JP2003345677A - データ転送システム、論理ユニット及びデータ転送方法 - Google Patents

データ転送システム、論理ユニット及びデータ転送方法

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JP2003345677A JP2002154901A JP2002154901A JP2003345677A JP 2003345677 A JP2003345677 A JP 2003345677A JP 2002154901 A JP2002154901 A JP 2002154901A JP 2002154901 A JP2002154901 A JP 2002154901A JP 2003345677 A JP2003345677 A JP 2003345677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のデータ転送時の性能低下を伴うことな
くエラーデータのエラー訂正を行うことができるデータ
転送システムを得る。 【解決手段】 F/F1からのデータD1がセレクタ2
及びデータ送信部3を介して転送され、転送先のLSI
は、受信データD3にエラーがある場合、再送要求パケ
ットP1により転送元のLSIに再送要求を行う。転送
元のLSIは、再送要求パケットP1の受信に応答し
て、再送要求されたデータから順にデータを再送バッフ
ァ8から読出し、エラー訂正部9により読出しデータに
対してエラー検出/訂正を行い、再送データD2として
転送先のLSIへ再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送システ
ム、論理ユニット及びデータ転送方法に関し、特に論理
ユニット間でデータの転送をなすデータ転送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のLSIの構成を示す図であ
る。図6に示した従来のLSIは、LSI内部から外部
へ転送するデータを一時的に保持するフリップフロップ
(F/F)100及び102と、エラーの検出と訂正を
行うエラー訂正部101と、LSI間のデータ転送にお
けるデータ送信を行うデータ送信部103とを有してい
る。
【0003】図6に示した従来のLSIにおいて、LS
I内部から外部へ転送するデータはまずF/F100に
入力される。なお、このデータにはエラー訂正符号(E
CC)が付加されている。F/F100から出力された
データはエラー訂正部101に入力され、エラー訂正部
101は、入力データに付加されているECCを基に入
力データに対してエラー検出を行うと共に、エラーを検
出した場合は当該エラーの訂正をなす。
【0004】エラー訂正部101から出力されたデータ
は、F/F102を介してデータ送信部103に入力さ
れる。なお、F/F102は、一般的にエラー訂正回路
の回路遅延が大きいために設けられたものである。そし
て、データ送信部103により、エラー訂正部101か
らのデータが転送先のLSIへ送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、エラー訂正符
号を付与したデータにおいてエラーを訂正するには、比
較的多段の排他的論理和ゲートが使用される。排他的論
理和ゲートの回路遅延は一般に大きいため、この部分の
回路遅延がLSIのクリティカルパスになり、LSIの
高速動作を妨げる一因となっていた。
【0006】したがって、図6に示した従来のLSIの
エラー訂正部101において、クロックの1周期分の回
路遅延を使い切ってしまう場合には、エラー訂正部10
1からの出力データを上述したように一旦F/F102
に保持する必要が生じ、データ転送のレイテンシ(la
tency)が悪化するという問題があった。
【0007】本発明の目的は、通常のデータ転送時の性
能低下を伴うことなくエラーデータのエラー訂正を行う
ことができるデータ転送システム、論理ユニット及びデ
ータ転送方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送
システムは、論理ユニット間でデータの転送をなすデー
タ転送システムであって、前記論理ユニットの各々に、
転送元の論理ユニットにより転送された受信データにエ
ラーがある場合に当該データの再送を前記転送元の論理
ユニットに要求する再送要求手段と、転送先の論理ユニ
ットの前記再送要求手段からの再送要求に応答して再送
要求されているデータを前記転送先の論理ユニットに再
送すべく制御をなす再送制御手段とを含み、前記再送制
御手段は、前記再送要求されているデータに対してエラ
ー検出/訂正をなすエラー検出/訂正手段を有し、この
エラー検出/訂正手段によりエラー検出/訂正されたデ
