JP2003345461A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2003345461A
JP2003345461A JP2002156822A JP2002156822A JP2003345461A JP 2003345461 A JP2003345461 A JP 2003345461A JP 2002156822 A JP2002156822 A JP 2002156822A JP 2002156822 A JP2002156822 A JP 2002156822A JP 2003345461 A JP2003345461 A JP 2003345461A
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display device
hinge
rotation center
center axis
hinge mechanism
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JP2002156822A
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Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示を見るためのチルト動作と表示装置の背
面側に配置された読取り装置等に対するスムーズな操作
とを共に満足させる、表示装置の両開きチルト動作を有
する、複合機能の情報処理装置を提供する。 【解決手段】 表示装置の第一の側面近傍部を第一の回
転中心軸とする第一のヒンジ機構と、第一の側面と対を
なす第二の側面近傍部を第二の回転中心軸とする第2の
ヒンジ機構を有し、第一のヒンジ機構のヒンジ機能を解
除する第一のヒンジ機能解除手段と前記第二のヒンジ機
構のヒンジ機能を解除する第二のヒンジ機能解除手段を
有し、表示装置背面側に読取り装置等を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置を有する情
報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来それらの情報処理装置、すなわちパ
ーソナルコンピュータ、スキャナー、ファクシミリ等は
各々単独の独立した装置であったが、近来それらの機能
の複合化傾向が出てきており、例えば近年開始されたL
モードサービスは従来パーソナルコンピュータで行って
いた電子メイル送受信機能等をファクシミリに付加し
た、ファクシミリにコンピュータ機能を複合化した機能
の装置の出現をうながしており、今後さらにさまざまな
情報処理装置に他の情報処理装置の機能を複合した、複
合化した情報処理装置が多く出現すると予想されてい
る。
【0003】そのようなある情報処理装置に他の情報処
理装置の機能を複合した情報処理装置では、複合前の装
置においては必ずしも重要ではなかった為に小型で表示
面上向きに固定されていた表示装置が大変重要となり、
その表示装置の大型化と、表示角度を見易い角度に変更
できるよう表示装置の手前側面近傍部を回転中心軸とし
たヒンジ機構による表示装置チルト動作が必然となって
くる。
【0004】例えば従来のファクシミリ、スキャナー等
文字または画像読取り装置や印刷装置または複写装置に
パーソナルコンピュータ装置の機能を複合化した場合
は、その複合化した機能に対応する為、従来表示面上向
きで固定されていた小型の表示装置が大型化すると共
に、従来必ずしも必要ではなかった表示角度を変更する
為の表示装置の手前側面近傍部を回転中心軸としたヒン
ジ機構による表示装置チルト動作が、見易さ、使い易さ
の面から必然になってくる。
【0005】そのような表示装置の大型化とチルト動作
を満足させた複合機能の情報処理装置の構造として、従
来技術においては、大型かつ表示装置の手前側面近傍を
回転中心軸としたチルト動作を有する表示装置と画像ま
たは文字読取り装置等を並列に配置する方法がある。そ
の方法では各々の装置が並列に配置されている為、各々
の装置を独立しているがごとく平行して使用することが
できる利点もあるが、複合化された情報処理装置の全体
サイズがどうしても広く大きくなってしまい、机の上等
に置くには相応しくないという問題がある。
【0006】その問題を解決しかつ表示装置の大型化と
チルト動作を満足させる複合機能の情報処理装置の構造
として従来技術によるもう一つの方法は、大型かつ表示
装置の手前側面近傍を回転中心軸としたチルト動作を有
する表示装置の背面側に読取り装置等を縦方向直列的に
配置する構造が上げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の構
造では、表示装置の背面側に配置された読取り装置、印
刷装置または複写装置を使用する際に大きな問題があ
る。すなわち、ユーザーは読取り装置、印刷装置または
複写装置を使用する際にはやはり表示装置の表示手前側
を回転中心軸としてチルト動作して表示装置を開き、表
示装置の背面側の装置を露出させなければならないが、
ちょうど開かれた表示装置がユーザーと読取り装置、印
刷装置または複写装置の間に配置される形になる。つま
り、読取り装置及び印刷装置に対する原稿セット、読取
りまたは複写処理、原稿排出の各々の操作、または印刷
装置及び複写装置に対するインクカセット、トナー等の
交換作業に於いて表示装置がそれらのスムースな操作を
妨害する位置関係にあった。
【0008】本発明は上述したような表示装置の大型化
と表示を見易くするチルト動作を満足させると共に表示
装置の背面側に配置された読取り装置、印刷装置または
複写装置に対する操作をスムースに行うことができる、
表示装置の両開きチルト動作を有する、複合機能の情報
処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1の情報処理装置に於いては、表示
装置と、前記表示装置を支持する支持装置と、前記表示
装置四側面の第一の側面近傍部を第一の回転中心軸とし
て前記表示装置を前記支持装置に対して角度変更自在に
支持する第一のヒンジ機構と、前記第一の側面と対をな
す第二の側面近傍部を第二の回転中心軸として前記表示
装置を前記支持装置に対して角度変更自在に支持する第
二のヒンジ機構を有し、前記の第一のヒンジ機構及び第
二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ係合している前記表
