JP2003345955A - 問題予測および改善プロセス提示システムならびに方法 - Google Patents

問題予測および改善プロセス提示システムならびに方法

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JP2003345955A
JP2003345955A JP2002148514A JP2002148514A JP2003345955A JP 2003345955 A JP2003345955 A JP 2003345955A JP 2002148514 A JP2002148514 A JP 2002148514A JP 2002148514 A JP2002148514 A JP 2002148514A JP 2003345955 A JP2003345955 A JP 2003345955A
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Hiroko Nishikawa
博子 西川
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄積された膨大な過去のプロジェクトの資産の
中から、新規プロジェクトに役立つデータを容易に抽出
し、有効に利用できるようにする。 【解決手段】開発済みのプロジェクトにおける問題とそ
の原因となるパラメータをパラメータ管理データベース
に、その問題の原因となるパラメータをプロジェクト毎
にプロジェクト特徴管理データベースに、プロジェクト
毎にそのプロジェクトの遂行時に選択したプロセスに関
する情報やそのプロセスを実施した結果についての留意
点や改善点の情報をプロセス管理データベースに格納し
ておき、パラメータ管理データベースから問題の原因と
なるパラメータを抽出して、新規プロジェクトと開発済
のプロジェクトの問題発生に対する類似度をプロジェク
ト特徴管理データベースのパラメータを用いて計算して
類似プロジェクトを抽出し、ユーザ端末上に抽出した類
似プロジェクトをその問題の評価値と、評価値に対応す
るプロセスやツールとともにプロセス管理データベース
から取出して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規プロジェクト
の計画、立案、遂行時の問題予測および改善プロセスの
提示方法ならびにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェア開発環境の充実に伴い、製
品開発、システム開発等のプロジェクトは、その計画段
階からプロジェクト管理までコンピュータが用いられる
ようになった。また、プロジェクトが進行するにつれて
プロジェクト管理データや開発時の測定データ、プロジ
ェクトの諸元、特徴を現す実績データといった多くのデ
ータが電子化されて残されるので、組織の中には開発済
みのプロジェクトのデータが膨大な量蓄積されるように
なった。
【0003】一方、海外の状況を見ると、国内よりも低
コストで同等のシステム開発が可能なソフトウェア開発
会社が増えてきており、国内においてもシステム開発の
コスト削減が迫られている。このような環境のもと、効
率良く新規プロジェクトの計画、立案、遂行を行うこと
が強く求められている。
【0004】従来、新規プロジェクトの見積評価を支援
するシステムとしては、特開2001-265917号公報に記載
されたような技術がある。特開2001-265917号公報に記
載された発明は、新規プロジェクトの見積精度を向上さ
せることを目的とし、蓄積してある開発完了済みのプロ
ジェクトについて、そのプロジェクトの特性を表す複数
の項目を数値化し、数値化した値を基に類似のプロジェ
クトを集めてグループ化する。そしてさらにグループと
しての特性も数値化し、それを評価基準データとする。
一方、見積もりを行う新規プロジェクトについても同様
の項目について数値化した見積データを作成し、グルー
プ特性の数値である評価基準データと比較する。比較の
結果、見積データが評価基準データより外れている場合
には見積方法に問題があると判定してアラームメッセー
ジを出力するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、新
規プロジェクトの見積精度を向上させることを目的とし
た発明で、新規プロジェクトの見積データを、その新規
プロジェクトと類似の開発済みプロジェクトのグループ
の特性をあらわす評価基準データと比較し、過去の類似
プロジェクトのグループからどのくらい外れているかを
比較評価するものである。グループ化された開発済みプ