ータが再送されるようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明による論理ユニットは、他の論理ユ
ニットとの間でデータの転送をなす論理ユニットであっ
て、前記他の論理ユニットにより転送された受信データ
にエラーがある場合に当該データの再送を前記他の論理
ユニットに要求する再送要求手段と、前記他の論理ユニ
ットの前記再送要求手段からの再送要求に応答して再送
要求されているデータを前記他の論理ユニットに再送す
べく制御をなす再送制御手段とを含み、前記再送制御手
段は、前記再送要求されているデータに対してエラー検
出/訂正をなすエラー検出/訂正手段を有し、このエラ
ー検出/訂正手段によりエラー検出/訂正されたデータ
が再送されるようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明によるデータ転送方法は、論理ユニ
ット間のデータ転送方法であって、前記論理ユニットの
各々は、転送元の論理ユニットにより転送された受信デ
ータにエラーがある場合に当該データの再送を前記転送
元の論理ユニットに要求する再送要求ステップと、転送
先の論理ユニットにおける前記再送要求ステップによる
再送要求に応答して再送要求されているデータを前記転
送先の論理ユニットに再送すべく制御をなす再送制御ス
テップとを含み、前記再送制御ステップは、前記再送要
求されているデータに対してエラー検出/訂正をなすエ
ラー検出/訂正ステップを有し、このエラー検出/訂正
ステップによりエラー検出/訂正されたデータが再送さ
れるようにしたことを特徴とする。
【0011】本発明の作用は次の通りである。一方の論
理ユニットから他方の論理ユニットへデータが転送され
ると、他方の論理ユニットは、受信データにエラーがあ
る場合にこれを再送するよう要求する。一方の論理ユニ
ットは、他方からの再送要求に応答して再送を開始す
る。このような再送を行うデータ転送システムにおい
て、その再送時に再送データに対してエラー検出/訂正
を行ってから再送するようにしている。
【0012】このように、通常のデータ転送時に発生し
たエラーの訂正を再送時に行うようにしているので、通
常のデータ転送時にエラー検出/訂正を行わずとも、エ
ラー訂正が可能なデータ転送を行うことができるように
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例による
データ転送方式が適用される情報処理装置(LSI)の
構成を示す図である。
【0014】図1において、本発明の実施例によるデー
タ転送方式が適用されるLSIは、フリップフロップ
(F/F)1と、セレクタ2と、データ送信部3と、再
送制御部4と、データ受信部5と、再送要求パケット検
出部6と、エラーポイント検出部7とを有している。再
送制御部4は、再送バッファ8と、エラー訂正部9と、
再送要求パケット生成部10と、セレクタ制御部11と
を有している。
【0015】F/F1は、LSI内部から外部へ転送す
るデータを一時的に保持する。なお、このデータにはエ
ラー訂正符号(ECC)が付加されている。セレクタ2
は、再送制御部4から出力される再送データD2、F/
F1が出力するデータD1及び再送制御部4からの再送
要求パケットP1から一つを選択出力する。
【0016】データ送信部3は、LSI間のデータ転送
におけるデータ送信を行い、データ受信部5は、LSI
間のデータ転送におけるデータ受信を行う。ここで、図
2は本発明の実施例によるデータ転送方式が適用される
LSI間の接続を示す図であり、図1と同等部分は同一
符号にて示している。図2に示されているように、LS
I200のデータ送信部3とLSI300のデータ受信
部5とが互いに接続され、同様にLSI200のデータ
受信部5とLSI300のデータ送信部3とが互いに接
続されており、これにより、LSI200とLSI30
0との間のデータ転送が行われる。
【0017】再送要求パケット検出部6は、データ受信
部5により受信された受信データD3を基に、向かい合
うLSI(受信データD3を送信したLSI)から再送
要求があることを検出し、再送制御部4へ再送指示I1
を出力する。エラーポイント検出部7は、データ受信部
5により受信された受信データD3にエラーが有ること
を検出し、エラー検出通知N1を出力することにより、
再送制御部4内の再送要求パケット生成部10に対して
再送要求パケットP1の生成を要求する。
【0018】再送要求パケット生成部10は、エラーポ
イント検出部7からのエラー検出通知N1の受信に応答
して再送要求パケットP1を生成出力する。セレクタ制
御部11は、セレクタ2に入力される3つの入力データ
D1,D2及びP1のいずれか一つを選択するようにセ
レクタ2を制御する。
【0019】次に、図1に示した再送制御部4について