示装置の基本角度状態から前記第二の回転中心軸を中心
として前記表示装置の角度を変更しようとした場合に前
記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第一のヒン
ジ機能解除手段と、前記表示装置の基本角度状態から前
記第一の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を
変更しようとした場合に前記第二のヒンジ機構のヒンジ
機能を解除する第二のヒンジ機能解除手段を有し、かつ
前記支持装置の前記表示装置背面部に画像または文字読
取り装置を搭載している。
【0010】すなわち、表示装置の手前側面近傍を回転
中心軸としたヒンジ機構による表示装置チルト動作によ
り表示の見やすい任意の角度に生じ装置の角度を設定で
きると共に、逆に表示装置の奥側面を回転中心軸とした
ヒンジ機構による表示装置チルト動作により表示装置の
ユーザー側を開くことができる為、表示装置の背面部に
搭載された読取り装置に対する原稿セットまたは排出等
の処理をスムースに行うことができる情報処理装置が可
能となる。
【0011】請求項2の情報処理装置に於いては、表示
装置と、前記表示装置を支持する支持装置と、前記表示
装置四側面の第一の側面近傍部を第一の回転中心軸とし
て前記表示装置を前記支持装置に対して角度変更自在に
支持する第一のヒンジ機構と、前記第一の側面と対をな
す第二の側面近傍部を第二の回転中心軸として前記表示
装置を前記支持装置に対して角度変更自在に支持する第
二のヒンジ機構を有し、前記の第一のヒンジ機構及び第
二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ係合している前記表
示装置の基本角度状態から前記第二の回転中心軸を中心
として前記表示装置の角度を変更しようとした場合に前
記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第一のヒン
ジ機能解除手段と、前記表示装置の基本角度状態から前
記第一の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を
変更しようとした場合に前記第二のヒンジ機構のヒンジ
機能を解除する第二のヒンジ機能解除手段を有し、かつ
前記支持装置の前記表示装置背面部に印刷装置を搭載し
ている。
【0012】すなわち、表示装置の手前側面近傍を回転
中心軸としたヒンジ機構による表示装置チルト動作によ
り表示の見やすい任意の角度に生じ装置の角度を設定で
きると共に、逆に表示装置の奥側面を回転中心軸とした
ヒンジ機構による表示装置チルト動作により表示装置の
ユーザー側を開くことができる為、表示装置の背面部に
搭載された印刷装置に対するインクカセット交換等の処
理をスムースに行うことができる情報処理装置が可能と
なる。
【0013】請求項3の情報処理装置に於いては、表示
装置と、前記表示装置を支持する支持装置と、前記表示
装置四側面の第一の側面近傍部を第一の回転中心軸とし
て前記表示装置を前記支持装置に対して角度変更自在に
支持する第一のヒンジ機構と、前記第一の側面と対をな
す第二の側面近傍部を第二の回転中心軸として前記表示
装置を前記支持装置に対して角度変更自在に支持する第
二のヒンジ機構を有し、前記の第一のヒンジ機構及び第
二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ係合している前記表
示装置の基本角度状態から前記第二の回転中心軸を中心
として前記表示装置の角度を変更しようとした場合に前
記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第一のヒン
ジ機能解除手段と、前記表示装置の基本角度状態から前
記第一の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を
変更しようとした場合に前記第二のヒンジ機構のヒンジ
機能を解除する第二のヒンジ機能解除手段を有し、かつ
前記支持装置の前記表示装置背面部に複写装置を搭載し
ている。
【0014】すなわち、表示装置の手前側面近傍を回転
中心軸としたヒンジ機構による表示装置チルト動作によ
り表示の見やすい任意の角度に生じ装置の角度を設定で
きると共に、逆に表示装置の奥側面を回転中心軸とした
ヒンジ機構による表示装置チルト動作により表示装置の
ユーザー側を開くことができる為、表示装置の背面部に
搭載された複写装置に対する原稿セットまたは排出等の
処理及びトナー交換等の処理をスムースに行うことがで
きる情報処理装置が可能となる。
【0015】請求項4の情報処理装置に於いては、請求
項1の画像または文字読取り装置を搭載する装置に於い
て、前記第一の回転中心軸または前記第二の回転中心軸
のいずれかを中心として前記表示装置の角度を前記基本
角度状態から変更した時に、前記表示装置の前記基本角
度以外のある任意の角度状態にて前記画像または文字読
取り装置が処理可能状態に設定される制御手段有する。
【0016】すなわち、表示を見る等の為に表示装置の
角度を変更した場合は表示装置の背面部に搭載された画
像または文字読取り装置は処理可能状態にならず、読取
り装置を使用する為に表示装置の角度を変更した時のみ
に読取り装置が処理可能となる、情報処理装置を提供で
きる。
【0017】請求項5の情報処理装置に於いては、請求
項2の印刷装置を搭載する装置に於いて、前記第一の回
転中心軸または前記第二の回転中心軸のいずれかを中心
として前記表示装置の角度を前記基本角度状態から変更
した時に、前記表示装置の前記基本角度以外のある任意
の角度状態にて前記画像または文字読取り装置が処理可
能状態に設定される制御手段有する。
【0018】すなわち、表示を見る等の為に表示装置の
角度を変更した場合は表示装置の背面部に搭載された印
刷装置は処理可能状態にならず、読取り装置を使用する
為に表示装置の角度を変更した時のみに印刷装置が処理
可能となる、情報処理装置を提供できる。
【0019】請求項6の情報処理装置に於いては、請求
項3の複写装置を搭載する装置に於いて、前記第一の回
転中心軸または前記第二の回転中心軸のいずれかを中心
として前記表示装置の角度を前記基本角度状態から変更
した時に、前記表示装置の前記基本角度以外のある任意
の角度状態にて複写装置が処理可能状態に設定される制
御手段有する。
【0020】すなわち、表示を見る等の為に表示装置の