ロジェクトと新規プロジェクトとを比較するため、新規
プロジェクトの見積もりが妥当かどうかの判定はできる
が、膨大な資産のうち新規プロジェクトに役立つプロジ
ェクトを具体的に抽出して活用するということについて
は考慮されていない。また、上記従来の技術は見積時点
での問題を評価するための技術であり、見積時に限ら
ず、その後プロジェクトの進捗過程のさまざまなフェー
ズで発生する問題を予測することは考慮されていない。
また、見積もり以外の項目である、進捗や品質といった
項目に関してのプロジェクトを評価することはできなか
った。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、蓄積された膨大な過去のプロ
ジェクトの資産の中から、新規プロジェクトに役立つデ
ータを容易に抽出し、有効に利用できるようにすること
にある。また、その目的は、プロジェクトの進捗状況に
応じて、さまざまなフェーズでそのフェーズに応じて過
去のプロジェクトの資産を利用することができるように
することにある。また、その目的は、プロジェクトの多
様な項目をキーにして、過去のプロジェクトの資産を有
効利用できるようにすることにある。
【0007】以下もう少し詳細に述べる。製品開発プロ
ジェクトを有する組織において、プロジェクト計画のプ
ロセスや作業手順、測定データ等が組織の資産として蓄
積されている。しかしながら、プロジェクトマネージャ
を始めとするプロジェクトのメンバ(以下、プロジェク
ト関係者という)は、これらの貴重なデータを分析して
正確かつ容易に目的のデータを探し出す時間を確保する
ことが難しい。
【0008】そのような状況下ではプロジェクトの計画
時に必要なプロセスが定義されないため、タイムマネジ
メント、コストマネジメント、品質マネジメントに関す
る見積もりが誤る危険を生む。更に、参照した過去のプ
ロジェクトのデータが参考にならない場合は再利用によ
るプロジェクト関係者の効率化に対するモチベーション
を下げる可能性もある。また、プロジェクトの進行時に
プロジェクトでデータを測定している場合でも、開発業
務や顧客対応に追われ、進捗やコスト、品質に関係した
問題に関係する多くの測定項目を逐次監視・分析し、そ
れに的確に対応することは難しい。
【0009】そのため、プロジェクト関係者が、プロジ
ェクトの条件、状況に即した的確な情報を組織全体で蓄
積しているデータベースからプロセスや手順、問題に対
する改善方法等のノウハウを容易に取出せるシステムが
必要である。そこで本発明は、以下のような点を考慮し
ている。
【0010】第1に、組織で実施されたプロジェクトの
実績データを元にして、プロジェクト計画時に進捗やコ
スト等の予測される問題の程度に合わせたWBSやツー
ル等をプロジェクトメンバが容易に入手できるようにす
る。第2に、プロジェクトの発足時点において、類似プ
ロジェクトが経験した問題とそこで得られた改善点を把
握でき、より高度なプロジェクト管理と開発を可能にす
る。第3に、客観的に判断可能な数値により問題発生に
関して類似のプロジェクトが抽出できるようにする。第
4に、組織で実施されたプロジェクトの実績データとプ
ロジェクトが進行した時点で観測された測定データを元
にして、その時点で予測される進捗やコスト等の問題に
対し、実績に基づく改善できるようにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、新規プロジェクトで発生する
可能性のある問題を、開発済みのプロジェクトの実績デ
ータより予測しかつその問題改善のためのプロセスやノ
ウハウを提示しようとするものであり、開発済みのプロ
ジェクトにおける問題とその原因となるパラメータをパ
ラメータ管理データベースに格納し、その問題の原因と
なるパラメータをプロジェクト毎にプロジェクト特徴管
理データベースに格納し、プロジェクト毎にそのプロジ
ェクトの遂行時に選択したプロセスに関する情報やその
プロセスを実施した結果についての留意点や改善点の情
報をプロセス管理データベースに格納しておき、パラメ
ータ管理データベースから問題の原因となるパラメータ
を抽出して、新規プロジェクトと開発済のプロジェクト
の問題発生に対する類似度を前記プロジェクト特徴管理
データベースのパラメータを用いて計算し、類似プロジ
ェクトを抽出し、ユーザ端末上に抽出した類似プロジェ
クトとともにその問題の評価値と、評価値に対応するプ
ロセスやツールをプロセス管理データベースから取出し
て表示するとともに、取り出したプロセスやツールを登
録するようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。まず、本発明の実施例におけるシステ
ム構成図を図1を用いて説明する。図1は、本発明の一
実施例におけるシステムの構成を示す図である。図1に
示すように、本実施例のシステムは、新規プロジェクト
に関わっている複数のプロジェクトメンバが使用する複
数の作業端末10、13が、通信ネットワーク11を介して本
発明を搭載したサーバ1に接続された構成となってい
る。サーバ1は、本実施例における問題予測および改善
プロセス提示のプログラムと、そのプログラムの実行時
に参照するデータが格納されたいくつかのデータベース
を有する。データベースとしては、格納されたプロジェ
クトごとに選択したプロジェクト遂行のプロセスやその
詳細な手順、ツール、問題の評価値等を格納して管理す
るプロセス管理データベース6と、プロジェクトの進行
時に蓄積される進捗やコスト等の測定データを格納する
測定管理データベース7、新規プロジェクトとの類似性
を比較する対象であるいままで蓄積されてきた開発済み
のプロジェクトの実績データをプロジェクト毎に管理し
ているプロジェクト特徴管理データベース8と、開発済
みのプロジェクトにおいて過去に発生した問題とその問
題の原因となっているパラメータを関連付けて管理して
いるパラメータ管理データベース9がある。サーバ1
は、複数台存在するように全体のシステムを構成しても
よい。
【0013】次に、本実施例のハードウェアの構成図を
図2を用いて説明する。図2は、本発明の一実施例にお
けるハードウェアの構成を示す図である。作業端末112
は、図1のプロジェクトメンバの端末10に対応する。図
2に示すように、作業端末112は、制御装置117を介して
接続されたキーボード、マウス等の入力手段113と、制
御装置118を介して接続されたディスプレイ等の表示装
置114、各種データの記憶装置120、サーバ1上の記憶装
置に記憶された問題予測および改善プロセス提示システ
ムとのデータの送受信を支援するプログラムの演算処理
を行うCPU 116、その演算処理において一時的に情報を
記憶するメモリ115と、通信ネットワーク11とのインタ
フェースをとる通信インタフェース部分119と、これら
を接続するバス122から成る。
【0014】サーバ1は、図2に示すように、制御装置1
09を介して接続されたキーボード、マウス等の入力手段
108と、制御装置107を介して接続されたディスプレイ等
表示装置106と、制御装置105を介して接続された各種デ
ータの記憶装置104、CPU 102と、CPU 102が演算処理す
るプログラムを記憶し、作業端末112から送られてきた
データおよび記憶装置104から読み出されたデータなど
を一時記憶するメモリ103と、通信ネットワーク6とのイ
ンタフェースをとる通信インタフェース部分110と、こ
れらを接続するバス111とから構成される。記憶装置104
には、図1において説明した、プロセス管理データベー
ス6、測定管理データベース7、プロジェクト特徴管理
データベース8、パラメータ管理データベース9が記憶
されている。また、本発明の問題予測および改善プロセ
ス提示のプログラムが記憶されている。
【0015】次に、本実施例の問題予測および改善プロ
セス提示の処理フローを説明する。図3は、本発明の一
実施例の問題予測および改善プロセス提示の処理フロー
を示す図である。まず、パラメータ抽出部1は、開発済
みのプロジェクトにおいて発生した問題とその原因とな
るパラメータを関連付けて管理しているパラメータ管理
データベース9からデータを取り出す。
【0016】図5に、パラメータ管理データベースのテ
ーブルの例を示す。パラメータ管理データベースのデー
タは、図5に示すように、進捗、コスト、品質等の問題
カテゴリごとに、プロジェクトの実績が蓄積されたプロ
ジェクトのサブシステム数、システム規模等の各種測定
データや、進捗やコスト等の問題を表す評価尺度との重
回帰分析の結果が登録されている。この、図5に示した
パラメータ管理データベース9のテーブル501から、目
的変数とその原因となるパラメータである説明変数、お
よび、重回帰式の偏回帰係数Ki (i=1,2,・・・,n、
n:パラメータ数)を取り出す。目的変数とは、例えばバ
グ数や仕様変更回数、品質の問題点等のような問題に関
係する評価尺度の項目である。説明変数は目的変数の原
因となるパラメータで、例えばサブシステム数、システ
ム規模等である。また、プロジェクト諸元か測定値かを
示すフラグもあり、プロジェクト計画時であれば、テー
ブル501のプロジェクト諸元か測定値かを示すフラグフ