図3を用いて詳細に説明する。図3は図1に示した再送
制御部4の構成を示す図であり、図1と同等部分は同一
符号にて示している。
【0020】図3において、図1に示した再送制御部4
は、再送バッファ8と、エラー訂正部9と、再送要求パ
ケット生成部10と、セレクタ制御部11と、F/F1
2及び13と、セレクタ14及び17と、ライトポイン
タ(WP)15と、加算器16及び19と、リードポイ
ンタ(RP)18とを有している。
【0021】図1のF/F1から出力されたデータD1
は複数ワードで構成される再送バッファ8に格納され、
再送バッファ8は再送時に備えてデータを保持してい
る。なお、上述したようにデータD1にはエラー訂正符
号(ECC)が付加されている。F/F12は、再送バ
ッファ8から出力されるデータを一時的に保持する。こ
れは、一般的にバッファはRAMで構成され回路遅延が
大きいために設けられたものである。
【0022】エラー訂正部9は、再送バッファ8から出
力されたデータのECCを基に、そのエラーの検出と訂
正を行う。F/F13は、エラー訂正部9から出力され
るデータを一時的に保持する。これは、一般的にエラー
訂正回路の回路遅延が大きいために設けられたものであ
る。再送データD2は、再送バッファ8から出力された
データであり、エラー訂正部9によりエラーが検出され
た場合は、エラー訂正済みのデータとなっている。
【0023】データ出力指示I3は、データD1と同期
しており、有効なデータD1が有る場合(アイドル状態
でない場合)にアサートされる。データ出力指示I3が
セレクタ14に入力されると、セレクタ14は加算器1
6の出力を選択出力する。WP15は、セレクタ14の
出力を保持し、再送バッファ8の書き込みエントリを示
し、セレクタ14及び加算器16に入力される。加算器
16は、WP15を+1し、加算器16の出力はセレク
タ14に入力される。
【0024】図1の再送要求パケット検出部6からの再
送指示I1は、向かい合うLSIのエラーポイント検出
部7(図1参照)による受信データD3のエラー検出に
伴って向かい合うLSIから送信された再送要求パケッ
トP1の受信時に再送要求パケット検出部6から出力さ
れ、再送バッファ8からの再送データ出力の契機となる
ものであり、セレクタ17とセレクタ制御部11に入力
される。
【0025】再送エントリE1は、図1のデータ受信部
5で受信した再送要求パケットP1に含まれる情報であ
る再送エントリの情報を図1の再送要求パケット検出部
6により抽出したものである。この再送エントリE1
は、エラーを検出した向かいあうLSIのエラーポイン
ト検出部7(図1参照)内の後述する受信カウンタで保
持されていた値のコピーである。
【0026】セレクタ17は、再送エントリE1と加算
器19の出力とのいずれか一方を選択出力する。セレク
タ17は、再送指示I1の入力に応答して再送エントリ
E1を選択出力し、次クロックサイクル以降は加算器1
9の出力を選択出力する。RP18は、セレクタ17の
出力を保持し、再送バッファ8の読み出しエントリを示
す。加算器19は、RP18を+1し、加算器19の出
力はセレクタ17に入力される。
【0027】エラー検出通知N1は、図1のエラーポイ
ント検出部7が受信データD3にエラーを検出したと
き、後述する再送ポイントと共に再送要求パケット生成
部10に出力され、これにより、エラー検出を再送要求
パケット生成部10に通知する。再送要求パケット生成
部10は、エラー検出通知N1に応答して再送要求パケ
ットP1を生成出力すると共に、セレクタ制御部11に
対し、図1のセレクタ2が再送要求パケットP1を選択
出力するように指示する。
【0028】セレクタ制御部11は、通常時は、LSI
内部からのデータである、図1のF/F1からのデータ
D1を図1のセレクタ2が選択出力するよう、選択指示
I2を出力している。また、セレクタ制御部11は、再
送指示I1が入力されると、図1のセレクタ2が再送バ
ッファ8からの再送データD2を選択出力するよう、選
択指示I2を出力する。そして、図1のセレクタ2は、
再送データD2が無くなるまで再送データD2を選択出
力する。すなわち、セレクタ制御部11は、再送指示I
1が入力されるとWP15とRP18とを比較し、WP
15とRP18とが一致するまで、図1のセレクタ2に
再送データD2を選択出力させる。
【0029】また、セレクタ制御部11は、エラー検出
通知N1に応答して再送要求パケット生成部10により
生成された再送要求パケットP1を向かい合うLSIに
送出するため、再送要求パケット生成部10からの指示
に応答して、図1のセレクタ2が再送要求パケットP1
を選択出力するよう、選択指示I2を出力する。選択指
示I2は、図1のセレクタ2に対するセレクタ出力信号
選択指示である。
【0030】次に、図1に示した再送要求パケット検出