角度を変更した場合は表示装置の背面部に搭載された複
写装置は処理可能状態にならず、読取り装置を使用する
為に表示装置の角度を変更した時のみに複写装置が処理
可能となる、情報処理装置を提供できる。
【0021】請求項7の情報処理装置に於いては、請求
項1の画像または文字読取り装置を搭載する装置に於い
て、前記画像または文字読取り装置が処理可能状態に設
定されていない場合は、前記第一のヒンジ機能解除手段
または前記第二のヒンジ機能解除手段のいずれかを解除
禁止とする、解除禁止手段を有する。
【0022】すなわち、画層または文字読取り装置が使
用モードに設定されていない場合は、それを使用する方
向への表示装置角度変更を禁止する、情報処理装置を提
供できる。
【0023】請求項8の情報処理装置に於いては、請求
項2の印刷装置を搭載する装置に於いて、前記印刷装置
が処理可能状態に設定されていない場合は、前記第一の
ヒンジ機能解除手段または前記第二のヒンジ機能解除手
段のいずれかを解除禁止とする、解除禁止手段を有す
る。
【0024】すなわち、印刷装置が使用モードに設定さ
れていない場合は、それを使用する方向への表示装置角
度変更を禁止する、情報処理装置を提供できる。
【0025】請求項9の情報処理装置に於いては、請求
項3の複写装置装置を搭載する装置に於いて、複写装置
が処理可能状態に設定されていない場合は、前記第一の
ヒンジ機能解除手段または前記第二のヒンジ機能解除手
段のいずれかを解除禁止とする、解除禁止手段を有す
る。
【0026】すなわち、複写装置が使用モードに設定さ
れていない場合は、それを使用する方向への表示装置角
度変更を禁止する、情報処理装置を提供できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、その複数
の実施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1、図2及び図3は本発明の請求項1、
2及び3の実施例の情報処理装置を示すもので、図1は
同情報処理装置の斜視図、図2は図2の斜視図の部分投
影及び切り欠き図、図3は図1のA−A断面図を示す。
【0029】それらの図において、1は表示装置、1a
は表示装置に内蔵されている表示器、1bは表示装置1
の第一の側面、1cは第一の側面1bと対を成す表示装
置1の第二の側面、2は支持装置、3は第一のヒンジ機
構解除ボタン、4は第二のヒンジ機構解除ボタン、5は
第一の回転中心軸、6は第二の回転中心軸、51及び5
2は第一のヒンジ機構解除ボタン3の挟んで両側に配置
された第一の回転中心軸5を構成する第一の右回転中心
軸及び第一の左回転中心軸、61及び62は第一のヒン
ジ機構解除ボタン4の挟んで両側に配置された第二の回
転中心軸6を構成する第二の右回転中心軸及び第二の左
回転中心軸、7は第一の回転中心軸5の延長上に配置さ
れ支持装置2に保持された第一のヒンジユニット、71
はその第一のヒンジユニット7を構成するものであっ
て、第一の右回転中心軸51側に配置された第一の右ヒ
ンジユニット、72は同じく第一のヒンジユニット7を
構成するものであって、第二の右回転中心軸52側に配
置された第一の左ヒンジユニット、8は第二の回転中心
軸6の延長上に配置され支持装置2に保持された第二の
ヒンジユニット、81はその第二のヒンジユニット8を
構成するものであって、第二の右回転中心軸61側に配
置された第二の右ヒンジユニット、82は同じく第二の
ヒンジユニット8を構成するものであって、第二の右回
転中心軸62側に配置された第二の左ヒンジユニット、
500は第一の回転中心軸5及び第一のヒンジユニット
7から構成される第一のヒンジ機構、600は第二の回
転中心軸6と第二のヒンジユニット8から構成される第
二のヒンジ機構、9は支持装置2内に収納され表示装置
1に背面部に位置する、請求項1では画像または文字読
取り装置、請求項2では印刷装置、請求項3では複写装
置を示す。
【0030】上記構成において、第一のヒンジ機構50
0は表示装置1の一側面である第一の側面1bの近傍に
配置された第一の回転中心軸5を回転中心軸とした表示
装置1のチルト動作を行わせる。すなわち第一のヒンジ
機構500を有効とする時は、第一のヒンジユニット7
すなわち第一の右ヒンジユニット71と第一の左ヒンジ
ユニット72の各々のヒンジ効果を同時に有効としなが
ら、表示装置1をチルト動作させる。また第二のヒンジ
機構600は第一の側面1bと対を成す側面である第二
の側面1cの近傍に配置された第一の回転中心軸6を回
転中心軸とした表示装置1のチルト動作を行わせる。す
なわち第二のヒンジ機構600を有効とする時は、第二
のヒンジユニット8すなわち第二の右ヒンジユニット8
1と第二の左ヒンジユニット82の各々のヒンジ効果を
同時に有効としながら、表示装置1をチルト動作させ
る。
【0031】尚、図1、図2及び図3に示したような表
示装置1がチルト動作を成さない状態では第一のヒンジ
機構500及び第二のヒンジ機構600の各々がヒンジ
機構を有効としているので、表示装置1を表示チルト動
作させるためにはヒンジ機構500またはヒンジ機構6
00のいずれかのヒンジ機構を解除させる必要がある。
表示装置1を見易くする為の表示チルト動作は、ユーザ
ーが第一の側面1bの手前側にいる場合は、第一の回転
中心軸5を中心軸としたチルト動作を行わせる為にその
対側の第二のヒンジ機構600を解除して表示面を手前
に起こす方向の表示チルト動作を行う。また表示装置1
の背面部に配置された文字または画像の読取り装置、印
刷装置、または複写装置を使用する為には、第二の回転
中心軸6を中心としたチルト動作を行わせる為にその対
側の第一のヒンジ機構500を解除して表示装置1の背
面をユーザー側に露出させる方向の表示チルト動作を行
う。
【0032】以下更なる図面を用いて上記両動作を可能
とする第一のヒンジ機構500と第二のヒンジ機構60
0の詳細及びそれらのヒンジ機構の解除手段を説明す
る。尚、本実施例においては第一のヒンジユニット7と
第二のヒンジユニット8は同形状同構造とし、第一の右
回転中心軸51と第一の左回転中心軸52は中央部の第
一のヒンジ機構解除ボタン3を介して左右対称の同形状
同構造とすると共に、第二の右回転中心軸61と第二の
左回転中心軸62は中央部の第二のヒンジ機構解除ボタ
ン4を介して左右対称の同形状同構造とする。また第一
の右ヒンジユニット71、第一の左ヒンジユニット7
2、第二の右ヒンジユニット81、及び第二の左ヒンジ