ィールドを参照してプロジェクト諸元のフラグが立って
いるパラメータのみを取り出し、プロジェクト諸元のみ
の場合の偏回帰係数フィールドの値を取り出す。
【0017】一方、プロジェクトが進行した時点で観測
された測定データを元にして各時点で予測される進捗や
コスト等の問題を取り出す場合は、プロジェクト諸元お
よび測定値の双方のパラメータを取り出し、処理302以
降で説明する処理を行う。重回帰分析の処理自体を行う
プログラムは、通常、組織の生産プロセスを改善する部
署が行い、その結果がパラメータ管理データベース9の
テーブル501に登録される。
【0018】次に、処理302において、類似度判定部2
は、進捗、コスト、品質等の問題カテゴリ毎の評価尺度
毎に同処理プログラムのユーザの起動命令により301の
処理で取り出された原因となるパラメータと重回帰式の
係数Kiにより、原因パラメータpi空間における対象プロ
ジェクトと過去の実績プロジェクトのパラメータをプロ
ジェクト特徴管理データベース8から取り出し、距離を
次式で算出する。プロジェクト特徴管理データベースの
テーブル構造は図8に示している。 距離Dj=K1(P1−Qj1)2 + K2(P2−Qj2)2 + ・・・+ K
n(Pn−Qjn)2 Ki:重回帰式の係数(i=1,2,・・・,n、 nはパラメー
タ数) Pi:重回帰式のパラメータである説明変数の対象プロジ
ェクトの値 Qji:回帰式のパラメータである説明変数の実績プロジ
ェクトの値 N:重回帰式のパラメータ数 j=1,・・・,m、m:実績プロジェクトの数 処理303では、類似度抽出部2が、処理302において算出
された距離Djのうち、最も値が小さなものからひとつあ
るいは複数のプロジェクトを類似プロジェクトとして抽
出する。このとき、ユーザの指定により、類似度の高い
順番に、所望のプロジェクトを抽出したり、その他ユー
ザが結果の抽出方法について順番を指定することも考え
られる。
【0019】処理304では、処理推奨プロセス表示部4
がユーザの画面上に処理303の類似プロジェクトを表示
し、プロセス管理データベース6のテーブル601、類似
プロジェクトの進捗、コスト、品質等の問題の程度を示
す評価項目(目的変数)の評価値を表示する。図6に、
プロセス管理データベースのテーブルの例を示す。図6
に示すように、プロセス管理データベースのテーブル6
01には、プロジェクト毎にプロジェクトIDとその名
称、また、さらに各プロジェクトは、プロジェクトの問
題の評価値に対応するプロセスであるワーク・ブレーク
ダウン・ストラクチャ(以下WBS:Work Breakdown S
tructure)を複数有し、それらをWBS管理コードで管理
している。それぞれのWBSは複数の目的変数を有し、テ
ーブルにはその目的変数の名称が記述されている。評価
値は、各目的変数の評価値である。
【0020】図7に、プロセス管理データベースのテー
ブルの例を示す。図7のテーブル701に示すように、プ
ロセス名称フィールドに格納されたプロセスの種類毎
に、評価値に対応するプロセス(手順)を格納したファイ
ルを、データ名称フィールドとファイル名フィールドに
格納された情報をもとに取り出して名称を表示する。こ
のテーブル701で言うプロセスとは、ソフトウェア開発
における必要なプロセスの種類を言い、例えば、プロジ
ェクト計画、進捗管理、構成管理、要件管理、検証等を
指す。テーブル701のデータ名称フィールドには、プロ
セスで進捗管理やコスト管理、品質管理等に必要なプロ
グラムやフォーマット等のツールを指し示すファイル名
が識別できるデータが格納されている場合もある。処理
305では、プロセス登録部5は、処理304で表示されたプ
ロセス(手順)、進捗管理やコスト管理、品質管理等の
ツールからユーザが選択したプロセス(手順)とツールを
プロセス管理データベース6に登録する。
【0021】次に、問題対策プロセスだけでなく、例え
ばプロジェクト終了時に自発的に登録したノウハウも抽
出するような実施例について説明する。図4は、本発明
の一実施例のシステム構成を示す図である。図8は、プ
ロジェクト特徴管理データベースのテーブルの例を示す
図である。図9、図10、図11はプロジェクト特徴管
理データベースのリンク先のノウハウ管理データベース
のテーブルの構成例を示す図である。図12は、ノウハ
ウ登録部の処理を説明するフローである。図4に示すよ
うに、本実施例では図1を用いて説明した実施例にノウ
ハウ登録部14とノウハウ表示部15が加わった構成となっ
ている。ノウハウ登録処理は、図12に示すように、類
似プロジェクトの評価値をもとに、図9のテーブル901