部6について図4を用いて詳細に説明する。図4は図1
に示した再送要求パケット検出部6の構成を示す図であ
り、図1及び3と同等部分は同一符号にて示している。
【0031】図4において、図1に示した再送要求パケ
ット検出部6は、データデコーダ20と、再送エントリ
取り出し部21と、再送指示部22とを有している。
【0032】図1のデータ受信部5により受信された受
信データD3は、データデコーダ20及び再送エントリ
取り出し部21に入力される。データデコーダ20は、
入力データD3のデータパタンをテストし、それが再送
要求パケットP1である場合に再送指示部22に対しそ
の旨を通知する、すなわち、再送要求パケット受信通知
N2を出力する。また、再送エントリ取り出し部21
は、入力された再送要求パケットP1中の再送エントリ
E1を抽出し、再送指示部22に出力する。
【0033】再送指示部22は、再送要求パケット受信
通知N2と再送エントリE1を基に、図1の再送制御部
4に対して再送指示I1を送出する。再送制御部4で
は、上述したように、再送指示I1を契機に再送バッフ
ァ8からの再送データD2の出力を開始する。
【0034】次に、図1に示したエラーポイント検出部
7について図5を用いて詳細に説明する。図5は図1に
示したエラーポイント検出部7の構成を示す図であり、
図1と同等部分は同一符号にて示している。
【0035】図5において、図1に示したエラーポイン
ト検出部7は、エラー検出部30と、セレクタ31と、
受信カウンタ32と、加算器33とを有している。
【0036】図1のデータ受信部5により受信された受
信データD3は、エラー検出部30に入力される。エラ
ー検出部30は、ECCを基に入力データD3に対して
エラーの検出を行う。そして、エラー検出部30は、有
効な入力データD3(アイドルパターンでないデータ)
にエラーが無い場合には加算器33の出力を選択出力す
るよう、エラーが有る場合には受信カウンタ32の出力
を選択出力するよう、セレクタ31を制御する。
【0037】セレクタ31は、エラー検出部30の制御
に従って、受信カウンタ32あるいは加算器33の出力
のいずれかを選択し、受信カウンタ32へ出力する。受
信カウンタ32は、エラーを検出することなく正常に受
信したデータD3の数を計数するカウンタであり、エラ
ー検出部30がエラーを検出した場合における再送ポイ
ントE2となる(この再送ポイントE2は、向かい合う
LSIにおける再送時の再送バッファ8の再送開始エン
トリを示す、すなわち、この向かい合うLSIに送出さ
れる再送要求パケットP1中の再送エントリとなるもの
である)。
【0038】エラー検出部30は、入力データD3にエ
ラーを検出すると、図1の再送要求パケット生成部10
に対しエラー検出通知N1を出力することにより再送要
求パケットP1の生成を指示する。なお、エラー検出通
知N1により受信カウンタ32の出力である再送ポイン
トE2が図1の再送要求パケット生成部10に通知され
る。
【0039】次に、本発明の実施例によるデータ転送方
式の動作について図1〜図5を用いて説明する。ここで
は、図2に示したLSI200,300間のデータ転
送、特に、LSI300のデータ受信部5により受信さ
れたデータにエラーが検出され、LSI200のデータ
送信部3から再送が行われる場合について説明する。
【0040】・再送データの書き込み 図2のLSI200において、F/F1からデータ送信
部3にデータD1を送出する場合、エラー発生時の再送
に備えて再送バッファ8にデータD1の書き込みを行う
(図1参照)。
【0041】図3を用いて説明すると、図2のLSI2
00において、図1のデータ送信部3に出力すべきデー
タD1が有る場合、データ出力指示I3がアサートされ
る。データ出力指示I3がアサートされると、WP15
が指し示す再送バッファ8の対応するエントリに対して
データD1の書き込みが行われると共に、セレクタ14
が加算器16の出力を選択出力し、WP15の値が+1
され、再送バッファ8の書き込みエントリが次エントリ
に進む。
【0042】同様に出力すべきデータD1が有ると、W
P15が指し示す再送バッファ8の対応するエントリに
対して順次、データD1の書き込みが行われていく。出
力すべきデータD1が無い場合には、データ出力指示I
3はアサートされず、よって、セレクタ14はWP15
を選択出力するため、WP15の加算は行われず、ま
た、再送バッファ8への書き込みも行われない。
【0043】・データ受信 図2のLSI300において、データ受信部5により受
信された図2のLSI200からのデータD3が正常で
ある場合、受信カウンタ32の更新を行う(図1及び5
参照)。
【0044】図5を用いて説明すると、図2のLSI3
00において、図1のデータ受信部5により受信された