ユニット82は同形状同構造の左右対称配置とする。
【0033】すなわち、第一のヒンジ機構500を構成
する第一の右回転中心軸51と第一の右ヒンジユニット
71近傍の構成及び機構を代表として説明する。
【0034】図4は第2図のBB断面図を示し、第一の
ヒンジ機構500の詳細及びを説明するものである。
尚、前述したように第一のヒンジ機構500を構成する
第一のヒンジユニット7は左右対称の同形状同構造であ
るので、図4に於いては第一の右回転中心軸51と第一
の右ヒンジユニット71近傍部のみを図示している。
【0035】同図に於いて、1は表示装置、2は支持装
置、3は第一のヒンジ解除ボタン、3aは第一のヒンジ
解除ボタン押出しバネ、51は第一の右回転中心軸、5
2は第一の左回転中心軸、3bは第一のヒンジ解除ボタ
ン3の下当接部、3cは第一のヒンジ解除ボタン3のテ
ーパー面、3dは第一のヒンジ解除ボタン3の上当接
部、51aは第一の右回転中心軸51の肩部、52bは
バネである。また、71は第一の右ヒンジユニットで、
ベース部13、バネ13a、ベース保持部14、ヒンジ
スライドピン15、バネ15a、ロックスライドピン1
6、バネ16a、補助ロックピン17、バネ17aから
構成されており、14aはベース保持部14のベース部
13保持面を示す。
【0036】図4の構成の説明を補助する為に図5と図
6も用いると共に、まず最初に第一の右ヒンジユニット
71の構成と本発明のヒンジ効果機構を説明する。図5
は第一の右ヒンジユニット71を構成するベース部1
3、ベース保持部14、スライドピン15の斜視図を示
す。同図に於いて、13bは弾丸形状をしたベース部1
3の傾斜面、14bと14cはベース保持部の切欠き部
を示す。図6はベース部13に内蔵されているスライド
ピン15、バネ15a、ロックスライドピン16、バネ
16a、補助ロックピン17、バネ17aの斜視図を示
す。同図に於いて17bは補助ロックピン17上部に形
成された半球状の突起、17cは補助ロックピン17の
空洞部を示す。それら図4、図5及び図6に於いて、ベ
ース保持部14は支持装置2によって第一の右回転中心
軸51の軸方向にスライド可能かつ回転不能に保持され
ている。切欠き14bと14cに入り込むように支持装
置2からのガイドリブを設ける等によりベース保持部1
4の回転運動を規制できる。またベース保持部14は中
央部に円形の空洞を有し、その空洞内面によってベース
部13を表示装置1のチルト動作に適当な荷重を与える
保持力で保持している。つまりベース部13を回転運動
させた時にベース保持部14との接触面で得られる保持
または摩擦力によりヒンジ効果を得る構造である。ベー
ス部13は図に示す様に略弾丸状の形状を成し、背面側
からバネ13aによって表示装置1側に付勢されてお
り、ベース保持部14の側面と支持装置2の回転軸方向
当接面にて位置を規制されている。また、ベース部13
は中心軸部に円柱状の空洞部とその空洞部につながる空
洞部より小さい長方形断面の開口部を弾丸形状先端部に
有し、その空洞部及び開口部にヒンジスライドピン15
とバネ15aを有している。
【0037】ヒンジスライドピン15はベース部13か
らの円柱形状で突出部近傍が断面長方形を成し、ベース
部13の内部空洞部を軸方向にスライド可能に保持され
ており、背面部からバネ15aで突出部を押出す方向に
付勢されている。またベース部13は前記の空洞部の下
側に開口部を有するもう一つの空洞を有し、ロックスラ
イドピン16のベース部13の中央軸と平行な方向への
スライドと下方向への傾きを可能に保持している。ロッ
クスライドピン16は略「T」字状の形状をなし「T」
字の縦棒が中央軸と平行なるように配置されている。ロ
ックスライドピン16の後方にはバネ16aが有り、ロ
ックスライドピン16の縦棒端部をベース部13のテー
パー面13bから露出する方向に付勢し、図4に示すヒ
ンジ係合状態に於いては、ロックスライドピン16の縦
棒端部が表示装置1に当接することでその位置を規制し
ている。また、ベース部13はヒンジスライドピン15
の円柱形状部下側にヒンジスライドピン15のスライド
方向に垂直方向の、ロックスライドピン16を収納する
空洞と繋がった長方形断面の空洞を有し、その空洞部に
補助ロックピン17及びその補助ロックピン17をヒン
ジスライドピン側に付勢するバネ17aを有している。
また、補助ロックピン17は頂部に半球状の17bとロ
ックスライドピン16を囲うような空洞17cを有して
いる。以上が第一の右ヒンジユニット71の構成説明で
ある。
【0038】次に第一の右ヒンジユニット71と、表示
装置1の第一のヒンジユニット71近傍部との配置及び
形状関係を説明する。同説明を補助するために図7を追
加する。図7は表示装置1の第一の右ヒンジユニット7
1近傍の斜視図を示す。
【0039】同図に於いて1dと1eは表示装置1の凹
形状を形成するテーパー面、1fは長方形断面の穴を示
す。図4に示す様にベース部13の先端部のテーパー面
13bとヒンジスライドピン16の長方形断面の端部は
表示装置1の飛び込んだ状態になっている。それはヒン
ジスライドピン16の長方形断面の端部は表示装置1の
穴1fに入り込み、ベース部13のテーパー部13bが
表示装置1のテーパー部1dと1eに接した状態となっ
ていることを示している。
【0040】すなわち表示装置1を図2で示した第一の
回転中心軸5を中心としたチルト動作を行った場合に発
生する、第一の右回転中心軸51と第一の右ヒンジユニ
ット71部の動作は、表示装置1の回転動作に伴い、ま
ず長方形断面計上簿の先端が表示装置1の穴1fに飛び
込んでいるヒンジスライド15に回転力が伝わり、次に
その回転力がベース部13に伝わる。そこでベース部1
3とベース保持部14の接触面で得られス保持または摩
擦力によりヒンジ効果を得ることができる。
【0041】次に第一のヒンジ解除ボタン3と第一の右
回転中心軸51保持部の構成を、図4を用いて説明す
る。第一の右回転中心軸51の一端面はヒンジスライド
ピン15の長方形断面端部に接しており、もう一つの端
面は第一のヒンジ解除ボタン3の下当接部3bに接して
いる。両端面の間には肩部51aとバネ52bがあり、
第一の右回転中心軸51をヒンジ解除ボタン3の下当接
部3bに押し付ける方向で付勢している。第一のヒンジ
解除ボタン3の下当接部3bとテーパー面3c、上当接
部3dと連なっており、第一のヒンジ解除ボタン3を下
側に押し下げた場合は下当接部3bに接している第一の