の目的変数名称の問題対策プロセスコードと目的変数名
称の問題および改善ノウハウコードから、図10に示し
たテーブル1001の問題対策プロセスの格納ファイル名、
図11に示したテーブル1101の問題および改善のノウハ
ウ又はその格納ファイル名を取り出し、プロジェクト管
理上の問題点や改善点等の知見を取出し、ユーザである
プロジェクトメンバの作業端末11等に表示する。
【0022】このノウハウ登録部13は、処理1201におい
て、問題発生時又はプロジェクト完了時に、問題の評価
項目(目的変数)を選択させるメニューと改善点・留意
点を記載できるエリアを表示し、処理1202において、ユ
ーザがメニューから問題の評価項目を選択したタイミン
グで、施策として取ったプロセスと改善点・留意点を登
録するようメッセージを表示し、処理1203において、プ
ロジェクトが利用するプロジェクト管理ツールを起動す
る。処理1204において、ユーザがプロジェクト管理ツー
ルで施策として取ったプロセスを保存することにより、
図9のテーブル901に目的変数名称と、計画変更等の施
策として追加又は変更したプロセスを記述したファイル
を登録する。処理1205において、ノウハウ登録部13の画
面上の閉じるボタン等により、終了処理が起動された
際、問題に関する改善点・留意点が記載されていない場
合、これを促すメッセージを表示する。
【0023】ノウハウ表示部14は、図3の処理304にお
いて、推奨プロセス表示部4からも起動されるが、単独
で問題となる評価項目の入力又は選択メニュー等からの
選択により、施策として取ったプロセスや改善点・留意
点等のノウハウを表示するようにしてもよい。
【0024】以上説明した実施例においては、データベ
ースは4つのデータベースに分けているが、データの意
味から便宜上分けているのにすぎないため、一つのデー
タベース管理システムの一部であるような構成とするこ
とも考えられる。
【0025】これらの実施例によれば、実績のあるプロ
ジェクトの進捗やコスト、品質等の問題とその原因とな
るパラメータを管理するパラメータ管理データベース
と、パラメータをプロジェクト毎に管理したプロジェク
ト特徴管理データベースと、プロジェクト毎に選択した
プロジェクト遂行のプロセス、その詳細な手順、ツー
ル、問題の評価値等を管理するプロセス管理データベー
スと、パラメータ管理データベースから進捗やコスト等
の問題の原因となるパラメータを抽出するパラメータ抽
出部と、開発対象プロジェクトと実績を有するプロジェ
クトの問題発生に対する類似度をプロジェクト特徴管理
データベースのパラメータを用いて算出する類似度判定
部と、類似度判定部で算出された類似度の高いプロジェ
クトを抽出する類似プロジェクト抽出部と、ユーザ端末
上に類似プロジェクト抽出部で取り出された類似プロジ
ェクトの問題の評価値と、評価値に対応するプロセス
(以下、WBSと言う)、その詳細な手順を記載した文
書、進捗管理やコスト管理等のツールをプロセス管理デ
ータベースから取り出し表示する推奨プロセス表示部
と、プロジェクトが推奨プロセス表示部で選択したプロ
セス等を登録するプロセス登録部を有することにより、
組織で実施されたプロジェクトの実績データを元にし
て、プロジェクト計画時に進捗やコスト、品質等の予測
される問題を抽出し、その問題の程度に合わせたWBS
やツール等をプロジェクトマネージャおよびメンバが容
易に入手できる。
【0026】また、プロジェクト管理や開発時の問題点
と改善点を登録するノウハウ登録部と、ノウハウを表示
するノウハウ提供部を有することにより、プロジェクト
の発足時点において、類似プロジェクトが経験した問題
とそこで得られた改善点を把握でき、同じ過ちを繰り返
すことなく、より高度なプロジェクト管理と開発が可能
となる。また、プロジェクトの進行時においても、その
時点で予測される問題点に対する施策と改善点・留意点
が参照でき、より早い改善により、問題の拡大を防ぐこ
とができる。
【0027】また、プロジェクトの実績データにおける
進捗やコスト等の問題を評価する目的変数とその原因と
なるパラメータである説明変数、および、重回帰式の偏
回帰係数が登録されているパラメータ管理データベース
と、目的変数毎に原因パラメータ空間における対象プロ
ジェクトと過去の実績プロジェクトのパラメータをプロ
ジェクト特徴管理データベースから取り出して、距離を
算出することにより、開発対象プロジェクトと類似のプ
ロジェクトを判定する類似度判定部とを有することによ
り、客観的に判断可能な数値により問題発生に関して類
似のプロジェクトが抽出できる。また、類似度により、