データD3は図1のエラーポイント検出部7内のエラー
検出部30に入力される。エラー検出部30は、データ
D3にエラーが無い場合、セレクタ31に対して加算器
33の出力を選択するように指示する。すなわち、入力
データD3にエラーが発生していない場合は、受信カウ
ンタ32の出力である再送ポイントE2は+1される。
【0045】このようにして更新された図2のLSI3
00における再送ポイントE2の値と、図2のLSI2
00において更新されたWP15(図3参照)の値とは
一致しており、再送ポイントE2は、再送時の再送開始
エントリの情報として図2のLSI200において用い
られることになる。なお、エラー検出部30は、有効な
入力データD3が無い場合(アイドル状態の場合)、セ
レクタ31に対して受信カウンタ32の出力を選択する
よう指示するので、再送ポイントE2は+1されない。
【0046】・エラー検出 図2のLSI300において、データ受信部5により受
信された図2のLSI200からのデータD3にエラー
が発生している場合、再送要求パケット発行指示が行わ
れる(図1参照)。
【0047】図5を用いて説明すると、図2のLSI3
00において、エラー検出部30はエラーを検出する
と、セレクタ31に対して受信カウンタ32の出力を選
択するよう指示する。すなわち、受信カウンタ32の値
である再送ポイントE2は+1されない。
【0048】上述したように、この再送ポイントE2
は、図2のLSI200の再送バッファ8(図3参照)
に格納されているエラー検出データ(図2のLSI30
0のエラー検出部30によりエラー検出されたデータ)
を示している。したがって、この再送ポイントE2を再
送要求パケットに付与して、図2のLSI200に再送
要求することにより、エラーが発生したデータから再送
を行うことができる。これは、エラー検出部30が、エ
ラー検出を契機に、受信カウンタ32の出力である再送
ポイントE2を、エラー検出通知N1により図3の再送
要求パケット生成部10に通知することによって行われ
る。
【0049】・再送要求パケット発行 図2のLSI300において、再送要求パケット生成部
10にエラー検出通知N1が入力されると、再送要求パ
ケット生成部10により再送要求パケットP1が生成さ
れ、データ送信部3から図2のLSI200へ送出され
る(図1参照)。
【0050】図3を用いて説明すると、図2のLSI3
00において、再送要求パケット生成部10は、エラー
検出通知N1を受信すると、エラー検出通知N1内に記
述された再送ポイントE2(図5参照)を再送エントリ
E1として有する再送要求パケットP1を作成する。こ
の再送要求パケットP1は、図2のLSI200の再送
要求パケット検出部6(図1参照)が再送要求パケット
であると一意に判定し得るデータフォーマットにエンコ
ードされている。例えば、データの所定のフィールド
に、そのデータが通常データであるか再送要求パケット
であるかを識別するための情報を格納するようにする。
これにより、再送要求パケット検出部6が入力データが
通常データであるか再送要求パケットであるかを識別す
ることを可能としている。
【0051】また、再送要求パケット生成部10は、再
送要求パケットP1の生成出力と共に、セレクタ制御部
11が図1のセレクタ2に再送要求パケットP1を選択
出力させるための選択指示I2を出力するよう、セレク
タ制御部11を制御する。これにより、図2のLSI3
00において、再送要求パケットP1が図1のセレクタ
2を介して図1のデータ送信部3に入力され、図2のL
SI200へ出力される。
【0052】・再送要求パケット受信 図2のLSI200において、再送要求パケットP1が
データ受信部5により受信されると、再送要求パケット
検出部6から再送制御部4に対して再送の開始を指示す
る(図1参照)。
【0053】図4を用いて説明すると、図2のLSI2
00において、データデコーダ20は、入力データD3
が再送要求パケットであることを検出すると、再送指示
部22に再送要求パケット受信通知N2を出力すると同
時に、再送エントリ取り出し部21により再送要求パケ
ット内に記述された再送エントリE1の抽出を行う。再
送指示部22は、再送要求パケット受信通知N2の入力
に応答して、再送エントリE1の情報と共に、図1の再
送制御部4に対し再送指示I1を出力して再送の開始を
指示する。
【0054】・再送データの出力 図2のLSI200において、再送制御部4が再送指示
I1を受信すると、再送要求パケットに記述されていた
再送エントリE1から再送バッファ8内のデータを読み
出し、この読み出された再送データD2をデータ送信部
3から出力する(図1参照)。
【0055】図3を用いて説明すると、図2のLSI2
00において、セレクタ17は、再送指示I1が入力さ
れると、再送指示I1に記述された再送エントリE1を