右回転中心軸51の端面がテーパー面3cの上面経由し
て上当接部3dに接することができる構造となってい
る。
【0042】以上、図4、図5、図6、図7を用いて説
明したヒンジユニット71と第一の右回転中心軸51と
第一のヒンジ解除ボタン3、及びそれらの近傍の構成及
び構造と、第一の左ヒンジユニット72と第一の左回転
中心軸52が左右対称の同形状、同構造の関係から、第
一のヒンジユニット7及び第一の回転中心軸5及びそれ
らから構成される第一のヒンジ機構500の構成、構
造、及びヒンジ効果機構も説明したことになる。
【0043】また、第二のヒンジ機構600は第一のヒ
ンジ機構500と同形状、同構造の関係から、第二のヒ
ンジ解除ボタン4と、第二の右回転中心軸61、第二の
左回転中心軸62、それらから構成される第二の回転中
心軸6と、第二の右ヒンジユニット81、第二の左ヒン
ジユニット82、それらから構成される第二のヒンジユ
ニット8と、第二のヒンジユニット8及び第二の回転中
心軸6から構成される第二のヒンジ機構600の構成、
構造、及びヒンジ効果機構をも説明したことになる。
【0044】すなわち、もし第二のヒンジ機構600の
ヒンジ係合が解除されている状態で第一のヒンジ機構5
00部を回転中心とした表示装置1のチルト動作を行う
と、第一の右ヒンジユニット71内のヒンジスライドピ
ン15の長方形断面先端部と同形状の第一の左ヒンジユ
ニット内のスライドピンが表示装置1内に飛び込んで保
持されているので、表示装置1の回転動作が最終的には
第一の右ヒンジユニット71内のベース部13とベース
保持部14との接触面で得られる保持または摩擦力と、
第一の左ヒンジユニット内から得られる同様の保持また
は摩擦力により、ヒンジ効果を得る。第二のヒンジ機構
600部を回転中心とした表示装置1のチルト動作の場
合も、同様に、第二の右ヒンジユニット81内からと第
二の左ヒンジユニット82内から保持または摩擦力によ
り、ヒンジ効果を得る。
【0045】次に図4及び図6、および図8から図11
を用いてヒンジ機構解除手段及びその機構の詳細を説明
する。尚本説明は図2におけるヒンジ機構600側を回
転中心として表示装置1をチルト動作する場合を例にす
る。
【0046】前述したように、図4はヒンジユニット7
を構成する右ヒンジユニット71内のヒンジスライドピ
ン15が図7で示した表示装置1の穴1fに飛び込み、
ベース部13の図5で示したテーパー部13bが表示装
置1の図7で示したテーパー部1dと1eに当接するよ
うに表示装置1の凹部に飛び込んだヒンジ係合状態を示
しており、ヒンジスライドピン15はバネ15aによっ
て、ベース部13はバネ13aによって表示装置側に押
し付けられている。また、「T」字状のロックスライド
ピン16の端部は図7で示した表示装置1のテーパー面
1eに後方のバネ16aによって押し付けられ、補助ロ
ックピン17はヒンジスライドピン15の円柱形状部の
下側に配置し、バネ17aによってヒンジスライドピン
15側に押し付けられている。さらに、ヒンジ解除ボタ
ン3はバネ3aによって上側に付勢されており、また第
一の右回転中心軸51はバネ52bによってヒンジ解除
ボタン3側に付勢され、第一の右回転中心軸の図面左側
の端面はヒンジ解除ボタンの下当接部3bに突き当たっ
ている。
【0047】やはり前述したように図6はそのヒンジ係
合状態におけるヒンジスライドピン15とロックスライ
ドピン16、補助ロックピン17の位置関係を示してお
り、特に本説明においては補助ロックピン17頂部の半
球状17bがヒンジスライドピン15の円柱形状部の下
側に配置していることを強調する。
【0048】図8は図4の状態から第一のヒンジ解除ボ
タン3を押し下げ、ヒンジスライドピン15をスライド
させてヒンジ機構を解除した状態図を示す。すなわち、
当初ヒンジ解除ボタン3の下当接部3b面に押し付けら
れていた第一の右回転中心軸51が、ユーザーの指によ
るヒンジ解除ボタン3の押し下げにより、テーパー面3
cを経由して上当接部3d面に至り、第一の右ヒンジユ
ニット71側に移動する。その第一の右回転中心軸51
の移動に伴い、ヒンジスライドピン15は後方のバネ1
5a側に押し付けられる。そしてヒンジスライドピン1
5の円柱部によって下側に押し付けられていた補助ロッ
クピン17が、その円柱部が後方側に移動後にバネ17
aに付勢されて半球状17bが上方に頭を出すように移
動する。その補助ロックピン17の上方側への移動によ
り、後方のバネ15a側に押し付けられたヒンジスライ
ドピン15の表示装置1側への戻り運動をロックする。
【0049】図9は補助ロックピン17によるヒンジス
ライドピン15のロック状態を示した斜視図である。
【0050】図8及び図9にて説明した機構は第一の左
ヒンジユニット側にも同様に発生する。
【0051】以上説明した、ヒンジ解除ボタン3の押し
下げに伴う、第一の右回転中心軸51とヒンジスライド
ピン15の移動と補助ロックピン17によるヒンジスラ
イドピン15へのロックをヒンジ機構解除手段の前半部
と言う事ができる。
【0052】図10と図11はヒンジ解除手段の後半部
を示している。図10は図9の状態から引き続きヒンジ
解除ボタンを押しながら表示装置1を少し持ち上げた状
態を示している。同図において1gは表示装置1の側
面、13cは弾丸形状のベース部13の先端平面を示し
ている。図9においては表示装置1のテーパー面1eは
ベース部13の傾斜面13bに接しているが、表示装置
1を持ち上げようとすることにより、まず、テーパー面
1eはその接している傾斜面13bの垂直方向に負荷を
与える。その負荷により、ベース部13は背面部のバネ
13aを撓ませる方向に傾斜面13bがテーパー面1e
に接しながらスライド移動を開始し、表示装置1の持ち
上がりに伴い側面1gがベース部13の先端平面13c
に接する状態まで移動する。この状態を示した図が図1
0である。尚、同図においてはベース保持部14はべー
ス部13といっしょにスライド移動し、ヒンジスライド
ピン15は補助ロックピン17によりバネ15aを押し
付けた状態を維持している。また、図9の状態では後方
のバネ16aにより先端部が表示装置1のテーパー面1
eに押え付けられていたロックスライドピン16が、表
示装置1の上方への移動によりその押さえ面が無くなっ
た為、表示装置側にある一定量が飛び出した状態にな
る。
【0053】図11は表示装置1を更に持ち上げ、ベー
ス部13との干渉が無くなった状態を示している。この
