情報をもとにして顧客に対
して勧める商品を決定し、この商品について顧客のコミ
ュニケーションタイプに応じた提案形態で勧めることが
できる。
を作成する際に、顧客のコミュニケーションタイプをも
とにして顧客に対して勧める商品を決定し、この商品に
ついて顧客の属性情報に応じた提案形態で勧めることが
できる。
として顧客個人の性格に関する基本心理特性と顧客が商
品購入する際に左右される要因に関する購買関連心理特
性とを含むことで、顧客に対して商品を購入させるため
に最適な提案形態を提供することができる。
ークを通じて顧客に対して心理テストを提供して、その
回答をもとにして心理データを取得するので、電子商取
引をするためにネットワークを通じてアクセスしてきた
顧客から容易に心理データが取得できる。
成を示すブロック図。
を紹介する際の提案形態の概略について説明するための
図。
を説明するための図。
案形態を説明するための図。
データベース30への登録例を示す図。
を作成するためのルールの一例を示す図。
て提供される心理テストと回答結果をもとに判別される
コミュニケーションタイプの一例を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 個人の属性情報を登録した顧客との間で
ネットワークを通じて電子商取引を行う電子商取引サー
バにおいて、 顧客の心理特性をモデル化した顧客のコミュニケーショ
ンタイプと属性情報をもとに商品の提案形態を作成する
ためのルールが登録されたルール格納手段と、 前記ルール格納手段に格納されたルールに従う商品の提
案形態を作成するために必要なコンテンツが登録された
コンテンツ格納手段と、 顧客に対する心理テストにより得られた心理データをも
とにして、顧客の心理特性をモデル化したコミュニケー
ションタイプを判定する判定手段と、 前記判定手段によって判定された顧客のコミュニケーシ
ョンタイプと前記顧客の属性情報とをもとに、前記ルー
ル格納手段に格納されたルールを参照し、前記コンテン
ツ格納手段に登録されたコンテンツを利用して顧客に対
しての商品の提案形態を作成する作成手段と、 前記作成手段によって作成された商品の提案形態により
商品の紹介を顧客に提供する提供手段とを具備したこと
を特徴とする電子商取引サーバ。 - 【請求項2】 前記ルール格納手段に格納されるルール
には、顧客の属性情報をもとに決められる商品につい
て、前記判定手段によって判定された顧客のコミュニケ
ーションタイプの違いに応じて提案形態を変更するルー
ルが登録されたことを特徴とする請求項1記載の電子商
取引サーバ。 - 【請求項3】 前記ルール格納手段に格納されるルール
には、前記判定手段によって判定された顧客のコミュニ
ケーションタイプをもとに決められる商品について、顧
客の属性情報の違いに応じて提案形態を変更するルール
が登録されたことを特徴とする請求項1記載の電子商取
引サーバ。 - 【請求項4】 前記心理特性には、基本心理特性と購買
関連心理特性を含むことを特徴とする請求項1記載の電
子商取引サーバ。 - 【請求項5】 前記判定手段により判定の対象となる心
理データは、ネットワークを通じて顧客に対して提供し
た心理テストに対する回答をもとにして得られたもので
あることを特徴とする請求項1記載の電子商取引サー
バ。 - 【請求項6】 個人の属性情報を登録した顧客との間で
ネットワークを通じて電子商取引を行う際に商品を紹介
するための商品形態を作成する商品提案形態作成方法で
あって、 顧客の心理特性をモデル化した顧客のコミュニケーショ
ンタイプと属性情報をもとに商品の提案形態を作成する
ためのルールと、 このルールに従う商品の提案形態を作成するために必要
なコンテンツとを用意し、 顧客に対する心理テストにより得られた心理データをも
とにして、顧客の心理特性をモデル化したコミュニケー
ションタイプを判定し、 この判定された顧客のコミュニケーションタイプと前記
顧客の属性情報に応じた前記ルールを参照して、前記コ
ンテンツを利用して顧客に対しての商品の提案形態を作
成し、この提案形態により商品の紹介を顧客に提供する
ことを特徴とする商品提案形態作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154536A JP2003346046A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 電子商取引サーバ、商品提案形態作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002154536A JP2003346046A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 電子商取引サーバ、商品提案形態作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003346046A true JP2003346046A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29771320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002154536A Pending JP2003346046A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 電子商取引サーバ、商品提案形態作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003346046A (ja) |
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- 2002-05-28 JP JP2002154536A patent/JP2003346046A/ja active Pending
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