選択出力する。この値が、RP18に書き込まれ、再送
バッファ8の読み出しエントリとなる。この読み出しエ
ントリは、上述したように、図2のLSI300のエラ
ーポイント検出部7により検出されたエラーデータを指
し示している。
【0056】また、再送指示I1はセレクタ制御部11
にも入力され、セレクタ制御部11は、再送指示I1に
応答して、図1のセレクタ2が再送データD2を選択す
るように選択指示I2を用いてセレクタ2を制御する。
再送指示I1が入力された次のクロックサイクルから、
セレクタ17は加算器19の出力を選択出力し、これに
より、再送バッファ8からデータが出力される度にRP
18が+1ずつ加算され、再送バッファ8の読み出しエ
ントリが進んでいく。
【0057】WP15とRP18が一致すると再送バッ
ファ8内に未送出の再送データが無いことを示すので、
セレクタ制御部11は、WP15とRP18が一致する
と、図1のセレクタ2がF/F1からのデータD1を選
択するよう選択指示I2を用いてセレクタ2を制御す
る。なお、再送バッファ8から出力されたデータD2
は、F/F12、エラー訂正部9、F/F13、セレク
タ2を介して、図1のデータ送信部3から図2のLSI
300へ順次出力されていく。このとき、エラー訂正部
9により、データD2に対してエラー検出、エラー訂正
が行われる。
【0058】・エラーデータの出力と訂正 図2のLSI200のF/F1から出力されたデータD
1にエラーが発生している場合、このエラーデータはそ
のエラーが訂正されることなくそのままデータ送信部3
から出力され、図2のLSI300のデータ受信部5に
受信され、図2のLSI300のエラー検出部30によ
りエラーが検出される(図1及び5参照)。その後の動
作は、前述したとおりであり、このエラーデータ(ただ
し、エラー訂正部9によりエラーの訂正がなされる)の
再送が行われる。
【0059】図6に示した従来のLSIでは、通常のデ
ータ転送パスにエラー訂正論理を設けていたが、本発明
の実施例では、上述のように、論理ゲート段数が深くな
ることによりLSIの動作速度の向上を妨げる一要因で
ある、エラーの検出/訂正論理を再送のパス(F/F1
〜再送バッファ8〜データ送信部3のパス)に設け、通
常のデータ転送時に発生するデータのエラーは受信側で
検出し、この受信側からの再送要求に応答して再送を行
うことにより、通常のデータパス(再送バッファ8を介
さないF/F1〜データ送信部3のパス)の論理ゲート
段数を深くすることなくエラー訂正が可能なデータ転送
を行うことができる。また、再送要求に専用の信号線を
用いる必要がないので、LSI間の配線本数を削減する
ことができる。
【0060】なお、再送要求に専用の信号線を用いても
よいことは勿論である。また、本発明の実施例では、L
SI内部でのエラー訂正符号(ECC)と、LSI間の
転送に用いられるECCとが同じものとして記述されて
いるが異なっていてもよい。この場合は、図1のF/F
1の出力に対してECC生成部を設ければよいが、この
ECC生成部において、入力データからECCの生成を
そのまま行うと、入力データに誤りがあったとしても正
常なECCが生成される。そこで、ECC生成部におい
て、入力データ中のLSI内部で既に付加されているE
CCを基にエラー検出を行い、エラー検出時は、生成し
たECCにEXOR演算する等して、ECCをエラー状
態に表示させる必要がある。
【0061】
【発明の効果】本発明による効果は、通常のデータ転送
時の性能低下を伴うことなくエラーデータのエラー訂正
を行うことができることである。その理由は、受信側に
おいてエラーが検出されたとき、そのデータの再送を可
能にする再送制御手段を設け、再送制御手段のエラー検
出/訂正手段が再送時に再送データに対してエラー検出
/訂正を行うようにしており、これにより、通常のデー
タ転送時にエラー検出/訂正を行わずとも、通常のデー
タ転送時に発生したエラーの訂正が可能となるためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるデータ転送方式が適用さ
れるLSIの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例によるデータ転送方式が適用さ
れるLSI間の接続を示す図である。
【図3】図1の再送制御部4の構成を示す図である。
【図4】図1の再送要求パケット検出部6の構成を示す
図である。
【図5】図1のエラーポイント検出部7の構成を示す図
である。