状態ではそれまで表示装置1によって奥側に押し付けら
れていたベース部13が後方側のバネ13aによって図
4の位置まで逆にスライド移動している。また、ヒンジ
スライドピン15は補助ロックピン17によりバネ15
aを押し付けた状態を維持しており、ロックスライドピ
ン16は一定量飛び出した状態を維持している。
【0054】以上により、ヒンジ機構600側を回転中
心として表示装置1をチルト動作する場合のヒンジ機構
500側の第一のヒンジ解除手段及び機構を説明した。
【0055】図1または図2の状態からヒンジ機構60
0側を回転中心として表示装置1をチルト動作した状態
の斜視図を図12に、そして図3の状態にてのヒンジ機
構600側を回転中心として表示装置1をチルト動作し
た状態を図13に示す。各々の図に示す様に、ヒンジ機
構600側を回転中心として表示装置1をチルト動作す
ることにより、表示装置1の背面側に内蔵されていた、
請求項1では画像または文字読取り装置、請求項2では
印刷装置、請求項3では複写装置を示す9をユーザー側
に露出することができる。
【0056】次に図12または図13の状態から表示器
1aをユーザー側に見易くする方向への表示装置1のチ
ルト動作を説明する。その為には、図12または図13
の状態でヒンジ機構600側を回転中心としヒンジ機構
500側を持ち上げた状態から、同じくヒンジ機構60
0を回転中心としてヒンジ機構500側を閉じる方向に
チルト動作して表示装置1を図1または図2の基本角度
状態に戻し、解除されていたヒンジ機構500のヒンジ
効果を再有効化し、更に今度はヒンジ機構500を回転
中心としてヒンジ機構600側のヒンジ機構を解除して
表示装置1を持ち上げるチルト動作を行うことになる。
本説明では、そのヒンジ機構600側のヒンジ機構解除
手段は前述したヒンジ機構500の解除手段と同じであ
るので特には説明せず、解除されていたヒンジ機構50
0のヒンジ効果の再有効化手段及びその機構を説明す
る。
【0057】図12または図13に示した表示装置1の
状態からヒンジ機構600を回転中心としてヒンジ機構
500側を閉じる方向にチルト動作すると、図11の状
態にまた戻ってくる。図11の状態から更に表示装置1
を閉じていくと、ベース部13の傾斜面13bに表示装
置1の下側角部が接触し、ベース部13を奥のバネ13
aを撓ませる方向にスライド移動させる。図14は表示
装置1の側面1gとベース部13の先端平面13cが接
している状態まで表示装置1を閉じた状態を示してい
る。同図において1hは表示装置1の下側角部を示す。
ロックスライドピン16は表示装置1の下側角部1hに
接触し、まず、先端部が下側にお辞儀運動を成す。その
ロックスライドピンのお辞儀運動により補助ロックピン
17は下側に押し付けられ、それまでヒンジスライドピ
ン15の表示装置1側へのスライド移動をロックしてい
た補助ロックピン17の半球状17bがヒンジスライド
ピン15より下側に下がる為、ヒンジスライドピン15
の表示装置1側へのスライド移動が可能となる。その後
更に表示装置1を閉じた状態を図15に示す。同図にお
いて、スライドロックピン16の先端が表示装置1の下
側角部1hを越え、側面1gと接する状態となるので、
お辞儀していたスライドロックピン16はサイド平行状
態に起き戻り、かつ側面1gによってバネ16a側に押
し付けられる。またヒンジスライドピン15はその先端
面を表示装置1のテーパー面1eに接しさせながら表示
装置1側に移動する。ベース部13は、バネ13aの負
荷により、やはり表示装置1のテーパー面1eと接しな
がら表示装置1側にスライド移動する。その後、スライ
ドピン15は表示装置1の穴1fに入り込む。そして全
ての部品が図4に示した状態に戻り、ヒンジ機構500
のヒンジ効果の再有効化を得る。
【0058】ヒンジ機構500のヒンジ効果の再有効化
を得た後に、ヒンジ機構600側のヒンジ機構を解除す
る第二のヒンジ解除手段によってヒンジ機構500側を
回転中心とした表示装置1のチルト動作を行うことによ
り、表示器1aをユーザー側に見易くすることができ
る。
【0059】ヒンジ機構500側を回転中心として表示
装置1をチルト動作した状態の斜視図を図16に、そし
て図3の状態にてのヒンジ機構500側を回転中心とし
て表示装置1をチルト動作した状態を図17に示す。
【0060】以上により、本発明の請求項1、2、及び
3を説明した。
【0061】図18は本発明の請求項4、5、及び6を
示したもので、18は表示装置1の開閉を検出するセン
サーで、表示装置1が開いたことを検出すると、支持装
置2内に収納され表示装置1に背面部に位置する、請求
項1では画像または文字読取り装置、請求項2では印刷
装置、請求項3では複写装置の9の各々が処理可能とな
るための制御手段発生が駆動する。同図にてセンサー1
8はユーザー側を示すヒンジ機構500側にのみ設置さ
れているので、表示装置1の表示器1aを見易い方向の
ヒンジ機構500を回転中心としたチルト動作を行った
場合は、センサー18は表示装置1が開いたとは検出し
ないので、支持装置2内に収納され表示装置1に背面部
に位置する、請求項1では画像または文字読取り装置、
請求項2では印刷装置、請求項3では複写装置の9は処
理可能とならない。それに対し、請求項1では画像また
は文字読取り装置、請求項2では印刷装置、請求項3で
は複写装置の9を使用する目的でヒンジ機構600を回
転中心としたチルト動作を行うと、センサー18近傍の
表示装置1が開いていくので、センサー18は信号を検
出し、請求項1では画像または文字読取り装置、請求項
2では印刷装置、請求項3では複写装置の9を処理可能
とする制御手段を駆動する。
【0062】図19は本発明の請求項7、8、及び9を
示したもので、図4に示した状態に対しベース保持部1
4の背面に位置する上下方向に可動のベースロック19
を追加した図を示す。同図においてベースロック19は
ヒンジ機構500の第一の右ヒンジユニット71側に配
置された状態を示している。そのベースロック19はベ
ース部13回転軸方向へのスライド移動と同時にスライ
ド移動するベース保持部14の背面に位置している。そ
の状態にて前記したヒンジ機構解除手段を発揮させよう
としても、ベース部13はバネ13a側にスライド移動
できないので、ヒンジ機構を解除することができない。
ヒンジ機構を解除する為には図19に示したベースロッ
ク19を下側にスライド移動してベース保持部14に対
するロックを解除すればよい。つまり、請求項7におい