最も類似したプロジェクトを引き当てることができ、実
績を持つプロジェクトの膨大なデータから、プロジェク
トに適した情報が素早く的確に抽出できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、蓄積された膨大な過去
のプロジェクトの資産の中から、新規プロジェクトに役
立つデータを容易に抽出し、有効に利用できるようにす
ることができる。また、プロジェクトの進捗状況に応じ
て、さまざまなフェーズでそのフェーズに応じて過去の
プロジェクトの資産を利用することができるようにな
る。また、プロジェクトの多様な項目をキーにして、過
去のプロジェクトの資産を有効利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシステム構成を示す
図である。
【図2】本発明の一実施例におけるハードウェアの構成
を示す図である
【図3】本発明の一実施例の問題予測および改善プロセ
ス提示の処理フローを示す図である。
【図4】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図5】パラメータ管理データベースのテーブルの例を
示す図である。
【図6】プロセス管理データベースのテーブルの例を示
す図である。
【図7】プロセス管理データベースのテーブルの例を示
す図である。
【図8】プロジェクト特徴管理データベースのテーブル
の例を示す図である。
【図9】ノウハウ管理データベースのテーブルの例を示
す図である。
【図10】ノウハウ管理データベースのテーブルの例を
示す図である。
【図11】ノウハウ管理データベースのテーブルの例を
示す図である。
【図12】本発明の一実施例のノウハウ登録部の処理フ
ローを示す図である。
【符号の説明】
1 パラメータ抽出部 2 類似度判定部 3 類似プロジェクト抽出部 4 推奨プロセス表示部 5 プロセス登録部 6 プロセス管理データベース 7 測定データ管理データベース 8 プロジェクト特徴管理データベース 9 パラメータ管理データベース 10 プロジェクトメンバの作業端末 11 通信ネットワーク 12 データ分析者の作業端末 13 プロジェクトメンバの作業端末 14 ノウハウ登録部 15 ノウハウ表示部 102 CPU 103 メモリ 104 記憶装置 105 制御装置 106 表示装置 107 制御装置 108 入力手段 109 制御装置 110 通信インタフェース部分 111 バス 112 ステークホルダーの作業端末 113 入力手段 114 表示装置 115 メモリ 116 CPU 117 制御装置 118 制御装置 119 通信インタフェース部分 120 記憶装置 121 制御装置 122 バス 501 パラメータ管理データベースのテーブル 601 プロセス管理データベースのテーブル 701 プロセス管理データベースのテーブル 801 プロジェクト特徴管理データベースのデーブル 901 ノウハウ管理データベースのテーブル 1001 ノウハウ管理データベースのテーブル 1101 ノウハウ管理データベースのテーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新規プロジェクトで発生する可能性のある
    問題を予測するとともにその問題を改善するためのプロ
    セスを提示する問題予測および改善プロセス提示システ
    ムであって、 開発済みのプロジェクトにおいて発生した問題とその原
    因となるパラメータを管理するパラメータ管理データベ
    ースと、該パラメータをプロジェクト毎に管理するプロ
    ジェクト特徴管理データベースと、プロジェクトの遂行
    時に選択したプロセスに関する情報をプロジェクト毎に
    管理するプロセス管理データベースとを有し、 選択された問題の評価尺度の項目に基づいて、前記パラ
    メータ管理データベースから問題の原因となるパラメー
    タを抽出するパラメータ抽出部と、新規プロジェクトと
    開発済のプロジェクトの問題発生に対する類似度を前記
    プロジェクト特徴管理データベースのパラメータを用い
    て計算し類似プロジェクトを抽出する類似プロジェクト
    抽出部と、該類似プロジェクト抽出部で取り出された類
    似プロジェクトにおける問題の評価値と、評価値に対応
    するプロセスやツールを該プロセス管理データベースか
    ら取出してユーザ端末上に表示する推奨プロセス表示部
    と、該取り出したプロセスやツールを登録するプロセス
    登録部を有することを特徴とする問題予測および改善プ