【図6】従来のLSIの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,12,13 F/F 2,14,17,31 セレクタ 3 データ送信部 4 再送制御部 5 データ受信部 6 再送要求パケット検出部 7 エラーポイント検出部 8 再送バッファ 9 エラー訂正部 10 再送要求パケット生成部 11 セレクタ制御部 15 ライトポインタ 16,19,33 加算器 18 リードポインタ 20 データデコーダ 21 再送エントリ取り出し部 22 再送指示部 30 エラー検出部 32 受信カウンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理ユニット間でデータの転送をなすデ
    ータ転送システムであって、 前記論理ユニットの各々に、転送元の論理ユニットによ
    り転送された受信データにエラーがある場合に当該デー
    タの再送を前記転送元の論理ユニットに要求する再送要
    求手段と、転送先の論理ユニットの前記再送要求手段か
    らの再送要求に応答して再送要求されているデータを前
    記転送先の論理ユニットに再送すべく制御をなす再送制
    御手段とを含み、 前記再送制御手段は、前記再送要求されているデータに
    対してエラー検出/訂正をなすエラー検出/訂正手段を
    有し、このエラー検出/訂正手段によりエラー検出/訂
    正されたデータが再送されるようにしたことを特徴とす
    るデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 前記再送制御手段は、記憶手段を有し、
    自ユニットから前記転送先の論理ユニットに転送される
    データを前記記憶手段に順次書込み、前記再送要求に応
    答して前記再送要求されているデータから順にデータを
    前記記憶手段から読出し、前記エラー検出/訂正手段
    は、前記記憶手段からの読出しデータに対してエラー検
    出/訂正をなすことを特徴とする請求項1記載のデータ
    転送システム。
  3. 【請求項3】 前記論理ユニット間で転送されるデータ
    にはエラー訂正符号が付加されており、前記エラー検出
    /訂正手段は前記エラー訂正符号を基にエラー検出/訂
    正をなすことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ
    転送システム。
  4. 【請求項4】 他の論理ユニットとの間でデータの転送
    をなす論理ユニットであって、 前記他の論理ユニットにより転送された受信データにエ
    ラーがある場合に当該データの再送を前記他の論理ユニ
    ットに要求する再送要求手段と、前記他の論理ユニット
    の前記再送要求手段からの再送要求に応答して再送要求
    されているデータを前記他の論理ユニットに再送すべく
    制御をなす再送制御手段とを含み、 前記再送制御手段は、前記再送要求されているデータに
    対してエラー検出/訂正をなすエラー検出/訂正手段を
    有し、このエラー検出/訂正手段によりエラー検出/訂
    正されたデータが再送されるようにしたことを特徴とす
    る論理ユニット。
  5. 【請求項5】 前記再送制御手段は、記憶手段を有し、
    自ユニットから前記他の論理ユニットに転送されるデー
    タを前記記憶手段に順次書込み、前記再送要求に応答し
    て前記再送要求されているデータから順にデータを前記
    記憶手段から読出し、前記エラー検出/訂正手段は、前
    記記憶手段からの読出しデータに対してエラー検出/訂
    正をなすことを特徴とする請求項4記載の論理ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記他の論理ユニットとの間で転送され
    るデータにはエラー訂正符号が付加されており、前記エ
    ラー検出/訂正手段は前記エラー訂正符号を基にエラー
    検出/訂正をなすことを特徴とする請求項4又は5記載
    の論理ユニット。
  7. 【請求項7】 論理ユニット間のデータ転送方法であっ
    て、 前記論理ユニットの各々は、転送元の論理ユニットによ
    り転送された受信データにエラーがある場合に当該デー
    タの再送を前記転送元の論理ユニットに要求する再送要
    求ステップと、転送先の論理ユニットにおける前記再送
    要求ステップによる再送要求に応答して再送要求されて
    いるデータを前記転送先の論理ユニットに再送すべく制
    御をなす再送制御ステップとを含み、 前記再送制御ステップは、前記再送要求されているデー
    タに対してエラー検出/訂正をなすエラー検出/訂正ス
    テップを有し、このエラー検出/訂正ステップによりエ
    ラー検出/訂正されたデータが再送されるようにしたこ
    とを特徴とするデータ転送方法。
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