ては画像または文字読取り装置が処理可能状態に設定さ
れていない場合に、請求項8においては印刷装置が処理
可能状態に設定されていない場合に、そして請求項9に
おいては複写装置が処理可能状態に設定されていない場
合に、ベースロック19を上部側のベース保持部14の
背面部に位置させる、解除禁止手段を行う事により、ヒ
ンジ機構600側を回転中心とした表示装置1のチルト
動作を禁止することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1から9の発
明により、表示装置の大型化と表示を見易くするチルト
動作を満足させると共に表示装置の背面側に配置された
読取り装置、印刷装置または複写装置に対する操作をス
ムースに行うことができる、表示装置の両開きチルト動
作を有する、複合機能の情報処理装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置の斜視図
【図2】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置斜視図の部分投影及び切欠き図
【図3】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置の断面図
【図4】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置のヒンジ機構部断面図
【図5】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置のヒンジ機構を構成する第一の右ヒンジ機
構のベース部、ベース保持部、ヒンジスライドピンの斜
視図
【図6】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置のヒンジ機構を構成する第一の品ジ機構の
ヒンジスライドピンとロックスライドピン、補助ロック
ピンの構成を示す斜視図
【図7】請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す情
報処理装置の表示装置の第一の右ヒンジ機構部の斜視図
【図8】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置のヒンジ解除手段及び機構の前半部を説明
するヒンジ機構部断面図
【図9】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示す
情報処理装置のヒンジ解除手段及び機構の前半部におけ
るヒンジスライドピンと補助ロックピンの位置関係を示
す斜視図
【図10】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置のヒンジ解除手段及び機構の後半部を説
明するヒンジ機構部断面図
【図11】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置のヒンジ解除手段によりヒンジが解除さ
れた状態を説明するヒンジ機構部断面図
【図12】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置の内部に収納された文字読取り装置、印
刷装置、または複写装置をユーザー側に露出させるよう
に表示装置をチルト動作した状態の情報処理装置の斜視
【図13】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置の内部に収納された文字読取り装置、印
刷装置、または複写装置をユーザー側に露出させるよう
に表示装置をチルト動作した状態の情報処理装置の断面
【図14】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置のヒンジ機構再有効化手段及びその機構
の前半部を説明するヒンジ機構部断面図
【図15】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置のヒンジ機構再有効化手段及びその機構
の後半部を説明するヒンジ機構部断面図
【図16】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置の表示器をユーザー側に見易い方向への
表示装置チルト動作を行った状態の情報処理装置の斜視
【図17】 請求項1、2、及び3の発明の実施例を示
す情報処理装置の表示器をユーザー側に見易い方向への
表示装置チルト動作を行った状態の情報処理装置の断面
【図18】 請求項4、5、及び6の発明の実施例を示
す情報処理装置の断面図
【図19】 請求項7、8、及び9の発明の実施例を示
す情報処理装置ヒンジ機構部の断面図
【符号の説明】
1 表示装置 1a 表示器 2 支持装置 3 第一のヒンジ機構解除ボタン 4 第二のヒンジ機構解除ボタン 5 第一の回転中心軸 51 第一の右回転中心軸 52 第一の左回転中心軸 500 第一のヒンジ機構 6 第二の回転中心軸 61 第二の右回転中心軸 62 第二の左回転中心軸 600 第二のヒンジ機構 7 第一のヒンジユニット 71 第一の右ヒンジユニット 72 第一の左ヒンジユニット 8 第二のヒンジユニット 81 第二の右ヒンジユニット 82 第二の左ヒンジユニット 9 請求項1、4、及び7における画像または文字読取
り装置、請求項2、5、及び8における印刷装置、請求
項3、6、及び9における複写装置 13 ベース部 14 ベース保持部 15 ヒンジスライドピン 16 ロックスライドピン 17 補助ロックピン 18 センサー 19 ベースロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP07 BB10 CQ07 2H171 FA01 FA21 GA06 HA31 JA13 JA52 JA53 KA05 KA25 KA26 KA27 RA05 5C062 AA02 AA05 AB00 AD02 AD06 BA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、前記表示装置を支持する支
    持装置と、前記表示装置四側面の第一の側面近傍部を第
    一の回転中心軸として前記表示装置を前記支持装置に対
    して角度変更自在に支持する第一のヒンジ機構と、前記
    第一の側面と対をなす第二の側面近傍部を第二の回転中
    心軸として前記表示装置を前記支持装置に対して角度変
    更自在に支持する第二のヒンジ機構を有し、前記の第一