    ロセス提示システム。
  2. 【請求項2】開発済みのプロジェクトで選択、遂行した
    プロセスの改善点や留意点等を、ノウハウとして前記プ
    ロセス管理データベースに登録するノウハウ登録部と、
    前記抽出した類似プロジェクトにノウハウが登録されて
    いる場合には、そのノウハウを該プロセス管理データベ
    ースから取出して表示するノウハウ提供部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の問題予測および改善プロ
    セス提示システム。
  3. 【請求項3】前記類似プロジェクト抽出部は、前記パラ
    メータ管理データベースから、開発済みのプロジェクト
    における問題の評価尺度の項目である目的変数とその原
    因となるパラメータである説明変数および類似度の計算
    に用いる係数を取り出し、前記プロジェクト特徴管理デ
    ータベースからプロジェクト毎の前記原因となるパラメ
    ータを取り出して、前記目的変数毎に原因パラメータ空
    間における新規プロジェクトと開発済みのプロジェクト
    の距離を前記パラメータ値および前記係数を用いて計算
    して数値化する類似度判定部を有することを特徴とする
    請求項1に記載の問題予測および改善プロセス提示シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の問題
    予測および改善プロセス提示システムであって、 新規プロジェクトの進行過程で蓄積される測定データを
    格納する測定データ管理データベースをさらに有し、前
    記パラメータ抽出部は、前記パラメータ管理データベー
    スから問題に関係する測定データのパラメータを抽出す
    ることにより、測定データに基づいて類似プロジェクト
    の抽出を行うことを特徴とする問題予測および改善プロ
    セス提示システム。
  5. 【請求項5】新規プロジェクトにおいて発生する可能性
    のある問題を、開発済みのプロジェクトのデータから予
    測し、その問題の改善プロセスを提示する方法であっ
    て、 予め、開発済みのプロジェクトにおいて発生した問題と
    その原因となるパラメータと、そのプロジェクトの遂行
    時に選択したプロセスに関する情報をプロジェクトごと
    に格納しておき、選択された問題に関係する評価尺度の
    項目に基づいてその問題の原因となるパラメータを抽出
    し、新規プロジェクトと開発済のプロジェクトの問題発
    生に対する類似度を前記抽出したパラメータを用いて計
    算して類似プロジェクトを抽出し、ユーザ端末上に抽出
    した前記類似プロジェクトとそのプロジェクトの問題の
    評価値と、評価値に対応するプロセスやツールを該プロ
    セス管理データベースから取出して表示することを特徴
    とする問題予測および改善プロセス提示方法。
  6. 【請求項6】開発済みのプロジェクトで選択したプロセ
    スの改善点や留意点をノウハウとして登録しておき、前
    記抽出した類似プロジェクトにノウハウが登録されてい
    る場合には、そのノウハウを取出して表示することを特
    徴とする請求項5に記載の問題予測および改善プロセス
    提示方法。
  7. 【請求項7】前記類似プロジェクト抽出の際、開発済み
    プロジェクトの実績データの問題を評価する目的変数と
    その原因となるパラメータである説明変数および類似度
    を計算するための係数と、プロジェクト毎のパラメータ
    を取り出して、前記目的変数毎に原因パラメータ空間に
    おける新規プロジェクトと開発済みのプロジェクトのパ
    ラメータの距離を前記係数を用いて数値化して算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の問題予測および改善
    プロセス提示方法。
  8. 【請求項8】請求項5ないし7のいずれかに記載の問題
    予測および改善プロセス提示方法であって、 新規プロジェクトの進行過程で観測された測定データを
    格納し、問題に関係する測定データのパラメータを抽出
    することにより、新規プロジェクトの進行時に得られた
    測定データに基づいて類似プロジェクトの抽出を行うこ
    とを特徴とする問題予測および改善プロセス提示方法。
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