    のヒンジ機構及び第二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ
    係合している前記表示装置の基本角度状態から前記第二
    の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を変更し
    ようとした場合に前記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を
    解除する第一のヒンジ機能解除手段と、前記表示装置の
    基本角度状態から前記第一の回転中心軸を中心として前
    記表示装置の角度を変更しようとした場合に前記第二の
    ヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第二のヒンジ機能解
    除手段を有し、前記支持装置の前記表示装置背面部に画
    像または文字読取り装置を搭載したことを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 表示装置と、前記表示装置を支持する支
    持装置と、前記表示装置四側面の第一の側面近傍部を第
    一の回転中心軸として前記表示装置を前記支持装置に対
    して角度変更自在に支持する第一のヒンジ機構と、前記
    第一の側面と対をなす第二の側面近傍部を第二の回転中
    心軸として前記表示装置を前記支持装置に対して角度変
    更自在に支持する第二のヒンジ機構を有し、前記の第一
    のヒンジ機構及び第二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ
    係合している前記表示装置の基本角度状態から前記第二
    の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を変更し
    ようとした場合に前記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を
    解除する第一のヒンジ機能解除手段と、前記表示装置の
    基本角度状態から前記第一の回転中心軸を中心として前
    記表示装置の角度を変更しようとした場合に前記第二の
    ヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第二のヒンジ機能解
    除手段を有し、前記支持装置の前記表示装置背面部に印
    刷装置を搭載したことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 表示装置と、前記表示装置を支持する支
    持装置と、前記表示装置四側面の第一の側面近傍部を第
    一の回転中心軸として前記表示装置を前記支持装置に対
    して角度変更自在に支持する第一のヒンジ機構と、前記
    第一の側面と対をなす第二の側面近傍部を第二の回転中
    心軸として前記表示装置を前記支持装置に対して角度変
    更自在に支持する第二のヒンジ機構を有し、前記の第一
    のヒンジ機構及び第二のヒンジ機構の各々機構がヒンジ
    係合している前記表示装置の基本角度状態から前記第二
    の回転中心軸を中心として前記表示装置の角度を変更し
    ようとした場合に前記第一のヒンジ機構のヒンジ機能を
    解除する第一のヒンジ機能解除手段と、前記表示装置の
    基本角度状態から前記第一の回転中心軸を中心として前
    記表示装置の角度を変更しようとした場合に前記第二の
    ヒンジ機構のヒンジ機能を解除する第二のヒンジ機能解
    除手段を有し、前記支持装置の前記表示装置背面部に複
    写装置を搭載したことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の回転中心軸または前記第二の
    回転中心軸のいずれかを中心として前記表示装置の角度
    を前記基本角度状態から変更した時に、前記表示装置の
    前記基本角度以外のある任意の角度状態にて前記画像ま
    たは文字読取り装置が処理可能状態に設定される制御手
    段有することを特徴とした請求項1記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第一の回転中心軸または前記第二の
    回転中心軸のいずれかを中心として前記表示装置の角度
    を前記基本角度状態から変更した時に、前記表示装置の
    前記基本角度以外のある任意の角度状態にて前記印刷装
    置が処理可能状態に設定される制御手段有することを特
    徴とした請求項2記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の回転中心軸または前記第二の
    回転中心軸のいずれかを中心として前記表示装置の角度
    を前記基本角度状態から変更した時に、前記表示装置の
    前記基本角度以外のある任意の角度状態にて前記画像ま
    たは文字読取り装置が処理可能状態に設定される制御手
    段有することを特徴とした請求項3記載の情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記画像または文字読取り装置が処理可
    能状態に設定されていない場合は、前記第一のヒンジ機
    能解除手段または前記第二のヒンジ機能解除手段のいず
    れかを解除禁止とする、解除禁止手段を有することを特
    徴とした請求項1記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記印刷装置が処理可能状態に設定され
    ていない場合は、前記第一のヒンジ機能解除手段または
    前記第二のヒンジ機能解除手段のいずれかを解除禁止と
    する、解除禁止手段を有することを特徴とした請求項2
    記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記複写装置が処理可能状態に設定され
    ていない場合は、前記第一のヒンジ機能解除手段または
    前記第二のヒンジ機能解除手段のいずれかを解除禁止と
    する、解除禁止手段を有することを特徴とした請求項3
    記載の情報処理装置。
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